○寺本義勝 分科会長 ただいまから
予算決算委員会都市整備分科会を開会いたします。
これより、
都市建設局のうち、
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターに関する議案の審査を行います。
議第222号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分について説明を求めます。
◎平石研吾
建築保全課長 補正予算について御説明させていただきます。お手元の令和3年度
補正予算予算決算委員会説明資料をお願いいたします。
公共建築部、土木部の予算について個別に御説明いたします。
133ページをお願いします。上段の
土木総務費でございます。
建築保全課予算1番、
公共施設保守点検集約経費として4,000万円の減額補正を計上しております。これは、消防法等に基づき
市有建築物の消防設備など8業種の
保守点検業務委託をするもので、今年度発注分の37本を入札した執行残でございます。
公共建築部は以上です。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 引き続き、134ページ上段をお願いいたします。
道路橋梁維持費でございます。
3番、
道路橋梁防災対策経費としまして1億4,506万6,000円の減額補正を行っております。これは国の補助内示に伴い、橋梁の改修等について見直しを行ったものでございます。
次に、中段、
道路橋梁新設改良費でございます。
4番、
国直轄事業負担金としまして、3億6,183万円の減額補正を計上しております。これは
国直轄事業におきまして、国からの本市負担額の通知に伴い見直しを行ったものでございます。
また、6番、(市道)
道路橋梁改築経費(交付金)では、2億2,096万2,000円を増額計上しております。これは国の補助内示に伴い、工事費等の見直しを行ったものでございます。
次に、135ページをお願いいたします。上段の
道路交通安全施設費でございます。
1番、(国県道)
交通安全施設整備経費(交付金)では、1億2,994万7,000円を増額計上しております。これは国の補助内示に伴い、
交差点改良等について見直しを行ったものでございます。
次に、中段、河川費でございます。
1番、
広域河川改修経費としまして、1億5,244万8,000円の減額を計上しております。これは国の補助内示に伴い、河道改修について見直しを行ったものでございます。
続きまして、136ページ下段、
街路事業費でございます。
1番、(国県道)
街路整備経費(交付金)としまして、5億8,800万円の減額補正を計上しております。これは国の補助内示に伴い、工事費や補償費等の見直しを行ったものでございます。
137ページをお願いいたします。中段の公園費でございます。
1番、
全国都市緑化フェア会場改修経費としまして、1,370万2,000円の減額補正を計上しております。これは
海外日本庭園の修復事業について、旅費等の見直しを行ったものでございます。
以上でございます。
○寺本義勝 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
補正予算について、質疑及び意見をお願いいたします。
(発言する者なし)
○寺本義勝 分科会長 なければ、以上で補正予算に関する審査を終了いたします。
引き続き、決算議案についての審査を行います。
議第282号「令和2年度熊本市各会計決算について」中、当
分科会関係分について説明を求めます。
◎東野洋尚
公共建築部長 令和2年度
決算状況報告書をお願いいたします。
私からは、
公共建築部関連の主な取組について説明させていただきます。
188ページを御覧ください。
新型コロナウイルス感染症対策として、飲食店等の
換気設備等改修経費に対して補助を実施しております。令和2年度実施状況として、交付決定を600件行っており、そのうち、310件に対し3億2,400万円余の補助金を交付しております。なお、9月13日現在で600件の交付決定のうち、563件に対し6億84万円の補助金を交付しております。残りの方についても最後まで継続して支援していきたいと考えております。
次に、216ページを御覧ください。計画的な保全による
市有建築物の長寿命化になります。
建築物及び建築設備の各種点検を適切に実施することで、建築物の長寿命化及び財政支出の軽減を図ることとしております。昨年度の実績は、主なものとして1つ目の丸、
公共建築物定期点検は、
建築基準法等に基づき、175施設の屋根、外壁、
給水設備等の劣化状況などについて点検しております。
2つ目の丸の
公共施設保守点検集約経費は、消防法等に基づき、160施設の
消防用設備、
