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  1. 鹿児島県議会 2013-06-21
    2013-06-21 平成25年文教警察委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ………………………………         午前九時五十九分開会        ……………………………… ◯き久委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教警察委員会を開会いたします。  本日は、教育委員会及び学事法制課関係の審査等を行います。  この際、御報告いたします。  傍聴について三名の方から申し出があり、これを許可いたしました。  初めに、議案第七七号平成二十五年度鹿児島県一般会計補正予算(第一号)の歳出予算補正のうち、教育委員会、学事法制課関係議案第八四号及び議案第八五号を一括議題といたします。  まず、教育長に総括説明を求めます。 2 ◯六反教育長 おはようございます。  それでは、第二回県議会定例会に提出しております議案等につきまして、お手元に配付してございます県議会定例会提出議案等の概要に従いまして御説明を申し上げます。  一ページをごらんいただきたいと思います。  初めに、議案第七七号の補正予算議案についてでございます。  今回、教育委員会所管分といたしまして二千四百万円余りの減額をお願いしております。  主な内訳でございますが、下にございます一及び二の職員給与関係費につきましては、管理職手当及び特別職の給料における減額補正を、三の上海派遣短期特別研修事業につきましては、教職員の上海派遣短期特別研修における増額補正を行おうとするものでございます。  二ページでございます。  その他議案の議案第八四号鹿児島県立高等学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、曽於市に鹿児島県立曽於高等学校を設置するため、所要の改正をしようとするものでございます。  議案第八五号鹿児島県都市公園条例及び鴨池公園及び鴨池緑地公園の運動施設の管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきましては、鹿児島ふれあいスポーツランドの運動施設を平成二十六年二月一日から供用開始するため、所要の改正をしようとするものでございます。  次に、主要施策の進捗状況につきまして、県教育振興基本計画の五本の柱に沿って御説明いたします。
     まず一、規範意識を養い、豊かな心と健やかな体をはぐくむ教育の推進についてでございます。  スクールカウンセラー配置事業につきましては、全市町村及び県立高校二十校にカウンセラーを配置したところでございます。八月には事業の効率的推進を図るため、連絡協議会を開催することとしております。  三ページでございます。  スクールソーシャルワーカー活用事業では、二十六市町に延べ四十六人のスクールソーシャルワーカーを配置したところでございます。今後、連絡協議会を開催し、新たに取り組む市町へも効果的な事業の実施に向けて指導をしてまいります。  子どものサポート体制整備事業では、今月二十七日に不登校対策及びネットいじめ対策について委員会を設置することとしております。今後、調査研究や研修会を実施し、その成果等を県下へ波及することとしております。  四ページの生徒指導力向上プログラムでは、生徒指導上の喫緊の課題に対応するための研修を、小・中・高・特別支援学校の教職員に対して、合わせて八講座実施することとしております。体罰の禁止の徹底と体罰によらない指導につきましても、事例をもとにして演習等を行うなどして、生徒指導力の向上に努めてまいります。  青少年社会教育施設における自主研修事業では、青少年研修センターにおきまして、子どもの日に施設を開放して青少研GOGO若葉フェスタを開催いたしました。延べ三千七百五十九人が参加し、創作活動など多様な体験活動を通して、青少年の健全育成を図ったところでございます。  子どもの読書活動の推進につきましては、ことしの五月に策定されました国の第三次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画等を踏まえまして、有識者の意見も伺いながら、県の第三次計画を策定することといたしております。  五ページでございます。  上から三つ目の地域スポーツ人材の活用実践支援事業につきましては、県下の中学校二十七部、高校二十六部、計五十三の運動部活動へ地域のすぐれたスポーツ指導者を派遣し、直接、児童生徒の指導に当たらせることにより、体力運動能力の一層の向上を図ることとしております。  次に、六ページの二、能力を伸ばし、社会で自立する力をはぐくむ教育の推進についてでございます。  「かごしまっ子」すくすくプランの小学校低学年三十人学級の実施でございますが、本年度は、七十六校に教員を九十九人配置し、TT指導、複数教員による授業でございますが、これを行う非常勤講師を二十五校に二十九人配置したところでございます。  中学校免許外教科担任解消事業につきましては、本県は小規模校が多く教科数に見合った教員を配置できないこともあり、免許教科外で授業を担任する教科担任が生じておりますことから、その解消を図るため、本年度は百二十一校に延べ百四十九人の非常勤講師を配置したところでございます。  全国学力・学習状況調査につきましては、ことし四月二十四日に全国一斉に実施をされまして、本県においては全ての小・中学校が参加したところでございます。  なお、結果につきましては、八月を目途に公表される予定でございます。  鹿児島県授業力向上プログラムにつきましては、中学校国語科と数学科の教員を対象に、八月から十月にかけて、指導力向上のための実践的な研修を県内四カ所で、計三日間実施することとしております。  七ページでございます。  県立高校学力向上推進プログラムにつきましては、生徒の進路実現のため、教職員の教科指導力や進路指導力の向上と、生徒の学ぶ意欲の向上に向けた取り組みを進めているところでありまして、八月四日から六日にかけて県内公立高校二年生を対象に、鹿児島中央高校において、夏トライ!グレードアップ・ゼミを開催する予定でございます。  下段にございます特別支援教育充実モデル地域調査研究事業につきましては、モデル地域において特別支援学校のセンター的機能や教職員の専門性の向上等に関する取り組みの調査研究を行うこととしております。教育資源活用モデル地域事業につきましては大島地区を、発達障害理解推進拠点事業につきましては薩摩川内市をそれぞれモデル地域として実施をしてまいります。  次に、八ページ、三、信頼される学校づくりの推進についてでございます。  かごしま専門高校パワーアップ・プロジェクトにつきましては、本年度、頴娃、野田女子、串良商業高校を中心校とした専門高校において、学科間、学校間、学校・地域間の連携をもとにした特色ある教育活動を推進し、将来の地域産業を担う人材の育成が図られるよう取り組みを進めているところでございます。  大隅地域の高校振興につきましては、曽於市内の三校を統合し、平成二十六年四月に開校する新設高校の校名を、先般、曽於高校と決定をし、開校に向けた取り組みを進めているところでございます。  また、平成二十七年四月に開校することとしております併設型中高一貫教育校につきましては、四月から五月に校名を募集し、現在、選定を進めているところでございます。県内外から生徒が集まる魅力ある学校となりますように、教育内容や寮生活のあり方などについて、具体的な検討を進めているところでございます。五月には、寄宿舎など必要な施設整備の基本設計・実施設計にも着手したところでございます。  九ページでございます。  平成二十六年度鹿児島県公立学校教員等選考試験につきましては、県外で活躍しております優秀な現職教員を採用するために、他都道府県または政令指定都市の学校等で勤務している正規教員に対しまして、受験年齢制限を四十歳以下から四十五歳以下へ緩和し、その中で優秀な実績を有する者については、一次試験における教職教養試験を免除することとしております。  さらに、ボランティアや企業等での体験によって培われた人間性などの受験者の資質をより多面的に評価できるようにするため、自己申告書等に基づいた面接を導入することとしております。  十ページの本県公立学校施設の耐震改修状況につきましては、平成二十五年四月一日現在の耐震化率の推計値は、公立小・中学校が九四・五%、公立高等学校が九六・七%、うち県立高校が九七・八%、特別支援学校が一〇〇%、公立幼稚園が八二・八%で、全体では九四・九%となっておりまして、前年度と比べ四・三ポイント上昇しております。  今後とも、県立高校につきまして、施設の耐震化を早急に進めますとともに、市町村に対しましても、同様に耐震化を進めるよう指導・助言してまいります。  四、地域全体で子どもを守り育てる環境づくりの推進についてでございます。  次の十一ページをごらんいただきたいと思います。  地域ぐるみ学校安全体制推進事業につきましては、スクールガード・リーダーを配置いたします市町村への助成を行いますとともに、県下七地区九会場において、スクールガードの方々に、通学路を中心とした巡回方法等についての研修会を開催し、学校の安全体制の整備に取り組んでいるところでございます。  みんなで支える家庭教育推進事業につきましては、家庭教育を支援していこうとする機運の醸成を図るため、五月十二日と二十八日に、家庭教育学級研修会を開催したところでございます。  五の、生涯にわたって学べる環境づくりとスポーツ・文化の振興についてでございます。  かごしま県民大学につきましては、県立学校七十七校において生涯学習県民大学講座を七十七講座開設することとしております。  海音寺潮五郎記念事業につきましては、本県の歴史・文化・文学の振興等を図るため、県立図書館児童文化室にかいおんじ文庫を設置いたしますとともに、文化講演会などを行うこととしております。  十二ページの中段にございます競技スポーツの充実につきましては、本年度が第三期競技力向上五か年計画の三年目となりますことから、これまでの成果と課題を踏まえまして、各競技団体における指導体制の整備・充実等を重点事項として計画を進めているところでございます。  その一環といたしまして、東京都で開催されますことしの国民体育大会において活躍が期待される強化指定校や職場及び強化指定選手の代表に対しまして、去る五月十五日に強化指定証の授与を行い、選手を激励したところでございます。  十三ページでございますが、第七十五回国民体育大会に向けた競技力向上対策につきましては、選手の発掘を目指すスポーツ教室の実施や中・高等学校の運動部に優秀な指導力を有する人材の派遣、さらに競技団体の育成支援のためのスポーツドクター等の派遣などを計画的に行っていくこととしております。  県指定文化財の指定につきましては、去る四月二十三日、平成二十五年度の鹿児島県指定有形文化財として吉利郷惣絵図ほか二件を、無形民俗文化財として黒島の盆踊りを、史跡として天辰寺前古墳ほか一件、天然記念物としてミシマサワガニほか二件を指定したところでございます。これにより、県指定文化財は本件を含め二百七十件となったところでございます。  次に、教育行政の着実な推進についてでございます。  次期県教育振興基本計画策定事業につきましては、先週十四日に閣議決定されました国の第二期教育振興基本計画等を踏まえまして策定することとしておりますが、策定に当たりましては、広く県民の意見を聞くこととし、五月に県政モニターアンケートによります本県教育に対する意識調査を行ったところでございます。  また、委員八名による検討委員会を設置し、有識者の意見を伺うことにしておりまして、現在、公募委員一名を含む委員の選任を行っているところでございます。  今後、県政モニターアンケートの結果や検討委員会での意見等を踏まえ、教育委員会で審議してまいりますが、計画の検討状況につきましては、適時、文教警察委員会の場で説明させていただきたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 3 ◯き久委員長 ただいま総括説明が終わりましたが、総括説明に対する質疑につきましては、県政一般でお願いいたします。  次に、議案についての関係課長の説明を求めます。  まず、総務福利課長の説明を求めます。 4 ◯福山総務福利課長 それでは、総務福利課関係につきまして御説明申し上げます。  お手元の議案等説明書により御説明いたします。  お手元に議案等説明書と真ん中に書いてあるものがあると思いますが、そちらを見ていただきたいと思います。  一番上に、平成二十五年第二回県議会定例会、真ん中に議案等説明書、一番下に文教警察委員会と書いてあるものになります。  それでは、以下、各関係課長もこの議案等説明書に基づき説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  それでは、議案等説明書の三ページをごらんください。  予算に関する説明書のページは、左の欄に記載してあるとおりでございます。  第二目事務局費の三百三十五万円の減額でございますが、一の職員給与関係費につきましては、特別職である教育長の給料及び事務局職員に係る管理職手当を減額するものでございます。  なお、教育委員会関係のその他の職員給与関係費につきましても、それぞれの費目ごとに関係課の欄に記載してございますが、関係課長の説明は省略させていただきたいと思います。  第四目教育指導費の五千八百八十三万三千円の増額でございますが、これは上海派遣短期特別研修事業としまして、環黄海経済圏の中でも特に成長著しい上海に教職員を派遣することにより、国際感覚や幅広い視野を持った教職員の育成を図るために要する経費を計上するものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 5 ◯き久委員長 次に、高校教育課長の説明を求めます。 6 ◯海江田高校教育課長 続きまして、高校教育課関係について御説明申し上げます。  議案等説明書につきましては六ページでございます。  なお、議案書につきましては十九ページに記載してございます。  議案第八四号の鹿児島県立高等学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございますが、これは曽於市に鹿児島県立曽於高等学校を設置するため、所要の改正をお願いするものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 7 ◯き久委員長 次に、保健体育課長の説明を求めます。 8 ◯吉田保健体育課長 続きまして、八ページをごらんください。  議案第八五号の鹿児島県都市公園条例及び鴨池公園及び鴨池緑地公園の運動施設の管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございます。  これは、鹿児島ふれあいスポーツランドを平成二十六年二月一日から供用開始するため、鹿児島県都市公園条例に鹿児島ふれあいスポーツランドを追加する改正をし、鹿児島ふれあいスポーツランド内の運動施設を管理運営するために鴨池公園及び鴨池緑地公園の運動施設の管理に関する条例に所要の改正をしようとするものであります。  主な改正の内容といたしましては、鹿児島県都市公園条例の一部改正といたしまして、第二条第一項の表の名称に鹿児島ふれあいスポーツランド、所在地に鹿児島市を規定し、第二条の二第一号を鴨池公園、鴨池緑地公園及び鹿児島ふれあいスポーツランドの運動施設に改めます。  また、別表第九に、鹿児島ふれあいスポーツランドの一平方メートル当たり一月当たりの土地の使用料百六十円を加えます。  次に、鴨池公園及び鴨池緑地公園の運動施設の管理に関する条例の一部改正といたしまして、題名を鴨池公園、鴨池緑地公園及び鹿児島ふれあいスポーツランドの運動施設の管理に関する条例に改め、第二条の運動施設を都市公園ごとに表記し、鹿児島ふれあいスポーツランド内の鹿児島県立サッカー・ラグビー場を加えます。  また、同条例において鹿児島県立サッカー・ラグビー場のグラウンド等の施設使用料を規定するものでございます。  以上で、説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯き久委員長 続きまして、最後に、学事法制課長の説明を求めます。 10 ◯前村学事法制課長 それでは、学事法制課関係につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書の十一ページでございます。  第一目短期大学費でございますが、百六十八万四千円の減額補正をお願いいたしております。これは、職員給与の減額を行おうとするもので、県立短期大学の教職員及び事務職員の給与費のうち、管理職手当及び特別職等の給料について減額するものでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 11 ◯き久委員長 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。  ここで、委員の皆様にお諮りいたします。  都市計画課長は、この後、企画建設委員会に出席しますので、先に議案第八五号に関する質疑を行い、質疑終了後、都市計画課長は退席していただくこととしたいと思いますが、御異議ございませんか。    [「異議なし」という者あり] 12 ◯き久委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  それでは、まず、議案第八五号に対する質疑をお願いいたします。 13 ◯桑鶴委員 都市計画課長、あるいは保健体育課長は、若いころは何かスポーツをなさっていましたか。 14 ◯吉田保健体育課長 私自身がですか。(「はい」という者あり)柔道をやっています。 15 ◯桑鶴委員 サッカーあるいはラグビーをなさった関係者は、保健体育課、あるいは都市計画課、いらっしゃいますか。 16 ◯松薗都市計画課長 直接自分ではやっておりませんけれども、自分の子供がサッカーをやっておりました。 17 ◯桑鶴委員 ラグビーをやった後にサッカーをすることができますか。 18 ◯吉田保健体育課長 ラグビーをやった後は、芝のグラウンドが相当荒れるとは認識しております。 19 ◯桑鶴委員 ふれあいスポーツランド、サッカー・ラグビー場となっています。両方のスポーツができることになっているんです。そうですか。 20 ◯吉田保健体育課長 県立の球技場という概念ですので、サッカー・ラグビーをやる専用の球技場と考えております。 21 ◯桑鶴委員 ラグビーをやるときの芝の長さはどのぐらいあると認識されていますか。 22 ◯吉田保健体育課長 芝の長さに関しましては規定はなかったと思っております。 23 ◯桑鶴委員 サッカーをやるときの規定もないんですか。 24 ◯吉田保健体育課長 そのように認識しております。 25 ◯桑鶴委員 このサッカー・ラグビー場は、公式な試合のできる規格で整備されるグラウンドじゃないんですか。 26 ◯吉田保健体育課長 はい、予定といたしましては、国体等の競技も開催可能であると考えております。 27 ◯桑鶴委員 ラグビーの試合をやった後、次、サッカーの試合をしようと思ったら、どのぐらいの養生期間を必要とすると思いますか。 28 ◯吉田保健体育課長 芝の復旧にどのくらいかかるかというのは認識しておりませんが、かなりの時間がかかると思っております。鴨池の陸上競技場で、ラグビーの試合等があった後、すぐにはサッカーの試合がまたできないということは認識しております。
