明石市議会 > 2017-03-17 >
平成29年文教厚生常任委員会( 3月17日)

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  1. 明石市議会 2017-03-17
    平成29年文教厚生常任委員会( 3月17日)


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    最終取得日: 2023-04-29
    平成29年文教厚生常任委員会( 3月17日)                             文教厚生常任委員会記録                           平成29年3月17日(金)                           於   大会議室     ----------------------------------- 〇出席委員(8人)   千 住 委員長             佐々木 副委員長   楠 本 委 員   大 西 委 員   辰 巳 委  員   穐 原 委 員   遠 藤 委 員   出 雲 委  員 〇欠席委員   な し 〇出席説明者   和田副市長  公家教育長  野村理事(安全安心担当)兼福祉部長   松岡地域総合支援担当部長  前田こども未来部長   佐野子育て支援担当部長  東教育委員会事務局部長   ほか所管各部の次長・課長 〇議事
     (1) 福祉部、こども未来部関係   ① 付託された議案の審査     議案(2件)     議案第27号 平成29年度明石市一般会計予算分割付託分〕・・・・・・ 2     議案第35号 平成29年度明石市介護保険事業特別会計予算・・・・・・・・30   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33  (2) 教育委員会関係   ① 付託された議案の審査     議案(1件)     議案第27号 平成29年度明石市一般会計予算分割付託分〕・・・・・・34   ② その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60                           午前10時00分 開会 ○千住委員長  それでは、文教厚生常任委員会を開会いたします。  まず、欠席者について、理事者より報告がございますので、よろしくお願いいたします。  野村理事。 ○野村理事(安全安心担当)兼福祉部長  理事兼福祉部長でございます。  本日の欠席者の報告をさせていただきます。  高年介護室介護認定担当課長の玉井でございますが、引き続き加療のため、本日も欠席とさせていただきます。ご了承よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○千住委員長  それでは、次第に沿って進めたいと思います。  議事に入ります。  まず、福祉部、こども未来部関係です。  付託された議案の審査は議案2件です。  議案第27号、平成29年度明石市一般会計予算分割付託分〕を議題に供します。  議案の説明は終わっておりますので、質疑に入りたいと思います。なお、採決は、入れかえ後の同項で行いますので、皆さん、ご確認のほどよろしくお願いいたします。  それでは、ご質疑、ご意見はございませんでしょうか。  楠本委員。 ○楠本委員  一般の115ページの老人福祉総務費の中の高齢者福祉施設整備事業について、お聞きします。  事業説明シートで見ますと、平成29年度の見込みが平成28年度で達成できなかった部分も含め、開所予定が6種、12施設になっていますが、平成29年度の設置見通しはどうなのか、お聞きしたいと思います。 ○千住委員長  介護保険担当課長。 ○新木介護保険担当課長  介護保険担当課長の新木でございます。  平成29年度の施設整備については、公募をしまして、現在応募がございます。現在の応募状況では、ミニ特養、地域密着型の特別養護老人ホームが現在3施設、それから、グループホームも計画どおり1事業所、応募がございます。地域密着型のミニ特養については、これから社会福祉法人の法人格を取得するという、その準備の段階でございます。  以上でございます。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  平成28年度も達成ができなかったところが多かったんですけれども、平成29年度は幾つかは達成できそうだというところで安心しています。やはり、いろんな施設がありましても、要望の多いところであるとか、困っている方が多いところから重点的にそこに本当に力を入れて、確実に施設が設置できるようにお願いしたいと思います。  もう1つ、一般の121ページです。  5項、幼保給付費地域型保育事業なんですけれども、この事業につきましては、平成29年度新たに2億500万円の予算となっていますが、小規模保育所事業所内保育所が対象となるわけなんですけれども、認可保育所と比べるとやはり基準はかなり緩くなっているかと思います。他市では、事業所の経営が厳しくなって、そこの事業所の保育所が閉鎖され、入所していた子どもの行き場がなくなって困ったという事例もありました。今は特に待機児童解消が本当に第一の目的となっていると思うんですけれども、子どもの発達を保障する立場から、通常の認可保育所での受け入れをふやし、地域型保育はもう本当に最小限にするべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○千住委員長  待機児童緊急対策室課長。 ○原田待機児童緊急対策室課長  待機児童緊急対策室課長の原田でございます。  地域型保育事業につきましては、ゼロ歳から2歳というお子さんをお預かりする施設でございます。これは平成27年度の子ども・子育て新制度から市の認可事業として位置づけされた事業でございます。待機児童の現状を踏まえますと、ゼロ歳から2歳の待機児童が多いということで、その年齢の受入枠をカバーする有効な方策というふうに考えてはおるんですけども、委員ご指摘のとおり、ゼロ歳から2歳まで限定ということで、3歳になれば本園のほうに、連携施設のほうに移らなければならないというところと、あと、その施設面においては、園庭が確保できなかったりというようなところもございますので、その部分につきましては、できる限り認可に近い形では施設運営をお願いしたいということで、市としても指導しているところでございます。  ただ、明石におきましては、その質の確保という点において、できるだけ本当に認可保育所に近い形で運営をしたいということで、連携施設は設置時からお願いしているところでございます。あと、保育内容につきましても、実際に市の基準に上乗せして、経験豊かな保育士の配置を設置時からお願いしているというところで、できる限り質の確保に努めているところでございます。ですので、結果的には、確保の方策としては、補完的にやっていくというところは認識しておりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いします。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  市としてもしっかり指導されていかれるということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  ゼロ歳から2歳なんですけれども、2歳までは余り動かないからいいだろうと考えておられる方もいると思うんですけれども、ハイハイの時期が本当に大切なんです。ハイハイをする時期に狭い部屋に入れられてしまうと、つかまってハイハイをしないまま歩いてしまうんです。ハイハイをするということはやはり肩の力とか、筋肉だとか、足の筋肉だとかをつけていく大変重要な行動なんです。人間が二足歩行になるまでの過程で爬虫類であるとか、そういう段階を赤ちゃんはもうしっかり歩くまでにその過程をずっと通ってくるんです。それを抜かしてしまったら、あとあと影響が出てきますので、しっかりハイハイのできる場を確保していただくようにお願いしたいと思います。  以上です。 ○千住委員長  他にございませんか。  穐原委員。 ○穐原委員  一般の107ページ、福祉事務所運営事務事業についてお聞きします。  予算事業説明シートにあります、この中に更生保護フェア委託料とあります。せんだっての委員会でも議論があった内容なんですが、市が先進的に取り組もうとしているのは十分理解をしております。そしてまた、この問題について、市民啓発という点もこれからしていかなければならないという思いがあります。  そこで、この平成29年度としてどのようなことを行おうとしているのか。また、将来的にはどのようなことを考えて行っていこうとしているのか、というのは、一時的に終わってしまったら何のことはないということになりますので、継続的にこの事業が続けていけるような考えをお持ちなのか、お聞きします。 ○千住委員長  障害者・高齢者支援担当課長。 ○青木障害者高齢者支援担当課長  障害者・高齢者支援担当課長の青木でございます。  ただいま委員からご指摘いただきましたとおり、市民理解のための啓発事業を初めとした、更生支援に関する市の施策を一過性のものではなくて恒久的な取り組みとして定着させることも念頭に置きながら、次年度の取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。  具体的な取り組みといたしましては、せんだっての委員会でもご説明させていただきましたとおり、市民啓発ということで、夏ごろには昨年度の更生保護フェアと同じようなイベントの開催を検討しているところでございます。  あと、プラスして、個別の出所者でありますとか、警察につかまってしまった高齢、障害の方でありますとか、そういった方々につきましても、引き続き支援の枠組みづくりを進めてまいりたいというふうに考えてございます。  こうした取り組みを恒久的なものに進めていこうというところから、例えば、昨年12月に制定されました再犯防止法の中では、自治体に一定の責務を定めている条文もございますことから、こういったところも踏まえまして、市の取り組み方針なんかを示した条例の制定なども視野に検討ができたらよいのではないかなというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○千住委員長  穐原委員。 ○穐原委員  この夏ごろに市民啓発ということで、そこにもっていくまでにも、やはり今、さまざまな市民の活動団体があると思うんです。そういうところとの協力体制等々もとっていかなければならないかなという思いがあります。しかし、これは強制的に協力体制をお願いしても無理だという思いがありますので、その辺は十分にそちらの各団体とも協議を進めていっていただきたい。そしてまた、先ほど条例という話が出ましたが、短絡的に条例を先につくるのではなく、十分にそういう団体等とも協議した上で検討していただきたいと。  特に、先ほどちょっと聞いておりますが、対象者の範囲ですね。これもやはり広い、広いというか、いろんな範囲の方々がいらっしゃいますので、その辺も十分に検討していただくとともに、支援メニューとか、支援スキーム、これもしっかりと構築した上で、十分に検討した上で、もし条例をつくるのであれば今の段階では反対とは言えませんので、条例となれば、これは明石市の責務となってしまいますので、条例をつくってもその辺があやふやであってはちょっと困りますので、しっかりと検討した上で、慎重に進めていっていただきたいと意見として述べておきます。 ○千住委員長  よろしいですか。  他にございませんでしょうか。  遠藤委員。 ○遠藤委員  地域総合支援センターの件について、ページでいうと一般の115ページになりましょうか。現在、2カ所ある総合福祉センターを4カ所ふやして6カ所に、将来8カ所にしてくれるようなんですが、現在の設置箇所、設置されているところなり、予定しておるところになりますと、明石市の南のほうに偏ってしまうというところです。発表されますと、非常に我々は、私の場合は大久保なので、北と南が非常に大きいということで、不公平というか、利用しにくいというようなことになる可能性がありますので、いち早く8カ所にしていただきたいんですが、その辺の予定は。運営として、役所の中の高年福祉と、そして、何でも総合福祉センターへ行ったら間に合うわという本来の目的みたいなことがあるので、その辺のすみ分けというか、その辺をどのようにお考えか聞かせてください。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  地域総合支援担当課長の十川でございます。  以前ちょっと委員会のほうでご報告させていただきましたとおり、地域総合支援センターを6カ所設置してまいる予定なんですけれども、限られた財源の中で職員を分散配置ということになりますと、どうしても少人数ということになって、支援力が低下してくることが懸念されますので、現行の地域包括支援センターの専門職の人材を前提に考えた場合に、このセンター機能を十全に発揮してくためには、当面6カ所の設置が望ましいというふうに考えております。  また、中立性、公正性の観点から、このたび公共施設への設置ということになりますと、どうしても南部地域ということになってまいります。将来的には、西明石北部大久保北部の2カ所への設置についても検討していきたいと考えております。  また、先ほど委員のほうからご指摘いただきました、高年福祉とのすみ分けということなんですけれども、今現在でも地域包括支援センターと高年福祉の職員とが連携しながらやっておりまして、もちろん事案によっては、地域包括支援センターだけで解決できるものについてはそこで解決ということになるんですけども、やはり虐待とか、支援困難事例とか、そういったケースになりますと、やはり専門職と市とが連携して取り組んでいかないといけないというようなことになりますので、そのあたりについては、ご理解お願いいたします。  以上でございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  将来は8カ所へと、現在の2カ所から6カ所になっていくと言うんですが、人口的に言うても、6カ所でも大久保の場合は2万人近いし、一方で、二見は6,000人や7,000人ほど、大分違う。その辺はいち早く8カ所にする。これは予定、もういついつとまだ決まっていないんですか。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  地域総合支援担当課長でございます。  今、ご指摘いただきました、一応将来的にはということなんですけど、平成32年度以降ということで、今のところ考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  ちょっと平成32年だったらはいと言うわけにはいかんな、現実的に言うたら。一応そういうことで大久保北部の皆さん方には、また、西明石の北の皆さん方には機会があったら説明しますけれども、ちょっとこれは怒られる。はい、そうですか、というわけにはいかないと思います。その辺よろしくお願いしたいと思います。いち早く。  それと、役所の担当とのすみ分けやね。これについては、役所として将来は本部から地域のほうへ出ていってサービスをするというようにするのか、もちろん福祉センターもそうなんですけど、そういうのは基本的にまた別の機会に、本会議でやらないかんのかもわからんですけれども、もちろん現場に出ていくほうが現場の事情がよくわかるし、対応もしやすい。とはいえ、予算的にはそうでない、こちらが、本庁のほうが持っているというその辺は運営上、大丈夫ですか。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  地域総合支援担当課長の十川です。  委員からご指摘のありました点については、基本的には、センター6カ所ということになりますので、今の地域包括支援センター、または、地域総合支援センターの職員がアウトリーチということで、訪問支援というんですけども、基本的には、出向いていって、例えば自宅なり、対象となられる方の住んでおられるようなところに行かせていただいて、そこでいろんなアセスメント、課題分析等を行って、どういうふうにこの方を支援していくかというような方向づけをしていくというようなことを基本にしております。  それと、この前の委員会でも報告させていただきましたように、やっぱり地域の支え合い体制を構築していくということで、今までの支援はどちらかと言うと点的な支援だったんですけど、それを線に、面にということで、やはりそういった地域の方の力もお借りしながら、ともに専門職と地域等が連携しながらやっていくというようなことで考えております。  以上でございます。 ○遠藤委員  わかりました。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  出雲委員。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  4点ほどあるんですが、まず、115ページ、高年クラブ活動促進事業ですが、予算事業説明シートを見ましたら、高年クラブ会員減少等により補助金の減というふうに書かれておりますが、会員が今約9,900人ほどいらっしゃると。それで、これはどれぐらいやというたら、60歳以上の市民の約1割ぐらいやということなんです。そんなような状態で、また、団塊の世代がちょうどもう66歳から70歳ぐらいになって、この高年クラブで本当に活躍できるような年齢になってきて、仕事もリタイアするというようなことになってきているのに、メンバーが減ってきているということがどうなのでしょうかということをお聞きいたします。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長の河谷でございます。  委員ご指摘のとおり、高年クラブの会員数が減っているという状況でございます。会員数がなかなかふえない理由としましては、新しく加入者は入ってくるんですけども、脱退する方の多くが亡くなったり、施設に入所されたりということで、高年クラブ特有の事情というものがございます。