ツイート シェア
  1. 茨城県議会 1997-03-13
    平成9年福祉衛生常任委員会  本文 開催日: 1997-03-13


    取得元: 茨城県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時30分開議 ◯小田木委員長 ただいまから,福祉衛生委員会を開会いたします。        ─────────────────────────── 2 ◯小田木委員長 本日,小瀬企業局長から,林工務課技佐が病気療養のため,欠席したい旨の届け出があり,委員長においてこれを受理しましたので,御了承願います。        ─────────────────────────── 3 ◯小田木委員長 次に,本日の委員会記録署名委員を指名いたします。  井手委員と大内委員にお願いします。        ─────────────────────────── 4 ◯小田木委員長 次に,本日の日程について申し上げます。  企業局関係の議案を一括上程し,初めに平成8年度関係議案,続いて平成9年度関係議案について説明を聴取し,その後,質疑,採決を行いますので,よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────── 5 ◯小田木委員長 これより議事に入ります。  本委員会に付託されております企業局関係の案件は,第20号議案ないし第22号議案,第59号議案及び第60号議案,第90号議案ないし第92号議案であります。  まず,平成8年度関係議案について,執行部の説明を求めます。  小瀬企業局長。 6 ◯小瀬企業局長 それでは,企業局の平成8年度の補正予算関係につきまして,その概略を説明申し上げたいと思います。  議案は,3件でございます。  それでは,まず議案書4)の53ページをお開きいただきたいと思います。  第90号議案平成8年度茨城県水道事業会計補正予算(第1号)であります。  水道事業は,県南地域,鹿行広域,県西広域,県中央広域の4つの用水供給事業を実施しておりますが,今回の補正予算の主な内容は,給水量及び建設事業にかかわる国庫補助金の確定などに伴う収入及び支出の補正であります。
     まず,第3条の収益的収入及び支出の補正でありますが,事業収益1億 7,992万 3,000円の増額補正は,受託工事事業などの増額によるものでございます。  事業費用につきましては,4億 9,127万円の減額補正でございます。これは,浄水施設に係る動力費,薬品費などの減額によるものでございます。  次に,第4条の資本的収入及び支出の補正でありますが,主に,施設整備にかかわる国庫補助事業費及び起債単独事業費の確定に伴い,資本的収入を3億 513万 6,000円増額補正し,資本的支出を 1,305万 8,000円の減額補正をしようとするものでございます。  次に,55ページをお開きいただきたいと思います。  第91号議案平成8年度茨城県工業用水道事業会計補正予算(第1号)であります。  工業用水道事業は,那珂川,鹿島,県西広域,県南広域,県央広域の5つの事業を実施しておりますが,今回の補正の主なる内容は,水道事業と同様に,給水量及び建設事業にかかわる国庫補助金の確定に伴う収入及び支出の補正であります。  まず,第3条の収益的収入及び支出の補正でありますが,事業収益 167万 2,000円の増額補正は,給水収益の増額によるものでございます。  事業費用の2億 7,182万 1,000円の減額補正は,浄水施設にかかわる動力費,修繕費などの減額補正によるものでございます。  次に,第4条の資本的収入及び支出の補正でありますが,主に,施設整備にかかわる国庫補助事業費の確定に伴い,資本的収入6億 6,726万 4,000円,資本的支出10億 4,327万 8,000円をそれぞれ増額補正しようとするものでございます。  次に,57ページをごらんいただきたいと思います。  57ページは,第92号議案平成8年度茨城県地域振興事業会計補正予算(第1号)であります。  地域振興事業は,土地造成事業及びヘリコプターの格納庫の経営を実施しております。  第3条の収益的収入及び支出の補正でありますが,事業収益 739万 4,000円の減額補正は,格納庫使用料などの減額によるものでございます。  事業費用 1,370万 6,000円の減額補正は,支払利息などの減額によるものでございます。  第4条の資本的収入及び支出の補正でありますが,主に土地造成事業の用地買収などの事業の確定に伴い,資本的収入9億 3,709万円,資本的支出6億 6,857万 8,000円をそれぞれ減額補正しようとするものでございます。  以上,議案の概要について御説明申しましたが,詳細につきましては,総務課長の方から御説明いたしますので,よろしくお願いしたいと思います。 7 ◯小田木委員長 次に,戸村参事兼総務課長。 8 ◯戸村企業局参事兼総務課長 それでは,ただいま局長の方から提案についての趣旨説明がございましたけれども,企業局の平成8年度補正予算関係について御説明申し上げます。  議案につきましては,先ほどの4)の53ページから58ページにかけてございます。  しかし,説明につきましては,お手元に配付してございます補正予算説明資料NO.1,縦長の説明資料によりまして御説明申し上げます。  1ページでございますが,最初に,第90号議案平成8年度茨城県水道事業会計補正予算(第1号)関係につきまして御説明申し上げます。  説明資料の1ページをお願いいたします。  第2条でございますが,これは,業務の予定量の補正でございます。  第1号,給水団体数につきましては,増減ございません。  第2号,年間総給水量につきましては,26万 4,000トン余の増量となっております。これは,主に,県西広域水道事業の給水量の増でございます。  したがいまして,第3号の1日平均給水量につきましても,その分増量となっております。  次に,第4号の建設改良費でございますが,県南広域水道事業など4事業について,記載のとおりそれぞれ補正をするもので,補正額は,計でございますが,1,323 万 6,000円の減額で,補正後の建設改良費は,144 億 9,489万 6,000円となります。これは,いずれも国庫補助事業費及び起債単独事業費の確定によるものでございます。  次に,第3条の収益的収入及び支出の補正でございます。  まず,収入についてでございますが,第1款事業収用を1億 7,992万 3,000円増額し, 137億 9,262万 5,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第2項営業外収益の増額でございます。これは,受託工事収益などの増によるものでございます。  次に,支出についてでございます。  第1款事業費用を4億 9,127万円減額し,151 億 5,855万 4,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第1項営業費用の減額でございます。これは,動力費,材料費及び薬品費などの事業費確定による減でございます。  続きまして,第4条資本的収入及び支出の補正でございます。  恐れ入りますが,2ページをお開き願います。  表の下中段に記載してあります収入についてでございます。  第1款資本的収入額を3億 513万 6,000円増額し,140 億 9,993万 5,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第2項ですが,企業債の増額でございます。これは,起債単独事業費の確定によるものでございます。  1つ飛びまして,第4項でございます。  負担金の減額でございます。これは,道路公団補償工事の確定によるものでございます。  次に,下の支出についてでございます。  第1款資本的支出額を 1,305万 8,000円減額し,171 億 4,907万 7,000円とするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第1項建設改良費の減額でございます。これは,国庫補助事業費及び起債単独事業費の確定によるものでございます。  次に,恐れ入りますが,1ページにもう一度お戻り願います。  下の段の第4条の括弧書きをごらんいただきたいと思います。  この欄は,資本的収入額資本的支出額に対して不足する額30億 4,914万 2,000円でございますが,この補てん財源を起債することになっております。  大変御面倒でも,もう一度2ページをお願いしたいと思います。  2ページ,上の表は,この補てん財源をわかりやすく表にしたものでございます。ごらんのとおり,損益勘定留保資金などで補てんをするものでございます。  次に,下の段になりますが,第5条企業債の補正でございます。これにつきましては,起債単独事業費の確定でございます。  次の第6条は,議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございます。  恐れ入りますが,3ページをお願いします。  