〔
議員定数等調査特別委員会委員長 滝口敏夫君登壇〕
6
◯議員定数等調査特別委員会委員長(滝口敏夫君) 議場の皆さん、おはようございます。
私から、
議員定数等調査特別委員会、
委員会調査報告をさせていただきます。
本特別委員会は、議員定数の見直し、
インターネット中継の導入、政務調査費並びに議員報酬の見直し等の調査のため、平成23年6月17日に委員8名をもって設置されました。この4つの調査項目のうち、今回は
インターネット中継の導入につきまして、本委員会の調査結果が取りまとめられましたので、ご報告をいたします。
調査方法といたしましては、およそ2か月に一度の割合で委員会を開催するとともに、先進地の視察、民意を確認するための
市民アンケート調査の実施、千葉県内各市への
市議会インターネット導入調査を行ったところでございます。
具体的な調査方法といたしまして、委員会の開催につきましては、平成23年6月17日、9月16日、12月15日、平成24年2月3日、2月27日、6月21日、8月24日の7回開催をいたしました。
先進地の視察につきましては、平成24年4月26日に千葉県我孫子市に、同年5月9日から11日にわたりまして大分県別府市及び福岡県宗像市への視察を実施したところでございます。この視察におきましては、我孫子市では
会議録検索システムと連動した形での導入、別府市では地元のケーブルテレビを活用するような形での導入、宗像市では
地域イントラネットの活用による導入など、それぞれ市での導入方法は異なっておりましたが、いずれの市におきましても、積極的に取り組んでおり、開かれた議会に向けて成果を上げていることがわかりました。
また、平成24年2月20日から3月31日の1か月半を期間として行った市民アンケートにおいては、1,000名の20歳以上の市民を無作為に抽出し、郵送方法により実施いたしましたが、357名の回答をいただきました。そのうち、およそ50%、過半数の方々が
インターネット中継の必要があるとの意見をいただいたところでございます。これらの結果につきましては、既に先の6月定例会及び
議員全員協議会で皆様方にご報告させていただいたところでございます。
さらに、平成24年7月20日から7月31日にかけまして、千葉県内36市に対して行った市議会への
インターネット導入調査の結果では、36市中23市が議会の
インターネット中継を既に実施しており、議会の情報発信に大きな貢献を果たしていることがわかりました。
以上の調査結果を踏まえて、各委員より各会派及び各議員から意見聴取を行い、委員間で慎重かつ活発な議論を交わした結果、本委員会といたしましては全会一致をもって本会議への
インターネット中継の導入について、必要ありとの結論に至ったところであります。
なお、導入方法、中継方法、必要経費等の詳細につきましては、今後、
議会運営委員会において協議されることを求め、本委員会の調査報告といたします。
7 ◯議長(岡田壽彦君) 以上で委員長報告は終わりました。
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8 ◎議案第65号~議案第70号・議案第74号~議案第80号・陳
情第7号の委員長報告・質疑・討論・採決
◯議長(岡田壽彦君) 次は、日程第4、議案等の審議に入ります。
まず、付託議案等について審議を行います。
議案第65号ないし議案第70号及び議案第74号ないし議案第80号、並びに陳情第7号を一括して議題に供します。
ただいま議題に供されました案件につきましては、それぞれ所管の委員会に付託し、審査願い、その報告書は既に印刷物によりお手元に配布いたしましたが、その経緯並びに結果について、各委員長から報告願います。
まず、
鶴岡大治総務常任委員会委員長から報告願います。鶴岡委員長。
〔
総務常任委員会委員長 鶴岡大治君登壇〕
9
◯総務常任委員会委員長(鶴岡大治君) 議場の皆さん、おはようございます。
私から、
総務常任委員会へ付託されました議案3件について、審査結果をご報告申し上げます。
委員会は、去る11日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を願った後、慎重なる審査を行いました。
まず、議案第65号 平成24年度木更津市
一般会計補正予算(第2号)のうち、当
委員会所管事項でありますが、本案は、歳入として、増額決定された普通交付税、市政発展のためとしていただいた寄附金、市債の増額及びこの歳入増額に伴う
財政調整基金繰入金の減額等を、歳出として、保存文書を移動するための事業費、高規格救急自動車の購入と施設改修費等の増額をまた一般職人件費の減額をしようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第75号 木更津市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、職員の年次有給休暇の日数の管理を歴年管理から年度管理に変更するため関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第77号 木更津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに
対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令の施行に伴い、急速充電設備に関する規定を追加するため、関係条文を整備しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
