豊岡市議会 2010-06-04
平成22年第2回定例会(第1日 6月 4日)
平成22年第2回定例会(第1日 6月 4日) ────────────────────────────────────────────────
平成22年第2回
豊岡市議会定例会(第1日)
平成22年6月4日(金曜日)
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平成22年6月4日 午前9時30分開会
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸般の報告
日程第4 報告第4号 専決処分したものの報告について
専決第4号
損害賠償の額を定めることについて
専決第5号
損害賠償の額を定めることについて
報告第5号 専決処分したものの承認を求めることについて
専決第6号 豊岡市
市税条例の一部を改正する
条例制定について
専決第7号 平成21年度豊岡市
一般会計補正予算(第15号)
専決第8号 平成22年度豊岡市
宅地事業特別会計補正予算(第1号)
報告第6号 平成21年度豊岡市
繰越明許費繰越計算書について
報告第7号 平成21年度豊岡市
水道事業会計予算の繰越しについて
報告第8号 平成21年度豊岡市
下水道事業会計予算の繰越しについて
報告第9号 平成21年度豊岡市
土地開発公社の決算について
消防長 石 橋 重 利
市民生活部長 足 田 仁 司
健康福祉部長 上 田 利 幸
経済部長 谷 岡 慎 一
コウノトリ共生部長 村 山 直 康
都市整備部長 田 中 孝 幸
企業部長 中 貝 稔
城崎総合支所長 橋 本 早 苗
竹野総合支所長 太田垣 健 作
日高総合支所長 五十嵐 信 二
出石総合支所長 森 脇 敬
但東総合支所長 桒 垣 享 文
教育委員長 久 本 良 光 教育長 石 高 雅 信
代表監査委員 作 花 尚 久
農業委員会長 大 字 健 一
教育次長(総務・
社会教育担当)
選挙管理委員会委員長 副 田 勝 山 口 孝 義
教育次長(
こども担当) 前 場 芳 幸
監査事務局長 樋 口 ゆり子
選管事務局長 井 瀬 邦 夫
農業委員会事務局長 原 田 正 樹
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◎
議長あいさつ
○議長(岡 満夫) おはようございます。
開会に先立ちまして一言ご
あいさつを申し上げます。
木々の緑も日を追って深まり、さわやかな初夏の日差しが降り注ぐ好季節を迎えましたが、
議員各位にはご健勝にてご参集賜り、ここに平成22年第2回
豊岡市議会定例会を開会できますことは、市政のため、まことにご同慶にたえない次第でございます。
市内各所では、巣立ちに向け、
コウノトリの親子の奮闘が見られますが、
まちづくりのシンボルとして今後の健やかな成長を願うものでございます。
さて、
今期定例会に付議されます案件は、報告、
事件決議、条例、
補正予算の計22件であります。また、会期中に
人事案件、
事件決議の4件が追加提案される予定であります。
これらはいずれも重要な案件でありますので、
議員各位には市政推進の見地から十分なご審議を賜り、それぞれに適切妥当なご決定をいただきますとともに、円滑な
議事運営に格別のご協力をお願いを申し上げ、開会のご
あいさつといたします。
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◎午前9時02分開会
○議長(岡 満夫) ただいまの
出席議員数は26名であります。よって会議は成立いたします。
ただいまから、平成22年第2回
豊岡市議会定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
直ちに、日程に入ります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(岡 満夫) 日程第1は、
会議録署名議員の指名であります。
会議録署名議員は、
会議規則第79条の規定により、
門間雄司議員、
関貫久仁郎議員の両議員を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(岡 満夫) 次は、日程第2、会期の決定についてであります。
この際、
議会運営委員長の報告を求めます。
18番、
岡谷邦人議員。
○
議会運営委員長(岡谷 邦人) おはようございます。
今期定例会の
議事運営についてご報告いたします。
まず、会期につきましては、本日から6月29日までの26日間といたしております。
次に、日程につきましては、本日は、諸般の報告の後、
当局提出議案を
一括上程し、市長の提案説明並びに各部長等による
議案ごとの説明を受けた後、本日提出されました
意見書案第6号を
日程追加により上程し、説明の後、
委員会付託を省略し、全体審議で即決した後、
監査報告を受理し散会することといたしております。
なお、本日は、この後、諸般の報告の中で、
全国市議会議長会の表彰状、
感謝状贈呈の報告を行った後、本会議を暫時休憩して、表彰状、感謝状の伝達式を行います。
次に、明5日から13日までは、
議案熟読のために休会し、この間、8日正午を質疑、質問の
通告締め切りとし、14日に本会議を再開して、14日、15日、16日、17日の4日間を質疑、質問に当て、質疑、質問が終局した後、各
上程議案を所管の委員会に審査付託いたします。
次に、18日から28日までは休会とし、その間、21日、22日の2日間を
委員会審査に当て、29日に本会議を再開して、
委員長報告、質疑、討論、表決を行い、
今期定例会を閉会することといたしております。
なお、会期中には当局より
人事案件等が追加提案される予定となっておりますので、ご了承願います。
以上、報告のとおり、
今期定例会の
議事運営について、よろしくご協力をお願いいたします。
○議長(岡 満夫) お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から6月29日までの26日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) ご異議なしと認めます。よって、会期は、26日間と決定いたしました。
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◎日程第3 諸般の報告
○議長(岡 満夫) 次は、日程第3、諸般の報告であります。
まず、去る3月定例会における
委員会要望意見及び
当局処理状況並びに請願・陳情の審査結果及び
当局処理状況、並びに、2月26日以降の
議会活動報告書をそれぞれお手元に配付しておりますので、ご清覧願います。
続いて、
委員会発議の
意見書案第6号が提出され、お手元に配付しておりますのでご了承願います。
次に、閉会中における当局の人事異動についてでありますが、去る4月1日付で、防災監に森合基氏、
城崎総合支所長に橋本早苗氏、
竹野総合支所長に
太田垣健作氏、
消防本部消防長に石橋重利氏、
企業部長に中貝稔氏、
教育次長こども担当に前場芳幸氏、総務課長兼
選挙管理委員会事務局長に井瀬邦夫氏、
監査委員事務局長に
樋口ゆり子氏、
農業委員会事務局長に原田正樹氏、以上のとおり発令をされました。
これに伴い、お手元に配付しております議席図のとおり、当局の座席を変更いたしておりますので、ご了承願います。
次に、去る5月26日、東京において、
全国市議会議長会が開催され、議員、勤続20年以上表彰として、
森田進議員。また、議員、勤続15年以上表彰として、古
池信幸議員が。また、議員、勤続10年以上表彰として、
野口逸敏議員が。それぞれ受賞されました。
また、当日、
社会文教委員会委員として
会務運営の功績に対し、
岡谷邦人議員と私に感謝状が贈られましたので、ここに報告を申し上げ、ただいまより表彰状の伝達式を行います。
暫時休憩いたします。
午前9時37分休憩
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午前9時45分再開
○議長(岡 満夫) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
以上で伝達式並びに諸般の報告を終わります。
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◎日程第4 報告第4号ないし報告第10号並びに第51号議案ないし第65号議案
○議長(岡 満夫) 次は、日程第4、報告第4号ないし報告第10号並びに第51号議案ないし第65号議案、専決処分したものの報告について、外21件を一括議題といたします。
これより市長の提案理由の説明を求めます。
市長。
〔中
貝宗治市長 登壇〕
○市長(中貝 宗治) おはようございます。
平成22年第2回
豊岡市議会定例会の開会に当たり、
議員各位のご健勝をお喜び申し上げますとともに、日ごろのご精励に対し、深く敬意を表します。
また、永年にわたり市政の伸展にご尽力いただいたご功績により、このたび
全国市議会議長会から表彰をお受けになりました
森田進議員、古
池信幸議員、
野口逸敏議員、同じく感謝状をお受けになりました
岡満夫議員、
岡谷邦人議員に対しまして、心からお祝いを申し上げます。
今後、さらなるご活躍を祈念申し上げます。
5月26日、本市は
