ツイート シェア
  1. 神戸市議会 1990-02-28
    開催日:1990-02-28 平成2年第1回定例市会(第1日) 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   (午前10時2分開会)  (高田議長登壇)(拍手) ◯議長(高田 巌君) 平成2年第1回定例市会を開会するに当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  ご承知のとおり,本定例市会には,平成2年度当初予算案をはじめ市民生活に重大な関連のある多くの議案が提出されております。  特に平成2年度当初予算は,笹山市長が就任後初めて編成された予算であります。総額1兆 7,415億円,内容も多種多様にわたる膨大なものでございます。  これら議案の内容につきましては,後刻市長等から詳細にわたりご説明がございますが,議会といたしましても,市民がより健康で幸せな生活を送ることができる,快適で夢と活力のある神戸のまちづくりを進めるために,最も効果的な施策が展開されるよう十分な検討を加え,もって市民の負託にこたえなければならないと存ずる次第でございます。  したがいまして,会期も長期の日数を予定いたしておりますが,議員各位におかれましては,健康に一層留意され,市民代表としての議会の機能を十分に発揮し,慎重なご審議を賜りますようお願い申し上げまして,開会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)  (高田議長議長席に着く) 2 ◯議長(高田 巌君) これより平成2年第1回定例市会を開会いたします。  ただいまより本日の会議を開きます。  最初に,市長のごあいさつがございます。笹山市長。  (市長笹山幸俊君登壇)(拍手) 3 ◯市長笹山幸俊君) 平成2年第1回定例市会の開会に当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  本日こうして皆さん方をお見受けいたしましたところ,殊のほかお元気でご出席いただきまして,心からお喜びを申し上げます。  さて,本定例市会には,平成2年度の予算案をはじめ,これに関連する多数の議案を提案いたしております。新年度の予算案につきましては,後ほど詳しくご説明申し上げますが,議会の皆様,市民の皆さんのご協力のもと,この神戸市がやさしく,ぬくもりの実感のできる,いきいきとした,活力あるまちとして発展することを念願いたしております。  議員各位におかれましては,健康に十分ご留意をいただきまして,ご審議を賜りたいと存じます。  以上,簡単でございますが,開会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)  ────────────────── 4 ◯議長(高田 巌君) 市長のごあいさつは終わりました。  次に,諸般の報告を申し上げます。
     まず,昨年12月25日の本会議におきまして可決されました「義務教育費国庫負担制度の堅持及び教職員定数改善計画の推進に関する意見書」ほか2件の意見書は,いずれも関係方面に提出しておきましたので,ご了承を願います。 5 ◯議長(高田 巌君) 次に,市長より「議会の委任に基づく市長専決処分の報告」が提出されましたので,お手元に送付いたしておきましたから,ご了承願います。  ────────────────── 6 ◯議長(高田 巌君) 以上,報告を終わります。  これより議事に入ります。  日程によりまして,日程第1 会期決定の件を議題に供します。 7 ◯議長(高田 巌君) お諮りいたします。  本定例市会の会期は,本日から3月30日までの31日間といたしたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 8 ◯議長(高田 巌君) ご異議がないと認めます。  それでは,本定例市会の会期は31日間と決定いたしました。  ────────────────── 9 ◯議長(高田 巌君) 次に,日程第2 予第1号議案より日程第61 第37号議案に至る平成2年度神戸市各会計予算並びに関連議案,合計60議案,一括議題に供します。 10 ◯議長(高田 巌君) これより当局の説明を求めます。笹山市長。  (市長笹山幸俊君登壇)(拍手) 11 ◯市長笹山幸俊君) 平成2年度の予算案とこれに関連する諸議案について議会の審議をお願いするに当たりまして,私の市政に対する所信の一端と予算案の大要について申し上げ,皆さんのご賛同をいただきたく存じます。  この平成2年度予算は,私が市長として,議会の皆さんをはじめ市民各層の要望にこたえるよう,可能な限りの努力を払って編成した最初の予算であります。これから約1カ月間,議会の審議を通じて十分なご批判とご意見をいただきますよう,改めてお願いを申し上げます。  さて,ご承知のように,神戸は開港以来港とともに発展してまいりました。そして,多くの先人の英知と努力により,港湾都市の基礎がつくられてまいりました。兵庫運河の開削,水道事業の開始,生田川,湊川のつけかえ,新開地の誕生,神戸港修築事業による新港突堤の建設などがございます。一方,阪神大水害や大空襲もありました。特に空襲では市街地の60%以上が焼失し,人口が激減いたしました。  戦後いち早く神戸市復興本部が設置され,今日の発展への第一歩が踏み出されたのであります。その後,たゆまぬ市民の努力が実を結び,今日の立派な神戸を築き上げ,人口も 146万人の大都市となるに至りました。  特に,宮崎前市長のもと,市民とともに歩む市政が進められ,福祉水準の向上が図られてまいりました。  私は,この理念を受け継ぎ,さらに発展させ,より高い水準の福祉を実現するため,やさしさとぬくもりの実感できる市政を展開し,時代の流れや市民ニーズの多様化などに対しまして的確に対応して,市民とともに21世紀に向けて,いきいきとした活力のある神戸をつくっていきたいと考えております。  