第1号,職員給与費などで,6,517 万 6,000円減額し,12億 1,500万 2,000円にしようとするものでございます。これは,所要見込みの精算に伴う補正でございます。  以上で,水道事業会計補正予算関係の説明を終わらせていただきます。  続きまして,説明資料の4ページをお開き願いたいと思います。  第91号議案平成8年度茨城県工業用水道事業会計補正予算(第1号)関係について御説明申し上げます。  第2条でございますが,これは,業務の予定量の補正でございます。  第1号,給水事業所数を5事業所ふやしまして,226 事業所にしようとするものでございます。これは,県西広域工業用水道事業で,新たに給水を開始しました事業所があったための増でございます。  第2号,年間総給水量を 151万 2,000トン余増量いたしますが,これは,主に鹿島及び県西広域工業用水道事業の給水量の増によるものでございます。  したがいまして,第3号,1日平均給水量につきましても,記載のとおり増量となっているものでございます。  次に,第4号,建設改良費でございます。那珂川工業用水道事業など5事業について,記載のとおり補正をするものでございます。  今回の補正額は,計でございますが,8億 9,830万 7,000円の増額で,補正後の建設改良費は,91億 5,635万 7,000円となります。これは,国補事業などの確定によるものでございます。  次に,第3条,収益的収入及び支出の補正でございます。  まず,収入についてでございますが,第1款事業収益を 167万 2,000円増額し, 167億 849万 1,000円にしようとするものでございます。  内訳といたしましては,第1項営業収益の増額でございます。これは,給水量の増によるものでございます。  第2項営業外収益の減額でございます。これは,給水収益の増に伴い,損失補償金を減額するものでございます。  次に,支出についてでございますが,第1款事業費用2億 7,182万 1,000円減額し,156億 8,055万 8,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第1項営業費用の減額でございます。これは,動力費,修繕費,委託料などの確定による減額でございます。  次に,第4条,資本的収入及び支出の補正でございます。  恐れ入りますが,5ページをお願いしたいと思います。  5ページの中段に記載してあります収入についてでございます。第1款資本的収入額を6億 6,726万 4,000円増額し,110 億 666万 1,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第1項国庫補助金,第2項企業債のそれぞれの増額でございます。これは,国補事業費及び起債事業費などの確定によるものでございます。  ちょっと下に下がりまして,第5項基金繰入金の減額でございます。これは,補助裏財源の調整による減額でございます。  それから,下に下がりまして,第9項長期借入金の減額につきましては,財源を内部留保資金に振りかえたことによるものでございます。  次に,支出についてでございますが,第1款資本的支出額を10億 4,327万 8,000円増額し,156 億 1,668万 8,000円にしようとするものでございます。  内訳の主なものといたしましては,第1項建設改良費の増額でございます。これは,国庫事業費などの確定によるものでございます。  次に,下に下がりまして,第4項基金積立金の増額でございます。これは,工水事業の利益の増に伴い積立増によるものでございます。  大変恐れ入りますが,4ページに戻っていただきたいと思います。  下の第4条の括弧書きをごらんいただきたいと思います。  この欄は,資本的収入額資本的支出額に対して不足する額,46億 1,002万 7,000円でございますが,この補てん財源を起債することになっております。  大変申しわけありませんが,もう一度5ページをお願いいたします。  これをわかりやすく表にしたものが5ページでございます。不足額をここに記載のとおりの財源でそれぞれ補てんしようとするものでございます。  次に,下の段になりますが,第5条企業債の補正でございます。これは,起債事業費の確定によるものでございます。  次に,6ページをお願いしたいと思います。  第6条は,議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございます。  第1号,職員給与費などで 4,166万円を減額し,7億 9,330万 6,000円にしようとするものでございます。これは,賞与見込みの精算に伴い補正しようとするものでございます。  次に,第7条,利益剰余金の処分の補正でございます。  減債積立金を4億 6,123万 3,000円増額し,9億 3,323万 3,000円にしようとするものでございます。これは,最終予算調整の結果,利益剰余金の増額を認めることになりましたので,これを予定処分するものでございます。  以上で,工業用水道事業会計補正予算関係の説明を終わらせていただきます。  次に,7ページをお開き願いたいと思います。  第92号議案平成8年度茨城県地域振興事業会計補正予算(第1号)関係について御説明申し上げます。  第2条の業務の予定量の補正でございますが,第1号,土地造成事業で,土地造成事業費を6億 7,307万 8,000円減額し,22億 9,363万 5,000円にするもので,これは,用地費など事業費の確定によるものでございます。  続きまして,第2号,格納庫事業でございます。賃貸収益を 840万円減額しようとするものでございますが,これは,格納庫入居見込み業者が入居しなかったための減によるものでございます。  次に,建設改良費 450万円を増額しようとするものでございます。これは,格納庫施設ヘリコプター用バッテリー充電設備を蓄蔵するものでございます。  第3条収益的収入及び支出の補正でございます。  まず,収入についてでございますが,第1款事業収益を 739万 4,000円減額し,7,309 万 6,000円にしようとするものでございます。  内訳といたしましては,第1項営業収益の減額でございます。これは,賃貸収益の減によるものでございます。  第2項営業外収益の増額でございます。これは,受託管理収益の増によるものでございます。  次に,支出についてでございますが,第1款事業収用を 1,370万 6,000円減額し, 7,391万 5,000円にしようとするものでございます。  この内訳の主なものといたしましては,第1項営業費用の減額でございます。これは,格納庫管理費の確定による減でございます。  第2項営業外費用の減額でございます。これは,借入金の一括償還による支払利息の減によるものでございます。
     次に,第4条資本的収入及び支出の補正でございます。  恐れ入りますが,8ページをお開きいただきたいと思います。  収入についてでございます。  第1款資本的収入額を9億 3,709万円減額し,19億 6,854万 5,000円にしようとするものでございます。  その主なものといたしましては,第1項企業債の減額でございます。これは,事業費の確定による減でございます。  次に,支出についてでございますが,第1款資本的支出額を6億 6,857万 8,000円減額し,22億 9,813万 5,000円にしようとするものでございます。  この主なものといたしましては,第1項土地造成費の減額でございます。これは,事業費の確定による減でございます。  次に,恐れ入りますが,7ページに戻っていただきたいと思います。  下の段の第4条の括弧書きをごらんいただきたいと思います。この欄は,資本的収入額資本的支出額に対して不足する額,3億 2,959万円でございます。この不足額を補てんする財源が下に記載してございます。  恐れ入りますが,もう一度8ページをお願いします。  第5条企業債の補正でございます。これは,事業費の確定による減でございます。  次に,第6条一時借入金の補正でございます。これは,借入限度額を7億円減額し,22億円にしようとするもので,事業費の減に伴い補正しようとするものでございます。  次に,第7条,議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございます。これは,職員給与費などを 1,976万 4,000円減額し,9,881 万 8,000円にしようとするもので,賞与見込みの精算の伴い補正しようとするものでございます。  次に,第8条,重要な資産の取得の補正でございますが,これは,今回取得する資産の数量を7万 3,000平方メートル減じて10万 7,000平方メートルにしようとするものでございます。これは,8年度用地取得面積の確定によるものでございます。  以上で,今回提案申し上げました企業局関係の平成8年度補正予算の説明を終わらせていただきます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 9 ◯小田木委員長 説明漏れはありませんね。  