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  1. 西宮市議会 2015-09-30
    平成27年 9月30日決算特別委員会総務分科会-09月30日-01号


    取得元: 西宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    平成27年 9月30日決算特別委員会総務分科会-09月30日-01号平成27年 9月30日決算特別委員会総務分科会              西宮市議会               決算特別委員会総務分科会記録              平成27年(2015年)9月30日(水)                 再 開  午前 9時59分                 閉 会  午後 2時57分                 場 所  1号委員会室 ■審査事件  (消防局)   認定第5号 平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (防災危機管理局
      認定第5号 平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (市議会)   認定第5号 平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (会計室・選挙管理委員会・監査委員・公平委員会)   認定第5号 平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件          一般会計  (各局等)   認定第5号 平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件 ■出席委員   よつや   薫 (主  査)   吉 井 竜 二 (副 主 査)   大 石 伸 雄   菅 野 雅 一   岸   利 之   杉山 たかのり   西 田 いさお   町 田 博 喜 ■欠席委員   な   し ■委員外議員等   な   し ■傍聴議員   一 色 風 子 ■説明員(西宮市議会委員会条例第19条による)  (防災危機管理局)   防災危機管理局長           渡 辺 俊 行   防災総括室長  田 谷 憲 之   参事      向 井 宣 彦   防災総務課長  島 田   章   災害対策課長  藤 井 清 一   防災啓発課長  溝 口 勝 也   避難支援課長  池 井 芳 夫  (政策局)   政策局長    田 原 幸 夫  (総務局)   総務局長    佐 竹 令 次  (会計室)   会計管理者兼会計室長           垣 尾 憲 治   会計課長    瀬 下 房 子  (公平委員会)   公平委員会事務局長           大 濱   弘  (監査事務局)   監査事務局長  利曽行 寧 児   課長      大 濱   弘   課長      一 藁   猛   課長      石 田 泰 宣  (選挙管理委員会)   選挙管理委員会事務局長           足 立   敏   選挙管理課長  松 本 幸 弘  (消防局)   消防局長    坂 本 健 治   総務部長    松 浦 光 廣   総務課長    長谷川 孝 治   企画課長    大 月   新   警防部長    山 下 俊 郎   予防課長    長 畑 武 司   指令課長    川 畑 真 実   警防課長    東 谷 浩 二   救急課長    八 幡 雅 之  (議会事務局)   議会事務局長  戎 野 良 雄   次長      北 林 哲 二   庶務課長    原 田 順 子   議事調査課長  村 本 和 宏           (午前9時59分再開) ○よつや薫 主査   ただいまから決算特別委員会総務分科会を再開します。  これより日程表に従い審査に入ります。  まず、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、消防局分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  まず、決算概要について説明があります。 ◎消防局長   消防局の平成26年度決算概要につきまして、私から御説明いたします。  水防費を除く消防局所管の予算現額56億8,915万1,000円に対し、55億9,943万2,000円を支出いたしました。執行率は98.4%でございます。  次に、火災など災害出動の概要を説明いたします。  火災件数は122件と前年度より8件増加しており、建物が燃えた面積は247平方メートル増加し、909平方メートルとなっており、火災種別では建物火災が78件、車両火災が15件、雑草やごみなどの火災29件という状況でございます。  救助出動は前年度より29件減少して328件で、これらの出動により156人を救助しております。中でも、建物事故への出動は131件で最も多く、全体の約40%を占めております。そのうち、施錠された屋内に高齢者等が倒れているかもしれないといった緊急の安否確認が125件あり、近年増加傾向にあります。  救急出動は2万2,523件で、前年度より375件増加し、搬送人員が2万240人となっております。主な種別では、急病が1万3,873件と最も多く、転倒などによる負傷が3,744件で、交通事故が1,192件と続いております。  その他の緊急出動は、自動火災報知設備のベルが鳴っているとの通報や、火災と疑われる煙の発生などの緊急確認が257件、高速道路など交通量が多く危険な場所での現場の安全を確保するための支援活動が231件、交通事故によるガソリン漏れやガス漏れなどの緊急措置が209件などでございます。  次に、主要な事務及び事業の概要を説明いたします。  消防局車両等整備事業では、使用に耐えなくなりました水槽付消防ポンプ自動車無線支援車救急自動車などの車両を更新したほか、画像探索機熱画像直視装置など資機材の更新整備を行いました。  予防活動推進事業といたしまして、立入検査の状況は、建物などの防火対象物が4,264件、ガソリンスタンドなどの危険物関連施設が377件でございます。また、関係者に対し4件の命令を行い、是正させるなど、違反処理に努めました。  通信指令業務は、119番通報を3万4,814件受信しており、その内訳は緊急通報が2万2,329件、病院紹介など緊急外の通報が1万2,485件となっております。緊急通報とそれ以外の件数を対比いたしますと、緊急外の通報は24年度の39.2%から25年度は38.8%、26年度は35.9%と減少傾向にあります。  通信施設等整備事業では、消防救急無線デジタル化工事が完了し、27年4月から運用を開始いたしました。  消防庁舎等整備事業瓦木消防署甲東分署の建てかえ用地の購入などを行い、消防団車両等整備事業では消防ポンプ自動車を更新、消防団車庫整備事業では鳴尾北分団車庫の建てかえ工事を行いました。
     救急救命士の養成では、4人を救急救命士養成所へ派遣し、年度末時点で71人の救急救命士が業務に従事しております。また、救命処置の拡大に伴い、気管挿管や薬剤投与などの資格を取得し、認定救命士の拡充を図りました。  教育訓練におきましては、日常的な警防、救急、救助等の個別訓練に加え、消防署単位や本部主催で行う訓練などを年間を通じて実施し、現場対応能力の向上に努めてまいりました。  また、職員研修におきましては、消防大学校の幹部科、予防科など外部で行う研修や講習等へ延べ953人を派遣し、より高度な知識及び技術の習得に努めるとともに、職場研修を積極的に行い、職員の能力向上と人材育成を推進してまいりました。  以上が平成26年度の決算概要でございます。  決算の内容につきましては、企画課長から説明させていただきます。  以上であります。 ○よつや薫 主査   次に、一般会計についての当局の説明を求めます。 ◎企画課長     (説明) ○よつや薫 主査   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   3項目について一問一答でお願いします。  一つ目は火災予防啓発活動について、二つ目は予防査察の充実強化について、三つ目は洪水に対する活動について伺います。  最初に、事務事業評価シート182ページの予防活動推進事業に関連して、火災予防啓発活動について伺いたいと思います。  これから空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節を迎えます。11月9日から15日までの1週間は秋の全国火災予防運動期間です。火災による悲惨な焼死事故や貴重な財産の損失を防ぐためには、市民一人一人が火災予防に対するしっかりした知識を持ち、西宮を火災のないまちにしていくことが重要だと思います。住宅用火災警報器の設置促進やカーテン、寝具などの防炎品の使用促進、初期消火の重要性の認識の普及と住宅用消火器の設置促進、高齢者など災害時要援護者を守る地域づくりの醸成、放火されにくい環境整備などについて、市民の皆さんに理解していただき、協力していただくことがとても重要だと思います。どのような啓発活動を行っていくのか、市のお考えを聞かせてください。  以上です。 ◎予防課長   消防局では、火災予防運動各種イベント市政ニュース、ホームページなどで、あらゆる機会を通じて火災予防に関する広報活動を行っております。その他、住宅火災を減らすために、各家庭を訪問して、軒先で住宅用火災警報器設置状況火災予防に関してお聞きする中で適切なアドバイスを行う住宅防災診断を実施しており、平成26年度には自己診断も含め3,674世帯に実施いたしました。  また、総務省消防庁の発表によりますと、全国的には住宅用火災警報器の普及に伴い、住宅火災件数住宅火災による死者は減少傾向にありますが、住宅火災による死者のうち65歳以上の高齢者が占める割合は、平成27年は70.5%、26年は69.5%となっております。  一方、西宮市では、現在のところ全国統計のような傾向はございませんが、防火等の配慮が必要な高齢者は今後増加すると予想できることから、消防局では今年度から民生委員の皆様の御協力と御理解のもと、高齢者宅に伺って住宅防災診断を実施し、議員御指摘のような住宅用火災警報器の設置やカーテン、寝具などの防炎品の使用、住宅用消火器の設置などを確認し、アドバイスすることで、高齢者の火災による死者の減少に努めてまいります。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  次に、2点目、事務事業評価シート182ページの予防活動推進事業に関連して、予防査察の充実強化について伺いたいと思います。  多くの焼死者を出した近年の火災については、防火設備が未整備で防火意識が希薄な雑居ビルや宿泊施設などで発生しているケースが多いと思います。重大な消防法違反の物件を含めた防火上問題のあると疑われる建物や施設が、現在、市内にどの程度あり、市はどのような査察を実施し、指導しているのかについて聞かせてください。  以上です。 ◎予防課長   重大な消防法違反につきましては、火災時にベルが鳴る自動火災報知設備、これの未設置施設が7施設ございます。このうち雑居ビルの違反は2施設ございます。住宅用の自動火災報知設備は用途や面積で規制されており、建築当時から施設の用途を変更したことにより必要になったものでございます。また、増築や隣の棟と接続したことにより、面積がふえたことにより必要になったものもございます。これらは、立入検査により発見した際、関係者に粘り強く指導し、指導に従わない場合は違反処理に移行する体制を整えております。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   ありがとうございます。  3番目として、事務事業評価シート196ページの消防活動業務に関連して、洪水に対する消防局の活動について伺いたいと思います。  茨城県常総市の堤防決壊による鬼怒川の氾濫被害と同じ降雨量なら、武庫川でも堤防の決壊が起きる可能性があると指摘されています。武庫川の堤防が決壊したり越水するおそれがあるとき、市はどのような水防工法を実施するのかを聞かせてください。また、市民が迅速かつ安全に避難するために、どのような誘導や広報、支援をするのか説明してください。  以上です。 ◎警防課長   洪水に対する消防局の活動についてのうち、まず水防工法についてお答えいたします。  消防局が対応できる水防工法といたしましては、堤防を越水するおそれがある場合、人海戦術での3段積みによる工法が考えられます。この3段積み工法といいますのは、土のうを作成し、堤防上に積み上げていく工法で、土のうにより堤防の高さをかさ上げし、越水を防ぐ工法でございます。決壊した場合は、残念ながら消防では対応はできないと考えております。  次に、武庫川が決壊、氾濫した場合、市民が迅速かつ安全に避難するために、どのような誘導や広報、支援をするかについてお答えいたします。  武庫川が決壊や氾濫した場合の消防局の対応としましては、消防団と協力し、消防車両消防団車両によるマイク広報によって住民に速やかな避難を促しながら、消防車両浸水区域外に移動させ、まず体制を整えます。体制が整いましたら、逃げおくれた住民の救出活動に従事することとなります。  以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   丁寧な御答弁ありがとうございました。再質問はありません。  以上です。 ◆町田博喜 委員   済みません、2点、一問一答でお願いします。  一つは救急活動業務と、それから、今、菅野さんが質問しましたけれども、住宅用火災報知の設置率、この2点です。  1点目の救急活動業務なんですけれども、評価シートの198ページなんですけれどもドクターカー出動を含んだ出動件数が2万2,523件この活動状況で、搬送人員が2万240人ですか、書いているんですけれども、いっとき救急車で、現場到着して何していたかというたら、たらい回しとかいろいろあって、いろいろ問題ありましたよね。最近そういうニュースは余り見ないんで、搬入するとき受け入れ先というのはもうスムーズにいっているんですか。今現在の状況で結構なんですけれども、どんな感じなんですか。 ◎救急課長   最近のことになりますと、歴年になりますけれども、4回以上の病院問い合わせ回数に関しては減少傾向にあります。これには、むこねっとのタブレットでの病院手配とかを実施している関係で減少していると思われます。  以上でございます。 ◆町田博喜 委員   上がるように思っておりましたが、4回以上が減少していると。それなりに何回もすること現場であるんでしょうね、やっぱり1回で決まれへんということ。  どうなんですか、統計をとれていたらでいいんですけれども、119番を回して救急車が、到着する大体の平均時間と、それから、病院が決まって搬送するまでの大体平均時間を教えていただけますか。 ◎救急課長   覚知から現場到着の時間ですが、平成25年が7分59秒、平成26年が7分57秒と2秒減少していることになります。  以上でございます。(「全時間で」と呼ぶ者あり)済みません、現場滞在時間なんですが…… ◆町田博喜 委員   いいですよ、滞在時間ですね、基本的にはそうですよね。 ◎救急課長   現場滞在時間ですが、平成25年では16分14秒、平成26年では16分51秒と若干の増加傾向にございます。  以上でございます。 ◆町田博喜 委員   大体わかりました。  やっぱり、救急搬送のときに1分1秒を争う人もいらっしゃるんですもんね。むこ端末と言われましたかね、今。そういうのは、できるだけいろんなものを活用しながら、滞在時間が少なく早く搬送できるように、また、かかりつけの情報収集もうまいことできるように、体制をとりたいと思うんですけれども、その辺をさらに力入れていってほしいなというふうに思います。  もう一つが、先ほど菅野さんが質問されていました住宅用火災報知器の設置率なんですけれども、この施策と評価報告書の中に、これの60、61ページのところに住宅用火災報知器の設置率ということで、ここに指標の説明ということで、国による設置状況の推計結果ということで書かれているんですけれども、この数字なんですけれども、つけなあかんって平成23年でしたかね、住宅つけなあかん、絶対――絶対言うたらちょっと詳細は忘れたんですけれども、あのころ電池式とかいろんなやつが出ていましたよね。何見たって、市政報告にも載っとったし、宮っ子にも載ってるし、消防局の何か書類にも、こんなん、いいのが安くでつけられへんかって、あったような気がするんですけれども、今現在、ここに書かれている数値、平成26年で83%、これも国のつけなあかんところについてるような数字なんかどうかということと、あわせて、西宮市としてこの設置状況は今どうなんでしょうか。わかる範囲でちょっと聞かせていただけますか。 ◎予防課長   設置状況につきましては、消防局のほうから国のほうに報告しました数字が83%というふうなことでございます。 ◆町田博喜 委員   じゃ、これ西宮市が国に対して報告したのが83%やという捉え方ですね。これ国、横に推計結果と書いてあるからね。