次に、
平成20年1月、本年1月でございます。
市長と
NTN株式会社の
会長様が
面談をされてございます。
NTN側の
説明内容でございますが、
土地売却に向けた
売却先選定の手続を進めているということでございまして、その
売却先選定のスキームといたしましては、まず1点目は、
NTN株式会社が
仲介業者2社を指名をし、その
仲介業者が複数の
開発業者に
事業参画の打診をするという点でございます。2点目に、参画を表明をいたしました
開発業者が
開発計画の
提案を行い、
仲介業者が
候補者を取りまとめるというものでございます。そして、
仲介業者が取りまとめをいたしました
開発業者を最終的に
NTN株式会社が審査をして
売却先を決定をするというものでございます。
こういったご
説明を受けたわけでございますが、市の方からは、大
規模商業施設、あるいは
近隣小中学校の
児童生徒が多数発生し、
受け入れに支障を来すような大
規模な
住宅開発は困る。今後、市として好ましい
開発計画の
提案があった場合、
対応窓口はどこかということでその
確認をしたというものでございます。
次に、
平成20年3月でございます。
NTN株式会社より担当の
部長、室長に
報告がございました。
NTN側といたしましては、
入札については一時延期をする、最低6カ月程度は
入札を延期するというようなお話がございました。
土壌汚染の問題が解決するまで実施しない方針であるということでございます。当面、
従業員につきましては、20人から30人程度を残して、
熱処理部門についてのみ操業を継続をしたいという
報告があったということでございます。
続きまして、3月12日でございます。これはご存じのように、
宝塚市
中心市街地活性化基本計画の策定、国の認定をこの日付で受けてございます。この
計画の中では、
当該跡地については、
中心市街地にふさわしい良好な
都市の機能を誘導を図る位置づけを行うということでございます。
次に、3月26日でございます。市議会におきまして、
NTN跡地の
開発に当たっては、
周辺商業地への
影響を及ぼすような
商業展開は認められないという市の方針を明確に打ち出すこととの決議がされてございます。
次に、20年の、本年の3月末でございます。
環境(
土壌)
調査の結果につきまして、
環境部に
報告がございました。ただ、最終的な
報告ということでなくて、この
段階での
報告があったというものでございます。
NTN株式会社といたしまして、そのときに
建物の下についてはまだ
調査をしていないということで、解体後に
調査を行う、そういったこともございました。
それから、本年の5月14日でございますが、
NTN株式会社に別紙、後でご
説明いたしますけれども、
申し入れの
文書を持参をいたしてございます。
次に、本年の6月でございます。5月14日に
文書で
申し入れをいたしました結果につきまして、
担当部長と
NTN株式会社役員が
面談をいたしてございます。
NTN側といたしましては、
売却に当たりまして、
入札に参加される
業者には、市の
考え方は
説明をする。もう一方で、市の方で
当該敷地を取得するなど具体的な
提案はあるのかという、そういう問いかけもございました。これに対しまして、市として具体的な
提案はございませんということでお話をするとともに、
入札に参加される
業者の方に対しましては、既存の
商業施設、
教育施設等に十分配慮した
計画としてもらいたいということで、5月14日付の
文書申し入れの内容の順守を
お願いをしてございます。
次に、今後の市の
対応でございます。
当該土地の利用につきましては、今後も
民間主導で
開発が進められるということになりますので、市として、
中心市街地にふさわしい良好な
都市機能の誘導を図る。
NTN株式会社及び
土地売却後も
開発事業者と
協議調整を図っていきたいというのが市の
対応の方針でございます。
次に、その裏の
ページでございますが、先ほど
説明いたしました本年の5月14日に
NTN株式会社あてに
市長名で
文書申し入れをしてございます。記以下3点を
申し入れをしてございまして、
宝塚製作所の
跡地利用についてという点がまず1点ございます。そのうちの1つとして、逆瀬川駅
周辺などの近隣の
商業環境、
交通環境に多大な
影響を及ぼすような大
規模商業施設の建設を行うことは、本市として認められない。もう一点は、
近隣住宅地の
居住環境に多大な
影響を及ぼすような、また
近隣小中学校の
児童生徒が多数発生をして、
受け入れに支障を来すような大
規模な
住宅開発(戸建てと
集合住宅を問わず)を行うことは、本市として認められない。まず、この2点について
土地利用を
申し入れてございます。
それから、
売却先の
選定等についてということでございまして、
入札に当たりましては、上記のことを
仲介者及び各
開発事業者に対して十分に周知を行うとともに、
売却の
土地利用については本市と
十分協議を行うこと、これを2点目として
申し入れてございます。それから3点目に、
土壌汚染に係る
調査の点でございます。現在実施されている
