八戸市議会 2022-09-21
令和 4年 9月 総務常任委員会−09月21日-01号
次に、33ページに参りまして、2項1目課税費は758万5000円を増額するもので、1節報酬から8節旅費までの増額は、
育児休業となる職員の代替として
会計年度任用職員1名を任用するための経費が主なものでございます。12節
委託料581万6000円の増額は、次の2項2目収納費の12節
委託料において、同額を減額し、予算を組み替えるもので、令和5年1月から全国一斉に
稼働開始となる
軽自動車税納付確認システムに関連して、
税総合システムの
改修業務等に必要な
委託料を計上するものでございます。13節使用料及び賃借料の増額は、
ふるさと納税の
ワンストップ特例申請について、
オンライン申請のための
システム使用料を計上するものでございます。
2項2目収納費は6118万4000円を増額するもので、22節
償還金利子及び割引料の増額は、
法人市民税等過誤納金還付金の不足分を計上するものでございます。
最後に、5項6目
就業構造基本調査費は、
事務事業の
執行状況を勘案し、
配分予算を組み替えるものでございます。
以上で、第2
款総務費の説明を終わります。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第1条中の
歳入予算の補正及び第4条地方債の補正について
理事者から説明を求めます。
◎保坂
財政部次長兼
財政課長 それでは、
補正予算及び
説明書の4ページを御覧願います。
今回の
歳入予算の補正は、第1条にありますとおり、40億7440万1000円を追加し、総額を983億6118万6000円とするものでございます。
次に、第4条の地方債の補正につきましては、9ページを御覧いただきまして、第4表に記載のとおり、
住宅建設事業及び
社会教育事業の限度額を右の欄の補正後の額に増額するものでございます。
それでは、25ページを御覧いただきまして、
補正予算の内容につきまして御説明申し上げます。
第15
款使用料及び手数料350万円の増額は、
リニューアルオープン後の
魚菜市場の
使用料収入を計上するものでございます。
次の26ページに参りまして、第16
款国庫支出金は12億3572万4000円の増額でございますが、主なものといたしましては、1項2目1節の
PCR検査等に対する
感染症発生動向調査事業費負担金及び
新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金、2項1目1節のはちのへAI(アイ)中心街・
バス活性化プロジェクト事業に対する
地方創生推進交付金、同じく3目1節の
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金などでございます。
次の27ページに参りまして、第17
款県支出金は10億6732万3000円の増額でございますが、主なものといたしましては2項1目1節の
生活困窮者原油価格・
物価高騰対策事業費補助金は、今回
歳出補正予算に計上いたしました
高齢者等非課税世帯への
給付金事業に対して1億円交付されるもの、また、
子育て世帯臨時特別給付金給付事業費補助金は、同じく
歳出補正予算に計上いたしました児童1人当たり2万5000円を給付する
子育て支援事業に対して交付されるもので、
全額県費負担でございます。
次の28ページに参りまして、第19
款寄附金は523万円の増額でございますが、個人、団体、企業の皆様から御寄附を頂戴したものでございます。
次の29ページに参りまして、第21
款繰越金は、今回の
補正財源として16億8432万4000円を計上するものでございます。
次の30ページに参りまして、第22
款諸収入は210万円の増額でございますが、
魚菜市場に係る
電気料金等の
使用者負担分及び
市交通部で実施する
バスロケ共通表示導入に係る
民間バス事業者の負担分でございます。
次の31ページに参りまして、第23款市債は7620万円の増額でございますが、
市営住宅長寿命化事業に係る
公営住宅建設事業債及び図書館の
設備更新等に係る
社会教育施設整備事業債をそれぞれ計上するものでございます。
説明は以上でございます。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆苫米地 委員
補正予算に関しては必要な予算であると思いますので賛成をしますけれども、先ほど述べた
中心市街地のWi−Fi、
AIカメラ設置等に関しては、設置はもとよりその運用に関しては、
個人情報保護の観点からしっかりとした運用をということで、個人の識別に関わるようなことがないように、その運用を求めて賛成とします。
○藤川
委員長 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。
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2 議案第94号 八戸市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○藤川
委員長 次に、議案第94号八戸市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎佐々木
総務部次長兼
人事課長 それでは、議案第94号八戸市職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。
