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平成25年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文
平成25年第2回(6月)定例会(第7日目) 名簿

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  1. 二宮町議会 2013-06-07
    平成25年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文


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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成25年第2回(6月)定例会(第7日目) 本文 2013-06-13 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 233 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【池田 宏君】 選択 2 : ◯議長【池田 宏君】 選択 3 : ◯議長【池田 宏君】 選択 4 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 5 : ◯議長【池田 宏君】 選択 6 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 7 : ◯議長【池田 宏君】 選択 8 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 9 : ◯議長【池田 宏君】 選択 10 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 11 : ◯議長【池田 宏君】 選択 12 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 13 : ◯議長【池田 宏君】 選択 14 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 15 : ◯議長【池田 宏君】 選択 16 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 17 : ◯議長【池田 宏君】 選択 18 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 19 : ◯議長【池田 宏君】 選択 20 : ◯副町長【宮戸健次君】 選択 21 : ◯議長【池田 宏君】 選択 22 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 23 : ◯議長【池田 宏君】 選択 24 : ◯副町長【宮戸健次君】 選択 25 : ◯議長【池田 宏君】 選択 26 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 27 : ◯議長【池田 宏君】 選択 28 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 29 : ◯議長【池田 宏君】 選択 30 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 31 : ◯議長【池田 宏君】 選択 32 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 33 : ◯議長【池田 宏君】 選択 34 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 35 : ◯議長【池田 宏君】 選択 36 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 37 : ◯議長【池田 宏君】 選択 38 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 39 : ◯議長【池田 宏君】 選択 40 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 41 : ◯議長【池田 宏君】 選択 42 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 43 : ◯議長【池田 宏君】 選択 44 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 45 : ◯議長【池田 宏君】 選択 46 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 47 : ◯議長【池田 宏君】 選択 48 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 49 : ◯議長【池田 宏君】 選択 50 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 51 : ◯議長【池田 宏君】 選択 52 : ◯副町長【宮戸健次君】 選択 53 : ◯議長【池田 宏君】 選択 54 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 55 : ◯議長【池田 宏君】 選択 56 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 57 : ◯議長【池田 宏君】 選択 58 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 59 : ◯議長【池田 宏君】 選択 60 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 61 : ◯議長【池田 宏君】 選択 62 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 63 : ◯議長【池田 宏君】 選択 64 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 65 : ◯議長【池田 宏君】 選択 66 : ◯10番【根岸ゆき子君】 選択 67 : ◯議長【池田 宏君】 選択 68 : ◯議長【池田 宏君】 選択 69 : ◯議長【池田 宏君】 選択 70 : ◯8番【脇 正文君】 選択 71 : ◯議長【池田 宏君】 選択 72 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 73 : ◯議長【池田 宏君】 選択 74 : ◯8番【脇 正文君】 選択 75 : ◯議長【池田 宏君】 選択 76 : ◯子ども育成課長【松本幸生君】 選択 77 : ◯議長【池田 宏君】 選択 78 : ◯8番【脇 正文君】 選択 79 : ◯議長【池田 宏君】 選択 80 : ◯子ども育成課長【松本幸生君】 選択 81 : ◯議長【池田 宏君】 選択 82 : ◯8番【脇 正文君】 選択 83 : ◯議長【池田 宏君】 選択 84 : ◯子ども育成課長【松本幸生君】 選択 85 : ◯議長【池田 宏君】 選択 86 : ◯8番【脇 正文君】 選択 87 : ◯議長【池田 宏君】 選択 88 : ◯子ども育成課長【松本幸生君】 選択 89 : ◯議長【池田 宏君】 選択 90 : ◯8番【脇 正文君】 選択 91 : ◯議長【池田 宏君】 選択 92 : ◯子ども育成課長【松本幸生君】 選択 93 : ◯議長【池田 宏君】 選択 94 : ◯8番【脇 正文君】 選択 95 : ◯議長【池田 宏君】 選択 96 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 97 : ◯議長【池田 宏君】 選択 98 : ◯8番【脇 正文君】 選択 99 : ◯議長【池田 宏君】 選択 100 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 101 : ◯議長【池田 宏君】 選択 102 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 103 : ◯議長【池田 宏君】 選択 104 : ◯8番【脇 正文君】 選択 105 : ◯議長【池田 宏君】 選択 106 : ◯教育長【内海博治君】 選択 107 : ◯議長【池田 宏君】 選択 108 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 109 : ◯議長【池田 宏君】 選択 110 : ◯8番【脇 正文君】 選択 111 : ◯議長【池田 宏君】 選択 112 : ◯教育長【内海博治君】 選択 113 : ◯議長【池田 宏君】 選択 114 : ◯8番【脇 正文君】 選択 115 : ◯議長【池田 宏君】 選択 116 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 117 : ◯議長【池田 宏君】 選択 118 : ◯8番【脇 正文君】 選択 119 : ◯議長【池田 宏君】 選択 120 : ◯議長【池田 宏君】 選択 121 : ◯8番【脇 正文君】 選択 122 : ◯議長【池田 宏君】 選択 123 : ◯8番【脇 正文君】 選択 124 : ◯議長【池田 宏君】 選択 125 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 126 : ◯議長【池田 宏君】 選択 127 : ◯8番【脇 正文君】 選択 128 : ◯議長【池田 宏君】 選択 129 : ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 選択 130 : ◯議長【池田 宏君】 選択 131 : ◯8番【脇 正文君】 選択 132 : ◯議長【池田 宏君】 選択 133 : ◯議長【池田 宏君】 選択 134 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 135 : ◯議長【池田 宏君】 選択 136 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 137 : ◯議長【池田 宏君】 選択 138 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 139 : ◯議長【池田 宏君】 選択 140 : ◯企画政策課長【志賀道郎君】 選択 141 : ◯議長【池田 宏君】 選択 142 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 143 : ◯議長【池田 宏君】 選択 144 : ◯企画政策課長【志賀道郎君】 選択 145 : ◯議長【池田 宏君】 選択 146 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 147 : ◯議長【池田 宏君】 選択 148 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 149 : ◯議長【池田 宏君】 選択 150 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 151 : ◯議長【池田 宏君】 選択 152 : ◯企画政策課長【志賀道郎君】 選択 153 : ◯議長【池田 宏君】 選択 154 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 155 : ◯議長【池田 宏君】 選択 156 : ◯議長【池田 宏君】 選択 157 : ◯議長【池田 宏君】 選択 158 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 159 : ◯議長【池田 宏君】 選択 160 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 161 : ◯議長【池田 宏君】 選択 162 : ◯総務部長【安部健治君】 選択 163 : ◯議長【池田 宏君】 選択 164 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 165 : ◯議長【池田 宏君】 選択 166 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 167 : ◯議長【池田 宏君】 選択 168 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 169 : ◯議長【池田 宏君】 選択 170 : ◯副町長【宮戸健次君】 選択 171 : ◯議長【池田 宏君】 選択 172 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 173 : ◯議長【池田 宏君】 選択 174 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 175 : ◯議長【池田 宏君】 選択 176 : ◯4番【浅賀一伸君】 選択 177 : ◯議長【池田 宏君】 選択 178 : ◯議長【池田 宏君】 選択 179 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 180 : ◯議長【池田 宏君】 選択 181 : ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 選択 182 : ◯議長【池田 宏君】 選択 183 : ◯町民生活部長【長尾秀美君】 選択 184 : ◯議長【池田 宏君】 選択 185 : ◯政策部長秋澤靖久君】 選択 186 : ◯議長【池田 宏君】 選択 187 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 188 : ◯議長【池田 宏君】 選択 189 : ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 選択 190 : ◯議長【池田 宏君】 選択 191 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 192 : ◯議長【池田 宏君】 選択 193 : ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 選択 194 : ◯議長【池田 宏君】 選択 195 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 196 : ◯議長【池田 宏君】 選択 197 : ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 選択 198 : ◯議長【池田 宏君】 選択 199 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 200 : ◯議長【池田 宏君】 選択 201 : ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 選択 202 : ◯議長【池田 宏君】 選択 203 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 204 : ◯議長【池田 宏君】 選択 205 : ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 選択 206 : ◯議長【池田 宏君】 選択 207 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 208 : ◯議長【池田 宏君】 選択 209 : ◯町民課長【西山義勝君】 選択 210 : ◯議長【池田 宏君】 選択 211 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 212 : ◯議長【池田 宏君】 選択 213 : ◯町民生活部長【長尾秀美君】 選択 214 : ◯議長【池田 宏君】 選択 215 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 216 : ◯議長【池田 宏君】 選択 217 : ◯町民生活部長【長尾秀美君】 選択 218 : ◯議長【池田 宏君】 選択 219 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 220 : ◯議長【池田 宏君】 選択 221 : ◯町民生活部長【長尾秀美君】 選択 222 : ◯議長【池田 宏君】 選択 223 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 224 : ◯議長【池田 宏君】 選択 225 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 226 : ◯議長【池田 宏君】 選択 227 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 228 : ◯議長【池田 宏君】 選択 229 : ◯町長【坂本孝也君】 選択 230 : ◯議長【池田 宏君】 選択 231 : ◯1番【小笠原陶子君】 選択 232 : ◯議長【池田 宏君】 選択 233 : ◯議長【池田 宏君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長【池田 宏君】 皆様、おはようございます。  ただいまの出席議員は12名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。また、本日、手話通訳を導入しますので、手話通訳者が議場内におりますことをご了承願います。手話通訳者が聞き取りできるよう、できる限りゆっくりと質問及び答弁されますようお願いいたします。    ────────────────────────────────    日程第1 一般質問 2: ◯議長【池田 宏君】 日程第1「一般質問」を行います。  通告順に従い、これより質問を許可します。 3: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。            〔10番(根岸ゆき子君)登壇〕 4: ◯10番【根岸ゆき子君】 では、通告に従い一般質問をいたします。  二宮町の25年度は第5次総合計画の始まりとともに、「子育て元年」を掲げました。重点目玉施策として、子育て・子育ちと学びのまちづくり、子育て世代の定住促進を進めるというのがあり、その1つに、25年度予算では子育て支援施設検討委員会の設置、及び子ども・子育て支援事業計画策定の予算をとりました。この6月議会では、子ども・子育て会議を設置する条例も委員会審議をされたところです。子育て施策を進め、さまざまに発信していこうとしているところですが、中でも新規の一大事業と思われる旧国立小児病院跡地の活用について質問をいたします。  今年度の施策方針で、旧国立小児病院跡地の活用をして、保育機能を備えた施設整備をすると示されたことに対し、少なくとも次のことはわかりました。道の駅構想は崩れた。子育てサロンの要素は整える。保育事業増大へ対応をする。民間活用による施設整備をする。28年度をめどに整備をする。総合的判断するとしながら、このような要素は出ているわけです。  ただ、百合が丘保育園の老朽化の課題解決ということもともに述べられておりますが、国立小児病院跡地の活用が百合が丘保育園の課題解決とどうつながるのか。施設整備が民間活用となると、今以上の運営規模が必要と思いますが、ニーズ調査でどんな声を拾っていこうと考えているのか。いま一度整理をし、子育て施策充実のためにも、しっかりとした検討をしていただきたい。町はベストを尽くしたという感触を町民に持っていただくよう進めるべきではないかと考え、以下の点について質問をいたします。  平成23年3月、三橋議員の総括質疑に対し、跡地利用計画に関しては、副町長を委員長にし、関係部課長から組織する「旧国立小児病院跡地等利用庁内検討委員会」の一定の方向性が出た時点でお示ししたいと答弁され、昨年9月、近藤議員の総括質疑では、組織検討で方向性を出すことまでには至っていないと答弁されています。  改めて、旧国立小児病院跡地等利用庁内検討委員会の議論の経緯と結論がどうであったのか、組織としての考えがどうあるのか。その結果が今回の計画にどう反映されているのかをまず質問にいたします。  要旨にもあるように、国立小児病院跡地は平成16年3月に土地開発公社が購入、その後、費用3億4,000円以上をかけて町の資産とし、子どもの館全体基本構想とういものまで作成したものの、わずか1年で構想が凍結されました。  凍結の理由は、今は財政状況をかんがみて、10億円の投資はできないというものでした。当時、子どもの館検討委員会は2年半をかけて町民グループのプレゼンテーションも行われながら、期待を込めた活発な議論を重ねた上に基本構想まで完成させたと記憶をしています。  平成19年、構想は一時凍結宣言されたことによって、私は子育て中の親からは残念であるとの声も聞きました。そのとき年中だった子どもは中学生になります。子育ては過ぎてみればいっときだからこそ、そのとき町の施策はどうであったのかということは保護者の記憶に鮮明に残るわけであり、それを期待外れにさせないことが定住促進につながるとも考えております。
