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平成27年都市環境委員会( 7月 2日)
平成27年都市環境委員会協議会( 7月 2日)

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  1. 高槻市議会 2015-07-02
    平成27年都市環境委員会協議会( 7月 2日)


    取得元: 高槻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-27
    平成27年都市環境委員会協議会( 7月 2日)          都市環境委員会協議会記録              平成27年7月2日(木)                高槻市議会事務局    日  時  平成27年7月2日(木)午前11時29分招集
     会議時刻  午前11時29分 開議        午後 0時 6分 散会  場  所  第3委員会室  事  項  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長     吉 田 忠 則      副 委 員 長      太 田 貴 子  委     員     森 本 信 之      委     員      真 鍋 宗一郎  委     員     岡   糸 恵      委     員      野々上   愛  委     員     山 口 重 雄      委     員      宮 本 雄一郎  委     員     福 井 浩 二  議     長     灰 垣 和 美  理事者側出席者  市長          濱 田 剛 史      副市長          石 下 誠 造  技監          上 仙   靖      都市創造部長       梅 本 定 雄  安満遺跡公園整備室長  松 本 憲 道      都市創造部部長代理    吉 田   隆  都市創造部参事     北 口 悦 男      都市創造部部長代理    新 井   進  産業環境部長      田 中 之 彦      産業環境部理事部長代理 徳 島 巳樹典  産業環境部参事     加 納   彰      産業環境部部長代理    葛 谷 伸 雄  農業委員会事務局長   斎 藤 卓 夫      その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長        津 田 泰 史      事務局主幹        岡 本 仁 美  事務局職員       杉 谷 真二郎     〔午前11時29分 開議〕 ○(吉田忠則委員長) ただいまから都市環境委員会協議会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会協議会は成立します。  まず、芥川緑地プールあり方についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(野坂公園課長) それでは、案件1、芥川緑地プールあり方について、ご説明申し上げます。  お手元資料1ページをごらんいただきますよう、お願いいたします。  1のはじめによりご説明いたします。  平成9年に開設しました芥川緑地プールは、高槻市の市民レジャープールとして多くの市民利用されていますが、オープン後18年が経過して、施設老朽化が顕著になっております。  また、夏季限定営業レジャープールであり、利用者数天候に左右され、さらに今後も少子高齢化が進行する社会情勢におきましては、利用者の大幅な増加を見込むことも困難になってきております。  このような中、使用施設耐用年数が満了する時期等を見据えまして、芥川緑地プールあり方検討するものでございます。  次に、2の施設概要でございます。  所在地は、高槻南平台5丁目59−2。  規模構造としましては、全体の敷地面積が約1万平方メートル、管理棟は、延べ床面積が約1,309平方メートルの鉄筋コンクリート造開設年月は、平成9年7月、建設当時の整備費は、約11.6億円でございます。  また、現在の指定管理者は、STK共同事業体であり、指定管理期間平成27年度までとなっております。  営業概要としまして、営業期間は7月上旬から9月上旬、夏季のみの66日間、利用時間及び入場料は、記載のとおりでございます。  次に、3の施設状況についてご説明いたします。  (1)の表は、平成23年度から平成26年度までの収支の推移でございます。  収入につきましては、利用料金等指定管理料及びその合計を示しております。  近年の収入合計は、おおむね5,000万円程度となっておりますが、平成26年度は、雨天の影響等により入場者の減少により、これまでで最も低い額となっております。  