印西市議会 > 2021-06-10 >
06月10日-05号

  • "買収用地"(/)
ツイート シェア
  1. 印西市議会 2021-06-10
    06月10日-05号


    取得元: 印西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和 3年  第2回定例会( 6月定例会)       令和3年第2回印西市議会定例会 議事日程(第5号)                             令和3年6月10日(木)午前10時開議日程第 1 会議録署名議員指名日程第 2 一般質問  『個人質問』      12番 海老原 作 一       8番 米 井 重 行      13番 近 藤 瑞 枝日程第 3 休会の件出席議員(22人)   1番   柿   原   健   一       2番   梶   原   友   雄   3番   藤   江   研   一       4番   松   本   有 利 子   5番   伊   藤   真   一       6番   稲   葉       健   7番   小   川   利   彦       8番   米   井   重   行   9番   櫻   井   正   夫      10番   浅   沼   美 弥 子  11番   岩   崎   成   子      12番   海 老 原   作   一  13番   近   藤   瑞   枝      14番   藤   代   武   雄  15番   増   田   葉   子      16番   松   尾   榮   子  17番   軍   司   俊   紀      18番   金   丸   和   史  19番   板   橋       睦      20番   山   田   喜 代 子  21番   玉   木       実      22番   中   澤   俊   介欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市  長   板   倉   正   直     副 市 長   杉   山   甚   一 総務部長   岩   﨑   博   司     企画財政   小   林   正   博                          部  長 市民部長   岡   本   一   弘     環境経済   土   屋   茂   巳                          部  長 福祉部長   富   澤       実     健  康   酒   井   和   広                          子 ど も                          部  長 都市建設   櫻   井       敦     上下水道   笛   田   和   人 部  長                     部  長 総務課長   米   井   雅   俊     企画政策   髙   平   光   重                          課  長 市民活動   伊   藤       章     環境保全   飯   島   正   義 推進課長                     課  長 社会福祉   堀   越   庄   一     子 育 て   青   木   恵 巳 子 課  長                     支援課長 都市計画   清   水   健   一 課  長 教 育 長   大   木       弘     教育部長   髙   橋       清 教育総務   坂   巻   順   一 課  長本会議に職務のため出席した者の職氏名 議  会   鈴   木   悦   子     議  会   吉   岡   哲   男 事務局長                     事 務 局                          次  長 係  長   篠   原   雅   男 △開議の宣告                                (午前10時) ○議長中澤俊介) おはようございます。これから本日の会議を開きます。                        〇 △議事日程の報告 ○議長中澤俊介) 本日の議事日程については、お手元に配付したとおりです。ご了承願います。                        〇 △会議録署名議員の指名 ○議長中澤俊介) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、18番、金丸和史議員、19番、板橋睦議員を指名します。                        〇 △一般質問議長中澤俊介) 日程第2、一般質問を行います。  昨日に引き続き、個人質問を行います。  12番、海老原作一議員の発言を許します。  質問方式は一問一答です。  12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 皆さん、おはようございます。12番、海老原作一です。通告に基づき、個人質問をいたします。  それでは、早速始めさせていただきます。1、新学校給食センター整備について。先日改訂印西学校給食センター整備基本計画が示されました。また、令和3年度一般会計補正予算(第3号)において債務負担行為補正として(仮称)高花学校給食センター建設工事設計業務委託が本定例会に上程されています。そこで、改訂印西学校給食センター整備基本計画の内容を踏まえて伺っていきます。  (1)、将来の児童生徒数の推移についての①、推計値の上ぶれリスクをどのように考慮しているのか伺います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  推計値につきましては、市の総合計画における将来人口等の推計結果のほか、今後開発が予想される地区も最大限含め算出をしたものでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) それでは、再質問ですけれども、その推計値の算出についてより具体的な説明を求めたいと思います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  推計値の算出につきましては、児童生徒数のほか教職員の数につきましても最大値を考慮し算出してございます。また、新学校給食センター調理能力におきましても令和9年度におけるピーク数に対し約700食、約5%の余力を確保した計画としております。以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 将来の学校配置児童生徒数の把握というのは、整備計画の大前提となると思います。それで伺ったところであります。多方面からいろいろな数字を積み上げて、最大値を考慮しているということで理解させていただきました。  それでは続いて、(2)の各学校給食センター給食供給能力についての①です。新学校給食センター供用開始までいわゆる1万1,000食を超えて操業しなければならないという時期があるわけで、限界については1万2,800食という具合に理解しているのですけれども、その供給能力の最大食数での対応期間、これをどのように考えているのか伺います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  短い期間であれば、調理過程の調整や献立の工夫などによりましてある程度の食数に対応することは可能であると考えているところでございます。  以上でございます。