推計って、これちょっとようわからへん。どういう捉え方したらええのか。 ◎予防課長   推計といいますのは、西宮市でサンプリング調査という、国のほうからありまして、それのサンプル調査の結果に基づいて国が推計したものでございます。 ◆町田博喜 委員   ありがとうございます。  目標値として、平成30年度に100と書いているでしょう。これどうなんですか。これ、目指すところで、やっぱりどうしてもこういうところも要するに発見しにくいとか、設置理由がわからないとか、その辺の課題というのはどうなんですか。 ◎予防課長   確かに難しい目標ではあります。ただ、消防局としてはやはり火災ゼロを目指しておりますので、やはりそこの目標を立てて、それに向かって頑張っていくというふうに思っております。  以上でございます。 ◆町田博喜 委員   わかりました。  何かいっときぱっと盛り上がったんですけれども、最近何かこれやられていますか。余り目にしないんですよ、これつけなあかんとか。それやのにこれ100%、厳しくなった、が残ってきてるのに、平成30年度に100って書いていたら、何かせな、あと3年もないのにどないしはるんかなって。何かPRなんかを考えてはりますか。 ◎予防課長   実際に住宅防災診断を行っておりまして、その中でやはりお年寄りの方のお宅というのはなかなか調査ができないのもありますし、なかなかつけておられない、つけるのが大変だとかいろんな話がありますので、実際に民生委員さんに今年度から協力していただいて、お年寄りの方のお宅にそういうふうな話をしていくことで、1対1でお話をしていくことで、パーセンテージを少しでも上げていけたらというふうな施策を考えております。  以上でございます。 ◆町田博喜 委員   大体わかりました。  最後は、そういうことで残ってたら、福祉の関係とやっぱり連携せなあかんから難しいかなと思うけれども、しっかりとまた、高齢者の人やったら当然一番逃げおくれやすい、逃げおくれるということが一番多い、そういうところですから、またよろしくお願いします。  以上です。 ◆西田いさお 委員   4点、余り難しい問題じゃないんですけれども、一問一答でお願いします。  音楽隊について、消防車について、庁舎の修繕について、救急出動についてで順番に質問していきます。  音楽隊なんですけれども、一応式典とかいろいろ出ておられるんですけれども、現在は消防に関するイベントとかに大体限定されているみたいなんですけれども、消防というものをPRするために、地域の催しとかそういうものにもうちょっと門戸を広げて出動するということはできないんですか。これ、年間、平成26年で18回ぐらい出動しておられるんですけれども、消防の出動、勤務状態を考えるとちょっと難しいんでしょうか、いかがなものでしょうか。 ◎総務課長   消防のPRということで、回数がたくさんできるということは非常にいいことなんですけれども、今委員がおっしゃったとおり、消防というのは音楽隊の活動を専従にやっているというわけではなくて、一消防隊員として24時間の交代制勤務の職務と、また、24時間勤務明けの非番での活動も多いということで、労務管理上の問題もありますので、大体今25回程度というところが妥当な回数だというふうに考えてございます。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   その辺、十分理解しているつもりで質問させていただいたんですけれども、健康状態とかいろいろ、消防隊員の方も本当に重労働の中でやっておられるんで、無理には言えないですけれども、可能性があれば少しでも協力していただいたらありがたいなと思いますので、その辺は要望にとどめておきますので、よろしくお願いいたします。
     次に、消防車のことです。新規の消防車購入、去年、平成26年は3台購入されているんですけれども、これは、ナビなんかはどうなんでしょうか。今、新しい住宅がいっぱいふえて、行き先が、昔みたいに煙が出て火が出ていたらすぐわかるんですけれども、今もう本当に、ぼや程度だったら煙もほとんど出ていないというような状況で、行き先がわからないというようなことが消防団の中で起きないだろうかと。ちょっと行き先がわからなかったというのも聞いたことがあるんで、その辺、新しいのを購入されたものにはナビなんかはつけておられないんでしょうか。 ◎総務課長   消防団の車両について、ナビは設置しておりません。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   大体、団の方はほとんど限られた地域の出動だと思うんですけれども、大きな火災になると、わからないことはないんですけれども、遠方に出たりすることもあるんですけれども、本当に限られた範囲の中でも今新しい住宅がどんどんふえて、今まで田んぼやったところに10戸も15戸もできたりとか、そういうのがありますので、費用もかかることですし、いろんなことで1台つけたら全部つけないかんようになりますので、数十台つけないかんようになりますから、費用もかかるんですけれども、一度そういうことを検討していただきたいと。やはり消防車は出動したんだけれども、火災現場に着けなかったというのは本当にちょっと格好悪いことなんで、その辺、そういうことがないように、何かほかに方法があればほかの方法を考えていただいたらいいわけですけれども、全体的な検討をして、本庁の方は大体把握されていると思うんですけれども、特に団の方は、運転手が、大体決まっているんですけれども、その日に都合つかなくてこっちの人とか、新しく転入された方が運転するとかになると、本当に地域の中でも、狭い地域でもわからないこともありますので、その辺またいろんな意味で検討していただくようにお願いしておきます。  それから、庁舎の修繕についてですけれども、これ年々、修繕回数とかあれがふえているわけですよね。古くなるんですから、ことしちょっとあそこを見せていただいて、もうだらだらっと雨漏りがしている状況で、年々、分署、あるいは各支所、あるいは本庁も合わせて老朽化がだんだん進んできて、やはり緊急出動とかするために休息とかも十分隊員の方はとられないと、いざというときに判断ミスとか出てもいけないんで、そういった意味では、もう少し整備されたと言うたらおかしいけれども、そういう――予算出せ言われたらしまいですけれども、そういった方向で、余分な手間がかからんような方法で、早くあれを、きちっとした修繕はできないのかなという質問なんですけれども。 ◎企画課長   庁舎の老朽化状況につきましては、議員御指摘のとおり古い庁舎につきましては大変傷んでおります。その中で、限られた予算ではありますけれども、消防局の担当職員が庁舎を巡回し、あるいは消防署からの要望も聞きながら、緊急度と優先度を判断して実施しておるところでございます。なかなか十分にできていないところもございますが、引き続き職員が少しでも快適に待機あるいは出動できるように努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   市民の方の生命を守っていただかないかん部署なんで、その点については極力余分な労力を隊員の方が使われないように、修繕するときはもう少々お金かかってもきちっと修繕するというような方向でやっていただかないと、しょっちゅう雨漏りがするとかでは、特に雨漏りがするということは大雨の可能性があるわけですから、そういうときに出動せないかんとかいうのが出てくる可能性もありますので、その辺はきちっとした修繕をまず心がけていただくということで、お願いしておきます。  それから、救急車の出動については先ほどからも幾つか出ていて、私もあちこちからいろいろ聞いてやっているんですけれども、これ本来の救急業務として出動されるわけですけれども、これ答えにくいと思うんですけれども、救急が本当に必要で出動したものなのか、もうこの程度なら救急車は呼んでほしくなかったとか、あるいは救急車を呼ぶ必要のない項目で呼ばれたとか、そういう割合はどれぐらいの割合であるんでしょうか。 ◎救急課長   必要であるか必要でないかの判断というのが、明確な基準というのがございませんので、統計としては特にとっておりません。ただ、統計として軽症、中等症、重症と、傷病程度で軽症が半数ぐらい占めているんですが、これは、あくまで入院を要しないという形であって、実際に緊急度のある軽症もございますので、一概に軽症が50%あるからといって救急車が必要な患者さんでなかったというのはなかなか言えるものではございませんので、救急車の出動に関しては、今現在実施している形で、市民の要請があれば救急出動していく形で進んでいきたいと思っております。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   それはもう救急としては、消防としてはそういう答え方いうんか、それしかしようがないんですけれども、実際、聞くところによると、ちょっと手をカットしたぐらいで救急車を呼ぶと、その程度ならもう自分で行ってよとか、それでも1件の出動ですから、1件出動すると、重篤な患者さんができた場合、そっちの出動がおくれるわけですから、ですからそれを消防署に判断せえというのはそれはできない、受けた以上はもうそっち行かないかんというのは当然なことで。  ですから、そういったことに対して、倒れて頭打ったと、何にも症状出ていないと、でも頭打っていたらそれは一応救急車呼んで行ってくださいと、後でどんな症状が起こるかわかりませんからね。あるいは熱中症でも、今軽い症状の熱中症と、ただ、熱中症は時間がたつほど重篤化していくと、だから、そういう場合は救急車を呼んでくださいと、そういう使い分けというか、こういう場合は救急車を呼んでくださいというようなチラシをつくって、これは使ったらいかんじゃなしに、こういうときは救急車を使ってくださいと、そういった広報活動はできないんですか。 ◎救急課長   広報のことに関して申しますと、救急車の適正利用について、ホームページやフェイスブック、市政ニュースなどで掲載をしているなど、あと、さくらFMなど各種広報媒体で現在活用して、広報を実施しております。また、9月9日の救急の日に合わせて、9月6日から19日の間、兵庫県下24消防本部が一斉に共通のキャッチコピーである「救急車は限りある資源です。正しく使いましょう」を掲げて、各イベント等を実施してキャンペーンを実施しております。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   もうそれやってから大分なりますよね。でもなかなかそれが徹底されないというのは、やはり使うほうの考え方に問題があると思います。  特に、私が聞いた中で一番ひどかったのは、病院に行って非常に混んでいると、こんなに待てないと、それで救急車呼んで病院の横で待っていて救急搬送をその病院にされると、そうすると順番が早くなると、そういう救急車の使い方をされている方もあるようなんですね。  ですから、救急車を使われる方にそういうチラシをつくっていて、あなたの使い方が悪いんじゃなしに、救急車はこんなふうに使ってくださいねと気軽に、救急車を使った人にもチラシをどんどん渡していくような、そういう方法も一つありではないかなと思います。本当に重症の患者さんを緊急搬送せないかんという、そういう重大な任務を負っておられるんで、そういうことに関してはやはりどんどん市民の方に訴えたらいいと思うんです。  ただ、頭を打っているのに何ともなさそうやからほっとけと、それはやっぱりちょっと怖い状況なんで、こういう場合は症状なくても救急車を呼んで搬送してくださいとか、要するに使うほう、こんなんはどんどん使ってくださいというのをPRするほうが、かえって使うな言うよりも効果があるんじゃないかなと思いますので、その辺またいろいろ考えて、PRの仕方を考えて、市民の方に徹底して、より救急車がスムーズに重症患者さんのところへ行けるような方策を考えていただきたいと思います。  我々も、いろんなところでまたそういうPRもしていかないかんと思います。ですから、市民みんなで考えようということで、今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ◆杉山たかのり 委員   3点ぐらい聞きたいと思います。  総務の委員会は久々なんで、この間、消防の課題がどう変わっているのかよくわからないんですが、以前に消防署だったか局だったか、広域化というような議論になった時期があって、芦屋の消防とどうなるとか、いろいろあったように思うんですけれども、その後、これどういう状況になっているんですか。余りその後は聞かないんですけれども、それを1点聞きたいと思います。  それから、二つ目は人員の問題です。  今、定数があるんですけれども、消防職員、それから消防団、二つだけですかね。ちょっとわかりませんが、今、定員というか定数はどれぐらいで、実際今、実人員がどれぐらいいるのか。  それから、全体の消防力の問題です。  整備指針があって、努力義務というんですか、やらなければならないということにはなっていないようですけれども、全体としては西宮はかなり県下でも低いほうというのは以前から言われているんですけれども、ちょっと今どんな状況か。一つは、署所が指針から比べるとどれぐらい足らないのか、それから人員が足らないのか、県下でどれぐらいの位置にあるのか、充足率というんですか、説明していただけますか。 ◎企画課長   まず、広域化でございます。  広域化については、消防組織法が平成18年に改正されまして進んでいっているところでございますけれども、広域化の目標というのがおおむね人口30万人以上を目指すという形でございまして、西宮市は人口30万人以上ございますので広域化の対象とはなっておりませんので、西宮市として積極的に推進しているものではございません。全国的には徐々に徐々に進んでおりまして、県下ですと平成19年、30本部ありましたが現在24本部、全国では平成11年に807本部が平成27年4月1日で750本部となっている状況でございます。  次に、職員の定数についてお答えいたします。  消防職員の定数につきましては426名、実員は419名でございます。また、消防団員の定数は755名に対して実員が729名、どちらも4月1日現在でございます。  次に、消防力の整備指針についてでございます。  消防力の整備指針でいきますと、署所数が13署所に対して現状8署所、人員につきましては、基準上、整備指針で649名で、現在の定数は426名となっております。  あと、県下の状況でございますけれども、兵庫県下では消防力の整備指針上の充足率は24本部中23位となっております。  以上でございます。 ◆杉山たかのり 委員   広域化のほうは、その後、対象にはなっていないけれども、周辺に対象になっているところは、特に芦屋なんかは神戸か西宮かしかひっつくところはないわけですから、可能性としては言われるんかもしれませんけれども、議論としては特に進んでいないということですね。それは、以前も、なかなか一緒にというわけにはいかんだろうという議論をしていたと思いますけれども、その後も特に変わっていないということのようです。  定数については、これは職員のほうは市が頑張ってちゃんと採用すれば追いついていくというのは、近々定数どおりになるのかなと思いますが、団のほうはちょっとなかなかこれ、いつも苦労があって大変だと思うんですけれども、これは市としては、消防局としては、何とかどちらも定数に追いつきたいというのはあるんですか。どれぐらいの時期には100%にしたいというのはあるんでしょうか、後で答えてください。  それから、消防力ですけれども、24本部中23位と、そんなに低かったんですかね。やっぱり数字の上では大変つらいですね。これ、どうするつもりなのかなと。現時点でも頑張ってやっているのはもう間違いなくて、幸い大きな失敗とかそういうのも多分なく、8署所でも、早く到着して、救急にせよ、消防署はしているんだろうというふうに思うんですけれども、ただ、やっぱりこれだけ低いと、どうするのかというのは要ると思いますけれども、これちょっとどうするつもりなのか、このまま低いところで甘んじるのか、それとももうちょっと頑張ってやっていこうと思っているのか、そのあたりどうなのか聞いておきたいです。 ◎総務課長   まず、消防団の定員の関係のことについてお答えいたします。  消防局としましては、当然消防団員の定数755名に近づけるべく、各消防団員とともに、広報活動については基本4月から6月、毎年度その強化月間となっておりますので、広報紙等を含めてやっているところでございます。ただ、毎年30名、40名の入団はありますが、その入れかわりとして退団される方も30名、40名といるということで、今後、そのあたりは全国的な消防団員の確保というところが課題となっておりますので、さらに検討はしていきたいと思います。ただ、いつまでにというか、常に755名は目指して努力はしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◎企画課長   まずは、その整備指針、充足率ですけれども、以前に六十何名の増員を御理解いただいて、やっていただいたことで、一定の増強はできたとは考えておりますけれども、これは必ずしも今十分足りているかというと、そういう認識でもございません。