• 選挙管理委員の選挙(/)
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  1. 岐阜市議会 2019-06-05
    令和元年第3回(6月)定例会(第5日目) 本文


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年第3回(6月)定例会(第5日目) 本文 2019-06-20 文書発言移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 94 発言 / ヒット 0 発言 すべて発言ヒット発言表示切り替え すべて発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェック一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長大野一生君) 972頁 選択 2 : ◯議長大野一生君) 972頁 選択 3 : ◯議長大野一生君) 973頁 選択 4 : ◯議長大野一生君) 973頁 選択 5 : ◯1番(石原宏基君) 973頁 選択 6 : ◯議長大野一生君) 976頁 選択 7 : ◯商工観光部長(山口 晃君) 976頁 選択 8 : ◯議長大野一生君) 977頁 選択 9 : ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 977頁 選択 10 : ◯議長大野一生君) 978頁 選択 11 : ◯市民生活部長長屋敏樹君) 978頁 選択 12 : ◯議長大野一生君) 979頁 選択 13 : ◯1番(石原宏基君) 979頁 選択 14 : ◯議長大野一生君) 979頁 選択 15 : ◯行政部長後藤一郎君) 979頁 選択 16 : ◯議長大野一生君) 979頁 選択 17 : ◯1番(石原宏基君) 979頁 選択 18 : ◯議長大野一生君) 980頁 選択 19 : ◯38番(堀田信夫君) 980頁 選択 20 : ◯議長大野一生君) 984頁 選択 21 : ◯市長柴橋正直君) 984頁 選択 22 : ◯議長大野一生君) 985頁 選択 23 : ◯行政部長後藤一郎君) 985頁 選択 24 : ◯議長大野一生君) 986頁 選択 25 : ◯まちづくり推進部長(黒木秀哉君) 986頁 選択 26 : ◯議長大野一生君) 986頁 選択 27 : ◯38番(堀田信夫君) 987頁 選択 28 : ◯議長大野一生君) 990頁 選択 29 : ◯市長柴橋正直君) 990頁 選択 30 : ◯議長大野一生君) 990頁 選択 31 : ◯まちづくり推進部長(黒木秀哉君) 990頁 選択 32 : ◯議長大野一生君) 991頁 選択 33 : ◯38番(堀田信夫君) 991頁 選択 34 : ◯議長大野一生君) 991頁 選択 35 : ◯市長柴橋正直君) 992頁 選択 36 : ◯議長大野一生君) 992頁 選択 37 : ◯教育長(早川三根夫君) 992頁 選択 38 : ◯議長大野一生君) 992頁 選択 39 : ◯28番(山口力也君) 992頁 選択 40 : ◯議長大野一生君) 998頁 選択 41 : ◯副議長(西垣信康君) 998頁 選択 42 : ◯商工観光部長(山口 晃君) 998頁 選択 43 : ◯副議長(西垣信康君) 999頁 選択 44 : ◯教育長(早川三根夫君) 999頁 選択 45 : ◯副議長(西垣信康君) 1000頁 選択 46 : ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 1000頁 選択 47 : ◯副議長(西垣信康君) 1002頁 選択 48 : ◯選挙管理委員委員長(山口みね子君) 1002頁 選択 49 : ◯副議長(西垣信康君) 1002頁 選択 50 : ◯教育委員会事務局長(田中啓太郎君) 1002頁 選択 51 : ◯副議長(西垣信康君) 1003頁 選択 52 : ◯28番(山口力也君) 1003頁 選択 53 : ◯副議長(西垣信康君) 1004頁 選択 54 : ◯37番(服部勝弘君) 1004頁 選択 55 : ◯副議長(西垣信康君) 1008頁 選択 56 : ◯商工観光部長(山口 晃君) 1008頁 選択 57 : ◯副議長(西垣信康君) 1008頁 選択 58 : ◯教育長(早川三根夫君) 1008頁 選択 59 : ◯副議長(西垣信康君) 1009頁 選択 60 : ◯農林部長(川合正能君) 1009頁 選択 61 : ◯副議長(西垣信康君) 1009頁 選択 62 : ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 1009頁 選択 63 : ◯副議長(西垣信康君) 1011頁 選択 64 : ◯環境部長(浅野裕之君) 1011頁 選択 65 : ◯副議長(西垣信康君) 1011頁 選択 66 : ◯福祉部長(高橋弘行君) 1011頁 選択 67 : ◯副議長(西垣信康君) 1012頁 選択 68 : ◯消防長(山本 剛君) 1012頁 選択 69 : ◯副議長(西垣信康君) 1013頁 選択 70 : ◯37番(服部勝弘君) 1013頁 選択 71 : ◯37番(服部勝弘君) 1015頁 選択 72 : ◯副議長(西垣信康君) 1017頁 選択 73 : ◯市長柴橋正直君) 1017頁 選択 74 : ◯副議長(西垣信康君) 1017頁 選択 75 : ◯37番(服部勝弘君) 1017頁 選択 76 : ◯副議長(西垣信康君) 1017頁 選択 77 : ◯市長柴橋正直君) 1018頁 選択 78 : ◯副議長(西垣信康君) 1018頁 選択 79 : ◯8番(原 菜穂子君) 1018頁 選択 80 : ◯副議長(西垣信康君) 1022頁 選択 81 : ◯子ども未来部長(早川昌克君) 1022頁 選択 82 : ◯副議長(西垣信康君) 1023頁 選択 83 : ◯教育長(早川三根夫君) 1023頁 選択 84 : ◯副議長(西垣信康君) 1023頁 選択 85 : ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 1023頁 選択 86 : ◯副議長(西垣信康君) 1024頁 選択 87 : ◯福祉部長(高橋弘行君) 1024頁 選択 88 : ◯副議長(西垣信康君) 1025頁 選択 89 : ◯8番(原 菜穂子君) 1025頁 選択 90 : ◯副議長(西垣信康君) 1026頁 選択 91 : ◯福祉部長(高橋弘行君) 1026頁 選択 92 : ◯副議長(西垣信康君) 1027頁 選択 93 : ◯議長大野一生君) 1027頁 選択 94 : ◯議長大野一生君) 1029頁 ↑ 発言者先頭へ 本文 ↓ 最初ヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議   午前10時 開  議 ◯議長大野一生君) これより本日会議を開きます。  本日日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1 会議録署名議員指名 2: ◯議長大野一生君) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。  本日会議録署名議員は、会議規則第87条規定により、議長において11番鷲見守昭君、12番石川宗一郎君両君を指名します。             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2 第72号議案から第17 第87号議案まで及び第18 一般質問 3: ◯議長大野一生君) 日程第2、第72号議案から日程第17、第87号議案まで、以上16件を一括して議題とします。            ───────────────────               〔議 案 掲 載 省 略〕            ─────────────────── 4: ◯議長大野一生君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第18、一般質問を行います。  順次発言を許します。1番、石原宏基君。    〔石原宏基君登壇〕(拍手) 5: ◯1番(石原宏基君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  質問に入らせていただく前に、一昨日、午後10時22分ごろに新潟県村上市で発生いたしました地震でございますが、テレビ、新聞等で被害状況が伝わってきております。お亡くなりになったり安否不明者情報はないとことで、この点については何よりと思っておりますが、負傷された方、家屋が損傷された方がおみえになり、心からお見舞いを申し上げます。
     それでは、議長お許しをいただきましたので、発言通告に基づき3点質問をさせていただきます。  最初に、大河ドラマ放送に関連する施設PR及び観光客誘導についてお伺いをいたします。  来年1月からNHKで放送されることが決まっております大河ドラマ「麒麟がくる」でありますが、タイトルは、仁政を行う──この仁政というは、思いやりある政治をいうだそうですが──王もとにあらわれるとされる伝説動物、麒麟が由来となっており、モチーフとして麒麟が何者で、いかにして、いずれ英雄前にあらわれるかを問うていく物語となるということです。4Kでフル撮影し、最新研究成果も踏まえ、従来と異なる新たな解釈で戦国時代物語を紡ぎ、明智光秀公謎に満ちた生涯にスポットを当て、英傑たち父親時代をも描き、斎藤道三、足利義昭、織田信長、徳川家康ら蠢動から活躍を見せていく群像劇として制作が進められているそうです。  今月6月3日にクランクインとなりました。主演が長谷川博己さんということで、ことし3月までNHK連続ドラマでヒロイン夫役を務められましたので、誰もが期待感を持って待ち望んでいることと存じます。  今週月曜日17日には、これまで発表されていたキャストに加え、新たに11人が発表されました。明智光秀公生涯ライバル藤吉郎、後豊臣秀吉でありますが、この役を佐々木蔵之介さんが務められるそうです。そのほかにも、谷原章介さんや片岡愛之助さん、徳重 聡さんなど豪華なキャストに加え、語り役、いわゆるナレーションは、市川海老蔵さんが担当されるそうです。主演長谷川博己さんが、期待をしていただいて構わない、すごいものを見せられると自信を持って言える、このようにコメントをされてみえます。東京オリンピック開催年に重なることもあり、海外からも注目されるかもしれません。既に岐阜公園内歴史博物館2階におきましてテーマ館を開設されることが決まっておりまして、順調に計画が進められているところと認識をしております。  私たち市民は、多く観光に訪れる方々に、ドラマ関連だけではなく、この岐阜市全てを満喫して興味深く見ていただきたいと思いを強くしており、放送が始まることを大変楽しみにしております。  実は、私が住んでおります鷺山にも、斎藤道三が隠居後に過ごしたではないかと言われる鷺山城跡がありますは有名な話でございます。この岐阜市に多く観光お客様が訪れるということになりますと、中には、この鷺山城跡にも足を運ぼうというお客様もいらっしゃるではないでしょうか。    〔私語する者あり〕  私も先日、鷺山城跡へ行ってまいりましたが、標高が68メートルほど山であり、登山道も整備をされているため、適度な時間で行ってくることができました。  また、登山道にはペットボトルや空き缶も捨てられていたことから、既にこの地に訪れているお客様もいらっしゃることが想像できます。  来年になれば、おそらくテーマ館だけではなく、こうした関連史跡にも人が訪れると思われます。私たち市民としても、こうした史跡をたくさん方々に知っていただきたいと思っておりますし、PRすることによって来場者数がふえることについて歓迎をしたいと思っております。  しかし、こうした施設全てに駐車場があるわけでもなく、例えば、道三塚などへは、訪れる人にどのようにして行けばよいかなど、注意事項ようなことがあれば事前に案内をしておく必要があると考えます。仮に、駐車場ない施設にお客様が車で来てしまわれたりしますと、どこに車を駐車してよいか困惑されると思いますし、そうしたお客様が路上に駐車するなど事象が散見されるようになると、地域市民生活に支障が出てくるものと考えます。  そこで、商工観光部長にお伺いをさせていただきます。  岐阜市内には、こうした岐阜公園、岐阜城以外にも関連する施設がありますが、施設PRと、こうした関連施設に訪れようとされるお客様へ案内方法について、地域市民生活に支障を来さないようにするため考え方をお聞かせいただきたいと存じます。  次に、本市が所有する施設における受動喫煙対策についてお伺いをいたします。  2018年に改正されました健康増進法、いわゆる受動喫煙対策法成立に伴う本市対応についてでございます。  最初に、受動喫煙について触れさせていただきます。  受動喫煙とは、たばこ煙に、たばこを吸う人が直接吸い込む主流煙と、火ついた先から立ち上る副流煙とがありますが、この副流煙を自分意思とは関係なく吸い込んでしまうことを言います。副流煙にも主流煙と同じく体に有害な成分が含まれており、ニコチン、タール、一酸化炭素など成分は、主流煙よりも多いと言われております。ちなみに、主流煙を1とした場合、副流煙には、ニコチンが2.8倍、タール3.4倍、一酸化炭素4.7倍も多く見られるとことです。受動喫煙にさらされると、がんや脳卒中、呼吸器疾患など、さまざまな病気リスクが高くなります。  そもそも、たばこ煙に含まれる成分うち有害物質は数百種類とも言われており、さらに、そのうち約70種類が発がん性ある物質と言われております。これが、子どもだとすると、健康被害は大人以上に深刻となります。  また、妊娠中女性受動喫煙は、流産や早産危険性も高まります。胎児発育にも悪影響を及ぼします。したがって、たばこを吸わない人は、みずから意思に関係なく吸い込んでしまうことを何としても避けられるよう、対策を講じていかなければならないと考えます。  しかし、一方で、たばこを吸われる方もおみえになりますので、こういった方々喫煙を奪うことないよう、認識する必要もあると思っております。  以上を要約しますと、たばこを吸う人を認め、吸わない人に対しては受動喫煙をしないようにしっかりと整備をしなければならないということが決まって、これを実行していく時期が来たということです。  昨年改正されました健康増進法は、この望まない受動喫煙を防止することを目的として、多く市民が利用する施設を管理する者に対して、学校、児童福祉施設、病院や行政機関庁舎など、子どもや患者ように受動喫煙健康影響が大きい人が利用する施設を原則敷地内禁煙とし、それ以外全て施設を原則屋内禁煙とすることを義務づけています。  来月・7月から順次これら義務づけが始まることに伴い、今月末には、この市庁舎において喫煙室を廃止して禁煙化を進めるとお聞きをしております。  さらに、この市庁舎以外にも多く市有施設がありますが、法に適合させるため禁煙化を進めるとお聞きをいたしました。公共施設だけに、他人有害なたばこ煙にさらされないこと、このことへ配慮は、一段高いものが求められると考えます。今後、岐阜市が保有する施設において、どのような禁煙化を目指すか、健康部医療・健康参与にお伺いをいたします。  最後に、岐阜市内における犯罪抑止に向けた取り組みについてお伺いいたします。  犯罪抑止に高い効力を発揮するは、防犯カメラ設置ではないかと考えます。防犯カメラとは、犯罪を未然に防ぐ目的で設置するカメラことをいいます。  昨今、小さなお子さんが無差別に狙われるなど凶悪犯罪が多発するようになってきており、自衛手段を講じなければならないではといった意識が社会全体で高まっていると、このように認識をしております。  一方で、プライバシーや個人を監視するかといった懸念もされるところであり、こういった課題認識も重要ではないかと考えるところであります。  しかし、実際には犯罪が多発しておりまして、犯罪ニュースを聞かなかった日がないくらい、毎日日本どこかで犯罪が発生している状況でございます。  残念ながら、昨年5月、新潟市内で小学生が殺害されるという痛ましい事件が発生しておりますし、ことしになってからも川崎市で小学生を初めとする複数方が犠牲になられた事件は、記憶に新しいところであります。  こうした事件が発生いたしますと、発生した地域においては防犯カメラ設置を求める、あるいは評価する声が一斉に高まっております。  私知人が自治会役員をしていまして、その方が言われるには、地域人たちも一生懸命見守る活動を展開してはいるが、人目だけで犯罪を防止することにはどうしても限界がある。特に、夜間などにおける犯罪抑止力を高めるために、防犯カメラ設置は有効性が高いではないか、このように述べておみえになります。  実際に、愛知県刈谷市がまち治安悪化に悩み、交差点や公園などに防犯カメラを積極的に導入して安全性向上に成果を上げていると話をお聞きしたことがあります。2003年度に刑法犯罪認知件数が4,500件を記録しましたが、防犯カメラ設置をふやし続けたこともあり、2012年度から17年度5年間で46.4%減少したそうです。  現在、岐阜市においては、自治会などが設置するとした場合、設置場所にもよりますけれども、最低でも設置費用半分からそれ以上を補助する制度が整備されています。先ほど申しましたプライバシーや設置後ランニングコスト問題など、設置するに当たってさまざまな課題があることを承知しておりますけれども、一たび凶悪犯罪が起こってしまってからでは取り返しがつきませんので、私たち市民は、そうした課題について理解を深めながら、そして、行政サイドは、そのためサポートをしっかりと行っていただき、その上で、今後も設置台数が1台でも多くなるよう働きかけていくことが重要だと考える次第です。  ちなみに、刈谷市2018年度末設置台数は1,000台を超えたとことです。  現在、岐阜市補助制度により設置された防犯カメラ台数は、これまでで310台、また、至近3年間で年間平均設置台数は18.3台と伺っておりまして、この数値を多いとか少ないとか評価するものではありませんけれども、大切なことは、大変残念なことではありますが、私たち市民が、こうした凶悪な犯罪を抑止していかなければならないという意識を高めることではないかと考えるわけです。  私知人数人にこの防犯カメラ設置に当たって補助金が充てられることを知っているかと聞いてみたところ、知っている人はゼロ人でした。人通り多い駅前や柳ケ瀬などでは既に設置に至っておりますが、人通り少ないところほど凶悪犯罪が発生しやすいとも考えることができます。設置に当たって補助制度については、これまでも十分なPRが行われてきたと存じておりますが、犯罪抑止力効果を重点に、さらなるPRを図ってほしいと思います。犯罪を抑止していくと観点から、市民生活部長お考えをお伺いいたします。  以上で、1回目質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長大野一生君) 商工観光部長、山口 晃君。    〔山口 晃君登壇〕 7: ◯商工観光部長(山口 晃君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  大河ドラマ放送に関連する施設PRに係る御質問にお答えいたします。  来年1月から、明智光秀公を主人公とした大河ドラマ「麒麟がくる」が放送されます。ドラマ前半は美濃編として、岐阜を舞台に若き日光秀公活躍が描かれ、本市ゆかり斎藤道三公、織田信長公も重要な人物として登場することから、本市に注目が集まることが期待されます。  そこで、岐阜市歴史博物館2階に「麒麟がくる」岐阜大河ドラマ館を設置するとともに、金華山、岐阜公園一帯ににぎわいを創出することで観光客満足度向上を図り、誘客促進につなげてまいりたいと考えております。  また、市内に点在する道三公や信長公に関連する施設や史跡につきましても改めて注目されることが予想されるため、岐阜公園周辺から、これら関連スポットをつなぐまちなか歩きマップを作成し、市内各所において既に配布しているところであります。  今後も、各種パンフレットやホームページ、SNS等で積極的にPRすることはもとより、観光ガイドによる丁寧な解説を通じ、その価値や魅力が十分に伝わるよう努めてまいります。  一方で、議員御案内とおり、施設や史跡中には駐車場不足など受け入れ環境が整っていないところもあるため、観光客が訪れることにより渋滞などで地域皆様に御迷惑をおかけすることも考えられます。  そこで、公共交通機関及びレンタサイクルでアクセス方法や所要時間をわかりやすく周知することに加え、案内看板など設置についても関係部署と協議し、スムーズな誘導を図るため方策を検討してまいります。  大河ドラマ「麒麟がくる」放送は、本市が有する歴史的資産掘り起こしに資するとともに、本市認知度向上並びにイメージアップにつながる絶好機会であります。機を逸することなく受け入れ環境充実を図り、大河ドラマ放送期間中に限らず、継続的、効果的なPRに努めることで交流人口拡大につなげたいと考えております。 8: ◯議長大野一生君) 健康部医療・健康参与高橋良喜君。    〔高橋良喜君登壇〕 9: ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 岐阜市が所有する施設における禁煙化に関する御質問にお答えします。  本市は2016年3月に策定した第三次ぎふ市民健康基本計画において、市所有施設全面禁煙に向け関係部局と連携して取り組んでいくとし、2020年度までに全て市所有施設を屋内禁煙とするとともに、そのうち70%以上市所有施設については、敷地内も禁煙とすることを目標といたしました。  一方、議員御案内とおり、2018年7月、健康増進法一部改正が行われ、これにより学校、病院、行政機関庁舎など施設は来月7月1日から敷地内禁煙となりますが、屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた場所に喫煙場所を設けることは許容されています。  また、それ以外施設は、来年4月1日から屋内禁煙となりますが、室外へたばこ流出を防止するため必要な措置がとられた喫煙専用室を設けることが許容されております。  