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  1. 千葉市議会 2017-03-06
    平成29年教育未来委員会 本文 開催日: 2017-03-06


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前10時0分開議 ◯委員長(植草 毅君) おはようございます。  ただいまから教育未来委員会を開きます。  本日審査を行います案件は、議案6件、発議1件、請願1件です。お手元に配付してあります進め方の順序に従って進めてまいります。  なお、進め方の下段に記載のとおり、請願第2号につきましては、紹介議員の追加がございましたので、御了承願います。  傍聴の方に申し上げます。委員会傍聴に当たっては、委員会傍聴証に記載の注意事項を遵守いただきますようお願いいたします。                  議案第1号審査 2 ◯委員長(植草 毅君) それでは、案件審査を行います。  初めに、議案第1号・平成28年度千葉市一般会計補正予算中所管についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。こども未来部長。 3 ◯こども未来部長 こども未来局こども未来部でございます。  恐れ入ります、座って説明をさせていただきます。  議案第1号・平成28年度千葉市一般会計補正予算のうち、所管について御説明いたします。お手元にお配りしてございますこども未来局議案説明資料で御説明いたします。  議案説明資料1ページをお願いいたします。  繰越明許費の設定について御説明いたします。  設定の内容でございます。  民間保育園整備事業1億3,618万1,000円でございますが、平成29年4月1日に開設予定の民間保育園1園につきまして、施設の設計時に予期し得なかった資材の納入の遅延などが発生し、平成28年度内に事業が完了しない見込みであるため、所要額について繰越明許費の設定を行うものでございます。  対象事業者等につきましては、記載のとおりでございます。
     説明は以上でございます。 4 ◯委員長(植草 毅君) 教育総務部長。 5 ◯教育総務部長 おはようございます。  教育総務部でございます。よろしくお願いいたします。  座って説明させていただきます。  教育総務部からは、補正予算として、教育みらい夢基金積立金と学校施設の環境整備等に係る国の補正予算への対応等の2件でございます。  補正予算書は16ページ以後となりますが、お手元に配付しております教育委員会説明資料により説明をさせていただきます。  資料の1ページをお願いいたします。  教育みらい夢基金積立金についてでございます。  1の補正理由ですが、平成28年度千葉市教育みらい夢基金への寄附金及び基金の運用収入を積み立てるものでございます。  2の補正予算額は、1,116万円で、財源は記載のとおりでございます。  3の補正予算の内容ですが、表に記載のとおり、寄附金として、12月15日までに寄附していただいた14件の寄附金1,094万7,000円と、今後3月までの寄附見込み額21万円、また、基金の運用収入として、今後の見込みも含めまして、3,000円を計上してございます。  続きまして、学校施設の環境整備等に係る国の補正予算への対応等についてでございます。  資料の2ページをお願いいたします。  まず、1の国の平成28年度補正予算への対応です。  これは、平成29年度に予定していた生浜東小学校及び星久喜中学校のフェンス等改修につきまして、国庫補助の内示を受け、予算措置を前倒しするものでございます。  補正予算額は4,700万円、このうち、国費は1,000万円、起債が3,500万円、各事業の予算内訳は、記載のとおりでございます。  なお、いずれの事業につきましても、工事の完了が翌年度となりますことから、全額繰越明許費をあわせて設定するものでございます。  2の繰越明許費補正でございますが、これは、幸町第三小学校、千城台西中学校稲毛高等学校校舎等改修事業に関し、それぞれ記載のとおりの理由により、繰越明許費の設定が必要となるものでございます。  3ページをお願いいたします。  最後に、3の継続費補正についてですが、柏井小学校、みつわ台南小学校及び犢橋中学校の3校の大規模改造事業に契約差金が生じたため、継続費の減額変更を行うものでございます。  各事業費の金額の内訳は、記載のとおりでございます。  以上でございます。 6 ◯委員長(植草 毅君) これより質疑に入りますが、発言の際は、最初に一括か一問一答か、質問の方法を述べていただくほか、一問一答の場合は、答弁を含め、おおむね30分以内でお願いいたします。  それでは、御質疑等ありましたらお願いいたします。椛澤委員。 7 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いをいたします。  まず、こども未来局の補正予算のほうから伺いたいと思います。  設計時に予期し得なかった資材の納入の遅延ということでございます。これ具体的に予期し得なかった資材というのは、どういうものなのか、伺います。 8 ◯委員長(植草 毅君) こども未来部長。 9 ◯こども未来部長 鉄骨、あるいは外壁等などの一部の部材でございます。 10 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 11 ◯委員(椛澤洋平君) 開園予定は、従来4月だったわけで、これが5月1日になっているという。4月から預けようとしていた保護者、また、お子さんたちへの影響というのはどういう形になるのかということを伺いたいと思います。 12 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 13 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 幼保支援課担当課長でございます。  こちらですけれども、発覚しましたのが12月13日ということで、20日付で、こちらの園を希望している保護者の方々に手紙を郵送しまして、あとは、それと一緒に職員が電話連絡をして周知を図ることによりまして、この時点で一次申し込みの期限ではなかったものですから、ほかの園を希望していただくということで、問題なく処理をしております。 14 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 15 ◯委員(椛澤洋平君) 他園を希望していただくという答弁がありましたが、ちなみにこの利用定員90名とされているところで、現時点で、このすえひろ保育園の募集状況というのはどうなっているのか、ちょっと伺いたいと思います。 16 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 17 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 幼保支援課担当課長でございます。  一次申し込みに当たりましては間に合いませんでしたので、こちらの園、対象からは外しているんですが、先日、申し込みを締め切りました二次申し込みにおきましては、対象といたしまして、5月1日からの予約を受け付けしているところです。  現在、約60人ほどが、そちらの予約を希望しているというところでございます。 18 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 19 ◯委員(椛澤洋平君) 90名のうち60人ということであります。いずれにしましても、待機児童解消に向けて、今、市は一生懸命取り組んでいただいている。そういう中で、資材の部分でイレギュラーなこういう事案が発生してというところでありまして、お子さんを預ける御家庭にとっては、預けられるかどうか、本当に死活問題であるわけでありまして、今後、こういったことができるだけないように指導していただくことを求めて、この議案については賛成をいたしたいと思います。  次に、教育委員会のほうの補正予算でございます。  教育みらい夢基金の積立金について額が出ています。今年度の基金の使用の中身というか実績というものと、新年度に向けた基金の使用予定について伺いたいと思います。 20 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 21 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 教育委員会企画課でございます。  基金の充当でございますが、今年度、平成28年度は、特別支援教育活動推進事業特別支援学校でいろんな、木工品ですとか手芸品をつくる材料費に充てるようなものと、音楽鑑賞事業としまして、小学生が芸術鑑賞をするときの費用、また、児童書購入事業として中央図書館での本を購入する費用などに充てております。  平成29年度でございますが、先ほど申し上げた3つの事業のほかに、科学部活性化事業としまして、市内の科学部の子たちを集めてプログラミング教育を行うときに係る費用が一つと、また、鎌倉武者体験事業としまして、子供用のよろいの事業に充てることを予定しております。 22 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 23 ◯委員(椛澤洋平君) 特別支援であるとか、図書購入、新年度は科学の分野にも新たにやっていくということでありますが、これはかねてから、我々会派でも言っていた問題ではあるんですが、今回、子供の貧困実態調査を市が実施されたわけでありまして、いわゆる進学を諦めているお子さんたちが非常に多いというデータが浮き彫りになってきたわけでありますが、本当に教育の未来、夢という、そういうすばらしいネーミングがある中で、やはり困ったお子さんへの、例えば、進学に当たっての入学金等の支援に向けるようなことを提案したいと思うんですが、その辺についての見解を伺います。 24 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 25 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 企画課でございます。  経済的な困難を抱える子供たちの支援は、非常に重要だと考えております。一方で、基金による支援、個人給付ということでありますと、寄附が多い年には支援できて、少ない年には支援できない。安定的に運用することが、個人給付の場合、重要だと思いますので、支援先については、教育委員会、こども未来局含めて委員会を設けて、毎年、充当先を決めておりますが、課題として、経済的に困難な子にどういうふうに支援できるかということは、一つの課題として捉えつつ、また一方で、安定的に運用するにはどうしたらいいかという課題をどう解決したらいいか、引き続き、検討してまいりたいと思います。 26 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 27 ◯委員(椛澤洋平君) 文字どおり、夢基金という、私はすばらしいネーミングだなと思っていて、仮にこのPRの仕方というか、市民への発信の仕方、そういう部分を含めて発信をしたんであれば、今言われた基金の安定的な確保という面、この面で改善が図られるんじゃないかという、そういう意味合いも込めて、運用のあり方と同時にPRの仕方で、そういう困った人たちを支援していくんだというPRをもっと前面に出せば、市民の皆様の、支えようという寄附の醸成につながるんだろうと思いますんで、今後、今、御検討されているということでありましたので、その辺、引き続き検討していただくということを要望いたしまして、この補正については賛成をいたしたいと思います。  もう1点、学校施設整備でございますが、これについては、1点だけ伺いたいんですが、先般、我々、教育未来委員会市立稲毛高校の視察をさせていただいたわけでございます。ここの校長先生から、もう具体的に、面と向かっていろいろ御要望をいただいたわけでありますが、その中で、要は屋上の防水だったり、または図書室の雨漏りだとか、電気の改修であったりだとか、現場レベルでも要望されたわけでありますが、今回のこの補正の中にそれが含まれているのかどうかという点と、もしそうであれば、速やかに現場からの要望に応えていただきたいというふうに求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 28 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 29 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 企画課でございます。  先日は、市立稲毛高校の視察、ありがとうございました。市立稲毛高校の図書室の雨漏り及び電球交換につきましては、年度予算で対応できることになりましたので、済みません、御報告がおくれました。なので、補正予算については、済みません。 30 ◯委員長(植草 毅君) 学校施設課長。 31 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。  今回、この補正予算でお願いしております屋上防水でございますが、これは先日、皆さんがごらんになった図書室等とは別件の案件でございます。  以上でございます。 32 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 33 ◯委員(椛澤洋平君) 今、御答弁ありました。やっていただけるということでありましたので、その辺については、安心したということであります。  この補正についても、我々としては賛成する立場を表明いたしまして、終わります。 34 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 35 ◯委員(渡辺 忍君) 一問一答でお願いします。  まず最初に、保育園のほうの繰越明許に当たっている民間保育園整備事業の中で、この周辺地域の保育園の待機児童の状況というのはどのようになっているのでしょうか。 36 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 37 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 幼保支援課担当課長でございます。  この周辺地域ということですが、まず、中央区全体で、一次申し込みの結果、不承諾となってしまった数ですけれども、256人ということで、前年から若干ふえている状況です。  蘇我周辺で申し上げますと、約70人ということで、不承諾となっておりますが、この地域、保育所の新設、小規模保育事業の新設、今年度、割と多かった地域ですので、そういったものを踏まえて、今後、うまく調整をしていきたいと思っております。 38 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 39 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  今回、90人という大規模な保育園での整備遅延がもたらす影響は、かなりあるのかなと思いますけれども、この園に申し込みをしていた全ての保護者にいろいろ対応をしてくださっているんですけれども、実際に12月の発覚時点で、どの程度の保護者がこの園に申し込みをしていたかというのを教えていただいてよろしいですか。 40 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 41 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 一次申し込みの途中だったということなんですけれども、第1希望の方が20名、それも含めまして全体で175名の方が申し込んでおりまして、その方全員に御連絡を差し上げたところでございます。 42 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 43 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  職員の皆さんも本当全ての方に連絡を入れたりとか、想像するだけで相当な手間を今回はかけたということだと思うんですけれども、実際に保護者のほうでも、ここを楽しみにしていたところで、実際に4月入園を5月にずらしたりとか、いろんな対応をした保護者がいると思うんですけれども、今、この事態によって会社との交渉を強いられた保護者もいたりとか、もちろん締め切り前だったということで、対応はそれほど大事には至らなかったと思いますけれども、この資材の納入おくれということが本当に周囲の状況というか、工事発注の全ての状況に鑑みても、この12月の時点で起きたというのが妥当なのかというのを、ちょっと御意見を伺ってもよろしいでしょうか。 44 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 45 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 割と多くの方に、ちょっと御迷惑をかけた結果とはなっております。こちらなんですけれども、工事につきましては、その段階、その段階の工期が組まれておりまして、当然申請時点では4月に完成するということだったんですけれども、やはり先ほどの資材の必要な時期に納入が難しいということが、工期を組んでいる中で早目にわかったものですから、その時点で対応したというところでございます。 46 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 47 ◯委員(渡辺 忍君) 保護者への対応の中で、何かクレームに近いような声とかはあったんでしょうか。 48 ◯委員長(植草 毅君) 幼保支援課幼児教育保育政策担当課長。 49 ◯幼保支援課幼児教育保育政策担当課長 本当に早い時期に判断をして、周知をしたということがございまして、御迷惑はおかけしたんですが、最小限に被害にとどめることができたと思っています。  ということで、特に厳しい御意見はいただいていない状況でございます。 50 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 51 ◯委員(渡辺 忍君) 状況がよくわかりました。  状況的に早かった対応がよかったのかなと思いますけれども、保護者のほうとしては、やはりクレームまではいかなくても、現状やっぱり保育、保活に関しての苦しみは結構いろんなところから声を聞きますので、妊娠期からさまざまな不安を抱えて、本当に入れるだろうかということで、さまざま動いた保護者の気持ちなんかも考えると、こういった事例はやはりできる限り起きないほうがいいなと思うので、工事の進捗の管理なんかも事業者とも密に連絡をとって、今後も御指導いただければと思います。  こちらのほう、賛成ということで表明させていただきます。  同じ議案第1号で、千葉市教育みらい夢基金のほうで、少し教えていただきたいんですけれども、寄附の実績の推移というのは、今回の1,100万円の金額というのは、今までの実績の推移から見てどんな状況なんでしょうか。 52 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 53 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 企画課でございます。  寄附金の推移でございますが、平成25年度から、平成25年度は1,500万円、平成26年度は550万円、平成27年度は73万円、平成28年度は1,100万円ということで推移しております。かなりでこぼこがあるんですが、これは大口の寄附金があるかないかで大きく異なっていまして、件数といたしましては、平成25年度、平成26年度が10件、平成27年度、平成28年度が14件ということで、ことしも14件ですが、まだ3月時点でもう少しふえるということで、件数自体は今年度ふえている傾向にあると考えております。 54 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 55 ◯委員(渡辺 忍君) このようにちょっとずつ、少し伸びているのかなという印象はあるんですけれども、何か働きかけ、周知というか、そういう意味で、何か対策をされたことがあったのでしょうか。その結果を見れるのか、もしお考えがあればお教えください。 56 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。