土壌汚染に係る
調査について、本市に対して適宜
報告を行う。
以上申し上げました3点について、5月14日に
文書にて
申し入れを行ってございます。
それから、その次の
ページに
NTN宝塚製作所の
位置図を添付してございます。赤く塗っておるところの
部分が2つございます。大きい方が
宝塚製作所の
工場ということで、約8.98ヘクタールでございます。それからもう一つ、左下に
NTN株式会社の社宅と
テニスコート、この
部分も
NTN側の所有でございまして、今回
閉鎖後、
売却というのをこの社宅、
テニスコートもあわせて
売却をされるということで、2つとも今後
土地利用が考えられる
部分ということでございます。
以上が配布をさせていただいております
資料の中身でございます。よろしくご審議よろしく
お願いいたします。
○
石倉 委員長 説明は終わりました。
質疑ありませんか。
藤岡委員。
◆
藤岡 委員 ちょっと二、三点伺います。
まず、この
用途地域が
工業地域ということになってますけど、簡単にどういった
建物が建てられるか、また逆に建てられないかということを簡単に教えていただけますでしょうか。
○
石倉 委員長 山本課長。
◎
山本 都市再生課長 現在の
用途地域は
工業地域になっておりまして、現
用途地域内で建築が可能なものといたしましては、
工場、
住宅、事務所、
店舗等の
用途に供する。
店舗等は
床面積が合計で1万平米以下でございます。それから、不可能なものですけれども、劇場、
映画館、
演芸場、
観覧場、キャバレー、
料理店、ナイトクラブそれから学校、病院、ホテル、旅館、そういったものが現在の
用途地域では不可能になってございます。
○
石倉 委員長 藤岡委員。
◆
藤岡 委員 今の
説明の中に、建てれるもの、建てれないものという
説明がありましたけれども、これはいろんなところで物議を醸し出している
発言で、
市長が
高度医療の病院であるとか、
市民ホールという
発言をされてるわけですけれども、今の
説明からしましたら、病院というのは建てれないということになるんですか、もしそういう話が現実であれば。
○
石倉 委員長 山本課長。
◎
山本 都市再生課長 現
用途地域におきましては、建築は不可能であるということであります。
○
石倉 委員長 藤岡委員。
◆
藤岡 委員 では、そういう公的な施設、この
工場地域の規定の中には、
市長がおっしゃっている何か
市民ホール等の
公共施設というのは可能ということなんですか。
○
石倉 委員長 福永デザイン課長。
◎福永
都市デザイン課長 公的なものと申しますと、
市民ホール等は
当該地で設置できない
用途ではございます。
○
石倉 委員長 藤岡委員。
◆
藤岡 委員 市民ホールの
建設計画に関しては、今回募集をされて、湯本町の
土地が
売却ということで、今月から募集が始まって、来年にかけて
説明会等あるということで、いろんな書類もいただいているんですが、やはり
市民の
皆さんの声は、やはり
宝塚に
市民ホールが欲しいということで、
市長がおっしゃっていることとは別の話ですけれども、やはり場所的にもこの
中心市街地の区域内であるということとともに、
市民の
皆さんの要望も含めて、
市民ホールの
建設自身は市の財政的には厳しいということで、
計画は中止したという発表もありましたけれども、今売りに出そうとしている
土地が例えば
売却されたとしたら、その
お金がいつ入ってくるかにもよると思いますけれども、その
お金を運用ということとかは市としては考えられておりませんでしょうか。
○
石倉 委員長 井上企画財務部長。
◎井上
企画財務部長 今言われてますのは、湯本町でしたか、あの用地を
売却したその
お金の話でございますか。基本的にあの
お金も、借り入れで今賄ってまして、まずは償還させていただかないといけないと。市にとって簿価以上で売れればそれはその分はもうけといいますか、そういったことになりますが、そないたくさんいただけるとも考えておりませんで、返してあれかなという感じを考えてまして、条件的には簿価以上ということで条件をつけてますのでそれも応募していただければ損はしないような
入札をしたいという
段階でございます。
○
石倉 委員長 藤岡委員。
◆
藤岡 委員 この隣の
土地といいますのは9ヘクタールあるという大きな広い
土地、広大な
土地なんで、
資産価値と言えばどれだけの金額があるかというのもわからないですけれども、全部を例えばこれ市としての
申し入れというところで、2
ページ目、市として
当該敷地を取得するという具体的な
提案があるのかということに対して、市としての見解としては、どういうというか具体的な
提案はないということなんですが、その後も
提案の変更はありませんか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 NTN側の
土地の処分の考えというのは、以前から一括で処分をしたいという
考え方がございますので、基本的にはこの約9ヘクタールを分割して処分をする考えはないというふうに我々は聞いてございます。それを前提に、
