○
議長(
町田正行) お諮りいたします。
本案につきましては、
会議規則第37条第3項の
規定により
委員会への
付託を
省略いたしたいと思います。
これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
町田正行) ご
異議なしと認めます。
よって、
本案につきましては、
委員会への
付託を
省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(
終局)
○
議長(
町田正行) これより
討論に入ります。
討論ありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
町田正行) 別に
討論もないようですから、以上で
討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○
議長(
町田正行) これより採決いたします。
本案を
原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○
議長(
町田正行)
起立全員、よって
本案は
原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議案第112号
平成29年度
太田市
一般会計補正予算(第4号)について
議案第113号
平成29年度
太田市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について
○
議長(
町田正行) 次に、
日程第5、
議案第112号及び
議案第113号の2
議案を
一括議題といたします。
◎ 質 疑
○
議長(
町田正行) これより
質疑に入ります。
質疑の
通告がありますので、
発言を許します。
8番
水野正己
議員。
◆8番(
水野正己) それでは、
議案第112号について、最初に
農政部長に伺います。
一般会計の12月
補正予算が第112号ですけれども、まず12ページ、6款1項6目
農地費で、ふれあい農園の
管理運営費として277万9,000円の
補正増がされていて、それで6款1項8目の
土地改良事業費で2,150万円の
補正増がされていると。
土地改良推進経費として、
補修工事で150万円、
農地防災施設管理経費としてやはり
補修工事費で2,000万円と。いずれも
台風21号の
被害に伴う
復旧だということは、先日の
提案理由説明でも
総務部長からされたとおりですけれども、では、
補正計上されたものは当然必要な
復旧工事費として計上したわけですけれども、
台風21号による
農業被害というと、先日も
一般質問と
答弁がありましたが、
農家の
農業被害は、水稲、ホウレンソウ、ネギ、ブロッコリー、キャベツ、
露地ナス、レタス、イチゴの8
品目で、
被害面積が140ヘクタール、
被害総額が1億1,000万円
余りと。
施設被害でいうと、
大型ハウスが4件で24万8,000円、
パイプハウスが9件で67万6,000円。そうすると、
施設被害と
農業被害、
農産品の
被害と合わせて1億1,109万6,000円と、今
太田市として調査してまとめたのは、こういう
被害となっているわけです。
そうすると、
農家の
農業被害に対する
復旧補助とか、
被害補償費がこの12月
補正には計上されていないということになるわけです。先日の
一般質問でも、法律と
条例に基づく
農漁業災害対策特別措置制度による
補償は、
品目ごとの平年作の3割以上の減収が
対象で、
台風21号の
被害は、どの
品目もいずれも平年作の30%未満とされることから、既存の
制度、
農漁業災害対策特別措置制度の
対象とはならなかったということから、この12月
補正に
農家の
被害補償なり、
補助のための
補正増が計上されていないのだというその経緯は、私もそれはそれでわかるのです。
ただ、それでも
被害総額で1億1,100万円
余りとなっている。
農家はこの間、3年前の
大雪被害、それと前後して
突風被害とか、いろいろな
被害もたびたび受けてきて、それで
大雪被害のときだって、9割
補助で
施設の
復旧はされましたけれども、しかし、だめになった、出荷ができなくなった作物については
補償も十分受けられない。
農業共済による
補償も、
共済にどれだけ入っているかによって、
共済による
補償の幾ばくかを受けられるか受けられないか。しかし、
共済に入るためにはそれなりの掛金も毎年毎年払い込んでいかなければならないことから、必要と思ってもなかなか
共済に入り切れないでいる
農家もいる。こういう
農家の
現状を
考えると、やはり
被害補償とか
復旧補助のための新たな
制度をつくるとか