以上で、
総務常任委員会の報告を終わります。
10 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、
國吉俊夫経済環境常任委員会委員長から報告願います。國吉委員長。
〔
経済環境常任委員会委員長 國吉俊夫君登壇〕
11
◯経済環境常任委員会委員長(國吉俊夫君) 議場の皆さん、おはようございます。
経済環境常任委員会では、当委員会に付託されました議案2件について、去る11日に委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について、報告いたします。
議案第65号 平成24年度木更津市
一般会計補正予算(第2号)のうち当
委員会所管事項につきましては、衛生費及び農林水産費並びに商工費に関して、歳入で3,787万3,000円、歳出で8,536万7,000円を増額補正しようとするものであります。
執行部からの説明を聴取した後、委員からは、武田堰・本堰改修事業費の財源内容、
住宅用太陽光設備導入助成事業費の国や県、近隣市の補助内容や受付状況、
最終処分関係費の処分費や運搬費などについて質疑が行われ、採決の結果、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第74号 木更津市林道の管理に関する条例の制定についてにつきましては、林道に関し、適正な管理方法を定めることにより、林道の機能の保全、市民の利用の確保及び通行の安全を図るため、新たに条例を制定しようとするものであり、委員からは今までの規則との差異、罰則などについて質疑が行われ、採決の結果、全会一致をもって、原案を可と認めました。
以上で、
経済環境常任委員会の報告を終わります。
12 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、
篠崎哲也教育民生常任委員会委員長から報告願います。篠崎委員長。
〔
教育民生常任委員会委員長 篠崎哲也君登壇〕
13
◯教育民生常任委員会委員長(篠崎哲也君) それでは、去る9月7日に
教育民生常任委員会に付託されました、議案6件及び陳情1件、計7件の審査結果につきまして、ご報告申し上げます。
委員会は、去る12日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部並びに陳情者から詳細な説明を聴取した後、慎重な審査を行いました。
議案第65号 平成24年度木更津市
一般会計補正予算(第2号)のうち当
委員会所管事項でありますが、本案は、歳入としては、国庫補助金として、
障害者自立支援給付費国庫負担金等の増額及び
学校施設環境改善交付金の減額、県支出金として
障害者自立支援給付費県負担金、
放課後子どもプラン推進事業費補助金の増額等を、また、歳出としては、
国民健康保険特別会計繰出金、予防接種費、
健康診査事業費、訓練等給付費、
放課後児童健全育成事業補助金等の増額及び(仮称)
真舟小学校建設事業費の減額等、また、継続費の補正として(仮称)
真舟小学校建設事業費の増額補正しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第66号 平成24年度木更津市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、歳出として平成23年度
療養給付費交付金の精算に伴う返還金の増額等を、またその財源として歳入に
一般会計繰入金等を増額補正しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第67号 平成24年度木更津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、本案は、歳出として、4月及び7月の人事異動等により、当該予算の編成段階で見込んでいた職員の構成に変更が生じたことによる一般職人件費の減額を、歳入については、これに伴い、一般会計からの事務費繰入金を減額補正としようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第68号 平成24年度木更津市
介護保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、歳入については、前年度繰越金、前年度国庫支出金等の諸収入の増額及び保険料の減額を、また歳出については、
介護給付費準備基金積立金、
地域支援事業交付金支払基金交付金の返還金を増額補正しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第76号 木更津市
ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は
ひとり親家庭等医療費等の助成対象者に配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律第10条第1項の保護命令が発せられた者の配偶者及びその児童等を加えるため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第78号 千葉県
後期高齢者医療広域連合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてでありますが、本案は、住民基本台帳法の一部を改正する法律の施行及び外国人登録法の廃止に伴い、千葉県
