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  1. 神石高原町議会 2019-03-19
    03月19日-04号


    取得元: 神石高原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成31年第 1回 3月定例会       平成31年第1回神石高原町議会定例議会会議録(第4号)1. 招集年月日 平成31年3月19日1. 招集の場所 神石高原町議会議場1. 開   議 3月19日 午前10時00分宣告(第4日)1. 応招 議員  1番 小 川 善 久         2番 林   憲 志          3番 赤 木 俊 二         4番 横 山 素 子          5番 横 尾 正 文         6番 橋 本 輝 久          7番 久保田 龍 泉         8番 小 川 清 治          9番 木野山 孝 志        10番 藤 田 晃 己         11番 寄 定 秀 幸        12番 松 本 彰 夫1. 不応招議員  な   し1. 出席 議員  応招議員に同じ1. 欠席 議員  な   し1. 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   町長      入 江 嘉 則     副町長     森 重 純 也   参事      上 山   実     教育長     馬屋原 健 治   会計管理者   吉 原 敬 之     総務課長    瀬 尾 浩 康   政策企画課長  岡 崎   謙     まちづくり推進課長                               小 坂 依 文   住民課長    川 上 清 高     建設課長    国 重 修 示   産業課長    瀬 尾 明 彦     福祉課長    松 井 和 寛   保健課長    赤 木 まゆみ     環境衛生課長  松 本 真 典   教育課長    石 田 金 寛1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   事務局長    柏 床 由 夫     書記      井 領 洋 子1. 議事日程   内容は別紙日程書のとおり            午前10時00分 開議 ○議長(松本) 皆さんおはようございます。 ただいまから平成31年第1回神石高原町議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。(説明員を報告)            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(松本) 日程第1,議案第25号については,3月5日に提案説明が済んでおります。 各会計予算の審議に入ります前に,私より許可並びにお願いをしておきます。 簡潔明瞭な質問と明快な答弁を求めるため,質問回数の制限を解き,一問一答方式といたします。なお,質問時間は1議員,答弁を含め30分間を限度といたします。質問する議員も,また答弁する執行者も簡明な質疑,答弁を活発に行っていただくようお願いをしておきます。 日程第1,議案第25号平成31年度神石高原町一般会計予算について,1番議員から順次質疑を求めます。 ◆1番(小川善) 主要事業調書の71,72ページについてお聞きいたします。 71ページが保健課のインフルエンザ予防接種,これは,ほかの市町が千円から2千円負担をしているということで,平均約1,400円ぐらいほかの市町では負担をされていると聞きました。72ページの高齢者肺炎球菌のほうの予防接種なんですが,こちらのほうは,ほかの市町では千円から5千円負担をされている,平均3千円ぐらい自己負担をされているということで,我が町のほうも個人の負担をしていただきたいということではあるんですが,これは住民福祉ということで考えられていた政策というだけではなくて,ほかな市町との差別化という点でも無料にしていたということはすごく効果的ではなかったのかと思うんですが,その辺はどういうようにお考えでしょうか。 ◎副町長(森重) これまで政策的に個人負担はなしということにしておりましたが,これも一般質問でも出ておりましたが,一定程度の成果,今75%程度接種率が上がっておりますが,そういったところで,成果は出てきたというところで,今回個人負担をいただくということで提案をさせていただきました。しかしながら,一般質問,それからこれまでの調整会議の中で議論をさせていただいた中で,先ほど言われてました高齢者福祉,それから他市町との差別化というのがありますが,補助金等々の見直し自体は今後も進めていかなければ,行財政改革の中で必要不可欠と考えておりますが,多くの補助制度の中で順次見直しを進めていくということで今回上げておりますが,ご意見をいただいた中で成果は上がってきたものと考えております。 ◆1番(小川善) 成果が上がってきたからやめるということがちょっとよくわからないんですが,もう一回お願いいたします。 ◎副町長(森重) 見直しについては,今回提案をさせていただきましたが,今言われましたように,高齢者福祉,それから他市町のということはありますが,いろいろご議論いただく中で,今回必ず,法律が変わったとか,何かでどうしても見直しを加えなければならないというような事項ではございませんので,全体的な見直しの中で今回提案させていただきましたが,これまでご議論いただいてる中で,再度,31年度の予算では,この見直しについては内部で検討をさせていただいて,この会期中に結論を出していきたいと思います。 ◆1番(小川善) それでは,変わることもあるということで,一応検討をされるということだと納得いたしました。 続いて,139ページの教育課,三和中学校の改修についてお聞きいたしたいんですが,これは議員調整会議のときにもお聞きしたんですが,なぜ傷んだか,老朽化があったのかというところを議員調整会議のときに初めて聞いたんで,なかなかけむに巻いたような答弁されたんで,よくわからなかった点があるんですが,そこをもう一回お聞きいたします。 ◎教育課長(石田) おはようございます。 三和中学校は,平成12年4月に開校いたしました。既に19年を経過しておるわけですが,現地をごらんになって確認をしていただければわかると思いますが,校舎の外回りの傷みとか,屋根の幕板,それから軒の天井板や各所のひび割れ,冬場には積雪の塊が落ちるなど,非常に危険な状況にあるというふうなこと,また中庭のほうを見ていただきますと,各所の劣化がありますし,それから凍結による,笠木のところですね,手すりのところでありますけどが,その破損が激しい等々がありまして,このたびお願いをするもののであります。 耐用年数がございますが,あくまでも建て替えるまでの目安でありますので,木造校舎でありますと,確定申告等に使う減価償却につきましては22年というふうなことを設定してあります。基礎がコンクリーでありますが,上物が木材をたくさん使ってあるということで,そこら辺も目安になりますが,想定される原因といたしましては,軒が短いために,寒冷地仕様に対応するような構造としては少し見込みが甘かったのではないかと思われます。設計では,極寒仕様で,大寒波とか,雪害,突風,暴風対策などを想定した構造が望ましかったのではないかと思っております。しかしながら,工事については,当時も検査をしておりますし,不備があったとは思っておりません。教育委員会といたしましては,生徒の安全を最優先に改修をしたいと思っております。新年度早々入札を行い,できるだけ早い時期に改修に臨みたいと思っております。 以上です。 ◆1番(小川善) 改修工事に1億円以上かかるということで,すごく大がかりな工事だとは思っております。私も中学校へ時々行かせてもらうんですが,昨年の議員調整会議で教えていただいてたのが,29年の雪害と30年の夏の台風によっての被害が大きかったって言われてたんですが,それよりも以前から大分あちらこちらが老朽化してるなという感じがしとりました。先日も,卒業式に行かせていただいたときも,駐車場からのアプローチになるほうですが,床がぐにゃぐにゃになってる。これがすごく何でこういうことが起きるんだろうかと,自分なりにも考えました。私のうちも,家の前をインターロッキングしてるんですけど,そこまではぐにゃぐにゃになってるということはないんです。うちの家は,駐車場にしてるんで,毎日車が出入りしております。中学校は,あそこは車は乗り入れができないんで,生徒が歩くしかないんですけど,それにもかかわらず,すごいなだらかになってないということは,ちょっと設計自体もおかしかったんかなと思いました。最初は,当初は施工のほうがちょっと問題があったのかと思ってたんですが,凍結とかで霜柱があったりということで,インターロッキングがぐにゃぐにゃになってたということがないのかどうかということが,そういうことは検証されとりますか。 ◎教育課長(石田) そういう部分についての検証はしてございません。 ◆1番(小川善) 私も,それが一番大切なことじゃないんかなと思ったんです。直すのは直してほしいんです。1億円かかってもしようがないかもしれんと思っとるんですが,ただ直したというても,これが5年,10年してから,また同じようなことになるんだったら意味がないんじゃないか。それなら,やっぱりそこの検証というのをちゃんとされてからやるのが普通じゃないんかと思うんですが,それはどう思われますか。 ◎教育長(馬屋原) 議員おっしゃるように,さまざまな要因が考えられるのではないかなというふうに思っております。 今ご指摘のれんがが敷いてあるところですけれども,あそこにはいわゆるタンクが埋め込んであると。私が当初からおりましたので,あのタンクの周りから幾らか沈下が始まっていたという記憶はございます。しかし,それが何が原因なのかというところまでは,当時私も校長でしたが,つかんでいません。要するに,学校というのは,余りいろんな形のデザインだけを優先をしてつくるべきではないなということは常々感じております。オーソドックスな形のものが一番いいんだろうというふうに思っておりますし,工期の時期にしても,それは計画的にやっていかないと,こういった寒冷地でございますから,寒冷地仕様はもちろんですけれども,そういったことも十分配慮しながら工事も進めていく必要があるだろうということは思っております。 ◆1番(小川善) この前,議員調整会議のときも話したんですが,私のうちも2000年に建ちました。中学校より半年ほど遅かったんではありますが,まだいまだに雨漏りもせんし,それからそういう雪に対しても問題はないと思っております。これも,一応設計の段階で地元出身の設計士さんにお願いしたんですけど,ここは,私が帰ってから5年ぐらいたっとったかな,ぐらいたった中で一番寒かったのは,マイナス11度になったと。だから,マイナス11度よりは,もうちょっと下がるかもしれんから,それに耐え得る構造にしてくれと,それと地盤のほうは,隣の家が雨になったらいつもつかる。これは今の空き地になっとるほうなんですけど,隣がいつも大雨が降ったたんびにつかる。ということは,もしかしたら地盤が軟弱なんじゃないか。そこもちょっと注意しといてくれって。雪は30センチは大体積もると思っといてくださいって言ったら,60センチは積もっても大丈夫なように設計しとくというてから言われたんです。実際は,それから一,二年たったときに1メーターぐらい積もったんですが,それでも全然びくともしませんでした。やっぱりそういうところが,ここに建てる場合には,こういうところを注意してくださいということが,一番建物を建てる上で大切なことであったのかなと思っております。これは,これから病院も庁舎も建てられるんで,そういうところを,保育所も建てられるということもありますんで,いま一度ちょっと考えていただければと思っております。 実際,検証されとらんからわからんのんですけど,玄関周りのアプローチにしても,インターロッキングの下に断熱材を敷いてやる,それが本当に凍結によっての地盤が軟弱になっとるんかどうかということがわからないんで,そこを多分設計の段階で検証はしてあるんじゃないんかと思うんですが,そういうことは全然考えずに設計というものはされるんでしょうか。 ○議長(松本) 答弁。 ◎教育課長(石田) 設計の段階でそういうふうな仕組みづくりをしとくのが,寒冷地でありますと,一番ベターだと思っております。当時の設計が,そういうふうな思いがあったかどうかというのもわかりませんし,今回の工事につきましても,予算の限りがある,国からの補助金も受けないというふうな状況の中で進めてまいりますので,そういう制限の中で最大限の設計をして,最大限の工事をしたいと思っております。 ◆1番(小川善) 当時のことは言ってもしようがないとは思っとるんです。ただ,今回の工事に対してどういうふうにするかということは,一応検証されて設計をされてるんじゃないかと思っておるんですが,そこも検証は全然されないままの設計ということでよろしいんでしょうか。 ◎教育課長(石田) 設計につきましては,設計士のほうが現場を見ております。内容を申し上げますと,先ほどと重なることになりますけどが,建物の外部の周りの傷みが激しいとか,それから外壁もコンクリートの打ちっ放し仕上げとかというふうなことで,非常に傷みが激しかったということでございます。そういう断熱的なものを設計には加えておりません。しかしながら,もとの学校の設計というのが非常に軒が短いということで,余りその構造自体を変えるということにはなりませんけどが,そういう原因もあって傷みも多いかったんだと思うわけですが,そういういろんなところを見ながら,予算の関係もございますので,その範囲内で最大限の設計をしたということでございます。 ◆1番(小川善) 質問書のほうにも書いたんですが,文科省も,国交省もですが,長寿命化改修というのを勧められております。推奨されております。やっぱり耐用年数じゃなくて,耐用年数というのは,財政上の年数だけのことであって,そうじゃなく,建物が本当に長くもつように,木造だったら,日本だったら1,000年以上たっても,実際に建ってるものがある。これが,鉄筋コンクリートだったら,軍艦島なんかだったら100年以上たっとりますよね。それでも,軍艦島のような海の中に建っているようなものでさえも,建物自体は建っている,そこへ住むということは実際はできんけど。ただこれは,改修して,もし使ってたら十分使えてたんじゃないかということがあり,今は長寿命化改修というのを勧められております。その中でやっぱり大切なことというのは,何か悪いところをただ修理するんでなくって,その悪い原因を直してからの改修でないと長寿命化にはならないんじゃないかと思うんですが,その辺は何も考えられてないんでしょうか。 ◎教育課長(石田) 何も考えてないんでなくて,文科省のほうは,今の長寿命化につきましては,現在のいろんな学校審査がございますけどもが,それを80年ぐらいもたせようという構想を持っていろいろ練っております。国の補助金を受けようと思いますと,2020年度中に長寿命化計画を策定しないと国庫補助金の対象にならないというふうなことで,非常に制限といいますか,条件を加えながら国のほうは考えておるようでございます。町といたしましても,何も考えないというより,予算的な財源が何十億円もあれば,十分なことができると思います。しかしながら,そういうわけにはいきませんので,予算の範囲内で,できるだけ最大限の一番ベターなものをやっていくということで計画をしております。
    ◆1番(小川善) 先ほどのワクチン,インフルエンザ予防接種の件もなんですけど,実際1億円と言ったら,ワクチン予防接種というのも,50年はそのまま無償でやることができるぐらいのものですよね。だから,それだけかけるんだから,それだけの成果が欲しいと思うんです。1千万円,2千万円かけると言うんじゃなくて,1億円ぐらいかけてから,何とかいいようにしたいということがあるにもかかわらず,余りこの先10年になったらわかりませんよというような感じの予算ではすごく心配なんで,これから設計士のほうにももう少しそこを聞いてみるとかということもされるということができないもんでしょうか。だから,設計士のほうに設計し直せじゃなくて,そこまで設計士がちゃんとしてるんかどうかということの確認もできないんでしょうか。 ◎教育課長(石田) 設計のほうも,十分そこら辺を加味しながら,最大限の努力をした設計になっておると思っております。 ◆1番(小川善) ということは,一応設計士のほうには聞いていただけるということでよろしいんでしょうか。 ◎教育課長(石田) 聞いていただけるというよりか,その設計を既にいろいろ協議をしながらつくっておりますので,そういうふうな内容になっておると思いますし,また何十年もつかというふうな話も,なかなか気象条件とかいろんな条件がありますので保証はできませんけどが,できるだけ長く,長もちをして,小刻みに改修をしながら持ちこたえていきたいと思っております。 ◆1番(小川善) お金がないと言うだけで,なかなか話が進まないんですが,やっぱりそういうことを一応設計士のほうにも説明して,何でいけんのんか,そこのいけんところを直してくれということが一番予算を立てる上で大切だったんじゃないんかと思うんですが,いかがでしょうか。 ◎教育課長(石田) そういうふうな形で設計のほうは取り組んでおります。 ◆1番(小川善) ということは,一応長寿命化になるということと理解させていただいてもよろしいでしょうか。 ◎教育課長(石田) はい,80年という約束はできませんけどが,数十年は何とか持ちこたえるようになる。本体自体は確かでございますので,あとは見た目とか,化粧周りとか,そういうふうなところになりますので,そこら辺はやっぱり生徒に危険性が及ぶような部分については小まめに改修をしながら,これからもやっていく必要があると思っております。 ◆1番(小川善) そういうところも一応監督をされつつお願いいたしたいと思いまして,質問にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で小川善久議員の質疑を終了します。 ◆2番(林) 議長の指名をいただきましたので,質問をさせていただきます。 まず,先日のニュージーランドのイスラムモスクへの銃撃テロでお亡くなりになった方に心よりお見舞いを申し上げます。また,おけがをされた方の回復をお祈りします。家族の方も,住民の方もお見舞い申し上げます。まず,これを一言言わせていただきます。 それで,今回NHKの「ラウンドちゅうごく」で議会の改革について取り上げられましたが,そういうことも受けまして,今回ちょっと通告にないんですが,議会費についてお伺いします。 予算書の41ページなんですが,41ページの款項科目議会費,委託料262万1千円,これの中身は何なんでしょうか。これは,ひょっとしたらテープ起こしの……。 ○議長(松本) 暫時休憩します。(午前10時23分) ○議長(松本) 再開します。(午前10時23分) ◎総務課長(瀬尾) ちょっと資料を持ってきておりませんので,ざっくりとしたことしかお答えできませんが,議会の関係で議事録を編集していただいたりとか,そういった経費が入っていると考えております。 ◆2番(林) わかりました。 これ,去年のを調べたら,259万6千円と微増している。今回もちょっと増えてるっていうことは,議会のいわゆる議論が活発になったということだと私は思いますんで,この辺のところもよろしく。これから議会で議論をして,また執行部側のほうに言うと思いますが,じゃあ次の質問をします。 これは,通告にあります。 6ページの非常備消防費,これの平成30年の7月豪雨を受けまして,水防体制の強化っていうことをやっぱり必要であると私は思うんですが,これの装備,施設,この追加等はないかということを再度お伺いします。 ◎総務課長(瀬尾) 水防対策の強化に伴う装備,また施設の整備については,現段階のところ考えておりません。 ここで議員が言われる,どういった中身の整備の要望をしておられるのかということがちょっと具体的にわかりませんが,例えば排水ポンプ等については,県のほうにも大規模な設備を持っておられるように聞いております。5千万円ぐらいするような排水ポンプもあるようです。甚大で大規模な災害が発生した場合には,そういった施設を県のほうに要請をして対応していただくことを今考えております。 ◆2番(林) 県の対応ということですが,これは今年6月出水期,やっぱりそれぐらいまでのめどで,そういうふうな体制はできるんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 出水期までに県のほうに要請をするとかということは特に考えていませんが,地域防災計画等にのっとって,必要な事態が生じたときに,県と,また消防局等々と速やかな連携ができる体制を構築していきたいと思っております。 ◆2番(林) 前回の水害を受けまして必要なことだと思いますので,早急にやっていただきたいと思います。 次の質問をします。 団員の高齢化と団員確保の今課題が上がっておりますが,非常備消防で,こちらのほうの方策をもうちょっと具体的に教えていただければと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 団員の高齢化と団員の確保の方策についてですが,この課題については全国的に深刻な課題になっております。そういった中でも,本町においては昨年の1月,日中に出動していただく団員の確保を行うということで,OB消防団員制度をつくっていったわけです。今年の1月に2名の方に入っていただいて,20名の方に今活躍をしていただいているところです。そのほかの通常の消防団員についても,消防団を中心に声かけを行っていただいて,広く団員の確保に努めているところでございます。 ◆2番(林) わかりました,今までの答弁を聞いておりまして。 それで,実際今退団される方も結構いらっしゃると思うんですが,50歳前後とかで,例えば20歳で消防団へ入ると,50歳になると30年ですよね。いわゆるお金の問題は,退職金がこれ30年が上限になってるじゃないですか,上が。これをもう少し働き盛りである60代ぐらいまでに引き上げてみるとかっていうことはお考えじゃないでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 消防団員に係る退職金については,町独自の制度ではございません。これも全国的に退職制度が決まっております。そういった制度の充実については,今後要望等をしていってもいいのかなと,今思っているところです。 ◆2番(林) いわゆる要望を上げていただけるっていうことですね。どうしてもお金っていうのは関係してきますし,皆さんも家族の理解を受けながら,消防団,非常備消防を頑張っておられるんで,そういう頑張っている人がもうちょっと頑張ってみようっていうふうな制度にしていただければなと思います。 次の質問をします。 事業調書の8ページの防災対策費,飛ばします。