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  1. 神戸市議会 2010-03-19
    開催日:2010-03-19 平成22年建設水道委員会 本文


    取得元: 神戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-24
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  (午前10時1分開会) ◯委員長梅田幸広) おはようございます。ただいまから建設水道委員会を開会いたします。  本日は,陳情の審査及び当局から報告聴取のためお集まりいただいた次第であります。  なお,松本委員より親族のご不幸のため,委員会を欠席する旨の連絡が入っておりますので,ご報告申し上げておきます。  最初に,写真撮影の許可についてお諮りいたします。  民主党さんから,本日の委員会の模様を写真撮影したい旨の申し出がありますので,許可いたしたいと存じますが,ご異議ございませんですか。  (「異議なし」の声あり) 2 ◯委員長梅田幸広) それでは,許可することにいたします。 (水道局) 3 ◯委員長梅田幸広) それでは,これより水道局関係の審査を行います。  報告事項1件について,当局の報告を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 4 ◯安原水道局長 おはようございます。それでは,神戸市西区神出町下北古地区簡易水道の神戸市上水道への統合につきまして,ご報告申し上げます。  お手元の資料1ページをごらんください。  1.簡易水道でございますが,水道法第3条第3項におきまして,給水人口が5,000人以下である水道により水を供給する水道事業と規定されております。  2.経緯でございます。本市では,西・北神地域におきまして,井戸水を水源とする簡易水道が昭和50年度までに106カ所設立されております。その後,本市の水道事業の拡張に伴い,神戸市上水道への統合を進め,平成18年度末までに97カ所を統合いたしました。  3.現況でございますが,現在,神戸市内にある簡易水道は9カ所で,給水戸数は1,111戸,給水人口は約5,300人でございます。西区神出町で8カ所,西区櫨谷町で1カ所で運営されております。  4.下北古地区簡易水道の神戸市上水道への統合でございます。  (1)現況でございます。所在地は,2ページに位置図を添付しておりますが,神戸市西区神出町宝勢にございまして,設立は昭和36年7月,給水戸数は51戸,給水人口は約210人でございます。また,水源は井戸で,年間給水量は約1万5,000立方メートル,1日最大給水量は107立方メートルとなっております。
     (2)統合計画でございますが,下北古地区を神戸市上水道に編入するためには,新たに配水管網を整備する必要がございます。平成22年度に実施設計を行い,平成23年度に配水管布設工事等に着手いたします。なお,地元負担でございますが,簡易水道上水道に統合する際には,神戸市水道条例第33条第2項に基づく,告示式工事負担金として国庫補助金を除く事業費の2分の1を神戸市が負担し,残る費用につきまして地元に負担をお願いをいたしております。工事完了後,平成24年度より神戸市から給水を開始する予定でございます。  以上で,神戸市西区神出町下北古地区簡易水道の神戸市上水道への統合につきまして,ご報告を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほど,お願いを申し上げます。 5 ◯委員長梅田幸広) 当局の報告は終わりました。  それでは,ただいまの報告事項についてご質疑はございませんですか。 6 ◯委員山下昌毅) 簡易水道が西区の方で,現在9カ所,うち,今回下北古の方で水道の方が布設されるということですけども,現況,ほかの地域の簡易水道については,神戸市上水道の方で配水するような進捗状況はどんな状態か,お聞かせを願いたいと思います。 7 ◯安原水道局長 この簡易水道につきましては,先ほども申し上げましたように,神出・岩岡地区で9カ所ございまして,西区神出町で8カ所でございます。神戸市では,市民皆水道ということで事業を推進してまいりまして,西・北神地域は非常に遠いということがございますので,延長が距離がありますし,それから,事業費も高いということで,まず,第1段階として,民営の簡易水道を設立していただいて,これに神戸市から補助をして,そして逐次上水道に統合するということで事業を進めてまいりました。簡易水道を統合いたします場合,やはり地元の皆さんはお値段のことをやはり気にされます。