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  1. 宝塚市議会 2008-09-09
    平成20年 9月 9日観光・商工業活性化特別委員会−09月09日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    平成20年 9月 9日観光商工業活性化特別委員会−09月09日-01号平成20年 9月 9日観光商工業活性化特別委員会                開会 午前11時21分 ○石倉 委員長  それでは、観光商工業活性化特別委員会を開会いたします。  本日は、NTN土地利用について協議いたします。  開会に当たりまして、坂井副市長からの発言の申し出がありますので、これを許可します。  坂井副市長。 ◎坂井 副市長  おはようございます。  本日は、観光商工業活性化特別委員会を開催していただきまして、ありがとうございます。  本日の議題といたしましては、NTN土地利用についてということで、NTN株式会社が所有しております土地の現況や移転計画、さらには平成18年10月に阪上市長NTN社長、現会長でございますけども、が面談して以降の市とNTNとの協議経過等につきましてご報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。  お手元の資料に基づきまして、担当部長よりご説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。 ○石倉 委員長  それでは、当局から説明を求めます。  谷本都市産業活力部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  それでは、お配りをさせていただいております資料に沿って資料説明をさせていただきいただきたいと思います。  NTN土地利用についてということで、お配りをしております資料でございます。内容的には、現況、それから工場生産中止等、それから経過、今後の市の対応、それに対して関係する資料の方を後ろにつけさせていただいてございます。  まず、1番の現況でございます。敷地面積につきましては、約8.98ヘクタールという大きさでございます。用途地域につきましては、工業地域でございまして、建ぺい率が60%、容積率が200%ということでございます。  2点目に、工場生産中止等という点でございます。  9月4日にNTN株式会社確認をいたしまして、その結果でございますけれども、工場生産につきましては、平成21年3月末に中止されるという予定でございます。その後、設備の移転、建物の解体に移りますけれども、詳細についてはまだ未定であるという状況でございます。  3点目に、これまでの経緯でございます。  平成18年10月に市長NTN株式会社社長面談をいたしてございます。現在の会長でございます。市の方といたしましては、市の宝塚市のまちづくりと連携、協調をしていただきたいということで、工場閉鎖に伴います投げかけをいたしてございます。これに関しまして、NTN側の回答といたしまして、禍根を残さぬよう相応の対応をしたい、ついては社内でプロジェクトチームを設置をしたいというご回答がございました。年が明けまして19年2月でございますが、NTN株式会社宝塚製作所閉鎖時期を平成20年9月とすることを発表をいたしてございます。それから、平成19年12月でございます。昨年の12月でございます。副市長NTN株式会社役員面談をしてございます。NTN側説明の内容でございますが、20年9月の閉鎖に向け、計画どおり進めている。土壌調査については、20年1月末に終了する予定である。調査結果として、一部軽いフッ素等あり、有害なものではない。土壌修復計画を策定して市に報告をしたい。今後、土地売却に向けた動きを行う予定であるが、オープンな方式での売却はしないということでございます。そのオープンな方式での売却はしないということについては、指名をして、ここぞのところにのみこれをかけていきたい、こういった意向でのご説明がございました。
     次に、平成20年1月、本年1月でございます。市長NTN株式会社会長様が面談をされてございます。NTN側説明内容でございますが、土地売却に向けた売却先選定の手続を進めているということでございまして、その売却先選定のスキームといたしましては、まず1点目は、NTN株式会社仲介業者2社を指名をし、その仲介業者が複数の開発業者事業参画の打診をするという点でございます。2点目に、参画を表明をいたしました開発業者開発計画提案を行い、仲介業者候補者を取りまとめるというものでございます。そして、仲介業者が取りまとめをいたしました開発業者を最終的にNTN株式会社が審査をして売却先を決定をするというものでございます。  こういったご説明を受けたわけでございますが、市の方からは、大規模商業施設、あるいは近隣小中学校児童生徒が多数発生し、受け入れに支障を来すような大規模住宅開発は困る。今後、市として好ましい開発計画提案があった場合、対応窓口はどこかということでその確認をしたというものでございます。  次に、平成20年3月でございます。NTN株式会社より担当の部長、室長に報告がございました。NTN側といたしましては、入札については一時延期をする、最低6カ月程度は入札を延期するというようなお話がございました。土壌汚染の問題が解決するまで実施しない方針であるということでございます。当面、従業員につきましては、20人から30人程度を残して、熱処理部門についてのみ操業を継続をしたいという報告があったということでございます。  