宝塚市議会 2008-05-23
平成20年第 2回定例会−05月23日-01号
平成20年第 2回
定例会−05月23日-01
号平成20年第 2回
定例会
応 招 議 員
1 開会当日応招した
議員
石 倉
加代子 井 上
きよし
伊 福 義 治 江 原 和 明
大 島 淡紅子 梶 川
みさお
金 岡 静 夫 菊 川 美 善
北 野 聡 子 北 山 照 昭
草 野 義 雄 小 山 哲 史
坂 下 賢 治 多 田
浩一郎
田 中 こ う たぶち 静 子
近 石 武 夫 寺 本 早 苗
となき 正 勝 中 野 正
浜 崎 史 孝 深 尾 博 和
藤 岡 和 枝 三 宅 浩 二
村 上 正 明 山 本 敬 子
議案第64
号宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例の
制定についてを
日程に追加し、
議題とします。
△─────
日程追加分 ─────
……………………………………………
議案第64号
宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例の
制定について
(
文教生活常任委員会付託)
……………………………………………
○
小山哲史 議長 委員長の
報告を求めます。
12番たぶち
文教生活常任委員会委員長。
◎12番(たぶち
静子議員) それでは、
文教生活常任委員会の
委員長報告を行います。
議案第64
号宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例の
制定についてです。
本件は、
後期高齢者医療制度の創設に伴い、
後期高齢者支援金等課税額を
制定し、
賦課限度額並びに税率及び税額を改正するとともに、
保険税の
軽減措置等を行おうとするものです。
まず、法定の
課税限度額47万円に対し、本市は44万円にしているが、市独自の
負担軽減策を行うのかただしたところ、
平等割、均等割については、国の法令によらず市独自で決めることとなっており、
加入者の
負担等種々の状況を考慮し、
課税限度額を下回る額としているとのことです。
次に、本来の
国民健康保険制度の
法定軽減に合わせて、
後期高齢者医療制度の創設に伴う
国保税の
軽減措置等について
説明を求めたところ、従来
どおり国保税の
軽減の判断が行われるとともに、
後期高齢者医療制度に移行する者がいる
世帯の
世帯構成及び収入に変更がなければ、5年間、移行前の
加入者による判断を行うとのことです。
また、現在、2人
世帯で
後期高齢者医療世帯に移行する人がいる
特定世帯においては、
国民健康保険に1人残る
世帯に5年間の
平等割を半額とする措置があるとのことです。
なお、
特定世帯については、
高齢者夫婦を想定し、
高齢者夫婦に
障害者がいる
世帯等を想定していないことについて疑義が呈せられました。
次に、
被用者保険の本人が
後期高齢者医療制度に移行することにより、
国民健康保険に加入することになる
被用者保険の被
扶養者に対する
減額措置について
説明を求めたところ、本来は
申請主義ですが、
資格異動届出書を本人あて通知するときに制度の
説明を行うとともに、資格の届け出により、何ら
申請手続を必要とせず減額が行われるとの
説明がありました。
また、従来の
国民健康保険制度の
軽減制度における2割
軽減についても、
申請主義から職権で
軽減措置になるとのことです。
次に、
国保会計において従来行われていた2分の1
ルールに対する市の現在の考え方についてただしたところ、市の厳しい財政状況を受け、
平成17年度からは適用していない。現行ではこの
ルールの復活については難しいが、
国保会計は性格上財政基盤が弱いこともあり、市財政からの何らかの手だては行ってきているとのことです。
採決の結果、
議案第64号については賛成多数で可決しました。
以上で
文教生活常任委員会の
委員長報告を終わります。
○
小山哲史 議長 委員長の
報告は終わりました。
ただいまから質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小山哲史 議長 以上で質疑を終結します。
ただいまから討論に入ります。
討論はありませんか。
11番
田中議員。
◆11番(田中こう
議員) それでは、日本共産党
議員団を代表いたしまして、
議案第64
号宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例の
制定について、反対の討論をさせていただきます。
時間が余りなかったんで十分な準備ができないんですが、まずこの
条例の
制定というのが
後期高齢者医療制度に伴うものであります。皆さん御承知のとおり、4月の実施以降、4月15日には年金の天引きが始まりました。世間では、うば捨て山制度と言われるように、この制度に対して全国で怒りの声が広がっています。そして、きょう国会では野党4党、日本共産党を含む社民党、民主党、国民新党の4党がこの廃止法案を提出しているところであります。