本市所有施設については、これらような喫煙場所を設けることなく、施設屋内または敷地内全てを禁煙にすることを目指しているものです。現在、この目標達成へ向け、各施設を所管する部署が所要対策を進めているところでございますが、禁煙化に当たりましては、施設を利用する市民皆様に対し、望まない受動喫煙を防止すること必要性を十分説明し、御理解いただくことが重要です。  健康部といたしましては、受動喫煙対策に関する情報を提供するなど、所管部署を支援しながら、市所有施設禁煙化を推進してまいります。 10: ◯議長大野一生君) 市民生活部長、長屋敏樹君。    〔長屋敏樹君登壇〕 11: ◯市民生活部長長屋敏樹君) 防犯カメラを活用した犯罪抑止取り組みや、そのPRに関する御質問にお答えいたします。  犯罪ない安全で安心して暮らすことができる社会を築くためには、地域防犯力向上と犯罪が起こりにくい環境整備が重要であり、これらは社会全体で取り組むべき課題であると考えております。特に、犯罪抑止には、きめ細かいパトロール活動や見守り活動とあわせて、犯罪行為が常に第三者に目撃されていると感じさせることが重要であると言われており、防犯カメラ設置は有効な方策であると考えております。  また、万が一犯罪が発生した後にも防犯カメラ録画映像により犯人逮捕につながる例も多く、事件解決へ効果が高いとされております。  こうしたことから本市では、地域自主的な防犯活動を幅広く支援するため、平成15年度から、みんなでつくる「ホッとタウン」プロジェクト事業に取り組んでおります。  その具体的な内容といたしましては、地域防犯活動に必要なジャンパーやのぼり旗など支給、防犯ボランティア団体を対象とした研修会開催、防犯灯や防犯カメラ設置補助などでございます。  そして、議員御案内とおり、これまでこの防犯カメラ設置補助制度を活用して自治会や商店街に310台防犯カメラが設置され、地域安全に役立てていただいております。  なお、この防犯カメラ設置に際しましては、地域方々から、犯罪や不審な事案発生状況や犯罪発生などが危惧される箇所などをお伺いするとともに、近隣にお住まい方々プライバシーに配慮することも大切であることから、これらを総合的に協議し、カメラ設置箇所や記録画像取り扱いなどを決めております。  そして、この防犯カメラ補助制度につきましては、これまでも広報紙や市ホームページを初め、自治会連合会や防犯協会を通じてその周知に努めてまいりました。  しかしながら、近時、全国で高齢者や子どもが巻き込まれる痛ましい事件が多発しており、さらなる防犯活動強化が求められる中、この補助制度を御活用いただくことは、地域防犯活動上、有益でございます。そのため、この補助制度について改めて来月広報紙で地域安全活動を応援しますと記事で周知を図るとともに、今後、防犯、交通安全に係る会合やイベントを初め、地域で開催される出前講座、商店街組合やPTAに対する広報など、さまざまな機会を通じて周知を図ってまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、安全、安心なまちづくりは、市民皆様共通した願いでございます。このため、警察機関を初め、地域や関係団体皆様方と一体になって地域防犯力向上に取り組んでまいりたいと考えております。    〔「議長、1番」と呼ぶ者あり〕 12: ◯議長大野一生君) 1番、石原宏基君。    〔石原宏基君登壇〕 13: ◯1番(石原宏基君) それぞれ丁寧に答弁をいただきまして、ありがとうございます。  1点、再質問をさせていただきたいと思います。  本市が所有する施設における受動喫煙対策についてでございます。  ただいま健康部医療・健康参与答弁をお聞きいたしまして、念ために行政部長にお伺いをいたします。  この市庁舎において、屋内、敷地内では、私たち議員を含めて来月7月から職務に当たる者全員が禁煙を徹底すると、こういうことになりますが、この認識でよろしいでしょうか。お伺いをいたします。    〔私語する者多し〕 14: ◯議長大野一生君) 行政部長、後藤一郎君。    〔後藤一郎君登壇〕 15: ◯行政部長後藤一郎君) 市が所有する施設における受動喫煙対策に関する再質問についてお答えをいたします。  庁舎につきましては、健康増進法改正におきまして、原則敷地内禁煙とすることとされております。  したがいまして、現在庁舎内に設置しております喫煙所は6月末をもって廃止し、7月1日より全面禁煙といたします。    〔私語する者多し〕    〔「議長、1番」と呼ぶ者あり〕 16: ◯議長大野一生君) 1番、石原宏基君。    〔石原宏基君登壇〕 17: ◯1番(石原宏基君) 禁煙を徹底していただくということで、答弁ありがとうございました。  最後に、大河ドラマ放送に関連する施設PR及び観光客誘導について意見と要望を述べまして終わりたいと存じます。この意見、要望は、地域皆様声を述べさせていただきたいと思います。  やはり、お客様をお迎えするに当たっては、史跡周辺景観整備も重要と考えます。鷺山地域で例えますと、鷺山城登山口に桜がきれいな公園がございます。こうした公園を整備してお迎えすること、さらには、この大河ドラマPR効果が一過性で終わることないよう、今後も多くお客様に訪れていただきたいと思っておりますし、訪れるお客様ためにも、長期的な視野で、公園を含め、本市大切な歴史資産として鷺山を守り、活用していくことが重要と考えます。  この鷺山や公園は、長く地域住人から愛され、毎年多く人が花見に訪れたり、年間を通じて憩い場として活用されたりしております。  また、そうした方々に備える意味で、毎年定期的に地域自治会が主体になってボランティアで草刈りを行ったり枝打ちをしたりして美しさを守っています。こうした点をお酌み取りいただき、庁舎関係部署が連携して、今後も鷺山や公園整備を向上させながら持続的に行っていただきたく要望させていただきます。  以上で、私質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 18: ◯議長大野一生君) 38番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 19: ◯38番(堀田信夫君) それでは、順次お尋ねいたします。  まず、新庁舎建設についてであります。  新庁舎本体工事は、現在、鉄骨建て方に取りかかり、間もなく二月になろうとしております。全体進捗率はおよそ20%と伺っております。
     新庁舎南東部に計画されていたエレベーター撤去に関して、市長に、そして、行政部長にお伺いをいたします。  エレベーター撤去については、かごを取り除くだけではなくて、昇降空間についても、速やかに、具体的には現在一連建設工事中で、床、天井をこしらえるべきと立場でこの課題に臨んでまいりました。  エレベーターを上がったり下がったりする空間ですが、既に何回も議場で明らかにされておりますので簡単にしますが、6メートルと3メートル縦横で18平方メートル。約5坪、およそ10畳かと思われます。1階から5階まで22メートル、全く暗闇出入りなし空洞がつくられることになりますが、何らこれは機能しないものをつくることになります。  市長に2点お伺いいたします。  この空間をほかに使うとしたら何か使いようがあるかないか、具体的にお答えください。  2点目、私どもは、床、天井をこしらえるほかには使いようが思いつきませんが、もしもそのようにした場合には、そのタイミングというはいつと心得ているか、市長、お答えください。  行政部長には、床、天井をこしらえるとした場合に、一連建設工事中で行うと、完成後に行うとではどんな違いがあるか明確にしていただきたいと思います。  次に、募集停止市営住宅入居者対応と、その跡地利用について、まちづくり推進部長にお尋ねいたします。  建築年数が相当経過、そして、老朽化が進行している建物、市営住宅、台風など暴風雨、大きな地震発生場合、危険な状態になるであろうということから入居募集を停止し、別な住宅へ転居を呼びかけ、全部転居したところで順次取り壊しが進められています。三田洞団地や岩田坂、そして、大洞団地、さらには、松籟団地、黒野北団地など9つ団地で370戸がその対象となっていますが、そこで189戸が既に転居で空き家になっています。181戸が残されています。現在入居率は48.9%と伺っております。  この残されている181世帯皆さんですが、単身方が107世帯、2人以上でお住まい方が74世帯、単身107世帯うち、60歳以上が99人、70歳以上が79人、80歳以上が35人、90歳以上が4人となっています。複数世帯、この場合は、契約している方年齢で資料をいただきましたが、74世帯ありまして、60歳以上世帯が67世帯、70歳以上が57世帯、80歳以上が26世帯、90歳以上が5世帯と圧倒的に高齢者皆さんがお住まいになっております。  居住歴ですが、簡単に申し上げますけども、6年から10年が17世帯、10年から20年というが50世帯、30から40年が37世帯、40年から50年、33世帯、50年から60年住んでおられる方が24世帯、60年以上という方が1世帯です。30年以上岐阜市市営住宅にお住まいいただいている方々が95世帯ということです。この方々が、今、建物が古くなったから移ってくださいよと呼びかけられて、どんな思いをしているか伺いますと、年金暮らし身で大きなお金はかけられない、幾ら最小限、順番順番荷物も減らかして引っ越しに備えて最小限にしたとしても、世間では昔から引っ越し貧乏って言いますが、それなりにそこそこお金がかかるもんですよとおっしゃっておられます。  加えて、70歳、80歳になって引っ越しは、大変心労が重なるものです。物を整理することにも疲れて、また、物を運ぶにも疲れるもんです。この高齢者痛み、私はよくわかります。  加えて、何よりも、住みなれた状況から離れたくない、この地を離れたくないという思いがとっても強いように思われます。  つい二、三日前も、50年お住まいになった方とお会いして伺いました。子どもが1歳だった。子育てもして巣立っていった。もう今、私1人。けども、この団地には本当に数々思い出があると言っておられました。そういう方がどこへ引っ越すかとなると、地区内で住みかえということで、近くにある4階から5階建てアパート型市営住宅となります。ですけども、これまで住んでおられる市営住宅というは、簡易耐火構造、いわゆる2階建て長屋形式アパートにお住まいになっておられるわけです。この長屋形式というが、とっても近所づき合いとしては心温まるものがあるわけです。ちょっと南側に、狭いですけども空き地があり、そこに花やちょっとした野菜もつくっておられる方々、あります。そういってちょっと隣のぞけば洗濯もん干してあって、おはようって声かけられる、下町人情が育つが私は長屋形式だと思ってますが、そういう生活を50年やってきた方が、あのコンクリート4階から5階アパート密室に入るということに抵抗を感じても不思議でないと私は思います。アパート形式住まいへ住みかえに不安を抱いて当然だと思います。  さらに、そのアパート形式住まいも、大変古いんです。耐震、長寿命化も必要で、既に施されております。それだけではありません、使い勝手も悪く、改善すべきところは多々あります。まず、何といってもお風呂。据え置きですから、まあ、一言でなかなか言いづらいんですがね、またぐ大変なんですよ。私も大洞緑団地におりました。どかんと風呂おけが置いてある。そこんところ、若いうちはいいけども、年とってから、あのおけをまたいで入るっていうは大変。今は、洗い場から少し下がったところにユニットバスがあって、浴室に入るのに多少段差というが低くなっている。だから、いいんですけども、据え置きところっていうは大変ですよ。そのお風呂に入りづらい。これは、アパート形式住宅でもそういうものなんです、現在。トイレも、洋式ではある。けども、洋式でないところもあります。住みかえ三田洞団地なんかところでもどうかなと思います。お風呂が入りづらい。トイレが使いづらい。そして、何か協力していかないかんよねという思いだけれども、もう一つお伺いしていることが、仮にアパート形式住宅に引っ越した場合でも、もう70歳、80歳になって3階、4階は不可能。1階ですよ。そして、スロープも欲しい。そういったところは、相当な入居待ちです。加えて、現在アパートで、現在簡易耐火構造2階建て長屋暮らしところが老朽化していて雨漏りがする、そして、雨どいも壊れている。この間台風でも、屋根ベニヤ板、トタン板がちょっとめくれかかった。けれども、もう遅かれ早かれ皆さん出てってもらって、これ、取り壊すんで、そういう修繕、勘弁してくれといって市住宅課が対応しない。けど、引っ越し先は来年か再来年か、もっと先になりますよ。その間、雨露しのぐ機能さえ失われている古い建物に住まわせといていいか。家賃滞納なら別ですよ、50年間真面目に家賃を払ってきて、何で雨漏りが直されないか。せめてそれぐらい修繕やってあげて、どうぞ、ゆったりとしたアパート用意しますので、お引っ越しください、ありがとうございますというが人仁義ではないかなと私は思います。  そこで、まちづくり推進部長に2点お伺いいたします。  まず、第1点ですが、住みかえ先第一候補となる多く皆さんが近所団地がいいとおっしゃるんです。アパート形式だけども、まあ、そこしかねえかな。だから、そこへ行きたい、行くしかない。けれども、そこっていうは、先ほど申し上げたように、長屋スタイル住宅と比べると、何よりも閉じ込められた感じが否めないところです。ゆとりなど、グレードアップを施すことが必要ではないかと思います。お風呂やトイレなどバリアフリー化、耐震補強や長寿命化とともに、住みかえを提供して、ここに住んでくださいという住宅について、バリアフリーとゆとりを持たせるような住宅リフォームを私は、やって、どうぞここに移ってくださいという丁寧な姿勢が必要ではないかと思いますが、これは、住みかえ対象者のみならず、将来も空き部屋で放ってくよりは、リフォームをして多く皆さんに住んでいただけることにもつながる可能性もあると私は思います。  私は、本当言うと、かなうならば、今4階建て、5階建てアパート、片側廊下ものもある。そして、上へ上がってく階段式ものもあるんだけれども、こういったものほうは、今、ほとんどが空いてます。大洞団地だけじゃありません。三田洞団地でも空いてます。これを2部屋を1部屋に壁ぶち抜いて、ちょっとゆったり感を持たせたらどうやねって言ったら、とても構造上そういうことはできませんというふうにおっしゃるんでちょっと残念なんですけども、それぐらい私はゆとりを持たせてほしいなと思います。  そして、バリアフリーとともに、アパート形式住宅であっても、向こう三軒両隣人情を育むようなリフォーム、ちょっとした井戸端会議ができるような空間をリフォーム中で用意してあげる、そういうことを私は考えてほしいと思いますが、これが第1点です。  第2点、跡地活用についてです。  募集を停止し、入居者にどこかへ引っ越してもらった。全部引っ越したら、それを取り壊します。もう大洞団地も、そして、加野団地も、黒野も、あちらこちらで何カ所か取り壊して、草が生えないようにシートが張ってあるところが目立ちます。けども、その後、跡地活用は何ら明確にされないまま、例えば、加野団地なんかですと、売り出しているけども買い手が見つからない。いつの年かは知りませんが、三里は売却できてよかったようなんですが、果たして私はそれでいいかという思いです。まず、言いたいは、岐阜市が、岐阜市が政策的に岐阜市エリア中で、ここに住宅をつくろう、黒野につくろう、三田洞につくろう、大洞団地につくろうといって住宅をつくった。それが老朽化した。高齢化した。人が少なくなってった。じゃ、壊して平地にして、平場にして、後は野となれ山となれ。それで、何政策もない。そんなことでいいかと私は思います。無策であっていいはずがない。全市的な岐阜市全体視野に立って、黒野がどういう位置を持っているか、三田洞がどんな役割を持っているか、加野団地がどうなか、大洞団地はどういう全市的な視野で見たときに位置づけになるか。加えて、その地域地域は、その地域として特性があります。そこんところで、地域住民と一緒になって、その跡地について、その先使い勝手について探っていく、検討していく姿勢が私は必要ではないかと思うんです。  具体的に申し上げますと、大洞団地場合をまず紹介したいと思います。  これは、大洞団地だけではなくて、他募集停止して空き地になっているところでも共通することだと思いますが、大洞団地場合、取り壊されて、そして、もう既に、ビニールシートが張ってあるところが何カ所かあります。けども、そのビニールシート、あれ、ビニールやないですか。とにかく草が生えないように張ってあるもの。それに隣接して現に住んでおられる市営住宅があり、人々がそこにおられます。それだけじゃないです。すぐ南側は緑山という団地で、住宅がある。そして、その空き地になる、草が生えないようにといって押さえて、いかにも無残な格好土地すぐ隣に大洞団地集会所があり公園がある。そこはどうかっていうと、夏祭り、秋祭り、団地だけ人じゃない、緑山人も芥見南人たちもみんな集まってきて、盆踊りやったり、大変なにぎわいですよ。秋祭りときなんかは、お隣関商工吹奏楽やなしに、何て言うんやね、あれは。    〔「マーチング」と呼ぶ者あり〕 マーチングバンド、あれが来てね、もう本当に大変なにぎわい。もう団地中やら、芥見南、響けとばかりに地域に音が響いて、とってもいい雰囲気でにぎわいがあります。  言いたいは、ひょっとしたら、岐阜市から見たら東部ほう北東部郊外、外れかもわからんけれども、そこは行ってみると、そこは芥見南という地域中心地、中心市街地ですよ。柳ケ瀬と一緒。東部芥見南拠点だ。そこんところ住宅が取り壊されて空き地になって、放置されてく。それでいいかと思うんです。取り壊しがされたとしても、この地域一円は、依然として市民生活、きずなを深めている地域活動が現に存在しているということです。団地集会所、ここも昭和44年建築で平屋みすぼらしいもんですが、床もぎいぎいぎいぎいいいますよ。けれども、利用頻度とっても高い。住宅問題でいったら、もう築50年ですから、それで建てかえ対象です。けれども、建てかえるなんて、これっぽっちも考えない。耐用年数がまだ十分にあるごみ焼却場を壊して、新しいものを何十億円で建てるって言いながら、50年もたって、何ら建てかえる方針もないまんま使っている。せめて、まだこの集会所は、簡易耐火構造アパート人だけじゃない、アパート型住宅集会所でもあるわけです。ここをちゃんと建てかえますよ、みんな避難場所にしますよ、憩い場にしますよ、そういう提案だって私はあってもいいんじゃないかと思うんです。団地集会所、つくし公園整備など、取り壊して、その後どうするという方向性が示されるべきではないか。そうしてこそ、気持ちも幾らか穏やかになって、よいしょと、何か工面をしていってもいいかなという気持ちになると思うんです。これは、団地それぞれ特性、全市的に見て立地条件、その周辺中で役割、土地ありようがあると思うんです。そうした観点で、跡地について方向性を、全く無策というではなくて、一定方向性を持って望んでいただきたいと思いますが、その決意ほどを伺っておきたいと思います。  以上で、第1回質問を終わります。(拍手) 20: ◯議長大野一生君) 市長、柴橋正直君。    〔柴橋正直君登壇〕 21: ◯市長柴橋正直君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  新庁舎建設に関する2点御質問にお答えをいたします。  現在、私たち生活は、将来発生が危惧されている南海トラフ巨大地震はもちろんこと、一昨日には山形県沖を震源とする震度6強地震が発生するなど、常にさまざまな自然災害脅威にさらされている状況であります。  こうした中、新庁舎建設は、本市新たな防災拠点として着実に取り組んでいかなければならない事業であります。  そこで、1点目御質問床や天井を設けない活用についてであります。  このエレベーター廃止跡は、幅6メートル、奥行き3メートル、1階から5階まで高さ約22メートル空間です。この空間は、その場所や規模、さらには、防火上制限がありますことから、床や天井を設けない状態で活用は難しいではないかと考えております。  次に、2点目、エレベーター廃止跡活用方法判断についてであります。  このスペースに新たに床を整備する場合は、再設計や予算承認、構造計算や大臣認定といった法的手続が必要となり、それら手続に時間を要しますことから、工期が遅延する懸念がございます。  先ほど申し上げましたとおり、一刻も早い災害へ備えが求められる中、さらには、市民負担軽減に資する緊急防災・減災事業債活用期限が令和2年度末であることへ影響などを踏まえまして、本工事期間中における廃止跡整備は見送る方針としたものであります。  しかしながら、この整備は開庁後であっても可能であり、また、新庁舎を利用していく中でも、このスペースに対し、さまざまな需要が生じる可能性も想定されます。  こうしたことから、その整備や活用方法、時期などについて、新庁舎価値をより高める有用なものとなるよう検討を進めるとともに、運用する中で需要や効果などを慎重に見きわめ、市議会御理解をいただいた上で適切に対応してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、高まりを見せる自然災害へ脅威ヘ備えは重要であり、多く市民皆様が高度で複合的な防災拠点となる新庁舎完成を待ち望んでおられます。引き続き、令和3年春開庁に向けて、着実に事業に取り組んでまいりたいと考えております。 22: ◯議長大野一生君) 行政部長、後藤一郎君。    〔後藤一郎君登壇〕 23: ◯行政部長後藤一郎君) 新庁舎建設に関する御質問にお答えいたします。  南東部エレベーター廃止跡における工事期間中に整備する場合と開庁後に整備する場合、期間と費用比較についてでございます。  初めに、必要な期間についてでございます。  先ほど市長も申し上げましたとおり、エレベーター廃止跡は新たな整備となりますので、まず、再設計や予算承認、構造再計算や大臣認定といった法的手続が必要となります。これら期間といたしましては、おおむね9カ月程度を要すると見込んでおりますが、工事期間中、開庁後、いずれに場合におきましても、ほぼ同じ期間を要するものと考えております。  