久留米市議会 > 2018-12-03 >
平成30年第4回定例会(第1日12月 3日)

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  1. 久留米市議会 2018-12-03
    平成30年第4回定例会(第1日12月 3日)


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    平成30年第4回定例会(第1日12月 3日)              平成30年12月3日(月曜日)               会    議    録                  (第1日)              平成30年12月3日(月曜日)                      =午前10時00分開会=   〇出席議員(37名)    1番 金 子 むつみ 君    2番 緒 方 正 子 君    3番 山 田 貴 生 君    4番 田 住 和 也 君    5番 山 村 太 二 君    6番 早 田 耕一郎 君    7番 松 岡 保 治 君    8番 佐 藤 晶 二 君    9番 森 ア 巨 樹 君
      10番 田 中 貴 子 君   11番 太 田 佳 子 君   12番 秋 永 峰 子 君   13番 甲 斐 征七生 君   14番 権 藤 智 喜 君   15番 吉 冨   巧 君   16番 石 井 秀 夫 君   17番 田 中 良 介 君   18番 市 川 廣 一 君   19番 原     学 君   20番  欠     員   21番 原 口 和 人 君   22番 塚 本 篤 行 君   23番 山 下   尚 君   24番 塚 本 弘 道 君   25番 古 賀 敏 久 君   26番 藤 林 詠 子 君   27番 永 田 一 伸 君   28番 原 口 新 五 君   29番 別 府 好 幸 君   30番 森   多三郎 君   31番 八 尋 義 伸 君   32番 大 熊 博 文 君   33番 石 井 俊 一 君   34番 甲斐田 義 弘 君   35番 栗 原 伸 夫 君   36番 田 中 多 門 君   37番 田 中 功 一 君   38番 坂 井 政 樹 君 〇欠席議員(0名) 〇地方自治法第121条に基づく出席者  市長               大久保   勉 君  副市長              中 島 年 驕@君  副市長              森     望 君  企業管理者            萩 原 重 信 君  教育長              大 津 秀 明 君  総合政策部長           國 武 三 歳 君  総務部長             徳 永 龍 一 君  協働推進部長           井 上 謙 介 君  会計管理者            土 屋 尚 之 君  市民文化部長(兼)久留米シティプラザ統括部長                   松 野 誠 彦 君  健康福祉部長           窪 田 俊 哉 君  子ども未来部長          甲斐田 忠 之 君  環境部長             今 田 利 満 君  農政部長             山 口 文 刀 君  商工観光労働部長         鵜 木   賢 君  都市建設部長           志 賀 浩 二 君  田主丸総合支所長         井 上 益 規 君  北野総合支所長          豊 福 和 行 君  城島総合支所長          平 田   茂 君  三潴総合支所長          松 藤 康 彦 君  上下水道部長           豊 福 高 弘 君  教育部長             大久保   隆 君  契約監理担当部長         石 原 純 治 君  総務部次長            竹 村 政 高 君  財政課長             黒 岩 竹 直 君  総合政策課長           重 石   悟 君 〇議会事務局出席者  事務局長             野 口   正 君  次長(兼)総務課長        大 野   誠 君  議事調査課長           本 松 寿 史 君  議事調査課課長補佐(兼)主査   古 賀 裕 二 君  議事調査課事務主査        新 村 利 恵 君 〇議事日程(第1号) 第 1 会期の決定 第 2 諸般の報告 第 3 認定第  1号 平成29年度久留米市一般会計決算の認定について 第 4 認定第  2号 平成29年度久留米市国民健康保険事業特別会計決算の認定に             ついて 第 5 認定第  3号 平成29年度久留米市競輪事業特別会計決算の認定について 第 6 認定第  4号 平成29年度久留米市卸売市場事業特別会計決算の認定につい             て 第 7 認定第  5号 平成29年度久留米市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算の             認定について 第 8 認定第  6号 平成29年度久留米市市営駐車場事業特別会計決算の認定につ             いて 第 9 認定第  7号 平成29年度久留米市介護保険事業特別会計決算の認定につい             て 第10 認定第  8号 平成29年度久留米市地方卸売市場事業特別会計決算の認定に             ついて 第11 認定第  9号 平成29年度久留米市農業集落排水事業特別会計決算の認定に             ついて 第12 認定第 10号 平成29年度久留米市特定地域生活排水処理事業特別会計決算             の認定について 第13 認定第 11号 平成29年度久留米市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定             について 第14 認定第 12号 平成29年度久留米市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計             決算の認定について 第15 認定第 13号 平成29年度久留米市水道事業会計決算の認定について 第16 認定第 14号 平成29年度久留米市下水道事業会計決算の認定について 第17 第 98号議案 平成29年度久留米市水道事業剰余金の処分について 第18 第 99号議案 平成29年度久留米市下水道事業剰余金の処分について 第19 第102号議案 交通事故による和解契約締結専決処分について 第20 第103号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第21 第104号議案 自動車破損事故による損害賠償専決処分について
