豊岡市議会 2016-02-26
平成28年第1回定例会(第1日 2月26日)
平成28年第1回定例会(第1日 2月26日) ────────────────────────────────────────────────
平成28年第1回豊岡市議会定例会(第1日)
平成28年2月26日(金曜日)
────────────────────────────────────────────────
平成28年2月26日 午前9時30分開会
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸般の報告
日程第4 報告第1号 専決処分したものの報告について
専決第1号 訴えの提起について
報告第2号 専決処分したものの承認を求めることについて
専決第2号 平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第4号)
専決第3号 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)
報告第3号 平成28年度豊岡市
土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初
予算について
報告第4号 株式会社北前館第24期の決算及び第25期の事業計画に関する書類
について
報告第5号 平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算に係る地方公営企業
法第24条第3項の適用について
第1号議案 豊岡市総合計画の期間延長について
第2号議案 豊岡市
過疎地域自立促進計画の策定について
第3号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について
第4号議案
但馬行政不服審査会設置に関する規約制定について
第5号議案 土地の取得について
第6号議案 工事請負契約の締結について
第7号議案 豊岡市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価について
第8号議案 平成27年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩しに
ついて
第9号議案 平成28年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩しに
ついて
第10号議案 豊岡市
農業共済事業果樹共済に係る
危険段階基準共済掛金率等の
設定について
第11号議案 豊岡市
農業共済事業畑作物共済に係る
危険段階基準共済掛金率等
の設定について
第12号議案 豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について
第13号議案 豊岡市情報公開条例等の一部を改正する条例制定について
第14号議案 豊岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
条例の一部を改正する条例制定について
第15号議案 豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の
採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について
第16号議案 豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第17号議案 豊岡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条
例制定について
第18号議案 豊岡市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例制定につい
て
第19号議案 豊岡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正
する条例制定について
第20号議案 豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する条例制定について
第21号議案 豊岡市消費生活センターの組織、運営等に関する条例制定につい
て
第22号議案
豊岡市立豊岡清掃センターにおける廃棄物の処理に関する条例を
廃止する条例制定について
第23号議案 豊岡市
廃棄物処理手数料条例の一部を改正する条例制定について
第24号議案 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について
第25号議案
豊岡市立高齢者生活支援センターの設置及び管理に関する条例を
廃止する条例制定について
第26号議案
豊岡市立総合健康ゾーン診療所の設置及び管理に関する条例の一
部を改正する条例制定について
第27号議案 豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第28号議案 豊岡市商業者等による
まちづくり推進条例制定について
第29号議案
豊岡市営厚生年金住宅の設置及び管理に関する条例を廃止する条
例制定について
第30号議案 豊岡市立木屋町小路の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例制定について
第31号議案 豊岡市立竹野北前館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例制定について
第32号議案 豊岡市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第33号議案 豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について
第34号議案
豊岡市営移住促進住宅の設置及び管理に関する条例制定について
第35号議案 豊岡市火災予防条例の一部を改正する条例制定について
第36号議案 豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定について
第37号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を
改正する条例制定について
第38号議案 豊岡市教育研修所設置条例の一部を改正する条例制定について
第39号議案
豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を
改正する条例制定について
第40号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)
第41号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)
第42号議案 平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予
算(第4号)
第43号議案 平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予
算(第2号)
第44号議案 平成27年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
第45号議案 平成27年度豊岡市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
第46号議案 平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第5号)
第47号議案 平成27年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)
第48号議案 平成27年度豊岡市
水道事業会計補正予算(第3号)
第49号議案 平成27年度豊岡市
下水道事業会計補正予算(第3号)
第50号議案 平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計補正予算(第3号)
第51号議案 平成28年度豊岡市一般会計予算
第52号議案 平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算
第53号議案 平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算
第54号議案 平成28年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計予算
第55号議案 平成28年度豊岡市
介護保険事業特別会計予算
第56号議案 平成28年度豊岡市
診療所事業特別会計予算
第57号議案 平成28年度豊岡市
霊苑事業特別会計予算
第58号議案 平成28年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計予算
第59号議案 平成28年度豊岡市管理会財産区特別会計予算
第60号議案 平成28年度豊岡市水道事業会計予算
第61号議案 平成28年度豊岡市下水道事業会計予算
第62号議案 平成28年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算
(以上67件、一括上程、説明)
日程第5 第40号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)
(以上1件、質疑、委員会付託)
日程第6 監報第1号 例月現金出納検査結果報告について
監報第2号 定期監査・行政監査結果報告について
監報第3号 財政援助団体等監査結果報告について(豊岡市土地開発公社)
───────────────────────────────
本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸般の報告
日程第4 報告第1号 専決処分したものの報告について
専決第1号 訴えの提起について
報告第2号 専決処分したものの承認を求めることについて
専決第2号 平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第4号)
専決第3号 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)
報告第3号 平成28年度豊岡市
土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初
予算について
報告第4号 株式会社北前館第24期の決算及び第25期の事業計画に関する書類
について
報告第5号 平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算に係る地方公営企業
法第24条第3項の適用について
第1号議案 豊岡市総合計画の期間延長について
第2号議案 豊岡市
過疎地域自立促進計画の策定について
第3号議案 豊岡市辺地総合整備計画の策定について
第4号議案
但馬行政不服審査会設置に関する規約制定について
第5号議案 土地の取得について
第6号議案 工事請負契約の締結について
第7号議案 豊岡市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価について
第8号議案 平成27年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩しに
ついて
第9号議案 平成28年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩しに
ついて
第10号議案 豊岡市
農業共済事業果樹共済に係る
危険段階基準共済掛金率等の
設定について
第11号議案 豊岡市
農業共済事業畑作物共済に係る
危険段階基準共済掛金率等
の設定について
第12号議案 豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例制定について
第13号議案 豊岡市情報公開条例等の一部を改正する条例制定について
第14号議案 豊岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する
条例の一部を改正する条例制定について
第15号議案 豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の
採用等に関する条例の一部を改正する条例制定について
第16号議案 豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第17号議案 豊岡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条
例制定について
第18号議案 豊岡市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例制定につい
て
第19号議案 豊岡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正
する条例制定について
第20号議案 豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する
条例の一部を改正する条例制定について
第21号議案 豊岡市消費生活センターの組織、運営等に関する条例制定につい
て
第22号議案
豊岡市立豊岡清掃センターにおける廃棄物の処理に関する条例を
廃止する条例制定について
第23号議案 豊岡市
廃棄物処理手数料条例の一部を改正する条例制定について
第24号議案 豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定について
第25号議案
豊岡市立高齢者生活支援センターの設置及び管理に関する条例を
廃止する条例制定について
第26号議案
豊岡市立総合健康ゾーン診療所の設置及び管理に関する条例の一
部を改正する条例制定について
第27号議案 豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第28号議案 豊岡市商業者等による
まちづくり推進条例制定について
第29号議案
豊岡市営厚生年金住宅の設置及び管理に関する条例を廃止する条
例制定について
第30号議案 豊岡市立木屋町小路の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例制定について
第31号議案 豊岡市立竹野北前館の設置及び管理に関する条例の一部を改正す
る条例制定について
第32号議案 豊岡市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制
定について
第33号議案 豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する
条例制定について
第34号議案
豊岡市営移住促進住宅の設置及び管理に関する条例制定について
第35号議案 豊岡市火災予防条例の一部を改正する条例制定について
第36号議案 豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定について
第37号議案 豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を
改正する条例制定について
第38号議案 豊岡市教育研修所設置条例の一部を改正する条例制定について
第39号議案
豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を
改正する条例制定について
第40号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)
第41号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)
第42号議案 平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予
算(第4号)
第43号議案 平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予
算(第2号)
第44号議案 平成27年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
第45号議案 平成27年度豊岡市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
第46号議案 平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第5号)
第47号議案 平成27年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)
第48号議案 平成27年度豊岡市
水道事業会計補正予算(第3号)
第49号議案 平成27年度豊岡市
下水道事業会計補正予算(第3号)
第50号議案 平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計補正予算(第3号)
第51号議案 平成28年度豊岡市一般会計予算
第52号議案 平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算
第53号議案 平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算
第54号議案 平成28年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計予算
第55号議案 平成28年度豊岡市
介護保険事業特別会計予算
第56号議案 平成28年度豊岡市
診療所事業特別会計予算
第57号議案 平成28年度豊岡市
霊苑事業特別会計予算
第58号議案 平成28年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計予算
第59号議案 平成28年度豊岡市管理会財産区特別会計予算
第60号議案 平成28年度豊岡市水道事業会計予算
第61号議案 平成28年度豊岡市下水道事業会計予算
第62号議案 平成28年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算
(以上67件、一括上程、説明)
日程第5 第40号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)
(以上1件、質疑、委員会付託)
日程追加 第40号議案 平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)
(委員長報告、質疑、討論、表決)
日程第6 監報第1号 例月現金出納検査結果報告について
監報第2号 定期監査・行政監査結果報告について
監報第3号 財政援助団体等監査結果報告について(豊岡市土地開発公社)
───────────────────────────────
出席議員(24名)
1番 関 貫 久仁郎 2番 前 野 文 孝
3番 浅 田 徹 4番 椿 野 仁 司
5番 井 垣 文 博 6番 松 井 正 志
7番 西 田 真 8番 青 山 憲 司
9番 広 川 善 徳 10番 竹 中 理
11番 古 池 信 幸 12番 奥 村 忠 俊
13番 門 間 雄 司 14番 上 田 倫 久
15番 木 谷 敏 勝 16番 升 田 勝 義
17番 嶋 﨑 宏 之 18番 福 田 嗣 久
19番 野 口 逸 敏 20番 伊 賀 央
21番 井 上 正 治 22番 伊 藤 仁
23番 村 岡 峰 男 24番 上 田 伴 子
───────────────────────────────
欠席議員(なし)
───────────────────────────────
欠 員(なし)
───────────────────────────────
事務局出席職員職氏名
局長 井 﨑 和 義 次長 羽 尻 泰 広
主幹兼庶務係長 前 田 靖 子 主幹兼議事係長 宮 代 将 樹
主幹兼調査係長 山 本 正 明 技能職員 藤 井 正 吾
───────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
市長 中 貝 宗 治 副市長 真 野 毅
副市長 齋 藤 哲 也 技監 山 田 弘
政策調整部長 杉 本 正 憲 政策調整部参事 早 水 博 子
総務部長兼会計管理者 森 田 敏 幸 防災監 垣 江 重 人
地域コミュニティ振興部長
岸 本 京 子 市民生活部長 田 中 道 男
健康福祉部長 福 井 周 治 環境経済部長 井 上 隆 俊
環境経済部参事 上 田 篤 コウノトリ共生部長 本 田 互
都市整備部長 井 上 良 一 城崎振興局長 新 谷 博 志
竹野振興局長 宮 嶋 俊 夫 日高振興局長 和 藤 久 喜
出石振興局長 天 野 良 昭 但東振興局長 谷 岡 慎 一
消防長 中 島 幾 良 上下水道部長 一 幡 和 之
教育委員長 深 田 勇 教育長 石 高 雅 信
教育次長 丸 谷 統一郎 代表監査委員 多 根 徹
農業委員会長 平 田 敏 通 農業委員会事務局長 上 野 吉 弘
総務課長兼選管事務局長
選挙管理委員長 畠 中 隆 夫 成 田 寿 道
総務課参事 熊 毛 好 弘
───────────────────────────────
◎議長挨拶
○議長(椿野 仁司) おはようございます。
開会に先立ちまして、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年1月の城崎町湯島地区の大火から1年が経過いたしました。そして、東日本大震災の発生からは5年が経過しようとしています。被災地では、それぞれ復興に向けた取り組みが進められていますが、その進捗度合いはまちまちで、とりわけ福島第一原発から漏れ出た放射能は、今なお多くの人々をふるさとから遠ざけています。改めて、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い地域の復興とふるさとへの帰郷を衷心より願うものです。
さて、この冬は、例年にない暖冬に見舞われました。
本市とりわけ神鍋地域においては、雪不足による深刻な経済的ダメージをこうむりました。皆様方にお見舞い申し上げるとともに、春以降における誘客促進の取り組みが力強く推進されることを願うものです。
間もなく、野辺には草花が咲き乱れ、コウノトリや数多くの鳥たちが大空高く舞う絶好の季節が訪れようとしていますが、新たな年度を前に、この地に暮らす私たち市民にとって、より一層希望の持てる市政の推進に向け、決意を新たにしたいものであります。
議員各位にはご健勝にてご参集を賜り、本日ここに平成28年第1回豊岡市議会定例会を開会できますことは、市政にとってまことに喜ばしい次第であります。
さて、今期定例会に付議されます案件は、当局提出の報告、事件、条例及び予算の計67件のほか、人事案件1件、補正予算2件が追加提案される予定であります。これらはいずれも重要な案件でありますが、とりわけ新年度の予算は、今後の豊岡市のまちづくりの方向を指し示す重要な案件であります。議員各位には、これらの案件について、市政推進の見地から慎重にご審議を賜り、適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な議事運営に格別のご協力をいただきますことをお願いを申し上げ、開会のご挨拶とさせていただきます。
────────────────────
◎午前9時30分開会
○議長(椿野 仁司) ただいまの出席議員数は24名であります。よって、会議は成立いたします。
ただいまから平成28年第1回豊岡市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
直ちに日程に入ります。
────────・──・────────
◎日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(椿野 仁司) 日程第1は、会議録署名議員の指名であります。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により浅田徹議員、伊賀央議員の両議員を指名いたします。
────────・──・────────
◎日程第2 会期の決定
○議長(椿野 仁司) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。
この際、議会運営委員長の報告を求めます。
16番、升田勝義議員。
○議会運営委員長(升田 勝義) 今期定例会の議事運営についてご報告いたします。
まず、会期については、本日から3月25日までの29日間といたしております。
次に、日程につきましては、本日は諸般の報告の後、当局提出議案を一括上程し、市長の施政方針及び提案説明並びに教育長の教育行政の方針に基づく施策の展開についての説明に続いて、各部長等による議案ごとの説明を受けます。
続いて、第40号議案について、質疑の後、所管の委員会に審査を付託して、本会議を休憩いたします。休憩時間はおおむね60分とし、休憩中に委員会の開催を煩わし、委員会審査の終了を待って本会議を再開し、日程追加により委員会審査を終了いたしました第40号議案を上程し、委員長報告、質疑、討論、表決を行います。
次に、監査報告を受理し、請願・陳情の委員会付託を行い、休会議決、日程通告の後、散会いたします。
続いて、明2月27日から3月6日までを議案熟読のため休会、この間、3月1日正午を質疑・質問の通告締め切りとし、3月7日に本会議を再開し、7日を代表質問、8日、9日及び11日の3日間を個人質問、質疑に充て、質疑・質問が終局した後、各上程議案を所管の委員会に審査付託をいたします。
次に、3月12日から24日までは休会、その間、15日、16日及び17日の3日間を委員会審査に充て、25日に本会議を再開して、委員長報告、質疑、討論、表決を行い、今期定例会を閉会することといたしております。
