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平成 3年 3月第263回定例会−03月12日-02号

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  1. 鯖江市議会 1991-03-12
    平成 3年 3月第263回定例会−03月12日-02号


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    平成 3年 3月第263回定例会−03月12日-02号平成 3年 3月第263回定例会                   第263回鯖江市議会定例会会議録   …………………………………………………………………………………………………………………………………               平成3年3月12日(火曜日)午前10時09分開議   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇出席議員(30人)            1 番  牧野清治                         2 番  橋本常夫                         3 番  大森松栄                         4 番  菅原義信                         5 番  島川一男                         6 番  岩野甚四郎                         7 番  岩崎恭司                         8 番  山本利春                         9 番  窪田通夫                         10番  加藤哲朗                         11番  山岸善四郎                         12番  佐々木治                         13番  福田敏夫                         14番  田中実                         15番  田中敏幸
                            16番  吉村慶治                         17番  増田光                         18番  山口導治                         19番  宮下善隆                         20番  笹川希                         21番  峰田重雄                         22番  山本又一郎                         23番  服部辰男                         24番  福岡善信                         25番  佐々木左市                         26番  平野佳宥                         27番  飯田市郎                         28番  青山幸治                         29番  松村憲正                         30番  大艸清   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇欠席議員(なし)   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇説明のため出席したもの   市長          西沢省三                  助役          熊野弘                  収入役         藤本武司                  市長室長        寺坂智昭                  総務部長        竹内武                  民生部長        勝山幸雄                  産業部長        田中敏夫                  建設部長        飛田文夫                  水道部長        赤田正実                  鯖江広域衛生施設組合事務局長                              清水武士                  教育長         植田命寧                  教育次長        浅野勲                  消防長         青山隆夫   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇説明補助者として出席したもの                  建設部次長       吉末勲                  秘書課長        熊谷忠男                  企画課長        古村正史                  総務課長        斉藤辰夫                  財務課長        惣宇利尚                  市民課長        大橋哲郎                  商工観光課長      竹腰巧                  下水道課長       山本順一                  教委庶務課長      一力光男                  監査事務局長      福岡寿彦   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇職務のため出席したもの   議会事務局長      三舛畑慶夫                  議会事務局次長     手鹿忠昭                  議会事務局次長補佐   斎藤久義                  議会事務局係長     吉田芳和                  議会事務局主査     米田康宏                     開議 午前10時09分 ○議長(服部辰男君) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。   ………………………………………………………………………………………………………………………………… △日程第1.陳情の受理 ○議長(服部辰男君) 日程第1、陳情の受理について報告いたします。  本日までに受理いたしました陳情2件については、お手元に配付いたしました陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。   ………………………………………………………………………………………………………………………………… △日程第2.世界体操開催調査特別委員会の設置 ○議長(服部辰男君) 日程第2、世界体操開催調査特別委員会の設置についてを議題といたします。  本委員会の設置につきましては、議会運営委員会で検討がなされました結果、世界体操競技選手権大会は、本市の将来にとりまして非常に意義ある大会であり、また、初めての大イベントでもありますので、この大会開催の調査研究をするため、この際、本委員会を設置することに決したわけであります。  お諮りいたします。  この際、8人の委員をもって構成する世界体操開催調査特別委員会を設置し、これに大会開催のための調査事項を付託の上、閉会中も研究等の終了するまで継続審査することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部辰男君) ご異議なしと認めます。  よって、8人の委員をもって構成する世界体操開催調査特別委員会を設置し、閉会中も調査研究等の終了するまで継続審査をすることに決しました。  お諮りいたします。  ただいま設置されました世界体操開催調査特別委員会の選任について、委員会条例第6条第1項の規定により、28番 青山幸治君、21番 峰田重雄君、14番 田中 実君、13番 福田敏夫君、12番 佐々木 治君、9番 窪田通夫君、8番 山本利春君、4番 菅原義信君、以上8人を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部辰男君) 異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました8人の諸君を世界体操開催調査特別委員に選任することに決しました。   ………………………………………………………………………………………………………………………………… △日程第3.議案第1号 平成3年度鯖江市一般会計予算ほか28件 ○議長(服部辰男君) 日程第3、議案第1号 平成3年度鯖江市一般会計予算ほか28件を議題とし、これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。  4番、菅原君。 ◆4番(菅原義信君) 今回提案されております鯖江市の平成3年度の一般会計について、その中の一部分についてお尋ねをしたいと思います。  この予算書で見ますと、87ページに記載されております動物舎の建設事業費についてであります。総額で4,602万円ということになっておりますけれども、これについての収容される、伺ったところでは手長猿ということでありますけれども、その規模と言いますか、それともう一つは、この坪単価、その2点について、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 建設部長、飛田君。 ◎建設部長(飛田文夫君) ご質問にお答えをいたします。  ご案内のとおり、これは今年の9月ごろになろうかと思いますが、北京動物園から手長猿2頭を寄贈していただく予定になっております。それの園舎でございまして、面積は、お手元におあげしてございます資料にも書いてございますとおり、鉄骨2階建78平米でございまして、単価はちょっと計算してみるとわかるんですが、約7〜80万になったように思っています。高いのは今のサル舎、南の方にありますサル舎の横に建設をする予定でございまして、2階建にする予定であります。それはサルの寝室、あるいは清掃などのときの隔離に必要な部屋をつくらなければなりませんので、パンダの場合にはそういう装置がしてあるわけでありますけれども、それとともに、このサルは気温に非常に影響されますので、そういう設備も必要でございますし、大型のサルになりますので、相当運動量がきつうございます。そういう動物の保護、あるいは外部の観覧者に対する安全装置、施設なども含めた施設にしなきゃならんということで、あちこちの動物園を視察してまいりまして、設計業者にある程度の見積をさせた金額を計上させていただいたものであります。  以上であります。 ○議長(服部辰男君) 4番、菅原君。 ◆4番(菅原義信君) 今、お答えいただきましたけれども、これは皮肉ではありませんけれども、たった2頭で4,602万円という金額、しかも坪単価は7〜80万円になるということであります。同じ資料の中で市営住宅の建設事業費というものが出されております。これは新町団地ということでA棟、B棟、2棟を建てて56棟建てるわけです。その予算として3億3,800万というものが計上されておりますけれども、人間の住む住宅については坪単価、多分半分以下になっているのではないかと思うわけですけれども、そういうものと比較しましても、随分豪華な建物をこの動物のために使うんだなということで、まず、これはお答えいただかなくても結構でありますけれども、そういう考えを持ったわけです。もう一つは、今度9月に日中友好の一環として北京動物園からこのテナガザル2頭をいただくということでありますけれども、このそういうやり方でもって今までにも鯖江市の場合、再三幾つかの動物を交換をされております。これが一つには西山公園の整備計画、あるいはあそこの動物園の今後ますます市民のうるおいの場、あるいは子どもたちの憩いの場として拡充させていくような全体計画の中で位置づけられた上でこうしたものがやられているのかどうか、ただ向こうがくれるというからいただくんだということで済ませておるのか、もちろん、そうではないかもしれませんけれども、しかし、その感を深くするわけです。そして、いただくからこうした動物舎を建てていく。そういう感を拭えないわけですけれども、そうした全体計画の上でこうした措置がなされているのかどうか、その点についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) ただいまの発言は質疑の範囲を超えておりますから注意いたします。質疑の範囲内でとめていただきたいと存じます。  答弁をお願いします。  建設部長、飛田君。 ◎建設部長(飛田文夫君) 動物園の長期計画と申しますか、全体計画につきましては、今のところ何もできておらないのが実情でございます。ただ、あそこの地形的な問題、さらに北京動物園との交流で発足した動物園ということを考えておりますので、今後も北京動物園と交渉をする中で、提供していただくもので受け入れることが適当だというふうなものにつきましては、今後とも考えていきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(服部辰男君) ほかにございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部辰男君) ないようですので、質疑を終結いたします。  ここで、議案付託表配付のため、暫時休憩いたします。                     休憩 午前10時19分                     再開 午前10時21分 ○議長(服部辰男君) 再開いたします。  ただいま議題となっております報告を除く議案第1号、平成3年度鯖江市一般会計予算のほか28件については、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。  この際、本日の会議はこれより発言通告者11人のうち6人の質問を行う予定であり、あらかじめ時間を延長いたします。
      ………………………………………………………………………………………………………………………………… △日程第4.一般質問 ○議長(服部辰男君) 日程第4、一般質問を行います。  発言通告書に基づき、順次質問を許します。  最初に市政同志会代表、21番 峰田君。   〇21番(峰田重雄君)登壇 ◆21番(峰田重雄君) 市政同志会を代表いたしまして、通告書に基づきまして質問をいたします。  まず、平成3年度の予算についてでありますが、3点について質問を簡略して申します。  第1点として、健全財政の維持についてであります。  昨年度ご案内のように、世界体操選手権大会が招致に決定して以来、それぞれの立場で5年後にかけて立派に充実して完成を図らなければならないことはいまさら言うまでもありませんが、本年度予算において300億円を突破し、前年度対比6.1%増という、いまだかつてない大型予算となったわけでありますが、大会の初年度において6.l%増ということと、今後補正もあることながら、それらについて一般の市民の方々は税金が上がるのではなかろうかというような危惧の念が起こってくるような気がいたすわけでありますが、いかがですか。また、重点的な施策をお伺いいたします。  今後5年後の大事業であるイベント開催に向かっての健全財政を維持でき得るのか、お尋ねいたします。  また、本年度予算に5,176万円の体操準備費として計上、また、土地開発公社、同基金繰出金等々合わせ、6億円の予算が組まれてありますが、さることながら、対応は十分なるや、また、今後将来のことを考えると、今から十分な措置を早目に考えた方が得策ではなかろうかと思われますが、どうかお伺いいたします。  また、公債費(借入金)146億7,743万7,000円、また、公債費が12.7%というように聞いておりますが、本当は今後どのように対処するかお聞かせ願いたいと思います。  また、今後ともに人件費、また補助費等々、義務的経費がだんだんふえてくる感じがしますが、大丈夫だろうか。また、大規模基金の実態と、今後の運用についてお伺いいたします。  昨年度、丹南広域組合が設立され、いろいろな総合的な計画づくりの中で、数多くのいろいろな地域活性化対策が計画されていますが、今後、事業によっては負担増があり得るや、また、市財源の持ち出しとの関係はいかがかと思います。  2番目に、入学率の減少についてを申し上げます。  出席率の低下ということで、おのずから入学率の減少が引き続いている現況の中で、給食費として3,750万円計上されていますが、1人当たり20円アップと聞きますが、これでは少ないのではないでしょうか。年々減少傾向にある生徒の保全の育成と、運動に励むための体力増進の意味合いから、せめて50円アップを願うものです。今後の対応をお聞かせ願いたい。  また、カロリー、また、カルシウム関係等の栄養計算には十分でありましょうか、お尋ねします。  また、昨年度より予算措置となっている延長保育、時間外の保育ができるようなことで、市内の保護者の方々は大変喜ばれ、好意を抱いているわけでありますが、公立においてはでき得ないことを私立保育園において行われています。これは大変よい保育事業と思いますが、果たして、勤務される保母さんに無理はないのか。また、時間外労働に対し十分なる措置費並びに管理が行われているやお尋ねいたします。  また、保育園も経営状態の中で入園の減少ということで、21世紀に向かって小さな人間像を育て上げていかなければならない大切な幼児保育機関であることは申し上げるまでもありません。これがためには、決められた財源下において、より近代的な保育園とニーズに沿った必要な施設、または増、改築が要求されてくるわけでありますが、この資金面に、すなわち、借入金等に対し、県は利子補給2分の1補助というようなことでありますが、市としても応分の利子補給があっても当然と思われますが、その点はいかがでありますか。  2番目、長崎屋の跡地のその後についてお尋ねします。  ご案内のように、去る2月22日、三者会談がもの別れという結果に終わってしまったわけでありますが、市としても、いろいろと今日までにおいて事情があることと思いますが、今後どのようになりますか、お尋ねいたします。  また、市としてももう一度三者会談を望んでいるように言われていますが、最後に何か解決案があっての言葉だろうか、お尋ねいたします。  また、駅前活性化と商店街の問題を一緒にしてもらっても困ると言われていますが、その点はいかがでしょうか。  3番目、国立病院の方向づけについて。  国立病院は厚生省からの行革のための医療ということで、昭和58年12月に議会において存続決議を行っている現況であります。にもかかわらず、地区区長会長さんより、国立病院の医療について云々との陳情が提出されたわけですが、しかしながら、考えてみますと、本問題も地域ぐるみの問題として大変大きく重大ではなかろうかと思うわけであります。ちなみに隔離病舎は今回新しく丹南広域組合に委譲ということでありますが、国立病院のたとえ今後存続、あるいは委譲としても、やはり市が、自治体である市がタッチせざるを得ないのではなかろうかと思うわけであります。その点はいかがでございますか。  また、将来、丹南広域圏組合との関係についてはいかがでございますか、お尋ねいたします。  4点目に、西山公園野球場について。  ご案内のように、地元関係者の要望もあり、土、日ともなれば若人の野球のための車がずらりと並び、大変道路も混雑し、交通の障害となっている現況であります。地元の方々の意向では、忠霊塔前の一番下の岩を駐車場にとの意向のようでありますが、考えてみますと大変なことだと思います。だれが眺めてみても、おくゆかしい、神住まわせる立派な風致区となっている現況なので、ちょっと考えさせますと思います。したがって、駐車場建設についての方向づけをお尋ねいたします。  5番目に、浅水川の改修と染北線の早期着工についてをお尋ねいたします。  浅水川の改修工事も、県並びに市長さんをはじめ、関係各位の努力によって、着々と工事は進行されているよし、心から敬意を表するものであります。  しかしながら、風水害がいつくるともはかりしれない自然界のならいなどによって、できるだけ早く早急な促進工事を願うものであります。鳥羽土地改良組合においては、前々から拡幅用地を確保してあるのが現況であります。そこまででも早急な工事をお願いしたいと思います。  また、今後の工事の進捗状況はいかがかお尋ねいたします。  また、染北線の整備計画をも早急にお願いをするものであります。何となれば、染北線の道路開通により、地域の活性化、また、通学道路、緊急時の障害、災害のため、また、地域の発展が約束されているように思います。その点について、具体策をお尋ねいたします。  6番目に、用途指定地域の見直しについてお伺いします。  現在の用途指定地域は、昭和48年建築基準法の改正に伴い、全面改正がなされ、数年ごとに部分的な見直しがなされ、今日に至っております。基本的な定款がなされ、約20年間の経過をしようとしているものです。その間、道路等の整備も進み、道路沿線の土地の利用も図られてきておりますが、長い時間をかけ、ようやく開通する道路もあり、今後その沿線の土地利用の計画も必要とされるところでありますが、また、宅地においても、土地区画整理がなされ、それぞれの事業も終わった感じがいたしますが、新たな宅地等の供給も計画的に行うことも大切ではなかろうかと考えます。鯖江市は1995年に世界体操選手権を控え、丹南プラザの建設とともに、周辺の土地利用について計画を進めなければなりません。さらに広域的な視野に立って、それをそれぞれの実在の周辺部についても新しい計画を必要とするものであります。  市長のいう21世紀に通用する街づくりに向けての大きなプランを立てていく時期になっていると思うものであります。今日まで用途指定のなされた地域においても、さまざまな議題が残っております。地場産業の街と言われる当市は、家内工業も多く、眼鏡、漆器など、住宅地域の中で始めた事業者が、事業も大きくなり、労力や増築において規制がかかる。しかし、基盤の中での地域外へ出ていくこともできない状況もあり、地場産業の街としての対応をどうしていくのか、お尋ねいたします。  農振地域を虫食いにしながら進む小規模宅地開発と将来の用途計画について、どう考えておられるかお尋ねします。  第1種住宅地域におけるところの小規模店の並ぶ中での商店の進出と建ぺい率の違いなどの課題であります。  市民のコンセンサスを図りながら、具体的な見直しを検討すべきだと考えるわけであります。  土地有効利用を進め、地域活性化を促す意味において、また、乱開発を防ぎ、美しい街を形成する意味合いにおいても、しっかりした鯖江市の将来の土地利用法と基本的な計画を立てて、新しい用途指定などをすべきであり、また、具体的な諸課題についても約20年を経過しようとする今日、大幅な見直しを市民のコンセンサスのもとに得ながら行う時期がまいっていると思いますが、市長のご所見をお伺いしたいと思います。  7番目に、農業のあり方について。  本市の農業はもとよりコメを基幹作物とした水稲単作地であり、その後、地場産業の繁栄に導かれながら、米価の引き下げ、コメ市場開放問題等を抱えながら、現在農業に従事している方々、すなわち中核農家のほとんどが高齢に近づきつつあるのが現況であります。したがって、このような状況の中で、農業と地場産業との調和のとれた田園都市としてのさらに発展をいたさなければならないわけであります。現在まで進めてきた集落農業よりは一歩進んだ若い中核農業者の後継者による農業生産組合育成による対応が急務であると考えられますが、しかしながら、これがためには市をはじめ農協とタイアップした方向づけが必要だと思われますが、その点はいかがですか。  また、毎年の転作目標に対するためのムギ、オオムギ等の作付を行っていますが、ムギ、オオムギともに価格が引き下げられることと、農業の機械化、また機械の値上げ、また共済、あるいは保証の負担金等が多く重なり、集落農業下において問題となっている現況ですが、これらに対して対応をお尋ねいたします。  次に、コメの消費拡大(学校給食)については、前々から市において協力をいただいている現況でありますが、さらに1回追加していただき、1週間に現在は3回でありますが、あと1回を増やして、週4回にひとつご協力をお願いできれば幸いではなかろうかと思うわけでございます。この点についてお尋ねいたします。  以上、大体大まかな質問でありましたが、細かい点については、質問は午後から明日にかけて会派の同僚の方々の質問がありますので、ひとつよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 峰田議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。  まず、最初に平成3年度の予算について3点についてのお尋ねでございますが、まず、第1点の健全財政の維持についてでございます。  平成3年度当初予算の編成に当たりましては、各種基金の充実を図るなど、健全財政の維持には特に配慮をいたしたところでございます。  平成元年度決算におきます公債費比率は、峰田議員お説のように、12.7%でありまして、この数値は平成3年度も維持できるものと予測いたしておるところでございます。今後世界体操選手権大会に向けまして、市の財政基盤の充実に一層努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、世界体操選手権大会の準備につきましては、平成3年度当初予算に5,176万円を計上いたしたところでございますが、その中には鯖江市独自で執行する予算1,676万円と、4月に発足することになっております準備委員会の補助金3,500万円が含まれております。これらの額につきましては、県および日本体操協会等と協議をいたしまして、本市として当面必要と考えられます経費を予測をいたしまして、予算計上させていただいたものでございます。  今後福井県をはじめ、日本体操協会、北信越体操協会、福井県体操協会並びに県内各種の多くの関係機関、団体によって構成されます準備委員会が4月に発足をしまして、委員会としては予算や事業計画を審議していただく過程におきまして、多分に不確定要素がございますので、本市の補助金額が変動することもあり得るものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、武生鯖江地区の広域市町村圏につきましては、昭和45年7月に設立されまして、この20年間、生活圏域の広域化に対応した生活環境の整備や、居住環境の整備を目標に、ごみし尿処理場、消防救急体制等の効率処理を目指しました事業を中心にいたしまして進められてまいりました。その後、昭和62年に策定されました国の第四次全国総合開発計画の中で、多極分散型国土形成の受け皿づくりのために広域行政機構が個性的な地域づくりに積極的に取り組むことが期待されるにいたりまして、こうした時代の流れに対応できる体制づくりといたしまして、昨年10月1日、福井県丹南広域組合が設立をされたところでございます。産業、観光、教育、文化、スポーツ、福祉対策、情報化推進事業等、地域振興整備事業に広域的に取り組まれることになったところでございます。また、今回、事務の合理化、広域圏単位での総合的施策を推進するため、一部事務組合の複合化を提案させていただいているものでございます。  従来、負担金を財源として取り組まれていた幾つかの事業につきましても、来年度から10億円の基金の運用益による相当事業の中に吸収されることになっておりますので、負担金の額につきましては、長期的に、むしろ安定していくものと考えておるところでございます。  次に、入学率の減少についてお尋ねでございますが、その中で中学校の給食費のご質問でありますが、中学校の給食は、成長期の生徒の健康増進のためにも重要なことでございます。PTA、学校、委託業者等と、市で中学校給食問題検討会を開催をいたしまして、献立内容、給食費の問題を検討してまいりました。来年度より改善することにいたしております。今後も関係の方々と協議しながら、改善に努めていきたいと存じますので、ご理解賜りたいと存じます。  詳細につきましては、教育長からお答えをいたしたいと思います。  次に、保育の時間外保育、いわゆる延長保育についてのお尋ねでございますが、現在延長保育特別対策費補助金の対象といたしておりますのは、午前7時ごろから午後7時までの保育をしている居残りの児童が6名以上いる保育所でございます。民間保育園5か園がこの事業に取り組んでおるところでございます。  補助金は児童9名までの保育料に月額4万3,000円、20名の保育所に月額6万9,000円でございまして、人件費等に充てるものでございます。国庫事業でありますので、年々増額も予想されますので、ご了解賜りたいと思います。  次に、長崎屋跡地の今後の対応についてお尋ねでありますが、施政所信の中でも述べておりますように、市といたしまして、次会の開催を期待いたしましたが、その後におきましても双方歩み寄る気配もない状況でありますが、鯖江駅前に早く明かりをとする気持ちは私のみならず、駅前商店街、そして多くの市民の心と感じておるところでございます。今後とも双方の合意が整えば、話し合いの場を持つ考えでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、国立病院の問題につきましては、市議会で存続の決議を賜って以来、国をはじめ関係機関に対し存続について陳情・要望を継続的に進めておるところでございます。去る1月にも厚生省へ出向きまして、国立鯖江病院の存続、脳神経外科と循環器科の充実等について陳情をいたしたところでございます。現段階では委譲に関する特別の動きもない。また、地域医療の充実は重要だが、再編成の時期でもあり、困難であるとのことでございまして、引き続き陳情を続けながら、慎重に動向を見守っていく所存でございます。  昨年、丹南広域組合では、第三次の計画策定に当たりまして、圏域市町村ごとに地域懇談会を実施いたしましたが、その際に、国立鯖江病院の存続を広域圏全体の問題として検討してほしいとのご提言もありました。市民の皆さんの中にも市民病院として委譲を受けたらどうか、あるいは第3セクターで運営したらどうかとのご提案もございます。これらを含めまして、国立鯖江病院が、丹南地方の中核病院としてその役割と機能を果たすよう、結論を出してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、西山公園の球場についてでありますが、この球場の催し物等におきまして、駐車場に問題がございます。この球場は、西山公園区域に入っておりますので、今後その対応につきましては、総合的に検討してまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、浅水川の整備につきましては、日野川合流点より、穴田川合流点まで7.4キロメートルの定長がございまして、拡幅に要する面積も15万2,000平方メートル、諸物件も200件ございます。総事業費も62年試算で210億円余りの大事業でございます。第1期工事分と予定いたしております吉江町弁天橋など2.7キロメートルにつきましては、ご承知のとおり、三尾野出作町は全戸移転のご協力をいただきましたが、その後西番町、吉江中町へ県土木事務所とともに積極的に地元関係者と折衝をいたしておりますが、共有地等の対応や、地元条件との折り合いがなかなか難しく、予定どおり進展いたしていない状況でございます。第1工区の工区につきましても、用地取得後、工事完成には4年ほど必要とのことでございまして、国からの事業費の配分等の関係もございまして、事業年度の予測はなかなか困難でございます。ご理解をいただきたいと思います。  都市計画道路、染北線の改良につきましては、平成2年度、県道鯖江丸岡線、ダルマ屋西部前より鳥羽中芦山線までの定長約210メートル間につきまして、事業着手し、現在、地権者の協力を得ながら、用地買収および物件補償交渉を進めております。