    第22 第105号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第23 第106号議案 交通事故による損害賠償専決処分について 第24 第107号議案 平成30年度久留米市一般会計補正予算(第2号) 第25 第108号議案 平成30年度久留米市国民健康保険事業特別会計補正予算(第             1号) 第26 第109号議案 平成30年度久留米市介護保険事業特別会計補正予算(第2号             ) 第27 第110号議案 久留米広域市町村圏事務組合の共同処理する事務の変更及び久             留米広域市町村圏事務組合規約の変更について 第28 第111号議案 久留米市民交流センター指定管理者の指定について 第29 第112号議案 久留米市市民活動サポートセンター指定管理者の指定につい             て 第30 第113号議案 久留米市教育集会所指定管理者の指定について 第31 第114号議案 交通事故による和解契約締結について 第32 第115号議案 久留米ふれあい農業公園指定管理者の指定について 第33 第116号議案 久留米市田主丸ふるさと会館指定管理者の指定について 第34 第117号議案 訴えの提起について 第35 第118号議案 市道路線の廃止について 第36 第119号議案 市道路線の認定について 第37 第120号議案 長門石橋取付高架橋耐震補強(2期)工事請負契約締結につい             て 第38 第121号議案 久留米市手数料条例の一部を改正する条例 第39 第122号議案 久留米市職員給与条例等の一部を改正する条例 第40 第123号議案 久留米市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例 第41 第124号議案 久留米市生涯学習センター条例及び久留米市体育施設条例の一             部を改正する条例 第42 第125号議案 久留米市体育施設条例の一部を改正する条例 第43 久留米広域市町村圏事務組合議会議員の選挙 第44 浮羽老人ホーム組合議会議員の選出 第45 うきは久留米環境施設組合議会議員の選出 〇議事の経過 ◎ 開     会 ○議長(佐藤晶二君) 皆様、おはようございます。  ただいまから平成30年第4回久留米市議会定例会を開会いたします。  審議に入ります前に申し上げます。  去る9月25日、市議会議員、堺陽一郎氏が御逝去されました。久留米市議会として同氏の御功績をたたえるとともに御遺徳をしのび深甚の弔意を表するため、黙祷をささげたいと思います。  一同御起立をお願いします。  黙祷。  〔黙  祷〕 ○議長(佐藤晶二君) 黙祷終わり。  御着席願います。 ◎ 開     議 ○議長(佐藤晶二君) これより本日の会議を開きます。 ◎ 日 程 第 1 ○議長(佐藤晶二君) まず、日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期、定例会の会期は、本日から17日までの、15日間といたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決定いたしました。 ◎ 日 程 第 2 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第2、諸般の報告をいたします。  まず、全国市議会議長会より、去る10月18日、平成30年7月豪雨災害に対する見舞金、及び、11月22日に義援金を。次に、全国競輪主催地議会議長会より、去る11月8日、平成30年7月豪雨災害に対する見舞金を、それぞれ受贈いたしておりますので、御報告いたします。  以上の報告について質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) それでは、これをもって諸般の報告を終わります。 ◎ 日程第3〜日程第18 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第3、認定第1号から日程第18、第99号議案までを一括議題といたします。  以上の各決算及び両議案に対する決算審査特別委員会の審査結果報告書は、お手元に配付のとおりであります。  まず、委員長の報告を求めます。  19番原学特別委員長。(拍手)  〔19番原学決算審査特別委員長登壇〕 ○決算審査特別委員長(原学君) 改めまして、おはようございます。  19番、原学です。  去る9月20日の市議会定例会において審査付託となりました平成29年度決算並びに関連議案について、決算審査特別委員長として、審査の経過及び結果について御報告申し上げます。  審査付託となりました決算並びに関連議案は、久留米市一般会計、11の特別会計、2つの企業会計、第98号議案 平成29年度久留米市水道事業剰余金の処分について、及び第99号議案 平成29年度久留米市下水道事業剰余金の処分についてであります。  初めに、一般会計並びに特別会計決算の概要について、御報告申し上げます。  平成29年度の一般会計並びに特別会計決算における歳入総額は、個人市民税などの増収等により、前年度に比べ39億7,202万円増加し、2,186億8,468万円、歳出総額久留米アリーナの整備等の大型事業の実施などに伴い、37億1,235万円増加し、2,156億4,745万円となっております。特定目的の基金からの繰り入れはありましたが、決算時点での主要4基金の取り崩しもなく、黒字決算となっております。  久留米市の財政環境を中長期的に見ると、歳入面では、人口減少などの進展による市税収入の伸び悩みなど、歳出面では、社会保障関連経費の増加などにより、厳しさを増していくことが予想されます。  そのような状況の中でも、久留米市が持続的に発展できる都市となるよう、地域活性化と魅力の向上、住民福祉の増進に必要な施策を積極的に推進するなど、さらなる事業の厳選と重点化を進めるとともに、行財政改革取り組みを徹底することにより、健全財政の堅持に努めるよう強く求めるものであります。  次に、企業会計の概要について、御報告申し上げます。  まず、水道事業会計です。  本年度は、水道料金収入及び長期前受金戻入額が増加したため、前年度に比べ総収益は0.7ポイント上昇しました。  また、総費用は、退職給付費の減少などがあったものの、修繕費や委託料が大きく増加したことで、全体で2.1ポイント上昇しております。しかしながら、収益的収支におきましては、総収益46億2,322万円に対し、総費用38億8,972万円となり、純利益7億3,350万円の黒字となっております。  なお、この純利益に前年度繰越利益剰余金などを合わせた14億6,617万円が当年度未処分利益剰余金となっており、このうち6億4,180万円を資本金に、7億5,000万円を減債積立金に積み立て、残り7,438万円が翌年度繰越利益剰余金として繰り越されております。  次に、下水道事業会計について申し上げます。  主に、他会計補助金の減少により、営業外収益が減少しているものの、雨水処理負担金の増加及び処理区域内人口の増加に伴う下水道使用料の増加により営業収益も大きくなり、前年度に比べ総収益は、0.1ポイント増の65億4,456万円となっております。  また、資産減耗費支払い利息及び企業債取扱諸費が減少したことにより、総費用は0.1ポイント減の61億9,253万円になり、その結果、純利益3億5,204万円の黒字となっております。  なお、この純利益に、前年度繰越利益剰余金などを合わせた6億9,540万円が当年度未処分利益剰余金となっており、このうち3億4,000万円を資本金に、3億5,000万円を減債積立金に積み立て、残りの540万円が翌年度繰越利益剰余金として繰り越されております。  次に、委員会における審査概要について、御報告申し上げます。  