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平成29年12月定例会−12月06日-03号

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  1. 太田市議会 2017-12-06
    平成29年12月定例会−12月06日-03号


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    平成29年12月定例会−12月06日-03号平成29年12月定例会  平成29年12月太田市議会定例会会議録(第3日) 平成29年12月6日(水曜日)  〇出席議員 30名         1番  宮 沢 まりこ          2番  高 橋 え み         3番  渡 辺 謙一郎          4番  秋 山 健太郎         5番  今 井 俊 哉          6番  中 村 和 正         7番  高 田   靖          8番  水 野 正 己         9番  岩 崎 喜久雄         10番  星 野 一 広        11番  大 川 敬 道         12番  木 村 康 夫        13番  石 川 忠 宏         14番  高 木 勝 章        15番  八木田 恭 之         16番  高 藤 幸 偉        17番  矢 部 伸 幸         18番  尾 内 謙 一        19番  町 田 正 行         20番  五十嵐 あや子        21番  川 鍋   栄         22番  正 田 恭 子        23番  白 石 さと子         24番  齋 藤 光 男        25番  高 橋 美 博         26番  山 田 隆 史        27番  石 倉   稔         28番  久保田   俊
           29番  大 島 正 芳         30番  大 川 陽 一  〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      木 村 正 一    教育長      澁 澤 啓 史     企画部長     田 中 洋 史    総務部長     相 澤 一 彦     市民生活部長   岩 崎 道 博    文化スポーツ部長 植 木 佳 之     福祉こども部長  鈴 木 宏 和    健康医療部長   中 里 敏 雄     産業環境部長   板 橋 信 一    農政部長     飯 島 和 則     都市政策部長   太 田 和 之    行政事業部長   高 橋 利 幸     消防長      服 部 隆 志    教育部長     菅 間 健 司     総務部部長   高 田   進    企画部参事企画政策課長)        総務部参事総務課長)             青 木 一 男              荒 木   清    財政課長     栗 原 直 樹  〇事務局職員出席者    事務局長     石 川 秀 之     副局長(議会総務課長)                                  伏 島   治    議会総務課長補佐議事係長)       議会総務課長補佐総務係長)             山 影 正 敏              中 村 扶美枝    係長代理     軍 司 道 得           議 事 日 程(第3号)                             平成29年12月6日午前9時30分開議                             太田市議会議長     町 田 正 行 第 1  議案第114号 太田職員修学部分休業に関する条例制定について      議案第115号 太田職員高齢者部分休業に関する条例制定について      議案第116号 太田職員自己啓発等休業に関する条例制定について      議案第117号 太田職員配偶者同行休業に関する条例制定について      議案第118号 太田職員定数条例の一部改正について      議案第119号 太田手話言語条例制定について      議案第120号 太田勤労青少年ホーム条例廃止について      議案第121号 太田道路占用料徴収条例の一部改正について      議案第122号 太田八王子公園墓地納骨堂条例制定について      議案第123号 指定管理者指定について(太田斎場)      議案第125号 指定管理者指定について(太田藪塚しゅんらん地域活動支援センター)      議案第128号 指定管理者指定について(太田総合健康センター)      議案第129号 指定管理者指定について(太田養護老人ホーム)      議案第130号 指定管理者指定について(太田まちなか交流館くらっせ・太田にぎわい交流館)      議案第131号 指定管理者指定について(太田浜町勤労会館)      議案第132号 