なお、会期中に当局より人事案件1件、予算2件が追加提案される予定となっておりますので、ご了承願います。
以上、報告のとおり、今期定例会の議事運営について、よろしくご協力をお願いをいたします。
○議長(椿野 仁司) お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月25日までの29日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認めます。よって、会期は、29日間と決定しました。
────────・──・────────
◎日程第3 諸般の報告
○議長(椿野 仁司) 次は、日程第3、諸般の報告であります。
まず、藤本監査委員事務局長より、公務のため本日の会議を欠席する旨の申し出がありましたので、ご了承願います。
次に、議会関係の資料として、去る12月定例会における委員会意見、要望及び当局処理状況、11月27日以降の議会活動報告書並びに委員会開催日程表をそれぞれお手元に配付しておりますので、ご清覧願います。
続いて、去る12月定例会において可決されました意見書案第7号、ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の治療推進を求める意見ほか1件の意見書については、国会及び関係行政庁に対して送付、要望しておきましたので、ご報告いたしておきます。
次に、報道機関並びに議会事務局から写真撮影の申し出があり、これを許可いたしておりますのでご了承願います。
この際、齋藤副市長から兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果等について発言を求められておりますので、これを許可いたします。
齋藤副市長。
○副市長(齋藤 哲也) おはようございます。
それでは、去る2月15日に開催されました平成28年第1回兵庫県後期高齢者医療広域連合議会定例会の会議結果についてご報告いたします。
この定例会では、お手元に配付しております資料1、提出議案等の概要のとおり、議案第1号、平成27年度兵庫県後期高齢者医療広域連合一般会計補正予算(第2号)から同意第1号、兵庫県後期高齢者医療広域連合監査委員選任の件までの14件及び請願1件の計15件について審議が行われました。内容につきましては、記載のとおりでございます。
次のページ、資料2をごらんください。会議結果について申し上げます。
会議結果は記載のとおりでございますが、議案第10号及び議案第13号につきましては、一部議員から、保険料の値上げ、不均一化廃止に反対の立場から意見が出されましたが、賛成多数により、議案第10号及び議案第13号は原案のとおり可決、議案第1号から同意第1号までのその他の議案につきましては、格別異議なく可決、同意されました。
次に、請願1号につきましては、請願趣旨は高齢者の切実な要求であり、採択すべきとの賛成討論がありましたが、賛成少数により不採択となりました。
一般質問では、軽減特例を継続するように国に要望すべきだ、特定健診の受診率を上げるよう努力すべきだ等の意見が出されていました。
次に、資料3をごらんください。平成28、29年度の保険料改定内容についてご説明申し上げます。平成28、29年度の保険料は、前回、平成26年度の改定に比べ、1人当たりの医療給付費の増加や後期高齢者負担率の引き上げ等により大幅な上昇が見込まれましたが、平成27年度末の給付費準備基金のうち73億円を取り崩すことにより上げ幅を抑制しようとするものでございます。
この結果、1の兵庫県全体の年間保険料は、表1のとおり均等割額では、現行より690円アップの4万8,297円、所得割率では、現行より0.47ポイントアップの10.17%となります。また、1人当たり平均の年間保険料額は、表2のとおり、現行より305円ダウンの7万7,109円で、伸び率はマイナス0.39%になります。表3は、保険料増加抑制措置を講じなかった場合の保険料額でございます。
次に、保険料の賦課限度額は、2のとおり、現行57万円から変更はございません。
また、資料は添付していませんが、低所得者軽減の2割、5割軽減対象の拡大が図られています。
最後に、今回の議案第10号で、平成28年度及び29年度保険料改定の条例改正があり、合わせて豊岡市と香美町の一部地区において適用されている、離島その他の医療の確保が著しく困難である地域、無医地区等における不均一保険料について、平成28、29年度は激変緩和を図るため1割軽減とし、30年度から軽減制度が廃止されることになりました。今後、該当地区の皆様には、制度廃止につきましてご理解を賜るべく、丁寧な周知を図ってまいりたいというふうに考えています。
なお、議案書、配付資料につきましては、議会事務局に提出いたしております。
また、広域連合のホームページには、会議結果並びに改正された条例等が今後掲載される予定でございますので、あわせてごらんいただければと思います。
以上で報告を終わります。
○議長(椿野 仁司) 質疑はありませんか。
20番、伊賀央議員。
○議員(20番 伊賀 央) 特に通告もしておりませんので、もし数字がわかればということでお尋ねをしたいと思うんですが、まず、給付費準備基金のうちという部分に関連して、今、県のほうで給付費準備基金というのが残り幾らあるのかというのが、もしわかりましたらお伝えを願いたいと思います。
それから、30年度から豊岡が関係する軽減措置の部分についてなんですが、これも、30年度から豊岡が具体的にどのような影響を受けるのか、この部分についても、もしお手元にありましたら少しお伺いをしたいと思います。
○議長(椿野 仁司) 齋藤副市長。
○副市長(齋藤 哲也) まず、給付費の準備基金の残高の関係でございますが、27年度末の予定が111億4,000万円でございます。それから、今説明しました73億円を取り崩しますので、残高の見込みといたしましては、38億4,000万円程度というふうになっております。この金額は前々回も改定いたしております23年あるいは25年度の末の残高とほぼ相違しない形になります。
それから、保険料軽減の廃止に伴います影響額でございますが、豊岡では3地区で、そのことの改正がなされます。1地区では年間に877円高くなります。もう一つの地区では5,511円、もう一つの地区では4,235円、これは1人当たりの平均でございます。以上です。
○議長(椿野 仁司) ほかにありませんか。
ないようですので、以上で諸般の報告を終わります。
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◎日程第4 報告第1号~報告第5号及び第1号議案~第62号議案
○議長(椿野 仁司) 次は、日程第4、報告第1号ないし報告第5号及び第1号議案ないし第62号議案、専決処分をしたものの報告について、ほか66件を一括議題といたします。
これより、市長の施政方針、並びに提案説明を求めます。
市長。
〔中貝宗治市長 登壇〕
○市長(中貝 宗治) おはようございます。
平成28年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろのご精励に対し深く敬意を表します。
今議会は、平成28年度の当初予算を初め、諸案についてご審議いただく極めて重要な定例会です。本日、私から提出いたします案件は、報告事項5件、事件決議11件、条例28件、予算23件の合計67件です。なお、会期中に人事案件1件、予算2件の合計3件を追加提出する予定としておりますので、あらかじめご了承賜りたいと存じます。
ここで、平成28年度の本市のまちづくりと市政運営に当たる私の所信を述べさせていただきます。
最大の課題は、地方創生、すなわち人口減少対策です。
昨年10月、豊岡市の人口ビジョンと地方創生総合戦略を策定しました。この中で、今後、際限なく続くと見込まれる豊岡市の人口減少の要因は、1、高校卒業後の就職・進学期に大きな転出超過が起き、専門学校・大学卒業後の就職期に転入超過となるものの、トータルとしては若者層の大幅な転出超過になること、2、その結果、未婚率の上昇と相まって出産適齢期の夫婦の数が減少して少子化の原因となり、3、その減少した子供たちが成長して高校卒業後にまた大幅な転出超過となるということの悪循環にあると分析しています。
大学等がないことから、高校卒業後の転出超過は仮にやむを得ないとしても、なぜ大学等の卒業後に若者たちは帰ってこないのか、その最大の要因は、社会的・経済的・文化的に豊かな都市と貧しい地方という非常に強いイメージにあると私たちは考えています。豊岡に帰るのは何となく都落ちするような気がする、豊岡と大都市には大きな格差があり豊岡は劣っている、豊岡に住む多くの大人たちもその同じイメージの中に閉じ込められています。
では、豊岡は貧しくつまらないのか。イメージは一面の真実であり、一面の真実でしかありません。私たちは、豊岡には大都市とは異なる価値観に基づく豊かさと楽しさ、やりがいのある仕事があるということを若者やみずからに訴え、その実を強めていく必要があります。
その推進力として、市の戦略では、ローカル&グローバルという旗印を掲げています。グローバル化の進展に伴い、世界が急速に同じ顔になり、文化的につまらない世界が広がっています。そのような中にあって、ローカルであること、地域固有であることが世界で輝くチャンスになります。しかも、グローバル化の進展によって世界は急速に小さくなりつつあります。豊岡のような小さなまちでも直接に世界の人々と結びつくことが可能になってきました。
そこで、豊岡の地域固有なもの、意識してローカルであることを基礎にして、ダイレクトに世界と結びついて世界の中で輝き、そのことをみずからの誇りやまちづくりのエネルギーへとつなげ、同時に、豊岡のより豊かで楽しい暮らし、やりがいのある仕事の創出や発見につなげていこうという作戦です。
それは結局、これまで進めてきた小さな世界都市戦略を、人口減少に対する単なる適応策でなく、人口減少の要因そのものに手をつける戦略として明確に編集し直すということでもあります。
私たちは、既に方向が強固に固まった人口減少トレンドを相手に、圧倒的に不利な闘いに挑もうとしています。しかし、巧みに戦略を立て、巧みに戦略を練り直しながら市民と総力を挙げて進めば、チャンスはあると信じています。
平成28年度は、その実質的スタートの年として全力で走ってまいります。
平成28年度予算の概要について申し上げます。
新年度予算の打ち出しを地方創生・キックオフとしています。
まず、歳入についてです。本市の平成28年度予算の歳入については、平成27年度当初予算と比較して、前年所得に対して課税される個人市民税、法人市民税は、平成27年度の経済状況を踏まえ増額としています。また軽自動車税については、税率改定による増額を見込んでおり、市税全体で1億6,965万9,000円の増額としています。また、地方交付税については、普通交付税は、合併算定がえの縮減、公債費の事業費補正減額などによる基準財政需要額の減額、税収の増加等による基準財政収入額の増加及び過年度の交付税の錯誤措置などにより6億円を減額、特別交付税は、ここ数年の決算状況から5,000万円の増額としています。市債については、消防救急デジタル無線整備の完成、北但ごみ処理施設整備の進捗等により、9億2,230万円の減額となっています。自主財源は歳入全体の32.5%で、平成27年度と比較して1.4ポイント改善されましたが、依然脆弱な財政構造が続いています。
歳出については、基礎自治体の基本である市民の日々の暮らしを支えることを基本としつつ、豊岡市地方創生総合戦略を本格的に展開して人口減少トレンドに立ち向かい、また、コミュニティ、災害、経済、財政の4つの危機の克服に的確に対応する施策に重点的な予算づけを行いました。
一般会計では総額488億9,611万7,000円、平成27年度当初予算対比1.3%減の予算としています。
平成28年度当初予算全体としては、一般会計のほか8つの特別会計の予算総額216億2,184万5,000円及び3つの企業会計の予算総額149億8,799万5,000円を合わせ、総額855億595万7,000円、平成27年度当初予算対比0.5%の減となっています。
合併特例が平成32年度で終了し、平成28年度から普通交付税の合併算定がえが段階的に縮減されていくなど、今後ますます厳しくなる財政状況を見据え、必要不可欠な事業を前倒しするなど、後年度の行財政運営に配慮して編成しました。
投資的経費は72億8,399万4,000円で、北但ごみ処理施設や運動公園整備の進捗等により、平成27年度予算と比べ、マイナス19.1%、17億1,614万7,000円の減額となっています。平成28年度も、行政改革を着実に実行するとともに、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進めます。
また、歳入面でも自主財源について積極的に確保を図るなど中長期的な視点に立ち、効率的で持続可能な財政運営に努めてまいります。
なお、地方創生を推進するための事業を当初予算案に計上していますが、このうち、特に地方創生の推進に効果があると国が認める事業については、補助率10分の10の地方創生加速化交付金が交付されます。この場合、認められた事業を平成27年度補正予算として組み直し、当該事業を当初予算から除く所要の予算措置を会期中に行いたいと考えています。
続いて、平成27年度補正予算で予算化し、平成28年度に繰り越して実施する事業を含め、平成28年度に取り組む主な施策等について、総合計画の体系に沿ってご説明申し上げます。
なお、教育行政の方針に基づく施策の展開については、教育長から別途ご説明申し上げます。
第1に、安全に安心して暮らせるまちについてです。
防災・減災力の向上、消防体制の充実を図るとともに、防犯意識の高揚に努め、安全な暮らしづくりを進めます。また、生活習慣病予防や健康づくりの支援などにより、安心して穏やかに暮らせるまちづくりを進めます。
具体的には、安全を守るまちづくりとして、一日市排水機場の経年劣化した機械施設等を平成28年度から2カ年で更新・補修するとともに、津波災害時に迅速に避難できる体制を構築するため、無電源式の津波避難場所用鍵ボックスを沿岸部の5施設に設置します。また、内水対策として、日高町道場排水区における流域の現況調査と雨水貯留施設による久斗川・中川雨水幹線への流出抑制効果の検証をします。
消防体制では、豊岡消防署配備の老朽化した水槽つき消防ポンプ自動車を更新します。
安全な暮らしでは、地域団体への防犯カメラの設置補助を行うとともに、地域で所有している防犯灯のLED化を促進するため、補助対象数を今までの年間約600基から約1,000基にふやします。また、安全・安心な消費生活のため、引き続き消費生活相談員の研修強化や出前講座等での啓発を通して、消費生活センターの充実、強化を図ります。
安心しておだやかに暮らせるまちづくりとして、健康ポイント制度や玄さん元気教室の普及・拡大、歩キングの推進を図ります。安全・安心な医療を提供するため、市立診療所の資機材の整備、施設の改修を行います。高橋診療所は、今年6月に新医師を迎えるに当たり、屋根、内外壁等の大規模補修工事を行うとともに、新医師の医療方針を踏まえ必要な医療機器設備を充実させます。
高齢者福祉では、人生80年いきいき住宅助成事業について、新たに、要介護認定を受けていない60歳以上の人を対象とする一般型も実施し、手すりの設置等を補助することで、転倒・骨折などの防止につなげます。また、高齢者の介護予防、健康づくり等の場として整備した竹野多目的屋内運動広場について、経年劣化した屋根を含む躯体全体やグラウンドの改修、照明機器の更新を行います。
障害者福祉では、障害者基本法に基づき、平成29年度から4年間を計画期間とする豊岡市障害者計画を策定します。
豊岡斎場については、設備の老朽化に対応し、平成28年度から2年をかけて火葬炉の全面改修や必要な機械設備等の入れかえ工事を実施します。
第2に、人と自然が共生するまちについて申し上げます。
コウノトリも住める豊かな環境と豊岡型ライフスタイルの創造により、人と自然が響き合うまちづくりを進めるとともに、バイオマスの活用による循環型のまちづくりを推進します。
具体的には、人と自然が響き合うまちづくりとして、加陽湿地拠点の整備を行います。
環境基本計画については、平成28年度末で計画期間が終了するため、第2次豊岡市環境基本計画の策定を行います。また、豊岡らしさを生かした豊岡型ライフスタイルの実現に向けて、中筋地区の雪室実証実験等の取り組みを進めます。
循環型のまちづくりについては、バイオマスタウンを推進するため、公共施設に導入したペレットストーブ、ペレットボイラーの排気管改良工事、保守点検等を行います。
第3に、持続可能な力を高めるまちについて申し上げます。
経済成長戦略を中心として農林水産業、商工業、観光・サービス業など産業全般にわたる振興策を強化し、地域経済を元気にするまちづくりを進めます。また、道路網の整備、公共交通の確保・充実、地域情報化の推進などにより、にぎわいと魅力あるまちづくりを進めるとともに、活力を生むまちづくりを推進します。
具体的には、地域経済を元気にするまちづくりとして、城崎文芸館の入館者の増加を図るため、誰もが集えるオープンスペースを設置し、入館料対象となる展示コーナーを充実させます。玄武洞公園については、県道整備に伴い沿道のトイレを撤去し、公園内に新たなトイレを設置します。また、ユネスコ世界ジオパークをアピールするため、公園休憩棟スクリーンのコンテンツ追加等を行います。道の駅神鍋高原については、老朽化した空調機器の更新、食事処かんなべの床の改修等を行います。
農業では、広域基幹農道の安全・安心な交通を確保するため、農道橋耐震補強に係る事業計画を策定するとともに、農道の舗装修繕等を実施します。特に市場ニーズが高いコウノトリの舞認定の豊岡ぶどうについては、市場価値のさらなる向上を目指し啓発事業を展開します。
農業基盤整備としては、老朽化した田鶴野排水機場の開閉ゲート等の修繕工事を実施します。また、蓼川用水路の補修、下鶴井区の圃場整備に向けた設計を行います。
林業では、持続可能な森づくりを目指し、森林再生戦略に基づき、施業地の確保や搬出間伐の計画的な集約化施業を実施します。
水産業では、田結漁港の漂着ごみ、堆砂対策として、平成28年度から3カ年をかけて既存防波堤を西に100メートル延伸する工事を行います。
企業誘致については、工場等の新増設に係る賃借料の一部を補助し、企業立地を促進します。また、北近畿豊岡自動車道の関連で県が建設する県道但馬空港線の沿線土地について、県工事で造成される平場の、企業立地用地としての利用可能性について調査検討を行います。
にぎわいと魅力を創るまちづくりとしては、総合的な土地利用を行うため、戸牧等21大字で地籍調査を行います。道路網では、市道江野畑野線等の整備、市道弘原坪井線等の大規模舗装修繕、市道森本御又線等の側溝修繕、市道赤崎江原線等の道路構造物長寿命化などを進めます。
橋梁については、平成21年策定の橋梁長寿命化修繕計画に基づき、平成27年度までに34橋の修繕を実施しました。道路法施行規則の改正で5年に1回の点検が義務づけられたことを受け、点検結果に基づく修繕計画の見直しを行います。
雪害対策では、適切な除雪体制の構築を進めるため、民間気象情報会社の気象情報を利用した除雪の待機指示等を全市域で実施するとともに、消雪施設の修繕等を行います。
首都圏からの誘客を促進するため、航空会社と一体となって東京都内でのPR活動を強化し、東京乗り継ぎ利用に重心を置いた但馬-伊丹路線の利用促進に努めます。
地域情報化では、市内の情報通信格差を是正するため、竹野町坊岡、出石町和屋、但東町奥赤の3地区における携帯電話基地局を整備します。
活力を生むまちづくりについては、現在、地域おこし協力隊の5人の隊員が竹野、出石、但東地域で活動しています。地域の活性化や持続可能な地域づくりをさらに推進するため、平成28年度に新たに11人の隊員を委嘱する予定にしています。
第4に、未来を拓く人を育むまちについて申し上げます。
音楽会の開催や子育て、教育環境の整備などにより、健やかで心豊かな子どもを育むまちづくりを進めます。
具体的には、健やかで心豊かな子どもを育むまちづくりとして、子供たちが豊岡で世界と出会う音楽祭「おんぷの祭典」や障害者等へ勇気と熱いメッセージを送る、ふれあいコンサートを実施します。
五荘第2放課後児童クラブについては、開設場所である旧五荘公民館の老朽化のため、平成28年度から2カ年計画で専用施設として現在地での建てかえを行います。
児童生徒の健康診断票については、電子化を行い、小・中学校9年間の健康診断結果データを継続管理します。これにより、保健事務と児童生徒の保健指導の効率化を図ります。
子どもの野生復帰大作戦については、子供などを対象にした四季型周年プログラムのほか、地区公民館を拠点に特色あるプログラムを展開する出向く野生復帰大作戦や公開野生復帰まつりを実施します。
第5に、人生を楽しみお互いを支え合うまちについて申し上げます。
さまざまな学習の機会と場が提供され、歴史、伝統や香り高いすぐれた文化・芸術に触れることにより、お互いを尊重し、誰もが日々の暮らしを楽しむことのできるまちづくりを進めます。
また、新しい地域コミュニティの取り組みにより、お互いを支え合うまちづくりを促進します。
具体的には、日々人生を楽しむまちづくりとして、図書館本館の照明器具のLED化、空調設備の更新、図書館情報システム端末機器の更新を行います。
日本・モンゴル民族博物館については、平成28年度に開館20周年を迎えるため、市民の皆様と祝う記念行事等を開催します。
市立美術館「伊藤清永記念館」については、利用者の利便性の向上を図るため、館内トイレや展示室内装をリニューアルするとともに、子供たちが夢を抱ける美術館を目指し、喫茶室をワークショップや交流スペースとして整備します。
植村直己冒険賞については、平成28年度に20周年を迎えます。この節目に、歴代の受賞者を豊岡に招き、記念講演会や市民との交流事業を実施し、植村直己の精神を広く伝えていきます。
出石永楽館については、利用者の利便性、安全性を確保するため、トイレの改修や経年劣化した舞台設備の修繕を行います。
日高文化体育館については、老朽化したステージ吊り天井の補修とトイレの一部洋式化を行います。
出石野球場については、経年劣化した内野・外野グラウンドやスコアボードの改修、防球ネットの設置に向けた実施設計を行います。
円山川運動公園の移転整備については、過日、地権者の皆様全員と移転用地取得に係る仮契約が済み、今議会に土地取得の議案を提出しています。実施設計については、環境への配慮を含め、地元や関係機関と十分協議を行いながら進めており、今年3月末に設計を終える予定です。整備工事は、平成28年度から2カ年間を予定しています。
お互いを支え合うまちづくりとして、地域コミュニティ崩壊の危機に対応するため、新しい地域コミュニティづくりを地域の皆様とともに着実に進めてまいります。
平成29年4月の地区公民館からコミュニティセンターへの移行に向け、現在、25地区でモデル地区の取り組みが進められています。平成28年度は残る4地区でもこの取り組みが始められます。引き続き、コミュニティ支援員の派遣や財政支援を行います。
また、この拠点となる施設等の充実を図るため、竹野南、西気両地区公民館の整備、三方、国府、清滝各地区公民館の改修のほか、必要な施設修繕、備品整備を行います。
第6に、市政の運営について申し上げます。
それぞれの地域の固有の自然、歴史、伝統、文化を尊重し、特色あるまちづくりを進めます。
具体的には、特色ある地域の成長と連携として、各地域の特徴を生かした事業推進により、地域の振興を図るとともに人口減少の緩和を目指します。
城崎振興局では正規で働く若い人がふえているを戦略目的とし、繁忙期と閑散期の観光客の入り込み差を少なくし、旅館等における通年での若い人の正規雇用化を目指します。そのため、閑散期の観光客増加につながる城崎温泉夢花火事業等への支援、城崎ヤングワーカー魅力アップ調査事業による若者の就労に関する調査研究等への支援を行います。
竹野振興局では、竹野の海・山・川と共生して暮らす若者がふえているを戦略目的とし、仕事づくり、地域の魅力づくり、情報発信、次世代教育に取り組みます。そのために、焼き杉板の町並みの学術的調査、小・中学校を対象にした地域学習、旧大森小学校の修繕を行うとともに、なりわいづくりとして新規就農者の育成、芸術家の創作活動に伴う住まいの提供、海上アスレチック及び体験用資機材の整備への支援を行います。
日高振興局では、日高で暮らす若い人がふえているを戦略目的とし、起業したい人を対象に、販売する場所、機会を提供するなどの支援を行います。そのため、神鍋地域の空き民宿、ペンション等の実態調査、神鍋の高原キャベツなど、日高地域特産の農林水産物を使った新商品開発、販路開拓、地元食材を使った競技者用アスリート食の普及、PR活動などへの支援を行います。
出石振興局では、楽しんで出石に暮らす若者がふえているを戦略目的とし、城下町と伝統産業などを生かして観光客の増加を図り、産業の発展、雇用促進につなげます。そのため、辰鼓楼の耐震設計と周辺の堀の水質浄化を行うとともに、移住定住者向け住宅店舗の活用、伝統産業の出石焼の宣伝、販売促進などへの支援を行います。
但東振興局では、但東の人口の減少が緩やかになっているを戦略目的とし、未婚者の結婚の促進、移住する若い人の増加、働く場所の増加の取り組みを進めます。そのため、婚活リーダーの養成、教育民泊の推進、若い家族への賃貸住宅の提供を行うとともに、若者のネットワークづくりへの支援を行います。
なお、今議会に、特定公共賃貸住宅中山向町住宅5戸を移住促進住宅に用途変更する条例案を提出しています。
参画と協働のまちづくりについては、市民と行政の協働推進指針に基づき、福祉や子育て、環境などさまざまな分野で、市民やNPO、各種団体、企業などと行政が適切な役割分担と連携を図りながらまちづくりを進めます。
また、男女共同参画社会づくりを推進するため、平成29年度から5年間を計画期間とする第3次豊岡市男女共同参画プランを策定します。
新しい時代にふさわしい行政経営については、第3次行政改革大綱等に基づき行政改革を推進するとともに、地方公会計に対応し標準ソフトウエア、ハードウエア等の導入及び財務会計システムの改修を行います。
