まず,認定しようとする路線でございます。その1の
藤原台中町100号線ほか18路線,その2の上津台81号線ほか30路線,その3の小束台20号線,その4の今寺33号線,その5の潤和30号線,その6の春日台172号線ほか6路線は,それぞれ
都市計画法による
開発行為に伴って築造された道路について,認定しようとするものでございます。その7の桜が丘147号線は,栄・
木幡土地改良区より寄附を受ける道路について,認定しようとするものでございます。その8の東畑1号線ほか20路線,その9の
淡河本町17号線は,
県営土地改良事業に伴って築造された道路について,認定しようとするものでございます。その10の白水54号線ほか4路線は,
白水特定土地区画整理事業に伴って築造された道路について,認定しようとするものでございます。その11の夢野28号線は,
地域住民の
生活道路として利用されており,このたび,移管及び寄附を受けるに当たり,認定しようとするものでございます。その12の
中ノ畑乙倉谷線は,現在工事中の
県道有馬山口線バイパスと
既設市道を連絡する道路を築造するに当たり,認定しようとするものでございます。
続きまして,廃止しようとする路線でございます。その13の東灘里153号線,その14の有野里383号線,その15の有野町合併第220号線,その16の別府第18号線,その17の櫨谷村合併第39号線,その18の芝崎第9号線,その19の
伊川谷里753号線は,それぞれ
道路機能の喪失により残しておく必要がないため,廃止しようとするものでございます。
以上で,第55号議案についてのご説明を終わらせていただきます。
続きまして,第56
号議案神戸市
都市公園条例の一部を改正する条例の件につきまして,ご説明申し上げます。
概要をまとめておりますので,別途お配りしている資料2の10ページ,神戸市
都市公園条例の一部改正についてをごらんください。
1.趣旨について,ご説明申し上げます。
鉄人28号の
モニュメントの設置に伴い,周辺の広場を一体的に管理運営させるため,
都市公園施設管理許可使用料に広場の項目を追加するとともに,しあわせの
森プール使用料を訂正するため,神戸市
都市公園条例の一部を改正するものでございます。
2.
管理許可使用料の項目の追加ですが,
都市公園を管理する者以外の者が管理する
公園施設として,
若松公園の広場を追加し,
使用料を1平方メートル一月につき62円に定めるものでございます。
施行期日は,
若松公園の供用時期に合わせて,別途規則で定める日から施行する予定でございます。
3.しあわせの
森プール料金表の訂正は,
事務手続上の錯誤により,規則のしあわせの
森プール使用料の表に過去数回にわたり誤った
使用料を記載し,その都度修正してまいりました。しかしながら,平成15年の修正時に誤った
使用料を規則に記載し,そのまま平成20年度に条例で定めたため,このたび,条例上の料金表の訂正を行うものでございます。
このことについて,深くおわび申し上げるとともに,今後は,このようなことがないよう,
再発防止に努めたいと考えております。まことに申しわけありませんでした。
以上,第56号議案の説明を終わらせていただきます。
続きまして,平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告につきまして,ご報告申し上げます。
資料3の1ページをお開きください。
一般会計予算繰越明許費繰越計算書でございます。
以下,数字につきましては,万円単位で説明させていただきます。
土木費の
繰越額は,左から5列目,翌
年度繰越額の下の合計欄に掲載しておりますとおり,37億2,439万円となっております。
下段の表をごらんください。
繰り越しの内容について,ご説明いたします。
道路改良事業では,
県道有馬山口線ほか
道路改良工事で6億3,985万円を,
道路補修事業では,
長浜住吉川線ほか
道路補修工事で1億1,090万円を,
橋梁整備事業では,野寄橋ほか
橋梁整備工事で8億7,920万円を,
交通安全施設整備事業では,中部143号線ほか
交通安全施設整備工事で8億9,302万円を,
受託工事事業では,国道28号線(
長田交差点)ほか
受託工事で6,348万円を,
公園施設維持管理事業では,赤塚山小公園ほか
公園施設維持管理事業で1,587万円を,
公園整備事業では,石屋川公園ほか
公園整備工事で5億4,325万円を,みどりの
聖域推進事業では,
石切道補修工事ほかみどりの
聖域推進事業で1,240万円を,