あと、定年の延長とか、再雇用の定着によりまして、60歳代の加入者が減っているということ、あと、ライフスタイルの変化とか、後継者不足からクラブが解散になって、会員が減るというような事情があるというふうにはお聞きしております。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  高齢になるほど介護施設へ入ったり、病院へ入ったりすることも多いかもわかりませんが、団塊の世代のめちゃくちゃ多い世代があるのにもかかわらず少なくなっているというのは、やっぱりクラブの活動に魅力がなくなってきたんと違うかなと。今、グラウンドゴルフとか、それから、公園の掃除とか、それから、スクールガードとか、いろいろ高年クラブの方、活躍されていますけれども、もうちょっと魅力づくりをしてやってもらいたいなという気がするんです。例えば、もう10年、15年おって、もう5年ほど役員をしたら、抽せんで無錫へ10人ほどいってもらうとか、グラウンドゴルフで優勝したら、そのチーム、1泊2日で温泉に行ってもらうとか、それは市がやるべきことになるのかどうかわかりませんよ。そのような施策、ちょっと何かことしは温泉行くために頑張ろうとか何とかいうことでやられたらいいんじゃないかなというのと、それから、補助金が30人以上で4万2,000円。それから、30人以下で2万4,000円。これは30人で4万2,000円といったら、年に1,000円ちょっとですね。もうこういう補助金、やっぱりいろいろ制度、枠組みがあるかもわかりませんけども、やっぱり市で何ぼか余分に出すべきじゃないかな、2倍とか、3倍とか出すべきじゃないかなと思うんです。もちろん高年クラブには連合自治会とか、単位の自治会から出ておるところもありますけれども、それはもうその地域、地域の特色であって、本当に市から出ているのはこれだけしかないということ、これに何かプラスできないのかと。魅力づくりのプラスについてちょっとお聞かせください。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長でございます。  先ほど委員のお話がございました、例えば、スポーツ大会で優勝したら旅行とかというような、いいお話だと思うんですけども、その点については、高年クラブの中で考えていただくというのが一番だと思っております。といいますのは、市のほうから補助金が出ておりますけども、補助金の使い道がございますので、ちょっとその部分には、なかなか難しいなというものがございます。高年クラブとしましては、今、会員の増強を第一に考えているところでございまして、市のほうも何とかご協力といいますか、支援をしたいということで、広報あかし会員募集案内をしておったり、あと、高齢者パスポートを送る際にも、そういう募集案内を入れるなどしまして、高年クラブ連合会と連携した取り組みを行っているところでございます。  それとあと、補助金の件でございますけども、補助金につきましては、市と県がそれぞれの割合で負担しているところでございます。このたび、平成29年度からになるんですけども、県の行政改革によりまして、県の負担割合が減りまして、逆に市の負担割合がふえるということになりましたけども、高年クラブにはそのしわ寄せがいかないように、引き続き現行の金額を補助していく予定でございます。補助金をふやすということはなかなか現実的にはちょっと難しいと考えているところでございます。あと、高年クラブの会員数がふえていかないことと、補助金の額というのは直接関係はないというふうにはちょっと考えておりますので、市としても、高年クラブが活性化できるように、いろいろとアドバイスをしていきたいというふうに考えております。  以上です。
    千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  活性化する、そのとおり活性化するように指導してやってください、お願いいたします。  それと、次に119ページ、こどもの居場所創出事業ですが、これはこの前のこども食堂プロジェクトの説明でもありました。ぱっと見て私びっくりしたのは、居酒屋が2つあったということです。その時に聞いたんですが、江井島と魚住に飲食店ということであがっていたわけなんです。それで、魚住のほうは、こはん食堂ですか、飲食店、これは弁当屋であるから問題ないかなと思うんですけども、江井島の酒肴わらい屋、酒肴と書いているんですね。これはどないですのと地域の方に聞きましたら、地域の団体、それから、教育関係もやっぱりいかがなものかというようなことの意見があがっているらしいです。それで、教育関係、子どもに対して酒肴と書いたチラシをまけないと、子どもたちに出せないというようなことも言うている教師もいるというようなことを聞きました。その辺、この前言いましたモデルケースであっても、やはり教師がチラシを配布できないよというような場所をどうしてつくるのかなと。それも一つのモデルケースになるのか知らんけれども、その辺の考え方、もう一回聞かせてくれませんか。 ○千住委員長  児童総合支援担当課長。 ○馬場児童総合支援担当課長  児童総合支援担当課長の馬場でございます。  江井島のモデル事業でやっていただいている件でございますけれども、先般の委員会でもご説明させていただきましたとおり、今年度に関してはモデル事業ということで、そういったところも含めて、幅広くさせていただいているところでございます。地域のほうから、一部そういうご意見があるということも承知はしてございますが、一方で、あの場所についてもいいというふうにおっしゃっている方もいるのも一つ事実であるというところはございます。地域のほうにもこちらからも丁寧に説明をしながら、もう少し検証を進めてまいりたいというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  検証を進めていきたいということは、まだここでスタートするかどうかわからないということですか。 ○千住委員長  児童総合支援担当課長。 ○馬場児童総合支援担当課長  児童総合支援担当課長の馬場でございます。  今、モデル事業という形で進めてございます。なので、今やっているのを、ほかでやっているのも含めて、実施場所、実施形態、もろもろを検証した上で、最終的にと申しましょうか、今後どうしていくかという形を、市としての考え方をまとめてまいりたいというふうには思っております。ですので、モデル事業に関しては今、この形で修正も加えながら実施をしていくと。その後については、検証結果を踏まえて考えていくということでございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  やっぱりモデル事業でスタートしてしまうということやね。この委員会で委員がやっぱりこれはちょっとおかしい、いかがなものかという意見もあったということもとどめておいてください。よろしくお願いします。もう本格スタートするときには、やはり私は、江井島広いんやから、いうたら別に居酒屋、酒を飲むようなところでしなくてもいいやろうと。江井島食堂とか、大衆食堂とかいうんだったらまたあれやけど。その辺のことをよく協議してやっていただきたいと思います。  続きまして、121ページの保育士確保等緊急対策事業ですが、処遇改善ということで聞きました。本年、800名の待機児童解消に140名、来年度は、1,200名の待機児童を解消するということで、200名確保するということになっておりますが、確保できるんでしょうか。 ○千住委員長  保育士確保担当課長。 ○山本保育士確保担当課長  保育士確保担当課長の山本でございます。  委員ご指摘のとおり、現在保育士の確保は非常に厳しい状況ではございますけれども、待機児童解消のためには施設整備とあわせまして、保育士確保をしていかなければならないと思っております。今年度は、保育士就職フェアなどの就職支援、それと、一時金支給などの処遇改善、保育士の子どもの保育所への優先入所などの施策を実施してまいりましたので、市内外に知れ渡ることになりまして、それをきっかけに採用が進んでいるところでございます。  また、このような取り組みに加えまして、新園の人材確保につきましては、比較的順調に進んでいるところもございます。こういったこともございまして、拡充した保育枠を運営するに足る保育士の確保はできているところでございます。  来年度もさらに1,200人の受入枠拡充のために保育士の確保が必要になってきますけれども、これらの施策を継続的に実施するとともに、特に就職フェアにつきましては、効果が非常に大きいということを各園からもお聞きしておりますので、拡充して実施してまいりたいと考えております。  さらなる取り組みとしまして、円滑な就労支援や離職防止の観点から、各種研修の実施を検討しておりまして、引き続き保育士確保に全力で取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  この件に関しては、前の委員会で副市長から、市民のニーズがあるからやらなければならないということをお聞きしました。ニーズはほんまにあるんです、我々議員にも来ています。ニーズができるのは、制度的に今進んでいますから、1,200名の受け入れのために保育士を200名確保する。それとハード面もあるということで、現場は大変だなと思います。それは頑張ってもらわなしゃあないねんけども、1点、待遇改善で給料を上げると。もちろん一時金とか、借り上げ制度とかいろいろありますけども、給料を上げますが、市が増額分の2分の1、1万円を限度に出すということになっています。この給料をアップしたのはやはり今の社会情勢、そんな一旦上げたやつをすぐにこの制度をやめたらぽんと下げるわけにはいかんと思うんです。これはどのくらい、ずっと継続的に続けるつもりですか。 ○千住委員長  保育士確保担当課長。 ○山本保育士確保担当課長  保育士確保担当課長でございます。  今現在、国のほうが処遇改善を毎年実施してきておりまして、この5年で10%ほどの処遇改善を実施してきております。これが保育士の確保に十分な処遇になるところまで随時上がっていくところでございますので、その動向を確認しながら、市の事業としてこの処遇改善の判断をしていきたいと考えております。  以上です。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  国の動きによって違ってくるということのような感じですけども、やはりその辺は、国がやめても、やっぱり人件費はそないにさわるものやないと思いますので、その辺は臨機応変というより、余裕を持ってやっていただきたいと思います。つまり、下げんといたってよ、というようなことですから、よろしくお願いいたします。  続きまして、125ページ、生活保護運営事業です。予算事業説明シートに主な理由として、緩やかであるが保護率(被保護人員)が減少していることに伴う扶助費減ということで、減ってきているということなんですが、この辺の理由をお聞かせください。 ○千住委員長  保護業務指導担当課長。 ○西海保護業務指導担当課長  保護業務指導担当課長でございます。  保護の動向につきましてですが、最近は景気が回復してまいりました。また、雇用環境もよくなりまして、一時、保護の動向というのは随分上がりましたけども、最近は落ちついて、保護の人数でいいますと若干減少しつつあります。その理由、一番大きいのはやはり景気の動向にいつも左右されます。今明石で有効求人倍率も1月で0.97と、かなり、かつてないほどよくなったというのが一番大きい理由かなとは思います。  市独自の事業としましては就労支援ですね、自立支援のために就労支援に取り組んでいると。景気がよくなっても、やはり保護を受けている方には、一人で幾ら仕事を探してもうまくいかないという方もいらっしゃいますので、就労相談員を3名配置しまして、面接の受け方であったり、履歴書の書き方のアドバイスをするという取り組みをしております。それから、ハローワークとの連携ということでいいますと、一人ずつ個別に支援の要請をしまして、ハローワークのほうでは保護を受けている方についてマンツーマンで一人ずつ支援をしていただいていると。そういうハローワークとの連携をやっているという状況でございます。  以上でございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  就労率が上がって、保護率が減ってきたということでよかったなと思います。この辺は丁寧にやっていただけていると思います。西海保護業務指導担当課長を見ましたら、ホームレスが明石川の橋の下に、また、JRの下にいっぱいいるときに、一緒にヒアリングしたことを思い出すんです。今現在、ホームレス、本当にいなくなってよかったなと思うし、被保護者も減ってきたということでよかったなと思います。景気動向じゃなしに、やはり就労支援、景気が悪くなっても一生懸命やって、できるだけ生活保護に頼らないで済むような状態にしていただきたいと思いますし、また、ホームレスが出るようなことがないようにしていただきたいと思います。  以上でございます。終わります。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  辰巳委員。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  まず、一般の109ページ、障害者優待乗車券交付事業なんですが、先日、当委員会で議会報告会を行ったんですが、障害者優待乗車券にガソリン券を選択できないかという要望を受けておりますが、導入の見込みはどうなっているんでしょうか、お聞きします。 ○千住委員長  障害福祉課長。 ○瀧障害福祉課長  障害福祉課長の瀧でございます。  辰巳委員からのご質問にご答弁申し上げます。  障害者優待乗車券にガソリン券の導入の見込みということでございますけれども、こちらにつきましては、先日の本会議でもご答弁申し上げましたとおり、団体のほうからガソリン券を導入してほしいという要望を市としても受けているところでございます。  一方で、県内の一部の市において、こういったガソリン券、燃料費の補助をしている自治体もございます。こういった優待乗車券を初めとする障害のある方に対するいわゆる移動についての支援施策については、当然その必要性というのは認識をしておるところでございます。今後、他市の制度であったりとか、他市の運用状況なんかも参考にした上で、かつ障害のある方からのご意見も参考に聞きながら、今後、移動支援の施策全般について総合的に検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  障害者の方々のニーズというのは把握されていると思うので、なるべく早期に事業を進めていっていただきたいなと思っております。  次に移ります。一般の115ページなんですが、シルバー人材センター運営費補助事業です。予算事業説明シートを見ますと、会員数の平成27年、28年、29年の見込みが出ていますが、なかなか伸びてこないと。ただやはり高齢化が進んでいますが、現在のシルバー人材センターの現状はどのような形になっておるのか、説明をよろしくお願いします。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長の河谷でございます。  シルバー人材センターの現状でございますけども、会員数につきましては、大幅に増加するというわけではないんですけれども、傾向としては今増加の傾向にはございます。あと、受託件数であったり、契約金についても今増加の傾向ということになってございます。シルバー人材センターとしましても、内部の努力ということで、PRチラシを市内全戸に配布するなど、組織的な就労開拓を行ったり、サービス事業の拡大であったりとか、派遣事業の推進など、多様な働き方の確保に今努めているというところでございます。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  シルバー人材センターは、本当に明石市にとって重要な役割を負っていただいていると思うんです。やっぱり明石市として、もっと支援をしていかなあかんと思うんですが、市としてはどんなふうに考えてはりますか。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長です。  将来を展望しますと、ますます高齢者がふえることがもう確実となっておりますので、シルバー人材センターはその受け皿としての果たす役割は非常に大きいというふうに認識しているところでございます。  シルバー人材センターの会員の入会の動機としましては、いわゆる経済的な理由で入るというよりも、生きがいとか、社会参加とか、そういうような目的で入っている方が多く、単にお金を得るだけの場ではなくて、仕事をすることによって、生きがいや社会参加につなげている場というふうになっておりまして、役割は非常に大きいというふうに考えております。こういう役割ですけども、これは本市の元気な高齢者に生きがいを持って社会参加、社会貢献活動に参加してもらうという市の高齢者施策の目的にも合致するものでございますので、これからも支援してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  しっかりと支援をよろしくお願いします。  次に移ります。一般の115ページなんですが、高齢者福祉サービス推進事業の高齢者パスポート事業でございます。9月の委員会で協賛店をふやしていきたいという答弁をいただいていますが、事業開始から半年が経過しまして、協賛店の状況は今どのような形になっておられますか。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長の河谷でございます。  9月開始時の協賛店につきましては、263店舗で開始しましたけども、現在295店舗になってございます。この3月末で300店舗を目標にしておりますので、ほぼ予定どおりの数となっているというような状況でございます。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  半年たった効果とか、課題はどのように考えておられますか。