まず、一般会計、歳出、第2款 総務費では、業務内容の精査など現場の実態を踏まえた上での会計年度任用職員制度導入の検討、姉妹都市と幅広い交流の検討、絆づくり推進事業費補助金の活用状況の詳細な分析の実施、タブレット導入などの市役所内ICT化の推進、自治会集会所の整備について空き家を活用するなどの手法の検討、市民に質の高いサービスを提供していくための職員研修のさらなる充実、さまざまな分野において市内で活躍している方のシティプロモーションへの積極的な起用の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第3款 民生費では、結婚応援及び子育て支援情報サイトの内容の精査と充実、学童保育所定員超過解消に向けた施設整備のさらなる推進、子ども食堂の地域の交流拠点としての機能を踏まえた運営補助の検討、老人クラブの活性化に向けた取り組みのさらなる推進、利用者の声を踏まえた上での重症心身障害児者地域生活支援事業のより一層の推進、成年後見制度における保佐及び補助制度の活用を促す啓発の推進、支え合いの地域づくりを推進するためのより具体的な方策の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第4款 衛生費では、再生可能エネルギーとしての廃食用油を利用した発電の取り組みの検討、さまざまな意見を踏まえた上でのこども子育てサポートセンター取り組みの充実、こども子育てサポートセンター幼児教育研究所機能集約施設整備の早急な検討、母子健康手帳アプリの導入の検討、成人の風疹予防接種費用助成の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第5款 労働費では、ワークライフバランス推進助成金制度がさらに活用されるような取り組み、不当に雇いどめをされた労働者への市としての積極的な関与、外国人労働者の労働に関する相談窓口について大学で広報するなどの周知、女性が働きやすい職場環境の整備に関する企業へのさらなる支援、地元企業の魅力を発信する冊子の筑後地域の高校3年生全員への配付などについて、それぞれ検討するよう要望がありました。  次に、第6款 農林水産業費では、筑後川への真砂土の堆積が内水面漁業に与える影響について関係機関と連携した把握の実施、荒廃森林再生事業のより一層の推進、葉物野菜以外の久留米産農産物のブランド化の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第7款 商工費について申し上げます。  まず、旧4町の祭りについての質疑があり、市長より「祭りへの補助金については、かねてから総事業費に対する補助率の高さ、また、包括外部監査において補助金の使途に関する指摘もあり、こうした指摘の中では、見直しの必要性があるということで、本年度予算においては、対象となる経費に上限額を設定するなど、他の祭りと同様に補助基準を統一した。さらに、みづま祭に関しては、地域振興基金残額相当分の充足が平成29年度で終了したため、結果として、補助金額の大幅な減額に至ったものである。これまで以上の市からの支援については、予算編成は、毎年度検証しながら行っているので、当該補助金についても同様であると考えており、今後については、関係者からの意見をしっかりと伺いながら、次年度予算への反映も行っていきたいと考えている」との答弁がありました。これに対して、委員より「補助金の減額で、今までのようなにぎわいに持っていけない祭りになるのではないかという不満も出てきており、また、協賛金集めにも大変苦労しているが、市長は、このような状況を理解しているのか。また、このことに配慮した施策展開や予算面での考慮を行うつもりはあるのか」との質疑があり、市長より「旧4町の祭りの関係者とは意見交換をしっかり行っており、各祭りの実行委員会が熱意を持って取り組み、地域のきずなづくりに貢献していることは承知している。また、各商工会とも今回の祭りの予算に関しては議論しているところである。今後も、実行委員会との意見交換など、関係者とのさらなるコミュニケーションを図りながら、地域の熱意やニーズも踏まえ、地域の特性を生かした祭りとなるよう可能な限り支援していく」との答弁がありました。  そのほか、商店街やニーズの変化に対応したタウンモビリティ運営事業取り組みの検討、中小零細企業事業承継に対するしっかりした支援の実施、久留米の伝統的な祭りに対するさらなる支援の実施、高齢者に対する架空請求や詐欺などの被害防止に向けた啓発のさらなる推進、事業者などと連携し移動販売が継続して実施できるような支援の検討、地域おこし協力隊が活動しやすいような地域と連携した支援の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第8款 土木費について申し上げます。  まず、生活支援交通コミュニティタクシーについての質疑があり、市長より「この制度は非常に重要な制度であるが、校区への補助金の上限が一律50万円であることや、利用券の発行や配付などで校区へ一定の負担を強いているなどの課題がある。こういうところを一つ一つ改善しながら、より多くの校区で実施できるようにしていかないといけない。そのためには、1年でできることには限界があるので、毎年、課題を検証しながら、より利用しやすい制度にしていかなくてはいけない。そのときに、執行部だけではなく、市民、特に校区の皆さんと協働で、移動制約者に対してどういう手当てをしていくか、強い思いでやっていきたい」との答弁がありました。これに対して、委員より「コミュニティタクシー事業について、平成29年度決算において、最も評価する点を伺いたい」との質疑があり、市長より「実施する校区がふえており、1校区当たり登録者数も、平成21年度は43名だったのが78名と、5割近くふえていることである。これは一人一人の積み重ねが全てであるので、その裏では、このコミュニティタクシーを運用されている地域の皆さんがしっかりと活動されている。また、1回利用された方は、非常にすばらしい制度であるということで、恐らく継続して使われていて、その積み重ねが43名から78名になっていると思っている。そのベクトルをそのまま継続し、毎年1名でも2名でも積み上げる努力が必要であり、最終的には、交通移動手段が制限されている方に関して、コミュニティタクシーがあってよかったと観照をされるのが最大の目標である」との答弁がありました。  そのほか、久留米市空き家及び老朽家屋等適正管理に関する条例への行政代執行の規定追加の検討、治安の面で課題のある公園について地域の意見を踏まえた上での対策の検討、豪雨時に浸水被害が予想される地域への土のうステーション設置の検討、通学路の安全対策のさらなる推進などについて、それぞれ要望がありました。  次に、第9款 消防費では、消防団応援の店の利用促進に向けた取り組みの推進について、要望がありました。  次に、第10款 教育費では、図書館における調査研究を目的とした利用者への的確な資料や情報を提供する機能のさらなる充実、教師と生徒などがコミュニケーションをとる有効な手段としての部活動の推進、学校施設における遊具の新設も含めた計画的な更新の検討、これまでの課題を精査した上での文化芸術振興取り組みのさらなる推進、小・中学校での朝読書の積極的な実施、通学区域の見直しも含めた学校規模適正化の推進、教育委員会による学校の状況に応じた支援機能の強化、防犯等に寄与している通学見守り隊への感謝の意をあらわす機会の検討などについて、それぞれ要望がありました。  次に、歳入では、広告収入増に向けたさらなる取り組みの検討について、要望がありました。  次に、特別会計及び企業会計について申し上げます。  まず、介護保険事業特別会計では、地域包括ケアシステムの構築に向け地域と円滑に協議できるよう庁内での調整の実施、行方不明高齢者位置情報検索サービス利用補助の継続的な実施などについて、それぞれ要望がありました。  次に、競輪事業特別会計では、女性やファミリー層来場者増加に向けクラウドファンディングなどさまざまな財源確保策を活用したキッズスペースなどのハード整備来場者増加のための施設全体の大規模改修などについて、それぞれ検討するよう要望がありました。  次に、市営駐車場事業特別会計では、市営駐車場無人管理を含めコスト面も考慮した上での管理方法の見直しの検討について、要望がありました。  次に、水道事業会計では、災害時の給水対応についてさまざまな状況を想定した取り組みの検討について、要望がありました。
