広島県議会 2006-09-06
平成18年9月定例会(第6日) 本文
第二十九 請 願
6:
◯議長(
新田篤実君) これより日程に入ります。日程第一、県第九五号議案 平成十八年度広島県一般会計補正予算から日程第二十八 追県第一九号議案 平成十八年度広島県一般会計補正予算までの各案並びに日程第二十九、請願を一括上程議題といたします。
常任委員長報告
7:
◯議長(
新田篤実君) ただいま上程の各案並びに請願については、各常任委員会に審査を付託しておりますので、この際、各常任委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。
それでは、まず生活福祉保健委員会の報告を求めます。生活福祉保健委員長東 保幸君。
【生活福祉保健委員長東 保幸君登壇】
8:
◯生活福祉保健委員長(東 保幸君) 生活福祉保健委員会における付託議案及び請願の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案三件の合計五件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、認定こども園制度の運用に当たっては、幼稚園と保育所の長所を生かしながら、地域に密着した子育て支援を充実させるという制度の目的を実現するため、市町と緊密な連携を図り、認定こども園の適切な指導・監督に努めること。
また、認定こども園の認定基準については、今後、運営実態を踏まえた見直しを行われたいこと。
第二に、県民の森スキーリフトの復旧工事に当たっては、スキー客や当該施設の指定管理者の経営に影響を与えないよう迅速な対応を図り、ことしの利用開始前の完了に努められたいこと。
第三に、障害者自立支援法の施行後半年が経過するが、利用者負担の増加により障害者が通所施設などの利用を控える傾向があることや、施設報酬の減少による経営の不安定化などの問題点が指摘されている。このため、利用者負担の状況や施設経営への影響について実態把握に努めるとともに、利用者負担の軽減措置の拡充など制度の見直しについて国へ要望されたいこと。
第四に、がん患者に対する相談・支援を推進するため、がん診療連携拠点病院である県立広島病院のセカンドオピニオンに関する体制の充実を図ること。
このほか、環境行政の推進に当たって、県は、市町に対して実効ある支援・助言を行うことなどについて問いただされたところであります。
次に、請願の審査につきましては、お手元に配付されております「請願の審査結果表」のとおり決定いたしました。
以上、審査の概要を申し述べ、生活福祉保健委員会の報告といたします。(拍手)
9:
◯議長(
新田篤実君) 次は農林委員会の報告を求めます。農林委員長
大井哲郎君。
【農林委員長
大井哲郎登壇】
10:
◯農林委員長(
大井哲郎君) 農林委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、その他の議決案件一件の合計三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、台風第十三号の影響により、本県においても甚大な被害が発生しており、早期復旧が望まれている。特に大規模な山地災害については、災害関連緊急治山事業の活用により迅速な復旧に努められたいこと。
第二に、農林振興センターが実施する分収造林事業の経営改善のためには、事業の創設経緯を踏まえると、国、県、事業主体それぞれが応分の負担をする必要がある。県としても、森林整備活性化資金、林業経営安定資金に対する損失補償及び林業経営安定資金への利子補給を行うなど、積極的に支援するとともに、あわせて、事業主体の経営努力や国の積極的な対応も求める必要があること。
第三に、地産地消の推進や食と農への理解を深める観点から、食品の安全に関する推進プランにおいて、学校給食における地域食材の活用目標を定め、実施率向上に努めているところであるが、この取り組みは農林水産業の活性化にもつながることから、さらに積極的に進める必要があること。
第四に、本県は米の移入県であるが、米の販売戦略を練り直し、県内の需給率を向上させるとともに、他県に向けて積極的に販売を行う必要があること。
このほか、農林水産物の輸出促進、各部が連携した地産地消の取り組みの推進などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、農林委員会の報告といたします。(拍手)
11:
◯議長(
新田篤実君) 次は建設委員会の報告を求めます。建設委員長
冨野井利明君。
【建設委員長
冨野井利明君登壇】
12:
◯建設委員長(
冨野井利明君) 建設委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案三件、その他の議決案件十四件の合計十九件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決並びに承認すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、台風第十三号により、広島市北部を中心に、日常生活に直結する道路を初め、甚大な被害が発生している。七月の豪雨災害の復旧に係る補正予算に加え、今回の台風被害に係る補正予算も組まれており、県民の安全・安心と日常生活の安定を確保するため、全力を挙げて早期の復旧に取り組むとともに、今後の台風等による二次的災害の発生防止に努められたいこと。