    議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 今短い期間での対応は可能との答弁でしたが、その短い期間とはどの程度ということで理解してよろしいのか伺いたいと思います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  1割程度の増量は対応できるように設計されていると伺っておりますので、期間についてはできる限り短い期間のほうがよいと考えております。  以上です。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 安定して安全に操業するということを考慮した場合、過剰な稼働を強いるというのはできるだけ短い期間のほうがよいということはそのとおりだと私も考えております。  それでは次に、②の各給食センター運営側に対応可能かどうかの確認、こういうことはしているのかどうか、それについて伺います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  対応は可能というふうに考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 改訂支援報告書によりますと、現有施設最大調理能力は1万2,800食となっております。実際に供給できる食数はその数に満たない可能性があるとして、安全で安定的に供給できる調理能力ということで1万1,000食と結論づけているわけです。それを超える操業が可能かどうかについてというのは、受託する事業者への確認というのは計画遂行に当たり必要ではないでしょうか。その点についてもう一度確認をしたいと思います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  各給食センター責任者に確認しましたところ、調理能力に近づいた段階から作業工程において工夫や改善をしながら対応し、調理能力を超えてからはさらにその工夫をし、対応できるとのことでございました。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 受託側は対応可能であると、工夫をするのだということで答弁いただきました。いずれにしても、フル稼働で長期にわたって継続的に操業するということはリスクを伴うのではないかと私は考えております。そして、でき得る限り避けなければいけないという考えは今までの答弁で共有できたのかなと思います。  次に、(3)、新学校給食センター整備スケジュールについての①です。年度途中の供用開始というのは先例があるのですが、可能かどうか確認をしたいと思います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  先例といたしましては、中央学校給食センター業務開始は平成29年9月からでございましたので、年度途中の供用開始は可能であると考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 年度途中の供用開始というのは可能であるということが確認できましたので、再質問はありません。  次に、②ですけれども、基本設計及び実施設計実施期間、これは短縮可能かどうか伺いたいと思います。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  ある程度の期間短縮は、可能であると考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 計画ですと、基本設計及び実施設計を2年度にわたって計画してありますけれども、実施期間についても今多少の期間短縮が可能であるという答弁をいただきましたので、再質問はありません。  次に、③の整備スケジュールを工夫することによって前倒しすべきではないかと私は考えているのですが、いかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  議員ご指摘のとおり、整備スケジュールの短縮を図ってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 整備スケジュールの短縮を図っているという答弁をいただきました。組織体制の構築や人員増なども含めて結果を出していただきたいと思います。再度伺いますけれども、結果は出せますか。いかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  中央学校給食センターを建設しましたときと同様に、担当職員の配置などにより整備スケジュールを短縮し、令和6年度の早い時期に開設できるように、それを目標としていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 令和6年度の早い時期という答弁をいただきました。児童生徒数が印西市においては非常に急増している、そうした状況に対応することであるとか、あるいは国の教育施策に対応していくことに教育委員会及び教育部においては大変多忙ということは理解しておりますが、しっかりと計画を遂行していっていただきたい、そのように申し上げて、次の項目に進みたいと思います。  それでは、2の市道舗装計画的な点検診断、補修についての質問です。市道舗装メンテナンスサイクルを構築し、計画的な補修により道路特性に応じた走行性快適性のより一層の向上を目指すべきとの思いが私はあります。  そこで、質問をいたします。(1)、合理的な道路舗装健全性点検診断についての①です。道路舗装健全性点検診断に対する考え方及び現状について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  道路舗装健全性点検診断につきましては、市道の適切な維持管理のために重要であると認識しております。幹線道路につきましては、路面性状調査などを活用いたしまして、舗装現状把握に取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 幹線道路においては、路面性状調査等舗装現状把握をしているということは確認できました。それでは、再質問ですけれども、市道の延長はどのくらいなのか、また幹線道路先ほど答弁がありましたけれども、幹線道路の定義とその総延長についてはいかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  市道の総延長につきましては、約1,185キロメートルでございます。  次に、市内の幹線道路といたしましては、幹線1級市道及び幹線2級市道でございます。また、市道の幹線道路の総延長につきましては約156キロメートルでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 確認いたしました。  それでは次に、②ですけれども、新しい技術活用による点検診断方法調査研究をしているかについて伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  現在活用しています道路舗装点検診断方法といたしましては、舗装面傷み具合を把握できる路面性状調査舗装を構成する各層の健全度診断できるFWD調査がございます。なお、新たな点検診断方法につきましては、技術情報等を注視いたしまして道路維持管理効率化に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 路面性状調査といっても、これは車両を走らせて通常の法定速度で走っていて路面状態をセンサーによって把握していく、わだちであるとか、割れであるとか、様々な状況のデータを拾えるのだそうです。そして、FWD調査というのは打点、いわゆるたたいてその反応を拾って、要するに非破壊の調査をすることができるのだそうです。そうした新しい技術を印西市も活用しているということですが、それをどのように活用しているかというのは今後の質問で伺っていきたいと思います。  それでは、具体的に(2)の計画的な道路舗装の補修についての①ですけれども、道路舗装の補修は現在どのように行っているのか、これを伺います。 ○議長中澤俊介) 板倉市長。 ◎市長(板倉正直) お答えをいたします。  市の管理する道路のうち、幹線道路につきましては路面性状調査の結果を基に予防保全の観点から計画的な舗装の修繕を実施しているところでございます。また、生活道路につきましては、道路パトロールや市民からの情報等により舗装の状況を把握しまして、舗装傷み具合に応じた補修を行っております。市といたしましては、引き続き効率的な道路維持管理に努めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) さきの質問では、幹線道路の総延長を答弁いただきましたけれども、路面性状調査及びFWD調査というのは幹線道路の全てを網羅しているのかどうか確認をしたいと思います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  路面性状調査は、幹線道路を対象としております。また、FWD調査につきましては交付金を活用する上で必要となる路線において実施しております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 路面性状調査及びFWD調査委託成果品、その成果品の概要についてはいかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  路面性状調査では、ひび割れ、わだち掘れ、道路縦断方向の凹凸の3つの要素から舗装傷み具合を解析し、その結果を路面評価マップとして作成したものが成果となります。