塙町議会 > 2020-09-14 >
09月14日-03号

  • 残土(/)
ツイート シェア
  1. 塙町議会 2020-09-14
    09月14日-03号


    取得元: 塙町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 2年  9月 定例会(第6回)          令和2年第6回塙町議会定例会会議録議事日程(第3号)                     令和2年9月14日(月)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  農林推進課長    江田一寛君     まち振興課長    吉成知温君  まち整備課長    藤田衛昌君     生活環境課長    鈴木義房君  会計管理者     星 忠吉君     農業委員会事務局長 小野 浩君  学校教育課長    佐藤光一君     生涯学習課長    金澤祐介君  選挙管理委員会書記長          代表監査委員    金澤忠良君            白石憲男君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ撮影は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。 また、各議員に申し上げますが、暑い場合は上着を脱いでも構いません。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) これから諸般の報告を行います。 説明員、代表監査委員、金澤忠良君から、本日午前の会議を欠席する旨報告がありました。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い、発言を許します。--------------------------------------- △七宮広樹君 ○議長(割貝寿一君) 5番、七宮広樹君、登壇願います。 時間は10時1分までです。 七宮広樹君。     〔5番 七宮広樹君登壇〕 ◆5番(七宮広樹君) おはようございます。 本議会最初の一般質問者、5番議員、七宮広樹です。 このたびも不肖ながら町民の代表の議員の一人として、町民の思いと塙町発展のために通告いたしました7項目、高齢者外出支援タクシーについて、町有地に自生するドウダンツツジの扱いについて、塙町の水道料金の見直しについて、旧塙保育園の跡地利用について、町民の防災意識向上を図る取組について、コロナ禍後を見据えた交流促進事業について、新型コロナウイルス感染拡大防止に対する東白川地方町村会の協議について質問いたします。 それでは、早速、質問に入ります。 高齢者外出支援タクシーについてであります。 7月1日より順次申請し、利用している多くの高齢者から、ありがたい、助かりますのお言葉を議員活動の中でも耳にいたします。今までも様々な支援策を実施してきましたが、このたびの高齢者外出支援タクシー事業の取組は、今まで以上に反響もよく、手応えを感じていますが、直近の申請状況と利用者からの意見、また、事業者、タクシー会社からの反応を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その前にちょっとお時間をいただきまして、多くの町民の皆様方の傍聴、大変ご苦労さまです。 それでは、お答えを申し上げます。 申請状況ということでありますが、男性が180名、女性が423名の合計603名の方が申込みをしてタクシー利用券を利用しておる状況下であります。ちょっと内訳を申し上げますと、80歳以上の方が486名、そして70歳から79歳の方が117名、計603名という状況であります。 申請者、そして事業者からの反応ということでありますけれども、利用者の皆様、それから事業者の皆様からは大変好評であります。そして、これは私の個人的な見解ではあるんですけれども、朝早くからタクシーが稼働しておるということで、十分にその目的は果たしておるのかなと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 山間部の高齢者からのご意見はあったのでしょうか。また、山間部の高齢者への対応や取組についてお考えがあれば伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今回のタクシー利用券、これはあくまでも高齢者福祉政策等の一環で実施しておるものであります。山間部からのタクシーの利用、これはまた別なエリアというんですかね、になるかと思っております。これは、デマンド等々、本当にしっかり取り組まなければならない分野でもあるんですが、今その試験的な運用を含めて進めておるところでもあります。 これは詳しく説明をしたほうがよろしいですかね。 ○議長(割貝寿一君) 説明要しますか。 ◆5番(七宮広樹君) 説明お願いします。
    ◎町長(宮田秀利君) それでは、詳しくは担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 山間部のタクシーまたは公共交通関係ということで、所管がまち振興課、公共交通関係になってございますので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。 平成30年に塙町では、公共交通網形成計画という塙町の公共交通をこれからどうやっていくかという計画を立ててございます。その中で、昨年度も実証試験でタクシーを全町で実施したわけなんですが、すごく評判がよかったということで、今回、福祉施策ということでタクシーの全町の運用を開始してございます。 山間部につきましては、現在、バスの路線22路線、町の中ございますが、非常にやはり山間部に行きますとバスだけでは対応ができないという地域が多うございます。本年度からそこの部分について、塙町公共交通活性化対策協議会という協議会がございますが、その中で、山間部を、特に公共交通をこれからどうしていかなくちゃいけないか、バス路線廃止も含めて、デマンドタクシーにするのか、乗合バスにしていくのかという部分について今年度から協議をするということになってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 様々なご意見や対応を取り入れながら、高齢者外出支援タクシー事業が次年度も実施することができるのか、また、財源確保を含め見通しを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私としては、次年度も実施していきたいと、このように考えております。 そして、財源ですね、これは塙町過疎地域自立促進計画、この中で取り組みたいと、このように考えております。この財源、これは過疎債対象になるものですから、これを利用して町の出費をできるだけ少なくしていくということで、この後も継続して取り組んでいきたいと、このように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ高齢者の足の確保のためにも、事業継続に全力尽くされることを切に願うところであります。 それでは、次の質問に入ります。 塙町に自生するドウダンツツジの扱いについてでありますが、明日、3番議員、鈴木元久議員のほうで、町とフラワーキングの会社はどのような契約になっているのか、集中的に質問いたします。ここでの私の質問は割愛いたしますが、せっかく企業誘致にこぎ着けた今、行政のサポートと町民の協力で企業を育てていけるように、目配り、気配り、思いやりが必要だと感じています。 それでは、次の質問に入ります。 塙町の水道料金の見直しについてであります。 現在、気候変動の影響により、世界的に水がなくて困っているところもあれば、水があり過ぎて困っているところもある。水が偏在している状況であり、改めて水の大切さを認識し、町は安全な水を町民に提供し、町民は安心して提供を受けるために協力が必要不可欠であります。 宮田町長は以前、塙町上下水道委員会に、基盤強化に向け、検証と見直しを求め答申を受けましたが、実行には至らなかった経緯について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの塙町上下水道委員会で提出された答申、これをどのように考えておるかという質疑と受け止めます。 これは大変重きをもって扱わなければならないという認識は持っております。そして、これは、将来的にはその適正な価格と申し上げますか、適正な料金にその数字を持っていかなければならない、料金体系を持っていかなければならないという意識は持っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 代表監査より令和元年度塙町上水道事業会計決算の審査意見書が提出され、事業の現状、今後の課題等の項目の中でも、一般会計よりの補助金については1億900万円で前年度比200万円増加したことや、まとめの項目の中でも、高コスト・低料金に起因する明らかな不採算構造にあり、一般会計補助金による多額の損失補填が恒常化している。また、コストダウン努力もさることながら減価償却費のみでも給水収益を大幅に上回る現実に目を背けるべきではない。また、利用者である町民に負担を強いることにはなるが料金体系の全面的な見直しは避けられない状況にあると記されています。 宮田町長はどのように受け止め、どのようにしていくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 料金についてであります。これは繰出金として、町から公営企業の経営健全化、基盤強化のために繰り出ししております。ただ、この繰り出し、30年間以上の長い間、恒常化した繰出金であります。そういうこともありまして、財政への特別な圧迫は感じてはおりませんが、やはり先ほど申し上げましたように、将来を考えると、適切な料金体系の確立は必須のことと考えております。 その中にありましても、今後も、上水道事業の財政事情、経営事情に合わせて健全な経営を図れるよう繰出金は計上していきたいと、このように思っております。当事業においての必要経費の算出や、次年度における各施設維持等の必要な事業への繰出金という内容でありますが、それを基本に、繰出金はこの後も継続してやっていきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 改めて伺います。 今後の町の財政圧迫にどのように対処し、健全化を図りつつ町民に安心・安全の水を提供していくのか、いま一度お示し願いたいです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほど申し上げましたように、この繰出金、30年以上にわたって繰り出されておって、その間、料金の改定はされていなかったということもございます。しかしながら、低く設定した状況で長く経営を継続させております。給水収益で賄えない費用を一般会計から繰入金に依存している状況。塙町は全国の類似団体と比較いたしましても、料金回収率、これは給水原価分の供給単価ということになるんですが、これは低い状況にあります。 給水収益を財源として運営していくためには、水道料金の見直しは避けては通れないと、先ほども申し上げましたが、そういう状況にあると思っております。これから水道事業を進めていく上で、料金が安ければいいというわけではなく、健全な経営のためには適正な料金の設定は不可欠と考えております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 見直しや段階的な値上げの実施に向け、また、コロナ禍の中で町民に理解を得るためにどのように進めていくのか、お考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今月号ですか、今月発刊されました町の広報、この中でも水道事業を取り上げております。こういうことを含めて、少しずつ今の状況を町民の皆様にご理解をいただきながら、健全な料金体系を確立していきたいと、このように思っております。 ただ、先ほど申し上げましたように、30年以上、長く料金の値上げがなかったということで、決して町民自体に抵抗がないわけではないだろうと思いますので、十分にご理解をいただく時間をいただきながら、拙速にということではなく、じっくりと段階的な料金の見直しを進めていければと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) それでは、次の質問に入ります。 旧塙保育園の跡地利用についてであります。幾度か一般質問の中で宮田町長のお考えについて伺っていますが、改めて伺わせていただきます。 旧塙保育園のロケーションは、役場にも近く、利便性もよく、使われ方、使い方次第で今後の塙町の発展につながる要素が詰まった場所だと私は思っていますが、宮田町長のお考えは以前と変わりませんか。 議員活動の中で、町民の方々から、旧塙保育園の園庭を利用したいですとか、建物の一部を借りたいなど、お話を伺うことがあります。宮田町長は、旧塙保育園の活用について意見公募、パブリックコメントを実施するお考えがあるのか、また、状況に応じて、活用を協議する協議会の立ち上げのお考えをお持ちなのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙保育園跡地、これ全体では4,185平方メートル、そのうち借地が3,778.98、町有地はその中に406.02平方メートルございます。借地については賃貸借契約が本年度で満了しますので、園舎を解体し、更地にする方向で進めておりましたが、現在、民間の事業者で建物を含めて利用したいという要望が出ております。この事業者との調整を含めまして検討してまいりたいと、このように考えております。 町民の方からパブリックコメントですか、ご要望等、ご意見等を聞くということは今のところ予定はいたしておりません。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 民間の方からのお借りしたいというお話が、今伺いましたが、これは企業誘致というような意味であるのか、お話しできる範囲で結構でございます。伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今お話しできますエリアというか範囲ですけれども、これは福祉関係の団体ということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 福祉団体、分かりました。 宮田町長は、2期目の熱い思いで、高齢者支援や多世代交流の場、また、こども食堂について掲げられています。私もぜひ宮田町長には成し遂げていただきたいと心の底から願っています。 できれば、旧塙保育園の土地は返却せず、また、福祉の関係のお話もあるのかもございませんが、今まで同様に土地利用を検討していただき、高齢者支援や多世代交流の場、また、こども食堂の場として息吹を吹き込み、町民の福祉と町民に活力をもたらす土地活用を願うところでありますが、いま一度、宮田町長のお考えを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 土地利用と申し上げますか、跡地利用と申し上げますか、これは今進んでおる福祉関係団体との話合いの中で進めていく。私、これも、福祉関係のこの団体も、ぜひ必要な、町にとっては不可欠とまでは申し上げませんが、必要であると思っておる団体でありますので、ぜひ応援をして、施設設置のために支援していきたいと、このように思っております。 そして、私の意図するところであります高齢者支援のための基幹施設、これはまた別な形で立ち上げを考えなければならないかなと思っております。これからその場所も含め、しっかりと取り組んでいきたい、この4年間の間に取り組んでいきたいと、そしてしっかりしたものをつくり上げたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) ぜひ宮田町長には、そのようにリーダーシップを発揮していただきたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 町民の防災意識向上を図る取組についてであります。 昨年の台風19号では、多くの町民が自然災害の恐ろしさを目の当たりにして、命を守る行動について再認識させられました。今年も台風シーズンを迎え、災害や被害に敏速に対応するためにも備えが必要不可欠であります。 昨年の台風19号後の防災備品や災害備蓄品の設置状況を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの防災備品、そして災害備蓄品の設置状況でございますが、台風19号で使用した備蓄品の補充や入替え用として購入を実施しております。 詳しい内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) それでは、ただいまのご質問に答えさせていただきます。 台風19号の後の備品でございますが、購入したものは、難燃性の毛布40枚、保存水2リットルを240本、乾パンが240食、折り畳み式簡易便器が2台、それに伴う便袋を300枚購入しております。そのほか避難所用として石油ストーブ14台を購入して、避難所のストーブのないところに配置しております。 主な備蓄品で、防災用備蓄品は、ポータブル発電機2台、これがガス発電とガソリン用です。そのほか備蓄品は、カセットコンロ、ガスが20組、避難用テント102枚、これは2人用テントです。アルミレジャーマットが150枚、炊き出しステーション、これが1組ございます。難燃性毛布が67枚、そのほか、普通の毛布が86枚、掛け布団が92枚、保存食で、保存水が先ほどの240本、乾パンが504食、レトルトのおかゆが799食というふうになってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 今ご説明がありました防災備品や災害備蓄品、このものはどこに保管がされているのかお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 非常食につきましては防災センター、あと毛布等につきましても防災センターに保存してございますが、一部は常豊幼稚園の遊戯室だったところに保存もされております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 食品や水には使用期間というものがあるかと思いますが、その期間が過ぎたものの対応はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 一気に処分するのではなくて、交通安全のためのテント村や、そういう配るときに消費期限切れにならないうちに処分してございます。そして、今回は、昨年ですか、保存水の240本が期限切れとなる予定でしたので、その前の夏のテント村とか、そういうところから水を配布して処分しておるところです。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) これから防災備品や防災備蓄品を新たにそろえることになった場合には、次はどのようなものをそろえていくのか、リストがあるのであれば、また、どのようなものをそろえていく方向であるのかお尋ねいたします。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) それでは、ただいまのご質問にお答えしたいと思います。 避難所用として、これはコロナ対応のために購入するものでございますが、簡易パーティション、これが180セット、マスク50枚入りが70箱、手指消毒用の消毒剤60本、それと詰め替え用の手指消毒剤が5リットルが12本、石けんが合わせて100本、使い捨て手袋、これが100枚入りが30箱、使い捨て食器が1万枚、包装ラップ100本、ペーパータオル、これが200枚42パックが5箱、体温計15台というふうに計画してございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 詳細な説明ありがとうございます。 今年度は新型コロナウイルスの影響により多方面で影響を受け、滞る事態になっていますが、次から次へと災い事が巡ってくる現在、ひとときも対策の手を止めることはできません。また、宮田町長は以前、消防団副団長の職に就き、危機管理には精通している町長でありますので、コロナ禍ではありますが、町民の生命、財産を守るために全力を尽くしていただきたいと願っています。 昨年の台風19号後の定例会で、幾度か一般質問の中で、教訓と記憶が鮮明なうちに全体的な検証会議を行うべきではと宮田町長に伺ってきましたが、残念なことに、コロナ禍ではありますが、実施されず今日に至っています。 