神戸市議会 2008-06-30
開催日:2008-06-30 平成20年建設水道委員会 本文
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ヒット) 1 (午前10時2分開会)
◯委員長(坊 やすなが) おはようございます。ただいまから
建設水道委員会を開会いたします。
本日は,
常任委員長会議において確認されました
委員会運営の方針の提示と
所管局の
事業概要の
説明聴取のため,お集まりをいただきました。
最初に
写真撮影についてお伺いいたします。
自由民主党さんから本
委員会の模様を
写真撮影したい旨の申し出がありましたので,許可をいたしたいと思いますが,ご異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
2
◯委員長(坊 やすなが) ありがとうございます。ご異議がありませんので,許可することに決定いたしました。
次に,
委員会の座席につきましては,正副
委員長で相談の結果,お手元に配付しております定席表のとおりといたしましたので,ご了承願います。
3
◯委員長(坊 やすなが) それでは,
協議事項によりまして,まず
委員会運営についてでありますが,本件につきましては,6月24日の
常任委員長会議において協議いたしました結果,お手元に配付いたしております内容の
運営方針が確認されましたので,この
運営方針に基づき
委員会を運営してまいりたいと存じます。
また,これまでの
常任委員長懇談会において,お手元に配付いたしておりますとおり,
委員会運営についての確認がなされており,これらの点についても今後の
委員会運営に反映させてまいりたいと存じますので,
委員各位のご協力をお願いいたします。
それでは,これより順次各局の審査を行います。
委員各位におかれましては,
建設局が入室するまでしばらく自席においてお待ち願います。
(
建設局)
4
◯委員長(坊 やすなが) これより
建設局関係の審査を行います。
それでは,
事業概要について当局の説明を求めます。局長,着席されたままで結構です。
5
◯佐俣建設局長 おはようございます。
建設局長の佐俣でございます。
建設局の事業につきましては,日ごろからご指導・ご鞭撻をいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いを申し上げます。
それでは,ただいまから平成20年度の
建設局所管事業の概要につきましてご説明申し上げます。
15
◯安原水道局長 水道局長の安原でございます。よろしくお願いいたします。
それでは,平成20年度
事業概要につきましてご説明申し上げます。
事業概要の1ページをお開きください。
神戸の水道は,明治33年に給水を開始して以来,お客様に安全で良質な水を安定的にお届けするため,事業を推進してまいりました。一方,近年,
節水機器の普及などにより,収入の根幹である
給水収益は
減少傾向にあります。また,
施設整備におきましても,昭和40年代から50年代にかけて整備してきた
水道施設が,今後大量に更新時期を迎えることから,
水道事業の
経営環境は依然として厳しい状況にあります。このため,
水道局では今後10年間の
事業運営を見据えて,
神戸水道ビジョン2017,この
アクションプランとして4年間の
中期経営目標2011を策定いたしました。
さらなる
経営改善に引き続き努めるとともに,平成20年度予算においても
お客様サービスが低下することがないよう,施策の
重点化を図りながら,個別・
具体的見直しを全事業に行い,
収支均衡予算を編成いたしております。安全で良質な
水道水の供給,水質に対する
信頼性の確保に努めるとともに,
投資的経費については災害・事故に強い
水道施設の整備を引き続き進めてまいります。
また,今後,大量に
経年化施設がふえていくことから,
更新財源の確保,施設の
長寿命化を図りながら,施設の重要度や
代替性を考慮した計画的な更新に努めてまいります。
工業用水道事業においては,
産業構造の
変化等により,
契約水量の見通しは不透明でございますが,引き続き
新規事業開拓に努めるなど,
経営基盤を強化していく所存でございます。
3ページをお開きください。
水道局の組織でございます。総務部,
技術部のほか,5つの
センターより構成しております。
4ページから10ページには
事務分掌を,11ページには
人員配置表,12ページには
センターをはじめ
事業所の一覧表を載せております。
13ページをお開きください。
I水道事業の現況でございます。1神戸市の水源としましては,下の表にございますように,
自己水源として,千苅,布引,烏原の各
貯水池や
市内河川,また
阪神水道企業団や兵庫県
水道用水供給事業から受水することで,安定した給水を確保いたしております。
14ページをお開きください。
2
