西宮市議会 2013-03-18
平成25年 3月18日予算特別委員会総務分科会−03月18日-01号
議案第249号 平成25年度西宮市
一般会計予算
(市議会)
議案第249号 平成25年度西宮市
一般会計予算
(会計室・
選挙管理委員会・監査委員・公平委員会)
議案第249号 平成25年度西宮市
一般会計予算
(政策局・総務局・
防災危機管理局・会計室・市議会・
選挙管理委員会・監査委員・公平委員会・消防局)
議案第249号 平成25年度西宮市
一般会計予算
■出席委員
澁 谷 祐 介 (主 査)
川 村 よしと (副 主 査)
今 村 岳 司
岩 下 彰
大 石 伸 雄
嶋 田 克 興
たかはし倫 恵
野 口 あけみ
松山 かつのり
山 田 ますと
よつや 薫
■欠席委員
な し
■
委員外議員等
八 木 米太朗 (委 員 長)
■傍聴議員
な し
■説明員(
西宮市議会委員会条例第19条による)
(政策局)
政策局長 田 原 幸 夫
(総務局)
総務局長 松 永 博
(
防災危機管理局)
防災危機管理局長
中 村 博 明
防災総括室長 佃 昌 一
防災計画総務課長
中 川 治 彦
災害対策課長 向 井 宣 彦
地域防災啓発課長
竹 田 隆
(会計室)
会計管理者兼会計室長
野 網 浩 二
会計課長 瀬 下 房 子
(議会事務局)
議会事務局長 大 野 詔 三
次長 北 林 哲 二
庶務課長 原 田 順 子
議事調査課長 村 本 和 宏
(
選挙管理委員会)
選挙管理委員会事務局長
山 田 美 彦
選挙管理課長 松 本 幸 弘
(監査事務局)
監査事務局長 足 立 敏
次長 薮 崎 光一郎
課長 中 西 実
(公平委員会)
公平委員会事務局長
大 濱 弘
(消防局)
消防局長 中 島 日出男
総務部長 山 下 俊 郎
総務課長 松 浦 光 廣
企画課長 渡 邉 隆
警防部長 坂 本 健 治
予防課長 長 畑 武 司
指令課長 河 村 也寸志
警防課長 長谷川 孝 治
救急課長 中 越 仁 志
予防課予防係長 堂 本 雅 基
(午前9時59分再開)
○澁谷祐介 主査
おはようございます。
ただいまから
予算特別委員会総務分科会を再開いたします。
これより日程表に従い、審査に入ります。
この際、当局に申し上げます。説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについて重点的かつ簡潔に、また、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。
まず、
消防局所管予算の概要について説明があります。
◎消防局長
消防局の平成25年度予算の概要、及び主要な事業について、私から説明させていただきます。
消防局の当初予算は、款消防費のうち目水防費を除きます57億3,407万5,000円で、前年度に比べ4億3,417万4,000円の増、率にいたしまして8.2%の増額となっております。
内訳を申しますと、投資的経費は7億7,472万3,000円で、前年度に比べ5億899万7,000円の増、率にして191.5%の増となっております。増額の主な理由は、前年度と比較いたしまして平成25年度は高額なはしご自動車の更新や
消防救急無線デジタル化設置工事などによるものでございます。
消費的経費につきましては、49億5,935万2,000円で、前年度に比べ7,482万3,000円の減、率にいたしまして1.5%の減額となっております。その主な理由は、職員の給与費の減によるものでございます。
次に、主要な事業でございます。1点目は、
消防局車両等整備事業です。
NOx・PM法の規制対象や経年劣化いたしました
消防ポンプ自動車1台、はしご自動車1台、救急自動車2台、活動支援車1台、救急関係の資機材ですけども、
心電図等受信装置を更新し、救命ボートや放射線測定器を整備いたします。また、救助工作車に積載いたしております三連ばしご、
マット式空気ジャッキ、
陽圧式化学防護服等と鳴尾消防署の
熱画像直視装置2式を更新いたします。
2点目は、
消防団車両等整備事業でございます。NOx・PM法の規制による
消防ポンプ自動車3台と、
エンジンカッターや発電機などの防災資機材を更新いたします。
3点目は、
通信施設等整備事業で、経年劣化いたしました
署活動用無線機46台を更新いたします。
4点目は、
消防救急無線デジタル化事業です。平成25年、26年度の2カ年で、
消防救急無線のデジタル化に伴う工事を行います。
5点目は、
消防団車庫整備事業でございます。築47年が経過いたしました津門分団の車庫を建てかえいたします。
6点目は、
西宮消防署西宮浜出張所増改築事業でございます。配置職員を増加いたしまして、消防車と救急車の乗りかえ運用を解消するため、仮眠室や
女性職員用浴室などを整備いたします。
このほか、
住宅用火災警報器の設置促進や予防査察の充実強化、市民に対します
AED取り扱い講習を含めた応急手当の普及啓発などを図ります。また、年間を通じた訓練や研修により、部隊行動の徹底と職員の人材育成に努め、消防体制の充実強化を図ってまいります。
以上でございます。
○澁谷祐介 主査
決算概要の説明が終わりました。
議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算のうち、本
分科会所管科目・消防局分を議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎企画課長
(説明)
◎指令課長
資料に基づきまして、御説明させていただきます。
消防救急無線デジタル化事業についての資料をごらんください。
まず、1点目の
消防救急無線についてでございますが、
消防救急無線とは、消防局等に設置された無線基地局と消防車などに積載された無線機や隊員が携帯する無線機との間で、必要な災害情報等を相互に送受信するための装置でございます。
現在使用しているものは、150メガヘルツ周波数帯の単信方式の
アナログ無線でございます。単信方式とは、一つの周波数で送信と受信を交互に行う方式でございます。
次に、2点目の
デジタル無線についての御説明をいたします。
デジタル無線とは、音声をデータ化して送受信するもので、
消防救急無線は260メガヘルツ周波数帯の複信方式となります。複信方式とは、送信と受信の二つの周波数を使用する方式で、電話のような、双方同時に通話が可能なものでございます。
デジタル無線は、
アナログ無線と比較しますと次のようなメリットがございます。まず一つ目に、通信の秘匿性が向上いたします。
アナログ無線は、市販の傍受機を購入し周波数を合わせるだけで消防無線を聞くことが可能でありますが、
デジタル無線は音声が暗号化されるため、あらかじめ設定された無線機器でしか聞くことができないようになります。これにより、災害現場での情報など個人情報の保護が向上いたします。
二つ目は、音声だけでなく文字情報などのデータを送ることが可能となります。文字による視覚的な情報や位置情報などのデータが伝送可能となることで、活用の幅が大いに広がるものでございます。
三つ目は、音声の明瞭化でございます。
デジタル無線は
アナログ無線特有の雑音などがないため、大変に聞き取りやすい音質となります。
2ページ目をお開きください。
3点目のデジタル化の経緯についてでございますが、電波の有効利用の観点から、
電波法関係審査基準の改正により、
消防救急無線は
デジタル無線への移行が義務づけられました。これによりまして、全国約800全ての消防本部が平成28年5月31日までに
デジタル無線へ移行することとなります。
続きまして、4点目のデジタル化のスケジュールについてでございますが、当市は
近畿総合通信局との調整を図りながら、平成23年度に電波伝搬調査を含む基本設計、平成24年度に実施設計を行いまして、平成25年及び平成26年度に設置工事を行った後、平成27年度4月からの運用開始を予定しております。
次に、5点目のデジタル化の主要機器について御説明いたします。
まず一つ目の基地局でございますが、基地局は車載型や携帯型の無線機との通信を行う設備でございます。
基地局無線装置やアンテナなど、全てのアナログ機器を
デジタル機器に更新いたします。基地局の数につきましては、
現行どおり消防局及び北消防署、並びに山口消防分署の3カ所といたします。
次に、二つ目の
車載型無線機でございますが、消防車などに積載し、基地局や他の車両の無線機と通話する装置でございます。デジタル化を控えていたため
アナログ無線機の更新を停止していましたが、全ての車両の無線機を更新いたします。
続きまして、三つ目の
携帯型無線機でございますが、
携帯型無線機は、基本的に隊長が携行して使用するものでございます。
車載型無線機と同じく、更新を停止していました全ての
携帯型無線機を更新いたします。
3ページ目をお開きください。
参考といたしまして、
署活動用無線機について御説明いたします。
当市では、先ほど説明いたしました
携帯型無線機とは別に、
署活動用無線機を運用しており、災害等に出動した隊員相互の情報共有などに活用しているものでございます。
署活動用無線機は、アナログ400メガヘルツ周波数帯の無線機であるため、
消防救急無線のデジタル化以後もアナログの対象となっております。
最後に、6点目の入札方法等につきまして、工事の予算総額が9億4,500万円となるため、総合評価入札を予定しております。工事期間が2カ年にわたりますことから、平成25年度は3億7,800万円、平成26年度は債務負担行為を設定いたしまして5億6,700万円を予定しております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○澁谷祐介 主査
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆野口あけみ 委員
じゃ、1点だけですけど、今説明受けたこの
デジタル無線のことで、単純なことでわからないことを教えてください。
もともと義務化をされるということと、それから、先ほど説明されたようにアナログよりデジタルのほうがメリットもあるということで移行するんですけれども、この設置工事自体の予算、こんなふうに出てますが、経常経費というか、そのあたりは何か大きく変化があるのかということと、それに対して、そもそも義務化ということでいけば、国なりの支援というのか、補助対象になるのかということ、その2点です。
それともう一つ、これも資料の3ページにある
署活動用無線機ですけどね。これはアナログ400メガヘルツであるため、これ以降もアナログの対象やいうて書いてあるんですけど、ちょっとそれの意味するところがよくわからないんです。現在150メガヘルツのアナログについてはデジタルになるけど、400
やからアナログの対象。ちょっとどういう意味なのか。済みません、3点です。
◎指令課長
まず1点目のデジタルの経費についてでございますが、デジタル化の工事につきましては、災害現場の通信を確保し、24時間休止させずに現在の
アナログ無線を移設して並行運用などを行うため、このように時間を要します。また、現有する
携帯型無線機、
車載型無線機につきましても全て更新する必要がありますので、基本設計、実施設計におきまして、これらの性能及び機能を考慮して事業費を積算したものでございます。
2点目の補助金の対象でございますが、現在
デジタル化事業につきましては、国の補助の対象にはなっております。これは、
防災基盤整備事業の緊援隊の事業の中の補助の対象となっておりますが、現在西宮市の
デジタル化事業に関しましては、工期などの問題から適用にはなっておりません。ただし、補助の適用にはならなかったんですが、
デジタル化事業に関しましては一応起債の対象になっております。この起債というのは、
防災基盤整備事業の中の
防災対策事業債、少なくともこれには対象になりますので、これが適用されますと工事費用の中の90%が起債対象になります。その90%のうちの50%が、後年度以降の地方交付税として算入されて返ってくるということになります。