今後は国県と十分協議をしながら、平成6年度完成を目途に事業を進めていく予定でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、都市計画用途地域の見直しについてのお尋ねでございますが、鯖江市の用途地域指定は、昭和37年、都市計画決定を行いまして、平成元年8回目の変更を行い、今日に至っております。  用途地域の見直しは、地域地区指定を社会経済の変動や都市施設の整備、市街地開発事業等により、当初の土地利用の目標の変更を行う必要のある場合と、都市の現状、都市化の動向についての基礎調査の結果に基づいて、5年ごとに行うものとに分かれております。現在、地区整備事業の関連で、部分的に見直しが必要な箇所がありますので、その作業に着手すべく、平成3年度で予算計上いたしたところでございます。  また、市全体にわたる観点からの用途地域の変更につきましては、「21世紀に通用するまちづくり」プランの構想を待って、見直し作業に入る予定でございますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、農業のあり方について3点お尋ねでございます。  中核農家の育成についてでございますが、鯖江市における農業形態は、本市の地場産業を中心とした産業構造と密接にかかわっておりまして、今後ともこの状況は変わらないと考えております。  つまり、農業以外の他産業の振興が農業労働力を吸収し、農家経済を安定させる反面、農業経営は、兼業農家や経営規模拡大による中核農家の増加に拍車をかけることになるわけでございます。現在3ヘクタール以上の中核農家は60戸ありまして、総経営面積は390ヘクタールとなっております。昭和63年を基準といたしますと、124%であり、毎年確実に中核農家が戸数、面積とも増加の傾向にあります。今後は適性な規模拡大や、法人化育成等、基盤整備や経営基盤の確立に向けまして、諸施策を推進してまいりたいと考えております。昭和44年から始まりました水田転作は、20年余り経過いたしました今日もなお続いておりまして、今後さらに継続されるとともに、転作面積の不安定は残っていくものと思考されます。このことは、わが国の世界貿易対応や、食生活の変化等もかかわってくることでありますので、不透明な点はあると考えます。鯖江市におきましては、現在、転作補助の対象となっておりますムギ、大豆等を中心といたしまして取り組んでまいりますが、さらに新しい転作対応への試みもいたしてまいりたいと考えております。ご理解を賜りたいと思います。  コメの消費拡大についてのお尋ねでございますが、小学校の米飯給食につきましては、昭和55年4月から週2回で開始をいたしまして、平成元年4月から週3回にいたしたところでございます。ご指摘の週4回実施につきましては、今後、学校やPTA関連業者と協議をいたしまして、検討いたしてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと思います。  細部、そのほかにつきましては、担当部長からお答えをいたしたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ご質問の幾つかについてご回答を申し上げたいと思います。  まず、冒頭に将来、世界体操選手権に対しまして財政需要が多くなる。税金が上がるのではないかと、こういうご質問でございます。そのようなことはないわけでございますので、十分ご理解をいただきたいと思います。と申し上げますのは、ご案内のとおり、税の税率につきまして、あるいは制度につきましては、法律に基づきまして、また、その法律によって条例で議決をいただきまして執行をしているところでございますので、そのための増額ということはあり得ないわけでございますので、十分ご理解を賜りたいと思います。ただ、税はご案内のとおり、課税標準というもとの数字がありまして、それに市民税なり、固定資産税なりは各々の率がかかるわけでございます。その課税標準がいわゆる市民税の場合ならば、所得が上がれば増額になると。率は変わらないが税額はふえていくということが起こり得るわけでございます。また、固定資産税につきましても、そのようなことで評価額が上がれば税額も上がってくるということでございます。ご案内のとおり、今年度は評価替えの年でもございまして、その面につきましては、増額になろうかと思いますので、ただ将来の財政需要のための増額ではないということを十分ご理解を賜りたいと思います。  次に、義務的経費が漸増の状況にあるのではないかというようなご質問でございます。義務的経費の増高につきましては、財政の硬直化を招くということで、抑制に努めているところでございますが、数字で申し上げますと、義務的経費の人件費、扶助費、公債費の合計額が歳出に占める割合でございますが、これが平成2年度当初では33.2%でございます。平成3年度当初におきましては、34.2%と漸増のような数字になっておりますが、これはご案内のとおり、歳出に対します義務的経費の額の率でございまして、歳出の総額が変わりますと、自然とその率も変わってくるわけでございまして、ちなみに、平成元年度の義務的経費を見ますと、34.9%でございます。このような状況から判断をいたしますと、現在は横這いの状況と認識をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、財政調整基金の目的はどうかということでございますが、これにつきましては、経済変動等によります予期しない歳入の減少、あるいは災害など不事の歳出の増加、あるいは臨時的な財政事情、これらに対応するために、長期的に、しかも、計画的に財政を運営を行うための積立でございます。そういうご理解を賜りたいと思います。今後につきましては、本市の場合は体操はじめ、環境整備、その他将来に多額の財政需要も見込まれるわけでございますので、できる限り、今後とも基金の積立を行いながら将来の財政運営をスムーズにやっていきたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) ただいまのご質問の平成3年度予算の2番目、入学率の減少に伴います中学校給食問題にっいてお答えいたします。  中学校の給食につきましては、ご存じのように、主食は生徒が家庭から持参いたしまして、副食を給食センターで調理して、それを子どもたちに食べさせているというのが現状でございます。この副食給食につきましては、昭和55年から補助制度を設けました。以後、社会情勢の変化に合わせながら、増額を図ってきたところであります。特に昨年度は、その副食の内容、質の向上等につきまして、学校栄養職員、保護者と協議し、給食センターにも申し入れをいたしまして、献立の改善を行いました。しかし、材料費の値上り等もございますので、十分な改善ができなくなりましたので、先の市長の答弁にもございましたように、平成3年度からは給食費の個人負担と市の補助金との両方を値上げするということで、中学校における学校給食問題検討委員会で合意を得たところであります。来年度からは市の補助金を1食当たり20円増額する。そして、保護者の方も同じく20円負担をしていただいて、1食当たり242円5銭の給食を実施するということで意見の一致をみているところであります。なお、ご指摘の栄養の問題につきましても、鋭意研究をしているところでございますが、給食センターにも栄養士がおりますし、小学校に2名の学校栄養職員、これは管理栄養士の資格を持った職員でございますが、ともども給食内容、献立の内容については研究をしておりますので、今後も十分ご指摘の各栄養素並びにカルシウム等が十分確保できるように研究し、努力をしていきたいと思います。なお、この中学校の給食問題につきましては、刻々と情勢も変化してまいっていきますので、あとでご質問になりました小学校の米飯給食の問題ともども、今後もPTAや学校あるいは保護者の方々、あるいは生徒たちのニーズ等々を踏まえながら、十分協議し、よい学校給食が実施できますよう、今後も鋭意研究努力をしていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) それでは、1番の(3)番でございますが、時間外の保育についてのお尋ねでございます。  お尋ねの趣旨は私立保育所の延長保育について、十分な補助、あるいは保母の対応はどうなっておるのかというお尋ねでございます。  まず、補助の関係でございますが、先ほど市長も申し上げましたように、6名を超える延長保育を行っている場合は、国、県、市で申しまして補助を行っていると。現在は5園に対しまして、5館でございますが、300万ほどの補助をいたしておるわけでございます。  また、待遇についてでございますが、これについては特別な措置はしてないわけでございますが、市といたしましては、予備保母の雇用する場合に人件費の補助をいたしているということでございまして、11館に対しまして、年間650万の補助をいたしておるわけでございます。これが待遇になるかどうかは知りませんが、一応予備保母の雇用に関しまして補助をいたしているというのが現状でございます。  それから、私立保育園の改築等につきましての利子補給がどうなっているのかというご質問でございました。借り入れに対します利子補給については、鯖江市においては現在利子補給はいたしておらない。現況では今のところ考えておりませんが、園舎改築、あるいは改修等につきましては、補助をいたしているわけでございまして、全面改築の場合は国の補助の基本額の8分の1を市が補助をいたしているわけでございまして、例えば8,000万でございますと、1,000万の補助をするということでございます。また、一部改修につきましては、改修の経費の10分の2を市が補助をいたしていると。これ一応最高限度がございまして、最高400万円までということでございます。  一応私の方の対応は以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) お尋ねの中の長崎屋跡地その後についての中で、活性化についておふれでございます。  もちろん長崎屋がどう決着するか、これは見届けなければならないと思いますが、これを含めまして、B棟、あるいは駅前その他の商店街の活性化を考えるべきではないかというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  それから、7番目の農業のあり方について、中核農家の育成についてでございますが、今ほど市長の方から答弁がありましたように、3ヘクタール以上の中核農家は年々伸びております。ちなみに昭和63年には48戸でございまして、面積は315ヘクタールでございましたが、平成元年には54戸に増えておりますし、平成2年には60戸に増えております。面積も、平成元年では343ヘクタール、平成2年では390ヘクタールというふうに増えてきているのが現況でございます。  今後の予測といたしましては、農家の世代交代等に伴いまして、農地の流動化が働いているものと思っております。  現在、鯖江市の率でいきますと、11.4%であります。県平均は5%でありますが、そういった状況でございます。したがって、中核農家を中心としての経営規模は今後ますます拡大をしていくものと思われております。  そこで、対応策といたしまして、今市長の方からご答弁がありましたけれども、先般も中核農家を対象にいたしまして講師を招いて、法人化の研修会も行いましたし、また、経営面での研修会や先進地視察も行っているわけでございます。今後高齢化等もございまして、いろいろと対応策を講じなければならないと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、転作の対応でありますが、転作と言いますと、一般転作と多用途利用米対策がございます。平成3年度につきましては、昨年のトータルと全く変わっておりませんが、しかし、毎年大変関係の皆さんにご苦労をかけておりまして、この機会を得ましてお礼を申し上げたいと思います。  鯖江市は現在、麦と大豆を中心といたしておりますが、新しいものへの対応といたしまして、今回予算計上させていただいておりますハイテク施設もその一環でございまして、今後の転作に対しまして対応してまいりたいと、ただ、土壌、あるいは気候の関係もございまして、何でもというわけにはいきませんので、十分注意をしなければなりませんし、また、市場対策を忘れてはいけないというふうに認識をいたしておりますので、今後とも気を配りながら対応してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
    ○議長(服部辰男君) 建設部長、飛田君。 ◎建設部長(飛田文夫君) 5番目の染北線の早期着工でございますが、これにつきましては、今年度で既に用地取得に入っておりますし、来年度の平成3年につきましても5,000万の予算計上をさせていただきまして、用地取得に入る予定であります。この用地、あるいは物件移転等につきましては、地権者のみならず、地元の方のご協力がなければ進みませんので、なるべくその辺についてのご協力もよろしくお願いしたいと思います。  次に、都市計画の用途地域変更の件でございますが、先ほど市長からの答弁にもございますとおり、都市計画の用途地域変更につきましては、部分的な見直しと、総合的な全体の見直しという方法があるわけでありますが、ご指摘の中での丹南プラザ周辺の問題等につきましては、平成3年度の今年度予算で見直しの予算を計上させていただいたわけでありますが、全体の見直しにつきましては、確かにご指摘のとおり、農村地域の虫食い宅地化、あるいは地場産業あるいは将来の土地利用を考えた用途地域の設定が必要であるということは十分私どもも認識をいたしておりますので、今後鯖江市全体の今用途地域の指定が入っていないところも含めまして、21世紀を目指した用途地域の変更をしなければならないというふうに思っているところであります。これには、やはり税の問題も絡んでまいりますし、地権者の方々のご要望もありますし、そしてまた、市の将来の施策ということにもかかわってまいりますので、一挙にはなかなか進まないところでありますが、それらについて街づくりを含めた将来の展望の中で、先ほど申し上げた2つの方法の広い範囲の用途地域の変更につきましても、十分に今後検討を加えていきたいというふうに思っていますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ただいまのご質問の中で、公社に対する貸付金4億、そして土地開発基金2億、6億で広域的産業施設等の対応が大丈夫かというご質問があったかと思いますので、お答えをいたしたいと思います。  公社に対しまして、県の方から代行の依頼がございます。その予算を公社で現在もっております。それに対しまして、市は公社の運営の借入金といたしまして、一般会計から4億貸付を公社へ行うというのが一般会計4億の予算でございます。そのほかにつきましては、公社独自で借り入れを行いながら対応していくということでございます。現在、公社の平成3年事業年度予算につきましては、各都市計画事業をはじめ、広域的産業施設の用地等も含めながら、ほんの概算でございますが、18億7,000万を公社で予算措置をいたしておるのが現状でございます。今後対応をいたしていく段階におきまして、いろいろ変化もあろうかと思いますが、そのときには補正等でお願いをいたしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 次に七日会代表、11番、山岸善四郎君。   〇11番(山岸善四郎君)登壇 ◆11番(山岸善四郎君) 七日会の山岸でございます。  七日会を代表いたしまして、質問通告書に基づき順次質問をさせていただきます。  1、平成3年度予算以外の施策について  健全な財政基盤に支えられ、総額300億4,080万円の平成3年度の当初予算、「快適な都市環境づくり」「健康でうるおいのある地域社会づくり」「心豊かな魅力ある人づくり」「活力ある地場産業づくり」の4本の柱を中心に生活関連事業を重視した堅実型、また、新規事業を取り入れながらの予算、よくできていると思われるわけでございます。  その1、バイオテクノロジー研究施設費1,240万円、これは、世界体操競技選手権大会が秋になるため、それに合う鯖江の花をっくるためのバイオテクノロジーの研究施設とのこと、時あたかもわが国の花卉類の生産は顕著な伸びを続けており、1989年には5,000億台を突破し、輸入品も伸び、ほうるい段階では1兆円を超えて1兆円産業とも言われております。市場が拡大しているのは、日本人のライフスタイルが変化し、花を飾ったり、贈ったり、花が高級化、高額化している。購入者が若年層者にも拡大している。また、減反に伴う転作物としても奨励もできますし、ほかのいろんな品種転換もできます。昨年、大阪で開催された花の万博の効果もあって、人々の花に対する関心が高まったことも考え合わせれば、フラワーへの行政は的を得ていると思われます。  文化関係では近松門左衛門文化会議費、元禄の三大文豪の1人近松門左衛門に関係のある自治体が集まって会議を開催し、浄瑠璃歌舞伎の認識を深めていき、そしてその輪を広げていく、このことは、当鯖江の文化遺産です。  新年度予算で世界体操競技選手権大会準備費に5,176万円、内訳、準備経費320万円、推進本部費1,356万円、準備委員会等補助金3,500万円、この項目は具体的事業が決定した時点で対応するとのこと、今年は幾ら必要なのか、また、いかに効果を上げていくかをすべてガラス張りにして理解を求めていくとのことですが、市民が注目しているのはここのところであります。しかし、これではソフト面ばかりで、ハードの面がないのであります。いや、5年後の世界体操に合わせ、生活関連道路や都市計画街路、公園整備に重点を置いて予算組みをしたと言われるでしょうが、何事すべてに因果関係はあります。単独のものは何もなく、何かは関係はあります。それではなく、記念になるようなもの、何か記録に残るようなものという意味です。3月補正で冷暖房の廃止が決まりました。機具は屋上に上げることに決まりましたが、そのあとの機械、ボイラー室はどうなりますか。私はロッカー室や物置に使用するのではなく、これを機会にほかの部屋も取り壊し、また模様替えなどをして、市民ホールを広くする。昨年よりいろいろな指定を受けた鯖江市でもあり、また、アジアで初めて開催される体操のまち鯖江にふさわしい格調ある上品な、そして絵画も展示してある市庁舎ホールに改造してはいかがなものでしょうか、お尋ねいたします。  また、アジアで初めての世界体操競技選手権大会を開催するに当たり、全市民が喜び、市のイメージアップになり、市の活性化、また、文化向上に寄与する何かを世界体操競技選手権大会、関連予算とは別でおつくりに、または誘致するお気はおありですかどうか、お尋ねいたします。  2番、ごみの減量とリサイクルの啓発について  今日、廃棄物の排出量が増加する一方、処理処分場の新規建設が難航し、このまま放置すれば環境悪化を招き、快適な生活水準と経済活動の維持が困難となるため、有限資源を大切に利用し、ごみとならないように減量化、再資源化に努めることが大事であります。今日はそのうちのごみ処理処分対策ではなく、それ以前の問題であるごみの減量とリサイクル再利用方法についてであります。  今日の生活は、ものの豊かさばかりを追い求めて、不要なものまで購入し、また大量に買って、ものを大切にしない風潮が浸透してます。不要なものは必ずごみとして出てくるのです。そこで、本当の豊かさとは何かを考えてみることが大切なのです。本当はわかっているのですが、わからないのが実情であります。何か処理不適物で、またなぜ破砕ができないのか、どこまでしたら焼却できるのか、何が資源となって再利用できるのか、その他でありますが、自分でできる処分はどのようなものであるかです。家庭から出した廃棄物は何もかも混合してしまうとごみですが、はっきりと分別すれば大半は有効な資源になります。この資源をむだにすべきではありません。住民1人1人の意識の改革で、ごみの減量化になってくると思います。当鯖江広域衛生組合平成元年度の統計でも、最終処分量5,392トンにもなっております。  そこでお尋ねいたします。  増え続ける塵芥の量、その対策についてであります。  2、収集体制であります。  各自治体でいろいろと事情もあると思いますが、本市では環境課が窓口となり、業者に委託しておりますが、これを衛生組合が窓口となって業者に委託して、焼却も収集も一括して行ってはどうでしょうか。現場と直結ということです。  今度は内容ですが、これからは分別の方法も多くなってくるでしょう。そしたら、ごみステーション方式も変わってくるし、指導もしなければならない。説明会は各公民館や広報でもよいが、指導は現場でしなければならない。収集回数も変わってくるし、収集できるもの、できないものをはっきりし、できないもののあとの処理方法もです。  3、協力体制  市民からどのような方法で協力をお願いするか、その点もお尋ねいたします。  最後に、自分でできる処分方法の一つとして、生ごみの問題です。生ごみを堆肥にするというもので、地下に埋めるコンポストです。以前のは地上設置型のため、悪臭、虫がわく、美観を損なうというようなことで長続きはしなかったようですが、最近開発されたものは、地上に出るのは投入蓋のみで、投入口に目隠しゴムが取りつけてあり、生ごみを見ることなく、生ごみ投入作業ができる。側面がメッシュ状になっており、水分が抜けやすく、堆肥化しやすい。ごみが一杯になると、容器を引き抜き、土をかぶせればそれでオーケーというものです。さらにもう一つ、一般家庭で利用できる一般家庭用焼却炉です。このような処理、容器についての補助はどのように思っていらっしゃいますか、お尋ねいたします。  3番目、融資制度と雇用充実による産業活力について  現在の景気、86年12月以降の景気拡大は、人手不足を生んだ中でも中小企業は新規採用で従来にも増して困難を来している。管内の有効求人倍率も2.92です。非常に高い倍率であります。労働力受給は景気に左右されるものの、基本的には逼迫基調で推移するものとみられます。職場の魅力づくりの柱は、労働時間の短縮、労働条件の向上、職場環境の改善や、複利厚生の充実であります。労働時間の短縮については、来月4月1日より1週当たり46時間より44時間に、法定労働時間の段階的短縮に入ります。時間短縮に対応する省力化、合理化投資や技術開発は別として、ソフト面のコスト負担が大きい複利厚生、また厚生施設への指導はどのようにお考えておられるか、お尋ねいたします。  私はこれからは高齢者活躍の時代、また、必要の時代と思います。65歳までの継続雇用制度の普及、また、今後も増加する高齢者の意欲と能力が有効に発揮されるような雇用システムの確立、高齢者が短い通勤時間や労働時間管理により、ゆとりある職業生活、ゆとりある財政生活を送れるような高年齢者の雇用機会を確保する方策について、どのように思っておられるか、お尋ねいたします。  最後に、通学路の街灯設置についてでございます。  この件は古くていつも出てくる新しい問題であります。  昔の学校は集落の中心にあり、徒歩通学のためこのような問題はなく、現在の学校は集合体であるため、人家より離れて建っております。市長、今回は発想の転換をしていただきたいのであります。通学道路は学校施設の一部と思って整備をしていただきたいと思うのであります。  市長の英断により、新年度に街路灯電気料の補助一律20%の予算計上をされました。大人の市民は大変喜んでおります。生徒にも喜びを与えてください。1人で通るのは恐いぐらいです。また、危険でもあります。学校から次の町内の人家までをどのように思っておられますか、お尋ねいたします。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 七日会代表、山岸議員のご質問にお答えをいたしたいと思います。  まず、第1点は、世界体操選手権大会を控えて、ハード的な施策が少ないのではというご指摘でございます。  平成3年度の当初予算編成に当たりましては、生活関連道路や公園住宅、上下水道など、ハード的な都市環境の整備を重視いたしたところでございます。したがいまして、予算が華々しくないのではというご指摘もあろうかと存じますが、地道に生活関連施設の充実を図ることも重要だと考えておるところでございます。  なお、庁舎、市民ホールの問題や世界体操に向けましたシンボル的施設のご提案につきましては、今後検討してまいる所存でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、ごみ減量とリサイクルの啓発につきまして4点ばかりお尋ねでございますが、本市のごみ収集はすでに可燃物、不燃物、粗大ごみ、空き缶、空きびん、廃乾電池の6分別により実施をいたしておるところでございます。しかし、このままごみが増加を続けますと、ごみ焼却施設や破砕施設の負担が増大をいたしまして、埋立処分場が足りなくなると深刻な事態に直面することになります。このため、ごみの排出量を減らすとともに、資源として再利用することは極めて重要な課題であると認識をいたしております。このことはまさに山岸議員のご指摘のとおりでございまして、したがいまして、本市といたしましては、新しく資源ごみという概念を導入いたしまして、これの収集方式を根本的に改善する方針でございます。夏までに具体的な実施計画を定めまして、秋以降は新しい収集方法の説明と広報を進めまして、平成4年には実施いたしたいと考えております。ごみを減らすという一見簡単そうに見えますことが実はどんなに複雑でどんなに困難であるかは先進都市の例を申し上げるまでもございませんが、今後とも議員各位はじめ市民の皆さんの1人1人のご理解とご協力をお願い申し上げたいと思うところでございます。  一般廃棄物の収集運搬および処分につきましては、市町村が行うことと法で定めておりまして、このうち一般廃棄物の処分につきましては、現在1市4町2村で共同処理を行っているところでございます。  ご指摘の一元化につきましては、関係市町村における収集方式、費用負担等の問題もございまして、また、将来丹南広域組合との関連もございまして、今後の課題であると考えておりますので、ご了解を賜りたいと存じます。  市民の協力をどうするかということでございますが、清潔で快適な生活環境を確保するためには、ぜひとも市民1人1人がごみに対する認識を転換していただきまして、すべての段階でごみを減量化し、再利用を促進するよう、一層ご理解とご協力をお願いを申し上げなければならないと思っておるところでございます。  コンポスト利用はどうかということでございますが、生ごみ処理容器設置につきましては、昭和57年度から昭和62年度までに合計3,019個の助成を行ったところでございますが、再度助成制度を設けるかどうか、今後検討いたしたいと思っておるところでございます。  次に、融資制度雇用充実による産業活力についてのお尋ねでございます。  雇用充実による産業の活力につきまして、特に複利厚生をどのように考えているかにつきましては、企業が設置いたします体育館、プール、集会所など、福祉施設に対しましても、条件のあみかけはありますが、助成制度を設けております。  また、高齢者の雇用機会の確保につきまして、当市内にはシルバー人材センターおよび高齢者職業相談室が設置されていますので、ご利用いただきたいと考えておるところでございます。  次に、通学路の街灯設置についてのお尋ねでございます。  その中で、通学路で特に街灯設置についてどのような対処を考えているかというお尋ねでございますが、街灯につきましては、設置は市の方で行いまして、電気料は地元負担を原則といたしておるところでございます。その電気料につきましては、今年度から2割を補助することにして、今議会にご提案申し上げているところでございます。したがいまして、通学路や街灯につきましても、その趣旨に沿いまして、地元のご協力を得たところから随時整備してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思うところであります。  細部につきましては、担当部長からお答えを申し上げたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ご質問の中で庁舎に関しましてご質問でございます。  このたびの冷暖房装置にかかわりまして、機械室、いわゆるボイラー室をどうするんだと、こういうご質問でございます。  ボイラー室につきましては、事務室として利用するには構造上非常に困難でございまして、そういうようなために、常時必要としないロッカー室を現在考えているところでございまして、現在庁舎の北側にありますロッカー室を事務室に改修いたしまして、現在業務の増加とか、事務室のOA化等で非常に狭隘部分の事務室もございますので、それらの解消に充てていきたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) 2番目のごみの減量とリサイクルにつきまして、細部につきましてお答えを申し上げます。  ごみ対策につきましては、先ほど市長がご説明を申し上げまして尽きるわけでございますが、ごみの量等につきまして若干ご説明を申し上げたいと思うわけでございます。  議員先ほどご指摘のとおり、現在の最終処分場等をあと五、六年ぐらいで満杯になる。また、破砕機等につきましては、今日、明日にも故障が起きるような状態でございます。したがいまして、当然リサイクル減量につきましては急務でございますが、先ほど市長が申し上げましたように、53年度1年かけまして、計画、あるいは市民のご理解を得たいというふうに思っているわけでございます。  まず、ごみの現状でございますが、鯖江市のいわゆるごみの現状は可燃物、不燃物合計いたしまして、平成元年度で約2万トンでございます。これが10年前でございますと、1万5,000トン、したがいまして、10年間で5,000トンの増加をいたしているわけでございます。この2万トンの量で申し上げますと、ちょっと想像がつかないわけでございますが、量にいたしますと、市役所の本庁が3つ分というのが1年に出される鯖江市のごみの量でございます。これらをリサイクルをいたしますと、これは鯖江がやっているわけでございませんので、はっきりとした数字は申し上げられないわけでございますが、6万都市当たりの同種類の市の先進地のいろいろ例を見てみますと、3,000トンぐらいのリサイクルをやっているようでございます。したがいまして、鯖江市におきましてもこの2万トンのごみのうち3,000トンぐらいはリサイクルでやっていきたいというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) まず、バイテクについてのお尋ねがございました。  バイオテクノロジーにつきましては、ご指摘のように、今回新しく予算を計上させていただきましてやってまいりたいと思っております。  差し当たっては、ご質問の中でありましたように、体操選手権大会に向けて、鯖江市の花を決めなきゃなりませんけれども、対応してまいりたいと思いますが、それだけでなく、水田の転作についてどのものがいいのか、これらもよく研究をしながら進めてまいりたいと思っております。幸い、現在、このグループがございまして、県立短大の奈須田先生が講師といたしましていろいろご指導願っているわけでございます。また、市内にもよい指導者がおられますので、その方々のお力を借りながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  それから3番目のお尋ねでございますが、市長からの答弁がありましたが、鯖江市はご承知のように、企業立地促進資金の、これは融資でありますけれども、限度がこれもございますが、これをはじめといたしまして、条件、これも条件をつけておりますけれども、工場等の立地助成制度も設けておるわけでございます。それぞれそれらに対して対応をしているわけでございますが、その対象となるものは、今市長から答弁があったようなもの、あるいはまたほかにございますが、そういったものを決めまして、助成制度を設けているわけでございます。  また、雇用促進を図るために市といたしましては、ご承知のように、雇用促進事業団のご支援を賜りまして、公園の整備であるとか、あるいは住宅の建設を進めてまいりましたし、また、企業側といたしましても、保育施設を設けるなど、努力をされているのが現状でございます。