水道施設の概要でございます。表に記載しておりますとおり,
貯水池3カ所,
浄水場6カ所,
ポンプ場49カ所,配水池123カ所,導・送・配水管の延長は4,986キロメートルでございます。
3
水道普及率の状況でございます。平成20年4月1日現在,表の太枠の中にありますように,上水道の
普及率は,全市で99.79%となっております。
15ページをごらんください。
4
水需要の推移でございます。
水使用量を表に示しておりますが,先ほどもご説明しましたように,平成8年度以降は
節水機器の普及や企業の
節水行動の
定着化などにより
減少傾向となっております。
16ページをお開きください。
II神戸水道ビジョン2017の要旨でございます。
1趣旨でございますが,
水道事業における環境の変化や重要な課題に対応するため,今後10年間の目指すべき
方向性を示した
神戸水道ビジョン2017を策定し,将来を見据えて計画的に事業を進めてまいります。
2
神戸水道ビジョン2017の概要でございます。
(1)
目標年次は平成29年度でございます。(2)
基本理念は,「快適な
市民生活を支え,これからも満足いただける
水道~まちに豊かさを,暮らしにうるおいを~」といたしております。そして,(3)安心,安定,満足度,持続,環境,新たな展開の6つの
柱ごとに示した目指すべき
方向性のもと,
水道事業を進めてまいります。
17ページをごらんください。
III神戸水道ビジョン2017の
アクションプランでございます
中期経営目標2011の要旨でございます。
1
計画期間は,平成20年度から23年度までの4年間としております。
2基本的な
考え方でございますが,(1)
神戸水道ビジョン2017の実現に向けて,
ビジョンで掲げた6つの
柱ごとに
事業目標を設定し,その達成に向け施策を展開いたします。
(2)長期に安定する
経営基盤を確立するため,事務事業の継続的見直しを行い,
経営改善を進め,これにより
計画期間における各年度の収支均衡を達成し,現行の料金水準を維持いたします。
経営効率化目標といたしましては,1)職員数については,平成23年度における職員数を前
中期経営目標策定時の平成15年度に比べ2割以上削減することを目指します。2)通常経費につきましては,平成15年度予算比2割削減を維持し,さらに平成23年度において19年度予算比1割の削減を目指します。3)資本費では,大量更新を見据えて,水道システム全体の再構築計画を策定し,施設更新の優先順位を設定することで,投資を平準化,抑制し,減価償却費の増嵩を抑えます。また,企業債の繰上償還制度や高金利借りかえ制度など,国等の財政措置を活用することにより,支払利息の削減を進めてまいります。
18ページをお開きください。
IV平成20年度主要事業体系の一覧を記載いたしております。
中期経営目標2011における
事業目標を柱として,施策の体系を構成しております。
19ページをごらんください。
V主要事業をご説明いたします。
まず,
事業目標1,安心,安心しておいしく飲める水をお届けします,でございます。
お客様に水を安全にご利用していただくため,水源から蛇口に至るまで各段階ごとにきめ細かい水質管理を実施するなど,常に安心しておいしく飲める水をお届けするよう努めております。
水源水質の現状でございますが,水源が河川である阪神水道及び県水三田系,湖沼・ダムである
自己水源や県水神出系,いずれの水源においても急速ろ過による浄水処理により,
水道水の
安全性は保たれております。
20ページをお開きください。
(1)水源から蛇口までの水質管理の充実でございます。
1)水源水質の保全のため,ア
自己水源の水質改善として,千苅
貯水池において底層水を循環曝気するほか,汚濁防止に当たっては
貯水池上流域のゴルフ場との間で水質保全を目的とする協定を締結するなど,水質改善対策を行っております。イ
自己水源の水質保全といたしましては,(ア)財団法人羽束川・波豆川流域水質保全基金を,神戸市,三田市,宝塚市の3市の出捐により設立し,千苅
貯水池上流域の水質保全に努めております。
21ページをごらんください。
ページの中ほど,(イ)水源保全用地の取得といたしまして,
自己水源である布引,烏原,千苅の各
貯水池の水質を保全するため,水源周辺用地の取得に努めております。
(ウ)植生等による水質浄化方法の検討と実施といたしましては,千苅
貯水池の波豆川流入口において,クレソン,セリなどの水耕栽培を行い,水質浄化効果を検証しております。
22ページをお開きください。
2)
浄水場の水質管理の充実といたしましては,全ろ過池での高感度濁度計によるろ過水濁度の監視,原水及び浄水の魚水槽による水質監視など,
浄水場における日常の水質監視体制等を強化しております。また,
阪神水道企業団では,平成13年度から供給する
水道水の全量を高度浄水処理しており,