    57 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) この基金のPRでございますが、ポスターをつくって、いろんなところに掲示をしております。その掲示先としましてスーパーですとか、いろんなところに御協力いただくほか、ことしはゴルフ場など、少し郊外のそういう娯楽施設というか、そういうところに、スポーツ施設にも広げたというので取り組んでまいりました。  また、市政だより、ホームページのほかにも、民間のコミュニティ誌に掲載していただいたり、地道な広報活動をやっております。  また、先ほど椛澤委員のほうから、市民へのPRということを言われましたが、ことしから特別支援の子供たちがつくった木工品だとかを寄附した方に返すと、こういうものに使っていますということでプレゼントさせていただくことを始めているんですが、自分たちが寄附していただいたものがどういうふうに使われているかという、見える化というか、これに使われて、子供たちのこれに役立っていますというところがあることで、リピーターの方も、木工品をもう一度欲しいということで寄附していただける方もありまして、そういうふうに市民の方々に、何に使われているかというところをしっかりPRしていくことが、これから重要かなと考えております。 58 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 59 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  私も、ホームページのほうで、ちょっと確認して、すごくすてきな賞品を返礼品として出しているなということも見たところで、やはり宣伝の仕方によっては、寄附がいろいろと集まる可能性ってまだまだあるのではないかなという、今、子供についての注目度合いを考えても、ぜひ検討して進めていただけたらなと思います。  以上です。ありがとうございます。 60 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。小川委員。 61 ◯委員(小川智之君) 一問一答でお願いします。  まず、民間保育園の整備事業の繰越明許についてなんですが、私も、ちょっと似たような質問になってしまいますが、予期し得なかったということなんですが、一般論で言うと、民間事業で4月に開校しますよと言われて、それまで工期が間に合いませんでしたといったら、普通違約金が生じますよね。普通、民間契約での話ですよ。なので、行政は、行政が対応して延期しましたということで大過なくて済みましたと言いますけれども、これ一般的には、私は認めがたい事案なんじゃないかなと思います。  そこで、予期し得なかったということに関して、事業者サイドに責任がないのか。それとも、例えば、行政側の発注に余裕がなくて、要は、遅くなったのか。どっちがやっぱり責任が重たいと考えているんでしょうか。 62 ◯委員長(植草 毅君) こども未来部長。 63 ◯こども未来部長 想定し得なかった状況、市況が変化をしたということでございますけれども、これは実際の工事契約の締結後に起きたという形のもので、私どもは理解しております。 64 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 65 ◯委員(小川智之君) 近年、工事の市況の変化というのは、結構予期できるんですよ。予期できるというか、大体そこを盛り込んで、皆さん、今最近の契約というのを行っているというか、もう資材費が高騰しているのは、ずっと経年で見てわかっているじゃないですか。オリンピックまでは伸びていますねみたいな話で。これも、実はこの後の補正予算で聞こうとは思っていますけれども、結構それが多くて、みんな不調になりましたという。つまり、逆に言うと、私ら発注側の、行政側の見通しの甘さなんじゃないのという部分がやっぱりあるわけです。だから、しようがないから市のほうで責任を持って今回は延期しましたという、こういう議論ならいいんですけれども。  できれば、本来的に、本当に今、渡辺委員がおっしゃっていましたけれども、保育所に預ける側からすれば、4月1日に預けるよっていって、5月1日に伸ばすって、結構、相当大変なんですよ、やる側も。今までそれで全部スケジュール組んで復帰しようと計画していたのが、全部狂ってくるという、その重みというものをしっかり受けとめてもらわないといけないなとは思っています。  だから、そこら辺も踏まえて、発注業務とかも少し余裕を持たせるだとか、契約内容とか工事費とかも、本来なら、私なんか、大変で予期できなかったのでお願いしますねって、どうしても受注者側もそういう契約になっている、物価スライド条項が入っていますからね。基本的には差額分は市が負担しますよとか、いろんな部分がなっていますけれども、いずれにしても、ちょっとやっぱり民間的な感覚からいったら、工期というものは一番重要なところでありますので、その辺はしっかり見ていただければと思っております。  と言いながらも、これは今回、そういう部分で最大限、市のほうでも努力されて、迷惑のかからない範囲でやられているということは理解しましたので、その辺は賛意のほうは示したいと思っております。  それから続きまして、教育委員会の繰越明許につきましても、やっぱり同じような形で、例えば、不調に終わりましたとか、入札後、既存のひび割れの補強が必要なことが確認されとか、年度内入試事務の関係から工事費施工日に制限が生じ、予想し得なくないような内容だと思うんですよね、この辺も。この辺の見通しについて、どう考えているのか、お伺いいたします。 66 ◯委員長(植草 毅君) 学校施設課長。 67 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。  ただいま小川委員のおっしゃいました、いわゆる見通しというもの、確かにちょっと甘かったところがあると考えております。  例えば、高校の屋上防水改修など、高校といいますと、やはりどうしても年度末に向けて入試、あるいはそこで勉強している子供たち自身の入試といったような問題も発生しますので、やはり学校側としますと、どうしてもなるべくこういった時期に工事は入れてほしくないという、そういった考えは当然ございます。ですので、今後は、そういったことも加味し、また、学校側といろいろ調整を図りながら、こういった入札に関しまして進めてまいりたいというふうに考えております。  確かに、今回、お願いしておりますこの案件につきましては、入札時期の設定といったもの、ちょっと甘かったと、正直、考えております。  以上でございます。 68 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 69 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  私も、学校って工事できる期間、どうしても夏休みとか冬休みとか生徒がいない時期に工事をしなきゃいけないということで、かなり工期がタイトだということは十分理解はしていますけれども、そこら辺を踏まえた上で、発注側としてはしっかり精査していただければなと思っています。  いずれにいたしましても、それぞれのことに関しましては、それなりの理由があるということは、十分理解しておりますので、賛意を示して、私の質問を終わりにします。 70 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。酒井委員。 71 ◯委員(酒井伸二君) 一問一答でお願いをいたします。  まず、1点目は、こども未来局のほうで、民間保育園のこの繰越明許のお話でございます。  今、各委員からあったものと非常に趣旨は近いんですけれども、今回、先ほどの質疑の中で出てきたんですけれども、要するに、定員90名の予定で二次募集のほうが60名ぐらいが現状だと。これ単純に差で見ると、30人ぐらい、まだあいていたりとかするんですけれども、今、小川委員のほうからもございました重みという部分なんですけれども、何となく、答弁を聞いていると、この保育園を希望されていた方々に非常に御迷惑をおかけしたというところがあるんですけれども、私は、それもそうなんですけれども、この90名分というのが、要するに延期されたことによって、当然、ここを希望されていた方はほかに行くわけですね。ほかのところの定員というのは、どんどん削られていくわけですね。  ということで、非常に今、待機児童の問題がクローズアップされている中で、ほかの地域、中央区のほかの地域のところでも、実際に私が御相談を受けた方の中にも、やっぱり、えっ、今回、これだけの状況でも私入れなかったんですかねというようなお話もあったりとかするんです。ということは、結局、やっぱりこういうところの90名分の余波というのは、私は、ここを希望していた方以外にも、いろんなところに波及している問題なんだと思うんです。  ですから、最初に希望していた175名に連絡をして、それはもちろんそこはそうなんでしょうと。でも、やっぱり全体的に非常に大きな波及を呼んでいるという重みというのが、何となく答弁からは感じられないんですね。そこはしっかりしていただかないと、なかなかこういう案件は、すんなりとぱっと通すわけにはいかないよというぐらいの気持ちなんです。  その辺の重みの認識というか、受けとめというのは、改めてどんなふうに思っていらっしゃるのか、答弁をいただきたいと思います。 72 ◯委員長(植草 毅君) こども未来局長。 73 ◯こども未来局長 この保育所の工期、特に4月開園というのは、相当我々も重要な問題だと考えておりまして、この法人、新設法人なものですから、当初から、我々、コンサルを入れるようにですとか、ほかの既設の保育園よりもかなり詳しく進行管理はしていたつもりでした。しかし、こういうことが起きてしまった。  そして、これからまた、オリンピック・パラリンピック需要と東北の震災復興が本格的に大物が建っていくということで、建材不足、人手不足というものがこれからまた出てくると思いますので、今年度から、再発防止も含めまして、保育所の新設につきましては、かなり工期の期間を前倒しいたしまして、4カ月ほど前倒しいたしまして、既に1月から募集を開始して、4月には決定して、工事期間をかなり余裕を持った期間に変更しておりますので、今後は、このようなことが絶対にないように、市民に御迷惑がかからないように対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 74 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 75 ◯委員(酒井伸二君) 今、局長のほうから答弁いただいて、いろいろなこういったことが二度と起きないようにというような、いろいろ取り組みはされていくということなんですけれども、イコール、すなわち非常に大きな影響の問題だというふうに御認識はいただいているということ。  ちょっと最初に、これ実は、今の質問の前に1回聞こうかと思って、ちょっと前後しちゃったんですけれども、ちなみに、こういう形で募集枠が急遽減らさざるを得なくなったというような、こういった事案というのは、過去にあったんですかというのはわかりますか。 76 ◯委員長(植草 毅君) こども未来局長。 77 ◯こども未来局長 これまで、待機児童解消に向けた緊急3か年整備計画から待機児童解消アクションプラン2010、それからこどもプランにおいて、このような事案は特に発生しておりません。 78 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 79 ◯委員(酒井伸二君) というわけで、近年、余りなかったことだと思うんですね。ですから、本来は、この議案説明資料の書き方、これぐらいでいいにしても、本当に説明の段階で、なかなかこういう形で非常に影響を与えてしまったという部分については、本来はきちっと最初に御説明していただきながら、何とか今回は補正をという、本当はそういう姿勢が欲しかったなというのはあります。  この件、最後なんですけれども、ではということで、これ例えば、今、二次募集をかけて、ひょっとしたら多分60名と、今、希望されている方というのは、4月、1カ月を見送ってこられている方もいるかもしれないですし、ほかのところで落ちちゃった方が、じゃ、ここの二次募集でと来ている方もいるんですけれども、実際30名のまだ間があるわけでしょう。これ全体的な設計というんですか、例えば、ほかのところでも、今、待機児童、当然この周辺でも出ていますと。では、こういうふうに1カ月ずれたところで、この30名って埋めなかったらもったいないわけですね、これね。  逆に、すえひろ保育園に入りたかったけれども、ほかのところに行っちゃった人が、やっぱりすえひろ保育園がもう一回、二次募集であきがあるんだったらこっちに行きたいとか、こういう本当にくまなく、最後の30名をきちっと埋めていくというか、その辺の全体設計をどういうふうに考えていらっしゃるのかというのをお伺いしたいと思います。 80 ◯委員長(植草 毅君) 幼保運営課長。 81 ◯幼保運営課長 幼保運営課でございます。  今現在、二次の審査を締め切った状況で、利用調整を行っておりまして、その中ですえひろ保育園についても御案内をして、1カ月おくらせることができる方については、ぜひとも選択肢に加えていただきたいという周知をしているところです。  これが、今週半ばには、二次の結果が出て、内定、あるいは不承諾という通知が行くことになります。さらに、不承諾になった方につきましては、3月中旬まで、三次の最終的な利用調整を行います。この中で、ぜひともこのすえひろ保育園についても選択肢に加えていただいて、残り30名に関しても、有効に使っていきたいと考えております。  以上でございます。 82 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 83 ◯委員(酒井伸二君) ちょっと細かいお話で済みません。となると、例えば、すえひろ保育園の地域でほかのところに今回行ってしまった人というのが、例えば、あくまで残りの枠を埋めるのに、その他地域の方で何とか30名を埋めるという形になるのか。いやいや、今、すえひろ保育園の周辺でほかに行っちゃった方なんかをすえひろ保育園に入れて、そっちにあきをつくって、そっちにもという、そういう調整も入るんでしょうかということを、もう一度、確認させてください。 84 ◯委員長(植草 毅君) 幼保運営課長。 85 ◯幼保運営課長 先ほど答弁したとおり、実は、このすえひろ保育園周辺、蘇我周辺で、一次は締め切った状況で、約70人、待機が出ております。これは、中央区の中でもやはり多い地域ということで、これは例年の傾向になっております。ですので、まずはこの周辺地域の不承諾になっている方に対して、積極的に御案内をしたいと考えております。 86 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 87 ◯委員(酒井伸二君) わかりました。  それしか多分、手だてはないということなんだと思いますけれども、同じ周辺でも、若干距離のある方は、本当は例えば、一番すえひろ保育園にベストマッチの、本当に近隣の方なんかは、やっぱり、何だ二次であくんだったら、そっちのほうで5月から切りかえてでもというような、例えばね、希望とかあれば、そうすれば、さらにちょっと離れたところのさらにベストマッチの近隣の住民の方というのは本来入っていけるわけですね。というような細かいことを言っていくと、そういう実際の需要と供給のバランスというのは、何だかんだやっぱりこういった出来事によって、今回少し崩れてしまっているという実態があるんだと思います。  そういう意味では、本当に今後というか、実際に今、三次まで含めて一生懸命やっていくということでございますけれども、細心の配慮をしていただいて、取り組みをしていただきたいということは求めておきたいと思います。  次は、教育委員会のほうの学校施設のほうです。これは別に賛否に関係する話ではないんですけれども、ちょっと参考までにお聞かせいただきたいんですけれども、例えば、今回、補正で生浜東小と星久喜中の改修ということで、フェンス等の改修というのがあるんですけれども、金額を見ても結構な金額はするわけですね。これ、具体的にフェンス等の改修というのは何がどうなっていて、どんな工事をするんだという、だからこの金額なんだというのをちょっと教えていただけますか。 88 ◯委員長(植草 毅君) 学校施設課長。 89 ◯学校施設課長 学校施設課でございます。  このフェンス等の改修でございますが、いわゆる国のほうの補助の防犯というメニューを使っておるんですけれども、学校敷地をぐるっと囲むフェンスの改修、これはかなり距離がございます。具体的に申し上げますと、まず、生浜東小学校ですと、延長として約520メートルのフェンス部分がございます。また、星久喜中学校は延長で約300メートルございまして、実はフェンスが結構破れてしまっているところがありまして、その都度、修繕という形で行っておるんですが、やはりかなり修繕箇所が多い場合は、こういう補助金等を使いまして全面的に改修を行うというような事業を行っております。  以上でございます。 90 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 91 ◯委員(酒井伸二君) ここの当該中学校、中学校じゃないんですけれども、やっぱり現場からこういう要望を受けたりすることもあって、今、学校を見ると、かなりどの学校も千葉市の場合は非常に老朽化というか、大体40年、50年たつんですかね。やっぱりそういうような学校が多いので、この手の需要というのは、多分たくさん出てくるんだろうというふうに思いますけれども、この先、この手の改修でどれぐらいの例えば、物件数、また金額、規模の改修が必要だと見込んでいらっしゃるのか。  よく言われますけれども、学校施設の老朽化対策なんていうことで、千葉市の場合は、今後幾らかかるみたいな、そういうのをよく試算が出るんですけれども、それとこれと一緒ですかというか、一つ含んでいるか。それはまた別の話なのか、ちょっとそこを確認させてください。 92 ◯委員長(植草 毅君) 教育総務部長。 93 ◯教育総務部長 今、おっしゃったとおり、学校施設、これまでもさんざん申し上げておりますが、かなり老朽化が進んでおります。  平成32年までに個別の施設計画というのをつくっていきますので、その中で、外壁も含めて全体どのぐらいかかるかと、どの順番、優先順位も含めて検討していきたいと考えております。 94 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 95 ◯委員(酒井伸二君) 済みません、ちょっと1点、今の答弁でわからなかったところが。要するに、老朽化対策ということで、今後、予想される財源というか金額とかよく提示をされるんですけれども、そういったものに、こういったものも含まれるのか。このフェンス等改修というのは、また別の問題で、これから平成32年まで何とかということで試算をしていかなきゃいけないものなのか、確認させてください。 96 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 97 ◯教育次長 これまでお示しした老朽化対策の中には、フェンスは入っておりません。これらはこれから個別の計画を立てていく中で、どれぐらいかかっていくかというのを精査するんですけれども、応急措置的に必要なものについては、現場をよく確認しながら、優先順位をつけて改修していきたいと考えています。 98 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 99 ◯委員(酒井伸二君) わかりました、ありがとうございます。  ということで、よく小学校に入学されたばっかりの御家庭なんか、酒井さん、あそこの小学校行ってみてくださいよと。フェンス、周り、ずっと歩いてみてくださいよと。もう穴はあいているわ何はって、子供を連れていったときに、あんな学校行きたくないみたいなことを言われるとか。片や、ちょっと隣の学校へ行くと、そこは修繕が終わって、すごくぴしっとしているわけです。当然防犯とか安全・安心ということもありますし、そういったことを考えても、当然子供たちの安全・安心のことを考えたら、非常にまたこれも重要な事業なんですね。  そういう意味では、我々もこの補正予算にて判断していく中で、全体像をわかった上でこういうものを判断していきたいという思いで、ちょっと確認をさせていただきました。  いずれにしましても、これはまたちょっと別口で、さらにいろいろ今後、財源が必要になりそうだということは理解をいたしました。  以上。 100 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 101 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第1号・平成28年度千葉市一般会計補正予算中所管についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 102 ◯委員長(植草 毅君) 賛成全員、よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。  それでは、説明員の入れかえをお願いいたします。御苦労さまでした。           [教育委員会退室、こども未来局職員入れかえ]                  議案第42号審査 103 ◯委員長(植草 毅君) 次に、議案第42号・千葉市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。こども未来部長。 104 ◯こども未来部長 こども未来局こども未来部でございます。  恐れ入ります、座って説明をさせていただきます。  こども未来局議案説明資料の2ページをお願いいたします。  議案第42号・千葉市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを御説明いたします。  1、改正の趣旨でございます。
     児童福祉法が平成28年6月3日に一部改正されたことに伴い、千葉市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例で引用する施設名称の変更を行うほか、必要な改正を行うものでございます。  2、改正内容ですが、一つ目、(1)情緒障害児短期治療施設の名称が児童心理治療施設と変更になりましたので、改正するものでございます。  二つ目、(2)児童福祉法の項ずれに対応するものでございます。  3、施行日ですが、一つ目の施設名称変更につきましては、児童福祉法施行期日と合わせ、平成29年4月1日となります。  二つ目の児童福祉法の項ずれの対応につきましては、公布の日となります。  次ページ以降は、新旧対照表でございます。  説明は以上でございます。 105 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等がございましたらお願いいたします。椛澤委員。 106 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いをいたします。  まず、この情緒障害児短期治療施設、なかなか耳なれないあれだったなということで、まず伺いたいのが、当該施設、県内並びに市内、何カ所あるのか。市内のお子さんで措置をされたお子さん、何名いるのか、伺いたいと思います。 107 ◯委員長(植草 毅君) こども未来部長。 108 ◯こども未来部長 施設でございますけれども、市内に施設はございません。県内につきましては、富津市に1施設ございます。  なお、措置児童につきましては、実績はございません。  以上でございます。 109 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 110 ◯委員(椛澤洋平君) 今回の改正においては、名称を変更するということで、特段、利用者に対する影響というのはあるのか、ないのか、ちょっとその辺だけ伺いたいと思います。 111 ◯委員長(植草 毅君) こども未来部長。 112 ◯こども未来部長 影響につきましては、ございません。 113 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 114 ◯委員(椛澤洋平君) わかりました。  今回、この名称を児童心理治療施設に変えるということで、影響もないということでありますので、我々としては、本議案には賛成をいたします。  終わります。 115 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 116 ◯委員(渡辺 忍君) 一問一答でお願いします。  この名称変更のそもそもの理由について、お伺いさせてください。 117 ◯委員長(植草 毅君) こども未来部長。 118 ◯こども未来部長 名称変更の主な理由でございます。情緒障害、それから子供たちや親族がこの名称を嫌っているという、こういった状況がございます。それと、平均の在園が2年半程度であるということで、短期でないと、こういったことでございます。  このようなことから、平成24年から、いわゆる通称名で児童心理治療施設としておりましたことで、今回、改正をするということでございます。 119 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 120 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  先ほど、千葉市の児童でこういった施設、実績なしということだったんですけれども、それはそういった児童が本当にいないということなのか、施設がいっぱいで、余り市内に施設を持っていないことで順位が遅くて入れてもらえないのか、そういった実情についてお伺いいたします。 121 ◯委員長(植草 毅君) こども家庭支援課長。 122 ◯こども家庭支援課長 こども家庭支援課です。  児童相談所から措置されるこういった児童は、現在のところ、おりません。 123 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 124 ◯委員(渡辺 忍君) こういった治療が必要で、施設利用する必要があるという判断というのは、されたことがないということでいいですか。どこが判断をされるんですか。 125 ◯委員長(植草 毅君) こども家庭支援課長。 