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令和 3年 9月 決算特別委員会−09月16日-02号

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  1. 八戸市議会 2021-09-16
    令和 3年 9月 決算特別委員会−09月16日-02号


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    令和 3年 9月 決算特別委員会−09月16日-02号令和 3年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第2日目) ─────────────────────        令和3年9月16日(木)  ──────────────────── 出席委員(16名)  委員長         夏坂 修 君  副委員長        岡田 英 君  委員          山之内 悠君  〃           高橋正人 君  〃           吉田洸龍 君  〃           田名部裕美君  〃           日當正男 君  〃           上条幸哉 君  〃           田端文明 君  〃           工藤悠平 君  〃           藤川優里 君  〃           小屋敷 孝君  〃           寺地則行 君
     〃           冷水 保 君  〃           伊藤圓子 君  〃           立花敬之 君  ──────────────────── 欠席委員(なし)  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        伊藤博章 君   まちづくり文化スポーツ部長              前田 晃 君   財政部長       品田雄智 君   商工労働観光部長   磯嶋美徳 君   農林水産部長     上村智貞 君   市民防災部長     秋山直仁 君   建設部長       八木田満彦君   都市整備部長     大志民 諭君   教育部長       石亀純悦 君   まちづくり文化スポーツ部次長まちづくり推進課長              工藤俊憲 君   まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長              石丸隆典 君   文化創造推進課長   佐々木 真君   美術館副館長     高森大輔 君   長根屋内スケート場副館長兼国体室長              大橋 充 君   財政部次長兼財政課長 保坂高弘 君   財政部次長兼住民税課長              工藤浩範 君   収納課長       久保 伝 君   商工労働観光部次長兼産業労政課長              小笠原 了君   観光課長       安原清友 君   水産事務所長     茨島 隆 君   水産事務所副所長   高舘 強 君   市民防災部次長兼市民課長              大坪和広 君   市民防災部次長兼国保年金課長              夏坂一史 君   国保年金課参事    関向昌子 君   防災危機管理課長   下村晃一 君   建設部次長兼道路建設課長              畠山 智 君   道路維持課長     佐々木益澄君   道路管理事務所長   小笠原昭治君   都市整備部次長兼都市政策課長              豊川雅也 君   公園緑地課長     三浦誠純 君   教育部次長兼教育総務課長              中里充孝 君   教育部次長      大館秀光 君   学校教育課長     熊谷誠二 君   教育指導課長     南舘義孝 君   社会教育課長     三浦幸治 君   是川縄文館副館長   松橋広美 君   是川縄文館副館長   渡 則子 君   総合教育センター所長 河村雅庸 君   こども支援センター所長              大坂吉弘 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       田中一美   次長兼庶務課長    佐々木結子   議事課長       榊原正克   副参事(議事グループリーダー)              山道隆央   主幹         槻ノ木沢昌敏   主査         八木橋昌平   〃          安藤俊一  ────────────────────        午前10時00分 開議 ○岡田 副委員長 これより決算特別委員会を開きます。  昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。  第7款商工費の説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 おはようございます。本日もよろしくお願い申し上げます。  それでは、決算書の176ページを御覧願います。  第7款商工費につきまして御説明申し上げます。  予算現額は43億4288万7377円、支出済額は39億7786万1138円、翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づくプレミアム付食事券発行支援事業など、合わせて6726万5189円、不用額は2億9776万1050円で、執行率は91.6%でございます。  1項1目商工総務費は、職員の人件費のほか、12節の八戸駅前駐車場連絡通路維持管理業務委託料が主なものでございます。  2目商工業振興費は、次の177ページに参りまして、12節のナニャドヤラ廻道ふるさとフェスタ開催運営委託料、新産業団地整備・開発推進関連委託料八戸都市圏交流プラザ内装業務委託料及び、次の178ページに参りまして、交流機能等推進業務委託料、13節の同プラザの賃借料、16節の新産業団地整備に係る公共用地購入費、次の179ページに参りまして、18節の中小企業振興補助金立地奨励金補助金中小企業特別保証制度保証料補助金設備投資奨励金補助金、20節の商工組合中央金庫貸付金中小企業特別保証制度貸付金が主なものでございます。  同じく2目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした八戸都市圏交流プラザ内装業務委託料、新産業団地整備に係る公共用地購入費などを執行したものでございます。  3目地域経済活性化対策費は、次の180ページに参りまして、12節のはちのへ創業・事業承継サポートセンター事業委託料、18節の市独自の経済対策として実施いたしました新型コロナウイルス対策支援金市内店舗情報発信支援事業補助金、商店会新生活様式対応支援事業補助金プレミアム付食事券発行支援事業補助金が主なものでございます。  4目観光費は、次の181ページにわたりますが、12節の種差海岸の維持管理に係る各種委託料、はちのへ総合観光プラザ運営業務委託料観光誘客支援業務委託料、次の182ページに参りまして、13節の山車展示に伴う建物賃借料、18節の八戸三社大祭山車組支援事業補助金、VISITはちのへに対するDMO推進補助金八戸圏域観光商品ポータルサイト整備事業補助金が主なものでございます。  5目水産科学館費は、12節の指定管理料など、施設の管理運営に要した経費でございます。  次の183ページに参りまして、6目計量費は、12節の特定計量器定期検査業務等委託料が主なものでございます。  7目消費生活費は、消費生活相談業務に係る人件費、物件費のほか、20節の生活再建相談事業貸付金が主なものでございます。  8目ジャズの館費は、次の184ページに参りまして、12節の指定管理料が主なものでございます。  9目八戸ポータルミュージアム費は、職員の人件費のほか、次の185ページにわたりますが、12節の警備、受付案内及び清掃業務ほか施設の管理に係る各種委託料、レジデンス事業委託料、まちぐ(る)み事業委託料、14節の中央監視装置更新工事費、18節の横丁アートプロジェクト負担金が主なものでございます。  次の186ページに参りまして、10目八戸まちなか広場費は、12節の警備及び清掃業務等、施設の管理に係る各種委託料のほか、18節のマチニワ活用事業補助金が主なものでございます。  11目特別会計整備費は、産業団地造成事業特別会計に対する繰出金でございます。  第7款商工費の説明は以上でございます。 ○岡田 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。
    ◆田名部 委員 おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。  私からは、ナンバー49、ナンバー50について質問をいたします。  まず、報告書137ページ、八戸都市圏交流プラザ事業について伺います。  8baseなのですけれども、昨年9月にオープンして以来、今月で1周年を迎える中で、5回の緊急事態宣言ということで最初から運営が大変で御苦労されていることかと思います。決算書を見ますと、八戸都市圏交流プラザ事業費の内装業務委託料とか様々あるのですけれども、その内訳についてお伺いいたします。 ◎安原 観光課長 おはようございます。田名部委員の御質問にお答えいたします。  まず八戸都市圏交流プラザ事業でございますけれども、八戸圏域産品の認知度向上、地場産品の販路拡大、また、関係人口の創出拡大、UIJターンによる移住、定住促進などを目的としまして、東京都千代田区にあります日比谷OKUROJI内に、いわゆるアンテナショップとして8baseを昨年9月10日に開設したものであります。  主な機能としますと、飲食機能、物販機能、さらに交流機能という大きく3つの機能を持っておりまして、事業の内訳でございましたけれども、今回の決算書についております事業としまして、大きくは開設前までの内装業務であったり、敷金をお支払いしたりという金額として、まず整備費としまして、トータルで約1億6500万円かかっております。そして、実際の賃料の部分でいきますと月額250万円となっておりまして、年間で約2900万円となっております。このほか、交流機能を事業として実施しておりますけれども、交流事業に伴う委託費としまして年間300万円の委託をしているところが主な事業費となっております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。まず、8baseは金剛が運営していると思うのですけれども、その契約内容、お支払いしている委託料、その交流機能等推進業務委託料300万円はどちらに委託されているのか伺います。 ◎安原 観光課長 お答えいたします。  8baseの運営自体は、御案内のとおり、八戸市内で飲食店を経営されております金剛に委託しておりまして、この委託の内容はまさに8baseの運営ということで、飲食機能と物販機能という柱になる2つの機能をお願いしているところでございまして、委託に伴う費用でございますけれども、契約の中で8baseの運営に伴う売上金は基本的に全部金剛のものになっておりましたので、委託料として市から運営に伴う費用は支出していないという状況でございます。  また、もう一つ、3本柱のうちの一つであります交流事業に伴う部分でございますけれども、こちらはデーリー東北に委託しておりまして、デーリー東北の様々なネットワークを生かしながら、圏域の持つ人の魅力を通してどんどんネットワークを広げていこうというような事業を実施しているところでございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。では、賃料とか、様々光熱費などは市で負担して、運営は金剛にしていただくということで理解いたしました。  次に、これまでの来店者、そして売上げを含めた営業状況について伺います。 ◎安原 観光課長 売上げと来店者数の実績でございます。昨年度の分ということで押さえておりますけれども、昨年9月10日にオープンしまして、今年の3月末までで来店者数が約19万8000人となっておりまして、売上げが飲食と物販を合わせまして約4400万円となっております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。もう1点、交流人口を増やすとか移住という相談も行っていたと思うのですけれども、なかなか思うようにいかない部分もあったと思うのですけれども、何かよい結果に結びついたようなことがあるのかどうか伺います。 ◎安原 観光課長 交流機能についてなのですけれども、8baseには3つの柱があるということで、飲食、物販とは別に、アンテナショップの新しい形として、首都圏にいらっしゃる、特に八戸ゆかりの方々はたくさんいらっしゃると思うのですけれども、そういった方々の人と人のつながりとかを使って、お店自体の売上げにもいい結果に結びつけていければということで交流事業を進めております。  それは、8baseが持つ関係人口の創出とかも当然意識しながらなのですけれども、この交流事業につきましては、まさに事業を委託しておりますデーリー東北が日頃からそういった人のネットワーク情報を常に持っておりますし、東京に営業所を持っていらっしゃる中で、プロポーザルで業者選定したところなのですけれども、持っていらっしゃるネットワークをフルに使いまして、首都圏で活躍されている圏域ゆかりの方々をゲストに招いて、ファンミーティングと称してトークイベントをやっているのですけれども、そういった中から新しい人と人のつながりとかが生まれていき、また、8baseのファンになって、将来的には八戸のファンになっていただくような方々を、地道ではあるのですけれども、どんどんつくり出していきたいと考えております。  スタートしてから、コロナ禍の影響もありまして、なかなか100%の力を出し切れてはいないのですけれども、何とかアフターコロナを見据えて、圏域の町村の皆さんとも連携してしっかり結果を、実績を出していけるように取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。飲食業は、都市圏、東京圏内で本当に大変な状況だということで、運営してくださっている金剛も大変だと思いますので、もう少し見守っていきたいと思っております。49番の質問は終わります。  次に、ナンバー50の旧柏崎小跡地広場の進捗について伺います。  コロナ禍で三社大祭が2年続けて中止となる中、旧柏崎小学校跡地も目に見える形としてなかなか進んでいないというのが、市民の皆さんがあそこを通って感じているところなのではないかと思っておりますが、現在の進捗状況について伺います。 ◎安原 観光課長 柏崎小跡地広場整備事業につきましては、中心市街地に市民が憩える広場、山車小屋、制作場所のある広場を整備するということで当初スタートしておりまして、当初は東部終末処理場にあります4つの山車組の移転を見据えてスタートしたところでございましたけれども、山車組を取り巻く環境が様々変わってきたところで、地域であったり、山車組の皆さんからの要望に変化が生じまして、現在調整に時間を要しているところでございました。  昨年度は整備する棟数が、当初4棟でスタートしておりましたけれども、6棟で合意を得まして、実は今年に入りまして、1月から3月までにかけて地域、山車組の皆さんとも何度も打合せをしまして、昨年度の合意を経て、まず柏崎小学校跡地の用途地域を変えなければいけないということで、山車小屋を建てるために用途地域の変更という手続が必要になるのですけれども、用途地域変更のための打合せを何度も重ねまして、3月の下旬に2度、地区住民の皆様を対象に説明会を開催いたしました。その中では、皆さんからは大きな反対意見とかもなく、騒音に対する不安とか、そういった声は様々聞かれましたけれども、おおむね出席者の皆様からは山車小屋のある広場の整備に対して賛同を得られたのではないかと考えておりまして、現在用途地域の手続に向けて具体に動き出しておるところでございました。  細かく言いますと、今年の5月には、改めてまた柏崎地区の連合町内会と山車振興会との連名で市に対して用途地域の変更を望む要望書を頂きまして、それをもって今、手続に入っているところでございまして、来月10月14日に都市計画変更の手続の公聴会を開催する予定になっております。近く広報等でお知らせすることになると思うのですけれども、現在の状況としてはそういったところでございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。水面下では着実に進んでいると受け止めました。完成までどれぐらいと見越しているのかお聞きします。 ◎安原 観光課長 完成までのスケジュールは地区の皆様からもその都度質問を受けておりまして、どうしても様々な要素が絡み合ってくるものですから、具体的にいつということは、その都度の質問ではお答えはできていなかったのですけれども、基本的に用途地域変更というのは手続としては1年かかるということで、今年度はその動きをしております。公聴会であったり都市計画審議会で変更内容が認められれば次のステップに移れるということで、それを見越しまして、今度は山車小屋の実施設計が入ります。これは予算も伴いますので、どうしても1年はかかるのではないか。それを受けて、次、実際の整備に入っていく。山車小屋の整備が済みました後に、今度は広場の実施設計を並行して進めていくことになりまして、そちらも1年ぐらいかかるのではないか。山車小屋の整備が終わった後に、今度は実際の広場の整備ということで、いろいろな要素が順調にいったとして、そういう1年ごとのスパンで進んでいくのではないかと考えております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。まだ大体四、五年かかるかと受け止めました。その中で、跡地の広場なのですけれども、住民の方は多分、子どもたちが遊べるようにと思って、種をまいて、広場にしたと思うのですけれども、その辺はまた教育委員会になりますか。 ◎安原 観光課長 種をまいたのは――所管が教育委員会になっておりまして、まだ我々のほうに移管されていないというか、用途地域変更もまだ確定していない中で、今はそういった所管分けになっておりまして、教育委員会からはクローバーの種をまいたとは聞いておりました。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。まだスケジュール的にはあの状態のままが続くという中で、住民の方がクローバーの種をまいて、例えば子どもたちがサッカーをしたり、キャッチボールをしたり、そのようにそれまで使ってほしいという希望があったと思うのですけれども、その辺はこちらに伺ってもよろしいですか。 ◎安原 観光課長 所管が教育委員会になっておりましたので、教育委員会でどういう管理とか対応をされるのかというところになっていくのではないかと思っています。ただ、我々も今、様々な形で地区の方々と話合いをしたりしていますので、そういう意味では、観光課サイドとして、その後の広場の活用も見越してのお手伝いということはできるかとは思うのですけれども、現状はそういったところでございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。ああいう状態が2年も続いていて、まだそのまま続くという中で、やはり山車小屋とか広場になるまで、もう少し住民の方が利活用できるように教育委員会と連携を取って、その要望に応えていただくようにお願いして、この質問は終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆藤川 委員 では、通告しております決算書182ページ、7款1項観光費の負担金補助及び交付金について伺います。  今年は震災から10年目という節目にありまして、JRグループでは「巡るたび、出会う旅。東北」というタイトルで、初めて東北6県が合同で長期間、6か月にわたる東北デスティネーションキャンペーンを4月1日から9月30日まで開催しています。ガイドブックも大変豪華で、46ページに及ぶような青森県に注目したガイドブックなど、それらには当市の三陸復興国立公園、種差海岸をはじめ、東北の観光地の魅力がくまなく掲載されていました。  そのような中、コロナもあったのですが、八戸港沖でパナマ船籍の座礁事件がありまして、事故発生から現在に至るまで、状況などは御承知のとおりでありますけれども、水産業に関わる方々のみならず、市民みんなが一日も早い原状回復を願っているところであります。  