エレベーター等の8種類について、作動状況などの点検をしております。課題といたしまして、建築物や建築設備の老朽化により、各点検で指摘される劣化や不具合が増加しており、今後は
施設所管課と連携し計画的な維持管理に努める予防保全の実施により、劣化や不具合の解消に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○寺本義勝 分科会長 大変申し訳ありません。
ただいま事務局より当会議室の放送設備にトラブルが発生して、音声が流れない状態になっているということですので、会議室を変更して再開したいと思いますので、暫時休憩をしたいと思います。
会議室は
環境水道委員会室、同じ階の反対側になりますので、準備が整い次第、再開したいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。
午前10時09分 休憩
───────────
午前10時15分 再開
○寺本義勝 分科会長 休憩前に引き続き、執行部の説明を続行いたします。
◎米村浩介 土木部長 私からは、道路、河川、公園について御説明いたします。
令和2年度
決算状況報告書の192ページをお願いいたします。
市民協働、民間活力の導入による公園の管理運営と魅力ある
公園づくりでございます。実績でございますが、1つ目の丸でございます、
公園協働地域業務委託といたしまして、
校区自治協議会等19団体への
除草業務等を委託し、市民協働による管理運営を行っているところでございます。
次に、4つ目の丸でございます。公園照明について消費電力が少なく、長寿命な
LED照明器具に交換し、
省エネルギー化及び電気使用量の削減を行っております。ほかにも老朽化した施設について、
長寿命化計画に基づき施設改修などを行っております。
今後の対応でございますが、愛護会については、国土交通省の
都市緑化功労者表彰制度を積極的に活用するなど、
愛護会活動の意欲向上につながる取組を実施してまいります。また、長寿命化につきましては、国庫補助の確保を目指すとともに
公園遊具等の計画的な改修を進めてまいります。
続きまして、193ページをお願いいたします。
水前寺江津湖公園の保全と利活用の推進でございます。まず、実績でございますが、
水前寺江津湖公園利活用・保全計画に基づきまして
施設改修等を行いました。また、新たな
自主事業イベントといたしまして、全国一斉凧揚げや野鳥の
写真展示会等を実施いたしましたが、
新型コロナウイルスによるイベントの中止などが相次ぎましたため、開催回数が10回と、基準値を下回る結果となっております。
今後は、
新型コロナウイルス対策を踏まえました新たな
イベント開催の方向性を検討するとともに、
指定管理者とも連携を密にいたしまして、
水前寺江津湖公園の魅力発信につながるような取組を実施してまいります。
続きまして、194ページをお願いいたします。
都市緑化の推進でございます。まず、実績でございますが、市民参加型の
緑化推進事業として
オープンガーデン等を実施いたしました。また、
全国都市緑化くまもとフェアの開催に向け実施計画を策定するとともに、
メイン会場の設計、整備等を進めております。今後は市政だよりをはじめ、
各種SNS等を介しまして、広く
フェア開催の機運醸成や緑化意識の向上を啓発していくとともに、
新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら開催手法についても検討していく所存でございます。
続きまして、202ページをお願いいたします。
広域道路ネットワークの強化と
都市内交通の円滑化でございます。中段の実績でございますが、1つ目の丸でございます
地域高規格道路関連といたしまして、
砂原四方寄線西環状道路の池上工区、
池上インター線の
橋梁工事等を実施いたしました。
また、
国県道関連といたしまして、国道501号及び
天明川尻線外整備も実施いたしております。
2つ目の丸、3つ目の丸、
街路事業関連といたしましては、
花園池亀線や上熊本駅西口線などの上熊本駅周辺の整備を実施するとともに、令和3年3月20日の熊本駅白川口駅前広場の完成に合わせて、令和3年2月19日に熊本駅城山線の供用を開始しております。今後でございますが、最下段に記載のとおり特に重要な路線につきましては、国に対しまして整備の必要性や供用開始後の効果に関する説得力のある事業計画を示し、
事業スケジュールに沿った国庫補助の確保に取り組み、引き続き幹線道路の整備率の向上に努めてまいります。
続きまして、203ページをお願いいたします。
安全で快適な道路空間の整備でございます。実績でございますが、1つ目の丸、旧3町の幹線道路について道路工事を実施しております。2つ目の丸、