署活動用無線機につきましてですが、現在、
署活動用無線機というのは隊員間の通信で使用する無線機で、先ほどの150メガヘルツ帯の
携帯型無線機は、隊長などへ配布している
携帯型無線機でございます。
400メガヘルツというのは、今回の
デジタル化事業の対象につきましては、150メガヘルツ帯の
消防救急無線が対象になっております。これが260メガヘルツ帯に移行します。なので、今回、400メガヘルツ帯の周波数につきましては対象になっておりません。なので、28年5月末日以降も
アナログ無線機として免許の更新が可能です。なので、使用が可能です。150メガヘルツ帯につきましては、28年5月末からアナログの無線機が更新できないと、免許が認められないということでございます。なので、400メガヘルツは使用可能であると思います。
済みません。最初の問題の
ランニングコストでございます。
今回の更新によりまして、25年、26年の工事を2カ年で行いまして、27年度の4月1日から一応運用開始をいたします。27年度につきましては、
瑕疵担保保証期間がございますので、一応保証がきき、特別な
ランニングコストは必要ないと思います。28年度からは、現在保守委託を計画いたしております。
以上でございます。
◆野口あけみ 委員
済みません。先に
ランニングコストの件ですが、27年度運用して、その年には特別なものは要らないだろうけれども、それ以降保守委託、その
保守委託そのものについて今までと大きく変わるのかということと、よっぽどたくさんかかるのかということと、それから、経常経費については全く補助とかいうことはないんですかねということをもう1回聞きたいと思います。
それと、今回の導入に当たっての補助については、先ほどお答えいただいた、補助対象にはなっているけど市は申請できなくて、ただし起債の対象になってて、起債は9割認められてると。そのうち5割は交付税措置を後でされますよということでいけば、交付税措置、戻ってくるとおっしゃったけど、ちょっと起債の、このまま戻ってくるということですから、実際問題としてはある程度負担が余りなくできるんですよという意味合いで聞いといたらいいのかな。それはそれで結構です。
それで、署活動用の無線機、今義務化されたのは150の分がアナログをデジタルにということですけど、この400のほうはそれより機能は上なんでしょうね。そのままでいいんですよいうことですけど、単純な話、隊員相互の共有の部分も同じようにデジタル化したら、そこのところもこの最初の1ページにあるみたいに、隊長さんとの間でやりとりができたりいうふうになるんじゃないのかなとちらっと思ったんですけど、それはそれで、アナログでいくと、隊員相互の分の交流と、それから基地局、それから消防車両、それから隊長さんですよね。そのデジタルで行われるものと、それは相互には全然一緒にはならないんですよね。
もしそうだとすれば、本当であれば、いくら義務化されてないとはいえ、一緒にするほうがより何か活用というか、うまくいくんじゃないのかなとちらっと素人感で思うんですが、そのあたりはどういうことなんでしょうか。そういう理解でいいんでしょうか。
◎指令課長
さきに申し述べました
署活動用無線機のことでお答えさせていただきます。
基本的にデジタル化になりますと、さっきもお話ししたように複信方式になります。だから、上り周波数と下り周波数という二つの周波数を使いますので、原則的には携帯型同士の更新ができないんです。基地局からの周波数と、移動局側の、無線機側の周波数と二つの周波数使いますので、この上り下りという周波数がございます。これがワンセットになっております。携帯型、携帯となりますと下り下り――下りの受信、こっちも下りの受信、同じ周波数同士になりますので、横同士の通信が困難になります。ですので、デジタル化になりますと移動局同士の交信はできない。
基本的に、
携帯型無線機というのは基地局と隊長という運用をしております。これを補いますために、アナログの400メガヘルツ帯、これは隊員同士のそれができますので、これを有効に使おうということで、こちらを整備しているということになってます。価格につきましても、
かなり署活動用無線機のほうが安価ですので、こちらで整備していくという形になっています。
デジタル化無線に移行しまして、経常経費といたしまして、現在のところ大きく変わることはございません。保守委託は考えております。それは保証期間が終わってからですが。それ以外に関しては、大きな修理があっても修繕などで対応するとか、今現行とそう大きく変わることはございません。
補助金につきましては、工事は対象になっております。それ以降に関しては、補助金の対象になっておりません。
以上でございます。
◆野口あけみ 委員
そしたら、今の説明でいけば、今回のデジタルは、この1ページの三角形ですね。これはこれで一つの流れとして有効に働くし、ただ、隊員同士の相互の横のやりとりはアナログのほうがむしろやりやすいから、それはそれで補完的に使っていきますよと、そういう理解でいいんですね。そこまでデジタル化なんてすると、横同士というのはちょっとやりにくくなるという、そういう理解でいいわけですね。じゃ、デジタル、アナログ、そういう使い分けでやっていくということで理解しときます。はい、わかりました。
◆
たかはし倫恵 委員
そうしましたら、じゃ査察に関することが1点と、それから救命救急士に関することが1点と、それから来年度の施設の整備の関係で西宮浜出張所というのがありましたので、それに関係することが1点とで、3項目でお願いします。
1点目の査察状況ですけれども、昨年福山のホテルでの火災事故というのがあって、西宮でもすぐ査察に行かれて市内を点検されたりというようなことがあったかと思うんですけれども、一応市内の関連した施設での状況、査察した結果での状況はどうであったのかということについて、まずお聞きいたします。
◎予防課長
福山の火災におきましては、市内のホテル、旅館等を含めて22対象査察を行いました。その時点での不備事項としましては、廊下に物が置いてあったりしたものが4件、それから、消防用設備、
自動火災報知設備とか消火器の消防用設備、これの報告を忘れていたというのが4件ございました。現在は全て解消されております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
わかりました。旅館、ホテル、宿泊所というように項目がなっていたんですけれども、それについては全部一応行かれたということですよね。
あともう一つ気になるのが、圧倒的に数の多い寄宿舎、下宿、共同住宅というほうなんですけれども、こちらが6,190カ所というふうに一応そちらのほうで上げておられて、今のところ回ってらっしゃるのは何カ所なのか、来年度何カ所程度回る予定なのか、お答えください。
◎予防課係長
ただいまおっしゃられました寄宿舎、共同住宅等、これ5項ロということでその数字を上げさせてもらっているんですけども、平成23年度1年間実際に査察をさせていただいたのが、1,330件となっております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
済みません。来年度は何件ぐらい回られる予定ですか。
◎予防課係長
平成25年度に関しましては、査察計画に基づきまして約2,000件の査察を予定しております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
そうすると、全体でまだ6,190とあるんですけれども、これ全部回るのにあと何年ぐらいかかるんですか、その計画で。
◎予防課長
大体三、四年のペースで回れるようには計画しておりますが、長くなっても4年、5年の範囲では必ず回る、全て回るようにしております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
数が非常に多いので、いちどきに見るということは到底不可能な、この6,190カ所というと大変不可能かとは思うんですけれども、でも、きちんと計画立てて、今三、四年が四、五年というような言い方だったんですけど、なるべく短い頻度でちゃんと回っていただいて、それでやっぱりこれから高齢者の方ふえますので、そういうところにきちんと入っていただいて、スプリンクラーであるとかいろんな、入って、見てわかる現況をまず把握していただきたいと思います。
済みません。それから、そこに去年1,330件ぐらい入っているということなんですが、そこの中からそれを受けて、実際によその課ですよね。連携をとってまたさらに入ってほしいとか、情報提供したりといったようなケースは何件ぐらいあったんでしょうか。
◎予防課長
件数的にはちょっと今手元にございませんが、そのものが、そういうふうな建築部局であるとか福祉部局であるとか、そういうふうな必要があった場合には、その都度連絡して一緒に行けるような体制を組んでおります。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
査察して見られてて、やっぱりそういう件数というのはふえてますか。どうですか。横ばいですか。
◎予防課長
ほとんど変わっておりません。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
はい、わかりました。消防の方はやっぱり中に入るという権限を持っていらっしゃるので、入っていただいたときになるべく的確、まずは的確に見ていただいて情報を次につなぐということをぜひお願いしたいと思います。
それから、2点目の救命救急士さんですけれども、西宮の救命救急士は今現在何人おられて、来年度の研修ですか、養成人数が何人とか、目標人数を何人というふうにしてらっしゃるのか、教えてください。
◎救急課長
現在の救命士の有資格者数は88名でございます。来年度の養成におきましては、学校派遣は4名を計画しております。最終的に、目標値につきましては、現場で活動する救命士というので88名を予定しております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
救命救急士さんは今88ということなので、そしたら現場で活動する人数を一応確保できてるというふうに考えていいんですかね。
◎救急課長
88名の中には、退職した方で再任用されている方、そして昇任等によりまして現場で活躍していない者も含まれておりますので、先ほど88名と言いましたのは現場で活躍する、救急車に乗ったり、救急課、それと指令課で指令業務を行ったりという、現場で活動するという隊員を予定しております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
そうすると、今西宮の救急車の台数というのは何台あって、それに対してその救命救急士さんの配置ですよね。どういう基準でそれに乗るようにしているのかということについてはいかがですか。
◎救急課長
現在、市内で稼働中の救急車は10台でございます。目標値につきましては、常に2名以上の救命士が乗れるように人員配置をするように考えていっております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
それは、今10台あって2名の救急士さんと言われたんだけど、数としては十分足りているんですか。
◎救急課長
現場の88名のことにつきましては、現在まだ進行中でございまして、4名を養成しても昇任等で現場から離れる方もいらっしゃいますので、その辺を踏まえて88名を設定しながら、数多く、その目標値に向けて進んでいる状況でございまして、現在のところ88名には達していない状況になっております。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
現時点で、現場で活動できる人は何人いるんですか。現場活動できる救命救急士さん。
◎救急課長
