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平成16年 1月21日広域交通問題等対策特別委員会−01月21日-01号

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  1. 調布市議会 2004-01-21
    平成16年 1月21日広域交通問題等対策特別委員会−01月21日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成16年 1月21日広域交通問題等対策特別委員会−01月21日-01号平成16年 1月21日広域交通問題等対策特別委員会    午前10時2分 開議 ○鈴木 委員長   おはようございます。では、ただいまから広域交通問題等対策特別委員会を開会いたします。  本日、説明のための職員の出席を求めてあります。なお、必要に応じて関係職員の出席を求めるつもりですので、御了承をお願いいたします。  なお、本日、内藤委員の欠席届、あわせて井上委員から遅参届が出ておりますので、御報告いたします。  本日の当委員会の案件は、お手元に配付してあります一覧表のとおり、報告事項2件であります。一覧表に記載されている順序により進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  ここで、傍聴につきましてお諮りいたします。  本日傍聴の申し出がありました際には、座席の状況等を見ながら許可することにし、審査途中での申し出につきましては、正・副委員長に一任いただきたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  それでは、報告事項の1の (1)構造形式の違いによるまちづくりへの影響について、理事者の報告を求めます。はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   着席のまま御説明させていただきます。  まず、資料の御確認をお願いいたします。第3回広域交通問題等対策特別委員会と書かれました表表紙、それから、資料1から3の配付資料、こちらになります。及び、資料2の附属資料といたしまして、資料2の1から2の9までの以下3種類にお分けください。こちらになります。なお、御説明は見比べながら進めてまいります。よろしくお願いいたします。
     今回は、東京外かく環状道路につきまして、高架式と大深度地下式を含む地下式の2種類の構造形式による違いについて、国の資料をもとに構造、交通、生活、地域、その他の5分野別に整理をいたしました。まず、それでは前提となります周辺の状況でございますが、昭和41年の都市計画決定から既に40年近く経過しております。現在の状況は、当時と比べて都市基盤施設が整備されてきております。その状況を資料1に取りまとめました。資料1をごらんください。  主要幹線道路といたしまして、外環以外にも南北方向武蔵境通り、それから23区内に入りますが環状8号線、それから新小金井街道、府中街道や東西方向の東八道路、それから図には載っておりませんが、甲州街道、新青梅街道、新五日市街道などの道路交通網や、京王線、中央線、南武線の鉄道の連続立体交差事業、また多摩川原大橋、石田大橋、多摩大橋などの多摩川架橋と多摩地域などの都市基盤施設骨格づくりも進められてきております。  次に、構造形式による違いについて、資料2に基づき御説明いたします。資料2をごらんください。  まず、それぞれの構造でございますが、高架式は、左の上の図のように、標準幅員30メーター、上下3車線ずつの高架部分と両側に附属街路を設置する計画となっております。地下式では、右の図のように地下部でシールドマシンによりトンネルを構築するシールド部分と、地上部から開削して道路構造物を構築し、再び埋め戻す開削ボックス部分とに大きく分かれます。シールド部分では、現在の市街地を維持することが可能であるとしております。開削ボックス部分では地上部から掘削するため、工事中は建物等の移転が必要ですが、埋め戻し後は、地上部は道路や緑地帯、公園などの整備を含めた新たにまちづくりを行うことが可能であるとしております。  次に、交通分野でございます。交通量につきましては、高架式、地下式の構造形式の違いによる交通量の変化は、ともに同じ経路を通ることからほとんどないと見られます。  また、交通量の現状につきましては、資料2の1をごらんください。平成15年5月に国が観測した国道20号線周辺の交通量は、外環交差予定部で、午前7時から10時の3時間当たりで 5,800台から 7,600台、1分間に直しますと32台から42台。実際に走行しているときと、信号等で停止しているときを平均した旅行速度は約9キロとなっており、交通センサスなどで午前7時から午後7時までの12時間での中間の交通量を比較いたしますと、例えば、調布駅と布田駅の間の旧甲州街道の交通量の約5倍弱となっております。また、国では交通センサスのデータを使い、現在の道路交通網首都高速中央環状線、外環、圏央道の3環状道路を開通し、特に外環は、インターチェンジなしで関越道、中央道、東名高速、3高速道路に接続したと仮定して交通量の変化を示しております。  資料2の2をごらんください。こちらが国の想定結果でございます。この想定では、外環の交通量は約6万台とされており、資料を見ますと、調布市内では国道20号を初め、東西方向ではほとんど変化が見られず、武蔵境通りなど南北方向で減少傾向になっており、外環により、調布市内、一般道の交通量は相対的に減少する傾向を示しております。また、環状8号線の高井戸周辺と環状8号線から西側の五日市街道甲州街道が増加傾向を示しております。これは、外環に都心方面への通過交通が吸収され、既存の首都高速の交通量が一時的に減少したため、高井戸インターから首都高速を利用する車両が増加したと国では想定しております。  次に、生活分野について御説明いたします。大気質につきましては、国や都により、自動車等単体対策として排気ガスの規制の強化やディーゼル車の走行規制、低公害車の導入義務づけなどさまざまな施策を進めており、排気ガス等の規制のなかった40年前当時と現在とでは状況が変化しております。特に、自動車の低公害化で排気ガスによる大気の影響は軽減しておりまして、その状況を資料2の3のグラフに示しております。  グラフの窒素酸化物粒子状物質──PMでございますが──につきましては、新車についての排出ガス規制が順次強化されており、平成17年度より実施される新長期規制の規制値は、粒子状物質については、平成5年度の規制開始前から約97%、約30分の1低減された値となっております。また、昨年のディーゼル車規制による大気汚染の改善効果につきましては、都の資料といたしまして、資料2の4を添付しております。  この資料によりますと、環状8号線の井荻トンネルディーゼル車規制後にカーボン49%、発がん性物質が最大58%低減し、道路沿道の目黒区の大坂橋自動車排出ガス測定局でカーボン30%、目黒通り沿道調査で、発がん性物質最大36%が低減したとなっております。また、高架式の場合は、そのまま本線で通過車両の排気ガスが排出されます。しかし、地下式では資料2の5の図に見られますように、トンネル内の排気ガスは、トンネル内のファンによって排気施設に集中され、そこで処理されます。実験によりますと、排気施設で、窒素酸化物90%以上、浮遊粒子状物質80%以上が除去され、換気塔より排出されることとなっております。また、インターチェンジジャンクションの出入り口の開口部の空気も、ファンによってトンネル内に吸い込むことにより、ほとんど地上に漏れないようになるとしております。  それでは、資料2の2枚目のページをごらんください。騒音・振動について、御説明いたします。高架式の場合と地下式のジャンクションインターチェンジが接続する道路付近では、騒音の影響が生じる可能性があります。  資料2の6をごらんください。資料2の6によりますと、遮音壁、低騒音舗装等の対策を講ずることとなっており、ちなみに、2車線以上の幹線道路付近の夜間の環境基準は65デシベルでございますが、遮音壁で最大20デシベル、低騒音舗装では3デシベル程度騒音が低減する効果があるとされております。振動は、高架式の場合と地下式の連絡路を自動車が走行する際に影響が生じる可能性がありますが、道路からの距離で減衰いたします。また、橋梁の継ぎ目において、自動車の走行時の衝撃で振動の影響が生じる可能性があるとなっております。  資料2の7をごらんください。資料2の7によりますと、橋の継ぎ目をなくした橋梁舗装のノージョイント化連続げた等で対応するとなっております。  次に、地下水について御説明いたします。地下式の場合は、構築方法はシールド工法開削工法があり、シールド工法の場合は、シールド外側の周りを地下水が流れていくなどするため、地下水に及ぼす影響は小さいと考えられます。しかし、開削工法の場合は、工事中及び完成後の両方において地下水の流れに影響が生じる可能性があるとなっております。これには、地下水を上流側、下流側を接続するなど地下水の流れを確保して、あるいは現地調査を継続的に行い、地下水を観測することが国の対策として考えられております。  資料2の8をごらんください。参考といたしまして、野川沿い中央道周辺の地質と地下水の状況図を添付しております。地下水は、野川沿い中央道周辺で、それぞれ地表から約10メーターと5メーター付近を流れており、地下式では、シールド部分は基本的にその下を通ることになりますので、調布市内の地下水に対する影響は、その点からも少ないと推測されます。  次に、地域分野について御説明いたします。高架式の場合、計画線に沿って、調布市内で約 510棟の建物移転が生じます。地下式では、大深度地下部分では移転がなくなりますが、開削部分では生じるとなっております。インターチェンジがない場合は、ジャンクションとの接続により、緑ヶ丘周辺の約 150棟。ジャンクションを一体的に活用したインターチェンジの場合は、ジャンクション部分の約 150棟と、そこから国道20号線までの約60棟を合わせた、合計約 210棟。インターチェンジがある場合は、ジャンクション一体型の約 210棟に、国道20号線南側から若葉小学校周辺付近までの約 270棟を合わせた、約 480棟の移転が生じると国では試算しております。地域に対しては、高架式及び地下式の掘り割り部分において、小・中学校の学区域などのコミュニティーに影響が生じる可能性が考えられます。  資料2の9に外環付近の学区域図を添付いたしました。図面上部は、図面では切れておりますが、この部分は大変申しわけございませんでしたが、学区域は同じでございます。このような地域への影響には、横断連絡路等の設置を検討しましたり、地下式の開削ボックス部分では、埋め戻し後の住宅の再建、公園等の上部利用によりまちづくりを進めたり、影響を解消することが可能であると国では想定しております。  そのほか、生活再建救済制度は現在の都市計画である高架式に適用されることから、地下式では適用されなくなるほか、高架式で都市計画されていた附属街路もなくなります。また、高架式では、高架下の土地利用が図れますが、地下式では、地上の権利である地上権等は、大深度地下の構造物には及ばなくなるなどのさまざまな変化も見られます。 以上で、御説明を終わらさせていただきます。 ○鈴木 委員長   理事者の報告は終わりました。ただいまの報告について質疑、御意見等がありましたらお願いをいたします。