• "疑似症患者"(/)
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  1. 西宮市議会 2020-04-24
    令和 2年 4月24日健康福祉常任委員会-04月24日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和 2年 4月24日健康福祉常任委員会-04月24日-01号令和 2年 4月24日健康福祉常任委員会                西宮市議会                  健康福祉常任委員会記録               令和2年(2020年)4月24日(金)                  開 会  午前10時09分                  閉 会  午前11時06分                  場 所  3号委員会室付託事件  (健康福祉局)   議案第194号 令和2年度西宮一般会計補正予算(第2号)   報告第 34号 処分報告の件〔(西宮介護保険条例の一部を改正する条例制定の件)専決処分
    出席委員   うえだ あつし (委員長)   宮本 かずなり (副委員長)   一 色 風 子   大 迫 純司郎   大 原   智   佐 藤 みち子   田 中 正 剛 ■欠席委員   な     し ■委員外議員等   な     し ■紹介議員   な     し ■傍聴議員   福 井   浄   八 代 毅 利   山 田 ますと   よつや   薫 ■説明員西宮市議会委員会条例第19条による)  (健康福祉局)   健康福祉局長  山 本 英 男   参与      小 田 照 美   福祉部長    松 本   寛   介護保険課長  四 條 由美子   保健所副所長  村 尾 政 義   保健総務課長  塚 本 浩 幸   食品衛生課長  中 山 幸 子   健康増進課長  園 田 敏 文   保健予防課担当課長参事           武 林 秀 孝   新型コロナウイルス感染症対策室長           山 本 英 男           (午前10時09分開会) ○うえだあつし 委員長   ただいまから健康福祉常任委員会を開会いたします。  この際、お諮りします。  本委員会審査日程及び順序につきましては、タブレットに配信のとおりとしたいと思います。  これに御異議はございませんでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   異議なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  ここで審査に入ります前に委員皆様に申し上げます。  各委員質疑におかれましては、簡明で議題の範囲を超えない発言になるよう、また、意見は討論等で述べるよう心がけてください。  なお、発言が明白な錯誤、著しい趣旨不明瞭、不適切、既に答弁された内容のみの繰り返しと判断した場合は、委員長において議事整理を行う場合もございますので、御承知おきください。  また、御自身質疑が終了した後も関連質問は認められております。関連質問を行う際は、その旨を宣言し、内容もこれに基づくよう心がけてください。  委員皆様には、委員会質疑に当たっての注意事項をお手元に配付しております。各自、質疑に際しては改めて御確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  次に、当局に一言申し上げます。  委員質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。  これより審査日程に従い審査に入ります。  まず、議案第194号令和2年度西宮一般会計補正予算(第2号)のうち本委員会所管科目を議題といたします。  当局説明を求めます。 ◎保健総務課長   まず、議案書を用いまして議案第194号令和2年度西宮一般会計補正予算(第2号)のうち健康福祉局所管に係る補正予算につきまして御説明申し上げます。  補正予算概要としましては、新型コロナウイルス感染症PCR検査実施に要する委託料を計上し、1億1,064万4,000円を増額するものでございます。  初めに、歳出より御説明いたします。  議案書1-6・1-7ページをお開き願います。  款衛生費項保健費目保健所費につきまして1億1,064万4,000円を増額するもので、結核感染症予防対策事業経費において、新型コロナウイルス感染症PCR検査実施に要する委託料増額でございます。  以上で歳出説明を終わります。  続きまして、歳入について御説明いたします。  前に戻りまして、1-4・1-5ページをお開き願います。  款国庫支出金項国庫負担金目衛生費国庫負担金につきまして5,532万2,000円を増額するもので、節保健費負担金において、歳出結核感染症予防対策事業経費増額に伴う国庫負担金の増でございます。  議案書についての説明は以上でございます。  続きまして、議案資料を用いまして御説明申し上げます。  1ページをお開き願います。  概要につきましては、先ほど申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症PCR検査実施に要する委託料増額でございます。  