     町で何とか知恵を絞って跡地活用を検討しているさなか、国は子ども・子育て関連3法案を煮詰め、そして子ども・子育て支援法を制定、各自治体に子ども・子育て会議を設けて、5年の事業計画作成をするということを位置づけました。  さらに、国費から0.3兆円が職員の処遇改善などに、0.4兆円が施設整備促進に当てられるという見込みですが、消費税10%を財源とすることから、二宮町に財源確保が見通せるか否かは、まだ国の動向を見据える必要があるのではないかとは思います。  昨年、近藤議員の総括質疑に対して、国立小児病院跡地や東京大学果樹園跡地の利活用に代表される町の将来のために行うべき投資事業についても果敢に取り組んでいく必要があると答弁をしております。果敢に取り組む投資事業であると。  一方、今年3月、私の総括質疑には、今の行政の財政力は建物を建てる力はないから、民間活力を利用する。30年計画の財政の中で無理なことを押し通すつもりはないとの答弁もあり、積極的投資事業の実現と財政的制約のバランスはどう保つのかが見えにくいとの印象を持ちますが、この点について考えを明らかにしていただくべく見解を求めます。  国では、子ども・子育て支援の事業計画作成に当たり、ニーズを把握するための調査表のモデルも示しています。二宮町では小児病院跡地の活用を真面目に検討するという具体的使命がある中では、国の案に加え、ニーズ調査に織りまぜながら、制約と期待のバランスを保った施設、これをどう実現させるのか、現実的に役立つ調査としていただきたいのですが、そのためにも筋を通した姿勢を今、決めておくことが重要ではないかと考えます。  凍結された子どもの館構想は既に終わっているのかいないのか、小児病院跡地の利活用が果敢に取り組む投資事業だとしたら、町はどれだけ負担するつもりなのか。民間の考える費用対効果とマッチした事業が示せるのかなど、さまざまに気になることがあります。できる限りのご答弁、お願いいたします。 5: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 6: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 おはようございます。根岸議員の一般質問にお答えいたします。  平成23年に設置した庁内検討委員会の議論の経緯と結論についてですが、この委員会は旧国立小児病院跡地等利用庁内検討委員会といい、副町長を委員長とした5部長と5課長の計11名で組織され、子ども、漁港活用、防災の観点から、旧国立小児病院跡地利用及び梅沢海岸背後地の一体的利用を検討するために設置されたものです。  平成23年3月に第1回目を、平成23年6月に第2回目の会議を開催いたしました。会議では過去の経過を踏まえ、今後の進め方として、外部検討委員会への諮問の時期や方法について。また、周辺の土地利用との調整として、漁場の整備方針や背後地計画、そこへのアクセスなど。さらに財政面の検討といたしまして、子どもの館構想を実施するためには億単位の財源を要し、さまざまな補助メニューを寄せ集めても、現在の財政状況では建設が困難であることなどについて議論をしてまいりましたが、庁内検討委員会としての結論を出すところいまでには至っておりません。  しかしながら、町の状況は人口減少が続いており、将来にわたって安定した地域社会を継続するためには、若い世代を中心に定住を促進することが不可欠です。今年度からスタートした第5次二宮町総合計画を策定する中でも、その必要性から子育て世代の定住促進を重点的方針に掲げ、子育て支援に力を入れていくこととしております。  二宮町の子育て支援の1つの特徴とも言える「子育てサロン」は、おかげさまで利用者から好評を得ており、現在ある百合が丘、二宮のほかに、山西地区にも設置を望む声があります。また、町立百合が丘保育園の老朽化の課題についても対応をしていく必要があります。  国立小児病院跡地は施設を整備するに当たり、十分な広さを持った土地であり、なおかつ用地取得の際にも、国から子育て支援施設用地として購入したものであります。これらのことから、新総合計画の初年度である平成25年度の施政方針として、子育て元年を宣言し、この土地に子育て支援施設の整備を計画することとしたものでございます。  ただし、内容につきましては、3月議会で近藤議員や根岸議員の総括質疑に町長がお答えしているように、決定したわけではありません。  次に、ご質問の町民の意見も入る委員会を進めるがどのように施設整備に結びつけるかということについてでございますが、整備する施設は現在のところイメージとして保育所機能を備えた子育て拠点となるような施設を考えております。  施設を計画するに当たっては、土地利用や施設の内容、資金計画など、さまざまな課題が想定されます。若い世代の定住促進を見据え、地域性なども考慮した中で、小児病院跡地に設置する子育て支援の拠点施設としてどのようなものが考えられるか。また財政的に厳しい中で、施設の複合化や民間活用の可能性はどうかといったことも含め検討する必要があり、こうした各種課題について、まずは庁内検討委員会で整理したいと思っております。  その上で、新たに(仮称)子育て支援施設検討委員会を立ち上げ、町民や関係者の意見も聞きながらまとめていきたいと考えており、現在、内部で事業の進め方を検討しているところです。  以上でございます。 7: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 8: ◯10番【根岸ゆき子君】 庁内検討会の話を伺いました。また、これからも庁内検討委員会でまず整理をされるというお話でしたので、そのあたりのことをお伺いいたします。  1つは、平成23年6月に2回目を行いましたというお話でした。昨年の9月にはまだ方向性が出せず、それの半年後の3月当初予算、今年度予算のときには、保育機能を備えた施設を整備していくというふうに、これはこれで1つの結論が出たわけですね。ここまでの間の経緯というか、23年6月、出せませんでした。9月もまだ方向性は出ていませんとおっしゃっているのですけれども、結論を出したときまでの間の議論もどうされたのかということを教えていただきたい。そこは庁内検討委員会は一たん閉めた中で話が進んでいるのかどうか。  要するに、質問をしています庁内検討委員会の結論が、保育施設機能を整えたということにどう結びついたのかということがいまひとつわからないのですけれども、そこの経過がわかる方がおられましたら、ご説明をお願いいたします。 9: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 10: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 先ほど申し上げましたように、この委員会は23年の3月に1回目、23年の6月に第2回目を開催し、その後、開催はしておりません。  この検討委員会は、子ども施設のみならず、あそこの一体的な活用というような広い範囲で、防災も含め、漁場の関係の活用ということで、一体的に活用するためにいろいろな議論をしてきたわけで、当時の検討委員会ではその2回ということで結論に至っていないということなんです。  その後、第5次総合計画を策定する中で、先ほど申しましたように子育て世代の定住促進というようなものが重点の中に上がってきている。そういうものは当然、当初から話はあって、今度、先ほど言った3つの方向から、子育てに特化したというか、あそこの土地利用を子育て支援施設をつくるための検討をこれから始めていく、今年度の予算ということです。  以上でございます。 11: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 12: ◯政策部長秋澤靖久君】 政策部のほうから総括的にということで、確かに検討委員会は6月を最後に終わっているわけでございますけれども、予算編成というのはもう夏場から始まっているということで、同時に総合計画、この辺、議員さんも委員として入っていらっしゃるので十分ご承知かと思いますけれども、子育てを特化していこうということでまとまっていくという中で、予算編成と同時に進んでいったという経緯がございます。  その中で、検討委員会としての会議は開いてございませんが、庁内では政策会議、あるいは部長会議、あるいは政策調整といって担当部長同士での詰めとか、そういうものを繰り返しておりまして、予算で発表いたしましたのは3月ということになりますけれども、この6月から12月ぐらいにはほとんど予算の方向性が決まってございますので、内部で十分に議論はしてきたという経過で、施政方針として発表したという経過となってございます。  以上です。 13: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 14: ◯10番【根岸ゆき子君】 わかりました。土地活用について、小児病院跡地はどうしてもしばらく時間を置かなくては、今の結論には至らなかったということがありますね。  そうしますと、23年6月に閉めた庁内検討委員会では、民活にまでは議論は及んでいないということだと思います。今回、改めて民間活用を検討してはどうかということが政策会議等々のほうでお話が出てきたんだと思います。これに対して、どうなのでしょうか、認識と見通しというあたりの程度で伺っておきたいのですけれども、今、こういったことに対しては、認定子ども園になるかどうかわかりませんけれども、例えば横浜でも横浜方式を推奨したりとか、国の方向性もあったりなんかして、規制緩和も進んできたりとかっていうことも見込まれますね。そういった中で、民間がこういう二宮町というところに参入可能性、いわば導入調査みたいなことも情報収集としてはかけていく必要もあるのではないのかなというふうには思うのですけれども、今のところの見込みとしては、この町に対して民間導入をする見通し、そのことのお考えはどうなのかということをちょっとお伺いしておきたいんです。お願いします。 15: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 16: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 民間活用ということで、いろいろな手法が考えられる。PFIですとか、さまざまな。あそこは幸い二宮町の土地ですので、あそこをお貸しして何かを建ててもらう。その中にそういう町の施設も一緒につくってもらうというようなさまざまな手法があると思うのですけれども、それをこれから内部で検討して、二宮町に合った活用方法、またはそういう業者さんの意向というものはこれから把握していこうと思っております。 17: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 18: ◯10番【根岸ゆき子君】 でも、民間活用ということを検討したい、可能性を捉えていらっしゃるわけですよね。それは導入したいという希望を込めてなんですけれども、検討によっては民活も無理じゃないかという可能性も含んでいらっしゃるんですか。  例えば直接、会社探しを庁内で話をし合って、じゃあ、会社探しに走ろうかという、そういう単純な話ではないと思うのですけれども、その前に、例えばこの近隣でもそういう自治体の仕事を請け負っている、子育て事業をしているような社会福祉法人のようなところとか、そういうところでも事業をやっていらっしゃるわけですから、あるいは株式会社みたいなところで、通信教育であるとか、教室とかをやっているようなところにも、情報収集としてはそういうところにもコンタクトをとって、考えた上できちんと会社に当たっていこうというあたりも必要なんじゃないかなと思うのですけれども、いまだまだ民活をしていきたいと言っているのですけれども、全くその可能性はゼロかもしれないし、白紙ですよということなのか、もうちょっと今の段階だと踏み込んだ、練られている考えがあってしかるべきじゃないかなと思うのですけれども、そこら辺はどのように持っていこうと思っているのか、もう1度、お伺いいたします。 19: ◯議長【池田 宏君】 副町長。 20: ◯副町長【宮戸健次君】 今までの話ですが、一部を取り上げて、いかにもそれがという感じを受けとめられると困るのですけれども、現時点ではいろいろな可能性があるということで、その中の1つとして民活もあるということで、つい最近もそういう議論を内部でしております。  私も指示しましたけれども、これからそういう業者さん、あるいは民間の企業さんを含めて調査を始めて、その上で、1回整理をした上で、庁内でまず方向性といいますか、どういう選択肢があるのかという整理をした上でまとめていきたいと思っておりますので、今1つの事例を取り上げて、それを深く追求されておられますと、まだそこまで我々としては突っ込んだ議論はしていないというのが現状でございますので、ご理解をいただきたいと思います。 21: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 22: ◯10番【根岸ゆき子君】 民活をどう進めるのかと言われても、議論はこれからだと。十分参入できるという認識はあるということですよね。お答えください。 23: ◯議長【池田 宏君】 副町長。 24: ◯副町長【宮戸健次君】 それを含めて、まだこれからの話なんですね。可能性は、確かに事例はあります。といって、二宮町がそれに対して、そういう業者さんとか企業さんが参加してくるかどうかは、全く今、感触をつかんでおりませんから、これからそれを調査して、規模も違いますし、ほかの都市ではよくても、二宮はだめだという可能性もあるので、それをこの場でそれに対してぜひとか、どうしたいという考えを私どもは持っておりませんので、とにかくテーマは子育て元年といいますか、子育てのための施設をどうやってつくっていくかというところがまずスタート地点でありますから、これを原点としていろいろな可能性を拾っていきたいというふうに現時点では考えております。 25: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 26: ◯10番【根岸ゆき子君】 感触をつかんで、ぜひそこは……。  次の質問に進みます。民間活用が出てきたところには、財政的制約もあるということが理由になっていると思います。  ただ、先ほども申しましたけれども、投資的意欲としてはどれほどなのかということも確認をさせていただきたいと思います。  先ほど、23年に2回行われた庁内検討委員会では、財政的なことも話し合った上に、10億円という規模は無理だということだったというお話でした。そうしますと、10億円は無理だと言っていて、昨年9月に出された財政見通しの中では、25年、26年度には子育て支援施設整備事業を置いていらっしゃいますね。ちょっと年度としてはずれていくのかもしれませんけれども、大体ここに載っかってくるということは、各事業でそれぞれが何億、何億、何億ということの、大ざっぱなんですけれども、大体の見込みをとってここの事業に載っかってくるという私の理解です。  だったら、その投資的意欲とおっしゃっておりますけれども、しかしながら一方では財政的に困難な面があるから民活もしたいというあたりのバランスなんだと思います。そこら辺、10年の財政見通しの中に載せためどですね、ちょっと具体的に聞くとあれですけれども、何億のめどを立てたとか、そういうあたりをちょっと教えていただきたい。お願いいたします。 27: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 28: ◯政策部長秋澤靖久君】 子育てのその施設が、財政見通しの中でどう位置づけられているかということなのかなと思うのですけれども、財政見通しでございますので、確たる幾らというのは現時点での予測ということで立てております。  ご承知のように、1市2町のごみの負担の問題でございますとか、あるいは消防の指令装置等々、大きな事業がありますけれども、まずそちらを位置づけていく中で、どれだけ猶予があるかと。収入も見た中で積算をしていっているわけでございますけれども、その中で、なかなかあそこに10億、20億規模の施設をこれから町のほうで事業費として支出していくのは難しいだろうということで、現段階では民活も視野に入れてやっていかなければいけないだろうということで位置づけをその中でさせていただいているということでございます。  以上です。 29: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 30: ◯10番【根岸ゆき子君】 ここには一応入っていますけれども、普通建設事業費ですね。投資的経費ということで計上されたお金には見積もられていないんでしょうか。 31: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 32: ◯政策部長秋澤靖久君】 先ほどの答弁もそうなんですけれども、若干、時間のずれがございまして、検討委員会は23年からということで、議員さんが見ておられるのは23年度の決算の収支見通しかと思うのですけれども、その時点と現段階では既に考え方も変わってきているということでございまして、現段階では民活も必要であろうということを視野に入れて組んでいるということでございます。 33: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 34: ◯10番【根岸ゆき子君】 このときの9月、半年の間に考え方が変わってきたということですよね。今、考え方が変わったとおっしゃったんですけれども、このときはまだ方向性は決まっていないというのはあったかもしれませんけれども、一応、町でつくるような予算立てをしておこうかというふうなところがあり、そして当初予算のときには、やっぱり厳しいだろうから、民活を検討しなくちゃいけないんじゃないかと。ほんとうに民活というのは生まれたてほやほやの考えであるということで、この半年の間で考え方が変わってきたと。もう1度、確認しますけれども、それでよろしいんですね。 35: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 36: ◯政策部長秋澤靖久君】 民活の考え方というのは常に持っている考えでございますけれども、今、多分、議員さんが持っておられる財政見通しの中では、まだその時点では保育園を建てかえるとどのくらいかなということで見積もった段階でございますので、今の考え方とはちょっとずれがあるということでございます。 37: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 38: ◯10番【根岸ゆき子君】 いろいろ国の動きも、ほんとうにここに来てちょっと煮詰まってきて、だんだん決まってきた部分もありますので、それにも機を逃さず捉えていくという動きも出てきたということは、重なった感だとは確かに思いますけれども、当時は保育園のことがあったと。だから、今回も保育園のことを、百合が丘保育園の老朽化の対応などの課題がありということが出てきたんだと思います。  この3月の施政方針のやりとりを聞いて、私は単純にこう思いました。ああ、小児病院跡地の施設をつくるために何か建設していくという部分では、そこは本気で取り組んでいくんだろうなと。そして、単純に、百合が丘保育園がそこに移ってしまうのかなというふうに感じました。  ただ、その3月の同じ議会の中で、そうではないですよと。決まっていないですよというようなお話もあって、混乱をいたしましたからこそ、今回、ここで確認をさせていただきたいというふうには思っているわけです。  百合が丘保育園の老朽化への課題対応、解決という説明もあわせてされているのですが、広い土地の確保によってどう解決されるのかということが、ちょっと私は見えにくい。そこら辺のところをもう少し詳しくご説明をお願いいたします。 39: ◯議長【池田 宏君】 町長。 40: ◯町長【坂本孝也君】 行政のほうで、いろいろな問題を抱えながら進んでいくんですね。子育てという1つの大きなテーマを選んだときに、確かに百合が丘保育園、崖が崩れたり、いろいろなことをし始めちゃった。駐車場もないし、そういうようなことで、あそこにずっとあるということは、物理的にもう無理が来ているのかなというようなことを考えると、当然、移転。  百合が丘から移転しないでくれなんていう声も上がったりなんかしていますけれども、どこかそういう適地はということになって、国立の跡地ということにはなるんですけれども、ラディアンのところでもやれないことはないなとは思っていますけれども。  今、お母さん方が働きに行くということで、何とか駅の周りに託児所というようなことを、それより先に手当てしなくちゃなということに今なっているんですよ。保育園の移転というのはいずれ近いうちにやらなくちゃいけないんですけれども、それよりも直近としては。  国立のところに託児所を兼ねたというようなことをやっても、ちょっと遠いんです。今、お母さん方はお勤めに行くのに電車通勤ということになると、どうしても駅周辺。それはそれで、今、進めておりますけれども、そういう選択肢の中で、小学校の空き教室を使ったら、家賃がただだから、いけるんじゃないかというアイデアが今出ているんです。これは教育委員会のほうで、また学校の校長さんが空けてくれるかどうかは、まだそこまで行ってないんですけれども、アイデアとして空き店舗を借りるというようなことがあったり、駅のそばのお店屋さんみたいな、そういうものがぜひうちをなんていう申し出もあるのですけれども、そういうようなことを先に手がけないと、子育て元年と掲げた以上は、何とかして実績をつくらなくちゃいけない。今の百合が丘保育園移転なんていうのは、今やったって、設計した何だといって、二、三年先になると思うんです。やっぱり計画して、実行してと。  それよりも、もっと早くこの定住促進というようなことの中の子育てという部分を示すというのは、そういうことなんですね。  もう1つは、KDDIが4,000坪あるんです、あそこ。ぜひただでプレゼントしますよという話が来ちゃったわけです。それじゃ保育園がもし移転しても、あそこの国立の跡地よりよっぽどいいんですよ、駅に近いし。ロケーションもあるし。なんていうことが突然来るんですよ。それが行政というものでね。これはお断りするんですけれども、KDDIはいろいろな条件があってお断りせざるを得ないなというところに今いますけれども、よだれが出るほどいいところです。しかもただでいいですと言う。固定資産税、1,000万円はなくなりますけれども。  要するに、そういう状況の変化というのは常にあって、その中で目的に向かって、みんなでいろいろその都度その都度、議論しながら進めているというのが、根岸議員は見えないんですね、そこら辺は。見えないんだけれども、そういうふうにやっているんだよということを理解してもらいたいなと。  