第二に、県営住宅の管理が、広島県住宅供給公社から民間事業者による指定管理者に移行されるが、住宅は生活の基本となるものであり、入居者に混乱が生じないよう管理者の変更に伴う窓口の周知を徹底するとともに、入居業務の公明性、公平性及び管理水準等の確保に努められたいこと。
また、指定管理者制度の導入に伴う計画的な組織、人員の見直しを行われたいこと。
第三に、いわゆる新バリアフリー法の制定に伴う広島県福祉のまちづくり条例の一部改正を契機として、法の趣旨を反映したユニバーサルデザインの導入も含め、バリアフリー化がおくれている地域における整備推進に取り組まれたいこと。
また、広島県屋外広告物条例の一部改正について、景観条例の制定を含め市町の対応には温度差があることから、県としても、良好な景観づくりに対する助言に努められたいこと。
第四に、送水施設事故に端を発した水道用水等に係るセーフティーネットの構築に当たっては、危機管理対策として、全庁を挙げてライフラインの確保に取り組む必要があること。
このほか、広島空港アクセス鉄道整備事業の一時見送りに対する空港所管部の認識、福山道路の早期整備などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、建設委員会の報告といたします。(拍手)
13:
◯議長(
新田篤実君) 次は文教委員会の報告を求めます。文教委員長
田川寿一君。
【文教委員長
田川寿一君登壇】
14:
◯文教委員長(
田川寿一君) 文教委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算一件、条例案一件の合計二件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、縮景園における濯纓池の水質改善を行うに当たっては、他県の庭園の浄化方法を参考にするなど、効果的な手法により実施するとともに、維持管理費の軽減方法についても検討する必要があること。
第二に、学校教育の直接の担い手である教職員は、子供たちの人格形成に大きな影響を及ぼすことから、指導力不足教員とならないための対策に全力を挙げて取り組むとともに、指導力不足教員の研修期間中等における昇給の停止など、給与処遇のあり方についても早急に検討する必要があること。
第三に、高卒就業者の定着率の向上に向けて、学校におけるキャリア教育の充実などを図るとともに、教員がみずから企業を訪問するなど、企業や産業界の現状をしっかりと把握した上で進路指導を行う必要があること。
第四に、子供たちが国際社会で主体的に生きていくためには、自国の伝統文化や歴史を尊重する態度をはぐくむことが必要であることから、公立高等学校における日本史必修化など、日本史教育の充実を図る必要があること。
このほか、校長や教頭の希望降任制度の適切な運用、精神疾患等による病気休職中の教職員の職場復帰へのサポート、本県教育の目指す人間像の学校等への徹底などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、文教委員会の報告といたします。(拍手)
15:
◯議長(
新田篤実君) 次は警察商工労働委員会の報告を求めます。警察商工労働委員長
杉西加代子君。
【警察商工労働委員長
杉西加代子君登壇】
16:
◯警察商工労働委員長(
杉西加代子君) 警察商工労働委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案一件の合計三件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、住民の安全を守る警察は、住民にとって身近な存在であり、県内六警察署の名称変更に係る条例改正に当たっては、これまで住民がなれ親しんできた名称であることから、変更の経緯や理由を含め、周知を図ること。
第二に、電子機器用の電磁波測定検査施設の増設に係る補正予算については、測定検査の高度な専門性、県が誘致した電機メーカーへのフォローアップ、電気関連産業の集積促進という観点から評価できるが、施設の運営に当たり、助成を受ける株式会社広島テクノプラザは、検査施設の利用促進に努め、企業としての収益性を確保するよう留意されたいこと。
第三に、依然として後を絶たない飲酒運転による交通事故を追放するためには、飲酒運転違反者の状況を分析した上で、指導、取り締まりなどの対策を講じるとともに、「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動の成果を生かし、警察を初め、行政、飲食店などが一体となって飲酒運転根絶への機運づくりを県民運動として展開できるよう検討されたいこと。
また、急増している高齢者の運転による交通事故を防止するため、高齢者一人一人に行き渡る意識啓発を行うこと。
第四に、仕事と家庭を両立する環境づくりのためには、従業員が百人未満の小規模企業に対する十分な支援が必要であること。
また、県独自に、事業主や従業員のニーズに対応する的確な支援策を検討すること。