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   きょうの委員会の設定の意味合いについてなんですが、今説明いただいて、多少の質疑応答ということはするにしても、きょうの委員会というのは、今後への関係についてはどういう位置づけになるんですか。よくわからないんですけど。ただ、こういうふうな状態になってますということを知らしめるというふうに認識していればよろしいんでしょうか。あるいは、きょうの委員会が何か1つのステップになって、今後に向けての促進的な契機になるのか、あるいは、そういうことは全く関係ないのか、その辺を少しお願いしたいんですけど。 ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   昭和41年7月に、外環道は都市計画決定をされております。この都市計画決定は高架式で構造形式を決定しておりまして、現在も、この都市計画が生きているような状況になっております。ただし、ことしの1月と3月、国と都の方で方針についての発表がございまして、その中で、大深度地下式を含む置換というような方針が出されましたので、調布市といたしましても、高架式と地下式についてどのような違いがあるか議会の方でも議論をしていただくということで、今回こういった会を開いていただいて御説明をした次第でございます。 ◆雨宮 委員   それはわかるんですけども、例えば、今説明いただいた中身についても、大体、後で出てくる環境影響評価方法書の中の項目とほぼマッチングしてますよね。ざっと見た関係では対応関係にありますよね。そうしますと、今、1の構造形式から始まって、その他の5までありますけれども、例えば、構造形式そのものの議論だけだって、1回の委員会で間に合うかどうかぐらいの中身があるなというふうに私は個人的には思ってるんですが、きょう、仮に午前中の2時間ぐらいの委員会の中で、あと市長回答もあるようですから、ごくごく限られた範囲の中で、こういう報告をやりました。一定の質疑応答がありましたということで、調布の議会としては、その内容について了解を与えたっていうふうな解釈を理事者側はされるわけですか。そこの位置づけがいまひとつはっきりわからないんですよ。つまり言いたかったのは、技術論的に議論するのは大いに結構だと思うんですよ。  ただ、この前のときにも問題になりましたけども、いみじくも先ほどお話あったように、調布市議会の決議という問題については、今出されてる、継続審査になってる陳情との関係でまだ結論出てませんよね。ですから、そういうことと、いわば政治的側面との関係で言えば、きょうの報告と資料説明というのは、あくまでも技術論的な問題だというふうに理解をしておけばいいのか、それとも政治側面絡みなのか、そこのところが見えてこないんですよ。そこの御説明をちょっとお願いできませんか。 ○鈴木 委員長   はい、井上次長。 ◎井上 都市整備部次長   今の御質問でございますが、たしか前回の特別委員会であったかと思いますけれども、反対決議、あるいは計画決定当時のときのその反対理由は何だったんだという御質問がございました。そういう面で、今回構造形式の変化といいますか、そういったものが提案といいますか、検討されてる中で、その当時懸念された事項がどう変化してるのかという事実を今回御説明をさせていただきたいということでございますし、促進陳情に関しましては、閉会中の委員会審査にゆだねられておりますので、いずれかの時点でやらなければいけないということですが、その前段として、客観的にどういう状況なのかという御説明をまずきちっと御報告させていただきたいということで、今回、この1月にこういった内容でお願いしたものでございます。 ◆雨宮 委員   そうすると、これ確認なんですが、あくまでも、現在の国なり東京都なりの到達点としての事実関係と、国が示してる判断、あるいは技術的対応の中身ということを我々側から言えば客観的に把握させていただくという、皆さん方から言えば把握してもらうというための委員会だというふうに理解しとけばよろしいんですね。 ◎井上 都市整備部次長   私どもとしては、まだこういった内容について、市の内部で細かく調査して議論したというところではございませんので、現在、国や都から示されている客観的なデータから申し上げますと、反対決議当時と今とではこんなふうに変わっておりますという事実だけを御報告させていただくという内容でございます。 ◆雨宮 委員   内容に触れて、さっき説明で聞き漏らしたというか、数字に聞き落としがあったんですが、騒音のところで、遮音壁等の設置によって、10デシベル、20デシベルって言いましたっけ? 10デシベルと3デシベル? ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   遮音壁で最大20デシベル、低騒音舗装で3デシベル程度騒音が低減する効果があるとされております。 ◆雨宮 委員   はい、わかりました。 ○鈴木 委員長   ほかに。はい、大河委員。 ◆大河 委員   これ、説明はそれなりに多岐になってましたけど、幾つか挙げちゃってもよろしいんですか、それとも…… ○鈴木 委員長   いいよ、言っても。 ◆大河 委員   では、ちょっと何点かお聞きいたします。  まず、この張ってあります2番のところに書いてあります、3番の生活のところかな。2番の交通量のところでは、構造形式が高架式にしろ地下方式にしろ、いずれそこに通る交通量を見込んでるのは変化がないという意味ですよね。ということは、逆に言うと、実際のところで現在の交通量というのはふえてるのか、あるいは減ってきてるのか、その点が1点と、その次のページの4番のところで、移転を要する建物の数のところで、調布市内では 510棟の移転を要するっていうのはありますけど、ただし、インターがない場合は 150、一体化は 210、インターチェンジがある場合は 480っていうふうに数量がかなりばらけて出ていますので、国の方針だと、要はできるだけ最小の経費で最大の効果を上げて、つまり余り経費をかけたくないというふうなニュアンスで聞いてるんですけれども、それぞれの移転をした場合、どのくらい経費がかかるというふうに見ているのかどうかということを1つはお聞きしたいなというふうに思います。  それと、ついでに言わせていただければ、それぞれこれ確答するところがあるわけですけれど、まだ、決まってない時点では、当事者の方にこういうことが予想されるようにおたくはなってますよという話はまだされていないんですよね。これは確認だけです。  それと、ずっと言っちゃていいかな。じゃ、そこでまず。まずそれだけ。 ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   今、3点御質問があったと思います。まず1点目、現在の交通量はふえているのか減っているのかという御質問でございます。  まず、総量といたしまして、自動車の保有台数は、昭和45年当時では 170万台程度、それから平成9年では 550万台程度ですので、約3倍強になっております。ただし、甲州街道の交通量につきましては、昭和40年当時と現在とでは若干減ってるような傾向にございます。  それと2点目でございますが、経費についてでございますけれども、移転費用等の金額が幾らぐらいになるかというような御質問だと思いますが、移転費用を出すには、一軒一軒建物の建物調査というものをいたしまして、その建物自体、それぞれ金額が違ってきますので、個別に調査をいたしまして金額を概算するというような形になりますので、まだ、具体的な金額については計算をしておりません。  それから3点目でございますが、外環の計画線の中に入っていらっしゃいます方々に移転を生じるかどうか御説明しているのかどうかというような御質問だと思いますが、まだ、具体的に高架式──現在は、都市計画は高架式でございますが、高架式の場合は、もちろん計画線内が移転になりますけれども、地下式になった場合は、開削ボックス部分では移転が必要になりますが、大深度部分につきましては、基本的に移転が不必要になってまいります。ただし、あくまで計画の段階でございますので、個別に移転が生じる等のお話はまだしておりません。  以上でございます。 ◆大河 委員   ありがとうございました。ちょっと今いただいた回答の中で1つ、甲州街道は昭和40年よりも若干減ってるというお話でしたね。それは、そのころと今どのくらいになってるか、ちょっとそれ、車がそんなふえてるのにどうなのかなということ関心がありまして、その台数を教えていただきたいのと、数値は具体的にとらえていないとは言いますけれども、やっぱり今回の救済制度ではありませんけれど、それぞれ想定した場合、ざっくりとでもどのくらいかかるのかというふうなことはシミュレーションしていないんですかね。もし、ざっと考えたことがあるんであれば、私はちょっとお聞きしたいなと思います。  また、計画がまだ完全に変更してないので、お知らせしてないということですけど、これは今後のこともありますけれども、今やっぱり説明責任とか、計画の途中をどんなふうに丁寧にしてくかという意味では、少なくともこういう方向になればこの辺がかかるよじゃないですけれども、住民の側の人は聞いてなかったという話がよく出ますが、大体こうなればここ、こうなればこうだというふうな情報はできるだけわかりやすく提示していった方がいいと思いますけど、その辺についてはどう考えてらっしゃるんでしょうか。 ○鈴木 委員長   はい、新谷都市整備部長。 ◎新谷 都市整備部長   先ほどの大河委員の御質問の中に、戸津の御説明が各国、いわゆる日本国全体の話になっておりますので、東京都内のお話でちょっと限定して、自動車の保有台数について改めて御報告させていただきたいと思います。  調査の資料は、「自動車保有車両数月報」という月報がございます。平成2年と平成14年、いわゆる直近で比較いたします。平成2年、いわゆる1990年度は、自動車の総登録台数が約 453万台ございます。2002年、平成14年度は 462万台。ですから、約9万 3,000台、2%程度伸びてるという状況になってございます。  その中での特徴でございますけれども、貨物車、いわゆるディーゼルがよく問題になる貨物車でございますけども、これは2年を比較しますと、3万 8,000台の減少になってございます。全体といたしましては、乗用車の方が4万台ふえております。ですから、貨物車が減る一方で乗用車がふえて、そこで相殺されてる格好になっております。では、 9,000台は何がふえてるんですかというお話になりますと、二輪車、いわゆるバイクでございます。それと特殊用途車、いわゆる消防車だとか、散水車だとかそういうものが──二輪車が4万台、特殊車両車が3万台ふえてます。その結果として、トータルとして約9万台ふえてるという傾向になっております。  その中でも、乗用車の中での特徴的なものが、いわゆる3ナンバーと言われている大型化、RV車と言われてる大型化。つまり普通乗用車の中でも、小型車は減る傾向になっているんですが、生活習慣の向上といろいろあるんでしょうが、乗用車の中での入れかえが行われてると。乗用車の中での小型車から大型化というのが見られるという状況になってございます。  自動車の伸びといたしましては、今申し上げましたとおり、全体としては9万 3,000台、二輪車を除きますと5万 1,000台で 1.2%。ですから、10年間で大体横ばいかなという状況になってございます。  以上でございます。