漁業の影響に加えて私が心配しているのが観光産業であります。漁港内への油の流入が心配されていましたけれども、これらの漁港が三陸復興国立公園内にあるということです。三陸復興国立公園にはほかにも、鳴き砂で有名な大須賀海岸、季節ごとに咲き乱れる花が見事な中須賀、蕪島、白浜の海水浴場、日本を代表する漁港と海岸線上に美しい景観を持つという当市自慢の海岸線であります。鳴き砂などはもう全国で30か所ほどしか残っていないようで、たばこの灰を落とされただけで鳴かなくなってしまうような大変デリケートなもので、その保護には大変な苦労が今までも必要だったとされています。  8月19日の地元紙では、動植物への影響を見守る必要があるというナホトカ号座礁事故の重油調査を担当された専門家の御意見も載っていたのですけれども、この件に関しまして3点ほど伺います。  まず、海難事故による三陸復興国立公園の動植物などへの被害と現在の対応状況について。なければ、それでいいです。  次に、観光産業全体への影響について。例えば風評被害、間接的な被害を含めた被害があるのか否か、今後の被害についてどのような認識、見込みであるか。  加えまして、3点目、3日くらい前の地元紙の報道で環境に優しい燃料、低硫黄油の使用も影響して、想定していたより被害は少なくなるのではないかというものがありましたが、これについての観光課の所見を教えてください。 ◎安原 観光課長 藤川委員の御質問にお答えいたします。  まず、デスティネーションキャンペーンがどういうキャンペーンかといいますと、全国のJR6社と地元の自治体、観光関係者、旅行会社等が協力しながら、特定地域を重点的に全国規模で宣伝、販売、PRするという、JRと地元が中心になってやります国内最大級のキャンペーンということで、通常は3か月、1県に絞ってやるのですけれども、今回は震災10年という節目ということもありまして、東北6県全体を6か月にわたって開催することになっておりまして、予定では今月いっぱいで終了でございました。コロナの影響もあって、100%の力は出せなかったのですけれども、我々VISITはちのへとも連携しまして、委員から御質問のありましたパンフレットへの観光素材としまして、県を通しまして八戸市にあります様々な観光資源を情報提供しまして、ガイドブックにそれぞれ三社大祭であったり、是川縄文館、櫛引八幡宮、夏の三社大祭のほか、もちろん種差海岸につきましても蕪島と併せて写真が掲載されるような状況になっておりました。  御質問のありました重油の流出に伴う動植物への被害でございますけれども、まず、貨物船が座礁した直後から、観光課を含む関係課が協力しまして種差海岸エリア、まさに種差海岸エリアに漁港も何か所かございますので、そちらと合わせて今現在7か所を毎日関係課の職員がパトロールしておりまして、実際に海岸部への漂着であったり、臭いを嗅いで重油の漂流がないか確認しております。こちらは環境省、海上保安部とも協力してやっておりますけれども、現時点で種差海岸エリアの海岸部に漂着したような報告はなくて、あわせて、動植物への被害も確認はされていないという状況でございました。  観光産業への影響という部分につきましてなのですけれども、1つは、白浜、蕪島の両海水浴場でございます。当初は8月23日までの開催を予定しておったのですけれども、健康被害のおそれもあるのではないかと考えまして、8月19日から閉鎖という措置を取っております。そのほか、この重油事故が起こってから、地元で施設を運営している事業者とか、実際に海でレジャー体験とかをやっている方々に都度状況を聞いておりますけれども、事故当初は体験できるのですかといった問合せとかあったようですけれども、現状海岸部では重油の漂流も確認されていないというところで、特にそういった影響は耳にしていなくて、事業者の皆さんは、むしろ今は、どちらかというと、まだコロナの影響のほうが大きいのではないかというような印象を持っておりました。  重油の性質が変わって、その被害が少なくなっているという部分です。詳しいことは分からないのでありますけれども、三陸復興国立公園というのは、委員御指摘のとおり、動植物を含む景観のすばらしさであったり、大須賀海岸の鳴き砂を有するまさに八戸の宝でありまして、後世に伝えていくべきものであろうと考えておりましたので、仮に重油の被害を受けたとすれば、その被害というのは本当に大きいものがあったのだろうと考えております。今朝の報道を見ましても、船尾側の重油の抜取り作業でまだ南浜のほうは油が浮いているというような漁業者からの声も載ったりしておりましたので、そういう意味ではまだまだ予断を許さない状況なのではないかと考えております。  そういう意味でも、今後につきましては、種差海岸への重油の漂流状況をしっかり確認した上で、沿岸部のパトロールも継続しながら、また、日頃から地元の関係団体ともしっかり密に連携していくことで、万が一、漂着して撤去作業とかが必要になれば、そこは皆さんで力を合わせてやっていく必要があると思いますので、日頃からそういう関係性の構築とかはしっかり意識していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。課長の答弁がしっかりし過ぎていて、私がしゃべることもないと思ったのですけれども、影響は今のところあまりないということでほっとしています。ただ、念のため、当面見守っていただきたいですし、何かあったときはしかるべき場所に声を上げていただきたい。三陸復興国立公園のイメージにマイナスがつかないように、これからも先んじての対応をお願いしたいと思います。  2019年1月なのですけれども、仙台の塩釜港で7000トンクラスのコンテナ船からの油の流出があったのです。私も最近まで知らなかったので、今回のようにあまり外部の方にはニュースとして出なかったものなのではないかと思うのですけれども、ノリの産地である七ヶ浜のノリ産業が直撃を受けて、ほぼ1年、漁業ができなかったそうです。海底の清掃も大変で、皇室献上品にもなっていたノリでしたので、地元の方々のショックは相当なもので、もう地元一丸となって団結して取り組まれているようです。この頃は従来のA重油と言われているものだったので、今回とも違うと思うのです。今回油の除去作業をした業者とお話ししたのですけれども、あるはずの油が取れなかったとおっしゃっていたのです。大して浮いていないし、油の除去シートで海の表面をなぞっても取れない、臭いもしないような気がする、油はどこへ行ってしまったのだろうとプロがおっしゃるのです。また、油の溶解剤を使うと、作用するときに一度海の底まで沈むらしくて、海の表面だけでなくて、中まで1度海底まで汚染されるので、貝の養殖なんかをしていたらもちろん食べられなくなるわけです。また、空中に揮発した油についても同様で、どのような経路で、いつどこに影響が出るか分からないので、様々な報道を見ているのですけれども、正直不安を拭い切れていないというのが私の意見です。  今月2日でしたか、地元紙の報道。種差海岸の植生管理について工業大学の先生が寄稿されていました。種差海岸の希少な種の生存が今も可能となる環境を維持するために、数十年にわたり、刈取りに関わっている方々がいるからこそ、今の種差海岸があるということです。環境省のグリーン復興の一つとして、八戸の宝が日本の宝にと三陸復興国立公園が誕生してから8年になっています。次の世代にこの公園を引き継いでいくための活動や当市の観光産業を根強く定着させていく施策について、アフターコロナを見越して取り組んでいただくことと、これらの観光資源を支えてくださっている方を今は大切に盛り上げていただきたいと思います。  田名部委員への御答弁でも課長が使われていましたアフターコロナを見据えてという言葉ですけれども、日本が元気になったとき、他の観光地の取組に出遅れないように、埋もれてしまわないような仕掛けを今からしっかりと考えておいてください。楽しみにしています。  以上です。 ○岡田 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第7款商工費の質疑を終わります。  第8款土木費の説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の187ページを御覧願います。  第8款土木費につきまして御説明申し上げます。  予算現額は194億9985万9643円、支出済額は141億9786万6003円、翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく新大橋整備事業、湊地区まちづくり事業など、合わせて50億476万3831円、不用額は2億9722万9809円で、執行率は72.8%でございます。  1項1目土木総務費は、職員の人件費、物件費のほか、次の188ページに参りまして、18節の急傾斜地崩壊対策事業負担金、各種期成同盟会等への負担金が主なものでございます。  2項1目道路橋りょう総務費は、10節の街路灯電気料金等の光熱水費、次の189ページに参りまして、12節の道路台帳作成業務委託料、防犯灯LED化ESCO事業業務委託料、18節の防犯灯設置等事業補助金が主なものでございます。  2目道路維持費は、10節の融雪剤等購入に係る消耗品費、12節の除雪業務等委託料、舗装補修等委託料、道路維持管理委託料、次の190ページに参りまして、14節の道路構造物修繕工事費が主なものでございます。  同じく2目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした道路構造物修繕工事費を執行したものでございます。  3目道路新設改良費は、12節の測量等及び設計委託料、次の191ページに参りまして、14節の道路改良工事費、18節の私道整備補助金、21節の建物移転等補償費が主なものでございます。  同じく3目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした、くらしのみちゾーン整備事業など、道路新設改良事業を執行したものでございます。  4目橋りょう整備費は、新大橋整備事業及び橋りょう長寿命化事業に係る12節の点検業務等委託料、14節の橋りょう整備及び耐震補強、補修工事費が主なものでございます。  次の192ページに参りまして、同じく4目繰越明許費分、次の継続費逓次繰越費分は、橋りょう長寿命化事業及び新大橋整備事業に係る整備工事費等を執行したものでございます。  5目交通安全施設費は、12節の区画線設置委託料、14節の交通安全施設整備工事費が主なもので、同じく5目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした区画線設置委託料等を執行したものでございます。  3項1目港湾費は、次の193ページに参りまして、18節の港湾整備事業負担金が主なものでございます。  4項1目都市計画総務費は、職員の人件費のほか、次の194ページに参りまして、12節の魚菜小売市場に係る設計等委託料、八戸駅前広場及び東西自由通路の管理業務等委託料、次の195ページに参りまして、18節の都市計画事業負担金が主なものでございます。  同じく1目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした優良建築物等整備事業などを執行したものでございます。  2目区画整理管理費は、次の196ページにわたりますが、職員の人件費、物件費が主なものでございます。  3目都市下水路管理費は、12節の除草清掃委託料が主なものでございます。  4目公園費は、10節の既設の公園に係る光熱水費や修繕料、次の197ページに参りまして、12節の公園樹木・草刈等委託料、公園等包括管理委託料、館鼻公園指定管理料、14節の公園整備工事費が主なものでございます。  同じく4目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした公園施設長寿命化事業を執行したものでございます。  5目八戸公園費は、次の198ページに参りまして、10節のこどもの国遊戯施設等の修繕料、12節のこどもの国等指定管理料、18節のこどもの国特別割引回数券助成金が主なものでございます。  6目緑化事業費は、10節の配布用草花の購入費、12節の菊まつりの会場整備委託料が主なものでございます。  7目都市公園事業費は、次の199ページに参りまして、12節の長寿命化計画策定委託料、14節の(仮称)八戸駅西中央公園整備工事費が主なもので、同じく7目繰越明許費分も、令和元年度から繰越しした同公園の整備工事費を執行したものでございます。  8目八戸新都市開発整備事業費は、22節の土地区画整理事業負担金立替費償還金でございます。  9目市街地整備調査事業費は、12節の市街地整備検討調査業務委託料が主なものでございます。  10目特別会計整備費は、下水道事業特別会計に対する負担金、補助金及び出資金のほか、土地区画整理事業特別会計に対する繰出金でございます。  5項1目住宅管理費は、次の200ページに参りまして、職員の人件費のほか、12節の空き家再生事業業務委託料、市営住宅等指定管理料が主なものでございます。  次の201ページに参りまして、同じく1目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした被災者住宅再建支援事業を執行したものでございます。  2目住宅整備費は、13節の借上市営住宅に係る借上料、14節の市営住宅等長寿命化事業に係る改修工事費が主なものでございます。  6項1目河川管理費は、水辺の楽校等の管理経費及び各種期成同盟会等への負担金が主なものでございます。  同じく1目繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした土橋川、大渡川の改修工事費を執行したものでございます。  2目排水路管理費は、次の202ページに参りまして、12節の排水路浚渫等委託料、14節の排水路築造工事費が主なもので、同じく2目繰越明許費分も令和元年度から繰越しした排水路築造工事費等を執行したもの、次の同じく2目事故繰越し分は八戸自動車道と接する排水路補修業務委託料を執行したものでございます。  第8款土木費の説明は以上でございます。 ○岡田 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。
    ◆高橋〔正〕 委員 私からは、52番、長寿命化計画策定委託料についてお伺いをいたします。  まず、令和2年度にこの計画を見直されたということでありますので、縮減効果がどの程度か、お聞かせ願いたいと思います。 ◎三浦 公園緑地課長 長寿命化計画でございますけれども、老朽化した公園施設の維持管理計画を策定して、計画的に施設を延命して、ライフサイクルコストの縮減に努める計画でございます。長寿命化計画によるライフサイクルコスト縮減の見込額についてでございますけれども、長寿命化計画を策定しない場合と策定して定期的な修繕、補修を行うことによって延命化を図った場合とを比較しますと、単年度当たり約860万円のコストの縮減となっており、計画期間は10年間でございますけれども、10年で約8600万円のコスト縮減を図ることができる計画となっております。  以上でございます。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。単年度で860万円の効果が見込まれるということで承知いたしました。この縮減効果そのものは、見直しをしても大きく変動するものではないのだと認識しておりますけれども、いずれにしても、公園施設の維持保全は相当な費用が伴うと思いますので、ぜひ実効性あるものにしていっていただければということで1点御要望を申し上げます。  あわせて、これまでも要望してきたのですが、やはり高齢者であったり、障がい者、また、子どもの視点から捉えた公園施設の在り方をしっかり御検討いただきながら、今後も市民の方に親しまれる公園施設を提供していただけるようにお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 53番の傾斜地にヤギを使っての除草について質問いたします。  私は縄文館のところでヤギを放牧というのでしょうか、ヤギを使っての除草を関心を持って見ていました。また、つい最近の新聞でもこのようなことで取り組んでいるという記事が載っておりました。縄文館でヤギを使って除草している事業内容について質問します。 ○岡田 副委員長 田端委員に申し上げます。今の質問は第10款でお願いいたします。 ◆田端 委員 分かりました。失礼しました。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆吉田〔洸〕 委員 私からは、ナンバー54の公園の整備、改修について聞きたいと思います。  当市では大小様々な公園を指定管理や包括管理、また、市直営での管理、町内会による管理などで対応していると思うのですけれども、管理体制ごとの公園の件数と、分かる範囲でいいのですけれども、草刈りを年に何回やったとか、回数が分かれば教えてください。 ◎三浦 公園緑地課長 管理体制ごとの件数でございますけれども、その件については、調べて後でお答え申し上げたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。管理体制ごとに効果とか課題等もいろいろあると思うのですけれども、その辺で何か感じていることがあれば教えてください。  こちらも分かるかどうか、あれなのですけれども、管理が行き届いていない公園等をもし把握しているのであれば、数が分かれば教えてください。 ◎三浦 公園緑地課長 管理体制ごとの管理における問題点、認識している範囲でお答え申し上げます。  管理体制には包括管理委託と指定管理委託、各個別の委託と町内会への謝礼金による委託というふうに全体的には分かれてございます。包括管理委託につきましては大分いい管理がされていると思います。こどもの国におかれましてもかなりきれいに管理されていて、その満足度においては結構よい評価が得られていると考えています。また、館鼻公園についても、それなりにいい状態になっていると認識してございます。  そして、包括管理委託でございますけれども、施設の修繕とか機能のメンテナンスはそれなりの専門家が関わっていらっしゃるので、そういう提案等もしていただいているので、そこはいいとは思うのですが、業者委託でございますので、どうしても経費がかさむという問題が発生していると認識してございます。  町内会でやんごとなき理由によって公園緑地課に対して返された公園の管理というのは、市職員が直営で管理しているわけでございますけれども、こちらにつきましては年に2回程度の刈り込みの頻度となってございまして、委員が至らない公園とおっしゃられてございますのは恐らくそういう公園だと思われます。こちらは30ぐらいの公園がございますけれども、2回ですと少し足りないというのは最近見ていて感じておるところでございまして、そういう面については何とか3回程度したいというところを研究してございます。  また、謝礼金による町内の管理でございますけれども、公園ごとに愛着を持って一生懸命やられている町内の皆様におかれましては本当にありがたいと思っているところでございますが、参加する人とか、高齢化によって協力される方とかが減ってきているという実情も聞いてございますので、その辺についての市の支援とかをまた、これも研究しているところでございます。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。様々管理体制ごとにいろいろ課題と感じていらっしゃることが分かりました。多分、今後町内会とかが衰退してくると思われるのですけれども、そうなってくると、市に返される件数が多くなってくると思うのです。そうなってくると、担当課が頑張っても頑張っても管理が追いつかない、そういうものが増えてくると思いますし、何より担当課の負担もより増えてしまって、通常業務に支障が出てくるのではないかと個人的には思っています。今後は単に草刈りだけを行うような今までのやり方をするのではなくて、例えば草がなかなか生えにくいような公園づくりをしていく。草が生えにくいような土が多分あると思うのですけれども、公園全面に使うのではなくて、必要箇所に応じてうまくミックスしながら使っていって、少しでも負担を軽減するような公園づくりをしていく必要があると思うのです。その点、担当課で何かプラン等があれば教えてください。 ◎三浦 公園緑地課長 吉田委員にお答え申し上げます。  草の生えない舗装材というのですか。