チャレンジデーに初めて参加しました。残念ながら対戦相手の岩手県奥州市に勝利することはできず、奥州市の旗を
市役所メーンポールに1週間掲げるはめになりましたが、精力的に取り組んでいただいた市民の皆様に心から感謝を申し上げます。
何よりもこのイベントは、皆様が身体を動かす習慣を身につける
きっかけづくりの一つになったのではないかと考えています。来年の雪辱を期すとともに、これを機会に、健康、運動への意識が高まることを期待しています。
なお、
健康づくりを実践する施設として、
ウェルストーク豊岡が4月にオープンしました。現在、会員は約1,900人となっており、さらに増加しつつあります。1日平均の利用者は約500人で、最大では約800人と報告を受けています。
同施設で市の
委託事業もスタートし、
国保加入者への
特定保健指導や
介護予防等のプログラムが提供されているところです。
市としても、市民の
健康づくりをサポートする観点から積極的なPRを行うこととしています。
次に、
家畜伝染病、口蹄疫についてご報告申し上げます。
宮崎県で多くの牛、豚が口蹄疫に感染し、宮崎県の畜産業は大変な打撃を受けています。
感染の
拡大防止のためさまざまな対策がとられているものの、兵庫県内でもいつ発生するかもしれません。市では、5月22日にJAたじま等の協力を得て、牛、豚の畜産農家に対し消毒剤を配布し、消毒の徹底をお願いしています。
また、JAたじまでも、競り市に出入する車両の消毒や各農家での
施設内見学を禁止する等の対応をとり、警戒を強めているところです。
仮に市内で感染の疑いのある牛、豚等が確認された場合、市は、県の指示を受け、殺処分埋却用地の確保、
移動制限区域の設定等必要な防疫措置の支援を行うことになりますが、発生時に迅速に対応できるよう今後も県及び関係機関との
連携強化、
情報収集に努めてまいります。
このような危機に加え、もちろん地震、水害等の
自然災害への備えも忘れてはなりません。
5月23日に予定していた
震災総合防災訓練はあいにくの悪天候のため中止としましたが、出水期を前に、あす、市職員による大雨・
洪水防災訓練を行うこととしています。
今後も、いつ発生するかわからない危機、災害に対し気を引き締めてまいります。
さて、
今期議会に私から提出いたします案件は、
報告事項7件、
事件決議4件、条例8件、予算3件の合計22件です。
なお、会期中に
人事案件3件、
事件決議1件の計4件を追加提出する予定としておりますので、あらかじめご了承賜りたいと存じます。
それでは、当面する市政の諸課題及び
提出議案の主なものについてご説明申し上げます。
第1に、安全に安心して暮らせるまちに関連する内容について申し上げます。
まず、
円山川緊急治水対策事業についてです。
激特事業は、昨年度完成目標で進められてきましたが、大
規模構造物である
八代排水機場と
KTR円山川橋梁かけかえ、一日市から小田井までの
堤防改修、中郷地区の築堤、梶原の
堤防改修、
豊岡排水機場及び
城崎排水機場の整備、烏居橋のかけかえ等については、本年度に繰り越され、現在、鋭意進められています。
KTR円山川橋梁は4月8日に新橋梁への切りかえを完了し、引き続き旧橋梁の撤去が進められているところです。
また、一日市から小田井の築堤に合わせ改良工事が進められている
県道豊岡瀬戸線は、今月18日に一部区間、具体的には延伸後の
市道大開一日市線との交差点から奈佐小橋までの約2キロメートルが供用開始されます。
なお、あわせて、市では、同日に国道178号以北の
市道大開一日市線を供用開始することとしています。
次に、(仮称)
防災公園用地の取得について申し上げます。
昨年12月
市議会定例会で申し上げたとおり、
宗教法人神道親導教代表役員から
市役所東庁舎別館北側用地の有効活用についての申し入れを受けました。その後、市では、
中心市街地にあって市役所に近接する広大な用地であることから、
宗教法人と購入に向けた交渉を進めてきましたが、なお詳細の詰めが残っており、さらに交渉を要する状況です。
用地が取得できれば、災害時における
防災公園として整備したいと考えていますが、平時は駐車場としても活用できることから、新庁舎建設における
駐車場計画にも関連してまいります。
このため、今後できるだけ早急に協議を調え、9月
市議会定例会に予算案を提出したいと考えているところです。
次に、
FMジャングルでの
市民向け防災啓発番組の制作、放送について申し上げます。
平成16年の台風23号災害や
阪神淡路大震災の経験は、自然の力は圧倒的に大きく、私たちの力は余りにも小さいということ、大
規模災害においては行政にも限界があるということを思い知らせました。それを受けて、市の
地域防災計画は、「みんなの力で命と暮らしを守る」を合い言葉にしています。自助、共助、公助を組み合わせて自然の脅威に立ち向かうことを宣言しています。
公助について、市では、これまで防災監、防災課の設置など
防災体制の強化、
情報収集・
伝達体制の充実、備蓄物資の整備などさまざまな防災・
減災対策を推進してきました。本年度は、市職員の
災害対応能力を高める研修、訓練を
防災専門機関の協力を得て行います。
共助については、
自主防災組織の育成、災害時要
援護者対策の整備などを進めてきました。
今後とも、公助、共助の充実について努力してまいります。
同時に、自助の部分についても
災害対応の力を高めていく必要があります。いざというときどのような行動をとるかは、最終的には市民一人一人の判断によるからです。
このため、市民自身の
災害対応能力を高めていただく手助けとするため、防災に役立つ
ワンポイントを伝える
防災啓発番組を制作、放送することとしました。
番組は、月曜日から金曜日の5回で1セットを基本とし、大切な情報は何週か続けるなどの対応を行います。
また、1回5分で、
ワンポイントに絞り、的確な情報を伝えることとし、本日のキーワードとして、テーマを明確にした放送とする予定です。テーマについては、台風・水害・
土砂災害・地震など、本市の課題に応じて選択します。
番組の出演者は、それぞれ日本の第一人者にお願いし、放送は、
FMジャングルを予定しています。放送期間は、7月から本年度末までとしています。
FMジャングルは、現在のFM電波による放送に加えて、7月からインターネット放送も開始される予定であり、市内全域のみならず全国でもこの防災啓発放送をお聞きいただくことができます。
また、防災行政無線でも放送する方向で検討しています。
次に、豊岡市
国民健康保険税条例の一部改正について申し上げます。
豊岡市国民健康保険運営協議会においてご審議いただき、去る5月14日に平成22年度豊岡市国民健康保険事業運営の基本方針についての答申を受けました。
この答申の趣旨を尊重し、豊岡市
国民健康保険税条例の一部改正案を
今期議会に提出しています。
地方税法の一部改正により、基礎課税分の限度額を50万円に、後期高齢者支援金分の限度額を13万円に引き上げるとともに、それぞれの税率を改定するものです。
これまで、税率の改定に当たっては、年々の医療費の増加傾向に対応するため、国民健康保険財政調整基金を計画的に取り崩し、保険税の激変緩和を図ってきました。
今回は、1億5,000万円の基金を取り崩すこととしていますが、1世帯当たりの平均保険税額は、基礎課税分、後期高齢者支援金分、介護分を合わせて16万434円となり、昨年度と比較して5.45%の伸びとなります。
昨年度の税率算定においては、1世帯当たりの保険税額を平成20年度並みに抑えることとしていましたが、電算処理誤りにより予定した額に比べ低く設定したため、今回は上げ幅が相対的に大きくなりました。ちなみに、平成20年度と比較すると2.74%の伸び率となります。
被保険者の皆様にご理解をお願いするとともに、保険者として、なお一層の経営努力を行っていきたいと考えています。
第2に、人と自然が共生するまちに関連する内容について申し上げます。
まず、第1回生物の多様性を育む農業国際会議、略称ICEBA2010についてです。
この国際会議は、本年7月2日から4日の3日間、豊岡で開催されます。平成10年に開催された環境保全型稲作全国集会を契機に、韓国自然農業協会の提案で平成12年に韓国で始まった日・韓・中環境保全型稲作国際交流会議の第11回会議と、平成14年に始まり本年で5回目を迎える日韓田んぼの生きもの調査交流会を合同開催するものです。
本年10月30日から31日に行われる第4回
コウノトリ未来・国際かいぎと連携し、その分科会の重要な一部として位置づけています。
あわせて、10月に名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議等へ農業分野から提言していくことも視野に入れています。
この国際会議は、生物の多様性をはぐくむ農業技術の探求、生物多様性農業と生きもの調査活動、生物多様性農業を支えるむら・人・仕事の再生の3つをテーマとしています。これは、環境創造型農業技術の検証・検討という生物多様性や環境に対する関連性、さらにはこれらを包含した地域・むらの再生、活性化を図るための実践・活動を広げることを目指しています。
参加者は、国内はもとより韓国、中国を含め東アジア諸国から約400人を予定しています。この機会に、豊岡の取り組みを広く東アジア諸国へ情報発信していくとともに、豊岡における環境創造型農業の拡大と栽培技術の向上につなげていきたいと考えています。
次に、広域ごみ・汚泥処理施設整備事業について申し上げます.