国土強靱化基本計画についてお伺いしたいんですが,これは7兆円の予算規模っていうふうに私は聞いてるんですけど,本町に幾ら,いつから,こういうのは交付されるんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 国土強靱化の取り組みについては,この平成31年度,国が13の省庁でさまざまな取り組みを行うために,約7兆円の予算を確保するように情報が出てるところです。この金額については,町へ一律に交付されるものじゃなく,各省庁が行う事業に対してそれを実施していこうということが決定して,補助金申請を行って,必要な額が交付されていくものです。一律に交付を受けるものではございません。 ◆2番(林) 今,協議会で議論の途上かなとは思うんですけども,どのような申請をされるっていうふうなことをお考えでしょうか。今,私が聞いてるのは,先ほどの話の延長にもあるんですけど,緊急車両の貸し付けができるというふうに聞いてるんですが,こちらのほうの排水ポンプ車,例えばそういうふうな貸し付けっていうも配置,今回成羽川であるとか,高光川,高光川の支流,至るところで氾濫しております。そういうところに洪水が近くなったら配備するとか,そういうふうな計画を立てる,そしてそれを要望していくってこともできるでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 排水ポンプの関係については,国がそういった車両の貸し付け等ができる制度もつくっているようです。有事の際,事が起きてからそういった手続をとっていくようになろうかと思います。新年度当初すぐに要請というか,要望等をしていくものではないんじゃないかなと考えています。 ◆2番(林) ということは,排水ポンプ車が,例えば台風が来てて,大雨,洪水のおそれがあるっていう前に,ここが氾濫するんじゃないかっておそれのある場所にあらかじめ排水ポンプ車を配置する,あらかじめ来る前に,そういうことはできないんですか。つかってからしか使えないんですか,浸水してからでしか。 ◎総務課長(瀬尾) その辺の詳細のことは,今ちょっと十分理解しておりませんが,事前の要望としてこの車両を貸し付けしていくものではないかと思っております。大きな災害が発生した後の対応として,こういった車の貸し付けを行っていくものじゃないかなと思ってます。その規模も,相当な規模の災害が発生したときに対象となるんじゃないかなと思います。 ◆2番(林) まあその辺の制度の問題があるんでしょうけど,地域の実情に見合うような制度であっていただきたいと思いますので,そういう意見もあったということを要望として上げていただければなと思います。 排水する場所は,じゃあどこにするのかってこともあるでしょうけど,近くに貯水池があるとかっていう場合もありますので,そういうとこをあらかじめ見ておくとか,こういうとこに排水ポンプ車があったら,神石地区だったら,じんせきの里の駐車場って低くなってて,あそこは貯水池としても機能をしてるはずなんです。その予定でできてるんですけど,見させてもらうと,そこに引き込む水路がないんです。どっから入っていくんじゃろうかっていうふうに思って見よるんですけど,その辺のとこはちょっと確認されてますか。例えば,そこです,じんせきの里の駐車場。あそこは貯水池だと思うんですけど,低くなってるほうですが。 ◎総務課長(瀬尾) じんせきの里の手前の駐車場は,貯水槽になっているということは知っております。            (「水路」の声あり) 水路,水路の状況等については……            (「施設の調整池」の声あり) 施設の中への排水。            (「調整池,洪水の調整池じゃない」「調整池」の声あり) 調整池ということなので,細かいところまではちょっと把握はしてませんが,水をためる機能が整備をされているということです。            (「洪水には応用できない」の声あり) ◆2番(林) 洪水には,使えないっていうことですか。洪水対策にはならないっていうことですか。 ◎副町長(森重) この調整池につきましては,例えば今度庁舎,病院を建設しますけど,開発面積によって,1万平米以上ということなら調整池が必要になりますので,調整池を設けます。それと同じように,じんせきの里一帯の開発の面積が一定程度以上あるために,そういった施設の中の調整池ということになりますから,町全体の調整池という意味合いではございません。したがって,水路が町なかからそこへ入っているということではございません。 ◆2番(林) ちょっと研究ということで,私もしてみたいと思います。ちょっとこれ以上の質問が浮かびません。 次のことをお聞きします。 3番目ですけど,自主防災組織の訓練状況と今後の取り組みということをお伺いしたいんですが。 ◎総務課長(瀬尾) 自主防災組織については,現在30の自主防災組織がございます。訓練については,各組織単位で訓練をしていただいておりまして,町の補助金等も活用していただいているところです。平成29年度については16団体,平成30年度,今現在なんですが,11団体の組織がそれぞれで訓練を行っているようです。訓練内容としては,基本的に避難訓練であったりとか,消火訓練であったり,それからAED等を使った訓練等をしておられます。 ◆2番(林) 地域地域によって人の構成も違ってくるでしょうが,地域差が出ないような取り組みっていうのはお考えでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) それぞれの地域で訓練内容に差が出てはおります。今後は,5月に自主防組織の研修会等も行っていく予定にしております。より充実した訓練ができるように監修を行っていきたいと考えております。 ◆2番(林) わかりました。 じゃあ4番目の質問ですけど,これは12月の議会でもお聞きしましたが,福祉避難所への案内ということで,福祉避難所の案内,直接行くわけにはいかないでしょうけど,これは載ってないんですけど,いわゆる防災費に。このほうの取り組みというのはできてるんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 福祉避難所への案内についてです。 基本的には,1次避難所にまず一時的に避難をしていただくと。その後に,配慮とか援護が必要な方については,町が指定しております福祉避難所のほうへ移動していただくことになります。移動に当たっては,家族の方であったりとか,民生委員さん,それから自主防の役員の方に誘導等をしていただくようになります。また,場合によっては,福祉施設の職員の方にも協力をいただくようになろうかと思います。 ○議長(松本) 林議員,予算に関連する質問に絞ってください。 ◆2番(林) 福祉避難所に移動するにしても,そこで備品とかを使うと予算が生じてくると思うんですけど。ただっていうわけにはいかないと思います,紙のパンツとか,そういうものっていうのは。そういうのは計上できてますか。ただでやれって言うんですか,事業所に。            (「素直でない」の声あり) これは,予算ですよ。 ○議長(松本) この予算書へ計上してある事項について質問してください。 ◆2番(林) じゃあ,次へ行きます。 今度は,9ページの防災マップのことなんですけど,をつくるという,電子版ですかね。これの今パソコンで見てると,メッシュで分かれてて大変見づらいんですけど,いわゆる検索がです。自分とこはどこだったかなって探す,1,2,3,4とかに分かれてるんですが,これを見やすくもっとできないもんなんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) それは,電子版で見やすくということです。            (林議員「そうです」の声あり) マップ自体がかなりペーパーにすると大きいものです。それを電子版にしていくということになると,パソコンの容量というか,画面上の問題もありますので,なかなか十分な対応はできにくいのかなと思ってます。 ◆2番(林) できれば,スマートフォンだったら拡大率ができるので,手のスクイーズで。1枚物であれば,そこを自分でこうやって自分のとこをアップできると思うんですけど,そういうことも含めてちょっと検討していただければなと思います。 次の質問をします。 今度,12ページの庁舎建設事業に対してですけど,今度新庁舎が建設されるというのは,防災対策,防災の中心になるというコンセプトが一番にあったと思うんですが,こういう大雨とか洪水に対する対応っていうのはどういうふうに考えられとんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 庁舎の大雨とか洪水への対策という意味で言いますと,今現在計画をしております庁舎の高さですけれども,その前を流れております小田川の天端高,一番高いとこの高さの,そこよりも2メーター高いところに今庁舎の計画高を持っておりますので,現在の確率でいうと,2メーターの高さがありますから,十分防災対策にはなっておるのかなというふうに思っております。 ◆2番(林) 去年の豪雨ではつからなかったし,ただあそこは去年のとき小田川も結構上のほうまで来たと思うんです。いろいろこれからどうなるか,私も預言者じゃないとわかりませんけども,やっぱりこの調整池とか,こういう場合は機能するわけですか,庁舎のほうも調整池というのは準備されるんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 庁舎と病院の敷地は1万平米以上ありますので,庁舎と病院の敷地の中に調整池というのをつくります。それは,そこの病院と庁舎の開発するところの区域の水を一時ためて,それを川に流していくというものでありますから,一気にそこの1万平米の造成をした庁舎と病院の水が川にどさっと流れることがないように,敷地の中に調整池をつくるということですから,先ほどの質問にあったように,川から流れてきたのを庁舎の調整池に入れて,一旦調整をして,また川へ戻すというわけではなくて,庁舎と病院の敷地の水を1遍ためるということです。 ◆2番(林) 防災対策ができたんで,万全の対策を敷いていただきたいと思います。 では,次の質問をします。 予防接種事業ですけど,さっき小川議員も質問されましたけど,今回の定例会の中で,変更ですか,していくっていう,今の1,400円の負担,インフルエンザと肺炎球菌ですね。これは,今回の今日,あしたまで一応あるんですけど,その中でまた修正されて上程されるっていうことでしょうか。再度確認します。 ◎副町長(森重) この高齢者のインフルエンザ,肺炎球菌の予防接種につきましては,議員各位のご意見を真摯に受けとめて,この会期中,今日,あすのうちに結論を出して,また協議をいただければと思います。 ◆2番(林) はい,わかりました。 ぜひとも見直しのほうをよろしくお願いします。 それじゃあ,104ページの有害鳥獣対策事業,これで,うちの裏山にアオサギが巣をかけてて,毎年猟友会の方に撃ってもらうんですけど,今年も10羽ぐらい飛んでるんです。撃っても撃っても,減らんのんですよね。これは,いわゆる捕獲数と反比例して,いわゆる農作物の被害が本当に減ったか,そういうことをお聞きしたいと思います。これを調べられているのかなと,アオサギに限らずですね,有害鳥獣全て。 ◎産業課長(瀬尾) 捕獲頭数と被害額が反比例の状態にあるかっていうご質問でございますが,有害鳥獣,特にイノシシなんですけれども,ここ3年,1,000頭ぐらいの大台に乗った捕獲頭数が来ています。今年度,30年度については,これが一気に増えて1,300頭になる見込んでございますけれども,一方,これは農業共済の獣害による被害の状況でございますが,平成27年度が198万円,そして平成28年が330万円余り,そして平成29年が330万円ということで,近年にあっては330万円ぐらいで並行してきていると。頭数は増えてるけど,一概に反比例してるという状況にはございません。 ◆2番(林) 質問2の地域の面的な被害防止対策っていうことも関係してくると思うんですけど,やはりこれ今有害鳥獣の生態とか,どれぐらい味をしめて,来ているのかみたいなことをよく調査する必要があるんじゃないかなとかと思うんですが,そういうふうな対策はとられているんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 本町では,これは国のモデル事業を活用いたしまして,猿の群れの移動状況の調査というのはしたことはありますけれども,いわゆる個体数がどれぐらい本町にいるのかという調査までは至っていません。この調査をしようとすると,これはかなりの労力が要るわけで。ですから,全体的に本町にどれぐらいの個数がおるから何頭まで減らさにゃあいけんというようなストーリを持ってやっとられる市町もありますが,その計画に基づいてやっていたとしても,自然状況,天候がよければ食料が増えて,イノシシの今までの頭数が,より産む量が増えてくるというような実態もあるようでございまして,なかなかそれに至っていないというのが現状のように聞いております。 先ほどご質問のありました,面的といいますのは,個人個人がそれぞれの田畑を,農地を守るんではなしに,地域が集落ぐるみで守るというのを指して面的な対策というふうに呼んでおります。 ◆2番(林) 面的な対策というのは,例えば一般質問でもしましたけど,山の状態であるとか,間伐率があるとか,捕獲体制,いわゆる農地の担い手であるとか,そういうものの対策も全て含まれると思うんですが,そういうところのっていうのは,有害鳥獣対策アドバイザーみたいなことをする方っていうのは,本町にはおられないんでしょうか。全体を見て総括して,獣害をなくしていこうみたいな立場の人っていうのは,本町にはおられないんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) これは,平成28年,そして29年度と2か年間,広島県から派遣される獣害アドバイザーを本町にも来ていただきまして,何カ所かで,講演会,指導等をしていただいております。その中で,本町の中でそういったアドバイザーを地域に育成していくという活動も行ってきたところでございます。 ◆2番(林) 今回,油木のドローンの進行していますが,これでもタカの形をしたドローンとかっていうのはあるんでしょうかね。タカを飛ばせば,割とサギとかは恐れるんで,来ないんじゃないかっていうのは,これはアイデアですけど,そういう考えもあります。そういうことも活用しながら,地域にそういう人間を育てていただいて,面的に対応していかないと,これは有害鳥獣と人間の戦いですよ,本当。だから,なめたらあかんと思いますので,本当に一生懸命やっていただきたいと思います。 それで,ちょっとこれも通告になかったんですけど,106ページのエブリイ地縁マルシェの管理運営経費,これに関しては,今回ここで言うのも何ですが,社長がかわられたっていうことですが,これで中身に変更があるんでしょうか,連携協定の中身に。 ◎産業課長(瀬尾) 先般,エブリイの岡崎会長が亡くなられましたけれども,それに伴っての協定の中身の変更というものはございません。 ◆2番(林) はい,わかりました。 引き続き,ご検討をお願いしたいと思います。 じゃあ133ページですね,これは通告にしたんですが,小・中・高教育支援事業で,次世代議会が3年目になりますが,これの目的と成果,またもし課題がありませば,教えてください。 ◎教育課長(石田) 次世代議会の目的でございますが,この目的は,公職選挙法が改正をされまして,選挙年齢が18歳からとなりました。それで,その年代も含めて,選挙への関心を高めること,それから神石高原町の未来を担う子どもたちが模擬議場という,そういう場所で,自分たちが暮らす地域の課題とか,まちづくりに対する思いとか,そういうふうなものを発信をすることを通して,自治体への関心,運営の仕組み等々体験をさせていくことを目的としております。3年間といいますか,次世代議会は2年間でありますけどが,成果と課題でありますが,選挙への関心を高めるきっかけとなるということ,あるいは投票率の向上,議会の仕組みづくり等々を学ぶことができたんではないかと思っていますし,将来的には,神石高原町でこういう行政関係の仕事もしていただきたいという気持ちもございます。課題といたしましては,提言を実現することの難しさといいますか,そういうことを課題として学んでいただきたいと思っております。 ◆2番(林) 提言を実現することの難しさということに関して,そんなに社会は甘くないみたいということっていうふうに理解するんですけど,例えばトマトジュースの話にまた戻すんですけど,蛇口をひねったらトマトジュースが出る,これは愛知県の東海市なんかでもつくってるんですよね,実際の蛇口で。本当にそういうことを大人も一緒になって,この難しさを解決していこうという気持ちはないんでしょうか,トマトジュースじゃ出来ないのでしょうか。 ◎副町長(森重) 次世代議会等々で提言していただいたことにつきましては,実現可能なものについては実現していきたいと思います。トマトジュースにつきましても,蛇口からジュースが出るとかという提案をいただいてますので,リニューアルとあわせて,そういったこともやっていこうということを内部では話をしておりますので,ぜひそういった形で実現はできればと思っております。 ◆2番(林) ありがとうございます。 ぜひ実現に向けて,大人も頑張っていただきたいと思います。私たちも協力したいと思います。 最後になりますが,予算書にないんですけど,神石地区の社協の前にあるプリマベーラっていう前衛アートがあるんですが,あれは去年の議会でもどうにかしてくれ,草が繁茂しているので,してくれっていうふうに言うたんですけど,あのまんまではないんですけどね,今はテープが張って,また放置されたような状況なんです。あれは,里山を……。 ○議長(松本) 事項別の……。 ◆2番(林) はい。 ○議長(松本) 事項別の質問ですから。 ◆2番(林) 事項別ですか。ああ,そうか。それに対しては,予算は出さないってことですか,修復のを出さない。 ○議長(松本) 暫時休憩とします。(午前10時56分) ○議長(松本) 再開します。(午前10時56分) ◎副町長(森重) 現在は,考えておりません。既に改修を行っておりますので,それで維持をしていくということでございます。 ○議長(松本) いいですか。 ◆2番(林) わかりませんけど,また要望のあれをまた上げさせてもらう場合があると思いますので,あのままでは本当に荒廃した里山という感じがしますので,あくまでも命とかそういうものを表現している芸術作品なんで,そういうものをしっかりと見ていただきたいと私は思います。済みません。終わります。ありがとうございました。 ○議長(松本) 以上で林議員の質疑を終了します。 ここで休憩とします。 再開は11時5分とします。(午前10時57分) ○議長(松本) 再開します。(午前11時05分) ◆3番(赤木) それでは引き続きまして,また事項別のほうの予算の質問に入らせていただきます。 私のほうからは,とりあえず主要事業調書の3ページ,総務課の話ですけれども,選挙です。任期満了による参議院議員通常選挙に関する予算の件でございます。 事業の課題等で,選挙権年齢が18歳に引き下げに伴う投票率向上に向けた啓発活動の実施というふうにございますけれども,これは具体的にどういうふうな対応,そしてまたどういうふうな予算措置をしていらっしゃるのか,お伺いしたいと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 18歳以下に選挙権が下がったことに伴う対応についてなんですが,今本町では,町の選挙管理委員会と,それから明るい選挙の推進協議会っていう,明推協という組織があります。町とその明推協協賛で,毎年2月ごろになるんですが,県立の油木高校に行かせてもらって,2年生の生徒さんを対象とした模擬投票を行っています。この模擬投票は,実際高校の先生3人程度に立候補していただいて,演説を行っていただいて,それで生徒が先生に投票するというようなことを行っています。また,それ以外にも,選挙に関するお話をさせてもらったり,選挙用のグッズ等を配って啓発を行っているところです。予算については,約3万円程度を明推協のほうに補助金を出して,その中から消耗品等啓発グッズの購入に係る支出を行っている。そういう状況になってます。 ◆3番(赤木) 今,非常に議員のなり手不足,そしてまた選挙の投票率の低下というのがございます。先ほどの教育委員会の次世代議会のほうでそういうふうな対応をされてると思うんですが,これで切実な感じの啓発活動が必要だと思うんですが,3万円じゃちょっと少ないんじゃないかというふうに思うんですけれども,今後これを引き上げるとかっていう考えはないんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 現段階では,特にここを充実させていくということは考えておりません。高校のほうと協議をして,こういった格好でやっていこうってことで今回やらせていただいてます。これ以上何か必要なことがあれば,また検討していきたいと思いますので,今後について高校のほうとも協議して,これ以上必要な対応があるかどうか,またそれに伴う予算を充実させていかなければいけないか,その必要性についてまた検証していきたいと思います。 ◆3番(赤木) 先ほども申し上げたように,今,議員のなり手不足,そしてまた投票率の低下というのが非常に大きな課題になっておりますので,ぜひともしっかり検討していただいて,必要ならば,そういった予算措置もお願いできるようにしたいと思っております。 続きまして,これも同僚議員の話しておったインフルエンザと肺炎球菌の件です。71ページ,72ページに関してですけれども,これは,回答で,その制度を変えるといいますか,予算を変えることもあるという話も出て,これは非常に前向きに検討してくださってるんだなというふうに安心はしとんですけれども,そもそも変えると言ったところの事前の説明で,これを減らす,そもそもの根拠というのが,他市町もそういうふうに値段がなっているから,うちも変えるというふうにしか捉えられなかったんです。ということは,非常にインパクトが弱いというか,それだったら別に他市町に倣わなくても,我が町独自の内容を持ってやっていけばいいんじゃないかというふうに感じました。今後,もしこういう内容をまた行おうという場合であっても,そういった根拠が薄いと捉えられるような内容でやっていくのは非常に町民にも説明しがたいと思うんですが,いかがでしょう。 ◎副町長(森重) 補助金の見直しにつきましては,ここでいきなり出したわけではなくて,平成で言いますと,27年度から補助金の見直しを行っております。これまで,財政的にも良好な状況ということがありましたが,今後,庁舎,それから病院,これも耐震性がないということで,新築を余儀なくされとるという状況で,大きな支出も生まれてきますし,今後合併の見直しですね,算定がえ,これも終了するので普通交付税も下がってくるというような状況で,今年度についても6億3千万円程度財政調整基金を取り崩しております。