そもそも
国民健康保険の中で、これまで介護分と基礎課税分といった形の2本立てだったのが3本立てになる、その一つとして新たに入ってきたのが後期高齢者支援金等課税分であります。こういった新たな課税というのが差別医療につながるものだと考えています。こういって若い世代にも、どれだけ高齢者に医療費がかかっているのかということを負担を明らかにしていくことで差別医療につなげていこうというのがねらいであります。
そして、今回の改正の中で
賦課限度額が3万円上がり、その分所得割税率が0.05%下がりました。全国的には後期高齢者医療に伴って便乗値上げがされていっている中で、全体的には1
世帯の額で見ると16万3,000円、これまで16万5,000円であったのが平均16万3,000円、2,000円ではありますが、値下げをされたという点では一定の評価はできると思います。所得税率が下がったということも評価はできます。しかし、全体的に見ると、わずかではありますが、1,200万円市民負担はふえているということであります。
そして、
加入者で見てみると、所得ゼロの
世帯がやはり30%近くもいる中で、1
世帯平均16万3,000円というのがどうなのかと考えたときに、やはりもっと引き下げる必要があるんではないかというふうに考えます。国庫負担をふやす、あるいは一般財源からの
繰り入れをふやす、そういった努力をこれからもしていただきたい、そのことを要望いたしまして、
議案第64号に対して反対の討論といたします。
○
小山哲史 議長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小山哲史 議長 以上で討論を終結します。
ただいまから
議案第64
号宝塚市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例の
制定についてを採決します。
本件に対する
委員長の
報告は、原案のとおり可決することが適当とするものです。本件は
委員長の
報告のとおり可決することに賛成する
議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
小山哲史 議長 起立多数であります。
したがって、本件は可決することに決定しました。
○
小山哲史 議長 日程第4、
報告第1号から
報告第4号まで、
議案第58号、
議案第61号から
議案第63号まで、及び
議案第65号から
議案第77号までの以上21件を一括して
議題とします。
△─────
日程第4 ─────
……………………………………………
報告第1号 専決処分した事件の承認を求めることについて((
平成19年度
宝塚市特別
会計農業共済事業費
補正予算(第2号)))
報告第2号 専決処分した事件の承認を求めることについて((
平成19年度
宝塚市特別
会計老人保健事業費
補正予算(第4号)))
報告第3号 専決処分した事件の承認を求めることについて(
宝塚市市税
条例の一部を改正する
条例の
制定について)
報告第4号 専決処分した事件の承認を求めることについて(
宝塚市都市計画税
条例の一部を改正する
条例の
制定について)
議案第58号
平成20年度
宝塚市
一般会計補正予算(第1号)
議案第61号
宝塚市市税
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第62号
宝塚市都市計画税
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第63号
宝塚市手数料
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第65号
宝塚市立自転車等駐車場
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第66号
宝塚市パチンコ店等及びラブホテルの建築の規制に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第67号
宝塚市立小学校及び中学校の設置及び管理
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第68号
宝塚市立幼稚園の設置及び管理
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第69号
宝塚市私立学校助成
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第70号
宝塚市奨学金
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第71号
宝塚市立勤労市民センター
条例の全部を改正する
条例の
制定について
議案第72号
宝塚市立末広駐車場
条例の
制定について
議案第73号
宝塚市消防団員等公務災害補償
