久留米市議会 2016-09-20
平成28年第3回定例会(第6日 9月20日)
平成28年第3回
定例会(第6日 9月20日)
平成28年9月20日(火曜日)
会 議 録
(第6日)
平成28年9月20日(火曜日)
=午前10時00分開議=
〇
出席議員(38名)
1番 金 子 むつみ 君
2番 早 田 耕一郎 君
3番 松 岡 保 治 君
4番 別 府 好 幸 君
5番 田 住 和 也 君
6番 山 田 貴 生 君
7番 権 藤 智 喜 君
8番 緒 方 正 子 君
9番 森 﨑 巨 樹 君
ただいま議題となっております第110
号議案については、
会議規則第36条第3項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
別府好幸君) 御異議なしと認めます。よって、本案については
委員会の付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入りますが、通告があっておりませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
第110
号議案 久留米市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決いたします。
本案は、これに同意することに
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
別府好幸君)
起立全員であります。よって、第110
号議案は、これに同意することに決定いたしました。
◎
日程第22
~日程第38
○
議長(
別府好幸君) 次に、
日程第22、
認定第1号から
日程第38、第106
号議案までを
一括議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
楢原市長。
〔
市長楢原利則君登壇〕
○
市長(
楢原利則君)
認定第1号から第15号まで、並びに第105号及び第106
号議案の
提案理由を説明申し上げます。
まず、
認定第1号から第15号までは、
平成27年度
久留米市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算について、
地方自治法及び地方公営企業法の規定により、監査
委員の意見をつけて議会の
認定に付すものでございます。
ここで、各会計決算の概要について説明申し上げます。
まず、一般会計の決算につきましては、歳入決算額1,443億3,963万円、歳出決算額1,427億9,536万円で、歳入歳出差し引き15億4,427万円となっておりますが、このうち翌年度に繰り越すべき財源を差し引きますと、実質収支は、9億3,882万円となった次第でございます。
歳入の状況でございますが、市税につきましては、景気の緩やかな回復に伴います個人市民税の増収等によりまして、対前年度比9,123万円、0.2%増の399億8,092万円となっております。
その一方、地方交付税は、地方消費税交付金などの増収に伴います基準財政収入額の伸びや、合併算定替の逓減などによりまして、対前年度比7.5%減の209億4,739万円となっております。
繰入金につきましては、総合都市プラザ整備基金やふるさと・くるめ応援基金など、特定目的のための基金から20億4,158万円を繰り入れましたが、財政調整基金など主要4基金からの繰り入れは行わず、決算時点での主要4基金取り崩しゼロは達成することができました。
また、地方債につきましては、
久留米シティプラザや宮ノ陣クリーンセンターなど、大規模施設の整備に伴います地方債発行額の増によりまして、対前年度比44.6%増の237億4,700万円となっております。
次に、歳出について目的別に構成比の高い経費から見てみますと、民生費547億6,341万円で、構成比38.3%、教育費211億2,139万円で14.8%、衛生費173億1,143万円で12.1%、土木費123億8,157万円で8.7%となっております。
また、性質別では、普通建設事業費が大規模プロジェクト事業の推進によりまして、対前年度比15.1%増の315億9,311万円となっております。
義務的経費につきましては、人件費と公債費は、それぞれ減少いたしましたが、扶助費は、子ども・子育て支援新制度による保育所や
認定こども園等に係る運営費や施設型給付費の拡充等により増加いたしました結果、全体では対前年度比2.3%増の636億7,647万円となっております。
そのような中、財政の弾力性を示す経常収支比率は、市税や地方消費税交付金など、経常一般財源収入が対前年度比で5.6%伸びたことなどによりまして、93.2%と、1.4ポイント好転する結果となっております。
一方で、
平成27年度末の一般会計の地方債残高でございますが、
平成27年度は
久留米シティプラザや宮ノ陣クリーンセンターの整備がピークとなりましたことから、財源としての地方債発行額も増加したため、前年度末に比べまして9.7%増の1,440億3,952万円となりました。
しかし、その地方債残高には、地方交付税の代替財源として発行が認められ、償還額の全額が後年度に交付税措置されます臨時財政対策債479億1,549万円や、償還額の一部が後年度に交付税措置されます合併特例債などの有利な地方債が含まれています。こうした有利な地方債の負担軽減分を除いた
平成27年度末の実質的な地方債残高は、残高の31.2%、449億8,983万円となっております。
また、
平成27年度末の基金残高は、総合都市プラザ整備基金などを取り崩す一方で、主要4基金を温存するとともに、ふるさと・くるめ応援基金への積み立てを行いました結果、前年度末と比べ1億5,546万円減の245億1,139万円となっております。