また、地方創生を戦略的に進めるため、平成27年度に設置した地方創生戦略アドバイザーのほかに、新たに分析の専門家を推進アドバイザーとして加えます。
人材の育成については、職員の資質向上のため、内閣府、環境省、日本政府観光局、兵庫県立大学大学院、東邦物産株式会社等への職員派遣を行うとともに、引き続き豊岡稽古堂塾を開講します。
続いて、主要事業について申し上げます。
まず、地方創生事業について、戦略体系図に基づき主な項目についてご説明申し上げます。
戦略では、暮らすなら豊岡と考え、定住する若者がふえていると多くの子供でにぎやかな家庭を持つ若者がふえているの2つを、5年程度で達成したい状態である戦略目的として設定しています。
第1の戦略目的、暮らすなら豊岡と考え、定住する若者がふえているを達成するため、4つの主要手段を掲げ、取り組みを進めます。
まず1つ目の主要手段、豊岡の暮らしの豊かさが内外に知られている、すなわち情報発信について申し上げます。
その具体的手段、ウエブやSNS等で豊岡の情報が共有されているについてです。
平成27年度中に策定する移住定住促進プロモーション戦略に基づき、豊岡市が移住意向者の移住先として認知され、選択肢に加えられるよう情報発信します。豊岡らしい地域の価値に重点を置き、豊岡の「ヒト」や「コト」などの実体を、ウエブマガジン、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など各種メディアを活用してPRします。また、情報発信ツールとしてパンフレット、動画、ウエブサイト等の作成を行います。
次に、具体的手段、移住に必要な情報が得られるワンストップ窓口があるについてです。
まず、移住定住促進事業として、移住意向者に対して情報提供やコーディネートを一括して実施する総合窓口を設置します。また、移住意向者を対象とした事業の企画立案や事業推進に係る必要知識を習得するための学びの場、トヨオカム塾を開催するとともに、移住者が過疎地域や辺地集落の空き家を購入、賃借する場合は、必要な改修費を助成します。移住意向者を対象とした先輩移住者の体験談や豊岡の暮らしを知る会を開催するとともに、現地案内や地域紹介を行う現地案内人に対する支援を行います。
さらに、移住定住促進プロモーション戦略事業として、先輩移住者による暮らしの今を伝える話や暮らしのリアルな情報を伝える相談会、豊岡暮らしカフェを大阪で開催します。
2つ目の主要手段、人々が豊岡の豊かな暮らしを楽しんでいる、すなわち高付加価値化、成熟化について申し上げます。
その具体的手段、やりがいと安定した収入が得られる仕事がふえているについてです。
豊岡において、いわゆる外貨を最も稼いでいる産業は、宿泊業とかばん製造業です。そこでまず、この2つを振興して地域経済の活性化を図るとともに、若者にとって魅力的な職場の創出と発見につないでいきます。宿泊業については、特にインバウンドで閑散期を埋め、通年雇用の創出につなげます。詳細は、後の世界中から人々が来訪し、豊岡を楽しんでいるの項で述べます。
市のかばん製造業については、平成26年工業統計によると、工業出荷額は112億8,000万円で、平成22年と比べ36億1,000万円、47.1%増加しています。しかも、トヨオカ カバン アルチザン スクールや鞄縫製者トレーニングセンターには、全国から受講生が来ています。
他方で、市が、鞄協会に所属する企業のうち13社から聞き取りを行ったところ、今後5年間で従業員を計240人ふやしたいとするものの、応募が少なく、人手不足の状況であることがわかりました。このため、若者のうち、かばん業界で働く可能性の高いターゲット層を調査し、その層に対するSNS等を利用した情報発信を行うこととします。
また、かばん業界への就職に興味を持つ若者のインターンシップを実施するとともに、インターンシップに必要な交通費等の一部を補助します。並行して、平成27年度に開始した革製鞄・革小物生産能力育成事業に取り組み、産業規模と魅力的な仕事の拡大に努めます。
農業では、コウノトリ育むお米ブランド化推進事業によって、農業者のやりがいと収入アップにつなげてまいります。
まず、輸出についてです。
平成26年度から海外輸出に向けた検討業務を東邦物産株式会社に委託し、イタリア(ミラノ)、アメリカ(ニューヨーク)、シンガポールの3カ国を重点推進国として、市場調査や現地での販売等を実施してきました。平成28年度は、これら3カ国で、より実践的な販売促進イベントの開催、商標取得などを行うことにより、さらなる海外販路の開拓を図ります。
コウノトリ育む農法の新品種試験栽培実証事業にも取り組みます。現在、コウノトリ育むお米の無農薬栽培米は、慣行米と比べ、JAたじま買い取り価格で約1.8倍高く取引されています。また市場では、美味しさや品種による差別化を求める声が強くなっています。
そこで、市場ニーズの高い無農薬栽培の普及を推進するため、引き続きポット成苗による無農薬栽培実証事業などを進め、栽培技術の確立に努めます。ポット成苗と有機野菜との栽培を両立させる新たなビジネスモデルについても、引き続き構築を目指してまいります。
また、市場価値が高く、良食味米として人気の高い品種、いのちの壱を、発見者である株式会社龍の瞳の協力を得て、市内で試験的に栽培し、さらなるブランド化や生産者所得向上の可能性を探ってまいります。
次に、具体的手段、新たな事業や仕事にチャレンジする人がふえているについてです。
まず、新規就農総合支援事業の取り組みです。将来の豊岡農業を担う若い農業者を確保するため、現在、豊岡農業スクールによる新規就農者の育成、園芸用ハウスの整備費補助などを行っています。
平成28年度は、新たに新規就農者等に対し、独立自営就農に必要な農業用機械等の導入への補助、都市部などから豊岡市へ移住する新規就農者や豊岡農業スクール生への家賃補助を実施します。また、農業に興味を持つ都市部の若者に対し、豊岡農業を短期間体験する機会を提供し、将来の移住定住、就農につなげてまいります。
次に、コワーキング豊岡整備事業の取り組みです。但馬地域地場産業振興センターについて、老朽化に伴うエレベーターや電気設備、空調設備等の大規模改修工事を行うとともに、新たにコワーキングとシェアオフィス機能を付加します。現在、鞄協会が所有している5階のホールと会議室を市が無償で譲り受け、じばさんに貸し付けた上で、じばさんがコワーキングとシェアオフィスの機能を持つ部屋と、2つの貸し事務所を整備します。貸し事務所の一つには、平成28年度に設立予定の豊岡版のDMOの入居を予定しています。
次に、具体的手段、自分の時間を持ち、暮らしを楽しむ人がふえているについてです。
文化芸術事業の連携や市民による文化芸術の質の向上によって、市民が暮らしの豊かさを実感できるまちづくりを進めます。また、文化芸術の指針となる文化芸術振興計画の平成29年度の策定に向けて、策定委員会等の設置、アンケート調査等を行います。
3つ目の主要手段、豊岡で人々が世界と出会っている、すなわちローカル&グローバルについて申し上げます。
その具体的手段、世界中から人々が来訪し、豊岡を楽しんでいるについてです。
まず、豊岡版のDMO設立についてです。官民共同でDMOを設立します。DMOは、デスティネーション・マネジメント/マーケティングオーガニゼーションの略で、観光地全体のマーケティングを行う組織、といった意味です。みずからも収益事業を行いますが、最大の狙いは、地域の稼ぐ力を引き出し、高めること、地域の事業者の売り上げと利益のアップを目的としています。そのために、通信会社から移動情報などのマーケティング情報を継続的に収集、分析し、マーケティング戦略の策定、推進を行います。
当初の設立メンバーは、市、但馬銀行、但馬信用金庫、全但バス、京都丹後鉄道を運営するウィラーグループを想定しています。また、収益事業として、外国人向け宿泊予約サイトの運営、着地型ツアーの企画販売、外国人富裕層向けの少人数グループ企画旅行などに取り組みます。設立時期は今年5月ごろとし、組織形態は一般社団法人を予定しています。
関連して、観光動態見える化事業の取り組みです。スマートフォンユーザーの位置情報を通信会社から取得し、観光客の動きに関するデータを収集、分析し、観光動態を見える化します。これにより、どこから、どんな人が、どれくらい、どのような交通手段で来訪し、どこに滞在したのかなどがわかるようになります。このデータを活用し、来訪者の現状把握をし、ターゲットを絞った誘客、周遊促進など具体的な取り組みに生かしてまいります。
外国人観光客プロモーション事業も加速します。昨年の本市の外国人宿泊客数は3万4,318人で、対前年比約2.3倍に増加しました。海外への情報発信をさらに強化するため、ターゲット市場であるヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアの3市場において観光レップと呼ばれるPR代行事業者に現地メディア等に対する豊岡の情報発信を委託し、プロモーション活動を行います。また、豊岡市英語・フランス語版ホームページ「Visit Kinosaki」を活用し、ウエブ上での販売促進を行うとともに、市内の周遊ルートを提案する着地型パンフレットを作成し、外国人観光客の市内での回遊性を高めます。あわせて、2020年に豊岡市全体で外国人宿泊者数10万人の目標を達成するため、訪日外国人の受け入れ体制の実態を全市的に調査し、現状の把握と課題整理を行い、ソフトとハードにわたるインバウンド受け入れ体制の整備計画を策定します。
城崎国際アートセンターを拠点とする全国、世界のすぐれたアーティストとの結びつきをさらにさらに強めてまいります。
4つ目の主要手段、子供たちのふるさとへの愛着が育まれている、すなわち次世代育成について申し上げます。
その具体的手段、子供たちが豊岡のことをよく知っている、子供たちが豊岡で外国人とのコミュニケーションを楽しんでいる及び子供たちの創造の翼、行動の翼が世界に羽ばたいているについてです。
ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育の3つを柱とするローカル&グローバル学習の時間の実践により、自分のまちについて誇りを持ちながら、英語というツールを使って、表現力豊かに世界中の人々とコミュニケーションができる子供たちの育成を目指します。
ふるさと教育では、コウノトリ、ジオパーク、産業・文化を共通のテーマに、豊岡のひと・もの・ことに学び、ふるさとを自分の言葉で語り、誇れる力の育成を目指します。平成28年度は、カリキュラムの検討、副読本等の作成に取り組みます。
英語教育では、幼児期から小学校、中学校まで一貫した教育を進めます。平成28年度は、平成29年度からの市内での全面展開に向けた準備を進めます。現在、保育園、幼稚園、認定こども園では、市内6つのモデル園で4、5歳児を対象とした英語遊び及び保育を試行しながら、就学前の英語遊び保育プログラムづくりに取り組んでいます。平成28年度は、6園のモデル事業を継続実施し、プログラムの完成を目指します。
小学校では、現在、市内全校の5、6年生で英語活動に取り組むとともに、小中一貫教育モデル校の3小学校に外国語指導助手を配置し、系統性と連続性のある英語カリキュラムづくりに取り組んでいます。平成28年度は、小中一貫教育のモデル校を1校拡大し、カリキュラムの完成を目指すとともに、教員の英語の授業力向上を図るため研修会を実施します。
子供たちのコミュニケーション能力の向上については、平成29年度から全ての小・中学校で小学校6年生と中学校1年生を対象に演劇的手法を用いたコミュニケーション教育を展開することとし、平成28年度は、引き続き5つのモデル校で実践を行い、授業プログラムの検討に取り組みます。平成28年度から始まるカナダ・ヴィクトリア大学の日本語キャンプに合わせ、子供たちと学生の交流も行います。
次に、具体的手段、子供たちがさまざまなコミュニティの中で役割を果たしているについてです。
但東中学校3年生が、修学旅行に際して、市のアンテナショップがある東京交通会館のイベントスペースで、手づくりパンフレットやしおりの配布、自分たちで作成した映像の上映による豊岡の魅力の発信、豊岡の産品の販売を計画しています。ふるさとの一員としての役割を果たすことを通じて、ふるさとへの愛着を高める取り組みとして、その支援を行います。
次は、第2の戦略目的、多くの子供でにぎやかな家庭を持つ若者がふえているについてです。この目的を達成するため、若い夫婦の数がふえている、夫婦一組当たりの子供の数がふえているの2つを主要手段として取り組みを進めます。
まず、1つ目の主要手段、若い夫婦の数がふえているについて申し上げます。
その具体的手段、多種多様な出会いの機会が充実しているについてです。
結婚促進支援事業として、結婚や多子出産を促進する戦略の一環で、婚活機運を醸成し婚姻数の増加を図るため、社会福祉協議会が実施する婚活応援プロジェクトはーとピー事業の拡充への支援を行います。また、出会い機会創出事業として、企業間の交流婚活イベントや民間団体の自主的な婚活事業への支援等を行います。
次に、具体的手段、交際・結婚に向けた独身者へのきめ細かな支援体制が充実しているについてです。
結婚促進体制整備事業として、行政、民間団体等が協働してネットワークを構築し、結婚促進につながるイベントの発案を初め、効果的な対策を検討して展開してまいります。
また、結婚促進支援事業として、社会福祉協議会が講師を招き、結婚を希望する男女の魅力アップを図るセミナーの開催を支援します。
2つ目の主要手段、夫婦一組当たりの子供の数がふえているについてです。
その具体的手段、出産を支える仕組みが整っているについてです。
母子保健事業として、新たに妊婦歯科健康診査事業と不育症治療費助成事業の創設、特定不妊治療費助成事業の拡充を図ります。妊婦歯科健康診査事業については、早産等のハイリスク要因といわれる妊娠性歯肉炎等歯周病の早期発見、早期治療を促すため、今年4月1日から豊岡市歯科医師会の協力を得て実施します。2回以上連続して流産や死産がある不育症の治療については、妊娠成功率は6割から8割とされています。次の妊娠をためらう夫婦の早期治療を促進するため、経済的負担の軽減策として、不育症の検査や治療に係る医療費助成制度を、県補助制度を受け、かつ県の所得制限を緩和した上で今年4月1日から実施します。
次に、特定不妊治療費助成事業についてです。
国は、特定不妊治療を受ける夫婦に対する助成金について、今年1月から初回治療の上限を15万円から30万円に引き上げました。2回目以降の治療の上限は1回当たり15万円です。市は、現在、この制度に上乗せして、1年度当たり20万円を上限に助成していますが、その上限を今年4月から治療1回当たり20万円に改正します。これらの制度により、子供を望む夫婦の願いをより実現しやすい環境を整えます。
次に、具体的手段、子育てを支える仕組みが整っているについてです。
ファミリー・サポート・センター事業の取り組みです。このセンターは、仕事の都合などで子供の送迎や預かりの支援を受けたい保護者と、支援を行いたい人の会員組織です。市が事務局となり、保育所や放課後児童クラブの送迎や一時的な子供の預かりなどを会員同士で相互援助することにより、働きながら子育てがしやすい環境をつくります。平成28年度に事業内容の検討などの事前準備を行い、平成29年度にセンターを設置し、支援をする会員の研修等を行った上で、サービスの提供を開始する予定です。
次に、地方創生以外の事業について申し上げます。
まず、防災行政無線のデジタル化についてです。
無線規格の変更により、アナログ電波の使用期限が平成34年11月末までとなったため、現在使用しているアナログ方式の防災行政無線設備のデジタル化が必要となりました。現在の防災行政無線を単純にデジタル化すると整備に30億円以上かかることが見込まれるため、現在、庁内検討委員会を設置して、どのようなシステムが適切か検討を進めています。平成28年度に新システムを選定し、平成29年度から整備にかかりたいと考えています。
次に、水害時における市民の安全確保推進事業について申し上げます。
市と防災研究機関が連携して、水害時の安全な避難行動の構築を目指し、平成25年度から平成27年度の3カ年で、行政区単位の市民安全確保行動マップや市民安全確保行動手引き書などの作成作業を進めてきました。
平成27年度に水防法が改正され、浸水想定の考え方等が変更されました。これを受け、豊岡河川国道事務所では円山川に関する氾濫シミュレーションの見直しを近畿地方で最も早く進めていますが、市が年度内に行政区単位のマップ等を作成するスケジュールに間に合わない状況です。このため、当事業を平成28年度に繰り越すこととし、今議会に繰越明許に係る補正予算を提出しています。
次に、自主防災組織の状況について申し上げます。
昨年11月に自主防災組織の実態調査を行ったところ、現在、自主防災組織を設置している区は、平成26年より2区ふえて269区となりました。組織率は75.4%です。未設置が88区ありますが、そのうちの30区が設置を予定しています。
また、防災訓練については、年1回以上実施した区は322区で、実施率は90.2%です。平成26年と比較して区の数で188区、率にして52.7ポイントも増加しました。昨年8月30日の市民総参加訓練については274区が参加しました。参加率が76.8%と高かったことから、今後もこの訓練を継続し、自主防災組織の活性化を図ってまいります。
次に、
豊岡市立高齢者生活支援センターの地元譲渡等について申し上げます。
同センターについては、介護予防施設として国の補助対象事業を活用し、平成12年度から平成15年度にかけて計10施設を整備しました。このたび、建築から10年以上が経過し、財産処分について国と協議が調ったこと、今年3月末で指定管理の契約が満了することから、指定管理を行っている須谷高齢者生活支援センター等の9施設を地元区等へ無償譲渡します。
また、地区公民館として使用している菅谷地区高齢者生活支援センターについては、高年介護課から公民館事業を所管しているコミュニティ政策課へ移管します。
いずれの施設も今年4月1日付で譲渡、移管することとし、今議会に高齢者生活支援センターの廃止に伴う条例廃止案を提出しています。
次に、認知症あんしん大作戦の推進について申し上げます。
今年1月末現在、要支援・要介護認定を受けている人は4,673人で、このうち認知症状がある人は2,966人です。この数は高齢化に伴い今後さらに増加すると見込まれます。
認知症の人の意思が尊重され、住みなれた地域で自分らしく安心して生活できるよう、「認知症予防のできるまち」「認知症になっても安心して暮らせるまち」をスローガンに、認知症あんしん大作戦を推進します。タッチパネル式コンピューター等を導入し、軽度認知障害の早期発見や予防の効果測定を行うとともに、社会福祉法人等に委託して、認知症予防教室を実施します。また、認知症になっても地域の中で安心して暮らせるように、見守り模擬訓練を実施するとともに、FMジャングルにより認知症の正しい知識の普及・啓発を行います。
次に、中学生以下の子供に対する医療費助成の拡充について申し上げます。
市では、県との共同事業である福祉医療費助成事業に加えて、平成24年7月から市単独事業として、中学生以下の入院医療費の無料化を実施してきました。医療保険制度は、保険料と自己負担による相互扶助の考え方をもとに成り立っています。この基本的な考え方を堅持しつつ、子育て世代へ経済的な応援として中学生以下の子供に対する通院医療費の助成を拡充します。
具体的には、小学校3年生以下を対象とする乳幼児等医療費助成について、医療機関ごとの通院1回当たりの自己負担限度額を現行の800円から400円に減額します。また、小学校4年生から中学校3年生までが対象の子ども医療費助成事業については、現行の通院自己負担の3分の1助成に加えて、新たに医療機関ごとに1カ月当たり1,600円の自己負担限度額を設けます。
この拡充により、例えば平成26年度の子ども医療費の自己負担最高額の方で試算すると、10万5,986円の負担が3万4,630円となり、7万1,356円の負担軽減となります。
財源には、金銭信託の利息の一部を充てます。事業実施期間は今年7月1日から10年間を予定しており、この間の費用を約3億円と見込んでいます。10年後のあり方については、社会状況、財政状況等を踏まえた将来の検討に委ねたいと考えています。
次に、北但ごみ処理施設整備事業について申し上げます。
施設建設工事は、1月末現在で計画どおり84.0%の進捗です。焼却灰をひょうご環境創造協会赤穂事業所へ搬入するためには、新施設で発生するばいじんの成分検査結果を取得した上で、赤穂市の同意を得なければなりません。その手続に、施設が稼働する今年4月から約1カ月間を要しますので、その間は、栃木県小山市の民間事業者に運搬して処理します。
組合は、地元の森本、坊岡区との基本協定書に基づき、地域住民の健康と快適な生活環境の保全を目的とした運営協定を3月1日に締結する予定です。
組合が国に追加要望していた循環型社会形成推進交付金については、このたび、国の補正予算で平成27年度内に交付されることとなったため、今議会に施設整備に係る債務負担行為の変更に係る補正予算を提出しています。あわせて、平成28年度から始まる焼却灰等運搬業務について、前年のごみ処理量の確定を受けて、関係市町の経費負担を再計算し、債務負担行為の変更をしたいと考えています。
次に、旧ごみ処理施設等の解体撤去計画について申し上げます。
現豊岡清掃センターの平成2年の稼働に合わせて業務を終了した、旧出石、城崎、竹野各町のごみ処理施設と豊岡のし尿処理場は、施設の老朽化が著しく自然崩壊等が危惧されています。このため平成28年度から5年間で、順次、施設を解体撤去する予定です。平成28年度は、旧出石施設に係る調査、計画、設計業務を行います。
なお、クリーンパーク北但の稼働により今年3月末で役目を終える豊岡清掃センターについては、北近畿豊岡自動車道の整備と関連があるため、計画の進捗を見ながら検討します。
次に、暖冬対策について申し上げます。
暖冬についてリフト会社、ロッジ、民宿などへの経済的なダメージが大きく、早急な対策が必要となっていました。そこで、現行の豊岡市中小企業融資制度を拡充し、融資限度額の拡大及び融資利率の低減を行うとともに、兵庫県信用保証協会の信用保証をつけるために支払う保証料の一部を補助する制度を創設しました。
また、県の事業と連携し、平成27年度内の誘客対策事業に補助するとともに、平成28年度の早い時期に観光客数を回復させ、四季を通じた安定的な誘客を行うため、外国人観光客の誘客対策を講じます。
これらの暖冬対策に係る一般会計補正予算第5号については、事態の緊急性を考慮し、去る1月28日に専決処分しました。
次に、有害鳥獣対策について申し上げます。
鹿の捕獲は、銃猟による鹿捕獲専任班に加えて、昨年8月にわな猟による鹿捕獲専任班を新設し、あわせて狩猟期間における農会所有の捕獲おりの活用などを進めてまいりました。これにより、今年1月末現在の有害捕獲頭数は4,309頭となり、前年度同期に比べて590頭増加しました。しかし、年間では目標の5,000頭をやや下回る見込みです。
一方、狩猟は好調で、今年1月末現在の捕獲頭数は1,375頭で、年間見込みの1,500頭を1,000頭ほど上回ると予測しています。有害捕獲と狩猟を合わせた全体の捕獲頭数は、目標の6,500頭を上回り、7,000頭超になると見込んでいます。平成28年度も鹿の捕獲目標頭数6,500頭を引き続き達成できるよう、捕獲対策を着実に進めてまいります。
次に、豊岡市商業者等によるまちづくり推進条例について申し上げます。
市内小売店舗の廃業や市外からの大規模小売店舗などの進出、少子高齢化に伴う人口減少により、商業が地域のにぎわいの創出とコミュニティの強化、発展に果たす役割はますます重要となってきています。
そこで、商業者、商店会、地域経済団体が、地域の健全な発展と市民生活の向上に寄与するために商業の振興を図ること、まちづくり活動に積極的に参加することなどを内容とする条例案を今議会に提出しています。
次に、城崎温泉駅待合広場整備工事について申し上げます。
平成29年春にJR西日本寝台特急「瑞風」の運行が予定されています。これにあわせ、JR西日本福知山支社では、停車駅である城崎温泉駅の改修を決定し、あわせて市に対し現ロッカースペース改修の打診がありました。近年、外国人観光客等が増加し、大型のキャリーケースを収納できる大型のロッカーの必要性が高まっています。そこでこの機会に、市はJRから現ロッカースペースを無償で借りて、明るく清潔感あふれる待合広場等に改修し、大型ロッカーの設置及び維持管理については、城崎温泉旅館組合が行うことで、外国人観光客等の受け入れ態勢を整えたいと考えています。
次に、社会福祉法人から受納した寄附金の返還について申し上げます。
豊岡市における幼稚園・保育所のあり方計画に基づく私立認定こども園の整備に当たっては、補助対象経費から県補助金を差し引いた額の5%を法人負担とし、平成22年度と平成23年度に整備を行った社会福祉法人城崎こども園及びこくふこども園から、その相当額を施設整備の翌年度に市へ一般寄附金として納付いただいておりました。社会福祉法人の寄附行為については、それを制限する法的規定はなく、寄附が直ちに違法となるものではありません。しかしその後、厚生労働省局長通知に、社会福祉法人の行った公益事業または収益事業により生じた剰余金または収益は、当該法人が行う社会福祉事業または公益事業に充てることとされていることが判明しました。このため、市が社会福祉法人に寄附を求めたことは、不適切であったと考えています。
そこで、2法人からいただいた寄附金を返還することとし、今議会に関連の補正予算を提出しています。
なお、今後、豊岡市における幼稚園・保育所のあり方計画に基づく、私立認定こども園の整備に当たっては、今回の扱いとの均衡上、自己負担を求めず、補助対象経費の100%相当額の補助を行うことといたします。
また、当該法人には、今回返還することとなる寄附金を今後の保育環境の一層の充実に充てていただくことをお願いしてまいります。
今回の事態について、当該法人の皆様を初め、議会及び市民の皆様に深くおわびを申し上げます。
次に、学校施設整備計画について申し上げます。