西宮市に適切な、適正な消防力、人数、署所も含めて、関係あります市長部局との調整も必要ですけれども、これからも引き続き検討し、増強を図っていきたいというふうには考えております。  以上でございます。 ◆杉山たかのり 委員   対象は一般の方ですから、団のほうは頑張ってやるということで、そうは言っても、必ず努力が報われるということにはならないかもしれませんけれども、これはぜひ頑張っていただきたいと思います。消防力のほう、今、十分ではないんだという認識だというふうに言っていたんですが、一番の問題は結局、署所が13のところ8しかないというところにやっぱり問題があるといいますか、8署所でどれだけ職員をふやそうと思ってもやっぱり限界があるじゃないですか。実際に遠いところで、人口、それから面積含めて13署所ぐらい必要だというのが指針でしょう。これが13署所になれば、さっき言われていた救急の到着時間とか消防車両の到着時間だって、かなり職員の負担なくカバーできるようになってくると。  それから、救急の不足だって、それぞれの消防署に救急の部隊があれば、仮に出動が別のことで出ても隊数がふえているわけですから、市内、そうは言ってもどこかから行けるということもあり得るじゃないですか。職員数の不足についても、結局、消防署所をどうするのかというところにあるのかなというふうに思うんですね。  今回、土地を購入したりして建てかえ等出ているんですが、そういうのが恐らく、8署所の西宮浜の消防署ができて以降は多分ふえていませんから、7から8にふえて以降ね。9、10にしていくという観点から、建てかえ等が今されているわけじゃないでしょう。前回、西宮消防署についても、もうちょっと区域を変更させ、東に移してやろうというのが中心になりましたから、現時点での建てかえになっていますから、やっぱり消防署をどこに置くのか、幾つにするのかというところがないと、消防力の増強というのは進まないように思うんですけれども、今のお話ですと、答弁ですと、どっちかというと人員の問題のところからしか話がなくて、そうなるとやっぱりこの23位からどう上げていくのか、上げるということは市民の命、安全、財産を守るということを向上させていくことになるわけですから、そこの観点が抜けていると何か難しいんじゃないですかね。  ぜひその消防署所をふやす方法の考え方を持たないとだめだと思うので、その点ちょっとお願いします。 ◎総務部長   昨年度、消防力の適正配置について外部団体のほうに委託しております。それを踏まえて今、消防署の署所数、また職員数、西宮消防に見合った――整備指針だけじゃなく西宮消防に見合った数というのを適正に出していった上で、増員、また署所の増設を考えていきたいと考えております。  以上でございます。 ◎消防局長   補足だけさせていただきます。  今、総務部長申しましたように、西宮版の、消防力は何が最適かというのを今まさに検討中でございまして、その中で、先ほど申しましたようにいろんな、例えば道路状況、鉄道の状況、市街地の密集地の状況、火災の発生状況、それから救急の発生件数の状況、それらを全て加味した西宮市に最適な消防力というのを今現在考えておりまして、それを市長部局と考えた上で市長部局と統制して、おっしゃいましたように署所の適正な配置が多分一番肝心になると思います。それで、それに応じた人員の配置というのも今現在考えておりまして、その考えた案をまた、もちろんこの委員会にもお示しさせていただきますし、市長部局との調整も含めまして今後進めていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆杉山たかのり 委員   適正配置、それから増設という言葉も出ましたよね。お金も人も要るから、すぐできるという、特に人をふやすというのは、とっても消防の場合、時間はかかることですから、本当に計画的にやっていく必要があるというふうに思いますけれども、先ほどの増設のことも含めて言われていますので、これはぜひ期待したいと思います。  最終的に何が最適なのかというのは、どんな結果が出るのか、またそういうものが出次第、報告を受けたいとは思いますけれども、考えとしてはそういう署所の問題というのは重視しているというのがわかりましたので、ぜひ頑張ってふやしていく、市の市長部局のほうにも財政的にかなり負担がかかるけれども、やってもらわんとあかんというふうに思いますので。  以上です。 ◆岸利之 委員   ちょっと1点だけ。  この事務事業評価の180ページの瓦木消防署甲東分署の建てかえの件で教えてほしいんですが、この購入、用地取得費用なんですけれども、多分、上下水道局から購入なのかなと思うんですが、違いますか。 ◎企画課長   甲東分署の用地につきましては、神戸市水道局から購入いたしました。 ◆岸利之 委員   じゃ、神戸市の水道局から何平米を幾らで買われたのか教えてください。 ◎企画課長   土地の面積につきましては、1,300.8平米、金額にいたしまして2億2,293万円、端数消しております、2億2,293万8,000円でございます。  以上でございます。 ◆岸利之 委員   ありがとうございます。  400坪弱が2億3,000万円ほどのようですね。坪80万円でよろしいんですか。 ◎企画課長   坪単価で申しますと50万円ぐらいになると思います。細かい数字はありますけれども、大体50万円か60万円ぐらいの間でございます。  以上でございます。 ◆岸利之 委員   済みません。それに対して、今の甲東分署を売却するとしたら、今は何平米で幾らぐらいで売れそうですか。 ◎企画課長   現在の甲東分署の敷地面積は約330平米でございます。その跡地につきましては、売却になるのかどうなのかというのは市全体で判断することになりますので、現状ではちょっと、その金額も含めてお答えするのは難しいかと存じます。  以上でございます。 ◆岸利之 委員   結局は購入だけになっちゃって、跡地利用がわかっていないんですけれども、特に、今330平米が1,300平米までふやさなきゃいけなかった理由とかあるんですか。 ◎企画課長   まず、現の甲東分署は非常に手狭でございまして、車庫あるいは職員の事務所、仮眠室についても非常に狭隘化が進んでおりまして、まず一つには、職員が安全に活動できる、あるいは休息できる、そういったスペースのためにはそのぐらいの、あと敷地の、建物としてはそういう意味で評価する必要があると認識しております。  また、敷地につきましても、今の甲東分署ですと全く訓練するどころか消防ホースを延ばすようなスペースもないような状況でございますので、一定の敷地を確保させていただいて、訓練あるいは、要はホース延長も含めたそういったことも必要なためにこの面積が必要だというふうに認識しております。  以上でございます。 ◆岸利之 委員 
     それにしても、100坪が400坪近くなるということはかなり広くなるわけで、そこまで必要なんかなというのがあって、特に、あそこは関学のほんの一角みたいなもので、大学の一角に消防署が来ることにはすごく違和感があるんですね。もっと違う場所で200坪ぐらいとか、そういう探し方はなかったのかなというのが非常にひっかかっていまして、これはもう済んだことなんですが、次からもしそういうときは、やっぱり学校というのは、周りの状況というのは考えながら、しかも、多分、何となく水道局が、場所が1,300平米あったからそのまま買った的なところがあるんじゃないかなと思うんで、しかも、それも坪55万円はそない安くも高くもないような気もするんで。その辺、十二分によろしくお願いします。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   全部で3点、簡単なものあります。  まず1点目、全国で消防活動にドローンを使うことが検討されていたりしますが、西宮市ではドローンの活用については――1問にとどめます。活用についてはどう考えているのでしょうか。 ◎警防課長   ドローンについてお答えいたします。  全国の今の消防の実態ですけれども、我々が把握しておるのは和歌山県の田辺市、ここの消防が唯一ドローンを使っているというふうに把握しております。当市におきましてもドローンの活用、今後導入するかについてなんですけれども、先日の鬼怒川の氾濫、このときにも国土地理院がドローンを飛ばして情報収集をしておるというところで、かなり情報収集には役立つのではないかというふうに考えております。これについては、積極的に導入を考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。  多分、日本だけじゃなくて世界を見ても効果的な活用法とかも出てくるはずだと思うので、そういった世界的な視点を持って、先進的な例をしっかりとチェックしながら検討していただきたいなと思います。  2点目なんですけれども、定数のだんご化みたいなのがあると思うんですけれども、今後この解消についてはどう考えているかお聞かせください。 ◎企画課長   済みません。委員、もう一度、定数のだん…… ○吉井竜二 副主査   人数が多い世代とかがあると思うんですけれども、その世代別とかいうのがあればお聞かせください。 ◎総務課長   確かに、今若手職員がかなりの、増員計画に基づきまして多数採用しましたので、職員の年齢構成的にはいびつな状況になっているような状況でございます。今現在、20代のあたりがかなり多くなっているような状況になっております。  以上でございます。 ○吉井竜二 副主査   今20代が多いということなんですけれども、団塊の世代が抜けて多分ふやしたと思うんですけれども、それからまた何十年後かにはその世代が多くなって、同じことの繰り返しかなと思うんですけれども、そのあたりの対策についてはどのようにされるおつもりなんでしょうか。 ◎総務課長   これは先ほどの消防力の話にもかかわってきますが、今後また逆に退職する人数が減ってきます。だから、採用がかなり減るんですけれども、今後、消防力の関係で職員が増員できれば、そこでプラスアルファで職員を採用できれば、ある程度平準化していく形にはなっていくのかなというふうには考えております。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   それは、具体的には何十年後とかになる話なんでしょうか。 ◎総務部長   委員おっしゃられたように、団塊世代が終わった時代になって、あと二、三年もすれば1桁の退職者、また採用者となってくるころになってきます。この順を踏まえて、その時代に踏まえて、先ほど言われた消防力の増強という意味で増員ができればと考えております。  以上でございます。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。政新会としては増員の計画、応援させていただきますので、それでお願いします。  最後に3点目なんですけれども、大きな災害時とかに消防車両等用のガソリンの供給がされなくなったときに、消防としてはどのような対策を考えているのかお聞かせください。 ◎警防部長   応援協定がありますので、近隣市への燃料供給とか車両応援もまずする状況もございますし、市内には災害発災時のときの協定を結んでおりまして、給油所ですね、ちょっと数字は定かではないですけれども、3カ所については臨時的供給ができる体制もとっておりますので、そのあたりを活用していきたいというふうに考えております。  以上です。 ◎消防局長   今、警防部長が申しました応援の給油所というのは県単位で、兵庫県下の消防本部が足らなくなったときに県単位で各給油所と協定を結んでおりまして、そういう協定で供給できるというのが1点、それともう1点は、今後新たに建てかえていく消防署とかそういうところに、自分のところの地下にタンクをつくって、そこで備蓄するようなことも今考えております。ですので、そういう形で各市の消防、全国の消防的にも、大災害のときに自分のところで備蓄した燃料を使って動かすというようなことも先進都市はやっていますので、参考にしながら、協定と、それからもう一つ自分のところで自前でタンクを持つようなことも考えておりますので、そのあたりで災害時の燃料補給等を考えております。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   東日本大震災のときみたいに大規模で起こった場合とかというのは、応援とか、供給の応援とかも難しくなることもあるんじゃないかなと思いますので、新しくつくるときには備蓄とかの充実とかもしっかりとやっていただくように要望させていただきたいと思います。  以上です。 ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○よつや薫 主査   なければ質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。お疲れさまでした。    (説明員交代) ○よつや薫 主査   次に、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、防災危機管理局分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  まず、決算概要について説明があります。 ◎防災危機管理局長   認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件につきまして、防災危機管理局所管の決算概要を私から御説明いたします。  まず、別途配付しておりますA4横長の「平成26年度決算説明資料~防災危機管理局~」をごらんください。  配付しておりますA4横長の分です。  下の合計欄ですが、予算総額4億9,098万1,000円に対しまして、4億6,056万円を執行いたしました。執行率は93.8%で、前年度に比べ1億5,375万8,000円、50.1%の増となっております。主な理由といたしましては、平成26年度より南海トラフ巨大地震等への対策として計画的な非常用物資備蓄を進めたこと、西宮市防災マップを市内全戸配布したこと、災害時要援護者に対する支援体制の構築を進めたこと、その他、台風接近に伴う水防に係る経費によるものでございます。  次に、主要な事業内容について御説明いたします。  防災訓練事業につきましては、南海トラフ巨大地震を想定した西宮市総合防災訓練を実施し、内容としましては、自分自身を守るための行動をとるシェイクアウト訓練、実働訓練として職員による避難所開設運営訓練等を行い、防災体制の向上に努めました。  防災啓発事業では、地域住民と協働による地域防災マップの作成を行うとともに、土砂災害等避難訓練を通じて防災意識の啓発に努めました。また、改訂、増刷を行ってきた西宮市防災マップを全面改訂し、啓発内容も盛り込んだ冊子型に変更した上、市内全戸に配布いたしました。  阪神・淡路大震災20年事業として、職員を対象とした災害対応研修「OB職員に聞く」を行い、震災未経験職員を中心に阪神・淡路大震災の教訓を語り継ぐ研修を実施しました。  防災対策事業としては、平成26年度から3日分の食料や生活用品等の計画的な非常用物資の備蓄を進めました。  津波対策としては、市民の円滑な避難を促すため、津波避難誘導看板や広域避難地看板等を設置しました。  緊急告知ラジオについては、自主防災組織へ配布するとともに、一般市民への購入費補助事業を引き続き実施しております。  災害時要援護者対策では、全市的な要援護者支援の対策づくりを目的として、災害時要援護者フェアを実施しました。また、西宮市地域避難支援制度を創設し、要援護者に対して実効性のある避難支援体制の構築に向けた取り組みを進めました。  水防活動では、平成26年8月9日から10日の台風11号への対応、10月の台風18号、19号による対応等を行いました。  以上で決算概要の説明を終わります。  詳細につきましては、この後、防災総務課長から説明させます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ◎防災総務課長     (説明) ○よつや薫 主査   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆菅野雅一 委員   質問は1項目です。  武庫川などの洪水対策について伺いたいと思います。  茨城県常総市の堤防決壊による鬼怒川の氾濫被害では多くの犠牲者を出し、大勢の住民が家屋を失いました。鬼怒川の氾濫と同じ降雨量なら、武庫川でも堤防の決壊が起きる可能性があると指摘されています。  武庫川は、県が総合的な治水対策として川底を掘り下げるなどの河川改修工事を実施しています。水を流す流下能力は、現在河口から城流3キロ付近で毎秒2,600立方メートルと、昭和62年に比べて1.7倍になっています。県は、戦後最大の洪水だった昭和36年の洪水の流量、毎秒3,510立方メートルを安全に流すための河川整備を平成42年度までに完了させる計画を進めています。しかし、平成16年の台風では、流量毎秒2,900立方メートルの洪水が発生しました。これによって、流域では道路が崩れ、橋が流出するなど、大きな被害が出ました。豪雨の猛威に襲われれば、武庫川で今後、水が堤防を越える越水や堤防決壊が発生する危険性があります。  