なお、実質公債費比率や将来負担比率など地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく各指標は、全て基準を満たし、健全性を維持いたしております。
これらのことから、現在の
久留米市の財政状況は、引き続き健全な状態を維持しているものと考えておりますが、今後も主要な一般財源であります地方交付税の算定の特例である合併算定替が段階的に縮減されるなど、中長期的な財政運営には厳しい状況が見込まれます。
したがいまして、今後とも、引き続き事業の選択と集中を進めるとともに、行財政改革の取り組みを徹底しまして、健全財政の堅持に努めてまいります。
次に、特別会計決算の概要について説明申し上げます。
まず、国民健康保険事業につきましては、高齢化の進行などによります医療費の増加に対応するため、特定健康診査及び特定保健指導の実施、ジェネリック医薬品の使用促進などの対策の推進とともに、保険料の収納率向上を図るなど、国保財政の健全化に努めたところでございます。
しかしながら、被保険者数の減少に伴います保険料の減少や、高額なC型肝炎の新治療薬が保険適用されたことに伴う大幅な医療費の増加などによりまして、2億9,571万円の赤字となり、その収支の不足分につきましては、
平成28年度の歳入からの繰上充用によりまして補填を行いました。
競輪事業でございますが、2月のGⅠ全日本選抜競輪やナイター競輪の開催などによる収益の確保に努め、一般会計へ2億円の繰り出しを行いました。
中央卸売市場事業につきましては、生鮮食料品等の円滑な流通を確保するため、取引の適正化を進めるとともに、市場の管理運営の健全化に努めました。
住宅新築資金等貸付事業は、貸付金の元利収入をもって公債費の償還を行ったものでございます。
市営駐車場事業につきましては、JR
久留米駅西口駐車場の管理運営を行いますとともに、その他の駐車場につきましては、指定管理者による管理運営を引き続き行いまして、安定的な運営に努めました。
介護保険事業につきましては、保険給付に加えて、団塊の世代が75歳以上となる10年後の
久留米市の姿を見据え、高齢者の皆様が住みなれた地域で支え合い、自分らしく安心して生き生きと暮らしていけますよう、地域支援事業に取り組むなど、介護保険事業の充実に努めました。
簡易水道事業につきましては、田主丸町の石垣地区、同じく竹野地区内の善院地区、大慶寺地区において、簡易水道施設の維持管理を行い、良好な生活環境の確保に努めました。
地方卸売市場事業は、田主丸流通センターでの花木等の流通の円滑化や、取引の適正化を推進いたしますとともに、健全な管理運営に努めたものでございます。
農業集落排水事業につきましては、田主丸地区及び北野地区における農業集落排水処理施設の維持管理を行いまして、農村環境の改善及び農業用水の水質保全に努めました。
特定地域生活排水処理事業につきましては、城島地区における合併処理浄化槽の整備と適正な維持管理を行いまして、自然環境、生活環境の保全に努めました。
後期高齢者医療事業につきましては、75歳以上の高齢者の皆様などを対象といたしまして、福岡県後期高齢者医療広域連合と協力の上、適切な制度運営に努めたものでございます。
最後に、母子父子寡婦福祉資金貸付事業は、ひとり親家庭等の皆様を対象といたしまして、経済的自立への支援や生活意欲の助長等を目的に資金の貸し付けを行ったものでございます。
次に、公営企業会計決算の概要について説明申し上げます。
まず、水道事業でございますが、
平成27年度末現在の人口普及率は、前年度に比べまして0.5ポイント向上し、94.6%となっております。収益的収支では、総収益45億6,354万円に対し、総費用36億9,890万円となり、8億6,464万円の純利益を計上しました。
また、建設改良事業におきましては、田主丸地区への配水管布設事業を行ったほか、水道施設の耐震化事業に取り組みました。
次に、下水道事業でございますが、
平成27年度末現在の人口普及率は、前年度に比べまして1.3ポイント向上し、77.7%となっております。収益的収支では、総収益65億2,480万円に対し、総費用62億1,239万円となり、3億1,241万円の純利益を計上しました。
また、建設改良事業におきましては、未普及地域等における管渠布設事業を行ったほか、処理場施設等の耐震化事業に取り組みました。
以上が、上下水道事業の決算の概要でございます。今後も、きめ細かなサービスの提供やコスト意識に根差した効率的な企業経営に努めてまいります。
以上をもちまして、
平成27年度の決算の概要の説明を終わります。
続きまして、第105号及び第106
号議案の
提案理由を説明申し上げます。
第105
号議案は、
久留米市水道事業の剰余金を処分するため、地方公営企業法の規定により
市議会の議決を求めるものであります。
第106
号議案は、
久留米市下水道事業の剰余金を処分するため、地方公営企業法の規定により
市議会の議決を求めるものであります。
以上で、
平成27年度決算の
認定等につきまして、
提案理由の説明を終わらせていただきます。
=〔降 壇〕=
○
議長(
別府好幸君)
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
通告があっておりますので質疑を許します。
1番金子むつみ議員。
〔1番金子むつみ君登壇〕
○1番(金子むつみ君) おはようございます。
1番、日本共産党、金子むつみです。通告に従いまして順次質問いたします。
まず、
認定第1号
平成27年度
久留米市
一般会計決算の