昨年秋の市長選挙におきまして,市民の皆さんの力強いご支援により,私は神戸市政を担うことになりましたが,選挙期間中また市長就任後も市民の生活の場に足を運び,多くの方々から市政に関するご意見ご要望をいただき,また私自身の目で地域の実情をつぶさに確かめてまいりました。  神戸のまちをお年寄りや子供たち,障害のある人をはじめすべての人々が安心して暮らせる,心の通った住みよいまちにするためには,なお多くの課題があることを改めて認識いたしました。そして,その解決のため,これまで以上に創意と工夫を凝らし,誠意をもって市政運営に取り組んでいかなければならないと痛感いたしております。  神戸市は,市制施行 100年を経過し,今新たな 100年に向けての出発点に立ったところであります。1990年代の幕開けとなる新年度は,そのための第一歩を踏み出す年であります。これまで築いてきたファッションコンベンション都市に加え,さらに魅力を持った多種機能型都市としての神戸を目指していかなければなりません。そのためには,21世紀へとつながる90年代を通じて,福祉,教育,文化,経済などあらゆる面において,より高い水準の調和ある都市環境を実現し,新たな神戸の発展の礎を築いて,次の世代に引き継いでいかなければならないと考えております。  都市は人間の広場とも言われております。都市は多くの人が集まるところであることから,環境容量ひいては都市の容量という考え方が欠かせません。神戸は,背後に山が迫り,大きな川もなく,平地の少ないまちでありましたが,これまで先人のいろいろな工夫によって都市の環境を整備し,その容量を大きくする努力がなされてきました。  私はこの考え方をさらに発展させ,神戸を21世紀にふさわしい国際的交流拠点都市として整備してまいりたいと存じます。そのため,都市の基本施設として不可欠な神戸空港の実現,明石海峡大橋などの広域幹線等道路網の整備,新しい時代に即応できる港湾施設の充実など総合交通体系の整備によって,人・物・情報が集積する拠点としての都市基盤をつくり上げていくよう,力いっぱいの努力を払っていく所存であります。  さて,新年度の予算編成に当たって,本市を取り巻く財政状況に目を向けてまいりますと,市税は景気の持続的拡大を反映して比較的堅調に推移しているものの,税制改正による影響もあり,かつてのような大幅な伸びは期待できません。さらに,地方交付税減少傾向となっております。  一方,歳出面では施設の新増設に伴う管理費の増が見込まれるなど,本市の財政環境は依然として厳しいものがあります。このような状況ではありますが,使用料につきましては,港湾の使用料,大学の授業料等を除きまして,新年度は据え置くことといたしております。  公共料金や使用料につきましては,10年ほど前に議会をはじめ市民の皆さんにご検討いただいた考え方を基本として改定してまいりましたが,時代の変化を勘案し,新たに設置する行財政調査委員会において,その制度そのものをご検討いただきたいと考えております。  これからの新しい時代において,市民の多様なニーズにこたえ,より高い水準の都市環境をつくり上げていくためには,計画的に一歩一歩着実に取り組んでいくことが必要であると考えております。新年度の予算はそのための最初の予算であり,福祉施策を最重点に,市民生活重視積極予算を編成いたしました。  このため,事務の効率的・効果的な執行に努めるとともに,開発利益の繰り入れ,基金の取り崩し,市債の活用などを図り,限られた財源を重点的かつ効率的に配分したところであります。  しかし,今後とも健全財政を堅持しながら新たな時代の流れに対応し,多様な施策を展開していくためには,議会の皆さんのご協力とともに,地方の自主財源の拡充・強化,国庫補助制度見直し等を他の大都市とも連係し,強力に国に求めていかなければなりません。  以上のような考え方のもとに,「調和ある都市環境の創造」を目指して,「参加と対話」による  「ぬくもりのある福祉」のまちづくり  「住みよい生活空間」のあるまちづくり  「のびのびとした教育」のまちづくり  「豊かな文化と芸術」のまちづくり  「いきいきとした活力」のあるまちづくり の5本の柱を基調として予算を編成いたしました。  その結果,平成2年度の予算規模は,一般会計で 7,662億 8,900万円となり,前年度当初予算に対しまして 7.1%の増加となっております。  また,特別会計企業会計は,22会計を合わせまして 9,752億 1,300万円で 1.1%の減となっております。  全会計の予算総額は1兆 7,415億 200万円で,前年度当初予算に対し 2.4%の増加となっております。  それでは,主要な施策について順次ご説明を申し上げます。  市政運営基本方針は,「参加と対話」であります。市政は,市民のためのものであり,市民の福祉を向上させるものでなければなりません。市政の新たな世紀への出発に当たり,いま一度この原点に戻って, 146万市民の生活の声を反映した市政を展開し,市民と市が一体となって市民主体のまち・神戸を実現していかなければなりません。  このため,議会の皆様のご協力を得,市民とともに歩む市政を展開してまいりたいと存じます。市民 1,000人による市政アドバイザー制度を創設するとともに,参加と対話を進めるテレビ広報番組の新設や,広報紙こうべに市民との対話のページを設けるなど広報・広聴制度を強化してまいります。  また,在神外国人生活情報等を提供するため,神戸国際コミュニティセンターを設置し,各区の区政ガイドも発行いたします。  さらに,隣接都市をはじめ関連諸都市とも今まで以上に十分な話し合いを行い,都市相互協調関係を築いてまいります。  また,地域の方々とともに,安心なまち総点検を定期的に実施し,市民に最も身近な区役所や事業所と地域住民との連係を強化し,区行政の自主性を高め,特色あるまちづくりを各区において実施してまいります。  次に,市民サービスの拠点であります区庁舎については,長田区総合庁舎移転新築に着手するのをはじめ,須磨区の総合庁舎の改修を実施するなど市民が利用しやすく,明るくて親しみやすい環境をつくってまいります。  また,区政振興費を大幅に増額し,区民の要望にきめ細かく対応してまいります。  第1の柱は,「ぬくもりのある福祉」のまちづくりであります。  