電線共同溝整備事業については、熊本市無
電柱化推進計画に基づきまして、国道266号などの
電線共同溝工事を実施しております。
続きまして、205ページをお願いいたします。
道路施設などの維持管理と財産の管理でございます。実績でございます。1つ目の丸、昨年度に引き続きまして橋梁等の点検、修繕について実施をしております。3つ目の丸、
橋梁耐震化につきましては、東須原川橋について実施をしております。5つ目の丸、
舗装維持管理計画及び道路巡回や市民要望を基にした舗装打換えや街路樹の剪定、除草を実施しております。
続きまして、206ページをお願いいたします。
災害に強い河川整備の推進でございます。実績でございますが、洪水氾濫を未然に防ぐために、鶯川や旧天明新川などの河川改修を実施しております。今後も未整備区間の改修を計画的に進めていく所存でございます。
続きまして、207ページをお願いいたします。
環境に配慮した河川整備の推進でございます。実績でございますが、河川改修に当たっては、自然環境に配慮した水辺空間の形成に努めておりまして、令和2年度は鶯川や旧天明新川などの改修を実施しております。今後も未整備区間の整備に当たりましては、自然環境に配慮した水辺空間の形成に努めてまいります。
続きまして、208ページをお願いいたします。
雨水排水施設の整備でございます。まず、実績でございます。
浸水解消対策事業といたしまして、上立田地区の
排水路整備、野田地区の浸水対策の基本設計を行うとともに、水路や排水機場の維持管理を適切に行っております。
最後に、209ページをお願いいたします。
雨水流出抑制対策の推進でございます。実績でございますが、調整池につきましては要望箇所を整備するとともに、適切な維持管理を行いました。また、
雨水浸透桝設置補助につきましては、全ての申請に対しまして補助金を交付しております。
私からの説明は以上でございます。
○寺本義勝 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
決算議案について、質疑及び意見をお願いします。
◆高本一臣 委員 188ページの
新型コロナウイルス感染症対策関連事業についてお尋ねします。
先ほどの説明によると、この冊子にも載ってますけれども、
交付決定実績が600件ということで、直近でそのうち563件、残り37件は速やかに多分されるんだと思いますけれども、そういう理由も下に書いてありますので分かります。実際交付決定は600件というふうになっていますけれども、申請件数はどのくらいあったのか、ちょっと教えていただいてよろしいでしょうか。
◎平石研吾
建築保全課長 今のご質問ですけれども、当初の申請数は624件ございました。
◆高本一臣 委員 ありがとうございます。ということは、24件は何らかの形で、例えば基準を満たさなかったりとか、そういうことなんでしょうか。ちょっと理由を教えていただければと思いますけれども。
◎平石研吾
建築保全課長 ほとんどが取下げという形で、申請者からの取下げで減っているものです。
以上です。
◆高本一臣 委員 取下げということで、申請者側から、結局もう申請しないということという認識でよろしいですかね。
この事業というのは、本当に厳しい状況の中の飲食業さんたちの後押し、安心して安全に今後、
アフターコロナあたりに利用客が安心安全で利用できる
環境づくりだと、それが目的だと思いますし、非常にその取組については本市も先駆けて取り組んで、今は県が引き継いでバトンタッチでやっているような状況なんですけれども、すごく飲食業の方たちも助かっているという声を聞きますし、実際、機器や資材を扱っている業者さんたちも、本当にありがたいというふうに、双方がウィン・ウィンという形の事業だと思っております。
これをすることによって、
イコール認証申請をするという形になると思いますけれども、今、先ほども言ったように、県に移行している分ですので、その認証申請を取って、初めてこれが成り立っていくというように私たちは思っているので、そこのところがぜひ、漏れがないように関係部署としっかり連携して行っていただきたいと思います。
なぜなら、県もつい先日、これから認証店を優先して飲食業の対応を、いろいろな解除を行っていくというような方針でありますので、せっかくこの申請をして、機材とかそういう環境をつくったにもかかわらず、店がいろいろなもので解除できない、緩和できないというふうになってくると、せっかくの意味をなさなくなってくるので、そのところもしっかりとフォローをお願いしたいと思います。
私からは以上です。
