次の今後の予定と
ワーキンググループ活動の再編ですが、今までは
土台づくりだったのですけれども、2年間こういった活動をしてきて成果も出てきましたので、それを踏まえて変革を実践するという形で、庁内の様々な所属に横展開していけるように計画を進めてまいりたいと思います。
ここからは市の
ネットワークの話なのですけれども、今回新しく
クラウドサービスを利用できる
ネットワークを構築しまして、それから新規に
文書管理システムという
電子決裁機能のある
システムを導入しております。これから市役所を変革していくのにどういった
ポイントがあるのかということで、様々な
コミュニケーションにより市役所は仕事をしておりますけれども、そちらを
デジタル化していくことがこれからの
ポイントになっています。
まず、1つ目は紙から
データへという形で、紙をなるべく使わない代わりに、
ビジネスチャットや
ウェブ会議とかといった
デジタルツールも使って、その中で
データを基にして仕事を進めていくという形です。
2つ目が、1対1という電話や対面の会議というものは、電話を取っていない方、参加していない方と情報が共有できなくなってしまうのですけれども、そういった1対1の
コミュニケーションからオープンに、
職員同士の仕事の会話は記録を残して、みんなで見られるような環境を今回の新しい
ネットワークの中では構築しております。それから、電話という同じ時間を共有して仕事を進めるというのももちろん大事ですけれども、そういう必要性が低いものについては
ビジネスチャットという形で、お互い時間が取れるときに
コミュニケーションを取って仕事を前に進めていく、
コミュニケーションの
デジタル化を進めていくことをこれからは活用していきたいと思っています。
庁内横断の
ワーキンググループ活動の整理ですが、令和4年度までは13の
ワーキンググループがございましたけれども、一定の成果を見た
ワーキンググループもございますので、令和5年度については9の
ワーキンググループで再編しております。
行政手続の
オンライン化については、
電子申請システムといった土台ができましたので、その土台を基に全所属で
電子申請システムを使って手続を進めていくという形に再編するために、
BPR推進ワーキンググループに包含しております。それぞれの
ワーキンググループを構成するメンバーについては後ほどご説明いたしますが、制度や手続を持っている所管課が自ら
行政手続の
オンライン化に向かって手を動かしていくことを目指してまいりたいと思っています。
一方で、制度により公印や
本人確認を要するものについて全庁的に制度を一本化するために、
制度デジタル化ワーキンググループを新たに発足しております。
マイナンバーカード活用・
普及ワーキンググループについては
継続活動としております。
財務・
文書システムワーキンググループについては、
BPR推進ワーキンググループに再編しております。
また、
コアネットワークワーキンググループも同じく
BPR推進ワーキンググループに再編しております。
9番目に
内部統制の
DX推進ワーキンググループを新たに発足しておりますけれども、こちらについては新たな
クラウド環境を構築して事務を行うこと、それから
貸し館予約システムの導入も始まってまいりますので、そういった
クラウド環境を利用した
行政サービス、
住民サービスの比重が高くなっていくところで、万一
クラウドサービスが停止した場合どのように対処していくのかといったところを具体的に検討していく
ワーキンググループでございます。
BPR推進ワーキンググループはそのまま引き継がれます。
ABW、新
議会棟ワーキンググループについては、
行政手続の
オンライン化後の窓口を考えるという
窓口ワーキンググループとともに、ミライズ
ワーキンググループに引き継がれております。
業務システムワーキンググループは、貸
館予約システムワーキンググループとしてそのまま存続しております。
以降、
官民データ活用、
地域社会の
DX推進、
デジタルデバイド解消、こちらの3つについてもそのまま存続して、令和5年度以降も続ける形になっております。
BPR推進ワーキンググループですが、これは自分の所属の仕事を改善するという