また、整備に要する工事期間につきましては、このスペース用途や設計内容によって、仕上げや防災を含む諸設備など仕様も異なりますことから、現時点で具体的な期間をお示しすることはできません。  続きまして、費用についてでございます。  再設計や構造計算など手続に要する費用につきましては、工事期間中と開庁後で違いはございません。  また、整備に要する費用につきましては、工事期間と同様に、その用途や設計内容によって異なりますことから、現時点で具体的に費用を算出しておりません。  こうしたことから、工事期間中と開庁後整備に必要となる期間と費用を具体的に比較することはできませんが、これまでにも申し上げておりますとおり、現在、本体工事期間中に、このスペース整備を見送る方針とした大きな理由といたしましては、全体工事が遅延する懸念があることでございます。  新庁舎建設は、本市新たな防災拠点として着実に取り組んでいかなければならない事業であります。  また、工期遅延に伴いまして、令和2年度末が期限であります緊急防災・減災事業債や、工事費などへ影響が危惧されます。  したがいまして、当該廃止跡整備は、整備期間比較ではなく、工期や財源など事業全体へ影響を十分勘案することが重要であると考えております。  いずれにいたしましても、当該廃止跡整備につきましては、利用者皆様に有益なものとなるよう、開庁後、運用する中で出されるさまざまな現場ニーズを反映できる大きなメリットも生かしながら、整備効果、整備費用を慎重に見きわめ、最も適切な活用となるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 24: ◯議長大野一生君) まちづくり推進部長、黒木秀哉君。    〔黒木秀哉君登壇〕 25: ◯まちづくり推進部長(黒木秀哉君) 市営住宅に関します2点御質問にお答えいたします。  本市では、建物や設備老朽化等により除却することとし、新たな入居者募集を行っていない市営住宅を募集停止住宅と位置づけ、入居者が退去され空き家になった時点で順次取り壊しを行うこととしております。6月1日現在、市営住宅は市内31カ所に3,576戸ございますが、そのうち募集停止住宅は黒野北団地、松籟団地、大洞団地、三田洞団地など市内8カ所に370戸あり、181世帯方が入居されております。  1点目募集停止している市営住宅入居者へ対応についてでございますが、現在、入居されている方には、ほか市営住宅ヘ住みかえについて御協力をお願いしているところでございます。年に2回通知をさせていただくとともに、状況に応じて御訪問をさせていただいております。  住みかえに当たりましては、住みかえ後住宅家賃について一定期間減額を受けることができる制度や、建築が比較的新しくバリアフリー化ができていて入居希望者多い住宅へも優先的に入居することができる制度御案内をいたしながらほか市営住宅などへ住みかえをお願いしており、入居されている方には丁寧に御説明をし、御理解をいただきながら進めているところでございます。  募集停止住宅に入居されている方からは、同じ地域、同じ生活圏中で住み続けたい、今家をつい住みかと思っている、生活スタイルを変えたくないなどお声をお聞きする中で、市営住宅以外へ転居も含めまして、平成29年度では15世帯方に、平成30年度では8世帯方に転居をしていただいております。  いずれにいたしましても、長年住みなれた住宅から転居することは、精神的、経済的負担が非常に大きいことから、今後も入居されている方立場になって、慎重かつ丁寧に進めてまいります。  次に、2点目市営住宅跡地利用について御質問にお答えをいたします。  市営住宅を取り壊した後土地利用につきましては、地域実情を勘案し、まずは、庁内他部局で利用について協議や検討を行います。その後は、公共公益施設で活用や民間へ売却など、多様な選択肢から最適なものを選定することとしており、土地有効活用を図ってまいります。  なお、1点補足させていただきますが、募集停止住宅でありましても雨漏りなど修繕につきましては最小限対応はさせていただいておりますので、申し添えさせていただきます。    〔「議長、38番」と呼ぶ者あり〕 26: ◯議長大野一生君) 38番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 27: ◯38番(堀田信夫君) 新庁舎ですけども、どんどん建築が進んでまいりますので、もうこタイミングしかないかと、この問題に絞って問題を投げかけている次第です。  私は、どう考えても、あれだけエレベーターかごを取り除いて空間をつくるということ、そして、また、将来完成してからでもそれはできる、技術的には可能ですが、職員がいて、来庁者もいて、そういう中で壁をぶち抜いて工事中ですよというようなことで、いつ、どういうタイミングでやるかわかりませんけども、そんなことはどうなか。どうせ床と天井を張るんなら、今やっている工事中でやりゃいいんじゃないかというのが、ごくごく市民素朴な思いで、それは、少々ことリスクはあったとしても、完成してからやるよりも私はいいんじゃないかと。それは、市民も理解できることかなと思います。  具体的に、前回もここで平面図、紹介して申し上げましたが、1階なんかは18平方メートル、5坪ですね、これは、配車あるいは守衛さんたち部屋に隣接しておりますので、それが5坪ほど広がる、広げることになります。2階といえば、人権擁護関係部屋がそのエレベーターフロア分だけ広がる。3階はどうかと。生活福祉課に隣接していて、角っこですので、その面積が広がるだけこと。そして、また、全く使わずエレベーターエレベーターホールでも有効に使えますので、ここ場合には、18掛ける2で36平方メートルが有効活用できます。4階はっていうと議会棟です。ここは、議会事務局か、職員人が議員にお茶を、あるいは、お見えになった方へ来客用お茶出したりする水屋がありますが、そこにゆとりができることになります。5階は広報広聴ですが、ここなんかは、ゆったりとした広報広聴部屋に、エレベーターところだけ、ぽこんとへそが出ているという状況。これ、取っ払えば、その分ゆったりとして使える。  運用面中で将来的に考えるっておっしゃるけども、今この段階でも十分机上プランで常識的にエレベーターホールは除いてフラットにして使えばいいんじゃないかというが素朴な意見ではないかなと思いますが、とっても残念としか言い様子がないです。  そして、行政部長、法的手続に9カ月、約、とおっしゃった。エレベーターを撤去するという決断したが11月議会でしたね、補正予算で。上程したが11月だから、もうそろそろそういう上程する気でエレベーター撤去という気持ちが固まっているんであるならば、9月、10月段階から必要な準備はしながらも、踏み切るかどうかは議決が必要ですから。けれども、11月議決を受けてからでも、12、1、2、3、4、5、6月や、既に7カ月。エレベーターを撤去する、その決断した段階でホールも取っ払って床を張るという決断をしていれば、この時間は稼げたんではないかと言いたくなる。無用空間をつくる羽目になったこの時間というが、とっても私は無駄に思います。  そして、比較できないとおっしゃるけども、こんだけことをやっておきながら、現在やる場合と将来やる場合と比較検討は、やっぱり今この御時世、どんなにも私は可能だと思います。そういった資料を持って説得するべきものではないかなと思います。  私は、どう考えても、せっかくエレベーターを撤去するという決断が台なしで、負遺産を今からつくるということに対して抵抗を感じざるを得ません。今段階でも、やっぱり床を張る、天井を張る、その決断をすれば、私は市民理解は得られると思います。やるなら今、今からでも遅くない。完成してからよりはましというが私ども結論です。  一言、市長に聞きたいんですが、私もそうですが、床、天井張る以外に、この空間は使う道がない。けれども、床、天井を張らずに、このまんま放っておいて使う方法というが、もう一つあることに、私、きのう、寝ながらふと考えた。ひょっとして市長中には、そこにまた何かエレベーターを、かごを入れるってことだって可能や。空間利用といったらそのまんま、そこにかごを入れて上がったり下がったり。よもや頭中に、ひょっとしてこれは、床を張ることに対して、常識的に考えたら今工事中で床と天井を張るというが常識的な判断。しかし、これをやらない。やらないということは、頭どこかに、この空間をそのままにしておいて、どこかタイミングで、こっそりではないけども、かごを入れたいなという思いがあるんじゃないかと、げす勘ぐりならいいんですけども、よもやそういう思いはないでしょうねと確認しておきたいと思います。  募集停止住宅関係ですが、まず、要望を申し上げておきます。  まず、リフォーム、移転先というか、住みかえ先アパート形式住宅も、岐阜ならでは、なかなか、この4階、5階建てあの建物を、私が言ったような思いは理想かもわからん。けれども、岐阜市建築技術粋を結集して、よそにはないようなリフォーム、ぜひやってもらいたいと思います。  そして、移転までふぐあい、雨漏りはやってくれるって言ったんで、それは、まあ、いいです。  そして、もう一つは、やっぱり年金暮らし方が多いんです。引っ越しに当たって家賃段階的な保障とかいろいろありますけども、やっぱり引っ越しに当たって負担軽減。引っ越した方意見聞くと、まあ大したことないと思ったけども、思いほか引っ越しに心労と経済的負担があったっていうんですね。だから、この引っ越しに当たって経済的な負担軽減も、何らかの形で私は知恵を出してほしいと思います。例えばですよ、引っ越し費用、現金が一番ええんやけど、引っ越しかかった費用半分とか3分の2とかそういう助成とか、あるいは、シルバー人材センターで地域人たちボランティアとか何か、ボランティア保険も入った上で、そういう引っ越しを安くやってあげるとか、いろいろそういう工夫、私はぜひしてほしいと思います。  あと、再質問ですが、跡地ことです。3点、伺います。  1つは、引っ越す人たち思いに心を寄せたときに、やっぱり引き続きできればこの地に住みたいという思いがある。だから、引き続きこの地に住んでいただくためにも、跡地に、大きな建物は要らない、平屋で身障者、高齢者向け住宅を、たくさんも要らない、たくさんも要らないけども、転居していった人半分か3分の1ぐらいでも身障者、高齢者向け住宅を建てるという選択もあるんじゃないかと思います。何でかっていったら、今回計画に入っている建物取り壊し中には、身障者向け住宅5戸、これも取り壊す内容が入っています。高齢化社会になって、身障者あるいは車椅子対応住宅まで取り壊してまって建てないというようなことがあっていいか。私は、あの大洞団地、高齢化が進んでますけども、それでもここに身障者向け住宅があってもいいんじゃないかと思います。とりわけ身障者向け住宅については、5戸をゼロにする。5戸取り壊した分取り戻し、私はしてほしいと思います。建てかえも、今、計画、住宅マスタープラン中にはありませんけれども、そういうもありじゃないかと私は思います。これが1点。できれば、平屋でちょっとした庭つき。それから、畑仕事ができるような、そういうゆったりとしたシルバータウンというか、大いに私は結構だと思います。  公民館、2つ目は。  芥見南公民館、芥見南地区場合ですけども、芥見南公民館は、土砂災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンにあります。そして、これ、よく見ると、公民館そのものは警戒区域イエローゾーンなんですが、北側も南側も特別警戒区域レッドゾーンに囲まれとる。だから、こんなところが避難所なんてこと、あり得ない。公民館としてもどうかと思う。となったら、先ほど申し上げたように、取り壊し対象になっている大洞団地っていうは、芥見南地区全体中心部に当たる。ここに、取り壊した後跡地に引っ越せばいいんじゃないかと思います、拠点ですよ。そして、集会所は築50年。この集会所建てかえと公民館移設をセットにして、こうやって地域が引き続き生活できる場所ですよという提案もしながら引っ越してくださいというが、物道理だと私は思うんです。一体で考えてほしい。公民館移転先としては申し分ない。  なお、一言申し上げると、芥見東地域ほうは、ここも公民館が土砂災害警戒区域、一部レッドゾーン特別警戒区域にもかかってますが、ここは、既に住宅課が持っていた大洞緑団地集中浄化槽。ここが撤去されて、もう長い間、住宅課が持っていましたが、平成28年、今から3年前に所管がえして教育委員会がこの土地を管理しています。何でや。いい話なんですけども、芥見東公民館をここへ引っ越す予定で教育委員会がその土地を引き受けて、今、管理しとる。この間、住宅課やと私思って、もう木は生い茂っとるんで刈ってくれって言ったら、いや、住宅課じゃないんです、教育委員会です。教育委員会、何で持っとんって言ったら、ここに芥見東公民館移設する予定。何でや。地元から要望があった。それは、私も服部議員も昔、市長室へ行って話したことがあります、地元皆さんと。そういう願いを受けとめてかなったことだから、私、大賛成で大歓迎ですよ。  言いたいは、跡地について、地元人に聞くが一番いいということなんです。地域人たちが、この住宅跡地どうやって使ったらいい。芥見南人や黒野人や三田洞人、藍川自治会人たちに寄ってもらって、この土地どうやって使ったらええやろうねって相談すれば、そういう知恵は出てくる。公民館引っ越したらどうやっていう、地元意見、それを聞き入れてくれて、住宅課と教育委員会へ相談して、もはや所管がえしておる。やってやれんことはない。誰が判断したってことで、結構なことや、これは。そういう判断をしなさいっていうことですよ。  そこで、芥見南公民館、引っ越し、考えてください。  3点目。くどいようですが、最終的には、こういう跡地について、全市的な観点と地域人たちと寄り集まって、跡地をどうしましょうという検討委員会、これを設けて議論する必要があると思いますが、本庁舎跡地、徹明小学校跡地は、にぎにぎしく教育委員会もけんけんがくがくと議論し、ここについては、学識者も集めて、どうしよう。え、市営アパートを取り壊した跡をどうする、こうする、売るんや。その一点張り。空き地でほったらかす。おかしいやろう。地元人たちと市が全市的な観点と地域人たちと集まって、どうしたらええ、こうしたらええって議論すればええ。それで議論を尽くしても何にも知恵がないっていうときに初めて、それは売却ということもあるかもわからんけども、方向性を示す責任は行政にある。だから、検討委員会つくってもらいたい。その用意があるかどうか、3点お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。    〔私語する者あり〕 28: ◯議長大野一生君) 市長、柴橋正直君。    〔柴橋正直君登壇〕 29: ◯市長柴橋正直君) エレベーター廃止跡活用について再質問にお答えをいたします。  当該位置や規模も含めて、その有用性や整備効果などエレベーター跡地につきましては慎重に見きわめるとともに、利用者皆様にとって有益なものとなるよう、現場ニーズなどもお聞きした上で活用方法を検討したいと考えております。  議員御指摘エレベーターをもう一度再設定するではないかという御懸念につきましては、そのつもりはございませんので御理解いただきたいと思います。    〔私語する者あり〕 30: ◯議長大野一生君) まちづくり推進部長、黒木秀哉君。    〔黒木秀哉君登壇〕
    31: ◯まちづくり推進部長(黒木秀哉君) 市営住宅に関します3点御質問にお答えします。  初めに、跡地に障がい者であるとか高齢者住宅をつくったらどうかということでございます。  現在、市営住宅につきましては住宅マスタープラン中で方針が出されておりまして、その中で、当面新たな住宅建設を行わずに、今ある既存住宅について、耐用年数を迎えるまで長寿命化を図りながら適切かつ計画的な管理を行っていくことで維持をしていくと、量的な確保をしていくという方針を持っております。  2点目公民館についても同様で、跡地利用について見解を、今、私がちょっと述べさせていただく立場ではないと思うんですが、現在まだ募集停止住宅に入居されている方がおみえになります。私ども丁寧に御説明をしながら御案内をさせていただいておりますけれども、実際に次土地利用に向かえる時期が明確になっていない状況中で、新たな次土地利用に関する議論を行っていくというはなかなか難しいではないかなと思っております。  ただ、一定画地を要する住宅団地につきましては、当然地域へ影響が大きいこともありますので、ある程度入居者方が少なくなった段階で、私ども所管をしている者として、事務的な手続、例えば、敷地確定行為を行うとかそういった事務的な手続はございますので、その段階をもってですね、庁内各部局に協議、調整ほうをなるべく時間をとっていただけるような形で調整ほうを図ってまいりたいと思います。  3番目地元と検討委員会という議論もですね、そのタイミングになれば検討してまいりたいと考えております。    〔「議長、38番」と呼ぶ者あり〕 32: ◯議長大野一生君) 38番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 33: ◯38番(堀田信夫君) 突然で恐縮ですけども、聞くつもりはなかったんですが、芥見南公民館は、先ほど申し上げたように公民館自体が土砂災害警戒区域。その隣接して北側も南側も崖になっていて、土砂災害特別警戒区域になっている。そこがやっぱり果たして公民館としてあり続けていいかどうか。私は、もう既に避難場所としても変わって、別な平場ほうに位置しておりますけども、芥見東公民館でさえも公民館を移築しようというように計画をしておられる教育委員判断ですから、芥見南についても当然御検討いただきたいと思いますが、御意見を伺っておきたいと思います。突然で申しわけないですが、よろしくお願いいたします。(笑声)  それから、住宅マスタープランですけども、ここに公営住宅供給基本的な考え方が示されています。当面新たな住宅建設はしないものとしますということと、原則として以下考え方というが書いてあって、中心部とは別に郊外部は何て書いてあるかっていうと、「入居希望者が少なく常時空き家が発生している団地では、本来入居対象者入居を阻害しない範囲で、グループホーム・ケアホームとして活用、地域福祉活動拠点として提供など、新たな活用方策を検討」って書いてあるんですよ。これは、もう、きのうやきょう記録ではないんだ、数年前。新たな活用方策を検討。検討してきてない、検討しなさいって言ってね、自分たちが決めた方針ですよ、これは。それを、取り壊して空き地になって何にも方策がないなんてことは、本当に自分たちが立てたプランそのものを棚上げにしてるっていうことなんですよ。だから、このみずから決めた住宅マスタープランに基づいて、速やかにこの郊外部へ対応、私はすべきだと思います。  これは、大洞団地だけではない。どこ団地でも、それぞれ岐阜市中心部から見て郊外、郊外、郊外。だけども、郊外があって初めて中心部であり、その郊外中にも、そこ核となるようなまちづくりがある。そこんところに思いを寄せて私は行政やってもらいたいと思う。  市長、まちづくり推進部は、守備範囲っていうは、やっぱり越えて、なかなかね、それこそ自分ところが管理している建物を取り壊して跡地を教育委員会へ持ってってええもんか、どこへ持ってってええもんか、なかなか判断つかない。これ、全庁的なことになる。グループホームなどケアホームとして活用、福祉活動拠点として提供など検討する。まちづくり推進部が、そんなこと検討はえらいわ。だから、これ、検討っていったら、庁内的に、全庁的に、しかるべく組織をつくらなあかんということや。これはやってこなかった。やっぱり市長陣頭指揮もとに、この郊外部へ福祉活動拠点として提供など、新たな活用方策検討。検討してこなかったことは、まあ仕方ないとしても、その反省上に立って直ちに取りかかってもらいたいと思うけれども、その点についてどのような考え方か。言わんとすること、わかってもらえるわね、(笑声)よろしくお願いします。 34: ◯議長大野一生君) 市長、柴橋正直君。    〔柴橋正直君登壇〕 35: ◯市長柴橋正直君) 跡地の利活用について再々質問にお答えをいたします。  今、さまざまな御提案をいただきましたが、公共施設等については、基本的には行政財産、遊休地を含め、公共施設マネジメントにおいて、中・長期的な視点に立ち、岐阜市公共施設等総合管理計画を進めていく必要があると考えております。  公共施設等ニーズは、人口減少、少子・高齢化など社会情勢や市民ニーズ変化に伴って変わることもありますので、現在施設等用途、目的が終わっても、その後に他新たな目的で利活用を検討することもございます。  いずれにいたしましても、公有財産は、市民皆様からお預かりした貴重な財産であり、その利活用につきましては地域今後あり方にもかかわりがあると認識しておりますので、地域方々思いにも配慮しながら、跡地の利活用について検討してまいりたいと考えております。  あわせて、議員御指摘点につきましても、庁内で検討させていただきます。    〔私語する者あり〕 36: ◯議長大野一生君) 教育長、早川三根夫君。    〔早川三根夫君登壇〕 37: ◯教育長(早川三根夫君) レッドゾーンに施設一部が含まれる芥見東公民館につきましては、将来的な移転先として、同地区内にある市営住宅浄水場跡地を平成28年度に教育委員行政財産として移管しました。  また、芥見南公民館についても急傾斜地に立地していることを踏まえ、問題意識を持っております。  芥見東公民館検討をする中で、引き続き地域御意見を伺いながら、各部局と協力して将来的なあり方をあわせて検討していきたいと考えております。 38: ◯議長大野一生君) 28番、山口力也君。    〔山口力也君登壇〕(拍手) 39: ◯28番(山口力也君) それでは、質問をさせていただきます。  最初に、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を活用した本市観光振興についてお尋ねいたします。  来年は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」放映が始まります。NHK大河ドラマが放映されると、多く観光客が、ドラマとなった地を訪れています。