続きまして、3月12日でございます。これはご存じのように、宝塚中心市街地活性化基本計画の策定、国の認定をこの日付で受けてございます。この計画の中では、当該跡地については、中心市街地にふさわしい良好な都市の機能を誘導を図る位置づけを行うということでございます。  次に、3月26日でございます。市議会におきまして、NTN跡地開発に当たっては、周辺商業地への影響を及ぼすような商業展開は認められないという市の方針を明確に打ち出すこととの決議がされてございます。  次に、20年の、本年の3月末でございます。環境土壌調査の結果につきまして、環境部報告がございました。ただ、最終的な報告ということでなくて、この段階での報告があったというものでございます。NTN株式会社といたしまして、そのときに建物の下についてはまだ調査をしていないということで、解体後に調査を行う、そういったこともございました。  それから、本年の5月14日でございますが、NTN株式会社に別紙、後でご説明いたしますけれども、申し入れ文書を持参をいたしてございます。  次に、本年の6月でございます。5月14日に文書申し入れをいたしました結果につきまして、担当部長NTN株式会社役員面談をいたしてございます。NTN側といたしましては、売却に当たりまして、入札に参加される業者には、市の考え方説明をする。もう一方で、市の方で当該敷地を取得するなど具体的な提案はあるのかという、そういう問いかけもございました。これに対しまして、市として具体的な提案はございませんということでお話をするとともに、入札に参加される業者の方に対しましては、既存の商業施設教育施設等に十分配慮した計画としてもらいたいということで、5月14日付の文書申し入れの内容の順守をお願いをしてございます。  次に、今後の市の対応でございます。当該土地の利用につきましては、今後も民間主導開発が進められるということになりますので、市として、中心市街地にふさわしい良好な都市機能の誘導を図る。NTN株式会社及び土地売却後も開発事業者協議調整を図っていきたいというのが市の対応の方針でございます。  次に、その裏のページでございますが、先ほど説明いたしました本年の5月14日にNTN株式会社あて市長名文書申し入れをしてございます。記以下3点を申し入れをしてございまして、宝塚製作所跡地利用についてという点がまず1点ございます。そのうちの1つとして、逆瀬川駅周辺などの近隣の商業環境交通環境に多大な影響を及ぼすような大規模商業施設の建設を行うことは、本市として認められない。もう一点は、近隣住宅地居住環境に多大な影響を及ぼすような、また近隣小中学校児童生徒が多数発生をして、受け入れに支障を来すような大規模住宅開発(戸建てと集合住宅を問わず)を行うことは、本市として認められない。まず、この2点について土地利用申し入れてございます。  それから、売却先選定等についてということでございまして、入札に当たりましては、上記のことを仲介者及び各開発事業者に対して十分に周知を行うとともに、売却土地利用については本市と十分協議を行うこと、これを2点目として申し入れてございます。それから3点目に、土壌汚染に係る調査の点でございます。現在実施されている土壌汚染に係る調査について、本市に対して適宜報告を行う。  以上申し上げました3点について、5月14日に文書にて申し入れを行ってございます。  それから、その次のページNTN宝塚製作所位置図を添付してございます。赤く塗っておるところの部分が2つございます。大きい方が宝塚製作所工場ということで、約8.98ヘクタールでございます。それからもう一つ、左下にNTN株式会社の社宅とテニスコート、この部分NTN側の所有でございまして、今回閉鎖後、売却というのをこの社宅、テニスコートもあわせて売却をされるということで、2つとも今後土地利用が考えられる部分ということでございます。  以上が配布をさせていただいております資料の中身でございます。よろしくご審議よろしくお願いいたします。 ○石倉 委員長  説明は終わりました。  質疑ありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ちょっと二、三点伺います。  まず、この用途地域工業地域ということになってますけど、簡単にどういった建物が建てられるか、また逆に建てられないかということを簡単に教えていただけますでしょうか。 ○石倉 委員長  山本課長。 ◎山本 都市再生課長  現在の用途地域工業地域になっておりまして、現用途地域内で建築が可能なものといたしましては、工場住宅、事務所、店舗等用途に供する。店舗等床面積が合計で1万平米以下でございます。それから、不可能なものですけれども、劇場、映画館演芸場観覧場、キャバレー、料理店、ナイトクラブそれから学校、病院、ホテル、旅館、そういったものが現在の用途地域では不可能になってございます。 ○石倉 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今の説明の中に、建てれるもの、建てれないものという説明がありましたけれども、これはいろんなところで物議を醸し出している発言で、市長高度医療の病院であるとか、市民ホールという発言をされてるわけですけれども、今の説明からしましたら、病院というのは建てれないということになるんですか、もしそういう話が現実であれば。 ○石倉 委員長  山本課長。 ◎山本 都市再生課長  現用途地域におきましては、建築は不可能であるということであります。 ○石倉 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  では、そういう公的な施設、この工場地域の規定の中には、市長がおっしゃっている何か市民ホール等公共施設というのは可能ということなんですか。 ○石倉 委員長  福永デザイン課長。 ◎福永 都市デザイン課長  公的なものと申しますと、市民ホール等当該地で設置できない用途ではございます。 ○石倉 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  市民ホール建設計画に関しては、今回募集をされて、湯本町の土地売却ということで、今月から募集が始まって、来年にかけて説明会等あるということで、いろんな書類もいただいているんですが、やはり市民皆さんの声は、やはり宝塚市民ホールが欲しいということで、市長がおっしゃっていることとは別の話ですけれども、やはり場所的にもこの中心市街地の区域内であるということとともに、市民皆さんの要望も含めて、市民ホール建設自身は市の財政的には厳しいということで、計画は中止したという発表もありましたけれども、今売りに出そうとしている土地が例えば売却されたとしたら、そのお金がいつ入ってくるかにもよると思いますけれども、そのお金を運用ということとかは市としては考えられておりませんでしょうか。 ○石倉 委員長  井上企画財務部長。 ◎井上 企画財務部長  今言われてますのは、湯本町でしたか、あの用地を売却したそのお金の話でございますか。基本的にあのお金も、借り入れで今賄ってまして、まずは償還させていただかないといけないと。市にとって簿価以上で売れればそれはその分はもうけといいますか、そういったことになりますが、そないたくさんいただけるとも考えておりませんで、返してあれかなという感じを考えてまして、条件的には簿価以上ということで条件をつけてますのでそれも応募していただければ損はしないような入札をしたいという段階でございます。 ○石倉 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  この隣の土地といいますのは9ヘクタールあるという大きな広い土地、広大な土地なんで、資産価値と言えばどれだけの金額があるかというのもわからないですけれども、全部を例えばこれ市としての申し入れというところで、2ページ目、市として当該敷地を取得するという具体的な提案があるのかということに対して、市としての見解としては、どういうというか具体的な提案はないということなんですが、その後も提案の変更はありませんか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  NTN側土地の処分の考えというのは、以前から一括で処分をしたいという考え方がございますので、基本的にはこの約9ヘクタールを分割して処分をする考えはないというふうに我々は聞いてございます。それを前提に、NTN側としては9ヘクタールすべてを市で購入できないかという、そういったお考えのもとに打診があったものというふうに我々も考えております。非常に膨大な費用がかかるというふうなこともございますので、本市の現在の財政状況等を考えますと、これはご提案があっても対応はできない、そういったことでお答えをさせていただくという状況です。 ○石倉 委員長  ほかに質疑ありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  今の話の続きからいきますけど、その分割する気がないということで、全部は買えないということなんですけれども、分割で幾らか譲ってもらえるというような話になれば、市としては対応するということなんですかね。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  頭から分割で幾らか売っていただけるというような思いも我々全く持っていなかったというようなこともございますし、今の状況では、分割したとしても、我々が新しい事業をここで展開するというのはなかなか難しいのかなというふうに思っております。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  土壌汚染のことについて聞きたいんですが、ここ経過として会社の方で調査して、一定報告があったということを書かれてるんですけども、ちょっとその詳細といいますか、もうちょっと詳しく説明していただきたい。 ○石倉 委員長  松藤環境部長。 ◎松藤 環境部長  先ほど谷本部長からご報告申し上げましたとおり、3月の末にNTNさんがお越しになられました。一定調査経過についてご報告いただきました。基本的には、NTN考え方は、土壌汚染対策法に該当はしないわけでございますけれども、その法に準じた調査をまず行うということでございます。その経過について一定報告をいただいたわけでございますけれども、またその段階で課題といたしまして、法の対象外でありますオイル、油についてもやはり一定調査をして、おやりになったわけでございますが、さらなる調査が必要だということで、全体のまだ整理ができてないということがございました。そういうことで、市としまして概要はお聞きしましたけれども、まだ調査の中間の段階であるということで、再度市からはその辺の整理を待って報告を受けようという調整をしたところでございます。したがいまして、5月になりまして市からの申し入れ文書に、そういう調査経過については必要な報告をしていただくように強くお願いをした結果でございます。その後も何度かは接触はございます。