現在、北但行政事務組合において、鋭意、用地買収が進められています。現在までに取得できた用地は、地権者数では全体35人のうち22人で約63%、面積では約79%となっています。
平成27年度竣工に向けて、残りの用地につきましても一日も早く契約が締結できるよう交渉が行われていますが、市としても北但行政事務組合と一体となって努力してまいります。
第3に、持続可能な「力」を高めるまちに関連する内容について申し上げます。
まず、構造改革特別区域法に基づく伝統的建造物を利用した旅館事業についてです。
本市では、既に同法の規制緩和に基づくグリーンツーリズム特区の認定を受け、但東の農家民宿でどぶろくが製造されていますが、今回は、新たに制度が創設された伝統的建造物を利用した旅館事業について、特区認定申請を行いました。
事業計画では、株式会社出石
まちづくり公社が事業主体となり、重要伝統的建造物群保存地区内で空き家となっている町家を活用して旅館事業を行うというものです。提案された計画内容を市で審査した結果、新たな観光資源の開発による地域活性化が期待できると判断し、同提案に基づき特区計画を作成し、5月21日、国に対し認定申請を行ったところです。
今後、認定を受けることができれば、同公社が円滑に事業実施できるよう、市としても積極的に支援していきたいと考えています。
次に、北近畿豊岡自動車道について申し上げます。
用地買収推進のため新規に20億円の用地国債が盛り込まれたことを受けて、八鹿から豊岡南間で用地買収が行われることとなりました。現在、国において具体的な買収箇所について検討されていますが、今月からは地権者説明会が開催される予定と聞いています。
早期に道路建設に取りかかっていただけるよう、市では用地取得業務に全面的に協力するとともに、来年度には残りの用地費が全額盛り込まれるよう、今後も国の動きを注視しつつ、北近畿豊岡自動車道の必要性を県及び但馬各市町と一体となって国に強く働きかけてまいります。
次に、
コウノトリ但馬空港からの東京直行便について申し上げます。
昨年度の但馬伊丹路線の利用率は、景気の低迷や新型インフルエンザなどの影響により、前年の65.2%より減少し、61.4%にとどまりました。
しかし、全体の利用者数が減少する中にあって、伊丹経由の東京乗り継ぎ利用については9,449人で、平成20年度と比較して929人の大幅な増加となりました。東京乗り継ぎ利用者は但馬伊丹便利用者の34.1%に当たります。このことは、但馬地域と首都圏間の移動における飛行機の優位性を示しているものととらえています。
本年度は、4月、5月の2カ月で59.1%の利用状況となっており、5月までの段階では過去最高の数字となっています。
新たに羽田空港に配分が決定された小型機枠については、遅くとも今秋までにどの航空会社がどこの路線に使用するかが決定される見込みです。このため、市では、引き続き但馬伊丹路線の利用率向上に努めるとともに、県、但馬各市町、京丹後市などとともに航空会社へ強く働きかけてまいります。
なお、市内でも東京直行便実現を求める署名活動が進められています。市民の皆様の思いが目に見える形で示されていることに大変心強く思っているところです。
次に、城崎温泉駅通り公園整備事業について申し上げます。
城崎温泉の駅通りにある旧城崎町公民館は、大正15年に建設された旧城崎警察署を昭和48年に改造及び増築した施設ですが、アスベスト材が使用され、老朽化していることから、現在閉鎖しています。アスベスト材使用による健康的な不安はもとより、建物が城崎温泉の玄関口となる駅通りに面し、施設が閉鎖されていることによる観光地としてのイメージの悪化や町並み、景観への影響が懸念されています。
そこで、城崎温泉駅通りの活性化を図るため、建物を撤去し、その跡地に住民と観光客との交流及びにぎわいの場となるよう、公園の整備を行います。休憩室、授乳室、観光トイレを整備し、残りの空間にはあずまや、緑地、遊具等を設置することとしています。
なお、より住民主体の公園になるよう、管理運営については地元の方々の協力をお願いする予定です。
次に、定住促進と空き家バンクについて申し上げます。
昨年10月から空き家バンク制度の運用を開始しています。順次、空き家物件や情報を求める利用者の登録を進めており、現在、登録物件15件、利用登録者23人となっています。なお、このバンク制度により、利用登録者が登録物件を購入等された事例が既に2件あり、ほかにも登録物件ではないものの利用登録者が市内の物件等を購入されたという事例も2件把握しています。
利用登録者に本市での暮らしや環境を理解し、戸惑いなどを緩和し、理解していただくための田舎暮らし体験施設も今月15日には1カ所ふやし、2カ所とする予定です。
今後も、積極的に制度のPRを行い、物件及び利用者の登録を促進し、一人でも多くの方が豊岡に定住されるよう取り組んでまいります。
第4に、未来を拓く人を育むまちに関連する内容について申し上げます。
子どもと心でつながる市民運動についてです。
本年2月に発生した中学生傷害暴行事件を受け、青少年の健全な育成について、地域、家庭、学校、行政が全市的に取り組み、市民運動として展開していくため、3月に区長連合会、PTA連合会、防犯協会等を構成団体とする、子どもと心でつながる市民運動推進協議会を設立しました。
また、すべての中学校区にも協議会の下部組織となる、子どもと心でつながる地区会議が既に設立されたところです。この地区会議で中学生を含めた子供たちの実態や抱える課題について話し合い、子供たちが地域や家庭とかかわり合う取り組みの充実に努めていきたいと考えています。
市民運動のスローガンは「顔でつながり、声でつながり、心でつながる」です。今後も、このスローガンのもとに、一層青少年の健全な育成に向けた運動を推進してまいります。
第5に、市政の運営に関連する内容について申し上げます。
まず、市の情報発信についてです。
経済成長戦略の基本戦略である大交流を実現するためには、豊岡の存在を全国、世界の人々に知っていただく必要があります。
そこで、イメージ戦略として、4月に市のブランドマークのロゴやマークを制定しました。
昨年、東京の六本木で初めて開催した豊岡エキシビションは、本年、会場を秋葉原に変え、7月7日にマスコミ関係者などを招待し、開催することとしています。本年のテーマは「豊岡への誘い」です。参加者には豊岡での取材活動のメニューを示し、エキシビション終了後、実際に豊岡を訪れていただき、記事にしていただけるよう働きかけます。
また、インターネットを使った情報発信も拡充しています。ホームページやブログを開設している首都圏の女性に豊岡の魅力を発信していただく大好き豊岡応援隊や、東京都の特別区に市のバナー広告を出すホームページアクセスアップなどに取り組んでいます。
なお、
FMジャングルのインターネット放送開始の機をとらえて、
FMジャングル放送に特に首都圏を意識した番組を新たに設けたいと考えています。
次に、新庁舎建設事業について申し上げます。
新庁舎建設については、本年3月、実施設計・工事監理の業務委託契約を締結しました。
実施設計では、基本設計でまとめた新庁舎の建築、構造、設備のほか、現本庁舎の改修、駐車場の整備、外構工事、仮庁舎の改修及び既存庁舎の解体等について、より詳細に検討することとしています。
現本庁舎については、建築基準法上、3階部分をそのまま保存、活用することが困難であるため、国、県、学識経験者等に相談していましたが、このたび3階部分を鉄骨にかえ、耐震性と耐火性を確保することにより法的な問題を解決できる見込みとなりました。これにより、市民の皆様が記憶されている3階建ての今の姿で活用できるよう、1階部分に加えて3階部分を交流機能、2階部分は豊岡市政の歴史を刻む場として風格ある本会議場とする方向で設計を進めています。
なお、財政的にも1階部分と3階部分に国の
まちづくり交付金制度が活用でき、市の一般財源負担の低減が図られる見込みとなりました。
また、仮庁舎移転については、健康福祉部移転後の豊岡健康福祉センターの改修工事を発注済みであり、7月中の完成を目指しています。
改修後の健康福祉センターには、8月下旬に
コウノトリ共生部、都市整備部、教育委員会等が移転する予定です。その他の部署については、北庁舎、南庁舎、東庁舎別館等の改修工事完了後の12月末を予定しているところです。
議会及び市民の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
次に、豊岡自動車教習所用地、建物の売却について申し上げます。
本施設については、平成16年10月に民間事業者へ経営移譲を行い、現在、株式会社豊岡自動車教習所により経営が行われています。
土地、建物は市が所有し、同社に貸し付けていますが、昨春、同社より、可能であるなら購入を検討したい旨の申し入れを受けたところです。このため、売却に向けた準備を進め、同社と契約額や契約条件についての協議を行ってきましたが、このたび合意に至り、
今期議会に財産処分に係る議案を提出しています。
売買契約額は約2億7,900万円であり、10年間は自動車教習所の用途に使用すること等の条件をつけるとともに、引き続き高齢者運転講習等を実施するよう要請を行ったところです。
次に、第三セクター連絡調整会議の開催について申し上げます。
国からは整理、再生が必要な第三セクターの抜本的な改革を集中的に推進する方向性が示されています。
第三セクターは独立した事業主体であり、本来、運営はその法人の自助努力によって行われるべきですが、経営悪化した場合には、地方公共団体の財政に与える影響も大きなものとなります。したがって、市としては、そうした事態に至る前に、健全な経営を確保することができる方策を探る必要があると考えているところです。
このため、本年度から、市が出資、出捐を行っている割合が大きな第三セクターを対象として、第三セクター関係者と市の関係職員が相互に意見交換や情報提供を行う場として、第三セクター連絡調整会議を開催することとしました。開催の時期については、多くの法人の決算期を考慮し、7月上旬で検討しているところです。
また、個々の第三セクターとの詳細な検証等が必要な場合には、個別の会議も随時開催したいと考えています。
次に、受益者負担の適正化について申し上げます。
平成20年度適用に向けて平成19年度に行った使用料・手数料等の見直し作業では、合併前の旧市町ごとにさまざまであった市民負担の均衡を図る視点で料金設定や利用区分などの統一を図りました。
また、減免についても基本原則を定め、負担軽減の考え方の統一も行ってきましたが、コストを意識した料金等の設定については、十分な反映ができていませんでした。
本年度実施する見直し作業では、原価計算をもとにして受益と負担の関係が明確となるような算定ルールをつくり、コストに見合う応分の負担を原則として、検討したいと考えています。
また、減免制度についても、負担の公平・公正を確保する観点から、真にやむを得ない理由のあるものに限るような見直しを予定しています。
今後、作業を進め、12月
市議会定例会に関係する条例改正案を提出し、市民の皆様や使用者の方々に十分な周知、説明を行った上で、来年4月1日から適用したいと考えているところです。
次に、上下水道料金等の適正化について申し上げます。
本市の公営企業は、これまで業務の委託を始め、効率的、効果的な組織の構築などさまざまな改革を行ってきました。しかし、内部努力による経費削減にも限界があることから、このたび公営企業審議会を設置し、上下水道料金の今後のあり方について意見を求めることとしました。過日、第1回目の審議会を開催し、本年9月末を目途に答申をお願いしたところです。