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  半年間の事業の効果ということですけども、まずは文化博物館と、天文科学館が無料で利用できるということになりました。ちょっとデータがございませんので、前年度と正確な比較はできないんですけども、天文科学館につきましては、この10月から1月までの4カ月間で約1,200人の利用がございます。文化博物館につきましては2,400人の利用ということになってございます。天文科学館につきましては、市外を含めた高齢者全体の利用数でございますけども、これは昨年よりもかなりふえてございますので、これはパスポートによる影響ではないかというふうには考えてございます。  あと、その他、前は高年手帳というような事業だったんですけども、それに比べまして、高齢者からの市へのお問い合わせ、例えば、パスポートはいつになったらもらえるんでしょうかというようなお問い合わせが格段にふえておりますので、高齢者の方も非常に関心が高いのではないかというふうに感じております。  また、市のほうから協賛店にお願いに行くのですけれども、その中でも、事業者の中には何か地域に貢献したいというような思いを持っている方がたくさんいらっしゃいまして、そのような方がちょっとお役に立っているんじゃないかなというふうに思いまして、官民が一緒になって高齢者を支援するような雰囲気づくりにも役立っているのではないかなというふうに思っております。  あと、課題としましては、やはりちょっと協賛店が地域によって偏りがあるというようなことがございます。あと、協賛店の業種ですね、一応、業種については買う、食べる、学ぶ、遊ぶ、美容、健康というような、大体大きなくくりでは5つのくくりで業種を協賛店に選んでいっているんですけど、やっぱりその部分にもちょっと偏りがあるんじゃないかというふうには考えております。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  本当にこの事業、私はもう重要な事業だと思っています。もっともっと広げていきたいし、いろんな協賛店も集めていただきたいと思うんですけど、平成29年度、特に力を入れるようなことがありましたら、何かお答えよろしくお願いします。 ○千住委員長  高年福祉担当課長。 ○河谷高年福祉担当課長  高年福祉担当課長です。  協賛店につきましては、まだまだ十分ではないと考えておりますので、これからもふやしていきたいというふうに思っております。特に、協賛店がちょっと少ない二見とか魚住方面のお店をふやしていきたいというふうに思っております。  あと、この事業ですけれども、高齢者の方がパスポートを利用してもらわないと全く意味がございませんので、利用者の感想とか、どういう業種の協賛店を望んでいるとか、そういうようなものをお聞きしながら、できるだけ高齢者のニーズに添えるような形で取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  よろしくお願いします。  次に、こども未来部のほうにいきたいと思います。  一般の119ページなんですが、母子自立支援事業でございます。これも予算事業シートを見ますと、この中には、高等職業訓練促進給付金、これは国の補助金事業でございまして、その中で、保育士の養成というのがあるんですが、なかなか今も部内のほうで保育士が少ないということで、本当に苦労されております。何かこの辺は積極的に活用できないかなと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○千住委員長  児童福祉課長。 ○田中児童福祉課長  児童福祉課長の田中でございます。  当課におきましては、ひとり親家庭の経済的自立を図るため、就労支援専門員を配置しまして、ハローワークとの連携のもと就労支援を行っているところです。先ほど言っていただきました、高等職業訓練促進給付金は、看護師、介護福祉士、保育士など、指定する資格の取得のため、3年を上限に月額7万500円、非課税世帯につきましては10万円を支給するものです。相談の際には、ご本人の意思や状況を尊重しながら対応しているところでございますが、保育士に関する情報提供を丁寧にしてまいりまして、引き続きこちらの立場としましても保育士確保に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  国の補助金の事業ですが、本当はこれも保育士確保に重要な事業だと思っていますので、うまく活用していただいたらなと思っています。  次に移ります。一般の121ページなんですが、子育てハッピータウンあかし事業の子育て応援企業認定事業なんですが、やはり明石市はこどもを核としたまちづくりに取り組んでいく中で、一般企業を巻き込んでいくというような、今後本当に大事なことだと考えております。ただ、来年度は、イベントの会場費が削減されるということで、ちょっと予算のほうが削減されていますが、現状どのような形になっているのか、お聞かせください。 ○千住委員長  こども広場担当課長。 ○井上こども広場担当課長  こども広場担当課長の井上でございます。  ご質問の件なんですが、この子育て応援企業認定事業につきましては、昨年度からスタートした事業でございます。昨年度と今年度につきましては、まずこの事業の啓発、いわゆる子育て応援企業という事業をやっていますよというのを広く市民に周知していくということを主に置いておりまして、いわゆる子育て応援メッセというのを2年間にわたって開催しました。来年度につきましては、そういうイベントではなくて、さらに一歩踏み込んで、地域の子育て支援をしている団体とかと交流を図るような会議をもって、さらに子育て応援企業の活動を進めていきたいということで、いわゆるイベントに係る委託料というのが減額の主な理由になっております。  以上です。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。
     大西委員。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  それでは、こども未来部のほうになると思うんですが、一般の121ページ、答弁が同じ課長になるかと思うんですけども、これは質問というより、ちょっと教えてほしいんですが。あかしこども広場管理運営事業のところで、予算事業説明シートをちょっと見ていたら、細かい話なんですけど、今年度もあったんですが、産業廃棄物処分料とかいうのがあって、平成29年度も60万円計上されています。この産業廃棄物はどういったものがあるのか、ちょっとそれを教えてほしいんです、質問じゃなくて。 ○千住委員長  こども広場担当課長。 ○井上こども広場担当課長  こども広場担当課長の井上でございます。  この産業廃棄物処分料といいますのは、こちら再開発ビル内に入っておりますので、事務所の廃棄物等につきましては、全て再開発ビルの出し方に従って廃棄することになっておりまして、当然、プラスチック製の廃棄物でありますとか、家庭系の廃棄物では一般廃棄物になるものが、事業系の廃棄物になりますと、ビニール袋でありますとか、鉄のものでありますとか、そういうものが産業廃棄物のほうに当たりますので、その廃棄物の処理費用を計上しているものでございます。  以上です。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  専門家じゃないのでよくわからないですけど、そういう類いのものは結構こういうこども広場で、まだスタートしたばかりなんですけれど、相当出る可能性があるんですか。 ○千住委員長  こども広場担当課長。 ○井上こども広場担当課長  こども広場担当課長の井上でございます。  実際のところわかりませんということになります。ただ、先ほども申しましたように、今までは市のほうで一括して処分していたりしたものを、この再開発ビルのルールで出しますので、ビニール袋が大量に出たりですとか、プラスチック製の廃棄物になりますと、どうしても産業廃棄物のほうになってしまいますので、一定出るというふうには考えておりまして、まだ全面オープンしていませんので、1年間、実際どれだけの費用がかかるかというのは今のところではわからないというのが正確な回答となります。  以上です。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解しました。  続けます。一般の119ページなんですが、こどもの居場所創出事業なんですが、先ほど出雲委員もおっしゃっていましたが、私もちょっとせんだっての委員会でも気にはなっていた部分なんですけども、できたらその業種がイメージが悪いということじゃないんですけど、やはり目的としているところは子どもというところがあるので、できたらそういうアルコール類を扱うようなところでというのは、やはり適当じゃないかなというのは私、個人的な意見でございます。それは先ほど出雲委員もおっしゃっていましたので、もうそれは私のほうは結構なんですが、この目的そのものは家庭環境や経済状態などで支援が必要である子どもたちを何とか行政のほうで助けてあげようというようなことが目的なんですが、この委員会で視察をしたときに、子育て支援担当部長も一緒やったと思うんですけど、そのとき視察先からもそういう話が出たと思うんです。目的に反して、そこへ行っている子どもたちがそういう状況なんだというのが知られると、目的を達するためにかえって困難な場合もあるしというようなことがあるので、視察へ行ったときもそういう話が出たと思うんですけども、ここの部分は非常にナーバスな部分だと思うんですけど、何かうまい手がないものかなと。今、全面的に市としてやろうとしていることはすばらしいことなんですけども、その反面、そういうふうな目で見られることによって、逆にそのお子さんたちが、例えばいじめの対象になるとか、そういうこともないとは限らないという、物すごいナーバスな部分があるんですけど、何かそういうふうなことに対して、対策とまではいかなくても、何かいい方法とか、部長、一緒に視察に行ったのでよくおわかりやと思うんですけど、その後何らかのこと、案とかありますか。 ○千住委員長  子育て支援担当部長。 ○佐野子育て支援担当部長  子育て支援担当部長の佐野でございます。  委員おっしゃるように、子どもを何か特別なというふうなところで周りのほうから見られるというふうなことがあってはもう当然いけないことでございます。ですので、そういった趣旨を踏まえまして、委員のほうからもこども食堂という名前についても、ご意見をさまざまいただいておるところでございます。ですので、明石市としましては、こども食堂と今名前を使っておりますけれども、やはりそういった、視察に行かせていただいたような部分での、そういった特定の子どもに限らず、明石の場合は広く地域の中での子どもの第三の居場所というふうな位置づけでのこども食堂というふうな形を、これについてはもうこれでやっていきたいというふうに考えております。何らかの形でそういう子どもたちを、支援の必要な子どもたちだけを集めてするようなこども食堂ではないというふうなところを考えとしてはきちっと持ってやってまいりたいというふうに思っております。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  部長から心強いお言葉をいただきました。それを意識して、行きたいけどもなかなか行けないという子どももまだまだたくさんいらっしゃるのかなと思いますので、その辺、かといって余り行政が出ていくのもおかしいことですし、その辺は常に意識して、今後も対応をお願いしたいと思います。  続きまして、121ページですね、保育士確保等緊急対策事業なんですが、これも先ほど出ましたけれども、これも前、9月でしたか、12月でしたか、申し上げたんですけど、今本当に担当部署はご苦労されていると思います。先ほど給与の件とかも出ていましたけれども、本当に保育士の確保というのは、これはもう明石に限らず全国的で皆さん、行政はご苦労なさっていることだと思うんです。  ただ、12月に申し上げたのかな、やっぱり確保はしたい、ハードはあるけども、保育士の場合はハードというのかどうかわからないですけど、保育士がいないことによって、箱はできたけども対応できないということによって必死になって集められている気持ちはよくわかるんですが、やはり私は量より質だと思いますので、一番最初、楠本委員からもお話がありましたけど、ちょっと角度は違うんですけども、やはり子どもたちは本当に、小さいころはいろんなケースがあると思うので、本当に質の、こういう言い方は大変失礼な言い方ですけれども、量より質ということで、本当に保育士にマッチした方を、よい保育士を集めていただきたいということです。本当に毎日のようにいろんなニュースが出ていますので、私はやっぱりその辺をすごく意識しています。確かに市の施策として、待機児童ゼロを目指すということはよくわかるんですけど、その辺を何度も申しますけども、すばらしい保育士を集めていただきたいという思いがあるんですが、この辺に対して、もう一度どなたでも結構ですけども、私の思いに対してお答えいただけないでしょうか。 ○千住委員長  保育士確保担当課長。 ○山本保育士確保担当課長  保育士確保担当課長でございます。  保育士の確保は、厳しい中でかき集める中でいきますと、質の低下というのが懸念される、委員がおっしゃることは非常に私も意識をしておりまして、ただ、保育士の確保に関してはステップがございます。まずは、定員の園児をしっかり受け入れるだけの保育士をまずは確保する。さらに、選考の段階において、多くの保育士に応募いただくことでセレクトしていくと。この人はどうかなという方をできるだけはじけるような形で、募集により多く人数が来ていただくというのが、その次になると思います。そして、次のステップとしまして、来年度から実施していこうと考えております就労支援であるとか、離職防止に向けた研修、これらにつきましても実施をしていきまして、質の向上を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  本当に私も共働き組だったので、私の場合は家内の仕事柄なかなか、その当時は公立の保育所、難しかったんですけど、私立へ行かせていただきました。本当にそこはよかったなと思っています。やっぱり親がまずは安心して預けられるそういう環境、その第一は適格な保育士の適正な保育というのが、安心して預けられるというのが一番だと思っていますので、その辺を十分意識して、採用の際はよろしくお願いしたいと思います。  最後です。119ページ、こども医療費助成事業なんですが、これは数字のところをどうこう言うつもりはないんですが、導入当初、私は導入そのものよりこれについてやはり一定の条件をつけるべきだと。その当時の会派でもそういうふうな意見ではあったんですが、実は、最近この予算時期になって、結構やはり地元をうろうろすることも多くて、そのときによく言われるんですが、現役の子育て世代のお母様方で、助かっているんやという方も多く聞きます。  しかしながら、これのほうがレアなのかもわからないですが、中には、その恩恵を受けています、でも、その方に余裕があってなのかどうかわかりませんけど、でも、これをやっていて明石市大丈夫なのというような声がやっぱり、我々が最初これを導入するときに懸念していたことなんです。これは、何でもかんでも、確かに私らは助かるんだけども、やはり一定の条件をつけないとパンクするんじゃないのというような声も聞かせされました。やっぱりそういうふうに見られている方もいるんだなと、恩恵を受けているけれどもと。でも、やはりその辺はもっと大きな視野で見るべきやないかなというご意見もいただきまして、予定どおり、今までどおり15歳、中学校修了前まで保護者の負担なし、所得制限なしということで来年度も走ろうとしているんですけれども。  今後、そういうことをやっぱり少しでも、今、子ども政策を必死になっていますけども、いろんなことやっていますので、せめてもう少しこういう部分からでも見直すつもりはないのか、もう平成29年度は、恐らくそういうつもりなので、こういうふうにあげられているんですけど。やっぱり長い目で見ていって、じゃあ、これを導入するとき私言っていたんですが、やるのは簡単ですけど、やめるときは大変なんだと思って、その声をずっと上げていたと思うんです。前の会派のときでもそうだったと思うんですけども、この辺はどうですか。なかなか部長、言いにくいですか。副市長、大きな話なのでお願いできませんか。 ○千住委員長  副市長。 ○和田副市長  副市長の和田でございます。  やはりどういう施策をやっていくかというのは、それぞれ優先順位とか、市民のニーズとかとその中で決めていくのですけども、やはり委員おっしゃるように、市の財政状況、それも総合的に見ていかなければならないと思います。その中で、今の明石の財政状況で見ますと、こういうこども医療費、進めていけるだろうということで進めているところでございまして、もともと、こども医療費の助成につきましては、全ての子どもに支援をしていくということで、親の所得状況の有無によって子どもが差別されないように、全ての子どもに対して支援をしていくという方針でやっておりますので、これについてはこれからも、財政事情がどうなるかわかりませんけれども、できるだけこういう理念を持って進めてまいりたいというふうに考えております。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  大筋理解するところなんですけど、ちょっと今お言葉でひっかかったのは、全ての子どもを平等に差別なくとおっしゃいましたけど、私はそういうことを差別しましょうという意味じゃなくて、それは逆に言うと、同じように税金を納めている方がいらっしゃるけども、大変な子どもたちはきちっと見てあげないといけないよというところなんです。  言い方が難しいんですけども、余裕のあるところまでやると、逆に、表現も本当に難しいですけど、恩恵を受けない部分、例えば、子どもがいないご家庭もいらっしゃるわけです。