安全性の向上を図るとともにカビ臭のないおいしい水をお届けしております。
23ページをごらんください。
3)送・配水施設の水質管理の充実の,ア水質管理の強化といたしまして,水質試験所では水質基準に基づき厳格な水質管理を行うため,水質検査計画を策定し,結果についてはホームページなどで公表いたしております。また,引き続きISO9001に基づく品質管理を実施するとともに,今年度,新たに国際的な試験所認定規格であるISO17025を取得することで,より一層水質管理の強化を図ってまいります。
24ページをお開きください。
ページの中ほどに参りまして,(2)貯水槽水道及び給水装置の管理の充実でございます。
1)受水槽の水質保持といたしまして,ア受水槽の適正な管理についての啓発を推進するとともに,イ直結給水を促進してまいります。
25ページをごらんください。
中ほどより下,2)鉛製給水管解消計画を推進してまいります。下の表の右端にございますように,平成19年度では11.6キロメートルの鉛製給水管を解消しております。
26ページをお開きください。
参考といたしまして,
水道局の融資・助成制度を記載しております。
27ページに参りまして,
事業目標2,安定,いつでも安定して使える水道を実現します,でございます。
(1)水資源の確保でございます。
渇水時にも安定した給水を維持できるよう,1)複数水源の確保に努めております。以下,ア
自己水源,イ
阪神水道企業団,ウ兵庫県
水道用水供給事業の概要を記載しております。
28ページをお開きください。
2)漏水防止対策の推進といたしまして,有効率の向上対策として,ア配水管及び給水管の整備を進めるとともに,イ漏水調査を効果的に行うことにより,有効率のさらなる向上に努めてまいります。
29ページをごらんください。
3)緊急時連絡管の整備検討といたしまして,神戸市と隣接都市との間に緊急時における給水の相互応援のための連絡管を整備しております。今後も隣接都市と連携強化の協議を続けてまいります。
(2)災害・事故時対応の充実として,南海地震など,災害が発生した場合でも応急給水や復旧など,市民への影響をできるだけ少なくするため,神戸市
水道施設耐震化基本計画を策定しております。この計画に掲げる取り組みを順次実施することにより,ア計画目標の達成を目指します。
30ページには,イ災害時における応急給水のイメージを,31ページには基本計画の具体的な内容として,ウ
水道施設耐震化の体系を記載いたしております。
32ページをお開きください。
1)緊急貯留システムの整備でございます。災害や事故直後における応急給水に必要な飲料水を配水池や大容量貯水槽に確保し,給水タンク車の運搬給水基地及び応急給水拠点としての役割を果たす緊急貯留システムを整備いたします。全市の給水区域をほぼカバーするように47カ所を整備する計画で,ページ中ほどの表に記載しておりますように,平成19年度末現在,38カ所が整備済みでございます。平成20年度は西区の竹の台公園に大容量貯水槽を整備いたします。
2)大容量送水管の整備として,六甲山を通る2本の送水トンネルに加え,新たに市街地を通る大容量送水管を整備いたします。災害・事故時の危険を分散し,高い耐震性と大きな貯留能力を備えることにより,応急給水や早期復旧が可能となります。また,既設送水トンネルのバックアップ施設として整備してまいります。
33ページに参りまして,ページの下,3)危機管理体制の強化でございます。
ア広域連携応援体制の確保として,大都市・近隣都市間での情報の共有や合同応援訓練を実施いたします。
34ページをお開きください。
イいつでもじゃぐち整備事業でございます。
災害直後でもすぐに水が出るという
水道施設の耐震化のシンボルとして,いつでもじゃぐちを小学校に整備いたします。平常時には子供たちが
水道水に親しむことができる水飲み場として,また,災害時には応急給水栓として利用するなど,いつでもじゃぐちを通じて,地域防災活動の啓発と小学校における防災教育を推進するとともに,学校の直結給水化を促します。
また,ウ防災福祉コミュニティとの防災訓練を通じて,地域防災活動の啓発を行うとともに,地域防災力の向上を図ります。
35ページをごらんください。
(3)経年化対策と耐震化の推進でございます。
1)配水管の更新・耐震化といたしまして,ア高規格配水管整備事業として,更新優先度の高い配水管から計画的に更新を行うとともに,配水幹線や主要配水管路網及び
防災拠点に至るルートの耐震化を進めてまいります。
また,イ配水管網再構築計画立案システム──P-DESにより,配水管更新の優先順位づけ,更新効果の検証を行うほか,
維持管理業務において活用してまいります。
36ページをお開きください。
2)基幹施設の更新・耐震化でございますが,20年度の主な事業としては会下山低層送水管更新工事,送水トンネル更新工事,37ページに参りまして,配水池耐震補強工事,本山
