○議長(
松井榮治君) ただいまから平成26年第4回おおい
町議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
松井榮治君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第125条の規定により議長において
古石實君、
小川宗一君を指名いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(
松井榮治君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本
定例会の会期は、本日から6月24日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月24日までの16日間と決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
△日程第3 報告第1号 平成25年度おおい
町一般会計繰越明許費繰越計算書
△日程第4 報告第2号
株式会社おおいの
経営状況報告について
△日程第5 報告第3号
株式会社名田庄商会の
経営状況報告について
△日程第6 報告第4号 わかさ
大飯マリンワールド株式会社の
経営状況報告について
△日程第7 報告第5号
公益財団法人グリーン大飯農業公社の
経営状況報告について
△日程第8 報告第6号
株式会社名田庄ウッディーセンターの
経営状況報告について
△日程第9 報告第7号 おおい
町土地開発公社の
経営状況報告について
○議長(
松井榮治君) 日程第3、報告第1
号平成25年度おおい
町一般会計繰越明許費繰越計算書から日程第9、報告第7号おおい
町土地開発公社の
経営状況報告についてまでの7件について、一括して
提出者に報告を求めます。
中塚町長。
◎町長(
中塚寛君) 例年よりも早く梅雨に入り、野山の緑も日増しに色濃くなってまいりました今日この頃でございますが、本日は平成26年第4回おおい
町議会定例会を招集させていただきましたところ、何かと御多用の中、御出席を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。 それでは、ただいま議題に供していただきました報告第1号から報告第7号まで順次御説明申し上げます。 初めに、報告第1
号平成25年度おおい
町一般会計繰越明許費繰越計算書でございますが、平成25年度
一般会計補正予算(第7号)で
限度額の議決をいただいております
繰越明許費について、9事業1億3,251万4,000円を
繰越財源とともに平成26年度へ繰り越しいたしましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき御報告するものでございます。
事業ごとの
繰越額を申し上げますと、まず
総務費におきまして
防災対策事業1,296万円となっております。
民生費におきましては、
保育所事務734万4,000円、
衛生費におきましては
排水路管理事業5,507万8,000円、
農林水産業費におきましては、
農業用河川工作物応急対策事業75万円、
土木費におきましては
土木総務事業153万円、
道路新設改良事業765万円、
住宅用地造成事業1,665万5,000円、
災害復旧費におきましては現
年発生農業用施設災害復旧事業250万3,000円、現
年発生林道施設災害復旧事業2,804万4,000円となっておりまして、これらの事業について平成26年度に繰り越して執行するものでございます。 次に、報告第2号から報告第7号までにつきましては、町が出資しております法人につきまして
地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、その
経営状況を別紙のとおり御報告するものでございますので、よろしく
お願いを申し上げます。
○議長(
松井榮治君) これをもって報告を終わります。 この際、
暫時休憩をいたします。 午前9時36分 休憩 午後1時46分 再開
○議長(
松井榮治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、報告第1
号平成25年度おおい
町一般会計繰越明許費繰越計算書から日程第9、報告第7号おおい
町土地開発公社の
経営状況報告についてまでの7件を
一括議題といたします。 本案に対する報告は既に終了しておりますので、これより質疑に入ります。 まず、報告第1
号平成25年度おおい
町一般会計繰越明許費繰越計算書についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第2
号株式会社おおいの
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第3
号株式会社名田庄商会の