支出につきましては、施設老朽化に伴う修繕料増加影響などにより、増加傾向となっております。  このようなことから、収益も年々減少しており、平成26年度については、支出が収入を上回っております。  次に(2)は、プール開設当時からの入場者数推移を示しております。グラフのとおり、近年は4万人弱を推移しており、指定管理者制度導入後も、ほぼ横ばいから減少の傾向になっております。  2ページをごらんいただきますよう、お願いいたします。  4の調査結果等については、これまで実施した芥川緑地プールに関する各種調査についてご説明いたします。  (1)は、平成20年度に行政経営室が実施しました業務精査の結果でございます。建設から10年以上が経過しており、開設当時より社会環境変化している中、市の関与の必要性は薄いと考えられる。  また、ウオータースライダーなどの施設については、大規模改修が必要であるなど、施設老朽化が顕著であり、安全性の観点からも問題があるといったことが、評価として上げられています。  これらを踏まえ、総合評価としましては、現在のレジャー施設としての維持・存続については、費用対効果に見合わないため廃止が適当とされております。  次に(2)の平成21年度に実施した市民意識調査の結果でございます。  芥川緑地プール利用頻度と今後のあり方に関するアンケート集計結果をグラフで示しております。  下の囲みに示すとおり、利用頻度としましては、市民の約8割近くの人が利用したことがなく、利用された方の利用回数につきましても、年に1から3回の回答が最も多い結果となっています。  また、今後のあり方につきましては、「プール廃止して他の用途にする方がよい」が43%、「改修費がかかってもレジャープールとして欲しい」というご回答が38%を上回る結果となっております。  この結果と業務精査の結果等を合わせて、庁内検討会プールあり方検討した結果、施設耐用年数なども考慮して、次期指定管理期間平成23年度から平成27年度については存続とし、期間終了時点で再度評価を実施することとなっております。  続きまして、3ページをごらんください。  (3)に平成25年度に実施しました健全度調査の結果を示しております。  管理棟の外壁や屋上ウオータースライダープールの床、循環ろ過装置ポンプ等施設全般において老朽化の進行が確認されました。  この中で、ウオータースライダーにつきましては、最も人気のある施設一つですが、耐用年数とされている20年を、平成28年度に満了することとなります。  これらの更新にかかる費用につきましては、囲みの中にありますように、経年による施設老朽化が顕著であり、今後も安全性を確保しながら、施設存続するには、改修に総額約8億円を要します。  特に主要施設であるウオータースライダー耐用年数20年が、平成28年度に満了するため、平成29年度には、その更新に約2.4億円、その他施設の補修や機械設備類更新を含むと、約3.2億円の工事費が必要となる結果となっております。  次に5の芥川緑地プールあり方ですが、施設老朽化が顕著であり、今後も安全性を確保しながら施設を運営するには、施設更新に多額の費用を要すること、屋外のレジャープール利用期間夏季に限定され、利用者数天候に大きく左右されるなどの課題があることから、ウオータースライダー更新時期である平成29年を目前に控えていることから、早期に芥川緑地プールの存廃を決定することといたしました。  4ページをごらんください。  最後に、6の今後の進め方と検討体制についてご説明申し上げます。  表をごらんください。庁内検討議会指定管理者選定委員会に係る今後のスケジュールを示しております。  芥川緑地プールあり方につきましては、8月下旬に市の方針を定めるべく、庁内検討を進め、指定管理者選定委員会に諮った後、9月の本委員会協議会において存廃に係る報告を行いたいと考えております。  なお、プール廃止することとなった場合につきましても、12月議会において、都市公園条例を改正する予定としております。  庁内検討につきましては、(2)に示しますとおり、関係部署からなる芥川創生庁内検討会におきまして、検討を進めてまいります。  以上、まことに簡単なご説明ではございますが、芥川緑地プールあり方についての説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○(吉田忠則委員長) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、特に質問があればお受けします。 ○(福井委員) 芥川緑地プールについては、今十分な説明がありました。それを聞いてますと納得はするんですけれども、ただ、1ページの入場者数推移、これを見てみますと、平成14年から今日に至るまで、4万人をずっと切ってた。ところが平成22年度だけ、4万2,231人ということで4万人を超えたわけですね。  この間、20年経過すれば経年劣化ということで、ウォータープールはだめだということも、当初からわかっておったわけですね。