油分の調査についてなかなか苦慮されているということのご報告を受けておりまして、まだ具体的にその調査の手法でありますとか、その結果は一定整理がついたというところまではうかがってございません。以上でございます。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  今、油ということを言われたんですけども、当然ベアリングをつくる工場やったんで、そういうことは可能性として考えられるんですけど、会社としての独自の調査ということで、それを見ているということなんですが、市としては一定どういう基準というか、そういうものがあるのか、ないのか知りませんけど、周辺への影響とか、可能性として想定している部分てあると思うんですけども、そういうことについてはどういう見解なんですか。 ○石倉 委員長  松藤部長。 ◎松藤 環境部長  一定NTNさんから報告を受けました後、それらの中身につきまして、市としてどう対応すべきかについて、さまざまな角度から検討を加えてまいりました。この土壌汚染に関しまして、市では環境部門でもなかなか知見、知識経験がほとんどございませんで、これから学習をしていくという厳しい状況がございます。したがいまして、これらを補いますために、やはり専門家のご意見も必要だろうということで、今現在、兵庫県の水質課に相談をしながら、今後どういうふうに進めていけばいいのか、アドバイスをちょうだいしているところでございます。加えまして、今後やはり土壌の専門の知見を有されている先生、複数名にさまざまなアドバイスお願いする形をとれないかということで検討を今進めているところでございます。 ○石倉 委員長  もう一点、周辺への影響というところ。  松藤部長。 ◎松藤 環境部長  周辺への影響につきましても、先ほど来ご報告申し上げています油については、なかなかそれがどのような環境的な影響を起こすのかということについても、非常に本市の環境部門ではまだ情報等が少ないもんですから、その辺につきましても、ご専門の先生方アドバイスを受けながら適切な対応をとってまいりたいということでございます。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  専門家の意見を聞いて調べるということで、今後の取り組みについては一定いいと思うんですけど、こっちの大分南側の方、御所の前に隣接するところは相当前に解体、空き地になっているわけですよね、そういう状態で放置されている中で、今までそういう観点がなかったのかなというのが不思議に思うんですけども、これまでには、今になってやっとそういうことを研究しようかなって考え出したんですか、その以前には、多分周辺御所の前等からそういうことも言われてたと思うんですけど、その辺は最初のころには考えてなかったんですか。 ○石倉 委員長  松藤環境部長。 ◎松藤 環境部長  環境問題について、工場生産から生じますさまざまな影響、一般的には環境関連法規制等があります。この土壌に関します問題等ということになりますと、土壌汚染対策法という平成14年にたしか制定されました法に従って、一定生産を終えて、生産を中止して、他へ転用する際に調査等があって、次の事業に対する環境影響、または土地をさわることによる環境影響と、そういったものを防止するのが目的で制定されてございます。したがいまして、前のNTN製鍛の跡地についても、今後の活用という段階においては、そういった課題が出てくるという認識でございます。一方、一般的な環境問題といたしましては、においについては、従前からさまざまな形で、油のにおいがするということは、現実に私も市役所に勤務している者も風向きによっては感じております。しかし、それらが環境に対してどれほど深刻な影響があるかということについては、なかなかにおいは難しい問題がございまして、現在そのにおいについて環境サイドから何らかの手法をとってきた経過はございません。いずれにしましても、昭和13年から当地で操業されている企業でございますので、一定環境配慮ということについては長年の中で取り組んでこられたということは考えられるところでございますので、我々といたしましては、現在土壌の問題という形の中で取り組みを進めておるところでございます。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  どんなことが考えられるのかちょっとわかりませんけども、周辺住民は非常に不安に思っていることやと思いますので、これはきっちりと調査してほしいと、対策をとってほしいと思います。  あと、この経過を見てますと、20年1月の最後の方、市の部分で、市としての対応窓口確認したということがあるんですが、具体的にどの部署がその窓口となって、庁内としてはどういう部署でこの問題について検討をしているのか、今の経過ですよね、あれば聞かせてほしいんですが。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  20年1月にNTN会長様が市長面談されたときの市として今後市との好ましい開発計画提案があった場合の対応などを確認をしたと、これにつきましては、NTN側対応窓口はどちらなんですかということで確認をさせていただきまして、総務関係のしかるべき部署が窓口になっているよということを相手方の方からお話をいただいたということでございます。一方、市の方の窓口といたしましては、都市産業活力部都市再生課窓口にならせていただいてございます。あと庁内的には、対策会議というものを組織をしてございまして、都市産業活力部長が中心になって関係部局お集めいただいて、対策に関する情報の共有等を行うということになってございます。