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第4号わかさ
大飯マリンワールド株式会社の
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第5
号公益財団法人グリーン大飯農業公社の
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第6
号株式会社名田庄ウッディーセンターの
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、報告第7号おおい
町土地開発公社の
経営状況報告についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 これをもって報告を終わります。 この際、
暫時休憩をいたします。 午後1時49分 休憩 午後2時01分 再開
○議長(
松井榮治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程第10 議案第37号 平成26年度おおい
町一般会計補正予算(第1号)
△日程第11 議案第38号 平成26年度おおい
町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
△日程第12 議案第39号 平成26年度おおい
町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
△日程第13 議案第40号 平成26年度おおい
町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(
松井榮治君) 日程第10、議案第37
号平成26年度おおい
町一般会計補正予算(第1号)から日程第13、議案第40
号平成26年度おおい
町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)までの4議案を
一括議題といたします。
提出者から
提案理由の説明を求めます。
中塚町長。
◎町長(
中塚寛君) ただいま議題に供していただきました議案第37号から議案第40号までの平成26年度6月
補正予算案につきまして、その御説明とともに私の
施政方針を申し上げます。 私は、さきの
町長選挙におきまして多くの町民の
皆様方から温かい御支援、御指示を賜りまして、町政を担わせていただくことになりました。私は「おおいに新風!みんなが主役の
まちづくり」をスローガンに掲げ取り組んでまいりましたが、そのことが
皆様方に広く御理解をいただき、このおおい町をリフレッシュして、もっともっと
可能性豊かな町に変えていきたいという皆様の思いは、通常では考えられない多くの御支持をいただいた要因であったと理解しております。
皆様方からお寄せいただきました熱い期待と信頼にこたえるべく、その重責をしっかりと認識し、
議員各位並びに町民の
皆様方からの御意見や御提言をいただきながら、一生懸命町
政運営に取り組んでまいりたいと考えておりますので、今後ともなお一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう
お願いを申し上げます。 さて、今回私が公約として掲げさせていただきました
政治姿勢について御説明申し上げます。 まず第1に、町の新たな
可能性を見出すためには、公益に資する視点に立った町民の皆様の御意見を広く受けとめ、対話と議論を通じて政策に結びつけることが必要だと認識しております。 そのような観点から、町民の皆様にとってより身近に感じていただける町長を目指してまいりたいと考えております。 具体的には、毎年町内4
地区ごとの
懇談会を開催し、膝を交えた
意見交換の場を設けてまいりたいと考えております。 また、町民の皆様に参画していただいている重要な課題を有する
各種会議などでは、冒頭の御挨拶だけにとどまらず、公務の調整などを行いながら皆様の意見に耳を傾けることに意を払ってまいります。 更に、町民の皆様と気軽に
意見交換を行えるよう、ホームページなどを有効に活用したいと考えておりますが、
原子力立地の町長としてその責任の範疇を超える御意見への対応や不要の誤解を招かないためにも、より現実的な
町内向けの運用に即したシステムの構築を目指して検討してまいりたいと考えております。 このような
取り組みを充実させ、町民の皆様の声を聞き、対話や説明をさせていただいて政策に生かしていきたいと考えております。 そのような基本的な姿勢を持って進めたい
まちづくりはと申しますと、一つには、現実を見据えた中で速やかに取り組む必要のある今を安心して暮らせる
まちづくりと、
2つ目には、将来に備えて今から準備をしなければならない将来に夢の広がる
まちづくりであります。 まず、今を安心して暮らせる