特に雇用促進事業団の住宅につきましては、いろいろ土地を物色しておるわけでありますけれども、事業団が示します条件が若干厳しいわけでございまして、今年といいますか、去年といいますか、名古屋から来ていただきまして、現地を見たわけでございますが、ちょっと条件に沿わないということで、またほかのところに物色をしているところでございます。今後とも実現に努力をしてまいりたいと。  雇用促進事業団についても福井県内で5か所の立候補がございます。その5か所のうち、芦原につきましては、今年度正式決定されておりますが、そういった状況でございますが、さらに努力をいたしまして、実現に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えているわけでございます。  それから、高齢者の雇用でございますけれども、非常に高齢者の方の希望が多様でございます。仕事の内容、あるいは勤める時間とか、距離とか、ご指摘のようなことも多様でございます。シルバー、これはもうやっておりますが、高齢者の職業相談、あるいは家内労働をやっておりますが、こういった中の対応でもそういったものが顕著に現れているのが実態でございます。  そこで、我々といたしましては、ひとつ市内ももちろんでありますけれども、広範囲の情報を得なければならないということで、今、労働省あたりといろいろ協議をいたしまして、対応してまいりたいというふうに考えているわけでございます。よろしくご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 通学路の街灯についての問題についてお答えさせていただきます。  昨年4月、教育委員会では、学校からの報告に基づきまして、全市内の通学路における街灯の必要箇所を調査いたしました。その結果、場所で言いますと、25か所に街灯が必要であるというふうにとらえております。  その内訳は、家が連なっているところで5か所、畷で電柱があるところが7か所、畷で電柱が立ってないところが13か所というのが実情でございます。そのうち、昨年中に家屋が連なっている地区の3か所、灯数にして7灯については地元のご理解、ご協力を得ながら、保健環境課の街灯設置事業として設置をしていただくことができました。今後、畷で電柱のある7か所につきましても、地元のご協力を得ながら設置していきたいと思っております。また、電柱のない畷13か所につきましても、北陸電力といろいろ協議をしているところでございますが、そのうち11か所、28灯については、技術的に可能であるとの回答を得ておりますので、先ほど市長の答弁にもありましたような方針での、電気料の地元負担のご協力があれば、電柱は市で設置すると、保健環境課の街灯設置事業として設置をしていただく計画がございます。  以上、街灯設置についての状況を申し上げましたが、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 休憩いたします。                     休憩 午前11時48分                     再開 午後 1時05分 ○議長(服部辰男君) 再開いたします。  ご報告いたします。  12時30分から世界体操開催調査特別委員会を開きまして、28番 青山幸治君を委員長に、13番 福田敏夫君を副委員長に決まりましたので、ご報告いたします。  休憩前に引き続き、一般質問を行います。  26番、平野佳宥君。   〇26番(平野佳宥君)登壇 ◆26番(平野佳宥君) 通告によりお尋ねをさせていただきますが、普段の不節制がたたり、風邪を引きまして、ただでさえ正常でない頭が熱に冒され、大変異常を申しております。咳込むこともあり、言語不明瞭な点もあるかと思いますが、そこはひとつ曲げてお聞き取りいただき、ご回答いただければ幸いかと存じます。  世界体操選手権開催が決定されて、これは全国の数ある花火大会で例えるなら、今までにない大きな打ち上げ花火が上げられたというように値するものでないかと思います。今まで上げたことのない花火となりますと、聞くところによると3尺玉が最高であって、今回の世界体操選手権の花火はそれを上回る5尺玉ではないかというふうに思うわけであります。  また、平成3年度の当初予算編成に当たっては、300億を越すといった編成になりましたが、これは1尺玉から2尺玉の大きい花火に変わったような値にするのじゃないかと。しかし、いずれもこれは打ち上げられたばかりでありまして、いまだ開いておりません。音はすれども姿は見えず。空中夜空にどのような絵模様を描かれるのか、私どもにはまだ見えてこないのであります。ただ、今までに経験してきた花火大会を潜入的に持っておりますから、ある程度の予想や想像はできるものでありますが、なかなか実態というものがつかめないのが現況であります。  先の新聞発表で、健全な財政基盤に支えられ、新規事業も多く、きめ細かく配慮した予算になっている。道路公園など社会基盤の充実を目指し、生活関連重視型となっている大変結構かと存じますが、絵に画いたもちとならぬよう、確実にご執行されることを望むものであります。私の知る限り、今日まで毎年繰越明許というものが計上されておりますが、これは当市のみでなく、他市にもございましょうが、その都度理事者側のご説明によりますと、用地取得が遅れた、代替地の手当が確保できなかった等々の説明で我々も承認してまいりましたが、このような体質というか、体制が一日も早く解決しなければならないと思うのであります。用地や代替地が確保されれば、その事業の85ないし90%できたも同じであると。総務部長の説明や答弁があったように、事業推進には大きなウエイトを占めるのであります。浅水川改修は全体で9.6キロぐらいになるかと思います。現在、450メートル、それも右岸の一部であります。それをあたかも何キロも進展しているような発言や、順調に解決してきた云々の今日までの説明、非常に私にとりましては納得のいかない不十分なことであろうと指摘しなければなりません。私はこの事業、昭和56年11月、地元交渉の糸口を見出せないから何とか接触の糸口を取ってほしいということで携わってから、一昨年の7月出作町の解町式まで足かけ9か年を要したのであります。しかし、これで60ないし65%ができたものであって、残り40から35%はまだ残っているのであります。こういう現実を踏まえ、これから先、上流地の西番、吉江中、吉江、米岡に至っては、話し合いを開く、聞く程度の会合まではできておりますものの、全く展望が開けておらないのであります。現地においては、浅水川は出作町までで終わり、もう話はないであろうといった雰囲気であります。現に、県土木の方も専従として浅水川改修交渉に臨んでいるのは管理用地課長の森川課長のみでありますし、当市の窓口となる土木課においてはだれが担当されているのかわからないのが現況であります。先の新聞発表に本年度からは市内の市道全路線の見直し作業に入る。駅南線、上鯖江線、駅東線など生活関連道路、都市計画街路の整備に19億円計上し、現体制で果たして年度末までにこの事業が完成したり、少しでも進展するでありましょうか。少数精鋭主義と市制発足当時から歴代市長は申されております。毎年、毎年環境条件も社会条件も変わっております。少数精鋭と口先だけでなく、武器である最先端技術を取り入れた機械の導入とか、またそういう職員がこなせる器具を与えるとか、食料、また、待遇面を改良するとか、方策を改善せずして馬の口先にニンジンをぶら下げて、さあ走れでは今日通用しないのであります。湾岸戦争に見るように、最先端技術を持った武器を持った多国籍軍が勝利を、勝利と言いますか、停戦に至りましたけれども、勝利をもって停戦いたしましたけれども、やはりそれにはそれなりの物量というものが投入されているわけであります。少数精鋭で事が済むのならば、アメリカ軍はあれだけも投入されなくても結果が出ていたはずでありますが、現実はそうでなかったであろうと思います。  本市は武生市より約100名の職員が少のうございます。これが行政需要に手が回らない、長期的な基本計画がないため、計画的な事業遂行ができない。財政の原則から見ても横道にそれたもので、こうした点には早急な対応が望まれると、福井新聞社の指摘にもありますように、私も同感と申し上げたいのであります。  そこで、公共用地買収、また、公共事業促進に当たっては、廃止されました用地対策課を再度設置するべきと申し上げたいのであります。私どもは廃止に当たった議会において反対を申し上げました。これから人員の増加を図り充実すベき、また、他市においては新たに設置をし対応されるような状況に、なぜ廃止をされるのかと申し上げたことがございます。いまだに浅水川の進展が見ないというものも責任を持ってその任に当たる課がないからでありますし、また、そのような専任の職員の気持ちがないからであります。全く解決もせず、完了の見込みもない今、再考を促すのでありますが、体裁や対面を考えず、真に一日も早い浅水川改修を望むなら、また、市長の描く大きなイベント成功のための諸事業推進のためにも、声を大にして再度用地課なるものの設置する考えがないものかお尋ねをいたすところであります。駅東線、東バイパス、これはあと数か月で開通になりましょうし、また、4年後には、大会前には4車線にもなりましょう。そうなりますと、駅東側は様変わりをいたします。人の流れ、車の流れも当然変わり、体操大会には日に5,000ないし1万人という方が鯖江市に来られるという推定でございますが、すべてがJRを利用ではないものの、かなりの利用者があるものと想定されます。現在のJR駅でよろしいのでしょうか。国鉄の時代、改築プランの中には東側乗降口の案もあったようでございますが、地元の反対があり、現駅舎に決定されたとの経緯があったとも聞いております。住宅、道路環境が変わったのであります。一時的な、また目先だけの反対は大きな利益を失うことになるのであります。皆さんもご記憶があると思います。平和堂さんがこの鯖江に出店するときには市内の商店街の方々がこぞって絶対反対と申されました。我々は死活問題であると騒ぎました。しかし、出店して数か年後、いつまでも灯のともらない駅前東と元長崎屋に移転をしていただこうじゃないかというような計画をぶち上げたときに、今度は移転は反対いたしました。それは困るんですといった反対運動が起こってまいったことがございます。出店によるデメリットばかりを宣伝し、メリットの面を知らせず、また、知らずに何でも反対、メリットを持ったときに当時のデメリットを忘れる人間の成せる業かもしれませんが、今の長崎屋跡地問題にも言えるかと思います。当市として、大きなイベント開催や、均衡のとれた都市としての発展を考え、JR東口を開設し、陸橋を大きく橋上駅として、出札、改札、発券は陸橋に事務所を移し、利便を図ることが当市の役割ではなかろうかと思います。今のJRさんにお願いをしても実現はかなり延びると思います。当市の資本を投下してでも、一日も早い計画を示すべきであるし、また要請すべきであります。完成は2年、3年後になるかもしれませんが、今から交渉、予算措置をされるよう、私は声を大にして、これも訴えたいのでありますが、理事者側のご所見を承っておきたいと存じます。  高速道路用の土砂採取した吉江区画整理事業区の解決策につきまして、市として本当に知恵を出し合っておられのか、お尋ねをしたいのであります。それは、担当所管が考えることであってということで、何か逃げに回っておられるように見受けられてならないのであります。毎年決算認定の折、同じ質問で、同じ意見で、同じ答弁で、同じ内容の説明を繰り返してきた今日であります。私どもにも落度があったことを認めますが、去る2月22日、322地区自衛隊鯖江駐屯地に同僚の松村議員と立待区長会会長ともども機関紙発行のための招待を受けました。その折、駐屯地自体も大変狭隘であるが、隊舎も老朽化し、狭隘になってきたので、現建物の北側に一周り大きい隊舎を建築することになったとの司令長より説明を受けました。狭隘な場所に狭隘なるような建物をと考えたときに、用地を主として何とか考えてあげられなかったかということでありますし、また、このような話を事前に協議できなかったかということを申し上げたいのであります。なぜならば、自衛隊の東側には今ほど申し上げました高速道路用土砂採取地があるわけでございます。地権者の方にお願いをし、解決の糸口もつかないまま放置するより、市が用地を買い上げ、いろんな問題の工事は自衛隊さんに訓練の場として作業をお願いし、今より広い自衛隊の敷地を確保し、そのできた用地に新しい隊舎を建てていただく、それが両方の有効利用につながったのではないかなと。まだ決定をしただけであって、建築にはかかっておりません。今朝も司令の方にご連絡を取らせていただきましたが、司令は明日の午後までお帰りにならないので、はっきりしたことは言えないということでございますが、工事はかなりあとのようでございます。まだ十分お願いをし、見直しをしていただけるような状況にあるようでございます。市として本当に吉江土地区画整理区の解決を図るならば、この機をとらえてそれぞれ地権者に協力をお願いし、地元、自衛隊の協力を得て解決策を探るのも一考かと思いますが、理事者側のご所見を賜り、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 平野議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。  まず、公共用地の買収促進についてのお尋ねでございますが、浅水川改修を含めまして、公共用地の買収には、県や市も大変苦労をいたしておるところでございます。用地の買収が済めば、議員ご指摘のように、その事業の大半が完成したと言われておりますが、その事業の場所や地域によりまして、いろいろと事情や条件が違うため、地権者の同意を得るのには思わぬ多くの時間を費やしているのが実情でございます。そのため、次年度の繰越事業が多くなりましたことは大変申しわけなく思っておりますが、現在、担当者の努力によりまして、徐々に解決に至っておりますので、今後ともに現体制の中で地権者のご協力を得るように、努力をしてまいりたいと、そのように思っておるところでございます。  JR鯖江駅の東口の構想につきましては、いろいろと考え方があろうかと思いますが、設置に関しましては、周辺整備を含めまして、解決すべき問題も多くあると考えております。今後は世界体操選手権大会に向けまして、西日本旅客鉄道株式会社に対しまして要望をしてまいりたいと思っておるところでございます。  吉江地区の区画整理事業につきましては、今日までいろいろ経過を踏まえまして現在に至っておりますことはご案内のとおりであります。  その解決につきましては、相当期間も経過いたしておりますので、関係地主の方々のお考えをお聞きし、また、議員各位のご意見もいただきながら、その方法等について十分検討し、一日も早く問題解決しなけれぱならないと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  細部につきましては、担当部長からお答えをいたしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。
    ◎産業部長(田中敏夫君) お尋ねの第1点目の、鯖江駅の東口構想につきまして、駅の改造の考え方でございますが、駅は我々が思っていますのは、非常にお客さんの方から改造の希望、要望といいますか、がございます。したがって、今すぐ対応しなきゃならないもの、あるいは、またご指摘の体操選手権大会に向けましての東側への降り口等あろうかと思います。いろいろ考え方があろうかと思います。しかし、1995年がタイムリミットでございますので、まずそれを頭に置かなければならないというふうに考えております。  そこで、今ご指摘がありましたように、橋上駅、いわゆる芦原温泉駅のようなものもひとつの方法でありましょうし、また、通過と言いますか、武生駅にございますが、ああいう方式もあろうかと思います。それから、出札、出るだけのものもあろうかと思います。また、今の陸橋を延ばしてですね、そこで改札もできるという方法もあろうかと思います。そうなりますと、切符を売らなければなりませんので、人員の問題も出てこようかと思います。それから、これは先ほどご指摘の費用負担の問題が大きな問題であろうかと思います。したがって、そういったことを頭に置きながら考えてまいりますと、これは相当な強力な運動が必要じゃないかというふうに考えております。また、早急にやらなければならないというふうに考えているわけでございまして、今ほど市長の答弁がありましたように、我々といたしましてはいろいろな方法を考えながら、JRに対して強力に運動を展開してまいりたいというふうに考えておりますので、またご協力のほどをお願いしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 建設部長、飛田君。 ◎建設部長(飛田文夫君) 浅水川並びに新設道路につきましての用地買収につきまして、ご指摘やらご提案をいただいたわけでございますけれども、おっしゃいますとおり、用地買収につきましては、それぞれ公共用地とは言いながら、大変個人の方にとっては貴重な土地を提供していただくということになりますので、なかなか困難でございます。そしてまた、浅水川の問題になりますと、住居の移転という問題もまいってまいりまして、それの場所の必要性を生じているわけでございます。あるいは、用地の取得につきましては、それぞれの地域の過去のこれまでの経過とか、あるいはそういうものに対する道路なり、河川に対するその地権者の方々の考え方などがありまして、非常に困難なところがございまして、それぞれ担当者一丸となって努力をいたしておるところでございますけれども、必ずしも思うようにいかないのが実情でございまして、何と申しますか、時期がこないとなかなか熟さないのがこれだなというふうに最近つくづく考えているところでございます。おっしゃいますように、用地対策課というものがあればそれなりの効用は当然出てくると思いますけれども、必ずしもそれによって促進が進むというふうなことのない場合もございまして、今ほど市長答弁にもありましたとおり、それぞれの所管が違いますので、今のところは現体制で極力努力をしていきたいというふうに思っているところでございます。先ほども申し上げましたけれども、用地買収につきましては、地元の方のご協力と地権者のご協力が大変なければなりませんので、今後とも議員さん方のご協力をよろしくお願いをいたしたいと思うところであります。  次に、吉江土地区画整理の件でございますけれども、これの今申された自衛隊の件につきましては、初めてお聞きをしましたので、そういうことがあるならば、一度対処してまいりたいというふうに思っております。ただ、過去に一遍そういう話がありまして、自衛隊のそのもののあそこの場所への移転というような話もあったそうでございますけれども、なかなかそのときの状況では、あの場所ではふさわしくないというふうな結論であったように聞いておりますので、今は事情が変わりましたから、それなりに一遍おっしゃいましたことについては自衛隊に直接かかわってみたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 26番、平野君。 ◆26番(平野佳宥君) それではひとつお尋ねします。  現体制で公共用地事業促進を図るんだと。では市長、ご就任されたときに、用地対策課をおつくりになりました。そのときに申されたのは、バイパスの早期開通、浅水川改修の早期改修促進に当たるために用地対策課を設置するんだというようなことで設置されました。バイパスはなるほど開通のめどがたちました。先ほど申しましたように、浅水川も出作町さんの物件移転は完了いたしました。しかしながら、全体計画9.6キロのうち、右岸の450メートルの新しい地区堤ができただけで、出作町全体を見てもまだ半分、60から65%しか解決してないんです。ても、そのときにおっしゃったのは、めどがついたから廃止をするんだといって廃止をされたんですよ。つくった動機をそこで疑いたくなるんですよ。だから、今回今非常に事業推進するのにやはり職員さんの話を聞いていても、やはりだれか専門的にそういう交渉に歩いてくれる人がおったら我々としては仕事がやりやすいんだと。少数精鋭というひとつの大きな輪にはまっているので、自分もせないかんけども外にもいかなあかん、外へ行っていると中の事務はとれない、本当に体が幾つあっても足らん、困っているんだと。だから、交渉事になったら夜に行かな相手がおらん。そうかいって毎日毎日夜帰りが遅くなるのも私も体が困る。やはり事務もしなきゃならん。なんらかのこの対策を考えてほしいというのが恐らく事業課の職員さんの気持ちの皆さんがお持ちになっていることだと思うんです。今、いみじくもあった方がいいんじゃないかというようなお考えの部長さんもいらっしゃるように、これはやっぱり何かですね、一遍つくったものを壊したさかいにまたつくるなんていうのはけつたくせえなとお思いになるかもしらんけども、体裁や対面を考えずに、やはりひとつ事業促進のために用地対策課でなくしてもいいです。何か先走って、事業認可の降りない先から用地買収をするということは、やはり税金の問題がありまして難しいかもしれませんけれども、前交渉ぐらい進めるような話をする課があってもいいんじゃないかなというふうに私は思いますので、ご一考を促しておきます。  それから、先ほど吉江区画整理事業の市長の答弁は、これは決算認定委員会において担当部長さんがお答えいただいたその全く一字一句違わないご答弁でございます。それはいいとしましても、自衛隊はね、確かに前のときには中部方面総監の平松さんという方がおみえになって、上から眺められて、これでは狭いと。狭いと申したのは、部隊として利用するには狭い、部隊としては、いうことで部隊の話はなくなっていると思います。今のところ、部隊にする計画もないようでありますし、こちらの方の要請もしてないようでございます。今、本当に区画整理事業のあの地を解決しなきゃならんと思うんならば、なぜ私、自衛隊協力会の会長は市長さんですね。年に1度か2度か知りませんけれども、会合を持たれたときに、各地区の市民の皆さんからいただいた協力会の金をこう使う、ああ使うじゃなくして、やはりひとつどうでございましょう、なんかお聞きすれば、自衛隊協力会の理事さんは、各地区の区長会長さんがおなりになっているんだと。また、自衛隊関係者の方もおいでいただいている。じゃ、今の現況を見てどうしたらいいんかというような話し合いもなされまして、そして、あるべき姿にもっていくようにやるのが自衛隊協力会の会合でないんかなと。そういうことをいろいろかみ合わせて考えますと、なんで自衛隊の新しい隊舎ができることが我々に耳に入るのが遅かったのかなと。協力会の会長さんとしても全く知らなかったのかな。どういうことになっているのかなと、会合が自衛隊であるのか、よその嚮陽会館であるのか、この本庁の中であるのか知りませんけれども、何か会があっても中身のないというのか、連絡のつかない、パイプの詰まったような会合がなされているだけで、何かもったいないなと、こういうことが一つは事業の解決策に非常に支障を来しているし、遅れをとってくるんではないかなというふうに私は指摘をしたいと思います。  自分で何を言うたやらもう忘れてしまうほどちょっと今日ぼけていますのであれですが、自衛隊の司令の方には明日お帰りでございますので、担当の部長さん、一遍地区の方へ走っていただいて、部隊の方に。ひとつ場所を移動できるものならひとつどうか地権者の方に同意をいただいて、区画整理地のところを市が買収し、そしてあそこへ自衛隊を移動していただいて、自衛隊のグラウンドのところを市に払い下げにしていただいて、それを今度は宅地分譲にする。そしてその財源を用地買収に充てるというふうにすれば、そんなに大きな市の持ち出しはないと思います。あの山の上でだいたい17〜8万ぐらいで販売されておりますから、今話がついて自衛隊さんの今の下のグラウンドを分けていただければ、坪24〜5万では売れるんじゃないかな。そのなくなった分だけが山の方で用地が開けますから、決して広くなっても狭くはなりませんし、その方で代金は出てまいりますので、何とかそういうことで解決策を一遍、部長さんだけでなしに協力会の会長さんである市長さんもひとつお骨折をいただくとありがたいなと思います。  もう一つ前後しますけれども、浅水川の出作の65%まで解決したのが当時の用地対策課があってご努力いただいたおかげだと私は申し上げておきます。残り35%についても、やはり当時の用地対策課がいろいろとご指導いただいた、ご協力いただいた経過があって青図面ができてくる。ただ、工事ができないから残りが35%あるだけでございますので、用地対策課の重要性は私、十分認識しましたので、どうかひとつ、それだけおつくりいただくように、再度ご要請申し上げておきたいと思います。それだけです。もう私、お聞かせいただいてもあとご質問ができませんし、もう体は汗が流れるほど辛いんです。私のこれで質問終わります。 ○議長(服部辰男君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) 答弁はいらないということでありますが、一応過去のいきがかりもありますし、現在、用地対策課を廃止に関連してのことでございますし、これは大変大事なことでございますので、用地対策課が設置されたのは、ご指摘のとおり、国道8号バイパスと、それから浅水川両方を目的に設置をされて、一応バイパスにつきましてはめどがついたということで、当時内部いろいろ協議をして廃止に踏み切ったわけであります。当時、用地対策課は課長以下4人ぐらいであったと思うんでありますが、これはいろいろな考え方がございまして、特に本市の場合、世界体操競技選手権大会というような大きな課題も抱えております。これはどういたしましても、市役所全体で取り組まなければならないし、また、全職員がまずこの汗を流さないかんと。大変、民間もそうでありますが、民間と比べて役所の場合にやはりいろんな面で劣る面がございます。それはどうやって皆さんの職員にお願いできるか、これは用地の職員は大変いろんな面で昼夜を分かたず努力をしていただくわけでありますが、その方法としてはやはりプロジェクトしかない。実は私は助役に就任をさせていただきました当時に、実はその二十数年前にある先進都市では課制を廃したところがあるわけであります。これは部制の中でその職員を効率的に動いてもらうというような方法をとったところでございまして、現在もその都市は続いておるわけでございます。これはなかなか言うはやすく行うは難しでありまして、今ご指摘の用地買収につきましては、なお十分に内部を検討いたしまして、どういう方向でいくか、どういうところに問題があるか、私なりにいろいろと知悉しておる面もございますが、なお、担当職員のいろんな考え方を聞きたいと思いますが、これを1課をつくっただけで到底解消できる問題でないほどたくさんの課題を抱えておりますので、その点はお含みおきをいただきたいと思います。  なお、いわゆる吉江の土地区画整理事業につきましては、今ほどご意見がございましたが、まず、やはり私どもは、関係地権者に寄っていただきまして、その中でどういう方法があるか、これをまず第一に検討しなきゃいかんなと、こういうことで今年も市長査定のときにそういう論議をしたわけであります。したがいまして、今ご提言のございましたことも含めますが、やはり私は大変地権者の方にいろいろと今日までご迷惑をかけているわけでありますので、その話し合いをまずやりましてから、いろいろ方法を考えたいということで、決算委員会のご指摘は十分認識をしているつもりでありますので、よろしくご了承を賜りたいと思うわけであります。 ○議長(服部辰男君) 次に、13番、福田敏夫君。   〇13番(福田敏夫君)登壇 ◆13番(福田敏夫君) 実は私も風邪をちょっと引きましたので、大変に皆さんに聞き苦しい点が多々あると思いますが、ひとつご理解いただきたいと思います。  では、発言通告書に基づき、順次質問申し上げます。  市長のご明快なご答弁を期待するものであります。  西沢市長には2期目、無投票当選後の2年目、当初予算を柱とする今回の第263回の定例会であります。幸いにも市長には、ますますご健勝にて、しかも市政も順調に発展をみていることは大変喜ばしいことであり、また、ご同慶に存ずる次第であります。  さて、招致に懸命の努力を尽くされ、1995年の世界体操選手権大会を市長の指揮のもとに大成功をおさめる諸般の施設を考えて、今年度当初予算の編成をされたものと推察いたします。  現在、集められたる情報に伺いますと、湾岸紛争関連や、タイのクーデター、ソ連の国内問題から景気の激変も予測され、特に法人税の落ち込みも計算に入れる必要もあるんじゃないかと心配するものであります。財政向上の健全化にも例がなされていると思いますが、次の世代の負担になる公債依存が必ずしも賢明の方法でないということも十分ご認識され、今後4年間につながる取り組みをいま一度ご検討の上、万全を期していただく、市長の政治生命と市民の幸福のために、ここで一言申し入れながら、以下質問を申し上げます。  まず、第1点、長崎屋跡地の問題であります。  この問題につきましては、過去議会ごとに質疑が出され、また今議会の代表質問もされまして、市長の答弁も十分理解したわけでございますが、今後とも市長の積極的な行動を期待するとともに、少なくとも相手のあるときに、早期解決に相提携していくことも必要ではないかと思います。いま一度解決に向かって努力していただきたいなと思うわけでございます。ご答弁は結構でございます。  第2点は、今回の除雪の対応であります。  春一番などでいかに時期外れとはいえ、冬の継続期間でもあり、寒気団がきているという注意報がきたのでありますが、これに対する雪害対策本部も早くつくったまではよかったが、2月23日の土曜日の早期除雪の対応には少々問題があったのではないかと思います。今後はこのようなことのないよう対応していただきたい。幸いにも、短期間の積雪で終わりましたが、市民からの苦情は逐一報告はしなかったが、無策との手厳しい指摘があったわけであります。火災や人命にかかわることが発生していたら大きな非難の的になったと思うと冷汗をかくものでございますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  3点は、改築校の今後の措置。  先に新設の進徳小学校がスタートして立派に整備され、そして、今回長い歴史と伝統に誇りを持つ惜陰小学校が全館新しくつくりかえられ、そのスマートな夢のある形は、学びのシンボルとして、全容を現しました。すぐの4日には使い初め式も行われております。短期間の間に幼稚園までを含めた環境整備も一気に進められたことのご努力に対して、心より敬意を表するものであります。ただ、案じますのは、さほど古くないものでも備品、設備はその雰囲気にマッチしなくなり、ちぐはぐなものになり、使用に不便をかこつ場合が多いことであります。特に、給食室の関係、その他体育器具の出し入れ、多目的ホール等の流れがスムーズにいくのが大切であり、また、緊急退避に備え、内部の設備こそ大事であります。このようなことを念頭に置いて計画がなされているとは存じますが、あとからはなかなかどのような必要なことでも予算化が非常にしにくいと聞いております。この際、当初計上に急ぐ前、また現場の実務者の意向を十二分に汲み取って、補正を含め、十二分に対応されるようお願いいたします。  吉川小学校の建設事業の発注もあり、現場をかまうことのないよう、十分な予算措置をお願いしたいと思います。市長の学校教育に対する今後の取り組みの基本線をお聞かせしていただきたいと思います。  次に、第2項の世界体操選手権大会に関連してでございますが、幾つかの所見についてお伺いいたします。  1995年、平成7年の世界体操選手権大会を市制40周年のビッグイベントとして招致された努力に敬意を表します。正直に申し上げまして、これは大変なことになったなとの思いでございます。私は今から二十数年前のあの福井国体のことがよみがえってくるわけでございます。人口100万以上の都道府県が単独に、あるいは3ないし4県合同、いわゆる群国体が開催されてきました中で、わずか65万の福井県が名のりを上げ、10年の準備期間を見事になしとげたのでございます。