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札幌市議会
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2012-02-24
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平成24年(常任)経済委員会−02月24日-記録
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札幌市議会 2012-02-24
平成24年(常任)厚生委員会−02月24日-記録
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2021-04-26
平成
24年(
常任
)
厚生委員会
−02月24日-
記録平成
24年(
常任
)
厚生委員会
札幌市議会厚生委員会記録
平成
24年2月24日(金曜日) ──────────────────────── 開 会 午後1時 ○
飯島弘之
委員長
ただいまから、
厚生委員会
を開会いたします。
報告事項
でありますが、伊与
部委員
からは、欠席する旨、連絡がございました。 それでは、議事に入ります。 最初に、
議案
第53号
平成
23
年度
札幌
市
一般会計補正予算
(第8号)中
関係分
及び
議案
第60号 公の
施設
の
指定管理者
の
指定
の件(
夜間急病センター
)の2件を
一括議題
といたします。
理事者
から、
補足説明
を受けます。 ◎秋川
生活保護担当部長
議案
第53号
平成
23
年度
一般会計補正予算
につきましては、
関係部長
から順次ご
説明
を申し上げます。 お
手元
にお配りしております
資料
1の1、
総務部関係
をごらんいただきたいと思います。 まず、私からは、
生活保護国庫支出金
の
補正
についてご
説明
させていただきます。
生活保護費等国庫負担金
につきましては、当初、約909億4,000万円を計上しておりましたが、
平成
22
年度
生活保護費等国庫負担金
の精算によりまして、21億3,200万円を
追加
するものでございまして、このため、
合計額
は約930億7,000万円となってございます。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
続きまして、
資料
1中段の2の
保健福祉部関係
についてご
説明
させていただきます。 まず、(1)の
介護給付費
及び
訓練等給付費
の
補正
についてでございます。
障害者自立支援法
による障がい
福祉サービス費
として、本
年度
、
介護給付費
13億1,000万円、
訓練等給付費
4億9,000万円、
合計
18億円の
補正
が必要となったものでございます。この主な
理由
といたしましては、
事業者
における
支援体制
の
充実等
により、
給付費
に係る
報酬単価
、
利用者数
が
増加
したことなどによるものでございます。 次に、(2)の
保健福祉総合情報システム改修費
の
繰越明許費
3,794万6,000円でございます。
障害者自立支援法等
の
改正
に
対応
するための
業務システム
の
改修作業
につきまして、
制度改正
に係る国からの
情報提示
がおくれたことによりまして、
年度
内の
作業完了
が困難となり、次
年度
に繰り越して
作業
を継続する必要が生じたことによるものでございます。 ◎川上
保険医療部長
続きまして、同じく
資料
1の下段3の
保険医療部関係
についてご
説明
を申し上げます。
これは、
子ども
や
ひとり親家庭
の
医療費
の助成をやっておりますけれども、このたび、
助成件数
が当初
予算
の想定を上回る見込みとなりましたことから、その不足いたします1億9,500万円を
追加
するものでございます。 ◎飯田
医療政策担当部長
今回、私どもからは、
札幌
市
夜間急病センター
に関連しまして、公の
施設
の
指定管理者
の
指定
の件について
議案
を提出いたしましたので、その概要をご
説明
申し上げます。 お
手元
の
資料
2をごらんいただきたいと思います。
議案
の
説明
の前に、
札幌
市
夜間急病センター
についてご
説明
を申し上げます。 この
資料
の左側をごらんください。
夜間急病センター
は、主に
内科系
の
急病患者
を
対象
に初期の救急を担う
医療機関
であり、もとは昭和47年に
札幌
市
医師会
が全国に先駆けて開設したものでございますが、
平成
16年4月に、
施設
の
老朽化
や
診療科目
の
増加
に伴う
診療面積
の不足を解消するため、保健所などが入る
複合施設WEST
19の新築を
契機
に
札幌
市が開設した
施設
でございます。
診療科目
は4科ございまして、内科、小児科は午後7時から翌朝7時まで、
耳鼻科
、眼科は午後7時から午後11時まで
診療
を行っております。1年間の