◆落水清弘 委員 今の高本委員のコロナの飲食業店の換気の話ですけれども、これは確か熊本市の単費で行ったような記憶がございました。補助制度が何かあるのかどうか、これ3億2,400何がしと書いてありますけれども、何らかの補助が使えたのか、使えなかったのか。それと、トータルで6億何千という数字が出てますけれども、もう1回それを教えてください。
それと、今、県が引き継いでいるというお話ですけれども、県は県単費で行っているんでしょうか。この辺をまずご説明お願いします。
◎平石研吾
建築保全課長 まず、単費かどうかという件でございますけれども、現在は単費ということなんですけれども、熊本県
新型コロナウイルス感染症対応総合交付金というものがございまして、そちらに申請しておりまして、一部はその交付金から、ちょっと令和2年度の決算には間に合っておりませんけれども、令和3年度には交付されるというふうに財政から聞いております。
それと、金額の総額でございますけれども、今トータルで6億7,429万8,000円の予算で動いております。
それと、県の補助の件なんですけれども、ちょっと勉強不足で申し訳ございませんけれども、県の方のが補助かどうかというのは、申し訳ございません、ちょっと私は存じておりません。
◆落水清弘 委員 トータルは6億7,400何がしということでしたけれども、そのうち、国からの補助の見込みを今考えているとおっしゃっていましたけれども、目安というのはあるのかないのか。それと、県の方はまた、後日調査して教えてください。
◎平石研吾
建築保全課長 先ほどの県からの補助の件ですけれども、県からは
対象事業費の2分の1、もしくは上限5万円の少額な方ということになっておりますので、ほとんどの場合がこの上限5万円の交付になるかと思いますけれども、見込みとしては3,000万円前後というふうに考えております。
以上です。
◆落水清弘 委員 ということは、6億7,400万円のうちの3,000万円だけ、どちらかから支援がいただけるというふうな、市民の目から見ると、そういう感じでしょうか。
この件は、市長が肝煎りで単費をこれだけ導入してやられたことです。今後
新型コロナウイルス感染症は収束に向けてどうなるのか分かりませんけれども、結局、こういうことをやることは大いにいいことです。しかし、費用対効果を後で検証することはもっと大事なことです。でないと、真水で6億円突っ込んでいるわけですから、真水ですよ。ここに6億突っ込むことが適切であったかどうかということは、終わった後に検証すべきですよね。途中では分かりませんからね。そこのところ、局長よろしくお願いします。
以上です。
○寺本義勝 分科会長 ほかにありませんか。
◆北川哉 委員 192ページ、計画的な
都市づくりのところの、
公園協働地域業務委託としてということで、実は、昨日、今日と、私はこの議会に来る前に
石神山公園の協働事業を朝7時半からやらせていただいています。本当、落水委員が要望を多くしていただいて、保険の件であったりとか、除草した草を持っていかなくてもその場で回収していただけるとか、作業自体はすごくやりやすくなったということで、作業されている皆さんも喜ばれております。ただ、やはりちょうど事業を始める年度頭の申請等が、どうしても地域に高齢者の皆様が多いので、
土木センターに行ったり、職員の方がその地域に来ていただいてやり取りをするんですけれども、実際、
石神山公園の場合は、私がお手伝いに入ってまだ2年目ですので、なかなかうまくいかないということで、事務的なやり取りの、例えばもう少し書類であったりとか、やりやすい方法等を今現在考えられているのかをお答えいただきたいと思います。
◎弓削秀和 公園課長 市民協働の取組につきましては、地域の皆さんに本当にいろいろな形で公園の除草等をやっていただいて、非常に私どもとしても感謝しているところでございます。
お尋ねのありました、先ほどの
申請手続等につきましては、これまでもいろいろな形でなるべく申請しやすいようにということで、見直しをしてきております。引き続き、今後も今委員からもお話があったところなどを、どういったところを改善して手続ができるかというところを検証しながら改善していきたいというふうに考えております。
以上です。
◆北川哉 委員 ありがとうございます。やはり、1年目は初めての書類でもありましたので、すごく複雑で分かりづらかったところがありますけれども、2年目は前年度を踏襲するという形で、少しずつ簡素化していきますので、職員の方がその地元に足を運んでやるというのも、業務上大変時間を取る作業にはなると思いますので、そこが受ける方々が主体的にできるような形の何か、マニュアルというか、そういった整備も少し必要かなと。
