令和 2年 12月 定例会(第6回) 12月18日 1
出席議員 (18名) 1番 中山貴弘 2番 伊藤正明 3番 藤沢 巌 4番 石濵隼人 5番 藤井貴範 6番
伊藤清一郎 7番 久野たき 8番 泉 清秀 9番 川脇裕之 10番 中平 猛 11番 林 正則 12番
竹内慎治 13番 古俣泰浩 14番 渡邉眞弓 15番
冨田一太郎 16番 大村 聡 17番
勝崎泰生 18番 夏目 豊 2 欠席議員 (0名) 3
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長 宮島壽男 副市長 立川泰造 副市長
長谷川勝春 教育長 永井清司 参与 原 一雄 総務部長 矢野明彦 企画部長 岩田光寿
市民生活部長 細川賢弘 福祉部長 松下広子
健康部長 森下 剛
子ども未来部長 小嶋京子
環境経済部長 安永明久
都市整備部長 鈴木宏式 水道部長 勝崎哲治
会計管理者 竹内克忠 消防長 山岸博幸 教育部長 加藤由裕
監査委員事務局長 前田達郎 総務課長 石川浩司 財政課長 竹内和彦
企画情報課長 小屋敷浩司 秘書広報課長 林 絵美 職員課長 中谷誉子 4 本会議に職務のため出席した
議会事務局職員 事務局長 新美良夫 議事課長 平岩佳代 鈴木陽子 田口大祐 武内亮磨 5
議事日程日程議案番号件名158知多市
事務分掌条例の一部改正について259知多市
税外収入に係る延滞金に関する条例の一部改正について360知多市
国民健康保険税条例の一部改正について461
知多市営海浜プールの設置及び管理に関する条例の廃止について562財産の取得について663
西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議について764
指定管理者の指定(
市営プール)について865知多市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正について966知多市
水道事業給水条例の一部改正について1067知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び知多市
特定環境保全公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について1168
指定管理者の指定(
有料駐車場)について1269令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)1370令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)1471令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)1572令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)16同意15
固定資産評価審査委員会委員の選任について17同意16
固定資産評価審査委員会委員の選任について18同意17
固定資産評価審査委員会委員の選任について19意見書2防災・減災、
国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書について20意見書3不妊治療への
保険適用の拡大等を求める意見書について21 議員派遣について 6 会議に付した事件
議事日程に同じである。 (12月18日午前9時30分 開議)
○議長(
竹内慎治) 本日は、大変御苦労さまでございます。現在の
出席議員は、18名でございます。定足数に達しており、会議は成立いたします。ただ今から第6回
知多市議会定例会を再開いたします。 休会中は、各委員会に付託いたしました案件につきまして熱心に御審査を賜り、誠にありがとうございました。 本日の
議事日程につきましては、お手元に配付した日程のとおりでございます。この
議事日程に従いまして会議を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) ここでお諮りいたします。日程第1、議案第58号から日程第14、議案第71号までの14件は、会議規則第34条の規定により一括議題としたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第1、議案第58号 知多市
事務分掌条例の一部改正についてから日程第14、議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)までの14件を一括議題といたします。 以上の議案は、各
常任委員会に付託がしてございますので、会議規則第38条の規定により各
常任委員長の報告を願います。 最初に、13番
総務委員長の報告を願います。13番
総務委員長。 (13番
総務委員長 登壇)
◆13番(古俣泰浩) それでは、議長の指名を得ましたので、
総務委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。 去る12月10日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第58号 知多市
事務分掌条例の一部改正について、議案第59号 知多市
税外収入に係る延滞金に関する条例の一部改正について、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
総務委員会所管事項について、以上3件について、12月15日午前9時30分から
委員全員の出席の下に委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 初めに、議案第58号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から6件の質問がありました。 その主な内容は、今回の組織改編後における課題の確認方法はとの質問に対して、
組織運営上の課題は
人事ヒアリングの際に、政策課題は実施計画の策定に向けた
ヒアリングの際に、それぞれ各課から聞き取りを行っています。今後も適宜、現場の状況を確認し、喫緊の行政課題と課題に対応する体制について総合的に検討し、人事配置や組織の見直し等を行っていきますとの答弁がありました。 ほか5件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第58号 知多市
事務分掌条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第59号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から1件の質問がありました。 その内容は、
平均貸付割合の算定方法はとの質問に対して、各年の前々年の9月から前年8月までの各月における銀行の新規の