患者数
は、
年度
によって多少のばらつきはございますが、おおむね5万人から6万人の間で推移しております。 次に、
議案
第60号 公の
施設
の
指定管理者
の
指定
の件についてご
説明
を申し上げます。
資料
の右側をごらんください。
夜間急病センター
につきましては、
札幌
市が
開設者
となった
平成
16年4月から
指定管理者制度
を導入いたしまして、
社団法人札幌
市
医師会
を
指定管理者
としてきたところでございますが、
平成
24年4月1日から
平成
28年3月31日までの4年間、引き続き
札幌
市
医師会
を
指定管理者
といたしたく、
議案
の提出をさせていただいたものでございます。 選定の経緯及び
理由
でございますが、昨年6月に行われました第1回
選定委員会
におきまして、これまでの
管理
が良好に行われてきたことから、
札幌
市
夜間急病センター条例
第9条第2項の
規定
により、非公募として
札幌
市
医師会
に応募を求めることが決定されました。そして、9月の第2回
選定委員会
では、これまでの経験や
実績
を生かしてさらに
施設
の
機能
を発揮することが見込まれることから、
札幌
市
医師会
を
指定管理者
の
候補者
として選定したところでございます。 また、
管理費用
につきましては、
平成
24
年度
から実施されます
行財政改革推進プラン
に基づきまして、
人件費
や
物件費
の削減を図っておりますが、災害時
救急医療
の
強化
といたしまして、医薬品の備蓄や
対応マニュアル
の
策定
など、新たな
事業
にも取り組むことから、これら
新規事業分
の経費と合わせ、
現行管理費用
と同額の年額7億8,353万2,000円、4年間では31億3,412万8,000円を
管理費用
として計上しております。 ○
飯島弘之
委員長
それでは、
質疑
を行います。 ◆しのだ
江里子
委員
私からは、このたびの
一般会計補正予算
のうち、
介護給付費
の
補正
について
質問
させていただきます。 今回、
介護給付費
が13億1,000万円、そして
訓練等給付費
が4億9,000万円、
合計
18億円が計上されていますが、昨年、2011年1定における
補正額
が14億円だったことを考えますと、例年に比して
補正額
が大きい
状況
にあるのではないかと思うのです。 一方、この
二つ
の
給付費
に関しては、ホームヘルプ
サービス
や
デイサービス
、ショートステイ、
児童デイサービス
、さらには
就労支援サービス
など、まさに障がい児・者の
地域生活
を支える基盤的な
サービス
に必要とする
費用
であり、これらが伸びていること
自体
は、
札幌
市においても着実に
サービス利用
の拡大が図られてきていると評価するところです。その中でも、
介護給付費
のうち、
児童デイサービス
については、障がい児を
対象
として
日常生活
における基本的な動作の
指導
や
集団生活
への
適応訓練
などを行うこととされており、障がい児の健やかな
発達
を促すための日々の
療育
の場であり、また、本人が
事業所
に通っている間については、結果的に
保護者
の一時的ないやしとなるレスパイトにもつながっている側面があるなど、障がい児やその
保護者
を支える上で重要な
サービス
であると考えています。 そのため、私
ども会派
といたしましても、これまでに、
医療的ケア
の必要な
重症心身障
がい児の受け入れなど、
児童デイサービス
にかかわる諸
課題
を取り上げ、その
充実強化
を求めてきたところです。 そこで、
質問
ですが、
児童デイサービス
については、年々、
利用児童数
、
事業所数とも
にふえ続けておりまして、今回の
補正
につきましても
児童デイサービス
に係る
給付費
の増大が一因となっていますけれども、
利用者数
の
増加
以外にも
給付費
が
増加
している要因があるのか、まず伺います。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
児童デイサービス
に係る
給付費
の
増加要因
についてでございます。 障がい児一人一人の
発達
の
状況
などに応じた手厚い
療育
が求められていることから、
報酬単価
が高く設定されております
定員
10名以下の
事業所
がふえている傾向がございます。こうした小規模な
事業所
につきましては、直近1年間で比較いたしますと、1年前の
平成
23年1月では、
市内
80カ所、
定員
が795名でございました。これが本年1月の
段階
では120カ所、
定員
は1,198名まで
増加
している
状況
にございます。 ◆しのだ
江里子
委員
今のご
説明
で、
状況
に応じた手厚い
対応
をしていただけるということで、10人以下の
事業所
が大変ふえているということでした。1年間で
事業所数
にして40カ所、そしてまた、
対象
となるお子さんについては400人もふえていることがわかります。
児童デイサービス事業所
