平成23年 6月 定例会(第3回) 6月29日1
出席議員 (21名) 1番 安藤里美 2番 伊藤正治 3番 林 秀人 4番 渡邉眞弓 5番 伊藤公平 6番 大村 聡 7番
冨田一太郎 8番
青木志浩 9番
江端菊和 10番
大島大東 11番
中村千惠子 12番 島﨑昭三 13番
荻田信孝 14番
中平ますみ 15番 勝崎泰生 16番 向山孝史 17番 夏目 豊 18番 土師静男 19番 小坂 昇 20番 近藤久義 21番
黒川親治2
欠席議員 (0名)3
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長 加藤 功 副市長 渡辺正敏 教育長 小宮克裕
総務部長 早川昌典 企画部長 森田 稔
生活環境部長 吉戸雅純
健康福祉部長 竹内志行
産業経済部長 竹内尚明
都市整備部長 久野明夫
水道部長 峯神 慎
会計管理者 鈴木義衛 消防長 矢田浩樹
教育部長 及川一男
総務課長 平松茂久
市民活動推進課長 立川泰造4 本会議に職務のため出席した
議会事務局職員 事務局長 皆川 幹
議事課長 片山信弘 副課長 宝 治男 新美良夫 小林照彰 吉川 拓5
議事日程日程議案番号件名119
土地区画整理事業に伴う字の区域の設定及び変更について220知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について321知多市
下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について422平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)523平成23年度知多市
水道事業会計補正予算(第1号)6請願1
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書7
農業委員会委員の推薦について8意見書2子どもの
医療費無料化に向けた制度の創設を求める意見書について9
議会改革特別委員会の設置について10
議員派遣について6 会議に付した事件
議事日程に同じである。 (6月29日午前9時30分 開議)
○議長(
大島大東) 本日は、大変御苦労さまでございます。現在の
出席議員は、21名でございます。定足数に達しており、会議は成立いたします。ただ今から第3回
知多市議会定例会を再開いたします。 休会中は、各委員会に付託いたしました案件につきまして熱心に御審査を賜り、誠にありがとうございました。 本日の
議事日程につきましては、お手元に配付した日程のとおりでございます。この
議事日程に従いまして、会議を進めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
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○議長(
大島大東) ここでお諮りいたします。日程第1、議案第19号から日程第5、議案第23号まで、以上5件は、
会議規則第34条の規定により
一括議題といたしたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、日程第1、議案第19号
土地区画整理事業に伴う字の区域の設定及び変更についてから日程第5、議案第23号 平成23年度知多市
水道事業会計補正予算(第1号)まで、以上5件を
一括議題といたします。 以上の議案は、各
常任委員会に付託がしてございますので、
会議規則第38条の規定により、各
常任委員長の報告を願います。 最初に、8番
総務委員長の報告を願います。8番
総務委員長。 (8番
総務委員長 登壇)
◆8番(
青木志浩) 議長の御指名を得ましたので、
総務委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る6月20日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第19号
土地区画整理事業に伴う字の区域の設定及び変更について、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
総務委員会所管事項について、以上2件について、6月23日午前9時30分から
委員全員の出席のもとに委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 はじめに、議案第19号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から3件の質問がありました。 その主な内容は、
町名変更の実施時期と住民への説明、
保険証等の
各種変更手続はとの質問に対して、実施時期は平成24年度末ごろの予定です。住民には
土地区画整理組合が説明会や組合だよりで周知し、
新規転入者にも組合や
町内会等から個別説明を行っています。また、
町名変更に伴う手続としては、官公署が行う、住民票、戸籍、印鑑登録などと、自身で行う、免許証・
保険者証・年金などの
住所変更、
不動産所有登記名義人の
表示変更登記手続などがありますが、
市都市政策課から関係者にお知らせする予定ですとの答弁がありました。 ほか2件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第19号
土地区画整理事業に伴う字の区域の設定及び変更については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号のうち