NTN側としては9ヘクタールすべてを市で購入できないかという、そういったお考えのもとに打診があったものというふうに我々も考えております。非常に膨大な費用がかかるというふうなこともございますので、本市の現在の
財政状況等を考えますと、これはご
提案があっても
対応はできない、そういったことでお答えをさせていただくという
状況です。
○
石倉 委員長 ほかに質疑ありませんか。
となき
委員。
◆となき
委員 今の話の続きからいきますけど、その分割する気がないということで、全部は買えないということなんですけれども、分割で幾らか譲ってもらえるというような話になれば、市としては
対応するということなんですかね。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 頭から分割で幾らか売っていただけるというような思いも我々全く持っていなかったというようなこともございますし、今の
状況では、分割したとしても、我々が新しい
事業をここで展開するというのはなかなか難しいのかなというふうに思っております。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 土壌汚染のことについて聞きたいんですが、ここ
経過として会社の方で
調査して、
一定報告があったということを書かれてるんですけども、ちょっとその詳細といいますか、もうちょっと詳しく
説明していただきたい。
○
石倉 委員長 松藤環境部長。
◎
松藤 環境部長 先ほど
谷本部長からご
報告申し上げましたとおり、3月の末に
NTNさんがお越しになられました。
一定調査の
経過についてご
報告いただきました。基本的には、
NTNの
考え方は、
土壌汚染対策法に該当はしないわけでございますけれども、その法に準じた
調査をまず行うということでございます。その
経過について
一定の
報告をいただいたわけでございますけれども、またその
段階で課題といたしまして、法の
対象外でありますオイル、油についてもやはり
一定調査をして、おやりになったわけでございますが、さらなる
調査が必要だということで、全体のまだ整理ができてないということがございました。そういうことで、市としまして概要はお聞きしましたけれども、まだ
調査の中間の
段階であるということで、再度市からはその辺の整理を待って
報告を受けようという調整をしたところでございます。したがいまして、5月になりまして市からの
申し入れの
文書に、そういう
調査の
経過については必要な
報告をしていただくように強く
お願いをした結果でございます。その後も何度かは接触はございます。油分の
調査についてなかなか苦慮されているということのご
報告を受けておりまして、まだ具体的にその
調査の手法でありますとか、その結果は
一定整理がついたというところまではうかがってございません。以上でございます。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 今、油ということを言われたんですけども、当然ベアリングをつくる
工場やったんで、そういうことは
可能性として考えられるんですけど、会社としての独自の
調査ということで、それを見ているということなんですが、市としては
一定どういう基準というか、そういうものがあるのか、ないのか知りませんけど、
周辺への
影響とか、
可能性として想定している
部分てあると思うんですけども、そういうことについてはどういう見解なんですか。
○
石倉 委員長 松藤部長。
◎
松藤 環境部長 一定NTNさんから
報告を受けました後、それらの中身につきまして、市としてどう
対応すべきかについて、さまざまな角度から検討を加えてまいりました。この
土壌汚染に関しまして、市では
環境部門でもなかなか知見、
知識経験がほとんどございませんで、これから学習をしていくという厳しい
状況がございます。したがいまして、これらを補いますために、やはり
専門家のご意見も必要だろうということで、今現在、兵庫県の
水質課に相談をしながら、今後どういうふうに進めていけばいいのか、
アドバイスをちょうだいしているところでございます。加えまして、今後やはり
土壌の専門の知見を有されている先生、
複数名にさまざまな
アドバイスを
お願いする形をとれないかということで検討を今進めているところでございます。
○
石倉 委員長 もう一点、
周辺への
影響というところ。
松藤部長。
◎
松藤 環境部長 周辺への
影響につきましても、先ほど来ご
報告申し上げています油については、なかなかそれがどのような
環境的な
影響を起こすのかということについても、非常に本市の
環境部門ではまだ
情報等が少ないもんですから、その辺につきましても、ご専門の
先生方の
アドバイスを受けながら適切な
対応をとってまいりたいということでございます。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 専門家の意見を聞いて調べるということで、今後の
取り組みについては
