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平成22年 9月定例会
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  1. 勝浦市議会 2010-09-01
    平成22年 9月定例会


    取得元: 勝浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-20
    平成22年9月 勝浦市議会定例会会議録(第4号) 平成22年9月16日 ○出席議員 18人 1番 岩 瀬 洋 男 君 2番 中 村 一 夫 君 3番 刈 込 欣 一 君 4番 土 屋 元 君 5番 忍 足 邦 昭 君 6番 根 本 譲 君 7番 高 橋 秀 男 君 8番 板 橋 甫 君 9番 丸 昭 君 10番 八 代 一 雄 君 11番 岩 瀬 義 信 君 12番 寺 尾 重 雄 君 13番 渡 辺 玄 正 君 14番 児 安 利 之 君 15番 水 野 正 美 君 16番 伊 丹 冨 夫 君 17番 黒 川 民 雄 君 18番 末 吉 定 夫 君
    欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名 長 藤 平 輝 夫 君 副 市 長 杉 本 栄 君 育 長 松 本 昭 男 君 総 務 課 長 岩 瀬 章 君 企 画 課 長 関 利 幸 君 財 政 課 長 藤 江 信 義 君 税 務 課 長 花ヶ崎 善 一 君 市 民 課 長 佐 瀬 義 雄 君 介 護 健 康 課 長 西 川 一 男 君 環 境 防 災 課 長 玉 田 忠 一 君 兼清掃センター所長 都 市 建 設 課 長 鈴 木 克 己 君 農 林 水 産 課 長 関 重 夫 君 観 光 商 工 課 長 近 藤 勝 美 君 福 祉 課 長 関 修 君 水 道 課 長 藤 平 光 雄 君 会 計 課 長 渡 辺 秀 行 君 教 育 課 長 中 村 雅 明 君 社 会 教 育 課 長 黒 川 義 治 君 職務のため議場に出席した事務局職員職氏名 事 務 局 長 守 沢 孝 彦 君 議 事 係 長 大 鐘 裕 之 君 ○ ○ 市 教 ○ ╶───────────────────────╴ 議 事 日 程 議事日程第4号 第1 議案陳情上程委員長報告質疑討論採決総務常任委員長議案第37号 勝浦基本構想を定めることについて 議案第42号 平成22年度勝浦一般会計補正予算教育民生常任委員長) 113 議案第38号 勝浦国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について 議案第39号 勝浦子ども医療費助成に関する条例制定について 議案第43号 平成22年度勝浦国民健康保険特別会計補正予算 議案第44号 平成22年度勝浦介護保険特別会計補正予算 陳情第9号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への特定財源の復 活などを求める意見書提出を求める陳情 陳情第10号 安心高齢者医療制度確立のため国への意見書提出を求める陳情 陳情第11号 生活保護老齢加算復活を国に求める陳情建設経済常任委員長議案第40号 訴え提起について 議案第41号 市道路線廃止について 第2 議案上程説明質疑討論採決 議案第58号 訴え提起について 第3 発議案上程説明質疑討論採決 議案第45号 平成22年度勝浦水道事業会計補正予算 発議案第6号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への特定財源
    復活などを求める意見書について 発議案第7号 安心高齢者医療制度確立を求める意見書について 発議案第8号 生活保護老齢加算復活を求める意見書について 第4 議員の派遣について 第6 各常任委員会所管事務調査について 第6 報 告 報告第4号 継続費精算報告書について 報告第5号 専決処分報告について ──────────────────────── 開 議 ○議長板橋 甫君) ただいま出席議員は18人で定足数に達しておりますので、議会はここに成立 平成22年9月16日(木) 午前10時00分開議 いたしました。 これより本日の会議を開きます。 本日の日程は、お手元配布したとおりでありますので、それによってご承知を願います。 ──────────────────────── 議案陳情上程委員長報告質疑討論採決 114 ○議長板橋 甫君) 日程第1、議案陳情を上程いたします。 議案第37号 勝浦基本構想を定めることについて、議案第42号 平成22年度勝浦一般会補正予算、以上2件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長報告を求めます。丸総務常任委員長。 〔総務常任委員長 丸 昭君登壇〕 ○総務常任委員長(丸 昭君) 議長よりご指名ありましたので、今期定例会において総務常任委 員会付託されました議案審査経過と結果について、その概要をご報告いたします。 当総務常任委員会は、付託されました事件審査するため、去る9月13日、委員会を開催し執行部より市長、副市長教育長及び関係課長出席を求め、その審査を終了いたしました。 その結果、議案第37号 勝浦基本構想を定めることについて、議案第42号 平成22年度勝 浦市一般会計補正予算、以上2件につきまして、慎重審議の結果、お手元配布委員会審査 報告書のとおり、全員賛成原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、総務常任委員長報告を終わります。 ○議長板橋 甫君) これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのとこ ろ通告ありません。質疑ありませんか。 ○議長板橋 甫君) これをもって質疑を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 せんか。 ○議長板橋 甫君) それでは討論を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ、通告ありません。討論ありま これより議案第37号 勝浦基本構想を定めることについてを採決いたします。本案に対す る委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。
    挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第37号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、議案第42号 平成22年度勝浦一般会計補正予算採決いたします。 本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛 成の諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第42号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── ○議長板橋 甫君) 次に、議案第38号 勝浦国民健康保険条例の一部を改正する条例制定に ついて、議案第39号 勝浦子ども医療費助成に関する条例制定について、議案第43号 ○ 115 平成22年度勝浦国民健康保険特別会計補正予算議案第44号 平成22年度勝浦介護保険特会計補正予算陳情第9号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所 への特定財源復活などを求める意見書提出を求める陳情陳情第10号 安心高齢者医療 制度確立のため国への意見書提出を求める陳情陳情第11号 生活保護老齢加算復活を国 に求める陳情、以上7件を一括議題といたします。 本件に関し、委員長報告を求めます。児安教育民生常任委員長。 〔教育民生常任委員長 児安利之登壇〕 ○教育民生常任委員長児安利之君) 議長よりご指名ありましたので、今期定例会において教育 民生常任委員会付託されました議案審査経過と結果について、その概要をご報告いたしま教育民生常任委員会は、付託されました事件審査するため、去る9月14日、委員会を開 催し執行部より市長、副市長教育長及び関係課長出席を求め、その審査を終了いたしま その結果、議案第38号 勝浦国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、議 案第39号 勝浦子ども医療費助成に関する条例制定について、議案第43号 平成22年度 勝浦国民健康保険特別会計補正予算議案第44号 平成22年度勝浦介護保険特別会計補正 予算、以上4件につきまして、慎重審議の結果、お手元配布委員会審査報告書のとおり、 全員賛成原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、陳情第9号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への特定 財源復活などを求める意見書提出を求める陳情陳情第10号 安心高齢者医療制度確立 のため国への意見書提出を求める陳情陳情第11号 生活保護老齢加算復活を国に求める 陳情、以上3件につきましては、願意妥当と認め、全員賛成採択すべきものと決定いたしま 以上をもちまして、教育民生常任委員長報告を終わります。 ○議長板橋 甫君) これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのとこ ろ通告ありません。質疑ありませんか。 ○議長板橋 甫君) これをもって質疑を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。討論ありませ ○議長板橋 甫君) それでは討論を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより議案第38号 勝浦国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてを採決 いたします。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決 することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員
    議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第38号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── す。 した。 した。 んか。 116 議長板橋 甫君) 次に、議案第39号 勝浦子ども医療費助成に関する条例制定について を採決いたします。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のと おり決することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第39号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、議案第43号 平成22年度勝浦国民健康保険特別会計補正予算採決 いたします。