に関しては、
札幌
市は
政令指定都市
の中でも特に多くの
事業所
が整備されていると聞いておりまして、今の
お話
では120カ所ということでしたが、私が伺っている現
段階
では130カ所に達しているとも聞いています。
事業所
がふえまして、それぞれが特色ある
サービス
に取り組むということは、障がいのある
児童
やその
保護者
にとって選択の幅が広がることにもつながりまして、そのこと
自体
は歓迎すべきことと言えるのですが、一方で、株式会社とか
有限会社
など、
営利団体
が新規参入する場合も多くあると聞いております。提供される
療育
の質については、低下も懸念されるところがあると思います。 そこで、
質問
ですが、
札幌
市においても、
児童デイサービス
における
療育
の質を
向上
させるための
取り組み
が必要と思いますけれども、今までどのような
取り組み
をされてきたのか、伺います。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
先ほど
答弁させていただきました
施設数
の
増加
に関する
事項
でございますが、本年1月の
段階
では全体で129カ所になってございます。そのうち、
定員
10名以下の
事業所
が120カ所ということでございます。 ご
質問
の
療育
の質の
向上
に向けた
札幌
市の
取り組み
についてでございます。
児童デイサービス
につきましては、近年、急速に
事業所数
が
増加
しており、そこで展開される
療育
の質の
向上
が重要な
課題
になっていると認識しております。これまでの
取り組み
といたしまして、昨年10月、
札幌市内
及び近郊の
児童デイサービス事業所
で構成する
連絡協議会
との共催によりまして、
療育技術
の
向上
などを目的とした
研修会
を実施したところでございます。また、日常的には、
北海道
とも連携しながら
児童デイサービス事業所
への
実地指導
を行っており、引き続き計画的に
指導
を行っていきたいと考えております。 ◆しのだ
江里子
委員
昨年の10月には技術の
向上
を図る
連絡協議会
の中での集まりもしていただいたし、そしてまた、道との連携で
実施指導
もしていただいているということで、大変心強いと思います。
児童デイサービス
に関しましては、本年4月から
改正児童福祉法
に位置づけられまして、
児童発達支援
と
放課後等デイサービス
として
サービス
が再編されるなど、障がい
児支援
の枠組みが変わることとなります。また、今まで
北海道
が
児童デイ
の
指定
を行っていましたが、
権限移譲
に伴いまして
札幌
市が直接行うことになります。残念ながら、今までの
北海道
の
指定
においては、それぞれの
施設
に目を届かせることはなかなか難しかったこともあると思われ、それぞれの
施設
に対する評価もいろいろと聞こえてきます。また、
札幌
市が
指定
をすることになった場合、
北海道
の
指定
よりも判断が厳しくなるのではないかという
情報
が流れて、今、
北海道
への
駆け込み指定
が急増しているとも聞いています。さらに、単に
子ども
の通所のみを
実績
とするのではなくて、
家族支援
や
地域支援
の
機能強化
も必要だと思います。そういった
権限移譲
、そしてまた
機能強化
に関しては、
特別委員会
で改めて
質疑
をさせていただきたいと思います。 今回の
制度改正
を
契機
としまして、
札幌
市においては、
市内
に
児童デイサービス事業所
が多数整備されている
状況
を最大限活用しながら、障がいのある
児童
の
療育環境
のさらなる
充実
に取り組んでいただくことを求めて、私の
質問
を終わります。 ○
飯島弘之
委員長
ほかに
質疑
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。 次に、
討論
を行います。
討論
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
討論
を終了いたします。 それでは、
採決
を行います。
議案
2件を可決すべきものと決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
異議
なし
と認め、
議案
2件は、可決すべきものと決定いたしました。 ここで、
理事者交代
のため、暫時休憩いたします。 ―――――――――――――― 休 憩 午後1時15分 再 開 午後1時16分 ―――――――――――――― ○
飯島弘之
委員長
委員会
を再開いたします。 次に、
議案
第34号
札幌
市
障害者自立支援法施行条例
の全部を
改正
する
条例案
を
議題
といたします。
理事者
から、
補足説明
を受けます。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
私から、
議案
第34号
札幌
市
障害者自立支援法施行条例
の全部を
改正