平成14年のときに、4万人を切った時点で、それまでは、平成9年から平成13年までは4万人を超えておった。それから4万人を切っていった。このときから10数年たってるんですね、これ。それまでに、高槻市として、これを建てた上には、より多くの市民利用してもらうという取り組みはどうだったのか、まずこれについてお伺いします。 ○(野坂公園課長) 平成17年までは直営という形で、平成18年度から指定管理者制度という形の中で、この施設指定管理者に任せてるような形でございます。  その中で、こういう現象も含めまして、利用度を上げるよう、我々も指定管理者とともに努力をしてまいったところでございます。いろいろな形の中で、市営バスとのタイアップで割引をするとか、無料開放デーとか、いろいろな形の中で施設入場者数の増を図るべくいろいろなPR等もしてきた中でございますけども、平成22年で4万2,000人という、4万人を超えたというところでございますけども、この年につきましては、非常に猛暑の年でございまして、その部分については、やはり天候に左右されるというところが非常に大きい課題であるというふうに、我々も認識しております。  以上でございます。 ○(福井委員) プールをつくって猛暑であるから4万人を超えた。当初、平成9年から平成13年までは、指定管理者云々にかかわらず、利用者指定管理者だから行く、市だから行くんじゃなく、天候にもかかわらず、平成9年から平成13年まで4万人を超えてるんですね。その辺を考えれば、今の答弁というのは、もう一つ納得のいくもんでもないし、当初からこれをつくったときに、20年を越えたらウオータープール経年劣化がわかっておったはずなのに、なぜ、この取り組みがされなかったか。またその取り組みの中で、先ほど委員会の中では、前島と番田の熱利用センターが、高齢者は50%割引になると、500円から250円だという中で、これはいまだに1,000円であると、高齢者割引もないと、そういう一つ取り組み状況は、なぜここにあらわれてこないか。これも取り組んだ、あれも取り組んだ、けれどもこれがだめだという状況が、まだまだ見えてこないと、取り組み状況の中身がね、そのあたりについてのお考えはどうですか。 ○(橘公園課課長代理) 建設当時からの社会情勢変化等もございますけれども、建設当時につきましては、スポーツ健康づくりレジャー等の需要が大きく、早期の廃止を前提というところで整備されたものではございません。  その後、子どもたちの屋内での遊びであるとか、そういったもの、社会情勢変化により、今後の利用者増というのも、先ほどの天候に左右される影響であるとか少子高齢化等で、見込むこともなかなか困難であることから、今回のあり方検討に至ったものでございます。  以上でございます。 ○(福井委員) 3問目ですから、ちなみに、南平台のところから西へ行くと、西河原公園プールというのがあるんですね。あそこは非常に利用度が高いんですよ。その原因は何かということもしっかり把握してもらったらようわかるはずなんです。  それで、社会情勢変化、その社会情勢変化に対応するのが計画行政の本来のあり方じゃないんですか。社会情勢変化したからこういうふうになりますいうのは答弁になってないと思いますよ。その辺はきちっと計画行政あり方について、濱田市長が今季2期目になって、高槻市はすばらしいと、片やプールを潰したというようなことのないようにしっかりと、なくなるんであれば、なくなった分だけあの地域をどうするんだということを、地理的条件がいいのかどうかも、当初から問題があったし、その辺も十分含めた上で、総合的にやっていくように、これだけを取り潰すんじゃなく、そのかわりこうだというような絵を、全体的に構想するべきじゃないかということで、意見を申し上げて終わります。 ○(梅本都市創造部長) ただいまの福井委員から非常に貴重なご意見をいただきました。  今回につきましては、我々現状をご説明し、先ほどスケジュールもございました。9月に、再度市の考え方については、ご説明をさせていただきたいというふうに考えております。  そういった中で、先ほどのご質問も含め、きっちりとご答弁をし、市の考え等、きっちり説明させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○(岡委員) 私のほうから、要望だけ言わせていただきます。  今回、この時期での提案ということで、これ以外戻れないみたいなデータが並んでいるので、やむを得ないのかなと思うんですが、一定高槻市でスポーツ推進計画というのをつくられて、これからのまちづくりスポーツ推進していこうという、そういう計画は明確に出ています。その関係というか、そこの整合性というか、きっちりそこは、ここは所管委員会ではありませんが、市長も副市長もいらっしゃるので、ぜひお願いしたいんですけど、スポーツ推進という形で芥川緑地プールが担ってきた役割というのはあったと思うし、人数的に4万人切った云々がありますが、現に66日という短い中で4万人の方が利用されてきたということは、私は、高槻市民にとりましては家族で行けるというところは大きい役割を担ってきたと思います。  