短期貸出約定平均金利の合計を12で除するものですとの答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第59号 知多市
税外収入に係る延滞金に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号のうち
総務委員会所管事項について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から3件の質問がありました。 その主な内容は、歳入の
固定資産税(現年)増額の具体的な内容はとの質問に対して、市内の主要企業から、あらかじめ
設備投資計画を提出していただいていますが、実績では多くの企業で計画を上回る設備投資が行われたことで、償却資産に係る税金が大幅な増額となりました。内訳としては、主に臨海部の大手企業6社によるものですとの答弁がありました。 ほか2件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 その後、討論に入り、
反対討論が1件ありました。 採決の結果、委員多数の賛成を得ましたので、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
総務委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 (13番
総務委員長 降壇)
○議長(
竹内慎治) 次に、6番
福祉文教委員長の報告を願います。6番
福祉文教委員長。 (6番
福祉文教委員長 登壇)
◆6番(
伊藤清一郎) 議長の御指名を得ましたので、
福祉文教委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る12月10日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正について、議案第61号
知多市営海浜プールの設置及び管理に関する条例の廃止について、議案第62号 財産の取得について、議案第63号
西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議について、議案第64号
指定管理者の指定(
市営プール)について、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
福祉文教委員会所管事項について、議案第70号 令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、以上7件について、12月11日午前9時30分から
委員全員の出席の下に委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 初めに、議案第60号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から4件の質問がありました。 その主な内容は、
基礎課税額及び
介護納付金課税額の限度額を改めることによる影響はとの質問に対し、令和2年度の
課税データを用いた試算では、
課税限度額を超過する世帯の数が
基礎課税額においては113世帯から3世帯減少、
介護納付金課税額においては62世帯から8世帯減少します。また、
国民健康保険税の調定額は、
基礎課税額で約226万円、
介護納付金課税額で約58万円、合計で約284万円の増額となる見込みですとの答弁がありました。 ほか3件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 その後、討論に入り、
反対討論が1件、賛成討論が1件ありました。 採決の結果、委員多数の賛成を得ましたので、議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第61号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第61号
知多市営海浜プールの設置及び管理に関する条例の廃止については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第62号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から6件の質問がありました。 その主な内容は、購入する電子黒板の仕様、活用方法及び各小中学校への
納入スケジュールはとの質問に対し、電子黒板の仕様は、
株式会社エルモ社のxSync Boardの65インチ、
液晶タッチディスプレーです。
デジタル教科書や資料、
タブレット端末の画面などを映すほか、児童生徒の学習画面を大きく映して考えを共有する場面や、学習成果を発表・交流する場面等で活用することを考えています。また、
納入スケジュールにつきましては、本議会で議決後、事業者との本契約を締結し、1月中旬頃までに順次、各小中学校へ納入する予定ですとの答弁がありました。 ほか5件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第62号 財産の取得については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第63号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第63号
西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第64号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から3件の質問がありました。 その主な内容は、
市営プールの利用状況はとの質問に対し、今年度は
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、利用を中止しました。また、直近の3か年の利用実績については、
新田プールは、平成29年度が2,397人、30年度が1,921人、令和元年度が1,981人です。
岡田プールは、平成29年度が3,707人、30年度が2,657人、令和元年度が3,181人ですとの答弁がありました。 ほか2件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第64号
指定管理者の指定(
市営プール)については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号のうち
福祉文教委員会所管事項について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から8件の質問がありました。 その主な内容は、
インフルエンザ予防接種委託料の
見込み人数はとの質問に対し、