歳出の積算につきましては、1件当たりに要する検査委託料が、兵庫県立健康科学研究所――以下「県の検査所」と申し上げます――は3万2,000円、民間検査機関は1万7,600円でございます。県の検査所検査委託料が1,603件分で5,129万6,000円、民間検査機関検査委託料が3,372件分で5,934万8,000円、合計4,975件で1億1,064万4,000円でございます。  なお、検査予定件数につきましては、県の検査所では、4月15日までの実績と9月30日までの日曜・祝日を除いた日数に1日当たり10件を乗じた件数を加えた1,603件、民間検査機関では、4月15日までの実績と9月30日までの日数に1日当たり20件を乗じた件数を加えた3,372件で積算しております。  歳入につきましては、歳出増額分1億1,064万4,000円の委託料に対して、国庫負担金における感染症発生動向調査事業費負担率2分の1で充当されることから、5,532万2,000円の増額と積算しております。  次に、PCR検査対象者検査流れについて御説明申し上げます。  検査対象となる方は、新型コロナウイルス感染症疑似症患者に該当する場合とそれ以外の場合で異なりますので、まず疑似症患者について御説明を申し上げます。  厚生労働省説明では、新型コロナウイルス疑似症患者とは、資料の下から4行目、①、発熱または呼吸器症状があり、新型コロナウイルス感染者と確定した者と濃厚接触歴がある者、②、発症前14日以内に、WHOが公表しております流行地域渡航または居住していた者か、流行地域渡航または居住していた者と濃厚接触歴がある者で、発熱37.5度以上かつ呼吸器症状を有する者としており、①か②のどちらかに該当する方が疑似症患者となります。つまり、発熱や呼吸器症状があり、かつ、新型コロナウイルス感染者流行地域への渡航歴などがある人との濃厚接触があった人や自身流行地域への渡航歴などがある人は、疑似症患者に該当するということになります。  次の2ページをお開きください。  検査実施流れとしましては、最初保健所が設置しております帰国者接触者相談センターへ電話相談される場合と、一般医療機関受診される場合とがございます。  まず、帰国者接触者相談センターへ電話相談された方につきましては、相談センターで聞き取った症状などが疑似症患者に該当する場合は、保健所帰国者接触者外来での受診を案内します。帰国者接触者外来での診察の際に医師新型コロナウイルス感染症検査を必要と診断した場合には、行政検査でのPCR検査を行うことになります。相談センターで聞き取った症状などが疑似症患者に該当しない場合は、かかりつけ医など一般医療機関受診していただき、そこで新型コロナウイルス感染症可能性があると医師が診断した場合には、医師から保健所に連絡いただきます。連絡を受けました保健所は、帰国者接触者外来での受診調整いたします。その後、帰国者接触者外来医師の診断結果により、必要に応じてPCR検査を行います。  次に、帰国者接触者相談センターへ電話相談することなく最初かかりつけ医など一般医療機関受診された方につきましては、そこで新型コロナウイルス感染症可能性があると医師が診断した場合には、医師から保健所に連絡いただきます。その後の流れは、先ほど御説明したとおりでございます。  いずれの場合も、帰国者接触者外来において診察した医師新型コロナウイルスPCR検査が必要と判断した場合に限り、行政検査が行われることになっております。帰国者接触者相談センターでは、日々多くの方から心配なのでPCR検査を受けたいという相談が寄せられておりますが、患者自身が希望されるというだけでPCR検査が行われるものではなく、帰国者接触者外来を設置する医療機関において医師新型コロナウイルス感染症検査が必要と診断した場合に限り、検査が行われることになっております。  また、PCR検査保健所に断られたという声が上がっていると聞き及んでおりますが、保健所が設置する帰国者接触者相談センターでは、相談者から聞き取った症状などにより疑似症患者に該当するかどうかを確認しているものでございまして、その結果によって帰国者接触者外来または一般かかりつけ医への受診を御案内するという流れになっておりまして、PCR検査の可否を保健所が判断して行っているものではございません。その点、御理解いただきますようにお願いいたします。  なお、本市が実施するPCR検査は、兵庫県立健康科学研究所民間検査機関に委託して行っております。  以上がPCR検査実施流れでございます。  最後に、これまで実施しました行政検査でございますが、3月の平均検査数は1日当たり約4件、4月につきましては4月23日現在で約12件となっておりまして、検査件数は当初に比べて増加しております。  説明は以上でございます。 ○うえだあつし 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はございませんでしょうか。 ◆大迫純司郎 委員   御説明ありがとうございます。  一括質問させてもらいます。3項目で、概要PCR検査についてです。  西宮市内においてPCR検査を行っているのは何カ所か、また、1日何件までできるのか、市民へその内容を発信してもよいのかという3項目で、よろしくお願いします。 ◎健康増進課長 