このほか、廿日市市女子高校生殺害事件の早期解決、歓楽街の客引きなどへの継続的な取り締まり、児童虐待に対する警察官の立ち入り権限の行使、台風十三号による行方不明者の捜索、市町などによるスーパー防犯灯の設置の推進、韓国へのアウトバウンド促進対策、改正男女雇用機会均等法の適正な運用、求人・求職情報の詳細な提供などについて問いただされたところでございます。
以上、審査の概要を申し述べ、警察商工労働委員会の報告といたします。(拍手)
17:
◯議長(
新田篤実君) 次は総務委員会の報告を求めます。総務委員長
吉井清介君。
【総務委員長
吉井清介君登壇】
18:
◯総務委員長(
吉井清介君) 総務委員会における付託議案の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本委員会に審査を付託されました議案は、補正予算二件、条例案三件、その他の議決案件一件の合計六件であります。
審査の結果、付託議案は、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
なお、審査の過程におきまして各委員から指摘された事項のうち、その主要なものを申し上げますと
第一に、台風第十三号等に係る災害復旧事業については、県民生活等への影響を解消するため、早期実施に努められたいこと。
第二に、予算の補正に当たって前年度の繰越金が充当されており、事業の緊急性等を考えるとやむを得ないものであるが、議会の決算認定前における繰越金の予算計上のあり方について検討されたいこと。
第三に、本県の財政健全化については、これまでの取り組みに対する分析と評価を踏まえた上で、引き続き努力されたいこと。
第四に、広島空港アクセス鉄道整備事業については、事業実施の前提であったJR西日本の協力が得られないなどの理由から一時見送ることとされたが、調査・検討及びJR西日本との協議に長い期間や多くの費用を要して今回の結果に至ったことについて、県民への説明責任を十分に果たす必要があること。
また、白市駅から空港までの連絡バスについて一層の周知及び利便性向上に努めるほか、緊急時の対応に万全を期すための代替手段について検討するなど、空港アクセスの充実強化を図る必要があること。
なお、情勢の変化による事業再開の可能性についても、引き続き、注視されたいこと。
また、事業検討のためにこれまで実施した環境調査の結果などについて、今後の有効活用を図られたいこと。
このほか、財政健全化のため実施している職員給与カットの問題などについて問いただされたところであります。
以上、審査の概要を申し述べ、総務委員会の報告といたします。(拍手)
19:
◯議長(
新田篤実君) 以上をもちまして各常任委員長の報告は終わりました。
直ちに一括して採決いたします。上程中の各案並びに請願は、各常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
20:
◯議長(
新田篤実君) 起立多数であります。よって、右各案並びに請願は、いずれも各常任委員長報告のとおり決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
副議長辞職の件
21:
◯議長(
新田篤実君) この場合、報告がありますので、書記をして朗読いたさせます。
【書 記 朗 読】
辞 職 願
私儀
今般一身上の都合により、平成十八年十月四日付をもって広島県議会副議長を辞職いたしたいので、御許可くださ
るよう願い出ます。
広島県議会副議長 平 浩 介
広島県議会議長 新 田 篤 実 殿
22:
◯議長(
新田篤実君) ただいま報告のように、平 浩介君から副議長を辞職したい旨の願い出がありました。
お諮りいたします。副議長辞職の件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
23:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。それでは、副議長辞職の件を議題といたします。
直ちに採決いたします。平 浩介君の副議長辞職を許可するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
24:
◯議長(
新田篤実君) 起立総員であります。よって、平 浩介君の副議長辞職は、これを許可するに決しました。
この場合、平 浩介君から
発言を求められておりますので、これを許します。平 浩介君。
【平 浩介君登壇】
25: ◯平 浩介君 副議長を辞任するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
昨年の十月、皆様方の御推挙により副議長に御選任いただき、一年が経過いたしました。
この間、微力ではございましたが、何とか職責を果たすことができましたのも、ひとえに議長を初め、議員各位並びに知事、執行部の皆様方の御協力と御指導のたまものと深く感謝いたしております。
今後、県議会、そして執行部がそれぞれの力を十分に発揮し、今の難局を乗り切って、広島県がさらに発展していきますことを念じ、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
副議長の選挙
26:
◯議長(
新田篤実君) お諮りいたします。副議長が欠員となりましたので、この際、副議長の選挙を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
27:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、これから副議長の選挙を行います。選挙は投票をもって行います。
この場合、議場を閉鎖いたします。
【議場閉鎖】
28:
◯議長(
新田篤実君) ただいまの出席議員は六十八名であります。これより書記に投票用紙を配付いたさせます。
【書記 投票用紙を配付】
29:
◯議長(
新田篤実君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
この場合、選挙立会人を指名いたします。
中 原 好 治 君
砂 原 克 規 君
直ちに立会を願います。
【立会人立会】
30:
◯議長(
新田篤実君) この際、投票箱を改めます。
【書記 投票箱を改め示す】
31:
◯議長(
新田篤実君) 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、書記の氏名点呼に応じて順次投票を願います。
これより投票に移ります。書記をして点呼いたさせます。
【書記 氏名を点呼】
沖 井 純 君
緒 方 直 之 君
河 井 案 里 君
安 井 裕 典 君
吉 井 清 介 君
日 下 美 香 君
栗 原 俊 二 君
田 川 寿 一 君
高 橋 雅 洋 君
東 保 幸 君
杉 西 加 代 子 君
大 井 哲 郎 君
杉 原 秀 明 君
高 山 博 州 君
児 玉 浩 君
藤 井 正 已 君
小 林 秀 矩 君
武 田 正 晴 君
天 満 祥 典 君
安 木 和 男 君
中 原 好 治 君
宮 政 利 君
下 原 康 充 君
松 井 直 資 君
川 上 征 矢 君
砂 原 克 規 君
木 山 耕 三 君
冨 野 井 利 明 君
門 田 峻 徳 君
松 岡 宏 道 君
冨 永 健 三 君
竹 鶴 寿 夫 君
中 本 隆 志 君
浅 野 洋 二 君
芝 清 君
辻 恒 雄 君
岡 崎 哲 夫 君
大 山 広 司 君
宮 本 新 八 君
坪 川 禮 巳 君
城 戸 常 太 君
松 浦 幸 男 君
多 賀 五 朗 君
宇 田 伸 君
中 津 信 義 君
佐 々 木 弘 司 君
山 崎 正 博 君
山 木 靖 雄 君
平 浩 介 君
石 橋 良 三 君
石 田 幹 雄 君
田 辺 直 史 君
大 曽 根 哲 夫 君
小 島 敏 文 君
檜 山 俊 宏 君
奥 原 信 也 君
山 田 利 明 君
神 川 正 紀 君
窪 田 泰 三 君
新 田 篤 実
林 正 夫 君
間 所 了 君
平 田 修 己 君
蒲 原 敏 博 君
渡 壁 正 徳 君
木 曽 真 理 行 君
小 島 逸 雄 君
河 原 実 俊 君
32:
◯議長(
新田篤実君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。投票は終了いたしました。
これより開票いたします。
【投票数を計算】
33:
◯議長(
新田篤実君) 選挙の結果を報告いたします。投票総数六十八票、出席議員数と符合いたします。有効投票六十八票、無効投票なし。
有効投票中
多 賀 五 朗 君 四十票
山 木 靖 雄 君 二十八票
以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は十七票であります。よって、多賀五朗君が副議長に当選されました。(拍手)当選者は御承諾を願います。
この場合、議場の閉鎖を解きます。
【議場開鎖】
34:
◯議長(
新田篤実君) ただいま副議長に当選されました多賀五朗君を御紹介いたします。多賀五朗君。
【多賀五朗君登壇】
35: ◯多賀五朗君 ただいまの選挙におきまして、先輩、同僚議員の皆様方の御推挙をいただき、第九十六代の副議長に選任されました。身に余る光栄と存じますとともに、責任の重大さを痛感しております。
この上は、議長を初め、皆様方の御指導と御協力をいただきながら、公正な議会運営はもとより、県民福祉の増進、県勢伸展のために、微力ではありますが、誠心誠意努力いたす所存でございます。
そして、現在の県政は、六月県議会で申し上げたとおり、「民、信なくんば立たず」であります。県民の県政に対する信頼回復は急務であろうかと存じます。どうか、皆様方の温かい御指導、御支援を賜りますよう心からお願い申し上げまして、まことに簡単でございますが、就任のあいさつとさせていだきます。大変どうも皆さん、ありがとうございました。(拍手)
36:
◯議長(
新田篤実君) この場合、暫時休憩いたします。
午前十一時五十一分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後零時二十八分開議
37:
◯議長(
新田篤実君) 出席議員六十三名であります。休憩前に引き続き会議を開きます。
特別委員会委員辞任の件
38:
◯議長(
新田篤実君) お諮りいたします。この際、特別委員会委員辞任の件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
39:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、特別委員会委員辞任の件を議題といたします。
多賀五朗君から、本日付をもって産業活力・雇用対策特別委員会委員を辞任したい旨の願い出があります。