自己負担分の新規計上は、今回、無料となる全対象者約2万4,300人のうち、接種率を約8割と想定し、1万9,600人を見込みました。それに加え、無料としたことによる接種者の増を5,100人見込みましたとの答弁がありました。 ほか7件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 また、要望が1件ありました。 採決の結果、委員多数の賛成を得ましたので、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
福祉文教委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第70号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から3件の質問がありました。 その主な内容は、一般被
保険者高額療養費保険者負担金の増額の理由はとの質問に対し、1か月の医療費の自己負担が一定額を超えると支給される
高額療養費は、被
保険者数の減少や
新型コロナウイルス感染症の影響による
受診控え等で、医療費全体では減少しています。しかし、医療の高度化や高齢化等で1人当たりの医療費は増加しているため、さらなる
増額見込みとなるものですとの答弁がありました。 ほか2件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 その後、討論に入り、
反対討論が1件ありました。 採決の結果、委員多数の賛成を得ましたので、議案第70号 令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 (6番
福祉文教委員長 降壇)
○議長(
竹内慎治) 次に、8番
建設経済委員長の報告を願います。8番
建設経済委員長。 (8番
建設経済委員長 登壇)
◆8番(泉清秀) 議長の御指名を得ましたので、
建設経済委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る12月10日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第65号 知多市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正について、議案第67号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び知多市
特定環境保全公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、議案第68号
指定管理者の指定(
有料駐車場)について、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
建設経済委員会所管事項について、議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)、以上6件について、12月14日午前9時30分から
委員全員の出席の下に委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 初めに、議案第65号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から1件の質問がありました。 その内容は、
都市整備部と水道部が統合することによって職員数及び業務内容の変更はあるのかとの質問に対し、統合により部長が1名減となります。なお、水道課としては、職員数及び業務内容の変更はありませんとの答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第65号 知多市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第66号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から2件の質問がありました。 その主な内容は、
水道料金の改定により、使用料の多い業者に対して生じる影響額はとの質問に対し、今回の料金改定による1か月当たりの税抜きの影響額は、最大で、口径25ミリメートルが380円、30ミリメートルが450円、40ミリメートルが650円、50ミリメートルが1,270円、75ミリメートルが3,270円、100ミリメートルが8,270円、150ミリメートルが1万3,270円ですとの答弁がありました。 ほか1件の質問に対しても、答弁がありました。 また、要望が1件ありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第67号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第67号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び知多市
特定環境保全公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第68号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第68号
指定管理者の指定(
有料駐車場)については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第69号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)のうち
建設経済委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第71号について報告いたします。
理事者側の説明をもって了とし、採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 (8番
建設経済委員長 降壇)
○議長(
竹内慎治) ただ今の報告について、一括質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 一括討論に入ります。7番
久野たき議員。
◆7番(久野たき) 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正について、反対の立場で討論します。 反対の理由は、
基礎課税に係る
課税限度額を61万円から63万円に引き上げることです。
所得水準の高い世帯の負担を多くするとしていますが、
所得水準が高いといっても、世帯人数が多いなどの理由が考えられ、必ずしも余裕のある世帯とは限りません。本市の大人2人、子ども2人の4人家族の世帯を例に取ると、収入が約916万円で
課税限度額に達するとのことです。しかし、税金、子どもの養育費、家賃など多くの支出が考えられるため、その家計は決して余裕があるものではないと考えます。
国民健康保険制度は、
年金生活者や
小規模事業所の従業員、非正規雇用で働く労働者など、加入者の多くが低所得者や高齢者であるという構造的な問題があることは再三述べてきました。本来はこの