鯖江市はバレー競技を開催し、市民一丸となって国体を成功させました。いろいろなことがありました。数百名の選手、役員を鯖江、神明地区の一般のご家庭に民宿でお願いし、真心こめてお世話くださるなど市民運動を盛り上げたものでございます。親切国体と全国から感謝されたものでした。福井国体は10年の準備期間と全県挙げての力の結集で成功したわけでございます。今、鯖江市が取り組む世界体操競技選手権大会はすべての面で勝るとも劣らない大規模のものであります。県や、県内市町村のご理解、ご協力をいただくことはもちろんでありますが、やはり鯖江市が世界一の都市として開催するものであり、もう4年しかない、その間にプレ大会も開催しなければならないでしょう。福井国体ではこんなふうな違いがあると思います。それより増して、特に大きな特徴として、国際的なスポーツイベントであることであります。世界各国のチームも期待を寄せられることでしょう。特にアジア各国の期待はまことに大なるものがあります。鯖江市民の皆様も興奮され、大きな期待をお持ちであろうと思います。そしてまた、大きな不安もお持ちでしょう。そこで、次の諸点について市長にお伺いいたします。  まず、はじめに、市民主役の情報提供でございます。  市長は、昨年11月1日、ドイツでの第167回世界体操連盟総会で大会招致演説をされ、すばらしい3つの招致理由を述べられました。感動する言葉でございます。招致が決定され、マスコミやその重要さが報道されました。そして市長みずからの言葉として、「大会成功に向け、難しい問題が山積しております。1つ1つを解決しながら、市民の皆さんの1人1役の厚いご支援を確認しながら、全力を挙げて努力したい。」と市民に訴えられておられます。多くの市民の方には市長に全幅の信頼を寄せ、ぼくもお役に立たせていただきますよと、胸をたたきましてときめかしてうなづいておられます。でもあけたら、あんた何も知らせてくれないなともらしてまいります。ご理解、ご協力を真に願うならば市民主役、市民サイドの大会に関する諸々の情報が遅いというのか、たりないというではないか、あれだけ詳しく検討され、情熱込めたご努力も、招致決定後に知らさねば、市民への情報が欲しかったということでございます。市民への貴重な情報としての広報「さばえ」が、昨年12月、招致決定の情報を伝えただけでした。また市議会が真剣に取り組んだ12月定例議会の議会報も2月末にようやく届けられる状況であります。温かい市民の期待にこたえる市民主役の、市民サイドでの情報の提供について、市長のご意見をお願いいたします。  次に、JR鯖江駅の特急電車の停車についてお尋ねいたします。  3月16日の全国ダイヤ改正の中で、鯖江駅の特急停車は、何の改良もなく改正されました。雷鳥号の上り、下りとも18本中、鯖江駅停車は、上り9本、下り10本で今回の改正で1本減、白鷺号も上り、下りとも8本中、停車4本で改正なし、加越号は今回1本減の改正で、上り下りとも5本で3本が鯖江駅停車、スーパー雷鳥号は5本には停車なし、きらめき号は2本で、停車は上り1本、白鳥1本、日本海2本あるが停車はいずれもない。どうしてこのような状態に改正されるのですか。昔、旧国鉄時代、準急の停車運動を鯖江商工会議所と手を組んで、金沢鉄道監理局に強力に働きかけ実現したのが始まりで、ダイヤ改正前後には必ず金鉄に働きかけ、急行、特急の停車運動がなされ、貨物扱いの併所、駅舎の改築、2階建部分の購入費分担、および寄附など、職員1名の派遣など、そして、乗車切符の鯖江駅購入運動などが特急が走るようになった当時には鯖江駅にも、武生駅にも停車していなかった。しかし、強力に働きをかけ、特急電車を実現してきたわけであります。鯖江福井駅と敦賀駅間で、鯖江駅を武生駅のまねをしながら、両市の発展、産業発展、人口増などを考慮しながら停車をしましょうと金鉄局の意向であったと思います。今武生駅にはスーパー雷鳥号を除く全部が停車し、鯖江駅についてはその半数しか停車しておりません。鯖江駅に停車しないときには、武生駅との間に普通電車の接続を配慮するはずだったようですが、現在はそうなっておりません。市長はこの現況をどうお感じになられますか。行政サイドでJRとの対決をどのようにされましたか、詳細に具体的にお聞かせいただきたいと思います。  続いて、外国人との交流についてお伺いいたします。  市長は大会招致演説で、体操を愛する世界中の人との友情を深めたいと述べておられます。人を愛し、スポーツ・文化を愛し、世界平和に貢献する市民づくりは大切なことであります。ささいなことのようですが、市民の中にはまちの中で外国人を外人と呼び、もの珍しげに眺める慣習というものがありはしないでしょうか。国際的イベントを4年後に控えての本市としては、早急に総合的な計画を押し進めて、情操豊かな国際感覚が身についた市民づくりのプランが必要ではないかと思います。総合的な計画をお示しいただきたいと思います。  外国人との交流、外国人講師による語学講座やスポーツレクリエーション活動、文化芸能活動での国際交流が最も効果を期待できるものと思います。市長のご所見をお伺いいたします。  次に、人口対策問題であります。  過去の大会の開催都市の人口を見ますと、全く桁違いの感があります。昨年のドイツ、シュツットガルトで80万、本年のアメリカのインディアナボリスでは70万で、本県の人口に匹敵する大都会であります。わずか6万3,000人の鯖江市が大都市の隊列に割って入り、堂々と立ち向かう様はわが市民の誇りでもあり、次の世代の希望でもあります。福井県国体もそうであったように、人口数でなく、1人1人の市民の情熱、真心で西沢市長を先頭に打って一丸となり、成功させねばなりません。ところで、近年鯖江市の人口増は非常に鈍化しております。全般的な人口減少傾向とは言え、過疎地でもなく、工業生産なども大きく伸びておるのにと私は首をかしげるものであります。確か、県の人口の偉び牟につきましては、過去、福井市に次いで鯖江は2位を確保し、まもなく県内第3位の人口を持つと言われておりました。県の構想でも100万県民が想定されております。「日本一住みよい環境鯖江市」が国際的にビッグイベントを開催しようとする中において、その基盤となり人口の構想を持つことは大切なことでありましょう。市長にお伺いいたします。  近年の人口増鈍化などについてのご所見と、本市の都市人口構想の将来像をお伺いしたいと思います。  次に、質問第3点としまして、道路問題についてお伺いいたします。  市長は常に道路行政については力を入れておられますことに改めて敬意を表しますが、幹線道路より一歩中に入り、市民生活道路の現状はあまりよくはない。歩行者、高齢者の方々に大変にご迷惑をおかけしております。路面にできた自動車の輪だちに雨水がたまり、歩行者や住宅に迷惑をかけているのが多く見られます。また、舗装が割れ陥没があり、自動車がそれをよけようとして運転者や歩行者に大きな迷惑をかけております。下水道工事なども大きな原因の1つと思いますが、下水道工事などのように、入れ物したあとの舗装などは長くもたないことはよく承知してもらえるはずで、道路全体の中で補修計画をよく検討され、根本的な見直しも重要であります。舗装など路面の掘りおこしもせず、膏薬を張るような、また上塗りしていくような舗装は全くやめるべきではないかと思うわけでございます。してくれるのはありがたいが、すぐだめになってしまうと、市民の苦情がたくさん寄せられております。本年は降雪はあまりなかったが、道路は非常に傷んでおります。  以上述べました道路補修について、ご所見と補修計画についてお示しください。  次に、同じく道路問題でございますが、区画整理事業などで造成されたその当時4メートルないし6メートルの幅員を持つ道路でありながら、擁壁がなく、実効幅員が2メートルないし3メートルといったような道路がいまだにあります。擁壁をつくるなどして有効利用を図る対策を講じてはどうか、お尋ねいたします。  また、通学路の確保についてお尋ねいたします。  毎年問題にして、それなりに対応しているようですが、やはりまだ問題が残っております。特に進徳小学校通学路について、歩道があっても通学時間にはまだ除雪されていない、やむなく自動車を警戒しながら消雪などによる跳ね水をかぶりながら車道を歩き登校する姿、また、住宅地と離れた人通りの少ない道では、子どもが長靴に雪をいれ、雪だらけになりながら雪道をつくって登校している姿を見たとき、これはひどいな、何とかしなければと思いますが、市長、教育長はどのように思われますか、お伺いしたいと思います。もちろん、ご父兄や町内の方々がご奉仕くださっているところもありますので、申し添えておきます。  次は、質問の第4点としまして、グラウンドの整備と河川公園の管理についてお伺いいたします。  公園整備事業で造成され、グラウンドとして管理されている中に、新年度予算に御幸グラウンドの排水工事を中心とする整備計画が示されましたが、スポーツのまち鯖江を抱える市長に賛同を表したいと思います。正直申し上げて、いささか遅かったのではないかと思っているわけでございますが、まだほかのグラウンドの改修にも配慮すべきじゃないかとさえ思っております。利用条件も重いが、整備が最も悪いと思われる南公園グラウンドがあるからです。雨が降れば田んぼのようになる。3日ぐらい全く使用できない。無理をして使う。でこぼこができる。地ならしができず、これまた使えない。お天気が続くと土ぼこりが立つやら草が繁茂するやら、とてもまちの中の公園グラウンドと言えないような状態であると思います。そこでお伺いします。  市が造成し、管理している公園グラウンド、または管理を委託しているもの何か所ありますか。そのうちいつでも使用できるような整備をしてあるグラウンドは何か所か、排水工事を施行してあるものは何か所かをお知らせしていただきたいと思います。  また、南公園グラウンドの排水工事を含む整備計画はあるのか、あれば、いつごろどんな規模かお示ししていただきたいと思います。  また、それに関連しまして、日野川の河川敷公園でございます。国、県および市のご努力ですばらしい公園が期待され、大変皆さん喜んでいるわけでございます。  そこで、今後上流の方、また下流の方向へも整備される計画はあるのかどうか、お伺いいたします。  また、完成後の管理はどのような予定かも合わせてお伺いいたします。  すばらしい自転車道ができ、その一部に水銀灯が立たれておりますが、まだ点灯は今日までなされておりません。これは昨年の5月ごろだったと思います。どうなっているのでしょうか、お伺いいたします。  次に、質問の最後でございますが、雨水幹線についてお伺いいたします。  住みよい生活環境づくりとして、汚水と雨水と分離して処理するために、一方で下水の方に、他方で雨水管排水路工事がそれぞれ計画され、進行されております。  さて、昭和62年から3年にかけて、南公園北から西に向かい、さらに西縦貫線を下り、北に流し、西番町で浅水川に排泄する当初計画で北電鯖江営業所付近まで工事が完了している、雨水幹線があることは市長をはじめ、理事者はご承知のところであると思います。当初計画が見直され、鯖江中学校付近で日野川沿いに北へ流し、水落町地点で日野川にポンプ場排水に計画変更されたと聞いております。排水路などの造成にあたっては、通常下流からなされておるものでありますが、なぜか、この工事が上流からなされております。3年間、多額の工事費を費やした雨水幹線が供用開始されていませんが、一体これはどうなっているのか、下流の方の計画は、そして着工は、完成予定、また使用予定はどうなっているのか、お尋ねいたします。この際、鯖江市全体の雨水幹線の計画について、その時期についてもお示しください。  また、鯖江地区で旭町4丁目辺りでは、土地の傾斜も手伝い、大雨のときなどには鉄砲水状態となり、付近住民の方は非常に困っております。市管理者ではその苦情も十分知っているはずでございます。雨水幹線計画に入っているが待ってくれとのことで、首を長くして待っております。西縦貫線付近ではとっくにでき上がっているが、使えないでいるし、旭町付近では計画に入っているが、待ってくれと言うがいつのころともわからない。どうしてこういうことが起きるのですか。住民のための行政ではなくてはならない。以上、お伺いします。心の通う温かい行政が期待できるご返事を期待いたします。  以上で私の通告による質問を終わりたいと思います。市長並びに関係部長の明快なるご答弁をお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 福田議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  第1点の私の所信についてのお尋ねでございますが、長崎屋跡地の問題につきましては、午前中、峰田議員にお答えをいたしたところでございまして、細部につきましては、担当部長からお答えをいたしたいと思います。  今回の除雪対応についてのお尋ねでございますが、除雪対策といたしましては、市といたしましてできるだけの努力をしていることはご理解をいただけるものと思っておりますが、今回の降雪は明け方に降ったこともございまして、対応が遅れ、市民にご迷惑をかけたことはご指摘のとおりでございます。今回の種々の事柄を反省をいたしまして、市民のご要望にこたえられるよう、今後努力をいたしていきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  消雪装置の点検管理についてでございますが、毎年降雪前に消雪ノズルなど、各消雪施設の点検調節を実施いたしておるところでございます。点検後通行車両によります振動、砂による目詰まり等、また、異常に吹き出て通行にご迷惑をかけていることがございますが、パトロール通報等によりまして、わかり次第手直しをいたしておりますので、そのような場所がありましたらいろいろご指摘を賜りたいと思いますが、今後なお一層の努力をして、ご迷惑がかからないようにいたしてまいりたいと思っておるところでございます。  次に、改築校の今後の処置についてのお尋ねでございますが、教育施設が整備充実は必要に応じ、計画的に進めているところでございます。近年におきましては、進徳小学校の新設、惜陰小学校の全面改築、さらに吉川小学校の改築と、順次施設の充実を行っているところでございます。その際、計画構想の段階で地元の方々や父兄のご意見も聞きながら実施をいたしておりますが、これからも十分にご指摘の点も含めまして進めてまいりたいと思っておるところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  細部につきましては、教育長の方からお答えをいたしたいと思います。  また、法人税収の問題、公債費の問題につきましては、今後十分に配慮してまいりたいと考えているところでございます。  次に、世界体操選手権大会の関連について、幾つかご質問をいただいたところでございますが、世界体操選手権との関連につきまして、市民サイドへの情報の提供についてのご質問でございますが、昨年11月に本市での開催が決定して以来、町内に推進本部を設置をいたしまして、各市の課題に取り組みますとともに、大会の概要について、県および周辺市町村をはじめ、市内におきましての各種の会合を通じまして説明してまいったところでございます。この4月から推進委員会とともに、市民運動推進委員会を発足させまして、具体的な事業を通じまして、市民の皆さんにご協力を要請してまいりたいと考えておるところでございます。  JR鯖江駅の特急の停車等についてのお尋ねでございますが、JR鯖江駅の特急列車の増停車は、鯖江駅の一般乗降客の増加が1つのものさしであると思っております。鯖江駅を利用していただくことで、毎年着実に伸びを示すことは、ここの増停車の要望に力となるものと信じております。この日は増停車を図るため、西日本旅客鉄道株式会社に対しまして、陳情を続けてまいりたいと思っておるところでございます。平成3年度のダイヤ改正に向けまして増停車を要望いたし、また、平成7年度の世界体操競技選手権大会に向けまして、全線の停車をぜひともお願いしたいと考えておるところでございます。  国際交流の問題についてでありますが、1995年の大会が本市に決定したとき、国際体操連盟のチトフ会長は、日本大会への希望といたしまして、参加する選手や役員の方々に日本の文化を紹介してほしい、そして、地域の人たちとの交流を深めてほしいと話されておられます。幸いに、平成2年3年の事業で、本市は自治省の国際交流のまちづくり推進プロジェクトの指定を受け、現在、計画の策定事業に取り組んでおります。できるだけ早く総合的な計画を策定をいたしまして、市民の国際感覚の要請に努めてまいりたいと考えておるところでございます。  世界体操選手権大会開催におきまして、海外から参加される方々に言葉かけができ、市民との触れ合いができるために講座の開設をしたらとのお説でございますが、現在、中国語講座を昭和63年度より開設しており、平成3年も継続してまいりたいと思っております。今回海外から参加される7割から8割の方が英語で会話ができるとのことでありますので、平成3年から英会話講座の開設を計画をいたしておるところでございまして、現在は市役所職員の放送による英会話、また一部社会教育施設におきましても、市民の方を対象にいたした英会話講座を実施をいたしておるところでございます。今後とも充実をしていきたいと思っておるところでございます。  人口増の対策についてのお尋ねでございますが、人口につきましては、いろんな意味で重要な指標であり、大きな関心を払っております。本市にありましても、伸びる時期と停滞する時期がございますが、その要因もいろんなことが考えられます。道路網や住宅環境の整備、若者が定着する雇用の場づくりや文化施設、レジャー施設等の都市機能の充実整備、それに、最近では情報化対策も重要な人口増の要因であると考えております。今後とも人口につきましては、重要な関心を持ちまして、本市の行政課題の1つとして取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  道路の路面補修と有効利用についてのお尋ねでございますが、地下埋設物の工事等によりまして、市内全般にわたりまして舗装路面が傷んでいる状況はご指摘のとおりでございます。これで施工後の地盤が安定次第、随時整備を進めるよう検討いたしてまいりたいと思っております。また、道路側溝の整備が完了していない道路につきましては、宅地の状況、道路の形態等、地係の方々との協議の上に対応いたしてまいりたいと思っておるところでございます。  公園グラウンドの整備と河川公園の管理についてのお尋ねでございますが、野外体育施設の整備につきましては、平成2年度より整備に着手いたしまして、平成3年度は御幸公園グラウンドを整備いたしたく、予算計上いたしたところでございます。南公園、その他のグラウンドにつきましては、随時整備をいたしたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  河川公園の管理についてのお尋ねでございますが、日野川緑地は平成2年3月、鯖江大橋より鯖浦線平成橋までの延長2.2キロメートル、面積16.2ヘクタールを計画決定し、平成2年度有定橋上流部で事業着手をいたしたところでございます。本事業は、日野川低水敷を利用いたしまして、広場、園路等の整備をするものでございますが、整備に先だちまして、県施行で低水護岸、階段工を布設する必要等の制約がありますので、今後県と十分協議をいたしまして、ご協力を得ながら随時整備を進めてまいりたいと思っております。  なお、整備後の管理につきましては、街灯等の施設も含めまして、市で維持管理をしていく予定でございます。  次に、雨水幹線事業促進と、未整備地域の計画についてのお尋ねでございますが、公共下水道の雨水事業といたしましては、市街地における雨水の排除を円滑にするため、従来の排水系統を重視した総延長47キロメートルの雨水幹線を計画いたしまして、これらの緊急を要するものから随時整備することにいたしております。平成2年度から水落上鯖江雨水幹線の整備に着手しておりますが、これは上鯖江、住吉、有定町の雨水を排除するためのものでありまして、平成5年度の完成を目標に事業を進めているものでございます。この幹線の一部は市道西縦貫線に布設してありますが、これは工事に伴う舗装の復旧費の軽減を図るため、雨水幹線の工事に引き継ぎ施工したものでありますので、ご理解を賜りたいと思っております。  また、日の出雨水幹線は、市道の駅北線の街路工事と合わせまして一部施工しておりますが、この幹線の放流先であります黒津川、浅水川は改修工事であるため、今後これらの進捗状況を眺めながら、河川管理者の建設省、県と協議をいたしまして、整備していきたいと思っておるところでございます。  細部につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) それでは、お尋ねの2項目目の(1)の鯖江駅停車についてのお答えを申し上げたいと思います。  現在の鯖江駅の乗降客の状況を統計的に見てまいりますと、鯖江駅では定期を除きまして、いわゆる普通の乗降客でございますが、昭和50年を100といたしまして見てまいりますと、平成2年の12月の現在では、昭和50年を100といたしまして98.7ぐらいになっております。武生、福井につきましては、昭和50年を100といたしますと、2割ないし3割、あるいは福井の場合ですと3割5分以上の減になっておるのが現状でございます。したがって、鯖江の駅の場合には、50年からずっと15年間統計をとっておりますが、約2%、あるいは3%の減でございまして、そう大きな変動はないのが現状でございます。  そこで、特急停車の関係を見てまいりますと、乗る方の統計がありますが、降りる方の統計がちょっととっておりませんので定かではございませんけれども、普通乗車、あるいは特急乗車を含めますと、平成2年12月を見てまいりますと、1日平均が3,669名、乗るだけの人を見ますと、1,979名でございまして、これは行く場合にいたしますと、3,958になりますが、そうしますと、いわゆる降りる方が288人ほど違うわけでございます。これはやはり特急の関係があるのではないかなというふうに推測をされるわけであります。したがって、我々といたしましては、特急停車を1つでも増やさなければならないと思っております。ちなみに、ダイヤ改正で先ほどご指摘がございましたが、平成2年の3月10日の改正と、今年度の3月16日の改正を見てまいりますと、鯖江の場合は上り下りともに35本で変わっておりませんが、武生が1本、きらめきがふえております。そこで、我々といたしましては、具体的に要望してまいりたいと考えまして、例えば、白鷺16号でありますと、18時、6時58分ごろに鯖江に到着する。これは商談などを終えられまして、中京方面から帰る人が非常に便利である。あるいは雷鳥44号でありますと、19時、7時51分ごろになりますので、これも大変関西方面へ帰られますビジネスマン、観光客に便利であろうと思います。また、下りでいきますと、雷鳥17号、あるいは白鷺13号が中京方面、あるいは関西方面から帰られます方々、あるいは雷鳥でいきますと、11時28分ごろになりますから、関西方面からのビジネスマンからのビジネスの方が会社で打ち合わせを済ませて帰る場合に非常に便利じゃないかというような、具体的に事例を挙げまして、陳情・要望をしてまいりたいというふうに考えて準備を進めているところでございます。陳情につきましては、我々だけでなく、会議所はもちろん会議所でも同行していただきたいと思いますし、駅振興会もございます。それから地場産業を促すねらいの協会等もありますので、これらの皆様に呼びかけてまいりまして、陳情を重ねてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) ただいまの福田議員のご質問の中の、第1、改築後の今後の措置ということで、学校改築後の問題についてお答えいたします。  学校施設の整備や改築につきましては、ただいま市長から答弁されたとおりでございますが、文部省におきましては、教育施設の整備基準や、施設の企画等も時代に即応しながら年々改善しております。それに呼応いたしまして、市におきましても、老朽化した学校の改築とともに、その内容、施設備品につきましても、文部省のメニューを最大限に活用しながら、ゆとりある教育、あるいは魅力ある学校、安全な施設などを目指した他目的スペースや、屋外集会所、あるいは屋内集会広場、運動広場など、ゆとりのある施設、環境整備を進めてきたつもりでございます。  そのほか、教室や特別室などの備品などにつきましても、時代に即応した新しいものを購入するよう、充実するように努めてきているところでございます。その実施に当たりましては、いわゆる教育現場の教師の意見や、保護者、あるいは子どものニーズ等を考慮しながら、近辺の環境との調和など考えて整備しているわけでございますけれども、さらに今後とも現場の意見を聞きながら、その期待にこたえられるよう、十分ご協議し、配慮しながら充実に努めていきたいと思いますので、何かとご理解、ご指導をお願いしたいと思います。  それから、その次に、世界体操選手権大会についての中の、外国人との交流ということで、先ほど市長の方からもご答弁がございましたが、そのうちの外国語講座などの計画について申し上げます。  平成3年度の予定として、予算をお願いしているところでございますが、平成3年度は中国語講座、3年目になりますが、それをさらに充実させて、初級を2コース、中級を2コース、そしてさらに上級を1コース、設定する予定でございます。これは中央公民館におきまして、それぞれ週2回ずつ講座を開きます。また、新しく、平成3年度には英会話講座を計画しております。これは初級で4コース、中級で1コース、これもいずれも週2回、会場は、今のところ中央公民館と神明公民館を予定しているわけでございますが、こうした語学講座を開設しながら、さらに今後も、先ほどもお話がありました国際交流のまち推進基本計画策定委員会などのご意見や、市民のいろんな要望にこたえた外国語講座をさらに開設できるよう、いろいろ研究していきたいと存じております。  その次に、道路路面補修と有効利用についてのところで、進徳小学校を中心とした通学路の確保についてお触れになりましたので、お答えいたします。  進徳小学校だけではなしに、全市の全般的な通学路の確保につきましては、除雪を含め、道路の維持管理等について、建設部の方と協議しながら、児童の通学の安全の確保に努力しているところでございます。  特にご指摘の、進徳小学校、あるいは新設の進徳幼稚園の場合は、国道8号線に面したところに歩道がございます。この中には非常に危険なところもございますが、部分的な歩道の改善や、降水時や雪解けのときの跳ね水を少なくするために、車道路面の補修とか、歩道の傾斜のあるところの滑り止めとか、あるいは歩道の除雪などにつきましては、昨年末に建設省の福井工事事務所の方へ改善を要望したところでございますし、結果的には、既に一部歩道の改善や除雪などについて、いろいろと配慮をしていただいたところでもございます。しかし、他の通学路の問題もいろいろとございますので、今後も雨天のとき、あるいは積雪のとき等々、実情をとらえながら、地元関係者の方々のご意見や、関係部課との連携を密にして、この安全の確保について研究、検討、改善の努力をしていきたいと思いますので、ご理解いただくとともに、ご協力もひとつお願いしたいところでございます。  その次に、公園グラウンドの整備というところで、ご質問のございました、市が造成したグラウンドと使用できるグラウンド、今後の補修計画について申し上げます。  市が造成した公園グラウンドと言いますか、いわゆるグラウンド競技場と言われるものは、東公園陸上競技場など11か所がございます。なお、このうちご存じのように、東公園陸上競技場は、第3種から第2種に格上げの工事を現在実施中で、間もなく完成の予定でございます。なお、整備しつつあるところを合わせて申しますと、西山公園グラウンドの一部、内野のみ、暗渠排水工事を完了しています。神中公園テニスコートも整備が終わっています。丸山公園多目的広場、中山公園テニスコートも一応整備を終わっていますが、これは日時がたつとともにまた傷んでまいりますので、状況を見ながら考えていかなければならないと思っておりますが、ご指摘の南公園グラウンドを含め、他の施設につきましては、順次整備していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 建設部長、飛田君。