ないようですので,引き続き,平成9年度関係議案の説明を求めます。  小瀬企業局長。 10 ◯小瀬企業局長 それでは,平成9年度の関係議案の説明に先立ちまして,まず,平成9年度の事務事業の執行方針について御説明を申し上げたいと思います。  恐れ入りますが,お手元に配付してあります資料NO.2平成9年度予算実施計画説明書について説明申し上げます。  企業局といたしましては,引き続き,広域水道用水供給事業広域工業用水道事業地域振興事業の3つの事業を推進してまいりたいと考えております。  まず,水道用水供給事業でありますが,良質な水道水の安定供給ができるよう水道用水供給施設の計画的な整備を進めてまいりたいと思っております。さらに安全でおいしい水の供給ということで,高度浄水処理の施設を導入してまいりたいと考えております。  施設整備の状況につきましては,平成9年度の計画につきまして,2ページをごらんいただきたいと思います。  水道4事業の合計で申しますと,全体計画が67市町村のうち,現在のところ,51の市町村につきまして給水をしております。平成9年度におきましては,県中央広域において,これまで給水できなかった水戸市など8市町村について給水ができる見通しとなりまして,7月ごろから給水ができるのではないかというふうに考えております。  給水量につきましては,日量73万 4,000トンのうち,63%の約46万 3,000トンの施設が完了しております。  次に,工業用水道事業につきまして御説明申し上げます。  3ページをお開きいただきたいと思います。  工業用水道事業につきましては,5事業を実施しようと思っております。全体計画につきましては,日量 141万 9,000トンに対しまして,約74%の 105万トンの施設が完了しておりまして,各企業に給水をしているところでございます。  今年7月には,県南広域水道において,牛久,阿見,守谷の3市町の企業に,日量2万トンの施設により給水開始する予定としております。  また,県央広域につきましては,平成13年度の一部給水開始を目指して,施設整備を進めてまいりたいと考えております。  次に,地域振興事業でありますが,4ページをお開きいただきたいと思います。  つくばヘリポート関連の業務を引き続き進めてまいりますが,土地造成につきましても,平成12年度の分譲を目指しまして,阿見東部の工業団地の整備を進めてまいりたいと考えております。  また,これからの地域振興事業の取り組みにつきましては,県民のさまざまなニーズにこたえられるよう,公営企業ならではの新しい事業につきましても,調査研究を進め,行政サービスの幅の広い事業を展開してまいりたいというふうに考えております。  以上,平成9年度の事務事業の執行方針につきまして御説明申しましたが,公営企業といたしましては,常に経営の合理化,計画的な建設投資に努め,健全な経営に一層努力をしてまいりたいと考えております。  それでは,続きまして,今回提案をしております概要につきまして御説明申し上げたいと思います。  今回御提案をしてあります議案は,予算関係で3件,条例関係で2件の,合計5件でございます。  まず,予算関係について議案の概要を御説明いたします。  議案書1)の63ページをお開きいただきたいと思います。  第20号議案平成9年度茨城県水道事業会計予算であります。  第2条の業務の予定量でありますが,年間総給水量は1億 815万 1,129トンで,前年度比 8.8%の増加を予定しているところでございます。  第3条の収益的収入及び支出でありますが,収入では,事業収益といたしまして,146 億 8,787万 7,000円を計上し,この主なるものは,料金の収入であります。  支出では,事業費用といたしまして,160 億 5,779万 1,000円を計上し,この主なるものは,経営活動にかかわる営業費用及び支払利息などの営業外費用であります。  第4条の資本的収入及び支出でありますが,収入では,112 億 9,198万 9,000円を計上し,この主なる財源は,国庫補助金,企業債及び出資金などであります。  支出につきましては,148 億 4,142万 6,000円を計上し,この主なるものは,浄水場の施設の整備,送水管の施設などの建設改良費や企業債などの償還金であります。  第5条の債務負担行為は,県南広域水道の浄水施設並びに鹿行広域水道の浄水施設及び送水施設の工事請負契約にかかわるものであります。  第6条以下,企業債,一時借入金の限度額等を定めようとするものでございます。  続きまして,65ページをごらんいただきたいと思います。  第21号議案平成9年度茨城県工業用水道事業会計予算であります。  第2条の業務の予定量でありますが,年間総給水量は,2億 9,443万 5,112トンで,前年度比 1.9%の増加を予定しております。  第3条の収益的収入及び支出でありますが,事業収益といたしまして,173 億 7,439万9,000 円を計上し,この主なるものは,料金収入であります。  支出では,事業費用といたしまして,166 億 8,173万 6,000円を計上し,この主なるものは,経営活動にかかわる営業費用及び支払利息などの営業外費用であります。  第4条の資本的収入及び支出でありますが,収入では,84億 7,897万 4,000円を計上し,この主なる財源は,国庫補助金,企業債及び一般会計からの長期借入金などであります。  支出では,ページが66ページになりますが,130 億 6,365万 9,000円を計上し,この主なるものは,浄水場の施設及び送水管の施設などの建設改良費や企業債などの償還金であります。  第5条の債務負担行為は,県中央広域工業用水道の配水施設の工事請負契約にかかわるものであります。  第6条以下は,企業債,一時借入金の限度額を定めようとするものでございます。  続きまして,67ページをお開きいただきたいと思います。  第22号議案平成9年度茨城県地域振興事業会計予算であります。  第2条の業務の予定量でありますが,本事業は,阿見町上条地区に65ヘクタールの工業団地を造成しようとするものと,ヘリポート格納庫に関するものであります。  第3条の収益的収入及び支出は,ヘリポート格納庫の経営にかかわるものであります。  収入では,事業収益といたしまして,7,240 万 7,000円を計上し,この主なるものは,格納庫の賃貸料及び一般会計からの管理受託費などであります。  支出では,事業費用といたしまして,7,415 万 8,000円を計上し,この主なるものは,管理運営費などであります。  第4条の資本的収入及び支出は,工業団地の整備にかかわるものでありまして,収入では,22億 6,743万 9,000円を計上し,この財源は,企業債であります。  支出では,22億 6,743万 9,000円を計上し,この主なるものは,造成工事費,調査設計費などであります。  第5条の債務負担行為は,土地造成の工事請負契約にかかわるものであります。  第6条以下の企業債,一時借入金の限度額を定めようとするものであります。  以上,水道事業工業用水道事業地域振興事業の3つの事業を合わせました予算規模は,支出額で 629億 8,620万 9,000円で,前年度比 5.1%の減であります。  次に,条例改正の議案でありますが,同じく議案書の 179ページをお開きいただきたいと思います。  第59号議案茨城県工業用水道条例の一部を改正する条例であります。消費税の引き上げに伴い,工業用水道料金の改定及び7月から給水開始を予定しております県南広域工業用水道事業の料金を定めようとするものでございます。  次に,181 ページをお開きいただきたいと思います。  第60号議案茨城県水道条例の一部を改正する条例であります。消費税の引き上げに伴う水道料金の改定であります。  以上,概要を御説明いたしましたが,詳細につきましては,関係課長から御説明申し上げますので,よろしく御審議のほどお願いしたいと思います。 11 ◯小田木委員長 次に,戸村企業局参事兼総務課長。 12 ◯戸村企業局参事兼総務課長 それでは,ただいま局長の方から提案についての趣旨説明がございました企業局関係の平成9年度予算について御説明申し上げます。  議案につきましては,平成9年第1回茨城県議会定例会議案1)の63ページから68ページにかけて記載してございます。  説明に当たりましては,別途配付してあります先ほどの資料NO.2のこの資料とあわせて説明をさせていただきたいと思います。  まず,1)の議案の63ページをお開き願いたいと思います。  最初に第20号議案平成9年度茨城県水道事業会計予算関係について御説明申し上げます。  議案書の第2条は,平成9年度の業務の予定量を示すものでございます。第1号から3号まで,給水団体数,年間総給水量ほか,記載のとおりでございます。  第4号,建設改良費でございます。これは,県南広域水道事業,以下合わせまして4事業で 119億 1,835万円を予定しております。これは,導水施設,浄水施設,送水管施設などの建設,あるいは水源開発負担金などに充てる経費でございます。  