認定についてです。
平成27年度の決算で特に目につくのは、歳出における普通建設事業費の金額の大きさです。全体の22%を占めております。
市長の説明でもありましたけれども、
久留米シティプラザや宮ノ陣クリーンセンターの整備など、大規模プロジェクトを着実に推進したことなどにより、対前年度比15.1%の増となった、このように言われました。当初、普通建設事業費の予算の比率は18.7%でした。それが22%。金額で言えば59億円の増額となっております。この2つは、今年度からの稼働ですから、具体的な中身はこれからということでしょうが、巨額な資金が投入されておりますので、市民の関心も高いわけです。今後の問題についてもお聞きしたいと思っております。
1つ目、
久留米シティプラザ関連事業についてです。
1つ、物価スライドの上昇で労務単価が引き上がり、補正予算が組まれました。その引き上がった分の労務単価は末端まで適正に支払われたのでしょうか、伺います。
2つ目、シティプラザは、積極的にMICEを誘致し、
久留米ならではのにぎわいと文化、価値を市民とともに想像・発信する場として建設されています。これはパンフレットにも掲載されております。これについての現状と今後の見通しについてお答えください。
3つ目、建設目的として六ツ門地区の商業拠点の活性化が上がっていますが、どういう見通しがあるのか伺います。
2つ目、次に、宮ノ陣クリーンセンター建設事業について伺います。
1つ目、総事業費は結局幾らになったのでしょうか。
2つ目、
平成27年度の焼却ごみの実績と宮ノ陣クリーンセンターの焼却能力をお答えください。
3つ目、これについても労務単価の引き上げで補正が組まれました。末端まで適正に支払われるよう努力はされたのでしょうか、伺います。
3つ目、非正規雇用職員の実態についてです。
1つ、部門別、職種別の比率をお答えください。
2つ目、その待遇についてですが、賃金、休暇、手当についてそれぞれお答えください。
4つ目、同和行政についてです。個人給付を団体ごとに、内容別の給付額を明らかにしてください。
2つ目、団体補助金について、団体別に目的別に金額を明らかにしてください。
大きな2つ目、
認定第5号
平成27年度
久留米市
住宅新築資金等貸付事業特別会計決算の
認定についてです。
1つ、滞納の実態についてお答えください。
2つ目、新たな取り組みをされていると聞いていますが、回収について何が問題なのかお答えください。1回目を終わります。
=〔降 壇〕=
○
議長(
別府好幸君)
甲斐田久留米シティプラザ統括部長。
○
文化芸術担当部長(兼)
久留米シティプラザ統括部長(
甲斐田忠之君) おはようございます。
金子むつみ議員の1項目め、
認定第1号
平成27年度
久留米市
一般会計決算の
認定についての(1)
久留米シティプラザ関連事業についてお答えをいたします。
まず、物価スライド関係での労務単価の件でございますが、
久留米シティプラザの整備につきましては、
平成27年9月にインフレスライドに伴う増額変更契約を工事請負業者と行っております。
その際、技能労働者の賃金や労働条件など、個々の労働契約につきましては法令を遵守した上で、当事者間で適切に決定されるものでありまして、
久留米市では賃金水準の調査を行うことや賃金アップなどについて強制することはできないというふうに認識をしております。
しかしながら、「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」という国の要請も踏まえまして、労務単価の引き上げの趣旨にかなう適切な賃金が支払われますよう、工事請負業者に対しまして、文書や協議の場などで理解を求めるというふうなところで賃金水準の確保の要請を可能な限り行ってきたところでございます。
次に、2点目のシティプラザの現状と今後の見通しということについてでございます。
まず、シティプラザにつきましては、文化芸術の振興、広域交流の促進、そして、にぎわい交流の機能をあわせ持つというふうな戦略的な拠点施設ということでございます。
ことし4月27日の開館以降、さまざまな自主・提携事業、市民団体及び市内学校によります市民公募事業、学会などコンベンション、そして、六角堂広場での音楽やダンス、飲食イベントなど数多くの催しを開催しておりまして、4カ月経過した8月末時点で、20万人を超えるお客様に御来館をいただいております。
従来の市民会館と旧六角堂広場の年平均の来場者数は、31万人程度ということでございましたことから、現状としましては、順調に推移しているものと考えております。
今後、地域と連携した大道芸事業など、さまざまなイベント、あるいはMICE、こういったものを開催いたしまして、年間の来館目標61万2,800人を達成するよう努めてまいりたいと考えております。
3点目の六ツ門の商業拠点機能ということでございますが、先ほど言いましたMICE、コンベンションあるいは六角堂広場でのさまざまな催し、こういったものを開催しておりまして、中心市街地の状況としましては、学生や親子連れなど若者層の姿も多く見かけられるようになっております。
7月末に中心市街地活性化協議会が実施した歩行者通行量調査におきましても、昨年度の3万591人から3万5,433人に増加したという結果も出ているところでございます。
今後につきましても、MICE、さまざまな学会等の誘致を進めまして、シティプラザのさまざまな事業と相まって、中心市街地の活性化の計画に掲げております目標の達成に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 今田
環境部長。
○
環境部長(今田利満君) 金子むつみ議員の質問の2つ目、宮ノ陣クリーンセンター建設事業についてお答えいたします。