    ◎建設部長(飛田文夫君) 3番目の道路の路面補修の問題でございますが、日ごろからパトロールによりまして、道路の傷んだところ、緊急になおさなきゃならんところにつきましては、内部職員によりまして補修をいたしておるところでございますが、大幅な亀裂とか、路面の傷んだところにつきましては、市の歩道の計画、あるいは地元の方々、地係の方々のご要望等によりまして舗装の補修、あるいは路面の補修をいたしているところであります。今後ともそういう問題につきましては、ご要望がありますし、計画的といっても全域に広がりますので、具体的なことはありませんので、ご要望、あるいは今ほど申し上げたようなパトロールでの必要性に応じて進めていきたいというふうに思っております。また、区画整理道路の有効利用でありますけれども、これも先ほど市長の答弁にもございましたとおり、地係の方の了解を得て、ぎりぎりまで舗装ができるところについてはさせていただきたいと思いますし、田んぼなどで擁壁をしなきゃならんところについては、地係のご要望、あるいはご意見を得た上で順次進めていきたいと、かように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 水道部長、赤田君。 ◎水道部長(赤田正実君) 3番目のお尋ねの道路路面補修の中で、下水道布設後というご指摘もございましたので申し上げますが、下水道布設後の本復旧並びにその後の補修につきましては、建設部と十分打ち合わせをしながらやってきておりますし、今後につきましても協議の上でやるつもりでございます。  なお、路面には下水道のマンホールがございますが、特にマンホールの周り、非常に破損箇所が多うございます。これにつきましては、下水道のパトロールにより箇所を見つけまして、そこを復旧しているのが現在までのやり方でございますし、今後もそういう方法でやっていきたいと思います。既に、今年の雪解け後の復旧にも現在入っているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。  次に5番目の雨水幹線排水についてのお尋ねでございますが、鯖江市街地の雨水幹線排水は、上流上鯖江から浅水川まで、この市街地を大きく分けまして3つの流域に分割して排水計画が立てられております。  まず、ご指摘の日野川沿いの日野排水区につきましては、今日までいろいろご指摘をいただきまして、計画の見直しをいたしてまいったところでございます。その結果、小黒町から上流につきましては、水落町地籍において、直接日野川へ排水、放流すると。また、その下流につきましては、西番町までの流域は、現在既設の立待雨水ポンプで日野川ヘ排水するという計画変更をいたしまして、建設省の認可を得たところでございます。平成2年度より、まず、水落排水ポンプ場の敷地の用地買収に入ったところでございますが、ポンプ場の敷地4,000平米に対しまして、用地買収を水落町地係の方々にお願いいたしましたところ、大変ご理解とご協力を得まして、ほぼ終了いたしましたので、平成3年度から本工事に着手したいと考えております。  事業の年度は3、4、5と3年の計画で排水ポンプ場を完成していきたいというふうに考えております。  まず、3年度は当初でございますが、樋門工事、日野川の堤防にあります樋門工事並びに吐出工、吐き出し工でございますが、それに場内の排水路工並びに場内整備工ということで、新年度予算を計画いたしたところでございます。また、それにつながります小黒町、有定雨水幹線につきましては、水落町地係から鯖江中学校グラウンド前、約1キロ未改良区間がございます。これにつきましては、平成3年度に用地買収をお願いいたしまして、4年度以降ポンプ場の完成時期に合わせまして、雨水幹線の工事も合わせて完了していきたいというような予定をいたしております。  また、61年から62年、2年間で南公園の南側、北側、そして、西縦貫線に入りまして鯖江中学校グラウンドまでの先行いたしました雨水幹線工事につきましては、下水道工事に引き続き施工いたしたものでございまして、あくまでも、交通の支障の緩和、そのほか全体経費の節減ということを考えまして先行いたしたものでございます。  次に、2番目の区域といたしまして、西縦貫線沿いに西幹線排水路がございますが、これは国道8号線から西側、西縦貫線までの間の流域を主に排水する既設の幹線排水路でございまして、これは西番町に設置してあります西番の排水ポンプ場にかかる排水でございます。  ポンプ場につきましては、今日まで何も問題はございませんが、排水路につきまして、勾配など少々問題がございましたので、昨年から一部下流の方から箇所の整備を行っているところでございます。  次に、市街地の、いわゆる東側の雨水幹線でございますが、日の出雨水幹線につきましてのご質問でございますが、日の出雨水幹線は旭町4丁目、清水立体交差、立体橋から上流駅前を通りまして、舟津町4丁目までの2,300メートルを整備するものでございまして、これにつきましては、既に駅前及び駅北線の道路改良に合わせまして485メートルが完成をいたしております。ただ、下流が未改修のために、十分な排水に至っていないのが現状でございます。  今後の計画としましては、県土木が計画されています黒津川の全線改修時期に合わせて日の出幹線、並びに、いわゆるハケ用水の組合が管理をしております、我々ハケ用水と言っております幹線、これは長泉寺上鯖江線と、下水道の方での名称がなっておりますが、これらの2線を今後黒津川一級河川の全線改修に合わせて整備を進めていきたいというふうに考えております。特に長泉寺から上流につきましては、ハケ用水の今後協議が非常に必要でございますし、なお、県土木部との協議もすることになっておりますので、平成3年度、新年度に入りましたら積極的に協議を進めていきたいというふうに考えております。  県土木の今後の計画でございますが、浅水川改修の状況を見て、現在、黒津川排水のポンプがございます。あのポンプ場は全部ポンプが設置してございません。これは、浅水川の改修の状況を見ながら今後増設をしていくんだというようなことでございますし、なおまた、黒津川の改修におきましても、今日までバイパスの関連とか、また下流の方から大分改修されてきましたが、カネボウの西側、バイパスとの併設いたしております約490メートルがまだ未改修でございます。これの完成年度は平成3年度から4年度の2年間で完成すると聞いておりますので、ぜひともその上流の雨水幹線につきましても、これらの完成時期に合わせて積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただくようよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(服部辰男君) 教育次長、浅野君。 ◎教育次長(浅野勲君) 4番目の公園グラウンド整備の中で、公園のグラウンドの管理委託は何か所かというお尋ねでございますが、現在、清掃の管理委託をお願いしているところでございまして、西山公園野球場を含めまして8か所ございます。  それから夜間管理の委託でございますが、これはご承知のように、夜間施設のあるところでございまして、これも西山公園野球場を含めまして6か所管理を委託しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 13番、福田君。 ◆13番(福田敏夫君) 市長さんはじめ理事者の皆さん、まことにご丁寧なるご答弁をいただいたと思うわけでございますが、何点かについて再度ご質問というよりも、私の私見を申し上げてお話ししたいと思います。  まず、除雪問題ですが、市長さんがおっしゃったように、今後二度と皆さんから苦情の出ないような方式をひとつとっていただきたいと。これは特にお願いしたいわけでございます。  それから、産業部長さん、私、別にね、人員の数を云々というんではないんです。これは通勤の汽車の時間、通勤の列車の数が入っておると思うんで、私が調べたところでは、大体、現在特急のお客さんは大体上り下り、合計しますと550人ぐらい乗り降りがあるわけですね。この中で約平均大体16名から17名だと思います。それで、今の停車を今後していただければ2分の1%で240名、そこへ100%で大体460〜70名のお客さんの乗り降りがあるということで、私はやはり鯖江市の駅前の活性化に伴う、これだけの何百人という人が武生とか、福井へ乗らんと、鯖江で乗れるということを訴えたいので、1年に1回に何本か通過しても18本に35本ですか、鯖江を通過してしまう。29本ですか、それを一遍に平成3年度でやってしまえというんではないんで、少なくとも体操選手権が行われる前年までには、やはり全線、全停車していただくような運動をしてほしいということで、やはり500人ぐらいの人がそこでほかの駅へ行かんということで、いろいろ駅前の活性化につながるんではないかというご質問で、総体的に何千人とおっしゃったけれども、通勤者の方は当然そこでお乗りになると思いますので、その辺のことを考えまして、ひとつ今後、運動していっていただきたいなと。相手がJRさんでございますので、鯖江市で考えるわけにはいかんと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それから、人口の問題ですが、昭和56年、5万9,649名、平成3年の1月で6万3,103名、10年間で3,454名、平均しますと1年間で345名増えているわけですね、これは恐らく自然増ではないかと思うんです。私の言いたいのは、なぜこれだけの市街地で人口が増えないかということはちょっと不思議でかなわんので、私なりにいろいろ検討しましたが、平成元年の合計の出生率が1.57と厚生省が言っているわけで、今後さらに低下するということも言っております。最近はもう結婚は増えておるけど人口が増えないと、特に鯖江市内では嫁さんがない。未婚の男性が多いということが言われております。昔は車、何とかという3原則がありましたが、今は収入と学歴と身長、背の高さやね、それをどうこう言うているらしいんで、やっぱり私はこれからの特に女性の方は、やはり非婚女性ね、子どもさんを生みたくないという女性がたくさん増えているということであるので、私は第3子までの、せめて第3子の出生の奨励金制度をしたらどうかと思っているわけでございますが、それで人口が増えるというわけでもございませんが、そういうことも、ひとつ考慮にいれていただきたいなと思っているわけでございます。  それから、鯖江市のあり方といたしまして、いろいろあると思います。商業都市か、工業都市か、それから農村都市にするか、衛星都市にするか、いろいろ問題があると思いますが、やはり人口増のことを考えますと、どれが一番いいんか、どれが適しているのかということは非常に問題がありますが、もしも市長の方でお考えがありましたら、鯖江はこういう都市にしていきたいんだというお考えがありましたら言っていただきたいと。構想だけでも結構でございます。  それから、グラウンドの整備ですが、今、教育長は南公園は逐次やっていきたいというようなご返事でしたが、逐次というのは1年でも逐次、2年でも逐次、3年でも逐次、5年でも逐次じゃないかと思います。ですから、なるべく早く、今日にでもせえとは言いませんで、なるべく早く、皆さんが本当に親しむグラウンドであるから、整備を早くしていただきたいということを言っているんで、逐次という言葉はちょっと私は当てはまらないんじゃないかと。できれば平成4年にしてやるというようなお言葉をいただくと一番ありがたいんですが、そんな決めつけはしませんけれども、ひとつ逐次と言わんと、何かもうちょっといい言葉を言ってほしいなと思っているわけでございます。  それから、日野川の問題ですが、私、この間、車で歩きましたら、糺橋の下流、それから石田橋の下流、後ろに、有定橋のあそことはまだ広いような河川のスペースがあるわけです。あそこのところも今後整備して公園をやっていかんのかなということを思っておりますので、そういうことも考えがありましたらちょっと言っていただきたいと。  それから、建設部長、いわゆる舗装の問題、これ、先ほどパトロールの云々いうてましたが、まだ完全なパトロールがされておらないんじゃないかと。というのは、私のところへ市民から電話がありまして、ときどき連絡するわけです。  これは下水道も含むんですが、下水道部長、先ほどマンホールのところに穴があいているところがあると。これは私、先月ですか、ある場所を指摘したのを今もって直してないんですね。だから、実際にパトロールの充実をやはりしていただきたいなと。市民から苦情がある前にやはり市の方で対応して、早くそういうものを対処していただければありがたいんじゃないかと、大体そういうことを思っております。  質問しにくい、特にしにくいところはしてもらわんでも結構です。再度ひとつ、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 市長室長、寺坂君。 ◎市長室長(寺坂智昭君) ただいまの人口増対策と言いますか、人口の問題についてご質問いただいたわけでございます。  人口の問題につきましては、いろんな点で非常に重要な要素になるというふうに考えまして、重大な関心を持っているところでございます。  人口を過去の動きから眺めてみますと、大体昭和40年から50年にかけまして、隣の町、例えば武生市の例でまいりますと、それよりもはるかに倍する伸びを示しておるということが伺えます。これは、ちょうど全国的にも53年から4年ぐらいが大体東京と地方の所得格差、そういうものが非常に縮まるピークの年だったと思いますけれども、まさしくその時期に該当している。地方の意気盛んな段階において鯖江はものすごい人口の伸びを示してきたというふうに感じておるところでございます。そして、55年以降、かなり停滞を示してまいっておりまして、今ほど先生ご指摘いただきました55年以降になりますと、平均345名というような、そういったぐらいの増加にとどまっておるというよりも、少しずつ停滞期に入ってきていると、そういうような印象を否めないというふうに感じているところでございます。本市はどちらかと申しますと、これは地場産業を中心とする工業の盛んなまちであると、こういうような印象を持っておるところでございますけれども、そういった意味でまず特色のある3つの地場産業というものをしっかり振興しなくちゃならないというふうに考えているところでございます。  また、一方におきまして、今、最近の若い世代の傾向についてお話がございましたけれども、そういったような傾向も十分配慮してまいらなければならないと思っているわけでございますけれども、若者が外からどんどんやってくる街がこれは理想ではありますけれども、非常に難しいというふうに思っておりますので、むしろ、少なくとも鯖江で育った子どもたちが自分のまちに誇りを持って本市に定着していく、外に流れない、こういったことをまずとりあえず考えるべきじゃないかというふうに考えているところでございます。そのためには当然、社会基盤の整備というのは必要になってまいりますし、先ほど市長の答弁にもありましたように、情報化の推進、そういったことも当然必要になるというふうに思っているところでございます。しかし、また一方におきまして、この鯖江市自身が役所だけじゃなくて、民間を含めまして、いろんな夢のある新しい企画というんでしょうか、そういったようなことに積極的に取り組んで活性化しているなという、そういうイメージ、これも非常に大切な要素じゃないかというふうに考えているところでございます。そういった意味におきまして、昨年も全国的なフォーラムですとか、大会とか、そういったものを開催したところでございますけれども、今後ともそういった会合、もしくは国際的なものを含めましたイベントの開催等を通しまして、俗にいう一流の人物というんでしょうか、著名人というんでしょうか、そういった方もどんどん鯖江へやってくるような、そういったようなことに努力をしていくことも、これもある意味での人口対策につながると、そういったような印象を持っているわけでございます。そういった意味におきましては、今世界体操大会の関連のところでご質問をいただいたところでございますけれども、1995年の世界体操競技選手権大会、これ自身もある意味では大げさではございますけれども、人口増対策といった点からも検討する余地があるんじゃないというふうに考えているところでございます。今後ともこの問題については、重大な関心を持って政策的に対応してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 南グラウンド整備につきまして、逐次という表現は、たくさんいろいろ改修をするところがございますので、どれもこれも早くしたいという思いを込めて言ったつもりでございますが、なるべく早く改修に着手するという表現に改めさせていただいて、意のあるところをご理解いただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 建設部長、飛田君。 ◎建設部長(飛田文夫君) 河川公園でございますけれども、現在計画いたしておりますのは、先ほど申し上げましたように、日野大橋から自転車道の平成橋までが両側公園として進めているところであります。  ご指摘の糺橋下流にも確かに敷地があるのは存じているわけですが、これは何分県の管理の用地でございますので、県の方とも相談しなきゃいかんわけですが、そういう場所については今後とも我々としては公園化させていただくことが非常に大事であるというふうに思っておりますので、そういうふうに考えていきたいと思います。  また、パトロールの件でございますが、これも今3名1組みで毎日補修に、あるいはパトロールに出ているわけでありますけれども、ご指摘のように、100%市内くまなく行かれるかと申されると、その辺はなかなか難しいと思いますので、区長さん、あるいはどなたでも結構ですから、お気づきの点はご一報いただければ、それに対応していきたいというふうに思っておりますので、そのようなことでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) 特急停車でございますけれども、先ほどちょっと申し上げたところでございますけれども、やはり特急がとまることによって、乗降客が増えるということは現実でございます。したがって、先ほどもご指摘のように、一遍にと言っても無理だと思いますので、とりあえず私の方でいろいろと調べました中で、上り5本、下り5本に絞りまして、近々強く陳情してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 休憩いたします。3時半から再開させていただきます。                     休憩 午後 3時02分                     再開 午後 3時40分 ○議長(服部辰男君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  4番、菅原義信君。   〇4番(菅原義信君)登壇 ◆4番(菅原義信君) では、質問通告書に基づきまして、順次質問させていただきたいと思います。  まず最初に、市民負担の軽減についてということであります。  特に、その中でも国民健康保険税と保育料の問題について質問したいと思います。  この件に関しましては、私、再三この壇場から質問を繰り返したところでございます。その一番大きな理由は何と申しましても、市民が健康な生活を営む権利をどう市の行政によって具体化をしていくのか、その観点からであります。特に国民健康保険税の場合、この間幾つかの点で制度改正がなされ、国民皆保険制度と言われる国民の健康を守るための基本的な考え方が大きく揺らぎつつあるわけであります。そういう点から、これを本当に市民の健康と命を守る、そういう制度に実態的に改めていく、その上から質問したいと思います。  まず、一般に私たち市民が市に対して支払っている負担の中には幾つかありますけれども、その中で最も大きな負担となっておるのがこの国民健康保険税であります。加入世帯は4割弱でありますけれども、しかし、そのいずれもが勤労市民でありますとか、あるいは一般に低所得者と言われる世帯が多く加入をしているわけであります。この部分に本当に温かい施策を施していくというのが何よりもまず市政の大きな柱だと考えるゆえんであります。したがって、この点について、幾つかの点でお尋ねいたします。  まず第一は、現在この国民健康保険税の滞納の問題であります。  滞納がこの間増えているということが一般に言われておりますけれども、何件、現在あるのか、そして、それが類型的に色分けをした場合に、どういうような理由でもって滞納になっておるのか、また、そうした中で資格証の発行がされていると思います。この資格証が何件発行されているのか、この件についてお尋ねをしたいと思うものであります。  2つ目は、減免措置についてであります。この減免措置というのは、いわゆる法律に基づく減税とは違い、条例に基づいた減免措置であります。鯖江市税条例の中ではその第163条によって、市長の権限による減免規定があるわけであります。その第1は、災害等によって生活が著しく困難になったもの、その第2は、その他特別の事由があるものということになっております。この第2点目の特別の事由とはどういうような事由を指しておるのか、具体的にどういうものがあてはまるのか、お答えを願いたいと思います。  また、この間、何件が適用を受けておるのか、そしてまた、その適用を受けるための申請が何件なされておるのか、この点についてお尋ねをしたいと思うわけであります。  2つ目の保育料の問題であります。  来年度の予算を見ますと、市長の説明の中でも国基準の9割から85%に見直しを行ったということが言われております。この点で制度的にはどういう点での見直しをやられるおつもりなのか、その点をまずお伺いをしておきたいと思います。  大きな2点目の基金の実態と運用についてということであります。  一般会計で見た場合に、市長が就任されて以来、この間、各種の基金というものが相当大幅に増えているわけであります。例えば、一般会計の基金の合計を見ますと、61年度の場合で23億3,100万円であったものが来年度の末の予定額で見ますと45億2,100万円、約2倍にふえておるわけでございます。  もちろん、その主要なものは財調基金でありますとか、あるいは一昨年度から創設をされました減債基金があります。そして、それらの中には特定の使用目的にだけ積み立てられるという基金もあるわけであります。しかし、同時に、例えば財調基金などの場合には、確かに地方財政法によって一定の使用目的というものが定められておりますけれども、しかし、市長の裁量によってその積み崩しができるものもあるわけであります。この点で本当に市民負担を軽減をする。また、市民サービスを向上するために一定額以上は運営すべきだと思うわけであります。その点について、基本的にどういう考え方に基づき、こうした基金を積み立てておられるのか、そしてまた、全体として基金の将来的な計画をお持ちなのか、この点についてお尋ねをしておきたいと思います。  大きな3番目は、世界体操選手権の大会の推進体制の問題についてであります。  過般の議会の中でもこの大会の推進の主体というものがどこにあるのかということが同僚議員から質問がなされております。今回の組織フローチャートという組織図をいただきましたけれども、これを見てもなかなか私たちがイメージとして大会がどういう形で運営をされていくのかということがわかりにくいわけであります。特にその中で、推進本部の組織ということで、いわゆる町内での体制を図式化されたものがあります。これを一見いたしますと、いわゆる各担当部門を既存の部課に割り当てをして推進体制を図っていく。こういう具合に伺われるわけであります。  そこで、まず第一でありますけれども、こうした各部課への割り当てを行う場合に、こういうことが本当に全庁討議のもとで行われておるのかということであります。  もう一つはこうした推進体制を時間内でやるという方向でありますけれども、果たして時間内でこうしたものがやられることができるのかどうか、この点についてお尋ねをしたいと思うのであります。いつも私たちが質問いたしますと、鯖江市の場合、最少の人員でもって最大の効果を発揮すべく行政努力を行っておるのだというのが市長以下の答弁であります。ぎりぎりのもとでこういう市の行政というものが行われているとするならば、こうした新たに世界体操選手権のための役割が果たして職員の中に課せられて、推進することができるのかどうかが大きな疑問だからであります。  いま一つは、鯖江市が先だって、ゆとり宣言のまちということで宣言を行いました。ゆとりのある生活環境をつくっていく。また、労働環境をつくっていく、そうしたことが言われておるわけであります。こうした方向と、今各部課のもとで、縦割でもってこうした役割分担を、しかも勤務時間の中でやらせていくという方向が果たしてこのゆとり宣言の方向と合致をするのかどうか、この点についてお尋ねをしたいと思うものであります。  いま一つは、職員の条例での定数との関係であります。  現在、条例でもって定数が520人に制定されております。現在では四百六十何人というのが現況だと思いますけれども、こうした推進体制を充実したものとしていくために、こうした職員の定数を増やしていくおつもりがあるのかどうか、この点についてもお尋ねをしておきたいと思うものであります。  次に、4番目の人工水晶体の挿入に対する助成についてということであります。  ご承知のとおり、老人性の白内障その他でもって現在失明をされ、そして、視力を回復するために人工水晶体、通称眼内レンズとも言われておりますけれども、これを挿入する手術が広く一般に行われるようになりました。そして、その結果、視力を回復するという方も多数生まれてきているわけであります。この手術に要する費用が約片方で10万円から15万円という具合に言われております。しかし、残念ながらこれは老健法の対象外の治療ということで、保険の適用にはなっておらないのが現況であります。少なからずの自治体の中では、特別にこの人口水晶体の手術のためにということで助成を実施している市町村もあるわけであります。ぜひこの適用を鯖江市としてもとっていただきたいと思うものであります。しかし、現在、この手術を行わなければいけないその対象となる人がどこにいるかということで、先だって関係課に問い合わせたところ、市としてはつかんでおらないということでありますので、まずその実態について調査をお願いしました。その調査の結果について、まずご答弁をお願いしたいと思うんであります。そしてまた、こうした方向で是非助成措置を講ずることを要望したいと思うんであります。  5番目の北陸自動車道の排水の水田被害についてということであります。  これは自動車道だけではないかもしれませんけれども、この北陸自動車道の路線ないし、その法面に降水したものが遊水となって周辺の田んぼに沸き出てきているわけであります。そのために、その一番近い、自動車道に一番近いところについては、夏の乾燥期にも乾燥しない、したがって、収穫ができない、こういう被害が幾つかのところで出されているわけであります。この点については、過般に道路公団並びに市の立ち会いをして調査を行ったということでありますけれども、その後一向に改善策が設けられておらないわけであります。この点について、道路公団に対して強く要望していただきたいと思うんでありますけれども、その点についてご答弁をお願いしたいと思います。  6番めの原発事故の問題であります。  ご承知のとおり、先月の9日の日に関西電力美浜2号機が、日本国内においては最大規模と思われる事故を発生をさせました。蒸気発生器の細管が破断をし、一次冷却水が二次冷却水側に大量に流入をするという事態を招いたわけであります。その結果、ECCS緊急炉心冷却装置が作動をしたということであります。  先だって、ある新聞報道によりますと、中学生が登校しておりまして、大事故が起こってぼくは死ぬかと思った。こういうような感想の記事も掲載されております。まさにそのECCSが作動したからよかったのでありますけれども、もし作動しない、このままの事態というのがあと何分か、あるいは何時間か経過をしておれば、スリーマイル島と同じ事態が再現されていたわけであります。しかも、今日の新聞報道等を見てみますと、その蒸気発生器の細管が施工の段階から欠陥があったということが今回三菱重工の研究所でもって発表されているようであります。今日曜日でのテレビ番組を見ますと、原子力発電所がいかにも安全だという宣伝が広範に行われています。二重、三重の安全装置が施されておって、原子力発電所は万が一の事態にも対応できるだけの充分安心してできる完成された技術であるということが報道されておるわけであります。そしてまたそれは、原子力発電所だけではなくて、広く、例えば福井県がスポンサーとなっておるような番組、そういう番組でもそうした宣伝というものが大変広く行われておる。しかし、それがいわゆる安全神話にしかすぎないということも心ある専門家の人々から声高く言われているわけであります。  まず第一に市長に対してお尋ねをしたいと思いますのは、この美浜原子力発電所が重大事故を起こしたということについて、どういう認識をお持ちなのかということであります。  そしてまた、2つ目には、今よく言われておりますように、安全総点検の実施を全ての既設の原子力発電所に対して行ってもらいたいという声があるわけですけれどもこれはもちろん、県、あるいは国等の大きな力によるほかはないわけであります。そういう点で、市長自らがそういう立場から、県や国に対して意見具申をするおつもりがないのかどうか、この点についてお尋ねをしたいと思うものであります。  3番目は、いわゆる避難防災対策の問題であります。  現在の原子力発電所に関します防災対策、この範囲というものは、8キロないし10キロ圏にとどまっておるわけであります。確かに鯖江市から見た場合、この美浜2号機は20キロ、直線距離にしまして約20キロの地点にあるわけでありまして、その防災対策の範囲からは外れているわけであります。しかし、あのスリーマイル島の原発事故、あるいはソ連でおきましたチェルノブイリの原発の事故なんかを見ますと、はるかに広い範囲でもって死の灰が降っている。それは数十キロから80キロに及ぶような広い範囲でもってそうした死の灰が降っているわけであります。それから見ますと、鯖江市などは到底避けることのできないそういう距離に位置づけられておるわけであります。ぜひともこの点での強い体制、意見具申を要望する次第であります。この点に関しては、福井県だけに限らず、先だっても近隣府県の自治体の代表、あるいは議会の方々が直接関電美浜原子力発電所に対して調査など等も行っておるわけでございます。むしろ地元におる我々の方が認識という点では若干甘いものがあるのではないかと危惧をする次第であります。こういう点での本当に冷静な判断でもっての対応というものをぜひ強く求める次第であります。  以下、あとの点についてはあとでまた質問させていただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 菅原議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  市民負担の軽減について国保税の減免についてのお尋ねでございますが、国保ぜいの減免につきましては、市税条例第163条に基づきまして、火災等の災害を受けたとき、疾病、負傷などで当該年度の収入が著しく減少したとき、事業の倒産などにより当該年度収入がなくなったとき適用することにいたしております。ご承知のとおり、税の根本は、適性な課税と徴収であることから、減免の適用に当たりましては、現世に対処いたしておるところでございます。  保育料の算定基準の見直しでございますが、保育料は国の徴収基準額に準じて決定をいたしておりまして、これまでの国の基準額の90%に近い額を目標に定めてまいりました。平成3年度におきましては、ご指摘のように、これを85%にして保育料を決めてまいりたいと存じておるところでございます。  詳細につきましては担当部長の方からお答えをいたしたいと思います。  基金の実態と運用についてのお尋ねでございますが、市の基金につきましては、財政調整を目的とするものと、利子の運用を目的とするものに分類をされるものであります。  そこで、健全財政を維持するためには、財政調整を目的とする基金の額がどれほどあれば適性かということが論点になろうと思うのであります。本市は今後ごみ処理施設、そのほか大型の建設事業により、財政需要の増加が予想されるところであります。こういう観点から、市民サービス低下につながらない範囲内におきまして、可能な限り積み立てを継続したいと考えているところであります。ご理解を賜りたいと思います。  世界体操選手権大会の推進体制についてのお尋ねでございますが、大会準備は4月に発足いたします福井県をはじめ、日本体操協会、県体操協会並びに県内関係機関、団体等で構成する準備委員会が中心となりまして推進することになりました。  また、行政面から準備委員会を支援する組織として、昨年12月に鯖江市推進本部を設置いたしたところであります。この推進本部は、大会本来の業務であります選手、役員の宿泊、輸送といった大会運営のための業務を各部各課の事務と連携させながら、役割分担することによって、意識啓発の意味を含め、全庁挙げて大会準備に取り組む姿勢を明らかにしたものでございます。  さらに、市民の皆様に支援をいただく体制づくりといたしまして、市民運動推進協議会を4月に発足する予定でございます。これらの3つの組織を機能的に連携させながら、また、県及び周辺市町村のご協力をいただきながら大会を推進をしてまいりたいと考えております。特にご指摘のように、職員におきましては、通常の事務に加えて、大会の準備の事務が加わるわけで、大変忙しいと思いますが、特段の努力をお願いしているところでございます。  人員増につきましては、これは各部門ごとの業務量等をチェックし、その状況に合わせて市民サービスの低下につながらないように、十分留意してまいるつもりでございます。  次に、人工水晶体挿入に対する助成についてでございますが、老人性白内障の人たちが視力を維持、あるいは回復するために、人工水晶体を目に挿入する費用は、医療保険の対象外とされておりますが、その手術処置をされる人数は推定でありますけれども、年間300人近くおられるのではないかと存じます。これに対する費用の助成については、現在のところその考えはありませんが、今後の検討課題としたいと存じますので、ご理解をいただきたいと存じます。  次に、原発美浜2号機の事故をどのように受け止めているかというお尋ねでございますが、今回の美浜2号機の事故は蒸気発生器の細管が完全に破断し、緊急炉心冷却装置が作動するという、わが国では初めての大きな事故であると思っております。  安全装置が作動し、幸いにも周辺環境への影響がなかったものの、市民に多大の不安を与えたことはまことに遺憾でございます。  原因の究明が急がれておりましたが、11日までの調査結果といたしまして、今回の事故は人為的なミスが重なっておきたものとの判断がされております。安全対策の一層の充実強化を要望するものでございます。  原発事故にかかる防災訓練の実施等についてのお尋ねでございますが、原発事故にかかる防災体制につきましては、現状では本市の場合、国、県の定める原子力防災対策充実地域外であるため、地域防災計画の中へこの対応を挙げることは県との協議の中で福井県原子力防災計画との整合性を欠くことになり、困難と思っております。  なお、原子力災害は、極めて特殊な災害でありますので、住民参加の訓練を実施するためには、被害想定、その他の技術的な問題について、国、県から充分な指導を受ける必要があると考えているところでございます。