あとは、戸津の方から御報告させていただきます。 ○鈴木 委員長   戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   まず、国道20号線の交通量でございますが、昭和52年度の昼間12時間当たりの交通量でございますが、約3万 2,000台。それから、平成11年の交通量は2万 9,000台。観測場所は世田谷区の南烏山近辺でございます。  それから、移転の費用についての計算は本当に計算をされていないのですかという御質問につきましては、先ほどお話させていただきましたとおり、個別に建物によりましても、構造によっても違いますし、それぞれ建物調査等をまだしてない段階ですので、まだ概算も計算されていないというような状況でございます。  それから、地元住民の方々に情報をどのような形で提供してるのかというような御質問であったかと思いますけれども、こちらにつきましては、国や都の方でオープンハウスというような形で、日にちを決めて地元の方々に施設を開放して御質問にお受けするような形をとったり、あるいは「外環ジャーナル」というような広報誌を国の方で作成しておりますが、こちらを沿線住民の方々にお配りしたりということで、外環についての情報を随時御提示申し上げてるということでございます。 ○鈴木 委員長   はい、大河委員。 ◆大河 委員   これはわかればですけど、甲州街道減りましたということですけど、これ、理由はどういうふうに考えられるかなというのが1点。  それと、今土地はおっしゃるように確かに個々いろいろあるでしょうけど、最大でも土地評価でいくとどのぐらいだろうという評価額とか見ますと、そうするとプラス多少何かすれば想定されないこともないんではないかなと思うので、これは感想ですけれども、こういった事業をするのに、それぞれの場合どうなるかなんていう金額を何も考えもせず、言いもせず、救済だけ考えるというのは非常におかしな話だなと私は個人的に思います。  ですから、少なくともさっき言ったように多少評価なり何なりいろんな部分で、これは国の考えることかもしれませんけれど、でも、それぞれがどんなふうなものになるのかというふうにお考えかというようなことは、国に聞いても別におかしな質問ではないんじゃないかと思いますので、私は、折があったらぜひ聞いていただきたいと思います。黙っていてわからないんでは、聞けばいいんじゃないでしょうかというのが1つです。  それと、オープンハウスと、あと「外環ジャーナル」とおっしゃいましたけども、例えばこれ、1月号とじてありますけれども、そして、ここに「ホームページアクセス14万件ありがとうございました」と書いてありますけど、例えば救済制度なんかクリックしてみると、大した説明がなく調整中なんて書いてあって、これだけお金が動いてるのになというくらい情報に対して丁寧ではございません。ですから、やはり少なくとも先ほど言ったように、調布市だけでも、こういったそれぞれのところに将来的な部分で考えなければいけない内容のことがあるわけですので、私は国の事業であってもいろいろ関係するので、ぜひ詳しい丁寧な情報提供については、折を見てきちっと丁寧に出していってほしいという旨は常時伝えていっていただきたいと思います。  今言った中で何か少しあれば。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   まず、一番最初の国道20号線でなぜ交通量が若干減ったのかというような御質問でございますが、あくまで想定の域を出ませんが、冒頭御説明申し上げましたように、昭和40年代、50年代に比べて、現在では都市基盤、道路交通網ですとか、あるいは橋梁、それからその他の基盤整備がかなり進んだ状況になっておりまして、そういったネットワークの強化、整備によって幹線道路につきましても、その影響でこういった結果が出たんではないかと推測されると思います。 ◆大河 委員   整備した結果ということで、じゃ、外環要るのかなとちょっと思わないではないですけど、では、あと一、二点ちょっとお聞きしときたいんですけども、1つは、これは確認ですけど、2の2を説明いただいたとき、ちょっと聞き落としたのかもしれませんが、これは外環道ができたときのシミュレーションというのは、当然そのころ、例えば武蔵境通りも拡幅が済んでいるとか、そういうことでさっきお話をいただいたんでしたよね。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   こちらの想定にいたしましては、平成11年度の交通センサスを基本といたしまして、先ほど御説明いたしました圏央道、外環、それから首都高速の中央環状線を現在の道路交通網にその3環状ができたと仮定してのシミュレーションを行っております。 ◆大河 委員   であれば、これは話としてちょっと単純な質問かもしれませんが、現実には36メーターの計画があって、それで買収したりして進んでるわけですけど、これのシミュレーションで見ると、武蔵境通りはブルーになっておりますね。何かこれ見ると広げる必要あるのかなと、逆に素朴な疑問を持ったものですから、1点。  それと、もう1点は2の5、もう1つ別な質問ですけど、今言ったのは、そういう設定であれば、ほかの道路が今後整備されて──もう一度言っておきますと、今言った新しい質問は、1ページのところでそれぞれの都市基盤の整備状況が出ていて、それぞれの道路が全部できてきたとき、外環もできてそうなるというなら何となくそうかなというのはわかるんですけれど、先ほど言ったように、3環状線のことだけでのみ、ほかの道路事情が減少したりするというふうな変化のシミュレーションであれば、では、残ってるところの交通基盤整備をする必要性、拡幅の幅のこととか少し疑問に思う人も出るんじゃないかなと思いますけど、どうでしょうかというのが1点目。
     もう1点目は、2の5、トンネルの換気所での集中処理の書いてあるこのページなんですけども、実験として、地下化にすればトンネル内で発生するのは集中してやって、ほかのところに対しての環境汚染というのは少なくて済むということですけれども、そうは言っても、逆に言えば、まだどこになるという話はないと思いますが、例えば私たちなんかが心配してるのは、東八とかそういったところは、地図で見てもなかなか結構な場所かなと言われているので、心配をするんですけど、逆に言えば、それが集中して換気して出るわけですので、そういった場合の環境評価の対策とかといったものについては、環境評価の面から十分想定したようなことを調べたりするようになってるのかどうかというのが気になるところですので、その辺はどうなってるのかという点と、さっき水の関係。2の8のところで、調布市に関しては、地下水とかいろんなことに対して、さほど影響がないというふうな御説明ではありましたけれども、市の方で今回、環境保全審議会の中でも、水の関係のことに関しましては大分意見が出されてるところですし、やはり慎重に見ていっていただきたいというふうな崖線の関係なんで、影響を緻密に評価してほしいということを言ってるわけですけども、その辺のようなところは、今の話で聞いてると、そんなふうに意識されてやってるのかなという点がちょっと気になりましたので、その点についても少しお聞かせいただきたいと思います。 ○鈴木 委員長   小豆畑環境保全課長補佐。 ◎小豆畑 環境保全課長補佐   それでは、今の御質問の2点についてお答えをさせていただきます。  まず、換気所からの集中して処理された大気の評価、調査についてでありますけれども、これにつきましては、現在、環境影響評価方法書に対する都知事の意見書が出されまして、それに基づき、今後環境にかかわる大気調査について行い、さらに評価をするということで聞いております。  それから、地下水の問題でありますけども、これにつきましても、環境保全審議会の方でかなり議論をされまして、慎重な扱いを求めるということで市長意見書が出されておりまして、それについても都知事の意見表明がなされまして、地下水についての評価、それに伴う調査も行うということで都知事の意見書が出されております。  以上です。 ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   それでは、私の方から1点目の武蔵境通り南北方向の交通量が減少するので、今後その拡幅等の整備は必要ないんではないかというような御質問につきまして御説明したいと思いますが、このシミュレーションは、あくまで外環が完成されたとして、その通過交通ですとか、あるいは南北方向の車両等もこの外環の方に吸収されるということも計算されてこういった数値も出ておりますので、当然外環ができませんでしたら、こういった状況にもなりません。そういったことで、この評価はされておると理解しております。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   一番最初に、戸津が国道20号の交通の実態を御説明させていただいたときに、旅行速度というのを約9キロぐらいだとお話させていただいたと思います。つまり、交通量の変化と同時に、やはりそれをどのぐらいのスピードで走れるのかというのが、経済効率の側面もございますが、大気汚染への影響につきまして考えたときに非常に重要な項目になってございます。したがいまして、仮にこの前提に立ったとき、今甲州街道がこの程度ということは、やはり交通の旅行速度として、逆に言えば上がってない実態が想定されます。ですから、そういう意味でもほかの道路をきちんと整備することによって、交通量そのものを削減すると同時に、平均旅行速度を上げるというその2つの面でこの交通量の変化をごらんいただきたいと思います。  ただ、申しわけございません、武蔵境通りが約20%部分的に減のときに平均旅行速度がどうなるんだというのは、まだデータとしていただいておりませんので、具体的な数値としてはお示しできませんが、できれば、交通量と平均旅行速度をセットでこの図の変化を見ていただいて、考えていただきたいなというふうに思っております。 ◆大河 委員   だから、逆に言うと、私たちの方から言わせていただければ、交通ネットワークとしてもっと大きな部分で、将来的にそれぞれがどうなったらばスムーズなあり方になるのか。つまり、もう少し言えば公共交通のあり方とか、LRTとか、さまざまなものを入れていったときに、最終的にはどんな絵図になるのかということを考えれば、現実的には、最初のページにあったように、それぞれの幹線は今整備されてる最中なわけですから、そうなったときに、最終的にどんなふうな快適な交通システムができるのかというふうな視点で見れば、やっぱり今の見方ですと、あくまで環状がというふうな話になるので、もう少し広いところでも行ってみて、そして、環状にフォーカスしてみれば、そういった話なんだろうと思うんですね。だから、一方だけの話では、じゃ、何なんでしょうねということは反論として当然ある話じゃないかと私は思いますので、これは意見ですけれども。  では、いいです。とりあえず私はここで。 ○鈴木 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   私も、その2の2のシミュレーションに関連して一、二点お聞きしておきたいんですが、1つは、調布市域という非常に狭い範囲に限って見れば、この外環をつくることによって交通量減少という効果があらわれるのは、南北武蔵境通りから鶴川ですよね。