その経済効果は大きなものがあり、今回大河ドラマ主人公である明智光秀は、織田信長公家臣として活躍したばかりではなく、斎藤道三公とも縁戚関係にあり、岐阜はもとより東濃とも深いつながりがあるということで、県も関係市町と連携協議会を開催をし、大河ドラマを契機に多く観光客誘致に向けて取り組んでおられると聞き及んでいます。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」前半は、岐阜を中心に物語が展開するとことを聞き及んでいます。来年夏はオリンピックも開催され、世界から多く方が来られます。また、岐阜市は、スロバキア等ホストタウンとしても決定していることもあり、日本国内はもとより、世界へ岐阜魅力を発信するよい機会だと思われます。  そこで、観光情報発信についてお尋ねをいたします。  ゴールデンウイークに長良川右岸河川敷を臨時駐車場として岐阜公園駐車場と間をシャトルバスを使って観光客方たちを輸送するという社会実験がなされました。今回臨時駐車場開設によって、8,000名を超す多く方が利用されたと聞き及んでいます。  川原町や岐阜公園はもとよりですが、これからは、長良川右岸へも観光客を集客できるような環境づくりを行っていかなければならないと思われます。  右岸には、うかいミュージアムや長良川プロムナードがあり、うかいミュージアム指定管理を行っている会社は、広告代理店関連会社であり、ゴールデンウイーク期間は特に多くイベント等も行っていただいたことと思われます。臨時駐車場より直接岐阜公園駐車場へ行くではなく、うかいミュージアムやプロムナードを活用したイベントを開催し、鵜匠館など鵜飼文化魅力発信などとともに、長良川右岸へ集客できるように民間と協議会開催なども考えていかなければならないと思われます。  また、シャトルバス中においても、観光宣伝を行うまちなか案内人など岐阜魅力を伝えるボランティアガイド充実も考えていかなければならないではないでしょうか。  このように、岐阜に来ていただいた皆さんが、さらに喜んでいただき、今まで知らなかった岐阜魅力を知っていただくためにも、長良川右岸魅力発信充実が欠かせないと思われます。  そこで、多く方に長良川右岸イベント情報や、鵜飼観覧船事務所周辺や岐阜公園、岐阜駅前信長ゆめ広場などエリアごとイベントを知っていただくために、テレビモニターによるイベント情報発信を行ってはいかがでしょうか。  モニター設置箇所は、岐阜駅構内観光案内所を初め、メディアコスモスや市役所ロビー及び鵜飼観覧船待合所やうかいミュージアム等、多く方たちが集まる場所に設置すれば、観光客方はもとより、多く方に知っていただけると思われます。  また、定点カメラを設置していただければ、モニターによるイベント情報合間に清流長良川四季を皆さんに感じていただくこともできます。市民皆様にもすばらしい風景を見ていただけるではないでしょうか。  ここで、お尋ねをいたします。  1点目に、多く人が集まる場所にモニターを設置し、長良川右岸イベント情報を初め、エリア別イベント情報発信を行ってはいかがでしょうか。  2点目に、定点カメラを設置して、清流長良川四季移り変わりや現在状況など、リアルタイムにモニターで放映すればいかがでしょうか。  以上、2点について、商工観光部長にお尋ねいたします。  次に、まちなか探索についてでございます。  岐阜市で観光客滞在時間を延ばすために、織田信長公を中心とする資料収集と、まちなか探索勧めです。  以前より、岐阜へ来れば織田信長公歴史的資料が見られるように、資料収集とともに資料館設置を要望してまいりました。この機会を契機に、織田信長公はもとより、斎藤道三公や帰蝶、明智光秀公など信長公関連資料も収集していかれてはいかがかと思われます。収集されるであれば、大河ドラマが終了しても見に来ていただけるように関連資料を探していただき、公開されないものや移動できない資料については復元するなどして岐阜に収集していただきたいものです。  また、岐阜公園周辺神社仏閣においても、歴史的な説明板設置と配置につきましては、今議会におきまして松原議員に対して前向きな御答弁がありました。  それに加えて、教育委員会では、日本遺産「信長公おもてなし」として、ツアーガイドを育成されています。また、このツアーガイド方たちは、それぞれ得意分野を中心にガイドを行っていただいていると聞いています。  さらに、まちなか案内人方なども含めた、より多く方たちにも講習を行っていただきたいものです。  先般、かご大仏調査において、天井に竜絵が描かれた天井画が発見され、瓦改修においても、改修された古い時代年号が記された瓦が発見されました。  岐阜公園周辺には、信長公や道三公に縁深い神社仏閣があり、それぞれ神社仏閣歴史を検証し、金華山、岐阜公園周辺神社仏閣等それぞれ歴史やエピソードを紹介し、案内人によるお話があれば多く方たちに喜んでいただけると思われます。観光客まちなか探索へ誘導を行うべきではないでしょうか。岐阜に来ていただいた方たちに新しい発見をしていただくことも魅力1つになるではないでしょうか。  ここで、お尋ねをいたします。  1点目に、岐阜歴史1つ契機となる戦国時代織田信長公を中心とした資料収集について現状と、岐阜市歴史博物館名前とおり充実した資料収集と復元について。  2点目に、岐阜歴史を知っていただき、まちなか探索興味を持っていただくために、日本遺産「信長公おもてなし」ツアーガイド研修目的と現状及び今後について。  以上、2点について教育長にお尋ねをいたします。  次に、地球温暖化対策について。  人にやさしい観光地として、また、近年温暖化が進み、まちなか歩きや登山される方へ配慮も必要となってきます。6月に入り30度を超える暑い日があったり、気温が下がったり、寒暖差があるきょうこのごろです。健康な方でも、この寒暖差によって体調を壊しかねません。近年は、熱中症対策についても考えていかなければならないと思われます。  岐阜市としても、熱中症対策はとっておられるとは思いますが、仕事で来られた方や観光客方たちは、疲れや環境変化、体調不良方もおみえになるではないでしょうか。市民方はもとより、岐阜へ来ていただいた方ためにも、考慮していかなくてはならないと思われます。  多く方が熱中症対策として水分補給にマイボトルを持ち歩いている方がふえています。  しかしながら、マイボトルへ補給ため給水器がなく、ペットボトルより移しかえておられる方もみえます。マイボトルへ給水ができる給水器があれば、多く方が利用されると思われます。岐阜市水道水は、清流長良川伏流水を使い、販売もしています。多く方が集まる場所などに、このおいしい岐阜給水器を設置していただき、飲んでいただいたらいかがでしょうか。  そこで、駅や柳ケ瀬、メディコス、観光地など多く方が集まる場所やイベント会場などに給水器を設置されてはいかがでしょうか。  また、岐阜市は、クアオルトを推進しています。大河ドラマ放映に合わせて、来年以降は、さらに金華山へ登られる方もふえると思われます。温暖化が進む中、登山道にトイレや給水する休息所設置も考えていかなければならないではないでしょうか。登山される方も、高齢方もおられます。途中でトイレに行こうにも、登山道にはトイレもありません。水を飲むところもありません。長い登山道ではないですが、高齢になって登山していただけるよう、また、小さい子どもも登山されます。登山道にトイレや給水器などが設置された休息所があってもよいではないかと考えます。  ここで、お尋ねをいたします。  多く方が集まる場所にマイボトルに給水することができる給水器を設置して、市民や岐阜へ来られた方たちに対して熱中症対策をされたらいかがでしょうか。  さらに、登山道にトイレや給水器を設置した休息所設置について、いかがお考えでしょうか。給水器設置など、観光地等熱中症対策を推進するために、健康部医療・健康参与にお尋ねをいたします。  続きまして、先般行われました統一地方選における期日前投票所についてお尋ねをいたします。  選挙が行われると、期日前投票される方が多くなってきています。  しかしながら、高齢化社会になり、今まで投票に行っていた方々も車椅子やつえを使用される方がふえています。そんな高齢者方は、期日前コミュニティセンターにおける投票所では、靴を脱がなければならないからと理由で、遠いけれども靴を脱がなくてもいい市役所に来て投票される方がおられます。多く方に近くで投票していただけるよう、各コミュニティセンターが期日前投票所として活用されてきました。  しかしながら、高齢化社会とともに、車椅子で上がれない、靴を脱がなければならないなど理由で敬遠されている状況です。  また、立って記入することが大変な方もおられます。そういった方にとって、座って記載できる投票記載所増設が必要となってくるではないでしょうか。  今までも多く方に投票していただけるように、選挙管理委員会は多く変革をしてこられました。期日前投票所増設を初め、大学や高校で投票所開設、期日前宣誓書投票所入場券裏側へ記載などを行っていただき、多く方が投票に行かれるようになりました。  しかし、高齢化社会が進展し、先ほど申し上げたような理由で投票所に行かれない方も現実に増加をしています。期日前投票所において靴を脱がないで投票できないか、それを解決するにはどのようにすればよいか。今、この課題を克服すれば、投票率低下を抑えるためにも解決をしなければならない問題ではないでしょうか。  ここで、お尋ねをいたします。  期日前投票所における高齢者にやさしい投票所にするために、高齢者や体不自由な方たちが椅子に座って記載できる投票記載場所設置についていかがお考えでしょうか。選挙管理委員委員長にお尋ねをいたします。  ひきこもり対策についてお尋ねをいたします。  先般、川崎市においてスクールバスを待つ子どもたちなどが後ろから切りつけられ、小学6年児童が亡くなり、前途有望な外交官男性も亡くなるという痛ましい事件が発生をいたしました。また、ひきこもり傾向子どもを持つ高齢親が、子どもを刺殺するという事件も起きました。どちらも痛ましい事件です。  ひきこもりは、以前は若者特有一時的な現象だと言われてきましたが、現在では長期化、高齢化が進んでいます。  内閣府調査では、40歳から64歳でひきこもりは推計61万3,000人にも上ると調査結果を公表し、15歳から39歳まで若年層約54万人を上回っているとされています。  ひきこもりになってから期間は、5年以上が大半を超えるとされています。そのために、80代親が50代ひきこもり子ども面倒を見ながら困窮状態に陥る8050問題や、親亡き後は誰が支えるかといった課題が懸念されています。  国ひきこもり評価・支援に関するガイドラインによりますと、ひきこもり定義は、「様々な要因結果として社会的参加を回避し、原則的には6カ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態を指す現象概念」とされており、時々は買物などで外出することもあるという場合も、ひきこもりに含まれます。  また、ガイドラインでは、ひきこもり原因は、精神病によるひきこもりと、精神病によらない社会的ひきこもり2つがあります。  ひきこもり原因は人それぞれですが、学生時代や就職して間もなく、何かしら挫折を経験をし、その恐怖やコンプレックスから仕事や学校に行けなくなり、外出を避け、次第に友人や家族とコミュニケーションもなくなり、自室に閉じこもって昼夜逆転生活に陥ってしまうです。決して、毎日を怠惰に過ごしているわけではなく、劣等感や自信なさから、社会に出ることにおびえているではないでしょうか。そして、自分を飲み込んでいる社会へ不安と闘いながら、日々助けを待っていることでしょう。  行政が介入することは大変難しいとは思われますが、ひきこもり方へ介入は社会問題でもあり、行政が民間団体と協力をしながら介入していかなければならないではないかと思われます。  行政介入は今からでも遅くはなく、時間をかけながら、ひきこもり方たち社会復帰へ対策をとっていかなければならないと思われます。  ひきこもりは長年続いているケースが多く、対応は大変に慎重に行わなければならないと思われます。まず、ひきこもり本人も悩んでいるとは思われますが、家族も同様に悩んでいることだと思われます。まずは、家族に対して安心して相談してもらえる状況をつくっていかなければならないではないでしょうか。  さらに、相談を受ける職員養成に関しても、研修を行って対応できる体制をしっかりとつくることも大事になると思われます。  ここでお尋ねをいたします。  1点目に、ひきこもり本市実態状況について。  2点目に、家族に対する相談窓口設置について。  3点目に、相談担当者育成について。  4点目に、ひきこもり社会参加へ向けた取り組みについて。  以上、4点について、健康部医療・健康参与にお尋ねいたします。  最後に、体育館へエアコン設置と経費削減についてお尋ねいたします。  温暖化が進む中で、私は、以前に体育館へエアコン設置を要望し、前回質問において西垣議員からも体育館へエアコン設置について質問を行いました。  温暖化が進む中、国も必要性を感じ、体育館へエアコン設置に対して補助を行うと方針を打ち出しています。この機会に設置していただきたいものです。  体育館は、子どもたちが運動するだけではなく、災害時において避難所ともなります。災害に遭い大変な思いをされてきた方たちが、ほっとして避難される場所として快適に過ごしていただけるよう、環境整備を行っていかなければならないと思われます。  また、体育館へエアコン設置に合わせて、設置に伴う電気料等経費削減についても考えていかなければ、地方自治体財政を圧迫します。私は今までも、ネーミングライツや封筒などへ広告掲載、AIやIoTなど事務処理効率化などを通して、人件費削減や市民サービス効率化などをお願いしてまいりました。  エアコンを設置するにも、ランニングコストがかかります。このランニングコストは、少ない財政を徐々に圧迫すると思われます。必要であるから設置はするが、ランニングコストは度外視するという今まで考えを改めていかなければ、地方自治体財政はさらに逼迫していきます。体育館へエアコン設置に伴うランニングコストを少しでも軽減をするために、今回提案をさせていただきます。  広い空間を持つ体育館空調は、大きなエアコンで制御するしかありません。今まで暑さや寒さ熱を遮断をするのに断熱材が有効だと思ってきました。しかしながら、近年研究によって見直されてきています。
     熱移動三原則によれば、例えば、アイロン面などに物を伝わっていく熱が熱伝導移動、ドライヤーように空気流れによって伝わる熱が対流熱移動、火などから出る熱線ように赤外線電磁波で届き、受けた物体が発熱することで伝わる熱が輻射熱移動です。この輻射熱は、熱い物でも冷たい物でも、その物体から赤外線として出ていると言われています。建物に入る熱伝わり方原因は、輻射熱が75%と研究結果があります。  今までは、断熱材が天井や壁に入れば、熱を遮断できるとされてきました。  しかしながら、先ほどように、建物に伝わる熱輻射熱が最大熱伝導率が影響すると研究結果によると、断熱材ではその効果が認められないとことです。輻射熱は、断熱材を通して断熱材自体を温め、一旦温まった断熱材は、例えば、天日干しした布団ように、今度はなかなか熱が冷めません。日が暮れても放熱をし続けます。1階より2階が暑くなるは、屋根から輻射熱影響であります。わからなかったとはいえ、今までこのような断熱材を使い続けてきたことになります。だからこそ、輻射熱対応次第で室温も体感温度も下げることができると思われます。そうであれば、この輻射熱による熱電動を遮ることができれば、室内空調を調整することができることになります。例えば、体育館を魔法瓶ように外気から遮断し、その中で空調制御を行えば、ランニングコストを抑えられます。  今までは外気熱を遮断する方法として断熱材を使用してきました。近年、研究や技術が進み、熱を遮断する方法が実用化されています。アメリカ工場では、外気温38.5度、湿度60%で、建物屋根や内壁に厚さ8ミリ程度アルミ箔を使用した遮熱材を張った工場内で、室内に熱源がある工場小型エアコンのみで快適に作業を行っています。アメリカだけではなく、日本工場においても遮熱材を使っている会社があります。  また、自治体中には、既に体育館や武道館で遮熱材を使い、ランニングコストを抑えている自治体もあります。  ここでお尋ねをいたします。  1点目に、体育館へエアコン設置は、温暖化が進む中、必要と思われますが、いかがお考えでしょうか。  2点目に、ランニングコスト削減ために、体育館へ遮熱材使用を考えなければと思われますが、いかがお考えでしょうか。  以上、2点について、教育委員会事務局長にお尋ねをいたします。  以上で、第1回目質問を終わります。(拍手) 40: ◯議長大野一生君) この際、しばらく休憩します。   午前11時57分 休  憩             ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午後 1時 2分 開  議 41: ◯副議長(西垣信康君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行します。山口力也君に対する答弁を求めます。商工観光部長、山口 晃君。    〔山口 晃君登壇〕 42: ◯商工観光部長(山口 晃君) 岐阜市観光振興に関する2点御質問にお答えします。  初めに、各施設におけるイベント情報発信についてであります。  テレビモニターによる観光情報発信は、動画活用も相まって、より視覚に訴えることができる優位性があります。現在、本市を訪れる観光客を対象に、JR岐阜駅構内観光案内所やJR岐阜駅北口広場情報案内板モニターを活用し、観光PR画像や市内各所におけるイベント情報を発信しております。  このほか、長良川うかいミュージアムやじゅうろくプラザ、ぎふメディアコスモスなどにもモニターが設置されており、主にそれぞれ施設に関する情報発信に活用されています。  今後、これら施設でモニターをごらんになる方が市内各所におけるイベント内容を把握できるよう、施設管理者に対しイベント情報を提供するなど方策を検討してまいりたいと考えております。  次に、2点目定点カメラによる情報発信についてお答えします。  カメラを一点に固定し映像を発信する定点カメラ観光目的利用につきましては、近年、松本城や竹田城などが行っているように、一推しビュースポットを紹介するため映像を公開しているケースが見られます。  本市における定点カメラ活用につきましては、20年ほど前、岐阜城に設置して、俯瞰映像をインターネットで配信しておりました。  しかしながら、落雷による故障が頻発したり、山頂という苛酷な環境にカメラや通信回線性能が追いつかず、十分な映像が提供できないなど理由で撤去した経緯があります。  定点カメラによる映像は、美しい景色をリアルタイムに発信でき、観光地魅力を伝える有効な手段である一方で、映像変化が乏しいことや一般方が映り込むといったプライバシー侵害など問題も考えられます。  これらことを踏まえ、本市観光振興における定点カメラ活用について、設置場所や発信内容など、多角的に調査研究してまいりたいと考えております。 43: ◯副議長(西垣信康君) 教育長、早川三根夫君。    〔早川三根夫君登壇〕 44: ◯教育長(早川三根夫君) まちなか探索に関する2点御質問にお答えいたします。  まず、1点目岐阜市歴史博物館における戦国時代や織田信長公を中心とした資料収集と復元についてお答えいたします。  戦国時代や信長公関連資料収集、復元については、現在、岐阜市歴史博物館において、信長公朱印状や信長公所用伝承を持つ南蛮胴具足ほか、信長公に仕えた豊臣秀吉公や信長公息子、織田信孝公朱印状、当時盛んであった南蛮貿易主要な輸出品1つである南蛮漆器など文化財を所蔵しております。  また、戦国時代や信長公に関する展示を補完する資料として、ふだんは非公開である岐阜市常在寺が所蔵する重要文化財、斎藤道三像、義龍像、神戸市立博物館が所蔵する重要文化財、織田信長像など複製を所蔵し、2階総合展示室で随時公開しております。  当時価値ある文化財は、市場に出ることはめったになく、あったとしても高価なものが多く、新たに取得するは困難な場合が多いと言えます。岐阜市歴史博物館では、市民から寄附や寄託ほか、学芸員が旧家蔵などに直接出向いて調査を行い、戦国時代や信長公関連文化財発見にも取り組んでおります。  今後、岐阜市歴史博物館における資料収集については、文化財に加え、誰もが戦国時代情景に思いをめぐらせ体感できるような質高い資料復元も行い、大河ドラマ終了後も戦国や武将をテーマにした体験型展示として生かしてまいりたいと考えております。そのため、大河ドラマ館開設に合わせ、織田信長公が武田軍に勝利した長篠戦いで活用された火縄銃について、色、形、重さなどを再現した資料を作成し、実際に手にとることができるようにするとともに、戦い様子を描いた精密な複製絵画を展示することで、国内外お客様が、戦国時代戦いを見て、触れて、感じることができるようにする予定です。  いずれにいたしましても、岐阜市を代表する観光地である岐阜公園内に立地する点を生かして、継続的に岐阜市魅力を全国に発信するため、岐阜市歴史博物館充実を図ってまいります。  次に、2点目日本遺産、「信長公おもてなし」ツアーガイドに関する御質問にお答えいたします。  岐阜城や長良川、城下町にぎわいが一体となったすばらしい景観や、鵜飼文化を生かしてもてなしを行った信長公。現在岐阜観光にもつながるこの物語は、平成27年4月に『「信長公おもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜』として日本遺産第1号に認定されました。これを受けて教育委員会では、PR事業を実施しております。その1つとして、日本遺産ガイド研修があります。  これは、来訪者方に、日本遺産まち岐阜をめぐる魅力的なまち歩きを提供することを目的として、さまざまな切り口で個性的に語ることができる名物ガイドを育成するもので、平成29年から取り組んでおります。その結果、「安土城へ続く金華山山上石垣ツアー」、「あんこおじさんと歩く城下町・甘味食べ尽くしさんぽ」、「キンキラ町娘ゆっこと巡る信長公五大☆黄金スポット」など、個性的な15ツアーが誕生しました。  