指定管理者指定について(太田産業支援センター) 第 2  議案第124号 指定管理者指定について(太田福祉会館)      議案第126号 指定管理者指定について(太田新田福祉総合センター)      議案第127号 指定管理者指定について(太田尾島健康福祉増進センター) 第 3  議案第133号 財産取得について(内部情報系端末) 第 4  議案第134号 財産取得について(給食室調理機器一式) 第 5  議案第112号 平成29年度太田一般会計補正予算(第4号)について      議案第113号 平成29年度太田介護保険特別会計補正予算(第2号)について           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議議長町田正行) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 議 案 上 程  議案第114号 太田職員修学部分休業に関する条例制定について  議案第115号 太田職員高齢者部分休業に関する条例制定について  議案第116号 太田職員自己啓発等休業に関する条例制定について  議案第117号 太田職員配偶者同行休業に関する条例制定について  議案第118号 太田職員定数条例の一部改正について  議案第119号 太田手話言語条例制定について  議案第120号 太田勤労青少年ホーム条例廃止について  議案第121号 太田道路占用料徴収条例の一部改正について  議案第122号 太田八王子公園墓地納骨堂条例制定について  議案第123号 指定管理者指定について(太田斎場)  議案第125号 指定管理者指定について(太田藪塚しゅんらん地域活動支援センター)  議案第128号 指定管理者指定について(太田総合健康センター)  議案第129号 指定管理者指定について(太田養護老人ホーム)  議案第130号 指定管理者指定について(太田まちなか交流館くらっせ・太田にぎわい交流館)  議案第131号 指定管理者指定について(太田浜町勤労会館)  議案第132号 指定管理者指定について(太田産業支援センター) ○議長町田正行) 日程第1、議案114号から第123号まで、議案第125号、及び議案第128号から第132号までの16議案一括議題といたします。      ◎ 質     疑 ○議長町田正行) これより質疑に入ります。  質疑通告がありますので、発言を許します。  8番水野正議員。 ◆8番(水野正己) それでは、議案第120号について伺います。  第120号は勤労青少年ホーム条例廃止でありますが、まず産業環境部長に大きく2点伺います。  1点目は、勤労青少年ホーム条例廃止するということは、あの青少年ホーム建物もなくすと、勤労青少年ホーム建物青少年ホームではなくなるということになるわけですけれども、条例廃止した後の施設用地管理とか活用方法を具体的に伺います。  それから2点目は、現在の勤労青少年ホーム利用者とか利用団体にかかわる問題として、条例廃止するわけですから青少年ホームは閉じるということになるわけですけれども、閉館に当たっての利用者利用団体との合意形成とか、今の利用者の今後の活動場所を確保されているのかどうか、大きく2点について産業環境部長に伺います。 ○議長町田正行) 板橋産業環境部長。 ◎産業環境部長板橋信一) 初めに、勤労青少年ホーム条例廃止後の施設用地管理及び活用方法についてご答弁いたします。  条例廃止後の当該施設及び用地管理につきましては、市教育委員会へ移管する予定でございます。また、条例廃止後の活用方法といたしましては、不登校児童生徒対象とした適応指導教室であるふれあい教室として引き続き活用し、また、新たに教育委員会主催研修場所としても活用する予定であると聞いております。また、その他の活用方法についても、現在教育委員会で検討中とのことでございます。  続きまして、閉館についての合意形成及び現在の利用者利用者団体等活動場所についてでございますが、勤労青少年ホーム閉館についての合意につきましては、利用者代表等から構成する太田勤労青少年ホーム運営委員会において閉館についての趣旨説明をいたし、了承をいただいておるところでございます。また、現在の勤労青少年利用者及び利用団体等閉館後の活動場所につきましては、各行政センター勤労会館及び小中学校の体育館等代替施設を案内するなど、支障を来さないよう配慮してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長町田正行) 水野正議員。 ◆8番(水野正己) ちょっとほっとしました。  2回目は市長に伺いますが、あの建物は、条例廃止しても建物は当面しばらく残して、ふれあい教室とか、教育委員会の教員などを対象とした研修場所として使うのだということですけれども、私よりも市長のほうがあの建物現状、現況はよくご承知だと思いますが、言うまでもなく老朽化が著しい。耐震補強は既にされておりますけれども、床はふかふか、水回りも手を入れないと、だましだまし使っているというのが現状で、そうやって考えていったときに、どこかであの建物は取り壊して、それで代替施設なりの建設考えなければならないのだと思うのです。  