     以上が決算審査特別委員会の審査の経過及び結果でありますが、別途議長に対し報告しておりますように、いずれの決算も認定すべきものと決定し、また、第98号議案及び第99号議案については、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。  議員各位におかれましては、本委員会の審査の結果を了とされまして、何とぞ委員会の決定のとおり、満場の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、委員長の報告といたします。                      =〔降 壇〕= ○議長(佐藤晶二君) 委員長の報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入りますが、通告があっておりませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。通告があっておりますので討論を許します。  1番金子むつみ議員。(拍手)  〔1番金子むつみ君登壇〕 ○1番(金子むつみ君) おはようございます。  1番、日本共産党金子むつみです。  私は、ただいま報告がありました認定第1号 平成29年度久留米市一般会計決算の認定並びに2号、5号、7号、11号及び13号、14号の議案に対して、反対の討論を行います。  一般会計についてです。  今年度は中学校空調機整備として、中学校の特別教室の一部、理科室と音楽室にエアコンが設置されたことや、子ども・子育て等々の前進がありましたが、見過ごすことができない問題が多々あります。  その第1点目は、不要不急の大型公共事業が、今も財政を圧迫しているということです。  シティプラザは、建設着工する以前から、「東日本大震災が起こり復興支援にお金がかかる」、「資材も人材もそちらが優先し、金額も高騰する」と言われていたものです。今年度、シティプラザの財政は大変厳しい状況にあります。文化や芸術にお金がかかることは言うまでもありません。  そして、市民が利用するならば、赤字でも公共施設ですから維持していくのは当然です。しかし、この建物は当初から身の丈に合わない、このように繰り返し指摘されておりました。だからこそ、なぜこれを建てたのか、しっかりとした総括をするべきだと思います。  改めて公共事業は、大型の箱物ではなく、市民が利用し、使用する。例えば、稼働率も高く、中高齢者の健康寿命を延ばす施設や、地域の方々が長年愛着を持って育ててきた施設の長寿命化を優先にするべきだと考えます。  2つ目に、同和行政についてです。  決算の概要の中で、人権同和対策のところで、最初に「人権・同和問題の早期解決を目指す」というふうに書かれてあります。私も、問題があるなら早急に解決が必要だと考えます。  しかし、個人給付や団体補助金によって問題が解決しているでしょうか。問題発言をしている人や落書きがあったなどの問題は、同和に限らず、これまで繰り返し行ってきた話し合いや啓発で解決を図るべきではないでしょうか。啓発する人や団体では、地域に人権擁護委員さんやその他ボランティアで活動してある方はたくさんいらっしゃいます。  また、家計が苦しい、経済的に成り立たないという世帯は、同和地区出身者、解放同盟が推薦し、確認したばかりではないと思います。子供たちへの奨学金制度についても、団体が認める人だけの別枠があり、しかも金額が違うというのはおかしいと思います。  子供たちもそうですが、経済的理由で個人給付が必要というのであれば、それは就学援助なり生活保護などの制度があるわけです。部落解放同盟や全日本同和会が、この人は間違いありませんと言った人のみが、この個人給付を受けられるということが、差別の解消や同和問題の早期解決を目指すということには結びつかないと思います。  個人給付事業から団体補助金まで、団体の言いなりでお金を出す。これは、新たな差別を生むものになっているのではないでしょうか。一日も早く終結をすべきだと考えます。  決算の概要では、「一昨年成立した部落差別解消推進法の周知を図った」と書かれています。それならば、この法律の附帯決議にある「教育及び啓発を実施するに当たっては、新たな差別を生むことのないよう留意する」、こういうふうに書いておりますが、これを踏まえて、特別扱いを一刻も早くやめるべきです。  3つ目に、非正規雇用の問題です。  正規職員を減らして、任期付職員を大幅に入れています。正規職員を非正規職員に置きかえるということが、現場では起きています。その占める割合は、約3割に膨れ上がっています。  これまでも指摘してきましたが、ケースワーカーは全体の2割、保育士は5割、図書司書は9割が非正規雇用職員です。ほとんどが有資格者です。その待遇も大変低く抑えられています。  例えば、学童保育指導員は年額152万円です。学童指導員は資格が要らなくなるとの国の緩和措置が出されていますが、いずれにせよこの状況で資格を持った若い人たちが、夢を抱いて働くことができるでしょうか。官製ワーキングプアを大量に生み出しています。  また、深刻なのは、学校現場の先生たちです。非常勤講師や常勤講師、そして正規教職員が混在した中で、運営にきゅうきゅうとしていると聞いています。学校は、県教委の管轄だということだとは思いますが、まずは久留米市として、非正規から正規職員へと移行する手だてをとるべきです。  次に、第2号 国民健康保険事業特別会計についてです。  国民健康保険料は、依然として高過ぎます。年金生活者の方々から、悲鳴にも似た不満の声が上がっております。  年金は、これまでも減り続けてきました。そういう状況の中で、国保料の高さは大変な重圧になっています。今後、広域化により、さらに引き上がるのではないかとの不安は広がっています。広域化になっても、一般会計からの充当はできるはずです。  また、今年度、国保窓口の業務委託が始まりました。国民健康保険業務というのは、かなり個人情報がかかわるものです。この業務に外部委託はそぐわないと、予算議会でも述べました。また、働く労働者の件についても、新たな官製ワーキングプアを生み出すことや、偽装請負の問題なども懸念されます。  実際、「民間委託された労働者の賃金がどのような状態なのか」との問いに、久留米市は「民民の関係だから調査できない」と、これまでも言ってきたわけです。同じ市役所で働く労働者が、賃金も雇用形態も違う状況をさらにふやすことは避けるべきだと考えます。  最後に、第5号 住宅新築資金貸付業務についてです。  毎回取り上げていますが、依然として抜本的な手が何も打たれていませんし、大幅な改善は見られません。こういう状況に手をつけずに、やっぱり同和問題、同和事業に対して物が言えないという事態は許されるべきではないと思います。以上で、討論を終わります。(拍手)                      =〔降 壇〕= ○議長(佐藤晶二君) 26番藤林詠子議員。(拍手)  〔26番藤林詠子君登壇〕 ○26番(藤林詠子君) 26番、みらい久留米議員団、藤林詠子です。賛成討論をいたします。  認定第1号 平成29年度久留米市一般会計決算の認定について、7点申し上げます。  29年度決算は、楢原市政8年間の最後の年であり、大久保市長が最後の2カ月を引き継いだ年度です。継承を掲げて市長選を戦われましたので、事業は、29年度に関してはスムーズに継続されたと思います。  しかし、大久保市長がその後、楢原市政の何を継承し、何を変えたいのか、それはなぜなのかが、議員や市民に十分伝わっていないということが、この間、決算審議やその前の本会議で指摘されていることです。それは、29年度決算の評価のありようにもあらわれます。  具体例の一つとして、市民活動への補助金の名称が30年度に変えられました。市民活動をする方の中では、今でも「キラリ補助金」と呼ばれます。