まず、宮ノ陣クリーンセンターの総事業費でございますが、工場棟、リサイクル棟、環境交流プラザのほか施設全体の外構施設等を整備しておりまして、総事業費は、約145億円となっております。
2点目の上津クリーンセンターの焼却実績と宮ノ陣クリーンセンターの処理能力でございますけども、上津クリーンセンターにおける、
平成27年度の焼却処理量といたしましては、7万1,784トンとなっております。
また、今回整備した宮ノ陣クリーンセンターにおける焼却施設は、ストーカ炉方式で日量163トンの処理能力を備えております。
3点目のインフレスライド対応による末端労働者への賃金に反映されたかということでございますけども、宮ノ陣クリーンセンターの整備におきましては、インフレスライド条項を適用し、工事請負金額を増額する対応を行いました。
本来、労働者の賃金や労働条件などの個々の労働契約は、法令を遵守した上で、当事者間で適切に決定されるべきものであり、
久留米市は、調査について義務を課したり、賃金アップを強制することはできないものと認識しております。
しかしながら、労務単価改定及びインフレスライド条項適用の趣旨並びに公共工事の品質確保と中長期的な担い手である技能労働者の確保・育成のためには、適切な水準の賃金の支払いが重要であることについては十分に認識しておりまして、「技能労働者への適切な賃金水準の確保について」という国の要請を踏まえまして、宮ノ陣クリーンセンターの施工業者に対して、文書で申し入れを行うとともに、協議の場を捉えて要請を行ってきたところでございます。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 中島
総務部長。
○
総務部長(中島年隆君) 金子むつみ議員御質問1項目めの(3)非正規雇用職員の実態についての御質問にお答えを申し上げます。
1点目の職種別の非常勤職員等の比率についてでございますが、健康福祉部門や子育て部門におきまして、職種別に例を挙げますと、任期付短時間職員のケースワーカーにつきましては、
平成27年度、14名を配置しており、ケースワーカー全体の約2割となっております。
次に、保健師につきましては、任期付非常勤職員を7名配置し、保健師全体の約1割、保育士につきましては、27名を配置しておりまして、保育士全体に占める非常勤職員等の比率につきましては、保育士の資格を持った臨時職員も含めますと、おおむね5割となっております。
また、一般事務区分の非常勤職員は、全体で416名、比率で申し上げますと、約2割強という状況でございます。
なお、全職員のうち、臨時職員を含めました非常勤職員等が占める比率としましては、約3割となっております。
次に、2点目の非常勤職員等の待遇についてお答えいたします。
それぞれことしの4月時点でございますけれども、まず、一般職の任期付短時間職員のケースワーカーの賃金につきましては、月額16万3,587円、休暇及び各種手当などにつきましては正規職員に準じた制度となっております。
次に、任期付非常勤職員につきましては、保健師が月額20万300円、保育士が月額17万700円、一般事務につきましては月額14万900円を支給いたしております。
また、月額賃金のほかに、正規職員に準じまして、時間外手当相当の割増賃金を支給するとともに、通勤手当相当額を支給いたしております。
なお、以上の
久留米市の非常勤職員等におけます休暇制度や社会保険等への加入につきましては、各種法令等に基づきまして適正に対応しているところでございます。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 楢原
人権担当部長。
○
人権担当部長(楢原孝二君) 金子むつみ議員の1項目め(4)同和行政についてお答えいたします。
まず、個人給付事業についてでございますが、個人給付事業は、教育や就労等に格差があることから、対象者の方々の生活の安定と自立支援を図る目的で実施しているものでございます。
平成27年度の個人給付の実績につきましては、保健所入所支度金・奨励金といたしまして、件数37件、279万7,000円、就職支度金としまして、件数2件、9万円、就園就学支度金・奨励金等といたしまして、件数27件、568万2,000円を給付しております。
次に、団体補助についてでございます。団体補助金は、同和問題の早期解決を図るため、各団体が果たしている人権教育・人権啓発等の役割から補助を行っているものでございます。
平成27年度の交付実績につきましては、まず、
市長部局からは、団体活動補助といたしまして、部落解放同盟
久留米市連絡協議会へ1,089万1,000円、全日本同和会
久留米支部等へ578万4,000円、福岡県地域人権運動連合会へ43万7,000円。
また、教育
委員会からは、団体育成及び研修補助といたしまして、部落解放同盟
久留米市連絡協議会へ689万9,000円、全日本同和会
久留米支部等へ346万円を交付しております。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 上村
都市建設部長。
○
都市建設部長(上村一明君) 金子むつみ議員の御質問の
認定第5号
平成27年度
久留米市
住宅新築資金等貸付事業特別会計決算の
認定についてお答えします。
1点目の滞納の実態についてでございますが、住宅新築資金等貸付金につきましては、件数にして554件、総額18億8,118万円の貸し付けを行い、このうち400件の償還が完了しております。
平成27年度末現在の滞納状況としては、151件、4億2,203万8,204円の滞納があり、累積の償還率は81.56%という状況となっております。