もう1つ産業環境部工業振興課所管公共施設として、新田にも勤労会館はありますけれども、浜町勤労会館もやはり老朽化が著しくて、ことしの9月補正予算がついて、3階大ホール防炎カーテン、燃えないカーテンはようやく新しく取りかえていただいた。しかし、あそこも水回りがほとんど使えない、ほとんどというか水回りが大分傷んできて、給湯器は小さいボイラーボイラーというか本当に小さい給湯器で、だましだまし使っている、こういうことがあって、さらに勤労会館の隣の斎場もやはり老朽化が著しくて、市長もかねてからいろいろな場所で言われているように、斎場も大規模な改修というか、改築が必要で、浜町勤労会館斎場駐車場の確保も必要と。こうやって考えていったときに、私も市長提案をして、市長もそういうことも含めて考えると言ってくださっているのが、浜町勤労会館勤労青少年ホーム1つ建物として集約して、今の勤労青少年ホーム跡地に新しく移転、新築を図ると。こうすると、浜町勤労会館の問題も、斎場の問題も解消できる。
     そういう提案をしたときに、市長は私にそのとおりやるというふうに、拙速にというか、直ちにお答えいただいたわけではないけれども、そういうことを考えてくださるという趣旨で答弁いただいているわけなのです。ですから、今回、勤労青少年ホーム条例廃止して、当面しばらく建物教育委員会が使うということで、私はそれはそれで反対するつもりは全くありませんけれども、今後の考え方として、今申し上げたようなことを検討していくことが必要かと思われますが、市長のお考えを伺います。 ○議長町田正行) 清水市長。 ◎市長清水聖義) おっしゃるとおり、今のは勤労青少年ホームですが、勤労会館老朽化していますし、あるいは新田勤労会館も非常に使い勝手が悪い位置にあるということで、勤労者に関する、働く人たちが使えるというか、いろいろな形で使うわけですけれども、それを主目的とした会館が全て老朽化しているということで、何とかしなければいけない状態に今あります。  今、新田に農協を買うわけですけれども、あの周辺全体の整備計画つくりたいと思っています。いわゆる野球場の南から、図書館から、保健センターは新しいのですけれども、あそこの全体一体、エアリスのあるエリアを総合的に何か考えなければいけないだろうと。結構建物も分散していますし、統一性がありませんので、その中に計画することも1つではないかと思っています。これから内部で全体の計画案を練るつもりでいますので、私としては、その中に総合的な勤労会館といったものを全体の中で位置づけていくのも一案かなと思っています。 ○議長町田正行) 水野正議員。 ◆8番(水野正己) 新しい勤労会館建設は視野に入っているという答弁をいただいたと思っています。それで、場所の問題ですけれども、私もかつて尾島に11年10カ月住んでいたこともあって、そうやって考えると、旧3町のところで公共施設をどう整備していくかということに重きを置いて考えることも大事ではあるのでしょうけれども、ただ、まちつくり考えると、太田市というだだっ広い、広い面積があるもとで、中心市街地は全体の中で考えるとどこかというと、今は太田地区とか、県道2号線よりちょっと南に下がった九合のあたり、だから、やはり誰がどう見ても、九合の北のほうと太田地区中心市街地になるのだと思うのです。  そういう点で考えたときに、駐車場をどうするかとか、いろいろな用地の問題、スペースの問題もあるのだと思いますけれども、市長がお考えになっている新田エアリスホール中心のあの場所で整備して新しい勤労会館をつくるというのも、私は反対するつもりも、否定するつもりもないのですけれども、やはり駐車場まで含めて必要な面積が確保できるのであれば、今一番現実的なのは、コンパクトシティーというのは、政府が使うときはコンパクトシティーの名を借りて、周辺はいわば余り手を入れず、中心部にだけ開発を集約していこうと、政府はそういう思惑でやっていますけれども、ただ、まちつくりをコンパクトにしていくという点で考えても、今の勤労青少年ホーム跡地で新しい勤労会館をつくっていくということも一義的に念頭に置いて検討していくことが私はやはり必要だと思っているのです。その点についてもう1度伺って、質問を終わります。 ○議長町田正行) 清水市長。 ◎市長清水聖義) 位置については、たまたま言っただけの話です。どこと決めているわけではありませんし、総合的ににらんで適地を、あとは太田市の西側、宝泉から西側全体のエリアの中核的な位置を占めますので、やはり何らかの形で全体が動きやすいような環境をつくらなければいけないかなというつもりで言ったわけでありまして、そこに固定したわけではない。今後、場所については、全体の施設をどうやって動かしていくかという時期に来ていますので、ぜひ検討していきたいと思っております。      ◎ 質 疑 終 局 ○議長町田正行) 以上で通告による質疑は終わりました。  他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託議長町田正行) 議案第114号から第118号までの5議案につきましては、所管総務企画委員会付託いたします。  議案第123号につきましては、所管市民文教委員会付託いたします。  