豊岡市議会 > 2013-06-10 >
平成25年第3回定例会(第2日 6月10日)

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  1. 豊岡市議会 2013-06-10
    平成25年第3回定例会(第2日 6月10日)


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    最終取得日: 2021-06-07
    平成25年第3回定例会(第2日 6月10日) ────────────────────────────────────────────────      平成25年第3回豊岡市議会定例会(第2日)                            平成25年6月10日(月曜日) ────────────────────────────────────────────────                          平成25年6月10日 午前9時30分開議 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第4号〜報告第10号並びに第58号議案〜第76号議案及び第78号議案〜第80      号議案〈専決処分したものの報告について、ほか28件〉一括上程      各議案に対する質疑並びに一般質問      (各議案委員会付託) 日程第3 請願・陳情の付託について         ───────────────────────────────                  本日の会議に付した事件 日程第1 諸般の報告 日程第2 報告第4号〜報告第10号並びに第58号議案〜第76号議案及び第78号議案〜第80      号議案〈専決処分したものの報告について、ほか28件〉一括上程      各議案に対する質疑並びに一般質問         ───────────────────────────────                    出席議員(26名)
             1番 升 田 勝 義         2番 峰 高 正 行          3番 関 貫 久仁郎         4番 芝 地 邦 彦          5番 井 上 正 治         6番 田 中 君 代          7番 嶋 ア 宏 之         8番 椿 野 仁 司          9番 岡 谷 邦 人         10番 野 口 逸 敏          11番 門 間 雄 司         12番 福 田 嗣 久          13番 伊 藤   仁         14番 伊 賀   央          15番 村 岡 峰 男         16番 奥 村 忠 俊          17番 綿 貫 祥 一         18番 森 田 健 治          19番 岡   満 夫         20番 木 谷 敏 勝          21番 広 川 善 徳         22番 森 田   進          23番 青 山 憲 司         24番 宮 田   弘          25番 古 池 信 幸         26番 安治川 敏 明         ───────────────────────────────                    欠席議員(なし)         ───────────────────────────────                    欠  員(なし)         ───────────────────────────────                   事務局出席職員職氏名   局長          井 ア 和 義  次長        原   重 喜   主幹          谷 垣 一 哉  主幹        山 本 正 明   庶務係長        宮 代 将 樹  技能職員      藤 井 正 吾         ───────────────────────────────                 説明のため出席した者の職氏名   市長          中 貝 宗 治  副市長       真 野   毅   副市長         齋 藤 哲 也  技監        登 日 幸 治   総務部長兼会計管理者  森 田 敏 幸  政策調整部長    杉 本 正 憲   政策調整部参事     早 水 博 子  防災監       森 合   基   消防長         中 島 幾 良  市民生活部長    田 中 道 男   健康福祉部長      福 井 周 治  環境経済部長    井 上 隆 俊   環境経済部参事     吉 谷 義 奉  コウノトリ共生部長 本 田   互   都市整備部長      田 中 孝 幸  上下水道部長    中 貝   稔   上下水道部参事     一 幡 和 之  城崎支所長     新 谷 博 志   竹野支所長       太田垣 健 作  日高支所長     飯 田 正 巳   出石支所長       羽 尻 知 充  但東支所長     谷 岡 慎 一   教育委員長       深 田   勇  教育委員      友 田 千 織   教育長         石 高 雅 信  農業委員会委員   川 崎   登                        教育次長(総務・社会教育担当)   選挙管理委員会委員長  畠 中 隆 夫            西 村 昇 一   教育次長(こども担当) 前 場 芳 幸  監査事務局長    吉 谷 英 司   選管事務局長      天 野 良 昭  総務課参事     伊 達 史 典   農業委員会事務局長   縺@垣 吉 嗣         ─────────────────────────────── ◎午前9時30分開議 ○議長(芝地 邦彦) おはようございます。  ただいまの出席議員数は26名であります。よって、会議は成立いたします。  これより本日の会議を開きます。  直ちに日程に入ります。 ────────・──・──────── ◎日程第1 諸般の報告 ○議長(芝地 邦彦) まず、多根代表監査委員より本日の会議を所用のため欠席したい旨の申し出がありましたので、ご了承願います。  続いて、答弁の都合により当局の座席を一部変更いたしておりますので、ご了承願います。  次に、本日の議事運営について、議会運営委員長の報告を求めます。  18番、森田健治議員。 ○議会運営委員長(森田 健治) 18番、森田です。  本日の議事運営についてご報告いたします。  本日は、この後、当局提出議案を一括上程し、市の一般事務に関する質問とあわせて、あらかじめ発言通告のありました議員より質疑・質問を行います。  発言通告のありました議員は合計17名で、お手元に配付しております議事順序に記載した順番で行いますが、発言内容は通告された要旨を逸脱しないよう、また、極力重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても適切簡明になされるよう強く要望いたしておきます。  質疑・質問終局の後、各議案について所管の委員会に審査を付託し、さらに請願、陳情の付託を行って散会することとなりますが、本日は適当な時点で延会し、引き続き明日に議事を継続することといたしておりますので、ご了承願います。  以上、議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 以上、報告のとおりご了承願います。 ────────・──・──────── ◎日程第2 報告第4号〜報告第10号並びに第58号議案〜第76号議案及び第78号議案〜第80号議案 ○議長(芝地 邦彦) 次は、日程第2、報告第4号ないし報告第10号並びに第58号議案ないし第76号議案及び第78号議案ないし第80号議案、専決処分したものの報告について外28件を一括議題といたします。  これより質疑並びに会議規則第62条の規定による市の一般事務に関する質問をあわせて許可いたします。  なお、質疑・質問は重複を避け、簡潔に行っていただくとともに、当局答弁についても要点を押さえ、適切簡明になされるよう強く要望いたしておきます。  発言は、通告に基づき、順次議長より指名いたします。  まず最初に、6番、田中君代議員。      〔田中君代議員 登壇〕 ○議員(6番 田中 君代) おはようございます。(拍手)  会派つばさの田中君代でございます。今議会1番目の質問者となりましたことを、その機会を与えていただきましたことに大変感謝するとともに、非常に緊張しております。どうぞしばらくおつき合いくださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。  梅雨さなかのこの時期、雨が待たれる毎日ですが、きょうもさわやかな朝を迎えています。田んぼの苗も畑の作物も雨の降るのを心待ちにしながら頑張っています。自然への感謝を忘れず、当たり前の毎日がきょうも続きますようにと願って、通告に基づき質問をさせていただきます。  まず、質問の1といたしまして、去る4月の市長選挙では、見事3期連続のはえあるご当選の栄をかち取られ、心よりお喜び申し上げます。  3月議会で引き続き先頭に立って頑張りたいとのご意思を語られ、25年度予算も本格予算での議案が提案がなされ、承認されました。お言葉どおりの結果とはなりましたが、大差とはいえ、相手候補の訴えは、市民の本音の声でもあると受けとめられると思いますが、いかがでしょうか。  無投票の2回は、市民の声を聞くことはできませんでしたが、今回は選挙戦となり、市民の声も聞けた、8年間ではまだ行っていない集落もある、初心に返って、鮮度を失わないようにするとも述べられていらっしゃいます。引き続きの市政の先頭に立たれ、船は出航いたしました。改めて今、3期連続の就任の抱負と課題についてお尋ねするとともに、4つの危機に立ち向かっての市政運営に市民の思いが反映されるかどうかもお聞かせいただきたいと思います。  2つ目に、市の組織体制についてお尋ねをいたします。  新しい年度のスタートに向け、職員の異動が行われましたが、管理職、役職には女性が少ないことは否めない事実であり、行革との絡み等を勘案しても、また、男女の比率から見てもいかがなものかと思われます。  今、男性優位な企業も、また大手の企業も、女性の幹部職員の起用を考えていると伺います。多様なニーズに対応するため、女性の知恵や知識に頼ることが検討されているということでございます。  このような状況の中で、市としても女性ポストの拡大を図ることにより、多様なニーズに対応できる市政運営の実現が可能になるのではとお尋ねいたしますが、女性管理職の配置における適材適所の考え方についてもお答えをいただきたいと思います。  3つ目に、歩いて暮らすまちづくりについてでございます。  条例訂正されましたが、まだまだ市民に認知されていないのではないかと思われます。健康になるための意識、自覚など、大変薄いように思います。いろいろなイベントの参加も今までと余り変わっていないように思われます。むしろ何回か行われました続いてのチャレンジデーとか、そういういろんな行事の中でも、今まであった恒例のイベント等も参加が減っているとの関係者からの声が聞かれます。一方で、歩いて暮らすまちづくりの考え方にとり違いや思い違いがあるようにも思えてなりません。趣旨や考えにずれがあってはうまくいかないと思います。いま一度条例の定め、目的、取り組みの仕方など、具体的に市民に説明する必要があるのではないかと思います。特にPRの工夫をお考えいただきたいと思います。  議員懇談会の中でも質問もございました。さらにまた、ポイント制度の理解は十分できているのか、市としてどのように受けとめられておられるのかお聞きしたいと思います。  また、歩キング、モデル事業の推進と拡大を進めることで、市民への理解も進むのではないか。今後はさまざまな機会を利用して説明し、一人でも多くの市民が健康で暮らすことに意識を持ち続けられるように周知の徹底をされたいと思います。  町中を歩いて暮らせるインフラ整備の計画はまたあるのでしょうか。さらにまた、ウェルストークとの関連について、利用状況はどうなのかをお尋ねいたします。  4番目、福祉対策について。  平成25年度の主な取り組みの中に、高齢者の事業は緊急情報キットの配布のみの事業がございます。高齢化が進む中、また、さらに認知症が全国でも462万人、予備軍は400万人とも言われ、さらにまた、65歳以上の高齢者の4人に1人がその認知症になる可能性があるといいます。在宅介護のあり方、介護者、家族の支援、24時間サービスの受け入れの対応の現状をお尋ねいたします。  5番目に、環境都市豊岡の実現に向けての取り組みについてお尋ねをいたします。  公共施設の清掃と除草、また、野外広告物、掲示板の管理はどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。  ポール、道路管理物の破損、修理、これらの実態についてもどこが把握されているのでしょうか、お尋ねをいたします。  空き家対策の取り組みについてもお聞かせください。空き家は犯罪の温床になるとも言われています。  クリーン作戦のさなか、見た目はきれいなんですが、公園管理、大変悪いんですが、以前質問をいたしましたが、それより多少改善しているようにも思いましたが、江野トンネルの竹野寄り、民家から離れているところは自販機の管理、大変ずさんになっておりますので、どのようになっているのかお尋ねいたしたいと思います。  6番目に、コミュニティーの構築について。  地域力アップ対策の検討、取り組みについてお尋ねをいたします。地域説明会や検討委員会の立ち上げ、自助、共助、公助のあり方についてもお聞きしたいと思います。  7番目に、ごみ問題についてお尋ねをいたします。
     資源ごみの集団回収の促進、地域での回収の回数をふやせないのかをお尋ねいたします。  2つ目に、事業所ごみの減量化対策をお聞きいたします。対策の強化を依頼するとのことですが、具体策はお考えでしょうか。  3番目に、小型家電の回収対策の考え方。これはまだ4月から始まったばっかりでございますが、リサイクル制度でございます。これらが進んでいく制度では、大変重要であると思います。ごみの減量化にもつながり、取り組みが期待されますが、特に我が市においては環境都市として積極的に取り組まれることと理解いたしますが、ご所見をお伺いいたします。  8番目に、生活道路の排水整備についてのお尋ねをいたしました。八条地区内道路整備計画はないとのことでございますが、旧八条線は大変道路の傷みがひどく、また、JR線道路も応急手当てはしていただいてはおりますが、またすぐに傷むような事例がございます。繰り返しの補修ではなく、きちんとした補修をお願いいたしたいと思います。  以上で第1回目の質問とさせていただき、あとは自席で行います。ありがとうございました。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 3期目の当選に伴う抱負と課題についてお尋ねをいただきました。  これは選挙中も訴えてきたことでありますけれども、4つの危機に果敢に、大胆に挑戦し、そして果敢に、大胆に小さな世界都市を実現をする、それが抱負と課題についての柱ということになろうかと思います。4つの危機、すなわち災害の危機、地域経済衰退の危機、財政悪化の危機、コミュニティー崩壊の危機です。とりわけコミュニティー崩壊の危機のこの危機の提示というのは、多くの方々の日ごろ感じておられる不安あるいは懸念にちょうどぴったり合うような形で提案できたのではないかというふうに思っております。現にその後、就任後の各旧市町ごとの区長会の皆さんとのやりとりの中でも、あるいは公民館での会合の中でも、このコミュニティー崩壊の危機に対してどのように対応するのか、私が提案いたしております小学校区単位での自治組織を再構築するといったことについて、非常に高い関心と賛同を得られております。ということでございますので、4つの危機、その中でもさらに大きな危機として、コミュニティー崩壊の危機に、これはもう私のみならず、市の職員はもちろんのこと、市民の皆さんと総がかりでもって取り組んでいくべきもの、このように考えております。  過疎がはるかに兵庫県より進んでおります島根県の調査では、この50年間に80以上の集落が消滅をいたしております。それはあすは我が身でございますので、まだ比較的に余力のある今のうちに私たちは備えをしておかなければいけない、このように感じているところです。  また、課題を持つ一方で、豊岡には希望も夢もあります。小さな世界都市の実現というのはそういうことでございます。企業の世界にはトヨタのような超巨大企業、世界企業もありますけれども、中小企業であったとしても、世界の中でさん然と輝いている企業はいっぱいあります。豊岡市の人口はわずか8万6,000人、中小企業と一緒です。人口規模は小さくても、世界の中で輝いていこうという、そういう戦略です。既に豊岡は世界の中で輝き始めています。そのために5つの柱をお示ししているところですが、もう一つ選挙を通じて感じたことがあります。それは市民の方々が、豊岡がどれほどすぐれているかをご存じないということであります。小さな世界都市の可能性がこれほど具体化になり、具体的なことになっておりながら、実は多くの方々はご存じないがために、依然として自己イメージとして自分たちは劣っている、そういったことにとらわれている方が非常に多いということが実感でございました。したがって、この点につきましてはさらに意欲的に市民の皆様に語りかけ、夢を共有して前に行くということが大切なのではないか、このように考えているところです。  選挙のもう一人の方の最大の選挙の目的が無投票の阻止ということでありましたので、ご本人が出馬の申請をされた瞬間に目的が達成されてしまって、この選挙そのものは正直言って争点がほとんど存在しないという選挙であったように思います。ただ、もう一人の方の市政はというか、中貝は本当に弱い人に寄り添っているかというこの問い自体はとても大切な問いであったと思っております。ただ、私はもう既に8年を超えてこの市政を率いておりますので、正しくは中貝はではなくって、豊岡市政は弱い人に寄り添っているか、そういった問いが実は正しいのではないかと思います。これは今後とも私のみならず、市役所を挙げて絶えずそのような目で市政運営を見ていく必要があると、このように思っております。  同時に、議員からご指摘のありましたように、市民の声が本当に反映されるのかということ自体もこれは大切な問いでございますので、私自身のみならず、これは組織全体に対する問いであるというふうに受けとめて、今後ともそのようなことで誠実に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私の方からは、組織体制の中で、女性の起用の考え方につきましてお答えをさせていただきます。  平成25年4月1日現在におけます女性の管理職でございますが、部長級で21名中1名、課長級104名中7名となっておりまして、全体の約6%でございます。男女別で見ますと、男性職員が648人中、課長級以上が119人、約18%でございます。女性職員256人中、課長級以上が8人、約3%となっております。また、これは各階層によります男女の比というのがばらつきがございますので、そういったものを考慮しますと、もう少し高くなるのではないかというふうに思います。  また、平成23年度ひょうご男女共同参画白書によりますと、県下市町の平均割合が12.6%でございますので、本年度も女性管理職の割合は平均以下となっておるところでございます。  市民ニーズが多様化する中で、議員も言われましたように、女性の感性を取り入れた市政運営を行っていくことは大変重要かつ有意義であるというふうに認識をいたしております。意欲や能力のある職員は今後積極的に活用していきたいというふうに考えているところでございます。  また、人員配置につきましても、性別に関係なく、職員の意欲、能力、経験を十分に見きわめ、それぞれが十分能力を発揮できる部署への配置を検討することとしたいというふうに思っております。  次に、コミュニティーの構築についてご質問いただきましたので、回答させていただきます。  新しいコミュニティーの検討につきましては、第1段階として、検討委員会の準備会を組織をして検討していくことにいたしております。この検討委員会の前段階の準備会といいますのは、学識経験者や市民の代表の方に入っていただいて、8名で組織をして検討していきたいというふうに思っているところでございますが、第1回目は来月の7月の8日の日に準備会を開催する予定でございます。今年度に地域の調査や諸準備を行いまして、一定の時期に現在の準備会を拡充し、体制を強化した上で、新しいコミュニティーのあり方を検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。したがいまして、現在、地域説明会などの具体的な方策は決定をいたしておりません。  今後、行政の遂行に当たりましては、市の職員数の削減や財政状況の悪化などによりまして、これまで同様の対応が難しくなってくるということが想定されますので、あり方検討を行うに当たりましては、仕組みや支援策の検討はもちろんでございますが、生活に密着する課題、地域固有の課題について、地域住民が主体となり、みずから解決できるようなコミュニティーの構築、住民自治の強化を目指して、行政と地域がどう役割分担をしていくのか、十分議論をしていく必要があるというふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 私の方からは、歩いて暮らすまちづくり構想と、それから高齢者の福祉対策についてお答えをさせていただきます。  歩いて暮らすまちづくりは、今まで健康に余り関心のなかった方や仕事などで健康行動を起こしにくい方々を含めて、より多くの市民の皆さんが健康づくりへの参画意識を持って行動を起こしていただくことが重要であり、趣旨の普及啓発は重要な課題であるというふうに感じております。  そこで、本年度は、FMジャングルを活用をいたしまして、本年の7月から9月まで、毎週月曜の朝7時30分から5分間、市民の皆さんの健康行動のきっかけづくりとなるように、「Dr.ツヅクの健康ワンポイント」という番組を放送いたします。お話の方は熊本大学の都竹教授にお願いをし、歩いて暮らすまちづくりの趣旨を含めて、運動や食事に関するアドバイスをいただくこととしており、この情報については3分以内にまとめまして、防災行政無線、ホームページの方でも提供していきたいというふうに考えております。  それから、健康ポイントのお尋ねがございました。  健康ポイント制度の参加者は、平成23年8月から始まったわけですが、670人でスタートをいたしました。本年3月末には1,976人となるなど、着実に増加をいたしております。  そのポイントの使い方についてですが、昨年度は353人の方が交換申請をされ、そのうちの197件、14万1,640円が学校等への寄附として利用されるなど、学校PTA等の積極的な関与を受け、健康づくりの参画者の拡大につながっているところであります。  次に、歩いて暮らすまちづくりのインフラ整備についてのお尋ねがございました。  歩いて暮らすまちづくりを進めるためのインフラ整備といたしましては、昨年度、市内6地域に全体で38キロに及ぶ歩キングコースを設定をいたしまして、歩きやすいように500メートルごとの距離表示を設置をしたところです。  また、中心市街地の活性化策として、カバン・アルチザン事業南庁舎別館利活用事業の施設が完成し、訪れる方々に対してまちを回遊していただくための情報等を提供して、町中を歩きたくなる、集いたくなるような魅力あるまちづくりを進めることも、歩いて暮らすまちづくりの重要な環境整備の一環として推進するものであるというふうに考えております。  それから、ウェルストークの利用状況のお尋ねですが、ウェルストークの利用者数は、平成22年度の延べ19万4,000人から平成24年度は延べ24万1,000人に、また、会員数も平成22年度の1,963人から平成24年度は2,023人となっております。利用者数、会員数とも着実に増加をいたしております。  次に、福祉対策でございます。  高齢者福祉施策につきましては、老人福祉計画、第5期介護保険事業計画に基づいて推進をいたしております。高齢化が進むにつれ、介護の必要な方も増加をいたしておりますが、施設での介護には定員がございますので、今後は在宅での介護が重要となってまいります。そのために、地域における介護、医療、生活支援サービスなどを一体的に提供していく体制づくりが必要だと考えております。  認知症につきましては、地域包括支援センターが相談窓口となりまして、医療機関や介護サービス事業所につなぐ体制をとっております。認知症の啓発については、広報、出前講座、認知症フォーラムなどを開催し、事業の推進を図っているところであります。  在宅生活を支援するための事業といたしましては、介護保険サービスだけでは補えない外出支援サービス助成事業、食の自立支援事業、緊急通報システム整備事業等の在宅支援施策や、介護者を支援するための施策として、家族介護用品支給事業、家族介護者交流事業などを実施をいたしております。  それから、24時間対応の件がございました。  市内で24時間対応可能な介護サービス事業所といたしましては、民間の訪問看護ステーション3カ所と小規模多機能型居宅介護事業所の2カ所で、24時間365日の支援体制をとっております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) それでは、私の方からは、公園、トイレ等の公共施設の清掃、それから除草、屋外広告物看板、掲示板の管理につきましてお答えをさせていただきたいと思います。  まず、都市公園につきましては、公園内の清掃や除草などは、公園によって作業内容、頻度は差はございますけども、地元地区などに業務の委託をしております。そして定期的に行っていただいております。  また、公園のトイレの清掃、草刈り、樹木の剪定、枝打ちなどにつきましては、作業内容によって定期的、または不定期でございますけども、それぞれシルバー人材センターなどに業務委託をしております。  次に、屋外広告物の看板や掲示板につきましては、年1回の道路管理者との、兵庫県などですけども、合同パトロールと職員による月1回のパトロールを行い、適時指導を行っておるところでございます。引き続きパトロールの強化と適正な維持管理に努めてまいりたいと、そのように思います。  道路管理用のポールの破損の修理について、実態はどうかということもご質問いただきました。  まず、道路パトロールにつきましては、直営によりまして、毎月2回実施をしております。舗装の損傷、道路附属物、先ほど議員からおっしゃられましたポールですね、それらの点検を行っております。異常が認められた場合は適時補修を行っております。  しかしながら、広範囲な市域を抱えている本市におきましては、損傷等を見落とす可能性もあることから、市民の皆様の方からの連絡があった場合は、通行に支障を及ぼす箇所から補修を行うということとしております。  それから、空き家、放置建造物の対策についてというご質問をいただきました。  建築物の個人財産は、その所有者等が自主的に維持管理を行うべきものであるという考えでございます。しかしながら、人口の減少により、空き家や放置建造物がさらに増加する傾向にあることから、適切に管理をされていない空き家の対策は、環境上大きな問題になることはもとより、防犯や防災を始めとする安全・安心なまちづくりの観点からも重要な問題であると認識をしております。  そのため、平成24年度より兵庫県で取り組まれております地域住宅政策協議会空き家対策検討会へ参加をしております。その検討会では、空き家対策の成功事例とか、失敗の原因整理とか、今後の対策の方向性の整理、対策手法の検討等を協議しながら、今年度末には空き家対策検討調査の最終報告書がまとめられる予定となっております。  今後、この検討会の最終報告書を参考にしながら、市としての対応策を慎重に検討していきたいと考えております。  なお、この質問の中で、議員の方から、江野トンネルを出てからのパーキングの維持管理状況もご質問いただきました。これにつきましては、地元の方に委託をしておりまして、適時維持管理されているというふうに理解をしております。  それから、生活道路整備につきましてご質問いただきました。特に八条地区の地域内の排水路整備はどうかというようなことも質問いただきました。  これらにつきましては、市道を含めた生活道路の整備については、道路パトロール及び地区からの要望に基づいて、通学路などの緊急性の高いものから補修整備を行ってまいりたいと思っています。  その質問の中で、八条線のことも、傷みがひどいということも聞いております。何か水たまり等の発生しておるところもよく認識をしておりまして、その箇所については補修を行うべきものと考えておりますし、また、JR沿いの舗装の整備につきましてもご質問いただきました。これらにつきましては適時対応していくということで、ご理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 市民生活部からは、ごみの減量、資源化につきましてお答えをいたします。  まず、資源ごみの集団回収の促進の件でございますが、市では、資源ごみの回収事業で回収された量に基づきまして、実施団体に補助金を交付しておりますが、平成24年度から回数及び回収量の増加を期待いたしまして、補助制度を充実をさせる内容で見直しを行いました。しかし、結果的には平成24年度実績では、前年度と比較して延べ実施回数はほぼ同数でありましたが、回収量で164トン減少するという結果となりました。  そのまま捨てればごみとなるものを分別し資源化することは、豊岡市が処理するごみの減量が図られるとともに、活動を行うことに伴い、地域のコミュニティーの振興にもつながるものと考えております。今後も引き続き資源ごみ集団回収を支援するとともに、広報を始め出前講座などで集団回収実施を呼びかけ、啓発に努めてまいりたいと考えております。  次に、事業所ごみの減量化、資源化の徹底のことでございますが、市全体のことで申し上げますと、近年減量傾向を続けていたごみ量が、平成23年度は前年度と比較して3.38%の増、24年度は0.71%の増量となっています。特に清掃センターへ持ち込まれる直接搬入ごみがふえておりまして、その大部分は事業系ごみが占めております。そのため、議員ご指摘のとおり、事業系のごみ減量・資源化キャンペーンを実施をしたいと考えておりまして、さらなるごみの減量、資源化による環境負荷の軽減を図りたいと考えております。  具体的には、市の職員とシルバー人材センターからの派遣職員によりまして、市内の事業所を個別に訪問し、ごみの減量、資源化の現状を聞き取り、さらなる減量、分別、資源化への取り組みについて理解を得るとともに、家庭ごみの収集等、ごみステーション等に排出している事業者があれば、許可業者や再生利用業指定業者を紹介し、適正処理を指導するというふうに考えております。  今年度は、港地域を除きます豊岡地域の約3,000事業所を対象として7月以降に実施する予定で、その他の地域につきましては、来年度以降、順次実施していきたいと考えております。  次は、小型家電の回収対策の考え方でございます。  小型家電に含まれますアルミ、レアメタル、貴金属等をリサイクルし、資源を有効利用することを目的に、本年4月に使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律、通称小型家電リサイクル法が施行をされました。同法施行令で指定された品目は、携帯電話を含む電話機、デジタルカメラ、電動ミシンなど、28に分類されておりまして、96品目が該当することとなっています。現在、本市では、そのほとんどを燃やさないごみとして収集し、処理しているのが現状でございます。  4月の本施行と同時に、環境省では、小型家電を収集し、再資源化を行うための認定事業者の申請が受け付けられておりまして、現在まだ審査中と伺っておりまして、但馬内にはそういった事業者は現在のところ申請されてないということでございます。  今後、認定事業者が決定をし、処理費、回収方法等が明らかになった段階で、市としての回収品目や方法等を検討し、実施の可否を決定していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございました。いろいろとお答えいただきました。  それでは、再質問をさせていただきたいと思います。  まず、組織体制について、改めてお伺いをしたいというふうに思うんですけれども、大変パーセンテージが低いというか、全国平均も下回っているというふうなことの中で、やはり女性の幹部職を例えば起用するとすれば、環境の整備といいますか、受け皿づくりですね、お子たちのこととかいろいろ、それとかまた家庭の中ででもやはり女性に対する援助、家族の援助がなければ、なかなか女性の能力を十分に発揮する場所がないというふうにはお聞きするわけですけれども、私の、どういいますか、資料の中でも、やっぱり今、大手企業も女性の起用とか、あるいはまた警察官にいたしましても、やはり窓口に相談にみえても男性が聞くよりも女性であるというふうな、そういう国を挙げての方向が進んでいるようにも思います。いきなり幹部職を起用するというわけにはまいらないと思いますけれども、採用の時点からやはり育てていかなければ、なかなかこのパーセンテージは上がらないのではないかなというふうな思いの中で、行革は進み、だんだんと女性の採用率も減っていくのではないかという懸念もします。でもやっぱり保育とかそういう部分については女性の比率の方が高いということなんですけども、私が申し上げているのは幹部職員の起用ということですので、パートであったり、例えば時間給であったとか、定期雇用であったりとか、そういうふうな市の職員さんの起用ということでは含んでおりませんので、その点、正職に対する管理職のパーセンテージを上げていただきたい、女性の力を発揮するような場所をつくっていただきたいと、そのように思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 女性の管理職の問題ですけども、これは男女共同参画の市民アンケートの中でも、前にも報告させていただいてますように、夫も含めて家事のどういう覚悟でするのか、負担の関係については男性の方、理解はしてるんだけども、なかなか実態的に積極的に家事にかかわってないというふうな調査結果も出てますので、そういった家族あるいは家庭での理解がないと、なかなか管理職について家庭でも職場でもオーバーワークになるいいますか、そういった状況があろうかと思いますので、そういった面での男女共同参画社会をつくっていくということが一つの大きなことでもございますし、また、男女の比率で申しますと、50代以上、管理職に相当する年齢でいきますと、男女の比率でいきますと男性は女性の約4倍でございますので、単純に先ほど申しました率に掛けますと、例えば3%でしたら三四、12%まで上がりますので、県下平均には近づくような状況でございますが、そういった管理職の男女の比率の状況でございます。  また、若い年代になってきますと、例えば40代になりますと3.5倍、それから30代になりますと2.1倍ということで、男女の比率がだんだん若い世代にいきますと女性の採用がふえているというようなこともございまして、その比率は若干女性の方の比率は上がってくるというような現状がございます。  いずれにしましても、女性の方の仕事の取り組みの形ということもございますけども、やはり職場でのそういった環境もでございますし、家庭での環境も整えなければ、なかなか女性の管理職の進出というのが進まない現状であるということは理解しながら、今後、十分に検討させていただきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。早速にすぐにできないということはいつの質問をしましても結果そういうことになるわけでございますけれども、やはり市が率先してそういうことを取り組んでいくということで、ほかの企業体といいますか、経営者もそういうことを参考にして、やっぱり頑張らないといけないなというふうなことで環境整備も会社内でもやられ、また、例えば豊岡市内でもそういう整備を整えていくというふうな準備を整えて、これから何年かかるかということになるわけですけれども、何もせずにということではなくて、取り組んでいただいているということはよくわかるんですけども、どうしても進みぐあいというのが年数がかかる事業ではないかなというふうに思いますが、この制度ができまして、男女雇用均等法というのでももう何十年もなるわけですから、それから見て多少の変化はあっても、まだ豊岡市全体を見ても、例えば全国を見ても、やはりまだまだそういうことにはなって、抜てきされるということがなかなかなっていないという反面、また、女性の方でも会社を立ち上げたりとかいうふうな、非常に目覚ましい進出をなさっているというふうな女性もいらっしゃいますので、やはり適材適所でそういう女性を適用されていくことが、これからの豊岡市のモデルとして、企業のモデルとして頑張っていただきたいというふうにお願いを申し上げたいと思います。  それでは次に、歩いて暮らすまちづくり条例についてということで、少しお尋ねをしてみたいと思います。  いろんな資料の説明、例えばウェルストークの利用でもふえております。それからまた、皆さんの意識も高まってきて、関心のある方はそれぞれいろいろとやるわけですけども、それが市民全体がそういう状況になるかというと、なかなかそうではなくて、懇談会の中でも出てきたんですけども、決められたコースを歩くのが歩いて暮らすまちづくり条例だという理解をなさっている方もいらっしゃるやに思いました。私は、そうではなくて、市長のおっしゃるのは、健康で暮らすには、やはり歩いて暮らす。それが基本になって健康を守っていくんだということで、ただ単にそのコースを歩くとか、そういう決められたことではなくて、健康が一番大事なのはまず歩くことから。そしてまた、私はその歩くことによって、最近いろいろと私も歩いてみるんですが、発見したことは、やはり地域の中をまだまだ知らない。先ほど市長もおっしゃいましたが、住んでいる町の中をよく知らない。歩いてみて発見することというのが大変多うございます。そしてまた、古い町並みを歩くと、やっぱり私らぐらいになりますと、古い昔の方がお声をかけていただいたり、また自分もかけたりして、皆さんとの支えというか、ここにおられたんだというふうな形でつながっていく。だから健康だけではなくて、豊岡を、コウノトリ悠然と舞う豊岡ということで、観光客を呼び寄せたいというふうな大きな挑戦、目標を持っていらっしゃる豊岡市市長には、市民がやはりそういうことを意識することで、足が悪いから歩けないのではなくて、足が悪くても歩ける方法というか、そういうふうなのを進めてもらいたいなというふうに思います。それには何をしたらいいのだろうかというふうなことを思うわけですけれども、そういう弱者に対する歩いて暮らすまちづくりというのの対策としてはどのようにお考えですか。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 先ほど議員の方からありました、市民全体が取り組むというようなことが大事だというようなこともお話がございました。確かに歩くということ、そのことを条例の方では言っておりますけども、一人で歩くというよりも、みんなで歩く。大勢の仲間と一緒にそういう健康づくりをするということが、継続ということでつながってまいります。そういうようなことで、一人でも多くの方に参画をしていただきたい、歩いていただきたいというようなことから、歩キングコースを指定をして、大勢の方に歩いていただくというようなことも一つの政策かなというふうに思います。  それと、市内をいろんなところを見ていただいて歩く。それも大事だろうというふうに思いますので、先ほど申し上げました市内での整備をされる場所、いろんな拠点がございます。点を線で、面でというようなことで、広がりを持ちながら歩いていただけるようなまちづくりというものが大事だろうというふうに思います。  それから、障害者の方のお話もございました。車いすで出ていただいて、町中をずっと回っていただくというようなことも必要だろうというふうに思いますので、バリアフリーについても考えていかんといかんなというふうなことを感じているところであります。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。もうぜひ本当に、健康な方はどうしとっても歩けますけども、やはり歩きたくても歩けないという対策、豊岡の皆さんに健康になってもらうには、そういう弱者にも日の当たるというか、政策を進めていただきたいなというふうに思います。  それから、6コースが今、歩キングコースとして定めていただいておるわけなんですけども、やはり自分の住んでる町の中を先ほども言いましたけど歩いたときに、これはすばらしいところだなという発見をしたときに、そういう市民からの、例えばここがいいんじゃないですかと、ここがどないでしょうというふうな、いろんなコース。そうすると、同じところを毎日継続して歩くということもいいんですけれども、やはりいいなと思われて提案されたところをまた行って歩いてみようかなというので、地域発見ということで、ほかの市民、地域外の市民というんですか、住んでいる地域よりももっと広範囲に豊岡市内を歩いていけるのではないかなと、歴史、文化のそういう継承というか、そういう意味からでも、歩くことによって見えることっていっぱいあると思いました。私も歩きまして。ただ、車で走ってるとそういうところは全然見えないので、やはりそういう、ここだったら歩いたらいいんじゃないのというふうな市民からの提案というのも、当局だけがいろいろと決められるのではなくて、そういうものをPRするというか、そんな形ではお考えいただきたいなというふうに思いますけど、ご返事はすぐにということでは難しいと思いますが、私の方からちょっとお尋ねしてみたいと。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 歩キングコース、昨年度は6コースを整備をいたしましたということでお答えをいたしました。それまでに既に7コースございました。全体で13コースということになります。どこでもというようなことには恐らくならないというふうに思いますけども、それには安全性だったりとか、それから横断歩道が少ないとことか、そういうようなところも勘案をしながらコースを設定したということでございます。また、市民の皆さん方からこんなコースもあるでというようなことがあれば、随時追加というようなことも考えみたいなというふうに思います。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。事業費をそこにつけて、コースを整備してということではなくて、やはり今ある道路というか、今ある景色をいいとこだなというふうに提案すれば、別にそこをきちんと整備して、待合いをつくったりとか、いろいろそういう今までやられたような、そういう大きな事業ではなくて、だれでもが行ってみて、本当だ、こんなとこにこういうのがあったんだわというような発見ができたらいいのではないかなというふうに思いますので、ぜひとも身近に、そしてまた豊岡市内、本当に知らないとこがいっぱいで、まして新市になってからは、私も豊岡市はいっても大変広い中で、何ぼでも行くところはあるんじゃないかなと。ただ、でもやみくもに歩くのではなくて、行くのではなくて、目的地まではやっぱり車とか、そういうものを、公共機関を使って行って、それからそこに着いてから町の中を散策するというふうな、皆さんにPRするような、そういう方向でやってもらったらいいのではないかなというふうに思います。 ○議長(芝地 邦彦) 意見ですか。 ○議員(6番 田中 君代) 済みません。それ、もしあれでしたら、今、それぐらいでしたら、そういう募集をするというような、そういう格好はできますか。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) そのあたりは検討させていただきたいと思いますけども、先ほど言いましたように、13コースありますので、いろんなところを市民の方、回っていただければなというふうにまずは思います。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。ぜひこの事業というか、この制度は、本当に豊岡市民全体に普及させていただいて、そして継続していただいて、自分たちの町の中を見て歩いて、そして自分が住んでる町のよさを知るということで、ぜひお取り組みいただきたいなというふうに思います。  それからまた、一番最初の質問にも申し上げましたが、今までにありましたチャレンジデーとか、それから円山川のジョギングコースというのがございましたが、そのような連続した事業もある中で、昨年よりも参加者が少ないというふうなことをジョギングコースの関係者の方が言っておられましたが、政策が進んでいる歩いて暮らすまちづくりというのを大きくPRしながら実際の参加がそういうふうに少ないというのは、どういうふうに思ったらいいのかなというふうに私も思ったんですけども、どのようにお考えでしょうかね。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) ジョギングコースの参加者の関係なんですけども、そのあたり、私の方ではちょっと把握をいたしておりませんけども、それが少なくなったとしても、いろんなところで分散されるというようなことではないかなというふうに考えてます。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。
    ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。市の主催ではないということでありますけども、豊岡市民がなさっていることなので、やはり市の方もそれに対して、市長も応援に来ておられましたですし、メッセージもいただきましたが、大変そんな中で参加が少ないのは寂しいなというふうに思いますので、ぜひともそういうものに多くの人が参加できるような制度に盛り上げていただきたい。もちろん市民もそのことは十分承知して進めていかなければならないのかなというふうにも思います。  それでは次に、4番目の福祉対策について少しお尋ねをさせていただきたいと思います。  福祉対策につきましては、第5期の保健事業の中でもどんどんと進んでいって、そして24時間対応だとか、あるいはまた、施設に入れない方への在宅介護なんかも支援していくんだというふうなお答えもいただきましたが、それが実際にどの程度まで実施されているのかなということに大変不安を感じるというのが、私も相談に乗らせていただく中で、在宅介護に対する家族の不安というか、それとまた家族がそれを支え切れないというふうなことで、いろいろと包括センターにも行ってお願いをするわけですけれども、なかなか十分に相談者の方に対しての手当てがすぐに返ってこないというふうなことで、病院からは退院せえ言われるし、帰ったら自分は働けないし、家で介護はできないしというふうなことで、随分悩んでいらっしゃるような実情も聞きますときに、実際に制度としては進んでいるし、そういう対応をしておるというふうにもお答えいただくわけですけれども、個々の対応にそれぞれこたえるということは大変難しいかとも思いますが、在宅介護に対してもう少し目に見えたというか、相談者が納得されるような、そういう対応というのは24時間、特に難しいんじゃないかと思いますが、どのようになっておりますか。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) おっしゃるとおりだというふうに思います。  そういった中で、在宅を支える医療機関との連携ということが問題になってこようかと思います。今後は医師会が主となりまして、歯科医師会、薬剤師会、訪問看護ステーション、市などと支援体制について今後検討をしていきたいというふうなことで、今、作業を進めているところであります。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。  相談の方のごく一例なんですけれども、長いこと入院はできないというふうな保険制度になっておりまして、転院を勧められるけれども、転院した先が、要するにリハビリを必要とする患者さんがリハビリのできない施設というか病院に行かざるを得なくなって、そこに入られたら前よりも悪くなったと。本人さんというか家族の方がおっしゃるのでは、薬がきついというか、そのようなことで、新しい病院に移ったときにいろいろ言ったんだけども、豊岡病院の方からカルテが送られてきて、この薬を投与するというか使うようにという指示があったと。それでうちの病院はリハビリというのはやってないので、ただ、ホームのような形というか、老人ホームのようなね。だからよくなるための病院ではなくて、家庭では見られないから、そこの病院で見てもらわないというか、預かってもらわないと仕方がないというふうな形での預かり方があるわけなんですね。その中で、じゃあ障害者の認定をもらっておられるんですかと聞くんですけど、障害者認定は、在宅になったら認定して介護のメニューで申請をすることはできるんだけども、入院している限りはそれは障害者としての認定がないと、そうすると、個人負担というか、家族の負担が、お金が大変、高額医療のあれもしてもらっているんだけども、おむつや何か、たくさんのお金が毎月出ていくというふうな訴えもありまして、そういう場合には、市の包括センターと、それから受けられました病院との連携というのはうまくなっているんでしょうかね。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) それぞれ病院とかの内部の中には、地域連携室だとか、そういった病院と、それから地域の医療機関だとか、それからその後の相談ですね、そういったようなことをする部署もございますし、そこと、それから地域包括センター、そのあたりでの相談をしたりとかというようなことで、現在進めているところだろうというふうに思っています。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) 大変深刻な問題でして、数がたくさんあるかどうかということは把握はしてないわけですけども、実態がそうであるならば、本当にかわいそうだなというか、本当に命を大事にしてくださいねというふうな政策と相反するような事情があって、家庭では見れないし、預ければそういうふうに、よくなるための施設ではなくて、ただそこに預かってもらっているというだけの施設であると。最初68キロあった方が今38キロまでやせていったというふうな、そういう実例もあるんです。ですので、やはり介護はとっても家ではできないと、自分が働かないと生計が立ちませんので、だんなさんの方が働いておられるんですけども、なかなかそういって、ほんならヘルパーさんに来てもらいたいなと在宅で思っても、帰らせられないという状況がある。ご飯も食べさせないとだめだということで、とってもできないという、福祉を大事にしていく市政であるならば、やはりそういうとこら辺に力というか、光を当てていただきたいなと、これからもどんどんそういった事例は出て、退院はできないし、帰れないし、かといって病気はよくならないしという、例えば追い出しのような状況があって、もっとそういう、今、豊岡病院と同じような施設というか病院に入るのなら、遠い自分のところから離れた、例えば姫路とか、そういうとこら辺に入れられたら、あいとるところを紹介しますけどというような、家族との面会も自由にならないような、そういう状況があるということをぜひご承知いただきたいというふうに思いますので、相談に乗っててもなかなかそのとこで行き詰まってしまって、本人さんももう本当にどうしようかなということで、1年、2年の病状ではないんです。もう4年も入院しておられて、そういうふうな状況が繰り返しで、帰るに帰れないというふうな悩みも持っておられますので、ぜひともそういう福祉に対する弱者の、やっぱりこれからどんどんとふえてくると思いますので、何とか頑張ってやっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、5番目の問題で、環境都市豊岡の実現ということで、都市整備部長からるる答弁をいただきましたんですけれども、竹野の江野トンネルの出たところの公園はもう本当にていをなしておりませんね。もうごみだまりですね。公衆電話もあるのにもったいないなというふうに思いましたし、それにまた反対側に自動販売機が4台か5台か設置されておりまして、それが本当にもうごみの山になっております。ぜひごらんいただいたらというふうに思っておりますので、地元の方の管理というふうなことも今お聞きしましたが、もう少し、管理をしていただいた、委託をしたというだけで放置するというのではなくて、あれが本当に目に入らないというような、毎日通勤なさっているような人もあると思うんですが、そういうとこら辺にも目を向けて、すべて環境都市に向いた、豊岡市を全部をそういうふうにするということは大変難しいかとも思いますが、幹線道路、高規格道路なんかにそういうことが本当にぜひないようにしていただきたいというふうに思います。その点で。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 先ほどお答えさせていただきましたのは、先生とちょっと場所が違っていたかなと思います。私の方で先ほど答弁させていただいたのは新堂のパーキングの部分をお答えさせていただきました。議員おっしゃられますトンネル出たとこの、確かに公衆電話があってというとこのパーキングですけども、そこについては豊岡市の方で受託を受けている箇所ではなしに、兵庫県が直接管理されている箇所ですので、私の方からもその辺よくお伝えをさせていただきたいと、そのように思います。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) いろいろと管轄がございまして、私もよくわからないんですが、やはり豊岡市の中に存在する、県のものであれ、国のものであれ、市がやはり適材適所に対する対応というか、それを放置したまま、豊岡市の管轄ではないし、豊岡市の部分ではないということでは、これはちょっとおかしいかなというふうにも思いますので、ぜひ県の方にも要請いただき、県の方で依頼があれば、市の方でも片づけられても、別にその辺はいいんじゃないかというふうに思いますけど、法律というか、管理というか、そういう点からすると、大変間違ったことではないのかなというふうにも思いますので、ぜひとも、お互いの町ですので、県だ、市だ、国だとは言ってないで、管理してほしいなというふうに思います。  それでは、6番目のコミュニティーの構築についてということでお尋ねをいたしたいと思います。  これからの問題であろうかと思います。検討委員会の立ち上げであれ、また、地域住民との、格差もあると思うんですけど、取り組みの状況によって新しいコミュニティーのつくり方というのは模索していかなければならないと思いますが、本当に市長もおっしゃるように、一番ここのところを力を入れてつなげていかないと、いろんな事業をやっても、やはり地域の中での支え合い、つながり合い、そういうものがなければ、これから人口が減っていく中で、もう本当に隣近所のことがよくわからない、どんな人が住んでいるかもわからないというふうな状況だけはぜひ解除をしていただきたいというふうに思いますので、個人情報というのがいいのか悪いのか、私もよくわかりませんが、勝手に訪問することもできませんし、また、そういうことで要らぬおせっかいというふうなこともございますので、ぜひともその件につきましては、新しいコミュニティーのあり方、検討で1年、次で2年というふうな形じゃなくて、本当に進めていただきたいなという思いを持っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 議員言われましたように、コミュニティーの関係につきましては、各地区でいろんなお困りになっている状況も違いますし、また、その地域で支え合える力がどの程度あるのか、こういった問題もございますので、その地域地域によっていろんな状況を加味した上で、役所の役割、地域の役割、そういったことを考えながら、どういったことが検討できるのか、個別に考える必要がございますので、そういった点も十分に考えながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。ぜひ、進まないと思いますけれども、本当に力を入れていただきたいなと。もちろん我々もそういうコミュニティーのあり方については積極的に参加して、地域の中でやはりいろんな方たちが、いろんな人たちが輝けるような、そういう支え合いの地域づくりというのを進めていきたいなというふうに思っております。全部が全部市がしたらいいとか、そういう問題ではないと思いますので、我々自身も考えて、地域の中に入り込まないといけないなというふうには思っておりますので、よろしくお願いいたします。  7番目のごみ問題についてということで少しお尋ねいたします。  資源ごみの回収の回数がほとんど横ばいというふうな形で、ごみの減量化は随分と進んでいるわけですけども、さらにやっぱり補助金も出て、区の方にも、例えば実施された団体の方には補助金が出るわけですから、もう少し力を入れて、この集団回収というのにご尽力いただけないかなと思うんですけども、その点はどないでしょうか。難しいですかね。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 平成23年度と24年度の比較で実施団体の数を見ておりますと、PTAや子供会の方々につきましては、ほぼ同数と申しましょうか、子供会についてはかえって23年度より24年度の方がふえているという状況ですが、自治会、区長会単位でなさいます地区ごとにされる回数が少し減っているという状況がございます。でございますので、今後、区長会等がございましたときには、自治会におきましても積極的に集団回収を実施していただきますように、ご協力をお願いしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 6番、田中君代議員。 ○議員(6番 田中 君代) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いいたします。  それから、小型家電の回収ですけれども、制度ができたばっかりということで、まだ豊岡周辺ではそういう受け取りの業者がないんだと、そういうものができれば早速回収ということに取り組みたいというふうなお答えもいただきましたんですが、ぜひともこれも、本当に大事な問題でございますので、おくれをとらないように、業者へのPR、ぜひとも受け入れの体制に持っていくようにして、そして市民もまた、燃えないごみに出すのではなくて、それをそれぞれにやっぱり配分して、再資源化を図っていただきたいなというふうな思いでおりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  それから最後に、生活道路の問題でございますけど、これは資料にまだそういう排水道路としての計画は持ち合わせてないということでございますし、区長も多分、私は一緒に来たわけではありませんけども、区長の弁をかりると、ちゃんと要請はしておりますよと、要望書は出しておりますよというふうなことで言っておられますので、ぜひとも一度、八条地区内を見ていただきたいなというふうに思います。今、夏はそんなに水たまりができてどうのこうのということはないんですが、またすぐ冬に向かってまいりますし、それから、新しい住宅が上町は随分八条地区の中でもふえておりまして、JR線のところに持っていきまして、農道というか、市道に認定してもらった部分もありまして、大変陥没箇所とか、例えば側溝の部分ですね。幅のぎりぎりのところで回転しないといけないというふうな状況もございますので、ぜひまた見ていただきたいと思うんですけども、最後にこのことをお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 建設課としましては、要望箇所は逐次現場確認するということにしておりまして、その中で、随時、職場の中で緊急度判定会というのを設定をしておりまして、すぐここは対応すべきものだという箇所があればすぐ対応する。それから、すぐにはできないけども対応する場所、それから、これはやっぱり地元の方にお願いをしないといけないという箇所、そのような選定、確定をするような会議を持っておりまして、緊急度があればすぐに対応するというのは、これからもそのように取り組んでいきたいと思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で田中君代議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 暫時休憩いたします。再開は午前10時50分。     午前10時37分休憩 ────────────────────     午前10時50分再開 ○議長(芝地 邦彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次は、5番、井上正治議員。      〔井上正治議員 登壇〕 ○議員(5番 井上 正治) おはようございます。(拍手)  5番、会派つばさの井上正治です。しばらくの間、おつき合いをお願いいたします。  例年より早く梅雨入り宣言が発表されましたが、その後、晴れの日が続き、豊岡市では全国で気温の一番高い日もありました。例年より降雨量が少なく、水不足が心配されています。しかし、そのように降る雨の降り方も心配をいたします。  水無月の時期には山々の木の葉の緑も増し、田植え後の稲も気持ちよさそうに水の中で生き生きと背伸びをしているように感じます。神鍋の黒土で育てられた神鍋高原キャベツも一日一日と大きくなっていますが、晴天が続き過ぎて、作柄が少し気になるところであります。6月23日日曜日には、第5回神鍋高原キャベツまつりが開催されます。  6月7日から9日の3日間、神鍋高原で毎年、兵庫県高等学校ソフトボール大会が開催され、兵庫県の高校ナンバーワンを目指し、熱い闘いが繰り広げられました。  また、9月7、8日には、日本女子ソフトボール一部リーグ豊岡大会が但馬ドームを会場に開催されます。議員の皆さんも世界で活躍する選手の競技姿をぜひご観戦ください。  それでは、発言通告書により質問を行います。  大項目1つ目は、合併後3期目の市長の所信表明についてであります。  中項目1つ目は、豊岡市長選挙結果についてであります。  中貝市長が4月の市長選挙で当選され、引き続き市政を担当されることとなり、まことにおめでとうございます。  1つ目は、合併した8年、3期目にして初の市長選挙選が実施されました。当日、有権者数は、男3万3,125人、女3万6,814人、計6万9,939人であります。市長選挙における確定投票率は47.84%で、3万3,458人が投票者数であります。投票率の高い地域は62.46%であり、低い地域は44.19%であります。また、確定投票数は、中貝市長が2万4,806票、対抗者は8,165票であります。  そこでお伺いをします。投票率、得票結果に対する見解と、選挙期間中、市内を選挙カーで回ってみられた感想を、特に過疎地地域を回っての感想と、市長3期目スタートを切られました。そこで、まず実施する1番目の矢は何かをお伺いいたします。  2つ目は、投票所の見直しについてであります。  昨年度、89投票所が64投票所となって、昨年12月の衆議院選挙と今回の市長選挙で2度の選挙でありました。投票所見直しにはさまざまな課題を持ちながらスタートをしましたが、今回の選挙における評価をお伺いいたします。体制はスムーズに行えているのか、投票所が遠くなった市民からの意見はどうか、また、新しい課題は何か見えたものがあったのかをお伺いいたします。  中項目2つ目は、防災の危機についてであります。  1つ目は、防災についてであります。  防災とは、災害を防止することであります。市が進めている防災計画で、これはまだ不十分であると思われる事項があると考えますが、お伺いをいたします。  6月8日に平成25年度大雨洪水防災訓練が実施されましたが、新しい組織体制での初の訓練であります。本庁としての役割と連携はスムーズに行われたのか、また、支所の職員派遣についてはチーム派遣になっていますが、訓練項目に沿っての連携はできたのか、見解をお伺いいたします。  次に、市の基本施策の防災教育の推進において、自助は、自分の身を自分の努力によって守ること、共助は、近隣の住民がともに助け合うこと、公助は、行政機関など公の組織によって助けることであります。自助、共助、公助で市全体の災害対応能力を高めるとされていますが、今後どのように高められるのかを具体的にお伺いいたします。  次に、災害時要援護者登録状況は、23年3月31日で、対象者数8,874人に対し、登録者数は64%の5,674人であります。最新情報によると、兵庫県は災害弱者の個別避難計画の策定の方針を求めると報道されていますが、市の考え方をお伺いいたします。  次に、6月15日から10月までの間は河川の出水期となります。毎年この時期には前線や台風の影響などにより、河川が急に増水し、洪水が発生しやすくなります。また、豪雨時には土砂災害も予想されます。  土砂災害危険度判定システムが24年度から25年度に事業化されています。進捗状況と運用時期をお伺いいたします。  2つ目は、避難所のあり方についてであります。  避難所とは、災害に備えて安全な場所を指定または設置された避難先のことであります。災害は、地震、洪水、土砂災害などさまざまな災害がいつ発生するかわかりません。災害時に避難指示が発令されると心配と不安の中、避難所に避難を行います。いただいた資料では、現在、市全体で風水害時避難所194カ所、地震時避難所219カ所にそれぞれ避難対象地区が決められています。決められた避難所については、避難所位置決定や耐震化の確立、また、通信、非常電源、簡易トイレ、バリアフリー化、暖房設備等のライフライン整備に関する事業及び今後の進め方をお伺いいたします。  そして、風水害避難所が開設されない地域民の避難ルートの決定や、避難所までの距離、所要時間の許容範囲など、どのようにお考えなのかをお伺いいたします。  次に、避難所の開設及び管理運営は地域防災計画に示されていますが、だれがどのように、だれに指示を出し、行動するのか、具体的な連絡網のわかるものが必要であると考えますが、お伺いいたします。  次は、避難した人たち、特に災害時要援護者登録者及び急病人等への医療体制の対応はどのようにされるのかをお伺いしておきます。  次は、ハザードマップについてであります。  ハザードマップとは、災害予想図のこと、自然災害での被害を予測して被害範囲を地図上に示したもの、避難場所などの情報も地図上にあらわされる地図のことであります。現在のハザードマップについては、部数もほとんどなくなっているとお聞きしています。市民の防災意識を高めるためにも作成が必要であると考えます。地域によってはみずからハザードマップをつくられている地域もあります。内容等を含め、今後の作成予定をお伺いいたします。  3つ目は、内水整備事業であります。  内水対策とは、河川の水位の上昇に伴って、自然排水ができず、堤内地、堤防を挟んで私たちが生活している側が冠水する状況への対策、排水機場のポンプの能力向上、二線堤、遊水地の整備などであります。台風23号の冠水による甚大な被害から、堤防の築堤、補強、かさ上げ、河川のしゅんせつ、排水ポンプ等整備が進み、以前に比べ安全・安心な思いはよくなってきているとは思いますが、まだ十分とは言い切れない事業に内水整備事業が残っていると思います。台風23号での被害に遭った地域でどの程度改善されたのかをお伺いいたします。  次に、内水による被害は、樋門を閉じての要因、上流からの洪水の要因等、さまざまな要因が考えられますが、今後、整備をしている地域での雨水管の設置、用水路と内水対策整備事業の計画についてお伺いをいたします。  中項目3つ目は、地域経済衰退の危機についてであります。  1つ目は、大交流についてであります。  大交流における市の後期基本計画の中に、経済成長戦略プロジェクト29事業があります。目標値達成に向けて鋭意努力され、突き進んでいると思いますが、廃止された事業、目標値達成にほど遠い事業も見受けられます。する、観る、支えるをキーワードに、運動やスポーツを幅広くとらえ、だれでも体力や年齢、技術、趣味、目的に応じて、いつでも、どこでも、いつまでも体を動かす機会に触れられ、楽しむことができる環境整備と地域の特色を生かしたスポーツ施設の推進による大交流の実現を図るため、基本的な方向を示した豊岡市スポーツ推進計画が作成されました。その中に、目標指針の設定が定められていますが、全国規模のスポーツ大会の誘致、開催、年間4大会になっています。誘致の具体的方針をお伺いいたします。  次に、現在開催しているスポーツ大会の支援について、事例をお示しください。また、評価もお示し願います。  次に、市には多くのスポーツ関連施設を有していますが、維持管理費、リニューアル等が必要であります。公共施設のこれまでのリニューアルの実績の具体的実施内容及び今後の維持管理のあり方、廃止も含め、リニューアル計画を伺います。  次に、市内には多くの民間スポーツ施設もあり、スポーツ合宿、スポーツ大会の開催等で大交流につながっていると考えています。しかし、施設の開設以来、相当な年数が経過し、老朽化が進んでいるのも現状であります。公共のスポーツ施設については、さまざまな方面からの補助制度を利用して、リニューアルが進められているようでありますが、市と民間とが連携することによる公共性のある民間スポーツ施設に何らかの支援策の考えがないものか、お伺いいたします。  次に、最近は健康に対する認識が高まり、ウオーキング、トレッキング(山歩き)、トレイルラン(山地を走る)をする人が増加しています。本年度予算で蘇武岳、来日山、高龍寺ケ岳を日本トレッキング協会のコース認定を目指す予算も計上されています。  そこで、山内、登山道等の整備に対する市の対応の現況と今後の対応についてお伺いいたします。  2つ目は、アスリート育成についてであります。  アスリートとは、運動選手の意味であります。現在、市では、夢への挑戦応援事業、夢挑戦の取り組みも実施されています。私は、地元選手が県大会等を勝ち進み、全国大会で活躍するには、市の宝として大いに補助金制度を拡充するべきと考えます。現在の補助金は、市社会教育関係団体等各種大会派遣費補助金で交付されています。平成22年度は48人中、個人、団体を1人と計算しています。15人が補助金制度を受け、43万8,847円、平成23年度は、46人中22人、58万3,025円、平成24年度は、54人中17人、55万270円の補助金金額で全国大会に参加しています。不断の努力が全国大会への参加となり、全国レベルで戦うことにより自信と感動が生まれ、参加した選手の競技力が増し、同じ種目への地域での競技力向上に影響が増すものと思います。全国大会で優秀な成績を残した選手が地元に帰り、選手育成、運営等にかかわることは、大交流の礎になるものと思います。  あるスポーツに一生懸命取り組んだ人は人脈も広く、大会役員等にかかわった場合などは、施設規模、運営の進め方等にこだわりもあり、内容のある、レベルの高い競技会となり得ます。スポーツ大会誘致による大交流を進めたいものです。優秀選手への今後への育成強化に対する市の方針をお伺いいたします。  3つ目は、神鍋キャンプ場についてであります。  毎年、松枯れ対策で、松くい虫防除を実施していただいています。本年度は、本日の早朝5時から松くい虫防除が実施されました。特に昨年度については多くの枯れた松の倒伐、搬出を行っていただきました。しかし、松枯れがとまることなく続き、生きた松が少なくなり、被害は甚大であります。夏場になると木陰が少なくなり、日射対策に苦慮しています。以前は空中からの防除散布が地上からの防除散布になっています。松くい虫防除等に対する市の見解をお伺いいたします。  現在は、神鍋キャンプ場の管理は県が市と管理委託契約を締結しています。神鍋キャンプ場の近年の利用者は、年間7,000から1万人であります。今後の松の保全策と、宿泊キャンプ場としての傷みのひどいところ、キャンプサイトの地盤、ステージエリアの整備等のリニューアル、また、一部オートキャンプ場への施設整備の協議を進め、大交流につながる対策が必要と考えます。市としての見解をお伺いいたします。  次に、市の施設である神鍋クロスカントリーコース、神鍋体育館は、市が直接施設管理を実施していただいています。また、神鍋キャンプ場は市が県からの管理委託を行っています。しかし、利用者側からは、管理が不十分で、不満の声を聞くこともあります。毎年来るが、悪いところがそのまま放置されている箇所がある。続けて利用していただくためにも、利用者側に立った目線での整備及び管理が必要であると考えますが、市の体制のあり方をお伺いいたします。  中項目4つ目は、コミュニティー崩壊についてであります。  1つ目は、コミュニティーとは、地域社会のことであります。高齢化、少子化、IT時代に突入し、ふるさとにある自然、歴史、伝統、文化が受け継がれにくくなっている今日、ふるさとのきずなであるコミュニティーの崩壊が叫ばれています。市の認識のもとで改善すべきである事例1、2、3をお伺いいたします。  次に、後期基本計画の重点事業で、コミュニティー活動の啓発、地域活動団体への支援、地域づくりリーダーの育成、支援がありますが、具体的な内容をお伺いします。  次に、小学校単位での強化とされていますが、小学校が統合された地域等での単位見直しに計画はあるのかお伺いをしておきます。  次に、市長は、高い自治の気概とすぐれた自治能力を持つまちをつくるとされています。その具体策として、公民館を社会教育施設から自治拠点に再編するとされていますが、具体的にどのように自治拠点に再編されているのかをお伺いいたします。  例えば現在は教育委員会生涯学習課が所管であります。また、各公民館の職員体制については、常勤は主事が1人で、学習支援員が若干名であります。担当の所管課、職員体制等、今後の進め方、及び施行時期はいつごろを目指しておられるのかをお伺いいたします。  大項目2つ目は、持続可能な力を高めるまちについてであります。  中項目1つ目は、海外戦略の推進についてであります。  外国人観光客の誘客については、さまざまな施策を繰り広げようとしています。現実、城崎の外国宿泊者数は、平成23年度との比較で、平成24年度は約4倍の4,732人の宿泊者で、大きく伸びています。多く宿泊した国別では、香港、台湾、シンガポール、アメリカ、オーストラリア、韓国の順であります。2012年の訪日外国人旅行客数は、震災からほぼ回復し、約836万人で、過去2番目であります。また、月ごとの訪日客数にばらつきがなく、豊岡においてもプラスの要素であります。  戦略の一つとして、私は、雪を商品にした誘客活動を提案いたします。数年前には中国の広東省から大学生約40名が旅行期間中の1泊を冬の神鍋に来られたことがあります。スキー、スノーボードを楽しむことではなく、雪景色や雪遊び、そり遊び、リフト乗車等、雪に触れて楽しむことで感動し、夜には地元の伝統行事の踊りやもちつき等で交流を深めました。つきましては、雪体験を商品にした誘客への思いについてお伺いいたします。
     次は、農業スクールについてであります。  農業は、高齢化や耕作放棄地の増加など、新規就農者や農業後継者の確保、育成が喫緊の課題であります。今年度、新規事業として、豊岡農業スクールが開設されることになり、就農に必要な農業生産技術と経営管理能力を、認定農業者の育成、確保及び環境創造型農業の普及推進を図るとされています。現在2人の方が入校されたとお聞きしていますが、現況をお伺いいたします。  採用条件に市内在住者または転入者とするという項目があります。今後は募集人員をふやし、空き家利用等で定住促進につながる方法も考えられます。募集を全国発信して、農業の普及を進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。  次に、研究終了後に就農する場合の支援等は考えているのかどうかをお伺いしておきます。  大項目3つ目は、市政の運営についてであります。  中項目1つは、監査委員についてであります。  今議会の第76号議案に、市の監査委員条例の一部を改正する条例制定について提案がされています。理由は、監査委員の定数を3人とするためであります。合併からずっと2人の監査委員で務めていただきました。どのような根拠で監査委員を2人から3人にするのか、お伺いいたします。  次に、いただいた資料によりますと、監査委員の年間業務は、代表監査委員の場合、定期監査、随時監査、財政援助団体等の監査10日、例月現金出納検査12日、決算審査12日、議会31日、研修、監査委員協議5日で、計70日であります。その他、住民監査請求等、要求等に基づく臨時的監査がある。監査委員3人の体制で業務内容がどのように変わるのかをお伺いいたします。  また、事務局体制には影響があるのかどうかもお伺いいたします。  次に、常任監査委員制についてはどのようなお思いをお持ちなのかをお伺いしておきます。  中項目2つ目は、環境整備についてであります。  市内は、さまざまな新しいもの、老朽化したもの、施設を有し、施設を管理、維持していかなければならない。今議会の25年度6月補正予算の中に、橋梁点検1,500万円、大規模舗装修繕5,000万円、道路附属物点検400万円が計上されています。市が管理する橋梁は、橋長15メートル以上が210橋梁、15メートル未満が1,044橋梁、合計1,263橋梁あります。今年度は15メートル以上の橋梁75橋を点検し、あとは今後の継続実施となっています。橋を全部点検するには相当の年数を要すると思いますが、橋梁長寿命化修繕計画の見直し及び今後の予定をお伺いします。  特に今回、河畑橋の橋梁改良は、住民が橋の腐食の気づき、大事には至っていないが、老朽化した橋は早急に目視等の点検も必要と思います。  次に、大規模舗装修繕は、舗装のひび割れ等が著しい路線を計画的に舗装修繕を行い、道路の安全を確保することとなっていますが、傷みの激しいと思える道路があるが、今後の計画の進め方をお伺いいたします。  次に、道路附属物、道路標識、道路照明点検については、施設の健全性の点検結果をもとに修繕計画を作成されるようであります。道路の境界を示す視線誘導灯、デリネーターが毎年折れたり倒れたり、放置されているものが多いですし、しっかりとした管理体制が必要と思います。  次に、市に認定された自動車が通行可能な山の中の道路管理については、どのように管理体制が組まれているのかをお伺いいたします。  以上で1回目の質問は終わり、あとは自席で行います。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、市長選挙に関してのご質問にお答えをいたします。  投票率等についての感想をお尋ねいただきました。投票率が非常に低かったことを大変残念に思っております。その客観的分析としては、あられもいっとき降るような非常に悪天候であったこと、それから先ほどもお答えしましたけれども、そもそも最大のもう一人の方の目的が無投票の阻止でありますので、選挙が始まった瞬間に目的が達成されてしまって、そもそも次の市政は何なのかということについての争点といいましょうか、選択肢がほとんど示されなかったことといったことが背景にあるのではないかと思っております。  私の得票率が約75%、もう一人の方が25%ということでありますけれども、この25%については、民主主義が健全に働いた結果ではないか、このように受けとめております。  そういったことよりも何よりも、2万4,806人もの方がああいった悪天候の中でわざわざ投票所に行かれて「中貝」というふうに書いていただいた。そのことを私としては非常にうれしく、また重く受けとめ、いただいたご期待にしっかりとこたえることができるように全力で駆け抜けてまいりたい、そういった決意を新たにいたしているところです。  選挙の陣営で開票の立ち会いをしていただいた方の話によりますと、無効票が結構あったと。その中に「頑張れ、中貝」というのがあったと。無効になったことは大変残念でありましたけれども、そのメッセージは大変ありがたいものとして私の心に響きました。  非常に全体としては低調な選挙だったと思いますけれども、選挙期間中のさまざまな反応も含めて、期待をいただいている、そのことを実感いたしましたので、しっかりとやってまいりたいというふうに考えております。  それから、1番目の矢は何かといったことについてもお尋ねをいただきました。  既に新年度の予算はお認めをいただいて、動き始めておりますので、たくさんの矢を撃っているところでありますけれども、改めて選挙のことを踏まえますと、コミュニティーの再編について、これをしっかりやる必要がある、そのように考えております。この点につきましては、将来の危機に対して今から備えなければいけないこと、同時に、多くの方々が同じような危機感を持っておられること、そしてさらにお手本がほとんどない分野であること、こういった中で、これからお互いに苦悶しながらその道を探っていく必要があるだろうというふうに考えております。言うなれば、豊岡の自治のあり方の基本を長い公民館制度や、あるいは区長さんを中心に頑張ってきたといういわば町の自治の基本、それ自体を変えようといいましょうか、充実しようというか、補足しようという事柄でございますので、相当大きな課題ではないかというふうに思っております。時間がそんなにあるわけではありませんけれども、時間の経過を確保しながらも、誤りがないように道を探ってまいりたいと考えております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私の方からは、災害の危機につきまして、自助、共助、公助の連携による災害対応能力を高める方針につきましてお答えをさせていただきます。  豊岡市は、平成16年の台風23号を始めとする過去の災害の教訓を踏まえまして、みんなの力で命と暮らしを守ることを地域防災計画の基本理念といたしているところでございます。みんなの力には、行政にも、地域にも、個人にもそれぞれ限界がございますので、災害対応時にはその力を結集しようとする思いを込めています。  また、この基本理念の下には、災害リアリズムに徹する、減災の視点に立つ、地域の力を蓄えるという3つの基本指針を掲げております。  これらの基本理念、基本方針を根幹に、行政組織の強化、連携を図りますとともに、具体的には、防災訓練であるとか防災、減災に関する学習会の充実、自主防災組織等の強化、企業等の地域防災活動への参画促進などを進めながら、自助力、共助力を高める取り組みを行っていきたいというふうに考えているところでございます。  次に、コミュニティーの崩壊についての中のコミュニティー強化への具体的内容についてお答えをさせていただきます。  地域づくりを持続的に、また活発に行うには、当然組織の運営資金や活動資金が必要となります。行政としても必要な財政支援策について検討を行う必要があるというふうに考えているところでございます。  一方で、市の財政状況は悪化していくことが予想され、すべての地域課題に行政がかかわり続けたり、支援ニーズに潤沢にこたえるということには限界がございます。地域づくりは住民みずからが考え、行動を起こすことが本来であるというふうに考えております。住民一人一人の積極的な参画のもとに、行政と地域が役割分担し、持続可能な体制を構築をしていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 私からは、アスリート育成についての優秀選手の育成強化に対する考え方についてという問いにお答えさせていただきたいと思います。  優秀選手の育成強化に当たっては、大会派遣に対する費用への補助制度とともに、指導者を含めた指導体制の充実、さらには練習場を含めた施設面の充実と、数多くの課題がございます。  そういった中で、本市としましては、議員ご指摘のように、現在行っております大会派遣に関する補助金制度の継続に加えまして、今後は種目別協会あるいは団体と連携する中で、昨日、一昨日も実施したんですが、地元出身アスリートによるスポーツ教室等を実施していく中で、選手の育成とともに、指導者の資質向上に努めていきたいと考えております。  とりわけ小学生の子供たちへの指導については、やはりこれは一番大事なのは指導者そのものが小学生に対する指導技術だけじゃなしに、小学生を健全育成という視点でどう育てていくのか、そのことがやっぱり根底になければ、その後の中学校、さらには高校、大学という形でのアスリート育成にはつながらないと思いますので、小学校のときにやり過ぎて、燃え尽き症候群になる、こういったことにならないような形で今後そういった体制を組んでいきたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 選挙管理委員長。 ○選挙管理委員会委員長(畠中 隆夫) 私からは、今回の市長選挙における執行状況や市民の意見についてお答えいたしたいと思います。  投票区の見直し後、初めての選挙が市長選挙でした。投票区の見直しにより投票所までの距離が遠くなった市民の方から苦情や意見を数件お寄せいただきましたが、選挙全般を通じて大きなトラブルや混乱はなく、無事に執行でき、今回の投票区の見直しはほぼ適正であったと考えております。  今後とも市民の皆様にご理解、ご協力いただけるように努めてまいります。  なお、今回の選挙の新たな課題については、事務局長の方から返答いたします。 ○議長(芝地 邦彦) 事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) 私の方からは、今回の選挙の新しい課題についてお答えいたします。  新しい課題といたしまして、投票区の数が減ったことに伴いまして、選挙用ポスターを張る掲示板の数も減り、今まであった場所に掲示板が設置されていないとのご指摘も数件いただきました。ポスター掲示板の数は、投票区の数や選挙人の数、それから投票区の面積等に基づきまして、公職選挙法で定められております。ちなみに現在、市全体では505でございまして、見直しから94カ所減っておるところでございます。法定で定める数でございますので、数をふやすことはできないことになっております。しかしながら、設置する場所については、啓発効果や地域のバランスを考えながら、次回の選挙に向けて見直しを進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) まず、6月8日の訓練について、役割はスムーズだったのか、それからチーム派遣はどうだったのかというようなご趣旨のお尋ねがございました。  約2時間の実施時間で、上流から下流まで、洪水の状況を流してしまうということで、非常に錯綜した状況で、私自身も訓練の中へ入っておりますので、第三者的観点で見るということがなかなかあの状況ではできませんでした。  それで、毎年の訓練を終了してからなんですけれども、課長級以上にアンケート、今回はチーム派遣ということでございますので、チーム長も含めてアンケートをとって、本来あるべき姿というか、機能したのかどうか、ご本人の立場を含めて、これを早急に調べたいというふうに考えております。  最終的に私が見れた範囲では、最終的にですが、チーム長から、例えば道路状況であれ、避難者の状況であれ、それぞれの担当の部長のところへ入っていたということはございましたので、最終的には流れていたのかなと今の段階では思っておりますけれども、いずれにしろ足りないところ、あるいは私の認識誤りその他がございますかと思いますので、その結果を見て、また今後の訓練に反映していきたいというふうに考えております。  それから、災害弱者の個別避難計画、これについてお尋ねがあったかと思います。  本市は、平成18年3月の国のガイドラインがございますが、これに基づきまして、18年の4月に災害時の要援護者登録制度というのを創設をいたしまして、自治会の会長、民生委員、それから消防団、これは分団長レベルまで、登録台帳の副本を配付をしております。以降、台帳は年2回更新をして、関係者にその都度配付ということでやっております。  平成24年6月にその登録者制度を地域支援の安いものに見直すということで、今まで一くくりにしておりました災害時要援護者を直接の避難行動を支援する必要がある避難行動要援護者と、それから情報伝達等あれば何とかなるというような形の方々、これを情報伝達等要援護者に区分して、避難支援が必要な方、こういう方々を明確にしたということであります。  本市では、昨年度にこの個別支援計画、だれがだれを助けるかというのを地域に具体化していただきたいということで、簡潔な様式を各区長さんにお示しをして、現在、地区ごとの個別支援計画の策定をお願いしている段階でございます。これも自主防の組織率その他、年末にアンケートをとります。この段階で個別支援計画、どのようになってますでしょうかと、いわゆる避難計画ですね。その辺のところの確認も行いたいというふうに考えております。  それから、避難所のあり方の中で、さまざまな災害に対しての避難所の位置や耐震化の話、それから備えるべき非常電源、簡易トイレ、それからバリアフリーのお話もあったかと思います。あるいは暖房設備。この点についてなんですが、すべての災害に対して市の避難所が安全であることが理想でございますけれども、まず、市内の平たん坦地ほとんどが洪水のときの浸水エリアに色分けされておりますので、また、山沿いのところはほとんど土砂災害警戒区域ということで指定されてますので、その現状をかんがみますと、すべての条件を満たすというような建物はほとんどといいますか、ほんの少数です。浸水エリアに位置していても最上階が浸水の可能性がないような場合、また、土砂災害警戒区域内であっても堅牢な建物とか、斜面からかなり距離があるような場合については、避難所として指定しているのが実情でございます。  それから、地震時の耐震性についても必ずしもすべての指定避難所が耐震性があるというわけではございません。市が所有している学校施設などで耐震性が低いものについては逐次耐震改修がされております。また、避難所指定されている地区会館についても、本年度からの耐震改修費用について助成制度を設けて耐震改修を促進しているところでございます。  それから、いろいろな避難所に備えるべき簡易トイレ、バリアフリーのお話でございますけれども、議員ご指摘のように、多数の避難所がございます。多くの避難所では、これらの施設が十分な保管スペース等はございません。それから、備蓄品の入れかえや安全な管理のために保管場所を限定せざるを得ないというようなこともございます。現在備蓄している毛布や非常食もすべて指定避難所に配備しているわけではございません。  ご指摘の非常電源や簡易トイレ、それから暖房設備、今後検討すべき課題ではございます。現時点での配備計画はありませんが、今後、保管スペース、管理方法、それから整備の優先順位、これなどを勘案して、備蓄すべきかどうかということを検討したいと考えてます。  あと、バリアフリー化については、指定避難所だからということではなくて、施設自体の必要性から判断されるべきものではないかなというふうに考えております。  それから、避難所の開設、それから管理体制なんですけれども、防災計画には開設の順番として、1番目が市立の公民館、それから2番目が小・中学校、高等学校、3番目がその他の施設ということで設定をしております。市の避難情報は、避難準備情報、要援護者の方、避難を開始してくださいというところから始まりますので、最低でも避難準備情報を発令する段階で、市立の公民館を開設するということにしております。  初動時の避難所の開設については、基本的に避難部もしくは地域避難救護部から施設管理者に連絡を入れて、施設管理者が施設開錠を行いますけれども、施設によっては職員が直接出向き、開錠する場合もございます。  それから、防災マップでございます。現在の防災マップは平成18年6月に策定をしたものでございます。現在、河川改修の進捗にあわせた浸水予測の見直し作業、これが国交省と、それから兵庫県において実施をされておりますので、これらの結果を受けて、豊岡市もマップの見直し、これが必要だと考えてます。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 技監。 ○技監(登日 幸治) 私からは、土砂災害情報提供システムの整備状況と、台風23号で被害のあった地域の内水対策の緩和状況についてお答えいたします。  まず、土砂災害情報提供システムについてでございます。  このシステムは、地形、地質、実績降雨と被害の関係から、土砂災害の危険度を予測するシステムでございます。今年度中にこのシステムの構築を終え、試験運用を行い、実績降雨に基づく検証によりまして予測精度を向上させた後、本格運用したいと考えているところでございます。  続きまして、内水整備についてですが、内水整備につきましては、平成16年台風23号以降、豊岡、八代、城崎の各排水機場のポンプ能力の増強並びに桃島ゲートポンプ場の排水ポンプ等の新設、さらには河川の堆積土砂の撤去等の対策を行っておりまして、内水対策能力は格段に向上しているものと認識してございます。  しかしながら、幸いにも設備等の増強以降、本市は大規模な洪水被害に見舞われておりませんで、どの程度の改善効果があったかの数値的な検証はできていないのが実情でございます。このため、今後、下流域への影響等、実績降雨に対する設備の効果の度合いについて検証していく必要があると考えてございます。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 私からは、避難所における要援護者への医療体制についてお答えをいたします。  避難されている要援護者の方が急病に見舞われた場合、一刻を争う対応が求められます。そういった場合には、救急車等の出動を要請をいたしまして、病院へ搬送いたします。  また、体調のぐあいが悪いものの、救急対応を要しないというふうに判断される場合には、かかりつけ医の先生に連絡をして往診をお願いしたり、適切な処置等について指示を受けるというような対応になろうかと思います。  なお、かかりつけ医への連絡につきましては、本年4月から障害者を対象に配布され、災害時等には携帯をしていただく災害時安心ファイルに記載の医療機関、主治医等の情報も役立てられるものというふうに考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 上下水道部長。 ○上下水道部長(中貝 稔) 私の方からは、今後の内水対策整備事業計画についてということについてお答えをさせていただきます。  下水道事業が所管いたします内水対策に関します雨水幹線整備計画につきましては、旧市町時代に策定をした下水道事業認可計画における雨水排水計画があります。新市でもその計画を引き継いでおり、この計画に沿って一部の雨水幹線を整備いたしておりますが、全体の完成までには至っておりません。  本計画には、以前に策定をされた計画ということもありまして、下水道総合浸水対策を踏まえた再検討が必要であるというふうには考えております。雨水対策は、用地の確保や膨大な事業費等の問題がございまして、計画の策定にめどが現在立っておりません。中・長期的にも一般会計の財政状況等を勘案いたしますと、雨水対策事業を大々的に推進するということは大変難しいものと現在考えておるところでございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 私の方からは、大交流についてお答えします。  まず1点、全国トップレベルの競技大会について、進める上でのまず効果でございます。  市民のスポーツに対する関心を高めること、それから集客効果によって地域経済の活性化と豊岡の魅力を全国に発信できることです。  次に、具体的な方策として、本年度は日本女子ソフトボール1部リーグ豊岡大会を開催予定してます。引き続いて、平成26年度以降につきましては、プロバスケットボール1部リーグ、並びにインターハイボート競技などの開催を考えております。これらスポーツ大会の開催に当たっては、種目別競技団体の協力が不可欠であり、競技団体との連携を深めながら、あらゆるチャンネルを活用しながら各種大会の誘致活動を積極的に進めてまいりたい、このように考えております。  次に、スポーツ大会の具体的な支援策でございます。  本市については、ポスト国体を視点に置いて、ソフトボール、ボート競技において大規模な大会を種目別競技団体を始めとして関係団体と連携を図り、開催に努めてまいっているとこです。具体的な支援の方法としましては、関係団体によります実行委員会等を組織するとともに、市が事務局を持って主体的な運営を図るものや、大会参加者へのおもてなし部分については、市、地元関係者とともに支援をするという考え方もございます。大会開催やチケット販売について協力するものなど、競技大会の運営方法などの違いによりますが、さまざま支援していきたいと考えております。  次に、公共スポーツ施設につきますリニューアル実施内容及び今後のリニューアルの計画の考え方でございます。  これにつきましては、平成22年度は、こうのとりスタジアムスコアボードの改修、23年度には豊岡総合スポーツセンターのテニスコートの改修、昨年、24年には神美台スポーツ公園の夜間照明等の改修を行い、さらに本年度につきましては、こうのとりスタジアム防球ネット設置並びに暗渠排水の対策、植村直己スポーツ公園野球場につきましてはスコアボードの修繕、及び港西小学校夜間照明の改修等を考えております。  いずれにしましても、利用者が安全かつ利便性の高い整備された施設として使用していただけるよう、施設の状況を確認しながら、必要なものについて計画的にリニューアルを進めてまいりたいと考えております。  次に、民間スポーツ施設の何らかの支援のご質問でございます。  これにつきましては、スポーツによる大交流を進める市として、公共施設、民間施設を問わず、大会、合宿誘致等による大交流を図る必要があると考えております。残念ながら民間施設についての具体的な支援策はありません。しかし、民間施設も活用しながら、大交流にふさわしいスポーツ大会を誘致することにより、施設の活性化、あるいは経済効果が図れるものと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部参事。 ○環境経済部参事(吉谷 義奉) それでは、私の方からは、登山道等の管理についての市の関与についてお答えをします。  登山道の管理につきましては、草刈りや植栽など、基本的に地元地区や観光協会にお願いをしており、市といたしましては、材料の支給などでも取り組みを支援しているところでございます。  また、今年度、日本トレッキング協会から、来日岳、高龍寺ケ岳、神鍋の大杉山、溶岩流コース、この4つのトレッキングコースについて公認を受けております。案内板の設置やPRパンフレットを作成し、地元の皆さんと一緒になって誘客促進に努めたいと考えております。  続きまして、海外戦略の推進についてお答えをします。  東南アジアの地域については、雪が降らないことから、東南アジアへの情報戦略において、雪は効果的な素材として認識しております。とりわけ冬場のスノーシューウオークや雪遊びなど、体験メニューの商品化は有効であると考えております。  平成25年、ことしの3月にアジアの旅行業者を豊岡に招聘し、2泊3日のツアーを実施しましたところ、神鍋高原で実施しましたスノーシューウオークは、とても高い評価をいただきました。これを受けて、現在、地元や関係団体と調整しながら、旅行エージェントなどに教育旅行を含めた商品化を働きかけているところでございます。
     雪を素材とした体験メニューにつきましては、外国人向けのガイドブックに広告掲載することや、旅行博等で効果的なプロモーションなどを通じて海外にPR展開をし、豊岡への誘客促進に努めたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 神鍋キャンプ場の松枯れに対してご質問いただきました。  神鍋キャンプ場の松枯れですが、近年は年1回、地上から薬剤を散布する予防事業並びに伐採による伐倒駆除事業を実施いたしております。しかしながら、依然として松枯れ被害がおさまらないため、平成24年度に大規模な駆除対策事業を実施し、約180本の枯れ松の伐倒処理を行いました。  本年度は、本日、7ヘクタールの薬剤の地上散布を終えたところでございます。  引き続き、秋以降にはキャンプ場すべての伐倒駆除を予定しており、キャンプ場内の駆除は一定の区切りをつけたいというふうに考えております。  防除の方法ですけれども、平成19年に空中散布での薬剤被害が社会問題となったところから、地上散布に切りかえたところでございまして、平成20年度からは地上散布に切りかわっており、本年も継続して地上散布で行いたいというふうに考えております。  今後も県と緊密な連携をとりながら、被害状況の把握と予防に努めていきたいと考えております。  続きまして、農業スクールについてのお尋ねをいただきました。  入校後の現況についてでございます。  4月24日の入校式以降、2人の研修生は受け入れ農家の指導のもと、代かきや田植えなどの農作業や農業用機械のメンテナンスなどの作業に励んでおられます。  今後は、受け入れ農家での実地研修以外に2カ月に1回程度の割合で集合研修を開催し、農地法や経営管理などについても学んでいただく予定にいたしております。さらに、関係機関が開催する研修会や講座などにも積極的に参加してもらい、幅広く農業に関する知識を身につけていただきたいと考えております。  定住促進への活用はいかがなものかというお尋ねをいただきました。  募集の条件は、45歳以下、市内在住者または転入者というふうに限定をいたしておりまして、まさしく議員おっしゃいますように、ぜひとも定住促進に寄与できるように期待をいたしているところでございます。現在のお二人は市内在住の方でございまして、転入者の方はございません。  それと、今後、卒業後の方向についてでございます。  研修生の進路ですが、1年間、あるいは最長3年間の研修期間の終了後は、市内で独立自営就農されるか、あるいは農業生産法人などへ雇用就農されるかを事業主体である豊岡市認定農業者協議会、県農業改良普及センター、JAといった各関係機関と十分協議しながら決定していただきます。  就農への市の支援でございますけれども、就農に当たってのこうした協議への相談等の支援が考えられるというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 日高支所長。 ○日高支所長(飯田 正巳) 私から、神鍋高原キャンプ場の保全とオートキャンプ場への施設整備ができないかということと、また、神鍋高原内の各施設の指定管理に関するお尋ねがありましたので、お答えいたします。  神鍋高原の松枯れに対しましては、大変ご心配をおかけしております。近年、神鍋高原キャンプ場で松枯れが非常に著しいことですから、24年度及び25年度の2カ年で、枯れ松の伐採を計画しております。神鍋高原キャンプ場は、松林の中にあるキャンプ場として親しまれておりまして、現在、松林と言えない状況になりつつあるため、キャンプ場としての木陰などをつくり出すような工夫が必要ではないかというふうに考えております。枯れにくい松やキャンプ場にふさわしい広葉樹の植樹についても、観光協会など地元関係者の皆さんと調整して、その整備に取り組みたいというふうに考えております。  神鍋高原キャンプ場の管理棟、トイレ、区画サイト等は県が整備したものであり、市は県から施設の管理を無償で受託しております。したがって、オートキャンプ場としての整備、運営については、県との協議が必要かというふうに考えます。  また一方、日高地域には湯の原温泉オートキャンプ場というものがあるものですから、神鍋高原キャンプ場をオートキャンプ場とすると2つの施設が競合するため、地域振興、観光振興、費用対効果など、諸課題を十分に、慎重に考えないといけないというふうに思っております。  次に、神鍋高原キャンプ場、神鍋山周遊公園、神鍋高原体育館の指定管理制が導入できないかというふうなお尋ねでございます。  先ほど申しましたように、県有施設で市が管理している施設、市の所有施設、借地をして管理している施設等々があります。これらは観光等の活性化を図るための貴重な財産というふうに思っております。神鍋全体のマネジメントを強化する中で、観光施設の管理方法については、指定管理を含め、検討してまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 私からは、コミュニティーについてのご質問の中で、副市長答弁以外のものについてお答えしたいと思います。  まず、コミュニティー崩壊の具体的事例ということでございますけども、いわゆる村役と呼ばれるような地域の共同作業の際に実働できる人の減少ですとか区の役員のなり手がない、それから地区の伝統行事とか祭り、こういったことを検証していけなくなるなど、また、近隣の助け合いの希薄化、こういったことなども含めまして、さまざまなものがあると考えております。  また、最悪の場合には、地域そのものが消滅するという可能性もあり、本市より過疎化が10年も進んでいると言われております島根県におきましては、過去約60年の間に82もの集落が消滅したという事例があり、そのうち7割が自然消滅したと聞いております。  次に、コミュニティーの単位でございますけども、新しい地域コミュニティーの単位は基本的に小学校区単位としていますが、市内には、小学校の統合によりまして、1つの小学校区に複数の地区公民館があるところや、逆に2つの小学校区に地区公民館が1つというところもございます。例えば西気小学校区は、小学校の統合によりまして、校区としては清滝小学校区となりました。しかし、平成26年度に西気地区公民館の整備を行う予定としておりまして、これまで地域の方々からさまざまな拠点として親しまれていたことから、新しい地区公民館を地域コミュニティーの拠点として位置づけて、旧西気小学校区でコミュニティーエリアを構築することが望ましいのではないかと考えておりますが、地域の方々の意見や思いを聞きながら、ともに検討していきたいと考えております。  次に、公民館の組織体制ですが、地区の公民館は、現在、社会教育や生涯学習の拠点として位置づけられていることから、教育委員会が所管をしております。しかし、今後想定される地域力の衰退にどのように対応していくかを考えますと、教育という限定した分野を超えまして、正面から地域づくりの拠点として位置づける必要があると考えております。このことから、移行時期や具体的組織のあり方については今のところ確定しておりませんけども、公民館は教育委員会事務部局から市長部局へ所管を変更いたしまして、新しいコミュニティー組織の中に公民館機能を確保していくべきと考えております。  具体的な組織のあり方につきましては、今後の新しいコミュニティーのあり方検討会の中で検討していく予定となっております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 監査委員事務局長。 ○監査事務局長(吉谷 英司) 監査の関係につきましては、4つの質問をいただきました。  まず、1つ目でございます。監査委員2人から3人にする根拠でございますが、これは、市の行政チェックの姿勢が今後は事後の評価から立案段階での事前評価に転換を図られようとしており、事後評価としての監査機能の充実が求められるところです。他方で、現在、監査委員の業務負担が大きくなってきております。そこで、監査委員1人当たりの業務負担を軽減しながら、同時に監査機能の充実を図るために増員しようとするものでございます。  ちなみに、監査委員の定数は、地方自治法第195条第2項等の規定により、人口25万人以上の市は4人、その他の市は2人となっており、当市の場合におきましては2人ということでございます。ただし、監査委員の増員につきましては、条例でその定数を増加することができるとなっており、今回、1名の増員をお願いしているところです。  それから、2つ目の質問でございます。限られた時間で業務がどのように変わるのかということでございますが、3人体制になりましても、監査、検査等の業務の守備範囲自体が至って変わることはないと考えております。分担することで質的な充実が図られることになります。  なお、監査委員による今後の協議によりますが、定期監査等の担当分け、議会への出席分担、北但行政事務組合と但馬広域行政事務組合との選出の分担などを検討いたします。  それから、3つ目、事務局体制に変更はないのかということでございますが、現在、事務局は、局長と次長の正職員2人、それから伝票審査等庶務関係で嘱託職員が2人でございます。計4名の体制でございますが、変更はございません。  それから、4つ目、監査委員の常勤制の考え方でございますが、地方自治法第196条第4項及び第5項などの規定により、人口25万人以上の市は、識見を有する者から選出される監査委員は常勤とし、その他の市は常勤とすることができるとされております。当市の場合は非常勤ですが、市の規模や事務量を考慮するとき、常勤化するほどの必要はないと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 私の方からは、橋梁の点検からお答えをさせていただきたいと思います。  市が管理する橋梁の点検につきましては、平成18年度より橋長15メーター以上のものについて実施をしております。長寿命化計画を策定したところでございます。  今後ですけども、橋長5メーター以上の橋梁について、平成25年度から平成29年度にかけまして、789の橋梁を年次的に点検を実施していきたいと、そのように考えております。  なお、議員のご質問にありました日高町羽尻地内の河畑橋につきましては、橋長が12.9メーターであることから、今まで15メーター以上で策定した修繕計画には入っていなかったというものでございます。  この河畑橋は、地元区長からの通報により、現地確認を行ったところ、橋梁の損傷が著しく、緊急的に補修工事を行うことといたしました。  大規模舗装修繕の今後の計画の進め方につきましてお答えをさせていただきます。  大規模舗装の修繕につきましては、現在、幹線市道15路線につきまして調査を行っております。調査の内容につきましては、路面のひび割れ、わだち掘れ、縦断の凹凸の状況でございます。これは路面性状調査といいますけども、行っております。その結果を踏まえまして、緊急性の高いところから計画的に実施をしてまいりたいと、そのように考えております。  市道認定された林道の管理体制につきましてお答えをさせていただきます。  広範囲な市域を抱えている本市におきましては、集落の住宅地より奥で山に続く市道につきましては、パトロール等を行っていないというのが実情でございます。そのため、損傷等を把握することができず、市民の皆様方からの連絡等により現場を確認し、通行に支障を及ぼす箇所の補修を行うことといたしております。  道路の路肩に設置をしてある視線誘導棒の管理についてということでございます。  道路パトロールにより、デリエーター、視線誘導票ですけども、の点検を行っております。異常が認められた場合、適時補修を行っています。しかしながら、これにつきましても広範囲な市域を抱えている本市においては、損傷等を見落とす可能性もございますから、市民の皆様方からの連絡により、通行に支障を及ぼす箇所について補修を行っているという状況でございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) 失礼いたしました。避難所へのルート、時間等に関する考え方というようなことでご質問あったかと思います。  本市では、歩いて避難できる範囲に指定避難所を設けること、これは理想ではあるんですけども、本市の地理的状況や、それから指定避難所となり得るような公共施設の位置、それから数、これを考えますと、現実問題として歩いていける範囲に指定避難所すべて設けるということは不可能でございます。そのために、遠距離にある避難所を指定せざるを得ないという場合もございますので、何とぞご理解いただきたいというふうにお願いいたします。  避難所までのルート、それからあわせて避難に要する時間などを知るには、地域で安全な避難ルートを協議して、実際に歩いて体験していただくということが最も効果的ですので、市は国交省の河川国道事務所と共催で毎年防災ワークショップを実施して、地域の避難マップ、つまりはルートの検討等も含め、支援をしている状況でございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 暫時休憩いたします。再開は午後1時。     午前11時52分休憩 ────────────────────     午後 1時00分再開 ○議長(芝地 邦彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  午前中の5番、井上正治議員の質疑・質問を続行いたします。  5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) たくさんの質問をいたしまして、丁寧にお答えいただきましてありがとうございました。  それでは、2回目の質問をかいつまんで数点お伺いしたいというふうに思います。  まず1つ目は、大交流についてでございます。  大交流というのは、市の施策の重要施策でもございます。まず、スポーツをということにつきまして、市内にはたくさん公的なスポーツ施設がございます。民間のスポーツ施設もあるわけでございますけども、大会等を誘致したときに、どうしても民間のスポーツ施設だけでは足りない部分というのが出てまいります。そういう場合、例えば豊岡総合体育館であるとか、テニスコートをお持ちの施設であるとか、陸上競技場であるとかというふうな、このような利用というのはできるのでありましょうか。その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 簡潔に言いますと、スポーツ振興計画の中にも大交流という観点をとられてます。当然そのあたりで必要不可欠なものについては考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) やはりどうしても大規模な大会が来ますと、そういう施設は必要であります。特に雨が降って試合が延期になりますと、どうしても最後まで試合ができないというふうなときに、例えば豊岡総合体育館では、室外スポーツが室内スポーツというような、できる部分というのがありますでしょうか。例えばテニス等は総合体育館でできるでしょうか。それをお伺いしたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 今のお考えの中で、テニスというとこまで我々は想定しておりません。屋外体育館の中において利用できる施設は基準にうたっておりますので、その範囲内において、さらには利用者との相互のお話も必要になってきますので、それぞれ諸課題もありますが、基本的な考え方としましては、スポーツ基本計画にも述べておりますように、大交流という観点の中で協力をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) この質問をさせていただきましたのは、従前に近畿の高校のソフトテニスで雨天で順延いたしまして、総合体育館で使用させたような経過がございますので、お尋ねをさせていただきました。なるべく緩和的な措置で、もし困ったときにはお助けいただきたいというふうに思います。  それから、全国レベル大会の位置づけでございますけども、競技の内容によりましては、例えば全国の各競技団体がございますけども、剣道は剣道、ソフトボールはソフトボール、スキーはスキー、陸上は陸上とあるわけですけども、そういう部分での全国の何々連盟の公認大会というのは全国レベルに位置するとお考えでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 本件につきましては、先ほどいただきましたように、我々としましても、例えばことしは日本女子ソフトボール1部リーグの豊岡大会だとか、26年度以降に考えておりますプロバスケットボールの1部リーグだとか等々で、大会誘致には鋭意努力をさせていただいておりますので、その考えはこれからも続けていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) それでは、スキーに限ってお尋ねをしたいと思いますけども、例えば全日本スキー連盟公認、B級大会、A級大会、あるいは国際スキー連盟公認スキー大会等々を今後開催する予定もございます。その辺の位置づけというのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 詳細について私も承知しておりませんが、考え方としては、当然そのあたりでたくさんの方が交流できるのであれば、我々としてもサポートはさせていただきたい、このように考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) この件につきましてもなるべく前向きにお考えをいただきたいというふうに考えます。  それから、そういうことにかんがみまして、公認大会の競技をするためには、必ずコース等に公認の許可を得なければなりません。例えば城崎のボートコースでも、ボートの公認を得てからでないと全国大会というのは開催されない。スキーも同じような状況でございまして、全日本の公認大会をするのであれば、やはりコース公認料というのが発生をしてまいります。その辺の位置づけは、スキーはだめでボートはオーケーだというふうなことの格差というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 先ほど申し上げましたが、本件についてはまだ詳細、私の方も承知しておりませんが、考え方といたしましては、当然サポートという形になろうかと思います。あくまでも地域と地域を主体に考えながら、サポートができるのであれば分析をして、今後のご協力をしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) わかりました。  それでは、これからはちょっと私の要望でございますけども、一つの大交流の方法として、スポーツ、あるいはまた、今、非常に話題になっております南海・東南海大地震が発生するであろうというふうな予測も出ておるわけでございますけども、例えば市と市と姉妹提携を結び、お互いが行き来する場合に、それぞれ何かをする場合に、一つのそれぞれ市民が交流する場合、特権を付与して交流促進を促す方策に取り組むというのはスポーツ関係で何か、私は例えばこちらに来て、一つの話ですよ、ゴルフをしたいと。そちらの市民のある程度証明がわかれば幾らかの特権を与えるとか、例えばスキー場に来てリフトに乗れば、リフトに少しでも割引があるとかいうふうな、そういう交流のお考えというのはございませんでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 今のお考えは、まさに大交流の論点だと思います。我々としてもスポーツの論点からいいますと、スポーツ基本計画に基づきます基本的な考え方を踏襲しながら考えてまいりたいと思いますし、今、議員の提案につきましても、それを踏まえながら、いろんな課題があろうと思います。その課題を一つずつクリアしながらでも一つの考えの整理の中に入れていきたい、このように考えています。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) 前向きにお互い協議をしながら取り組めたらというふうな思いでおります。  それからもう1点、スポーツイベントの開催につきまして、これまで既存の大会を継続している大会がございます。既存の大会につきましては、それぞれその地域で参加料であるとか、あるいは協会の持ち出しであるかというふうな形で継続をしているわけでございますけども、その継続につきましても非常に大きな負担を負いながらやっているというのが現状でございまして、私は、この提案として、開催の規模、あるいはどれだけ例えばスポーツツーリズムでお越しになったかというふうな形の中で、開催助成金制度の導入というふうな形のご提案を申し上げたい。そうすることによって、グレードの高い大会で大交流の促進を進めることができるのではないかなというふうに思っております。まず、事前審査であるとか、候補対象の条件であるとか、交付金等の取り決めは必要ではあるとは思いますけども、その辺のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 今の提案の中の開催経費の件につきましては、課題が多少あろうと思います。ただ、私の方として、開催の思いというものは当然お酌み取りさせていただきましたので、この点については前向きな検討をしていきたいと。ただ、経費については大きな課題も多々あろうと思います。さらに分析をしながら、検討するよりも、まずそのあたりで調査をしていきたいと、このように考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) 交流の一つの促進事業としてのご検討を賜りたいというふうに思います。  次に、アスリートの中にあるわけでございますけども、表彰規程というのがございます。表彰規程につきましては、それぞれ表彰要綱というのがあります。その中で、それぞれ表彰をされるわけですけども、これまで、昨年度ですかね、井上香織選手がコウノトリ賞を受賞なさってます。私は、毎年、その年にすぐれた成績を残した優秀選手賞等の授与というのも考えられるのではないかなというふうに思っておりますけども、その辺の思いはいかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育長。