あるいは、もう高齢者の方々から見たときに、子ども政策に力入れることに対して異議は申し上げないけども、やはりそういう所得制限等、例えば、所得制限で何かをするということであれば、それで浮いた分でほかのこと、例えば、高齢者の方だったら、その分高齢者施策に回せよというのはやっぱり言い分になってくると思うんです。  だから、私はそういう意味で、全市民が平等に理解できるようなそういう予算の組み方をすべきじゃないかなと。子ども政策をやるのは市長の思いなので、それはそれでいいんですけども、だからといって何でもかんでも全てというのは違うと私は思うんですけど、いかがでしょうか。 ○千住委員長  副市長。 ○和田副市長  副市長の和田でございます。  ちょっと差別とは言い過ぎかもしれませんが、区別せずにということですね。例えば、所得が高いからといって子どもに対してきちっと保護しているかということが全部かなということもありますし、そもそも子どもに対する支援については、将来に対する投資だというふうに思っています。ですから、それをしますけども、だからといって高齢者に対するニーズを放っておいて、高齢者のほうはいいんだとか、ひとり暮らしはもういいんだと、そういうことじゃなくて、やはりそれはそれなりに、高齢者は高齢者に対しての福祉のニーズがあってそれに応えていく。ひとり親家庭については、それぞれのそういったニーズに対して福祉政策を、サービスを届けると、そういうことでございますから、別に子ども施策を、こども医療費をやっているからほかをしないということは、そういうことは全然考えておりませんで、やはりそれらのバランスと財政状況の話だというふうに思っております。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  副市長おっしゃった、まさにそのとおりだと思うんです。ただ、わかりませんよ、わかりませんけども、私の周りにはその辺がやっぱり子ども、子ども、子どもばっかりいっているんじゃないかという声のほうをよく聞くんです。私、もうどっちかというと高齢者、自分自身が高齢者に近いほうなんですけど、自分の子どもの世代とか、私より上の先輩の高齢者の方、いろいろ聞くんですけど、まさにそうなんです。バランスのいい予算組みをされているかといったらやっぱり違うんじゃないかという声が多い。  ただ、さっき、一番最初に申し上げた、子育て世代、医療費だけについて言えば、恩恵を受けている世代はうっと黙っていますけども、やっぱりおかしいんじゃないのという方も、少ないのかもわからないですけどもいらっしゃって、そういう自分が恩恵を受けながらでもそういうふうにおっしゃっている方もいらっしゃる。やっぱりそういうふうに感じるんだなという部分で、副市長、おっしゃったので、これ以上言いませんけども、やっぱりバランス的に、私はちょっと傾いているのかなという感じがしていますので、もうこれは私の意見です。 ○千住委員長  副市長。 ○和田副市長  副市長の和田でございます。  おっしゃるとおりだと思います。やはりいろんな声があります。やっぱり自分に子どもがいなければ、そういう子どもに対して過剰なんじゃないかと、そんな声は気持ちとしてはわかりますけども、全般的に見ていただいて、やはりこども医療費も含めて、子ども施策を進めていくことには、おおむね市民の方のご理解をいただいているというふうに思っておりますし、こども医療費につきましては、ご存じのように、ほかの市もどんどん進めております。  こういった地方の声が国を動かして、できましたら、国のほうで全て子どもに対しての医療費とか、教育のほうもそうですけども、そういった基本的なサービスについては国のほうでやっていただくような機運を高めていく、その先導的になればという思いもあって進めているところでございます。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  遠藤委員。 ○遠藤委員  今、大西委員が一生懸命言うてくれたので、これでええかいなと思いながらちょっと違うので質問します。  まず、子どもの貧困なんですけど、貧困はその概念とか、そんなもの聞けたらいいんやけれども、どの程度把握されているのかな。明石の子どもの貧困はどうなんですかと聞かれたときどうお答えしますか、どうぞ。 ○千住委員長  遠藤委員、どの項目か、おっしゃってほしい。 ○遠藤委員  言いますと、119ページ、全般になると思いますけれども、強いて言うたら、121ページの子育てになるんですかね。質問はようけ考えよったらあちこちに入っているんやね、内容的に。ですから、お答えいただくのもどの項目で答えてもらったらいいんかいなとは思っておるんです。 ○千住委員長  児童福祉全般ということでお答えいただくということで。  副市長。 ○和田副市長  副市長の和田でございます。  子どもの貧困については、国のほうとか、いろんな調査機関が子ども全体の1割とか、3割とかいう、その捉え方によって数字の幅がありますけども、明石が全国的な貧困、子どもの貧困に対して、非常に、いやそんなことないよとか、もっと貧困が進んでいるということでは、ほぼ平均的な貧困率だというふうには思っています。ただ、明石の中でも地域差がございますし、一概に明石が全国的にどうやという比較もしておりませんけども、今までいろいろ施策を進めていく中で感じておるのは、全国的に平均に近い数字であるのかなというふうには思っております。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  概念というか、大ざっぱにはそうなんです。それは私も聞いておるんです。そこで、じゃあ、具体的にどのくらいの数があるんやというたら、これはいかがですか。 ○千住委員長  子育て支援担当部長。 ○佐野子育て支援担当部長  子育て支援担当部長の佐野でございます。  子どもの貧困の数ということなんですけれども、これについてはどの市町もなかなかその市町にどれだけの数が、というのははっきり判明させることは非常に難しいと思います。というのは、所得制限のどこで切るのかということもございますし、市民の方の所得を全部調べてどうか、というふうな議論もなかなかできにくいことでございます。ですので、我々としましては、アンケート調査ですとか、日々の活動の中でそういった課題がある子どもがもしいれば、早期にかかわって支援するというふうな方向で動いてございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  そういう程度なんです。そこにお金をつぎ込んでいこうとする。大西委員が最後にちょっと言うたように、一般の人の公平性というか、子育て、一生懸命している、精いっぱいやっている人の公平性やね、その辺を考えた折に、我々議員としての立場はどうかなということで質問しておるわけですね。  そこで、まず、親の認識とか、親が貧困をどない思っているんやとか、子どもはどのような感じで受けとめているのかとか、その辺はどの程度研究されておりますか。 ○千住委員長  子育て支援担当部長。 ○佐野子育て支援担当部長  子育て支援担当部長でございます。  具体的に、一つ一つ、先ほどおっしゃっていただいた質問について、アンケート調査を大規模にしているわけではございませんので、調査結果というふうな形では出ておりませんけれども、やっぱり日々、子育て支援部門での活動におきまして、そういった支援が必要なご家庭というのは確実におられまして、その家庭を見ますと、保護者の方だけの責任でもないというふうなところもございますし、それはもうケース・バイ・ケースでございまして、それぞれのケースに応じた支援を適切にしていくというところに力を注いでいくというところだと思っております。  以上でございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  そういう意味からしたら、大西委員が一生懸命言われたけど、一緒なんです。というのは、福祉の関係というのは、何か1つか2つの事象をつかまえて全体と一緒やと。そして、お金がたくさん余っているのか知らんけど、そこへつぎ込んでいこうというのを、実際もうちょっと具体的に、老人福祉でも一緒ですけど、老人はどないしとるかとか、そういう点はもっと研究してほしい。私も75、6歳になるんですよ。だけど、ぴんぴん頑張っています。そんな人もおるわけです。だから、もっともっと実際に調査して、貧困にしても、本当に貧困かどうやらわからん。何せ行っとけ、しとけというような調子で保育所へ行っておると。友達が少なくなるから行っておけというので行っている。実際、それと本来違うんです。保育に欠けているから保育する。だから、そういう主客転倒というか、何かムードでやっとるというようなことが多いので、意見として、私はもっと福祉は一般の方々との公平性を考慮してほしいということを意見として述べたい。  以上。 ○千住委員長  子育て支援担当部長。 ○佐野子育て支援担当部長  子育て支援担当部長でございます。  子育て支援につきましては、全ての子どもたち、ユニバーサルな考えで、明石の子どもたちについては全て心豊かに成長していただく、体も心も成長していただくという観点で日々活動しております。そういった点で、全ての子どもたちという観点では、やはり妊娠期のときに、しっかり保護者の方と面接をするというところが保健部門で始まっております。今おっしゃっていただいたように、確実にそういった実態を見るという点では、そういった活動において、しっかり妊娠期のところから一人一人状況をお伺いしながら、それに関しての支援をしていくというところで、実態としましては、そういったところでしっかりと把握しながらやっていきたいというふうに思っております。  ですので、こども医療費に関しましても、子ども施策というふうなことで、子どもの実際の支援以外のさまざまなまちづくりとしての観点もございますので、そういうふうな総合的な観点を持ちながらですが、おっしゃっていただいたとおり、子どもたちについては公平に皆さん全てすべからくという取り組みでやってまいりたいと思っております。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  1点だけ、お伺いしたいと思います。  111ページの上から13行目、地域生活支援(成年後見制度利用支援)事業、これについてお伺いします。  この事業、悪質商法撲滅をずっとやっております者にとっては非常にありがたい事業だなと評価をしております。その中で、この予算事業説明シートを見せていただきますと、平成27年度実績8人、平成28年度見込み15人、平成29年度見込み20人、こういうふうな見込みと実績が書いてありますけれども、実際利用いただく対象者というのはどういうふうに決定されているのか、ちょっとお聞きしたいと思うんですけども。 ○千住委員長  障害福祉課長。 ○瀧障害福祉課長  障害福祉課長の瀧でございます。  佐々木副委員長からの成年後見制度、障害者分野の成年後見支援事業についてのご質問にお答えいたします。  こちらの助成の対象となる方々につきましては、いわゆる成年後見の申請をするに当たって身寄りのない方で、市がかわって、市長がかわりに申し立てをする方、及び収入の状況、生活保護、もしくは、それに準じる世帯の方々に対しての後見人等に対しての助成をしているのが基準になっております。  以上でございます。 ○千住委員長  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  1つは、僕がずっとやってきて思うところは、成年後見制度を利用するに当たって、経済的に厳しいので、後見人がなかなかつけれないというふうな方につけていくということになると思うんですけれども、その方を掌握するときに、結構埋もれていることが多いんです。市内に障害者の方もたくさんおられますし、そういう中で、現実的に悪い人にだまされているとか、お金をとられているとかいうふうな情報収集が私、非常に大事になってくるんじゃないかと思います。僕がいつもやっているのは、教えてもらうのは、ご近所がまずおかしな人が出入りしているとかいう形で、その方が誰かに、あそこの家ちょっと危なそうやでというふうなことで教えていただいて、最終的に警察に行ったり、消費生活センターに行ったり、僕がいろんなことをやっているので、僕のところに来たりというふうなことでわかるということが多いのです。ですから、現実に、悪い人にやられる前に後見人をつけて全部防ぐということももちろん大事なんですけれども、それプラス、やはり現在進行形の、こういうふうなやられている方の情報収集も市でできるような形にして、そういうふうな方も経済的に大変であるというよりも、やられている方というのは経済的に既に大変になっております。という意味で、そういう方に後見人をつけていくという、こういうふうな流れもやはりつくっていくべきではないかと私は思っているんですけど、そういうところはいかがですか。 ○千住委員長  理事兼福祉部長。 ○野村理事(安全安心担当)兼福祉部長  理事兼福祉部長の野村でございます。  後見制度の活用ということでございます。ご意見いただいた趣旨で、そのとおり一昨年、総合福祉センター内に後見センターを立ち上げたわけでございます。以降、高年福祉、それから、障害福祉のそれぞれケースワーク業務の中で、この後見制度というのを従前に比べて意識をするようになっておりますので、市のほうが市長申し立てという形で後見人をつける場合、それから、身寄りのある方をケースワーカーが探して、身寄りの方から後見人を依頼するというような形で、明石市内は手前みそになりますけれども、比較的通常のケースワーク業務と後見制度のつながりができつつあるところでございます。  ただ、副委員長おっしゃるように、それが一般的かというと、それもまだまだ先のことだというふうに思っております。ご意見いただいた趣旨を踏まえまして、後見センター、それから、明石市が地域福祉を充実させるという方向に沿って、この後見支援制度の一層の活用を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 ○千住委員長  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  そういう流れでお願いしたいと思うんですけれども、もう1つだけ、これは障害者の中で被害に遭った人、被害回復を図るということも大事になってくると思うんです。やっぱり消費生活センターというしっかりした機関がございます。それと、やはり何といっても警察なんですよね。僕は、タッチして本格的に被害を回復できたというところはやはり警察が一番確実だというふうに思っております。警察だけは怖いみたいですね、やはり。ですから、警察と消費生活センターとしっかり連携とっていただきながら、やはり被害回復についても、市が直接タッチしなくても、そちらに情報を投げかけていく、お願いをしていくということが大事になってくるんじゃないかと思いますので、そこら辺も含めて、しっかり連携とりながら進めていただきたいというふうに思っておりますので、そこら辺でお答えできるんでしたらよろしくお願いします。 ○千住委員長  理事兼福祉部長。 ○野村理事(安全安心担当)兼福祉部長  理事兼福祉部長でございます。  消費者被害に関しましては、昨年だったと思いますが、消費者安全法ですか、ちょっと正式名は忘れましたけれども改正がありまして、被害を防ぐために、関係機関が、一定の制限はありますけれども、連携が図れるということが法で確認されたわけでございます。その趣旨で、市と警察、それから、場合によっては消費者保護の団体の方と合わせた協力ということが大事になってくると思います。