議案第119号、議案第125号、議案第128号及び議案第129号の4議案につきましては、所管健康福祉委員会付託いたします。  議案第120号から第122号まで、及び議案第130号から第132号までの6議案につきましては、所管都市産業委員会付託いたします。      ◎ 議 案 上 程  議案第124号 指定管理者指定について(太田福祉会館)  議案第126号 指定管理者指定について(太田新田福祉総合センター)  議案第127号 指定管理者指定について(太田尾島健康福祉増進センター) ○議長町田正行) 次に、日程第2、議案第124号、議案第126号及び議案第127号の3議案一括議題といたします。      ◎ 除     斥 ○議長町田正行) 地方自治法第117条の規定により、28番久保田俊議長及び22番正田恭子議員の退席を求めます。      (久保田俊議長正田恭子議員退席)      ◎ 質 疑(終局) ○議長町田正行) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託議長町田正行) 議案第124号、議案第126号及び議案第127号の3議案につきましては、所管健康福祉委員会付託いたします。      ◎ 除 斥 の 解 除 ○議長町田正行) 28番久保田俊議長及び22番正田恭子議員の入場を認めます。      (久保田俊議長正田恭子議員入場)      ◎ 議 案 上 程  議案第133号 財産取得について(内部情報系端末) ○議長町田正行) 次に、日程第3、議案第133号を議題といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長町田正行) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託省略議長町田正行) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長町田正行) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長町田正行) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長町田正行) これより採決いたします。  本案原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長町田正行) 起立全員、よって本案原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議案第134号 財産取得について(給食室調理機器一式) ○議長町田正行) 次に、日程第4、議案第134号を議題といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長町田正行) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託省略
    議長町田正行) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長町田正行) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長町田正行) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長町田正行) これより採決いたします。  本案原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長町田正行) 起立全員、よって本案原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議案第112号 平成29年度太田一般会計補正予算(第4号)について  議案第113号 平成29年度太田介護保険特別会計補正予算(第2号)について ○議長町田正行) 次に、日程第5、議案第112号及び議案第113号の2議案一括議題といたします。      ◎ 質     疑 ○議長町田正行) これより質疑に入ります。  質疑通告がありますので、発言を許します。  8番水野正議員。 ◆8番(水野正己) それでは、議案第112号について、最初に農政部長に伺います。  一般会計の12月補正予算が第112号ですけれども、まず12ページ、6款1項6目農地費で、ふれあい農園の管理運営費として277万9,000円の補正増がされていて、それで6款1項8目の土地改良事業費で2,150万円の補正増がされていると。土地改良推進経費として、補修工事で150万円、農地防災施設管理経費としてやはり補修工事費で2,000万円と。いずれも台風21号の被害に伴う復旧だということは、先日の提案理由説明でも総務部長からされたとおりですけれども、では、補正計上されたものは当然必要な復旧工事費として計上したわけですけれども、台風21号による農業被害というと、先日も一般質問答弁がありましたが、農家農業被害は、水稲、ホウレンソウ、ネギ、ブロッコリー、キャベツ、露地ナス、レタス、イチゴの8品目で、被害面積が140ヘクタール、被害総額が1億1,000万円余りと。施設被害でいうと、大型ハウスが4件で24万8,000円、パイプハウスが9件で67万6,000円。