その後、12月
市議会定例会に関係する条例改正案を提出し、市民の皆様や使用者の方々に十分な周知、説明を行った上で、来年4月1日から適用したいと考えています。
続いて、平成21年度一般会計専決
補正予算及び決算見込みについて申し上げます。
まず、平成21年度一般会計専決
補正予算については、地方譲与税、各種交付金、特別交付税等の確定、不動産売り払い収入の実績を踏まえた減額、さらには地方債の最終決定を見ましたので、今後の財政見通しを踏まえた上で、財政調整基金へ4億円を積み立てることとし、去る3月31日に専決処分しましたので、今回、報告案件として提出しています。
また、平成21年度の決算については、市税等の歳入増や経済対策のために予算化した事業における入札減で不用額がふえたことなどにより実質収支では約9億円の黒字となる見込みで、財政運営はおおむね適切にできたものと考えています。
次に、平成22年度
一般会計補正予算(第1号)についてですが、今回の補正は、昨年度に交付された地域活性化・公共投資臨時交付金に関するものと、緊急やむを得ないものの2点です。
地域活性化・公共投資臨時交付金については、去る3月
市議会定例会で総額5億4,515万1,000円のうち1億4,515万1,000円を平成21年度の国庫補助事業の市負担分に充当し、残りの4億円については、一たん財政調整基金に積み立てる
補正予算を可決いただきました。
その際に、基金に積み立てる4億円については、本年度に市単独事業の増額を図り、
今期議会に関連予算を提出することとしていました。
そこで、当該4億円に加えて、合併特例債などの市債も活用し、総額6億2,930万円の規模で市単独事業を追加することとしました。
追加する事業は、市が目指す豊岡エコバレーと大交流の実現に資するもので、未来への投資、次につながるものを基本とし、経済・雇用情勢等はなお厳しい状況が続いていることから、地域経済の活性化に資するきめ細かな事業を速やかに、かつ着実に実施するため、多岐にわたる業種で幅広く行えるよう配慮しました。
結果、緊急やむを得ないものと合わせた一般会計補正総額は11億3,643万3,000円としています。
財政運営については、引き続き一層の財源の確保と経費の節減合理化に努め、中長期的な視点に立った節度ある運営に十分留意し、財政体質の健全化に努めてまいります。
以上をもちまして、私の総括説明を終え、各議案の詳細については、担当部長から説明いたしますので、よろしくご審議いただき、適切なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。
○議長(岡 満夫) 市長の説明は終わりました。
暫時休憩いたします。再開は10時25分。
午前10時16分休憩
────────────────────
午前10時25分再開
○議長(岡 満夫) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
続いて、
議案ごとの説明に入ります。
まず、報告第4号、専決第4号について説明を求めます。
教育次長、総務担当。
○
教育次長(総務・
社会教育担当)(山口 孝義) 1ページをお開きいただきたいと思います。報告第4号、専決処分したものの報告についてご説明申し上げます。
本件は、
損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
それでは、2ページをお開きください。専決第4号、
損害賠償の額を定めることについてご説明申し上げます。
本件は、
損害賠償について当事者との合意が得られましたので、平成22年5月6日付で専決し、
損害賠償の額を決定するとともに、示談を行ったものでございます。
事故の概要につきましては、平成22年3月11日13時20分ごろ発生した物損事故でございます。事故の発生場所は豊岡市城南町の国道312号と市道桜町大磯線交差点東側で、教育委員会日高分室職員が国道を南から北へ進行中、交差点を右折しようとしたところ、反対車線の交差点南側歩道上に停車中の相手方車両が後退したことにより、公用車車両右側と接触し、相手方車両に損傷させたものでございます。
物損の相手方は、議案に記載の方で、
損害賠償額は1万1,700円でございますが、この賠償額につきましては全国市有物件災害共済会から全額補てんされることになっております。
日ごろから市を挙げて交通事故防止に努めているところでございますが、このような事故を起こし大変申しわけなく、深くおわびを申し上げます。
再発防止につきましては、本人に厳重に注意するとともに、大通りを通行するなど交通事故に細心の注意を払うよう職員に意識啓発を図ったところでございます。今後は、さらに安全運転の意識の高揚を図り、交通事故防止に努めてまいりたいと考えておりますので、格別のご理解を賜りますようお願いをいたします。大変申しわけございませんでした。
以上、終わります。
○議長(岡 満夫) 続いて、専決第5号について説明を求めます。
コウノトリ共生部長。
○
コウノトリ共生部長(村山 直康) 報告第4号、専決処分したものの報告について。専決第5号、
損害賠償の額を定めることについてご説明申し上げます。
本件は、市長に委任する専決処分事項の指定についての規定により専決処分した事件につきまして、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものでございます。
議案書3ページをごらんください。交通事故による
損害賠償について、このほど当事者との合意が得られましたので、平成22年5月6日付で専決して
損害賠償の額を決定し、示談を行ったものでございます。
事故の概要につきましては、平成22年3月26日午前10時ごろ、豊岡市九日市下町の円山大橋西詰交差点付近で
コウノトリ共生課職員が前方不注意により赤信号で停車中の相手方車両に追突し、相手方車両の後方部分を損傷させたものであります。
物損の相手方は議案記載のとおりでございます。
損害賠償額は18万2,500円でございますが、この賠償額につきましては全国市有物件災害共済会から全額補てんされます。
日ごろから市職員の交通事故防止に努めている折、不注意により事故を起こしましたことはまことに遺憾であり、深くおわびを申し上げます。
今後は、さらに市職員の安全運転意識の高揚を図り、交通事故防止に努めてまいりたいと存じますので、格別のご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、報告第5号、専決第6号について説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(足田 仁司) 議案書の5ページをごらんください。
専決第6号、豊岡市
市税条例の一部を改正する条例の制定についてご説明いたします。
本件につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が本年3月31日に公布され、その一部が本年4月1日に施行されることに伴い所要の改正を行ったものでございます。
7ページをごらんください。豊岡市
市税条例の一部を改正する条例案要綱により改正の概要をご説明いたします。
まず、(1)につきましては、平成22年度地方税法の改正に伴うものでございます。その内容は、現在、個人住民税の公的年金からの特別徴収制度の対象とならない65歳未満の公的年金等に係る所得を有する給与所得者について、公的年金等に係る所得割額を給与所得に係る所得割額及び均等割額の合算額に加算して給与から特別徴収の方法により徴収することができることとするもので、
市税条例第44条及び第45条関係でございます。
次に、(2)のその他につきましては、今回の地方税法等の一部改正に伴い、
市税条例の一部について所要の規定を整備するものでございます。
なお、この一部改正条例の施行期日は、平成22年4月1日ですので、改正後の規定につきましては平成22年度以降の市税からの適用といたしております。
8ページ以降に新旧対照表をお示ししておりますので、後ほどご清覧いただきたいと思います。
以上でございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、専決第7号について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(松井 正志) 11ページをごらんください。専決第7号、平成21年度豊岡市
一般会計補正予算(第15号)についてご説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億円を追加し、歳入歳出予算の総額を494億8,784万8,000円とするものです。第2条で、地方債の変更をしています。
15ページをごらんください。第2表、地方債補正です。庁舎整備事業費を始め、23事業について1億3,380万円減額し、借入限度額を55億3,990万円とするものです。
31ページをごらんください。平成21年度
一般会計補正予算(第15号)説明書です。性質別歳出内訳の総務費、その他4億円は、今後の財政見通しを踏まえた上で、歳入増加分を財政調整基金へ積み立てるものです。補正額の計は4億円です。
次の32ページの財源内訳ですが、地方譲与税、各種交付金、地方交付税などのほか、事業費の確定に伴い市債の増減整理を行っています。
34ページから36ページにかけて事業費を掲載をしています。いずれも特定財源である市債の増減に伴う財源構成です。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、専決第8号について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(田中 孝幸) それでは、37ページをごらんください。専決第8号、平成22年度豊岡市
宅地事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明をいたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,687万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,657万5,000円といたしております。
予算説明書によりご説明をいたします。45ページをごらんいただきたいと思います。
繰り上げ充用金として2,687万円を計上いたしております。これは平成21年度宅地事業特別会計2,687万円の赤字決算となることから、本年度予算より繰り上げ充用を行うものでございます。
以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、報告第6号について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(松井 正志) 47ページをごらんください。報告第6号、平成21年度豊岡市
繰越明許費繰越計算書についてご説明いたします。
本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により議会へご報告し、承認をお願いするものでございます。