国民健康保険制度に国が積極的に財政支援をし、加入者の健康と生活を守るのが本筋です。ところが、国はこれまで
財政負担割合を引き下げ続けてきました。そのため、加入者は多額の保険税に苦しめられています。今回の条例改正で、
中間所得層の被保険者に配慮していることは評価できますが、引上げが続く
課税限度額は認めることができません。国に対し、
国庫負担割合を抜本的に高めること、また、新たに保険者となった愛知県に対しても
財政負担の増額を求め、誰もが無理なく払える国保税にすべきです。 以上、反対理由を述べて、議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正についての
反対討論とします。
○議長(
竹内慎治) 14番
渡邉眞弓議員。
◆14番(渡邉眞弓) 私は、議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正について、賛成の立場で討論いたします。
国民健康保険は、国民皆
保険制度を根底から支える重要な事業であり、相互扶助の精神を基本にして運営されています。高齢化の進展や医療の高度化等により医療費が増加する中、本市では
国民健康保険税の急激な変化が生じないように配慮しつつ、徐々に税率を引き上げる予定と認識しており、実際に今年度、税率が改定されています。 国は、
被用者保険とのバランスを考慮して、
課税限度額を段階的に引き上げてきました。
保険税負担は負担能力に応じた公平なものである必要がありますが、受益との関連において、被保険者の納付意欲に与える影響や制度及び事業の円滑な運営を確保する観点から、被保険者の
保険税負担に一定の限度が設けられています。
保険税負担の上限を引き上げずに
保険税率を引き上げることにより、国保財政を安定的に運営していくために必要な
保険税収入を確保すれば、
上位所得者層の負担は変わらない中で低・
中間所得者層の負担が重くなります。一方、
保険税負担の上限を引き上げれば、
上位所得者層により多く負担いただくこととなりますが、低・
中間所得者層の被保険者に配慮した
保険税率の設定が可能となります。 本案は、令和3年1月1日施行の
給与所得控除や
公的年金控除から基礎控除への10万円の振替等に伴う
個人所得課税の見直しにおいて、
国民健康保険税の
負担水準に関して意図せざる影響や不利益が生じないように改正するものです。給与所得や
年金所得の世帯については、軽減判定に与える影響はありませんが、一方で、企業に雇用されていないフリーランスの世帯については、従来よりも軽減を受けやすくなるなど、被保険者の
保険税負担を考慮したものと評価するところです。 今後におきましても、被保険者の
保険税負担の急増を避け、
事業運営の安定化を図るよう要望して、議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正についての賛成討論といたします。
○議長(
竹内慎治) 10番 中平 猛議員。
◆10番(中平猛) 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。 本議案は、令和3年10月分に係る
水道料金から引上げを行うものであります。1か月当たりの
基本料金と1か月当たりの使用水量ゼロから10立方メートルの水量料金を引き上げるものであり、令和元年度の実績をベースに算定すると、
平均改定率は約11.3パーセントになります。 本市の
水道事業は
地方公営企業法に基づく
公営企業ですが、同法によりますと、
公営企業というものは、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないとされています。これまで、
基本料金を一定期間免除するなど
新型コロナウイルス感染症対策の措置が取られてきましたが、特効薬も未完成で今後の見通しも立たない状況が続いています。公共の福祉という観点から考えれば、
新型コロナウイルス感染症の感染が広がり、
経済的危機に直面している市民、事業者が多くいらっしゃる状況下での引上げは認められません。二度延期となった今回の料金の引上げですが、現状では引き上げるべきではなく、最低でもさらに延期するべきであります。 また、
基幹配水管の
耐震化整備に係る
交付金取得の条件をこの料金の引上げによって満たす可能性があり、料金の引上げによる約1億円の収入増に加え交付金が認められれば、さらに約5,000万円の増となります。仮にどうしても引上げを強行するのであれば、せめて市民への
負担軽減を考え、この5,000万円を引上げ分の
キャッシュバックに充てるべきであります。 以上、反対理由を述べ、議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正について反対し、討論とします。
○議長(
竹内慎治) 17番
勝崎泰生議員。
◆17番(
勝崎泰生) 私は、議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正について、賛成の立場で討論いたします。 上水道は、人が生活する上で欠かすことのできない極めて重要なライフラインの1つであり、本市の発展とともに設備投資が進められた結果、ほぼ全世帯に普及し、安全で良質な水を供給しています。 しかし、施設の老朽化が進んでおり、配水管は法定耐用年数の40年を超えた管が全体の約25パーセントを占めており、今後、10年間でその割合は50パーセントを超え、老朽化の進行が加速すると伺っています。また、主たる配水管の耐震化率が低く、大地震に対する対策が十分でない状況も明らかです。 将来にわたって利用者が安心できるサービスを提供し続けるためには、近い将来に発生が懸念される南海トラフを震源とする地震に備え、重要な管路の耐震化や老朽化した管路の更新を継続して実施するため、資金の確保が必要です。 一方で、
水道事業運営の主な財源である料金収入は、給水人口の減少や節水機器等の普及に伴い減少が続くと見込まれます。地方
公営企業は独立採算制であることから、
事業運営に必要な費用は利用者に納めていただく料金で賄うことが原則であり、必要不可欠な支出が増加する反面、料金収入が減少することによって経営が悪化していく状況を踏まえれば、この時期に増額改定を行うことはやむを得ないと考えます。 しかしながら、利用者に負担増をお願いするに当たっては、十分に理解を得られるよう、経営実態と改定による効果等をしっかりと周知されること、また、今後も単に当期純利益や資金残高が増減したということではなく、上
水道事業が健全に経営されているかどうかを、国が示す指標などと照らし合わせて厳しく見極め、より一層の経営改善を図ることを要望し、私の賛成討論といたします。
○議長(
竹内慎治) 10番 中平 猛議員。
◆10番(中平猛) 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)について、反対の立場で討論いたします。 本補正予算は、11月30日に行われた臨時議会で可決された議案第54号 知多市職員の給与に関する条例の一部改正による期末手当の支給割合引下げに基づく予算措置を含んでいます。 議案第54号の