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決 することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第43号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、議案第44号 平成22年度勝浦介護保険特別会計補正予算採決いた します。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決する ことに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第44号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、陳情第9号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立 保育所への特定財源復活などを求める意見書提出を求める陳情採決いたします。本件に 対する委員長報告採択あります。本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸 君の挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、陳情第9号は、採択と決しました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、陳情第10号 安心高齢者医療制度確立のため国への意見書提出を求 める陳情採決いたします。本件に対する委員長報告採択あります。本件は、委員長報告のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、陳情第10号は、採択と決しました。 117 ○ ○ ○ ○ ○
    ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、陳情第11号 生活保護老齢加算復活を国に求める陳情採決いた します。本件に対する委員長報告採択あります。本件は、委員長報告のとおり決する ことに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、陳情第11号は、採択と決しました。 ──────────────────────── す。 ます。 した。 ○議長板橋 甫君) 次に、議案第40号 訴え提起について、議案第41号 市道路線廃止につ いて、議案第45号 平成22年度勝浦水道事業会計補正予算、以上3件を一括議題といたしま 本件に関し、委員長報告を求めます。末吉建設経済常任委員長。 〔建設経済常任委員長 末吉定夫登壇〕 ○建設経済常任委員長末吉定夫君) 議長よりご指名ありましたので、今期定例会において建設 経済常任委員会付託されました議案審査経過と結果について、その概要をご報告申し上げ 当建設経済常任委員会は、付託されました事件審査するため、去る9月14日、委員会を開 催し執行部より市長、副市長教育長及び関係課長出席を求め、その審査を終了いたしま その結果、議案第40号 訴え提起について、議案第41号 市道路線廃止について、議案 第45号 平成22年度勝浦水道事業会計補正予算、以上3件につきましては、お手元配布委員会審査報告書のとおり、全員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上をもちまして、建設経済常任委員長報告を終わります。 ○議長板橋 甫君) これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのとこ ろ通告ありません。質疑ありませんか。 ○議長板橋 甫君) これをもって質疑を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 んか。 ○議長板橋 甫君) それでは討論を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。討論ありませ これより議案第40号 訴え提起についてを採決いたします。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第40号は、原案のとおり可決されました。 〔挙手全員〕 118 ○ ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、議案第41号 市道路線廃止についてを採決いたします。本案に対す る委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、議案第45号 平成22年度勝浦水道事業会計補正予算採決いたしま
    す。本案に対する委員長報告可決あります。本案は、委員長報告のとおり決すること に賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第45号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議案上程説明質疑討論採決 藤平市長。 明を申し上げます。 おります。 議長板橋 甫君) 市長より追加議案の送付がありましたので、職員に朗読させます。大鐘係長。 〔職員朗読〕 ○議長板橋 甫君) それでは、日程第2、議案を上程いたします。 議案第58号 訴え提起についてを議題といたします。市長から提案理由説明を求めます。 ○市長藤平輝夫君) ただいま議題となりました議案第58号 訴え提起について、提案理由の説 〔市長 藤平輝夫登壇平成20年2月25日に原告、佐藤賢治より提訴された勝浦市貝掛字一本松371番1地先法定外 公共物の道路、いわゆる赤道土地境界確定事件が次回の11月26日で結審する見込みとなって 佐藤賢治提起した本件裁判は、同氏と株式会社東海開発及び勝浦市との境界確定ありま すが、このまま裁判が結審した場合、市と佐藤との境界確定しますが、市と株式会社東海開 発との境界は未確定のままとなってしまいます。 そこで、市といたしましては、市有地である赤道の適正な管理を期するため、株式会社東海 開発側境界もあわせて確定してもらうよう訴え提起をしようとするものであります。 なお、本件については去る9月7日の裁判におきまして、裁判官より、現在、審理中の裁判 の中であわせて確定したい場合、必要な手続をされたい旨の提案がなされておりますので、申 し添えます。 ○ ○ ○ 119 以上で議案第58号の提案理由説明を終わります。 ○議長板橋 甫君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。 質疑ありませんか。 ○議長板橋 甫君) これをもって質疑を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第58号につきましては、会議規則第 37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〔 ○議長板橋 甫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第58号につきましては、委員会付託 を省略することに決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。討論ありませ んか。 ○議長板橋 甫君) これをもって討論を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより議案第58号 訴え提起についてを採決いたします。本案原案のとおり決するこ とに賛成諸君挙手を求めます。
    挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、議案第58号は、原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 発議案上程説明質疑討論採決議長板橋 甫君) 日程第3、発議案を上程いたします。 発議案第6号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への特定財源復活などを求める意見書について、発議案第7号 安心高齢者医療制度確立を求める意見 書について、発議案第8号 生活保護老齢加算復活を求める意見書について、以上3件を 一括議題といたします。職員発議案を朗読させます。大鐘係長。 ○議長板橋 甫君) 発議者から提案理由説明を求めます。児安利之議員。 〔職員朗読〕 〔14番 児安利之登壇〕 ○14番(児安利之君) 議長よりご指名をいただきましたので、ただいま議題となりました発議案第 6号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への特定財源復活など を求める意見書について、発議案第7号 安心高齢者医療制度確立を求める意見書について、 発議案第8号 生活保護老齢加算復活を求める意見書について、以上3件について、提案 理由説明を申し上げます。 初めに、発議案第6号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への 特定財源復活などを求める意見書について申し上げます。 日本の保育制度は、戦後の混乱期市町村保育実施義務最低基準の設定と改善、費用の 120 公費負担を明確にして、児童福祉として位置づけ、企業算入永続性などを理由に認めません でした。 この法の精神と経済発展国民意識向上などが相まって、保育実施水準保育を実施し ている市町村改善が進み、一向に改善されない最低基準との乖離が大きくなるにつれ、市町 村の超過負担が大きく膨らみ、公立保育所の運営が困難になってきております。 政府は、OECD(経済協力開発機構)から「質の高い就学前教育保育に対する公的支出 を増やすこと」という勧告を今年6月に受けました。これは諸外国に比べ、際立って低い保育 などへの公的支出理由としたものであります。公的支出が低いのは、60年前に制定された最 低基準が施設面での改善は全くなく、職員配置において一部しか改善していないことが原因で あります。 また、保育所の多くを占めている公立保育所の修繕などに予算をつけず、公立の民営化を促 進していることは、待機児解消にとって余り意味のあることではありません。 待機児解消は、現存する公立保育所の維持や無認可保育所保育環境の改善が大前提であり、 さらに利潤が上がるのではなく、必要なところに保育所をつくることこそが待機児解消にとっ て必要なことであります。 できません。 す。 民間は利潤が上がらないところには進出しません。公立保育所の整備なくして待機児解消は よって、国においては下記事項について早急に対処されるよう強く要望するところでありま 第1、児童福祉施設最低基準保育所職員配置基準、施設整備基準)を抜本的に改善し、 市町村が抱えるいわゆる超過負担を大幅に軽減させること。 第2、待機児解消の前提となる既存保育施設の維持のため、公立保育所の建てかえ、修繕、 増改築に対する負担金を早急に復活させること。 第3、無認可保育所の実態を調査し、保育環境改善に必要な補助制度を実効あるものとする こと。