    29 ◯桑鶴委員 そんな使い勝手の悪いグラウンドを、そのままサッカー・ラグビー場として広く開放されるおつもりなんですか。 30 ◯吉田保健体育課長 今回のグラウンドは三面ございまして、天然芝が二面、人工芝が一面ございます。メインの芝のグラウンドは大きな大会等をするときのために、鴨池陸上競技場と同じような形で限定した使用になると考えております。人工芝と芝のグラウンドがございますので、そちらは大きな大会などのときに、練習会場になるんではないかと思っております。実際、サブのグラウンドといいますか、メイン会場じゃないグラウンドのほうでも試合はできるとは考えております。 31 ◯桑鶴委員 鹿児島でも、サッカーの部門はJリーグ昇格を目指そうという知事の音頭もあったりして、非常に熱が盛り上がっています。練習場に事欠かないというか、常にコンスタントにいいホームグラウンドとして、あるいは練習場としては、必要なグラウンドが確保されなければならないと思っています。一方、先日は、将来何年後ですか、ラグビーのワールドカップが日本で開催されると、非常にレベルアップを図って、欧州チャンピオンのウェールズを破ったというような、うれしいニュースが入ってきているんですけど、吉野のグラウンド、ほとんどラグビー専用に使っていたグラウンドですが、あそこに鹿児島養護学校を移転するときに、ラグビーの関係の皆様方からは大変な嘆きの声が聞こえました。そのかわり、では、鴨池を使ってください、ふれスポもできますということでされていましたけれども、正直言って、ラグビーで練習なり試合なり使ったら、次はサッカーは使えません。なぜこんな使い勝手の悪いスポーツ施設として位置づけられたんですか。 32 ◯吉田保健体育課長 御指摘のとおり、確かにラグビーでは非常にグラウンドが荒れるというのは認識しておりますが、そのラグビー協会が、養護学校ができたところのグラウンドのときには非常に、試合会場がなくなるということも言っていらっしゃったというのもよく認識しております。練習会場といたしまして、鴨池の緑地公園等を優先的に使っていただけるという形で配慮はいたしました。御指摘のように、ラグビーで使った後すぐサッカーの試合ができないんじゃないかというのはよく理解はできるんですけれども、大会等におけるメイングラウンドのほうでは、そういうふうにはならないと考えておりますので、御理解いただければと思います。 33 ◯桑鶴委員 鹿児島のラグビーの関係の皆様方は土のグラウンドで練習されて、大変なすり傷を負いながらの危険な練習を重ねていらっしゃる実態もあります。ラグビーは人工芝ではできません。危険そのものです。ある程度、芝の長いところで、バウンドをして肉体と肉体がぶつかって、そして、もみ合ってやるスポーツですから、これはこれで絶対のグラウンドの条件というのは必要なんだと思います。だったら、あそこを例えばサッカーならサッカーに決めて、ラグビーはもう一つ一面、どこかつくられたらいかがですか。そうじゃないと、余りにも使うのにグラウンドを傷めるなというような条件を課しながら使用をさせるような、そんな使い勝手というのは僕はないと思うんですけど、いかがでしょうか。 34 ◯吉田保健体育課長 御指摘のとおり、予算的に余裕があれば、ラグビー専用の球技場を確保してあげたいというのは本当に、心からそう思いますけれども、なかなかいろいろな条件等がございまして、設置できる状況にはまだないと思います。やっと鹿児島ふれあいスポーツランドの人工芝一面、天然芝二面のグラウンドの球技場ができたという状況にございまして、やっとできたという思いが非常にあります。その後、今後のサッカーとラグビーの使用の方法については、サッカー協会、ラグビー協会と十分協議をいたしまして、どちらのほうも有効的な活用ができるように協議をしてまいりたいと思いますので、どうぞ御理解いただければと思います。 35 ◯桑鶴委員 今のまま行きますと、協議しても結論は出る話じゃないんです。だから、理解しようにも理解しようがないと思っています。だから、例えば高校が閉校になったグラウンドや、あるいは教育委員会で持っていらっしゃる、そのような財産活用を図らなければならないような、ラグビーの正式な試合でなくても、練習試合ぐらいができそうな広さを確保しているようなスペースがあれば、そんなお金をかけて整備する必要はないわけですから、ある程度の芝を張って、ある程度の芝足が伸びてしまえば、後は定期的に芝刈り、手入れはそんなに要るわけじゃないんです。だから、それらのことに対しては、やはり次年度以降の予算要求というような形で具体的に出てきたときに初めてサッカー協会、ラグビー協会とのいろいろな話ができていく、前に進んでいくものだと思っています。この辺のところは、ぜひぜひ御考慮いただきたいと思っています。  以上です。(「関連」という者あり) 36 ◯中重委員 ここで黙っていてもいいんですけど、ラグビー協会の関係者として、桑鶴委員が言われたのとは逆の話になるかもしれないですが、課長、ラグビーの試合は、それはもう一日通してずっとやればあれですけど、芝生ってそういうイメージですか。ラグビーの試合をしたら、もうどんどんどんどん芝生が悪くなるといったようなイメージを、保健体育課長は思われているんですか。 37 ◯吉田保健体育課長 非常にラグビーは激しいスポーツだということで、格闘技だと認識しております。それで百キロ以上ある人間がスクラム等を組んだときに、芝がめくり上がるのも実際目で見ておりますし、サッカーの場合も非常に芝がめくれたりするんですけれども、どちらかというと、サッカーよりもラグビーのほうが芝が傷むんじゃないかと認識しております。 38 ◯中重委員 ケース・バイ・ケースなんです。例えばサッカーでありますと、ラインズマンが走る場所、同じところだけ走りますから、必ずどのグラウンドもラインズマンが走ったところがめくれてきますし、ゴールキーパーがいる場所というのは全部また、円を描くように芝生がめくれてきます。要は管理なんです。いかに芝生を管理していくか。恐らく指定管理者が今後入ってくると思うんですが、そこの指定管理者がどれだけの技術を持って、どれだけの管理ができるかというのが、また問題になってくると思いますし、ラグビーの場合、規定はないですけど、大体二十七ミリぐらいで、サッカーの場合は芝生の長さというよりもかたさです。圧力が何キロあるか。大体そうすると、十七ミリぐらいから二十ミリぐらいの間でやるとは思うんですが、芝生の長さも違います。できれば本当、桑鶴委員が言われるように、ラグビーの専門のところ、吉野の合同グラウンドがなくなって、ラグビーというのはもう場所が、本当に高校生などがやる場所というのはなくなってきましたので、そういう場所を確保していただきたいという思いはもちろんありますので、それも私からも要望させていただきたいと思います。  ただ、後はどういった管理をするか。ラグビーが特に芝生がめくれるのは雨の日に試合をしたときです。晴れた日は、例えば足がスパイクが、こっち向きというのはそんなに、こう足を着いて、こういう向きというのはなかなか芝生は晴れた日はめくれないです。かかとからスライディングをしたほうが芝生というのはめくれます。そういった上で、僕はしっかりとまず管理をしていただきたい。先日は宮崎県の綾の、ガンバ大阪がいつもキャンプに行くグラウンドに行かせていただきました。見せていただきましたけど、養生期間も本当に上手にとりながら、もうどんどんどんどんスポーツを回しておりました。どこが入っているのかと思って聞いてみますと、ゴルフ場の関係のフェニックスのところの技術の方々が入ってきて、どんどんどんどん芝の養生をしっかりしながらやっていると、暗幕をかけたりしたり、いろいろしながら芝生をうまく活用されているというようなことでありました。  今後、どうしても観客がたくさん入るような九州大会レベルとなってきますと、また、ラグビーもああいうところを使わせていただいたり、ふれスポのメインも使わしていただいたりとなってくると思います。そういった中で協会・団体ともしっかり話をしながら、芝生の管理という部分にはまた予算を、天然芝の管理というのはお金がかかることですけど、そこにはグラウンドの数が限られているわけですので、しっかりとお金をかけて、いろいろな競技団体の方々、サッカー、ラグビー含めて、恐らくグラウンドゴルフなどもまた入ってくると思います。そういう方々が、気持ちよく使えるようなグラウンドにしていただきたいということを要望しておきます。 39 ◯青木委員 今、御質問がありましたけれども、実際の今のふれあいスポーツランドの管理はどうなっておられますか。  それと、この条例化された施設になりましたが、それは今後どういうふうにしていくおつもりですか。 40 ◯吉田保健体育課長 現在のふれあいスポーツランドの管理といいますと、市の部分でしょうか。(「県のこの部分、全部、」という者あり)ふれあいスポーツランドは市の部分と県の部分とあって、今、県の部分が芝を張ったり工事中でございます。 41 ◯青木委員 それは今、どういうふうに管理をして、これからは条例化されて完成したら、指定管理者をまた選定するんですか。 42 ◯吉田保健体育課長 一応、来年の二月一日を供用開始日と予定しております。それでその後、県が直接管理するという形で芝の管理など、そういうのをやりまして、その後、四月以降は、まだ十二月議会を待たないとはっきりしたことは言えないんですけれども、鹿児島市がふれあいスポーツランドで指定管理者制度を取り入れております。それで鹿児島市もちょうど契約更改の、契約をかえる時期に当たるということで、また鹿児島市との連携も図りながら、どういうふうな対応をとっていくか、管理をしていくかというのを検討しているところでございます。  以上でございます。(「はい、わかりました」という者あり) 43 ◯柳 委員 その施設の使用料について教えていただけませんか。 44 ◯吉田保健体育課長 今回定めようとする使用料について、まず考え方ですが、天然芝のほうですけれども、天然芝は隣接する鹿児島市の芝生広場というのがございますが、サッカーやラグビー場の専用球技場として整備された、その芝の球技場よりも専用として設置される県立のサッカー・ラグビー場のほうが少しランクを上に考えております。しかし、プロのJリーグの試合ができます鴨池陸上球技場よりも、下のレベルでということで考えました。  それで現在、鴨池陸上競技場が入場料を徴収しない場合の四時間から八時間、一日ですけれども、それが八千二百円になります。県立サッカー・ラグビー場が七千七百円ということで、単純に一時間当たりで換算しますと、県立の鴨池陸上競技場が千二十五円、それに対しまして、県立のサッカー・ラグビー場が九百七十五円という形になります。また、鹿児島市の芝生広場につきましては、一時間当たり九百円ということで、ちょうど真ん中に来るという位置づけにしてございます。  なお、照明、電光掲示板等、それから会議室、放送設備等の使用料も別途設定しているという状況でございます。あとは鹿児島県が設置しております使用料金、それを基準にしてございます。  以上です。 45 ◯柳 委員 外の施設と中の施設と両方に、施設使用料がかかってくるというようなことになるわけですか。 46 ◯吉田保健体育課長 グラウンドの使用料、それから後は会議室等の使用料は、陸上競技場等も会議室を使うときには別途料金をもらっているんですけれども、それに準じております。(「はい、わかりました」という者あり) 47 ◯中重委員 ここのグラウンドに関しては、天然芝の部分は、夏芝、冬芝の植えかえはされるんですか。 48 ◯吉田保健体育課長 はい、夏芝、冬芝、植えかえをやって管理していくことになります。 49 ◯中重委員 鴨池まで含めた、その夏芝と冬芝の植えかえのときの養生期間というのが、どこのスポーツ団体というのも使おうと思っても使えない時期というのがあるわけです。芝生の種類などを少しいろいろ考えてもらったりしながら、同じ芝生でもできると思うんですけど、うまく養生期間の時期をずらしていただいて、その芝生のグラウンドが使えないという空白期間というのを、なるべくないような形でやっていただけるようにお願いしておきます。 50 ◯き久委員長 よろしいですね、要望で。  ほかにありませんか。    [「なし」という者あり] 51 ◯き久委員長 ほかにないようですので、議案第八〇号に対する質疑を終了いたします。  都市計画課長はこれで退席されて結構です、御苦労さまでございました。 52 ◯き久委員長 暫時休憩いたします。         午前十時四十三分休憩      ────────────────         午前十時四十四分再開 53 ◯き久委員長 再開いたします。  続きまして、議案第七七号及び議案第八四号に対する質疑をお願いいたします。  質疑はありませんか。 54 ◯青木委員 今回の教育費に係る管理職手当及び特別職の給与の管理職手当及び特別職の給料といいますか、手当の対象者の数と、典型的な教職員課で見ますと、小学校、中学校、全日制高等学校の対象者の指定と、それからその額、削減をする額を教えていただけますか。 55 ◯福山総務福利課長 対象者の全体の人数でございます。教育委員会の今回の管理職手当の対象者は千七百九十三人となっております。 56 ◯原之園教職員課長 小学校、中学校、学校関係の高校も含めまして、県立学校を含めまして、対象者は千七百四十二名となっております。  それから、代表的な減額ですけれども、小・中学校の校長でありますと、五万二千円程度、教頭であると、四万三千円程度ということになっております。失礼しました。校長は五万二千円程度が四万六千円程度に削減されると、管理職手当です。それから教頭は、四万三千円が三万八千七百円程度に削減されるということになっております。  一般職員の場合は、六%対象の職員は九カ月間におきまして十九万円程度、四%対象者は八万円程度の削減となっております。(後ほど「一般職員は対象外」と訂正の発言あり) 57 ◯前村学事法制課長 学事法制課関係でございます。  県立短期大学の教職員、事務職員の管理職手当、特別職等の給料の減額でございますが、内訳といたしましては、県短の管理職が九名おりまして、事務職が三名、教職員が六名で、六十三万六千円ほどの減額になっております。  あと、お一方、学長が特別職ということで、これを減額ということで百四万八千円ほどの減額になっております。  以上でございます。 58 ◯き久委員長 青木委員、いいですか。 59 ◯青木委員 はい、結構です。 60 ◯柳 委員 二十四日に連合の審査会が開催をされるわけでけれども、きょうの今のこの時点で一つお伺いしたいことがあります。今回、六月補正予算が記者発表になったのが五月二十九日だったわけですが、その五月二十九日の日付で県の教育委員会から、総務福利課から、各市町村の教育委員会教育長宛てにこの通知がおりています。そして、教育長宛てに各学校現場にこの通知をしなさいということで、ここだけを少し確認をしたいと思います。 61 ◯き久委員長 暫時休憩。         午前十時四十九分休憩      ────────────────         午前十時四十九分再開 62 ◯き久委員長 再開いたします。 63 ◯柳 委員 この五月二十九日付で学校現場にこの六月補正の予算がおりておりますが、私が課長にお話にお伺いに行ったときは、通常の手続をとったまでのことですとおっしゃったんですけれども、これまでそういった補正予算、増額、減額あったときに、一回一回その旨、学校現場にこういった通知をされているのか、したことがあるのかを教えてください。 64 ◯福山総務福利課長 ただいまお尋ねいただきましたが、今回の通知を出した件だと思います。それに関連して過去にあるかということですが、過去このような補正予算で職員を対象とした補正といいますか、研修、こういう事業は今まではなかったと思います。(「職員研修事業はあるでしょう」という者あり)当初予算といいますか、補正予算という関係ではなかなかなかったかと思いますが、こういう形で予算の通知を出しているというのは、説明といいますか、そういうことは今までは、私の知っている限りにはちょっと出してはおりません。ただ、今回の補正予算は職員を対象ということで、職員の方にお知らせしたということでございます。 65 ◯柳 委員 よくわからない説明なんですけれども、これまでは課長が知る範囲ではなかったということです。でも、通常の手続をとったまでのことだと、より丁寧にするために補足で資料も提出をしたというようなことだったんですけれども、そもそもこの五月二十九日というのは、まだまだ議会も始まっておりませんし、提案もされていない状況だったわけです。これは教育長の判断で学校現場にこの通達がなされたということですか。 66 ◯六反教育長 連合審査の際に一言発言を私、求めるつもりでおりましたけれども、今、御質問ございましたので、少しお話をさせていただいておきたいと思います。  私の指示で文書が出されたかということでございましたけれども、私が指示をしたということではございませんが、事務担当をいたしましたところで、いろいろ準備をする中で、当時既に報道等でそういった意向が報道されていたということ、それから、教職員にかかわる研修の事案であるといったようなこと等があり、私ども常日ごろから学校現場と教育委員会との情報の共有や、連携など、いろいろなことを指導をしておりましたけれども、報道でしか情報を知らないという学校の状況では、少し情報提供をしたほうがいいのではないのかということで、議案をしっかり説明をするという意味で通知が出されるということは私も承知をいたしておりました。