佐倉市議会 2018-05-15
平成30年 5月臨時会−05月15日-01号
平成30年 5月
臨時会−05月15日-01号平成30年 5月
臨時会
平成30年5月
佐倉市議会臨時会会議録
〇
議事日程(第1号)
平成30年5月15日(火曜日)午後1時開議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 議案の上程、議案第1号から議案第4号まで、
提案理由の説明、質疑、
委員会付託の省略、討論、採決
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〇本日の会議に付した事件
1.開 会
2.開議の宣告
3.諸般の報告
4.
会議録署名議員の指名
5.会期の決定
6.議案の上程
議案第1号から議案第4号まで
それから、2点目が、このように国から指示があり実施するだけではなく、佐倉市の国保加入者に対して、どれくらいの効果を及ぼしているかを検証する必要があると考えます。例えば滞納者が減ったのかどうかなどですが、そういった検証はしているのでしょうか。していないとすれば、する必要がないと考える理由は何でしょうか、お答えいただきたいと思います。
○議長(
櫻井道明)
市民部長。
◎
市民部長(
上村充美) お答えいたします。
まず、システム改修についてですが、ちょっと今こちらのほうに資料がございませんので、こちらについては保留とさせていただきたいと思います。
また、法定割合の7割軽減につきましては、今回は
地方税法改正に基づきまして、こちらのほうの条例改正を行ったわけではありますが、今後市の独自の軽減に関しましては、国保財政の運営も厳しい中で財源の確保、あるいは国保加入者以外の方からのご理解を得られるなど、慎重に判断をしていかなければいけないと思いますので、今後もさらに研究してまいりたいと思います。
また、国保につきましては、今回の税制改正の中で全てのものが解消されたとは私どもも思っておりません。ただ、やはり大きな制度でございますので、国のほうには今後も引き続き要望を行ってまいりたいと考えております。
○議長(
櫻井道明)
大野博美議員。
◆13番(
大野博美) 質問した範囲以上に答えていただきまして、ちょっと私も慌てております。段階的に3回質問をやろうと思っていたのですが、もう結論を先に言われてしまったので、それでもめげずに質問させていただきたいと思います。それで、確かに7割の方は軽減措置がないのですけれども、2割、5割という、所得33万円プラス何とかというところが、今回拡大していっているのですね。その制度自体が、佐倉市全体のどういうふうに国保加入者に影響があるのかというのをお聞きしたかったのですが、例えば滞納者が減ったかどうかというのが一例なのですが、その滞納なのですけれども、この5年間で少しずつは減ってきています。軽減制度が少しは効果があるのかなと思うのですけれども、相変わらず未申告及び所得なしが1,276世帯、所得100万円以下が694世帯、200万円以下が946世帯もあるのですね。合計するとかなりの数に、3,000近くなるのですよ。それで今回の効果ですね、5割軽減の世帯数拡大が59世帯、それから2割軽減が106、これほとんど焼け石に水のように感じるのですが、見解を伺います。
○議長(
櫻井道明)
市民部長。
◎
市民部長(
上村充美) お答えいたします。
滞納についての影響につきましては、細かい分析は正直できていないところでございます。今議員がおっしゃられたように今回税制改正によって条例改正をした中でふえている部分というのは70世帯、94世帯ということで、わずかな世帯ではあるかと思いますが、やはり低所得者への軽減ということで、こちらについては少しずつということで効果があるものというふうに考えております。
以上です。
○議長(
櫻井道明) 大野議員。
◆13番(
大野博美) 最後の質問になりますけれども、そうですよね。ただ、低所得者の中で33万円以下、7割軽減対象の方々、これ2万円前後の保険税を払わないといけないということで、やっぱり無収入の方も含まれておりますので、かなりの負担になると思うのですね。先ほど、もう先に言われてしまったのですが、市独自の軽減策ですよね。これ改めて見解をもう一度、確認のためにも今のご見解をお伺いいたします。
○議長(
櫻井道明)
市民部長。
◎
市民部長(
上村充美) お答えいたします。
市独自の軽減策というのは、ちょっと財政状況に鑑みましても、今厳しい状況でございます。7割の軽減対象の方につきまして、所得ゼロということではございますが、あくまでも基準が所得となっております。収入がゼロということ、ほぼゼロに近いとは思いますが、やはりそういう方には私どものほうでも相談等、支払えない場合には丁寧に対応させていただきながら対応してまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(
櫻井道明) ほかに質疑はございませんか。────質疑はなしと認めます。
質疑は終結いたします。
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△