そういう形でいくと、これを廃止の方向で検討すると思うんですが、それを含めて部長のほうから次の説明があるということですが、施設あり方とともに、スポーツ推進という形から、ぜひもう少し突っ込んだ検討をしていただいて、山口委員からも先ほどありましたけれども、現存するプールについても、子どもたち家族連れ、そういったことも踏まえて利用者がふえるような取り組みスポーツ推進という形の議論もしていかないといけないのではないのかなと思いますので、その辺要望して、ぜひお願いいたします。  以上です。 ○(太田委員) 協議会ですので、私のほうも意見を言わせていただきます。  これまで北の地域でこのプール、本当に皆さんに愛されてきたプールです。  先ほど福井委員からも意見がありましたように、劣化していくのは当然のことで、わかっていたことですし、この周りに本当にレストランもなくて、プールの中での指定された業者が、食事提供している。
     今の子どもたち、今の世代の皆様は、やはりレジャーにいくと、そこでの飲食も含めて、しっかりとしたニーズに合わせたものがなかったら、なかなか利用できない部分もありまして、これまでも私も委員会議会でその意見も言わせていただいたこともあったと思うんです。  今のご説明を聞くと、存続廃止にどちらかしかないようにしか私には聞こえないんです。タイトに時間もない中で、何かを決めなければいけないんですが、先ほど熱利用施設説明も受けました。やはり、北にも年中使えるような熱を利用した施設に切りかえていただけるようなお考えも含めて、再検討をお願いしたいと、これは意見としてお伝えします。  以上です。 ○(吉田忠則委員長) 質問は尽きたようです。  次に、安満遺跡公園内雨水貯留施設建設についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(河村下水河川事業課長) 続きまして、案件安満遺跡公園内雨水貯留施設建設について、ご説明いたします。  1ページをごらんください。  雨水貯留施設概要でございます。  本工事は、高槻総合雨水対策の一環として高槻東排水分区における局地的集中豪雨等に対する浸水被害軽減を図るため、安満遺跡公園整備事業関連事業として八丁畷町の安満遺跡公園計画地内に雨水貯留施設建設するものでございます。  契約内容ですが、受注者は大日本永商永大協同企業体で、請負代金額21億8,808万円で、工事期間平成27年3月3日の議決日から平成29年3月17日まででございます。  工事概要でございますが、安満遺跡公園計画西側エリア貯留量2万立米の雨水貯留施設及び取水放流施設一式建設するもので、ページ中ほどの拡大図にありますように、公園南側道路下に、直径3.2メートルの下水道の幹線管渠が埋設されており、大雨などにより完全管渠内が満水になる前に取水し、一時的に貯留をし、ピークカットを行うことで下流地域浸水被害を軽減するもので、雨がおさまった後、幹線管渠雨水を戻す構造となっております。  下の図には、拡大図のほか、平面図及び参考といたしまして、他市で施工されております整備状況完成状況写真をイメージとしてお示ししております。  次に2ページをごらんください。  埋蔵文化財調査の結果についてでございます。  本工事に先立ち、教育委員会雨水貯留施設建設に伴い、右図のハッチングしています部分において、安満遺跡発掘調査平成26年9月より実施し、弥生時代前期水田や墓など貴重な遺構が検出されました。  近畿地方における稲作開始期状況を明らかにする注目される重要な発見であり、本市の附属機関である史跡整備指導検討会から本年6月12日付で当該水田等現地保存を図るべきであるとの答申がなされました。  下の図には、現地保存を図るべき範囲を太い実線で囲ってお示ししております。  なお、その西側につきましては、自然地形弥生時代中期以降の遺構であり記録保存にて対応してまいります。  また、その下の写真は、南西側から弥生時代前期水田跡居住地を望んでおります。  次に、3ページをごらんください。  埋蔵文化財調査結果に伴う変更についてでございます。  まず、(1)雨水貯留施設位置等についてですが、史跡整備指導検討会から答申がなされた重要な遺構を保存するため、雨水貯留施設建設位置等を当初計画より西へ約80メートル移動した位置変更するものでございます。  下の図の上が当初計画で、下が変更案でございます。  今後、建設位置変更に伴う工法等検討を行い、平成27年9月議会に、当該契約変更案件の上程を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、4ページをごらんください。  (2)公園計画変更についてでございます。  雨水貯留施設位置西側変更することに伴い、パークセンター及び全天候型屋内施設建築物と重なることから、建物の配置を下の図のように変更する予定でございます。  