お諮りいたします。右特別委員会委員の辞任は、これを許可するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
40:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、辞任は許可するに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
特別委員会委員選任の件
41:
◯議長(
新田篤実君) お諮りいたします。この際、特別委員会委員選任の件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
42:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、特別委員会委員選任の件を議題といたします。
ただいま、産業活力・雇用対策特別委員会委員が欠員となりましたので、委員会条例第五条の規定により、直ちに選任を行います。
産業活力・雇用対策特別委員会委員に
平 浩 介 君
を指名するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
43:
◯議長(
新田篤実君) 起立総員であります。よって、指名のとおり選任するに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
県議第四号議案(広島県食育基本条例案)
県議第五号議案(広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例案)
44:
◯議長(
新田篤実君) この場合、議案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。
【書 記 朗 読】
県議第四号議案
広島県食育基本条例案
右別紙の通り提出する。
平成十八年十月四日
県議会議員 林 正 夫
外十一人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
県議第五号議案
広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例案
右別紙の通り提出する。
平成十八年十月四日
県議会議員 林 正 夫
外十一人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
45:
◯議長(
新田篤実君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま朗読の県議第四号議案 広島県食育基本条例案及び県議第五号議案 広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例案の二件を本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
46:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、県議第四号議案 広島県食育基本条例案及び県議第五号議案 広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例案を一括上程議題といたします。
この場合、提出者より提案理由の説明を求めます。
まず、県議第四号議案について提案理由の説明を求めます。安木和男君。
【安木和男君登壇】
47: ◯安木和男君 ただいま提案いたしました県議第四号議案 広島県食育基本条例案について、提案者を代表いたしまして御説明申し上げます。
本県の食料自給率は二三%と、全国平均の半分程度でありますが、農林水産物のトレーサビリティーシステムの認証制度を全国に先駆けて創設するなど、食の安全・安心の確保に取り組んでまいりました。
一方、近年、食を大切にする心、食に対する感謝の念が希薄となる中で、朝食をとらない小学生や二十歳代男性の増加、肥満や生活習慣病の増大など、食をめぐるさまざまな問題が生じており、健全な食生活が失われつつある危機的な状況となっております。
このような中、昨年六月、食育基本法が制定されました。食育とは、知育・徳育・体育の基礎であり、さまざまな経験を通じて食に関する知識と食を
選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるものであって、国民運動として国を挙げて推進されることとされております。
食育基本法第十条には、地方公共団体の責務として、法の基本理念にのっとって、地域の特性を生かした自主的な施策を策定し実施することと規定されておりますが、もとより食育の推進に当たっては、県民の幅広い参加を得ることが最も重要であります。
本県の食育推進運動を県民参加によって展開していくためには、地域住民の代表である我々県議会議員が、その先頭に立って、基本となる条例の制定を提案することに大いに意義があると考えた次第であります。
このような経緯から、本県議会の政策立案機能の強化等に取り組んでいる広島県議会の機能強化及び活性化検討委員会において、本条例案の制定についての提案をいたし、全会派が一致して取り組むこととなったもので、各会派のさまざまな意見をもとに調整等を行って成案を得た次第であります。