     その他につきましては、担当部長からお答えをいたしたいと存じます。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ただいまのご質問のうち、詳細事項について追加答弁をさせていただきたいと思います。  まず、滞納の状況についてのご質問でございます。どのような状況になっているかということでございますが、本年の1月末現在でございますが、過年度分、いわゆる滞納世帯は449世帯ございます。滞納額は1億234万6千円でございます。このうち2年未満の滞納世帯は94世帯でございまして、残りの355世帯は3年以上の長期世帯でございます。その中で滞納額の最高は約180万円という形になっております。その中で、2月末現在で178世帯に対しまして、納税相談指導を行ってきたところでございまして、その中で生活困窮と思われます世帯は約38世帯程度あることでございます。そのほかの世帯につきましては、すべての税に滞納しているというような納税意識の欠如が見られるのではないかというような判断をいたしているところでございます。  そこで、次は、減免の関係でございますが、減免の状況がどうなっているかということでございます。  先ほどご指摘がございました2点、その他災害、それからその他の事由に、特別な事由があった場合には減免の対象になるというようなことでございますが、どういう方向でやっているかということを申し上げたいと思います。  これは法律に基づく各通達があるわけでございますが、それらに準拠しながら取り扱いを行っているところでございます。  まず1点が、先ほどご指摘がございましたが、天災その他特別な事情と、それから2番目が貧困等によるものと、そしてその他がその他特別な事由によるものと、この3点の適用を行っているところでございまして、その中で、その他特別な事由というのどういうことかと言いますと、失業になったために所得が皆無になったというような方を対象に出しているところでございます。  そこで、現在までの状況はどうかということでございますが、資料的には元年度分のを持っているわけでございますが、元年度で申請が一件ございまして、その1件を一部減免措置を行ったというような状況でございます。  それから、この推進本部のことでございますが、推進本部で勤務中に推進本部の業務を行うのかどうかということでございますが、市長が答弁されたように、非常に状況としては厳しいわけでありますが、頑張っていただこうと、こういうような形で推進をいたしているところでございます。それで、分担を全庁的に検討した結果、ああいう形になったのかどうかというようなご質問でございました。これは予算で協議をしながら、あの形を取らせていただきました。中には行政的に担当していない事項も推進本部では担当するというような形も一部なってございます。そういうことで、全庁的にいわゆるヒアリングを行いながら協議をいたしているところでございます。  そこで、人員についてでございますが、そのための職員の定数の増員をしないのかというようなご質問でございますが、現在のところ520名で増員の計画は持っておりません。  推進本部準備課がございますが、準備課は平成3年に約2名の増員をする計画で現在のところおりますし、それが進んでまいりまして、4月に準備委員会の設定を予定をいたしております。その準備委員会の事務局も兼ねるという形になってくるわけでありますが、準備委員会ができれば推進本部の業務も準備委員会の方に移行すると。一部移行するというようなことで判断をし、人員の増加は考えていないところでございます。  それから、鯖江市独自としての事務局の人員の増加、こういうことにつきましては、1995年、平成7年までの状況を眺めてまいりますと、市として独自に増員はあまり必要ではないんではないかと。平成7年では約50名の事務局職員がいると思うわけであります。そのときには組織委員会になるわけでありますが、約50名ほどの事務局職員がいるだろうと。それには、市並びに県、そして民間の方も入っていただきまして対応をいたしていきたいと。当面は市の準備課の職員については2名を増やしながら移行できるのではないかというような考え方を持っているところでございます。  それから、もう一つが少ない人員でやって、ゆとり宣言との関係はどうなるんだと、こういうご質問でございますが、これにつきましては、本市の都市の形態等の実情にかんがみまして、ゆとり宣言の指定を受けたわけでございますが、これらにつきましては積極的に取り組みながら、市として長期的な視野に立ちまして、ゆとりを求め、つくり出していく考え方でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) それでは私の方から3点ほどお答えを申し上げたいと存じます。  まず最初の、国保税の減免措置の中の国民健康保険の資格証明書の発行件数を示せということでございますが、平成2年度につきましては、4月1日現在で75件でございます。  それから、保育料の算定基準でございますが、保育料の決定につきましては、現在、国の方から基準額はまだ示されてないわけでございまして、今月下旬に国の基準が示される予定でございます。したがいまして、その結果を見まして今後検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。  それから、4番目でございますが、人工水晶体挿入に伴います補助についてのご質問でございます。  これは、白内障の手術をしたあと、いわゆる水晶体、いわゆる眼内レンズを装着するということでございますが、白内障というのは通称白そこひでございます。先ほど市長からも件数をちょっと申し上げましたが、市内の眼科の先生にちょっとお尋ねをいたしましたところ、年間300件近い件数があると。ただ、これは鯖江市内の方だけではございませんので、件数につきましては、今のところはっきりしないわけでございまして、議員さんご指摘のとおり、これらの補助と申しますか、大体費用が7万から10万かかるそうでございます。市内の眼科の病院におきましては、大体1件10万程度というふうにお聞きをしているわけでございます。一部先進都市では補助をいたしているようでございますが、今のところ、鯖江市ではまだ考えておりません。  また、この費用の医療負担でございますが、現在のところ、保険適用はないということでございますが、普通コンタクトレンズを使う方がございますが、今の人工水晶体はコンタクトレンズと同様な扱いであるということから、今のところ保険の適用はないというのが現状でございます。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) お尋ねの5番目の水田被害についてでございますが、このことにつきましては、私たちの注意不足もあったかとも思いますが、直接地元の方から公団の方へ申し入れもあったようでございます。先般公団と打ち合わせをいたしまして、11日の日に、午前中でありますが、私の担当と公団と地元土地改良理事長を含めまして、現地踏査をいたしました。その結果、U字溝のネジが落ちておりまして、そこから水が出ると。あるいは高速道路から土手を直に流れておりますが、あの枡のところのネジが取れておりまして、そこから水がくぐるとか、あるいは高速遺路の土手と言いますか、堤防と言いますかに雑木が生えているとか、あるいは、高速道路本橋のところを草を刈るわけであります、公団が。それの後始末をしてなくて下へ落ちて側溝へ詰まるとか、いろいろな問題が図面に書いてありますが、いろいろな問題がございまして、公団といたしましては、4月上旬をめどに改修と言いますか、補修と言いますか、をやっていきたいということで、ご返事をもらっておりまして、地元理事長の方へはそのようにお伝えをしているところでございます。今後とも公団と十分注意をしながら万全を期していきたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 4番、菅原君。 ◆4番(菅原義信君) では、あと幾つかの点について再度お尋ねをしておきたいと思うのであります。  その一つは、国民健康保険税の滞納の問題であります。  先に質問通告を出した折に、担当の方にその滞納の理由と申しますか、類型ごとに類別ができないかということでお話をしておいたわけですけれども、類別と言いましても、幾つか理由はあると思います。先ほどの総務部長の答弁の中に生活困窮であるとかということでお話がありましたけれども、その中にはそのほかの理由というのも幾っかあるんではないかと想像できるわけであります。  例えば、市の行政に対して不満があるからあえて払わないであるとか、そうではなしに、税額の点でですね、見解が違うからということで払わないであるとか、幾つかあると思うのでありますけれども、そういうものがより詳細に、もしわかればご答弁をお願いをしたいと思うものであります。  それと、今、総務部長からのお答えの中で、いわゆる3年以上の長期にわたって滞納されている方が三百数十件あるということでございます。そのうち、納税相談をされた方が178件ということでありますけれども、その他の部分の方々についてはどういう措置が現在講じられておるのかということで、まずお尋ねをしておきたいと思うものであります。  それともう一つは減免の問題であります。これは私、ちょっと以前大分前でありますけれども、同じようなことで一般質問を行いました。その際にも確か1件ないし、あるいは全然なかったかちょっとわかりませんけれども、同じような件数がお答えの中にされておりました。いずれにしても大変少ないわけでありますし、市長の答弁でもこの減免については厳正に対処していきたいということでありますから、市長の裁量によって減免ができるということになっていても、事実上には大変厳しい減免規定だと言わざるを得ないと思うんです。一方では毎年何百件という滞納が出ていて、片一方では滞納がいつかは回収されるというならばいいわけでありますけれども、決してそうではないと思うんですね。何年か過ぎるともう何と言いますか、不良債券ではないかもしれませんけれども、財政的に区切りがつけられるときがあると思うんでありますけれども、そういう具合になる前にですね、やはりこうした減免の規定というものを最大限発揮をして、納税者がスムーズに納税ができるような、そういう機会をより広げるべきだと思うわけであります。  それともう一つは、やはりこうした減免規定があるということがあまり周知徹底をされておらない。窓口ではいろいろと相談なさっているのかもしれませんけれども、制度としてこういうものがあるんだということが、やはり市民の中に知れわたっておらないというのも、こうした滞納の結果を招いているんではないかと思われるわけですね。従ってやっぱりこういう制度があるということをまずは知らせるということが必要ではないかと思うんですね。もちろん、その運用についてもっと弾力的に幅のある運用をしていただくということは当然でありますけれども、しかし、とりあえずはそうした減免措置が講じられるんだということを広く市民の中に知らせていただきたいと思います。  2番目の保育料の問題については、今のところ、今月末にならないと、その基準、具体的なことについては決めていないということでありますので、これについては次の機会に改めてさせていただきたいと思います。しかし、いずれにしても、その基準の90%の見積から85%にし直したということはより前進だと思うんでありますけれども、しかし、その対象となる子どもさんの人口の割合からいけば、やはり保育所に通っている人口というのは少ないわけですね。そのかげには保育料が高い、したがって預けられないという方も随分多いのではないかという具合に思うわけです。特に、1人だけではなしに、2人、3人という具合に対象年齢の子どもさんを持っておられる方にとっては随分重い負担となっているわけであります。そういう家庭に対して少しでも負担の軽減になるような、そういう具体的な措置をこの機会にぜひお取り願いたいと思います。  大きい2番目の基金の問題でありますけれども、可能な限り積み立てを継続していくということであります。確かに、一般的にはこうした基金を積み立てていくということが健全財政を維持していくためには不可欠なやり方だと思うんでありますけれども、しかし、額が多ければ貯金が多ければそれでいいんだというのではないと思うんです。やっぱり一定の目的に沿って貯金というものが行われるべきだと思いますし、そうしてこそ初めて基金としての値打があるんだと思うんですね。今、市長答弁の中では、ごみ処理施設等に充てるつもりだということでお話がありましたけれども、しかし、やはり一定の基準というものは設ける必要があるんではないかという具合に思うわけです。先ほどちょっと述ベましたけれども、市長が就任されたのは確か61年の1月だと思うんでありますけれども、61年の当時には23億3千万であったものが、来年度末の見込みでいきますと、45億にふくれ上がるわけですね。約倍になるわけです。しかし、じゃ、予算規模はこの間倍になっているかと言うと、倍にはなっていないと思うんですね。したがって、そういう点での一定の基準と言いますか、それは公式な基準にはならないかもしれませんけれども、そういう点での見込み額というものもぜひ考えておく必要があるんではないかなという具合に思うわけです。そして、その残余の部分については、先ほどの保育料の問題でありませんけれども、そういう直接市民サービスの分野にそういう財源を投入をしていくと、そういうことをぜひ行っていただきたいという具合に要望しておきたいと思います。  それと、3番目の体操選手権大会の推進体制の問題であります。  市長答弁によりますと、職員に対しては特段の努力を講じてもらうつもりだと、市民サービスの低下にはつながらないように留意しながらやっていくんだというお話でありましたけれども、しかし、やはりぼくはその点で今までの市長ないし助役の答弁とは随分矛盾をするのではないかなと思うんですね。先ほど述べましたけれども、今までが、いわゆる少数精鋭でもって全力投球でもって、市の行政に対しては当たっていくんだと、こういう答弁が世界体操選手権がない時期であってもこう言われておったわけですね。だから、条例定数をはるかに下回る職員数でもって今までやってこられたわけです。ところがその上に、こういう新たな課題が職員の上にかかってきているわけです。しかもそれが各課縦割でもってやられておるわけですね。これ全庁討議はやられた上でこういう結論が出されたのかということでお尋ねしまして、そうだというお話でありますけれども、しかし、やっぱりこれは簡単なことではないと思うんですね。確かに、部長や課長は市長やその他の方がやっているんだからしょうがないということで納得してやられるかしりませんけれども、しかし、末端の職員のところまでそういう意識になっておるかというと、決してなっておらないと思いますし、また、こういう縦割でもってやられるということが果たしていいことなのかどうかということも私はやっぱり疑問に思うわけですね。そのことでもって本当に、一つは職員の総意と言いますか、力を発揮できるような体制ができるのかどうかということが疑問でありますし、先ほど申しましたとおり、いわゆる住民サービスの低下につながるようなそういうものがないのかどうか、機械的に考えますと、時間内でこの仕事をやるんだというお話ですので、当然その部分については今までの一般行政事務ができなくなるわけですね。できないのに市民サービスの低下につながらないんだというお話はやはりちょっとぼくは納得し得ないと思うんですね。だから、先ほど申しましたけれども、そういう点での計画的な職員増を図るような考え方をお持ちかどうかということでありますけれども、それもないというお話であります。やはり何を考えていらっしゃるのかしらという具合に私は率直に疑問に感じている次第であります。  それと、4番目の、いわゆる人工水晶体の挿入の問題でありますけれども、たいがい老人性白内障の方がこういう手術を受けられるわけですね。中には違う方もいらっしゃるかもしれませんけれども、先ほど民生部長のご答弁にもあったとおり、ご答弁の中では1人7万から10万円ということでありますけれども、やはり相当大きな負担になっていることは事実だと思うんですね。しかも、やっぱりさっき民生部長はコンタクトレンズとの比較をされておりましたけれども、コンタクトレンズとは全然性格を異にすると思うんですね。コンタクトレンズにするかどうかということは、私のようにこうやって枠のあるめがねをかけるか、それともコンタクトにするかという一つの美意識の違いと申しますか、そういう点でコンタクトレンズを選ばれている方も多いと思うんでありますけれども、しかし、今老人性白内障の患者は、今こうした手術を受けるかどうかというのは視力を回復するかどうかという、そういう問題でありますから、決してそういう美意識の問題でやられているのではなしに、機能の問題、あるいは人間らしい生活を今後とも営んでいきたいという、そういう問題であるわけでありますから、ぜひともその点での助成措置を市としても近い将来にはぜひ講じていただきたいと思うわけでありますし、また、同時に、行政側からも保険適用になるような、そういう働きかけをしていただきたいという具合に思う次第であります。  それと、原発事故の問題でありますけれども、その認識については市長が今答弁されたとおりであります。大変重大な事故であったことはまぎれもないことであります。先ほども申しましたけれども、もしあそこで、スリーマイル島であるとか、あるいは、チェルノブイリと同等の事故が起こっていたならば、鯖江市も決して被害範囲の外に、枠外に置かれているということではないわけですね。むしろ一般的な風向きの関係から言いますと、向こうの方からこちらの方に風が吹いてくるというケースが多いんじゃないでしょうか。そういう点ではやっぱり今の現行の法規のもとでは、鯖江などは防災対策の範囲に入らないかもしれませんけれども、ぜひその点で独自な考え方を市長自身に持っていただいて、県ないし国に対して働きかけをしていただきたいと思うわけであります。  以上です。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) では、ご質問にお答えいたします。  まず最初に、滞納の部分でございますが、先ほど申しました件数との差はどうだということでございますが、件数との差は現在分納をしていただいている状況でございます。  それから、類型別の詳細につきましては、統計的にできておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、減免等のPRの問題でございますが、先ほど申しましたような滞納世帯につきましては、いろいろな形で接触をいたしております。そういう中で減免の対象になるような需要があれば、その場で指導も行っておりますし、そういう形でPRも行っていきたいというように考えておるところでございます。  それから、基金の問題でございますが、基金は多ければ多いほどいいではないかとか、あるいはそうでもないといういろいろな議論があるわけでございますが、先ほど申されました45億程度の基金というのは、その中には目的を持ったものがたくさんございます。そこで、いわゆる将来の特別な財政事情の一般的なものについては財政調整基金でございますが、これはご案内のとおり、2年度末で16億9,700万でございます。そのほか、目的のある中では国の制度的に設置をせよという指導のものもございます。例えば減債基金、あるいは福祉基金なんかも交付税で国の財政措置をしながらそれらをやっていけというようなことでございます。  そこで、財政調整基金の問題につきましては、その目的が将来の臨時的な財政事情に対応するためということで、逐次余裕財源がある場合には積み立てを行っているのが現状でございまして、市長が申しましたように、将来とも余裕があれば積み立てていきたいというような考え方でございますが、ご案内のとおり、過去の例を見てまいりますと、積み立てを行いまして取り崩しも行っているわけでございます。基金の額には増減がございます。大体平均的には伸びてはいるんですが、そういうことで臨時的な経費には充当し、運営をしてるところでございます。そういうことで、今後ともそのような形で積み立てを行っていきたいという考え方でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  それから、推進本部の件でございますが、人員の問題で増員はしないと、こういうようなことだとおっしゃったんですが、私が申し上げましたのは、定数520名を現在増員する計画はないということを申し上げたわけでございまして、520名の中で必要に応じ増員はいたしていく考え方でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) 人工水晶体につきましては、私どもも初めてのことでございますので、保険適用等につきまして、県の保健課へ問い合わせをいたしまして、その結果に基づいてお答えを申し上げまして、コンタクトレンズと同じような扱いではないかという結果でございます。  補助につきましては、当然、高齢者の方、65歳以上の方に補助をいたしている市町村があるわけでございますが、今後の課題としていきたいと思いますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 4番、菅原君。 ◆4番(菅原義信君) では、ちょっと2つの点だけ再度質問したいと思うんです。  1つは減免の問題でありますけれども、総務部長の答弁の中で、その減免については指導の中でPRをしていきたいということであります。しかし、現在、先ほどのご答弁を聞いておっても、元年度では1件適用になったんだということであります。申請は何件あったのかということでありますけれども、これも確か1件だと思うんですね。1件申請を出されて適用が1件あったということでありますから、いかにこの減免規定というものが一般に広く知られておらんかということの証明だと思うんですね。確かに、これは数十件あって、いろいろ検討した結果、その中で1件か2件しか適用にならなかったんだという話ならば、それはわからんわけではないわけでありますけれども、しかし、そうではないということでありますから、やはりこういう減免規定があるということを広く知らせるべきだという具合に思うんですね。確か、指導の中で、例えば職権でもって減額をしてしまっているんだということならば別でありますけれども、そうではないと思うんですね。分納をしてでもあとで納めておらない方は、何とかの処分でもってそれでお終いということになっているんだとは思うんですけれども、しかし、やっぱりそうした減免措置を単に指導の中でということではなしに、ぜひPRをしていただきたいと思うんです。そういう点では今月号の広報「さばえ」、ちょうど国民健康保険のPRになっております。その中にも確かにいろんなことについては書かれておりましたけれども、減免規定があるということは載っていないわけですね。こういう措置がありますよということがね。だから、今年度はもうできないのかもしれませんけれども、次回以降のああいう特集記事を組む場合にはこういう規定があるということもぜひ広く市民に知らせることをお願いをしたいという具合に思います。  もう一つは、2番目は、先ほど職員増の問題で520名という条例定数の枠の中で増員を図っていきたいということてありますけれども、しかし、今年度と言いますか、平成3年度の職員採用計画を見ますと、平成2年と同じなんですね。プラス2ぐらいになるわけですね。確かに、平成7年度までの一環した計画を今の時点で作成をするということは無理かもしれませんけれども、しかし、やっぱりある程度の人員増というものをぜひ見込んで、今の段階から計画を立ててやっていただく必要があるんではないかなという具合に、特に総務部長のご答弁の中で、先ほど私が指摘をしました、各部課に縦割でもってこうした任務分担を行うということの弊害については触れられておりませんでしたけれども、私はこれは絶対弊害といいますか、少なくとも自発的な意志を大いに引き出していくという観点から言いますと、弊害というのは必ず生まれてくるんだと思うんですね。しかも、これはこういう分野で、例えば、残業を強いられたような場合に、残業手当はきちっと支給をされるおつもりなのかどうかですね、つまり、業務としてこういう仕事についてもやられるということなのかどうかということも、最後になってしまいましたけれども、お尋ねをしておきたいと思います。  以上です。 ○議長(服部辰男君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) これは菅原議員のお尋ねの中で誤解をしていただかないようにしていただかないといかんと思うんでありますが、最少の経費で最大の効果を上げるというのは、何も鯖江市だけではないわけです。これは地方自治法上に明記してあるわけであります。今日35年鯖江市制以来やってきたいろいろな建設事業というのは、やはりいろいろな物件費、人件費、いろいろな簡素合理化の上に立って、今日の鯖江があるわけであります。したがいまして、現在この大きな世界体操選手権大会を推進するということは、市長が度重ねて申し上げておるとおり、6万3千人でいまだかつてないという大会であります。それには現在、やはり私以下市役所にいる全職員がどういうふうにしてまず先頭を切るかという意味におきまして11部の体制に各々所属をしておるわけでありまして、これらの職員の意識がどうのこうのという問題は、いろいろと講演会をやったり、あるいは内部説明をやったり、また、職員提案制度の中で大変各職員の有効な提案がなされているわけでありまして、これが現在全力を出しきっているかということになりますと、これはこれからいろんな形で全職員に浸透をして、そして、市民の皆さんも分担をしていただくという意味で現行をスタートをしているということをご理解いただきたいと思うのであります。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) 減免制度のPRについてのご指摘でございました。国保の納税義務者に対しましては、毎年1回、いわゆる広報「さばえ」の国民健康保険特集号というものを年に1回お出しをしているわけでございまして、この中で表題は、「知っておくと便利です」ということで、いろいろと触れているわけでございまして、これは決してPRという形ではございませんが、広報で一応お知らせをしてるというのが現況です。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ただいまの推進本部の件で、残業をした場合は残業手当が出るのかという、こういうご質問でございます。当然残業手当は支給するつもりでございます。 ○議長(服部辰男君) 次に、9番、窪田通夫君。   〇9番(窪田通夫君)登壇 ◆9番(窪田通夫君) 質問通告書に基づきまして、順次質問いたしてまいりたいと思います。  第1問に掲げました問題につきましては、先ほど同僚議員の菅原さんからご質問がありましたが、重複いたします件につきましてはご答弁をいただかなくても結構でございますという意味におきましてご質問を進めてまいりたいと思います。  美浜原発2号機の事故について、市長の考えかたをお伺いしたいと存ずる次第であります。  今度の事故は、関西電力美浜原発2号機の蒸気発生器細管破断事故が2月9日に発生して以来、毎日のように報道をされております現状であります。美浜2号機の事故は幸いに周辺環境への放射能影響がなかったものの、我が国初めての緊急炉心冷却装置ECCSが作動して、県民に大きな不安と原発への不信感を与えたことは事実であります。今後再発防止のために、国、関西電力が全力を挙げなければならないと存じておるところであります。原因の徹底究明と万全の措置を求め、原発の安全対策の強化、原子力防災対策の強化、原発広報対策の強化、地域振興策の強化を考えていくベきであると考えているところであります。特に安全対策の面で、県、立地市町村が電力会社と結んでいる安全協定の法的裏付けの閏題、国と同時に県と立地市町村、さらに周辺市町村にも迅速に通報するよう連絡体制の整備を電力会社に義務を求めることであります。今回の事故で、原子力、原発は今日まで絶対に安全である論理が崩れたものであると思うものであります。市長は6万3千人の市民を代表して、考え方をお聞かせ願いたいと思うわけであります。  また、特に防災対策についてでございますけれども、お伺いをいたしてまいりたいと思います。  福井県は日本最大の発電供給県でありますことは、62年2月では合計12機、総出力が909万キロワットと承っており、運転稼動いたしておるわけであります。さらに3機が建設中および建設準備中であります。重大事故としてはアメリカのスリーマイル島の問題、ソ連のチェルノブイリの事故があったわけでありますが、いまだにその社会的環境的にも重大な人的災害が発生しておりますことは事実であります。  災害対策基本法によりますと、第1節は昭和36年法律223号に基づき、放射能物質の大量放出による災害の防災対策に関し、必要な体制を確立するとともに、防災に関しまして取るべき措置を定め、総合的、かつ計画的な原子力防災事務または業務の遂行により、住民の安全を図ることを目的とあるわけであります。なお、本計画は、放射能性物質輸送中の事故その他の放射能物質の放出事故等に対しましても、これに準ずるとあるわけであります。  また、第3節におきましては、防災対策を重点に、充実すべき地域として、本県におきましては、原子力災害対策を重点に充実すべき地域は、各原子力発電所からそれぞれおおむね10キロと承っておるところであります。鯖江市にも関連がありますと思います条項は、第5節目、広域的な活動協力体制で原子力災害の特殊性にかんがみ、国から派遣される専門家、県、市町村その他災害防災機関が相互に協力して、広域的な活動体制をとるものとあるわけでありますが、この場合でのどのような協力体制をとられるおつもりか、お聞かせを願いたいと思うものであります。  次に、世界体操大会に向かっての選手強化についてお伺いをいたしたいと思うわけであります。  西沢市長には1989年9月2日、日本体操協会は1995年の世界体操競技選手権大会を日本へ招致することを決定して以来、10月1日、23日の間には第25回シユツットガルト大会を調査視察、同11月22日にはFIG事務総長と鯖江市の立候補等について懇談をされておられます。福井県体操協会は鯖江市が立候補することを鯖江市議会て承認、本格的に推進運動を進めてまいってこられたものと存じておるところであります。その間、多くの苦難の道も多かったと思うものであります。しかしながら、ついに、昨年11月2日、FIG総会におきまして、1995年体操選手権大会が鯖江市に決定をされたわけであります。これからが大変だと思うわけであります。丹南プラザの会場は上鯖江地区、瓜生地区の市境界5万平米と決定をされました。環境整備事業の整備と道路の整備と、目下測量に入っただけで、実質的にはいまだ個人交渉には入っておりません。これら解決のために、市挙げて全力投球をしなければならないと存じておるところであります。合わせて鯖江市で開催する以上は、本分を発揮しなければならないと認識いたしておるところでございます。そこで、我が市の体操選手強化についてお伺いをいたしたいと思います。  鯖江市の選手強化対策数は、幼児に至りまして23名、小学生が63名、中学生が15名、高校生が7名、青年が10名、総勢118名であります。選手の方々の強化指導をくださる体操指導員の方々は20名おられると承っておるところでございます。なお、国際的な指導員を誘致いたしまして、中国から1名、また、先般世界体操へ強力な助っ人としてコーチとしてご夫妻がおみえになりましたことはご承知のとおりであります。4年後の世界体操選手権大会が行われる鯖江市で、多くの五輪選手を育ててきたドイツの体操コーチの方が指導に当たり、地元選手の強化に向かっての手腕が大きく期待されるところであります。ヘルムートさんには30年間のコーチ歴の中で7回のオリンピックにそれぞれ2人ないしの選手を送り出すなど、国際的な女子選手を数多く育ててまいりましたことと承っておるところであります。まさに鬼に金棒だと思うわけであります。地元から代表選手の誕生を期待しておるところであります。市長の所見をお伺いいたしたいと思うわけであります。今後さらにコーチの強化の考えがありますか、また、予算面での対応はどのようになっておりますか、合わせてお聞かせを願いたいと思うわけであります。  次に、庁舎2階フロアの開放につきまして、お伺いをいたしたいと思うわけであります。  まず、正面玄関に入りますと、受付係がおられるわけであります。毎日大変御苦労さまであると考えておるところであります。私たちが行政視察の中で他の県にまいりましたことがあるわけでありますが、市の誇り得る特産品が庁舎の正面玄関に展示されてあることが伺われるわけでありますが、我が鯖江市が世界に誇るめがね産業がありますが、また、めがね課まであります本市におきまして、PR意欲がないのではないかというような感触をいだくわけであります。