これまで、平成19年に策定した豊岡市学校施設整備計画に基づき、施設の耐震補強を中心とする整備を進めた結果、平成27年度に小・中学校の耐震化率は100%となりました。また、つり天井等落下防止対策については、平成27年度から3年間で屋内運動場等11棟を優先的に整備しているところです。
一方で、小・中学校施設の老朽化対策と、児童生徒数の減少が予測される中で、学校規模等による教育的課題の解消に向けた取り組みが今まで以上に重要となっています。このため、今年1月の学校整備審議会の答申を踏まえ、緊急的整備が必要なつり天井等落下防止対策の継続実施、長寿命化改修の手法を取り入れた学校施設の老朽化対策と小規模校の施設整備のあり方等を基本とした、10年間の学校施設整備計画を平成27年度中に策定します。
今後は、この計画に基づき、安全な教育環境と教育の質的向上に配慮しながら、市の財政負担や地域特性も考慮した持続可能な学校整備を進めます。
次に、豊岡市総合計画について申し上げます。
去る2月1日、豊岡市基本構想審議会に、総合計画の期間延長、次期総合計画の構成及び基本計画のあり方、次期基本構想の策定について諮問を行いました。
審議会で、総合計画の期間延長に関する審議が行われた結果、市長任期と総合計画の期間を連動させるため、総合計画の期間を1年間延長することが望ましいとの一部答申が市に出されました。これを受け、総合計画の期間を1年間延長して平成30年3月末までとするため、今議会に関連議案を提出しています。
今後、審議会から総合計画の構成等の答申を受け、市民アンケートやワークショップなどで意見を聴取した上で、最終的に審議会から次期基本構想の答申を受け、平成29年度に第2期豊岡市総合計画を策定する予定です。
次に、ふるさと納税の状況について申し上げます。
平成27年度は、今年2月10日現在で4,367件、3億3,258万1,000円もの寄附がありました。いただいた寄附金は、平成28年度から週5回の学校給食を、現行の3回から全てコウノトリ育むお米の米飯給食にすることや、特定不妊治療費助成の拡充など、市の主要な取り組みに有効に活用してまいります。
平成28年度は、新聞や雑誌などのメディアを活用した効果的なPRを行い、ふるさと納税の促進を図ります。
次に、豊岡市
過疎地域自立促進計画及び豊岡市辺地総合整備計画の策定について申し上げます。
過疎地域自立促進特別措置法の有効期限が平成32年度末まで延長されました。これを受け、過疎地域の振興を図るため、平成27年度中に平成28年度から5年間の
過疎地域自立促進計画を策定します。
また、市では、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、平成28年度に辺地の公共的施設に係る2事業の整備に辺地対策事業債を活用するため、平成27年度中に辺地総合整備計画を策定し、住民の利便性の向上を図ってまいります。
今議会に両計画の策定に係る議案を提出しています。
次に、公共施設マネジメントについて申し上げます。
現在、施設評価を終え、公共施設再編計画(案)、中長期保全計画(案)の策定に取り組んでいます。
国が策定を要請している公共施設等総合管理計画については、昨年5月に策定した豊岡市公共施設マネジメント基本方針の対象施設である公共建築物に、道路などのインフラ施設と上下水道の公営企業施設を追加し、公共施設の総量に関する数値目標及び施設類型別の管理に関する方針を定めたものとして策定します。
これらについては、数値目標の設定や所管課への照会項目の調整、所管課での方向性の検討等に時間を要したこと、また、地方財政制度の大幅な見直しにより市の財政見通しへの影響を考慮する必要が生じたことから、平成27年度内の策定が困難となり、繰り越しを予定しています。
平成28年度の早い時期に、これらの計画案等の策定を終えたいと考えています。その後、公共施設再編計画(案)、中長期保全計画(案)について、パブリックコメントや市民説明会等を実施し、市民の皆様の意見等を踏まえ、それぞれ計画としてまとめる予定です。
次に、平成28年度の組織について申し上げます。
平成28年度は、地方創生総合戦略に基づき、作戦を具体的に進めていく地方創生元年です。この戦略で掲げる移住定住促進に係る戦略を推進するため、環境経済部にUIターン戦略室を設置するとともに、大交流課に移住定住希望者のワンストップ窓口として定住促進係を置きます。
また、結婚促進、多子出産促進に係る戦略を推進するため、健康福祉部にハートリーフ戦略室を設置します。これは、オーストラリアのハミルトン島にあり、それを見たカップルは必ず幸せになれるという伝説のハート型のサンゴ礁ハートリーフにちなんで名づけるものです。
そのほかに、環境経済部エコバレー推進課では、総合的な企業支援を行うため、企業立地係を廃止し企業支援係に統合することで3係に再編します。市民生活部生活環境課には、消費生活相談の体制を明確にするため、消費生活センターを設置します。また、北但ごみ処理施設の稼働に伴い、環境センターを廃止するとともに、し尿の収集運搬、斎場の維持管理等の事務を生活環境課に引き継ぎます。
最後に、平成27年度補正予算について申し上げます。
まず、診療所事業特別会計専決補正予算第4号についてです。この補正は、高橋診療所の医師の病気休暇に伴い、代替の医師を臨時に雇用するための賃金を追加するもので、去る1月15日に専決処分しました。
次に、一般会計専決補正予算第5号についてです。この補正は、今冬、この冬の雪不足の影響にかかる神鍋地域への支援経費を追加するもので、去る1月28日に専決処分しました。以上2件を今回、報告案件として提出しています。
次に、一般会計補正予算第6号です。
1月20日、国会において、一億総活躍社会実現に向けて緊急に実施すべき対策などとして編成された平成27年度補正予算が成立しました。この国の補正予算関連での年金生活者等支援臨時福祉給付金支給事業、子どものための教育・保育事業、担い手確保・経営強化支援事業の3事業、これに加えて、12月定例議会でも予算増額のお願いをしたコウノトリ豊岡寄附金がさらに予想を上回り、今年度3億6,000万円に上ると見込まれることから、業務委託料等の予算が不足する見込みとなったため、補正をお願いするものです。
以上、4事業について一般会計4億9,219万5,000円の増額を、他とは別の補正予算案として取りまとめ、提出しています。
なお、この4事業については、システム改修に緊急を要するなど、早急に予算化が必要ですので、他の補正予算案とは別にご審議いただき、ご決定賜りたいと存じますので、よろしくお願いします。
次に、一般会計補正予算第7号です。8億1,896万4,000円の減額となっています。減額の主なものは入札残、事業費の確定に伴うもののほか、3月末までの支出予定の精査による不用額等の減額です。また、財源留保していた普通交付税を全額計上することとし、今後の財政状況の見通しの中で、臨時財政対策債の発行を6億円減額し、また、国の交付金の前倒し交付による北但行政事務組合負担金の一般財源減額分1,707万2,000円を財政調整基金へ積み立てることとしています。
繰越明許費では、今回補正する行政情報化推進事業を含め、年度内にその支払いを終わらないもの22件、9億603万9,000円を計上し、債務負担行為の補正では、1件の追加と1件の廃止、3件の限度額の変更をしています。
平成27年度の今後の財政収支見通しについては、地方債や特別交付税、地方譲与税など、現時点では確定していないものが多くあり、これらが確定した段階でさらに補正の必要が生じることとなります。
したがって、その際には、財政事情を勘案する中で、所要の専決補正をしたいと考えていますので、あわせてご了承賜りますようお願い申し上げます。
以上で私の総括説明を終え、各議案の詳細については担当部長等から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。
○議長(椿野 仁司) 市長の説明は終わりました。
暫時休憩いたします。再開は11時5分。
午前10時54分休憩
────────────────────
午前11時05分再開
○議長(椿野 仁司) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
教育長から教育行政の方針に基づく施策の展開の説明を求めます。
教育長。
○教育長(石高 雅信) おはようございます。
平成28年第1回豊岡市議会定例会の開会に当たり、議員の皆様のご清栄をお喜びいたしますとともに、日ごろの教育行政に対するご理解、ご支援に対しお礼を申し上げます。
まず、社会福祉法人から受納しました寄附金についてですが、市長総括説明のとおり、当時、市が社会福祉法人に寄附を求めたことは不適切な取り扱いだったため、当該法人からいただいた寄附金を全額返還することといたしました。
今回の事態について、当該社会福祉法人を初め、議員並びに市民の皆様に心よりおわびを申し上げます。
今年度は、ふるさと豊岡を愛し、夢の実現に向け挑戦する子供の育成、夢実現力、なりたい自分になるために頑張り抜く力を子供たちにを基本理念とする5年間の豊岡教育プランの実施元年です。
そこで、このプランをもとに作成した実践計画に示した数値指標を達成するために、常に子供の事実に学び、子供に寄り添う教育の基本姿勢にのっとり、教育課題の改善に向けた取り組みを進めてきました。
こうした中、教育を取り巻く環境は、著しいスピードで変わろうとしています。平成27年6月の学校教育法等の改正により、小中一貫教育が明確に制度化され、小中一貫教育を通じた学力水準の向上や、学校団体間の接続課題、中一ギャップに関するすぐれた取り組みの普及による、公教育全体の水準向上に資することが期待されています。
また、2020年、平成32年の学習指導要領の改訂時には、東京オリンピックの開催を見据え、新たな英語教育が本格展開できるよう、文部科学省で体制整備を含めて推進していくこととなっています。
このような急速な国の制度の変革を的確に見きわめ、豊岡教育プランをぶれることなく実現するため、学校園、家庭、地域行政が、それぞれの役割を自覚し、連携しながら基本理念の共有と実践活動に邁進していきますので、さらなるご支援をいただきますようお願い申し上げます。
それでは、平成28年度の主な取り組みについて、夢実現力を育む教育の推進、子供たちの学びを伝える仕組みの確立、文化財保護の推進の3つの項目に分けて説明します。
初めに、夢実現力を育む教育の推進についてを申し上げます。
豊岡の教育は、子供に寄り添うことを基本姿勢として、引き続き、家庭でしつけ、学校で学び、地域で育てるを合い言葉に、市全体で子供の学びや子育てに取り組みます。また、現在の子供たちの姿から、不登校児童生徒の発生、学力の二極化減少、特別な支援が必要な子供たちの増加傾向を最重要課題として位置づけます。この課題改善の取り組みによって、子供たちがなりたい自分になるための夢実現力を高め、他者を思いやることもできる子に育つものと確信しています。
それでは、夢実現力を育む教育を構成する頭の力の育成、心の力の育成、体の力の育成、頭、心、体の3つの力を支える基礎力の育成、特別支援教育の充実の5つの施策ごとに主な取り組みを説明します。
初めに、頭の力の育成について説明します。
全国に先駆けて、平成19年度から実施してきた小・中連携教育をさらに充実させた小中一貫教育、豊岡こうのとりプランの平成29年度実施に向けた取り組みを行います。豊岡こうのとりプランの中心となる取り組みは、ふるさと教育、英語教育、コミュニケーション教育です。各学校では、ローカル&グローバル学習の時間を設定し、この3つの教育に取り組みます。豊岡のひと・もの・ことのよさを探求的に学ぶふるさと教育、グローバル化時代の中で、世界とつながる力の一つとしての英語を身につける英語教育、演劇的手法を取り入れた授業によって、グローバルコミュニケーションスキルの獲得を目指すコミュニケーション教育、この3つの教育実践の準備は、38名の市内全小・中学校長でワーキンググループを構成して推進します。特にふるさと教育では、豊岡の子供たちが中学校卒業時に、ふるさと豊岡と未来の自分について考え、行動できる力を身につけることを目指します。このため、体験に基づく探求的活動を中心に取り組むカリキュラムづくりを進めていきます。また、子供たちの学びを伝えるガイドブックを、教育委員会だけではなく、コウノトリ共生課、大交流課、エコバレー推進課と共同して作成します。
英語教育では、平成32年の学習指導要領の改訂により、現在、小学校高学年5、6年で実施している外国語、英語活動を、小学校中学年3、4年から実施し、小学校高学年では、英語を教科型にし、中学校での授業を英語で行うことを基本とすることとなります。その実施については、平成30年から段階的に先行実施することとなっていますが、本市ではさらに一歩進んだ英語教育に取り組んでいきます。
現在、就学前の英語活動として、モデル園6園において英語遊び保育を試行しており、平成28年度に英語遊び保育プログラムを完成させ、平成29年度からの全園実施に向け、準備を進めています。
また、小学校の英語活動では、今年度、英語遊びカリキュラムシートを作成し、平成28年度にはモデル校で、このカリキュラムを実践、検証し、平成29年度から、全ての小学校において、小学校低学年1、2年で英語遊び、小学校中学年3、4年で英語活動、小学校高学年5、6年で外国語、英語活動を実施します。そして小中一貫教育の中に、英語教育を組み入れ、系統性と一貫性のあるカリキュラムで英語指導を進めるため、今年度から、但東中学校区でモデル的に実施しています。来年度はさらにモデル校を広げ、平成29年度から全中学校で展開します。
これらの事業により、本市では就学前から小学校6年間、中学校3年間の一貫した英語教育を、国の制度改革に先駆けて展開していくこととなります。
コミュニケーション教育では、グローバルコミュニケーションスキルの獲得を見据え、性別や年代を超えて、対等な関係の中で自分を主張し、他者を理解できる基礎的なコミュニケーション能力の育成を目指します。特に、小学校6年生と中学校1年生では、平成29年度から、全小・中学校で演劇的手法を取り入れたワークショップ型、双方向型のアクティブラーニングを用いた市授業を行います。平28年度は、モデル校にプロ講師を招き、先行的に実施し、他校の教職員研修の場とします。
また、小学校1年生から中学校3年生までの9年間を対象にして、目指すコミュニケーション能力の視点と留意点を設定し、日常の指導を行っていきます。あわせて小・中連携教育で培ってきた各中学校区の取り組みと、引き継ぎ連携システムを見直し、一層強化させます。
これらの小中一貫教育の取り組みは、本年11月以降に、各中学校区ごとに保護者説明会を行い、広く理解を求める予定にしています。
授業改革についても引き続き力を入れて取り組みます。平成26年10月に豊岡市学力向上検討委員会より提起された、授業における5つの徹底継続実践事項は、各小・中学校において定着してきました。今後は、この取り組みの質的向上を図る実践研究を一層充実させ、確かな学力の定着と教職員の授業力向上に取り組みます。
2点目に、心の育成について説明します。
キャリア教育は、小中一貫教育の取り組みであるふるさと教育と連携し、自然、文化、歴史、人々から体験を通して学び、地域を誇りに思い、自分の言葉でふるさとを語ることのできる子供を育てます。
次に、大きな社会問題となっているいじめ、インターネットを介したモラル等の問題に対しては、人権教育資料等を人権教育年間指導計画に位置づけ、組織的、計画的に活用するとともに、全校で、子供、保護者、教職員を対象に情報モラル研修会を開催し、人権意識の向上を図ります。これまで、コウノトリを中心に据え、豊かな感性や命を大切にする心を育むため、環境教育に取り組んできました。今後も、自然豊かな豊岡で身近な生き物と触れ合い、コウノトリを初めとする生き物と人とのつながりを実感する取り組みを進めます。
防災教育については、来年度、年3回のメモリアルデーの防災・減災事業を継続するとともに、家庭、地域、関係機関と連携して訓練を実施、震災の教訓を風化させない実践的な防災教育を実施、推進します。また、本年は新たな取り組みとして8月に実施予定の震災総合防災訓練及び市民総参加の防災訓練に、地域の一員として役割を持って中学生が参加できる体制を整えます。
3点目に、体の力の育成について説明します。
幼児期の運動遊び、そして今年度から、全小学校で取り組んでいる、豊岡市版小学校体育準備運動を、引き続き、保・幼・小で連携しながら実施し、健やかな体づくりに向けた取り組みを推進します。また、子供の発達と学習の系統性、連続性を重視した保・幼・小の連携教育の核として取り組んできた運動遊びをさらに発展させ、運動の効果を学力向上につなげる取り組みとして、昨年11月のシンポジウムで全国に情報発信した、運動と学習をセットにした豊岡モデルを平成28年度から全小学校で週に2回程度実施します。この豊岡モデルは運動タイム、切りかえタイム、集中タイムという、運動と学習を20分程度のセットにしたもので、このモデルの実践により、学びに集中できる子供の育成につなげていきます。
4点目に、頭、心、体の3つの力を支える基礎力の育成について説明します。
幼児期の教育・保育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な時期です。子供たちは、園で遊びに夢中になる中から興味と関心を広げ、新しいことに挑戦し、自分が考える力、学びに向かう力を身につけていきます。この幼児期のさまざまな遊びを通した学びの場こそが大切だと考えています。これまでの望ましい生活習慣の定着、幼児期の運動遊びを引き続き推進するとともに、英語遊び保育プログラムを平成28年度に作成し、特色ある幼児期の教育、保育の取り組みを進めます。
5点目に、特別支援教育の充実について説明します。
特別な支援を要する子供たちが、乳幼児期から児童期にかけて、系統的、継続的に適切な支援を受け、その能力や可能性を最大限に伸ばし、自立し、社会参加するために必要な力を培うことが重要だと考えています。今年度から、豊岡市こども支援センターを立ち上げ、就学前から中学校卒業まで自立支援を組織的に対応するなど、支援の要らない子は1人もいないを理念として掲げ、機能充実を図っています。平成28年度は、こども支援センターの機能のさらなる充実を図るため、より一層、子供や保護者、教職員を支援できるよう、それぞれの取り組みを充実します。
具体的には、就学前からの検診、相談情報の管理、園児、児童生徒の心理検査等の実施、乳幼児期から中学生までの全ての発達相談における窓口の一元化、保育士、教職員、保護者を対象とした研修、啓発活動や教育相談の実施、関係機関と連携した支援の実施、2年目となるモデル校での大学教授の指導によるスーパーバイザー支援事業に取り組みます。加えて、保護者の思いに寄り添った子育てに関する相談のさらなる充実のため、家庭相談員と支援を必要とする家庭との緊密な連携を図ります。
次に、子供たちの学びを支える仕組みの確立について申し上げます。
学校は、子供たちが自分の思いを適切に伝え、相手の気持ちを理解するなど、子供同士で学び合う場であり、安全・安心な場所でなければなりません。家庭は、子供が成長する上での基礎を築く重要な場所であり、保護者がその役割を自覚して、しつけなどの責任を果たす必要があります。また地域は、子供がさまざまな体験を通して、生きる力や他者を思いやる力を身につけるところであり、地域の行事への参加を促すなど、顔でつながり、声でつながり、心でつながるを合い言葉に地域全体で子供を育てる機運を高めていかなければなりません。つまり、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たしていくことが、子供の学びを支える基盤となると考えています。
それでは、子供たちの学びを支える仕組みを構成する学校園の組織力及び教職員の資質、能力の向上、安全・安心な教育環境の整備、家庭の教育力の向上、地域全体が子供を育てる環境づくりの推進の4つの施策ごとに主な取り組みを説明します。
初めに、学校園の組織力及び教職員の資質、能力の向上について説明します。
まず、社会的に大きな問題となっているいじめについてですが、子供のサインを見逃さないため、平成28年度から全ての学校で毎月1回、いじめアンケートを実施します。加えて、小学校3年以上の全児童生徒に、心理検査であるアセスを実施し、子供たちの心の状況を客観的に捉え、学級での子供の状況把握に取り組みます。また、子供の心を理解する強化月間には、個別面談を行い、いじめや問題行動の未然防止、早期発見、早期対応に取り組みます。それに並行し、研修を通して教職員の対応能力の向上も図り、いじめの根絶を目指します。
不登校の児童生徒数は、平成19年度以降徐々に減少していましたが、平成24年度から増加傾向に転じ、豊岡市の教育の中心課題となっています。不登校問題は、児童生徒の内面にかかわる問題であるため、原因の特定は困難ですが、就学前の生育歴や本人の発達特性等が中学校の人間関係や学校生活への適用状況の形成に影響し、不登校に陥るというケースが少なからずあります。
そこで、豊岡市不登校対策アクションプランに基づき、授業づくり、集団づくりを中心とした魅力ある学校づくりを推進することに加え、こども支援センターとも連携しながら、個に応じたきめ細かな指導を充実させることのできる教職員の能力、専門性の向上を図ります。
2点目に、安全・安心な教育環境の整備について説明します。
東日本大震災発生以降課題となり、今年度から整備を始めたつり天井等落下防止対策については、3年計画の2年目として、平成28年度は小学校4校の工事を行い、あわせて照明器具のLED化等も行います。また、安全で快適な水泳指導を行うため、小学校1校のプール改築工事を行います。さらに安全・安心な教育環境と教育の質的向上や持続可能な学校整備を目的に、つり天井等落下防止対策の継続実施に加え、施設の老朽化対策と小規模校のあり方を基本として、今年度中に策定する、学校施設整備計画に基づき、対象施設の整備に向けた準備を進めます。
幼稚園では、田鶴野幼稚園の4歳児保育室が、本園舎とは別棟のプレハブ保育室となっているため、4、5歳児の交流保育に支障が生じてくることから、本園舎の遊戯室を4歳児保育室に改修し、プレハブ園舎を遊戯室に改築します。そのほか教育施設や設備の改善、遊具点検の実施など、子供たちの安全を確保し、快適な学習環境の確保、向上に努めます。
さらに、情報社会に対応できるよう、教育用コンピューター等の計画的な整備と更新を進めます。なお、タブレットについては、本年度、モデル校の3小学校に導入し、検証を進めてきました。平成28年度は、その実践報告を参考にし、小学校18校、中学校1校に導入したいと考えています。
学校給食においては、安全・安心な食事の提供、食育につながる給食づくり、地域とつながり、地域を大切にする給食づくりを学校給食の目標とし、食材の地産地消率の向上に努めます。また、食中毒、異物混入、食物アレルギーについては、今年度、従前の対応マニュアルを見直しており、学校給食センターと学校園が連携委して、事故の未然防止、発生時の即時対応の徹底を図ります。
3点目に、家庭の教育力の向上について説明します。
家庭の就労環境が変化し、保護者が子供と向き合う時間が十分に持てない状況があります。子供の健やかな成長には十分な睡眠や適切な食事など、生活習慣の確立が欠かせません。子供たちにとって睡眠の大切さなどに関する正しい知識を保護者に伝えていく必要があり、学校園におけるすくすくメッセージ、はばたきメッセージや紙芝居等の活用、子育てセンターの子育て講座等を通して、望ましい生活リズムに関する普及啓発に努めます。
4点目に、地域全体で子供を育てる環境づくりの推進について説明します。
豊岡市の子供たちと子育て家庭の状況、現状を踏まえ、保護者は子育てについての第一義的な責任を要するという基本的な認識のもと、行政、地域、職場が子育てを支え合い、全ての子供が笑顔で育ち、子育てを楽しいと感じられる社会を目指して、子育て支援の充実を図ります。地域ぐるみで子供を育てるために、土曜チャレンジ学習事業や放課後子ども教室等の実施により、学校と家庭、地域がつながりを高めるための取り組みを進めます。保護者が仕事や用事などで都合がつかないときに、保育園等の送迎や一時的な子供の預かりを行うファミリー・サポート・センター事業の平成29年度からの開設、サービス提供を目指して準備を進めます。また、放課後留守家庭となる児童に、放課後の生活の場を提供する放課後児童クラブは、今年度、全小学校区にクラブを開設しました。しかし、年々増加する利用児童数に対応するため、旧五荘地区公民館に開設している五荘第2クラブについては、狭隘化、老朽化した施設を、平成28年度から2カ年計画で専用施設として現在地での改築を進めます。
続いて、文化財保護の推進について申し上げます。
文化財の保護は、地域の歴史や文化を理解するための重要な取り組みです。そのために貴重な文化遺産を守り、しっかり後世に引き継げるように次の取り組みを進めます。
今年度より、豊岡市の文化財を総合的に保存、継承、活用していくためのマスタープランである豊岡市歴史文化基本構想の策定を進めており、平成28年度中の完成を目指します。また、国指定文化財である山名氏城跡の整備、但馬国分寺跡の発掘調査、伝統的建造物群保存などの事業を引き続き実施します。市立歴史博物館では、博物館法上の登録博物館にふさわしい事業として、市内に残る文化遺産の調査を進め、この成果を展示する取り組みを進めます。
教育委員会は、豊岡教育プラン、豊岡市子ども・子育て支援事業計画を踏まえ、新しい教育委員会制度のもと、市長部局と一丸となって、本市の教育行政に取り組んでいかなければならないと考えています。
議員の皆さんにおかれましては、格別のご理解とご協力をお願い申し上げます。
以上をもちまして、平成28年度の教育行政の方針に基づく施策の展開についての説明を終わります。ありがとうございました。
○議長(椿野 仁司) 教育長の説明は終わりました。
続いて、議案ごとの説明に入ります。
まず、報告第1号、専決第1号について、説明を求めます。
都市整備部長。
○都市整備部長(井上 良一) 失礼します。議案書1ページをごらんいただきたいと思います。報告第1号、専決処分したものの報告についてご説明申し上げます。