条例を変える、ただ、これは国の法律に基づく特別措置
制度なので、
条例を変えてもなかなかやり切れないかなと思いますけれども、とにかく新たな
被害補償、
復旧補助のための
制度と財政措置が必要なのではないかと私は
考えるわけなのですけれども、農政部としての
考えを
部長に伺います。
○
議長(
町田正行) 飯島
農政部長。
◎
農政部長(飯島和則) 先般の
台風21号による農作物
被害につきましては、
議員ご指摘のとおりでございまして、
太田市農漁業災害対策特別措置
条例の
規定によれば、30%以上の
被害がございませんでしたので、今回は助成
対象とならないと
考えております。また、県の
条例であります群馬県農漁業災害対策特別措置
条例との関連もございますので、
条例改正は
考えておりません。また、新たな取り組みについても今の時点では
考えていない状況でございます。
なお、今後も関係機関と連絡をとりながら、出荷状況等につきましては注視してまいりたいと
考えております。
○
議長(
町田正行)
水野正己
議員。
◆8番(
水野正己) 2回目は、
市長に伺います。
農漁業災害対策特別措置制度は、県
条例との関係、もっといくと法律との関係もあって、
条例を変えて新たに
復旧補助や
被害補償をすることは技術的にも無理、不可能ですね。だから、新たな
制度をということでは、農政部としては、
部長は今のところ
考えていないけれども、しかし、
部長答弁の最後が大事だと思うのです。出荷状況をよく見ていきたいと
部長は言われたわけで、21号というのが10月22日、23日の2日間にわたってこの
太田市を襲ったということで、その時点での
被害額が、
農業被害、
品目の
被害で1億1,000万
余りということです。その時点で、生育の状況、生育途中であったものの
被害が1億1,000万円だったと。しかし、ではそれを出荷するようになったときに、平年の売り上げに対してどうなのかということもあるわけですね。だから、そういう点を
考えて、よく見きわめて、農協や
農家からも今後いろいろな要望もあるだろうと思うのです。それも踏まえて、
市長にはぜひ温かい光と手を
被害農家に差し伸べていただきたいと思うわけですが、いかがでしょうか。
○
議長(
町田正行)
清水市長。
◎
市長(
清水聖義)
部長からありましたように、うちのほうでは、そのことに対して何らかの対応をするということは
考えていないということであります。私も小さい農業をやっていましたけれども、
農家は霜が降ればぐあいが悪くなるし、雨が出れば少し収入は減るし、そういうのは決まっているのですよ、しようがないのです。露地物というのは大体保護されていませんから天候によって左右される。農業というのは一定の覚悟をしながらやっているわけなのです。ですから、今言ったように、3割以下の場合にはそれほど問題にする必要はないと私は思っています。
もう
1つ、さっき
共済制度の話があったでしょう。
共済は安いのですよ。ちょっと言ってみますか。私は組合長をやっていますけれども、水稲で、
補償4万9,000円の場合には、例えば米の場合、10アール当たり、一筆方式というのがあるのですけれども、
補償7割として掛金540円なのです。安い、高いは本人の判断ですよ。10アールというのは一反ということです。一町歩あって5,400円。高いですかね。やはり自分の責任というのは、こういう
補償制度に自分で加入するということが大事であって、泣き言を言う前にこういう
補償制度にきちんと入ることが私はいいと思うのです。こういう保険
制度ですか、これからは収入保険というのが入ってきます。収入保険というのは、収入を一定限度は
補償しましょうという
制度なのですけれども、これも
制度改正がもうすぐ行われて実施にいきますので、収入保険
制度という収入に対して
補償しますよと、だけど、これに入っていない人は当然だめなのですけれども、ぜひこういったものに入って、100%の
補償はないけれども、
補償してもらう中に、これは国が一生懸命進めていますので、国がお金をかなり出しますので、この
制度で対応していくということでご理解いただきたいと思います。
○
議長(
町田正行)
水野正己
議員。
◆8番(
水野正己) 水稲の
共済の掛金とその
補償額を
市長は言われました。一町で5,400円、反当たり5万4,000円だから、54万円の
共済金額で、その
補償を受けるために、一町歩で5,400円だと、高くはない。ただ、今水稲をつくっている人は、とにかく農地、田んぼを守らなくてはならない。産地も守らなくてはならないということで、5町歩、6町歩、10町歩というのは珍しくない時代に入りましたからね。
もう
1つは、今回の