FWD調査では、舗装構成改良範囲を解析し、適切な修繕方法をまとめたものが成果となります。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 路面性状調査、そしてFWD調査を行うことで、今答弁では路面評価マップ成果品として受け取れると。舗装健全度の客観的、定量的評価というのは可視化されるのですが、そのほか舗装アセットマネジメントについてはどのように考えているでしょうか。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  現在の路面性状調査の成果は、おおむね5年間で舗装修繕をしていく路線の抽出に活用しているところでございます。今後路面性状調査の成果が蓄積され、舗装の傷み方などの特性を路線ごとに把握することが可能となれば舗装修繕計画に将来予測を加味することもでき、予防保全の強化につながるものと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 今答弁で、予防保全に対してアセットマネジメント有用性については認識があるとの確認ができました。そして次に、②として道路舗装点検診断に基づく計画的修繕についてどのように考えているか伺いたいと思います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  市の管理する道路は非常に多く、全てを一様に管理することは難しい状況となっておりますので、道路舗装点検診断に基づく計画的な補修は舗装修繕を効率的に実施する上で重要であると考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 認識については重要であるというふうに答弁いただきました。道路舗装点検診断に基づく計画補修というのは、国土交通省道路局舗装点検要領に基づいて行われていると私は理解しているのですけれども、要領では参考としてメンテナンスサイクルフロー図があります。そして、そのフロー図ワンサイクルの一番下に記録というものがあります。市は、市道に対するメンテナンスの状況を路線ごとに記録してデータベース化しているのかどうか、その点について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  現在市道の路線ごとに補修や修繕などの工事履歴を記録し、データベース化したものはございませんが、道路舗装点検診断の結果をその後の修繕に活用することは有効であると認識しておりますので、記録の方法などについて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) メンテナンスサイクルを構築して、常に良好な道路保全というのをしていくということは非常に私も重要だと思っています。そのためには、ワンサイクルでどのようなことをしてきたのかという記録をデータベース化し、将来の計画に生かしていくということが非常に大切になってくるのだろうと思います。そして、今の答弁では有用性についての認識については伺いました。ぜひ検討を進めていただきたいという具合に申し上げておきます。  続いて、再質問を続けますが、幹線道路舗装計画的に補修しているということですが、これ計画書というのは策定されているのでしょうか。この点について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  幹線道路舗装の修繕につきましては、路面性状調査により舗装の現状を把握し、舗装傷み具合や路線の重要度等を考慮いたしまして、計画的に進めているところでございます。現在公表している計画はございません。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 答弁ですと、市の計画というのは舗装の現状を把握して、傷み具合などを考慮して順次修繕していくということであり、またその計画内部資料としてはあるということは分かりました。しかし、良好な道路環境を保つためには舗装点検診断による路面評価マップなどの成果を活用して、長期というのはなかなか道路の場合難しいのかなと思うのですが、中期的な視野というのは非常に大切なのかなと。そして、おおむね5年ぐらい先を見据えて事業費をしっかり確保していくということが大切なのだろうかと思います。そして、必要な工事を適切なタイミングで実施していくこと、これも重ねて必要であると思います。そこで、重要となるのが予算の平準化を考慮した事業計画であると思います。その計画を見える化することであるのではないかと思います。当然計画書というようなものを作成し、第三者に対しても見える化を進めていくということが私は大切だと思います。特に単年度での予算要求ではなくて、ある程度中長期的なメンテナンスを考えて、それを平準化して予算要求をしていくというような説得力のある予算要求というのをすることが大切なのではないかと思いますが、市の考え方を伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  市道の幹線道路につきましては、修繕事業費の将来予測や適切なメンテナンスサイクルを構築することは持続可能な維持管理を進めていく上で重要であり、計画の公表も取り組むべき課題であると認識しております。今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 12番、海老原作一議員。 ◆12番(海老原作一) 国からは、人口減少対策として建物等については公共施設等総合管理計画というものを作成しなさいという指示があって、当然印西市でも策定をしました。そして、それに基づいてアクションプラン等をつくっていくということですが、社会インフラの中でも道路であるとか、あるいは上下水道というのは、タブーではないですけれども、正確に数字を拾ってしまうととても予算……地方自治体の一市が担えるような大きさではないことが多分露見してしまうからやらないのだろうなと私は個人的に思っていますけれども、それでも単位自治体ができる範囲でやっぱり仕事を進めていくということは大切で、そのために国土交通省は要領をまとめて提示しているわけです。なかなか見ると面白い、面白いと言うとおかしいのですが、非常に理にかなったつくり方ではありますけれども、ただ最後に各地方自治体が独自に持っているのであれば、これをそのとおりやらなくてもいいですよという非常に曖昧な部分で逃げているのですが、それを活用して実際に計画を作成し、メンテナンスサイクルを構築して進めている自治体もあります。ぜひ担当課としては、そういうところを研究していただきたい。ぜひ計画的に修繕計画ができるような市、そういう市になってほしいと思います。今回は、幹線道路について主に質問しましたけれども、それ以外の生活道路についても考えていかなければならないと思うのです。  比較的取り組みやすいフィックスマイストリートという仕組みがあるのです。これは、イギリスから始まったのですけれども、要するに写真を使った……私たち会派新政は相模原市を視察しまして、相模原市は相模原市にあるソフトウエアの会社と共同でつくったものを運用しているということですが、フィックスマイストリートジャパンという事業者がいましてオープンなのです。例えば私が今道路の不具合を撮影してアップしようとすると、ログインIDをもらうとできてしまうのです。それを行政が使うかどうかというのは別問題。地方自治体の中でも取り組んでいるところがあって、その後改修あるいは改良を加えて済んだよということもアップできるのです。非常に自前でつくる仕組みよりもこれに乗っかったほうが安価でいくのかなという具合に私は思っています。ぜひ研究をしていただきたいと思います。千葉市さん辺りは、ちばレポということでインフラの不具合を全部取り込んでいるのですけれども、そういうやり方もあるのですけれども、印西市に適したいいものを取り込んでいただければなと思います。最後に、今私が紹介しましたフィックスマイストリートという仕組みについて調査研究をして、ぜひ印西市においても導入していただきたいなと思うのですが、その辺についての答弁を求めて私の質問を終了いたします。