ただ、このシミュレーション見て私がおやと思ったのは、多分インターチェンジは想定してない前提なのかもしれませんけど、いずれにしても、東西方向が全然変化なくて、何でこの武蔵境道路だけ減るのかなと。外環ができることによって外環に吸収されるとすれば、この武蔵境道路の部分だけがどういう流れで減少するのかという理由がちょっとよくわからないもんで、そのあたりのところを把握されていればお答えいただければなというふうに思っています。  それから、次の2の3ですが、これも、例えばPM粒子状物質についても、行く行くはというか、最終的には97%低減されるという。しかし、これは2010年ですから、今から5〜6年先ですか、5年先か。これは、あくまでも予測値ですよね。だけど、これまでの大気汚染問題というのは、規制値であるとか予測値であるとかというやつの枠を大きく超えて、例えば複合汚染であるとか、あるいは、1つの物質で言えばそんなに問題ないんだけれども、それが幾つか重なることによって、想像できない、予想できないような状況が生まれてきているっていうのが、大体これまでの過去の状況だというふうに私は理解してるんですが、この2つの図面、PM、あるいはNOxそれぞれについてこういう予測値を立てていますけれども、今まであれですかね。例えば、このNOxについては、少なくとも2000年までのデータは実測値というふうに理解をしてよろしいんでしょうか。実測というか実績というのかな。その上に立って、2010年までの推測なのかということで、そのあたりをちょっとお聞きしておきたいというふうに思います。  それから水の問題、さっき大河さんの方からもちょっと出てましたけれども、私、2の8の資料を見ていて、調布の場合には大深度になるから影響ありませんという説明もいただいてるんですが、むしろこの下の絵ですか、地層断面図が2つあって下の方を見ると、標高50メーターからゼロメーターの間、だから、15メーターぐらいのところに深層地下水ってありますよね。潜ったときに、ここに引っかかる可能性っていうのはないんですか。私は、何かその辺がかなり心配な感じがするんですけども、先ほどの説明だと、地下水流・水脈についても寸断の可能性があるんで、それは上部と下部を接合することによって分断・切断の回避をするというふうな説明もありましたけれども、あわせて、大深度にするんで水脈には影響ありませんという説明、ちょっと整合性に欠けるというか、そごを来してるんじゃないかという感じもするんですが、その辺はどうなんでしょう。その3点。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   私の方から、1点目の交通のことについて御説明させていただきたいと思います。  この図、ごらんいただいてわかりますとおり、基本的に外環はそもそも南北方向につくる道路でございますので、外環に、交通工学的に言いますと、いわゆるOD、つまりオリジンとディマンド、どこに出発点を持つものが外環に乗ってくるのかという話になりますと、例えば調布市内から関越方向に行くとか、あるいは調布市内から東名方向に行くという、物理的な側面から、基本的に東西方向が外環の方にオンする格好になりますので、必然的にこの武蔵境通りなど南北方向が減る格好になってございます。  ただ、では、それで交通政策はいいのかということを受けまして、東京都の道路整備のあり方で、今まで区部環状、多摩南北という言い方がよくされておりましたが、最近、1月だったと思いますが、発表された多摩北部の東京都の道路政策の中では、やはりこれら環状道路が整備されたときに、やはり東西方向に車が流れるものがございますので、南北方向から、次の時代としては東西方向の主要幹線、新青梅だとか新五日市、東八、甲州街道など東西方向の道路を強化したいという施策を打ち出してきておりますので、それぞれ東西南北のネットワークの中で、総体的な交通量の変化が今後見られるのかなというふうに、まず1点目では考えでございます。  2点目以降は、戸津の方で述べさせていただきます。 ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   まず、2点目の資料2の3の、実測なのか推定なのかというようなお話ですが、ちょっと資料が見づらくて大変申しわけございませんでしたが、粒子状物質のグラフの左下のところに、未規制時の値は推定値であるとこのように書いてございますので、先ほどお話しされましたように、現状までは当然実測値ですが、将来については推定値というような形でグラフを記入しております。  それから……(「ちょっと済みません」と呼ぶ者あり)。 ○鈴木 委員長   はい、新谷都市整備部長。 ◎新谷 都市整備部長   ちょっと戸津の方の説明が……。済みません。不手際は全くございません。これは、単体規制の規制値でございまして、今の大気の状況を示したグラフではございません。ちょっとその辺が戸津の方の説明で誤解を与えるような御説明になって申しわけございません。規制値の評価のグラフとお考えください。 ○鈴木 委員長   いいですか。──戸津副主幹の方はいいの? はい、戸津副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   3点目の地下水につきまして、2の8の中央道周辺の地質で地下水に影響がどうかというようなお話だったかと思います。先ほど御説明いたしましたとおり、今回の大深度地下方式を含む地下式につきましては、大深度部分については、基本的に地上から約40メーター以上掘り下げるような形になります。ただし、50メーターなのか、60メーターなのか、あるいは40メーターぎりぎりなのかという細かなメーターについてはまだ設計されておりませんので、その辺につきましては、具体的にどうだというようなお話はここではちょっとできませんが、基本的には大深度では影響は少ないのではないかという御説明をさせていただきました。ただし、ジャンクション、あるいはインターチェンジの部分では、地上部に向かって大深度部分から上がってくる導入路をつくるわけですので、そこの部分では確かにこういった地下水脈等に当たる可能性が出てまいりますので、先ほど言いましたように、地下水脈をつなぐような対策等の工事が必要だというふうに考えております。 ○鈴木 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   排ガスの問題なんですけど、規制値の強化がこういう年次を追って、タイムスケジュールでやられていく予定であるというのはわかるんですね。ただ、ともすれば、こういう資料で住民の皆さん方に向かって、こうなるから安心ですよという説明がされる場合が今まで多くて、それで行ったら、実際にはもっとひどい現実になっちゃったということがしばしばあるわけですよ。今までに、実際問題として。ですから、こうなるんですよってことじゃなくて、あくまでも規制値の変化がこうなるんですよっていうことを、そこは正確に説明をしていく必要があるんじゃないかと思うし、また、今私が申し上げたような規制値と実態が必ずしもイコールになるとは限らないという危険因子といいますか、現実の要素についても、市行政としては住民への説明ということを十分留意してほしいなというふうに思っています。  それから地下水の問題ですが、確かに今の説明は、それはそれでわかるんですが、ただ、大深度40メーター以上ということになりますと、さっきちょっと言いましたように、この地表断面図を見る限りにおいてはかかる危険性も予想されるんですよね。だから、それは具体の設計段階に入っての問題になると思いますけれども、この冒頭の説明や、あるいはその環境保全審議会の方に提起されている評価書で読んでみても、大深度だから、ここでいうところの深層地下水脈には影響がありませんということをかなり断定的に言い切ってるようなニュアンスを感じるんですよ。だから、そうじゃなくて、やっぱり実際の地下の状況をよく把握した上で、設計にしろ何にしろ対応を講じていく必要があるし、可能な限り、その地下水脈への影響を避ける技術的対応を国にも迫っていく必要があるんじゃないかということを私は強く思っていますので、意見として言っておきます。  とりあえずは。 ○鈴木 委員長   ほかにございませんか。はい、荻窪委員。 ◆荻窪 委員   3点ちょっと伺いたいと思うんですが、最初に、都市基盤施設の整備状況で1番の資料ですが、この東八道路の外環前後、そして東部分のところが、まだ事業中並びに未整備ということなんですが、その現況と今後の見込みでしょうか、見通しといいましょうか、ここをちょっと伺いたいと思います。  それと、2点目が構造形式の違い。高架式から地下式に変わった場合の見方ということで、資料の2ですね。これで高架式の場合は、特に中央道から東名道の下段の図ですが、計画区域としての幅員が、帰属道路6メートルのが2つ入ってますので、42メートルですね。それが地下式になった場合、この計画幅員が変化があるのではないかなというような思いがしておりますので、ちょっとそこのあたり詳しく説明いただきたいと思います。というのは、先ほど、移転を要する建物戸数の数字で示されておりますが、当然計画区域の現在の区域の戸数が、幅員の減によって減になるんじゃないかなっていうように思ってるんですが、この戸数の把握も若干変わるんじゃないかなというような思いがしましたので、そういう構造形式の変化によって計画幅員がどのようになるのかということですね。  それと3点目が、たしか昨年11月の末に、長友市長が区市長意見交換会で、市民が直接外環を利用できるインター機能が必要であるというふうに明言をされておりますよね。そうしますと、この資料2の中の地域ですね、これのインターチェンジがない場合、調布市内で 150棟の移転を要する。ジャンクション一体型云々、インターチェンジがある場合云々というような、ここのところで、特に11月28日に市長がそのような考えを表明されてるということは、この3つのうちの2つ目、3つ目が特に考えなければならないというような思いがしておりまして、また、注目しなければならないというような思いがありますので、今後、例えば市民の方が市長のそういう考えを受けて考えていく中、判断していく中では、やはり市として、国の方にさらに詳細にわたったデータ、またはそういうものを求めていく必要があるのかなというようなことで感じておりますが、そのことでちょっとお答えいただきたいと思いますので、一応3点お願いします。 ○鈴木 委員長   はい、戸津街づくり推進課副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   まず、1点目の東八道路の未工事部分についての御質問でございますが、ここの部分につきましては、現在、環境アセスメントの手続中でございますので、今後これからアセスの進行とともに工事に入っていくと思われます。  それから、2点目の移転戸数につきまして、構造形式が高架式から地下式になった場合に当然その幅が違ってくると。それによって、移転戸数も違ってくるのではないかというような御質問が2点目だったかと思いますが、委員が今言われましたように、確かに、高架式と地下式の場合は当然構造が違ってきますので、幅についても今後若干変更が出てくると思います。その辺の細かな幅については、今後設計等を通じてどのぐらいになってくるかということを検討しなくてはいけないと考えておりますが、きょう移転戸数をお示ししたのは、あくまで現状の幅員でどのぐらい移転戸数が出てくるかということでこの棟数を出しております。  