そうすれば、市民の方ももっと幅広く作業に入って、今作業されている方々もちょっとコロナ禍で終わった後のお疲れさま会とか何もできないという状況ですけれども、すごくコミュニティーがよくできて、今、老人クラブであったり、そういったところも希薄になる中で、こういった一緒に汗を流してということで、すごく生きがいを持って頑張られています。夏場もきついと思いますけれども、本当いつも進んで来て頑張って、今日も多分昼過ぎまで頑張るかなみたいなことを朝言われたくらいで、やりがいがありますので、すごくいい事業だと思います。
このあと続けてよろしいでしょうか。
205ページ、208ページに関わることなんですけれども、今の除草の件で私が感じたところで、昨年度であれば、例えば草の生え方が7月がすごく多くて、この9月は短かったという感覚を覚えました。今実際、除草をやっていると、今回は大雨があったせいか、すごく街路等、道等の除草等も大変だと思ってます。
今、業者の方がやって、すごく一生懸命この秋口の除草をされていると思うんですけれども、この205ページに書いてある、SNS等の媒体を利用した情報収集ということがありますけれども、これからどんどん担い手が不足していき、
労働者人口も減っていくというところで、このSNSであったりとか、気候による草の生え方、様々なものを、今後は例えばAIを駆使した予測であったりとか、その情報を集約して、熊本市のここはこういう草が生えていると市民の方からいつも毎年この情報が、ここは草を刈ってくれという情報が来ているというのを、一度集約して、業務を効率化するということも、これから検討課題に必要かと私自身はちょっと思っております。労働力をAIに変えるということを効率化を目指した形でできないのかなと。我々議員が要望を聞いて草刈りをしてほしい、河川の整備をしてほしいという声も、やはりどうしても全部を受けることができないということもありますので、AI等を駆使したものをお考えがあるかどうか、また、今後やっていきたいと、それも検討に入れていきたいということがあればお答えいただければと思います。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 今、委員御案内の件についてお答えいたします。
市民レポートというのがございまして、これがLINEの
公式アカウントを利用して約10万人の会員の方々が登録されております。その方々から危険箇所だとか、迅速な対応、あるいは草刈り等を含めまして24時間通報をいただくような、今、仕組みになっています。昨年の6月から試行しまして、今年の4月に本格稼働というところで今、動いているところでございます。
そういったところで、委員御案内のその草刈りの話につきましても、例えば、散歩している間に草があったと。そこからLINEで押してもらうと、自動的にそういう情報が飛んでまいります。それを
土木センターと協力しまして、対応に当たるというような今、仕組みになっておりますので、そういったのを引き続き対応しまして、そういった草刈り等々の対応に努めてまいりたいというふうに思っております。
◆北川哉 委員 そういう情報を得ていくこと、プラスそれを集約して、効率的にやる
システム構築というか、全国的にこれから私は進むのではないかとすごく思うんです。実際、草刈りも原っぱであれば、お
掃除ロボットのように
草刈りロボットがやれるという機器もあります。これも将来的には、ひょっとすると今の清掃車みたいな形の、今度は除草を自動でやれるような、そういった動きもちょっと考えていかないといけないのかなと私自身思います。道路にすごく草があるときに、ああ自動でロボットがこうするようなことが、本当にある時代が来るなというふうに実感します。
高齢者の方が草刈りを今やられて、すごくやりがいを持ってやっているんですけれども、やはり不安なのは次の世代の方が、もう70歳まで現役で働かれるというときに、今度はこの地域協働を担う方がいなくなるんではないかという不安がすごくありますので、今のLINE等で情報をすぐもらえるということはいいことだと思うんですけれども、それを今度は集約して、人の手で全部、例えば、議員からの要望があった、市民の方からの要望があった、毎年やらないといけない、あそこの場所は高校生が通るから危ないという情報も多すぎて追いついていないという現状もあるかと思いますので、それを総体的に解決、人工知能で少しやっていくということも、これから先、検討が早めに必要かなということで今、御提案させていただきました。今後、そういった取組を少し先進的にやっていくことも重要だし、緑を守る熊本市としては、そこをこれから進めていかないと、私は追いつかない時代が来るかなと思いますので、要望で何とか研究していただきたいと思います。お願いします。
○寺本義勝 分科会長 ほかにございませんか。