現在、消防署等で活動しています救命士は61名です。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
そしたら、救急車の今の台数として、救急車が足りないのか救命救急士のほうが足りないと言うべきなんですか、この人数。
◎救急課長
先ほど目標値の88名というのを申しましたが、それは指令課と救急課の8名を除いて、実際には現場では80名の救命士を計画しております。その中で61名という形になっておりますので、救命士の数を現在ふやしている状況だということでございます。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
61名の方を88名まで、目標値に届くように増加したいということなんだとは思いますが、それで、現場において2名配置しようと思うと、今救急車の台数というのはこの10台というので、それは一応足りてるというふうに言っていいんですか。
◎総務部長
消防職員は24時間勤務体制ですので、1台に2名を配置する状況では充足できないです。ですから、例えば1隊を運用するに当たっても1係と2係がありまして、なおかつ、常に2回出勤すれば、24時間勤務で2回出勤すれば1回休みとかいう、そういう週休を割り振っていくかげん、単純に4掛ける10の40名とかいうのではなくて、約1.5倍から2倍近く養成していく必要があります。それが常時2名、プラス研修要員その他も踏まえますと、うちではじいているのが署所では80名、それと救急課と、今救急課長が申しましたように指令室に8名の88名を目標値として養成していっているという状況です。
また、昇任によります状況としましては、例えば課長補佐級になりまして現場の指揮隊長になったり、また、状況によりましては課長級となる形で昇任していったりとか、退職者の状況によりましては補充していく必要が当然出てきますので、その状況に応じて、目標値に向かって今養成していっているという状況でございます。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
救急車の出動回数というのも年々ふえているようですし、高齢者もどんどんふえてきますから、救急車の利用というのも適正利用をしながら、やっぱり増加せざるを得ない部分があるかと思いますので、救命救急士さんというのが今まだ数が充足していないということですから、やはり計画、きちんと立てておられるとは思うんですけれども、この数を88名、現場で必要な数が88名というところまで持っていって、取り組んでいかなくちゃいけないと思いました。この点については結構です。
それから3点目の、来年度上がっていました西宮浜出張所の増改築の件ですけれども、私が女性でもあるので、女性職員の浴室の改造というのがちょっと気になりましたが、これ、西宮浜出張所で来年度やるということで、あと、ほかの出張所の状況というのはどういうふうになっているんでしょうか。
◎企画課長
ほかの出張所といいますか、ほかの署におきましては、西宮、鳴尾、瓦木、北消防署、この4本署につきましては、全て女性用仮眠室、浴室ができております。あと、消防局本局におきましても、女性用の浴室は完成しております。
来年度、浜を整備いたしまして、残り甲東分署と北夙川分署におきましては、女性用浴室が未設置という状況でございます。ああ、済みません。山口分署も含めまして未設置ということでございます。
以上でございます。
◆
たかはし倫恵 委員
はい、わかりました。じゃ、今まだ未設置なところがあるということなので、それをまた順次やっていただきたいと思います。
それから、一応今職員数、426人の消防署の職員さんの中で、女性の職員数というのが出てこないんですけれども、そちらの資料とかでもですね。今現在何人いらっしゃいますか。
◎総務課長
職員数、女性吏員につきましては、現在8名おります。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
やっぱり女性の視点で防災を見たりとか、いろんなところで女性の視点というのも言われてるときですので、職員数出すときの統計の資料とかでも、やっぱり括弧書きででも女性職員何人というふうにしてあると消防局の中でどのぐらいの女性職員が活躍しておられるというのがわかりやすいので、お願いしたいなと思います。
以上です。
◆山田ますと 委員
消防庁舎等の整備事業についてです。今、若干触れましたけども、全部で8の消防署があるんですかね、出張所も入れて。これでよろしいんですかね。西宮署、西宮浜、北夙川、北、山口、瓦木、甲東、鳴尾ですね。それのおのおのの増改築の計画、あるいは築年数の古い順とかいうふうなものは、こちらお答えできるような状況にあるんですかね。ありましたらそれ、答えてください。
◎企画課長
まず、消防署におきまして築年数が一番古いもの、これにつきましては西宮消防署で、昭和41年建築でございます。その次に瓦木消防署甲東分署、これが2番目に古い状況でございます。これは昭和44年の建築でございます。これに続きますのが鳴尾消防署、これが昭和55年でございます。これは、鳴尾消防署2棟ございまして、南棟が昭和55年の棟になっております。その次に古いのが西宮消防署北夙川分署でございます。これが昭和59年建築でございます。その次が北消防署山口分署、これが昭和60年。その次が瓦木消防署、これが昭和63年の建築でございます。その後に北消防署、これが平成3年の建築です。最後に西宮消防署西宮浜出張所、これが平成11年建築でございます。
以上でございます。
◆山田ますと 委員
あと、具体的に計画というのがあるんですかね、建てかえの。西宮署もアサヒビールさんのほうにという話があったような、そういうことです。
◎企画課長
西宮消防署につきまして、これは瓦木消防署甲東分署とあわせまして、第4次総合計画の後期の事業計画では予定として上がっております。
以上でございます。
◆山田ますと 委員
じゃ、西宮署と甲東の分署、この二つだけが上がってるという意味に捉えてよろしいんですね。
◎企画課長
そのとおりでございます。
◆山田ますと 委員
そのほかの分にはまだ一切上がってきておりませんということですね。はい。
以上で結構です。
◆大石伸雄 委員
一問一答で2、4、5、お願いします。SNSの活用の問題、それから消防団の研修、それから消防団の津波対応、それから訓練設備の設置予定、それから定員の件です。簡単にします。
総務省の消防庁が、今後大きな災害のときに119番が不通になることを想定して、一般市民とかそういうところから情報収集をどうするかという検討の中で、SNSの活用を考えておられるんですが、西宮の消防としては、そういう大きな災害で119番が不通になったときの対応というのはどういうふうに考えてられるか、ちょっと今の想定といいますか構想を教えていただけますか。
◎指令課長
ツイッターなどのSNSの119番通報というのが総務省消防庁のほうでネット情報などで流れておりますが、現在、西宮市のほうではそういったものはございませんので、それにかわる対応といたしまして、まず消防緊急情報システムという119番の支援システムがとまったということを想定しまして、とまってもマニュアルで指令とかを行うような訓練をまずしております。
それと、119番が入ってこなくなった場合の対応といたしまして、分散受信というのをやっております。これはNTTとかの電話業者と訓練をやっておるんですけども、最寄り署落としというシステムでございます。まず、入ってこなかったら、近いその地域の消防署へ119番を迂回させて落とすということをやっております。そういったことで、119番の通信体制を確保しているところでございます。
以上でございます。
◆大石伸雄 委員
今言われたんは、災害が限定的なときに、以前にとられた想定なんですよね。今スーパー広域災害という、この間の3.11のときにかなりその辺がもう壊滅的なことになったときの結果として今総務省が考えているのが、今言われたんは、例えば西宮市の中で限定的なときやったら今言われた答えでええんですけれども、それはもう古い話なんですよ。まだそれもでき上がってない。
でも、東日本のあの結果を受けて今想定されてることでいうと、新しいことが想定の中に入ってきてるわけですから、やはり西宮消防署としてもその辺の一般の情報が、消防の中では無線があるからいいですよ。でも、一般市民からの情報が入ってこなかったときにどうするんやという、地域の住民からのアナログ的な情報とか、それからSNS通じた情報とか、今総務省が考えてるのは、総務省が一括して地域エリアの中でSNSで受診して、それを消防署に何らかの形でフィードバックするということを考えてるわけですけども、そういった検討を西宮としては先進的に考えられるのかどうかということをお答え願えますか。
◎警防部長
先ほど大石委員おっしゃったとおりSNSの活用につきましては、つい先般総務省からそういう発表がありまして、まだまだ我々勉強不足なところがございますが、それについては、通常の119番通報よりもSNSのほうがつながりやすいというような状況も3.11でございましたので、今勉強していっている最中でございます。
また、先ほど来、アナログの情報といいますのも非常に重要でして、各署所に駆けつけ通報といって住民が言われてきたやつはもちろん共有すると。それから、あとは屋上に上がって市内を見渡すであるとか、そういうアナログ情報も含めまして、そのSNSの活用ですね。それについては、今後も勉強していきたいと思います。
◆大石伸雄 委員
はい、ありがとうございました。3.11の検証結果を含めたところで、やっぱり西宮消防署もそういうところの新しいところについていけるように、研修、勉強をお願いします。
それから、次、消防団の件なんですが、消防団の研修費用というのが余り見えてこないんですけれども、雰囲気的に消防団って、何かいろんなセクション見てますと、ここの事業評価のところには「火災はもとより、あらゆる災害に出動し」と書いてあるんですけれども、これは消防職員の下で兵隊として使うという意味なのかどうかということなんですが、消防団も総務省なんかが言うてるのは、地域の防災力として地域の人たちに教育する立場に立ってほしい、地域防災のリーダーになってほしいということが当然きちんとした文書に上がってるわけですけれども、その辺の消防団の研修、教育という分野はどういうふうに考えておられるのか。今ほとんどされてないですよね。水防と消防しか彼らは訓練やってない。だけど、防災という意味での勉強というところがほとんど欠けてると思うんですけど、その辺はいかがですか。
◎総務課長
消防団と消防局、これは並列関係にあると思っております。消防団員の研修におきましては、毎年兵庫県消防学校中級幹部科、また指導員科、それと教官のほうを直接――今年度から始めたんですけれども呼びまして、訓練等を行っています。さらに、新入団員研修において、地公法的なものも含めて毎年1年間開催をしております。
また、それ以外に新幹部研修、機能別消防団員について、倫理面含めてさまざまな研修のほうを行っております。
以上です。
◆大石伸雄 委員
今答弁で表面的なところで言われてるのはよくわかるんですけど、現場の消防団の使われ方とか、彼らが知識としてどの程度入っているのかというところでは、非常にいろんな話、消防団の人としても心もとないというか、やはり研修という意味では、もちろん消防の職員は非常によくやられているんですけども、消防団というのはある意味そういうふうになかなか、座学のほうは彼らも好んでないみたいなところがあるし、何か協議会とか何とか出るのにやるというのは物すごい意欲出してやってはるんやけども、座学のほうはほとんど余り、彼らに聞いてもいや、そんなんしたくないみたいな話がやっぱり聞こえてくるので、その辺は消防、今は市民局じゃなくて消防局のほうに消防団おられる。
法律的には対等やと今答弁されたけども、それは法律的に対等な立場であるかもしらんけれども、何となく雰囲気的には消防署の、消防局の中の一部分に今なってますよね。そういう意味では、何かそこの研修がもう少し座学も含めて、地域の防災リーダーとして彼らが役に立つような研修をお願いしたいと思うんですけども、局長、いかがですか。