河川管理事業では,鴨子ケ原川
護岸補修工事ほか
河川管理事業で7,160万円を,
河川改修事業では,伊川ほか
河川改修工事で4億9,840万円を,それぞれ
工程調整のため,
繰り越しております。
3ページをお開きください。
上段の表,
下水道事業会計予算繰越計算書をごらんください。
建設改良費の
繰越額は,左から6列目,翌
年度繰越額の一番下の段に合計を掲載しており,134億5,000万円となっております。
下段の表をごらんください。
繰り越しの内容について,ご説明いたします。
処理場建設事業では,
垂水処理場東1
系水処理機械設備工事ほかで40億100万円を,
ポンプ場建設事業では,新
南駒栄ポンプ場築造工事(土木)ほかで18億7,500万円を,
汚水幹枝線布設事業では,
駒ケ林分水人孔他
築造工事ほかで24億9,700万円を,
雨水幹枝線布設事業では,
遠矢浜地区雨水幹線他
築造工事(その3)ほかで24億2,900万円を,
処理施設等整備事業では,
東部スラッジセンター汚泥焼却設備工事ほかで26億300万円を,それぞれ
工程調整のため,
繰り越しております。
これら
一般会計及び
下水道事業会計の
繰越事業につきまして,
早期完成に努めてまいる所存でございますので,よろしくお願い申し上げます。
以上で,
建設局所管議案及び
繰り越しについてのご説明を終わらせていただきます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。
4
◯委員長(
梅田幸広) 当局の説明及び報告は終わりました。
これより順次質疑を行います。
最初に,第55号議案について,ご質疑はございませんか。
ないですか。
(「なし」の声あり)
5
◯委員長(
梅田幸広) 次に,第56号議案について,ご質疑はございませんか。
6
◯委員(
松本のり子) まず,2つあるんですが,1つのうち,しあわせの村のプールの件ですが,これは,
チェックミスということで今お聞きしてるんですけども,担当者がミスしても,大体複数で見ていくと思うんです。その
チェック体制というのはね,まずどうなっていたのかなと思って。その辺をちょっとお聞かせください。
そして,もう1つの
若松公園の広場1平方メートルにつき62円もらうという件で,これは
鉄人プロジェクトに関する鉄人28号の設置に伴ってこういうふうに決めるとなってるんですけども,この鉄人28号が,あそこに建っている以上ね,ずっとお金を払わなければならないということを,きのう,ちょっと私もよくわからなかったので,
鉄人プロジェクトの方に,事務所に行ってお話を伺ってきたんですけども,そもそもこれは国道南の活性化,新長田の活性化をしようということでできて,何ら営利を目的にしていませんので,やっぱしこれはそういう取るべきではないんかなと。要するに,新長田の都市再
開発事業が,私は,今,失敗をしていて,でもって,そこの住民の人たちが立ち上がって,どう活性化していくのかということで,これが出てきて,4,500万円神戸市も鉄人をつくるのに補助したという経過もありますので,なぜここにお金を取ろうとするのか。ちょっとその辺のご説明をお願いします。
7
◯松浦建設局長 まず,しあわせの村の関係で,担当者がミスを行って,
チェック体制がどうなっているかということでございます。
この件に関しましては,冒頭にも申し上げましたが,
事務手続のミスということで,大変ご迷惑をおかけしまして,まことに申しわけございませんでした。
我々も,過去の経緯をいろいろ調べまして,どういうふうなことでこういうミスが起こったのか等々調べてまいりました。冒頭にも申し上げましたように,今回,平成15年の
規則改正をそのまま平成20年の条例に移しかえたということですが,過去にもちょっと何回か同様のミスをしているということでございますが,何分条例の改正の案文がいろいろ独特の方法がございまして,それを我々十分に本来
チェックすべき──二重,三重に
チェックすべき立場にありながら,
チェックはしておったんですが,それを見逃したということは非常に申しわけないことだと思っております。
今後は,管理職も含めまして,複数の目で
チェックする仕組みを再度構築すると。それから,改正案,これは
法務部門に一応文言等,てにをは等
チェックを依頼するんですが,そういうところでちょっと修正がかかったりしたときも,当局において再度十分に
チェックするというようなことをやってまいりたいと思います。
それから,条例や規則の
改正作業に当たる者には,