私もそのことに対して反対をすることなく、周知を図ることが教職員の皆様方の不安、いろいろな情報が出る中でしっかりと正しい情報をお伝えすることは必要であろうという意味で、それについては了解をしていたという状況でございます。  これについては、私どものそういった議案の周知ということを超えて、もう現実上、募集活動ととられかねないということで、たくさんの方々から御批判をいただいたところでございます。  私どももそういう意味で、情報の出し方ということに対して配慮が足りなかったと十分反省をしておりまして、そのことについては、また月曜日にも一言申し上げさせていただければと思っているところでございます。よろしくお願いいたします。 67 ◯柳 委員 今、教育長から答弁がございましたので、この件は二十四日の日に、また、ほかの委員の皆さんからもいろいろと御意見が出ることだと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  ただ、学校現場から、多忙な中で回覧がこう回ってきたと、十分に内容に目を通すでもなく、ただ回ってきたものをさっと流したというようなことでした。もう決まったんだというような誤解が生じているのは事実ですので、その辺もしっかりと今後の対応についても、皆さんでよく、また確認をしていただきたいと思います。 68 ◯原之園教職員課長 先ほどの青木委員の御質問に少し訂正しておきたいと思いますが、この議案に関するのは管理職だけでしたので、先ほど一般職員のことも言いましたが、管理職につきましては、先ほど申し上げたとおり、千七百四十二名の管理職手当につきまして、代表的な小・中学校の校長であれば、五万二千百円が四万六千円程度、一〇%カットです。それから教頭が四万三千円が三万八千七百円になると。それから給与につきましては、管理職については年間三十二万六千円程度の減額と。先ほどは一般職員も言ってしまいましたが、これは対象外です。 69 ◯瀬戸口委員 議案第八四号、曽於高等学校を設置するための所要の改正をしようという条例案でございますけれども、地元の議員として随時、課長からいろいろな報告をいただきながら進んでいるということは理解をしているわけでございます。その中で来年の三月の募集に向けて努力をしていかなくちゃならないと思っているんですが、現在の財部・末吉・岩川高等学校の一年、二年、三年生、それぞれ合計で、何名在学されていらっしゃいますか。 70 ◯き久委員長 暫時休憩。         午前十時五十七分休憩      ────────────────         午前十時五十七分再開 71 ◯き久委員長 再開いたします。 72 ◯海江田高校教育課長 財部高校につきまして、ことしの新入生四十二名でございます。それから末吉高校につきまして九十六名、岩川高校につきまして六十三名の入学者でございます。 73 ◯瀬戸口委員 大体、二年、三年生も同じぐらいですか。 74 ◯海江田高校教育課長 三年生まで合計しました充足率を申し上げますと、財部高校につきまして、各学年二学級ということでございますけれども、〇・五九。それから末吉高校につきましては、各学年三学級ですけれども、〇・七七。それから岩川高校につきまして、これは各学年二学級ですけれども、〇・八四という充足率の状況でございます。 75 ◯瀬戸口委員 今回新しい学校は五科です。それぞれまた科の名前も恐らく今回決められて、そして募集に入られるわけでございますが、なかなか今三つの高校を合わせても二百名、ことしは若干多くて、多分二年、三年生は少ないと思うんですが、二百名いない中で、これから五科の二百名の定数の学校をつくっていこうと。大変、競争率というか、近くに数キロ離れたところに都城市があって、三分の一ぐらいは今、曽於市から宮崎県の都城の高校に行っている。あるいは尚志館などに代表されるような私立は特待生等をいっぱいとる。そしてまた、姶良、霧島市のほうにも行かれて、大変募集については厳しい区域になってくるんじゃないかと素人が考えるわけですが、これらに対して、どういう科をつくって、そしてまた、どういう募集を、もうあと三月までですので、そして、条例が改正されたら、これをどうやって、それぞれの各中学校におろして、そして、魅力ある高校だからということで定数の確保をされていくか、その辺がありましたら、少し手順など教えていただきたいです。 76 ◯海江田高校教育課長 ただいま申し上げました財部、末吉、岩川の合わせて七学級という状況でございます。先ほど申し上げましたような充足状況というようなこともございます。そういうことも勘案いたしまして、新しい高校につきましては五学級規模ということで御提案をさせていただいているところでございます。  学科につきましては、二月に統合を決定した段階で、私どもの原案としまして、文理科、普通科、それから農業科としまして畜産食農科、それから商業科としまして、今、情報処理科がございますけれども、商業科という形にしたいと思っております。それから工業科につきましては、岩川高校に電子機械科というのがございますけれども、その学科をリニューアルするような形で機械科ということで御提案を申し上げたところです。地元の皆さんとの話の中で、電子機械科では機械を動かすための電気の勉強もしておりますので、電気の勉強もするんだということを見せてほしいというような御要望もございました。そういうこともありまして、電子機械科そのままということではなくて、機械科の中で電気も勉強するということも含めまして機械電子科というようなことで、地元にも改めて御提案をしているところでございます。  今回、学校の名前が曽於高校ということで条例認めていただきますと、正式な学校の発足ということで、この後、学校の設置式、そういったこともやっていきたいと思っております。  学科につきましては、できるだけ早い機会に、私どもの原案からさらに教育課程等を今まで検討してきたところでございます。そろそろ学科名を決め込む時期に来ていると思いますので、学校名、それから学科名を決め込んだ形で、中学生に対して広報活動ができるような形にしていきたいと思っております。七月十日の進路希望調査等も含めまして、新しい学校の体制で中学生に募集を始める、そういう状況ができればと思っているところでございます。  隣の都城のほうに今かなり流れておりますので、そういったところをどれだけ、どういう形で食いとめられるのか。あるいは逆に、都城のほうからも生徒を呼びたいというところもございます。学校の形が固まりますので、パンフレット等にきちっと、今までは仮という形で出ておりましたので、正式に決め込んだ形でパンフレット等もつくりまして、早急に募集活動を始めたいと思っております。  四月になりまして準備室を設置しております。校長を初め四名のスタッフを配置しているところでございますので、その四名のスタッフで順次地域、各中学校を回って募集活動を行っていくと、そういう作業をこれから繰り返していくということになります。  以上でございます。 77 ◯瀬戸口委員 今回の八四号の議案条例が制定されますと正式に動くと思うんですけれども、やはり財部高校等においては、今まで半分以上が県外、宮崎県から来ている生徒もいらっしゃるわけでございます。そしてまた、あの地域はやはり危機がありましたので、後援会、OB会等いろいろなそういった支援をする団体が地元の高校に行こうと一生懸命呼びかけて、特に農業地域でございますので、畜産、工学科等においては、どうしても地元に残っていただきたいということで、市も農業委員会もJAも、そのメンバーに入っていろいろな募集の手伝いをしております。ぜひそういうところと連携をとりながら、私ども地元ももう一生懸命、決まったら、それぞれ岩川も財部も命がけでいい高校をつくっていこうということで、今、沸きつつありますので、ぜひ準備室の皆さん方も少ない人数ですけれども、わずかな期間、もう七月から募集は始まります。ですから、ぜひ汗をかいていただいて、もっとどんどん目に見える活動を要請をしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 78 ◯き久委員長 よろしいですね、要望で。 79 ◯瀬戸口委員 はい。 80 ◯永田委員 この議案第七七号、補正額二千四百七十一万四千円、これは管理職手当の減額だけがカウントされているんですか。 81 ◯原之園教職員課長 はい、そうです。 82 ◯永田委員 一般教職員の減額はどんなふうになっていますか。 83 ◯福山総務福利課長 今回の減額補正は、管理職に伴う削減と特別職の部分に対して減額補正をさせていただいております。一般職員につきましては、人事課で五月の末だったと思いますが、給与交渉も終わりまして、それぞれ合わせまして、今後の人事委員会の勧告その他含めまして、十二月になるのか三月になるのか、それらを含めて全体の中で対応されることになっております。 84 ◯永田委員 きのうの警察の審査のときも同じような答弁だったんですが、国の今回の要請は、平成二十五年度の給与をと言っておりますが、来年の三月にこの減額を予算化するということは、どういうような形になりますか、一般に。 85 ◯福山総務福利課長 国の要請に伴います減額につきましては、条例改正という形では今回の議案の形で議会にお願いしまして、審議をしていただいているところでございます。それが総務委員会にかかっていると思いますが、だから、減額の方向といいますか、内容については決定しますが、そこの最終の予算の整理というのが今後の給与改定及び最終での人員等の増減等も含めた全体の中での補正、その中、どちらかで対応されると、予算の対応は今後になるということでございます。 86 ◯永田委員 そうしますと、その減額率が今後、県の人事委員会で決まっていきます。そうすると、遡及して減額されるということになるんですか。 87 ◯福山総務福利課長 遡及してといいますか、今度条例は改正になりますので、実際の支給は七月一日から適用されまして、今度の期間が七月一日から来年の三月三十一日までということで議案が上程されていると思います。ですので、実際の支給はその減額で支給がなされるということになります。 88 ◯永田委員 では、別な観点から質問いたしますが、この管理職手当の減額ということですが、教育委員会の中でこの管理職というと、どういうような職種の人たちになるんですか。 89 ◯原之園教職員課長 小学校、中学校、高校、県立学校を入れまして、校長、教頭がほとんどでございます。 90 ◯福山総務福利課長 事務局関係で申しますと、教育次長から本庁の各課長、各出先機関の教育機関の長、次長、そのような管理職に該当する者に対して減額になっております。 91 ◯永田委員 学校現場では校長、教頭ということですか。
    92 ◯原之園教職員課長 済みません。県立学校におきましては事務長も入ります。 93 ◯永田委員 校長、教頭、事務長ということが入ってくるということですけれども、先ほど総額はお聞きしたんですが、この人数としては何人ぐらいになってくるもんですか。校長が何人、教頭が何人、事務長が何人。 94 ◯原之園教職員課長 今、手元にありますのは学校種別でありますが、学校種別に言いますと、小学校が千四十六人、中学校が四百二十七人、高等学校は全日制が二百十二人、定時制が二人、通信制が一人、特別支援学校が五十四人、そして、全部で千七百四十二人ということになります。 95 ◯永田委員 この管理職手当について、今回知事部局から皆さんに打診があったのはいつですか。 96 ◯福山総務福利課長 財政当局から連絡をいただいているのは五月の二十三日でございます。 97 ◯永田委員 五月二十三日に、この管理職については減額措置をすると打診があったということでしたが、それでは、勝手に給料を引き下げるわけにはいきません、校長、教頭、それぞれ。ですから、このことを通知をしたはずですけれども、それを受けて各管理職に対して通知をされたのはいつですか。 98 ◯き久委員長 暫時休憩。         午前十一時十一分休憩      ────────────────         午前十一時十二分再開 99 ◯き久委員長 再開いたします。 100 ◯永田委員 そしたら、管理職への通知というのはいつかということをお聞きしましたが、これは置いておきます。  そして、この管理職手当の減額、これを皆さんから財政課に補正予算としての通知をしたのはいつですか。 101 ◯福山総務福利課長 五月二十四日が期限ということで提出しているところです。 102 ◯永田委員 まとめて言います。  財政課から打診があったのは五月二十三日、そして、内部協議をして、財政課に補正予算案として提案したのが五月二十四日ということですか。これ以上いくと、上海線のことになりますから、これで終わります。 103 ◯き久委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 104 ◯き久委員長 ほかにありませんので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  これより採決に入りますが、議案第七七号の歳出予算補正につきましては、採決を一時留保し、二十四日の連合審査会終了後に行います。  それでは、議案第八四号及び議案第八五号につきまして、それぞれ取り扱い意見をお願いいたします。 105 ◯吉野委員 議案第八四号につきましては、曽於市内三高校の統合後、新しい高等学校を設置するため所要の改正を行うものであり、適当と認められますので、原案のとおり可決ということでお願いいたします。  また、議案第八五号につきましては、鹿児島ふれあいスポーツランドの供用が開始されることに伴い、関係の条例を改正するものであり、適当と認められますので、原案のとおり可決ということでお願いいたします。 106 ◯青木委員 議案第八四号、議案第八五号については、いずれも可決でお願いをします。 107 ◯中重委員 はい。 108 ◯き久委員長 それでは、議案第八四号及び第八五号につきまして採決いたします。  ただいま議案第八四号及び第八五号につきましては、可決との意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 109 ◯き久委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第八四号及び第八五号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案の審査を終了いたします。  続いて、請願・陳情の審査をお手元の請願・陳情文書表により行います。  まず、新規の陳情第四〇二一号を議題といたします。  教職員課長の説明を求めます。 110 ◯原之園教職員課長 お手元の請願・陳情文書表、二ページをお開きください。  陳情第四〇二一号は、義務教育費国庫負担制度二分の一復元を求め、教育の機会均等をはかるための二〇一四年度政府予算に係る意見書採択の要請についてでございますが、中ほどにありますように、教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を二分の一に復元するように求めるものでございます。  状況説明でございますが、義務教育費国庫負担制度につきましては、政府・与党の合意に基づきまして、これを堅持するという方針のもと、平成十八年度から国庫負担の割合が三分の一とされ、減額分につきましては税源移譲等により財源措置されているところでございます。  県教委では、義務教育の機会均等と教育水準の維持向上のため、確実かつ十分な財源措置が講じられることを、全国都道府県教育委員長協議会・教育長協議会等を通じ、国に対して要望しているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 111 ◯き久委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。 112 ◯青木委員 執行部の状況説明の中で、減額分については税源移譲等により財源措置されているとなっておりましたが、これを具体的にもう少し説明をしてください。 113 ◯原之園教職員課長 税源移譲された部分についてですが、住民税、そして、それプラス地方交付税で措置されております。  具体的に申し上げますと、二十五年度当初予算額は、対象経費総額は八百三十五億円ほどでありますが、それから国庫負担金としまして三分の一、二百七十八億円を差し引いた一般財源は五百五十七億円程度となっております。 114 ◯青木委員 よくわからなかったんですが、所要額は八百三十五億円でありますけれども、実際にこの予算、国から措置されているのは二百七十八億円、その残余の五百五十七億円が住民税、地方交付税等で措置されていると、そういう理解でいいんでしょうか。 115 ◯原之園教職員課長 そのように認識しております。 116 ◯青木委員 そこで、特に交付税措置ですけれども、お金に色がついていないものですから、なかなか交付税で措置しましたといっても、本当にそれに充当されるということが担保されない事業も散見されるわけです。例えば、この教育委員会関係でいうと、学校図書館に対する交付税措置なんていうのはあると思いますが、実際にその学校図書館への交付税額と実態はどんなふうになっていますか。 117 ◯き久委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時二十 分休憩      ────────────────         午前十一時二十一分再開 118 ◯き久委員長 再開いたします。 119 ◯西川義務教育課長 平成二十一年度の数字でございますが、小・中学校の学校図書費の予算措置の額、本県では七二・一%でございます。基準財政需要額ベースの実際の措置額の状況でございます。 120 ◯青木委員 現実的に、学校図書の図書館の経費に充てられているわけですか。学校現場で話を聞くと、実際上、まず教育費が大変厳しい状況になると、学校図書費から削減をされるという訴えも来ているんですけど、交付税で措置されたものが、満額学校現場に流れていますか。 121 ◯西川義務教育課長 先ほどの二十一年度予算のベースでございますが、基準財政需要上、措置されている交付税に照らして、本県の場合は七二・一%は措置の率でございますので、実際、その一〇〇%の措置ではありませんけれども、その七十数%は図書費に充てられているという状況でございます。 122 ◯青木委員 実際に、その額が現場におろされているという理解でいいわけですか。 