学校のグラウンドで使っているような舗装材とかがございまして、良質な土に砂をオイルでコーティングしたようなものを混ぜ合わせたものとか、良質土と砂に炭化した針葉樹皮を混ぜたものとか、少し高価になりますけれども、輝緑岩のようなものを破砕、粉砕してまいたもの等がございます。公園緑地課としては、過去に桔梗野公園とか豊崎の公園の中に針葉樹皮を混ぜたものを使用した経緯がございます。  ただ、こういうメーカーは少し高額でございまして、現状では公園の整備をする際、土のほうがいいという町内会もいらっしゃるので、そういう希望をされている町内には、良質土の表面に塩化カルシウムと砂を混ぜたものを表面に散布する方法で防草対策を行っているところでございます。湊第3号公園、田向の毘沙門公園、白山台で申しますとユリノ木公園や銀杏公園などに使用している実績がございます。このような舗装をいたしますと数年は草刈り管理は要らないものでございますが、一方、砂ぼこりが起こりやすいという課題もあって、一長一短があると感じているところです。現状はそういう整備プランでございますけれども、もう少し調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。要望を述べていきたいと思います。  一般質問でも少しお話ししたのですけれども、やはり子育て世代にとって必要な施設として、全国的に、いろいろなスポーツ施設であるとか公園が上位に上がってきていますので、まずは今後、子育て世代がここの地区に住みたい、このまちに住みたいと思うようなまちにしていくためには、そういった地域ごとの公園は大きな役割を担っていくと思っていますので、当市にある全ての公園に最低限の管理が1回、2回はちゃんと行き届くような、そういった草刈り等を行えるような予算をしっかりと今後当初予算にも確保していただきたいことをまずお願いしたいと思います。  町内会等のいろいろな意見があると思うのですけれども、その辺をうまくミックスして、しっかりと反映させながら、できるだけこれからの時代に合った公園づくり、環境整備を進めていってほしいことと、緑の基本計画の改定時期でもあるので、今後包括管理や指定管理をより活用した公園整備を、しっかりと計画に載せていけるような取組を担当課にお願いしたいことを要望して、終わりたいと思います。 ○岡田 副委員長 この際、暫時休憩いたします。        午前10時55分 休憩  ────────────────────        午前11時00分 再開 ○岡田 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 吉田委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆伊藤 委員 恐れ入ります。関連で少しお伺いいたします。  公園管理で吉田委員もおっしゃっておられたように、町内会で担当してやっていたところ。非常によく管理されて、また、自分たちが使用する公園ですから、自分たちの満足のいく管理をきちんとされてきていたと思うのですが、やはり高齢化によりまして、なかなかそれが難しいということで、市に返上したという経緯のある公園が幾つもあるかと思います。そういったところで、包括なり指定管理という形を取りながら、市内全体の公園管理をやっているかと思いますけれども、旭ケ丘の町内から返上された公園の草刈りの状況をつぶさに何度も見ておりました。町内の方から、自分たちがやっていたときは、公園の中もそうだし、公園のすぐそばの周りもきちんときれいにやっていたのだと。ちょうど草刈り作業をやっている方に、前はこちらまできれいにやっていたのだけれどもと言ったら、ここをやってと言われていましたので、言われたとおりにやっています、我々は分かりませんと言われました。ああ、それもそうだと思いまして、委託する箇所によって、お願いの仕方、委託の仕方をきちんとしないと――お願いされたところは完璧に、きれいにやるのです。でも、そこから一歩外れたところ、例えば公園が少し高くなっている。そこにコンクリートか何かでのり面を作ります。そののり面と下の車道との境目に草がぼうぼうと生えて、歩道にかぶさって、危なくて、歩道ではないのですけれども、どうしても車が走っているところにはみ出してしまうのです。そういう箇所がいっぱいあります。  したがいまして、そういう委託をしたところの作業が終わった後、全部を見て歩くというのはまた大変な御苦労かと思うのですけれども、時たまそれをきちんと確認しないと、地域住民の方々がここはどこでやるべきところなのか頭をひねっているのです。その辺の状況をどのように把握されていますでしょうか。 ◎三浦 公園緑地課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  今のお話と申しますのは、公園がございまして、その周りの歩道といいますか、車道のほうにも草が生えている状態で、公園に隣接しているようなところも、ついでと言ってはなんですけれども、少し考えみてはいかがでしょうかというようなお話なのではないかとは思っております。委託につきましては、やはり公園の面積というか、その範囲というものをこの部分という形でおおむね委託契約を結んでおりまして、そのような状況から作業員の方々はそのような対応をされたのではないかと推察しております。現場の作業を終了したら状況を確認するようにしたいと思います。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 ずっと担当してきた地域の方から見て、きれいになったのはとてもいいのだけれども、例えば公園を囲むような生け垣みたいなものがあるところもあります。そうすると、生け垣もきれいになっているのですが、もう少し低くして、こちらから向こうが見えるような――視野を塞ぐような高さでの刈り込みではなくて、周辺地域の防犯上とか、いろいろな意味でその高さを我々はこのようにしてきたのだけれども、そこまでの高さの要請もなかったのか。少し高過ぎて、向こうの見通しが悪いというので、地域の方が一生懸命刈り込んでいたのです。そういうことも含めまして、地域の方の御意見も伺い、ここの公園はこのようにやりたい、やってほしいというようなことをちゃんと組み入れて、どうせやるならそのようにやっていただきたいということを併せてお願いして終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに関連質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 ないようですので、以上で吉田委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 通告いたしておりました55番の通学路についてお伺いいたします。  これは教育委員会でも同じ場所の通学路のことについて伺う予定でおりますけれども、道路の維持というところでもやはり意識して、ここの是正にどう対処していけばいいのかというあたりをお考えいただきたいと思いまして挙げました。通学路で危険な箇所の調査を文部科学省も全国的にするようにということで、今、各学校、教育委員会でも取り組んでいらっしゃると思いますけれども、今回取り上げるのは具体的な場所です。  危険な通学路というと、まず最初に挙がるのは、交通量がすごく激しくて、そしてまた、歩道が非常に狭いとか、そういった複合的に子どもたちが安心して歩けるような状況ではないところなのではないかと思いますけれども、そうすると、そこに住む方からの御指摘を受け、その方だけではなく、長期にわたって地域の方々も、また、学校に通わせる保護者の方々も非常に心配してきている地域であります。  具体的に申し上げますと、吹上小学校のところです。正面玄関を出たところは少し広め、そして、ガードレールもあったりして、学校から出てきたときに、いきなり向こうに渡らないように、また、車も乗り入れないようにガードレールのような、柵のようなものがあるので、そちら側はよろしいのですが、曲がりましてパークホテルのほうに向かった辺りの歩道なのです。  まず、そもそも歩道なのかどうなのかというぐらい狭くて、特に下校時に遭遇することがあるわけですけれども、見ていますと、歩道を歩いている。先生方の御指導もあり、いつもそれを誘導してくれるおじさんがいて、子どもたちの安全を見守っていただいているわけですけれども、1列になりながら行く。ところが、あるところまで行くと、2列になったり、あるいはだんごのように固まったりと、子どもたちですから、楽しく帰り道を歩みながら自宅に向かうわけです。それを見るにつけて、とにかく何事もなければいいといつも思っております。そのことを心配して、あそこの道路はもう少し何とかならないものかと言うけれども、道路建設というのは一朝一夕にできないし、市の管轄でやれるものならいいけれども、そうでなければ、また時間がかかる。そういう意味では、大きな道路建設ということも併せて取り組むと同時に、現在だったら、最大限の安全を確保するためにどのような工夫ができるだろうか、道路の維持管理のためにも少し御検討いただけないかと思います。  まず1つ目は、そこの地域の方々、御父兄の方々、学校から、通学路としての危険ということで市に検討をということで上がっていますでしょうか。 ◎佐々木 道路維持課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  通学路の安全確保の点検につきましては、今現在2つの点検を実施してございます。1つは実施中で、1つはこれからの実施です。これからの実施につきましては、今年6月の千葉県八街市で発生いたしました事故を受けて、4月に通学路の安全を一層確保するために、文部科学省、国土交通省、警察庁の3省庁が連携して通学路における合同点検実施要綱を策定しまして、これから合同点検を実施するという段階にございます。  このほかに関係機関、市教育委員会、国、県、市の道路管理者、警察も含めて、平成26年度から通学路安全プログラムというものを策定いたしまして、3年に1度の合同点検を実施してございます。これまでの実施状況といたしましては、平成26年度から始めまして、平成29年度、令和2年度と今まで3回実施してございます。  先ほど御指摘のありました吹上小学校から出て、左に曲がっていった角の部分だと思います。私もたまに通って、その現場はよく分かってございます。地域の方々からも、狭い通学路の歩道を拡幅できないかというお話は以前から出ておりました。それが令和2年度の合同点検におきまして、ここは危険な箇所、対策が必要な箇所となってございます。管理者は県になってございますので、県は早期改修に向けて取り組んでいると話は聞いてございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 本当に長年の懸案だったというか、もうとにかく事故が起こらないことをずっと願ってまいりました。車窓から見ていると、ただ狭いだけでなくて、凸凹としていたりして、少しつまずいて転んで体半分車道のほうに出たりなんてしたらどうなるのだと。接触したりとか、転倒して事故になったりとか、あるいは狭い道路だと防犯上もよくないというか、ガードレールがなければ余計に連れ込まれたりとか、そういったこともいろいろと想定されるので、県の道路ではありますけれども、やはり八戸市の子どもたちの安全を考えたときに、どうぞ市も協力していって、是正されるように。  そのときに、とにかく歩道が拡張になれば一番いいです。そして、それなりのきちんとしたガードレールがついたり、ポールコーンがついたりというようなことになればいいのですが、万が一、それまでに時間がうんとかかるということであれば、道路のところに側溝も含めてカラー舗装というのですか、グリーンの鮮やかな色でずっとやるとか、あるいは歩道と車道の間に飛び飛びにシマウマ模様をつけていって、車を運転する方に危ないという警告をする意味での舗装の仕方があります。大型の改修工事はそう簡単にいかないと思いますので、少しでも安全に、車を運転する側の方にもきちんと注意を促すような仕組みづくり、あるいは車道も……。  伺いますが、あそこは速度制限というのはある場所でしたか。突然にすみません。 ◎佐々木 道路維持課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  現地の速度制限につきましては私も確認できておりませんが、標識があるものについては、その標識の制限を守る、それ以外のものについては通常の速度制限を守るというのが一般的な状況で、現地もそのようになっているものと推察されます。 ◆伊藤 委員 所管でないことを伺って申し訳ございません。これからは通学時間帯は減速していただくとか、何かソフト面で是正できるところ、地域からの要望があったということで、そういったことを県にお伝えいただければと思います。このあたりの可能性というか、市内にも危険なところへのカラー舗装という場所はどこかありますか。 ◎佐々木 道路維持課長 伊藤委員にお答え申し上げます。  今お話しありましたカラー舗装につきましては、我々は路面標示の中の一つと捉えておるのですが、まずは外側線。要は道路の外側に、白い線を引いた民地側を着色することによって、歩行者の明確な位置を標示するもの。場所については、今現在あるのは東高校の周りに着色している場所とか、市内あちこちに外側線の外側に着色、要は歩道が設置できない場所に対しての安全確保をどうしたらいいかということで全国的な傾向もありまして、着色し始めているところであります。  交差点において、根城小学校のところで私が把握しているのは、十字路があったところと同じ道路幅で、どちらが優先か分からないというところに、優先でないほうに止まれの停止線があって、そこに止まれと同じく茶色い着色をしている場所があります。そこは、薄くなって、今年新たに着手し直したところなのですが、地元から薄くなると危険だという御批判が要望として上がってきておりまして、それに対しても迅速に対応している状況でございます。これからも路面標示については、他都市の事例もいろいろ参考にしながら、児童生徒の安全な通学路確保に向けて研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 あわせて、今の場所は場所として、市内の市道に関わる歩道が狭い通学路みたいなところは、同様に、やはり安全を喚起する仕組みを歩道に設けていただきたいというふうにお願いして終わります。 ○岡田 副委員長 この際、第8款土木費での質疑に関連して、田端委員から発言の申出がありますので、これを許します。 ◆田端 委員 先ほどのナンバー53の傾斜地にヤギを使っての除草については、縄文館でやっていることについては改めて第10款で質問をして確認したいと考えております。ここでは意見だけ申し上げてまいります。  私は過去に、おいらせ町で、現職の消防署長だったと記憶しておりますけれども、市有地の傾斜地で刈り払い機を使って草刈りをしている最中に草刈り機ごと転落して死亡したという衝撃的なことがあって、今でも記憶に残っています。公園の草刈りも含めて、傾斜地での除草については、決算書では197ページ、報告書では152ページに関連して意見を申し上げていきたいと思っております。  動物を使ってのこのような除草は、地球環境や気候温暖化と言われていますけれども、一番自然に近いものだと考えておりますので、直営で推進していただきたい、検討していただきたいという意見を申し上げて終わります。 ○岡田 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費の質疑を終わります。  第9款消防費の説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の203ページを御覧願います。  第9款消防費につきまして御説明申し上げます。  予算現額は32億6231万7000円、支出済額は31億9069万3126円、翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく防災行政無線設備等移設事業など、合わせて5365万7000円、不用額は1796万6874円で、執行率は97.8%でございます。  1項1目常備消防費は、18節の八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金が主なもので、2目非常備消防費は、同事務組合への消防団事務委託料でございます。  3目水防費は、12節の水防センター指定管理料が主なものでございます。  4目災害対策費は、津波防災センターの管理運営に要した経費のほか、防災行政無線に係る10節の修繕料、次の204ページに参りまして、12節の点検委託料、18節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金、次の205ページに参りまして、自主防災組織育成助成補助金及び活動支援助成金が主なものでございます。  第9款消防費の説明は以上でございます。 ○岡田 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆立花 委員 報告書の159ページでございますけれども、指定避難所等感染防止対策事業2893万8000円のうち、主な購入物品(庁用備品等購入費)1873万5000円で、避難所で使用する間仕切りテント、折り畳みベッド、あるいは大型扇風機などとなっておりますけれども、その設置場所と設置先の主な場所や使われ方をお知らせいただきたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 立花委員にお答え申し上げます。  今回コロナ対策として準備した備品の中で、現時点で、間仕切りテントや折り畳みベッドにつきましては、市内の指定避難所のうち、津波や土砂災害などで開設の可能性が高い小中学校22か所、そのほかに東部、西部で防災倉庫がございますので、この2か所を合わせまして24か所に設置、配置しております。また、大型扇風機につきましては、小中学校のほかに公民館を加えまして39か所に設置しております。タブレット型のサーマルカメラにつきましては、東体育館や南部山のスポーツ施設4か所、また、総合教育センターや市庁舎内で使用しております。  これら備品の使われ方でございますが、災害時はもちろんですけれども、平時におきましては、地域の防災訓練でありますとか学校の防災教育などにも御活用いただいております。  以上でございます。 ◆立花 委員 そうすると、大型扇風機などは小学校にも配置されているということでございますけれども、これら備品の管理といいますか、メンテナンスはどちらでやられているのですか。 ◎下村 防災危機管理課長 お答え申し上げます。