市長に委任する専決処分事項の指示についての規定により専決処分しましたので、地方自治法の規定により議会にご報告するものでございます。
2ページをごらんください。専決第1号、訴えの提起についてご説明申し上げます。
本件は、議案書記載の相手方が豊岡市営住宅の設置及び管理に関する条例第42条に該当するため、市営住宅の建物明け渡し等を請求する訴えの提起を神戸地方裁判所豊岡支部に申し立てたものでございます。
以上よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、報告第2号、専決第2号について説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) それでは、議案書の4ページをごらんください。報告第2号、専決処分したものの承認を求めることについてご説明を申し上げます。
本件は、地方自治法の規定により専決処分しましたので、議会へご報告し、承認をお願いするものです。
5ページをごらんください。専決第2号、平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第4号)についてです。
第1条で、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ182万6,000円を追加し、予算の総額を2億6,376万3,000円とするものです。
なお、本予算につきましては、1月15日に専決させていただきました。
補正の理由は、高橋診療所医師の病気療養に伴い、代替医師による診療体制を確保するためのものです。
内容につきましては補正予算総括表によりご説明いたしますので、18ページをごらんください。
まず歳出の内訳ですが、高橋診療所費の総務費182万6,000円の増額は、医師の病気療養が、1月から3月いっぱいに及ぶことを想定し、その間、週2日間を代替の医師で診療いただくための賃金を追加するものです。
戻っていただいて、16ページをごらんください。歳入は、一般会計繰入金を増額して対応することといたしております。
以上、よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、報告第2号、専決第3号について説明を求めます。
政策調整部長。
○政策調整部長(杉本 正憲) 21ページをごらんください。これは、専決第2号と同様の規定により専決し、ご報告させていただくものです。
専決第3号、平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第5号)についてです。
第1条で、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,375万円を追加し、歳入歳出予算の総額を511億3,075万3,000円とするものです。
第2条で、債務負担行為の追加をしています。
なお、本予算につきましては、1月28日に専決させていただきました。
補正の理由は、市長が申し上げたとおりです。
24ページをごらんください。債務負担行為補正です。2事項、限度額合計1,540万8,000円を追加しています。1つ目の暖冬対策融資保証料補助金は、豊岡市中小企業融資制度の暖冬対策長期融資を受ける方が、兵庫県信用保証協会の信用保証をつけるために支払う保証料の一部を、今年度から来年度にかけて補助しようとするものです。その下、神鍋高原周辺地域誘客促進事業費補助金は、四季を通じた安定的な誘客を目指し、海外メディアへの情報発信及びツアー造成などを早急に行うため設定するものです。
31ページ、32ページの歳出の事項別明細をごらんください。説明欄、中小企業金融対策事業費は、補助金の本年度分の執行予定額です。
その下、観光事業費は、3月21日までに実施する集客イベント及びプロモーション等に対し、スキー場が存在する地域の観光協会に補助するものです。
財源内訳については、戻っていただきまして、29ページ、30ページの歳入の事項別明細をごらんください。財源は、全額普通交付税を充てることといたしております。
以上、よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、報告第3号について説明を求めます。
政策調整部長。
○政策調整部長(杉本 正憲) 33ページをごらんください。報告第3号、平成28年度豊岡市
土地開発公社事業計画及び資金計画並びに当初予算についてご説明いたします。
本件は、土地開発公社の理事会で、平成28年2月9日に決定された後、市長が承認したものであり、地方自治法の規定により議会へご報告するものです。
36ページをごらんください。事業計画ですが、平成28年度は取得計画及び処分計画ともありません。
37ページをごらんください。資金計画ですが、受け入れ資金及び支払い資金について、平成27年度の決算見込み額と平成28年度の予定額とを比較しています。受け入れ資金の当年度予定額は、合計で2,340万3,000円であり、前年度比4,198万円の減額となりますが、主に事業収益と前年度繰越金の減少によるものです。支払い資金の当年度予定額は、合計で193万1,000円であり、全額が販売費及び一般管理費です。前年度比4,005万7,000円の減となりますが、これは借入金償還金の減少が主な要因です。
当初予算の内容について、実施計画説明書によりご説明いたします。44ページをごらんください。まず、収益的収入及び支出ですが、収益的収入の1、事業収益は、事業計画がないためゼロ円となっています。次に2、事業外収益8,000円は、定期預金等の利息及び公社保有土地の貸し付けに伴う使用料です。
45ページをごらんください。収益的支出の1、事業原価は、事業計画がないためゼロ円です。2、販売費及び一般管理費193万1,000円は、公社の経常的な経費を計上しています。46ページをごらんください。3、事業外費用について、支払い利息等はなくゼロ円です。
47ページをごらんください。資本的収入及び支出ですが、資本的収入及び、48ページ、資本的支出については、借入金の予定がありませんのでゼロ円です。
当初予算の内容は以上のとおりで、予算書、予定損益計算書及び予定貸借対照表等をあわせて添付しておりますので、よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、報告第4号について説明を求めます。
竹野振興局長。
○竹野振興局長(宮嶋 俊夫) それでは、49ページをごらんください。報告第4号、株式会社北前館第24期の決算及び第25期の事業計画に関する書類につきまして、地方自治法の規定によりご報告をいたします。
51ページをごらんください。株式会社北前館では、平成26年4月に赤字経営を改善するため、コンサルタントを導入し、また平成27年4月からは地域プロデューサーの指導を受けて、経営改善に取り組んでまいりました。第24期は、経営改善の成果が徐々にあらわれてきましたことと、夏季の海水浴シーズンが好天に恵まれましたことにより、全部門で売り上げを伸ばし、売り上げ総額は9,817万1,000円、前期比116.7%という結果になりました。
56ページの損益計算書をごらんください。損益状況は、営業利益246万9,000円、営業外費用115万3,000円となり、経常利益は131万9,000円、税引き後の登期純利益は111万1,000円となりました。
61ページをごらんください。第25期は、山陰海岸ジオパーク竹野エリアの拠点施設としてインフォメーション業務を充実させ、ジオパークの魅力を多くの人々に楽しんでいただきながら、施設利用者の増加を図り、夏季の海水浴シーズン以外でも売上額を確保して、経営の安定につなげてまいりたいと考えています。
詳細につきましては、お手元の決算等の事業の報告をご清覧いただきますようお願い申し上げ、報告とさせていただきます。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、報告第5号について説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○コウノトリ共生部長(本田 互) 64ページをごらんください。報告第5号、平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算に係る地方公営企業法第24条第3項の適用についてご説明いたします。
本件は、平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算について、同項によるに弾力条項を適用しましたので、地方公営企業法の規定により議会に報告するものです。
今回、弾力条項を適用したのは、水稲共済において、当初予算を超える共済金を支払うこととなったため、共済金の早期支払いのため行ったものでございます。
内容につきましては、水稲共済金の不足額260万4,000円の追加とその財源の増減でございます。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第1号議案ないし第3号議案の3件について一括して説明を求めます。
政策調整部参事。
○政策調整部参事(早水 博子) 第1号議案、豊岡市総合計画の期間延長について説明申し上げます。68ページをごらん願います。
本案は、基本構想及び基本計画の変更について、豊岡市総合計画条例の規定により議会の議決を求めるものでございます。
現在の豊岡市総合計画が、平成29年3月末で終了するため、次期総合計画は現状だと翌4月に始まることになります。また、次の市長任期は、その一月後から始まることになりますが、動き始めたばかりの総合計画に市長みずからの方針を反映させることが難しいことから、それを可能とするよう、現計画期間を1年間延長することが望ましいと考えています。
計画期間につきましては、基本構想を平成29年度までの11年間に、後期基本計画を平成29年度までの6年間とする最小限の変更を行うものでございます。
変更箇所につきましては、69ページから71ページに記載しています新旧対照表をご清覧ください。
次に、72ページをごらん願います。第2号議案、豊岡市
過疎地域自立促進計画の策定について説明申し上げます。
本案は、現行の
過疎地域自立促進計画が今年度で終期を迎えますが、過疎地域自立促進特別措置法の有効期限が平成32年度末まで延長されていることから、新たな計画を策定しようとするものであり、同法の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
本計画案は、計画期間を平成28年度から5年間とし、141件の過疎地域の振興を図る事業を掲載しています。現行の計画の一部の事業を継続するとともに、各振興局プロジェクト事業など、新たな事業も盛り込んでいるところでございます。計画案とともに、事業予定経費等を示した参考資料を添付していますので、ご清覧ください。
続きまして、第3号議案、豊岡市辺地総合整備計画の策定について説明申し上げます。149ページをごらん願います。
本案は、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律の規定により、平成28年度に辺地地域で実施する公共的施設の整備に対し財政上の特別措置を受けるため、市内の6つの辺地に係ります総合整備計画について議会の議決を求めるものでございます。
計画の内容は、150ページから155ページの総合整備計画案に、公共的施設整備2事業を掲載しています。計画の内容につきましては、日高町西気地区の万場ほか4辺地において、地域コミュニティ活動の活性化を図るため、西気小学校跡地に地区公民館を整備するものでございます。また、但東町西谷辺地におきましては、森林整備を推進するため、林道床尾線の斜面崩落現場に防護柵を設置するものでございます。
以上、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、第4号議案について説明を求めます。
総務部長。
○総務部長(森田 敏幸) それでは、156ページをごらんください。第4号議案、
但馬行政不服審査会設置に関する規約制定についてご説明申し上げます。
本規約は、行政不服審査法の改正によりまして、設置が義務づけられました行政不服審査会を但馬地域の地方公共団体が共同して設置するものでございます。
内容につきましては、160ページの規約案要綱によりご説明を申し上げます。
第1条から第6条で、行政不服審査法に基づきまして、採決案について調査・審議するための機関を、但馬地域の地方公共団体で共同して設置すること、名称を但馬行政不服審査会とすること、また、これを但馬広域行政事務組合の事務所で執務する、委員を3人とし、任期を3年とすることなど、7条から10条では、会議は全ての委員が出席しなければ開催できないこと、また、会議の非公開等、第11条から13条では、審査会に提出された資料の取り扱いについて、14条から17条では、審査会の庶務は但馬広域行政事務組合の事務局が行うこと、また、必要な経費の取り扱いについてを、18条で、運営について必要な事項は審査会が定めるということにしておるものでございます。
附則におきまして、この規約の施行を平成28年4月1日からとしております。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第5号議案について説明を求めます。
地域コミュニティ振興部長。
○
地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) それでは、162ページをごらんください。第5号議案、土地の取得についてご説明申し上げます。
本案は、国土交通省の円山川水系河川整備計画に基づく中郷遊水地整備の推進に伴い、当該事業地に含まれる現運動公園を、土渕地区から下鶴井地区に移転整備するため、その事業用地を取得しようとするものであり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求めるものです。
取得する土地は61筆で、取得面積は9万2,939.72平方メートルです。取得予定価格は3億6,846万3,800円で、契約の相手方となる地権者は36名です。取得しようとする土地の明細及び整備用地区域図を10ページ以降に記載しておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議をいただきますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第6号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 166ページをごらんください。第6号議案、工事請負契約の締結についてご説明いたします。
本案は、豊岡斎場火葬炉設備等改修工事に係る工事請負契約を締結しようとするものであり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定により議会の議決を求めるものです。
契約の目的は、豊岡斎場の火葬炉等全面改修工事を行うもので、契約の方法は、設計及び施工を一体的に実施し、業務の効率化、コスト縮減などを図るため、プロポーザル方式を採用いたしました。契約金額は3億1,860万円です。
その他につきましては、そのページ及び次ページに記載のとおりでございます。
よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第7号議案ないし第11号議案の5件について一括して説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○コウノトリ共生部長(本田 互) 168ページをごらんください。第7号議案、豊岡市農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価についてご説明いたします。
本案は、平成28年度の農業共済事業事務費の賦課総額と賦課単価を定めるに当たり、豊岡市農業共済条例の規定により議会の議決をお願いするものです。
賦課総額は588万7,000円で、平成28年度の事業の予定量から積算したものです。賦課単価は、共済金額1万円当たりの額を、(1)水稲共済から(6)園芸施設共済までそれぞれに定めようとするもので、記載のとおりでございます。前年度と変わったのは(6)園芸施設共済のみで、加入促進のため前年の半額にしております。そのほかについては、前年度と同額でございます。
続きまして、169ページ、第8号議案、平成27年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩し及び、172ページ、第9号議案、平成28年度豊岡市
農業共済事業農作物共済特別積立金の取崩しについてご説明いたします。
本案は、それぞれの年度に実施する水稲の損害防止事業費に充てるため、水稲特別積立金を取り崩すことについて、豊岡市農業共済条例の規定により議会の議決をお願いするものです。
それでは、169ページ、27年度の特別積立金の取り崩しでございます。本件につきましては、27年3月議会において議決をいただいたところでありますが、有害鳥獣対策事業補助金の申請が当初の予定を上回り、61万9,000円の不足を生じることとなりましたので、水稲特別積立金を取り崩すものでございます。
170ページに取り崩し額の根拠を、171ページには、国の指導により共済収支の推計資料をお示しいたしております。
次に、172ページ、28年度の特別積立金の取り崩しでございます。取り崩し額は328万6,000円以内といたしております。
173ページに取り崩し額の根拠を、174ページには、これを国の指導により共済収支の推計資料をお示ししておりますので、ご清覧ください。
続きまして、175ページ、第10号議案、豊岡市
農業共済事業果樹共済に係る
危険段階基準共済掛金率等の設定及び、177ページ、第11号議案、豊岡市
農業共済事業畑作物共済に係る
危険段階基準共済掛金率等の設定についてご説明いたします。
本案は、農業災害補償法の規定に基づき、果樹共済及び畑作物共済の危険段階基準共済掛金率を設定するに当たり、危険段階の数及び危険指数の設定方法を定めることについて、
危険段階基準共済掛金率等設定要領の規定により議会の議決をお願いするものです。
この危険段階基準共済掛金は、共済加入者間の掛金負担の公平を図るため、過去の被害率が高い農家には高い掛金率を、低い農家には低い掛金率を設定しようとするものであります。なお、共済掛金率は3年ごとに改定されます。
それでは、175ページ、果樹共済でございます。今回、危険段階の別を定めるのは果樹共済のうち梨2類二十世紀で、引き受け方法は半相殺減収総合一般方式です。危険段階の数は5とします。危険指数の設定方法は、危険段階の最小値の危険の程度をあらわす指数を1とし、最大値の指数を最大値の2倍に設定いたしております。なお、この危険段階基準共済掛金率は平成29年産から適用いたします。
次のページには、参考資料として、危険段階区分ごとの掛金率をお示しいたしております。
次に、177ページ、畑作物共済でございます。今回、危険段階の別を定めるのは、畑作物共済のうち大豆1類、黒大豆以外と大豆2類、丹波黒で、引き受け方法は1筆方式及び全相殺方式です。危険段階の数は大豆1類、大豆2類ともに4とします。危険指数の設定方法は、危険段階の最小値の危険の程度をあらわす指数を1とし、大豆1類は最大値の指数を最小値の2.804倍に、また大豆2類は最大値の指数を最小値の3.242倍に設定いたしております。なお、この危険段階基準共済掛金率は平成28年産から適用いたします。
次のページには、参考資料として、危険段階区分ごとの掛金率をお示ししておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第12号議案について説明を求めます。
政策調整部参事。
○政策調整部参事(早水 博子) 第12号議案、豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について説明申し上げます。179ページをお願いいたします。
本案は、本市の組織、機構についての見直しに伴い、事務分掌条例の一部を改正するものでございます。
条例案の要綱に基づき説明申し上げます。181ページ、豊岡市事務分掌条例の一部を改正する条例案要綱をごらんください。改正の内容ですが、政策調整部に地方創生に関する事項を、健康福祉部に少子化対策に関する事項を、環境経済部に定住促進に関する事項をそれぞれ事務分掌として加えることを定めています。
次に、附則でございますが、この条例の施行期日を平成28年4月1日とすることを定めています。
なお、182ページに新旧対照表をお示ししておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第13号議案ないし第20号議案の8件について一括をして説明を求めます。
総務部長。
○総務部長(森田 敏幸) それでは、183ページをごらんください。第13号議案、豊岡市情報公開条例等の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、行政不服審査法の改正に伴うものでして、異議申し立てが審査請求と名称を変更したこと、行政処分に関与してない課長級職員を審理員として意見書を作成する仕組み、また、審査請求に対する採決を行う前に、第三者機関に対し採決案について諮問する仕組みが加わりました。これらの変更に対応するため、関係の条例の改正を行うものでございます。
内容につきましては、189、190ページの条例案要綱によりご説明を申し上げます。
まず、改正内容の(1)でございます。情報公開条例につきましては、既に審査請求を審議する第三者機関が存在しますので、審理員ですとか第三者機関のチェック手続等を適用除外とするほか、必要な用語の修正を行うものでございます。
(2)、(5)につきましては必要な用語の修正を行うためのもの、(3)の固定資産評価審査委員会条例につきましては、改正後の行政不服審査法の規定に倣いまして、書面への記載事項について定めるもののほか、審理手続に関して必要な事項を加えるものでございます。
(4)の手数料条例につきましては、第三者機関に提出のありました資料について、その写しを関係者が求める場合の手数料を規定するもの、(6)の個人情報保護条例につきましては、既に審査請求を審議する第三者機関がございますので、審理員、第三者機関のチェック等の手続を適用除外、また用語の修正でございます。
(7)の情報公開、個人情報保護審査会条例につきましては、改正後の行政不服審査法の規定に倣いまして、口頭意見陳述の手続その他について定めるほか、必要な用語の修正を行うものでございます。
附則の第1項におきまして、この条例の施行を平成28年4月1日からとしております。
また、2項におきまして、この条例の施行に関し、必要な経過措置について定めるといたしております。
続きまして、204ページをお願いします。第14号議案でございます。豊岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。ご説明を申し上げます。
本案につきましては、不在者投票施設におきます外部立会人の報酬額を定めること等の改正を行うものでございます。
206ページの条例案要綱によりご説明を申し上げます。
不在者投票施設の外部立会人につきましては、平成25年の公職選挙法の改正におきまして努力義務とされておりまして、その専任を推進するため、報酬額を1回当たり1万400円とすること、また、期日前投票所の投票管理者ですとか、不在者投票施設の投票立会人の報酬額についても、その従事した期間により変更できるように定めるものでございます。
附則におきまして、施行日を平成28年4月1日からといたしております。
続きまして、208ページをお願いいたします。第15号議案、豊岡市職員の給与に関する条例及び豊岡市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、人事院勧告に準じて、一般職の職員の給料月額及び勤勉手当の支給割合等を改定しようとするものでございます。また、地方公務員法の改正に伴いまして、これまで規則で規定をしておりました職員の級別標準職務表を条例で定めようとするものでございます。
221ページの条例案要綱によりご説明を申し上げます。
(1)でございます。本年度12月期の期末勤勉手当の支給割合について0.1月引き上げようとするものでございます。また、行政職の給料表及び医療職給料表について給料月額を引き上げようとするものでございます。改定後の給料月額につきましては、209ページと214ページに掲げておりますので、ごらんいただきたいと思います。
それから、(2)につきましては、級別標準職務を218ページと219ページに掲げております。それぞれの表のとおりとして、平成28年6月期以後の勤勉手当については、0.85月を0.8に改めるというものでございます。
(3)、(4)につきましては、豊岡市一般職の任期つき職員も、給与条例に準じまして給料月額の引き上げと所要の規定の改正を行おうとするものでございます。
附則の1項、2項は、施行期日等を定めるものでございますが、改正内容の(1)給料月額の引き上げについては平成27年4月1日から、勤勉手当については、12月期の勤勉手当の支給基準日でございます12月1日から適用するもの、また、(2)、(4)につきましては平成28年4月1日から施行するものでございます。
○議長(椿野 仁司) 正午を過ぎますが、議事進行の都合上、これを延長いたしますので、ご了承願います。
○総務部長(森田 敏幸) なお、教育長につきましては、豊岡市教育長の給料等に関する条例の規定によりまして、一般職の職員の例によるということになっております。
それから、続きまして、241ページをお願いいたします。第16号議案、豊岡市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、人事院勧告に準じまして、市長等の期末手当の支給割合を改定しようとするものでございます。
243ページの条例案要綱によりご説明を申し上げます。