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  新しい手法といいますか、方法につきましては今後も調査研究してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) これで海老原作一議員個人質問を終わります。  自席にお戻りください。  暫時休憩します。    休憩  午前10時29分    再開  午前10時30分 ○議長中澤俊介) 再開します。  引き続き個人質問を行います。  8番、米井重行議員の発言を許します。  質問方式は登壇一問一答です。  8番、米井重行議員。    〔8番、登壇〕 ◆8番(米井重行) 皆さん、おはようございます。8番、自由民主党、米井重行です。  まずは、新型コロナウイルス感染の治療に当たり、最前線で闘われている医療従事者の皆様に感謝申し上げます。また、緊急事態宣言に及び、蔓延防止措置の度重なる延長により営業時間短縮にご協力いただいている飲食店をはじめとする関係事業者及び従業員の皆様に多大な負担をおかけしていることをおわび申し上げます。先日、菅内閣総理大臣が野党に対する党首討論で「国民の皆さんに接種に必要なワクチンは既に確保している。まさにワクチン接種こそが切り札だ。現在全国の自治体、さらには医療関係者の大変なご努力によって順調に進んでいる。昨日は100万回を超えてきた。まさに、一定の方向を示したときの日本の皆さんの能力の高さに誇りを感じている。重症化しやすい高齢者については、7月中に完了する自治体が98%を超えると報告を受けているし、現場の逼迫も大幅に改善すると思う」と述べております。「この21日からは、職場や大学で産業医を中心に集団接種が始まるので、今月末には4,000万回を超えることができると思う。こうした体制を維持することで、今年の10月から11月にかけて希望する国民全てが接種を終えるということも実現していきたい。いずれにしろ、感染対策というのはワクチンが出てきて大きく変わった。陣頭に立って全力を挙げて取り組む」と力強く答弁されました。政府は、コロナによる経済維持のため、法人、個人に対する支援策を拡充しているところです。事業者、従業員の皆様にはまずお調べいただき、対象となる支援策や補助金を積極的に活用いただきますようお願い申し上げます。今月20日まで延長された緊急事態宣言ですが、感染者を控えていくには感染対策とともにワクチン接種していただく2正面作戦の成果を出すことが大事です。感染を防止し、終息へ向かわせる切り札がワクチンです。世界の国々でもその効果ははっきりと現れております。医療従事者を対象とする接種に加え、まずはワクチン接種の対象となっている65歳以上の方々には積極的にワクチン接種をされることをお願い申し上げます。そして、高齢者の方々の接種が終われば基礎疾患のある方を含み、広く接種が開始されます。印西市でもスムーズな接種が実現できるよう、そして多くの方がワクチン接種をされ、まちがかつてのにぎわいを取り戻すまでの支援を拡充することにより、関係各所に全力で働きかけてまいります。  それでは、通告に基づき質問いたします。1、市内の幹線道路の整備状況について。都心より40キロ圏内、成田空港より15キロ少々の立地、北千葉道路の延伸工事が進む中、県道を含む印西市内の幹線道路は未開通の工事が進まない道だらけ、10年以上工事が進まない幹線が各所に見受けられます。人口の増加、週末他県や他市よりの商業施設の来客、多数の大型倉庫の建設が進み、首都圏や茨城方面から大型車両の交通量の増加、旧道での対応は厳しいと思います。自由民主党は、千葉県連が県に対して要望を行う移動政調会が来月開催されます。印西支部では、道路問題で主要地方道千葉竜ケ崎線をはじめ、船橋印西線、市川印西線、そしてJR小林駅の一般県道印西印旛線の整備促進を要望いたします。毎回私が質問する幹線道路です。住民からも早期の完成を望まれています。早期に開通を実現しなければならない幹線道路、現状を伺います。  (1)、(仮称)コスモス通り未買収地の取得状況。  (2)、市道00―026号線、船尾地先から戸神地先までの進捗状況。  (3)、市道00―117号線、船尾地先から松崎地先までの区間の整備状況。  (4)、市道00―031号線、小林小学校から小林浅間地先までの道路整備及び用地の取得状況。  2、新型コロナウイルス対策。  (1)、印西市独自のワクチン接種証明書。政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種証明書は自治体が発行するとの見通しを示しました。接種データは自治体ごとに管理しているので、証明書を出すとしたら自治体が出すことになると思うとの見解です。印西市では、どのような考えか伺います。  3、コロナ禍での地元経済対策。  (1)、プレミアム商品券。昨日私はけがの診断のため、議会をお休みさせていただきましたが、軍司議員がクーポン券の質問をしたと伺いました。私は違う内容になりますが、軍司議員と地元経済対策の思いは変わりません。ぜひ前向きな答弁を期待して、最初の質問を終わります。 ○議長中澤俊介) 板倉市長。    〔市長、登壇〕 ◎市長(板倉正直) 米井重行議員の個人質問に対し、答弁をいたします。3の(1)については私から、その他については担当部長から答弁をいたします。  3の(1)についてお答えをいたします。これまで市では、地元経済対策といたしまして令和元年度に住民税非課税者及び子育て世帯を対象にプレミアムつき商品券を発行し、また令和2年度については全市民を対象に地域経済及び市民生活を支援するため、いんざい応援クーポン事業等を実施してまいりました。現在国、県の動向や市内の経済状況、また新型コロナウイルス感染症の感染状況を注視しながら、議員ご質問のプレミアムつき商品券をはじめ、市にとりましてより効果的で適切な事業の実施について検討しているところでございます。  私からは以上でございます。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。    〔都市建設部長、登壇〕 ◎都市建設部長櫻井敦) 1の(1)についてお答えいたします。  主要地方道千葉竜ケ崎線バイパス、(仮称)コスモス通りの用地の取得状況につきましては、現在事業用地の取得率が約94%となっております。残る未買収用地14筆、約2,897平方メートルにつきましても関係地権者より早期にご理解を得られるよう、事業者である千葉県と共に鋭意交渉を努めているところでございます。  次に、(2)についてお答えいたします。市道00―026号線延伸区間道路整備事業の進捗状況といたしましては、主要地方道千葉竜ケ崎線と主要地方道船橋印西線との区間について供用を開始しているところでございます。主要地方道船橋印西線から西側の区間につきましては、戸神川に橋梁をかけるために工事を令和3年度に予定しており、現在工事の発注に向けた準備を進めているところでございます。  次に、(3)についてお答えいたします。市道00―117号線の整備状況につきましては、松崎側約170メートルの区間について道路改良工事が完了しているところでございます。残る未整備区間につきましては、整備に必要な事業用地を取得するため、道路用地に関する課題に取り組んでいるところでございます。  次に、(4)についてお答えいたします。市道00―031号線の用地の取得状況につきましては、現在事業用地の取得率が約92%となっております。残る未買収用地17筆、約3,590平方メートルにつきましても関係地権者より早期にご理解を得られるよう、鋭意交渉に努めているところでございます。また、事業用地の取得が完了した後は工事に着手いたしまして、早期供用開始に努めてまいりたいと考えております。 ○議長中澤俊介) 酒井健康子ども部長。    〔健康子ども部長、登壇〕 ◎健康子ども部長(酒井和広) 2の(1)についてお答えいたします。  市では、接種後に接種を受けた日付、場所、接種したワクチンの情報につきまして記載した接種済み証を即日発行しているところでございます。現在国においてワクチン接種情報を一元化するワクチン接種記録システム、VRSのデータを活用して証明書を発行できる仕組みづくりが進められておりますことから、市といたしましては国の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) それでは、再質問に入らせていただきます。一問一答でお願いいたします。  1、市内の幹線道路の整備状況について、コスモス通り未買収地の再質問です。昨年に買収した筆数と面積について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和2年2月に2筆、1,593平方メートルの用地協力が得られております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) それでは、買収前と比較し、どのような変化があったか伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  買収率で申し上げますと、買収前の約91%から買収後は約94%と進捗しているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 県と市と共に用地買収に取り組んでいると考えますが、その実績について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和2年度で申し上げますと、千葉県との打合せ、他機関への相談、地権者との交渉等の回数は合わせまして44回行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 打合せは分かりました。それでは、用地交渉を進めていることが分かりましたが、そのほかに事業の進捗について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長