改めて伺います。 昨年の台風19号の教訓を生かし、連携体制の確認や机上訓練が行われたのか、また、これから行う考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お尋ねの台風19号の教訓を生かした連携体制、その確認、机上訓練が行われているのかということでありますが、災害種別ごとに、国・県、そして市町村等の防災関係者の連絡系統について、令和2年度情報連絡ルート集が作成されております。県や防災関係者と市町村による土木災害、洪水を想定した情報伝達訓練は実施しております。 机上訓練は実施しておりませんが、現在、消防団においては、大雨の際、災害発生が予見される危険箇所の再確認等はしておるところであります。 なお、詳しい内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) ただいま町長が説明しましたが、令和2年度情報連絡ルート集というのがございます。これについては、情報連絡ルート集ですが、林野火災、火災、危険物などいろいろな事故や災害の10系統、これはコンビナート火災とかそういうのも含めますが、報告系統が10系統、県とのやり取りですね。それと、要請系統といいまして、緊急消防援助隊の応援要請など、そういうものを含めて3つ、自衛隊を含めてでございます。 なお、先ほど言いました消防団において、大雨の際、災害発生が予見される危険箇所の再確認をしているところです。確認した危険箇所については、各班で地図に記載し、分団、本団へと報告され、本団等による各地の危険箇所の現地調査を今後行う予定となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 100年に一度の災害が、10年、いや5年に一度の頻度で災害が襲ってきます。災害意識の高い宮田町長は、コロナ禍ではありますが、ぜひできることから実施していただきたいと願うところであります。 近年、頻繁に襲ってくる災害には、町と町民が防災意識の向上を図ることが急務であります。各地で災害に見舞われた状況をテレビで見たり、新聞報道で知ることにより、徐々にではありますが、備えを講じる家庭も増えてきました。災害に強い町づくり、災害に備えた町づくりを進めるためには、行政と町民が一体となって防災意識の向上を図る防災教育や訓練が必要だと考えます。 宮田町長、ハードルは高いと思いますが、町独自の防災訓練を行う考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今お尋ねの町民に対して防災意識向上を図る研修、そして町独自の防災訓練を行う考えがあるかのお尋ねでありますが、福島県で、避難行動を速やかに実施できるよう、ふくしま避難ノートの配布が行われております。塙町においては、9月4日の町内回覧において各世帯への配布を開始しております。防災意識向上につながればと、このように考えております。 町独自の防災訓練、今のところは考えておりませんが、この後、県の総合防災訓練、そして県南地方の総合防災訓練等、塙町が会場になる機会もございます。その折には、ぜひ多くの町民の方に参加をいただいて、実際にその現場を見て、その臨場感を味わっていただくということも必要であろうということで、この当該の会場となった場合には、しっかりと取り組んでいきたいと、このように思っておるところであります。 あと、私の私見ではあるんですが、昨年の19号の水害ですか、この水の出、これは実際に避難していただいた方から後でお話をいただきました。大変緊張感もあって、現実にその避難訓練を、実際に避難したわけでありますから避難訓練ではないんですが、大変勉強になったと、これからもこういう意識はなくさないようにしっかり持ちながら、やっぱり町の防災にはしっかり協力していきたいというような話をいただきました。ぜひこういう思いもしっかりと受け止めながら、町としては体制づくりを進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 危機意識を持ち、防災に精通している宮田町長には、ぜひ災害に強い町づくり、災害に備えた町づくりをリーダーシップを発揮して推し進めていただきたいと願うところであります。 塙町の防災マップは、いつ頃、町民の手に届くのか、進捗状況をお聞かせ願います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細につきましては、担当課長よりお話をさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 浸水エリアの地図でございますが、本年度、県から発表があると思います。それに伴いまして、それをもって、来年度に振興計画で計上していますように、来年度、マップを作成して再度配っていきたいというふうに考えてございます。 ただ、現在、もう前に配ってありますので、大体それと似たようなところかなというふうには思うんですが、再度精査していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) できるだけ早く町民の手に届くようにお配りしていただきたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 コロナ禍後を見据えた交流促進事業についてであります。 昨年は、自転車の道の認定を受け、ツール・ド・はなわでも、県内外から大勢の人たちが塙町を訪れ、盛大に開催することができましたことは、町民にとってもうれしいことでもありましたが、今年はコロナ禍の中でありますが、開催されるのでしょうか。 また、このたび、郡内4町村による東白川地方自転車活用推進協議会も設立し、また、国土交通省が認定する自転車モデルルートにも選ばれ、追い風を感じますが、今後の自転車を活用した次の仕掛け、展開をどのように進めていくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしのコロナ禍後を見据えたツール・ド・はなわの開催、そして自転車の道認定後の取組と今後の展開についてお答えをいたします。 今年度、第3回の開催となりますツール・ド・はなわは、10月18日日曜日に湯遊ランドはなわをスタートして、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底して開催いたします。本年6月に葛尾村で開催されましたツール・ド・かつらお、このコロナ対策を、担当職員、現地で視察をしております。そこで学んだことを参考に予防対策を立て、開催をするということでございます。 今年度で、今回で3回目の開催となりますツール・ド・はなわ、レースに参加する選手、そして地元の住民の方にも定着してまいりました。今後の展開といたしましては、町民の皆様のご理解とご協力の下、地域の物産をPRする仕組み、参加する選手の家族や応援者も楽しんでもらえるイベントにしていきたいと、このように考えております。 当然、参加者の滞在時間が長くなることで、地域における経済効果が期待されます。株式会社振興公社と情報を共有しながら、大会参加者に向けての宿泊プランなどもつくる連携を取ってまいります。さらには、このような動きが町内、郡内の宿泊施設にも波及していけば、より一層大会が盛り上がるものと期待しております。 ご承知の三角形の道についても、地元行政区の皆様のご協力をいただきながら、本年度も11月にイベント開催を予定しております。昨年度は、地元の豚汁、漬物等のおもてなしと温かい対応により、参加者の方から大変好評でしたので、今後もイベントの内容を検討しながら継続した取組をしていきたいと、このように思っております。 また、コースの整備等につきましても、今年度は、表示板の設置、県が積極的に道路補修等もやっていただいておりますので、環境整備も整えてまいりたいと、このように考えております。 そして、奥久慈街道、4町村の合力というんですかね、力を合わせて進めておりますこの道路のこれからでありますけれども、町村会の話合いの中でしっかり横の連携を取りながら、やはりもう塙町だけのものではなく、郡を挙げてのその地域づくり、これを進めていくということで、特に塙町の振興課ですか、一生懸命骨を折ってもらっております。これは、これからの町づくり、定着した町づくりというんですかね、本当にこの町の継続性を考えた町づくりのためには、大変大きなキーポイントになるだろうと、このように思っております。しっかりと取り組んでいきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 塙町は、交流人口拡大に向けて、モンベルフレンドタウンはなわ、ツール・ド・はなわ、幸運にも自転車の道の認定を受け、湯遊ランドはなわ施設内にも健康増進設備の充実を図り、交流促進のための仕組みが整いつつありますが、今後の交流促進事業を進めるに当たり、計画や構想を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの湯遊ランドはなわに充実させた健康増進、モンベルフレンドタウンはなわ、ツール・ド・はなわ、自転車の道、これをどのようにつなげて展開させていく計画ということでございます。 昨年度、湯遊ランドはなわには、新たな施設活用の一環といたしまして、高濃度酸素ボックス、岩盤浴床、ラドンルーム、ヘルシーメニューの開発など、健康をキーワードに町民の健康増進を図る施設として設備等の充実を図ってまいりました。 また、サイクリングロードといたしまして、昨年5月に東日本で初の認定を受けました三角形の道、そして昨年11月に開催いたしましたポタリングはなわのお披露目式を契機に、徐々に自転車を楽しむ来町者が増えております。 さらに、先ほどお話がございました郡内4町村、これは3月に東白川地方自転車活用推進協議会、これが設立されております。郡内を巡る約75キロメートルのサイクリングコース、奥久慈街道が、先ほど議員がおっしゃったように、国交省の設定するモデルルートに設定され、今後、道路整備を含めた走行環境やサイクリストの受入れ環境の整備の促進が大いに期待されるところであります。 町内におきましては、これらのサイクリングコース、そして、ツール・ド・はなわ発着点の役割を担う湯遊ランドはなわ、汗を流す日帰り温泉があり宿泊もできる健康増進施設として、自転車を活用した地域づくりを進める上で、先ほど申し上げたように、拠点となる重要な施設とも考えております。 昨年実施いたしました塙町アウトドアフィールドグランドデザイン作成作業では、当業務を受託したモンベルさんより、町内のみならず、郡内4町村の広域連携により、多種多様な魅力を持つフィールドアクティビティーなどを楽しむ幅が広がるとの報告もあります。自転車の連携を基に、アウトドアに関した連携について検討を重ね、モンベルの持つ発信力、大きなものがございます。これで地域交流を進めていきたいと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町民は、今、コロナ禍の中で疲弊し切っています。明るい話題や夢を求めています。見慣れた町が変化していく様子は、町民に希望や勇気を与えます。ぜひ塙町を担っていく若い方々の意見をいただきながら、町民の健康と時代に合った交流の場を目指し取り組んでいただきたいと願います。 最後の質問に入ります。 新型コロナウイルス感染拡大防止に対する東白川地方町村会の協議についてであります。 新型コロナウイルス感染拡大防止の郡内の現状と対応を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 コロナウイルス感染拡大防止の東白川町村会としての対応ということであります。 町村会の会議の中で、先月ですかね、お話合いをいたしました。そして、地域外来・検査センター、ほかでは発熱外来とかという言葉で言うんですが、この東白川の場合は、地域外来・検査センターという名称で設置を希望するという、要望していこうということであります。住民サービスの向上、そして医療機関の院内感染防止、クラスターですか、つながることや、帰国者・接触者外来の負担軽減にもなり、大変効率的な検査体制を確立できるものと考えております。 塙厚生病院には地域外来・検査センターの設置、そして東白川郡医師会は医師の派遣等について、先ほど申し上げましたが、8月31日に町村会を通して要望書を提出したところであります。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 町長ご存じのとおり、新型コロナウイルス感染後の高齢者は命を失うこともあります。これからインフルエンザの季節に入り、同時流行に備え、優先的に高齢者にPCR検査とインフルエンザ予防接種を行う提案のお考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、PCR検査でありますが、これは今ほどお話ししましたように、地域外来・検査センター、これが設置されれば、この組織とのお話合いの中で決まっていくだろうと、ある程度進んでいくだろうとは思っておりますが、PCR検査、陽性、陰性の判断をするものであります。感染の状況によるかとは思うんですが、症状の出ていない時期にPCR検査をしても検査の効果がないとも言われております。しかしながら、国・県の動向によっては、これから検査基準や体制が変わってくる可能性がありますので、国・県の対応、状況を見ながら対応していきたいと、このように思っております。 そして、インフルエンザの予防ということで、その予防接種ですか、これは、ほかでは何か高齢者の方は無償で云々という話もございますので、町の財政的なものもあるので、これをよく検討しながら、少し負担を減らす等々の事業はぜひ提案していきたいなと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 先ほどの質問は高齢者に対してですが、今後、全町村民に対しPCR検査の実施を提案するお考えがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどお話ししましたように、厚生病院に設置をお願いしております地域外来・検査センター、この方針と合わせながらというんですかね、方針というんですかね、事このセンターの組織との話合いの中で、それはこういうふうに決めていきたいと、進めていきたいと、このように思っておりますし、ここで私一人の決断というわけにもまいりせん。町村会としての合意というんですかね、これも必要なので、町村会との話合いの中でもしっかりと提案、議員の言うお話はしっかりさせていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 七宮広樹君。 ◆5番(七宮広樹君) 悪いときが過ぎれば、よいときは必ず来る、コロナに負けるなのエールを送り、これをもちまして、塙町の発展と町民の幸せを願い、5番議員、七宮広樹の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、5番、七宮広樹君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前9時55分               再開 午前10時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(割貝寿一君) 次に、8番、青砥與藏君、登壇願います。 時間は11時11分までです。 青砥與藏君。     〔8番 青砥與藏君登壇〕 ◆8番(青砥與藏君) 8番議員、青砥與藏です。 前回の6月の定例議会の一般質問を通告しておきながら、家族の都合でかないませんでした。関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。その6月の通告の質問を今回させていただきます。よろしくお願いします。 まず第一に、イノシシの駆除対策について質問をいたします。 町が多くの対策を講じておりますが、しかし、今年もまたイノシシの被害が発生しております。そして、水田の被害は既に出ております。狩猟期間が今年も3月15日に終わっております。そして、その後、4月、5月にイノシシが子供を産むというような状況になります。そして、これが夏になりますと、子連れで畑を親子していたずらをする、そんな状況になっております。駆除しても、そして捕獲しても、この個体数が減っていないんじゃないか、そんな思いがするわけです。 今、3月15日以降は猟友会の組織にお願いしまして駆除をやっているわけですけれども、これだけでは無理があるんじゃないか、そんな思いがあるわけです。 そこで、私は、1年間駆除できるような体制というのを考えていただきたいな、そんな思いが、前回からといいますか、前から言っているんですが、何とかこの形をつくり上げていきたい、そんな思いで質問させていただきます。 狩猟期間の3月15日以降でも農家の方々が駆除ができる、そんな体制ができないものか、そんな思いが強くあるものですから、これに対して町長のご意見をお聞きしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この私の考えということなんでありますが、猟期のほかにも駆除期間、もっと拡充したものにしてはどうかという質問でありますが、私も同感であります。 ただ、調べますと、しっかりとした法律に守られておると申し上げますか、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律等、国の定めとして決まっておるということもお聞きしておりますので、それを外してと申し上げますか、それを逸しての狩猟期間の延長というのは難しいのかなと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 今、町長が言われたように、駆除というのはいいことだというふうに私なんかは思うんですが、実は大きなハードルがありまして、狩猟に関しては県知事の許可がなければ始まらない。そして、国による鳥獣保護法という結構私らから見ると高いハードルのものがあって、被害を受けない人らにすれば、野生動物傷めてどうするんだ、そんな言い方をする人が多くなって、鳥獣保護法というきれいごとの話が実は法律として成立しているわけです。被害を受けている田舎の私ら、この地域の人らは、ジャガイモを掘られても我慢するしかない、そんな状況になっているかと思います。 ここで、やっぱりこの鳥獣保護も含めて、県知事の許可制ももう少し緩くしてもらいたい、そんな話が進まないと抜本的な対策ができないんだろうと私は思っているものですから、ぜひとも町長に、国に対して、県に対してその要請をお願いしたいなというふうに思うんですが、町長はどういうふうに考えるかお聞きします。
    ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今ほども申し上げたんでありますが、これは、青砥議員、本当に一生懸命取り組んでおる課題でもあります。これ十分に承知した上で、県知事との話合いを持ちたいなと思ってはおったんですが、ご承知のように、新型コロナウイルス感染症対策等、県も含め、皆さんそれに専従というまではいきませんが、かなりしっかりと取り組んでおった状況で、まだ知事との話合いは持っておりません。 ただ、ここでもう一度、整理をするためにお話をさせていただきます。と申し上げますのは、先ほどからお話が出ておりますように、狩猟期については、駆除期間と、それから猟期ということで、基本的には1年間を通して切れ間なく行われておると私は思っております。全国的には11月15日から2月15日、これが猟期ということになっておりますが、福島県においては1か月延長して、2月15日ではなくて3月15日までが猟期と設定されております。11月15日から3月までの期間は猟期、そして3月16日から11月14日は駆除期間ということになります。これは町が許可を出しまして駆除依頼を出しておりますので、この期間は駆除という表現でイノシシが捕獲されることになります。考え方なんですけれども、1年中イノシシは捕獲されるということになります。 平成30年12月定例会一般質問で説明をいたしましたが、議員ご承知のように、農業経営者が狩猟免許を持たず、さらに許可を受けずに設置可能なわな、これは囲いわなと言うそうでありますが、天井面が半分以上開口しているものだけで、しかも、それは狩猟期間のみであり、かつ営利目的で農作物を栽培している農業経営者に限って認められるものであると、このようにも聞いております。それ以外の行為に関しましては、先ほど申し上げました鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、これに抵触するということで、この猟期云々は知事の権限外とも聞いておりますので、なかなか知事に依頼してもその対応は難しいだろうと、このように捉えております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私のほうからも言った鳥獣保護法というのは、なかなかハードルが高いという話もありますし、それから県の知事に対しても、県もそう甘な返答が出てくるとは思えないんですが、ただ、この塙町において、猟友会にお願いして駆除隊を編成していただいておりますが、きっと20名ほどの駆除隊で編成されていると思うんですが、現実は結構年いった人が多くて、駆除隊の隊長さんからも話は聞いているんですが、なかなか大変なんだぞというような話も聞いております。やっぱり人数も限られている中で行われています。 私的には、この駆除隊だけで期待してやれるような状況はもうなくなった。だから、農地を所有する人たちが駆除できるような体制づくりに切り替えていかないと、実際は個体数は減っていかない。結果的には、畑を荒らされて、もう二度と畑作っていられない、そんな話になるかと思うんです。ぜひとも、今の猟友会を中心とする駆除隊ではなくて、それ以外に、やっぱり農家中心型の駆除隊を編成するようできないかなと、そんな思いがあるんですが、この辺は町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これは参考までにお話をさせていただきます。昨年度、駆除期間と猟期を合わせまして493頭のイノシシを捕獲しております。1日当たり1.3ゴマ、毎日1頭ずつは捕獲されてきておりますが、やはり繁殖力が強いと、繁殖力が高いというんですかね、イノシシへの対応策としては、今言う方法ですか、議員のご提案の方法もあるんですが、やはり地域での被害防止のための電気柵、そして鉄柵ですか、この対応が今一番現況に即しておるんではないかというふうな思いも持っております。今年度もこの電気柵、鉄柵の設置補助金として500万円予算を計上しております。ぜひ積極的にご利用いただければと思っております。 それと、私のこれも私見ではあるんですが、やはり根本的な課題、これは荒廃農地、荒廃森林が増加する、これがやっぱりイノシシが里山で生息できる環境をつくってしまったということだろうと、こういうふうに思っております。と申し上げますのは、テレビでちょっと見ておったんですが、やはり鳥獣害対応に苦慮している地域の方々が、こぞって里山の整備、荒廃森林の整備等々をしっかりやりましたらば、ほぼ被害がなくなったという、そういうふうな放送、映像を見ております。そういうこともありますので、できたらば地域の里山整備、これをまた別、二次的な方法として取り組んでいくのもまた方法ではないかと。これ実際にそこでは本当に害がなくなったと、本当に作物に対しての被害がなくなったということでありますので、これも一つの方法として考えていきたい。 私の考えの中には、これを支援するための組織づくり、ちょっとお聞きしましたら、鮫川ではそれに近いものをつくる、できておるんですかね、村長さんがそんな話をしておりました。その手入れのための支援隊をつくるようなお話もしておりましたので、町でもぜひ町で組織化した対応として、その里山の整備支援、荒廃森林の整備、こういうことにも目を向けていきたいと思っております。その辺もひとつ考えの中にぜひ入れていただいて、ご支援をいただければと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私は、農家の方々が自己防衛的に駆除ができる、そんな体制もぜひ考えていていただければ、そして、それは県知事に対しても、国に対しても要請する、そういうことはお願いしたいというふうに思います。 また、町の対策として、鉄柵が稲沢地区はもう3分の2終わりまして、不思議と効果は出ています。残りの部分での被害がまだあるんですが、これ今年度予算が成立しているというか、頂けるような話になっているので、これは本当に被害撲滅に近い形になるのかなというふうに期待していますし、結果的には、2年間かけて今年度3年目になりますが、結果はかなりいい数字が出ているのかなと、そんな思いがありますので、ぜひともこの予算編成を推し進めていただければなというふうに思います。 そして、今、町長から言われましたように、その鉄柵事業というのはみんなボランティアでやっているんですね。これが、実は地域の絆ができてきているんだろうと。これが、次の事業にみんなで取り組む、そんな流れができているんですね。私はこのことが大きなプラス要因だったなと、そんな思いがあるんですよ。ぜひともこの事業を進めて、多くの人に拡大していければいいんじゃないかなという、そんな思いがあるので、ぜひよろしくお願いします。 次に、台風19号の対策について質問いたします。 久慈川と川上川合流地点の河川の堆積について、昨年の12月、一般質問で要請いたしました。これは一級河川なので、当然、国が管理する、国土交通省が管理する、そういう話になります。管理は、もちろん国ができるわけではないので、県が行う。この県に対してどのような形でこの堆積物を除去するかという話のお願いをしたわけですが、その結果、県からの事業内容について質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その合流点の河川の掘削と、河道の掘削と申し上げますか、土砂の掘削でありますけれども、これは県には強力にお願いをいたしまして、県としての対応ですが、県工事として発注済みと、このような報告を受けております。これは来年2月までに完了とも聞いておるんですが、入札は7月の初旬、それから契約は7月中旬、そして実際に着工は9月の下旬になるだろうということで、これは県のほうにしっかりとお願いをした結果でありますので、その工事は進めていただけるものと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私も宮川県議に直接お願いして、何とかしてくれないかという話をしております。もちろん、県は全体の話で予算組みしているので、なかなかそうはいかない現実もあって、今、本宮とか郡山とか福島とかという大きな災害を被ったところがあって、そちらの優先順位があって、久慈川に予算をつけるというのはなかなか難しいねというような話もされております。そして、今年度、合流地点から200メートルほど下がったところ、上石井側の土手の崩落しているところ、今まさに工事しておりますけれども、来年も再来年も、まだまだやらなきゃならないなというふうに思うものですから、ぜひ継続的に県に申請してお願いしていただければなというふうに思っております。 次に、12月のときに町長にこの堆積物除去のことについて質問したところで、問題は、堆積物を処分する場所を確保するというのがなかなか難しいよという話がありました。それから半年というか8か月過ぎているわけですけれども、その堆積物の置き場所というのは、なかなかこれも法的に難しい問題があるらしいんですが、これはどのような形になっているか質問します。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 国・県が管理をいたします一級河川というんですかね、その河川に関しては、町は一切の権限等々ございませんので、申し上げることではないんですが、町管理の河川、特に小さな川というんですかね、流れ込む川ということで、その堆積物と申し上げますか、土砂がたまっておる川がございます。これは水が出たときには当然あふれる心配もありますので、土砂は除去しなきゃならんという思いはたくさん持っておるんですが、町の工事として発注するに当たっても、なかなかこれを集積する場所がない、なかなか見つからないということで苦慮しているところであります。 ぜひ本当にここにいらっしゃる議員の皆さんにご助力をいただきたいというのが、こういう場所の提案をしていただきたいと。もしいただければ、町としてはその場所が適正なものであるか等々を調べた上で、優先的にそこの場所に集積するということができれば、町の進め方ですかね、考え方としてはかなり、しゅんせつではないですけれども、土砂の掘削を進めることができるのではないかと思っておりますので、ぜひ頭にとどめておいていただきたいと。ご協力をよろしくお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) ここにいる議員の皆さんは、地区について多くの情報を持っている方々ですので、町長から議会のほうに言っていただければ、結構多くの情報が得られるんじゃないかなと思いますので、ぜひ振っていただければと思います。 もう一つ質問があります。伊香堰の話です。 伊香堰、新築する予定があると思うんですが、実は伊香堰の高さと、実はこの久慈川、川上川の高さ、水位が大きく影響している。伊香堰が高いとこちらにも影響する、そんな流れがあるというふうにはきっと整備課の課長も承知しているんだろうと思うんですが、この対策というのも一つあるんだろうというふうに思っています。 これを、対策の一つとしては、堰を下げるわけにいかないんだったらば、ゲートをもっと大きく上げられるという形にしないと、現実は、前回の台風19号のときにそのゲートにごみが詰まって、むしろ壁になってしまっている、こんな状況だった。これをもうちょっと、ごみが詰まらない4メートル幅ぐらいの大きなゲートにすればいかがかな、できればその西側と東側にもつければいかがかなと、そんな話を提案したつもりだったんですが、この話はどのような形で進んでいるのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご承知のように、伊香堰改修につきましては、農村地域防災減災事業で福島県の事業といたしまして令和2年4月7日付で採択の旨が町に通知がありました。それに伴いまして、令和2年度伊香堰の改修工事に係る実施詳細設計を福島県で委託することになっております。堰本体の工事については、令和3年度から令和5年度の3年間で施工する予定となっております。町は、県で実施詳細設計業務委託の入札が終了し、委託業者が決定すれば、伊香区で、町、県、委託業者が出向き、説明をする予定ともなっております。 今お話しのゲートの問題であります。計画では、堰の構造は現在とは変わりがありませんが、躯体の一部、これに起伏ゲート、ある程度一定の圧力がかかったときに転倒する、そして土砂をある程度掃き出す、そういうふうな、ゴム堰でもそれは同じことができるんですが、起伏ゲートとゴム堰の可動堰の構造になる予定であります。 実施設計時に工法を検討することになりますが、私、県のほうにお話ししているのは、ゴムでは、ゴム堰ってすぐ破けてしまうという心配があるので、ぜひ可動式の起伏ゲートというんですか、これにしてほしいというお話はさせていただいております。そういうことで、今、工事は進めております。 ただ、この河川の工事、これは渇水期が施工時期となりますので、11月以降の工事施工、実際の工事の施工はなると思います。予定では、令和3年度に右岸側、台宿側から護岸工事、令和4年度に堰の土砂吐きゲート工事、令和5年に堰躯体補修工事の年度別計画で施工する予定になっておると、このように県からお話をいただいております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) ぜひとも、伊香堰が高くなければ、この問題は、町内の浸水なんていうのはなかったんだろうと。でも、堰がなければ、70町歩ほどの伊香の水田が水で満たされない、そんなものがありますので、何かいい方法はあるんだろうと、そんなことを前提にこれからも検討していただければと思います。よろしくお願いします。 次に、湯遊ランド経営改善についてのお話を質問させていただきます。 この話をするのは、私もちょっときつい話というか、つらいんですよ。実は、湯遊ランドの塙町振興公社は20年ほど事業をやっているわけですが、本当の最初の4年ほどが健全だったのかなと、そんな状況で、それ以降は結局、地代家賃を下げる、そして現在は地代家賃ゼロという話になります。維持管理は町、地代家賃なんかは当然出していない。そこから見ると、同じ業種でありながら、山形屋さんとか、和泉屋さんとかという、同じ業態でありながら、この人らはみんな自前で全てやっているんです。そこから見ると、足りないから補助金出してくれと、こういう話まで来ているこの状況、去年は支払い不能状態になって、3,300万円何とかしてくれと、こういう話もあった。 これは、私的には町長に責任を押しつけようなんか思っていないんです。もちろん、ここにいる議員の皆さんが、全員がこれを町長に押しつけようなんていう、責任を押しつけようなんて思ってはいないです。何とかしてほしい、何とかしてほしいという思いで、去年の3月、その支払い不能状態の3,300万円を補填する、そんな話がありました。今年度は2,500万円何とか補填してくれないか、そんな話になっているわけですけれども、全国の第三セクターの問題というのは、実は市町村の立ち行かなくなる破綻状態をつくり上げている第一の条件なんだと、そういうのが基礎になって実は市町村が厳しくなっていると、こういう話になります。当然ここにいる皆さんが全部承知している話なんです。 人口が減少して税収上がらない、高齢化比率が上がっていって、社会保障費が上がっていって、税収は下がる、支出は上がる、こういう状況がこれからますます大きくなって、差が大きくなって、負担が大きくなる、もうこういうのは分かっているんですね。この湯遊ランドに関しても、何かこのままいってしまうと、町長の責任に押しつけられてしまうんじゃないか、私はそれのほうが危惧しているんですよ。 うまくやろうと思ってもなかなか難しいな、そんな状況の中で、これからうまくやろうという話は、当然思いは分かるんですが、やっぱりここは一つ専門の知識を持った目線の違う人らがこの経営をちょっと見直してみる、そんな時期に来ているんじゃないかなと。でないと、ますます切り傷が大きくなっていく、そんな思いがあるものですから、まず、その辺の話、やっぱりプロが見てもらって最終決定するという判断も、もうそろそろかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変、湯遊ランド、これからの経営、ご心配をいただいてありがとうございます。私も就任当初、一体どうなっておるんだろうということで内容をしっかりと見させていただきました。そして、昨年4月からしっかりと取り組むべく対応してきたわけであります。 そんな中にありまして、昨年の台風19号以前、全体に大変な改善が見られました。収支改善と申し上げますか、収支が大変いい方向に向かっておりまして、8月当初、1か月、これはもう黒字という状況で、これはかなりしっかりと立て直しが進むなと思っておったわけでありますが、台風19号の被災によりまして、道路が崩れたりということもありますけれども、それ以上にやっぱり風評被害ですね、かなりひどい状況だということでキャンセルが相次ぎまして、大変なマイナスになりました。 その後もしっかりと対応を進めるんだということで、岩盤浴、これも、この岩盤浴、それから高圧酸素ボックスを入れたことでお客さんが増えてまいりました。そして、その中でツアーですね、東京からもぜひお客さんを引っ張れるようなツアーを組んで、そして健康回復のためのしっかりとした施設としてのその色というんですか、カラーを出していくべというようなことでやってきたわけであります。 そんな中にあって、正直このコロナ禍がなかったらば、たらばの話で申し訳ないんですけれども、ほぼ赤字が解消できた、こんなふうにも思っておりました。ただ、このコロナ禍の中で、全く収支がつかなくなったということも事実でありますが、ただ、これで終わりとはしておりません。と申し上げますのは、令和元年度から令和3年度まで計画年度、令和3年度黒字化を目指すということで頑張ってまいりました。この中に取り組んだ内容、幾つかご紹介申し上げます。 JA東西しらかわの保養所契約、そして先ほど来お話が何度か出ております自転車愛好家集客施設としての利用促進、そして何よりも、中で働く皆さん、従業員の皆さんが、館内の美化、清掃強化、そして経営状況の把握、この中で、徹底的な電気料、燃料、経費節減のためにしっかりとした努力を重ねてまいりました。この経費節減にあっては、千万円単位のお金が節約されております。それから、営業強化、商圏の拡大ということでしっかりと取り組んでまいったわけでありますけれども、残念ながらコロナウイルス、本当に天災と言っても過言ではないかもしれません、湯遊ランドにとっては。 ですから、今、議員がおっしゃる専門家の診断、これも必要だろうとは思っておりますが、このコロナウイルス禍の環境下においては、なかなかそれが実を結ぶ状況までにはいかないんではないかと思っております。 ただ、今、議員かなりいろんなことをおっしゃいましたけれども、湯遊ランド、前にもお話ししたように、今までの宿泊、それから交流施設としてばかりじゃなく、町民の皆さんの健康増進等々の二本立てということで進めていくということは、お話を何度もさせていただきました。また、その方向でも進んでおるつもりであります。なかなか町民の皆さんご理解いただけないと申し上げますか、ちょっと宣伝が不足なのかなと思うんですが、なかなかそんな進まない部分もあるんですが、これから時間をかけてしっかりと取り組んでいきたいと、このようにも思っております。 湯遊ランド、決してマイナーな施設ではございません。これからの可能性を十分に秘めた施設でありますし、その施設を維持することで町の財政が云々と、そこまで座して見過ごすつもりはございませんので、ご心配いただかなくとも十分に対応はできると、このように思っておりますので、よろしくその辺のご理解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 今、町長が言われたように、あそこの負債が町に大きな負担になる、そんな状況はないだろうという話でした。私も実はそう思っているんです。一つ例を挙げますと、青森県の大鰐町というところがありまして、あそこ、きっと100億円を超えた負債は、観光事業に失敗したというか、負債を全部投入しちゃったんですね。それから見たらば、ここの負債は子供みたいな話だよという話にはなるかと思うんです。 ただ、全国的にやっぱり第三セクターは厳しいという状況の中で、それだけの金があるなら別な考えで新しい事業というのはないのか、こんなことも現実はあるよね、だから、ここでこの傷口を大きくしないで、次の一手というのも一つ選択肢等はあるんだということも町長には頭に入れていてもらって、結構うるさく言っているようなんですが、実は将来が心配なので、私、結構言うんですが、そんなことで検討して何とかやり切っていただきたい、そんな思いで質問しました。 それでは、次の質問にいきたいと思います。 生活運行バスと言われる、そのことについてお話しさせていただきます。 前回もちょっと言った話なんですが、このバスほとんど人が乗っていない、乗っていても1人、2人、そんな空バスだと言われるような状況があるんですが、この生活バスの路線、そしてこの台数、そしてその利用率についてまず最初にお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの生活バス台数、そして福島交通のバス、詳細にこの後に担当課長より説明をいたさせますが、内容について、今の状況について説明をさせていただきます。 バスの台数、福島交通のバスが12台委託しております。利用率については、乗車率でお答えさせていただきます。町内22系統路線で、年間利用者は4万3,649人、年間1万6,240台が運行しております。1台当たりの利用人数平均は2.69人となっております。乗車率に換算いたしますと、バス1台当たり50名定員とした場合は5.38%の乗車率となります。 もう少しの分、詳細について担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの件でございますが、ただいま町長のほうから、バスの台数、路線、利用率についてはご回答させていただきました。 バスの台数につきましては、棚倉管内のいわゆる福島交通さんの営業所の中でのバスの台数となってございます。 先ほど、年間利用者4万3,649ということですが、ほとんどが学生、中学生等の人数がここにも含まれているという形でございます。 利用率という形でちょっとなかなか出ないので、町長のほうから乗車率ということで、1台のバスが50人乗ったということで計算して、5.38%というふうにご回答させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私、生活バスという仕分が正しいかどうかは分かっていないんですけれども、一般的には、きっとこの議会の中では、生活バス、そしてスクールバス、これは別でちょっと考えて、私らは意識しているんですよね。生活バスがどのくらいかの質問をしたつもりなんです。