ツイート シェア
  1. 青森県議会 2013-10-08
    平成25年第275回定例会(第7号)  本文 開催日: 2013-10-08


    取得元: 青森県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(西谷 洌) ただいまより会議を開きます。    ──────────────────────       ◎ 議   長   報   告    ────────────────────── 2 ◯議長(西谷 洌) 日程に先立ち、報告事項を申し上げます。  十月三日開催の決算特別委員会において正副委員長の互選を行った結果、委員長に工藤兼光議員が、副委員長に工藤慎康議員がそれぞれ当選しましたので、御報告いたします。    ──────────────────────       ◎ 新  任  者  紹  介    ────────────────────── 3 ◯議長(西谷 洌) 新任者の紹介をいたします。──今井高志公安委員長。 4 ◯公安委員長今井高志) 本日、十月八日付で青森県公安委員会委員長に就任いたしました今井高志でございます。  安全・安心を実感できる青森県の実現を目指す青森県の警察を管理する立場として、また応援する立場としてその職責の重大さを十分認識いたしまして、誠心誠意努力する所存でございます。各議員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますことをお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 5 ◯議長(西谷 洌) 高畑紀子公安委員。 6 ◯公安委員高畑紀子) 本日、平成二十五年十月八日付で青森県公安委員会委員に任命されました高畑紀子でございます。  職責の重大さを認識し、誠心誠意努めてまいる所存でございますので、議員の皆様方におかれましては、どうぞ御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、御挨拶にさせていただきます。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。    ──────────────────────       ◎ 議   会   報   告    ────────────────────── 7 ◯議長(西谷 洌) 議会報告として、第八号「議員派遣の結果について」をお手元に配付してあります。    ──────────────────────
    8 ◯議長(西谷 洌) 日程に入ります。    ──────────────────────       ◎ 委 員 会 審 査 報 告    ────────────────────── 9 ◯議長(西谷 洌) 各委員長から委員会審査報告書が提出されましたので、お手元に配付してあります。    ──────────────────────       ◎ 各 委 員 長 報 告    ────────────────────── 10 ◯議長(西谷 洌) 議案第一号から議案第十一号まで及び議案第十五号を一括議題といたし、各委員長の報告を行います。  総務企画委員会委員長、二十六番三橋一三議員の登壇を求めます。──三橋議員。 11 ◯総務企画委員会委員長(三橋一三) 総務企画委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案二件について審査の結果、いずれも多数をもって原案どおり可決されました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  まず、「青森県附属機関に関する条例の一部を改正する条例案の改正内容について伺いたい」との質疑に対し、「改正の内容は、子ども・子育て支援法において、都道府県は条例で定めるところにより、都道府県子ども子育て支援事業支援計画に関し意見を聞く等のため、合議制の機関を置くよう努めるものとするとされたことに対応し、同計画に子育てをする当事者等の意見を反映させるとともに、地域の実情を踏まえた子ども・子育て支援施策を着実に実施するため、青森県子ども・子育て支援推進会議を設置することとし、その組織及び運営について定めるものである。また、地方分権改革の推進に係る水防法等の改正により、法律上、委員定数が廃止された青森県水防協議会等九つ附属機関委員定数等を定めるものである」との答弁がありました。  次に、「平成二十五年度青森県一般会計補正予算(第三号)案について、青森・佐井航路維持事業費補助に係る平成二十四年度の運航・輸送実績及び収支の状況並びに県の補助制度の概要について伺いたい」との質疑に対し、「平成二十四年度の青森・佐井航路運航実績については、就航日数が三百十日で、前年度と比較し十三日増加し、輸送実績は一万二千六百三十人で、前年度と比較し五二・三%増加した。収支状況については、収益五千二百八万円に対して費用が二億三千五百二万円で、前年度と比較し一二・八%の欠損額増となっており、この欠損相当額分を国、むつ市及び佐井村が航路運航事業者に対して補助することにより、収支均衡が図られている。また、県は、この両市村の補助に要する経費の一部を補助しているものである」との答弁がありました。  