まちづくりについてでございますが、災害に強い町といたしましては、
原子力発電所の立地町として
安全確保の監視を行うとともに、たゆまない
安全性の向上が進められるよう、国や県、
事業者に対し
働きかけを行ってまいりたいと考えています。また、おおい
町地域防災計画に基づく実効性ある
原子力防災、避難についても国や県と連携して順次進めてまいります。また、昨今の巨大化する台風をはじめ、局地的短時間豪雨など
自然災害の変化に備え、
早期避難によって自らの命を守っていただくためには、正確かつ確実な情報の伝達が重要であることから、引き続き
防災行政無線や
FTTH網の整備などを進めるとともに、
自主防災組織率の向上を図り、地域の
互助機能と
防災力向上を目指し、平常時から地域のきずなを深める運動を促し、行政、地域、団体、人の連携を強化して、命と
暮らしを守る
取り組みを進めてまいります。 次に、
暮らし安心の町といたしまして、保健、医療におきましては日頃から健康への関心を高めていただく必要があり、各種健診の
受診率向上と
早期受診、
治療意識を高めるとともに、各地区において実施しております
サロン活動にたくさんの住民が集っていただくことによって
健康意識の向上と
生きがいづくりにつなげてまいりたいと考えております。また加えまして、
診療体制の強化や
在宅医療を推進したいと考えております。 福祉、介護につきましては、
高齢者や
障害者の
生活支援等の
ニーズを把握し、必要なサービスを
社会福祉協議会など
関係団体との連携で進めてまいります。また、
交通弱者や
高齢化に対応して、小型の
デマンドバスの運行や
移送ボランティアなど、自分で出かけられない人を支援する方策の検討を進めてまいります。
教育次世代育成につきましては、
個人的価値観の混乱や過剰な
権利意識から、社会としての
規範意識が低下する中で、その向上と高め合う競争を通じて
子供達の能力の向上を図ってまいります。また、不登校やいじめに対する対処にあわせて、平常時から耐える力の向上のための
取り組みを検討してまいります。また、
次世代育成における
住民ニーズの精査と
次世代育成支援行動計画に基づく施策を進め、
子育て現役世代だけの問題としてではなく、関連する
各種団体の連携によって課題の共有と解決に向けた
取り組みを進め、地域全体で
次世代の育成を支えてまいりたいと考えております。 次に、
地場産業を守る町といたしまして、農業につきましては
減反政策や米の直接
支払交付金の減額など、国の
政策変更によって生じる影響の
回避策と
担い手不足による
遊休農地の
増加防止策など、中
山間地域の実態に合わせた有効な
支援策を模索し、おおい町の農業を守る
取り組みをいかに進めるべきかについての検討を加速してまいります。 林業につきましては、県内で推進されつつある
バイオマス関連事業と連携して、
間伐材の
有効活用や山林の
公益機能を維持するための施策を推進してまいります。また、
山林所有者の
高齢化と
担い手の不足や
山離れといった状況から、山林の荒廃を防ぐために、産地の
地籍整備事業について
川上地区や
名田庄中地区において実施されました
森林境界明確化の
モデル事業も参考にしながら、その
推進課題の検討を行ってまいります。
水産業につきましては、引き続き漁業の低
コスト化や
担い手育成、
漁業集落の
環境整備を進め、また漁場、資源の
育成施策がより効果を発揮するものとなるように、
関係機関との協議、検討を密にして取り組んでまいります。 土木、
建設業につきましては、
自然災害発生時や冬場の
除雪対応など、地域の生活を支えるために必要な事業であることから、町が発注する
各種工事については、
公共事業投資の目的に鑑み、町内の景気の維持にとって有効なものとなるよう、適切な
公共事業の発注などに努めてまいります。
観光関連業につきましては、悲願であった
舞鶴若狭自動車道の
全線開通を本年7月20日に控えていますことから、関連する
県事業や
近隣市町との連携によって、おおい町の
観光誘客力の向上を図ります。また、
体験型観光や
スポーツ合宿の推進、
観光資源の整備による
交流人口の拡大を図りたいと考えております。 いずれにいたしましても、
地場産業の
活性化につきましては、町の元気の源であることから、
関係団体等の皆様の御意見やアイデアをいただき、検討協議しながら有効な政策の構築に努力してまいります。 続きまして、
2つ目の将来に夢の広がる
まちづくりについてでございますが、私は
人づくりこそが
まちづくりの原点であると考えており、広く
住民福祉から教育、
集落機能の維持や
地域づくり、
産業活性化に至るまで多方面にわたる人材の育成に取り組むことによって将来の町の元気を創出したいと考えております。そのためには、何よりもそれぞれの得意を生かし、社会参加していただく機運の醸成と
意識改革を進め、
住民参加型の
地域づくりを推進してまいります。 また、