改正内容の1、2でございますが、1点目に、本年度12月期の市長等の期末手当について、6カ月以上の在職の場合は0.1月引き上げようとするもの、また、28年度以降の期末手当につきましては、6月支給を1.975月分から2.025月分に、12月支給分を2.225月分から2.175月分とすると、年間で0.1月分を引き上げようとするものでございます。
また、2点目は、6カ月未満の短い在職期間の支給割合等について定めるというものでございます。
なお、議員の皆さんの期末手当につきましては、この市長等の例によるということで、割合を乗じて得た額というふうになっております。
附則で、第1項、第2項でございますが、12月期の期末手当については支給基準日の12月1日から適用と、また、28年度以降の期末手当に関する分につきましては28年4月1日から施行しようというものでございます。
246ページをお願いいたします。第17号議案、豊岡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定でございます。
本案は、地方公務員法の改正に伴いまして引用条項を改めるもので、施行日については、平成28年4月1日といたしております。
250ページをごらんください。第18号議案、豊岡市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、地方公務員法の改正に伴いまして、降級の事由、手続等について定めるものでございます。
252ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。
改正内容の(1)としまして、降級の種類を降格と降号として、職員を降格または降号できる場合について定めるものでございます。
(2)としましては、心身の故障による降格を行う場合は医師2名の診断を必要とすること、降級の処分は、その旨を記載した書面を当該職員に交付して行わなければならないというものでございます。
その他、所要の規定の整備を行うものでございまして、施行につきましては、平成28年4月1日からとしております。
255ページをお願いいたします。第19号議案、豊岡市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、地方公務員法の改正に伴いまして、人事行政の運営状況に関する任命権者の報告事項に係る規定を改めようとするものでございます。
257ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。
改正内容の(1)としまして、地方公務員法の改正に伴いまして、人事行政の運営の状況に関する任命権者の報告事項に係る規定を改めるというものでございます。
(2)としましては、行政不服審査法の改正に伴いまして、用語の修正を行うものでございます。
施行日につきましては、平成28年4月1日からとしております。
そして、259ページをお願いいたします。第20号議案でございます。豊岡市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、地方公務員災害補償法施行令の改正に伴いまして、同一の事由によりまして他の法令による給付がなされる場合の調整率を改めるものでございます。
261ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。
地方公務員災害補償法施行令の一部を改正する政令の施行に伴いまして、市議会議員その他非常勤の職員が、公務上の災害等に対する補償として傷病補償年金が支給される場合等におきまして、同一の事由について、他の法令に基づいて障害厚生年金等が支給されるときの補償額の調整に係る規定の改正を行うものでございます。
施行期日を平成28年4月1日からといたしておりまして、本条例の施行に伴い必要な経過措置を附則で定めるといたしております。
以上、条例改正につきましての説明は以上でございます。ご審議のほうをよろしくお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 暫時休憩をいたします。再開は午後1時5分。
午後0時04分休憩
────────────────────
午後1時05分再開
○議長(椿野 仁司) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ここで、
地域コミュニティ振興部長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。
地域コミュニティ振興部長。
○
地域コミュニティ振興部長(岸本 京子) 失礼いたします。午前中に私が提案説明をさせていただきました162ページ、第5号議案、用地取得につきまして、提案説明におきまして、取得する土地の筆数が、正しくは62筆と説明すべきところを61筆と説明しておりました。おわびして訂正をいたします。大変申しわけございませんでした。
○議長(椿野 仁司) 次に、第21号議案ないし第24号議案の4件について一括して説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 議案書の265ページをごらんください。第21号議案、豊岡市消費生活センターの組織、運営等に関する条例制定についてご説明いたします。
本案は、消費者安全法の改正に伴い、現在生活環境課内に設置している豊岡市暮らしの相談室を、同法に基づく消費生活センターとして位置づけ、組織運営等に関して必要な事項を定めるための条例制定を行うものです。
267ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。
第1条では、先ほど申し上げました条例の趣旨を、第2条では、名称と位置を定めています。
第3条では、相談受け付け事務の実施及び時間について定めています。
第4条では、所長その他必要な職員を置き、第5条では、消費生活相談員を置くことを規定しています。
第6条では、職員の資質向上のための研修について、第7条では、情報の安全管理について定めています。
附則で、施行日は、平成28年4月1日からとしています。
よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
続きまして、268ページをごらんください。第22号議案、
豊岡市立豊岡清掃センターにおける廃棄物の処理に関する条例を廃止する条例制定についてご説明いたします。269ページ、条例本文をごらんください。
本案は、北但行政事務組合が設置するクリーンパーク北但が、4月1日からごみ全量の受け入れを開始することに伴い、現豊岡清掃センターでのごみの受け入れは3月末で終了いたしますので、本条例を廃止するものです。
施行期日につきましては、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日から施行するものとしています。
続きまして、270ページをごらんください。ナンバー2の議案書をごらんください。第23号議案、豊岡市
廃棄物処理手数料条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
272ページをごらんください。条例案要綱によりご説明いたします。
まず、(1)では、豊岡清掃センターの閉鎖に伴い、ごみ処理手数料及び産業廃棄物処分費用の徴収が終了しますので、関係規定を削除します。
(2)では、下水道使用料の改定に伴い、公共下水道接続世帯との負担の公平性を保つため、し尿収集運搬処理及び浄化槽汚泥処理に係る手数料の見直しを行うものです。
手数料の改定額は、275ページの新旧対照表に記載しておりますので、ごらんください。
なお、これらの額は、平成28年度から施行される下水道使用料の平均改定率11.3%増を根拠に算定したものでございます。
なお、施行期日につきましては、ごみ処理手数料等の削除に関しましては、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において規則で定める日から施行することとし、(2)のし尿等の手数料の改定は、周知期間を置きますため、平成28年7月1日から施行することとしております。
続きまして、276ページをごらんください。第24号議案、豊岡市市税条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案につきましては、税の減免に係る申請期限及び申請書記載事項の変更並びに徴収の猶予及び換価の猶予に係る申請手続について定めるなど、所要の改正を行うものです。
282ページをごらんください。改正の概要は条例案要綱によりご説明いたします。
まず、改正の内容の(1)から(4)まででございますが、市税の徴収の猶予または換価の猶予をする場合の納付または納入に係る分割の方法、申請期限、申請書記載事項、添付書類などについて定めています。
(5)は、徴収の猶予または換価の猶予において、猶予金額が100万円以下であること、猶予期間が3カ月以内である場合などでは、担保の徴収を必要としないことを定めています。
(6)から(9)までは、市民税、固定資産税、軽自動車税及び特別土地保有税の減免に係る申請期限を、その納付期限までとすることなどを定めています。
附則でございますが、(1)でこの条例の規定を区分をいたしまして、それぞれ施行期日を定めています。(3)では、豊岡市国民健康保険税条例及び豊岡市重要伝統的建造物群保存地区における豊岡市市税条例の特例を定める条例について、税の減免に係る申請期限を、同様にその納付期限までに改めることとしております。
なお、283ページから296ページまで、新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
よろしくご審議賜りますようお願いいたします。以上でございます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第25号議案ないし第27号議案の3件について一括して説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) それでは、297ページをごらんください。第25号議案、
豊岡市立高齢者生活支援センターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてご説明いたします。
内容につきましては、市長総括説明のとおりで、須谷高齢者生活支援センター等の9施設は地元等へ無償譲渡し、菅谷地区高齢者生活支援センターは公民館施設として転用することに伴い、条例を廃止しようとするものです。
なお、菅谷地区高齢者生活支援センターは公民館に転用することから、附則の第2項で廃止する条例にある利用料の規定を、豊岡市立公民館の設置及び管理に関する条例に移します。
この廃止条例は、平成28年4月1日から施行することとしております。
なお、300ページに、豊岡市立公民館の設置及び管理に関する条例の新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧いただきますようお願いをいたします。
次に、301ページをごらんください。第26号議案、
豊岡市立総合健康ゾーン診療所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案は、総合健康ゾーン診療所において、運動療法、処方箋等の発行を受ける利用者の手数料について、受診を必要とする方の受診意欲を促し、また、かかりつけ医からの紹介を勧めやすくするため、所要の改正を行うものです。
条例案要綱によりご説明いたしますので、303ページをごらんください。
条例第7条に、ただし書きとして、診療所を初めて受診する者の手数料は無料とする規定を加えております。
附則で、この条例の施行期日を、平成28年4月1日からとしております。
なお、304ページに、条例の新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
次に、305ページをごらんください。第27号議案、豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案は、現在、休日急病診療所での診療業務を豊岡市医師会に委託しておりますが、会員の高齢化もあり、従事医師の減少が課題となる中で、平成28年度からは各市立診療所に勤務する医師にも、休日急病診療所での診療業務に従事いただくことといたしました。そこで、この業務への従事に対して、職員としての特殊勤務手当を支給するため所要の改正を行うものです。
内容につきましては、306ページをごらんください。豊岡市職員の特殊勤務手当に関する条例第16条を改正するもので、第1項に第10号、休日急病診療所診療業務を追加し、同条第2項において、その際の手当額として、一日につき17万1,400円を超えない範囲で、市長が定める額とする規定を加えたものです。
附則で、この条例の施行期日を平成28年4月1日からとしています。
なお、308ページに、条例の新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第28号議案について説明を求めます。
環境経済部長。
○環境経済部長(井上 隆俊) 失礼します。議案書の309ページをお願いいたします。第28号議案、豊岡市商業者等による
まちづくり推進条例制定についてご説明申し上げます。
本案につきましては、商業が地域のにぎわいの創出とコミュニティの発展に果たす役割の重要性に鑑み、商業者等が地域のまちづくり活動に積極的に参加する機運を高めるため、商業者、商店会、地域経済団体などが果たすべき役割を定める条例を制定しようとするものでございます。
内容につきましては、312ページの条例案要綱によりご説明申し上げます。
まず、1と2で、目的と用語の定義を定めております。先ほど申し上げました条例の目的を掲げております。
3から6におきまして、商業者、商店会、大規模小売店、中規模小売店等の設置者の責務について定めております。商業者、大規模小売店の設置者、中規模小売店の設置者につきましては、商店会及び地域経済団体への加入、商業振興事業及び地域のにぎわいと交流の場を創出する事業への参加に努めることとしております。
また、4に掲げます商店会につきましては、地域のにぎわい及び交流の場の創出、商店街の課題解決に努めること、組織への商業者の加入促進と連携を努めることとしております。
7の地域経済団体につきましては、商業者の事業活動に対する支援、地域のにぎわい及び交流の場を創出する事業の実施、それから商業振興に係る課題の解決に努めることを挙げ、組織への商業者の加入促進及び地域経済団体相互の連携を努めることとしております。
8で、市の責務について定めておりまして、この条例の目的を達成するため、国、兵庫県、地域経済団体と連携し、商業振興のために必要な施策を実施することとしております。
なお、附則で、条例の施行期日を定めております。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第29号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○都市整備部長(井上 良一) 314ページをごらんください。第29号議案、
豊岡市営厚生年金住宅の設置及び管理に関する条例を廃止する条例案についてご説明申し上げます。
本案は、老朽化した
豊岡市営厚生年金住宅の廃止に伴い、同住宅の設置及び管理に関する条例を廃止するものでございます。
附則で、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、第30号議案について説明を求めます。
城崎振興局長。
○城崎振興局長(新谷 博志) 議案書316ページをごらんください。第30号議案、豊岡市立木屋町小路の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本案は、引用しております法律の改正に伴い、条項を改めるものでございます。
318ページの条例案要綱で説明をいたします。今回の改正につきましては、風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律の改正に伴い、引用する条項を改めるものでございます。
附則におきまして、施行日は、法律が施行されます平成28年6月23日としております。
なお、新旧対照表は319ページに掲載しておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第31号議案について説明を求めます。
竹野振興局長。
○竹野振興局長(宮嶋 俊夫) 320ページをごらんください。第31号議案、豊岡市立竹野北前館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案は、竹野北前館をジオパーク竹野エリアの拠点施設として整備することに伴い、事業の内容等を改めるようとするものです。
323ページをごらんください。改正の内容は新旧対照表によりご説明いたします。
第3条第1項は竹野北前館の事業内容に、第2号としてジオパークの関する資料の展示に関すること及び第3号として観光情報及び地域情報の提供に関することを加えるものです。
また、第4条の3は、北前資料展示室を案内所及び資料展示室に改め、施設の開館時間を定めるものです。
なお、この条例は平成28年4月1日から施行することといたしております。
以上、よろしくご審議賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、第32号議案及び第33号議案について一括して説明を求めます。
出石振興局長。
○出石振興局長(天野 良昭) 324ページをごらんください。第32号議案、豊岡市公園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、豊岡市出石福住防災公園を加えるため、条例の別表を改正するものでございます。
改正内容につきましては、327ページの条例新旧対照表をごらんください。出石福住防災公園は、出石総合グラウンド南側に防災倉庫を備えて、防災活動や市民が憩える公園として、市有地約4,200平方メートルを整備したものです。公園の名称につきましては、地元の方に意見をいただき、親しみやすい名称としたところです。
なお、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。
続きまして、328ページをごらんください。第33号議案、豊岡市立集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、減価償却資産の耐用年数等に関する省令に規定する耐用年数を経過した坊岡地区多目的集会施設、文化芸能伝承館、袴狭集会所、大谷集会所、赤花多目的集会施設の5施設について、当該地区に無償譲渡するため、条例から削除しようとするものです。
改正内容につきましては、331ページの条例新旧対照表をごらんください。
なお、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第34号議案について説明を求めます。
但東振興局長。
○但東振興局長(谷岡 慎一) 332ページをごらん願います。第34号議案、
豊岡市営移住促進住宅の設置及び管理に関する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、本市に移住しようとする者に住宅を提供し、人口の確保と地域の活性化を図るため、特定公共賃貸住宅中山向町住宅5戸を移住促進住宅に用途変更するため、設置及び管理に関する事項を条例で制定しようとするものでございます。
内容につきましては、340ページをごらん願います。条例案要綱により、その概要をご説明申し上げます。
この条例は、第1条から第31条から成り、第1条は条例の趣旨、第2条は移住の定義、第3条は施設の名称と位置を定めており、名称を豊岡市営中山向町移住促進住宅、位置を豊岡市但東町中山1034番地の1としております。
第5条は入居者の資格について、移住促進住宅に入居することができる者は、入居の申し込みの日において、その者及び同居する配偶者の年齢の合計が80歳未満であること、または中学生以下の同居する子があること等の条件を満たすものとしております。
第6条は、入居の期間は10年間と定めております。ただし、10年を経過した時点で特定の要件を満たす場合は、当該要件を満たす期間に限り、引き続き入居することができることとしております。
第13条は、移住促進住宅の家賃を月額2万8,000円と定めています。
なお、附則では、この条例を平成28年4月1日から施行し、その施行の際に、現に豊岡市営特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の特例の規定により、移住促進住宅に入居している者については、この条例の規定は適用せず、改正前の豊岡市営特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の規定が、なおその効力を有することとしております。
説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第35号議案について説明を求めます。
消防長。
○消防長(中島 幾良) 345ページをごらんください。第35号議案、豊岡市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。
本案は、近年ガスグリドルつきこんろや、大容量のIH調理器などの火気設備及び器具が流通してきたことから、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令及び火災予防条例(例)が改正され、豊岡市火災予防条例におきましても、引用しております別表の内容を改めるものでございます。
改正の内容につきましては、364ページの条例案要綱でご説明させていただきます。
改正の内容は、省令の改正に伴い、可燃物等との間に設けるべき火災予防上、安全な距離であります離隔距離を定める別表に、ガスグリドルつきこんろ及び最大入力値が5.8キロワット以下である電磁誘導加熱式調理器を新たに追加するものでございます。
附則で、この条例の施行日を平成28年4月1日としております。
365ページから377ページに新旧対照表を添付しておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第36号議案及び第37号議案について一括して説明を求めます。
上下水道部長。
○上下水道部長(一幡 和之) 378ページをごらんください。第36号議案、豊岡市下水道条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
今回の改正は、下水道法施行令の改正に伴い、除害施設の設置等を必要とする下水の水質基準を改正しようとするものでございます。
381ページの条例新旧対照表でご説明させていただきます。
第10条は、除害施設の設置等について規定をしており、第1項において基準に適合しない下水を継続して排除して、公共下水道を使用する者は除害施設を設け、または必要な措置をしなければならないと定めております。同項第10号において、トリクロロエチレンの基準を1リットルにつき0.3ミリグラム以下と定めておりましたが、下水道法施行令の改正に伴う排水基準の強化により、1リットルにつき0.1ミリグラム以下と改めようとするものでございます。
附則としまして、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
続きまして、382ページをごらんください。第37号議案、豊岡市集落排水処理施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
385ページの条例新旧対照表でご説明させていただきます。
改正の内容は、処理区域の統廃合に伴い、農業集落排水施設のうち、竹貫処理区及び処理場を廃止するものでございます。なお、廃止となる竹貫地区は、公共下水道の日高中央処理区への統合となります。
附則といたしまして、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(椿野 仁司) 次に、第38号議案及び第39号議案について一括して説明を求めます。
教育次長。
○教育次長(丸谷統一郎) 386ページをごらんください。第38号議案、豊岡市教育研修所設置条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案は、機関の名称を豊岡市教育研修所から豊岡市教育研修センターに改めるものでございます。
389ページをごらんください。改正内容につきましては、新旧対照表によりご説明申し上げます。
改正内容は、機関の名称変更に伴い、条例の題名、第1条に掲げる豊岡市教育研修所を豊岡市教育研修センターに、第1条から第4条に掲げる研修所を研修センターに改めるものでございます。
なお、附則により、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議をいただきますようお願いいたします。
続きまして、390ページをごらんください。第39号議案、
豊岡市立放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明いたします。
本案は、豊岡市立城崎放課後児童クラブの位置を変更するものでございます。
393ページをごらんください。改正内容につきましては、新旧対照表によりご説明申し上げます。
改正内容は、別表第1に掲げる豊岡市立城崎放課後児童クラブの位置を豊岡市城崎町湯島802番地の1から豊岡市城崎町湯島578番地に変更するものでございます。
なお、附則により、この条例は平成28年4月1日から施行することとしております。
以上、よろしくご審議をいただきますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第40号議案及び第41議案について一括して説明を求めます。
政策調整部長。