総務委員会所管事項について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から13件の質問がありました。 その主な内容は、
緊急雇用創出土地課税台帳データの整備効果はとの質問に対して、大量の紙ベースで管理している
課税台帳をデータベース化することで、台帳の劣化防止、
事務スペースの有効活用、
土地課税台帳照会事務の効率化が可能になります。また、雇用面では、月21日の勤務で
雇用期間を5か月と仮定した場合、3人分ほどに相当する
新規雇用が創出できると想定していますとの答弁がありました。 ほか12件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
総務委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、報告を終わります。 (8番
総務委員長 降壇)
○議長(
大島大東) 次に、9番
福祉文教委員長の報告を願います。9番
福祉文教委員長。 (9番
福祉文教委員長 登壇)
◆9番(
江端菊和) 議長の御指名を得ましたので、
福祉文教委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る6月20日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
福祉文教委員会所管事項について、6月21日午前9時30分から
委員全員の出席のもとに委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から5件の質問がありました。 その主な内容は、新たに県からの委託金を活用し実施する、
東部幼稚園の園児と地域の高齢者との交流を深める事業に関し、実施時期と期待される効果はとの質問に対して、実施時期については7月、9月、10月、1月の合計4回、園児が
知多東部デイサービスセンター「梅の里」を訪問し、高齢者の方々と交流を図る予定です。園児が高齢者と一緒に合唱や
手遊び等を行い、人とのかかわりを体験することで、人への愛着、
信頼関係、規範意識の芽生えが育つと考えていますとの答弁がありました。 ほか4件の質問に対しても答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
福祉文教委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。以上、報告を終わります。 (9番
福祉文教委員長 降壇)
○議長(
大島大東) 次に、13番
建設経済委員長の報告を願います。13番
建設経済委員長。 (13番
建設経済委員長 登壇)
◆13番(
荻田信孝) 議長の御指名を得ましたので、
建設経済委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る6月20日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました議案第20号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、議案第21号 知多市
下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
建設経済委員会所管事項について、議案第23号 平成23年度知多市
水道事業会計補正予算(第1号)、以上4件について、6月22日午前9時30分から、
委員全員の出席のもとに委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 はじめに、議案第20号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から3件の質問がありました。 その主な内容は、2負担区の
受益者負担金を450円とした根拠はとの質問に対して、今回整備された負担区は、
市街化調整区域に当たりますが、整備済みの
下水道幹線などが利用できることや、
整備区域の一部にしか国や県の補助金が見込めないことから、その
負担割合を
市街化区域の2倍程度に設定して算定しました。さらに、
市街化区域と
市街化調整区域との税負担の差を
受益者負担に反映させ算定したものですとの答弁がありました。 ほか2件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第20号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第21号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から6件の質問がありました。 その主な内容は、
下水道事業の健全化に向けた方策はとの質問に対して、
下水道事業経営健全化計画に基づき、
下水道使用料改定による料金水準の適正化、処理場、ポンプ場の
包括的民間委託の実施による
維持管理費用の抑制、
長寿命化計画による資本投下の抑制、
事務事業の合理化による
定員管理の適正化、
水洗化率・有収率の向上に向けた取り組みなどを行い、
下水道事業の
経営健全化に努めていきますとの答弁がありました。 ほか5件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第21号 知多市
下水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号のうち
建設経済委員会所管事項について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から11件の質問がありました。 その主な内容は、発火のおそれのある危険物の回収に危険はないかとの質問に対して、