     そんな中で、現在、明石市のほうでは高年福祉の担当、それから、防犯の担当、比較的この2部署も連携を図りながら啓発を進めているところでございます。まず、庁内の連携、それから、関係機関との連携ということで、一人でも被害に遭わないよう、仮に被害に遭った方でも早期に発見するということの充実を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○千住委員長  それでは、他にございませんでしょうか。  それでは、ないようでございますので、質疑を終結いたします。  なお、先ほども申し上げました、この議案は、入れかえ後に採決を行いたいと思います。  それでは、次に移ります。  議案第35号、平成29年度明石市介護保険事業特別会計予算を議題に供します。  説明は、前回終わっておりますので、質疑から入りたいと思います。ご質疑、ご意見はございませんでしょうか。  楠本委員。 ○楠本委員  介の32ページです。介護予防サービス等諸費、本年度のところなんですけれども、本年度と前年度を比較しますと7億2,140万1,000円のマイナスになっていますが、この主な理由と他のところでこのサービスがカバーできているのか、お聞きいたします。 ○千住委員長  介護保険担当課長。 ○新木介護保険担当課長  介護保険担当課長の新木でございます。  約7億円のマイナスになっている部分につきましては、この4月に介護予防事業が総合事業となるために組みかえを行うものでございます。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  その組みかえによって今までのサービスがカバーできているのかどうか、お聞きしたいんですけれど。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  地域総合支援担当課長の十川でございます。  総合事業の総額なんですけども、9億5,000万円ということで、そのうち、訪問等通所サービスにつきましては7億9,000万円ということで予算のほうを措置しております。これまで予防給付ということで、訪問のサービスと通所のサービスを提供してきたんですけど、それを専門的なサービスはそのまま残すことになりますので、サービスとしてはこれまでどおり利用いただくことができます。  以上でございます。 ○千住委員長  よろしいですか。  他にございませんでしょうか。  辰巳委員。 ○辰巳委員  介の43ページなんですが、地域支え合い活動促進事業です。  先日の委員会で報告があったんですが、地域支え合いの家の設置について説明がありましたが、具体的に支え合い活動に、どのような人が、また、どのような団体がかかわっていくのか、それぞれどのような役割を担っていくのかということと、また、それが地域総合支援にどのようにつながっていくのかというのが少しわかりにくいのかなと思っております。支援の仕組みについて、もう一度説明をよろしくお願いします。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  地域総合支援担当課長でございます。  地域支え合いの家というのが、一般会計のほうに位置づけられている地域総合支援センター整備事業の中に入っておりまして、これは地域総合支援センター構想のパイロット事業ということでさせていただく予定のものでございます。市内2カ所で考えておりまして、地域のボランティアの団体の方が主体となって行っていただくもので、子どもから高齢者まで誰でも気軽に立ち寄り、相談できるという居場所でございます。  一方、この地域支え合い活動促進事業、これは、介護保険の特別会計で位置づけているもので、今回、介護予防・日常生活支援総合事業の一般介護予防事業ということに位置づけている事業でございます。これは、社会福祉協議会のほうに委託して行っていくもので、社会福祉協議会のほうが小学校区を単位といたしまして、元気高齢者の方を含む市民向けの養成研修、これを行っていくというようなことと、あと、養成研修を受けた人の、例えば、地域ボランティアグループということで、その組織化を支援していくというような事業というふうに考えております。  具体的に言いますと、地域支え合い活動促進事業なんですけども、地区社会福祉協議会の連絡協議会なんかを通じまして、参加のほうを呼びかけさせていただいて、制度とか、サービスではなかなか届かない、本当に高齢者の方のちょっとした手助けというんですか、そういった、例えばごみ出しであったりとか、買い物の同行であったりとか、電球の交換とか、いわゆるサービスにはちょっと入ってこないような、そういった生活支援を住民主体で行っていただけるように、まずは研修をさせていただいて、それで団体の立ち上げを支援していくというようなふうに考えております。  来年度、担い手の発掘に注力して取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  説明を受けましたが、なかなか理解するのに、関係団体とか、市民とかには難しいのかなと。何かわかりやすい説明図みたいなものがあったら、もう少しわかりやすいかなと思うんですけど、その辺はどのようにお考えになられていますか。 ○千住委員長  地域総合支援担当課長。 ○十川地域総合支援担当課長  支え合いの仕組みということで、関係団体とか、市民の方にご理解いただくために、支え合い活動の手引というものを作成しております。内容につきましては、支え合い活動の始め方を初め、例えば、活動の流れ、こういうふうに活動していってもらったらというような例示であったりとか、あとは活動のポイントとか、そういったものを記載しているようなものでございます。今後は、実際に活動されている市民の方々に見ていただいて、ご意見をいただきながら、よりわかりやすく、より効果的な内容となっていくように見直しのほう図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。よろしいですか。  楠本委員。 ○楠本委員  平成29年度の介護保険事業予算ですけれども、国の施策によって要支援が国の事業から市の事業へと変えられたものです。今後どういうふうに施策を展開していくのか、市の責任が大きく問われていると思います。さまざまな支援を取り入れず、従来の支援だけで進めている市もあります。この間、明石市としましても、地域の助け合いやボランティア団体の確立など、本当に力を入れて大変なご苦労をされてきました。しかし、国はさらに要介護1、2を市の責任でという構想も持っており、このまま進んでいけば、市も持ちこたえられなくなり、介護保険はかけたけれども、介護が受けられない状態が起こってしまいます。市としましても、国の責任をもとに戻すよう働きかけていただきたいと考えておりますところから、この議案第35号については反対といたします。 ○千住委員長  それでは、質疑を終結し、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第35号は、原案どおり承認することにご賛成の方はご起立願います。               〔起立多数〕 ○千住委員長  起立多数。  よって、議案第35号は、原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  その他の項でございます。  その他の項、何かございませんでしょうか。  その他の項で少し委員の皆様におはかりをさせていただきたいなということを、委員長よりご提案をさせていただきます。  何かと申しますと、先日、文教厚生常任委員会で、議会報告会を行いました。その際に、さまざまな障害者の方からご意見をいただき、また、私どものほうより意見を、協議をしてまいりました。あの報告会はかなり充実したものであろうと今私自身も感じておるところなんですけども、その議事録をつくったものがあるんですが、この報告書を理事者の皆さんに、担当部局にこの常任委員会でしたものであるということで、ご協議いただけるもの、また、できるもの等あろうかと思いますが、一旦、報告書をこの常任委員会で提出して、ご協議願いたいということをおはかりしたいなと思っております。  もちろん、議員それぞれの立場で、聞いた意見をそれぞれの政治的な立場、会派の立場等で提案していくことは当然でございますが、一旦、この報告書を提出して、ご協議できるもの、また、実現できるものをご協議いただきたいということで、提出したいと思うのですが、ご異議ございませんか。よろしいですか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○千住委員長  ありがとうございます。  それでは、文教厚生常任委員会で報告会を行ったこちらの報告書を、また一度皆様で、副市長初め、担当部局のほうでご協議願いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  我々の立場でできるものは我々の立場でしっかり提案であったり、議論を重ねながらしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、その他はほかございませんので、その他の項を終結いたします。  ここで理事者入れかえのために暫時休憩するのですが、私より一言申し上げさせていただきたいなと思います。  このたび、退職者の方がこの委員会の中でいらっしゃるとお聞きしております。今、明石市が本当にすばらしい状況になってまいりました。それには、皆様方、退職者初め本当に多くの理事者の皆様方がそれぞれの立場で福祉の向上を掲げ、市民の福祉の向上を掲げながら、それぞれご努力されたから、今があるものと感じておるところでございます。本当に長年にわたり奉職された、退職される皆様に心より敬意を表し、私からの言葉とかえさせていただきたいと思います。本当に長年お疲れさまでございました。  それでは、暫時休憩に入らせていただきます。再開は、12時40分とさせていただきます。よろしくお願いします。                          午前11時38分 休憩                          ―――――――――――――                          午後 0時40分 再開 ○千住委員長  それでは文教厚生常任委員会を再開いたします。  教育委員会関係です。  付託された議案の審査に入ります。  議案1件、議案第27号、平成29年度明石市一般会計予算分割付託分〕を議題に供します。  説明は前回終わっておりますので、質疑に入りたいと思います。  なお、こちらは前半行われた分とあわせての採決となりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、質疑、ご意見はございませんでしょうか。  楠本委員。 ○楠本委員  2点お聞きしたいと思います。  一般の185ページの下から2行目の本のまち明石推進事業ですが、ブックスタートについて、2月からスタートしましたが、4カ月健診でということで私も見学に行かせていただきました。4カ月のお子さんなので、1人で座るというのもできないので、どういうふうにされるのかなと思って非常に関心があったんですけれども、四、五人のお母さんが椅子に座ってぐるりと囲み、指導者の方が本を読んでいただく。その本の読み聞かせの仕方も一人一人の目の前で30センチほど離したところで読んでいるというものでした。非常にお子さんの反応もよく、また、お母さん、ご父兄の方もすごく心穏やかに、私も見ていて心が大変穏やかな感じになった気がします。引き続きまた10カ月健診、このあと1歳7カ月健診があるわけなんですけれども、ぜひともその場でも読み聞かせを続けていっていただけたらなと思います。10カ月健診になったら立ち上がる子どももおられますので、子どもの反応というのもさまざまになって、非常にいいんじゃないかなと思います。  そこで、提案なんですけれども、10カ月健診、また、1歳7カ月健診でも結構なんですけれども、あかし市民図書館にありますお勧めの絵本、その一覧表をお配りされたらどうかなと思うんですけれども、その点どうでしょうか。 ○千住委員長  図書館計画担当課長。 ○前薗図書館計画担当課長  図書館計画担当課長の前薗です。  今、楠本委員のほうからご指摘のありました、ブックスタート、それ以降におけるブックリストの配布等について、お答えさせていただきたいと思います。  まず、今回のブックスタートなんですけど、4カ月健診の機会を利用しまして、赤ちゃんに本に親しんでいただく機会として読み聞かせの体験とあわせて、絵本を配っているところです。あわせまして、ブックリストの配付等も今回行ったところです。ブックリストの配付といいますのは、今回の4カ月健診だけでなく、母子手帳の交付時であったりとか、こんにちは赤ちゃん事業でも配付等を行っているところです。今後、10カ月健診等さらなる啓発を努めていくようにまた検討を進めてまいりたいと思います。  以上、よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  もう1点、一般の187ページですけれども、放課後児童健全育成事業なんですけれども、各分野の主な取り組みの中で、放課後児童クラブ事業の充実のところに、事業内容として学習指導の充実と書かれていますが、学校での学習内容を把握した上で、授業の復習や予習など連続性を持った学習指導を実施と書いてあるんですけれども、具体的にはどういうことが行われるのか、お聞かせください。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  育成担当課長の藤田でございます。  委員のほうからご質問のありました、放課後児童健全育成事業の育成内容の充実の1点目の学習指導の充実といったところでございますが、現在、児童クラブでは、放課後等に見る中で、夏休みも含めまして、宿題の指導、また、ほかの学習面というところも実施はしておりますけども、より学校で各学年でどういった内容をしているのか、1年生から6年生まででございますので、放課後だけでは具体的にいうところは難しいかと思いますが、夏休み等の長期休業期間を利用しまして、授業の進みぐあいとか、そういったところを復習、また次の段階への予習をできるように具体的には運営委員会と今後検討しまして、内容の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  学習の内容を把握した上で、授業の復習や予習ということなんですけれども、学習の内容を把握するというのが非常に難しいなと思います。教員免許を持っておられる方や経験された方はこの部分についてはクリアできるかと思うんですけれども、保育士資格であるとか、その他の資格で入ってこられる方には非常にハードルが高いんじゃないかなと考えます。これをされるのならば、それ相応の指導員の学習というか、そういう保障をされなければならないのかなと思います。  現在は、時間を設定して宿題をするように声かけをしたり、予習をしたらどうというふうに声かけをしているそうなんですけれども、さらに踏み込んで学習を見るということなのでしょうか。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  育成担当課長でございます。  言われたとおり、今は宿題をするというのか、するように声かけとか指導をしているところですので、そこよりももうちょっと一歩進んだ形で、全ての学習内容の把握というのは難しいところはあるとは思いますけども、基礎的なところ、また、基本的なところの把握をできて、それが児童クラブでも生かせるように、学習指導ができるようになればと考えております。 ○千住委員長  楠本委員。 ○楠本委員  そういうことであるならば、先ほども言いましたように、指導員に対する学習、そういうことは保障していかなければならないのかなと思います。それと、それに対する賃金も支払わなければいけないのかなと思いますので、指導員の学習内容を把握する学習というところでしょうか、そういうところも同時に行っていただくようにお願いいたします。 ○千住委員長  よろしいですか。  他にございませんでしょうか。  出雲委員。 ○出雲委員  3点ほど聞きます。  175ページ、不登校対策事業ですが、予算事業説明シートのほうでは、ストップ不登校あかしということで書かれております。このストップ不登校あかしというのは、全国的なネーミングなのでしょうか。 ○千住委員長  児童生徒支援課長。 ○西口児童生徒支援課長  児童生徒支援課長の西口でございます。  このシステムは、平成19年度に兵庫教育大学の教授と連携し、作成したものでございます。ネーミングなんですけれども、このシステムは、子どもや保護者の人を対象としたものではなくて、学校の先生方を対象としたシステムでございまして、不登校で苦しい思いをする子どもを出さないようにという思いを込めて、先生方を対象にして名前をつけたシステムでございます。委員おっしゃられたとおり、他市のネーミングを調べてみますと、ほぼ全てといっていいかどうかわかりませんが、さまざまな自治体、教育委員会では不登校支援事業という名前でありまして、特別なネーミングはつけられておられないです。幾つかあったのを拾いますと、あったかハート1・2・3、ほほえみアクションプランというものがございました。しかし、明石市教育委員会としましても、このストップという言葉につきましては、今後検討してまいりたいと思います。 ○千住委員長  出雲委員
    出雲委員  検討したいということで、検討してもらいたいなと思って私、出したんです。というのは、ストップ不登校になっていたら、児童が悪いというふうに受け取れるというような声も聞きましたので、不登校になるにはやはりいろんな原因がある。まず、いじめとか、家庭環境、また、躁鬱の鬱病とか、いろんなものがある中で、休んで、徘回して、うろうろして悪いことするという、めったにおれへんけども、最近おれへんけれども、そういうこともあるかもわからへんけども、大部分がそのような環境面で学校へ行かれへんという子が多いですから、子どもに向かってストップ不登校やというわけにもいかんやろうと思いますので、その辺で今言われたようなネーミングを不登校対策とかいうことに変えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、同じく175ページで、教育相談事業でございます。  予算事業説明シートにスクールソーシャルワーカーが挙がっているんですが、スクールカウンセラーは相談員で相談を聞くだけですけども、ソーシャルワーカーは、子どもの背景、子どもの気持ちになって物事に当たっていくというようなことを聞いたことがありますが、ソーシャルワーカーについてもうちょっと詳しい仕事内容を教えてくれますか。 ○千住委員長  児童生徒支援課長。 ○西口児童生徒支援課長  児童生徒支援課長でございます。  委員のおっしゃるとおり、子どもの背景にある課題を整理して、福祉の分野と連携しながら環境改善を目指すのがスクールソーシャルワーカーの仕事でございます。事例を、詳しくまでは言えませんが、明石市の活動におきましては、不登校の原因が主に家庭環境にあると考えられる子どもについて、ケース会議を開催したり、子育てに困られている保護者と面接を行いまして、相談機関へつないだりというケースがこれまでにございました。  以上です。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  大事な仕事なんですね、これ。学校から出て、いろんな今の不登校の問題もあるやろうし、いろんな問題に対して身を挺して解決していくというような立場の職種かと思うんですが、今年度、1人やめた後、今はいないというようなことですが、そういうことですか、今はいないんですか。 ○千住委員長  児童生徒支援課長。 ○西口児童生徒支援課長  児童生徒支援課長でございます。  おっしゃるとおり、個人的な理由でおやめになられたのが今年度の現状です。ということで、現在は指導主事や教育相談員、あるいは、スクールカウンセラーなどがチームとなってそれを引き継いで対応に当たっているところでございます。現状はそういうところです。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  現場へ出ていって解決するということですから、1人やめたら1人もいなくなった。その1人というのも何やちょっと不安なんですよね。やめてしまったらいない。というより、1人でずっとかかわっていると。大体行政が動くときは2人でやられているんですね、市民と対応するときは。じゃあ、これは1名でいいんですか。これまたこれを設置、配置するというようなことも書いておりますけれども、1名でよろしいんですか。 ○千住委員長  児童生徒支援課長。 ○西口児童生徒支援課長  次年度1名の配置予定となっておりますが、次年度の活動の状況を見て、それ以降は複数配置を検討してまいりたいと考えておるところでございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  来年度は1名やけども、その次の年度は複数配置するということですね。ちょっとこれは教育長か、副市長か、これについての人数的なもの、配置の方法をちょっと教えていただけますか。 ○千住委員長  教育長。 ○公家教育長  教育長でございます。  今、課長のほうが申し上げましたとおり、活動状況、それから、今後のニーズ等踏まえて、そういった配置については検討していきたい、このように考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  複数配置ということをよろしくお願いしたいと思います。  次に、187ページ、放課後児童健全育成事業ですが、先ほども楠本委員が言われました、当初予算案の各分野の主な取り組みの中に、主任指導員の配置ということで挙がっております。主任指導員の件について聞きますが、今年度、主任指導員を置くということで、主任指導員を募集したが、1人しか来なかったということですが、まだ来年度も今申し上げましたように、主な取り組みで主任指導員の件が挙がっております。主任指導員について、これからどのように取り組まれるつもりなのか、お聞かせください。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  育成担当課長でございます。  先ほどの主任指導員の配置でございますが、運営委員会のほうで2月に募集を行いました結果、1名の応募があり、その結果、試験を行い、1名が一児童クラブに配置されております。ただ、今後に向けましても、やはり各児童クラブの責任体制の充実であるとか、指導体制の充実を図るためには、やはり主任指導員の配置は必要かと思っていますので、引き続き運営委員会と協議をいたしまして、ほかの児童クラブへも配置できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  そんならこれ主任指導員、今は一人しかおれへんけども、本当に主任指導員をつくってもらいたいんです。たまに私も児童クラブ行って、主任おれへんのかな、リーダーはどなたですかと、はあというような感じで、誰がメーンでその場を管理しておってなのかわからないというのが今の児童クラブやと思うんです。そこへ主任指導員をつくればいいことやろうと思いますので、ぜひつくっていただきたい。主任指導員を募集するんじゃなしに、今現在いる方で一番年いったり、経験年数が高い人が主任児童員になってよというわけにはいかんのですか。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  このたびの募集に関しましても、今いる児童クラブの指導員を対象に、年齢が40歳以上、経験年数が5年以上ということで、やはり主任指導員としての職務を全うできる方ということで募集を行いましたので、引き続き、任用という形もあるかとは思いますが、まず今の指導員の中で、年齢要件、経験要件を定めた上で募集することを運営委員会と協議をしていきたいと考えております。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  今現在おる方で主任指導員ができるようにしていただきたいなと思うんですが、余りみんなが乗り気でない、手が挙がらない。これはやっぱり待遇が余りええことないんと違うかな。これは補助指導員においても一緒で、今、あんまり手を挙げて、次々待っておるというような状態じゃないんでしょう。主任、補助指導員においても、待機しているか、していないか、足るのか、足らないのか教えてください。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  児童クラブの指導員につきましては、来年度に向けて今募集を行っているところではございますが、やはり保育所と一緒でなかなか厳しい状態が続いておりまして欠員は出ております。できるだけ安定的に確保できるように、平成28年4月には処遇改善をするために委託料も増額いたしましたし、来年度、平成29年度につきましても、処遇改善ができるように委託料の計上のほうは考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  もう待遇面からちょっとよくせなあかんのと違うかな。といいますのは、延長保育になるんですよ、18時30分から19時に、30分延長になるんやね。それと、今の保育所、待機児童どんどん解消しています。じゃあ、その子が小学校に上がったら必ず児童クラブに入ってくる。それを踏まえたら、補助指導員、今からでも多く待機してもらう、仕事してもらうのに待機してもらうぐらいのことをしていかなあかんと思うんですが、来ないというのは待遇が悪いんじゃないかと思うんですが、待遇をよくすると今言われましたけども、教育長、待遇をよくする考えはあるんですね。 ○千住委員長  教育長。 ○公家教育長  教育長でございます。  今、図ってきているところですが、今後とも状況を見ながらこのことについては検討していくということでございます。運営委員会と調整しながら検討していくということでございます。  以上でございます。 ○千住委員長  出雲委員。 ○出雲委員  検討して、教育長主導でやっていただいたら結構かと思います。  それともう1点、運営委員会があります。その運営委員会の中に、主任指導員が今度、もう1つ別になっとるから27のクラブに配置ができたら、そのうち主任指導員なんかも連絡調整するような組織ができるかと思うんですが、そういう主任指導員を運営委員会の中に入れるということもできるんじゃないかという意見があるんですが、その辺はできるんでしょうか、教えてください。 ○千住委員長  育成担当課長。 ○藤田育成担当課長  運営委員会につきましては、毎月1回運営委員のほうで10名弱の学識経験者、また、学校、園、保育所等、また、PTAとか、児童クラブを利用されている保護者の方で構成をされております。その上で、月1回開催し、児童クラブの児童の現状であるとか、また、運営面、企画面について協議をされておられます。また、協議内容の中には、やはり指導員の処遇の面、また、人事異動面のこともありますので、その運営委員の中に指導員を委員として入れるというのはなかなか難しいところがございます。ただ、各指導員の意見とか、要望等を聞いたり、あと、また運営委員会から指導、助言を行うために月1回、事務連絡会を開催したり、あと、運営委員、また、指導員のアドバイザーが運営委員会に、事務局にはおりますので、その者が各児童クラブを訪問して、その機会を通じて、指導員の意見、要望等、また、指導、助言をしたりという機会がありますので、先ほども言いましたが、運営委員会への出席というのはちょっと難しいと思っております。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  辰巳委員。 ○辰巳委員  まず、一般の175ページなんですが、学校安全管理事業です。防犯カメラ及びモニターの設置で、平成29年度、全校実施予定になっておりますが、地域の方々といろんなお話し合いが行われると思っています。その辺で順調に進んでいるのかどうか、その辺の現状をお聞きしたいです。 ○千住委員長  青少年教育課長。 ○吉田青少年教育課長  青少年教育課長の吉田でございます。  新たな学校安全対策としての学校安全管理事業における平成29年度の実施状況でございますが、平成29年度実施予定の10校につきましては、今年度、学校長を初め、PTA、また、地域の方々でご希望されるところにつきましては、全てご説明にあがりまして、皆様にご意見をいただくとともに、新たな体制につきましてご理解をいただきまして、次年度は残る10校、28校全てで実施の予定でございます。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  地域の方々と十分話し合いができているということで理解してよろしいんですね。 ○千住委員長  青少年教育課長。 ○吉田青少年教育課長  青少年教育課長でございます。  地域の各種団体の方々を初め、保護者の方も含めまして、その辺の説明なりをさせていただいたところでございます。説明のほうはもう全て終わっております。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  そういうことで、全校実施に向けて取り組んでいただきたいなと思っています。  次に移ります。一般の177ページなんですが、教育研究事業です。来年、中核市移行に向けて、順次、準備を進めているところだと思うんですが、設備の部分と、それからまた、研修内容などについて、今どのような形で進んでおるのか、お聞きします。 ○千住委員長  教育研究所長。 ○廣岡教育研究所長  教育研究所長でございます。  中核市に向けての準備の状況について、お答えいたします。  まず、平成30年度の中核市移行により、現在、県教育委員会が所管しております初任者研修や10年経験者研修などの教職員研修の大部分が移譲されてまいります。準備の進捗状況としましては、今年度、西宮市、姫路市などの先行中核市から情報収集を行い、それとともに、県の教育委員会担当者とも移譲の内容について協議を継続的に行っております。現在のところ順調に進んでいるところでございますが、本市に移譲されてくる教職員研修の実施に当たっては、県の教育委員会と同等以上の研修の質や明石らしい研修内容を担保することが必要不可欠と考えております。来年度、その仕組みづくり、研修づくりを進めようとしておるところでございますが、より具体的には、現在、教育研究所が中心になって行っております研修に加えて、教育委員会、他課の指導主事も交えまして、特に若手の年次研修の教員が少人数グループで充実した研修が行われるような、そういう体制づくりについて検討を進めているところでございます。  以上でございます。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  わかりました。ただ、研修を受ける率がなかなか上がらないということも聞いておるので、その辺また工夫されて、明石らしいということも今出ましたので、その辺一生懸命また頑張っていただいたらなと思っております。  以上でございます。  次に移ります。2点まとめて質問したいんですが、179ページの小学校施設整備事業と、181ページの中学校施設整備事業です。トイレの洋式化なんですが、この辺、計画どおり進んでいると思うんですけど、来年度と今後について、少しお聞かせ願えますか、よろしくお願いします。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  学校管理課長の田村でございます。  小中学校のトイレの洋式化のご質問でございますけれども、これまでも耐震改修工事とあわせましてトイレの整備を行ってまいりました。それに合わせて生活環境の変化を鑑みまして、便器の洋式化も進めてきたところでございます。  整備実績につきましては、平成28年度の改築工事において、人丸小学校の南校舎、それから、錦が丘小学校の南校舎、大蔵中学校の北校舎が完了いたしまして、小学校につきましては282カ所中の221カ所ということで、パーセンテージ、分母が進捗等で変わるんですが、おおむね78.4%の整備実績です。中学校につきましては134カ所中82カ所ということで、これも新築等で分母が変わるんですが、61.2%が完了したところです。  委員ご指摘の洋式化率についてでございますが、小学校につきましては54.4%、中学校で49.5%の洋式化ということでございまして、洋式化につきましては今後とも進めていくということでございます。  今後の予定でございますけれども、平成29年度につきましては、12月補正予算でご了承いただいております、錦浦小学校、大蔵中学校の改修を進める予定でございます。よろしくお願いいたします。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  やはりなかなかトイレができない子どもたちもたくさんいるということも聞き及んでいますので、何とか早く、計画どおりに進めていかなあかんというのはよくわかるんですけど、その辺また十分よろしくお願いいたします。  次に移ります。181ページなんですが、明石商業高等学校運営事業です。主な事業の中で、明石商業高等学校長期構想検討委員会ですね、これを設置して、年間に3回程度会議を行うというのを聞いておりますが、この辺、どのような形で行われるのか、少しお聞かせ願えますか。 ○千住委員長  教育委員会事務局次長。 ○平田教育委員会事務局次長(指導担当)  事務局次長(指導担当)でございます。  明商の魅力づくりについてお答えさせていただきます。  現在、中学校進路関係、校長、高等学校管理職及び教育委員会事務局関係者で構成しました明石商業高校連絡協議会を発展させまして、学識経験者やPTA代表等外部の委員も含めた明石商業高等学校の魅力づくりについて検討するための会議を立ち上げようと思っているところでございます。  協議内容についてもお答えします。本委員会におきましては、国際会計科のさらなる充実、また、本会議でもご提案いただきましたが、現在、旧明石学区で実施しております入試におけます、学区における全県、あるいは、全国学区への拡大、保育科の設置等の中長期的な取り組みにつきましても意見交換しまして、生徒のニーズに対応した教育の充実を図り、明商がより魅力ある学校となりますように進めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○千住委員長  辰巳委員。 ○辰巳委員  できましたら、我が会派のほうからもご提案させていただいているんですが、来年度、何とか早くできるものに関しては、検討委員会を早期にやっていただいて、来年度できる範囲でいいんですけど、やはりもっともっと明商が魅力ある高校になっていただきたいと思うので、この辺の検討委員会のほうを早目にしていただいて、できるものやったら来年度からやっていただきたいと思います。これは意見として終わりたいと思います。  以上でございます。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  穐原委員。 ○穐原委員  一般の175ページの学校園運営支援事業だと思うんですが、こちらの当初予算の各分野の主な取り組みの資料の中で、コミュニティ・スクール導入に向けた取り組みとして新規事業がございます。金額が89万3,000円ということなんですが、昨年、この委員会でコミュニティ・スクールを導入された自治体へ視察に行ってまいりました。非常にすばらしい取り組みで、これからの学校園に関しては必要ではないかなと思っているところなんですが、この中の事業内容の中に、今年度、コミュニティ・スクール推進委員会の設置とあります。視察に行って、お話を聞かせていただいたところ、ここが一番大事かなという思いがあります。そういった中で、メンバーが保護者代表、地域住民代表、学校関係者と、一般的な各代表者ということなんですが、それ以前に、その視察に行ったところでは、教育委員会自身が非常にすごく勉強されていたという思いがあります。そういった中で、教育委員会として、設置するに当たってどのように考えているのか、お聞かせください。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長の藤井でございます。  コミュニティ・スクールのほう、新しい取り組みになりますので、教育委員会としましても、国のほうから来ていただくCSマイスターであったり、コミュニティ・スクールについての知見のある大学の先生方の指導を仰ぎながら勉強して取り組みのほうを進めていきたいなというふうに思っております。 ○千住委員長  穐原委員。 ○穐原委員  国とか、そういう専門職の方のアドバイスを受けながらということで進めるということなんですが、この平成29年度でどの程度まで持っていこうとしているのか、お聞かせください。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  平成29年度につきましては、先ほども申しましたように、コミュニティ・スクールの取り組みがやっと始まったところということもございまして、モデル校として、松が丘小学校区の1校を指定しまして、そちらのほうで進めてまいりたいなというふうに思っております。こちらのほうで校区のまちづくり協議会等とも連携しながら、その意義についてモデル校の取り組みを参考にしながら周知のほうを図ってまいりたいなというふうに考えております。