井戸を水源とされておるということとか,あるいは施設もかなり経年化しておるということ等もございまして,今回統合を予定しております下北古では神戸市の上水道よりも料金が20トン当たり,あるいは24トン当たり高いんですが,ほかは相当安いという状況ございます。それから,地元の組合員皆様方全員の合意が必要であるというようなことでございまして,私ども簡易水道運営協議会というのを設立して,簡易水道上水道への統合について働きかけをしてお願いをしておるわけでございますが,今の状況を申し上げますと,下北古以外の残り7カ所につきましては,広谷というところがございます。これにつきましては,既にお話し合いをさせていただいておりまして,平成22年──新年度に地元に入らせていただいて,具体的なお話をさせていただく中で,国庫補助手続等も今後進めて,統合に向けて進めていきたいという状況で,かなり熟度が上がっているということがございます。それからもう1つ,新々田という地区がございます。これは地元にお話ししておるんですが,計画図を作成をするというような段階でございまして,先ほど申し上げた広谷に比べると,まだ熟度が低いというようなことでございますが,これから鋭意,前向きにお話し合いをして,統合に向けて進めていきたいと思います。残りの地区は,正直言いまして,先ほど申し上げたような背景もございますので,それほど今熱意がないということなんですが,引き続いて,地元の高齢化等もございますから,あるいは水質の問題も将来出てくるおそれもございますから,水道局としては,統合に向けた努力をしていきたいというふうに思っております。  以上です。 8 ◯委員山下昌毅) 現況はよくわかりました。ただ,神戸市水道に変えるということになりますと,やっぱり経費負担がかなり要るということで,また,ここで言うたらいいんかどうかわかりませんけど,既に櫨谷町で,簡易水道から神戸市水道に変えたところの意見としては,前の水の方がうまかったとか,あるいは負担が大きすぎたとかいうふうな話を以前に聞いたことがあるんですけれども,この負担の割合,そして,水道料金の値段が上がってくるというようなことの特例措置とか,そういうふうなのをもうちょっと考えて,今そういう動きのないところをやっぱり変えていく必要があるんじゃないかなというふうに思うんですけれども,この負担に対する緩和策とか,そういうふうなものはどのようになっているのか。今先ほど聞きますと,33条の2項で,工事費の2分の1が市負担というふうなことになってますけども,市の負担を除いてもかなり金額は高いように聞いてますんで,その点,今後話し合いをしていく中で,もうちょっと何とかならんかなというふうな声があるんですけれども,そういう点については,どのようにお考えか,ちょっとその点だけ聞かせていただきたいなと思います。 9 ◯安原水道局長 先に訂正1カ所させていただきます。今,私,神出・岩岡で9カ所と発言したようですが,神出で8カ所,櫨谷で1カ所でございます。訂正いたします。申し訳ございません。  今回ご負担いただきます負担金につきましては,実は,告示式負担金制度ということでさせていただいております。これは何かと申し上げますと,神戸市の水道給水区域内で,新たな開発等ある場合,一定の規模以上であれば工事負担金をいただくということで,事業を進めております。この告示式負担金でございますけども,その地区の事業費を算出をいたしまして,そこに現在お住まい戸数プラス将来お住まいであろう戸数,つまり計画戸数で割りまして,1戸当たりの単価を出すということでございます。既に住んでおられる方につきましては,工事着手までに工事負担金を納入いただきまして工事を進めるわけですが,それ以後入ってこられた方につきましては,この告示した単価でいただくということで,今住んでおられる方と,これから住まわれる方の負担の公平性を担保しようとするものでございます。今回は,この神出地区の全体の事業費計画戸数で割りました単価が約71万円でございます。これを地元にご負担いただこうというのが告示式負担金でございます。ただ,先ほど申しましたように,市が2分の1負担しております。ですから,2分の1を除いた額が71万円でございます──市の負担分を除いた額が71万円でございます。考え方からすると,本来,先ほど申し上げたようなことで,地方公営企業としての水道事業でございまして,受益者負担が原則ですから,全額をご負担いただくというのが原則かと思います。ただ,先ほど申し上げたような市民皆水道へ向けた過去の経緯もございますし,それから既に住んでおられるということ,そして,簡易水道を早く上水道に統合せないかんと,そういうようなこともございまして,2分の1は水道局で負担をするということでやってまいりました。  したがいまして,今回71万円をご負担をいただくということで,過去からこういう形で進めておるわけですが,国庫補助が平成21年度から入るような制度になっております。したがいまして,国庫補助金を導入して,その分を2分の1控除して,17万円相当見込んでおります。