126 ◯こども家庭支援課長 児童相談所が判断いたします。現在のところ、過去にそういった治療が必要だという児童は、まだ出ておりません。 127 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 128 ◯委員(渡辺 忍君) わかりました。  ちょっとそのあたりの実情は、私も勉強不足なんですけれども、今後、千葉市で施設整備する予定があるかというふうに聞こうと思ったんですけれども、措置する児童さえ、今のところいないという判断だということですので、また状況のほう、今後、お伺いしたいと思います。  条例については、特に問題ないと思いますので、賛意を示させていただきます。 129 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 130 ◯委員長(植草 毅君) 発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第42号・千葉市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 131 ◯委員長(植草 毅君) 賛成全員、よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。  それでは、説明員の入れかえをお願いいたします。御苦労さまでございました。             [こども未来局退室、教育委員会入室]                  議案第43号審査 132 ◯委員長(植草 毅君) 次に、議案第43号・千葉市学校教育審議会設置条例の制定についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。教育総務部長。 133 ◯教育総務部長 それでは、議案第43号・千葉市学校教育審議会設置条例の制定について、説明をいたします。  座って説明をさせていただきます。  議案書は84ページですが、説明資料の4ページで説明をさせていただきます。  1、制定の趣旨ですが、複雑化、高度化する学校教育の課題に的確に対応するため、市民や有識者等の意見を十分に聴取し、学校教育に関する重要な施策を推進することを目的に、附属機関を設置するものでございます。  2の条例の概要のうち、(2)の所掌事務ですけれども、千葉市学校教育審議会は、教育委員会の諮問に応じ、学校教育の振興のため、施策の基本的な計画に関する事項及びその他の学校教育に関する重要な施策について調査、審議し、教育委員会に答申することでございます。  (3)の組織に関する事項ですが、ア、委員数につきましては、学識経験者、公募による市民、関係団体などの多様な人材を登用することを念頭に20人以内としております。  イの臨時委員につきましては、所掌事務の審議に当たって、さらに専門的な特別の事項を調査、審議する場合、例えば、建物の構造計算の専門家などを想定しておりますが、臨時委員を任命できることとしております。  ウの任期につきましては、2年でございます。  3の今後の諮問予定案件ですが、現時点で予定しておりますのは、第3次学校適正配置実施方針の策定に関すること、特色ある市立高等学校づくりに向けた改革に関すること、学校施設の長寿命化計画や普通教室へのエアコン設置に関する検討などを含む学校施設のあり方などとなっておりますが、その他の重要な施策に関しましても、適宜対応することとしております。  最後に、4の施行期日につきましては、平成29年4月1日でございます。  説明は以上でございます。 134 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等ありましたらお願いいたします。椛澤委員。 135 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いをいたします。  まず、今回、審議会設置に伴いまして、委員20人以内ということであります。市民がこのうち具体的に何名入る予定になるのか。どうやって公募するのか。この審議会の回数は何回なのか、伺いたいと思います。 136 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 137 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 企画課でございます。  まず、市民公募の人数ですが、今のところ2名を予定しております。どうやって選ぶのかということですが、ほかの審議会の例に倣って、市政だより等で公募して、審査をして、選任したいと考えております。また、回数ですが、予算上は、今のところ3回開催を予定しております。  以上です。 138 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 139 ◯委員(椛澤洋平君) 今の学校教育の問題で、市民の意見を聞いていくということで、今、答弁あったとおり、2名ですか、果たして、この2名で市民の意見を聞いたことになるのかどうか、その見解について伺いたいと思います。 140 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 141 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 公募という意味では2名でございますが、その他教育関係で市民で活動されている、例えば、PTAですとか、そういった団体の方にも入っていただくことを予定しております。  また、いろんな形で市民の意見は、この審議会も当然公開していきますし、市民の意見を吸い上げる方法については、適宜工夫してまいりたいと思っております。 142 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 143 ◯委員(椛澤洋平君) 果たして、この人数で市民の声だと断定してしまっていいのかというところは、極めて疑義が残るところであります。  次に、もう一個伺いたいのは、これ4つ、諮問予定案件があります。第3次学校適正配置実施方針、市立高校の改革、学校施設のあり方、でその他と。この4つの、ちょっともう少し具体的な、こういうことを議論していくんだという中身というか、ちょっとそれを教えていただきたいというのと、いわゆる教育委員会会議というのがあって、いろいろさまざまこういう、これに附随する学校教育にかかわる案件を審議する場所、ほかにあると。これは一体何が違うのか、伺いたいと思います。 144 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 145 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) この案件予定でございますが、まず、1の第3次学校適正配置実施方針につきましては、こちらは学校の統廃合に係ることについて、大きな指針について議論をしていただきたいと考えております。  (2)の市立高等学校に関しましては、市立2校ございますので、先日も視察いただいたときに課題等は御説明させていただきましたが、今後の少子化、高校改革が進む中でどのような高校にすべきかということを議論していただきたいと考えております。  (3)の学校施設のあり方に関しましては、老朽化対策ですとか、学校施設をどのように今後整備していくか、大きな指針を、こちらエアコンの問題も含めまして議論していただくということを予定しております。  (4)でございますが、こちらはその他学校教育に関する重要な施策ということで、具体的にこれということは決まっていませんが、教育に関する大きな指針については、市民の意見、広く意見を聞くという趣旨から必要な事項に当たりましては、こちらの審議会で議論していただきたいと考えております。  教育委員会会議との区別というか、役割分担でございますが、あくまで教育委員会としましては執行機関でございますので、教育政策について責任を持って遂行していく機関として位置づけております。もちろんそこでも教育委員会会議、合議体でございますので、いろんなことを議論しながら進めていくわけでございますが、今回の学校教育審議会というのは、そちらと離れまして、第三者として教育委員会より諮問されたものに対して答申する、第三者としての意見をまとめて答申するという役割を担うものでございまして、厳密に言いますと、そちらの答申としては法的拘束力はありません。ただし、法的拘束力がない中でも、市民や有識者の意見をまとめたものとして最大限尊重しながら、教育委員会のほうで教育行政を進めていく、そういう関係になります。  以上です。 146 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 147 ◯委員(椛澤洋平君) 今の答弁、要するに、市民の意見を聞いて。第3次学校適正配置とか、これ例えば、要は全く実態というか、現場の当該地域の方関係なく、こういう話を議論されて、それが意見とされて、それで決まっちゃうとか、そういうことの懸念はないのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 148 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 149 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 学校適正配置に関しましては、実は今も学校統廃合というのは進めていまして、そちら我々、第2次方針というものに基づいて進めているわけですが、個別の地域のどの学校とどの学校を統合して、どういうふうな新設校をつくるとかということについては、地元でまた別途協議会を設けて、そこでそれこそ何年もかけて議論しながら地域住民の方の意見を最大限尊重しながら進めているところであります。  こちらで想定している方針というのは、本当に千葉市全体、小学校112校、中学校55校をどうしていくかという、大きな方針を定めるようなものを予定しております。 150 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 151 ◯委員(椛澤洋平君) 次に、この学校教育審議会を設置している政令市はあるのかないのか。あれば、どこか教えていただきたいと思います。 152 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 153 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 他の政令市で、同じような審議会を設けている例としましては、例えば、神戸市ですとか堺市などで、同じような例が見られます。  以上です。 154 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 155 ◯委員(椛澤洋平君) 神戸市、堺市もこういうのを設置しているということで、今、御答弁ありましたが、学校のこの施設の話で言えば、神戸市、堺市、今エアコン、神戸市なんか終わっているのかな、エアコン設置されたということだと思います。審議会の中で、この学校のエアコンの問題、この審議会で議論されたんですか。 156 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。
    157 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 済みません、先ほどの答弁、少し補足しますと、同じような例と申しましたのは、我々も学校教育推進計画というのをつくっておりますが、そういう学校教育全体の推進に関して計画を立てたり、計画の進捗状況を管理するものとして設置しているという例でございます。  先ほど御質問いただきましたエアコンのことを議論したかどうかにつきましては、今、情報がございません。 158 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 159 ◯委員(椛澤洋平君) こういう審議会を経ずに、大体は学校の施設のエアコンの設置なんか進めているということだと思いますし、市立高校の改革であったり、適正配置の問題であったり、一定の考えや方向性というのは、やはり情報を持っている教育委員会もしっかり考えがあるものだと我々は思うわけであります。  気になるのは、この間、予算審査分科会で小川委員が質問した際に、このいわゆる答申が、次長の答弁では、最大限優先されると、こういうふうな答弁をされていました。例えば、教育委員会が考える思惑というか考えと全く異なる答申というか意見が出て、それが決定される。こういうことになったらどうなるのか、その辺について伺いたいと思います。 160 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 161 ◯教育次長 この審議会の答申については、最大限尊重するということを申し上げました。教育委員会の考え方と全く違うということがあるやもしれません。それは、教育委員会として、これは市民の意見、有識者の意見をそこである程度、一定の考え方を答申として示していただくということですので、そこは最大限尊重すると、今のところ言うしかないということで。明らかに執行部側の考えと違うようなものがあったとしても、これは総合的に判断していくというような形になっています。 162 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 163 ◯委員(椛澤洋平君) なぜこれ聞いているかというと、やはり昨年度、我々教育未来委員会の学校施設の議論のあり方でいえば、市民の皆様方から2万人を超える早期の設置を求める請願の署名なんか出されてきたわけですよね。この委員さんの中でも、我々、共産党以外でも賛同してくださって、結果的には採択できなかった。もう一方は、審議会を設置して、エアコン設置計画を盛り込むということで、こういうふうにもう一方の請願が出て、それは全会一致で賛成して。  いずれにしても、エアコン設置を進めていくという民意であるだとか、市民の意見、これはさんざん議論してきて示されているという中において、これは本当に今回、審議会で全く逆の方向性が示されたときに、要は議論してきた請願だったり議会の民意というのと相反されるということになりませんか。その辺をちょっと懸念するんですが。 164 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 165 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 御指摘の点でございますが、エアコンに関しては、一定の市民の意見があるということは承知しております。ただ、学校教育審議会ということで、学校教育全体の中でその優先順位ですとか、また、実際にいろんな専門家の方からいろんな議論する観点は残されていると思いますので、そういった議論を今後、この学校教育審議会で深めていきたいと考えております。 166 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 167 ◯委員(椛澤洋平君) あともう一つは、これも小川委員が先般、予算審査分科会で言われていましたけれども、要は、示される資料で、例えば、財源の問題だったりだとか、期間であったりだとか、状況であったり、いろいろなデータを示していただくんだろうとは思うんですが、その示していただくデータで審議会の皆さんの意見が決まってしまう、引っ張られてしまう、そういう懸念をするわけであります。  そういう意味においては、本当に、要は学校へのエアコン設置を早期に進めてほしいというこの思いを後退させてはいけないと思うわけでありますが、その辺について、データの示し方含めて、教育委員会の考え方を伺いたいと思います。 168 ◯委員長(植草 毅君) 教育総務部長。 169 ◯教育総務部長 こちらも審議会に諮問するに当たって、具体的にああしてほしい、こうしてほしいというようなことを申し上げるのではなくて、本来的にエアコンについては、どういう考え方、複雑化、多様化する中で、さまざまな工夫をしながら、データをお示しをしていくと。  当然さまざまな専門家の方がいらっしゃいますので、逆に、委員さんから、こういったデータが欲しいというようなことも多分出てくるだろうと思いますので、御心配の点はないと考えております。 170 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 171 ◯委員(椛澤洋平君) 御心配はないと言いますが、我々も教育未来委員会を見ていまして、いろんな請願だ、陳情だって、審査するときに、当局から資料を出されます。大体やっぱりその方針に沿った話し合いが行われて、結論が得られていく。そういうような流れというのは、これさんざん我々も体験をしてきた、見てきたと。  こういうことを考えますと、一般の市民の皆さん、どれだけ知見があって、大学の先生なのか専門家なのかわかりませんが、その方たちが本当に現場の苦しみ、思いとか、どれだけ寄り添って議論できるのか。果たして、正直、不鮮明でありますし、もう1点言えば、既に結論が得られていれば、早く設置をしてほしいという請願が出て、我々はやってくれと言っているわけでありまして、それを市長を初め、決断ができていれば、審議会を開かずに済んだんではないんですか。 172 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 173 ◯教育次長 先ほどの議会等でさまざまな視点からの幅広い意見を聴取し、慎重な議論を行い、その結果を今後の計画に確実につなげるといった請願の趣旨を踏まえて設置をするわけでございます。ただ、エアコンだけに限らず、適正配置ですとか、ほかの喫緊の課題がございますので、優先順位をつけながら審議をしていただくわけですが、おっしゃられているのは答申の信頼性だと思います。こちらは、客観的なデータはお示しした上で、保護者ですとかPTAですとか、有識者、専門家、市民も含めた審議会で丁寧な議論をいただいた上で、答申をいただこうと思っておりますので、そちらについては、最大限尊重するということになります。そういうことでございます。 174 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 175 ◯委員(椛澤洋平君) その最大限尊重するという言葉が、私は、逆に不安を覚えるわけであります。いろいろなデータを示していただいて、じゃ、それは財源はありませんよと、説明をしながら、じゃ、5年先でいいですね、それで体面だけ基本計画に盛り込みましょうかなんていう答申が出たら、それこそ5年、10年、千葉市の子供たち、エアコンなしで過ごさせるのかと。こういうことが私は問われると思います。  現場の声、実態、これ、さんざん我々言ってきた中で、速やかに、やはり今、審議会を開かずとも、これは市長ですとか教育委員会が、もっと強力に推し進めて意思決定をして進めていくべきだということで、我々はもう議会、市民が再三にわたって議論してきた。今の最大限尊重するという言葉がある以上、これは先延ばしになるリスクが極めて大きいんじゃないか、こういう懸念もあるということでありまして、我々としては、今回この千葉市学校審議会設置条例制定について賛成しかねます。  以上です。 176 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。渡辺委員。 177 ◯委員(渡辺 忍君) 意見のみとさせていただきたいと思いますけれども、全て今、椛澤委員のいろいろ質疑を聞いていた中で、こういった審議会を設けて、さらに手法とかさまざま導入に至るまでの資料なども、審議会の中で調査研究がきちんとその委員さんたちによってもなされるということを目的としてつくられるものと考えますし、また、先ほどエアコン以外にも、もちろん1番に挙がっている適正配置の実施なんかは、方針策定のみにしますということでしたが、実はもう各地域の協議会の中でさんざん話して、さまざまデータも見た上で、また結局壊れてしまうというような事例も実際出ていて、こういったケースなんかは、逆に全国的な流れだとか、データから見える分析なんかを客観的にやった、効率的な目標値はここだというようなのを示してもらわないと決まらないような状況も実際はあるのではないかと思ったりすると、ここの役割、ここの審議会がそこまで担うのかはちょっと検討も必要かもしれないですけれども、こういった専門的な機関をつくることに関しては、賛意を示したいと思います。  以上です。 178 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。川合委員。 179 ◯委員(川合隆史君) そうしましたら、一問一答で。  詳細についてちょっとわからない点がありますので、幾つかお聞きいたしたいと思います。  まず、この審議会の設置条例の制定なんですが、審議会というのは、設置されますと、ずっと常設で未来永劫、設置されるのか。まず、そこをお聞かせください。 180 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 181 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 条例で設置しますと、条例で廃止する旨をしない限り、設置されるということになります。 182 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 183 ◯委員(川合隆史君) そうしますと、先ほどの話ですと、年に3回ぐらいをめどに審議会のほうを行って、諮問の案件について議論していただいて、答申をいただくということなんですが、答申の予定に関しては、大体どれぐらいのめど、その年度の答申というのは、いつぐらいに、どういう形で出るのか、具体的にわかっていれば教えてください。 184 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 185 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 現時点で具体的なスケジュールをお示しすることは難しいんですが、例えば、第3次の適正配置でございますと、先ほど、渡辺委員からもありましたように、前回つくってから10年たっていますので、これは早く新たな方針を示す必要があると思っていますので、この平成29年度内に答申を得たいというスケジュールを考えております。 186 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 187 ◯委員(川合隆史君) そうしますと、その他の諮問の予定に関しては、いつぐらいに答申を出すとか、そういう期限とかというのを決めているわけじゃないでしょうかね。実際には、今言った第3次学校適正配置のことというのは、当然わかるんですけれども、ほかの案件に関しては、そういう答申についてはめどとしてとか、目標みたいなものというのは設定しているのかどうか、そこら辺をお聞かせください。 188 ◯委員長(植草 毅君) 企画課長。 189 ◯教育総務部参事企画課長事務取扱) 具体的なスケジュールは、先ほどお答えしたとおりでございまして、それぞれ委員に丁寧な議論をしていただきつつ、迅速な結論もいただきたいというふうに考えております。  以上です。 190 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 191 ◯委員(川合隆史君) わかりました。  