だから、1回、ここでぼんと発表して決めたという中でも、その後にいろいろな話が出てきちゃう。でも、それをどうしようというようなことをしながら目的に向かって行っているんだよということで、要はお金がないんですよ、町で。財政がそこまで踏み切れない。無理して借金してやっちゃえば、できなくはないと思うんですけれども、それはまた将来にツケが残るとか、いろいろな問題になって、今のところはそういうことがない町として何とかやってきているんですよ。ですから、そういうものは保ちながら進めていくとすると、やっぱり「ウッ」という感じで踏ん切れない。  民間には、県にもお願いしたり、いろいろなところにそういう業者をあっせんしてくれとかっていう話はやってありますけれども、来るほうもやっぱり採算ベースというのはあるわけだから、そう簡単には来ないというようなところに、今、国立の場合はいます。  海のことも、そういう意味ではこれから潜堤が終わって、陸地がというようなところになってきたときに、上と下の連動というのもまだ捨てたわけじゃないわけです。上が子育てというテーマのスペースになったとして、それはそれでまだ残っているというところで、ですから、こういう時代になってしまって、正直な話は、方針がこうと決めたら、強引にそこへ突っ走るというような力がもうこの町にないというだけお知らせしておきます。そういうことです。 41: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 42: ◯10番【根岸ゆき子君】 庁内検討委員会というのは、これからの庁内検討委員会で整理をして詰めた上で、子育て・子ども会議に臨むんですよね。先ほどそういうことでしたね。  ですから、今ここでどう整理するかというのがやっぱり重要だと思うんです。今、町長がいろいろと状況をお話しいただけるのは、私も知らないことがたくさんありますので、ありがたいんですけれども、海との連動も捨てたわけじゃないというお考えも示される。多分それは町長の希望なのかなと。  3月もそうだったんです。保育園という話も、それはちゃんとした答えでもらっていますけれども、保育園も出てくるから、単純に保育園は移動するのかなとかっていう連想ゲームがちょっと始まっちゃうような部分もあるんですね。なので、ここではやはりあそこには保育機能を備えた施設と、そしてそれを軸に民間活用で考えていくということが筋、それだけですよね、きっと。どうなんでしょうか。それでいいんですよね。 43: ◯議長【池田 宏君】 町長。 44: ◯町長【坂本孝也君】 ですから、国立の場所は、子育てサロンということだけに特化すると必ずできると思います。それはそんなに難しくない。3カ所という最初からの方針がありますから、百合が丘にあって、栄通りにあって、もう1つはという、それはそんなに難しくない。またはなれの土地もありますから、そういうようなところをどうするのかということで、子育てサロンは山西地区にあったほうがいいわけですよ。  それから、愛児園がなくなって、いわゆる保育園的なものが国道からずっと西側にないんです、今。そういうようなことも考えれば、保育園、それは町立を2つ持つという気持ちはありませんけれども、百合が丘保育園が移ってきても、これはそういう不自然さはないんです。ですから、そういうことは町全部を見渡したときに、そういう方向に行きたいなというのはいいわけです。  百合が丘は子どもがどんどん減っているわけです。そういうような状況になっているわけです。緑が丘もだんだん大きくなっちゃって、今、高校生ぐらいにみんななっているわけですから、そういうような時代が変化しているということですから、そういう状況で国立の跡地の利用というのは、方針としては間違えてないんだけれども、そこに行けない。自力で行けない。自力で行けなければ、ほかの力をかりるしかない。やみくもに絶対やると言うなら、民活でやってしまうということです。でも、それもいい条件が出てこなければ。やるが先行して町のデメリットが増えちゃうと、それはまずいということで、なかなか決まらないわけです。  それから、あのイメージは、現状の国立の土地の北側に道がありますよね。それはあの道じゃない、もっと広がって国立の土地が減るんですよ。広げないといけないという条件があるんです、開発する場合は。ですから、もっと狭くなる。奥行きがなくなるというか、のり面は残っていますけれども。そういうようなことで、あのままを使うというふうにはなれない。いろいろなそういうものが状況としてあるもので、まだ踏ん切れないというところです。 45: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 46: ◯10番【根岸ゆき子君】 子育て施設でいいんですよねとお伺いして、踏ん切れないと言われちゃうんですけれども、ただ、そうおっしゃっているので、そういう方向で進むわけですよね。子育て支援施設ですよね。  状況の変化が常にあって、状況によっては変化しちゃうのか。ほんとうにどこまでの可能性を含んでいるのかということを、きょうはぴしっと決めてほしいなというふうに思うのですけれども、まだ可能性があるよとおっしゃるのが町長のお話なんだというふうに今は受けとめました。それでよろしいんですかね。  ただ、進めるべきところは、職員サイドのほうでも淡々とお進めになるはずであって、この庁内検討委員会の整理、保育機能を備えたというところと、あと保育園のあたり、質問が細かくなりますけれども、ちょっとお伺いいたします。確認です。  保育園の老朽化の課題解決ということが出ました。これで何が解決できるのかなというふうに思うのですけれども、この保育園では同じ場所で建てかえると、その可能性はあるんですか。これに対して、1回、お答えください。 47: ◯議長【池田 宏君】 町長。 48: ◯町長【坂本孝也君】 それはないんですよ。だって、駐車場はないわ、グラウンドも狭いし、そういうようなことで、しょっちゅう周りから苦情が来ているんですよ。しかも子どもたちの数はどんどん減って、あの百合が丘ができたころはたくさん子どもたちがいましたよ。ですから、あそこはこのままの方針で行けば、宅地として売っちゃうとか、跡地を。そういうことになるはずなんです。 49: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 50: ◯10番【根岸ゆき子君】 あの場所では無理だということで、そうしますと、保育園はそのまま保育園として移転、あるいは形を変えて移すということも含めてですけれども、廃園かもしれないという可能性があるということですか。同じ場所ではないということは、移転ということですね、結論として。  そうしますと、その場所は跡地と違う場所かもしれないし、あるいは「そうとは決まっていませんよ」ともおっしゃっていますので、可能性としては、山西かもしれないし、山西じゃないところ。お引っ越しだとしたら、2カ所つくられるということになりますけれども、そういう可能性もあるんでしょうか。それについてお答えください。 51: ◯議長【池田 宏君】 副町長。
    52: ◯副町長【宮戸健次君】 何か結論を出したがっていますけれども……。             (「確認です」との声あり)  いろいろな可能性がありますので、どういう方向というのは、今、まさにできた担当部署のほうで進めていきますから、早急にまとめていきたい。さっき踏ん切りがつかないと町長は申し上げましたけれども、踏ん切りがつけられるような検討をして、町長のほうに持っていきたいと思っております。 53: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 54: ◯10番【根岸ゆき子君】 最初もそう申し上げましたけれども、やっぱり財政的バランスと、あとその踏ん切りのつかなさとか、でも当然、1番は期待にこたえたいということが優先順位としては高く上がっていて、その条件の中でどういうふうに検討できていくかという話なんだと思います。  多分、百合が丘の保育園、これからということですので、必然的には少し形を変えた形で山西にということになるのかなというふうに、今のままですと考えざるを得ないというふうに私のほうでは捉えておりますが、それについても、今、答えられる段階ではないということなので、これ以上のことは質問としても控えさせていただきます。  もう1つ、確認をしたいのですけれども、子どもの館構想、これは一時凍結という言葉のままとまっております。この内容は今でも通じることであって、当時は少子化改善のためにという理由でした。子育てに関する情報、サービスの提供、遊び場の提供、異年齢の交流促進ということをするための施設とすることが望ましいということです。  しかし、ここで新しいニーズ調査をしていきますし、新しい計画を立てるわけです。この館構想はどうなっているのか、そこを教えてください。 55: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 56: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 今でも凍結のままと。その中で、せっかくつくった計画ですので、使えるところは使っていくようなことで検討していきたいと思っております。 57: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 58: ◯10番【根岸ゆき子君】 使えるところは使っていくという意味合いで凍結のままって、凍結と言うんですか、そういうのは。  結論としては、違ったもの。結局、あのときは絵まで描いちゃいましたので、結論は変わるけれども、凍結という位置づけになるんですね。  そうすると、その中身のところでは、その考え方は継承されて、それはこれからのニーズ調査をもちろん反映しますし、子ども・子育て委員会のほうでももちろん考え方は反映されていくということでよろしいんですねということを確認いたします。 59: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 60: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 今年の予算書の中に、(仮称)子育て支援施設検討委員会と、先ほど申し上げましたけれども、そういう形での予算立てになっております。  今、議員さんがおっしゃられたように、子ども・子育て会議の所掌事務の中に、町の施策等の絡みも出てきますので、その辺、同じような委員会とか会議をつくってもいかがなものかと思っていますので、その辺も子ども・子育て会議のほうでできる内容であれば、そちらのほうで検討をしていくと。外部の関係ですね。庁内じゃなくて、そんな形を考えております。 61: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 62: ◯10番【根岸ゆき子君】 この計画はもう終わりになったのかなという認識で進めるのかなというふうにも、事実上はそんな感じになっていくのかなというふうには思いますけれども、あのときも非常に丁寧に検討されて、しかしながらほんとうに1年で、財政がないからって、じゃあ、あのとき財政は考えなかったんですかという話のまま検討がされたのかということも、今さらながらですけれども、何か蒸し返して、そのように感じました、今回のことを受けて。  なので、やっぱり考え方としてはきちんと継承していきますよとおっしゃっていても、そうやって何かつくって、こっちの可能性もあるから、こっちの可能性もあるからっていうことで流れていったままお金がむだになる。やっぱり一番残念なのは、町民の参加をした意識であるとか、エネルギーですよね。期待、そういったことがむだになった部分があったということでは残念ですので、ぜひ次のニーズ調査には、きょうこれから検討委員会の中で煮詰めていくということの整理がまだまだほんとうにこれからというところでお答えをもらえていないんですけれども、もうすぐに子ども・子育て委員会は始めてまいります、今年度。  その前に、庁内検討委員会での整理をつけるという期間が短いんだと思いますけれども、そこら辺は、ちょっとこれも細かくて申しわけないですけれども、いつまでにははっきりさせて臨みたいというおつもりなのか。ほんとうに短い間に、今、ここで答えられないものが、どれだけ煮詰められるかというふうに私は思いますけれども、今年度、町民とのふれ合いを持っていくという年に当たっての、具体的に時間的スケジュールになるんでしょうか、そこら辺の考えを見解としてお伺いしたいと思います。 63: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 64: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 まず、庁内の検討委員会なんですけれども、早急に開催し、内容を詰めたいと。それで、外部、委員会になるのか、子ども・子育て会議のほうになるのかは別にしましても、今年度末までにはそういう形で、原課としてはそこにものを建てるよという目標に向かって調整をしていくということでございます。 65: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員。 66: ◯10番【根岸ゆき子君】 今回のことは、明らかにできたという質問にはできませんでしたけれども、ただ、わからないということがわかったようなところです。  やっぱりその可能性はあるよと。1つ、決断をしましたけれども、可能性はかなり裾野が広がっていると。民間活用も簡単には来ない。自力だから民間なんだけれども、でも、民間の実現可能性はどこまでなのか。簡単には来ないだろうという見通しもある中で、非常にこれは短い時間の中でやらなきゃいけないこと。そして町長のお考えもあるかと思いますけれども、組織としてぎゅっと考えをしっかり筋を通したところでまとめていかなきゃいけない作業というのが膨大にあるんだと思います。ですので、ここはもちろんニーズ調査は、もう国のモデルがありますから、大体これでいいのかって横流ししちゃうと、それなりのものしかできませんよ。補助金はこれでと、大体この数で照らし合わせれば、結果、こんな建物しかできないかなと。そういうものにしてほしくないと思います。  やっぱり二宮町独自の今の条件というのがあるわけですから、しっかりとそこはニーズ調査の中にも反映ができる形で、町独自の設問を設定できるぐらいの意気込みを持って私は臨んでいただきたい。  もう要望といたします。あれやこれやと可能性を広げたまま、結局、町民が参加をして何だったのと言われないようなものを今度はつくっていただきたいし、そのためには町の求めていることと、制約されること、課題があること、それぞれありますから、それらをきちんと町民にお伝えして、それらを踏まえて町民とともに考えていただきたい。ニーズ調査には一工夫をしていただきたい。とにかく施設というのは、つくってしまえば維持運営経費がかかりますから、子育て世代の期待にこたえる施設であってほしいと。ほんとうに奮闘いたしましたということが残せるぐらいのよいものを残していただきたいというふうに思います。  最後ですけれども、駅前のほうでの子育て機能も大事だよというお話を町長からもいただきましたので、そちらのほうも検討していただいているということはよくわかりました。総括ではそこも要望いたしましたので、どうもありがとうございます。  では、私の質問は以上といたします。 67: ◯議長【池田 宏君】 根岸議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午前10時40分から始めます。                          午前10時30分 休憩    ────────────────────────────────                          午前10時40分 再開 68: ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の方、お願いいたします。 69: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。             〔8番(脇 正文君)登壇〕 70: ◯8番【脇 正文君】 ただいま議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  学校が終わりますと、元気に自宅へ向かう子、また近年ですと、習い事に向かう子と、さまざまな形で帰宅する子どもたちがいますけれども、どの学校も学校が終わった後、一団となって、学校教員ではない方がそこにおられて、そしてそこに集まっていく集団があります。何かなと思うと、それが現在、二宮の3つの小学校にそれぞれ置かれている学童保育に通っている子どもたちです。  子どもたちは学童保育の場所に入った後、ランドセルを置いたりした後に、元気よく外で遊んだりしています。この学童保育の現状はどうなんだろうかと。  というのは、学童保育というのは夫婦共働き、または父子・母子家庭によって昼間、保護者がいないために、どうしても家に帰れないという子どもたちが、保護者が運営する学童保育というところに通って、その生活をするというところでやっております。  ただ、近年、共働きをされる保護者の方が非常に増えてきております。そういうものを考えまして、今回、学童保育、また実際に朝早くご両親が仕事に行ってしまって、登校する子どもが集合する時刻まで1人で家にいるというようなこともあって、ファミリー・サポートのほうで相互支援活動しているということもあります。この件をあわせまして、学童の保育ということで質問をさせていただきます。  社会の多様化は急速に進み、児童を長時間預け、仕事に出る保護者が増えている。現在、二宮町では放課後の学童保育と町社会福祉協議会のファミリー・サポート・センター主導の相互援助活動として、朝と放課後の児童の預かり等が行われている。この施策は誇るべきものと思いますが、現在、保護者の要望に対してこたえられているんでしょうか。また、将来を見越して、今後、行おうとしていることはあるか。  町長が、「子育て元年」をうたって定住促進を進める町として進めようとしております。これらについて、その考えをお伺いしたいと思います。  その中で、まず1つ目の質問として、学童保育に通う児童について、近年の傾向に対し、次のことを伺いたいと思います。  低・高学年の児童数の比率、総数の増減の推移についてどうなっているんだろうか。例えば高学年児童の増加や、遅くまで預けられる児童が増えるなどの預けられ方の形態の変化についてはどうであろうか。需給バランスの状態についてはどうであろうかということについて、まず1つ目として伺いたいと思います。  2つ目です。学童保育は保護者の要望に対し、どれだけ対応できているか。例えば待機児童はどうであろうかとか、この待機児童というのは、今、世間で言われているいっぱいで入れないというようなことだけではなくて、この待機している児童そのものについてお伺いしたいと思います。  それから、放課後の子どもたちが学童保育で過ごしている姿を見ると、子どもたちはたくさんいるのですけれども、ふっと気がつくと、あそこに大人の人がいる。多分、指導員の方ではないかなというふうに思う。そうすると、指導員さんと児童の人数バランス、これがどうであろうか。現在、置かれているのが適正なのかどうか。二宮の場合、どうなんであろうかということをお聞きしたいと思います。  3つ目として、現在の社会状況等からその需要が増えることが予想される。実際に以前から比べれば、共働きになって、両親とも働きに行っているという家庭が増えていると思います。そこで、場所や形式、方法等、今後の学童保育に対して町が考えていることを、子ども・子育て支援法に関係すること等も含めて、そのお考えを伺いたいと思います。  4番目に、ファミリー・サポートの相互援助活動について、6月の広報にのみやにもこのようなファミリー・サポート・センターの募集、及び利用方法等についてのパンフレットが入っておりましたけれども、このように広報等で宣伝したりしているようですが、町の人々に周知されていないように思います。そこで、これの主な仕組み、利用方法等について、またもしその利用度が現在低ければ、考えられる理由等、現状について伺いたいと思います。  最後に、町長が定住促進をうたっていますが、予算書の中で、学童保育維持管理経費、児童コミュニティクラブ設置育成事業補助金として1,062万円、地域子育て支援事業、ファミリー・サポート・センター事業実施委託料として社協へ300万円を交付金として出しています。また、広報にのみや4月号では一時預かりファミリー・サポート・センター、コミュニティ保育など、地域における児童の健全な育成を図るためというふうに書いて、子育て世代の定住促進として地域子育て支援事業に558万1,000円を投入しているというふうに記載されておりました。  これらのことを施策の1つとして捉えて行おうとしているならば、今、定住促進施策というのはどこの自治体でもやっていると思います。ならば、あえて二宮町ではこの施策のどこを町の目玉として町外に発信しようとしているのか、これらのことについてお伺いしますので、答弁をよろしくお願いいたします。 71: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 72: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 脇議員の一般質問にお答えさせていただきます。  初めに、要旨1の学童保育に通う児童についての近年の傾向でございますけれども、3学童合わせた在籍人数は、3年前の平成22年度の162人がピークで、平成23年度には132人に一たん減少した後、昨年、平成24年度は148人に増加いたしました。今年度、平成25年4月現在、在籍は140人となっておりますが、山西学童で7名の待機が生じたため、これを含めますと、147名ということになり、年度によって増減はあるものの、少子化により小学生が減少する中では横ばい傾向となっております。  在籍状況を学年別に見ますと、1年生が52人で35%、2年生が48人で33%、3年生が22人で15%と、低学年で83%を占めております。4年生以上の高学年は待機を含め25名ということで、17%となります。  また、これまで各学童保育において開所時間を伸ばしてきており、現在、二宮学童は18時30分まで、一色学童は原則18時までですが、18時30分まで延長が可能。