これは実際精査せなわかりませんけども,そうすると,大体,計算では54万円程度になります。約54万程度ご負担をいただくということでございまして,確かに大きな額でございますが,先ほど申し上げたようないろんな経緯,あるいは取り組みをして,この額をお願いしておりますので,ご理解いただくように地元にお話をしたいと思います。料金につきましては,これは条例で決まっております料金体系ございまして,若干高くなりますけれども,これは安全な水を供給させていただくということで,これまたご理解をいただきたいというふうに地元には丁寧にご説明をさせていただきたいというふうに思っております。  以上です。 10 ◯委員山下昌毅) 例えば,その集落に財産区等があれば,そういった財産区の資金で賄える,あるいは補助するという形があるんですけど,非常に金額的に大きいですから,今後も,少しでも負担が軽くなるような方法を考えていただきたいなということを要望して,終わります。 11 ◯委員長梅田幸広) 他にご意見はございませんですか。 12 ◯委員岡島亮介) 1点だけ。国庫負担大体どのぐらい見込んどんですか。(「率でございますか。額ですか。」「額。」の声あり) 13 ◯安原水道局長 神出地区で,簡易水道分で大体330億見込んでまして──失礼しました,訂正いたします。この下北古につきましては,神出地区全体で3億3,000万円の事業費を見込んでおりまして──失礼しました。国庫補助金を3億3,000万程度見込んでございまして,戸数で割りますと,大体34万円程度,2分の1にしますと,約17万円ということでございます。どうも失礼しました。 14 ◯委員長梅田幸広) 他にご質問はございませんですか。  (なし) 15 ◯委員長梅田幸広) 質問がなければ,次に,この際,水道局所管事項についてご質疑はございませんですか。 16 ◯委員山田哲郎) ちょっと戻るんですけど,簡易水道事業立ち上げるときの負担の割合とか負担額はどんなものになりますか。ちょっと勉強不足でわからないので。 17 ◯安原水道局長 民営の簡易水道でございますんで,民間で,井戸を水源として,地区で整備していただくんですが,先ほど申し上げたような上水道普及への経緯ございますので,工事費の一部を,時代時代で違うんですが,例えば3分の1であるとか,あるいは6分の1であるとか,神戸市の方から補助をして事業を立ち上げていただきました。 18 ◯委員山田哲郎) 簡易水道立ち上げるときに,やっぱり3分の1とか6分の1を助成をしながら立ち上げていただいて,そのときに,行く行くは上水道の方に移管をしていただくという形の中で切りかえしていただくという形の中で進めてこられたわけですね。安全・安心な水を提供したいという話ですね。それで,そういう負担もあるので,告示式工事負担額ということで,市が半分を負担するという経路になっているわけですね。わかりました。  最近,今回の局別審査でも,かなり企業による,特に西区なんか地下水の活用で,地下水の枯渇とか環境の問題とか,ひいては上水道の,公共水道の収益の大きな影響というのがかなり話題になったんですけれども,まだ簡易水道がこういう形の中で残っているという話ですけど,負担額という話の中で,それなりに考慮されてやっているというのはよくわかりましたので,しっかりと地域の人の意見を聞きながら推し進めていただきたいと,これ要望しておきたいと思います。 19 ◯委員長梅田幸広) 他にご質疑がなければ,この際,私から一言申し上げます。  安原水道局長におかれましては,この3月末をもって退職されるとお聞きいたしております。長きにわたって神戸市政の発展にご尽力いただき,ご苦労さまでございました。  局長,一言お願いしたいと思いますが,どうぞ。 20 ◯安原水道局長 今,委員長からご紹介をいただきましたとおり,この3月末をもちまして定年退職をさせていただきます。ごあいさつをさせていただく機会を与えていただきまして,お礼を申し上げたいと思います。  神戸市に奉職しまして36年が過ぎようとしておるわけでありますが,あと10日余りございます。正直まだ,そんなに実感があるわけではございませんけども,まだ10日ぐらい残された日々があるわけでございますから,水道事業管理者としての任務を全うするために身を引き締めていきたいというふうに思っております。  私,昭和49年の4月に採用されたんですが,財務課長とか,あるいは企画調整部長という内部管理的な仕事もさせていただきましたが,他方,神戸駅前国鉄貨物駅跡地のハーバーランドですね,新都市の立ち上げ,あるいは企業立地の仕事であるとか,あるいは元町4丁目で,まちづくりセンターという会館ありまして,地域のまちづくりの拠点になっておりますが,そういうものの立ち上げとか,それからポートアイランド2期で,36ヘクタールの敷地に大規模集客施設,テーマパーク,これを神戸の主要な企業の方々と一緒に事業化する,そういう仕事もさせていただきました。