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  1. 八戸市議会 2022-07-21
    令和 4年 7月 民生協議会−07月21日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 7月 民生協議会−07月21日-01号令和 4年 7月 民生協議会   民生協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  令和4年7月21日(木)午前10時00分〜午前11時02分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項の報告について   1 新型コロナウイルス感染症への対応について   2 適切に管理されていなかった新型コロナワクチンによる接種事案の確認について   3 介護事業者行政処分について   4 令和4年7月4日の大雨による被害状況について   5 令和4年上半期八戸市の火災と救急・救助について  ● その他   1 3回目コロナワクチン年代別接種率について   2 エッセンシャルワーカーのワクチン接種に対する市の具体的な対応について   3 ノババックス社製コロナワクチンの現在の予約状況について   4 保育施設高齢者施設無料配布されている抗原検査キット活用状況無料配布を8月末まで延長する対応の有無について   5 感染急拡大を受けての現在の保健所の体制とさらなる体制整備について
      6 感染急拡大の要因とお盆や夏休みを控えての市の対策について  ────────────────────────────────────── 出席委員(8名)  委員長  岡 田   英 君  副委員長 田名部 裕 美 君  委 員  山之内   悠 君   〃   三 浦 博 司 君   〃   夏 坂   修 君   〃   豊 田 美 好 君   〃   森 園 秀 一 君   〃   伊 藤 圓 子 君 欠席委員(なし) 委員外議員(なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事者  健康部長          秋 山 直 仁 君  市民防災部長        磯 嶋 美 徳 君  総務部理事         金 濱 康 光 君  保健所副所長兼保健総務課長 小笠原 光 則 君  市民防災部次長市民課長  大 坪 和 広 君            他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主事 石 橋 梨 乃  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○岡田 委員長 おはようございます。  本日は全員出席であります。  ただいまから民生協議会を開きます。  お諮りいたします。  報道機関からテレビ取材の申入れがありました。  撮影は最小限度とし、案件の冒頭を撮影した後はカメラの撮影者には退席していただく形で許可したいと思いますが、いかがでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 それでは、取材される方にはそのようにお願いいたします。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項の報告について ○岡田 委員長 理事者から所管事項について報告の申出がありますので、これを受けることにいたします。  本日の報告の順序ですが、まず案件3から5までの報告を受けてから、その後、案件1、2と順次進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  皆様にあらかじめ申し上げます。  今般の新型コロナウイルス感染拡大防止のため、所管事項の報告については、報告案件に関係する部署が順次入室して説明し、報告終了後は退室することとなりますので、御了承願います。  ──────────────────────────────────────  3 介護事業者行政処分について ○岡田 委員長 初めに、介護事業者行政処分について報告願います。 ◎岩崎 介護保険課長 おはようございます。  それでは、介護事業者行政処分について、お手元の資料に基づき御報告申し上げます。  今回の処分は、介護保険法の規定により、令和4年7月12日付で指定居宅サービス事業者及び指定事業者の指定の効力の全部停止処分を行ったものでございます。  事業者の名称等でございますが、法人名、サンパーク合同会社代表者職氏名代表社員工藤智幸事業所名、サンパークビレッジヘルパーステーション、所在地、八戸市南郷大字市野沢字市野沢平56番地19、サービス種類訪問介護・第1号訪問事業でございます。  1、処分日・内容でございますが、処分日は令和4年7月12日、内容は令和4年8月1日から2か月の間、指定の全部の効力の停止とするものです。  次に、2、処分の理由でございますが、2項目ございます。  (1)不正請求。  ア、令和2年10月から令和3年6月まで、サービス提供記録を作成せず、介護給付費を請求した。  イ、令和2年10月から令和3年11月まで、訪問介護員の資格を持たない職員が提供したサービスについて、介護給付費を請求した。  ウ、同一の訪問介護員が複数の利用者に対し、同日同時間帯にサービスを提供したとして、重複して令和2年11月分の介護給付費を請求した。  これらは、法第77条第1項第6号に規定する不正請求に当たるものでございます。  (2)虚偽の答弁。  監査において、訪問介護員の資格を持たない職員のサービス提供について、令和3年4月以降、介護給付費は請求していないと事実と異なる証言をしたものです。これは、法第77条第1項第8号に規定する虚偽の答弁に当たるものでございます。  3、事業者に対する経済上の措置でございますが、令和2年10月から令和3年11月までに提供したサービスに係る介護給付費のうち、不正に受け取った金額に法第22条第3項の規定に基づく不正利得に係る加算金を加え、総額201万7498円の支払いを求めるものでございます。  以上で介護事業者行政処分についての報告を終わります。 ○岡田 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  4 令和4年7月4日の大雨による被害状況について ○岡田 委員長 次に、令和4年7月4日の大雨による被害状況について報告願います。 ◎下村 防災危機管理課長 それでは、令和4年7月4日の大雨による被害状況について、タブレットの資料により御説明を申し上げます。  まず、1の気象情報についてですが、青森地方気象台が発表した警報等としては、7月4日、月曜日の15時28分に大雨警報(浸水害)、洪水警報が発表され、15時45分には土砂災害警戒情報が発表されましたが、17時56分には土砂災害警戒情報が解除されております。その後、18時29分には大雨警報土砂災害、浸水害)が発表され、洪水警報も継続されましたが、19時55分には大雨、洪水ともに警報が解除されました。  降水量につきましては、4日20時時点の累加雨量が、新井田川においては57ミリメートル、浅水川においては52ミリメートルとなっております。  次に、2の災害連絡本部についてですが、大雨警報の発表に伴い、4日15時28分に設置し、大雨警報の解除に伴い20時に解散いたしました。  次に、3の避難指示避難所開設についてですが、土砂災害警戒情報発表に伴い17時22分に避難指示を発令し、その後、大雨警報解除に伴い19時55分に避難指示を解除しております。避難対象地域は、田面木地区根城地区長者地区及び是川地区土砂災害警戒区域で、避難所は田面木小学校根城小学校長者小学校及び是川小学校の4か所を17時40分に開設し、20時に閉鎖をしております。なお、避難者はおりませんでした。  次に、4の被害状況について御説明申し上げます。  人的被害建物被害につきましては、特にございませんでした。  農業被害につきましては、是川と櫛引においてリンゴ、葉たばこの降ひょう被害がございました。  次のページに参りまして、道路被害につきましては、市道田面木線田面木字上野平付近)で1件の路面冠水がございました。また、市道館越山吹上線(吹上2丁目付近)など道路への倒木2件、市管理道路(是川3丁目付近)など路面への土砂堆積3件、市管理道路是川字堀田付近)など道路の洗掘3件、市道上野4号線(上野字上明戸付近)など道路ののり面の崩れ3件などがございました。  交通機関への影響として、八戸自動車道では速度規制がございました。  ライフラインへの被害として、是川、沢里、糠塚で約900戸ほどの停電がございました。  説明は以上でございます。 ○岡田 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  5 令和4年上半期八戸市の火災と救急・救助について ○岡田 委員長 次に、令和4年上半期八戸市の火災と救急・救助について報告願います。 ◎齋藤 総務部参事 それでは、令和4年上半期八戸市の火災と救急・救助について御説明いたします。  資料を御覧ください。  最初に1、火災概況でありますが、火災件数は39件となっております。内訳は、建物火災23件、車両火災4件、その他の火災12件となっております。なお、その他の火災の主なものは、枯れ草火災でございます。  火災による死者は1人、負傷者は3人となっております。  昨年より火災件数は3件増加しているものの、死者、負傷者は減少しております。  次に、下の部分、(2)の主な出火原因でありますが、たき火、電灯・電話等の配線が各5件、たばこが4件、放火が3件となっております。  なお、火災件数39件は、過去5年の平均が35件であることから、やや多くなっております。  次のページを御覧ください。  次に、2、救急概況でありますが、救急出動件数は4601件、医療機関への搬送人員は4319人となっており、1日平均25.4件、56.6分に1件の割合で出動したことになります。  主な事故種別では、急病が3333件で全体の7割を占め、次いで一般負傷が572件、転院搬送が365件、交通事故が170件の順となっております。  なお、過去5年間の救急出動件数の推移を見ますと、平成29年から令和元年までは右肩上がりで推移してきましたが、コロナ禍となった令和2年、令和3年は減少し、今年はコロナ禍前の令和元年より多くなっております。  また、表にはございませんが、新型コロナウイルス感染症陽性者の搬送は、上半期で98件ありましたが、特に7月に入ってから急増し、7月1日から19日までで55件となっております。  最後に、3、救助概況でありますが、救助出動件数は16件で、救助人員は13人となっております。  事故種別では、交通事故が5件、次いで機械による事故が2件、火災、水難事故、建物等による事故がそれぞれ1件、その他の事故が6件となっております。  なお、救助出動件数16件は、過去5年の平均が21件であることから、少なめとなっております。  以上で説明を終わります。 ○岡田 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  1 新型コロナウイルス感染症への対応について ○岡田 委員長 次に、新型コロナウイルス感染症への対応について報告願います。 ◎小笠原 保健所副所長兼保健総務課長 それでは、タブレットの資料を御覧ください。  まず、一番上の表でございます。まず、現在の感染状況でございますが、八戸市保健所においては累計で1万9013人、うち今年6月から昨日までで7097人の新規陽性者を確認しております。  2番目のところでございます。6月中旬以降、新規陽性者数は高水準で増加傾向にありましたが、今週に入りましてからさらに増加いたしまして、昨日7月20日には過去最多となる468人の新規陽性者を確認してございます。施設や学校等でのクラスターに加え、職場や医療機関でのクラスターも確認されるなど、様々な場面で感染が拡大しており、第6波と言われる3月の状況を大きく上回る非常に厳しい状況が続いております。  そして、3番目のグラフでございます。入院等調整中も含めた全療養者数も増加しており、昨日時点で2944人となっており、こちらも過去最多を更新しております。幸い、陽性者のほとんど、99%以上の方が軽症または無症状ではありますが、重症化リスクのある方は入院していただいております。  現在、病床使用率は市内の医療機関で60%台後半まで上昇しておりまして、療養状況も厳しい状況が続いておりますが、県や医療機関と連携して必要な体制の確保に努めてまいりたいと考えております。  