48ページをごらんください。一般会計の繰越計算書です。3月議会でお認めいただきました繰越明許費に基づきまして、鉄道交通対策事業を始め25事業の繰越確定額を記載しています。
49ページ、計欄の中央のあたりの翌年度繰越額ですが、25億2,173万6,000円を22年度へ繰り越しています。また、50ページでは、診療所事業特別会計で1事業290万円を繰り越しています。なお、いずれの会計につきましても国県支出金、地方債及びその他特定財源は未収入財源であり、22年度で歳入することとなります。一般財源につきましては、21年度から22年度への繰越金の中に含んでいます。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、報告第7号及び報告第8号について、一括して説明を求めます。
企業部長。
○
企業部長(中貝 稔) 51ページをごらんください。報告第7号、平成21年度豊岡市
水道事業会計予算の繰越しについてご説明申し上げます。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により予算の繰り越しをいたしましたので、同条第3項の規定によりご報告するものでございます。
次のページごらんください。予算繰越計算書でございます。配水施設施設整備事業では、老朽配水管設備について他事業との工程調整に時間を要したことから繰り越します。
拡張事業では、第5次拡張事業で佐野浄水場整備について盛り土工に流用土を利用していることから、土砂の排水を促進することに時間を要しました。
また、簡易水道施設整備事業では、老朽配水管整備につきまして他事業との工程調整に時間を要し、繰り越しをいたしたものでございます。
翌年度繰越額につきましては、合計欄でございますが1億1,900万円であります。この財源には国庫補助金及び損益勘定留保資金を充てるものでございます。
続きまして、53ページをごらんください。報告第8号、平成21年度豊岡市
下水道事業会計予算の繰越しについてご説明いたします。
本件は、地方公営企業法第26条第1項の規定により、予算の繰り越しをいたしましたので、同条第3項の規定によりご報告するものでございます。
次のページをごらんください。予算繰越計算書でございますが、公共下水道事業の日撫・下宮地区の管渠整備について、道路占用協議に不測の期間を要したことにより繰り越しをしたものでございます。翌年度繰越額については、合計欄でございますが1,120万円でございます。この財源には企業債、国庫補助金及び損益勘定留保資金を充てるものでございます。
以上、ご報告申し上げます。よろしくご審議お願い申し上げます。以上です。
○議長(岡 満夫) 続いて、報告第9号及び報告第10号について、一括して説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(松井 正志) 55ページをごらんください。報告第9号、平成21年度豊岡市
土地開発公社の決算についてご説明いたします。
本件は、地方自治法第243条の3第2項の規定により、議会へご報告し、承認をお願いするものでございます。なお、この決算は、平成22年5月13日の豊岡市
土地開発公社理事会で認定の後、市長へ報告があったものです。
59ページをごらんください。事業報告書、(1)総括事項です。まず、事業資産の取得ですが、総面積2,166平方メートル、取得費7億9,114万8,000円の計画に対して、豊岡駅前広場整備事業用地で面積2,165.99平方メートル、取得費7億9,122万7,900円の実績となりました。
次に、事業資産の処分ですが、豊岡駅前広場整備事業用地2,165.99平方メートルについて、事務費を含め2億4,090万5,193円で売却処分いたしました。
この結果、平成21年度末事業資産保有高は面積で239万9,173.36平方メートル、金額で32億7,109万9,606円となりました。
次の経理につきましては、損益計算で、収益的収入総額が2億4,432万8,997円、収益的支出総額が2億5,739万128円で、差し引き1,306万1,131円の当期純損失が生じました。
この結果、準備金合計では3億5,122万1,317円となりました。長期借入金につきましては、公有地の取得などにより5億9,071万5,000円の増額となり、平成21年度末残高は29億2,100万円となりました。
なお、63ページ以降に決算報告書、財産目録、財務諸表、決算
監査報告書等あわせて提出いたしておりますので、よろしくご審議賜りますようお願いをいたします。
続きまして、75ページをごらんください。報告第10号、平成22年度豊岡市
土地開発公社の
事業計画に関する書類(第1回変更)についてご説明いたします。
本件につきましても、地方自治法第243条の3第2項の規定により議会へご報告し、承認をお願いするものでございます。
77ページをごらんください。公社
事業計画(第1回変更)につきましては、平成22年5月13日の豊岡市
土地開発公社理事会で決定されています。
その表をごらんください。今回の変更は、事業資産の処分で公共施設用地を面積86平方メートル、金額5万9,000円、代替地を2,724平方メートル、2億2,235万2,000円で処分するものです。変更後の合計事業量は右下の計の欄、面積3,820平方メートル、金額11億3,209万8,000円となります。
内容につきましては、82ページ、
補正予算(第1号)説明書によりご説明いたします。
まず、収益的収入及び支出のうち、収入ですが、目の1、公有地売却収益5万9,000円の増加は、空港周辺用地の一部を市へ売却する収益です。
目の2、代替地売却収益2億2,235万2,000円の増加は、公募による売却を行っている旧自動車教習所及び八条の代替用地の一部について、平成21年度中に売却希望がなかったため、引き続き平成22年度で公募による売却を行おうとするものです。
目の3、事業事務費収益258万3,000円の増加は、これに伴う事務費の収益です。
83ページの支出をごらんください。目の1、公有地売却原価5万9,000円の増加は、空港周辺用地の一部を市へ売却処分する売却収益に見合う原価です。
目の2、代替地売却原価2億2,235万2,000円の増加は、旧自動車教習所及び八条の代替用地を売却する売却収益に見合う原価です。
その下、目の1、経費289万5,000円の増加は、公募による土地の売却を促進するため、購入者を紹介していただいた方への謝礼金を追加するものです。
84ページをごらんください。資本的支出のうち、目の1、長期借入金償還金2億2,230万円の増加は、今回の事業資産の処分により長期借入金を金融機関等に償還するものです。
第1回変更の概要は以上のとおりです。資金計画、予定貸借対照表等をあわせて添付しておりますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。以上です。
○議長(岡 満夫) 次に、第51号議案について説明を求めます。
防災監。
○防災監(森合 基) 86ページをごらんください。第51号議案、物件購入の締結についてご説明申し上げます。
本件につきましては、平成22年度において消防ポンプ自動車及び小型動力ポンプを購入するに当たり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
老朽化いたしました消防ポンプ自動車2台、小型動力ポンプ積載車1台、小型動力ポンプ2台を更新するもので、その内訳は、消防ポンプ自動車については城崎消防団1台、但東消防団1台、小型動力ポンプつき積載車については竹野消防団1台、小型動力ポンプについては但東消防団2台となっております。
指名競争入札の結果、契約金額については3,601万5,000円で、契約の相手方は鳥取市古海の吉谷機械製作所でございます。
ご審議よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(岡 満夫) 続いて、第52号議案について説明を求めます。
総務部長。
○
総務部長(矢﨑 章司) 87ページをお願いいたします。第52号議案、
市有財産の処分について説明申し上げます。
本案は、現在貸し付けを行っております豊岡自動車教習所の土地、建物のほか、構築物や附属設備を売却しようとするものであり、豊岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
内容につきましては、1、財産の名称は、豊岡自動車教習所です。2、財産の表示としては、豊岡市日撫字滝ケ谷312番、外3筆、合計4筆及びこれらの土地に存する建物や構築物等のほか、土地の区域外に存する附属設備一式です。3、財産の内容は、土地1万8,594.65平方メートル、建物については事務所や車庫などであり、明細につきましては次の88ページにお示ししておりますので、後でご清覧いただきたいと思います。4、処分予定価格は2億7,900万円であり、5、契約の相手方は、現在の財産貸付者であります豊岡市日撫312番地、株式会社豊岡自動車教習所です。
なお、同社とは、平成22年5月12日付で仮契約を締結しており、同日、契約保証金として、契約金額の1割に相当いたします2,790万円を納入いただいております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。以上です。
○議長(岡 満夫) 次に、第53号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(田中 孝幸) それでは、89ページをごらん願いたいと思います。第53号議案、
市道路線の認定についてご説明を申し上げます。
本案は、市道立野東線につきまして、道路法第8条第1項の規定により路線を認定するため、同法第8条2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
91ページの路線認定図をごらんいただきたいと思います。市道立野東線につきましては、国道312号と地場産センター前の市道立野河岸線を連絡する道路として、また総合健康ゾーンへの連絡道路として整備をする路線でございます。この路線、新規路線として延長347メーターを認定しようとするものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、第54号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(足田 仁司) 議案書92ページをごらんください。第54号議案、北但
行政事務組合規約の変更についてご説明いたします。
当組合は、現在、豊岡市役所南庁舎別館の一角に事務所を構えておりますが、豊岡市役所新庁舎建設に伴い、当組合も移転しなければなりません。移転先は、豊岡市上陰178番地の1にありますJAたじまの葬祭事務所跡を予定いたしております。また、移転期間は、平成22年7月から約3年間を予定いたしております。この移転に伴い、組合事務所の位置を変更するための規約改正について、関係町と協議するに当たり、議会の議決を求めるものでございます。
以上でございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、第55号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(松井 正志) 95ページをごらんください。第55号議案、豊岡市公の施設の