そういったこともございまして、19年度中に対策会議を開きまして、本年5月14日にNTN側の方に文書申し入れをしたという経過もその対策会議の中で一定方向を出してきたという考え方でございます。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  資料で欲しいんですが、その対策会議議事録と、後でもいいんですが、出していただけないかなと。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  用意させていただきます。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  今若干質問したんですけど、今後の経過についてはまだ具体的には市としては決まってないようなんで、これ以上聞いても出てこないのかなと思いますけど、あと市長発言がやはり気になるんで、また市長出席のときに聞きたいと思いますが、今のとこはとりあえず質問は ○石倉 委員長  質疑ありませんか。  大島委員。 ◆大島 委員  このいただいた資料の中でちょっと質問したいんですけれども、調査結果、一応19年12月には一部軽いフッ素等ありということが問題はないとふうには出ているというふうになってるんですが、フッ素というのはどういう、それこそ宝塚斑状歯の問題が飲み水のときにありましたけども、土壌にこのフッ素があるということはどういう影響があるのか、ちょっと教えてください。 ○石倉 委員長  松藤部長。 ◎松藤 環境部長 まだ最終的なフッ素の判断をしたわけではございませんけれども、現在同社からも聞いておりますのは、フッ素自体は同社で使った経緯はないということでございますが、恐らく当初の造成のときの土の中、あるいは石の中にあります自然由来フッ素があるもんではないかというふうに推測をしております。 ○石倉 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  そのフッ素がどういう影響を何かに及ぼす、例えば何か建物を建てたときに何か腐食してくるとか、そういう何かあるんですか。 ○石倉 委員長  松藤部長。 ◎松藤 環境部長  フッ素の一番大きな影響が考えられますのは、水に溶け込みまして、その水に入りましたフッ素を体内に取り込んだら、人体、本市の場合に経験してございます歯への影響といったことが第一に考えられます。 ○石倉 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  それと、さっき一括でっておっしゃってたんですが、社宅の方はどうなるのかちょっと教えてください。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  今の現在のところの話なんですが、社宅、テニスコート含めて一括で処分されるというふうに聞いてございます。ただ、現在のところ、それがどういうふうに進捗しているかというのは我々把握はしてございません。 ○石倉 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  わかりました。これ18年にまず面談されてということでずっと経緯を書いてくださってるんですが、19年から本当に先ほどとなき委員もおっしゃってましたが、市長が公的な場に行くと発言をされているということで、最近でも山本山手のタウンミーティングでものすごく事細かに具体的なことまでお話をされていたんですけれども、そういうことを市長が公的な場でいろいろおっしゃっているということをNTN側は知っておられるんですかね。その辺は情報としてつかんでおられるんですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  NTN側の方としてはご存じでございます。 ○石倉 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  ご存じで、例えばどういうふうな反応を市の方には示してきておられるのか教えてください。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  市長さんがこういうことをおっしゃっておられますねという程度のことでございまして、NTN側の方はそれに関して、我々の方にこうしてくださいというような話はございません。 ○石倉 委員長  大島委員。 ◆大島 委員  それやったらあれですけど、迷惑をしているとか、その辺は言葉のやりとりの中で出てくるとかということはないということでよろしいんですね。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  言葉の本来NTN側の方がおっしゃっている一番裏まではなかなか読みづらい部分がございまして、そういうことをおっしゃってますねというようなお話が私ども聞かせていただいてございますけれども、あからさまにそういったことは言っておられないということでございます。 ◆大島 委員  わかりました。結構です。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  ちょっと確認をしたいんですけども、平成20年6月11日に日刊建設工業新聞。フリーマーケット社、大阪本社ですけども、そこの計画が新聞に出ていましたですね。