行財政改革を進めていく上では,補助金の見直しも当然していかなければなりませんので,今後も補助金の見直しはしていくという考えは変わっておりませんので,この件については,そういった財政上のこと,持続可能な町をつくっていくためには必要不可欠だと思っておりますので,しっかり議論させていただいて,今後の見直しには取りかかってまいりたいと思います。 ◆3番(赤木) やはり町民の福祉に関することっていうのは,直接町民の懐にかかってくることもございます。ですので,しっかりここは注意していただいて,まずほかに削るとこはないだろうか,そういうところを先に検討していただきたいというふうに思いますが,いかがでしょう。 ◎副町長(森重) 予算全体で,どこを削ってどこを増やすというようなこともありますが,事業を金額的に見れば,ここを減らせばこれができるじゃないかということはあろうと思いますが,それぞれの補助金の補助なり,公費負担の目的がありますので,今回については接種率の向上等々を見たときには一定程度の成果が出たと判断して,こういった見直しを行うようにしておりましたが,今後についても,ただただ金額の調整ではなくて,予算の中で増減をするということではなくて,しっかりとしたまちづくり,特に考え方とすれば,高齢者福祉も本町とすれば7億数千万円かけて,トータルで言うと,行っておりますので,そんなに神石高原町は高齢者福祉がレベルが低いという判断はありません。逆に高いと感じております。今後,持続可能なまちづくりを考えていったときに,今子育て支援に力を入れておりますが,そういった部分をしっかり充実をしていきたいということで,こういったことも考えておりますが,また再度この補助金等々の見直しについてはしっかりとした議論をさせていただきながら,方向性を出していきたいと思います。 ◆3番(赤木) 補助金の見直しに関しましては,やはり我々議員もそうですけれども,町民の方々がしっかり納得できるような,そういう内容を提示して行っていただきたいというふうに考えます。 それでは続きまして,主要事業調書132ページ,教育委員会の話です。 ちょっと細かいことになってくるんですけれども,事業内容のところで,132ページ,油木高校の建設機械運転等の講習料の補助というふうにありますけれども,これはまたどのような効果が認められてこの補助を出そう,もしくは出すというふうになったんでしょうか。 ◎教育課長(石田) ちょっと状況を申し上げますと,受講生のほうは,平成29年度は42人でありました。平成30年度は,現在のところ31人ということであります。受講料につきましては1万3千円で,その半額を補助しておるものでございます。 助成の運びとなった要因といたしましては,油木高校の校長のほうからの要望を受け,油木高校の魅力づくりの一環として制度化したものでございます。受講者は,産業ビジネス科が主流を占めておりますが,将来活躍する社会人の資格の一つとして,これが直接的な定住対策につながり,地元企業への就職へとつながることを期待をしております。高校のほうの意見といいますか,見解を聞いてみますと,農業や地域の担い手育成の一つの目標として,資格を取ることへのチャレンジ精神と,それから就職に関して申し上げますと,平成29年度の卒業生の就職先,11名のち3名が,また平成30年度では16名のうち5名が,小型車両系の建設機械,フォークリフト等の関連の業種に就職をしておるようでございます。近年は,普通科のほうもチャレンジをしておるということで,この資格取得へ挑戦するという意欲を喚起するといいますか,それが効果があると思っております。 ◆3番(赤木) いろいろと活用できる資格ということで,確認しますけれども,要するにこれは効果がはっきりあらわれていると。要するに,校長先生の要望で,高校で始めたのであるけれども,魅力化に対して効果があらわれているというふうに考えてよろしいんでしょうか。 ◎教育課長(石田) 要望がありました,ニュース検定であるとか,それから家庭科と違いまして,受験生の方がずっと継続してある程度受けているということは,効果があると考えております。 ◆3番(赤木) ぜひ効果が継続するような援助をしていっていただきたいと思います。 続きまして,139ページ,これもまた同僚議員が同じように質問をしましたけれども,三和中学校の改修工事に関しての質問でございます。 同僚議員が,原因は何かとか,いろいろ伺っておったんですけれども,やはり次に生かすためであるというふうに考えております。要するに,今悪いところがあるのだから,これをしっかり直して次に引き継いでいくというふうな内容を,今悪いとこがわかるから,よくしていこうという話ではあるんですけれども,話の中で,どうしても予算の範囲内というふうな話が非常に多かったように思います。確かに,予算というのは非常に重要で,決められた範囲の中でやらなきゃいけないというのは確かではございますけれども,しかしそれよりも何よりも大事なのは,いわゆる生徒の安心・安全,こういうのが大事であるというふうに考えます。そのための改修であり,そのための長寿命化というふうに考えるんですけれども,そういう中で,もし今回の話の中でしっかりとされてると思うんですが,その業者と打ち合わせができてなくて,原因の検証が行き届かないというのがあれば,余りお金を使えとは言いにくいんですが,可能性として例えば6月補正とかでお金を増額してそっちに回すというふうなことも考えられるんではないかというふうに考えますが,いかがでしょうか。 ついでに言わせていただければ,町長の施政方針の中で教育環境整備にも力を入れてまいると,教育支援にも重点的に予算を配備というふうに書いてありますので,その辺のところも加味して考えていただきたいのですが,いかがでしょう。 これは,どっちに言やあええんかな。答弁はどっちに聞きゃあえんですか。町長に聞きますか。 ◎副町長(森重) 予算の範囲内ということがありましたが,今回の改修についても,必要な予算,設計をする段階,調査をする段階で必要なものについては入れておりますし,まず改修するのに不十分なものの改修ということはありませんので,十分な改修をしてまいりたいと思います。 ◆3番(赤木) 申しわけございません。 いや,当局の回答は,ちょっと自信がなさそうだったので大丈夫かなというふうに思って聞いてみました。大丈夫ということでございますので,ぜひともいい校舎をつくっていっていただきたいなというふうに思いまして,私の質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で赤木議員の質疑を終了します。 ◆4番(横山) まず初めに,総務課9ページの災害時の物資購入の内訳はというふうに書いておるんですが,8ページにもあるんですよね,災害の支援物資が。あれも一緒にお聞きしたいと思います。地域避難所の備蓄物資の購入300万円,避難所の備品購入600万円,それから9ページで災害時の追加物資購入295万円とありますけど,これの内訳をお尋ねします。 ◎総務課長(瀬尾) 災害時の備蓄物資の関係でございます。 主要事業調書の8ページと9ページにそれぞれ事業があって,それぞれ予算化をしているところです。 まず,9ページの災害対策経費についてでございます。こちらのほうは,基本的に災害が起こり得る警報等を発令されることが年々増えてきております。年間,4回,5回ぐらいは,警報発令を今しております。早目の避難を促しているところでございます。避難所に早目に避難をしていただいて,避難食として,水であったりとか,ウエハースとか,そういった食料を配備をしているところなんですが,そういった食料を避難されたときに消費をしていただいた後の補充として,こちらのほうの予算化を行っているところです。ただ,今年度については,7月豪雨災害のときも課題等ありましたので,高齢者の方に配慮した食料を追加をしていきたいと思っております。具体的には,おかゆであったりとか,とん汁とか,そういったものを配備を考えていきたいと思っております。 それと,事業主要調書の8ページの災害対策経費についてでございます。 今年避難所を大幅な見直しを行っていく予定にしております。基本的には,町が開設をする避難所については4施設,それから地域,自治振興会,自主防災組織に開設運営をしていただく施設は,各自主防ごとに1カ所ずつということで,全部で約30出てくると思います。また,それとは別に,集落でもっと身近なところに,公共施設以外に,集会所とか,そういったところにも避難所として使っていただくように,今調整を行っているところです。こちらのほうは,自主防災組織等で避難をしていただくときに使っていただくものとして,これから幾つかの避難物資を整備をしていきたいなと思っております。中身については,自主防と今調整を行っている段階で,具体的にはまだ出てませんが,簡易的なマットがないとか,プライバシーを保護するために衝立が要るよとか,そういったいろんな声が出ておりますので,そういった要望に応えていきたいと思っております。 ◆4番(横山) これからどんどんそういう避難指示が出たりする回数が増えると思いますので,そういう,三和の協働支援センターやこの周辺に置いてあるんだけじゃなくて,今言われたように,各集落に配置するのが必要になってこようかと思います。 今回の災害では,そんなに長期にわたっての避難というわけではなかったと思うんですけど,これからどんなことが起こるかわかりません。長い間,ずっと避難所にいなきゃいけないというようなことも出てくると思うんです。そうしたときに,お水とかお茶とかは当然のことですけど,例えば女性の生理用品ですとか,あと赤ちゃんを連れておられる方に対する赤ちゃんの用品ですとか,そういうのも必要になってくるときが来るのかなと思うんですけど,そこら辺はどうでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 避難されたときに,年齢を問わず,いろんな方が避難してこられると思っております。町としては,町で整備しなければいけない必要最小限度のものは町で環境をつくっていきたいなとは思っておりますが,基本的には個々,自助の取り組みの重要性も今問われてきておりますので,自分たちで必要なものをそろえていくとか,班ごとにそういったことを検討していただく必要性もあろうかと思います。全て町で対応できない部分については,自助,共助のところでカバーをお願いしていけたらなと考えております。 ◆4番(横山) 本当にそうだと思います。これからは,そういう行政に頼るだけではなく,各自でいろんな避難の用品をそろえておく必要があるのかなというふうに思います。ですから,そういう声かけも今から徐々にしていったほうがいいんじゃないんでしょうか。大分皆さん去年の水害で危機感は持たれるようになったと思いますけど,まだまだ東京の人らとは違って,そんなに避難袋を用意してるという人は多分いらっしゃらないと思うので,徐々に私たちもそういう意識を高めていかなければいけないのかなというふうに思うので,町からもそういう声かけが必要なのかなというふうに思います。よろしくお願いします。 それから,次の質問に行きます。 創造予算というのでもらってるんですけど,それの2ページですが,JIN(神)プレミアム事業の地域活性化チャレンジ事業のふるさと回帰塾ですけど,今年は予算が激減といいますか,昨年30年度は200万円予算をつけてありましたが,今年は10万円になっています。昨年が2回目だったと思います,回帰塾。昨年の実施状況と成果,また課題は何か,今年度の計画をお尋ねします。 ◎政策企画課長(岡崎) 昨年のふるさと回帰塾につきましては,10月20,21日の2日間,実はジャパンタイムズの里山コンソーシアム実践交流会というものと,それから中国地方知事会の地域おこし協力隊の研修会とあわせて,本町のふるさと回帰塾というものを3者が共催で行いました。200名を超える方々に参加をいただいて,非常に町の魅力を知っていただいたり,町の考え方を多くの人に聞いていただいたと思っております。昨年につきましては,200万円の予算の計上をいたしておりましたけれども,3者の共催ということもありまして,決算ベースで言えば,40万円余りの決算になろうかと。これについては,当初大型バスを福山であったり広島空港に向かわせて,その方々を乗せてくるということで計上しておりましたけれども,実際には自家用車での参加者が多く,そのバスの経費が非常に抑えられたということで,40万円になっております。平成31年度につきましては,昨年200万円なのに今年10万円になった,どないに変わったとかということでありますけれども,昨年までは本町で研修会形式でやりましたけれども,平成31年度については,議員からの発言もあった,ふるさと住民票という考え方と同じ軌を一にするきずなプロジェクトということで,町と,それから町の出身団体の方々,具体的には広島の町友会であったり,福山の郡友会の方々で一緒にやっていただく,ふるさとを考えていただく活動に対して一定の支援をしていきたいということで,ちょっと今年はやり方を変えたということで,予算の減額になっておるということであります。 ◆4番(横山) わかりました。 ふるさと回帰塾っていうのは,成果としては,高原町をしっかり知ってもらって,最終的には定住をしてもらいたいというのが目的だったと思うんです。それが目的を達成されるような回帰塾になっているかどうか,ちょっと今はっきりわからなかったんですけど,金額のダウンの内容はわかりました。これも,挑戦の一つのチャレンジ事業なので,ぱっと私が見たのは,挑戦がちょっとトーンダウンしたのかなというような感じがしたので,今回質問させていただいたんですけど,今年度は第3回目ということで,今言われたように事業を計画されているようですので,今年も見守っていきたいと思いまして,次の質問に行きます。 事業調書の16ページですけど,PR事業ですが,これは751万円の予算がついております。これは,東京のほうでブースを持ったり,年賀はがき,トラックのラッピング,いろいろ計画があるんですが,ちょっと具体的に聞かせていただきたいと思います。 右側の報償費,消耗品費,印刷費,広告料,使用料までですね,ちょっとこれの内容を具体的に説明していただけますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町の紹介PR事業の中の報償費につきましては,町の観光大使である福本ヒデさんに,その下で計上させていただきますけれども,東京の浅草にまるごとにっぽんというものがありますけれども,そこで1年間物販をしていきたいというふうに考えておりますが,そこのPRのために観光大使を2回招請をしてPRをしていきたいということの報償費,それから消耗品ですけれども,年賀はがきの5万枚を作成をしますけれども,それのダブルチャンスのくじに使っていこうというふうに考えております。それから,印刷製本費99万9千円ですけれども,これは先ほど言いました年賀はがきであります。それから,広告料ですけれども,福山で発行されています月刊タウン情報誌「Wink」ですけれども,これの掲載1ページ分が28万6千円,それから先ほど言いました年賀はがきが82万円,それから委託料につきましては,まるごとにっぽんの物販をしていきますけれども,それの販促業務委託料が100万円,それから政策提言イラストを作成をしたいというふうに,町長がどんなことを考えて,どんな町をつくっていきたいかというのを可視化するためのイラストをつくっていきたいというふうに思っております。このイラストを作成するための費用が53万円余り,それから最後使用料ですけれども,337万円のうちに,まるごとにっぽんのブースの使用料です。これは,2メーター角の場所をとって,東京の浅草で1年間物販をしていきたい,そのための使用料であります。 以上です。 ◆4番(横山) わかりました。わかりましたが,PRをするということが目的なんでしょうけれども,東京へPRすることがそんなに意味があるのかどうか,私もよくわかりません。今,広島テレビで夕方コマーシャルをされてますよね。ああいうのは,広島県内の人が見られてると思うので,見た方が,広島のほうの方が神石高原町を知らない人が行ってみようかっていうにはなるかなと思いますけど,東京のほうに,浅草ですか,そこに使用料を300万円もかけて物品を売らせてもらって,それが本当に効果があるのかどうか,ちょっと疑問に思っています。この質問は,またほかにも出るかと思いますので,このぐらいにしておきます。 76ページの母子保健事業のところですけど,子育て世代包括支援センターにじいろが昨年設置をされて,今1年がたちました。1年間の成果と,そしてどんな課題が見えてきたのかをお尋ねしたいと思います。 ◎保健課長(赤木) 子育て世代包括センターにじいろも4月からで,もうすぐ1年がたちますけれども,本年度からにじいろで実施しました事業につきましては,従来の母子保健事業に加えまして,大きく六つの事業を新たに開始いたしました。一つ目としては,母子保健健康手帳を交付時に,保健師が1時間程度の面談を全員と行いまして,子育て支援サービスをその方に適切に選択して利用していただけるようなサービス利用計画というのを皆様に立てさせていただいております。また,出産前後につきましては,妊産婦に対して保健師と助産師による訪問をするなどし,妊婦,乳幼児へのギフトの交付なども行ってまいりました。訪問やギフトの交付によりまして,育児相談は今までもやっていたところですが,それに加え,個別相談というのを始めまして,それの件数も44件と,増えております。今までの育児相談につきましても,内容が助産師が加わることで対応の幅が広がりまして,お電話をまたいただいたりとか,何度も来ていただけるようなリピーターの妊産婦の方も増えてまいりました。発達面で支援が必要な子どもさんに対する発達支援システムにおきましては,保護者の同意のもと,個別支援計画を作成してまいっております。これにより,見通しを持った支援につなげていくような仕組みづくりを今つくっております。それと,3歳児健診では見えなかった社会性の発達等を確認し,必要な支援につなげるという目的で,5歳児発達相談も行いました。これは,対象者全員が年中児童ですが,50組の親子に全員参加いただきました。これにより,保育所,幼稚園,教育委員会等々と情報共有をし,就学に向けて支援がまたできていくと思います。 産後ケア事業につきましては,3月1日からのスタートと,ちょっと出遅れてしまいましたので実績はございませんが,今後周知に努めてまいりたいと思います。 こういった事業ができましたのも,子育て支援係のほうに人材を確保することができ,保健師も2名体制,助産師も週1回来ていただけるようになり,教育支援コーディネーターも配置できましたし,あらゆる職種の多職種でこういった子育て支援の方にすることで,保健師のほうも,本当に保健師だけでできなかった支援ですとか,困り事に対して一緒に解決するようなことが幅広くできるようになったと申しております。 課題といたしましては,にじいろの認知度がまだ十分でないことだと思います。妊産婦の3歳児健診ぐらいまでの方には承知していただいているところと思いますけれども,まだ子育てにつきましては,地域の支援ということも大変重要となっておりますので,一人でも多くの方ににじいろのことを知っていただくことが必要と考えております。町広報紙の4月号に見開きで掲載を予定しておりますし,また定期的な掲載をしたり,いろいろな広報媒体で,皆様方,住民の方々ににじいろを知っていただくように今後も努めたいと思っております。 ◆4番(横山) 認知度はまだ低いのかなということでございましたけれども,でも多くの方が利用されておられるようですので,いいスタートを切られたんだろうと思います。 社会問題にもなっております虐待が,今よくニュースで聞かれるんですけれども,そういうのも,早い段階でも発見が必要になってこようかと思いますけれども,そういうのに対してはどのように取り組んでおられるんでしょうか。
    ◎保健課長(赤木) 虐待の発生の要因としまして,子育ての孤立や家庭の養育力の低下,またそれを見逃さないために,妊娠前から子育て期の切れ目のない支援を実施することが必要で,そのためには相談窓口を設置することが必要ということで,この子育て世代包括センターにじいろの役目もあると思っております。母子健康手帳交付時からかかわることによりまして,関係づくりを町のほうといたしまして,気になることがありましたら,そういったいろんな機関,保育所でありますとか,幼稚園でありますとか,教育委員会でありますとか,また民生委員さんでありますとか,いろんなところに声かけをしていき,未然の防止に努めてまいりたいと思います。 ◆4番(横山) 保育所とか,小学校とか,しっかり連携をとって,そういう情報交換をしていかないと,なかなか早期発見というのはできないと思いますので,そういったところもよろしくお願いしたいと思います。 それともう一件,先日も聞いたんですけど,パスクリエイトさんとの連携協定を結ばれましたが,それの相談窓口もやっぱりここのにじいろになるんでしょうか。 ◎保健課長(赤木) 子育て応援店とか,パスクリエイトさんにつきましては,にじいろのほうにご相談いただきますと,子育てに応援してくださるところであるとか,パスクリエトさんのことについてご紹介してまいりたいと思っております。 ◆4番(横山) よろしくお願いします。 次の質問を行きますが,インフルエンザはちょっと飛ばして,一番下のまちづくり推進課の33ページです。 33ページの地域おこし協力隊のところですけど,調整会議でちょっと聞いたんですが,地域おこし協力隊の方が来られて,油木の西川さんの化石を管理をしていただくというふうに聞きました。協力隊員さんの具体的な仕事の内容と,それから任期は何年なのか,それから将来的にその化石を町としてどのようにしていこうと方針を決めておられるのか,お尋ねします。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 油木の協働支援センターが進めております事業でございますけど,市場の町筋の再生をしていきたいという,そういう一環で,にしかわのオープンもされておられます。にしかわにつきましては,前の所有者の方が化石の収集を,地質の勉強も含めて,整理も含めて,化石も集めておられました。これをどうにか整理したい,展示していきたい,活用したいというのが油木の協働支援センターの思いでありましたので,西川さんのご親族の方,これは大学のほうで地質学等々もされている,講師,准教授だったか,ちょっと済みません,忘れましたけれども,そういう専門の方,また油木出身の博物館の館長もされている方もいらっしゃいますので,そういった方もおいでいただいて,実際の化石,石のほうも見ていただきました。保存状態がやはり悪いということがまずあるのと,整理がまず必要であると,それをまずしないと,展示とかという段階まで行かないというご意見でございました。これをどうするかということで,専門家が町内の中でなかなかいませんので,化石等々の整理ができる協力隊員を募集したところ,幸いに広島大学の大学院生の方が,県内の方ですけれども,その方が応募してこられましたので,今回それの整理をまずするというところで採用という形をとらせていただいております。任期につきましては,今までと同じでございますが,まずは2年間の任命をしようと思っておりますが,最長3年間でございます。 