議案書では、11ページから14ページにかけて記載しておりますが、本日は別途お配りしております、左上に議案第94号と表記された資料に基づき御説明いたします。
まず、1の改正の理由でございますが、妊娠・出産・育児等と仕事の
両立支援のための措置に係る国の
対応方針を踏まえ、当市においても
非常勤職員の
育児休業の
取得要件の緩和をするとともに、その他所要の改正をするためのものであります。
次に、2の主な改正の内容についてですが、まず、(1)の
非常勤職員の
育児休業の
取得要件緩和につきましては、
非常勤職員が、子の出生後8週間以内に
育児休業、いわゆる
パパ育休と呼ばれるものでございますが、こちらを取得しようとする場合において、子が1歳6か月に達する日以降も任期が継続される可能性があるという
取得要件につきまして、子の出生日から起算して8週間から6月を経過する日以降も任期が継続される可能性があるという要件に緩和するよう規定を改めるものであります。
また(2)の
非常勤職員の子が、1歳以上である場合における
育児休業の取得の柔軟化といたしまして、
非常勤職員の
育児休業の
対象期間を子が1歳6か月または2歳に達する日までとする場合において、
育児休業の開始日を1歳または1歳6か月に達する日の翌日としている要件を、その翌日以降の日に任意で設定できるよう緩和する等、柔軟な取得を可能とするよう規定を改めるものであります。
最後に、
施行期日につきましては、令和4年10月1日とするものでございます。
以上で説明を終わります。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第94号は原案のとおり可決されました。
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3 議案第95号 八戸市
市税条例等の一部を改正する条例の制定について
○藤川
委員長 次に、議案第95号八戸市
市税条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎大坂
財政部次長兼
住民税課長 それでは、議案第95号八戸市
市税条例等の一部を改正する条例の制定につきまして、お手元の議案書に基づき、御説明申し上げます。
議案書の15ページをお開き願います。
八戸市
市税条例等の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。
改正の理由でございますが、
地方税法等の一部改正に伴い、
個人市民税に係る
住宅借入金等特別税額控除の
適用期限を延長し、
納税証明書の
交付手数料を徴収する事務について所要の改正をするとともに、その他規定の整備をするためのものでございます。
改正の主な内容につきましては、
タブレットに登載しております資料に基づき御説明を申し上げますので、
タブレットを御覧願います。
改正の主な内容でございますが、(1)といたしまして、
個人市民税について、
住宅借入金等特別税額控除、いわゆる
住宅ローン控除の制度を延長するものでございます。
まず、
適用期限につきまして、現行では、令和3年12月31日までの入居者を対象としているところを4年延長し、令和7年12月31日までに入居した者を対象とするものでございます。
また、
控除期間について、当面の
経済状況を踏まえた措置といたしまして、
新築住宅等は、現行10年のところ、13年とするものでございます。
次に、(2)でございますが、
固定資産税について、
DV被害者等に係る
納税証明書の
記載事項に関する規定の整備を行うものでございます。
これは、
不動産登記法の改正によりまして、
DV被害者等が登記所に対し
支援措置の申出を行った場合、登記所が
登記事項証明書を交付する際に、その方の登記簿上の本当の住所ではなく、住所に代わる事項を記載する制度が新たに創設されたことに伴いまして、市においても、
納税証明書交付等の際、
DV被害者等の住所が漏れることを防ぐため、登記簿上の住所ではなく、登記所から通知された住所に代わる事項を記載するものでございます。
その他につきましては、法改正に伴う
条項ずれなど、所要の改正を行うものでございます。
施行期日でございますが、(1)は、令和5年1月1日、(2)は、令和6年4月1日とするものでございます。
以上で説明を終わります。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第95号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
4 議案第96号 八戸市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について
○藤川
委員長 次に、議案第96号八戸市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎小向 資産税課長 それでは、議案第96号八戸市
手数料条例の一部を改正する条例の制定につきまして、お手元の議案書に基づき御説明申し上げます。
議案書の19ページをお開き願います。
八戸市
手数料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。
理由でございますが、固定資産証明手数料等を徴収する事務について地方税法の一部改正に伴う所要の改正をするとともに、その他規定の整備をするためのものでございます。