◎消防局長
ただいまの件、また消防団本部とも調整いたしまして、今後の研修体制を検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
◆大石伸雄 委員
ちょっとその辺もよろしくお願いします。
それともう一つ、消防団の件で、昨年もちょっとお願いした件なんですが、一つは、津波防災訓練のとき余り消防団の姿が見えなかった。ちょっと寂しかったんですけども、当時も言われたことが、東北で消防団の方が、200人以上亡くなられてます。しかも、それは公務で、津波を監視に行ったとか人を救助に行って亡くなられているということで、それをどうかということを聞いたんですが、西宮は大丈夫ですという話だったんですよね。
ただ、やはり役目としては、例えば広報に行くとか津波のときの確認に行くとかいうことが当然あると聞いてるんですけども、西宮としては消防団の人たちが、西宮での津波でいうたら90分あるわけですけども、どのタイミングで逃げろという指導をされてるのかということをちょっと聞いときたいなと。
◎総務課長
東日本の大震災、先ほど委員御指摘のとおり、水門等の樋門、閉める際に殉職事故というのがあったと思うんですけど、西宮市については、防潮樋門等の閉鎖については消防団の任務とはしておりません。津波警報等が発令された場合については、消防団員は地域住民の避難誘導を任務としており、市民を津波浸水区域内から避難させる。それと、消防団については、津波到着時については消防団も津波浸水区域外に一時退避するというふうに決めております。これは、消防団員の安全確保最優先ということと、津波襲来後の消防活動を継続するため、こういった活動をしております。
◆大石伸雄 委員
ちょっと私の印象が間違ってたら教えてください。この間の津波訓練のときは避難誘導されたんですかね、消防団。
◎総務課長
津波浸水区域の消防団全てが訓練に参加しております。
◆大石伸雄 委員
はい、ありがとうございます。その辺、無線の、先ほど出てましたけど無線の配備のことも含めて、消防団の生命の安全も含めて、研修も含めてやっていただけるようによろしくお願いしときます。
それから、次に、西宮消防署ってほかの周辺の自治体に比べたら消防車両本当にぜいたく言うたら怒られますけど、優秀な車両がたくさん配備されてるんですけども、それに見合って訓練が、非常にいいことなんですけど災害が少ないといいますか火事現場が少ない、水防の現場が少ないということで、新しい職員がどんどん入ってきてられるけれども、訓練的なことはされるけど現場が少ないいうことで、現場を知らない職員がふえてきている。
そういう意味でいうと、その辺、やはり当然今の幹部職員の方は不安があると推定するんですけども、そういうやっぱり訓練設備というのは、ほかの中核市とか、政令市は比較にしたら気の毒や思うんですけども、やはり訓練設備というのを独立で例えば持ってはるとか、そういうところ結構あるんですが、西宮消防署としてはそういう訓練設備を各署に少しずつは訓練するためにはあるんですけど、本格的なそういう設備というのは必要ないんでしょうか。それとも、そういうことは研究されてるんでしょうか。
◎企画課長
訓練施設の必要性については十分承知しておりますので、現在検討中でございます。
以上でございます。
◆大石伸雄 委員
済みません。検討中いうのは、予算要望も含めて、どこか市の所有地の空き地にこういうものをつくりたいというふうな研究なんでしょうか。それとも、何か具体的なプランみたいなんがあって、どのランクまでいってるんですかね。
◎企画課長
現在、どのような施設が必要かということで検討はしておりますが、用地確保等には至っておりません。
以上でございます。
◆大石伸雄 委員
必要やということはあるということなんで、用地というのは、今西宮市の余剰地というのは結構ありますから、場所はまた離れたところになるかもしれませんけども、やはり署員の育成という意味では予算化も含めて検討いただけるようにお願いしておきます。
それにあわせて、今若い人の人口がどんどんふえてる割に西宮の消防署員というのはちょっと定員が低いと私は個人的には思っているんですが、その辺はどうなんでしょうか。
◎企画課長
委員おっしゃるとおり、西宮市消防局の定数ですね。これにつきましては、人口1,000人当たりの職員数で比較いたしましても低い位置でございます。この辺も十分認識いたしまして、今後当市に見合いました消防力の整備について検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆大石伸雄 委員
消防局の肩持つわけじゃないんですけれども、やはりその辺は市民の安全のために、やはり人口に見合った、それから100平方キロのこの山も含めた非常に複雑な地形の西宮市にとっての消防力ですから、積極的に企画をして、定員増も含めてやっぱりもっと発言していただきたいなと思ってますんで、よろしくお願いします。
以上です。
◆岩下彰 委員
2点。放射線測定器のことと、それから車両の更新が続いてますので、その車両について。
放射線測定器をまた25年度も購入というふうなのが出てますけど、それでいくつぐらいになるのか、まずそれを教えてください。
◎警防課長
平成25年度に購入する予定の放射線の測定器は表面汚染測定器といいまして、体に放射線がついてるかどうかというのを測定する機械です。それを前年度1器購入させていただいてますので、来年度2器目になります。
それ以外にも、簡易なものとして総務省消防庁のほうから無償使用ということで、4器が無償使用で貸与されています。
以上です。
◆岩下彰 委員
3.11の後にこのことが話題になったりして、私たちも消防局から直接来ていただいて会派で勉強させていただきましたけども、ふだんどんなふうに利用されているのか、活用されているのか、ちょっと教えてください。
◎警防課長
放射線測定器、このあたりの資機材については、特殊災害という訓練を実施したときに活用をしております。
以上です。
◆岩下彰 委員
私も3.11、会派で簡易な測定器購入して、東北のほうとか行くときは必ずそれを持って測定しとんですけども、私の部屋も何度も測定したことあるんですが、そういう測定した値を、消防局として測定して、それをどこかで公表してるとかいうことはあるんですか。それはないんですか。
◎警防課長
東日本大震災に派遣したときも、隊員にこの放射線測定器を持たせて行かせましたが、その結果については公表はしておりません。
以上です。
◆岩下彰 委員
今も消防局からは時々行かれとるんでしたかね、東北のほうへは。どうでしたかね。
◎警防課長
現在は派遣しておりません。そのありました平成24年の4月24日をもって、消防局は派遣終わっております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
じゃ、その測定器を使って西宮市内で測定したとかいう経験は、今まではないということですか。
◎警防課長
そのような放射線の現場がありませんので、その現場での使用はございません。
以上です。
◆岩下彰 委員
東京都の例で、放射線量が高いということで測定した、また掘った結果、東北とは関係なしの事例だったいうことでありましたね、放射線量が高いところが。西宮にもそういうところがないのかなと思ったりもするんですが、そういうことはないというふうに言い切れるわけですか。
◎警防課長
そのような市民からの通報もないということで、放射線の高い場所はないというふうに考えております。
以上です。
◆岩下彰 委員
新聞報道なんかで毎日出てますね。この辺では大阪とか神戸が出てますけども、0.05か0.06ぐらいかな、でよく値が出てると思うんですけども、私どもの控室なんかだったら0.14か15ぐらい出てくるので、どうしてこんなに高いのかなと思ったりしてるんですが、ほかの部屋は知りませんよ。私の部屋からそういう数字が出てきてるんで、西宮市内でもそういうところがあるんじゃないかなという気がするんですが、私どももそれを使って、西宮市内についてはまたあちらこちらで調べてみたいなとは思ってます。またよろしくお願いいたします。この件はこれで結構です。
車両のことですけども、先ほど大石委員からもありましたけども、更新する対象の車両がその後どうなってるのかなと。本当に廃棄なのか、それをどこかで活用されてるのか。前、何かどこかで活用されてるようなことも聞いた気がするんですが、東南アジアのほうで日本の自治体の名前を書いた消防車とか救急車が走ったりしてるニュースが時々あるんですが、西宮の場合はどうなってますでしょうか。
◎企画課長
廃棄いたしました車両は、現在は会計課を通じて売却しております。以前にインドネシアとかそういった地域に売却したこともございますが、現在はそういったことはしておりません。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
今は会計室通じての売却はないということですか。
◎企画課長
会計課を通じて売却しております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
それは主には国内で活用されてるというふうに理解しとっていいのか、いや、海外にいってますというふうに理解しとったらいいのか。
◎企画課長
参入業者は、入札で売っておりますので、入札業者は日本の業者で、その後海外に売却しているといったような情報は消防では把握をしておりません。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
また、それ何か情報がありましたら教えてください。
以上です。
◆よつや薫 委員
短いのを3点だけですけども、既にちょっと皆さん質問されてることの関連ばっかりなんですけれども、一つは、先ほどたかはし委員が西宮浜の出張所の増改築事業について女性の職員のことで質問されてますんで、その件で私も同じ、全くほとんど同じ質問しようと思ってたんですけれども、それはちょっと待って、女性職員ということで、恐らく採用はもちろん男女別にするわけじゃないので、女性職員がふえていく傾向、その辺だけちょっと漠然とですけれども教えていただきたいというのが1点。
ああ、済みません、3点。言ってなかったですね。一つは、消防庁舎維持管理事業を次に言う予定やったんですけれども。それからもう一つは、先ほど岩下委員が質問されたことに関連してということです。放射能測定器の関連です。以上三つなんですけれども、最初に言いました女性職員の件ですね。それをまずお願いします。
◎総務課長
よつや委員おっしゃるとおり、男女の区別なく採用のほうをしておりますし、募集に関しましては門戸を開いており、優秀な人材については入ってくる傾向かなと思っております。
◆よつや薫 委員
増加やからどうこうということじゃないんですけど、これから女性がふえるということも想定して先ほどの設備の充実ということを図ってほしいんですけれども、先ほどのこの増加傾向ということで、応募そのものもふえているのかどうかだけもう1回、済みません。
◎総務課長
募集なんですけれども、高卒・大卒程度合わせまして、平成23年度は15名、平成24年度については10名、来年度の試験については6名です。
以上です。
◆よつや薫 委員
ちょっと残念な数字ですけども、こういう施設ができる、充実していくということで、またその点も、募集要項か何かにも書いていただいて、女性もどんどん入ってこれるんだということも広報されたらいいんじゃないかなというふうに思います。いろいろな現場でいろいろあると思いますけれども、施設の面で充実していくということで、それは言っていただいたらいいのかなと思います。この点については以上です。