    ○教育長(石高 雅信) 表彰規程いう中で、コウノトリ賞を受賞されたのは、合併後、井上選手が初めてであるわけですけど、いわゆる優秀選手賞いうことになりました場合には、やはりその大会の規模、規定、そういったものを含めてやっぱり検討しなければ、なかなか選考基準が難しいと思います。これにつきましては、今後どういった形で表彰をしていくのかということについての内規的なものがまだ十分ございませんので、そのあたりを含めて検討していく課題だろうと思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) 毎年それ相応に努力されて、県大会で優勝したり、あるいは全国大会に出たりする人たちに大きな夢を与える意味でも私は表彰規程を少し緩和されることも大きな選手の励みになるのではないかというふうに考えておりますので、またご検討をお願いしたいと思います。  それから、いろんな形のご質問をして、ご答弁いただいておりますので、最後の質問になりますけども、神鍋キャンプ場の松枯れについての思いを少しお話しさせていただけたらというふうに思っております。  ここ2年、去年、私も議会の方で、同じく6月議会だったと思うんですけども、質問させていただきました。それ以後もやはり松枯れの状況が全く改善をいたしません。相当景観が悪くなっております。現在も相当松枯れで、松林が本当になくなってしまうんじゃないかなというふうな懸念を持っておりまして、やはりこれはただ単に防除をして防げる状況ではないのではないかなというふうな思いを抱いておりまして、この部分につきましては、早急に県等専門機関にご相談をいただきまして、何とかすばらしい松林を後世に引き継ぐためにも検討をしていただきたいというふうに思いますけども、その辺のご所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 議員おっしゃいますように、神鍋高原の松枯れについては、日に日に顕著になっているというのは十分認識いたしております。駆除の方法は地上散布というようなやり方でございまして、時期的には春から夏にかけての対応ということで、いい好機の時期をねらって対応しているわけですけども、いかんせんなかなか効果が出てないというのが現状でございます。  対策といたしましては、やはり今の地上散布を継続することであり、また、予算の限りはございますけれども、伐倒駆除等をあわせながら、県と緊密な連携をとって対応していきたいと、このように考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 5番、井上正治議員。 ○議員(5番 井上 正治) 松くい虫防除はもちろんする必要はあると思います。松くい虫防除につきましては、やはり空中散布であるとか地上散布、現在は地上散布をしていただいておりますし、樹幹注入という方法もあるわけでございます。やはりいろんな方法が少しずつ改善されて、いい駆除方法も出ているというふうなこともお聞きいたしておりますので、駆除方法もただ一定の駆除をするのではなしに、いろんな方法をやっぱり考えていただくということが必要ではないかなというふうに考えております。松の枯れたとこにつきましては、今は相当言ってみれば夏の日差しが遮れないような状態で、キャンプ場としてのスタイルをなくしているという状況でございますので、今後の大交流を進める意味でも、環境整備という意味でも、しっかりとした環境整備が必要であるというふうに考えておりますので、何とぞいろんな方向からご研究をいただいて、対応をお願いしたいということをお願いしておきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で井上正治議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 次は、25番、古池信幸議員。      〔古池信幸議員 登壇〕 ○議員(25番 古池 信幸) 25番、古池です。(拍手)  昨年暮れの総選挙で政権がかわりました。公約を実行できないと判断した国民が、民主党政権に厳しい判定を下しました。安倍政権が誕生し、日銀総裁を交代させて、アベノミクスという名の経済対策を行っておりますが、その効果、恩恵があると実感できているのは、以前から大きな資産を持っている人に限られているのではないでしょうか。国民の多数には困難がさらに強まっていると言わざるを得ません。  地方自治体は、そこに暮らす人々の生活の困難に対し、防波堤の役割を果たさなくてはならないと私は思っております。市民の元気な顔を見ることができるよう、以下のとおり質問をいたします。  美しい山陰海岸国立公園の一部である豊岡市の海岸や浜辺や漁港は、地域の皆さんのふるさとを守りたいという気持ちで過去から美しく保たれています。漂着ごみは北西の季節風、南からの台風など、一年じゅう押し寄せてきます。円山川や竹野川では、上流からの草や木、ごみが流れてきます。そもそもその管理責任ははっきりしておりますが、住民の皆さんは、できることは自分たちが汗を流して一日でも早く美しくしておきたいと頑張っておられるのが現状であります。ごみを集めること、分別すること、運搬すること、処理をすること、それぞれの段階で手間とお金が必要になります。予算が足りないという声が毎年出ております。住民ができることはどこまでなのか、行政が、管理責任者が受け持つのはどこまでなのか、いま一度はっきりとしていただき、必要な予算は確保することが大切ではないかと思います。答弁をお願いします。  JR西日本株式会社と豊岡市は、さまざまな形で協力をしております。JR西日本株式会社は、安全、確実に運ぶことを基本にして、通勤、通学や催し物での宣伝と集客にその企業としての役割を果たしておられます。豊岡市も豊岡駅とその周辺整備では大きな予算を組み、実施いたしました。毎年かなりの予算を組んでおりますが、日常の暮らしの中で改善を申し出ていただきたいことがあります。そのうちの一つに踏切の問題です。  竹野の須谷の踏切について、その拡幅を求めました。毎年農作業に行くのに多くの方が、踏切の幅が狭く、小型特殊車しか通れない通行規制が行われております。緊急自動車も通れません。現場を再確認いたしましたが、拡幅の余地はあります。以前の質問から少し時間もたっておりますが、その後の進捗状況はどうなのか、この際ぜひ改良をお願いしていただきたいと思い、質問いたします。  城崎の駅を挟んだ今津踏切と大谿川踏切についての問題ですが、数年前にも改善要望をいたしましたが、踏切の遮断機がおろされて、長い時間通行ができないという状況は変わっておりません。緊急自動車はもとより、観光客の入り込みの多いときにはバスや乗用車が数珠つなぎになり、渋滞の原因になっております。城崎温泉駅からは、発車のベルが鳴ってから遮断機をおろすことで十分ではないかと考えますが、改善につき交渉を願いたいと思い、質問いたします。  次は、玄武洞駅を通過する列車が、特急列車は1本もとまりませんが、特急以外にもとまらない列車がふえており、駅利用者にはますます不便になっております。上りは4本とまりません。とまらないために、その間に1本普通列車がありますが、例えば12時22分から14時51分まで、2時間29分待たなければなりません。下りでは4本とまりません。18時12分から20時03分までの1時間51分、20時03分から22時18分までの2時間15分間待たなければなりません。所要時間は玄武洞駅と豊岡駅は6分、城崎温泉駅とは6分かかります。玄武洞駅にとまることで城崎温泉駅と豊岡駅との所要時間は12分です。玄武洞駅に停車しなければ、豊岡駅と城崎温泉駅間の所要時間は10分です。わずか2分間のことで待ち時間がおおむね1時間程度になるわけです。免許を持っていない人や通学の生徒たちを含め、決して大勢の人々が利用することにはならないかもしれませんけれども、公共交通の使命として、わずか2分間を使えば調整が可能な事案であります。都市部のように分刻みでダイヤが込み合っている地域と違い、とめることを前提にしたダイヤに組みかえていただくよう交渉をしていただきたいと思い、質問いたします。  次に、国の教科書検定については大きな議論がございました。学校で使っている教科書において、ごみとのかかわり方について次のように教えています。土になります、工場に運んで別の製品になりますと絵入りで書いてあります。北但行政がしようとしている処理は、ストーカー方式で燃やしてしまいます。土に返ることはできません。一部のごみについては再資源化できるとしていますが、教科書にあるように、さまざまなものに形を変えて再利用できるかといえばできません。小学校で使っている教科書は、私たちが求めているごみを資源とみなして有効利用することを、これを教えております。私たちが声を上げていることは間違っていないということを改めて確信いたしました。竹野でも住民の多くの方が処理方式の変更を求めて運動を展開しておられます。将来を背負う子供たちに教えていることと違うことをやろうとしている行政の姿勢は間違っているのではありませんか。子供たちに説明ができますか。教科書で教えているように、さらに進めて、環境や財政に配慮した計画に変更すること以外に子供や住民を納得させることはできないと思います。答弁を求めます。  外国人観光客がふえてきております。来られる国については、政治情勢、経済情勢などで変わりますが、日本へ行ってみたいという気持ちを持っておられる方がふえていることは間違いないと思います。当然のことですが、日本国内の旅行者の受け入れについては、その数においては圧倒的に多いわけでありますので、引き続き力を入れなければなりません。外国人旅行者への対応について、安全・安心、バリアフリーなど、基本的なことについての充実を着実に実現していくことが大切でありますが、この点についての取り組みはどのようになっておりますか、お尋ねいたします。  豊岡市は、海や川、雪や霧、温泉や地質遺産、そして田畑や里山などの自然景観に恵まれた地域であります。また、それぞれの町には町並み景観においてもすぐれたものがあります。それぞれの地域の持っているすばらしいもの、誇りとしているものにさらに付加価値をつけることが大切であります。この点について、それぞれの地域での重点施策についてはどのような配慮をされておりますか、お尋ねいたします。  ふえつつある外国人観光客の方々に、地元民とともに観光地をつくるという考え方を説明し、共感をいただき、アンケートに協力をしていただくことによって、さらに的確な行動がとれるのではないかと思います。アンケート項目については、関係者の方々の知恵を集め、できるだけ多言語での様式を準備することが望まれますが、この点について、どのようにお考えか、答弁を求めます。  外国人観光客誘致の大きな信念の一つとして、一期一会という言葉を前面に出して戦略を練ることは大切ではないかと考えております。一期一会という言葉は千利休の弟子であった山上宗二が記した書物に出てくる言葉であります。茶の湯で、茶会は毎回一生に一度だという思いを込めて、主客とも誠心誠意、真剣に行うべきことを説いた言葉であります。観光関連でなりわいを立てている方々は当然の姿勢ということで心に刻んで対応されていると思いますが、言葉にして発信すること、文字にして発信すること、態度で発信することが、繰り返し来ていただいたり、口コミで広げていただいたりできるきっかけになるのではないかと思います。旅行者の一番の期待は、その土地に住んでいる人と話ができること、行動をともにすることができることではないかと思います。お考えをお聞きいたします。  海外への的確な持続性のある宣伝をするためには、具体的にはどのような方法があるのだろうか。民間では、ミシュランガイドという信頼性の厚い案内書や、その他情報冊子や情報源もあります。民間会社も力になりますけれども、持続性、広域性を考慮すると、公的機関との関係構築は避けては通れない課題ではないかと思いますが、答弁を求めます。  2011年3月11日の東日本大震災は、大変大きな被害を引き起こしました。亡くなられた方々へは改めてご冥福をお祈りいたします。被災された方々へは、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興が望まれます。  通告しておりますが、東京電力の原子力発電所の事故が課題解決を一層困難にしていることは明らかであります。いまだに原因究明の結論は出されておりませんし、最終処理方式が技術的にも確立していないのに再稼働を目指したり、原発を外国に販売をしようとする政府や製造会社の動向は、許せるものではありません。福井の原発や島根県の原発が豊岡市にとっては近いところにあり、さまざまな要因で一たん事故が起これば、その日のうちに深刻な被害が及んでまいります。市民の生命、財産、地域の自然環境を守る責務が自治体にあります。原発事故から市民を守る豊岡市としての準備はできておりますか。政府の方針はいつかは出るでしょうけれども、それを待っていていいのか。それを待ってからの対応では後手に回ってしまうのではないかと心配いたします。避難方法の啓発、避難軽減のための薬剤の備蓄や市民への配布はどのように計画されておりますか、お尋ねいたします。  次に、豊岡玄武洞戸島線の道路整備の進捗状況についてお尋ねいたします。  何回もこの件についてはお尋ねしてまいりました。多くの地権者のご協力をいただいて事業は開始されてきたわけでありますが、右岸道路の完成という喜びをともにすることができずに他界された方々の心情へ思いをはせると、本当に申しわけないと思わずにはおれません。相手のあることでもあり、担当者の方々には大変ご苦労をおかけしていることとは思いますが、かなりの年月が既に経過いたしております。一刻も早い供用開始を願っております。現在の進捗状況と完成のめどについて答弁を求めます。  有害鳥獣対策についてお尋ねいたします。  合併以前からも大きな問題でしたが、合併して8年になりますが、解決したという状況にはありません。フェンスの設置、バッファーゾーン、捕獲かご、わな、銃による駆除など、さまざまな対応が行われてきました。担当の方々もよくやっていただいていると思います。  被害の状況を資料でいただきましたが、想定以上にシカの生息数がふえているのではないかと思います。その他の有害鳥獣についても同様の傾向ではないかと思います。国の補助を一度受けたら一定期間はできないということが対策をおくらせていることにもなっています。補助要件の緩和を求めたいと思います。有害獣の状況、被害の状況に応じてきめ細かい対応をしていけるように、具体的な施策はないのかお尋ねいたします。  このたびの補正予算に水産業振興につながると思われる予算が計上されています。デジタル無線機の配備という事業であります。何年か前に、アナログテレビは映らなくなります。テレビを買いかえるか補助装置を購入するようにとの話がありました。政府と業界が旗振り役になって強引に進められました。画質が向上したことは認めますけれども、あくまでテレビの所有者の選択に任せるべきものではなかったかと今でも思っております。映らなくされてしまうからやむを得なくアナログテレビをあきらめざるを得ないということでした。  今回のデジタル無線機については、漁業者がそれがなくては漁に出られないという制約のもとに配備されるのでしょうか、お尋ねいたします。  この無線機の導入で、市内の漁業者にはどのようなメリットがあるのでしょうか。今後の振興策の展開にどのようにつながるのでしょうか。具体的にお答えをお願いいたします。  以前にも質問いたしましたが、市内の水産業は大変厳しい状況にあるとお認めになっておると思いますけれども、これについてはどのように判断をされているのかお尋ねいたします。  先日も津居山漁協と竹野漁協に行き、懇談をしてまいりました。日本共産党の山下参議院議員が予算委員会で取り上げられた燃油の問題を始め、魚価の問題、後継者の問題、漁業資源の問題など、多くの厳しい課題があります。竹野では、漁協の職員が半分に減らされておりました。漁業関係者、専門家、消費者、行政などが一堂に集まり、具体的な振興策を策定する作業に早急に取り組む必要があると思います。行政がその先頭に立っていただきたいと思い、質問いたします。  以上、第1回目の質問とし、残りは自席で行います。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、放射線被害対策についてお答えをいたします。  原発事故が発生いたしますと、市境、県境を越えてその影響は広く及ぶために、避難などの計画につきましてもこれらの枠を超えた調整が必要になります。また、どのような放射性物質がどの程度発生し、どのように拡散するのか等につきましても、市独自でその情報を得ることはできませんで、一体だれが、どのようなルートで、だれに対して情報を提供するのか、このこと自体も広域的に判断する必要がございます。したがいまして、国や県の計画を抜きにして市独自で計画をつくっても効果は得られないもの、このように考えているところです。  また、4月26日に新聞各紙で報道がありましたけれども、兵庫県が福井県内の各原発で福島第一原発並みの事故が起こったと仮定して放射性物質拡散シミュレーションを実施し、その結果が公表されています。その結論を要約いたしますと、2つあります。1つは、本市は避難対象地域にはならない。2つ目に、しかしながら、安定沃素剤の配備について検討が必要な地域になる、こういったことが書かれております。最初の方に関して言いますと、豊岡市は逃げる、避難すべき対象ではなくて、むしろ避難者を受け入れる地域である、こういったことがそのシミュレーションの結果として示されております。このことからもわかりますように、本市独自の傾向を立ててみたところで、それは効果的にはなり得ない、このように考えております。  関西広域連合では、福井の原発に事故があった際の避難者の受け入れについて調査及び調整を開始しておりまして、その検討結果を踏まえた計画づくりが大切なものと、このように考えております。  また、兵庫県自体も先ほどのシミュレーション結果に基づいて地域防災計画を見直す予定ですので、本市もそもそも県の防災計画を受けて市が策定するという、こういうルールになっておりますので、そのようなことから、国、県の動きを見た上で対応したいと考えております。  また、放射線対策に必要な薬剤の備蓄についてもご質問いただきました。具体的には恐らく放射性対策としての安定沃素剤のことを念頭に置いておられると思います。  しかしながら、この安定沃素材は、薬事法上の劇薬に指定されておりまして、むやみやたらと備蓄し、これは配布することができないということになっております。特に薬事法を見ますと、例えば14歳未満の子供に対しては、これを提供してはならない、こういった規定までございます。提供しようといたしますと、医師の処方せんが不可欠である、こういったことでございますので、一体それでは医師がどういうような手順で処方せんを書くのか、そのことも踏まえた計画をつくりませんと、絵にかいたもちになってしまいます。そういたしますと、やはり少なくとも広域的な観点からの備蓄計画、あるいはいざというときの配布計画等がつくられる必要があるものと、このように考えているところです。  いずれにいたしましても、国、県の動きをよく注視していきたいと、このように考えているところです。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) 私の方からは、外国人の観光客の受け入れに関するご質問に答弁させていただきます。  まず最初に、アンケート調査について、実施が必要じゃないかというご質問がございました。  客観的なデータに基づいて政策を考えていく意味で、アンケート調査は非常に重要だと考えております。  現在、城崎の関連で、外国人のお客さんについてのデータですが、各旅館で外国人の方がそれぞれどちらの国から何名いらっしゃっているかというデータが出ております。また、JR城崎駅前の城崎のインフォメーションセンターの方でアンケート調査を実施しております。そういうデータから見ますと、まずは外国人観光客ですが、アジアの方ももちろん多いんですが、国の全国レベルから見ますと、ヨーロッパ、そしてオーストラリアの方が比較的全国レベルに比べて多いというような実績が出ております。また、城崎をどういう形でご存じになったのかという質問に関しては、ヨーロッパの旅行誌である「ロンリープラネット」で知ったという人が33%、インターネットが15%というようなことで、今回「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星がとれたというのはヨーロッパ向けの非常に大きなチャンスだというふうに考えている次第でございます。  それと、これだけではやっぱり十分なデータではございませんので、質、量ともに今後政策を考えるために必要なアンケート調査として、今後、旅館組合とかと議論をして、内容も含めたアンケート調査を実施したいなというふうに考えている次第でございます。  それと、ご質問は、各地域でもっと地元らしさを出したらどうか、すばらしいものにもっと付加価値をつけていくべきだというご質問がありました。これは海外のお客さんに関してなんですけども、やっぱり相手側の方にどう受け取られているのかという観点で、先ほど言いましたようなアンケート調査って非常に重要だと考えてます。今現在、外国人の観光客は、外国での知名度の比較的高い城崎温泉に集中しておりまして、城崎温泉をさらに宣伝することで、豊岡地域への外国人観光客の増加をねらうという形でとってきて、今、数がぐっとふえてきているのは、議員がご指摘のとおりでございます。  このことをどうやって広げるのかということで、城崎インフォメーションセンターでは、海外からの旅行客の案内所でもありますので、このところで他の地域の魅力を伝えていきたいと、他の地域を紹介していくことで、他の地域に回遊してほしいということで、市としましては、既存の観光パンフレットの多言語化、電子書籍化、また他の地域の英語の看板の整備、また、路線バス業者に対しては、外国人観光客の受け入れ体制の準備等を推進していきたいというふうに考えております。  もちろん他の地域でもインバウンドの集客モニターツアーなんかを3月に実施しましたが、東南アジアの専門旅行業者を招聘し、インバウンドの旅行商品の造成をお願いしております。その席でいろいろインプットいただいておりまして、その席でスノーシューなんかが非常にいいとか、そういうデータが出てきてますので、それならアジア向けに雪の神鍋を紹介するとか、効果が期待できる、ターゲットを絞った対策等を今後検討していかなきゃいけないなということを考えている次第でございます。  それともう一つご質問がありましたのが、安全・安心、バリアフリーについてのご質問です。外国人の方が安心・安全に、豊岡においでになったとき、そういう確保ができているのかということでございます。  バリアフリーについては、これは外国人客だけの問題ではございませんので、気になっておるのは、災害時や急病時に急を要する外国人観光客とのコミュニケーション対策等、この辺がまだできていないということで、他の市においては24時間多言語対応のコールセンターの設置などをされているところもありまして、今後、他の関係機関等の情報を得ながら、観光協会など関係団体と一緒に勉強をしていきたいというふうに考えております。  あと、今後の情報発信に関して、民間では限界があるので、国、県の協力のもとでやらなきゃいけないということがあるんじゃないかというご質問もありました。それに関しては、ご指摘のとおりで、海外に対する情報に関しては、外国人観光客向けの雑誌の広告、海外メディア、在日外国公館へのPR、JNTOという日本政府観光局、そういうところと情報交換しながら、今後、情報発信をもっとしていきたいというふうに考えている次第でございます。  私の方からは以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私の方からは、有害鳥獣対策についてお答えをさせていただきます。  まず、被害の状況でございます。平成24年度の有害鳥獣によります農林被害額は約9,040万円でございました。平成23年度より約1,280万円減少いたしております。これは、防護さくの整備や駆除活動によるものと考えられ、一定の成果があったのではないかというふうに言えます。  また、捕獲頭数は3,548頭で、平成23年度より152頭減少いたしております。狩猟者の目撃情報などから推定しても、全体的に生息数が減少しているものと考えているところでございます。  次に、補助期間等の要件緩和、並びに別のメニューはないのかというふうなお尋ねでございました。  有害鳥獣対策につきましては、国や県、並びに市単独によります防護さく等の補助事業を実施しておりますが、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律に基づきまして、金網さくで14年、電気さくで8年の耐用年数を経過するまで、補助期間の要件緩和はございません。また、それ以外の補助メニューもございません。  ただし、修繕につきましては、農地・水保全管理支払交付金や市の農業共済によります有害鳥獣等対策事業補助金を活用していただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 市民生活部からは、海岸の漂着ごみの件と、ごみ処理のあり方につきましてお答えをいたします。  まず、漂着ごみに対する行政と住民との役割分担というようなご視点だったと思います。  漂着ごみの取り扱いにつきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律等の関係法令によりまして、それぞれの施設管理者の責任において適正な処理を行うことになっております。  市内の海岸を見てみますと、第一種漁港の田結、田久日、宇日、切浜及び須井の漁港を市が管理者として管理しております。その他の海岸につきましては兵庫県が管理をしております。  実際の管理につきましては、田結漁港につきましては田結区に、竹野区域の田久日、宇日、切浜、須井漁港につきましては市から竹野町みなと愛護会にそれぞれ清掃と漂着ごみの収集等の業務委託を行っております。  また、県管理のうち気比海岸、小島岸壁、竹野海岸につきましては、海岸環境整備事業で県から市が委託を受けまして管理を行っておりますが、さらに気比海岸につきましては気比区に、小島岸壁につきましては小島区に、竹野海岸につきましては竹野海岸を美しくする会にそれぞれ業務委託を行いまして、ごみ、立木、雑草等の収集、処分を行っていただいているところでございます。  行政の役割でございますけれども、地元の方にこういった活動をしていただくもとになるものということで、委託料をお支払いをしておりますことと、それから、台風など災害のときには重機の借り上げ等の支援も行わせていただいております。通常の漂着ごみ、それから台風などの臨時のごみにつきましては、豊岡清掃センターで処理できるものにつきましては処理手数料無料で処理を行い、そのほかのものにつきましては専門の処理業者に適切に処理をしていただいているところでございます。  漂着ごみ等の処理につきましては、財政負担がこのように非常に大きいことから、国、県に実情を訴えまして、今後も支援を求めていきたいと考えております。  それから次に、学校教育とごみ処理についてということで、教科書で教えていることと北但が今進めております施設整備とが矛盾しているのではないかというご指摘だったと思います。  まず、市の方針でございますが、昨年改定いたしました一般廃棄物処理基本計画の第6章に、ごみ処理基本計画には、循環型社会の構築に向け、ごみの減量、再資源化の推進を掲げております。その施策には、コンポスト容器、処理機等による生ごみ減量の促進や集団回収による資源ごみの分別収集の推進は、まさに学校の教科書で議員さんご指摘のありました、教えている土を返す、リサイクルなどの資源化や再利用を実行しようとしているものと言えると思います。  なお、私どもが小学校4年生の社会科の教科書を見させていただきますと、その中には廃棄物の処理という項目の中で、ごみを分別することで、再利用できるものを資源として利用し、燃やすごみをできるだけ減らしながら、燃やすごみの処理について学習をされる部分があるというふうに認識しておりますので、学校教育におきましても焼却処理ということはきちっと勉強していただいているというふうに考えております。  ごみの資源化、ごみの減量に努めましても、それでもなお残るごみは焼却処理する仕組みと、こういったものが当然必要でございますので、学校教育においても教科書においてもそのことを言っているのではないかというふうに思います。  ちなみに北但の施設の処理方式でございますが、北但行政事務組合の議員協議会におきましてご協議をいただき、策定されました広域ごみ・汚泥処理施設整備基本計画で、焼却処理、メタン発酵、炭化、飼料化、堆肥化のそれぞれについて比較検討がなされており、その結果、焼却処理は基本方針全般にわたりすぐれており、特に確実、安全、安定的な処理、資源化、経済性において他の方式よりすぐれたもので、処理方法の変更と申しましょうか、そういうところは全く考えてないということでございます。  なお、ちなみに再資源化の状況でございますけれども、通常の計画収集、家庭ごみにつきましても、資源ごみとして瓶、缶、ペットボトル、プラ、紙製の容器包装をしていただいておりますし、先ほどの1番目にご質問いただきました、議員さんのところで集団回収も実施をしているところでございますので、土を返すコンポスト、それから先ほど申し上げましたリサイクルなども十分に進めているというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 私の方からは、竹野須谷の踏切の拡幅につきましてお答えをさせていただきたいと思います。  須谷の踏切につきましては、関係地区からも踏切の拡幅の要望を受けておりますが、現在、通学路に指定をされていないということから、現時点では市道の拡幅、踏切の拡幅等につきましては考えていないという状況でございます。  また、JRによりますと、踏切の拡幅についての条件といたしましては、通学路に指定されているが、幅員狭小で、通学児童の安全が確保できない状況とか、また、あかずの踏切状態であり、交通渋滞の要因となっていることなどが条件となっております。このようなことから、現時点での拡幅は困難であるというふうにお聞きをしております。  今津、大谿川の遮断機の閉鎖時間が長いということでご質問をいただいております。  JRによりますと、今津の踏切、大谿川の踏切は、城崎温泉駅を発車する列車に対して出発の青信号を表示したときに作動するようになっています。列車の発車から踏切の通過までには発車時のホーム上の安全確認などもあることから、城崎温泉駅では最低でも95秒時間を要するとお聞きしております。信号システム上、踏切運行の安全を確保するためにやむを得ないことであり、閉鎖時間の短縮はできないことをご理解いただきたいということでございます。  玄武洞駅の関係でご質問いただいております。  玄武洞駅につきましては、平成24年春のダイヤ改正で、速達化を目的とした普通列車の停車駅見直しにより、一部列車が停車しないことになりました。一方、ことし5月からは、市の要望により、毎月第2水曜日の豊岡市ノーマイカーデーの夜の下りの1便について、玄武洞駅への臨時停車が実施をされております。豊岡発19時8分でございます。  市では、今後も関係自治体と協調し、JRに対して全車停車を始めとした利便性の向上について、引き続き要望をしてまいります。  しかし、要望の実現には利用していただくことが必要不可欠です。地元を始め市民の皆さんの積極的なご利用をお願いしたいと、このように考えております。  右岸道路戸島玄武洞豊岡線につきまして、回答をさせていただきたいと思います。  平成23年度より事業に着手しまして、測量設計を終えまして、現在、一部用地買収と赤石地区側からの改良工事を実施中でございます。引き続き用地買収及び物件補償を行い、順次工事を実施し、平成27年度の事業完了予定と県の方より伺っております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部参事
    環境経済部参事(吉谷 義奉) 私の方からは、一期一会の発信についてお答えをさせていただきます。  外国人観光客の誘致については、伝統文化に培われた日本人らしいおもてなしの心を基本姿勢に置くことが必要だと考えています。議員にご提案いただいた一期一会という言葉は、人と人との出会いは一度限りの大切なもの、この一瞬を大切にして、今できる最高のおもてなしをしようという日本らしい物の考え方の一つであると認識しております。貴重なご提案として承っておきたいと思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 兵庫県豊かな海創生事業並びにデジタル無線機の導入のメリットについてお尋ねをいただきました。  兵庫県豊かな海創生支援事業は、平成25年度から新たに始まります国の水産多面的機能発揮対策を活用して取り組みます。漁業者の高齢化、漁村人口の減少などによる水産業、漁村の多面的機能の低下を解消しまして、水産業の再生並びに漁村の活性化を図る事業でございます。  この事業によりまして、デジタル無線機の導入等を検討しているわけでございますけれども、このメリットにつきましては、漁業者が海上で海難を発見したときなどの艱難救助並びに災害を防ぎ、救援する機能として活用されることを期待いたしているところでございます。  次に、水産業の振興計画の策定はしないかというお尋ねをいただきました。水産業の振興計画につきましては、漁業資源の保護においては並型魚礁の設置や、漁港の整備では船揚場の整備、さらに今回導入しようといたしておりますデジタル無線機の整備など、個々の課題へは具体的な取り組みをいたしているところでありまして、今の時点で改めて振興計画を立てるまでには至っておりません。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問いたします。  漂着ごみ、河川ごみの問題であります。  年によって量も違います。資料によりますと、大体500トンから640トン、これが受託者が処理をされております。金額にしましても350万円、379万円、359万円と、トン当たり6,930円あるいは6,035円、5,609円というふうに、大体5,000円の後半から6,000円の後半ぐらいまで、6,000円平均でトン当たりの処理費がかかっているというふうなことを資料から読み取りました。  こういうふうなことを見ていくと、特に海岸線の長い気比、それから竹野浜、それから長くないですけれどもよく漂着する田結の浜、それから切浜、こういうところでは、距離だけではなくて、また量が多いというふうなことがあります。ですから、処理をする、ごみを集めるということになると、距離が長いということも大変な作業を伴います。もう一つは、ごみの量が多いということも同じように、距離は短くても作業の質は大変大きなものがあるというふうなことがあります。これでごみ処理単価から計算していくと、果たして、管理者は県や市でございますけれども、委託を受けて日ごろから清掃されている方々にとっては、いつも大体聞く声が、予算が足りないと。ことしも、つい先日も行ってきたんですが、浜の状況で、これから海水浴シーズンを迎えるのにきれいにしたいというふうなことですが、機械を導入してやっておられるわけですけれども、もう少し予算があれば、もう少し長い距離できるんだけどもというふうなことが出ておりました。  そういうようなことで、この委託経費の問題なんですが、これはどのようにお考えなのか。受託費として出されているので十分だというふうにお考えなのか。その辺はいかがですか。ご答弁を求めます。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 現在、先ほどご報告いたしました各地区ごとに委託料をお支払いをしております。それぞれ一律の金額ではなくて、先ほどおっしゃいました面積や距離、処理量に応じてばらつきがございますけれども、この金額につきましては、過去何年間かずっと同じ経緯で来ていることがございます。長年かけてこの金額に落ちついたといったことだろうと思いますので、この金額を今後ふやすということにつきましては、また地元の方と意見交換等もさせていただく機会があればぜひお願いをしたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 今ご答弁いただきましたんですが、足りているという話は私は気比でも聞いたことがありませんし、田結でもそうでした。それから竹野、切浜でもそうです。大変な作業で、自分たち、もう出たくないわと、県なら県、市なら市が全部きれいにしてくれというふうに大変怒り心頭の方もありましたが、そう言わずにみんなできれいにしましょうと、やっぱり自分たちのふるさとは自分たちで守らなあかんがなというふうなことを言いながら、それにしても余りにもこういう予算ではやっていけないんだという、本当に現場で動いている方々の切実な声がございます。ですから、ただいまのご答弁の中で一定の経過を踏んでこういう金額になったとおっしゃっておりますけれども、私は、固定的にそれをとらえられたのでは不満がさらに大きくなると思います。そういう点からも、積極的にやっぱり委託料の金額については話し合いを持っていただき、適正なといいますか、お互いがなるほどな、この程度かなというふうなところまで引き上げていただくようにぜひお願いいたしたいと思います。それについてはいかがですか。早急に関係者と会われるお考えはございますでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 海岸ごみ、主に私のところで担当していますのが気比の浜とか、その辺を担当しておるわけですけども、台風等におきましては大量のごみが着いてまいります。その折につきましては、県と市が協議をするということとしておりますし、市としましても、今まで砂浜からごみを集積するためのキャリーを無料で貸し出したり、市の現場作業員による集積作業の補助など、そのような面で協力をさせていただいております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) それから、これはできるかできないか、ご答弁いただけたらと思いますが、浜でその場で燃やすと、処分するということについては、これはどういうご指導をされておりますか。そういうことをしたらどうだという声が出ておるわけでありますが。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) ご指摘のとおり、その場で焼却をしても環境に与える影響が少ないと思われますもの、例えば草木といいましょうか、アシなどが中心ですけれども、こういったものにつきましては、過去には海岸で焼却していたこともございましたけれども、県から焼却灰の放置、当然焼却灰が残るわけですけれども、その放置は不法投棄に該当するという県の見解が示されまして、現在、現場での焼却はできないという状況となっております。  私ども市としましては、この県の見解に疑義がございますので、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第14条、焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却というところでございますけれども、そこに規定します例外に該当するものとして、本年3月18日に環境省に対して法の解釈について照会を行っているところでございますが、現時点では回答がないという状況でございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) ありがとうございました。ひとつ現実に即した対応を引き続きよろしくお願いいたします。  それから、JRとの関係につきましてお尋ねいたします。  先ほども申し上げましたように、2分間調整をしていただいたら、言ったら全部とまれるんですね。ですから2時間も待つ、1時間50分も待つということはなしに、ほぼ1時間待てば大体1本、玄武洞の方たちが利用できる列車が通るということになろうかなと思います。そういう点では、ダイヤ改正、特に3月に大きな改正がございますが、とまればもっともっと乗るというふうになるんですが、とまらない車両がふえればふえるほど、列車は不便だしというふうなことで、乗る意欲が減っていくというふうなことで、悪循環になるか、逆にいい循環になるかというのは、便利か不便かというようなことになろうと思うんですね。安心感では列車は本当にあるわけですし、時間がきちっと守られているという点でもJRに対する信頼は厚い、このように思っておりますから、12分間の中の2分間、この調整がなぜできないのか。しっかり訴えていただくというようなことはならんでしょうか。何人乗るかということを言われると、我々もなかなかそのときの状況にもよりますから、必ず乗りますという返事ができないのは大変申しわけないんですけれども、やっぱり便利になれば乗るという気持ちは聞いております。そこのところを酌み取っていただくというふうなことの中で交渉していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) これはJRの方が調査をされたわけですけども、1日当たりの乗車数が50人未満の駅の利用実態調査において、利用が1日当たり1人に満たなかったというようなことの中からこの玄武洞駅の停車がないというようなことで、今回、24年のダイヤ改正で修正をされてきたということなんですけども、市としましては、やっぱり全便停車を始めとした利便性の向上について、引き続き要望をしてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) どうぞよろしくお願いします。  あと、次に、踏切の問題であります。  以前から、時間はたっておりますが、答弁の内容としては同じ答弁でありました。須谷の問題でありますけれども、やる気になれば私はできると思います。通学路に指定されている、指定されていないということが大きな要件のようになっておりますけれども、実際には広い田んぼが広がっておりまして、そこに日常的に農作業に行かれる方が大変な遠回りをして行かないといけないというふうなことがありますし、以前のときにも言いましたが、実際倒れられた方が、緊急自動車も通れないというふうなこともあったというふうなことで、大変なご心配をして、この踏切さえ普通車が通れるようになれば、もっと便利がよくなっていいのになというふうなことになっております。  それで、大体踏切ができたのは山陰線が開通した明治の終わりぐらいから大正にかけて、余部、香住の方まで延びていったわけであります。そういうふうなことからいうと、当時の踏切のあり方と現在の車社会での踏切のあり方、また、社会情勢が根本的に変わっているというふうなことはとられる必要があるんじゃないでしょうか。明治、大正時代のまだ車が少ない時代につくった踏切の幅がそのままだというふうなことでは、やっぱり私は日常生活にとっては不便だし、設置者の責任というんですか、社会情勢に応じた改良をしていただくというふうなことを、他の案件や要素で通学路と言われたら、本当にあそこを通って学校に行く人はだれもいません。それが絶対条件のようになると、いつまでたってもできないと思います。そういうふうなことからいうと、列車を敷設したときの状況と本当に変わっているんだというふうなこと、このことを強調していただいて、何とかできないかと思いますが、その辺はいかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 地元の要望ということで、真摯にこちらも受けとめております。ただ、現実として、JRの考え方としては、とても厳しいというふうにしかお答えができないかなと思ってます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 城崎温泉駅の両方にある踏切の問題であります。交通渋滞の大きな原因にももちろんなっております。この問題で私も個人的にも交渉というんですか、要望をしに行ったときには、こういう答弁がありました。駅にはランクづけがいろいろあると、それで、すべての列車をとめる駅というのと、それからそうでない駅と分かれております。この辺では豊岡駅がすべての列車が停車する駅だと、城崎温泉駅はそうではありませんというふうなことでした。それはどういうことですかと聞くと、夜間に貨物列車が通ることがありましたと。その当時、城崎温泉駅にはとまらなくてもいいというふうな通過駅になっておったから通過しました。豊岡駅には荷物をおろすおろさない関係なしに停車する、そういう内規があってやっておりましたと。現実、貨物列車が夜間に通ることがあるんですかと言ったら、今はありませんというお話でありました。  そういうふうなことからいうと、昼間には城崎温泉駅はすべての列車がとまります。特急含めてね。普通列車もとまります。そういうふうなことから考えると、発車時刻でいよいよ乗客が乗られたということで列車が動き出してからでも時間が十分あるんですね。最初はゆっくりですから。ですからそういうふうに改善されるというふうなことができるんじゃないかなと思うわけです。それで先ほどの通過駅というふうなことの指定が解除されればなおいいわけでありますが、この点についての交渉はいかがかなというふうなことと、先ほど95秒間というふうなことのお話がありましたが、1分35秒ですね。大体遮断機がおりてから5分以上、5分前後はもうしょっちゅう城崎温泉駅を出る場合には今津側も、それから大谷町側も遮断機がおりております。だから95秒という問題と、それ以後の問題で、あと3分半か4分近く、まだ遮断機がおりているという現実があるわけですから、そこの調整のところはどのようにできるんでしょうか。この2点についてお尋ねします。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) JRの方から一応確認していることだけなんですけども、まず、出発時間の60秒以上前に青信号を点灯させるということを言っておられます。それにプラスして、警報の開始から遮断動作の終了までが15秒、これは法で決められておると、それから、遮断動作の終了から列車の到達時間まで20秒、これは標準的に考えられているということで、60秒プラス35秒として、最低95秒が必要であるということで、ご理解をいただきたいというふうに回答をいただいております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 通過指定駅の話はいかがでしょうか。城崎温泉駅が全車停車の駅に指定されていないというふうなことを聞きました。それは貨物が昔よく通っていたときの話がずっとあるというふうなことを聞いておりますが、この件については、現実、貨物列車はほとんど走っていないんですね。そういうふうなことが何年も続いております。だから貨物が走るときには遮断機をおろせばいいと思うわけですが、そうでないときも同じように、昼間もこのような長い遮断機をおろす時間が出てくるというふうなことになる。このことについてはいかがかなと思いますが。 ○議長(芝地 邦彦) 都市整備部長。 ○都市整備部長(田中 孝幸) 今、古池議員おっしゃった全車指定駅という話につきましては、私もちょっと承知をしておりません。申しわけないですけども。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) それでは次に、学校教育とごみの問題について再質問いたします。  小学校1年生、2年生で使っております生活科の本の中に出てくるわけでありますが、草や木を土にまぜると肥料になるよと、まず肥料化することを言っております。それから、先ほど答弁にもありましたが、ペットボトルやらそういうふうなものは再利用できると、そこでもペットボトルからシャツもできるんだよというふうなことまで書いてあるわけであります。これは平成20年4月にそこのページの中にあります板橋区の例だというふうなことで、燃やすごみの中にいろんなものが入っておるわけでありますが、生ごみも入っておりました。