数字が、きっと町長、生活バスにどのぐらい、生徒を乗せるスクールバスに何人ぐらいというのは重々承知しているんだろうと思うんですが、そこの仕分が私は聞きたかったんです。空バスだと言われる話、分からないですか。じゃ後で、議長、後でもらうということでいいですか。 ○議長(割貝寿一君) 構いませんよ。 ◆8番(青砥與藏君) じゃ、それでお願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) じゃ、答弁だけ。 まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員のおただしの件ですが、生活バスと、いわゆる通学に使っているバスとの仕分、生活バスというのは一般の方が利用するだろうということでございますが、今回この数字には、あくまで福島交通です。町が出しているスクールバスではなくて、例えば、真名畑から朝、通学するときには一般の方も乗車しますので、その人数については町のほうではちょっと把握ができないという形になってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 状況は分かりました。ただ、生活バスと言われる3,000万円ほど予算組んで補助を出している事業が、空バスだと言われる状況にあることは事実だろうと思います。今の数字の多くが、きっとスクールバス利用というふうに理解することがきっと正しいのかなと思います。 私がここで言いたいのは、ちょっと時間がなくなってしまったので、やっぱりこの状況をどうやって対応するかという話になると、先ほど七宮議員が言いましたタクシー利用補助というのも一つの方法なんだろうと思います。福島交通を利用する人も、もう少し使い勝手のあるやり方に切り替えるというのも一つあるのかもしれない。 そして、私が前から提案しています国土交通省が過疎地域に特例として出している有償旅客運行というのがあるんですね。これは、運転手が二種免許を持たなくても事業が展開できる。そして、その路線が確定しなくても、確定しないというのはおかしいけれども、細かく動いても構わない、そんな状況になります。結果的には、おばあちゃんの入り口まで行っても別に問題ないよという、そんな優しいというか、適宜に動ける、そんな有償運行事業というのも、町がやろうとすれば、もう既に多くの市町村がやっております。 これも早いうちに考えていったほうが、実はこのバスに対して期待している人は結構いるんですよね。だけれども、なくしては困ると言いながら、家まで近づいてこないから実際は使わないと、そんな話になると思うんですね。それを何とか改善してもらいたいな、そんな思いが強いものですから、皆さん、何とか行政のほうで、町の町長を中心に有償運行事業を、これは6人ほどの小さい、一般的に言うマイクロバスよりも小さいワンボックスと言われる車なんですが、これは使い勝手があるし、それのほうが利用者に対しても優しいのではないか、そんな思いがあるものですから、ぜひ進めてきて、検討してというか、第一弾は検討するという話になるかと思うんですが、ぜひ進めていっていただきたいなと。町長、考えがあれば。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の議員のお考え、私は大変、大賛同、大賛成ではないんですけれども、私も同じような考えは持っております。実際、町として実行できるものであれば、やはり玄関口までお迎えに上がるというようなバスの運行、これは進めていきたい。そういうことで、担当課の係に、これが実行できる案として、しっかりさせたものができないかということで指示は出しております。それがある程度完成した時点で皆さんにご披露していきたいと、このように思っておりますので、もうちょっと時間をいただければ幸いです。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私もこのことについては進めていただきたいなというふうに思っていますし、実は、町の負担としては意外と安く済んでいるんですね。この話のきっかけは、秋田県の横手でやっていた事業をちょっと見学というか見てきて、これはなかなかいいものだなというふうに思ったものですから、提案して、特にバスが運行されていないところの人らに、どうなんですかね、こういうのどうですかねというような話もしました。それだったらば私は使いたい、そんな話があったものですから、ぜひこの事業を進めて、いずれは福島交通さんとは決別する、そんな厳しい問題も含めて、ハードルが高い問題も含めてやっていかなきゃならないことはあるんだろうと思うんです。 ただ、第一段階としては、福島交通と協議して、福島交通がやってくれるんだったら、それでもいいですよ。こんな言い方が一番最初らしいんですね。私もこれについては結構勉強しているつもりです。そんな流れがまずスタートできれば、福島交通がそれでも嫌だと言うんであれば、町がすぐにスタートできるという、そんな状況がありますから、それでも1年はかかるという状況ではありますから、ぜひとも進めていただければなと思います。 じゃ、町長に。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) せっかくのお話をいただきましたので、もうちょっとお話をさせていただきます。 今、福島交通さん、委託して運行していただいております。この負担金ですか、町から出ていくお金というのは3,400万円ほど出ております。これも現在、町で実際に負担しているお金は500万円程度であります。ただ、これも特別交付金、これを国のほうから頂いている関係で町の負担はこれで済んでおりますが、この特別交付金がカットされたときには負担は膨大なものになってまいります。その状況になったらば、福島交通さんにはもうバンザイですということでお話しするしかない。 ただ、その条件ですかね、そこまで持っていく間には、やはり先ほどお話しした少人数の巡回バスと申し上げますか、そういうバスのちゃんとした運行計画ができていなければ、いや、つくっておかなければ、いつその特別交付金、特交を切られるか分からないという状況でありますから、その対応はしっかり進めておかなければならないと思っております。 そして、この小型バスの運行ですか、これに関しても国・県の補助があると聞いておりますので、大変心強く思っております。そういうことも含めてこれから検討を進めていくということでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) ドア・ツー・ドアというんでしょうか、下りたところから目的地まで、目的地から自宅まで、こういうのが可能になることでなければ、実は、高齢者というか、免許を持っている人の免許返納が進まないという状況があります。現実は、今90歳で免許を持っている人が免許を返納できないという状況はあるんですね。これは、周りからは嫌な言い方はされる。だけれども、それでも免許を返納しちゃったらば、生活が立ち行かない、こんな状況もあるものですから、ぜひとも行政一丸になってこの問題を取り組んでいただきたいなというふうに思います。 最後の質問に移らせていただきます。 福島第一原発から汚染処理水、汚染というものが、実はALPSという除去装置ですかね、多核種除去処理施設というもので処理された水というのが、今、1,000個というんですかね、タンクで処理水タンクがもう1,000個近くが、正確に言いますと、2019年7月4日時点で貯蔵タンク399基が満杯になっているという話があります。総量で114万トン、そのうち処理水は104万トンという話です。1日当たり107立方メートルの水がためられているという状況で、2022年にはもう置く場所なくなってしまうという、そんな話から、実は今、海洋放出を許してくれないかという話が実は出ているわけです。今すぐというか、今日昨日に町長のほうに、してもいいですかなんていうことはきっとないと思うんですが、いずれにしても、近いうちに出てくるんだと思います。 それは、実は進めてきたんですが、実は問題点がちょっと出てきてしまったということで、それがスタートできない状況にはなってきていることも事実です。それは、実はALPSで処理された中に、処理し切れないというのは、皆さんご承知だと思うんですが、トリチウムというのがあります。これは最初からできないというのは分かっているわけです。しかし、そのほかに、ストロンチウム90、ヨウ素129、テクネチウム99などなど、また、理解していない、そのほかにありますよと思っていなかったらば、実は発見されてしまったというような話があって、じゃこれについてどういうふうに処理するかという問題も含めて出てきているんですね。 トリチウムについては、原子力発電をやっていれば必ず出ているやつです。これを海洋放出しているというのは、実はどの国もやっているんです。だから、いいじゃないかという話とはちょっと違うんですが、ただ、こういう現実もあるという中で、海洋放出を認めるか、いや、もうちょっと考えようというふうな方向に行くのか、これから1年以内の話でこういう問題が出てくるんだろうというふうに思うんですが、私的には、今、結論が出るような状況はないんだろう。それは、その核物質の全てが、我々が認識する、どういう問題を起こすのか確認ができればいいとしても、今、確認できないような状況の中で、いいよとゴーサイン出せるような状況はないんだろう。 今、東京電力、それから処理委員会、小委員会でも、これについてもっときちっとした体制づくりというんですかね、管理ができるような形をしたいという話があるようで、きっと今年度中はないにしても、来年度あたりは排出しなきゃ限界に来ているんだという話、ALPSの貯蔵タンクも、実は30年もつようなタンクができていないという話なんですね。あのとき緊急に造ってしまったタンクなので、対応年数がどのぐらいかという話も、現実的な話で、そのタンクが壊れてしまったなんていう話になったら、また問題を起こすという話も含めて、処理しなきゃならない現実もあるんだろうと。 この辺の、町長に振るのもなかなか言いづらいところではあるんですが、県会議員では、議会では、県民が理解できれば、それがゴーサインじゃないのか、そんな言い方でちょっと保留にしているような状況ではあるんですが、町長の見解をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当に大変重要な問題だろうと私は捉えてはおりますが、この処理水ですか、どのように扱うかということであります。 ただ、今の現況というんですか、今の状況では、判断するための材料が少な過ぎる。一方的に東電からの資料等は読ませていただきますが、これだけでは判断できないということもあります。やはり将来に遺恨を残さない処理の方法、これは絶対に選択されるべきだろうと思っておりますし、本当にこれからの県・国の対応含めて、その情報等々しっかり見ながら、町としての姿勢というのは考えていきたい。 ただ、私としては、その海洋放出ですか、この実績というのは他国の原子力発電所ではもう常時やっておるというような話も聞いておりますので、大気よりは海水のほうがという思いは若干あるんですが、その判断をつけられる状況ではないと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 処理の仕方というのは3つあるらしいんですね。蒸発させてしまうというのと今言った海水に放出してしまうという話、それからコンクリートで固めてしまうという3つあるらしいんですが、一番簡単なのが海洋放出だということで、世界の多くの原発のところではそれをやっているというふうには言われています。ただ、そのデータをどこも出さないんですね。どこも出さないんです。でも、トリチウムそのものが必ずあるわけですよ、処理できないわけですから。それは、そんな形でやっている。 町長の意見を聞いて、理解しました。本当に今すぐ即答できるような状況はないというのが、私もそうだし、町長もそういうふうな話だし、県もそうだし、町民または県民が合意するということを前提にした話が絶対なんだという、これが間違いない言い方なのかなというふうに思っております。 若干早いんですが、これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(割貝寿一君) これで、8番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時09分               再開 午前11時20分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉村守広君 ○議長(割貝寿一君) 次に、4番、吉村守広君、登壇願います。 持ち時間は12時10分までです。 吉村守広君。     〔4番 吉村守広君登壇〕 ◆4番(吉村守広君) 4番議員、吉村守広です。 通告順に従いまして、初めての一般質問をします。 まず、カメラつき防犯灯の設置について質問をします。 町民が安全で安心して暮らせるために、夜道を明るく照らしてくれる防犯灯は必要不可欠だと思います。近年では、健康のために、夜、ウオーキングをしている人もいます。また、冬になると日没も早く、子供たちの下校時には暗くなってきます。夜道を安心して歩くためにも、防犯灯は大切な役割をしていると思います。 そして、カメラつき防犯灯は、カメラがついているということで、事故や事件等を未然に防ぐためにも大きな抑止力になると思われます。町でも平成30年からカメラつき防犯灯が設置されているところでございます。 そこで質問いたします。 平成30年12月の定例会の一般質問の答弁で、平成30年に、塙、常豊、笹原、高城の各防犯協会と相談し、各支部にそれぞれ2基ずつ設置して、内容が有効ならば増やしていきたいとありました。そこで、具体的な設置場所について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 お尋ねの設置場所でございますが、設置数ですか、これは現在8基設置しております。 なお、場所については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) それでは、設置場所についてご説明いたしたいと思います。 1か所目が、台宿字下川原地内、塙小学校の校門横です。2か所目、塙字柳町地内、米山橋の東側のたもとですね。3か所目、塙字上町地内、釜藤の丁字路、4か所目、植田字坂ノ下地内、高城地区公民館後ろの丁字路、5か所目、常世北野字八幡地内、これは国道289号線との県道の丁字路、6か所目が、竹之内字草田地内、塙中学校前、7か所目が、川上字堀ノ内地内、塙町消防団第3分団第2班屯所前です、8か所目、山形字森ノ根地内、これは塙・大津港線のY字路となります。以上8か所です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 通学路付近に設置されたということは、子供たちの安全のためにも大変いいことだなと思います。 しかし、カメラで映すことでプライバシー等の問題もあり、設置に関しましては、地域防犯協会あるいは警察といろいろ相談し、配慮しなければならないと思いますが、設置に際しどのような基準があるのか、また、ないのか、その辺もお伺いしたいと思います。町長、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの設置基準でございますが、設置基準は特に設定してはございません。主に主要道路の交差点、地域防犯や交通安全等の補完的観点から、棚倉警察署と協議をし、設置をいたしております。 今ほどお話がありましたように、プライバシーの問題もあるということでありますが、それ以上に、今の犯罪状況ですか、広範な、広域な犯罪発生を考えますと、この設置は前向きに進めていかなければならないと、このような思いは持っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 次に、運用についてですが、これは皆さんの車についているようなドライブレコーダーのようにSDカードで運用するのか、また、それがどのくらいの期間というか、時間的なもの、録画可能なのかお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) その機能については担当課長のほうから説明をいたさせますが、先ほどお話をさせていただきましたように、この防犯カメラの画像によりまして犯罪事件の解決に向けての大きな力になると申し上げますか、そういうケースも増えてきておりますし、ちょっとお話を聞きますと、塙小学校の近くで子供に声がけ事件と申し上げますか、そういう事案もあったというふうなお話もいただいております。高齢者の見守り、それから子供の安全等々を考えますと、そのプライバシー以上に、この防犯カメラの持つ、先ほど議員がおっしゃいましたように、抑止力、これは大きく期待できるものと、このように思っております。 プライバシー保護の点、これも決して軽々に扱うわけにはまいりませんが、その画像の取扱い、設置場所の選定、設置場所のカメラのメンテナンス、この辺、維持管理経費等も検討しながら運用はしていきたいと思っておりますが、このカメラの機能については担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 今回も、先ほどの日数ですか、保存日数につきましては、6日から7日程度でございます。 それから、画像につきましては、ちょっと私も見たことがないのですが、鮮明には映っているというようなお話を聞きました。一度、警察から提供依頼ございましたが、内容は見てございません。捜査上の問題がありますので、一度、警察で外して持っていったことはございます。 SDカードで、現在は32ギガだと思います。次に、二、三年程度しかもたないというような業者のお話でしたので、64ギガに変えてこれから管理していくというようなことになってございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 続きまして、令和2年3月の予算決算常任委員会において、令和元年に4基購入、今年度はなかったようですけれども、警察と相談し、設置場所を協議中との答弁がありました。設置はされたのですか。まだならば、具体的な設置場所の候補地があるのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの今後の設置予定についてでございますが、現在のところ4基設置予定であります。 設置場所につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ゆっくり、分かるように、はっきりとね。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) それでは、ご説明させていただきます。 棚倉警察署より候補地として5か所の提案をいただいております。まず1か所目としましては、那倉字高柴地内、国道349号線と県道塙・大津港線の丁字路、2か所目が、塙字末広町地内、国道118号線と町道のY字路、3か所目が、湯岐字干泥地内、国道349号線と県道高萩・塙線の丁字路、4か所目、台宿字台宿地内、県道矢祭山・八槻線と町道の交差点、5か所目、塙字材木町地内、エコス塙店前信号機交差点。 設置候補箇所において、電力の確保、地形等の諸条件を考慮し、設置候補箇所に設置をしていきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 町民の安全で安心な暮らしのためにも、今後ともカメラつき防犯灯の設置を続けてほしいと思います。 では、次の質問に移ります。 次に、こども園東側の道路について質問いたします。 今年6月の定例会で、七宮議員の一般質問で、こども園付近の道路環境についての質問がありました。そのときは、国道118号線から踏切までの町道が、歩道がなく危険なので、対応するという答弁がありました。早速調査に入ったようではありますけれども、今回は東側の道路について質問します。駅から駐輪場の前を通って踏切までです。 この道は、朝夕、こども園への送迎で、駐輪場前の駐車場に車を止めて子供を登園させたり、保育園児が駐輪場前の広場や駅への散歩コースにもなっているようです。こども園の保護者には文書で注意喚起されているということではありますが、一般の方はスピードを出して通る車が見られます。危険な状態にあるのではないかと思います。何らかの交通規制や看板等が必要なのではないかと思いますので、町の考えをお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お尋ねの子供を交通事故から守るという対策でございますが、こども園の東側の道路も含めまして、ゾーン30の区域に入っております。