     今御質問いただきましたPCR検査についての3点の質問についてお答えいたします。  PCR検査実施施設数につきましては、今、複数箇所施設のほうはございます。当初、当然1カ所から始まり、今、複数箇所になっておりまして、現在のところ6施設帰国者接触者外来として登録させていただいております。  1日の検査件数ですが、曜日によって異なっておりますが、おおむね10から20件程度になっております。ただ、検査件数につきましては、帰国者接触者外来外来を受けさせていただいている人数がおおむね10から20件程度になっておりますが、当然、入院患者の方であるとか、救急搬送、また、既に患者となって施設に入っておられる方の検査も必要になりますので、それらは今の件数に含まれておりません。後段に申し上げた方につきましては、帰国者接触者外来を経由して検査実施するものではございませんので、帰国者接触者外来受診していただける方がおおむね1日10から20件というふうに御理解いただければと思います。  3点目についてですが、PCR検査状況につきましては、市のホームページ等で今公表させていただいております。また、電話相談等を受けまして、医療機関から御相談のありました件につきましては数日間のうちにPCR検査のほうを実施させていただいております。余り詳細な件数をお知らせいただくよりは、全体の件数を今報告させていただいておりますので、きっちりと検査のほうを受けていただいているという点を市民皆様にお知らせいただければと思っております。  以上となります。 ◆大迫純司郎 委員   ありがとうございました。  以上です。 ◆一色風子 委員   3点について一括質問させてください。  1点目は、今回は基金の取り崩しということなんですけれども、全体の基金、今後どの程度取り崩しを予想されているのかということがもしわかっていれば教えてください。  2点目は、先ほど大迫委員質問で、今、PCR検査所施設ということなんですけれども、民間施設PCR検査の強化のために補助制度とかもあるんですが、今後その6施設からさらにふえることはあるのかどうか、教えてください。  3点目です。検査依頼予定件数が4月から5月にかけて200件近くふえているということで、今後予想されているのは900件弱を見込んでいるみたいなんですけれども、例えば保護者の方がコロナ感染した場合、お子さんだったり障害がある方で1人では生きていけない当事者の方がどうなっていくのか、既にそのようなケースがもうあったのであればどういう対応をされていたのか、教えてください。もしも西宮でそういうケースがなく、ほかの自治体でそういったケースがあって対応をどうしていたのか、情報を持っていればそのあたりも教えてください。  以上です。 ○うえだあつし 委員長   1点だけちょっと話がずれているなと思っているところがあるので、少し整理させてもらいますね。  検査の箇所が、6カ所と初めに健康増進課長はおっしゃったと思うんですけど、検査の検体をとる場所が6カ所ということでよろしいですね。 ◎健康増進課長   はい。 ○うえだあつし 委員長   話が食い違っているところが少し見えたので整理させてもらって。 ◎保健総務課長   最初基金の取り崩しにつきましては、こちら保健所のほうでは把握しておりませんので、財政当局に確認させていただいて、またお答えさせていただくということでよろしいでしょうか。  それから、検査箇所の今後の増加についてということなんですけれども、帰国者接触者外来につきましては、今後、手を挙げていただけるようなところがございましたら順次お願いしていくということで、今後もふえる可能性はあるというふうに考えております。  以上でございます。 ◎保健予防課担当課長参事   3点目の保護者感染した場合のお子さんの保護をどうしているのかという御質問ですけど、幸いにも西宮市におきましてはそういった事例は発生しておりません。ただ、今後同じような事例が西宮市でも発生することは想定されておりますので、今、教育委員会こども支援局を含めまして協議の場を設定して、どういった対応をとっていくのかというのを現在検討しているところでございます。  以上でございます。 ◆一色風子 委員   ありがとうございました。  以上です。 ◆田中正剛 委員   わからないことがたくさんございまして。時間も余りとれませんので、私のほうからは、もう少し検査を強化できないのかという声に対するお答えをどのようにしたらいいのかというところの観点と、もう一つは、まだ市民の皆さんは不安に感じてはると思うんですけれども、今後実際に検査を受けた後――先ほど少し一色委員からも課題の提起がありましたけれども、その費用面負担とか、そういったことが広報されていないようにも感じますので、その点と2点、お尋ねしたいと思っています。一括でさせてもらいますね。  一つ目が、先ほど来少しお答えもあったかと思うんですが、PCR検査というのが余りなじみがなくて、このところようやく少しずつ勉強しているところなんですけれども、実際に県の検査をする場所というのが兵庫県内に何カ所あって、民間検査機関って一体どれぐらいあるのかというのが全くわからないんですけれども。もちろん、西宮市だけではございませんので、兵庫県全体でいろいろ調整が行われるのかなというふうに思っておるんですが、その辺の調整のやり方とか、どうなっているのかというところ、要は検査が必要と判断すればとにかくどんどん検査できる体制なのかどうかというところが全くわからないので、その辺、具体的に教えていただきたいですという、まず、その強化はもう少しできないのかというところです。  