次に,第3条及び第4条につきましては,この資料NO.2によりまして御説明申し上げます。  御面倒でも資料NO.2をお願いしたいと思います。6ページをお開き願いたいと思います。  収益的収入及び支出でございます。これは,平成9年度の企業局の経営活動に伴いまして発生いたします収益とそれに対応するすべての費用を計上することになっております。企業会計上,3条予算とも称しております。  収入でございますが,事業収益の第1項営業収益でございます。4事業の収益合計額は,124 億 8,818万 1,000円を予定しております。これは,料金収入でございます。  第2項営業外収益でございますが,4事業で21億 9,969万 6,000円を予定しております。これは,主に他会計補助金で,一般会計からの補助でございます。  収入合計額は7ページでございますが,146 億 8,787万 7,000円を予定しております。  恐れ入りますが,8ページをお願いしたいと思います。  8ページでございますが,支出でございます。  事業費用,第1項営業費用でございます。114 億 9,730万 8,000円を予定しております。これは,水道水をつくって送るための事業に要する費用,あるいは固定資産の減価償却などが計上されております。  次に,9ページの第2項営業外費用でございますが,45億 4,848万 3,000円を予定しております。これは,水道事業活動以外の費用でございまして,主に,企業債などの支払利息でございます。  これらの費用合計は,表の下の段でございますが,160 億 5,779万 1,000円を予定してございます。  収入合計から支出合計を差し引きますと,13億 6,991万 4,000円の不足額が生じますが,この不足額につきましては,内部留保資金で充当することにしてございます。  次に,10ページをお開き願いたいと思います。  資本的収入及び支出でございます。この予算は,施設の建設費,水源開発負担金,企業債などの元金の償還金などを計上しております。企業会計上,4条予算とも称しております。  これらの財源となります資本的収入の主なものは,国庫補助金,33億 6,726万 4,000円,企業債,37億 7,900万円,11ページになりますが,一般会計からの出資金,35億 6,600万円などでございます。これらの収入合計でございますが,恐れ入りますが,12ページをお願いいたします。  12ページでございます。112 億 9,198万 9,000円を予定しております。前年度と比較しますと,25億円余の減額となっておりますが,これは,建設事業費の減によるものでございます。  次に,13ページの資本的支出でございます。この主なものは,第1項建設改良費 119億1,835 万円及び第3項償還金29億 1,015万 2,000円で,これは,備考欄にございますように,事業に要する経費でございます。  恐れ入りますが,14ページをお願いしたいと思います。  支出合計は,148 億 4,142万 6,000円を予定しております。前年度と比較しますと,23億 2,000万円余の減額となっておりますが,これは,建設事業費の減によるものでございます。  収入額が支出額に対して不足する額,35億 4,943万 7,000円につきましては,欄外に記載のとおり,損益勘定留保資金などで補てんするものでございます。
     大変恐れ入りますが,1)の議案書にお戻り願いたいと思います。  1)の議案書64ページをお開き願いたいと思います。  第5条は,債務負担行為をすることができる事項,期間及び限度額を定めるものでございます。  県南広域水道事業につきましては浄水施設,鹿行広域水道事業につきましては浄水施設及び送水施設工事に係るものでございます。  第6条は,企業債について記載のとおり,その目的,限度額などについて定めるものでございます。  第7条は,一時借入金の限度額を50億円と定めるものでございます。  第8条は,議会の議決を経なければ流用することのできない項目を定めるもので,職員給与費など12億 1,916万 9,000円,交際費40万円と定めるものでございます。  第9条は,他会計からの補助金を21億 1,900万円と定めるものでございます。  以上が水道関係の予算でございます。  続きまして,工業用水道事業会計予算について御説明申し上げます。  同じ1)の議案書の65ページをお願いしたいと思います。  第21号議案平成9年度茨城県工業用水道事業会計予算について御説明申し上げます。  第2条の業務の予定量につきましてですが,第1号から第3号までは記載のとおりでございます。  第4号,建設改良費の合計額は,5事業合わせまして,55億 2,631万 2,000円を予定するものでございます。  第3条及び第4条につきましては,御面倒でも,先ほどの説明資料NO.2によって御説明申し上げます。  NO.2の15ページをお願いしたいと思います。  収益的収入及び支出の収入,事業収益についてでございます。  第1項営業収益は,137 億 4,995万 6,000円で,これは,主に給水収益でございます。  第2項営業外収益は,36億 2,444万 3,000円で,これは,主に雑収益でございます。これは,備考に記載してありますように,損失補償金が主なものでございます。  次に,17ページの支出,事業費用でございます。  第1項営業費用は,81億 5,283万 9,000円で,これは,工業用水をつくって送るための事業活動に要する費用,あるいは固定資産の減価償却などが計上されております。  恐れ入りますが,18ページをお願いします。  第2項営業外費用でございますが,85億 1,939万 7,000円で,この主なものは,企業債などの支払利息でございます。  費用合計は,19ページでございますが,166 億 8,173万 6,000円を予定してございます。  次に,恐れ入りますが,20ページをお開き願います。  資本的収入及び支出の資本的収入についてでございます。  この資本的収入につきましては,施設の建設,水源開発負担金,あるいは借入金の償還などに係る財源となるものでございまして,この主なものとしましては,国庫補助金,企業債,基金繰入金,あるいは長期借入金でございます。  主な項目につきまして,前年度と比較しますと,20ページの第1項国庫補助金で,7億7,000 万円余の減,第2項企業債で,14億 8,000万円余の減となっております。これは,主に,県南広域工業用水道事業費の減でございます。  恐れ入りますが,22ページをお願いいたします。  第9項でございますが,長期借入金で,10億円余の増となっております。これは,県西広域工業用水道事業の経営健全化計画に伴って,起債の繰上償還財源の借り入れ増でございます。  一番下の欄の収入合計額は,84億 7,897万 4,000円を予定してございます。  次に,23ページの資本的支出でございます。  この主なものは,建設改良費及び償還金でございます。  主な項目につきまして,前年度と比較しますと,第1項建設改良費で,27億円余の減額,第3項償還金で12億円余の増額をしておりますが,これは,収入の部で御説明申し上げましたとおりの理由でございます。  恐れ入りますが,24ページをお願いいたします。  支出合計額は,130 億 6,365万 9,000円を予定してございます。  収入と支出の差し引き不足する額,45億 8,468万 5,000円につきましては,欄外に記載してありますとおり,損益勘定留保資金などでこれを補てんしようとするものでございます。  まことに恐れ入りますが,もう一度議案書1)の66ページをお願いします。  第5条,債務負担行為について定めるものでございますが,これは,県央広域工業用水道事業の送水施設工事に係るものでございます。  第6条は,企業債について,その目的,限度額などについて定めるものでございます。  第7条は,一時借入金の限度額を50億円と定めるものでございます。  第8条は,議会の議決を経なければ流用することができない経費について,記載のとおり定めるものでございます。  第9条は,当年度利益剰余金の処分の方法を定めるもので,減債積立金に処分を予定しているものでございます。これは,県西広域工業用水道事業の経営健全化対策に伴うものでございます。  以上で工業用水道事業会計予算の説明を終わらせていただきます。  次に,地域振興事業会計予算について御説明申し上げます。  恐れ入りますが,議案書の67ページをお願いしたいと思います。  議案第22号平成9年度茨城県地域振興事業会計予算について御説明申し上げます。  第2条,業務の予定量でございますが,第1号土地造成事業は,阿見町に進めております工業団地造成事業でございます。  第2号格納庫事業は,つくば市にございますつくばヘリポート関係事業で,それぞれ記載のとおり予定をしてございます。  第3条及び第4条につきましては,恐れ入りますが,先ほどの説明資料NO.2の資料で御説明申し上げます。  25ページをお願いしたいと思います。  収益的収入及び支出の事業収益でございます。  