反対討論でも述べましたが、支給割合の引下げはさらに消費の停滞を引き起こし、景気の後退にもつながります。また、職員数が抑制されている一方で、
新型コロナウイルス感染症への対応などにより業務量は増加しています。感染の危険と隣り合わせの中で業務に当たる職員もおり、このような職員の働きには相応の対価をもって報いるべきであります。よって、こうした点を踏まえ、職員の期末手当の支給割合引下げは認められず、この補正予算も認められません。 以上、反対理由を述べ、議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)について反対し、討論とします。
○議長(
竹内慎治) 7番
久野たき議員。
◆7番(久野たき) 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第70号 令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)に対し、反対の立場で討論します。 この補正予算には、
国民健康保険職員給与費の給与改定分が計上されています。これは、さきの臨時会において可決された条例改正により、職員の期末手当の支給割合が引き下げられたことを受けての減額補正です。臨時会でも条例改正に反対いたしましたが、改めてその理由を述べます。 第一に、支給割合の引下げは、コロナ禍における厳しい環境の中で、市民の安全・安心を確保するために働いている医療従事者や介護・保育・教育関係者などをはじめ、多くの正職員や非正規雇用の職員の待遇改善を求める声に背くものです。 第二に、職員の給与削減は地域経済に影を落とし、景気の後退にもつながり、また職員のやる気にも影響を与えます。
新型コロナウイルス感染症が拡大している中、厳しい財政運営となることは理解できますが、本市の無駄な大型開発をやめ、その事業推進体制の見直しを進め、無駄な人件費の削減等を行うことがまずやるべきことだと考えます。 以上、反対の理由を述べ、議案第70号 令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の
反対討論とします。
○議長(
竹内慎治) 10番 中平 猛議員。
◆10番(中平猛) 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)について、反対の立場で討論いたします。 本議案は、議案第69号についての
反対討論で述べたのと同様の理由により、認められません。 以上、反対理由を述べ、議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)について反対し、討論とします。
○議長(
竹内慎治) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第58号 知多市
事務分掌条例の一部改正について、議案第59号 知多市
税外収入に係る延滞金に関する条例の一部改正について、以上2件について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、議案第58号及び議案第59号の2件は、原案のとおり可決されました。 議案第60号 知多市
国民健康保険税条例の一部改正について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (多数の挙手あり) 多数賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第61号
知多市営海浜プールの設置及び管理に関する条例の廃止について、議案第62号 財産の取得について、議案第63号
西知多医療厚生組合規約の一部変更に関する協議について、議案第64号
指定管理者の指定(
市営プール)について、議案第65号 知多市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、以上5件について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、議案第61号から議案第65号までの5件は、原案のとおり可決されました。 議案第66号 知多市
水道事業給水条例の一部改正について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (多数の挙手あり) 多数賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第67号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例及び知多市
特定環境保全公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、議案第68号
指定管理者の指定(
有料駐車場)について、以上2件について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、議案第67号及び議案第68号の2件は、原案のとおり可決されました。 議案第69号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第8号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (多数の挙手あり) 多数賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第70号 令和2年度知多市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (多数の挙手あり) 多数賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第71号 令和2年度知多市
水道事業会計補正予算(第3号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (多数の挙手あり) 多数賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) 日程第15、議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 議案の朗読を省略して、提案理由の説明を願います。市長。 (市長 登壇)
◎市長(宮島壽男) ただ今上程されました議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)について御説明いたします。 今回の補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ2,000万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ380億3,338万5,000円とするものでございます。 詳細につきましては、