改正の主な内容につきましては、
タブレットに登載している資料に基づき御説明申し上げます。
資料中の2、改正の主な内容でございますが、
DV被害者等に係る証明書等の
記載事項に関する規定の整備をするものでございます。
(1)の
DV被害者等への
支援措置の明確化につきましては、資産証明等の証明書の交付等をすることにより、
DV被害者等の住所が漏れることを防ぐため、住所の削除など、一定の措置を講じた上で、証明書の交付等をすることができるとするものでございます。
こちらに関しましては、これまでも住民基本台帳事務に係るDV等
支援措置の申出が行われた場合は、
支援措置を行ってきたところであり、今回の地方税法の改正において、
支援措置ができる旨の規定がされたことから、条例においても規定するものでございます。
(2)の
DV被害者等が登記所に対し支援の申出を行った場合の対応につきましては、
不動産登記法の改正により、
DV被害者等が登記所に対し
支援措置の申出を行った場合、登記所が
登記事項証明書を交付する際に、登記簿上の住所ではなく、住所に代わる事項を記載する制度が新たに創設されました。
これに伴い、市において資産証明等の証明書の交付等をする際も、
DV被害者等の住所が漏れることを防ぐため、登記簿上の住所ではなく、住所に代わる事項を記載するものでございます。
次に、3の
施行期日でございますが、
DV被害者等への
支援措置の明確化につきましては、公布の日とし、
DV被害者等が登記所に対し支援の申出を行った場合の対応につきましては、令和6年4月1日とするものでございます。
説明は以上でございます。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
5 議案第93号
八戸ポータルミュージアム条例の一部を改正する条例の制定について
○藤川
委員長 次に、議案第93号
八戸ポータルミュージアム条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎加藤 八戸ポータルミュージアム館長 それでは、議案第93号
八戸ポータルミュージアム条例の一部を改正する条例の制定につきまして御説明申し上げます。
議案書では9ページから10ページにかけて記載しておりますが、本日は
タブレットのほうに資料を掲載しておりますので、そちらを御覧いただきたいと思います。資料の左上に、議案第93号と表記されております。
それでは、御説明申し上げます。
まず、改正の理由でございますが、令和5年4月1日から、はっちの休館日が月1回から週1回となることに伴うカフェ及びショップの営業日数の減少を考慮し、それぞれの使用料を引き下げるためのものであります。
次に、改正の内容でございますが、まず、(1)カフェの使用料の改定につきましては、基本使用料を減少する営業日数分の使用料に相当する額を差し引いた額に改定するものであり、表にあるとおり、現行の基本使用料8万円を7万2000円にするものであります。
次に、(2)ショップの使用料の改定につきましては、休館日の増がショップの経営に与える影響を踏まえて、基本使用料と売上歩合使用料の両者を合わせた全体の使用料に関する総合的な見直しを行うこととし、表にあるとおり、現行の基本使用料9万2180円を9万円に、また、売上歩合使用料を現行の月間売上額から115万2370円を控除した額の100分の8に相当する額から月間売上額から120万円を控除した額の100分の5.5に相当する額にするものであります。
これらの改定につきましては、
八戸ポータルミュージアム条例を改正して対応するものであり、
施行期日は、令和5年4月1日から施行するものであります。
以上で説明を終わります。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第93号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
6 議案第99号 令和4年度八戸市
一般会計補正予算
○藤川
委員長 次に、議案第99号令和4年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当
委員会に付託になりました第1条中の
歳入歳出予算の補正の
関係部分及び第2条地方債の補正を議題といたします。
なお、審査の方法は、初めに第1条中の
歳出予算の説明、質疑を行い、続いて第1条中の
歳入予算の補正及び第2条地方債の補正を一括で説明、質疑を行い、最後に意見を徴したいと思います。
それでは、第8
款土木費について、
理事者から説明を求めます。
◎工藤
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり推進課長 それでは、当
委員会に付託されました第8
款土木費の
補正予算について御説明申し上げます。
提出議案(その2)の16ページをお開き願います。
第8
款土木費は6億2205万円を増額し、補正後の額を107億1880万8000円とするものでございます。
4項1目
都市計画総務費において、14節工事請負費の2600万円の増額でございますが、魚菜小売市場改修工事におきまして、今年4月以降の工事資材単価の実勢価格の急激な上昇と労務単価の上昇による請負額の増額に対応するためのものでございます。18節
負担金補助及び
交付金5億9605万円の増額は、十三日町・十六日町において行われる民間事業者が行う再開発事業に対して、現在の