スプレー缶などの回収を新たに資源の地域回収にあわせて行います。中身の有無に関係なく、その際、穴を開けてガス抜きは行わない方法とするため、危険性はないものと判断していますとの答弁がありました。 ほか10件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)のうち
建設経済委員会所管事項については、原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号について報告いたします。
理事者側の説明の後、質疑に入り、委員から1件の質問がありました。 その内容は、
給水工事収益と
給水管布設工事費及び
給水申込金の関係はとの質問に対して、
給水工事収益は、使用者に、
給水管布設工事費に事務費10パーセントを加えた額を負担してもらうものです。また、
給水申込金は、水道管の口径に応じて、水道施設の更新費用などの一部に充てるため、給水装置の新設時などに使用者から納入してもらいますとの答弁がありました。 採決の結果、
委員全員の賛成を得ましたので、議案第23号 平成23年度知多市
水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。 (13番
建設経済委員長 降壇)
○議長(
大島大東) 各委員長の報告について、一括質疑に入ります。 質疑を終結いたします。
一括討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議案第19号
土地区画整理事業に伴う字の区域の設定及び変更について、議案第20号 知多市
都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について、議案第21号 知多市
下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第22号 平成23年度知多市
一般会計補正予算(第1号)、議案第23号 平成23年度知多市
水道事業会計補正予算(第1号)、以上5件について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、議案第19号から議案第23号まで、以上5件は原案のとおり可決されました。
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○議長(
大島大東) 日程第6、請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書についてを議題といたします。 本請願は、
総務委員会に付託がしてございますので、8番
総務委員長の報告を願います。8番
総務委員長。 (8番
総務委員長 登壇)
◆8番(
青木志浩) 議長の御指名を得ましたので、
総務委員会の審査の経過及び結果について報告いたします。 去る6月20日の本会議におきまして、当委員会に付託を受けました請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書について、6月23日午前9時30分から
委員全員の出席のもとに委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。 審査の方法は、
紹介議員の
趣旨説明の後、質疑、討論、採決の順で行いました。 まず、
紹介議員である
黒川親治委員から
趣旨説明があり、委員から
紹介議員に対して5件の質問がありました。 その主な内容は、1件目、
病院事業は、
西知多医療厚生組合が所管する事務であり、今回の請願は、本来、
西知多医療厚生組合議会に提出されるべきものと考えるが、
知多市議会に提出された理由とその経緯はとの質問に対して、憲法では、請願権を国民の
基本的権利としており、国や
地方公共団体の事務に関するすべての事項が含まれています。新
病院建設は
西知多医療厚生組合の
所管事務ですが、
建設予定地が埋立地に計画されており、
東日本大震災では、地震による津波と地盤の液状化などによる建物の崩壊など、甚大な被害が起きていることから、市民の関心が非常に高くなっていること、また、財政的にも新
病院建設費の半分は市債であり、市民の負担となることから、
知多市議会として市民の疑問や意見に応えるべきだと考え、今回の請願が提出されたと理解していますとの答弁がありました。 2件目、
東日本大震災を踏まえ、新
病院建設地について、地震・液状化による影響調査を有識者に依頼している中で、今回の請願の提出時期は最良であったのかとの質問に対して、請願者は、その情報を知ることができず、
建設場所も決まり、設計に入る中で、請願者としては、早期に請願を出す必要がありました。そういう点では、今の時期が請願者としては最良であったと理解していますとの答弁がありました。 ほか3件の質問に対しても、それぞれ答弁がありました。 その後、討論に入り、
反対討論が1件、
賛成討論が1件ありました。 採決の結果、賛成の
挙手少数でありましたので、請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書については、不採択とすべきものと決しました。以上、報告を終わります。 (8番
総務委員長 降壇)
○議長(
大島大東)
委員長報告について、質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 討論に入ります。14番
中平ますみ議員。
◆14番(