実際のところは、この設置するということの目的というのは、当然賛同できる部分もありますし、いろいろな意味でしっかりと調査をしていただいて、委員の皆さんに議論をしていただいて、学識経験者、その他いろいろな専門家の人たちの御意見をいただくということに関しては、当然賛同できると思います。  一つは、年に3回ぐらいということなので、3回ぐらいのことで議論が本当に深まるかというところに関しては、ひとつもう少し、当初3回ということですけれども、必要に応じてはふやしていくことも検討していただいて、より専門性のある答申が出るということを要望いたしまして、我が会派も賛同するという意見になります。  以上です。 192 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。酒井委員。 193 ◯委員(酒井伸二君) 質問ではなくて、意見だけです。  この手の審議会というんですか、市長部局がやるもの、また教育委員会がやるもの、本当にこういう審議会っていろんなところに設置をされておるんですけれども、とにかくしっかりと議論をしていただきたいというのが思いで、委員を20名以内にして、募ってやるということでございますけれども、本当に、個名は出さないですけれども、審議会によっては議事録を見ても、何だこの審議会、本当に機能しているのかというような審議会は、間々見受けられるところはあります。  本当にそういう意味では、決して参加されている委員も悪気はないんでしょうけれども、やっぱり議論されないというのは、ちょっとどうなのというのはあるので、しっかりした資料だとか、しっかり事前に見てきていただくとか、また、審議会1回1回やった後に、本当に何かそこでもう一回、振り返りのものの企画は必要ないのかとか、そういうきちっとした審議をしていただきたいということとは要望で添えさせていただいて、会派としては賛成でございます。  以上でございます。 194 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 195 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第43号・千葉市学校教育審議会設置条例の制定についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 196 ◯委員長(植草 毅君) 賛成多数、よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。                  議案第53号審査 197 ◯委員長(植草 毅君) 次に、議案第53号・旧千葉市立磯辺第二小学校解体工事に係る工事請負契約に関する議決事件の変更についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。教育総務部長。 198 ◯教育総務部長 それでは、議案第53号・旧千葉市立磯辺第二小学校解体工事に係る工事請負契約に関する議決事件の一部変更についてを御説明いたします。  議案書は141ページとなりますが、説明資料の45ページにて説明をさせていただきます。  当該変更契約は、平成28年6月24日に契約を締結した旧磯辺第二小学校の解体工事に係る工事請負契約について、工期を延長するものでございます。  工事概要等は、枠内に記載のとおりです。  1の工期の変更ですが、当初の工期は、平成28年6月25日から平成29年4月20日までの300日間でしたが、これを100日間延長し、平成29年7月29日までの400日間に変更するものでございます。  変更の理由ですが、旧磯辺第一小学校での事故があったことから、くいの引き抜き方法を、十分安全な対策を講じた方法に変更することにより、引き抜きに時間を要するため、工期を変更するものでございます。  2のスケジュールですが、本年7月に解体工事を完了し、千葉県へ返還する予定でございます。  説明は以上でございます。 199 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等お願いいたします。椛澤委員。 200 ◯委員(椛澤洋平君) では、この件については、一括で伺いたいと思います。  新たに100日間、工期延長されるということでございます。一定の人工だとか期間がふえれば、コストは変わるんだろうとは思うんですが、契約金額等々について変更がないのかどうか、伺いたいと思います。 201 ◯委員長(植草 毅君) 営繕課長。 202 ◯営繕課長 工事請負代金につきましては、今回の工期延長につきましては、受注者から工期延長の請求がありまして、延長理由につきましては、くいの引き抜き工事において十分な安全対策を講じた施工方法に見直すということで、時間を要するということでした。  工事請負契約におきましては、施工方法等につきましては、設計当初等に特別の定めがない限り、受注者がその責任において定めることとしており、今回の工期延長につきましては、発注者の責めに帰すべき理由とは認められないことから、増額は行わないということで、受注者のほうと協議いたしまして、協議は完了しております。  以上でございます。 203 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 204 ◯委員(椛澤洋平君) 協議も完了しているということであって、しわ寄せが及んだらいけないなという懸念があったものであります。協議が済んでいるということであれば、あれなんですが。  事故が起きずに、今後もくい抜きの部分に関しては、工事が完了するように、引き続き、適切な指導、監督を教育委員会がしていただきたいということを申し上げまして、本件には賛成をいたしたいと思います。  以上です。 205 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 206 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第53号・旧千葉市立磯辺第二小学校解体工事に係る工事請負契約に関する議決事件の変更についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 207 ◯委員長(植草 毅君) 賛成全員、よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。  それでは、説明員の入れかえをお願いいたします。御苦労さまでした。               [教育委員会職員入れかえ]                  議案第44号審査 208 ◯委員長(植草 毅君) 次に、議案第44号・県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。学校教育部長。 209 ◯学校教育部長 学校教育部でございます。よろしくお願いいたします。  座って説明させていただきます。  議案第44号・県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について御説明をいたします。  議案書の87ページを、説明資料につきましては5ページをお開きいただければと思います。
     説明資料にて御説明させていただきます。  1の趣旨でございますが、国において法律が改正され、下の図に示しておりますように、平成29年4月1日から千葉市に給与負担等が移譲されることに伴い、小学校、中学校及び特別支援学校の教職員の給与や、勤務時間、休暇制度等を定めるための関係条例の整備に関する条例を制定するものでございます。  6ページをごらんください。  主な内容でございますが、県費負担教職員の給与や勤務時間、休暇制度等について、規定を整備するとともに、移譲後も不利益が生じないようにするための経過措置を定めるものでございます。  少しまとめて御説明いたしますので、順不同となりますことを御了解ください。  (1)千葉市職員の給与に関する条例の一部改正と(9)千葉市職員の旅費等に関する条例の一部改正ですが、教育職の給料表等を千葉県の制度に合わせるとともに、千葉県の給与条例で受けていた給料が下がらないよう、経過措置を定めるものでございます。  また、教育職給料表の改正に合わせて、旅費の支給区分を定めるものでございます。  次に、(2)、(4)、(6)、(8)、(10)、(11)、(12)でございますが、退職手当の額や、移譲前に千葉県の制度で承認された休職、休暇、休業等を移譲日をまたいで継続することができる経過措置を定めるものでございます。  次に、(5)と(7)についてでございますが、これまでと同様に、特殊勤務手当や教職調整額を支給するため、千葉県の制度に合わせるものでございます。  次に、(3)職務に専念する義務の特例に関する条例の一部改正ですが、法律の改正に伴いまして、条例上の県費負担教職員の文言を削るものでございます。  最後に、(13)につきましては、移譲後は、他の市費負担職員と同じ分限条例の適用を受けることから、既に無効となっている条例を廃止するものでございます。  3の施行期日でございますが、平成29年4月1日からといたします。  以上でございます。 210 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等ありましたらお願いいたします。椛澤委員。 211 ◯委員(椛澤洋平君) 一問一答でお願いをいたします。  まずは、今回、移譲に伴いまして最大のポイントは、この学級編制を行い、教職員配置ができるということで、その権限の中で、いわゆる少人数学級へ向けた取り組み、また、教員多忙化解消、こういった点について、我々としては期待をしたいと思いますが、いろいろ条例については書かれているわけでありますが、具体的な中身について、ちょっと伺いたいと思います。 212 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 213 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  中身と申しますと、何年生まで何があってとか、そういうお話でしょうか。(椛澤委員「大枠でどういうふうに、方針でやっていくか」と呼ぶ)学級編制の部分で。  学級編制というのは、小学校4年生まで35人学級と。  大枠の捉え方としましては、小学校から中学校までの発達段階に応じて学級編制、それから教職員の配置を見直していったという部分でお考えいただければと思います。要は、小学校4年生まで、やはり学校での生活習慣とか、それから学習習慣とかを定着させるという意味で、あと特別な支援を要する子たちが多いということで35人学級にしたと。同時に、やはりポイントは、私は小5、小6という部分もあろうかと思います。要は、中1ギャップという言葉がありますけれども、その中1におけるハードルを低くするのではなく、それを乗り越える子たちをどうつくっていくのか。そういう面では、小5、小6の職員配置を厚くしていく。すなわち、教科担任制の導入とか、そういう部分で小5、小6を手厚い、やはり何人かの目による教育をしていきたい。  今までは、基本的には学級担任と1対1でしたけれども、1対1以上の人間と接することにより、多様な見方ができるような子を育てていく。同時に、学力の向上にもつながることによって、中1ギャップというものをある程度乗り越える子たちができるであろうと。同時に、中学校においては、少人数学級よりも少人数指導という部分で手厚くすることによって、学力の向上、生徒指導の充実を図っていく、このような考え方、すなわち、最初にお話ししましたけれども、小学校、中学校の成長段階を一連の流れの中で見詰め直して、その学年学年で何が必要なのだろうかと、そういう視点で学級編制、教職員の配置を組んだ次第でございます。 214 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 215 ◯委員(椛澤洋平君) 我々、現場の教員の皆さんの声、いろいろ伺ってまいりまして、いわゆる少人数学級に向けた運用配置、ちょっと今、説明、余りなかったですけれども、いわゆる非常勤をいろいろ配置をしていくんですよという方針が示されているわけですよね。それについて、どこまで、要は、適切に、要望があったら応えられているのか。または、現時点で要望があるんだけれども、ちょっとそれ応えられないなというようなことが現実、起きているのか。その辺について、ちょっと伺いたいと思います。 216 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 217 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  そこら辺においては、今、ちょうど学校長との面接が終わりまして、学校からの要望をお聞きして、今、教職員の配置をしておるところであります。その中で、やはり校長のほうと互いに理解をし合う中で、非常勤も含めて配置をしておるというような部分で、今現在、円滑に進んでおります。 218 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 219 ◯委員(椛澤洋平君) 先般の予算審査分科会で伺った代替の教員、産休であるだとか病休であるだとか、10名程度いらっしゃるんだという、質疑で御説明があったと記憶していますが、このいわゆる権限移譲で、もう一回、今、代替教員で先生が来ないよ、そういう学校の改善、これ速やかにやっていく必要があると思います。  その点について、再度、ちょっと見解を伺いたいと思います。 220 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 221 ◯県費移譲課長 前回の場で、教職員課長のほうから、そういうお話があったかと思いますが、それは基本的には、人がいないという部分が現実問題としてありまして、今、講師の登録というものを3回行いまして、今、ストックのほうをしておるところでございます。そういう中で、4月段階では穴があかないような形で、今、学校長のほうと配置のほうを詰めておるところでして、原則、そういうことが起こらないようにという部分、それはもう教職員課も同じ思いで、教育委員会全体がそういう思いでやっておりますので、そこら辺はあえて申し上げさせていただきます。 222 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 223 ◯委員(椛澤洋平君) 現場から、本当に来ないよということで、そういう中では、現在いらっしゃる教頭先生を初め、いろいろ負担があるんだというお声も寄せられております。  今の答弁で、やっていくという強い決意というところも伺いました。ぜひ、今回の移譲、この条例含めて、権限が強化される中で、現場で働く教員の多忙化解消、少人数学級を推進していくと、こういう方向できめ細かい教育をやはり千葉市の子供たちに届けていくと。教育委員会もしっかりそのために頑張っていただきたいということを申し上げまして、本件には賛成いたしたいと思います。  以上です。 224 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。渡辺委員。 225 ◯委員(渡辺 忍君) では、一問一答でお願いします。  今回、この県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う関係条例の中で、全体としては給与などが地域手当の部分がふえて上がるということで、金銭的なメリットは、教職員の方の個別の生活について大きなメリットではあると思います。  一方で、休暇に関しては、大きく後退する部分もあると考えていて、特に私自身の経験から、子供の休暇のところは強く、子供休暇で行事などでもお休みをとりやすい環境であったところが、今後は看護という部分でとるなどと、理由についても多少限定されてきてしまうのかなと思いますけれども、このあたりに関して、現場ではどのような声が上がっているか、お示しください。 226 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 227 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  確かに教育現場というのは、女性が多い現場であります。そういう中で、今、委員おっしゃったように、学校現場では、特に学校行事への参加で特別休暇をとれるという部分が非常に大きな、ある面いいものであったというような認識は、私どもも当然持っております。  しかしながら、市の職員になるという部分で、まずは今までお話ししましたように、まずは市の制度というようなことで、いろいろ意見交換をさせていただきました。そういう中では、やはり現場の声としましては、何とか子供の行事で休むことができないだろうかと、そういう声は、本当にたくさんあったのは事実であります。  そういう点からして、やはり管理職はそこら辺について、どういう意識を持ってその休暇という部分を職員に気持ちよく与えることができるか。そういう点において、まずもって対処していきたいと思っておりますが、現場からは、かなり子育て休暇の行事に対する要件がなくなるという部分は大きな声が上がったところでございます。 228 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 229 ◯委員(渡辺 忍君) そうだろうなという、まさにそういうところでありますので、市の制度に合わせる方向で、今回、組合のほうとも妥結というんですか、ちゃんと理解をされているというふうに、一応の理解はあったとされておりますけれども、今おっしゃっていただいたように、最大限、現場では職員のワーク・ライフ・バランスに気を使っていただく必要がある部分なのかなと思います。  この制度でとれていたから、本人は気を使わず、今まで申請ができていた部分に関して、制度を超えてとれないので、結局、全部全て有給休暇ということになっていくと思うんですけれども、このあたり、管理職として、まだ若年の、入りたての新人の教職員の方に対して、どういったケアをしていくように指導いていくか。具体的な何かそういった取り組みというか、今後、検討していることなどはありますでしょうか。 230 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 231 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  具体的にどういう取り組みをというお話ですが、それにおいては、今現在は正直言ってございません。しかしながら、今まで管理職もその特別休暇を使えたというのは事実でありますので、そういう面からして、やはり学校職員は正直言いまして、なかなか有休も使わないという現実がございますので、そこら辺において、やはり管理職がきちっと、入学式があるんだね、じゃ、お休みとりなさいと管理職から声を投げかけるというようなものが、極めて今後大切になってこようかと思いますが、実際今、学校現場でも管理職って大体そういうスタンスでありますので、そこら辺はもう一度、校長会、教頭会等とそこの趣旨をきちっと話をしまして、こちらから声を投げかけるということがまず大事ですよという話はさせていただこうかと思っております。 232 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 233 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  そうですね、全ての教職員の方の、管理職だからって同じようにお子様の、大きくなってもお子様の行事もありますし、子供を育てている家庭というものをしっかりと意識して、イクボス宣言もしている千葉市でありますので、そういったケアのできる現場であってほしいなと思います。  あと、今いただいた中で、有給休暇がそもそもとりにくいところが、学校現場の厳しさを物語っているなと思いますので、数値で見ていくだけではないと思いますけれども、有給休暇、この制度が変わって取得率、子供関係の介護休暇と有給休暇等の変化、あると思いますけれども、しっかりウオッチしていきながら、教職員の健康も守りつつ、ワーク・ライフ・バランスも守りつつ、すごくいろいろとケアすることがいっぱいあると思いますけれども、対処していただきたいなと思いました。  議案に関しては、全て賛意を表します。 234 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。酒井委員。 235 ◯委員(酒井伸二君) 一括で、大きく2点だけ、お伺いします。  一つは、今さらなんですけど、これいつぐらい、何年ぐらい前からこういう政令市としては要望してきたのかというんですかね、働きかけをしてきたのかという、ちょっとそれをもう一回、お伺いしたいというのと、それからもう一つは、空気感を知りたいというんですかね。今いろいろ質疑があって、現場のほうでいろんな声があってなんていう話は伺ったんですけども、じゃ、例えば、今回いよいよ千葉市もこういう形に変わるねっていったときに、空気感的にはどんな感じなのかなっていう。  これは2点伺いたいんですけど、例えば、教育委員会側からすれば、一つ大きく裁量みたいなものが市の教育委員会にのしかかってくるわけですから、いよいよというような、何となく空気感なのかなっていうのもあれば、現場の先生方からすると、例えば、余りさして、例えば、今回の変更がそうでもなく、むしろ事務のほうできちっとやってくれよ、事務処理っていうんですかね、きちっとやってくれよぐらいの話なのか。いやいやそうじゃなくて、現場の先生方も何か一つの変わり目ということで、何かそんな雰囲気なのか。  この県費移譲に伴う、ちょっとそのあたりの感触というのは、教育委員会サイド、それから現場サイド、どんなふうに捉えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 236 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 237 ◯教育次長 この県費移譲に関する流れ、過去の経緯ですが、はっきり何年からとはちょっと今申し上げられないんですが、相当前から政令市における教員の給与負担と権限のねじれというのは大きな課題になっておりました。いわゆる白本ですとか、政令市の要望等で、事あるごとに解消してくれという話はしておりました。  当時、平成25年だったですかね、いわゆる行革の一環として、大きな、これは行革の一環の改革であろうということで、総務省主導で各政令市に働きかけて、政令市とそれぞれの県が調整をして、政令市一丸となって財源の問題、権限の問題等を検討してきたということで、いわゆる行革面からいっても、大きなこれは出来事であったかなと実感しております。 238 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 239 ◯学校教育部長 先ほど、学校の空気感はどうかという御質問ですけども、教育委員会として、これ非常に大きいのは、今まで学級編制だとか教員の配置というのは、ほとんど県のほうの基準ということで合わせてまいりました。そういった意味では、これが財源もそうなんですけども、権限が市に移譲されると非常に大きいと考えております。  そういった意味では、教育委員会といたしましては、私どもとしましては、非常に責任が重くなったということは重々承知しております。今後、やっぱり教職員の負担軽減だとかそういったことも含めて、やっぱり検討していく課題が多いとは捉えております。  