ゾーン30とは、小学校の通学路や住宅街などにゾーン30の区域、ゾーンを定め、その区域を通過する自動車の速度抑制、通過交通抑制を面的に行い、生活道路における歩行者の安全を確保するものであります。 区域といたしましては、北は東京トップさんの前の町道、東は水郡線、南は役場前から塙駅までの県道、西は国道118号線を結んだ内側となっております。これは平成27年度に整備されております。 また、こども園の東側の道路については、令和元年度事業として一部拡幅改良を行ったところであります。普通自動車が擦れ違える幅員は確保いたしましたが、こども園の通園道路となることから、路側線のほか、路側に破線を引いたところであります。これにより、ドライバーから見ると道路幅が狭く感じられ、スピードを出さないようにする効果があるとされております。 しかしながら、今、議員お話しのように、近隣住民の方からは、スピードを出して通過する車があり、危ないとの声も聞きますので、対応を検討しているところでもあります。 こども園の関係ということもございますので、教育長よりもお答えをさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 こども園の東側、町道栄町・宮田線におきまして、スピードを出す車等が多く危険であるということかと思います。教育委員会としましても、実態を調査しながら、こども園保護者宛てに文書で通知をいたしました。また、こども園長名でも、各行事等でも話をして安全運転を呼びかけているところでございます。 こども園内で交通教室を開催しまして、子供たち、園児には、交通の決まりと正しい知識を身につけさせるよう指導を行っております。 今後とも、実態を把握しながら、保護者あるいは一般のドライバーの皆さんにも啓蒙を図っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) こども園からの道路が駅前のほうへ出るところ、この辺について、駅前に出る自転車屋さんの前のところ辺り、また、栄町から駅への道路、この辺の道路も何の規制もなく危険な状態にあるのではないかと感じるところであります。役場から駅までの駅前の広い通りは県道だと思いますが、こども園からの道や栄町からの道は町道なので、停止線や一時停止等の看板を設置してもいいのではないかと思われます。町の考えはどうでしょうか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員もご承知のことかと思いますが、町道であっても、その道路の運行に関しての規制、これは公安委員会と、この縛りが入りますので、勝手にどうこうとするわけにはまいりませんが、公安委員会とも相談をしながら進めるというのも一つの手ではありますけれども、担当課、整備課のほうで、こういう方法もあるのではないかとこの前お話をさせていただいたので、担当課長より、その辺、説明を加えていただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) こども園から駅前、駅前から栄町の道路ということでのおただしでございます。 先ほどご質問いただいたのは駅から踏切の話でございましたが、我々も、私事で恐縮ですが、朝何度か通勤時にあそこを通って確認をしてきたところですが、ただいま議員さんおっしゃられるように、むしろこども園の東側よりも駅前付近がなかなか分かりづらいということで、事故もあったというふうに聞いております。 そのようなことから、何らかの対応をということでございますが、ただいま町長がご説明いたしましたように、規制に関しましては警察署との関係が出てございますので、それはそれで進めてまいりたいと思いますが、我々として、道路管理者として考えていることは、今現在、図書館前付近の路側線が消えかかっておりますので、あの辺をはっきりさせるということ、あとは、駅前の県道と町道の境がはっきりいたしておりません。駅前広場、あそこにコミュニティプラザのお客さんが駐車する場所と道路との境もはっきりしておりません。そういったことから、そこに区画線を引いてはどうかということで今検討しているところでございます。ただ、土地そのものがJRの敷地になっている部分もございますので、その辺も併せてJRと協議し、また、警察署と協議しながら進めてまいりたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) ぜひ子供が事故に遭う前にそういった対策よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、次の質問に移らせてもらいます。 末広町地内道路整備について質問します。 江黒林産製材工場の奥の末広町地内にもここ数年で住宅が建ち、現在では十数件あります。ところが、この道は行き止まりになっています。それが、今度さくらニュータウンへつながる道路が整備されるということで、地域住民の方々は大変喜んでいるところです。測量杭等があり、調査は進んでいるようでありますが、いつ頃開通予定になるのか、また、その進捗状況についてお伺いしたいと思います。町長、お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) おただしのこの道路、さくらタウン末広北側から既設道路へ接続しまして、近隣の住民の皆さんの利便性を向上させようとするものであります。 進捗状況とのおただしですが、これ年度内完成を目指して、現在、発注準備をしているところとも聞いております。担当課からそういう報告は受けております。 詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) さくらタウン内の道路の進捗状況ということでございますが、この道路につきましては、令和元年度事業で予算を確保いたしまして、今年度に繰り越している事業でございます。当初、もっと早くに着手という予定でございましたが、用地の協議の中で、道路予定の箇所が今現在、耕地、今、田んぼは作っていないんですが、田んぼになっておりまして一段低くなっております。そこに盛土をして道路を通す予定なんですが、その田んぼ側の方が、もし将来、土盛りをするんであれば構造が変わりますので、どうでしょうかというような交渉をしてきたところでございます。 そのようなことで若干遅れているというのが状況でございますが、今現在、それらの委託業務が本日工期となってございまして、本日、最終的にどういった構造でどのぐらいの用地が必要でということが分かってきます。それを受けて、これから用地交渉をするということになってございますが、用地についてはあらかじめ、先ほど申しましたように、既に交渉しておりますので、これで了解をいただければ、10月中旬には入札ができるかなというふうに考えております。遅くても10月中旬には入札ができるかなと考えております。今年度2月下旬には完成をさせたいというふうに考えておるところでございます。そのようなことで発注はまだでございますが、間もなく発注ができる状況ということで捉えているところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 道路が開通したことにより、交通量の増加が予想されます。小さい子供もたくさんおります。また、介護施設もあります。防犯灯あるいはカーブミラー等の安全対策も必要と思われますので、町の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご承知のように、ご心配はごもっともなことだと思っております。当然、道路が通るわけでありますから、安全対策もそれに即してやらなければならないという思いは持っております。 担当課の課長より、その辺、詳細に説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 道路完成後の交通安全対策ということでのおただしでございます。 さくらタウン末広につきましては22区画を分譲しておりまして、現在契約が成立しているのが17区画、あとは申込みがあるのが2区画ということで、計19区画につきましては間もなく家が建つ、あるいは建ち始めるんだろうというふうに考えております。さらに、この道路ができますとつながる北側には、以前に民間で分譲しました住宅が数軒ございます。 ただ、利用者といたしましては、118号へのアクセスとしては、さくらタウン側は比較的広いスペース、広い幅員で接続しておりますが、その先につきましては比較的狭いので、例えば118号から入って118号に抜けるみたいな利用は少ないんだろうというふうに考えております。そうしますと、利用者はあくまでも、今申し上げました22区画の方々と、あとは約10軒ぐらいの方々、その方々の利用になるということでございますので、ある程度限定してくるということでございます。 危険な状況は、未然にこれは解決しなければならないというふうには重々考えているところでございますが、そのぐらいの規模であれば、比較的安全に、先ほど町長が申し上げましたように、交通ルールにのっとって安全に通行していただくという通常の交通マナーを守ってさえいただければ確保できるのではないかというふうに現在のところは考えております。 ただ、状況は刻々と変わってくるということも考えられますので、その際につきましては、当然、看板の表示あるいは路面の表示等々で対応は考えていかなければならないというふうには思っておりますが、現在のところはその状況を静観するというようなことで進めたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 状況をよく観察し、安全対策のほうもよろしくお願いしたいと思います。 この道路は、整備されることにより、子供たちの通学路や介護施設の人々の散歩コースとして、ニュータウンへ出て、そこから堤防のサイクリング道路へと安全なルートが確保できるのではないかと思います。大きな利便性のある整備事業と思いますので、ぜひ早期開通のほうを望みます。 次に、最後の質問になりますけれども、県道塙・大津港線の上町地内の水害対策について質問します。 昨年の台風19号の大雨による水害は、町内に多くの爪痕を残しました。代官町地内だけでなく上町地内の県道塙・大津港線も冠水し、次の日、地域住民の方々が残った土砂の撤去作業を手伝いました。また、消防団にも放水してもらい、道路をきれいにしていただきました。 この原因の一つは、塀の切れ目から道路へ流入したことによるものがあると思われます。川上川沿いの桜木橋からシライシ床屋さん付近まで、高さ1メートルくらいのコンクリートの塀があります。その先がガードレールになっています。そこの切れ目から川上川の増水した水が道路に入ったそうです。坂道になっているので、その塀をもう少し延長すれば道路への侵入が防げるのではないかと、このように思うわけです。 これから台風シーズンになり、昨年のような大雨は今後も予想されます。町の安全な生活のためにも、早急な対応が必要と思いますが、県道なので町としての対応は難しいところはあるかもしれませんけれども、町としての対応をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話しのように、台風19号による豪雨ですか、によって川上川が増水いたしまして、県道塙・大津港線が冠水し、上町地内でも浸水被害があったと認識しております。桜木橋から上流約125メートルは、コンクリートの壁がありますが、その上流のガードレール部から道路に河川水が流入したものであります。その時々の雨の状況によって河川水位は変わり、コンクリートの壁を越える事態が起こらないとも限りませんが、お話しのように、県道ということでありまして、コンクリートの壁を延長するなど、少なくとも今度の水害程度に対応できる検討をしなければならないということで、その河川管理者でもあります県に要請をしてまいります。また、お話もさせていただきました。 当面は、浸水のおそれがあるとき、これは消防団とも相談をした上で、土のう袋をあらかじめ準備しておいて、そういう状況になったときにはすぐに対応できるような対策も講じたほうが私はいいんじゃないかと思っております。どなたか近くの土地を借用いたしまして、そこに土のう袋を積む、そして、いざというときには近隣の方がいち早くその土のうを積むことで浸水を防ぐというようなことも必要であろうと思っております。 そして、先ほどの県の対応であります。これは県にお話をさせていただきまして、そして回答もいただいております。 上町地域の浸水につきましては、川上川の流下能力の不足が原因と考えられますので、現況の流下断面等を調査し、必要に応じ下流側も含めて堆積土砂の除去等の対策を検討してまいります。なお、コンクリート壁、パラペットについては、県道の路面排水等に支障が出るおそれがあるため、川上川の調査と併せて構造等の検討をいたします。このようなご教授を県のほうにはいただいております。 詳細について、もう少し付け加えて担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 県道塙・大津港線沿いの上町地内からの浸水ということでございまして、先ほどから町長申し上げているとおり、県に要請をすると、あわせて緊急時には消防団等にお願いをしながら土のう等で対応するということが今現在のできることであろうというふうに思っております。 先ほども町長答弁の中で、あのコンクリートの壁、あの壁を超えることも想定されるというような答弁をさせていただいておりますが、そもそもあの川上川につきましては、かつて改修をしようという動きがあったというふうには聞いてございます。 当時の流量計算と今の流量計算は変わっておりますので、一概には申し上げられませんが、桜木橋付近では、あの断面の倍ないと、いわゆる今の安定上の流水を安全に流すのは確保できないと。皆さん分かりやすいのは、塙大橋、あそこの断面があの河川の必要断面であるというふうに考えていただければと思います。 そうしますと、当然、桜木橋あるいは上流の釜藤の橋、あれについても今の段階では断面が少ないということですので、大雨が来た場合は、これは想定できないという、想定外ということが最近ちまたで言われておりますが、想定できる範囲の中でも既にあそこはオーバーするという計算上にはなっているということでございます。 ただ、ここ何十年と、釜藤橋に乗ったということは、私は聞いたことがございませんので、計算は計算、現実は現実ということでございますので、ただ単にそういうことを申し上げて、皆さんに危機感をあおるというつもりはございませんが、そもそも水害というのは、ただいま申したように、想定ができない場合があるということですので、たとえ県が対応して、あのコンクリートの壁の部分を先に若干延ばしたとしても、それを越えることは大いにあるというような感覚といいましょうか、認識を持って災害には対応しなければならないというふうに感じているところでございます。 ただ、当面につきましては、あのコンクリート壁を先に延ばしてくれということを強く要望していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉村守広君。 ◆4番(吉村守広君) 県のほうでも、川上川と久慈川の合流地点付近の土砂の撤去を行うというようなことは聞いております。増水時に水位が上がらないようにということで土砂の撤去を行うようではありますけれども、どの程度水位が下がるのか、これは実際に降ってみないと分からないところもあると思うんですけれども、それと並行してその壁の増設を県に強く要望していただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、4番、吉村守広君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時56分               再開 午後1時15分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は2時15分までです。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番議員、菊地哲也です。 通告に沿って質問してまいります。 今年も台風の季節となり、この塙町も昨年のような大きな被害が出ないことを祈るばかりです。どこにでも起こり得るようになった自然災害に、先ほど5番議員の質問の回答にもありましたが、塙町も毎年食料やストーブなどを備蓄し、振興計画では来年度には防災マップを新しくする予定や、また、6月の定例会でも、避難をするにもコロナの対策をしているということで、万一に備えていることが分かります。 そこで、大本となる避難勧告ですが、塙町では警戒レベル3の避難準備・高齢者避難開始から出すことになっていますが、どのような手順で、どのような方法で出されているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 お尋ねの町が発令する避難勧告、避難準備等々、避難解除についてでございますが、洪水及び土砂災害の各避難勧告等の発令につきましては、気象予測、降雨量や河川水位情報、浸水想定区域や土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域を含みます、の確認、関係機関からの土砂災害時警戒情報などの情報を総合的に勘案して町が発令しております。 また、この避難勧告等の解除につきましては、洪水の場合ですと、水位が氾濫危険水位を下回る、それから水位の低下傾向が顕著である、上流での降水がほとんどないというような場合を基本として、総合的に判断することとなります。土砂災害の場合は、土砂災害警戒情報が解除され、今後まとまった降雨が見込まれない場合を基本として、総合的に判断いたします。 実際、現場での避難勧告等の発令につきましては、かなり情報収集した上で、それから現状を勘案した上で、その中でですかね、そこの対策本部等でしっかり話し合った上で発令をするということにしております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今の避難勧告なんですけれども、これはIPフォン、防災無線で周知していることになるのでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細については担当課長が承知しておりますので、説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) 避難勧告等の伝達につきましては、IP告知端末を使ってございます。そのほかに消防団が広報で歩いていただくということも手段として取っております。 また、河川氾濫発生とか、そういうものについては、被害が発生した場合につきましては、エリアメールを使用することもございますので、以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 昨年の台風19号のとき、自分も消防団員として地元の団員と共に浸水のおそれがある家を回って避難させていたんですが、ほとんどの家庭、人が、その避難準備、避難勧告が出ているのが分からないという状況でした。町民の避難勧告への意識も必要と思いますが、また、避難準備、勧告の出し方、伝達にも今後検討の余地があろうかと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご指摘のように、全町民にそれが周知されておるかと、そういうことであろうと思いますが、それは大変難しい状況下にあると申し上げますのは、IP告知、全員がそのそばで聞き耳を立てておるわけではございません。そういうふうな関係もありますので、完全に周知できるこの方法というのは、またまた考えていかなければならない。 先ほど来名前が出ております消防団、やっぱり最終的には消防団の人的な力によって、一軒一軒回っていただく等のそういう方法が一番確実なのかなというふうな思いは持っておりますし、また、今度の19号にあってもご苦労いただいた消防団、本当にその消防団によって周知をいただいたという部分も多々あるように聞いております。 この辺も含めて、消防団の幹部、団員ともに話合いといいますか、相談する場を持ってしっかりと対応を考えていきたい。そしてまた、消防団のほうからもお話があれば、ぜひ町としてはその対応、発案があれば対応をしていきたいとも思っておりますので、ぜひ議員、現職の消防団員でもありますので、お持ち帰りになって、しっかりそのお話をしていただければありがたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そのIPフォンですが、IPフォンは有線ですので、やはり災害のとき、停電の場合なんかは、なかなか伝えることができないと思います。