そうすると、施設被害農業被害農産品被害と合わせて1億1,109万6,000円と、今太田市として調査してまとめたのは、こういう被害となっているわけです。  そうすると、農家農業被害に対する復旧補助とか、被害補償費がこの12月補正には計上されていないということになるわけです。先日の一般質問でも、法律と条例に基づく農漁業災害対策特別措置制度による補償は、品目ごとの平年作の3割以上の減収が対象で、台風21号の被害は、どの品目もいずれも平年作の30%未満とされることから、既存の制度農漁業災害対策特別措置制度対象とはならなかったということから、この12月補正農家被害補償なり、補助のための補正増が計上されていないのだというその経緯は、私もそれはそれでわかるのです。  ただ、それでも被害総額で1億1,100万円余りとなっている。農家はこの間、3年前の大雪被害、それと前後して突風被害とか、いろいろな被害もたびたび受けてきて、それで大雪被害のときだって、9割補助施設復旧はされましたけれども、しかし、だめになった、出荷ができなくなった作物については補償も十分受けられない。農業共済による補償も、共済にどれだけ入っているかによって、共済による補償の幾ばくかを受けられるか受けられないか。しかし、共済に入るためにはそれなりの掛金も毎年毎年払い込んでいかなければならないことから、必要と思ってもなかなか共済に入り切れないでいる農家もいる。こういう農家現状考えると、やはり被害補償とか復旧補助のための新たな制度をつくるとか条例を変える、ただ、これは国の法律に基づく特別措置制度なので、条例を変えてもなかなかやり切れないかなと思いますけれども、とにかく新たな被害補償復旧補助のための制度と財政措置が必要なのではないかと私は考えるわけなのですけれども、農政部としての考え部長に伺います。 ○議長町田正行) 飯島農政部長。 ◎農政部長(飯島和則) 先般の台風21号による農作物被害につきましては、議員ご指摘のとおりでございまして、太田市農漁業災害対策特別措置条例規定によれば、30%以上の被害がございませんでしたので、今回は助成対象とならないと考えております。また、県の条例であります群馬県農漁業災害対策特別措置条例との関連もございますので、条例改正考えておりません。また、新たな取り組みについても今の時点では考えていない状況でございます。  なお、今後も関係機関と連絡をとりながら、出荷状況等につきましては注視してまいりたいと考えております。 ○議長町田正行) 水野正議員。 ◆8番(水野正己) 2回目は、市長に伺います。  農漁業災害対策特別措置制度は、県条例との関係、もっといくと法律との関係もあって、条例を変えて新たに復旧補助被害補償をすることは技術的にも無理、不可能ですね。だから、新たな制度をということでは、農政部としては、部長は今のところ考えていないけれども、しかし、部長答弁の最後が大事だと思うのです。出荷状況をよく見ていきたいと部長は言われたわけで、21号というのが10月22日、23日の2日間にわたってこの太田市を襲ったということで、その時点での被害額が、農業被害品目被害で1億1,000万余りということです。その時点で、生育の状況、生育途中であったものの被害が1億1,000万円だったと。しかし、ではそれを出荷するようになったときに、平年の売り上げに対してどうなのかということもあるわけですね。だから、そういう点を考えて、よく見きわめて、農協や農家からも今後いろいろな要望もあるだろうと思うのです。それも踏まえて、市長にはぜひ温かい光と手を被害農家に差し伸べていただきたいと思うわけですが、いかがでしょうか。 ○議長町田正行) 清水市長。 ◎市長清水聖義) 部長からありましたように、うちのほうでは、そのことに対して何らかの対応をするということは考えていないということであります。私も小さい農業をやっていましたけれども、農家は霜が降ればぐあいが悪くなるし、雨が出れば少し収入は減るし、そういうのは決まっているのですよ、しようがないのです。露地物というのは大体保護されていませんから天候によって左右される。農業というのは一定の覚悟をしながらやっているわけなのです。ですから、今言ったように、3割以下の場合にはそれほど問題にする必要はないと私は思っています。  もう1つ、さっき共済制度の話があったでしょう。共済は安いのですよ。ちょっと言ってみますか。私は組合長をやっていますけれども、水稲で、補償4万9,000円の場合には、例えば米の場合、10アール当たり、一筆方式というのがあるのですけれども、補償7割として掛金540円なのです。安い、高いは本人の判断ですよ。10アールというのは一反ということです。一町歩あって5,400円。高いですかね。やはり自分の責任というのは、こういう補償制度に自分で加入するということが大事であって、泣き言を言う前にこういう補償制度にきちんと入ることが私はいいと思うのです。こういう保険制度ですか、これからは収入保険というのが入ってきます。