後期高齢者医療広域連合規約の一部改正を行うことについて、地方自治法第291条の3第3項の規定により、
関係地方公共団体と協議するに当たり、同法第291条の11の規定により議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、陳情第7号 「保育所の設置認可等の基準に関する指針」の内容を「県条例」にすることを求める意見書の提出を求める陳情書でありますが、本陳情は、千葉県に対して、保育環境改善のため、県の現行「保育所の設置認可等の基準に関する指針」の内容を「県条例」にすることを求めるものであります。
しかしながら、千葉県では平成24年9月11日に陳情者が言うところの「保育所の設置認可等の基準に関する」県基準条例案となる予定の「児童福祉施設の設備及び運営に対する基準(保育所)案」を
パブリックコメントに付したところであり、この「基準案」では保育所の設置数を初め、ほぼ国基準と同様の基準となっており、総合的に現実的であり、待機児童対策にも配慮されるとともに市町村に新たな財政負担が生じないよう考慮されたものと考えられます。
本陳情については、保育環境の改善のため、現行の指針を県条例とすることを求めていることは理解できますが、本市を含め待機児童を抱える市町村にとっては現実的に難しいものであると考えております。
以上のことから、本陳情については、妥当性を欠くものと認め、賛成者がなく、不採択とすべきものと決定いたしました。
以上で、
教育民生常任員会の報告を終わります。
14 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、近藤
忍建設常任委員会委員長から報告願います。近藤委員長。
〔
建設常任委員会委員長 近藤 忍君登壇〕
15
◯建設常任委員会委員長(近藤 忍君) 私から、
建設常任委員会に付託されました議案3件の審査結果について、ご報告申し上げます。
委員会は、去る12日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を伺った後、慎重なる審査を行いました。
まず、議案第65号 平成24年度木更津市
一般会計補正予算(第2号)のうち当
委員会所管事項についてでありますが、本案は、
道路補修事業費、
道路改良事業費、
中野畑沢線周辺市道整備事業費、市道101-2号線
道路改良事業費、
交通安全施設整備事業費等の増額、
公共下水道事業特別会計繰出金の減額等の補正を行うとともに、
公共下水道施設等維持管理業務委託、これは包括的民間委託を行っているものでありますが、それの債務負担行為を設定しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第69号 平成24年度木更津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、
公共下水道施設等維持管理業務委託の債務負担行為の設定及び歳出については、定期償還利子、職員の人事異動等に伴う一般職人件費の減額、
中継ポンプ場改修事業費、
下水道処理場改修事業費の増額、歳入については、
一般会計繰入金を減額補正しようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第79号 平成23年度木更津市水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてでありますが、本案は、平成23年度木更津市水道事業会計未
処分利益剰余金を減債積立金として積み立てるに当たり、地方公営企業法第32条第2項の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。
以上で、
建設常任委員会の報告を終わります。
16 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、
鶴岡大治決算審査特別委員会委員長から報告願います。鶴岡委員長。
〔
決算審査特別委員会委員長 鶴岡大治君登壇〕
17
◯決算審査特別委員会委員長(鶴岡大治君) 去る9月7日の本会議におきまして、
決算審査特別委員会に付託されました、議案第70号及び議案第80号の2議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
決算審査特別委員会は、審査を9月18日から20日までの3日間、行いました。
第1日日の午前中には、
主要施策成果説明書から選定いたしました現地調査を行い、午後から最終日の20日まで、書類審査を行いました。
まず、議案第70号 平成23年度木更津市歳入歳出決算の認定についてにつきまして、申し上げます。
平成23年度決算においては、市税収入は前年度と比較して法人市民税、市たばこ税などが増加したことにより、市税全体が増加していますが、
国民健康保険税については年々下降している状況で、収入未済額は過去最大となっており、市財政全体に影響を及ぼす大変難しい課題となっております。
しかしながら、財政健全化のための土地開発公社の経営健全化対策や小中学校の耐震化対策、人口増による保育園・
子育て支援センターの整備、さらには金田地区におけるまち開きへの対応など、多様化する施策に対する努力がうかがえ、おおむね計画どおり、予算が効率的・効果的に執行されたものと認められました。
また、
国民健康保険特別会計を初め、各特別会計につきましても、市民生活・市民福祉の向上に必要不可欠な予算が執行されており、適正なものと認められることから、採決の結果、議案第70号については、賛成者多数をもって、認定いたしました。