私は、その当時のことから、今からもう5年前でありますから、それ以降、いろんな技術が進んで、循環型のごみ処理を進めるというふうな観点からいっていくと、北但行政がやろうとしていることは、燃やすことを中心、汚泥まで燃やすと、産業廃棄物についても燃やすというふうなことにもなっておるわけでありまして、燃やすことを中心とした施設を竹野の坊岡で運転しながら、学校教育ではこれが循環型だと、ごみは資源だというふうなことを教えるということと矛盾があるのではないかと思うわけでありますが、この点はいかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 小学1、2年生の生活科の資料でございますが、私もコピーを持っておりまして、東京都板橋区の例といったところに議員さんご指摘のとおり土に返すリサイクルとともに、板橋区のごみの出し方を書いた表だと思いますけども、明確に可燃ごみ週3回といった記載が見えます。具体的には可燃ごみは焼却しますよといったようなことが小学1年生の子供さんには多分わかりにくくて書いてないのかなと思ったり、とりあえずは子供たちでもできそうなといいましょうか、土に返すことやリサイクルすることによって他の製品になるといったことがメーンに教えられているんじゃないかと思います。  ただ、先ほども申し上げました、小学4年生の社会科の教科書につきましては、明確に廃棄物の処理というところで、燃やすごみをできるだけ減らしながら、燃やすごみの処理について記載をされているということですので、子供たちの教育の中でもごみの焼却というのは明確にうたわれているというふうに私どもとしては考えております。  それから、リサイクルなどを進めるべきでありながら、焼却をということでございますが、焼却のみを計画しているわけではございませんでして、当然、今現在豊岡市がしております資源ごみの回収は継続をいたしますし、集団回収も続ける予定としております。ですので、決して焼却だけに頼った施設だということではないということでご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) よくご存じの方に言うのはおかしいですが、もともと230トン、それから174トン、それから今、142トン、このように燃やす容量そのものがずっと、上郷に適地だという話が出たときから計画が変更され、また変更されてきている。住民も企業も協力して、ごみの減量化には努めておるというようなことがはっきりいたしております。そういう中で、私は、燃やすからダイオキシンなど、その他の有害な廃棄物が煙突から出てくる。それから、煙突から出る排気ガスの温度は相当高いということが、これは先日、南但の処理場での説明会があったときにある方が聞きまして、大体そんなに煙突の一番上の59メーターの上でも温度は下がらないんだよというふうなこと。ということは、燃焼温度が大体1,000度前後でずっと立ち上げていって、上下しますから、だけど1,000度前後で燃やしているというふうなことからいうと、相当高いものが煙突から出ていくと。これはもう地球の温暖化にかなり悪い作用を果たすことになるというふうに思うわけであります。ですから、燃やさないということにこだわれば、いろんな解決方法が出てくる。それから財政的にも楽になるというふうなことがあるというふうなことで、これこそが循環型だというふうなことを学校教育でも教えれば、一層の理解が早まるというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長。 ○市民生活部長(田中 道男) 議員さんご指摘のとおり、燃やさずに、他のリサイクルをしましたり、再利用するという方法はございます。ただ、どうしてもリサイクルできないものや再利用できないものと、最終的に焼却または埋め立てをしないと済まないという状態のものが当然出てまいります。そのときに焼却によってかさを小さくして、それから化学反応することによって他の有害な化学変化を起こさないような状態にして、容量を小さくして埋め立てをするといったことが当然必要となります。そういった観点からも、燃やすことができないものについてはもちろん埋め立てですけれども、それプラス焼却をして、その焼却灰を埋め立てるといったことが最も適切なことだと思います。  それから、以前、5月の日本経済新聞の記事で出ておりましたけれども、イギリスの方で日本の総合商社が大きな焼却施設を受注したという記事が出ておりました。その中の文章の中で、ヨーロッパの中でも以前は埋め立てが主であったというふうになっております。それが今はだんだんEUの申し合わせで埋め立てから焼却に、容量を小さくして焼却をするんだといったような方針に変わってるということでございます。その理由は、地球温暖化防止対策のオゾン層を破壊しますメタンが埋め立てをしますと発生をしますと……(発言する者あり)失礼しました。記事の中ではそのように出ておりまして、ヨーロッパの中でも埋め立てから焼却に今、徐々に変化しつつあるといったことが出ておりまして、ネットでその資料につきましても取り寄せましたところ、確実にそういった動きがあるということで、世界でといいましょうか、ヨーロッパにおきましてもごみ処理のあり方については埋め立てから焼却にと、焼却が中心といったことになっているということですので、ご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 観光事業について、詳しい答弁をしていただきまして、ありがとうございます。  私は、日本でも有数の観光地は京都だと思っております。日本人のお客さんはもちろん多いですし、外国人のお客さんも多い町は京都かなと思います。京都の市役所のところに行くと、たしか12か13ぐらいの言語で京都市はこういうことを目指すというふうなことの表示がありました。さすがだなと思っておりますが、私は、豊岡でできることというのはやっぱり日本海の向こう側の国々、韓国や中国やロシア、それからたくさんの言葉を使っている、一番多いのはイスパニア語なんですが、イスパニア語やら英語、そういうふうなものについて、やっぱり多言語での表示に取り組むんだというふうなこと、答弁でもいただいておりますが、具体的にはどういう言葉、幾つぐらいするのがいいのかというふうなことについて、これはどうでしょうか。特にアジアからのお客さんも、顔が似てるから目立たないんですけれども、話を聞くと日本語と違う言葉をしゃべっておられます。そういうようなことからいって、ヨーロッパのお客さんもふえておりますけれども、両方やっぱり来ていただいて、安心して過ごしてもらえるようにするには、表示やら、あるいは電波を使っての通信の情報の伝達、そういうふうなことができるようなことについては、具体的にはどういうふうな方策があるとお考えなのかというふうなこと。  それからもう一つは、多言語への対応は、先日、私も神戸の、県が外郭団体をつくっておりますが、兵庫県国際交流協会というところに行ってまいりました。本当にたくさんの言葉でのいろんな紹介の冊子が出ておりまして、すごいなと思ってきたわけです。それから、神戸市外国語大学もございます。いろんなそういう多言語に取り組むには、大変協力していただける学校や機関がございます。こういうところとの交流についてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。 ○議長(芝地 邦彦) 市民生活部長、先ほどの答弁ですか。 ○市民生活部長(田中 道男) はい。  失礼しました。先ほど私が答弁をしました中で、北但が計画しております新施設での焼却炉の埋め立てでございますが、埋め立てにするのではなくて、セメント材料としてリサイクルをするというのが正式なことでございました。大変失礼いたしました。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部参事。 ○環境経済部参事(吉谷 義奉) 多言語表示のことでございますけれども、すべての国の言葉を表示したらいいとは考えておりません。これまでもいろんな表示の中で、国際空港だとか飛行場あたりでの表示がなされているのを見ておりましたところ、英語を中心としながら、地域的には中国語、またそのほかの言葉で表示をしていき、一部は韓国語等の表示がなされているということを聞いております。今後、豊岡市においてもあらゆる言葉で多言語表示しようという思いはございませんですけれども、パンフレットを通じながら、多言語のこの近隣の例えばロシアであるとか中国であるとか、中国語はつくっておりますけれども、それらのパンフレットの中に入れるようなことも今後検討していかなくてはいけないのかなというような思いはいたしております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) その次に、放射能被害に対する備えの問題でありますが、これ、市長の答弁では、先にやっても結果としては効果がないんだというふうなことをおっしゃっておりますが、私は、質問で申しましたように、国や県が方策を提示するのにやっぱり時間がえらいかかっているなと、遅過ぎるんだなと私は思っておりまして、そういうことを国や県のものができるのを待ってからというふうなことで後手に回ってしまったのでは市民に対して申しわけないというふうに思うわけであります。  それで、できることは何なのかというふうなことで、退避しなさいと、退避してくださいということに一つはなります。この場合にどういう退避方法を提示されるのか、その伝達はどのようにされるのかというふうなこと、これはどのようにお考えになっておりますか。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) お答えいたします。  まず、県が行いましたシミュレーションで、避難区域ではない、豊岡市はということは、これは大原則と言ったらいいんでしょうか。ただ、じゃあ多少薄くても、望ましくない放射線をそのまま浴びていいのかという話はございますので、当然のことながら、福井県の原発等で何か事案が起こったというようなことについて、放射能がこちらの方へ影響が及ぶというふうな情報がございましたら、少なくとも屋内退避、これだけはしていただこうということで考えております。  伝達方法といたしましては、当然のことながら防災行政無線等も使いますが、確認をいたしましたところ、エリアメール等についても避難に準ずる緊急性と言ったらいいでしょうか、そういうようなものが必要な場合については、恐らくこれは出せる、エリアメール等で発信できる内容だと思います。その辺も今後確認はいたしますけれども、伝達手段等はそのようなことを考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) その次に出てくるのが、避難されたと。その後、外出できない状態が続くと思います。そうなったときに、医療機関との関係はどのように伝達できるのか。それから、いつ起こるかわかりません。教育委員会にお尋ねしますが、教育現場でこういうふうなことへの対応はどのようにお考えになるのか、子供たちの安全を確保するためには、いざこういうふうになった場合にどういうシミュレーションといいますか、計画で子供たちを安全な状態に置くというふうに考えておられますのか、2点お尋ねします。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) まず、最初の方のご質問にお答えをいたしますけれども、国際原子力機関の基準で、1週間で、7日間で100ミリシーベルトですか、それの基準に達していないということが今回の県のシミュレーションで明確にされました。したがって、これは避難の、屋内退避の基準でもございません。ですが、私が申し上げたのは、望ましくはないので、実効線量上1.43というのが高浜の原発では一番福島並みの事案が起こって、しかも気象で、一番集中しやすい約1週間があるわけでございます。8月の中旬から下旬だったと思いますけど。そのときに実効線量上1.43という放射線が来るよと。これは屋内退避の基準でもございませんが、私が先ほど申し上げたのは、そのような事案があったら、ただ外にいてそれを浴びればいいという話ではないので、いろんな手段を使って屋内退避を呼びかける。医療上、緊急性が必要な場合については、当然のことながら避難退避のところではございませんので、医療機関の方へ優先して行っていただきます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 防災監は一応そういうふうに申し上げておりますけれども、こういった場合の大切なことは、情報が錯綜することを防ぐこと、あるいは発表する機関によって言うことが違うこと、もしそんなことが起きますと、そのことによって情報そのものの信頼性がなくなってしまいますので、今、防災監が念頭に置きましたような場合でも、どのような伝え方をするかについては慎重な検討が必要なものと、このように考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、こども担当。 ○教育次長(こども担当)(前場 芳幸) 今、教育現場の現状はどうかということでお尋ねをいただいております。  教育委員会の場合は光化学スモッグのような大気の状況が悪いとき、それから最近ではPM2.5、そういう状態のときには県の方から通知が来ます。その際、学校でありますとか幼稚園、保育園等に教育委員会の方からそれぞれ、こういう情報が来たので、外遊びは控えるようにというような通知を随時していくというのが現状でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) シカの被害が大変ふえているというようなことで、資料もいただきましたが、金額的にも大きな被害になっております。それで、先ほど補助の問題で、8年、これが電気さく、それから14年がフェンスなんですが、事情が変わってきたという、これはシカの頭数について、4年ぐらい前は大体4万頭から5万頭ぐらいかなというお話が議会答弁でありましたが、おとどし、2年前にはその数が、推定でありますけれども14万頭だと、10万頭を超えているということを県が発表したというふうなことを聞いております。こういうふうにして、シカ対策というのは今大変緊急性を帯びておる。ところが地域によっては五、六年前にやったから、14年との間に相当まだ時間がたたないと再び補助を受けての対策ができないというふうなことになるわけです。これは現実の被害状況、それからシカの頭数の爆発的な増大、こういうふうなことから考えたら、補助要件の緩和はやっぱりしないと、被害に遭われた方々に対しては、もう辛抱してくれと言うしか仕方がないというふうなことになってしまうかと思うんですね。  個人でできる範囲というのは本当に限られたことであります。そういう点から考えると、この要件緩和で地区ごとに地区の畑や田んぼを守ろう、あるいは里山を守ろうというふうなことに大変なりにくいと思います。要件緩和について、これは僕は全国同じような状況があるかなと思いますが、この点はいかがなんでしょうか。国の方に対して要望というんですか、提案できないんでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 有害鳥獣の対策、特に鳥獣被害の対策につきましては、国の鳥獣被害防止緊急対策事業、俗に特措法という事業がございます。本年も金網で9地区、20.7キロ、電気さくで4地区、7.6キロ、それぞれ地区の方がご相談いただきまして、ご要望いただき、25年度の予算はすべて採択というふうにいたしておるところでございます。  このように、地区がご検討いただいて、積極的に防止さくの活用をしていただきたいというところは豊岡市の方の思いでございますし、議員がおっしゃいます、かねて8年前に電気さくを入れたんだけども、冬には電気さくの撤収もなかなかしづらいということで、年じゅうを通して電気さくを張って設置されるというふうな事例もございます。そういった事例もかんがみまして、やはり劣化ということは課題ではございますけれども、当市としましては、こういった特措法の活用に当たりまして、金網さく、電気さくの選択に、設置の計画の段階で種類や整備後の維持管理を十分検討されまして、事業への取り組みに臨んでいただきたい、このように依頼しているところでございまして、国の事業で入れたものにつきましては、先ほど副市長が申しましたように、要件緩和はございません。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 私は、実情に応じた対応、これはまた別なメニューがあればいいんですけど、今のところ電気さく、あるいはフェンス以外にはなかなかないということがあります。銃で駆除するというふうなことについて、この辺の回数をふやすというようなことはできないんでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 有害の捕獲班によりまして、平成25年度の計画でいきますと、合計、土日、お世話になるわけですけども、20回出動していただき、さらに京丹後との合同の駆除が年間2回ということで、これにつきましても4月、5月、6月、7月、8月は真夏でございますのでございませんけれども、9月、10月と6カ月間にわたりまして、長期にわたって土日に捕獲班にお世話になるということで、銃の捕獲も一生懸命やっていただいているというのが現状でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) シカがふえて新芽を食べると、木が枯れちゃうんですね。これはもう山が荒廃する大変大きな原因にもなるというふうに専門家から聞きました。この新芽を食べるという状況についての把握、あるいは木が枯れていくということについての状況調査はなさっておりますか。 ○議長(芝地 邦彦) コウノトリ共生部長。 ○コウノトリ共生部長(本田 互) 昨年の被害の金額でございますけれども、林業におきまして、シカが林業に与える、先ほど議員がおっしゃいます木の芽を食べるというのはシカでございますけれども、昨年では約3,800万の被害がございます。やはりシカが食害をするということで、林相が変わったり生態系が変わるということは大変懸念しているところでございます。 ○議長(芝地 邦彦) 25番、古池信幸議員。 ○議員(25番 古池 信幸) 終わります。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で古池信幸議員に対する答弁は終わりました。
    ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 暫時休憩いたします。再開は午後2時45分。      午後2時34分休憩 ────────────────────      午後2時45分再開 ○議長(芝地 邦彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  次は、22番、森田進議員。(拍手)      〔森田 進議員 登壇〕 ○議員(22番 森田 進) 22番、森田進でございます。  なれ親しんだこの議場も今議会が最後となりまして、9月の議会は新庁舎で質問ができるのかなという淡い期待をしておるわけでございますけども、まず初めに、さきの市長選挙で圧倒的な支持を得られた、見事当選されました中貝市長様に改めてお祝いを申し上げます。ご当選おめでとうございました。今後は、ご健康に十分注意され、行政力を一段と高め、豊岡市発展のためご貢献いただきますよう願う一人であります。  市庁舎完成まで残りわずかとなりました。かつて出雲市市長でありました岩國哲人氏は、行政は最大のサービス産業であり、庁舎は行政サービスの拠点だと表現されたことがございました。今後、新庁舎で仕事をされる職員の皆様におかれましては、どこまでも市民の側に立った行政サービスが提供できるかと自問自答していただき、努力と工夫、緊張感を維持して、不断の意識改革と自己研さんを目指されますよう切に望むものでございます。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。当局の明快なる答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、市長の政治姿勢について、何点かお尋ねします。  ことわざに、実るほどこうべを垂れる稲穂かなということわざがございます。私が市会議員4期目に当選したときに、先輩議員から教えられたことわざでございます。  今、私は、百田尚樹氏の出光興産の創業者、出光佐三氏をモデルとした「海賊とよばれた男」という本を読んでおります。人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー、石油。その石油を武器に変えて、世界を闘った男の物語でございます。その読書感想については時間がございませんのでここでは省かせていただきます。  それでは、最初に、危機管理についてお尋ねいたします。  市長は、今議会総括説明で、4つの危機に果敢に、大胆に立ち向かうと、意欲満々たる決意を披露されております。当然ながら、行政の責任として、住民の危機管理がございます。住民の危機管理は、危機の発生防止、回避、被害の極限化、応急、復旧の措置等々、幅が広く、すそ野の広い活動であります。市長は、総括説明で地震災害対応の必要性を述べられ、具体論はさておかれております。  そこで、最初に、行政組織内の危機管理についてお尋ねいたします。  過去、行政内部で管理上の問題が発生しました。その折に、全職員を対象に内部研修すると聞いておりましたが、いただきました資料によりますと、研修結果として3回、116人の研修となっております。現在、失墜した行政への信頼は回復されているのかどうか、現在の行政組織内の危機管理体制はどうなっているのかお尋ねします。  また、地震災害の危機管理対策はどうなっているのか、現状をお尋ねいたします。  また、災害時には、消防団員の皆さんには昼夜を分かたず大変お世話になっております。そこで、改めて感謝と敬意を表する次第でございます。  消防団員の人選に当たっては、各地域それぞれさまざまな事情によって人選に苦慮する地域もあると仄聞しております。いただきました資料では、市全体の目標2,230人に対して2,121人、マイナス109人、充足率95.1%、この充足率に届かない消防団が城崎、竹野地域となっており、資料では、充足率が市として95.1%となっております。この数字をどう解釈されるか、消防団員の人材確保状況や報酬等の資料はいただきましたが、人材確保状況や報酬等についてのお考えや現状の感想をお尋ねいたします。  次に、小さな世界都市についてであります。  合併時から言われており、具体像がなかなか見えておりませんでしたが、しかし、今回、市長の3期目に入って、小さな世界都市市民を育てる、子供たちを育てると、シフトを子供に向けられました。想像の翼、空想の翼、意識の翼、行動の翼と4つの翼を上げられ、この翼が世界に羽ばたいていくことが小さな世界都市の市民だと言われております。いま一つ、何を言わんとされているのか、高度な政治手腕で、凡愚の私には理解しがたいのであります。簡単なことを難しく言うのが政治かもわかりませんが、4つの翼が世界に羽ばたく、これら4つの翼の意味するところは一体何なのか。また、世界に羽ばたく子供を育てるための具体的な施策はあるのかないのか。さらに、子供を育てることは未来をつくることになります。世界へ羽ばたく子供たちを育成するための投資的施策の有無もあわせてお尋ねします。  次に、人口増加対策についてであります。  合併時の豊岡市の総人口は約9万2,000人から年々減少していき、本年5月末では総人口約8万6,000人で、減少傾向がとまらない。大交流とうたっていても、定住者が増加しない。今回の市長の総括説明では、人口増加対策そのものについての具体的施策の発言は見つかりませんでした。  平成17年4月の市町合併から足かけ10年になろうとしています。一つの時代が終わり、次の時代が始まるのに要する年月は、10年を要すると言われております。市町合併したのが平成17年4月、6つの町が合併して新市となり、一体感の醸成はされつつありますが、いかんせん、本市の人口減少傾向の歯どめ対策は待ったなしの状況でございます。  そこで、ここに兵庫県相生市の子育て世代を中心とした定住促進施策の資料がございます。特に相生市は、子育て応援都市宣言をしておられます。事業内容の一部を紹介しますと、誕生をお祝いする事業として、出産祝い金支給事業、子育て応援券交付事業、子供医療費助成拡大、食育学校給食支援事業として市立幼稚園給食の実施や給食無料化事業、保育支援と環境整備事業として保育料軽減事業、幼稚園預かり保育事業、そして注目する事業として、地域の人々や教員OBの協力を得て、相生っ子学び塾事業、さらには住居支援事業として新婚世帯家賃補助金交付事業、若者定着促進奨励金事業として、新築または住宅購入世帯40歳未満夫婦に月額1万円を5年間贈呈、または転入者住宅取得奨励金交付事業として、市外から転入して住宅を新築購入した世帯に30万円、18歳未満の子供1人につき5万円を加算して総額50万円を交付すると、これには年齢制限なしということになっております。以上が相生市の事業の一部でございますけど、人口減少対策はどこの都市も一生懸命のようでございます。隣の養父市、朝来市においてもしかりでございます。  堺屋太一の「欣求楽市」という書物を読んでおりましたら、その書物の中で、織田信長が描いた夢としては、強力な中央政府のもとで自由競争が展開される華々しい進歩の社会、つまりだれもが成功を夢見ることのできる世の中をつくることであったと言われております。有能な野心家に出世の夢を与えた時代であり、特に有名な楽市楽座で城下町の繁栄を目的として課税免除、自由交易の場とした政策であり、これら信長の夢をさらに実現していったのが秀吉であったと言われております。  また、秀吉は、利権と因習を打破して中央政権を吸収し、新技術をあらゆる面で活用して進歩する社会を混乱が起きないよう常態化させたと言われております。今の時代、新しい利権と高足を生み出すことは容易でないかもわかりませんが、行政全般にわたり、成長と進歩を目標に掲げ、市民に夢と希望を与えていく施策と、住むなら豊岡がよいと他都市住民から言われる施策も必要ではないかと思います。人口増加対策について、市長のお考えがありましたらお尋ねいたします。  次は、コミュニティー強化対策についてであります。  市長総括説明で、コミュニティー崩壊の危機を案じられ、あり方を探ると明言されております。ここでは小学校単位と大きく枠を決めておられますが、例えば私の住む三江地域を例にとりますと、三江小学校区は10地域で、約人口が3,690人、実際に強化対策を講じるとして、どのような考え方を基本に、どのような処方せんをお持ちなのか。少子高齢化の進行でコミュニティー崩壊に直面しているのは小学校区よりか小単位の行政区であり、区であり、地区であります。あり方を探ると言われておりますが、小学校区という大枠よりも、住民の熱意と知恵を反映しやすい区や地区からの要望、願いを反映したコミュニティー強化策を考慮していただいた方が、高齢者パワーの生かされた生涯現役社会の実現につながるのではないかと思います。そこらのお考えをお尋ねいたしまして、1回目の質問を終わります。あとは自席で行います。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは、まず、小さな世界都市についてお答えをいたします。  なぜ小さな世界都市を目指すのか。一つは、人口規模は小さくても、世界の人々に尊敬され、尊重される町、世界で輝いているということでありますので、世界じゅうの多くのところから多くの方々がこの豊岡にお越しになる、そういった状態を想定いたしております。それはそのまま私たちの地域の活力につながります。  また、世界の人々から尊敬を集めているというのは、とりもなおさずそれは私たち自身の誇りにつながります。誇りはまちづくりへのエネルギーになります。あるいは子供たちの、大人たちもそうでありますけど、自分の町に対する自己イメージが、これは変わります。いつまでも自分たちの地域は劣っているとこだと100万遍嘆いても世の中が変わるわけではありません。自分たちはすぐれている。その意識を持つことこそが実は危機を突破するものだと、そのように考えております。  その小さな世界都市を実現する5つの大きな柱のうちの一つが小さな世界都市の市民を育てる、とりわけ子供たちだということで、議員がご質問いただきました子供たちを育てるということになります。  その想像の翼、空想の翼、意識の翼、行動の翼の意味するところは何か。一言で言えば、世界に目を向け、世界に向けて行動するということに尽きます。一つ一つの言葉は想像や空想や意識ということで、多少合理的な要素があったり、思いをめぐらすというぐらいのことであったりとか、多少のニュアンスの違いはありますけれども、要するに世界を見る。同時に行動するときに世界を自分の守備範囲として考える。だけれども自分は豊岡にいる。そういった市民を育てたいということでございます。  4月の最終日の「八重の桜」の中で、八重の弟の三郎が、藩主の許可を得て江戸に修行に出かけるという場面がございました。三郎は何をしに江戸に行ったのかと。日本を支えるために江戸に行ったわけではありません。本人は、江戸で自分の力をつけた後、必ずふるさとの会津に帰って会津を支える、そういうつもりで出かけていきました。周りもそれが当然だと思っていて、何か勉強ができなかった人が地方へ残るなんていうこと、彼らはもうさらさら考えてもいなかった。今求められているのはそのような人材の育成ではないかと思っています。  ただ、三郎の時代と何が違うのかというと、私たちはもう既に日々の暮らし自体が日本全体や世界の動きと強く結びついていて、そこを見ないことには、今、目の前で起きている現象すら説明がつかない、理解ができないということがある。あるいは世界の動向や日本の動向によって大きな影響を受ける。それに対して自分たちはどうしていくのかということをやらないと、日々の暮らしを成り立たせていくことはできないということは、三郎の時代に比べるともうはるかに度合いが違う。そういったところから、世界に対して目を向ける必要がある。  そして情報ももうこういう社会でありますので、ほっといたって宇宙の情報は入ってくるし、東京の情報は入ってくる。いや応なしに世界と私たちは結びついている。したがって、そこはしっかりと見ましょう、学びましょう、夢をはせましょう、あるいはお金を稼いでくるなら東京に行ってもいいし、ニューヨークに行ってもいい。しかしながら、自分は世界を見るけれども、この地にとどまって、あるいはこの地に帰ってきて豊岡を支える。自分の人生としてはそれでいいのだと、そういうどっしりとした態度を持った人々を育てなければいけない。  これは豊岡のみならずでありまして、日本じゅうが日本を支える人材を一生懸命つくろうとして、そして東京へ、東京へと派遣をしていって、ふるさとは荒れ果ててきた。そのことに対して私たちは今後も、日本を支える人材を輩出することはもちろんでありますけれども、豊岡を支えるのだと、そういう子供たちを今から育てなければいけない、そういった思いで小さな世界都市の市民を育てることを申し上げたところでもございます。  そんなことでございますので、ぜひ議員も子供たちと一緒に世界に思いをはせて、そしてこの地を支える、そのことについて引き続きご尽力を賜ればというふうに思います。  人口についてのお尋ねもいただきました。  正直言いまして、豊岡はもちろんでありますけれども、日本じゅうが人口減の時代に入りました。合計特殊出生率は少し持ち直したというふうに出てますけれども、とてもとても水準には行かない。確実に日本や豊岡の人口は減ってまいります。そしてこの人口減に関する予測というのは結構当たります。したがって、そういったところで根拠もなく10万人目指すなんて言っても全く無意味なことであるというふうに私としては考えております。そういったことから、この地域の人々の暮らしを支えるための経済成長戦略の柱にエコバレーや、そして大交流を掲げている、こういう文脈にございます。  ただ、その中でも人口が減ることを歓迎するわけではもちろんありませんし、ふえるのは、それにこしたことがない。私たちが今やっている例えば経済成長戦略によって働き場がふえてきて、そのことによって人口がふえるのであれば、これは私たちの町にとって大変すばらしいことでありますので、その道をしっかりとやっていく必要があるというふうに考えております。柱は2つあって、一つは経済の規模をちゃんと大きくすること、もう一つは豊岡に誇りを感じられる、そういう町にすること、このことではないかというふうに思っております。  ちなみに定住人口の増についての努力をしてこなかったわけではありません。例えば空き家バンクの制度を進めてまいりましたけれども、これまで22年度から24年度までの3年間で15件の契約が成立し、35人が移住をしてきておられます。また、この定住促進の制度を使いましたけども、結果的には空き家バンク外に移り住まれたという方が契約で合計10件、移住者数で10名ということになっております。ささやかな数字ではありますけれども、しかしながら、このマーケットの可能性を感じさせるものでもございますので、この点について、さらに努力を重ねてまいります。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 私の方からは、小さな世界都市の世界へ羽ばたく施策についてのお尋ねにお答えをさせていただきたいと思います。  小さな世界都市豊岡を支え、担う子供たちには、やはり私たちは何よりもまず豊岡のことをよく知っている。だから豊岡が大好きだ。そして豊岡の一員として役割をちゃんと果たす。まずこのことをしっかりと子供たちにふるさと教育を通して学んでいかせる必要があるのではないかなと。そういった中で、地域にしっかりと根差す、こういった意識が生まれてくると思います。そして地域にしっかりと根差しながらも世界へ羽ばたいていく。こういった子供になってほしいと考えております。  したがいまして、次の3点をこの施策の柱として取り組んでいきたいと思っております。  まず1点目は、子供たちがふるさとを知る取り組みです。2点目は、世界に夢をはせるための取り組みです。そして3点目としましては、夢に向かって挑戦するための取り組み、この3点を施策の柱として取り組んでいきたいと考えております。  続きまして、未来をつくる子供への投資策についてあるのかということのお尋ねにお答えさせていただきたいと思います。  先ほど答弁しましたように、小さな世界都市豊岡を担う子供を育てる3つの施策そのものが私は未来をつくる子供への投資であると考えております。具体的にお話しさせていただきます。まず一つ、子供たちがふるさとを知る取り組みでは、まず、子供たちがふるさとを知り、そして好きになり、そして自分の言葉で自分のふるさとを語ることのできる子供、そういった子供を育てるために、各学校におけるふるさと教育の充実をまず図りたい。あわせまして、子供の主体的な学びを引き出すために、例えば夏休み中を活用したジオサイトなどの地域資源を活用して学習教材を作成したり、体験活動により理解を深めたりするこども夏期大学をあわせて実施したいと思っております。  また、地域の一員としての役割を果たすためにも、ことしはふやそう地域で汗する中高生、このことをテーマに、地域の祭りや行事への子供たちの積極的な参加に取り組み、地域で子供たちを育てていく、子供と心でつながる市民運動を進めていきたいとも考えております。  2つ目、世界に夢をはせる取り組みでは、豊岡にいながらにして世界を知り、学ぶ機会の充実に努めたいと思っております。そのための主な取り組みとしましては、豊岡市職員が昨年、南極越冬隊になったこと、そのことを契機にしまして、昭和基地との交信を含む南極授業を展開しましたし、本年4月から各小学校、中学校を回ってこの南極授業を実施しているところでございます。また、豊岡市出身のJAXA職員などを講師に迎えて宇宙について学ぶ宇宙教育も実施しております。これらの取り組みによりまして、子供たちが世界を知り、世界へ羽ばたく心をはぐくんでくれるきっかけつくりになるものと思っております。  最後に、夢に向かって挑戦する取り組みでは、子供たちが夢を持ち、そしてその夢を持つだけではなしに、その夢に向かって努力する、そのことの大切さを学ぶ機会が大切だと思いますし、また、その充実に努めていきたいと思っております。  そのための主な取り組みとしましては、日本を代表するスポーツ選手などが小学校5年生に夢へ向かって努力することの大切さを伝える夢の教室や、あるいは高校生の夢への挑戦を支援する高校生チャレンジ支援事業などを実施していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 失礼します。行政組織内部の危機管理ということについてご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。  人間は失敗をする、ミスをするということを前提に、だれかがミスをしたとしましても、それが結果に結びつかないような組織、また、ミスが発覚したときにはミスを隠さない組織づくりを目標として、職員が一丸となって取り組みを行っているところでございます。  こうした取り組みの一つとしまして、23年度及び24年度に、外部からの講師を招きまして危機管理教室を実施し、トラブルやリスクを発生させない工夫、組織的なリスク管理を行うポイント、リスク発生時の対応等について研修を行いました。  しかし、それでもまだミスは発生しております。今後も引き続き危機管理のための研修を行いますとともに、仮にミスが発生しましたときに、豊岡市市役所として、組織の文化として定着しつつあります「逃げるな 隠すな うそつくな」に沿いまして、影響を最小限にとどめる、そういったことも、市民の方の信頼回復に直つながるものではございませんけども、こうした取り組みがまた評価を受けるという意味で、それに沿って対応してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) 私の方からは、地震災害の災害対策、それと消防団についてお答えをいたします。  まず、地震災害対策ですけども、最近特に南海トラフの巨大地震というのが騒がれておりますけれども、この南海トラフ巨大地震が起こった際、豊岡での震度が5強と予想はされております。ですが現在の市の防災計画、これでは日本海沿岸地震を前提に、震度は最大で6強を予想をして被害想定がなされており、それに基づく備蓄品等も目標設定をして用意している現状にございます。  あと、地震はいつ襲ってくるかわからず、それだけに被害防止対策の万全化が急がれますが、現時点での地震や津波に関する研究、また被害想定は、太平洋側を中心に出されている現状でございます。日本海側の研究について、国、県に要望を続けまして、科学的根拠に基づく被害想定に対応した地震対策を逐次進めていきたいというふうに考えております。  それから、その一方で、地震被害を最小化するには事前の備えが最も大切でありますので、現在行っております啓発事業等を通じて、各地域ごとに具体的な危険箇所の把握でございますとか、それから住宅の耐震化、家具の固定など、継続的に訴えてまいります。  次に、消防団員、人材確保につきましては、市は広報啓発に努めるとともに、団長、各分団長を通じて各区長にお願いし、確保を図っている現状でございます。  4月1日現在の全市の消防団員は、議員ご指摘のとおり定員2,230人に対して2,121人、充足率95.1%という状況でございます。  団員数につきましては、定員確保が最大の目標ではありますけれども、人口の減少と、それから全国的な団員の減少、こういうものが背景にございまして、豊岡市の総合計画・後期基本計画の5年後、平成28年度ですか、5年後の目標値として平成22年度の団員数の維持を掲げておりまして、団員数2,110、充足率94.6%を目標としているという状況でございます。  今後も引き続き団員数の維持、確保に努めてまいりたいと考えてます。  それから、団員の報酬につきましては、本市は多団制を採用していることから、合併前の報酬をそのまま引き継いでおり、各団でそれぞれ違う状況であります。  なお、一番低い報酬額、竹野の一般団員でございますけど、それでも兵庫県下の平均よりも高い現状であります。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 私からは、まず、人口増加対策についてお答えいたします。  人口増加を目指す施策としまして、税の減免ですとか手当の給付など、金銭的な支援が実際的な効果を生むかどうかは正直わかりません。また、支援した後の追跡調査ですとか、定住の要件を満たさないこととなった場合の取り扱いをどうするのかという課題もございます。基本的には今後の財政状況を考えたとき、金銭的な支援を直接行う施策ではなく、総合的に市の魅力を高め、発信することによって、豊岡のファンや豊岡に住みたいと思う人をふやすことを目指すべきではないかと考えております。現時点では、税の減免ですとか、議員がたくさん例に挙げられましたような一時金を支給する考えはありません。  次に、コミュニティーの強化についての具体策でございますけども、現在、劇的に効果のある具体的なコミュニティー強化策ですとか処方せんがあるわけではございません。豊岡にはさまざまな異なった環境の地域がありますが、まずは豊岡としての地域コミュニティーのあり方について、今年度、市民や有識者の参画を得て検討委員会を設置しまして、本市の方針ですとか具体的な進め方を検討していく予定としています。  現在申し上げられることとしましては、地域の実情や課題に合わせまして、枠組みにおいてもある程度地域住民の自由な発想で、自発的な活動がしやすい体制づくりをしていくことがまず第一歩だと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) いろいろと答弁いただきましてありがとうございました。  特に危機管理に対して再質問させてもらいますけども、組織の方のリスクで、3年前ぐらいから庁内のミスがございまして、何をしとるんやというような軽率なミスが大きく報道されたことがございまして、それをもとに全職員を対象に危機管理研修を行うというふうに私たちはこの議場で聞いたわけでございますけども、いただきました資料では、延べ回数で3回で116人という数字になっておるわけですけども、これで危機管理研修は終わったんですかね。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 今ご質問のとおり、まだ2回、延べ3回ということでございますので、これで十分だとは当然思っておりません。前回の対象は企業部ですとか、関係の部署、または係長級以上というふうな職種にも限定しておりましたが、当然これは全職員がやるべきことでございますので、今後も引き続き行っていきたいというふうに思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 行政の危機管理の最大の目標とは何ですか。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 基本的にはミスをしないと私は思っております。したがいまして、当然それぞれが担うべき業務の内容、自分自身、勉強もすることも必要ですし、意識改革も必要ですし、まずそれがあってこそ仕事というのは適正かつ正確なものになるというふうに思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 総務部長が自分がミスしないとか、そんなことを言っているんじゃないんです。行政としての危機管理の一番の大切なことは何かと言ってる。それは、住民から信頼されることです。行政組織が信頼されることなんですね。これが一番行政として目標じゃないんでしょうか。どうですか。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) その前提として、当然それぞれが、職員がミスをしないということが当然信頼に結びつくものということで申し上げたところでございます。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) それは逆や。まず住民から信頼されるためにはどうあるべきかという前提から考えていく。ミスをしないことが信頼につながるというんじゃないと。そこのスタンスが違うと思うんですね。これは見解の相違だといえばそうかもわかりませんけど。もう少しそこら辺あたりを私は、市民から信頼されることを前提として、そしてミスをしないという形に持っていかなきゃ、ミスをしないことが行政につながっていくんだという、どっちが先か終わりかわからんですけども、私はそういうふうに思いますので、まず信頼される行政であってほしいと、こう思うわけですね。  それから、今後、職員の危機管理研修はやるんですけども、果たしてこの前の、過去の危機管理研修で市民からの信頼は回復できたと、このように思われますか。そのあたりの結果検証はどうされてますか。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 100%の信頼回復を得られたというふうには思っておりません。研修の後もミスというのが発生しておるというのは議会の方にもお示ししたところでございますので、まだまだ不十分だというふうに思っております。ただ、いろんな職員といいましょうか、年齢含めていろいろとございます。それから業務内容もいろいろとございますので、それぞれの業務に応じてどういったあたりをポイントにした危機管理研修が必要かというあたり、そのあたりも検討しながら23、24とやってきた部分もございますので、今後、それぞれ必要なあたり、それぞれ担当課の方で考慮しながら、検討しながら、内容を多少変える必要もあろうかと思いますので、そういった中で続けてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。