中平ますみ) 私は、請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書について、賛成の立場で討論をします。 まずはじめに、請願の
基本的権利について述べさせていただきます。 憲法第16条には、「何人も損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇を受けない」と規定して、請願権を国民の
基本的権利として保障しています。請願の対象となる事項は、憲法で明記しているとおりで、国、
地方公共団体の事務に関するすべての事項が含まれていることを述べ、討論に入ります。
西知多医療厚生組合が計画している新
病院建設予定地は埋立地で、この地域は
ハザードマップでも液状化の危険度が最も高いところにあること、また臨海部に
石油コンビナートがあり、大津波が来た場合、甚大な被害が想定されます。東海・
東南海地震などに対して、この
建設予定地で地域住民の命と健康を守ることはできません。
建設用地選定については、平成23年3月に出された
西知多医療厚生組合新
病院建設における基本構想・
基本計画における
用地選定のポイントとして、1 新
病院建設に向けたスピード、2
用地取得等をはじめとする将来負担、3 市民、利用者、医師等をはじめとする関係者の利便性を挙げています。 しかし、3月11日に起きた
東日本大震災において、岩手、宮城、福島、茨城4県で、18の
自治体病院が全半壊し、被害のため仮設の施設で診療を余儀なくされている。まさに、病院の立地の安全性が重要であることをあらわしています。
西知多医療厚生組合の
位置建設ポイントは、この安全性を考えていないものです。 また、新
病院建設の理由としている常勤医師の不足、経営の悪化などを挙げていますが、新
病院建設によって医師が将来にわたって確保できるのか、経営が改善できるのか、疑問です。特に、医師の確保については、東海市・知多市
医療連携等あり方検討会や、東海市・知多市
病院連携等協議会において、委員の名大
病院関係者から医師派遣の確約はされていません。 さらに、新
病院建設に伴う市債、現
市民病院の市債などの返済と
市民負担の増加は明らかです。
知多市民病院は建設されて27年、また4年前に10億円かけて外来棟を増設しています。184億円もかける新病院の建設は必要ありません。現
市民病院を残し、充実することが
地域医療を守ることではないかと考えます。 以上のことから、私は、請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書についての
賛成討論といたします。以上です。
○議長(
大島大東) 19番 小坂 昇議員。
◆19番(小坂昇)
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書について、反対の立場で討論いたします。 東海、知多両
市民病院の連携については、
地域医療を守り、市民の安心と健康を確保していくため、平成20年7月に東海市・知多市
医療連携等あり方検討会が設置され、有識者による議論が重ねられた後、翌年2月に報告書が提出されました。 これを受けて、両
市民病院の経営統合による
医療機能の再編等の具体的な協議を行うため、平成21年4月に東海市・知多市
病院連携等協議会が設置され、
市議会代表をはじめ、参与、オブザーバーを含め33名で協議が行われ、新病院が必要であるとの結論に達し、平成22年1月29日に東海市、知多市の両市長に対し
協議会報告書が提出され、
市民病院建設に向けスタートをいたしました。このことについては、本請願の
紹介議員である黒川、中平両議員ともすでに周知のとおりだと思います。 また、
黒川議員の本6月
定例会一般質問の中にありましたように、
東日本大震災での大惨事を考えたときに、新
病院建設場所については埋立地であることから、市民の中にも心配されている方も見えます。 しかしながら、
一般質問の答弁にもありましたように、
東日本大震災を踏まえ、東海・
東南海地震が連動して発生したときの新
病院建設場所に及ぼす地震・液状化の影響について、現在、調査機関にその調査を依頼しているところであり、加藤市長も、
市内コミュニティの総会等において、そうした発言をされています。その調査結果は、近日中に公表されることと思います。このことは、本請願にとっても大きな意味合いを含んでいることと思います。しかしながら、現時点では、判断に至っていないのが現状であります。 次に、本請願の
紹介議員として
知多市議会に本請願を提出される際、議会経験豊富な
黒川議員におかれましては、本市議会で扱うことが本当に適切であるか、すでに気がつかれていたことと思います。請願の提出について、もち論、憲法に定める請願権をただすものではありませんが、
地方議会への請願の提出を定める
地方自治法における行政実例では、
当該地方公共団体の権限外の事項については、不採択のほかないとされていることは、承知のとおりであると思います。 本請願は、本来、
市民病院を所管する
西知多医療厚生組合の所管に属するものでありまして、知多、東海両市の
市議会議員が参画し、議論の場が設けられている
西知多医療厚生組合議会において審議していただくべきであります。これらを踏まえ、本請願を採択することに反対を表明し、
反対討論といたします。
○議長(
大島大東) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 請願第1号
液状化危険度が高く、津波も心配される予定地への新
病院建設を中止し現
知多市民病院の存続を求める請願書について、原案を採択することに賛成の方は挙手を願います。 (少数の挙手あり) 賛成の