これにはりそな銀行本店から600億から1000億ぐらいの融資の承認を得てて、具体的な計画が上がっているというやに記事には書いてあるんですけど、これはこの通信新聞、これを見る限りでは、市の先ほど来発表されてます申し入れ文書等々の中身の文面も書いてありまして、これが望ましいのかなというような文面になっておりますので、こういったことについては、このフリーマーケット社とNTNさんとの交渉というのはあったということは聞いてはりますか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  フリーマーケット社の方からは、お会いになったことはあるというようなことは聞いておりません、詳しいことは我々は全く聞いてございませんので。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  そうしますと、市長がお会いされたのかということでお聞きしますと、部長は知らないということで、そういうことですね。
    石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  今お話しのございました民間の企業がNTN側とお会いになったということは聞いてございますけれども、どういうお話をされたのか、それからNTN側の方がどういったお考えであるのか、そういったところまでは我々は存じていないということでございます。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  そうしますと、時期的な問題でお尋ねするんですけども、この新聞が出ましてから、市の方に面談に来られたのか、その前に来られたのか、わかりませんか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  この新聞の記者の方が市にいろいろと取材に来られたということはございますけれども、そういうことでございます。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  そうしますと、フリーマーケット社からは直接なかったけども、この新聞社からは市の意向についてとか、そういったことで意見を求めてこられたと、そういうことですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  その新聞社の方が、現状、市としてどうなんですかというお問い合わせはございました。きょう出させていただいておりますような経過については、お答えできる部分についてはお答えをさせていただいているということでございます。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  この件に関しましては、NTNさん、何度となく交渉されている雰囲気があるわけですけども、その間にこれに関してはそちらさんの方からお話がありましたか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  フリーマーケットという会社がNTN側と協議をしているというような話については、NTN側の方から我々の方には話はございません。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  それじゃ、フリーマーケット社につきましては、この程度にさせていただきまして、これ以外に、NTNの方から具体的なこのような計画、また提案があるんだというような話があったら聞かせてください。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  そういった方が来たというようなことはありますけれども、余り詳しく計画の中身まで言及されるような話は我々にはございません。 ○石倉 委員長  ほかに質疑ありませんか。  浜崎委員。 ◆浜崎 委員  この資料の中のNTN土地利用の中で、平成20年1月に、一応スキームの中で仲介業者を2社指名しというふうに書いてあるんですけど、これはもうNTNさんの方としては、この仲介業者さんというのはもう決められてるんでしょうか、その辺のことはわかりますでしょうか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  決めたということは聞いてございます。 ○石倉 委員長  浜崎委員。 ◆浜崎 委員  具体的には名前はまだわからないということでしょうか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  企業を決めたということまでは聞いてございますけども、会社名も相手方としては言っておりますけれども、我々としては少しそこまではNTN側の方のお考えもありますので、あえてここでは一定問題もございますので、決めたということは事実でございます。 ○石倉 委員長  ほかに質疑ありませんか。  となき委員。 ◆となき 委員  先ほどの菊川委員の質問の中で、フリーマーケット社とNTNが交渉をしているというようなことを聞いているというふうに答弁されたんですけど、それはだれから聞かれたんでしょう、どこからの情報でしょうか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  交渉ということなのかどうかわかりませんけれども、来られたというような話は聞きましたけれども、詳しくどんな話をしているのか、交渉をしているのかというところまでは我々としては聞いておりません。 ○石倉 委員長  となき委員。 ◆となき 委員  だれからの情報ですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  NTNの方から聞きました。