来るべき21世紀には本格的な高齢化社会が到来し,さまざまな問題が顕在化するものと思われます。今世紀に残された10年の間に福祉の環境づくりを進め,市民が健康で生きがいにあふれ,安心して暮らせるよう,ぬくもりのある福祉のまちをつくっていくことが最重点の課題であります。  特に,モデル事業として実施してきたふれあいのまちづくり事業を,全市的に展開していくなど,高齢者障害者施策を重点に市民の福祉水準向上に最大限の力を注ぎ,市民福祉計画第5次3カ年計画をできる限り早期に実施し,在宅福祉地域福祉の充実に取り組んでまいります。また,21世紀に向けた福祉目標の設定とその実現を目指し,高齢者福祉推進計画障害者長期計画の策定に取りかかります。  地域住民の方から大変要望の強い在宅福祉センターについては,須磨区,西区に加え,新たに中央区,北区での建設に着手し,東灘区,垂水区でも建設に向けた調査を行います。また,福祉社会を支える人材の要請や福祉教育推進拠点となる市民福祉大学を建設するとともに,各区に福祉相談窓口を開設し,福祉情報システムの拡充を図ってまいります。  ねたきり老人や痴呆性老人などの介護を支援し,家族の負担を軽減するためショートステイ,24時間介護相談など総合的なサービスを提供する高齢者介護支援センターの建設に着手するほか,特別養護老人ホーム市街地整備や,高齢者向け公営住宅の建設を進めるとともに,ホームヘルプサービスの拡大に取り組んでまいります。  また,ねたきり老人の発生を防止するとともに,社会復帰を促すため,啓発活動やリハビリテーションの充実,在宅サービスの充実など,ねたきりをつくらない運動を総合的に展開してまいります。  次に,障害のある人に対しては,家庭や地域社会での生きがいのある生活を支援する在宅障害者福祉センターを建設するとともに,小規模通所訓練事業など在宅障害者福祉援護事業に対する助成金を大幅に引き上げてまいります。  また,障害者のスポーツの振興を図るため,フェスピック神戸大会記念障害者スポーツ大会を開催いたします。  高齢者生きがいの充実と社会参加を促進するため,市バス・地下鉄の無料乗車証について,選択の対象を拡大するとともに,シルバーカレッジ整備調査を進めてまいります。  子供たちのためには,新たに地域特性を配慮した地域児童館の整備に取り組むとともに,地域で実施されている学童保育事業への助成金を大幅に増額いたします。  また,特例保育もすべての保育所に拡大してまいります。このほか,国際的な視点から人権問題を考えるため,世界の研究者を招いてシンポジウムを開催します。  さて,市民の健康に対する関心は非常に高く,健康を守る施策の一層の推進が重要になっております。このため,神戸市保健医療計画の推進に努めることとし,西区の中核的病院の整備をはじめ,健康づくりのために,40歳の市民に対して無料で各種検診を実施し,特に女性の健康管理を充実するため健康冊子を作成いたします。  また,高齢者のための老人健康センター中高年層を対象とした健康ライフプラザ整備調査を行い,基本構想を策定してまいります。  さらに,中央市民病院西市民病院体外衝撃波結石破砕装置を導入するなど市民に最新の高度医療が提供できるよう環境整備を進めてまいります。  第2の柱は,「住みよい生活空間」のあるまちづくりであります。  都市環境において,最も基本となるものは,市民の皆さんが日常,生活する身近な生活空間であると考えております。この生活空間をより一層住みやすくするため,道路,下水道,公園等生活環境の改善に精力的に取り組んでまいります。  まず,市民生活に密着した既存道路等機能回復を全市において集中的に実施するほか,神戸三田線慢性的渋滞区間の解消に取り組みます。また,都心部の駐車需要に対応するため,元町東駐車場の建設に取りかかり,王子公園にも地下駐車場の建設を検討していきます。さらに,建築工事に際し,一定の要件のもとで容積ボーナスを与える駐車場整備総合設計制度を創設します。  また,下水道整備については,市街化区域においておおむね 100%の普及率を達成しますが,全市水洗化に向け,市街化調整区域においても整備を進めるとともに,新たに合併処理浄化槽設置助成制度を創設いたします。また,東灘区を中心として浸水対策を強化してまいります。  近年,大都市を中心に急激なごみ量の増加が続いており,神戸市も他都市と同様の状況にあります。本市では,既に新苅藻島クリーンセンター及び淡河埋立処分地の整備を進め,新年度には稼働の予定となっておりますが,さらに総合的なごみの減量,資源化に取り組むため,広く市民・事業者に訴えるとともに,地域住民団体資源集団回収活動に助成を行ってまいります。  次に,安心なまちを実現するため,すべての隊員が高度な救急技術を施せるよう高度救命救急体制を整備し,救命率を向上させてまいります。  また,深田池出張所に救急隊の配置を行うほか, 119発信地表示システムを整備するとともに,西神ニュータウン人口定着に伴い西消防署移転新築いたします。  神戸は,豊かな自然に恵まれたまちとして発展してまいりました。緑は,市民の暮らしに憩いと潤いを与える大きな要素となっております。この恵まれた緑を守り育てるため,新たにみどりの聖域づくりを進め,公園緑地事業基金を設置するとともに,これまで以上に緑化を推進し,緑豊かなまちとしてまいります。  また,ウォーターフロントの整備として,中突堤先端部を客船,クルージング船のターミナルとして整備するほか,30キロメートルに及ぶ海岸線の整備方策を調査してまいります。また,総合運動公園に大体育館を建設するほか,布引公園もロープウエーとともに,平成2年春のオープンを目指して整備を進めてまいります。  そのほか,桜の名所として知られる北野浄水場の一部を開放するとともに,北神戸田園スポーツ公園の整備や西北神地域における都市公園整備のため,田園コミュニティパーク基本構想について検討してまいります。  さらに,市民による都市景観形成のための活動を長期的・継続的に支援していくため,新たにふれあい景観基金を創設するほか,市民の手によるまちづくり活動を育てていくために,まちづくり助成制度の拡充を図ってまいります。  