123 ◯西川義務教育課長 はい、予算上、そのようになっております。 124 ◯青木委員 そうすると、学校現場で起きている図書費の減少というか、削減というようなことというのは、まず事実でないと。もしかして、そういうことがあるとすれば、学校現場で流用が行われていると、そういうことも考えられるわけですか。 125 ◯西川義務教育課長 交付税の基準財政需要に照らして十分かどうかというのは七二%程度でございますので、十分になっておりませんけれども、一切図書費になっていないという状況ではない。全体の額の実際の額の推移というのは追っておりませんので、把握はしておりませんけれども、ゼロになっているといったような状況ではないと思っております。 126 ◯青木委員 ゼロになっているとは私どもは思っていません。ただ、交付税の措置というのは実際財源として交付税で措置をされても、お金に色はついていないので、実際に措置はされているけれども、そこに充当されているかどうかというのが問題なわけです。だから、そのことを言っているんですが、それでも実際に現金として支給されているという御認識ですか。 127 ◯西川義務教育課長 交付税としては市町村に交付税措置されておりますけれども、その中で先ほど申し上げました割合で、基準に照らした割合で措置されているという状況でございます。学校図書に対して措置されているという状況でございます。 128 ◯青木委員 措置をされているという状況の確認ができているかどうか、私は少し定かではありませんが、その認識に立てば、もう少しまた議論をさしていただこうと思っています。きょうはこの陳情の部分ですので、私は今のような認識を持っています。今後、国庫負担の二分の一の復元に向けて、やはり私たちは努力をしていかなきゃいけないと思う立場なんですけれども、県教委が全国都道府県教育委員長協議会及び教育長協議会等を通じて、国に要望している中身というのは、将来的には、また二分の一に復活をさしてくださいという趣旨と理解していいですか。 129 ◯六反教育長 全国の意見としては、二分の一にということがまとまっているわけではございませんで、教育水準を維持するために必要な予算を確実に予算措置をしていただきたい、ということを全国の団体で要望しているということでございます。 130 ◯青木委員 漠たる表現です。教育の機会均等を保障するために、確実・十分な財政、財源措置をしてほしいということになれば、従来あった二分の一国庫負担ということだけじゃなくて、二分の一以上ということも、充実のためなら要望に含まれる趣旨であるというような理解でいいですか。 131 ◯き久委員長 暫時休憩します。         午前十一時二十八分休憩      ────────────────         午前十一時三十七分再開 132 ◯き久委員長 再開いたします。 133 ◯福山総務福利課長 全国の都道府県教育委員長協議会・教育長協議会で要望となっておりますが、これについては、毎年度引き続き要望されている項目であります。  その趣旨というのは、地方財政対策等において交付税等の財源措置の見直し等がなされる中で、教育費の確保を、これについては確実に確保していただきたいと、そういう趣旨が込められておりますので、そのように御理解いただければと思います。(「はい、そこは了解しました」という者あり) 134 ◯き久委員長 柳委員ありますか。いいですか。 135 ◯柳 委員 はい。 136 ◯き久委員長 ほかに質疑ありませんか。    [「なし」という者あり] 137 ◯き久委員長 ほかに質疑がないようですので、質疑を終了いたします。  それでは、採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。 138 ◯吉野委員 陳情第四〇二一号は、義務教育費国庫負担金の負担割合の復元について意見書採択を要請する陳情書であります。  義務教育費国庫負担制度につきましては、平成十八年度から国庫負担の割合が三分の一となっておりますが、減額分は税源移譲等により財源措置がなされておりますことから、不採択でお願いいたします。 139 ◯青木委員 陳情は、平成十八年度から国庫負担の割合が三分の一になったものを、従前の二分の一に復元をしてほしいという趣旨でございます。  義務教育は、言うまでもなく憲法が国民に保障している教育を受ける権利の結実したものであります。この状況説明の中にもありますけれども、義務教育費国庫負担制度というものは、これを堅持するというのが憲法の要請であることは、時の政府もこれは否定できないところだと思います。国・地方財政状況は大変厳しい中で、今後、この憲法の要請を現実の教育の中に生かすということを考えていくと、やはり二分の一を国が保障をして、地方の教育の充実・確保のために行うべきだと考えますので、採択でお願いをしたいと思います。 140 ◯中重委員 不採択であります。 141 ◯き久委員長 ほかに御意見ありませんか。    [「なし」という者あり] 142 ◯き久委員長 陳情第四〇二一号につきましては、採択、不採択の両意見がありますので、まず、採択についてお諮りいたします。  陳情第四〇二一号を採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。    [賛成者挙手] 143 ◯き久委員長 挙手少数であります。  よって、陳情第四〇二一号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、陳情第四〇二二号を議題といたします。  教職員課長の説明を求めます。 144 ◯原之園教職員課長 三ページをお開きください。  陳情第四〇二二号は、複式学級の解消をはかるための定数改善と、二〇一四年度政府予算に係る意見書採択の要請についてでございますが、離島・山間部の多い鹿児島県において、教育の機会均等を保障するため、国の学級編制基準を改めて複式学級の解消に向けて適切な措置を講ずるよう求めるものでございます。  状況説明でございますが、国においては、平成二十四年九月の学級規模及び教職員配置の適正化に関する検討会議の報告を受け、複式学級の解消・改善についても盛り込まれた新たな改善計画案が策定されましたが、平成二十五年度予算編成における財務省・文部科学省合意によりまして、本年度、全国学力・学習状況調査等を活用し十分な検証を行い、教職員定数のあり方全般について検討するとされております。  現在、本県では、小学校の変則複式学級において、学年間で授業内容等に大きな違いがあるため、独自に定数を措置し、その大半を解消しますとともに、中学校におきましては、非常勤講師の配置や教員の学校間兼務発令を行うなど、複式学級の学習指導等の充実に努めているところでございます。  県教委では国の動向を注視しながら、文部科学省に対し、指導上の困難を伴う複式学級の解消につきまして、県開発促進協議会で要望することとしております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 145 ◯き久委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。 146 ◯柳 委員 御説明をいただきましたけれども、本県は離島・山間部が多く、実際にこれまでも離島の学校等も視察をさせていただく機会もいろいろあったわけです。複式学級、一生懸命担任が工夫を凝らしながら授業をされている姿をたびたび目にするわけですが、この変則の複式学級、これが今、本県においてどういう状況にあるのか。大半は解消されたというようなことになっていますが、実際まだこの方式をとっている学校もあるかと思いますが、現状を教えてください。 147 ◯原之園教職員課長 変則複式学級と申しますのは、一般には、小学校低学年が一・二学年、中学年が三・四年、高学年が五・六年となっておりまして、これ以外の組み合わせを変則複式と申しておりますが、本年度は変則複式学級は四十三学級ございまして、そのうち三十五学級を解消しております。解消率は八一%となっております。 148 ◯柳 委員 解消されていないところについて教えてください。
    149 ◯き久委員長 暫時休憩いたします。         午前十一時四十五分休憩      ────────────────         午前十一時四十六分再開 150 ◯き久委員長 再開いたします。 151 ◯柳 委員 四十三学級のうちで三十五学級は解消されているということで答弁をいただきました。また後ほど資料をいただきたいと思います。  実際、解消をされたということではあるんですが、本県独自に定数を措置しているということだと思うんです。今、学校現場に行くと、非常に期限つきの教員がふえているのをすごく感じます。特に高校あたりでは非常に、非常勤もふえているというのを感じるんですが、今、どんな状況にあるのか。具体的な数字についてはここでは結構ですが、どういう状況にあるのかを教えてください。 152 ◯原之園教職員課長 正式な教員を配置しなければならないところに、欠員補充と申しておりますが、期限つきの数でございますが、現時点におきまして、県立高校におきましては百十五名ほど、全体ですけれども、配置しております。 153 ◯柳 委員 義務制においてはどういう状況にあるのか。ふえているのか。ある程度の状況を教えていただきたいんですけど。 154 ◯原之園教職員課長 期限つきにつきましては、減少の方向で漸次減らしているところでございます。現時点におきますと、小学校で三百五十、中学校で百八十三という人数になっておりますけれども、生徒数増減もあります。いろいろありますけれども、なるべく減らしていくという方向で、今動いているところでございます。(「はい、わかりました」という者あり) 155 ◯青木委員 状況説明によりますと、検討会議の報告を受けて、新たな教職員定数改善計画案が策定された。しかし、実際の予算編成に当たっては、財務省と文科省の協議で今年度の学力調査の結果を見て、今後検討すると、こういう説明です。仮に新たな教職員定数改善計画案なるものが実行に移されたとすれば、鹿児島県においては、複式学級の解決を図るための定数改善が実現できそうですか。 156 ◯原之園教職員課長 今、具体的な数を持っておりませんので、これもまた、後ほどお示ししたいと思います。 157 ◯青木委員 この改善計画案に基づいて、鹿児島県に当てはめた場合の具体的な数字というのを後ほどお示しいただけると、こういうことですか。 158 ◯原之園教職員課長 今、試算したいと思っております。 159 ◯青木委員 はい、わかりました。  それで、その計画案が策定されたけれども、今年度の全国学力・学習状況調査等を活用して十分な検証を行って、全般的に検討をするとなっておりますが、いつごろ学力・学習状況調査の結果がまとまって、国において教職員定数のあり方全般について検討をするということのスケジュール観、恐らく二十六年度予算編成に間に合うのか間に合わないのかというようなことも含めて、現場では気がかりだと思うんですけれども、その辺をどのように捉えておられますか。 160 ◯原之園教職員課長 スピード感を持ってなるべく早くと思っておりますが、今、いつまでというような情報は得ておりません。(「わかりました」という者あり) 161 ◯き久委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 162 ◯き久委員長 ほかに質疑はないようですので、質疑を終了いたします。  それでは、採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。 163 ◯吉野委員 陳情第四〇二二号は、複式学級の解消に向けた措置について意見書採択を要請する陳情書であります。  国が策定した平成二十五年度からの五年間にわたる新たな教職員定数改善計画案の中に、複式学級の解消・改善のための支援も盛り込まれておりましたが、本年度予算においては実施が見送られたところでございます。今後、教職員定数のあり方全般について検討がなされる予定ということですが、現時点では意見書を提出する状況には至っていないと思われますので、不採択でお願いいたします。 164 ◯青木委員 複式学級の解消を図るということは、これまた憲法に保障されている教育を受ける権利の具現化であります。子供たちがどういう生活環境にあろうと、どの地域に住んでいようと、最低限の教育はきちんと保障するということが憲法の要請でありますから、国においても複式学級の解消・改善については、これを図らなければいけないという問題意識があるからこそ、新たな教職員定数改善計画案が策定をされたものと私どもは理解します。  残念ながら、現下の厳しい財政状況のもとで、財務省と文科省の協議により、このことは実現に至っておりませんけれども、そういう状況であればこそ意見書を国に上げて、国民の子供たちのひとしく教育を受ける権利を保障することを、鹿児島県においても主張すべきだと思いますので、採択でお願いいたします。 165 ◯中重委員 不採択です。 166 ◯き久委員長 ほかに御意見はありませんか。    [「なし」という者あり] 167 ◯き久委員長 陳情第四〇二二号につきましては、採択、不採択の両意見がありますので、採択について、まず、お諮りいたします。  陳情第四〇二二号を採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。    [賛成者挙手] 168 ◯き久委員長 挙手少数であります。  よって、陳情第四〇二二号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。  お諮りいたしますが、あと五分でございますので。(「昼からにしましょう」という者あり)  ここで、昼食等のため暫時休憩いたします。  再開は、おおむね一時十五分といたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。         午前十一時五十五分休憩      ────────────────         午後 一時 十五分再開 169 ◯き久委員長 再開いたします。  午前中、答弁の留保分がございましたので、まず、原之園教職員課長にお願いいたします。 170 ◯原之園教職員課長 午前中にありました変則複式学級関係の件でございますが、変則複式学級が解消されていない学校が八クラスありますけれども、そこについて三島村の片泊小学校、大和村の名音小学校、瀬戸内町の秋徳小学校、十島村の諏訪之瀬島分校、西之表市の国上小学校、西之表市の立山小学校、奄美市の市小学校、瀬戸内町の与路小学校の八校でございます。 171 ◯き久委員長 柳委員、いいですか。 172 ◯柳 委員 はい、結構です。ありがとうございました。 173 ◯原之園教職員課長 複式学級の解消・改善につきまして、昨年度の文部科学省の教職員定数によります複式学級の改善案についてでございますが、案では、中学校の複式は全て解消、小学校一・二年生は現行の八人編成を七人に、小学校三・四年生あるいは五・六年生は現行十六人になっておりますが、これを十四人に改善するというような案になっておりまして、この案に基づきまして、本年度五月一日現在の学級編制で仮に試算しますと、本県に当てはめますと、中学校の複式学級は本県全て解消されます。三十三学級解消されます。小学校一・二年生につきましては十三学級解消、小学校三・四年生につきましては十七学級解消、小学校五・六年生につきましては十五学級解消、計七十八学級解消ということになっております。  以上でございます。 174 ◯福山総務福利課長 午前中にありました今回の減額に係る管理職員への通知についてでございます。  経過を追って御説明させていただきますと、五月十四日、職員団体への提案内容について、各出先機関及び各教育機関に口頭で連絡をしました。そして五月二十三日、補正予算要求についての御依頼がありましたので、五月二十四日に提出しております。そして五月二十九日、職員団体との交渉が終了しましたので、改めて教育機関及び出先機関に対して口頭でその内容を連絡しております。  以上です。(「口頭ですか、文書じゃないんですか」という者あり)はい、口頭です。 175 ◯き久委員長 では、次に、陳情第四〇二三号を議題といたします。  教職員課長の説明を求めます。 176 ◯原之園教職員課長 お手元の請願・陳情文書表の四ページをお開きください。  陳情第四〇二三号は、少人数学級の推進などの定数改善をはかるための、二〇一四年度政府予算に係る意見書採択の要請についてでございますが、少人数学級を推進すること。具体的学級規模はOECD諸国並みの豊かな教育環境を整備するため三十人以下学級とするよう求めるものでございます。  五ページの状況説明でございますが、国においては平成二十三年四月に施行されました学級編制及び教職員定数の標準に関する法律及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律及び予算編成における財務省・文部科学省合意を踏まえ、今後の少人数学級の推進については、本年度の全国学力・学習状況調査等を活用し十分な検証を行い、教職員定数のあり方全般について検討するとされております。  県教委といたしましては、国の動向を注視しながら、文部科学省に対して今後も少人数学級の実施など、個に応じたきめ細やかな教育の充実や新たな教育課題に対応するため学級編制標準及び教職員定数の改善につきまして、県単独及び全国都道府県教育委員長協議会・教育長協議会を通じて要望しているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 177 ◯き久委員長 説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。 178 ◯柳 委員 状況説明の中でありますように、今後の少人数学級、三十五人以下学級の推進については、本年度の全国学力・学習状況調査を活用し十分な検証を行い、とあるわけですが、先ほどの陳情でもお聞きをしておりますので、当初の説明では、この全国学力・学習状況調査、八月に公表するということだったと思いますけれども、そのスケジュール等についてもお示しができますか。どうでしょうか。 179 ◯西川義務教育課長 全国学力・学習状況調査については、本年度は四月に実施しておりますが、その結果については八月をめどに公表される予定でございます。