なお、審査の過程におきまして、質疑の主なものは、次のとおりでありました。
まず初めに、総体的事項については、平成23年度決算の成果等について、地方債、債務負担行為、財政力指数について、
株式等譲渡所得割交付金の減額理由について、債権管理の一元化に関する考え方について、職員の定数管理について。
次に、歳入については、市税の不納欠損額について、滞納繰越分の徴収方法について、法人市民税と市たばこ税の増加理由について。
次に、歳出については、普通財産の貸付について、
緊急雇用創出事業費の各事業の雇用人数などについて、路線バスの維持対策について、
統合型パッケージシステムへの移行について、
生活保護扶助費について、
駐車場事業特別会計の今後について、各事業の不用額についてなどなどであり、質疑の合計は513件に及びました。
また、次のような意見、要望も出されました。
電話対応の周知徹底をお願いしたい、市民サービスの低下がないよう定員管理に取り組まれたい、市税等の徴収方法については他市の方法を研究し取り組まれたい、町内会の設立について全庁的に取り組まれたい、証明書の自動交付機、コンビニ交付の周知をお願いしたいなどなどであります。
次に、議案第80号 平成23年度木更津市水道事業決算の認定についてにつきまして、申し上げます。
水道事業決算においては、人口増加に比例して給水人口と給水件数は増加していますが、節水型機器の普及と節水意識の向上などにより、有収水量が減少し、水道事業収益は対前年度比約5,500万円、1.5%減の約36億3,300万円となっています。
しかしながら、水道事業費用についても人件費の削減などにより、対前年度比約5,400万円、1.6%減の約34億1,400万円となっており、この結果、平成23年度の純利益は約2億1,900万円となり、引き続き、有収率の向上、経費節減等の努力が求められるものの、経営の合理化に努められた結果が評価できるところであり、採決の結果、賛成者多数をもって、認定といたしました。
以上で、
決算審査特別委員会の報告を終わります。
18 ◯議長(岡田壽彦君) 以上で、委員長報告は終わりました。
ただいま行われました委員長報告に対する質疑はございませんか。佐藤議員。
19 ◯26番(佐藤多美男君) 付託議案を審議されました皆さん、本当にご苦労さまでした。
私からは、傍聴しなかった議案についてでございますけども、
教育民生常任委員会の篠崎委員長にお尋ねします。
それは、1点でございますけども、陳情の「保育所の設置認可等の基準に関する指針」の内容を「県条例」にすることを求める意見書の提出を求める陳情書についてでございます。この陳情書に対する結論である不採択ということでありますけども、これは理解できません。
先ほど委員長は、文案には「理想的である」と、保育環境の改善のため、現行の指針を「県条例」とすることを求めていることは、「理想的である」というふうに書いてありますけども、おっしゃった言葉は「理解できる」というふうなことでございました。理解できるということであれば、採択して当然だと思うんですよ。それで、現実的には難しいからだめだと言うのは、これはいかなるものかということですね。難しいか簡単なのか、簡単に通るものであればわざわざ陳情を出す必要もないわけですね。
そういうことで、なぜ「理想的である」のを「理解している」というふうにおっしゃったのか、あるいは「理解できる」と言うのであれば採択すべきが本当ではないかというふうに思うんですが、そのことについてのご説明をいただきたいと思います。
20 ◯議長(岡田壽彦君) 佐藤議員の質疑に対する答弁を求めます。篠崎委員長。
21
◯教育民生常任委員会委員長(篠崎哲也君) 佐藤議員の質問に対してお答えを申し上げます。
まず、第1点目でございますが、私の方、これ、「理想的」ということを勘違いして「理解」というふうに発したようでございますので、まずは訂正をさせていただきたいと思います。
それから、この県の条例にするという形でありますと、私も理想的だというふうに話はしたんですけれども、お預かりする子どもの立場から見れば、保育士さんがたくさんいて面積もたくさんあると、それはやっぱりいいことだなというふうに思いますが、現行で一体これはなるだろうかというお話でございます。このままでいって保育士さんが急に集まるかどうか、また、面積を広げられるかどうかと考えた場合には、この条例を用いると、逆に今お預かりしている子どもたちを出していかなきゃいけない。そういうことが最初に来るというふうに私どもは想像しております。よって、将来的にはそういう財政的に余裕もあればということが条件付きますが、そういう方に近づけさせていきたいなとは思いますが、現段階ではこれは認めるわけにはいかないということで、不採択とさせていただきました。
以上でございます。
22 ◯議長(岡田壽彦君) 佐藤議員。
23 ◯26番(佐藤多美男君) 待機児童解消のためにも必要だし、保育士さんの募集にとっても、この最低基準、国の基準と同じようにするということですよね。であれば有効だというんですが、地方分権あるいは地方主権、地域主権ということで言われているのは、その基準についても国が一律に示すのではなくて地方は地方で決められるというふうなのが趣旨で、こういうふうに県条例で最低基準を決められることになったわけですね。それが1つと、なぜ最低基準が問題になるかというのは、待機児童との関係もありますけども、それともう一つ、この最低基準ではさまざまな事故が起きるとか、あるいは面積の基準が低いために子どもが運動不足になると。はいはいの面積も少なくなっちゃうということですね。そういうことがあるわけですよ。