第3の柱は,「のびのびとした教育」のまちづくりであります。  次の時代を担う子供たちを,豊かな人間性と個性的な創造力を持つ人間として育てていくことが私たちの責務であります。知育に偏ることなく,豊かな情操と健全でたくましい体を育てる教育を進め,国際社会に貢献できる人材の育成に努めてまいります。  そのためには,子供たちがのびのびと育つ環境を整えることが必要であり,幼稚園の35人学級を実現するとともに,40人学級を小学校5年生,中学校2年生まで拡大するほか,多目的教室を整備し,狭隘な学校用地を拡張するため隣接用地の買収を進めます。  さらに,生徒数の増加に対応して大規模校の解消を図るとともに,既設校のグレードアップに取り組んでいきます。  また,個性をのばす教育についても,すべての小・中学校高等学校に対象を拡大するとともに,音楽・図工の専科教員のいない小学校に専任講師を派遣してまいります。  英語教育情報教育の推進については,新年度から年次計画を立て,すべての中学校,高等学校外国人講師,コンピューターを配置してまいります。  最近,小・中学校において,登校拒否児が増加しております。このため,治療とケアに当たる登校拒否児ケアーセンターの設置について調査研究するとともに,試行的に相談指導教室の設置,専門指導員による教育相談などを実施してまいります。  また,豊かな緑の中で自然とふれあい,共同生活を体験できる施設として,しあわせの村に野外活動センターを整備するほか,自然学校自然教室の拡大に努めるとともに,野外活動のニーズの高まりに対応するため,過疎地との交流も含めた振興計画を策定してまいります。  そして,小学生を対象に,日曜日や夏休みなどに教育関連施設を無料で開放する,のびのびパスポートを発行します。  第4の柱は,「豊かな文化と芸術」のまちづくりであります。  今日,かつてないほどの消費社会が進展する中で,余暇時間の増大と相まって,精神的なゆとり,潤いなど真に人間的なものが求められております。このため,心豊かな市民生活ができるよう神戸らしい文化・芸術のまちづくりを進めてまいります。  文化の担い手は1人1人の市民であり,市民の自由で活発な文化・芸術活動を盛り上げるため,施設の充実など環境づくりに努めてまいります。  また,六甲アイランドを美術・文化ゾーンとして整備するため,小磯記念美術館神戸ファッションセンターの建設に取り組み,市民が水準の高い文化と接する場をつくってまいります。  さらに,アートファンドを新たに創設し,当面小磯記念美術館に収蔵する作品を収集するとともに,今後長期的な収集方針を専門家を含めて検討してまいります。  また,市民の文化・芸術活動の成果を発表できる場を提供するため,旧王子図書館を改修し,貸しギャラリーとして整備するとともに,音楽,演劇,美術等の専門的機能を備えた市民芸術文化センター基本構想新開地アートビレッジ構想を策定してまいります。  さらに,地域の文化活動を盛り上げるため東灘区民センターの建設を進めるとともに,灘区民ホール,北区民ホールの建設にも着工いたします。  また,すぐれた舞台芸術をより多くの市民が低廉な料金で鑑賞できるように,神戸文化ホールの花かがみ公演を実施いたします。  このほか,地域住民が身近に利用できる市民図書室を充実していくとともに,中央図書館,地域図書館においてふるさと文庫事業を進めてまいります。  第5の柱は,「いきいきとした活力」のあるまちづくりであります。  新たな時代の要請にこたえながら諸施策を積極的に展開していくためには,足腰の強い活力のあるまち,国際化,情報化,技術革新など社会経済の変化に対応できる産業構造を持ったまちでなければなりません。  まず,国際的な交流拠点都市形成のため,神戸空港の実現に向けて基本計画を策定し,地元関係団体と一体となった推進活動を行い,第6次空港整備5カ年計画に採択されるよう最大限の努力をしてまいります。  また,関西国際空港への海上アクセスを確保するため,旅客ターミナルの建設準備を進め,広域幹線道路では本州四国連絡道路,神戸西バイパス,西神自動車道をはじめ,高速2号線,北神戸線,大阪湾岸線の促進を図るとともに,沿道対策として地域整備計画を策定してまいります。  また,広域道路の集中する神戸リサーチパークへの企業誘致を一層強化してまいります。さらに,ポートアイランド第2期事業の促進を図るとともに,神戸空港計画や大阪湾岸道路等との整合性をとりながら,神戸港の長期計画について総合的に検討してまいります。  さらに,理工科系の大学の設立準備に取り組むとともに,中小企業高度化の推進拠点として産業振興センターを建設し,人材の育成と研究開発機能を強化してまいります。  また,小売市場や商店街などの活性化を図るため積極的な支援策を講じ,いきいきとした活力あふれる地域経済をつくり上げるための環境を整備してまいります。そのため,21世紀に向けた市内商業の活性化ビジョンを策定するとともに,商店街・小売市場の近代化計画策定助成や都心商業の活性化策としてシースルーシャッター設置助成を実施してまいります。
     21世紀の余暇の時代に対応したアーバンリゾート都市づくりを進め,その核となる大規模集客施設の整備推進策を検討するとともに,フルーツパークの新設,マリンピア神戸の推進,都心周遊観光バスの運行,観光情報のネットワーク化などの事業を展開してまいります。  また,今日まで神戸を支えてまいりました中央4区などのインナーシティ地域を,あたたかいふれあいと活気にあふれたまちとして再生するため,住宅,道路をはじめ,あらゆる環境改善に努力してまいりますが,特にその実現が強く望まれている海岸線については,整備に必要な基礎調査を進めてまいります。  さらに,ハーバーランド整備の効果を東川崎,新開地及び元町など周辺地区に波及させるため,まち並み活性化計画を策定するほか,JR新長田駅前地区,二葉町5丁目地区の再開発事業,高松地区の整備計画及びインナー工業団地の建設などに取り組んでまいります。  以上,平成2年度予算を提案するに当たりまして,私の市政に対する所信の一端と主要な施策についてご説明申し上げました。  