その結果を踏まえて少人数学級の推進等について分析をしていくことになる思いますが、そのスケジュールについては具体的には示されていないところでございます。  これまで毎年実施してきました全国学力・学習状況調査では、習熟度ベースの指導等について、その効果というのが検証されていますけれども、さらに踏み込んで検証するという趣旨だろうと考えております。 180 ◯柳 委員 本県においても小学校一・二年生においては三十人学級ということで、個の教育を尊重するということで対応をずっとしてもらっております。これが三十五人学級も国の様子も見なければいけないということですが、実際、本県も当初の四十人、それから三十五人、そして現在一・二年生の三十人になって教育効果、それは教育長、教育委員会としてもその教育効果は認められているところだと思います。  全国においても、少人数学級の指導がより教育的効果が得られやすいということで導入が進んでいると思うんですけれども、少人数学級になってから、取り入れてから、やはり不登校や学力においても実際効果が上がっているという文科省のデータもあるわけです。本県においても引き続き、教職員定数の改善も今後要望をしていくということで、毎年こういう要望していきますということになっているわけですが、実際、教育委員会がこの人数が教育効果が一番得られやすいんだというようなことは、小学校、中学校、高校において何人規模がより教育効果が高いということで、今認識をしていらっしゃるんでしょうか。 181 ◯西川義務教育課長 教育効果をどういう観点に考えていくかによる部分、多々あると思うんですけれども、学力という観点から考えた場合に、なかなかその人数で把握するところが難しいところがございまして、学習環境、その指導力といったものとも大きく影響してまいります。実際、数年前に全国の学力・学習状況調査を使って、本県の小規模校、あるいは複式の学級などというのを比較したときに、大規模校とすごく大きな差があるといったことは出てきておりません。それはやはり現場での先生方の指導によるものだと思うんですけれども、そういった意味でそれぞれの環境において指導法というのはあると思いますので、一律に学力という観点から何人が適当だと申し上げるのは難しいかと思っております。  ただ、先生方のアンケートを通じまして見たときに、クラスサイズが小さくなると目が行き届きやすいといった声を、非常にたくさんいただいていると聞いておりますので、そういった視点での効果というのはあるんだろうと考えております。 182 ◯柳 委員 現在、中学校も高校も四十人ということで学級編制なされているわけですが、県が今回出された高山高校跡地の中高一貫教育校の中においては、一クラス三十人という提案がなされているわけです。これがなぜ三十人になったのか、その根拠をお示しください。 183 ◯海江田高校教育課長 今回、中学校三十人掛ける二学級、高校になりまして外進で一学級入れるというような形を御提案させていただいているところでございます。  少人数指導のしやすさというようなことがございますけれども、ハードの面で高山高校の敷地の中で寮をつくる全寮制といったことも御提案させていただいておりますので、そういったキャパの問題、あるいは周辺の中学校、高校に対する影響といったことを踏まえまして、先ほど申し上げましたような学校規模案に御提案させていただいておるところでございます。 184 ◯柳 委員 今のハード面あるいはその近隣中高への配慮というようなことだったと思うんですけれども、教育的効果から見て、今までずっと県は四十人規模ということを言ってこられたと思うんですが、ここでなぜ、高山高校跡地の中高一貫教育校に限って三十人に変更になったのか。その教育的な効果から見ての御認識というものを伺いたいと思います。 185 ◯海江田高校教育課長 学級の定員をどういうふうにするかということにつきまして、特に高校におきましては、国の標準法で四十人学級という収容枠をもとに教員の定数等が決まっている状況がございます。今回、三十人とする中で職員定数をどうやっていくのかという大きな問題があるわけですけれども、その部分がある程度保障されるということになりますと、数が少ない、少なければいいということではないと思いますが、生徒に目が届きやすい、しかし極端に少ない形ではなくて切磋琢磨できる、そういう人数として三十人ということを考えたところでございます。  中学校で三十人の二学級ということで、非常に小規模校としての意味も考えているところでございますけれども、募集の中で四十人枠で一学級にすべきか、あるいは四十人の二学級にすべきかというようなことも考えたところでございますが、募集の状況等も踏まえると、なかなかその八十人という規模が難しいというようなことも考えたところでございます。  今、指導の効果ということで御質問ございましたので、その点につきましては、教員の数の問題がございますけれども、三十人というところが生徒たちが切磋琢磨しながらきめ細やかな指導ができる、そういう数字であろうと判断したところでございます。 186 ◯柳 委員 はい、わかりました。結構です。 187 ◯き久委員長 ほかに質疑はありませんか。    [「なし」という者あり] 188 ◯き久委員長 ほかに質疑がないようですので、質疑を終了いたします。  それでは採決に入りますが、まず、取り扱い意見をお願いいたします。 189 ◯吉野委員 陳情第四〇二三号は、少人数学級の推進などの定数改善をはかるための意見書採択を要請する陳情書であります。  国の平成二十五年度予算においては、小学校一・二年生で導入済みの三十五人学級を、小学校三年から中学校三年まで拡充する定数改善計画の実施が見送られ、今後、少人数学級推進についての効果を引き続き検証するとされているところでございます。  陳情にありますような三十人以下の学級につきまして、現段階では実現は困難な状況にあることから、不採択でお願いいたします。 190 ◯青木委員 この間の学級数の定数については、四十人学級、三十五人学級、そして三十人学級と少人数学級の推進が逐次図られてきたところであります。さらに、国においては定数改善計画もつくり、今、文科省と財務省での協議によって、二十五年度予算においては実現をされておりませんけれども、今後、学力テストの状況を見ながら進めていこう、検討しようということになっております。こういうときであるからこそ、国に地方の意見をしっかり伝えるという意味で、意見書を提出をすべきだと考えておりますので、採択でお願いいたします。 191 ◯中重委員 不採択。 192 ◯き久委員長 ほかに御意見はありませんか。    [「なし」という者あり] 193 ◯き久委員長 陳情第四〇二三号につきましては、採択、不採択の両意見がありますので、採択についてお諮りいたします。  陳情第四〇二三号を採択すべきものとすることに賛成の委員の挙手を求めます。    [賛成者挙手] 194 ◯き久委員長 挙手少数であります。  よって、陳情第四〇二三号につきましては、不採択とすべきものと決定いたしました。  次に、継続審査分の陳情の審査を行います。  陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号を一括議題といたします。  なお、陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号は、委員会への付託日から一年を経過しておりますことから、請願・陳情処理要領第八条の規定により、採択もしくは不採択の結論を出すように努め、結論を得られない場合は、審査未了の扱いをすることができるとなっておりますので、審査未了の扱いについても審査いただきますよう、よろしくお願いをいたします。  その後の情勢の変化などにつきまして、関係課長の説明を求めます。  陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号につきましては同様の趣旨の陳情でありますので、一括して義務教育課長の説明を求めます。 195 ◯西川義務教育課長 資料は六ページをお願いいたします。  陳情第四〇〇一号でございますが、これは旧徳之島農業高校跡地または徳之島高校に養護学校分校または分教室の設置を求めるというものでございます。  また、陳情第四〇〇三号でございますが、これは徳之島農業高等学校跡地に大島養護学校の分校を設置することを求めるというものでございます。  これら二件の陳情について共通の情勢の変化がございましたので御説明いたします。  旧徳之島農業高校跡地につきましては、徳之島高校が農業実習に利用している部分を除き、平成二十年十月から伊仙町に無償貸与しておりましたが、同町から今後とも町教育委員会や歴史民族資料館及び町民開放用の体育施設等として活用する利用計画に基づく譲渡要望を受けまして、本年五月一日付で同町に無償譲渡したところでございます。  なお、陳情に関して補足をさせていただきます。  平成二十二年度から与論高校において実施してまいりました高校校舎を活用した大島養護学校の訪問教育につきまして、平成二十五年度から徳之島高校及び沖永良部高校においても同様に実施することとし、徳之島で三人、沖永良部で二人の生徒を対象に四月から訪問教育を開始しているところでございます。
     以上でございます。よろしくお願いします。 196 ◯き久委員長 以上で、説明が終わりましたので、質疑をお願いいたします。 197 ◯青木委員 陳情第四〇〇三号については、大島郡町村議会議長会からの陳情になっているんです。今、執行部の情勢変化の御説明だと、伊仙町から徳之島農業高校跡地については、今後とも町教育委員会や歴史民俗資料館及び町民開放用の体育施設等として活用する利用計画に基づく譲渡要望を受けて無償譲渡をしたと、こういうことになっているんですけど、この伊仙町議会も加入をしています、この大島郡の町村議会議長会での議論はどのように行われていたのかと、疑問に思ったりするんですけど、事情を御存じの議員はいらっしゃいますか。休憩してから教えてください。 198 ◯き久委員長 暫時休憩。         午後一時三十六分休憩      ────────────────         午後一時四十一分再開 199 ◯き久委員長 再開いたします。 200 ◯青木委員 先ほど執行部の状況説明の変化の中で、平成二十五年から徳之島高校及び沖永良部高校で訪問教育を実施することが説明をされました。私は、一歩前進と捉えていますけれども、分教室・分校を設置をする場合には、対象となる児童生徒が将来的に見込めるか、見込めないかということも大きな要因になるんですけれども、与論においてはとりあえず三年間で一旦成果を上げて閉じていると。徳之島と沖永良部においては三人と二人でことしから始める。将来的に分校や分教室を設置をしても受け入れが可能な教職員の配置や、施設をつくる意味が十分あるという判断をされるだけの状況にあるんでしょうか。 201 ◯西川義務教育課長 分校・分教室といったもの、どういった場合に、生徒数の見込み等を設置をするというのが明確な基準等はございませんけれども、委員御指摘のように生徒数の今後の見込みや、その場合のどういった教育活動ができるかということから判断をしていく必要があると思いますが、現時点では、徳之島、沖永良部ともに、今年度で三名、二名という状況ですので、分校・分教室というあり方については、その状況を見ながら今後も検討をしていく必要があると思っております。 202 ◯青木委員 だから、今後の見通しです。ことしは三人と二人、これから三年間ここで訪問教育がなされるということになろうかと思いますけれども、その後に必要な生徒たちがどのぐらい見込めるのか、見通せるのかということは、どのような調査か何かをされて見込んでおられますか。 203 ◯西川義務教育課長 今回のスキームは、高等部になりますので、両島の中学校の特別支援学級に在籍する生徒の数というのが一つにあると思うんですが、現時点で把握している数で申し上げますと、徳之島については、今年度の中学三年生が四名、中学二年生が三名、中学校一年生が三名という状況です。沖永良部については三年生が二名、二年生一名、一年生二名という数字でございますが、(後ほど「徳之島については、中学三年生が三名、二年生が五名、一年生が二名、沖永良部については、中学三年生が一名、二年生が二名、一年生が五名」に訂正の発言あり)徳之島につきましてはこれまでも特別支援学級を卒業した生徒さんが、島内にある私立の高校に進学をされるというケースも多うございましたので、特別支援学級に在籍する生徒が、直ちに特別支援学校に進学をされるかどうかというのはわからないところがあります。そういった状況もありますので、その数字を見ながら、数字だけではないんですけれども、子供たちの障害の状況というのもありますけれども、見ながら考えていきたいと思います。 204 ◯青木委員 今、課長の御説明だと分教室・分校を設置をするという数字的な基準というのはないということでした。そうすると、今後こういう離島の特殊性に鑑みて、前向きに物事を進めていく場合には、資料も出していただいていますけれども、まずは与論高校の訪問教育の三年をしっかりと検証をして、引き続いて行われる徳之島と沖永良部の営みをしっかり与論の経験を踏まえた上で行う、そんな中で新たな設置等々を検討に踏み出すというような流れで理解していいですか。 205 ◯西川義務教育課長 ただいま委員御指摘のとおり、訪問教育というスキームをとっていますけれども、与論での方法と今後、徳之島、沖永良部で実施する方法、大きなスキームとしては一緒なんですが、実態としては違うところが、人数が違うということもありますし、教育活動の中身も違う部分がありますので、それぞれ検証しながら進めていきたいと思います。 206 ◯き久委員長 ほかにございませんか。    [「なし」という者あり] 207 ◯き久委員長 ほかに質疑がないようですので、質疑を終了いたします。  それでは採決に入りますが、陳情第四〇〇一号、陳情第四〇〇三号、まず、取り扱い意見をお願いいたします。 208 ◯吉野委員 継続分の陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号は、徳之島農業高校跡地または徳之島高校に大島養護学校の分校または分教室の設置を求める陳情書であります。  徳之島における特別支援教育につきましては、これまで与論高校において実施されてきた高校校舎を利用した大島養護学校の訪問教育の方式が平成二十五年四月から徳之島高校でも開始され一定の前進がみられたところです。  一方、旧徳之島農業高校の跡地は伊仙町が県から無償貸与されていた部分がございましたが、歴史民俗資料館等の一定の用途に使用する計画に基づき、五月一日付で町に無償譲渡されたとのことでございます。したがって、陳情の趣旨にありますような徳之島農業高校跡地に分校または分教室を設置することは現段階で実現は困難と考えられ、また委員会付託から一年を経過しておりますことから、審査未了の取り扱いでお願いいたします。 209 ◯青木委員 個々の議論をすれば、かなりまた時間が必要になってくるかと思いますので、結論部分だけ申し上げますと、私は、与論島における訪問教育は、鹿児島県の離島の特別支援教育に新たな一ページを切り開いたと評価をしております。そういう意味では、県教委がそれを今度拡大して徳之島、沖永良部でまた新しい営みを始めるということについては、大変評価をできることだと思います。それで、それらを拡大する陳情を議会がどのように判断するかということになれば、私はやはり執行部がなかなか難しいと思われることでも、議会が住民の要望や時代を先取りして、新たな政策の誘導をお願いをするということも、議会にとって大きな役割だと思いますので、この二つの陳情については一年を経過していますけれども、引き続き採択ということで、そのお気持ちを酌みたいと思います。 210 ◯中重委員 自民と一緒。 211 ◯き久委員長 陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号につきましては、審査未了の意見と採択を求める意見がありますので、まず審査未了についてお諮りいたします。  これら二件の陳情を審査未了の扱いとすることに賛成の委員の挙手を求めます。    [賛成者挙手] 212 ◯き久委員長 挙手多数であります。  よって、陳情第四〇〇一号及び陳情第四〇〇三号につきましては、審査未了の扱いとすることに決定いたしました。  以上で、請願・陳情の審査を終了いたします。  この際、お諮りいたします。  採択した請願・陳情につきましては、委員会の審査における意見や提案について政策への反映状況を確認する必要があります。このため、前年度の定例会において採択した請願・陳情につきまして、その処理経過及び結果報告を次回の第三回定例会の当委員会において調査することとし、その調査のための資料を要求したいと思いますが、御異議ございませんか。    [「異議なし」という者あり] 213 ◯き久委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。  次は、県政一般に係る一般調査についてであります。  先般、大隅地区への行政視察を実施したところでありますが、これらに関して委員の方々から御意見、御質問等がありましたらお願いをいたします。  まず、行政視察に関しまして。 214 ◯桑鶴委員 一点、気になるんですけれども、高山高校跡地の中高一貫教育校、全寮制になっています。まず全寮制で方向が決定されて走り出しているわけですから、これの方向変換というのはなかなか厳しいのかもしれませんが、付近の通学可能な子供たちは、通学も視野に入れて受け入れという可能性はないんですか。 215 ◯山崎中高一貫教育校担当参事 原則全寮制となっておりますが、原則の意味については、場合によっては、寮生活の途中でいろいろな病気になったりする生徒たちが出ることもあり得る、あと身体的に特別な事情がある生徒、そういう生徒たちについては、自宅から通ったりすることもあり得るという考え方で原則としております。ただ中高一貫教育校については、今回は学校と寮を通じて全人教育を行っていって、生徒をきめ細かく指導していくという考え方のもとで、近隣の生徒さんもぜひ入っていただきたいんですけど、そのときには寮に入っていただくということを、ぜひ御理解いただきたいと、そういうふうに考えております。 216 ◯桑鶴委員 全寮制の全人教育というのは非常に理想的でメリットもあろうかと思うんですけれども、ただ切り口を変えてみますと、十三歳から十八歳までの多感な、また精神的にも、それから肉体的にも急成長するこの時期です。キャンパスの立地が緑豊かな、自然豊かな田園の中です。