そして、2ページ目でございます。  保健所の体制につきましては、現在、他部局からの応援職員の増員に加え、人材派遣会社の活用や会計年度任用職員の任用により、疫学調査健康観察情報管理等に対応してきたところでありますが、依然として陽性者が高い水準で推移していることから、現在さらなる体制強化に取り組んでおります。  現在、保健所への問合せの電話がつながりにくく、相談が受けにくい状況が続いておりますことから、通常の保健所業務を一部停止または縮小し、相談業務に当たる職員を増員し、受付体制を強化することにより、市民の皆様の不安解消に努めております。  次に、一定期間、集中的に保健所業務をサポートする緊急対策チームとして5名の職員を昨日より配置しております。このチームの役割は2つありまして、まず、従来の感染症対策の業務が円滑に進むよう、健康観察などの各般の取りまとめ等を重点的にサポートする職員を3名配置し、作業の効率化と迅速化に努めることとしております。  また、2点目といたしましては、従来の想定を大きく超える検査数に迅速に対応できるよう、新たなシステムの導入に向けて2名を配置し、効率的な検査体制の構築による体制強化を図ることとしております。陽性者の急激な増加により、相談対応、告知等に遅れが生じており、市民の皆様に御心配と御迷惑をおかけしている状況にありますが、改善に向け対応してまいります。  説明は以上でございます。 ○岡田 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 適切に管理されていなかった新型コロナワクチンによる接種事案の確認について ○岡田 委員長 次に、適切に管理されていなかった新型コロナワクチンによる接種事案の確認について報告願います。 ◎北村 保健予防課長 それでは、適切に管理されていなかった新型コロナワクチンによる接種事案の確認につきまして、事案の概要と今後の対応等について御報告いたします。  タブレットの資料を御覧願います。  まず、大きな1番、事案の概要についてでございますが、新型コロナワクチン接種受託医療機関、名前は伏せてA病院とさせていただきますが、本年5月12日から6月10日までに実施した追加接種において、使用したモデルナ社ワクチンが適切に管理されていなかった事案が確認されたものでございます。  事案は、大きく2つに分けられますが、保管温度使用期限の管理において適切な取扱いがなされていなかったもので、1つ目、事案1については、5月12日及び13日において接種を受けた119人が対象となるものでございます。冷蔵保管すべき解凍済みワクチンバイアルを再冷凍して保管していた可能性があり、両日中に接種した119人中、最大15人に対し使用されておりますが、特定は困難であるものでございます。そのため、こちらの119人は疑いの方を含むということでございます。  2つ目、事案2については、5月19日から6月10日までに接種を受けた354人が対象となるものでございます。冷蔵保管すべき解凍済みワクチン25バイアルを再冷凍して保管しており、これが354人の接種に使用されたことが分かってございます。なお、うち30人につきましては、5月26日の接種において使用期限を3日過ぎたワクチンが使用されております。以上、2つの事案の合計で合わせて473人の方が対象となるものでございます。  資料の中段に点線囲みモデルナ社ワクチンの取扱いについて簡単にまとめてございます。マイナス20度からプラスマイナス5度の範囲の冷凍保管をした場合、有効期限は製造から9か月とされております。また、これを一旦解凍し、2度から8度の冷蔵に移行した後の使用期限は、製造からの有効期限の範囲内で最長30日とされており、再び冷凍することは不可とされているものでございます。  1本の小瓶、これをバイアルといいますが、1バイアルから追加接種においては15回から20回分の採取が可能とされており、A病院では15回分を採取する運用をしてございます。  次に、大きな2番、事案が判明した経緯についてでございますが、A病院から市に提出された5月分の予診票の内容を確認しておりましたところ、予診票に貼付された使用ワクチンの情報を表示したシールに記載された製造ロット番号に対応する有効期限と、実際の接種日との前後関係から、使用期限切れ接種事案の発生が確認され、6月10日に市からA病院に御連絡を差し上げました。  これを受けまして、A病院において確認した結果、これ以外に冷蔵保管すべき解凍済みワクチンを再冷凍して保管していたことが判明し、6月13日にA病院からその第一報を受けたものでございます。  続いて、大きな3番、こうした事案が発生するに至った経過についてでございますが、A病院ではこれまで国から直接ワクチン供給を受けてきた経緯があり、冷凍状態で配送されたワクチン使用直前まで冷凍保管で管理することが習慣化しておりました。今回、再冷凍されたワクチンは、A病院において当面の使用予定に対し在庫数量が不足していたことから、これを補うため、A病院からの注文を受け、5月の上旬から6月の上旬にかけ5回にわたり、市から冷蔵の状態でバイアル単位小分け配送を行ったものでございます。  米印の部分でございますが、市では、受託医療機関からの注文に応じ、週ごとにワクチン小分け配送を実施しております。A病院ではこれを冷凍状態で配送されたものと認識し、冷凍保管してしまったということでございました。これまでの習慣から、現場での取扱いを誤ったものでございますが、市からの小分け配送はA病院にとっては今回が初めての臨時的な対応でありましたので、その意味で、影響は今回御報告する対象者にとどまることが確認できております。  2ページ目を御覧願います。  最後に、大きな4番、本事案に対するA病院及び市の対応についてでございますが、まず対象者計473人に対し、A病院より事案発生に関するお知らせを7月19日にお送りしたところでございます。A病院からのお知らせにも記載してございますが、A病院に相談窓口を設置し、健康相談を受け付けるとともに、希望者には抗体検査を無料で実施することとしております。  なお、現時点までに、本事案に関係し、健康被害や接種後症状が長引く方は確認されてございません。  また、抗体検査につきましてですが、ワクチン接種により抗体が獲得できたかを測定するもので、血液を採取し検査分析をして行うものでございます。  