政策法務研修というのがございますので,それを受講させてやるというようなことを考えております。
いずれにしましても,二度とこういうことがないように,十分に
チェック体制を充実してまいりたいと思いますので,どうぞよろしくご理解をお願い申し上げます。
それから,
若松公園の
使用料の件でございますけれども。今回,
管理許可の
使用料ということで,62円ということで条例を定めるということになっております。これは,一応
管理許可をさせる場合は,必ず
管理許可使用料を一応決めるというシステムになっておりますので,この条例に上げさせていただいているということでございます。
委員のご指摘は,公共性,公益性の高いものであり,地域の活性化につながるものであるから,何とかそれを減免とかいうことができないかというご趣旨だと思いますが,これにつきましては,実際やっておりますのが,
NPO法人と,それから
都市計画局がいろいろ支援してやっているわけでございますが,実際これから鉄人が設置されて,いろんな
イベント──年大体30回,40回程度は
イベントをされるというふうなことも聞いております。その中身は,まだ具体的にちょっと聞いておりませんので,一応神戸市の
公園条例,それから
施行規則にも,市長が特別に認める場合は,減免できるという規定がございますので,そういった
公共的団体が公益的な事業をする場合は,減免できるということですので,そういったことに当たるか,当たらないか,これを審査いたしまして,適正に判断してまいりたいと思います。
以上です。
8
◯委員(
松本のり子) 減免できるかできないか,今後検討していくということなんですが,公園も,ちょっと私きのう見に行きましたら,まだ全然できてませんよね。そういう中で,
プロジェクトが今から始まっていくと。そしたら,今この議会で別にこれを出してこなくても,私は,もう少しNPOと都計とこの
建設局とでこの鉄人28号の
モニュメントに関しての金額をどうするのか,どういうふうにこの公共性ということをどう理解していって,ここを支えていくのかということをもう少し具体化してはっきりと出てからこれを私は出してもいいんじゃないんかなと。後半もありますし,また12月も議会があって,そこでも
委員会はありますので,ちょっとこれが,何にもまだ,今後検討していくという中で,ぽんとこれだけが出てきたら,本当に,新長田のNPOをつくってはる人たち,また住民の人たちが,どうしてお金払ったら,年間120万ほどですか,わしらそんなお金出ない,どうしたらええんやと言うて,ちょっと驚いておられるので,だから,減免していくんやいうんやったら,何でこれをこんな早くに出したのか,遅くてもいいんじゃないんですかね,この条例を出すのを。ちょっとその辺を教えてください。
9
◯松浦建設局長 鉄人28号は11月に
完成予定と聞いております。公園として供用されますのは,再
開発事業の工事が完了した後ということで,当然もし
使用料を徴収するとしましたら,その後になるということになります。
今回は,鉄人28号完成後は,実質的に広場も利用されるということで,それまでは実質上
管理許可された状態になりますので,とりあえず管理について協議が整ったこのたび,具体的な
使用料をどうするかということは今後の課題ですけれども,この
管理許可を条例で定めておいた方がいいだろうという判断で,今回,上程させていただいたものでございます。ですから,これを今回決めたからどうこうというものではございません。次の議論だと思います。
10
◯委員(
松本のり子) じゃ,もう終わりますが,今回決めたからどうのこうのじゃないといっても,一応今回こういうふうに1平米62円と決めてましたら,年間120万と聞いておりますので,そうなれば,お金を払わなきゃいけないことは,ここで今回決まるんだと思うんですよね。この鉄人にしましても,4,500万円補助が出ましたが,あとの9,000万ぐらいのほとんどの大半のお金は,聞くところによれば,市の職員の
皆さん方が,もういっぱい横で助け合って,寄附金を出して,かなりの金額を出してもらったんだということで,そういう意味では,本当に市の職員の皆さんが,このにぎわいの
まちづくり,新長田を支えていこうとされてて,今後,この新長田では,三国志と