ワーキンググループになりますので、全所属で構成しておりまして、80の所属から職員を選出して、似たようなツールが使える、もしくは似たような仕事がある、そういった
グループ別に、効率的な仕事の進め方をつくり上げていくという
ワーキンググループ活動を目指しております。
それから、
制度デジタル化、
マイナンバーカード活用・普及、貸
館予約システム、
官民データ活用、
デジタルデバイド解消、
内部統制の
DX推進の各
ワーキンググループは、制度の所管課もしくはその事業を持っている所管課が明確に分かれておりますので、先ほどの全所属といった単位の
ワーキンググループ活動ではなく、関係する所属でメンバーを選出し、活動を進めてまいります。
ミライズ
ワーキンググループと
地域社会の
DX推進ワーキンググループについては、庁内公募という形で
情報政策課が職員に広く参加を募りまして、手挙げによって選出された職員をメンバーとして構成してまいります。
以上、長くなりましたが、
ワーキンググループの性質に応じて3種類の選出方法を用いて令和5年度の
ワーキンググループは推進してまいりたいと思っております。
説明は以上になります。
(
委員長)ただいまの説明についてご質疑がありましたらお願いいたします。
【三森委員】何点か確認でお聞きしたいと思います。
RPAの収納課の取組がありましたけれども、これまでは毎年行財政改革の計画と実績ということでRPAが入っているのですけれども、行財政改革におけるRPAとの関連というのですか、このDXの計画と行財政改革の中での取組は同じなのか、違うのかというところを今回確認しておきたいと思ったのですが、いかがでしょうか。
(
情報政策課長)行財政改革で報告されているのは各課から報告されている数字ですけれども、それは行政管理課が各課に依頼をして、その時点での成果という形で件数等を報告していると思うのですが、こちらの前橋市
DX推進計画のほうは、現時点では全て網羅的に成果を吸い上げていなくて、各所属の職員にまずは研修を受けていただいて、分からないところがあったらお聞きいただいて、最後までゴールできるようにみんなで頑張ってくださいという後押しまでをしていて、現時点では多く活用してもらえるようにというところに集中していますので、結果を求める、正確に全部報告を吸い上げるところまではできていないのが現状になります。
【三森委員】収納課は収納課の専門業務があって、ほかの課はほかの課の専門業務があるわけですけれども、そこの職員がその課で携わっている専門的なところはその課の職員が一番よく分かっているところでの取組ということでよろしいですか。
(
情報政策課長)はい、現時点ではまずそこからのスタートになっております。
【三森委員】成果として95時間ということなのですけれども、これは収納課の過誤納金還付業務に限って業務が効率化された時間ということでよろしいですか。
(
情報政策課長)はい、おっしゃるとおりです。
【三森委員】14ページの今後の令和5年度の取組の中の全所属で構成する部分ですけれども、昨年度参加した職員の一部について活動の継続を
情報政策課が依頼していくということだったと思いますけれども、どの職員に依頼していくのか、またはその職員が所属している所属長さんの許可の下で行っていく仕組みなのかを確認できればと思います。
(
情報政策課長)令和5年度の
BPR推進ワーキンググループのメンバーですけれども、全所属の所属長から各課で1人
ワーキンググループのメンバーを推薦していただきます。また、それとは別に、令和4年度の先ほどの収納課の発表していただいた職員のように、全庁に広めるまでを
ワーキンググループ活動のゴールとするという形で令和4年度に取り組んでいただいた方がおります。その全庁に広めるというのは実は令和5年度が本番になりますので、令和4年度の一部の
ワーキンググループのメンバーについては、
情報政策課から別途依頼をして、令和5年度も引き続きお願いしております。したがいまして、80所属から選出される方とは別に、令和4年度の
ワーキンググループメンバーが少数いらっしゃるということをなお書きで書かせていただいております。
【三森委員】先ほどの報告の中で、6
ワーキンググループが昨年度実績報告されていますけれども、その6部署が主に対象になっていくということになりますか。
(
情報政策課長)その発表のあった