◆園川良二 委員 209ページの雨水の浸透桝の推移というか、今年8月、かなり長雨で大量の雨が降って、道路がもう河川状態になっているのを頻繁にあちこちで見て、やはり雨水排水の処理の方法というか、これはやはり浸透桝を設置できる家庭は設置していただきたいなということで、この令和2年度が申請件数が7件で、設置基数が17基ということで報告が上がっておりますが、これが多いのか少ないのかというのは、ちょっとなかなか数字では分からないんですけれども、ここ数年の中で、増えてきているんですか、それとも申請が減ってきているのか、そこをちょっとお聞かせいただければと思います。
◎松窪昭宏 河川課長 雨水浸透桝についてのお尋ねでございますけれども、雨水浸透桝、今、委員が言われましたように、令和2年度は7件の申請数に対しまして17基設置してございます。また、令和元年度が同様に、7件の申請件数に対しまして22基。また、平成30年度が9件の申請件数に対しまして18基となってございます。
雨水浸透桝自体が昭和63年度から本市におきまして行ってまいりました助成制度になるんですけれども、ピーク時は平成23年度、340件の申請件数がございまして、基数としましては743基の設置がございました。
しかしながら、ここをピークに年々申請件数、設置基数が減少してきているところでございます。これにつきましては、新築時につけていただくということが減少してきているということもございますけれども、民間の各メーカーさんあたりが、自分のところで桝を開発されまして、雨水浸透桝助成をいただかなくてもつけられるような桝を開発されてつけられているということも要因の一つかと考えてございます。
いずれにしましても、雨水浸透桝、非常に流出抑制という対策の中で、非常に重要な対策だと考えておりますことから、今後もPR活動をしっかりしていきながら、普及促進に努めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
◆園川良二 委員 ありがとうございます。
これ、やはり、市民の方の協力というのが不可欠です。ぜひ、こういったことで直接側溝に流れないような形を、まずは一時貯留というか、宅内でしていただいた中でやっていかないと、なかなか難しいのではないかなというふうに思いますし、雨水下水道もぜひ、今後は都市型水害に向けた対策として計画を立てていただきたいなというふうに思っておりますので、そこをよろしくお願いいたします。
それと、もう1点いいですか。
203ページの道路整備に関しては旧3町、私たち植木では通称、観光道路と言っているけれども、3号線取付けが終わりまして、完全に全線開通ということで大変ありがとうございました。住民の方の長年のあれで。それに反して、電線の共同溝ですかね、この進捗というか、ここに書かれているのは国道266号の田井島工区ということでやっていますが、今後の共同溝の計画をちょっと教えていただけますか。
◎今村寿也 道路保全課長 電線共同溝について御説明申し上げます。
本市の電線共同溝につきましては、昭和61年から7期の計画をもって進めてきてございます。現在はその7期の中で防災の観点から、緊急輸送道路に加えて、三次医療の施設へのアクセス道路、こういったところを対象に実施するというところで、併せて街路事業も共同溝を設置しているというような状況でございます。
それで、現在本市におきまして10路線、約10.4キロメートルの共同溝事業に取り組んでいるというような状況でございます。
本年5月に国の無電柱化計画というものが策定されてございます。今後これを基本といたしまして、熊本県全体として次期無
電柱化推進計画というものが策定されていくということになってこようかと考えております。
この計画につきましては、国、県、市それと電線管理者、こういったもので構成します熊本県の無電柱化推進会議、こちらで協議を行っていくということになってございます。そちらで計画等々決まってまいりましたら、我々の熊本市の無電柱化計画というものも改定を行っていくというような形になってこようかと思っております。
以上です。
◆園川良二 委員 ありがとうございます。
共同溝というのは本来、ローマの下水道ではないですけれども、ローマなんかはもう、紀元前にそういった取組をしているということで、大変すばらしいんですけれども、できれば全て共同溝の中で、下水から何から全部収まるような形でやっていったほうが本当は一番いいのかなというふうに思っております。
ただ、電線等も何というか、邪魔になるというとあれですけれども、張り巡らされておりますので、そういったのもなるべく無電柱という作業で進んでいただきたいなというふうに思っております。
一概に熊本市だけで判断できない部分というのがありますので、そこは協力しながらぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○寺本義勝 分科会長 ほかにありませんか。