2点目の取り組みの課題についてでございますが、債権回収の取り組みにつきましては、文書による督促、戸別訪問による納付指導のほか、不動産競売などにより、債権の回収に努めております。
また、
平成26年度から、滞納者に対して、不動産を適正な価格で売却し、弁済することを勧める取り組みを始めているところでございます。
滞納の要因としましては、債務者の高齢化が大きく影響しているものと考えており、債務者の病気や死亡などにより債権回収が困難とならないよう、債務者、連帯保証人、相続人に関する情報の早期把握に努めるなど、債権者の実態に応じた対応が重要であると認識しており、引き続き、適正な債権管理に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 1番金子むつみ議員。
○1番(金子むつみ君) 2回目、質問します。
久留米シティプラザ関連事業についてです。
労務単価の問題は繰り返し言っておりますが、適正にやっているというふうにおっしゃいます。しかし、補正予算を組んでいるわけですから、間違いなく支払われていることを確認するというのは当たり前のことではないでしょうか。アンケートをした段階でも回答が返ってこないなど、あやふやなところがあったわけですから、後追いするべきではなかったでしょうか。
今後の見通しについて、順調だというふうに言われました。最近、業界雑誌のですね、WEDGEという9月号、これなんですけど、MICEの特集がされております。
〔資料を示す〕
これは
久留米シティプラザについて書かれています。これを読みますと、MICE施設大乱立、甘い見通しがつくる第二の地方空港、こういう見出しなんですね。で、読みますと、編集局がわざわざここに来られまして誘致担当課長に話を聞いたとなってます。
久留米シティプラザにおける今後の誘致状況について聞くと、16年から18年までの3年間で予定されている国際会議の数はわずか3件だという。国内の会議等を含めると、学会22件、大会3件の計25件であり、このうち2,000人を超える規模のものが4件、1,000人ないし2,000人のものが8件、1,000人未満のものが13件とのことであった。3年間で25件ということは、単純計算で1年当たり8件程度ということになる。これは学会、大会のみの数であるため、ほかにも集客数をふやす催しもあるだろうが、178億5,000万円もの巨額投資をした施設にしては低調な滑り出しだというふうに書かれてあります。利用者の少ない地方空港の二の舞になるのではないか、見通しの甘さを指摘しているわけです。
で、この雑誌にですね、もう一つ重要なことが書かれています。この巨大施設の建設を、全国で推進する業界トップの社長が述べてるんですね。施設単体での収支を考えること自体がナンセンスで、施設の赤字は当然だと。稼働率を問うのもナンセンスだというふうに書いてるんですね。これは本当に驚きました。こういう方々は、自分たちが使いやすければよいわけですから、地方の財政問題などは関係ないというわけです。
まさか、こういう見通しでつくられたわけではないと思いますが、シティプラザ建設に当たって、私たちが懸念したとおりではなかったかと改めて思っています。これは大変大きな問題ですから、引き続き、考え、検証していく必要があるというふうに思っております。
さて、現在、既に使用している市民から意見が上がっていることについて伺います。
まず、駐車場の件です。やはり地下駐車場が金額が高いという声がありまして、だから指定の大型バスに乗るが、金丸小学校まで行って降りて、そこから歩いて行かなくてはいけない、こんな声や、トイレが少なく行列ができるという高齢者には使いづらいとの声が上がっております。今後このようなですね、市民の声をどう考えていくのか、これについてお答えください。
次に、宮ノ陣クリーンセンターの建設事業についてです。
労務単価の問題はシティプラザと同じです。後追いして徹底的に追及するべきだというふうに思っております。
そして、この宮ノ陣クリーンセンター、解決されていない問題を抱えたままですね、建設がされたことは事実です。その1つが、そもそも旧4町を含めたごみ焼却体制をつくるとしていたことです。旧4町を集めるとごみが多くなるからということが建設の理由の1つでした。しかし、城島、三潴とほか一部は収集するとしたもののされてないわけです。旧4町は4町で、そのままでよかったのではないか。今後どのように考えておられるのかお答えください。
3つ目、非正規雇用職員の実態についてです。
市長は、常々、民間企業などに正規雇用を要請していくということを言われています。一方で、官製ワーキングプアの実態も待遇も変わっておりません。この間、繰り返し言われているのが待機児童の問題であり、保育士不足の問題です。保育士の待遇が悪いことが、資格を持っていてもなり手がない理由ではないかと指摘がされております。先ほど答弁がありましたけれども、保育士有資格が5割というふうに言われておりました。希望を持って働くことができる環境を、この保育士、保育所をつくるべきではないかと思います。そのためにも正規職員でやるべきところは急いで正し、非正規雇用の待遇改善を図ることが必要だと思いますが、いかがでしょうか。2回目を終わります。
=〔降 壇〕=
○
議長(
別府好幸君)
甲斐田久留米シティプラザ統括部長。
○
文化芸術担当部長(兼)
久留米シティプラザ統括部長(
甲斐田忠之君) 金子むつみ議員の2回目の御質問にお答えをいたします。
シティプラザ関連で市民の意見をどう考えるのかという御質問でございました。