同じ事業をしているのに、去年は「キラリ輝く市民活動活性化補助金」、ことしは「市民活動・絆づくり推進事業費補助金」、市民の中に浸透していた名称を問題もないのに変更することに何の意味があるのか、市民から疑問も出されています。  照明灯の名称からも「キラリ」が消えています。  また、市長は、附属機関ではない委員会やプロジェクトを幾つか立ち上げられています。行政には一定の継続性が求められるものの、当然、必要性のあるものは変えていくべきですし、広く意見を聞くこともよいことだと思います。  その際、過去をどう評価するのかを明確に出していただきたいと思います。時代とともに評価の変わることもあります。それを29年度、最後の2カ月間どうなされたのか、不十分だったのではないかと思っています。  次に、地域おこし協力隊についてです。  情報発信、観光、定住などの取り組みは一定の成果を出し、活躍していただけたと評価しています。ほかの自治体のように、もっと幅広い分野で募集をしてもいいのではないかと思います。  次に、障害者差別解消法施行2年目の年でした。市役所では、庁内でつくられた対応要領が実施され、定着したはずです。  しかし、障害者が来場しないことを前提とした市主催のイベント、事業の実施、講演会の内容など、問題を指摘されたことがあります。障害者への理解が不十分なまま各部の事業を実施すると、差別の意識がなくとも、結果的に差別をしてしまうことがあります。この間の課題を整理し、基本的な理解ができる有効な職員研修を改めて求めます。  次に、10月に開設されたこども子育てサポートセンターについて、4点申し上げます。  まず、個別相談とあわせて柱としたはずの、グループづくりの取り組みが不十分です。  次に、開設に伴い、母子保健を保健所から子ども未来部に移管した際に、母子手帳交付を保健師が面談の上渡すということが、一部地域の市民に対して半年間行えていませんでした。妊娠届のときの初回の面談は大変重要です。サービス低下があったことを反省していただきたいと思います。  次に、子供の権利に基づく事業実施の視点が不十分だと思っています。  それから、スクールソーシャルワーカーが教育委員会に配置されていますが、子供自身からソーシャルワーカーに相談することができない相談体制になっています。  また、スクールソーシャルワーカーが、相談支援以外に子供たちや親を集めて情報提供を行ったり、親の会を催したりすることが行われていません。  センターは、対象年齢を18歳までとしたのであれば、スクールソーシャルワーカーを家庭子ども相談課に在籍、または併任とし、動きやすい体制にすることも今後検討していただきたいと思います。  次に、外国人との多文化共生についてです。  日本語教育の機会が、学校教育にも社会教育にも不足しており、コミュニティーづくりや日常生活に関係する行政情報の外国語による提供なども、まだ不十分です。農業研修生や工場での研修生の生活実態やニーズは、市では把握されていません。一部は民間事業者の責務だそうですが、市内で一定期間以上暮らす方々ですから、専門職や支援団体、民間事業者と連携し、自治体としてできることをすべきではないかと思います。  次に、買い物弱者支援は、幾つかの対策が市民との協働で行われて、一定成果を上げています。  しかし、事態はさらに深刻な状態になっており、事業承継の問題も含め、店舗が閉じる前に何らかの手を打つことができないか、住民とともに取り組む仕掛けが必要な時期に来たと思います。  通信販売や郊外大型店で買い物をする生活が、将来、コミュニティーから何を失うのか、住民と共有すべきだと思います。コミュニティーに商業が残ることの意味を、行政課題として提示する時期ではないでしょうか。  次に、よりみちバスは、数字の実績が少し伸びてきました。住民の努力を評価し、コミュニティタクシーとあわせて、生活支援交通は地道な協働を今後も続けていただきたいと思います。  次に、認定第7号 平成29年度久留米市介護保険事業特別会計決算の認定について申し上げます。  地域包括ケアシステムは、保険者である市町村が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要と国は言っています。  介護予防・日常生活支援総合事業の訪問介護・通所介護のうち、住民主体で行う活動サービスBの実績が、平成29年度はゼロでした。介護事業者によるサービスAの単価は、市独自で事業者と協議した上で設定し、要支援者へのサービスに支障がないようにした点は評価します。  しかし、サービスBの住民主体による事業についても、実情に合わせて基準をつくり、多様な主体が参入できるようすることが必要です。市民との協働、支え合い推進会議は始まったものの、地域コミュニティーを対象に考えており、NPOやボランティア団体、老人クラブには、ほとんど働きかけがありませんでした。  例えば、支え合い推進会議で、コミュニティセンターや老人クラブで、地域で既に行われている活動をどう組み合わせればサービスBになるのかを出していただき、市の基準をそれに合わせてつくるということもしていいわけです。  一方、地域包括支援センターがつくった自主グループは11団体と、こちらも多くはありませんし、コミュニティーや支え合い推進会議につながっているわけではありません。  他の自治体を見ますと、専門職や行政の指導による体操教室などだけではなく、趣味活動やスポーツなどの中にも、認知症や鬱病を予防する効果があると言われて取り組まれています。  課題は、地域で行われている活動が十分把握されていないこと、高齢者の文化、スポーツ、ボランティア活動、趣味活動などの実態が把握できていないこと、既存の人の動きを組み合わせてサービスBに仕上げるという発想が乏しく、コーディネートが行われていないことなどです。  ソーシャル・キャピタルを生かさない進め方は、成果が乏しいだけではなく、介護保険の財政運営上も課題だと思いますので、今後取り組んでいただきたいと思います。以上、賛成討論を終わります。                      =〔降 壇〕= ○議長(佐藤晶二君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  まず、認定第1号、認定第2号、認定第7号、及び認定第11号の平成29年度久留米市一般会計、国民健康保険事業特別会計介護保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計の各決算、以上4件を一括して採決いたします。  以上の各決算に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。  以上の各決算は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤晶二君) 起立多数であります。よって、認定第1号、認定第2号、認定第7号、及び認定第11号、以上4件は、いずれも認定することに決定いたしました。  次に、認定第3号、認定第4号、認定第6号、認定第8号から認定第10号まで、及び認定第12号の平成29年度競輪事業、卸売市場事業、市営駐車場事業、地方卸売市場事業、農業集落排水事業、特定地域生活排水処理事業、母子父子寡婦福祉資金貸付事業の各特別会計決算、以上7件を一括して採決いたします。  以上の各決算に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。  以上の各決算は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤晶二君) 起立全員であります。よって、認定第3号、認定第4号、認定第6号、認定第8号から認定第10号まで、及び認定第12号、以上7件は、いずれも認定することに決定いたしました。  