それから,この化石等々について町としてどのように生かしていくのかというご質問ですが,私も素人でございまして,西川さんがとっておられるものが,物すごく有名なものなのか,希少価値のあるものなのかというところまで判断が至っておりません。まずは,協力隊の方の整理をして,ご親戚の方,また館長である方のご意見もいただきながら,また油木の協働支援センターとしてどのように展示の方法があるのか,どういうふうにしていけばいいのかというふうなのを,協力隊の任期中の間に,油木の協働支援センターと考えながら進めていくということになろうかと思います。 以上です。 ◆4番(横山) 大変すばらしい石が残してあるということですので,協力隊の方が来て,整理をしていただけるということなんですが,最長3年間で,その3年後,じゃあどうするかというのは,まだ決まってないということなんですね。3年間整理をしてもらって,それからいろんな価値を調べた上で,どうするかっていうのは,そこで決めるんですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 議員がおっしゃるとおりでございます。 まずは整理をして,風化して,だめかもしれないというものもあるようでございます。やはり保存状態をどのようにするのか,年代ごとの石によってあるようでございますので,そういったところも専門家の方のご親戚とかいらっしゃいますから,そういうご意見を聞きながら,どういうふうにしていくかというふうなのを考えていくということになろうかと思います。 ◆4番(横山) 協力隊さんが来られて整理をされて,そのままにならないように,方向性をちょっとある程度考えて進めていかないと,協力隊さんが整理をされた意味がなくなってもいけないなというふうに思うんですが,最長3年と言われましたけど,これ大学院生の方ですから,3年はおってもらえるんですね。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 大学院生,彼はこの3月で大学院を卒業いたします。彼自身とすれば,学芸員というふうな形で,いろんな博物館等々に就職したいという思いがあったようでございますが,なかなか全国でもそこの仕事ってないということもございますので,ちょうどよかったと言ったら,彼に失礼なんですけれども,こういう化石とか地質学のほうにかかわれるということもありましたので,来ていただくということになっております。このままずっと神石高原町にいるかいないかということを考えますと,彼本来のところは,そういう学芸員として勤めていきたいということもございますので,余り強制的なことはできないかなとは思いますが,できるだけ神石高原町にかかわっていただいて,そうはいっても,この西川のところがいいものがあるというふうに認識してくれておりますので,これが活用ができるような方向で考えてもらえればなというふうに期待をしています。 ◆4番(横山) ぜひとも,町の財産だと思いますので,よろしくお願いします。 時間が少ない,あっ,1分だった。 インフルエンザのことですけど,これは皆さんから出ておりますので質問はしませんが,会期中に検討をするというふうに副町長が言われましたので,回答を求めませんが,私もこれには大変怒りじゃないですけど,不信感を,なぜここを節減しようとしたのか,わからないです。ぜひとも会期中に,前向きな,いい検討をしていただきたいとお願いをしときまして,質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で横山議員の質問を終了します。 ここで,岡崎政策企画課長より,先ほどの説明の訂正の申し出がありますので,これを許可します。 ◎政策企画課長(岡崎) 先ほど,横山議員から質問がありました,町紹介のPR事業の中で,印刷製本費99万9千円が,私は,はがきの印刷というふうに言いましたけれども,これは町内のトラック事業者のトラックを活用してラッピングをして,そのラッピングをしたトラックを全国に走っていただくということで訂正をさせていただきます。先ほど言われましたけれども,まるごとにっぽんは東京にありますけれども,トラックでこっから全国へ毎日発信をしていただいて,タウン情報誌で地元で発信をしていく,そういった一連の戦略的なPRをこの事業としてやっていきたいということであります。よろしくお願いします。 ○議長(松本) ここで休憩とします。 再開は13時15分とします。(午前11時52分) ○議長(松本) 再開します。(午後1時15分) ◆5番(横尾) では,事項別予算に対しての質問をさせていただきます。 まず,1番目なんですが,ここに通告にもありますけども,施政方針の中で12ページの中にあったんですが,安心して子育てを行う環境の整備として,小児科医療体制の構築,病児預かり制度などについて引き続き検討を進めるとありますけども,こういうことは以前から,町長は,これはいつと言われておられると思うんですが,平成31年度の予算に予算計上がないと思うんですけども,今後どのように事業を進められるのか,質問をします。 ◎保健課長(赤木) 安心して子育てを行う環境づくりとして,小児科医療体制の構築,病児預かり制度を引き続き検討するについてでございますが,町内への小児科医師の確保でありますとか,病児預かり制度の構築につきましては,平成29年度からすこやか家族支援プロジェクト会議を中心に検討を進めてまいっております。平成30年度におきましては,プロジェクト会議の中に3部会,乳幼児期部会,教育期部会,成人部会を設けまして,地域で一番近くでかかわっていられる部署の方に集まっていただき,各2回ずつ開催し,ライフステージごとに幅広くご意見をいただきました。しかし,プロジェクト会議の中で小児科医とのかかわりでありますとか,病後児保育の設置について具体的なまだ取り組みまでは方針が至りませんでした。ネウボラの中で,昨年度は福山市の医師会の小児の副理事の先生に1度,子どもの病気ということでかかわる人を集めて,勉強会をしていただいたりはしておりますが,まだ,小児科医の確保まではまだ至っておりません。このような中ですら,引き続き31年度につきましても,すこやか家族支援プロジェクト会議の中で保健課また関係機関と調整していく上で,具体的な方策を検討をしてまいりたいとしております。ですので,31年度予算につきましては,すこやか家族支援プロジェクト会議の経費の中でこれを検討してまいりたいと思っております。 ◆5番(横尾) 以前,町長は,福山の小児科医との連携をするというようなことをたしか言われたことがあると思うんですが,それが2年たっても,いまだに予算づけもない。すこやか家族のほうも大切ではありますけども,やはり町長が掲げている,目指せ人口増のためには,小児科医の方が少しでも町にかかわってもらわないと,若い世代が神石高原町に帰ってこないと私は思っております。そういう意味で,すこやか会議も大切でしょうけども,以前言った,福山の小児科医の方とのその後はどうなっておるんでしょうか。 ◎町長(入江) 福山の小児科医の先生もいろいろおられるんですけれども,もちろんかかわっていただいて,町内へ小児科のある町ということで,私も今は諦めているわけではありませんけども,いろいろ話を聞きますと,以前も申し上げたと思いますけれども,40分,50分救急車でというのは当たり前だということと,救急で運ばれてくる子どもさんの,10人1日に運ばれてくれば,本当に今連れてきてよかったなというのは1人だと。あと2人がまあまあかなと,あと7人はいつでもいいような状況だということで,その福山の先生が言われるのが,そういうふうに言われてました。安心という部分では,それでは賄やあええんですけども,小児科医が1人来てるだけではだめなんだと。看護師がいて,また薬が出せなければ,それを小児科医としての機能というのはなかなか果たせないと。そういうことになると,神石高原町の現時点の人口では,子どもの数ではちょっと厳しいんではないかというような話も,アドバイスを受けたりをしてます。小児科医療体制ということで,先ほど保健課長が申し上げましたように,すこやか家族支援プロジェクトの中で,どういった形がいいのか,また全くそれだけに任せるということではなくて,インターナショナルスクールもありますから,子どもさんが劇的に今度増えてくるということがありますから,そういうところも含めて検討していきたいというふうに考えております。 ◆5番(横尾) ちょっとそれぎみになっているんで,これ以上言ったら,ちょっと予算質疑と離れるので,これ以上は言いませんけども,1点だけ,やはり先ほど言いましたように,子どもさんが増えますから,これは早く検討して,31年度ぐらいは何か小児科医の体制を実施していただきたいということを要望しておきます。 続きまして,事業調書の106ページのエブリイの地縁マルシェについてなんですが,通告書は,ちょっと質問に値しないと思ったので,そこを変えました。この106ページの下にある,平成30年4月以降の円滑な出荷が行えるよう,株式会社エブリイと連携して,生産者支援を実施,産直市が増える中,出荷量の確保が必要ということですが,今年度が初めてエブリイと連携されたと思うんですけども,来年度以降具体的に生産者支援とありますけども,売上目標とか出荷量の目標が具体的なものがあれば,教えてください。 ◎産業課長(瀬尾) エブリイへ,昨年4月以降,移行してからは,売り上げのほうも金額にして120%ぐらいの売り上げになっております。それに比例して出荷量のほうも当然増えてきてるということであります。そういった中にあって,今年6月からはJAのファーマーズ・マーケットもできるということで,神石高原町産の農産物がかなり求められているという環境にあって,まずは営農指導のところへ……。今は,JAさんのほうへうちから補助金を出す中で指導していただいております。新年度早々には,県知事も来られます。以前は,営農指導ということで,県から営農指導員が各市町へかなり派遣しておりました。そういったことの充実もお願いしてみたいなというふうに考えておりますし,現段階で,じゃあ何ぼまでの数量,出荷量をというところの数字的なものは設定しておりませんが,一方で出荷者も道の駅まで持っていくまで,集荷場まで持っていくまでが,高齢のために大変だということも聞いておりますので,そういった形を出荷者と意見交換しながら支援していきたいという考え方でおります。 ◆5番(横尾) 2年目ですから,まだ具体的なもんは決まってないんでしょうけども,私は,物を行う上では,数字の目標は必ず必要だと思っています。どの一般企業でも,すぐ売上目標,5年計画,10年計画,長期計画をいろいろ立てますから,そういうことを一つ一つ立てていって,目標を達した場合はなぜ達したか,達しなかったらなぜ目標に達しなかったかということを反省しながら政策を進めていくんがいいと思ってますので,数値目標というのは,1年やったわけですから,まず初めてならわかりますけど,1年やった時点で,やはりいろんな数値目標をすべきだと思うんですけど,そういう考えはないんでしょうか。 ◎産業課長(瀬尾) 確かに,数字を掲げて,それに向かっていく,反省すべきとこは反省してというふうな形で進めていこうという考え方は持っております。ただ,現段階とでは数字は設定しませんけども,そういった進め方は考えております。 ◆5番(横尾) 数字は,どうも出ないみたいなんですが。 でも,もう一度考えて,数値目標は,僕は上げていただきたいということを要望しておきます。それが大きな励みになりますし,それを町,エブリイ,また出荷者の方々で共有するということが大事だと思います。そうしないと,なかなか数字というのは達成しませんよ。やはり数字は一番大事なとこだと思っていますので,よろしくお願いしたいと思います。 続きまして,事業調書の15ページですか,ちょっと戻るんですが。 マッチングですか,JIN(神)プレミアムの企業誘致促進事業でありますけども,平成30年度は,企業誘致促進事業に担当者を配置しての取り組みと聞いておりますが,課題の中に,誘致に対する明確や戦略や独自性の不足とありますけども,平成31年度には具体的にこの課題をどのように克服されるのか,お聞きします。 ◎政策企画課長(岡崎) 企業誘致の件に関しまして,明確な戦略や独自性の不足があったと,これをどのように克服していくかということであります。 昨年,担当者を配置をしまして,1年間企業を回る中で,当初企業立地の需要を確認をする必要があるというふうに思いまして予算計上しましたけれども,企業誘致を進めるに当たっては,まず町内の企業の皆さん方の声を聞いて,何を求めておられるのかということを把握する必要があるというふうに考えまして,昨年は企業を60社程度回ったところであります。31年度は,昨年30年度に引き続きまして,まだ全体で180社程度,法人協の中に入っておられる企業さんがいらっしゃいますので,そういったところを地道に歩いた上で,本町の資源を使った,特性をしっかりと把握をして,地場産業の企業の方々とどう連携をして,それからその企業の皆さん方がどんな考えを持って,何を支援をしていったらいいかということを考えてまいりたいというふうに思っております。町内の企業さんの元気度が,新しく他から入ってこられる企業さんの魅力につながるんではないかというふうなご指摘も我々受けておりますので,そういったことも考えていきたい。また,農産物のみならず,農業の周辺産業として,加工販売業を行う地域外の企業も積極的に誘致をするなど,政策企画課だけでなく,他の部署とも連携をして取り組みを31年度は進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆5番(横尾) 私は,ちょっとそっちの方向へ行ってるという感覚がなかったもんですから。というのが,ここにはマッチングセミナーとか,東京2回ですか。企業へのフォロー委託とかという2回こういうのは,やられないわけですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 先ほど答弁したのは,考え方を網羅をして話をしましたけれども,実際平成31年度につきましては,東京でのマッチングセミナーで,東京圏に,関東圏にいらっしゃる企業の方々と神石高原町をマッチするような起業セミナーに行ったり,広島県が実施をしております企業立地促進協議会の研修会に行って,広島県と関係の深い企業さんとお話をして企業誘致を図っていく,そういった取り組みは当然していく計画であります。 ◆5番(横尾) じゃあ両方でやられるんでしょうけど,地域を60社を今年度は回られて,来年度は,180のうちの60社を回れてて,120ぐらいが多分残ってるんでしょうけども,60社を回って,どんな意見が具体的に出てるんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 60社を回りましたけれども,町内の企業さんは,当初我々が想定していたのは,やってもだめよというような機運が相当あるのかなと思ってましたけれども,60社を回ってみて,意欲のある企業さんが非常に多くいて,何が足りないかと言うと,やっぱり人材が足りんと,人が足りない。その人を覚悟するのが非常に大変だということを言われてまして,まだまだやってやろうと,元気のある企業さんがたくさん町内にはいらっしゃるなということを肌で感じております。 ◆5番(横尾) 人材が足らないのは,どこも足らないです,今。うちはドライバーが全然おりません,業界的に。当然,今引っ越しシーズンですけど,引っ越しが大変な状況になっております,引っ越し難民がかなり出ているようですが。 企業誘致も大事ですけど,企業と人材のマッチングなんかも今度は必要になってくるでしょう。そのことは今後考えないんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) マッチングの話ですけれども,実はまだ担当課とは十分調整はできていませんけれども,例えば成人式のときに企業さんにお集まりをいただいて,本町にはこんな企業さんがたくさんいらっしゃいますよというようなセミナーというか,マッチングの機会を設ければどうかなというようなことは,うちの中の担当と一緒に話をしておりまして,そういった企業さんと町内の出身の方々とのマッチングの事業を行っていきたいというふうには考えております。 ◆5番(横尾) 企業誘致も大切ですけど,私はそっちのほうがまず大事かなと思います。それをまずしっかり来年度はやっていただきたいということを要望しておきます。本当に大事なことだと思います。 それともう一点,これはちょっと外れるんかもしれませんけど,今MアンドAばやりです。MアンドA,企業買収ですね,いわゆる。今が一番売りどき,高いらしいんですけど,後継者のいない企業に,その会社にすばらしい商品とか,生産してるもんとか,いろんなすばらしいもんがあれば,十分大手が買収するということがあるみたいです。それを専門にやっているところが東京にありますし,そういうことも今後考えて,やはり後継者不足も大変問題になっておりますから,MアンドAも,一つの企業を続けていく,継続していく大きな一つのものになると思うんで,そこら辺のことも今後考えておいてもらえないかなと思っておりますが,どうでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 事業の承継の話ですけれども,先日一般の中でまちづくり推進課長も申しましたように,企業の承継,企業を引き継いでいくというような事業につきましては,町の神石高原商工会とも連携をしながら,そういったことも念頭に置いて検討してまいりたいというふうに思います。 ◆5番(横尾) ぜひともよろしくお願いします。 続いて,ちょっと通告書にないんですが,16ページのここにある,これも同僚議員からも質問があったと思うんですが,先ほどありましたように,後の同僚議員も言うでしょうけども,PR事業ですか,町紹介。はっきり言います。これは,必要ですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 平成30年の議会の中で議員各位から戦略的な広報活動が足りないということを再三指摘をされております。その指摘を受けたということではありませんけれども,町のJIN(神)プレミアム事業もありますけれども,なかなか町の名前が全国に知れ渡ってないということがあります。その現実を踏まえまして,まずはきずなということで,人を広げていくこと,それから全国の方々に知っていただくということで,まるごとにっぽんへのブース,それから関西圏,関東圏の人に目で見ていただいて訴えるという意味でトラックのラッピング,それから地元を固めないといけませんから,地元の「Wink」の非常に3万5,000部も毎月発行されておる,その「Wink」で地元にも発信をしていく。そういった発信力を高めた上で,町の魅力づくり,それから町を発信をしていく,そういった戦略的な広報の一環として,今回PR事業としてここに掲載をさせていただいておりますので,一つが抜けると,それが連関しておりますので,どれをとっても大切である。それからさらに,年賀はがきにつきましては,昨年も実施しておりますけれども,備北の郵便局長会議の中でも,中国地方で初めて神石高原町が取り組んでくれたと,非常にお褒めの言葉もいただいておりますし,協力してやろうというようなお声がけもいただいております。そういった一つ一つのPRを重ねることで,いわゆるふるさと住民票じゃないですけれども,深い関係人口を築いてまいりたい。その戦略の一環であるというふうにお考えをいただきたいと思います。 以上です。 ◆5番(横尾) いろいろよく整理されてますね。答弁が,すごいと思いましたけども,いや,大したもんです。はっきり言いますけど,私は,ほかのほうにこういう予算は使うべきだという気がしてなりません。だから,なかなか言ってもやめられる様子がないようですけども,もう一度中身を精査して,ちょっと余りにも戦略的にいいもんがあったら,ぽんぽんぽんぽん行き過ぎだと思う。中身をもうちょっと一つ一つを精査してもらいたいと思います。町長部局からいろんな政策が出ておりますけど,もう少し中身をじっくり煮詰めてもらいたいというんが私の思いであります。そこまで言っておいて,次に行きます。 続きまして,111ページ,これも載ってないんか,載ってない,ごめんなさいね,110じゃ。111,クラフトビールだったっけ。違うわ。11ページ,クラフトビールですね。 111ですか。事業調書の111ですね。ごめんなさい。クラフトビールの件ですけど,調整会議でも少し質問したんですけど,クラフトビール,委託先は岡山の業者と聞いております。以前は,福山の業者に委託すると言われましたが,もう一度なぜ岡山の業者になったかという理由と,委託料,全体でこの商品開発に324万円のたしか予算と聞いておりますが,この委託料は幾らかかっているのか,委託内容はどういった内容で委託するのかをお聞きします。 ◎産業課長(瀬尾) クラフトビールの委託先の変更でございますけれども,以前福山の業者というご説明をさせていただいたところであります。ところが,福山の業者にあっては,製造は可能ですけれども,いわゆる啓発であるとか,そういった総合的な指導,そういったことができないということから,岡山の業者に変更させていただいたということでございます。 それと,クラフトビールの31年度における委託の内容でございますけれども,30年度におきましては,ブランディング,そういった企画立案,案を練って,それをもとに,31年度はそれを試作品までつくっていこうというのが主な内容でございます。ポジショニング,いわゆるターゲットとする年代のところへいかにアプローチしていくか,戦略を組み立てていただく内容が一つ,それとブランドコンセプト,こういったことの作成も入っておりますし,できた商品のネーミングの開発,それからロゴのラベル等の開発,それと最終的にはパッケージ生産ということで,試作品ができましたら,試し売り……            (「試飲,試飲」の声あり) 試飲とか,そういった販売のところまでやってみたいというのが,31年度の主な内容でございます。 ◆5番(横尾) ちょっと質問したのは,委託料がどんだけかかるんかなということを聞いてたのと,もう一点委託というのは,これは商品開発をして,製造は別のところでするということですか,じゃあ。 ◎産業課長(瀬尾) 委託料でございますけれども,31年度は476万円,税込みですが,を予定しております。それと,31年度は試作品をつくるまでの作業,それとそれを試し売りをしてみるところまでの作業になりますけれども,実際にこれでいけるということが確認されましたら,実際に製造するところというのは,また今後の選択肢になってこようかと思います。こういったコンセプト,こういったものを幾らで契約のもとでできるかというのは,業者の選定については31年度の結果を踏まえての選択ということになってこようかと思います。 ◆5番(横尾) じゃあ,来年度は,委託で商品開発だけっていうことなんですね。本格製造まではされないということなんですね。467万円ですか,この委託料で。この中に,今年度が800万円になっていますけど,その476万円でしたら,あとの残りが道の駅のフードコートの商品開発っていうことになるわけですか。 ◎産業課長(瀬尾) ご指摘のとおりで,残り324万円というものが,フードコートで販売する商品等の開発費ということになります。 ◆5番(横尾) クラフトビールの商品開発に476万円ですか。かなりかかりますけど,これが売れなかったらどうするんかなというんが,今の私の思いなんですけど,どうせ製造するということになったら,またプラス,来年度予算にその製造の予算が多分組まれるわけでしょう。製造というか,どういうふうにされるんか,ちょっとまだ決まってないようなことを言われますけど,でも決めてないと,商品開発したわ,製造ができないということになっちゃあいけないので,そういうことは全く考えてないんですか。 ◎産業課長(瀬尾) 実際の製造段階に入った場合,製造をするということは,既に業務として売っていくような体制ができた場合については,これは町からの補填ということは考えておりません。182ステーションから,そこへ外部委託をしてつくっていただいて,その原価にプラスアルファして,1本当たり500円,ロット数によっても,かなり1本当たりの単価は変わってきますので,最初からいきなりたくさんのものを製作することはリスクは大きいと思いますので,最初は小ロットの中で販売していって,その販売ぐあいを見ながら,今度ロット数を増やしていくと,仕入れ価格も安くなってくるというような流れの中でやっていきたいというふうに思っております。 ◆5番(横尾) 余り時間もありませんので,まだ聞いてみたかったんですけど,476万円が無駄にならないようなしっかりした商品開発をしていただきたいということと,私は基本的にはクラフトはやめればいいというんが私の思いなんですが,どうしてもされるようですので,どうしてもされるんやったら,慎重にやっていただきたいということ。本当にやった,何のためになったかじゃあ,ちょっと町民がやはりいろいろ言われることになると思いますので,そこを私,議員としても,よく押さえておきたいと思いますので,よろしくお願いします。質問を終わります。 ○議長(松本) 以上で横尾議員の質疑を終了します。 ◆6番(橋本) まず,今回の予算の説明で,調整会議においてもですけども,どうも各課の連携がとれてないような気がいたします。二,三,そういったものを受けておりますので,ここでは話はいたしません。しっかりと連携をとってやっていただくことをちょっと意見を言っておきます。 初めに,インフルエンザ,肺炎ワクチン接種の個人負担の件でございます。 私も,一般質問で,なぜ今年個人負担をということも議論をさせていただきました。びっくりしました。今日,1番議員の答弁で,会期中に再度検討して結論を出すと言われまして。今この審議最中において,1番から沿ったそんなご答弁をされるのかが,ちょっと疑問になりました。この予算は,どの事業においても,それぞれ内部検討され,熟慮された,私は,予算案が提示されているものと思っております。その中で,トップバッターの議員の答弁は,どうも私は理解しがたいと思います。しかしながら,内部検討をされるということでありますので,よくよく検討されたらと,思いを一言言っておきます。 それでは,まず総務課の質問書を出しておりますけども,7ページ,8ページにかかわることをちょっと質問したいと思います。 防災対策の経費でありますけども,それぞれ備品とかの購入等々はわかります。そして,自主防災に対しても,訓練の補助助成をされておられます。一つ大きなことは,町の防災対策,町と自主防災のかかわりというのがちょっと抜けとるんじゃないかと思うんです。自主防災組織は,自治振興会ごとに一つずつ自主防災組織があって,それぞれ訓練をされておりますけども,広域的な訓練,その上にまたそこに町が乗っかっての訓練というものが僕は必要になってこうと思うんです。全体で言うたら,かなり予算もかかりますし,ちょっと広範囲なとこでありますから,例えば豊松地区で防災訓練を四つの振興会が寄ってすると,そこに町がどうかかわって,避難訓練等々の連携をどうとっていくかという,そんな総合的な訓練も必要ではなかろうかと私は思うんです。そうなれば,それぞれの役割やら,自分の行動がわかってくるんではなかろうかと思います。その辺の予算が,これに計上してないんです。その辺をもう少し,そういったことができることを確立をするようにやったらどうかと思いますが,ご意見をお聞かせ願いたいと思います。 ◎総務課長(瀬尾) 防災の体制についてでございます。 議員が言われるように,今のところ町,それからそれぞれの自主防災,自主防災の集まりは協議会がございまして,町と連携し,毎年一定の時期に研修会を行っているところでございます。 今,町の状況を見てみると,なかなか自助であったりとか,共助の考え方が浸透できてないと。それぞれ自主防災もかなり意識が,活動自体を見ても,大きな差が出てきているようでございます。去年の災害を受けて,今からどういうふうに防災力を高めていくかっていう大きな課題がありますので,今年からは,ちょっと今までのやり方を変えて,しっかりとした体制づくり,それから防災訓練等も工夫しながらやっていきたいなとは感じているところです。 訓練については,今ここで説明できるものはございませんが,近隣の福山市とかは大規模な訓練等も全体でやっておりますので,うちの町で今現段階でできることを各自主防災組織,町等と連携して,検証というか,検討をしていきたいと思っております。このままでは進んでいかないというのは,よくよくわかっておりますので,また議員の皆さんからもこういった事業があったらいいんじゃないかというようなものがありましたら,ぜひ提案をしていただけたらと思っております。よろしくお願いします。 ◆6番(橋本) 机上訓練も必要ですし,実地訓練も当然必要になってくるわけでありますから,十分吟味しながら,研究しながら,早急にそういうものをつくり上げていってほしいなという思いは持っております。 次に,先ほど出ました,16ページの町のPR事業でございます。 戦略的にPRしようということでありますが,この町をPRするのか,この町の特産品をPRするのか,どうも話を聞いていて,神石高原町という名前を全国に知らせるためのPRなのかが,ちょっとその辺がどっちなんかなという,多分どっちもよという答弁だろうと思いますけども,それをちょっとお聞かせ願いたい。 ◎政策企画課長(岡崎) 神石高原町の中には,すばらしい景観であったり,誇るべき産品がたくさんありますので,そういったものをトータルとしてPRしていく。ですから,神石高原町には牛がおるなとか,ピオーネがあるな,おいしいシイタケがあるなとか,そういった神石高原町って言ったら,いろいろなものが思い浮かべていただけるように,神石高原町をトータルとしてPRしていきたいというふうに思ってます。 ◆6番(橋本) 町民,住民の方は,そういったとこも知らないというか,えっ,そんなのあるのっていう感じなんです。ですから,まずは足元から,僕は橋本ですけど,足元からそういったPRというか,やっていくことが大事であって,ストレートに東京のほうへ飛んでいってしもうとんです。そうじゃなくして,住民みんながそういうのを共有するというのが一番,そこを最初にやらなくては,僕は次はないと思うんです。幾ら東京のほうへ行ったって,ここへ,町へ住んどる者が,そんなもん知らんよということになったら,がっくりくるじゃないですか。そこから始めるべきであると思うんです。どうも飛んでいくというのが好きみたいなんですけど,いかがですか。 ◎副町長(森重) この事業につきましては,今飛んでいくというて言われたんですが,事業がトップダウンとボトムアップと,町長からの発想,それから職員からの提案がありますが,今回のこの事業につきましては,職員から提案がありました。それで,現状を見てみると,今言われたように,町民の方も,6次産業化の中で,個人,それから法人,企業と,いろんなものをつくられています。その発信をしていきたいと。例えば,しょうがのこんなものをつくったよって,いろんな提案をもらいます。そういったものを,ついこの間も,東京へ持っていったら好評だったとかということを聞くんですが,そういうつながり,どこか売る場所が確保できないかというんがあります。TAUでは,県内のさまざまなものが出て,やっぱり売れ筋でないと置いてもらえないとか,期間を限定される。そういったことや,府中市がつくられているNEKI,私も行ってみましたけど,かなりのものを置かれてます。そこへ神石高原町のものもという話もしましたけど,なかなかよそのものを借りてというのもどうかと思いますし,そうはいっても発信力が,府中のNEKIの中へあるというのは,弱いと思います。今回,備後圏域で取り組みをこれまでしてた,まるごとにっぽん,浅草にありますけど,おしゃれな建物ですが,そこはブースがあくということで,これを逃すと,またこれが確保できないということがありましたので,職員もその情報を入れて,まさに発信力を強めていこうということで,いいものを,先ほど言いました加工品等々をやってみると。これは,実際行ってみないと,これがいいことなのかというのはわかりませんので,ぜひせっかくの売り場がここで確保できるのをみすみす見逃すよりは,それを活用して,私たちも,出荷者の皆さんと研修会へ行ったり,道の駅,百彩館で売ってますけど,これをもっと広く売り出していくというようなことを取り組みができればということで,やっぱり地域の方と一緒にこれを盛り上げていくと。それで,売り上げが,また知名度も上がっていくということになればということでありますので,ただただどっか東京のほうとか,町外で売っていこう,発信していこうというか,飛んで行くということではございませんので,職員のせっかくの提案もやはり尊重しながら,この事業を展開しております。 ◆6番(橋本) JIN(神)プレミアムもいろんなものがありますし,特産品を売っていくということもあるでしょうけれども,その次のことを言ったら,またおかしくなるんですけども,その特産品をいかに生産を上げていくかが,また重要になってくるんです。そこで売れたからええわという話じゃないんですよ。その生産高の量を上げていくためにはどうするかという話につながってこうと思うんです,だからそれを一番にやるんだという思いでしょうけれども。しかし,トラックへラッピングして全国走り回るというのは,これはいかがなもんかと思います。先日,私は山陽道をずっと通って,福岡へ行きましたけど,やっぱりそういうトラックがおりましたね。トラックへ,あれは全面でしたけど。私は運転中ですからそんなに見れんですから,横におった者に後から聞いたんですけど,何を描いてあったと言って。何か野菜かトマトか何か描いてあったというて。福岡県の何々町と描いてあったんです。ありましたよ。あったらしいんですよ。何か描いてあったよという。次の日にまた聞いたんですよ,あれはどういう町じゃったかなと言うて。いや,覚えてないよという話が出とんです。トラックを見る機会も,そんなに毎日見るわけでなく,たまにしか見ないじゃないですか,そういうトラック。運転手の方は行ったり来たりしよったら,それは見えるかもわからんけど,それが果たして町のPRになるかと言うたら,ちょっと疑問に思うんです。ただパフォーマンスだけで走っとるような状況になるんかなと,僕はちょっと無駄になるんかなという思いは持っておりますし,これをするに当たり何か募集をすると言われましたね。するんなら,募集じゃなくして,お願いしますじゃないんかと,僕は思うんです,募集じゃなくして。トラックの会社へ行って,これはお願いしますわと言う,そういう姿勢がないと,僕は上から目線で行ったら,そりゃあという思いもあるんです,トラックのラッピングについては。 それと,まだありましたね。月刊タウン誌の情報誌は,福山近郊でいろんなところへ,それを上げるのは,僕はいいと思いますし,年賀はがきも。それは当然必要なことであろうかと思います。先ほど言いました,浅草ブースとトラックラッピングは,どうも私はちょっと理解できないところがあることだけはお伝えしておきます。 それと,次ですけども,31ページのビジネスコンテストがありましたね。30年度は2件の応募だったということでありますが,今年もやられるということでありますが,もし今年コンテストの募集が少なかった場合,2件,3件の場合もやられるのか。5件以上なら,このコンテストへ審査員にお願いしようとかというとこが,線があるのかどうかをお聞きしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 31年度で募集が何件,少数でもやるのかということでございますので,基本的に1件あれば,一応審査のほうはしていただこうというふうに思っています。ただ,それが賞に該当するかどうかというのは,また別の話になろうかというふうに思っています。 ◆6番(橋本) 審査員の方にちょっと聞いたんですけど,今年2件だったと言うて,非常に難しい審査だったという,審査員からちょっとそういう話を聞いたんです。それは,ちょっと難しいですよね。2件が出ても,優秀賞になるかどうかもわからんという話でしょうけれども,1件だったら,また余計何か難しいんじゃないかと,審査されるほうが。その辺を危惧しとるんですけども,その辺はいかがなんですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 審査員のどなたにお話をされたのか,僕もちょっと聞いてはおりませんので,30年度の場合は,確かに3件です。3件応募がありまして,審査をしていただきました。審査員の方々にどういうふうにしますかというところで協議をしていただきまして,最優秀賞はなしで,優秀賞を個人が1件,それから法人が1件ということで落ちついたところでございます。 31年度につきまして,1件だけで難しいということに,審査員の方はお願いはまた改めてしますけれども,その審査員の方が1件の応募内容を見て,これは審査には値しないというふうに言われるか,ぜひとも話だけは聞いてみたいというふうに言われるか,そのあたりのところは改めて審査員にお願いした方に意見を聞きながら進めるようになろうかなというふうに思います。 ◆6番(橋本) ほいじゃけど,審査員をお願いするほうは,担当課が提示すれば審査はされるし,これはちょっと値せんと思うたら,そこでお願いせにゃあいいわけですから,その判断は担当課でできますよね。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 今まで2年やってきましたけど,担当課のほうで,これはだめというふうな形のものをしたことはございません。一応審査員の方に全ては見ていただいております。その中でご判断をいただいているという状況です。 ◆6番(橋本) わかりました。 次の36ページの協働支援センターの運営経費でありますが,自由財源分がありますよね。それの活用をもっていろんな事業をされておると思います。その事業をできなかった分のお金については,繰り越しをされておると思うんです。これはずっと続くわけはないと思うんですが,どの年度でどういうふうな,この自由財源についてのことはどう考えておられるんかをお聞きしたいと思います。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 3年前に協働支援センターを立ち上げたときにもご説明をしたかと思いますけど,一応3年で自由財源交付金のほうをお支払いをして事業をしていただきますけれども,3年をめどとして,多くのお金が残っているのであれば,その後にきちんと使う目的を明確にした基金の造成にするか,3年を過ぎたところで一旦は町のほうにお返しいただくというか,精算をするというふうなところでお願いをしているところでありまして,今どの協働支援センターも3年目を経過いたしますので,それについての整理をしているところであります。 ◆6番(橋本) 3年ですから,30年度,この末で3年が来るということでありますから,ですね。今,その協議中を各協働支援センターでやられておると。基金であれば,目的がない場合は全額,全額というか,経費が要りましょうから,町のほうへ返していただくという。ですから3月末,4月の計画書をもって,それで判断されるということでよろしいですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) まだ30年度は継続しておりますし,それぞれのセンターも総会のほうもございますので,6月議会のほうで補正予算のほうで皆様方のほうに説明をするように,一番早ければ,そうなろうかというふうには思っておりますが,もしかすれば,9月議会というところで。5月の総会ですから,6月議会のところにちょっと間に合わないところがあるかもしれませんけれども,そういった形での3年に1回の整理というふうに思っております。 ◆6番(橋本) 立ち上がって3年ということで,これから31年が始まるわけでありますから,今度31年から始まった場合,1年ごとというか,また3年をめどに,そういうやり方で続けられるわけですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 一応,今のところは3年に1回のところの精算でという形で,それぞれのセンターのほうにはお願いしようというふうに考えております。 ◆6番(橋本) わかりました。 続いてで,ちょっと予算書をいきます。 予算書の65ページ,企画費の中の46番ですが,自治体国際協力促進事業という,僕は初めてこの名前を見たような気がしますけども,委託料として300万円,この内訳というか,内容をお示しください。 ◎政策企画課長(岡崎) 自治体国際協力促進事業でありますけれども,これは,実は平成27年度に1回,自治体国際協力促進事業を神石高原町で実施をしております。これは,紛争影響地域におけるコミュニティー主体の農業,酪農産業の復興支援事業ということで,平成27年度に,内戦の復興にあるスリランカから農家,酪農に携わる方々を本町に受け入れて,有機農業であったり,有機農業でできたものを加工する,そしてその農産品を加工したり,売ったりする産直であったり,活動をするための研修を本町で実施をいたしております。本町へスリランカから農家の人に来ていただいて,本町で学んだものをスリランカに持って帰っていただいて,その紛争地域の中で,何もない,資材が少ないところで農業をやっていただくという促進事業でありまして,平成27年度に1回やっております。それについては,先ほど言いましたように,スリランカから農家を受け入れて,そこで本町で研修をした。 来年度実施する自治体国際協力促進事業でありますけれども,27年度で学んだ方々にもう一度来ていただいて,再度本町で有機農業であったり,農業の販路の拡大をする仕方であったり,それから商品開発の仕方であったりを学んでいただいて,2週間程度本町に来ていただいて,来ていただいた方々がスリランカに帰って,スリランカで27年にやっておるモデル農業地帯をつくっておられますけれども,そこのモデル農業地帯で働いておられる方が1遍本町に来ていただいて再度学んでいただいて,帰っていただいて,学んだものをスリランカのモデル農地で再度農業をする。それの農業をしておるのを本町にスリランカの方が来て,教えた先生が,来年の1月程度に再度また行って,そこで再度また指導をする,そういった事業でありまして,平成27年度の事業の第2段目ということでご理解をいただければと思います。 ◆6番(橋本) いわゆる国際貢献になりますよね。ちょっと思い出しました。27年度ね,あったのを思い出しました。内容を聞きまして,よくよくわかりました。 まだ5分ほど時間がありますので,ちょっと別なとこへ行きますね。 予算書の53ページ,庁舎管理経費,これは支所じゃと思うんですけど,一番下の17番の土地の購入費が100万円ほど計上してあります。この土地購入費,これはちょっと内訳をお願いしたいと思います。 ◎総務課長(瀬尾) この土地の購入費でございます。油木支所の庁舎の横に,公用車を配置する車庫を設置しております。そこの土地が民地でございまして,賃貸借契約でお借りをしております。この土地の持ち主の方から購入依頼がありまして,再評価を伺って,購入をさせていただく費用でございます。 ◆6番(橋本) 購入費100万円ですけども,面積,また単価等はわかりますか,わかりませんか。 ◎総務課長(瀬尾) 資料がないので,宙に覚えていません。 ◆6番(橋本) また,資料をちょっといただければと思っております。 それでは,以上で私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(松本) 以上で橋本議員の質疑を終了します。 ここで休憩とします。 再開は14時20分とします。(午後2時12分) ○議長(松本) 再開します。(午後2時20分) ◎総務課長(瀬尾) 失礼します。 先ほど,橋本議員の質問がございました,土地の購入の関係でございます。全体で564平米ございまして,平米1,773円でございました。訂正し,説明にかえさせていただきます。よろしくお願いします。 ◆7番(久保田) 施政方針の12ページ,先ほどの同僚議員の質問なんですが,インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種費用の一定程度のご負担をいただくことにいたしました,これははっきり施政方針に書いておられるんです。それで,さっきもけさの質問に対して,今会期中に何か見直すようなことを言われたんですが,これだけの大事なことを記載しといて,すぐころっと変えられるんですね。まだ,予算審議も,今途中ですよ。変えられるんなら,ええよ,そりゃあ。変えられるんなら,これも直してくださいよ,施政方針を。ここにちゃんと出とるんです。そうでしょう。執行部は,これで1年間やりますというて,したんでしょう。よう考えてやってください,ここを。 次,政策企画課予算調書14ページ,チャレンジファンド運営事業補助金の内訳ですが1,120万円,240万円は旅費と伺っておりますが,760万円は人件費と伺っております。これは,どなたに支払われますか。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団法人神石高原地域創造チャレンジ基金の件でありますけれども,人件費の部分ですが,事務局専任の事務局長が1名おります。さらに,理事が1名おりますので,2人に対してお支払いをするということであります。 ◆7番(久保田) 事務局長は,役場の職員がされとんですか,民間の方です。それをほいじゃけえ,理事の方と,幾らになりますか。 ◎政策企画課長(岡崎) これはまだ平成30年度の決算見込みでありますけれども,専任の事務局長に報酬として370万円お支払いをします。それから,理事に,理事1名ですけれども,60万円を支払う。専任の事務局長,それから理事1名につきましては,本拠を東京に置いておりますので,そのお二人に対する旅費を240万円程度決算見込みとして計上をいたしております。それを見込んで,来年度につきましては1千万円余りの補助金として財団法人に交付するものであります。 ◆7番(久保田) これは,去年からやっておられますが,私はどうも納得ができんのんが,貸付金3千万円しとんですよね。貸付金へかかる費用が,運営費として1千万円かかったんですよ。何でそんなにかかるんですか。こういう金融機関がありますか。そこをわしは理解できんのんですよ。