委員会付託の省略
○議長(
櫻井道明) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第1号から議案第4号までの4件については、
会議規則第35条第3項の規定により
委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
櫻井道明) ご異議なしと認めます。
したがって、議案第1号から議案第4号までの4件については
委員会付託を省略することに決しました。
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△討論
○議長(
櫻井道明) これより討論を行います。討論はございますか。
木崎俊行議員。
〔3番
木崎俊行議員登壇〕
◆3番(
木崎俊行)
議席番号3番、日本共産党、
木崎俊行です。会派を代表して議案に対する討論を行います。反対する議案は、第4号です。また、反対はいたしませんが、議案第2号、第3号は、
固定資産税の評価がえに伴う条例改正であることから、一言申し上げさせていただきます。
まず、議案第2号、第3号から。国は地域や土地によって評価額に対する税負担に格差がある。例えば同じ評価額の土地があっても実際の税額が異なるのは、税負担の公平の観点から問題があるとの理由で、平成9年度評価がえ以降、負担水準、これは評価額に対する前年度課税標準額の割合の均衡化を重視することを基本的な考え方とした調整措置を講じています。平成30年度以降もこれを促進する措置が講じられており、負担水準が高い土地は、税負担を引き下げたり据え置いたりする一方、負担水準が低い土地は、税負担を引き上げていく仕組みとなっています。このように現在は税負担の公平を図るとの理由で、そのばらつきを是正している過程であり、税負担の動きと地価動向とが一致しないのは、これに当たります。しかし、税負担の公平というのであれば、現在土地に係る
固定資産税の評価額は、取引価格方式で算定され、銀行や証券会社の土地も宅地や零細商店の土地も全く同じように扱われています。これを改めずに
固定資産税を原資に税収を確保しようとすれば、住み続けたい佐倉の目標は困難を来します。大もとにある土地基本法の大改正、または廃止が必要です。すなわち収益還元方式、こちらへの転換が生活用地確保法の創設が必要であることを議案第2号、第3号に対して申し添えます。
次に、議案第4号、佐倉市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてです。まず、前段、低所得者に対する
均等割額及び
世帯別平等割額の
減額措置の
対象世帯を拡大するため、5割軽減及び2割軽減の
所得判定基準を引き上げるもの、これは国が貧困と格差の広がりを認めるものです。当然の対策と言えます。しかし、問題なのは、後段の
マイナンバー制度による
情報連携の開始に伴い、非
自発的失業者に係る
国民健康保険の被
保険者申請に際し、
情報連携により
雇用保険受給資格者証の情報を取得することができる場合は、同
資格者証の提示を不要とするものについては反対をいたします。この後段について、非
自発的失業者、すなわち倒産や解雇による失業者への国保制度が
マイナンバー制度により充実するかのようにもうかがえますが、同失業者の保険税算定には現に軽減制度が施行されているし、また
雇用保険受給資格者証が発行されない方であっても、これと同じ軽減、同様の減免が受けられる場合があるなど、市のホームページでもうたっているように個別具体的な対応が現在行われており、マイナンバーを使う理由はありません。情報漏えいなどの危険がある
マイナンバー制度、欠陥制度を市民に対し執拗に迫る国策に同調する施策であり、この後段には反対をいたします。
最後に、議案の上程の仕方について申し上げます。この第4号、前段は軽減策、市民の経済的自由を少なくとも拡大する内容になっています。自由を拡大する内容です。後段の
マイナンバー制度、これは市民の経済的自由を含め、管理、強化するもので、前段と後段では全く性質の相反する内容となっています。この議案の賛否を市民が見てわかりやすいでしょうか。中身がわかるでしょうか。マルかバツかで表示されます。賛否のわかりづらさは明らかです。当然今後このような上程の仕方については検討することを強く望みまして、私の討論を終わります。
○議長(
櫻井道明) ほかに討論はございますか。
大野博美議員。
〔13番
大野博美議員登壇〕
◆13番(
大野博美) 議席13番、市民ネットワークを代表して、私、
大野博美、討論をいたします。
議案第4号に関してです。今木崎議員がおっしゃったように前半は賛成ですが、一言申し上げたいので討論させていただきます。