あと、現場の声ですけども、これやはり先ほどの休暇とかいろいろあったんですけども、総体的に今までと条件等それほど変わらないという空気が大きいと思います。  そういった中で、非常に期待も大きいと考えていますので、その期待に添うように、これからの学校経営等も検討していきたいと考えています。  以上です。 240 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 241 ◯県費移譲課長 私のほうから、実務的な部分で、今の酒井委員の御質問に簡単にお答えさせてください。  まずは、教育委員会側としては、この県費移譲、非常に大きなものとして捉えておりまして、御承知のとおり、教育委員会の人事管理系の組織の見直しもかけて学校現場に対応していくという部分で、極めて重く受けとめておるところでございます。  その中で、今度は行政職員と教育職員が一体となって学校へ服務管理をしていくというような体制になっているところであります。  そしてあともう一つ、現場の部分ですけれども、私ども基本的には、この県費移譲を機に、現場に混乱を起こしてはいけないというのが大原則で、業務のほう進めてまいりました。そういう中からしても、学級編制と、それから小学校12学級以下の音楽専科の配置とか、それからあと5、6年生の理数教育の充実とか、県にないものが今度は千葉市で行いますので、そこら辺においては非常に喜んでいただいておると、これは自信を持って、ある面、言えるのかなと思っております。  以上です。 242 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 243 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございました。  まずは、1点目の歴史というんですか、ここに至るまでというか、相当前からという、それから行革の一環だというお話がございました。改めて、そうやって我々も考えると、本当にそういう重大な案件というのが、いよいよこの4月から始まるんだなということを考えますと、だからこそ、やっぱり我々もしっかりそういう捉え方をしていかなきゃいけないなというふうに思いますし、逆に行革の一環ということは、ひょっとしたら、この案件以外の市長部局でもあるような行革の、何かそういうところを突き動かすようなことにも、ひょっとしたらなっていくのかもしれない。ある意味、政令市にこういう一つの権限を持たせていくことによって、より他の施策についても拍車をかけていくようなことになるのかもしれませんので、そういう意味では、そういう緊張感のもとでやっていただきたいなと思います。  それから、後者のほうの質問については、責任の重さとか、いろいろ現場に混乱を来さないようというようなお話がございました。  一つは、ここに至るまで、恐らく多分直接的にかかわっていらっしゃった職員の方、相当大変だったんだろうなと、私は思います。そういう意味では、本当に皆さんで、今、一番大変な思いをされて、多分調整されてきた部署なんていうのをしっかりとバックアップしていただきながら、本当に無事故というか、いい形で制度をスタートしていただきたいなと思いますし、せんだって予算審査特別委員会のときに、最後、教育長なんかも、かなり気合いを入れてということでお話も伺っています。  そういう意味では、非常に皆さんにとっては大きな責任の転換点だということで、本当に大変だと思いますけれども、うまくしっかりフォローし合って、くれぐれもお体、体調など崩されないようにやっていただきたいと。  ただ、あとはいろいろ現場の先生方にいろいろ気遣ってというようなお話もございましたけれども、もっと大きな目で見れば、やはり子供たちというのが我々の一番主体なわけですので、こういった変革とか変化というものを通して、本当に千葉市の将来の子供たちへ与える影響というのが向上していく、そこが一番主眼だと思いますので、そういう意味では、ぜひそうした視点でというか、どこまでも子供たちに軸足を置いた上で、いろいろな諸調整を行っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 244 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 245 ◯委員(小川智之君) 一問一答でお願いいたします。  今回の条例改正は、もろもろ合わせた部分で細かい話をしていくと切りがなくなっちゃうので、ちょっとざっくりした大枠の話に今回はさせていただきたいと思うんですが、これまでも県費移譲に関しましては、るる話をしてきましたので、ある程度理解はしてきてはいるんですけれども、多少気になるところというのが、例えば、行革の一環ということで今話がありました。今度から市の職員になるということですけど、市の職員というのは、これまで行革の一環の中で退職不補充みたいな形の中で、人員を減らしていく傾向にあった。そうなってくると、同じ市の職員という位置づけの中で、教職員という位置づけがどのような感じで千葉市の行革のメニューの中に組み込まれていくのかという、そこら辺はどうなっているのか、お伺いいたします。 246 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 247 ◯教育次長 一般職と教職員の大きな違いというのは、国庫負担がついてまいります。国の定数に縛られるというところがございますので。国の定数に縛られる、いわゆる一般職と同様な定数削減計画みたいな、定員管理計画みたいなものは働きがたいのかなというところはあると思うんですが、そこも含めて、まだそこまで議論は深まっていませんので、そこは総務局等々とも協議をしながら進めていきたいと考えています。 248 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 249 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  一方で、以前のようないびつな採用結果によって、例えば、私の年代というのは、ほぼ採用がなかったんです。そうすると、この層ってすごく薄い。最近は、結構かなり補充をしていて、20代の層というのは厚いとなってくると、結構千葉市の職員の人員計画に与える影響というのは非常に大きくなってきているんですが、そこら辺のいびつさの解消というのはどのように考えているんでしょうか。 250 ◯委員長(植草 毅君) 教職員課長。 251 ◯教職員課長 教職員課でございます。  採用時におきまして、採用の年齢を60歳までということで撤廃しておりまして、その中で年齢制限はございませんので、本年度でいいますと40歳以上とか50歳代の方も採用になっております。そういった部分での調整も今しているところでございます。  以上です。 252 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 253 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  いろいろな面で権限が移譲してきて、財源も移譲してきてという部分で、いろんな部分があるんですが、当然やりたいことをやるにしても、お金がやっぱりついて回る。それは、国費で賄われない部分があるし、当然市費、市単で計上しなきゃいけない部分も今後、恐らく出てくるのではないかなと思いますので、その中でやっぱり我々としてもしっかりとした大枠の中で、市の、教育は充実しなきゃいけないんだというのはわかるんですけど、今までどちらかというと、県費頼りだったから、ある意味、言葉は悪いですけど、無責任的な部分があったんですけど、我々もかなり責任感を持ちながら市の教育改革というのを進めていかなきゃいけないのかなというふうに強くは感じているところであります。  これからは要望というわけではないんですけど、自由な人事の裁量が出てきたということもありまして、要望というか質問に近いのかな。これまで、どちらかというと、教育委員会に上がっていく人って、結構偏っていたんですよね。例えば、きょう、今、教育委員会にいらっしゃる皆様方は、現場になかなか帰れずじまいの方が非常に多い。でも、実際、皆さん、教員やりたくて教員やっていたと、教育長もそうだと思うんですけど。でも、やっぱりどうしても教育委員会に上がってくる人は教育委員会に上がってくる。片や一方で、校長までやってるんですけど、一回も教育委員会を経験していないという方もいらっしゃる。
     でも、実際問題、私なんかが感じるのは、せめて管理職をされる教頭とか3番目の教務主任とか、やっぱり管理職になろうとされる方は、ある程度千葉市の考える全体的な教育委員会の考え方という部分を学ぶ、学ぶというのも変ですけども、その上でも、やっぱり教育委員会を経験すべきなんじゃないかなと考えています。  そこら辺の、これからはどちらかというと、人事の交流、交流というのは今までどちらかというと、わざわざ出向してというすごい難しいところがあったので、どうしてもそれなりにいつも経験者をある程度、こういうふうに引っ張られていくような感じになりましたけど、そこら辺の人事交流についてはどのように考えているのか、お伺いします。 254 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 255 ◯学校教育部長 私自身も、教員から行政に入りましたので、ただ、行政で非常に勉強になることもたくさんありますので、これがまた学校経営に反映させていければというふうには常に考えております。  今、行政経験が偏っているんじゃないかという話なんですけども、今、行政と教員の少し人事交流を図っていこうということで、それも若いうちに少しそういった経験ができないかということについては、今、検討しているところでございます。  適材適所というのがございますけども、いろいろ経験をすることによって培われる力というのもありますので、その辺も踏まえてやっていきたいと考えています。  以上です。 256 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 257 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  ぜひそういった観点から、人事交流とか人材の動かし方をしていただければと思います。  あと1点、気になったのが、今度は例えば、これから東葛地区に異動したりとか、いろんな結果、異動したりとかなったときの、そこら辺の手続というのはどんな感じになっていくんですか。 258 ◯委員長(植草 毅君) 教職員課長。 259 ◯教職員課長 教職員課でございます。  人事交流につきましては、各教育部署と、本年度までと同様な形で行っていくということで、県のほうとは調整しております。  以上です。 260 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 261 ◯委員(小川智之君) わかりました。  いずれにいたしましても、これからも有用な人材が千葉市の中で育っていくように、これからも努力のほう、よろしくお願い申し上げます。  以上であります。 262 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 263 ◯委員(川合隆史君) 一問一答でお願いいたします。  今回のこの条例の制定に関しての内容というのは、見る限りですと、現場のほうで混乱が起こらないように経過措置していこうということで、そのことに関しては、現場のほうも混乱しないなというところで、非常にしっかりと考えていただいているなということがあるんですが、内容を見ると、休暇等のそういうことに関しては、1年間の、平成30年3月31日までということでの経過措置。給与面に関しては、平成32年、3年間の経過措置をとっているというように見られるんですが、現状、例えば、給与が3年間の経過措置ですから、県との整合性というのはしっかりととっていかれると思うんですが、今後、県と人事交流もされていくということを踏まえると、本当に大きく県と市のほうで給与が変わることが想定されることというのもあると思うんですが、そこに関しての考え方というのはどういうふうに捉えているか、わかれば。  例えば、きっと市外からも先生は今後、入ってきますし、市内の先生方も市外に出られることというのもあると思うんですが、3年経過した後に、給与面で大分差が生じてしまうことというのが、僕らも3年先のことというのがなかなか難しい、今話し合うのは難しいんですけれども、そういう意味での、本当に立場、給与に関しての差異が生じてしまった場合とかというのは、何か今後、協議ができるのかできないのかというところも含めて、そこに関しての想定はどういうふうに考えているのか、教えていただきたいんですが。 264 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 265 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  給与の差異というのは、教員の給料表においては当然出てまいります。給料という部分は、これは全国人事委員会のモデルを使いまして、県も市もやっておりますので、給料表自体は変わりません。ただ、御承知のとおり、地域手当が変わりますので、それにおいては、千葉市のほうが後々ずっと上がって、よくなっていくと、これは間違いない事実であります。  しかしながら、あともう一つあるのは、今度はそれぞれ人事委員会が変わってきます。県の給料においては、千葉県人事委員会の勧告にのっとって給料は変わっていく。今度は千葉市の場合は、千葉市の人事委員会の勧告によって給料が変わっていくというような想定はありますけれども、そこにおける大きな変動は、私どもは今言えることとしては、大きく差はないであろうと、そう捉えております。  そういう面においては、地域手当分だけ千葉市のほうが多分県よりも給与水準は上がるであろうと。それがいろんなところへはね返ってまいりますので、そういうことを考えたときに、県と、今現在の調整においては、その部分においては、お互い理解済みというような認識ではおります。 266 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 267 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。  先般、予算委員会のときにも、条件面だけの話になってしまうと難しい。当然、ただ経過措置をとっていただいているということで、やはり現状、現場の先生方、現場で働く皆さんの不安を取り除いていただいているというところは理解します。  もう1点、退職手当の額の経過措置も3年ということになっているんですけれども、これは例えば、たしかつい2年ぐらい前にも国のほうでの給与削減があって、3月で退職する先生と4月で退職する先生で数百万円の退職金が変わってしまうということで、実際にはほとんどの先生は退職はしませんでしたけれども、中には退職を3月でされた方もいたとかということで、やはり一生勤めてきた退職金というのは、非常にそういう意味では、その人の権利でもありますし、その人のいわゆる仕事、退職されてからの生活を保障するものでもあるんですが、実際、退職手当に関して、例えば、3年後と5年後で千葉市であると不利益を生じるようなことの想定というのは、今現状はないとは思うんですけれども、そこに関してはどういうふうに捉えているか、教えてください。 268 ◯委員長(植草 毅君) 県費移譲課長。 269 ◯県費移譲課長 県費移譲課でございます。  結論から申しますと、不利益は生じないということを、まず先にお話しさせてください。  この退職手当の経過措置というものは、教員ではなくて、前もお話ししたかと思うんですが、事務と栄養の方々、この方々は給料表が変わってしまいますので、採用年度に立ち返って千葉市の給料表に当てはめていって再計算をしていきます。その中で、例えば、今年度末におやめになられたときの退職手当、それから千葉市に移譲されたときの、来年度やめたときの退職手当、そこに差があった部分について3年間においては、もし下がった部分においては保障していくと。  私ども、実はモデルによる計算をしてまいりました。それによると、退職手当の経過措置の適用を受ける職員は、現在の計算においてはいない見込みであると。よって、一番最初に申しました不利益は生じることはないであろうと、こう考えております。 270 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 271 ◯委員(川合隆史君) ありがとうございます。よくわかりました。  そこまでしっかりと想定していただいているので、今回、これは非常に千葉市にとっても大きな変化を生じる部分でもありますし、また、今後の千葉市の教育という意味では、非常に期待をする部分でもあります。  それを支えていただくのは、当然現場で働く先生方でありますし、先生方が安心して、不安のない形で生活をしていくことというのを裏づけるものでなければならないところにしっかりと今回は経過措置をしていただいて、不安がない移行に努めていただいているということは非常にしっかりと制度設計していただいているなということだと思いますので、我が会派としても、これに関しては賛同させていただきたいと思います。  以上です。 272 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 273 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第44号・県費負担教職員の給与負担等の移譲に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 274 ◯委員長(植草 毅君) 賛成全員、よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。  審査の都合により、暫時休憩いたします。  なお再開は午後1時といたします。お疲れさまでした。                  午前11時58分休憩                  午後1時0分開議 275 ◯委員長(植草 毅君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。                  議案第45号審査 276 ◯委員長(植草 毅君) 議案第45号・千葉市学校給食センター設置管理条例の一部改正についてを議題といたします。  当局の説明をお願いいたします。学校教育部長。 277 ◯学校教育部長 学校教育部でございます。よろしくお願いいたします。座って説明させていただきます。  議案第45号・千葉市学校給食センター設置管理条例の一部改正について御説明をいたします。  議案書の104ページを、説明資料は43ページをお開きいただければと思います。  説明資料に基づきまして説明させていただきます。  1番の条例改正の概要でございますが、千葉市こてはし学校給食センターの供用を開始するとともに、千葉市若葉学校給食センターを廃止するため、条例の一部を改正するものでございます。  次に、2、千葉市こてはし学校給食センターの概要ですが、本事業は、老朽化した若葉学校給食センターにかわる施設として、こてはし学校給食センターを再整備したものでございます。  施設の主な特徴ですが、調理室の床を乾いた状態で使うドライシステムの採用など、衛生管理の徹底や食べ残しなどの残滓を完全再資源化をする、そういったものが主な特徴として挙げられております。  3の学校給食センターの概要につきましては、表に示したとおりでございます。  今回のこてはし学校給食センター供用開始により、本市中学校給食における三つの給食センター体制の再編が整うことになります。  なお、若葉学校給食センターにつきましては、市として利活用がないことから、平成29年度に解体の実施設計、平成30年度に解体工事を行う予定でございます。  最後に、施行期日でございますが、平成29年4月1日でございます。  以上で、説明を終わりにいたします。 278 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等ありましたら、お願いいたします。椛澤委員。 279 ◯委員(椛澤洋平君) 一問一答でお願いをいたします。  まず、今回、若葉学校給食センターからこてはしのほうに変わるということで、具体的な、今、設備的な向上が図られるというのはわかりました。具体的な給食の中身を含めて、ほかに向上されるような面があるのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 280 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。 281 ◯保健体育課学校給食担当課長 保健体育課学校給食担当課長でございます。  まず、大宮学校給食センターと新港学校給食センターの衛生管理と同じように、安全衛生HACCPを活用した安全衛生の徹底はもちろんなんですけれども、あと具体的に細かいところでいいますと、太陽光発電の一部活用とか、主要照明器具のLED化という設備的な面と、ライフサイクルコストの削減というものがありまして、実際に具体的な給食の内容については、今までと同様、学校給食センターにいる栄養士と協力しながら調理員が実際行っていくということでございます。 282 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 283 ◯委員(椛澤洋平君) あと、今回、新たに建てていく中で、ほかの給食センターの兼ね合いが出てくるんだろうと思います。給食センターが、何年供用していく見通しであるのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 284 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。 285 ◯保健体育課学校給食担当課長 今のPFIの事業では、15年運用を予定しております。 286 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 287 ◯委員(椛澤洋平君) その後、また見直しをしてという形になるのかなと思います。  あと、気になるのが、従来、若葉のところが変わっていく中で花園中だったり、また幕張本郷なんか、場所的には遠くなるんだろうということ、いわゆる配食の時間ですね、これが従来比べて、例えば、遅くなってしまったりだとか、そういう弊害は出るのか出ないのか、ちょっと伺いたいと思います。 288 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。 289 ◯保健体育課学校給食担当課長 説明資料の(2)のウにございますように、14校の給食提供校がございます。この中で、若葉区のみつわ台中と山王中が新港学校給食センターから移管したということで、従来、若葉学校給食センターが幕張西中と稲毛附属中を持っていたんですけれども、そちらのほうは、こてはしのほうからちょっと遠くなるということで、そちらを新港学校給食センターに入れかえたということで、ほとんど花見川区を中心とした形になりますので、そこら辺の配送の時間のほうは工夫をしながら設置しております。 290 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 291 ◯委員(椛澤洋平君) ぜひ遅くなったとか、余りそういうことがないようにお願いできればなと思います。  あと、最後1点、やはり中学校給食においても、やはりアレルギーの生徒さん、ふえているんだろうなと思います。そのアレルギーの児童の件数が何名ぐらい今いらっしゃるのか。この新しいこてはし学校給食センターにおいて、このアレルギー対応等々の充実が図れるのかどうか、伺いたいと思います。 292 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。 293 ◯保健体育課学校給食担当課長 中学校のアレルギーのお子さん、食物アレルギーを持ったお子さんの数ということでよろしいですか。ちょっとお待ちください。  済みません、ちょっと今数字を持っていないんです。それで、中学校のほう、やはり生徒自身が成長段階において自己管理能力を養う必要があることから、アレルゲンを示した詳細な献立表を保護者のほうにお知らせするということで対応しているところでございます。 294 ◯委員長(植草 毅君) 新港学校給食センター所長。 295 ◯新港学校給食センター所長 中学校のアレルギーの生徒の数でございますけれども、平成27年度におきましては、詳細献立という対応をとっております。その詳細献立を配付した実績として444名の生徒さんがおります。  そのほかに、牛乳中止とか全て弁当持参とか、そういう形の生徒はおりますけれども、詳細献立は全てに配りますので、実績として捉えている数は444人でございます。  以上です。 296 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 297 ◯委員(椛澤洋平君) 400名を超えるということでありまして、いわゆる今言われた、詳細献立をやられて対応している中で、アナフィラキシーショックだとか、そういう重篤なものがこれまであったのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。 298 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。