それで、私がお尋ねしたいことは、そういう理由ではなくて、やはり理想的ではあるということですから、何も各自治体の財政支出が増えるとかというふうなことではなくて、そうした事故面だとか預かる保育児童の健康、保育を考えれば、当然今までどおりの県の指針でよいのではないのかと思うんです。そのことについて、基準が引き下がることについてどのような弊害があるのかご審査されましたか。
24 ◯議長(岡田壽彦君) 佐藤議員の再質疑に対する答弁を求めます。篠崎委員長。
25
◯教育民生常任委員会委員長(篠崎哲也君) 佐藤議員のお考えは重々私の方も理解に至っています。そういう内容についても十分審議をさせていただきました。よっての結果でございます。当然のことながら、保育園等々には児童の安全・安心については万全を期するようにお願いするつもりであります。
以上です。
26 ◯26番(佐藤多美男君) 重々承知だということでございますけれども、それならば、何も国基準に置きかえて、それで保育環境を悪化させることはないと思うんですね。ですから、私は採択すべきであるというふうに考えます。これは私の意見です。
以上です。
27 ◯議長(岡田壽彦君) ほかに質疑はございませんか。
〔発言する者なし〕
28 ◯議長(岡田壽彦君) 質疑終局と認め、次に討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。佐藤議員。
〔26番 佐藤多美男君登壇〕
29 ◯26番(佐藤多美男君) 私からは、日本共産党市議団を代表しまして、議案第70号、議案第80号の決算認定の2議案について、反対の立場から討論を申し上げます。
まず、議案第70号の平成23年度木更津市歳入歳出決算の認定について及び議案第80号の木更津市水道事業決算の認定についての反対理由を申し上げます。平成23年度の一般会計決算の歳入総額は386億2,364万8,000円、歳出総額は362億262万4,000円、差し引き24億2,102万4,000円、これだけの黒字決算であります。翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支額でも18億5,424万円、これを超えております。これだけの剰余金、黒字が出るのであれば、私はもっと住民福祉充実のための施策事業化の展開をしてしかるべきだったのではないかというのが、私のまずの感想でございます。
確かに、決算総額の中には住民要望にこたえるものはたくさんあること、これは承知しております。学校の耐震補強及び校舎の新築改修工事、子ども医療費助成の拡大など、私ども日本共産党が要望したものも盛り込まれております。
しかしながら、決算を施策の総括という点から見た場合、問題があります。第一は、金田西地区土地区画整理事業に3億3,000万円の負担金を支出し、公共下水道事業では16億4,575万円の対象事業に7億2,000万円の負担、合計、金田の開発に伴う負担は当該年度で単独負担で10億円を超える支出でございます。急いでやる必要もない開発、あるいは大型道路建設、これには気前よくじゃぶじゃぶ税金をつぎ込む開発優先の23年度決算と言わざるを得ません。ハードからソフトへの転換という市長のスローガン、これは一体どこへ行ったんでしょうか。
また、新たに進出してきた企業に対する奨励金4,231万円をぽんと出しました。まさに大企業や特定企業に優遇し奉仕するものであります。
第2は、本市の暮らし、福祉の施策はどうかという問題であります。地域経済は停滞して、倒産・店じまいが拡大している現状であります。大規模商業施設の進出で地元中小業者や漁業・農林業の営業も大変です。そうした中で高い国保税、保育料、ごみ袋代、これを市民に押し付けております。福祉や市民の暮らしは後回し、特定企業には甘いが市民には冷たい開発優先の予算執行だと言わざるを得ません。
議案第80号の水道事業決算にしましても、金田の開発に伴い、22億円もの負担で北部の配水場建設などを計画して、決算年度においても金田開発絡みの委託事業7,800万円行っており、何でも金田の開発になびくような決算を私は認めるわけにはまいりません。
以上が反対理由であります。
30 ◯議長(岡田壽彦君) 次、賛成者。後藤議員。
〔27番 後藤 秀君登壇〕
31 ◯27番(後藤 秀君) 議場の皆さん、こんにちは。
私は、議案第70号 平成23年度木更津市歳入歳出決算の認定につきまして、鶴岡委員長のご報告に対し、賛成の立場から討論をさせていただきます。
決算審査特別委員会委員長を初め、委員の皆様には早朝審議、時間延長して、また執行部の方々も3日間にわたる慎重なるご審議、大変ご苦労さまでございました。
さて、景気の動向は緩やかに回復しつつあり、復興・復旧施策の推進や雇用環境の向上など、明るい兆しが見られておりますが、円高や欧州からの金融危機による世界経済の減速により、先行きにつきましては不透明感が増している状況であります。
また、今後の国内状況を推察するに、混沌としている政治、消費税増税等、市町村にとってもその方向性を見出すのに苦労している状況ではないでしょうか。
本市においては、市税収入が平成22年度と比べ、若干の伸びがありましたが、機を見た施策や直面する施策、プランに計画された事業の実施のため、財政調整基金から10億円を繰り入れ、事業展開を行ったところであります。