土地及び建物の権利者との交渉が終了し、事業開始のめどが立ったとの報告があったことから、国の優良建築物等整備事業の制度を活用して、補助金を交付するものでございます。
ここで、この補助金を交付する事業につきまして、本日は、
タブレット端末に配信しております左上に議案第99号と書かれております資料に基づき、重ねて御説明を申し上げたいと思います。
資料を御覧ください。
資料は2ページで構成されております。
資料の1ページ目は、今月6日開催の議員全員協議会において、市長から御説明いたしました資料と同じでございますので、ここはかいつまんで御説明申し上げます。
今回支援するのは、2の事業者にございますとおり、東京都千代田区に本社がある株式会社フージャースコーポレーションでございます。
3の整備概要にございますとおり、総事業費は約95億円、事業期間は、今年度から令和7年度末までの予定で、現在の八戸スカイビル、八戸スカイパーキングを解体し、15階建ての分譲マンション2棟、ホテルと店舗が複合した店舗棟と、立体駐車場をそれぞれ整備するとしてございます。
4の予定事業スケジュールですが、フージャース社では、実施設計は今年10月から行い、解体工事は来年3月から、建築工事は来年11月から令和7年度末というふうな予定だと伺ってございます。
次に、2ページ目を御覧ください。
5、国庫補助制度、優良建築物等整備事業の概要につきまして御説明を申し上げます。
今回支援することにおいて活用する当該の事業でございますが、市街地環境の整備改善や良好な市街地住宅の供給等を総合的に推進する国土交通省の制度となってございます。
(1)の事業タイプですが、今回の事業は、優良再開発型、市街地環境形成タイプというものでございまして、かつてのDEVELD八日町やガーデンテラスの再開発支援と同じタイプを用いたいと考えております。
このタイプは、優良な建築物の建築及びこれと一体的に行われる空地等の周辺整備並びにこれに附帯する事業により、良好な市街地環境の形成を図るとされてございまして、資料にありますとおり、イからホまで要件はございますが、このいずれかに該当する再開発事業が支援の対象となってございます。
今回の事業に当たっては、ロにございます公共的通路等の確保を図る事業と、ホの公共駐車場、ここでいう公共駐車場とは、不特定多数の人が利用する公共性を有した民間の駐車場も含まれます。これと一体的に整備する事業でございますが、これらが該当しているということでございます。
次に(2)の主な補助要件でございますが、事業要件として地区面積がおおむね1000平米以上で、一定以上の空き地――この場合は40%以上というふうになってございますが――及び接道要件の確保、さらに地上3階以上の中高層建築物の整備、これは耐火建築物または準耐火の建築物の全てを満たすという必要がございます。
その補助対象費用ですが、調査設計計画として、測量、地盤調査、建築設計に係る費用、それから
土地整備として建築物の除却、いわゆる解体です。これと整地、旧所有者やたな子などへの補償費の類い、それから共同施設整備として、建物や敷地内の共用通行部分の整備、それから緑地や広場の整備、建築物の受電・給排水などの供給処理施設の整備等が対象となっており、資料に米印で特出しをしてございますが、特定の方が専有する部分、分譲されるマンションの居住部であるとか、営業を行うホテルや店舗部分は補助の対象外となってございます。
次に6、期待される効果でございますが、これは今回の再開発において期待される効果として記載してございますが、新たな商業機能やホテルの整備による来街者の増加、それから良好な街並みの形成、マンション整備による居住の促進、大規模な民間投資による市内事業者等への経済効果、雇用の創出、既存施設が更新されることによる税収増などのほか、新たな居住者や来街者の消費ニーズに対応した周辺店舗等への経済的な波及効果など、幅広く様々な効果が見込まれておりますが、実際に、当地のマンション建設を見越して、近辺で飲食店の新規出店を模索する動きも既に見られてございます。
最後に、7、年度別支援見込額ですが、表につきましては今月6日の議員全員協議会でお示ししたものに、事業費のうち、先ほど御説明を申し上げました補助対象分を加えさせていただいてございます。
表の一番右側、合計欄のほうを御覧ください。
フージャース社が行う95億円の総事業費のうち、調査設計や
土地整備などの補助対象事業費41.7億円に対しまして、その3分の2、27.8億円が補助金となり、これを国と市で2分の1ずつ、13.9億円をそれぞれ支援するものでございまして、令和4年度におきましては、表の左側の欄にございますとおり、当該年度分の補助金5.9億円、これは国、市の支援の合計額となっておりますが、これを
補正予算(その2)として、今回お諮りしているものでございます。
以上で説明を終わります。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆五戸 委員 今回この事業、6日の開会日に追加提案されたわけですけども、このときの説明ではこういうふうに詳しくは載っていなかったんです。我々はただ単に95億円の補助対象としか受け止めておりませんでしたけれども、豊田美好議員の一般質問において、補助対象部分が、ホテルやマンションの部分にはないというような説明があって初めて知ったわけですけれども、本来であれば議員全員協議会のときにこういうお話をしていなければならなかった。そしてまた、このような大きな補助事業を行うに当たって、追加の提案で上げてくるということに対しては、私は多少不満があります。本来であれば、臨時議会なりを開催してやるべきものだと、そのように思っております。