そういった場合、やっぱり避難勧告やその他の情報伝達は、今、検討していくというお話でしたが、やっぱり消防団なり、そういう経路を使って伝達していくのか、確認といいますか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど申し上げましたように、消防団の人的なご苦労をいただいて周知できればとも思っておりますし、また、地域のコミュニケーションの中で、その地域のリーダー等々、この方々にお骨折りをいただいて電話等で連絡を取る。そして、できればそういう連絡網なんかも組み立てることも考えるべきではないかと思っております。それが区長さんということではなくて、その地域の中での連絡網をつくり上げるようなことも、これからはぜひ考えていくべきだろうと。その辺も、ぜひこれからの対応の中で進めていきたいなと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 昨年の台風19号のときですが、地元の避難所でも、自宅へ早く帰りたいという人がほとんどでした。我々もその判断に苦慮しましたが、そういう判断をする人、各地区、各避難所の責任者はどういう立場の方になるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 総体的には、最終的な判断と申し上げますか、その終結というところでは町担当課含めての対策本部になろうかと思いますが、やはり対策本部では全てを事細かくと申し上げますか、詳細に掌握することができないということであれば、やはり私としては、その地域を守っておる消防団、その方々が一番地域の状況、それから現場、それから被災状況等々を判断できるわけでありますから、その中でご判断をいただくというようなこともぜひご一考いただきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そうしますと、例えば高城なら高城公民館が前回も避難所になりましたが、そこでの責任者、例えば区長さんなり、消防の班長さんなり、誰々か分かりませんが、そういうのはまだ決まってはいないということなんでしょうかね。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変ありがたい指摘だと思います。と申し上げますのは、この後、その組織の運営の中で、今お話がありました地域の区長さん等々、区役員さん、そして消防団の役員さん等が合議でその地域の対応を決めていくと、これもすこぶる現実的というか原則的と申し上げますか、対応としてはすばらしい対応になるのではないかと思いますので、ぜひ町としてもその辺しっかりと考えて、できれば明文化して、そしてお願いするような体制ができればと、このようにも考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次の質問に移らせていただきます。 前回も質問させてもらいましたGIGAスクール構想ですが、国では当初、二、三年かけて計画していくという予定が、このコロナの流行で前倒しとなり、教育委員会や学校もとても大変だと思います。 補正予算で約7,000万円の予算がつきましたが、いつから授業に導入する予定なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、菊地議員のご質問にお答えをします。 国では、今年度中に、GIGAスクール構想実現のため、児童生徒に学習用のタブレット端末を1人1台整備し、ICTを活用した教育の推進を図っています。 町でも、今年度において、公立学校情報通信ネットワーク環境整備費補助金、公立学校情報機器整備費補助金を活用しまして、1人1台タブレット端末を整備するとともに、安定した通信環境を実現するため、校内通信ネットワーク環境の整備を行い、公正に個別最適化された学びの場を提供するとともに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校によるオンライン学習に対応できるようにしたいと考えております。 この整備については、全国の各市町村でも行われているため、まずタブレット端末の調達やネットワーク整備の業務委託を今年度中に行うことを最優先とし、タブレット端末を使用した学習については、来年度、令和3年度から開始したいと考えているところであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) この端末タブレットは、生徒所有となるんでしょうか、それとも授業で使う学校の教材、機材ということで生徒に貸しているという形になるのでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 貸与と、貸しているということになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) ICT授業の充実など、子供たちの教育の広がりは計り知れないと思いますが、どのように有効に活用していくのか改めて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 1人1台のタブレット端末の整備によりまして学習において大きく変わる点の一つに、タブレット端末の多種多様な授業支援用ツールを活用することにより、児童生徒と教員間で情報共有することができることが挙げられます。 一例を申し上げますと、授業において、例えば問題の回答ができている児童、そして生徒と、回答ができていない児童生徒の状況が同時進行で教員に分かりますので、回答ができている児童生徒を指名して、みんなの前で回答させて、より自信をつけさせたり、回答ができなかった児童生徒には、教員が個別にフォローアップするなど、一人一人に最適化した学びの場を提供することができます。 また、新型コロナウイルス感染拡大によって休校となった場合は、このタブレット端末を1人1台整備することで、いわゆるオンライン学習が可能となります。今回、タブレット端末と併せモバイルWi-Fiルーターを購入しまして、インターネット環境が未整備の世帯にはルーターを貸し出すことにより、家庭と学校とのオンライン学習の環境を構築し、非常時においても学習が途切れることのないようにしたいと考えているところであります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 多種多様な授業を展開していくということですが、この基となるソフトや教材などは、どのような考え方、方針の下に選定していくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 ソフトや教材の選定については、次の点を考慮して選定を進めています。 まず一つは、全てシングルサインオンで使用でき、分かりやすい画面で使いやすいシステムであること。シングルサインオンというのは、1つのIDとパスワードで複数のアプリケーション等にログインできる仕組みのことでありまして、これにより入力や管理の手間を省き、セキュリティーを強化することができます。 次に、多くの教育委員会で導入されておりますので、塙町では、その中でもICT教育の先進自治体であります福島県の新地町教育委員会が活用しております授業支援用ツールの導入を考えているところでございます。この授業支援用ツールは、教師経験者が開発者となって、教師の立場に立って開発されているもので、全国ナンバーワンの活用率となっています。 教員や生徒への講習については、8月26日水曜日に、各学校の代表の教員を対象にタブレット端末デモ機体験会を行いました。体験会では、町が導入を考えている授業支援用ツールを実際に体験して、参加した教員には大変好評でございました。また、タブレット導入時には、教員向けに導入時研修を行う予定としております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今のお話を伺いましたが、いろいろと講習会、勉強会はあろうかと思いますが、GIGAスクール構想の前倒しやコロナ対策など、教育委員会も大変だと思いますが、現場の先生方にもかなりの負担がかかってくると思います。教育現場でも働き方改革が言われています。国や県の問題でもあろうかと思いますが、現場により近い塙町として、その対策の必要性について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをいたします。 小中学校の現場において、新型コロナウイルス感染防止対策により、学校の臨時休校時の学習プリントの作成、あるいは学校教室等の消毒など、教職員の負担が大変増加しております。 このような教職員の多忙化を解消するために、福島県では、福島スクール・サポート・スタッフ事業、いわゆるSSS事業でありますが、これを実施し、校内外の消毒業務の補助、学習プリントの印刷、配付文書の印刷、仕分、学年・学級事務の補助などを行うこととしております。 本町におきましても、令和2年9月、今月より塙中学校に1名、塙小学校に1名が配置されております。両名とも教員免許を所有しているということをお聞きしております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) では、次の質問に移らせていただきます。 各地区の町管理の普通河川、沢が、以前からの堆積物や昨年の台風19号の土砂の流入により大変荒れています。このままでは、今後、大雨による災害の一因にもなりかねません。 今回補正予算で11の町管理の普通河川の土砂の除去をやることになっていますが、町管理の普通河川、沢の土砂、堆積物の除去を今後どのように対応していくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどもお話をさせていただきました。町管理の普通河川、この土砂の撤去というのは町の仕事でもあります。これをスムーズに進めるために、できればその集積場がほしいというお話をさせていただきました。 なお、この進捗状況等については、担当課長、承知しておりますので、説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 町管理河川、いわゆる普通河川の管理ということでございます。特に土砂が堆積しているその土砂の撤去ということで、先ほど議員おっしゃったように、補正予算に計上をさせていただいているところでございます。 いずれにせよ、河川につきましては、土砂撤去だけでは対応はなかなか難しい箇所もあろうかと思います。河川改修というところが本筋なんだろうというふうに思ってございますが、河川改修は、ご案内のように、膨大な費用と、また長い年月がかかるために、簡単に進めることは難しいということで、まずは河川内の土砂を撤去し、河川断面を確保していこうということで進めているところでございます。 先ほどもお話ありましたように、今年度11河川を実施するところでございますが、計画の全体を申し上げます。計画全体といたしましては、まず期間でございますが、令和2年から令和6年度の5年間を予定してございます。 町の河川、普通河川と申しましても、普通河川という認定はしてございませんで、いわゆる一級河川、二級河川以外のいわゆる川の形状をしているところ、それが普通河川というところでございます。ですので、細かいところを挙げますと、本当に家の後ろの小さい沢、それも普通河川ではありますが、町といたしましては、ある程度受益があるであろうと思われる河川44河川を一応河川と今のところみなしまして、そのうちの30河川につきまして土砂掘削を予定しているところでございます。 令和2年につきましては11河川でございますが、以降3、4、5、6とそれぞれ実施をしていくところでございます。ただ、1つの河川でも、長い延長等々のところにつきましては、複数年の計画で実施するとか、そういったことで分けておりますので、必ずしも毎年、例えば11河川、30河川を6年ですので、やりますと、もう途中で終わっちゃうみたいな感じになるかとは思うんですが、そうではなくて同じ河川を何年もやるという場合もありますので、全体を割り振って行うところでございます。 数字的に申し上げますと、全体的な事業費は1億5,180万円を予定してございます。その掘削土砂につきましては、あくまでも計画でございますが、2万6,700立米でございます。 さらに、この河道掘削、申し遅れましたが、この事業は緊急浚渫推進事業債という起債を使った緊急浚渫推進事業、そういった事業で実施するところでございますが、これについては、河道掘削、いわゆる河川の砂利掘削、堆積土砂の掘削だけではなくて、そこに行き着くまでの、例えば、河川内に生えている木を伐採したり竹を伐採したり、あるいは河川土砂を処分するために、ある程度伐開しながら進んでいくための仮道造り、そういったものも計画の中に入れておるところでございますが、今のところ伐採につきましては約6,000平米ぐらいの伐採をしていきたいと。ですので、ただ単に河川の砂利を取るだけではなくて、できれば環境整備も一緒に行いたい、そのように考えているところでございます。そのようなことで今年度着手していくという事業でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今も課長からお話がありましたが、町長からもお話ありましたが、膨大な除去した土砂の問題ですが、これは大変大きな問題なんですが、今度、例えばやることが補正に入っている各地区の沢なんですが、その除去した土砂の処理というんですかね、そういうのはもう決まっているんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 先ほど申し上げました2万6,700立米、これをいずれ処理しなければならないということでございます。 ただ、それにつきましては、前の一般質問で町長も答弁しておりますが、ある程度そういった場所が確保できれば、その処理に要する費用がある程度安く済めば掘削にお金を回すことができますので、早くに目標が達成できるというところでございますが、今のところ、町といたしまして、指定残土処理箇所、土を置く場所を指定してやっているということは、今のところは考えてございません。 と申しますのは、先ほど2万6,700と申しましたが、それは町全体での、令和6年、30河川全部やったときのものでございまして、1河川1工事当たりは200から2,000、多くて3,000立米ぐらいをイメージしておりますので、今までの例えば災害の工事等も含めて、業者のほうにある程度の距離を示して、その距離の中で見つけてくださいというお願いの仕方をしておりますので、今回も当面はその方式でいこうというふうに考えております。 ただ、業者さんもなかなか見つけるのが大変だということになってきた場合には、例えば来年、この5年間の間で町でそういったところを探すということも考えられるかもしれませんが、今のところは業者さんに見つけていただくと、そういうことで計画をしているところでございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 上流に砂防ダムがある場合は、県の管理ということになっているんですが、この県との連携について伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) まず、県との連携ということでございますが、この事業、先ほど説明いたしております緊急浚渫推進事業につきましては、普通河川ばかりではなくて一級河川、二級河川、いわゆる国・県管理の河川も対象となっておりますので、当然県もそのような、この事業を直接使うかどうかというのは承知しておりませんが、そのような、要するにしゅんせつが必要だという認識でいるのは、これは同じ考え方だと思います。現に、町内の一級・二級河川、どのような計画で進めるかという相談もされております。 ただ、予算がはっきりしないということで、場所とかを確定するには至っておりませんが、こういう場所から進めてくださいというような話をさせていただいておりますので、県と連携しながら今後も進めてまいりたいと思っております。 今ご質問いただきました砂防ダムという話でございますが、砂防ダムにつきましては、土砂掘削につきましては、これは県が行うということになるんだろうと思いますが、県からよく言われておりますのは、砂防ダムは基本的には土砂が満杯になってもその効能は果たすんだという言い方をしております。ですので、例えば当初予定している堆砂量を超えるような堆砂があった場合は当然土砂掘削があるんだろうと思われますが、それが当初予定した土砂量の堆砂量の範囲内であれば、我々が見ると満杯なので取ってくださいとお願いする場合もあるんですが、それは規定を超えていませんからできませんという話も返ってきております。ですので、特に住民の皆様方から我々もダムがいっぱいになっているという話をよく聞くんですが、それに関しましては、必ずしも取らなければならない状況になっているかというのは、これは県のほうで判断するんだろうというふうに思います。 あともう一つは、砂防ダムという話でございましたが、それ以外に治山ダムということで、砂防ダムよりは小さいダムでございます。特に植田周辺、植田、伊香周辺は多分、治山ダムがほとんどだろうと思っているんですが、治山ダムにつきましては、これは砂を止めるというよりは、急流河川を緩やかにして山を守るという目的でございますので、それが満杯になって初めて効能を発揮すると、要するに山が崩れるのを防ぐということでございますので、それをいっぱいになったからといって取るかというと、必ずしも掘削はしないということでご理解をいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、課長のほうからお話あった、県と相談すると、連携してやっていくということなんですが、その話の続きになるかと思うんですが、一級河川の堆積物の除去がなかなか進まない中、普通河川、沢の一級河川への出口付近だけでも、先ほど言った県と連携したり相談して土砂堆積物を取ることができればと思いますが、いかがでしょうか、伺います。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) 一級河川につきましては、あくまでも県の管理でございますので、我々としましては要望するというスタンスしかないということをまずご理解していただいた上で申し上げますが、町といたしましては、特に樋門の下流といいますか、一級河川内ですね、樋門の開け閉めをして、開けても下に堆砂していれば水が出ないわけですので、その点につきましては何としてもやってほしいというお話はさせていただいております。 ただ、その周辺の土砂を全部取るということになりますと、かなり膨大な堆砂量になっておりますので、それについてはなかなか予算的にも難しいんだろうと思っておりますので、取りあえずその樋門付近の水がはけないような状況になっている場所、それは早急にその部分だけでもいいからやってほしいということでお願いをして、現地なども一緒に同行いたしまして確認をしているところでございますので、できるだけ、そういうところがあれば早めに対応するように県に今後も働きかけをしていきたいと、そのように考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 報道によりますと、東白川町村会で、先ほど町長の答弁もありましたが、発熱外来、東白では地域外来・検査センターという名称になるかもしれないというお話でしたが、その設置について協議がされているということですが、設置へ向けてどのように協議が進んでいるか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 東白川郡の町村会として4町村の首長がそろって、ここで言いますところの厚生病院、そして東白川郡医師会、この両機関に設置の要望書を提出しております。いずれも厚生病院の先生でもいらっしゃいます星先生ですか、この2つの組織にぜひこれを設置していただきたいということでお話をしております。まだそれについての具体的な回答はいただいてはおりません。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今後、冬に向けて、風邪や、あとは通常のインフルエンザ、そしてコロナと、町民も、そして医療機関の対応も大変な状況になると予想されます。できるだけ早い設置が必要と思われますが、今お話伺ったんですが、町村長会として、または町長として、いつ頃をめど、例えば冬までには何とかしたいとか、そういう具体的なことがあれば伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この設置に関しましては、国・県の補助もいただけるということで数字も出ておるんですが、その対応を進めておるところであります。 なお、その細かな部分、特にその外来設置に対しての諸々の事情、これは担当課の課長から説明をいたさせますが、やはり受け側としての厚生病院、そして医師会、この意向が強いと申し上げますか、この意向によって動かざるを得ないと。