     まず、そもそも備品の所有は防災危機管理課になってございます。大型扇風機や段ボールベッドのふだんの保管、管理につきましては、それぞれの小中学校など各施設にお願いしております。大型扇風機などといった備品は、ふだんは防災教育や体育館などで使って御活用していただいているわけなのですけれども、もし破損した、ないしは修理が必要だとなった場合は防災危機管理課で対応していく予定にしております。  以上でございます。 ◆立花 委員 防災危機管理課で対応しているということでございますけれども、夏場、小学校の体育館などで使用しているところもあるようでございますので、防災教育の一環とか、あるいは訓練の一環ということもございますけれども、いざというときに備えて必要なことだと思いますので、ぜひふだんも活用できるように整備していただきたいと思います。各避難所への備品の充実に引き続き取り組んでいただきますように要望してこの質問は終わります。  次に、報告書の158ページ、八戸市防災マップの改訂についてでございますけれども、八戸市防災マップの改訂187万円については、改訂内容と活用の仕方についてお知らせいただきたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  昨年度の土砂災害のハザードマップの改訂の内容でございますが、大きく2点ございました。まず1つ目としては、今回市内8か所で土砂災害警戒区域を修正いたしました。もう一つは、従来南郷地区のマップにつきましては避難経路などが示されておりませんでしたので、南郷地区のマップに、航空写真を利用して、避難経路を今回示しました。そういったことで改訂しております。  以上でございます。 ◆立花 委員 先般の熱海市の土砂災害は盛土の問題に話が発展しておりますけれども、八戸市の場合は、日本海溝巨大地震による津波対策、津波ハザードマップに注目がいくわけでございますけれども、大雨や長雨による対策の一つとして、土砂災害ハザードマップについても市民の方々に御理解いただけるように、広報、PR活動により一層努めていただくように要望して終わりたいと思います。  以上です。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆藤川 委員 では、通告してありました2点、決算書205ページ、報告書158ページの自主防災組織育成助成金、決算書203ページ、災害対策費について伺います。  まず、自主防災組織育成助成金は交付団体が1件とあります。この1件については新規に設立された自主防災組織でしょうか、それとも既にあった団体への交付でしょうか教えてください。 ◎下村 防災危機管理課長 藤川委員にお答え申し上げます。  既に設立されている団体、1団体でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。以前の報道で当市の自主防災組織の組織率というものが88.何パーセントでしたか。結構高かった、県内でも高いほうだったと記憶しているのですけれども、その団体の設立で何%になりましたか。今後さらに新規の設立が見込めるものがあるのか教えてください。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  まず、新規設立は、先ほどお答えいたしましたように既存の団体でしたので、組織率、カバー率は従前と変わらず、約88%になります。新規の見込みですけれども、現在、コロナ禍において地域の打合せ等、なかなかスムーズにいかないような状況ではございますが、2つの町内会等で設立に向けて打合せを重ねていただいております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。このような状況下なので、ちょっと遅れるとは思いますけれども、市としても大いに応援していただきたいと思います。  災害が起きたとき、自主防災組織と消防団が連携して対応に当たるものなのだと思うのですけれども、実際には両団体、組織というのはどのようなタイミングで動き出して、どういう活動をされるのか改めて教えてください。 ◎下村 防災危機管理課長 お答え申し上げます。  まず、災害時においてなのですが、それぞれの団体、自主防災組織、消防団で指揮命令系統等が違います。自主防災組織につきましては、市の防災危機管理課から連絡が行き、そしてまた、消防団につきましては、団長や副団長からの指示によって活動が始まります。主な動きになるのですけれども、自主防災組織につきましては、災害が起きた、発災後にそれぞれの避難所運営などをお願いしております。消防団につきましては、災害が起きた、発災直後から主に住民に対する広報活動や実際の救助、また、消火活動に従事することになります。タイミングや活動内容につきましては少し違いはございますが、いざとなると、やはり連携して情報を共有しながら活動することになりますし、また、ふだんの防災訓練、避難訓練等につきましても、実際の現場を見越して、連携しながら行っていただいております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。組織率も高くなってきているので、次は質というか、時代に合わせた組織づくりというステップに進んでもいいのではないかとも思っています。女性を増やすだとか防災士の資格を持った方を増やす、若い人への継承に積極的に動いていただきたいと思っています。  課長も御存じだと思うのですけれども、子どものなりたい職業ランキングというものが毎年様々な団体から出されています。男の子のランキングなのですけれども、消防士とレスキュー隊の人気上昇が近年顕著だそうで、今年はある調査では3位、全体の7.6%の子が消防士、レスキュー隊と答えたそうです。  ちなみに、1位は全体の17.2%の警察官。例年どおり政治家は圏外なのですけれども、また、同じ調査で親が子どもに将来就かせたい職業ランキングというものにも消防士、レスキュー隊が10位以内に――6位だったかな――入っていました。直接の医療関係者と言えるか分からないのですけれども、命を助ける職業と地域を守る仕事の人気が上がっているのではないかと思うのです。子どもも命を助けることの貴さとか、かっこよさとか、無意識にでも認識していて、興味というか憧れがあるのでしょうか。自主防災組織とか消防団の規約について、私、詳しくないので的外れなこと言っていたら申し訳ないのですけれども、消防団への入団は基本的に18歳以上でしたか。親子セットで自主防災組織とか消防団への加入プランみたいなものに力を入れることができないでしょうか。子どもの夢とか憧れに近づきながら地域の防災力も上がるし、将来の地域防災の担い手の育成になるかもしれない。そんな希望を持ちながら、課長に伺いたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  現在、自主防災組織も、消防団も、加入促進に一生懸命取り組んでいるのですけれども、親子で加入促進ということは行っておらない状況です。消防団につきましては、防災教育の観点から親子ということではないのですが、幼稚園や保育園児を対象にした幼年消防クラブであるとか、小学生からは少年消防クラブなどで防災教育に取り組んでいます。実際、若い世代の加入促進、子どもたちへの加入促進という点につきましては、市長もメンバーになっております日本海溝巨大地震などのワーキング、対策などでも、防災教育や防災文化になるようなことに取り組んでいこうということで、世代を超えた防災教育の普及と地域の防災対応力を上げていくことが議論になっておりますので、まず、委員御提案の親子での加入促進等につきましては、自主防災組織の連絡協議会でありますとか、消防団の関係者の方々にも御提案、お伝えして、今後議論の案件、ネタにしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。  続いて、2つ目の災害対策費について伺います。  土砂災害でも津波でも、命を守るために一番に取るべき行動は素早い避難ということで、命を守るための日頃の備えに関することを2点御質問させていただきます。  1点目は、3月の予算特別委員会でも質問しました、災害対策の一つでもあります自衛隊との大規模災害時における緊急避難場所等に関する協定についてです。今年度に入っての自衛隊との協定に基づいて現在取り組まれていること、今後の取組についてのお考えを伺います。  また、2点目として、当市の防災教育の目玉事業でもあります防災ノートについて伺います。  防災意識を高めるためには、早い時期からの継続した教育というものが大切。子どもたちだけではなくて、家族みんなで日中に災害があったときの連絡方法を決めておくとか、そういったことが必要。日頃から防災について語ることも重要だと考えています。  当市の防災ノートは家庭内での防災意識向上も目的とすると伺っているのですけれども、そこで、改訂版作成に当たってのポイントと防災ノートのさらなる活用について伺いたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  昨年11月に各自衛隊と協定を結びました。協定を結んだ際にも、協定を実効性あるものにしていこうという認識で3者で打合せを重ねております。今年度に入りまして、まず両自衛隊とも、避難者を受け入れる際に現地でどのような避難者を受け入れるルート、経路上でどのような誘導板であるとか、また、受入れ体制が必要かというようなマニュアルを作成していきたいと伺っていまして、その準備をしていただいているところです。そして、今年の秋ぐらいをめどに、まず現地での実際の避難経路を臨海部の事業所の方々や地域の自主防災組織、また、町内会の役員の方々にも御覧いただいて、その上で、今後、コロナ禍でございますので、その規模であるとか内容につきましては少し工夫を加えていかなければいけないのですが、避難訓練もしくはそれに準じたようなことをしていきたいと予定しております。  以上でございます。 ◎南舘 教育指導課長 藤川委員にお答え申し上げます。  市教育委員会では、防災教育の充実を図るため、東日本大震災の教訓を踏まえて、児童生徒が自然災害から自らの命を自ら守ることができるよう八戸市版の防災教育副読本・防災ノートを作成いたしております。防災ノートについては、平成27年度から2回の改訂を経て、現在は2訂版を児童生徒は使用しております。これまでも防災ノート等を活用しながら、各学校において防災教育の充実を図ってきたところですが、来年度、東日本大震災から10年が経過したことを踏まえ、3訂版を発行いたします。  改訂のポイントは大きく3つであります。1つ目は、今般、全国各地で大規模な自然災害が発生していること。2つ目は、家庭における防災意識の高揚や避難所での感染症対策の重要性が高まっていること。3つ目は、八戸市みなと体験学習館など、新たな防災施設が完成したことであります。  続きまして、今後の防災ノートの活用についてでありますが、児童生徒1人1台端末の整備に伴い、教職員が授業でより活用しやすくなるよう、データ版の防災ノートを配付する予定であります。また、先ほど藤川委員からもありました家庭における活用の推進ということで、家族の話合いコーナーというのもその防災ノートに多く取り入れ、家族で話し合って、一緒に防災意識を高めてもらおうという活用を考えています。  最後は、防災ノートを各公民館や自主防災組織へ提供するなどして、学校と地域の連携の充実を図るとともに、地域密着型教育として家庭と地域が協力した実践的な防災教育を推進してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆藤川 委員 ありがとうございます。まず、自衛隊について、こんな近くに自衛隊があって、いざというときすぐに助けてくれる距離にいてくれるというのは当たり前のことではありませんので、日頃から感謝しながら、協力体制だとか、近隣の方が本当に行っていいのかみたいな心のハードルがなくなるように、ふだんから行けるような、行きやすいような場所になるよう訓練を進めていただきたいと思います。  次に、防災ノートです。これまで災害の教訓を学んで危機対応力を上げていただくことは大変効果的な取組だと思っています。自分の身を守るために大切なこと、自分のことと思えるようにするための表現の工夫だとか、書き込み式というものも穴埋めをしたくなるような欲求を刺激されまして、楽しんで身につけられる工夫もすばらしいと思いました。いざというとき、慌てない心構えとか自信をつけてもらうために、将来の地域防災を担う人材を育てるためにも、学校を通じて家庭と地域にもより広まっていくよう防災とも連携しながら進めていただきたいと思います。  当市の総合防災訓練も、昨年はコロナの対応で中止になりましたけれども、今年の訓練も相当な緊張感の中で行ったことと思います。災害は、発生するときにこちらの都合を考えてくれないといいますか、どのような非常時でも、こちらがトラブルを抱えているときでも関係なく起こります。夜だとか、風水害の中で地震が来るとか、感染症を想定した避難も含めて、非常時、悪条件、想定外のトラブルの中で防災訓練をすることの必要性を感じます。  そこでなのですけれども、課長のお二人、ゾンビは知っていますか。御存じですか。イギリス・ロンドンでは対ゾンビ避難訓練が行われています。また、アメリカ国防総省のペンタゴンでもゾンビ襲来に備えた非常事態訓練が行われています。ペンタゴンが実施したゾンビの襲撃をシナリオにした実践訓練CONPLAN8888-11と呼ばれるもので、2011年に一般にもその内容が公開されておりまして、鳥インフルエンザを想定したチキンゾンビとか細かい設定があって、30ページに及ぶそうです。バージョンアップしながら何度か行われているのですけれども、やはり意義があるからこそ繰り返し行われているのだと思うのです。アメリカの疾病予防管理センターでも、ゾンビ発生のシナリオを利用した訓練があります。  ゾンビというと、一見非現実的な存在と思われているのですけれども、ゾンビは、映画業界、エンタメ業界などでも多くの根強いファンがいて、軍事研究家や様々な分野の科学者が大真面目に研究されているものです。また、ゾンビとはエボラ出血熱などに代表される予測不可能な疾病を指していて、感染の危険がある耐性菌への危機意識を促す極めて真面目なもので、そもそもアメリカ国内においてゾンビはいわば予測不可能な脅威の代名詞として度々使われています。  日本でも自衛隊の訓練では、死んだら4時間後に生き返るという訓練もあるそうです。自衛隊のことについてはよく分からないのですけれども、兵庫県の保育園では、火事から逃げる訓練でもゾンビが出てくる。東京都文京区の礫川小学校避難所運営協議会が企画した不審者から逃げる訓練でもゾンビが登場している。ゾンビとの触れ合いの適齢期が何歳になるのか、私、分からないのですけれども、ゾンビは避難訓練の開催に当たって多角的に有効だと思うのです。ゾンビの脅威やゾンビが世界的に認められていることについては今るる申し上げましたけれども、ネタとしても面白い訓練。今まで防災訓練に来なかった方の興味も引きますし、市としても全国的に話題になります。自分の住んでいるまちの防災訓練が全国から注目されていたら、自分も興味を持つと思うのです。  まず、国内や国防総省の開催概要について研究していただくことから始めていただくことになると思うのですけれども、防災訓練へのゾンビの導入について、下村課長、南舘課長、それぞれのお立場からやる気があるのかないのかも含めて見解をお聞かせいただきたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  海外の事例や国内の事例につきましては、すみません、様々な訓練をしていることを今お聞きしまして、存じ上げませんでした。今後調査研究していきたいと思うのですが、少しレベルといいますか、次元が違う話になるかもしれませんが、国内のほかの例を見ましても、防災訓練は非常に工夫を加えております。親子で参加するイベントやまちづくりイベントなどに防災の観点を加える、運動会でバケツリレーをやったり、担架でリレーをやったりしながら非常に工夫を加えております。防災だけでなく、防災もという観点での上でです。いろいろと興味を持ってもらったり、また、新たな参加者を増やすことにつきましては、訓練ですので、まずは実効性のあるものに仕上げていきながら、そういった新たな工夫、また、項目などを入れていくのは大切だと思いますので、まず調査研究していきたいと思います。  以上でございます。 ◎南舘 教育指導課長 委員御提案の学校、地域関係機関とが連携した防災訓練は、市教育委員会としても、児童生徒が自らの命は自ら守るというのは非常に大事なことだと考えています。当市においても、これまで学校と地域が連携した防災訓練等を実施している学校があります。また、令和3年度、令和4年度には、青森県教育委員会の指定を受け、三条中学校において、防災教育及び地域と連携した防災教育の在り方について研究を進めております。  議員御提案のゾンビの避難訓練に対しては、防災危機管理課長と同様に調査研究してまいります。  以上でございます。 ◆藤川 委員 しっかりしていただきたいと思います。ありがとうございます。  防災訓練で大切なことでは、その成果も市民に広く伝えることだと思っています。その点で、今年、地元放送局がうちの総合防災訓練に密着してくれたので大変よかった、効果的だったのではないかと思っています。防災訓練の日、うちには毎年市民の方から苦情が何件か来るのです。朝からスマートフォンの防災訓練ですというアラーム、警報が鳴って、朝を台なしにされたと来るのですけれども、そこは有益なことをしているという理解を得る必要があって、このようなことをしましたということだけでなくて、こんな課題が出ましたというフィードバックとか、八戸の防災意識が高いとか、先進的だとか、ゾンビを入れてぶっ飛んでいるぐらいすごいよといういい意味での興味を引いてもらえるような話題の提供へステップを進めていただきたいと思っています。  今年、防災訓練の舞台になったYSアリーナなのですけれども、ここの建設目的にも防災機能とあります。何かあれば必ず使うことになる施設ですから、定期的に物資の運び込みとか分配の訓練を継続していただく必要があると思うのです。運び込まれる物資の量は相当な量になると思います。それら運び込まれた物資を必要とされている場所に分配するのは、いろいろなところの話を聞くと難しいようなのですけれども、今はバーコードリーダーなんかをかざすと、中身が何で、どこに行くものか、分かるようなシステムがあるようなのですけれども、これは八戸で持っていらっしゃるのでしょうか。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  物資、物流の観点は避難所運営において非常に重要な要素ではあるのですが、まだそこのシステム化といいますか、システム導入までは至っておりません。  以上でございます。 ◆藤川 委員 あったほうがいいと思うので、次あたり、予算要求してみてください。  以上です。 ○岡田 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 藤川委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆冷水 委員 自主防災組織で持っている防災資機材の保守管理と、小中学校もほとんどの学校が指定避難所になっているはずなのですが、そこにも防災資機材が準備されていると思います。自主防災会と学校等のいわゆる避難所に準備されている資機材の保守管理がどのようになっているのか、お伺いをいたしたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 冷水委員にお答え申し上げます。  自主防災組織の防災資機材は補助金等を通じてそろえたものがほとんどだと思うのですが、その管理、また、使い方、運営につきましてはそれぞれの自主防災組織にお願いしているような状況でございます。  以上でございます。 ◆冷水 委員 指定避難所になっている小中学校の保守管理についてはどのようになっているのですか。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  まず、小中学校等の管理につきましては、実際我々のほうで備品台帳がございますので、その上で管理しています。ただ、先ほど立花委員にもお答えしたとおり、途中修繕が必要であるとか、ふだんの保守点検などにつきましては施設管理者の方々にお願いしているような状況でございます。  以上でございます。 ◆冷水 委員 いわゆる発電機だと思うのですが、ある業者が学校に保守点検のためにお伺いしたところ、担当者がいなかったのか、あるいは、いても分からなかったのか、資機材の置かれている場所が分からないということがあったそうなのです。ですから、公共の施設ではそんなに担当者がしょっちゅう替わるようなことはないと思うのですが、学校の先生方であれば、担当者が異動したりとかで引継ぎの漏れ等があったりして、もしかすると資機材の居場所が分からないという状態が発生している可能性があると思うのです。その辺についての情報をつかんでいるのかどうか。もしつかんでいるとすれば、そのようなことをなくするためにはどのようにしていけばいいのか。資機材だけでは動きません。やはりそこにいる人たちがその機材を利用して対策していくことになると思いますので、その辺のことについてお聞かせいただきたいと思います。 ◎下村 防災危機管理課長 委員にお答え申し上げます。  委員御指摘の点につきましては、避難所によっては起こり得ることだと思います。また、いざ、災害時にそうならないようにということなのですが、少し補足させていただきますけれども、自家発電とかにつきましては業者にお願いして、その発電機全体の半分ずつ点検をしていると思います。資機材によってはそのような専門的な業者にお願いして点検している資機材もございます。  点検状況等についてなのですが、それぞれの施設にお願いしているのですが、ふだんは自主防災組織での訓練であるとかを通じて、その際に修繕等必要なものがあるかとかのチェックをしていくことにはなるのですが、実際に使われていないといいますか、把握できないものも中にはあるかと思います。そういった点につきまして、もう一度自主防災組織、また、施設管理者の訓練等、また、訓練でなくても、防災の日等の節目において、きちんと管理、把握するようにそれぞれの施設にお願いしていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆冷水 委員 自分のものではない、公共のものというのは、私が今まで見てきたものを考えますと、どちらかというと粗末に扱われる可能性が非常に高いのです。ですから、そのような意味では、税金で買ったものも我々の財産だ、資産だという思いを持ってもらうことが非常に大事だと思いますし、先ほど申し上げましたように異動等があれば、もしかして引き継ぎ漏れがあったりというふうなことが当然起こり得るわけですから、そういったことをできるだけなくしていくために、何をどうすればいいのかということをぜひ御検討いただいて、そういった問題が起きないようにしていただきたい。  資機材の整備、保守点検につきましても、私はいろいろな場面で言っているのですが、今年度全部やります、2年か3年はやりませんとなりますと、費用がかかる年とかからない年が出てくるわけです。ですから、例えば発電機であれば、何年に1回やるのが適当なのかよく分からないのですけれども、もし3年に一遍保守点検しなければいけないとすれば、3年でのローテを組んで3分の1ずつやれば費用の平準化も図られるわけですから、そういったことも含めて、これからはせっかく買ったものを粗末にしないで、いつでも使えるよう整備しながら費用の平準化等も図っていく必要があると思いますので、ぜひそのようなことも検討して進めていただきたいことを要望して終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに関連質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 ないようですので、以上で藤川委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  第10款教育費の審査に入ります前に、第8款土木費において、吉田洸龍委員の質疑に対し答弁を保留しておりましたので、これより理事者から答弁させます。 ◎三浦 公園緑地課長 吉田委員にお答え申し上げます。  公園の委託別の公園数でございましたが、草刈りに関係した公園施設ということで、お答えさせていただきたいと思います。  まず、指定管理ですけれども、2公園がございます。包括管理委託でございますけれども、22公園でございます。町内会管理といたしましては199公園、直営が28公園、残りのシルバー人材センター等に委託しているものが33公園ございます。  草刈り頻度でございますけれども、包括委託は1回の委託契約となっております。町内会につきましては2回程度でお願いしております。直営は2回でございます。シルバー人材センター等への委託頻度としては2回から1回になってございます。  以上でございます。 ○岡田 副委員長 それでは、この際、暫時休憩いたします。        午後0時05分 休憩