それから、3点目のインターチェンジにつきましての御質問でございますが、現在も、国や東京都とインターチェンジその他につきまして調整、打ち合わせを事務方で重ねている状況でございます。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   済いません。ちょっと補足だけさせていただきますと、一番最初の資料2のカラーの図面をごらんいただきたいんですが、国は、右側のシールドの部分と呼ばれてるもの、そのトンネルの中の直径でございますけども、これが1本当たり16メートルを想定してございます。ですから、それに今度外側の躯体が入る。それが2本という格好になります。あとそのシールドとシールドの離隔と呼ばれている、くっつけてつくれませんので、離隔を考えなければいけません。そうなりますと、この30メートルと6メートル、42メートル、この幅員そのものを恐らく目いっぱい使うんじゃないかなというのが想定でございますけども、今考え得る格好では、そのようなイメージをまずはおつかみいただきたいと思います。 ◆荻窪 委員   3点お尋ねして、まず東八の今現在環境アセスの手続に入ってるということで、今後のスケジュール的な面ではどうなのかなということで、ちょっと再度お尋ねしたいと思います。  それと2点目の幅員については、たまたまこの資料の中に数字が示されてないんであれだったんですが、よく理解できました。  あと、3点目については先ほどお答えいただいた形で、ぜひ市民の方が、調布の市の中にインターチェンジが必要なのか、またはジャンクションと一体型の利用できるそういう施設が必要なのか判断できるような形で情報をいただければなというふうに思うんですが、1点目のことで再度お尋ねしたいと思います。 ○鈴木 委員長   はい、小豆畑環境保全課長補佐。 ◎小豆畑 環境保全課長補佐   環境影響評価、環境アセスの今後のスケジュールでありますけれども、先ほどもお答えいたしましたように、東京都知事の意見表明がされておりまして……(「東八でしょう」と呼ぶ者あり)。失礼いたしました。東八道路に関しましては、手元に資料がありませんので、ちょっと今この場でお答えできません。申しわけありません。 ○鈴木 委員長   そうすると、何かある? はい、戸津副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   先ほど御説明申し上げましたように、現在、アセスの手続を行っている段階でございまして、それに従って、今後都市計画の変更の手続を行いまして、それから事業認可、工事着手というような形になるかと思われます。詳しい年度につきましては、現在把握しておりませんので、それは、また別途お調べをして御報告いたしたいと思います。 ◆荻窪 委員   ありがとうございます。ただ、この東八に関して、ここにもインターチェンジ云々ということで、この外環のある程度今後の見通しの中で、一体的に把握していいのかどうかということでどうでしょうか、まだ不確定ですか。  時期的に含めて、この東八道路の整備の完了が外環道路のある程度の完成と大体一体的に見ていいのかどうか把握しているのかということです。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   東八道路の工事の完了と、それから外環道の工事の完了を合わせるのかというような、一体的に整備をされるのかというような御質問だったかと思いますが、当然一体的に整備をされれば、道路交通網のネットワークからすると非常に有効だと思いますが、現状では、その工事完了を東八道路と外環で合わせるというようなお話は伺っておりません。  以上でございます。 ◆荻窪 委員   結構です。ありがとうございました。 ○鈴木 委員長   はい、伊藤委員。 ◆伊藤 委員   今、それぞれの委員さんから御意見やら御質問が出ておりましたので、私からは、この外環の位置づけというのか、本市にとってのまちづくりに関してこの外環というのは、ある意味ではどのようにとらえているのなかということ。というのは、やはりまちづくりの中で、計画の中にはインターチェンジジャンクションや、もしくは大深度に変わったときには、それぞれ構造物が何らかの形で市内につくられていくというふうに理解をするんですが、そんな中で、このまちづくりとして考えたときに、私ども議会という中で、反対の決議を過去にしてきたわけですね。ということは、市民の代表である私たちが反対をしてきたということに関して、調布市としての立場というものも、国や東京都に対する要望や、もしくは、それぞれの計画の迅速な情報伝達が何らかの形で支障があるのではないのかな、こんなふうにも思っております。そんな中で、まずはこの外環が本市にとってのまちづくりにどういう形で考えておられるのか、その辺をまずお伺いしたいなと、こんなふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○鈴木 委員長   はい、井上次長。 ◎井上 都市整備部次長   これは、いろいろなところでも申し上げてまいりましたし、都市計画マスタープラン等に書いてございますが、非常に大きな影響があるというふうに考えてます。具体的にどういうことかと申しますと、これも昨年の第3回定例会でも市長、あるいは部長の方から御答弁申し上げてるかと思いますけれども、多くの都市計画道路を含めた基盤関係ですが、外環がはっきりしないためになかなか手がつけ切れていないという状況がございます。  それと同時に、我々から申しますと、その他防災関係のまちづくりも含めて、東部地域においてまちづくりを進めていく上で非常に重要な課題であるということと、それからもう1点は、これはこれまで私ども余り議論してきてございませんが、今、大深度地下が提案されております。その前段では地下方式とかいうことがありましたが、当然京王線がこの間、調布、布田、国領の3駅で地下の連立をやるわけですけれども、それから以東、東側につきましては、今のところ高架構造で決定をされてございます。そうすると、外環が今度地下に潜るというお話が一時期あったわけでございますが、そのときに調布付近で地下やって、また向こうは高架やるのかといった議論もあるかと思いますし、また、向こうについても地下でやったらどうだといったときに、じゃ、どちらが上行くのかという議論も──今回大深度ですので、どちらが上ということはないんですが、さらに申し上げますと、甲州街道インターチェンジという議論になりますと、導入路がやっぱり出てくるということになりますと、京王線との連立の関係どうするんだとか、その後、京王の都市計画決定されてる区間としては当然仙川までございますので、その辺を含めて、まちづくりについてさまざまな視点から考えていく必要があるというふうに思ってます。そういう意味で、単なる道路交通問題だけでなくて、京王線の連続立体交差やその防災上の観点も含めた相当大きな影響のある道路計画だろうというふうに私どもでは考えております。 ◆伊藤 委員   確認の意味でお答えをいただいたというふうに私も思っておりますが、本市に当たって、今回こういった国からある程度こういう方向でということが示されている中で、非常に重要な部分が多い案件だというふうにも思っております。そんな中で、聞くところによりますと、三鷹市さんの方でも、当然同じような問題を抱えて今御協議をされてるんじゃなかろうかと思いますが、関係者のお話を耳にいたしましたところ、先ほど東八のお話もありましたけれども、東八を1つの出入り口として何らかの形で中央道につなげるような、そういった構想を国から示される、もしくは示されたプランだというふうにも思いますけれども、そういったものが出てるというふうなことも聞いておりますが、本市としては、そんな状況はつかんでいるのでしょうか、いかがでしょうか。 ○鈴木 委員長 
     はい、戸津副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   先ほど御質問の中にもございましたように、本市といたしましても、国や東京都と資料の中にもございましたように、通常のインターチェンジがある場合、あるいは、ジャンクションと構造的に一体になった場合等の構造形式等について調整をさせていただいております。ただし、三鷹市さんの状況につきましては、私どもの方では詳しくは把握しておりませんが、調布市といたしましては、当然インターチェンジについて事務方でさまざまな検討を現在しているというところでございます。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   若干補足説明させていただきますと、これから、その次の報告で第5回の沿線区市長会での市長の御発言をその他報告させていただく予定でございますけども、11月に開催されました沿線区市長会で市長の方から、先ほどお話ございましたとおり、外環のインターチェンジについては、直接市民が利用できるようなインターチェンジの機能が欲しいというお話をさせていただいております。それを受けてかどうか、ちょっと綿密なところはわかりませんが、東京都の方からも、そのインターチェンジの一体をどういうふうに工夫したらいいのかと。要するに、インターチェンジジャンクション一体的と言いながら、では、その一体的な工夫がどうなのかというのが、口では言ってますが、具体的にはまだ何もイメージがわかない。そういうようなものにつきましては、年明けことしの1月には、東京都の──国というふうな御発言ありましたが、東京都の方から、そのたたき台となるようなものは私どもの方には示されております。  また、そのほかにも今週末、あるいは今月末には国の方からも事務──事務方という言い方はちょっとお許しいただきたいんですが、事務方の方に市のまちづくりとして、どのような希望が逆にあるのかというのを聞きたいというのが、国の方が来る予定に今なっておりまして、私どもの方といたしましては、その市長の発言を受けて、インターチェンジの機能のあり方を含めたまちづくりのたたき台を国及び東京都と話し合いを今進めている状況にあるというふうに御理解いただきたいと思います。 ◆伊藤 委員   御答弁ありがとうございます。ただ、私個人的に思うに、やはり本市のまちづくりに非常に重要な大きな問題を、今回この外環の国の着手というものがいつごろになるんだろうかということが非常に気になるところなんですね。その中で、ある意味では新幹線通って駅がないような、そういうことにもなりかねないことにも懸念をする部分がありますね。したがいまして、私はこの問題に関しましては、調布市としても、ある意味では正々堂々と渡り合えるような環境をつくる、これは当然議会側も行政側も含めてですけれども、そういったことが必要になってくる時期が早ければ早いほどいいんじゃないのかなと思います。それぞれ委員さんから御質問が出てる内容も、実際につくられた場合にはどうなるんだろうかということ、不安材料も当然含めて、これからの交通のあり方も含めて質問されてることというふうに理解をした場合に、その方向性というのは、早急に出すべきじゃないのかなと、こんなふうに思います。  それともう1点、先ほどお話をさせていただいた三鷹市さんに対するジャンクションか、もしくはそれにかわるものという形の図面を三鷹市さんの方に提示をしていると私は耳にしているわけですが、これは具体的な信憑性は持ってませんが、もしそういったものがあるのであれば、この特別委員会で国、東京都どちらかわかりませんが、そういったものが三鷹市さんだけで考えられるものではなくて、本市としても中央道を抱えているところですので、ぜひ資料請求なり何らかの形で、委員長、委員会としてひとつ取り計らいをお願いしたいなと思いますが、いかがでしょうか。 ○鈴木 委員長   それは、今、伊藤委員からもお話があった資料ですが、実際に出てるもんなの? 把握してますか。把握して出てるもんであれば、正式に特別委員会の名前でもって資料を取り寄せていただきたいんですけど。どうなんだろう。その情報つかんでます? ──あれば報告してくださいね。それで取り寄せてもらう。出てるの? はい、戸津副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   現在、東京都、あるいは国と私どもの間で打ち合わせをさせていただいてる中で、ジャンクションと一体構造になったような図面等は勉強という形で御提示を受けております。ただし、三鷹市さんへのどういったような図面提示があったのか、あるいは、資料請求につきましても今後進めていきたいと思います。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   先ほど私の御報告の中で、年明けに市長の答弁を受けてということで、スケールはたしか2500分の1でインターチェンジジャンクションが一体となった工夫のたたき台というものを提示されてございます。委員会の資料としてお配りできるのか、あるいはお見せできるのか、その辺は申しわけありません。東京都の方と協議をさせていただかないとちょっとわからないところはございますけれども、いずれにいたしましても、議論を深めていただくためには何らかの資料、口だけのインタチェンジ一体型とかとなっておりますので、国及び東京都と調整を図って、その資料が御提示できるように努めていきたいというふうに思っております。 ◆伊藤 委員   よろしくどうぞお願いします。 ○鈴木 委員長   一応、委員長の方からもお願いしときますが、いずれにしても、本件にとって大変重要な問題ですから、出せるもの出せないものじゃなくて、できるだけ、この特別委員会には提示するようにひとつお願いしときたいと思います。  ほかに御意見ございませんか。よろしいでしょうか。はい、大河委員。 ◆大河 委員   今、三鷹市が示されてというお話がありましたけど、私、当初からお話してると思いますけれども、東八、特に向こう方面にかかわってるのは、調布市に今回出されてる資料を見ましても、例えば今言ったような話があれば、集中管理する排気口みたいなものができて、そしたら、それに対しての環境の影響っていうのは非常に大なわけですね。いい場合もあれば、それに対してのリスクもあるようなお話ですので、やはりメリット、デメリットも含めてしっかりしたものを出していかないと、簡単に、だからいいっていう話にはならないのかなというのと、今言った点で私ももう少し要望したいのは、市長はその市民が利用できるインターチェンジ的機能という言い方をしてますけれども、それは、では、市内を完全に通る、そういったものを言ってらっしゃるのか、例えば、移転も含めた市民の方にいろいろ影響を得るようなことをするのかどうなのかといったような、もちろん都や国の絵もわからないではありませんけど、市としては、どういうふうな形であれば、それが調布市のまちづくりによりよい影響があるのかということを考えてらっしゃる前提の絵が私にはわからないんですよね。見せてもらって、これならやればいいという前に、少なくとも行政サイドで、調布市が外環も含めた形の交通ネットワークをどういうふうにしたら、都市計画マスタープランに示されたまちづくりがより有効に働くのかというふうなことが私たちには示されていないので、それが、果たして市民にとっていろんな意味を含めてメリットがあるのかないのか。進めていかれた結果、こういうことだったのかというふうになってはいけないと思いますので、私はもう少し早急に、むしろ市としてどう考えてるのかということは出していただきたいのが1点。  前から、三鷹市と接してるので協議は外せないとおっしゃっていながら、きょうの話を聞いていても、三鷹市とどんな調整をしてらっしゃるのか、どんなふうな意見交換をしながら進めてるのかが見えてまいりませんので、この間、この前からも含めて、三鷹市と調布市は、外環のことに関連してどのような協議をしてきたのかということについて少しお聞かせいただきたいのと、これは将来のことですけど、今の話した中で、高架のときには、いただいた2番の資料に附属道路として当然生活道路も計画の中に入ってたわけですよね。これが、大深度になればそれがなくなるわけです。そうすると、調布市の生活道路の示していく今までの図面に関しても、かなりこういったものでも影響が出てくるわけですね。そういったことも含めて、市としてどんなふうにまちづくりを進めてこうとしてらっしゃるのかということも少し見えないので、そのスケジュール的なこともあわせてお聞かせください。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   大河委員からの御質問で、一番最初の部分のインターチェンジの機能と、恐らくその生活道路というのは1つのセットだというふうに考えてございます。したがいまして、私どものたたき台、御議論いただくたたき台を早急にまとめて御提示をさせていただきたいなというふうに考えてございます。  あと、三鷹市との調整の動向でございますけれども、三鷹市長が沿線区市長会でインターチェンジに対する考え方を述べられております。端的に申し上げますと、東八は要るけれども、20号はいかがなものかというものでございます。ですから、インターチェンジに対する考え方が、やはり三鷹と調布では若干異なるものがあるというのがございますので、それに対して、私どもといたしましては、杉並と練馬の青梅街道のような真っ向から全面対立のような構図にはしたくないというふうに考えておりますので、三鷹市さんのところは、何月何日どういうメンバーでやったんだっていうのは、正直なところ、まだ具体的な沿線区市長会での正直言って帰り道だとか、私、PI協議会で三鷹の部長さんとお会いすることがございますので、そういう契機でちょっとお話をさせていただいてるというのが今の三鷹市とのお話を進めさせていただいてる状況でございます。 ◆大河 委員   これは要望ですけど、少なくとも三鷹との調整は欠かせないわけですので、こういった委員会の中では、どういった形の会議でも結構ですけれども、やはりどういうところまで意思の確認をしてるのか、合意が図れそうなところ、逆に言えば、問題になってるところはどこなのかというようなことの報告はあってしかるべきではないかというのがあります。  あと1つ意見は、三鷹と調布市では若干見解が異なるというふうにおっしゃいましたけれど、市長が、反対決議がある中で市として有効性を認めてる、インターチェンジ機能が欲しいと言ってる意味が、市民の人にとってどういう意味を含んでるかということのきちんとしたビジョンを示されておりませんので、私はその言ってる意味がよくとれませんでした。 ○鈴木 委員長   時間もそろそろ来てるんで、この問題については、この辺でよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   それでは、続いて報告事項1の中の (2)環境影響評価方法書に対する市長意見について、理事者の報告を求めます。小豆畑環境保全課長補佐。 ◎小豆畑 環境保全課長補佐   それでは、資料3、外かく環状線事業にかかわる都知事あての市長意見について御説明をいたします。  市長意見は、外環事業に関する環境影響評価の手続、流れの一環として作成されてるものでありますことから、環境影響評価、通常は環境アセスと言われてるものですが、このことについての説明を最初にさせていただきます。  今回の環境影響評価は、環境影響評価法に基づき行われるものであります。外環事業は高速自動車国道建設工事であるところから第1種事業に分類され、環境影響評価の対象とされております。  次に、環境影響評価の流れでありますが、事業者が、この場合は国土交通省となりますが、まず、アセスの方法の案であります環境影響評価方法書を作成いたしまして、国民の方から広く意見を求めた後に、関係する自治体の長の意見を聞いた都道府県知事が意見を表明するとされておりまして、今回の市長意見は都知事が関係する自治体の長の意見を求めたことに対応するものであります。そして、既に都知事から環境影響評価方法書への意見表明がされておりまして、環境アセスメントにかかわる調査が開始されるとのことであります。今後、調査に基づく予測と評価により環境影響評価準備書が作成されまして、方法書と同様に国民の意見、関係する自治体の長の意見を聞いた都知事の意見により必要に応じた評価書の補正がされまして、その後、環境影響評価の結果が事業に反映されるということになっております。  それでは、ここからは資料に沿いまして、環境影響評価方法書に対する意見について御説明を申し上げます。  最初に本意見書でありますけれども、この意見につきましては、調布市環境基本条例第22条の規定により、事前の調布市環境保全審議会への市長の諮問に基づいて作成をされております。このたびの事業計画は、昭和41年に都市計画決定されております計画の変更により、道路高架方式から地下方式とされておりますが、現時点では、都市計画決定自体に変更がされておりませんことから、本文に先立つ前文にありますように、関係する住民の方には戸惑いがあるということを底流として、市長意見は構成をされております。  まず、1の環境影響評価の項目でありますが、調布市は府中崖線、国分寺崖線、そして各段丘面などの立体的な地形により特色づけられております。そして、豊かな湧水と水環境にも恵まれております。そうしたことから、総合的な水環境の評価をまとめたものであります。  次に、2、評価の手法であります。事業による環境への影響の回避、または低減行為の事業者の実行可能な範囲内で提示し、環境影響評価準備書で評価をするということになっておりますが、このことに対して、事業者の可能な判断だけではなく、関係住民が了承を得るということを評価の判断基準とするよう求めているものであります。  それでは、次のページをお願いいたします。3、関係地域の設定でありますけれども、事業計画にはまだ未確定な部分があること、また影響の及ぶ地域の線引きということがないことから、適切な影響の及ぶ範囲の設定のもと、調査ポイントを具体的に設けるよう要望したものであります。  次に、4、地下水流動及び水位の項目でありますけれども、事業予定線が市の特徴である立体的な地形部分に沿って、具体的には仙川、入間川とこれらの河川が形成した谷と崖線を通過いたしますことから、湧水並びに地下水現況、河川現況について慎重な評価をするよう求めているものであります。  5の水質保全につきましてでありますけれども、事業の実施による直接的な公共用水面に対しての汚水の流出というものが想定されておりませんけれども、これにつきましては、工事による地下水汚染等も予測し、評価するよう要望をしております。  次のページをお願いいたします。6の大気汚染でありますけれども、今後換気所の設置等、事業計画が明確になるということでありますので、こういうことを事前に想定いたしまして、調査並びに評価に適切に対応できるよう求めているものであります。  7の生物及び生態系に関してであります。現地調査に先立つ文献資料の精査、これは評価方法書の方に記載されておりますけれども、環境評価に値する生物の選定が不正確、あるいは不適切な箇所が見受けられる。