シティプラザにつきましては、ことし4月の開館以降、施設を運営する中でさまざまな御意見を市民や利用者の皆様からいただいております。いただいた御意見や御要望につきましては、安全で使いやすく、よりよい施設づくりにおいて貴重な御意見でございますので、適宜、適切に対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 今田
環境部長。
○
環境部長(今田利満君) 金子むつみ議員の宮ノ陣クリーンセンター建設事業についての2回目の御質問にお答えいたします。
旧4町のごみ処理の件でございますけども、現在、上津クリーンセンターと宮ノ陣クリーンセンターの南北2カ所体制の中で、
久留米地域及び城島・三潴地域のごみ処理を行っております。
また、田主丸地域は、うきは
久留米環境施設組合の耳納クリーンステーションで、北野地域は甘木・朝倉・三井環境施設組合のサン・ポートで処理を行っておるところでございます。
今後のごみ処理体制につきましては、市民サービスの統一の観点から、将来的には市域で発生したごみは市域内で処理すべきというふうに考えております。
今後、リサイクルの推進などにより、さらなるごみの減量を進め、そのごみ量を見きわめた上で検討したいというふうに考えているところです。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 中島
総務部長。
○
総務部長(中島年隆君) 金子むつみ議員の1項目めの(3)非正規雇用職員の実態についての2回目の御質問にお答え申し上げます。
有資格者の待遇についての御質問でございました。非常勤職員等の賃金につきましては、職務と責任に応じた賃金を適用しているというふうに認識しております。そういった中で、保育士等の有資格者につきましては、労働組合とも協議を行いながら、その職務内容を考慮して賃金を増額してきているところでございます。
なお、今後の保育士等の賃金につきましては、勤務実態や地域の雇用動向・賃金実態、あるいは他団体の状況なども踏まえながら、検討を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○
議長(
別府好幸君) 楢原
人権担当部長。
○
人権担当部長(楢原孝二君) 先ほど、金子むつみ議員の1回目の(4)の同和行政についての中での個人給付の実績につきまして訂正がございましたので、させていただきます。
まず、個人給付の実績につきまして、保健所入所支度金・奨励金と申しましたけれども、これは保育所入所支度金・奨励金でございます。よろしくお願いします。
○
議長(
別府好幸君) 1番金子むつみ議員。
○1番(金子むつみ君) 3回目です。質問ではないですけども、先ほど言われましたシティプラザの件についてはですね、私もきのう行きましたけれども、大変使い勝手が悪いというふうにはっきり述べさせていただきます。もっと意見をですね、しっかり、今後できるところがあるわけですから、しっかり聞いてもらうことが大事だというふうに思っております。以上です。(拍手)
○
議長(
別府好幸君) これをもって質疑を終結いたします。
まず、お諮りいたします。
ただいま議題となっております各
認定議案、第105
号議案及び第106
号議案については、11人の
委員をもって構成する決算審査特別
委員会を設置し、これに付託の上、さらに閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
別府好幸君) 御異議なしと認めます。よって、
認定第1号から
認定第15号まで、第105
号議案及び第106
号議案については、11人の
委員をもって構成する決算審査特別
委員会を設置し、これに付託の上、さらに閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
次に、ただいま設置されました決算審査特別
委員会の
委員の選任については、
委員会条例第6条第1項の規定により、
議長が指名いたします。
決算審査特別
委員会の
委員に指名する議員を書記に朗読させます。
○
議事調査課主査(志岐明洋君)
2番 早 田 耕一郎 議員
6番 山 田 貴 生 議員
7番 権 藤 智 喜 議員
10番 秋 永 峰 子 議員
14番 原 学 議員
16番 石 井 秀 夫 議員
17番 吉 冨 巧 議員
19番 田 中 良 介 議員
22番 佐 藤 晶 二 議員
25番 塚 本 弘 道 議員
38番 坂 井 政 樹 議員
○
議長(
別府好幸君) 以上の11人を決算審査特別
委員に指名いたします。
なお、決算審査特別
委員は、
委員長及び副
委員長の互選のため、本会議終了後、議運・特別
委員会室に御参集願います。
◎ 日 程 第 39
○
議長(
別府好幸君) 次に、
日程第39、発議第1
号議案 次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関する
意見書を議題といたします。
まず、
事務局に
議案を朗読させます。
なお、
議案の朗読は、件名、提出者、
提案理由までにとどめます。
○
議事調査課主査(志岐明洋君)
発議第1
号議案
次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関する
意見書上記の
議案を提出する。
平成28年9月20日
教育民生常任
委員会
委員長 塚本 篤行
提案理由
次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関し、国会及び関係行政庁に対し、
意見書をもって要請しようとするものである。
次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関する