いろいろこの効果は私もそのとおりなのだろうと思っておりますが、ただ、このスケジュールの進め方が今までどういう経過で来たのか、この辺のところをもうちょっと詳しく説明してほしい。
◎工藤
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり推進課長 お答え申し上げます。
今回の再開発の話でございますが、ちょうど1年半ぐらい前、春の時点でございますが、そのくらいからフージャース社から再開発をしたいというふうな打診はありました。ただ同様の話が、私がここに着任する前から多々あって、チーノの部分は協議会でもお話ししたと思うんですが、地権者が大変多うございます。会社も含めて14件の地権者、所有者がございまして、そこをまとめるのはなかなか容易でなかったというところもございまして、私らも当初は半信半疑に近い形での話を聞いてございましたが、夏以降、話が大分進展してきたという報告がございまして、これは、もしかしたら実現するんじゃないかというところもあり、国のほうにも、あくまでも仮で相談を進めていたというのが実態でございます。
ただ、やはり地権者の方々の交渉は難航していたというふうに私も報告を受けてございます。この事業を再開発するに当たっては地権者の方々が全部1つに、一筆にまとめなければならない。複数の地権者であっても複数の地権者が同意して、やりましょうというふうに決まらなければなりませんし、今回みたいな再開発事業者がまとめる場合には、再開発事業者が全部一筆にまとめると、そういう同意を全部取りつけなければならないというふうな高いハードルがございます。そういうこともございまして、なかなか進まなかったというのが現状でございます。
なので、我々も進むタイミングを見計らったあたりで、予算のほうも出していこうというふうなことで考えてございましたが、3月の議会でも市長の答弁で再開発の事業者のめどが立ったら支援したいというふうな答弁をされているんですけれども、その時点でもやはり交渉は最後まで行っておらず、事業化のめどとしては、我々としても途中で手戻りされると非常に困ります。せっかく計上して、国のほうからも支援を要請するというふうな形で申請しなければなりませんので、その手続の段階で手戻りされるのは非常にまずいので、我々としては事業者に対しては複数の地権者をちゃんとまとめて、物件の取得、つまり契約まできちんとやってくださいということを強く要請をしてございました。つまり口約束だけでは駄目ですというふうなことを私どももフージャース社のほうにお願いというか、そうでないとこの事業を進められませんということをお話ししたところです。
本来であれば、9月、これから夏を過ぎたあたりからどうやらまとまりそうだという話が本格的になりまして、9月議会の当初に上げていこうということで準備は進めていたんですが、やはり最後の最後で地権者のお一人がなかなか契約のタイミングが取れないということで、契約日が8月20日過ぎにまでずれ込んでしまいまして、ちょっと9月議会の当初に上げられなくなったというタイミングでございました。
ただ、8月の下旬の契約でございますので、今度その先の12月まで延ばすと、契約はしたものの――当然契約というのは破棄条項もございまして、気が変わった、新しいこっちのほうがいいからこっちにみたいなことが起こると、また一筆にできないというふうな不測の事態を避けるために、できる限り早く契約に向かいたいというふうな会社のほうからの要望もございまして、今この追加提案のタイミングでどうかということで進めたものでございます。
これがフージャース社との話でございましたが、一方で、市といたしましても、我々にフージャース社の話があった前に、そのときには三春屋がまだ営業をされていました。話が進んでいっている間に、実は三春屋がちょっとおかしいということで閉店したりとか、直近では岩徳ビルが破産を申立てしたというふうなことで、中心街を取り巻く環境が非常に厳しくなってきたところがございます。なので、中心街は終わりだという声もある中で、一刻も早くこういう方針を表明して、活性化の手だてを打つというふうなことを考えまして、内部でも相談した結果、12月議会まで待つことなく、今のタイミングで追加提案を行ったということでございます。
以上でございます。
◆五戸 委員 確かに地権者の関係もあって、もろもろの事情は分かります。ただ、前代未聞なんです。八戸でこういうこのぐらいの額の補助金を出すということは、そういう補助金を追加提案でどうのこうのというのは、私は大変おかしいんじゃないかと、そのように思っていますし、何で臨時議会なり何かを開催してやらなかったのか、その辺の考え方は部長のほうから聞きたいです。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部長 事業の必要性については一定の御理解をいただいたということで、感謝申し上げたいと思いますけれども、進め方のところで問題があったのではないかということで、経緯については今、次長のほうが説明したとおりなんですけれども、御指摘の点も踏まえて、今後こういう特に大きな事業に関してはどうあるべきかということは十分検討してまいりたいというふうに考えております。