こうしたことから、正確な最新情報の収集と調査に基づく評価が必要であるとしております。また、学術的な調整ということだけではなく、その関係する地域にとっての希少性なども評価の材料とするよう求めております。そして、予定線全線にわたっての総合的な環境評価も求めております。これらのことにつきましては、今日、市民と関係住民が直接的に、あるいは客観的に把握することが可能であるということから、例えば、調布市におきましては、市民の方々が具体的な生き物のモニタリング等を行っておりますので、合理的、科学的に十分説得力を持つ環境アセスとなるよう要望しているものであります。  私からの説明は以上であります。 ○鈴木 委員長   説明は終わりました。ただいまの報告について質疑、御意見等がありましたらお願いをいたします。何かございませんか。はい、荻窪委員。 ◆荻窪 委員   この市長から都知事に対しての回答の文書の中で、前の文ですが、この中で、影響が著しいと評価された場合の線形を含めた変更等に資するよう云々ということで、そういうくだりがあるんですが、ここのところをもう少し平たく御説明いただければなと思っております。というのは、影響が著しいと評価された場合、道路線形、計画区域の変更も可能であるという前提でこういう回答をされてるのなかというふうに感じましたので、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○鈴木 委員長   はい、小豆畑環境保全課長補佐。 ◎小豆畑 環境保全課長補佐   先ほども申し述べましたように、今回の市長意見につきましては、環境保全審議会の意見をもとに作成されておりますけれども、審議会の中では、インターチェンジの設置位置も不透明、あるいは過去の都市計画決定と相違されるということでありますので、その中で、線形等の変更につきましては、この評価方法書では具体的には地下部分ということで記されておりますので、そういう地下部分の変更等については可能ではないかということで、審議会の意見をもとに線の変更等に資するようということで市長意見を作成しております。 ○鈴木 委員長   はい、井上次長。 ◎井上 都市整備部次長   環境部と私どもの方で詰めておりますので、その点で、この御質問についてちょっとお答えさせていただきますが、そのPI協議会等の場でも、国の方から、あるいは文書でも残っておりますが、重大な環境に影響があるとすれば計画の廃止も含めて検討しますよというような言い方をしてますので、そういう面では、調布市内にとって重大な環境に影響の評価があると判断されれば、それは線形の見直しも含めてお願いしますということで、そういう前提にもとに市長意見書として表明させていただいております。 ◆荻窪 委員   環境の視点から、例えば、そういう公共事業云々の事業の廃止ということは素朴には考えられるんだけども、その環境の保全の立場で、道路線形を含めて変更ができるということであるということは、いろいろな面で住民間の分断にもなるんじゃないかというような思いで、ここの文章ちょっと目を通させていただいて、道路整備含めて、公共事業においてそういうことがあり得るのかなというようなことで、一般論になりますけども、ちょっとお聞きしたいんですが。 ◎井上 都市整備部次長   これは、環境に直接影響があるかどうかあれなんですが、実は国分寺、これはいろんな場で、全国的にも紹介されておりますが、国分寺の方にたしか所沢・府中線だったか……都市計画道路の線があったわけですけども、重要な文化財のところを通るというところで線を変更したということがございます。そういう面では、その地域にとっての財産というんでしょうか、ここはやっぱりどうしても譲れないというようなところが、国分寺の場合には、国としても重要な文化財であったというところから、そこを避けて都市計画道路をやったということですので、そういう意味では、今懸念されておりますように、私どもとしても、当然都市計画道路の線を入れたところがたくさんあるわけですね。それについて、何かあればすぐ変更するのかということにつながりかねませんので、そういう意味では相当に重要である、重大な影響がある。あるいは、先ほど言いました国分寺のように、国家の財産として保全する必要があるというような、そういった非常に大義名分がきちっとあるようなものでないと、実は変更はできないと思っております。  ここの文章につきましても、そういう意味では調布市にとって相当に重大な影響があると。重大はどこまでということになりますが、そういう面でかなりの影響と言いますか、これができてそこに行ってしまうと生存性が脅かされるというような状況であったとすれば、それは線の変更もあり得ると思いますが、通常の若干環境に影響がありますよということであれば、それは、そのほかの手法でその影響をなくす、軽減するというような方向で対策を打つことで対応できるかなと思っておりますので、ここは著しいというふうになりますが、本当に生存を脅かすような重大な影響があるというようなことで解釈できるかなと思っております。 ◆荻窪 委員   御答弁ありがとうございます。ちょっと答弁いただいたトーンと、先ほど本日の委員会の議題の第1の部分でいただいたそれぞれの環境に、高架式の場合、地下式の場合云々で、大気または騒音、振動、地下水云々という説明、国の資料をもとにした説明と大分トーンが違うんでちょっと驚いてるんですけども、ちょっと言い方は恐縮なんですが、調布の中で、ここの部分の環境が脅かされた場合は、廃止含めて変更も求めていくんだという、そういう具体的な事柄というのはあるんですか。 ○鈴木 委員長   はい、小豆畑環境保全課長補佐。 ◎小豆畑 環境保全課長補佐   今、具体的にそういう著しい環境の影響があるということはちょっと申し述べることはできませんけれども、ただ、具体的にこれから環境についての調査、予測、評価をいたしまして、その中で事業者も含めて、環境に著しい影響を与えるということが出た場合についてそれは判断をされるということで、今私どもの方から、この場所がどうで、どういうものがあるから著しい環境影響評価ということについては差しとめさせていきたいというふうに思っております。 ◆荻窪 委員   最後に済いません。私も、環境評価についての回答書の文案というのは余り目にしたことがなかったんで、そういうような背景があるんですが、この中で、通常の文書でパターンであるというような認識でもいいんでしょうか。というのは、この線形を含めて云々というところのくだりが、今後の事業の進む中で1つの大きな重石になるんじゃないかなという危惧を持ったもんでちょっとお尋ねしたいんですが、この一般的な上部団体に対する環境保全を守ってく文書として、標準文書なのかなというようなことかどうか。 ○鈴木 委員長   はい、工藤環境部長。 ◎工藤 環境部長   今のお話でありますけれども、私ども、東京都の方からこれにつきましての照会があったときに、回答するに当たりまして、時間のない中で、それも期間も決められておりまして、それで、私どもの環境保全審議会にかけたというふうな経過がありまして、環境保全審議会のメンバーにつきましては環境に対する専門家も多々おりまして、その中で一番出されたのが、具体的な計画が示されてない中では適切な意見は述べられないというふうな委員の方もたくさんいまして、しかしながら、期間が決まって、それで何も出さないというわけには当然いかないわけですから、今考えられることは、やっぱり諮問に対して答申を出すべきだろうということの中で、今回、確かにこういう若干わかりにくいような表現になったということで御理解いただければと思っています。 ○鈴木 委員長   はい、井上次長。 ◎井上 都市整備部次長   それとつけ加えますと、ここでは外環につきまして、大深度地下ということに変更されようとしております。次の準備書段階では、当然都市計画素案と前合わせで出ていくわけですが、その前段で、高架構造から大深度地下へというような、そういった流れの中で当然都市計画変更を伴うわけですから、その際に、線形を含めて見直してくれませんかという意味合いも込めてここでは書かせていただいております。ですから、通常の既にあるものをこういうふうにしろということではなくて、その見直しが予定されてますので、その中では、当然線形も含めてやっていただきたいということの旨をここで書かせていただいてるというところでございます。 ◆荻窪 委員   結構です。どうもありがとうございました。 ○鈴木 委員長   はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   私は、その前文のところではなくて内容の問題にちょっと関連してですが、実は、私も環境保全審議会の委員の1人なんですが、この問題を議論した審議会のときのやりとりというのは、全体としてかなり厳しい論調だったんですよ。全部の委員がおおむねね。これを読ませていただいて、よくここまで書いたなという気がします。要するに、審議会の議論の内容がほとんどストレートにそのまま反映された内容になってますんで、その点、私、高くというか、非常に評価してるんですが、ただ問題は、せっかくここまでつくってというか回答を書いて、これが今後どういうふうに生かされてくかというのが、やっぱし肝心かなめの問題だろうというふうに思うんですよ。  一般的に言えば、都なり何なりが地方団体に対して諮問してくる場合は、それの答申なり回答受けて、はい受けとめましたということで終わらせてしまう場合もままあるやにも聞いてるんですが、これだけの厳しい──この中には、例えば方法書の何ページではこういうことが全然問題ならぬみたいな書き方もしてますよね。つまり、方法書の具体的な是正を求めるような記述もあるわけで、この中身について東京都に対してどんなスタンスでこれを生かそう、あるいは都に反映させようというお考えでいるのかをちょっとお聞きしときたいと思うんですが。 ○鈴木 委員長   部長の方で答えますか。はい、工藤環境部長。 ◎工藤 環境部長   私どもの方で10月28日に、都知事に対しましてこんな回答を出した中で、東京都からの回答につきましては、おおむねこの意見がすべて反映されているというような形で理解をしております。  特に1つだけ申し上げますと、この中で、例えば今回の場合ではインターチェンジなんかないみたいな形でやっておりますので、先ほど井上次長のお話がありましたように、インターチェンジがあるかないかによっては随分大きな変更というか、変わってくるだろうと。だから、これはおおむね反映されたというふうに認識してます。