    299 ◯保健体育課学校給食担当課長 アナフィラキシーショックで重篤で緊急搬送されたという、今年度においては小学生は低学年なのでいたんですけれども、中学生においては1人おりました。ただ、これは学校で出した食物アレルギーが、そのお子さんが持っている原因物質ではない形で、何かしらの体調ふぐあいという形で緊急搬送したということで、翌日には元気に登校したということは伺っております。 300 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 301 ◯委員(椛澤洋平君) いずれにしましても、近年、やはり増加傾向であるというところで、食物アレルギーのきめ細かい対応というのは、こてはし学校給食センターでもやはり求められるんだろうと思いますので、安全でおいしい給食を提供する施設として機能をしっかりと高めていただきたいということを求めまして、我々としてはこの議案には賛成いたします。  以上です。 302 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。小川委員。 303 ◯委員(小川智之君) 再度、いろいろちょっと確認をしていきたいんですが、これまでも、こてはし学校給食センターを建てかえるに当たって、中の瓦れきとか出たりだとか、その責任はどうなんだと、最近、昨今で某何とか学園の問題で、いろいろ取り沙汰されていましたけれども、本来的にはああいうものというのは、ちょっとやっぱりさかのぼれないし、わからないというのは、ちょっと我々にはやっぱり不可解な部分があります。  なので、今回、それに対して特に影響があるとかないとかというのはないとは思うんですけれども、何か、そういったものに対する見解とかありましたら、まずお伺いします。一問一答でお願いします。 304 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 305 ◯教育次長 何回か、瓦れきが出てきまして、その費用もかかっているということで御迷惑をおかけいたしました。当然、原因者を特定しなければならないということで、我々のほうも当時の書類の確認ですとか、当時いた方々の聞き取り調査をしたんですが、なかなか原因者を特定できませんで、当時、土地を買った、民地を市が公共施設用地として買ったときに、そこまで確認できなかったというところが現実ということで、後ほど工事が入って初めて瓦れきがあることがわかったということで、非常に我々も遺憾というか、なかなかそういう面がございまして、貴重な税金をそこで使わなければいけなかったということについては、おわびといいますか、当時の確認をもう少し慎重にやっていけばなというようなところであったのかなと思います。 306 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 307 ◯委員(小川智之君) 土地の購入の経緯とか、そういった問題というのは、ちょうど今やっている豊洲の問題だとか、今の瑞穂の国記念小学院とかという問題も、皆そう言って何かもともとの土地の購入経緯もはっきりしないというものに対する、やっぱり市民感情というのが高まっておりまして、この問題も実は、本来ならそういうふうな問題に発展しかねない部分もあるということもありますので、今後、やっぱり土地を購入される際には、そういった調査もしっかりしていただきたいなと思います。  一方で、今度は廃止されます若葉学校給食センターなんですが、一応、利用の予定がないということで解体をされるということなんですが、これは、その後の跡地というのはどうなっているんですか。これは県の所有地でしたっけ。 308 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 309 ◯教育次長 これは市有地でございまして、平成30年に解体工事を予定しておるんですけれども、解体した土地利用については、これは資産経営部ともよく調整しながら検討してまいりたい。ただ、今のところ施設を市で活用する予定はないということで解体することにいたしました。  先ほどの瓦れきの問題、ちょっと蒸し返すようで申しわけないんですけれども、いわゆる瑕疵担保の問題がございまして、瑕疵担保、当時は瑕疵担保責任は契約上うたわれておったんですけれども、工事に全く支障がなかったと、当時は。ということなので、その瑕疵担保の期間が経過したという経緯がございます。  以上でございます。 310 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 311 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  あそこの若葉地区というのは、地区計画の中で、たしか学校関係だけじゃないとだめな地区じゃなかったでしたっけ。外れているんでしたっけ。 312 ◯委員長(植草 毅君) 教育次長。 313 ◯教育次長 あそこは準工業地域で、周りにもうマンションが建っています。 314 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 315 ◯委員(小川智之君) わかりました。隣は、何か看護大学校の隣か何かだったような気がするんですけれども……了解しました。  いずれにいたしましても、貴重な有効な千葉市の土地でありますので、ぜひ解体まで時間がかかりますので、しっかり有効活用していただければなと思います。安易な処分というのは、余りしてほしくないなと思っています。  以上です。 316 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。渡辺委員。 317 ◯委員(渡辺 忍君) 一つだけ質問をしたいんですけれども、今回、新たにこてはし学校給食センターの特徴の中にある残滓のリサイクルというのがあるんですが、これは完全資源化を実施して、この施設だけで今、今後は行うのか、ほかの施設については、今後どうなっていくのか、今現状どうなっていてというのをちょっと教えていただいてもいいですか。 318 ◯委員長(植草 毅君) 保健体育課学校給食担当課長。 319 ◯保健体育課学校給食担当課長 ほかの新港学校給食センターと大宮学校給食センターのほうは資源化をもう既にしておりまして、それで改めてこてはし学校給食センターのほうは、その資源を処分するところも市内の工場を予定しているということです。 320 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 321 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。  そのリサイクルの仕組みが、今回行ったときに、効率的なものなのかどうかのかも判断していたと思うんですけれども、他施設との連携というか、同じような仕組みに乗せるのか、そういったところの見通しがあるのかなというのがちょっと気になったのでお伺いをしたんですが。 322 ◯委員長(植草 毅君) 新港学校給食センター所長。 323 ◯新港学校給食センター所長 新港学校給食センターでございます。  現在の新港学校給食センターと大宮学校給食センターにつきましては、市川環境という会社が請け負っております。今回のこてはし学校給食センターにつきましても、SPCの構成会社の中に入っております。  ただ、新港と大宮につきましては、市川環境の関係会社であります東京都の大田区のほうへ運んでバイオ発酵による発電をしております。  今度のこてはし学校給食センターにつきましては、市内の川崎町のほうに運びまして、そちらのほうは電気に還元ではなくて、メタンガスということで使用するということで、製鉄所のほうに持っていってリサイクルすると。ですから、化石燃料を使わないという、若干そういう違いはありますけれども、ほぼ100%のリサイクル率ということには変わりはございません。  以上です。 324 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 325 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございました。  最後の、これはあれですよね、バイオ発電、都内に持っていっている部分も、もう全部決まってしまっているので、今後の方向性ということでしか検討できないということで理解しました。もともと再資源を出さないぐらいおいしい給食をつくってくださいというところが、それに関してはずっと言ってきているんですけれども、今後も動向を見守らせていただきたいと思います。賛同ということで、よろしくお願いします。 326 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 327 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。議案第45号・千葉市学校給食センター設置管理条例の一部改正を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 328 ◯委員長(植草 毅君) 賛成全員、よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。  それでは、説明員の入れかえをお願いいたします。御苦労さまでした。             [教育委員会退室、こども未来局入室]                  発議第1号審査 329 ◯委員長(植草 毅君) 次に、発議第1号・千葉市子どもの社会的養護検討委員会設置条例の制定についてを議題といたします。  審査の方法でございますが、まず、提出者であります椛澤委員から提案理由を聴取した後、各委員から提出者に御質疑をお願いいたします。  なお、質疑に際し、当局に補足説明を求めたい場合には、その旨、述べていただきますようお願いいたします。  また、提出者におかれましては、答弁は完結にお願いいたします。  それでは、椛澤委員から説明をお願いいたします。椛澤委員。 330 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、よろしくお願いをいたします。  千葉市子どもの社会的養護検討委員会設置条例の制定について、私から説明をさせていただきたいと思います。  今回提案する条例は、やはり児童虐待または育児放棄、こういったものの増加など、社会的養護が必要とされる子供さんが今ふえていると。我々、やはり子供の最善の利益を実現していきたいと。そのためには、やはり里親の普及啓発、里親等の委託推進及び支援、また特別養子縁制度の利用促進、そして子供の養育強化等に関して、これは抜本的に調査、審議をして、市長に意見を述べる、千葉市子どもの社会的養護検討委員会を設置しようと、そういう趣旨であります。  昨今、児童虐待の件数は、皆様御存じのとおり5年連続で増加をしているということで、最多を年々更新をしているという状況でありまして、我々、子供さんたちに最適な環境を提供できるように、一つは施設養護、あともう一つは里親委託、こういったものの養育強化の取り組みが必要だろうということで考えております。  特に里親の委託の推進というのは、やはり喫緊の課題だろうと考えております。例えば、新生児の委託というのは、これは平成25年、千葉市、1人となっております。また、その特別養子縁組については、平成27年度で1人という状況になっている。例えば、委託率についても、これは先進市で見てみますと、静岡市なんかは38%程度あります。福岡市は31%あると。そういう中で、千葉市は今20%ということで、そういう委託率についても上げていけるような努力が必要だろうということが、今回の提案の趣旨でもあります。  もう一つは、兵庫県が望まない妊娠で生まれた新生児の里親の委託事業を、産科医療機関などと協力のもと推進をしているということです。これは、医師会であるですとか里親団体、いろんなやはり関係者を集めて会合を実施して、この事業の充実に取り組んでいると。我々、こういう取り組みにも、やはり学んでいかなければならない。いずれにしても、より多角的ないろんなかかわる医療関係の皆さんだとか、そういう方を含めて、知見をやはり出していただく。  もう一つは、やはりこども未来局のみならず、児相で頑張っていただいているということを重々承知している中で、いろんな部局、保健福祉局ですとか、ほかの部局との、やっぱり縦割りを解消して、強力に社会的養護を進めていくという市のこの政策的メッセージも、こういう検討委員会を設置して、こういう形でやるんだと発信して、強力に推進していくことが、今必要なんだろうと思います。  本当に千葉市で児童虐待などで命を落としてしまうようなことがないように、我々、そういう思いで今回提案をした次第であります。ぜひ、一人でも多くの子供たちに家庭環境の幸福やぬくもりを届けていくと。そういうことでありますので、ぜひ他の委員の皆様方の御賛同を、どうぞよろしくお願いをいたします。  以上です。 331 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等ありましたら、お願いいたします。渡辺委員。 332 ◯委員(渡辺 忍君) 一問一答でお願いします。  一部、ちょっと当局の見解も伺いたいんですけれども、社会福祉法の規定に基づいて、今、既に社会福祉審議会の中でも、児童福祉専門分科会というのがあって、こちらのほうでもさまざまな、今、こういった所掌事務に挙げられているような内容について話し合いをされていると私は考えているんですけれども、こちらでの委員の中で、今回提案されている中で組織するメンバーと、ちょっと重複しているのかなというふうに私自身は考えたんですが、何か逆に相違している部分とか、さらに逆に言うと、もうこの分科会のほうが大きく、いろんな協力体制ができているとか、何か御意見がありましたら、現状についてお話ししていただけたらと思います。 333 ◯委員長(植草 毅君) こども企画課長。 334 ◯こども企画課長 こども企画課でございます。  現在、本市におきましては、児童福祉に関する事項につきまして、社会福祉審議会児童福祉専門分科会を設置しまして、御審議をいただいているところでございます。  社会福祉審議会児童福祉専門分科会には、大学教授、弁護士、それから各医師など、学識経験者並びに民生委員、児童委員や里親会代表などの社会福祉事業従事者20名で構成をしまして、御審議をいただいているところでございます。  以上でございます。 335 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 336 ◯委員(渡辺 忍君) ありがとうございます。実際に、こちらの審議会の中で話し合われた結果、さまざま実際に事業が進んできて、里親に関して、また特別養子縁組については、現在、NPOとの連携の中で、かなり実際に啓発活動なんかも各区で行われていたりして進んできて、実際に里親になりたいと手を挙げる方も、現状ふえてきているように聞いている部分もあります。  また、特別養子縁組は、まだまだもちろん現場では私自身が見ていても、まだもう少し一歩踏み込んで検討するべきじゃないかという事例を聞きますけれども、さまざまな調査研究活動で、今、各地の他の自治体なんかへの取り組みを学習しようとされていることも伺っていますので、私自身、この検討委員会の中で実際に何がこの後話し合われるのか、ちょっと必要性について、いまいち、つかみきれないところがあるんですけれども、そのあたり、どのように考えているか、提案委員の方からお示しいただいてもよろしいでしょうか。 337 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 338 ◯委員(椛澤洋平君) 今御指摘をいただきました、その社会福祉審議会児童福祉専門分科会というのが、年に2回開催されているというのを我々も承知をいたしているところであります。  中身としては、市の予算であったりだとか、プランであったり、こういったものの進捗だったり計画なんかを審議をしている。我々が今回新たに設置する子どもの社会的養護検討委員会というのは、先ほどちょっと趣旨で説明させていただいたとおり、もっと突っ込んだ、どうやって、じゃ、里親を推進していくんだだとか、または、先ほど兵庫県の望まれない妊娠で生まれた新生児への対応だとか、そういったものをもっと深掘りして、やはり多角的に審議する場所として、今の専門分科会だともう少し表面的なというか、中身を専門的にもこの分野に限って、いろんな幅広いやっぱり議論をされるわけでありますから、この分野ということではないということで、そういう違いはまずあるということで、もっとそこをやはり本格的にそこに力を入れてやる専門の検討委員会をつくりたいと、そういう思いでございます。 339 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 340 ◯委員(渡辺 忍君) 大体意図はわかるんですけれども、この審議会でできることと、最終的には市長に意見を述べるということになっておりますけれども、私の認識としては、もう市長もある程度そういったことを学習されて、現場にも声を出して進めていくんだぞということを大きく旗を振っている段階で、それの上でNPOなどとの連携を行って、事業がスタートし始めているところかなと。私自身は、特にこの分野については、自分自身も学んできたこともあり、今から検討委員会として立ち上げて、何かどっちに振れていくのかというようなこととか、どんな手法がいいのとかいうようなところも含めて、今さら議論する段階ではもうないのかなと、これは過ぎたところにまで来ているのではないかなということを感じる部分もありましたので、今回の発議に関しては、既にこの時点は過ぎているということで、反対ということで意思表明させていただきます。 341 ◯委員長(植草 毅君) 川合委員。 342 ◯委員(川合隆史君) 意見を言わせていただきたいと思います。  今、渡辺委員からも御指摘もありましたが、千葉市社会福祉審議会には児童福祉専門分科会も設置されて、そこでも審議している内容もあるということ。それから、千葉市の場合ですと附属機関を設置しようとするときに、既存の専属機関と設置目的が類似しないように、重複しないようにとも記されている部分もあるということ。また、今回、社会的養護に関しては、千葉市だけではなく、当然、国、そして県、市、連携して、いろいろな形で充実を図られていかなければならないということで、いろいろな事業が各いろいろなところで議論され、そういう制度もつくられてきているということにも鑑みますし、当然、千葉市のほうは里親制度の推進事業ということで、先日の予算審査特別委員会でもしっかりと発表もいただきましたが、社会的養護が必要な子たちの里親制度を推進していくということで、いろいろな形で事業も行われている部分もありますので、この条例設置にかかわる発議については、今のところ、思いは当然よく理解はできるんですけれども、設置までするということに関しては必要がないかなと思いますので、私たち会派としては反対させていただきます。  以上です。 343 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 344 ◯委員(小川智之君) では、一問一答方式でお願いします。  先ほど、学校教育審議会のところでも発言があったんですけれども、今、渡辺委員からあったように、ある程度、もう千葉市のほうでは、子供たちの社会的養護に関しては、かなり思い切ったかじをとり始めている中で、仮に、この検討委員会が今の方針はちょっと違うよと、それは変えなさいという結論が出された場合は、どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。それは、市長が受けとめるだけの話だよということなんでしょうか。ちょっとそこら辺をお聞かせ願います。 345 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 346 ◯委員(椛澤洋平君) 先ほどの教育委員会での議論の中であった答申の重みというか、そういうところの考え方の話だろうと思うんですが、ベクトルは多分、我々言ったような、今、市でやっているのを後押しをしていくと、さらに推進させていく、もっと細かい部分で、よりきめ細かい、例えば、兵庫県の望まない妊娠の方の対応であったりだとか、あとは、我々が新たに言っているのは、子供の養育の自立推進なんかも、ちょっと新たな方向性で入れている部分もあります。そういうのをいろいろ議論していただいて、市長に答申をしていただいて、さらに強力に進めていくと。  大まかなベクトルは、もちろん我々もこども未来局の児童相談所の取り組みも十分承知をしていますし、それを後押しをしてくというような方向性で考えていますから、大きく変わるようなことではなくて、より細かい具体的な中身をより深掘りして進めていく、そのためのものだというふうに御理解をいただければというふうに思うわけであります。 347 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 348 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  まず、私がやっぱり審議会に持つイメージというのは、これからどうしようかという段階において、その方針を決めるに当たって、市長が早い話悩んでいるというか、悩んでいるわけじゃないかもしれないですけれども、後押しが欲しいのかしれないですけれども、ものに関してこれからどうしましょうかということを諮問して答申してもらって、最終的に政策決定に従っていくという部分があるのに、今もうある程度方針が決まっているのに、今からもう一回後押しするために審査をかけて、仮にもしそれがブレーキをかけるようなことが起きたら、普通の場合では、余り置く意味をなさなくなる、逆効果になっちゃうおそれも、リスクもあるわけで、後押ししたいという気持ちはわかりますし、我々も、それは逆に言うと、我々が議会の中で意見をすることが一番の後押しなのかなと、私は思っておりますので、この形で屋上屋を重ねるということは、逆に極めてリスキーなのかなというのが、私の所感であります。  そういったことを考えますと、今あるやつをしっかり進めていただくこと、本当にほかの委員と同じように、この方向性というのは、基本的には余り変わらない中で、皆さんがやっぱり重要な課題として捉えておりますので、しっかり議会が後押ししていくことを前提としていく上で、これについては、この発議については、大変申しわけないですけれども、反対ということで意見を述べさせていただきます。 349 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 350 ◯委員(酒井伸二君) 1点だけ、ちょっと当局にだけお伺いをしておきたいんですけれども、今回、子供の社会的養護という非常に重要なテーマだなと思っております。  基本的に、この発議が出されて、ただ中身はどちらかというと里親の普及啓発とか、この辺の事業を所掌事務とするというような、そんなイメージで捉えていたんですけれども、先ほど椛澤委員のほうからお話あったのでは、そういう里親というのもあるんだけれども、どちらかというと、今、子供たちをめぐる社会的なさまざまな困難ケースというか、いろんな問題にしっかり対応していくというようなお話もあったので、今、私の認識するところでは、子供たちをめぐるさまざまな、今、社会的問題ということで、虐待にしろ、貧困にしろ、いろいろネグレクトにしろ何にしろ、本当に社会的にもかなり環境が複雑化してきている中で、本当に難しいケースというのに現場ベースで非常にぶち当たることも多くて、そういったところでは、たしか、こども未来局のほうを中心に、現場のそういういろいろな部隊含めて、要保護児童対策地域協議会でしたっけ、要対協とかというような組織もあって、本当にそういう困難なケースなんかにも対応していけるような、ある意味、セーフティネットではないんですけれども、一つの行政側の体制があるんだと。そういう困難なケースにも一つ一つ対応していくために、定期的な会議も開催しながら、緊急事態があればぱっと関係部署を集めてというような、そんな体制があると認識しておるんですけれども、その辺、ちょっと改めて御説明いただけますか。 351 ◯委員長(植草 毅君) こども家庭支援課長。 352 ◯こども家庭支援課長 要対協でございますけれども、要対協は、要保護児童と配偶者からの暴力を受けた被害者の早期発見と適切な保護のために、関係機関が連携している会議でございまして、困難なケースがあれば、事例検討ということで関係機関が集まって、そのケースの一番いい方法とか、対処方法を考えて、今後の方針を出しているようなところがあります。