町長,どうなんですか。 ◎町長(入江) 専門的な知識とか経験を有する者ということで,それぐらいの経費はかかるんだというふうに思っております。 ◆7番(久保田) 時間がありませんので,事業課題,出資に対するリスクとは,これはどういうことでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) 今支援をしておりますけれども,その支援先の経営が行き詰まらないように,支援決定時には審査を厳格化して,支援先の支援後のフォローも当然していきますけれども,行き先が行き詰まった場合については,支援した支援金が返ってこないこともある,それをリスクとして考えております。 ◆7番(久保田) この支援先は,行き詰まらないように,行き詰まった場合にはいろいろ支援をするというようなことなんですが,リスクがないようにするためにはどういうふうにすりゃあええと,企画課長はお考えですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 民間の金融機関につきましても,当然貸し付ける場合にはリスクが伴っておりますので,完全にリスクを排除するということにはならないんだろうというふうに思います。ただ,民間で言えば,リスク解除のために信用保証協会に保証を委ねたり,保証人をつけるというようなことも考えられますけれども,本財団のチャレンジ基金につきましては,そういったことは考えておりませんので,そういったことのないような厳格な審査と,それから支援を行っていきたいというふうに思っております。 ◆7番(久保田) 口では,ええのを言われますよ,厳格な審査じゃなんじゃと言うても。最終的には,この前の一般質問を聞きよっても,貸付先を理事会で決定したが,最終的な責任はないって言われたでしょう。何でないんですか。理事会が決定されたんでしょう,支援先を。決定されたんなら,責任を持ってください。しかも,貸付先には,保証人も何もないでしょう,無保証,無担保。無利子,無担保か。誰が責任をとるんですか。こういうことがあっちゃあいけんですけれども,もし何かあった場合,焦げついた場合,そこを言うんですよ。しかも,これは税金ですからね。しかも,これは7年据え置きじゃと言われたんですか,5年じゃったですかね,ちょっとはっきり覚えとらんのですが。それだけ据え置いて,今度返済が始まる。誰がおるんですか,そこに。町長がおられりゃあええですよ,4年に1遍ですから。ずっとされりゃあ,そりゃあええかもわかりませんが,参事は来年任期でしょう。誰が責任をとるんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団の責任を誰がとるかということでありますけれども,前回もお話を申し上げましたけれども,第一義については理事会が責任をとります。ただ,理事会は責任を第一義にとりますが,理事会に不作為行為があった場合には,理事の者からその責任の範囲によって賠償をいただくというようなことも考えられますけれども,通常の場合は,理事に第一義がありますけれども,債務保証というふうな考え方にはなりません。ですから,最終的には,財団の中で焦げついたものについて町に返ってこれないというようなことが発生した場合には,いたし方がないので,債務放棄をするということになろうかと思います。 ◆7番(久保田) 課長,今の答弁は本音じゃと思うんですよ。理事会には責任がない。最終的には,債権放棄。これは,税金ですよ。そうでしょう。どうしても,私は理解できんのです。だから,この前一般質問でもありましたように,保証人を必ず立ててください。参事,理事会で決めるとかどうのこうのと言われましたが,理事会で,じゃあ保証人はええじゃないかと言われたら,そうなるんですか。絶対,これはいけませんよ。そういう甘い考えでやるから,平気で税金を使うんですよ,こういうことを。そうでしょう。絶対,これは保証人をつけてください。 ○議長(松本) どっち。 ◎副町長(森重) このチャレンジ基金の考え方は,これまで各種補助金を交付をしております。特に,農業関係ですね,1農家,1人に数千万円の補助金を出したりしておりますが,ただ補助金を出すだけではなくて,これは出資をして,伴走型で町と一緒に歩みながら返済もしていただくと。その資金を循環して,次々にそういった起業であるとか,支援をしていくということでありまして,ただ補助金に戻せば,出しっ放し,保証人もなしということになりますけど,やはりこれは出資なんで,受ける方も責任を持って努力をしていただくということで,かなり意味合いが補助と違うというところを新たに設けたものであります。 ◆7番(久保田) これを議論しとっても時間がありませんので,次へ行きます。 ふるさと納税を除く寄附金につきまして,町内から,30年度ですか,幾らありましたか。 ◎政策企画課長(岡崎) 30年度につきましては,まだ寄附金はありません。 済みませんでした。29年度につきましては1千万円の寄附金がありましたけれども,30年度,今のところは,いまだ寄附金はゼロということであります。 ◆7番(久保田) わかりました。 調書の15ページ,先ほども質問がありましたが,平成30年度企業誘致のことなんですが,企業誘致の担当職員を多分置いておられたと思いますが,30年度はどのような活動をされたんでしょうか。活動というか,担当の方が。先ほどは,町内の企業を何社か回って,意向調査みたいなのをされたと,多分答弁があったんですが,これは町内の企業を回ったんですか。企業誘致というたら,町外の企業を町内に引っ張ってくるのを企業誘致と言うんじゃないですか。どんな活動をされたんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 平成30年度に専任の担当職員を置いて,どんな活動をしたかということでありますけれども,先ほど他の議員のご質問にもお答えしましたけれども,町内の企業さんを60社程度回って,企業さんの考え方を把握させていただきました。 企業誘致っていうのは,よそから企業を連れてくるのが企業誘致だろう。当然そうでありますけれども,本町の中でいらっしゃる企業さんが満足していただいておる,満足していただいてないんじゃったら,どこが満足してないのかというのを聞かないと,他所から本町にやってこようと思われておる企業さんに,町外で活動している企業さんが満足をしてないような地域には他所からの企業は来ないんではないかなという考えのもとに,まずは町内の企業さんのご意見をお伺いをするというようなことをやっております。 ただ,それ以外もやっておりまして,福山の企業さんとも接触をしておりますし,それからよく言われます広島の企業さんであったり,それから関東圏の企業さんとも接触はしております。 ◆7番(久保田) 要は,そこなんですよ。町内の企業はアンケートをとりゃあいいでしょう,別に一軒一軒回らんでも。商工会を通しても,アンケートをとりゃあいいでしょう。今地元におって活動というか,企業経営はどんなですかとか,もうかってますかとか,資金はどうですかと,アンケートをとりゃあええんですよ。私が思っとったのは,今言われた,福山にしろ,関西圏にしろ,そこらへ行って営業活動をされよってかなと思うんたんです。ところが,少しはされよってんですけど,主には町内で町内企業を回っておられるということなんで,そんなんアンケートで済むことでしょう。ほいで,新年度は地域おこし協力隊を配置するということなんで,そうすると,職員の方と2名置かれるということなんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 担当の職員1名と,それから地域おこし協力隊で来ていただく協力隊の隊員さん,ですから2名体制でしっかりと企業誘致を進めてまいります。 ◆7番(久保田) 次の16ページ,町紹介PR事業なんですが,トラックのラッピングなんですが,ラッピングされても,例えば高速を走っとるときなんか,周りの運転手の方がラッピングを見て,交通事故を起こされますよ。じゃけえ,事故を誘発するようなことをわしゃあしちゃあいけんと思うんです。それと,パーキングへとまっとるときゃあ,ええかもわからんです。事故の誘発をするようなことを,ほんまにPRが必要なんかなと思います。そこらの考えはどうなんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) ラッピングをして事故を誘発するということのご意見ですけれども,ラッピングをしたトラックっていうのは非常にたくさん走っておりますので,それがもとで事故を誘発するというようなことにはちょっとつながらないのかなというふうに考えております。ただ,先ほども他の議員さんでも申し上げましたけれども,ラッピングをして走っておる,そのトラックを複数回見ることによって,CMと同じように,頭の中に焼きつけていただく。そういったことで,町のPRになるということでありますので,ラッピングをしたトラックが全国を走っていくということは,非常に大切なことだというふうに考えております。 ◆7番(久保田) トラックに予算をかけて,町の公用車がありますよね,ここへ何で名前を入れてPRされんのんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町の公用車ですけれども,町の公用車には,基本的に神石高原町という名前が入っております。町の公用車というのは,基本,町内を走りますので,今回トラックにラッピングをするというのは,町から町外へ出て,県外へ出て,関西圏,関東圏まで走っていく,そういったPRの仕方でありますので,そこには公用車に入れないとか,公用車は町内。ですから,ちょっと意味合いが違うかなというふうに考えます。 ◆7番(久保田) いや,一部の公用車には入っておりますよ。全部入っておりますか。全部入ってないでしょう。 ◎政策企画課長(岡崎) 多くのというか,一部の公用車には入っていませんけれども,業務によっては,神石高原町という名前を入れておくのに支障がある場合もあります。そういったために,わざとというか,目的を持って入れていないという公用車もありますので,その辺はご理解を賜ればというふうに考えます。 ◆7番(久保田) 業務に支障がある場合って,どういう場合があるんですか。町長公用車は,業務に支障があるんですか,町の名前を入れとったら。広島や福山や,あっちこっち行っているでしょう。別にないでしょう,業務に支障というて。
    政策企画課長(岡崎) 町長公用車の話が出ましたけれども,それではなくて,町の業務としては,例えば税金の徴収であったり,それから相談,例えば保健師さんとか,そういった困っておられる方々のところへ行って話をする場合には,神石高原町の車が来たということであれば,税で言うたら,徴収が来たというようなことをつまびらかに,明らかにするということになりますので,業務によっては支障が出るということを申し上げたわけであります。 ◆7番(久保田) 公用車には,これ以上言うても,入れられんのでしょうから,それはええですわ。入れんと言うものを入れてくださいと言うても,入れてんないんじゃろうけえ。 次の建設課,これは通告はありませんが,126ページと127ページなんですが,災害復旧費を計上してあります。それで,広域農道の大規模災害,あるいは豊松の大規模な地すべり災害等,またそのほかの町道等,大きな災害が出ております。それで,災害復旧に当たって,地権者との交渉や県との交渉が当然要ると思います。この交渉の担当職員を今まで置かれとったんですか。例えば,広域農道とか豊松の地すべりとか,そういうふうな災害復旧に関して交渉する担当職員は置かれておりましたか。 ◎建設課長(国重) 担当は置かずに,私が交渉しておりました。 ◆7番(久保田) 課長が,こんな大きなものをひとりで担当するのは,やっぱり無理じゃと思うんです。課長は,いろんなとこを見にゃあいけんのですよ,建設課全体を。そういうことをするから遅れて遅れて,いまだに例えば広域農道なんかは地権者と話ができてないんです。そうでしょう。町長は,災害復旧を最優先するというて,いっつも言われるじゃないですか,挨拶の中で。一般質問でもありましたよ。思い出してください。 新年度は,どのように担当職員を配置されるんですか。担当職員というか,建設課,事業課ですよ。災害復旧を最優先されるんなら,建設課の人員というか職員,それから広域農道の災害にしろ,交渉に当たる,いわゆる専任の職員を置いてください。いまだに,実施設計も何もできてないんです。今年中に発注できますか。そうでしょう。私ら,利用しよるけん便利が悪いんですよ,いやほんと。町長や副町長や参事ら,あそこを通ってないでしょう。そうでしょう。どういうふうに人員配置をされるんですか。 ◎町長(入江) 担当職員専任ではなくて,建設課長が今まで担当してくれてましたけれども,特にそれで支障があったとは私も思ってませんし,メールでもちゃんと地権者の方とはやりとりもして,しかもこちらに来られたときはお会いをして,いろんな話を進めてますから,特に担当職員がおらないから遅れてるということではなくて,私もお会いしたいという話をしましたけれども,それはいろんな土地の関係の権利関係の問題とかということがある程度方向が出ないと会えないということがありましたから,なかなか会えてない,この間1回会うことができましたけれども。そういう状況の中でやっているわけです。ですから,担当職員というのが路線ごとに必要なのかどうかというのも,私は建設課とも話をしなきゃいけないと思いますけれども,今のとこは建設課長担当でしてて,特に問題はないというふうに考えております。 ◆7番(久保田) 路線ごとに担当職員を置いてほしいと言よんじゃないです。現実に,あれだけの災害が起こってるんですよ,地すべりにしても,広域農道にしても。見通しが立っとるんですか,ほいじゃあいつごろ発注するというんが。町長はそんなことを言いますよ,支障は出ていないとか。住民は,支障が出とるんですよ,現実にずうっと通行止めになって。そういう認識だからわからんから,そういう答弁をされるんです。 それじゃあ,課長に聞きますが,いつごろ発注されるんですか,あそこの広域農道を。全然見通しが立ってないでしょう。 ◎町長(入江) そんな認識と言われましても,私ももちろんあそこで通行止めになっていることで迷惑をかけているということは認識をしてるところでございます。 今は,やはり土地の関係で,先ほど申し上げましたように,いろんな条件があるわけです。ですから,それを整理しないと着手できないんです。それは,この間久保田議員さんも一緒におられたからわかると思いますけれども,そういうことで理解いただきたいと思います。 ◆7番(久保田) いや,だからそれは役場のほうが大阪へ行って話をしないから,しびれを切らして来られたんですよ,こっちへ。そうでしょう。全然回答がないと,私は聞いとりますよ。まあ,ここでこれを議論してもしようがありませんが,とにかく一刻も早いこと復旧してほしいというんが,私の思いというか,住民の願いなんです。それだけを申し上げておきます。 次,時間がありませんので,産業課へ行きます。 調書の111ページ,クラフトビールなんですが,先ほども質問がありましたが,30年度は453万円を岡山の業者に委託で,31年度は324万円を委託ということで,これを何本製造するということは決まっとるんですか。10本製造するんか,あれでも1,000本製造するんか,そこら辺の詳しいことをちょっともう一回お伺いします。 ◎産業課長(瀬尾) 何本の予定かっていうことでございますが,本年度はビールの試作,それから試作販売までを計画しておるところでございますけれども,オリジナル瓶ビール50リッター入り,本数にいたしますと144本をまずはつくって,1本当たり500円で販売してみたいというふうに考えております。これを瓶ビールの100リッターでありますと,288杯の288本で随時増えていくわけなんですが,先ほども答弁いたしましたように,ロットによってかなり仕入れ単価が変わってきますので,当面は小ロットの中で試作販売をしていきたいというふうに考えております。 ◆7番(久保田) 次へ行きます。 まちづくり推進課ですが,調書の43ページなんですが,中小企業の育成事業,これは利子補給2分の1ということなんですが,ファンドにつきましては無利子,無担保ということなんで,これは多分商工会関係だろうと思うんですが,なぜここだけ2分の1の利子補給なんか,ちょっと不公平に私は思うんですが,どうでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 利子補給の事業でございますから,平成25年度から実施をしております。基本的には,商工会の会員さん向けという形に今のところはなっておりますけど,設備資金や運転資金に関する融資利子がほとんどでございます。比較的低額の融資が多いのも現実でございまして,現在のところ全額の利子補給は考えておりません。 ◆7番(久保田) 次へ行きます。 協働支援センターについてですが,実は神石地区の協働支援センターは,知っておられると思うんですが,センター長が……。もう時間がないな。センター長が退職されまして,応募をかけたが,今のところ応募者がないということで,今の幹事会のほうでどなたか当たってみられよるようです。協働支援センターの業務は,どうも役場の仕事も,丸投げと言うちゃあいけんので,下請みたいな仕事をされとるんで,支所長が兼務しても,私は支障はないと思うんですよ,事務局長というんがおられるんだから。支所長の兼務というんは,できんのですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 各地区の協働支援センターでございますけれども,それぞれ区域内の住民自治組織,自治振興会でございますが,それや,ほかのいろんな団体と連携等々を行っていただいて,その地区ごとで事業を実施をしていただきたいという思いで設立をしていただいております。当然そこには動かすためのお金でありますとか,ある程度の権限も与えておかないと自主性が保てませんので,交付金等々を使ってお話をしていただいているところでございます。 議員がおっしゃられるように,支所長が兼務をすればいいのではないかということでございますけれども,そういった意味合いの協働支援センターのセンター長を支所長が兼務をして行うということになりますと,町のほうからこうしろああしろという部分のほうが強くなっていくという部分もございますので,対等関係でなくなるというふうにも思っておりますので,兼務というのはしないほうがいいというふうに考えております。            (久保田議員「違いますよ,もう時間じゃ」の声あり) ○議長(松本) 7番,これでいいですか。            (久保田議員「いいです」の声あり) 以上で久保田議員の質疑を終了します。 ◆8番(小川清) 何点かお伺いいたします。 31年度の挑戦の町創造予算でございますが,第1に施政方針の中にも,今年は災害復旧を第一に力を入れていくということでございます。災害復旧の対応でございますが,既に広報紙を見ると,着々と進んでいるように,写真も入ったりして,見させていただきました。 主要調書の128ですね,公共土木の関係で,町道が130件,河川が61件ございます。今年30年度は道路が14カ所,31年度が道路が50カ所の河川が40カ所,32年度が66カ所,道路,河川が21カ所という計画でございます。町内,それぞれ町民の皆さんは,うちの道路がいつ直るんじゃろうか,それから早うしてくれよというような声を聞きます。町としては,そういった不安というか,いつ直してくれるかなというところに対して,この災害箇所については大体いつごろの予定であるとかといったことを公表というか,出されてはいかがなかと思うんですが,そんなことはされないんでしょうか。 ◎建設課長(国重) 31年度につきましては,道路50カ所,河川40カ所と記載しております。発注予定につきましては,道路につきましては5月発注予定で,河川につきましては9月発注予定でございます。これにつきましては,それぞれ入札公告等を行いますので,発注箇所が公示されると思います。それにあわせて,今ここでどういう手法かというのはちょっと申し上げることはできませんが,住民に不安を与えないように,発注箇所のほうをお知らせしていく方向で検討してまいりたいと思います。 ◆8番(小川清) 公表されるということですから,少しは先が見えてきたのかなと思いますが,発注の順序があると思うんですよ。10路線あれば,何を最重要課題として選んでいかれるんですか。どういう形での発注を考えておられるんですか,その順番です。 ◎建設課長(国重) 道路につきましては,現在通行止めとなっておる箇所から発注してまいりたいと考えております。 ◆8番(小川清) 通行止めになっておる箇所からということでございますが,通行止めではないけど,緊急車両ですね,警察であるとか,消防車両であるとか,救急車であるとか,そういった生命に関するところがかかわるところを一番にされるんが,私はベターなんかなと思うんですが,そういった考えはないですか。 ◎建設課長(国重) まず,通行止めと言わせてもらいましたが,道路の状況によりましては,少し現況を改修すれば車両が通る可能性もあるとこもありますので,そういう対応も考えてまいりたいと思います。 ◆8番(小川清) 公表されるということですから,町民の中から不足が出ないように,その辺はちゃんと町民が理解する形で取り組んでいただきたい。なかなか難しいかと思いますが,箇所が多いですから,それぞれ利用されるところは早く安全に通行したいということを町民は望んでいると思います。 次に,同僚議員からもありました,まるごとにっぽんへの新たな販売戦略というか,PRです。主要調書の16ページですが,説明のときにも幾らかお聞きをいたしましたけど,今まで備後圏域で販売していたということでございますが,今までの町内から出されていた商品があるんだと思うんですけど,何品か,それが何品で,1年間で幾ら売り上げがあったのか。それから,今言う2メーター角をお借りして,備後圏域で売っておられたと思うんですが,その全体の売り上げが1年間どのくらいあって,町内の売り上げが何品で,どのくらい売り上げがあったのか,お聞きします。 ◎政策企画課長(岡崎) まるごとにっぽんの販売実績について正確な数字は今持っておりませんので正確なことはお答えできませんけれども,昨年までまるごとにっぽんで備後圏域がやっておったもので言うと,毎月約50万円弱売れております。その中で,本町の産品が幾らか。全体で40品目程度ありますけれども,まるごとにっぽん全体,福山備後圏域全体で40品目ぐらいありますが,その中で4から5品目が神石高原町のものであります。その中では,エゴマソルトとか,それから神石牛カレーであったり,スコラさんが販売されておるパックのもの,それから辛うてごめんとかという商品がありますけども,そういったものが販売をされてますが,幾分数点,四,五点しか向こうに出しておりませんので,毎月1万円弱が売れておったというふうに今把握はしております。 ◆8番(小川清) 月が全体で50万円,町内が4から5品目で月1万円ということでございました。