     ────────────────────        午後1時05分 再開 ○夏坂 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第10款教育費の説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の206ページを御覧願います。  第10款教育費につきまして御説明申し上げます。予算現額は183億2844万6510円、支出済額は145億8148万2388円、翌年度への繰越額は継続費の逓次繰越が公会堂・公民館耐震改修事業及び新井田公園テニスコート整備事業など16億5125万7460円、繰越明許費が小中学校空調設備設置事業、新美術館外構整備事業など15億1408万2690円、合わせて31億6534万150円でございます。また、不用額は5億8162万3972円で、執行率は79.6%でございます。  1項1目教育委員会費は教育委員の報酬及び職員の人件費のほか、12節の用務員業務委託料、次の207ページに参りまして、スクールバス運転業務委託料、18節の奨学金給付金、20節の奨学金貸付金が主なものでございます。  2目指導費は、スクールソーシャルワーカー等の人件費のほか、次の208ページに参りまして、18節の感染症の影響により発生した修学旅行費企画取消料への補助金が主なものでございます。  3目教育センター費は、外国語指導助手及び職員の人件費のほか、10節の学校図書購入費、次の209ページに参りまして、11節の教育情報ネットワークシステム運用のための通信運搬費及び12節の運用委託料、HENS運用保守委託料、13節のOA機器等借上料、次の210ページに参りまして、17節のGIGAスクール構想に係る児童生徒用パソコン等購入費が主なものでございます。  同じく3目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした校内通信ネットワーク整備事業を執行したものでございます。  4目こども支援センター費は、次の211ページにわたりますが、特別支援教育アシスト事業、特別支援教育看護支援員配置事業、教育相談・特別支援教育推進事業等に係る職員の人件費、物件費など、センター事業の推進に要した経費でございます。  同じく4目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越ししたこども支援センターの備品等購入費を執行したものでございます。  2項1目小学校管理費は、職員の人件費のほか、10節の消耗品費、光熱水費、次の212ページに参りまして、12節の学校警備業務等の各種委託料、17節の備品等購入費など、小学校の管理運営に要した経費でございます。  2目教育振興費は、10節の教師用教科書等の購入費、17節の教材等に係る備品購入費、19節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、次の213ページに参りまして、14節の高館小学校ほか施設改修等工事費が主なものでございます。  同じく3目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした長者小学校ほかトイレ改修事業を執行したものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、城北小学校防音機能復旧事業に係る施設改修工事費などでございます。  3項1目中学校管理費は、次の214ページにわたりますが、職員の人件費のほか、10節の消耗品費、光熱水費、12節の学校警備業務等の各種委託料、次の215ページに参りまして、17節の備品等購入費など、中学校の管理運営に要した経費でございます。  2目教育振興費は、17節の教材等に係る備品購入費、19節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、14節の湊中学校ほか施設改修等工事費、22節の白山台中学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  同じく3目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした北稜中学校ほかトイレ改修事業等を執行したものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、次の216ページにわたりますが、継続費逓次繰越分を含め、下長中学校防音機能復旧事業に係る施設改修工事費などでございます。  4項1目幼稚園費は、18節の私立幼稚園補助金が主なものでございます。  5項1目社会教育総務費は、職員の人件費のほか、次の217ページに参りまして、12節のアートプロジェクト委託料、18節の放送大学運営負担金、文化協会補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、少年相談センターの運営に要した経費のほか、次の218ページに参りまして、18節の関係団体への負担金及び補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、館長など、会計年度任用職員の人件費、物件費のほか、次の219ページに参りまして、22節の白山台公民館建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目図書館費は、職員の人件費のほか、次の220ページに参りまして、施設の維持管理に関する12節の各種委託料、南郷図書館等の指定管理料、次の221ページに参りまして、17節の図書等購入費が主なものでございます。  5目視聴覚センター費は、12節の児童科学館等指定管理料など、施設の管理運営に要した経費でございます。  6目博物館費は、職員の人件費のほか、次の222ページに参りまして、施設の維持管理に関する12節の各種委託料及び主催事業の実施等に要した経費が主なものでございます。  次の223ページに参りまして、7目南部会館費は、12節の指定管理料、14節の空調設備等改修工事費が主なものでございます。  8目美術館費は、職員の人件費のほか、次の224ページに参りまして、ワークショップの開催や展覧会の企画等に要した経費が主なものでございます。  9目文化財保護費は、次の225ページに参りまして、12節の蕪島ウミネコ繁殖地保護監視業務委託料、18節の指定文化財管理事業補助金が主なものでございます。  10目文化財調査費は、次の226ページにわたりますが、市内遺跡の発掘調査に要した経費でございます。  11目是川縄文の里事業費は、次の227ページにわたりますが、是川縄文館の管理及び企画展・特別展等の運営に要した経費のほか、次の228ページに参りまして、是川縄文の里整備事業に係る14節の遺跡整備工事費、16節の用地購入費が主なものでございます。  12目八戸南部氏庭園事業費は、12節の樹木剪定等委託料、一般開放時の会場設営業務委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、次の229ページに参りまして、12節の整備基本設計業務委託料及び指定管理料が主なものでございます。  同じく13目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした史跡根城跡施設改修事業を執行したものでございます。  14目公会堂費は、12節の指定管理料及び次の継続費逓次繰越分を含め、耐震改修事業が主なもので、15目文化ホール費は、南郷文化ホールの備品購入費などでございます。  16目市民大学講座費は、次の230ページにわたりますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年度は開催を見送っております。  17目ブックセンター費は、職員の人件費のほか、12節のディレクション業務委託料、書籍等仕入販売返品業務委託料、企画事業委託料、次の231ページに参りまして、13節の建物等借上料が主なものでございます。  18目新美術館施設整備費は、次の継続費逓次繰越分を含め、建設工事費、備品購入費等を執行したものでございます。  次の232ページに参りまして、19目更上閣費は、指定管理料が主なものでございます。  6項1目保健体育総務費は、学校医、学校歯科医、学校薬剤師の報酬及び職員の人件費のほか、11節の検査等手数料、18節の日本スポーツ振興センター共済掛金が主なものでございます。  次の233ページに参りまして、2目社会体育振興費は、職員の人件費のほか、12節のスポーツビジネス実証業務委託料、次の234ページに参りまして、13節のフラットアリーナ借上料、18節の八戸スポーツ振興協議会負担金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、長根屋内スケート場・YSアリーナに係る10節の光熱水費及び12節の維持管理業務委託料のほか、体育館等指定管理料、次の235ページに参りまして、南郷体育施設等指定管理料、多賀多目的運動場指定管理料、14節の南郷カッコーの森エコーランド設備更新工事費が主なものでございます。  同じく3目、繰越明許費分は、令和元年度から繰越しした多賀多目的運動場照明整備事業を執行したものでございます。  4目学校給食管理費は、職員の人件費、物件費のほか、次の236ページに参りまして、19節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  5目特別会計整備費は、学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  第10款教育費の説明は以上でございます。 ○夏坂 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。私からはナンバー60、八戸スポーツビジネス創成事業から63番、特別支援教育看護支援員配置事業についてまでの4点についてお伺いいたします。  まず八戸スポーツビジネス創成事業は、スポーツコミッションの件に関してだと思いますが、改めまして、このスポーツコミッション設立に至る経緯をお願いいたします。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  まず、国では平成29年3月にスポーツ基本法に基づく第2期スポーツ基本計画を策定してございます。その中でスポーツを通じた地域の活性化のため、地方公共団体、スポーツ団体、民間企業などが一体となり、スポーツによるまちづくりと地域活性化を推進するための地域スポーツコミッションの設置を促してございます。スポーツ庁の調査では、令和3年7月の段階で全国に168の地域スポーツコミッションを確認しており、国の第2期計画の中では、今年度末までに全国の地域スポーツコミッションの設置数を170にすることを目標に掲げてございます。  当市におきましても、市の有するスポーツ資源を活用して地域の活性化に取り組むことを目指してございまして、平成31年3月に策定の八戸市スポーツ推進計画の目標の一つとして地域スポーツコミッションの設立を掲げてございます。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。八戸市にあります数々のすばらしいスポーツ施設を有効に活用するという意味でも、このスポーツコミッションの役割は重要であると考えております。報告書の185ページのほうにはスポーツビジネス実証業務委託ということで予算執行されておりまして、その内容、市の取組についてお伺いいたします。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  昨年度ですけれども、スポーツコミッションの設立に向けた実証と検討を行うため、スポーツビジネス実証業務委託の取組の中でスポーツアカデミー事業を八戸学院大学に、アスリート食メニュー開発事業を八戸パークホテル、八戸プラザホテル、八戸グランドホテルなどの司厨士をメンバーといたします一般社団法人全日本司厨士協会北部地方八戸支部、おはな、銀波、金剛、リストランテ澤内のオーナーシェフなどをメンバーといたします八戸日本料理業芽生会及び三八五フーズ株式会社の3団体に委託してございます。  八戸学院大学に委託したスポーツアカデミー事業では、主に小中学生を対象とする運動教室及び栄養・食育講座を開催してございまして、また全日本司厨士協会北部地方八戸支部など3団体に委託したアスリート食メニュー開発事業では、八戸産の食材を利用した合宿者や大会参加者向けアスリート食の開発を行ったものでございます。  八戸学院大学に委託したスポーツアカデミー事業の内容でございますが、小中学生及び指導者を対象とする野球、サッカー、ラグビー及び陸上競技教室を開催するとともに、調理者向け栄養講座及び小中学生の保護者向け食育講座を開催したものでございます。また、アスリート食メニュー開発事業の内容でございますけれども、全日本司厨士協会北部地方八戸支部では、合宿者などに向けた3ホテル共通メニューと、共通食材を使用した夕食バイキングメニュー、芽生会では和洋昼食弁当、三八五フーズでは提携しているホテルなどにおける朝食と夕食の定食のメニューと、食を開発してございます。いずれもアスリートに必要なカロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物がバランスよく含まれたものになってございます。  今年度は、そのPR冊子を事業に参加いただきましたホテルなどに置きましてPRしていただくとともに、合宿者などに向けた営業活動の際に御活用いただいてございまして、スポーツ合宿者のリピーターの確保とさらなる合宿者の掘り起こしに努めてございます。以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。まず、合宿者に向けての食ですね。この食に関しては、やはりスポーツマンにとって、合宿する上で、非常に重要だと言われておりまして、YSアリーナができた当初、夜の食事を出してくれる宿泊所がないということで非常に困るということを受けておりました。それも受けてこういった取組をしていただいていると思いますが、必ず朝夕の2食は最低である、アスリートを考えたら3食出してくれるところがあれば非常にありがたいというのが合宿するチームの要望でありました。  今年の夏ですけれども、八戸パークホテルに関東の大学のチームが2週間以上にわたって八戸市で合宿をしております。その際にも恐らく合宿の実証実験で活用した食を中心に提供していただいていると思いますが、非常に過ごしやすく、好評で帰られていきました。  1つ御提案なんですけれども、合宿をこれから誘致していくということで、苫小牧市でスポーツ合宿等補助制度というものがありまして、1泊1人当たり1000円補助するもので、私も何度も苫小牧市のほうに遠征をして活用させていただきました。微々たるものなんですけれども、長くいると非常に助かる制度でした。そういった形で、市を挙げて合宿を誘致するというのも一つの方法かと。  あと、これから多分検討していくことになると思いますが、合宿者向けに合宿プランとか、市全体で料金をそろえたりとか、こういうプランがありますという一覧をつくったりとかそういったことをすることによって、八戸に来る団体が選びやすいといった利点があるようなものをつくり上げていただければ、より一層増えてくるかと思います。  この後、恐らく実際の立ち上げに向けて進んでいくかと思いますが、今後の取組と時期についてお伺いいたします。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  まずは主な事業でございますけれども、1つ目としては当市のスポーツ資源を最大限に生かすためYSアリーナ八戸、あとはフラット八戸などの氷都八戸の持つハード面と昨年度実施したスポーツビジネス実証業務委託の取組の中で磨き上げを進めてまいりました八戸の食を利用した八戸アスリート食などのソフト面を生かした合宿、そして大会の誘致、これが1つ目です。  2つ目として、東北フリーブレイズ、ヴァンラーレ八戸FC、青森ワッツ、八戸ダイムの4つのプロスポーツチームが活動拠点としているといった八戸特有のスポーツ資源を生かした観戦の促進、3つ目として、スポーツアカデミー事業に関連する取組などにつきまして担うべき主な事業として検討する意向でございます。  また時期につきましては、令和5年度までのできるだけ早い時期に設立する意向でございます。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。先ほど申し忘れましたが、フラット八戸では、全日本のアイスホッケー女子の代表チームが合宿をしておりまして、地元の笹野文香選手も参加しまして、その後も世界選手権の代表に選ばれまして世界6位という成績を残しております。この後に北京オリンピックがありますけれども、残れば中村亜実選手に続く第2の八戸出身の代表選手ということで、活躍が期待されるところであります。  今お話がありましたように、合宿とか大会を誘致するというのがいわゆるアウター政策というふうに言われていまして、人が外から八戸に来ることによって中心街、飲み屋街が活性化したり、あとは宿泊施設、宿泊施設に寝具等を下ろしているリネン系の関連会社とかも今年度は合宿等がなくて非常に困っているという声を聞いております。  スポーツアカデミー事業に関しましてはインナー政策ということで、地域住民のスポーツ活動の活性化を目的としていると思います。こういったものは継続性がとても大事で、あと子どもから最終的には大人、高齢者までのスポーツ活動をどう活性化するかという部分も含めて、このスポーツコミッションの中では検討いただきたいと思いますので、その際には市内の体育館の有効活用であったり、学校体育施設とか閉校施設といったもの全てを有効的な形で使えるような新たなスポーツ体制の構築に関しましても検討していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、フラットアリーナ利用促進事業についてお伺いいたします。  