山西学童は原則18時30分までですが、19時まで延長可能ということになっており、学童の保護者のニーズに合わせて対応をしているところでございます。  次に、要旨2の保護者の要望に対しどれだけ対応できているかということでございますけれども、今年度、二宮学童、一色学童は6年生まで希望者が全員入所できております。山西学童は1年・2年生の入所希望者が非常に多かったことと、指導員の入れかわりや不足が生じたため、保護者会で協議した中で、新入生や指導員がなれるまでの間、4年生以上の児童7名を保留として入所を持っていただいておりましたが、6月から全員の入所ができております。  要旨3の、今後の学童保育に対し町が考えることについてですが、学童の形態といたしましては、これまで二宮町の長い学童保育の歴史の中で、公設・民営という形をとっており、町が施設を整備するとともに、運営費を補助し、保護者会が運営を行っているところでございます。  施設については、二宮学童は八向公園内から平成18年度に現在の二宮小学校内に移転。一色学童は平成18年度に一色小学校体育館にある施設を拡張。山西学童は旧釜野子どもの広場内から平成19年度に山西小学校内へ移転し、平成21年度に施設の拡張を行うなど、在籍児童の増加など、状況に応じて整備を進めてまいりました。  また、日ごろから指導員との連絡調整を行うとともに、保護者会会長とも補助金や運営状況に関し打ち合わせを実施しており、今後も引き続き各学童との連携を密にして対応してまいりたいと考えております。  続いて、要旨4のファミリー・サポートの相互援助活動の内容と現状になりますが、ファミリー・サポート・センターは二宮町社会福祉協議会に委託し、平成23年10月からスタートしたまだ新しい事業でございます。  事業内容としては、支援を受けたい「お願い会員」と、支援ができる「任せて会員」がお互いに助け合う地域の相互援助活動で、生後3カ月から小学校6年生までの児童を対象に、保育園や学童保育が始まる前、終了後の預かりや送迎、冠婚葬祭や通院時の一時預かりなど、保護者の事情に応じて行うことができるものでございます。  利用には会員登録が必要で、会員から利用希望があると、社会福祉協議会の常駐のアドバイザーが利用調整を行い、「お願い会員」と「任せて会員」を引き合わせ、お互いの理解のもと、児童をお預かりいたします。  なお、利用料は平日午前7時から午後8時までは1時間当たり700円、それ以外の早朝・夜間、また土日・祝日・年末年始は終日1時間当たり900円となっております。  会員登録の状況は、平成24年度末の84名から、今年度、平成25年になって新規登録が11名増え、5月末時点でお願い会員が59名、任せて会員が27名、両方を兼ねる会員が9名で、合計95名となっております。  平成24年度の活動状況といたしましては、送迎が112件、保育が114件、送迎と保育両方が256件で、合計482件の利用がございました。  最後に、要旨5の定住促進の施策として、この施策のどこを目玉として町外に発信しようとしているかということでございますけれども、定住促進に向けては、全町挙げていろいろな分野での取り組みが必要であり、その中でも、特に子育て支援は重要な施策であります。ご質問いただいた学童保育やファミリー・サポートは子育て支援の中でも大きな役割を果たしていますが、それだけではなく、あらゆる角度から子育て支援策を検証し、子育て支援全般を二宮町の目玉として若い世代に発信していくことで定住促進にもつなげていきたいと考えております。  以上でございます。 73: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 74: ◯8番【脇 正文君】 今、考え等を伺いました。幾つか質問させていただきたいと思います。  まず、場所がこのように変わったということなんですけれども、以前は学校の敷地から外側にありました。それが、今はそれぞれ校舎の中にあるのですけれども、子どもの中には、今、そのお子さんは多分、卒業しちゃっていないと思うのですけれども、子どもたちの中には同じ敷地内で、学校と同じだから、そういう意味で通いたくないなというようなお子さんも出ているのですけれども、先ほど私の質問の中で、場所や形式、方法等、今後の学童保育に対して考えていることをというふうに伺いましたけれども、そういう考えを持っている子どもたちがいる現状からすると、町のほうとしてはどのように考えられるか、お答えいただきたいと思います。 75: ◯議長【池田 宏君】 子ども育成課長。 76: ◯子ども育成課長【松本幸生君】 ただいまの校内で、同じ敷地の中での子どもたちに対する影響といいますか、そのあたりですけれども、校外の施設から移る際にも、その辺は議論になっているところです。やはり1日中学校にいて、放課後も学校の中ということで、その辺は児童に対して十分注意をしていかなければならないというような考えのもとで、一たん昇降口から出るわけです。それを出て、また改めて学童の玄関を入っていくという形で、学童はおうちに帰るというようなイメージを持った中で対応しているところです。  以上です。 77: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 78: ◯8番【脇 正文君】 次の質問をさせていただきます。  学童は普通の認識として、放課後、子どもたちが学校が終わった後、そこに行くということなんですけれども、ファミリー・サポートのほうは朝と放課後と両方、出てきております。そこで、先ほど学童についてはそのような形でお答えいただいたのですけれども、ファミリー・サポート、これを利用されている方で、放課後、ファミリー・サポートを利用されている方というのはおられますでしょうか、お願いします。 79: ◯議長【池田 宏君】 子ども育成課長。 80: ◯子ども育成課長【松本幸生君】 放課後のファミリー・サポートの利用状況ですけれども、家庭が留守家庭になっていて、毎日、子どもを預けなければいけないという方はほとんどが学童を利用されています。ファミリー・サポートのほうは、毎日ではないのですけれども、何日かお仕事があってとか、何か用事があってというようなことで、月、何回というような形で預けられている形態が多いような状況です。 81: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 82: ◯8番【脇 正文君】 そこで、ちょっとお伺いしたいのですけれども、学童に先ほどお答えいただいた数の子どもたちが来ているということなんですが、児童福祉法で学童保育は、昼間、家庭にいない就学しているおおむね10歳未満の児童に対してという記載と、それから4年生以上の児童、満10歳以上の学童を受け入れてはいけないという意味ではないという記載があります。さらに、4年生以上の児童の積極的な受け入れについて配慮するようにと平成13年に通知が発信されています。  そこで、このように健康福祉部の学童保育に小学校1年から6年生というふうに書いてあるのに、子育て支援情報では1、2、3年と4年生以上と。低学年と高学年。ただし低学年は1、2、3と分けていて、あとは4年生以上というふうな書き方をしているのですけれども、現在、保護者のニーズに対応してこのようなことをやっておられるというならば、これを4年生以上ではなくて、4、5、6年生というふうに書いたほうが、今、保護者はこういうニーズがあって、町はこういうことをしているんですよということが言えるのではないかというふうに思うのですが、このようにしている理由をお聞きしたいと思います。 83: ◯議長【池田 宏君】 子ども育成課長。 84: ◯子ども育成課長【松本幸生君】 ちょっとご質問いただいた内容なんですが、子育て支援情報というのにそのように載っているというお話ですが、すみません、ちょっと認識が私のほうも……。それは町のホームページの内容でしょうか。 85: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 86: ◯8番【脇 正文君】 これは子育て支援情報サービスかながわというところに、一色、二宮、山西というふうに載っているのですけれども。 87: ◯議長【池田 宏君】 子ども育成課長。 88: ◯子ども育成課長【松本幸生君】 わかりました。それは神奈川県が県下のいろいろな子育て情報を集約しているホームページだと思われます。私もそのホームページを確認できていないもので、またその辺については確認した上で対応を考えたいと思います。 89: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 90: ◯8番【脇 正文君】 確かに町で出しているものと県で出しているものに違いがあるとは思うのですけれども、二宮に引っ越してこられる方というのは何らかの情報を得ると思うんですよ。そこで、「ああ、こうなんだ」というのがよりわかる情報があったらいいのではないのかなということを考えて、今、質問をさせていただいたわけです。  その次です。学童保育についてなんですけれども、厚生労働省の所管、児童福祉法に基づく福祉事業で、教員免許や保育士などの資格を持った指導者というふうに書いてある一方、指導員は特別な資格の保持が法的に決められているわけではないという記載があります。相反する内容だと思うのですけれども、町はどのようにこれを解釈されているのか、お教えいただきたいと思います。 91: ◯議長【池田 宏君】 子ども育成課長。 92: ◯子ども育成課長【松本幸生君】 各学童の指導員さんにつきましては、特に教員免許だとか、保育士資格等というのは求めていません。熱意のある方ということで指導員になっていただいて、県でいろいろ研修等も行うことがありますので、町のほうからいろいろな研修のご案内とかをさせていただいて、そういったところで資質を向上していただいているというような状況であります。 93: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 94: ◯8番【脇 正文君】 説明はわかりましたけれども、求めていないということなんですが、保護者の中には、この方はどういう方なんですかと。資格を持たれているんですかということを気にする方もおられます。そのときに、こうしているんですよということがんきちんと答えられればいいんですけれども、ただ字面だけ読むと、こういうふうに書いてあると、どうなんだろうかというふうに思われる方もいると思いますので、そこがはっきりしていればいいかなというふうに思います。  続きまして、次の質問をさせていただきます。  町長は二宮共同参画プランのところで、町民ニーズの多様化、高度化など、刻々と変化するさまざまな社会状況に迅速かつ的確に対応できる行政運営が求められている。二宮町が限られた財源で効果的な施設や事業を展開していくことは、町民一人一人の豊かな町民生活を持続可能にさせることにつながるというふうに初めのところで言っております。
     さらに、男女共同参画の推進は二宮町の発展の重要な鍵となっているとも言っております。そして、施策10の社会的支援で、課題と施策の方向として、男女がともに安心して子育てに参画できるよう、家庭環境ニーズに対応した多様な保育サービスの充実を促進し、定住促進を図っていくとしています。  また、参画プランの主な事業内容と活動指標として、参画の促進、支援の充実があり、社会的支援で子育てを支える環境の充実として、担当が子育て育成課で、ファミリー・サポート・センターの周知と利用促進、継続実施。担当が子育て育成課・生涯学習課で、放課後児童・生徒対策事業や子どもの居場所づくりの充実というふうに書かれております。  まず、これに対してなんですけれども、町長の言われているところで、町民生活を持続可能にさせることにつながるということなんでが、この意味がわからないので、教えていただきたいと思います。  それから、先ほど言いましたけれども、それぞれの担当課、これが現状に対して、先ほどもお答えいただいたんですけれども、現在、子どもたちを預けている保護者の声から聞こえてくるところとして、どのようにされるのかということを伺いたいと思いますのでお願いします。 95: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 96: ◯政策部長秋澤靖久君】 議員がおっしゃられた男女共同参画プランの中からのお話かと思います。町民生活を持続可能、切れ目のない町民生活を支援していくという内容でございます。  以上でございます。 97: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 98: ◯8番【脇 正文君】 切れ目のない町民生活ってどういうことなんでしょうか。  先ほどお聞きしたんですけれども、担当課、子育て育成課、生涯学習課、どのように捉えられているかということのお答えをお願いしたいと思います。 99: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 100: ◯政策部長秋澤靖久君】 切れ目のない、あらゆる行政施策と接続可能という意味で、各担当課においてそれぞれの分野で施策を推進していくということで、抽象的な表現ということでお受けとめいただければありがたいと思います。 101: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 102: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 子ども育成課にファミリー・サポート事業と書いてあるということなんですけれども、それをうちのほうで所管をしてやっていく。それから、放課後、生涯学習課とうちのほうも絡むのですけれども、そういう事業を展開していくということの記載だと思うのですが。 103: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 104: ◯8番【脇 正文君】 二宮男女共同参画プラン、この中の社会的支援、目指す姿の中で、子育てを支える環境の充実として、子育て育成課が担当課となってファミリー・サポート・センターの周知と利用促進という記載と、それから子育て育成課・生涯学習課が担当課ということで、放課後児童・生徒対策事業や子どもの居場所づくりの充実ということがここに書いてあるんですけれども、これに対してどのように考えられて、どのようにされようとしているのかということをわかる範囲でお聞きしたい。 105: ◯議長【池田 宏君】 教育長。 106: ◯教育長【内海博治君】 教育委員会の生涯学習課のほうについては、放課後子どもクラブという施策がございますので、現在、検討委員会をつくって、どういうような形で持っていったらいいかということでやっております。  また、これについては学童保育のほうとも協議してやろうということで、今、話し合っているところでございます。 107: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 108: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 子ども育成課のほうのファミリー・サポート事業の充実ということですが、つい先日、6月の広報配布のときにも、ファミリー・サポート・センターに関しての会員さんの募集ですとか、事業内容を示したパンフレットなどを全戸配布させていただきまして、皆さんに、まだ23年10月から実施した事業でございますけれども、より多くの方に知っていただいて、利用していただけるような形でサポートしているということでございます。 109: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 110: ◯8番【脇 正文君】 細かいところでちょっとお伺いして申しわけないんですけれども、先ほど教育長のほうから放課後子どもクラブですか、実は私も勉強させていただいて、学童保育というのは放課後児童クラブ、この放課後児童クラブのことを学童保育とか、いろいろというというふうに書いてあるのですけれども、そうすると、私は今、言葉が違ってとれたので、どうなのかなと思うのですけれども、同じでしたら同じで構わないのですけれども、その点をちょっと確認させてください。 111: ◯議長【池田 宏君】 教育長。 112: ◯教育長【内海博治君】 放課後子どもクラブとか、放課後、何ですか、言われた、そういうような名前で、放課後、子どもたちが遊んだり、友達と一緒に活動したりするという、そういうことをサポートするということですので、意味は同じことだと思います。  ただ、今、言った放課後子どもクラブは教育委員会ですけれども、学童保育のほうは福祉課ですので、その目的はそれぞれ違っていますので、その辺は承知しておいていただきたいと思います。 113: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 114: ◯8番【脇 正文君】 ファミリー・サポートのほうなんですけれども、これも保護者のほうから金額が高いという話が出ました。見ますと、金額の設定と書いてあるのですけれども、高いと言われるというからには、設定した基準というのがあると思います。また、高いと言われる方は高いと思っておられるということからすると、この金額が適正なのかどうかということも考えることになってくると思うのですけれども、この金額に関して、どのような基準で決められて、実際どうなんであろうかというところをお答えいただきたいと思います。 115: ◯議長【池田 宏君】 町長。 116: ◯町長【坂本孝也君】 今、脇議員がファミリー・サポートの話をしましたけれども、その前に担当がちゃんと答えているんですよ。それに対してあなたは何も言わない。その話を放っぽって、ファミリー・サポートに行ったんですよ。聞いたのはあなたです。あなたはそれに対して、わかりましたとか、了解しましたとかという答えが何もないんです、いつも。ちゃんと答えてください。 117: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 118: ◯8番【脇 正文君】 その前に、こちらが質問したことに対しても答えがありませんでした。 (「執行者の答えに返事がなくて、次の議題に行ったので、脇議員は了解したのかど うかがわからないから聞いている」との声あり) 119: ◯議長【池田 宏君】 その辺のところ、脇議員は執行者側の答弁に対して了解したのかどうか。 120: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 121: ◯8番【脇 正文君】 お答えいただいたことに対しては了解しております。  それに対して、町長が言われるみたいに、了解しましたとか言わなかったことは、これは失礼だと思いますが、いつもそうではございませんので、勘違いされないようにお願いしたいと思います。 122: ◯議長【池田 宏君】 脇議員、質問を続けてください。 123: ◯8番【脇 正文君】 厚生労働省が出しているファミリー・サポート・センターのご案内の中に、設置市区町村一覧、これに二宮町が記載されていないのですけれども、このようないいことをやっている、そして町長が定住促進の施策として行っているということに対して、ここに載っていないというというのがマイナスの要因になると思うのですが、記載されていないその理由と、記載されていないことに対して町はどのように対応されているのかをお聞きしたいと思います。 124: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 125: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 厚労省のホームページに載っているところというのは、補助金をもらって事業をやっているところなんです。補助金をもらうには、会員さんが100名以上というようなものになっております。  先ほど答弁の中で申し上げましたが、25年4月現在で95名というような人数になりました。先日、社会福祉協議会のほうとの打ち合わせの中でも、この100人ということを目指して、今年度中にはその100名をクリアし、補助金をもらえるような団体になり、今もしっかり活動はしているのですけれども、充実をしていきたいということで、それは補助金を今もらっていないから、そこに二宮町が載っていないんだと思います。 126: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 127: ◯8番【脇 正文君】 了解いたしました。補助金をもらっていないからという理由はわかりましたが、実際に載っていないというと、神奈川県で23の市区町村がやっていますよというふうに記載されております。  そうすると、よその市町村から引っ越してこられた方は、二宮にはこれがないんだというふうに思われてしまうと思うのですけれども、載っていない理由というのはわかったんですけれども、そういうふうに思われてしまう方もいると考えると、町としてはどのように考えるかということをお聞きしたいと思います。 128: ◯議長【池田 宏君】 子育て担当部長。 129: ◯子育て担当部長【諸星 勉君】 町としては、国のホームページに二宮町を載せろというような言い方はできないかと思うのですが、町は町で、町のホームページのほうにはそういう事業をやっていますよということで広く町民の方、もしくは外部の方にもお知らせをしているところでございます。 130: ◯議長【池田 宏君】 脇議員。 131: ◯8番【脇 正文君】 わかりました。  今、いろいろな情報をインターネットを開けば見ることができますので、ほかから二宮に来てくださる方、その方たちが二宮町ってこういうことをやっているんだということがわかっていただけるような形で、ホームページ等も非常にいいものにされていっていただけたらいいと思います。いろいろとご答弁ありがとうございました。  学童保育は放課後児童に対して、健全な育成を図ると厚生労働省のホームページでは説明されております。また、全国学童保育連絡協議会は共働き家庭や母子・父子家庭の小学生の子どもたちの毎日の放課後の生活を守る施設が学童保育だというふうに言っておられます。そして、学童保育に子どもたちが入所して、安心して生活を送ることができることによって、親も仕事を続けられる。学童保育には親の働く権利と家族の生活を守るという役割もあるというふうに定義しております。  