次世代を担う人材の育成につきましては、学校や家庭だけでなく、広く地域や
各種団体との連携によって
相乗効果を高め、地域全体で次代を担う人材の育ちを促すために、
社会教育をはじめとする
関係団体のネットワークを強化し、現在の青少年が抱える課題の共有と解決に向けた団体の特徴を生かした
取り組みを進め、町全体の
教育力向上に努めてまいります。 次に、
産業振興につきましては、産業の
多様化を目指し、誘致と起業を進めるための準備を行ってまいりたいと考えております。もちろん
原子力関連産業は守るべき町の
基幹産業です。しかし、未来永劫続くものではありません。将来に備えて、既存の
造成地への
企業誘致を進めるとともに
産業団地の検討に着手し、福井県とも連携をして
企業誘致を促進することによって、産業の
多様化を図るとともにビジネスチャンスを捉えた企業の支援の方策も検討してまいります。
道路整備につきましては、
生活道路としてはもちろんのこと、
原子力災害や
自然災害の防災や避難のために必要不可欠であります。狭隘な
町内道路の整備とともに、人口や
交通量が少ないため進まなかった
広域道路の整備について、
国土強靭化法や
交通政策基本法の改正による
避難道路整備を新たな求心力として、
原子力災害制圧道路の
早期完成や
主要地方道小浜綾部線の未
改良区間の整備、
主要地方道坂本高浜線2期工事の
早期着工、
交通不能区間のある
県道岡田深谷線の
整備等、災害に強い
道路網の整備を
関係機関に強く
働きかけをし、生命と生活を守る
道路整備を進めてまいります。 町の
活性化のためには、
交流人口の拡大と
定住人口の維持、増加が不可欠です。これまで整備された
公共施設を有効に活用し、体験型の観光や
スポーツ合宿など、
観光誘客力の向上に役立てるとともに、訪れたくなる、住みたくなる
まちづくりを進めてまいります。 加えまして、平成20年度から29年度までの10カ年を
計画期間とした第1次おおい
町総合計画は、当時私も議員という立場から
総合計画審議会委員として参画させていただいておりましたこともあり、
大変思い入れの深い計画でもございます。さきに掲げました施策や方針も
総合計画の将来像実現に向けた
取り組みにほかなりませんが、一方で本町の
基幹産業であります
原子力発電を取り巻く状況につきましては、将来の見通しが不明確な状況に加え、去る5月21日は
福井地裁において大飯3、4号機の
運転差しとめ請求を認める判決が下され、大きな衝撃を受けたところでございます。政府としては、
エネルギー基本計画に基づき、
原子力は重要な
ベースロード電源に変わりはないとの見解を明確に示され、また
原子力規制委員会も従来どおり新
規制基準に沿って
適合性審査を着実に進められる方針に変わりはなく、更に
電力事業者も翌22日に控訴し、引き続き争っていく姿勢を示され、結論が出るまでには数年を要するとのことでありますが、今回の一審判決が世論の動向に及ぼす影響を懸念しているところであります。 このように、
原子力発電を取り巻く情勢は、依然不透明な部分も存在し、今後の動向や再稼働の時期等も見通せない状況にあります。
総合計画を立ち上げた当時と今とでは
社会情勢も大きくさま変わりしていることを考えますと、まだ
計画期間の途中段階ではございますけれども、場合によっては計画全体の見直し、または新たな計画の策定といったことも視野に入れて取り組んでいく必要があるのではないかと考えております。 いずれにいたしましても、安定的な発展はなかなか見通せない状況において、現状を維持するための施策と閉塞感の蔓延する状況を打開するための新たな
取り組みにチャレンジする施策をバランスよく進めることによって、町の
活性化を見出さなければならないと考えております。過去に何をしてきたかにとらわれず、チャレンジングな
取り組みを支援する方針に転換することによって、町の
活性化と新たな
可能性、何より一歩踏み出すことの喜びと将来に夢を感じることのできる
まちづくりに向かって、職員はもとより
議会議員の皆様や町民の皆様とともに一丸となって取り組むことが肝要と考えております。 このように、課題の山積する状況ではありますが、何事においても誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。
議員各位並びに町民の皆様の深い御理解とさらなる御指導、御支援に加えまして活力を創造するための
政策提言など、建設的な御意見を賜りますよう重ねてよろしく
お願いを申し上げます。 さて、このような方針を念頭に置きながら肉づけをいたしました平成26年度6月
補正予算でございますが、
予算編成に当たりましては、
町長就任後間もない
予算編成作業でありましたことから、まずは
中期振興事業実施計画及び
政策ヒアリング等を経て要求されている事業については、これまでの議論を尊重しつつ、その
必要性や