これは実は事業化する受け皿の会社の設立のとこまで行きまして,設立総会が1月の17日でございまして,幻と終わったわけでございます。そして最後にこの3年間,水道事業管理者として水道事業にかかわってまいりましたが,最後,水道事業のような市民生活に直結した,極めて本当に公共性の高いライフラインの仕事をさせていただいて本当によかったなというふうに思っております。ただ,先生方ご存じのとおり,水道事業非常に厳しい環境がございますので,職員一同,これからも気を引き締めて対応してまいりたいと思っておりますが,これからも先生方のお力添えを是非ご理解,お願いを申し上げたいというふうに思っております。  このようにごあいさつをさせていただく機会をいただきまして本当にありがとうございます。改めて感謝を申し上げます。  最後になりましたが,先生方のさらなるご活躍とご健勝をご祈念申し上げまして,私の御礼のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 21 ◯委員長梅田幸広) どうもご苦労さまでございました。  それでは,水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。当局どうもご苦労さまでした。  なお,委員各位におかれましては,建設局が入室するまで,この場においてしばらくお待ち願います。 (建設局) 22 ◯委員長梅田幸広) それでは,これより建設局関係の審査を行います。  まず,陳情第260号につきましては,口頭陳述申し出がありませんでしたので,私から,その趣旨を説明いたします。  陳情第260号は,神戸市内の橋の維持・管理等に関し,老朽化状況の点検・調査の結果及び今後の維持・管理計画等について説明することを求める趣旨であります。  それでは,陳情1件について,当局の説明を求めます。  局長,着席されたままで結構です。 23 ◯松浦建設局長 それでは,陳情第260号神戸市内の橋の維持・管理等に関する陳情についてご説明申し上げます。  この陳情は,神戸市内の橋梁の老朽化状況について,これまでに行った点検・調査の結果と,今後の維持・管理計画の説明を神戸市に求めるもので,平成22年3月15日に市会議長あてに提出されました。これまでも,この件につきましては何度かご説明させていただいておるところでございますが,まず,建設局で管理している橋梁の老朽化の状況につきましてご説明させていただきます。  建設局では,現在約2,150橋の橋梁を管理しております。このうち建設後50年を経過する橋梁が現在約210橋ありますが,10年後には3倍,590橋,27%になり,また20年後には5倍,1,150橋,54%に増加し,大量更新期を迎えることとなります。このため,従来の対症療法的な修繕から予防保全的な修繕へ転換し,橋梁の長寿命化を図ることを目的として,平成17年度から点検・調査を開始し,平成20年度に橋梁補修マネジメントを策定するとともに,計画的な修繕に着手しております。  それでは,これまでに実施しました橋梁の点検及びその結果についてご説明させていただきます。  点検につきましては,橋梁の新旧を問わず,すべての橋梁について,平成17から19年度の3カ年で行い,完了しております。具体的には国土交通省橋梁定期点検要領に準拠した点検マニュアルに基づき,床版,主げた等主要部材や欄干,舗装等の点検を行いました。この結果,早急に補修が必要と判断しました橋梁につきましては,既に対策を実施しております。また,それ以外の橋梁につきましては,修繕計画にあわせて詳細な調査等を行い,計画的な補修を図っているところであります。  次に,財政措置も含めた今後の維持・管理計画について概要をご説明させていただきます。  計画の策定に当たりましては,まず,橋梁点検の結果から得られた健全度とあわせ,架設年次や路線の重要性などを総合的に勘案して,修繕順位を決定しております。さらに,その中から,予算の平準化トータルコストの削減を目的とした5カ年の長寿命化修繕計画を策定しております。事業の実施に当たりましては,この計画に基づいて必要な予算を確保し,計画的な維持管理に取り組んでおります。今後は5年ごとにすべての橋梁を点検して,健全度を再確認し,長寿命化計画の見直しを行うという作業を繰り返すこととしており,また,市民の方々にはわかりやすい情報を提供するため,既にホームページを公開しているところであります。建設局では,今後とも市民が安心して橋梁を利用していただけるように努めてまいりたいと考えております。  以上で,陳情第260号神戸市内の橋の維持・管理等に関する陳情についてご説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 24 ◯委員長梅田幸広) 当局の説明は終わりました。  