外に出ても都会的な刺激が全くないところです。その中で囲い込みをするというわけですから、これのまた一方的な弊害は出てこないものかどうか、このことを心配せずにはいられません。それではそれの解消策として、どういうことを考えていらっしゃるのか、お伺いします。 217 ◯山崎中高一貫教育校担当参事 十二、三歳から十八歳の六年間を預かるということは、非常に責任重大なことだと感じております。特に、委員のおっしゃった小学校を出たばかりの子供たちを預かるというのは、それも一日学校・寮で預かるというのは非常に重いことだと感じております。今そういう学校については、男子校ということで寮のあるところを調べたりしてはいるんですが、生徒たちは一カ月程度はいろいろな意味で、そういう生活になれなかったりする部分が出てきます。それを一カ月、五月の連休を越えますと、大体生徒たちお互い気心が知れて、寮生活を非常に楽しんでくれているというようなことで、例えばラ・サールにしても、愛知県の海陽中高一貫校にしても、そういうことはお聞きしております。  そういう意味で、生徒たちが安心・安全に生活できるような職員体制を、しっかり整えていく必要があるだろうと考えております。ただ、そこについてはいろいろ精査・検討が必要ですので、また今後、全国からということですので、保護者、生徒が都会の子たちも十分そこで安心できるような形の体制をつくっていきたいと思います。  あと、自然の中で生活していくからこそ、特に自然体験、地域の方々の支援委員会もつくらせていただいて、肝付町を含めて支援体制もつくらせていただいて、寮のいろいろな安全、あるいは教育活動に協力していただくということも今検討して、町ともそういう話も少しずつ進めているところでございます。  以上でございます。 218 ◯桑鶴委員 ラ・サールや海陽高校などは、立地が、学校を一歩出ると都会的な雰囲気があるんです。谷山小松原から少し出ると、鹿児島も電車に乗るとすぐ来れるところです。海陽高校、やはり名古屋の近くです。高山高校跡地というのは、あそこからじゃ鹿屋に出る、鹿児島に出る、どんな交通手段があって、どのようなことでそういう都会のカルチャーといいますか、これらをどうやって経験させていくかというのは、これ大変なことだと思います。その辺のところはよくお考えになって対応されないと、最初の理想像と実際の運営と子供たちの思いは、全く乖離したような学園の運営にならざるを得ないと、こう思います。そこはしっかりとした企画・運営にこれらのものはなさる必要があるということを、この間の行政視察で、あそこを訪問させていただいて感じたことを申し上げました。 219 ◯おつじ委員 一言だけ、さきの答弁でラ・サール高校、海陽高校が出ましたけど、あそこは全寮制でないですので、自宅からでもいいですし、ほかの下宿でもいいですし、全寮制はとっておりません。それだけは、五月にはなれてというものの対象にはならないと思いますので、その辺はよく考えていただきたい。この全寮制というのは本当に大変なので、私たち同じ新体操をするという目的が同じで、自分で希望して合宿所に入ってきて、でも出て行く子がたくさんいます。一年ももたないで、東京から来た子なんかも帰っていったり、もうそれは全寮制というのは大変、目的が一緒でもそういうのは大変だということだけは頭に入れてください。このやり方というのに対して、私は最初から反対していましたので、これは県政一般じゃないですので、また議論はやりたいと思いますけど、ラ・サールも全寮制でないですし、海陽高校も全寮制ではありませんので、それだけは頭に入れていてください。 220 ◯山崎中高一貫教育校担当参事 御助言、本当にありがとうございます。少し私の説明が悪かったのかもしれませんけど、愛知県の海陽高校、少し駅から本当にタクシーで行かなければいけないような場所に、海沿いにありまして、これは全寮制でございます。七百二十名の全寮制の高校、男子校でございます。ただ今後、またいろいろなほかの県も含めて説明会も、ことしいっぱいできるだけ早い時期に計画しております。その際に、またいろいろな保護者や生徒さんの御意見を伺いながら、今いただいた御助言を参考に、十分いろいろなニーズや考え方などをお聞きして、広くまた県民の皆様にもいろいろな機会にお聞きしたいと思います。  ありがとうございました。 221 ◯吉野委員 今、議論が出まして、かつ答弁をお聞きしますと、これからも検討されるということですから、それで了といたしますが、たまたまつい一週間ぐらい前ですか、この委員会と鹿児島県の私学の中・高をお持ちの理事長さんや校長先生たちとの、これは定期的にそういう勉強会をやっているんです、意見交換会を。その席でもいろいろな御助言といいますか、御意見が出ました。  そういう寮などをお持ちのある理事長さんは、大変ですと、まず県外からも生徒を集めます、そうすると、その経験則でおっしゃっていることですから、参考にしてください。  まず、言葉の問題が多少あるもんだから、その寮に入った生徒たちが、鹿児島出身とそうでないので派閥がまずできるんだと、これは結構大変だというようなことをおっしゃる理事長先生もおいででした。  それから、これは別に、直接そういう名前も言ってくださいとおっしゃっていたし、今後きっと参考になられると思うので、いらしたほうがいいと思いますが、ラ・サールの校長先生です。あの方はスペインでしたか、御自身メキシコでしたか。メキシコです。もちろん日本語も堪能で、日本に長いこと住んでおられます。その先生がおっしゃっていたのが、自分もラ・サールで何百人という寮生を抱えてきているんだと。吉野さんねと、まず間違いなく問題なのが今、桑鶴委員も指摘されたように、多感な時期の青少年です。これを寮に入れるわけです。そしてなおかつ土地柄が、まさに高山のいいも悪いも緑が豊富な、言いかえれば緑しかないといったら怒られるかもしれませんが、そういうところです。必ず精神的な青少年特有の問題がこれは出てきますと、ラ・サールでも大変なんですと。しかし、環境的にはラ・サールのほうが、まだ立地的にはいいでしょう。それは皆さんも専門家ですから、そしてこの学校設立に当たっては、きっとこれからいろいろな類似校を参考にしたり、そういう専門家とのやりとり、研究はなされると思いますので、言わずもがなのことかもしれませんが、つい一週間ほど前、ラ・サールの理事長さんが、とにかく大変ですと、私はもう反対ですと、そこまでおっしゃっていました。そしてもう一人の理事長さんは、まず派閥云々ができて、これは大変なんです、という、そういう角度からの御助言もいただきましたので、参考までに申し添えておきます。後はまた一緒に研究していきましょう。  以上です。 222 ◯堀之内委員 たしか学校名の募集をやっていましたが、どんな状況ですか。 223 ◯山崎中高一貫教育校担当参事 校名の募集については、四月十五日から五月二十四日までの約一カ月十日の間に意見を、応募をお願いしていたところです。全国、あと県内各地、ネット等も通じてお願いしていたところです。  そこで今、応募総数としては八千件を超えて、これまでに一番多かった曽於の四千五百の二倍近くになっております。それであと校名件数、校名の種類が三千五百を超えておりまして、その三千五百の中から、あるいはそれを組み合わせたような形の中で、今、地域別、あるいは県外からも五百を超えておりますので、県外・県内の別、あと、そういう年代別、あとはカテゴリー、自然を表現したもの、あるいは人間像を表現したもの、あと地域の歴史を表現したもの、地名を表現したものいろいろなものがありますので、本当に、右から左から上から下から精査・検討している段階でございます。  一つ一つ県外も県内も非常に真面目に考えていただいていて、本当に思いがこもっていると、人間像をあらわしたものだけでも九百件を超えておりますので、本当に応募についてはありがたかったという思いでおります。今精査・検討中で、またいい形になったときには御報告させていただきたいと思います。  以上です。 224 ◯堀之内委員 選考と、いつごろまでに校名の決定はなされるのか。その辺を少し。 225 ◯山崎中高一貫教育校担当参事 校名の決定については、できましたら七月の教育委員会で審議をしていただきまして、もし決定ということになれば設置管理条例も含めて、九月の議会でひとつ審査していただければと考えております。一応そういう流れで、今スケジュールを考えております。  以上です。(「わかりました」という者あり) 226 ◯き久委員長 ほかに行政視察に関しての質問はありませんか。    [「なし」という者あり] 227 ◯き久委員長 質問がないようなので、行政視察につきましてはこれで終了いたします。  ここで、教育委員会から二点説明事項があります。  まず、特別支援教育について、義務教育課長から説明を受けたいと思います。 228 ◯西川義務教育課長 与論高校校舎を活用した大島養護学校高等部訪問教育の成果と課題について、御報告をさせていただきたいと思います。  お手元に十三ページまである資料をお配りさせていただいております。それをもとに御説明をさせてください。  一ページをお開きください。  平成二十二年四月から平成二十五年三月まで実施してまいりました、与論高校校舎を活用した大島養護学校高等部の訪問教育の成果と課題についてでございます。この取り組みは与論町議会等からの要望を踏まえまして、平成二十二年四月から本年三月まで三年間実施してきたものでございます。  通常、特別支援学校の訪問教育は、障害の程度が重い児童生徒等を対象に自宅や病院等に教員が訪問して教育活動を行うものでございますが、今回の取り組みは、訪問教育の仕組みを活用しながら、それを高等学校の校舎を活用して実施するというものでございます。  対象となった生徒は、与論中学校の特別支援学級を卒業した生徒二名でございました。  実施に当たりましては、与論高校と県の発令した教員一名を配置するとともに、町の負担によりまして特別支援教育支援員一名が配置されていました。また、実施に当たりまして教室やトイレなど、施設面の改修も行っているところでございます。  二ページに参ります。学習の状況でございます。  教育課程は柔軟に対応しておりますが、週当たりの合計は八百分の授業でございまして、午前中は学校で四校時までの授業を行いまして、午後は町内にある社会福祉施設において、秀和苑というところございますが、職業・生活訓練等を実施してまいりました。  また三番でございますが、学校では体育祭あるいは文化祭を初めとして与論高校の行事に参加するとともに、町内の小・中学校の特別支援学級との交流会等にも参加するなどしてまいりました。  三ページから成果と課題について御説明させていただきます。  成果と課題につきましては、二人の生徒への教育的効果の観点、与論高校の生徒等に対する教育的効果の観点、さらには離島における特別支援教育の充実という三つの観点で整理をしています。  また成果と課題につきましては、保護者へのアンケート及び聞き取り、与論高校の生徒及び教職員へのアンケート、担任をした教員への聞き取り等をもとにまとめております。アンケートの結果等につきましては、七ページ以降に参考資料として添付しておりますので、御参照いただければと思います。  三ページにお戻りいただければと思います。  成果と課題について、主なものを御説明してまいります。  まず、対象生徒への教育的効果という観点でございますが、個別の教育支援計画や指導計画に基づきまして、個々の発達課題に継続して取り組むことができた。それによって文字の視写力や集中力の向上、日常生活能力の高まりなどそれぞれ変容を見ることができたということが報告されております。  また学年朝礼や全校朝礼へも参加しておりまして、日常的に与論高校の生徒と交流し、体育祭等に参加する機会を持つことができました。そういったことを通じて、さまざまな刺激を周囲の生徒から受け、その結果、例えば大人数の前でも恥ずかしがることなく発表する力がついたといったことが挙げられると思います。  課題としましては、生徒の実態等によっては、午後の授業を設定することにより、さらに教育的効果を期待できるケースも想定されるところでございます。こういった教育課程の研究については、今後も継続していく必要があると考えております。  与論高校の生徒への教育的効果について、四ページをごらんください。  同期生に当たります生徒にとりましては、中学校まで一緒に生活をしてきた仲間という意識があります。高校生による支援あるいは介助も自然にできており、対象生徒が同じ場で学び、その姿を見たりかかわったりすることを通して、思いやることの大切さや自分の力を精いっぱい発揮することの大切さなどを学び得る機会となったと考えております。  課題としましては、他の学年の生徒にとりましては、かかわる頻度や意識の違いが学年間に見られたと思います。また教職員の中にも、かかわるのにとまどいがあったと答えている教職員もおりました。特別支援学級のない高校におきましては、障害のある生徒と触れ合う機会が少ないため、今後、与論高校に限らずさまざまな機会、研修等を通じて、生徒、教職員一人一人の障害理解、特別支援教育に対する認識を深めていくことが課題であると考えております。  続きまして、離島における特別支援教育の充実という観点について五ページをごらんください。  特別支援学校のない離島においては新たな選択肢をふやすものであり、健康面等で不安のある今回の生徒のようなケースでは有効な方策であったということ、あるいは住みなれた地域で過ごさせたいという保護者などのニーズに応えることができたということが挙げられると思います。  一方、課題としましては、訪問教室における教室経営あるいは学習指導の改善といった観点について、大島養護学校の本校からの情報共有、あるいは担当教員のサポート体制をさらに工夫していく必要があったと考えております。  以上、それぞれの観点から申し上げましたが、それらを六ページにまとめております。  対象生徒への教育的効果、他の与論高校の生徒への影響などを踏まえましても、与論島における障害のある生徒の進路選択に当たって、新たな選択肢を提供できるものであったと思います。  一方で、生徒の障害の状態等は多様でございますので、教育的ニーズに合った柔軟な対応が必要になってまいります。与論での成果・課題、あるいは解決をしてきたプロセスというものについて、徳之島、沖永良部での教育活動の充実につなげていく必要があると思います。  また、この取り組みに当たっては、与論高校はもちろんでございますが、与論町の協力、あるいは秀和苑など地域の関係機関の理解と協力によって成果が得られたものだと考えておりまして、特に離島における特別支援教育を充実させていくに当たっては、地元自治体等との協力が極めて重要だと考えております。  成果と課題の報告については以上でございます。  それから、先ほどは陳情の御質問の中で徳之島、沖永良部の特別支援学級在籍者数についてお尋ねがありまして、お答えしたんですが、一年ずれておりましたので訂正をさせていただきたいと思います。今、徳之島については中学校三年、特別支援学級在籍者が三名、中二が五名、中一が二名です。それから沖永良部につきましては中三が一名、中二が二名、中一が五名でございました。大変申しわけありません。よろしくお願いします。 229 ◯き久委員長 以上で、説明が終わりましたが、この特別支援教育につきまして、質問がありましたらお願いいたします。  ほかに質問ございませんか。    [「なし」という者あり] 230 ◯き久委員長 ほかにないようですので、この件につきましてはこれで終了いたします。  次に、体罰の実態について生徒指導監から説明を受けたいと思います。
     生徒指導監、説明をお願いいたします。 231 ◯下田生徒指導監 体罰にかかわる実態把握の調査結果と今後の対応について、お手元の二枚つづりの資料、表題が、体罰に係る実態把握の調査結果等について、をもとに御報告いたします。  本調査は、大阪市立高校生の部活動中の体罰が原因と考えられる自死の事案を踏まえた文部科学省からの調査依頼により実施したものです。調査につきましては、四角囲みに記載いたしましたとおり、一次報告は昨年四月一日からことし一月三十一日の間に県教育委員会及び市町村教育委員会が把握していた体罰の事案でございます。  二次報告につきましては、全ての公立学校の非常勤を含む教職員、児童生徒及び保護者にアンケート調査を実施し、昨年度に起こった体罰の実態について把握したものです。文部科学省へは一次報告分と二次報告分を合わせ、二十四年度の体罰に係る調査結果として報告いたしました。  調査結果の内容を御報告いたします。  まず、一の調査結果の概要については、一次分が二十一件、二次分が六十一件、昨年度中の体罰として八十二件が把握され、学校種別は小学校が二十二件、中学校が四十五件、高等学校が十五件、特別支援学校では体罰の事案はございませんでした。八十二件の事案のうち二十件につきましては、複数名の児童生徒への体罰が把握されており、そのことから事案件数八十二件に対し、被害児童生徒数が百四十三人となっております。  処分につきましては、懲戒処分が一次分で四件、訓告等については七十六件、処分を検討中のものが二件となっております。  次に、二の実態について御説明します。  (一)の把握のきっかけについては、体罰を行った教職員から申し出が五十八件あり、事案件数八十二件の約七〇%を占めておりますが、児童生徒への指導と体罰の区別について、適切な理解や体罰発生時の報告体制の確立を促進してまいりたいと考えております。  (二)の体罰時の状況では、一次、二次の合計で見ますと、授業中が二十一件、休み時間が二十件、運動部活動時が十七件、合わせますと全体の七〇%を占めております。  (三)体罰の態様では、素手で殴る五十五件が最も多く、そのほか十五件につきましては胸や額を押したり、髪の毛をつかんだりしたという事案がございました。傷害の状況を二ページに記載いたしました。  事案件数八十二件のうち傷害のあった事案は二十三件、傷害を受けた児童生徒は体罰を受けた児童生徒百四十三人中二十九人でございました。鼓膜損傷の二件は、いずれも部活動中の指導として平手でたたいたという事案でございます。被害生徒二人の現在の状況は、部活動にも参加し、欠席もなく学校生活を頑張っているということでございます。外傷が十件十人、打撲は八件十四人、鼻血は三件三人となっております。今回の調査結果を踏まえた今後の対応につきましては、三ページの、体罰の禁止の徹底と体罰によらない指導の確立に向けて、に記載いたしました。  