一定いいと思うんですけど、こっちの
大分南側の方、御所の前に隣接するところは相当前に解体、空き地になっているわけですよね、そういう状態で放置されている中で、今までそういう観点がなかったのかなというのが不思議に思うんですけども、これまでには、今になってやっとそういうことを研究しようかなって考え出したんですか、その以前には、多分
周辺の
御所の前等からそういうことも言われてたと思うんですけど、その辺は最初のころには考えてなかったんですか。
○
石倉 委員長 松藤環境部長。
◎
松藤 環境部長 環境問題について、
工場の
生産から生じますさまざまな
影響、一般的には
環境関連法で
規制等があります。この
土壌に関します
問題等ということになりますと、
土壌汚染対策法という
平成14年にたしか制定されました法に従って、
一定の
生産を終えて、
生産を中止して、他へ転用する際に
調査等があって、次の
事業に対する
環境影響、または
土地をさわることによる
環境影響と、そういったものを防止するのが目的で制定されてございます。したがいまして、前の
NTN製鍛の跡地についても、今後の活用という
段階においては、そういった課題が出てくるという認識でございます。一方、一般的な
環境問題といたしましては、
においについては、従前からさまざまな形で、油の
においがするということは、現実に私も市役所に勤務している者も風向きによっては感じております。しかし、それらが
環境に対してどれほど深刻な
影響があるかということについては、なかなか
においは難しい問題がございまして、現在その
においについて
環境サイドから何らかの手法をとってきた
経過はございません。いずれにしましても、昭和13年から当地で操業されている企業でございますので、
一定の
環境配慮ということについては長年の中で取り組んでこられたということは考えられるところでございますので、我々といたしましては、現在
土壌の問題という形の中で
取り組みを進めておるところでございます。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 どんなことが考えられるのかちょっとわかりませんけども、
周辺住民は非常に不安に思っていることやと思いますので、これはきっちりと
調査してほしいと、
対策をとってほしいと思います。
あと、この
経過を見てますと、20年1月の最後の方、市の
部分で、市としての
対応窓口を
確認したということがあるんですが、具体的にどの部署がその
窓口となって、庁内としてはどういう部署でこの問題について検討をしているのか、今の
経過ですよね、あれば聞かせてほしいんですが。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 20年1月に
NTNの
会長様が
市長と
面談されたときの市として今後市との好ましい
開発計画の
提案があった場合の
対応などを
確認をしたと、これにつきましては、
NTN側の
対応窓口はどちらなんですかということで
確認をさせていただきまして、
総務関係のしかるべき部署が
窓口になっているよということを相手方の方からお話をいただいたということでございます。一方、市の方の
窓口といたしましては、
都市産業活力部の
都市再生課が
窓口にならせていただいてございます。
あと庁内的には、
対策会議というものを組織をしてございまして、
都市産業活力部長が中心になって
関係部局お集めいただいて、
対策に関する情報の
共有等を行うということになってございます。そういったこともございまして、19年度中に
対策会議を開きまして、本年5月14日に
NTN側の方に
文書申し入れをしたという
経過もその
対策会議の中で
一定方向を出してきたという
考え方でございます。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 資料で欲しいんですが、その
対策会議の
議事録と、後でもいいんですが、出していただけないかなと。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 用意させていただきます。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 今若干質問したんですけど、今後の
経過についてはまだ具体的には市としては決まってないようなんで、これ以上聞いても出てこないのかなと思いますけど、
あと市長の
発言がやはり気になるんで、また
市長出席のときに聞きたいと思いますが、今のとこはとりあえず質問は
○
石倉 委員長 質疑ありませんか。
大島委員。
◆大島
委員 このいただいた
資料の中でちょっと質問したいんですけれども、
調査結果、一応19年12月には一部軽い
フッ素等ありということが問題はないとふうには出ているというふうになってるんですが、
フッ素というのはどういう、それこそ
宝塚は
斑状歯の問題が飲み水のときにありましたけども、
土壌にこの
フッ素があるということはどういう
影響があるのか、ちょっと教えてください。