そのような状況を踏まえ、財政健全化に向けた取り組みを真剣に進めつつ、社会経済状況に対応し、本市が真に実施しなければならない事業を限られた財源のもと、重点的・効率的に進めていくことが重要であると考えられます。
平成23年度におきましては、国の補正予算に対応し、繰越事業を含めまして早期対応が求められている小中学校の耐震化対策、図書館や公民館等、老朽化した施設の改修、旧安西家住宅の茅葺き屋根のふきかえなどを実施する一方、道の駅等交流拠点の整備事業、金田地区を初めとした新しいまちづくりに対する施策の実施など事務事業の選択と予算の集中により、効率的・効果的に執行に努められた結果が十分に認められたとともに、決算審査の過程においても、その意欲が見られました。
今後、本市では庁舎問題など東日本大震災の影響を受けた事業も想定され、厳しい財政運営を余儀なくされる状況でありますが、水越市長には第4次総合3か年プランの事業実施に向けて強力な指導力を発揮され、徹底した行政改革に取り組まれるとともに、
決算審査特別委員会で各委員から出されました意見や本会議での審議などを踏まえ、速やかに行財政運営に反映されることを強く要望いたしまして、平成23年度木更津市歳入歳出決算の認定につきまして、原案どおり可決することに賛成をいたします。
以上です。
32 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、反対者。
〔発言する者なし〕
33 ◯議長(岡田壽彦君) 賛成者。鈴木議員。
〔8番 鈴木秀子さん登壇〕
34 ◯8番(鈴木秀子さん) 私からは、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第74号及び陳情第7号に賛成の立場から討論を申し上げます。
まず、議案第74号 木更津市林道の管理に関する条例の制定について、この条例は木更津市の林道に関し、林産物の搬出や森林の保全の適正な管理方法を定めることにより、林道の機能の保全、市民の利用の確保及び通行の安全を図ることを目的とされ、制定されております。林道通行の目的にそぐわない大型車の規制を一段と強化し、大型自動車に限り、1日1方向当たり15台未満の通行に限るなど、違反に対する罰則を設けております。大変すばらしいと思います。この条例が来年1月から施行することになれば、産業廃棄物や残土運搬用大型車の通行が規制され、産廃・残土問題の解決に大きく寄与することとなります。高く評価し、賛成いたします。
次の「保育所の設置認可等の基準に関する指針」の内容を「県条例」にすることを求める意見書の提出を求める陳情書についてでございますが、待機児童の解消だけが目的のようにも思える国基準に合わせることは、少子化の進んでいる状況の社会において保育環境の向上にはつながらないと思います。児童福祉施設最低基準には、第4条で「児童福祉施設は最低基準を超えて、常にその設備及び運営を向上させなければならない」などと決められております。国基準を県条例にすると、県指針制定以降に開設した保育所の基準が国基準まで下がることになり、千葉県の保育水準が後退することになるということで、県に対して県条例は国基準まで引き下げるのではなく、現行の県指針を内容とすることを求める意見書を提出する陳情は、
教育民生常任委員会委員長の報告は不採択でございましたが、私は採択することに賛成いたします。
以上です。
35 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、反対者。
〔発言する者なし〕
36 ◯議長(岡田壽彦君) 賛成者。國吉議員。
〔15番 國吉俊夫君登壇〕
37 ◯15番(國吉俊夫君) 私は、議案第80号 平成23年度木更津市水道事業決算の認定について、賛成の立場から討論を行います。
水道事業では、人口の増加に比例して給水人口の給水件数は伸びているものの、節水型機器の普及や一般家庭を中心に一層の節水意識の向上が進み、有収率が減少し、依然として厳しい経営環境となっております。平成23年度の水道事業決算を見ますと、有収水量が前年度に比べて減少したことなどから、水道事業収益は前年度より約5,500万円、率で1.5%の減収となっております。一方、水道事業費用は職員の減少による人件費の削減や経費の節減に努めたことから、前年度に比べ約5,400万円、率で1.6%の減額となっております。この結果、平成23年度の収支は、約2億1,000万円の純利益となっており、給水収益が伸びない中で支出抑制に努められたことがうかがえるところであります。
今後も一層の経費節減等の経営努力をするよう要望し、決算の認定に賛成するものであります。
38 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、反対者。
〔発言する者なし〕
39 ◯議長(岡田壽彦君) 賛成者。
〔発言する者なし〕
40 ◯議長(岡田壽彦君) 討論終局と認め、採決いたします。
まず、議案第65号 平成24年度木更津市
一般会計補正予算(第2号)を、各委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
41 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第65号は原案どおり可決されました。
次に、議案第66号 平成24年度木更津市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
42 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第66号は原案どおり可決されました。