    都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和3年度、千葉県におきまして橋梁予定部の用水管切り回し等の設計を行っていると伺っております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 橋梁を予定している部分があるとのことですが、その内容について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  亀成川を横断するため、橋長約20メートルの橋梁の計画があると伺っております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 亀成川ですか。板倉市長もよく散歩する場所ですよね。私も記憶しています。橋梁の計画が進んでいたことは、私自身初めて知りました。少しずつでも進んでいることが分かりましたので、今回の質問はこれまでにします。  (2)、市道00―026号線、船尾地先から戸神地先までの進捗状況です。今年度に橋梁の工事を発注予定としているとのことで、スケジュールに遅れが生じているが、なぜ遅れが生じたか、その理由について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和2年度に橋梁上部工及び堤脚水路工を行う予定でしたが、入札が不調となり、適正工期の確保が困難となったため、令和2年度中の執行を見送ったことによりスケジュールに遅れが生じたものでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 令和2年度は入札が不調となり、適正な工期が確保できなかったため、スケジュールが遅れたとのことだが、この工事の対応はどのように考えているのか伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和2年度に実施できなかった橋梁上部工及び堤脚水路工につきましては、令和3年度に工事費の予算計上をしており、発注準備が整い次第速やかに工事の発注を行い、令和3年度中の完成を予定しております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) それでは、今後の供用開始に向けた予定について伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和4年度には交差点改良工事及び舗装工事を行い、令和4年度中の供用開始を予定しているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 内容は分かりました。住民の皆さんに理解していただけるか分かりませんが、私もたっぷりの言い訳と現状説明をさせていただきます。今後は遅れのないよう、令和4年度中の供用開始をお願いいたします。  (3)、市道00―117号線、船尾地先から松崎地先までの区間整備の状況です。私も、この地区は地元の関係で担当職員さんの努力は聞いています。いろいろ言いたいことがありますが、再質問はありません。  (4)、市道00―031号線、小林小学校から小林浅間地先までの道路整備及び用地の取得状況の再質問です。用地の取得状況は分かりました。残る関係地権者は僅かだと思いますが、交渉の状況をお伺いします。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  一つ一つ課題を解決しながら、用地取得に向け交渉を進めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 関係地権者と鋭意交渉に努めていただいているところだと思いますが、その他で事業の進展の予定はないか伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  令和3年度の事業につきましては、市道00―031号線の流末排水となる雨水管の埋設工事を実施する予定でございます。工事箇所につきましては、市道00―031号線の起点部分となる小林浅間地先から小林駅南口方面に向かう市道18―045号線の延長約280メートルの区間でございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 流末排水となる雨水管の整備概要は、どのような工事なのか伺います。 ○議長中澤俊介) 櫻井都市建設部長。 ◎都市建設部長櫻井敦) お答えいたします。  工事概要といたしまして、延長約280メートルの区間に直径60センチメートルから1メートルの管渠を推進工法等により工事を行うものでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 分かりました。用地買収と並行して、できることから工事を進めることが分かりました。引き続き地権者との用地買収を進めていただき、早期の供用開始に努めていただきたいと思います。  次に、2、新型コロナウイルス対策、(1)、印西市独自のワクチン接種証明書の再質問です。新型コロナウイルスのワクチン接種が世界中で進む中、各国ではワクチンパスポートの導入検討が進んでいます。5月20日、加藤官房長官は記者会見でワクチンパスポートについて政府の検討チームを近日中に発足させると方針を示しました。民間での動きは、コモンパスを利用したデジタル証明書の実証を開始し、航空会社などデジタル健康パスポートを推進していくことなど、様々な取組が始まりました。今後ワクチンパスポートや健康パスポートは、国等の政策で進んでいくと思われると思いますが、印西市独自で利用できるワクチン接種証明書のようなもの、例えばいんザイ君のデザインが入ったカードを作成し、市民の皆さんが証明書を持つことにより、ワクチン接種の啓発、集団免疫の促進につながると思います。印西市でも新型コロナ感染の拡大の自粛により、中小企業、商店、飲食業は大きなダメージを受けました。外食大手、ワタミは全国で展開する居酒屋、焼肉屋等、全国で6月1日から11月末まで新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了したお客さんを対象に生ビール、ハイボールなど、1杯を無料で提供すると聞いています。ワクチン接種2回証明書を提示することが条件とのことです。このような、今後はいろいろな場面での活用、例えば教育、観光等、多方面が使用が始まると思われますが、まず印西市でも経済対策に生かせないだろうか伺います。 ○議長中澤俊介) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長(土屋茂巳) お答えいたします。  現在このコロナ禍により、飲食店をはじめ、多くの事業者の皆様が多大な影響を受けております。市民の皆様が安心して店舗等を利用することができ、またワクチンの接種率向上にもつながるような経済活性化の施策について、現在他市の事例や課題等も含めて調査、情報収集などを行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) まずはやれることから試し、そしてやらなければ市民の皆さんの生活が改善されません。今後必ず国から政策が示される接種証明書案件、ワクチン接種の進捗状況を踏まえながら、ワクチンパスポートを使い、コロナ不況を抜け出していく政策はまさしく印西市経済の出口戦略と思われます。