次に、認定第5号、認定第13号、及び認定第14号の、平成29年度住宅新築資金等貸付事業特別会計水道事業会計下水道事業会計の各決算、以上3件を一括して採決いたします。  以上の各決算に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。  以上の各決算は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤晶二君) 起立多数であります。よって、認定第5号、認定第13号、及び認定第14号、以上3件は、いずれも認定することに決定いたしました。  次に、第98号議案 及び第99号議案の平成29年度水道事業剰余金の処分について、下水道事業剰余金の処分について、以上2件を一括して採決いたします。  両議案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。  両議案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤晶二君) 起立全員であります。よって、第98号議案、及び第99号議案、以上2件はいずれも原案のとおり可決されました。 ◎ 日程第19〜日程第42 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第19、第102号議案から日程第42、第125号議案までを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  大久保市長。
     〔市長大久保勉君登壇〕 ○市長(大久保勉君) おはようございます。  平成30年第4回市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多用中にもかかわりませず御参集を賜り、まことにありがとうございます。  初めに、堺陽一郎議員の御逝去を悼み、謹んで心から御冥福をお祈り申し上げます。  故堺陽一郎議員は、平成11年5月、旧田主丸町議会議員に初当選されて以来、平成17年の久留米広域合併を経て5期19年余りの長きにわたり議会人としての使命に徹し、町政及び市政の運営に参画されるとともに、市民のよき理解者、代表者として地域振興に大きく貢献されました。  また、崇高なる人格と卓越した手腕により、旧田主丸町議会総務委員会委員長、合併後の久留米市議会総務常任委員会委員長などの要職を歴任され、魅力あふれる中核都市の実現に積極的に取り組まれ、情熱と行動力をもって市政の発展に尽力されました。  これからも、市議会における御活躍を期待しておりましただけに、まことに残念でなりません。志半ばにしての御逝去は、さぞかし御無念のことと拝察いたします。  改めまして御生前の御功績に心からの敬意と深甚なる感謝を申し上げ、謹んで哀悼の意を表する次第でございます。  それでは本日、ここに提案いたしております各議案の提案理由を説明申し上げますが、その前に、新総合計画次期基本計画の策定について述べさせていただきます。  久留米市では「水と緑の人間都市」を基本理念に、基本構想に掲げる目指す都市像を実現するための基本計画により、さまざまな施策を市民の皆様とともに進めております。  現行の平成27年度を始期とした第3次基本計画は4年目を迎えており、2020年度以降の次期基本計画を策定する時期に差しかかっております。  この間、市を取り巻く環境を見てみますと、人口減少社会や超高齢社会の本格化、労働力不足の深刻化、経済の一層のグローバル化など、状況は大きく変化しており、その対応が必要となっております。  一方で、大手シンクタンクの公表する各種の分析データにおきましては、久留米市の都市ポテンシャルは高く評価されており、本市の多様な地域資源を最大限に生かしながら、久留米市民の夢や希望が実現する生活空間をつくり上げたいと考えております。  次期基本計画の対象とする期間は、現在の基本構想の総仕上げの時期となります。目指す都市の姿と方向性を示した長期的な計画を市民の皆さんと共有し、協働によるまちづくりをさらに深化させ、「住みやすさ日本一」を着実に前進していく所存でございます。  平成31年度中の次期総合計画の策定を目指し、先月、4名の市議会議員の参加も得て総合計画審議会を立ち上げ、基本計画案の諮問を行いました。  今後、意見募集を行う中で、市民や関係団体の皆様の計画策定への御参画をお願いすることとしております。  正副議長を初め、市議会の皆様におかれましても、次期総合計画策定の御助言、御協力をよろしくお願い申し上げます。  次に、公共施設管理最適化の課題について述べさせていただきます。  先般、市議会に提出されたサンライフ久留米及び石橋文化センター共同ホールの存続を求める請願について所管する委員会で審査が行われ、いずれも不採択とされました。この議論の中で、「施設機能や配置の集約に向けた市民の皆様への説明が十分でなかった」という経済常任委員会委員長及び教育民生常任委員会委員長の報告を受け、議長から公共施設管理最適化の進め方について申し入れをいただきました。  私は、公共施設管理の最適化は、今後の人口減少や久留米市の財政状況などを考えますと、避けては通れない大きな課題であると認識しております。  今回、議長よりいただきました要請につきましては、真摯に受けとめさせていただき、市議会の御意見もお伺いしながら、広く市民の皆様の御理解を得られるよう、より丁寧に進めてまいりたいと考えております。  次に、最近の活動状況について報告させていただきます。  まず、KIMONO PROJECTへの支援についてでございます。  久留米市内の一般社団法人イマジンワンワールドが、東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、206の国・地域の特徴をあらわした着物をつくり、各国をもてなすKIMONO PROJECTに取り組んでおられます。久留米市は、久留米絣のPRにもつながるこのKIMONO PROJECTについて、国・県や関係機関との連携を図りながら支援を行っています。  10月に、KIMONO PROJECTで制作された着物を携え、櫻田義孝東京オリンピック・パラリンピック担当大臣を訪問いたしましたとともに、日本独自の文化を海外にアピールする、クールジャパン政策を所管する経済産業省と協議を行ってまいりました。また、福岡県とも、数度にわたり支援を得るための協議を行っております。  今後もKIMONO PROJECTと連携していくことで、東京オリンピック・パラリンピックに向け、本市の知名度を向上させ、国内外からの交流人口の増加を図り、もって地域経済の活性化につなげていきたいと考えております。  また、久留米市では、日本酒や、豚骨ラーメン、焼き鳥といった「食」、観光農業や歴史ルートなど「観光資源」、伝統的工芸品である「久留米絣」、「スニーカーの街」「ウオーキングシューズの街」久留米のブランド化など、多くのコンテンツにより情報発信に努めています。  次に、国への要望活動についてです。  政府の方針によりますと、来年実施予定の消費税引き上げ等に対する景気対策の必要性から、国では補正予算が編成される見込みとなっています。その状況を捉まえ、国土交通省へ、河川改修や道路整備についての要望に赴いてまいりました。  河川改修についてはことし7月の豪雨災害を受け、その対策のために治水関係予算全体の大幅な増額や、筑後川流域における河川改修と適切な維持管理による流下能力の向上、排水ポンプの増強及び支流等の流域を含めた総合的な治水対策の推進、などをお願いいたしました。  また、道路整備については、国土強靭化の推進、渋滞や交通安全対策などのための国の直轄事業や県の国県道事業への予算確保について、要望活動を行いました。  