なお、今後、今年度に行う公園実施設計及び建築基本設計にて都市再生機構と協議しながら、具体的な検討を行ってまいります。  以上、まことに簡単な説明ではございますが、安満遺跡公園内雨水貯留施設建設についての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○(吉田忠則委員長) 説明が終わりました。  ただいまの説明に対し、特に質問があればお受けします。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(吉田忠則委員長) 質問はないようです。  次に、平成28年度に向けた指定管理者選定方針についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(田中管理課長) 報告案件3、平成28年度に向けた指定管理者選定方針につきましてご説明申し上げます。  お手元資料3、1ページをごらんください。  本委員会協議会では、都市環境委員会所管分について調整の上、取りまとめてご報告をさせていただきます。  今回の更新施設につきましては、産業環境部所管が1施設都市創造部所管施設が13施設ございます。  なお、芥川緑地プールにつきましては、案件1の芥川緑地プールあり方についてにおいて、ご説明させていただきましたとおり、指定管理者選定方針については、9月の本委員会協議会の中で改めてご説明をさせていただきます。  選定方針の基本的な考え方につきましては、指定管理者選定ガイドライン及び管理実績等を踏まえ、総合的に判断したものでございます。  具体的な施設につきましては、資源循環推進課所管しております前島熱利用センター下水河川企画課所管しております番田熱利用センター管理課所管しております弁天駐車場など4施設一括指定高槻自転車駐車場など4施設一括指定高槻北自転車駐車場など4施設一括指定合計5件、14の施設がございます。  これら施設につきましては、経費の節減や運営の効率化市民サービスの向上を図るために、民間の多様な工夫等を活用することが適当であるため、引き続き指定管理者制度を適用し、現在と同様に公募で、指定期間は5年とするものでございます。  この方針は、所管部として施設管理運営方針考え方をまとめ、指定管理者選定委員会にお諮りし、その意見を踏まえて決定したものでございます。  今後、この方針に基づきまして、指定管理者選定手続を進めてまいりまして、12月議会をめどに指定議案をお諮りしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  以上、まことに簡単なご説明ではございますが、平成28年度に向けた指定管理者選定方針についての説明とさせていただきます。 ○(吉田忠則委員長) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、特に質問があればお受けします。    〔「な  し」と呼ぶ者あり〕 ○(吉田忠則委員長) 質問はないようです。  次に、(仮称)高槻土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例についてを議題とします。  理事者側説明を求めます。 ○(葛谷産業環境部部長代理) それでは、案件4、(仮称)高槻土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例につきまして、ご説明申し上げます。  本条例は、先ほどの委員会で賛成いただきました高槻林道管理条例とともに、本市における土砂埋め立てを規制するものでございます。  お手元資料案件4の1ページをごらんください。  まず初めに、本条例検討するに至った主な経過及び背景でありますが、昨年2月豊能町の残土処分場において、土砂崩落事故が発生し、府道や農地に大量の土砂が堆積するなど、地域住民に多大な影響を及ぼしました。  また、6月には本市樫田地区において、山林の谷地を埋め立て残土処分場計画が判明し、9月の市議会において、樫田地区の良好な自然環境を守ることを求める請願書が採択されたところでございます。  そのほか、建設発生土山間部に持ち込まれ、埋め立て等により処分されるケースは全国で発生しており、しばしば土砂崩落や流出、廃棄物の投棄などの問題が発生しております。  次に、課題でございますが、土砂埋め立て等を主目的とする法律や条例がございません。そのため、効果的な指導が行えず、土砂が無秩序に積み上げられることがあり、崩落・災害が発生するおそれがあります。  また、ほかにも不法投棄による土壌汚染を懸念する声や、ダンプ通行に伴う粉じんの問題など、生活環境への影響を不安視する声も上がっております。  次に、2ページをごらんください。  このような状況のもと、まず大阪府の動向ですが、平成26年6月に、大阪府環境審議会に「土砂埋立て等の規制のあり方について」の諮問がなされ、9月に条例制定が適当であるとの答申がありました。  