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  1. 東京都議会 1995-12-12
    1995-12-12 平成7年文教委員会 本文


    取得元: 東京都議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-14
    午後一時十六分開議 ◯工藤委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。  初めに、意見書について申し上げます。  さきに理事会にご一任いただきました意見書五件のうち、義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書飲用乳製造年月日表示及び期限表示併記に関する意見書については、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。  朗読は省略いたします。    義務教育費国庫負担制度堅持に関する意見書(案)  義務教育費国庫負担制度は、国と地方自治体との役割分担の下に、教育機会均等とその水準の維持向上を図る制度として完全に定着しており、現行教育制度の重要な根幹をなしているものである。  しかし、従前から東京都は、地方交付税の不交付団体であることを理由に、この義務教育費国庫負担金について、財源調整措置を受けており、その額は平成七年度で二百七十二億円という巨額なものとなっている。  その上、政府は、現在、学校事務職員及び栄養職員給与費及び共済組合負担金国庫負担の対象から外し、一般財源化することを検討していると伝えられている。  こうした国の財政事情による一方的な措置が行われた場合には、厳しい財政状況にある都財政の運営に重大な影響を与えるだけでなく、義務教育の円滑な推進に大きな影響を及ぼすものである。  よって、東京都議会は、政府に対し、次の事項を重ねて強く要請する。 一 義務教育費国庫負担金制度堅持すること。   とりわけ学校事務職員及び栄養職員給与費及び教職員に係る共済組合負担金について、現行国庫負担制度を維持し、一般財源化を行わないこと。 二 義務教育教職員等給与費国庫負担金における財源調整措置を廃止すること。  以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成七年十二月  日 東京都議会議長 熊本 哲之 内閣総理大臣┐ 大蔵大臣  │あて
    文部大臣  │ 自治大臣  ┘      ─────────────    飲用乳製造年月日表示及び期限表示併記に関する意見書(案)  政府は、平成六年十二月、食品衛生法に基づく表示の一部改正を行い、食品日付表示を「製造年月日表示から「消費期限」と、「品質保持期限」あるいは「賞味期限」の期限表示へ変更し、本年四月一日から施行施行猶予期間二年)することとした。これに伴い飲用乳表示改正となった。  現在、市場の飲用乳表示は、猶予期間ということもあり、品質保持期限のみのものと製造年月日併記しているものがある。飲用乳日持ちが比較的短く、消費者は購入に当たり、製造年月日を参考にしているのが現状である。  「期限表示」は、食品安全性や、製造物責任明確化などの点で有用なものであるが、日持ちの比較的短い飲用乳などについては、期限表示のみでは消費者にとって鮮度などの判断がしにくくなる。  よって、東京都議会は、政府に対し、国会答弁の「製造年月日任意併記することは妨げない」という見解を引き続き堅持し、飲用乳製造年月日任意表示が確保されるよう強く要請する。  以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成七年十二月  日 東京都議会議長 熊本 哲之 内閣総理大臣 ┐ 厚生大臣   │ 農林水産大臣 │あて 自治大臣   │ 公正取引委員長┘      ───────────── ◯工藤委員長 本件につきましては、議長あて提出の手続をとらさせていただきます。  なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりました。ご了承願います。      ━━━━━━━━━━ ◯工藤委員長 本日は、付託議案審査並びに請願陳情特定事件継続審査及び調査申し出に対する決定を行います。  これより付託議案審査を行います。  第二百二十八号議案平成七年度東京一般会計補正予算(第四号)中、歳出債務負担行為文教委員会所管分、第二百三十五号議案、第二百三十六号議案及び第二百六十一号議案を一括して議題といたします。  付託議案については、いずれも既に質疑を終了いたしております。  これより採決を行います。  第二百二十八号議案平成七年度東京一般会計補正予算(第四号)中、歳出債務負担行為文教委員会所管分、第二百三十五号議案、第二百三十六号議案及び第二百六十一号議案を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯工藤委員長 異議なしと認めます。よって、第二百二十八号議案平成七年度東京一般会計補正予算(第四号)中、歳出債務負担行為文教委員会所管分、第二百三十五号議案、第二百三十六号議案及び第二百六十一号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。  以上で付託議案審査を終わります。      ━━━━━━━━━━ ◯工藤委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。  本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯工藤委員長 異議なしと認め、さよう決定いたしました。      ━━━━━━━━━━ ◯工藤委員長 この際、所管局を代表して、小久保生活文化局長より発言を求められておりますので、これを許します。 ◯小久保生活文化局長 当委員会所管三局を代表いたしまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。  今定例会にご提案をさせていただきました各議案につきましては、慎重なご審議をいただき、また、ただいまはご決定を賜りまして、まことにありがとうございました。ご審議の過程で賜りました貴重なご意見等を踏まえまして、今後の事業執行には万全を期してまいる所存でございます。  今後とも、よろしくご指導のほどをお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼のごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。 ◯工藤委員長 発言は終わりました。  これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。    午後一時二十一分散会...