未使用の再冷凍ワクチンは5バイアルが残っておりましたが、こちらはA病院において事案の判明後の6月15日に廃棄を済ませてございます。  市からは、全ての受託医療機関に宛て、間違い防止の徹底について6月30日付で注意喚起を行ってございます。  今後、抗体検査の実施等について、市として必要な支援を行ってまいりたいと考えてございます。  最後に、本事案は、製薬会社の定めと異なる方法で管理されていたことで、ワクチンの品質にも関わりかねない事案で、かつその影響範囲が数百人と大きな規模であることを踏まえ、全国の他自治体における同様の事案への対応も参考とし、7月19日に記者クラブにおいて先行して公表させていただいたものでございます。  市民の皆様、とりわけ今回の接種対象者の皆様には御心配をおかけいたしますが、健康相談の対応や抗体検査の実施等については市ではA病院と連携してしっかりと取り組んでまいるところでございます。  以上で説明を終わります。 ○岡田 委員長 ただいまの報告について御質問ありませんか。 ◆伊藤 委員 このたびのこの事案というのは、やはりあってはならないことだったと思います。それで、初めての小分け作業があったということで、そこでやはりこのワクチンがどういう状況であるかということを明確に相手方に分かるように表示し、説明すべきではあったかと思います。今後、こういうことがないようにもちろん御努力されていくかと思います。  それでちょっとお伺いしますけれども、再冷凍した場合にワクチン効果というのはなくなるんでしょうか、低下するんでしょうか。そして、また抗体検査も希望者にやらせるということでありますけれども、この473名の方で抗体がなかったために今回の急拡大するコロナの感染、それにかかってしまったというようなことが今の時点ではまだ分からないかもしれませんけれども、そうなった場合にはどういった対応をするのかというのを教えてください。 ◎北村 保健予防課長 まず、今回の再冷凍してしまったワクチンの有効性ということかと思いますけれども、モデルナ社ワクチンを国内で製造販売する武田薬品からは、想定する使用方法と異なるため安全性や有効性が担保されないということで伺ってございました。具体には知見がないため不明であるというような御回答をいただいており、メーカーでは健康観察を求めているということでございます。そのために、A病院のほうにおきましては、相談窓口を設置して対応するという現状になってございます。  それから、今回の4回目なりの接種に使用された方ということに関しまして、コロナに感染した方がいるかどうかということにつきましては、今のところ情報がございませんので、お答えができかねる状況でございます。抗体ができていない方、検査を希望する方につきましては抗体検査を行いまして、抗体価がこれはちょっと足りないということがあれば再接種も行う予定でございますので、そこらは接種された方と病院側で相談していただきながら対応することになってございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございました。本当に急拡大する中で様々なお仕事の内容というか、保健所体制というのも大変厳しい中で実施されているかと思いますので、こういう小分け作業につきましても、何回も確認する手順が踏めるような体制であればよろしかったのかと思いますけれども、それができない、やはり多岐にわたる対応というのに職員が足りないというところでそういうことが起こったのであれば大変残念であるし、やはりその辺の体制をきちっと捉えて、二重、三重にチェックして発送できるようにお願いしたいと要望して終わります。 ○岡田 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ────────────────────────────────────── ● その他  1 3回目コロナワクチン年代別接種率について ○岡田 委員長 次に、その他ですが、事前に伊藤圓子委員から本日の議題以外の質疑をしたい旨の申出がございましたので、これを認めます。  また、各委員において関連質問がある場合は、伊藤委員の質問が終了した後にお願いいたします。なお、関連外の質問は認められませんので、御留意願います。  それでは、3回目コロナワクチン年代別接種率について質問をお願いいたします。 ◆伊藤 委員 この感染急拡大という、なぜそうなってしまったのかということをいろいろと考えたときに、やはり若い世代の方々の3回目の接種率がどうも上がらなかったというあたりが原因ではないかということもよく言われておりまして、それでさらにそれが下がり切らないで第7波を迎えてしまったという今状況にあるかと思いますけれども、3回目のワクチンの年代別、20代、30代、10歳刻みぐらいで教えていただければと思います。 ◎北村 保健予防課長 それでは、年代別の接種率ということでお答えいたします。  まず、65歳以上の方、こちらにつきましては、7月20日現在ということになりますけれども85.90%、それから60歳から64歳につきましては82.90%、それから50歳から59歳につきましては76.43%、40歳から49歳につきましては66.79%、30歳から39歳が59.19%、20歳から29歳が56.53%、それから12歳から19歳につきましては45.49%ということになってございます。こちらをトータルしますと、約73%ぐらいの接種率ということになるかと思います。  それから、ちなみに小児、5歳から11歳の接種率、1回目、2回目のこちらも参考までにお知らせいたしますと、まず1回目の接種が済んでいる方が36.64%、それから2回目が済んでいる方が35.21%ということになってございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ならせば73%ということで一見高いかと思うんですけれども、やはりこうして伺うと、年代が低いほど接種率が低いということは明らかであるし、今でも3回目の接種をされているかと思いますけれども、さらなる啓発をしていただいて接種率を上げる。接種率、この数字そのものよりもこの急拡大というのが何に起因するのかというあたりをよくよく分析して、市民の方々にお知らせし、御納得いただいて接種していただくという。やはりこの課題は八戸市も大きいと思っております。  