私は,これからも議会のご意見ご要望を尊重し,神戸のまちが豊かで,すべての市民に幸せを実感していただけるまちにしていきたいと決意を新たにしております。  何とぞよろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 12 ◯議長(高田 巌君) 次に,安岡理財局長。  (理財局長安岡利美君登壇) 13 ◯理財局長(安岡利美君) ただいまご上程になりました平成2年度予算案及び関連議案の概要につきまして,一括ご説明申し上げます。  まず予算案につきましては,お手元の予算書「平成2年度神戸市各会計予算」によりご説明申し上げます。  1ページをお開きください。  予第1号議案一般会計予算総額は,歳入歳出それぞれ 7,662億 8,900万円となっております。  各款ごとの事業の概要,債務負担行為及び市債につきましては,後ほどご説明申し上げます。  次に,一時借入金は,限度額を 340億円と定めたものでございます。  歳出予算の流用は,人件費の予算について,同一の款内の相互流用ができるよう定めたものでございます。  それでは,第1表歳入歳出予算の歳入からご説明申し上げます。  第1款市税では,市民税,固定資産税などで 2,572億 4,200万円を計上いたしております。  第2款地方譲与税では,消費譲与税など 113億 3,900万円を計上し,  第3款利子割交付金では,49億 200万円を,  第4款ゴルフ場利用税交付金では,8億 1,000万円を,  第5款自動車取得税交付金では,43億 2,900万円を,  第6款軽油引取税交付金では,55億 9,300万円を計上し,  第7款国有提供施設等所在市町村助成交付金では, 600万円を,  第8款地方交付税では, 472億円を,  第9款交通安全対策特別交付金では,5億 3,800万円を,それぞれ交付見込み額として計上いたしております。  第10款分担金及負担金では,道路整備負担金など 102億 3,500万円を,  第11款使用料及手数料では,住宅使用料など 260億 5,700万円を,  第12款国庫支出金では,民生費負担金など 778億 2,900万円を,  第13款県支出金では,91億 2,200万円を,  第14款財産収入では,財産売払収入など 336億 4,400万円を計上し,  第15款寄附金では,5億 5,100万円を,  第16款繰入金では,特別会計からの繰り入れや財政調整基金等の取り崩しによる繰り入れなど合わせて 307億 500万円を,それぞれ計上いたしております。  第17款繰越金は,存目でございます。  第18款諸収入では,納付金,貸付金元利収入など 1,548億 5,900万円を計上いたしております。  第19款市債では,民生債など 913億 2,200万円を予定いたしております。  以上,一般会計の歳入総額は 7,662億 8,900万円となっております。  次に,歳出につきましてご説明申し上げます。  5ページをお開きください。  第1款議会費では,議会運営費など20億 4,100万円を計上いたしております。  第2款総務費では,秘書広報室,企画調整局,総務局,理財局等の事務費,及び区役所等の一般管理費,並びに市税の賦課徴収に要する経費のほか,選挙管理委員会,人事委員会,監査委員の委員費及び運営費,市庁舎整備費など合わせて 560億 5,900万円を計上いたしております。  第3款市民費では,市民文化,広聴等に要する経費,及び文化ホールなど各種会館の運営費,区民センターなどの建設費を合わせて 120億 7,500万円を,  第4款民生費では,生活保護費,児童・心身障害者・老人等に対する福祉費などのほか,高齢者介護センターの建設費など民生施設整備費を合わせて 1,435億 9,300万円を,  第5款衛生費では,公衆衛生費,環境衛生費など合わせて 138億 200万円を,  第6款環境費では,公害対策費,廃棄物処理費などを合わせて 283億 200万円を,それぞれ計上いたしております。  第7款商工費では,中小企業金融対策などの商工振興費及び貿易観光費で 305億 7,800万円を,  第8款農政費では,生産振興費,農林土木費など 150億 9,900万円を,  第9款土木費では,道路橋梁,公園,河川などの管理費及び整備費など合わせて 812億 3,400万円を計上し,  第10款都市計画費では,都市改造,再開発,街路事業費など 910億 1,400万円を計上いたしております。  第11款住宅費では,市営住宅の建設,維持管理費及び個人住宅建設融資など合わせて 520億 5,300万円を,  第12款消防費では, 137億 1,700万円を,  第13款教育費では,市立学校園及び外国語大学の運営費,学校建設費のほか,社会教育費,体育保健費など合わせて 877億 2,700万円を計上いたしております。  第14款災害復旧費では, 4,900万円を,  第15款諸支出金では,市場事業費など各会計に対する繰出金のほか,公債基金積立金など合わせて 1,384億 3,800万円を計上し,  第16款予備費では,5億円を計上いたしております。  以上,一般会計歳出合計は 7,662億 8,900万円でございます。  次に9ページ,第2表債務負担行為では,52件につきまして,それぞれ債務負担,損失補償または債務保証をすることといたしております。  続きまして11ページ,第3表市債では,民生施設整備事業など48件の事業につきまして,限度額及び借入条件などを定めようとするものでございます。  以上で一般会計の説明を終わります。  引き続き,特別会計につきましてご説明申し上げます。  13ページをお開き願います。  予第2号議案市場事業費では,本場及び東部市場の運営費,施設整備費など合わせて33億 5,800万円を計上し,歳入では使用料,諸収入,一般会計繰入金などを充当し,債務負担行為では中央市場融資に係る損失補償を計上いたしております。  次に17ページ,予第3号議案食肉センター事業費では,運営費及び施設整備費など合わせて4億 1,400万円を計上し,歳入では使用料,一般会計繰入金などを充当いたしております。  