緊急度合いといったことを考慮し、判断いたしました。また、検討途中の事業であっても、
施政方針に合致した施策については、最初の一歩を踏み出すということに重点を置き、
予算計上をさせていただいたほか、たとえ
継続事業や経常的な経費であっても、年度後半の実施が可能なものについては、
事業内容や
方向性といったものを再確認する時間を確保する意味から、今後の
補正予算対応とさせていただいたものもございます。 それでは、予算の概要について御説明申し上げます。 まず、
一般会計でございますが、予算の規模は、当初
予算額83億8,100万円に14億6,645万8,000円を追加いたしまして、補正後の額は第1表のとおり98億4,745万8,000円となったものでございます。 また、
特別会計につきましては、
簡易水道事業特別会計をはじめ、3つの
特別会計において8,078万円の追加となり、補正後の8つの
特別会計の総額は27億4,448万3,000円となったものでございまして、
一般会計と
特別会計を合わせました全体予算では15億4,723万8,000円の追加、補正後の総額は125億9,194万1,000円となったものでございます。 また、この肉づけ後の
予算額を前年度の当初
予算額と比較いたしますと、
一般会計では前年度当初
予算額の106億300万円に対しまして7億5,554万2,000円の減、7.1%のマイナスとなり、
特別会計では前年度当初
予算額の27億795万円に対しまして、3,653万3,000円の増、1.3%のプラス、全体予算では133億1,095万円に対しまして7億1,900万9,000円の減、前年度比5.4%のマイナスとなった次第でございます。 それでは、それぞれの予算の内容につきまして御説明申し上げます。 まず、議案第37
号平成26年度
一般会計補正予算(第1号)の歳入歳出予算の規模でございますが、第1表のとおり、歳入歳出に14億6,645万8,000円を追加し、予算の総額は98億4,745万8,000円となるものでございます。 次に、第2表の債務負担行為の補正でございますが、企業振興対策事業につきましては、
産業団地造成事業計画を策定するものでございまして、業務期間が2カ年にわたりますことから追加を
お願いするものでございます。 また、道路維持補修事業につきましては、主要地方道久坂中ノ畑小浜線と下三重2号線の2路線について改修を行うものでございまして、2カ年にわたる工事を予定しておりますことから追加を
お願いするものでございます。 次に、歳出予算の主な補正内容でございますが、まず
総務費では、災害対策基本法の改正に伴い、本
町地域防災計画の見直しが必要となりますことから、修正作業に要する経費を、また
原子力防災資機材の購入、沿岸地域における津波災害に対応した避難所誘導看板の設置、気象情報の特別警報が発令された際、瞬時に住民へ伝達するための町のホームページのシステム改修経費、その他、役場庁舎南側にございます車庫の屋根部分の劣化が進んでおりますことから、この機会に屋根の改修とあわせて一部2階部分を増築し、防災資機材等の保管庫等として
有効活用したいと考えておりまして、これら改修に係る経費の追加計上等で9,377万5,000円を増額しております。
民生費では、老朽化に伴う総合町民センター改修工事に係る実施設計業務やあみーシャン大飯の電話設備の更新、地域密着型介護サービス事業所へのスプリンクラーの設置など、災害の未然防止と避難所施設の機能強化に要する経費を、またソフト面においては
高齢者や
障害者、児童への虐待や夫婦などの男女間の暴力を未然に防ぐための
関係機関によるネットワークづくりに係る経費などで3,037万1,000円を増額しております。
衛生費では、
簡易水道事業特別会計繰出金の追加やあっとほーむいきいき館の改修工事及び同施設に併設しております生活支援ハウスへのスプリンクラーの設置、また排水対策といたしまして本郷地区の浸水被害改善対策に係る詳細設計業務や本郷舘区の排水改善対策調査業務委託料などで8,252万3,000円を増額しております。
農林水産業費では、まず農業費におきまして計画的に取り組んでおります有害鳥獣侵入防止柵の設置費用や水田利活用自給力向上対策事業、いわゆる転作でございますが、今年度から新たに町の推進作物としてサト芋、ホウレンソウ、ジネンジョの3品目を加えております。その他、認定農業者や認定就農者のための支援や耕作放棄地対策事業補助金の拡充、
担い手への農地集積、集約化と耕作放棄地の発生防止、解消を目的に設置され、本年4月から業務を開始しております。農地中間管理機構からの受託業務に係る経費のほか、地籍調査費並びに中
山間地域総合整備事業費、農業集落排水事業
特別会計への繰出金の追加などを行っております。 林業費では、林道の整備や町内のシイタケ生産組合が低