    353 ◯委員長(植草 毅君) 児童相談所長。 354 ◯児童相談所長 要対協について、実際の現場について少し御説明したいと思うんですけれども、実際、かなり困難だろうというようなケースが各関係課のほうで把握しますと、それについてみんなと関係機関で共有しようということで招集します。すると、例えば、このケースだと、こういう状況になったら、じゃ、例えば、児童相談所のほうに通告して、それで保護しましょうですとか、ここまでは見守りしましょうとかというようなことを話し合う場でして、それには主たる機関というものを定めまして、そこが中心となってやると、そのような形で取り組んでいるところでございます。 355 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 356 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございます。  今、御説明いただいたところの仕組み、体制というのは、いつぐらいからどう立ち上がって、今、実際にそういった体制というのは、そこそこ機能してきているのか、まだ例えば、課題があって、どんなふうにしていかなきゃいけないのか、いつぐらいから始まって、今どんな状況かというところを、お伺いできますか。 357 ◯委員長(植草 毅君) こども家庭支援課長。 358 ◯こども家庭支援課長 こども家庭支援課です。  要対協は、平成21年7月から本市に設置されまして、会議自体は代表者会議と実務者会議、個別ケース検討会議がございまして、三層構造になっております。そちらのほうは、各ケースを管理するやつは、年3回定期的にやっておりまして、今のところ問題なく児童虐待等の把握をしているところでございます。 359 ◯委員長(植草 毅君) 酒井委員。 360 ◯委員(酒井伸二君) ありがとうございました。  済みません。ちょっと何か話がそれたわけではないとは思っているんですけれども、本当に子供の社会的養護という部分をさまざま、我々検討していくときに、今大事なことは、ちょっと今、当局にも確認させてもらった要対協とか、やっぱり本当に現場ベースのさまざまな困難事案に的確に対応していけるような体制づくりこそ、我々求めていきたいなと思っていますし、また、もう一つ、今回テーマに上がっている里親問題、これは我々会派も本当に力を入れてきて、平成27年度から実際には制度の推進事業なんていうのも始まってきておりますし、ある意味、我々として今回テーマに上がっているところを求めたい部分というのは、一つ一つ、今、手は打たれてきているのかな。  むしろその中身をしっかりと充実していただくようなことは、我々として見守っていきたいと思っていますけれども、あえて、先ほど各委員から出ているような検討委員会というものを設けたときに、ちょっと位置づけというか、今、そこで検討する場を持つというよりも、本当に今ある、そういうさまざまな制度だったり、セーフティーネットに当たるそれぞれの協議機関、そういったところでのやはり対応、中身を充実していただくことが重要なんではないかなというふうに、我が会派としては思っています。  あともう一個申し上げるとすると、子供の社会的養護というのを、もう少し全体的に俯瞰をしたときには、やはりもっと大きな社会問題というんですかね、子供の分野以外にも、例えば、今、国のほうでも地域共生社会なんていうことを言われていますけれども、高齢者の福祉の問題、それからこういう子供たちをめぐる問題、それから障害者の問題とか、本当に地域に眠るさまざまなこういう問題というのを全体的に俯瞰をしながら、全体が本当に連携をしていけるような仕組みというのを、むしろそんな仕組みのほうが、私は今後、国の動きを見てまして、我々も市議会レベルでしっかり検討していかなきゃいけないテーマかななんていうふうには思っております。  そういった意味で、いろいろ申し上げましたけれども、今回提出された発議に対しては、会派としては賛同しかねるということで申し上げておきたいと思います。 361 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。中村委員。 362 ◯委員(中村公江君) 私のほうからは、今回、この出されるに当たって、私たちも当局ともやりとりをしましたけれども、この条例を出さなくても全部これは対応できるのかということになると、そうではないという話も含めてやりとりをしたかなというふうな記憶があります。  それと、先日、千葉性暴力被害支援センターちさとというところにも行かせてもらったんですけれども、そこではやはり児童相談所なんかも含めて、先ほど酒井委員からも言われたけれども、やっぱり個別の対応はそれぞれはそれぞれでやっている、それは十分承知はしています。だけれども、そうなってしまうお子さんをつくらないようにするにはどうしたらいいのか、具体的な個別なところは、それぞれはそれぞれで皆さんやられているでしょう。  だけれども、これ全体、お子さんをどうやって養護をしていく、そして支えていくために市として何ができるのかという点では、やっぱり縦割り行政の部分というのの限界があるわけで、それをNPOがしているからいいとか、審議会があるからいいという話で済むということではないだろうということを議論した上で、今回、こういう提案をしたわけなんです。  やっぱり、そういう中身としてふさわしい部分もあるし、実際、この社会福祉審議会ですか、そこでは医師も、例えば、産婦人科の先生とかが出ているわけじゃありませんし、小児科医の先生だって出られる場合はあるかもしれませんけれども、ほとんどない。  そういう中で、さまざまな面でやっぱり課題を感じている現場の声を、いかに施策に反映するかということで、私たちは、このやはり条例をつくることによって、さらに前に進める、より突っ込んでその中身を具体的に図ろうということで、今回提案をしているわけですから、ぜひできているからいいだろうという話でないと。事実、子供がこうやって虐待されて、そして暴力を受けて、そして実際には学校に進学できないという実態があるわけですから、これが今市長さんがそうやって掲げていて、どれだけ、全国一、里親が、じゃ、今進むのかということで言えば、そう簡単ではない。それは、もちろん私たちも協力していく側でいきますけれども、今回、こういうやはり条例を制定したことによって、より総合的に捉えて対応していくということが必要だという立場で、今回提案をしているわけですから、もう少し真摯に受けとめていただきたいなということを申し上げて終わります。 363 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 364 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。発議第1号・千葉市子どもの社会的養護検討委員会設置条例の制定についてを原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 365 ◯委員長(植草 毅君) 賛成少数、よって、発議第1号は否決されました。  説明員の入れかえをお願いいたします。             [こども未来局退室、教育委員会入室]                  請願第2号審査 366 ◯委員長(植草 毅君) 次に、請願第2号・就学援助の入学準備金を3月に支給することを求める請願を議題といたします。  審査の都合により、暫時休憩いたします。  なお、請願2号の提出者より意見陳述の申し出が参っておりますので、本休憩中に意見陳述を実施いたします。                  午後1時45分休憩                  午後1時52分開議 367 ◯委員長(植草 毅君) 休憩前に引き続き、委員会を開きます。  当局の参考説明をお願いいたします。学校教育部長。 368 ◯学校教育部長 学校教育部でございます。よろしくお願いいたします。座って説明をさせていただきます。  請願第2号・就学援助の入学準備金を3月に支給することを求める請願の参考説明を申し上げます。  お手元の説明資料をごらんください。  1の請願の趣旨、内容についてでございますが、保護者からの入学準備金は入学前に支給してほしいとの声に応え、3月に前倒しし支給する自治体も各地でふえている中、文部科学省の入学準備金の実態に見合った額への引き上げや入学前支給について改善策を考える必要がある等の答弁もあることから、就学援助のさらなる充実を求めて以下の事項を請願する。  1、入学準備金を入学前の3月に支給すること、でございます。  それでは、本市の状況から御説明をいたします。  まず、2の入学準備金の支給単価の引き上げについてですが、本市の入学準備金に当たるものは新入学児童生徒学用品費等と制服調整費であり、他の学用品費等とともに7月に支給しております。  新入学児童生徒学用品費等については、国の要保護児童生徒援助費補助金の支給単価を参照にしておりますが、平成29年度より額を引き上げ、小学校で2万470円から4万600円に、中学校では2万3,550円から4万7,400円に改定されることから、準要保護児童生徒についても引き上げを行うよう、今議会において臨時予算を計上しております。  続きまして、3、平成29年度新入生への入学準備金の3月支給について御説明をいたします。  (1)の政令指定都市の状況ですが、千葉市を除く19市のうち、3月支給を実施済みの新潟市、福岡市に加え、新たに札幌市、北九州市、熊本市の3市が実施予定であり、他の14市については従来どおり、平成29年度内での支給としております。  (2)の県内近隣市10市の状況でございますが、新たに船橋市、野田市の2市が、小学6年生の認定者を対象として実施する予定でございます。ほかの8市については、習志野市と八千代市が4、5月の早期支給に努めるものの、前年度3月の支給は行わないとのことでございます。  次に、4の3月支給実施市の制度内容と現状での課題についてですが、政令指定都市での実施済みの福岡市と新潟市の制度内容と千葉市の制度について御説明いたします。  まず、表の右側、千葉市の現行制度ですが、新小学1年生、新中学1年生に対して、公立小中学校へ入学後、5月までの就学援助申請で認定された方に、7月上旬に入学準備金を支給しております。  所得等審査の場合、1月発行の源泉徴収票や2月中旬以降の確定申告書の写し等で、前年の所得内容を確認します。平成29年度新入生であれば平成28年中の所得内容となります。  表の左側、福岡市でございますが、新小学1年生、新中学1年生とも3月支給を実施しております。入学前の1月に受け付けを行うため、所得の審査については、市税の所得割額を用いて、前々年度の所得内容、つまり平成27年度中の所得で行われます。支給の時期ですが、入学前の3月に支給し、その後、市外から転入した場合等は入学後の5月に支給するという2段階となっております。3月に支給され、その後、市外転出したり、私立に進学した場合については返還請求を行います。  新潟市ですが、公立の小学6年生の就学援助認定者に対して3月に支給しております。新小学1年生については、入学後に受け付けを開始し、8月に支給となります。3月支給の対象が小学6年生の認定者であるため、所得の審査は平成28年度であれば平成27年中の所得内容で行われます。支給の時期ですが3月のみであり、その後、市外転出等で市内の公立中学校へ進学しない場合についても返還請求はございません。中学校で市外から転入してきた場合は支給対象とはなっておりません。  次に、福岡市や新潟市の制度の現状での課題ですが、まず、福岡市の場合、所得審査の場合の所得内容が前々年度のものを使うと、古い内容です。それから、3月支給された後、市外転出等で公立中学校へ進学しない場合に返還請求をするため、滞納への対策が必要となります。  次に、新潟市の場合ですが、政令指定都市、県内近隣市の多くの市が6から7月に支給している現状では、転出入の際に二重に支給されたり、または支給されない事態が発生したりということが課題となっております。例えば新潟市の小学校を卒業し、中学校から千葉市に転入した場合、両方の市の支給対象となります。また、千葉市の小学校を卒業後、新潟市の中学校へ入学した場合は、どちらの市からも支給されないということが発生いたします。  この転出入の課題の解決には、多くの市町村が同じ制度を導入する必要がありますので、今後、国や政令指定都市、県内近隣市の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上により、請願に対する本市の考え方についてでございますが、現状といたしまして、今説明しまして課題があることに加えまして、裏面に、支給までの流れを掲載しております。裏面の右側のところでございます。ごらんのとおり、申請から受け付けまで3カ月を要すること、また前年の所得内容で所得審査する場合には、添付書類により支給時期に不公平が生じる可能性があること、就学援助システムの改修を要することから、早急な導入は難しいと考えておりますが、これにつきましては、3月支給実施市の審査方法について引き続き調査してまいりたいと考えております。  二つといたしまして、政令指定都市及び県内近隣市においても、3月支給を実施しない市が多数を占めることから、今後、実施市の状況について情報収集に努めて検討してまいりたいと考えております。  なお、現状7月支給であるため、入学前の経済的支援策として、ひとり親家庭への貸し付け制度の紹介文とURL、アドレスにつきまして、新たに就学援助制度のお知らせに掲載しまして、新入学児童生徒の保護者及び在校生へ配付いたすように考えております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 369 ◯委員長(植草 毅君) 御質疑等ありましたらお願いします。三井委員。 370 ◯委員(三井美和香君) 一問一答でお願いいたします。  千葉市が福岡市と同様に入学準備金を支給した場合、二重支給を防ぐためのチェック体制に整備などに係る事務的経費はどの程度想定されるのか、お伺いいたします。 371 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 372 ◯学事課長 学事課でございます。  福岡市の方法をとった場合の事務経費の増加ということでございますが、福岡市の方式をとった場合には、戻入処理あるいは3月支給者、未支給者の仕分け、幼稚園、保育園の周知等の作業がふえることから、合計300時間ほどの事務時間が必要になってくると考えております。 373 ◯委員長(植草 毅君) 三井委員。 374 ◯委員(三井美和香君) 続きまして、社協の就学貸し付け、ひとり親家庭への貸し付けの実績はどのようになっているのか、お伺いいたします。 375 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 376 ◯学事課長 社会福祉協議会の貸し付け制度につきましては、教育支援資金ということになっておりますが、対象が高等学校、大学または高等専門学校に就学するのに必要なお子さんの経費となっております。  もう一つのひとり親家庭への貸し付け制度につきましては、過去3年間に利用された方がいらっしゃらないと確認しております。 377 ◯委員長(植草 毅君) 三井委員。 378 ◯委員(三井美和香君) 了解いたしました。この件に関しては、本当に心情的には3月中に支給する必要があると思いますが、本件に関しては、国も調査を検討しているとのこと、またシステム改修など事務的コストを考慮すると、現段階での支給は難しいと言えます。  今後、マイナンバーが活用され、効率化が図られ、迅速に支給されることを期待したい。我が会派としましては賛成できません。  以上です。 379 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。椛澤委員。 380 ◯委員(椛澤洋平君) それでは、一問一答でお願いいたします。  まず、市の中学校、制服代ですか、大体平均どれぐらい自己負担しているかという、その辺のデータ、ちょっとお示しいただきたいと思います。 381 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 382 ◯学校教育部長 今調べております。大分、制服のタイプによって異なりますけれども、大体4万円から6万円ぐらいと押さえております。 383 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 384 ◯委員(椛澤洋平君) 入学準備金が今回引き上げされるということで、倍、中学校であれば4万7,000円まで引き上げられてくると。これは我々の、日本共産党の田村智子議員が国会で求めてきまして、速やかに提供できるようにということで言ってきました。  やはり、市町村に、先ほど請願の中、意見陳述にもありました、働きかけを国会が、国からしてきましたと。市にはいつその通知が届いたのか、どういう検討をしたのか、その辺ちょっと伺いたいと思います。 385 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 386 ◯学事課長 文科省から県のほうに通知がありまして、本市には県から、お待ちください、平成28年9月23日付で平成28年度要保護児童生徒援助費補助金の事務処理についてということで通知が来ております。  その中には、就学援助費について、周知方法の充実を図るようにということが一つ、それから予算の確保、当該事業が適切に実施されるようあわせてお願いしますと、それから基準の生活扶助基準の見直しについては、できる限り他制度の影響が及ばないようにすることという政府の方針を確認していますと、そのような内容の通知が県から来ているところです。  以前より国会での答弁ですとか、そういった内容について本市でも確認していることから、これまでも就学援助費、入学準備金の支給時期についての検討をして、研究を進めているところでございます。 387 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 388 ◯委員(椛澤洋平君) 今、国、県からの通知ということでありましたですが、今、政令市でもこの説明資料にもありますとおり、福岡市、北九州市、熊本市、新潟市、札幌市と、札幌市は検討予定ということで書いてありますが、ふえてきていますね。船橋市もやります、野田市もやる、流山市なんかもやるんだということでふえてきている。  この背景には、やはり我々も議会でたび重なって支給を求めてきた、国からも今こういう通知も来ている。そういう中で、本当にこれに向けて教育委員会としていかにやはり重要な課題だという認識をして取り組む決意なのか、ちょっとその考え方についてもう一度伺います。 389 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 390 ◯学事課長 より就学援助制度を充実した制度にすべく、新入学児童生徒学用品費等の増額につきましては、国の動向からすぐに対応いたしたところです。  3月支給につきましては、解決すべき課題があることから、3月支給実施市の審査方法等を引き続き調査研究していきたいと考えております。 391 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 392 ◯委員(椛澤洋平君) 先ほどの三井委員の答弁の中でありました新潟方式ですか、小学校6年生のやつを判定して進めていくと、事務時間が300時間ほどかかるということを言っておりました。これ予算にしたらどうなのか。要は人をふやすことによって対処できるんじゃないですか。 393 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 394 ◯学事課長 人をふやすことも一つ必要になってくると思いますが、それ以前に先ほど説明をさせていただきましたように、転入してきたお子さんに支給されない状況が発生してしまったりですとか、あるいは新潟方式ですと、小学校1年生に、入学するお子さんに支給することができないというような課題がございますので、そのことについても整理していかなければならないと考えております。