する
条例案
につきましてご
説明
させていただきます。 主な
改正事項
は、2点ございます。 まず、1点目は、
地域活動支援センター
及び
福祉ホーム
に係る
設備
・
運営基準
の
追加
でございます。
障害者自立支援法
に
規定
するこの
二つ
の
事業
に係る
設備
及び
運営
に関する
基準
は、現在、
厚生労働省令
で定められておりますが、
地域
の
自主性
及び
自立性
を高めるための
改革
の
推進
に関するいわゆる
一括法
の制定に伴いまして、
省令
の
基準
を標準として、
自治体条例
で
基準
を定めることとされました。これを受けまして、
札幌
市におきましても、このたび、
省令
に準拠した内容により
設備
・
運営基準
の
条例化
を図るものでございます。 2点目は、
過料
に関する
規定
の
追加
でございます。 障がい
福祉サービス
の
利用者
が
受給資格
を喪失した場合、
受給者証
の
不正使用
を防止するため、
受給者証
の返還を求めてもこれに応じない者に対して10万円以下の
過料
を科する旨の
規定
を設けております。本年4月の
改正障害者自立支援法
の
施行
に伴いまして、新たな
支援メニュー
として
地域相談支援
が設けられ、
対象者
には
地域相談支援受給者証
を交付することになりますことから、
当該受給者証
につきましても、障がい
福祉サービス受給者証
の取り扱いと同様の
過料
に関する
規定
を設けるものでございます。 これらの
規定
を設けるに当たりまして、現行の
条例
について大幅な
規定整備
が必要となるため、
条例
の全部を
改正
するものとし、本
条例
の
施行期日
につきましては
平成
24年4月1日とするものでございます。 ○
飯島弘之
委員長
それでは、
質疑
を行います。
質疑
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。 次に、
討論
を行います。
討論
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
討論
を終了いたします。 それでは、
採決
を行います。
議案
第34号を可決すべきものと決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
異議
なし
と認め、
議案
第34号は、可決すべきものと決定いたしました。 次に、
議案
第39号
札幌
市
障害者施策推進協議会条例
の一部を
改正
する
条例案
を
議題
といたします。
理事者
から、
補足説明
を受けます。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
私から、
議案
第39号
札幌
市
障害者施策推進協議会条例
の一部を
改正
する
条例案
につきまして
説明
させていただきます。 まず、
障害者施策推進協議会
でございますが、
札幌
市の
附属機関
として、
障害者基本法
に基づき、障がい
者計画
の
策定
や障がい
者施策
の総合的、計画的な
推進
について必要な
事項
を
調査審議
するために設置しているものでございます。 昨年8月、
障害者
の
権利
に関する条約の締結に必要な
国内法
の整備の一環としまして、
障害者基本法
の一部が
改正
されまして、現在の
協議会
を
審議会
その他の
合議制
の
機関
と改組し、障がい
者施策
の
実施状況
を監視する
機能
が新たに加えられております。 この
法律改正
の趣旨を踏まえまして、
本市
におきましても、
協議会
の
名称
を
札幌
市
障害者施策推進協議会
から
札幌
市障がい
者施策推進審議会
に改めるとともに、
会議
の
開催要件
、
議決方法等
の
会議
の
運営ルール
を明確化するため、本
条例
について所要の
規定整備
を行うほか、
関係条例
の
改正
を行うものでございます。 なお、
条例
の
施行期日
でございますが、
改正障害者基本法
のうち、本件に係る部分につきましては、
施行期日
を公布の日、
平成
23年8月5日でございますが、ここから起算をして1年を超えない範囲内で
政令
で定めることとされておりますけれども、この
政令
がまだ未公布であるという
状況
がございまして、
条例案
の
施行期日
を
当該政令
で定める日とするものでございます。 ○
飯島弘之
委員長
それでは、
質疑
を行います。 ◆
小倉菜穂子
委員
今ご
説明
がありました
条例
の
改正
について、2点ほど、確認の意味も含めて
質問
させていただきます。
お話
にあったように、
障害者権利条約
の批准に向けて
国内法
が整備されている中で、今後の障がい
者施策
の
推進
に当たって、私は、この
審議会
は大変重要だと受けとめています。
名称
が変更になっただけということにはならないであってほしいなと思っているところです。現在の
協議会
においても、この間、熱心に
取り組み