このほか 一つ、青森県子ども・子育て支援推進会議委員定数を二十人以内とする考え方について 一つ、第三次一括法による水防法等の改正に伴い、今回制定する附属機関委員定数の考え方について 一つ、青森県子ども・子育て支援推進会議における委員の報酬額の考え方について 一つ、青森・佐井航路維持事業費補助に係る平成二十五年度の補助金額の算定方法について 等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 12 ◯議長(西谷 洌) 環境厚生委員会委員長、十五番工藤慎康議員の登壇を求めます。──工藤議員。 13 ◯環境厚生委員会委員長工藤慎康) 環境厚生委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案五件について審査の結果、満場一致をもって原案どおり可決いたしました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  まず、「平均寿命の主な原因に、地域や年齢による格差があるのか伺いたい」との質疑に対し、「市町村ごと平均寿命を比較すると、八戸圏域と上十三圏域では長く、津軽圏域と西北五圏域では短い傾向にある。また、平成二十年から二十四年における三大生活習慣病による死亡の状況では、悪性新生物については男女とも津軽圏域、心疾患については男女とも青森圏域脳血管疾患については、男性は青森圏域、女性は八戸圏域が最も標準化死亡比が高い。なお、ゼロ歳、二十歳、四十歳、六十五歳及び七十五歳における平均余命では、男性については各年齢にわたり全国で最も短く、女性についても六十五歳を除き、全国で最も短い状況であり、特に若い年齢において全国平均との格差が大きくなっている」との答弁がありました。  次に、「消費者行政対策費補正予算対応に至った経緯について伺いたい」との質疑に対し、「国の平成二十五年度予算において地方公共団体先駆的取り組みに対して、地方消費者行政活性化基金の上積みが行われることになったことから、本県においてもこの制度を積極的に活用することとし、国から交付決定を受けた事業費分を計上したものである」との答弁がありました。  このほか 一つ、先天性風疹症候群の内容とその発生状況について 一つ、事業主が行う健康診断の受診率の向上に向けた県の取り組みについて 等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 14 ◯議長(西谷 洌) 農林水産委員会委員長、三十番工藤兼光議員の登壇を求めます。──工藤議員。 15 ◯農林水産委員会委員長工藤兼光) 農林水産委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案二件について審査の結果、いずれも満場一致をもって原案どおり可決いたしました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  まず、「木質バイオマス利用施設等整備事業を実施する場合の留意点について伺いたい」との質疑に対し、「留意点は、チップの供給先の事業体が発電施設を確実に整備すること及び本事業の事業主体がチップの原材料となる間伐材を安定的に確保することの二点が挙げられる。県としては、供給先の発電施設の整備の進捗状況を確認するとともに、事業主体に対して安定的な原材料の供給体制を構築するよう指導していく」との答弁がありました。  次に、「青少年の森施設撤去に当たっての課題と今後の予定について伺いたい」との質疑に対し、「課題としては、撤去する施設のうち、焼却炉について、事前に、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、ダイオキシン類や水銀等の有無を調査する必要がある。このため、県では、これらの調査を実施することとし、その結果が基準値以下であれば撤去工事を実施して今年度内に返還することになるが、万が一、基準値を超えた場合には、来年度にダイオキシン類や水銀等を除去した上で平内町へ返還することとしている」との答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 16 ◯議長(西谷 洌) 商工労働観光エネルギー委員会委員長、十四番高橋修一議員の登壇を求めます。──高橋議員。 17 ◯商工労働観光エネルギー委員会委員長高橋修一) 商工労働観光エネルギー委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案二件について審査の結果、いずれも満場一致をもって原案どおり可決いたしました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  「弘前地域研究所を改築することとなった経緯について伺いたい」との質疑に対し、「現在の建物は、昭和四十九年以降、順次建て増しされ、著しい老朽化と耐震強度の不足が指摘されている等、ハード面で大きな課題を抱えており、同研究所の今後のあり方や求められる機能について検討を行い、同研究所を弘前オフィスアルカディア内へ移転し、改築整備を進めることとしたものである」との答弁がありました。  