ワーキンググループに限らず、
BPR推進ワーキンググループのメンバーでいいますと、昨年度のBPR、
RPA推進ワーキンググループと
行政手続オンライン化ワーキンググループのメンバーがまだ令和4年度の成果を全庁に展開ができていませんので、そちらの方に入っていただくことになります。
【三森委員】令和4年度の取組に応じてということで承知しました。
次が15ページになります。これは関係する所属でとなっていて、
官民データ活用ワーキンググループでは、交通安全対策に係る令和4年度検討内容の深化とありますけれども、これは具体的にはどんなイメージでしょうか。
(
情報政策課長)去年、急ブレーキを踏んだ箇所のドライブレコーダーの情報を民間の保険会社や自動車製造メーカーから一部の地域の分だけを無償で提供いただきました。その
データを地図上、GIS上にプロットして、限られた日時とエリアなのですけれども、どういう場所で急ブレーキが多い、事故が多い、そこの道路の状況はどうなっているかという情報を手にして、危険な原因はこういうものが存在しているからだという成果として出てきました。令和5年度は、地域とか時間とか限られたものをもう少し広げて
データを取り、また、分析して、仕事や市民の方に役立つ成果を生み出せるよう、もう一歩踏み込んで活動することとしております。
【三森委員】そういう意味での
データ活用ってやっぱりすごく大事だと思います。今ヘルメットの着用も努力義務になっていますし、自転車の子供たちの事故が多いという
データもあるので、そういったところにも
データが反映されて対策が取れるようになっていけば、官民
データの活用が有効になっていくのかと思いますし、今学校現場だと通学路の危険マップを各学校で工夫してつくっているのですけれども、各学校で大変な思いをしていて、どういう
データを使ってよいのかとか、基になる
システムがなかったりするのです。前橋市で共通の
システムができれば、各学校で
データの入力ができて、保護者や子供向けに見える化できると思いますので、そういったところも踏まえて検討いただければと思います。これは要望になります。
もう一点は最後の公募なのですけれども、ミライズ
ワーキンググループで働き方、ABWというのが書いてあるのですけれども、これは働き方というときには、例えば労働環境とか労働条件とか、いろんな見方があると思うのですけれども、そういったところではどういう方向性での検討内容なのかが気になったので、イメージだけ教えてもらえればと思います。
(
情報政策課長)環境的には端末が無線になりましたので、電波の拾えるところでは自由に持ち歩けるように設計しております。ですので、
情報政策課の使い方であれば、
情報政策課の所属の中だけで活動するというのではなくて、実際に現場で事務を効率化したいという要請があったときに、我々も端末を持ってそちらで一緒に仕事をするとか、場所を選ばずに、他の所属の職員とも
コミュニケーションが取れ、また、場所をちょっとお借りして自分の仕事も進められたり、困り事も寄り添ってアドバイスできるとか、そういったことが考えられます。あとは工事を担当している所属ですと、工事現場は市役所ではありませんので、そういう現場といろんな情報交換をしながら事業を進めていくというときに、屋外に持っていっても一定のセキュリティーを担保した状態で活用していただけるような仕組みにしてあります。あと直行直帰とかは総務部ともよく相談させていただいて、市役所にいる上司と
ソフトウエア上で
コミュニケーションが取れますので、戻って意見を聞いてまたその現場に行ったりとかも大分少なくなると思います。職員も場所を選ばず、時間を選ばず、仕事に集中するときは集中して、労働時間自体は移動の時間がなくなったりとか、上司の指示を仰いだりするために戻ったり、打ち合わせたり、そういう時間を圧縮できる、そういうことを目指して働き方改革を総務部と一緒に試していきたいと考えています。
【浅井委員】11ページに
クロームブックというツールの記載があったのですけれども、これはクラウド型のRPAツールを使うということで特定の機種名を挙げているのですか。
(
情報政策課長)確かに
クロームブックという固有名詞が出ておりますけれども、こちらはセキュリティーを担保する、それからクラウドの