ぜひ他市に先駆け、検討をしていただきたいと思います。  次に、3、コロナ禍での地元経済対策、(1)、プレミアム商品券の再質問です。私は、このコロナ禍に大変な思いをされている市内のお店から様々な声を伺いました。昨年度実施したクーポン券も大変喜ばれましたが、今回は市民の皆様にもご協力いただく形で、プレミアムつき商品券、1万円で50%のプレミアム、上限を2万円にしてマックス1万円のプレミアムなんていうのがよいと思いますが、見解を伺います。 ○議長中澤俊介) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長(土屋茂巳) お答えいたします。  先ほど市長から申し上げておりますが、やはりコロナの状況を注視するということも大事なことであると考えております。このようなことを踏まえ、ただいまご提案いただいたことも当然のことと含めまして、市にとってより効果的で適切な経済対策事業の実施に向けた検討を行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 今回提案します地元経済対策プレミアム商品券は、クーポン券と同じ予算でもより大きな経済効果、波及効果が望め、期待ができます。先ほど申し上げましたが、今回は市民の皆さんの協力をいただき、経済波及効果を促し、冷え込んだ経済への対策をする。印西市がプレミアム商品券を発行することで、日常の消費以上に商品券がきっかけとなったプラスの消費や、商品券に上乗せして支払った消費が生まれます。最近は便利でお得なネット通販は、クーポン券はネットでは使えません。そのため、ネットで買っていたものを地元で買うことで、この分も地元の小売店や飲食店を通じて印西市の地域経済にお金が使われると思われます。いま一度印西市の経済を刺激してみてはと思います。ワクチン接種が始まった今、このタイミングでコロナウイルスで長びく自粛生活の閉塞感を和らげるためにも、再度同予算のコロナに負けるなプレミアム商品券をやってみてはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長中澤俊介) 土屋環境経済部長。 ◎環境経済部長(土屋茂巳) お答えいたします。  印西市内の小売店や飲食店などに活気を取り戻していただくため、その対策として検討しているところでございますが、コロナの感染状況はもとより、ワクチンの接種率などによっても大きく左右されるものと考えておりますので、時期的なものも含め最大の効果が上げられるよう、様々な視点から慎重に進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 8番、米井重行議員。 ◆8番(米井重行) 内容は分かりました。市長、クーポン券の次は商品券です。いつかやるではなく、今でしょう。  以上で質問を終わります。 ○議長中澤俊介) これで米井重行議員の個人質問を終わります。  自席にお戻りください。  ここで休憩したいと思います。11時15分まで休憩します。    休憩  午前10時58分    再開  午前11時15分 ○議長中澤俊介) 再開します。  休憩前に引き続き会議を開きます。  個人質問を行います。  13番、近藤瑞枝議員の発言を許します。  質問方式は一問一答です。  13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 13番、近藤瑞枝でございます。一問一答で質問をしてまいります。  生理の貧困、1本でまいります。生理の貧困に対する取組が全国的に活発になってきています。生理用品の購入が困難な人への支援が主な目的でございます。背景には、家庭の経済的困窮やネグレクトなどの看過できない重大な課題があると推察され、生理の貧困はそれらが内包する問題の一端にすぎません。まずは、経済的に保護者に頼るしかない児童生徒を主な対象者といたしまして、活動を始めた市民団体がございます。その実態を知ることは、当市の児童福祉の向上につながるものと考えます。  (1)、ほかの自治体の取組状況を把握しておられるのかどうか、まずは市民全体を対象とした取組についての把握をお伺いいたします。 ○議長中澤俊介) 板倉市長。 ◎市長(板倉正直) お答えをいたします。  各自治体の取組状況でございますが、内閣府より生理の貧困に係る地方公共団体の取組について、5月19日時点における全国的な調査が実施されたところでございます。その調査結果によりますと、千葉県におきましては当市を含めた21の市町で生理用品の配布の取組が実施されたところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 内閣府の調査結果を見ますと、表記が統一されていません。ですので、配布方法ですとか場所の詳細は不明の自治体が多いのですけれども、トイレに設置と明記されている自治体が全国で20ございました。続きまして、小学校、中学校等、学校を対象とした取組の把握をお伺いいたします。 ○議長中澤俊介) 岡本市民部長。 ◎市民部長(岡本一弘) お答えいたします。  先ほど市長の答弁もございましたが、内閣府による生理の貧困に係る地方公共団体の取組の調査結果によりますと、県内、当市を含めた11の市町で小学校、中学校等への取組が実施されたところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 全国を見ますと、学校のトイレに設置と明記している自治体が15ございました。これまでの市内小・中学校での対応状況はどのようになっているでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  市内の全小・中学校におきまして、保健室に生理用品を常備し、必要な児童生徒が使用できるように管理をしているところでございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 保健室で必要な児童生徒に渡す生理用品は、状況によりまして適切に判断されているとは思いますが、基本的には譲渡ではなく貸与との認識でよろしいでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  児童生徒の家庭状況によりまして柔軟に対応するよう、各小・中学校に周知しているところでございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 保健室で生理用品を渡す児童生徒の家庭環境を十分に把握しておられますでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  各小・中学校では、児童生徒の家庭状況を把握しておりますが、校長会議や養護教諭研修会を通して、改めて状況把握に努めるよう指示をしたところでございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) Shake Handsという市民団体がございます。滝野中学校のPTA本部役員を務めた5名が立ち上げメンバーでございますが、この市民団体の活動については認識しておられますでしょうか。 ○議長中澤俊介) 岡本市民部長。 ◎市民部長(岡本一弘) お答えいたします。  Shake Handsにつきましては、印西市市民活動支援センターの子育て支援の分野に登録し、子供と保護者の生活における悩みを改善、解決し、社会的理解の向上を目的として活動している市民団体であると認識しております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、このShake Handsが市民活動支援センターに設置した生理用品については把握しておられますか。 ○議長中澤俊介) 岡本市民部長。 ◎市民部長(岡本一弘) お答えいたします。  市民活動支援センターの各種市民活動団体の活動を紹介するコーナーの一角にShake HandsのPR用チラシをパッケージした生理用品が設置されていることは把握しております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 「どうぞの椅子」のコーナーでございます。11月4日に設置いたしまして、6月2日までの間に2週間に一、二回の補充をしたところ、105個が持ち帰られていると報告を受けました。この間、問合せは3月35件、4月75件、5月60件超、そうした中で集まった寄附は180件に上っているそうです。この市民活動支援センターにおきまして、Shake Handsの活動に対するご意見等は聞いておられますか。 ○議長中澤俊介) 岡本市民部長。 ◎市民部長(岡本一弘) お答えいたします。  市民活動支援センターに確認しましたところ、Shake Handsは積極的に活動している団体の一つであり、その取組について賛同したというような意見が寄せられているというように聞いております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、これから(3)、Shake Handsの活動への協力ができるかどうかについて伺っていきたいと思いますが、この団体がトイレに生理用品を設置するという活動を実施するに当たりまして、場所の提供は可能なのかどうか。補充等は団体が行いますので、管理における職員の皆様の負担はほぼないものと考えておりますが、まずは公民館、図書館等はいかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 髙橋教育部長。 ◎教育部長髙橋清) お答えいたします。  公民館、図書館と生涯学習施設に場所の提供を行うことは可能であると考えています。詳細につきましては団体の活動方針や各館の状況を踏まえまして、協議を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、②といたしまして、同様に中学校で活動を実施することは可能でしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  現在、先ほどお答えしたように、保健室に生理用品を常備し、養護教諭の管理の下で必要な生徒が使用できるようにしてございますので、生理用品を頂ければ配備することが可能だと考えております。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 養護の先生が生理用品を必要とする生徒とやり取りをすることは、信頼関係を築き、また生徒の家庭環境等を把握するためにも非常に重要であると理解しております。しかし、生徒の中にはそれが大きなハードルとなっている場合もあります。Shake Handsが希望している女子トイレへの生理用品配置の問題点、課題は何だとお考えでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  8日の山田議員の質問にお答えしたとおりでございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 山田議員には、まず、「管理が難しい」という趣旨のことを答弁されました。これにつきましては、学校に管理をお願いするのではなく、団体がその部分も担いますので、先生方の負担はほぼないものと考えております。山田議員の重ねての同様の質問には、トイレへの常備が難しいのは「用意できなかった児童生徒の対応の際に併せて行う適切な保健指導やその子が抱える課題の把握ができなくなるから。」というような趣旨をご答弁されました。保健室の役目は大変に重要です。担任の先生や親にも言えないことを保健室の先生には相談するという例も、決して少なくはないと認識しております。しかし、子供たちが抱える問題の全てを把握するのは不可能です。これは、先生方が一番痛感されているのではないでしょうか。困り事の申出をちゅうちょする生徒は必ず存在します。この団体は、そういう子たちを救済したいと願っております。また、市に実施を要求しているのではなく、自分たちが物品を用意し、自分たちで管理するから、校長先生が趣旨を理解してくださった学校があれば試しに実施させてほしいという希望でございます。Shake Handsに寄せられた市内の中学生の声です。「トイレに行ったタイミングで急に月経が来る。」、「休み時間に保健室まで行く時間はないと。」、このような声を把握しておられますか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  そういう声は、教育委員会としては把握してございませんでしたが、ご質問いただいて事前に情報をいただきまして、中学校に調査をいたしましたところ、休み時間に生理用品を取りに保健室まで行く時間はないという声は確認できておりませんが、トイレに行ったタイミングで急に月経が来て困ったという声が7校で把握できているという状況でございます。各学校においては、こうしたときに備えまして、適切に対応できるように保健指導をしているというところでございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、同じく市内の小学生の声です。「ポーチを持ってトイレに行くのが恥ずかしい。」、「おばあちゃんの尿取りパッドを渡されていた。」、このような声も把握されておりますでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  これも小学校に調査をしましたところ、おばあちゃんの尿取りパッドを渡されていたという声は確認できませんでしたが、ポーチを持ってトイレに行くことが恥ずかしいという声が5校であったということが分かりました。各学校においては、生理への理解が進むよう、保健指導の充実に努めてまいりたいということでございます。また、困っていることや悩んでいることを話しやすい環境づくり、人間づくりが大切だと考えておりますので、そういった面について人間関係づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) ポーチを持ってトイレに行くことが恥ずかしいという声、これ5校しかないわけがありません。全ての学校で複数の同じ声があるはずなのです。5校でしか確認できなかったということは、これを先生に報告すること自体がもう既に恥ずかしいと考えているのです。指導の充実、環境づくり、人間関係づくりに努めていかれるのは大変に喜ばしいことです。大いに進めてくださるようにお願いいたします。しかし、今日、今このときも困っている児童生徒が、保健室に行けない女の子がいるのかもしれません。学校の職員用女子トイレには、個人用のポーチが置かれていることがよくございます。それと同じことを子供たちにも、同じようにしてあげたいという気持ちです。トイレで生理用品の袋を開けるときのピリピリという音でさえ、トイレにいるほかの子に聞かれたくないという子もいるぐらい感受性の強い時期なのです。交換頻度を減らしたり、代用品を使用するといった例もほかの議員さんから紹介されていました。女子生徒の心、体、両方の健康のため、生理用品をトイレに設置するべきではないでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  8日の山田議員にお答えしましたとおり、現時点では保健室での管理が望ましいと考えております。  以上でございます。
    議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、ぜひ皆さん想像してみてください。教育長も、市長も、そして執行部の皆さん、議員の皆さんも、トイレットペーパーはトイレには常備されていない、持参しなければならないという世の中を想像してみてください。おなかを壊してトイレに入ったけれども、ペーパーがない。靴下で代用しますか。それとも持っていた紙をくしゃくしゃとして使いますか。使ったものは決してトイレには流さないようにしてください。これと同じことなのです。生理用品は、トイレットペーパーと同じく生活必需品です。トイレに設置されるべきではありませんか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  再度の答弁になりますが、現時点では保健室での管理が望ましいと考えております。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 全国の「学校のトイレに設置しました。」という15の自治体のうち、中でも世間の耳目を集めましたのは愛知県東郷町の例です。こちらでは、3月に子ども議会が開かれ、そこで小学校6年生の女の子が経済的な苦しさや生理用品を持って歩くのが恥ずかしい、夜用を使って学校では一度も交換しない人がいるなどの例を挙げ、トイレへの設置を訴えました。これを受けまして、東郷町工業団地協同組合が組合予算から購入費を寄附すると申し出ました。子ども議会から2か月程度で全ての学校のトイレに生理用品が設置される運びとなっております。この提案があったときに、町の教育委員会は「トイレには置けません、保健室に。」と言ったのかどうかが非常に興味がございます。  Shake Handsが頼まれて、ほかの市の学校で活動している2例を紹介したいと思います。