第1項営業収益は,4,066 万円で,主なものは,格納庫賃貸収入でございます。  第2項営業外収入は,3,174 万 7,000円で,主なものは,一般会計からのヘリポート管理受託収益でございます。  収益の合計額は,7,240 万 7,000円を予定しております。  恐れ入りますが,26ページをお願いいたします。  26ページでございますが,事業費用でございます。  第1項営業費用は,3,107 万 4,000円で,これは,格納庫管理運営費及び格納庫の減価償却費でございます。  第2項営業外費用は,4,258 万 4,000円で,主に,借入金利息及びヘリポートの管理費用でございます。  支出合計額は,7,415 万 8,000円を予定しております。  次に,27ページでございます。  資本的収入及び支出の資本的収入でございます。  主なものは,企業債の22億円で,これは,土地造成事業に要する経費の財源としての借り入れでございます。  収入の合計額は,22億 6,743万 9,000円を予定しております。  恐れ入りますが,28ページをお願いいたします。  資本的支出でございますが,これは,造成工事費,事務費及び借入金利息を計上してございまして,支出の合計額は,22億 6,743万 9,000円を予定しております。  恐れ入りますが,もう一度議案書の1),67ページをお願いしたいと思います。  第5条は,債務負担行為について定めるものでございます。  土地造成事業の総造成工事,調整池建設工事などに係るものでございまして,期間,限度額,それぞれ定めるものでございます。  恐れ入りますが,68ページをお願いいたします。  第6条は,企業債について,記載のとおり,その目的及び限度額などを定めるものでございます。  第7条は,一時借入金の限度額を22億円と定めるものでございます。  第8条は,議会の議決を経なければ流用することのできない経費について記載のとおり定めるものでございます。  第9条は,重要な資産の取得ですが,土地の取得について,記載のとおり定めるものでございます。  これで,地域振興事業会計の説明を終わらせていただきます。  以上で,企業局関係の平成9年度予算の説明を終わらせていただきます。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 13 ◯小田木委員長 次に,宮内企業局業務課長。 14 ◯宮内企業局業務課長 それでは,1)の議案の 179ページをごらんいただきたいと思います。  第59号議案茨城県工業用水道条例の一部を改正する条例でございまして,改正の主な点につきましては,先ほど,局長が申し上げたとおりでございますが,まず,改正をお願いしようとしております第1点目といたしまして,消費税の税率改正が本年4月1日から施行されることに伴いまして,工業用水道料金につきまして定めておりまして,条例の中の21条第1項に定めております乗率を 100分の3から 100分の5に改めようとするものでございます。  その第2点目でございますが,これも,先ほど局長の御説明がありましたが,県南広域工業用水道事業の料金を制定していただこうとするものでございます。これに関しましては,お手元に資料をお配りしてございまして,資料NO.3,下側に概要図で一面黄色っぽく染めてあるものでございます。それをごらんいただきながら御説明を申し上げたいと思います。  この資料の中段,参考のところあたりに書いてございますが,事業の概要と概要図にありますように,県南工業用水道事業は,竜ヶ崎を含めまして18市町村を給水区域としまして,この黄色っぽく染めてあるエリアがその地域でございますが,日最大で8万トンの計画で給水しようとしたものでございます。  昭和60年に事業に着手いたしまして以来,水需要の高い守谷町方面,この辺を中心としまして,当面は4万トンの施設整備を進めてまいりました。この概要図の真ん中ごろに少し太目にしまして赤く染めてある線,阿見浄水場から守谷町の方にちょっと曲線がかっておりますが,このルートをことしの7月から供給を開始しようとしておるものでございます。4万トンのうち,このルートは2万トンということになっておりまして,2万トンで供給を開始しようとするものでございます。  県南工業用水道としましては,初めての給水となりまして,給水に当たりましては,料金を設定していただく必要がございます。この資料の料金のところに,議案のところにも載っておりますように,いずれもトン当たりで基本料金を50円,特定料金を50円,超過料金につきましては 100円ということで条例の21条の方に加えさせていただこうというものでございます。  ちょっと参考までに申し上げますが,この料金は,県内におきますと,鹿島工水の3期と,それから県西工水と並ぶものでございまして,通産の承認していただいております料金のアッパーとなってございます。  続きまして,恐縮でございますが,181 ページをお開きいただきたいと思います。  第60号議案茨城県水道条例の一部を改正する条例でございます。  先ほど申し上げました工業用水道条例の一部改正と同様でございまして,消費税の税率改正に伴うもので,条例中の乗率を 100分の3から 100分の5に改めていただこうとするものでございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 15 ◯小田木委員長 説明漏れはありませんね。  ないようですので,以上で,説明聴取を終了いたします。        ────────────────────────── 16 ◯小田木委員長 これより質疑を行います。  質疑のある方は,お願いをいたします。  大内委員。 17 ◯大内委員 最初に,消費税率の5%値上げをすると見込んで料金に転嫁したということですが,これらの影響について,それぞれ額を示していただきたいと思います。 18 ◯戸村企業局参事兼総務課長 お答えいたします。  企業会計上は,消費税は,収益とか費用というようなことではありません。売上にかかる消費税を仮り受けの消費税,仕入れにかかる消費税を仮り払い消費税というようなことで,差し引いて整理をしております。したがいまして,決算上は税抜きをして損益計算をしております。  御質問であります平成9年度の予算で,それぞれの上水,工水のアップはどのくらいかということでございますが,上水で2億 3,787万円,工水で3億 2,484万円,上水,工水合わせまして,5億 6,271万円の歳入増となっております。 19 ◯大内委員 これは,基本的なことなんですが,本来,消費税の引き上げというのが国会で,衆議院でも税制特別委員会が臨時国会で,1日わずか7時間だけ審議をされただけ,今度の通常国会では,一度も開かれていないままに予算を決めているということで,これは,本来,税制にかかわる国民にとっての大事な問題だから,消費税率の引き上げ問題は,税制特別委員会で徹底審議をすべきだということで,私ども国会でも,そのために努力をしてきたところでございます。こういう状況のもとに,5%の値上げを見込んだ転嫁というのは,どういう情勢判断をしたのでしょうか。
    20 ◯小瀬企業局長 知事が一般質問にお答えいたしましたように,昨年度の税制改正で消費税が確定している。これを取らないと,新たなもので支出をしなければならないというような御答弁をしてあると思いますが,それと同様の考えで徴収をすることにいたしました。 21 ◯大内委員 先ほどの上水,工水合わせて5億 6,700万円,これは料金に転嫁ということで,非常に今の景気に影響が出てくるというふうに指摘をされているわけですけれども,このことについては,どのように受けとめているでしょうか。 22 ◯宮内企業局業務課長 消費税の経緯につきましては,委員も御指摘されている部分もあろうと思いますが,局長が申し上げましたとおり,いわゆる国会の経過を踏まえまして,昨年の中旬ごろ,昨年の8月ごろだったと思いますが,閣議決定がされまして,いわゆる改正法どおりの運用をするということで,本年4月1日適用が決まったという理解をしておりまして,この中には,かつてよりは明確になりました地方消費税,税の4%の25%を地方消費税に転嫁するというようなこともありまして,既に地方はそれぞれ財源としても見込んでおりまして,そういう枠組みが一つございまして,景気動向につきましては,私どももちょっと語るべく大変難しい問題でございますが,水道と,それから工業用水道事業につきましては,いわゆる,ルールの中でそういうものを含めていただこうということになっておりますので,地方財政の運営等含めまして,総合的判断で4月1日から適用するというようなことで判断しているわけでございます。 23 ◯大内委員 景気の回復は2つが主役と言われているわけですね。消費とそれから設備投資ということなんですが,この消費一つ見ても,中堅サラリーマン,93年から96年の間に,可処分所得の伸びが月 7,000円,それが今度の消費税の5%,さらに医療の改悪,特別減税をなくすということになりますと,家計への影響は,月1万 6,000円以上と言われているわけです。