次に、「同研究所の新たな施設にはどのような特徴があるのか伺いたい」との質疑に対し、「研究員の執務室の大部屋化及び研究機能の部門単位での集約により「知の融合」を目指すとともに、食品の素材化や美容、健康に係る実証施設などを新設し、企業、大学、外部研究機関など産学官の共同研究や連携を推進し、高付加価値化商品の開発を促進することとしている。さらに、研究成果の発信や開発商品PRのための展示コーナーを新設するほか、研究テーマの変更等に柔軟に対応できるよう工法に工夫を用いるほか、駐車場の面積を大幅に拡大し、大規模な研修等にも対応できるようにするなど、より利便性の高い研究所を目指している。今回の改築により弘前地域研究所の機能が強化され、同研究所を中心としたイノベーション創出効果の全県的な波及を図り、地域経済の活性化、本県産業のさらなる振興を目指していきたい」との答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 18 ◯議長(西谷 洌) 文教公安委員会委員長、二十九番相川正光議員の登壇を求めます。──相川議員。 19 ◯文教公安委員会委員長相川正光) 文教公安委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案第一号「平成二十五年度青森県一般会計補正予算(第三号)案」中所管分について審査の結果、満場一致をもって原案どおり可決いたしました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  「国民体育大会開催検討調査費の内容と今後の進め方について伺いたい」との質疑に対し、「平成三十七年の第八十回国民体育大会について、来年度から県内外の多様な分野の委員で構成する国体検討懇話会を設置し、本県で開催する場合の課題等を検討する必要があるが、あらかじめ関係機関等から開催までの手続、運営体制の整備及び人材育成等について情報収集する予定である」との答弁がありました。  次に、「老朽化していく信号機について、今後の対策を伺いたい」との質疑に対し、「四月及び十月の交通安全施設点検整備強化期間等における各警察署による点検整備や委託業者による年一回の保守点検により老朽化の現状を把握し、緊急を要するものについてはその都度対応しているほか、限られた予算の中で優先度を勘案しながら効果的な更新を図っている。また、交通安全施設整備合理化検討委員会を設置し、交通安全施設整備合理化を踏まえた中長期計画を検討しているところである」との答弁がありました。  このほか 一つ、信号機の停電対策の現状及び今後の方針について 一つ、LED式信号機への着雪対策について 等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 20 ◯議長(西谷 洌) 建設委員会委員長、十六番夏堀浩一議員の登壇を求めます。──夏堀議員。 21 ◯建設委員会委員長夏堀浩一) 建設委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会は、去る四日開催し、本会議より付託されました議案四件について審査の結果、議案第一号中所管分及び議案第二号は多数をもって、その他の議案についてはいずれも満場一致をもって原案どおり可決いたしました。  以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。  「平成二十五年度青森県一般会計補正予算(第三号)案について、公共事業費が大幅な減額となっているが、事業の進捗に影響がないのか伺いたい」との質疑に対し、「当初予算に対して国からの配分額が大きく減少したことから、今年度見込んでいた継続事業の進捗のおくれなど一定の影響は避けられないものと考える。県としては、事業効果の早期発現を図るため、供用間近の箇所への優先配分や継続事業への途切れない配分を行うなど、可能な限り事業の執行について工夫するとともに、国に対しては来年度予算の確保に向けて強く働きかけていく」との答弁がありました。  次に、「県営住宅小柳団地建設工事について、団地建てかえにおける雪対策について伺いたい」との質疑に対し、「各住戸玄関前の通路及び物置を建物内に取り込むとともに、住棟から道路やごみ置き場、他の住棟までの敷地内通路の一部に屋根つき通路を設置することによって、冬期間の移動がスムーズに行えるよう配慮する。また、駐車場は、入居者の雪片づけの負担を軽減するため、駐車区画の周辺に十分な堆雪場を配置する。さらに、雪庇の落下による被害を防止するため、屋上の笠木に融雪ヒーターを設置するとの答弁がありました。  このほか 一つ、みちのくトンネルの天井板の設置目的及び今回撤去する理由について 一つ、県営住宅小柳団地を除くそのほかの県営住宅の建てかえ計画について 等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。  以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。 22 ◯議長(西谷 洌) 以上をもって各委員長の報告を終わります。  ただいまの報告に対して質疑を行います。質疑はありませんか。  〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(西谷 洌) 質疑なしと認めます。    ──────────────────────       ◎ 討         論    ────────────────────── 24 ◯議長(西谷 洌) これより討論を行います。  討論は議題外にわたらないよう簡明に願います。  一部反対討論、二十三番安藤晴美議員の登壇を許可いたします。──安藤議員。 25 ◯二十三番(安藤晴美) 日本共産党安藤晴美です。  議案に対する一部反対討論を行います。議案七件に賛成し、議案五件に反対します。  主なる反対議案の理由を述べます。  議案第一号「平成二十五年度青森県一般会計補正予算(第三号)案」について。  健康福祉部子ども子育て支援推進会議開催費及び子ども・子育て支援制度電子システム構築等事業費補助について。  子ども・子育て支援新制度は、自公政権が始めた制度改悪の検討を出発点に、民主党政権が子ども・子育て新システムの名称で具体化し、昨年八月、自民党、公明党、民主党の密室談合による三党合意で、消費税増税と一体に国民の大きな反対を押し切って国会で強行成立させられました。多くの父母、保育関係者の声と運動で、児童福祉法第二十四条第一項に、市町村は、保育を必要とする場合、保育所において保育しなければならないと明記させたものの、保育に対する国、自治体の責任を大幅に後退、縮小させ、保育を営利化、産業化させるものにほかなりません。  努力義務とされた子ども・子育て会議では、子ども・子育て支援事業計画の作成や事業認可の基準などを地方条例で定めることが求められていますが、新たに導入される保育の基準や施設などの認可基準の水準なども検討中です。子供たちの置かれる状況を決める制度の根幹を保育関係者や保護者への十分な説明や理解も果たさないまま推し進めようとしていること自体問題だと考えます。  日本の保育行政の問題は、保育所の基準が極めて低く、欧米諸国に比べておくれていることにあります。財界や規制改革会議などが繰り返し要求する基準の引き下げを許さず、改善を求めること、深刻な保育士不足解消のため、保育士の待遇の抜本的な改善こそが必要です。  次に、県土整備部大幅削減措置について。  県土整備部分が六十二億一千二百万円も減額され、各種事業に大きな影響を及ぼすなど予算編成上問題があるものと考えます。  議案第五号「青森県附属機関に関する条例の一部を改正する条例案」は、青森県子ども・子育て支援推進会議を設置し、水防法等の改正に伴い、青森県水防協議会等の委員の定数を定める等のため提案されたものです。  青森県子ども・子育て支援推進会議の設置については、第一号補正予算の項で述べたとおりです。その他の改正は、地域改革推進第三次一括法に基づき、水防協議会など八つの委員の定数を定めるとするものですが、職員等の資格や定数、任期等の法定の原則禁止と条例委任化の中には、地方自治体が担う福祉、教育や消防などの体制を後退させるなど、住民の生活、安全を支える保障を掘り崩すものが含まれています。  議案第七号「国民健康保険県調整交付金に関する条例の一部を改正する条例案」につきましては、医療療養病床からケアハウス老人保健施設などに転換することに対する助成期間を平成二十五年三月三十一日から平成三十年三月三十一日に改めるというものです。  そもそも医療療養病床は、長期にわたり療養を必要とする者が入所するニーズが高い施設であるにもかかわらず、医療改悪法に盛り込まれた療養病床の大幅削減を狙い、平成二十年度から毎年四百億円、五年間で二千億円もの助成金をつぎ込んで削減を図ってきました。しかし、それでもなお計画どおりの削減ができなかったことを示しています。さらなる患者追い出しの改正には反対です。  議案第九号「弘前地区健康福祉庁舎新築工事請負契約の件」についてでありますが、弘前保健所の耐震性が危ぶまれ、緊急措置のため仮庁舎で事業が進められるなど、新庁舎建設は喫緊の課題であるとの認識は持っております。このたびの弘前地区健康福祉庁舎新築については、住民への説明を十分行っていただき、不安や疑問を払拭し、住民の合意のもとで建設が進められることを願ってきました。健康福祉政策課がそのために地元町会への説明の働きかけをしてきたことや、ことしの五月十六日に住民説明会を開催してきたことは承知しています。しかしながら、解体工事が始まってから、解体工事にかかわる問題も含め、新庁舎に対する意見や反対の意向を示す住民がおいでになることを知りました。地元住民の合意が得られていない状況のもとでは、本工事契約の議案には反対をさせていただきます。  最後に、知事報告のあった台風第十八号による大雨被害についてでありますが、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。県には、国に抜本的対策を要請するとともに、市町村と連携し万全な対策を講じ、一日も早く各分野の復旧が図られるよう力を尽くすよう、一言述べさせていただきます。  以上をもって第二百七十五回定例会提出議案に対する一部反対討論といたします。 26 ◯議長(西谷 洌) 賛成討論、三番齊藤爾議員の登壇を許可いたします。──齊藤議員。 27 ◯三番(齊藤 爾) 自由民主党の齊藤爾でございます。  賛成討論を行います。  本定例会に提出され、本日採決に付されますのは、議案第一号から議案第四号までの補正予算案四件、議案第五号から議案第七号までの条例案三件、議案第八号から議案第十一号及び議案第十五号の単行議案五件の計十二件であり、その全てに賛成及び同意するものであります。