指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案は、豊岡市公の施設の
指定管理者選定審査会の庶務の規定を改めようとするものでございます。
98ページをごらんください。条例改正案の内容ですが、第6条第8項中「総務部」を「政策調整部」に改正するもので、
指定管理者選定審査会の庶務の所管について従来の総務部から政策調整部に改めようとするものです。
なお、附則で、公布の日から施行することといたしております。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、第56号議案及び第57号議案について、一括して説明を求めます。
総務部長。
○
総務部長(矢﨑 章司) それでは、99ページをお願いいたします。第56号議案、豊岡市職員の
育児休業等に関する条例及び豊岡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する
条例制定について説明申し上げます。
本案は、地方公務員の
育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等、育児または家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行おうとするものです。
内容につきましては、102ページをお願いいたします。条例の一部を改正する条例案要綱の1、改正の内容、(1)豊岡市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてですが、アからキまでにつきまして、育児休業と育児短時間勤務についての一部改正でございます。改正の趣旨の1つ目ですが、アとオの部分に当たりますが、配偶者の育児休業取得や就業の有無にかかわりなく育児休業も育児短時間勤務もできることとする改正でございます。
2つ目は、ウとカの部分ですが、夫婦が交互に育児休業をしたかどうかにかかわらず、最初の取得後3カ月以上経過した場合に、再度の育児休業も育児短時間勤務もできることとする改正です。
3つ目は、エとキの部分ですが、職員以外で子の養育ができることになった場合でも、育児休業も育児短時間勤務も取り消し理由に当たらないこととする改正です。
イにつきましては、出生の日から57日間以内に最初の育児休業をした職員は、特別の事情がなくても再び育児休業ができることの改正です。
あとのクとケにつきましては、部分休業について同様の趣旨で配偶者の育児休業取得や就業の有無にかかわりなく部分休業ができることにする改正などでございます。
次に、(2)豊岡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてですが、3歳に満たない子のある職員が請求した場合には、著しく困難である場合を除き、時間外勤務をさせてはならないこととすること。また、次のページですが小学校就学の始期に達するまでの子のある職員が請求した場合には、著しく困難である場合を除き、当該職員の配偶者の就業の有無にかかわりなく一定の時間、これは1カ月に24時間、1年に150時間ですが、を超えて時間外勤務をさせてはならないこととする改正でございます。
2の附則で、この条例は、法律の改正施行日と同じ、平成22年6月30日から施行するということにしております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。
次に、111ページをお願いいたします。第57号議案、豊岡市
職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する
条例制定について説明申し上げます。
本案は、地方公務員法の一部改正に伴い制度化されました超勤代休時間を
職員団体のための職員の行為の制限の特例時間とする改正を行おうとするものです。
内容につきましては、113ページをお願いいたします。条例の一部を改正する条例案要綱の1、改正の内容ですが、従来から給与を受けながら
職員団体のためにその業務を行い、または活動することができる期間につきましては、休日、休日の代休日、年次有給休暇などにしておりましたが、それに追加をいたしまして、今回の超勤代休時間、月60時間を超える時間外勤務に係る支給率の割り増し分について、時間外勤務手当の支給にかえて代替休暇を指定できる制度を加える改正でございます。
2の附則、この条例は公布の日から施行するということにしております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、第58号議案ないし第65号議案の3件について、一括して説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(足田 仁司) 議案書115ページをごらんください。第58号議案、豊岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
医療技術の高度化や高齢化等により医療費が年々増加しており、国保財政の安定した健全な運営が重要になってきております。去る5月14日に、国民健康保険運営協議会から22年度の基本方針について答申をいただきました。この答申の趣旨を尊重し、本案を提案しております。
国保税の算定には医療費の見込みが大きく影響しますが、22年度においては、過去4年間の推移と20年度の医療制度改革も勘案し、1人当たりの医療費を5.4%増と見込み、国県負担金等の歳入を精査した上で賦課すべき保険税額を求めたところでございます。
20年度、21年度と基金の取り崩しにより1世帯当たりの平均保険税額を据え置いてまいりましたが、その間も医療費は大きく伸びてきております。基金の今後の計画的な運用も考慮した上で、22年度においては1億5,000万円取り崩すことによって、1世帯当たり保険税額を対前年度比105.4%として税率を算定したところでございます。
また、中間所得層の税負担が過重にならないようにするため、基礎課税額及び後期高齢者支援金課税額の限度額を引き上げることといたしました。
119ページをごらんください。内容につきまして条例の一部を改正する条例案要綱によりご説明いたします。
まず、(1)の第2条関係は、地方税法の改正に伴い、基礎課税額の限度額を現行の47万円から50万円に、後期高齢者支援金課税額の限度額を現行の12万円から13万円に引き上げるものでございます。
次に、税率につきましては、(2)から(5)の医療分に係る基礎課税額につきましては、第3条の所得割額の税率を100分の6.27に、第4条の資産割額の税率を100分の24.47に、第5条の被保険者均等割額を2万4,100円に、第5条の2の世帯別平等割額を2万400円に、特定世帯につきましては1万200円にそれぞれ改めるものでございます。
次に、(6)から(9)の後期高齢者支援金課税額につきましては、第6条の所得割額の税率を100分の1.02に、第7条の資産割額の税率を100分の3.99に、第7条の2の被保険者均等割額を4,100円に、第7条の3の世帯別平等割額を3,400円に、特定世帯を1,700円にそれぞれ定めるものでございます。
次に、(10)から(13)の介護納付金分につきましては、第8条の所得割額の税率を100分の1.73に、第9条の資産割額の税率を100分の7.67に、第9条の2の被保険者均等割額を8,400円に、第9条の3の世帯別平等割額を4,700円に、それぞれ改めるものでございます。
次の(14)第21条関係につきましては、低所得者、低所得世帯に対する保険税の軽減額を表のとおり改正しようとするものでございます。基礎課税分、後期高齢者支援金分、介護納付金分の被保険者均等割額と世帯別平等割を上げておりますが、いずれも区分欄の①は7割減額、②は5割減額、③は2割減額に相当するものでございます。
(15)及び(16)の第21条の2関係及び第22条の2関係につきましては、制度改正により新たに特例対象被保険者等に係る国民健康保険税の課税の特例が設けられたことにより、条項を追加したものでございます。
以上でございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
引き続きまして、議案書の131ページをごらんください。第59号議案、豊岡市
市税条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が本年3月31日に公布され、それぞれの規定の区分に応じた施行日から施行されることに伴い、
市税条例の一部について所要の改正を行おうとするものでございます。
138ページをごらんください。豊岡市
市税条例の一部を改正する条例案要綱に基づき改正の概要をご説明いたします。
(1)につきましては、平成22年度の地方税法の一部改正により、16歳未満の扶養親族に係る扶養控除、通称、年少扶養控除が廃止されることになります。所得税におきましては、年少扶養親族の情報を収集する必要はなくなりますが、個人住民税については独自の仕組みとして非課税限度額制度が設けられており、この非課税限度額の判定基準額の算定に扶養親族の数が用いられることから、引き続き、年少扶養親族を含めた扶養親族の情報を把握する必要がございます。このため、平成23年1月1日から給与の支払いを受ける者で所得税法の規定により扶養控除等申告書等を提出するものについて、扶養親族に関する事項を記載した申告書を提出する規定を整備するものでございます。
(2)及び(3)につきましては、市たばこ税の税率を上げるものでございます。平成22年10月1日以降に売り渡し等が行われた製造たばこについて、1,000本につき1,320円引き上げまして4,618円とするものでございます。ただし、旧3級品の紙巻きたばこに係る市たばこ税の税率は、1,000本につき626円引き上げ2,190円とするものでございます。
なお、経過措置といたしまして、平成22年10月1日にたばこを販売目的で所持する小売販売業者等に対して、市たばこ税の手持品課税を行う規定を設けております。
次の(4)につきましては、非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税措置の創設に伴い、非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の金額と、それ以外の株式等に係る譲渡所得等の金額とを区分して計算する規定を追加するものでございます。
(5)のその他は、今回の地方税法等の一部改正に伴い、
市税条例の一部について所要の規定を整備しようとするものでございます。この条例の施行期日につきましては、附則の施行期日のところにそれぞれの区分に応じて施行日を定めております。
なお、139ページから151ページに新旧対照表をお示ししていますので、後ほどご清覧いただきたいと思います。
以上でございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
引き続きまして、議案書の152ページをごらんください。第60号議案、豊岡市
過疎地域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部を改正する
条例制定についてご説明いたします。
本案につきましては、
過疎地域自立促進特別措置法の一部を改正する法律が本年3月17日に公布され、それぞれの規定の区分に応じた施行日から施行されることに伴い、豊岡市