ハザードマップによると、甲武橋付近や国道2号北側付近などの武庫川の各所で堤防が決壊した最悪のケースでは、西宮市全体の2割弱に当たるおよそ1,900ヘクタールが浸水するとのことです。浸水の深さは、居住地域で最大3メートル未満と予測されています。市役所などの市中心部も浸水し、全世帯の半分以上のおよそ11万1,000世帯が浸水する見込みです。尼崎市などを含めた県下全体でおよそ110万人が被災し、被害額はおよそ18兆円に達するとのことです。  こうした観点から、対策として一つ目、市として県の河川改修工事の積極推進を支援して、流下能力の早期増強を図る、二つ目、建物への浸水を防ぐために一定の効果がある止水板を設置する市民に助成する制度を新設する、三つ目、学校の校庭や公園での雨水貯留の強化や下水管の増強によって河川への雨水の流量を減らす、四つ目、新川などの中小河川についても万全な洪水対策を実施する、五つ目、市民が安全かつ迅速に避難できるように、避難情報を適切に発令できる体制を構築できているかどうかを検証するとともに、災害情報を漏れなく市民に伝達する体制づくりを図る、六つ目、高齢者や子供、障害者、外国人などの災害時要援護者を避難支援する地域の組織づくりをサポートするなどを講ずる必要があると思います。  これらの対策の中には、防災危機管理局の所管ではないものも含まれていますが、渡辺局長は市長及び副市長を補佐し、全庁的かつ総合的に危機管理に関する事務を担当するとともに、危機事態の発生時には、各局長その他職員を指揮監督する危機管理監であることから、洪水対策について各項目の現状や必要性、今後の取り組みをお聞かせ願えればと思います。  以上です。 ◎防災危機管理局長   武庫川の洪水対策についての御質問でございます。  今、菅野委員からの六つの御質問のうち、最初の四つにつきましては、本来担当局である土木局や上下水道局が所属する建設常任委員会の場で両局からお答えすべき質問であることを御理解いただいた上で、私のほうからお答えさせていただきます。  まず、一つ目の県の河川改修工事の推進を支援し、流下能力の早期増強を図ることについてでございますが、本市では、武庫川の治水安全度の向上のため、武庫川下流4市で構成しております武庫川下流治水事業促進協議会の場を通じて、県に対し、現在の河川整備計画に沿った総合治水を確実に進め、早期に事業を完了させるよう要望するとともに、治水事業の予算確保のため、国への要望活動についても積極的に行っていくとしております。  次に、二つ目の建物への浸水を防ぐ止水板設置に対する助成制度についてでございますが、さきの9月14日の建設常任委員会における上下水道局の所管事務報告「雨水対策について」の中で、止水板設置の助成制度を早ければ28年度より実施したいとしております。防災危機管理局としましても、防災の観点から効果のある対策と考えておりますことから、早期に実施できるよう協力してまいりたいと考えております。  次に、三つ目の学校の校庭や公園での雨水貯留の強化や下水管の増強によって河川への雨水の流入を減らす対策についてでございますが、このことにつきましても、先ほどと同様の所管事務報告の中で、本市では降雨強度1時間47ミリの6年確率に対応した下水道整備がおおむね完了しております。しかしながら、整備済みにもかかわらず浸水被害が発生しておりますことから、第4次総合計画において雨水の整備水準を1時間55ミリの10年確率に引き上げ、過去の浸水履歴などを参考に優先順位をつけ、管渠の増強などを図るとともに、校庭等を使用したオンサイト貯留や浸透施設を採用し、被害の軽減に努めていくとしております。  次に、四つ目の新川などの中小河川についての洪水対策についてでございますが、県は南部地域の2級河川5河川、新川、東川――これは津門川を含んでおりますが、洗戎川、夙川、堀切川における河川整備計画を平成20年に策定し、現在、計画に沿った河川整備を進めております。また、平成24年には総合治水条例の施行に伴い、県と流域8市で構成しております阪神西部地域総合治水推進協議会を設立し、策定した整備計画に沿って、武庫川及び南部河川における総合治水の推進を図っていくこととしております。  次に、五つ目の市民が安全かつ迅速に避難できるように避難情報を適切に発令できる体制の構築と災害情報を漏れなく市民に伝達する体制づくりについてでございますが、武庫川流域の武田尾、生瀬、甲武橋、小曽根付近に兵庫県が設置した水位計がございます。大雨時には避難行動の目安となる水位を常に監視をしながら、時間雨量、連続雨量と河川水位をもとに避難情報等を発令する体制をとっております。  情報発信の方法は、携帯電話等にメールが届くにしのみや防災ネットや市ホームページ、テレビのdボタン、さくらFMなどにより、気象警報や避難情報、避難所の解説などをいち早くお知らせしております。大事なことは、まず洪水ハザードマップで自宅の場所を確認し、浸水想定地域に入っているかどうか、浸水の深さや指定避難所の位置などを各自で確認してもらうことであることを啓発してきております。  また、ゲリラ豪雨では、武庫川の決壊はしなくても数十分程度で危険な状態になる場合もありますので、浸水の中、歩けなくなることや、水路などへの落下を避けるため、無理に避難所まで避難せず、自宅の2階や近くの頑丈な高い建物に避難するよう呼びかけております。  洪水被害では、数時間から十数時間ぐらいで歩ける程度まで水が引くものと想定しております。  最後に、六つ目の災害時要援護者を避難支援する地域の組織づくりをサポートすることについてでございますが、現在、西宮市災害時要援護者支援指針に基づき、災害時要援護者のうち、自宅で生活しており、災害時に避難する際に特に支援を要する避難行動要支援者を対象とした地域避難支援制度の推進に取り組んでおります。本年2月から、今津連合福祉会を初め津波被害が想定される沿岸部を中心に、各連合自治会の総会や定例会及び市全域を対象とした自主防災会、年間行事調整会などで地域避難支援制度の取り組みを検討していただくよう呼びかけております。  また、要請があった地域へのリーフレット送付、また、制度に関する詳細説明を希望された地域への説明会などを行い、避難支援団体への登録を働きかけております。本年9月18日現在、三つの避難支援団体が登録され、今後は市と一緒になって避難行動要支援者を対象とした具体的な取り組みを進める予定でございます。
     以上でございます。 ◆菅野雅一 委員   丁寧な御答弁ありがとうございました。  関連質問はございません。  以上です。 ◆町田博喜 委員   済みません、4点、一問一答でやります。  1点目が宅地防災工事資金融資事業です。2点目が非常用物資備蓄事業、3点目が防災情報通信管理事業、4点目が災害時要援護者避難支援事業です。  確認だけになると思うんですけれども、一つ目の評価シートの18ページで、この融資事業で、要するに事業概要の中で、危険な急傾斜地や既成宅地の防災工事を促進し、崖崩れや土砂流出など災害発生の防止を目的として制度を設けるということで、その下に別の制度があるから補完的なものやと書かれているんですけれども、ここでずっと24年度から実績ゼロで、必要性のところを見たら、これにより土砂災害の発生を回避できると書いてありますよね。過去に何か4件あったみたいで、でも最近は想定外の豪雨があって、去年広島がありましたよね。ああいうことを見とって、発生が回避できると必要性に書いていて、そこで、この制度を利用してもらうには融資利率を下げる、金利下げたらええんやと。今年度で対応するんやったら制度の存続及び所管を検討すると、28年度以降、金利を下げると、この流れがもう一つようわからへん。この制度自体どうなん。今ある制度で十分足りているからもう置いとっても仕方がない、とりあえず予備的に置いているんか、この制度を使ってどんどんやってくださいよと、山の管理なんか県かもわかりませんけれども、市のスタンスとしてどうなんですか。 ◎防災総務課長   宅地防災工事資金融資事業の存続、意義についてでございますが、この制度自体は急傾斜地、宅地、崖崩れであるとか、建築基準法に基づく勧告であるとか改善命令を受けた場合に融資、上乗せ融資という形になっております。実際、都市局のほうに確認したところ、昨年度であれば11件ほど宅地造成規制法に基づく勧告というのはあったというふうに聞いております。  ただ、なかなかそれを実際、住宅支援機構のほうで利用というところまでは至っていないというふうに聞いておるんですが、このまま利用がなければ、確かに24年からないということで、存続も切ることも考えられるのですが、私どもとしましては、一定、もし宅地の中で宅地防災したいということで工事をするということであれば、予備的なものになるかもしれないですけれども、一定の存続意義はあるのかなというふうには考えております。  以上でございます。 ◆町田博喜 委員   一定の存続ね。  ちょっと、500万円以内の範囲内と言いながら、予算確保がそれを下回っているでしょう。こんなんだったらもう何か事業としてええのというような気がするんですけれども、ほんまに置いとく意義が、予算と限度額の関係。これ、どうなんですか。 ◎防災総務課長   この融資事業ですが、市が直接御本人さんに貸し付けるという制度ではございませんでして、金融機関を通じてということになるんですが、市のほうが預託金という形で一定金額を銀行に預託するという形で、借りる方の金利を下げるというふうな形になっております。それの500万円の、1件当たりの、協調倍率という形になるんですが、1件当たり80万円という形で設定している関係で、2件分を想定して160万円の金額を計上しております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   大体わかりました。とりあえず必要があるやろうということで了解しました。  次に、非常用物資の備蓄の関係なんですけれども、これで非常用食料の備蓄数、先ほどちょっと概要説明されたときに3日間分とかといって言われていたんですけれども、この最終目標年度が30年で19万2,400食ですかね、の分なんですけれども、これは算出って、3日やけど、3日分、3で割ったら該当者が大体わかりますよね。1食、2食、3食で、3日間で9回、単純に割って何人を対象にしているか、何かその辺の考え方がちょっとすっきりわからないんですけれども、これの算出根拠というたらええんか、ちょっとそれを教えていただけますか。 ◎災害対策課長   先ほどの質問ですけれども、地域防災計画による、本市で最も大きな被害をもたらすと予想されております上町断層帯地震、それとあと南海トラフ巨大地震の被害想定に基づきまして、最大避難者数を算出しております。その最大避難者数に対応した食料3日分ということで、19万食を用意しております。 ◆町田博喜 委員   3日間はわかりました。対象人数、最大避難者数がじゃ何人になっていて、それはもういろんなところから来て、1日滞在もあれば2日滞在もある、ただ、ほんま延べでやったんですよと、そういう考え方の根拠だけちょっと。 ◎災害対策課長   避難者数の数なんですけれども、19万食を用意しておりますので、これを3日で割った数が最大避難者数6万4,200人というふうになります。これは、上町断層帯地震の最大避難者数とは若干異なるんですけれども、各備蓄をしておりますブロック、市内20ブロックに分けているんですが、それぞれ南海トラフ巨大地震、上町断層帯地震での最大避難者数をブロックごとで算出しておりますので、それらを計算した結果、このような数字になっております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   3で割ったら1食が1日、1日食という単位のつけ方がちょっとおかしいん違うかなというような。それでいいのか、1食で。朝、昼、晩いうてあるわけでしょう。そのとり方が、この買うたんが、どうなんですか。 ◎災害対策課長   3で割ったというところなんですけれども、1日1食というふうに考えておりまして、3日分というふうにしております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   わかりました。1日1食ですね。  それで、あと当然、保存期限ってありますやんか。30年といったときに大体何年で、これからずっとそういうローテーション、それから廃棄の仕方とか、あと配るとか、その辺ちょっと基本的な考え方を教えていただけますか。 ◎災害対策課長   食料のローリングストックですけれども、5年で1サイクルになるように備蓄をしております。最終年度につきましては、保存期限が切れたりしますので、小学校とか中学校へ防災啓発という観点で照会をかけまして有効利用をしていると。また、地域の防災訓練等でも配るようにしております。 ◆町田博喜 委員   わかりました。一巡5年でローテーションしながら、切れかけたら有効利用していくと。わかりました。ありがとうございます。  次いきます。  次に、シートの26ページの分なんですけれども、ここで、防災行政無線のことで、ちょっといろいろと有効活用したらと言うてるんですけれども、ここで、市民等との協働の有無ということで、地域の防災訓練などの防災行政無線の活用と書かれているんですけれども、これ実際に地域の防災で活用した実例はあるんですか。その辺、まず教えていただけますか。 ◎災害対策課長   地域の防災訓練、自主防さんなんかで、地域で防災訓練をする場合がございます。今年度は小学校区を単位にして防災訓練をしておりまして、その中で、特定するその地域に発信できる防災スピーカーを使って訓練の内容を放送しております。 ◆町田博喜 委員   わかりました。実際使っているということですね。  それと、もう一つですけれども、にしのみや防災ネットの登録者数なんですけれども、これを年々上げていこうということで、このシートには最終目標値と達成年度を書いていないんですよ。そやけど、こっちの施策評価シートにはちゃんと6万5,000人、30年度目標値って書いてある。何でブランクしてますの。何か理由があれば。ただ書き忘れただけですか。 ◎災害対策課長   事務事業評価のほうでは、平成27年度の目標4万8,000人というふうにしております。先ほど言われました資料のほうでは、平成30年度で6万5,000人というふうに挙げておりまして、事務事業評価のほうは最終目標値となっておりますので、我々としましては、できるだけ多くの方に防災ネットを登録していただきたいというふうに思っております。30年度は一定の直線、斜めの右肩上がりの直線を引きまして目標を定めておりますけれども、最終目標というところではちょっと数字は上げ切れていないんですが、西宮、20万世帯おりますので、できれば20万人に登録していただきたいということは考えております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   わかりました。せっかくだから書くべきやと思う。管理できひんもん、絶対ね。わかりました。私も入っていますけれども、試験放送しましたって、いつも、ああ、やったんやって、いつもあれしか。それと大雨のときにいろいろ来ますので重宝はしていますけれども、じゃ、よろしくお願いします。  最後のシートの36ページのやつで、緊急告知ラジオの配布が76台ということで、これを配布したということと、もう一つが補助金出していまよすね。こっちの成果のほうも書いているけれども、960台分の補助を行ったいうて、補助金のこっちのほうで見たら一応1,000台の予算を上げたら利用者数が多くなったみたいに受け取れるんですけれども、この配布と補助の違いといったら、どういった対象に配布しているんですか。 ◎避難支援課長   このシート、36ページの⑧に出ております緊急告知ラジオの配布76台の内訳ですけれども、本来であれば、先ほど局長が説明いたしました地域避難支援制度が進みまして、団体の登録がありましたら団体にも配布する予定で購入をしております。これについて、この76台の内訳は、地域避難支援制度の団体の登録が進むに先駆けて、今後、協力が必要な民生委員、それと社会福祉協議会のほうに配らせていただいたものでございます。これについては、うちのほうから無償で貸与させていただいているので、補助金等の発生はございません。  以上でございます。 ◎防災啓発課長   あと、委員おっしゃいました告知ラジオの補助金ですが、960台分、これは一般の方がラジオ――8,000円ですけれども、買っていただいて、それを申請していただいたら市のほうが4,000円を補助するというもので、一般の方と貸与と分けて計上しております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   配布は大体わかりました。  あと補助なんですけれども、1,000件に、この増減の主な理由の中で、引き上げたため、何か申請件数を順繰り引き上げたから予算申し込んできたように受けるんですけれども、どうなんですか。やっぱり必要、欲しい人は結構おるんですか。その辺どうなんですか。 ◎防災啓発課長   昨今、やはり災害がちょっとふえておるということから、我々、メールであるとか防災ネットであるとかラジオであるとか、そういう情報を入手する手段を極力ふやしてくださいというのを常に啓発しております。