浄水場の整備などを実施いたします。
38ページをお開きください。
事業目標3,満足度,お客様の高い満足度を得て信頼を確保します,でございます。
体系図のとおり,あらゆる機会をとらえて広報・広聴活動を行ってまいります。
39ページをごらんください。
(1)広聴の充実といたしまして,アお客様ニーズ調査を実施するほか,イ水道アドバイザー,ウ,インターネット等の活用,エ
事業所窓口などでのお客様の声を聞く取り組みを推進してまいります。
(2)お客様の利便性の向上でございます。
1)お客様ニーズに対応するサービスの充実として,ア営業オンラインシステムの再構築を行い,より一層
お客様サービスの充実,
維持管理費の節減を図ってまいります。
40ページをお開きください。
イ受付サービスの向上に努めるとともに,ウ口座振替の促進,エ収納方法の拡大に努めるほか,オ宅地内修繕受付体制の充実として,新たに水道修繕受付
センターを設置し,お客様が修繕サービスを夜間や休日でも安心して迅速に受けられる体制を整えます。
2)お客様に満足いただける適正なサービスの提供といたしまして,ア応対マニュアル,研修等における
お客様サービスの向上に努めるほか,41ページに参りまして,3)新たな技術によるサービスの充実として,ア水道料金のお支払い方法の利便性の向上,イ,インターネット等を活用したサービスの拡大,ウ,
ユニバーサルデザインへの配慮について検討してまいります。
(3)広報活動の充実でございます。
1)積極的な情報の提供として,ア広報啓発拠点である水の科学博物館を活用した広報を進めるほか,42ページをお開きいただきまして,イ,ボトルドウオーター「神戸の水だより~布引~」の活用による
水道事業のPR,また,ウ
水道施設の開放等を行ってまいります。
43ページの中ほどをごらんください。
2)きめ細かな効果的な広報の充実としまして,ア次世代を担う子供たちへのPRとして,
水道水のおいしさ,
安全性などについて,子供たちに積極的に広報を行うほか,イ防災福祉コミュニティとの防災訓練を実施してまいります。
44ページをお開きください。
事業目標4,持続,将来にわたって健全な経営を維持し,持続可能な
水道事業を目指します,でございます。
(1)節水型社会における持続可能な経営の確保といたしまして,1)事務事業の継続的見直しと
経営改善として,ア
中期経営目標2011に基づく目標管理の実施,イ
民間活力の導入による公・民の連携に努めるとともに,ウ次代を見据えた組織づくりと人材育成を行ってまいります。
2)施設の
管理運営の効率化と資産の
有効活用といたしましては,ア地域の
水需要にあわせた施設規模の見直し,施設の統廃合を検討するほか,45ページに参りまして,イ管路情報管理システムの機能向上,ウ財務会計システムのさらなる活用,エ土地等
有効活用計画を策定し実施してまいります。
(2)計画的な施設の整備と更新でございます。
1)施設更新手法の検討として,ア水道システム全体の再構築計画を策定し実施していくほか,イ総合的な施設管理手法を検討してまいります。また,2)施設の更新投資における資金面での取り組みとして,ア長期投資計画に基づき投資を平準化,抑制するとともに,イ増大する施設補修に対する修繕引当金の見直しなど,各種手法の取り組みを検討実施してまいります。
46ページをお開きください。
事業目標5,環境,環境にやさしい水道を目指します,でございます。
(1)水源環境の保全の取り組みを強化していくとともに,(2)環境負荷の低減として,1)自然エネルギー施策や,2)電力使用量及びCO2排出量の削減など,
地球温暖化防止対策の展開に努めてまいります。さらに,(3)
循環型社会に向けた取り組みとしては,1)浄水汚泥等のリサイクルを促進するほか,47ページに参りまして,2)環境会計等の活用に努めております。
48ページをお開きください。
事業目標6,新たな展開,広い視野と社会に貢献する視点を持って
水道事業の新たな展開を目指します,でございます。
(1)水の有効利用といたしまして,1)水の有効利用による環境施策を推進するため,アAQUAルネッサンス神戸として水耕栽培などを取り入れた屋上緑化や壁面緑化,ミスト散布など,水の有効利用による環境に配慮した施策を啓発し,新たな
水需要喚起につなげてまいります。
(2)市民との協働,地域との連携といたしましては,防災面・環境面での取り組みを充実してまいります。
(3)社会貢献として,49ページに参りまして,1)社会・環境等への率先的対応として,ア,グリーン調達の取り組みを推進するとともに,イISO14001やKEMSの運用による環境負荷の低減に努めてまいります。また,2)震災の経験・教訓について積極的に情報発信いたします。
(4)国際的な視野を持つ水道へ向けた取り組みでございます。
1)国際貢献・国際化施策の展開として,平成21年度に,ア水道技術国際シンポジウムの開催を予定しております。