まず、報告書の185ページには財源として内訳、その他で1500万円が入っています。それは恐らく利用者負担の部分だと思いますが、市の条例枠をどの程度使っているか、利用状況をお知らせ願います。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  市条例枠2500時間、1429枠の令和2年度の利用状況でございますけれども、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により5月25日から利用を開始してございます。5月は5日間の利用期間となりましたが、利用率は1.7%、6月は68.6%、7月は65.6%、8月は85%、9月は79.8%、10月は92.4%、11月は84.4%、12月は88.1%、1月は90.1%、2月は93%、3月は99.1%となりまして、年間平均利用率は80.1%となってございます。  その内訳でございますけれども、市民の皆様向けなどの一般滑走枠は541枠、約946時間でございまして、利用者数は2866人。主にアイスホッケー、フィギュアスケートの練習大会向けの貸切り滑走枠は888枠、1554時間でございまして、利用枠数は603枠、利用率は67.9%、利用者数は1万9101人、一般滑走枠の利用者数と合わせて2万1967人でございました。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。主に利用枠としてアイスホッケーとかフィギュアスケートの貸切り滑走枠888枠に関しまして、昨年度から使いやすい時間帯が少ないということで競技団体から要望があって、スポーツ振興課のほうではその協議を重ねていただいていろいろと試行錯誤していただいたと思いますが、令和2年度から3年度にかけての改善状況をお知らせ願います。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  令和2年度の主にアイスホッケー、フィギュアスケートの練習、大会向けとしている貸切り滑走枠の利用枠数ですけれども、先ほど申し上げましたとおり、条例枠数888に対しまして603枠、利用率は67.9%でございました。  この利用率を向上させるため、令和2年度の利用の需要と青森県アイスホッケー連盟及び青森県スケート連盟フィギュア委員会、そして施設所有者のXSM FLAT八戸株式会社との協議を踏まえ、小学生のアイスホッケークラブチームからの需要の多い早朝5時から6時30分までの枠を令和3年度は約39%、46枠増やしてございます。また、フィギュアスケートクラブチーム及び中高アイスホッケーチームの需要の多い夕方17時から20時30分までの枠を約7%、18枠増やしております。そして比較的需要の少ない20時45分以降の枠を約20%、63枠削減してございます。  令和3年度のこれまでの貸切り利用枠の利用率でございますけれども、4月は81.3%、5月、6月は100%、7月は94.5%、8月は67.8%と推移してございます。8月の利用率が他の月に比べて低下している主因でございますけれども、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う部活動などの中止による影響でございます。市条例枠の貸切り利用枠につきましては引き続き利用する機会の多い競技団体に可能な限り踏まえ利用率の向上に努めています。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。利用率のほうが確実に上昇しておりまして、関わっている私自身も本当に使いやすくなって、様々ありがたかったという声をいただいております。5月、6月が100%ということで、7月下旬から8月にかけてテクノルアイスパークが開場いたします。今10月には福地アイスアリーナが開きまして、12月からは長根の外リンクも開くということになっております。  各チーム限られた予算の中で、なるべく多くやっぱり氷に乗せてあげたいということで、料金が安いところを優先的に使うという傾向にございます。実際に10月の予定がもう決まり始めているんですけれども、福地のほうを優先してフラットを使わないということになると、せっかく借り上げているフラットアリーナの氷を無駄にすることになるので、できる限り活用して市民に還元する意味でも、料金のほうの減免といいますか、軽減をしてほしいというような声も聞こえてきているんですけれども、その辺検討とかはどうでしょうか、お願いします。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 山之内委員の御質問にお答えをいたします。  まずはフラットアリーナの使用料でございますけれども、アイスホッケー、フィギュアスケートの練習などの際の市条例枠の使用料は1時間当たり1万7930円でございます。それでテクノルアイスパーク八戸ですけれども、これが1時間当たり1万4940円となってございます。長根公園アイスホッケーリンクですけれども、1時間当たり1万1200円、南部町の福地アイスアリーナは午前5時から10時が1時間当たり1万800円、10時以降が1万5700円でございます。  加えまして、委員おっしゃるとおりテクノルアイスパーク八戸と長根公園アイスホッケーリンクですけれども、八戸市都市公園条例及び八戸市屋内スケートリンク条例に基づきまして、青森県アイスホッケー連盟、青森県スケート連盟など競技団体の主催大会の開催や、学校の部活動など公益上必要があると認められる場合には利用料金の減免規定がございます。  また、これも委員から御指摘のとおり、7月下旬頃からテクノルアイスパーク八戸、10月中旬頃から福地アイスアリーナ、12月上旬頃からは長根公園アイスホッケーリンクが開場いたしますが、その開場に伴ってフラットアリーナの利用の需要が落ちていくということは、開館1年目の昨年度の利用状況からも把握してございます。  また、青森県アイスホッケー連盟など競技団体との協議の際にも意見として伺ってございます。特に氷都八戸の未来を担う小学生のクラブチーム及び中高生の部活動につきましては、限りある予算の中でチームの練習時間を確保する必要があるということは十分に理解してございます。フラットアリーナにつきましては、市民の皆様のアリーナとしてその立地の効果が十分に発揮され、より愛されるものになるよう、その利用率との相関関係なども踏まえて検討してまいります。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございました。先ほどありましたスポーツコミッションも含めまして、このフラットアリーナは貴重な財産だと思います。様々な形で市民の皆様に還元できるような方策をこれからまた検討をお願いいたします。この件に関しては以上です。  続きまして、部活動指導員についてです。報告書の161ページには、令和2年度配置し、中学校4校ということで記載があります。今年度は8名でスタートしているかと思いますが、4から8に増えたときに、4名の希望があったから4名を増やしたのか、それとも10件とか何件かお申込みがあった上で4件となっているのか、その辺をお伺いいたします。 ◎熊谷 学校教育課長 山之内委員の御質問にお答えいたします。  まず部活動指導員の目的でございますけれども、市立中学校における部活動の指導体制の充実及び質的向上を図るとともに、教職員の負担軽減を推進することにより適切な部活動運営に向けた環境づくりを行うことを目的としております。
     配置希望につきましては、令和2年度は希望数が16校ありましたが、そこから4校に配置することができ、令和3年度は希望校数13校に対して8校に配置することができました。希望する学校全てに配置することはできませんでしたが、8名という配置は県内でも多く配置されている状況であります。配置された種目につきましては、剣道、サッカー、野球、バスケットボール等になっておりました。  配置につきましては、各学校から希望が出てきて、予算の状況もあるんですけれども、そこを話し合いながら人数の枠を決定して、その中で市の教育委員会で総合的に判断して決めさせていただいておりました。  以上です。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。この報告書の予算のほうを見ると、県と国と市と恐らく3分の1ずつの負担ということになっています。4名で大体市の予算が45万3000円ということなので、1人当たり約10万円ちょっとぐらいと考えると、今年は80万円ぐらいなのかと推察いたします。教員の働き方改革の中でやはり部活動改革というのは本丸であって、担任をしながら1つの部活動を見るというものはもう1つクラスを持っているようなもので、本当に部活を見ている時間帯、指導している時間帯とは別のその他の計画であったり、準備であったり、保護者とのやり取り、生徒とのやり取りと考えたら、非常にやはり多くの業務、時間を割くことになると思います。  そういった意味でも、希望があるところは恐らく体制が整っている学校、部活だと思いますので、できる限り、整っている学校から順次この配置を進めていただけるようにお願いいたします。特に合同チームを組んでいる、例えばアイスホッケーであれば、生徒が1人でも1人の顧問、教員が必ず行くと。アイスホッケーは時間が不規則ですので、朝6時45分とか夜は8時過ぎるといった時間帯でも1つのチームが運営するのに対して、教員の先生が3名とか4名がただ見ているという状況です。  合同部活動で外部コーチがいらっしゃいますので、外部コーチは二、三名必ず来ております。その中にプラスアルファ顧問が来なければいけないということで、その中には、アイスホッケー部の顧問をやりながら、ほかの部の顧問も兼務しているという先生もいらっしゃいます。そういう先生方にとっては、普通の部活を見た後に例えばホッケーの練習を見に行かなければいけないとか、そういう苦しい状況もございますので、できる限り状況と体制が整ったところ、先ほど申し上げていただいたとおり検討して、できる限り進めていただきますようによろしくお願いいたします。  最後ですが、特別支援教育看護支援配置事業についてですが、昨日工藤委員からもありましたとおり、医療的ケア児支援法というものが出されまして、学校の設置者の責務として、学校における医療的ケアをするための看護師を配置するというものが責務として挙げられております。現在、小学校2校、中学校1校に配置されているということですけれども、今後、ケアが必要な子が出てきた場合の対応はどのようになっていますでしょうか。 ◎大坂 こども支援センター所長 山之内委員にお答えいたします。  現在新たに医療的ケアが必要なお子さんがいるかというところはつかんでいない状態ですけれども、特にこれから就学する児童につきましては、健康づくり推進課とか、あとは保健予防課、それから幼稚園、保育所等、あと保護者から教育の相談を受ける場合もございます。それから、支援を行っている施設のほうからも相談等を受けることもございます。それらにつきまして情報を集めてケアの必要なお子様の実態というのを把握して、それに基づきまして適切に対応していきたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆山之内 委員 ありがとうございます。恐らく今申し上げていただいたとおり、就学前の施設と連携を取って進めていただければいいかと思います。恐らく保護者の不安としては、自分の地元の学校で通えるのかと、看護師が配置されている学校まで行かなければいけないといった不安があるかと思いますが、できる限りその地区の学校で学べる環境が整えられますように、もし今後そういった子が出てきましたらよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○夏坂 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆高橋〔正〕 委員 私からは、64番の八戸ブックセンター事業費についてから66番、校内通信ネットワーク整備事業についてまでの3点お伺いをいたします。  初めに、64番の八戸ブックセンター事業費についてでありますけれども、今年度の売上げは1100万円弱ということでありますが、令和2年度の来館者数と販売冊数について、目標と実績を教えてください。 ◎佐々木 文化創造推進課長 高橋委員にお答え申し上げます。  令和2年度の来館者数ということで、こちらは6万9055人となってございます。そして本の販売冊数ですけれども、6575冊となってございます。新型コロナの感染拡大の影響を受けまして、令和元年度に比べますとかなり落ち込んでいるという状況でございます。数値目標と比較いたしますと、まず1日当たりの数値で見ますと、1日当たりの来館者数目標300人に対しまして232人、本の販売冊数については目標30冊に対して22冊ということになってございます。  以上です。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。今御答弁の中でありましたけれども、やはりコロナ禍の影響で大変苦しい中でもこの経営を維持されているということでありますけれども、目的の中には中心街の活性化、また本に親しむ機会を創出していくということで、大変重要な役割を担っていらっしゃるというふうに私も思っておりますので、また引き続き安定的に運営していけるように御尽力いただきたいと思います。  1つ、青森県の事業として実施しているあおもり子育て応援パスポート事業というものがございます。これは子育て世帯にパスポート、カードをお渡しして発行して、いわゆる協賛を募って、例えば割引だとか特典といったサービス、そのほかにも子育て世帯の方がお出かけしやすいような環境に配慮してサービスを提供するといったことなのでありますけれども、ブックセンター自体がこのパスポート事業の協賛になられているかどうかが分かれば教えてください。 ◎佐々木 文化創造推進課長 ブックセンターは子育て応援パスポート事業の協賛にはまだなってはおりません。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。こうしたものも取り入れていきながら、様々な世代の方の誘客につなげていっていただければということで1つ御提案ということで、ぜひこちらもお願いしたいと思います。この質問については以上でございます。ありがとうございます。  次に、65番の奨学金未収金回収業務委託料についてお伺いをいたします。  こちらにつきましては、これは令和3年3月定例会の中で吉田洸龍議員の質問に対する御答弁の中で、令和2年度は延べ489名から約8662万円が償還される見込みであるということ、また1月末時点では68.7%が償還されているということで御紹介がありました。ですので、令和2年度末時点での未収金額と、あと延滞件数の推移についても教えていただければと思います。お願いいたします。 ◎熊谷 学校教育課長 では、高橋委員の御質問にお答えいたします。  未回収金額と延滞者数の推移につきましてお答えいたします。委員お尋ねの未回収金額と延滞者数の推移についてですけれども、委託による回収は平成26年から開始しており、平成30年度の委託件数は61件、委託債権額は1124万6144円、令和元年度は事業者選定のため実績はございません。令和2年度の委託件数は34件、委託債権額は1038万8624円、令和3年度は7月までの委託件数が26件、委託債権額は762万6000円となっております。  それで、令和2年度の未済額となりますけれども、1661万3020円となっておりました。  以上です。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。未収金ということで、奨学金を借りている方の返済が滞っているというのはその方にも様々な諸事情があるんだと思いますけれども、コロナの影響というのは大変大きいものがあるというふうに私も推察しておりまして、この委託業務の中に、回収業務と相談業務を委託されているということで認識しております。  まず、相談業務で令和2年度中にどれくらい相談があったのか、件数を1点お伺いをしたいのと、もう一つは、奨学金の償還が困難となった方に対する償還猶予を令和2年度も実施をしていただいているということで認識しておりますが、いわゆる償還猶予ということであれば一定期間は猶予をということで、返済をしなくてもいい期間があるんでしょうが、いずれはこれも返済をしていただかないといけないのだというふうに私は捉えておりまして、償還を猶予していた分の期間の額をどのようにまた返済をしていただくのか、一括でというわけにはいかないでしょうし、また期間を延長するといった方法があるのか、それとも猶予した期間分の額を平準化して毎月の額にプラスアルファで償還をしていただくのか、どういった方法で考えていらっしゃるのか、そこら辺ももしお答えできればお伺いしたいと思います。お願いします。 ◎熊谷 学校教育課長 では、高橋委員の御質問にお答えいたします。  まず相談業務につきましては、令和2年度は34件あったわけですけれども、うち24件が電話相談があっております。また、令和3年度は、今までですけれども、26件中18件となっており、その電話の内容ですけれども、生活状況の確認であったり、返償方法の相談が主な内容の業務となっておりました。また、償還困難者への償還猶予を令和2年度から対応ということで、猶予実績は現在までに問合せが4件ありましたけれども、申請はなしということで実績はございません。事情により償還期間が10年を超えた場合でも無利子のため追加負担はないというふうなスタンスを取らせていただいておりましたので、それでよろしかったでしょうか。  以上です。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。この奨学金制度については、今はもう本当に重要な大切な制度でありますので、またぜひとも今後引き続きお願いしたいと思います。この質問は以上で終わります。ありがとうございます。  次に、66番の校内通信ネットワーク整備事業についてお伺いをいたします。  こちらのいわゆる無料Wi−Fi、公共施設は全国的に今この整備が大変進んでいます。1つは観光客に対するサービスの観点からもありますし、何よりも災害時における避難所の中で、避難者が様々な情報収集をしていく1つのツールとしてこういった無料Wi−Fiの整備が進んでいると認識しております。  本年はGIGAスクール構想を本当に力強く進めていただいて、今はもう実施されているんですが、体育館にもいわゆるネットワークが整備されているのかどうか、ここについてお伺いをします。 ◎河村 総合教育センター所長 高橋委員の御質問にお答え申し上げます。  今お話がありました校内通信ネットワーク環境整備事業ですが、国が示したGIGAスクール構想の実現を受け、全ての小中学校に高速大容量ネットワークが利用できる環境を整備したものでございます。この整備により、市内全ての小中学校において、体育館や特別教室を含め校内どこでもネットワークにつながる環境が実現しております。  以上でございます。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。それでは、体育館が避難所として、学校が開放された場合にはやはり体育館が使われるわけでありますが、今この場で、いわゆるGIGAスクール構想用のネットワークを災害時に一般向けに無料Wi−Fiとして提供できるのかどうか、これは今御答弁いただくのはちょっと難しいと思うので、質問の形を変えて、いわゆる通信ネットワークの機能そのものがもし災害時に無料Wi−Fiとして一般向けに使うことがそもそもできる仕様になっているのか、そういった機能があるのか、そこをお伺いしたいと思います。 ◎河村 総合教育センター所長 高橋委員にお答え申し上げます。  校内通信ネットワークでございますが、通常は校内にある教育用の目的のパソコン及びタブレット等のみ通信できるように接続を制限しております。これはセキュリティー対策を講じるということで、児童生徒が安全に教育を進めることができるということで、そういう目的でこのように設計しております。そのためこのような環境となっておりますが、災害時の校内通信ネットワークの活用について今御質問がありましたが、総合教育センターから一斉に各校の設定を変更するということができますので、その際には設定を変更して、避難者がフリーWi−Fiとして利用することが可能となります。  