     以上です。 ◆雨宮 委員   この環境影響評価方法書自体が、大深度にした場合にどういうふうになるのかなかなか想定しにくいんで、実は、その入り口としてやってみようではないかというふうな話を聞いたこともあるんですよ。ですから、今後そのインターの問題、あるいはジャンクションの問題含めて、それこそ構造の中枢にかかわるような変化・変更が起きるたびに、やっぱりこの種の問題は繰り返し繰り返しやってく必要があると思うし、それをやらなければ、これだけで終わらせちゃったら、それこそ単なるアリバイで終わらされてしまうという危険もありますので、その点では、環境部の方からも、都市整備部の方からも東京都や国に対する十分な働きかけをしていっていただくように、これは要望ということでお願いしておきたいと思います。 ○鈴木 委員長   よろしいですか。──ほかに。はい、大河委員。 ◆大河 委員   これは意見ですけど、今いろんな意見が出ましたけど、私も環境保全審議会の委員でしたけど、市長に提出されたときに精度の高い意見、不透明だから出せないけれど、やはり影響を受ける住民との合意形成が必要だということをよく踏まえられて、むしろ環境部と都市整備部で、車がないわけにはいかない中で環境とどう共生してくかというときに、きちんとした視点で、むしろ住民自治というかな、分権できちんと言うべきことは言ったというふうな書き方の回答書を出していただいたことは、私は評価すべきだと思います。これは意見です。 ○鈴木 委員長   ほかにございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   そろそろまとめさせていただいてよろしいですか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   それでは、続いて報告事項2、その他について理事者の報告を求めます。はい、地引主幹。 ◎地引 街づくり推進課主幹   私の方からは、京王線の連続立体交差事業についての今までの内容の確認を含めて、4点ほど御報告をさせていただきたいというふうに考えてございます。  まず第1点目につきましてですけども、これは、調布駅南口の駅前広場の一時使用についてということでございます。これは平成15年12月ですが、京王線の調布工事事務所長から使わせてほしいという文書が参りまして、これにつきましては、先立って図面の方を御配付させていただいたかと思っておりますけれども、9月1日からということで京王電鉄さんが使用したいということが参っております。現在、都市整備部の街づくり推進課等において貸し出しの条件、要するに樹木ですとか、噴水ですとか、そういうものの安全確保ですね。そういうものの貸し出しの条件等について検討を始めているところでございまして、基本的には、その事業に影響させないというよりも、事業が着実に進むという方向での回答をしていくことになるのかなというふうには考えておりますけども、当然、条件をのんでいただけるのかどうかというところもあるのかなというふうには思っております。  また、代替のイベント広場についてでございますけれども、これは庁内のプロジェクトチーム等におきまして、代替のスペースというものを検討しているということでございます。  報告の2点目でございますけども、事業の工程についてということでございます。営業線の切りかえは平成22年度末ということでございますけども、それに先立ちまして、仮駅舎になる時期というものが示されておりますので、それを御紹介いたしますと、国領駅につきましては、平成17年度のきっと半ばぐらいになるのかなというふうに思っております。布田駅につきましては、同じ平成17年度でございますけども、平成17年度末ぐらいになるのかなというふうに考えております。調布駅につきましては、平成18年度でございます。これも、基本的には18年度の後半にはなってしまうのかなというふうに考えているところでございます。  3点目といたしまして、10月2日の読売新聞に端を発しました入札の問題についてでございます。これにつきましては、10月2日の新聞を受けてもろもろ経緯がございましたけれども、基本的に、調査の部分だけを切り離してという形になります。基本的には、今年度行う調査、例えば家屋調査でございますとか、これは事前にやっておいて、工事終わった後に、本当に影響がなかったかどうかということを確認するための事前の調査でございますけども、こういう家屋調査。あとは、交通量調査、騒音・振動の事前の調査ですね。それから、地質の調査というものの再度入札が12月24日にとり行われまして、落札者が決定したということでございます。これにつきましては、京王のホームページ等についても、入札の結果どこどこになったよということについては京王の方から発表がされているところでございます。また、工事等の発注につきましては、今社内規定ということで、それの見直しを京王の方で行っている状況だというふうに伺っております。  4点目といたしまして、調布駅南口に京王観光というものがございまして、実は工事の範囲に入ってくるようなところでございますけども、京王観光が、以前にも鎖といいますか、移転をしたというところまではあってたんですけども、連立の工事の事業費ということではない部分ではございますけれども、京王さんとして、自分たちのところの準備を着々と整えるという意味で、この1月の後半から2月にかけて、取り壊しが行われるというような情報を入手いたしましたので、御報告をさせていただきたいと思います(「解体工事やってるよ」と呼ぶ者あり)。今部長の方から、解体工事の方が始まったよということでいただきまして、私の方はちょっと見過ごしておりまして大変申しわけございませんでした。  そういうことで、連立に向けての工事、準備が着々と進められているということを御報告させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○鈴木 委員長   はい、戸津副主幹。 ◎戸津 街づくり推進課副主幹   それでは、引き続きまして、私の方からは生活再建救済制度を活用したサッポロビール跡地の件と、それから、先ほど御報告の中に含まれましたが、第5回外環沿線区市長意見交換会につきまして御報告させていただきます。  まず、1点目の生活再建救済制度を活用したサッポロビール跡地の件につきましては、12月9日に、平成15年第4回市議会定例会におきまして債務補償の議決を先議でとり行っていただきまして、この件につきましては、この場でお礼を申し上げたいと思います。なお、12月24日に同物件、入間町2丁目22番69の恵比寿ガーデンプレイス株式会社と土地の取得契約を行いました。  続きまして、第5回外環沿線区市長意見交換会につきましてですが、この会では、環境調査やインターチェンジ等について議論が行われまして、特に……(「日付を言ってください」と呼ぶ者あり)。失礼しました。日付が、昨年の11月28日に都庁の方で開かれております。  内容につきましては、環境調査やインターチェンジ等について議論が行われまして、特に、インターチェンジにつきましては、市長の意見といたしまして、市民が直接外環を利用できるようにインターチェンジ機能は必要と考えている。現状の中で、考えられる素案を代替案を含め、早期に提示していただきたいと、このように発言をしております。  以上で、御報告を終わらさせていただきます。 ○鈴木 委員長   理事者の報告は終わりました。ただいまの報告について、質疑、御意見がありましたらお願いをいたします。はい、雨宮委員。 ◆雨宮 委員   この生活再建なんですが、契約内容、それから、その鑑定をとったという話も聞いてますけれども、その鑑定結果等についてちょっと説明してください。 ○鈴木 委員長   はい、常世田副主幹。 ◎常世田 街づくり推進課副主幹   今回の生活再建救済制度を活用しまして、調布市の土地開発公社の方で手続をしていただきまして、鑑定の方は、1平米当たり21万円という鑑定結果が出て、それで契約をいたしました。 ◆雨宮 委員   契約の内容ですが、鑑定というのは、聞いてるとこでは3社でとったという話を聞いてるんですが、それぞれが幾らだったのか。その結果、さっきの21万というのは、どういう理由で採用したのかという話であるとか、それから、面積は聞いてますけれども、その21万単価で総額で幾らになったのか。それから、例の残地というんですかね。要するに、計画線外の 1,000平米ぐらいあったと思うんですが、その処理はどうなったのかとか、その契約とそれの周辺の話を、この際ですからちょっと丁寧に御説明いただけませんか。 ◎常世田 街づくり推進課副主幹   申しわけないんですけども、詳細のデータ、今ちょっと手元にはないんですけども、計画線区域内を買いました。それで計画線外の線、残地部分があるんですが、こちらは、残地補償ということで契約をいたしました。 ○鈴木 委員長   はい、新谷部長。 ◎新谷 都市整備部長   鑑定の件につきましては、申しわけございません。情報公開条例との兼ね合いの中でちょっと精査させていただいた中での御報告を検討させていただきたいと思います。 ◆雨宮 委員   それでは、今の部長の答弁にあった検討も踏まえて、その結果でいいと思うんですが、次回の特別委員会がたしか2月20日でしたか、予定されてると思うんですよ。そのときまでに資料という形で出してもらえませんかね。委員長、取り計らいよろしくお願いします。  つまり、なぜこういうことを言うかと申しますと、前回の特別委員会で、この問題で特別に議論したわけですよ。それから、12月議会でもあれだけの議論になったわけですよね。その結果、債務負担の議決はもちろんしたんですが、その結果の報告が、12月24日に契約が成り立ちましたというだけでは余りにも何なのよという感じなんですよ。ですから、情報公開条例との絡みの部分はそれはそれで整理をしていただくにしても、やっぱり契約内容の精査というか、その詳細な内容を議会サイドにもぜひ報告をしていただきたいということから今のような要請をしたわけですので、委員長、よろしくお願いします。 ○鈴木 委員長   出せるのかな? 今の雨宮委員の質問に対して。井上次長。 ◎井上 都市整備部次長   ですから、先ほど申し上げましたように、金額の面を含めまして、情報公開で秘すべきところがあれば、それは秘させていただきますが、その他は、当然あれだけ議会で議論になりましたし、どこをどう買ったんだということも含めまして、そういったものは、速やかに次回の特別委員会の中で資料としてお出ししていきたいと思います。 ○鈴木 委員長   よろしいですか。──ほかに。よろしいですか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   以上で、本日の案件は終了いたしました。委員の皆様は、この後御協議いただくことがありますので、このままお残りいただきたいと思います。  それでは、理事者の方、退出をいただいて結構でございます。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。  ここで、暫時休憩いたします。    午後0時10分 休憩        ─────────── ── ───────────    午後0時12分 開議 ○鈴木 委員長   それでは、委員会を再開いたします。  協議事項に入りますが、委員会の行政視察を議題とするものです。例年、常任委員会では行政視察を実施しておりますが、本特別委員会についても、今後の東京外かく環状道路に関する事項の審査の参考とするため、視察を実施する御提案をさせていただきます。  日程につきましては2月6日で、視察内容については、地下構造の道路及び換気塔についてとさせていただきます。  以上、申し上げました内容で視察を実施することに御異議ありませんでしょうか。大変急な話でございまして申しわけございませんが、御納得いただきたいと思います。よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○鈴木 委員長   御異議なしと認め、さよう決定いたします。  なお、詳細につきましては、正・副委員長に一任させていただき、関係資料ができ上がり次第、送付させていただきます。  以上で、協議事項を終了させていただきます。ありがとうございました。  それでは、本日はこれをもちまして委員会を散会します。ありがとうございました。    午後0時13分 散会...