引き続き、国の増額補正予算に久留米市の河川や道路などの事業が反映されますよう努めてまいりますとともに、児童福祉施設や学校施設改善などの支援につきましても国に要望してまいります。  次は、民間企業との連携したまちづくりについてです。  久留米市は、連携協定の締結による民間企業と連携したまちづくりを進めています。4月に大塚製薬株式会社とスポーツ振興や災害支援に関する連携協定を、7月には西日本鉄道株式会社と交通拠点の利便性の向上や公共交通の維持・利用促進、観光振興、移住定住などに係る包括連携協定を締結しました。また、8月には福岡県石油商業組合と災害時の燃料供給に関する協定締結を、さらに、10月には通信事業者の西日本電信電話株式会社やインターネットサイト運営会社のヤフー株式会社と、公共無線LANや会社のサーバー活用協力についての協定を締結し、防災や観光振興における情報環境の充実を図ったところでございます。  加えて、11月には、アマゾンジャパン合同会社から講師を招き、「通勤時間ゼロの働き方」と題して、テレワークのメリットや導入事例を紹介するセミナーを開催し、100名を超える参加者が集まりました。その中から実際に、テレワークの仕事を得る人が生まれることが期待されております。  また、現在、九州朝日放送株式会社と防災に関する協定を結ぶべく、詳細の調整を進めています。  これからも、さまざまな民間企業が有するサービスやノウハウを活用し、より効率的、かつ充実した行政サービスの提供に取り組んでまいります。  次に、広報戦略の推進についてでございます。  市民への情報発信を強化するため、10月の組織改正において広報戦略課を設置し、新たに広報担当部長を配置しました。あわせて、新・広報戦略プランを展開し、「市民本位の伝わる広報」という基本理念のもと、新たな体制や時代に合う、より戦略性を強めた計画を進めております。  先日は、私自身がテレビ番組に出演し、観光宣伝を担う「ふるさと大使」の就任をお願いするシーンを放送いただきました。また、今月からは、久留米産農産物プロモーションのCMが、テレビとラジオで放送されています。市民の方々への情報提供はもとより、久留米市のプロモーションを進めるためにさまざまなメディアを活用し、攻めの姿勢でスピード感を持って、ドラマチックで印象深い情報発信を心がけたいと考えております。  次は、人権施策推進委員会の設置についてです。  今日の国内における人権問題を取り巻く状況を見てみますと、2016年には、障害者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法、部落差別解消推進法といった差別解消を目的とする3つの法律が制定・施行され、いまだに解決されていない人権問題や、新たに取り組むべき個別人権問題の存在が明らかになっています。  このたび、これまで取り組んできた、久留米市の人権・同和行政の検証を行うとともに、今後、積極的に取り組むべき現代的な人権問題や、包括的な人権行政の基本的な方向、施策のあり方を検討すべく、人権施策推進委員会を設置いたしました。  私は、人権問題の解決は「住みやすさ日本一」を実現するために重要な課題であり、特に女性、子供、高齢者、障害者、外国人などの新たな人権問題にも積極的に取り組んでいかねばならないと考えております。この人権施策推進委員会における議論を通じ、久留米市における、あらゆる人権問題の解決のため、人権教育・人権啓発などのさまざまな施策に、市民の皆様との協働のもと、取り組んでまいります。  最後に、市政運営の効率化についてです。  久留米市では、現在、全職員を対象とした人事評価制度を実施しています。これに加え、管理職全体への360度評価、いわゆる多面評価を導入し、今年度は部長級と次長級の職員を対象に実施、今後、管理職全体へ拡大していく予定としております。  360度評価の導入は、人事評価制度の透明性や信頼性を確保し納得性を高める、あるいは、管理職のマネジメントの気づきを促し行動改善を支援する、さらに、現行の人事評価制度とあわせて人事管理の基礎資料として活用する、などを目的としています。  先月、対象となる職員に、自分自身及び指定された同僚や上司について、職務遂行能力、課題解決力、変革力、リーダーシップ及び人材育成の5項目の評価を行ってもらいました。  今後、評価による平均点やコメント、自己評価と他者評価の差異を対象者本人へフィードバックするとともに、管理職全体への導入に向け、効果や課題を検証し、制度のブラッシュアップを図ってまいります。  また、久留米市は、e−市役所の実現に向け、ICTを活用した働き方改革を進めています。その取り組みの一つとして、スピーディーで効率的な行政運営の実現を目指し、会議のペーパーレス化に取り組んでいます。先月、全ての管理職のパソコンをWi−Fi対応端末に入れかえ、早速、会議資料をパソコンの画面に表示するペーパーレス会議を導入しました。  引き続き、事務事業のさらなる効率化や省力化を進めるとともに、e−市役所の実現に努めてまいります。  以上、最近の活動状況について報告をさせていただきましたが、引き続き、正副議長を初め、議員の皆様、そして市民の皆様の、御支援、御協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。  ここで、本日提出いたしております議案の審議をお願いするに当たりまして、各議案の提案理由の説明を申し上げます。  第107号議案から第109号議案は、平成30年度一般会計及び特別会計の補正予算でございます。  初めに、一般会計でございますが、1億1,933万円の追加をお願いするものでございまして、補正後の予算総額は、1,330億6,362万円となります。  事業進捗に伴うものといたしまして、橋梁のかけかえ工事に伴う建物等の移転補償金として、1,200万円を計上しております。  次に、人件費といたしまして、人事院勧告を踏まえた給与改定などにより、1億733万円の増額をお願いいたしております。  これの補正予算の計上に必要な財源は、繰越金1億853万円、市債1,080万円等で措置いたしております。  このほか、事業完了が翌年度となる見込みがあります中心市街地再整備事業など2事業につきまして繰越明許費の追加を、道路新設改良事業費など2事業につきまして繰越明許費の変更をお願いいたしております。  また、次年度以降の支出を伴うこととなります新産業団地公共施設整備負担金につきまして、債務負担行為の追加設定をお願いいたしております。  次に、特別会計でございますが、国民健康保険事業につきましては、高額療養費の増加に対応するため3,700万円の追加を、介護保険事業につきましては、決算剰余金を介護給付費準備基金に積み立てるため1億9,106万円の追加をお願いいたしております。  次に、第102号議案から第106号議案までの専決処分に係る議案並びに第110号議案から第120号議案までの一般議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。  第110号議案は、大川市の消防に関する事務のうち、消防団及び消防水利に関する事業以外の事務を久留米広域市町村圏事務組合が処理するため、同組合において共同処理する事務を変更し、及び同組合の規約を変更することに関し、市議会の議決を求めるものでございます。  第111号議案から第113号議案までは、久留米市民交流センター、久留米市市民活動サポートセンター及び久留米市教育集会所について、それぞれ指定管理者を指定しようとするものでございます。  第114号議案は、公務執行中の事故による和解契約を締結しようとするものでございます。  第115号議案及び第116号議案は、久留米市ふれあい農業公園及び久留米市田主丸ふるさと会館について、それぞれ指定管理者を指定しようとするものでございます。  