また、5歳から11歳のところの1回目、2回目、3割強ということでありますけれども、保育・幼稚園、認定こども園、そして小中学校、こういう10歳未満、あるいは10代の方たちの感染というのが大変多うございます。クラスターも多く発生している。そういうこともあって、やはりお子さんのことですので副反応が心配で受けさせられないということもありますけれども、後でまた補足しますけれども、別なアレルギー対応のワクチンなども出てきておりますので、そういったほうも情報提供しながら接種される方々を増やしていただきたいと御要望申し上げて、これについては終わります。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 エッセンシャルワーカーのワクチン接種に対する市の具体的な対応について ○岡田 委員長 次に、エッセンシャルワーカーのワクチン接種に対する市の具体的な対応について質問をお願いします。 ◆伊藤 委員 これは何回か一般質問でも、エッセンシャルワーカーというのは患者さんとじかに触れる機会が多い、特に医療従事者の方々、また保育等、10歳以下の方とか10代の方々という教育の場所で子どもに接する職業の方、そういった方々にはやはりこのクラスターの発生状況を見ても4回目の接種というのはやっていただきたい。ただ本当に専門的なことで、4回目のワクチン効果というのはあまりないんだというようなこともよく報道されておりますので、その辺の捉え方をどうしたらいいのかと私もちょっとこの質問をするに当たっては考えておりましたけれども、しかし、幾らかでも効果があるというならば、最初からこれをやるべきだったと。しかも今回医療についても国がやりますと言ったのは非常に遅かったと思うんです。それは当市においても、医療従事者の方々からのクラスターが発生するという事例も起こっておりますので、もっと早くすべきであったと思いますけれども、これは昨日の市長の記者会見、そういう中でも話されておりましたけれども、重複するかと思いますが、御説明お願いできますか。 ◎北村 保健予防課長 まず、対象拡大の概要についてお知らせしたいと思いますけれども、7月14日の総理大臣の発言を受け、国では早ければ来る22日から4回目接種の対象を拡大するということになっているようでございます。拡大される対象は、現時点で示されている情報を総合しますと、60歳未満の方のうち重症化リスクの高い方が集まる医療機関高齢者施設、障がい者施設の従事者ということになってございました。詳細につきましては、22日に開催されます国の厚生科学審議会の審議結果により決定されるものでございまして、こちらの動向を今注視しているところでございました。  これに対しましての市の対応という部分でございますけれども、まずワクチン接種受託医療機関に対し、従事者に接種するために必要なワクチンの追加発注を受け付けることとしまして、既に事務連絡を出してございました。それから、対象者の接種券は発行申請に応じて発行することとなりますが、これを待たずに接種を進めていただいて、手続は事後的に行って差し支えないことを医療機関や施設等に対し周知しているところでございます。また、希望する方があれば他の医療機関や施設の従事者についても積極的に接種を受けていただくよう協力を依頼するほか、集団接種においても受入れ体制を確保することとしてございます。  対象者の範囲、エッセンシャルワーカーのことにつきましては、現時点では重症化リスクの高い方が集まる医療機関高齢者施設、障がい者施設等の従事者が対象とされてございまして、さらなる対象拡大について厚生労働大臣は否定的な見解を示したという報道があったというやに聞いてございました。いずれにしましても、22日開催の厚生科学審議会の結果、正式に決定される内容を見ながら、接種対象になる方に対し、迅速かつ円滑に受けられるように御案内をしてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 国では、今回以上の拡大はないというようなことを明言しているわけですけれども、当市においてこの急拡大という中身を見ていても、やはりそういう保育・教育施設のところでも目立った拡大をしているわけです。したがって、やはりそこら辺は再度いろんな機会を捉えてというか、早期に地域の状況というものをお伝えしながら適切に対応していけるように、ここら辺の拡大をお願いしていくということは必要ではないかと思うんですけれども、そういったこちらからの国へあるいは県への働きかけというものは今の時点で考えておられるんでしょうか。 ◎北村 保健予防課長 まず、エッセンシャルワーカーに対しての接種を行うという方針であることは見えてございますので、もしそれに不足するようなことがございましたら、また改めて県なり国に要望していくことも検討したいと思ってございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 小中学校、あるいは幼稚園系統であると、これから夏休みに入るということでクラスターの発生が抑えられて、少し希望が持てるかと思うんですが、ただ保育の場合はずっと通園するわけですので、またお子さんから家族へということになるとお仕事にも差し障りがあるし、また保育の場所がなくなるとかそういう状況も発生する可能性があるわけなので、注視していきたいと思いますけれども、よくよくやはり現場をよく見て、この現場の状況を分析し、どうすべきかということを適切に早急に対応できるようにしていただきたいと御要望申し上げて終わります。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 ノババックス社製コロナワクチンの現在の予約状況について ○岡田 委員長 次に、ノババックス社製コロナワクチンの現在の予約状況について質問をお願いします。 ◆伊藤 委員 これまでもアレルギーでファイザー等のワクチンが接種できなかったという方々には朗報であって、このノババックス社製のワクチン、これも八戸市立市民病院で実施されるということであります。実施につきましては、弘前、青森はもう既にされていて、もう2回目というように、1か月ぐらい八戸の実施よりは早めだったんですけれども、この辺ちょっと遅れた理由と、それからあと7月30日に接種するということでありますので、希望する方々の数を教えていただけますか。 ◎北村 保健予防課長 まず、ノババックスワクチンの受け入れる体制がちょっと遅かったのではないかということに関しての回答ですけれども、こちらに関しましては、ノババックスのワクチンを打っていただく医療機関等を探すのに時間がかかった、調整がかかったということで、ちょっと他市よりは遅れるというような状況になってしまったというところがあるのかと思ってございました。  それから、具体の予約状況につきましてですけれども、7月15日の金曜日から市のコールセンターで予約の受付を開始してございまして、同日中に予約枠、2日で計200回なんですけれども、こちらがほぼ埋まりまして、翌16日の土曜日の早い時間に全ての予約枠が埋まったということで伺ってございました。こちらにつきまして、キャンセルが発生した場合はキャンセル待ちの方におつなぎするというようなことで現状対応することとしてございます。  今回の具体の接種日程ですけれども、八戸市立市民病院で日時は7月30日の土曜日、それから8月20日の土曜日、全2回ということで各回100人ということで既にもう予約は終了しているという状況でございました。対象につきましては、まず1回目、2回目及び3回目の接種希望者ということになってございまして、ノババックスにつきましては4回目は薬事的に対象外になっているということでございます。  こちらの状況の受け止めについてだったんですけれども、早い段階で埋まるということに関しましてですね、やはり従来のワクチンの成分にアレルギーがあるなどの理由でこれまで接種をためらわれてきた方が期待を寄せられているというところがあるかと思ってございました。  追加の実施日程を設けられるよう、また改めて現在調整を進めているところでございました。国へのワクチンの配分希望が通るかどうかというところ、それから接種会場をどうするかというところ、まだ決まっていないところがございますので、できる限りの対応をしていきたいと思ってございました。一応、現段階で接種が9月までということになってございますので、その後ももしかしたら接種期間が延びるのであれば、ぜひこういったノババックスを受けられる体制が整うようであれば、それらのほうにも対応していきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 伺ったとおり、本当にアレルギーが心配で打てなかったという方たちがぜひ受けたいということで殺到したんだと思います。このほかにどのぐらいキャンセル待ちの方がいるかですけれども、やはり希望する方には接種できるよう、できるだけ速やかにこのワクチンを取得できるような手続をしていただきたいと御要望申し上げます。  以上です。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  ──────────────────────────────────────
     4 保育施設高齢者施設無料配布されている抗原検査キット活用状況無料配布を8月末まで延長する対応の有無について ○岡田 委員長 次に、保育施設高齢者施設無料配布されている抗原検査キット活用状況無料配布を8月末まで延長する対応の有無について質問をお願いします。 ◆伊藤 委員 幼稚園、保育所、認定こども園、また高齢者施設、そういったところでやはり無症状であっても陽性の可能性があるわけですので、予防の意味で、早期発見ということの意味でこの抗原検査キットが配布されたと思うんですけれども、それにしてもこの急拡大、第6波もそうですし、第7波もそうですが、そうするとこの抗原検査キットというのはどのぐらい活用されているのかとか、あるいはその効用というのはどうなのかと思っているんですけれども、まずは活用のされ方について伺います。 ◎北村 保健予防課長 まず、3月、4月の年度末、年度初めの人の出入りの多い時期における感染拡大防止策の一環として、こちらの抗原検査キットの活用ということにしていたということなんですけれども、保育施設高齢者施設に対し、市町村を通じて県が抗原検査キットを配布していたということで、県の事業となってございました。  こちらの活用状況についてだったんですが、各施設では配布されたキットを随時必要に応じて活用しまして、最近まで使用を続けている施設もあったということで伺ってございます。各施設の所管課で対応したということで、こちらにつきましては保健所で関与は特にしていないという状況でございました。  伊藤委員からは、8月末まで延長する対応ということも伺われていましたが、キット配布自体は事業としましては3月中の配布で終了しているということで伺ってございます。委員の御質問ですけれども、県事業が終了しているのであれば市が独自で追加で配布すべきではないかという御指摘と受け止めてございますけれども、現在の感染状況において、陽性者の方に保健所から御連絡を差し上げるまで時間を要している状況でございまして、軽症または無症状の方が大多数を占める中、重症化リスクの高い方をいち早く医療におつなぎすることが現在求められている状況でございました。そのためには検査体制を一定程度重点化することも考えられまして、医師会等の関係機関とも協議しながら、早急に制度設計などを検討していきたいと考えているところでございます。  その枠組みの前提として、重症化リスクの高い方の集団生活の場である高齢者施設などにキット配布をすることで、感染の兆しを早期に把握することができないかということは今考えているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ありがとうございます。私も今からそのことを質問しようかと思っておりましたけれども、弘前では独自に4月からこの抗原検査キットというのを市内の薬局で無料配布するということをやっているわけです。したがいまして、市としましては、これもやはり速やかにその実施に向けてやっていただきたいということを御要望申し上げて終わります。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  ──────────────────────────────────────  5 感染急拡大を受けての現在の保健所の体制とさらなる体制整備について ○岡田 委員長 次に、感染急拡大を受けての現在の保健所の体制とさらなる体制整備について質問をお願いします。 ◆伊藤 委員 3月定例会でも、あの時点でやはりもう終わりと、収束に向かっていっているんだということは全く希望的観測ができなかった、そういうことでありましたので、保健所の体制というのは重要だと思い、取り上げておりました。