コスト化を図るために実施するシイタケ栽培施設の空調設備の更新費用に対する補助のほか、きのこの森の遊具等の改修工事費などを追加しております。 なお、きのこの森に関しましては、平成6年のオープンからかなりの年数が経過しており、大規模修繕が必要な時期に差しかかってきておりますことから、この機会にきのこの森をにぎわい、交流、体験などの地域資源を最大限に利活用した施設として再整備するための計画づくりに着手したいと考えております。
水産業費におきましては、大島漁港の機能保全のためのあかぐり海釣り公園、釣り桟橋橋脚部の補修工事や津波対策事業計画策定のための測量業務委託料などを追加計上しておりまして、
農林水産業費全体では3億731万7,000円の増額となっております。 商工費におきましては、今回の目玉事業でもございますが、
産業団地造成事業計画作成に係る委託業務につきまして債務負担行為を設定し、2カ年かけて取り組むこととしております。
企業誘致並びに産業の
多様化を図ることは、本町にとって最優先の課題でありますことは御承知のとおりでございます。
産業団地につきましては、候補地の選定等、課題も多くございますけれども、本計画が成就するよう一歩ずつ着実に前に進めてまいりたいと考えております。 このほか、地域経済の
活性化を目的に商工会が実施いたしますプレミアムつき商品券の発行に対する補助金やうみんぴあ大飯での2日間の予定で開催いたしますうみんぴあフェスタに対するイベント補助金、総合運動公園球技場で行われますサッカーのサウルコス福井の公式試合及びサッカー教室等の交流イベントに係る経費や観光施設等の修繕工事費などで5,678万9,000円を増額しております。
土木費では、道路、橋梁及び河川それぞれの維持、改良に要する工事費を計上しておりまして、特に道路維持補修事業の主要地方道久坂中ノ畑小浜線と下三重2号線につきましては、施工箇所及び工期の関係から債務負担行為を設定し、2カ年かけて施工することとしております。 このほか、住宅対策といたしまして、老朽化が進む長井住宅の再整備に係る基本計画の策定業務や長寿命化計画に基づく崎山団地の改善設計業務、南浦宅地分譲地の地盤調査業務、三重宅地分譲地の実施設計業務に係る委託料などで2億239万3,000円を増額しております。 消防費では、骨格
予算編成のため計上を見送っておりました大飯分署庁舎改修工事の実施設計業務に係る若狭消防組合への負担金で570万5,000円を追加、教育費では、まず学校教育関係におきまして各小・中学校にICT教育用備品としてタブレットパソコンや電子黒板等を配備するとともに、これらのサポートをしていただくICT支援員配置のための委託料等を計上しております。 ICTとは、インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーの頭文字をとった略語で、一般的には情報通信技術と訳されますが、学校におけるICT教育とはパソコンやデジタルテレビを授業に取り入れ、
子供達の情報活用能力の育成を図っていくものでございまして、タブレット端末につきましては各学校ともに2つの学年が同時に授業で使用できるだけの台数を、また先生用には教材としてふだんから活用し、教育効果の上がるように習熟をしていただくために全数を配備することとしております。 また、施設の耐震補強対策といたしまして、各小・中学校の体育館や給食講堂のつり天井部分の耐震対策工事や校舎窓ガラスの飛散防止対策工事に要する経費のほか、大飯中学校のグラウンド改修に係る実施設計業務委託料などを計上しております。 生涯学習関係では、大飯図書館、史料館の空調設備改修事業工事費や文化財の伝承や保存活動への補助金等を計上しております。 また、保健体育関係では、平成30年の福井国体開催に向けた準備経費のほか、総合運動公園施設や名田庄総合運動場等の改修工事費など、教育費全体で6億4,779万4,000円を増額いたしております。 最後に、
災害復旧費でございますが、昨年の台風18号により被災いたしました安川頭首工の災害復旧工事費として3,901万3,000円を新たに計上しております。 次に、この歳出に見合います歳入財源でございますが、一般財源として町税4億3,426万4,000円を、特定財源では国庫支出金6億5,054万2,000円、県支出金2億6,475万5,000円、繰入金1億1,000万円、諸収入689万7,000円をそれぞれ追加計上し、歳入歳出の均衡を図っております。 続きまして、議案第38号から議案第40号までの各
特別会計補正予算につきまして、一括して主な内容を御説明申し上げます。 まず、
簡易水道事業特別会計では、各地区簡易水道施設などの修繕費並びに施設改良費のほか、名田庄地域の東部地区と中部地区の簡易水道施設の統合に係ります整備計画策定業務費などで4,278万円を追加し、予算の総額は第1表のとおり2億6,401万9,000円となるものでございます。 農業集落排水事業