    千住委員長  穐原委員。 ○穐原委員  モデル校ということで、この説明の中にCSディレクターを配置しと、このディレクターはどのような仕事をさせるということで考えられているのか、お願いします。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長の藤井でございます。  CSディレクターにつきましては、週当たりに2回、1日5時間程度の枠組みで、今のところは考えているところでございます。地域のほうと学校のほうをつなぐ役割ということで、会議の開催に当たっての資料の収集であったり、そういったところの周知であったりです。そういう部分について、今仕事をしていただこうと思っておりますが、進める中でいろいろな仕事ということが今後も出てくるかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  穐原委員。 ○穐原委員  ディレクターということで、その辺の先導役という感じかなと思うんですが、それともう1点、明石ではまずモデル校が1校ということなんですが、全小学校28校あります。そして、明石は東西に非常に細長い地域でありますので、地域性が、やはり大分差があるんではないかなという思いがあります。そういった中で、今年度は初めなので1校ということかもわからないんですが、できれば、多種多様な地域性がありますので、そういった中でもう1校か2校ふやしてでも行っていくべきものではないかなという、これは意見として捉えていただいたらいいんです。そういった中で、前回視察へ行ったときに、各地域というか、コミュニティ・スクールに参加されている委員の任命というか、認定に非常に神経をとがらせていたというのも聞いております。今のままでいきますと、明石の場合は、各小学校コミセン等々ございますので、同じような流れになってしまうかなという思いもあります。そしてまた、その視察先の案件では、やはり校長先生の学校運営方針をはっきり明確にしなければならないということもございますので、この辺、各校長先生も、この1校だけにするのではなく、28小学校なら28の小学校の校長先生に集まっていただいて、一度その辺の研修も必要ではないかなと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  今年度、平成28年度につきましても、管理職全て、小中学校の管理職を集めまして、先ほど申しましたコミュニティ・スクールのCSディレクター、マイスターですね、兵庫教育大学の小西教授という方がいらっしゃって、非常に知見の高い方なんですが、そちらの方に来ていただきまして、コミュニティ・スクールについての研修会を開いてきたところでございます。今後もそういった形で実施校、モデル校だけではなくて、いろいろなところで広げていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  遠藤委員。 ○遠藤委員  91億円の予算を使って本年度はスタートするわけですが、ここに教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価という冊子をいただいております。その中で、特に私は学力、項目は点検及び評価結果の中の基本的な方策1から9まであるんですが、1番、3番、学力と体力の向上を目指し頑張っておると。その中で、特に平成27年度から、わくわく地域未来塾というのを開設されて取り組んでおられます。これは、ご案内のように、3年生、4年生、5年生ぐらいの一番大事、大事といったらいかんのやけども、算数の取り組みが非常に難しいということから、特別に取り組んだ事業なんです。  そこで、お聞きしたいんですが、2年しかまだやっていないんですが、取り組みの状況、どのような状況になっておるのか、考えたとおりになっておるのかどうか、お聞かせを願いたいと思います。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  今年度よりわくわく地域未来塾という名前に変えまして、青少年教育課のほうの所管にはなっているんですが、もともと先ほど委員がおっしゃったように、小学校3年生を対象にしまして、基礎学力の補充ということで進めてまいりました。1年目は3校の実施で、そこから今年度、平成28年度につきましては20校の実施というところまできました。来年度につきましては、公平性の担保ということも含めまして、28校全小学校での実施という方向で今調整のほうを進めているところでございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  そういうことで、全校に実施されるのは来年度からということなんですが、私は非常にこれは大切な事業であるし、また、観点だと思います。従来から言われておるのは、3年生ぐらいからわからんようになっていくと。それは小学校の高学年、中学校まで引っ張っていくと。ましてや、高等学校へ行くと、その上になっていくのですから、全てここの3年生、4年生の算数にあると、このように聞いております。これは工夫しながら、実情に合ったように指導をお願いしたいなと思っております。  それから、もう1つお聞きしたいのは、小中一貫の関係なんですが、今のところ明石は小中連携はされておるんですけども、一貫まではいっていないというのを伺っておりますが、小中一貫がいいかどうかというのは別として、私学とかそういうので非常に学力が高いところは一貫であるというようになっておるので、一般の義務教育のほうもそういう方向にいったらどうやということからなってきたものです。  そこで、今後の取り組みについて、先ほどコミュニティ・スクールについて聞かせてもらいましたので、それはよろしいですから、それ以外で一貫について、連携について取り組みをお聞かせください。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  昨年度まで二見中校区で3年間にわたりまして、小中の連携教育ということで、モデル校として取り組みを進めてまいりました。もちろん平行して13校区ではユニットという形で取り組みは進めてきているところでございますが、今年度、平成28年度と来年度、平成29年度につきましては、高丘中校区をモデル校としまして、今度は小中一貫教育についての研究ということで進めております。来年度は1小1中ということで、錦城中校区において平成29年度、30年度モデル校として小中一貫教育のほうを推進してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  それで、結果的には学力が向上した、体力が向上した、チェックの方法はいろいろあるんですが。その辺チェックシートみたいなものはもう用意されておるんですか。そういうのはあるんですか。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  チェックの方法にしましては、今のところ、チェックのリストみたいなものは特に用意していないんですけれども、各学校区で取り組んでいただいたことにつきましては、年度末に大きくまとめまして成果と課題という形であげています。今年度の高丘中校区も成果と課題ということでまとめていただいているところでございます。  以上でございます。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  この点検評価の中には入っていないんですね。できたらそういうのは実績ですから、こういう大きくPRされたらいいんじゃないかと。そして、将来一貫校への流れになっていくのか、一般の人もよくわかると思うんです。よろしくお願いしたいと思います。  それから、空き教室ですね、空き教室があるという反面、小学校の問題ですか、小学校がいっぱいで困っておるという学校もあるんですが、その辺を踏まえて、何か新しい方法を考えておられるかどうか、お聞かせください。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  委員ご指摘のいわゆる空き教室の新しい方法とか利活用について、ご説明をさせていただきたいと思います。  昨今の教育現場においては、いわゆる学習方法とか、指導方法がかなり多様化をいたしておりまして、また、30人学級等での定員の改正もございます。もう一方、インクルーシブの理念に基づくいわゆる特別支援学級の整備等、将来的に必要な学級数、教室数をきっちりと推測することが難しい状況ではありますが、本市においては、既にコミュニティ・センター、スポーツクラブ21、学童保育が校内で施設運用を含めて事業展開をしておりまして、さらに先ほども話がございました、わくわく地域未来塾、放課後こども教室など、その時々において施策展開を図って、その利活用に努めているところでございます。  学校施設を地域に開放する場合ですけれども、学校管理課のほうというか、教育委員会といたしまして、学校の利用状況のほか、休業中のセキュリティーの問題等もいろんな課題がございますが、今後さらなる利活用について、庁内関係課と連携をして、また他市の事例等も参考にしながら検討を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 ○千住委員長  遠藤委員。 ○遠藤委員  私も教育環境を、各学校の施設等々お聞きしようと思ったんですが、辰巳委員が聞いてくれましたので控えました。それからコミュニティ・スクールも穐原委員が聞いてくれましたので省きまして、次に、今ICT化の授業ということで非常に進んでおる小学校があると思うんですが、その辺は指導面で一貫してやられておるのかどうか、その辺をお聞きしたい。 ○千住委員長  学校教育課長。 ○藤井学校教育課長  学校教育課長でございます。  各学校のほうにタブレット端末を今配っておりまして、そちらのほうの利用ということで、教育研究所の研修を進めているというところと、学校現場では、研究指定校などでのみんなの前での披露という形で取り組みのほうを進めているところでございます。 ○千住委員長  よろしいですか。  遠藤委員、大変恐縮ですが、教育費全般の中でのご質問ということで問題ないのかなと思うんですが、予算事業説明シート等を理事者のほうがつくっております。そのほうも踏まえて、予算審議をより活性化していこうということでさまざまな議論がされてきましたので、また、予算のこの項目でこう思うんだ、こうあるべきだというふうなご質問等もしていただければなと思いますので、問題ないかと思いますが、一応念のため申し伝えておきます。よろしくお願いします。  他にございませんでしょうか。  大西委員。 ○大西委員  数点ありますので、短くやっていきたいと思います。  一般の175ページですね。職員安全衛生事業のところですが、事業説明シートによりますと、平成29年度に産業医報酬ということで、新たに選任されたということなんですが、その中で、過去の分も書いてあるんですが、このたび初めて選任されたんですか。従来はいらっしゃらなかったのかなという、まずは質問させてください。 ○千住委員長  教育委員会事務局総務課長。 ○長田教育委員会事務局総務課長  教育委員会事務局総務課長の長田でございます。  産業医ですけれども、以前は、市民病院の医監の方が産業医としてやっていただいておりまして、医監を退職されたことで、新たな産業医ということで、今年度6月から新たな産業医に入っていただいております。予算は当然来年度から要求させていただいておりまして、今年度はある賃金のほうで払わせていただいているところでございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解しました。というのは、教育委員会に限らずですが、職員の健康、大事にしていただかんと、本当に教育長以下、教育委員会の皆さん、とてもお疲れのようで、顔色が悪くて、実際に体調を崩してお休みになられた方もいらっしゃるかと思いますので、この辺は産業医に十分回っていただいて、やっぱり子どもを大切にする明石市ですから、それをやっぱり中心に頑張っていただいている教育委員会においては、皆さんご自身の体にもよく健康管理していただきたいと思いまして、なぜことしからなのかな、ちょっと内容とアンマッチだったので気になりました。  以上でございます。  続きまして、一般の177ページ、これは先ほどの辰巳委員との絡みもあります。中核市の絡みで、先ほど説明いただいていたんで、おおむね内容は理解したんですが、その県と、あるいは、明石ならではのということで力を入れられているのはわかるんですが、実際ここで事業説明シートの下のところで、実際の設備とかに相当充実が必要だということなんですが、具体的に言うとどういうようなものが必要になってくるんですか。 ○千住委員長  教育研究所長。 ○廣岡教育研究所長  教育研究所長でございます。  県と同等以上の研修を担保しようといたしますと、先ほども申しましたように、やはり若手が多いものですから、若手の先生方が小グループで授業づくりをしたりだとか、そういう機会が担保できればというふうに思っております。そのために、今教育研究所は中崎小学校の余裕教室を2.5部屋分いただいておるわけですが、小グループでたくさんの部屋が必要になるかなと思ったりしております。  それから、実際に研修の機会も大変多くなりますので、その都度、その都度、近隣の施設を借りておりますと財政的にも負担がかかりますので、今明石市は、公共施設配置適正化の実行計画をしておりますので、その中に入れていただきまして、もう少し規模の大きなところで研修が実施できるようにということで考えているところでございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  そうすると、具体的には備品とかというよりもむしろ会議室等とか、そういう賃貸料とか、そういうのが発生するだろうという意味合いが主になるんですか。それとも、わかりませんけども、例えば、研修するに当たって、1人1台ずつパソコンが必要だからとか、それをまとめてぽんと買うとか、その辺ですか。 ○千住委員長  教育研究所長。 ○廣岡教育研究所長  先ほどの話、少しわかりにくく、すみませんでした。今、2.5部屋の教室分しかない施設ではなかなか充実したことができないなと考えておりますので、公共施設の適正化に向けて、教育研究所がどこか違う場所でもう少し大きな場所で自前の部屋を持ちながら運営できないかなということを考えているところでございます。その中で、新しい研修室、もしくは、100人程度が入る自前のホールのようなものを整備していくのであれば、それに対する整備だとか、それから、備品購入、そういうものに少し今まで以上にお金がかかるのではないかなというふうに考えておるところでございます。  以上です。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  それでは、続いて、これもちょっと先ほど辰巳委員とまた重複しちゃうんですけども、一般の179ページ、それから、181、183ページ、これは全部施設整備の関係なんですが、183ページの幼稚園のところは、数字がどうこう言っているんじゃないんですけども、マイナスになっているんですが、工事数の減少に伴う工事請負費の減のためマイナスになっている。これ、私素人なので、工事数の減少によって当然少なくなるなと思うんですが、179ページは小学校の施設、それから、181ページは中学校の施設なんですが、工事規模が異なることによる工事請負が、小学校の場合は、異なることにより経費が増額する。それから、中学校のほうは、異なることにより工事請負費が減になるということなんですが、もうちょっと私みたいに素人にわかるような、どういう意味合いのことなのかなと。工事数が減れば少なくなる、ふえればふえるというのやったらわかるんですが、工事規模が異なることによりどうのこうのというのは何かもう一つわかりにくい部分があるんですけど、教えていただけますか。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  施設整備事業の事業説明シートの前年度比較のところで、工事規模が異なることによる工事請負費の減のためというところでございますよね。幼稚園のほうが。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  幼稚園のほうは、単に工事数が減るから少なくなるんですよというのはわかりやすいんですけども、小学校と中学校においては、工事規模が異なることにより、片一方の小学校は経費が増になると。中学校は、工事請負費が減になると。この辺の工事規模が異なることでどういうふうに増であったり、減になったりするのかなと。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  学校管理課長でございます。すみません、ちょっと明快なお答えができなくて申しわけないんですけれども。  委員ご指摘の、工事規模が異なることによって、いわゆる経費が変わってくるということでございますので、工事規模が小さくなれば当然、経費が増額してくるという、対比的には、これは考えられるところでございますけれども、工事規模が異なることによる工事請負費の減というのが。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  突然の質問で、質問の仕方も悪いのかもわかりませんけど、数字がどうこういうのは特に言うつもりないので、この辺の私の質問の仕方も悪いのかもわかりません。もしよければまた別途説明していただいたらいいのかなと思っています。これにどうのこうのというこだわりを特に持っているわけではありません。ちょっと単純に工事の数が減ったら減りますよ、ふえたらふえますよというのはわかるんですけど、規模がどうこうというので経費の云々とかいうのがちょっと私自身が理解しにくいものですから、その辺の考え方を、また後日でも結構ですので、ということで。 ○千住委員長  教育委員会事務局次長。 ○石田教育委員会事務局次長(管理担当)  事務局次長(管理担当)の石田でございます。  規模が異なることにより増減が出るというのが、例えば、外壁改修の分を全面的にやる場合、規模が大きくなって、それで、1部屋、2部屋だけやる場合だったら当然小さくなります。その規模の内容によって大きさ、小ささによって増減していくという意味合いでございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  次長からご答弁いただいた、ということは、その中でも複数の学校があるから、それの組み合わせで結果としてこういうふうに小学校のほうは増額になった、中学校は逆に請負費が減になったと、こういうざっくりした考えでいいですか。 ○千住委員長  教育委員会事務局次長。 ○石田教育委員会事務局次長(管理担当)  事務局次長(管理担当)の石田でございます。  ご指摘のとおりでございます。  以上でございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解しました。  次にいきます。今のところ、179ページのほうで、小学校の施設整備のところなんですが、平成29年度の議論をしているところなんですが、事業説明シートの平成28年度の役務費のところで、既に我々、報告を聞いていたのかもわからないですが、微量PCB運搬・処分というのが入っているんです。これは、私が聞いていなかったのかもしれませんけれども、これ、具体的に何だったんでしょうか。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  学校管理課長でございます。  PCB、いわゆるコンデンサーというか、蛍光灯の中に入っている微量の分でございますけれども、それの処分につきましての役務費でございまして、微量PCBの運搬・処分と申しますのが、日本の中で微量PCBを処分できるところが決まっておりまして、今ちょっと手元に資料がなくて申しわけないんですけれども、確か九州方面に限定されております。そこのところに、全国にございますので、このPCBを運搬する順番待ちというのがございまして、その順番が回ってきたということで、そこに運搬をする、あるいは、処分をするといった内容のものでございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  PCBの運搬費用というのはわかるんですが、ごめんなさい、PCBというとどうしてもマイナスのイメージを持っているんですけど、それがどこかで発見されて、どこか固有の一つの小学校で発見されてそれを運んだということですか。 ○千住委員長  学校管理課長。 ○田村学校管理課長  これは特に発見された云々ということじゃございませんで、いわゆる昔の蛍光灯の安定器の中に入っていたり、あるいは、トランスの中に入っていたりというようなものでございまして、それが今どうやっておるかというと、1カ所に集中して保管をしてございます。それを順次、順番待ちで運搬していくという形でございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解しました。  続けます。