以前にはあったそうでありますが、改善して実施をしていく考えがないか、関連してお聞きをしたいと思うわけであります。市長が言う「活力ある地場産業づくり」の考え方に私は反しているのではないかというような感触をいだくわけであります。  そこで、1階は市民課、税務課はまことに開放的であり、市民と職員と市が一体となって明るく親近感があり、職員の作業の理解が得られ、御苦労さまであるという感触を受けるわけであります。しかしながら、階段を上がりますと、まことに暗いものであります。目の悪い方々、また、お年寄りの方々におきましては、まことに上がりにくい階段であると思うわけであり、階段には私は明るい照明をしていただくべきであると考えておるわけであります。2階に上がりますと、まことに暗い、晴天でもまことに曇天のような感じをいたすわけであります。市民の方々には2階へ上がりますと、1階から見ますと、まさに月とスッポンという言葉がありますが、これが当てはまるような感じがいたすわけであります。市民の方々のお年寄り、不自由な方々にはまことに不愉快な環境であると認識をいたしておるところでございます。市長が言う「快適な環境づくり」は、まず私は庁舎の改善からであると考えておるところであります。この2階が建設部が開設されますと、すばらしい環境になり、廊下も明るくなります。市民の方々は諸手を挙げて歓迎してくださるものと信じてやまないものであります。この問題につきましては、私は二、三回質問をしてまいったと思うわけであります。第1回の質問では、平成元年の6月議会で質問をいたしてまいりましたが、立派な書庫が庁舎の西に完成をいたしました。庁内の書庫が整備をされて明るい職場になりましたが、2階フロアはまことに閉鎖的である。冷暖房の関係で廊下の仕切りは取れないことでありましたが、透明なもので使えば廊下の電気がいらないほどになると思いますが、再考の考えについて、そのときの総務部長は、「書庫により相当な整備ができたが、ロッカーとファックス等、どうしても置かなければならないので、透明にすることによってきたない部分が見えることがあり、明かりがとれるかどうか心配もあるが検討してみたい。」という答弁であったと思うわけであります。また1年後の6月の議会に申し上げたところ、庁舎の構造上、冷暖房等の問題もあり、開放の予定はないという後退の発言であったと思うわけであります。  そこで私は市長にお願いをいたしたいわけでありますが、市長、総務部、管理者が言う問題は2点であったかと思うわけであります。  その1点は、平成元年に完成しました書籍棚の問題であり、この対応ができるようになった思うわけであります。  第2の点は、永年の問題でありました冷暖房の件でありましたけれども、今回の3月補正予算で1億2千万円相当の予算が改善することになりました。いかにして2階フロアの開放に後押ししてくださるような市長の考えと、頭の下がる思いであります。本当にありがとうございました。問題は市長が解決くださいますかどうかが問題でありますが、市長は実施くださいますよう信じてやまないものであります。  第4番目に廃屋の対応についてお伺い申し上げたいと存じます。  管理、消防予防面からおきますと、空き家の状況は、市管内では住宅は196戸、工場は36戸だと承っております。その管理条件はどのようになっておりますか、その中によくないものがないか、ありますればご指摘を願いたいと思うわけであります。また、消防予防面から考えますと、全く無防備の状態であると思いますが、火災発生の原因を見ますと、台所のコンロ、冬期間におきますと、ストーブの問題、電気系その他原因不明だと考えられるわけであります。失火、放火をいう問題につながる可能性が強いと思いますが、消防としてどのような対応をされておられますか、お聞かせ願いたいと思うわけであります。  そこで、行政面ではどのような対応をしてまいりましたか、お伺いをいたしたいと存じます。  非常に管理がよくない空き家はありませんか、お尋ね申し上げたいと思うわけであります。どのような実態になっていますか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。  聞くところによりますと、隣家が数多く居並ぶ中、近隣住民は風が強い、異常乾燥、また、コトコトと音がしますと人がいるのではないかと。また、生徒の通学道路でもあり、教育上もよろしくない環境だと考えておるところであります。仕事を休ませてから十数年はたっておられると思います。建物の3分の2は倒壊しているように承っております。昨年は近くの市道に一部倒壊して、市民に不安を与えたときがあったそうであります。最近も倒壊して隣家によしかかって、区長さんにはいち早く対応されましたように承っております。しかしながら、被害を受けた方が対処しなければならない実態であります。幸いにいたしまして、鉄筋コンクリートのために実質的な被害はなかったわけでありますけれども、このような状態を眺めますと、最近、買い主におかれましては地元の方々と相談をされながら、今日までまいったことと承っておりますが、この問題につきまして、行政的にこれが解決の方向にまいりますように、跡地利用につきましては、町内の空間として、市長が言う「快適な環境都市づくり」ご利用いただきますれば幸いだと考えておるところであります。市長の決断をお聞かせ願いたいと思います。  第5番目に、女性の管理職の登用についてお伺いをいたしたいと存じます。  この問題につきましては、平成元年12月議会で申し上げてまいりました。男女雇用均等法に基づき、女子職員に対してどのような改善をしたかについて、市長の答弁は、「職員の給与、勤務条件等については、できるだけ男女同一に努めてまいりました。女子職員の登用につきましては、能力適性等を勘案しながら、適性な人事管理をしていきたい。」と答弁をされたと思うわけであります。その後、どのような進展がありましたか、お伺いをいたしたいと思うところであります。  雇用の分野における男女の均等な機会および待遇の確保と、女子労働者の福祉の増進に関する法律、昭和47年4月1日に施行されたと思うわけであります。昭和60年6月1日、法45号で法律改正があったわけであります。勤労婦人福祉法をここに公布するとあるわけであります。基本的な理念の中で第2条、女子労働者は経済および社会の発展に寄与するものであり、かつ家庭の一員として次代を担う者の生育について重要な役割を有するものであることにかんがみ、この法律の規定によって、女子労働者の福祉の増進は、女子労働者が母性を尊重されつつ、しかも性別により差別されることなく、その能力を有効に発揮して、充実した職業生活を営み、および職業生活と家庭生活の調和を図ることができるようにすることであります。その本質とするところであります。第4条では、事業主並びに国および地方公共団体は前2項に規定する基本的理念に従って、女子労働者の福祉を増進するように努めなければならないとあるわけでありますが、その女子労働者の福祉を増進するとあるが、どのように改善をされましたか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。  そこで、市長にお伺いをいたしたいと思います。  女性の管理職登用についてでありますが、現在の職員数は男子で286名、女子で186名、計472名と承っております。6対4ではないかというような感触を受けるわけであります。対比だけで理解するわけには厳しいものがあると理解をいたしておるところであります。現在課長補佐で男子が41名、女子が8名であり、係長では男子の方で46名、女子が16名、主査で男子の方で26名、女子の方で17名であります。東京都の知事候補の中におかれましては、副知事を女性を採用するというようなことさえ出ておるこの事を見まして、女性の地位向上の時代になりつつあると理解をいたしておるところであります。政令都市の初の女性助役に決まった福岡市の加藤敦子さんであります。「人口の半分は女性であり、特に女の助役がいてもおかしくない。」というような発言をされておるわけであります。また、「日本は女性や家庭中心の発想が欠落しています。私は孫を持つ普通の主婦の生活感覚でやっていくつもりで、これは私の出番がかなりある。」と言っておられるわけであります。また、福井市、敦賀市におきましても、実行されておられると思います。福井市、敦賀市とも女性専門職の中だと思いますが、一歩前進して、鯖江市におきましても、将来考えられますところの手厚い行政の中で福祉行政面での女子の活躍の場があると私は考えておるところであり、市長は女性管理職を採用する考えがあるかないか、所見をお伺いいたしたいと思うわけであります。  次に、健康福祉センター建設時期についてお伺いをいたしたいと思うわけであります。  この問題につきましては、数多くの同僚議員が今日まで発言をしてまいったところであります。私も平成元年の12月の議会におきましても、福祉と健康の複合センターにつきまして、市長にお伺いをいたしてまいったところでありますが、市長は高齢者社会において、市民の福祉と健康を守ることは重要な課題であると理解をされたわけであります。総合的健康福祉センターの建設は急務である。具体的な計画を策定してまいりたいという前向きの答弁であったと思うわけであります。それから3年を経過いたしておるわけであり、調査検討の段階は私は既に終わったと思うわけでありますが、市長は建設の時期はいつであるか、勇断を持ってその市長の心境をお聞かせ願いたいと思うわけであります。  多くの老人の方々が期待しておられるわけであります。そこで、建設施設はどのような構想がありますか、今日まで検討されましたことにつきまして、内容があればお聞かせ願いたいと思うわけであります。老人福祉センター、健康相談センター、コミュニティーセンター、身障者福祉センター、シルバー人材センター等を考えまして、21世紀にっながる総合的な総合センターであってほしいと考えるわけでありますが、具体的なお考えがありましたらお聞かせを願いたいと思うわけであります。  市長は今日まで数多くの建物をつくられてまいりましたが、学校の施設、体育等、これは健全者への予算であったと思うわけでありますが、老人、身障者の方々の予算ではなかったと理解をいたしておるところであります。是が非でも実現すべきであると信じますが、市長の考え方を再びお聞かせ願いたいと思うわけであります。  場所的には国立病院の周辺を考えておいでになるのか、また、ほかに場所を考えているのか、また、建設の規模はどのぐらいか、建設面積はどのぐらいか、いろいろと今日まで検討されたと思うわけでありますが、その検討内容につきまして、お聞かせを願いたいと思うわけであります。  最後にJR鯖江駅の東口乗り入れについてお伺いをいたしたいと思います。  この問題につきましては、先の同僚議員からご質問があったように思うわけでありますが、重複をいたしますればご答弁を避けていただいても結構だと思います。  将来を考えてみますと、バイパスの4車線の開通待ち、高速道路の開通、工業住居地帯として年々増強されてまいりましたことは事実であると思うわけであります。今後は駅前を凌ぐときがまいるのではないかとさえ思うものであります。特に世界体操選手権が実施されます平成7年度にどのような対応がありますか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。その時期に東口の乗り入れも考えなければならないと思いますが、実施すべき考えがあるかどうか重ねてお伺いをいたしたいと思うわけであります。95年大会は現況で乗り入れることができるのかどうか、どうしても改善してまいらなければならない対応であると考えておりますが、改善策がありますれば、計画をお聞かせ願いたいと思うわけであります。  JR駅前の改善策に努力が必要であると思うわけであり、調べによりますと、1日の鯖江駅の利用者数は3,849名と承っておるわけでありますが、武生市におきましては5,968名であり、人口1万の差が利用者の5割引きであるというような感触を受けるわけであります。特急の停車の問題がありましたけれども、特急停車におきましても、特急停車回数は、武生市は58本、鯖江市は34本であります。約半分強であると思うわけでありますが、このたびのダイヤ改正でどのような増発されますよう努力されましたか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。利用者増強対策といたしまして、JRともどもに推進策をどのように考えておりますか、お聞かせを願いたいと思います。
     まさに駅の利用者数は文化の発展、形態、産業のバロメーターとなっておることと思いますが、特急停車運動につきましては、どのようにされていくお考えか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。客数の総数では武生市と差があるわけですけれども、その差をどのように縮めていく考えか、合わせてお聞かせを願いたいと思うわけであります。  以上であります。 ○議長(服部辰男君) 休憩いたします。                     休憩 午後 5時10分                     再開 午後 5時12分 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 窪田議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  第1点の、美浜原発の2号機の事故をどのように受けとめているかというご質問でございますが、先の菅原議員のご質問にもお答えをいたしましたが、今回の美浜2号機の事故は、蒸気発生器細管が完全に破断し、緊急炉心冷却装置が作動するという我が国ではこれまで経験したことのない大きな事故でございます。今回の事故は安全装置が作動し、幸いにも周辺環境への影響はなかったものの、市民に多大の不安を与えたことはまことに遺憾であります。今回の事故を契機に安全対策の一層の充実強化が図られるよう、広域組合や市長会等を通じまして、関係市町村と協調を図り、国、県、関係機関に強く要請してまいりたいと思っておるところでございます。  次に、世界体操選手権大会に向けての選手強化についてでございますが、1995年の世界体操競技選手権大会が鯖江市で開催されるに当たり、この大会での地元選手の出場や活躍は大会を非常に盛り上げるとともに、市民の自信と誇りや郷土愛を一層育み、市政発展の源となると思っております。市といたしましても、体操協会が進めております体操スクールをより充実させ、ナショナルチームの一員として活躍できる地元選手の育成強化に努力してまいりたいと存じます。  また、今月の7日には体操協会が招請いたしました体操コーチ界の権威者、ドイツのギルシャウ氏夫妻が来鯖し、今後体操スクールの専門コーチとして活躍を願うことになったところでございます。市といたしましても県と協議をしながら、できる限りの支援をいたしたいと思っておりますので、議員各位のご協力をお願いを申し上げるところでございます。  次に、庁舎2階フロアの開放についてでありますが、今日まで何回となくお尋ねでございます。  庁舎2階フロアの問題につきましては、建物の構造上、困難な状況にありますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、女子職員の登用についてのご質問でありますが、現在、総職員数に占める女子の割合は、お説のように、約40%を占めております。特に、保育所とか幼稚園とかいった部門は女子の適性に合った勤務場所であり、それなりの登用を行っております。それ以外のものにおきましては、管理職の数も一定の枠がありますことから、その登用につきましては、職務遂行能力や適性等を総合的に判断して決めるものであり、また一方におきましては、職員自身の高い勤務意欲と能力開発も要求されるのでございます。こういったことを踏まえまして、今後職員研修等の充実を図りながら、女子職員の登用と、適性な人事管理を行ってまいりたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  健康福祉センターの建設時期についてのお尋ねでございますが、健康福祉センターの建設につきましては、建設場所の確保を含めながら、なるべく早い時期に建設したいと存じております。現在、福祉関係団体にご要望等を取りまとめいただいており、それらを参考に構想をまとめてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  JRの東口乗り入れについてのお尋ねでございますが、平野議員にお答えをいたしたとおりでございます。駅東口の開設につきましては、相当困難が予想されますので、JRに対し強力な運動を展開してまいりたいと考えております。  その他、廃屋の対応につきましては、担当部長からお答えを申し上げたいと思いますし、細部についてもお答えを申し上げたいと存じます。 ○議長(服部辰男君) 教育次長、浅野君。 ◎教育次長(浅野勲君) 2番目の世界体操大会に向けての選手強化についてでございますが、ただいま市長がご答弁されたとおりでございまして、特に地元の選手育成強化につきましては、その強化費等につきましては、日本体操協会をはじめ、福井県体操協会と十分協議をしながら具体策を決定してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 消防長、青山君。 ◎消防長(青山隆夫君) 4番目の廃屋の対応について、ご答弁申し上げます。  消防の対応はどうかということでございますが、廃屋を含む空き家等の対応につきましては、火災予防の観点から昭和63年と平成2年に実態調査を実施いたしております。出入口の施錠がどうであるとか、あるいは開口部の破損状況、あるいは建物周囲の整理整頓、こういったような状況につきまして調査をいたしております。  管理不良はどれだけかということでございますが、実態調査をした結果、空き家、あるいは空き家に該当するようなものは294件ございまして、そのうち指導は周囲の整理状況の悪いものは76件、それから開口部が破損しているものが48件、出入口に施錠がされていないもの62件、これらを指導いたしております。  それから、織物工場の管理のことについてでございますが、お尋ねの織物工場につきましては、非常にいろいろ倒壊をしているような状況でございまして、過去においては4回文書でもって指導をいたしております。そのうち、2回につきましては、施錠とか、あるいは屋外のバリケード等をつくっていただいておったわけですが、最近の平成元年と、それから平成3年、今年の2月に指導いたしておりますことにつきましては、処置されておりません。現在は廃屋というよりも、廃材置き場といったような関係でございまして、私の方といたしまして、文書で指導いたしたまだその後の処置については現在そのままになっているということでございます。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ご質問の中で、市民ホールに特産品の展示をしたらどうかと、こういうご質問でございます。  ご指摘のように、当初は展示がございました。いろいろな事情で展示していないわけですが、その一つの理由は、場所の狭隘の部分もございますし、それから、展示をしている物品の切り換えをしないものですから非常に古くなって、最新型の製品でもイメージが落ちてしまうというようなこと等で取り外しをしたわけでございますが、ご指摘のように、鯖江市の特産品がございます。十分検討は関係機関としていきたいと思います。  それから、女性の管理職の登用の項で、法律に言う女性労働者の福祉の増進といっているが、何をしたかということでございますが、福祉の増進という言葉の中では、地位の向上もそれに包含されるものでございます。そういうようなことから、平成2年の4月には女性の係長クラスの3名の登用をなされたところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) 7番目の東口乗り入れの特急停車につきましてのご質問でございます。  いずれのことにつきましても、先ほど平野議員、あるいは福田議員にお答えをいたしておりますが、改善策があれば示せということでございましたけれども、先ほど平野議員のご質問にお答えしたとおりでありまして、大変いろんな方策があろうかと思いますが、やはり1995年というものを頭に置きながらやらなきゃならないというタイムリミットがございますので、十分JR側との協議をしていかなければならないというふうに考えておるところでございます。  いずれにいたしましても、例えばJRにつきましては、道路問題での踏切の問題とかいろいろございまして、大変困難を極めるかと思いますが、強力に進めてまいりたいというふうに考えているわけでございます。  また、特急停車につきましては、福田議員のご質問にお答えをしたとおりでありますが、目標はやはり平成7年、全車停車を目標にいたしてまいりたい。段階的にやっぱり考えていかなきゃなりませんので、とりあえずは上下5本ずつを要求してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 9番、窪田君。 ◆9番(窪田通夫君) 1番目の原発の問題でありますが、災害基本法によりますと、第3条ですか、第5条ですか、第5節で広域な活動協力体制で原子力火災災害の特殊性にかんがみ、国からの派遣される専門家、県、市町村その他の防災機関が相互に協力して、広域的な活動体制をとるものとするとあるわけですが、これは鯖江市も該当すると思いますが、該当するんですか、するといたしますれば、どのような方策が今日まで考えられたかということについて、ご質問のお答えがなかったように思いますので、お願いをしておきたいと思います。  次に、体操選手権の選手強化の問題でありますが、特にコーチの方々には非常に御苦労が多いと思うんでありますが、今日までのコーチ等の待遇につきましてはどのような方向で考えられてまいったものか、今後はどのような方向に持っていく考えかどうか、その辺につきましてお答えを願いたいと思います。  3番目の庁舎2階フロアの開放でございますけれども、市長は構造上難しいというような答弁でありますから、ときの答弁が、「書庫があるので具合が悪い。また、一つには空調が冷暖房が都合が悪いので2階フロアは開設ができない。」というような答弁であったと思うわけであります。膨大な1億2千万もかけて空調を改良する中で、どうしてそのような配慮ができないのかどうか、それによって、例えば1千万か500万かわかりませんけれども、予算がいるということであれば、皆さんの理解を得られれば私は協力をいただけると考えておるところでございますが、そういう点につきまして、市長の考えを再びお聞きいたしたいと思います。また、合わせて関係部長、総務部長の答弁もお願いいたしたいと思うわけであります。特に廃屋の問題でありますとか、先ほど消防長の方から答弁があったわけでございますが、特に市の行政面でこのような実態を放置しておくのかどうか、行政面でもっと強力な指導行政をやっていただければ、今の時点では前向きになるような感触を受けるわけでありますが、その辺につきまして、総務部長から行政的に前向きでご指導いただけるような考えが全くないかどうか、その辺についてお聞きをいたしたいと思うわけであります。  5番目の、女性の管理職登用でございますけれども、いかにもつくっていただけるような理解もできるんですが、それもあかんというような理解にもなるわけでございますけれども、市長は今後とも前向きで管理職の登用については考えているのかいないのか、その辺だけをはっきりおっしゃっていただければ結構だと思います。  また、健康福祉センターの問題につきましては、これは各今日までの我々の同僚議員の方々が数多くセンターの建設につきましてはお願いをいたしてまいったところでありますが、内容的には民生部長、これはどのような検討されましたか、今日までの経過につきまして、どういうことが検討されてまいったか、また、時期的にはどういうふうなご意見が出てきたかということにつきまして、民生部長、これひとつお答えを願いたいと思います。  JRの、7番目の提案の問題でありますが、特に私、産業部長にお聞きいたしたいのは、決まったことにつきましては仕方がないといたしましても、私は今回の3月16日のJRの国鉄ダイヤ改正につきまして、市として産業部長としてどのような対策を講じられてこのような結果が出たということが事実があったかどうか、この辺についての経過をお聞きいたしたいと思います。先ほどの福田議員の統計と申しますか、資料によりますと、逆にマイナスになったんじゃないかというような感触を受けるわけでありますけれども、どのような具体的な努力をされましたか、その辺につきまして、お聞きを願いたいと思います。  以上。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 女性管理職の登用につきましては、今後十分それぞれの職員の方の能力を考えながら登用をしてまいりたいと、そのように思っております。  また、2階フロアの問題につきましては、今日まで書庫の問題、あるいは冷房の問題、いろいろ要素がございます。しかしながら、構造上の問題につきましては、私からもいろいろ研究をさせておりましたけれども、やはりいろんな面について無理であると、そういうようなことを聞いておりますので、現在のところはそういうことでご理解をいただきたいと、そのように思っております。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) まず、1点目の原発関係でご質問でございますが、県の防災計画によると、広域的な活動協力体制という条項があるが、これはどういうことかというご質問であったかと思うんですが、ご案内のとおり、市長も答弁されましたが、いわゆる原子力防災専門部会ではこの関係市町村というのは10キロ以内ということになっておりまして、本市の場合は周辺市町村に該当するものでございます。その中で、防災計画の中で周辺市町村がどういうことをやればいいかということも規定をされているわけでありますが、関係市町村の応援、それから避難誘導の援助、広域避難所の開設等、周辺市町村が協力をしていくというような形になっておりますので、この点でご理解を賜りたいと思います。  それから、今市長も答弁されましたが、2階のフロアのオープン化の問題でございますが、いろいろ検討をいたしてきたところでございますが、フロアに2つの問題点があると、こういうふうに解釈をいたしているところでございます。現在、2階建設部とそれから電算課、産業部が配置になっております。それで、北側の方の電算課につきましては、電算機でございますので、空調の関係でオープンは不可能でございます。北側は一切できないというような状況になっております。  また、産業部と建設部の間には会議室が混在しております。そんな関係で立体的なフロアがこれも不可能だというようなことでございます。その中で無理をしてオープンせよということになりますと、建設部の西スパンだけぐらいがオープン可能だということでございますが、一定的な形で美観も損ねますし、そういうことから問題があると考えております。  それから、2つ目につきましては、市長も申されましたが、構造上の問題、特に今回の冷暖房を設置いたしましても、既存のそのものを行っていくわけでございます。根本的に建物の改修はしないわけでございますので、暖冷房の効率も落ちると、この2点が障害になるものと思っているところでございます。  それから、廃屋の件で、市の行政としてどういうふうな形になっているかということてございますが、市におきましては、具体的な指導基準というものは定めたものはありません。そこで、聞いてその判断基準を検討いたしてまいりますと、本市の地域防災計画に定める災害予防計画の建築物等に対する指導というものがございます。老朽建築物についての構造、あるいは敷地、危険度等を調査し、保安上危険であると認められる場合には補修等の必要な措置を指導することができるというような状況になっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 民生部長、勝山君。 ◎民生部長(勝山幸雄君) それでは私の方から4番の廃屋の対応につきまして、若干ご説明申し上げたいことと、健康福祉センターの経過等につきまして、お答えをいたしたいと存じます。  苦情処理を担当いたします保健環境課でございますが、これらに類します苦情処理につきましては、年間一、二件ございます。ただ、廃屋のこういう関係につきましての適切な法律は今のところございません。したがいまして、私どもは苦情を受けますと、地権者の方にお願いをして、指導をさせていただいているというのが現状でございます。  それから、仮称の健康福祉センターのその後の状況はどうなっているかということでございますが、核となりますものは、いわゆる福祉センターと保健センターでございますが、これらに付随しますいろいろの施設があるわけでございますが、当然補助の関係もございますし、去年から市の社会福祉協議会長をリーダーといたします関係8団体の方にいろいろとお寄りいただきまして、今ご意見等を聴取をいたしているところでございます。したがいまして、これらの意見が出ましたら、またいろいろと検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。  また、平成3年度におきまして、調査研究費を20万計上いたしているわけでございますが、これらは主に先進地の視察をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(服部辰男君) 教育次長、浅野君。 ◎教育次長(浅野勲君) ただいまの体操コーチに対する待遇ということのお尋ねでございますが、体操コーチにつきましては、鯖江市の体操協会が招請をいたしておりますので、その契約の段階で待遇を決められております。そういうことでございますので、協会で決定されておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) 特急停車の内容でありますけれども、数は変わっておりません。ただ、内容で、きらめき号というのが今度できまして、加越の上りがこのきらめきに変わったということで、そのほかの本数は変わっておりません。したがって、前、従来も35本、今度の改定においても35本でございますので、本数は変わっておらないわけであります。内容のきらめきが1本増えましたけれども、その分加越の上りがきらめきに変わったという内容でございます。  鯖江駅をはじめといたしまして、関係者のご協力を得ましていろいろと要望してまいったわけでございますが、こういった結果になっておるのが現状でございます。 ○議長(服部辰男君) 9番、窪田君。 ◆9番(窪田通夫君) 体操のコーチの問題ですが、国際的なリーダーの問題につきましては、これは当然経費がかかるものと理解をいたしておるわけでございますが、市内でコーチを来ていただく、20名ぐらいの方がおいでになると思いますが、その辺の点につきまして、今日までどのようなことを処遇されておりましたか、今後どのように改善をしていきたいかということにつきまして、ひとつお聞きをしておきたいと思います。  庁舎の特産品の問題でございますが、これ部長、努力が足りなかったんじゃないかというようなことを思うわけですが、新しいものにならないのに非常に古くてとったというような非常に薄弱な前向きの姿勢でないような答弁でありますので、これは部長としてはやっぱり市の顔でありますので、めがねは市の顔でありますので、もっと積極的な回答をしていただくのが当然の部長の、私は地位でなかったかというようなことでありますので、今後の特産物の展示につきまして、お考えをお示し願いたいと思います。  4番目の廃屋の対応の問題ですが、これは文書で新しく指示をされたと思いますが、内容的には今の消防長としてわかっておいでになる範囲内でよろしゅうございますから、どのような内容の文書を指示されましたか、ちょっと今の時点で、消防長のわかる範囲内でよろしいと思います。  女性管理職につきましては、かろうじて前向きで検討するというようなお考えだと認識をいたしておるところでございます。  