過疎地域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部について所要の改正をしようとするものでございます。
154ページをごらんください。豊岡市
過疎地域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部を改正する条例案要綱に基づき、改正の概要をご説明いたします。
改正の内容につきましては、今回の
過疎地域自立促進特別措置法の一部改正に基づくもので、具体的には本条例第1条に規定する対象業種のうち、ソフトウエア業を廃止して、新たに情報通信技術利用事業を追加するものでございます。
なお、この条例の施行期日等につきましては、附則のところに施行期日及び経過措置として規定しておりますが、公布の日から施行し、平成22年4月1日以降に新設または増設された設備について適用するものでございます。
なお、155ページに新旧対照表をお示ししていますので、後ほどご清覧いただきたいと思います。
以上でございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、第61号議案について説明を求めます。
都市整備部長。
○
都市整備部長(田中 孝幸) それでは、156ページをごらんください。第61号議案、豊岡市
日高都市計画事業稲葉川土地区画整理事業施行条例の一部を改正する
条例制定についてご説明を申し上げます。
本案につきましては、本年3月に豊岡市全域が都市計画区域にされたことに伴いまして、名称が日高都市計画から豊岡都市計画に変更されたため、条例の事業名称を改めようとするものでございます。
157ページをごらんください。条例の題名を「豊岡市
日高都市計画事業稲葉川土地区画整理事業施行条例」を「豊岡都市計画事業稲葉川土地区画整理事業施行条例」に改めます。第2条中「日高都市計画事業稲葉川土地区画整理事業」を「豊岡都市計画事業稲葉川土地区画整理事業」に改めます。また、第7条中「豊岡市日高都市計画事業稲葉川土地区画整理審議会」を「豊岡都市計画事業稲葉川土地区画整理審議会」に改めようとするものでございます。
なお、附則で、施行日を公布の日からとしております。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、第62号議案について説明を求めます。
消防長。
○消防長(石橋 重利) それでは、議案書160ページをごらんいただきたいと思います。第62号議案、豊岡市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定につきましてご説明申し上げます。
本案は、条例の制定に関する基準を定める省令の一部が改正されましたことに伴いまして、所要の整備をするものでございます。
162ページの条例案要綱でご説明させていただきます。
改正内容(1)では、条例第12条の2第1項中に新たに燃料電池発電設備の定義に「固体酸化物型燃料電池」を加えるものでございます。これに伴いまして、同じ条の第2項につきましても同様に「固体酸化物型燃料電池」を加えるものでございます。
次に、改正内容(2)では、条例第40条の5で、この部分の改正につきましては省令が改正されたことによりまして引用する項番号を改めるものでございます。
次に、附則でございます。まず、第1号では、いずれも平成22年12月1日から施行されますが、第40条の5の規定につきましては、公布の日から施行となっております。さらに、(2)では、既に設置されております固体酸化物型燃料電池による発電設備について経過措置を規定いたしております。
以上、よろしくご審議を賜りますようお願いをいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、第63号議案について説明を求めます。
政策調整部長。
○
政策調整部長(松井 正志) 第63号議案、平成22年度豊岡市
一般会計補正予算(第1号)の提案説明の前に、このファイルの前の方にあると思いますけれども、6月議会提出予定議案の41ページをごらんください。6月議会提出予定議案の41ページでございます。
今回の
補正予算には、市長の総括説明の中でも触れておりますように、当初予算成立以降の特別な事情により予算の追加等をさせていただく通常の
補正予算の性格と、このページに記載しております地域活性化・公共投資臨時交付金に伴う
補正予算の2つの性格があります。
最初に、この交付金についてご説明させていただきます。まず、1の交付金の趣旨ですが、平成21年度の経済危機対策において、地方負担の軽減を図り、地方公共団体が公共投資を円滑に実施することができるよう創設されたものです。
2の交付額及び対象事業ですが、交付額は5億4,515万1,000円で、対象となる事業は平成21年度予算に計上した国庫補助事業及び地方単独事業で建設地方債、いわゆるハード事業の財源化基金の積み立ての財源とする場合に限られています。なお、基金へ積み立てた場合は、平成23年度までに地方単独事業に充てるために取り崩す必要があります。
3の本市の対応につきましては、市長の総括説明の中で触れましたので省略をさせていただきます。
4の6月補正に含まれる会計別予算額ですが、基金からの繰入金4億円のほか、市債を2億1,010万円、入札減に伴う精算等を考慮して1,920万円の一般財源を継ぎ足し、総額6億2,930万円の
補正予算といたしました。
なお、特別会計で実施するものについては、一たん一般会計で交付金を受け入れた後、特別会計へ繰り出すことになります。また、
補正予算の編成に当たりましては、できるだけ地元の中小企業、零細事業者の皆さんが受注できるよう配慮いたしました。会計別の
補正予算額は、一般会計の
補正予算(第1号)が6億2,930万円、診療所事業特別会計の
補正予算(第1号)が40万円で、合わせて6億2,970万円となっています。42ページから44ページにかけて担当課名、事業名、予算額、事業内容をまとめておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
それでは、議案に戻っていただきまして、165ページをごらんください。第63号議案、平成22年度豊岡市
一般会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11億3,643万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を440億2,853万6,000円とするものです。
第2条で、債務負担行為の追加を、第3条で地方債の追加及び変更をいたしております。
170ページをごらんください。第2表、債務負担行為補正です。日高東部及び出石健康福祉センターの指定管理料1億1,230万円を追加しています。公募により管理者の選定を行うに当たり、3年間の指定管理料の限度額を設定しています。
171ページをごらんください。第3表、地方債補正です。除雪機械整備事業を始め、2事業で3,830万円を追加するとともに、バイオマス利活用施設整備事業費を始め、4事業で1億8,500万増額し、借入限度額を37億7,170万円とするものです。
193ページをごらんください。平成22年度
一般会計補正予算(第1号)説明書により、性質別歳出内訳の主なものについてご説明いたします。
まず、総務費の物件費の費用弁償、印刷製本費、会場借り上げ料、補助費等の報償費などの中に総額で89万円、仮称いのちへの共感に満ちた
まちづくり条例の制定に向けて、学識経験者などのアドバイスを受ける費用とともに、市民の皆さんと一緒になってつくり上げていくためフォーラムの開催経費などを追加しています。
物件費の4行目、右側の広告料は、
FMジャングルのインターネット放送の開始に伴いさまざまな豊岡の魅力を全国へ情報発信する新番組を提供するものです。また、この番組は、
FMジャングルの未受信地域に対する改善策の一つとしても活用します。
その次の委託料は、ホストコンピューターの処理業務について外部からシステム監査を受けることにより、制度の向上と安定化を図ろうとするものです。
2行下のOAソフト借り上げ料は、市のホームページに3カ国語の自動翻訳サービスを取り入れるものです。
維持補修費の庁舎修繕は、但東総合支所の東井義雄記念館で雨漏りが発生しているため、屋根の防水補修を行うものです。
補助費等の右側、個人住民税徴収特別対策費は、県と市が共同で滞納整理を行う経費で、市税徴収額の割合に応じて県へ負担金を支払うものです。
普通建設事業費のうちの6億2,890万円と、次のページのその他診療所事業特別会計繰出金40万円は、先ほどご説明しました地域活性化・公共投資臨時交付金を活用した事業でございます。
194ページをごらんください。その他のうち積立金は、今後の財政見通しや市債の償還計画などを踏まえて財政調整基金へ1億円、市債管理基金へ1億5,000万、いずれも積み立てるものです。
民生費の扶助費のうち通所授産施設低所得利用者支援費は、送迎サービスを実施される自立支援給付事業所に対し送迎経費の一部を助成するものです。その右の住宅手当緊急特別措置費は、制度の拡充と申請者の大幅な増加が見込まれることから増額するものです。
補助費等のうち認知症高齢者グループホーム整備事業費及び開設準備事業費は、民間事業者が市内で整備されるグループホームへ補助するもの、地域密着型特別養護老人ホーム整備事業費及び開設準備事業費は、小規模の老人ホームを整備する社会福祉法人へ補助するものです。
普通建設事業費の委託料は、にしき保育園周辺用地の測量経費です。
次の、その他、
国民健康保険事業特別会計事業勘定繰出金は、国保システムの改修経費のうち国から交付される額を除いて一般会計が補てんする104万円と、国保税の算定誤りに伴い電算処理受託業者から受け入れた411万8,000円を国保会計へ繰り出すものです。
衛生費の物件費の普通旅費と手数料は、ウエルネスマネジメント研修会への参加費用です。その次の医療用備品は、高橋診療所へ整備する全自動血圧計と高精度体位測定計の購入費です。
維持補修費のその他の施設・設備修繕は、但東クリーンセンター敷地内に設置していた大型動物の冷凍保管庫を但東総合支所敷地内へ移設する経費です。
195ページをごらんください。農林水産業費の物件費の委託料は、県単独農道いずたんトンネルの非常用設備の点検業務を委託する経費です。
商工費の物件費の消耗品費や広告料、事業用備品などには、消費者行政活性化基金を活用した消費者行政推進費を、合わせて638万円追加しています。維持補修費のその他の施設・設備修繕には、城崎大会議館、城崎文芸館、出石温泉館乙女の湯の修繕経費を計上しています。
補助費等の2行目の右側、商工会議所・商工会運営費は、豊岡市商工会日高支所が兵庫県の先導的活性化事業である商店街の新規創業支援、新規店舗誘致事業に取り組まれることに伴い、経費の一部を補助するものです。
土木費の人件費、物件費の賃金は、国土交通省により新設された進美寺樋門の操作員を、国から委託を受けて雇用するものです。そのほか、物件費には県の
土地開発公社から委託を受け、北近畿自動車道の用地取得を行う事務経費を追加しています。
196ページをごらんください。普通建設事業費の工事請負費は、火災により被害を受けた塩津住宅を改修するものです。その右、事業用備品は、国の補助を受けて除雪用のロータリー装置つきタイヤショベルを購入するものです。