子ども未来部長から説明させますので、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いいたします。 (市長 降壇)
○議長(
竹内慎治)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小嶋京子) 議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)について御説明いたします。 6ページをお願いします。 2の歳入です。 15款 国庫支出金、2項 国庫補助金、2目 民生費国庫補助金、2節 児童福祉費国庫補助金は2,000万円の増額で、ひとり親世帯臨時特別給付金の再給付に関するもので、全額国庫補助です。 8ページをお願いいたします。 3の歳出です。 3款 民生費、2項 児童福祉費、9目 ひとり親世帯臨時特別給付金費は2,000万円の増額で、ひとり親世帯の生活をさらに支援するため、既にひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付を受給した方に同額の給付金を再給付するものです。 以上で、議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
竹内慎治) 質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本案は、会議規則第36条第1項の規定により、
議事日程に記載のとおり、
福祉文教委員会に付託いたします。 ここでお諮りいたします。この際、暫時休憩いたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認め、暫時休憩といたします。----------------------------------- (休憩 午前10時15分) (再開 午前10時35分)-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 先ほど
福祉文教委員会に付託いたしました議案第72号の審査が終了し、その報告書が議長に提出されました。よって、日程第15、議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 本案は、
福祉文教委員会に付託がしてございますので、6番
福祉文教委員長の報告を願います。6番
福祉文教委員長。 (6番
福祉文教委員長 登壇)
◆6番(
伊藤清一郎) 議長の御指名を得ましたので、
福祉文教委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 先ほど本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)について、本日午前10時20分から
委員全員の出席の下に委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から1件の質問がありました。 その内容は、ひとり親世帯臨時特別給付金の再給付の対象世帯数、1世帯当たりの給付額、給付方法、給付スケジュールはとの質問に対し、対象世帯数は483世帯で児童752人分です。給付額は、前回と同額で1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円です。給付方法は、既にひとり親世帯臨時特別給付金を給付した登録口座に振込を行う予定です。スケジュールについては、年内に対象者へ通知するとともに、給付を行う予定ですとの答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 (6番
福祉文教委員長 降壇)
○議長(
竹内慎治)
福祉文教委員長の報告について、質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第72号 令和2年度知多市
一般会計補正予算(第9号)について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手を願います。 (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり可決されました。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) ここでお諮りいたします。日程第16、同意案第15号から日程第18、同意案第17号までの3件は一括議題としたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第16、同意案第15号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてから日程第18、同意案第17号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてまでの3件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略して、提案理由の説明を願います。市長。 (市長 登壇)
◎市長(宮島壽男) ただ今上程されました同意案第15号から同意案第17号までの
固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明いたします。 いずれの同意案も、
固定資産評価審査委員会委員の任期が来る12月21日をもって満了となりますので、その後任として、同意案第15号は江見由布子氏を、同意案第16号は近藤信吾氏を、同意案第17号は早川暢博氏をそれぞれ選任いたしたく、本議会の同意をお願いするものでございます。 経歴等につきましては、いずれも総務部長から説明させますので、よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願いいたします。 (市長 降壇)
○議長(
竹内慎治) 総務部長。
◎総務部長(矢野明彦) 同意案第15号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、江見由布子氏の経歴等につきまして御説明いたします。 住所は知多市巽が丘4丁目217番地、生年月日は昭和47年1月25日で、江見由布子氏の最終学歴、職歴、公歴につきましては、お手元の経歴書のとおりです。 次に、同意案第16号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、近藤信吾氏の経歴等につきまして御説明いたします。 住所は知多市新知字門田11番地の1、生年月日は昭和28年1月19日で、近藤信吾氏の最終学歴、職歴、公歴につきましては、お手元の経歴書のとおりです。 次に、同意案第17号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、早川暢博氏の経歴等につきまして御説明いたします。 住所は知多市新舞子東町1丁目6番地の9、生年月日は昭和28年1月1日で、早川暢博氏の最終学歴、職歴、公歴につきましては、お手元の経歴書のとおりです。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