これ一つ見ましても,今度の消費税率の引き上げを水道料金に転嫁をするというのは,この中堅サラリーマン家庭を含めて,生活をしている人たちへの家計への影響が大きくなる。ひいては景気の底冷えが続くというふうになるわけでございますが,この点についての認識はいかがでしょうか。 24 ◯小瀬企業局長 御指摘のように,今まで取ってないものを取るということですので,支出が多くなるわけですが,上水につきましては,本県の使用料を平均的に見ますと,月三千数百円ということになりまして,それの2%アップということで60円ぐらいが各家庭に影響するのではないかというふうには思っておりますが,60円が安くていいんじゃないかということと,60円は高いのではないかという,いろいろ判断はあろうかと思いますが,基準値で計算いたしますと,そのくらいの影響だと思っております。 25 ◯大内委員 水道料金も含めて,消費税で5兆円と,いろいろな生活にかかってくる料金の大きな役割を占める水道料金だというふうに認識をしております。そういう影響力も含めて,本来なら,国会でまだ消費税については,含んでいる予算について審議中ですから,これをやめてほしいという県民,国民の世論の強まり,高まり,さらに,私ども他の党に呼びかけて,消費税中止法案を独自に提出をしているわけです。この決着はまだついていないという時期ですから,本来は,この消費税の5%転嫁を見込んだ予算というのは,このような状況からして,撤回をすべきではないかというふうに知事に求めてきたところでございます。その点につきましては最後にいたしますが,見解を伺いたいと思います。 26 ◯小瀬企業局長 委員御指摘のように,確かにそういう過程もあるわけですが,全国都道府県に当たりまして,恐らく47都道府県中2県が4月1日から施行しないという県でありまして,大半が4月1日から施行するという状況を踏まえますと,我が県でも4月1日から施行するのが適正ではないかというふうに考えております。 27 ◯大内委員 消費税問題は,国会でも新たに中止法案をどうするか,それから予算もどうするかという,こういう時期ですので,私は撤回を求めてまいります。  次に,工業用水の予算にかかわることですけれども,長期借入金です。前年度の予算に比べまして,10億 1,279万 5,000円増加をしているわけですけれども,これらのそれぞれの長期借入金の内訳について説明をしていただきたいと思います。 28 ◯宮内企業局業務課長 それでは,お答え申し上げます。  増減ということでお答えをいたしますと,3事業ほどございまして,当初ここに記載のとおりでございまして,鹿島と県西と県南でございますが,鹿島の3期につきましては,ほぼ同額となっておりまして,具体的に申し上げますと20万 5,000円ほど減しております。  主なるものは,先ほど総務課長も申し上げたかと思いますが,県西工水,次の県西広域でございまして,御案内のとおり平成3年度から8ヵ年計画,平成10年度に終わるわけですけれども,健全化対策というものを国,これは自治省ですけれども,自治省の制度にのっとりまして,健全化対策をやっていまして,一つの枠組みが定まっております。その中で,借入金の運用もございまして,ちなみに,その立ち上げを,いわゆるロスの分をできるだけ早目に取り除こうということで,借入金の繰り上げ償還などをしておりまして,これが平成9年度がピーク時になりまして,償還金が9億 5,700万円ほど増額となりまして,これが大宗を占めるものでございます。  県西といたしましては,10億 4,900万円ほど差し引きがございますので,増加をしてございます。  それから,県南につきましては,3,600 万円の減となっております。  したがいまして,くどくなりますが,県西広域の繰り上げ償還に係る分が大部分だと,融資でございます。融資で返済することになっております。 29 ◯大内委員 そうしますと,この長期借入金の中で,水資源公団の負担にかかわる,これらの内容についてそれぞれ3つの会計で示していただきたいと思います。 30 ◯宮内企業局業務課長 それでは,事業別に申し上げますと,御質問の趣旨に入りますけれども,霞ヶ浦開発事業の中に割賦負担金という,ちょっとロングランで返済するといいますか,事業費を後年度負担のような形になっていまして負担していくものもございますが,その負担金の額で申し上げますと,鹿島の3期が15億 9,400万円でございます。それから,それから,県西工水につきましては5億 4,400万円でございます。それから,県南につきましては3億 8,100万円。以上でございます。 31 ◯大内委員 長期借入金の創設及び拡張事業費の,特に水資源公団にかかわる分として,鹿島3期16億円,県西5億 5,000万円,県南が3億 8,000万円ということで,これが非常に重くのしかかっている,いわゆる償還負担分ではないかというふうに受けとめるわけですが,これの長期借入金については,どのような内容で県から出されているのか,伺いたいと思います。 32 ◯宮内企業局業務課長 若干制度的なことを。概括的に申し上げますと,公団が国庫の金と自分のところで調達する金を,いわゆる3・7ぐらいで,大体3・7と考えてよろしいと思いますが,一部端数がつきますので,30%,70%と申し上げておきますが,それの70の方の手当てを公庫債なり,あるいは負担金,一部,その年の負担金なりで,それも3・7で扱っていまして,そうしますと,大ざっぱに申し上げますと,5対5ぐらいの形に,自分のところ,その7のうちの5のが後年度の負担になっていまして,それをロングランで,事業が終わりますと,一応制度上23年間で,それぞれアロケーションに応じて負担者が負担していくという形になっております。 33 ◯大内委員 それぞれ負担者がということで,23年間ですね。結果的には,県の財政,県民というふうに,この分がのしかかってきているのではないかなというふうに受けとめるわけですが,先ほどお話しされました霞ヶ浦開発事業がもとになっているということで,この事業の最初の計画の年度と事業費,それから最終的にどのように変わってきたのか,伺いたいと思います。 34 ◯小瀬企業局長 所管は企画部でございますが,私ども把握している範疇で申しますと,当初,霞ヶ浦総合開発につきましては,315 億円ということで,8年間の事業計画で進めてまいりました。その間,高浜入や延長がございまして,いろいろ協議をしてまいりまして,53年度に16年間の事業計画ということで,1,300 億円という計画に練り直されました。しかしながら,それでも国庫の事業といったものが年次別に計画したどおり進んでまいりませんで,55年度,第2回の改定におきまして,18年間の事業計画ということで,1,350 億円というようなことになったわけでございます。そういう経緯を踏みまして,最終的には,平成6年度に確定といたしまして,28年間で 2,866億円という事業費を決定し,これで精算をするというような状況になっています。 35 ◯大内委員 最初は,8年間で 315億円が最終的には28年間で 2,864億円,いわゆる当初の9倍もの事業費がかけられた。そして完成して今は後年度負担という形で負担を強いられているというふうな中身だと思います。  それで,茨城県としては,この霞ヶ浦開発について,企業局はどの程度受け入れをしなければならなかったのか,伺いたいと思います。 36 ◯宮内企業局業務課長 比率で申し上げますと,事業費に対して,企業局上工水合わせますと,52.8%程度を当初の,いわゆるフルプラン作成時の当初のときからのアロケーションでございます。 37 ◯大内委員 これは県ですか,企業局ですか,52.8%の受け入れというのは。 38 ◯宮内企業局業務課長 申し上げましとおり,上工水,企業局相当分であります。 39 ◯大内委員 先ほどから長期借入金のことをめぐって,いわゆる大きな負担を背負いながら,工業用水も今進めていくということになりますと,本来なら,この水資源公団,いわゆる国の方が当初の計画と余りにも長引いてお金もかけてきたと,こういう責任はもっと持ってもらってもいいのではないかなというふうに思うわけでございます。茨城県の52.8%というのは,この水資源公団との関係では,この負担率についても,公団の方に持ってもらうような話し合いはしなかったのかどうか,伺いたいと思います。 40 ◯宮内企業局業務課長 これは,先般の委員会の際にもちょっと申し上げたかと存じますが,一つのフレームができておりまして,これは茨城県のみではありませんので,国,それから関係都県,あるいは県内の市町村も入っておりまして,そういう中での枠組みでございますので,基本的に,全体が変わって,例えばアロケーションの変更もあり得るというようなことでない限りは変わりませんので,したがいまして,そういう形ではしてございません。  それから,大変申しわけございませんでしたが,ただいま私が52.8%というのを申し上げたのは,県の霞ヶ浦にかかわる工水の一部が入っておりますので,一部手をつけてない 2.6%分がございますので,50.44 %です。申しわけございません。訂正させていただきます。 