第117号議案は、市営住宅の家賃を滞納している者4人に対し、市営住宅の明渡し請求及び滞納家賃等支払請求の訴えを提起しようとするものでございます。  第118号議案及び第119号議案は、高良内町ほか3町内の市道路線を廃止し、梅満町ほか9町内の市道路線を認定しようとするものでございます。  第120号議案は、長門石橋取付高架橋耐震補強2期工事請負契約を締結しようとするものでございます。  続きまして、第121号議案から第125号議案までの条例議案について、各議案の提案理由を説明申し上げます。  第121号議案は、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律施行規則の一部改正等により、住宅確保要配慮者円滑入居賃貸住宅の登録の申請に対する審査事務が大幅に簡素化されたことに伴い、同事務に係る手数料を廃止しようとするものでございます。  第122号議案は、市長等及び職員の給与を改定し、並びに災害応急対策等により本市に派遣された他の地方公共団体等の職員に対して支給する災害派遣手当を定めるものでございます。  第123号議案は、久留米市民会館跡地の活用その他必要な事項について調査審議する久留米市民会館跡地活用等検討委員会を設置しようとするものでございます。  第124号議案は、勤労青少年ホームの用途を生涯学習センターまたは体育施設に変更しようとするものでございます。  第125号議案は、久留米市柳瀬サッカーコートを廃止し、及び久留米市野球場のスコアボードの使用料を改定しようとするものでございます。  以上をもちまして、各議案の提案理由について説明を終了いたしますが、何とぞ、慎重なる御審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。                      =〔降 壇〕= ○議長(佐藤晶二君) 提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  各議案の質疑は、議事の都合により、本日はこれを取りやめ、後日に行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、本日は各議案の質疑は取りやめ、後日に行うことに決定いたしました。 ◎ 日 程 第 43 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第43、久留米広域市町村圏事務組合議会議員の選挙を行います。  堺陽一郎議員の死亡により、欠員となっております当組合議会議員の補欠については、当組合規約第5条第3項の規定に基づき、久留米市の市議会議員の中から選挙することになっております。  お諮りいたします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選で行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思います。これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。  7番松岡保治議員を久留米広域市町村圏事務組合議会議員に指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長が指名いたしました議員を、久留米広域市町村圏事務組合議会議員の当選人と定めることに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員が久留米広域市町村圏事務組合議会議員に当選されました。  ただいま久留米広域市町村圏事務組合議会議員に当選されました松岡保治議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。
    ◎ 日 程 第 44 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第44、浮羽老人ホーム組合議会議員の選出を議題といたします。  堺陽一郎議員の死亡により、当組合規約第5条の定数に欠員が生じておりますので、当組合議会議員を選出したいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、当組合議会議員を選出することに決定いたしました。  選出については、選挙により行います。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選で行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。  お諮りいたします。  指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。  32番大熊博文議員を浮羽老人ホーム組合議会議員に指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長が指名いたしました議員を、浮羽老人ホーム組合議会議員の当選人と定めることに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員が浮羽老人ホーム組合議会議員に当選されました。  ただいま浮羽老人ホーム組合議会議員に当選されました大熊博文議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。 ◎ 日 程 第 45 ○議長(佐藤晶二君) 次に、日程第45、うきは久留米環境施設組合議会議員の選出を議題といたします。  堺陽一郎議員の死亡により、当組合規約第5条の定数に欠員が生じておりますので、当組合議会議員を選出したいと思います。これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、当組合議会議員を選出することに決定いたしました。  選出については、選挙により行います。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選で行いたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定いたしました。  お諮りいたします。  指名の方法については、議長が指名することにいたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、議長が指名することに決定いたしました。  32番大熊博文議員をうきは久留米環境施設組合議会議員に指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま議長が指名いたしました議員を、うきは久留米環境施設組合議会議員の当選人と定めることに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員がうきは久留米環境施設組合議会議員に当選されました。  ただいまうきは久留米環境施設組合議会議員に当選されました大熊博文議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。  以上で、本日の議事日程は、全部終了いたしました。  お諮りいたします。  議案研究等のため、あす4日は休会いたしたいと思います。  これに御異議はありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤晶二君) 御異議なしと認めます。よって、あす4日は休会することに決定いたしました。あさっての5日、午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                      =午前11時17分  散会=...