もう一つが、PCR検査で陽性になった場合にはどうなるのかというところがなかなか伝わっていないのかなというふうに思っておりまして、今、行政検査件数が報告されていると思うんですけれども、保険適用の分というのがまだ余りどういう状況になっているのかわからないというのが一つ保険適用の場合は当然その費用負担というのが出てくるのかなと思うんですけれども、例えば行政検査によって陽性がわかった場合、今の場合は入院費用はどのような形になるのか。  また、ホテルのほうも西宮市内でも用意されたということで、17日から一応入所が可能になったというのが県の対処方針のほうに載っていたと思うんですけれども、その費用はどのような負担になってくるのかというところを今この場で教えていただきたいのと、それを広報する予定はあるのかないのかというところですね。その辺を教えていただきたいと思います。 ◎健康増進課長   御質問いただきました検査体制の強化についての点ですが、今、兵庫県下には、兵庫県の設置しております県の検査所のほかに、神戸市、姫路市、尼崎市が地方衛生検査所を設置しております。それらの施設でも検査を行っておりますが、各施設処理能力につきまして、今手元資料がございませんので何件と申し上げることができません。民間につきましては、4月24日現在、全国の民間検査機関検査可能数として厚生労働省のほうからこちらに連絡いただいておりますのが、1日約5,400件程度となっております。その8割近くを関東地方検査機関が占めておりまして、近畿圏検査件数の多いところでは、京都府に2施設ほど施設がございます。民間検査機関につきましても検査件数が徐々にふえてきておりますので、今後も国の方針に基づき処理件数が増加してくるものと想定しております。  2点目の費用負担につきましてですが、保険適用につきましても、行政検査につきましても、PCR検査自体につきましては費用負担のほうは発生しないものと考えております。ただし、検査を受けていただくに当たりまして、問診を受けたり、また、そのほかに必要なエックス線検査CT検査等、付随する病気を確認するための検査がございます。それらにつきましては費用負担が、通常の保険加入者であれば保険自己負担分について発生いたしますので、例えば帰国者接触者外来に来られて費用が全く発生しないのかと言いますと、一定の自己負担のほうは発生しております。PCR検査検査費用については、公費負担となっております。  また、入院された方につきましては、感染症法に基づきます入院の勧告を受けて入院していただくことになりますので、入院費用等につきましては基本的には公費の負担となっております。  御質問いただきました2点については以上です。 ○うえだあつし 委員長   当局の方、ホテル軽症者宿泊の場合の自己負担費用についてまだ質問があったかと思いますので、そちらもよろしくお願いいたします。 ◎健康増進課長   今御指摘のありましたホテルへの入所費用につきまして、手元資料がございませんので確定したお答えができませんが、基本的な考え方としましては、勧告を行って入院等していただいた場合には費用負担は公費の対象となっておりますので、そうなるとは思っておりますが、今手元にございませんので、また確認してお知らせいたします。  以上です。 ◎保健予防課担当課長参事   資料手元にありましたので、お答えさせていただきます。  宿泊施設で療養する場合の諸経費の負担につきましては、基本的な食費、ホテル滞在費はかかっておりません。ホテルなどでの日用品に要する費用などは別途必要となります。具体的に施設ごとに定められておりますので、宿泊施設の利用のときにホテルごと自己負担のある、ないを決められるということをお聞きしております。  以上です。 ◆田中正剛 委員   ありがとうございます。  今回、検査委託料増額するということで、件数をふやすということなんですけれども、他市の事例とかも出てまして、ウオークスルーとかドライブスルーとか、そういう形でその件数をもっとふやす。プラス、待っている間の感染とかも防げたりするんですかね、そういった形で、要はもっと件数をふやせないのかというところに対して今のお答えの中ではまだわからないところが多々ありまして、特に、民間検査機関に関しては8割が関東でということですので、要は検査を依頼すれば依頼するほどしていただける――調整のお話がなかったのでね――のであれば、西宮市においてもやっぱり検査件数というのは、今9月までの件数で出していただいてますけれども、さらに必要であればこれは増額してでもどんどん――どんどんと言うたら変ですけども、やはり疑わしいという方は検査を受けていただくということはしていかないといけないのかなと思っているんですけども、その辺だけもう一回お答えいただけますか。 ◎健康増進課長   検査対象者につきましては、国のほうで一定基準が示されておりまして、当初かなり厳しい条件でございましたが、現在の時点では医師検査が必要と認めるものは対象となっております。その点を考慮しまして、本市におきましても、相談センターに御相談があった場合は、まず医師――診療所等にかかっていただきまして、そちらで判断していただいて、必要があるということでございましたら保健所のほうに連絡いただき、帰国者接触者外来受診調整をさせていただいておりますので、相談があった方について保健所のほうで帰国者接触者外来受診調整しない、または検査しないということは行っておりませんので、医療機関先生方保健所のほうでよくお話をさせていただいて、必要な方については調整して今受診いただいております。  