なお、これは総合教育センターと各校の停電時等の電力確保ができている状況での対応であるというふうに考えております。  以上でございます。 ◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。活用しようと思えばできるということでありましたので安心しました。実際には目的はやはり子どもたちのためでありますので、そこが一番大事なんでありますけれども、ただ、災害というのは本当にいつ起こるか分からない。やはりこのフリーWi−Fi、無料Wi−Fiがあることによって、本当に恐怖の中で1日1日を過ごす避難者の大きな安心につながる1つは、ばらばらになってしまった家族の方が無事にほかのところでいらっしゃるとか、あとは周りの状況が今どうなっているのか、こういったことの情報が自分の手元にしっかり入ってくることによっても大きな安心につながるということは、これは熊本地震等々もそういったことがあったようでございますので、改めて学校の避難所にもフリーWi−Fiを別に設置するという必要性はあまり感じないわけでありまして、ただ、使えるときにはこういったものも活用していくことも1つの案としてぜひ検討していただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 ただいまの高橋正人委員の関連質疑を認めます。 ◆寺地 委員 ただいまの高橋委員の質問の中で、八戸ブックセンター事業についての質問がありました。このことに関連して質問をしたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  ブックセンターの予算につきましては決算書230ページのほうに載っておりますが、予算額が9451万円ということで、ある程度予算が盛られております。このブックセンターの件につきましては、過去にも何度か意見を申し上げたり、いろいろお願いを申し上げてきたところでありますが、私どもの会派でもブックセンターの件についてはいろいろ意見を申し述べてまいりました。  昨今、このブックセンターがなされております事業については、大変市のほうも頑張っていると私は拝察し、皆様方の努力に対しては敬意を表したいと思っています。時折議員の我々にもブックセンターが今行っている事業の項目とか、実施しているいろいろな事業について取りまとめた冊子が配られて、それを見るたびに大変多い項目をかなりこなしているというのが分かります。  また、一部報道では、働いておられる会計年度の職員の方が報道で御紹介されて、この方も大分高い意識を持って働いていられるということが報道で流れました。すばらしい活動であるというふうにも感嘆を覚えるわけであります。このようにブックセンターは当初我々が心配していた八戸市が本を売るという事業に対して、私たちはその必要性があるのだろうかというような疑問を投げかけながら議論をしてきたんですが、こうして見ますと一定程度のそれを上回る効果があると評価します。  その上でお聞きをするのでありますけれども、前々から申し上げているように、書籍等仕入販売返品業務委託料が2317万円残っている。私は、ブックセンターで本を売る必要がないのではないか。先ほど申し上げたようにすばらしい実績と活動をしておられます。そしてまた、そのことが中心商店街の活性化、人の往来にも寄与しているということを考えれば、あそこで本を売らなくてもそれなりの効果と実績がある、ましてや売らないで、あそこのところの本を自由に検索でき見ることができる、またはその本を貸し出しするようなことがあれば、中心商店街に往来する人がさらに増えるのではないかということを考えれば、あえて2300万円ぐらいの予算で委託をしている業務が逆にもったいないのではないか。  そうしますと、2300万円の予算が減ることができる。昨今、我が会派の田名部委員とか吉田洸龍委員なども意見を申し上げておりますが、学校の施設が老朽化して雨漏りをしたり、または学校司書の人数が足りなくて教育の格差ができているという問題を考えた場合、なかなかにしてその予算づけをすることが難しい。そうしますと、このブックセンターのようにある程度予算があるところの経費を削りながら、そのような足りないところに予算を回すという方法もあろうと思うんです。  ですから、私は、ブックセンターで本を売る事業をなくされても、ブックセンターの役割や機能は全く失わないのではないか。そう考えればその事業の見直しが必要で予算も少し浮くのではないか、それをまた有効に使えるのではないかと感じておりますが、そのことについての御答弁をお願いしたいと思います。 ◎佐々木 文化創造推進課長 寺地委員にお答え申し上げます。  ブックセンターの機能といたしましては、確かに本を売るということも機能の一つではございますけれども、図書館とかと異なるのは、仮に図書館に行って本を借りて読むということと、購入して自分の手に持って読むというところ、それはそれぞれまた違う意味があるであろうということで、本を売ることについてもブックセンターの機能の一つとして持っているというところでございます。図書館等とはまた様々な事業で連携をしながら、それぞれの施設の意味づけといいますか、それを持ちながら事業を進めていきたいと思っておりますけれども、本を売るという機能についてもやはり引き続きまた続けていきたいとは考えております。 ◆寺地 委員 私の今の話も突然でありますので、なかなか皆さん方はそのとおりですというわけにはいかないと思うんです。ですから、今の御答弁でいいとは思うんです。それでも、さっき言ったみたいに本を買って読んで実になるということもあるとすれば、業務を2300万円も委託しなくてもやれる方法でやったらいいのではないですか。どうしても業者に委託しなければやれないというような内容ではないような気がするんです。ですから、ブックセンターの業務を遂行している上で業務を見直したり、やり方を変えたり、もしくは先ほど私が言ったみたいに、本を売らなくてもその効果が十分あるとすれば、経費を削減する意味でも見直してもいいのではないかと私は思っています。  ですから、今結論を出してくださいとは言いませんが、そのような考え方で検討しながら、一番の目的はやはり有効に財源を使うという意味で、ほかの教育予算にある程度回せる猶予をつくっていただければということを思っていますので、ぜひ検討していただくように御要望申し上げて終わりたいと思います。 ○夏坂 委員長 ほかに関連質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 ないようですので、以上で高橋正人委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 ナンバー67から72まで質問をしてまいります。  初めに、ナンバー67のブックセンター費について質問します。  ただいまお話が出ましたけれども、書籍等仕入販売返品業務委託料が2314万7000円余りとなっておりますが、こちらの内訳についてお聞かせください。 ◎佐々木 文化創造推進課長 田端委員にお答え申し上げます。  書籍等の買い付け販売、業務委託料の内訳ということですけれども、2300万円のうち1060万円ほどが本の買い付けの費用ということになります。残り110万円ほどが本の返品に係る費用と、あと固定のいわゆる人件費の部分が1360万円ほどあるということでございます。  以上です。 ◆田端 委員 続けて、事業収入というのがあります。カンヅメブース、それから読書会ルームというのがありますけれども、こちらの収入は年間でどれぐらいになっているのか、併せて1年のブックセンターの収支についてお聞かせください。 ◎前田 まちづくり文化スポーツ部長 すみません、私のほうから御説明いたします。  まず収入につきましては、カンヅメブースとか読書会ルームについては使用料はかかりません。空いていればいつでも無料で使えるというようなスペースになってございます。収入の主なものはやはり書籍の販売の収入でございまして、これは令和2年度の書籍の販売の金額というのは約1100万円でございます。  そのほかに、いわゆるカウンターの中でコーヒーとかドリンクを販売してございますけれども、ドリンクスタンドとして販売にかかっている面積の場所の使用料を頂戴しています。これは受付業務の委託先からドリンク販売の場所の使用料として大体30万円ほど、これは売上歩合もございますので売上げが伸びれば収入も増えるというような形がありますが、コロナの影響もあって令和2年度は30万円ちょっとというような金額になってございます。  そのほか寄附金ですとか社会保険料等々がございまして、収入全体では1600万円ほどが収入になっているというような状況でございます。支出額は約9000万円になっていますので、差引き7500万円ほどが一般財源として使われているというような状況でございます。  それから、先ほど書籍の返品販売業務の委託料ですけれども、これも大雑把に申し上げますと大体半分ぐらい、半分弱が書籍の仕入額です。つまり本を仕入れるために1回そこを通して買っているというような形になりまして、あそこに販売員としている職員のスタッフの人件費は大体1300万円から1400万円ぐらいというようなことになっています。ですから、棚卸資産として1回プールしているというような状況になっておりますので、売れ残れば返品するというような形になりますから、このあたりは支出ということではなくて、あそこにある本を仕入れるための費用として、一旦そういう形で計上しているというような状況でございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 了解しました。意見を申し上げます。ブックセンターは、市長の公約で、本のまち八戸の推進拠点ということでこれまで事業を進めてきて、今年で6年目になるでしょうか。それで、私は本のまちということで、目標に対してどうかということを考えているんですが、カンヅメブースや、今すぐこのような事業が実を結ぶということではないとは考えております。またもう一つは、採算だけでは判断できないということもあると思います。しかし、建物の借り上げ料が年間で1534万円になっております。先ほど答弁にもありましたように支出は年間でおおよそ7500万円ということですが、このようなことで、市民の皆さんもこの事業に対しては箱物とよく言われますけれども、疑問がたくさん寄せられているところですので、再考を求めたいという意見を申し上げて終わります。 ○夏坂 委員長 田端委員、すみません、休憩を。 ◆田端 委員 はい。 ○夏坂 委員長 この際、暫時休憩いたします。        午後2時09分 休憩  ────────────────────        午後2時13分 再開 ○夏坂 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。 ◆田端 委員 ナンバー68の小中学校トイレの洋式化進捗状況について質問をしてまいります。  ここではまず、昨年度実施された改修状況、実施状況についてと改修の内容について質問します。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 田端委員の質問にお答え申し上げます。  昨年度の実績ということで、昨年度はトイレの改修を実施した学校といたしまして、小学校では長者小学校、白銀南小学校、西園小学校、城北小学校の4校でございます。中学校におきましては北陵中と江陽中の2校につきまして改修工事を行っております。  改修工事の内容につきましてですけれども、和式便器を洋式の便器に変えるというだけではなく、小便器や手洗い場を手で触らなくてもいいように自動水栓にする、そして天井、壁、床を貼り替える、照明器具をLEDに変えて人感センサーにする、そしてオストメイト対応の多目的トイレを新設するというのが改修工事の主なものでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 続けて質問してまいります。これまでの洋式化を進めてきた実績の件数はどれぐらいになっているのか、あとは、市内でまだこれから改修がされていないところの残りの学校、予定されているところをお聞かせください。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  トイレの改修工事の実績件数につきましてですけれども、平成15年度から事業を開始しておりまして、毎年度小学校2校、中学校1校、小中合わせて3校ずつのペースで実施してきておりました。これまで小学校の件数につきましては29校、中学校におきましては19校の改修工事を実施しております。まだ改修工事が進んでいないところは、当初の予定からいきますと10校というところになっております。  以上でございます。 ◆田端 委員 意見を申し上げます。とても洋式化のほうの進捗状況が進んでいるものと思いましたので、トイレは生活習慣上とても大事な土台だと考えておりますので、これからも鋭意取り組んで進めていただきたいと意見を申し上げます。  次に、69番の草刈作業委託料について質問をいたします。  こちらは496万8000円余りになっています。この内訳についてお聞かせください。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。
     草刈作業委託料につきましては、その業務内容として、小学校の敷地11か所の草刈り作業を市内の造園業者、地元の町内会、シルバー人材センター等に委託しております。11か所の内訳でございますけれども、このうち7か所は廃校となっている学校でして、閉校になった順番からいいますと、番屋小学校、松館小学校、是川東小学校、中野小学校、鳩田小学校、田代小中学校、美保野小学校の7校でございます。  また、学校建設予定地として、今建物は建っていないんですけれども、未利用地として湊高台と南類家の2か所がございます。  そしてあと、旧柏崎小学校の跡地と西白山台小学校の全部で11か所の草刈り作業を委託しております。  なお、本来は各校の草刈りにつきましては各学校で技能主事が日々の業務の中で行ったり、あと児童生徒と保護者と教師、地域住民等で年に数回、草刈り作業を行っていただいております。ただ、西白山台小学校におきましては、敷地で急斜面のところ、のり面のところがありまして、そこの部分につきましては作業に危険が伴うということで、専門的な技術を要する事業者に委託しているところでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 ただいま廃校になった学校のところも答弁してもらいましたけれども、私もここが一番気になっていました。それで、廃校になったところの活用状況について聞きたいと思っていますけれども、地元では、旧松館小学校があって、ここでは地元の子ども会で閉校後何回かソフトボール大会をやったことがありましたけれども、地域団体での利用状況について、あと続けて質問しますけれども、過去には避難所や投票所となっていたところがあると思いますけれども、こちらの状況について質問します。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  廃校施設の現在の利用状況といたしましては、今お話がありました旧松館小学校につきましては、校舎1階を児童館として活用していたり、2階、3階部分については薬用作物研究施設としてツムラと市が共同で活用しております。それらの施設につきましても、体育館、校庭、今お話がありました地元町内会、あるいは市内の各スポーツ団体が使用しておりまして、実績でお話ししますと、令和2年度の実績は、利用団体が21団体、利用回数におきまして合計で547日となっております。  小中学校の施設開放事業におきまして、学校の空き状況が少なくなっておりますことから、廃校につきましても利用団体数が年々増加傾向にあるところでございます。特に冬季は雪や寒さによって室内の活動が増えるため、体育館の使用はほぼ埋まっている状況にあります。  先ほど避難所と選挙会場ということのお話がありました。廃校全てが震災発災時の避難所となっております。あと、選挙会場には旧番屋小学校、旧是川東小学校、旧美保野小学校が会場となっております。  以上でございます。 ◆田端 委員 学校は地域の中で行事などの中心となるところで、特に盆踊りとか集会が開かれたりとか避難所ということがありますけれども、閉校された学校でも引き続いて草が伸び放題で荒れ地になるということにならないよう、今後ここは留意していただきたいということで、意見とさせてもらいます。  次に70番ですが、旧柏崎小学校の活用について、こちらでは第7款で田名部委員が質問をして今後の計画ということでしたけれども、私からは、今までの整備が始まるまでの活用されてきたこと、実績について1点だけ質問します。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 旧柏崎小学校の跡地の活用についてですけれども、活用実績につきましては、これまで道路、下水道などの公共工事の現場事務所であったり、三社大祭の関係者駐車場としての使用実績がございます。また、第7款で建物が整備されるまでの活用方法についてということの御質問がありましたけれども、現状といたしましては、活用方法につきましては、地元町内会をはじめとする各団体等に対しまして、もし使用の要望があった場合は使用条件等を協議しながら、そこの場所でけがとか事故があると大変ですので、そこは慎重に協議しながら、行政財産目的外使用の制度を通じて使用の許可について検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ◆田端 委員 もう1点質問します。こちらでは維持管理という言葉でよく使われますけれども、旧柏崎小学校の跡地では草刈りが主なところかと思っていますけれども、こちらは年間どれぐらいかかっているか、質問します。 ◎中里 教育部次長兼教育総務課長 お答え申し上げます。  維持管理費につきましては草刈作業委託料のみでございまして、令和2年度の金額は42万7680円となっております。  以上でございます。 ◆田端 委員 了解しました。ありがとうございます。  次に、71番の成人式延期による貸し衣装キャンセル料補助についてということで質問しますけれども、当市の成人式は当初1月にやるということでしたけれども、これが8月に延びて、またこれも延期をして当面のところ未定ということで、それでいろいろ貸し衣装からヘアメイクやら準備もしていた人たちもいると思いますけれども、こちらのことについて、八戸市でキャンセルの補助金があるのかという問合せがこれまであったのかどうか、あれば何件ぐらいあったのか質問します。 ◎三浦 社会教育課長 田端委員の御質問にお答え申し上げます。  キャンセルについての問合せということの質問と理解しておりますが、今年の1月に延期を決めた際に、貸し衣装のキャンセル料の補償を求める連絡が2件ほど当課のほうに寄せられております。  以上です。 ◆田端 委員 分かりました。2件問合せがあったということでは、直接電話が来るということでは多くの関係者、保護者の皆さんが関心があったのかというように受け止めております。それで、県内では鶴田町、あと青森市でキャンセル料、上限がありますけれども、半額を補助していますということです。全国では神戸市やら枚方市、宇都宮、さくら市というところがやっていると思いましたけれども、少なくないところで、コロナ禍で突然のキャンセルでキャンセル料を払わなければならなくなった、請求されたというようなことがありました。  それで、これからですけれども、他都市のこのような事例も見ながら、研究もしていただきながら、八戸市でもキャンセル料について実現していただくよう検討してもらいたいと意見を申し上げて終わります。  続けて質問します。72番のこども支援センター移転後の相談件数の推移について質問します。 ◎大坂 こども支援センター所長 こども支援センターは、令和2年6月に総合保健センターのほうへ移転したんですけれども、移転前の1か月のところは、休校措置のため来所の相談をお受けしませんでした。それから、6月1日の移転前後の2週間も相談等を受け入れませんでした。そういう状態ではありましたけれども、令和2年度の全部の相談件数は6021回、令和元年度が5056回ですので、約1000件ほど増えているような状況になってございます。  この要因といたしましては、こども支援センターの移転前までは、幼児の相談につきましては市内の小学校3校で行っていました。