それと、昨今起こっています災害がちょっとふえてきているような関係から、ふえてきているのかなと感じております。  以上です。 ◆町田博喜 委員   はい、わかりました。  私も、情報の伝達手段はやっぱり多ければ多いほうほどいいと思うんで、もっとPRして、需要があればやっぱり予算を上げていけばいいのではないかなと思います。一応要望です。終わります。 ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。 ◆杉山たかのり 委員   続けますか。 ○よつや薫 主査   ほかにもおられますよね、まだ。  一旦休憩しましょうか。  そしたら、ここで一旦休憩させてもらいます。再開は1時ちょうどということでお願いします。  お疲れさまです。           (正午休憩)           (午後0時58分再開) ○よつや薫 主査   それでは、再開いたします。  ほかに御質疑はありませんか。 ◆杉山たかのり 委員   三つぐらい質問したいと思っています。  一つは、町田委員も言われていたさくらFMの緊急告知ラジオです。  貸与、それから購入助成ということであるようなんですけれども、8,000円の4,000円補助ですから、ちょっと高いのは高いですけど、ラジオ、何かあったときにぱっとついてというのはとても便利だと思うし、たくさん普及したらいいなというふうに思っています。  ただ、聞きますと、さくらFMでしか販売していないと。販売箇所が1カ所だけと。フレンテの西館の3階でしょう。余り人が行かないですよね。よく1,000台も売れたなと逆に思うぐらいで、多分防災の関係で割と詳しい方なんかが購入されたのかなというふうに思います。  それからいいますと、私も実物は見てないんですけれども、何とかならへんのかなというふうに思って。例えば、隣のフレンテのところに置いてもらうとか、それから市役所でいえば生協のところに置いてもらうとか、市役所なんかだとか支所にも、サンプルかそこで売るかは別にしても、ここ二、三年の間は置いてもいいんと違うかなというふうに思うんですけれども。これ、何か販路というんですか――販路と言うたら大げさですけれども、さくらFM以外で購入したり見たりするようなことができないのかなと。  半額助成というたら、かなりさくらFMが売ってるもんですけれども、基本的に市がやってるのと変わらないと思いますので、市内の事業所なんかも含めて協力してもらって何かできるんじゃないかなというふうに思うんですが、その点、過去、何か考えたことがあるのかないのか、一括ですので後で答えていただきたいと思います。  それから、警報とかを、とにかく最近の災害は本当に突然という印象を私も持っています。去年、実は8月16日に武庫川の河川敷で取り組みをしようということで、これ毎年、灯籠流しをやってるんですが、その日のお昼に北部でたしか1時間100ミリぐらい雨が降りまして、それ、たまたま見た直後にもう阪神のあたりまで水かさがどんどん、どんどんふえていくと。豪雨が降れば本当にすぐ割と早くそういう影響が出てくるのに驚いたんです。  そういう点ではやっぱり警報とかそういうのが大変大事だなというふうに私思っているんですが、これは防災危機管理局の方もよく御存じなんですが、ことしの7月に剣谷に設置している土石流感知センサーが、誤作動なのか誤報なのかちょっとわかりにくいんですけども、鳴って、実際はそういう土石流が起きたわけではなかったんでよかったとは思うんですけども、こういう報知とか警報とか、そういうのは正確でないとやっぱりあきませんよね。  機械ですし人間がすることですから、もちろんいろんなことが起き得るとは思うんですが、最大限そういうことが起きないようにするというのが大事だと思うんですけれども、これは国土交通省の設置しているものですけども、やっぱり多分地域の方、とてもびっくりされたと思います。すぐ逃げないかんのかなと思った方もいらっしゃると思うんですけども、幸いそうではなかったんで、それはよかったんですけども、やっぱり信頼性に問題が出ると思うので、ちょっとそのあたりどういうことだったのかというのと、それから市にもそういう警報システムとかあると思うんですけども、今、どんな対応をしているのか、点検とかメンテとかどんな感じでしているのか、実際、そういう誤作動や誤報というのは西宮が持っているのではあったのかなかったのか、そのあたり説明していただきたいと思います。  それから、この2014年度は芦屋で県と阪神の地域防災訓練というのがありました。これは、私たちは米軍が参加をするということで反対をしたんですけども、基本的に実施はされてるんですけども、ブラックホークが来ましたよね。つい最近も沖縄でブラックホークが、同じ機種かどうかわかりませんけれども、事故を起こしてということがありましたよね。オスプレイではなくブラックホークだったんで、余り気にしてなかったんですけれども、ブラックホークも結構落ちる可能性の高いものだったようですね。  実際に、ことし、沖縄では事故が起きてるんですけれども、この防災訓練のときにブラックホークが墜落するんじゃないか、もし墜落すれば、訓練に来ていた方、市長も含めて私たちも見ていたんですが、大変なことになる可能性だってないことはなかったんですが、そのとき、危機管理という点ではブラックホークが墜落する、事故を起こすというのは何か想定を当時してたのかどうか。芦屋ですから、何かあればすぐ隣の西宮が大事故になれば救済に行かなあかんと、西宮から消防が行かなあかんかもしれませんし、そんなことも、空想の世界かもしれませんけれども、でもそれぐらい危険なものが兵庫県が要請して実際に芦屋まで飛んできたわけですよね。普通のヘリに比べたらうんと危ないと思うんですね。  そんなのは、当時何か想定があったんでしょうか。それとも、全くそういう危機感もなく、米軍ヘリ、ブラックホークが来るというだけで扱ってたんですか。ちょっと当時どうだったのか。  主催は県と、主には芦屋だとは思いますけれども、西宮も多くの市民が、職員や関係者の方も参加をした防災訓練だったと思いますので、そう無責任なことはできないというふうに思うんですけども、ちょっとどうだったのか。  3点です。 ◎防災啓発課長   さくらFMが販売代理店となってますラジオですけども、これにつきましては、さくらFMのホームページで広報したりして、窓口販売と電話、ファクスでの受け付けで郵送で行っているということです。また、市のほうもホームページや市政ニュース、出前講座などでこのラジオの有用性を啓発しております。
     販売の促進、販路という御質問ですけれども、これは販売の委託の、さくらFMさんが委託という関係もあるんですけども、例えば本庁の売店であるとか市の関連するようなところでしたら、何か協議をしていって置いてもらえるようなことができないかなと考えております。  今後、さくらFMとその辺を話していって、ちょっとでも身近で手に入るようにとは検討していきたいと思っております。  以上です。 ◎災害対策課長   台風11号のときのサイレンの誤作動についての報告をさせていただきます。  7月17日20時ごろ、苦楽園や柏堂西町の住民からサイレンが鳴動しているというような連絡が入りました。このサイレンは、六甲砂防事務所が土石流の発生を住民に周知し、避難を促すために設置しているもので、土石流の感知センサーが切れた場合に鳴動するというシステムになっています。  今回、これが鳴ったんですけれども、当日、市の職員、六甲砂防事務所の職員も現地を確認したところ、土石流は確認されませんでした。後日、明るくなってから六甲砂防事務所のほうが確認したところ、その近くで六甲砂防事務所が砂防堰堤の工事を実施しておりまして、その工事で業者が仮置きをしていた土砂がありますけれども、雨が多く降ったためその土砂が流出した、その流出した土砂によってセンサーを鳴らすケーブルに一部悪さが働きまして誤作動をしたということがわかりました。その後、六甲砂防事務所のほうから住民のほうに説明をしているというふうに聞いております。  そういう警報的なシステムの点検等、市のシステムですけれども、西宮市の場合は、皆さん御存じのように防災行政無線を市内142カ所設置しております。この防災行政無線につきましては、毎年、保守点検、バッテリーの状況でありますとか電圧の状況でありますとか、そういう保守点検業務を毎年委託で出しております。誤作動等のないように努めているところです。  以上です。 ◎参事   3点目の昨年度の兵庫県と一緒に行った合同防災訓練ということですけれども、そこに米軍のヘリが来ました。それで、そのときに墜落というところも含めて危機事案を想定していたかという御質問ですけれども、防災訓練にはそれ以外にも兵庫県のヘリも参ってますし、そのほか、船舶、車両等々が訓練参加されております。  その際に、米軍のヘリが墜落するということを想定して訓練を危機として考えていたかと言われると、そこの想定はなかったかと思いますけれども、ただ、訓練の主体であります兵庫県、芦屋市さんの中では、当然訓練を安全に行うためのあらゆる手段はとられたというふうに考えております。  以上です。 ◆杉山たかのり 委員   ラジオのほうは、ちょっと何か工夫ができるかなと。多分、もともと余り考えてなかったようですよね。委託、販売の代理店になっているさくらFMが販売する際に有用なんで補助していたと、ホームページとかでも紹介してましたよと。  ただ、実際に購入するのは電話――電話でいけるんかな、お金も払わなあかんのかな、ちょっとどんな支払い法なのかまでわかりませんけれども、一遍、現物を見るというのは多分一番わかりやすいので、本庁に置くとか、場所、永遠に置くわけにいかんでしょうけども、一時的にはそういう紹介をして商品も見てもらって、場合によったら市役所や、生協なんか頼めるかもしれませんけれども、販売もしてもらうと。  補助を受けるのは手間かかれへんのですか。後から還付か何かだったように思うんですけれども、それは簡易にできるんでしょうか。後で答えてください。  特定のものに余り力を入れるのはできにくいかもしれませんけれども、さくらFMと相談すれば、もう少し市民の方に知ってもらうことはできるだろうと思いますので、特に市役所に来られる方は近くですので、鳴尾支所でもできるかもしれませんけれども、ぜひそういう対応をしていただいて、早く普及したらいいなと。例えば、お店なんかに置いてもらったらとてもいいですよね。人が比較的来るようなところに一つ、喫茶店とか食堂とか、ちょっと高いというのはありますけれども、いろんな普及場所、普及方法があるかなと思いますので、ぜひ努力してください。  それから、警報機の誤作動の件ですけど、これはちょっと困りますよね。こういうのは細心の注意を払ってやらないと、仮置きした土砂が動いて警報機が誤作動したと。誤作動というのか何というかちょっとわかりにくい面はありますけれども、正常な動きは逆にしてないみたいですから、システムそのものにもちょっと問題があるような気はしますけれども、西宮市がやっているのは、さっき言ったような無線だけなのかもしれませんけれども、例えば武庫川の水位が上がったり、そういう警報もたしか――それは県なんでしょうか、あるだろうと思いますので、国、県、市と全体あると思いますが、ぜひこれは最大限の注意を払ってもらえるように県や国には要請をするし、市としても対応していただきたいと思います。  それから、ヘリの関係、県のヘリはそんな落ちひんと思うんですけど、当初、もしかしたらオスプレイを要請していたと聞きます。和歌山かどこかへオスプレイ行ったんですかね。落ちるヘリをわざわざ要請してたみたいな、ブラックホークも割と墜落するみたいですよ。だから、県のヘリとは比べられないです。落ちる実績があるものが来るんですから。だから、初めから落とすために呼ぶわけはないんですけれども、防災だから、でもそれぐらい危険なものだったら呼んだらあかんと思いますよね。しょっちゅう落ちる機種なんですから、落ちないの来てもらわないと、できるだけ安全というんですか、そうでないのが来てるわけですから、そもそも防災訓練にならないですよね。そんな危険を察知しながら、落ちたらどうしようと思うような防災訓練は確かにおかしいですから。  しかし、そういう想定をしないといけないようなブラックホークが来てしもうたんですから、よう考えると私も割と近くにいたんですけれども、事故が起きてたらここにいるかどうか怪しいですよね。すぐそばで見てましたので。  そういうちょっと危機管理が県も含めてないですね。安全だというんだったら――沖縄ではたしか自衛隊員も乗っていたか何かで、米軍のヘリですね、ブラックホークだったと思いますので、オスプレイだと死亡事故が本当にたくさん起きてるわけですから、戦争法が成立したからといってすぐ来るとは思いませんけれども、可能性もあるし。  こういう、やっぱり危ないものは来させないと。防災訓練ですから、それ自身が事故にかかわるようなものだったら来させないという強い意志が要ると思いますね。市長は、西宮市の防災訓練にはそんなんは呼ばないというようなことを言っていたと思いますけれども、それはそれでいいんですけれども、でも市内や近くでやる分に県が呼んだら唯々諾々と認めるというわけにはやっぱりいかないと思いますね、こういうのは。  米軍そのものが問題はあるんですけども、でも来る機種によってはなお問題が出てきますので、これはぜひ、こんなことはない、もう起こらないほうがいいんですけど、仮にこんなことが起きたときにはちゃんと物を言わなあかんなと思います。多分、昨年、何も言ってませんよね。なかなかちゃんと計画が伝わってこうへんと、方針がさっぱり連絡ないというのは聞きましたけれども。だけども、こんな問題のあるものが来るんだったらやっぱりだめですよと強く言わないといけないというふうに思います。  以上です。 ◆西田いさお 委員   まとめて2点ほど質問します。  防災スピーカーですけれど、なかなか聞こえにくいんですね。うち、小学校のそばでそんなに離れてないんですけれども、何言っているかわからない。あれで本当に役目を果たしているのかなという疑問が一つあるのと、室内にいてたら本当に近くでも聞こえないです。それから、ビルとかああいう建物の周辺にある場合は音が反響して、結局ちょっとずつずれたやつが来ますんで、本当に何を言っておられるかというのがわかりにくいというのがちょっと難点かなと思うんですけれど、そういう面について何か解決方法とかを考えておられるかどうかというのが1点。  それから、昨年の西宮市の市民グラウンドと体育館で行われた防災訓練についてですけれど、あれの周知の仕方が、何か役所の人だけでやっているという感が、あるいは消防署とかその関連の人たちだけがやっていたと。地域の消防団とかには見に来てくれというような、そういった動員とかかけるような連絡も余りいってなかったと。じゃあ何のための、誰に見せるための訓練だったのかなと。あの程度で、どこにも、そういった消防団とかにも声かけないんだったら、別に市民に声かけなくても職員と関係者だけでやったらいい訓練じゃないかなと。やはり、そういう関係者にも声をかけて初めて、こんな訓練やるときに我々はどういうふうな動きをしたらいいのかなというのを考えていただくためにも、やはり関係――ああいう災害のときは行政だけで動くわけでないでしょう。やはり、地域も巻き込んで動かないかんわけやから、そういう面では、ちょっと案内の出し方がまずかったん違うかなと思うんですけど、どこでどうなったか、それもちょっと説明していただきたいと。  その2点お願いします。 ◎災害対策課長   防災スピーカーの件についてお答えさせていただきます。  防災スピーカーは、雨とか気象状況によりまして、あと屋内にいる場合なんかにおきましては、今言われましたように聞こえにくいという側面もあります。  そうしたことから、防災スピーカーの使い方としましては、防災スピーカーが鳴った場合は危機的な状況が切迫しているというようなことを知らせるというふうな警報的な使い方が適している最も重要な役割だというふうには考えております。  その緊急放送の放送する内容ですけれども、放送時には職員が放送するんですけれども、一つ一つの単語をはっきりと明確に発音し、しゃべるスピードにつきましても適切な早さで反響しないようにするということを心がけるのと、あと内容ですけれども、内容につきましても長い文章で長々としゃべるのではなく、危機的な状況が来ておりますので、簡潔明瞭にわかるように発信するというようなところを少し改善しておりまして、取り組んでいるところでございます。  あと、防災スピーカー以外にも、いつもこれは啓発している内容ですけれども、テレビとかラジオとか緊急告知ラジオ、その他防災ネット、そのほかのいろいろな手段も同時に発信しておりますので、それらの情報もあわせて確認してくださいというような啓発をしております。  以上でございます。 ◎参事   2点目の昨年度の総合防災訓練についての御質問にお答えします。  昨年度の総合防災訓練につきましては、中央体育館と中央運動公園を使った訓練を行いましたけれども、その際、基本的には委員御指摘のように、職員と防災関係機関、一部の消防の方、看護学校の生徒の方、それから中学生も参加いただいて訓練しておりました。  