また、学童保育は第2の家庭としての役割も担っている場合もあるというふうに言われております。学童の保育は児童福祉法改正で子育て支援事業の1つに位置づけられているということは、この学童の保育というのは国を挙げて大変重要な課題であると。先ほどの議員の質問の中にもありましたけれども、そのように国全体が考えているようです。二宮町もその先を行くような形で考えられて、施策を進められていることに関しては、非常にすばらしいことだなというふうに思っております。  町でも学童については、共働き家庭等の子どもの放課後の生活を守り、生き生きと楽しく過ごせるようにと設立された施設と行政サービス情報に載せております。これからもどんどん需要が増える。先ほど横ばいというふうにおっしゃいましたけれども、児童がどんどん減っている中では、私は逆に結構増加しているのではないかというふうにとります。  そうすると、今回、私の質問はほとんどが学童保育になってしまいましたけれども、学童保育も、それからファミリー・サポートのほうも、これから非常に需要が高まってくるのではないかというふうに思います。  要望といたします。社会情勢が刻々と変化する中、住民のニーズにさらにこたえた学童の保育の充実をこれからも図っていただきたいということを要望といたしまして、私の質問を終わりにさせていただきます。 132: ◯議長【池田 宏君】 脇議員の一般質問を終結いたします。  次の方、お願いいたします。 133: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。             〔4番(浅賀一伸君)登壇〕 134: ◯4番【浅賀一伸君】 議長の許可をいただきましたので、私は「デマンドタクシーの導入について」と題しまして、日本共産党議員として一般質問をさせていただきます。  二宮町ではだれもが理解されていることと思いますが、この町は県内の平均と比較しても高齢化が進んでいます。また、国の動きでは今年の10月から国民への年金支給額が削減されることが決定している中にあって、通常の民間路線バスよりも安価で、行政が運行に責任を持つコミュニティバスなど、交通手段はとても重要になっています。  二宮町では民間の路線バスが通らない地域では、交通不便地域の解消ということで、コミュニティバスが走っています。このコミュニティバスは町民の方からさまざまな意見は出ているものの、足として重宝もされています。  その中で、今回、町は今年10月から富士見が丘・松根地区を走るコミュニティバスを廃止し、かわりにデマンドタクシーを導入、山西の一部地域ではデマンドタクシーを導入することを決めました。4月に「広報にのみや」で広く町民の方々に知らされた形ですが、ここでは利用料金については明確にされておらず、決定次第お知らせとなっています。  そして、数日後、5月19日に富士見が丘児童館で地域の方に対して説明会が開かれました。今回の質問では、地域に住む方々の生活に直結する足をどうするのかという重要な問題と捉えまして、説明会に参加された方から受けた相談とともに、私が調べさせていただいた中で感じた疑問や、また計画実行に当たって町の見解などもお答えいただきたいと思います。  まず、質問の要旨1として、現在の住民の希望を把握するための地区別アンケートについてです。このアンケートの対象者は、富士見が丘・松根地区の住民と川匂・山西地区の住民と2カ所に分けて行われています。まずは富士見が丘・松根地区について話をさせていただきますが、私が調べたところ、そこに実際に住んでいる人口は3,800人ということです。そして問題だと感じたのは、町がこの地域でのアンケート、対象にした人数がわずか90人だけということです。  アンケートの内容は、9-4番、現行のコミュニティバスの運行について。回答の選択肢として3つあります。1つ目に「継続してほしい。」2つ目に「新たな公共交通を運行してほしい。」3つ目に「公共交通は必要ない。」その中で58人の方が2)を選んだ結果、67%の方が「新たな公共交通を求めている」という町のコメントがされています。3,800人のうちの58人の意見で67%ということになります。  では、川匂・山西地区はどうか。こちらは町が公表している資料の中で、アンケート対象は川匂・山西(釜野地区)としながら、結果の部分では茶屋・川匂・釜野地区としているので、私も正確な数字が調べにくいところではありましたが、茶屋・川匂・釜野の人口は4,350人です。そして、アンケートの対象人数は44人となっています。Q-4番では21人の方が現行のコミバスを継続してほしいと答えました。4,350人のうち21人の方で55%という数字になる。町のコメントは「過半数を超えている」というものでした。住民の考えを把握するにはあまりにも対象人数が少な過ぎるのではないでしょうか。町はどのようにお考えでしょうか。  次に、要旨2です。現在のコミバスは毎年900万円が町の持ち出しとなっています。説明会ではデマンドタクシーを導入する場合、1回の利用で1,200円、利用者負担が350円で、残りの850円が町の持ち出しとされています。既存のコミバスも含め、総合的に見て、どれぐらい支出を抑えられると見ているのか、試算を教えてください。  次に、要旨3です。現在、町では要介護者や障害をお持ちの方など、認定された一定の条件にある方にはタクシー券が配布され、介護タクシーなど利用したいときには補助が受けられる制度があります。  しかし、富士見が丘・松根地域に住む方で、そこまでの状態にはなっていない。でも、あの急で長い坂道を登ったり下ったりするには、あまりにもきついという方も当然いらっしゃいます。今の町の計画だと、自分で動けず、援助者もいない。それでも足が欲しいなら、とにかく350円を払うしかないという状況になってしまいます。350円、往復では700円となります。これを日常的に払うというのは、利用者の方からしたら相当な負担になると思うのですが、町はどのようにお考えでしょうか。  要旨の4です。私は町民に喜ばれるコミュニティバスのあり方として、平成23年12月議会の一般質問で真鶴方式を提案しました。これは10人乗りのワゴン車を使い、利用者負担はなし。ここは募金箱を設置してもよいとも思うのですが、ルートは決まっていますが、好きな場所から好きな場所まで乗れる。町の持ち出しも安価で済まされるというものです。  この質問のとき、担当部長は「真鶴方式も含め、近隣自治体の優良事例は大いに参考にして検討していきたい」と答弁されています。この質問のあとには、町民の方から「ぜひやってほしい」という声を多数いただきました。  私は、町はこういう方式を取り入れることで、いろいろな意味でプラスになると考えています。改めて取り入れるべきだと考えますが、町はどのようにお考えでしょうか。  以上、4点について答弁をお願いいたします。 135: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 136: ◯政策部長秋澤靖久君】 それでは、浅賀議員の一般質問について、要旨に沿ってお答えをいたします。  要旨1の地区別のアンケートでは、関係住民の意見を十分聞いているとは思えないというご質問でございます。ご存じのことと思いますが、デマンドタクシーの導入に当たりましては、平成23年度、24年度に二宮町地域公共交通計画を策定する際に協議会を組織して検討を図りました。地域公共交通計画の素案作成後には、町の広報紙及びホームページでの周知、及び町内各公共施設での閲覧を実施し、町民意見の募集を行っております。また、計画策定後の本年5月には富士見が丘・松根地区において計画の説明会を実施させていただき、将来的には地域で公共交通について考えていただく場を検討してもらいたい旨の説明をさせていただいております。  このようにさまざまな町民のご意見を伺い、二宮町地域公共交通活性化協議会に報告をし、計画策定の検討を図りましたので、住民の意見は十分聞いたものと捉えております。  次に、要旨2「経費の試算について」ですが、デマンドタクシーを導入するに当たりましては、現行のコミュニティバスの利用率を参考に、対象地域の人口を考慮し試算をしております。その結果、年間おおよそ300万円程度の経費が必要というふうに考えてございます。  一方、デマンドタクシーを導入することで、コミュニティバスは現在の8便から2倍程度の15便にすることができ、利便性の向上が図れることから、運賃収入につきましても2倍程度の増額が見込まれ、結果といたしまして、現行のコミュニティバスとおおよそ同額の支出によってデマンドタクシー及びコミュニティバスそれぞれの運行が可能となり、町内各地の特性を生かし、利用者である町民の利便性の向上を図るシステムを導入することができるものと考えております。  次に、要旨3「デマンドタクシーの利用者負担について」ですが、ご質問の350円という金額につきましては、近隣市町の事例に基づいて、皆様に説明をさせていただいた参考の金額です。決定したものではございません。現在、タクシー事業者と調整を図っておりますので、確定した金額ではないことをお伝えした上で回答をさせていただきたいと思います。  利用者の料金負担に対する町の考えですが、町民の公平性や公共交通の継続性の観点から、利用者負担のある交通体系を計画をいたしました。具体的な利用料金についてですが、デマンドタクシーは通称乗合タクシーと言われ、通常のタクシーと違いまして、利用者が相乗りして同じ目的地まで運行できるシステムとなっております。この相乗りを促進するためにも、相乗りした場合に1人当たりの利用料金を引き下げるような価格設定の検討を今しているところでございます。  次に、要旨4「真鶴町のコミュニティバスについて」ですが、平成23年12月議会の一般質問においてご要望いただき、その後、町でも真鶴町のコミュニティバスについて調査をいたしました。真鶴町のコミュニティバスは10人乗りのワゴン車を利用して、ご質問のとおり無償で町民の移動を確保しているそうです。運行当初、町職員が当番制で運転をしていたようですが、通常業務に支障が出ることなどから、現在では運転業務を専属で行う職員を配置して運行しているようです。  経費につきましては、予算上、コミュニティバスの経費としては、運行当初より約470万円程度で推移をしているようですが、専属の職員を配置したことにより、この職員の人件費も経費と考えた上で、当町で導入した場合は決して安価であるという捉えはしてございません。  また、真鶴町はコミュニティバス導入当初より、既に路線バスが減便、あるいは路線の改編をし、公共交通空白地域が広範囲に広がっていた経緯がございます。当町のコミュニティバスやデマンドタクシーと同様に、既存公共交通の補完を目的にしているようでございます。市街地が密集し、町の地形から道路の本数も限られている真鶴町に比べまして、二宮町は既存のバス路線が多く走行していることや、公共交通空白地域が数ヶ所に点在しているということなどから、真鶴町と同様の運行方法を実施した場合、同様の経費では運行の本数がかなり制限されることとなり、町民の利便性が向上するとは考えられないという検証となってございます。  再三、申し上げておりますとおり、昨年度に計画した二宮町地域公共交通計画につきましては、現状、バス路線が運行していない公共交通の空白地域に対する対策が目的であり、町内全域の町民が公平に公共交通を利用できる環境を整備していきたいというふうに考えてございます。  以上です。 137: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 138: ◯4番【浅賀一伸君】 空白地域の解消ということが大きな目的ということですので、あくまでこれは福祉的な観点とか、交通弱者とか、そういった面は弱いというふうに捉えたほうがよいのでしょうか。  一つ一つ質問をさせていただきます。アンケートの対象者の方、広報にのみやですとか、ホームページとか、公共施設で募ったということですが、私は多分、周知の徹底の仕方が弱かったのではないかなと思うんです。  というのは、結構、意見を寄せられた方は、「アンケート調査したと言うけれども知らなかったよ」という方が多くて、また町長とのふれあいトークの中でやられたと言われても、「それ以外の住民の意見は反映されていないよ」という意見があるんです。何人かの方からそういう不満を聞いたもので、おそらくそこは周知の仕方としては弱かったのではないかなというふうに思います。  今の1問目で、要旨1で再質問させていただきますけれども、Q-4番で「新たな交通を運行してほしい」と答えた方のみに、Q-5番、次の質問が用意してあって、そこでは選択する答えとして、1番に「中型・小型バスやワゴン車などを利用した時刻と乗合場所の決まった乗合サービス、コミュニティバスなど170円。」2番目の選択肢として、「タクシーなどの乗用車両により、時刻が自由で乗降場所の定まった乗合サービス、エリア・デマンドの300円から350円。」3番目に「既存の迎車タクシー、フルデマンド710円プラス迎車料金」の3つが準備されています。  この設問を私も見ましたけれども、これだとエリア・デマンド以外に何を選ぶ余地があるのかなということを、正直、感じたんです。1ですと、これまでとはちょっと変わらない。停留所を増やされるという可能性も記載されているわけではない。3番のフルデマンドの場合は、よほどのことがない限り、誰がこんなに高い運賃を払って利用できるのかという話になってくると思うんです。  「その他」として、意見や希望を書かせることもしていない。これだと若干、値段が高いエリア・デマンドに誘導していくような恣意的なものにも見えてしまうのですが、その辺についての意見はいかがでしょうか。お願いします。 139: ◯議長【池田 宏君】 企画政策課長。 140: ◯企画政策課長【志賀道郎君】 そもそもコミュニティバスの運行からデマンドになると、富士見が丘地域だけですね。その理由なんですけれども、アンケートで伺った結果が、主なものということなんですけれども、バス停が遠くて坂なので、コミュニティバスすら乗るのが大変だといったご意見が多かったということで、停留所を増やすための施策としてデマンドタクシーを導入したということでございます。  あともう1点、アンケートにつきましては自由意見等もいただいておりますので、そういったものも参考にしてございます。 141: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 142: ◯4番【浅賀一伸君】 申しわけないですけれども、自由意見とかというのは結構ありますけれども、その中ではかなり手厳しいようなものが多かったように思います。停留所を増やすためのエリア・デマンドということですが、そこでの料金設定、ここでもう既に300円から350円ということを町は言っているわけですよね。先ほどの秋澤部長の話ではまだ決定していないという話でしたけれども、それでもいいからそれにしてくれみたいな、とにかく体が弱い人にとっては相当厳しいものなのではないかなと思います。
     今、話を聞かせていただいた感想としては、地域住民の意見を反映するために行ったアンケートとしては、あまりにも不足が過ぎるように思います。町民の日常がかかった大きな事業ですので、また富士見が丘・松根地区だけでも3,800人の方が住んでいます。全戸とまではいかないとしても、その地域の世帯の方々にアンケートを頑張って実施していただくとか、意見を把握するように努めてもらえればと思います。  要旨2に移ります。デマンドが300万円程度必要になってきて、コミュニティバスが8便から15便に増やせるということなんですが、これはコミュニティバスの増便に関しては、料金がこれまでと変わるというか、増えるということはないんでしょうか。ちょっとそこをお答えいただけますか。 143: ◯議長【池田 宏君】 企画政策課長。 144: ◯企画政策課長【志賀道郎君】 コミュニティバスが8便から15便に増えることについては、経費は主に運転手さんの人件費なんです。ですので、富士見が丘を回らなくなる分、時間的な余裕ができて、同じ経費で運行本数が増やせるということでございます。 145: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 146: ◯4番【浅賀一伸君】 わかりました。  次の要旨3に行きます。先ほどの答弁で3つぐらい意見を聞かせていただきました。先ほどちょっと答えましたけれども、350円と決定したわけではないと、そういうお話でしたが、確かに4月の町広報の中では、「料金は決まり次第」と確かに書かれてありましたが、その後の説明会では確かに350円というふうな話で多分、説明をされていると思うんです。資料をいただいたので、こちらを読みましても、この中では、1運行、契約額が1,200円。利用者負担額は350円、町の負担額は850円とはっきり明記されていて、検討中とかそういったことも全く書いていないので、この内容を見たら、これはまだ検討中なんだよとは受け取れないと思います。  今、そういうようなことを言われたとしても、おそらく住民の方はそうは捉えてないのではないかなと思いますので、逆に、私の心配としては、そんなことを言ったら反感を買うんじゃないかなと。それならば、1度決めましたが、見直すとか、そういうふうなことを言っていただいたほうがよろしいかと思います。 147: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 148: ◯政策部長秋澤靖久君】 議員さん、多分、説明会にお見えになっていないと思うんですけれども、その中ではっきりと、今、この金額は決まったものではなくて、業者とも検討中で、皆さんの意見も聴取していきますよということを明確に申し上げてございます。 149: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 150: ◯4番【浅賀一伸君】 失礼しました。では、町民の方々はそういうふうに思っているはずだというのが町なりの考えということですね。わかりました。  それから、もし他地域と不公平が生じるということも言われました。これはもともと交通不便地域というところとか、高齢者が多いとか、そういったことに視点を当てた上でデマンドを利用というふうになったわけですよね。そうしますと、やっぱりそこはお金のことをまず最初に考えれば、そういう意見になるかもしれませんけれども、あくまで自分の足を確保できない方が対象だと思うのです。車を持っている方は自分で移動すればいいし、自転車とか電動自転車で走ることができる人はそれをすればいい。それができない人がやっぱり利用したいと思うのですが、そういう方々が使うに当たって、不公平というのはちょっと私は厳しい見方じゃないかなというふうに思います。この地域を選んだということは、そこはもっとそういう部分も配慮していただきたかったなというふうに思います。  それから、相乗り推奨ということも言われたんですが、簡単に言われますけれども、核家族化が実際にはこれだけ進んでいて、それぞれの都合のいい時間で動きたいということを考えると、町側も相当努力してもらわないと、これは現実的には難しいのではないかなというふうにも思います。  350円、もしくは300円ということでとりあえず今、話を進めさせていただきますけれども、この要旨3について、質問させていただきますが、自宅と駅の往復だけで700円かかるというのはちょっと高過ぎると。それから子どもでも300円取られることになるのは問題だという意見も寄せられています。町は利用者を増やしたいと考えているようですが、逆に料金によって外に出ることを我慢したり、利用したくてもできない方が増える可能性も高いんじゃないかなと私は思うんですが、町の考えはいかがでしょうか、お聞かせください。 151: ◯議長【池田 宏君】 企画政策課長。 152: ◯企画政策課長【志賀道郎君】 まず、子ども料金については、現在のところまだ検討中ということで、町民の方にも示してございません。  あと、相乗り等は難しいんじゃないかというようなお話も先ほどあったんですけれども、今後、活性化の仕組みづくりということで、地域住民の方を交えて、どうやったら相乗りが促進されるのか。そのことによって、ひょっとしたら料金も下げていけるのかもしれない。そういったことを地域住民の方を交えて検討していくという計画になってございます。 153: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 154: ◯4番【浅賀一伸君】 すみません、地域住民の方と話し合って相乗りを推奨する。3名、4名と言って料金を減らしていくと、説明では町の持ち出し分は減っていくけれども、別に町に入ってくるお金が増えるわけではなくて、プラスになった分は公共交通のタクシー会社のほうに入っていくという話をちょっと聞いていますので、その話はどうなのかなと思いました。  子どもの料金は検討中でまだ示していないと。では、これからということで解釈させていただきます。  この問題に関しては、私の意見ですけれども、このままだと、「だれでも移動手段が確保でき」と言っている計画ですけれども、実際には、「お金がある人なら移動手段が確保できる」というふうになってきてしまうかもしれないなという心配をしています。せめてこれまでと同額の150円とか170円にとどめておくべきではないのかなと思います。繰り返しますけれども、自分で足を確保できる方はまだ良いと。しかしそうでない方が主な対象になってくるわけでありますので、もし「そこまではできない」という話だとしても、私はできる限りそれに近い形で料金設定されるほうが、利用されやすくなるのではないかと思います。  次に要旨4です。町のほうでは真鶴のほうを見ていただいたということで、ありがとうございました。いろいろと調べていただいたようで、専属の方を今置いて、人件費もかかるとか、路線バスが減って運行の制限がとか、そういったこともあったようですが、やっぱり路線バスとの兼ね合いが大きいのかなとは思います、正直。  しかし、それを言っていたら何もできないと思うんです。それを言っていたら、町民のニーズにはこたえられないと思います。何も会社の経営をじゃましろとか言っているわけじゃないんですが、場合によっては、これは運行次第で命が左右されることだってあり得ると思うんです。例えば大磯病院に通っていないから、そこは接続で、途中からバスで行ってほしいとか、そういったことも昨日お話しされていましたが、そういう場合もあると思うんです。ですから、このように申し上げているのであって、政治的な問題が実際大きいところだとは思いますけれども、政治的な部分というのは、規制緩和とかそういう部分です。