41 ◯大内委員 鹿島の3期分については,前の委員会でもやりとりをしたわけですが,30万トンのところ,22万 5,000トンがいまだに使われていない。しかし,事業は終わって,その負担がのしかかっているということで,18億 2,000万円の無利子の長期借入金で予算化しているという,ずっと継続的な先ほどの論議からも含めてあるわけですが,私は,この水道事業を見ますと,やはり霞ヶ浦開発というのが一番のもとに,今の企業局の会計,それから県の負担も含めて,この点が非常に重い問題ではないかなというふうにこれまでも提起をしてきたところでございます。  ですから,そういう意味では,本来,県が持つ分,いわゆる県民が負担をしなければならなくなってしまう長期借入金などのこれらの手当てだけではなくて,公団にかけ合う,国のこれまで長引かせて9倍も事業費を膨らませてきたこの責任をとってもらうということについて,どのように対応しているのか,改めて伺いたいと思います。 42 ◯宮内企業局業務課長 ただいま委員御指摘のとおりでございまして,県としても,特に企業局といたしましても,いわゆる事業費が割高にならない,事業期間も短期間で済むような,そういうスパンの設定が喜ばしい限りでありまして,趣旨にあります開発された水がいち早く使えるようになるということが,これは。したがいまして,長く延びていることにつきましても,できるだけ早期にということは,事業が始まって以来うたい続けてきた話でございまして,特に,だんだんそういうことが見えてきましたので,平成3年度あたりからは頻繁に,いわゆる早期実現,それから一定時間帯で切って精算を初め,全部終わりますと,ただいまのように8年が28年にもなりましたので,そういうものを一たん切って精算ができないであろうかというようなことを,しつこくといいますか,関係当局の方に要望をしてまいっておりまして,平成3年から4年にかけまして動きまして,その実際,一部,いわゆる精算を開始しても,いいだろうというような,いわゆる1次精算と申し上げていますが,これが平成4年度に出まして,第1回目の精算をそこでしていただいたわけであります。その後が第2次精算,したがいまして,5,6年度が第2次精算となっておりまして,昭和43年から平成4年度までの,いわゆる1次精算によりますメリットと申しますか,負担軽減が 467億円程度出てございまして,2次の平成5,6年,7年度で霞ヶ浦開発事業が終わっておりますので,平成5,6年の精算分で6億円,合わせますと,473 億円程度,そういう動きをとることによりまして,企業局といたしまして実益を上げておると申し上げます。 43 ◯大内委員 完成までにそういう働きかけはしてきたと。しかし,完成後,現段階でも,ある意味では水需要が課題になって使っていない水を抱えることになったということで,完成後でも公団に,国に働きかけて,この負担をできるだけ,国にも責任を持ってもらうということについてはいかがでしょうか。 44 ◯小瀬企業局長 委員御指摘のように,私ども引き取っている水といたしましては,22万 5,000トンあるわけですけれども,これは,先般御指摘がありましたように,また,監査委員からの御指摘もありましたように,もっと有効活用できないかということで,企画部,商工労働部,私どもが入りまして,活用方策につきまして,今,鋭意努力をしているところでありまして,近々結論が出るということになっております。  しかしながら,それとあわせて,今回,茨城県の長期水需要計画を発表いたしました。2005年を踏まえ,17年にはどういうふうな水需要になるかという長期プランでございますけれども,これにつきましては,私どもが確保している水,さらにこれから開発する水を検討いたしまして,少なくとも全体の中では2トンぐらいしか平成17年には余らない。この水が全体的にどうかというと,全体の5%ぐらいの許容範囲だということで,これは全国の各都道府県でも控えております水の確保の状況をいたしますと,東京を初めそういったところでも大体そのぐらいの水は抱えているということでございまして,いろいろと個々には御指摘があろうかと思いますが,全体的の水の確保という意味では,県民に水不足を来さないというようなことからすれば,この水の確保はよかったのではないかなというふうに思っております。  それから,ちなみに,それではものすごい高い水のコストで引き受けているかといいますと,これからつくります群馬県や栃木県にお願いしております八ツ場や奈良俣ダム,それから湯西川などにつきまして,単価を計算いたしますと,我が方の都市用水は,トン70億円ぐらいで開発した水でございます。20数年かかって,9倍になったのではないかという御指摘もありますが,単価に直しますと,そういう水の単価になります。  それで,今,新たに平成17年度などを目指す長期計画で水を手当てしている単価は,奈良俣で 120億円,八ツ場でやはり 100億円ぐらい,それから湯西川で 120億円という単価の水に申し込んでおりまして,私どももそういうのをこれから引き受けるというような段階になるわけで,それから比べれば,トン当たりでも40億円ないし50億円ぐらい安い水を確保しているというふうに御理解いただければ,このまま多少負担になりますが,抱えているのが得策ではないかというようなことを考えつつ,今回の長期見直しにつきましても,そういう水の確保ということで十分私どもも企画部などに申し入れをしているところでございます。 45 ◯大内委員 どうも,県の予算の単位になると,16億円という,この額がそのくらいの,今,県民負担があっても,将来にはというんですが,しかし,先ほどの消費税5%の見合う分のこの値上げだけでも相当経済的な影響も出てくる。景気が底冷えをしているという時期に,将来のためにと言いながら,こういう多額の16億円の負担を県民がしなければならないということについては,先ほどの水需要計画を見積もって,それを事業を膨らませたツケ,そういうふうに受けとめるわけです。やはり,県民に負担をかけることについて,将来のためにということで,その点での感覚が,この程度ならいいという,その負担のかけ方についての安易な考え方があるのではないかなというふうに受けとめるわけでございます。非常に,今,不安定な時代,原子力は安全だといわれながら,一昨日の火災の起きた内容,被曝の状況を見ますと,茨城県が果たしてこれから安全で住みやすい県として発展できるかどうかというのは,この時期に見直しをしなければならない課題がたくさんあります。そういう点で,最後に,私は,このような水需要計画も含めて過大な見積もりとそれに見合う事業計画を膨張させて,それを県民に負担させるという,その根本的な考え方はやはり見直しをすべきではないかという点で質問を終わりたいと思います。        ────────────────────────── 46 ◯小田木委員長 暫時休憩をいたします。  なお,再開は,午後1時10分を予定いたしたいと思いますので,よろしくお願いします。                 午後0時1分休憩        ──────────────────────────                 午後1時10分開議 47 ◯小田木委員長 休憩前に引き続き,委員会を再開いたします。  質疑を続行いたします。  質疑のある方,お願いします。  川津委員。 48 ◯川津委員 企業局が大変ほかの自治体にモデルとしてつくった「土丸くん」,この辺をちょっとお聞きしたいのですが,これは,当初の目的があったと思うんですけれども,実際,今どのような形で進んでいるか,どのくらいの販売を実際したのか,その辺のこともちょっとお聞かせ願いたいと思います。 49 ◯梅津企業局工務課長 お答えいたします。  企業局におきましては,浄水場が今11浄水場ございます。そこで発生する浄水発生土は,年間にいたしまして,大体1万 5,000立米から1万 6,000立米あります。そこで,昭和62年から何とかこの浄水発生土を有効利用できないかということで,いろいろ調査,あるいは検討してきた結果,平成6年に浄水発生土を粒状化してやれば何とか使い道があるのではないかというような結果が出たものですから,平成7年に実際にプラントをつくりまして,それで先ほど委員がおっしゃられました「土丸くん」をつくったわけでございまして,この「土丸くん」は,ことしから実際に売り始まったわけでございます。現在のところ,約 8,500袋ぐらい,1袋が10キロ入りでございます。これから春にかけまして,大変園芸資材ということで,一般の方が使うというようなことで,これからどんどん売れるような状態になると思います。在庫として,今のところ二,三千袋がありますが,それにつきましても,もうそろそろ暖かくなりましたので,これについてもすべて売れるのではないかというような見通しを持っています。 50 ◯川津委員 在庫が二,三千袋ということでありますが,これはまだ始まったばかりですから,今,リサイクルの時代といわれている中で,企業局の方も大変努力をしているということで,私なども本当に感激をしております。  