次に、議案第67号 平成24年度木更津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
43 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第67号は原案どおり可決されました。
次に、議案第68号 平成24年度木更津市
介護保険特別会計補正予算(第1号)を、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
44 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第68号は原案どおり可決されました。
次に、議案第69号 平成24年度木更津市
公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
45 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第69号は原案どおり可決されました。
次に、議案第70号 平成23年度木更津市歳入歳出決算の認定についてを、委員長報告どおり認定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
46 ◯議長(岡田壽彦君) 起立多数であります。よって、議案第70号は原案どおり認定されました。
次に、議案第74号 木更津市林道の管理に関する条例の制定についてを、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
47 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第74号は原案どおり可決されました。
次に、議案第75号 木更津市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
48 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第75号は原案どおり可決されました。
次に、議案第76号 木更津市
ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを、各委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
49 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第76号は原案どおり可決されました。
次に、議案第77号 木更津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
50 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第77号は原案どおり可決されました。
次に、議案第78号 千葉県
後期高齢者医療広域連合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてを、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
51 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第78号は原案どおり可決されました。
次に、議案第79号 平成23年度木更津市水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを、委員長報告どおり可決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
52 ◯議長(岡田壽彦君) 起立全員であります。よって、議案第79号は原案どおり可決されました。
次に、議案第80号 平成23年度木更津市水道事業決算の認定についてを、委員長報告どおり認定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
53 ◯議長(岡田壽彦君) 起立多数であります。よって、議案第80号は原案どおり認定されました。
次に、陳情第7号 「保育所の設置許可等の基準に関する指針」の内容を「県条例」することを求める意見書の提出を求める陳情書について、委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
陳情第7号を採択することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
54 ◯議長(岡田壽彦君) 起立少数であります。よって、陳情第7号は不採択と決定いたしました。
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55 ◎議案第71号~議案第73号の質疑・討論・採決
◯議長(岡田壽彦君) 次は、付託省略議案について審議を行います。
まず、議案第71号及び議案第72号 木更津市教育委員会委員の任命についてを一括して議題に供します。
ご質疑願います。
〔発言する者なし〕
56 ◯議長(岡田壽彦君) 質疑がありませんので、次に討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。
〔発言する者なし〕
57 ◯議長(岡田壽彦君) 次に、賛成者。
〔発言する者なし〕
58 ◯議長(岡田壽彦君) 反対者。
〔発言する者なし〕
59 ◯議長(岡田壽彦君) 賛成者。