民間会社ともそういった部分で自治体として真剣に話し合いをして、すり合わせとか、ちょっと頑張っていただきたいなと思います。  私はこの10人乗りのワゴンのあり方、このやり方は町民にも喜ばれると思いますし、利用率も相当期待はできると思います。町民の方が気に入るものであれば、募金箱を例えば設置しても、「運行維持に協力を」と呼びかければ、入れてくれるのではないかなと思うところです。  最後にします。要望です。デマンドタクシーを始めるのは10月で、まだ時間があります。高齢になってきますと、運転中の注意が散漫になりがちになり、免許を手放したくなる人も増えると聞きます。当然これからそういう方がますます増えていく傾向にあるというのは明らかです。そういう方々にとっても、「外出して社会参加など、生きる喜びを感じる機会を保障する」という意味での、地域公共交通の果たす役割は本当に大きいものがあると思います。  だからこそ、地域の声をもっと聞いて、また他市町村のよい点なども取り入れていただいているということですが、民間とバランスについてよく話し合うなどしていただいて、町民のニーズに応えた公共交通となるようにどうか見直しをしていただきたいと思います。  ここ数日の間で、町の説明会に行かれた方や、その他の町民の方々から意見を預かっています。「下町3区にもコミュニティバスを走らせてほしい」、「デマンドタクシーの停留所を30から40カ所としたけれども、その根拠を聞いたら、各地域の人口割で決めたという答えだった。一丁目は坂が多く、二、三丁目は平場が多い。そういう違いを考慮して決められたものではない。利用する人の声をもっと聞いてほしい。」「高齢化が進み、医療機関にかかる人が今後増加する。ちょっとした病気なら町内の医院でもよかったけれども、重い病気だと入院したり、東海大学病院を利用する機会も多くなる。そういうことを考えると、デマンドタクシーの利用範囲や目的地をもっと拡大する必要があるのでは。」  また、「全体として、机上で考えた結論としか思えない。住民の中に入り、現場の実態をよく調査して、高齢者・障害者など社会的弱者の意見を取り入れることが必要。協議会の構成メンバーに障害者の代表が入っていない。」紹介はこれぐらいにしておきますけれども、どれもそのとおりだなと思います。命にかかわる内容や町に対するアドバイス的なものも含まれていると思います。繰り返しますけれども、町は民間が路線を廃止した空白地域の穴埋めをしているということですが、そもそも利用者が少ないから民間のほうもバスを廃止していくわけで、その穴埋めと言えば、ほんとうに採算なんかとれるわけがないと思います。それを採算、採算というふうに必死に追いかけていては、社会的弱者のためのコミュニティバスですとか、デマンドタクシーとか、実現は相当難しいのではないかと考えるところです。だからこそ、私は真鶴方式など学ぶことも提案していますし、また民間ともよく話し合っていただいて、そういったことも理解していただくとか、少しでも町民ニーズに応えられる、本当に好かれる公共交通を実現できるように頑張っていただきたいと要望しまして、質問を終わりたいと思います。 155: ◯議長【池田 宏君】 これにて浅賀議員の1件目の質問は終わりにいたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時から始めます。                          午前11時56分 休憩    ────────────────────────────────                          午後 1時00分 再開 156: ◯議長【池田 宏君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 157: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。2件目をお願いいたします。             〔4番(浅賀一伸君)登壇〕 158: ◯4番【浅賀一伸君】 それでは、2問目の質問に入らせていただきます。件名は「国が公務員給与と交付税の削減をてんびんにかけることについて問う」です。  まず、日本経済新聞からの記事で、「国は東日本大震災の復興資金の確保を名目に、12年度から2年間、国家公務員給与を7.8%削減し、自治体には今年7月から国に準じた措置をとるよう要請、地方側が要請を受け入れるのを前提に交付税を減らした」という内容が書かれていました。  地方公務員の賃金、労働条件は自治体の労使交渉を踏まえ、議会の議決を経て決めると法律に明記されています。また、今の社会は経済界からの圧力によって、公務員の給料が下ったら、民間も下げるというふうになっています。そして、民間が下れば、当然、人事院の調査・勧告によって、国家公務員の給料も下る。つまり労働者の賃下げ競争が起こるようになっています。これでは当然デフレ不況を促進するだけで、その結果が現在であり、こんな状態から抜け出すためにも、給料削減はやるべきではないと考えます。  また、地方交付税について、その目的は「地方公共団体の運営の自主性を損なうことなく、財源の均衡を図り、国が必要な財源の確保と交付基準の設定を行い、地方行政の計画的な運営を保障することによって、地方自治の本旨、つまり住民福祉の増進の実現と地方公共団体の独立性を強化すること」というものです。そして、国庫支出金とは違い、使い道が限定されない地方自治体の一般財源であるため、本来ならば、今回のように国が地方公務員の給料を国家公務員並みに強制的に削減するようなことはできません。それを国が政策目的を達成する手段として削減するということは、権力の乱用以外の何ものでもなく、ほんとうに許されないことです。こういった権力を利用した横暴・勝手な上からの押しつけに対して、今回、「ノー」の態度を示した坂本町長に対しましては、心から敬意を表したいと思います。  公務員の働きとしては、2年前、東日本大震災の直後、大変な頑張りがあったことは、おそらくどなたでもご存じのところと思います。ハローワークは大変な量の業務をこなし、わずか2カ月で1年分の失業給付の支給を行いました。流された保育所を直ちに再開させていく努力も行われました。国土交通省の地方整備局は寸断された道路15本を何と4日間で開通させ、さらには物資の輸送に不可欠だった仙台空港を津波から5日目に復旧させました。全国からも支援に入ったたくさんの公務員が、復興を願う地元の人たちやボランティアの人たちと力を合わせました。  また、総務省やOECD各国などのデータを見ますと、日本の公務員の場合、国民1,000人当たりの職員の数、各国の対「GDPに占める人件費の割合」を世界の先進国、このOECD27カ国で比較した場合、いずれも日本は最低です。  二宮町の一般職員平均給与を決算カード上で平成13年から順に平成23年まで見ましても、確実に減ってきていることがわかります。このように社会全体の奉仕者である公務員の数は諸外国よりも少なく、しかも給料は年々減少している。そこに加えて、さらに給与を減らそうとする政府のやり方は容認できないものです。  それでは、質問の要旨に入ります。  まず、要旨1です。地方自治体の給与は地方で決めるという独自性を堅持し、町長が今回、国の無法なやり方には屈せず、職員の給与削減はしないと堂々と決断されたことはすばらしいと思います。ぜひ今後もこういった態度を堅持していただきたいと思いますが、町長のお考えをお聞かせください。  次に、要旨2です。国会では日本共産党議員がこの法案への反対討論で、「地方公務員給与7.8%削減を前提に一律の削減をかけて、交付税引き下げを算定したことは前代未聞のやり方だ」と指摘しました。国が自治体の取り組み状況を調査・公表し、削減しない場合のペナルティ措置も否定しないことを上げて、「地方固有の財源を勝手な基準で削減し、自治体給与にも手を出す強要はやめるべきだ」という態度を示しています。町長も町を守る観点から、国に対しこのようなペナルティはやめるよう、強く求めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。  要旨3、先ほども申し上げましたが、デフレ不況の原因の1つとして、公務員給与と民間労働者給与の削減競争があります。総務省が毎年公表している決算カードで二宮町の状況を見ますと、職員の平均給与は毎年下り続けています。これ以上、給与削減はするべきではないと考えますが、町長の見解をお聞かせください。  以上、3点について答弁をよろしくお願いします。 159: ◯議長【池田 宏君】 町長。             〔町長(坂本孝也君)登壇〕 160: ◯町長【坂本孝也君】 浅賀議員、何かまたきょう遅刻したんだって。お答えをします。           (「余計なことを……」との声あり)  余計じゃないんですよ。大事なことです、本会議ですから。  今、共産党の浅賀議員のお話で、ちょっと褒められたようなフレーズがありましたけれども、結果はそうなったのかもしれません。結果は。でも、そういうことでしたのではないということをちゃんと言っておきます。  1つは、私たち町村会から、また全国知事会からも、国に対して抗議の文書はもうとっくに出してあります。でも、従ってしまう自治体もあるんですけれども、そういうようなことはかなり前から正式に出してありますし、二宮がそのことだけで、今、言う削減しないという結論に達したわけではないんです。  説明しますと、この間も定例記者発表、記者会見ですね、議会の前に毎回やることになっていますけれども、そのときにも言いましたし、そのことが神奈川新聞に載りましたけれども、二宮という町が、県下13町の中で見渡して、今、ほんとうにビリから2番目でいいのかなということです。町の人口、財政力、もろもろのことを勘案して、なぜ下から2番目なんだろうなと。上のほうになりたいということではなくて、せめて真ん中辺にいたっていいじゃないかと。そのぐらいのことは昨今の町村、そういう中で、そのぐらいの位置にあるべきだというのがまず1つ。  それから、今回、交付金が減ります。これに対して、今、浅賀議員が言ったような抗議というのも別にあるんですけれども、そんなことを言っても減らされるのは減らされるんですから、二宮としての影響度を考えると、約2,000万円減るでしょうということです。  その2,000万円というものに対して、減らされれば、当然、住民サービス、町民サービスがそれだけ減るということになるわけですから、何とかそれは避けたいと、町としては。自分たちは給料は減らさない。しかも減らさないのに、減らされてくる交付税に対して、それは町民に転嫁するのはおかしいということで、今まで町の職員みずから汗をかいて、トイレ掃除したり、いろいろな努力をしてきています。地域手当も早くから下げていますし、住居手当も今は持ち家の人はゼロです。7,000円とか3,500円とかという経過はありましたけれども、今は持ち家の人はゼロ。そういうようなことで、受付の人も削減して、職員が1階のカウンターはみんなが受付という感覚でやれということでやっております。  そういうようなことの累積が約4,000万円になっているんですよ、今。計算をしてみました。ですから、当然その分は今までに町民サービスに回っているはずなんです。そういうことを考えれば、今回、交付金が2,000万円減らされても、決してその減らされた分を町民に転嫁するということにはならないはずだし、これからもそれは続けていくわけですから、そういう理屈、理解してもらえるかどうかわかりませんけれども、国・県に対して抗議をするというのは一方ではやっているわけですけれども、絶対的な支持率で、今、自民党政権が復活して、そう簡単にはのろしを上げても変わらないんですよ。変えたくても変わらない。これはやっぱり行政としてはその事実をきちんと受けとめてやらないと、ただ、遠ぼえにすぎないということで、それは1議員としては、また政党としてはいいかもしれませんけれども、私たち大事な行政を預かっている身からすれば、そんなことにどうのこうの言っているよりも、カバーできるものは自分たちでカバーしちゃおうと。この金額が2,000万円じゃなくて、4,000万円、6,000万円、1億というような、そういう影響が出るならば、もう甘んじて下げるしかないなと、そのときは。でも、今回は2,000万円だったから、これならクリアできるという計算のもとに、絶対下げない、下げさせないということで貫いてきております。  県の中でも、わりかた豊かな町はそれなりの給料もいいし、下げております。また、中井町なんかも報道では議員さんも下げてやっている町もありますけれども、皆さんの給料だって下のほうですよ。そういうものを下げるというのが、果たしてこの町らしいかなというところが一番大きいです。ですから、何も威張ってというわけじゃないんですけれども、そういうプライドも大事なことだと。しかも、それを町民に転嫁しないという、しないでもできるという、そこが大事だと思うので、そういう意味で、浅賀議員の言っているのとはちょっとニュアンスが違うので、あえて言わせてもらいました。  あと細かな数字とか、そういうものは総務部長からこれから言いますけれども、そういうことも参考にしながら、今日やっております。 161: ◯議長【池田 宏君】 総務部長。 162: ◯総務部長【安部健治君】 それでは、今、町長のほうから要旨1についてはいろいろ言っていただきましたので、私のほうからは主に要旨2の部分と要旨3の部分、こちらについて回答させていただきます。  まず最初に、要旨2のほうでございますけれども、要は交付税引き下げ、この辺をペナルティと捉えまして、国に対して、町のほうでやめるように求める、こういうことについてのご質問でございますけれども、先ほど町長のほうからも地方6団体、また県知事、町村会、こちらのほうから国のほうに対して緊急声明、こういったものを上げているということで話をされました。  もう1点で、要は今回の措置の交付税の引き下げがペナルティかどうかという、そういう議論もあると思います。交付税の今回の引き下げが、要は地方公務員の給与、こちらのほうの引き下げが行われない自治体、こちらに対して行われるのであればペナルティですけれども、そうではなくて、議員の要旨にもありますとおり、一律の削減をかけるということで、そういう面からするとペナルティには該当はしないという印象を得ております。  よって、町としましては、議員が言われる国に対してペナルティとした交付税の引き下げを求めることについては行わないということで回答させていただきます。  最後に、要旨3でございますけれども、議員が指摘をされました総務省発行の決算状況カード、この辺の数字のうち、人件費関係の職員の数字をご指摘されていると思いますけれども、この職員給につきましては、職員の給与、諸手当、これにかかる費用が含まれてまいります。ですので、議員ご質問の給与額のほうが下り続けているということでございますけれども、要因としましては、団塊の世代、こちらの退職に伴う影響、また地域手当の引き下げによる影響、こういったものが主に考えられます。団塊の世代の退職につきましては、平成19年度から平成23年度、この間に52名の職員が退職しております。よって、高年齢層の退職により、若い職員の増加、これによって給与月額の平均が下った、こういったことが影響していると思います。  また、先ほど町長のほうからもありました地域手当、これにつきましても平成19年度から支給率のほうを10%から3%、これを段階的に下げていった、こういったことが影響していると思います。  なお、過去5年間の人事院勧告の実施につきましては、期末勤勉手当について、平成21年度と22年度に支給率の引き下げを行いまして、自宅にかかわる住居手当につきましては、平成23年度及び平成24年度、この2カ年間で段階的に廃止をしておりますけれども、給与月額につきましては、平成21年度、22年度、23年度に引き下げの勧告がありましたけれども、二宮についてはいずれも実施しておりませんので、引き下げは行っておりません。 163: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 164: ◯4番【浅賀一伸君】 ありがとうございます。若干、私の解釈と違っていたところもあったようで、そこは失礼しました。  まず、姿勢の部分なんですけれども、町長の気持ちとして、変えたくても変わらないともう断定してしまっているところはほんとうに残念です。そこは姿勢として持っていてもらいたいと思います。  ちょっとごめんなさい、さっきの話の中でちょっと理解できなかった部分があったのですけれども、ふだん職員の方々の努力によって4,000万円ぐらいを浮かしていると。その他に、今回2,000万円減るでしょうと一番最初のほうで言われたものが、ちょっと理解ができなかったもので、もう1回、説明をお願いできますか。 165: ◯議長【池田 宏君】 町長。 166: ◯町長【坂本孝也君】 残念です。何が残念なの、そこがよくわからない。  3年ぐらい前からトイレ掃除、そういうようなことからスタートしていまして、2人の方がいらっしゃいました。その人の現地調達の派遣です。その分が減った、みんなでやっているんだから、経費が減ると。でも、その方々はほかへ就職はあっせんしましたから、職を奪ったわけじゃないですよ。今、西中かなんかで用務員さんをやっていますよ。もう1人は吾妻山という希望で吾妻山に行ってもらいましたけれども、そういうようなことで、まさかこういうことになるとは全然思わない。思わないで、そういうことを始めていたんです。  というのは、私が議員のときに質問をしたことがありました。せめて職員は自分の机の周りぐらいは、くずかごぐらいは自分で掃除したらどうと言ったんです。質問したの。そうしたら、とんでもないと、そのとき名前も顔も忘れましたけれども、女の職員から返事がありました。要するにそれは頼んでいる人たちがやるんだということです。  今度、自分がこんなふうになって、そのぐらいのことは自分でやるべきじゃないのということから、もう1つは、矢祭町の、今は変わりましたけれども、前の町長さんが、やはりトイレ掃除をやっているというのをテレビに出たんです。それを覚えていて、パクリをしただけのことで、そんなことがスタートで、ずっと経費を累積していくと、4,000万円ぐらい今まで倹約できたよという、その数字ですよ。これからも続けていくんだから、そうなるわけです。  それが倹約したから、給料をもらっちゃったわけじゃなくて、全部それは経費として予算に入っているわけです、ほかのことに。だから、住民にその分が行っているんですよという、それを言っているわけです。 167: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 168: ◯4番【浅賀一伸君】 2,000万円減るでしょうという部分……。 169: ◯議長【池田 宏君】 副町長。 170: ◯副町長【宮戸健次君】 さっき町長が説明したのは、2,000万円というのは、トイレの清掃その他の費用として2,000万円、それ以外に受付をやめたりした。トータルすると4,000万円という説明です。 171: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 172: ◯4番【浅賀一伸君】 そうすると、聞いていると、そもそも職員の給料が下から2番目というところから考えても、そもそもが少ない、低いんだなと。地方交付税とかそういう部分で、この町がそういうふうな状態にあるのだなということも理解できました。  そうであれば、本来なら、地方交付税の趣旨からいっても、もっとしっかり出してもらわなければというところかなと私は思うんですけれども、さっき変えたくても変わらないと。町長がいくら下から一生懸命言っても変わらないんだよと言った、そこの部分ですね、私はやっぱり、そこは町全体を背負っている町長という方から、しっかりそういった姿勢を見せてもらいたいなということを語っただけです。 173: ◯議長【池田 宏君】 町長。 174: ◯町長【坂本孝也君】 浅賀議員のいろいろな発言、先ほどの1問目のことなんかもそうですけれども、いろいろきめ細かく弱者訪問みたいな、そういうところのウェートが高いんだけれども、それも大事なことだよ。大事なことだからいいんだけれども、なかなかそういう話って光を当てにくいというか、そんなことじゃ行政はいけないと思うんだけれども、でも、全体をいつも動かしていかなくちゃいけないときに、1つのことというのは行けないんですよ。それじゃいけないんですけれども、でもそういうことが多いんです。  だからこそ、そこへ光を当てろ、当てろと言い続けることはすごく大事なことだと。これは同級生の城所議員なんかもよく言っていましたけれども、ところが行政が同じことをやってしまったら、これは停滞するんですよ。全部を見ているんだから、視点をそこに置いてしまうということにすると、ほかの、例えばそれが90%の人のことが停滞するおそれがある。だから、どうしてもそこだけに1点に絞って、上位、県・国に言い続けるということはなかなか難しいんです。そこはわかってほしい。  1議員なら、同じことをやるかもしれない。でも、行政として2万9,000人を預かっている身からすれば、そういうことだけをやっていたら、町は全然だめになるんです。というのは、県も国も、やってみて初めてわかるんですけれども、そんなに簡単に要求をのんでくれないんですよ。向こうもわかっているかもしれない。でも、それがのめないという事情があるんです。やはりそこは浅賀議員からすれば、だらしがないと思うかもしれない、情けないと思うかもしれないけれども、これがやっぱり行政の手法になるんです。そこが違うところなんです。  さっきの富士見が丘の一部分ですよ、そういう人たち。弱者と言われる、ほんとうにお年寄りで困っているというのはわかっているんです。わかっているから、その人たちのために何かお金を投入すると、全体の費用がものすごくかかるんですよ。わかるでしょう。  そうしたら、今のデマンドでも、コミュニティでも、やれなくなっちゃうわけよ。そこの違いがあるんだよということです。ですから、浅賀議員は言い続ければいいんですよ、自分の立場で。でも、こっちはできないんだよ。わかっていてもできないんだよということです。そこをちゃんと理解しないと、いくら言ったってできないんですよ。 175: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員。 176: ◯4番【浅賀一伸君】 極論になってしまいました。町長の立場として発言されて、その内容は、町長の言い分というのは当然わかりました。  しかし私たちは、やはり私も党で公認として出された立場として、党には政策、柱があります。それは政党助成金とか、軍事費とか、あと大金持ちに対しての優遇税制とか、そういったものを見直すことで財源をつくれるじゃないかと、今、消費税などでも言われていますけれども、そんなことをしなくても済む話を、わざわざ負担をさせるというところに、私たちは問題意識を持って、それを是正させる。そういう立場で、国で財源を生み出すことで、自治体に対しても、交付税などを十分におろすことで、住民サービスをしっかり充実させていこうということでやっていますので、現時点ではこういうような立場でしか話ができないかもしれませんけれども、そこは私は言い続けたいと思います。  では、要望にさせていただきます。1つ、少々、話をさせていただきたいのですけれども、実はとても今回のことでひどい話も入ってきています。今回、政策について、今年の1月28日、自民党の新藤義孝総務大臣が全国自治体の市長宛に賃下げを要請する書簡を送っております。二宮町にも届いていますでしょうか。  この中で、こちらですけれども、ちゃんと本人のサインが入って、書簡、3枚つづりのものが来ていますけれども、この中で、「今後負担増をお願いすることになる消費税について国民の理解を得ていくためには、まずは公務員が先頭に立って給料を削減するようお願いしたい」と、そういう旨の内容が書かれているわけでして、東日本大震災の復興財源の確保とか、そういったきれい事を言いながら、実は消費税増税を実現しやすくするために、地方公務員の給与を削減するんだという話だということです。  消費税を増税する条件というのは、景気が回復したらとはっきり政府は言っていたはずです。その約束は今はどこへ行ってしまったのか。今じゃテレビでもその消費税の話、選挙をやるに当たって大事な争点にもかかわらず、話が出ていませんけれども、この書簡が1月に出されたことを考えても、景気がどうだろうが、そういったことは眼中にないというか、重要じゃないと。とにかく増税したいんだと、そういう卑しい企みがもう見え見えとあるわけです。  あの大惨事があって、その復興の役に立つならと考えていた方もいらっしゃるかもしれません。人間の良心とか、そういったものをすべてわかっていて利用している。人の心を踏みにじる行為であって、権力を使ってこういうことを行うことは、ほんとうに私は許せないというか、はらわたが煮えくり返るような思いでいるところです。