    第4、保育所、幼稚園、学童保育、子育て支援施設関連予算を大幅に増額すること。 第5、子育てに関する保護者負担を軽減し、雇用の安定や労働時間の短縮など、仕事と子育 ての両立のための環境整備を進めること。 応益負担方式の導入を取りやめること。 第6、国と自治体の責任を縮小・後退させる保育所への直接契約、直接補助方式、保育料の 次に、発議案第7号 安心高齢者医療制度確立を求める意見書について申し上げます。 厚生労働省は、高齢者医療制度改革会議に2013年4月から実施を予定している高齢者のため の新たな医療制度等についての中間取りまとめ案を7月に示しました。これによれば、75歳以 上の高齢者1,400万人のうちサラリーマンやその扶養家族の約200万人は企業の健康保健組合な ど、被用者保険に入ります。それ以外の自営業者や無職者ら約1,200万人は市町村国保に加入す ることになり、国保では現役世代と高齢者の財政運営を別会計にして、都道府県単位とすると しています。 別会計の年齢を65歳以上とするか、75歳以上とするかは引き続き検討するとし、その上で高 齢者の医療給付費の1割を高齢者自身の保険料で賄う方針であります。 121 厚生労働省は、高齢者の医療費に関する負担の明確化が図られたことを現行の後期高齢者医 療制度の利点として評価し、別会計の仕組みを温存しようとしています。高齢者医療制度改革 会議委員の中からも、今の制度の年齢区分と変わらないではないかとの批判も出されておりま 同会議として、年末までに最終報告を出し、来春の通常国会へ関連法案が提出される予定で すが、拙速な見直しは混乱を招くだけです。 中間案の最大の問題は、高齢者の医療費の抑制を法律の目的に掲げた高齢者の医療の確保に 関する法律の改廃には触れず、現行制度の根本問題を温存することであります。 また、中間案では、都道府県が策定する広域化等支援方針に基づいて、高齢者のみならず全 年齢を対象に国保の広域化を図るとしております。 国保は、失業や廃業、不安定雇用者の増加で財政の悪化が深刻になっています。国庫負担を 抜本的に増やさないまま都道府県単位で運営しても、財政状況が改善されるわけではありませ 菅首相は、十分議論をして成案を得てほしいと指示したと報道されていますが、高齢者医療 を含む医療制度のあり方について受療権を保障する立場から、国民的な議論を尽くすべきであ す。 ん。 ります。 かつて、高齢者と健康保険本人の医療費の窓口負担は無料でした。現在では無料や低額が世 界の主流となっています。保険料を払って保険証があっても、お金がないと病院にかかれない 日本の医療制度は異常としか言いようがありません。 医療給付費抑制の路線を撤回し、後期高齢者医療制度廃止し、憲法第25条の健康で文化的 な最低限度の生活を営む権利を保障し、老人福祉法の敬老の基本的理念に則った安心の高齢者 医療制度の確立を求めるものであります。 よって、国においては下記事項について早急に対処されるよう強く要望します。 第1、国民健康保険への国庫負担を増額すること。 第2、高齢者の医療費窓口負担を無料とすること。 次に、発議案第8号 生活保護老齢加算復活を求める意見書について申し上げます。 生活保護を受けている70歳以上の高齢者などに支給されていた老齢加算が2006年に廃止され ました。その結果、月々の保護費は20%前後減りました。知り合いの葬式に香典を持っていけ ないとか、一日3回の食事を2回に減らしたとか、新聞の講読をやめたなど、保護費を減らさ れた人たちに深刻な影響が出ています。 高齢になれば良質で消化のよい食事が必要となります。また、暑さ寒さも抵抗力がなくなり ます。こうした特別な需要にこたえて支給されていたのが老齢加算です。 憲法第25条では、すべての人々に健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障していま す。加算の廃止による生活保護基準の切り下げは最低賃金や年金、住民税の課税基準、就学援
    助の適用基準などの引き下げにつながり、国民生活全体の水準を押し下げることになります。 鳩山前内閣は、母子加算を復活させ、来年度も継続することを決めました。 母子加算も老齢加算も、それぞれ一般世帯と生活保護世帯との消費支出の比較という同じ理 由で廃止されました。母子加算を復活させて、老齢加算復活させない道理はありません。 よって、国においては生活保護老齢加算を早急に復活させるよう強く要望します。 122 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書提出しようとするものであります。 何とぞ発議者の意をご賢察の上、よろしくご審議をいただき、可決あらんことをお願い申し 上げ、提案理由説明といたします。 ○議長板橋 甫君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。 質疑ありませんか。 ○議長板橋 甫君) これをもって質疑を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第6号ないし発議案第8号、以上 3件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思い ます。これにご異議ありませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〔 ○議長板橋 甫君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第6号ないし発議案第8号、以上3 件につきましては、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告ありません。討論ありませ んか。 ○議長板橋 甫君) それでは討論を終結いたします。 「なし」と呼ぶ者あり〕 〔 これより発議案第6号 最低基準改善待機児解消定員増実現のために公立保育所への 特定財源復活などを求める意見書についてを採決いたします。本案は、原案のとおり決する ことに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、発議案第6号は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、発議案第7号 安心高齢者医療制度確立を求める意見書についてを 採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。 〔挙手全員〕 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、発議案第7号は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 議長板橋 甫君) 次に、発議案第8号 生活保護老齢加算復活を求める意見書についてを 採決いたします。本案は、原案のとおり決することに賛成諸君挙手を求めます。 ○議長板橋 甫君) 挙手全員あります。よって、発議案第8号は原案のとおり可決されました。 ──────────────────────── 〔挙手全員〕 123 ○ ○
    議 員 の 派 遣 に つ い て 議長板橋 甫君) 日程第4、議員の派遣についてを議題といたします。 本件につきましては、会議規則第157条の規定により、お手元配布議員派遣の件について 承認を得ようとするものであります。 お諮りいたします。これを承認することにご異議ありませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〔 ○議長板橋 甫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 ──────────────────────── 各常任委員会所管事務調査について 議長板橋 甫君) 日程第5、各常任委員会所管事務調査についてを議題といたします。 本件につきましては、各常任委員会から会議規則第97条及び第103条の規定により、お手元配布の閉会中の継続調査申出書のとおり、継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。本件につきましては、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続 調査に付することにご異議ありませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〔 ○議長板橋 甫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は閉会中の継続調査に付することに決 しました。 ──────────────────────── 報 告 ○ ○ ○ 議長板橋 甫君) 日程第6、報告あります。 報告第4号 継続費精算報告書について、報告第5号 専決処分報告について、以上2 件について一括して市長報告を求めます。藤平市長。 〔市長 藤平輝夫登壇〕 ○市長藤平輝夫君) ただいま議題となりました報告第4号及び報告第5号について申し上げます。 初めに、報告第4号 継続費精算報告書について申し上げます。 本件は、平成21年度勝浦市水道事業会計の精算報告あります。平成20年度から平成21年度 までの2年間で実施いたしました勝浦市水道事業基本計画作成業務委託事業の完了に伴いまし て、精算報告書を調製したものであります。この内容につきましては報告書に示したとおりで ありますので、これによってご了承いただきたいと存じます。 次に、報告第5号 専決処分報告について申し上げます。 本件は、交通事故に伴う1件100万円以下の損害賠償額の決定及び和解についてであり、地方 自治法第180条第1項の規定により、去る6月30日及び8月30日に専決処分いたしましたので、 124 同条第2項の規定により、これをご報告するものであります。 なお、内容につきましては、それぞれ報告書に示したとおり4件で、市有自動車による自動 車物損事故でありますので、これによりご了承いただきたいと存じます。 また、賠償金につきましては、全国市有物件災害共済会の自動車損害共済から全額補てんさ れるものであります。 事故の再発防止につきましては、再度、安全運転について指導・研修を行い、交通安全意識 の高揚を図ってまいります。 以上で報告第4号及び報告第5号の説明を終わります。
    議長板橋 甫君) これをもって報告を終わります。 ──────────────────────── 閉 会 議長板橋 甫君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしま した。 これをもって平成22年9月勝浦市議会定例会を閉会いたします。 ○ ──────────────────────── 午前10時42分 閉会 本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 1.議案第37号~議案第45号の総括審議 1.陳情第9号~陳情第11号の総括審議 1.議案第58号の総括審議 1.発議案第6号~発議案第8号の総括審議 1.議員の派遣について 1.各常任委員会所管事務調査について 1.報告第4号~報告第5号の報告 125 上記会議の顚末を記載しその相違ないことを証し署名する。 平成 年 月 日 勝 浦 市 議 会 議 長 署 署 名 名 議 議 員 員 126 ...