そうすると,備後圏域から神石高原町単町になって,同じというか,高原町だけの品目に変わって,40から50品目のようにお聞きしましたが,月50万円ということに売れるとすると,年間600万円ですね。この借り賃が337万円と,売るのに委託料が161万円ですから,売り上げより経費のほうが高くなるというように思うんですが。それから,福本さんが20万円ですね,2回で20万円,何かイベントのときに来られるんかと思うんですが。じゃけえ,売り上げより経費のほうがたくさんかかると思うんですが,そうなんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) まるごとにっぽんのブースの使用料は約330万円程度,それからそこの販売促進代が100万円,それから観光大使の福本ヒデさんに20万円計上しておりますので,約450万円から60万円程度になろうかと思います。先ほど申し上げました,今50万円弱売れておりますので,それがそっくりそのまま神石高原町に変わって,それが全体に売れるとすれば,600万円売り上げが出るということなので,算用で言えばプラスになるだろうと。ただ,福山圏域で売っておりますので,海のものも山のものも,総じていろんなものがパターンとしてあります。今まで4から5品目,それから別に神楽の面なども売っておりますけれども,そういったものが四,五点ですから,それがそっくり40品目全部を神石高原町のものでいったとして,それが全体に毎月50万円売れるかということは,なかなかしんどいのかなというふうには思ってます。ですから,基本的には販売促進手数料のほうがかかるんではないかなと思っております。 ◆8番(小川清) 商売的に勘定すると,そうなるわけなんですが,PRということでやろうという試みであるかと思いますが,今まで4品目から5品目をやっておられると思うんですが,それがここを通じて売ることによって販路が広がって,独自に注文が来て,売り上げが販売促進につながったということになればいいんですが,今まで4品目から5品目をやっておられる方は,私も存じてないんですが,その辺はどうなんでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) JIN(神)プレミアム認定品として神石高原もなかというものがありますけども,この神石高原もなか,JIN(神)プレミアムで認定した移行,まるごとにっぽんで販売をさせていただいております。そういった意味で,神石高原もなかの製作販売をされておる山内さんは,販売をする場所が増えたということで,喜んでいらっしゃいます。 ◆8番(小川清) いや,そうじゃなくて,販売促進につながったんですか,つながらないんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 非常に生産量が増えたということを言われてますので,販売促進につながったというふうに考えております。 ◆8番(小川清) つながったということは,目的が達成できつつあるのかなとお伺いしますが,逆に,これはお聞きするところによると,町が100出せば,その中の40か50をまるごとにっぽんさんが選んで,あと半分ぐらいはだめよとなるような説明でした。そうすると,町が税金を使ってこういうことをする,外れた人は,何か残念だなという気がするんです。ということは,出す方に幾らか負担金をもらうとか,送るのは自分らで送りよとか,運賃はどうなるんかわかりませんが,その辺の考え方はいかがですか。 ◎政策企画課長(岡崎) まるごとにっぽんに出す産品につきましては,農産品であったり,加工品については,まるごとにっぽんが買い上げて,それを販売をします。その買い上げて,まるごと日本で売るための出荷をするための送料については,出荷者負担です。それから,先ほど言いました工芸品については委託販売ですので,委託品については,20%の手数料を取るということになります。ですから,町内に100品目あって,その中でまるごとにっぽんが自分で買い取って,それを売るということになりますので,そういう意味で言えば,全国での産品を見ておるバイヤーが,これはもっとこういうふうにしたほうがいいですよとか,ブラッシュアップをしてくれるんだろうというふうに思います。そういう意味で,そこの選に漏れたというのもおかしいですけれども,そこに至らなかった商品についてもいろんな指導をしてくれるんだろうというふうに思いますので,さらに商品開発のグレードが上がっていくのかなというふうな期待をしております。 ◆8番(小川清) 目的が達成できるように,指導なり,まるごとにっぽんとの折衝をやっていただきたいというふうに思います。 次に,同じページですが,広告トラックラッピングですが,これは既に業者さんには幾らか当たって,承諾ができとるんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) 町内に三つの業者があるように調べておりますけれども,その業者さんにそういったことが可能かどうかというお話は,打診というか,やっていただけるかというような打診ではなくて,そういったことが可能かどうか,それから今どの辺にトラックの運行がされておるかといったことはお聞きをいたしておりますけれども,これをするので,ぜひやっていただけませんかというような直接的なお願いはまだいたしておりません。 ◆8番(小川清) いや,こういうことをするから協力してくださいということが,僕は,できとって,ちゃんと張れるようにあれができて予算をされとるのかと思いました。 次に,挑戦6の定住促進の強化というところで,企業誘致,さっきもありましたが,促進とあるけど,30年の取り組みと成果,それを受けての31年度の取り組み,同僚議員からありましたが,我々の思いとちょっと違ったようで,これをして,この事業を,継続ですから,来年度もいつまでやられるんかわかりませんが,翌年度以降も予算組みは……。企業誘致をするということは,目標があると思うんですよ。今年は何件とか,全体で最終年度まで何件とか,目標はないんですか。 ◎政策企画課長(岡崎) この事業は,合併以来ちょっと小休止をしておって,昨年始めております。企業の皆さん方にお話を聞くと,ようやく始めたんかというようなご意見もいただいておりまして,企業さんのお話を聞くというのがまず大事なというふうに考えておりますので,いついつに何件の企業誘致をしようという目標は,まだ立てるに至っていないという現状であります。 ◆8番(小川清) せっかく専属の職員をつけて,来年度31年度からはやる気のある協力隊員が来るんですから,いついつまでには,今年はここまで,今年はここまでという目的を持って取り組んでいただきたいと思います。 それから,雇用促進の助成事業です。これは,44ですね。 ここへ書いてあるのは,31年度で終了するような予定というふうに書いてあるんです。でも,翌年度以降へ800万円と書いてあるんですけど,これは聞いてないと思うんですが,なぜやめられるんですか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 総合戦略を立てた時点で,定住施策,その他いろいろ補助金がございますけど,一応31年度で見直しをするというところで進んできております。そういったことも含めまして,この雇用促進奨励助成事業を32年度も引き続きやるかどうかというのをこの31年度中で検討するということにしておりますので,一応今のところは32年度のところは予算は31年度申請分だけをお支払いする分を見込みたいというふうに考えております。 ◆8番(小川清) わかりました。 次へ行きます。 道の駅の件です。 繰り越し等,3億521万8千円を繰り越しで,今月末ですか,建物の産直市場の入札予定であるというふうにお聞きをしております。いろいろ調整会議等でるるご説明をいただいていますが,現場も多分大変だと思うんです。いつ完成して,いつオープンするのか,職員の関係ですね。職員も増やされるのか,臨時を使われるのか,いろいろあろうと思います。1年前のこの定例会のときにも説明いただいたと思うんですが,やはり駐車場ですね。駐車場が,リニューアルしても,逆に計画より造成工事もちょっと中途半端に終わっとるんで,狭くなるというようになりました。あの周りへ整備されるように計画を,民有地も含めて,されるということに聞きましたが,この予算の中でできるのか,どこまで進んでいるのか,お聞きします。 ◎産業課長(瀬尾) リニューアルに伴う駐車場の確保についての問いでございますが,北側のほうへ店があります。そこの前のほうが空き地というか,現在もそこの店が使っておりますし,それから道の駅のイベント時のときもお借りしたりしております。福山のほうへ土地の所有者がいらっしゃいまして,そこへも昨年度にお伺いさせていただきましたところ,貸したいんじゃけれども,ちょっと課題がありまして,農地でありまして,駐車場にはすぐにはできないということから,そこの箇所については,町のほうからお断りさせていただいた経緯でございます。一方,南側のほうの中華屋さんの裏のほうへも土地がございます。それについても,イベント時にこれまでもお借りしておりますので,これからもリニューアルに向けてお借りさせていただきたいということでお願いをしておるということでございます。 メーンの敷地内,町の敷地内でございますが,当初144台増やしていこうという計画でございましたが,造成のほうも若干半分程度になってますので,駐車面積のほうも半分の70台程度ということで現在計画を進めておるところでございます。 ◆8番(小川清) 既に1年たってるんですから,早過ぎるということはないと思うんですよ,相手があることですから。民有地も含めて,町長が言われとる,あっこの滑り台ができて,大変主客が,これから春になると,たくさん来ると思うんです。その人たちは,1時間ぐらいじゃあ多分帰らんと思うんです。フードコートができたり,いろんなことができたら,半日から,1日はいないかなと思いますけど,ゆっくりと滞在型ということで整備するんで,時間長くとめられると思います。道の駅が新しくなって,たくさん商品を売るためにも駐車場の整備が一番だと思いますんで,早過ぎることはないんで,1年たってるんですから,もう一年たたないうちに,早目に整備をされることを望んでおきます。 それから職員の研修,それから一人一人の資質向上ということで,町民とともに町の課題に挑戦できる職員の育成に取り組むということで,研修に六十何万円でしたか,講師代を書いてあったと思うんですが,計上されてます。それは,年に何回されるんです。これだけですか。 ◎総務課長(瀬尾) 研修の関係でございます。 新年度の予算の資料の中に掲載していた箇所のことだと思います。65万4千円の内訳につきましては,メンタル関係の研修会を年間3回程度行ってきたいと思います。なかなか精神的に課題が出てる職員等もおりますので,そういった研修会を一つは行っていくと。それから,生産性の向上の関係と合わせて,今働き方改革が問われております。より効率的な業務の進め方に関する研修会もあわせて行っていきたいと。この研修会については,2回程度計画をしております。そういった費用を今回特別に計上をしたところです。 ◆8番(小川清) 今回10人やめられるというふうなことを聞いたんですが,定年も含めて10人というふうにお聞きしました。何か若い方もやめられるそうで,我々が心配するのは,そういった部分があるんかな,ないんかな。これは,それぞれ個人のいろんな考えだと思うんですが,一般的に見ると,そういったことを思いましたので,お聞きをいたしました。 最後に,1番議員が言ったんですが,インフルエンザ予防接種等の補助金ですけど,調整会議で伺った限りでは,他市町がしてないから,他市町にそろえるという答弁をお聞きしましたが,私は,それでは理由づけにはならないと思います。 以上です。 ○議長(松本) 答弁要らんの,答弁は。            (小川清議員「答弁はええです」の声あり) ええ。 以上で小川清治議員の質疑を終了します。 ここで休憩とします。 再開は15時30分とします。(午後3時20分) ○議長(松本) 再開します。(午後3時30分) ◆9番(木野山) それでは,通告順に。 事業調書1ページ,生活交通機関確保事業ですが,本年度課題として,財源確保と制度の検証,見直しというふうにありますが,財源のとこで,一般財源が増,それから過疎ソフト債は,これが重要なあれなんですが,減になっております。そういったことで,使うほうは補助金をしっかり出さんと使えないというふうなことになっておりますが,対策はどうされるんでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 生活交通の関係でございます。基本的には,今本町で取り組んでおりますふれあいタクシーの関係でございます。 年々事業費が増加しております。この事業の財源としましては,現在過疎ソフト債を充当しているところでございます。過疎ソフト債については,平成30年度までは事業費の約7割を上限に充当してきたところです。しかしながら,過疎ソフト債の本町への枠が年々減少してきておりまして,31年度本年度については約4割を充当をしているところでございます。 今後の対応等につきましては,前回一般質問の中にもありましたが,ただ動向を見てるだけじゃなくて,基本的には昨年の11月に,1人の方の利用回数が相当多い人が数人おられました。一月に100回を超える利用等がされてたと。金額で換算してみますと,大方100万円を超えるような利用実態があったと。そういった方たちを制限するために,1人一月に30回を上限に利用してくださいということで,随時ルールについても見直しを行っているところです。この見直しの結果,大体事業費が恐らく1割程度は減少してくるんじゃないかなと思っております。本年度,約7千万円ぐらい見込んでおりますが,もう少し下がってこようかと思っております。今後については,今の動向をもう少し見きわめながら,自己負担の増額等も含めて検証していきたいと考えております。 ◆9番(木野山) 余り個人の方の負担が増えなくて,町の負担もこれ以上増えないように,だんだん増えてきてますので,これ以上増えないような形でできるような対策をとってほしいし,夜間の利用についても,住民の方は利用したいなというところがあって,そこの検討もしていただかないといけないかなというふうにも思っております。よろしくお願いいたします。 それでは,8ページ,防災対策経費でございます。 避難所における備蓄物,備品につきましては,計画的に配備計画予算が計上されております。これはこれで,計画的に予算の範囲内でやっていただければいいんですけども,避難所までに個人が着のみ着のまま避難するというわけにはいかないだろうというふうに思うんです。そこへ個人が避難するために,各家庭で幾らか常備しておかなくてはならない,そういう常備品というふうなもんも考えられると思うんですが,そういったもんに対する購入補助とか,支援とかという対策も今後は考えていかなければいけないんではないかなというふうに思いますが,ご見解はどうでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 役場の防災対策につきましては,公助の部分に取り組んでまいるのが基本的な考えかなと思っております。 今,議員さんが言われることについては,明らかに個人の自助の努力の範囲内のことかなと考えております。そういった部分については,事前の備えについての必要性をこの間自主防の研修会等でもご説明をしておりますし,町広報のほうにも掲載しているところでございます。個々の備えとして,個人負担で防災対策をしていただけたらと考えております。 ◆9番(木野山) 自主防災の組織もできてるわけですけども,そういった感じで今自治会あるいはもう少し小さくすると班の単位でどのように災害から自分の身を守ろうかということを考えて,いろんなマニュアル等もそれぞれ班でつくってるというふうに活動をされてるんです,自主防災のところで。ですから,そういった面で一番肝心なのは,逃げるときには,最初は自分とこの仏壇よっていうていっぱい言われそうではなしに,懐中電灯とか,靴とか,長靴とか,そういった常に備えておかなくてはいけないものがあろうかと思うんです。そういったものもみんなで,それぞれの家庭に常備しようなという話し合いも既にあちこちできてますよ。ですから,それに対する何らかの支援,そういうことも町のほうも今後は考えていかないと,全部自助,共助,公助で,自助の部分が災害の場合は70%や80%よ,公助は5%よと言いよったんじゃあ,せっかくの災害に一番対応せにゃあいけないよという目標そのものがちょっとかすんでくるんかなと。もう少し身近な本当に対処しなくてはいけない個人の,自分のためじゃと言われても,公のほうが助けていかないと,弱者の方はそうはいかないんですから,そこら辺のところをご配慮をお願いしたいなというふうに思います。今の答弁は,ちょっと冷たいなと思うんです。どうでしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 議員さんが言われることは十分承知しております。行政として,きめ細かな支援をしていきたいという思いはありますが,なかなか財政的な問題もあります。今言われるように,地域がそれぞれに個々の負担を軽減させるような方向で調整をしていただくのが一番よろしいのかなと考えております。協働支援センターもありますので,そういった組織等も一緒に今後考えていけたらなと思っております。 ◆9番(木野山) わかりました。 深く考えれば,そういったところで支援センターのいろんな活動経費等もそれにも使ってもええよということなんかなと思いました。 それでは,14ページのチャレンジファンド運営事業でございますけども,これはちょっと僕の勘違いで,給付金と思う場所に書きましたけども,チャレンジファンドの資金の中に3千万円は町の貸付金で財団のほうに行きますけども,財団のそのほかにふるさと納税とガバメント何じゃったかね,あれをやりますんで,その部分の寄附金があったら,それも財団のほうに貸し付けるというか,財団の補助金にそれはするというふうに聞いてますんで,その資金の活用の部分については何ぼかあろうかと思うんです。それの予算が上がってないなと思って,これがその予算なんかなと思ったら,全部財団の補助金じゃないですか。補助金というか,運営経費の補助金じゃないですか。ですから,ここを予算のとこであと一千万円か,1,500万円か,これは余分に積んどかんと,運営補助金が出る穴がないんじゃないですかね。 ◎政策企画課長(岡崎) 財団法人の運営につきましては,財団法人の中で考えていただくのが第一義だというふうに思いますし,それから財団法人が独自の資金的支援であったり,財政支援をするんであれば,当然財団法人の活動として金融機関を回ったり,それから各種の会社を回って,自助で努力をして,自分で動く資金を段取りをしていくのが必要だろいうふうに思います。本町から財団法人への補助金は,その財団を動かすための人件費に相当する部分の補助金というふうに考えていただければと思います。 ◆9番(木野山) それじゃったら,別枠でまちづくりのほうから補助金,ふるさと納税の分は何ぼか予算を組んであるんですかね,ですから。 ◎政策企画課長(岡崎) 14ページにも記載をしておりますけれども,補助金1,120万円のうち1千万円が事務局費として運営の人件費,120万円がふるさと納税で本町に入ってくるふるさと納税としての寄附金を財団のほうに交付する補助金であります。ですから,120万円はふるさと納税があるだろうというふうに想定をして,120万円計上しているということです。 ◆9番(木野山) わかりました。 出資に対するリスクということに関しましては,一般質問と同僚議員の質問もありましたので,これを言ようると,また長うなりますんで,これは省かせていただきます。 16ページの町の紹介PR事業でございます。 これは,感覚的にちょっとここを3行ほど書きましたけども,戦略的な広報というふうにありますが,ドラマの制作のときに言われたんとよく似とるコンセプトかなというふうに思いましたが,町施策の認知度が低いという認識が事業提案の骨子であるというふうに思います。ですから,町の政策というのは多岐にわたって,いろんな100億円近いあるわけですけども,何をPRし,どのような効果を狙うのかということで,これを端的にちょっと再度お願いします。 ◎政策企画課長(岡崎) 過去から営々とつないできた,神石高原町というものの伝統であったり,産品であったり,人であったり,物であったり,そういった神石高原町を構成する全てのものを,広島県のみならず,全国の方々に発信をしていって,神石高原町の名前を知っていただくということであります。 ◆9番(木野山) 高原町のPR,全国の方に高原町を知っていただくと。知っていただいて,いろんな効果,施策の宣伝ですかね,それと高原町がこんなですよというような宣伝をするということなんでしょうけども,映画のときは800万円ぐらいの予算で,今回700万円ぐらいなんですけど,費用対効果の面でどうなんかなというのが,同僚議員といろいろ質問した要旨だと思うんです。本当にここに4点,東京の感じやら,トラックと,それからタウン誌,年賀はがき,いろいろありますよね。それで,費用対効果の面でそんなに効果が,これは全然はかれないですからね,金額でなかなかはかれない分ですから,これは本当に自己満足的なPRかなと思って。先ほどの同僚議員の東京のまるごとにっぽんの販売作戦なんかは,これは全くそこへうちの商品を置いておくよというだけで,どんなお客さんがどんな感じで来ておられるか,それもさっぱりわからないんですよね。わずか2メーター角で,年間月に50万円しか売れないような,そんなんでPR効果が,それだけ投資をする価値があるんかなというのが,まず一番に頭に浮かびますわ。まるごとにっぽんにするんだったら,各駅の東京駅とか,あるいはどっかその近辺の駅のスーパーか何かに,そんだけコーナーをちょろっともらって売ったほうが,何ぼかぎょうさん売れますよ。宣伝効果も高いし,人もどんどん来ますよ。そんなことも考えながら,やっぱりこの戦略的な広報の,この作戦が本当に一番いいもんかどうかというのは,これはもう一遍よく考えてもらわんと,映画みたいに,使うただけで,何じゃったん。僕は,この映画は,恐らく町民の方が見て,おおと思うけど,全国の発信は何もなってないですよ,これ。どこでも見られないんですから,あのドラマが。ですから,同じようなんかなと思って,もう少し深く考えて予算をつけてやってみてもええかなというふうに思います。 はがきは,成果がどうだったのかと思うし,月刊タウン情報誌というのは,ここに書いてますけど,観光協会とか,あるいは神石牛の振興協議会とか,そういったところで十分にそこを利用してますよ。ですけど,どんだけの効果があって,どうなんかなというのは,さっぱりわかりません。ここは費用が物すごうかかるかわりに,そんなに効果はないんかなと僕は思うんです。じゃけえ,これもやはりもう少しよく考えて使ったらいいかなと思うんですけど,そこらはどうでしょうか。 ◎政策企画課長(岡崎) まるごとにっぽんの話の中で,駅で販促したほうがいいんでないかというようなことがありました。そのことも,考えておりました。実は,福山駅にブースを構えてやろうかというふうなことも考えました。