それでは,ただいまの陳情についてご質疑はございませんですか。  (なし) 25 ◯委員長梅田幸広) なければ,次に,この際,建設局所管事項について,ご質疑はございませんですか。 26 ◯委員山田哲郎) 本会議でも触れたんですけれども,依然進まない新神戸トンネルのネットワーク化,さらに,本会議以外でも,例えば阪神間の高速道路網のミッシングリンクの問題とか,それから低減化の問題とか,いろいろご要望して,しっかりと──なかなか進まないので,国に強く申し入れをしていただきたいという要望をして,先日,石井副市長中心に政府の方に働きかけていただいたというふうに聞き及んでいるんですが,その状況並びに総括,今後の取り組みみたいなものを簡単にちょっとご説明いただきたいと,こう思います。 27 ◯松浦建設局長 本会議で石井副市長からご答弁申し上げました,その後に,私ども国土交通省と,それから民主党の幹事長室の方に要望を持ってまいりました。これまでにも,市会の方から,新神戸トンネルの阪神高速道路へのネットワーク化につきましては,何度か附帯決議,意見書等いただきまして,我々も国土交通省と協議していたわけでございますが,経過をちょっと,若干申し上げますと,昨年3月に,高速道路に利便増進事業に関する計画というのが策定されまして,新神戸トンネルと,それから阪神高速7号北神戸線の連続利用割引は,既に昨年の4月から本格的に実施されてると,これはご存じのとおりだと思います。具体的には新神戸トンネル600円,阪神高速500円,合わせて1,100円のところを,阪神高速の300円を割り引いて800円ということになっております。これは普通車の場合でございます。利便増進計画の中では,今後,割引額については段階的に拡充されると,こういうことになっております。それから3号神戸線との連続利用割引につきましても今後実施されると,そういう予定になっております。  そういう状況の中で,今回,利便増進計画につきまして,道路の財政に関する特別措置法というのございまして,その中に利便増進計画がうたわれているわけでございますが,今回の通常国会の中で,その法案の変更が審議されるということを伺いました。これまで利便増進計画につきましては,いわゆる西日本高速等の大きな高速道路会社──NEXCOとか言ってますが,それと阪神高速,首都高と,そういった会社の料金を割り引くために,国が債務を承継するということで,合わせて3兆円債務を承継して割引に充てようと,それからスマートインターチェンジという事業もございますが,その2つに充てようということで計画進んでおりました。今回の変更案では,その利便増進計画のお金を一部建設の方に振り向けようと,そういったことが今議論されているということでございますので,私どもといたしましては,今現在実施されております北神戸線と,それから新神戸トンネルの連続利用割引の継続と,それからあわせて,3号神戸線と,それから新神戸トンネルの連続利用割引の早期実施と,この点と,それからあわせまして,これ以前からお願いしております,これが阪神高速道路と新神戸トンネルのネットワーク化につながるということでございますので,その点に関しての要望を幹事長室の方の副幹事長,代表副幹事長と,それから国土交通省の方の政務官の方に要望書を提出いたしまして,お願いしてきた次第でございます。まだ,いろいろ流動的な要素ございますので,個別案件について,いろいろお話し合いしましょうということで,要望書を手渡してきた次第でございます。これからも引き続きまして,関係者と協議を重ねて,連続利用割引の維持,あるいはネットワーク化ということについて努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 28 ◯委員山田哲郎) すぐ対応していただいたことは非常に評価したいと思うんですけど,3号神戸線の連続割引というのは,当初,去年では,4月ごろから始まるということを言われてた。それがまだ全然見えないということなので,これ引き続き強くやっていただきたい。そのときに,統一料金制度云々という話があったんだけれども,最近急にまた首都高,阪神高速に対して対距離料金制度を導入するという,前原国土交通大臣が言ってた,この辺の話が出てなかったのか。急にですよ。その辺のところ,何か最近,非常にその辺の情報をなかなかつかみきれていないのではないかなと。その辺の対距離料金制度のことなんか,阪高とか,そういう形,国の方に再度お聞きになられているのかどうか,情報収集という観点でどうなっているのか,ちょっとお聞きしたいと思います。 29 ◯松浦建設局長 まず,3号神戸線との連続利用割引,4月からというようなお話,見込みは大体それぐらいだろうかというようなお話も以前させていただいたこともあるかと思います。