また、6番目の健康福祉センターにつきましては、特に建設の時期の問題でございますが、市長は早い時期ということを理解しておりますが、体操までには遅くとも間に合うと思いますが、建設が可能であるのかどうか、その点でひとつお考えをお示し願いたいと思います。  7番目のJRの東口の件で特急停車の問題ですが、部長、私申し上げたことは、今度の3月16日までの列車改正時におきましての市または関係商工会議所等との関連する団体におきまして、このたびの改正前にどのような運動をされましたかということをお聞きしたかったのでございますので、具体的な対応されましたか、お聞かせ願いたいと思います。  以上。 ○議長(服部辰男君) 窪田君に申し上げます。  ただいまの発言は議題外にわたっておりますから、注意してください。  市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君) ◎市長(西沢省三君) 健康福祉センターの問題について、再度のお尋ねでございますけれども、現在いろいろ調査をいたしておりまして、規模の問題もございます。私の考えといたしましては、4年、5年で対処したいということで、現在調査をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) ホールの特産品の展示につきまして、そのなくなった、取り外した理由につきまして2点ほどありますというとこで、品物の交換がなかった部分も一つでないかということを申し上げたわけでございます。 ○議長(服部辰男君) 消防長、青山君。 ◎消防長(青山隆夫君) 先ほどの文書での指導はどのようなことを指導しているのかということでございますが、防火管理上の問題で指導いたしております。3点ございまして、いわゆる敷地の東側および北側より敷地内への進入防止のためのトタン部屋がつくってあるんですが、これを進入ができないように改修をすることということが1点目と。2点目として、定期的な巡回警備の実施、それから3点目として、倒壊部分の処理ということ、3点を指導をいたしております。 ○議長(服部辰男君) 教育次長、浅野君。 ◎教育次長(浅野勲君) ただいまの地元コーチに対する費用というんですか、謝礼というんですかでございますが、コーチの中には学校先生もおいででございまして、それらについてはもうボランティア的な形でお願いしたいということでございまして、また、一般のコーチにつきましては、体操スクールがございます。体操スクールが体操協会へそのコーチを委託いたしまして、そのコーチにはスクールの生徒さんが会費を取っています、その会費の中で処置をしているというのが現状でございます。 ○議長(服部辰男君) 午前中に本日の一般質問は6人をお願いしたいと申し上げましたが、さらに1人質問をいたす、議事運営でいかがでしょうか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部辰男君) 次に5番、島川君。   〇5番(島川一男君)登壇 ◆5番(島川一男君) 先に提出いたしました通告書に順じまして質問をさせていただきたいと思います。  本日は朝から6名の議員さんが質問をされまして、市長はじめ関係部長より答弁がされたわけでございます。私もこれからさせていただきます質問の中に関連した問題も若干ございますが、私、確認の意味でお尋ねをいたしますので、まずその点申し上げておきたいと思います。  まず始めに、世界体操競技選手権大会についてでございます。  世界体操競技選手権大会の開催に対しまして、理解度、関心度の現状把握の面から、市民の声、対話から得ました私の感情を申し上げまして、当局の考え方をお尋ねいたしたいと思います。  今、鯖江市民の皆さんはもちろんのこと、県内各地で人にお会いいたしますときのごあいさつや話題の中心は、平成7年度に鯖江に開催されます世界体操競技選手権大会についてでございます。そのことは多くの皆さんがこのイベントに対して大きな期待を寄せているからでありましょう。  また、先般鯖江市は市民の中から無作為に3千名を選び、そのアンケートによる意識調査をされたことでもあります。偶然にもその1人に私も選ばれました。大会の成功を祈る1人といたしまして、率直にお答えをいたしたものでございます。アンケートは今整理中とは思いますけれども、よい結果がまとまりますように、期待をいたすものでもございます。  世界体操競技選手権大会の開催について真剣に考えておられる一般市民の皆さんが徐々に増えてきておりますが、また一方では、まだ冷やかな声もかなり多いことも申し上げておきたいのでございます。  どちらにいたしましても、6万3千名の鯖江全市民の協力体制をつくり、ぜひ大会を成功させなければなりません。そのために市当局は、各方面にわたり運動を展開されていることも十分理解をいたしているつもりでもございます。しかし、私が日常の活動で知らされた範囲では、まだまだ当初の目的に達していないようであります。大変に心配をいたすものでございます。したがって、次の2点につきまして簡略にお尋ねをいたしますので、当局の対応についてお聞かせいただきたいと思います。  その1点は、近隣市町村への協力要請と対応は十分に整っているのかについてお聞きいたしたいと思います。  2点目は、先ほども申しましたように、市はアンケート調査を行いました。しかし、そうした中で表現のできない市民の意見といいますか、そういうものの吸収策、そういうものについてどう対応されているのか、その考え方もお聞かせいただきたいと思います。  2番目に、商店街の育成と活性化の進め方についてでございます。  これからの商店街の行き方と行政の役割ということでお尋ねをいたしたいと思います。  日本は世界で有数の経済大国に成長いたしました。国民の所得も高くなりましたし、物質的な生活も極めて豊かになりました。しかし、街の中で本当の豊かさを感じることができるでありましょうか。東京や大阪のような大都市では感じることができるかもしれませんが、地方の15万人以下の都市では、豊かさを実現できない街が多いということが言われております。この鯖江市でも例外ではございません。JR鯖江駅前から本町、古町、寺町、西山公園と続く町並みの中心が残念ながら過疎化現象が起きていると言ってもいいすぎでないと思うのでございます。その原因は、魅力ある町並みでないからだと言われておりますけれども、魅力ある町並みをつくるには、これまでの大店法とは性格にも異なった街づくり法が求められているとも言われておりますが、市当局のお考えをお尋ねいたします。
     ここで私は、大店法について議論しようとは思いませんけれども、従来は消費者利益を焦点に扱われてきました。消費者利益の中身とは、買物の便利さ、物価の安さ、サービスの質の向上等の経済的問題のみを中心にとらえて主張をされております。一方、全国で160万店舗にも及ぶ中小小売業者は、鯖江市内の中小小売業者は約850店舗と言われておりますけれども、こうしたひとつは急速に大型店が増えると、中小小売業者の事業機会を脅かし、小売店の存続を危うくする。また、その家庭や従業員に生活の影響をし、社会問題になるとも言っているのでございます。さらに学者は、社会的流通の合理化の利点などを挙げながら、理論的な主張をいたしております。このように、大店法は、消費者の利益、小売業者の利益、また、社会的流通の合理化という互いに矛盾する3つの事柄を調整して、経済の論理から取り扱われてきたものであります。しかし、現在では社会の発展段階で、また、人々の生活の豊かさの進む段階に応じまして、消費者利益の中身が変化の兆しを満たしているのであります。  以上は、経済的側面だけが消費者の利益だけであったと言われておりますけれども、経済的に豊かになった現在、町並みに美しい景観があるとか、また美術館や音楽ホールの施設やとか、子どもの遊園設備など、にぎやかで心のときめきを起こさせる街が魅力ある都市として満たされるようであります。  このような街づくりこそが消費者の利益として、また、活気ある商店街として重要になってきているのであります。このように街づくりに対する体系やニーズが変わってきている現状を十分に理解していかなければならないと思うのであります。  以上、私は基本的な問題について若干申し上げましたけれども、商店街が生き延び、さらに発展させる、すなわち、商店街開発、活性化を進めるためには、その主役はもちろんその街の商店街振興会等にあることは当然でもありますし、また、その責任も伴うことは当然であると考えるのであります。  現在、そうした意味で現在私の地元商店街振興会におきましても、商店街をめぐる厳しい環境を深刻にとらえて、真剣に協議を進められているのでございます。しかし、以前と違って、商店街の店舗も歯抜け現象になっておりますし、また、商店の規模においてもその格差が生じているのが実態でありまして、したがって、自助努力だけでは一進一退の現状であると考えるのであります。市当局は、住みよい街づくりの施策の中に、商店街の開発、育成を掲げられているのでありますから、例え当事者から申し出がなくとも、行政の立場として手を差し述べるべきだと考えるのであります。したがって、次の点についてお尋ねをいたしたいと思います。  その1つとしまして、ここで改めまして鯖江の街づくりを検討する機関を設けて、真剣に取り組む姿勢が必要だと考えるのであります。もちろん、街づくりの起案、計画はプロでありますところの行政マンが進んで介入をすべきだとも考えるのでありますが、また、その中には商店街振興会と鯖江市が一体となって協議会を設置していただきたいのであるということでございます。当局の前進的なお考えをお聞かせいただきたいのであります。  2番目に、国道8号バイパス道路の事業も計画どおり開通も間近であります。平成7年には全線の4車線が完成され、丹南プラザも完成されます。また、世界体操協議選手権大会の開催など、その時期を境にいたしまして、JR鯖江駅東部の開発が急速に進展することが予測されます。また、将来の都市計画にも影響をするのではないかとも考えるわけでございますけれども、市当局において、今の段階でこの周辺の街づくりについて討論する、検討する機関を設けるべきであると考えるのでありますが、市長のお考えをお尋ねいたしたいと思います。  3番目に、資料館の活性化についてであります。  今議会に提案されました第12号、資料館の管理条例の一部改正について、その目的と具体的な内容をまずお尋ねをさせていただきたいと思います。  また、2番目といたしまして、資料館の問題については、平成元年12月定例議会におきまして、私は美術館新設の問題提起に合わせまして資料館の見直しについてお尋ねをいたしました。  市長からは手狭となった図書館に合わせて資料館の有効な活用を考えたいとお答えをいただきました。その後も図書館や資料館の見直しの検討中だと聞いてはおりますが、計画はどのようになっているのかお尋ねをいたしたいのであります。  3番目に、全国の各地でリゾートだ、地域の活性化だ、観光開発だと言われておりますけれども、鯖江の観光について考えてみますと、他の都市に比較いたしまして、目玉になる施設が少なく、目立ったものは西山公園ぐらいじゃないかなというふうに考えるところでございます。鯖江市には西山公園のほかにも観光施設としての素材がないのかと問われますと、そうではなく、埋もれた素材が数多くあるのであります。例えば王山古墳遺跡を中心にした万慶寺や車の道場と、十分な、まだ宣伝が行き届いていないような問題もありますし、またそのほか、調査整合されていないままに埋もれた素材も多くあるようであります。したがいまして、名所、遺跡、墓碑等の資料整備をしていただきたいのであります。市民の中にはこうした問題に関心を持ちながら、個別に趣味としてではありますけれども、調査をしておられる方が数多くおられるのでありますが、またそのほか、専門的な知識を持った学識経験者の方も多くおられるのであります。そうした人たちを中心にプロジェクトチームを結成し、資料の調査等整備をされることを提案いたしたいと思うのであります。市長のお考えをお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(服部辰男君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 島川議員のご質問にお答えをいたしたいと思います。  世界体操選手権大会の開催につきましては、到底鯖江だけで開催できるものではございません。福井県ご当局をはじめ、近隣市町村並びに県内の関係機関、団体はもとより、市議会および市民の方々の深いご理解とご支援をいただきながら、諸準備を進めなければならないことはご指摘のとおりでございます。多くの方々が心配し不安がっておられるのは、山積している課題に対する対応策が見えていないところにあるものと考えております。主会場の建設、アクセス道路の整備につきましては、既に国や県に要望いたしているところであり、宿泊施設や輸送の問題等、解決しなければならない幾つかの問題につきましては、市の推進本部の中で検討いたしております。今後4月に発足いたします準備委員会の中で1つ1つの課題に対する対応策を具体化した計画を策定をいたしまして、市民の皆さんにお示しをし、不安の解消に努めてまいりたいと考えております。  また、近隣市町村の関係者の方々には、市町村連絡会議を開催いたしまして、その都度情報提供させていただくとともに、それぞれの地域の文化、観光並びに産業を世界に紹介する方策や、ご協力いただきたい内容を具体的にご依頼いたしてまいりたいと思っているところでございます。  また、市民の方々には、4月以降に設置されます各種の組織を通じまして、地域、あるいは団体、グループ活動を通じまして、1人1役ということで、何らかの形で大会にかかわりを持っていただきたいと考えております。いずれにいたしましても、この大会の開催を契機に本市の街づくり、都市基盤の整備等を市議会並びに市民の方々のご理解をいただきながら、また、意向調査等、いろんな形でかかわりを持っていただきながら推進していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  商店街の育成、活性化の進め方についていろんなご意見をちょうだいいたしたところでございますが、これからの商店街のいき方につきましては、いろいろ難しい問題もあろうかと思います。本年2月には商工業振興審議会を新たな事業で発足をさせたところでございます。特に商業専門部会をはじめとする地場産業を含める4つの部会を組織をいたしまして、意見をいただき、行政に反映できるものは取り入れたいと考えております。今後とも積極的に商業振興に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  8号線バイパス全線開発と周辺街づくりについてのお尋ねでございますが、先の本会議の施策の大綱の中で申し上げたところでございますが、丹南プラザの周辺整備を含めまして、今回街づくりプラン作成委託料1千万を計上いたしておるところでございます。  また、丹南プラザが広域的な性格を持つ施設であること、地場産業振興の核的施設であること、多機能を有し地域発展に貢献する交流施設であること等の施設の基本的性格を踏まえまして、中央の知恵を入れ、また、市民の意向に沿いながら、周辺整備の具体化を図りまして、21世紀に通用する夢のある街づくりの中身を詰めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。  資料館運営の活性化につきまして、それぞれ教育長から答弁を申し上げたいと存じます。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) ただいまご質問の資料館運営の活性化につきましてお答えさせていただきます。  まず始めに、管理条例改正、管理規則改正等についての目的についてお尋ねでございますけれども、今回資料館の設置および管理に関する条例の一部改正をお願いしておりますが、その内容的なことを申し上げますと、資料館の円滑な運営を図るために、運営審議会を設置するための条例改正であります。これまで資料館の運営審議委員は、市の文化財調査委員の方々が兼務されておられました。文化財調査委員としての本務が極めて多忙でありますし、また、資料館運営につきましても多種多様な企画などを進め、各方面から検討、考慮する必要がありますので、それぞれ専門家による委員を置くことが望ましいと考えて、今回文化財調査委員から資料館運営審議委員を独立堅持するということを計画したわけでございます。ご理解をいただきたいと思います。  それから、資料館運営の活性化につきましては、市民参加による企画展、あるいは図書館とタイアップした講演会やミニコンサートなどを実施して、活性化を図っているところでありますが、さらに、今議会で調査費をお願いいたしまして、資料館の施設内容の充実等につきまして、研究調査をさせていただきたいと思っております。  将来図書館と資料館を接続することによって、その両方の機能が十分果たせるかどうか、あの将来の資料館の運営はどうあるべきか、内容はどうあるべきかなどをこの調査は1年かけて調査し、結論を待って次の施策を考えていきたいと思います。  さらに活性化につきましては、先ほど申しました資料館の運営審議委員会のご提言をいただきながら、よりよい方向についてご審議いただき、実現に向けて努力をしていきたいと思っております。  それから、遺跡、墓碑の記録等の整備についてでございます。  市内に所在する遺跡等は相当ございますが、この記録整備につきましては、文化庁、県教育委員会、そして、市教育委員会がタイアップしながら、遺跡分布台帳等をつくっておりますし、平成3年度中にはさらに正確な遺跡台帳が作成される予定であります。  また、市内に所在いたします墓碑等、相当あるわけでございますけれども、その対応につきましては、南越文化財研究協議会が調査した記録、それから、「若越墓碑めぐり」というような書物もございますが、その中に相当数調査記録されております。しかし、いずれもその後の変動がございますので、今後さらにご提言のように、市内の貴重な墓碑等を調査しながら観光資源として、また、ふるさとの文化歴史の遺産として後世に伝え、それをまた活用できるよう、いろいろと対策を講じていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(服部辰男君) 市長室長、寺坂君。 ◎市長室長(寺坂智昭君) 今ほど、世界体操大会につきまして、市民の方からいろんな心配をしておられるというお話をお聞きしたところでございますが、市民の皆さんに心配をいただいておるということは、逆に申しますれば、非常に関心をお持ちいただいているというふうにも受けとることができるわけでございまして、非常にありがたく、またご期待に沿えるように精いっぱい努力をしていかなければならないというふうにまず思うところでございます。  アンケートで吸収されない意見を今後どのようにして吸収していくかというご質問であったかと思いますけれども、私どもの考えておりますのは、3つの方法をちょっと考えておりまして、まず1つは今回のアンケート調査につきましては、ちょっと欲がかかりまして、いろんな内容を盛り込んでございまして、十分市民の皆様のご意向を吸収できるような状態にはなかったかと、こういうふうに思っておりまして、現在、コンピューターを使いまして、いろんな形で分析をいたしております。世界体操選手権に対する関心度についても実は調査をさせていただいたわけでございますけれども、今の概況だけちょっと見ますと、80%ぐらいが関心があるようでございまして、それもどうしたわけかわかりませんけれども、年齢が上に上がれば上がるほどその関心が高くなっているという数字が出てまいっております。いずれにしても80%を超えておるということでございまして、これは大変なことであるということで、身の引き締まる思いをしているところでございます。いずれにいたしましても、今後とも違った角度でアンケート調査をするということが1つ考えられるというふうに思っております。  それから、もう一つは、やはりこれはアンケートとか調査じゃなくて、直接いろんな形でお会いをして、直接お話を聞くというのが一番わかりやすいという考え方を持っているわけでございます。そういった意味におきまして、今、4月以降、市民運動推進組織ができるわけでございまして、これにはいろんな分野が恐らく分かれてこの中に入っていくだろうと、こういうように考えているわけでございます。今現在、国際化に向けての組織が発足し、計画づくりが行われておりますけれども、それもまたそういった中に吸収されていくと思っているわけでございますが、いろんなそういった形での市民運動を展開する過程におきまして、直接市民の皆さんにいろんな機会を通して触れる機会があると思いますので、そういった機会を通しまして、各種の意見を吸収してまいりたいというふうに考えております。これが2点目でございます。  それから、3点目でございますが、これはちょっと小さな事業ではありますけれども、総務部長が予算の説明のときにも説明をさせていただきましたけれども、市長への手紙という事業を実は予算の中に計上させていただいております。これは、恐らくいろんな形でのアンケート調査でありますとかといいましても、なかなか難しさがございますので、この広報「さばえ」の中にそういったお手紙を出していただくような様式を中へはめ込みをさせていただきまして、いろんな形でのご意見、これは必ずしも体操に限定されたものでないかもわかりませんけれども、ご意見を直接的なお手紙でもって私どもの手元にお知らせをいただく、そういったような試みの予算措置の中に実は含めさせていただいているということでございます。以上考えておりますのは3点でございますけれども、今後とも皆さんのご期待に沿えるべく最大限努力してまいりたいという気持ちは持っておりますので、何かいいご提案等がございますれば、私どもにお教えをいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、商店街の育成・活性化の進め方との関係の中で、8号バイパス全線開通と周辺街づくりというお話があったわけでございますが、先ほど市長の方から概要を説明させていただきましたとおり、本年度でございます、3年度でございますが、周辺の街づくりを含めました計画づくりを検討いたしておるわけでございまして、これは具体的に中央の知恵をお借りをいただきまして、これを含めまして具体化したいというようなことを考えているところでございます。しかし、これは単に中央にお任せをするという意味ではございませんので、この地元側のいろんな方のご意見を知恵を集める組織づくりについては当然考えてございます。当初考えておりましたのは、市役所、県もしくは専門的なスタッフ、学識経験者のほかに商工会議所ですとか、そういったところにもぜひお入りをいただいて、意向を集約したいという考え方を持っておりましたけれども、今ほどのご提案を含めまして、地元側の意向をできるだけ吸収できるような組織づくりについても検討してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(服部辰男君) 産業部長、田中君。 ◎産業部長(田中敏夫君) 2点目の商店街のいき方についての中で、検討する機関あるいは協議会を設ける考えはないのかというご質問でございます。  ただいま市長の方からご答弁申し上げましたけれども、商工業振興審議会というものを設けております。これは、市長が申し上げましたように、商業、めがね、漆器、繊維、4つの専門部会を設けることにしております。既に先日、眼鏡専門部会を開催いたしました。この中での各部会委員様のお話を最後に聞いたわけでありますけれども、役所の会議というと非常に難い感じやと思って参加をしましたが、こんないい会合ならという見直しをされていたようでございまして、次の会合をいつやろうかというような話まで出てまいりまして、次の日時まで決めたような段階でございます。したがいまして、早く商業部会につきましても選任をいたしまして、特に若い世代の人の参加も得ながら協議を進めたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思っております。 ○議長(服部辰男君) 5番、島川君。 ◆5番(島川一男君) 今いろいろとご答弁をいただきました。おおよそ理解をさせていただきました。  まず、体操選手権大会につきましては、今始まったところでございますから、いろいろな計画を立てて進めるということでございますので、市民はやっぱりハード的な問題が心配だが、ソフト面の声がやっぱり多いんですね。ですから、そういう面でひとつできるだけ市民の声を聞いて、すべての声を取り上げるということはできませんでしょうけれども、できるだけ話は聞いてやるというんですか、そういうような体制で進めていただきたいというように思います。これは意見でございます。  2番目の商店街育成の問題、これにつきましても十分前向きなお考えをいただきまして、本当にありがとうございます。特に商店街、私もおりましたように、特に鯖江の中心につきましては、非常に表現は悪いですが、過疎的な状態になってしまったと。これは商店街の人は非常に心配されておられる。特にこういう言い方を申し上げますとまた語弊があるかも、商店街の皆様から怒られるかもしれませんけれども、要するに、最近若い人、若い年代の人は、二代層と言うとなんでございますけれども、若い人は非常に特に関心が深いんですね。ですから、普段、きょうまででしたら私等も商工会なんかに行きましてお話ししますと、商店街が、何言うてる、あれもこれもせったってできるわけねえと、商店街はもっと自ら考えないかんとようお叱りも受けたことがあるんですけれども、最近はそうでなくして、そういうことはもちろん、質問したいけど我々がせんならんことはどこやというようなことも、分離しながら検討されているようであります。しかし、今の実態の中で1から10まで商店街の皆さんで、振興会の中で、市民層の中でまとまらないと言うとなんでございますけれども、整備ができない。やっぱりその中で非常に時間的な問題もありますし、それから経験的な問題もありましょうし、それから、情報的な問題もありましょう。ですからそういう方々がひとつ行政の場でのアドバイスといいますか、プラン、そういうものを出していただいて、その中に、私らが出させてもらえるならどんなとこでも出ていきますよ、その中でいろいろ私らの言い分も聞いていただければ相談させていただきたいんだと、そういうものをつくってほしいというのがもう本当の生の声でございますので、今、お聞きしまして、今後進められていくということですから、そのように帰ったら伝えて、できるだけそれが前向きに参加するように伝言をしておきたいなと思います。  8号線周辺の開発につきましても、今、計画を申されましたので、その方向で進めていただきたいと思います。  資料館の問題、(1)番の問題につきましては、これはもう説明を受けましてわかりました。  それから、内容の充実、これにつきましても、まだ今検討中ということでございましょうからなんでございますけれども、やっぱり皆んなが利用がしやすい資料館といいますか、例えばいろんなミニコンサートとかいろいろ計画、1例を挙げておっしゃいましたけれども、そういうような中でも市民がとにかく入れるような、そういうような入りやすい施設でないと、やっぱり利用価値がないと。今のところはどうも玄関口が入りにくいと言いますか、利用しにくいと言いますか、そういうようなことですから、やっぱり構造的にも問題があるんじゃないかというように思いますから、そういうようなことを含めて今後内容の充実等を図っていただきたいなと。  それから、遺跡、また墓碑の記録調整、今教えていただきましたように、いろんなものがあるということは聞きました。実は私、去年だったと思います。私の知り合いの年配の方からあそこの西山のあそこへ行っても、王山のあそこへ行っても何かあるんだと。昔の石碑がね、しかしもう字が消えてもてわからんのやと、だからこれ何があるんか一遍それが知りたいんや、一遍何か調べてくれんかということをお聞きしまして、いろいろと社会教育課でもお尋ねしました。そうしましたところが、図書館に何か資料があるということで、行きまして探しましたら、要するにここに1冊あるんです。今おっしゃいましたように、「若越墓碑めぐり」、先おっしゃいましたそれが1冊あるだけです。それでそれを借りまして、特に鯖江管内のところをちょっと悪いけれどもゼロックスさせていただいて、こんなやねと言ってお見せしたことがあるんですけれども、要するに、この内容を見ましても非常に古いものですね、これが見てみますと、要するに、昭和7年の6月30日発行ですね、もとの福井高等女学校の校長先生の石橋ユキってお読みするんですか、この先生がつくられた、昭和7年につくられたものがあるだけですね。それから、この内容を見ますと、実に細かく書いてあるんですね。その当時のものは皆んな書いてあるというんです。しかし、非常に今お年寄りでも、また、若い者でも関心を持って、たとえ、これを図書館へ行って読まれようとしましても、非常に文面的にも昔ですから、非常に今の現代語ではありませんから非常に読みにくいし、その辺もやっぱり昨日、おとついですか、ちょっと図書館行きましたら、福井市あたりは去年かおとどし、このようなあたりも管理しているんでしょうけれども、新しいものもつくったということも聞いていますけれども、ですからやっぱり皆さんが資料館へ行ったときにこれが見たいなと、だれが見ても親しまれる、今の時代に合った、そういう資料をまとめていかなきゃいけないんじゃないかなと。それから、やっぱり資料館ですから、皆さん資料館なり図書館へ行きますと、要するに何かあるかなと行ったけれども、探したけれどもやっぱり1冊しかなかったというのはなんですから、やっぱりいろいろ調査されているなら、そういうようなものも図書館なり資料館に備えておくべきではないかなと。そしてまた、それも読みやすいように、貸し出しもしやすいような、そういうような体制をとっておくべきじゃないかなというように思いますので、お願いをしたいなと思います。  特に、先もちょっと申し上げましたけれども、鯖江市は非常に、もう御存知だと思いますけれども、非常にそんなことに興味を持って勉強されたり、調査をされたり、遠いところまで、県外の遠いところまで行っていられる方、かなりいらっしゃるんですね。ですから、そういう人を中心に何かまとめれば、もっともっと今までなかった、ここに書いていないほかのものも、逸話的なものも含めて、もっと整理できるんじゃないかなというように思いますので、なんかそういうような企画をぜひ一遍お願いしたいなと思うんですけれども、どうですか、その辺お考えがあるかないか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(服部辰男君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) どうもありがたいご提言をありがとうございました。  今おっしゃっていました「若越墓碑めぐり」とか、私申しました南越文化財研究協議会の資料等の中には、公的な価値のあるものと、それから、私的な墓碑みたいなものも相当ございます。こういうものも整理する必要がございますし、今ご指摘がありましたような、鯖江の文化芸術、あるいは歴史と深いかかわりのあるものを現代的な視点で見直して、それを伝承し、また、市民に広く知らしめていくということは、非常に意義のあることだろうと思いますので、そういう点で検討していきたいと思いますし、さらに、今回の議会ご提案申し上げておりますように、鯖江の偉人伝というようなものも観光計画がございますけれども、こういうものとこういう墓碑とか、史跡とか、遺跡とかというものもの関係が出てくる面もございますので、そういうことを合わせながら考慮していきたいと思います。  以上です。 ○議長(服部辰男君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(服部辰男君) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。  次の本会議は明3月13日午前10時から再開し、一般質問を続行することとし、本日はこれにて延会いたします。                     延会 午後 6時23分...