○
石倉 委員長 松藤部長。
◎
松藤 環境部長 まだ最終的な
フッ素の判断をしたわけではございませんけれども、現在同社からも聞いておりますのは、
フッ素自体は同社で使った経緯はないということでございますが、恐らく当初の造成のときの土の中、あるいは石の中にあります
自然由来の
フッ素があるもんではないかというふうに推測をしております。
○
石倉 委員長 大島委員。
◆大島
委員 その
フッ素がどういう
影響を何かに及ぼす、例えば何か
建物を建てたときに何か腐食してくるとか、そういう何かあるんですか。
○
石倉 委員長 松藤部長。
◎
松藤 環境部長 フッ素の一番大きな
影響が考えられますのは、水に溶け込みまして、その水に入りました
フッ素を体内に取り込んだら、人体、本市の場合に経験してございます歯への
影響といったことが第一に考えられます。
○
石倉 委員長 大島委員。
◆大島
委員 それと、さっき一括でっておっしゃってたんですが、社宅の方はどうなるのかちょっと教えてください。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 今の現在のところの話なんですが、社宅、
テニスコート含めて一括で処分されるというふうに聞いてございます。ただ、現在のところ、それがどういうふうに進捗しているかというのは我々把握はしてございません。
○
石倉 委員長 大島委員。
◆大島
委員 わかりました。これ18年にまず
面談されてということでずっと経緯を書いてくださってるんですが、19年から本当に先ほどとなき
委員もおっしゃってましたが、
市長が公的な場に行くと
発言をされているということで、最近でも
山本山手のタウンミーティングでものすごく事細かに具体的なことまでお話をされていたんですけれども、そういうことを
市長が公的な場でいろいろおっしゃっているということを
NTN側は知っておられるんですかね。その辺は情報としてつかんでおられるんですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 NTN側の方としてはご存じでございます。
○
石倉 委員長 大島委員。
◆大島
委員 ご存じで、例えばどういうふうな反応を市の方には示してきておられるのか教えてください。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 市長さんがこういうことをおっしゃっておられますねという程度のことでございまして、
NTN側の方はそれに関して、我々の方にこうしてくださいというような話はございません。
○
石倉 委員長 大島委員。
◆大島
委員 それやったらあれですけど、迷惑をしているとか、その辺は言葉のやりとりの中で出てくるとかということはないということでよろしいんですね。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 言葉の本来
NTN側の方がおっしゃっている一番裏まではなかなか読みづらい
部分がございまして、そういうことをおっしゃってますねというようなお話が私ども聞かせていただいてございますけれども、あからさまにそういったことは言っておられないということでございます。
◆大島
委員 わかりました。結構です。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 ちょっと
確認をしたいんですけども、
平成20年6月11日に日刊建設工業新聞。フリーマーケット社、大阪本社ですけども、そこの
計画が新聞に出ていましたですね。これにはりそな銀行本店から600億から1000億ぐらいの融資の承認を得てて、具体的な
計画が上がっているというやに記事には書いてあるんですけど、これはこの通信新聞、これを見る限りでは、市の先ほど来発表されてます
申し入れの
文書等々の中身の文面も書いてありまして、これが望ましいのかなというような文面になっておりますので、こういったことについては、このフリーマーケット社と
NTNさんとの交渉というのはあったということは聞いてはりますか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 フリーマーケット社の方からは、お会いになったことはあるというようなことは聞いておりません、詳しいことは我々は全く聞いてございませんので。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 そうしますと、
市長がお会いされたのかということでお聞きしますと、
部長は知らないということで、そういうことですね。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 今お話しのございました民間の企業が
NTN側とお会いになったということは聞いてございますけれども、どういうお話をされたのか、それから