収入保険というのは、収入を一定限度は補償しましょうという制度なのですけれども、これも制度改正がもうすぐ行われて実施にいきますので、収入保険制度という収入に対して補償しますよと、だけど、これに入っていない人は当然だめなのですけれども、ぜひこういったものに入って、100%の補償はないけれども、補償してもらう中に、これは国が一生懸命進めていますので、国がお金をかなり出しますので、この制度で対応していくということでご理解いただきたいと思います。 ○議長町田正行) 水野正議員。 ◆8番(水野正己) 水稲の共済の掛金とその補償額を市長は言われました。一町で5,400円、反当たり5万4,000円だから、54万円の共済金額で、その補償を受けるために、一町歩で5,400円だと、高くはない。ただ、今水稲をつくっている人は、とにかく農地、田んぼを守らなくてはならない。産地も守らなくてはならないということで、5町歩、6町歩、10町歩というのは珍しくない時代に入りましたからね。  もう1つは、今回の台風21号の被害で、ではそれだけ共済に入っていたとして、共済からどれだけ補償を受けられるかということもよく見ていく必要があると思うのです。と同時に、今申し上げた産地を守るという点で考えても、どのくらいで水稲耕作、大規模ではないというかどうかは考え方ですけれども、何反歩とか、1町歩とか2町歩行くか行かないかくらいで、ある程度年をとっても頑張ってやっているような人が、今回の台風で、来年もまた台風でとんでもない目に遭うのだったらつくるのをやめてしまおうかなどということになると、ではつくるのをやめてしまったら引き受けてくれる人がいるか。水稲は20町歩あっても、水稲単一耕作だけではペイし切れないという状況ですから、では、30町歩、40町歩、50町歩をやったら、当然災害が起こったときのリスクも、共済でどこまで補償してもらえるかという問題もやはり残るわけで、そういう点で、産地を守る。  何といったって、太田市は、合併当初は県内第2位の農業産出額と言われていましたけれども、今は前橋市、高崎市、伊勢崎市だったか、県内4番目くらいまで落ちていますけれども、工業出荷額は突出して北関東で1位ですけれども、それでも農業出荷額だって決して少なくはない、農業のまちでもあるわけで、太田市でつくれないものはおよそ何もないというくらい多種多彩にいろいろな作付がされている。こういう産地を守るという点と、水稲だけに限らないですね、ハウス物もそうですけれども、露地物もまさしくそうです。農地があるから、農地が適正に管理されてつくられているから、今回の台風21号でその農地がダムの役割も一定程度果たした。あれが全部荒れ果ててしまったら、一体今回の住家被害、道路冠水被害がどこまで拡大していったかもはかり知れない。そういうことまで考えると、農地を守って、産地を守って、農家を守るという点で、収入補償制度がこれからつくられていくということは、それはそれで期待したいと思っていますけれども、やはり太田市単独で、直接の被害補償でなくとも、農家がやる気を出して、もっと頑張っていけるような何がしかの方策、手だてを今後市長にはお考えいただきたいと思います。もう1度伺って、3回目の質問を終わります。 ○議長町田正行) 清水市長。 ◎市長清水聖義) 農家に対する思いやりがにじみ出ている、すごいと思います。共済は、実績を見たところ、台風21号は、太田市の場合、園芸関係で12棟に68万9,000円お金が出ています。あとは建物です。これは浸水ですか、1棟で10万円が今度の21号の共済の支払った金額です。  100%補償はありませんけれども、入らないのではなくて、ぜひ共済に入ってもらってお互いに笑顔でいたいという気持ちでいますので、何かあったら、では見舞金を出せとか、何かあったら何かのお金で補填するとか、それだけで一方通行の議論はなかなかできないものですから、こういういい制度がありますので、ぜひ制度を利用していただくように、これから私どもは進めなければいけないと思っております。万が一はないわけではないですから、やはり保険制度は十分に活用して、そういったことの普及のためにこれからも頑張っていきたいと思っております。      ◎ 質疑持ち越し ○議長町田正行) 以上で通告による質疑は終わりました。  他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長町田正行) 別にご質疑もないようですから、2議案に対する質疑は一応この程度にとどめ、12月18日の本会議に持ち越したいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長町田正行) ご異議なしと認めます。  よって、2議案につきましては12月18日の本会議に持ち越すことに決定いたしました。      ◎ 散     会 ○議長町田正行) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により12月7日から12月17日までの11日間は休会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長町田正行) ご異議なしと認めます。  よって、12月7日から12月17日までの11日間は休会することに決定いたしました。  次の会議は12月18日午前9時30分から開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午前10時6分散会...