21ページ,予第4号議案国民健康保険事業費では,保険給付費,老人保健拠出金などで 662億 6,100万円を計上し,歳入では保険料,国庫支出金,一般会計繰入金などを充当いたしております。  23ページ,予第5号議案老人保健医療事業費では,医療諸費で 769億 600万円を計上し,歳入では支払基金交付金,国庫支出金,県支出金,一般会計繰入金などを充当いたしております。  25ページ,予第6号議案勤労者福祉共済事業費では,共済事業運営費などで7億 8,900万円を計上し,債務負担行為では福利厚生資金貸付のための損失補償を計上いたしております。  27ページ,予第7号議案農業共済事業費では,農作物共済費,家畜共済費などで4億 8,500万円を計上いたしております。  29ページ,予第8号議案母子福祉資金貸付事業費,及び31ページ,予第9号議案寡婦福祉資金貸付事業費では,母子家庭あるいは寡婦に対する事業開始,住宅などの資金貸付に係る経費を,それぞれ1億 5,300万円及び 2,300万円計上いたしております。  33ページ,予第10号議案住宅新築資金等貸付事業費では,同和地区における住宅新築,住宅改修,宅地取得の資金貸付に係る経費11億 1,100万円を計上いたしております。  35ページ,予第11号議案宅地造成事業費では,宅地造成費など96億 800万円を計上し,債務負担行為では神戸リサーチパーク建設事業など2件を計上いたしております。  39ページ,予第12号議案土地先行取得事業費では,公園用地取得費などで 154億 2,000万円を計上いたしております。  41ページ,予第13号議案駐車場事業費では,運営費など17億 1,000万円を計上いたしております。  45ページ,予第14号議案農業集落排水事業費では,施設整備費,運営費など8億 7,200万円を計上いたしております。  49ページ,予第15号議案公債費は,整理会計でございまして,歳入では,各会計及び公債基金からの公債償還のための繰入金など 2,266億 1,800万円を計上し,歳出では,公債元利償還金,公債諸費,一時借入金利子などを同額計上いたしております。  続きまして,企業会計につきましてご説明を申し上げます。  51ページ,予第16号議案下水道事業会計では,第2条で下水処理量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,下水処理場の維持管理費,水洗化促進費など 335億 6,700万円を計上し,収入では,下水道使用料,一般会計補助金などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,処理場建設費,汚水・雨水幹枝線布設費など 361億 4,200万円を計上し,その財源といたしましては,企業債,国庫支出金などを予定いたしております。  第5条以下では,債務負担行為,企業債,一時借入金の限度額などを定めております。  なお,この第5条の債務負担行為以下につきましては,各会計それぞれに計上いたしておりますが,以後これに関する説明は省略させていただきます。  55ページ,予第17号議案港湾事業会計では,第2条で岸壁などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,港湾管理事業費など 162億 4,800万円を計上し,収入では,岸壁使用料,上屋使用料などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,港湾建設費,埋立費など 695億 6,700万円を計上し,その財源といたしましては,企業債,国庫支出金,財産収入などを予定いたしております。  61ページ,予第18号議案開発事業会計では,第2条で土地売却量などの業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,土地売却原価など 906億 6,900万円を計上し,収入では,土地売却収益などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,六甲アイランドの土地造成など建設改良費,企業債償還金など 1,481億 3,100万円を計上し,収入では,企業債,受託工事収入などを予定いたしております。  65ページ,予第19号議案病院事業会計では,第2条で各病院の患者数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,各病院の運営費,企業債利子など 307億 8,000万円を計上し,収入では,入院収益などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,高度医療機器購入など建設改良費,企業債償還金など52億 7,900万円を計上し,収入では,企業債,一般会計補助金などを予定いたしております。  69ページ,予第20号議案自動車事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,バスの運転に要する経費,企業債利子など 202億 4,600万円を計上し,収入では,運輸収入,一般会計負担金などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,車両購入費,企業債償還金など 121億 6,000万円を計上し,収入では,企業債などを予定いたしております。  73ページ,予第21号議案高速鉄道事業会計では,第2条で運転車両数など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,高速鉄道の運転経費,減価償却費,企業債利子など 270億 2,300万円を計上し,収入では,運輸収入,一般会計補助金,国庫補助金などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,附帯事業費,企業債償還金など 184億 3,700万円を計上し,収入では,附帯事業収入,企業債などを予定いたしております。  