竹内慎治) 一括質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 これら3件の同意案は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 一括討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 同意案第15号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。 (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。 同意案第16号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。 (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。 同意案第17号
固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の方は挙手を願います。 (全員の挙手あり) 全員賛成の挙手を得ました。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) ここでお諮りいたします。日程第19、意見書案第2号及び日程第20、意見書案第3号の2件は、いずれも国等へ提出する意見書でございますので、一括議題としたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第19、意見書案第2号 防災・減災、
国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書について及び日程第20、意見書案第3号 不妊治療への
保険適用の拡大等を求める意見書についての2件を一括議題といたします。 提出者である14番
渡邉眞弓議員から提案理由の説明を願います。14番
渡邉眞弓議員。 (14番
渡邉眞弓議員 登壇)
◆14番(渡邉眞弓) 議長の御指名を得ましたので、意見書案第2号 防災・減災、
国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書、意見書案第3号 不妊治療への
保険適用の拡大等を求める意見書、以上2件の意見書案について提案理由を述べさせていただきます。 これらの意見書につきましては、それぞれ各会派にて慎重に御協議をいただき、議会運営委員会における御協議を経て、ここに御提案を申し上げるものです。 以下2件の意見書案について、本文を朗読させていただきます。 意見書案第2号 防災・減災、
国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書。 近年、我が国では、全国各地で地震、台風、豪雨などの自然災害が頻発するとともに、その被害も激甚化している。本年においても、令和2年7月豪雨による水害、土砂災害などにより多くの尊い命が犠牲になるとともに、貴重な財産が失われた。被災地では、鋭意復旧・復興が進められているものの、避難生活を強いられるなど、かつての生活に戻れない被災者はいまだに数多く、その影響は長きにわたっている。このような甚大な自然災害に事前に備え、国民の生命・財産を守る防災・減災、国土強靱化は一層その重要性を増しており、喫緊の課題となっている。 こうした中、国においては、重要インフラの緊急点検や過去の災害から得られた知見を踏まえ、国土強靱化を加速化・深化させていくことを目的に、平成30年12月に「国土強靱化基本計画」を改訂するとともに、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を策定し、予算を確保することにより、地方とともに集中的な対策に取り組まれているが、その実施期間は、令和2年度末までとされている。 本市においても、南海トラフ地震の発生による大きな被害が予想されていることなどから、令和元年11月に「知多市地域強靱化計画」を策定し、災害対策の取組を計画的に進めているところではあるが、国の緊急対策が終了する来年度以降においても、市民の生命・財産を守るための対策を引き続き実施していかなければならない。 よって、国におかれては、防災・減災、国土強靱化の推進を図るため、下記事項について特段の措置を講じられるよう強く要望する。 1 令和2年度末期限の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」のさらなる延長と拡充を行うこと。 2 地方自治体が国土強靱化地域計画に基づき実施する対策に必要な予算の総額確保を図ること。 3 災害復旧・災害関連予算の確保や補助対象の拡大を図るとともに、国土強靱化のための財源を安定的に確保するための措置を講じ、地域の実情に合わせ配分すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年12月18日、愛知県知多市議会。 意見書案第3号 不妊治療への
保険適用の拡大等を求める意見書。 日本産科婦人科学会のまとめによると、2018年に不妊治療の1つである体外受精で生まれた子どもは5万6,979人となり、前年に続いて過去最高を更新したことが分かった。これは実に16人に1人が体外受精で生まれたことになる。また晩婚化などで妊娠を考える年齢が上がり、不妊に悩む人々が増えていることから、治療件数も45万4,893件と過去最高となった。 国においては2004年度から、年1回10万円を限度に助成を行う「特定不妊治療助成制度」が創設され、その後も助成額の拡充や所得制限の緩和などが段階的に進められてきている。また、不妊治療への
保険適用もなされてきたが、その範囲は不妊の原因調査など一部に限られている。
保険適用外の体外受精や顕微授精は、1回当たり数十万円の費用がかかる上、何度も繰り返すことが多いため、不妊治療を行う人々にとっては過重な経済負担になっている場合が多い。 厚生労働省は、不妊治療の実施件数や費用などの実態調査を10月から始めているが、
保険適用の拡大及び所得制限の撤廃も含めた助成制度の拡充は、早急に解決しなければならない喫緊の課題である。 よって、国におかれては、不妊治療を行う人々が今後も安心して治療に取り組むことができるよう、下記の事項について早急に取り組むことを強く要望する。 1 不妊治療は一人ひとりに最適な形で実施することが重要であるため、不妊治療の