今年度には、日本遺産ガイドに加え、大河ドラマ「麒麟がくる」ゆかり地を中心に岐阜まちをめぐる大河ツアーガイドを育成する研修を行っております。5月末に第1回目研修を行いましたが、50名を超える方が参加され、会場はやる気に満ちた皆さん熱気に包まれておりました。  大河ツアーガイドには、既に基本的な知識を習得されているまちなか案内人や武将隊方々にも多数参加いただいております。皆さんと一緒になって、ガイドコース等をつくり上げるとともに、秋にはモニターツアーを実施する予定です。  大河ドラマ放映を契機に多く方が岐阜を訪れ、岐阜歴史深さを感じていただけるよう、関係部署と連携をして取り組んでまいります。 45: ◯副議長(西垣信康君) 健康部医療・健康参与高橋良喜君。    〔高橋良喜君登壇〕 46: ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 大きく2つ内容質問をいただいております。順次答弁させていただきます。  最初に、観光地等熱中症対策に関する御質問にお答えします。  熱中症は、気温上昇等に体がうまく対応できないことが原因で発症する、死に至る可能性もある病態であります。しかし、適切な予防法を知り、それを実践すれば、熱中症は防ぐことができるものであります。  近年、全国的に気温が35度以上となる猛暑日年間日数が全国的に増加傾向にあります。酷暑と言われた昨年度は、本市において熱中症により救急搬送された方は451名に達しました。こうしたことから、本市におきましては、健康部を初め、全庁的に熱中症対策を進めております。  健康部といたしましては、広報ぎふ、ホームページ、地域各種団体等に対して行う健康講話などで熱中症へ注意喚起や予防、救護に関する知識普及に努めております。  また、体温調整機能が弱い高齢方やお子さんは熱中症を発症するリスクが特に高いことから、福祉部と子ども未来部に対し、環境省や日本気象協会から取り寄せた対策マニュアルやチラシなどを配付して所管する施設や事業で熱中症対策を呼びかけており、それぞれ部において配付された資料を活用して熱中症対策を実施しているところです。  一方、観光等を目的に本市を訪れる方々は、本市気候になれていないことや旅疲れなどにより熱中症を発症しやすい状態にあるといえ、観光地等における熱中症対策強化が必要と考えます。  これから7月、8月を迎え、暑さも本格化します。したがって、岐阜公園や岐阜城といった観光地においても、売店、飲料自動販売機、給水器等による水分補給及び日影で休憩がしやすい環境づくり、来場者目につきやすいところで熱中症予防を啓発するポスター掲示など熱中症対策を関係部局と連携を図って進めてまいります。  次に、ひきこもり対策に関する4点御質問にお答えします。  1点目、本市におけるひきこもり実態についてです。  議員御案内平成30年12月に内閣府が実施した調査は、全国市町村に居住する満40歳から64歳まで方5,000人を調査した結果から推計したものであり、この調査では、本市のみならず、岐阜県においてもひきこもり実態を把握することはできません。  そこで、岐阜県は、ことし7、8月に県下民生委員・児童委員の協力を得て、ひきこもり状況調査を行い、その実態を把握する予定をしています。そして、本市に係る調査結果について提供していただける予定ですので、その調査結果から実態を把握したいと考えております。  2点目、御家族に対する相談窓口設置についてです。  健康部では、平成23年からひきこもり総合相談窓口を開設しており、広報ぎふ等で周知し、御家族などからひきこもりに関する相談を受けております。  ひきこもり相談窓口は、ひきこもり支援入り口として傾聴に心がけ、ひきこもり状況を確認し、御本人意向を尊重しながら、必要に応じて医療機関、就労相談窓口、または支援先等につないでおります。また、御本人と御家族同意が得られれば、訪問支援、いわゆるアウトリーチも行っております。  3点目、相談担当者養成についてです。  ひきこもり相談に適切に対応するため、担当職員を岐阜県主催する研修会等に参加させるとともに、今年度からは、ひきこもり方のみならず御家族へ支援も重要であることから、岐阜県主催ひきこもりグループミーティングにオブザーバーとして参加しております。これは、同じ悩みを抱える家族同士情報交換など場であり、ここでスタッフ対応仕方などを学んでいるところであります。  さらに、今年度は、内閣府が主催するアウトリーチ研修に参加し、訪問支援に必要とされる知識、技法等を習得し、支援に生かしていきたいと考えております。  4点目、ひきこもり社会参加に向けた取り組みについてです。  ひきこもり社会参加に向けた取り組みとして、本市は、居場所確保に取り組んでいます。居場所確保とは、ひきこもり方に、そこにいるだけでいいという安心かつ安全で自分らしくいられる空間や、御本人ペースで参加でき、自分存在を認めてもらえる場所や人、時間を見つけていただくものであります。これにより、ひきこもり方が自己肯定感を育み、他者と交われるようになることを期待しております。  現在、居場所を提供する公的機関やNPO法人、支援団体と連携を図り、相談者に情報提供しているところであります。  また、相談を続けていく中で、社会とかかわりに意欲が見られた場合は、就労に向けた準備として、ハローワークや就労支援事業所等を御紹介しております。  ひきこもりは、そこに至るさまざまな背景があり、長期化することで複雑化する状況を踏まえ、関係する部署、機関、団体等と連携を図りながら地道な努力を積み重ね、引き続き御本人や御家族気持ちに寄り添った対応を心がけてまいります。  以上でございます。 47: ◯副議長(西垣信康君) 選挙管理委員委員長、山口みね子君。    〔山口みね子君登壇〕 48: ◯選挙管理委員委員長(山口みね子君) 期日前投票所に関する御質問についてお答えをいたします。  まず、期日前投票状況でございますが、この4月に執行されました岐阜県議会議員選挙では、投票者期日前投票に占める割合は26.4%、市議会議員選挙では27.7%と、4年前岐阜県議会議員選挙が17.2%、市議会議員選挙が19.0%で、比較しますと、その割合は増加しております。これは、前回の選挙に限らず、全ての選挙においてその割合は年々増加している傾向でございます。広く市民方に、期日前投票制度が浸透し定着してきた成果だと考えております。  期日前投票所において座って投票できる投票記載場所設置についてお答えをいたします。  現在、岐阜市が開設しています期日前投票所には、車椅子方や高齢者方が使いやすい、高さ低い投票用紙記載台を、選挙の投票1種類につき1台ずつ設置をしております。この記載台には、車椅子方も御利用されることに鑑み、常時椅子を設置できるわけではございませんので、今後高齢者方など車椅子以外方が利用される際には、従事者が必要に応じて椅子を用意し、座って投票できるような環境を整備してまいります。  また、その増設につきましては、現在、高さ低い記載台保有数に限りがあること、あるいは、期日前投票所スペースが手狭であることにより、複数投票がある選挙におきましては増設に対応できない状況ではございますが、単独投票の選挙時には、臨機応変に増設対応してまいりたいと考えております。 49: ◯副議長(西垣信康君) 教育委員会事務局長、田中啓太郎君。    〔田中啓太郎君登壇〕 50: ◯教育委員会事務局長(田中啓太郎君) 体育館へエアコン設置と経費削減に関する2点御質問にお答えをいたします。  1点目、体育館エアコン設置必要性についてでございます。  さき議員御質問に市長が答弁申し上げましたように、本市は学校体育館にエアコンが設置されていない状況にあって、教育及び防災両面で所要熱中症対策を講じているところであります。  しかしながら、近年、暑さが厳しさを増していることに加え、子どもたち健康を踏まえると、さらなる対策が求められること、さらには、熱中症にかかりやすい高齢者が今後ますます増加していくことなどを勘案いたしますと、学校体育館エアコン設置は、教育及び防災、いずれ観点においてもその必要性は高まっていると認識をしております。  次に、2点目ランニングコスト削減ため遮熱材使用についてお答えをいたします。  議員御案内遮熱材は、アルミ箔などを素材とするシート状建材であり、熱を反射しはね返す機能をうたっております。これを建物屋根や天井、壁面などに使用することによって、屋外熱が建物内へ侵入したり建物内熱が屋外へ流出しにくくなり、冷暖房効率が上がることによって空調機器台数削減や電気代抑制など、空調に係るイニシャルコストやランニングコストを縮減する効果があるとされております。  一方で、遮熱材を用いるに当たっては、経費縮減効果程度や施工に伴う工期へ影響など課題が考えられることから、十分な検討が必要となります。  いずれにいたしましても、体育館へエアコン設置については、他施工事例なども参考にしながら、費用対効果などを踏まえ検討してまいりたいと考えております。    〔「議長、28番」と呼ぶ者あり〕 51: ◯副議長(西垣信康君) 28番、山口力也君。    〔山口力也君登壇〕(拍手) 52: ◯28番(山口力也君) それぞれに御答弁ありがとうございました。再質問はありません。それぞれに要望等を言わせていただきます。  本市観光振興についてうち、観光情報発信についてです。  長良川右岸も含めた岐阜すばらしさをもっと知っていただくためにも、より多く方々に情報提供を行っていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  まちなか探索については、信長公など本物を復元をしていただき、本物を目で見ていただき、耳で聞いて、人と触れ合いによってさらに岐阜よさを知っていただけると思われます。個性豊かな案内人方をさらにふやしていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  地球温暖化対策については、特に異常気象によって熱中症になられる方がふえています。来年は大河ドラマ放映によって岐阜市へ、岐阜市人口よりも多く方に来ていただけると思われます。岐阜公園を所管されます都市建設部を初め各部署においては、しっかりとした対策を講じていただきたいものです。  次に、期日前投票所について。  高齢化が進んでいます。少しでも多く方が投票所に足を運んでいただけるような配慮をしていただきたいものです。高齢者方を含め、コミュニティセンター等期日前投票所において、座って投票できる体制や靴を脱がずに投票できる体制もとっていただけるよう要望をいたします。  ひきこもり対策について。  まず、一番悩んでいる家族が気楽に相談できる体制をとっていただき、担当者スキルアップとともに、訪問支援となれば、相談員増員も考えていただきたいものであります。そして、ひきこもり対策、しっかりとやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  次に、体育館へエアコン設置と経費削減についてであります。  体育館へエアコン設置は、子どもたち健康管理はもとより、災害時における高齢者や障がいある方たちが少しでも快適に過ごせるようによろしくお願いをいたします。
     また、遮熱材設置については、ランニングコストを下げるためにも前向きに調査研究をしていただき、早急に設置していただけるよう要望をいたします。  以上で質問を終わります。 53: ◯副議長(西垣信康君) 37番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕(拍手) 54: ◯37番(服部勝弘君) はい、では、6項目について順次お尋ねします。端的にお尋ねしますので、明快な答弁をお願いしたいと思います。  最初に、岐阜城耐震化について商工観光部長にお尋ねします。  年間20万人以上が訪れる岐阜市有名な観光施設1つ岐阜城。1956年・昭和31年に復興し、建築されて63年が経過し、耐震性に問題があるということから、岐阜市は平成28年度地質調査を行い、平成30年度に岐阜城と岐阜城資料館耐震診断を実施、そして、その結果、震度6強から7大規模地震震度に対して耐震性が不足している階層があることが判明いたしました。  これにより、今後、耐震補強工事を行うということでありますが、そこで、商工観光部長にお尋ねします。  耐震補強工事について、今後どのようなスケジュールで実施するか、また、この工事期間中観光客受け入れについてはどのような対応を考えておられるか、お尋ねします。  次に、小中学校運動会について教育長にお尋ねします。  小中学校運動会といえば、私ども年齢でいいますと秋に行う行事である、そういう認識が一般的に多いわけでありますが、ところが、近年はですね、春に行う学校が増加し、猛暑による熱中症対策を理由に午前中で切り上げる半日運動会が急増いたしております。  ちなみに、名古屋市では、午前中で切り上げる小学校が、同市教育委員会によると、昨年13校だったが、ことしは全体6割以上164校になったとことであります。  まあ、岐阜市では、今年度小学校では5校が午前中のみ、中学校は4校が午前中のみ、特別支援学校は小中2校が午前中のみ開催となっております。開催時期については、小学校は5月開催が7校、6月開催が8校、9月開催が31校となっておりますが、中学校は全校が9月開催となっております。特別支援学校は小中ともに5月開催となっております。以上ように、小中学校ともに開催時期や時間はまちまちであります。  また、運動会当日昼食については、小学校全校が弁当持参となっておりますが、中学校では7校が給食、15校が弁当持参になっております。特別支援学校は、小中学校とも給食になっております。  このように、小中学校運動会については、それぞれ学校判断で、時期、時間が分かれております。  ただ、運動会半日化については、児童とか生徒、保護者受けとめ方は賛否両論、いろいろあるようでありますし、また、弁当についても給食にしてほしいなどといった意見もあるようであります。  いずれにしても、児童生徒にとっては、運動会は心に残るかけがえない思い出になる行事であります。子ども健康を第一に考えて、よりよい方法を考え、関係者と協議し、最善選択をして実施していただきますよう要望しておきます。  そこで、岐阜市内小中学校運動会あり方について教育長にお尋ねします。  続きまして、農薬及び除草剤散布に係る行政指導について、これは農林部長、健康部医療・健康参与、環境部長3部長にお尋ねします。  これは、非常に問題が多岐にわたりますので、後ほど再質問で細部についてまた質問したいと思いますが、最初には基本的なことをお尋ねしたいと思います。  現在、日本における農薬使用量はずっと世界一でありましたが、近年、韓国に次いで世界2位になっております。しかし、まさに日本は農薬使用大国であると思います。これにより、農薬や除草剤散布による、農薬飛散による住民健康不安・被害も各地で発生し、今日大きな社会問題ともなっております。  しかし、農薬、除草剤散布について問題提起など行政指導は、十分になされておりません。そこで、農薬使用に際しては、関係者に対して注意を喚起して危険防止に努めていただきますよう、まず申し上げておきたいと思います。  この問題は、私ども身近な問題で、毎日発生しておる問題であります。ここで、二、三例を紹介させていただきます。  これも本当に今月、私、体験したことでありますが、先日、今月初め、北部ある地域ほうへ行きましたら、天気いい日でしたが、水滴が車で走っていましたらフロントガラスに飛びました。あれ、にわか雨でも降るかなと思っておったら、よう見てみると、近く柿の木畑で噴霧器、いわゆる農薬を散布しておられたをお見受けしたわけであります。いろいろ聞いてみますと、柿の木については、年間にかなり回数、定期的に消毒を行うということらしいです。  また、同じように今月中ごろでしたか、川北ある地区、私知り合いところへ行きましたら、服部さん、何やというふうに言ったら、隣空き地に最近濃厚な、どうも除草剤をまかしたらしい。真っ茶色に焦げてまっておる、大丈夫やろうかと。そのおうちは、実は長良川に近いところに住んでみえまして、非常に水がよく出るということで、以前から自家水道を掘って、現在も自家水道で水道を供給しておられます。聞いてみると、その近所かなり世帯が自家水道を使っておられるということであります。大丈夫やろうかなと言われたけど、まあ、それはちょっと心配やなもというような話をしておりましたんですが、そういう身近なとこで知らんうちに農薬がまかれたり、あるいは除草剤が散布されたりという例が本当にしょっちゅうあります。  一方で、私知った方ですが、そういう農薬被害を恐れて、農薬を使用しない自然栽培とか微生物農法で、地球環境、健康を守るために農薬を使わない農業をやっておるという、そういう人もあります。もう本当に大変な中で、健康を考えて活動でございますが、無農薬有機栽培、一般的にオーガニック栽培農産物、こういうものをつくっておられる、努力しておられる方もあります。  そこでですね、まず、一番基本的な考え方が大事だと思うんです。農薬に対する考え方が余りにも希薄であるし、それがゆえに、身近にそういう農薬を散布したり除草剤を散布したりということが頻繁に行われておる。このまま知らずにそういうものがだんだんだん使われますと、身体に影響を及ぼし、健康被害になり、また食安心、安全も脅かされ、環境汚染など被害が発生してくることは避けらないと思います。この問題については、やはりどういう認識を持つ、危機感を持つかということが基本的に一番大事であると思います。  そこで、まず1回目質問としては、後ほど答弁いただく3部長、3人部長ですね、健康部については参与ですが、それぞれこの農薬使用に対する問題意識と危機意識、どのように持っておられるか、お尋ねをいたします。また細かい問題については、2回目質問で詳しくお尋ねしたいと思います。  次に、中高年ひきこもりについて、健康部医療・健康参与、この問題については、先ほど山口議員質問にもありました。タイトルは同じようなタイトルなんですが、私からもお尋ねしたいと思います。  中高年ひきこもりと親高齢化が社会問題としてクローズアップされております。それぞれ年齢から80代高齢親と引きこもる50代未婚子が同居する家族諸問題をいわゆる8050問題といい、また、70代親と40代子としては7040問題とも呼ばれております。  内閣府がことし3月に初めて公表した推計では、40から60歳ひきこもり人が全国で実に61万3,000人にも上るということがわかりました。これに今、高齢化とか未婚率上昇など社会構造変化が背景にあると言われております。  この問題は、両親が年金暮らしで子どもを支えられなくなり、親が介護や病気になり、生活が苦しくなるなど、経済面だけでなく、介護や医療、社会的孤立や困窮、ひきこもり長期化などにより、複合的な問題を抱えている問題ではないかと思います。さらに、介護離職とか高齢者虐待など問題も発生しております。  中高年ひきこもり問題は、今や日本全国各自治体に共通する行政課題であり、行政支援と取り組みが必要であろうかと思います。  そこで、中高年ひきこもりについて健康部医療・健康参与にお尋ねします。  岐阜市における中高年ひきこもり実態についてどのように把握しておられるか、また、この問題に対する支援と取り組みについてどのように考えておられるか、お尋ねをいたします。  続きまして、介護サービス利用者からハラスメントについて福祉部長にお尋ねします。  介護現場で働く訪問職員がサービス利用者、サービス利用者からセクハラや身体精神的暴力などハラスメント被害を受けた経験がある人は、訪問介護職半数に上ることが、これも3月24日、厚生労働省委託調査でわかったとことであります。  私どもも時々、訪問介護職員皆さんが訪問先利用者から暴言を吐かれた、あるいは、体に接触されたなど行為を受けたという話を耳にしますが、プライベートな問題であり、その実態についてはよくわかりません。訪問介護仕事は、女性ヘルパーがほぼ1人で利用者宅を訪ねることが多く、施設に比べて密室性も高く、関係者以外に被害状況実態把握が難しいことは否めませんが、それだけに介護現場におけるハラスメント対策は急務だとも考えます。  そこで、この問題に対処するために、岐阜市としても早急に介護利用者からハラスメント状況について実態調査を実施して、防止対策を講じていただきますよう要望いたしておきます。  ここで、今までに岐阜市は、介護利用者からハラスメント被害について、関係者から相談や報告などを受けたことがあるか、あれば、その実態についてどのように把握しているか、また、今後防止対策についてどのように取り組んでいかれるか、福祉部長にお尋ねします。  最後に、Y&M藤掛第一病院に対する行政指導について、消防長、健康部医療・健康参与にお尋ねします。  岐阜市一番町Y&M藤掛第一病院で、昨年8月末、80代入院患者5人が相次いで死亡した問題が発覚して10カ月がたちました。この問題は、酷暑中でエアコンが故障していたことによる病院の管理体制に批判が集中し、県警も業務上過失致死容疑で捜査に動くなど話題を集めました。  同病院に対する行政指導については、私は今から27年前平成4年9月14日岐阜市議会本会議、本議場で質問し取り上げました。当時は、同病院は、一部病室に冷房装置がなく、スプリンクラーも設置されていなかったことがこの質問で判明いたしました。  また、昨年9月岐阜市議会本会議でも同病院にかかわる行政指導について、私は質問をいたしました。それから10カ月ほどたちましたが、そこで、その後同病院についてどのような行政指導が行われたか、以下お尋ねをいたします。  まず、消防長には、消防法上指導状況について質問いたします。  スプリンクラー設置について、当時、設置されていなかったわけでありますが、その後、設置されたか否か。設置されていないならば、今後どのような指導をされるか。それから、同病院消防訓練について、どのように実施されているかお尋ねをいたします。  次に、健康部医療・健康参与にもお尋ねをいたします。  エアコン点検について、昨年事故を踏まえて、その後どのような行政指導を行ってこられたか。また、医療法に基づく指導はどのように行われたか。  以上2点については、健康部医療・健康参与についてお尋ねをいたします。  以上、1回目質問です。(拍手) 55: ◯副議長(西垣信康君) 商工観光部長、山口 晃君。    〔山口 晃君登壇〕 56: ◯商工観光部長(山口 晃君) 岐阜城耐震化に係る御質問にお答えします。  