その中で、医療機関から連絡のありました方につきましては、現在のところ遅滞なく検査のほうを受けていただいておりますが、委員の御指摘にございますように、今後患者がふえてくる、もしくは社会的な状況に鑑みて市民の方々が不安に思われて医療機関にかかる件数もふえてくることも想定されますので、先ほども申し上げましたとおり、これまでの医療機関を含め、帰国者接触者外来の充実には努めてまいりたいと思います。その上で検査件数が上がってくるということでございましたら、当然、県の検査施設及び既に民間検査所も使っておりますが、そのあたりの拡充も含めて現在調整を行っているところでございます。  以上です。 ◆田中正剛 委員   ありがとうございました。  もう要望にさせていただきたいと思います。討論の場で言ったほうがいいのかもしれませんけど、もうここで済ませたいと思います。  今お答えいただきましたとおり、さらに強化しなければいけないようなことになりましたら、しっかりとそこは御対応いただきたいなということでございます。その辺も、ちょっと前までは医師が必要だという判断をしながらも検査を受けさせていただけないというような情報もございました。それは最新の情報ではございませんので、そういう環境は今はもう解消されたということを今のお答えで判断させていただきたいと思っています。今後も、直近で言いますと濃厚接触者の定義が拡大されたということもございますし、検査しなければならないといいますか、検査を受けていただくべき事案というのがふえてくることも想定されますので、その中で検査機関というのももちろん大切だと思います。  もう一つは、本市で言うと保健所の体制ですよね。いわゆる濃厚接触者を調査していく積極的疫学調査と言われているものにもやはり手が要ると思いますので、その辺の強化をしっかりとしていただいて的確にPCR検査を受けていただいて、市民の皆さんにはその点に関しては安心していただく、そういった取り組みをしていただきたいなということ。  もう一つは、一番最初質問させていただいた広報の件なんですけれども、どうしても我々、行政側の目線でいろいろと考えてしまうんですけれども、いざ自分がPCR検査を受けなければならないような状態になった、その後、陽性になってしまった後のことというのが余り知らされていなくて、実際になった後に、えっ、そんなにお金かかるのみたいな状態になっていることがあるんじゃないのかなということもございますので、その辺、可能な限りの広報というのも検討していただきたいなと、あわせてその2点お願いいたしまして、私からの質疑を終えたいと思います。  ありがとうございました。 ◆佐藤みち子 委員   応急診療所のことについて1点だけお聞きします。  西宮市議会災害対策支援本部から市への要望ということで4月23日に出したんですけど、その中の医療体制構築への準備の中の回答の中で、応急診療所に感染患者専用の仮設診療室を開設するため現在準備を進めているところですと書いてあるんですけど、応急診療所に感染患者専用の仮設診療室、このことについて具体的に説明してもろうてよろしいですか。 ◎保健予防課担当課長参事   応急診療所の横に、現在、プレハブの仮設診療所の設置を進めております。それをなぜ設置するのかと言いますと、現在の応急診療所の中で、仮に感染の疑いがある患者さんが来られたとき、一般患者さんとの動線を物理的に分けることができないと判断いたしまして、疑いがある患者さんは応急診療所の本体のほうに行かずに、そこの仮設の診療所のほうで診察に入ってもらうという流れで、いわゆる応急診療所の中での院内感染を防ぐ目的で動線を物理的に分けさせていただいたということで今設置を進めております。  以上でございます。 ◆佐藤みち子 委員   そしたら、感染症以外の病気で行きはる人については、現在も今までどおりちゃんと診療してはるということですね。 ◎保健予防課担当課長参事   現在、応急診療所のほうでは一般患者さんも既に診ております。その中で感染の疑いがある方も同じ動線を使うということはちょっと問題があるということで、感染の疑いがある患者さんに動線を分けた形で仮設のほうに流れていただくという仕組みで考えております。一般患者さんは、今までどおり同じように応急診療所のほうで診ていただくということを考えております。  以上でございます。 ◆佐藤みち子 委員   それについては、何か人員体制を強化するとかふやしているということはあるんですか。 ◎保健予防課担当課長参事   人員のほうは、医師会の先生方とどういう体制で組んでいくのかということを協議させていただこうと思いますけれども、特に増員が必要というお話は現在は聞いておりません。というのが、恐らくそういう感染症の疑いがある方は事前に予約で診察の順番をとっていくのかなと考えております。その上で、実際運営していただきます医師会の皆さんの御意見を聞きながら、どうしていくのかというのは検討させていただきたいと思っています。  以上でございます。 ◆佐藤みち子 委員   以上です。 ◆大原智 委員   いつもありがとうございます。  一括で4項目になります。項目ですけども、ざっくりですけども、いわゆる検査数の話で、二つ目が、同じ形になりますけど、適正な検査数とはという形で、3点目につきましては、保健所調整といいますか取り組みといいますか、そういうあたりです。