こうしてくださいと言って、はい、分かりましたというふうな状況ではないものですから、本当に今お願いしておるという状況下であります。 あと、今の対応等については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、私のほうから知り得る範囲でお話を申し上げたいと思いますが、まず設置の時期については、町村会のほうからはその情報はございませんので、できるだけ早くということになるかと思いますけれども、基本的にこの地域外来は厚生病院と医師会のほうへ要望書を出しているという経過がございますが、まず厚生病院につきましては、設置する場所としてのお願いという形ですね。それから、医師会につきましては、医師の派遣という形になります。 と申しますのは、これは行政検査という形になりますので、自治体が医師会に依頼をして実施するという形態になります。町村会のほうから以前、この話になる前に、各町村に各開業医さんのほうに意向を伺ってくれというような調査がありまして、私のほうでも調査をしましたが、実際のところ、塙町の例ですと、厚生病院さんは大きいですけれども、ほとんどが個人開業で、そこにそういう施設に行くだけの時間というか、そういう対応が実際は難しいのではないかという考えも一つございます。 ですから、その辺の調整は医師会でやることになると思うんですけれども、また、それに付随します看護師もそんなに、現状から言いますと、人が多くいるわけではございませんので、そういう施設ができたときにどんな方が対応できるのかということで、そこもちょっとなかなか悩んでいる部分であると思いますので、条件を今、多分と言うと失礼ですけれども、町村会のほうでそういう条件の整理をしながら現在進めているという状況であるということだと思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今詳しいお話を伺って、お願いするということなんですが、もし例えば厚生病院の敷地内にそういうものができたとしまして、町として、または町村会として、医療関係や医療従事者への財政的な支援など、何かしら支援を考えているならば伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 財政的な支援と申し上げますか、今ここに資料を持っていなくて、ちょっと説明し切れないんではありますけれども、看護師さん、それからそれを担当する派遣のお医者さん、これには相当の金額のお支払いをするという方向で進めております。数字は、もし必要であれば後でお教えしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) いろいろ質問してまいりましたが、今年は災害のない年になることを祈りまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) これで、2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後1時57分               再開 午後2時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △吉田克則君 ○議長(割貝寿一君) 次に、9番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は3時10分までです。 吉田克則君。     〔9番 吉田克則君登壇〕 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 ただいまから一般質問をさせていただきます。 大きく3つあるわけなんですが、順次質問をさせていただきます。 宮田町長2期目の町政運営についての質問でございます。 宮田町長からは、令和2年第5回臨時会の、8月7日ですね、町長挨拶と今定例会での行政報告がありまして、町長のほうからは文書で2期目の思いも載せた報告がありましたが、改めて町長2期目の町政ビジョンについて、構想とか展望を含めた中で、それらについてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 2期目の町政ビジョンということであります。 私が基本理念といたします次の世代へ塙町をつないでいく、この思いを実現させるために、可能な限り施策を実施していきたいと、このように考えております。 長期総合計画の中にもあります生み育てたい町、活力あふれる町、町民主役の町、家庭と地域に安全・安心の町、これらは私の基本理念と思いを同じくしておりますので、町として限られた財源の中ではありますが、全ての事業に集中と選択、これは不可欠なものとなりますが、皆様のお力添えを得ながら町づくりをしていきたいと、このように考えております。 その大きな思いの中の高齢者の支援、地場の力の振興、子育て応援、若者の定住促進、町の魅力の発信、インフラ整備の中心になっております北野・松岡線、この開通後、大変期待されますのは、常豊地区がこれからの町の第2の居住地区として大きく飛躍するのではないかという期待も含めて、しっかりとしたインフラ整備を進めていきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町長の思いを聞いたわけなんですが、特に塙高校の存続問題、あるいは塙厚生病院関係の医師確保問題等、いろいろ様々な諸問題もあるかと思うんですが、まずその2点、どういうふうに思っているのか、塙町においては県のほうに塙高の存続を申し入れた、組織的に要望書も出しているというようなことでありまして、その経過も含めましてご答弁をお願いしたいというふうに思っています。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 2点についてのおただしであります。 塙高の存続、これは、その決定ですか、これは町が持っておる決定権でございませんので、県のほうの方針ということになりますが、町としてできること、これは当然、署名を集め、そしてお願いに行き、そして塙高卒業後の企業支援のためもありますけれども、子供たちのしっかりとした就職先の確保、そして新たに始めました奨学金制度等々、町としてできる限りの施策はやっておると、このように思っておるところであります。 ただ、このまま座して過ぎ行くのを見るというわけにはまいりませんので、この後、しっかりとした今までの経緯、この文章等に表記をいたしまして、県が駄目ならば、当然国に出かけていってそれをお願いする。まず、どこが駄目なのかというところも含めて、県が駄目なら県、県が駄目ならば最後の手段は町が存続させるんだと、そこまでの覚悟が必要かとは思いますが、町はいかんせん財政的な問題がありますので、これはなかなかクリアするのは難しいということでありますけれども、ただ、このまま座して過ぎ行くのを見ておるつもりはございません。 それと、塙厚生病院問題、これは4町村首長さんそろって、県の関係部署、そして福島医大の事務方含めてその関係課に、陳情、要望書ですね、の提出等を行っております。そして、厚生連、私、厚生連の相談役ということもありますので、お話を直接させていただいておりますが、いかんせん医者さんが不足しておるということもございまして、なかなか張りつけが難しい。 それから、今度のコロナ問題で、経営的な現況、これも大変厳しいものがあるということで、これは直接の関係はないんですけれども、お医者さんの存続には関係あるかどうか、厚生病院の存続には大いに関係あるんですが、この不足分と申し上げますか、収入不足の分を国・県にぜひ補填を願いたいと、そういうふうな要望書も出しておりますし、お話もさせていただいております。 これから国のほうにも、こういうふうな末端でというあれではないですけれども、地方の小さな病院にあっては大変苦しい思いをしておるというところをよく分かっていただきまして、しっかりとその資金的な援助、これをお願いしたいということはしっかり努めていきたいと、このように思っております。 今、私が、塙厚生病院、そして塙高に持っている思いは、以下のようなお話であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。
    ◆9番(吉田克則君) 塙高の存続に向けてのいろいろな取組の中で、奨学金の制度ということを創設しましたが、議会としても塙高の存続に対して県のほうに議員で出向いて行動してきましたが、町のほうでは県に対するその後の取組等は要望書を出してから何かあったのか、経過はちょっと分からないんで、それをお聞きしたいというふうに思っています。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 直近では、県に挨拶に行きましたと申し上げますか、県に訪問しました。その折に、教育長と直接お話をさせていただく機会がございました。お時間があったようで、ぜひお茶を飲んでいってくださいということでお話をさせていただきました。 基本的には、絶対に私は認められないというお話をさせていただきました。教育長も絶対駄目ですという言葉はその場では、一対一ということもありますからお話はなさらなかったのではありますけれども、どのような思いで進んでおるのか、県のほうもなかなかその思いの一番深いところはつかみ切れないところもあるんですが、ぜひ、今まで県を一方づいた方向でなく、国のほうにも働きをかけて、上から下げられるのは県のほうでは嫌がるらしいですけれども、それも致し方ないということで、少し強引に進められればと、このように思っております。 県のほうは、この後何度通っても同じような返事、この前の県教育長ですか、塙高にいらっしゃってお話を黙って最後まで聞かせていただきましたが、何ら一つも話の内容は変わっておらんということで、少しがっかりしたんでありますけれども、それも含めて国のほうへの働きかけ、今までもゼロではなかったんですが、もっと強力にやってみたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あと、町政ビジョンの中の林業アカデミーの誘致関係も一応町政に関わることで、要望等も、活動というんですかね、町としてやっていたんですが、協議会を立ち上げて県のほうに働きかける。実際は林業アカデミーについては郡山市に決定したようでありますけれども、そのほかの現場、研修場所というんですかね、それも塙町のほうに誘致していきたいような話もあったんで、その経過等あるいは協議会の開催状況など、ちょっと分からないものですから、塙町の林業を含めた中での質問とさせていただきます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員さんお話しのように、その学校自体は郡山に決定という、これはそういうふうなお話をいただいております。ただ、町としては、町有林を利用したフィールドワークと、これをぜひお願いしたいということで、強力に進めてまいりました。 まだ結果は出てはいないんですけれども、県の関係部署の職員さんが実際に塙町においでになって現場を見て、そして大変好感触と申し上げますか、塙町には、フィールドワーク、実習地があり、適度な宿泊施設があり、そして林業関係、大変熟練工と申し上げますか、熟達した職員さん等々を持った会社も多々ありますので、十分に県の目指す林業後継者育成のための現場としては最適であると、このような売り込みをしっかりしておりますので、ぜひ塙にその実習のための現場の提供、これは実現させたいと思っておりますので、事機会がありましたらば、ぜひ議員各位にあってもしっかりとお話をしていただければと。県にぜひお願いしていきたいと、このように思っております。町としては全力を挙げて塙町に来ていただく努力はするということであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 令和2年の第5回臨時会の町長の挨拶の中に、高齢者対策、農林業、商工業などの産業振興を最重要事項として取り組んでいかなければならない思いでいっぱいでありますということで町長挨拶にあったんですが、その具体的内容についてちょっと質問したいというふうに思っています。 最重要課題というようなことで、それぞれ高齢者対策、農林業、商工業、課題はそれぞれ持っているかと思うんですが、その課題と、あと課題解消ですね、どんなことを考えてその課題解消に取り組んでいくのか、それぞれ高齢者対策、農林業、商工業についての考えをお聞かせ願いたいというふうに思っています。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 最重要課題としての高齢者対策、農林業、商工業等の産業振興ということであります。 高齢者対策につきましては、再三述べさせていただいております。高齢者を取り巻く環境、状況は少しずつ変わってきております。住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、医療、介護予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が求められております。町といたしましても、介護予防・生活支援策を重点的に進めなければならないと、このように思っております。 そんな中で、地域における支え合いの体制づくりのため、現在、生活支援体制整備推進協議会で、有償ボランティアによる生活支援、介護予防、生きがいづくりのための各地域サロンの交流、介護予防教室、介護予防ボランティア養成講座、認知症対策等の勉強会に取り組んでおります。1期目に取り組みました高齢者シェアハウス整備や高齢者外出支援タクシー助成事業、地域敬老行事助成事業、米寿お祝い金等も高齢者福祉対策の一環であります。高齢者対策は、いろいろな観点から多種多様の政策に取り組んでいくべきものと強く認識しております。 また、さきの議会でもお話をさせていただいておりますが、団塊の世代と言われる方々の将来を考えますと、地域に高齢者向け施策の拠点づくりを進めていく方向で考えております。平成33年から35年度までの塙町高齢者福祉計画、第8期介護保険事業計画を今年度立てますので、その中に明記して具体化していくことになります。 農林業、この具体的な取組でありますが、少子高齢化によりまして担い手不足、この影響、農地、林業の荒廃が進んできております。これ以上の荒廃農地、荒廃森林を生まないように、担い手の育成に力を入れてまいります。 そのためには、やはりこの業種事態がもうかる農業、もうかる林業ができるようにすることが重要であります。農業では、農産物のブランド化、希少価値化を図り、林業では、自伐型林業なども検討していかなければならないと考えております。 今後も、町の世代ごとの人口、団塊の世代をピークに若い世代になるほど少なくなることから、担い手の絶対数が減少すること、これは避けられないと考えております。こんな中にありましても、ささやかであっても小さな成功事例を大事にしまして、情報を共有し、新たなチャレンジを応援する機運を町の中に広げていく姿勢、これも大事になってくると、このように思っております。 また、新規就農、地方定住についても、関係者の中で定着プロセスを検証いたしまして、仕組みが見える形で積極的に情報発信をする。近年の田園回帰やコロナ渦での地方移住の流れを呼び込むことにもつながると、このように考えます。 具体的には、町の中での人・農地プランの実質化の組織強化、取組強化、農業、林業の担い手の育成、町単独土地改良事業の充実、農業用施設、特に幹線水路の計画的な補修工事の実施、新たな林業専用道の開設、既存林道の計画的な補修工事のうち、ふくしま森林再生事業の継続などを実施してまいりたいと、このように思っております。 商工業に関しましては、ご承知のように、旧薩摩酒造工場、これの再稼働、千葉県船橋市に本社のございます株式会社レオ・コーポレーションが、当施設での焼酎及びウイスキーの酒造製造に向けて、設備の修繕と酒造免許取得のために賃貸契約を令和2年6月17日付で締結しております。計画が順調に進めば、12月、今年度末に売買契約を締結できればと、このようにも考えておるところであります。 当企業の誘致に成功すれば、焼酎の原料となります大麦、これを地元から調達する、これは強くお願いしております。遊休農地等々の有効利用、解消、それから地元の雇用拡大にもつながりますので、そのレオ・コーポレーションさんには、ぜひ地元での麦の調達をお願いしたいと、このようなことはお話しさせていただいております。 そして、当町の商店街の活性化に向けた取組、これからの塙町を担う若者を中心とした組織、特にこれから町を担っていこうとする若い方々の考え方を重要視いたしまして、しっかり支援をしていきたい。そして、商店街にある空き店舗の有効活用、そして中心商店街の活性化、これをその若い方々の思いの中に託していければと、そして支援していければと、このようにも思っております。 そして、毎年、町内の企業との懇談会を開催しております。町内企業の雇用確保が喫緊の課題となっております。これらの問題解決のためにも就職案内等の刷新を積極的に行っていきたい。 そして、新しい生活様式のテレワーク、ワーケーションの場の確保、新型コロナウイルス渦の中、働き方が都市一極集中から地方分散型へ移る方向が出始めております。空き店舗、空き家、廃校等を活用した新しい働く場所の提供等も含めて検討を進めていきたい。特に、塙町に東京のオフィスをそのまま持ってきたような場所の空間の提供じゃなく、この町でなければというような、例えばせがい造りのお家で空いているようなお家があったら、その家の内部を一部改装して、そしてそこでお仕事をやってもらうというようなことも、すごく面白いんじゃないかなと、こういうことも考えてみたいなと、このように思っておるところであります。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 今回、福島県農業賞ですかね、農業十傑ということで、塙町のベルファームですか、会社が十傑の中に入ったということで、町として、これは農業賞に入ったということで、私としては誇りに思っているわけなんですが、そういう優秀な企業とか団体あるいは個人がますます、農業、農林業含めて、また次の受賞を狙ってみればいいことだというふうに思っておるわけなんですが、町長はどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 このたびの農業十傑の中に入ったということで、鈴木さん、本当におめでとうございます。そして、塙町としても20年来の受賞であるということで大変名誉に思っておるところであります。私も、年中ではないんですけれども、たまにお肉をごちそうになりますが、大変おいしい。なるほどこれだったら売れるというのは分かります。本当においしいお肉なので、これから町としてのブランド化というんですかね、もっともっと力をつけていただいて、塙町の名を冠した肉として売っていただければありがたい。 そして、この後もいろんな形で、こういうふうな成功例というんですかね、成功例でも本当に大きな成功例でありますけれども、こういう方が続いていくということは私の本当に希望するところでもあります。本当に塙町にとっては明るい話題であると、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次に、町政運営の中に、今、行財政改革ということで、町長は就任当時に、町長が先導役となって、本部長を務めて塙町の行財政改革を進めていくということでお話しされているんですが、その後いろいろ計画づくりして、今現在、この行財政改革、どのような形で進められているのか、その進捗状況について質問をいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 行財政改革の進捗についてでございますが、第4次塙町行財政改革大綱による取組は東日本大震災の発生によって道半ばとなっておりましたが、昨年度末に、将来にわたって持続可能な町を目指すためのあらゆる経営財産、人、物、金、情報等を効率的、効果的に活用、配分するとともに、町民との協働により、より質の高い行政サービスの実現を目標とする第5次塙町行財政改革大綱を策定したところであります。計画期間は令和2年度から10年となります。中間年の5年後、令和7年度には結果を検証し、見直しを行います。 本年度は、大綱に基づく行財政改革の取組を着実に推進するため、具体的な取組、目標、実施時期などを明示した実施計画アクションプランを設定したところであります。