NTN側の方がどういったお考えであるのか、そういったところまでは我々は存じていないということでございます。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 そうしますと、時期的な問題でお尋ねするんですけども、この新聞が出ましてから、市の方に
面談に来られたのか、その前に来られたのか、わかりませんか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 この新聞の記者の方が市にいろいろと取材に来られたということはございますけれども、そういうことでございます。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 そうしますと、フリーマーケット社からは直接なかったけども、この新聞社からは市の意向についてとか、そういったことで意見を求めてこられたと、そういうことですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 その新聞社の方が、現状、市としてどうなんですかというお問い合わせはございました。きょう出させていただいておりますような
経過については、お答えできる
部分についてはお答えをさせていただいているということでございます。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 この件に関しましては、
NTNさん、何度となく交渉されている雰囲気があるわけですけども、その間にこれに関してはそちらさんの方からお話がありましたか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 フリーマーケットという会社が
NTN側と協議をしているというような話については、
NTN側の方から我々の方には話はございません。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 それじゃ、フリーマーケット社につきましては、この程度にさせていただきまして、これ以外に、
NTNの方から具体的なこのような
計画、また
提案があるんだというような話があったら聞かせてください。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 そういった方が来たというようなことはありますけれども、余り詳しく
計画の中身まで言及されるような話は我々にはございません。
○
石倉 委員長 ほかに質疑ありませんか。
浜崎
委員。
◆浜崎
委員 この
資料の中の
NTNの
土地利用の中で、
平成20年1月に、一応スキームの中で
仲介業者を2社指名しというふうに書いてあるんですけど、これはもう
NTNさんの方としては、この
仲介業者さんというのはもう決められてるんでしょうか、その辺のことはわかりますでしょうか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 決めたということは聞いてございます。
○
石倉 委員長 浜崎
委員。
◆浜崎
委員 具体的には名前はまだわからないということでしょうか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 企業を決めたということまでは聞いてございますけども、会社名も相手方としては言っておりますけれども、我々としては少しそこまでは
NTN側の方のお考えもありますので、あえてここでは
一定問題もございますので、決めたということは事実でございます。
○
石倉 委員長 ほかに質疑ありませんか。
となき
委員。
◆となき
委員 先ほどの菊川
委員の質問の中で、フリーマーケット社と
NTNが交渉をしているというようなことを聞いているというふうに答弁されたんですけど、それはだれから聞かれたんでしょう、どこからの情報でしょうか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 交渉ということなのかどうかわかりませんけれども、来られたというような話は聞きましたけれども、詳しくどんな話をしているのか、交渉をしているのかというところまでは我々としては聞いておりません。
○
石倉 委員長 となき
委員。
◆となき
委員 だれからの情報ですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 NTNの方から聞きました。当然本社の
窓口で
確認しておりますので、当然お越しになりましたよということは聞きましたけども、それ以上のことはお伺いしておりません。
○
石倉 委員長 田中
委員。
◆田中
委員 先ほど出てました日刊建設工業新聞についてですが、その記事はしっかり見られたんでしょうか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 はい、見ております。
○
石倉 委員長 田中
委員。
◆田中
委員 載ってる記事というのは、市の見解として事実であるのか、そうでないのかというのはどうお考えですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 事実というのはどうとらまえていいのかわかりませんけれども、市の