     個人的な思いとしては、国の重要なポストにいる人物が、または組織が、こんなんで、自治体とか国民が幸せになれるはずがないと強く思っているところでして、何とかこれは変えていきたいと思っています。  さて、繰り返しになりますけれども、この書簡の内容からもわかるとおり、今回の公務員給与削減も地方交付税の削減も全く正当性がなくて、さらにデフレ不況をわざわざ推進せるような全くの的外れな話であって、しかも法に抵触するようなこともあり得るとんでもない内容であって、絶対に私は認めるわけにはいかないと思っています。  町長には、先ほどのようなお話がありましたけれども、削減策の撤回は要請していただきますように、改めて私からは強く要望をさせていただきまして、一般質問を終わりたいと思います。 177: ◯議長【池田 宏君】 浅賀議員の一般質問を終結いたします。  次の方、お願いいたします。 178: ◯議長【池田 宏君】 小笠原陶子議員。             〔1番(小笠原陶子君)登壇〕 179: ◯1番【小笠原陶子君】 それでは、議長の許可を得まして、通告に従い一般質問をさせていただきます。  二宮町の少子・高齢化が年々進んでおります。特に私の住む百合が丘や富士見が丘など、新興住宅地は開発から四十数年たち、その高齢化率は半端ではありません。  高齢化率といいますと、65歳以上のことを言いますが、百合が丘において65歳から74歳までの前期高齢者は若いほうです。75歳以上の方の占める割合がとても高くなっております。百合が丘社協の役員さんで75歳になっている方も増えております。中には90歳でもボランティアに励んでおられる先輩もあり、ありがたいことだと思っております。  通告の要旨にあります「地域福祉を担う組織や人々や役員が高齢化していくが、それらを支える制度やルールの見直しや再構築が求められている中、町の支援策を伺う」ということなんですが、この質問するに当たって思うことではありますが、私自身、百合が丘社協の役員をやらせていただいております。役員の高齢化の中、お手伝いはできるが、責任者にはなれないという方が多い状況です。また、地域福祉を担う民生委員さんのなり手が見つからない。町の自治事務ではないですけれども、保護司さんもなり手が見つからない。あの方が人格的にも適任だなと思っても、年齢制限にひっかかる。切りかえ時期にはほんとうに人選は綱渡りの状況です。  24年度に二宮町社協では、地域福祉計画が策定されておりまして、すばらしい計画がつくられました。二宮町社協としても、ボランティア育成講座を開催し、ボランティアの裾野を広げる努力をされています。それはきっと有効なことだというふうに思います。  あらゆる方面にアンテナを広げてネットワークをつくり、無償奉仕の役割を多くの方がみずからの務めと認識してもらえるように働きかけていくことは、二宮町役場としても主体的に進めていかなければならないと思います。  役場の運営の中、重要な役割を担っているのは地区長制度です。地区長さんという役割を引き受けていただくのもますます難しくなっております。年金受給年齢が上がり、少し前までの60歳になったらすっぱり仕事をやめて、地域で奉仕活動をというわけにはいかなくなっています。幸い、地区長制度は年齢制限がありませんので、そこは何とか乗り切っていくのかなと思っております。  しかし、地区長さんの仕事は多忙で、健康でなければ務まりません。人間は平均寿命と健康寿命というのがあるそうで、元気で人さまのお世話ができる方々も年々限られております。そこで、二宮町としても今までの仕組みをそのまま続けていくだけでなく、少しずつ役割の見直しなどを進めていかなければならないと思うのですが、いかがでしょうか。  次に、要旨2の二宮町町民活動推進条例についてお伺いいたします。  この条例は平成18年3月に制定され、町民のボランティア活動を積極的に支援してきました。18年度は14団体に126万4,000円、19年も14団体に121万5,000円補助をしてきましたが、年々、交付団体が減り、今年、25年度は3団体に20万8,300円となっております。  改めてこの交付団体を見ますと、ほとんどの団体が実に一生懸命まちづくりにご努力いただき、まさしくまちづくり推進に大きく寄与されてきていると思います。残念なのは、その応募団体が減少していることです。担当課は町民への働きかけをホームページや広報以外でどのように周知されてきましたか。町民活動推進条例はこの間、まちづくりに大きな役割を果たしてきていると思いますが、どちらかというと、ボランティア団体に重きを置いていて、地域コミュニティの強化について、もう一つの感を抱いております。要旨の2にありますように、その成果と課題をお聞かせください。  また、要旨3の自治基本条例制定の考えはあるかということですが、そういった推進条例を進めている中で、今こそ自治基本条例の制定が必要なのではないかと私は考えております。  自治基本条例は理念条例ですけれども、近隣の条例制定に参加した市民にお話を伺いますと、その制定過程に価値があるということです。制定するために参画した委員が、その後もまちづくりに主体的に携わって、さまざまな活動をしております。そういった意味からも、二宮町の自治基本条例が欲しいというふうに思いますが、その点についてどのようにお考えでしょうか。  以上について、よろしくお願いいたします。 180: ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 181: ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 それでは、要旨1「地域福祉を担う組織や人々や役員が高齢化していくが、それらを支える制度やルールの見直しや再構築が求められている。町の支援策を問う」についてお答えさせていただきます。  当町におきましては、直近の平成25年4月末日現在で、人口に占める65歳以上の割合、いわゆる高齢化率は29.44%となっております。この高齢化率については、第5次二宮町総合計画にも示されておりますとおり、平成32年には34.9%、平成42年には39.2%と推計されており、これは超高齢化社会の到来を意味しているものだと思っております。  そこで、ご質問にもあるように地域福祉を支える組織等における高齢化については、これだけ町内で高齢化が進むわけですから、地域福祉を支えていただいている組織内においても、連動して高齢化が進む現象となっております。  現在、町内にはさまざまな形で地域福祉を支えていただいている方や組織がある中で、もちろん代がわりということも徐々に進めていかなければなりませんが、今後の二宮町の高齢化率を含めた将来像を考えると、元気な高齢者にもその一翼を担っていただくことをお願いしたいと考えております。  例えば、民生委員の推薦制度についてお話をさせていただきます。民生委員を推薦するには、国・県の選任基準が定められており、その中で区域担当民生委員の年齢要件については、国の基準によると75歳未満の方、神奈川県の基準は新任者が30歳から70歳未満、再任者であると75歳未満までの方となっております。町においては、国・県に準じた形で選任基準を定め、その基準に沿った適任者を各地区から推薦していただくことになっております。選任基準の中で、国・県が定める基本的な要件は変えることはできませんが、地区の方に推薦に当たってはご苦労をおかけすることになりますので、町の基準においては、町の実情に合わせ、その都度、弾力的に改正しながら進めております。  民生委員の本来の業務は、地域の住民から相談を受けること。見守り、支援などを行うことになっておりますが、近年、高齢者の増加や児童の相談件数の増加などにより、民生委員の活動の場面はさらに増えていくものと思われますので、今後、現任の委員を含め、5年先、10年先の民生委員が活動しやすい環境づくりを進めることが必要となっております。  そこで、今の民生委員の職務のあり方、または民生委員・児童委員協議会としてのあり方などを町と協議会が常に連携し、検討しておりますが、この課題は当町に限らないことで、現在、神奈川県民生委員・児童委員協議会内でも協議を進めているところです。もちろん本来業務をおろそかにすることはできませんので、当町としてはまず手始めに、充て職といった本来業務以外の業務について見直しを進めているところですが、充て職をお願いする側の立場、またはお願いされたときの民生委員の心情的なものを考えると、線引きということはそう簡単にできるものではないと考えております。今後も町と協議会とで議論を重ね、今後の社会情勢を勘案した形で当町としての基礎づくりを進めていきたいと考えております。  地域福祉は民生委員に限らず、自治会や社会福祉協議会など、さまざまな福祉関係団体の組織に支えられております。組織の再編や再構築はすぐにできるものではありませんが、第5次二宮町総合計画に掲げております協力と支え合いによる福祉のまちづくりを達成できるよう、分野別施策に取り組むとともに、こうした組織の方々ともより一層連携を深め、その組織自体の母体強化を図ることも必要であると考えております。 182: ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 183: ◯町民生活部長【長尾秀美君】 それでは、要旨2の「二宮町民参加活動推進条例の成果と課題」についてお答えいたします。  町では平成18年3月に、前総合長期プランの重点プラン1「私が主役の協働まちづくりプラン」の施策として、町民参加と町民活動を推進するため、町民参加活動推進条例を制定いたしました。この条例に基づき、町民の自発的な活動や社会貢献活動の意義と公益的活動の重要性を認識し、その自主性や自立性を尊重しながら、町民活動のまちづくりを推進することで、町民が誇りを持って個性豊かな地域社会の実現を目指し、それぞれの支援施策を進めてまいりました。  その結果といたしましては、情報の共有化、意見の反映、会議公開の原則、委員の公募などは一定の成果を上げたと認識しております。  活動支援につきましては、町民活動の総合的な推進拠点として、町民活動サポートセンターを開設し、今年の5月末現在では86団体が登録し、活動並びに情報の収集の場として積極的に活用していただいております。  財政面の支援といたしまして、町内の20地区について地域活動支援交付金を交付し、地域の特性を生かした、特色ある魅力的な地域づくりのための一助としていただいております。  また、町民活動団体の活動を支援するために、協働まちづくり補助金を交付しております。平成18年度から平成25年度までに35団体の申請があり、うち33団体、延べ67事業、592万8,334円を交付しております。補助金交付が終了した後も、まちづくりを担う団体として、葛川をきれいにする会や地域の環境をよくする会、そしてコミュニティ保育1・2・3やてくてくなどが活動を続けていただいております。  今後の課題についてですが、補助金が3回までしか受けられないため、町内の団体も一巡し、最近は申請団体が減ってきており、補助率を含め、補助金交付要綱の内容の見直しが必要であると考えております。また、サポートセンターにつきましては、相談機能の充実等が課題となっており、関係機関と連携しながら、このような課題について検討を進めていきたいと考えております。 184: ◯議長【池田 宏君】 政策部長。 185: ◯政策部長秋澤靖久君】 私のほうからは要旨3「自治基本条例制定の考え」についてお答えをさせていただきます。  自治基本条例は地域課題への対応やまちづくりについて、誰が、どんな役割を担い、どのような方法で決めていくのかを文書化したもので、自治体の仕組みの基本ルールを定めた条例です。  この条例は神奈川県内16の市町で制定済みとされておりますが、二宮町におきましては、まちづくりへの町民の積極的な参加を目的とした二宮町町民参加活動推進条例を制定しておりますので、自治基本条例を制定する場合には、この条例との整合性や改廃についてなど、なお議論の余地があるということで考えております。  二宮町では今年度より第5次二宮町総合計画に基づき、町民一人一人によるまちづくりの力、地域コミュニティによる地域の力、行政による自治体経営の力の3つの力の連携と総合力によるまちづくりを理念として、いつまでも住み続けたいと思っていただけるまちづくりに取り組んでいくこととしております。  この総合計画の理念にもありますとおり、行政とは人が行っているもので、まちづくりとは人と人とのつながりの中でさまざまな意見交換をしながら進めていくことが大事なことだと思われます。自治基本条例の制定が早急なものとはならなくても、ふれあいトークで町民の皆様の声に直接触れることなどを通じ、人と人とのよりよい関係を築き、よりよいまちづくりができるのではないかというふうに考えてございます。 186: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 187: ◯1番【小笠原陶子君】 順番にいきます。  要旨1の件なんですけれども、健康福祉部長のほうから1回目のお答えをいただいております中で、高齢化率なんですけれども、総合計画をつくる上での見通しを考えているわけですね、町としては。今現在、私どもの町は高齢化率が29.44%で、間もなく30%になるわけです。全国的に見れば、これは2025年ごろにはそうなると言われているのが、うちの町は既にそうなっているということですね。  なおかつ、平成42年というのは、要するに17年後ですけれども、そのときは39.2%の見通しだというお話だったのですけれども、何と百合が丘の三丁目はもう既に40%に行っているというふうにも言われておりますので、町全体から見ても、百合が丘は特に、富士見が丘の一丁目なんかもそうだそうですけれども、17年先を行っているわけです、もう既に現実が。  なので、おちおちしている場合じゃないというふうに思うわけですし、今年も民生委員さんの改選時期で、そういう中でそれぞれ担当の職員の方は特にいろいろお骨折りをいただいていると思いますけれども、今、地域でも地区長さんが頭を抱えている状況があります。  民生委員さんというのは、あくまでも国のほうの制度ですから、それをお手伝いするという形なんですけれども、回答の中で、健康福祉部長がいろいろ民生委員さんなんかも充て職を減らしたいけれども、線引きできないとおっしゃっていましたけれども、いろいろな仕事を振るのに、仕事量が多い役割をお願いするというのはとても大変なことなんです。ですから、どういうふうに充て職を減らすためにご努力するのかというのもお伺いしたいし、この二宮町全体の高齢化率だけじゃなくて、地域の高齢化率はどういうふうに捉えているのかをお聞かせください。 188: ◯議長【池田 宏君】 福祉課長。 189: ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 二宮町の地区別の高齢化率についてお答えいたします。  平成24年12月1日現在の住民基本台帳によるデータで説明いたします。  高齢化率は地区によって差があるわけでございますが、町全体では28.8%ということです。昭和40年代、50年代に開発されました百合が丘ですとか、富士見が丘は高齢化率が高く、どちらも、偶然なんですが、38.6%ということになっております。  比較的新しく開発された地区は高齢化率が低い傾向にありまして、緑が丘は18.9%、松根地区は14.3%というふうになってございます。  充て職につきまして、どのように減らしていくかということでございますが、民生委員の負担増ということが県の民生委員・児童委員連絡協議会ですとか、町の民生委員・児童委員連絡協議会の中でも負担が多いということで問題提起がされておるわけでございまして、県の社会福祉協議会の民生委員・児童委員部会で各市町村の民生委員連絡協議会の意見を聞きまして、それらを取りまとめて、負担軽減について、民生委員・児童委員の活動しやすい環境づくりということで、関係機関に提言をまとめるというような動きも出ております。  町とましては、充て職の依頼する側のご都合といいますか、依頼する側の母体が弱体化しては困るということもありますので、依頼する側との協議も含めて、今後、進めていきたいというふうに考えております。 190: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 191: ◯1番【小笠原陶子君】 今の説明の中で、依頼する側の母体が弱体化しては困るという、その依頼する側というのは何なのか。母体が何なのか、ちょっとお知らせください。 192: ◯議長【池田 宏君】 福祉課長。 193: ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 社会福祉関係のいろいろな協議会、委員会があるわけですが、そちらのほうで民生委員の会長なり、副会長、あるいは部会長など、そういった役職の方を充て職として委員として委嘱している場合がございますが、充て職とはいえども、あまり経験のない民生委員の方ですと、知識があまりないとかということも出てきてしまいますので、委員会側といいますか、充て職を依頼する側と協議をしながら進めたいというふうに考えております。 194: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 195: ◯1番【小笠原陶子君】 ちょっと私が質問していることと、言っていることが何か違うような気がするんですけれども、例えば民生委員さんは地域で社協の事業のお手伝いなんかもしていたりとか、そういういろいろな付随したお仕事がついて回るというのがあるんですね。組織的に見て、町の民生委員さんのグループの中からいろいろ県とか、そういうものに充て職で入っていくというのを減らすというのも必要だとは思いますから、そちらはそちらで考えていただいたほうがいいとは思います。  民生委員さんとか、保護司もそうですけれども、無償の奉仕です。私どもの町としては連絡委員さんという位置づけですね。国のほうの民生委員さんに連絡委員さんという位置づけで、わずかに通信費みたいな形でお渡ししていると思うのですけれども、その金額と、それに対する認識、その金額をどういうふうに評価しているのかお知らせください。 196: ◯議長【池田 宏君】 福祉課長。 197: ◯福祉課長【鐘ケ江学君】 民生委員には町の福祉連絡員ということも同時にお願いしているわけでございまして、まず民生委員のほうは、活動費として県から年間5万8,200円が出るわけでございます。それから、福祉連絡員のほうですが、年額2万8,300円でございます。 198: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 199: ◯1番【小笠原陶子君】 ありがとうございます。これは年ですね、月ではなく年です。わずかな通信費というか、活動費をお支払いして、お支払いする効果というか、その金額に対する評価はどうかというのはお返事を聞いていないので、もう1回、お願いします。 200: ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 201: ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 民生委員・児童委員、そのときに町の条例によりまして福祉連絡員を兼ねるということになっておりまして、私も今、健康福祉部1年と3カ月が過ぎようとしているのですが、やはり民生委員になられる方、当然、地区から推薦されるご努力は大変なものがあると思います。私が民生委員を見ていて、やはり金額ではなく、いかに地域の福祉を担うかという精神がすごく強くて、先ほど議員の質問にもありましたように、今年、改選期を迎えるに当たりまして、やめられる方も私が長くやっていていいのかなという、そういう遠慮の方も中には見られていまして、なかなか今、金額と民生委員の活動ではなかなか比較できない、数字では比較できない。