2つセットにして頑張っていこうというときに,やはりちょっとこれは,私は,今後,減免,免除を考えるんだというだけで,そしたら,今の状況ではまだお金を払わなきゃいけない,そこに鉄人がいる以上払わなきゃいけないということになりますので,ちょっとこれは地域が頑張っているのを,何か支えようとしている人たちがいる中で,ちょっと早すぎるようなね。NPOの方ともきのうお話ししたんですが,とてもじゃないけど,そんなお金,管理費なんかどうやって出すんやと,払えないよというふうなお話も言ってましたので,もう少しその現場の声とかちゃんと聞いてあげてほしいなと。これは,本当に新長田を,どうやってにぎわう,楽しい,笑顔がいっぱいの新長田にするかという事業なので,本当にお金がここに出てくるというのはちょっと納得しないんですけども,その要望だけ申しておきます。
11
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質問はございませんですか。
(「なし」の声あり)
12
◯委員長(
梅田幸広) それでは,次に,
報告事項,平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち,
建設局の関係分について,ご質疑はございませんか。
13
◯樋口建設局総務部長 恐れ入ります。先ほどの
繰り越しの説明の中で,資料3の3ページでございます。
下水道事業会計予算繰越計算書のうち,上の方の表の,翌
年度繰越額134億500万円というところを少し表現の仕方を間違えましたので,読み間違えをいたしましたので,正しくは134億500万円ということでよろしくお願いをいたします。
以上でございます。
14
◯委員長(
梅田幸広) はい,ご苦労さまです。
質問はございませんですか。
(「なし」の声あり)
15
◯委員長(
梅田幸広) 次に,この際,
建設局の
所管事項について,ご質疑はございませんか。
(なし)
16
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質疑がなければ,
建設局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さまでした。
(水道局)
17
◯委員長(
梅田幸広) それでは,これより
水道局関係の審査を行います。
報告事項2件について,当局の報告を求めます。
安原局長,着席されたままで結構です。
18
◯安原水道局長 よろしくお願いします。
それでは,平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告について(
水道局関係分)及び法人の
経営状況を説明する書類について(
財団法人羽束川・
波豆川流域水質保全基金)に関しまして,一括してご説明申し上げます。
お手元の資料の1ページをお開きください。
まず,初めに,I平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち,
水道局関係分につきまして,ご説明申し上げます。
1平成20年度神戸市
水道事業会計予算繰越計算書でございます。
(1)
地方公営企業法第26条第1項に規定されております
建設改良費の
繰越額を記載いたしております。なお,金額につきましては,1万円未満を省略させていただきます。
建設改良費のうち21年度へ
繰り越しとなる事業は,表の左から3列目,事業名の欄にございますように,
基幹施設整備工事,
配水管整備増強工事,
開発団地等施設工事,
建物改良工事,
貯浄配水施設改良工事の5事業でございます。合計欄をごらんください。これら5事業の
予算計上額は164億8,879万円でございまして,これに対します年度内の
支払義務発生額は121億7,214万円,翌年度への
繰越額は28億4,389万円となっております。
2ページをごらんください。
繰越額の
財源内訳でございますが,
国庫支出金で3億5,696万円,企業債5億5,000万円,その他は
留保資金等で19億3,693万円でございます。なお,不用額は14億7,275万円となっております。
繰り越しの理由は,一番右側にございますように,
工程調整によるものでございます。
3ページをお開きください。
繰越明細表でございます。
各事業の
繰越額につきまして,
事業名ごとに説明いたします。
基幹施設整備工事では,工事名の欄にございますように,大
容量送水管整備工事,
会下山低層送水管布設工事など,合わせて16億9,313万円となっております。
配水管整備増強工事では,高
規格配水管整備工事,配水管受託取替工事で,合わせて6億9,350万円,
開発団地等施設工事では,垂水区
多聞地区開発事業,上津台2丁目
宅地造成事業など,合わせて3億1,489万円,
建物改良工事では,メーター・