挙手少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。
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○議長(
大島大東) 日程第7、
農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。 現在の
農業委員会委員の任期は、来る7月19日をもって満了となります。そこで、
農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により、
農業委員会委員を議会として推薦するものであります。 お諮りいたします。推薦者につきましては、議長において指名をいたしたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。 それでは、議長において
農業委員会委員に、夏目 豊議員、
門井富久氏を指名いたします。
地方自治法第117条の規定により、17番 夏目 豊議員の退席を求めます。 (17番 夏目 豊議員 退席) お諮りいたします。
農業委員会委員に夏目 豊議員を推薦することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、夏目 豊議員を
農業委員会委員に推薦することに決しました。 退席中の夏目 豊議員の入場を求めます。 (17番 夏目 豊議員 着席) 次に、
農業委員会委員に
門井富久氏を推薦することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、
門井富久氏を
農業委員会委員に推薦することに決しました。
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○議長(
大島大東) 日程第8、
意見書案第2号 子どもの
医療費無料化に向けた制度の創設を求める意見書についてを議題といたします。 提出者である18番
土師静男議員から提案理由の説明を願います。18番
土師静男議員。 (18番
土師静男議員 登壇)
◆18番(土師静男) 議長の御指名を得ましたので、
意見書案第2号 子どもの
医療費無料化に向けた制度の創設を求める意見書について、提案理由を述べさせていただきます。 この意見書につきましては、それぞれ各会派にて慎重に御協議をいただき、議会運営委員会におきましても御検討をいただきましたので、ここに御提案を申し上げる次第でございます。 以下、
意見書案につきまして、本文を朗読させていただきます。
意見書案第2号 子どもの
医療費無料化に向けた制度の創設を求める意見書。 我が国における少子高齢化は急速に進んでおり、このままの状況で少子化が続けば、社会経済に深刻な影響を及ぼすことは明らかである。少子化が進む背景には、様々な要因が考えられるが、子育てに係る経済的な負担が重いこともその大きな一因である。 特に、子どもの健康に関しては、病気の早期発見、早期治療を支える環境の整備が重要であるとともに、子育て世帯への経済的な負担の軽減が求められるところであり、こうした背景から、すでに多くの地方自治体で助成が実施されている。しかしながら、現状においては各地方自治体の独自の施策として医療費の無料化が行われているため、地方自治体の財政に大きな負担が強いられるとともに、その制度内容は地方自治体間で異なっている。 将来の我が国を担い、創造していく子どもたちを安心して生み育てることのできる社会の実現に向け、子育て支援に関する基本施策は、本来、国が行うべきである。また、子どもの
医療費無料化については、自治体ごとの独自の制度ではなく、どの地方自治体においても子育て世帯が同様の支援を受けることができるよう、国による統一的な制度の創設が望まれるものである。 よって、国におかれては、中学校卒業の年齢までの子どもを対象にした通院及び入院に係る医療費を無料化する制度を早期に創設するよう強く要望する。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成23年6月29日。 愛知県
知多市議会。 以上、朗読説明をいたしました。何とぞ御理解を賜り、御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。 (18番
土師静男議員 降壇)
○議長(
大島大東) 質疑に入ります。 質疑を終結いたします。 本
意見書案は、
会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 討論に入ります。 討論を終結いたします。 これより採決いたします。
意見書案第2号 子どもの
医療費無料化に向けた制度の創設を求める意見書について、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、本
意見書案は原案のとおり可決されました。 ただ今可決されました本意見書の提出先、事務手続等につきましては、議長に御一任をいただきたいと存じます。御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) 異議なしと認めます。よって、後刻、早急に関係行政庁へ送付いたしますので、よろしく御了承願います。 念のため提出先を申し上げます。 内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、厚生労働大臣、衆議院議長、参議院議長あてに提出いたしますので、よろしくお願いをいたします。
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