意見書
平成27年6月30日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」(骨太方針)の中で、
次期介護保険制度改革に向けて、軽度者に対する
福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれた。現行の介護保険制度による
福祉用具、
住宅改修のサービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしている。
例えば、手すりや歩行器などの軽度者向け
福祉用具は、転倒・骨折予防や自立した生活の継続を実現し、介護度の重度化を防ぎ遅らせることに役立っている。また、安全な外出機会を保障することによって、特にひとり暮らしの高齢者の閉じこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっている。
仮に、軽度者に対する
福祉用具、
住宅改修の利用が原則自己負担になれば、特に低所得世帯等弱者の切り捨てになりかねず、また、
福祉用具、
住宅改修の利用が抑制され重度化が進展し、結果として介護保険給付の適正化という目的に反して高齢者の自立的な生活を阻害し、給付費が増大するおそれがある。
以上の理由から、
次期介護保険制度改革における軽度者向けの
福祉用具、
住宅改修の見直しにおいては、高齢者の自立を支援し、介護度の重度化を防ぐといった介護保険の理念に沿って、介護が必要な方の生活を支える観点から現行どおり介護保険の給付対象として継続することを強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。
平成28年9月20日
久留米市議会
○
議長(
別府好幸君) 次に、提案者から
提案理由の説明を求めます。
30番塚本篤行教育民生常任
委員長。
〔30番塚本篤行教育民生常任
委員長登壇〕
○教育民生常任
委員長(塚本篤行君) 30番、塚本篤行でございます。
発議第1
号議案につきまして、教育民生常任
委員会委員長として
提案理由の説明をさせていただきます。
なお、
提案理由の説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきます。
次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関する
意見書
平成27年6月30日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015」(骨太方針)の中で、
次期介護保険制度改革に向けて、軽度者に対する
福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれた。現行の介護保険制度による
福祉用具、
住宅改修のサービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしている。
例えば、手すりや歩行器などの軽度者向け
福祉用具は、転倒・骨折予防や自立した生活の継続を実現し、介護度の重度化を防ぎ遅らせることに役立っている。また、安全な外出機会を保障することによって、特にひとり暮らしの高齢者の閉じこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっている。
仮に、軽度者に対する
福祉用具、
住宅改修の利用が原則自己負担になれば、特に低所得世帯等弱者の切り捨てになりかねず、また、
福祉用具、
住宅改修の利用が抑制され重度化が進展し、結果として介護保険給付の適正化という目的に反して高齢者の自立的な生活を阻害し、給付費が増大するおそれがある。
以上の理由から、
次期介護保険制度改革における軽度者向けの
福祉用具、
住宅改修の見直しにおいては、高齢者の自立を支援し、介護度の重度化を防ぐといった介護保険の理念に沿って、介護が必要な方の生活を支える観点から現行どおり介護保険の給付対象として継続することを強く求める。
以上、
地方自治法第99条の規定により、
意見書を提出する。
議員各位におかれましては、何とぞ慎重審議の上、満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、
提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
=〔降 壇〕=
○
議長(
別府好幸君)
提案理由の説明は終わりました。
これより質疑に入りますが、通告があっておりませんので、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。通告があっておりますので、討論を許します。
13番甲斐征七生議員。
〔13番甲斐征七生君登壇〕
○13番(甲斐征七生君) おはようございます。
教育民生常任
委員のメンバーとして、もちろん
委員会では
賛成をしましたし、補強意見も述べました。その立場から、この発議第1
号議案に全面的に
賛成するものでありますが、私、一般質問でも取り上げましたように、今、国で審議されている介護保険制度の全体的な改悪といいますか、改定の中身について触れさせていただき、この
意見書を補強する、補足する立場から討論をいたします。
まず、今、審議会で審議されている内容の第1は、要介護1・2の人が生活援助サービスを保険給付から外す、そして、原則自己負担にするということであります。さらに、2つ目には、自治体に、要支援1・2と同じように要介護1・2の人も自治体にそのサービスを押しつけるということ。それから、第3点目に、
意見書にもありますように、