金華山山頂にそびえ立ち、毎年多く観光客が訪れる岐阜城は、本市シンボルであるとともにかけがえない貴重な財産であります。  議員御案内とおり、現在岐阜城は、昭和31年に鉄筋コンクリートづくりで再建され、既に60年以上が経過していることから、平成28年度地質調査に続き、昨年度、岐阜城及び資料館耐震診断を実施したところです。その結果、岐阜城において震度6強から7大規模地震震動に対し、耐震性能が不足している階層があることが判明したため、他市類似事例を参考に周辺施設改修を含めた岐阜城耐震化に向けた検討を始めたところです。  しかしながら、耐震化実現までには相当期間を要することから、今議会に予算を提案しております当面安全対策として、現在、片側しかない階段手すりを両側に増設した上で、4階腰壁を打ち増す仮補強工事を年内に行いたいと考えております。あわせまして、展示ケース一部撤去により避難経路を確保するとともに、ガラス飛散防止フィルムを貼付することで二次被害拡大を防ぐ処置も実施してまいります。  なお、今後本格的な耐震化につきましては、既に関係部局から成る庁内連絡調整会議をスタートさせており、今年度、耐震化方針や改修に向けた課題等整理を行ってまいります。その上で、来年度以降、学識経験者を交えた検討委員会を新たに組織し、専門的かつ客観的な意見を伺いながら、基本設計並びに実施設計を進め、早ければ令和4年度を目途に耐震化工事に着手したいと考えております。  来年1月には、大河ドラマ館オープンも控えています。できる限り安全性確保に努めながら、岐阜城耐震化と周辺環境整備に向けて、観光客皆様に配慮しつつ、さまざまな角度から国を初めとした関係機関と協議を重ねてまいります。 57: ◯副議長(西垣信康君) 教育長、早川三根夫君。    〔早川三根夫君登壇〕 58: ◯教育長(早川三根夫君) 小中学校運動会について御質問にお答えいたします。  運動会や体育大会開催時期については、議員御案内とおり春と秋に大別されます。運動会や体育大会は、学習指導要領特別活動・学校行事健康安全・体育的行事として位置づけられているもので、多様な他者と協働による人間関係力育成を大きな目標とした活動です。  学校行事等教育課程編成権は校長にあり、運動会開催時期決定に関しては、児童生徒人間として調和とれた育成を目指し、学校実態及び児童生徒心身発達段階や特性、地域と連携に十分考慮して総合的に判断することになっております。  春開催であれば、新しい学年になってすぐ時期に当たり、学級や学年凝集度を高め、その後教育活動につなげていく役割があります。また、秋開催であれば、それまで自分たち高まりを学級や学年仲間と確かめ合いながら、達成感や所属感を味わい、その後教育活動につなげていく役割となります。  運動会、体育大会開催時期は、単独で決められるものではなく、旅行・集団宿泊的行事、その他教育活動と兼ね合いも考え、最善時期を校長が判断するものです。地域行事等実態も考慮した上で判断となりますので、学校運営協議会、コミュニティ・スクールから意見も大いに参考としています。これらに加え、昨今熱中症予防や過度な運動による子どもへ負担軽減など観点から見直しを行い、開催時期を変更したり時間短縮をしたりする学校もあります。  いずれにいたしましても、多く子どもたちにとって大いに楽しみな行事であり、最大教育的効果を得るために適切に校長が判断して開催時期や内容を決めていきます。  また、議員御指摘昼食についてですが、全て小学校が土曜日に開催しているため、給食準備そのものができませんので、お弁当で対応となります。中学校は、全て学校が平日に開催しているため、給食対応も可能となっております。ただし、午前中体育大会に一生懸命取り組んだ生徒が給食配膳や片づけを行うことになりますので、時間的なことや生徒へ負担も考え、お弁当としている学校もあります。 59: ◯副議長(西垣信康君) 農林部長、川合正能君。    〔川合正能君登壇〕 60: ◯農林部長(川合正能君) 農薬使用に対し、どのような問題意識、危機意識を持っているかと御質問に対してお答えいたします。  農業従事者高齢化、担い手不足が農業課題となっている中、農薬は適正な使用により、病害虫や雑草から農作物を守り、その品質確保と安定的な収穫につながるものである一方、適正に使用されなければ、人健康や生活環境に悪影響を及ぼすおそれがあり、そうした懸念解消に向けて農林部といたしましては、農業従事者皆様方に農薬使い方を間違えず、適正に使用していただくことが重要だと考えております。そうしたことを踏まえ、市内農業従事者方に対しまして、農薬適正な使用に係る周知に努めているところでございます。 61: ◯副議長(西垣信康君) 健康部医療・健康参与高橋良喜君。    〔高橋良喜君登壇〕 62: ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) 大きく3つ内容について質問をいただいております。順次答弁させていただきます。  最初に、農薬及び除草剤散布に関する質問にお答えします。  農薬は、適正に使用されない場合、人や家畜及び周辺生活環境に影響を及ぼすおそれがあります。健康部におきましては、住宅地における農薬使用に際して、近隣へ十分に配慮することが健康被害防止につながるという観点から、住宅地で農薬をなるべく使わなくて済むよう、病害虫や雑草を早期発見して除去する。病害虫に強い作物や樹木について検討する。また、周囲に影響を与えないよう、飛散しない農薬を選ぶことなどを市民皆様に周知しているところであります。  次に、中高年ひきこもりについて2点御質問にお答えいたします。  1点目、本市におけるひきこもり実態についてです。  中高年ひきこもりにつきましては、本市のみでなく岐阜県においても実態を把握していないが実情です。ことし7、8月に岐阜県が県下民生委員・児童委員の協力を得て、ひきこもり状況調査を行うこととしており、本市に係る調査結果を提供していただける予定ですので、その調査結果から実態を把握したいと考えております。  2点目、ひきこもりに関する施策についてであります。  本市におけるひきこもりに関する取り組みですが、平成23年からひきこもり総合相談窓口を開設し、御本人、御家族などから相談を受けております。相談においては、御本人意向を尊重し、必要に応じて医療機関、就労相談窓口、支援先等につないでおります。  また、御本人が相談窓口に来られない場合、御本人と御家族同意が得られれば、訪問支援も行っております。さらに、精神病があることでひきこもりになっていると判断される方につきましては、精神科医師による精神保健相談を紹介しております。  次に、ひきこもり社会参加に向け、居場所確保に取り組み、居場所を提供する公的機関やNPO法人、支援団体と連携を図り、相談者に情報提供しております。  このほか、ひきこもりについて理解していただくため、市ホームページや保健所等窓口で配布する精神保健福祉ガイドブックにひきこもりについて記事を掲載しております。  以上に加えまして、今年度は民生委員・児童委員の方を対象にひきこもりについて理解を深めていただくため、ひきこもり説明会や精神科医師による講演会開催を計画しております。  ひきこもりは、長期的なかかわりが必要であり、御本人だけでなく御家族を支援すること大切さを理解し、関係機関、関係団体等と連携を図り、継続的に支援を行うよう努めてまいります。  最後に、御質問藤掛第一病院に対する行政指導に関する2点御質問にお答えします。  医療法では、医療機関を病院と診療所に分けており、当該病院は病院に該当します。病院に対する開設等許可や処分権限は都道府県知事にありますが、立入検査権限は保健所設置市にあっては市長にあります。そこで、当該病院につきましては、岐阜県が病院開設等許可や処分を行う一方、立入検査につきましては、本市が岐阜県と連携して実施しております。  まず、エアコン点検状況についてです。  平成30年8月28日に、当該病院で8月26日から28日まで3日間で5人入院患者方が亡くなられた事案が発覚したため、本市は平成30年8月28日から同年9月7日まで間に5回臨時立入検査を行いました。この間、この事案を重く捉えた岐阜県健康福祉部は、平成30年8月30日付で岐阜市を含めた県下保健所長に対し、医療機関エアコン維持管理、故障時対応について確認するよう通知を出しました。そのため、本市は、臨時立入検査際、当該病院エアコンについても検査を行い、同年9月5日に復旧したことを確認しております。  一方、平成30年8月31日、岐阜県、これは環境生活部ですが、「フロン類使用合理化及び管理の適正化に関する法律」に基づき、当該病院に立入検査を行ったところ、エアコン11台中7台について、3年に一度以上定期点検が実施されていなかったことから、改善を指導しています。  その後、平成30年10月11日付で岐阜県健康福祉部から医療機関に対する年1回立入検査において、エアコン点検・補修状況等を検査項目に加えるよう通知があったことから、平成31年2月27日に実施した当該病院定期立入検査において、岐阜県環境生活部立入検査時に定期点検が未実施であったエアコンについては、定期点検が実施されていたことと、稼働している全てエアコンについて3カ月に1回以上行うこととされている簡易点検が実施されていることを確認いたしました。  さらに、先月5月30日に臨時立入検査を実施し、エアコン稼働状況に問題ないことを確認しております。  次に、医療法に基づく当該病院へ指導状況とその結果についてです。  平成30年8月から9月までエアコン故障により一時的に病室定員超過等が生じ、適正な療養環境が維持できない事態となったことから、このようなことが再発しないよう、平成30年8月から令和元年5月まで間、計11回立入検査を実施しております。この間、平成30年10月17日にエアコン故障後対応状況について報告書提出を指導し、平成31年1月17日に報告書が提出されました。また、立入検査際、随時帳簿類不備等に関し指導し、その改善を確認しています。  さらに、平成31年3月4日には、エアコン定期点検、故障時対応、連絡体制等、今後再発防止策を定めた改善報告書提出を指導し、3月29日に報告書が提出されております。  今後も随時立入検査を実施し、その履行状況について確認してまいります。  なお、今回事案につきましては、岐阜県警により捜査が行われているところであり、本市といたしましては、その進捗を見守りつつ、市民皆様に安心、安全な医療を受けていただけるよう、岐阜県と連携上、必要な対応を行ってまいります。  以上でございます。 63: ◯副議長(西垣信康君) 環境部長、浅野裕之君。
       〔浅野裕之君登壇〕 64: ◯環境部長(浅野裕之君) 農薬散布に係る問題意識について御質問にお答えいたします。  農薬は、住宅地及びこれに近接する土地などで適正に使用されない場合、人健康や生活環境へ影響が懸念されることもあります。農薬使用に当たっては、農薬取締法に基づき、使用者に対し、国または県が指導することとなっておりまして、国や県と協力し、本市においても適正な使用周知に努めているところでございます。 65: ◯副議長(西垣信康君) 福祉部長、高橋弘行君。    〔高橋弘行君登壇〕 66: ◯福祉部長(高橋弘行君) 介護サービス利用者からハラスメントに関する2点御質問にお答えいたします。  初めに、市内介護事業所におけるハラスメント状況についてでございます。  本市では、岐阜市介護保険施設等における事故・事件発生時報告取扱い基準を定め、介護サービス中事故や事件発生時には、速やかに電話等で第一報を入れること及び事案に即した事故等発生報告書を作成し報告することを、介護事業者対象集団指導講習会等場において指導しております。  本市で介護サービス利用者から介護職員に対するハラスメント件数は、この事故等発生報告書によりますと、平成28年度は1件、平成29年度は2件、平成30年度は2件となっております。  次に、本市における今後対策についてでございます。  厚生労働省が本年2月に行った介護現場で働く人を対象にした調査結果によりますと、利用者やその家族等から身体的暴力、精神的暴力やセクシュアルハラスメントなどハラスメントを受けた経験がある介護職員は、介護サービスごとに違いはあるものの、利用者からでは4割から7割職員が受けており、家族等からでは1割から3割職員が受けたことがあると回答しており、深刻な状況が浮き彫りとなっております。  このような状況を踏まえ、厚生労働省は先ごろ、介護現場におけるハラスメント対策マニュアルを取りまとめました。これを受け、本市では、本年4月15日付で市内全介護サービス事業者に対し、同マニュアルを活用したハラスメント対策を講じるよう要請し、マニュアルに沿った対策が進むよう周知したところでございます。  今後におきましては、集団指導講習会等場におきまして、明らかなハラスメントが発生した場合だけでなく、ハラスメント可能性があると思われる場合も含め、職員が報告、相談をしやすい窓口を設置し、その窓口を職員に周知することや、利用者及びその家族等に対しては、契約時に契約書や重要事項説明書によって具体的にどのようなことがハラスメントに当たるかを周知すること、また、場合によってはサービス中断や契約解除になることを適切に伝えること、また、ハラスメントが発生した場合には、職員安全を第一に即座に対応することや、市に対しても事故等発生報告書を速やかに提出することなどを徹底させてまいりたいと考えております。  さらに、深刻な事例が報告された場合には、利用者病歴や病状によっては精神科受診をお勧めしたり、悪質と判断した場合には警察対応も考慮するよう助言してまいりたいと存じます。  いずれにいたしましても、利用者やその家族等から介護職員に対するハラスメントを防止することが介護サービスを継続して円滑に実施していただくためには必要不可欠であり、慢性的な人手不足と言われる介護業界において、介護職員が安心して働くことができるハラスメントない労働環境を構築することが、団塊世代が75歳以上を迎える2025年に向けても急務であると考えますので、引き続き本マニュアルに基づいた対策が介護事業者において進むよう働きかけてまいりたいと存じます。 67: ◯副議長(西垣信康君) 消防長、山本 剛君。    〔山本 剛君登壇〕 68: ◯消防長(山本 剛君) 病院に対する行政指導について、消防に関する御質問、順次お答えします。  病院スプリンクラー設備設置基準につきましては、平成25年10月に死者10名、負傷者5名被害が発生した福岡県福岡市における有床診療所火災を受け、平成26年3月に消防法施行令が一部改正されました。この改正により、延べ床面積3,000平方メートル未満病院においてもスプリンクラー設備設置が義務づけられたところでございます。なお、消防法施行令改正経過措置として、令和7年6月30日までは、従前例、いわゆるこれまで法律によるものとしております。  当該病院は、延べ床面積3,000平方メートル未満でございますので、従前はスプリンクラー設備設置義務はありませんでしたが、法令改正により、令和7年6月30日までにスプリンクラー設備を設置しなければならない対象物となったところでございます。  議員御質問スプリンクラー設備設置状況につきましては、令和元年6月12日立入検査時においては、設置されていない状況でございました。また、スプリンクラー設備早期設置に向けて消防指導につきましては、消防といたしましても、火災が発生した際に迅速に避難することが困難な方もみえる病院形態から、できる限り早期にスプリンクラー設備を設置することが望ましいと考え、立入検査時に早期設置に向け粘り強く指導してまいりました。その結果、現在、当該病院からスプリンクラー設備設置に向けて相談を受けている状況でございます。  次に、消防訓練実施状況及び消防指導につきましては、当該病院では、緊急時対応を身につける避難訓練など消防訓練が、消防法で定める年2回を超えて実施されております。なお、本来消防訓練は、各施設防火管理責務において各施設消防計画に基づき実施するべきものでありますが、防火管理者から消防に要望があれば、職員が出向し、訓練指導するなど支援をしてまいります。  いずれにいたしましても、消防は、火災などによる人的・物的被害軽減を図ることが任務でございますので、引き続き立入検査などを通じて行政指導をしてまいります。    〔「議長、37番」と呼ぶ者あり〕 69: ◯副議長(西垣信康君) 37番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕 70: ◯37番(服部勝弘君) では、若干要望を含めて再質問を行います。  まず最初に、岐阜城耐震問題です。  これから取り組むということでございますが、これはね、大事な大きな事業だと思うんです、やり方によって。中途半端に耐震をやって、また何年か先にやり直さならんことがあってはあかんもんで。しかも、山の上城、岐阜市シンボル。そして、もし工事すると工事期間中、工事期間にもよるけど、恐らく観光客受け入れも難しいかと思います。そうすると、いろいろ旅館街、岐阜市観光経済にも影響を与える。  そういうこと、もろもろ考えますとね、これ、現在は、商工観光部観光コンベンション課で主にスタートして取り組んでおられるんですけど、ある程度煮詰まった段階で、僕は、専門部署というか係を設置して、そういう、例えば、建築専門家とか、文化財専門家とか、いろいろな方たちスタッフを集めてですね、やっぱりスクラムを組んでやるような重要な事業ではないかと思う。  現にここ二、三年見てみますと、例えば、信長公450プロジェクト推進事業とか、新庁舎問題、大河ドラマはことしですね。あるいは、高齢福祉課ねんりんピック推進室とか、メディアコスモス、国体推進。こういう問題に対して、それぞれ専門スタッフを設けて一定期間そのことに取り組むような事業体制を組んでやっておられたわけですけど、これはこれに匹敵する大きな事業だと思いますので、ぜひひとつ、これ。  なかなか、担当部に今、任されておるんですけど、ここへ全てを任せるということは、ちょっと重荷ではないかと思いますので、市長リーダーシップもとにそういう組織体制をつくって真剣に取り組んでいただくことがいいんじゃないかと思いますので、その点についてどうお考えか、市長にお尋ねしたい、この組織あり方。    〔私語する者あり〕  それから、小学校運動会、中高年ひきこもり、介護サービス利用者からハラスメント、それぞれ前向きな具体的な明快な答弁をいただきましたので、了解したいと思います。  それから、Y&M藤掛第一病院に対する行政指導、これは、いわゆるスプリンクラーについては、若干まだ法律的な設置までには時間があるようですが、今も答弁もありましたように、ああいう施設ですので、やはり人間命は大事だということで相手方にも交渉して、早く前倒しして設置していただくように、強く引き続いて要望していただきたい、努力していただきたいということを要望しておきます。  さて、農薬散布に関連して、それぞれ担当する3部署部長認識を聞きました。正直言って隔靴掻痒といいますか、かゆいところを靴上からかくようなことで、全く担当する部署担当者としては本当に危機意識がない。残念でしゃあないということをまず申し上げて、時間関係もあるもんで、若干質問したいと思う。  最近出された本でね、こういう本が出されています。「日本は農薬・放射能汚染で自滅する!?」と。まだちょっと二、三日前に買ってきたばかりで全部読んでないんですけど。これを読むと本当怖い。まさにこのタイトルとおりですね。このまま農薬が使われたりして、日本国土とか皆さん身体、健康が汚染されますと大変なことになりますし、もう放射能も御承知とおりであります。ここで言うまでもない。いまだにね、例福島問題、解決していない。しかも、原発は稼働しておるという。このままこういうことに無頓着で無関心で鈍感に農政を進めていったら、文字どおり日本はこういう問題で自滅すると言っても過言ではないかと。  そこでですね、もうちょっとこれ、真剣に市民健康、安全、命を守るために、やっぱり危機意識を持って真剣にやってもらわないと困る。そんなことを申し上げたい。何か部下書いた答弁書をすらすらと読む。それは、まあ、聞こえはいいかもわからんけど、中身ない、これでいいかという、そういう答弁を聞きながら僕は不安に思いました。  そこでですね、いっぱいこの問題に関して言いたいことがあるんですけど、時間関係もあるし、答弁時間も残しておかなきゃならんですが。ちょっとこれもですね、先日、この、市長宛てにですね、陳情書が出されました。要望書ですね。要望書が出されました。市長、読まれましたね、その要望書。いわゆる農薬危害防止期間に6、7、8月3カ月ですけど、あるパンフレットを皆さんが努力してつくられた、県。そのパンフレットを回覧で回してくれということで、そういう要望があったと思います。  それに対して回答がされたわけですけど、回答によると、6月1カ月はその回覧を回すけど、7、8月は回しません。理由を聞きますと、1回回すに6万円ぐらいかかるでどうのこうのとか、そういう約束やったもんで、まあ、1回回せばいいというような安易な考えを持っておられるようであります。  市民健康や命を守るのにねえ、仮に回すに6万円かかると。5万、6万お金を惜しむって、それはちょっと見当違いではないですかね。すばらしいリーフレットができたわけです。これを皆さん、1人でも多く市民皆さん、読んでいただくことによって、少しでも農薬被害を自覚し、使用を自粛したり健康に対する意識を高めれば、非常に効果があると思います。  何で、そんな、そう費用もかからん、難しい問題でないですよ。そんなこと、できんですか。これ、市長、忘れてしまいんさった。あんた名前で出してある。これ、見んさい。そのまま見ずに担当に回しただけかな。それに対してあんた名前で回答が来ておるわけやでね。    〔服部勝弘君降壇後再登壇〕 71: ◯37番(服部勝弘君) (続) どこか、この間もやっていましたね、どこか年金について、ある大臣が、これ、見たかと言ったら、見ましたと。どうも本当に見られたかどうかは疑問ですけど。  やっぱり重要なことですよ。だから、ここで時間がないもんで詳しくは述べませんけど、もうちょっとそういうことに耳傾けて。そりゃ、市長、いろいろ忙しいでしょう。忙しいけど、それは10分もあれば読めるし、やっぱり部下に聞いて、命にかかわることやでしっかりやれということを指示せにゃあかんわの。