この条例の目指すところは、すべての県民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと豊かに暮らすために食育を推進しようとするものであり、家庭を初め、学校・保育所など教育関係者、農林漁業者、食品関連事業者、行政機関等、食にかかわるすべての関係者が相互理解を深めながら、それぞれの立場から食育の推進を図り、県民と行政が一体となって県民運動として取り組んでいくことにあります。
この目的のために、本条例案においては、県民、関係団体等の自発的意思を尊重しながら、県の責務や県民等の役割を規定するとともに、食育基本法第三十二条の規定に基づく広島県食育推進会議を設置して食育推進計画を策定し、学校、保育所等における食育の推進、地域における食生活改善の取り組み、生産者と消費者との交流の促進など、施策の総合的、計画的推進を図ることとしております。
また、食育推進運動の普及・啓発を図るため、本県独自に毎年十月十九日を「ひろしま食育の日」とし、その日が属する週を「ひろしま食育ウイーク」として定めるとともに、食育推進運動に功労のあった方々に対する顕彰制度を定めることとしております。
以上のとおり、本条例案は、県民参加による食育推進運動の展開に当たっては不可欠のものであり、また、時宜にかなったものでもあって、県民の皆様の御理解が得られるものと確信しております。
議員各位の御賛同を心からお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。(拍手)
48:
◯議長(
新田篤実君) 次に、県議第五号議案について提案理由の説明を求めます。窪田泰三君。
【窪田泰三君登壇】
49: ◯窪田泰三君 ただいま提案いたしました県議第五号議案 広島県文化芸術振興のまちづくり推進条例案について、提案者を代表いたしまして御説明申し上げます。
まず、本条例案の提案に至る背景について御説明申し上げます。
文化芸術の振興により活力のある社会を形成しようと、平成十三年十二月に文化芸術振興基本法が制定され、本県では、平成十五年三月に策定されたひろしま文化・芸術振興ビジョンに基づき文化行政が推進されているところでございますが、昨今、本県における文化芸術をめぐる環境には大きな状況変化が生じております。
第一に、本県では、日本一進んだと言われる平成の大合併によって、地域の文化遺産や伝統文化の保存や継承、地域の一体化を促進する新しい文化の創造への取り組みが一層求められていること、第二に、いわゆる団塊の世代の大量退職を控え、シニア世代や高齢者の力を地域における文化芸術活動に積極的に導入する必要があること、第三に、県内各地域における文化芸術の振興を図るためには、県民を初め、民間団体、大学等、行政、経済界など、多様な主体が一体となって拠点施設の有効活用などの取り組みを進める必要が生じていることであります。
このような取り組みは、文化芸術に関する県民運動とも言うべきものであり、県内各地域の住民代表である我々県議会議員が、その基本方針となる条例の制定を提案することが適切であると考えた次第であります。
このような経緯から、本県議会の政策立案機能の強化などに取り組んでいる広島県議会の機能強化及び活性化検討委員会において本条例案の制定についての提案をいたしましたところ、御賛同を得て、全会派が一致して取り組むことになったもので、御意見をもとに調整を行い、取りまとめたものでございます。
この条例の目指すところは、県内各地域における文化芸術の振興によって地域住民が誇りと愛着を持つことのできるまちづくりを進めるため、文化芸術の振興を担う多様な主体の協働及び連携を推進することによって、個性豊かで活力のある地域社会を形成することにあります。文化芸術にかかわるすべての人々がそれぞれの立場から、担い手となる人づくりの推進と文化芸術の次世代への継承に向けて取り組んでいくこととしております。
このため、本条例においては、文化芸術振興によるまちづくりを進める上での、県、県民、文化芸術施設、大学など、及び民間団体の役割を規定するとともに、県が行う施策として、文化芸術に関するボランティア活動の推進、合併地域における文化芸術活動の推進、文化芸術に関する情報の収集及び提供、民間団体などが文化芸術活動に対して行う支援活動の促進、文化芸術活動にかかわる多様な主体の協働・連携の推進について定め、その推進を図ることとしております。
また、文化芸術活動で顕著な成果をおさめた方を初め、文化芸術の振興に寄与した方々の顕彰制度を定めることとしております。
以上、本条例案は、日本一合併の進んだ本県において、文化芸術の振興によって住民が誇りと愛着を持つことのできるまちづくりを推進しようとするもので、特に時宜にかなったものであると考えている次第であります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。
50:
◯議長(
新田篤実君) 質疑の通告はありません。
お諮りいたします。この際、右各案は、委員会への審査の付託を省略し、直ちに本会議において議決するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
51:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは採決いたします。右各案は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
52:
◯議長(
新田篤実君) 起立総員であります。よって、右各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
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意見書案(早期の法整備による真の地方分権の推進を求める意見書外四件)
53:
◯議長(
新田篤実君) この場合、意見書案の提出がありますので、書記をして朗読いたさせます。
【書 記 朗 読】
発議第十一号
発 議 書
早期の法整備による真の地方分権の推進を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成十八年十月四日
県議会議員 平 田 修 己
外十人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
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発議第十二号
発 議 書
すべての高齢者が安心して暮らすことができる社会保障制度の構築を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成十八年十月四日
県議会議員 平 田 修 己
外十人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
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発議第十三号
発 議 書
私学助成の充実強化を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成十八年十月四日
県議会議員 平 田 修 己
外十人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
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発議第十四号
発 議 書
警察官の増員に関する意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成十八年十月四日
県議会議員 平 田 修 己
外十人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
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発議第十五号
発 議 書
障害者自立支援制度の充実を求める意見書
右別紙意見書の通り発議する。
平成十八年十月四日
県議会議員 平 田 修 己
外十人
県議会議長 新 田 篤 実 殿
54:
◯議長(
新田篤実君) 別紙はお手元に配付しておりますので、朗読は省略いたします。
お諮りいたします。ただいま朗読の意見書案五件を、本日の日程に追加するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
55:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
それでは、発議第十一号 早期の法整備による真の地方分権の推進を求める意見書から発議第十五号 障害者自立支援制度の充実を求める意見書までの五件を一括上程議題といたします。
お諮りいたします。この際、提案理由の説明は省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
56:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。質疑の通告はありません。
お諮りいたします。右意見書案五件は、この際、委員会への審査の付託を省略するに御異議ありませんか。
【「異議なし」と言う者あり】
57:
◯議長(
新田篤実君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決します。
直ちに一括して採決いたします。右意見書案五件は、原案のとおり可決するに賛成の諸君は御起立願います。
【賛成者起立】
58:
◯議長(
新田篤実君) 起立多数であります。よって、右各案は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
【議長
新田篤実君起立】
59:
◯議長(
新田篤実君) 以上をもちまして、今次
定例会に提出されました議案は、継続審査となりました決算関係議案を除き、ここにすべて議了いたしました。
各位におかれましては、会期を通じ、格段の御精励を賜り、豪雨及び台風災害関係補正予算を初め、県政の当面する重要議案について、いずれも適切な結論を得られましたことは、県民福祉の向上と県勢伸展のため、まことに御同慶にたえません。
県当局におかれましては、被害箇所の早期復旧に努められ、もって県民の期待にこたえられるよう切望する次第であります。
これをもちまして九月
定例会を閉会いたします。
午後零時五十分閉会
発言が指定されていません。 広島県議会 ↑ 本文の先頭へ...