4点目が地域外来検査センターの必要性という4項目でお伺いしたいと思います。  一つ目は、これはもう一回確認なんですけれども、きょう頂戴しました資料1ページのところの今後の積算の金額と検査見積もり数なんですけれども、4月までは県に対して293、民間に対して312の件数という形になる、要は検査していただく部分が県と民間にありますという環境の部分のその配分の数、それが今回の補正予算成立後の増額以降の5月につきましては、県の数字は若干減って、民間のほうの件数自体はその約2倍。今までであれば、大体ですけれども、1対1が1対2ぐらいの比率になっていくのかなというふうにこの表を見て思っております。  これは単純な話ですけれども、要は、その積算の金額のところに、県の場合は単価が3万2,000円、そして民間の場合は1万7,600円という、大体この1対2ぐらいの金額という形で割り振っていくと有効にお金を使う形になるんですよということで、そういう理解でよろしいでしょうかということが1点目です。  2点目ですけれども、今回、先ほど別の方の御質疑でありましたように、従来であれば15から20件ぐらいという形が、今回の補正の増額によって1日当たり30件ぐらいになるだろうというのが見込める数字かというふうに思います。現状の西宮市の感染状況の中におきまして、1日当たり30件という部分は適正な数だというふうに認識されておられるのか、いやいやまだまだなんですという形なのかというところの当局の認識を教えてください。  3点目ですけれども、PCR検査自体が3月6日から保険適用になりました。御存じのとおりです。そのことを受けて、保健所というか当局の御説明では、いわゆる陽性患者という形で結果が出た場合については保健所で把握ができるんだけれども、要は、診断者であったり検査も実際の数字という部分についてはわからないところがありますというような説明を受けてきたというふうに思います。ただ、きょうの当局の御説明でつけていただきましたPCR検査実施流れという表を見せていただきますと、要はそういう一旦保健所を通さなくてかかりつけ医の方々に行かれた場合の先生の御判断であったとしても、検査調整をするために保健所に一度これを連絡いただく形になるので、要は、現場のかかりつけ医の先生が直接、帰国者接触者外来のほうにお願いするということはないという形になっています。この説明の整合性という部分と、だから、従来は陽性になられた数しか把握できなくて、それ以外はわかりませんというふうにおっしゃっていた部分につきましては、もしも今もそういう状況であるんであれば、しっかりとその分はつかんで御説明する必要があるのではないかという、そのあたりのところを教えてください。  最後の4点目ですけれども、これもご存じのとおりかと思いますが、4月15日に、要はPCR検査をもっともっとふやしていただきたいという観点から、厚労省のほうが、地域の医師会の皆様方と連携してしっかり民間の力を使うことによってということで、地域外来検査センターの設置を認めますよという打ち出しが出ました。西宮市は保健所を独自に持っている自治体でございますので、そのあたりの部分については兵庫県としっかり連携をとっていただきながらという形にはなるかと思いますけども、今後そういう部分の必要性というのはどういうふうに認識されているんでしょうか。  以上4点です。 ◎保健総務課長   1点目の検査数の積算につきましてお答えさせていただきたいと思います。  積算においては、検体の発生数のピークを30というふうに考えております。平日と土曜日は30件ずつ、日曜・祝日につきましては、接触者外来を行います医療機関が少なくなりますので20件ということで見込んでおります。県の検査所検査を依頼できる本市の検体数は、今後1日当たり10件程度になることを見込んでおりまして、また、日曜・祝日につきましては受付がありませんので、9月末までの祝日以外の日数に10件を乗じた件数ということにしております。それ以外の検体につきましては全て民間検査機関検査をお願いするという形になりますために、9月末までの日数に20件を乗じた件数ということにしております。  次の2点目、30件という数が適正かどうかということですけれども、これにつきましては、現在、市として30件ということで設定しておりますけれども、今後また検査が必要な数がふえてきたという場合には、そのときに補正など追加で対応させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎健康増進課長   3点目の保健所の取り組みにつきましてお答えさせていただきます。  3月6日にPCR検査保険適用が始まった当初、民間施設を含めまして、検査処理能力はそんなに多くございませんでした。先ほど申し上げましたように、今、かなりの処理能力のほうが民間施設のほうでも実施できるような状況になっております。  先ほど資料のほうでお配りさせていただいております、市民の方が一般医療機関受診されて帰国者接触者外来に行かれる場合につきましては、当然、保健所のほうに御連絡いただきまして受診調整を行った上で検査実施させていただいております。ただ、偶然といいますか、患者さんがかかられた医療機関帰国者接触者外来ということもございます。その場合は、帰国者接触者外来の判断におきまして、国の通知等に基づき、ドクターの判断で保険適用検査を行うことができます。それらの件数につきましては、市のほうで正確な数字を現在把握するように努めているところです。実際には、先ほど申し上げましたように、保険適用受診された方につきましても、その自己負担分につきまして西宮市のほうに請求がございますので、最終的には何件の保険適用実施件数があったかにつきましては市で判断することができますが、日々その処理件数について正確に把握ができてないところが現状であります。それを改善すべく、今、医療機関のほうとできるだけお互いの事務処理に負担がない形でやりとりができないのか、協議を行っているところです。保険適用で行った分につきましても、陽性でありましたら保健所のほうに患者の発生届が届けられまして、保健所のほうで対応する形になっております。