消防費の物件費の費用弁償、広告料、会場借り上げ料、補助費等の報償費は、市長が総括説明でご説明しました
FMジャングルによる
市民向け防災啓発番組の経費を追加するものです。
普通建設事業費の工事請負費には、県道辻福田線の道路改良事業に伴い移転が必要となる防火水槽の工事費です。
教育費の物件費には、県から委託を受けて実施する特別支援教育総合推進事業、国語力向上のための実践研究事業、幼児教育実践支援事業、学校支援地域本部事業に必要な経費を盛り込んでいます。
補助費等のうち、子どもと心でつながる市民活動推進費は、市全域を対象とする推進会議と、中学校区ごとの地区会議の活動経費の一部を補助するものです。
一番下、計の欄ですが、補正額は11億3,643万3,000円の追加としています。
197ページには、財源内訳を記載をしています。財産収入には、自動車教習所の土地、建物の売り払い収入2億7,900万円を計上しています。
繰入金のうち財政調整基金繰入金の4億円は、地域活性化・公共投資臨時交付金に伴うものです。
198ページから200ページにかけまして事業費を掲載しておりますので、ご清覧いただきますようお願いいたします。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 次に、第64号議案について説明を求めます。
市民生活部長。
○
市民生活部長(足田 仁司) 議案書203ページをごらんください。第64号議案、平成22年度豊岡市
国民健康保険事業特別会計(
事業勘定)
補正予算(第1号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億8,854万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ91億4,581万5,000円とするものでございます。
国民健康保険事業特別会計事業勘定につきましては、当初予算を骨格予算として概算計上させていただいておりましたが、このたび国保税の応能割の基礎となります所得割課税標準額と資産割課税標準額が確定いたしましたので、
今期定例会において所要の補正を行い、本予算とする提案をさせていただいております。
217ページをごらんください。内容につきまして、
補正予算説明書により説明をさせていただきます。
まず、性質別歳出内訳ですが、総務費の委託料を504万円増額しております。これは国保税条例の改正にも上げておりますが、特別対象被保険者等、これはリストラ等で失業された方を指しております。こういった方に対する課税を軽減するためのシステム改修費がこの金額となっております。
次に、保険給付費を3億1,470万3,000円増額いたしております。これは本年度の医療費見込みにつきまして、過去4年間の推移を見るとともに、平成20年度の制度改革による影響等を勘案しながら見直した結果、増額をするものでございます。
次の後期高齢者支援金、前期高齢者納付金、老人保健拠出金、介護納付金につきましては、今年度分の負担額が決定いたしましたので、それぞれ減額または増額いたしております。
次の基金積立金ですが、3月補正では6,605万6,000円の基金取り崩しを行ったところですが、国庫負担金が多く歳入されたこと、予備費がそのまま繰り越しできたこと等により、21年度決算は剰余金が出る見込みとなりました。この収支剰余金の見込み額の2分の1を国保財政調整基金に積み立てることとして、6,670万5,000円増額いたしております。
財源内訳につきましては、219ページをごらん願います。国民健康保険税につきましては、保険給付費等を見直し、国県負担金等歳入を精査し、必要な保険税賦課総額を求めた結果、5億5,308万6,000円を減額するものでございます。
次の国庫支出金につきましては、保険給付費の見直しに伴い8,565万7,000円を増額するものでございます。
次の療養給付費交付金につきましては、退職被保険者分の医療給付費に係るもので、1億4,974万2,000円増額するものでございます。
次の前期高齢者交付金につきましては、国の概算通知に基づきまして2億7,364万8,000円を増額するものでございます。
次の県支出金につきましても、国庫支出金同様に保険給付費の見直しに伴い6,119万2,000円減額するものでございます。
次の共同事業交付金は、共同事業の概算拠出金の決定に伴い、1億1,191万5,000円を増額するものでございます。
次の繰入金につきましては、1億5,515万8,000円を増額いたしております。基金繰入金につきましては、被保険者の税負担を軽減するため1億5,000万円の繰り入れをするものでございます。
また、一般会計繰入金515万8,000円のうち411万8,000円につきまして、21年度の税率算定に係る電算処理誤りによる委託業者からの返納金を全額一般会計から繰り入れることといたしております。
次の繰越金につきましては、平成21年度の国民健康保険特別会計の収支剰余金見込み額として1億2,670万5,000円増額するものでございます。
以上のとおりでございますので、よろしくご審議をお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 続いて、第65号議案について説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(上田 利幸) それでは、220ページをお願いいたします。第65号議案、平成22年度豊岡市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明いたします。
本案は、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ50万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,744万2,000円とするものでございます。
内容につきましては、
補正予算説明書によりご説明いたします。228ページをお願いいたします。まず、性質別歳出内訳でございますが、森本診療所費として10万円、神鍋診療所費として40万円の増額を計上いたしております。森本診療所費は、維持補修費で、防炎カーテンの設置に伴う設備修繕費の増額補正でございます。また、神鍋診療所費は、物件費でリフト機構つきストレッチャーの購入による医療用備品費の増額補正でございます。
次に、229ページをお願いいたします。財源内訳でございますが、森本診療所収入10万円、神鍋診療所収入40万円は、いずれも一般会計繰入金でございます。
以上、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 以上で
上程議案に対する説明は終わりました。
本日は、説明のみにとどめます。
────────・──・────────
◎
日程追加 意見書案第6号
○議長(岡 満夫) お諮りいたします。この際、
意見書案第6号、
口蹄疫蔓延防止対策の
充実強化等を求める意見書の提出についてを日程に追加し、直ちに議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
意見書案第6号、
口蹄疫蔓延防止対策の
充実強化等を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
18番、
岡谷邦人議員。
○議員(18番 岡谷 邦人) 案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。
────────────────────
口蹄疫蔓延防止対策の
充実強化等を求める意見書(案)
2010年4月20日、国内では10年ぶりの口蹄疫発生が宮崎県内で確認された。
その後、6月2日時点での感染被害は2市5町で266カ所に拡大し、蔓延防止対策のために殺処分対象とされた牛豚は179,190頭となっている。
また、他府県でも感染拡大を懸念し、危険分散措置として種牛を分散移転させるなどの対策をとっている。
国では、今回の発生後、発生原因及び感染経路の解明に着手するとともに、畜産農家に対する支援策も発表されたところであるが、事態の収束には至っておらず、多くの畜産関係者は多大な不安を感じている。
万一、口蹄疫が発生すれば、同一敷地内の家畜は全て殺処分の対象となり、畜産農家に与える影響は計り知れないものとなる。
但馬牛という全国有数のブランド牛を育んでいる本市では、市内畜産関係者に対して、口蹄疫に対する周知と防疫対策に取り組んだところである。
しかしながら、今回の口蹄疫発生については、その原因及び感染経路が未だ解明されておらず、今後さらに広範囲での感染拡大が懸念される。
よって、国におかれては、口蹄疫の蔓延防止に向け、防疫体制・対策の充実強化を図るとともに、畜産農家の経営安定支援の強化を図るため、下記の事項について緊急に取り組まれるよう強く要望する。
記
1 口蹄疫の
拡大防止と病原体の域内侵入を防ぐため、発生原因と感染経路を早期に解明する。
2 感染予防のための国の負担による牛・豚飼育農家への消毒薬、消毒槽等消毒機材の配布など万全の対策を講ずる。
3 口蹄疫に関する正確な情報の広報、普及に努め風評被害を未然に防止する。
4 被害発生に備え防疫に関する指導助言を適切に行うため、家畜保健衛生所の体制を強化する。
5
家畜伝染病における、速やかな罹患確定と蔓延防止措置並びに情報伝達システムを確立する。
6 畜産農家への被害補償と特別の支援策を講ずる。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年6月4日
豊岡市議会
────────────────────
議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(岡 満夫) 説明は終わりました。
お諮りいたします。本案は、
委員会審査を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) 討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) お諮りいたします。本案は、原案可決することに決定してご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) ご異議なしと認めます。よって、
意見書案第6号は、原案のとおり可決されました。
ただいま可決されました
意見書案の取り扱いについては、議長に一任願います。
────────・──・────────
◎日程第5 監報第5号及び監報第6号
○議長(岡 満夫) 日程第5、監報第5号及び監報第6号についてでありますが、作花、伊賀両監査委員から、それぞれ別紙のとおり報告書が提出されておりますので、ご了承願います。
────────・──・────────
○議長(岡 満夫) 以上で本日の日程は終わりました。
この際、お諮りいたします。明5日から13日までを
議案熟読のため休会いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡 満夫) ご異議なしと認め、そのように決定しました。
次の本会議は、14日午前9時30分から再開いたします。
本日の会議はこれにて散会いたします。ご苦労さんでした。
午前11時40分散会
────────────────────...