ただ,福山駅では,そういったことは相ならんということで,できなかったということがあります。それ以外のところも,いろいろ考えましたけれども,なかなかマッチングするところがなかった。まるごとにっぽんについては,年間400万人の方がそこを訪れます。400万人の方が訪れて,そこで毎月,少ないと言われますけれども,50万円のものが売れます。そういったことで言うと,非常にPR活動の一助になるんではないかなというふうに思います。 それから,タウン誌については,先ほど言いましたけれども,1回3万5,000部が売れます。3万5,000部が売れるというのは,3万5,000部の発行された「Wink」っていうタウン誌を3万5,000人の方が買うということです。目的を持って買うわけですから,そこの中を見ようとして買っておられる。フリーペーパーではないので,そういった意味で言うと,毎月これ,いろんな部署で発行しますけれども,そういった部署で発行したのを3万5,000人の方が見るということが非常に高いPR効果があるんではないかなというふうに思っておりまして,ご理解を賜ればというふうに思います。 ◆9番(木野山) そのように思われとるだけかなと。僕は,そんなに思わないんですけどね。テレビの通販のあのほうがすごく効果はあるんかなと,みんな見とる,3万とか4万とかという単位じゃないですから。 次に,31ページのビジネスコンテストですけども,これは昨年は最優秀賞というのがなくて,審査過程の公開等も行われなくって,だんだんと認知がないんで尻すぼみになっていくんではないかなというふうに危惧をしとるんです。今日も,同僚議員からありましたけども,1件ぐらいしかない場合もあれば,やめてしもうたらええんじゃないかというような意見もあったり。僕は,これはいい企画なんで,どんどん広げて大きく取り上げて,町民の皆さんがしっかり応募できるような形を絶対これはとっていかないと,せっかくの企画が何もならんなというふうに思うんです。だから,尻すぼみにならないようにするためには,やっぱり審査の内容とか,それの見直しとか,事業のPRをどうしようかというようなところをもう一遍再検討しながら取り組んでいただいたほうがいいんかなと思います。去年と同じことをしたんでは,ビジネスアワードと言うても,何かさっぱりわからんしね,やっぱりコンテストと言うたほうがようわかると思うんじゃけど,いろんな文字の使い方もありますけども。それから,レベルを余り高いところに持っていくと,またなかなか応募が少ないですから,外れた分の去年の三つあって,1個外れた分も,規模が余りにも小さいんでというような形で審査が落ちたとか聞いたんです。だから,そんなんが審査対象になるんではなくて,おもしろいアイデアならどんどん取り上げて,1年やってみいやというふうな感じの審査にしていただければ,どんどん応募も増えるんじゃないかと思うんですけど,担当課はどうでしょうか。 ◎まちづくり推進課長(小坂) 議員がおっしゃるとおり,一昨年が9件,昨年は3件という応募でございました。審査におきましては,福山のFuku-Bizの方や町内の金融機関のほうにもお願いをして,審査委員のほうになっていただいておるところでございます。 それから,30年度について非公開のような感じで議員はおっしゃられましたけど,そうではなくて,広報とかありますよということで,告知のほうはさせていただいておりますし,新聞社のほうにも来てくださいということでさせていただいとったんですが,3件しか応募がなかったということで,最初の年よりも関心がなかったのか,どなたも住民の方が来られなかったというのが実情でございます。非公開にした覚えはございませんので,その辺についてはご理解をいただきたいというふうに思います。 あと,議員がおっしゃられるように,このまま応募が全然ないということになってはいけませんので,チャレンジアワードという名前にしておりましたが,これはビジネスコンテストという名前に変えたほうがいいのかなというふうに担当課では思っておりますが,内々で内部で検討しながら,名称等々も考えていきたいと思いますし,募集については,早目にさせていただき,審査のほうについては,やはりこれについては,今までどおり実現性があるもの,実効性があるものというふうなところは,審査員の方には厳しく見ていただきたいなというふうには思っております。いずれにせよ,告知のほうはちょっとしっかりしないと,誰も応募がないというふうなことになりかねませんので,その辺については検討していきたいというふうに思います。 ◆9番(木野山) 告知が非公開と言ったんじゃないですよ。審査のところが非公開だったような気がする。発表会がなかったと思うんですね。だから,そういうのも開いていただいて,みんなが関心があるようにされるといいんかなと思って言いました。 それでは,環境衛生課,93ページですけど,クリーンセンターじんせき移設経費ですけども,5年後,可燃ごみ処理の方法が変更になって,施設そのもんが利用が変わると思うんですよ,クリーンセンターじんせき。5年後というてもすぐ来ますから,あそこをどうするかということは,検討に入ってるんですか。どちらにしろ,あそこは使わないんでしょう。どうですかね。 ◎環境衛生課長(松本) 議員が言われますとおり,早期に今後について考える必要があるとは考えておりますが,今回大きく処理方法が変わりますのは,可燃ごみでございます。そのほかの例えば資源ごみでありますとか,粗大ごみの処理につきましては,やはり今までどおり本町で処理のほうをしていく必要がございます。そういったことも踏まえながら,31年度で本町の一般廃棄物処理の基本計画の見直しを策定をするように考えております。その中で,現在の施設の利用方法とか,新しく始まる処理に関係する施設の対応策等も踏まえながら,来年度中には基本方針のほうを固めていきたいというふうに考えております。 ◆9番(木野山) 可燃ごみが変わるんですから,ほとんど変わるということですよね,考えてみりゃあ。1番,2番でしょう,袋とすれば。じゃけえ,その辺のところを早目に検討されたほうがいいんかなと思います。 それでは,産業課の104ページ,有害鳥獣の件ですけども,これも同僚議員からかなり質問があったとは思うんですが,捕獲数が増加して後始末が課題ということで,イノシシとか鹿肉の販売に力を入れたらどうかなということが多いんですけども,我々も議会としてあちこち先進地を視察をいたしました。どこの先進地に行っても,肉の処理と販売の件につきましては,専門家というようなプロフェショナルが必ずおられるんですよ,どこへ行っても。和歌山へ行っても,鳥取でしたか,島根も行きましたけども,全部プロフェショナルがおられて,自信を持って,このように処理をしておりますと,このようにイノシシを獲っとりますというふうに言っておられました。そういう専門家が一人いたら,肉処理の方法,あるいは販売についても,がらっと変わるんじゃないかと思うんです。私は素人なんで,どうも言いませんけど,そういうのを見ると,そんな方を一人招聘して,イノシシ,鹿肉の販売面,あるいは処理面,そういうのを考えていったらいいんかなというふうに思います。ここにちょっと書きましたが,道の駅のリニューアルに伴うジビエのメニュー等新開発,こんなんも当然ですけども,専門家を招聘するというのが一つのワンステップにつながると思うんですが,今のまんまでは何ぼ考えよっても,肉の処理は,ええことになりません。販売もうまくいかないと思います。そこら辺はどうでしょうか,担当課のほうで。 ◎産業課長(瀬尾) せっかくふんだんにあるイノシシ,鹿の肉でございます。それから,以前もお聞きしたことがあるんですが,海岸部のほうのイノシシに比べると,食べるものが,自然豊かな本町で食べる餌も違うので,やっぱり肉の味も違うらしいんです。そういったことで,そういった料理を研究されとる方等について,いろいろちょっと耳を高くして,本町に来ていただける方がいらっしゃれば,これはおもしろい取り組みになるんじゃないかなと思っています。イノシシも本町の特産品になる,していこうという考え方については,前向きに取り組んでいきたいというように思っています。 ◆9番(木野山) 僕が言ってるのは,料理の仕方じゃない。料理の専門家じゃないですよ。捕獲の専門家ですよ,肉処理の専門家。料理までに持っていく,肉ですよ。今のまんまではだめだと思うんです。今のまんまの猟友会のほうが獲られて,それをすぐ肉にするとかというんでは。その捕獲の方法から肉の処理の方法まで,全然違うんすよ,やっぱり他県を見るに,先進地は。そこんところを僕は言ってるんです。ですから,そういう専門の処理する人,捕獲をする専門家,一人おられればええと思いますよ。その方を招聘されたらいいなと思います。 関連……。関連じゃないんですけど,113ページの畜産経営安定化推進事業のとこで,神石牛と畜産家の安定経営には,これは当然なんですけども,なぜか補助金が減額をされます,このたび。理由もいろいろ聞きましたけども,特に神石牛の種というんですかね,精子ですね,それをするところの何か補助金が減額になっておりますが,神石牛のブランドの確立についての計画そのもんは,今は神石高原町産ということで,神石高原町で育っている和牛は,全部神石牛よというふうな範疇で,大きなくくりになってますが,将来的には神石血統を持つ神石高原町育ち,神石高原町生まれに限ってというふうに将来像はなってたはずですよ。そこに向かって,本当は今動いてるんかどうか,実際にそういうようになっとるんかどうか。それから,種のとこが大事なんで,その方向性を持って,少しは担当課は動いてるんか,その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ◎産業課長(瀬尾) 神石牛の振興ということで,まずは個体数を増やしていこうということで,平成28年度から一部補助制度を充実させて,今現在4年目に至っておるわけなんですけれども,この間,今年,来年から廃止する事業もあります。これは,神石牛の雌の子牛の保留・導入,これについては,これまで2件しか利用がありませんでした。やはり神石牛の血を引いた雌牛を買い入れるということがリスクが高いということもありまして,生産農家からちょっと敬遠された部分もありましたので,これは廃止します。この間取り組んできて,神石牛の血統の交配率でございますが,平成27年度は443頭対象牛がおりました。これが,翌平成28年には465頭,微増です。29年度には463頭,横ばいで,平成30年度に,これは全農が70頭を新たにやっていくということで,これが交配率としてはかなり高くなってきております。一方で,神石牛の交配率のほうという視点で見てみますと,平成27年度が74頭で,全体に占める割合が16.7%で,28年度が109頭,23.4%,平成29年度が214頭,46.2%,飛躍的に交配率のほうが伸びてきています。以前は,神石高原町で育った牛は,全部神石牛ですよと言うとったものが,神石牛の血統の交配をした割合が,大方半分にまで今来てますので,効果としてはかなり高いレベルで進んできておるのかなというふうに当課としては思っております。 ○議長(松本) 時間です。 以上で木野山議員の質疑を終了します。 ◆10番(藤田) それでは,主要事業調書10ページでございます。 普通財産管理経費,遊休財産処分についてでございます。 これは,平谷住宅団地の整備費をここで612万円計上されとるわけでございますが,これから販売するに当たりまして,坪8円ということを設定されているようでございます。この8円の算定根拠を示してください。 ◎総務課長(瀬尾) この坪8円の関係でございます。 豊松の新平谷住宅を坪8円で売るという取り組みを今進めているところでございます。この目的としましては,豊松地区の小学校の存続並びに,このために若者世代,特に子育て世代の方をターゲットにして,現在町が抱えている遊休財産を極めて安価に分譲していくということで実施をしました。極めて安価に売るための条件づくりとして,昨年9月に条例の改正も行っているところでございます。今,相当の注目をいただいているところで,3月5日にホームページに掲載したところ,3万8,000件のホームページへのアクセスがあったところでございます。また,各報道関係も,テレビ等でも放映をしていだているところでございます。 ご質問の坪8円についてでございます。 全国では,無償譲渡を行ってるところもありますが,本町では,単に無償譲渡にするんじゃなくて,よりインパクトがあって,記憶に残る,またこれを聞いた方が関心を持っていただくための戦略として,坪8円でいこうと。この8っていうのは,町長が現在進めております,8つの挑戦の8にちなんだ数字として,語呂を合わせて設定をしたものでございます。先ほども言いましたが,8にしたことによって相当の評価や関心をいただいているところなので,4月からの申し込みがどういった状況になるのか,楽しみに待っているところでございます。 ◆9番(木野山) 関心を持っていただく,インパクトがあるということはお聞きいたしましたが,果たして関心があるだけで,定住人口が増えるかどうか。それを考えるときに,私でしたら,この事業というのは財源確保ではないということで,8円という相場を出しておられるわけですが,若者を増やすというのでしたら,豊松地区の今までの若い人,子育て世代が減少した原因というのはどこにあるかということを検証する必要があると思います。なぜ,町外へ出ていったのか,そういったことの原因の究明というのはされての政策でしょうか。 ◎総務課長(瀬尾) 豊松地域の若い方がなぜ転出をしていったかという原因については,それを分析してこれを行ってるものじゃあございません。人口が減っていく原因については,これから各種定住対策を進めていく中で引き続き検証していくこととしております。検証は検証で必要ではございますが,やはり魅力がないとか,働く場所がないとか,買い物ができないとか,いろんな若者の思いがあってるかなとは思っております。そういった検証もしなければいけませんが,先に今町が抱えている遊休財産の処分も継続的にやっていかなければいけない状況に来ておりますので,単に処分を行うんじゃなくて,せっかく遊休財産を処分するんであれば,定住団地として使っていこうとかというプラスに変えていくような取り組みを今回あわせてやっていきたいなということで進めているところでございます。 ◆10番(藤田) 理由はいろいろわかりましたが,この8円というのが,第2定住団地の販売へも影響するという意味で私も心配しておるわけでございます。何としても,移住者の方が定住する環境といいますか,条件というのは,まず第1には仕事場,雇用環境が整っているかどうか,それから通勤が可能かどうかというのが,若い人はまず考えられると思いますし,その次には,医療機関です。子どもが病気になったときにかかるお医者さんがおられるかどうか,その次には子どもの教育環境,保育所,小学校が近くにあるかとか,友達がどの程度おられるかというのをお考えになると思いますし,その次には日々の買い物,いわゆる商店が近くにあるかどうか。特に最近の若い人は,コンビニエンスストアがあるかどうかというのが定住する第1の必須条件だとお聞きしております。こういった条件整備がないのに,値段だけ安くしたからといって売れるもんではないと思いますが,その点どうですか。 ◎総務課長(瀬尾) 確かに,若い方が魅力に感じるようなものについては,今のところ整備ができてませんし,コンビニも含めて,そういった整備ができること自体,相当の時間や費用がかかってこようかと思います。今の若い方は,全国的に便利がいいからそこに住みたいっていう方だけじゃないと思います。やはり田舎暮らしをしたいとか,子どもが少数の地域でも,勉強とか子育て,また自然とかかわりながら生活をしたい,暮らしたいっていうふうな思いのある方も相当いらっしゃるかと思っております。現に,今現在ホームページへ情報を公開した後に,直接本町のほうへも電話のお問い合わせ等もかなり入ってきているところです。そういった都会での暮らしじゃなくて,田舎の暮らしに憧れてる方にぜひ来ていただいて,地域の活性化とか,コミュニティーのほうにも参加をしていただける方を確保していきたいなと考えてます。 ◆10番(藤田) そういったことで,5区画が足らない,また造成しなきゃならんというぐらい売れればいいことなんですが,先ほど何かの政策決定で,職員の発案というんがありましたわね。この案件でも,私が例えば総務課長でしたら,総務課の中に若い人がおられると思います。しかも,この役場に勤められておられる方で町外から通勤してきておられる方がおられます。そういった方が,8円になるんなら,奥さんと子どもを連れてこちらへ来てくれるかどうかというのを聞いてみてなら,一番現実味があると思うんです。今のアクセスは,おもしろ半分でする人もあるわけですが,現実に家内と子どもを連れてくるというのは,相当の決心が要るわけで,そこらも職員の方にはそういったことはお聞きになっての政策判断はされんかったんですか。 ◎総務課長(瀬尾) 今,議員が言われることについては,ふだんの職場の中でも,町外から通ってる職員の扱いについていろんな思いを職員間で持っている状況もありますが,この施策を実施するに当たって,今町外で暮らしている,その職員にターゲットを絞ったりとかっていうことは,全く考えておりません。いずれも,例えば奥さんがどうしても福山で仕事をしてるからとか,いろんな条件があって,本町から出て生活をしてるという,その職員個々のいろんな条件というか,理由がありますので,そこについては特段配慮をしての事業実施ではございません。 ◆10番(藤田) わかりました。 それはそれとして,町内の方へ販売しないというのは,どういう理由ですか。 ◎総務課長(瀬尾) 基本的には,町内移動をしてしまうと,町内の移動された地域の人口が減ってしまうということで,神石高原町全体で人口の獲得をしていきたいという思いで,町外の方に絞って行っているものです。 ◆10番(藤田) その考えもいいんですが,私は,町外からの若者を呼び込む努力というのは,町内の若者を引きとめる努力よりも,2倍も3倍もエネルギーが要ると思います。旧油木町時代に,あれは10年ですか,20年か住めば所有権を移転,20年ですかね,移転するということがあったと思いますが,これが町外の方がどれだけ移住してこられたかというのは私は存じておりませんが,町内の若者の流出防止にはかなり役立っているのではないかと思います。中身については,私は知りませんが,そういった意味で,町内の若者をみすみす町外へ出して,町外から移住を求めるというのは,かなりハードルが高いと思いますが,どうですか。 ◎総務課長(瀬尾) そうですね。町外の方をターゲットにして人口を増やしていこうという試みを行う一方で,今現在町内に住んでおられる方も転出をしていくことも危惧されるところでございます。幅広く事業実施を行って,それぞれ流入を確保し,流出を防止するような施策を幅広く行っていけたらなと思っております。 今回の豊松地域については,今条件を決めて,分譲を開始しております。いろんな方の要望を聞きながら,町内により目を向けていく必要性があれば,そういったことも検討していけたらなと思っております。 ◆10番(藤田) もう一点,お聞きしますというか,言うんですが,例えば私が豊松で生活しとると仮定します。そうしたときに,子どもが結婚して家を持ちたいと。我がうちで大きな家があるんじゃから一緒に住んでほしいというのが親の願いです。しかし現実には,若い人は,親と一緒に同居したくないというのが常だそうです。そうした場合,平谷団地を買おうと思ったが売っていただけないと。それじゃあ,第2定住団地を求めようか。いっそ,加茂,福山のほうへ出ようかということになるんです。ですから,これからの施策を考えるときに,そういったことも,逆の立場も考えて政策をしていただかないと,みすみす町民は町外へ出る,それを町外からIターンを呼ぶというたら,相当の努力が要るわけですから,そこらも考えていただかんと,田舎へ住みたい人というのは,それはかなりおられると思いますが,年寄りとか,あれが来ていただいたんじゃ価値がないわけですからね,そこらを考えてほしいと思います。 それで,私は,あっさり無料がよかったんではないかと思うんですが,それは8円の販売価格によって周辺地域から苦情なんかは聞いておられませんか。 ◎総務課長(瀬尾) 今のところは,苦情的なことは聞いておりません。 ◆10番(藤田) 周辺地域の地価へも影響をすると思います。 それで,販売価格は8円なんですが,今度移住してこられて,固定資産税というのがかかるでしょう。そのときの固定資産税の評価額も8円でいかれるんですか。どうなんですか。 ◎総務課長(瀬尾) 固定資産税の評価については,近傍の宅地の価格と合わせていくようになろうかと思います。 ◆10番(藤田) ちょっとそこらも変なような気がするんですが。 それから,プレス発表が3月のいつあったんですかね,12日でしたか。この議会で,この予算が通過して初めて販売できるんじゃと思うんです。ほいで,プレス発表にこういった政策を考えとるというのは出してもいいと思うけど,8円というのは,議会を通過してから出すべきではないんですか。少しプレス発表が……。広報にも3月号に8円で売りますと出とります。議会が否決したら,どうなるんですか。あれはやめたんですというて出さにゃあいけんでしょう。そこらももうちょっと慎重にプレス発表もすべきではないかと思いますが,どうですか。 ◎総務課長(瀬尾) これを進めていくまでの過程の話だと思います。 この件については,昨年の9月に,著しく町有地を売却できる条例改正をさせてもらいました。そのときに,具体的にここの新平谷住宅を若者世代として今後売り払いをしますというご説明もさせていただいているところです。またあわせて,今年に入っての議員調整会議の中でも,今後の平谷住宅の土地の分譲について皆様方に提案をさせていただいておりますので,価格的なところについては特に承知をしていただいているものと思っております。 なお,これについては,3月4日の日にプレス発表を行って,今後進めていきますっていうご説明をしました。プレス発表については,議会の開会の1日前にさせていただくということで了解を得て行っておりますので,特段十分な議会説明を行ってないとか,過程がどうであったかということについての問題は感じておりません。 ◆10番(藤田) 説明はあったわけですが,私が言うのは,議会でもし修正案なり否決が出た場合には,変なことになるということを言うわけです。ほいじゃから,これから気をつけてほしいと思います。 以上です。同僚議員からありましたのでいいです。 ○議長(松本) 終わりです。 以上で藤田議員の質疑を終了します。 ここで休憩とします。 再開は午後4時15分とします。(午後4時19分) ○議長(松本) 再開いたします。(午後4時23分) お諮りします。 議事の中途ですが,以上で本日の会議を閉じ,延会としたいと思いますが,これにご異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(松本) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれにて延会といたします。 3月20日午前10時までに本議場にご参集ください。            午後4時23分 延会...