77ページ,予第22号議案水道事業会計では,第2条で総配水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,水道施設の維持管理費,阪神水道企業団に対する受水費など 336億 6,500万円を計上し,収入では,給水収益,受取利息などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,第6回拡張工事などの建設改良費,企業債償還金など 273億 1,500万円を計上し,収入では,企業債,工事負担金などを予定いたしております。  83ページ,予第23号議案工業用水道事業会計では,第2条で総配水量など業務の予定量を定め,第3条収益的支出では,工業用水道施設の維持管理費,企業債利子など15億 6,000万円を計上し,収入では,給水収益などを予定いたしております。  第4条資本的支出では,取浄配水施設改良工事費,企業債償還金などで6億 8,400万円を計上し,収入では,企業債などを予定いたしております。  引き続きまして,平成2年度提出議案について,ご説明申し上げます。  「第1回定例市会提出議案(平成2年度関連)」の1ページをお開きください。  まず,第1号議案神戸市印鑑条例の一部を改正する条例の件は,印鑑事務のOA化を実施するに際し,印鑑登録手帳の変更等をしようとするものであります。  次に,9ページ,第2号議案神戸市職員定数条例の一部を改正する条例の件は,施設の新増設及び新規事業の実施等,事務量の増に対処するため,職員定数を前年度に比べ25人増員し,1万 9,781人としようとするものであります。  13ページ,第3号議案神戸市立公会堂条例等の一部を改正する条例の件は,公会堂等の施設における利用制限規定を変更しようとするものであります。  21ページ,第4号議案当せん金付証票発売の件は,本市において宝くじを78億円の範囲内で発売しようとするものであります。  23ページ,第5号議案神戸市公債条例の一部を改正する条例の件は,外国において発行する公債証券の起債市場の多様化に対応するため,条項を追加しようとするものであります。  25ページ,第6号議案神戸市ふれあいのまちづくり条例の件は,地域福祉センターの設置及び管理,その他ふれあいのまちづくり事業に関し必要な事項を定めようとするものであります。
     29ページ,第7号議案神戸市立児童福祉施設条例の一部を改正する条例の件は,小部児童館などを設置しようとするものであります。  31ページ,第8号議案神戸市立老人福祉施設条例の一部を改正する条例の件は,灘在宅福祉センターを設置しようとするものであります。  33ページ,第9号議案神戸市老人居室等整備資金貸付条例の一部を改正する条例の件は,貸付対象者の範囲を拡大し,貸付限度額の引き上げ等をしようとするものであります。  39ページ,第10号議案神戸市立老人いこいの家条例の一部を改正する条例の件は,花山老人いこいの家などを設置しようとするものであります。  41ページ,第11号議案神戸市身体障害者更生資金貸付条例の一部を改正する条例の件は,貸付限度額の引き上げ等をしようとするものであります。  45ページ,第12号議案神戸市墓園管理基金条例の件は,墓園の維持管理に必要な経費の供給に資するため基金を設置しようとするものであります。  47ページ,第13号議案神戸市手数料条例及び神戸市へい獣処理場等の届出事項に関する条例の一部を改正する条例の件は,へい獣処理場等に関する法律の改正に伴い,条例の用語を改正しようとするものであります。  51ページ,第14号議案神戸市立墓園条例の一部を改正する条例の件は,西神墓園を設置し,当初使用料を改定しようとするものであります。  55ページ,第15号議案神戸市立須磨海浜水族園条例等の一部を改正する条例の件は,水族園等の教育関連施設について,小学生未満の者の入園料を無料にしようとするものであります。  61ページ,第16号議案神戸国際展示場条例の一部を改正する条例の件は,国際展示場2号館を設置し,使用料を改定しようとするものであります。  71ページ,第17号議案神戸市道路公社が定款変更の認可申請をすることに同意する件は,道路公社が基本財産の額を増加するため,建設大臣の認可を受けるに先立ち本市に同意を求めてまいりましたので,これに同意しようとするものであります。  75ページ,第18号議案神戸市公園緑化事業基金条例の一部を改正する条例の件は,市街化調整区域における緑地の保全及び育成に資するため基金を設置しようとするものであります。  81ページ,第19号議案神戸市自転車等の放置の防止及び自転車駐車場の整備に関する条例の一部を改正する条例の件は,JR住吉駅前自転車駐車場などを設置しようとするものであります。  85ページ,第20号議案観音寺川改修事業国道部工事委託協定締結の件は,観音寺川改修事業の国道2号下部分の工事を,6億 6,133万円で建設省近畿地方建設局に委託しようとするものであります。  87ページ,第21号議案神戸市ハーバーランド運営基金条例の件は,ハーバーランド整備事業の推進並びにハーバーランドのまちの管理及び運営に資するため基金を設置しようとするものであります。  89ページ,第22号議案神戸市ふれあい景観基金条例の件は,市民主体による都市景観の形成活動の推進など諸施策の広範な展開に資するため基金を設置しようとするものであります。  91ページ,第23号議案神戸ハーバーランド地下街(国道2号下)建設工事(その2)委託契約締結の件は,神戸ハーバーランド地下街の国道2号下部分の建設を,6億円で建設省近畿地方建設局に委託しようとするものであります。  93ページ,第24号議案神戸市港湾施設条例等の一部を改正する条例の件は,港湾施設使用料等を改正しようとするものであります。   127ページ,第25号議案ポートアイランド完成記念基金条例の一部を改正する条例の件は,現在の基金を六甲アイランドも合わせた公共公益施設を対象とする基金に拡充しようとするものであります。   131ページ,第26号議案神戸市消防手数料条例の件は,消防法等の改正に伴い,危険物等のタンク検査及び確認試験を行うに当たり手数料を徴収しようとするものであります。   