     一般の185ページと関連して187ページになるんですが、本のまち明石推進事業の中で、事業説明シートでいきますと、これは市長もたびたび言っていますが、本の貸し出し冊数300万冊ということで、目標は平成31年度に向けて300万冊ということを掲げてられるんですが、それを最初すっと見ていたんですが、187ページの図書館運営事業のところで、事業説明シートのほうを見ますと、貸し出し冊数が同じ平成31年度目途に240万冊という数字が具体的にあがっているんですが、これの違いは何らか根拠があるのでしょうか。 ○千住委員長  図書館計画担当課長。 ○前薗図書館計画担当課長  今ご指摘のありました、貸し出し冊数300万冊について、お答えさせていただきます。  確かに、本市では、まち・ひと・しごと創生総合戦略のトリプルスリーの一つとして貸し出し冊数300万冊を目標に掲げているところでございます。この貸し出し冊数300万冊でございますが、あかし市民図書館のみで達成を目指しているわけではなく、市全体として本が読まれることが大切であり、あかし市民図書館に加えまして、西部図書館やこども図書室、学校図書館、移動図書館なども合わせて達成していきたいと考えております。こちらの240万冊ですが、あかし市民図書館、西部図書館、移動図書館での貸し出し冊数の合計として240万冊を目指しておるところでございまして、このほかでもこども図書室や学校図書室なども含めまして300万冊を達成していきたいと考えております。  以上、よろしくご理解賜りますよう、お願いいたします。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  ということで、最終300万冊ということで、資料の図書館のほうには単純計算すると学校関係の図書館の60万冊が入っていないと、こういう理解でよろしいんですか。 ○千住委員長  図書館計画担当課長。 ○前薗図書館計画担当課長  図書館計画担当課長の前薗です。  今、大西委員のご指摘のとおりでございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解しました。  それでは最後になります。一般の191ページなんですが、学校給食費というところで、このたび5億7,932万5,000円ということで、平成29年度予定しているんですが、平成28年度に対して1,900万円ほどふえているということのその主な理由が、事業説明シートによると、1校の学校給食調理業務を民間委託するためであがっているんです。今、将来的には全部民間委託へ向かっているのはわかるんです。この数字そのものがちょっと私が見る限りでは、民間委託費だけの数字じゃないとは思うんですが、まず、この数字の中で、民間委託にした分がどれだけあるのかということをお聞かせいただきたいのと、今、市内何校かもう既に民間委託されているんですが、ほかの委託されているところとの差はそんなにないのか、2点お願いしたいです。 ○千住委員長  学事給食課長。 ○市川学事給食課長  学事給食課長の市川でございます。  まず、給食調理業務委託の費用でございますけども、来年度で18校になりますが、4億3,351万円という形でございます。そして、直営とのコスト比でございますが、これには今現在、業者のほうで被服等も取り扱っておりますので、本来でしたらこれは今までは直営でやっておりましたが、そういった部分も含めまして、これは小学校の場合でございますけども、1校当たり大体700万円ぐらいのコストが浮いてきております。ですから、コスト的に言いますと、単純に言いますと、18校掛ける700万円程度が直営でやるよりもコストが浮いてきているという現状でございます。  それと、あとの委託料としましては、例えば、ダクトフードの換気扇の洗浄委託、とか、あるいは、グリストラップの洗浄委託、これは調理をしますと、どうしても溝のほうに油等が出てまいりますので、衛生上も問題がございますので、大規模校では年2回、ほかの学校では1回ということで、この金額は大体3,240万円というような形で出てきております。  以上でございます。 ○千住委員長  大西委員。 ○大西委員  了解です。もう結構です。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  一般の177ページ、下から6行目、小学校就学援助事業、並びに一般の179ページ、下から6行目、中学校就学援助事業、あわせてお聞きをしたいと思います。  かつて、当委員会でも就学援助の中の新入学学用品費等、この部分が議論になったことがございまして、これは非常に大事な問題であるんですけれども、一応、現状の国の補助金の要保護児童生徒援助費補助金、この補助金の交付要領、この中では、補助対象者が学齢児童、学齢生徒とされております。そういう意味からして、小学校入学前にこれを支給するというのは自治体で勝手にやったということになって、国の補助金の補助対象になっていないということが一つの問題になっておりました。そういう中で、今回、この前、3月10日の衆議院文部科学委員会、この質疑において、補助金の交付要領を改正して、小学校入学予定者、もしくは、小学校就学予定者等の文言を付加することによって、入学前の支給が可能となる方向性が一応示されたわけでございます。これは、公明党の富田さんという衆議院議員がこの委員会に所属しておりまして、その中の質疑、まだ議事録はできていないんですが、文部科学省のホームページにこの委員会の映像が載っております。よければ見ていただいたらいいと思うんですが、この中で、富田さんという人が交付要領を改正することによって何とかならへんかということを言われました。それに対して事務方が、この新入学児童生徒学用品費等について、現在の学齢児童、または、学齢生徒に加えて、例えば、翌年度の小学校就学予定者を国の補助対象に加えることなどについて事務的な検討を今行っているところでございますと、今現在進行形ですと言われて、こういうお答えをされたわけでございますけれども、文部科学副大臣の義家さんに対して、もう少し突っ込んだ答弁をどうですかというふうに言いました。それに対して義家副大臣が、要保護児童生徒援助補助金の交付要領を改正することにより、国の補助対象とすることを事務方としても現在検討しておりますが、速やかに行ってまいりたいというふうに決意しております、こういうふうにお答えになっておるわけでございます。  国としても、これは誰しもそう思うんですけれども、要るときに要るお金を差し上げたいというのは、これは明石の教育委員会も同じだと思うんですけれども、そういうふうに国の流れもできておりますので、ある意味、副大臣のお答えを聞いておりますと、そう時間がかからずにこの交付要領というのが改正をされるのではないかと思います。それを受けられまして、明石市におきましても、何とか入学前に新入学学用品費等の支給をして準備をしていただきたいなと思うんですが、この点いかがでしょうか。 ○千住委員長  学事給食課長。 ○市川学事給食課長  学事給食課長の市川でございます。  今副委員長のほうから3月10日付でということで、そういう通知が来たという、通知が出されたというところでございますが、今現状のところ、まだ県のほうから通知が来ておりませんが、今副委員長のほうから教えていただきました内容も含めまして、国の動向も見ながら、また、各先進事例といいますか、各市でも行っているところもございますので、その辺も含めて、新入学学用品費を入学前に支給するということについては引き続き前向きに研究していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  大事な問題、誰しも支給を早くして差し上げたいということを思っておられると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  今の内容について、もう1点、これは、明石市の問題なんですけれども、今回この予算の説明の中にも載っておりますように、新入学児童生徒学用品費等これの増額を、国が決められております。小学校が4万600円、中学校が4万7,400円、ほぼ倍増されたということでございますけれども、実際に、中学校のほう、父兄の方にいろいろ聞いてみました。やはり、全て足し算をしますと10万円前後必要だというふうに私はお聞きをしております。人によっても違うかもしれませんけど、ほぼ10万円前後というお答えをいただいております、現実は。ですから、中学校で4万7,400円を支給していただいても、あとは個人持ち。自分で何とかしなければいけないということになると思います。そういう中で、可能か不可能かはちょっと私もわかりませんけど、中学校の制服というのは非常に高いんです。ですから、高い制服を何とか、まとめて相当数の生徒になる方がお買いになるわけですから、担当課のほうで、やはり販売業者に対してもうちょっとでも安くならへんのかというふうな交渉はもう強烈にやっていただいたほうが私はいいんじゃないかというふうにまず思うんですけども、この点いかがでしょうか。 ○千住委員長  学事給食課長。 ○市川学事給食課長  今、副委員長のほうからご指摘がございましたように、新入学学用品費、確かに中学校の場合4万7,400円しか出ないというような状況でございます。それと、制服につきましても、各校によって値段が違うというようなところもございますので、まずは現状等の把握とかを含めて、その辺は検証はしていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ○千住委員長  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  可能な範囲で何とかお願いできたらな。困っているご家庭のためによろしくお願いしたいと思います。  それと、もう1つ、僕の区域の中学校の校長先生にお聞きをしても、ほかの中学校でも割とやられていると思うんですけれども、高い制服の譲渡、もう要らなくなった上級生から入学される方に譲渡をするというようなことはやられているというふうにお聞きをしております。ただ、中学校によって生徒の多い、少ないというのもありますし、特に少ない中学校では入学してくる生徒も少ないんですが、集まるのも少ないと。並びに大きい、小さいがうまいこといけへんというふうなこともお聞きしております。そういう意味では、ある意味、明石全体というたらちょっと大変になるんですけど、例えば、3校、4校固まって、まず集めて、それで、制服の譲渡会を、例えば、その中の真ん中にある中学校の体育館でも使わせていただいて、譲渡会みたいなのをしっかりやるというふうなことも私は効果的ではないかと個人的には思うんですが、この点はいかがでしょうか。 ○千住委員長  学事給食課長。 ○市川学事給食課長  副委員長おっしゃっておられますのは、学生服のリサイクルということかなと思いますが、その辺もほかの都市でそういう事例があるかどうかも含めて、また研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○千住委員長  佐々木副委員長。 ○佐々木副委員長  もしやるとなったら、いろいろとお手数をおかけすると思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  また、これは別にお答え要らんのですが、こんなこともあるということで、例えば、明石ではないんですけど、ある都市に聞いてみますと、そこの各中学校でPTA室というのがあるそうなんです。そのPTA室に置き場所をつくりまして、かばんとか、靴とか、制服も含めて常時ある状態にしておるらしいです、要らなくなったものを集めて。それで、担当の係の先生はおられるんですけれども、要る人は常時持って帰れるというふうな工夫もされているようなところもあるようです。ですから、そういうふうなことも含めて、今後お困りになっている方に少しでも楽になっていただこうというふうな思いで、担当課のほうでよろしくお願いしたいと思います。これは要望としておきますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○千住委員長  他にございませんでしょうか。よろしいですか。  それでは、ないようでございますので、質疑を終結します。  それでは、採決に入ります。  おはかりいたします。  議案第27号は、原案どおり承認することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○千住委員長  ご異議なしと認め、議案第27号は、原案どおり承認いたしました。  次に移ります。  その他の項でございますが、その他の項、事前に申し出がございませんので、これにて終結させていただきます。  それでは、続きまして、挨拶に入らせていただきます。  それでは、私のほうより、正副委員長の挨拶をさせていただきます。  失礼いたします。  年度末ということで、正副委員長を代表して、私のほうよりご挨拶をさせていただきたいと思います。  まずは、委員の皆様、本当に私、若輩者が委員長を務めさせていただきまして、さまざまな議論を重ねまして、明石市の福祉の向上につながりました。皆さんのご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。  また、副市長、教育長を初め、多くの担当部局の皆様方には本当にご協力を賜りましたこと、まずは御礼を申し上げたいと思います。  今、明石市は、全国から大きく注目をされております。こどもを中心としたまちづくりが功をなして、本当にさまざまな視察が来る、さまざまな地方自治体より視察が来て、私どもの行政が考える施策を参考にしながらやろうと、それだけ全国に注目されております。これも、ここにいらっしゃる文教厚生常任委員会の所管の皆様方が本当に日々、毎日どのようにすれば市民の皆様が幸福になるか、喜びにつながるかということを、日々前にあることを一歩一歩積み重ねてきた結果であるのかなと思っております。  しかし、今注目される中、さまざまな事業を展開していった中、財政のほうも比例して考えていかなくてはなりません。100周年に向けて、いま一度、さらに大きな事業展開をし、そろそろまた方向を転換していかなくてはならない時期も来るのかなと思っておりますので、そのときにはまた皆様方の経験、そして、お知恵を拝借しながら、明石のすばらしい発展に寄与いただければなということを心よりお願い申し上げます。  そしてまた、この委員会におきましても、退職される方がいらっしゃるとお聞きしております。本当に長年、明石市に奉職いただき、すばらしい明石をつくっていただきましたことを一議員として心より感謝を申し上げ、そしてまた、引き続き、明石市の発展のためにご尽力賜りますことを心よりお願いを申し上げまして、正副委員長の挨拶とかえさせていただきたいと思います。  1年間、さまざまお世話になりました。ありがとうございました。  続きまして、市理事者側よりご挨拶賜りたいと思います。  副市長。 ○和田副市長  副市長の和田でございます。  本年度最後の文教厚生常任委員会ということで、一言お礼のご挨拶を申し上げます。  先ほど委員長のほうから、非常に身の引き締まるようなお話をいただきました。また、職員に対しまして本当に心温まるお言葉をいただきましたことを感謝申し上げます。  千住委員長、佐々木副委員長を初め、委員の皆様には、この1年間審議を通じまして、さまざまなご意見、ご提案をいただいてまいりましたことを感謝申し上げます。  この委員会では、教育や福祉、介護、子育て支援、児童の健全育成など、市民の皆様の暮らしに本当に直接かかわる重要な社会的課題につきましてもご審議いただいたところでございます。我々理事者にとりましても、これまでいただきました委員の皆様の真摯な議論を心に受けとめ、これからの市政に、施策に反映してまいりたいと考えております。今後もご指導、ご鞭撻を仰ぎながら、市民の皆様の福祉の向上、教育の振興などに努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。 ○千住委員長  それでは、以上で、文教厚生常任委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                          午後 2時05分 閉会  以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。                        文教厚生常任委員会                        委員長  千 住 啓 介...