◆村上博 委員 8月豪雨で出水南校区の、私も一般質問でも質問させてもらいましたけれども、30年住んでいる皆さんがこれまで一度もなかったというくらいに用水路から雨水が氾濫して、一番深いところで55センチもあったというようなことなんです。30年来ないというような、そういった氾濫というのが、ここでは浸水対策重点地区6地区の被害軽減に向けてということなんですけれども、これは、これ以外にほかにもそういった浸水が新たにチェックしなきゃいけないようなところというのはないんでしょうか。
◎松窪昭宏 河川課長 ただいま委員が言われましたように、8月の豪雨は過去になかったような長雨になりまして、熊本市内全域において浸水被害が発生してございます。
決算状況報告書の208ページに、
雨水排水施設の整備ということで記載してございますけれども、これ以外の浸水が発生した箇所につきましても、一般排水路の整備ですとか、排水不良があったところでは、局所的な水路の改良ですとか、そういうところを今後しっかりやっていきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
◆村上博 委員 ここには6地区ということですけれども、この6地区というのは、まだ厳密には浸水が起きないような状況になっていないということですか。
◎松窪昭宏 河川課長 この重点地区6地区についてでございますけれども、こちらにつきましては現在までに、6地区のうち3地区がほぼ完了してございまして、まだ3地区残している状況でございます。ですので、浸水対策といたしまして、今後この3地区をまずは重点的に下水道事業の浸水対策として進めていくと。また、この他、河川課で一般排水路等の整備ですとか、
浸水解消対策事業等も進めてございますので、このあたりも使いながら浸水被害の軽減に努めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
◆村上博 委員 残り3地区がまだ十分ではないということですけれども、今回の出水南のように全然想定していなかったようなところが浸水したということもあるので、そこらへんのところを今後想定外の大雨というものも、想定外をどう想定するか非常に難しいですけれども、浸水しそうなところを皆さんの土木の目でチェックしていただいて、できる限り事前に浸水しないような対策を取っていただきたいなというふうに思います。
以上です。
○寺本義勝 分科会長 ほかにございませんか。
(発言する者なし)
○寺本義勝 分科会長 ほかになければ、以上で
都市建設局のうち、
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターに関する議案の審査を終了いたします。
これをもちまして、
都市整備分科会を閉会いたします。
午前10時52分 閉会
出席説明員
〔
都市建設局〕
局長 井 芹 和 哉 技監 能 勢 和 彦
都市政策部長 角 田 俊 一 震災対策課長 上 村 祐 一
公共建築部長 東 野 洋 尚
建築保全課長 平 石 研 吾
営繕課長 林 田 敬 成 設備課長 河 田 誠 二
土木部長 米 村 浩 介
首席審議員 上 村 亮
首席審議員 千 年 康 秀
首席審議員兼
土木総務課長
渡 部 秀 和
土木総務課副課長 岩 佐 康 弘 土木総務課用地審議員兼用地調整室長
竹 原 公 也
道路計画課長 飯 田 考 祐
首席審議員兼道路整備課長
上 野 幸 威
道路保全課長 今 村 寿 也 河川課長 松 窪 昭 宏
公園課長 弓 削 秀 和 公園課審議員兼全国都市緑化フェア
推進室長 井 戸 義 行
用地課長 高 木 裕 治
〔中央区役所〕
中央区
土木センター所長
上 杉 剛 二
〔東区役所〕
東区
土木センター所長
奥 田 滋 晃
〔西区役所〕
西区
土木センター所長
高 永 恭 男
〔南区役所〕
南区
土木センター所長
東 眞一郎
〔北区役所〕
北区
土木センター所長
佐 藤 武 士
〔議案の審査結果〕
議第 222号 「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、
都市整備分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)
議第 225号 「熊本市
附属機関設置条例の一部改正について」………(審 査 済)
議第 282号 「令和2年度熊本市各会計(
公営企業会計を除く。)決算について」中、
都市整備分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)
議第 287号 「令和2年度熊本市
交通事業会計決算の認定について」(審 査 済)...