資材事務所整備工事で4,711万円,
貯浄配水施設改良工事では,
大日ポンプ場整備工事,
有馬接合井改良工事など,合わせて9,525万円となっております。
以上,
繰越額の合計は,表の一番下の欄にございますように,28億4,389万円であり,
繰越理由は,いずれも
工程調整によるものでございます。
5ページをお開きください。
(2)
地方公営企業法第26条第2項ただし書に規定されております事故
繰越額でございます。
これは,出資金の対象となっております阪神水道企業団の第5期拡張事業が21年度へ
繰り越したことに伴い,その財源となる出資金を
繰り越ししようとするものでございます。合計欄にございますように,
予算計上額は5億8,204万円で,これに対します年度内
支払義務発生額は3億445万円,翌年度への
繰越額は4,322万円でございます。なお,不用額は2億3,436万円となっております。
繰り越しの理由は,一番右側にございますように,
工程調整によるものでございます。
7ページをお開きください。
2平成20年度神戸市工業用
水道事業会計予算繰越計算書でございます。
(1)
地方公営企業法第26条第1項に規定されております
建設改良費の
繰越額を記載いたしております。
建設改良費のうち21年度へ
繰り越しとなる事業は,表の左から3列目,取浄配水施設改良工事でございます。合計欄にございますように,
予算計上額は9億6,030万円で,これに対します年度内の
支払義務発生額は6億7,543万円,翌年度への
繰越額は1億6,808万円となっております。
8ページをごらんください。
繰越額の
財源内訳でございますが,
国庫支出金で2,120万円,企業債1億1,800万円,その他は
留保資金等で2,888万円でございます。なお,不用額は1億1,677万円となっております。
繰り越しの理由は,一番右側にございますように,
工程調整によるものでございます。
下表に
繰越明細表を記載してございますが,取浄配水施設改良工事では,工業用水道導水管パイプインパイプ工事,ポンプ場改良工事で,合わせて1億6,808万円であり,
繰越理由は,いずれも
工程調整によるものでございます。
9ページをお開きください。
(2)
地方公営企業法第26条第2項ただし書に規定されております事故
繰越額を記載いたしております。
これは,
受託工事である西宮市との共同施設改良工事を繰り越すものでございます。
予算計上額は1億3,793万円で,これに対します年度内の
支払義務発生額は6,617万円,翌年度への
繰越額は1,608万円でございます。なお,不用額は5,567万円となっております。
繰り越しの理由は,一番右側にございますように,
工程調整によるものでございます。
引き続きまして,II法人の
経営状況を説明する書類のうち,
財団法人羽束川・
波豆川流域水質保全基金につきまして,ご説明申し上げます。
11ページをお開きください。
第1,法人の概要でございます。
1所在地は,神戸市中央区江戸町92番地,神戸市水道局総務部庶務課内,2設立年月日は,平成5年3月30日,3基本財産は,6億円で,うち神戸市出捐額は5億円でございます。4設立目的は,本市の貴重な水源である千苅貯水池上流の羽束川及び波豆川の水質の保全を図るため,水質の保全に関する普及・啓発を行うとともに生活排水の適切な処理,河川の環境の美化等を推進し,もって良質な水道水源の確保並びにその周辺地域の環境の保全に寄与することを目的とするものでございます。
第2,平成20年度決算につきまして,ご説明いたします。
1事業実績の概要でございます。
(1)水質の保全に関する普及・啓発事業といたしまして,流域の水環境の保全に関する意識啓発のため,ア羽束川・波豆川市民のつどいの開催,イ学習会への助成,ウ基金だよりやエ,パンフレットを発行したほか,オ,キャラクターによる普及・啓発活動,カ水辺の写真コンテストを実施いたしました。
12ページに参りまして,(2)生活排水の適切な処理を推進する事業といたしましては,羽束川及び波豆川の流域を対象に,生活排水の適切な処理を推進し,水質保全を図るために,ア合併処理浄化槽の維持管理費の助成,イ石けん使用運動の活動費に対する助成,ウ環境に優しい活動等を紹介したほか,エ水質改善実験を通した地域との連携といたしまして,水道局が実施している植生による水質改善実験について,
イベント等で流域住民に紹介,説明を行っております。