一の体罰の禁止の徹底と体罰によらない指導の確立では、県教育委員会で実施する各種研修会において、服務指導の中で体罰に係る研修を行ったり、体罰の具体をもとにした事例研究を行ったりすることにより、よりよい指導はどうあるべきであるかなど、体罰によらない指導の徹底を図ることにしております。  また、各学校においても事例研究を行い、職員同士で考え意見を出し合う校内研修を行ったり、管理職による授業参観や部活動の巡回指導を行ったりして、体罰の未然防止の徹底に取り組むこととしております。  なお、市町村教育委員会や県教育委員会が学校訪問を行う際に、各学校の取り組みの確認を行っていく予定でございます。これらの取り組みを通じて、全教職員が生徒理解に基づいた一人一人の子どもにしっかり向きあうチームとしての生徒指導が各学校において機能していくよう、また問題行動を繰り返す児童生徒に対しては、毅然とした姿勢で複数の教員による指導や校内巡回など、教職員が一丸となって対応し、警察等の関係機関とも連携した適切な対応を行うよう、指導助言を行っていきたいと考えております。よろしくお願いします。 232 ◯き久委員長 以上で、説明が終わりましたが、体罰の実態についてのみ、質問がありましたらお願いをいたします。 233 ◯堀之内委員 体罰の件数が列記されておりますけれども、この体罰によって不登校になっている事例はございませんか。 234 ◯下田生徒指導監 この調査で出てまいりました体罰で直接不登校ということではございませんが、その体罰やまたはその生徒指導において指導をする上で、その生徒の心にきちんと届かなかったというようなことが複合しまして、不登校になっている生徒が一名おります。  以上です。 235 ◯堀之内委員 そのケアはどうされていますか。 236 ◯下田生徒指導監 担任、その当該学校の校長を含め、養護の先生、それからこの件につきましては私どもも保護者の方とお会いしたりして、今、前向きに学校に復帰できるような形で対応しているところでございます。 237 ◯堀之内委員 体罰、指導によって不登校になるケースというのは、あってはならないケースだと思っているんですけれども、本当に私も以前からこの問題については何回か質疑をさせていただいておりますが、ちゃんとしたケアができる体制づくりをぜひ確立していただいて、そして一日も早く学校に戻れるようなそういう部分を頑張っていただきたいと、そのように申し上げます。 238 ◯き久委員長 ほかに質問はありませんか。    [「なし」という者あり] 239 ◯き久委員長 ほかにないようですので、以上で、教育委員会からの説明事項につきましては終了いたします。  暫時休憩いたします。         午後二時二十四分休憩      ────────────────         午後二時二十五分再開 240 ◯き久委員長 再開いたします。  それでは、県政一般について質問をお願いいたします。 241 ◯柳 委員 まず、山川高校のあり方について質問をさせていただきます。  高校教育課長に対しましての質問になりますが、地元紙で、山川高校のあり方について、ことし七月にあります進学希望調査で定員八十名の三分の二ということで、五十四人以上集めないと来年度の募集停止を検討するというような意向を固めたという報道があったわけですけれども、先日その地元指宿市の関係者もそのような認識で、教育長に申し入れをしたと伺っております。まずその辺の詳細について説明をいただけますでしょうか。 242 ◯海江田高校教育課長 山川高校につきましては、昨年九月の当委員会で、二十五年度の募集定員を説明させていただいたところですけれども、その際に、昨年度は五校学級減いたしましたが、それ以外の学校としまして非常に厳しい状況にある学校ということで、非常に異例な形でございましたけれども、この当委員会の席で山川高校が厳しい状況だということを御説明させていただいた経緯がございます。十二月の県議会におきましても質問をいただきまして、地元、学校、生徒確保の努力をしているということで、来年度の入学者数等を踏まえてそのあり方を検討するというような答弁をさせていただいたところでございます。  そういうことで高校入試の結果を見たところでございますが、結果としまして、山川高校につきましては、園芸工学・農業経済科、農業系の学科が一つ、それから生活情報という学科が一つ、二学科ございます。農業系がことしの入学者十七名、それから生活情報が、ことしの入学者が十四名ということで、合計三十一人という入学者でございました。例えば普通科が二学級あるというようなことになりますと、もう四十人に足りないということで、入学の時点で一学級減というようなことになるんですけれども、学科が二つありますことで、一学級に二十人足りない形でスタートしているという状況がございます。  そういった状況を踏まえまして、学校、同窓会、PTA、それから指宿の市長さんにこういう状況がございますということを説明させていただきました。その中で七月十日の進路希望調査がありますので、その進路希望調査を目標に生徒確保に努力していただきたいということを申し上げたところでございます。  新聞報道等で、三分の二に届かなければ云々というような議論がなされているわけですけれども、私どもとしまして、進路希望調査で、八十人の三分の二ということになりますと五十四人ということになりますけれども、五十四人以上あったらどう、五十三人以下だったらどうという機械的な議論を地元の皆さんに申し上げたというつもりはございません。来年度は地区の生徒数もふえる状況にもございます。そういう中で、ことしのこの三十一人という県内で最も少ない入学者数の状況がどういうふうに動くのか、少しでもその希望者がふえるような状況にあるのかどうか、ということを見ていかざるを得ないという話はしたところでございます。  あくまで仮定の話でございますけれども、その状況の中でこれだけお願いしているにもかかわらず、非常に先が全くふえないような状況がもし出てくるとしますと、その場合は考えなければいけないことも、最悪の場合はあるかもしれないという言い方はした覚えがございますが、その三分の二という数字を一つの基準といいますか、そういう形にしまして、機械的にどうこうということを申し上げたつもりはございません。市には、地元で山川高校につきまして、どのようなお考えかということで、こういうふうな例えば活性化のあり方を提案したいということがございましたら、あわせて御提案をいただきたいということは申し上げております。  六月七日の日に市長さんが要請書を持ってこられました。新聞報道等もされておりますが、私どもとしまして、その七月十日の数字というのは見ざるを得ないと思いますけれども、そのことを踏まえながら、市のほうで御提案をいただければ、そのことも検討をさせていただきながら協議をさせていただきたいと、市長さんにはお答えしたところでございます。 243 ◯柳 委員 現在、県教委の方針としては、この七月の進学の希望調査いかんによっては募集停止は判断はしないということですか、選択肢の一つであるというようなことですか。 244 ◯海江田高校教育課長 選択肢の一つということで結構だと思います。 245 ◯柳 委員 通常ですと、募集定員を決める時期というのは、大体九月の下旬か十月の初めごろに公表がされていると思うんですけれども、二十六年度の募集定員については、いつごろ決定ということになるんですか。 246 ◯海江田高校教育課長 例年のスケジュールでございますけれども、七月十日に中学校の三年生に対して行います進路希望調査の結果につきましては、山川高校に限らず全ての高校について、次の年度の募集定員を決める際の参考にさせていただくということは従来申し上げているところでございます。その結果を踏まえまして、次年度の募集定員につきましては、九月末か十月の初めまでには発表したいと思っております。 247 ◯柳 委員 県教委のこのような意向を地元、山川高校の学校長あるいは市長さんには説明はされたと思うんですけど、これはいつごろ、どういった形で説明をされたんですか。 248 ◯海江田高校教育課長 五月の下旬に、私が市長のほうをおじゃまいたしまして、今話をさせていただいたようなことをお話をさせていただいたところでございます。 249 ◯柳 委員 学校長にも五月の下旬ということですか。 250 ◯海江田高校教育課長 学校長に対しましては、五月の中旬だったと思います。学校に行きまして、校長には、七月の進路希望調査に向けて例年どおりの動きではなくて、もっと生徒が集まるような努力をしてほしいということを申し上げたところでございます。 251 ◯柳 委員 これまで県教委は大隅地域の高校再編を受けまして、これは二〇一二年の三月議会ですか、「今からは画一的な基準を設けて行うのではなくて、高校のあり方を地元と協議しながら検討していきます」というようなことで、当時の田淵高校教育課長が答弁をしていらっしゃいます。新しい方針を打ち出したわけです。その後も海江田高校教育課長からも今後、山川高校については、学校のあり方について、地元と協議をしなければいけない、というようなことを昨年九月議会でも答弁をしていらっしゃるわけです。山川高校の場合だと、この地元というのは、市長さんや議長さん、あるいはPTA、同窓会で構成されております山川高校支援活性化対策協議会ということで理解をしていいんですか。地元というのは。 252 ◯海江田高校教育課長 大隅の再編を行う中で大隅地域以外の高校再編、今後のあり方につきましては、今、委員おっしゃいましたとおり、学校の事情、地域の事情等が異なることから、学校、地域それぞれと協議を個別にさせていただくということを議会等でも答弁させていただいております。  山川高校につきまして、こういうような形で昨年の九月に市長さんのところにも担当の者が行きまして、そこからやりとりを始めているところでございます。  私ども一般論で申し上げますと、地域を代表するという立場としまして、市長さん、首長さんのところにおじゃまをして、学校関係者ということで同窓会、PTAの方とお話をさせていただくというやり方をとっております。首長さんの立場で自分以外のものと、今、協議会の名前等も出ましたけれども、そういうものと会ってくれというような話があれば、私どもとしましては、その首長さんの御判断を踏まえまして、対応させていただくつもりはございます。指宿市長からは、まだそこまで私どものところにはないと思っているところでございます。 253 ◯柳 委員 今後また市長さんも、地元の先ほどのPTAや同窓会の方々と協議をする中で、きちんと説明をしてほしいというような旨の要望もあるかと思いますが、現在のところはそういった要望はまだ出てきていないと、あればきちんと応じますということですか。 254 ◯海江田高校教育課長 六月七日に市長さんが来られましたときの話を思い出しますけれども、市のほうで活性化策について御提案がある旨、非常に簡略化された形のペーパーを一枚いただいてはおります。そのことにつきまして、まだきちっとした説明を、私どもとしましてはお受けしていないというようなつもりでございます。もう少し具体的な話を、これから市からもしていただけると思っているところでございます。  首長さんから、組織としまして活性化協議会の席でという話があれば、またそれは検討させていただきたいと思います。 255 ◯柳 委員 これまで、伊藤知事になってから、県教委は高校の統廃合や募集停止をめぐる地元との協議というのを当初六カ月、これは徳之島や西之表地区において六カ月ということでやってこられまして、その後は姶良や種子島、鹿児島地区において一年半程度その期間を実施をしてきたということですが、今回この山川高校に関するいろいろなこれから決定をしていくにおいては、地元との協議というのは、せめて一年程度というようなことで協議を行うつもりがあるのか。その辺はどうでしょうか。 256 ◯海江田高校教育課長 山川高校につきまして、昨年の九月からの経緯を冒頭で申し上げました。昨年の九月から地元と協議が始まっていると解釈できるのかどうかということにつきましては、私からは触れませんけれども、非常に危機的な状況であるということにつきましては、昨年度九月からの話だと受けとめていただければと思っております。  先ほど申しましたことしの入学者三十一名、八十人に対しまして〇・三九という状況でございます。一年生から三年生までの合計の在籍者の状況を見ましても、百四人ということで〇・四三という、そういう充足率の状況でございます。かなり危機的な状況にある中で、果たして高校教育としての水準を保てるのか。高校とは何ぞやという部分につきましても、いろいろな御意見があってしかるべきだと思っておりますけれども、そういった議論をこれから広範にしていただきたいと思っているところでございます。  今後のスケジュールにつきまして、先ほど申し上げました七月十日の結果がどうなるのかということを見ていきますけれども、それからどういう検討になるのか、スケジュールも含めて、また市の御対応も含めて、今後検討させていただきたいと思っております。 257 ◯柳 委員 これまでこの高校再編に当たっては、希望倍率というのを県教委は非常に重視をしてきたと思うんですけれども、五年前の牧園高校との統合が決まった栗野工業高校は、倍率が現在の山川高校よりも低かったということでした。この栗野工業高校の統合直前の希望者というのは十五人、倍率〇・一九ということで、過去五年間の平均でも山川高校は二十九人、〇・三六です。これに対して栗野工業高校は二十五人ということで、〇・三一だったわけです。これほど希望倍率が低くても、地元と一年半ぐらいの協議を重ねてやってきておりますので、その辺も十分時間をかけて地元とじっくりと協議をしていただきたいと思います。  これまでもいろいろ実際話をただ聞くだけなのか、あるいは実際すり合わせをして十分な協議をしていくのかということでは、私も何度も委員会等でも質問をさせていただきましたけれども、地元の意向を十分にお聞きして、さまざまな団体とも意見交換をする中で、十分な時間をかけて対応していただきたいということを再度申し上げたいと思います。  次に、併設型の中高一貫校の設置についてお伺いしたいと思いますけれども、ことし三月の委員会でも、委員の皆さんからさまざまな意見もあったかと思うんです。男子校ですので、これまで通っていた地元の生徒、特に女子生徒の進学の確保に十分御配慮していただかないといけないわけです。これは三月の委員会を見ますと、巨額の県費を投入して全寮制、寮をつくってやって生徒が集まらない場合は、だれが責任をとるんだというような意見もあったようでございますが、再度、どういうふうに考えていらっしゃるかということをお尋ねします。 258 ◯海江田高校教育課長 三月の議会で当委員会で申し上げましたけれども、今回の中高一貫校につきましては、大隅地域の発展というようなことを踏まえたといいますか、大隅地域の公立高校の在り方検討委員会のとりまとめを踏まえる中で、高山高校を廃止という選択肢をとらないとしたときに、どういう形ができるのかということで、地元からいただきました御意見を踏まえる中で、こういう形であれば学校がこの地に残るのではないかということでスタートしたものでございます。  いろいろ御心配、御意見をいただくところでございまして、今スタッフ十名いただいている中で、一生懸命どういう学校にするのかということをもんでいるところでございます。できるだけ早いタイミングで、こういう学校にしたいということを公表できるような形にしたいと思って、鋭意努力しているところでございます。  地元の皆さんがどこに行くのかといった議論もあります。地元の教育委員会では、地元からもその学校に行けるような力をつけようということで、努力もしていただいているところでございますけれども、委員御指摘のとおり、男子校ということにいたしましたので、女子がどこに行くのかというような問題もございます。  中学校の進路指導のあり方というようなことにもなるのかもしれませんけれども、本会議の答弁の中でも出てまいりましたが、大隅地域の高校の状況を見ていきますと、充足率的にはかなりまだ余裕があるといいますか、そういう状況もございます。その中で、例えば専門高校の充足率があいているというような状況もあるわけですけれども、なかなか行こうとする子供たちが集まらないといった状況もございます。それぞれ高校に入る目的意識を持って高校を選んでもらうという進路指導を、私どもとして求めていきたいと思いますけれども、通える範囲の中にある学校で自分が行きたいと思う学校を、中学校として進路指導をしていただくような方向でいってもらえればありがたいと思っている部分でもございます。  以上でございます。 259 ◯柳 委員 先ほども質問をさせていただいたんですけれども、一クラスの定数ですが、今回のこの中高一貫校に限っては一クラス三十人ということで編制が決定をしているようですけれども、一クラス三十人、一学年三クラスでも高校教育の水準、あるいは専門性は確保されるということでお考えでしょうか。 260 ◯海江田高校教育課長 先ほども申し上げましたけれども、三十人掛ける二学級、あるいは三十人掛ける三学級とこの学校を考えていくに当たりましては、いろいろな要素を考えざるを得ないというような状況もございました。  そういうことでございますが、普通の学校、鹿児島県四十人定員としている中で三十人という判断をいたしました。適正規模論をこれまで申し上げたときに、四十人掛ける三学級が小規模校で、四学級が適正規模だというようなことも議論してきた経緯がございますけれども、そういったことを保証するためには、やはり先ほど申しましたとおり、職員の定数の問題等をこれからクリアしていかないといけないという課題もございます。  今回、併設型の中高一貫校としておりますけれども、中学校籍の教員と高校籍の教員と、どういうふうにかかわるかという問題もございます。例えば高校の教員が中学校の授業に行く。中学校の教員が高校に授業に行くといった、そういう交流もやっていく必要があると思っているところでございます。そういう中でカバーをし合いながらということになるのかと思いますけれども、職員数の部分を十分、どういうニーズになっていくのか、これからの問題ではございますけれども、教育の質を落とさないように、より高いものを求められるように検討していく必要があると思っているところでございます。 261 ◯柳 委員 実際、もう生徒のクラスも定数も決定しているわけですので、これはおおよそ何人ぐらい常勤の教職員を配置をしようということになるんですか。 262 ◯海江田高校教育課長 現在、中学校の教育課程、それから高校の教育課程、そういう数字を詰める作業をしているところでございますけれども、例えば数学の時間を一週間何時間にするのかといったことで、それぞれの教科の必要な人数というようなことが決まってまいります。