     これらの議案のうち、議案第一号「平成二十五年度青森県一般会計補正予算(第三号)案」について所見を申し上げます。  まず、青森県地域医療再生計画に基づく事業の実施及び支援に要する経費についてです。  国においては、平成二十四年度補正予算において、平成二十二年度に策定した地域医療再生計画の策定以降に生じた状況変化に対応するため、都道府県に設置されている地域医療再生基金を拡充したところであり、これに対応する本県の取り組みとなっています。  具体的には本県の特徴的な医療課題である医師不足、短い平均寿命、厳しい自然・地理条件下での医療提供、そして新たに高まる在宅医療ニーズへの対応を加えた四本の柱により構成されているところです。特に本会議では、本県の短い平均寿命の克服に向けた議論が行われたところであり、この計画に基づくきめ細かな取り組みについて、市町村や医療関係者と一丸となり、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  次に、国民体育大会の開催について検討調査を行う経費についてです。  去る六月二十四日、公益財団法人県体育協会から、第八十回国民体育大会について、本県への招致要請がありました。本県での国民体育大会は、昭和五十二年の第三十二回あすなろ国体以来のことであり、我が国最大の国民スポーツの祭典を開催することは、本県スポーツ界の活性化や県民のスポーツ意識の高揚につながる大変有意義なことではないかと考えます。開催の検討過程においてはさまざまな課題が浮き彫りになってくるかと思いますが、これらを乗り越えるためにも、今般の調査検討経費を十分に活用し、必要な手続を着実に進めていただきたいと思います。  次に、議案第五号「青森県附属機関に関する条例の一部を改正する条例案」についてです。  本条例においては、子ども・子育て支援法の規定に基づき、青森県子ども・子育て支援推進会議を設置するものでありますが、本県の未来を担う一人一人の子供が健やかに成長することができる社会の実現に向け、県の施策の総合的かつ計画的な推進に関し審議する機関として大変重要な役割を担うものと認識しております。今後とも、引き続き、県の積極的な子ども・子育て支援施策の推進と当該附属機関における実りある調査及び審議を期待するものであります。  さて、本定例会では、次期青森県基本計画及び行財政改革大綱について議論が繰り返されてきました。次期青森県基本計画原案では、これまでの生活創造推進プラン及び青森県基本計画未来への挑戦に掲げた生活創造社会の実現の理念をしっかり継承しつつ、二〇三〇年の青森県の目指す姿を掲げ、本県の強みを最大限活用すると同時に、少子高齢化、人口減少への対応や平均寿命の延伸など課題解決型イノベーションを進めていくとしていることは時宜を得たものであり、評価できるところです。  また、一人当たり県民所得向上と平均寿命の延伸といった二つの注目指標を継承しつつ、今後の伸び代として新たに県民総時間を伸ばすという視点を打ち出し、県民と目標や戦略を共有しようとする姿勢にも共感できるところであります。  今後、パブリックコメントなどの手続を経て、来る十一月定例会に議案として提出される予定となっておりますが、知事におかれましては、本定例会での議論を踏まえ、県民及び我が会派の意見なども反映しながら、計画案の策定に向け、さらなる御尽力を期待しております。  また、三村知事は、これまで自主自立の青森県づくりに向け、行財政改革に不退転の決意で取り組んでこられました。その結果、平成二十三年度当初予算においては実質的な収支均衡を達成したほか、同決算では、県政史上初となる県債残高の減少などの具体的な成果を上げてきました。この間の懸命な御努力は適切に評価されるべきであると思っています。  しかしながら、本県の行財政を取り巻く環境を直視すれば、平成二十六年度以降も改革努力を継続しなければならないのも事実であります。三村知事には、ぜひともこの改革をなし遂げ、次期青森県基本計画の推進を着実に支える行財政運営体制を構築していただきたいと強く願うものであります。  なお、計画の策定及び実施に当たっては、何よりも県民の御理解と御協力を十分に得ていくことが重要であることから、引き続き議論を尽くしていただきたいと考えます。  以上申し上げ、賛成討論を終わります。 28 ◯議長(西谷 洌) これをもって討論を終わります。    ──────────────────────       ◎ 議   案   採   決    ────────────────────── 29 ◯議長(西谷 洌) これより議案の採決をいたします。  議案第十五号「青森県土地利用審査会委員の任命の件」、本件に同意することに賛成の方は御起立を願います。  〔賛成者起立〕 30 ◯議長(西谷 洌) 起立総員であります。よって、本件は同意されました。  議案第一号、議案第二号、議案第五号、議案第七号及び議案第九号、以上五件は所管委員長報告どおり原案に賛成の方は御起立を願います。  〔賛成者起立〕 31 ◯議長(西谷 洌) 起立多数であります。よって、原案は可決されました。  議案第三号、議案第四号、議案第六号、議案第八号、議案第十号及び議案第十一号、以上六件は所管委員長報告どおり原案に賛成の方は御起立を願います。  〔賛成者起立〕 32 ◯議長(西谷 洌) 起立総員であります。