これ先ほど全協で周知方法についての議論が多々ありました。未申告で所得なしで滞納している世帯が1,276世帯あります。このうち未申告がどのぐらいあるのかはちょっと把握できていないのですけれども、かなりの方が申告していません。こういった方に申告すれば軽減措置があるよという、この情報を全ての方にお伝えできれば、かなり滞納者が減るのではないかと私は考えます。それゆえに周知方法を今後徹底的に研究、実施していただきたいと思います。それから、軽減措置のほうですけれども、ことし4月から始まった広域化では、佐倉市は幸い保険税は変わりませんでしたが、しかし県内を見回しますと、市原、柏、木更津市などが上がっています。野田市は逆に下がりましたけれども、野田市の場合は国保の基金がかなりあったのですね。そこで対応ができたのですが、佐倉市の場合、基金が毎年積んではゼロになっているという自転車操業ですから、今後保険税が上がる可能性があります。だからこそ軽減措置だけではなく、佐倉市独自の減免措置が必要だと私は考えております。このところをぜひ実施していただきたいと思います。
それから、後半の部分ですね、
マイナンバー制度の
情報連携に係る議案なので、残念ながらこの部分がありますので、議案第4号には反対とさせていただきます。
以上で討論を終わります。
○議長(
櫻井道明) ほかに討論はございますか。────討論はなしと認めます。
討論は終結いたします。
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△採決
○議長(
櫻井道明) これより採決を行います。
議案第1号を採決いたします。
本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(
櫻井道明) 起立全員であります。
したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議案第2号を採決いたします。
本案は承認することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(
櫻井道明) 起立全員であります。
したがって、本案は承認されました。
議案第3号を採決いたします。
本案は承認することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(
櫻井道明) 起立全員であります。
したがって、本案は承認されました。
議案第4号を採決いたします。
本案は承認することに賛成の方の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
櫻井道明) 起立多数であります。
したがって、本案は承認されました。
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△日程の追加
○議長(
櫻井道明) お諮りいたします。
この際、
常任委員及び
議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
櫻井道明) ご異議なしと認めます。
したがいまして、この際、
常任委員及び
議会運営委員選任の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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△
常任委員及び
議会運営委員の選任
○議長(
櫻井道明) お諮りいたします。
常任委員及び
議会運営委員につきましては、委員会条例第8条の規定により
木 崎 俊 行 議員 高 木 大 輔 議員 橋 岡 協 美 議員
伊 藤 壽 子 議員 小須田 稔 議員 村 田 穣 史 議員
清 宮 誠 議員
以上7名を総務
常任委員に
敷 根 文 裕 議員 山 本 英 司 議員 大 野 博 美 議員
石 渡 康 郎 議員 岡 村 芳 樹 議員 中 村 孝 治 議員
そして私、櫻 井 道 明
以上7名を文教福祉
常任委員に
斎 藤 明 美 議員 徳 永 由美子 議員 平 野 裕 子 議員
久 野 妙 子 議員 五十嵐 智 美 議員
川名部 実 議員
山 口 文 明 議員
以上7名を経済環境
常任委員に
望 月 圧 子 議員 爲 田 浩 議員 萩 原 陽 子 議員
藤 崎 良 次 議員 冨 塚 忠 雄 議員 森 野 正 議員
押 尾 豊 幸 議員
以上7名を建設
常任委員に
議会運営委員の定数を8名と決定し、
徳 永 由美子 議員 木 崎 俊 行 議員 敷 根 文 裕 議員
望 月 圧 子 議員 伊 藤 壽 子 議員 石 渡 康 郎 議員
岡 村 芳 樹 議員 押 尾 豊 幸 議員
を
議会運営委員にそれぞれ指名したいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
櫻井道明) ご異議なしと認めます。
したがって、ただいま指名いたしました議員をそれぞれの
常任委員及び
議会運営委員に選任することに決しました。
なお、ただいま指名いたしました委員の任期の起算日は、委員会条例第5条ただし書きの規定により、平成30年5月20日からとなります。
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△閉会の宣告
○議長(
櫻井道明) 以上をもちまして平成30年5月
佐倉市議会臨時会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
午後3時37分閉会...