○政策調整部長(杉本 正憲) 394ページをごらんください。第40号議案、平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)についてご説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億9,219万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を516億2,294万8,000円とするものです。
第2条で、繰越明許費を追加しています。
また、第3条で、債務負担行為の追加をしています。
397ページをごらんください。繰越明許費補正です。2事業合計3億2,618万円を設定しています。この2事業は、システム改修等、早期の発注に努める必要があるものの、実質的には平成28年度施行となるものです。
398ページをごらんください。債務負担行為補正です。1事項796万1,000円を追加しようとするものです。この業務は、システム改修と早期の発注に努める必要があるものです。
411ページ、412ページをごらんください。歳出補正予算総括表により、主なものについてご説明いたします。
まず、2、総務費です。コウノトリ豊岡寄附金推進事業費は、特典発送等に係る業務委託料等です。
次に、3、民生費です。人件費と年金生活者等支援臨時福祉給付金支給事業費は、低所得の高齢者等を対象に1人当たり3万円を支給するための経費です。児童福祉総務費は、保育所等の利用者負担軽減に伴うシステム改修費です。
次に、6、農林水産業費です。農業振興事業費は、認定農業者等の担い手を支援するため、農業用機械の導入に対し補助するものです。
財源内訳は、409ページ、410ページ、歳入補正予算総括表をごらんください。
17、寄附金は、コウノトリ豊岡寄附金1億2,000万円を増額しています。
続きまして、416ページをごらんください。第41号議案、平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第7号)についてです。
第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ8億1,896万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を508億398万4,000円とするものです。
第2条で、繰越明許費の追加をしています。
また、第3条で、債務負担行為の追加・廃止及び変更を、第4条で、地方債の追加及び変更をしています。
421ページをごらんください。繰越明許費補正です。追加した事業は合計22事業、9億603万9,000円です。地元や他事業との調整、予算成立以後の事由などにより、年度内の事業完了が困難となったことに伴うものです。
422ページをごらんください。債務負担行為補正です。追加は1事項です。兵庫県と県内市町が共同発行する地方債、いわゆるのじぎく債について、発行する際、関係団体間で連帯債務が発生しますので、必要額を計上しています。廃止は1事項90万円です。本年度利子補給対象者がなかったため廃止するものです。変更は3事項、限度額を増減しています。補正後の限度額を5億7,385万2,000円としています。1行目の豊岡斎場改修事業は、工事金額の確定に伴うものです。
その下、2件の北但行政事務組合負担金は、市長が申し上げたとおりです。
423ページをごらんください。地方債補正です。追加は1事項、情報セキュリティー強化対策の費用について、限度額を7,340万円追加するものです。変更は25事業について、事業費の精算見込みに基づいて限度額の増減整理を行い、425ページの計の欄のように、借入限度額を65億7,830万円としています。
534ページ、535ページをごらんください。人件費は人事院勧告に準じた増額及び各款で時間外勤務手当、休職者等給与の増減整理を行っています。
まず、2、総務費です。財政調整基金積立金は、北但行政事務組合の負担金減額分のうち一般財源額相当分、「子どもたちが豊岡で世界と出会う音楽祭」開催のためにいただいた寄附金等を積み立てるものです。行政情報化推進事業費は、本年度、国の補正予算において自治体情報セキュリティー強化対策事業が予算化されたことに伴うセキュリティー強化対策のための経費9,070万4,000円と不用額を差し引きした金額です。還付金及び返納金は、社会福祉法人に返還するものです。但馬空港利用促進事業費は、搭乗実績に伴い、必要な補助金を追加交付するものです。
次に、民生費です。受給者等の増加や保育単価が改定されたことなどにより増額するものです。
次に、4、衛生費です。母子保健事業費は、扶助費の増額によるものです。北但行政事務組合負担金の大幅な減は、国の交付金が前倒しで組合に交付されたことに伴うものです。
次に、8、土木費です。雪害対策事業費7,894万円は除雪費用等の増額に伴うものです。
次に、13、諸支出金です。土地取得費は竹貫地場ソーラー用地の土地開発基金からの買い戻し費用です。
財源内訳につきましては、532ページ、533ページの歳入補正予算総括表をごらんください。
1、市税は、個人市民税、法人市民税等の増収を見込んでいます。
その2つ下、10、地方交付税は普通交付税で、既に計上済みの額と合わせると165億5,470万円が本年度の決定額となります。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第42号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 543ページをごらんください。第42号議案、平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第4号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,110万6,000円を追加し、予算の総額を111億2,050万3,000円とするものでございます。
564ページをごらんください。歳出補正予算総括表によりご説明いたします。
まず、歳出ですが、総務費の補正は減額となっていますが、この中には平成27年の人事院勧告の改定分を含んでおります。
次に、共同事業拠出金は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業に係る拠出金の見込み額変更に伴う増額を行っています。
次の保健事業費は、特定健診の実績に合わせ、不用額を減額するものです。
562ページをごらんください。歳入につきましては、補正予算総括表によりご説明いたします。
国保税は、被保険者の移動の状況により、一般被保険者分は増額、退職被保険者分は減額しています。
次に、療養給付費交付金は、補助金の申請及び確定通知に基づき減額するものです。
次の共同事業交付金は、見込み額の変更により減額するものです。
次の繰入金につきましては、主な内容欄等にありますとおり、基金繰入金を増額するものでございます。これは、国県支出金、交付金、共同事業交付金の減額に伴う歳入減及び保険財政共同安定化事業拠出金増額に伴う歳出増に対応する財源を確保するため、基金からの繰り入れを増額するものでございます。
よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第43号議案について説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) それでは、567ページをごらんください。第43号議案、平成27年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)補正予算(第2号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ133万円を追加し、総額をそれぞれ1億5,028万9,000円とするものです。
580ページをごらんください。まず、歳出の内訳ですが、総務費の一般管理費では、人事院勧告に準じた給与改定を含めて、決算見込みによる人件費の減額を行うほか、電子カルテの導入に伴い、往診用端末等の庁用備品の追加を行うものです。また、医業費は診療実績から医療材料費の増額を行うものです。
戻っていただいて、578ページをごらんください。歳入の内訳ですが、診療収入93万円を増額するほか、一般会計繰入金、事業勘定繰入金を増額するものです。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第44号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 583ページをごらんください。第44号議案、平成27年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出予算それぞれ2,626万3,000円を追加し、予算の総額を10億7,008万4,000円とするものでございます。
596ページをごらんください。歳出補正予算総括表によりご説明いたします。
まず、総務費は減額をいたしますが、この中には平成27年の人事院勧告の改定分を含んでおります。次の後期高齢者医療広域連合納付金は、通知により納付額を増額するものでございます。
戻っていただきまして、594ページをごらんください。財源につきまして、歳入補正予算総括表によりご説明いたします。
保険料は、現年度分滞納繰り越し分の徴収見込みにより減額いたします。次の一般会計繰入金の減額は、保険基盤安定繰入金、職員給与費等繰入金の決算見込みによるものでございます。
よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第45号議案及び第46号議案について一括して説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) 599ページをごらんください。第45号議案、平成27年度豊岡市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,824万2,000円を減額し、総額をそれぞれ86億9,180万1,000円とするものです。
626ページをお願いします。まず、歳出ですが、総務費の減額の主なものは、人事院勧告に準じた給与改定を含めて、決算見込みにより人件費の増額を行うほか、主治医意見書の作成手数料の実績見込みによるものです。
保険給付費は、居宅介護など各種サービス給付費事業費を利用実績により増額、減額するものです。
地域支援事業費は、介護報酬改定に伴う減額並びに当初予算では訪問、通所とも10カ所を予定していた支え合いサービスが計画より少なかったこと等によるものです。
基金積立金は、国からの交付金が計画見込みより少ない交付内容であったことから、その収入減に伴うものです。
戻っていただいて、624ページをごらんください。歳入の内訳ですが、保険料、国庫支出金、支払基金交付金及び県支出金の増減は、決算見込み、交付見込みによるものでございます。
繰入金は、保険給付費の増額、地域支援事業の減額等に伴い、一般会計からの繰入金を減額するものです。
諸収入の増額は、介護報酬の返納によるものです。
次に、629ページをごらんください。第46号議案、平成27年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,278万2,000円を減額し、総額をそれぞれ2億4,098万1,000円とするものです。
652ページごらんください。まず、歳出の内訳ですが、各診療所とも人事院勧告に準じた給与改定を含めて、決算見込みによる人件費の減額を行うほか、休日急病診療所、森本、高橋診療所においては、電子カルテ等の導入に伴う庁用備品の追加を行うものです。また、各診療所、医業費の減額は決算見込みによるものです。
戻っていただいて、650ページをごらんください。歳入の内訳ですが、各診療所の診療収入、使用料は、それぞれ決算見込みにより減額するものです。
また、一般会計繰入金は、休日急病診療所、森本、総合健康ゾーン診療所においては減額し、神鍋、高橋診療所においては増額するものです。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第47号議案について説明を求めます。
環境経済部長。
○環境経済部長(井上 隆俊) では、656ページをごらんください。第47号議案、平成27年度豊岡市
太陽光発電事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ781万8,000円を追加し、歳入歳出の予算総額をそれぞれ7,514万6,000円とするものでございます。
669ページをお開きください。歳出につきましてご説明申し上げます。
総務費の基金積立金を487万9,000円、それから諸支出金の一般会計繰出金を497万8,000円増額するとともに、施設費の事業費203万9,000円を減額するものでございます。
1ページお戻りいただきまして、667ページをお願いをいたします。歳入につきましては、財産収入、売電収入を781万1,000円、それから基金利子を7,000円増額しております。
以上、よろしくご審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第48号議案及び第49号議案について一括して説明を求めます。
上下水道部長。
○上下水道部長(一幡 和之) 672ページをごらんください。第48号議案、平成27年度豊岡市
水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
第2条、業務の予定量の補正です。主な建設改良事業のうち排水施設費を2億6,072万3,000円減額し4億6,088万7,000円に、簡易水道施設整備費を4,650万円減額し2億4,440万円とします。
第3条、収益的収入及び支出の補正です。支出の水道事業費用を4,710万8,000円増額し、24億4,553万8,000円とします。これは、職員給与費の減額、消費税及び地方消費税の増額によるものでございます。
第4条資本的収入及び支出の補正です。次のページになりますけれども、資本的収入で7,090万8,000円減額し3億2,300万8,000円とします。これは一般会計からの出資金、負担金、国庫補助金の減額によるものでございます。資本的支出で3億722万3,000円減額し15億7,246万7,000円とします。これは主に工事請負費の減額によるものでございます。
第5条、債務負担行為の補正です。国分寺配水池改築事業で設定をしておりましたが、これを廃止をいたします。
第6条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正です。職員給与費について120万9,000円増額し1億6,527万5,000円とします。
675ページ以降に実施計画、予定キャッシュフロー計算書、債務負担行為に関する調書、予定貸借対照表を添付しておりますのでご清覧いただき、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、681ページをごらんください。第49号議案、平成27年度豊岡市
下水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
第2条の業務の予定量の補正では、主な建設改良事業において、管渠施設事業費を5万8,000円増額し8億3,793万4,000円、処理場施設事業費を8万5,000円増額し5億1,217万5,000円とします。
第3条の収益収支の補正では、収入の下水道事業収益では5,952万6,000円減額して59億6,963万円といたします。これは、収入状況を勘案して、新規加入金の減額と長期前受け金戻入を減額するものでございます。支出の下水道事業費用では、9,026万3,000円減額して57億1,167万6,000円とします。これは、予定をしておりました下水道処理場統廃合に係る資産減耗費を減額するものなどでございます。
次に、682ページをごらん願います。第4条の資本的収支の補正では、資本的収入で472万6,000円増額して23億5,057万3,000円とします。これは受益者負担金の増額によるものでございます。資本的支出は14万3,000円増額して45億1,700万8,000円とします。これは人件費の増額によるものでございます。
第5条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正について、職員給与費を73万6,000円増額して1億2,462万1,000円とします。
第6条の利益剰余金処分の補正では、繰越利益剰余金のうち1億6,913万2,000円とあるものを、繰越利益剰余金1億9,444万円及び当年度利益剰余金のうち964万1,000円とし、減債積立金として処分することに改めております。
683ページ以降に実施計画、予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表等を添付しておりますのでご清覧いただきまして、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。以上です。
○議長(椿野 仁司) 次に、第50号議案について説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○コウノトリ共生部長(本田 互) 690ページをごらんください。第50号議案、平成27年度豊岡市
農業共済事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
今回の補正の目的は、各共済の引き受け実績や事故の発生状況等による収支の過不足の調整のほか、人事院勧告に準じて職員の給料月額及び勤勉手当の改定に伴います補正予算39万5,000円を含むものであり、農業共済事業特別会計で289万9,000円の減額補正であります。
まず、第2条、収益的収入及び支出の補正では、収入、支出をそれぞれ289万9,000円減額して、補正後の総額を1億6,888万円とするものです。
第3条、議会の議決を経なければ流用することができない経費の補正として、職員給与費を64万2,000円増額し6,288万9,000円としております。
なお、692ページ以降には補正予算に関する説明書として予算実施計画、予定キャッシュフロー計算書など財務諸表を添付いたしておりますので、ご清覧ください。
以上、ご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第51号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○政策調整部長(杉本 正憲) 平成28年度豊岡市一般会計予算並びに予算説明書をお願いをいたします。
1ページをごらんください。第51号議案、平成28年度豊岡市一般会計予算についてご説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ488億9,611万7,000円と定めています。
第2条で債務負担行為を、第3条で地方債を定めています。
また、第4条で、一時借入金の借り入れの最高額を60億円と定めています。
第5条は、歳出予算の流用ができる場合を定めたもので、給料、職員手当及び共済費の予算に不足が生じた場合は、同一款内での各項間の流用をお願いするものです。
7ページをごらんください。債務負担行為です。7事項について、限度額7億2,173万4,000円を計上しています。
8ページから10ページは地方債です。28事業で総額58億2,150万円を計上しています。
次は、資料編のファイルをお開きください。ナンバー1と右上に記載しております平成28年度豊岡市予算についてをごらんをいただきたいと思います。
平成28年度の一般会計予算の歳入歳出の構成をご説明いたします。
3ページ、円グラフをごらんください。一般会計の債務の構成比は、最も大きいものは地方交付税で35.9%、次に……(発言する者あり)
失礼しました。2ページをごらんください。最も大きいものは地方交付税で35.9%、次に市税20.3%、市債11.9%の順となっています。この順番は前年度に同じです。歳出につきましては、民生費の割合が最も大きく24.5%、次に総務費14.0%、公債費13.8%、以下、ごらんの順となっています。この順番は、前年度と比較し、総務費が前年度の6番目から2番目に上昇しています。これは、地方創生及び地域再生戦略事業は一括して総務費に予算計上したことによるものです。
次に、ナンバー5を記載しております平成28年度一般会計予算説明資料をお開きをいただきたいと思います。
1ページをごらんください。給与費明細書です。まず、1、特別職ですが、比較の欄をごらんください。左から2列目の職員数の欄のうち、その他特別職は、国勢調査に伴う指導員、調査員の数が減少することなどにより、マイナス335人となっています。給与費では、嘱託職員の数が増加することにより、報酬及びその他の手当の期末手当、通勤手当が増加しています。
一番右側、合計欄の計では1,812万1,000円の増額で、前年の対比1.3%のプラスとなっています。
2、一般職の1、総括ですが、比較の欄をごらんください。6列目、給与費の計が8,113万1,000円の減額、その右側、共済費は1,530万円の減額です。合計では9,643万1,000円の減額で、前年度対比1,7%のマイナスとなっています。
2ページから4ページにかけては、給料及び職員手当の明細を記載していますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
5ページをごらんください。債務負担行為の調書です。このページから11ページまで、これまでに議決いただいた116事項について記載しています。
11ページの計の欄をごらんください。中央のやや右の列、当該年度以降の支出予定額の計は49億3,760万7,000円となっています。
13ページ、14ページをごらんください。地方債現在高の見込みに関する調書です。14ページ、合計の行、当該年度中、起債見込み額は合計58億2,150万円、その右側が償還をしようとする元金で、合計61億772万3,000円、差し引きいたしますと、一番右側、28年度末の現在高見込み額は621億1,262万円となっています。
15ページをごらんください。一般会計歳入予算総括表です。
1、市税と10、地方交付税は、市長が申し上げたとおりです。
3、利子割交付金から8、自動車取得税交付金まで、県からの交付金を計上していますが、このうち地方消費税交付金は、内需が回復基調にあることを受け、市への交付分も増収が見込まれるため増額としています。
17ページをごらんください。15、県支出金は、緊急雇用就業機会創出基金事業費、地域介護拠点整備費などの補助金や国勢調査事務委託金の減額により、1億3,816万5,000円の減額を見込んでいます。
17、寄附金は、コウノトリ豊岡寄附金を4億円見込み、大幅な増額となっています。
18、繰入金ですが、財政調整基金は過年度の合併特例債の交付税算入錯誤分として積み立てていた2億6,000万円を取り崩すものなどです。市債管理基金は、のじぎく債償還分1億5,000万円などです。また、地域振興基金は、コウノトリ豊岡寄附金を平成27年度に基金に積み立てたものを、地方創生に向けた取り組み等に活用するため繰り入れるものなどです。
20、諸収入2億4,500万円の増額の主なものは、円山川運動公園の移転補償金です。
19ページをごらんください。一般会計歳出予算総括表です。
まず、1、議会費です。人件費の議員共済組合負担金の減額により、前年度対比2,778万円の減額、9.4%のマイナスです。
2、総務費は、地方創生・地域再生戦略事業を一括計上したことに加え、基金管理費の増額により14億9,971万3,000円、28.1%のプラスです。
3、民生費は、国保事業勘定や介護保険事業、後期高齢者医療事業など各特別会計繰出金の増加により6,370万6,000円、0.5%のプラスです。
4、衛生費は、斎場管理費、公立豊岡病院負担金は増額するものの、北但行政事務組合や水道事業関係への負担金が減額となるなど、8億9,665万円、13.1%のマイナスです。
5、労働費は、緊急雇用就業機会創出基金事業費が平成27年度をもって廃止され、1億9,587万4,000円、64.6%のマイナスです。
6、農林水産業費は、漁港管理費、地籍調査事業費などの増額により1億5,428万6,000円、10.1%のプラスです。
21ページをごらんください。7、商工費は、山陰海岸ジオパーク推進事業などの減額により1億51万8,000円、6.3%のマイナスとなっています。
8、土木費は、橋梁長寿命化事業や要緊急安全確認大規模建築物耐震化助成事業などの増額により4億2,873万円、7.9%のプラスです。
9、消防費は、消防救急無線デジタル化整備の完了等により3億979万7,000円、16.0%のマイナスです。
10、教育費は、コウノトリスタジアム改修の完了、運動公園整備、豊岡市民グラウンド改修の進捗などにより8億7,544万1,000円、13.1%のマイナスです。
12、公債費は4億3,515万9,000円、6.0%のマイナスとなっています。
13、諸支出金ですが、土地開発基金用地買い戻しが主な増加理由で、3,298万4,000円、6.7%のプラスです。28年度に取り組む主な施策等については、市長が総括説明で申し上げたとおりです。
27ページをごらんください。このページから30ページまで投資的経費の内訳を、款ごとに事業名を記載しています。
30ページをごらんください。投資的経費の合計は72億8,399万4,000円で、前年度対比19.1%のマイナスとなっています。
31ページをごらんください。当初予算に計上している地方債の内訳です。最も大きいものは合併特例債です。
32ページをごらんください。中段やや下側の小計欄、合併特例債は31億1,460万円で、全体の53.5%を占めています。
次は、臨時財政対策債を除けば、33ページ、過疎対策事業債で、ハード分5億3,840万円と、34ページのソフト分1億2,570万円を合わせてますと6億6,410万円、全体の11.4%です。