福祉用具貸与サービス、これを原則自己負担にしてしまうということ、これはもう
意見書の中身にあったとおりであります。
本来は生活援助サービスを保険給付から外すということは、要するに専門職が対応するのではなく、自立支援に逆行するものというふうに言われております。それを審議会の中でもそういう意見が出てきておるそうですが、
久留米市で言えば要介護1・2が合わせて6,214名、そういう方々が一番、認知症の患者、患者といいますか、認知症になるあるいは予備群というふうに言われているところでありますが、そこの生活支援サービスが専門職ではなくなるということになれば、そういう早期発見、早期対応というのが不十分になって、より重度化するというおそれがあるというふうに指摘をされております。これは介護保険制度、自立支援に逆行するものではないかと。
2つ目に、施設でも在宅でもサービスがなくなってしまう。要介護1・2は、もう先の改悪によって特別養護老人ホームには入れなくなった。で、施設では追い出される、在宅でもそういうサービスがなくなるということは、この要介護1・2の方々にとって大変な事態、いわゆる介護難民と言われるような状態を生み出すのではないかという指摘もあります。
それから、3点目が、この
意見書の中の中心でありますが、
福祉用具貸与を減額・削減するということで、これは利用者が使用がどんどん減って、言われておりますように重度化を招くということにつながる。さらに、サービス利用料を原則2割負担にするということも審議されております。
また、特別養護老人ホームの補足給付、これが
市長の答弁の中にもありましたように、宅地や不動産所有も対象外にする。これまでは収入だけでしたが、宅地や不動産を持っていた場合は、これも対象外にしていくということで、負担の重くなる人が多くなるということであります。
さらに、保険料について、40歳から64歳までの方の保険料を収入に応じた総報酬制というのを適用して負担増を図ると。これは健康保険組合やそういうところに加入している方々の負担がふえるということにつながっていくそうでありますが、そういうことや、この前も言いましたが40歳未満の方からも保険料を取ろうではないか。30代、20代というのは、一般質問やいろんな議論の中で、子育てで大変な状況にある。そういう年代、年齢からも介護保険料を徴収しようということが言われている。審議されている。
さらに、事業者にとって報酬をさらに削減するということがまた行われているようであります。これは何日か前の新聞で、既に、介護事業者が62件も倒産をしているという報道もあっております。これは今審議されているような内容がさらに進んで事業者の負担がふえれば、収入が減れば、これは一層、介護事業者が少なくなるし、あるいは、介護労働者の総賃金を引き上げるなどと言っておりますが、それと逆行することにつながるということになると思います。
同趣旨の
意見書は既に22都道府県議会、106市区町村議会で採択されている。これは今度の9月議会で一層広がっていくだろうというふうに言われております。私はそういう点で、この
意見書案に大いに
賛成をすると同時に、介護保険制度改悪の全体をやっぱりストップさせるために、私は引き続き頑張りたいと思います。以上で討論を終わります。(拍手)
=〔降 壇〕=
○
議長(
別府好幸君) これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
発議第1
号議案 次期介護保険制度改革における
福祉用具、
住宅改修の見直しに関する
意見書を採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに
賛成の方の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
別府好幸君)
起立全員であります。よって、発議第1
号議案は、原案のとおり可決されました。
◎ 日 程 第 40
○
議長(
別府好幸君) 次に、
日程第40、
議員派遣の件を議題といたします。
本件については、お手元に配付しておりますとおり、
議員派遣の
申し出があっております。
お諮りいたします。
議員派遣の件は、
申し出のとおり決定いたしたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
別府好幸君) 御異議なしと認めます。よって、
議員派遣の件は、お手元に配付のとおり決定いたしました。
次に、お諮りいたします。
本会議において議決されました
意見書の処理及び議決されました案件で、条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その処理を
議長に委任されたいと思います。
これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
別府好幸君) 御異議なしと認めます。よって、議決されました
意見書の処理及び議決されました案件で、条項、字句、数字、その他の整理は、
議長に委任することに決定いたしました。
◎ 日 程 第 41
○
議長(
別府好幸君) 次に、
日程第41、
会議録署名議員の指名を行います。
8番緒方正子議員及び32番原口新五議員を指名いたします。
◎ 閉 会
○
議長(
別府好幸君) 以上をもって、本議会に付議された案件は全部終了いたしました。
よって、
平成28年第3回
市議会定例会を閉会いたします。
=午前11時23分 閉会=
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
議 長 別 府 好 幸
議 員 緒 方 正 子
議 員 原 口 新 五...