また、今後この事業については、現時点ではまだあくまでも平面の配置図と、機能面についても、ホテル、飲食というのはそういった文言だけということでございまして、議員全員協議会の際も五戸議員から御指摘があったように、多額の市税を投入するので、市民の理解を得られるようにというようなお話もありました。今後、具体的なプランの内容について、事業者においていろいろと検討が進められていくと思いますので、そこは時期をちゃんと、きちっと計った上で、議会への説明、あるいは市民への公表等を遅れがないようにするように努めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
◎品田
財政部長 財政部としてもまず予算の提案ということですので、一言申し上げておきたいと思います。
今回のこの事業の予算計上については、最初は9月
補正予算の当初に計上していくという見込みで進んでおりましたが、先ほど工藤次長のほうからも御説明があったとおり、途中、地権者の一部の人との契約が少しずれ込んでしまったというところで、そこが確実にならないと事業として認められるかというと、1人が駄目だと言うとこの事業は駄目になってしまいますので、そこはきちんと見極めた。そのために9月の最初の提案のところにはのせられなかったというのがあります。
それからあと、これを10月臨時議会、こういうことも考えました。ただ、この事業者の立場からすると、早急に事業を進めたいという考えもございました。あとは追加の提案ということで、提案するタイミングというのは2つあります。今回のような提案の仕方と、あとは最終日提案と、2つ想定いたしました。その中でどちらがいいかということを考えたときに、少しでも早く、それで場合によっては一般質問も少しでもできる可能性を残したい。そういうことで、9月開会日ではございましたが、その終了後、速やかに全協を開いていただいて、まだ一般質問の提出の時間のタイミングというのを残した上で、一応そういうことも念頭に置いて、議員全員協議会を開催させていただいた。これが趣旨でございます。
本当に申し訳ございませんでした。(「よく分かった」の声あり)
◆五戸 委員 お話はよく分かるんですけれども、開会日すぐに我々の一般質問の締切りというのは12時なんです。そこで準備しなさいっていったって、準備できるわけないんです。やはりそういうところはもう少し慎重にやってほしいということなんです。
いろいろ話は分かりました。ただ、事業者のことばかり考えないで、市税を投入するわけですから、市民のことを考えなきゃいけないわけです。そして、確かにあのビルをそのまま残されても困るし、空きビルをそのままに残されても困るし、経済的なこともあるでしょう。ただ、これだけの投資をするのだから、ある程度の税収が見込まれるとか、ある程度そういうようないい結果になるんじゃ駄目なんです。これだけ大きな投資をするんだから、大きな成果がないと駄目なんです。だからそのことをしっかりと皆さんがどういうふうに集客できるのか、どういうふうに市民の皆さんが利用できるのかということをこれからもまだいろいろな議論があるでしょうから、その辺をしっかりやっていただきたい。このように申し上げておきます。
○藤川
委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 経緯のところは五戸委員へのお答えで分かりましたので、そこは結構です。
それで、五戸委員もおっしゃったように、多額の市税を投入するということなので、市民にとって有益なものであるということがまず第一だと思うんですけれども、この民間の事業としてこのマンション等の建設が行われるということに対して、市が補助をするということなんですが、その民間の事業がマンションということなので、八戸市の人口減少が続いている中で、マンション建設が果たしてずっとこの採算が取れて、税収が上がっていくのかどうかというのが大変気になるところだというのを市民の方々からも聞いています。そこが大事なところだと思いますので、採算性のところがどうなのかというのが、分かりましたらひとつ教えてください。
それと、公共的なところに市民の意見が反映されるものなのかどうかというところも大切だと思います。市民の要望がどの程度まで反映されるのか、あるいは反映するために意見の公募などを行っていく、そういうことができるものなのかどうか、確認したいと思います。お願いします。
◎工藤
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり推進課長 お答え申し上げます。
まず1つ目、採算性のところでございました。フージャース社のほうにも、やれるのか、大丈夫なのかというところを再三お尋ねしているところでございますが、現在、旧三春屋の裏側に、同社がマンションを建設して、もう少しで竣工かということでございましたけれども、あそこの入所状況を昨日ちょっとお尋ねしておりました。聞いたら、10戸ほど残してほぼ完売していると。そこもだんだんに埋まるだろうというふうな見通しを立てているということでございまして、さらにまた2棟建てるんですけど大丈夫ですかという話も重ねて聞いておりますが、その辺に関して、フージャース社も建てるだけじゃなくて、マンション管理とか売買とか、そういうところもやっている会社でございますので、ちゃんとニーズ調査をしていると。単純に八戸市内だけではなくて、八戸圏域全体、もしくは北東北全体の動向を見ながら建設を決めた経緯があるというふうなことでございまして、前のDEVELD八日町ができたときも、すぐ埋まったというふうな経緯がございまして、どこまですぐ埋まるかという話になってきますけども、フージャース社に今確認して、それも聞いていましたけれども、一瞬で売れるとは思ってないと。3年から5年をかけて埋まっていけばいいというふうなことでありまして、そこの分譲に関しては、自信というんですか、採算は取れるというふうなことで、コーポレーションというグループ会社ですので、そこのトップのホールディングスのほうでも、事業にゴーサインが出ているということを聞いてございました。