考え方としては何とも、取材に来られた記者の方については市でお答えできるところはお答えしてございますので、あの記事の中身がすべて事実かどうかということについては、我々はすべてわからない
部分がございます。
○
石倉 委員長 田中
委員。
◆田中
委員 記事をちょっと見させてもらったんですけども、市では、市役所南側、南東側という立地特性を生かした
都市機能を誘致したい意向だということで、あたかもホールの誘致を市として考えているという感じの記事に見受けられるんですが、その辺についてはどうお考えですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 こういった記事の中身を我々が誘致をしているという前提でお話をしたということは決してございませんので、
宝塚市の市街地の中で残された跡地になれば、やっぱり
一定都市にとって非常に有効な活用というのが必要でございますので、そういった一般論でお答えをしているというふうなことでございますので、記事に書かれているような内容のもの、あたかも我々が誘致をしているというようなことで記者の取材にお答えをさせていただいているというものではございません。
○
石倉 委員長 田中
委員。
◆田中
委員 ちなみに、これはいつ、だれがお答えをしたということになってるんでしょうか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 記事が出ましたのがことしの6月11日だというふうに我々つかんでおりますので、少なくともそれまでの間に、
都市再生課の方の
窓口で担当の係長等あるいは課長の方で取材に応じさせていただいたというような結果だというふうに思ってございます。
○
石倉 委員長 菊川
委員。
◆菊川
委員 これは巷にちょっとうわさで聞いたんですけども、このフリーマーケット社、こちらの方へ堺屋太一さんが
提案されて、それによってフリーマーケット社が企画したと、そんなようなことで、それを今
市長がどっかでお聞きになって、ああいいことだなということで、そんなんするんやったらいいことだなというようなことで発表されたのかなというふうに思うんですけども、そういうことですか。
○
石倉 委員長 谷本部長。
◎
谷本 都市産業活力部長 ちょっとその辺のところは・・・・。済いません。先ほど田中
委員のご質問ございました日刊建設工業新聞の関係でございます。先ほど私、6月11日と申し上げましたけども、5月22日でございます。ご訂正の方よろしく
お願いします。
○
石倉 委員長 ほかに質疑はありませんか。
今傍聴の草野議員の方から
発言の
申し入れがあるんですが、許可してよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 だから、そもそも論で、だから
工業地域で利用するに、さっき劇場不可能と言われて、病院も不可能と言われてるわけやけども、しかし現実の話としては、病院と劇場の話が出てると。ということは、これは何らかの形で建てることができるということやな。それは例えば
用途変更をするということが考えられることやけど、現在の
工業地域の
用途では不可能という、だからそういうことでいいわけ。
○
石倉 委員長 秋山
担当部長。
◎秋山
都市整備
担当部長 現在の
用途の中では不可能です。ただ今いろいろと
都市計画的な手法の中に地区
計画とかいろんな制度もございますので、その中である程度そういうふうなことが立案され、皆様方に認めてもらう内容であればそれは可能でございます。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 そうすると、これ地区
計画の関係から言えば、議会の議決も必要になりますよね。要するに、
用途地域は変更せずに、地区
計画でそこへ劇場や病院を盛り込んでいくということになれば、議会の手続必要ですよね。
○
石倉 委員長 福永
都市デザイン課長。
◎福永
都市デザイン課長 地区
計画の決定は、
都市計画法に基づく
都市計画の手続になりますので、議会の議決というのは要件に出しておりません。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 建築基準法でいつも出てくるのは。
○
石倉 委員長 福永課長。
◎福永
都市デザイン課長 通常、地区
計画を決定しますと、その後にその実効性を高めるために建築条例化をするということをするといたしておりますので、その建築条例化の際には議決を要するということでございます。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 だから、結局建つまでの過程の中では議会の議決はどうしても必要でしょう。
○
石倉 委員長 福永課長。
◎福永
都市デザイン課長 最終的には建築条例化のときに議会の議決が必要になります。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 そういうこともわかった上で要するに