    ○議員(22番 森田 進) 毎回市長の専決事項として、事故の報告がございますね。交通事故。これも一つの信頼の問題ですぞ。職員が事故を起こすということは、市民からとったら何をしとるんだというふうに思っちゃうわけでしょう。これは毎回起きとるんですよ。この研修した効果が出ておるんかなと、こう思っちゃうんですよ、私はね。だからもう少し大きな目でこの職員の危機管理というものはしっかりとやっていかなければ、毎回専決事項で交通事故の報告をもう二度とさせない、しないという目標を持って、そのぐらいの決意で臨んでいただきたいと思うんですけどね、そのあたりの決意はどうでしょうかね。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 危機管理というのは、今、議員がおっしゃっている意味で使うとすると、危機管理の最大のねらいというのは、要は被害をいかに最少に抑えるか。ミスをしないというふうに総務部長は答えておりますけれども、正確に言うと、人はミスをするというまず当たり前の事実を前提にすべきである。人はミスをするものだから、だからこそミスが結果に結びつかないようにどのように仕組みをつくり上げますか。それでもなお、例えば二重、三重のチェックの仕組みをつくったとしても、それをかいくぐって結果に出ることは、これはあります。そのときに今まで申し上げてきたのは「逃げるな 隠すな うそつくな」だと。そのことを正直に市民に申し上げることによって、自分たちの市役所は私たちにうそをつかない。そして後の対応をちゃんとやってる。そのことを通じて信頼を回復すると、そういう道があるんだろうというふうに私は思っています。  ですから、そもそも一人一人がミスをしないという前提での危機管理をするつもりは全く持っておりません。まずそのようなものであるということ自身を職員一人一人がちゃんと認識をすること、だからこそそれをダブルチェック等で防いでいくこと、そういった文化をつくり上げることではないかと思っております。  ちなみに、車のメーカーなんかでも、超一流企業でもしょっちゅうリコールを行っております。これはもう製造過程に明らかにミスがあった。しかしながらそれをちゃんと正直に届け出て、そしてその補修は無償でありますというところを通じて技術がさらに前へ進み、安全性が進み、会社に対する信頼がさらに高まっていく。そういったことではないかというふうに私は思っております。  なかなかその水準まで達しませんで、似たようなことの繰り返しで大変申しわけなく思いますけれども、そういった組織文化が根づくように、市長の立場としてもしっかりとやってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) それは人間ですからね、何も失敗がないとは言い切れないわけですけども、でもミスはあるもんだという見方というのはいかがかなという考え方だと私は思っております。  それから、消防団の問題でございますけど、その前に、地震災害についてもう少し、我々、台風災害は自分たち三江はよくわかっとるんですけども、実際円山川の沿川の我々としては、津波が来たときはどのぐらい津波が来るんだろうなと、震度によってどれだけの津波が来るんだろうなという、そういった、特に南海トラフとの問題でテレビ、新聞等で報道されてると、市民の不安というのが、地域住民の不安というのがあるわけでして、今回、この地震災害について、市長も今後やらないかんということをおっしゃっておりましたので、果たしてこの地震災害のハザードマップというのはいつごろ、どうつくっていく予定があるのかどうか、わかりましたら教えてほしい。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) お答えします。  まず、津波の件でございますが、これは先ほどの答弁でも申し上げたとおりでございます。我々にはなかなか、何ていいますか、自分でシミュレーションを組み立てて科学的な結論を得るということができませんので、国県を通じて上に要望しているという現状でございます。その津波が円山川をどれぐらいまで遡上するかというのもやはりそのようなシミュレーションを得て、科学的根拠に基づいてというのはそういうふうな意味合いだということで、先ほど答弁で申し上げましたけど、ご承知をいただきたいというふうに思います。  それで、地震のハザードマップでございますけれども、これは全国いろいろ見ますと、揺れ方マップでございますとか、予想震度をそのままかいたもの、こういうようなものがございます。これにつきまして、先ほど申し上げたように、我々の防災計画では、円山川の低地部を最大6強として組み立てておりますので、どれぐらいの震度かというのはそういうところであらわしているわけなんですが、じゃあほかのところはもっと、例えば震度2とか3を示されたところ、これについては逆に安心をしてしまうという可能性もございます。ですから我々は市民の方々に対して、被害が最小限になるように、もう現実の問題として、家具の固定化であるとか、あるいはこれは住宅建築の方の所掌にはなりますけれど、耐震化の話、こういうようなものについて力を入れて、今、啓発といいますか、出前講座等も通じてやっておるところでございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 台風23号、平成16年23号のとき、円山川が決壊いたしましたね。そのときの三江の梶原地域の水位が3メーターありましたね。地上から3メーターまで水が来ました。そのときに、例えば日本海とほぼ一体の水位の高さだったと思いますね。決壊してしまったんですが、円山川の水がずっと流れて入って、海の水と一緒になったわけですけども、それで3メーターあったわけですよ。ですから、今回津波というものが来た場合には、一体どんな現象が起きて、どのようなことが起きるのかなという、避難とか、避難場所とか、そういったことをやはり住民としてはしっかりと頭に入れていかないかんなと、今後、思うわけですよね。そういう意味で、もう少し一日も早いハザードマップというんですかね、そういったものを、指標をやはり示していただきたいなと、行政としてつくっていただきたいなという要望のお願いですけど、先ほど防災監のおっしゃるようないろんな、太平洋側ばっかりで、日本海側はなかなかという、一つの基本となるものがないというふうにおっしゃっておるわけですけども、やはりそういうものを一日も早くつくっていただきまして、特に豊岡市内は盆地でございますので、周辺は山ばっかりでございます。逃げるはもう山しかないわけですね。もし仮に大きな津波が来た場合。円山川は3メーターの水がつきますと、そのときに逃げる場所というのはほとんどありません。周辺は山しかありません。この山に逃げる方法ということも一つは方法として考えてもらうことも私は大事ではないかと思うんですけども、そういった津波に対する避難場所というのは、市街地周辺についてはまだ何も考えてはおられませんね。どうでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) まず、津波ということで、避難場所のお話がございました。ご承知おきのように、一昨年度ですか、市で独自に、独自にと言っちゃあちょっとおかしいですが、津波7.2メーターということで、海岸部において山に上がれるようなところを選定をし、それで補助制度を使ってそれに上がれるような避難路の整備というようなことも着手をしております。しかしながら、津波の遡上高は、繰り返しになりますけれども、じゃあどの辺まで来るのか。梶原まで来るのかというのもちょっと我々わからないところがございます。現在の浸水の方の、洪水の方のハザードマップは、ご承知おきのように一番深いところで5メーターというようなことでやっております。それは津波の参考にはならないかもしれませんけど。また、国交省の方で激特事業後また見直しがございますので、その辺も確認しつつ、浸水高の方のハザードマップについては、修正というか、新しいものをつくれるようにやっていきますけれど、やはり津波の遡上ということに関しては、ちょっと我々が今、手をつけかねている状況にございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 想定外という言葉がよく言われたわけでございますけども、やはり想定できないことが災害でございますので、そのことを踏まえて、地震の災害というものについては真剣にやっぱり取り組んでいただかなければ、豊岡市内が水没する可能性はないとも言えないわけですので、その辺も含めて今後研究していただきたいことを要望しておきます。  次、消防団のことでございますけども、我々、三江の区長会なんかでも、この消防団員の人材確保についてはいろいろ消防団から人数が何名です、何ぼ不足してますとか、しょっちゅうあって、それを人選するのに非常に苦慮している場合もあるわけでございますけど、でも皆さん、それぞれ努力していただいて、確保はできておるわけですけども、資料をいただきましたら、消防団の報酬がまちまちで、ばらばらで、こんなんで実際にいいのかどうか、これに対する感想はどうお持ちですか。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) 以前の議会でもご説明というか、ご答弁申し上げた記憶がございます。それぞれの消防団の団員拘束と言ったらいいでしょうか、訓練の回数でございますとか、なかなか差がございまして、これは多団制を認めた以上は団長の計画で実施をされるもので、それぞれ地域の特性を踏まえて、やはり地形が強いところは勢いどうしても訓練回数が少なくなったりというような現状にございます。統一をするということになるとかなりまた1団制に近くなるような形でございますけど、現在のところは考えておりません。  それと、全国的に団員の数が今少なくなっているという現状にございます。これは、報酬がどうだからというよりも、やはり地域へのかかわりと言ったらいいんでしょうか、これ、関心と言ったらいいか、それがだんだんだんだん薄くなっているような感がいたしますので、報酬も多少数万円上げて全く効果がないということはないかとも思いますけれども、それよりもやはり地域のことは地域で守っていくんだという、そちらの方の意識を我々は我々なりに、それから各地域の方々は地域の方々、区長さん等を中心に訴えていっていただければなというふうに思っております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) この報酬については、それぞれの事情があって、各消防団単位に考えてやっとるということですね。ですけども、余りにもこれ、一目瞭然に見ますと格差があるわけですので、これはどないして解決したらいいんでしょうかね。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) 格差があるというふうに言われましたです。それで、実は我々だけの意見でこれを終始していいものだろうかということで、消防団にも投げかけております。このような差があるというのはもちろん明瞭でございますので。その上で、団長を通じてという形になりますけれども、報酬の統一であるとか、そのような要望があるのかということは、実は昨年からちょっと会合があったときに問題提起はいたしております。ただ、今のところそれに対する反応は各消防団からはございません。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 危機管理の上で、危機管理という面では、消防団の皆さんが住民の生命と財産を守るためには大変労力をいただくわけでございますね。そういう中で、それぞれ今、消防団には投げかけたけど何の反応もないというふうにおっしゃって、非常にすばらしい精神のもとで住民の生命と財産を守ろうというところで、報酬の問題についてはなかなかおっしゃらないんだろうと思うんですけども、この1人例えば団員で年間2万1,000円、豊岡市の場合でね、2万1,300円が報酬として払われていますけども、これは地元の各区からそれぞれ団員さんに対して年間報酬として出してる部分もあるわけですね。ですからこの財源はどうなっておるのかいうことは私はわかりませんけども、ですからもう少しこれは全市的に消防団の報酬のあり方というものは、いろいろと垣根はあろうと思いますけども、本当に危機管理の最先端に立っていただく方々でございますので、もう少し、出動数とか訓練のいろいろあると思いますけど、事情はあると思いますけども、この報酬のあり方を研究していただくことはできないでしょうかね。全体として。 ○議長(芝地 邦彦) 防災監。 ○防災監(森合 基) 引き続き研究といいますか、あるべき姿、消防団の団長等も含めて、これは機会あるたびに協議はさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) ぜひお願いしたいと思います。  先ほど小さな世界都市で、僕は一番今回気に入ったということを言うのはおかしいんですけど、なかなか市長、すごいことを言ったなと思っているのは、子供にシフトだと。未来をつくるということに目を向けたということは、豊岡の未来をつくるということですから、非常に意義のあることだなと思いましたので、であるなら、豊岡の誇りを持って、誇りがあればいいんだというのではなくて、具体的に子供たちをどう育てていくのか、それに対する投資というものは真剣に、例えば八重の里の弟が江戸に行くにしても、旅費は藩が出しただろうし、だれが出しただろうかは知りませんけども、やはりそれなりに金はかかるわけですわね。そういった未来をつくる子供たちに対する投資というものは、もっと突発的な、ある程度特記して子供に予算をつけることも、育成に対する予算をつけることも僕は一つの施策だと思うんですけども、そのあたりの考え方はどうでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 市の予算の中で、多分教育委員会は相当充実しているんじゃないかと思います。単にボリュームの問題ではなくって、質的に充実をしてきているというふうに思います。これは教育委員会の側と市長部局とのいわば共同作業のようなものでやってきました。例えばの例でありますけれども、南極に派遣した職員が帰ってきておりまして、今、南極授業を行っております。しかも昨年、またことしもやる予定でありますけれども、子供たちを市民会館に集めて、衛星回線で南極の昭和基地と結び、隊員と子供たちのやりとりをしてもらいました。自分たちは豊岡にいる。片田舎の豊岡にいる。しかし、豊岡にいるからこそ直接に南極と結びついた。そういった意識を持ってもらうという、そういった試みであります。  宇宙授業についても先ほど教育委員会の方から答弁がございました。さらに現在、日本サッカー協会と組みまして、夢の教室事業を進めておりますけれども、これはまさに一流のアスリート、現役、OBを含めて、すべての小学校の5年生を対象に、夢を追いかけること、あるいは挫折をすること、それをどのように克服するのか、そういったことについて自分の体験を話してもらうことによって、子供たち一人一人の夢を追い求めるという姿勢に刺激を与えていこうといった、こういった試みもございます。  あるいは植村直己冒険賞の受賞者を豊岡にお招きをして、子供たちとやりとりもしてもらったりしておりますけれども、もう人間わざとも思えないような冒険をする人たちが一度は自分たちと同じ延長線上にいる。そのことを直接に感じてもらうこと、こういった政策をこれまでも進めてまいりました。  あるいは高校生の夢の応援をするといった制度も設けておりますので、こういった質的充実をさらに図ってまいりたい、このように考えているところです。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) この前、私、円山川を、堤防を散歩しておりますと、中学生の子がたむろっておりまして、ちょっと余談話をして、何が楽しみだと、君は将来何をやりたいんだと、どんな夢を持ってるんだと聞きますと、僕はサッカーのクラブに入ってサッカー選手になりたいですというようなことをすっと言ってくれました。そうかな、いい夢持ってるねって、こうしとったんですけども、先般、私の友人が、相生の市会議員が資料を送ってくれました。その中に相生っ子学び塾事業というのがありまして、今、市長がおっしゃるような専門分野の、サッカーの分野とか宇宙とか、いろんなそういった人たちを招いて勉強させてるという、似たようなことなんですけど、児童の安全、放課後の居場所づくりで、自学自習力と基礎学力の向上を目的に、地域の人々や教員OBの協力のもと、小学5、6年生を対象に、週1回程度で、小学校の空き教室を活用し、相生っ子学び塾を実施しているというのが相生市の例ですけれども、先ほど市長のおっしゃるような南極へ行った彼の話とか、宇宙の話とか、そういった単発的なことはあっても、やはり持続的にずっとやって、サッカー選手になりたいと言った中学生たちが、クラブだけで、部活でしか教えてもらってないと、こういう言い方をするんですね。そういった、どこかに行けば、豊岡市のどこかでそういった専門的な勉強もさせてくれる。教えてくれる。こういった機会というものはつくることが一つは世界に羽ばたく人材の要素を、基礎をつくる。基盤をつくっていく。あの明治維新にイギリスに行こうと言った人たちは、やはりその基盤があったからイギリスに渡って勉強しようといった志がわいたと思うんですね。今、市長がおっしゃるように、世界に羽ばたこうという子供たちにこの小学校5年生、6年生、中学校の時代に、自分は世界に羽ばたく人材になるんだという気概は学ぶものによってできていくものだと思いますので、その学ぶ機会、場所というものはやはり行政として提供していくことも、学校教育ばっかりじゃなくって、そういった学校を離れた、放課後的な時間を利用してすることも一つの子育ての私は大きな意義があろうかと思うんですけど、その辺の所感はどうでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育長。 ○教育長(石高 雅信) 先ほど子供たちのいろんな取り組みについてのお話をさせていただきました。そういった中で、例えば夢先生の事業におきましても、あくまでもそれは一つのきっかけづくりであって、当然そのことを踏まえて、各学校で子供たちにしっかりとその夢を確かなものにさせていく。そういった学校教育とのセットの中で子供たちを育てていく必要があるんじゃないかなと。  あわせまして、先ほど社会教育、いわゆる社会体育の分野も含めてのお話がございましたが、現在、豊岡市、さまざまな形でそういった子供たちを受け入れるような社会体育の取り組み、なされております。サッカーもそうですし、野球もそうです。ただ、中学生におきましては、部活動の絡みがありますので、そういったところに所属することによって、部活動そのものの活動ができにくくなる。こういった中体連の一つの組織もございますので、なかなか厳しいものがありますが、豊岡でもそういった形で、学校教育と社会教育とが一体となって子供たちを育てていくような、そういったシステムが現在でき上がりつつあることでひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 子育てにはこれがベターというのはありません。いろんな角度を、機会を通して子供の育成というのはあると思いますので、しっかりよろしくお願いしたいと思います。  それから、人口の増加対策で、政策部長は、年金給付みたいなことはしませんとはっきりとおっしゃいましたね。なぜしない。誇りで人が住んでくれますか。人口ふえていきますか。どうですか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 以前に、合併前ですけども、旧町でこういった制度を持っていた例がございます。例えば若者が定住すれば、そこで奨励金を出すだとか、それから出生祝い金ですとか、それから若者が住宅を建てる場合の補助金ですとか、そういったあたりを給付していたことがございました。合併しまして新市になってから、こういった事業が効果的であったのかどうかというふうなことを確認する意味で、数人の方々に、それが果たして効果があって転入をされたのかどうかということを問い合わせをしたことがございます。そのときに返ってきた答えのほとんどが、それがあるからその町に帰ってきたのではないと、帰ってきたいから帰ってきたんだけども、でも一時金ですとかそういったこと、給付金がないよりはある方が助かったというふうなことをおっしゃっておりました。  ですので、そういったこともありますし、先ほども申しましたけども、そういった金銭的な支援が実際的にどう効果を生むのかというあたりが、一時金の給付あたりがどう効果を生むのかというのが正直確信が持てませんので、やはりそういったあたり、いろんな課題もありますので、そういったこともあわせ持って、現在ではそういった一時金を給付する考えはないと申し上げました。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 平成17年に合併したときの豊岡市の人口、僕は先ほど申し上げましたね。それからこの5月末で人口を申し上げました。その7年間で6,000人減少しとるんですね、豊岡市は。年間、単純に割りましたら857人転出していっておられるんですね。おらんようなったわけですね。転入の数は数えてませんけども。減ることばっかりしか考えてないんですけども。相生市がやっておる施策を聞いてみますと、子育て支援対策事業という、この都市宣言、定住・子育て支援事業という、こういう資料があるんですけれども、これを見ますと、都市宣言をした都市から転出は、転入の方が多くて、転出もありますけども、転入がたくさんあるといった結果が出ておるわけですね。ですから、いろんな施策をせずにして、効果はあんまりありませんからしませんじゃなくって、やはりこの豊岡に住んだら、例えば私が言ってます出産一時金でももらえたと。もらえんよりもらった方がうれしいですよと先ほど言った人がおったと、こうおっしゃいましたね。ほんなら上げんでもいいやないか、上げても上げんでも一緒やないかというんじゃなくって、この豊岡に住んでもらってメリットは、やはり豊岡の活力になり、豊岡の税収につながり、豊岡がよくなるための定住でございますので、せめて私はこの豊岡市内というか、旧豊岡でも但東、出石、豊岡でも皆そうですけども、車がなかったら動けません。車が非常に生活必需品となっております。特に女性の方々については軽自動車を乗られる機会が非常に多い。この豊岡に転入してきた方々に対して、軽自動車税の減免はできないかどうか、この点については通告いたしておりましたけども、答弁なかったんですけども、それはいかがな考えでしょうか。言明はできませんか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 先ほど少し触れさせていただきましたけども、税の減免につきましても、先ほどの一時金と同じように、どれだけの効果を生むのかというのが正直わかりませんし、やはり従来から豊岡市を支えるために豊岡市に住んでおられて頑張ってきておられる方々との公平性というふうなことも考えますと、なかなかそういった税の減免あたりにつきましても取り組むのは難しいのかなというふうに考えます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) これは政策部の方で考えてもらうんかね。やらずして効果ありませんというのと、やってみて効果があるかないかというのもやるのも、どうなんですか。やらずしてそんなもんしませんというのより、まず減免やってみて、軽自動車の減免やってみて、転入者がふえて、豊岡に住んでよかったという人がふえたら、やった方がよかったでしょう。やる前に、こんなんしたって豊岡の今住んでいる人たちと差が不公平だからいうんじゃない。これだけどんどん人口が減っていくんだから、ふやそうという意気込みがあるかどうかなんですよね。制度そのものじゃなく、定住、人口増をやろうかどうかということです。このことについてどうお考えですかな。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 確かにいろんなことに取り組んでみるというふうなことも大事なことかと思います。ただ、それに向かいますには、やはり十分な検討をした上で、その効果も本当にどうあるのかというふうなことも、他市の例がそういったものがありましたら、そういったことも勉強しながら、十分な検討をして取り組むことが必要かなというふうに感じております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 法的根拠はそれぞれ条例等にもあろうかと思いますけども、一度研究していただくことはしてもらえますか。減免について。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 軽自動車税の水準が4,000円とか7,000円だというふうにたしか聞いておりますので、その減免によって豊岡に移住してくる人がふえるとはとても私には思えません。今、豊岡市全体は、政策評価自体は事後評価から事前評価へ切りかえようとしてます。その作戦は本当に役に立つのか。やってしまって兵士が死んでからあの作戦は失敗だというのは、そんな作戦はあり得ない。私たちは本当にこの政策をやろうとすると、物事はもちろんやってみなければわからない面はありますけれども、それは本当に人を呼び込む力があるのかどうか、そのことを厳密に議論をして、そしていけそうだということでなければ、私はそのような政策はとるべきではない。  例えば神戸の人が豊岡に行くと軽自動車税がないからといって来ることがあるか。恐らくないだろうと思います。あるいは例えば隣の香美町に住んでいる人が、豊岡に行けば軽自動車税がないからといって引っ越しをわざわざしてこられるかということを考えると、その効果は非常に小さいのではないかというふうに私は思います。定住策を考えるのであれば、もう少し別のところで私としては検討する方が効果的なのではないか、このように考えております。  あくまで軽自動車税ということを言われますので、軽自動車税についてお答えをさせていただきました。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 軽自動車税は、今、7,200円ですね。3,000円、4,000円じゃないですね。(発言する者あり)私はちょっとそこはわからんですけど。私の妻が払っている自動車税が7,200円ですから、3,000円、4,000円の金額ではないと思ったんですけどね。それは市長ね、軽自動車税がただやから豊岡に住むような、そんな単純な者はおらへんですよ。そんなことを言っとるんじゃない、私は。そういった政策の中に、さまざまな政策の中に軽自動車税も豊岡に住んだら、あそこは保育料の減免もあるだろうし、さまざまな定住対策がある。ある中に軽自動車税も、あそこは3年なら3年間、5年間は5年間ただにしてくれるでというのは、私は何もそれによって神戸の人が来てくれるというんじゃないと思うんですね。そういった要素に一つはつくるべきじゃないかというんです。何もかも全部せというんじゃない。これも一つ入れて、それで市長がおっしゃる誇りの持てる豊岡をつくった上で、軽自動車税もそこが減免されとるとなったらプラスじゃないでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) まず、先ほどおっしゃいました軽自動車税の税額でございますが、市長が申し上げましたように、軽乗用車でも普通タイプの乗用車は7,200円でございますし、貨物タイプの方は4,000円ということですので、その点、ご了解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 先ほど軽自動車税を減免をするなりして、誇りの持てる豊岡市としてというふうなお話がありましたけども、先ほどのありましたように、年間の4,000円、7,000円の軽自動車税を減免しているから豊岡はすばらしい町だというふうなことを強く言えるのかなというふうに思っておりますし、それよりも、さらには豊岡市のいろんな魅力のある部分というのを発信するなり、また、いろんな施策、先ほどたくさん例を挙げていただきました中に、子育ての関係の事業につきましても教育委員会の方でたくさん同じようなことをやっている事業もございますので、そういったあたりの豊岡としての特色のある事業の予算をPRすることによって豊岡ファンをふやすというふうなところからまず始めるべきではないかなというふうに感じております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) それぞれ細かなちまちました施策はあります。よくわかってます。しかし、僕はここに出産祝い金を、一時金を50万円と書いて通告したと思うんですけども、出産祝い金一時金を出すということについてもしないとおっしゃっておりましたけども、何で私がこの出産一時金を出せと言ったのは、今、女性の方で子供を産んでくださる人がなかなか少ないという現状があります。何が理由でそうなのか知りませんけども、本当に子供が少ないということを考えたら、やっぱりある程度のそういう子供を産んでくださった方々に対してお祝いと援助していくという意味で50万円を支給するということは、私は非常に大事な政策だと思うんですけどね。これは見解の相違かもわかりませんけど、これもやりませんか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 今、この場でやるやらないのご返事はできかねますけども、一時金でそのときにお祝いとして渡すよりも、今の出産費あたりは全額に近い状態で補助が出ておりますし、また、子供たちが病気をしたり入院をしたりというふうなことにつきましても、さまざまな観点からそういった支援がなされているような状況にあります。子供が育てにくい状況というのは、そういった観点ではかなりいろんな策がなされているものと感じております。ただ、女性側にも結婚をしようだとか、それから結婚して子供を産みたいだとか育てたいだとか、自分の仕事を持ちたいだとか、女性にもいろんな価値観がございまして、子供を産むこと以上に仕事で頑張るだとか、自分のしたいことで頑張るだとかというふうなことで、女性の社会もいろんな社会進出がふえてきておりますので、そういった方面での女性の考え方も大きく広がってきていることも影響しているのかなというふうに感じております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 先般、昨年の秋に、私、娘が子供を産みました。見ておりますと、もうさまざまな費用がかかりますね。おむつからおしめからミルクから備品から、もう何やかんやとお金がとっととっと要るわけですね。確かに出産一時金という出産のときの費用は保険で全部チャラになりますけれども、後の育児のことに対して大変金がかかるというのはよくわかります。そういうようなので、やっぱりある程度の負担はしてあげることも大事じゃないかなと思いますので、一度一時金については、私はね、5万円や10万円という少額ではね、本当に財政の問題もあるからどうこう言われるかわかりませんけども、それではもらったという感じがしないんですね。やっぱり50万円ぐらいどんともらうと、本当に豊岡に住んでみようかなという、若い人たちなら思うかもわかりませんので、それはぜひ研究していただきたいんですけど、研究していただけますか。どうですか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 関係課とまたよく協議をしまして、とりあえずまた検討の方向で考えていきたいと思っております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 後ほど当局にこの相生市の定住・子育て支援事業というのを1回資料をお渡ししますけど、一度、他都市の例も参考にすることも市としては大事なことなんです。よそはよそだから知らん顔するというんじゃない。よそはよそでもいいことはまねる。そのために先進地の視察というのが議員にあるんです。よその例を勉強することは、議員にとって特権でございます。それを資料を当局に見てもらうということも議員としてのサービスでございますので、ぜひ、当局にお渡ししますので、検討していただきたい。軽自動車税の減免と出産一時金の祝い金、ぜひ担当部局と検討していただきたいことをお願いしておきます。  次に、コミュニティーの問題でございますけども、先ほど小学校単位でということでございましたけども、私は、実際に今、地元の梶原の区長としておるわけでございますけども、切実に高齢化と少子化が大きな区の行事に、地域の行事についてもハンデになる部分が出てきよる。特に高齢者の方々が2人きり、1人きりといったところ、だれが見守りするんだと、だれが見に回るんだと、こういった問題もある。本当にさまざまな問題を抱えてます。定年65歳以上になった人たちが毎日ぶらぶらしてる。何もすることないという人もたくさんおる。いろんなこういう社会構造の中で、今、問題になっていることは、この65歳以上の団塊の世代のパワーをどう地域が使うかと、こういったことにシフトを当てて考えようとしているのが今の世の流れだと思うんですね。  こういった中で、私、先ほど三江地域という小学校区単位となりますと、どういったプログラムをつくり、シナリオや処方せんを考えておられるのかなといったところを今後地域の専門家で考えてやりますといっておっしゃってますけど、専門家や学識経験者が考えたって、現場の声なんていうのはわからないんですから、現場に本当に住んでる住民の思いと願いと要望というのは、現場におる人たちしかわからない。ですから、このコミュニティーというものは、現場の声というものを反映した検討会をぜひ進めていただきたいと思うんですけど、どうでしょうか、その辺は。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 24年度に庁内の職員でコミュニティーのあり方検討会を開催して、一応まとめをしております。それをある有識者に見ていただいたところ、正直な話、住民の意見がそこに盛り込まれていないというふうなことを指摘をされました。今年度におきましては、その住民の意見をしっかりとそこに盛り込むための作業として、準備会というふうなことを持ちながら、住民の意見を盛り込む調査をさせていただこうというふうに予定をしております。そうする中で、当然委員会の方にも市民の方も入っていただくわけですし、そういった有識者のリードのもとに、アドバイスのもとに、そういった住民の意見と、それから庁内での検討しましたものをうまく取り込ませながら、豊岡市としてのコミュニティーのあり方というものの方針を出していきたいなというふうに考えているところです。  その豊岡市の地域コミュニティーと申しますのは、市が、行政がこうあるべきっていって、すべて決めていって、そのやり方等につきましても、地域課題についても行政がこういったことを解決するべきなんていうふうなことにするものではなくて、やはり地域の方々が自分たちの主体的な活動の中で、また、その地域を見る地域の方々の思いの中で、そういったあたりを一緒になって考えて、それぞれの地域でつくり上げていかれるものだというふうに感じておりますので、そういった形で、あり方はある程度方策として決めても、そこでそれぞれのコミュニティー組織でやっていくことというのは、地域の方々が主体的に考えていきながら取り組んでいかれるものというふうに思っております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) そのとおりです。地域の問題は地域で解決しなきゃならないわけですね。学識がある人ができないわけです。そうなると、地域でやるとなると人が動きます。人が動くということは金が要るわけです。私はここにも、通告書にも書いておりますけども、地域の発展のため、地域活性化のためには地域活性化資金というものを、やはりある程度渡して、地域で考えてくださいよ、考えたものをこれをやってくださいよ、そのために市としては地域活性化資金というものを支給しますよといったやり方を全国ではやってる地域もあります。でも、こういったことも例をとりながら、一回、このコミュニティーのあり方を本気にこの地域の声というものを反映するような中身になるように研究してもらいたいなと。そして、その活性資金というものの考え方はいかがでしょうかな。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部参事。 ○政策調整部参事(早水 博子) 活性化資金というわけではございませんけども、まず、先ほども申しましたけども、地域づくりを持続的に活発に行っていただくには、やはり組織の運営資金ですとか、活動資金というのが幾らかは必要になってくると思います。  住民がみずから負担をして会費を募るなり、そういったことも当然必要ではございますけども、ある程度、行政としても必要な財源支援策について検討を行う必要があると考えております。  一方で、まだ市の財政状況はこれから悪化していくことが予想されますので、すべての地域課題に行政がずっとかかわり続けたり、潤沢な支援ニーズにこたえるというふうなことには限界があると考えております。  地域づくりは、先ほども申しましたけども、住民みずからが考えて行動を起こすことが本来であるというふうに思っておりますので、住民一人一人の主体的かつ積極的な参画、参加、こういったことで、行政と地域が役割分担をしながら持続的な体制をつくっていく、まずこういったところが大事ではないかなというふうに考えております。  但東地域で今年度先行して、そういった地域づくりの、地域コミュニティーのあり方が検討、今までされまして、新しく組織が立ち上がっております。そういった中で、今年度、地域づくりの組織につきまして、運営経費の一部として支援をする予定としておりまして、今後そういった形で取り組みの支援をやっていきたいなというふうに思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 例えば地域で名所旧跡があると、ねえ。例えば私ども梶原、三江地域でしたら大石りくの墓がございます。遺塚、髪の遺塚があります。こういったものをもう少しアピールーしたい、もう少しコウノトリがいつも飛んでいるような雰囲気をここに醸し出したい。お金がかかる、看板つくるにしても金がかかる。地域住民でやれいったって、だれ、みんな個人負担したって大変だと。こういった地域づくりにも、そこにもパワーが要るだろう。そこに高齢者が使える、動ける、参加できる、さまざまな機会というものは、活動の機会というのをつくっていける。そういった活動するための地域活力資金って、支援って、300万円ぐらいを提供するぐらいの太っ腹を見せてもらいたいなと思っておるんですけどね。そうでないと、この地域コミュニティーっていったって、本当に市民がやるんだ、市民がやるんだって言ったって、そりゃあなかなかお金もなかったらできないんですよ、簡単げにはね。ですから、その辺のことも今後、検討委員会の中で、お金というものも十分考えが必要だということを改めて検討していただけますでしょうかね、どうでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 活動するために資金が要るというのはそうなんですけれども、今、森田議員が想定されてるような事態というのは、私たちは前提にしておりません、恐らく。もっとシビアな事態を前提にしております。  実際に一つ一つの地域の村が小さくなってきて、しかも高齢化が進んで、大雪が降ったら除雪すらできない、あるいは公共交通機関がなくなってしまった、この状態がさらに加速をされている。そういった状態を前提にして、区長さん中心に区の助け合いするっていうのは基本なんだけれども、もうそこだけではタオルを投げる寸前である。そういったところが現に出てきていますし、これからもっと出てくるだろう。そういう中でどうするのかというのが、私たちのもともとの発想です。したがって、何かお花畑をあちらにつくったらきれいになりましたよねという、そういったことをやりたいわけではありません。その地域自体がコミュニティーとしてまだ存在をする、そのためには、もう一つ一つの村を超えて、次の小学校区ぐらいが一番近いつながりでありますから、そこを期待をして、支え合い、助け合いの仕組みをつくりましょうということがまずベースです。  したがって、そのために必要なことは何なのか。私たちが300万円を用意して、さあ、皆さん使って何かを元気にしましょうなんていう、そんなことをやりたいわけではありません。もっとシビアに、崩れかけているものをどう守り、同時にその組織を使って反転攻勢して、例えば別に大石りくさんのところを使ってもいいですけど、それは本当にその地域の活性化になるのか、人々を呼ぶことができるのかという、その辺の真剣な組織をつくりたいというのが今、私たちの考え方です。したがって、まずお金を用意して、さあ、皆さん何かやってくださいっていうような、そういう手法をやるつもりは持っておりません。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。