次は、消防庁舎維持管理事業の数字――この事務事業評価のほうの数字で、ほかのところにも書いてありますけれども、この25年度の電気料金値上げに伴う需用費の増額というふうになってるんですけれども、これは増額分がほぼそれに当たるのかということの確認を、まずお聞かせください。
◎企画課長
電気料金の値上げに伴いまして、電気使用料、これにつきましては、電気料金の増額につきましては520万程度増額しております。ですので、庁舎維持管理経費の昨年度の比較といたしますと、増額が330万円になっておりますので、電気使用料の増額のほうが大きい状況でございます。
以上でございます。
◆よつや薫 委員
そしたら、この電気料金、ほかの本局初めいろいろちょっと調べさせてもらったんですけれども、契約の電力会社ですね。それは関西電力だけなのかどうかという、施設について。いかがですか。
◎企画課長
西宮市消防局の場合、最大の電気使用料といいますか、50キロワット以上は基本的にはほかの電力会社と契約できるんですが、西宮市消防局の場合、一旦問い合わせしたことがございます。そのときには、200キロワット以下の場合はメリットがないということでしたので、西宮市消防局は関西電力と契約をしております。
以上でございます。
◆よつや薫 委員
高圧電力の施設がないということなんですか。ちょっと今の数字でいうとおかしいんやけども。
◎企画課長
高圧電力の施設はございます。消防局、西宮消防署、鳴尾消防署、西宮浜出張所、瓦木消防署、北消防署、これらが高圧電力の施設でございます。
以上でございます。
◆よつや薫 委員
本会議でも質疑させてもらったので、総務局のほうから本庁舎初め50キロワット以上の施設については入札をすれば安くなるということで、今まで本庁舎なんかはやってきたんですけれども、今のこの電力需要の関係でいうと、もうこの期に及んでは非常に難しいものがあるんですけれども、これはまだ検討の余地があるということなんですね。
だから、これは入札が今、年度も変わってもうだめだというんじゃなくて、年度途中でもまだ可能なので、この額はやっぱりちょっとパーセンテージにすると大きいと思いますんでね。増額のこの幅だけでいいますと、電気使用料だけで18%、19%ということは、もうこれは関西電力の言い値だけの値上がり幅になるので、その辺はちょっと検討の余地があると思います。ただ、ちょっと、これも総務局のほうからのマニュアルとか検討されたらいいんじゃないかなというふうに思いますので、これはぜひ検討していただきたいと思います。
◎企画課長
済みません。50キロワット以上の施設ですね。これにつきましては、消防局、西宮消防署、鳴尾消防署の3施設ということで、先ほど申し上げました施設は高圧電力の契約施設ということで、ちょっと御報告させていただきます。
以上でございます。
◆よつや薫 委員
50キロワット以上で、しかもまとめて契約するということができます。通常は施設ごとに契約するんだと思うんですけれども、まとめた契約のやり方、入札方法でできるということもありますので、ぜひその辺はちょっと検討していただきたいと思います。
それから最後に、岩下委員がされたということで、ちょっと私も。放射能測定器の件なんですけれども、数値をはからないとわからないわけですよね。せっかく測定器を持っておられるのであれば、どこか定点で、例えば西宮署の中ではかるとか、それでもいいわけです。これ、地上と例えば屋上ではかるとまた違ってくるんだけれども、定点ではからないと今度何かがあったときに、それとか、地域によって違うとかいうのがわからないわけだから、せっかく持ってはるんだったら必ず、もう1日1回、1分でできるわけですから、どなたか係を決めて定点ではかるということをするという、最低限それぐらいはしてもいいのじゃないかなと思います。
数値でいいますと、先ほどの岩下委員が言われたことで恐縮なんですけども、実は私も持ってるんですけども、大体一緒なんです。0.11とか12とか、場合によって、風向きとかにもよるんだろうけども、0.09ということもあるんですけれども、大体そういう数字が出てて、発表されてるのは0.05とか、違うんですよね。だから、その辺は器具によって違うんだろうと思うんですが、放射性物質の自然界のものと実際の原発由来のものとがまとまって出てくる場合とか、それも機械によってその内容が書いてあると思いますので、その辺もきっちりと確認した上で、できれば定点でやっておいていただきたいなと。これは要望しておきます。
以上です。
○澁谷祐介 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。
◆岩下彰 委員
ちょっと、終わるに当たって時間とって申しわけないんですが、中島消防局長さんが3月31日で定年退職というふうに聞いてます。それで、ぜひ後輩も含めて西宮の消防に対しての思いだとか、議会に対する思いだとかを述べていただければありがたいんですが、その時間をとっていただくようにお願いします。
◎消防局長
どうも在任中はお世話になりました。消防局長に就任いたしましたのが平成21年でございました。4年経過いたします。当初から不祥事がございまして、不祥事の対策なり人材育成の強化、いろんなことをやってまいりました。そのような状況の中で、消防の体制整備に御支援いただきました。どうもありがとうございました。
何より感じておりますのが、私がこの市議会に出席させていただくようになりましてほぼ20年が経過いたします。40歳で課長補佐に就任いたしました。その少し前ぐらいから、この本会議ではなしにこの委員会のほうに出席させていただきました。その中で、私自身が大きくこの議会で、議員の皆様の中で成長させていただいたというふうに感じております。私自身が大事に感じている席でございました。
今後ますますこの西宮市と西宮市議会が発展いたしますことを祈念いたしております。どうもありがとうございました。
○澁谷祐介 主査
ありがとうございました。
では、これをもちましてこちらのほうは終了させていただきます。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○澁谷祐介 主査
それでは、この際当局に申し上げます。
説明の際は、新規事業、あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについて重点的かつ簡潔に、また、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。
まず、
防災危機管理局所管予算の概要について説明があります。
◎
防災危機管理局長
平成25年度の
防災危機管理局当初予算の概要及び主要な施策について御説明いたします。
平成24年4月に組織改正を行い、自然災害、テロ、大規模事故等、防災・減災への対応を強化してまいりました。また、津波避難訓練の実施などにより、地震、津波等災害に対する備え、防災啓発を促してまいりました。新年度は土砂災害に対する調査・啓発や、災害時に適切な対応を図るための防災拠点の整備に関してなどさらなる防災・減災対策を進め、また、市民への啓発活動などにも重点を置き、災害・危機に強いまちづくりの実現に努めてまいります。
新年度の予算総額は、前年度に比べまして26.2%増の3億4,325万円となっております。主要な増額の要因でございますけれども、地域防災計画の見直し、防災啓発に関する事業、災害訓練等に予算配分を行ったことによります。
個別事業で申し上げますと、新規事業としまして、大雨や台風などによる土砂災害への備えとして、適切で迅速な避難情報の発令を行うために土砂災害警戒区域の現状を調査しまして、避難に必要な情報を整理したカルテなどの作成に着手いたします。
また、適切な避難方法、避難経路等を考える機会とするため、北部地域を対象とした土砂災害訓練を予定しております。
拡充事業としまして、昨年国が発表しました南海トラフ巨大地震に伴う津波の被害想定をもとに、現在県が行っておりますシミュレーション結果から、本市の被害程度についてさらに精査・検討を行い、西宮市地域防災計画の見直しに反映させてまいります。
また、津波浸水被害想定区域の見直しのほか、新たな災害情報を反映させた西宮市防災マップの更新を行ってまいります。
継続事業としまして、今年度行っております(仮称)総合防災センターの整備に向けた事前調査を引き続き基本構想の策定に向け取り組むほか、兵庫県が山口町下山口で施行する急傾斜地崩壊対策事業の地元負担金を計上しております。
以上で概要説明を終わります。
詳細につきましては、
防災計画総務課長より説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
○澁谷祐介 主査
決算概要の説明が終わりました。
議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算のうち、本
分科会所管科目・
防災危機管理局分を議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎
防災計画総務課長
(説明)
○澁谷祐介 主査
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆野口あけみ 委員
2点だけ、あわせて聞きます。2月の半ばに日本世論調査会というところが防災世論調査というのをやられたということで、神戸新聞に報道がありました。全国的に、でも対象も2,000人弱ですから、これが全体の世論をあらわすかどうかというところはちょっとよくわかりませんけれども、見出しだけでいくと、地震や津波などに備える、家庭で備えをしているという人が7割超えてると。ただし、耐震診断、補強は少ないという見出しになってました。
西宮というか、この関西方面というふうになるのかちょっとよくわかりませんけれども、この調査結果など御存じであれば、何か特徴があったのかなということが一つ。
それと、あわせて、その世論調査の中では、国や自治体の防災対策は進んでいないと感じている人も59%に上るんだという、そういう調査結果だったようですけれども、そのことにあわせて、全国の傾向と阪神間といいますか、ちょっとどういうふうに数値出してるかわかりませんけれどもね。この関西圏といいますか、何か特徴をつかんでらしたら教えていただけたらと思います。それが1点目です。
それともう1点目は、本会議でも取り上げ、総務のほうでもお聞きしました防災センターの件なんです。教育委員会庁舎の跡地の候補地の一つということで、全体の庁舎の配置のことを含めましても、防災センターがどんなふうになるかによっていろんな可能性もあるし、動く可能性もあるしということが今回明らかになったわけですが、防災センターそのものがどんな規模になるのかないうのは、現実的には新年度の1,000万ちょっとの予算の中で具体的に計画をしていかれるわけですけれども、現時点においては、もう既に今年度は300万かけて調査されてるわけですから、その規模についていえば、最低でもこれだけ要るだろう、最大ではこれぐらいになるだろうという、そういったものというのは一定示されるのかなと思うんですけれども、それ、いかがでしょうか。以上2点です。
◎
地域防災啓発課長
1点目の神戸新聞さんを受けての特色の話でございますけども、我々まだちょっと詳しい分析、局としての結果は出てはいないんですけども、新聞に報道されているとおり、やはり今回いろいろと、3.11以降、我々も地域さんのほうに取り組む中で、防災の備え的なものは少しずつしていただけるようになってきたのかなと。防災の意識についても少しずつ、個人個人での備えもちょっとずつしていただけるようになってきたのかなという感じはします。自主防災組織さんの取り組みにしてもですね。