それを受けていろいろと強化されてきたとは思いますけれども、しかし、恐らく第5波の後の第6波、そして今の第7波というような感染者拡大は恐らく想定できなかったのではないかと思います。  したがって、本当に急遽保健所以外の職員の方々にお願いすると、チームをつくってということをやっていただいたわけですけれども、現在の400人台の、これは学校が休みになってくるとかいろんなことで下がってはいくかとは思いますけれども、自宅療養者が2000人を超えているこの状況では、この増やし方で本当に大丈夫なのかと思うのですが、その辺は現場に合って大丈夫というのであればそれを信じるわけですけれども、私とすれば、そのぐらいの増員で大丈夫なのかという心配がちょっとあるんです。その辺を御意見伺います。 ◎北村 保健予防課長 お答えいたします。  保健所の体制につきまして、この前の報告事項で小笠原副所長からも御報告が入っていたところですが、改めて現在の状況等をお知らせしたいと思います。まず、現在、本庁各課からの応援職員、まず1日につきまして30人配置をいただいているところでございました。まだ感染が拡大している状況でございますので、さらなる応援職員の増員についても今後の陽性者数を見て随時人事課とも協議検討をしていく準備がございます。それから、6月以降、会計年度任用職員を新たに5人雇用しているほか、人材派遣会社から1日最大という形になりますけれども、1日、その日によってふけさめあるんですが、最大で18人ぐらいを手配していただくような日もございます。  そのほか、保健所内の他課の職員も事務事業を一部延期とかする形で、随時午前・午後に分けたりとか、短時間でも随時応援に入っていただいたりですとか、あとは改めまして20日から本庁より新たに保健所業務をサポートする緊急対策チームということで今5名の職員を配置していただいたところでございますので、こういった状況ではございますが、何とか今の現状、もし足りなければまた改めて人事課とも相談しながら、職員の増員等お願いをしていきたいところではあるんですが、なかなかスペースの問題というのもありまして、保健所内のスペース、今会議室を使ったりとか、空いている廊下を使ったりとかというようなことで対応しているんですけれども、なかなかそういったスペースも現在人数が増えていることで厳しくなっていると。保健所も結構広い会議室ではあるんですが、なかなかやはりこれだけの最大でそれこそ100名には届かないんですけれども、90名前後の職員が今こういったことに対応しているという状況でございますので、そういった物理的な面もございますので、そこらも加味しながら、今後改めてまた対応を検討していきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 十分に広いスペースがある保健センターだと思っていたんですが、こういう事態になると本当に狭いという、それこそ大変な時代だと認識を新たにいたします。でありますでしょうけれども、その場所の確保もまた別なところに求めるなり、市庁の中のどちらかとか、そういったことでとにかく自宅療養されている方が不安に陥らないように、やはりきめ細かく丁寧な対応ができるような、そういう体制をしっかりと取っていただきたいということを強く要望しておきます。  以上で終わります。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  ──────────────────────────────────────  6 感染急拡大の要因とお盆や夏休みを控えての市の対策について ○岡田 委員長 次に、感染急拡大の要因とお盆や夏休みを控えての市の対策について質問をお願いします。 ◆伊藤 委員 これまで質問の中でも申し上げてきましたけれども、改めて今回の八戸のこの感染の急拡大ということの要因をどのように、まだ本格的な分析はできていないかと思いますけれども、現時点でどのように受け止めているのかということを伺いたいと思います。 ◎北村 保健予防課長 まず、急増の理由という部分ですが、6月中旬以降、高齢者施設、教育・保育施設、それから学校等でのクラスターが多発しまして、職場や医療機関でのクラスターも出てきたということで、それに伴って多数の濃厚接触者を検査した結果、多くの陽性者が判明したということが一つ、依然として家庭内感染も相次いでいるほか、様々な場面で感染の拡大が連鎖していると見てございました。  国の専門家会合では、免疫を擦り抜けるとされるBA.5への置き換わりなどで全国的に新規感染者が増加しているという分析もございました。そちらにくっつきまして八戸市独自の分析というのはできていないんですけれども、やはりこちらのオミクロン株の中でもひときわ感染力の高いBA.5系統への株の置き換わりが八戸の地域でも進んでいる可能性を指摘する有識者の方もいらっしゃるということで今のところは捉えてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 確かにBA.5の置き換わりという、感染力の強いのであったのでこの辺の急拡大というのはもちろん考えられるんですけれども、第6波もそうでしたけれども、家庭内感染、これが非常に大きかった。それで、実際にそうなった方々から複数御意見が寄せられたり、質問なんかも受けたんですけれども、なった本人は、大人の世帯ですけれども、宿泊施設に入りたい、家族にうつしたくないんだと。しかし、それがなかなかそういう相談にも応じてもらえなかった状況があって、結局家族にうつしてしまった、仕事も休まざるを得なかったと、そういう事態が具体的に出ているんです。  そういうことがあって、家庭内感染をどうして防ぐかと。感染病というのはやはり感染した方を隔離するということ、それから今までも何回もいろんな場面でお答えいただいていますけれども、子どもがクラスター、あるいは濃厚接触者になったということでは隔離する宿泊施設というわけにはいかないということがずっとずっと言われてきたけれども、そうではない場合も、今の自宅療養の中にはそうではない方々で希望する方もいるわけです。しかし、まだ20人台の宿泊の利用にしかなっていない、それはもう当然家庭内感染は拡大していくだろうと素人目には映るわけです。