それとその定数、標準法上の定数との関係などということも踏まえる中で、例えば県の単独で配置しないといけない、そういった職員が出てくるのかということを含めて、今詰めている作業でございます。  以上でございます。 263 ◯柳 委員 はい、わかりました。  現在、鹿児島市においては市立の玉龍中高一貫校が実際あるわけですけれども、ここでは、義務教育国庫負担の中学校教員と高校の教員の中高相互の乗り入れの授業というのは行われていないと聞いています。それは中高にまたがって授業をする際の、その都度、兼務届というのを提出をしなければいけないという、非常に煩雑になってくるということでやっていないということを聞いているんですが、実際はどうなんでしょうか。 264 ◯原之園教職員課長 私どもの聞いている範囲では、兼務発令をいたしまして、乗り入れを何人かやっていると聞いております。ゼロではないということで聞いております。 265 ◯柳 委員 ゼロではないわけですね、何人かは行っていると。その際のその手続というのが、非常に管理職に提出する事務作業が大変だということを聞いているんですけれども、その辺は今回、高山の中高一貫校においてはどういった事務作業に、同じようなことになっていくんですか。 266 ◯原之園教職員課長 高山の中高一貫教育校につきましては、今後、高校教育課と相談することもありますけれども、一般に言いまして、兼務発令につきましては、年度当初に必要なものをしていただくという形で、それほど煩雑ではない形で処理できるように、ほかのこれまでのところについてはやっておるところでございます。 267 ◯柳 委員 今後始まる高山の中高一貫校においては相互の乗り入れで、それは何の支障もなくそういった授業が行われるということで理解していいんですか。 268 ◯原之園教職員課長 具体的な相互乗り入れの時間等はまだ聞いておりませんけれども、スムーズにできるように、さらに我々も対応していきたいと考えております。 269 ◯柳 委員 それと施設の整備費、約四十八億円、普通教室、体育館の改修あと寄宿舎、寮の建築で約四十八億円、それと運営経費が約一億八千万円と見込んでいると思うんですけれども、今現在どういった試算をしていらっしゃるのか教えてください。 270 ◯木場学校施設課長 ただいま委員がお述べになりました施設整備費約四十八億円といいますのは、類似施設をもとにした仮の試算でございます。本年度当初予算で施設の基本設計、実施設計を計上させていただいておりまして、この五月に設計も発注したところですが、この基本設計を終えて、それから実施設計、この中で整備費というのは出てくるということで御理解をいただきたいと思います。 271 ◯柳 委員 最後にしますが、教育長に、今後、山川高校のあり方について、地元とのいろいろ協議も踏まえてどういう方向性にあるのか。教育長の見解をいただければと思いますが。 272 ◯六反教育長 県立の中高一貫校として、初めて設置をする学校でございます。全国といいますか、県内外から生徒を集めるというコンセプトもございます。これからなすべき作業がたくさんございますけれども、一年半後の開校に向けて滞りなく準備が進むように、精いっぱいスピードを上げながら努力をしていきたいと考えております。  以上でございます。 273 ◯柳 委員 山川高校です。 274 ◯六反教育長 大変失礼いたしました。中高一貫校と勘違いをいたしました。  山川高校に関しましては、市長から七月十日の希望の結果、数字だけをもって教育委員の中で議論をしないでいただきたいというお話でございました。市からも具体的な提案がおありだということを、お話をなさっておられました。私どもから市長へも、七月十日の結果を受けて来年の募集定員を議論する際には、最もその充足率が低い山川高校が、一つの議論のテーマには必ずなると思うので、その数字だけで私ども判断するつもりももちろんありませんけれども、やはり今後の先の見通しについて、お互いにもう少し議論し合う必要があります、ですから、地元としていろいろ御提案がおありだということでありましたので、その提案をもう少し早目に詰めていただければ、私どもも取り組みやすいというようなお話をさせていただいたところでございます。今後一月ぐらいの間にお互いに意見交換をしながら、将来に向かってどういう見通しが立てるのかということと、その七月十日の希望状況調査の結果等々を踏まえながら、教育委員会の中で議論をしていきたい、委員の会議で議論をしていきたいと思っております。 275 ◯き久委員長 ここで、速記の関係もありますので、暫時休憩をいたします。  再開は、おおむね三時五分、十分休憩いたします。         午後二時五十五分休憩      ────────────────         午後三時  三分再開 276 ◯き久委員長 再開いたします。 277 ◯青木委員 まず、国体に備えた総合体育館の議論が始まって、いつの間にかそれが複合施設と変わっているんですけれども、体育館の利用状況などについては知事部局がまとめた資料がありまして、県体育館の状況、鹿児島アリーナの状況、それから桜島総合体育館の状況、この三つの利用状況などが示されて、県体育館の必要性という結論に結びつけているんです。そもそも次期鹿児島国体では、何種目の競技を予定をしていて、それらの種目の競技場の張りつけという計画はできているものでしょうか。 278 ◯吉田保健体育課長 現在、各競技の会場地につきましては、知事部局に入りました国体準備課で、原案を練っているところでございます。 279 ◯青木委員 そうすると、教育委員会の保健体育課長のところでは、もうもっぱら競技力の向上といったようなことだけがお仕事になっていて、今、私がお尋ねするようなことは国体準備課に行ってしまったと、こういうことなんですか。 280 ◯吉田保健体育課長 次期国体に関する競技力向上だけが教育委員会に残りまして、あとは全て、この四月一日に知事部局に移管しております。 281 ◯青木委員 そうすると、国体準備課には競技力向上もさることながら、体育という本来の国体の目的に沿った専門の職員も、向こうに移管をして一緒になってやっていると、こういう話でいいんでしょうか。 282 ◯吉田保健体育課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
    283 ◯青木委員 国体というのは一大イベントですから、特別の課をつくってそれに集中してやるということも、一つの考え方としては理解できるんですけれども、そもそも新しい総合体育館、複合施設でどういう競技を予定をしているので、どうしても必要なんだという議論がなければ、つくっておいてそこで合致するものをやるんだという考えでは、本末転倒になるのではないかと思いますので、さらにこの件については九月の議会でまた議論をさせていただきます。  もう一つ、教育長の所感をお伺いをして終わりたいと思いますが、政府の教育再生実行会議が教育長の任命権を首長に与える等、そのような大きな改革の方向を示して、今後は中教審で議論をされていくと思います。  そこで、教育長を教育行政の責任者にするということと、首長が教育長の任命権を持つということについて、全国紙が各都道府県の教育長に対してアンケートをとっておられて、幾つかの県では二つとも賛成だということも表明されましたし、幾つかの県では教育長を教育行政の責任者にするということには反対だという意見の開陳がなされています。本県の教育長はどちらも保留とされておりますけれども、今後この議論の推移を注意深く見守りながら、鹿児島県教育委員会もしくは鹿児島県教育長として意見を述べていかれる機会もあろうかと思いますが、そういう意見集約に向けて教育長の所感をお尋ねしておきたいと思います。 284 ◯六反教育長 お話がございましたとおり、教育委員会の制度改革が提言をされております。今、委員からお話があったとおりの提言がなされているわけでございますけれども、この提言が出された背景に、合議制の教育委員会という形で行うことが責任体制、責任がどこに所在するかということを不明瞭にしているおそれがある、また迅速な対応が求められる教育行政の課題に対して、少し迅速性に欠けるのではないかといったような御批判があって、その課題を解決するために、責任者を明確化するといったような形で今提案がなされていると考えております。ただ、教育のこの問題に関しましては、教育の政治的中立性の確保あるいは継続性、安定性の確保という観点で教育委員会というものが置かれたという歴史的な経緯がございますけれども、その中立性、継続性、安定性の確保を、今後の教育行政の中でどのように確保する仕組みを導入するかということについて、まさに今、中央教育審議会に場を移して、そちらで議論をされておられるということであろうと思います。そういった全体のフレームワークができ上がらないと、賛成、反対ということはなかなか申し上げられないということで、私は保留という形で回答をさせていただきました。  今後、その教育委員会というその合議制の機関の権限や責任など、審議するということになっているんですけれども、審議をする諮問機関であるのか、重要な事項の議決機関であるのか、そういった不明な点がいろいろございますので、そうした点の制度設計がきちっとできるように、注意深く見守ってまいりたいと考えております。(「わかりました」という者あり) 285 ◯おつじ委員 教職員課長にお聞きをいたしますけど、中学校免許外教科担任解消事業で百二十一校、延べ百四十九人を配置したとなっていますが、あと何校ぐらいあるのか教えてください。  そしてもう一点は、平成二十六年度鹿児島県公立学校教員等選考試験で、他の都道府県または政令指定都市の学校などで勤務している正規職員に対して受験年齢の制限を緩和して、四十歳から四十五歳に上げて、そしてその中で優秀な実績を有する者について一次試験における教職教養を免除する、そしてその自己申告書等となっているんですが、これはどういう方法で優秀だという判断をするのか。鹿児島県教職員は、大変試験が難しくて、十年も何年もずっと受け続けてきておられる方もいらっしゃるし、優秀な方もいらっしゃると思うんですが、四十歳を四十五歳までに上げて、こういうことを今回からやられる目的と、どういう都道府県に対して優秀な人を紹介してくださいとされるのか。その試験の方法を教えてください。  そしてもう一点は、保健体育課長に、中学校、高校の運動部に優秀な指導を有する人材を派遣とありますが、何校ぐらいに何種目に対して指導者を派遣しているのか教えてください。  答弁は簡潔にお願いします。 286 ◯寺園人事管理監 済みません。中学校の免許外解消事業のことについてなんですけれども、お尋ねになった免許外教科を許可しているのは、あと何校かということですが、あと百四件です。ただこの場合に、私どもはそれを解消するために非常勤の講師をお願いをしているところですけれども、それが例えば三島や十島など、非常に免許外の方をお願いしようとしても免許保有者が実際はいらっしゃらないところも、この百四件の中の約半分ぐらいはそういう地区になっておりますので、今現在はそういう状況でございます。 287 ◯池田人事管理監 お尋ねの二点目の、二十六年度公立学校教員選考試験の優秀な実績という件についてでございますが、具体的には文部科学省が優秀教職員表彰の制度を平成十八年度から取り入れております。また、本県も含めて、他の都道府県も同様の制度というのを取り入れておりますので、その表彰対象者というのを具体的には想定しております。数で申し上げると、昨年度の文科省の表彰者が八百四十七人おります。それから都道府県政令指定都市における表彰の合計者数が三千三百人程度おります。ですので、そういった方々の中から、もし応募される方がいらっしゃれば、そこに記載しましたような形で選考したいと、そういう趣旨での改善でございます。 288 ◯吉田保健体育課長 中・高等学校への運動部活動への外部指導者派遣事業でございますが、小・中学校には五十三部、それから運動部活動競技力向上支援事業といたしまして、公立・私立学校も含めまして、中学校、高等学校に二十名と百二十名、計百四十名を派遣しております。 289 ◯おつじ委員 八百四十七人と三千三百人いる中の都道府県には、全部応募をかけるということで理解していいんでしょうか。  そして、保健体育課長、そういう強化の指導を要する人材を派遣するのが、国体がもう七年後に迫った今にしては、少々少な過ぎると思うんですが、そのことについてお答えください。  この三島や十島などいろいろあるというのはよくわかりますけど、この免許外教科担任解消がやはり一番問題だと思っています。一日も早くこれがなくなるように、体育の教師が英語を教えたり数学を教えたり、もう本当に気の毒で見てられないんです。ですから、自分の得意な教科だったりしたらいいですけど、英語などはなかなか、自分もそういう体育の教師の免許しか持っていないのに、中学生に教えるのは本当に気の毒です。中高一貫教育校の準備に、二十七年度開校するのに十人の方たちがおられるといいますが、十人では足りないのかもしれませんけれども、そういうのよりもそちらのほうに人数を回していただきたいというのが私の私見ですけど、よろしくお願いをいたします。この都道府県に全部出すのかだけお答えください。 290 ◯池田人事管理監 ただいまの御質問ですが、そのお一人お一人に御案内するということではなくて、通常の応募の仕方同様、ホームページにも載せてありますし、要請があればこちらから願書等はお送りするというような形で、通常の応募の形態をとっております。実際に応募されてきた方々の中で、他県での優秀な実績というのを見る基準としては、さっき申し上げたような基準で見ていきたいということでお答えしたところですので、それで御理解いただければと思います。 291 ◯おつじ委員 わかりました。四十歳を四十五歳に上げてくださったのに対しては、大変いいことだと思うんです。十年も十何年も受けて、まだ通っていないたくさんの鹿児島県出身で、鹿児島県に残りたくて一生懸命非常勤で頑張っている人たちがいるということも頭に入れて、対応をよろしくお願いをして終わります。 292 ◯原之園教職員課長 一人でも優秀な方を、意欲のある方を入れたいと思っております。それから免許外につきましても、委員おっしゃるとおりだと思っております。必死でそういう方を探しておりますので、またよろしくお願いします。 293 ◯永田委員 ────のことに関してですので、総務委員会なんですが、学事法制課長がおいでですので、少し質問させていただきたいと思います。  というのが、私のところに、──────に不正がありますといったことで、はがきが来ておるんです。  少しこのはがきを読んでみますと、平成二十四年度に行われた入試で、────────の予備問題がつくり直されました。原因は、───が、名前を書いておりますけど固有名詞を言うわけにいきません、───────────────────────、その立場を悪用して自専攻、自分のところの専攻の、構成部会員がその職に当たらないものと知りながら、入試委員会に隠蔽してその職に当たらせ、しかも自専攻だけは予備問題を使えるように小細工したためです。  よく意味がわからないんですけど、手紙を書いたのは内部の方だろうと思うんです。  平成二十四年度の入試委員長が偶然気づいて、予備問題のつくり直しをさせなければ────────が起こるところでした。こう書いてあるんです。  それとあと一つ、その教授会の選考のあり方についてですが、──が査読の書評を査読論文として教授会に出すわけです。───────────────────────────────────、少し読んでみます。  査読の論文は三倍にカウントされるのですが、──の査読の書評を査読論文として三倍にカウントしました。論文的な要素の多い書評を書評論文として論文一点とすることはあり得ますが、査読論文とは内容の水準に関係なく、あくまで論文として査読をとったとのことです。そうでなければ書評と論文を区別して査読する意味がありません。このことは教授会で指摘されましたが、─────────────────────────────────。  この手紙は、二つ不正があったということを言いたいんだと思います。  ─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────  何を言いたいのかというと、────のガバナンスが働いていないということを、この手紙は言っているんだろうと思うんですが、学事法制課長にはこういったような情報が届いていますか、届いていたら教えてください。 294 ◯き久委員長 暫時休憩。         午後三時二十二分休憩      ────────────────         午後三時二十三分再開 295 ◯き久委員長 再開いたします。  ただいま永田委員から先ほどの個人が特定される可能性があるだろうという発言につきましては、後日、速記録を調査して、不適切発言があった場合は措置をすることとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。    [「異議なし」という者あり] 296 ◯前村学事法制課長 今のお話、基本的にその大学の管理運営、それから大学の事務、学生の入学や、教授、准教授等の人事の話は短期大学の、大学の自治という範囲で大学当局で行われておりまして、今のお話は私ども伺っておりません。 297 ◯永田委員 先ほど「そどく」と申し上げましたが、これははがきで小さい字で書いているから、私も「そどく」と言いましたけど、これは「さどく」と読むみたいです。「さどく」という文字みたいです。  そうですか。この大学の自治というのがありますから、何とも言えないというのは、これは予測をしておりました。ただこういう手紙が来ておりますので、これがもし事実であるなら、事実でないことを、深刻でないことを希望しているんですけれども、そのようなことがあったときには、また私のほうで再度質問をさせていただきたいと思います。 298 ◯き久委員長 ほかにございませんか。    [「なし」という者あり] 299 ◯き久委員長 ほかにないようですので、これで県政一般を終了いたします。  以上で、本日の審査を終わります。  二十四日月曜日、午前十時から全員協議会室で連合審査を行い、終了後に委員会を開会いたします。  本日は、これをもちまして散会いたします。  御苦労さまでございました。         午後三時二十六分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...