ただ,これは,阪神高速の今の事業許可上は平成23年度という目標になっておりまして,それを前倒しということでお願いしておりました。なぜ,北神戸線と3号神戸線が時期が違ったかといいますと,システムの機器の設置が必要だということで,3号神戸線が遅れるということで,そのシステムの工事はほぼ順調に進んでいるようでございますが,これにつきましても利便増進計画等の変更が必要ということでございますんで,一連のいろいろな利便増進計画の変更出てまいりましたんで,その中で,単独でちょっとしづらいという面もあって,延びているやに聞いております。  それから統一料金,対距離制の話でございますけれども,昨年から今年にかけまして,予算案発表の時期等々で,統一料金制度という言葉が大臣とか副大臣とか出ておりますが,そのときは阪神高速,それから首都高も入れた形の統一料金制度というような表現もございました。ただ,もともとこの対距離制というのは,今の阪神高速の事業許可の中に平成23年度以降,対距離料金制に移行すると,こういうふうにうたわれておりまして,詳細については今後検討していきましょうというふうな趣旨でございます。ですから,一昨日だったですか,前原大臣が発表されまして,新聞に載っておりましたが,対距離制導入に向けてというふうな記述もございましたが,今の計画どおりのことを結果的にはおっしゃってるというふうに理解しておりますんで,特に対距離導入が新しい話というふうには受け取っておりません。ただ,統一料金制度という話も途中で出ておりましたんで,その辺もあって,新聞でああいうふうに書かれたのではないかなと思っております。ですから,この間,国交省にお伺いしましたときも,特にこの対距離制についてどうのこうのというよりも,統一料金制度という制度がもしあるんであれば,新神戸のことも忘れないでいただきたいというような趣旨で要望差し上げた次第でございます。 30 ◯委員山田哲郎) 統一料金制度というのも急に出てきた話で,当然,当初は,対距離料金制度を基準とした形の中で財源を見つけて,そこへ阪神高速への新神戸トンネルの移管という話で進んできたと思うんですけれども。また,一時もう対距離料金制度というのは消えてしまって,当初は案で,料金の問題もありますよね,今400円から1,100円という話あるから。その辺のところも密接にかかわってくることですので,連続的にしっかりと市の要望を阪高並びに国の方に連続的に要望活動というのを,こちらの主張というのをしっかりと伝えていただきたいと,こう要望しておきたいと思います。今さらに議論を進めようと思いませんので,しっかりと神戸市の主張を前面に出していただきたいと,こう思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 31 ◯委員(浦上忠文) ここ数年来,道つくったらあかんとか,新幹線があかんやとか,そういう風潮があって,あげくの果てには,コンクリートよりも人やみたいな寝ぼけたことを言うような政党があらわれてきて,この前,大学のある土木の教授と話してたら,土木を学ぼうとする学生が激減していると言うんですわ。コンクリートから人いうて,僕は,コンクリートも人も大切やというのならわかるんですが,やっぱり土木というものは国の基本でありまして,高速道路だって,やがて直さないかんときもあるだろうし,新幹線だってそうやろし,この陳情出てる橋なんかもそうですし。この前,昨日か何か,ある週刊誌見てたら,もう橋で,渡れん橋もたくさんあるねんでみたいな,全国的にですよ。○○党は日本を分断しようとしておるんかみたいなことが出ておったんですが,そのことはさておいて,その教授がおっしゃるのには,神戸市の建設関係のとこで,土木職と,大学で土木学んだ人というのは何人おるんやと,何年間に1人か,あるいは毎年1人ずつぐらい採用しているんかということ聞いてくれと,こう言われたんですが,その辺の質問でございます。 32 ◯松浦建設局長 土木職全員で何人おるかというご質問。(「大学で土木を学んだ人は何人おるかということ,できれば,1人くらい採用しとるんか,3年に1人くらい採用してるのか。」の声あり)  神戸市の職員,ちょっと正確ではないかもしれませんが,全体で土木職,たしか800人ぐらいのオーダーやったと思います。今年の──今年というのは22年度,この春の採用は,40人オーダーだったかと思います。(「大学出。」の声あり)  はい。それから民間経験者も若干入っております。 33 ◯委員長梅田幸広) いいですか,皆さん。  (なし) 34 ◯委員長梅田幸広) 他にご質疑がなければ,建設局関係の審査は,この程度にとどめたいと存じます。  当局,どうもご苦労さまでした。  なお,委員の皆様におかれましては,しばらくお待ち願います。 35 ◯委員長梅田幸広) それでは,これより意見決定を行います。  陳情第260号について,各会派のご意見をお伺いしたいと存じます。  