システムを利用していくことに特化した端末ということで、今までのマイクロソフト社のパソコンとは少しイメージの違うものです。要はインターネットの閲覧用の
ソフトウエアですので、ウェブブラウザー上でほとんどの仕事ができることを想定しての機種の選定になっております。
【浅井委員】一番聞きたいのはセキュリティーのことなのですけれども、
クロームブックだとブラウザーで使えるということで、無料のアプリなんかもたくさん出ているので、使い勝手はよいのだと思うのですけれども、公共で使うとなると、ここのところ
マイナンバーカードの不具合等もあるので、やっぱりある程度行政が使っていく中ではそうした確実性も大事かと思うのですけれども、その辺はもう少し突っ込んで研究されているのでしょうか。
(
情報政策課長)浅井委員さんのおっしゃられた
マイナンバーカードを利用したコンビニ交付
システムでの誤交付が最近多くなっていますけれども、あちらは
業務システムという形です。マイクロソフト社のウィンドウズや
クロームブックとかの
業務システムを動かすための
ソフトウエアではなくて、その上に乗っかっているコンビニ交付の証明の
データを送り出す側の
ソフトウエアの不具合で起きています。こちらはあくまでも下側の土台を支える
ソフトウエアになりますので、一番重要なのはセキュリティー上のリスク、要するに悪さをする
ソフトウエアが入り込む余地があるかとか、もしくはウェブブラウザー上でそういう危険なサイトを見たときに、どういう振る舞いをしてしまうかというところが一番怖いところだと思います。こちらは、クロームOSというものが入っているのですが、それ自体が非常に堅牢になっていまして、我々でも勝手に
ソフトウエアを書き換えることが一切できないものになっています。あと、脆弱性が発見された場合に、新しい
ソフトウエアが開発されて強制的に更新されるものになっていますので、使っている側が変わるのが困るということでアップデートを停止すること自体もほとんどできないようなつくりになっています。ですので、そういう攻撃を受ける確率は非常に低いという認識を持っております。
【浅井委員】よくお話は分かったのですけれども、やっぱり細かい手法のことはともかく、将来像といいますか、業務においては改善されてくると、当然所内の体制だとか、人員だとか、そういったものもいろいろ変わってくるのかと思うのですけれども、当然効率化されるのはよいことなので、それについては全く何の異存もないのですけれども、大事なのは、そうやって変わってきた環境をどうやってこれから再構築していくかということだと思うのです。ちょっと先の話かとも思いますけれども、恐らく現状でもその辺は当然考えていらっしゃることだと思うので、その辺についてのご説明をお願いします。
(
情報政策課長)先ほどの
ワーキンググループの再編のところでちょっと触れさせていただいたのですが、総務部ともしっかり情報交換、情報共有をさせていただいて、効率化していく部分と、それからどうしても複雑化してしまう、もしくは職員の覚えることが少しデジタルに寄っていくところもございますので、人材育成も含めて、総務部と一緒に
ワーキンググループ活動を進めてまいります。
【浅井委員】同様の質問なのですけれども、大野副市長はその辺をどのように捉えていらっしゃるのでしょうか。
(大野副市長)
情報政策課はもちろんそういう
システムを使って効率化していくといったところですけれども、私が市長とよく話しているのは、市の職員が効率化することで仕事に余裕ができた、その時間というのは市民の方と触れ合う時間を増やしていくような、そういう付加価値の高い仕事のほうに振り向けていくことが最終的な目標であると。さらに究極的なのは、例えばその生まれた時間を市の職員としての仕事だけにとらわれずに、
地域社会の活性化のために使うような、例えば週のうちの数時間、時間が空いたので、その人はちょっとお休みを取って社会活動、地域活動に携わるとか、そういったことも市としてちゃんと応援できるような制度と仕組みをつくっていく必要があるかと。例えばそうなったときに個人の年休をどんどん消費していくのではあまり意味がないので、そういう制度もつくっていきたいと考えております。いずれにしても、市民の皆さんに対しての