あちこち行って挨拶するとか、それは大事やけど。そういう時間、1つぐらいちょっとあけてやれば、十分対応できるよね。  そして、指導中でね、これはぜひ市長、1回ではあかんと思いますが、7月も8月も回覧してもらうように、市長、ひとつ関係者に伝えていただきたい。予算はそうかからへん。今、6万円やとかいう話らしいけど。1回が6万円なら、7、8月、2回やったって12万を足したらそれ以上かかるかもしれんけど。何も、莫大な費用がかかるわけではない。市民健康、安全を守るためにはやな、積極的にやるべき。  そして、もう一つね、その2項目、陳情項目があるんですけど、もう一つは、例えば、造園とか不動産業者に対しても、個別にしっかりそういう通知を出したらということも要望中へ入っておるんですが、それに対しても、以前から関係者がそういうことをやかましく言ってみえても、何か指導権限がないとかどうとか理屈を言ってね、いまだにしっかりしたあれがなされていない。だからですね、やっぱり市民はわからずに農薬を使ってみえる人がいる。それが怖いんですわ。  だから、さっきもちょっとちらっと言ったでしょう。井戸水を掘ってみえる隣空き地でもわからないもんで使う。それで、まかれてまったら、もう何ともしようがないんですけど、そりゃすぐ被害は表に出てこないにしても、やっぱり時間がたてば被害が出てくる。そういう被害、切りがない。いろいろ事例を、私、持っておるんですけど、時間がないで詳しく説明できんけど。  問題は、なぜ、僕、6項目この項目質問に対して、3部長に同じような質問を投げかけた。意識として、余りにも危機意識がなさ過ぎるということを僕ははっきり申し上げたいと思う。これで、担当部署が、担当者がその程度危機意識、問題意識がないのに、市民健康、命が守られるでしょうか。私は疑問だと思います。  少なくとも、岐阜市でいうと縦割り行政で、それぞれ行政指導内容は違うにしても、それぞれ与えられた分野において、危機意識と問題意識持って、市民皆さん安全を守るためにやっぱり一生懸命努力していただかないと困るわけですねえ。  どういう配慮で、まあ、農薬使い方みたいなことを答弁で説明されたけど、そういうことを聞いておるわけやない。問題意識、使い方、それを全部今日なしにするということは難しいけど、危険ないように、あるいは、使っとる量を減らすように。できれば、使わんように。そういう意識、指導を各分野に指示を徹底し、また、市民皆さんも怖いんだという意識を持っていただくことによって、健康に対する意識を高める。  本当にこれはね、やっぱりさっき本に書いてあるように、農薬で日本を消滅してしまいますよ、こんなことばっかりやったら。例えば、農薬被害が出たりしてね、奇形児とか難病で、いろんな問題が起こったりすると、医療費もかかるでしょう。そして、障がい者も出たりすると、いろいろな問題が発生していくと。  私は、何よりもかによりも、市民生活が第一、健康が第一。いろいろ行政で施策があるけど、そういうことをやっぱり真剣に考えていただいて取り組んでいっていただきたい。  それで、市長に要望あった件について、これ、市長から御答弁いただきたいんですが。そのチラシ、パンフレット配布、7月も8月も防止月間でございますので、引き続いて回覧していただくようにお願いしてほしい。お願いしていただく意思があるかどうか、答弁を求めます。  これはですね、農薬危害防止運動月間というは、農水省、環境省、厚生労働省から農薬使用に関する事故あるいは被害防止をするために出された、そういうもので、そういう通知があるわけですけど、そういうことでもろもろに国が定めた危害防止月間、しかも3カ月間あるでね。やっぱりより徹底を図らなあかんという、そういう国も問題意識を持ってみえる。  だから、よくこの通達もですね、通達もあるんですけども、時間がないでちょっと何ですけど、住宅地通達。こういうも国から県、都道府県、そして、各市町村へ出されておるんですけど、それを受けた市町村動きが鈍い、感覚が鈍い。この問題、昨年12月、堀田議員もちょっと取り上げられたと思うんですね。本当にどうなんですか、ちょっと感覚が鈍いという感じがします。  立派なパンフレット、リーフレットがつくられたわけですから、これは本当に関係者並々ならぬ努力で関係部署へ何遍も何遍も何遍も足を運んで打ち合わせ中ででき上がった成果物です。せっかくですから、紙くずとして、1回回したでいいっていって捨ててまうんやなしに、これを有効に、まあ、6月はしていただいたので、7月も8月も回していただく。  そして、あとはまだ、何ですか、指導行き届いていない部署があるんです。それはどうやっていうと、うち指導権限がないと言われる。指導権限がなければ、指導権限があるところへこういう要望をお願いして、指導してちょうだいと言わなあかん。人ことみたいに指くわえて待っとるような、そんなことはだめだ。しっかり市民健康を守るために努力していただきたい。  時間がないので、答弁時間を残しておかないと。2回目質問です。    〔私語する者あり〕 72: ◯副議長(西垣信康君) 市長、柴橋正直君。    〔柴橋正直君登壇〕 73: ◯市長柴橋正直君) 岐阜城耐震化に関する再質問にお答えをいたします。  岐阜城は、金華山山頂にそびえる本市シンボルとして観光客のみならず、市民皆様にも広く親しまれている建築物であり、その耐震化は重要な課題であると認識しております。耐震化に向けては、山頂に立地することによる施工困難さや、金華山一帯は国史跡に指定されていることから、文化庁を初めとする関係機関と調整を要することなど、さまざまな観点から検討が必要となります。  こうした点も踏まえ、さきに商工観光部長が答弁しましたとおり、本年度、庁内各部局が連携し、課題整理等を実施することに加え、次年度以降、外部有識者御意見もいただきながら、具体的な検討を進めていくことになります。その進捗に応じ、具体化する業務等を勘案しながら、組織体制も含め必要な措置を講じてまいりたいと考えております。  農薬件について再質問にお答えいたします。  ただいま各部から答弁させていただきましたが、住宅地等において農薬が適正に使用されない場合、人や家畜及び周辺生活環境に影響を及ぼすおそれがあると考えます。  今後も農薬安全かつ適正な使用について、農林部、健康部、環境部等が連携し、農業従事者、市民皆様方に周知するように指示いたします。    〔「議長、37番」と呼ぶ者あり〕 74: ◯副議長(西垣信康君) 37番、服部勝弘君。    〔服部勝弘君登壇〕 75: ◯37番(服部勝弘君) 時間が余りないですが、答弁漏れですね、今。  先ほど回覧について過日、要望書2項目、出された。そのうち回覧についてやっぱり月間中6、7、8月は回してほしい、市長。市長に対する、それ、要望でしたよ。それで、市長は、部下にそれはいろいろ手配されたんでしょうけど、今、僕が聞いたですね。皆さん、どうですか。  答弁がなかったので、回覧をやっぱり7月、8月も回していただく、回すように通達していただくとして、指導話が行き届いてない関係業者、例えば、造園業者とか不動産業者に対しても回していただく。ぜひ、そうして。権限がなければ権限があるところへ岐阜市からお願いして、早く指示していただくようにお願いしていただきたいと。  はい、時間がないもんで、答弁。  終わります。 76: ◯副議長(西垣信康君) 市長、柴橋正直君。    〔柴橋正直君登壇〕 77: ◯市長柴橋正直君) 再々質問にお答えいたします。  今後も農薬安全かつ適正な使用については、農林部、健康部、環境部等が連携し、農業従事者や市民皆様方、地域さまざまな御理解もいただけるよう周知するよう指示をいたします。 78: ◯副議長(西垣信康君) 8番、原 菜穂子君。    〔原 菜穂子君登壇〕(拍手) 79: ◯8番(原 菜穂子君) それでは、順次質問をいたします。  まず初めに、子ども貧困対策について、子ども未来部長にお尋ねします。  昨年度、市はとりわけ経済的に厳しい状況に置かれたひとり親家庭生活実態調査を行いました。行政として、子ども貧困に取り組んでいくために、このような実態調査を行ったことは、子ども貧困対策に向け大きな一歩で、大変評価できることだと思います。子ども置かれている状況、実態を把握することで必要なこと、足りないことを見きわめながら子ども貧困対策に取り組んでいくことが今後求められます。  このひとり親家庭等生活実態調査において、子ども進学可否について、短大、高専、専門学校教育は全体約2割、大学教育は3割近くが受けさせることができないと回答しています。所得別に見ると、等価可処分所得が低い人ほど受けさせることができないと回答が多くなる傾向が見られ、所得によって子ども進学に制約がかかる、生じる可能性が高いと考えられます。  日本四年制大学学費は、この数十年で急激に増加しています。文部科学省によると大学授業料は、1990年と2017年で比べると、私立大学では約61万5,000円から約90万円、国立大学では約34万円から約53万5,000円と、ともに約1.5倍です。入学する際大学初年度納付金、入学金と授業料とを合わせた金額平均は、国立大学で約82万円、私立大学で平均133万円と大変な金額です。  しかし、子どもいる世帯平均所得はそこまで上がっておらず、足りない学費や生活費を賄うために今や学生2.6人に1人が奨学金を利用しています。  国では、給付型奨学金が実施されていますが、今後対象者は、学生全体たった1割。実態から見て不十分です。  県では、2016年にUターン就職学生を対象にした清流国ぎふ大学生等奨学金が創設されました。しかし、この奨学金は、県外で下宿することが条件となっています。ひとり親家庭や経済的に厳しい世帯場合、下宿が厳しく、日々バイト代を家計に入れているような事例もあります。  日本学生支援機構調査でも、自宅通学平均生活費は年間約40万円なに対し、下宿は約112万円。下宿する経済的余裕ない世帯に対しては、貸付金や従来返済が必要な奨学金しかありません。  平成29年度に岐阜市でもひとり親家庭等に対する給付型奨学金が創設されていますが、個人から寄附を財源にしており、財源がなくなれば終わってしまいます。高校生対象で1学年10人、最大30人が対象ですが、希望される方は大変多いと伺っています。  ひとり親家庭等生活実態調査結果から、所得によって子ども進学に制約が生じる可能性をなくしていくことが求められます。市で予算を立てて、給付型奨学金制度さらなる拡充が必要と考えますが、子ども未来部長お考えをお聞きします。  次に、国で改正子ども貧困対策推進法が6月12日参議院本会議で可決、成立しました。改正内容は、これまで都道府県に限られていた計画策定努力義務を各家庭生活に、より身近な自治体である市区町村に対象を拡大する。貧困改善に向けた計画づくりを促して対策を強化するというものです。  今後、岐阜市将来を担う子ども育ちや成長を守るとともに、家庭経済状況により養育環境に格差が生まれたり、就学機会や就労選択肢が狭まったりすることなどにより、貧困が連鎖することを防ぐために実効性高い施策を展開していくことと、支援が確実に届く仕組みをつくることを目的とした計画策定が必要と考えます。計画策定について、市子ども未来部長考えをお聞きします。  次に、中学校校則について教育長に1点お尋ねします。  ブラック校則、地毛証明書ことは、新聞でも国会でも岐阜県議会でも話題になりました。この問題は人権侵害であって、今社会進展や流れに逆行しているものです。  文部科学省が発行した生徒指導基本書、生徒指導提要にある項目で、校則見直しについては、「学校を取り巻く社会環境や児童生徒状況は変化するため、校則内容は、児童生徒実情、保護者考え方、地域状況、社会常識、時代進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければなりません。」としています。  岐阜市中学校校則内容や校則にのっとった学校指定家庭で準備するものを見てみますと、男女によって頭髪規定があるところがあり、男子は耳にかぶらない、短く。女子は肩を結んだ線より短くする。それ以上伸びたら切るとされているところもあります。また、学校指定制服は、男子服装、女子服装と分けられており、男子はズボン、女子はスカートです。ジャージは学校によって男女色が異なり、男子は青系、女子は赤系に分けられていたりするところもあります。肌着色も原則白色ものとするとしているところもあります。  社会ではグローバリズム、多様性などが重視されていて、性別固定的な捉え方が変わりつつあること、性的少数者や障がい者へ配慮が強く求められている中で、見直していくべき内容があると思います。
     本来、こういった問題は、生徒や保護者などから声が上がることが望ましいと思いますが、中学校に入学する新1年生は、校則で指定された制服やジャージなどを小学校6年生ときに購入、取りそろえ、入学準備をします。その時点では、中学校生徒ではなく、意見や要望は持っていたとしても、出しにくいと思われます。また、LGBTなど、性的少数者当事者が声を上げることはカミングアウトに等しく、大変困難なことです。  そういった状況があることから、ある程度は学校側がイニシアチブを発揮して、今社会情勢を考え、校則を見直していくことが必要と考えますが、この点について教育長お考えをお聞きします。  次に、ひきこもりについて健康部医療・健康参与に2点お尋ねします。  先ほど山口議員、服部議員と質問項目が同じで、内容が重なる部分がありますが、用意してきた質問ですので、重なることは承知していますが、私からも質問させていただきます。  内閣府がことし3月29日、自宅に半年以上閉じこもっているひきこもり40から64歳が全国で推計61万3,000人いると調査結果を発表しました。ひきこもり支援現場では、近年、当事者高齢化が言われてきました。とはいえ、この数字には大変驚きました。  国は、これまでひきこもりを若年層15歳から39歳問題と位置づけ、調査と支援に取り組んできました。調査時期違いはあるものの、内閣府では15歳から39歳も合わせたひきこもり総数は、100万人を超えると見ています。  今回調査では、ひきこもり状態約8割が男性、期間は5年以上が約5割を占め、30年以上人もいました。きっかけで目立つは、退職、職場になじめなかった、就職活動がうまくいかなかったなど、仕事に関するつまずきです。  調査対象世代うち、40代が社会に出た時期はバブル経済崩壊後就職氷河期と重なります。非正規雇用がふえ始めたころでもあり、ひきこもり増加や高齢化には、こうした社会的要因が影を落としている側面もあります。  ほかに小中高校で不登校や受験失敗、病気や妊娠がきっかけになった人もいて、ひきこもりきっかけは人それぞれ、当然ですが、個々当事者実情に即した多様な初期対応や支援が求められます。  中高年場合、期間が長引くほどに就労は難しくなります。段階的に仕事になじむためにトレーニング期間を設けるなど、きめ細かな支援が欠かせません。支援は家族や本人相談から始まることが多いですが、孤立し、問題を抱え込むケースも少なくなく、長期化した場合、当事者も家族も深い疲労感と無力感に陥り、身動きがとれなくなっている可能性もあります。  こういった点を踏まえた上で、岐阜市としてひきこもり支援あり方、ひきこもり支援必要性をどのように考えているかお尋ねします。  次に、岐阜県では、今後、地域住民と接する機会が多い民生委員など協力を得ながら、ひきこもり実態調査に乗り出します。引きこもっている本人意思や状態を尊重する一方、決して社会的に孤立させないという方向性支援が必要で、一人一人に寄り添って彼ら活躍できる場を生み出していくことこそ、政治や行政果たす役割だと思います。  ひきこもり支援は、医療面で診断やサポートだけでなく、ごみ出しやハローワークなど、役所で手続など、日常生活支援から無収入や貯金を使い果たしたなどお金こと、家族理解や家族へ支援など、多岐にわたります。  加えて、ひきこもりへ偏見をなくしていくことは、支援輪を広げるだけでなく、問題を隠しがちな家族や本人を勇気づけることにつながります。ひきこもり支援は、医療、就労、家族関係、経済的問題、日常生活支援など、多岐にわたっていて、支援が長期に及ぶことが考えらます。  これらことを考えると、今後、こうした総合支援役割が岐阜市に求められると思いますが、市考えをお尋ねします。  最後に、人口減少・超高齢社会において免許を手放しても暮らしていける社会をつくるため制度拡充について、福祉部長に1点お尋ねします。  逆走や操作誤りなど相次ぐ高齢ドライバーによる危険運転、事故が問題になっています。全国的に見ますと、2016年時点で免許人口10万人当たり死亡事故件数は、75歳未満3.8件に対して、75歳以上は8.9件と2倍以上になっています。また、75歳以上運転者による死亡事故については、全体14.8%を占め、割合として過去最高に上っています。  全国警察では、運転に自信が持てなくなってきた高齢者に運転免許を自主的に返すよう呼びかけていますが、全国では75歳以上で免許を持っている人は、2018年時点で約563万人。これに対し、自主的に免許を返したは約29万人であり、なかなか進んでいません。  今高齢者世代多くは、急速に車社会が進んだ時代を過ごしてきました。今後、運転免許を持っている高齢者はふえ続け、運転免許を持つ75歳以上人は、年に15万人ペースでふえると予測されています。  岐阜市でも平成30年で65歳以上で運転免許を保有している人数は6万6,268人。どの地域にとっても待ったなし課題だと言えます。  一方で、市民方から相次ぐ高齢ドライバー事故ニュースを聞くと、いずれは自分も免許返納をと考えても、かわり交通手段確保や免許を返した後生活影響を考えると、とても手放すことはできないという声をお聞きします。問題は車鍵を高齢者がためらいなく渡してくれる仕組みをどうつくるかにかかっていると思います。生活足がないなど、やむにやまれぬ事情でハンドルを握る高齢者もいます。どうすれば相次ぐ高齢者事故を防ぐことができるか、返還を希望する方が安心して返還できるよう、自主返納を促進する環境づくり、免許を手放しても暮らしていけるという環境をつくっていく必要があるではないでしょうか。  この免許を手放しても暮らしていける環境づくりは、全国で始まっています。各自治体では、運転免許を返納しても生活できるようにさまざまなサービスが行われています。自主返納促進ために、65歳以上で免許証ない方や返納者を対象にタクシー料金一部助成を行う事業を実施している例もあります。代表的なものでは、そういったタクシーチケット支給、割引などや、交通機関利用券や割引券が利用できるというものです。  本市においても、高齢者運転免許自主返納や免許証を持っていない方に対して支援を充実していくことで交通へ不安を払拭し、安心して暮らしていけるまちへと前進していくことが期待されます。これまで防犯・交通安全課では、免許返納者に対する岐阜市独自取り組みとして、自主的に運転免許証を返納された方に対し、路線バスやコミュニティバスで利用できるバス乗車カード「アユカ」を進呈するなどしています。高齢福祉課では、高齢者おでかけバスカード交付事業を行っています。  しかし、この制度趣旨が免許を自主返納した後や高齢者方に公共交通を利用してもらうためきっかけづくりであり、ゆえに1回限り支援です。免許返納後暮らしや高齢者足を継続的に支えていくものではありません。  そういったきっかけづくりはきっかけづくりとして、制度として充実していくことが求められると考えます。また、それとは別に日常お買い物、お出かけ、通院などを支えるほか自治体で行っているようなタクシーや公共交通割引制度、利用券発行をするなど、今後も進む人口減少と超高齢化地域に合わせた新しい姿、施策が求められると考えますが、市考えをお聞きいたします。  以上で1回目質問を終わります。(拍手) 80: ◯副議長(西垣信康君) 子ども未来部長、早川昌克君。    〔早川昌克君登壇〕 81: ◯子ども未来部長(早川昌克君) 子ども貧困に関する2点御質問にお答えいたします。  まず、1点目給付型奨学金についてでございます。  本市では、子ども貧困対策として、岐阜市育英資金貸付事業において、経済的な理由により就学困難な世帯子で就学意欲がある者を対象に入学準備貸付金と奨学準備──失礼しました。──奨学貸付金を無利子で貸し付けております。  貸付件数を見てみますと、平成27年度は201人でしたが、平成30年度は82人となっており、この4年間で4割ほどに減少しております。その理由としましては、平成29年度から日本学生支援機構奨学金制度が改善され、低所得世帯大学生等を対象に無利子奨学金拡充や返還不要な給付型奨学金制度創設、さらには、卒業後所得に連動して返還月額が決定される所得連動返還方式導入などが行われ、利用がふえていることが考えられます。  さらに、国におきましては、人づくり革命を掲げ、真に支援が必要な低所得世帯大学生等を対象に高等教育無償化を目指して、5月10日には「大学等における修学支援に関する法律」が成立しております。これによりまして、来年4月からは、世帯収入状況や学習意欲等を要件として、入学金や授業料減免ほか、給付型奨学金支給額増額が行われる予定です。  こうしたことから、給付型奨学金創設を検討するに当たっては、この高等教育無償化影響を見きわめる必要があるため、育英資金来年度以降貸付状況を注視してまいりたいと考えております。  次に、2点目子ども貧困対策に関する計画策定についてお答えいたします。  議員御案内とおり、子ども貧困対策に関する計画策定は、「子ども貧困対策推進に関する法律」により、これまでは都道府県は努力義務とされていましたが、今月12日に成立しました改正法により、それが市町村まで拡大されました。  本市におきましては、子ども育ちと子育て支援について施策を計画的に推進するため、平成28年3月に第2期岐阜市次世代育成支援対策行動計画を策定し、経済的に厳しい状況にある子育て世帯に対し、学習支援やひとり親家庭自立支援など各種施策に取り組んでいるところです。  このたび改正法を受けまして、第2期計画に盛り込まれています各種施策をさらに実効性あるものとするため、子ども貧困対策計画を策定してまいりたいと考えております。策定に当たりましては、既に策定している岐阜県や中核市計画などを調査研究してまいります。  