50ページをお開きください。
VI神戸市の水道料金についてでございます。
以下,1神戸市の水道料金の特徴を記載いたしますとともに,51ページから53ページには,2現行料金表,3水道料金及び
下水道使用料の早見表,4水道料金改定の経過を載せております。
54ページをお開きください。
VII平成20年度予算でございます。
1業務量等の推移をごらんください。表の1行目にありますように,平成20年度の給水戸数は76万1,836戸,2行目,総配水量は1億9,907万6,000立方メートルを予定しております。
次に,2収益的収支でございます。金額につきましては,1万円未満は省略をさせていただきます。表の1行目,
水道事業収益は381億6,043万円,表の中ほどに参りまして,
水道事業費は377億8,319万円を予定しております。以上の結果,表の一番下にありますように,平成20年度予算での単年度純利益は,税抜きで8,716万円となっております。
55ページには,資本的収支,56ページには,4建設改良事業の概要,57ページから58ページには,平成20年度の主要施策予算額を記載しております。
以上で
水道事業の概要についてのご説明を終わらせていただきます。
次に,59ページをお開きください。
工業用水道事業の概要でございます。
1経緯でございますが,
工業用水道事業は昭和36年4月に建設工事に着工し,昭和39年9月に給水を開始して以来,
水需要の増加に応じて給水能力の増強に努めてまいりました。しかし,その後,
産業構造の変化などにより,需要量は伸び悩み,平成13年度に給水能力を1日当たり15万立方メートルから10万6,000立方メートルに変更しております。
2施設の概要でございます。工業用水道の水源は,全量を琵琶湖・淀川に依存しており,上ケ原
浄水場で凝集沈殿処理した後,東部第4工区から西部第1工区までの臨海部や六甲アイランドへ供給を行っております。
60ページをお開きください。
II主要事業でございます。
1第2次改築事業としまして,平成13年度から10カ年で経年化した導・送・配水管及びテレメーター設備等の更新工事を実施しております。
61ページをごらんください。
2,次世代スーパーコンピューター施設への供給といたしまして,ポートアイランド2期に建設される次世代スーパーコンピューター施設へ工業用水を供給するため,平成20年度より,新たにポートアイランドへの配水管布設工事に着手いたします。
62ページをお開きください。
III工業用水道料金の1現行料金表並びに2料金改定の経過を載せております。
63ページに参りまして,IV平成20年度予算でございます。
1業務量等の推移でございますが,表の1行目,平成20年度の給水工場数は73工場,3行目,年度末
契約水量は1日当たり8万5,716立方メートルを予定いたしております。
2収益的収支でございます。表の20年度当初予算額の欄,1行目,
工業用水道事業収益は15億6,976万円,表の中ほどに参りまして,
工業用水道事業費は15億2,555万円を予定しております。以上の結果,表の一番下にありますように,平成20年度予算での単年度純利益は税抜きで4,165万円となっております。
64ページをお開きください。
3資本的収支及び4建設改良事業の概要を記載いたしております。
なお,65ページ以降は参考といたしまして,
水道事業の沿革等を記載しております。
以上で平成20年度
事業概要の説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしくご審議お願いを申し上げます。
16
◯委員長(坊 やすなが) 当局の説明は終わりました。
これより,質疑を行います。
事業概要及び
水道局の
所管事項について,ご質疑はございませんか。
(なし)
17
◯委員長(坊 やすなが) ご質疑がなければ,
水道局関係の審査はこの程度にとどめたいと存じます。
当局どうもご苦労さまでした。
なお,委員の皆様におかれましてはしばらくお残り願います。
18
◯委員長(坊 やすなが) 次に,次回
委員会は7月23日水曜日,午前10時に開会いたしますので,ご予定をお願いいたします。
また,その日の午後は実地視察を行いたいと思いますが,ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
19
◯委員長(坊 やすなが) ご異議ありませんので,さよう決定いたしました。
なお,視察先につきましては,正副
委員長にご一任をいただきたいと存じますので,ご了承願います。
20
◯委員長(坊 やすなが) 本日ご協議いただく事項は以上であります。
本日の
委員会は,これをもって閉会いたします。
(午前10時52分閉会)
神戸市会事務局
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