35ページから39ページにかけては、28年度の市税調定見込み並びに収納見込み額調べを添付しています。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第52号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 別冊の平成28年度豊岡市特別会計予算並びに予算説明書の1ページをごらんください。第52号議案、平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ111億1,176万3,000円とするものでございます。
第2条では、一時借入金の最高額を5億円に定めています。
第3条は、歳出予算を流用することができる範囲を定めています。
内容につきましては、別冊の資料編の平成28年度豊岡市予算について、右肩にナンバー1と打ったものをごらんいただきたいと存じます。
ナンバー1の15、16ページをごらんください。歳出予算総括表によりご説明いたします。
国保事業特別会計の当初予算は、骨格予算としています。平成28年度の課税所得及び平成27年度の医療費実績等が把握できる4月下旬に改めて精査し、国保運営協議会の審議を経た上で、6月定例会に本格予算を提案したいと考えています。
歳出の内訳について、主なものをご説明いたします。
まず、保険給付費ですが、平成27年度上半期の医療費6カ月分の実績と前年からの医療費の伸びを勘案して計上しています。
次の後期高齢者支援金、前期高齢者納付金、老人保健拠出金及び介護納付金は、社会保険診療報酬支払基金に納付するもので、平成27年度実績に基づき計上しています。
次の共同事業拠出金は、高額医療費共同事業及び保険財政共同安定化事業の拠出金として、兵庫県国保連合会に拠出するものです。
次に、保健事業費は、レセプト点検を初め、医療費の適正化対策に係る事業、被保険者の健康意識の向上を図るための事業及び特定健康診査、特定保健指導事業に要する費用です。被保険自身が積極的に健康管理を行っていただくため、特定健康診査の受診率を引き続き無料化することとしています。
続きまして、1ページ戻っていただきまして、13ページ、14ページをごらんください。財源となる歳入ですが、国保税につきましては5月上旬に、平成28年度の課税所得が確定した後に税率算定等を行いますので、暫定的に計上しております。国庫支出金以下につきましても、医療費の概算見込み及び平成27年度の実績見込み等により算出、計上しております。
以上でございますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第53号議案について説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) それでは、特別会計予算の41ページをお願いいたします。第53号議案、平成28年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(直診勘定)予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,257万4,000円と定め、第2条で地方債について、第3条で、一時借入金の最高額を1,000万円と定めております。
次に、44ページをお願いします。第2表、地方債で、起算の目的を過疎対策事業債、限度額90万円といたしております。
内容につきましては、別冊の豊岡市予算についての19ページをお願いいたします。まず、予算の概要ですが、本会計の目的は、国民健康保険法に基づく資母診療所の運営を行うものでございます。
22ページをごらんください。予算総括表により、主な項目について説明をいたします。
まず、歳出ですが、総務費は、医師、看護師等の給料や共済費、診療所運営に係る管理費、診療所等の外壁補修事業などでございます。
医業費は、医療用消耗機材費、医療用衛生材料費等でございます。
公債費は、施設整備や医療機器購入に係る市債の元利償還金で、予備費とし10万円を計上いたしております。
戻っていただいて、20ページをごらんください。次に、歳入ですが、診療収入は診療報酬等によるもの、使用料及び手数料は診断書の文書料などで、繰入金は一般会計と事業勘定からの繰入金です。
市債は、医療用機器の購入に係るものです。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第54号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 特別会計予算書の65ページをごらんください。第54号議案、平成28年度豊岡市
後期高齢者医療事業特別会計予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ11億7,661万8,000円とするものでございます。第2条では、一時借入金の最高額を5,000万円と定めています。
内容につきましては、別冊資料編の平成28年度豊岡市予算についての、29ページ、30ページをごらんください。歳出予算総括表によりご説明いたします。
主な内訳でございますが、後期高齢者医療広域連合納付金は、徴収した保険料と保険基盤安定繰入金を広域連合に納付するものでございます。
次に、諸支出金は、被保険者の転出、死亡、所得更正等により保険料に変更が生じ、過誤納付が発生した場合に還付するものでございます。
1ページ戻っていただきまして、27ページ、28ページをごらんください。財源となる歳入の主な内訳でございますが、保険料は兵庫県後期高齢者医療広域連合から示された平成28年度見込み額を計上しています。
次に、繰入金につきましては、事務費、保険基盤安定、職員給与費等の繰入金を計上しております。
以上でございますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第55号議案及び第56号議案について一括して説明を求めます。
健康福祉部長。
○健康福祉部長(福井 周治) それでは、特別会計予算書の85ページをお願いいたします。第55号議案、平成28年度豊岡市
介護保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額を88億2,624万2,000円と定めております。第2条で、一時借入金について、借入最高額を5億円と定めております。第3条で、歳出予算の流用について、第1号は給料、職員手当などの人件費に係る経費の流用について、第2号は保険給付費の流用についてを定めております。
内容につきましては、平成28年度豊岡市予算についての33ページをお願いいたします。
まず、予算の概要ですが、本会計は豊岡市老人福祉計画第6期介護保険事業計画に基づき、保険給付及び地域支援事業を実施するためのものです。
主な内容は、予算総括表によりご説明申し上げます。36ページをごらんください。
まず、歳出ですが、総務費は事業運営に係る職員の人件費、事務費、介護認定審査会に係る人件費及び主治医意見書の作成手数料などです。
保険給付費は、各種サービスに係る保険給付費です。
地域支援事業費は、介護保険給付から市の総合事業に移行した要支援者に係る介護予防、生活支援サービス事業費等です。
諸支出金は、第1号被保険者保険料の還付金等で、予備費は500万円を計上いたしております。
戻っていただきまして、34ページをお願いします。歳入の内訳ですが、保険料は、第1号被保険者の介護保険料です。
国庫支出金は、保険給付費に係る負担金、調整交付金並びに地域支援事業費に係る交付金です。
支払基金交付金は、社会保険診療報酬支払基金から第2号被保険者の負担分として、また、県支出金は保険給付費に係る負担金、地域支援事業費に係る交付金等です。
繰入金の主なものは、保険給付費に係る市負担分、事務費等に係る繰入金、介護給付費準備基金繰入金です。
諸収入は、地域支援事業に係る食の自立支援事業の利用者負担金などです。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いをいたします。
次に、128ページをごらんください。第56号議案、平成28年度豊岡市
診療所事業特別会計予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億772万1,000円と定め、第2条で地方債について、第3条で一時借入金の最高額を2,000万円と定めております。
次に、131ページをお願いします。第2表地方債で、起債の目的、診療所整備事業費は限度額を6,150万円、過疎対策事業債は限度額を290万円といたしております。
内容につきましては、別冊の豊岡市予算についての40ページをお願いします。
まず、予算の概要ですが、本会計の目的は、休日急病診療所等5カ所の市立診療所の管理運営を行うものでございます。
43ページをごらんください。まず、歳出ですが、豊岡休日急病診療諸費の総務費1,639万円は、医師・看護師等の賃金や診療所運営に係る管理費などです。
医業費395万円は、医療機器修繕のための医療用機械器具費、ガーゼ等の医療用消耗器材費、医薬品等の医療用衛生材料です。
以下、森本診療所等、各診療諸費の総務費及び医業費の主な内容欄につきましては、休日急病診療所と同様でございます。
平成28年度の主なものとして、休日急病診療所費においては、待ち時間の短縮を図るため、薬袋ラベル発行システムを導入します。森本診療所費においては、トイレの修繕、血液検査機器等を整備をいたします。神鍋診療所費では、血液検査、視力検査機器等の整備を進めます。高橋診療所では、着任予定の医師の診療方針を確認する中で、施設設備の充実を図ることとし、屋根、外壁、トイレ等の補修工事を進めます。また、エックス線撮影装置、超音波診断装置などの医療機器の充実を図ることとしています。
戻っていただいて、41ページをごらんください。歳入ですが、休日急病診療所収入は2,047万7,000円で、外来収入、一般会計繰入金などです。森本診療所等各診療所の収入は、いずれも外来収入、一般会計繰入金、医療機器購入に係る県補助金、施設整備や医療機器購入に係る市債などを計上しております。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、第57号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○市民生活部長(田中 道男) 特別会計予算書の170ページをごらんください。第57号議案、平成28年度豊岡市
霊苑事業特別会計予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ820万5,000円とするものでございます。
第2条では、一時借入金の最高額を1,000万円と定めています。
内容につきましては、別冊資料編、平成28年度豊岡市予算についての48ページ、49ページをごらんください。予算総括表によりご説明いたします。
下の表ですが、主な歳出である霊苑管理費は、修繕料、西霊苑の手すり設置工事費、保守点検、維持管理の委託料などを計上しています。
財源となる歳入は上の表をごらんください。霊苑使用者からの使用料及び手数料、繰越金、諸収入を見込んでいます。
以上でございますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第58号議案について説明を求めます。
環境経済部長。
○環境経済部長(井上 隆俊) 失礼いたします。それでは、特別会計予算書のほうの182ページをお願いいたします。
平成28年度豊岡市の太陽光発電特別会計予算についてご説明申し上げます。
第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9,617万4,000円といたしております。第2条で、一時借入金に借り入れの最高額を1,000万円と定めております。
続きまして、予算説明資料のほうで説明申し上げます。53ページをお願いをいたします。
下段の歳出からご説明申し上げます。
総務費の800万7,000円につきましては、事務執行に伴う事務費等基金積立金でございます。施設費の3,182万4,000円は、山宮地場ソーラー、コウノトリ但馬空港地場ソーラー及び竹貫地場ソーラーの事業費でございます。公債費につきましては、一時借入金の利子を計上いたしております。諸支出金につきましては、5,532万2,000円は一般会計の繰出金を計上いたしております。また、予備費として100万円を計上し、歳出総額を9,617万4,000円といたしております。
上段の歳入につきましては、財産収入として9,617万2,000円を計上しております。繰越金、それから諸収入については、各1,000円ずつ計上いたしております。
以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 次に、第59号議案について説明を求めます。
但東振興局長。
○但東振興局長(谷岡 慎一) 別冊の特別会計予算書、195ページをごらんください。第59号議案、平成28年度豊岡市管理会財産区特別会計予算についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ254万8,000円と定めております。
内容につきましては、予算に関する説明書により主なものをご説明いたします。
203ページをごらんください。同じ予算で説明いたします。まず、歳出の内訳ですが、高橋財産区管理委員5人の報酬、費用弁償等、一般管理費24万9,000円、財産管理費3万2,000円、予備費として226万7,000円を計上しています。
次に、歳入ですが、201ページをごらんください。歳入の主なものは、財産運用収入として1万7,000円、繰越金の253万円を計上いたしております。
説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(椿野 仁司) 続いて、第60号議案及び第61号議案について一括して説明を求めます。
上下水道部長。
○上下水道部長(一幡 和之) 206ページをごらんください。第60号議案、平成28年度豊岡市水道事業会計予算についてご説明いたします。
第2条、業務の予定量です。給水人口8万4,480人、年間総配水量を1,241万7,300立方メートル、1日平均配水量を3万4,020立方メートルとし、主な建設改良事業は配水施設整備費9億6,868万1,000円、簡易水道施設整備費2億4,000万円としております。
第3条、収益的収入及び支出です。収入は、水道事業収益24億8,804万円、支出は水道事業費用22億9,810万4,000円としております。
次のページでございます。第4条、資本的収入及び支出です。資本的収入を4億4,961万5,000円、資本的支出を20億3,833万2,000円としております。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額15億8,871万7,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額6,506万2,000円、過年度分損益勘定留保資金14億6,244万7,000円、当年度分損益勘定留保資金6,030万8,000円で補填するものとしております。
第5条、企業債では、建設管理費で1億3,170万円を限度額とし、起債の方法、利率、償還の方法については表のとおりでございます。
次のページになりますが、第6条、一時借入金では、限度額を3億円としております。
第7条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費で1億5,756万9,000円としております。
第8条、他会計からの補助金では、営業助成等のため、一般会計から補助を受ける金額は3億304万6,000円です。
第9条、棚卸資産購入限度額では、限度額を1,801万7,000円としております。
211ページ以降に実施計画、予定貸借対照表等を添付しておりますのでご清覧いただき、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、230ページをごらんください。第61号議案、平成28年度豊岡市下水道事業会計予算についてご説明いたします。
第2条の業務の予定量は、排水処理人口を7万6,940人、年間排水処理水量を1,073万6,000立方メートル、1人平均排水処理水量を2万9,414立方メートルとし、主な建設改良事業は、環境施設事業費10億1,112万7,000円、処理場施設事業費5億5,313万7,000円と予定しております。
第3条の収益的収入及び支出の予定額では、収入で下水道事業収益を59億9,031万4,000円とし、支出は下水道事業費用を57億2,739万2,000円としております。
231ページになりますけれども、第4条の資本的収入及び支出の予定額は、資本的収入で25億5,408万円とし、資本的支出では47億5,538万5,000円としております。このうち建設改良費15億6,426万4,000円につきましては、下水道施設の統廃合、長寿命化事業などを予定しております。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額、22億50万5,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額6,064万円、当年度分損益勘定留保資金19億5,284万2,000円、繰越利益剰余金処分額1億8,702万3,000円で補填するものとしております。
第5条の企業債では、建設管理費で8億4,950万円、特別措置分の下水道事業債1億2,470万円、資本費平準化債9億円をそれぞれ限度額とし、起債の方法、利率、償還の方法につきましては表のとおりでございます。
第6条で、一時借入金の限度額を16億円としております。
第7条で、議会の議決を経なければ流用することのできない経費について、職員給与費1億2,371万5,000円としております。
第8条では、一般会計から補助を受ける金額は25億3,023万9,000円とし、第9条では、繰越利益剰余金1億8,702万3,000円は減債積立金として処分することとしております。
235ページ以降に実施計画、予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表等を添付しておりますのでご清覧いただきまして、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。以上です。
○議長(椿野 仁司) 次に、第62号議案について説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○コウノトリ共生部長(本田 互) 特別会計予算書の257ページをごらんください。第62号議案、平成28年度豊岡市
農業共済事業特別会計予算についてご説明いたします。
まず、第2条、事業の予定量で、1、農作物共済から、5、園芸施設共済まで引き受け個数、引受面積、共済金額などをそれぞれ見込んでおります。6、損害防止事業では、共済事故の発生を未然に防止するため、有害鳥獣対策に係る補助や病害虫発生状況調査などを予定いたしております。
次に、第3条に、収益的収入及び支出の予定額を、収入、支出それぞれ総額を1億6,878万2,000円と定めております。
第4条で、一時借入金の限度額を5,000万円とし、第5条では、予定支出の各項の経費の金額の流用として、流用できることができる場合を、第6条では、議会の議決を経なければ流用することができない経費を、職員給与費の6,166万1,000円としております。
また、第7条では、他会計からの補助金を6,451万5,000円とし、事務費として一般会計から受け入れることといたしております。
なお、261ページ以降には、予算に関する説明書として予算実施計画、予定キャッシュフロー計算書など財務諸表を添付いたしておりますので、ご清覧ください。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(椿野 仁司) 以上で上程議案に対する説明は終わりました。
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◎日程第5 第40号議案
○議長(椿野 仁司) 次は、日程第5、これより当局から説明のありました第40号議案について質疑に入ります。質疑はありませんか。
質疑を打ち切ります。
ただいま議題となっております第40号議案については、総務委員会、文教民生委員会及び建設経済委員会にそれぞれ審査を付託いたしますので、ご了承願います。
この際、暫時休憩いたします。再開は午後3時30分。
午後2時29分休憩
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午後3時30分再開
○議長(椿野 仁司) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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◎日程追加 第40号議案
○議長(椿野 仁司) お諮りいたします。この際、第40議案、平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)を日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
第40号議案、平成27年度豊岡市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
まず、総務委員長の報告を求めます。
12番、奥村忠俊議員。
○総務委員長(奥村 忠俊) 第40号議案中、総務委員会に付託されました事項について、審査の結果をご報告いたします。
当委員会に審査を付託されましたのは、国の方針により早期にシステム改修が必要な年金生活者等支援臨時福祉給付金及び予想を超えて寄附金をいただいているコウノトリ豊岡寄附金についてであります。
所管事項に係る歳入歳出予算補正、繰越明許費補正及び債務負担行為補正の関係部分について、当局に詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(椿野 仁司) 次に、文教民生委員長の報告を求めます。
9番、広川善徳議員。
○文教民生委員長(広川 善徳) 第40号議案中、文教民生委員会に付託されました事項について、審査の結果をご報告いたします。
当委員会に付託されました事項は、所管事項に係る歳入歳出補正、繰越明許費補正についてであり、平成28年度から実施される多子世帯及びひとり親世帯への国の保育料軽減制度の拡充に対応するため、保育料算定システム改修に係る補正予算であります。
当局に対し、各項目に当たり、詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、本案については格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、ご報告いたします。
○議長(椿野 仁司) 続いて、建設経済委員長の報告を求めます。
19番、野口逸敏議員。
○建設経済委員長(野口 逸敏) 第40号議案中、建設経済委員会に付託されました事項について、審査の結果をご報告いたします。
当委員会に付託されました事項は、所管事項に係る歳入及び歳出補正の関係部分についてであります。本事業は、総合的なTPP関連施策大綱に則して、平成27年度、国の補正予算により新たに設けられたもので、人・農地プランの中心経営体である認定農業者に、乗用田植え機の導入経費の一部を補助しようとするものであります。
当局に対し詳細な説明を求め、慎重に審査を行った結果、格別異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上、ご報告をいたします。
○議長(椿野 仁司) 委員長の報告は終わりました。
これより各委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) 質疑を打ち切ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) お諮りいたします。本案は、各委員長報告のとおり、原案可決することに決してご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認めます。よって、第40号議案については、原案のとおり可決されました。
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◎日程第6 監査第1号~監報第3号
○議長(椿野 仁司) 次は、日程第6、監報第1号ないし監報第3号についてでありますが、多根、上野、嶋﨑監査委員3名から、別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。
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○議長(椿野 仁司) 次は、請願・陳情の付託についてでありますが、別紙文書表のとおり、請願1件について、所管の常任委員会に審査を付託をいたしますので、ご了承願います。
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○議長(椿野 仁司) 以上で本日の日程は終わりました。
この際、お諮りいたします。明2月27日から3月6日までを議案熟読のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(椿野 仁司) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
次の本会議は、3月7日午前9時30分から再開いたします。
本日の会議はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後3時34分散会
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