民主党さん。 36 ◯委員(川内清尚) 民主党は,結論的には,不採択でございます。理由は,橋梁の点検については,すべての橋梁について,平成17年から19年度の3カ年で行い,完了しているということと,また,計画につきましても,今後も5年ごとにすべての橋梁を点検して,健全度を再確認し,長寿命化修繕計画の見直しを行う予定としているという当局の説明を了として,不採択を求めます。 37 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございました。  続いて,公明党さん。 38 ◯委員(藤本浩二) 橋梁補修マネジメントを策定されているという点,また,点検についてもすべての橋梁について行い,完了している。早急に補修が必要と判断された橋梁については,既に対策を実施しており,また,それ以外の橋梁についても計画的に補修を行っていると。それと,今後の維持・管理計画の策定に当たっては,財政措置も含めて総合的に勘案して,修繕事業を決定していると,また,5カ年の長寿命化修繕計画も策定されており,健全度を再確認し,見直しも行う予定であり,既にホームページを公開し,市民への情報の提供も行っていると。以上のような点で,不採択とさせていただきます。  以上です。 39 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございました。  続いて,自由民主党さん。 40 ◯委員(安達和彦) 陳情の中身につきまして,陳情者から言われなくても常に我々も意識していることでありまして,過去に我々議会からも指摘があって,既に当局としてきちんと対応しております。修繕計画についてもホームページにおいてはっきりと示されておりますので,我が会派としては,この陳情については,打ち切りとしたいと思います。 41 ◯委員長梅田幸広) 続いて,自民党神戸さん。 42 ◯委員岡島亮介) 本陳情は,余りにも,この中田さんですか,不見識,不認識。既に神戸市はホームページで,もう既にこういうことは全部着々と報告しているわけで,市民が見たらわかるわけなんですね。こういうのを改めてこういうふうに出てくること自身が僕はもう不認識やと。ホームページでもう既に神戸市がやっていることを,計画を発表せえというのは不認識。よって,不採択。 43 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございました。  住民投票☆市民力さん。 44 ◯委員(浦上忠文) これ説明するこというて,自分に説明してくれと,こう言うてはるんやと思うんですが,説明してくれと言うているんやったら,電話の1本でもかけてあげたらどうかなと思って,採択です。 45 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございます。山下委員。 46 ◯委員山下昌毅) もう既にまちじゅうで橋の点検をされておりますし,そしてまた,震災に遭った神戸市として耐震化の問題に絡めて,橋はもう本当に,今後の問題も含めて措置をされております。議会の中でも,そういう問題がたびたび出て,またホームページでもそういうことについての内容は,建設局として,あるいは神戸市として対応しておられますんで,この問題については打ち切りにしたいと思います。 47 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございます。  以上のように,各会派のご意見は採択と不採択,審査打切の3つに分かれておりますが,本日結論を出すことについては意見が一致しておりますので,これよりお諮りいたします。  まず,本陳情について,採否を決するかどうかについてお諮りいたします。  本陳情の採否を決することに賛成の方,念のため申し上げますと,採択,または不採択を主張される方はともに挙手願います。  (賛成者挙手) 48 ◯委員長梅田幸広) ありがとうございます。挙手多数であります。  よって,本件は採否を決することに決定いたしました。  それでは,採択,または不採択の採決をいたします。  本陳情を採択することに賛成の方は挙手願います。  (賛成者挙手) 49 ◯委員長梅田幸広) 挙手少数であります。
     よって,本件は,不採択とすることに決定いたしました。  以上で,意見決定は終了いたしました。 50 ◯委員長梅田幸広) 本日ご協議いただく事項は以上であります。  本日の委員会はこれをもって閉会いたします。お疲れさまでした。   (午前10時43分閉会) 神戸市会事務局 Copyright (c) Kobe City Assembly, All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. ↑ ページの先頭へ...