それで、広く市民の方に来ていただいて見ていただくというような訓練ということではなかったので、特に広く案内を出したわけではないんですけれども、ただ、観客席というか見れる場所もございましたので、来られる方については見れますよというふうな程度の広報をさせていただいた結果、先ほど委員言われたように、中途半端な広報になってしまいまして、市民に見ていただく訓練なのか、そうではないのかというところがはっきりしなかったという点につきましては反省すべき点ということで、今年度は基本的には市民に見ていただく訓練と、職員、防災関係機関だけがやる訓練とはっきりと分けて訓練を行っていこうということで、今、取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◆西田いさお 委員   防災スピーカーの件については、あれを言葉でしゃべるんでなしに、サイレンを3連発とか2連発とか、その後でちょっと時間を置いて言葉でしゃべるとか、要するにサイレン鳴って何かあったなということで市民の方が窓でもあけて、それでやるとより聞きやすいわけですよね。だから、ぽんと言葉でまずいくんでなしに、今から緊急放送しますよというような何か合図を出して、そういうことをするというのはできないんですか。それ、まずもう一回、ちょっと済みません。  それから、訓練のことですけれど、これ消防団の人めちゃくちゃ怒ってたんですよね、逆に言うと。わしら、見に来いと言われて何人か来ておられて、来たけれども、何にもすることないし、ただ見てるだけやし、ほんで、こんなん連携も何も考えんでええんやったら、わしら何もせんでええし、来んでええん違うかというようなことを、非常に消防団の中で話がかなり出てましたんで、市民の方はそこまで感じてないからあれだけれど、やっぱり団の方というのは巻き込まないと、行政だけというんじゃなしに実際に動いてもらわないかんねんからね、それ、もう一回ちょっと答えて。答えにくいやろうけれども。  じゃ今度、どういうふうに考えているかというのは、もうちょっと、今、分けると言いはったけれども、どういうふうに分けてどんなんするか、今、わかる範囲で答えられるんだったら答えてください。  もう1回、済みません。 ◎災害対策課長   防災スピーカーの放送の仕方ですけれども、緊急地震速報でありますとか、そういった緊急な放送をする場合は、委員が言われましたように、文言表現の前に決まった音がありますので、それを鳴らした後、放送をするというようにはなっております。  ただ、そういう啓発、こういう音が鳴ればこういう地震ですとか、あと避難情報につきましても上りチャイム等も鳴らしておりますので、そういった言葉以外にも、そういう音に対しては、こういう危機が切迫しているとかというような内容のことを啓発の面でもう少しわかりやすく啓発をしていけたらいいなというふうに考えてます。 ◎参事   総合防災訓練の市民の方に見ていただく訓練と、職員だけで、内部だけでやる訓練の分け方ですけれども、今年度につきましては、まだちょっと御案内は行ってないかと思うんですけれども、11月5日に実働ということで訓練を行う予定をしております。それともう一つ、来年の1月15日に、これも総合防災訓練として行う予定をしております。  それで、11月5日の訓練につきましては、消防団にも参加いただくような形の実働訓練を今計画しておりまして、御案内もさせていただいております。その中では市民の方も、地域の自主防の方等々来ていただいて訓練に参加いただく、それで、去年の訓練のときに御指摘いただきましたけれども、アナウンスがないので訓練の中身が全くわからないというところもございましたので、アナウンスをつけて、今現在どういう訓練がされているのかというのを見ている方がわかるようにはしていくということが一つ、それから、1月15日の訓練につきましては、これは完全に職員と防災関係機関だけで図上訓練を考えておりますけれども、災害時の危機が発生したときの判断、それから対処について図上でやっていく訓練を行いたいというふうに考えております。  以上です。 ◆西田いさお 委員   わかりました。  スピーカー、もうこれは意見として聞いてもろうたらいいんですけれども、音が出るというのは前からありますし、それから防災ラジオもまずばんっと音が出ます。それから携帯もメールが入ってきます。ですから、それはわかるんですけれど、一般の市民の方がどこまでそれが理解できているかなんですよね。  もともと、市民の方全員が、この音が鳴ったら地震、津波あるいは暴風、水害の、そういうのをぱっとわかるような、やっぱり市民誰もが知るような方法で周知徹底をしないと、いざ危機的なことが起きたときにどう判断するかというたら、そんなん何も聞いてへんのに知らんでは通らないんで、だから、その辺のことをもうちょっと徹底して周知するようなやり方で、何かチラシでも何でもいいですから考えていただきたいということでお願いしておきます。  それから、訓練ですけれども、今よくわかりました。そのように分けてもろうて、ただ、去年大分皆へそ曲げてはるところもあるんで、今度11月5日にやられる分の案内については、やっぱりきっちりしたものを出されたほうがいいと思います。  それから、去年の説明がなかったというのは、システム上、職員と関係者だけでやるという頭があったから、恐らく説明がなかったんやろうと。それが輪をかけて見てはる人に不愉快さを感じさせたという最悪のパターンで、悪いほう、悪いほうに回ってますんで、ことしはそういうふうにきっちりやられるんであれば、それはそれでいいので、その辺きっちりして、そういうときに、逆に言えば、こういう音が出ますとか、そういうのもどんどんそういう場を使われてやられたらいいと思うんです。  訓練やからというて訓練だけでやるんじゃなしに、日ごろからこういうことが起きたらこの音が出ますとか、こんなときはこういう動作しますとか、いろんなことをもっともっと、人が集まるんだから、よりそういうのを利用してやられたほうがより効果的じゃないかなと思いますんで、その辺はまた十分検討してやっていただいたらいいと思います。  市民を動かそうと思うたら、極力うまく周知徹底してやるというのが大切やと思いますんで、市民皆動きますから、言うていただいたら。だから、そういうのをもっともっと、逆に言うたら市民が動きやすい体制をつくっていただくということを、これからいろいろ何かされるときは気をつけていただいたらいいんじゃないかと思います。いろいろ考えてやってください。お願いします。  以上です。 ◆岸利之 委員   2点について、一問一答でお願いします。  災害対策事業が1点目と、2点目が自主防災組織育成事業です。  災害対策事業なんですけれども、避難所としての小学校、中学校の体育館の耐震工事、補強工事はもう終わったと思うんですけれども、そろそろ避難所としての小学校、中学校の体育館、講堂の冷暖房も考えなきゃいけないんじゃないかなと思いますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎防災総括室長   避難所としての小学校の体育館に冷房等の設備が進められないかというお尋ねなんですけども、もともと、今現在、学校の中で冷暖房、小学校から順次進めてるんですけども、これも教育委員会の所管になってきますが、体育館そのものに冷房設備をやっているというのは、今のところないのではないかと思います。多分、これからも考えてないのではないかと思う。ちょっと教育委員会に確認しないといけない内容ですけども、恐らく実施予定もないし、これから先も、教室とか特別教室については御存じのようにあるんですけども、そういう状況だと思います。  以上です。 ◆岸利之 委員   いつ起こるかわからないですから、夏の暑いときかもわからないし冬の寒いときとか。そういうときは、そしたら避難所としての教室利用を考えなきゃいけないかもわかりませんね。教室やったら冷暖房ついてるから。そういうことも考えられますか。 ◎防災総括室長   まず、第一義的にやはり体育館ということで、順次被害の程度が切迫しましたら普通教室なんかも使っていくことも当然考えますが、通常の災害時の避難でしたら体育館等が考えられます。  その中で、今、委員御指摘の、特に暑さ対策の件だと思いますけれども、体育館、構造的になかなか、窓はあるんですけども、1階の部分というのは窓が構造的に少ないという理由も、そういう構造的な特性もありますので、これから避難所運営の中で、冷房がない中でどのように暑さ対策を考えていくかというのは、内部でも研究してみたいと思います。  以上です。 ◆岸利之 委員   よろしくお願いします。  もう1点なんですけど、自主防災組織の件なんですけれども、きのう、おとつい、私のところに鳴尾北と小松の合同の自主防災の訓練の連絡が来まして、それは鳴尾北と小松だから学文の公民館での11月の訓練なんですね。それが、避難所の運営についての訓練で、避難所運営ゲームHUGについてということで、部屋割りをしたり避難所運営本部の設置、取材問い合わせへの対応、食品物資の受け入れ、配給、炊き出し、ごみ、風呂、ペット、トイレなど模擬体験をすると、すごくいいことをしはるなと思ってるんです。  ただ、こういう自主防災の上の方ってお年寄りだと思うんですけれども、私のとこで、さて、こういうのは誰を自治会から出そうかなと思ったときに、こういうのはやっぱり中心になってもらうとしたら40代、50代ぐらいの人がリーダーになって避難所運営したら一番いいと思うんですが、この講演会は平日の昼1時半からなんですね。全然、そういう人らが参加できない時間帯、結局はお年寄りがこれに参加して、聞いて、何かわからんまま終わっちゃうという感じなんですけど、こういうの、これは講師は西宮市地域防災啓発課となってるんで、その辺、指導というんですか、中心になっているのは多分お年寄りやから、自分らの都合のいい時間で組まれるんだとは思うんですが、やっぱりいざというときに中心になってくれる人らが来れるような時間帯、平日じゃなくて土日、そういうことも考えなきゃいけないと思うんですが、その辺いかがなもんでしょうか。 ◎防災啓発課長   鳴尾北・小松の今回のHUG、避難所運営ゲームといいますか訓練ですけれども、これは自主防さん、地元さんからこの日にしてくださいというお問い合わせで、我々対応しております。  土曜であるとか日曜である、そのときも地元さんが望めば、依頼があれば、我々行ってHUG訓練等やってございます。  我々も自主防さんだけじゃなしに、地元の方、若い方も含めて入っていただくということが、委員言われたとおり、運営するに当たってはそういう方が中心になっていただかないといけないと思っております。それと、あと子供さんもそういう中に参加していただけたら、なおさらいいと思っております。  ただ、今回は地元さんからこの日にしてくださいねというお問い合わせがあったんで、またいろいろこれから今後地元さんの要望を受けながら、時間帯も調整していきたいと思っております。今回は平日に実施ということで聞いております。  以上です。 ◆岸利之 委員   その辺もぜひ御検討願いたいのと、うちの自治会から今回3人出すんですね。毎年、自主防として6人ぐらい登録してるんですけど、大体お年寄りが多いんですけれども、これも年々、年寄りだから病気になったりとか変わっていくもんで、誰が見てもわかるようなマニュアル化をしてもらえないか。もしも災害が起こったら、自主防のリーダー的な人はこういうことをしてくださいねというのが誰が読んでもわかるような、地域として市からの要望をというか、そういうマニュアル化してもらえると非常に助かるなと思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。 ◎防災啓発課長   自主防さんとの事前の打ち合わせであるとか、マニュアル的なものはあるんですけども、おっしゃられるように、時系列にこういうふうに進めていったらいいですよねとか、こういう取り組みを地元でやってくださいねとかというのを、もっとわかりやすいものを作成していきたいと我々も考えておりますので、もうしばらくと思います。  以上です。 ◆岸利之 委員   よろしくお願いいたします。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   事務事業評価結果報告書の30ページの災害対策事業について、一問一答で質疑させていただきます。その1点だけです。  東日本大震災から4年たちました。あれから、いろんな研究がなされていろんなことが浮かび上がってきました。防災対策についても、当時の反省点だったり改善点がいろいろと出てきて、それをそれぞれの地域にフィットする形で落とし込まれているとは思います。  そこで、まず1点、ここ西宮付近に東日本大震災クラスの災害が今起きた場合、効果的な避難活動が遂行されると思いますでしょうか。東日本大震災前の本市の状況と、それを経験した後である今の本市の状況を対比した視点で説明ができるんであれば、わかりやすいので、その視点からしていただければと思いますが、どうでしょうか。 ◎参事   東日本大震災の前と後ということで、本市に東日本と同クラスというか、災害としては南海トラフ巨大地震ということになるかと思います。
     東日本大震災を受けて、西宮市ではいち早く、まずは逃げるための津波避難ビルの指定が始まりまして、今現在、26万人分くらいの指定が行われていますので、まず逃げる場所につきましては一定の成果を上げてきているのかなというふうに思います。  それから、市民の方にやはり津波から逃げていただかないといけないということになりますので、逃げるためのルートというか、まずは浸水エリアがどこまで来るんだということをお知らせするために、防災マップを昨年度、全戸配布させていただきましたので、浸水が来るエリアにつきましては、それ以外にも市政ニュースとかで広報しておりますので、市民の皆様には津波はどこまで来るんだということは一定理解されているのかなというふうに思います。  また、平成24年度にはJR神戸線以南で一斉の津波避難訓練を行いました。その中で、JR神戸線よりも以北にまずは逃げましょうというところを広く啓発いたしましたし、それ以降もずっと啓発し続けてますので、市民の中には津波からの避難の仕方というのは理解が進んでいるかなというふうに思います。  それから、昨年度取り組みました避難路であります主要道路に避難経路を示した看板、それから海岸付近とか武庫川の河川部分には津波注意喚起の看板をつけておりますので、津波に関するいろんなところでの注意喚起と避難の仕方については大分浸透してきているかなというふうに思います。  ただ、まだまだ十分に理解されてない市民の方も大勢おられますので、啓発については引き続きあらゆる機会で行っていきたいというふうに思っています。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。  ずばりお聞きしますが、それは近隣他市と比べて満足できるというか、近隣他市と比べては本市のレベルというのは高いのか低いのかどういったレベルなんでしょうか。 ◎参事   他市に比べても、津波避難ビルの指定もいち早く行いましたし、津波のエリア、JR神戸線以南の指定も大分進んでおりますので、尼崎市さんは津波だけじゃなくて、猪名川とか武庫川の浸水もありますので、ほぼ市内全域がつかってしまいますので、まだまだ多分足りない状態だというふうに思いますけれども、本市としては他市に比べても相当進んでいるのかなと。  それから、防災マップにつきましても、ある程度工夫をして配りましたので、他市に比べても遜色ないマップを配れていると思いますし、津波避難の誘導看板につきましては、他市は取り組んでおられないというところがございますので、そういった意味では進んだ取り組みをしているというふうには感じております。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。  ここから、意見、要望に移らせていただきます。  取り組みについてすごく心強く思いました。ただ、災害対策に終わりはないと思います。100点もありません。  4年前に、実は僕はサラリーマンとして仙台で勤務していました。震災直後は本当に壮絶な状況で、仮に江戸時代からタイムスリップした人が見たら、田んぼとか畑というのは車刺すところやと思うぐらいずぼずぼ車が刺さっている状況で、近くの公民館とか体育館というのは全て死体を置くようなところで、そんな想像を絶する状況でした。  震災直後というのは、もう公民館とかに行って行方不明の家族を探すという活動を皆さんがしていて、遺体の写真を見て安堵でもない、不安も拭えない、何とも言えない表情を皆さんがされていたんですけど、あの顔は見たくないなというのが本心です。  前置きが長くなりましたけれども、何が大事かというと、まず避難活動だと思うんですね。効果的な避難活動が実現すれば直接的に多くの命が助かる可能性が高くなるわけですから、東日本大震災のような悲しい経験を悲しいだけで終わらすんじゃなくて、1人でも多くの人が助かるように市民を導いてくれればと思います。  もう一度言いますが、災害対策に終わりはないと思いますが、この間勉強した危機管理センターの構想とかを見る限り、防災危機管理局内というのは非常にレベルの高い議論ができているのかなと思いますので、個人的にはすごく期待してますので、より一層精進していただきたいなと思います。  以上です。 ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○よつや薫 主査   なければ質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○よつや薫 主査   次に、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、市議会分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  また、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  一般会計についての当局の説明を求めます。 ◎庶務課長     (説明) ○よつや薫 主査   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆杉山たかのり 委員   決算ということですけども、ちょっと聞いておかなあかんこともありますので。  昨日は総務局で、新しいマイクシステムのマイクを乱暴に使う理事者がおるという、これはもう注意してくださいよと、注意されてるそうですけれども、聞かないということなんで、厳しくそういうことを要望しておいたんですが、出退表示板が長い間使えなくなっていると、やむを得ない面はあるのかなというふうに思うんですけれども、議会か、総務局か、どちらの所有、設置責任かわかりませんけれども、余りにも長期間、特に大事な議会中に使いにくいということ。機械なんで、いろいろ業者との関係もあるんだろうと思うんですけど、聞いたら答えてくれたんですけど、具体的に議会には多分ちゃんと正式に報告をしてないと思う。長期かかるという理由も。してるのかもしれませんけれども。  こういうケースは余りないんですけども、ちょっとどないなってるのかなというのは、後で説明をしていただきたいと思います。  それから、数字持ち合わせてないかもしれませんけれども、応接室はどれぐらいの稼働率とかははかったりしてますか、何人ぐらい使ってはるとか。それから、2階の受付にどれぐらいの方が来訪するのかというのも、もし数字があれば聞いておきたいと思うんですが。  以前から、セキュリティーの問題でごっつい金かけて高いドアつけてテンキーでやらなあかんようになったというのも非常に不便だなと思ってるんですけれども、議会で決めたことなんで事務局の問題ではないんですけども、余り過度なセキュリティーを設けるべきではないと思っていましてね。私と事務局の間でも、我々も通られへんぐらい入り口を狭くしたりとか、敷居というんですか、障害物を置いて通りにくくしたり、僕、大変怒ったんですけれども、最近はテープ張ってこれ以上はせえへん、人が通る、議員も通れるぐらいの枠にはしていただいているんですけども、市民の方も安心して来れるような議会、議員も、多少はセキュリティーも要るでしょうから、安心して議会活動できるというのは大変大事だなと思ってるんですけれども、それサポートするのが――サポートだけじゃないですけど、管理するのも議会事務局の仕事だろうというふうに思うんです。  ちょっと過度なセキュリティーのような気がしてるんで、そのあたりどうなのか。最近、入り口のほうは広げてもらってるんですけれども、あんな狭かったら我々も通られへんでしょう。我々も入るなと言わんばかりのことをしてましたよね。知ってはりますか。それはちょっと、よく内部で議論してもらわなあかんなと。議長がこないせいと言うたらやめる面もあるかもしれませんけれども、多分議長はそんなことは一々言わないと思うので、事務局の考えでやっていたんだろうというふうに思うんですけど。  市民に開かれた議会という考えとセキュリティーと相反する部分があるんだけど、そこをうまくするというのが大事だろうと私は思うんですけど、ちょっとその考え方、最近改まってるんなら改まってると言ってもらえばいいですけど。  その2点と、もし数字がわかれば、ちょっと急で申しわけないです。わからなかったら結構ですけど、お願いします。 ◎庶務課長   1点目の、今、御迷惑をかけております出退表示板の故障の件でございますが、故障いたしましたときに、これまでの故障ですと、接続の不備でございますとか一過性の原因があったものでございますが、このたびの故障に関しましては、出退表示板、モニター板といいますか、それ自体の機械そのもの、ハードそのものに故障がある可能性があるということで、一旦業者のほうが持ち帰りまして調査をいたしましたところ、少々の金額をかけての修理では済まないという結果の報告は、当局の総務局――機械に関しましては、先ほど御質問がありましたように議会事務局の予算ではございませんで、施設保全の予算で設置をしたものでございますので、そちらのほうからそういう返事は受けております。  先日の議運の際に御報告申し上げましたように、今のところ次の手だてが講じられる日程的な返事があるものではございませんので、まだ未定という状況でございます。  応急の処置といたしましては、そのときに事務局室の中にございます同じ大きさのモニターのほうをこちらのほうに移設するといったことも一案としては考えられましたが、議会中は御辛抱いただいて、その後に移設のことも含めまして当局と打開策のほうを検討してまいりたいと思っております。  それから、2点目の応接の稼働率でございますが、その都度、来客のときに受付表のほうはつけておりますが、それの集計は今のところとっておりませんので、また後日御報告をさせていただきたいと思っております。2階の受け付け総数につきましても同じでございます。申しわけございません。  それから、セキュリティーのことにつきましては、これまでの議会改革なりいろんなところで御協議の上、セキュリティードアの設置、2階のエレベーター、それから階段から議会事務局の前を通られましての進入路でございます。そこのセキュリティーのことにつきましても、今の棒を、ひもを張らすような、ああいう措置をさせていただいておりますが、先日御指摘がございましたときの大変通れる幅が狭くなっていましたのは、決してお客様、それから議員の方を遮断する意向は全くございません。業者とか新聞の配達だとかいろんな方が前を了解の上お入りいただきますが、その退出の際に、もとのところではなく、何か車で荷物を搬入した際にもとに戻すのがあの幅になってしまったという状況のあらわれだと私どもは判断いたしております。決して遮断するつもりはございません。  今後とも、市民の方の御利用にも支障のないように心がけてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆杉山たかのり 委員   表示板のほうは仕方ないんですけれども、昔の機械的なやつのほうがすぐ直ったんでしょうね。こういうコンピューターとモニターとつながっているというのはいろいろ。ちょっと聞くと部品がないとかというようなことも以前言われていたみたい、部品がなかったら、えらいことですよね。だったら、やっぱり早い対応というんですか、議会の間は仕方ないとしても、ちょっと対応策、もしくはもっと簡単なものにするということも含めてよく検討してもらって、お金をかけんほうがいいという面もありますけども、コンピューターとは連動が多分要るんでしょうから、潰れにくいもの、潰れてもすぐ対応できるものというのを検討していただいたらいいなというふうに思います。  それから、セキュリティーと市民に開放するというのは本当に相入れないもので、私たちがよく言っているのは請願に来られた方が一々連絡せなあかんと、ところが、たしか新聞を配る方とかヤクルトの方は自由に出入りしてはるんですよね。ちゃんと氏名とか皆初めに登録してうろうろされてるのかもしれませんけれども、やっぱり請願者のほうが大事でしょう。業者の方とかも議員の要請とかで入ってきているというのはもちろんありますけれども、そういう方は一々連絡しないと会派に入れないと、ところがそうでない人は自由に出入りできると、これはやっぱりおかしいですよね。  私は、チェックせいと言うんじゃなくて、やっぱりチェック要らないという方向で、本当に危険な人なんかは何らかとめなあかんでしょうけれども、明らかに請願で来られる方というのは、議会に用事があって、会派に用事があるってはっきりしてるわけですから、ヤクルトの方や新聞の方や、そういう方とそう区別するようなことはおかしいなと思います。  そこまで多分議会で決めてないですよね。事務局の判断で多分してると思いますので、それはぜひ、そういう安全な方、議会に用事のある方ですから、全体に。それはうまいこと事務局のほうで判断して、名札渡すなりして比較的自由に活動できる、入るときはノックして入るわけですから、何も危ないことないわけですから、それがかなわんのであれば、各議員の部屋にロックつけるなりすれば済む話であるし、ほんならもうテンキーのロックも要らないしということになりますから、大事なのはセキュリティーをどう保つのかということと市民に開放する、この整合性をきっちりとるということだと思います。それはぜひ事務局のほうから提案してもらって、議会全体で了解すれば済む話だろうと。了解要らんのかもしれませんけれども。ヤクルトさんとか了解してませんよ。でも、何にも困りません。というふうに思います。  質問はそれぐらいですけども、全体としては、例えば政務活動費の問題でもいろいろ事務局のほうに御相談かけて、これは大丈夫やろうかと、これどう扱ったらいいか、大体的確に相談に乗っていただいて、うまく毎回処理できているように思います。よく研究していただいてるんと違うかなと。神戸市会なんかはえらいことになっていますけれども、西宮については、ちゃんと事務局に相談すればまず間違いない執行ができるなと。これはもちろん議会のほうで十分研究、検討していただいたのが、事務局に反映して、それをさらに細かく検討していただいてるからだろうなというふうに思うので、そういう点では、忙しい中いろいろとよく業務をやっていただいているように思っていますので、ぜひ我々に変な失敗が起きないようにサポートしていただきたいと思います。  以上です。 ◎議会事務局次長   今、杉山委員のほうからセキュリティーに関しての御質問をいただきまして、セキュリティーに関しましては本庁舎との連絡扉、オートロックができたときに、議会改革特別委員会あるいは議会運営委員会でセキュリティーに関する申し合わせをしていただきまして、現状のセキュリティーに対する事務局の評価あるいは過度かというような御発言もありましたけれども、それについては、それにのっとった形で現在行わせていただいているというふうに認識しております。  ただ、日常のことの中でいろいろなことが起こり得るということで、当然その時々の正副議長にも御相談しながらさせていただいている面もございますし、また杉山委員御自身から、いろいろと物が当たって壊れたときのこととかでその物を取りかえていっているというような経過もございます。  幅の広さについては、先ほど原田課長が御説明したように、清掃であるとか、その時々の幅によって動く可能性があるので、ちょっと目印をつけさせていただいたというようなこともありまして、現在の2階の受付の状態、あるいはそういうものの日常的な評価の中では、まずまず現状、申し合わせのとおり動いているのかなという認識はしております。  ただ、やはりその中で個々の会派の方から御意見いただくようなケースもやっぱり中にはありますので、そういう中で個々に議論の必要なもの、あるいは事務局のほうで御提案できる範囲を超えていきそうなものについては議長に御相談した上で、また会派で御意見が分かれる場合については、一定、議会運営委員会の場等で御提案いただいて御協議いただくということも必要かなと思っておりますので、それについてはまた議会の皆様と御相談しながら進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○よつや薫 主査   なければ、私から一つだけ。 ○吉井竜二 副主査   それでは、主査の職務をお預かりしたので進行をかわらせていただきます。 ○よつや薫 主査   先ほどの杉山委員からのお話の中でもありましたように、政務活動費の問題で、本当に西宮市議会としてはきっちりと、支出はもちろんきっちりやらなければ――きっちりやっているかどうかというのは私らが判断することではないんですけれども、やってきたというふうに事務局としては自負していただいたらいいと思ってます。  それと、公開に対しての作業が本当に膨大で大変だということも一番よくわかっているもので、その上でまた質問するというのもちょっと心苦しいんですけれども、ことし、昨年度分ですね、ちょっといつもよりは、選挙を挟んでいるということと、あと期が新しくなって、新しい分も並行して、4月から6月10日までの分と並行して公開の作業をしていかないかんということで、非常に余計に煩雑な作業が積み重なっているんだろうと思いますけれども、古いほうの昨年度分、それが何でおくれてるかという、はっきり言ってくれはったらいいんですけれども、どういう理由でやっぱりちょっといつもよりは、大体早いときは7月とか8月にはもう公開されていたと思うんですけれども、8月ですかね。見通しとしては、恐らく10月に入り込むかどうかということかなと。もうできてたらいいんですけれども、今の時点で、よかったら。 ◎庶務課長   今、よつや主査のほうから御指摘ございましたように、26年度分の政務活動費の自主公開につきましては、これまで1年分しか自主公開には供しておりませんが、それを昨年は8月1日でさせていただきました。  このたびに関しましてはおくれておるということで、やっと完成いたしまして、あす10月1日に自主公開をする手順で今決裁を上げております。あしたの時点では、情報公開課のほうに設置できる予定となっております。  理由につきましては、やはり選挙を挟みましたこと、それからホームページの公開が決まりました4月1日から6月10日までの分の作業とともにすることになったということでございまして、やはりホームページの公開につきましては、一斉に全国の方に供覧されるということでございますので、一つ一つ黒塗りの部分につきましても、議員さんもそうですが、事務局のほうももう一歩深く見ることが必要であったということで、並行した作業に時間を要したということでございます。申しわけございませんでした。  自主公開のことは、あしたスタートさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○よつや薫 主査   個別に、要するに5月末が出納閉鎖で、それまでに各議員がきっちりとやっていれば、多分もっとスムーズにいくのではないかなと私は勝手に推測はいたしますが、それはもうそれぞれの議員の方の自覚というか、それを求めるしかないと思うんですけれども、去年から情報公開室のほうで自由に見れるようになったということもありますから、それで作業が多少なりとも軽減できたらいいかなと私は思うんですけれども、今回また新しくネット上に出るということで、全く、いわゆる情報公開をする作業そのものは、請求があってもこの4月からの分、そこからはもう作業としては解放されるということでよろしいですよね。 ◎庶務課長   これまでどおり、ホームページで公開するのと並行して自主公開も両方、情報公開課でも公開をいたします。  公文書公開の制度にのっとった申請というのは少なくなろうかと思いますので、これまでわざわざ情報公開課まで来られて、それを見られた方が御自宅でそれを見られるということで、問い合わせ等にも現地に赴かずに済むということはあるかと思いますので、かける手間と、公開された後の手間、どちらがどうなのかということは今後また検証してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○よつや薫 主査   わかりました。  ネット環境のない方のことを考えるとそうですね。コピーをまた請求される可能性もあるし、そういう意味ではちょっとまだ手間はかかるかもしれませんけれども、非常に、これまでのことをしつこく言うようですけれども、手間がかかるということで、西宮市議会はどこよりも、少なくともはっきり言って近畿一円といってもいいと思うんですけれども、どこよりもきっちりとやってはるんだと私は――私の立場で言うのもなんですが、思いますので、その辺はぜひ、他市の議会からもいろいろ相談とかもあるみたいなので、当然のことやと思ってますので、これからもよろしくお願いします。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   それでは、主査の職務をお返しします。 ○よつや薫 主査   ほかに御質疑ありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○よつや薫 主査   なければ質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○よつや薫 主査   次に、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、会計室、選挙管理委員会、監査委員、公平委員会分を議題とします。  この際、当局に申し上げます。  説明の際は、主な事業の内訳、多額の不用額の理由、流用の理由については詳細に、その他は簡潔に要領よく説明されるようお願いします。  