135ページ,第27号議案神戸市防災コミュニティセンター条例の件は,市民の防災意識の高揚等を図るため,防災コミュニティセンターを設置しようとするものであります。   143ページ,第28号議案神戸市消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例の件は,長田消防署を移転しようとするものであります。   145ページ,第29号議案神戸市火災予防条例の一部を改正する条例の件は,消防法等の改正に伴い,危険物の規制基準を改正しようとするものであります。   227ページ,第30号議案神戸市消防団条例の一部を改正する条例の件は,消防団員の年報酬等を増額しようとするものであります。   231ページ,第31号議案神戸市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の件は,岩岡簡易水道事業水道事業に統合しようとするものであります。   235ページ,第32号議案神戸市総合教育センター条例の件は,本市における教育の充実及び振興を図るため総合教育センターを設置しようとするものであります。   237ページ,第33号議案神戸市美術品取得基金条例の件は,美術品の将来にわたる円滑な取得の促進を図り,市民文化の発展に資するため基金を設置しようとするものであります。   239ページ,第34号議案神戸市立学校設置条例の一部を改正する条例の件は,神戸諏訪山小学校など6校を設置,及び神戸小学校など4校を廃止し,並びに工業高等専門学校を移転しようとするものであります。   243ページ,第35号議案神戸市立学校の授業料等に関する条例の一部を改正する条例の件は,外国語大学,看護短期大学,高等専門学校の授業料等及び高等学校,幼稚園の入学金等を改定しようとするものであります。   247ページ,第36号議案神戸市地域改善対策奨学金貸与条例の一部を改正する条例の件は,奨学金の貸付限度額を引き上げようとするものであります。   249ページ,第37号議案神戸ポートアイランドホール条例の一部を改正する条例の件は,見本市等に係る使用料を改定しようとするものであります。  以上で予算案及び関連議案の説明は終わりました。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 14 ◯議長(高田 巌君) 以上で当局の説明は終わりました。  この際お諮りいたします。  本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめたいと存じますが,ご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) 15 ◯議長(高田 巌君) ご異議がないと認めます。  それでは,本件に関する審議は,本日はこの程度にとどめます。  ────────────────── 16 ◯議長(高田 巌君) 次に,日程第62 報第4号より日程第65 第98号議案に至る4件,一括議題に供します。 17 ◯議長(高田 巌君) これより順次関係局長の説明を求めます。  最初に,安岡理財局長。 18 ◯理財局長(安岡利美君) ただいまご上程になりました諸議案中,報第4号専決処分報告の件(平成元年度神戸市一般会計補正予算)について,ご説明申し上げます。  「第1回定例市会提出議案(平成元年度関連)」の15ページをお開きください。  本件は,先般の衆議院議員選挙の執行費でございまして,歳出では2億 7,900万円を増額し,歳入では国庫支出金を同額補正したものであります。  このことは急施を要しましたので,地方自治法第 179条第1項の規定により専決処分したものでございます。  何とぞよろしくご承認のほどお願い申し上げます。 19 ◯議長(高田 巌君) 次に,中村土木局長。 20 ◯土木局長(中村五郎君) ただいまご上程になっております諸議案中,第96号議案及び第97号議案の2件について,一括ご説明申し上げます。  まず,23ページ,第96号議案市道路線認定及び廃止の件は,開発行為により築造された道路,寄附を受ける道路を認定し,また開発行為の区域に編入されたこと等により機能,形態とも喪失した市道路線を廃止しようとするものであります。  次に,27ページ,第97号議案土地取得の件(櫨谷町寺谷)は,西区櫨谷町の土地を市道西神1号線道路改良事業用地として,1億 4,144万 5,744円で買い入れようとするものであります。  以上,何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 21 ◯議長(高田 巌君) 次に,福尾教育長。 22 ◯教育長(福尾重信君) ただいまご上程になっております諸議案中,第98号議案建物取得の件(湊小学校ほか)について,ご説明申し上げます。  29ページをお開き願います。  本件は,昭和62年度に財団法人神戸市都市整備公社において先行建設いたしました学校教育施設を,今回国庫負担の認証がありましたので買収しようとするものであります。  何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 23 ◯議長(高田 巌君) 以上で当局の説明は終わりました。  本件に関し質疑の通告もありませんので,本件は,お手元に配付いたしております議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に審査方を付託いたします。  ────────────────── 24 ◯議長(高田 巌君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  この際申し上げます。  次回本会議は,来る3月5日午前10時より開きます。  なお,ただいま在席の各位には,文書による開議通知は省略させていただきますから,さようご了承願います。  本日はこれをもって散会いたします。   (午前11時13分散会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...