     3点目の保険適用検査に対する保健所の取り組みについては以上です。 ◎保健予防課担当課長参事   4点目の地域外来検査センターについてお答えさせていただきます。  先ほど答弁させていただいたとおり、西宮市のほうでは帰国者接触者外来の箇所数をふやした経緯があります。現在はそちらのほうを中心に運用を考えておるところですけれども、今後さらに強化を求めていくというふうに、感染者の数がふえてきた場合とか想定する場合であればそっちの設置についても検討を進めないといけないとは考えておるところです。実際運営に当たっていただきます医師会の皆様あるいは薬剤師会の皆様、そちらの方とも協議しながら、実際西宮市としてどう対応していくのかという協議は進めさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 ◆大原智 委員   ありがとうございました。  意見は後ほど述べさせていただきます。  以上です。 ○うえだあつし 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   なければ、質疑を打ち切ります。  これより討論に入らせていただきます。  本件に御意見はございませんでしょうか。 ◆佐藤みち子 委員   日本共産党西宮市会議員団は、この補正予算には反対するものではありません。賛成しますけれども、やはり市民の暮らしは逼迫していますので、もっと市全体でさらなる補正を組んで市民の暮らしを直接助けるというふうなことを今後もやっていただきたいということを要望しておきます。  以上です。 ◆大原智 委員   ちょっと長々となりました質疑、大変申しわけありませんでした。ありがとうございました。  公明党議員団は、この補正予算増額案には当然賛成させていただきます。  意見だけ少しまとめさせていただきましたので、それだけ申し上げさせていただきます。  西宮市――本市は保健所を独自に持つ中核市でありますので、感染の疑いのある市民への対応として、帰国者接触者相談センターから帰国者接触者外来へ適切につなぎ、適切に検査実施しているというふうにこれまで説明していただいております。しかしながら、西宮市のホームページを見せていただいても、日々の検査数と陽性となった方の結果の数字がわかるだけでありますので、本市の最大検査可能数であったり、あるいは人員体制が実際に適切なのかどうかということの判断を市民皆様方はそれだけではすることができません。ここに、ある意味、市民皆様方が少し不安に思われる一因があるのではないかというふうに御指摘させていただきたいというふうに思います。  PCR検査の拡大に当たりましては、三つの課題があるというふうにされています。一つ検査をする人材不足の解消、そして二つ目に医療従事者の感染予防のための物資の供給、そして三つ目が無症状・軽症者の受け皿の確保という三つの課題があるというふうにされています。その実態を含めた形で市民皆様への丁寧な御説明を求めたいというふうに思います。  お隣の国でよく行われておりますような、例えばドライブスルー検査あるいはウオークスルー検査、いろんな形の部分を実施していただくことで早期発見・早期対応を求める市民皆様の声は多く届いております。今回の補正予算でこれまでの約2倍となる1日の検査数が約30件、そして月間約900件の検査実施できることになりますけれども、しかしながら、市民皆様の思いからすれば、それはまだまだ十分とは言えないというふうに思います。国は1日2万件のPCR検査を目指すというふうにされておりますので、従来の市内の帰国者・接触者専門外来というのは、きょう御説明もありましたとおり、公が2件、民間が4件、合わせて6件というふうに私どもは理解しておりますけども、そのような形で適切に評価していただきながら今後も進めていただきたいというふうに思います。  先ほどちょっと質疑の中でもさせていただきました地域外来検査センターにつきましても、どうかよくよく御検討いただきながら、御答弁でもありましたとおり、6という数字をふやすこともしっかりと考えていただきながら検討を進めていただきたいというふうに思います。  最後になりますけれども、例えば他市では母子感染のリスク軽減のために妊婦の方については希望者全員にPCR検査をするという、そういうある意味予防的な観点からも実施されるところもあるというふうに伺っております。今後も国、県としっかりと連携を図っていただきながら、医療従事者やスタッフの皆様の安全確保に努めていただき、必要な方が迅速に、そしていつでも適切に検査を受けることができるように、さらなる検査数の拡大とともに検査体制の充実への御検討をしっかりと進めていただきたいと思います。  