それよりも、民生委員がいかに地域福祉に溶け込んで、地域のことを守るかという精神のほうが大きくて、金額でどうかというようなことも質問なんですが、やはりそこは金額ではなくて、精神的なもののほうが現在の二宮町の福祉連絡員としての活動というのは、条例に明記してありますように、文書配布等々ということで書いてありますので、それらを今しっかりやっていただいておりますので、金額ではなく、精神的なものと、地域福祉にいかに担い手としてやっていくかというようなことを感じております。 202: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 203: ◯1番【小笠原陶子君】 そうなんですよ。お金じゃないというふうに、役場としてはそう考えているということで、わずかな活動費をお渡ししていると思います。  国のほうの高齢社会白書というものがありまして、その中の第3節に高齢社会対策の基本的なあり方等に関する検討会報告書というのがありまして、その座長の清家篤さんという慶応義塾の塾長が、基本的あり方に関する検討会というのをやっているんですね、超高齢化社会に向けて。  その中で、いろいろ調査しているんです、国のほうで。65歳以上が高齢だという概念も変えていかなくちゃいけないというのは言われているんですね。団塊の世代がそのぐらいになっていますから、その人たちがみずからを高齢者というふうには逆に思わない時代になっているというのがあるんです。  その白書の中に、高齢者の社会的な活動、ボランティア活動というものの調査がありまして、実際に調査してみると、結構多くの人がボランティア活動に参加しているんです。その内訳は何かというと、やはり二宮でもそうだと思うのですけれども、活動内容別に見ると、自治会等の役員、事務局活動、自治会、町内会、老人クラブ、NPOとか、そういうものが最も多くて、男性が32.9%、女性が24%、これに次いで地域の環境を美化する活動が男性が20.5%、女性が14.4%とか入っているんです。そういういろいろな調査があって、一定の年齢の人の半分はボランティアにかかわっている実態が見えています。  その中で、身近な場所で時間に縛られない活動に参加したい人は多いし、人との交流や居場所を求める人も多いというふうに国の調査では出ていて、何でその金額のことを聞いたり、役割のことを聞いたりしているのかというと、どのような環境整備が必要なのかというと、やはり時間や期間に縛られないことを求めていたり、ボランティアに。あと、身近なところで活動できることを重視する傾向が多いというんです。ですから、それは調査の中でも出ているように、いろいろ役割をお願いしていく、無償のボランティアですから、崇高なボランティアをお願いしていくときに、やはり仕事量の多さは絶対変えていかなくちゃいけないし、あと違う項目のところで、やはり経済的な負担がないことを望むというのもあるんです。善意はあるけれども、あまりにも自分が負担になるのは勘弁してというのがあると思うので、その活動費に対して、町はどう思っていますかとお伺いしたんです。  そうしたら、お金じゃないと思っていますと言って、それはちょっと食い違っているんですね。小田原は連絡員さんには年間、大した差はないと言えばそうなんですけれども、うちは3万円しないんですけれども、小田原は9万円お渡ししているそうなんです。そういうふうにやれるところで条件を変えていくというのが重要だと思うのですが、それについてお考えはいかがですか。 204: ◯議長【池田 宏君】 健康福祉部長。 205: ◯健康福祉部長【佐久間良輔君】 私が答弁させていただいたのは、今、民生委員になられた方は、お金よりもそういう精神が強いということで、決してその報酬を上げなくていいというようなことじゃなくて、そういう気持ちが大きなものとして事務局には伝わってくるということを述べさせていただきました。  金額の部分なんですが、高いに越したことはないと思うのですが、ほんとうに今回の一般質問の標題からいくと、地域福祉を支えるということになると、民生委員とか保護司、人権擁護委員、いろいろあるのですが、やはりほんとうに町の中を支えるのは、福祉部門だけでなく、総合計画にも掲げてあるように、地域の全ての方がそういう意識を持っていただくのが一番いいと思うのですが、それは今あったように、アンケート等々にしても、なかなかパーセント的には伸びてこない。総合計画をつくるときにも、ボランティア活動、地域活動に参加しやすい環境についてというようなこともあって、これは満足度があるか、重要度があるかというようなこともやっているのですが、やはり地域によって差がありますし、個々の問題だと思いますが、金額の面については、全体の委員さんの中で議論していただいたほうがよろしいかなというふうに考えます。 206: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 207: ◯1番【小笠原陶子君】 確かに福祉部門だけじゃないというところでは、まちづくりはいろいろなところで問題意識を持っていかなくちゃいけないと思うんです。だから、今回、私が質問しているのは、あまりにも高齢化が進んでいる地域に住んでいるものですから、そういうところを支えていく仕組みというのを、もうちょっと意識的に町も主体的にやっていただきたいというのが質問の根拠なわけです。  何しろ全国的に見ても、私の住んでいる百合が丘ですとか、富士見が丘は一歩先んじちゃっているわけですから、自分たちで考えていくしかないと思っております。今、役員さんをやってくださっている方をお願いするために、その人と出会うためには、いろいろな仕組みの中で出会ったりしているんですね。例えば、今、地区長さんをやってくださっている方も、最初は公園愛護会に参加なさっていて、この方はボランティア意識があるから地区長さんをやっていただこうとか、そういういろいろな多くの仕組みの中で出会いがあってお願いする形になったりしているのは事実で、いろいろな仕掛けが必要だと思っているんです。  先ほど二宮町社協ではボランティア講座なんかを開いて、ボランティアの底辺を広げるために実際的な講座を開いたりもしています。百合が丘でも人探しには、そういうお祭りのボランティアなんかも1つのきっかけでしょうし、運動会もそうでしょうし、いろいろあるわけです。ですけれども、地域だけでの限界もある中で、いろいろなボランティア活動に対する意識の向上とか、そういうものも町で仕掛けをつくっていかなければ、今はいいですけれども、この先、団塊の世代が高齢化してくる、もう高齢化しているのですけれども、国の基準だと65歳以上は前期高齢者ですけれども、実際には後期高齢者がほんとうの高齢者だなと思うのですけれども、そうなる前に町が何とかするべきだと。  そのいろいろな仕組みの中に、私どもの町も別にボーッとしているわけではなくて、市民の活動を支援している中で推進条例があると。その推進条例も私はほんとうに大きな役割を果たしていると思います。今まで答弁がありましたように、33団体、67事業に592万円助成してきたということで、そのまま今も積極的にまちづくりにご努力いただいている団体も多いわけです。ですので、この条例をつくって、サポートセンターも利用がたくさんあるのはとてもすばらしいのですけれども、先細り感が否めない中で質問しました。  そうしたら、補助の基準を見直したいというお話でしたけれども、今年中にさらなる見直しとかを予定しているのか、ちょっとお聞かせください。 208: ◯議長【池田 宏君】 町民課長。 209: ◯町民課長【西山義勝君】 今年度の検討予定についてお答えいたします。  先ほど部長のほうから答弁がありましたように、補助要綱の中で、1事業につき3回までの交付という制約がありまして、補助金交付が終了した後の事業の継続が困難な団体がかなりの数あるというふうに聞いております。  また、要綱・要領の中では、スタート支援では補助金額が10万円を上限に、対象事業費内となっておりますが、ステップアップ支援につきましては50万円を上限として、対象事業費の2分の1という内容になっております。それが原因で、残りの2分の1の事業費については各団体の負担ということで、スタート支援の後のステップアップに進むことをためらう団体も少なからず、実際あるというのが現状です。  こうしたことから、この制度をより利用しやすく、また成果の出る内容のものにしていくために、補助率、また交付の回数、その他の補助内容等について、再度、制度の検証を検討していきたいというふうに考えております。現在、協議機関としまして、町の町民活動推進委員会というものがございまして、今年度、その中で何回か会議を予定しておりますので、こうした課題について議論を重ねていただき、よりよい方向を見出していきたいというふうに考えております。 210: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 211: ◯1番【小笠原陶子君】 より使いやすいものに変えていただくということで、期待したいと思います。  新しい活力というか、新たな事業の創出というか、そういうものも期待したいと思いますけれども、そういう町民の活動をつくっていくというか、そういうための講座とか、そういう働きかけというのはどういうふうに考えていらっしゃいますか。 212: ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 213: ◯町民生活部長【長尾秀美君】 新しい活動については、私どものやっています町民活動推進条例の中ではないのですけれども、新たなものとしてというか、やはり活動するには興味を持ったり、いろいろまちづくりを担っていきたいということの中では、このボランティア的なものとして、生涯学習のほうでも町民大学とかというところがあります。そういうところでも新たなものが、いろいろな団体等が生まれているというところからして、私どもの活動団体の中ではなくて、いろいろな多方面から養成を図っていくということで、今、進んでいるようなところです。 214: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 215: ◯1番【小笠原陶子君】 とても大事だと思います。生涯学習もそうでしょうし、ささやかな例えばボランティアグループで、ここに申請するといいよというアドバイスを得られれば申請するけれども、気がつかない人たちの動きというのもあると思うんですけれども、そういう人たちにも届くようなPRの仕方というのは重要だと思うのですけれども、先ほどもホームページとか広報以外でそういうものを知らせていくというのは、もうちょっと具体的にお知らせいただけますか。生涯学習の人たちにも働きかけるとしたら、どういうふうにやっていくのでしょうか。 216: ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 217: ◯町民生活部長【長尾秀美君】 先ほど課長のほうから話しました補助金の見直しの中の関係で、町民活動推進委員会の中で、議員が今おっしゃったように、一般的な広報活動ではなかなか今、団体が少なくなってきたというところで、ある程度、積極的な広報活動というのが必要ではないかと委員から言われています。
     その中で、先ほど私が言いました生涯学習の関係の団体、そこの中にもまちづくりを担っている団体というのもあるので、それを支援していくというのも必要ではないかということと、あと、役場の下にサポートセンターがございます。サポートセンターでもいろいろな団体さんが来ておられますので、その方たちにもアドバイス、団体としていかに存続できるか、自立できるかという部分での支えも必要ではないかというふうに言われておりますので、いろいろな場面を利用して広報活動並びにそういうものを進めていきたいというふうに思っております。 218: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 219: ◯1番【小笠原陶子君】 積極的に働きかけるということはわかりました。ありがとうございます。  さっきもサポートセンターが相談機能をもうちょっと充実させたいというお話がありました。今、臨時の方に留守番みたいな形でお願いしている私は印象なんです。あそこに行ったら、いろいろ町のことがわかるというふうに、私自身だけがそう思っていたのかもしれませんけれども、あまりそういう認識はなかったのですけれども、あそこに座っていらっしゃる方は一定の講習を受けたりとか、例えば平塚の市民活動センターなんかとも情報交換したりとか、いろいろそういう機会はどうなんでしょうか。 220: ◯議長【池田 宏君】 町民生活部長。 221: ◯町民生活部長【長尾秀美君】 サポートセンターの場合、常駐の職員については、本来ならサポートセンターですので、ある程度、専門的な知識を持った中で相談業務に当たるとかという部分が将来的にはあるべきではないかというところが審議委員さんの中から出てもおりますので、今後、嘱託の方にやはり研修等を受けていただいて、やはりそこでサポートできればというふうに思っております。 222: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 223: ◯1番【小笠原陶子君】 ありがとうございます。ぜひ期待したいと思います。誰でも最初は素人ですけれども、やっぱり学ぶことでプロになっていくわけですから、まちづくりについても、サポートセンターでそこに座っている以上、ほんとうはアドバイスができるような形に進めていくというのはとても前向きでいいと思います。よろしくお願いいたします。  推進条例に関しては、一定の役割を果たしてきているということと、参加が少ないので、広くつなげるということで、ぜひ来年度の活動を見守りたいと思いますので、しっかり動きを広げていただければというふうに思います。  次に、自治基本条例なんですけれども、まだすぐにはつくってはいかないというようなお話でした。確かに町民活動推進条例が一定の役割を果たしていると思いますけれども、やっぱり自治基本条例とは根本的に違う部分があって、自治基本条例もその自治体によってどうやってつくるかというのがあるわけですから、何とも言えませんけれども、自治体によっては、住民投票なんかも含めて入れたりという部分では、全然、推進条例とは違う部分の役割があると思います。  実は今回の質問になぜ入れたのかという理由の1つに、議会では議会基本条例をつくらせていただきました。議会基本条例も全国的に見て、理念条例で何の役にも立っていないところもあるんです。ですけれども、私どもはそういう条例にしたくないということで、さまざまな動きもつくり、制度も仕組みも変えて現在に至って、今、進行中でございます。  そういう中で、この間、初めて3回の議会報告会と意見交換会をやらせていただきました。どこも45人前後の参加が、特に山西など豪雨の中、やっぱり45名ぐらい集まっていただきまして、大変ありがたかったのですが、そういう中でとても問題意識を持って、みずからが政治に参画するという形での質疑もたくさんありました。ほんとうに民度の高い住民の人たちだというふうに、他市から来た議員さんにも言われました。そういう町民の方たちの力をもっと表に、前面に出していくために、自治基本条例という形で、来年つくれとか、そういうのではないんです。時間をかけてつくっていくことで、またいろいろな力のある町民が表に出てくる、見えてくるというふうに思うので、それで、ぜひつくっていただきたいというふうに思うわけですが、どうもこれは町長が自治基本条例は要らないんじゃないかというお話もあるので、ここで1つ自治基本条例について、町長からもご意見をお伺いしたいと思います。 224: ◯議長【池田 宏君】 町長。 225: ◯町長【坂本孝也君】 議会基本条例、自画自賛のお話でしたけれども、私は決して成功しているとは思って見ておりません。多分、失敗すると思います。  そんなに町民というのは簡単じゃない。長年、ふれあいトークをやってきて、その辺はよくわかります。  最初ですから、1回目だから、そういうものもありますけれども、今の議員さんを端から見ていますと、議会基本条例に振り回されちゃっている。ああいうのをつくったんだから、それはそれでいいじゃないですか。本来の議員の活動に戻って、それに沿って、一人一人みんなで議員活動をすべきじゃないかなというふうにして見ております。  そういうものを目の前に見せられちゃうと、自治基本条例をつくったら、同じようになっちゃうのかなというような、ちょっと恐怖心もあったりして、あんまりそういうものにとらわれたくない人間ですから、でも、やることをしっかりやれば、ちゃんと認めてもらえるはずだし、という感覚でおります。  今週からふれあいトークが始まりますけれども、各地区の町民が、当然、議会のあの3回をやったのも参加している人が来るかもしれない。当然、比較されますよね。そういうようなこともあって、基本条例をつくれというような声がたくさんあればまた別ですけれども、そうじゃなければ、今のところそういう話は1回も出ません。過去ずっとやってきましたけれども、ですから、そういう意味で、今のところそういうつもりはないという答えしかできません。 226: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 227: ◯1番【小笠原陶子君】 町長のお考えは改めて聞くまでもなかったなと思って、失敗したなと思っておりますが、最初の高齢社会の中のまちづくりというところで、特効薬はないなというふうにつくづく感じておりますし、どこかにいいモデルがあるんじゃなくて、この二宮町で私たちがつくっていかなくちゃいけないんだなというのを実感しております。もう先進的に高齢化が進んでおります中で。  そういう中で、特効薬はないんですから、いろいろな仕掛けをつくっていかなくちゃいけないんですね。あと、とうとい無償の奉仕をみずから進んでやっていただく意識の高い方はいるんですけれども、その方を探し出すために、私は自治基本条例も必要だし、今現在ある推進条例ももっと積極的に進めていただきたいというふうに思って伺いました。  何となくまずいなとみんな思っていると思うのですけれども、超高齢化はもう来ているので、町としても、それについて専門な部署をもってやっていかなくちゃいけないと思うぐらいなんですけれども、それについては、町長、どうですか。超高齢化対策。 228: ◯議長【池田 宏君】 町長。 229: ◯町長【坂本孝也君】 確かに私が70歳ですからね、もうすぐ。年寄りがやっちゃっているんですから。  だけど、一方で、ゆめクラブのいろいろな行事に行きますね。ものすごく元気なんだ。そういうのも、今まで過去になかったぐらい元気な集団がそこにいるんですよ。運動会をやったり、ゲートボールをやったり、芸能大会をやったり、みずからですよ、そういうことをやっている時代なんです、片方では。  ぐあいが悪い人ももちろんいますよ、たくさん。だけど、今、小笠原議員が言う、人数は増えているんです。でも、中身をずっと精査しますと、そんなに危機感を持たなくてもいいんじゃないかなと。意外に元気なんです。  もう1つ、今、そういう意味では民生委員の話が出ましたけれども、社協、岡本さんが立ち上げて、ほんとうに積極的にいろいろなことをやりました。ところが、そのひずみが起きちゃっている、今。当然、今、言われたような新しい人材を発掘して、ボランティアをやっていただいて、より多くの町民がそれに携わるようなふうにしたいんですよ。でも、そう簡単にそういう人たちが見つからないし、手を挙げていただけない。でも、事業が進んじゃうから、その弊害とあえて言いますけれども、弊害として、今やっているボランティアの方々にお願いをしてしまうということで、民生委員さんとか、一番お願いしやすいんですよ。  受ける側も、「そう」という感じでお手伝いするようになっちゃう。結果がぐあい悪くなったり、ほんとうにそういうことが現実に起きている。それを見て、次にやる人はとてもやらないということになって、それを一番我々は心配していて、総会に行って、民生委員の方々の前で、いろいろな充て職が来たり、他からお願い事が来たら、毅然と断りなさいと言ってきました。断れと言ってあります。自分たち本来の仕事をきちんとやってくださいということです。  そういうことで、ちょっと今、これはもう少しすると落ち着くと思うんです。今はそういう立ち上げの段階だから、こちらも夢中、何とかしようと。でも、そう簡単に人材は見つからない。ボランティア、自分の地域をやるボランティアはいるんですよ、意外にどの地区でも。でも、その人たちがほかの地区まで行ってボランティアをやってくれるかというと、やらないんです。だから、そういうようなこともやってみるとわかるので、もうちょっとゆっくりでいいと今言っています、そっちのほうは。  立ち上げてすぐに効果が出るとか、実るとかというんじゃなくて、もうちょっとゆっくりでいいからという感じでやってくださいと。そう慌てなくてもいいということを言いたいのは、意外に元気な人もいっぱいいますよということなんです。 230: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員。 231: ◯1番【小笠原陶子君】 例えば民生委員さんの年齢は、こちらでは変えられないから、国のほうに要望してほしいという感じですけれども、町長がおっしゃるように、70歳でお元気な方はたくさんいるのですけれども、70歳の人に民生委員になっていただくわけにはいかないんです。やっている間に70歳になるのはいいんですけれども。  ですから、そういう制度が追いついてないと私はさっきから言っているんですけれども、そういうところで認識していただいて、実態に合った仕組みに変えていくためにご努力いただきたいというふうに思っております。  いろいろな仕組み、町全体でも重々考えていらっしゃるとは思いますけれども、超高齢化になっているこの二宮町を無事に、安全で安心で暮らせるために、ますます意識を持っていろいろ情報交換や啓発、よろしくお願いいたします。  以上です。 232: ◯議長【池田 宏君】 小笠原議員の一般質問を終結いたします。    ──────────────────────────────── 233: ◯議長【池田 宏君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  なお、あす14日は午後1時より本会議を開催いたします。ご苦労さまでした。                           午後2時28分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...