当然本社の窓口確認しておりますので、当然お越しになりましたよということは聞きましたけども、それ以上のことはお伺いしておりません。 ○石倉 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  先ほど出てました日刊建設工業新聞についてですが、その記事はしっかり見られたんでしょうか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  はい、見ております。 ○石倉 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  載ってる記事というのは、市の見解として事実であるのか、そうでないのかというのはどうお考えですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  事実というのはどうとらまえていいのかわかりませんけれども、市の考え方としては何とも、取材に来られた記者の方については市でお答えできるところはお答えしてございますので、あの記事の中身がすべて事実かどうかということについては、我々はすべてわからない部分がございます。 ○石倉 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  記事をちょっと見させてもらったんですけども、市では、市役所南側、南東側という立地特性を生かした都市機能を誘致したい意向だということで、あたかもホールの誘致を市として考えているという感じの記事に見受けられるんですが、その辺についてはどうお考えですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  こういった記事の中身を我々が誘致をしているという前提でお話をしたということは決してございませんので、宝塚市の市街地の中で残された跡地になれば、やっぱり一定都市にとって非常に有効な活用というのが必要でございますので、そういった一般論でお答えをしているというふうなことでございますので、記事に書かれているような内容のもの、あたかも我々が誘致をしているというようなことで記者の取材にお答えをさせていただいているというものではございません。 ○石倉 委員長  田中委員。 ◆田中 委員  ちなみに、これはいつ、だれがお答えをしたということになってるんでしょうか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  記事が出ましたのがことしの6月11日だというふうに我々つかんでおりますので、少なくともそれまでの間に、都市再生課の方の窓口で担当の係長等あるいは課長の方で取材に応じさせていただいたというような結果だというふうに思ってございます。 ○石倉 委員長  菊川委員。 ◆菊川 委員  これは巷にちょっとうわさで聞いたんですけども、このフリーマーケット社、こちらの方へ堺屋太一さんが提案されて、それによってフリーマーケット社が企画したと、そんなようなことで、それを今市長がどっかでお聞きになって、ああいいことだなということで、そんなんするんやったらいいことだなというようなことで発表されたのかなというふうに思うんですけども、そういうことですか。 ○石倉 委員長  谷本部長。 ◎谷本 都市産業活力部長  ちょっとその辺のところは・・・・。済いません。先ほど田中委員のご質問ございました日刊建設工業新聞の関係でございます。先ほど私、6月11日と申し上げましたけども、5月22日でございます。ご訂正の方よろしくお願いします。 ○石倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。  今傍聴の草野議員の方から発言申し入れがあるんですが、許可してよろしいでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  だから、そもそも論で、だから工業地域で利用するに、さっき劇場不可能と言われて、病院も不可能と言われてるわけやけども、しかし現実の話としては、病院と劇場の話が出てると。ということは、これは何らかの形で建てることができるということやな。それは例えば用途変更をするということが考えられることやけど、現在の工業地域用途では不可能という、だからそういうことでいいわけ。 ○石倉 委員長  秋山担当部長。 ◎秋山 都市整備担当部長  現在の用途の中では不可能です。ただ今いろいろと都市計画的な手法の中に地区計画とかいろんな制度もございますので、その中である程度そういうふうなことが立案され、皆様方に認めてもらう内容であればそれは可能でございます。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  そうすると、これ地区計画の関係から言えば、議会の議決も必要になりますよね。要するに、用途地域は変更せずに、地区計画でそこへ劇場や病院を盛り込んでいくということになれば、議会の手続必要ですよね。 ○石倉 委員長  福永都市デザイン課長。 ◎福永 都市デザイン課長  地区計画の決定は、都市計画法に基づく都市計画の手続になりますので、議会の議決というのは要件に出しておりません。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  建築基準法でいつも出てくるのは。 ○石倉 委員長  福永課長。 ◎福永 都市デザイン課長  通常、地区計画を決定しますと、その後にその実効性を高めるために建築条例化をするということをするといたしておりますので、その建築条例化の際には議決を要するということでございます。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  だから、結局建つまでの過程の中では議会の議決はどうしても必要でしょう。 ○石倉 委員長  福永課長。 ◎福永 都市デザイン課長  最終的には建築条例化のときに議会の議決が必要になります。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  そういうこともわかった上で要するに発言されているというふうに理解をしていいわけかな。だから、そういう手続をちゃんとした上で、だから工業地域としては基本的にはできない。だから、何らかの手を打たなければできないということですよね。だから、用途変更するか、地区計画で現状の用途の中で建てられるものに加えていくかしか方法ないわけでしょう。だから、現状の工業用地域ということでいけば、不可能であるにもかかわらず、そういう発言市長からずっと出ていると。だから、本人さんに聞かないと、その手続について、現状では建たないということなのにおっしゃっているということについて、どういう理解をされているのかというのは本人さんの理解を聞かないといけないんだけれども、行政の手続上としてはとにかく今の現状の工業地域用途では建たないというのが基本的な考え方やね。 ○石倉 委員長  坂井副市長。 ◎坂井 副市長  今の草野議員からのご質問で、正確に言いますと、今工業地域ですので、おっしゃっているような用途については、現況用途では建ちません。もしこれを建てることが可能になるような状況にするには、やっぱり用途地域をもう少し緩やかなものに、商業系のものにしていくという手があります。ただ、最近の都市計画法では、単に用途を緩めるだけでは、そういう都市計画しなくて、地区計画をあわせてかけまして、もう少し絞り込んでかけるということですので、理論的にするとなると、用途地域と地区計画のセットになるというふうな形でしか建たないということになります。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  だから、問題は市長の裁量権の中でそういうことができるのか、でけへんのかということなんですね。だから、裁量権の中でできるということになると、これまたいろいろややこしい話になるんやけど、今のだから手続上でいけば、市長の裁量権というのは基本的にはないと考えていいわけやね。 ○石倉 委員長  坂井副市長。 ◎坂井 副市長  都市計画の変更につきましては、今、都市計画審議会という審議会の場を経て答申を受けまして、それを通らないといけませんので、それから縦覧といいますか、住民に対しまして縦覧をして、それに対して不満がある場合は意見書が提出できますので、それを経て、それをもとに審議会の中で審議していただいて、適当であれば変更という形になりますので、幾つかの手続が必要だということになります。 ○石倉 委員長  草野議員。 ◆草野 議員  にもかかわらず、どうしてああいう発言が出てくるのかというのは全く理解不能ですよね。だから、裁量権があるということになれば、またその上でしゃべっているということも、よくわからんやけど、いずれにしてもよくわからんことになってるんだけど、さっぱりわからんという感じ。まあいいです。 ○石倉 委員長  ほかに。  小山委員。 ◆小山 委員  1つだけ聞かせてください。土壌の問題がずっと以前から言われてるんですけどね。漠然と戦前から軍需用途生産されておったという、そういうことで、調査結果でもフッ素があるというような話が出てるんですが、その歴史的な部分について、いつごろから、どういう目的で工場として活用されておったのか、その歴史的なもの、我々漠然としかわからない。その辺について行政はきちっと把握しているんですか。その辺をちょっと聞かせてください。 ○石倉 委員長  松藤部長。 ◎松藤 環境部長  環境の観点から申し上げます。今ご質問いただきましたNTN社がいつごろから、どういうものを生産してきたかということにつきましては、私どももインターネットで知る程度のものでございまして、この場所で操業を始められましたのは昭和13年からベアリングを製作されたという事実を知るのみでございます。その環境影響につきましては、化学工業ではないという点におきましては、ある程度環境影響は化学工業にくらべますといくらか小さかったのではないかと思います。さらに、環境面での今までにほかの環境関係の法令で、一般的には大気でありますとか、それから排水、騒音といったことが規制に対してあるわけでございますけれども、そういったことで環境規制の対象になった経過はないと理解しています。 ○石倉 委員長  小山委員。 ◆小山 委員  インターネットで調べる程度ではなくて、これだけ市役所の横にこれから再開発される、いずれにしても、どこがやるにしても行政としてはかかわりのあることですから、もう少し現在の企業が活動している間に情報収集をきっちりとって、議会に出してほしいと思います。漠然と議論して、何となくふわっとした議論しててもしょうないんで、その辺は把握しておく必要があると思うんで、お願いしておきます。 ○石倉 委員長  ほかに質疑ありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石倉 委員長  それでは、ないようですので、以上で観光商工業活性化特別委員会を終了いたします。                 閉会 午後0時17分...