いずれにいたしましても、次代を担う子どもたちがその生まれ育った環境に左右されることなく、健やかに成長し、将来に夢を抱いて輝くことができるよう、子ども貧困対策に取り組んでまいります。 82: ◯副議長(西垣信康君) 教育長、早川三根夫君。    〔早川三根夫君登壇〕 83: ◯教育長(早川三根夫君) 中学生校則についてお答えいたします。  校則ができたには、当時何らかの理由があったはずです。それが長年意味を考えることもなく当たり前ように運用されてきたことにより、不都合や時代に合っていないもの、世間から見れば滑稽に見えるものもあります。  校則見直しを図るためには、生徒自身が不都合を感じ、改善を図る取り組みを通して自由と責任意味を考え、自治力をつける機会とするものと、何が何でも即刻改善を図らなければならないものがあります。LGBTに関する取り組みは後者に当たるもので、困っている児童生徒に寄り添って、学校細部にわたり点検し、運用を見直す必要があります。  博報堂グループLGBT総合研究所によると、対象者は約5.9%いるとされ、学級に1人、2人いるという割合になります。さらに、不登校経験者は、そのうち32%という深刻な数字であり、いじめ被害、自傷行為など生涯における経験率も高くなっております。  LGBT児童生徒は、多く困難に直面していると推測され、その配慮については、この2月に各学校へ通知し、個々児童生徒事情を酌み取り、柔軟に対応するよう指示しております。例えば、スカートではなくスラックス着用を校長に申し出ることがなくても認めています。制服は、性別に関係なく自由に選択ができます。  昨年度、市内中学校1年生には、LGBTについて掲載されている男女共生・生きがい推進課が作成し、教育委員会もかかわった「大切なあなた大切なわたし」という冊子を配布し指導いたしました。また、教職員向けには、昨年夏に全員を対象としたLGBTに関する研修会を開催し、理解を深めるとともに「性多様性を考える」という冊子を各校に配布し、さらなる研修に役立てています。  そうした中で、市内中学校中で1校が男女別体操服になっており、既に見直しに向けて動き出しているようですが、できるだけ早く改善を図るように指示してまいります。服装、髪型、防寒着など約束、決まり見直しについても、男女差やLGBTに関する苦しみを抱える児童生徒に寄り添うよう適切に判断し、改善を図ってまいります。 84: ◯副議長(西垣信康君) 健康部医療・健康参与高橋良喜君。    〔高橋良喜君登壇〕 85: ◯健康部医療健康参与高橋良喜君) ひきこもりに関する2点御質問について、あわせてお答えします。  ひきこもりに関する支援は、御本人だけでなく、御家族へ支援が重要です。本市は、平成23年からひきこもり総合相談窓口を開設していますが、ひきこもり方とかかわる入り口多くは、相談窓口で御家族から相談です。担当職員は、御家族を通じ、御本人状況をお聞きしますが、あわせて御家族に対し、ひきこもりという問題を理解し、御本人を責めず、御本人と御家族関係を変えていく中で、御本人自己肯定感が育まれ、それがひきこもりを脱する端緒となることを説明しています。  そして、御家族は、ひきこもり最も身近な支援者であることから、相談際は御家族気持ちに寄り添って対応するよう心がけております。また、御本人が相談窓口に来られない場合には、御本人及び御家族同意を得た上で、訪問支援、いわゆるアウトリーチを行っています。  これら窓口で相談やアウトリーチを有効に行うためには、ひきこもりに対する知識や技術を有する人材養成や担当職員資質向上が必要です。これまで担当職員を岐阜県主催する研修会に参加させておりますが、本年度は内閣府が主催するアウトリーチ研修にも参加し、知識や技法等を習得し、支援に生かしていきたいと考えております。  ひきこもり方を支援するに当たり、御家族または御本人と相談を続けていく中で、具体的な支援を希望されたり、御本人に適していると思われる支援があるときは、御本人意向を尊重しながら、関係部署、医療機関、就労相談窓口または支援団体等につなぐことが重要です。このような総合的な支援を行うには、それぞれ支援内容を正確に把握するとともに、ひきこもり方を円滑につないでいけるようにすることが必要です。そのため、これら機関等と連携を図ってまいります。  さらに、支援先につながった後も御本人や御家族から相談に応じたり、こちらから状況をお尋ねするなど継続的にかかわってまいりたいと考えております。  以上です。 86: ◯副議長(西垣信康君) 福祉部長、高橋弘行君。    〔高橋弘行君登壇〕 87: ◯福祉部長(高橋弘行君) 高齢者が運転免許を手放しても暮らしていける環境づくりに関する御質問にお答えいたします。  議員から御案内ありましたとおり、本市ではこれまで70歳以上高齢者に対して、高齢者おでかけバスカード交付事業を実施しております。この事業では、初回額面3,000円支給に加え、3,000円を使い切った後も岐阜バスやコミュニティバスを終日2割引きで御利用いただけ、現在は6万人を超える方に交付されております。  また、自主的に運転免許証を返納された高齢者に対しては、「アユカ」やマナカといった交通系ICカード進呈や、さらに70歳以上返納者に対しては、高齢者おでかけバスカード積み増しも選択できるなど、公共交通機関を利用しやすくする支援を行っております。  そのほか、交通事業者による取り組みとして、岐阜バスでは運転免許証を自主返納された方に対して、運転経歴証明書提示により、現金による支払いに限り路線バス運賃を半額に割り引く取り組みをされております。また、複数タクシー会社では、会社ごとに対象者年齢に差はあるものの、65歳以上自主返納された方、あるいは、70歳以上自主返納された方に運賃1割引きサービスを実施するなど支援が行われております。  こうした中で、政府が昨日決定した交通安全緊急対策では、マイカーが地方高齢者重要な移動手段となっている実態を踏まえ、免許返納を迫るだけではなく、高齢者向け急加速防止機能を持つ安全運転サポート車のみ運転できる限定免許制度創設について、今年度中に結論を出すことや、歩行者や障害物を検知したときに起動する自動ブレーキについて、新車へ搭載を義務化する方針などを打ち出しております。  本市としましては、今後こうした国動向及び新技術導入にも注視していかなければならないと考えております。  さらに、福祉部としましては、地域における高齢者ちょっとしたお困り事を解決するため、地域で支え合う仕組みづくりを検討する日常生活圏域協議体取り組みを進めております。協議体では、それぞれ地域によって抱えている課題や必要なサービスが異なることから、地域におけるさまざまな人が集い、地域課題を洗い出し、地域強みを再発見し、自分たちでできることを確認しながら具体的な生活支援サービス創出につなげております。  実際に買い物が困難であるという地域課題を確認した金華地区、三輪南地区、芥見東地区、日野地区におきましては、シルバー人材センターによる移動販売車を誘致し、買い物場を提供する取り組みが始まっております。  いずれにいたしましても、地域住民が主体となって地域課題を地域で解決していく体制づくりを引き続き支援することで、高齢者方々がいつまでも安心して暮らせる地域づくりに努めてまいりたいと存じます。    〔「議長、8番」と呼ぶ者あり〕 88: ◯副議長(西垣信康君) 8番、原 菜穂子君。    〔原 菜穂子君登壇〕 89: ◯8番(原 菜穂子君) それぞれ答弁ありがとうございました。要望と1点再質問を行います。  まず、要望です。1項目め子ども貧困対策に係る給付型奨学金についてです。  市が行ったひとり親家庭生活実態調査結果報告書「自由回答」中に、これは主なもの抜粋ということですが、学業や教育に関することで、「切り詰めて子ども教育費を貯金したいが、なかなかできない。子どもは大学進学を希望しているが、奨学金を受けても行かせることができるか心配。」「大学生になるとさらに教育費が必要になるが、公的な支援は18歳まで、ひとり親家庭子どもが自立していくには大学生まで支援が必要。」という声が寄せられています。返済不要給付型奨学金は、ひとり親家庭や低所得世帯など多く方が高等教育を受けて貧困連鎖から抜け出すためにも欠かせない重要な制度だと考えます。答弁にありました創設を検討するに当たっては、国動向などを見きわめていく必要があるとことですが、調査切実な実態を受けとめて、前向きに検討していただくことをお願いします。  次に、本市でも子ども貧困対策計画を策定していきたいということでした。子ども貧困は、保護者経済的な困窮に加えてさまざまな困難と結びついていることが多いので、その実態を把握していくことが求められると思います。これまでも全体子ども生活実態調査範囲充実を実施してほしいと質問、要望してきましたが、計画策定に当たり、ぜひ今後予算化し、調査していただくことを重ねて要望します。  次に、中学校校則についてですが、校則は、本来はその学校で生徒が生き生きと過ごすため学校内ルールです。教育長も言われるように、つくったときにはわけがあったはずだけれども、不都合や時代に合っていないものなどが今あります。先進的な取り組みとして、全国では性別に関係なく自由に制服を選べる公立中学校がふえ始めています。性別と服装不一致に悩む子どもへ配慮ですが、女子生徒でスラックスをはきたい子に、動きやすいと好評だそうです。多様な性あり方を認め合う社会ほど、社会全て人々が個人尊厳を大事にされ、暮らしやすい社会になる。その立場で校則を考えていっていただくことを要望させていただきます。  次に、ひきこもりについてですが、ひきこもり問題は、抱えている問題が就労や医療、家族関係、生活困窮など多岐にわたっていて、これが一つ一つではなくて複合して本人にのしかかっている。1人で幾つも困難な問題を抱えてしまっているケースも珍しくありません。こういった現状を踏まえ、担当職員人材養成、資質向上とともにこれから県が行う実態調査でも明らかになると思いますが、支援は、知識や経験が重要になるマンパワー仕事です。職員体制についても今後検証が必要になると思われます。この点について要望をいたします。  最後に、人口減少、超高齢社会において免許を手放しても暮らしていける社会をつくるため制度充実についてです。再質問1点申し上げます。  私は、高齢ドライバー事故を防いでいくために、市町村が求められる施策として、1つ目に、コミュニティバスなど公共交通充実、2つ目に、車アクセルやブレーキ踏み間違い防止装置などや、グリーンスローモビリティと呼ばれる電動小型自動車など、車に関するもの事業化、3つ目に、これら1つ目や2つ目に申し上げたこと利用や導入について、補助や支援をすることだと思います。この3つを同時に進めていくことが人口減と超高齢社会に合わせた地域姿として求められると考えます。  公共交通については、私自身たびたび議場でも取り上げてきました。今、ほか自治体取り組みとして公共交通など割引で高齢者外出を支える取り組みをしている自治体が人口規模大小にかかわらず数多くあります。このうちタクシーチケット支給について、ぜひほか自治体状況など岐阜市としても調査をやっていっていただきたいと思いますが、福祉部長考えをお聞かせください。  以上で2回目質問を終わります。 90: ◯副議長(西垣信康君) 福祉部長、高橋弘行君。    〔高橋弘行君登壇〕 91: ◯福祉部長(高橋弘行君) 高齢者へタクシーチケット支給にかかわる再質問にお答えいたします。  他中核市状況につきましては、昨年度、高松市が調査しておりますので、その結果を御紹介させていただきます。調査結果では、回答あった54中核市うち、タクシー乗車に対して何らかの助成事業を実施している都市が19市ありました。しかしながら、そのうち多く都市が事業対象者を重度介護認定者に限ったり、市民税が非課税方に限るなど所得制限を設けておりますので、そうした条件を設けていない都市は、2市のみでございました。今後も他都市動向を注視してまいりたいと考えております。 92: ◯副議長(西垣信康君) 以上で質疑並びに一般質問を終結します。             ━━━━━━━━━━━━━━━━━                〔付 託 表 配 付〕 一 常任委員会付託 93: ◯議長大野一生君) ただいま議題となっております第72号議案から第87号議案まで並びに日程第19、請願第5号及び日程第20、請願第6号、以上18件については、お手元に配付しました表とおり常任委員会に付託します。            ───────────────────            委 員 会 審 査 事 件 付 託 表                      令和元年第3回(6月)岐阜市議会定例会 ○総務委員会(第1委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第72号議案 │令和元年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)            │ │       │ 第1条 歳入歳出予算補正                   │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費                       │
    │       │   第9款 消防費                       │ │       │   第13款 諸支出金                     │ │       │ 第3条 地方債補正                      │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第74号議案 │岐阜市行政不服審査条例一部を改正する条例制定について      │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第75号議案 │岐阜市税条例等一部を改正する条例制定について          │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第78号議案 │岐阜市火災予防条例一部を改正する条例制定について        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第81号議案 │財産取得について(救助工作車)                 │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第82号議案 │財産取得について(消防ポンプ自動車)              │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第83号議案 │財産取得について(梯子車)                   │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第84号議案 │財産取得について(高規格救急車)                │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○経済環境委員会(第3委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第72号議案 │令和元年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)            │ │       │ 第1条 歳入歳出予算補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第4款 衛生費                       │ │       │   第6款 農林水産業費                    │ │       │ 第2条 債務負担行為補正                   │ │       │  追加分中                           │ │       │   新ごみ焼却施設基本計画策定業務委託費            │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第73号議案 │令和元年度岐阜市観光事業特別会計補正予算(第1号)        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第85号議案 │訴え変更について(東部クリーンセンター粗大ごみ処理施設火災事故 │ │       │損害賠償等請求)                         │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○厚生委員会(第2委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第72号議案 │令和元年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)            │ │       │ 第1条 歳入歳出予算補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第3款 民生費(第6項 市民参画費は除く)         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第76号議案 │岐阜市指定通所支援事業等人員、設備及び運営に関する基準等を定 │ │       │める条例制定について                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第77号議案 │岐阜市災害弔慰金支給等に関する条例一部を改正する条例制定につ │ │       │いて                               │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │請願第5号  │国民健康保険料における子ども(18歳以下)均等割廃止を求める請 │ │       │願                                │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○建設委員会(第4委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第72号議案 │令和元年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)            │ │       │ 第1条 歳入歳出予算補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ │       │ 第2条 債務負担行為補正                   │ │       │  追加分中                           │ │       │   (仮称)中山道加納宿まちづくり交流センター建設工事費    │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第86号議案 │令和元年度岐阜市水道事業会計補正予算(第1号)          │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第87号議案 │令和元年度岐阜市下水道事業会計補正予算(第1号)         │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○文教委員会(第5委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第72号議案 │令和元年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)            │ │       │ 第1条 歳入歳出予算補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第3款 民生費中                      │ │       │    第6項 市民参画費                    │ │       │   第10款 教育費                      │ │       │ 第2条 債務負担行為補正                   │ │       │  追加分中                           │ │       │   史跡岐阜城跡庭園整備事前調査業務委託費           │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第79号議案 │岐阜市立学校等体育施設夜間開放使用料徴収条例一部を改正する条例 │ │       │制定について                           │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第80号議案 │岐阜市青少年会館条例一部を改正する条例制定について       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │請願第6号  │小・中学校給食費保護者負担軽減を求める請願          │ └───────┴─────────────────────────────────┘             ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 散  会 94: ◯議長大野一生君) 以上で本日日程は全部終了しました。本日はこれで散会します。   午後3時8分 散  会  岐阜市議会議長      大 野 一 生  岐阜市議会副議長     西 垣 信 康  岐阜市議会議員      鷲 見 守 昭  岐阜市議会議員      石 川 宗一郎 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文先頭へ...