    ○議員(22番 森田 進) いや、市長、そうじゃない、私の言ってんのは。それ今のわからんことないけども、要するに、それだけ崩壊してしまっている状況を、なら、行政ができるのかいったって行政ではできない。地域の住民が、そこに住んでる住民が真剣になってやらなきゃできないわけ、行政ができますか、そんなことは。起こすことできますか、小学校区単位に。どうやるんですか。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 私もそういうことを言ってるわけではなくって、まず大切なことは、私たちもそうですけれども、地域の皆さん自身が危機感をまず持っていただくことだと。そのことがまずスタートであって、そしてその中で議論をして、結果として幾らの金が要るというなら、それについてどうしましょうかねっていう議論があるんであって、私たちが最初からお金を用意して、さあ、地域の方で話をしてくださいというアプローチをとるつもりはないということを申し上げているところです。 ○議長(芝地 邦彦) 22番、森田進議員。 ○議員(22番 森田 進) 私もそんなお金をくれと言っとるわけではないんですね。そういう地域をしていこうと思うとお金もかかるんで、そういう地域活性化資金というお金も用意してはどうでしょうかと言っておるわけでございます。ちょっとずれとっただけのことでございます。  お金が必要であれば出すという市長おっしゃっておるわけですから、そういった問題は、今後それぞれの地域でやられる場合には、お金というものもセットで考えていかないかんということを言っとるわけです。お金は出しません、知恵だけ出してくださいでは地域は動かないということを申し上げさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 終わりですか。 ○議員(22番 森田 進) はい。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で森田進議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 暫時休憩いたします。再開は4時20分。      午後4時07分休憩 ────────────────────      午後4時20分再開 ○議長(芝地 邦彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  なお、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  次は、9番、岡谷邦人議員。(拍手)      〔岡谷邦人議員 登壇〕 ○議員(9番 岡谷 邦人) 9番、岡谷でございます。  中貝市長、3期目のご当選、まことにおめでとうございます。75.23%という得票率は高かったものの、全体の投票率は47.84%、特に残念なのは、市長のおひざ元であります三江地区の投票率が44.55%、これは何を意味しているのか、真剣に考えなければならないと思っているところであります。過日、5月20日のチャレンジデーの参加率は70%、これぐらいの投票率は欲しかったなと思います。  さて、光陰矢のごとしと申しますが、本市が合併して、はや8年の歳月が経過いたしました。時間に待ったなし、時はとどまることなく流れていきます。時間をきちんと守り、生活の改善、合理化を図り、時間の大切さを尊重する。本日6月10日は時の記念日であります。  通告に基づき、質問をいたします。  まず、人事について。  4月1日付で311名の人事異動が行われました。人事異動の考え方として、効率的、効果的な組織の再編のため、総合支所の改変と地域づくり政策を推進するとともに、大交流のさらなる推進の一環として、課等の統廃合、所管事務の見直し等に伴う人事異動、また、退職、昇任、採用に伴う継起異動とされています。組織をいかにうまく効率的に運営していくか、集団をいかにうまく効果的に動かしていくか、人事の妙であります。人事の妙でありますが、イタリアの経済学者、パレートの法則によれば、原因の20%が結果の80%を握っているとのことです。問題の解決では、すべての原因をつぶすのではなく、上位20%の原因をつぶせば問題の80%が解決するということを述べています。組織あるいは集団の運営の問題解決の効果的な手法ではないかと考えます。  さまざまな問題を抱えている豊岡市であります。行政は、市民の要望や課題に的確にこたえられる適材適所の人員配置になっているのか、パレートの法則、20対80以上の課題解決に向けた人事になっているのか、市長の目指す究極の人事とは何か、お聞かせをください。  また、市長は以前から今日まで、豊岡は貴重な博物館だと、さまざまな場面で述べられています。かつて、気象予報士の資格を持った職員の採用がありました。職員にはさまざまな資格を持ち、すぐれた人材を多く抱えていますが、反面、能力には個人差もあり、閾値の高い人もいれば低い人もいます。人事異動は、その職員の能力、あるいは閾値に応じた適材適所の配置になっているのでしょうか。このたびの人事異動の評価を伺います。  禁煙の取り組みについて。  この5月、豊岡市労働安全衛生委員会委員長でもありました愛煙家の中川副市長が退任されました。退任のごあいさつの中に、禁煙についてのお話がありました。健康に留意していただくよう改めてエールを送り、久々に禁煙の取り組みについてお尋ねをいたします。  喫煙による心筋梗塞、動脈硬化、脳卒中、がんなど、さまざまな害については、以前から十分述べてまいりましたのでご存じのことと思います。ここでは禁煙のメリットを少し述べさせていただきます。  禁煙から24時間、血液中の一酸化炭素濃度が正常値に戻ります。禁煙から2日、嗅覚、味覚が改善します。禁煙から3日、気管支が緩み、呼吸が楽になり肺活量が増加します。禁煙から二、三週間、肺機能が30%よくなり、血液の流れが改善します。禁煙から5年、肺がんで死亡するリスクが減ります。禁煙から10年、肺がんで死亡するリスクが非喫煙者と同程度になるとともに、ほかのがんリスクも減ります。  たばこ臭さややに臭さは、本人ではなかなかわかりませんが、たばこを吸わない人からすれば大変不快なものになります。口臭や体臭は喫煙者本人のイメージを下げます。特に仕事などで人と話すことの機会が多くある人にとっては、たばこのにおいはマイナスのイメージになります。その後、禁煙について、委員会ではどのような議論がなされ、どのような取り組みがなされているのか、職員の喫煙率の推移とあわせてお聞かせをください。  8月13日から新庁舎での業務がスタートします。これを契機として庁舎敷地内禁煙に取り組む考えはありませんか。また、現在、敷地内禁煙とした施設以外の施設敷地内禁煙に取り組むお考えはありませんか、お尋ねをいたします。ちなみに、日高医療センターにおいては、この10月より敷地内禁煙に取り組まれます。  5月25日発行の市広報に、健康増進課の受動喫煙防止の輪を広げようの呼びかけの文が掲載されているところですが、受動喫煙防止の輪の表現よりも禁煙の輪を広げようの表現の方がインパクトがあり、より健康増進課らしいと思うのですが、ご所見があればお聞かせをください。  最後に、橘街道プロジェクトについてお尋ねをいたします。  豊岡市も含め、関西は歴史、文化の宝庫であることは今さら言うまでもありません。菓子を中心とした京阪神の文化や歴史をたどる街道をプロデュース、現在、近畿経済産業局では、関西を中心に、中国・四国地域にもつながる橘街道プロジェクトが推進されつつあります。  このプロジェクトは、今から約1,900年前、第11代、垂仁天皇の命を受け、大陸から不老長寿の果実とされたタチバナを持ち帰ったとされる田道間守を菓祖として祭っている豊岡市の中嶋神社や和歌山県海南市の橘本神社、奈良県奈良市の垂仁天皇陵を始め、京阪神の菓子産地などを結んで、菓子を中心とした文化や歴史をたどる街道をプロデュースしようとするもので、田道間守の伝承と菓子文化のストーリーの他方面への展開を図り、物語性や回遊性を生み出そうとするものです。  分野横断的、かつ地域横断的なプラットホームの連結によって、世界的な観光コースを目指し、我が国へのインバウンド拡大の中核的機能を担おうとする取り組みです。さらに、これまで地域や業種ごとにばらばらに行われてきた地域振興策に関して、官民一体となって戦略と戦術に基づく仕組みや仕掛けをつくろうとする機運を醸成しようとするものです。  豊岡市は今年度、南庁舎別館の文化的価値を生かし、新しい市街地の顔として、お菓子をテーマにしたにぎわいの拠点施設、豊岡1925、愛称25(にいごお)の整備を行い、来春のオープンを目指しています。事業運営は、一般社団法人ノオトですが、施設ではスイーツの販売、パーラー、レストランを設け、ギャラリーでは田道間守や豊岡の紹介映像も映写する計画になっています。天日槍、その子孫である田道間守、田道間守を菓祖神とした中嶋神社、そして菓子祭、まさに豊岡は近畿経済産業局の取り組む橘街道プロジェクトに欠かせない存在だと考えます。橘街道プロジェクトについて、働きかけはなされているのでしょうか、ご所見とあわせてお聞かせをください。  第1回目の質問といたします。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 私からは人事についてお答えをいたします。  パレートの法則のご紹介ございました。法則というほどのことではないと思いますけれども、例えば議員ご紹介のありました以外の表現として、ある企業の全売り上げの80%は20%の商品が稼ぎ出してるといったようなものがございます。これは、ですから逆に、その20%の商品をどう売るかということに、より力を入れるべきであるって、こういった願意なんだろうというふうに思います。  そのような目で行政の方を見ますと、幾つかの課題がございます。何よりもまず、その売り上げという一元的な価値でもって数量化できないということがございます。例えば観光が非常に大切だといって、その観光の大切さと窓口で住民票を出す職員の仕事の大切さ、これをどのようにはかることができるのか、これは非常に不可能なことでもあります。あるいは障害者の数というのは、健常者に比べるとはるかに少のうございますけれども、だからといって障害者施策をほっといていいわけではないといったことがございますので、パレートの法則そのものを市役所に適用するというのはやや無理があろうかと思います。  ただ、それぞれの仕事の中で重要なものは何なのか、その洗い出しをして、そこに多くのエネルギーを注ぐ、残り20%のところに80%の力を注ぐとすると、これは極めて非効率なことでありますので、人員の配置、時間配分、そういったことについて、より本質的なことに力を注ぐべきだというふうに読み直せば、市役所でもとても大切なことだろうというふうに思っております。そのためにも、まず、平成33年度以降の財政上の困難が余りに大きいものですから、そのこともにらみながらの対応が必要なものと考えております。  まず、そもそも、今さまざまにある仕事というのを作戦評価をやろうといたしておりますけれども、本当にそれは目的を達成し得るような効率的、効果的な施策なのかどうかの事前評価をちゃんとすることによって、全体のボリュームをスリムにすること、そういうことが要るんだろう思います。あるいは、過去に議員が喫煙をする人が仮に1回5分喫煙したとして、12回たばこを吸いに行くと1時間働いてない、不公平ではないかということおっしゃいましたけれども、今年度、行動観察研究所と組みまして、職員の行動のパターンというものを研究してみようというふうに思っております。  そうしますと、物すごく一生懸命頑張っているんだけれども、実は非常に非効率な連携の仕方をやっていて、それによって大変になっているということがあるとすると、そこを効率的なやり方に変えることによって、人数が同じでも、あるいは人数を減らしても同じ成果が出せる、こういったことがあり得るということがございますので、このようなことも通じながら、まず、豊岡市の仕事全体のスリム化を図っていく。その上で、議員がパレートの法則という言葉で訴えられたような事柄についてやっていきたいというふうに考えております。  中貝の目指す究極の人事とは何かといったお尋ねもいただきましたが、なかなか究極のところまで思い浮かびません。ただ、私自身が思いますのは、たくさんのヒーローを生みたい、生む組織でありたいというふうに考えております。  組織のさまざまな部分があります。もう本当にあすはどうかわからないという状況の中で、挑戦をするような部署もございます。あるいは、例えば会計のように、会計原則というものがもうきちっとでき上がっていて、そして正確に会計を処理していくというような分野もございます。あるいは住民票を出すとかいったように、仕事自体は非常にパターン化されてますけれども、そこもきっちりと、同時に非常に明るく対応することによって、人々の気持ちを引きつけていくというような仕事もございます。そのどれが一番偉いということはございませんので、それぞれの分野で職員が意欲的に、その職務の改善をし、そして対応する市民の皆さんに喜んでいただき、そのことがまたモチベーションになって、よりよい仕事が進んでいくというような形でのたくさんヒーローが生まれる組織にしたい。人事もそのようなことをにらみながら、行っていきたいというふうに考えているところです。  そのためにも、単に人事配置だけではございませんで、職員の能力をどのようにアップするのか、あるいは係長とか課長とか部長になったそれぞれの職責で、市役所として求める能力というのは何なのか、そのことをイメージしながらも適切な研修の体系をつくり上げていく、こういったことも要るのではないかと思います。そのことを踏まえた上での人事を、さらに行っていきたいというふうに考えております。  ことしの人事についての評価はどうかというふうにとご質問いただきましたけれど、まだ始まったばかりでございますので、個々の職員の働きを見ながら、自分自身の人事がよかったかどうか、また判断してまいりたい、そのように考えております。  その他につきましては担当から答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 真野副市長。 ○副市長(真野 毅) 私の方からは、橘街道プロジェクトについてのご質問に答えさせていただきます。  橘街道プロジェクトそのものは、議員からご紹介いただいたとおりなんですが、近畿経済産業局が毎月発行してます「RIETI KANSAI」1月号に橘街道プロジェクトを紹介する記事が掲載され、具体的な内容、今後の進め方については、3月、5月号までの全3回の記事で紹介されております。  豊岡市でも、既に環境経済部の担当者が3月末に、このプロジェクトの旗振り役である近畿経済産業局の担当部長にお会いし、情報交換をさせていただいております。また、その際、市が進めるお菓子をキーワードとした取り組みへの協力もお願いしておるところでございます。  今年度、市としましては、来年4月にオープンしますお菓子の館25ですが、これ、こういうオープンをすることも考え、お菓子のまちづくり戦略事業をまとめることとしておりまして、この橘街道プロジェクトとも連携がとれるような形でまとめていきたいというふうに考えております。  そういうことがありまして、この戦略事業に当たっては、近畿経済産業局の担当部長にも参画をしていただき、お知恵をかりていきたいなというふうに考えているところであります。  私の方からは以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 禁煙につきましての質問の中で、2つお答えさせていただきます。  1つ目は、労働安全衛生委員会での議論は進んでいるのかということでございます。  禁煙の取り組みに関しましては、喫煙者の方っていうのをなかなか無視して進めるっていうことはできないというふうに考えております。  職員の安全衛生委員会におきましては、禁煙の対応ということで、平成22年の1月の開催の委員会におきまして、職員喫煙対策の研修会を開催するっていうことを決定し、3月の25日に豊岡病院のドクターを講師にお招きして研修会を開催しました。その後、労働安全衛生法が労働者の受動喫煙防止対策の充実、強化を目的に改正される動きがあるということ、また、兵庫県の方で本年4月からでございますけども、受動喫煙の防止等に関する条例が施行されるということを受けまして、昨年12月の委員会において協議を行っております。  県条例では、市役所は規制区分Bの建物内全域禁煙というふうなことになっております。現庁舎でも、平成20年の2月からは完全に分煙ということを徹底しておりますので、建物内禁煙を基本としまして、受動喫煙防止対策を進めてきたということもございます。現在の基本方針に沿いまして建物内禁煙ということで、今後は労働安全衛生法の改正内容を見ながら検討していきたいというふうに考えております。  それで、喫煙率の推移ということでもいただいております。  職場健診の問診票からのデータでございますけども、平成22年度が17.7%、23年度が16.4%、24年度が15.7%ということで、年々減少はしてきておるということでございます。  それから2つ目でございます。新庁舎の敷地内禁煙の関係でございます。  先ほど申しました県の条例では、庁舎内は建物内ということでございます。敷地内ということのご意見でございますけども、どうしても喫煙される方もお見えになるというふうなことがございますので、庁舎外に喫煙場所を設ける必要があるのではないかなというふうに考えてるとこでございます。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) 私の方からは、禁煙の取り組みについて2点お答えをさせていただきます。  1つが、敷地内禁煙とする施設をふやす考えはないかというお尋ねでございます。  敷地内禁煙とする施設につきましては、県の条例では利用者が未成年である教育施設と定められており、利用者が未成年である市立の教育施設については、すべて敷地内禁煙を実施済みでございます。  県の条例では、敷地内禁煙の対象となっていない教育施設以外の市の施設につきましても、できるところから敷地内禁煙に向けての検討を進めてまいりたいと存じます。  それからもう1点ですけども、5月25日号の市広報の関係です。受動喫煙防止の表現よりも禁煙の方がインパクトがあり、より健康増進課らしいのではないかとのご指摘でございます。  喫煙による害は、喫煙者本人だけの問題ではなく、より周囲の人に有害物質で健康に悪影響を及ぼし迷惑をかけることが、そのことが問題であります。そういう意味では、受動喫煙防止の取り組みが重要と考えております。  まだ、児童喫煙防止の概念や言葉自体が定着しているとは言いがたく、また、県においても受動喫煙の防止等に関する条例をことし4月より施行したところでもあり、当面は受動喫煙防止を積極的に広めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 人事の件でパレートの法則の件を紹介しました。過日、「働かないアリに意義がある」という本を読みました。北海道大学の生物学者であります。それを一部紹介しますが、アリのコロニーには20の働き者のアリ、60の平凡なアリ、20の怠け者のアリがいる。働き者のアリばかり集めてエリート集団をつくろうとしたが、やっぱり結果は20対60対20になっちゃう。逆に怠け者のアリばかりを集めてコロニーをつくったら、やっぱりこれも20%はよく働くようになり、60%は普通に働き、20%は働かなくなっちゃう、こういう集団になるそうです。人間の社会の組織にも一面こういうところがある。パレートの法則は20対80で、20のものが80%の結果をもたらすというような法則なんですが、逆にアリの法則は、いい者ばかり集めてもすばらしい組織にはならないということを示していると思います。その辺も踏まえた人事異動を私は考えなきゃいかん、こう思ってんのですが、ご所見があればお聞かせをください。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 多分物の見方としては、その20・60・20は出てくるからどうするということではなくって、物の観察として、必ず20%ぐらいはあんまり働かない人が出てくるものだというふうに、事実の見方として求められているのではないかと思います。それが本当に当たってるかどうかって、私は何ともわかりませんけれども、仮に前提にするとすれば、そういうことではないかと思います。したがって、先ほど人間はミスをするものだって話をしましたけども、同じような構造なのじゃないかと思います。その上で、なおかつ全体のパフォーマンスといいましょうか、成績を上げるためにどうしたらいいのかということを考えるべきなのではないか。もし、その上の20%をさらに伸ばす方向によって全体が上がるのであれば、20%を上げるということに、より力を入れればいいということでしょうし、下の20%のところのレベルが上がることによって、全体のパフォーマンスがよくなるのであれば、その20%はいつまでたっても、これは相対区分ですので、いることを前提にしてどう上げるか、その辺につなげることが必要なのかなというふうに思います。  余談ですけども、どっかの組織で何年連続で最下位だったらやめさすようなことを言ってますけれども、今の法則によりますと、そんなことやったって必ず最下位の人は出てまいりますし、必ずしない人は出てくるわけでありますから、実にむだなことではないかと。ご質問にはない余計のことですけれども、つけ加えさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) アリの社会も働き者のアリ20%、早くリタイアするそうです。疲れがたまるというんか、ストレスがたまるというんか、早く、まあまあ亡くなっちゃうという方が正解なようです。逆に、人間の社会でもそういう一面が私はあるような気がします。  人事についてですが、昨年の退職者45名のうち16名が早期退職者、お疲れになって早くやめられたのかどうかわかりませんが、早期退職者が16名、すべて勧奨退職になっています。すばらしい人間ばかりが早期にやめるということではないと思いますが、退職勧奨はどのようにやっておられて、どの時期までにとか、そのあたりがわかればお教えください。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 退職勧奨でございますけども、新年度の採用試験、職員数に影響がございますので、例年5月の下旬から6月の上旬にかけて希望者を募っております。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) どういうふうにして募られるんでしょう。この人にやめてほしい、おまえはどうだというような呼びかけなのか、いやいや、そうじゃなくって、回覧で回すとか、回覧というんですか、覧で回すとか、そのあたりはどうなんでしょう。どういう文書を流されるんでしょうかね。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 一応文書で回します。今ご承知いただいておりますグループウエアというのがございますので、それが届く者はそれを見ますし、出先の関係でないところは、それぞれプリントアウトしたものを配ってもらっております。タイトルは、今年度ですと平成25年度退職者の募集(退職勧奨)というタイトルで職員全員に行き届くというふうな形でさせてもらっております。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 5月から6月上旬に募集ということですから、今年度もどれぐらいあったのでしょうかね。  それともう一つ、市長が4つの危機に対処すると、4つの危機を上げられました。そのうちの一つは財政の危機であります。  資料をいただきました。昨年の早期退職者16名、退職手当が4億2,000万円、そのうち特別負担金、これが早期退職の割り増し分だと思うんですが、これが1億800万円、それぞれの個人に差があると思うんですが、そういう勧奨退職を募らないかんような人事配置になっているんですか、お聞かせをください。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 早期退職の勧奨のことでございますけども、この制度は民間などにおきましても人件費の削減の手段として行われてるということでございます。  この制度のメリットといいましょうか、給与の高い職員の自発的な早期退職を促しまして、職場の活性化と人件費の削減が見込めるということでございます。一般的にこういった制度を利用する際には、先ほど申しました民間でも退職金が上乗せされるということでございますので、その際の誘引としての優遇措置という意味合いと認識しております。  金額のお話もありましたか。よろしいですか、以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。
    ○議員(9番 岡谷 邦人) ですから、その財政の危機にも対処せないかんという割には、支払い総額ですね、退職金の支払い総額の割り増し加算が大きいんちゃうかということを心配するわけです。ちなみに、今年4月1日からは高齢者雇用安定法が施行されてます。これから60歳の定年を伸ばしていこうと、段階的に。こういう状態の中にあって、退職勧奨せないかんような組織なのか、そういう組織ばっかりではないと思うんですが、そのあたりの豊岡の職員の組織というのは、その辺はどうお考えなんでしょう。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) 職員を退職勧奨でと、しなければならないというふうなことは思っておりません。特に退職勧奨に手を挙げられたと、ちょっと理由はそれぞれ当然ございますけども、いろいろと個人的なこともございますし、家族のこと、いろいろなことがございますので、そういった理由をお聞きする中で、希望で手を挙げられるっていうのは、やむを得ないという方もたくさんありますので、豊岡市の職員の組織がどうのこうのといったことでの理由でというふうには、私どもとしては思ってないところでございます。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 通常の民間の企業っていうのは、進めない、進めないというか、おまえどうだというよう進め方以外に募るっていうのは、それこそほんまのリストラをやらな、もう会社がもたんというときなんですよね。毎年毎年同じような状況で、どうですかというふうな、これはちょっといかがなもんかなと思います。その辺、ご所見があれば。 ○議長(芝地 邦彦) 総務部長。 ○総務部長(森田 敏幸) これは制度としてございますので、毎年毎年ということ、そういう、ことしだから、去年だからということではなしに、制度としてあるものを私どもとしてはのっとってやっておるということでございますので。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) 継続的にやることの最大のねらいは、人件費そのものの圧縮にあります。年齢の高い職員は、当然、給与の水準が高うございますので、仮に1人やめて1人若いのを雇うということでやった場合でも、年間の支払い額に差が出てまいります。もちろん一時的に退職金で上乗せはあるわけでありますけれども、例えば2年早くやめる職員が出てくれば、2年分の累積になります。3年になれば3年だということでありまして、職員の数を、そして、さらに今、豊岡市がやっておりますのは、例えば10人やめても10人を採用するのではなくって、もっと少ない人数しか採用しない、そのこととあわせまして、人件費の圧縮を図ってきている。人件費をさらに圧縮しませんと、今でも財政的にも厳しいわけでありますけれども、今後そこが加速をいたしますので、人件費圧縮の方法としての早期退職を募っていくというのは、今後とも必要なものと、このように考えているところです。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 人事についてはこれぐらいで終わりたいと思いますが、人事についてモチベーションの原理原則や、人事指導法について、組織にいる全員が前のめりになって働くっていうのは非常に不可能なことだと私は思います。  でも、リーダー、部長であり課長でありは、スタッフがよく働くように、モチベーションの高いスタッフになってもらうような努力は怠ってはならないと思います。特に職員研修でありますが、職員にもいろいろ閾値と申しました、ある集金に対していかに行動を早く起こせるか、いやいや、そこまでだったら私はまだやりませんよみたいな、まだ時間があるから、余裕があるから、そういう閾値というもんを職員全体に平準化していく、これが非常に大事じゃないかなと思います。そのあたりを考えた人事配置をぜひお願いをいたしたいと思います。  次に移ります。禁煙の取り組みですが、執行法の表現で福祉部長がおっしゃいましたが、やっぱり文言の云々じゃなくって、禁煙と受動喫煙の違いをわからせるんじゃなくって、禁煙やろうやと、その輪を広げようやという方が僕は正論のような気がします。そのあたり、あえて何かございましたらお願いをしたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(福井 周治) たばこを吸っている方に禁煙しましょうというようなことを申し上げたとしても、もう耳なれた言葉っていうか、そういうようなことで、なかなかインパクトが少ないというようなことがございます。  一方、例えば子供のために、孫のためにたばこをやめてください、その子供たちからそういうふうなことを言われたとしたら、かなり本人も禁煙について考えていくというような行動になるんではないかというようなことから、受動喫煙防止ということを浸透させていきたいというふうに思っているところであります。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 喫煙者の70%は、できれば禁煙してみたい、こういう意思があるそうです。たばこはニコチン依存症という病気なんですよね。健康保険もききます。医者にかかる費用よりもたばこ代の方がはるかに高い、本当にやめる気があったら、やめる気がというんか、病気ですから治す気があったら僕は医者に行ったらいいと思います。そういうことも福祉部としては進めるべきだ、こう思います。  職員の喫煙率、先ほど健康診断のあれから、問診票から引っ張り出したデータをいただきました。全国の喫煙率、平成22年度ですが20.1%ですから、これに比べれば職員の喫煙率は低い、喜ばしいことだと思います。  それと、たばこの販売本数、合併をしてから毎年1年に1,000万本ずつ豊岡市内の販売数が落ちてきました。23年度、24年度については、もうレベルになっちゃったけども、それまでは毎年1,000万本ずつ減ってきた、こういう事情があるので、ぜひ環境対策に、すばらしい環境対策、コウノトリをシンボルとした、そういう対策をやっております豊岡ですから、もっとたばこの本数を減らすような努力もお願いをしたい。  他方、22年度は税率改正があって、たばこ税の収益は余り減っておりません。逆に22年度から23年度は6,000万円、ざっと7,000万円ぐらい税率改正があってふえてきてる、そんなに心配することはないんじゃないかなと私は思います。  それと、受動喫煙防止のために、喫煙所を設けてちゃんとやれということなんですが、25年2月12日、厚生労働省健康局がん対策・健康増進課長の事務連絡、豊岡市にも来てると思いますが、公共の施設の出入り口付近にある喫煙場所、これは極力離せ、そういう措置を講じなさいという連絡が来てますが、市民会館や総合体育館は出入り口の脇に喫煙所が設けられてます。灰皿が置いてある。ぜひ、こういうことは改めていただきたいと思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 先ほど私どもの管理しておる施設についてのご質問がありましたのでお答えさせていただきます。  文化施設並びに体育施設については、建物全面禁止として喫煙者の施設利用があることから、施設内の一定の場所のみを喫煙場所ということで持ってます。ただ、先ほど議員ご指摘がありましたように、通達文は私の方も熟知しております。そういう点については、影響がない範囲内というとこで見直しをかけたいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) ほかに特に気がついたようなとこないでしょうか。例えば支所なんかも玄関脇で吸っておられる方よく見かけますが、支所なんかの喫煙コーナーというのはどこに設けていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 城崎支所長。 ○城崎支所長(新谷 博志) 城崎の支所におきましても、裏口から出入りするところに、そこに設けております。それから、もう1カ所、玄関の向かって右側のところに建物を少しこしらえまして、そこで吸うようにしております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 竹野支所長。 ○竹野支所長(太田垣健作) 竹野におきましては、職員用ということになりますと、通用門の方の外に置いております。それから、来客用ということで、玄関脇には1つ置いております。したがって、2カ所あるということになっております。 ○議長(芝地 邦彦) 日高支所長。 ○日高支所長(飯田 正巳) 日高支所の場合は、庁舎外ということですけども、軒下に一部置いております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 出石支所長。 ○出石支所長(羽尻 知充) 出石支所におきましては、東玄関の自転車小屋というとこで設置をしています。 ○議長(芝地 邦彦) 但東支所長。 ○但東支所長(谷岡 慎一) 済みません、大変申しわけないですけど、私、把握しておりませんので、また後日報告をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 今お聞きしましたら、支所についても出入り口付近に設けられているようです。極力離す、極力というんですか、施設の出入り口から極力離す、そういう措置はとられませんか。 ○議長(芝地 邦彦) 城崎支所長。 ○城崎支所長(新谷 博志) 今2カ所ありますので、できましたらなるべく少なくしたいと思っております。出入り口につきましては検討いたします。 ○議長(芝地 邦彦) 竹野支所長。 ○竹野支所長(太田垣健作) 竹野におきましては、先ほどありましたようにできるだけ離すという方向で一応考えたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 日高支所長。 ○日高支所長(飯田 正巳) 日高支所の場合、先ほどちょっと言葉足らずでした。庁舎の分と公民館が管理しております日高農村環境改善センターという施設がありまして、庁舎の方につきましては、庁舎の方から農村環境改善センターに行く渡りの部分の軒下というふうなことでしておりましたし、農村環境改善センターの方につきましては、裏口からの部分で玄関の軒下の方に置いとるという状況です。  先ほどの具体のことにつきましては、日高は結構喫煙者が多いもんですから、今のところとるとかいうふうなことにつきましては、まだ考えておりません。 ○議長(芝地 邦彦) 出石支所長。 ○出石支所長(羽尻 知充) 先ほど通用門と言いましたけれども、通用門から大分離れておるということで、またそれ以上に検討もしていきたいと考えています。 ○議長(芝地 邦彦) 但東支所長。 ○但東支所長(谷岡 慎一) 先ほどの質問とあわせて、また後日説明させていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 先ほどの議員でPM2.5の話がありましたが、たばこの煙りもPM2.5だそうです。ぜひその辺のところもご配慮をいただきたい、考えてご配慮いただきたい、こう思います。  橘街道プロジェクトですが、ぜひ前のめりになって取り組んでいただきたい、こんなふうに思います。  先ほどありました「RIETI KANSAI」の号ですが、その中に、中嶋神社の名前の由来まで載ってます。垂仁天皇陵の池にある田道間守を祭った小島が中の島に見えることから、田道間守の故郷の豊岡に中嶋神社として祭られたものだそうですというような紹介まで上がってます。おまけにその横には、出石のパティスリー・アッシュ・カトウ、橘のしずく、写真入れで紹介されておるところであります。そういうところから、物語からたどっていくと、垂仁天皇からいけば、久々比神社のコウノトリも関連してくるように思いますし、田道間守の先祖は天日槍であります。その辺からすれば、出石神社もかかわってくる。天日槍までいけば瀬戸の切り割り、あの辺までずっとつながってきておもしろいストーリーができる、こんなふうに思いますが、豊岡の売り込みとしてはいかがでしょう。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 議員の方からのアドバイスをありがとうございます。私どもも「RIETI KANSAI」を読ませていただきまして、非常によく研究をされておるということで感心もいたしておりますし、これを執筆されました中村企画部長につきましては、姫路の菓子博もプロデュースされたりというふうなことで、非常にそういった面での造詣が深いという方で、私どもも先ほどおっしゃいましたように、豊岡も含めてストーリーづくりも考えたいと思いますし、また、今後の、先ほど副市長ありましたお菓子のまちづくりプロジェクト、この点についても参画いただくようなことでアプローチをしてまいりまして、いろいろとお知恵をかりたいというふうに考えておりますので、前のめりになって考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(芝地 邦彦) 9番、岡谷邦人議員。 ○議員(9番 岡谷 邦人) 来春にお菓子の館が豊岡にも完成します。そのあたりにも非常にストーリー性を持って取り組んでいただけるんじゃないかなと思います。豊岡1925もレトロな駅の雰囲気というイメージだそうですから、ぜひその辺もあわせて、売り込みもいいですが、知られなければ存在しないのと一緒ですから、もう市長とあわせて世界に売り込んでもらう、それぐらいの意気込みがあってもおもしろいんじゃないかな、非常に期待をしております。  以上で終わります。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で岡谷邦人議員に対する答弁は終わりました。 ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 暫時休憩いたします。再開は午後5時15分。      午後5時05分休憩 ────────────────────      午後5時15分再開 ○議長(芝地 邦彦) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  なお、但東支所長より発言の申し出がありますので、お聞き取りください。 ○但東支所長(谷岡 慎一) 先ほどの岡谷議員からの質問についてのお答えをさせていただきます。  喫煙の場所につきましては、但東の支所の庁舎の玄関前と市民センターの入り口、また通用口、この3カ所になります。まさに岡谷議員のおっしゃったところに喫煙する場所があるということでして、今後どういった場所が適切か、全体の配置を見ながら検討させていただきたいと存じます。以上です。 ──────────────────── ○議長(芝地 邦彦) 次は、20番、木谷敏勝議員。(拍手)      〔木谷敏勝議員 登壇〕 ○議員(20番 木谷 敏勝) 木谷敏勝でございます。6月議会初日、最後の質問ですので、簡簡潔明瞭にいたします。答弁もそのようにしていただくことを願っております。  市長選も終わり、衣がえとともに梅雨入りをしましたが、晴天続きで農家の方には水不足が心配される毎日となりました。また、期待の大きい市役所がその全貌を見せ始めました。身の丈に合った市役所を議会としても目指したところですが、これからはその堂々とした姿にどれだけの魂が詰め込まれるかが問われることとなります。さあ、これからだという気持ちを持ちながら、通告に基づき質問をいたします。  合併から8年が経過し、9年目を迎えるこの今、ことしの豊岡市の人口は減り続け、最近の新聞では県内推定人口は8万4,000人を割っている状況が報道をされていました。建設業や商店、飲食店の数も極端に減少しました。