おっしゃるように、耐震診断のそういった取り組み的な部分、各御家庭でのさらに突っ込んだ家具の転倒とか具体的な災害に対する備えについては、ちょっとまだまだ踏み込めてないところもあろうかと思います。我々感じてるところは、やはり非常用バッグの中にどういうふうな食料を入れるとか、薬はどんなものを入れておくとか個人の備え的なもの、あるいは、防災バッグをちょっと見ていただくようなところについては大分浸透してきたのかと思いますけども、やはりお家のところとか、あるいは地域同士の横のつながりの顔の見方といいますか、今まで行政が主導して住民さんが啓発していただくというような感じになってたと思うんですけど、住民さん同士が横につながっていただくという取り組み、既にしていただいてるところもございますけども、さらにそういったところもこっちから向けていかなあかんのかなと思っております。
以上でございます。
◎
防災計画総務課長
(仮称)総合防災センターの御質問の部分なんですけれども、代表質問でも質問いただきましたけれども、本年度につきましては基礎調査というところが主でございまして、本市が目指す(仮称)総合防災センターについてのそのあり方ですとか考え方を整理するということになっておりまして、その中で、どういった機能なんかが必要になってくるのかというふうな洗い出しといいますか、そういうふうなことを行っております。そこから次年度の基本構想策定の中で規模等の、機能はこういったものがやはり西宮にとっては必要であるかなということが決まってまいりますので、今委員おっしゃっていただいたような規模等につきましても、今現状ではどれぐらい、最低でどれぐらい、最大どれぐらいというふうな御質問あったんですけれども、そこも含めまして25年度明らかにしていくというふうな形でおります。
以上でございます。
◆野口あけみ 委員
1点目の啓発の部分、意識の問題が多少ちょっとずつでも向上してるんじゃないかというお話でしたし、幾つか課題ということもおっしゃいましたから、新年度は見直しも、査定もありますのでね。そのあたりはぜひというふうに思います。この間の津波避難訓練の報告を、また別の機会いただくいうことなので、そのあたりからきっと見えてくるものもあるんだろうなというふうには思っています。
国・県の防災対策が進んでるかどうかという、世論調査の結果、ちょっとお答えはなかったんですが、またこの調査結果、もし詳しく持ってらしたらいただけたらなと思います。この点は以上です。
それから、防災センターですけど、なかなかしゅっと言わはらへんねんけど、私が考えるには、防災センターと名前つく限りにおいては、これだけは最低要るだろうという機能って絶対あると思うんですよね。それ考えたら、これぐらい最低でもというのはきっとあると思うのになかなか答えはらへんから、もうそれはそれでいいですが、最大ということでいけば、今教育会館の跡地という候補地――教育委員会、ごめんなさい。跡地ということになれば、あそこは四千何がしの平米ですよという、そういう数字は出てますよね。だから、仮に教育委員会庁舎の跡地を候補地にして、最大あそこを全部使うということになれば、最大がその数字になるのかなと単純に私は思ってたんですけれども、場合によったら、機能や規模ということによれば、教育委員会庁舎を活用する以上のものにもなり得る可能性はあるという理解でいいんですか。
◎防災総括室長
委員のおっしゃるように、中川課長が答弁しましたけども、規模等というか、現状ですと今対策本部会議をするのが442の会議室、それとあと事前にするのが681の会議室ですので、最低その会議室以上と、ワンフロアで何かできたらいいかなというのは考えておりますけども、結果的に今現在必要な規模等につきまして、機能等、情報も含めまして、今調査させていただいておる中の業者からの提案等各種の状況も踏まえた中で必要な部屋割り、規模等を考えていきますので、今おっしゃるような形で最大がどのぐらいかというのは、今現状ではまだ不明確でございますので、わからないということでお含みおきください。
以上でございます。
◆野口あけみ 委員
私らちゃんとゆっくりやれよという立場ですから、何もせっついて早よう示せいう立場ではないんですけれども、でも、どれぐらいになるかわからない、またことしの調査の中で決めていくいうとこら辺が何かこう、人任せという表現は悪いけれども、委託、コンサルの言いなりになったんではだめじゃないかなと。市として、やっぱり最大でもここまでどまりやというふうにしないと、際限なく大きく膨れる可能性はあるものではあるんですよね。でも、かといって全体の中でどんなことになるのかということは、少なくとも最大、私は教育委員会庁舎と言わはるんであればですよ、最大でもあそこでできる範囲ということが順当なのかなと。
それでも、ほかさまざまな影響あるわけですけれどもね。教育委員会庁舎、どこか移さないかんというふうなこともあるのでね。いずれにしても、言うてる間に新年度計画立てはるわけですから、主体性持ってぜひやってもらえたらなというふうには思います。
以上。
◆山田ますと 委員
防災啓発事業に関連する質問になります。お答えできる範囲で結構ですから、前もって言っておきます。
土砂災害の警戒区域を調査すると。その危険度や災害の程度を把握し、それぞれの箇所に応じた災害対応の資料とするというふうな説明があります。今回3.11が起こった以降、どういう東日本の状況になってるかいいますと、例えば御存じのとおり防波堤、防潮堤で、それを増強する、あるいは整備する、拡充するということがありながら、一方ではもうそういったものに頼らずに高台のほうに移転していこうという大きな国、政府の方針、また地元の協議のもとそういう方向にも進んでいっています。
一方では、この西宮の中でも海岸べり、危ない地域というのはありますし、尼崎でもそうですし、また、西宮の北部地域、あるいは苦楽園等のああいう傾斜地に住宅が張りついてるという西宮の状況があるわけですね。その地域に対して、もう危ないよ、ここ危険だよ、しっかり自分の命や身を自分で守るんだよというふうな資料に当然なってくるんだと思うんですけども、一方ではそういったことをされる以前に今後の行政的な責任範疇の見直しとして、もうああいったところには建てないとか、あるいは、ああいった地域には許可はおろさないとか、今後の展開の中でそういったものも考査していく必要があるんじゃないかなというふうに思いますんで、その件についてのみお答えください。
以上です。
◎災害対策課長
今御指摘の土砂災害警戒区域につきましては、決して危険な区域ということで指定しているわけではございません。こういう土地がありまして、大雨が降った場合につきましては土砂が流出するという可能性のある地形をしているということで啓発しております。
今回行いました委託につきましては、これらの地形について個々に現地調査を行って、市民の皆さんにこの地形はこういう地形をしています、こういうときにはこういう災害が起こる可能性がありますということで、逃げ方、それから逃げる方向などについてを啓発するための資料をつくりたいというふうに考えております。
ですから、土砂災害警戒区域だから建物を建てないとか、そういうことではございませんので、その点だけ答弁しておきます。
以上です。
◆山田ますと 委員
では、意見だけでとどめておきます。今後の考え方として、そういう地域に対する建設、建築の許可の基準とか、そういった考え方というのは検討すべきだというふうに思っております。
以上です。
○澁谷祐介 主査
では、ここで休憩に入らせていただきます。なお、再開は午後1時とさせていただきます。お願いします。
(午前11時59分休憩)
(午後1時00分再開)
○澁谷祐介 主査
では、再開します。
それでは、引き続き質疑を続けたいと思います。
◆今村岳司 委員
代表質問でお答えいただいたことに関連してでございます。
代表質問で、西宮の海側の防潮堤でかさが足りないところがあるのではないでしょうかと。一定、それに対してかさ上げするとか補強するとか、そういった施策も必要じゃないでしょうかという質問をさせていただいたことに関して、答弁が、どれだけの津波が来るのというのをシミュレーション――シミュレーションももうすぐまた新しいのが来るということで、県のシミュレーションの結果と県の整備計画を精査する中で、市民の生命と財産を守る立場からハード対策の手法について検討するという前向きな答弁をいただいております。そのことについて、大変ありがたく思っております。
では、このことについて一歩深く突っ込んでお聞きしたいのは、深いいうほどでもないんですけども、県のシミュレーションの結果と整備計画を精査して、それからハード対策の手法について検討ということなんですけども、その時期について聞きたいです。まずは、県のシミュレーションの結果と整備計画というのはいつごろ出てくる予定になっているのかがまず1。それで、それの精査をするというふうに言うてますけど、その精査はいつまでぐらいにされるのかが2。それで、その精査を踏まえてハード対策の手法について検討するということでしたけども、そのハード対策の手法の検討をした結果がこんなんなりましたというふうなものが出てくるとすればいつになるでしょうかと。この三つの時期をお聞かせください。お願いします。
◎災害対策課長
県のシミュレーションにつきましては、この3月に出るというふうなことでお聞きしてるんですけども、まだ最終的には出ておりません。ただ、シミュレーションについては若干おくれるというところの情報を得てますので、その結果につきましては出次第ということになるかと思います。
また、その整備計画につきましても、シミュレーション結果が出ることによって整備計画の策定がされていきますので、今県のほうで策定されています整備計画の5カ年計画につきましては、暫定の高さについての計画でつくっており、改めてシミュレーションが出た段階で本チャンの整備計画が策定されるというふうに聞いておりますので、これはシミュレーションの後、時期についてもちょっと今のところは未定ということになります。
その後ハード対策というか、それらを精査してということになりますけれども、精査につきましては、そのシミュレーションによる津波の高さが何メーターになるのか、それによって、今回県が行う整備計画によってどの程度が防げるのかというところを見てみてということになりますので、時期についてはちょっと未定ということになりますけれども、その結果を見てからという話になるかとは思います。
以上です。
◆今村岳司 委員
全部当たり前過ぎる答弁にびっくりしましたけども、整備計画出てくるのはまだわからないんですよとすれば、ただ、「わからない」が、こっちの「わからない」というのがもう何か全然わからないわけなんですよ。今お聞きしたように、シミュレーションちょっとおくれそうですねという情報を例えばお持ちだったりするわけじゃないですか。こっちはそういうの全然ないわけで、その見込みなんかも何か言っていただければなと思うんですよ。
例えば、精査をする、時間かかるんだろうなと思うんですけども、それが1日かかるのか一月かかるのか1年かかるのかのレベルでこっちはわからないわけです。なので、整備計画というのが出てくるとすれば、例えばいつごろなのかと。例えば、県のシミュレーションの結果というのは3月にちょっと間に合わないっぽいということで聞いてるとしたら、例えばそれが来年になったりとかは多分しないと思うんですね。新年度の早いうちぐらいに出てくるのかなぐらいには今の話だったら聞いているわけですよ。その後整備計画というのが追って出てくるんでしょうけども、それがシミュレーション――例えば新年度の例えば早いうちに出るんだろうとか、新年度いっぱいかかるんだろうとか、来年になるんだろうとかというレベルでいつぐらいですかという、県の動向に関しては見込みを教えていただきたい。
次は、じゃ県の整備計画出ましたという以降、例えば精査しますというのと、ハード対策の手法を検討しますというのに、それぞれ、別にせっついてるわけじゃなくて、どれぐらいずつ時間はかかりますかと。県の整備計画の精査というのにどれぐらい時間をかけるつもりなんでしょう。それから、あと精査をした上で、じゃ西宮として必要なハード対策の手法を検討するというのにどれぐらい時間かかりそうですかと。改めてですけど、これも1日で済むのか、一月かかるのか、1年かかるのかのレベルでこっちはわからないので、早くせいという意味じゃなくて、どれぐらいかかりそうなんですかというのを教えていただけますでしょうか。お願いします。