その後、12月に大阪府土砂埋立て等の規制に関する条例を、また本年4月には同施行規則が制定され、昨日の7月1日から施行されております。  次に、本市の取り組みでございますが、昨年9月の都市環境委員会において本市の方向性をお示しさせていただき、11月に土砂埋立て等の規制に関する庁内検討会を立ち上げました。  検討会の取り組みといたしましては、先進都市への視察や課題の抽出、規制内容の検討、大阪府条例等への意見具申・要望で、特に大阪府へは、山間部を持つ自治体として、地元市町村との連携強化を強く要望いたしました。  次に、3ページをごらんください。  こちらには、大阪府土砂条例概要を記載してお入ります。  その内容でございますが、土砂を堆積する行為全てが対象となっており、最大3年の許可制で対象面積は3,000平方メートル以上となっております。  そのほか、住民説明会の義務づけ、厳格な技術基準が設けられ、特に罰則規定には地方自治法上の上限が定められております。  事前協議制度では、初期段階から市町村が関与する体制となっており、監視体制では大阪府警察本部を含めた連絡協議会の設置や合同パトロールの実施が制度化されております。  特に、府警本部が携わったことは、実効性のある監視・指導という点で、期待するところでございます。  次に、4ページをごらんください。  本市の方向性でございますが、大阪府土砂条例は、本市が意見・要望した内容が大きく反映され、厳しい規制内容となったことから、3,000平方メートル以上については、大阪府条例の適用対象とし、3,000平方メートル未満については、地域性を勘案した高槻市の独自条例を制定し、不適正な埋め立てを規制していくことといたしました。  資料の中ほどのグラフですが、大阪府域で行為中の土砂埋め立て等は84件あり、そのうち3,000平方メートル未満は全体の約3割となっております。本市の独自条例では、この3割を対象に、不適正な土砂埋め立てが行われないよう規制していこうとするものでございます。  最後に、今後の予定でありますが、7月中に本市環境審議会に諮問して、8月に答申をいただきたいと考えております。  その後、素案をまとめ、10月をめどにパブリックコメントを実施し、市民の皆様のご意見を募集いたします。  その後、12月議会に上程し、3か月の周知期間を設けて、平成28年4月に施行する予定でございます。  また、次ページ以降には、参考資料といたしまして、大阪府土砂埋立て等の規制に関する条例概要を添付しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、まことに簡単ではございますが、案件4、(仮称)高槻土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例についてのご説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○(吉田忠則委員長) 説明は終わりました。  ただいまの説明に対し、特に質問があればお受けします。 ○(山口委員) 質問というよりも、要望をしておきたいというふうに思います。  先ほどの林道条例と合わせて、今ご説明いただいたように、本当に早く対応していただいていると、こういうことについては本当に感謝申し上げておきたいと、こういうように思います。  府の役割と市の役割ということで、今部長代理のほうから説明いただきましたし、条例の内容というのはよく理解しました。  あと、パブリックコメントを10月にされて、それから来年の4月施行と、こういうことに予定されてますけども、結果、住民から告発がなければ、なかなかわからないような事例がありますので、やはり来年の4月施行するときには、行政内部の体制整備とか、そういうことも含めて検討いただきたいと、こういうことを特にお願いしておきたいと思います。  以上です。 ○(吉田忠則委員長) 質問は尽きたようです。  以上で、所管事務報告の聴取を終結します。  ここでしばらく休憩します。    〔午後 0時 2分 休憩〕    〔午後 0時 4分 再開〕 ○(吉田忠則委員長) 再開します。  本年度の本委員会の行政視察についてお諮りします。  視察項目、視察先等について、各委員のご希望を伺いたいと思います。 ○(宮本委員) この間、高槻市にかかわらず、豪雨の被害にずっとさらされてきたこともありますんで、各委員からも代表質問等でありますが、内水被害について、どういうふうに市として対応するかということを勉強させてもらいたいと思っておるんですが、その点で、ぜひ一考いただけたらと思います。 ○(吉田忠則委員長) 日程は、本年11月の初旬ごろということになりますので、9月の定例会で、この委員会で提示したいと思いますのでお願いします。  以上で散会します。    〔午後 0時 6分 散会〕
    委 員 長...