また,新たに,これ軽々に施設の増設という形になった場合に,いろいろな資料とか販路の問題とか,やはり積み上げていかなければならない状況だとは思うんですけれども,施設そのものが10分の1ぐらいの稼働であるということですから,試作的につくった施設であるかと,このように思うわけなんですけれども,今後,企業局として,茨城県全体にこのような形をどういうふうに普及していくのか。また,行政が余りこのような形にはなじまない,そういう考え方の中で,やはり企業局だからできる,そういうニュアンスもここには相当あるわけですよね。ですから,そういった意味を含めると,今後どのような考え方を企業局として持っていくのか,その辺をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 51 ◯小瀬企業局長 川津委員おっしゃられるように,全体の10%ぐらいが処理能力ということで,機械そのものはプラントということなものですから,本来は,その10倍ぐらいあれば全部消化できるということでございます。  私ども,汚泥が発生します1万 5,000立米につきましては,このまま捨てていきますと,大体トン当たり2万円ぐらいかかるわけなんですが,この事業を展開いたしますと,原価で1万 4,000円ぐらいの生産費ででき上がるというようなことですから,それそのものが 6,000円ぐらい浮いてくる。販売すればそれに価格が上乗せされるということで,非常に合理化はされているわけでございまして,本来は全部やるということが一番望ましいと思っています。ただし,今お話がありましたように,販路がなかなか確保できるかどうか,そういったことを今回特定のところで販路の調査をしておりますので,これらが県全域,または他県等に販売が可能であれば,そんなこともやってみたいなというふうに思っておりますが,もうちょっと勉強したいというふうに思っております。 52 ◯川津委員 本当に画期的ですよね。行政がよくこういうことを考えたなと。これは,ほかの方の,例えばこれから資源リサイクルという意味で,環境課の方とか,そういったところなども含めると,やはり一つのモデルとして企業局がよくこういうものを考え出して,実際,商売にしているという言い方をするとあれでしょうけれども,商売にしている,なっているということを考えると,本当にすばらしいというふうに思っております。  ぜひ,10分の1ということでございますから,もう少し努力をしていただいて,よりパーフェクトに近いくらいの,年度計画もあろうかとは思うんですけれども,資源リサイクルという意味に,積極的に企業局として進めていっていただきたいというふうに私自身は思っているわけなんです。  販路は農協さんなんかの手などもおかりしているんでしょうか。 53 ◯梅津企業局工務課長 販路につきましては,今現在,土浦を中心にやっておりますので,土浦の荒川沖にありますジョイフル本田と土浦にあります山新,それと美野里にあります園芸センター,その3カ所に卸しております。先ほど申しました発生した量の生産されたものを大体そこで賄っているというようなことですので,先ほど局長が言いましたように,これから,今年度販路の調査をやりまして,どれだけ茨城県内に販路があるかというようなことを調査しながら,できれば新たにまたほかの浄水場のところへそういったものをつくりたいというような考え方を持っております。 54 ◯川津委員 特にそのような販路のネットワークを一生懸命今度つくっていただいて,これだけではなくて,もっとすばらしいPRをパンフレットなどもつくっていただいて,どちらかという堅いイメージの企業局がこのような形で資源リサイクルにも取り組んでいるのだという形は大変大事なイメージでもあろうというふうに思いますし,今言ったように原価が 6,000円も浮いてくると,また,販売拡大すれば利益もあるということですから,改めてこの事業の今後の進め方に関して,積極的に局の方でも取り組んでいただいて,実績を大いに上げていただきたいというふうに期待をいたします。 55 ◯小田木委員長 ほかにありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯小田木委員長 ないようですので,以上で,質疑を終了いたします。        ────────────────────────── 57 ◯小田木委員長 これより採決を行います。  採決は区分して行います。  第20号議案ないし第22号議案,第90号議案及び第91号議案について,原案のとおり決することに賛成の方は,御起立願います。                  〔賛成者起立〕 58 ◯小田木委員長 起立多数と認め,原案のとおり決しました。  次に,第59号議案及び第60号議案について,原案のとおり決することに賛成の方は御起立願います。                  〔賛成者起立〕 59 ◯小田木委員長 起立多数と認め,原案のとおり決しました。  次に,ただいま議決になりました議案を除く第92号議案について,原案のとおり決することに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯小田木委員長 御異議なしと認め,原案のとおり決しました。        ────────────────────────── 61 ◯小田木委員長 以上で,企業局関係の審査を終了いたします。        ────────────────────────── 62 ◯小田木委員長 次に,閉会中所管事務調査事項について,お諮りいたします。  本件につきましては,お手元に配付してありますとおり,4項目とし,議長にその旨を申し出ることにしたいと思いますが,御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯小田木委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。  なお,本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては,委員長に御一任を願いたいと思いますが,御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯小田木委員長 御異議なしと認め,そのように決しました。        ────────────────────────── 65 ◯小田木委員長 以上で,本委員会に付託されました案件の審査は,すべて終了いたしました。  委員会を閉じるに当たり,一言ごあいさつ申し上げます。  御案内のように,私ども委員の任期は,今定例会で終了することになっております。これまで1年間,委員会審議や県内外での調査など委員会活動に当たりましては,小瀬局長を初め企業局の皆様の御協力をいただき,おかげさまで充実した委員会運営ができましたことを心から感謝する次第であります。  企業局におかれましては,増大する水需要に対し,安全性に留意するとともに,安定した供給を基本としながら,新たな事業展開として浄水発生土の有効利用を事業化されました。また,平成7年度から実施している工業団地造成事業の進捗も順調であります。  しかしながら,社会経済情勢に的確に対応した企業経営を行うためには,課題が山積しておりますので,皆様の積極果敢な御健闘を期待するものであります。  終わりに,皆様の御健勝とますますの御活躍を祈念いたしまして,ごあいさつといたします。  最後になりましたが,委員各位におかれましても,温かい御支援を賜り,おかげさまをもちまして,大過なく職責を果たせましたことを厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。        ────────────────────────── 66 ◯小田木委員長 ここで,小瀬企業局長から発言を求められておりますので,これを許します。  小瀬企業局長。 67 ◯小瀬企業局長 衛生部,福祉部は不在でございますが,3部を代表いたしまして,お礼の言葉を述べさせていただきたいと思います。  小田木委員長,柴沼副委員長を初め,各委員の先生方には,昨年の3月の就任以来,私どもの業務につきまして,適切なる御指導を賜り,また,御意見をいただきまして,厚く御礼申し上げます。  今後は,これまでの審議を通じまして,各委員の皆様方から御指摘をいただきましたことにつきまして,業務に一層専念することにいたしたいと考えております。  委員長を初め,各委員の皆様方におかれましては,県勢の発展のため,また,議会活動にますます御活躍されるようお祈り申し上げまして,簡単ではございますが,お礼の言葉にかえさせていただきます。
     ありがとうございました。        ────────────────────────── 68 ◯小田木委員長 以上をもちまして,委員会を閉会いたします。  3日間にわたり,慎重な御審議をいただきまして,本当にありがとうございました。  御苦労さまでした。                 午後1時23分閉会 Copyright © Ibaraki Prefectural Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...