◎災害対策課長
県のシミュレーションにつきましては、3月ということで言われていましたけれども、今の予定では早い時期には、3月というか年度の早い時期には、無堤ということで堤防がない場合のシミュレーションが出るというふうに聞いております。それで、実際に災害というか整備について必要なデータである有堤、堤防があるという前提でのシミュレーションについては、8月末近くまでおくれるというふうには聞いておりますので、それ以降、今現在津波防災インフラ整備5カ年計画の暫定版ということになっておりますけれども、それの正式版というか、本チャンのそういう計画がそれ以降に策定されるということになると思います。
それから、それらの整備計画と浸水のエリア等を精査した上で、これをどのように市として見るかということにつきましては、なかなか難しいところもありますので、一月とかいうことではなくて、ある程度、半年程度の時間はかかるのかなというふうには思います。
以上です。
◆今村岳司 委員
県のシミュレーションの結果が出るのが8月ぐらいです以外の答弁がほとんどなかったと思うんです。その後整備計画というのが出るのがどれぐらいですかと、その後「なると思います」とはおっしゃったんですけど、それが、大体こういったものというのはシミュレーションの結果というのが出てからどれぐらいかかりますかというのが全然こっちは素人なのでわからないわけで、8月に出たらすぐ9月に出るようなものなのか、8月に出てから1年かかるものなのか、そういったレベルでわからない。なので、県のシミュレーションの結果が8月ぐらいに出るとしたときに、じゃその整備計画の本チャン版というのはいつぐらい出そうですかと。
あと、精査と手法の検討、その後整備計画の精査と西宮市での精査、及び西宮市がやるべきハード対策の手法の検討に合計で半年ぐらいかかりそうですというふうなご答弁ということでよろしかったでしょうか。もう1回確認をお願いします。
◎災害対策課長
整備計画の策定につきましては、今現在県のほうにちょっと確認をしておりませんので、そのシミュレーション結果の後どれぐらいで出るかというのは、ちょっと今の段階ではわかりません。
それから、精査につきましては、県が出すシミュレーションデータ等の結果を踏まえて、地域防災計画の見直しの中で改めて見直すということになりますので、ハード対策というよりも県が出された結果について、シミュレーション結果と整備計画によってどの程度のことが防げるのかというところを見てというところが半年程度かかるかと思います。その後、市としてどのようなことをするかということになりますと、その後の期間が必要やというふうに考えています。
以上です。
◆今村岳司 委員
じゃ、もう意見にとどめますけどね。何かこれぐらいかかるものだとすれば、それは御社の兵力が足りないのか、それとも、頑張ってもこれぐらいかかるものなんですよというものなのか、そこがわからないんです。もし、だから半年プラス半年としたら、県の整備計画が出てからちょうど1年後ぐらいまでかかりますよということですよね。何か答弁いただいたときにもらってた感覚からすると、そんなにかかるというつもりだったのか、ちょっとがっかりしてます。改めてそれぐらいかかるとしたら、ちょっと早く巻ける方法を検討していただきたいなと思います。
それと、もう一つは、シミュレーションの結果は8月に出そうだなということでしたけども、整備計画については聞いてないからわかりませんと。これ、整備計画が出てから半年ずつかかるようなことをしようというふうに当局は思ってるわけですよね。というふうに代表質問の答弁であったわけですよ。別に県が出して、ああ、出たんやというわけではなくて、県が出たのを踏まえて市がやらなあかんことがありますよというふうに御自身で答弁なさってるわけですよ、市当局は。だとしたら、それがいつ出るのかも聞いてもないというのは何か無責任過ぎませんか。何か出たらやるし、出らんかったら、いや、まだ出てないから知らんのですわというふうにずっと言い続けるつもりしてたんですか。何か当事者意識なさ過ぎますよね、これ。
改めて何か、質問の中でも言うたんですけども、災害から守ってくれるのが市であっても県であっても国であっても、住民にとってはどっちでもいいんですよ、そんなん。誰でもいいんです、そんなん。それで、また繰り返しになりますけども、じゃ災害――この津波が来た場合の被害として西宮は最も大きそうなところですかといったら、そうじゃないですよね。和歌山だろうし高知だろうし、もっと言うなら兵庫の中の淡路だろうしという話をしました。となったときに、国だ県だとなったときに後回しにされてくるのは見えてあるわけでしょう。そうした場合に、西宮でこれだけの被害が想定されている今の時点で、4万7,000人、8,000棟という数字、これに対して、何かもっと自分の問題として考えてくれませんかね。県が出してくれんからどうしようもないですわ、いや、聞いてないんです、3月言うてたのが8月になりそうですわと。それは半年ぐらいずつかかるんちゃいますかみたいな。
あのときにも申し上げたんですけども、確率で考えたら、20年で起こる確率であるとか10年で起こる確率とかって、かなりの確率であるわけですよ。そうこうしてるうちに、結局市がその災害までにやったことは何でしたか、1月27日に避難訓練やっただけでしたというわけではやっぱり済まないと思ってて、早くしないといけないなぐらいのつもりは持っておいてほしいんです。という態度で県と接していただきたい。県からしたら、一番奥におる西宮、うるさいなぐらいのつもりやと思うんですよ。淡路のことが先じゃと多分思っとると思うんですね。ただ、我々にとっては西宮のことが全てですから、県が後回しにしようが何しようが、こっちはせっついていただきたい。僕はせっつけないけど、市当局はせっつく立場だと思うんで、改めてお願いします。
以上です。
◆松山かつのり 委員
私のほうは1点だけ、深く質問させていただきたいと思います。
土運船に関して、当局の過去の答弁で、この土運船に関しては撤去を見据えてしっかりと県に訴えていきたいというふうに御答弁いただいているんですが、この辺の状況をお聞かせ願えますか。
◎災害対策課長
土運船につきましては、以前も議会のほうの御質問、答弁等もありましたけれども、県のほうに土運船の管理について要請しまして、県としても今現在土運船の停留に関する基準に基づいて今の土運船は停留されているということでございますので、その停留の仕方についての違反というか問題は今のところございません。
ただ、津波が来るということになったときに、その土運船による影響につきましては、当然何らかがあるというふうに考えておりますので、その辺は今後のシミュレーション等を見まして検討するということになりますけれども、当然、市としましては今土運船について、極力この海域というか、そのあたりから津波の影響がないところへということをお願いするということになります。
以上です。
◆松山かつのり 委員
今回、浜のほうに住んでる住民たちがそこをやっぱり怖がってると、一日も早い撤去を求めてるというところなんですけども、この辺の御意見はいかがですか。住民の声はもう上がってるということでいいんですか。
◎災害対策課長
土運船について、津波のときに影響があるというところは市民の皆さんも御心配されているところかと思います。それにつきましては今後も、今先ほど申しました津波の想定の計画の中の県への要請も含めて、市として検討する中でも話はしていきたいというふうに思っております。
以上です。
◆松山かつのり 委員
もうあと要望だけですけども、3.11の前後に特集番組があって、そこに、まちの中にいまだに船が残っているという状況を見たことがあると思うんですよね。そういう状況を起こしたらいけないというのが本当に切々として私の中にもありますし、一日も早い撤去を強く要望しておきたいと思うんです。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
1点だけ質問します。午前中も質問あったんですけれども、土砂災害警戒区域調査業務についてお聞きします。
これは西宮の中でも指定されていて、土石流であるとか急傾斜地であるとか、また仁川のような地滑りであるとか、そういったところで指定されてると思いますが、来年度、この予算をとってカルテを作成されるということなんですけれども、そのカルテを作成する範囲というのは、特に今言った土石流とか急傾斜地、地滑りといった、こういう区分けの中でどこを――全てを網羅してカルテを作成されるんですか。どういうふうに調査を進められるのか、その点についてお聞かせください。
◎災害対策課長
土砂災害警戒区域につきましては、今御指摘ありましたように、急傾斜地、土石流、地滑りという区域がそれぞれ箇所ごとに指定されております。今回、カルテにつきましては、その1カ所1カ所を具体的に現地調査して、そのエリアにとって、災害によって影響する家屋がどちらのほうにどのようになっているのか、それから、それらの方につきましてはどのように逃げればいいのかということを1カ所1カ所調査してカルテをつくっていく。それを市民の皆様に、実際に災害が起こったときにどのように逃げなければならないかという啓発の資料として使っていきたいと思っておりますので、基本的には全ての箇所についてカルテを、1年ではできませんので年度を分けて実施していきたいというふうに思っています。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
そうしましたら、来年度は市内の指定箇所の中の何カ所を調査される予定なのか。一応それぞれの3分割の中で、箇所数決まっているようでしたら教えてください。
◎災害対策課長
来年度につきましては、今の予定では50カ所の予定を考えております。50カ所の選定につきましては、まず福祉施設とか病院とかそういうエリアが入っているかどうか、それから避難所があるかどうか、それから区域の家屋の戸数の多さ、それからエリアの広さによって優先順位を決めて、順番にやっていく予定をしております。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
あと、来年度は避難訓練で土砂災害訓練というのも入ってますよね。じゃ、そのときにこの調査結果はもう既に終わった、今言われた、何か市民の皆さんにお知らせしてというふうになっていたので、この調査業務を前期でやっていく、避難訓練はその後というふうになっているのかどうか、その点について伺います。
◎
地域防災啓発課長
土砂災害避難訓練の実施時期につきまして、土砂災害警戒区域の調査業務の時期との整合性といいますか、土砂災害の調査業務のある程度業務結果も踏まえて、この土砂災害の避難のあり方というのを住民さんに啓発していく必要があると思っております。ただし、その調査結果を待って訓練というと年度を超す可能性もありますので、今の訓練の見通し、作戦といいますか考え方としては、地域にそもそも潜んでいるいろいろなハザードといいますか、逃げるときに土砂災害であろうとどんな災害であろうと危なそうな箇所について、地域を知っていただく、あるいはそういったところをマップに落としていただくというような、そういったものを事前に並行して進めながら、そして今回の調査結果も取り入れて、実際どのように最終的に行動していただかなあかんのかということを並行しながらちょっと進めざるを得んところもありまして、できるだけ住民さんに正確な土砂災害についての避難方法についての啓発を進めたいというふうな形で訓練してみたいと思っております。
◆
たかはし倫恵 委員
わかりました。調査をした内容をなるべく速やかに住民の方にお知らせするということについてはお願いしたいと思いますが、もう1点お聞きしたいのは、この土砂災害警戒区域の指定状況というのが非常におくれてるんですよね。おくれてるという意味は、特別警戒区域というのがあるんですけど、いわゆるレッドカードゾーンがあるんですが、それが全然指定できていない状態にあると思うんです。