以上です。 ○うえだあつし 委員長   ほかにございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   なければ、討論を打ち切りたいと思います。  これより採決に入ります。  議案第194号のうち本委員会所管科目は、これを承認することに御異議はございませんでしょうか。    (「異義なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   異義なしと認めます。したがって、議案第194号のうち本委員会所管科目は承認することに決まりました。  ここで説明員が交代いたします。    (説明員交代) ○うえだあつし 委員長   次に、報告第34号処分報告の件〔(西宮介護保険条例の一部を改正する条例制定の件)専決処分〕を議題といたします。  当局説明を求めます。 ◎介護保険課長   報告第34号について御説明いたします。  議案書の4-1ページをごらんください。  昨年10月からの消費税率10%への引き上げに合わせ、国は低所得者の介護保険料の引き下げを行うこととし、令和2年度の保険料に関しまして所要の政令改正が行われました。これに対応するため西宮介護保険条例の改正を専決処分により行いましたので、御報告させていただくものです。  今回の改正については、国における介護保険法施行令の一部改正が令和2年3月30日公布、4月1日施行でありましたため、これに合わせまして、本市においても3月30日に専決処分により改正し、4月1日施行といたしました。これにより、令和2年度の保険料については軽減後の額により決定し、6月に市民に通知する予定でございます。  4-2ページをごらんください。  改正内容は、第5条第2項に定めております軽減後の保険料の第1段階から第3段階に該当する方の保険料を記載の額に引き下げたものでございます。  横長の議案参考資料をごらんください。  1枚表紙をめくっていただきまして、左側の表に示しております平成30年度時点の保険料においては、消費税率が8%になりました平成27年度より実施しております第1段階のみの軽減でしたが、これが消費税率10%への引き上げ後は、右側の表に示しておりますように第3段階まで拡充されております。この保険料の引き下げは、平成31年度、令和2年度の2カ年にかけて実施されておりまして、右側の表の平成31年度の列につきましては、最終引き下げ幅の半分を引き下げた昨年度の保険料を示しております。令和2年度の列が今回の改正後の保険料で、これで予定しておりました引き下げが完了いたします。  説明は以上でございます。 ○うえだあつし 委員長   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   なければ、質疑を打ち切りたいと思います。  これより討論に入ります。  本件に御意見はございませんでしょうか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   なければ、討論を打ち切らせていただきます。  これより採決に入ります。  報告第34号は、これを承認することに御異議ございませんでしょうか。    (「異義なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   異義なしと認めます。したがって、報告第34号は承認することに決まりました。  以上で付託事件審査は全て終了しました。  この際、お諮りします。  本委員会で採決した事件に対する委員会報告の作成につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思います。  これに御異議はございませんでしょうか。    (「異義なし」と呼ぶ者あり) ○うえだあつし 委員長   異義なしと認めます。したがって、そのように決まりました。  きょうは、委員会、私の手際が悪かったのか、少し延びてしまいましたことをまずおわび申し上げます。  PCR検査について、各議員の先生方はやはりふやしてほしいと、きっとこれは市民の声であるというふうに私のほうでは理解しております。患者さんというのは、自分がもしかかっていたら自分がさらに誰かにうつしてしまうという気持ちもあって、何とか受けたい、確定させたいという気持ちがあるというのは重々わかるところです。  ただ、それと同時に医療者も自分の患者を守りたいという気持ちもある一方で、最大限に健康であっていただきたいですし、また、最大限に生きていただきたいというふうな思いで働いております。PCR検査が少ない、医療の体制が甘いんじゃないかというお叱りの声が大きいというのはわかっておるのですが、それでも歯を食いしばって頑張っているという現状も皆さんに御理解いただいて、市民の声をうまいことおさめてもらうというか、感情的にならないようにしていただけたらなと。  あわせて、当局においては、局長からまた市長にもお伝えいただきたいんですが、医療者はそういう思いでやっている、板挟みの中で頑張っているという心情も反映していただきまして、十分な御支援をしていただきたいというふうに私のほうからは一言申し上げたいと思っております。  これをもって健康福祉常任委員会を閉会いたします。  御協力ありがとうございました。           (午前11時06分閉会)...