特別会計におきましても、処理場及び管路などの維持、修繕に要する費用に1,575万円を追加し、予算の総額は第1表のとおり3億9,561万7,000円となるものでございます。 また、特定環境保全公共下水道事業
特別会計につきましては、施設の維持、修繕費に要する費用のほか、終末処理場及びマンホールポンプ場の長寿命化計画策定委託料などで2,225万円を追加し、予算の総額は第1表のとおり1億1,608万3,000円となった次第でございます。 以上、私の
政治姿勢、平成26年度肉づけ予算の概要等につきまして申し述べさせていただきました。何とぞ慎重なる御審議の上、可決を賜りますよう重ねて
お願いを申し上げる次第でございます。
○議長(
松井榮治君) これをもって
提案理由の説明を終わります。 これより質疑に入ります。 まず、議案第37
号平成26年度おおい
町一般会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第38
号平成26年度おおい
町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第39
号平成26年度おおい
町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第40
号平成26年度おおい
町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。 質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案第37号から議案第40号までの4議案は、予算決算常任委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 異議なしと認めます。よって、議案第37号から議案第40号までの4議案は予算決算常任委員会に付託することに決定をいたしました。
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△日程第14 諮問第1号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
松井榮治君) 日程第14、諮問第1号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提出者から
提案理由の説明を求めます。
中塚町長。
◎町長(
中塚寛君) ただいま議題に供していただきました諮問第1号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御説明申し上げます。 本件は、
人権擁護委員の安田治氏が平成26年9月30日をもって任期満了となりますので、おおい町名田庄挙野第38号1番地の17、下中義人氏を候補者として法務大臣に推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の御意見を賜りたく、よろしく
お願い申し上げます。
○議長(
松井榮治君) これをもって
提案理由の説明を終わります。
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△日程第15 陳情第2号
日本政府に
核兵器全面禁止のための決断と行動を求める
意見書提出に関する陳情
△日程第16 陳情第3号
非核平和都市宣言採択についての陳情
△日程第17 陳情第4号
農政改革を見直すと共に
食料自給率の向上を最優先した農政を求める陳情
○議長(
松井榮治君) 日程第15、陳情第2号
日本政府に
核兵器全面禁止のための決断と行動を求める
意見書提出に関する陳情から日程第17、陳情第4号
農政改革を見直すと共に
食料自給率の向上を最優先した農政を求める陳情までの3件を
一括議題といたします。 ただいま議題となっております陳情第2号から陳情第4号までの3件は、お手元に配付いたしました陳情文書表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 異議なしと認めます。よって、陳情第2号から陳情第4号までの3件は、お手元に配付いたしました陳情文書表のとおり、それぞれの委員会に付託することに決定いたしました。 お諮りします。 議事の都合により6月10日から6月18日までの9日間を休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井榮治君) 異議なしと認めます。よって、6月10日から6月18日までの9日間を休会とすることに決定いたしました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会といたします。 御苦労さんでした。 午後2時44分 散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 おおい町議会議長
松井榮治 〃 議員 古石 實 〃 議員
小川宗一...