行政サービスを、窓口に座っているというよりは、地域に出ていって、いろいろなデジタルで生まれた時間を人肌が触れるような温かい時間としてつなげていくような方向で考えております。
【浅井委員】こうやってリエンジニアリングが進んでいくと、当然業務も改善されて効率もよくなるのと併せて市民サービスの質も上がってくるというのがやっぱり大事な観点かと思います。私は今年前橋市で導入された全国共通のQRコードの納税をやってみたのですけれども、家で簡単にできるので、非常に楽になったと感じました。そのようなことで目に見えて自分が、一々市役所に行かなくてもできるというのは非常に市民にとってはありがたいことかと思うので、庁内の徹底やら連携も大事ですけれども、市民に支持されることも物すごく大事かと考えていて、その辺については、例えば進めているものの中でスピードアップして実現化するようなものは何か具体的にありますでしょうか。お考えのことがあったら教えてください。
(
情報政策課長)今年の当初予算にも計上させていただいております中央公民館などの文化施設の貸し館、部屋貸しの予約については、予約、抽せん申込みとか、その後の支払いをキャッシュレスにして、まだ設備の関係もあって整理が必要なのですけれども、将来的には鍵が必要であればその鍵もリモートもしくはテンキーか何かで解錠できるような形にして、今までは二、三回部屋を借りる手続のため窓口にお越しいただいていた団体の代表者の方々が、
スマホ上で予約や決済ができるような形を今年度中に稼働させられるように現在進めております。
【小林委員】収納課の過誤納金業務の効率化のことなのですけれども、以前は約5,000件を1件1件手作業で入力していたのを今度はRPAで自動入力できるということなのですが、先ほどの説明で、5,000件全て自動入力できるのかと思ったら、3,800件というお話があったかと思うのですけれども、全部をRPAで自動入力できないというのは、どういうことなのでしょうか。
(
情報政策課長)件数の算出根拠について手元に資料がございませんので、正確なことはお答えできない状況です。申し訳ございません。
【小林委員】作業効率が図れるということなのですけれども、これによって、今までは手作業でやると入力間違いなんかもあったかと思うのですけれども、このRPAを使うことによって、そういった間違いが今後は全くなくなると考えてよろしいのでしょうか。
(
情報政策課長)1という数字を1と認識するか、もしくは7と認識するか、これは人間の目でも、癖のある書かれ方をしていると、どっちかというのはありまして、そういったものに関しては、RPAであっても頭の先の長さを割合とかで考えてしまいます。誰が見ても1だけれども、7ということはありませんが、1かな、7かな、多分1だろうというのが1で入ってしまうところは、RPAになっても変わらないと思います。ただ、1を入力しようと思って人間の手が隣のキーボードの2を入れてしまって、目でそれを追っかけていなくて、1を入れたつもりで2が入っているという間違いはRPAでは一切起こりませんので、そういったところはしっかり防げています。
【小林委員】そうすると、今後新たに発生する過誤納金の入力に関しては、RPAが完成したので、自動入力されるという形で、一切人間が入らなくてもよいようになるのですか。
(
情報政策課長)おっしゃるとおりです。今回しっかりRPAが業務で使えましたので、そのままずっと使い続けていきます。
【小林委員】そうすると、このような入力業務はほかにも関係する課があるのかと思いますけれども、今後についてはどんな業務の拡大を考えているのでしょうか。
(
情報政策課長)先ほどご覧いただいた動画につきましても、実際庁内の職員にもちろん周知しています。ですので、この動画を見て、自分も何百枚も紙をめくってひたすら画面に入力している職員がいたら、収納課にちょっと聞いてみようとなると思うのです。収納課には、こういうことを考えてこういう手続でやったと簡単に説明していただけると思います。あとはロボットの作り方といいますか、RPAの
ソフトウエアの操作の仕方の
情報政策課の研修を職員に受けていただいて、自分で使っていただける、同じ道を歩いていただく、そういうことを想定しています。こういうよい事例を紹介させていただいて、各所属で自発的にこの仕事は使えそうだというのを見つけていただく、そういうところを狙っているところでございます。