委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めておりますので、御承知おきください。  一般会計について当局の説明を求めます。 ◎会計課長     (説明) ◎選挙管理課長     (説明) ◎公平委員会事務局長     (説明) ◎会計課長     (説明) ◎選挙管理課長     (説明) ○よつや薫 主査   説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  本件に御質疑はありませんか。 ◆杉山たかのり 委員   幾つか聞きますが、まず選挙管理委員会です。  この年は大変な1年でしたね。市長選挙から衆議院、県議補選と、この県会、市会の直前ということですから、とっても忙しい1年やったんだろうと思うんですが、12名の職員さんと。この1年、対応できたんですか。職員の方、大変だったんじゃないかと思うんですけれども、ちょっとそのあたりどうだったのか聞いておきたいと思います。  それから、開票事務でいろいろある、それはもう正確にやらなあかんので、しっかりやっていただきたいと思ってるんですが、よく聞くのは市議会のほうのポスターの掲示板が大き過ぎて、特定のところにばっかり行って置いてあったりして、よく市民の方に見ていただくのが困難だったように思うんですね。一応、設置の基準とか、そういうのがあるというふうには聞いてるんですけども、ちょっと工夫をしないといかんのじゃないかなというふうには思ってるんですけども、そのあたり、この4月の選挙の状況から何か対応策とかそういうのはあるのかなと、ちょっと聞いておきたいと思います。選管はそれだけです。  それから、会計に聞くようなことじゃないんかもしれませんけれども、私、実は監査委員をさせていただいてまして、報酬を、監査委員ですから議員と別途いただくんですが、報酬明細が当時、7月かな、そういうのが委員には配られてなかったんですよ。市のほうから給与を支出していただくんだけども、振り込むので金額としては残るんだけれども、議員以外の委員に幾ら払って税金がどれだけ引かれて、そういう明細が全然示されてなかったんです。  もう2回目なんで、前もそうだったんだとは思うんですけれども、これ市が給与とかそういうので支出をする際に、監査委員以外にも多分いろんな委員さんがいて、出てる人、出てない人もいたような、多分あるん違うかな。幾ら、定額ではありますけれども、その明細が全然示されずに報酬とかそういうものが渡されるようなんですが、そういうのは問題はないんですか。ちゃんとわかってるから、そういう問題はないのかもしれませんけど、手続上はやっぱり給与や報酬や、そういうものはちゃんと幾ら、税金どれだけ引いてると、もしくは何か特別な手当があると、人事のほうの問題、総務局の仕事なのかもしれませんけれども、そういうなのはどうなのか。もし会計のほうで何かあれば聞いてみたいと思います。それだけです。 ◎選挙管理課長   杉山委員がおっしゃるように、今回は12月から4月にかけまして4回も選挙があって、多分、過去最高に忙しかった時期だったと思います。  もともと選管の職員というのは、定数の条例によりまして12名で決まっておりまして、1名、育児休暇で職員が休んでおりましたので、正規の職員は11名、プラス選挙の際にはやはりちょっと人数が足りませんで、今回の場合はプラス2名を他局から応援をいただいて合計13名で選挙事務に対応させていただきました。  ポスター掲示場ですが、まず法律で選挙人の人数なり、それから投票区の区域によりまして、ポスター掲示場の立てる本数というのが、施行令のほうで決まっておりまして、今回の選挙の場合、それに基づきますと、計算しますと848カ所、ポスター掲示場を立てないといけないというような形になりまして、特に市議会議員の場合は、今回、実は最初は定数が減りましたので、60名で立候補予定者を想定してまして、60枚分を設置しておったんですが、結果、60名の方が立候補されましたので、告示日の当日に例えば飛び込みで来られた場合に張れないというような状況が予想されましたので急遽3枚をプラスしまして、結果としましては63名分のポスター掲示場を立てたんですが、とにかく市議会議員のポスター掲示場は非常に大きくて、立てる場所に毎回苦慮しております。  工夫と言われましても、国道はまずポスター掲示場を立てたらいかんということなんです。プラス、これは僕が来てからですけど、県道のほうも最近は立てさせていただけません。頼れるのは市道、市の道路とあと学校、公園とかになってきまして、特に市議会議員のポスター掲示場は余りにも大きいので、立てる場所がなかなかなくて、公園とか学校でしたら東西南北4面に立っているような次第です。  そちらにつきましては法律で決まっておるので、なかなか減らせない状況というのがございまして、いつも大変苦慮しているところでございます。  以上でございます。 ◎会計課長   報酬と給与とはちょっと別ですけれども、報酬の場合は細かいわけというのは余りありませんで、恐らく今まで、報酬を受け取られたときに領収印を押していただいていたかと思うんですけれども、その領収印を押したところにわけが書いてあったと思われます。ですので、会計に回ってくる支出証拠書類、支出命令書なんですけれども、必ずその精算のところに受け取りになられた御本人様の領収書がついているんですけれども、そこに必ず明細が書いてあります。ですから、受け取られたときに、一応それが領収書にわけが書いてあったとは思うんですが、その辺は御存じではないでしょうか。  ですから、多分、一般の方にも謝金とか報酬とかお支払いしている場合が多いのですけれども、一々明細を渡してはいないとは思います。  以上でございます。 ◆杉山たかのり 委員   選管は13名でと、それでも多分超過勤務とか一時期はかなりあったんだろうなというふうに思います。過去、多分最大の選挙業務をされたんだろうと思いますので、大変だったろうと思いますけれど、一応無事には終わってますので頑張っていただいたというふうに思います。  ポスターのほうは、国道もだめ、県道もだめ、ちょっと大変ですね。これ、何とかせめて県道、法律で決まっているということでなければちょっと協力してもらわんとあかんかなというふうに思います。投票所に対して何枚とか、そういうのも細かくあるとたしか言われてたように思いますので。だけども実際には道の関係とか、それこそ学校があるなしでかなり余裕が違うでしょうから、そういうのは勝手にはできないのかできるのかわかりませんけれども、ある程度工夫をせざるを得ないんじゃないかなというふうに思います。  これ、ぜひ公平に市民の方が見れるように、例えば通勤の方なんかは駅へ朝なんかは集中するわけですからそういう近隣にはたくさんあると見てもらいやすいとかいろいろあるのかなと思うんですけれども、今回、特に60名を想定したけど、後からプラス3と、経費的にも大変ですけれども、予測がやっぱりつきませんので、なかなか選挙実務というのは困難になってきてるのだなというのがよくわかりましたけれども、大事な仕事ですので、ぜひ、人員は決まってるみたいですけれども、必要に応じてふやすなりして対応していただきたいと思います。  それから、ちょっと変な質問で申しわけなかったんですけれども、ただ明細とか、我々監査委員というのは一定決まった額で税金も決まっているのかもしれませんけれども、判ことか押さないですよね。明細見ないですよね。特に議員選出の監査委員とか。毎月もらいますので、やっぱりちゃんと出すというのが。判こ押しますよね、私。直接いらっしゃるからどんな実務してるかわかるかもしれませんけれども。  幾らもらってるというのが文書的に出るほうがいいだろうということでちょっと話をしたら、出しましょうかということになりましたので、多分どんなところでもそういうふうにしたほうがいいのかなというふうには思ってます。市が出す報酬であると、給料は大体ちゃんと明細、確かに出てると思いますけれども。そういうのはかなり少ないとは思いますけれども、そういうふうに思いましたので、ちょっと質問だけしました。  以上です。 ○吉井竜二 副主査   2点あります。一問一答でやらせていただきます。2点とも選挙管理委員会事務局に対してです。  まず1点目、選挙時の候補者のポスターについてです。  選挙、今回初めて僕出たんですけど、ポスターの写真と実物が全然違う人がいるというか、今回、僕自分でポスター張ったんですけど、こんな人いるんやなと思って、そのまままちに出て選挙活動したわけですけれども、ポスターよりも実物のほうが明らかに何かおじいちゃんだったりとか、明らかにおばあちゃんみたいな方がいらっしゃって、何か規定とか直近半年以内とかそういうのはあったかなと思うんですけど、そういったものはないんですか。 ◎選挙管理課長   まず規定はございません。ポスター自体に写真を載せる決まりというか縛りというか、規則もございません。  選挙公報につきましては、一応写真もありますので写真を載せるというような様式になってございますが、そちらについても何カ月以内とか1年以内とかという基準は全くございません。  以上でございます。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。  ないなら仕方がないんですけど、写真とちょっと違うとなると、有権者の人が困惑すると思うんですよね。ないならどうしようもない、仕方がない。この質問はこの程度にしておきます。  続いて、もう1点なんですけど、前回の市議会議員選挙についてです。  36%という投票率について、余りにも低過ぎると思うんですよね。異常なまでに低いと思います。投票率低下の原因はたくさんあると思います。例えば、市長も言っておられた政治家の質だったり転出入の多さだったり、いろいろあると思いますが、選挙管理委員会事務局という組織だけを切り取って見た場合、今回の市議会議員選挙で皆さんの仕事は満足できる内容だったと自己評価されますか。主観で結構です。お願いします。 ◎選挙管理委員会事務局長   吉井副主査のお尋ねの趣旨が、低投票率においてということでの意味だということで捉えますと、確かに36%そこそこというのは、前回、4年前に比べましても非常に低い投票率になりましたので、この点だけを捉えますと非常に我々啓発活動においても努力をしたつもりでございますので、それが反映できなかったことに関しては残念だなというふうに感じております。  今後においては、来年、御存じのとおり、夏の参議院議員選挙から18歳選挙権というような投票の要件が変わってまいるということもありますので、引き続きまた検討していきたいというふうに考えております。  ただ、市議会議員選挙そのものに関しましては、投票率ももちろんですが、全体の選挙を公平公正にやったということに関しましては、先ほど杉山委員のほうからお話もありましたように、今年度は昨年4月の市長選挙に始まりまして、衆議院議員選挙、県会の補欠選挙と大変立て続けにあって、統一地方選挙になってまいりましたのですが、我々職員12人が力を合わせて、併任の職員2人も合わせて、非常に、自分で言うのもなんでございますが、公平公正にきちっとした選挙を滞りなく行ったということに関しましては、満足する結果じゃなかったかというふうに考えております。  以上でございます。 ○吉井竜二 副主査   ありがとうございます。  ここからは意見、要望にさせていただきます。  36%という数字、近隣市と比較しても圧倒的に低いわけです。  僕は、ずっと成果主義の社風のもとで3年間サラリーマンをやってきたんですけど、物すごい厳しい世界で、例えば売り上げ200万円落とした場合、上司に200万円泥棒したのと同じだよと言われるぐらい――僕はそうは思わないんですけれども、そのぐらい過激な過酷な状況でした。その経験から、今回の市議会選挙を振り返ると落第点かなとは思います。それは、議員も含めて、もちろん事務局の皆さんだけの責任でもないですし、事務局の皆さんは頑張ってくださったと思います。ただ、落第点かなというふうに評価してます。多分、当時の上司やったらめっちゃ怒ってると思います。  厳しい視点でいうなら、今回の市議会選は大失敗だと自分では思ってます。社会人に求められるのは結果です。市長は僕の一般質問のときにも、今回の選挙については十分対策したという趣旨の話をしていましたが、過去最低の結果をもって十分と言ってる時点でちょっと感覚がずれていると僕は思います。この感覚で市役所のことを我が社とか言ってる時点で笑ってしまうレベルです。  話は少しそれましたけれども、何が言いたいかというと、来年とか参院選とか3年後にある市長選、衆院選、まだまだ挽回するチャンスはたくさんあります。次の選挙の後には大成功と言えるようにすればいいわけなんで、市長のマニフェストには選挙の啓発活動のこととか書いてありますけど、さっき述べたとおり、期待しても余り変わらないことは予想されますので、ぜひ選挙管理委員会事務局の皆さんも一緒に知恵を振り絞って数値改善に努めていただければと思います。  偉そうにさんざん言いましたが、皆さんを責めているわけではありません。議員だって市長だってメディアだって市民だって責任はあります。みんなそろって大失敗です。あくまで個人的な見解です。  今後は、18歳以上に選挙権の年齢が引き下がります。政治に関心を持たさなければならない対象が、市内だけでも1万人もふえるわけです。これはすごくチャンスですから、ぜひみんなで一緒になって力を合わせてよりよい結果を目指せればと思いますので、今後ともよろしくお願いします。  以上です。 ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○よつや薫 主査   なければ質疑を打ち切ります。  なお、認定第5号の本分科会割り当て分に対する討論並びに採決は、この後、一括して行います。  ここで説明員が交代します。    (説明員交代) ○よつや薫 主査   次に、認定第5号平成25年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち、本分科会割り当て分を議題とします。  本件に対する質疑は終了しております。  これより討論に入ります。  本件に御意見はありませんか。 ◆杉山たかのり 委員   日本共産党西宮市会議員団は、認定第5号2014年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件につきましては反対をいたします。  詳細はもちろん本会議で述べたいと思いますけれども、市長の政治姿勢を含めまして、もちろん所管の中でもマイナンバーの問題であるとか幾つかありますけれども、そういうことも含めて本分科会割り当て分について反対をいたします。 ◆町田博喜 委員   公明党議員団、認定第5号平成26年度の決算認定関係の当分科会割り当て分について賛成をいたします。 ◆西田いさお 委員   むの会は、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件につきまして、当分科会分について賛成いたします。 ○吉井竜二 副主査   政新会を代表して、認定第5号平成26年度西宮市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定の件のうち本分科会割り当て分は賛成します。  以上です。
    ○よつや薫 主査   ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○よつや薫 主査   なければ討論を打ち切ります。  これより採決に入ります。  認定第5号のうち、本分科会割り当て分につきまして、これを認定することに賛成の委員の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○よつや薫 主査   挙手多数と認めます。  したがって、認定第5号のうち、本分科会割り当て分は認定することに決まりました。  以上で認定第5号のうち、本分科会割り当て分の審査は全て終了いたしました。  この3日間、政策局、総務局、そして本日は防災危機管理局、消防局、市議会、会計室、選挙管理委員会、監査委員、公平委員会の各部局から詳細に説明いただきまして、質疑、討論いたしました。その結果、認定第5号につきまして、本分科会の割り当て分としましては賛成多数で認定ということになりました。お疲れさまでした。ありがとうございました。  ここで当局の挨拶があります。 ◎政策局長   決算特別委員会総務分科会の閉会に当たりまして、僣越ではございますが、私から御挨拶を申し上げます。  委員各位におかれましては、平成26年度決算につきまして慎重かつ熱心に御審議をいただき、また御協賛いただきまして、心より感謝を申し上げます。  御審議に際しまして賜りました貴重な御意見、御要望などにつきましては十分留意いたしまして、今後の事業執行に万全を期してまいります。  今後とも御指導いただきますようよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。 ○よつや薫 主査   これをもって決算特別委員会総務分科会を閉会します。  なお、来る10月2日午前10時に本会議場において決算特別委員会全体会を再開します。  御協力ありがとうございました。           (午後2時57分閉会)...