条例の一部を改正する
条例の
制定について
議案第74号 訴えの提起について
議案第75号 訴えの提起について
議案第76号 公の施設の指定
管理者の指定について
議案第77号 町の区域の変更について
……………………………………………
○
小山哲史 議長 提案理由の
説明を求めます。
阪上市長。
◎
阪上善秀 市長 報告第1号から
報告第4号まで、並びに
議案第58号、
議案第61号から
議案第63号まで、及び
議案第65号から
議案第77号までの以上21件につきまして、一括して
提案理由の御
説明を申し上げます。
まず、
報告第1号から
報告第4号までの専決処分した事件の承認を求めることについてでありますが、
報告第1
号平成19年度
宝塚市特別
会計農業共済事業費
補正予算(第2号)につきましては、本件は、
平成19年度
宝塚市特別
会計農業共済事業費の
歳入歳出予算の総額にそれぞれ60万円を追加し、
補正後の
歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,380万円とするため、
平成20年3月31日に専決処分したもので、款項の
区分ごとの
補正金額は第1表のとおりであります。
次に、
報告第2
号平成19年度
宝塚市
特別会計老人保健医療事業費補正予算(第4号)についてでありますが、本件は、
平成19年度
宝塚市
特別会計老人保健医療事業費の
歳入歳出予算の総額にそれぞれ7,100万円を追加し、
補正後の
歳入歳出予算の総額をそれぞれ165億3,420万円とするため、
平成20年3月31日に専決処分したもので、款項の
区分ごとの
補正金額は第1表のとおりであります。
次に、
報告第3
号宝塚市市税
条例の一部を改正する
条例の
制定について及び
報告第4
号宝塚市都市計画税
条例の一部を改正する
条例の
制定につきましては、本件は、地方税法等の一部を改正する法律が
平成20年4月30日に公布され、その一部が同日から施行されたことに伴い、市税
条例及び都市計画税
条例の一部を改正するため、
平成20年4月30日に専決処分したものであります。
その主な改正の内容についてでありますが、個人市民税につきましては、住宅借入金等特別税額控除の申告受付期間の延長などの措置を、固定資産税につきましては、新築住宅に対する固定資産税
減額措置を延長し、
平成20年1月1日以前から存する家屋につきましては、
平成20年4月1日から
平成22年3月31日までの間に一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った既存住宅に係る固定資産税を減額する措置を新たに講じております。
また、公益法人制度改革に伴い所要の措置を講ずる等、地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行っております。
また、都市計画税につきましても、地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行っております。
次に、
議案第58
号平成20年度
宝塚市
一般会計補正予算(第1号)についてでありますが、本件は、
平成20年度
宝塚市
一般会計の
歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億8,400万円を追加し、
補正後の
歳入歳出予算の総額をそれぞれ635億7,900万円にしようとするもので、款項の
区分ごとの
補正金額は第1表のとおりであります。
歳出予算の主なものは、福祉金・給付金支給事業費、償還事業費、母子保健健康診査事業費、小学校施設整備事業費、幼稚園施設整備事業費等を増額する一方、阪神福祉事業団分担金、地域福祉推進事業費、情報ネットワークシステム管理事業費等を減額しようとするものであります。
歳入予算の主なものは、妊産婦健康診査費
補助金、既存住民基本台帳システム改修費交付金、安全・安心な学校づくり交付金、財政調整基金取り崩し、市債管理基金取り崩し等を増額する一方、地域児童育成会育成料、ボランタリー活動支援事業
補助金等を減額しようとするものであります。
次に、
議案第61
号宝塚市市税
条例の一部を改正する
条例の
制定について及び
議案第62
号宝塚市都市計画税
条例の一部を改正する
条例の
制定についてでありますが、本件は、地方税法等の一部を改正する法律が
平成20年4月30日に公布されたことに伴う所要の整備等を行うものであります。
その主な改正内容についてでありますが、個人市民税につきましては、寄附金控除につきまして所得控除方式から税額控除方式に改め、控除率を寄附金額の6%とし、控除対象制限額を総所得金額等の25%から30%に引き上げ、適用下限額を10万円から5,000円に引き下げるものであります。
さらに、地方公共団体に対する寄附金につきましては、5,000円を超える金額について一定の限度まで所得税の寄附金控除と合わせて全額を控除するものであります。