それで、午前中も御答弁されていて、建物を建てない地域ではないというふうに、そういう意味ではありませんよと、ここは危険な区域という意味で指定するのではないというふうなお考えだったんですけれども、それにしてもちょっとこの兵庫県の指定のあり方は、私余りにもおくれてると思うんですよ。例えば、今兵庫県下で指定されているのが1万8,392カ所って、ちょっと去年のこれデータですけどあるんですが、そのうち特別警戒区域に指定されてるところはわずか1カ所しかないのね。たった1カ所しか指定されてないんですよ。
じゃ、周りの県でどうですかといったら、福井県なんか原発もありますし、実際危ないところも多いんだとは思いますけど、1万1,515カ所のうち9,378カ所が特別警戒区域ですよ。滋賀県も3,132カ所のうち2,154カ所が特別警戒区域です。京都も4,518カ所のうち3,854カ所というぐらい、特別警戒区域のほうが多い状況なんですよね。その中でこの兵庫県の、わずか兵庫県下でたった1カ所しかないというこのあり方は私、兵庫県の県の姿勢もあるんだとは思いますけれども、やっぱりこれ西宮市としても、兵庫県に対してもですし、この特別警戒区域というものをきちんと調査して、今回カルテつくられたりするわけですけれども、やはり危険なところは危険なんだということできちんと、実情がわかってるのは県じゃなくて市じゃないとわからないんだから、その情報をちゃんと上げて、それでやっぱり土砂災害警戒特別区域というものを私は西宮市でも順次指定していかなきゃいけない時期にもう来てると思うんですけど、その点についてはいかがでしょうか。
◎災害対策課長
土砂災害警戒区域につきましては、一応法的に、指定については県、広報・市民へのお知らせについては市と分担するということで、県のほうで指定を行っています。兵庫県につきましては、平成20年に1回目の土砂災害警戒区域の指定を行いまして、その後5年おきに見直しをするということで、現在見直し作業にかかっている最中です。土砂災害警戒区域については、指定の追加、それから今特別警戒区域の指定についても、県のほうで調査及び指定に向けての作業を行っているというふうに聞いております。
以上です。
◆
たかはし倫恵 委員
やはり、来年度がその見直しの時期になるわけでしょう。すごく重要な年なので、やはり今回調査して、実際にわかっている基礎自治体の情報をきちんと上げていただいて、県との話し合いを進めて、やはり指定をもう順次取りかかっていただかないと、もう今どんどんおくれてますから、素早い行動を望みたいと思います。
以上です。
○澁谷祐介 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○澁谷祐介 主査
それでは、この際当局に申し上げます。
説明の際は、新規事業、あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについて重点的かつ簡潔に、また、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。
議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算のうち、本
分科会所管科目・市議会分を議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎庶務課長
(説明)
○澁谷祐介 主査
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は、後刻一括して行います。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○澁谷祐介 主査
この際当局に申し上げます。
説明の際は、新規事業、あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについて重点的かつ簡潔に、また、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いします。
議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算のうち、本
分科会所管科目・会計室・
選挙管理委員会・監査委員・公平委員会分を議題といたします。
当局の説明を求めます。
◎会計課長
(説明)
◎
選挙管理課長
(説明)
◎次長[監査事務局]
(説明)
◎
公平委員会事務局長
(説明)
◎会計課長
(説明)
◎
選挙管理課長
(説明)
○澁谷祐介 主査
説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆岩下彰 委員
選管のほうで一つ。前から申し上げてる件で、投票所のことについて、以前、中央病院を投票所にするのはいかがなものかという話をしたことがあります。その点で、投票所の件と、選挙ポスター掲示板について。投票所について、どうでしょうか。
◎
選挙管理課長
中央病院につきましては、以前より御指摘いただいておりまして、なるほど、インフルエンザなどの病気とか疫病が流行した際には余り適切でないところかということは重々選管のほうでも認識しております。ただ、ちょっとあの場所につきましては、探してもおるんですがちょっといまだに見つけられていない状態でございます。
◆岩下彰 委員
話を出したきっかけが、新型インフルエンザのあの騒ぎのときに中央病院の様子を見てて、そこを投票所にしてる人からの話として私も聞きましたので、私が直接経験したわけじゃないのでよく言えないんですけども、やっぱりもしあれがちょっとでもずれて選挙時にああいうことになっておれば、投票所にはできないだろうなということを感じたのでという話があったので、以前のこの会で出したことがあるので、また一度、中央病院も今後どうなるかわかりませんが、動きがあるのであと二、三年かなとは思っておるんですが、二、三年とはいえ、ほぼ毎年選挙がありますから、また一度研究していただきたいなと思います。
それから次にポスターのことで、これも小学校の校区でいえば四つぐらいの校区を一度に回ったことによって、初めて自分が気がついたことを決算のときに申し上げたと思うんですけども、やっぱりちょっと濃密過ぎるなというところと、余りにも掲示板がなく、ひどいところがあるなというのに気がつきましたので意見を出しました。掲示板なんかについてはどうでしょうか。その後検討等はされてますでしょうか。
◎
選挙管理課長
ことし2月でしたっけ、お伺いしたのが。岩下委員から具体的にこの場所だというのを教えていただいておりますので、本年度は先ほど予算の説明させていただいたように参議院と知事選挙が7月に予定されておりますので、そちらに向けまして岩下委員から御指摘いただいた場所、及びそのほかにもちょっと危惧する場所がありますので、あわせてまた差し迫ってまいりましたら調査をいたしたいと思っております。
以上でございます。
◆岩下彰 委員
たくさんふやせと言ってるんじゃなくて、適正に配置したほうがいいんじゃないかということで申し上げてるんで、7月に間に合わなければまた来年、市長選かな、市長選ですね。選挙は毎年必ずあるのでね。節目、節目で改善されることを願っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。
以上です。
◆野口あけみ 委員
選管です。参議院選挙と知事選挙、これ、予算はそれぞれ単独実施での計上ですいうことでしたけど、知事選挙はもう日にちが確定したかのようにも聞いてるんですけど、参議院はまだなのかな。同時というようなことも言われているので、同時で行われた場合にその経費はどれぐらい圧縮になるのかということと、それから選挙が確定してるかどうかの状況と、あわせてお願いします。
◎
選挙管理課長
つい何日か前に県のほうから、県知事選挙については参議院議員選挙とあわせて実施するというのを前提に7月21日と今のところ決まっています。ただし、参議院議員選挙につきましては、会期の延長などがございましたら延びる可能性がありますので、県としては一応合わせるというような方向で、今のところ7月21日ということで通知が来てございます。
あと、費用についてですが、12年前の平成13年のときに参議院議員選挙と知事選挙が同時で実施されたという実績がございまして、そのときの費用――決算額ですが、参議院につきましては1億2,675万9,000円、知事選挙につきましては5,256万7,000円ということで、同時に実施された場合は知事選挙の費用がかなり低くで実施できるのではないかというような想定をしております。
以上でございます。
◆野口あけみ 委員
わかりました。
以上です。
○澁谷祐介 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○澁谷祐介 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
本件に対する討論並びに採決は、この後一括して行います。
ここで説明員が交代します。
(説明員交代)
○澁谷祐介 主査
次に、議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算のうち、本
分科会所管科目を議題といたします。
本件に対する質疑は既に終了しております。
これより討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
◆野口あけみ 委員
日本共産党西宮市会議員団は、議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算には反対いたします。理由などは、もう本会議に譲ります。
◆岩下彰 委員
市民クラブ改革は賛成です。
以上です。
◆山田ますと 委員
公明党議員団は、議案第249号平成25年度西宮市
一般会計予算、賛成です。
◆嶋田克興 委員
議案第249号ほか全ての予算に、むの会は賛成をします。
◆大石伸雄 委員
政新会は、全ての予算、賛成いたします。
◆今村岳司 委員
蒼士会も賛成いたします。
◆
たかはし倫恵 委員
議案第249号に反対いたします。理由は、また本会議場で言います。
◆よつや薫 委員
議案第249号のうち、本
分科会所管科目については賛成いたします。
○澁谷祐介 主査
それでは、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第249号のうち本
分科会所管科目はこれを承認することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
○澁谷祐介 主査
挙手多数と認めます。したがって、議案第249号のうち本
分科会所管科目はこれを承認することに決まりました。
以上で、本分科会に割り当てられた会計及び所管科目の審査は全て終了いたしました。
ここで、当局の挨拶がございます。
◎総務局長
予算特別委員会総務分科会の閉会に当たりまして、僭越ですが私からお礼の御挨拶を申し上げます。
委員各位におかれましては、提案いたしました予算書をもとに長時間にわたり慎重審議いただき、また、御協賛いただきましてまことにありがとうございました。
審議の過程で賜りました御意見、御要望などにつきましては、これに留意の上、今後の職務に生かしてまいりたいと思います。
今後とも十分に御指導いただきますようお願い申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○澁谷祐介 主査
では、これをもちまして
予算特別委員会総務分科会を閉会いたします。
なお、来る25日午前10時に本会議場で予算特別委員会全体会を再開いたしますので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。
(午後1時52分閉会)...