将来を見越しつつ自主性、主体性を持って、それぞれの方向を活用して行財政改革を推進していくというような方向であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) この行財政改革でありますが、アクションプランとかそういうやつについては、町の広報関係ですね、これらで、町民の方がこれ何のために行財政改革をしていくんだかちょっと分からないでもしようがないんで、町民の方に対する説明とか、あるいは広報の仕方、この辺はどのようにして進められているのかお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 事務的なことでありますので、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) それでは、アクションプランについての町民の説明や検証的な部分についてというおただしだと思いますが、基本的に行財政改革の中の4つの基本項目の中で、それぞれの取組事項がございます。その中で、今年度取り組む主な取組ということでアクションプランを定めておりますが、それについてのホームページ等での公開はしておりませんので、確かに町民の方にどういうことを取り組むんだという部分では周知がされていないんじゃないかというご指摘ですので、できるだけ早くアクションプランについては掲載して、町民の方に分かるようにはしていきたいというふうには思います。 ただ、一応、行財政改革、あくまで事務方のほうでどういうふうにして改革をしていくかという部分で、内部の事務の指針的な形になるものですから、職員の中で取り組む事項という部分の認識で、最終的には年度末にそれについて検証しながら、また来年度に新たなアクションプランをつくって取り組んでいくという流れになっていくということで、できるだけ情報の公開をしながら、皆さんに分かりやすくなるようにしていきたいと思います。まだ公開されていないという部分では、ちょっと策定が遅れていた部分もあったものですから、大変申し訳ないと思いますが、そのような形で取り組んでいくということでご理解をいただければと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) いろいろ町民の方に、町からの情報提供とか、あるいはお知らせとか、いろいろ今IP告知等でもやっておりますが、この町民への広報あるいはIP告知でのお知らせをする中で、このIP告知については今後、機械の告知機の入替えとか、あるいはそういうことを計画しているように思ったんですが、それはどのようになっているのかお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 通告まで入っていなかったような気がしたので、再度変えて質問お願いします。 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 通告に入っていないということで、進捗というか行政改革については、町民の方に分かりやすく説明をしていく必要があるのかなというふうに思います。 あと、町政運営の中に、湯遊ランドはなわの施設管理、これは町長として今後どのようにしていくのか。町民の健康増進に寄与していくような湯遊ランドを持っていきたいとか、あるいは行政報告の中では、新たな発想での新たな誘客と町民の方々の健康増進の場として事業を推進していくようなことを報告されていますが、実際、今後、施設ですね、これが全てであれば全てでいいんですが、いろいろ町長として考えていることがあると思うんで、お聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 湯遊ランドはなわ施設管理を今後どのように考えていくのかということであります。 ご承知のように、湯遊ランドはなわ、平成10年3月に竣工いたしまして、クラフト館が平成11年1月増築ということで、それぞれ21年、20年が経過した建物であります。建物及び施設の老朽化、そして経年劣化によりまして、近年は設備や機器の更新工事や屋上防水の改修工事を施工しました。今年度においても、メインボイラーの改修及び空調設備の改修を計画しておるところであります。 近年の施設修繕費用の増加傾向を鑑みまして、昨年度、湯遊ランドはなわ建物劣化診断調査及び改修計画策定業務を委託により実施いたしました。その結果、細部にわたる調査診断の結果から、長期保全計画として今後30年間の期間で作成をいたしました。これによると、補修及び更新費用の年次予測を合計した30年の費用は約21億円でありました。この結果を踏まえまして、経年劣化によるものや、設備の清潔や安全を確保し、または維持するために優先的に修繕しなければならない箇所を取りまとめまして、振興計画にご提案していく方針であります。 そして、この施設、ただただお金がかかるという施設ではございません。運営手段、方向によっては、そこから利益を上げることも可能な施設でもありますので、一概にこの費用全てが町の持ち出しになるとも限ってはおりません。その努力によってはしっかりこれが緩和される可能性もございますので、そしてこれからの可能性を秘めた施設であるというところで私はこの計画を進めていきたいと、このように思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 改めてお聞きしたいんですが、この湯遊ランドはなわの施設管理組織、塙町振興公社ですか、株式会社振興公社、改めて出資金と、町から出資している金額と株数というんですかね、これら数字的なものなんですが、まずそこをちょっとお聞きしたいというふうに思ってございます。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なものでありますので、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのおただしの件でございます。 町から株式会社塙町振興公社、株券で5,500万円、パーセントでいいますと51%の出資になってございます。こちら決算資料のほうでもご掲示してございます。 以上です。     〔発言する人あり〕 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 大変失礼いたしました。 株数でございますが、1株5万円となっておりますので、1,100株町が出資していることになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) この出資総額については1億円ということで聞いておりましたが、議会に第三セクターの経営状況報告ということで報告がなされておりますけれども、1億円の出資金に対して、赤字で出資金のほうから、出資金を取り崩したような格好で、あと200万円以下ですかね、百七、八十万円の出資金しかなくなっているような状況の中での報告がありました。 それで、町として危機的状況だと思うんですね、その振興公社。今後、この危機的状況に対して、この株券イコール出資金がマイナスになってきてしまうような状況が考えられるんで、それらの対応策と、あとは町から湯遊ランドはなわに設備投資等を行っていますが、その費用対効果の面、これは検討しているのか、あるいは検討した内容を共有して町の中で役立てているのか、それらについて、その2点お伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 経営状況、それから出資金の問題ということでお話をいただきました。 先ほどお話をさせていただきましたように、昨年の8月当初にはめどがついたと申し上げますが、何とか赤字を出さないで済む状況まで進んでおった。これは、私は毎月、収支計算書をランドから取り寄せまして、これをずっと検証してまいりました。その中で、昨年、一昨年と比較すると、大変改善されてきておるということで安堵しておったわけで、このままいけば今年の4月までには黒字まで持っていけるだろうという確証もございましたし、それなりに東京からお客さんを呼ぶと申し上げますか、関係する区の付き合いの中で来町いただいて、そして売上げ増加につなげる等々いろいろ策を練っておったわけでありますが、台風19号、続けてのコロナ渦ということで、全てが四散したと申し上げますか、目算が完全に外れたということであります。これをどのように議員捉えるのか、これは大変ご意見をいただきたいところでもあります。どういうふうにお考えか、ぜひご意見をいただきたい。 これは一過性の事故的なものと考え、この場を何とかしのいで、そしてこのコロナウイルス、これが沈静化すれば、ある程度経営の立て直しのめどはつくと私は考えております。ここは一番、町にとっても、湯遊ランドにとっても正念場であるということでありますので、そんな大変な金額、大きな金額というわけにもいきませんけれども、何とかこの場をしのぐ手助けはしてあげなければならないかなと、このようにも思っておりますが、そのことに関しましてはしっかりご説明を申し上げ、かつそれぞれに、特にご質問の議員さんのお考えなどもいただきながら、しっかりと対応してまいりたいと、このように思っております。 もう一点、費用対効果ということであります。 これ、きちっとお金に色がついているわけでも、目印がついているわけでもありませんから、きちっとした数値を出すわけにはまいりませんが、その地域と申し上げますか、町の中の業者さんへの買物による売上げの増額、それから道の駅への参画、その他もろもろ、そして先ほどお話ししましたように、これから自転車を活用した中での、その宿泊施設としての新しい形での利用価値の推進と申し上げますか、これを考えていけば、塙町にとって決してお金を投下してもマイナスだけの施設ではないと私は捉えております。そんな思いで前向きな姿勢でしっかりと取り組んでいきたいと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君、あと15分ですので、配分のほうを考えてお願いします。 ◆9番(吉田克則君) それでは、次の質問に移らせていただきます。 令和2年産米の放射性物質の検査方式が、全量全袋から抽出検査に移行しているということでありますが、なぜそれ抽出検査のほうに移行していくのか、その理由、それをまずお聞きしたいというふうに思っています。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この抽出検査への移行、これは国・県の方針に従いまして移行するものと、このように思っております。 詳しい経過、担当課長に答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 米の放射性物質検査方法の見直しの経過を申し上げますと、平成23年産米の抽出による放射性物質検査の結果、放射性物質濃度のばらつきが大きかったことから、平成24年産米より全量全袋検査が開始されました。 あわせて、平成24年産米からの放射線セシウム吸収抑制対策や、その後、黄砂汚染防止対策が確立され、生産現場における対策が徹底され、検査結果のばらつきが小さくなりました。 平成30年3月の県議会において、知事から、今後の検査の方向性として、第1に、全量全袋検査の結果を確認しながら、通算5年間基準値の超過がない時点をめどに、モニタリング、いわゆる抽出に移行すること、そして第2に、震災後、避難指示があった区域等を含む市町村では、営農再開の進捗状況を考慮しながら全量全袋検査を当面継続することを表明しました。 これを踏まえ、令和2年2月5日には、知事定例記者会見において、平成27年産米から令和元年産米まで通算5年間基準値超過がないことから、令和2年産米より避難指示があった区域等を除いてモニタリングに移行することを表明されました。 この抽出検査への移行により、検査件数は年間約1,000万件から1,000件程度に減る見通しであり、検査費用も令和元年度の52億円から令和2年度は約8割強減の8億円程度になると試算されています。 以上のようなことにより、町も県の方針に従って抽出検査に移行するものであります。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 前にも私、この抽出検査になるような動きがあったんで質問した経過があるんですが、そのときについては、県のほうから各市町村のほうに問合せ等、あるいはご意見を聞きながら、抽出検査のほうには、全量全袋にするか、あるいは抽出にするか、ご意見を聞くような話をいただいたときがあったんですが、実際、県のほうからそういう話は町村のほうにはあったのかなかったのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 経過で申し上げますと、昨年度というか、そういった話が各県か各町村から出まして、それで1年遅れたというような形で聞いております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 捉え方によっては、先ほど経費の話も出ていましたが、全量全袋の検査はお金がかかるから、莫大なお金がかかるから抽出検査に移行するような話も実際あったみたいですが、やはり安全・安心の確保面から、まだ原発事故から来年で10年目ということでありますが、風評被害が続いているような状況に私はあると思っております。 そんな中で、町としてはこの抽出検査で米の安全・安心は担保できるのか、町で考えている考えをお聞かせ願いたいというふうに思っています。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、安心・安全が担保されるかとのおただしであります。 これは県も、データ上、安心・安全が担保されるものとして抽出検査に移行したものであります。町といたしましては、こういうふうな詳細なデータを取るための機械等を有しているわけでございませんので、やはり県の持つ機械、そして国ですか、との関連した形でのこの検査結果の計上、これをやっぱり重視する、そしてそれに従っていくというのが基本であろうと私は思っておりますので、今度の抽出検査については安心・安全は担保できているものと判断しております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 現在、全量全袋検査、2台関連機器が、吉成運送さんと、あとはJAのほうに配備されると思うんですが、その機器の行方というんですかね、これはどのようになっていくのか。あとは、旧町村というか昭和30年代の町村での3点ですかね、それぞれ抽出して抽出検査で検査をするということでありましたが、その抽出方法は各旧町村のどういう基準というか、それで抽出していくんだか、その3点ですかね、どんなふうに考えているのかお聞かせ願いたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 事務的な内容でありますので、担当課長に答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) お答えいたします。 今日現在、県と国との協議が終了しておりませんので、確定ではありませんが、説明させていただきます。 本日午後1時半から担当が県のほうに出向いて説明を受けている状況でございます。基本的に、町に2台あるベルトコンベヤー式検査機器については、附属品も含め全て処分することの方向性であるようです。処分業者は製造販売メーカーまたは東京電力関連会社のいずれか安価な業者とされていますが、現段階では東京電力関連会社が安価となっており、関連会社との契約となる見込みです。処分費用については東京電力からの賠償金での全額対応となります。 お米のサンプリングというか抽出ですが、早くお米ができるというところになるんでございますかね、町内で12軒の方に依頼が行っているようです。地域割は旧市町村名で申し上げますと、塙町3軒、笹原村3軒、高城村3軒、石井村3軒というふうになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 最後の質問をさせていただきます。 今年は戦後75年の節目ということでありまして、戦争の悲惨さを次世代に継承していくことが私は重要だというふうに思っております。 そんな中で、当町から出兵した人、人数、あるいは戦地等で命をなくされた戦没者等の方の人数等が分かれば、まずお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、当町から出兵し、戦地へ行った人員ということでありますが、当町から出兵し、戦地へ向かった方々の数については、根拠となる資料等がございません。 そして、戦地等で命を落とされた方ということでありますが、戦後50周年記念福島県遺族会の歩みという福島県遺族会発行の図書によりますと、451人が戦没者ということになっております。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 町ではこれまでに戦没者等の遺族に対して様々な支援や取組を行ってきておると思うんですが、戦没者等の遺族に対する特別弔慰金、これについてもまた5年間弔慰金が出るということで、申請状況と、あと桜木町にある慰霊碑ですね、そこには亡くなられた方の名前等が書いてあるんですが、管理している団体と、あと町で管理しているものなのか、あと汚れが目立つんですね。 ここにも質問の中に書いてありますが、戦争で亡くなられた方に対する、あるいはこの悲惨さを次世代へつなぐことが平和への考える機会が増すのではないかということで質問を町長のほうにしたいんですが、それらについて、特別弔慰金と、あと慰霊碑の管理、あと町長のそれに対する考え、これを併せてこの質問事項の内容は終わりにしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど私、戦没者と申し上げたんですが、やっぱり戦場に出かけた方は戦死者になるかなとは思います。 そして、弔慰金ということでありますが、これはきちっと担当課と申し上げますか、その係を持っておる課で分かっておるかどうか、ちょっと今ここではお答えができるかどうかちょっと疑問なんではありますが、それは担当課の課長に説明をいたさせます。 そして、戦没者慰霊式ということで、ほかの町村ではもう取りやめたというところもあるそうであります。そして、塙町にあっても規模を縮小しました。しかしながら、やはりこれは、町、県、そして国を守って、そしてお亡くなりになっていった方々でありますから、私がこうしてこの席に立っておる間は、戦没者慰霊祭、これは毎年8月の決まった日に遺族の方々にご参集をいただいて実行していきたいと、このように思っておりますし、それもできたらば延々と続けていっていただければと思っております。 それと、戦没者の慰霊碑、お名前が刻んであり、大変汚れておるのも承知しております。何らかの機会、そう遠くない機会にきれいにしたいと、これも常々思っておったことでありますので、議員さんのアドバイスをいただきましたので、しっかりと取り組んできれいにしてあげたいと、このように思っております。 弔慰金については、もしその資料等あれば、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それではまず、戦没者遺族の特別弔慰金でございますけれども、現在申請を受けていますのは第11回の特別弔慰金ということでございます。前回、これは5年に1回ということで、25万円を5年償還の記名国債ということで、1年ごと5万円ずつその遺族の方が頂けるということなんですが、それについては国の事業、国のあれですけれども、町が受付窓口になって県のほうへ進達しているという状況でございます。 前回は平成27年でしたが、申請者というかは115名でございました。 これにつきましては、町からの案内というのは行っておりません。と申しますのは、その遺族の中で誰々がもらうというのがはっきりしていない状況があるものですから、あくまでその方々にこういう制度があるというのは国のほうから周知にはなっていると思いますけれども、個人宛ての通知というのは一切行っておりません。いろんな方向から、私が権利がある、私が権利があるという、1つの家庭からそんなことが来て、争いのもとになるということでございますから、そんな取扱いでやっているところでございます。 それから、桜木町の慰霊碑につきましては、先ほど申しました戦後50周年記念福島県遺族会の歩みという中に載っております。合祀ということで各地区から合わさったものとなっておりますが、主唱者名が塙町長金沢春友、塙町遺族会有志一同ということになっておりますので、今、町長が申し上げましたとおり、塙町も主唱者に入っておりますので、清掃に向けては手だてを考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 以上で、9番、吉田克則、一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、9番、吉田克則君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後3時15分...