よって、原案は可決されました。  次に、お諮りいたします。委員会審査報告書中、特定付託案件について閉会中の継続審査の申し出があります。これを継続審査に付することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(西谷 洌) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。    ──────────────────────       ◎ 発  議  案  上  程    ────────────────────── 34 ◯議長(西谷 洌) 発議案が提出されましたので、お手元に配付してあります。  発議第二号及び発議第三号を一括議題といたします。    ──────────────────────       ◎ 発  議  案  採  決    ────────────────────── 35 ◯議長(西谷 洌) お諮りいたします。発議第二号及び発議第三号は、提案理由説明、質疑、委員会付託及び討論はいずれも省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(西谷 洌) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  これより発議案の採決をいたします。  発議第二号及び発議第三号、以上二件の原案に賛成の方は御起立を願います。  〔賛成者起立〕 37 ◯議長(西谷 洌) 起立総員であります。よって、原案は可決されました。  なお、意見書の取り扱いについては本職に御一任願います。    ──────────────────────       ◎ 議   員   派   遣    ────────────────────── 38 ◯議長(西谷 洌) 議員の派遣を議題といたします。  会議規則第百二十三条第一項の規定により、お手元に配付の議員の派遣について採決いたします。なお、本件は二回に分けて採決いたします。  お手元に配付のナンバー一及びナンバー二の海外派遣について、派遣を決定することに賛成の方は御起立を願います。  〔賛成者起立〕 39 ◯議長(西谷 洌) 起立多数であります。よって、さよう決定いたしました。  次に、お諮りいたします。お手元に配付のナンバー三からナンバー五までの国内派遣について、派遣を決定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(西谷 洌) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。    ────────────────────── 41 ◯議長(西谷 洌) 以上をもって議事は全部終了いたしました。    ──────────────────────       ◎ 閉 会 あ い さ つ    ────────────────────── 42 ◯議長(西谷 洌) 知事の御挨拶があります。──知事。 43 ◯知事(三村申吾) 県議会第二百七十五回定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  今回の議会におきましては、去る九月十九日開会以来、本日まで二十日間にわたり、本議会に提案いたしました平成二十五年度青森県一般会計補正予算案など十八件の議案につきまして慎重な御審議をいただき、閉会中の継続審議となりました決算の認定を求めるの件など五件の議案を除き、それぞれ原案どおり御議決並びに御同意をいただき、まことにありがとうございました。  その執行に当たりましては、審議の過程におきまして議員各位からいただきました御意見を十分尊重し、最善の効果をおさめるよう誠意を持って努力していきたいと思いますので、何とぞ一層の御協力をお願い申し上げます。  なお、この機会に議長のお許しを得て、去る九月十五日から十六日にかけての台風第十八号による大雨被害について申し上げます。  このたびの災害では、農林水産関係、県土整備関係等、広範囲にわたり被害が発生いたしましたが、今月四日には激甚災害の指定について閣議決定されたところであり、この災害に伴う措置として、公共土木施設や農地、農業用施設等の復旧については、既決の現年発生災害復旧費等で適切に対応してまいります。  また、樹冠浸水の被害を受けましたリンゴ園地につきましては、現在もなお被害状況の把握に努めているところでありますが、被災農業者の生産意欲の減退や、これに伴う病害の発生、周辺園地への蔓延が懸念されますことから、今後、市町村や関係団体と連携し、適切に対策を講じてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、特段の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。  以上、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。 44 ◯議長(西谷 洌) これをもって第二百七十五回定例会を閉会いたします。 午後一時四十六分閉会 Copyright © Aomori Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...