次に,(3)河川及びその周辺地域の環境の美化を推進する事業といたしましては,住民及び地元組織の協力を得て,流域の水環境を保全し,地域の美化を図ろうとするもので,ア河川の清掃に対する助成,イ地域の美化活動に対する助成を実施したほか,ウ環境美化パトロール隊員の活動に対する助成,エ不法投棄防止対策を実施いたしました。
最後に,(4)当財団の解散でございますが,当財団は,流域の生活排水処理対策が推進・整備されたこと,水環境に対する住民意識が定着してきたことから,一定の役割を果たしたと考え,平成21年3月31日をもって解散いたしております。今後は,平成21年4月に新たに設立しました羽束川・波豆川流域水質保全協議会において,当財団で取り組んできた水質保全事業を発展的に継続するとともに,新たに流域住民団体も参画し,神戸市,三田市,宝塚市との共同により,引き続き環境美化対策や生活排水対策を推進してまいります。
13ページをお開きください。
2事業別収支計算書でございます。
表の左側,収入の部では,基本財産運用収入885万円,助成金収入2万円,雑収入8万円,当期収入合計は896万円であり,ここに前期繰越収支差額2,765万円を加えました収入合計は3,661万円となっております。また,表の右側,支出の部では,事業支出831万円,管理費支出16万円,当期支出合計は847万円であり,この結果,当期収支差額は48万円となり,次期繰越収支差額は2,813万円となっております。
以下に,2-1支出明細表,14ページには3正味財産増減計算書,15ページには4貸借対照表及び5財産目録を記載しております。
以上で,平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告について(
水道局関係分)及び法人の
経営状況を説明する書類について(
財団法人羽束川・
波豆川流域水質保全基金)に関しまして,ご説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。
19
◯委員長(
梅田幸広) 当局の報告は終わりました。
これより順次質疑を行います。
最初に,
報告事項,平成20年度神戸市各会計予算繰越しの報告のうち,水道局の関係分について,ご質疑はございませんですか。
(なし)
20
◯委員長(
梅田幸広) 次に,
報告事項,法人の
経営状況を説明する書類,
財団法人羽束川・
波豆川流域水質保全基金について,ご質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
21
◯委員長(
梅田幸広) 次に,この際,水道局の
所管事項について,ご質疑はございませんか。
(なし)
22
◯委員長(
梅田幸広) 他にご質疑がなければ,
水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局,どうもご苦労さまでした。
なお,委員の皆様におかれましては,しばらくその場でお待ち願います。
23
◯委員長(
梅田幸広) それでは,これより意見決定を行います。
第55号議案については,いかがいたしましょうか。
(「異議なし」の声あり)
24
◯委員長(
梅田幸広) それでは,原案を承認することに決定いたしました。
次に,第56号議案については,いかがいたしましょうか。
(「異議なし」「異議あり」)の声あり)
25
◯委員長(
梅田幸広) 一部に反対という意見もありますので,これよりお諮りいたします。
原案を承認することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
26
◯委員長(
梅田幸広) はい。ありがとうございます。挙手多数でありますので,原案を承認することに決定いたしました。
以上で意見決定は終了いたしました。
それでは,次に,本
委員会の行政調査についてお諮りいたします。
本年度も他都市の施策,事業等を調査するため,ただいまお配りいたしました資料のとおり,10月28日から30日までの3日間の日程で行政調査を実施いたしたいと存じますが,ご異議ございませんですか。
(「異議なし」の声あり)
27
◯委員長(
梅田幸広) ご異議がありませんので,さよう決定いたしました。
なお,行程などの詳細は,決まり次第ご連絡させていただきますので,ご了承を願います。
28
◯委員長(
梅田幸広) 本日ご協議いただく事項は以上であります。
本日の
委員会は,これをもって閉会いたします。
(午前10時38分閉会)
神戸市会事務局
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