【小林委員】
クロームブックの端末は、既に1月から職員へ配付しているということですけれども、もう既に全職員に配付が終わっているのでしょうか。
(
情報政策課長)はい、現在配付済みになっております。
【小林委員】予算上もかなりの額が必要だったのではないかと思うのですけれども、これは市単独なのか、それとも国等から補助とか支援があったのか、そこら辺を教えていただければと思います。
(
情報政策課長)国からの補助とかは入っておりません。資料の11ページをご覧ください。下半分の左手にLGWAN系というのがあるのですけれども、こちらが今までの財務会計
システムやワープロ、表計算ソフトとかで作ったファイルを使っていた
ネットワークなのですけれども、こちらの端末の入替えの時期が去年だったのですが、端末を新しくする代わりに、今回のコア
ネットワークと言われる無線LANを使った
クロームブックのほうにお金を回したといいますか、そちらのほうに移行していくということで、更新するためのお金で新規に端末を配備した形になります。ですので、新たな投資をしたのではなくて、古い環境の更新をやめて新しい環境に投資したということで、このLGWAN系は限られた用途に今後縮小していくということで、新たな配備は行わない想定で進めております。
【小林委員】通信環境の整備について、令和4年度は本庁及び各拠点に無線LAN環境を構築ということで、令和5年度以降は現場、庁外で仕事をすることができる環境を整備予定とあるのですけれども、例えば、この庁外という中に自宅で作業をするようなことも含まれるのでしょうか。
(
情報政策課長)今職員課でもテレワークを進めていて、職員課とも情報共有しておりますので、テレワークにも使える環境として認識しています。
【小林委員】テレワークでも使えるようになるということで、個人情報も含めた情報管理は大丈夫なのかが心配になるところなのですけれども、セキュリティー面でのそういった情報が漏れる心配はないのでしょうか。
(
情報政策課長)
クラウドサービスを利用した新しい環境は、前橋市の関係する庁舎の
ネットワークからのみアクセスできるように設定してございますので、
クラウドサービスの中に置かれているものが外から侵入されることはない状態になっています。それと、先ほどのテレワークの関連でお尋ねいただいたのだとすると、端末を持ち帰って仕事ができることになりますが、端末にログインするためには、職員が認証キーワード等を全部入れる必要がありますので、この端末を拾ったとしても、利用できる状態にならない限りは、中身を抜き取ることは一切できない仕組みになっています。あとは、
データを持ち出されるとか、USBメモリーをつないで
データを抜き取ることは職員でもできないようにしてありますので、ログインして使える状態の場合に自宅でほっておいてどこかに行ってしまうようなことをしなければ、
データが漏れることはありません。また、ログインして使っている状態で、後ろからのぞき込まれるとか写真を撮られるということもありますので、端末を使っている最中は十分注意していただく必要があります。
【小林委員】先ほども出ましたけれども、
マイナンバーカードを使ってコンビニで交付されたものが他人のものだったとか、
マイナンバーカードにまつわるいろんな個人情報の流出等々もある中で、こういった業務がさらに拡大していくことによって、情報管理がより徹底されないと、どんなところから漏れてしまうかわからないという不安はいつも付きまとうのではないかと思います。職員も情報管理を徹底していただくことが必要かと思いますので、申し上げておきたいと思います。
【石塚委員】今度
ワーキンググループを13から9に整理して進めるようですけれども、それぞれ職員の皆さんは自分の仕事があるわけで、どのように
ワーキンググループに時間を充てて取り組んでいかれるのか、それからそれぞれの
ワーキンググループに選出された方は、まとめ役のような責任者というか、リーダーになるような形で取り組むのですか。
(
情報政策課長)メンバーを選出していただくに当たっては、1週間で5日間勤務日があって、午前1こま、午後1こまとすると、1週間に10こまになりますけれども、そのうちの1こまを
ワーキンググループ活動に割いていただく前提で選出をお願いしております。