を進められてきていらっしゃるということはわかっているのですけれども、改めて、確認の意味で若干伺っていきます。
改正障害者基本法
における新たな
合議制
の
機関
の
委員構成
についてですが、さまざまな障がい者の
意見
を聞き、障がい者の実情を踏まえた
調査審議
を行うことができることとなるよう
配慮
されなければならないと明記されております。 そこで、伺いたいのですが、
本市
の障がい
者施策推進審議会
において、さまざまな障がい種別の
当事者
の
委員
の登用についてはどのようになっているのか、それから、視覚障がいの方、聴覚障がいの方、また、知的障がいの方を登用される場合には、
情報
の保障の観点から
コミュニケーション
の
支援
が欠かせないと思いますけれども、現在、
札幌
市においてどのような
対応
をとっておられて、今後はそれをさらに
充実
させていくようなお考えがあるのか、その辺についてお伺いいたします。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
現在の
協議会
における
当事者委員
の登用の
状況
についてであります。 各障がい種別の
当事者
や障がい
者団体
の
関係者
として、
委員総数
20名のうち8名、全体の4割となっております。
会議
における
情報保障
への
対応
といたしましては、まず、
会議運営上
の
ルール
として、発言に際しては、なるべくゆっくり、わかりやすく話していただくことや、わからない言葉があった場合はその都度お知らせいただくなどを徹底させていただいております。また、
会議資料
につきましては、さまざまな障がい特性に
対応
できるよう、なるべくわかりやすい表現に心がけるとともに、大き目の文字を使用し、漢字には
振り仮名
をつけるなどの工夫を行っております。特に、視覚障がいの
委員
に対しては、点字や
文字データ等
で作成した
資料
を用意しているほか、聴覚障がいの
委員
に対しては、
手話通訳
や
要約筆記
を配置することとしております。 今後におきましても、
委員
それぞれの障がい特性を踏まえた
支援
に努めてまいりたいと考えております。 ◆
小倉菜穂子
委員
現在の
取り組み
について、細かなところまでご
説明
いただきまして、よくわかったところです。この間、国の障がい
者制度改革推進会議
がたびたび私たちの目にもとまって、そこでは
当事者
の方々がすごく積極的に参加して、発言される、意思を述べられる、そういったイメージが非常に強かったものですから、今伺ったところでは、それと同様に丁寧な
取り組み
がされているのかなということがわかりました。 今後、
委員
の交代などがあれば、例えば、重複の障がいの方とか、さまざまな方が参加されることが想定されるし、ぜひそうであってほしいというふうに思っております。今は、
当事者
お一人お一人に沿った
利用
しやすい
コミュニケーション手段
が本当にさまざまあるというふうに伺っております。簡単に
手話
と言っても、
触手話
とか、さわってわかる
手話
など、いろいろなことがあることを、最近、私たちも少しずつわかってきたところですので、ぜひ、そうしたことも含めて、しっかりと
コミュニケーション手段
を保障することについて力を尽くしていただきたいなと思います。 また、この間、
当事者団体
の方々からの国への
意見
としては、こうした地方における
合議制
の
機関
においても
当事者
を半数以上入れるべきではないかというご
意見
も上がっていたように思います。
先ほどお話
を聞いたところ、今は4割の方ですので、今後は
審議会
の中でもぜひそうしたことを目指しながら、そういった
方向性
を持って取り組んでいただきたいというふうに思いますので、そのことを申し上げたいと思います。 次に、もう1点伺いたいと思います。 今回の
改正法
の特徴的なところだと思いますけれども、
先ほど
ご
説明
にもありました
障害者権利条約
の中で
勧告機能
が盛り込まれていることを大変意識した国の法律だろうと思うのですが、
先ほど
もご
説明
がありましたように、
施策
の
実施状況
を監視する
機能
が
規定
されているということです。 障がい
者施策
は、
保健福祉局
を初めとして、さまざまな
部局
で実施されています。
厚生委員会
が何回かありましたけれども、そうした中でも、いろいろなところで
関係
してきますねということは
お話
しさせていただきました。障がいのある方に特化した
事業
を実施していない場合であっても、障がいのある方を排除しない、そして、合理的な
配慮
に基づいた
取り組み
が当然重要になってくると思っています。 そこで、この
審議会
の
監視機能
は、他
部局
における
施策
に対しても生かされていくべきと考えますけれども、この点についていかがか、お伺いいたしたいと思います。 ◎
天田
障がい
福祉担当部長
施策
の
実施状況
への
監視機能
についてであります。 今
年度
に開催いたしました
協議会
では、現在、