発言されているというふうに理解をしていいわけかな。だから、そういう手続をちゃんとした上で、だから
工業地域としては基本的にはできない。だから、何らかの手を打たなければできないということですよね。だから、
用途変更するか、地区
計画で現状の
用途の中で建てられるものに加えていくかしか方法ないわけでしょう。だから、現状の工業用地域ということでいけば、不可能であるにもかかわらず、そういう
発言が
市長からずっと出ていると。だから、本人さんに聞かないと、その手続について、現状では建たないということなのにおっしゃっているということについて、どういう理解をされているのかというのは本人さんの理解を聞かないといけないんだけれども、行政の手続上としてはとにかく今の現状の
工業地域の
用途では建たないというのが基本的な
考え方やね。
○
石倉 委員長 坂井副
市長。
◎坂井 副
市長 今の草野議員からのご質問で、正確に言いますと、今
工業地域ですので、おっしゃっているような
用途については、現況
用途では建ちません。もしこれを建てることが可能になるような
状況にするには、やっぱり
用途地域をもう少し緩やかなものに、商業系のものにしていくという手があります。ただ、最近の
都市計画法では、単に
用途を緩めるだけでは、そういう
都市計画しなくて、地区
計画をあわせてかけまして、もう少し絞り込んでかけるということですので、理論的にするとなると、
用途地域と地区
計画のセットになるというふうな形でしか建たないということになります。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 だから、問題は
市長の裁量権の中でそういうことができるのか、でけへんのかということなんですね。だから、裁量権の中でできるということになると、これまたいろいろややこしい話になるんやけど、今のだから手続上でいけば、
市長の裁量権というのは基本的にはないと考えていいわけやね。
○
石倉 委員長 坂井副
市長。
◎坂井 副
市長 都市計画の変更につきましては、今、
都市計画審議会という審議会の場を経て答申を受けまして、それを通らないといけませんので、それから縦覧といいますか、住民に対しまして縦覧をして、それに対して不満がある場合は意見書が提出できますので、それを経て、それをもとに審議会の中で審議していただいて、適当であれば変更という形になりますので、幾つかの手続が必要だということになります。
○
石倉 委員長 草野議員。
◆草野 議員 にもかかわらず、どうしてああいう
発言が出てくるのかというのは全く理解不能ですよね。だから、裁量権があるということになれば、またその上でしゃべっているということも、よくわからんやけど、いずれにしてもよくわからんことになってるんだけど、さっぱりわからんという感じ。まあいいです。
○
石倉 委員長 ほかに。
小山
委員。
◆小山
委員 1つだけ聞かせてください。
土壌の問題がずっと以前から言われてるんですけどね。漠然と戦前から軍需
用途で
生産されておったという、そういうことで、
調査結果でも
フッ素があるというような話が出てるんですが、その歴史的な
部分について、いつごろから、どういう目的で
工場として活用されておったのか、その歴史的なもの、我々漠然としかわからない。その辺について行政はきちっと把握しているんですか。その辺をちょっと聞かせてください。
○
石倉 委員長 松藤部長。
◎
松藤 環境部長 環境の観点から申し上げます。今ご質問いただきました
NTN社がいつごろから、どういうものを
生産してきたかということにつきましては、私どももインターネットで知る程度のものでございまして、この場所で操業を始められましたのは昭和13年からベアリングを製作されたという事実を知るのみでございます。その
環境影響につきましては、化学工業ではないという点におきましては、ある程度
環境影響は化学工業にくらべますといくらか小さかったのではないかと思います。さらに、
環境面での今までにほかの
環境関係の法令で、一般的には大気でありますとか、それから排水、騒音といったことが規制に対してあるわけでございますけれども、そういったことで
環境規制の対象になった
経過はないと理解しています。
○
石倉 委員長 小山
委員。
◆小山
委員 インターネットで調べる程度ではなくて、これだけ市役所の横にこれから再
開発される、いずれにしても、どこがやるにしても行政としてはかかわりのあることですから、もう少し現在の企業が活動している間に情報収集をきっちりとって、議会に出してほしいと思います。漠然と議論して、何となくふわっとした議論しててもしょうないんで、その辺は把握しておく必要があると思うんで、
お願いしておきます。
○
石倉 委員長 ほかに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
石倉 委員長 それでは、ないようですので、以上で
観光・
商工業活性化特別委員会を終了いたします。
閉会 午後0時17分...