まず、千葉市の飛鳥未来高校、こちらは4月からスタートしております。当初はトイレ1か所、これはメーカーからの寄附の品物を使ったということです。5月17日からは9か所に増やしました。4月30日から5月29日の間、ナプキン213個、タンポン344本が使用されています。こちらの管理もShake Handsがやりますと申し出ましたが、結局、生徒会のOBが担当することになったと聞いています。先生からのお話です。多くの生徒が利用している、ぜひ継続していく必要がある。また、団体の皆さんが気がついたこととして、「配布期間が決まっていると感じたのか、当初は一度にたくさん持ち帰る生徒もいたかもしれない。でも、継続して置いてあるということが分かると、消費する数は必要数と思われるものに落ちついてきている。」このように報告してくれました。もう一つ、これは千葉市にございますある小学校です。PTA主導でこの活動を進めていこうと勉強会を開かれ、6月のPTA総会で承認されればその後PTA主導で子供たちのリサーチも行い、それからこの団体のレクチャーを受け、準備期間を経て2学期からスタートできるのではないかと予定しているそうです。初めの3か月間はShake Handsが活動に参加し、生理用品も用意すると。また、併せて学校内での寄附を募っていくと。また、この小学校の進学先となる中学校のPTAも同様に動きたいとの意向があると連絡を受けておられます。このほか全国の議員からの問合せですとか、勉強会にも団体は対応しています。しかし、現時点では彼女たちの活動できる余力には限りがございます。Shake Handsは地元印西市の団体です。自分の住むまちをよくしたいという思いで立ち上げ、地元印西での活動を望んでいます。このまま、他市でのみその力を発揮し、印西市では活動できない、この状態は市にとっての大いなる損失であるとは考えませんでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  団体の生理の貧困ということへの活動は理解しております。ただ、学校の管理面や保健指導等の面で課題があるというふうに考えております。各学校にそういう外部の団体が自由に出入りするということは、学校では原則的にしておりません。もしかするとPTA活動の一環でやるのであれば校長の判断になりますが、そういった活動はできる可能性もございます。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 国内最大級規模の児童養護施設、一宮学園の山口修平氏は幼児虐待についての第一人者です。各都府県が主催する児童養護施設や母子生活支援施設の職員研修会、地域子育て支援に関わる職員研修等で講師を担っておられます。また、子供の権利擁護や虐待へのケア等について、子供たちとの暮らしの中で得た知見を全国各地の研修会で発表しておられます。山口先生は、Shake Handsの活動を絶賛いたしまして、さらに自分の活動の大きな助けにもなるということで協力を惜しまないとおっしゃったそうです。委員会側が答えておられるトイレへの設置はしないという理由に対しまして、山口先生は委員会側の危惧する部分は排除できるとおっしゃったそうです。困っている子供たちと保健室をつなぐ役目も担えばよい。具体的なやり方の例も提案してくださいました。これは、相談して調整できる部分であると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  お話を伺ってございませんので、何とも判断しようがございません。  以上でございます。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) それでは、ぜひお話を一度伺っていただきたいと思います。間もなく一宮学園でもモニター事業が始まります。学園では、2歳から18歳の子供たち100人が暮らしています。そこで行ってみて、子供たちから生の声を集めようと先生が提案してくださったと聞いております。これらの情報が多く集まれば、より有意義に、またより理解されやすくなることと思われます。県内で学校のトイレに設置を始めた自治体に事務局を通して問合せをいたしましたところ、ご返答をいただくことができました。まず、木更津市、こちらは小学校4年生以上の児童生徒が使用するトイレ、小・中学校ですけれども、こちらに設置をされました。それで、今現在各校使用量を把握し、使用している様子を確認しているところであるとのことでした。それから、君津市、こちらは市立小・中学校30校、それ以外にも公民館等にもトイレ設置しているのですけれども、そこで課題として挙げてくださっているのが、「十分な知識がないまま初潮を迎えて混乱する子供がいる。それから、生理用品にお金をかけられないという生理の貧困が存在している。このことについては、コロナなどセンセーショナルな出来事がないと取り上げられない。しかし、生理の貧困はそれ以前からあり、対策も一時的なものではなく、どう大きなムーブメントにしていくかが重要である。」あと、「公共施設等のトイレにも生理用品ケースを設置して、いつでも生理用品が使える環境をつくり、不便や不安の払拭ができればよい。」このように回答をいただきました。それ以外にも習志野市、それからピンクのカードを設置した白井市さんからもご回答をいただきました。お忙しい中ありがとうございました。生理の貧困への取組は、全国的にも開始からまだ日にちが浅く、そのはっきりした効果については今後検証していくことになるとは思います。また、現時点では行政がためらう中で、自分たちで行動を起こしたこの団体の実証実験というのは生徒たちの状況把握にも寄与する結果になるはずだと、私は大いに期待できるものと思っています。やってみてデメリットが大きかったら、その時点でやめればよいのではないかと思うのですが。モデル校を選定して実証実験を行うというような考えはありませんでしょうか。 ○議長中澤俊介) 大木教育長。 ◎教育長(大木弘) お答えいたします。  モデル校としてという話がございましたけれども、まず既に実施している自治体での状況等を把握したいというふうに考えます。その上で市校長会とも相談をして、対応を考えていきたいというふうに思っております。 ○議長中澤俊介) 13番、近藤瑞枝議員。 ◆13番(近藤瑞枝) 他自治体の先進地の情報は、ぜひ調査していただきたいと思っております。それから、校長会のほうでも相談されるということに関してですが、この団体のメンバーというのは紹介したとおりPTA役員として、また学校支援ボランティアとしても日頃から先生方の忙しさ、ご苦労を目の当たりにしてこられたので、まず第一におっしゃったのは先生方、職員の皆様の負担になるやり方は決してしたくない、これを一番最初におっしゃっておりました。これもぜひ校長先生たちにお伝えいただければと思います。親の世代、母親にでさえ隠すべきこと、隠して耐えることが美徳、生理についてはそのように考えてきたのが日本の風潮でございます。この問題は、決して月経の日だけの問題ではございません。今回いろいろ調べている中で、生理の貧困の貧困とは実は決して経済的な貧しさだけを指しているのではないと気づきました。それ以外にもっと重大な問題を提起しているのではないでしょうか。生理に関する教育の貧困、生理に関する知識の貧困、それから関係性の貧困、親子や友人との生理についての会話も貧困と言えるのではないでしょうか。それから、あとイマジネーションの貧困、そして新しいことをやってみようという勇気の貧困、これらの貧困が一日も早く払拭されるように祈りまして、私の質問を終わります。 ○議長中澤俊介) これで近藤瑞枝議員の個人質問を終わります。  自席にお戻りください。                        〇 △休会の件 ○議長中澤俊介) 日程第3、休会の件を議題とします。  お諮りいたします。6月11日から6月24日までの14日間は、常任委員会の開催、議案自宅審査及び会議規則第10条第1項の規定により休会にしたいと思います。これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長中澤俊介) 異議なしと認めます。  したがって、6月11日から6月24日までの14日間は、常任委員会等の開催、議案自宅審査及び会議規則第10条第1項の規定により休会とすることに決定しました。                        〇 △散会の宣告 ○議長中澤俊介) 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会します。  お疲れさまでした。    散会  午前11時43分...