改定作業
を行っておりますさっぽろ障がい
者プラン
について
審議
をしていただく中で、
庁内関係部局
における
施策
の
実施状況
についても報告し、ご
意見
をいただいております。また、
審議
結果につきましては、
関係部局
に
情報
を提供いたしまして計画の
策定
や
施策
の展開に役立ててきております。今後におきましても、これまでと同様に、
審議会
における
審議
結果を可能な限り反映させることにより、
札幌
市における障がい
者施策全般
の
充実
に努めてまいりたいと考えております。 ◆
小倉菜穂子
委員
庁内の
関係部局
にしっかりと働きかけていくということで、ぜひそのことを徹底していただきたいと思っております。 近年は、障がいのある方や
高齢者
の方への
配慮
がだんだんと当たり前になりつつあると思いますけれども、段差の解消やエレベーターを設置するといったようなハードの部分とあわせて、
先ほど
伺ったことにも重なりますが、ぜひ、
情報コミュニケーション
のありようについても、あわせて庁内のほかのところもしっかりとチェックしていっていただきたいなと思っています。障がいのある方が障がいのない方と平等にいろいろな
権利
を行使する上では前提となることでありますので、そこのところはしっかりと進めていただきたいと思います。 そして、他
部局
などで新たな
事業
を始める際に、市民の方の
意見
を聞くとか、
住民説明会
を実施するといったときにも、大変重要です。また、最近はさまざまな
制度
の
利用
に関して、例えば、区役所などで、聴覚に障がいのある方からは、
相談員
の方がおられるというふうに伺ったのですけれども、
手話
ができる人がいないのだということを伺っています。皆さんが書けるということが確実なわけではないので、そういったご
意見
などもあります。ぜひ、これまで以上に他
部局
の
状況
についても注視していただきたいと思っています。 地方自治体がこうやってつくるように、国でも
障害者政策委員会
を持つと聞いています。そこでは、
調査審議
して、必要と認めるときには
総理大臣
や
関係
各大臣に
意見
を述べることができるとしているようなのです。ですから、各
部局
のトップの責任のもとで、しっかりと、障がいのある方への合理的な
配慮
が求められるべきだと思いますので、各
部局
への監視についてもぜひトップの方がちゃんと認識するような形で進めていっていただきたいなと強く思いますので、この点を申し上げて、私の
質問
を終わらせていただきます。 ○
飯島弘之
委員長
ほかに
質疑
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。
次に、
討論
を行います。
討論
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
討論
を終了いたします。 それでは、
採決
を行います。
議案
第39号を可決すべきものと決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
異議
なし
と認め、
議案
第39号は、可決すべきものと決定いたしました。 最後に、
議案
第55号
平成
23
年度
札幌
市国民健康保険会計
補正
予算
(第3号)を
議題
といたします。
理事者
から、
補足説明
を受けます。 ◎川上
保険医療部長
私からは、
議案
第55号
平成
23
年度
札幌
市国民健康保険会計
補正
予算
についてご
説明
いたします。 お
手元
の
資料
3をごらんいただきたいと思います。 国が療養
給付費
等の一定割合を負担いたします療養
給付費
負担金につきましては、まず、当該
年度
中に概算交付されまして、翌
年度
に精算が行われることになっております。このたび、
平成
22
年度
に国から概算交付されました国庫負担金の金額が確定いたしまして、その精算分に伴います返還分13億9,500万円ほどを増額
補正
するものでございます。 ○
飯島弘之
委員長
それでは、
質疑
を行います。
質疑
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
質疑
を終了いたします。 次に、
討論
を行います。
討論
はございませんか。 (「
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
なければ、
討論
を終了いたします。 それでは、
採決
を行います。
議案
第55号を可決すべきものと決定することにご
異議
ございませんか。 (「
異議
なし
」と呼ぶ者あり) ○
飯島弘之
委員長
異議
なし
と認め、
議案
第55号は、可決すべきものと決定いたしました。 以上で、
委員会
を閉会いたします。 ―――――――――――――― 閉 会 午後1時33分...
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