それからマンションだけではございませんで、ホテルもございますし、それから店舗を入れるという話になってございます。その店舗に関しても、これはこれからでございます。市民の皆さんからそっぽを向かれる店舗というのは、入りようがないので、そこは会社としても、ちゃんとニーズ調査をしてくれるというふうなお話をしていますし、その動向を見ながら、市民の皆様が望まれるようなお店が入ってくるものというふうに考えてございます。それに向けてそこの部分は補助が入らないので、言える範囲は限られますけども、市民の動向というのを伝えたいというふうに考えてございます。
一方で、ニーズ調査みたいなものにつきましても、今年度居住者をターゲットとした、中心街に住まわれている方を対象としたアンケート調査をやっていきたいというふうに考えてございます。
また、政策推進課のほうでも、八戸市まちの魅力創生ネットワーク会議など、提言書なども出されておりまして、そこで中心街に関することがかなり出てございます。
それから、その中では子育て支援の充実など、町なかで子どもが遊べる場所が欲しいという声もあったり、そこがそのまま今度のこの開発に生きるかどうかはまた別な話かもしれませんが、そういうふうないろいろな意見を徴する機会というのはたくさんございますので、そこを使いながら、これからいろいろなアンケートも含めて、この結果を会社等にお示ししながら考えていっていただくというふうに考えてございます。
以上です。
◆苫米地 委員 市民への説明会のほうは先ほど五戸委員のほうにお答えがありましたので、そこは分かりました。
この十三日町のほうについては質問を終わります。
もう一つ、魚菜小売市場のほうなんですけれども、前回の協議会のところで、オープンには遅れがない、計画どおりに進むだろうということでいただいていました。それで、オープンの前のプレオープンの企画などについては何か考えているのかどうかということが1つと、イサバのカッチャの石像のことです。駅前にある石像をこの
魚菜市場のほうに移してほしいというふうな要望があるんですが、そのことの話は伝わっているかどうか、また、どういう
ふうに考えているかどうかお知らせください。
◎工藤
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり推進課長 まず
魚菜市場のほうでございますが、プレオープンでございます。今現在、11月の下旬をオープンでというふうにしてございますが、11月の最終週あたりでオープンできればということで今地元の魚菜に入っている組合員、移転して仮店舗で営業されている方々と交渉中でございました。どうしても12月の初めあたりで新幹線の20周年記念のイベントと絡めて、八戸駅から陸奥湊まで人に来てほしいということで絡めたイベントも計画してございますので、そのタイミングと合わせてプレオープンを考えていければと思ってございます。ちょっと期間がぎゅっとなってしまいますけれども、その中で今地元の方、それからまち会社といろいろ協議を重ねている状況でございますので、また決まりましたら、発表させていただくというふうに考えてございます。
もう一つは、イサバのカッチャの像ですけれども、現在、駅前の広場にドーンと寄附でいただいた大きい像があるんですが、あれは今現在、地元の商店街の商栄会の所有で置いてもらっているものでございました。今、魚菜の工事も進んでおりますが、併せて、この間、
補正予算をつけていただきました民間市場の改修工事、こちらのほうが今進む予定でございました。そちらも今設計が進むところでございまして、地元の商栄会からは、そっちのほうに移してシンボル的に使ってくれないかというお話がありまして、私のほうでも、魚菜のほうに置いたほうがいいのか、ただ工事を先に進めて置いてしまったら、もうこちらの民間の市場で使えなくなってしまうのではないかという話もあって、そこは設計の中で、シンボリックでこう、ばえると言っていいのか、記念写真みたいなのを撮れるような場所として、今だと駅舎の後ろのベンチとかしか写らないので、ああいうところじゃなくて、もうちょっと記念写真的に撮れるような場所をつくっていこうというふうなお話を今しているところでございましたので、もう少々お待ちいただければと思います。
以上です。
◆苫米地 委員 分かりました。イサバのカッチャの像なんですけれども、移設に関しては市のほうが責任を持って移設の費用も出してくださるということでよろしいのでしょうか。
◎工藤
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり推進課長 お答えします。
今の改修工事のほうは、先ほどのチーノじゃないですけれども、優良建築物等整備の事業で複数棟の改修工事というのが進んでございますので、そちらのほうで見るか、市のほうで見るかはまだ決定してはございません。そこはまち会社のほうと相談して決めていきたいというふうに考えてございます。
以上です。
◆苫米地 委員 分かりました。地元の方々と十分相談して、納得がいく形で進めていただくようにと意見を述べます。