そんな現実の中で、民間企業は何とかこの現状を乗り切ろうと必死になって活動を行っています。新たに通信販売を始めたり、仕入れ先を変えたり、売れ筋を絞ったりして必死でございます。  議員を志したころ、ずっと前ですが、教育、育児、医療、介護は手放すな、自治体が滅びると教えられました。今こそしっかりしたかじ取りが求められていると考えております。  では、投票率についてお伺いします。4月の市長選挙では、いろんな意味で民意を聞き取ることができたと思いますが、投票率は50%を切ってしまいました。この現実をどう総括されていますか。投票所が統合された場所での投票率の変化はどうなっていたのでしょうか、お伺いいたします。  2番目の中心市街地活性化についてお伺いいたします。  中心市街地活性化事業については、意見、要望が付されたところであります。運営主体のまちづくり会社の自己資本強化、かばん業界、地元商店街の確保と自己資金の充実、また、お菓子の市内業者への配慮、議会への速やかな報告等です。この中心市街地活性化は最後の切り札と言うべき施策ですが、いまだ全体像が見えてきません。いちご駐車場は市の所有となりましたが、立て看板が立っているだけで放置してある状況です。こんなことなら事業が実施されるまでの間、駐車場として開放すればいいのにと思うのは私だけでしょうか。  国道312号沿いの好立地を生かし、車利用の拠点をつくるというコンセプトですが、一体1日バスが何台来ると考えているのか、自家用車はとめられるのか、そして、それは有料なのか、だとしたら中央駐車場との兼ね合いはどうなるのか、運営主体の地場産との連携はあるのか、何も聞こえてきません。  菓子の館である南庁舎とアルチザン、カバンストリートに来られるお客様が基本ですが、国道に面した重要な拠点である、このまちなかステーションをちょっと寄っていこうかという気にさせる建物にする必要があると思うのですが、地元を含めた戦略会議等がなされているのでしょうか。  今、どこの観光地もトイレの整備が必要とされています。私はかばんにデザインされた目を引くトイレを建てるというのを考えてもいいと思うのですが、今の計画では従業員用にとどめるというお話を聞いていて危機感を持ちました。こんなことでいいのでしょうか、見解をお伺いいたします。  スポーツ振興策についてお伺いいたします。  スポーツを通じて交流のある方々から、グラウンドゴルフのことについてよくお話を聞きます。グラウンドゴルフの愛好者が急増していることが大きな要因なのでしょう。豊岡市スポーツ推進計画でも、その裏づけとなる報告がなされています。元気な高齢者の方々が楽しんで集える場所を望んでおられます。チャレンジデーの参加者もそういう方々が一生懸命になって報告をされています。  歩いて暮らすまちづくりは、予算がかからないから歩け歩け、楽しめるスポーツはお金がかかるから積極的にかかわりたくないというスタンスに見えるのです。健康だからこそスポーツを楽しめる、スポーツができるからこそ健康であるということだと考えますが、高齢者の要望にこたえることはできないのでしょうか。  ことし3月に作成された豊岡市スポーツ推進計画の意味、健康で笑顔あふれる元気なまち、スポーツパークとよおかの実現を目指し、着実なる施策の推進を図るためにも、これまで以上に参画の協働を深めていきたいとありますが、これはどういう意味なのでしょうか。  また、スポーツの好季節の週末には、運動公園でたくさんの大会開催され、多くの方が利用されています。子供の大会は特に家族での応援があるために、車と人でいっぱいという状況です。移設される運動公園には、今まで以上の施設の充実が求められます。駐車場、管理棟、トイレ等、利用者の意見も聞き、する、観る、支えるという視点から市民の元気へ、さらにスポーツを通じての大交流と地域の元気の実現を目指すのであれば、使い勝手のいい施設建設、大交流に向けての仕掛けが求められ、コラボしながら取り組む必要があると考えますが、いかがでしょうか。  政策調整部の存在意義についてお伺いいたします。  中心市街地の活性化やスポーツ大会のあり方について質問をしております。改めて各部、各課を超えて意見交換、意見調整を行い、豊岡市の元気、大交流を目指していかなければならないと感じています。  最後のとりでとも言える中心市街地活性化に向けた施設整備についても、観光客を取り込む大交流を目指し、協議を頻繁に行い、よりよい仕掛けと施設建設をしなければならないと考えます。そのつなぎ役としての存在が政策調整部であると考えますが、いかがでしょう。  この前、幹部職員との意見交換をしたときに、こんな話が出ました。今まで6人の首長がいて身近にあった。合併して1人になり、地域の目標を見失っている。支所長はそういう意味でも夢を語り一緒になって地域づくりを目指していかなければならないと、全く同感であります。政策調整部は支所の管理を含め、大きな事業全体の把握と適切な調整を図るためにどのように取り組んでいかれるのでしょうか、お伺いいたします。  最後に、虚弱体質と市民要望についてお伺いいたします。  知られなければ存在しないのと同じということで、外向きの政策や発言が多くあり、市民は目をかけてもらっていない感じを持っています。市民生活に直結する施策や予算が感じられないのです。満遍なく発注するという15カ月予算も、関係者によるとそのようになっていない状況で、不信感ばかりが生まれるという言葉も聞こえてきます。目に見える太陽光パネルばかりが進んでるという状況であります。市民要望はどれくらい来ていて、どの程度こたえているのでしょうか。もう要望してもだめだと市民は夢を失いかけています。市民に夢や希望を抱いてもらい、活性化への意欲を高めてもらうことが今は必要と考えるのですが、市民要望実現にもっともっと努めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。  第1回目の質問といたします。 ○議長(芝地 邦彦) 答弁願います。  市長。 ○市長(中貝 宗治) 最近、庁舎が姿をあらわしまして、私も内部を見て回りました。改めて感じたことは、この庁舎以外の利用の可能性についてです。そういったものは事前に私たちも考えてはいましたけれども、現にここまででき上がったのを見て、初めてその可能性を感じることができる、人間というのはそういうものだというふうに思います。  目に見えないものを信じることはなかなか難しい。そこでさらに想像力を働かせて、こういったものを何をつくろうとしているのか、でき上がったときに何がどう変わるのか、そこのところを巧みに想像力を働かせていくことが非常に重要なのではないかというふうに思っております。  中心市街地の活性化についてお尋ねをいただきましたけれども、かばんをテーマにしたカバン・アルチザンにせよ、あるいはお菓子の拠点にせよ、新庁舎がことしの7月には完成をすること、また、まちなかステーションも来年には完成をすること、そういったこととあわせて考えますと、中心市街地活性化のいわば最後のチャンスであり、そしてそれは可能性に満ちているということが私には見えてまいります。  ただ、より多くの人々は、あるいは私もそうでありますけれども、建物が現にできて、商品が並んでるのを見て、初めてその意義を感じ取ることができるということが多うございますので、木谷議員が全体像が見えないとおっしゃったことの一部は、そういった意味があるのではないかというふうに思います。しかしながら、今この事業は確実に、着実に進みつつあります。現に、まだ宵田の建物は手がかかっておりませんし、あるいは南庁舎別館も設計をやっている段階でございますので、工事にはかかってない、こういった中ではございますけれども、今申し上げたようなものが有機的につながっていくことによって、中心市街地には大きな起爆剤になるものというふうに思います。
     そして、何よりも大切なことは、一つ一つのパーツがちゃんとお客様であふれることということでございまして、もちろんそれと何かを連携させることは極めて重要ですし、そのことの作戦も練る必要がありますけれども、そのことの前にカバン・アルチザンにはちゃんとお客さんが来る、あるいはお菓子の拠点にもお客さんは来てる、市役所には人々があふれてる、こういった個々のパーツをしっかりつくり上げることが、まずは大切なのじゃないかというふうに私としては考えているところです。  冒頭に申し上げましたように、例えば中庭というのは、まだ一般の方に見ていただくことはできませんけれども、かなり洗練された空間になることが予測されます。そうしますと、市役所の中庭、旧本庁舎と新庁舎との間でありますけれども、それから豊岡稽古堂という名前で今提案させていただいておりますけれども、1階と3階部分、それから前の芝生広場、お菓子の拠点、少し歩くとカバン・アルチザン・アベニューがある、それからまちなかステーションがあるということでございますので、私としては大いに今期待をいたしているところです。それが具体化するように準備を怠りなく進めてまいりたい、このように考えているところです。  また、近々、とよおかまちバルといった市街地の複数の飲食店を会場にして食べ歩き飲み歩きを楽しむといったことの記者発表がなされましたけれども、こういったソフト面とあわせて中心市街地が動いていくものと、このように私としては期待をしているところです。議員におかれましても、ぜひ大いに想像していただきながら、その中でさらに活性化に役立てる方法はないのか、またご提言を賜れば大変ありがたいと、このように考えております。  その他につきましては、それぞれから答弁をさせていただきます。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 私の方からは、政策調整部の存在意義に関しましてお答えをさせていただきます。  政策調整部は、市長の政策判断を横断的、迅速に実施するために行政経営のコーディネート機能、政策調整機能を果たすために、平成19年度に設置をいたしたところでございます。また、21年度からは、政策調整部にあった企画係を廃止いたしましたが、各部に企画機能を持たせ、必要に応じて関係部署の職員で組織します庁内推進会議を設置して事業を推進しています。  複数の部での取り組みや連携が必要な大交流、エコバレーについては、推進体制や連携体制が整うまで政策調整部で所管したところでございますが、ある程度目鼻がついたところで、平成25年4月から環境経済部へ所管を変更したところでございます。  また、一例として、各支所での地域課題の解決等につきましてもご質問をいただきました。  それにつきましては、各支所長の方が地域課題の問題について、どういうふうに対応すればいいのか、こういったものを本庁に上げていただき、その事柄が複数の部でなければ機能しないということであれば、当然のことながら政策調整部の中でも議論を進め、庁内一体となって、関係部署の事務を進めていくと、こういった協議の場になるのではないかというふうに考えているところでございます。  政策調整部は、今後とも総合計画、財政計画、行政改革大綱に基づきまして、各施策の推進に当たっての調整役を果たしていくものと考えております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 選挙管理委員長。 ○選挙管理委員会委員長(畠中 隆夫) 私からは、選挙区の見直しと今回の市長選の投票率に関してお答えいたします。  このたびの市長選挙の投票率は47.84%でした。昨年の衆院選の投票率は62.99%でした。この数字だけを見ると、投票率はかなり下がったことになります。しかし、投票区の見直しを行っていない投票所の投票率も市全体で49.95%と低く、投票区の見直しによることが投票率の低下の大きな要因とは考えてはいません。  投票率は、選挙の種類やそのときの社会情勢、当日の天気といったさまざまな要因が重なって決まるものだと考えております。また、1つの選挙を行っただけで、投票区見直しの影響について、結論を出すことはできませんので、今後とも投票率の状況について注視し、投票率向上に向けて努力したいと考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 私の方から、2番の中心市街地活性化につきまして、2番の地元商店街との協議はできているか、また、地元との協議が不調ではないかということに答弁させていただきます。  カバン・アルチザン事業、南庁舎別館の活用事業、それからまちなかステーション整備事業を進めるために、これまでから駅通り商店街や宵田商店街と協議や懇談を重ねてきております。商店街におきましては、三役会、それから理事会、総会などの手続的なことがございまして、なかなか理解をいただくのには時間を要しておりますが、一つずつ理解を得ながら関係者一体となって取り組んでいるところでございます。  宵田商店街に整備いたしますカバン・アルチザン事業につきましては、経済産業省の補助事業を活用する予定で申請準備を進めており、この補助を受ける条件には、地元商店街がどのように活性化していくかの視点を入れる必要がありまして、宵田商店街とは常に連携が求められているところでございます。  また、宵田商店街さんとは、アルチザン事業だけでなくて南庁舎別館の利活用事業、それからまちなかステーション整備事業につきましても説明する場を設定していただきながら、ご理解を深めていただいているところでございます。現在、まちなかステーションにつきましては、詳細設計作業を進めているところで、時期を見て、改めて商店街の関係者の方々にご説明を申し上げたいというふうに考えております。  また、駅通商店街の方につきましては、定期的に開催されます懇談会等に出席をいたしまして、南庁舎別館の利活用事業を中心に、カバン・アルチザン事業、それからまちなかステーション整備事業の進捗状況につきましてもご説明をさせていただいておるとこでございます。  これにつきまして、関係商店街とは断続的な協議、懇談を重ねさせていただいておりまして、また、ご理解を願っているところでございまして、決して不調というふうには考えていないところでございます。  それから、3番の分で1番の公衆トイレに関して、大交流を目指すことと施設整備の整合が見えないというご質問をいただいております。  まちなかステーションにつきましては、インフォメーション機能をあわせ持つ地場産品を扱うショップとして整備をする予定でございます。トイレにつきましては、インフォメーションセンターの利用客が使えるようにショップ内に設けることとしておりまして、また、その周辺等との部分につきましても、整備ではございませんが、現在あるもの利用等も考えているところであります。  当ステーションにつきましては、自家用車、バスなどを利用いたしまして、アルチザンの施設や南庁舎別館のお菓子の施設を訪れる観光客の利用が見込まれますが、観光客が集中するような場合がございましたら、その他のトイレにつきましても活用していっていくような形で、流れの中での整備を考えていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) まず、グラウンドゴルフの考え方でございます。  確かに議員ご指摘のように、グラウンドゴルフの愛好家の人口は年々ふえております。関係者からも要望をいただいている中で、一つだけ天候に左右されない屋根つきのグラウンドゴルフの新たな整備ということも、また要望を受けているんですが、本件につきましては、財政的な面で非常に困難であるというふうに考えておりますが、現状では、まず屋内でのグラウンドゴルフを楽しめる施設は、但馬ドームを始めまして4施設でございます。また、屋外でありますが、多目的グラウンド機能を持った施設が数多くございます。さらに今後ですが、新運動公園を整備することによりまして、新たに4コートのグラウンドゴルフが可能となるような施設も考えておりますので、その点でご了承いただきたいと思います。  次に、健康とスポーツと歩いて暮らすまちづくりとの関係でございます。  歩いて暮らすまちづくり構想を根底に置き、その個別計画の一つとして、平成24年度に私どもスポーツ振興計画を策定しました。  基本的な考え方としては、歩くということに代表される健康を目指した生活行動を起こしていただくことにより、心も体も健康であり続け、楽しみながら自然に健康になれる健康づくりを進めていきたいと、このように考えてます。そのための一つとして、校区単位にありますスポーツクラブはさまざまなスポーツを体験できる場を提供すること、体育協会や種目別競技団体は、さらなるレベルアップや競技大会への参加へのニーズに対応していくなど、健康増進関係団体と役割分担や連携に努めていきたいと、このように考えております。  次に、運動公園の移設です。  現在、運動公園におきましては、ソフトボールや少年野球など、4コート競技面がとれることから、各種目協会から非常に大会運営をしやすい施設として、毎年数多くの使用に提供しております。しかしながら、河川整備計画に伴いまして移設しなければなりません。現有機能を確保した施設とすることはもちろん、関係者の方々から意見を拝聴しながら、予算に限りがあるものの、よりよい施設となるよう、平成25年度中には基本計画を策定する考えです。  施設利用につきましては、スポーツによる大交流を進める上からも多機能型とし、各種大会の誘致を精力的に展開をしてまいりたい、このように考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 私から、市民が元気になる施策のことにつきましてご答弁申し上げます。  今年度予算は、小さな世界都市に向けて、果敢に、大胆に挑戦を続けるとして編成をいたしております。特に人口減少下、財産基盤の脆弱な本市にとりまして、経済成長戦略を通じて地域に活力を取り戻し、過疎からの脱却を図ることは大変重要なことでございます。  また、情報を積極的に発信し、本市の存在を内外に広く伝え、新聞、テレビなどさまざまな媒体に露出する機会を得ようと努めております。これらを外向きの施策と言うかどうかは別にいたしまして、まさに市民の方々に希望と可能性、豊岡にいることの誇りを実感していただくための施策でありまして、極めて重要な戦略だと考えております。  例に挙げられました大規模太陽光発電事業に関しましても、市民が夢を失うというのではなく、逆に、なるほど豊岡でもできるんだというふうに多くの市民に希望と夢を実感していただいているものと考えております。  他方で、本市に暮らす人々の健康、そして安全で安心な生活を守るためにもさまざまな施策を積極的に展開をいたしております。  次代を託す子供たちが、世界に夢をはせ、夢に向かって挑戦してもらうことを目的に、南極報告授業や夢への挑戦応援事業を行っております。また、生活に密着した分野では、生活道路排水路整備事業を長年継続いたしておりますし、また各区からの要望に迅速に対応できる道路水路等区内環境整備事業を昨年度から創設するなど、さまざまな施策を展開いたしております。多くの予算につきましては、生活そのものの部分に費やしているというふうにご理解をいただきたいと思います。  まずは市民の身近なことにもしっかり行いながら、豊岡のファンをふやす、豊岡に住みたいと思う人をふやす等々のため、外へのアピールを行っているとご理解をいただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 投票率についてから再質問させていただきます。  選挙管理委員会からは、非常に残念な答弁をいただきました。私は民意を反映する投票結果を得るには、投票率は最低でも50%、これを確保するのが選管の仕事なんだという、そういう意気込みを聞かせていただきたかったんですが、当日の天気やほかのことで、それは仕方がないというような答弁では、この投票所を統合したときに、遠くであるとかなんとか、議会でもいろいろもめました。しかし、投票率は守るんだ、それでもやるんだというのが行政委員会の選挙管理委員会の役目じゃないですか。今後の対応をどう考えているんですか。 ○議長(芝地 邦彦) 選管事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) 投票率を上げる工夫についてお答えをいたします。  先ほどありましたように、かなり低い投票率というようなことがございました。選挙管理委員会としても議員指摘のとおり、投票率を上げる努力が必要だなというのは痛感をしております。  それで、これまでの選挙でも行ってまいりました市広報やチラシといった紙媒体による選挙啓発やラジオ、防災無線、啓発自動車による巡回といった音声による啓発を強化してまいります。また、この夏に行われます知事選や参議院選では、若者にも選挙に関心を持っていただこうということで、30代までの若者を対象に、期日前投票での投票立会人の公募を現在行っているところでございます。  この4月から新たな取り組みといたしまして、毎月25日号の市広報に選挙のあれこれと題し、選挙の仕組みや期日前投票制度などの投票方法などを掲載しており、このシリーズの中で、選挙に親しみを持っていただき、そして選挙に関する知識を高め、少しでも投票率の向上につながる取り組みをしたいというように考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 投票所が見直しがなかった投票区より、やっぱり見直しがあった投票区の方が投票率は低くなっておりますね。いわゆる何カ所かが一つになった投票所は、そうでない投票所より投票率が低くなっております。やっぱりこれは以前からこうなったらこうなるであろうということは議会でもさんざん言ったとこでございます。しかし、選挙管理委員会として、そのことを踏まえて投票率は確保できるんだということで私は来ているというふうに考えております。これは4月の投票場所が変わります。チラシを配っていただきましたが、僕、改めてこういうもんをつくっていただいてですな、もう投票区が変更になったとこは家に張っといてくれぐらいな、そういう啓発も含めてしなければ、今のままでは7月21日の投票日、知事選と参議院選が予定されています。その日は日本で一番暑い日だって、暑かったから投票率が悪かったなんてことにならないように、期日前投票もあるし、しっかり投票所はこうなっているんだというのをもう徹底して知らせていただきたいと考えているが、いかがでしょう。 ○議長(芝地 邦彦) 選管事務局長。 ○選管事務局長(天野 良昭) 議員指摘の件につきましては、選挙管理委員会とともに全力を挙げて、この投票区の見直しについて、再度啓発活動をやっていきたいというように思ってます。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 期待しております。  2番目の中心市街地についてお伺いいたします。  一質で言いましたけども、関係団体とは決して不調だとは考えていない、連絡をとり合っていると。橘街道の話がさきの議員出ましたけど、南庁舎別館に関して、菓子業界との連絡はとってますか。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 詳細については、ちょっと掌握しかねておりますけども、各個々の業者さんとは、菓子祭以降はちょっととってないと思いますけども、それ全体ではとっていったというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 今週に菓子組合の総会が開かれることもご存じないですね、こういうの。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) 私はちょっと承知しておりません。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 菓子組合の今度の総会の議題は、菓子組合が存廃するかの議題ですよ。これだけ菓子のまち、さきの議員でもありました、菓子で盛り上げていこうという中で、地元の組合がどうなるかわからないというような状況が今進んでいるんです。あれだけ議会で言って、あのね、いろんなとこで情報収集して、一緒になっていいものをつくっていこうといって進んでいる事業が、私はこんなことでいいのかなと。結局、南庁舎別館の方はこんなもんができますよというのをぽっと出て、市民の方はそれを見て、市内の業者はだれもいない、どっかから連れてきて、いっときはいいでしょうけども、それが果たして中嶋神社がある豊岡市の菓子の殿堂と言えるのか、そのことを非常に思うんですが、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 市長。 ○市長(中貝 宗治) そのことは、むしろ豊岡市内のお菓子の実際につくっておられる方々自体が自問されるべきではないかと私は思います。これだけお菓子の神様というネタがありながら、実際には、今、議員が菓子組合がどんな状況か私は知りませんけども、仮にそういう状況であるとすると、お菓子のまちであるっていうことの優位性を実は生かし切れてこれなかったということがあります。実際に、南庁舎別館の利用方法について公募いたしましたけれども、ベストなものが一般社団法人ノオトがベストだと選ばれた。したがって、やるべきことは、そこのところをまず成功すること、そこのところにお客さんたくさん来ること、そのことを通じてお菓子というものの可能性をもう一度実感をしていただくこと、そのことが刺激になって、そこの南庁舎別館一つ栄えればいいということでありませんので、豊岡の中でお菓子業界っていうものがさらに活性化をする、その戦略として、ここから突破していくんだというふうに位置づけられていることをぜひご理解賜りたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) いえ、ですから、理解をしながら話をしておるんですけど、それぐらいな状況であるということを踏まえながら菓子の殿堂をつくる。じゃあ、それは経済活動のことですので、菓子をやっとんなる人の問題だという、そういう問題ではなく、そういう問題も含めて菓子の殿堂というのをつくるんだ、私はそういうふうに考えておるんです。だから、一緒になってやりましょう、菓子のもっといいところ引き出します、だからもっと続けていきましょう、じゃあ、どうしましょうという話をしてないということを言いたいんです。それに対して言っとることなんで、何も菓子の業界の人が問題であるということではなくて、非常に悩んでおられますし、一緒になってやりたいんだけど、どこにどうしたらいい、やっぱり役所と一緒になってやりたい人も、業者もいると思いますので、地元の菓子の方ともっと頻繁には話し合いを持つべきなんじゃないかなということを申し上げているんです、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) その点につきましては、私どもまだちょっとアプローチかけておりませんでしたので、帰りまして早速話を聞かせていただきたいと思っております。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) それと、まちなかステーションの話ですけども、いちご駐車場を買い上げて、今は看板が312号線に出とる。もうがらんとしてますね。それで地元の方、それからいろんな方と、じゃあこのまちなかステーションをここが玄関口となって集客をするんだと、それで議会も納得して予算を通しました。しかし、市長の言うように、パーツ、パーツが見えてないからと言われますけど、地元の、あるいはどんなステーションができるのか、具体像も何にも、あるいは相談もかけられてなくて、どうして一緒になってやっていけるんですか。  先ほど申しましたけども、バスが何台来るのか、それからトイレもひょっとして従業員用しかない、今お答えになったトイレは隣のアルチザンか公衆トイレに行ってくれ、私は公衆トイレ、これ一覧表もらいましたよ。公園にあるのは公園を利用する方のトイレであって、大交流を目指す、そしてその拠点の施設をつくろうとしとるのに、今どき身障者も、そしてきれいなトイレがある、皆さんもバスで停留所をおりて、長い時間おりたら、やっぱり休みたいしトイレも行きたいです。それを隣に行ってください、ちょっと離れたトイレに行ってください。そんなことで観光客呼べますか。本当にそんなことを考えておられるんですか、もう一度お聞きします。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) まちなかステーションにつきましては、現在まだ実施設計段階でございまして、全体像が見えてないのも確かでございます。  ただ、トイレにつきましては、現在その分も含めて検討もいたしておりますが、ただ、まちなかステーションの分につきまして、ショップでございますので余り多くの数は持っておりません。現時点で2ないし3というふうなとこだと思いますし、あとアルチザン・アベニューの方での中の施設を使うというふうな格好での検討もいたしております。つきましては、その中の分につきましても、数多くございませんけども、その分についての整備を図っていきたいというふうに考えております。  あと、またバス等々の分でございますが、まだ台数的にどれぐらい呼べるかというふうなとこまで具体的な面は持っておりませんが、現在ショップ等々がオープンいたしましても、すぐにバスが頻繁に入ってくるという状況にはならないんじゃないかというふうな考えもございます。できるだけエージェントですとか、そういったバス関係の方々にもアプローチをかけていって、PRの必要性はあるというふうに考えておりまして、大交流の部分も含めて調整をさせていただきたいというふうに考えております。  そういった面で、今現在検討中というふうなことも含めまして、今後、地元といいますか、商店街の方々とも協議を重ねていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 駅ができました、今度、役所ができます。そして、その前には菓子の殿堂ができる、そして歩いていって、かばんのアルチザンができる。そしてその観光客の車での、大型バスでのあれは、今のまちなかステーションにする。そういう全体像がこうあって、そして、じゃあまちなかステーションはどう整備すべきだ、いちご駐車場を土地開発公社から買うだけの、買っただけの、そして観光客を誘致するその予算は全然ないと、そういうふうに見えて仕方がないんです。  これは、先ほどから言いましたように、市街地活性化の本当の最後の施策になるかもしれない。それなら、予算がないんなら予算をつけるように努力したり、僕はトイレは必ず必要だと思いますよ。今は何台来るかわからへんって言っとられても、将来的にここを玄関口にするんでしょう。そしたら312号線、バスで通って城崎に行くときに何にもないの、あそこを素通りして、道路に面したところにかばんの形でも、ちょっと変わったこういうのをつくって、バスで通る人は、あれは何ですか、ここはかばんのまちで、いわゆる珍しいかばんの形をした便器がある、トイレがあるんだとか、その横にはアルチザンがある、なら、きょうは城崎に泊まって、あした帰るときに寄ってみようかとか、そういったことも含めて考えていかけなければ、観光客を呼び込んで大交流なんて無理だと思いますけど、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) おっしゃる点で検討させていただきたいというふうに思いますが、現時点におきましては、まだこちらの方も見えてない部分ばっかりで、こういった答弁になって申しわけないと思いますけども、今後、今の大交流の分も含めまして、やはりバス関係、それから一般の観光客におかれましても同様のことが言えると思いますので、その点も含めまして検討を重ねていきたいと思います。  それから、先ほど私の方がちょっと答弁させていただいた中で、菓子組合の件ございましたが、菓子組合とも実際にコンタクトはとっておりまして、ただ、今、菓子組合の方からはちょっと何も考えれないというのか、ちょっと案がないというふうなことがございますので、今後その計画づくりにつきまして協調して行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 市長答弁でも、パーツ、パーツをしっかりしなければいけないという答弁もいただいたとこです。やっぱりしっかりした計画、そしていろんな方との意見を調整しながら、いつも施策というのは、決まりました、資料要求したら南庁舎の会議を何回しました、カバン・アルチザン・スクエアは37回、まちなかステーションは23回、そのうちほとんどが説明です、説明。協議、いわゆる意見交換をしながら積み上げていって、こういうものにしたい、市が決まったことを持ってきて、こう決まりました、これで納得してくださいという、説明ばかりの会議、これでは一緒になって市を盛り上げていくという、あるいは熱意が欠けてしまいます。もっと関係団体、地元行政が一つになって、こういうものをやっていこう、その気概でぶち当たっていっていただけなければ、この計画は、市長は期待しとると言われますけども、期待外れにならないようにしてもらわなきゃ困るんだよ、議会としても。決意の方はどうですか。 ○議長(芝地 邦彦) 環境経済部長。 ○環境経済部長(井上 隆俊) その点につきましては、確かに今説明というふうなこともありますが、実際には説明プラス当然協議も行ってきておるとこでございます。その点につきまして、もちろんでありますけども、当然、今のアルチザン・アベニュー、それからまちなかステーション、それから南庁舎別館につきましても、一連の流れの中での分もございますし、当然、新庁舎が4月にグランドオープンをいたします。そういった面で、来年の4つにつきましては、非常に大きな関係施設のオープンが相まってくるというようなこともありまして、当然その流れを一つつくって、大交流の中で呼び込んでいきたいということは考えておるとこでございますので、あわせ持ってこの大開通り全体に及ぶ分も出てこようかと思いますけども、菓子祭あたりも含めまして、今の分での協議を皆さん方と重ねていく中で、発展的に考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) もうあんまりあれですけども、これも職員の方が商店街のことでいろいろ考えてるっていったら、こんなとこがあるでいって松江市の例を、こんな参考にしたらということをもらいました。  この最後に、ここに来て市民の皆さんや大学生の多くの方の参加によって充実した取り組みになりつつあります。昨今のまちづくり三法の考え方とも共通しますが、これからのまちづくりは住民とともに、地域、まちという単位で盛り上げていくことが重要だということに気づくことができましたと。要は、もうグランドデザインがなくて、市長の言うようにパーツ、パーツもそれは大事ですけども、駅があり、先ほどの議員もありました。こちらにはりくの生誕がある、向こうにはナカヨウがある、こういうマップの中でどう回遊していくか、その中の菓子の殿堂でありカバン・アルチザンであり、その車の玄関口がまちなかステーションであれば、今の時代にトイレマップがない。トイレっていったらもう公園のトイレばっかりですよ、駅前と防災センターと市役所の横と。やっぱり町中にも、これだけの交流を目指すんなら、バスをおりたら、しかもこの時代です、身障者用のトイレも備えた、とにかくかばんのデザインみたいな、国道沿いから目を引く、そして寄ってみようというようなことを考えられてもいいんじゃないかなと思いますよ。ひまわり公園まで行けなんていうのは、ちょっといかがなもんかなという気がします。もう市街地活性化については、よくよく関係団体の方、地元の方々と説明じゃなく、協議、話し合いをして、積み上げていって、いいものをしていただきたいというふうに思います。  それから、次に移らせてもらいます。スポーツ振興についてでございます。  要望の多いグラウンドゴルフのことでございますけども、さっきもグラウンドゴルフの質問すると言ったら、楽々浦の方にも土地があるでとか、いわゆるそれは但馬ドームのような豊岡ドームもっていうのは、グラウンドゴルフの人は初めは言われます。しかし、人生の大先輩ですので、初めは吹っかけられますよ。しかし、実際はグラウンドゴルフができることを探してほしいし、一緒になってやりたい、私たち健康におるからスポーツさせてえなということの希望なんですから、もう少し親身になって聞いてあげて、運動公園に、もしそういうあれをするなら、私は資料もらいましたけど、このスペースで足りるのか、だったらもっとふやすのか、そして今の運動公園の機能を移設するとしたら問題点もあるんですよ、今の。そのことも各利用者から聞いて、さっきも言いましたけども、できてから不満が残るような施設はつくらないようにして、利用者の意見を十分聞いて、せっかく新しい運動公園をつくるんだったら、いろんな大会ができて、グラウンドゴルフもできて、みんなが喜んでもらえるような、そんな運動公園をつくっていただきたいんですが、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 教育次長、総務担当。 ○教育次長(総務・社会教育担当)(西村 昇一) 先ほどもちょっと申し上げましたけど、私どもとしまして、おっしゃるように新たな施設をつくろうとしました。やっぱり現有機能をしっかり確保しながら、前提条件でございます利用関係者の方々の意見を十分反映しながら、拝聴しながら、ただ1点だけ、予算に限りがございますので、それを頭に入れながら、よりよい施設に向けて、本年度、基本計画をつくってまいりたい、このように考えております。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) とにかくグラウンドゴルフのことは、本当に考えてあげていただきたいなというふうに思います。  それから、運動公園も、すばらしい運動公園になるように、今から積み上げていっていただきたい。そして、市街地活性化も今のスポーツの振興策のことでも言いましたけども、いろんな面で課を横断して施策を進めていかなければならないことが多々あると思います。
     私は、政策調整部は副市長が政策調整部長出身ですし、今の政策調整部長は総務部長出身ですので、途中からぽんとほかに、せっかく調整しとったのをまた各課に戻すんじゃなくて、最後まで見届けて、そしてその評価をされてもいいんじゃないですか、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 齋藤副市長。 ○副市長(齋藤 哲也) 政策調整部でいろんな調整、施策も含めて、事業も含めて調整しとるわけですけども、なかなか政策調整部の人員の中で回れる部分というのは限られております。そういった中で、ある程度軌道に乗ってきたもの、あるいは今回の例でいきますと、環境経済部に持っていった方が、例えば大交流であれば観光と一緒になって事業ができる、こういったメリットもあって見直しをしたところでございますので、その事業、事業に応じた内容に基づいて、調整をしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 政策調整部長出身の副市長に期待をしております。  それから、虚弱体質と市民要望ですけども、先ほども一質で言いましたけども、グラウンドゴルフのことにいたしましても、市街地活性化のことにいたしましても、市民の要望がどこにも入ってこないような状況の中で、施策がどんどん進んでいって、何か自分たちはあんまり声が届かない、聞いてもらえないんじゃないかな、やっぱり夢があり、私たちの小さな望みを聞いていただきながら、ああ、豊岡はいいとこだな、やっぱり世界に、ほんで羽ばたいてもらおう、そういうふうにならなければ、やっぱりあしたで2年3カ月が済む震災のことだから、耐震化もしなければならない、教育現場のこともあります。だから、我慢せ、我慢せ、我慢せ、我慢せで、市民要望を聞かないとなると、やっぱり市民としては非常にもやもやが残り、市政に対して不信感が出るんじゃないかな、このように思います。  だから、施策を進めるに当たって市民要望があれば、真摯に耳を傾けていただいて、じゃあどうすればできるんだろうか、もしお金がないとしても、ここは必要だと思ったら何かで頑張ってつけよう、そういうようなこともしなければならないと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) 市民の要望っていうのは、本当に多岐にわたりますし、多くございます。したがいまして、すべての要望をすべてその希望どおりにできるかといいますと、これは現実的には難しいということは言えるだろうと思います。  ただ、議員おっしゃいますように、考慮してないというわけではございませんでして、市民要望は市民要望としてしっかりと受けとめているつもりではございます。  先ほど答弁でも申し上げましたけれども、まず、外へのアピールということで、それは派手には見えますが、多くの予算といいますのは、私たち市民の身近なところに費やされている、このことはぜひご理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 市民の人には、それじゃあ目に見える形での説明をしていただきたいし、要望があれば一緒になって聞いてあげて、できることできないこと、それはみんなわかっていらっしゃいます。金がない、ぽんとされるのが一番つらいんです。ですから、お金がないんだけども、じゃあほかの方法はないのか、一緒になってこのまちづくりをしていく、その姿勢が必要なんです。そのことを言いたいんですが、いかがですか。 ○議長(芝地 邦彦) 政策調整部長。 ○政策調整部長(杉本 正憲) そのとおりだと思います。大変大切な視点でございまして、私たちも決してお金がないという一言ではねつけているというわけではないというふうに思っております。  今おっしゃいましたような気持ち、精神といいますものは、今後も私たちはしっかりと大事にしていかなくちゃいけない、そういうふうに思います。以上です。 ○議長(芝地 邦彦) 20番、木谷敏勝議員。 ○議員(20番 木谷 敏勝) 話し合いと説明をどんどんしていって、いい豊岡市にしていただくことを希望いたしまして、質問終わります。 ○議長(芝地 邦彦) 以上で木谷敏勝議員に対する答弁は終わりました。 ────────・──・──────── ○議長(芝地 邦彦) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(芝地 邦彦) ご異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  次の本会議は、明11日午前9時30分から再開することとし、議事日程は本日のものを援用いたしますので、ご了承願います。  本日はこれにて延会いたします。ご苦労さまでした。      午後6時06分延会 ────────────────────...