台風21号の
被害で、ではそれだけ
共済に入っていたとして、
共済からどれだけ
補償を受けられるかということもよく見ていく必要があると思うのです。と同時に、今申し上げた産地を守るという点で
考えても、どのくらいで水稲耕作、大規模ではないというかどうかは
考え方ですけれども、何反歩とか、1町歩とか2町歩行くか行かないかくらいで、ある程度年をとっても頑張ってやっているような人が、今回の
台風で、来年もまた
台風でとんでもない目に遭うのだったらつくるのをやめてしまおうかなどということになると、ではつくるのをやめてしまったら引き受けてくれる人がいるか。水稲は20町歩あっても、水稲単一耕作だけではペイし切れないという状況ですから、では、30町歩、40町歩、50町歩をやったら、当然災害が起こったときのリスクも、
共済でどこまで
補償してもらえるかという問題もやはり残るわけで、そういう点で、産地を守る。
何といったって、
太田市は、合併当初は県内第2位の農業産出額と言われていましたけれども、今は前橋市、高崎市、伊勢崎市だったか、県内4番目くらいまで落ちていますけれども、工業出荷額は突出して北関東で1位ですけれども、それでも農業出荷額だって決して少なくはない、農業の
まちでもあるわけで、
太田市でつくれないものはおよそ何もないというくらい多種多彩にいろいろな作付がされている。こういう産地を守るという点と、水稲だけに限らないですね、ハウス物もそうですけれども、露地物もまさしくそうです。農地があるから、農地が適正に
管理されてつくられているから、今回の
台風21号でその農地がダムの役割も一定程度果たした。あれが全部荒れ果ててしまったら、一体今回の住家
被害、道路冠水
被害がどこまで拡大していったかもはかり知れない。そういうことまで
考えると、農地を守って、産地を守って、
農家を守るという点で、収入
補償の
制度がこれからつくられていくということは、それはそれで期待したいと思っていますけれども、やはり
太田市単独で、直接の
被害補償でなくとも、
農家がやる気を出して、もっと頑張っていけるような何がしかの方策、手だてを今後
市長にはお
考えいただきたいと思います。もう1度伺って、3回目の質問を終わります。
○
議長(
町田正行)
清水市長。
◎
市長(
清水聖義)
農家に対する思いやりがにじみ出ている、すごいと思います。
共済は、実績を見たところ、
台風21号は、
太田市の場合、園芸関係で12棟に68万9,000円お金が出ています。あとは
建物です。これは浸水ですか、1棟で10万円が今度の21号の
共済の支払った金額です。
100%
補償はありませんけれども、入らないのではなくて、ぜひ
共済に入ってもらってお互いに笑顔でいたいという気持ちでいますので、何かあったら、では見舞金を出せとか、何かあったら何かのお金で補填するとか、それだけで一方通行の議論はなかなかできないものですから、こういういい
制度がありますので、ぜひ
制度を利用していただくように、これから私どもは進めなければいけないと思っております。万が一はないわけではないですから、やはり保険
制度は十分に
活用して、そういったことの普及のためにこれからも頑張っていきたいと思っております。
◎
質疑持ち越し
○
議長(
町田正行) 以上で
通告による
質疑は終わりました。
他にご
質疑ありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
町田正行) 別にご
質疑もないようですから、2
議案に対する
質疑は一応この程度にとどめ、12月18日の本
会議に持ち越したいと思います。
これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
町田正行) ご
異議なしと認めます。
よって、2
議案につきましては12月18日の本
会議に持ち越すことに決定いたしました。
◎ 散 会
○
議長(
町田正行) 以上をもちまして本日の
日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
議事の都合により12月7日から12月17日までの11日間は休会いたしたいと思います。
これにご
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
町田正行) ご
異議なしと認めます。
よって、12月7日から12月17日までの11日間は休会することに決定いたしました。
次の
会議は12月18日午前9時30分から開きますので、ご出席願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午前10時6分散会...