また、公的年金からの市民税の特別徴収を
平成21年10月以降の支給分から行う制度を創設するほか、地方税法の一部改正に伴い所要の改正を行おうとするものであります。
また、都市計画税につきましても、地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、
議案第63
号宝塚市手数料
条例の一部を改正する
条例の
制定についてでありますが、本件は、
平成19年5月11日に公布された戸籍法の一部を改正する法律が
平成20年5月1日に施行されたため、同法を引用している本
条例との整合を図るため
条例の一部を改正しようとするものであります。
次に、
議案第65
号宝塚市立自転車等駐車場
条例の一部を改正する
条例の
制定についてでありますが、本件は、今年度中に新設する
宝塚第二自転車駐車場及び山本北第二自転車駐車場を追加するため、また
平成19年6月27日に公布された学校教育法の一部を改正する法律が同年12月26日に施行されたため、同法を引用している本
条例との整合を図るため
条例の一部を改正しようとするものであります。
次に、
議案第66
号宝塚市パチンコ店等及びラブホテルの建築の規制に関する
条例の一部を改正する
条例の
制定について、
議案第67
号宝塚市立小学校及び中学校の設置及び管理
条例の一部を改正する
条例の
制定について、
議案第68
号宝塚市立幼稚園の設置及び管理
条例の一部を改正する
条例について、
議案第69
号宝塚市私立学校助成
条例の一部を改正する
条例の
制定について及び
議案第70
号宝塚市奨学金
条例の一部を改正する
条例の
制定についての以上5件についてでありますが、本件は、
平成19年6月27日に公布された学校教育法の一部を改正する法律が同年12月26日に施行されたため、同法を引用している
条例との整合を図るため
条例の一部を改正しようとするものであります。
次に、
議案第71
号宝塚市立勤労市民センター
条例の全部を改正する
条例の
制定についてでありますが、本件は、同センターの管理について
平成21年4月1日から指定
管理者制度を導入することに伴い、その指定の手続、管理の基準、業務の範囲、その他必要な事項を定めるために
条例の全部を改正しようとするものであります。
次に、
議案第72
号宝塚市立末広駐車場
条例の
制定についてでありますが、本件は、同駐車場について
平成21年4月1日から指定
管理者制度を導入することに伴い、その指定の手続、管理の基準、業務の範囲、その他必要な事項を定めるため
条例を
制定しようとするものであります。
次に、
議案第73
号宝塚市消防団員等公務災害補償
条例の一部を改正する
条例の
制定についてでありますが、本件は、
平成20年3月26日に公布された非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部を改正する政令が同年4月1日に施行されたため、同令を引用している本
条例との整合を図るため
条例の一部を改正しようとするものであります。
次に、
議案第74号及び
議案第75号の2件の訴えの提起についてでありますが、本件は、市営池ノ島第2住宅に入居している名義人及び市営亀井第3住宅に入居している名義人が当該市営住宅の家賃を滞納しており、これまで再三再四にわたる納付指導、催告にもかかわらず、滞納家賃を支払おうとせず、不誠実な対応に終始するので、やむを得ず住宅の明け渡し請求を提訴しようとするものであります。
次に、
議案第76号公の施設の指定
管理者の指定についてでありますが、本件は、
宝塚市営住宅を管理する指定
管理者について公募による指定手続を行った結果、
平成20年10月1日から
平成25年3月31日までの間における当該施設の指定
管理者の候補者として、兵庫県西宮市六湛寺町9番16号、日本管財株式会社を選定したため、その指定について
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。
次に、
議案第77号町の区域の変更についてでありますが、本件は、都市計画法に基づく宅地造成工事の進捗に伴い、中筋山手3丁目の一部及び中筋山手6丁目の一部の区域を中筋山手7丁目の区域に編入しようとするため、
地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。
以上21件につきまして、よろしく御審議をいただき、御決定を賜りますよう
お願い申し上げます。
○
小山哲史 議長 提案理由の
説明は終わりました。
お諮りします。
本日の
会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小山哲史 議長 異議なしと認めます。
したがって、本日の
会議は散会することに決定しました。
なお、次の
会議は、来る6月5日午前9時30分から開きます。
本日はこれで散会します。
── 散 会 午後2時05分 ──...