今回、全所属から選出していただく
ワーキンググループ活動の中身は、先ほどのRPAの事例にもあったような自分の課の仕事を効率化するための活動になりますので、確かに成果が出るまでの間はプラスの時間になってしまいますけれども、自分の所属の中で少しでも効率化できるものが増えていけば
ワーキンググループ活動に充てた時間が戻ってくるような取組を目指したいと思っています。
選出されたメンバーはリーダーになるのかというご質問ですけれども、最終的に年度単位で成果を発表していただきます。その発表するところまでの
ワーキンググループ活動の進め方は、
情報政策課の職員が全ての
ワーキンググループに伴走役といいますか、取りまとめ役という形で入ります。成果を庁内に横展開するために、端末で動画を配信したり、マニュアルにしたりという形で効率化して取り組んでいきたいと思っています。
【石塚委員】職員の協力が一番必要なのかと思いますし、この
ワーキンググループ活動に参加することで多少負担が増えたりすると思いますが、その辺の理解については
情報政策課が中心となって進めるということでよろしいのですか。
(
情報政策課長)はい、おっしゃるとおりです。
【石塚委員】最後に、公募により構成のところで、ミライズ
ワーキンググループ、それから
地域社会のDX
ワーキンググループを公募により手挙げとありますけれども、これはどういうことですか。
(
情報政策課長)ミライズ
ワーキンググループは既に公募したのですけれども、全庁掲示板という庁内で情報共有する場所があり、そちらのほうに今年度にこういう事業で前橋市
DX推進計画に基づく
庁内横断の
ワーキンググループを組成します、ついては我と思う人は
情報政策課にご連絡くださいという形で今年度の活動に参加したいという方を募ったというのがミライズ
ワーキンググループになります。
地域社会の
DX推進ワーキンググループは今後公募するのですけれども、地域に埋もれている財産をうまくデジタルの力で継続できるようにするとか、関係者が広がるようにするという事業の大枠がある程度固まったところで、こういった事業を今年度に
ワーキンググループ活動としてやりますので、参画したいとか、意見のある人は
情報政策課までご連絡くださいということで、職員に手を挙げてもらう形で
ワーキンググループのメンバーを募ることにしております。
(
委員長)ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
(
委員長)それでは、ほかにご質疑はございませんので、これで
調査研究事項についてはここまでとし、当局の皆様にはお引き取りいただこうと思います。お疲れさまでした。
◎ そ の 他
6 (1)
次期委員会の
開催内容及び日程について
(
委員長)次に、議題3、その他の(1)
次期委員会の
開催内容及び日程についてです。
8月の委員会の
開催内容についてですが、今までの
特別委員会において当局から説明いただいた事項及び委員の皆様からいただいたご意見を踏まえ、
正副委員長で協議して決めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(
委員長)ご異議もありませんので、そのように決めさせていただきます。
次に、日程ですが、8月に開催される
常任委員会の日程を基本とし開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(
委員長)それでは、
次期委員会の開催日については、
正副委員長で調整して、各委員に連絡させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(
委員長)それでは、そのような形で
次期委員会の日程を調整して開催することといたします。
◎ 散 会
(
委員長)以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。
(午後4時16分)
当サイトに掲載されているすべてのコンテンツは前橋市議会の著作物であり、日本国内の法律および国際条約によって保護されています。
Copyright (c) Maebashi City Council, all rights reserved. ↑ ページの先頭へ...