保険適用の拡大に当たっては、治療を受ける人の選択肢を狭めることがないよう十分配慮すること。具体的には、現在、助成対象となっていない「人工授精」をはじめ、特定不妊治療である「体外受精」や「顕微授精」、さらには「男性に対する治療」についてもその対象として検討すること。 2 不妊治療の
保険適用の拡大が実施されるまでの間については、その整合性も考慮しながら、所得制限の撤廃や回数制限の緩和など既存の助成制度の拡充を行うことにより、幅広い世帯を対象とした経済的負担の軽減を図ること。 3 不妊治療と仕事の両立ができる環境をさらに整備するとともに、相談やカウンセリングなど不妊治療に関する相談体制の拡充を図ること。 4 不育症への
保険適用や、事実婚への不妊治療の
保険適用、助成についても検討すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年12月18日、愛知県知多市議会。 以上、朗読説明をいたしました。何とぞ御理解を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げて、提案理由とさせていただきます。 (14番
渡邉眞弓議員 降壇)
○議長(
竹内慎治) 一括質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 これら2件の意見書案は、委員会付託を省略したいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 一括討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 意見書案第2号 防災・減災、
国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書について、意見書案第3号 不妊治療への
保険適用の拡大等を求める意見書について、以上2件について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、意見書案第2号及び意見書案第3号の2件は原案のとおり可決されました。 ただ今可決されました2件の意見書の提出先、事務手続等については、議長に御一任いただきたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、後刻、関係行政庁へ送付いたしますので、よろしく御了承願います。 念のため、提出先を申し上げます。 意見書第2号は、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(防災)、国土強靱化担当大臣、衆議院議長、参議院議長宛てに、意見書第3号は、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、厚生労働大臣、衆議院議長、参議院議長宛てにそれぞれ提出しますので、よろしくお願いいたします。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) 日程第21、議員派遣についてを議題といたします。 本件は、会議規則第165条の規定に基づき、議員の派遣について議会の議決をお願いするものでございます。 派遣内容は、愛知県市議会議長会定期総会、(1) 目的 市議会に関する諸般の事項の調査研究、(2) 場所 新城市、(3) 期間 令和3年2月5日、(4) 派遣議員 夏目 豊議員(副議長)でございます。 お諮りいたします。ただ今申し上げたとおり、議員の派遣をいたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、ただ今のとおり、議員を派遣することに決しました。-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) 以上をもちまして、本日の
議事日程は全部終了いたしました。 ここで、市長から挨拶をいたしたい旨の申出がございましたので、これを許します。市長。 (市長 登壇)
◎市長(宮島壽男) 議長のお許しをいただきましたので、閉会に当たりまして一言お礼の御挨拶を申し述べさせていただきます。 このたびの定例会におきましては、本日最終日に提出をさせていただきました議案等を含め、数多くの議案等につきまして熱心な御審議を頂き、いずれも御議決等を賜り、誠にありがとうございました。 さて、本年も残すところあと2週間ほどになりました。年明けに国内で最初の感染症患者が確認された
新型コロナウイルス感染症は、依然として各地で猛威を振るい、その収束については、いまだ予断を許さない状況にあります。現在の国内の感染状況は、新たな感染者の数が連日過去最多の水準となり、入院される方や重症化する方の増加により、医療提供体制への負担が日に日に高まってきております。 このような状況の中、国においては、これ以上の感染拡大を抑えるため、年末年始に向けて段階的にGoToトラベル事業を全国で一時停止することとされました。また、愛知県においては、飲食店などへの営業時間の短縮要請、休業要請の対象を県内全域に拡大し、本日から1月11日までの25日間要請するなど、最大限の警戒が求められているところであります。本市におきましては、現在の感染状況は一時に比べて落ち着きを取り戻してきておりますけれども、気温の低下や乾燥など感染増加の要因は強まっており、感染拡大が生じ得る状況が続いております。 これから、
新型コロナウイルス感染症が流行してから初めての年末年始を迎えることになりますが、この時期の感染増加は医療提供体制全体の危機を招く可能性があるとも指摘されております。市民の皆様には、新年会や忘年会、帰省などで感染拡大を起こさず、静かな年末年始を過ごしていただくため、過ごし方の工夫など、できる限りの御協力をお願いするものであります。 市といたしましても、これ以上の感染の拡大を食い止め、再び社会経済活動を安心して行うことができるよう、関係機関との連携を密にしながら、市民の皆様の安全・安心な暮らしを確保するため、引き続き感染拡大防止対策に尽力してまいります。今後とも議員の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。 最後になりましたが、いよいよ冬も本番となり厳しい寒さに向かう折、議員各位におかれましてはくれぐれも御自愛をいただき、よき新年を迎えられますことを御祈念申し上げまして、お礼の御挨拶に代えさせていただきます。誠にありがとうございました。(拍手) (市長 降壇)-----------------------------------
○議長(
竹内慎治) これにて、第6回
知多市議会定例会を閉会いたします。 (閉会 午前10時58分)
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和2年12月18日 知多市議会 議長
竹内慎治 1番署名議員 中山貴弘 13番署名議員 古俣泰浩...