その辺はどのように捉えていらっしゃるでしょうか。 ◎北村 保健予防課長 宿泊施設での療養ということに関しましては、まずこちらの所管につきましては県で見ていただいているという部分もございまして、なかなか市でいろんなトリアージをしながら、必要と思われる方をこちらのほうに入っていただいているという状況でございまして、支障がない範囲ではやはり自宅で療養をしていただくのが基本なのかと思ってございました。  そのような中で、やはり宿泊施設がなければ療養できないという方、旅行でいらした方ですとか、あと出張でいらした方、それからお一人暮らしの寮に入っている方とか、そういった方を優先的にトリアージしながら宿泊施設に入っていただいている状況でございますので、そこら辺は宿泊施設も数に限りがございますので、いろんな状況を見ながら対応しているとしか今のところお答えができない状況でございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 やはり現場の状況に即して対応していくというときに、この分野は県がやっているというところで一つ壁があるのだと思っています。やはりその壁がこの現状に即した対応ができないとすれば、これは何とかそこを打開するために、この第6波、第7波を見ていたときに、やはり県としてもう少し柔軟な、現場のやり方を重視していくというか、そういう考え方をもっともっと言っていかないとならないのかと思います。  私は、これは市がこの宿泊施設に関してもやるということであれば、もう少しこの辺がスムーズにいったのではないかと思います。もっともっと初期の段階でここのところが徹底されていればここまで拡大しなかったというのは、これは分かりませんけれども、ではないのかと想像をするんです。ですので、本当に県との境界線というものはもっと低くしてほしいということで、これは後々の検証にもなるかと思いますけれども、県の事業としての見直しというものもこれから大いに検証をしていただき、県に申入れをしていき、いい体制で対応していただきたい。  そしてまた、今夏休み、お盆を控えています。昨年はかなり落ちてきたところで夏休みに入ったら、ぱっと急上昇したわけです。もう今は、これまでにない過去最大の感染の状況でもってこの期間に突入するわけです。そうしたときにどのような対応をされていくのかということが大変心配なんですけれども、お伺いさせてください。 ◎北村 保健予防課長 現時点においては、政府で行動制限を行う必要はないという考えを持たれている。これは7月15日の国の感染症対策本部、BA.5系統への置き換わりを見据えた感染拡大への対応ということで出ているんですけれども、新たな行動制限を行うことは社会経済的な損失と得られる効果のバランスを失することということでうたわれてございまして、こういった状況でございますので、行楽や帰省など、全国規模での一定の人の流れというのが予想されるところでございました。  こういった中でございますが、市民の皆様にはこうした人の流れを前提にお過ごしいただくことになりますので、引き続き基本的な感染対策を徹底していただく、体調不良の際には慎重な行動を取るなど、これまでと同様の感染拡大防止への取組を継続していただくことが重要であるかと考えてございます。あとは、我々もワクチン接種等も改めて市民に、済んでいない方につきましては呼びかけていきたいと思ってございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 行動制限は必要なしといっても、これだけ八戸の場合、急拡大して400人台が連続して続いている。こういう状況だと、もう自主的自粛をしている市民がかなり増えていて、社会的な経済活動を大変心配しているけれども、それ以前に市民がもう動かなくなってしまうんです。だから、やはり一番は拡大をいかに防ぐかというところをしっかり押さえないと、もう経済活動が動かなくなるからと人の動きは制限しないといったって、市民、国民は自主自粛をしてしまうんです。  今、八戸の夜本当に静かになってしまいました。2週間ぐらい前まではかなり戻ってきつつあるかと喜んでいたのが、もう今またぱたっと様子が変わってきております。したがって、これから人も多くなるわけで、規制するわけではないけれども、国では駅だとか空港とかでPCR検査等を実施するということです。100か所ぐらいといったら八戸は該当しないのかと思いますけれども、やはり市として何かできないものかと、その辺はどうですか。 ◎北村 保健予防課長 駅等での検査場の設置等ということに関しましては、今のところそういった八戸市に設置されるということに関しての情報は入ってきてございませんので、今のところ我々もそういったところに市として設置するということは考えていない状況でした。ちょっとそちらにつきましては、今後の状況を見ながら、対応が可能かどうか含めて検討させていただければと思います。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 今後の状況といっても、今ひどいんです。それでさらにお休みで人が多くなってくるというと、逆に入ってくることの心配もあるけれど、ここにおいでになった方たちが逆に感染してお帰りになるということもあるんです。ですから、やはりおいでになった方々には今八戸の状況を十分に御理解いただき、感染しないようその辺の喚起を、駅辺りでパンフレットを渡すとか、その注意の喚起をするための何かしたほうがいいんではないかと思うんですけれども、これは要望にしておきますけれども、とにかくこの夏休み期間中にさらなる拡大がないように、本当に実際に従事されている皆様方はどれほどかと質問することをためらわれたんですけれども、それは十分理解しておりますので、拡大しないよう十分な対策を取って進めていただきたいということを要望して、以上で終わります。 ○岡田 委員長 それでは、関連質問はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡田 委員長 ないようですので、ただいまの質問については終わります。  以上で、本日予定しておりました理事者からの報告案件等は全て終了いたしました。  ────────────────────────────────────── ○岡田 委員長 これをもちまして民生協議会を閉じます。  お疲れさまでした。    午前11時02分 閉会...