終わります。
○藤川
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第1条中の
歳入予算の補正及び第2条地方債の補正について
理事者から説明を求めます。
◎保坂
財政部次長兼
財政課長 それでは、
補正予算及び
説明書の4ページを御覧願います。
今回の
歳入予算の補正は、第1条にありますとおり12億8205万円を追加し、総額を996億4323万6000円とするものでございます。
次に、第2条の地方債の補正につきましては、7ページを御覧いただきまして、第2表に記載のとおり、都市計画事業の限度額を、右の欄の補正後の額3億3850万円に増額するものでございます。
それでは、12ページを御覧いただきまして、
補正予算の内容につきまして御説明申し上げます。
第16
款国庫支出金は9億5802万5000円の増額でございますが、1項2目1節の
新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金、2項3目1節の接種券の送付等に係る
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金、同じく4目1節の先ほど説明のありました十三日町・十六日町地区再整備支援事業に係る社会資本整備総合
交付金でございます。
次の13ページに参りまして、第21
款繰越金は、今回の
補正財源として3億452万5000円を計上するものでございます。
次の14ページに参りまして、第23款市債は、魚菜小売市場改修工事費の増に伴い、都市計画事業債を1950万円増額するものでございます。
説明は以上でございます。
○藤川
委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆五戸 委員 今回の十三日町の再開発に関してなんですけれども、マンション、ホテル、そこは補助事業対象ではないわけです。補助事業対象は通路の部分とか、そういうところなんです。ただ、物販の施設が割合的に小さい。すると確かに居住人口が増えたり、いい点もあるわけですけれども、雇用という面においては、正直な話、あまり期待できないんじゃないかというような気がしているんです。大きなショッピングセンターとか、そういうのでしたら、結構な人を雇ったりなんかしますから、雇用の面でいろいろな特典があると思うんですけれども、あそこの部分では通路の部分とか、解体に補助が要請されているわけですけれども、果たしてどんな魅力があってあそこに行くんだろうと。利用する人だけが行くような感じになりはしないかという、ちょっとそういう不安があるんです。そういった面ですごく懐疑的に思っているんですけれども、今回は皆さんの説明も十分聞きましたし、理解はするんですけれども、今の進め方には少し不満もあるし、そういった面でもろ手を挙げてこの事業に賛成するというわけにはいかないんですけれども、消極的な賛成をするというような、今後、そういうふうな進め方を少し気をつけていただきたいということで意見を申し上げます。
○藤川
委員長 ほかにありませんか。
◆苫米地 委員 ほかの会派の方々からも市民が十分納得する形で慎重に進めてほしいということとか、また市民の方々からも、中心街にまた建物を建てるのかと、市民の税金を使って建てるのかというような心配の声もありますけれども、建物をそのままにしておくわけにもいかないということも十分理解します。市長が提案理由の説明のときに機を逃さずにというような言葉でおっしゃったことも十分理解をいたします。
ただ、先ほども述べましたけれども税金を使って、いろいろ事業を進めるということの意義を考えれば、市民にとって有益であるということがまず一番大事だと思いますので、そこを忘れないでいただきたいという意味を込めて、市民から大丈夫かっていう心配の声が上がるということは情報がしっかり伝わっていないということだと思いますので、市民の方々に、しっかりと市からの思いも含めて、まちづくりの一環だという思いがあるのであれば、そこもしっかり伝わるように説明をしてほしい。また事業者のほうからは、先ほど確認したように、採算が取れるんだということも含めて説明をする機会をしっかり設けてほしいというふうに思います。
それとまた、先ほどアンケート調査などもする予定だということでありました。市民の意見、要望がしっかりと反映されるような事業になってほしいと思いますので、そこもしっかりお願いいたします。
あくまでも、ただ単にマンション、建物、駐車場を建てるということではなくて、八戸市のまちづくりの一環だということが一番大事だと思いますので、点ではなくて面で考えてほしいというのはそういうことですので、しっかりとそこも含めて取り組んでいただくようにと意見を付して賛成いたします。
○藤川
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤川
委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第99号は原案のとおり可決されました。
以上で、当
委員会に付託されました議案の審査は全て終了いたしました。
なお、報告内容については
委員長に一任願います。
──────────────────────────────────────
○藤川
委員長 これをもちまして
総務常任委員会を閉じます。
お疲れさまでした。
午前11時09分 閉会...