    395 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 396 ◯委員(椛澤洋平君) 転入転出の件の話が出ましたですが、転出等々であれば福岡方式のように返金を求めればいいだけの話ですよね、これね。転入であってもこれ、そういう部分においては多少おくれるとかという措置でも対応ができれば、速やかにやるべきだと思いますが、いかがですか。 397 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 398 ◯学事課長 新潟方式を考えますと、6年生を対象とした支給ということでありますので、後から転入してきたお子さん、中学へ入学してきたお子さんということも対象に広げていくということになりますと、そこから派生してくる事象について、実施市の状況について調査研究していく必要があると考えております。 399 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 400 ◯委員(椛澤洋平君) 一歩踏み出している自治体がこの近隣市でもこれだけふえてきている中、千葉市として今必要な部分として、子供の貧困調査も実施してきたわけであります。こども未来応援プランを作成して、就学支援なども明記しているということで、先ほど冒頭、意見陳述でありましたが、制服が買えない、お下がりを当てに回ったと、お金が足りないため部活を諦めてしまったと。こういう実態がある中で、本当にこれ速やかに、スピード感を持ってやらなきゃいけないことだと思うんです。  調査をしなければならないという点においては、これは新潟市、福岡市、先進市をしっかり調査していただいて、これ1年以内で速やかに検討を済ませて、次年度から改善するように求めたいと思いますが、いかがですか。 401 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 402 ◯学校教育部長 先ほど実態のお話が出ましたけれども、その辺の貧困の実態ということについては、まだよく把握できないところがありますので、これは関係する部局等も非常に、もう一回精査する必要があると思います。  それから、1年以内にという、期限を区切るのは非常に厳しいんですけれども、教育委員会としてもそのお気持ちはよくわかります。ですので、少し前向きに、そのために入学準備金の引き上げ等については行いましたので、少しやっぱり国のほうも、こういう調査をするということは、ある程度平均化しないと不公平が生じるということは多分把握していると思いますので、その辺の動向を見て検討していきたいと考えております。 403 ◯委員長(植草 毅君) 椛澤委員。 404 ◯委員(椛澤洋平君) 我々としては、やはり請願も出ているわけですし、やはりもっと重く受けとめていただいて、やっぱりやっている自治体というのはいろいろ調査研究、自分たちでして、国の通知が来る前にやっていたりもするわけでありますから、本当に子供の貧困調査を千葉市で実施した中で、その一体としてやはり今進めるときなんだろうと思いますので、ぜひ速やかに、今回の請願もあります、さまざま我々の代表質疑もあります。本当に今、お金がなくて入学ができないだとか、または先ほど部活をやめるとか、これは千葉市の子供ではやっぱりふやしちゃいけないんだ、この認識を我々、教育委員会含めて、先ほどの意見陳述ではほかの議会では大体会派一致してやろうというふうにやっているわけでありますから、ぜひそういう意味ではこの機会に速やかにやっていただきたいということも改めて強く申し上げまして、私からは終わります。 405 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 406 ◯委員(渡辺 忍君) 一問一答でお願いします。  私もこの請願については賛意を示しながらの質問なんですけれども、例えば新潟市の方式で、もし転出した場合に千葉市として財政が圧迫、余分に配付してしまったのではないかということになる、その人数が多分35人になるんだと思うんですけれども、今までの例だというと、平成27年度だと6年生で認定されてその後転出された数字が出ていますけれども、この35人に対する費用、金額にしたら実はそんなに、大したことないと言ってはいけない金額ですけれども、実際に貧困家庭に給付されるような金額になりますし、もちろん二重支給は避けるべきだとの考えとかもわかりますし、悪意を持って、もしかしたら恣意的に転入転出を繰り返すような世帯もあるかもしれないけれども、私が聞いている限りではそういった、何かやらない理由を挙げているようにしかどうも感じられなかったり、事務手続も所得審査などで不公平が生じる可能性ということを毎回おっしゃられる、何度かこれ似たような陳情なり出てきていますので、そういったところで感じるのは、審査を1年前にしていることですが、今6年生でいる子供たちは、既にその対象だということで支給されている、就学援助をされているわけなので、3月に支給することについて余分な審査をあえて私は、余分なと言ってはいけないのかもしれない、適切な審査をするためだとは思うんですけれども、あえてそういった所得の審査を時期がずれるんじゃないかというようなことを挙げていることとか、何か本当に公平に支給するためだというふうにおっしゃっているけれども、実際に苦しむ子が目の前にいる中で、親へ遠慮をしながら入学式に出ることを避けるとか、声を出さずに実際に苦しんでいる子供たちがいる現状を本当にどう考えているのかなというところに疑問を感じます。  具体的にこの金額、費用がかかるところを審査する必要があると考えているのか、やり方を考えて、やっぱり来年度に向けて対策をしていくつもり、予算をとっていこうというつもりがあるのか、その方針というのをもう一度お聞かせいただきたいなと思います。 407 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 408 ◯学校教育部長 一つは、先ほど議員さんもおっしゃったように、公平さというのはやっぱり当然求められるものですし、それから困っている、私どもいろんな今、就学援助の申請は学校を通して千葉市では行っております。そういった中で、学校の職員が見て、本当に困っているという保護者の方に対しては、就学援助を積極的に利用するようにだとか、それから子供たちへのそういうケアということをやってきております。  もう一つは、資料が否定的なのかというお話なんですけれども、ある程度の公平さの担保がとれて、これで千葉市もいけるぞという形になれば進めていくというふうには考えておりますので、ただ、その体制が今のところまだ不十分であると考えております。 409 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 410 ◯委員(渡辺 忍君) 体制が不十分というのは、その処理をする人員が足りないということではなく、実態調査ができていないということですか。 411 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 412 ◯学校教育部長 近隣市の状況をやっぱり見ていく必要があると思います。その辺のところです。 413 ◯委員長(植草 毅君) 渡辺委員。 414 ◯委員(渡辺 忍君) 近隣市を見ていくというところが準備足りないというのであれば、やはりそれは率先してやるか、やらないのかを決めるのか、周りを見てから決めるのかというその姿勢だというふうに受けとめました。苦しんでいる子供たちがいる実情を、率先してやっていこうかなというスタンスにならないことにすごく残念な気持ちを感じています。  意見を申し伝えて終わりにします。 415 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。酒井委員。 416 ◯委員(酒井伸二君) 質問は特にございませんので、意見を述べさせていただきたいというふうに思います。  これは名目がもう入学準備金でございますので、準備金ですから、準備するときに出るお金という、普通に言葉どおりにとればということでございますので、その準備金が実際には入学した後に出るという仕組みでございまして、その辺は非常に残念なことがございまして、普通に考えるとこれ、入学前にぜひ出してもらいたいお金なんだというのは、これはもう当たり前のことなんだと思います。  ただ、結局、いろいろ状況説明していただきますと、なかなか現実問題としては、これを果たして、じゃ、例えば所得の基準を本当にいつにすべきかという議論だとかということも当然必要になってきますし、システムの改修とかいろいろお話、御説明ございました。課題は確かにあるなというのは我々も理解をしたところでございます。  また一方で、子供というか、実際にこういうさまざま金銭的な援助が必要なところでの仕組み、その辺は今、社会全体を挙げていろいろ仕組みも大分変ってきているのかなというふうには思っています。例えば今、幼児教育の無償化なんていうのも、幼稚園就園奨励費なんていうのはやっぱり非常にまとまった金額が、1月、2月ぐらいですか、これもなるべく分散化なんていって我々も提案して、厳しい世帯なんかには2期に分けてとか、そういうふうにも変わってきて、そういうふうな子供たちをめぐる、ある意味こういう金銭的な援助というのは随分この数年で変わってきているなというふうには思っています。医療費の無料化なんていうのも進んでいますし、また今回、国のほうでもこういった実際の金額の引き上げということもあると。そういう意味では、こういった動きも出てきていると。  また、先ほどずっと質疑応答を聞いておりまして、教育委員会の思いとしても、方向性としてはもう当然こういう方向で進めていかなきゃいけないんだという、ただ、当然課題はあるのでもうちょっと待ってください、ただ、しっかりと先を見て検討していく、また調査していきたいという、そういう、我々は方向性としてその誠意というのは伝わっているつもりでございますので、うちの会派としては、もうちょっとしっかりこの推移を見ていきたいという、そういう意見で、この請願については今回賛同しかねるというのが会派の意見でございます。 417 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。中村委員。 418 ◯委員(中村公江君) 先ほど学校教育部長さんのほうから、困っている家庭があれば勧めているというお話がありました。ただ、3月1日の市政だよりには、結局所得がどのぐらいかという目安とかは、紙面の都合かわかりませんけれども、一切掲載がありませんでした。そして就学援助の請願は、今回は前倒しにという項目でしたけれども、とにかく生活保護基準を引き上げてくれということも含めて、就学援助に関する請願を教育未来の常任委員会でもう何年も何年も前からこの問題を取り上げて、そしてずっとこのことについては検討します、検討しますと教育委員会は答えてきたんです。  私は、もうずっと何年も教育未来の常任委員ですけれども、その中で一向に改善されてきていないという思いをしています。  そして、先ほどこの意見陳述の中でもありましたけれども、実際に制服を買えるかどうかということで困っているという話も出ていましたし、あと、例えば学校のバザーとかで中古の制服とかが出ていると、保護者がもう競うようにして買うとか、あと先日も中古の制服をNPOが売っているというのがテレビで放映されていて、週3回しかそれは営業していないと。だけれども、もうそこに殺到して、自分のところの関係する制服はないのかということで、そういうふうな問い合わせがもうずっとあるのに応えられなくて、本当に気の毒だというような話があるということで、現状としては、実態は厳しいわけですし、そして県都、千葉市が、先ほどほかの自治体もどんどん検討する、進めるという話が出ているのに、約半数近くが検討も含めて進めるという中で、課題だけを挙げて、実際にすぐやろうという姿勢がないというのはいかがなものかと思うわけですけれども、どうですか。 419 ◯委員長(植草 毅君) どうですか、難しい。学校教育部長。 420 ◯学校教育部長 教育未来委員会の中でも幾つか議論があったということは、私も参加していましたので存じております。  そういった中で、例えば就学援助の申請書につきましては、これは試験的に全員に配付して状況を見るという試みは今回考えております。ですので、私どもとしても、この就学援助をマイナスの方向へ進めようという気は全くありませんので、そこのところは御理解いただければと思います。  それから、制服がそろわないとか云々というお話も、よく私もテレビの報道なんかでも見ますけれども、私もちょっと学校のほうにいろいろ聞いてみましたところ、そこまでせっぱ詰まった状況にはないというふうには聞いております。  ですので、ちょっとそこら辺は、先ほど私、貧困の実態というのはどういうものかというのがよくわからないと御答弁しましたけれども、そこら辺ではもう少し学校現場の状況をよく確認して進めたいというふうには考えております。 421 ◯委員長(植草 毅君) 中村委員。 422 ◯委員(中村公江君) 学校も、中学校に入ってから相談しないと思うんですよ。だから小学校の時点でもう中学校の制服についてどうするかと悩んでいるわけで、本来は小学校も含めて、現場も含めた担任の先生と具体的にそういった話ができたりする関係があればいいとは思います。  ただ、多くは親御さんが何とか自分でどうにかしなきゃと思いながら、例えば親族も含めていろんな借金ができるのかとか考えたり、工面したりしているけれども、では本当に頼れない状況というのもあると思うし、先ほど制服代4万円、6万円と言っていましたけれども、大概、部活も含めて、あと体操服だ、何だというふうにいっていくと、もう絶対10万円以上というふうに確実にお金が出ていくわけで、これが7月まで、さっき言っていた、結局社会福祉協議会では高校以上なわけですし、そこで借りられるような当てがないといってサラ金か何かから借りるとなったら本末転倒だと思うんですよ。  そういう事態をなくすために前倒しでということで、新潟市はやっぱりそういう立場に立って早目に体制を立てるということで、お子さん中心にやっぱり考えているわけですから、もう少し支給、二重に請求されるとか、されないという目先のことだけじゃなくて、いかに困っていた人を救うかという立場に立って、やっぱり制度をつくり直すなり、対策を講じるというふうにやっていただきたいなというふうに思うんですけれども、どうですか。 423 ◯委員長(植草 毅君) 学校教育部長。 424 ◯学校教育部長 そういった課題につきましても、もう一回整理して検討していきたいとは考えております。 425 ◯委員長(植草 毅君) 中村委員。 426 ◯委員(中村公江君) 今回とにかく前倒しの話ということですけれども、前倒しだけじゃなくて、まず、自分がその対象になっているかどうか、それが実際所得の水準と自分が対象者かどうかということがまずほとんどの人がわかっていないですよ。  それと、千葉市でたしか、税を納めている人のうち、年収200万円まで、そこが6割も占めているという状況から考えれば、相当数の人がここに実は該当するかもしれない。だけれども、該当する人を見た目の貧困だけじゃなくて、実際にはかなり生活上は厳しい思いをして、やっと節約しているというのは、はたからはすごく古汚いというか、そういう格好はしませんから、そういう意味ではわからないわけで、そこをもっと、実際のこのぐらいの所得だったら本当は皆さん対象になる方、こんなにいるんですよという目安も含めた表示の仕方も、より積極的にされないといかないということはもうさんざん言ってきたんですよ。  そういうことが、今回市政だよりにも載っけてもいないということは、本当にただ示したという、アリバイ的にしかすぎないような思いでしか、私としては感じなかったということがありますので、やはりそういう、より多くの方に使ってもらいたいという文言のあり方ではないということも厳しく指摘したいと思います。  以上です。 427 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 428 ◯学事課長 今御指摘のありました基準についてなんですが、これにつきましては就学援助のお知らせのほうに表をもちまして、家族構成ごとの所得額の基準を明記させていただいております。ホームページにも案内させていただいております。  市政だよりのほうは、その対象となる項目だけ示させていただいておりますが、詳しくはホームページのほうへということで御案内をさせていただいているところでございます。  今後もその案内について内容の工夫に努めていきたいと思っております。 429 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。小川委員。 430 ◯委員(小川智之君) 一問一答でお願いします。  大体、意見は出尽くした感がありますけれども、たしか酒井委員がおっしゃったとおり、入学準備金、先に支払わないのはどうなのというのは、そもそも論というのはあるので、我々としては確かに早くしてもらいたいなという気持ちはあります。  ただ、今言ったとおり、さまざまな問題があるということも十分、今回の説明も聞いて、これまでの議論の推移からもそれは十分理解しているところであります。  やっぱり、じゃ今できない中での改善点、できることは何なのといえば、当然、今ここに参考で書いてありますけれども、就学支度金の貸し付け制度をどう活用していくかということなんですけれども、これは所管が違っちゃうとは思うんですが、大体この案内というのは、今お知らせを配付すると書いてありますけれども、実際はまだやっていないということなんでしょうか。それともやっているのか。で、どのタイミングでやっているのか、お伺いします。 431 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 432 ◯学事課長 こちらのほうは、もう既にホームページのほうで以前より紹介をさせていただいているところですが、今回就学援助のお知らせのほうに、ひとり親家庭の貸し付け制度について記載させていただいたところです。  このお知らせについては、新入生、在校生全ての保護者にお配りしているところです。 433 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 434 ◯委員(小川智之君) これをいつ配っているのかというのを。 435 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 436 ◯学事課長 申しわけありません。新入生の保護者につきましては、2月初めに行われております新入学児童生徒の説明会の折に配付させていただいております。  在校生につきましては、この3月末までに配るようにということで、学校のほうには配付してあるところです。 437 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 438 ◯委員(小川智之君) ありがとうございます。  実は私もこの間、息子の入学説明会に参加してきたんですね。やっぱり配付はされていました、確かに。配付はされているんですけれども、先ほど中村委員がおっしゃったとおり、私も対象者じゃないやと思って、基本的には全く中身をしっかり見ていないんですけれども、恐らく多くの方、説明も1時間の間にわっと、さらっとしか説明をしないんですね。やっぱりそうすると基本的には聞いているほうも、私、対象者かなとわからなければ後で個別相談に乗りますといって、もう多分相談には行けない環境にあるのは、これ間違いないのは、私自身が個人的に感じた部分であります。ぜひだから、改善できるポイントはぜひ改善をしていってもらいたいなと思います。  あと、例えば結構頻繁に学級懇談会だとか、個人面談とか、いろいろやっぱり親御さんと個々にお話できる場があると思うんですよね。そういった中で、恐らく各家庭の家庭環境までは詳しくはわからないけれども、やっぱりそういうことがあったら相談に乗りますよ的な話は、大体話というのは、どっちかというと、何とかちゃんはこうこうこうでねという先生方の一方的な話じゃなくて、何かお困りのことがありましたらこういう制度もあるので御相談に乗りますよというスタンスが、もう少しあったほうがいいんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 439 ◯委員長(植草 毅君) 学事課長。 440 ◯学事課長 おっしゃるとおりだと思います。  今回、教職員向けに、就学援助を周知する目的で資料のほうを作成させていただきまして、各学校に配信させていただいたところです。その就学援助の案内を含めて、こういうような様子があったときには就学援助の対象になる可能性もあるので、今お話のあった保護者面談の折ですとか、そういったときによく相談をしてくださいと、そのような内容のものを学校のほうに配信させていただいているところです。 441 ◯委員長(植草 毅君) 小川委員。 442 ◯委員(小川智之君) ありがとうございました。  あとは、先ほど部長、答弁されていましたけれども、確かに貧困の実際の状態というのは、要は数字上ではこうやって出てくる、でもリアルにはわからないと。やっぱりこの把握というのは多分これから大事になってくるんだろうなと、本当にどういう状態で困っているのかと。ぜひだからそういった部分の、ほかの市がこうだったじゃなくて、本市で抱えている実際の状態がどうなのという部分を、私の周りには学生服が買えなくて悩んでいるという方、あんまり見たことがないので、私自身はちょっとあんまりその辺の感覚は、テレビでは確かにやっていますし、そういった家庭もあって大変なんだろうなということは重々承知はしておりますけれども、やっぱりそういった部分の実態調査をしっかりしていただいた上で対策を講じていただかないと、多分何かその雰囲気だけで、ふわっとした対策をとるというのは一番危険だなと思いますので、その辺はしっかりやっていただきたいなと思います。  いずれにいたしましても、現状の中で考え得る中で、今の話を聞いていますと、先ほど言った所得の捕捉の部分なんかを考えても、もし前々年度すごい所得があったけれども、今年度所得が減っちゃった人というのが逆に不利益をこうむっちゃう、前々年度の所得で捕捉した場合というのが非常に不利益をこうむったりとか、いろんな部分でやっぱり1年のずれというのはかなりいろんな部分で大きなところもありますし、これから恐らくマイナンバー制度が導入されてきて、所得の捕捉というものがしっかりできてくるとなると、この辺の制度ももう少し簡略化されてきて、それに合わせた制度設計というのを、システム改修をしたほうがより効率的にいろんな部分の制度ができていくのかなというのを考えると、本当に困っている人に対しての手を差し伸べたいという気持ちは我々も当然ありますけれども、今現段階においては、今ある制度内で何とか対応していただいて、それを積極的にアピールしていただくとともに、しっかり対応していただきたいということをお願い申し上げまして、今回はちょっと時期尚早というか、少し様子を見させていただきたいというような結論にさせていただければと思います。 443 ◯委員長(植草 毅君) ほかに。                [「なし」と呼ぶ者あり] 444 ◯委員長(植草 毅君) 御発言がなければ、採決いたします。  お諮りいたします。請願第2号・就学援助の入学準備金を3月に支給することを求める請願を採択送付することに賛成の方の挙手を求めます。                  [賛成者挙手] 445 ◯委員長(植草 毅君) 賛成少数、よって、請願第2号は不採択と決しました。  以上で、案件審査を終わります。  これをもちまして、教育未来委員会を終了いたします。  御苦労さまでした。                  午後2時35分散会 Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...