こちらは未就学児ことばの教室相談員、現在は幼児相談員という名称になっておりますけれども、こちらのほうが6月以降保健センターの相談を受けることもできるようになったことで増えていることもございますし、また、毎月の状況を見ますと、ほとんどの月がこれまでの月よりも相談件数が多くなっているという状況がございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 相談件数の内容、傾向ということで聞きたいと思うんですが、いかがですか。 ◎大坂 こども支援センター所長 お答え申し上げます。  内容といたしましては、毎年のことなんですけれども、不登校に関する相談と、それから発達行動に関する相談が毎年どちらも同じくらいなんですけれども、多い状況でございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 了解しました。ありがとうございます。  終わります。 ○夏坂 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆上条 委員 ありがとうございます。73から75まで3件続けて質問させていただきます。  まず1点目ですけれども、決算書の234ページ、県外派遣選手補助金であるとか、その他もろもろのスポーツに関する補助金がこちらについてございますけれども、今回はこの中で野球競技への支援について伺ってまいりたいと思います。  まず初めに、市内のスポーツの競技人口を各スポーツごとに、多い順につかんでいらっしゃるのがあれば教えていただきたいと思います。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 上条委員の御質問にお答えを申し上げます。  八戸市スポーツ協会におきまして、協会加盟競技団体に所属する競技者数の調査を実施してございます。令和3年度でございますけれども、1位はサッカーで2605人、2位は卓球で1405人、3位がソフトテニスになりまして1338人、4位が野球でございまして1300人、5位がバスケットボールで1116人となります。  ただし、野球なんですけれども、市内の競技団体に高校生と大学生の競技者の登録がございません。調査上、人数が含まれていないということもありますので、先ほど申し上げました4位、野球1300人という人数に青森県高校野球連盟登録の高校生と北東北大学野球連盟登録の大学生の人数を含めると、こちらは公表していませんので推計でございますけれども、2位になるものと考えてございます。  以上でございます。 ◆上条 委員 1番に野球が出てくるのかと思ったらなかなか出てこなくて、4番目だということでちょっと残念に思っていたら、逆転のヒットが出たようなそういう御答弁をいただきましてありがとうございました。  次の質問として、これらの競技に対する補助金の出し方で、いろんなルールがあるんだと思います――いろんな出し方があるのだと思います。補助金を出すに際しての考え方がもし何かあれば教えていただければと思います。 ◎石丸 まちづくり文化スポーツ部次長スポーツ振興課長 上条委員の御質問にお答えをいたします。  補助金の出し方ということでございますけれども、スポーツ振興課所管の事業の考え方でございます。大きく分けて4つございます。まず1つ目ですけれども、これは八戸スポーツ振興協議会とか、八戸市スポーツ推進委員協議会などのスポーツ振興のための外郭団体に対する負担金、また、市民の皆様のスポーツ振興に資する県外派遣選手補助金などの補助事業、これが1つ目でございます。  2つ目なんですけれども、毎年9月上旬から10月中旬までの間に八戸市スポーツ協会、あと市中体連を除く市スポーツ協会加盟競技団体、あと青森県高等学校体育連盟、あと青森県早起き野球協会、八戸朝野球協会、八戸フロアボールクラブに対しまして、次年度開催予定の東北大会以上の競技大会の開催支援補助金の交付希望に関する調査を実施してございます。その競技大会開催支援のための補助事業が2つ目でございます。  3つ目でございますけれども、平成31年3月に策定いたしました令和10年度までを計画期間とする八戸市スポーツ推進計画がございまして、この基本目標に対する施策の中でターゲット種目を設定した戦略的な競技力の向上を図ることをうたってございます。このスポーツですけれども、八戸市の文化としても根づき、YSアリーナ八戸などの施設も整備され、オリンピアンを多数輩出しているスケート競技です。あと、3人のオリンピックメダリストを輩出しているといった競技環境を有するレスリング競技などの市の持つスポーツ競技の強みをさらに伸ばすことが可能な競技の支援に資するスケート競技用具購入補助金などの補助事業、これが3つ目でございます。  4つ目として、新型コロナウイルス感染症の影響などに対応するための緊急時の補助事業、この4つでございます。  以上でございます。 ◆上条 委員 ありがとうございます。なるほどと思って伺いました。レスリングとスケートがそういう意味ではターゲット種目ということで取り上げておられるということで、オリンピアンを出していると、強みをさらに伸ばすべき競技であるというふうに指定されたものだということだったと思うんですけれども、そのように考えると野球もなかなか悪くないのではないかと思うんです。  個人的に野球が非常に好きなものですから、これはどうでもいいですけれども、例えば東京などの友人なんかと話していると、八戸だと言うと、ああ、野球が強いところですよねと言われるんです。あるいは、今メジャーリーグで二刀流で大活躍の大谷選手なんかがいますけれども、水沢の関係者とちょっと話したことがあって、すごいですねと言うと、何言っているんですか、北東北で一番すごいのは八戸ではないですかというふうに言われるんです。  そういうことで、高校野球での八戸学院光星であるとか、八工大一校とか、あるいは八戸高校も含めて、甲子園に出場している非常に昔から強いチームがございますし、さらには、中学校野球なんかも全国大会でベスト8とかに入っているチームが何チームかありますし、あるいは朝野球も結構強くて、還暦野球なんかはアジア大会に行ったりしたことがあるということで、調べたら出るわ出るわということなんです。  あと、例えばさっきオリンピアンの話がありましたけれども、垂れ幕が垂れてございますけれども、横断幕でしたか、ジャイアンツの坂本選手です。ジャイアンツのキャプテンを長くやっておられて、侍ジャパンの事実上のキャプテンだったということで、坂本選手なんかに聞くと、八戸のことをインタビューすると、第2のふるさとだということで、よく種差のあたりをトレーニングしたり歩いたりしたもんだというようなことを言われるんです。  あと、メジャーで今なかなか厳しい状況ですけれども、頑張っている秋山選手とか、この方も八大卒だということで、そういう意味では、私はいきなり補助金の対象にしてお金を出してくださいと申すつもりはないんですけれども、八戸をPRしていく上での一つの財産、武器だということで、野球というものを、スポーツを通じて、まちを盛んにする、元気にするという考え方のときにはちょっと考えていただきたいということで、ぜひ石丸次長のほうから市長にも言っていただきたいとお願いをしておきます。要望して終わります。よろしくお願いします。  では、2点目に参ります。2点目はコロナ禍における陽性反応者等へのいじめの防止等についてということで、決算書でいくと217ページのいじめとついている項目から関連して聞かせていただくんですけれども、今、コロナの陽性者が小中学校でも昨年から多数出ておりまして、これに伴っていろいろと先生方も大変な思いをされながら熱心に御指導していただいていると思います。  コロナ感染に関して、児童生徒に対してどのような指導をしておられるか、特に陽性者が発生した場合、陽性になる方が出た場合に子どもたちに対してどんな指導をしておられるか、あるいは親御さんたちに対しても注意喚起というか、御指導いただく必要があるんだと思いますけれども、その辺を現状どんなふうに取り組んでおられるか、まず教えていただければと思います。 ◎南舘 教育指導課長 上条委員の質問にお答え申し上げます。  市教育委員会では、今年度当初に改めて小中学校へ陽性者、濃厚接触者とその家族、新型コロナウイルス感染症の対策や、治療に当たる医療従事者や社会機能の維持に当たる方とその家族等に対する差別や偏見につながるような行為は断じて許されるものではないことを周知しております。  各学校では、新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識を基に、誰もが感染する危険性があること、万が一身近な人が感染した際も相手の立場を考え行動することと、発達の段階に応じた指導を繰り返し行っております。また、児童生徒の陽性が判明し学級閉鎖等の措置を取る場合には、学校安全情報配信メール等により当該校の全ての保護者に配信いたしますが、そのメール文の中に、感染症の個人情報は公表されませんので、憶測による感染者の特定、うわさ、誹謗中傷等が生じないよう情報の取扱いには御注意くださるよう冷静な対応をお願いしますといった保護者への協力も依頼しております。  以上でございます。 ◆上条 委員 ありがとうございました。子どもたちにも、そして親御さんたちにも丁寧にお伝えをしていただいているということなんだと思います。  ちょっと質問を変えるんですけれども、仮に陽性になったお子さんがいて一定期間お休みになります。学級閉鎖になる場合もあるかもしれませんけれども、そこまでいかない場合もあるんだと思います。そうすると、一定期間休まれたお子さんが学校に出てくるわけです。そうすると恐らく察するに、何とも言えない後ろめたいといいますか、何とも言えない劣等感といいますか、何とも言えない気持ちを持ちながら来るのではないのかと思うんです。そういうお子さんたちに対して、何か特にこのような指導をしてくださいという、そういうお子さん方に特定しての何か指導のようなものがあるのかどうかを教えていただければと思います。 ◎南舘 教育指導課長 陽性反応者や一定期間休んだ児童生徒が再登校した際は、当該児童生徒に対して学習の遅れ等があった場合、学習指導は行いますが、ほかの児童生徒には誰が陽性者というのは分かりませんので、新型コロナウイルス感染症に関わって当該児童生徒の特別な指導は行っておりません。  以上でございます。 ◆上条 委員 ありがとうございます。結構コロナがどこの学校で出たとか、幼稚園であったり、小学校、中学校があると思うんですけれども、なかなか親御さんたちのほうが情報が早くて、どこそこで出たそうですねとかと私なんかは言われて、そうなんですか、よく存じ上げませんというようなことがこれまで何度かあったのですけれども、そういう中にあって、お子さんたちには、特に、その方が陽性になったということは当然ながらお伝えはしていないでしょうし、また親御さんにもそういう特定の固有名詞を出したりとかはないということでございますけれども、やっぱり何となくそうかというようなことで、そういう目で見られたりということがあると思うんです。  そういう意味では、ぜひそういうお子さんたちに、学習指導もさることながら、こっそりと先生のほうから、大丈夫かだとか、何か困っていることはないかというような感じで聞いてあげて、しっかり見守っていただきたいということを要望申し上げたいと思います。  それで、ふだんから、先ほど冒頭にも御指導いただいている内容を伺いましたけれども、それに加えて、コロナの陽性になるということは本当に誰にでも起こり得ることなんだと、全く珍しいことではないんだと。私もそうだし、あなたもそうだしということで、ぜひそういうことを伝えていただいて、あと、もし万が一のときに先生にお伝えしなければいけないのに、それが何となく言いにくい雰囲気になってしまうと、結果的にそれがクラスターを発生すること、広げてしまうことにもなってくるんだと思うんです。そういう意味では、当事者のお子さんを守り、そのお子様の周りの他の子どもたち、先生方も含めて学校を守るということにもつながると思いますので、これはもう普通のことで、普通のことと言ったらどうなのかですが、誰にでも起こり得ることなんです。ですから、全く遠慮しないで、何かその方が悪くてなるのではないのだということで誰にでも起こり得るんだということと、仮にそのように陽性になる方がいたとして、その方は決して悪くしてはいけないんだというところを、ぜひふだんから御指導いただければと思います。これを要望して終わります。  最後になります。決算書の226ページです。これは遺跡の発掘に関わるところの委託料、そのあたりから関連して、新田城跡の発掘取組についてということで伺いたいと思います。  これは松橋議員が熱心に繰り返し取り上げておられる項目でございます。今年の夏までにかけて、本当は昨年終わるはずだったと思うんですけれども、3年かけて、去年はコロナのこともあって1年延びて、今年の夏までで3回にわたって新田城跡の発掘をしてこられたと思うんですけれども、改めまして、その目的と成果をどんなふうに捉えておられるかを教えていただければと思います。お願いします。 ◎松橋 是川縄文館副館長 それでは、上条委員にお答え申し上げます。  きっかけと目的についてですが、地元新井田地区から新田城跡の公園整備の要望がありまして、整備をするためには事前に遺跡の内容や価値の確認が必要となったために、地元の方が希望している本丸跡約1万5300平米を対象に発掘調査を実施することとなったものでございます。  なお、発掘調査は、先ほど委員もおっしゃられましたとおり、平成30年度からの3年間の計画で実施する予定でございましたが、昨年度につきましてはコロナ禍になりましたので、調査はできても市民の方に公開できないということで、地元の関係者の方と協議した上で中止といたしまして、今年度を最終年度の調査としたものでございます。  3年間の成果についてでございますが、従来は遺跡の外観や地域の伝承から堀の跡や帯ぐるわがあったことが分かっておりましたが、伝承される中では、根城南部氏の筆頭家臣であった新田氏の居城があったとされていても発掘調査で確かめられておりませんでした。今回の調査では、堀の跡や土塁と呼ばれる土手のようなもの、人の出入りをコントロールできる帯ぐるわ、大規模な平場の造成など、強い防御性があることが確認されました。  また、一部建物跡が集中している箇所があり、新田城の中心部で主要な建物があった可能性があることが確認されました。以上のことから、城を守るための強い防御性を備えた城館としての機能を有する遺跡であることを確認することができました。一方で、検出遺構の年代は不確定のものが多いという結果が成果として出ております。  以上でございます。 ◆上条 委員 ありがとうございました。目的がまず公園化をしたいという地元の声から始まって、そのためにもどういうお城だったかを調べる必要があるということで、特に本丸のところに特化した発掘だったのかと思いますけれども、防御性の強いお城ということで、これは戦国時代のお城だということかと思いますけれども――これは確認ですけれども、八戸の中で戦国時代に造られたお城というのはこれ以外にあるのかどうか。それと、根城の城と比べてどんなところが違うのか、異なるのか、本当に簡単で結構です。お願いします。 ◎松橋 是川縄文館副館長 上条委員にお答え申し上げます。  新田城と同じ時代に造られたとされるお城については根城がございます。根城と新田城の違いとしましては、新田城は先ほども申し上げましたとおり、城を守るための防御性を強めた城館で戦国時代に見られるものとして造られております。根城につきましては、防御性に加えまして、政治をつかさどる機能があったことが建物から分かっております。  以上でございます。 ◆上条 委員 分かりました。そういう意味では、全国各地に見受けられる石垣を構えて上に天守閣があってというような形で、そこまではいかないですけれども、恐らく新井田の非常に眺めのいい高台に建てられて、なかなか敵が攻めてきにくい急な坂の上にあるわけですので、それなりの高さもあったのではないかと勝手に類推をするんですけれども、上物、上に建っているものがどんなふうだったかというそういう記録といったものは何かあるんでしょうか。 ◎松橋 是川縄文館副館長 城というか、建物についての全容については明らかにされておりませんので、お答えできません。 ◆上条 委員 分かりました。最後に要望申し上げて終わります。  私も発掘のあの場所に説明会のときに伺ったんですけれども、本当に本丸の部分だけきっちりとお城の部分だけ掘られて、確かに床面積でもってこの上に城があったのだということを確認させていただいたんですけれども、なかなかもったいない貴重な遺跡だと思うのです。そういう意味では、確かに地元から公園にするための調査をというところから始まったものかもしれませんけれども、八戸の中にあるいわゆる城として、戦いを前提として守りを固めた城という意味では唯一の貴重な城跡でございますので、本当は何か国庫からの補助とかがあれば、あそこに城跡がこんなふうではなかったのではないかというところを、城を建てたいという気持ちは個人的にあるんですけれども、そうは申しませんけれども、取りあえずの発掘の計画が今年のこの夏で一度区切りをされるということですけれども、本丸周りも、これは予算の関係もありますのであまり無責任なことは言えませんけれども、ぜひ今後検討してみていただきたいと思います。  保坂課長に伺ったら、国庫からそういった助けるような仕組みもあるようでございますので、ぜひそういったことも研究していただきながら、新田城跡というところをどんなふうに今後、形にできるかというところが1つ課題があるのだというところを共有して終わらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○夏坂 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆吉田〔洸〕 委員 私からはナンバー76、アートのまちづくりについて質問したいと思います。  前年度で南郷アートプロジェクトと工場アートプロジェクトが終わっていますが、そのほかに現在進められているアートプロジェクト等があれば教えてください。また、これらの現状での評価と課題等があれば、そちらもお願いします。 ◎高森 美術館副館長 吉田委員にお答え申し上げます。  昨年から八戸工場大学及び南郷アートプロジェクトを実際に行う担当は美術館のほうに移管しておりましたので、私のほうからお答え申し上げます。  南郷アートプロジェクト及び八戸工場大学につきましては、これまで長く取り組まれておりましたけれども、新美術館ができることを契機として、これらの事業の再編、見直しを行う計画を持っておりまして、この2つの事業につきましては令和2年度をもって終了したところでございます。  このほかアートプロジェクトにつきましては、はっちでもアートプロジェクトを行っておりますほか、新美術館でもこの後、オープン後は展覧会とともに様々アートプロジェクトを行う予定としております。その中でこれまで行ってきた南郷アートプロジェクトや八戸工場大学につきましても、多分違う形で、例えば工場をテーマのものを行うとか、南郷地域を舞台にして行うとか、美術館事業の中で再編をして考えてまいりたいと思ってございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。今までアートプロジェクト、要は南郷アートプロジェクトとかいろいろ行ってきたと思うんですけれども、私が芸術性がちょっと乏しいものであれなんですけれども、いまいち八戸のアートの方向性というものが市民に対してもうまく伝わっていないのではないかと個人的には思っていまして、7月に文化のまちづくりビジョンから、(仮称)多文化都市八戸文化芸術推進基本計画の策定に向けて会議が開催されていたと思うんですけれども、その中でもアートのまちづくり等に対しての課題と評価として上がっていたので、個別事業のひもづけによる進行管理がなされず十分な事業展開ができていたとは言いがたい、企画に対する総体的な認知の低さ等が上がっています。  要は個人的に、行政が考えて進めようとしているアートと、市民が感じ取っているアートに対してちょっとずれがあると思っていまして、改めて当市のアートの定義と、アートからどんな効果がまちのほうに出ることを期待しているのかを教えていただければと思います。 ◎佐々木 文化創造推進課長 吉田委員にお答え申し上げます。  先ほど委員がお話になられました新しい計画のお話ですけれども、実際にこれまでビジョンに基づいて様々取り組んできた中で、アートのまちづくりについても様々新たな取組ということで、これまでも取り組んできて成果も上がってきたとは考えておりますけれども、実際新しい計画を策定するに当たって、市民の方々からアンケートを取ったわけですけれども、そこでは既に文化に親しんでいる方とそうでない方でかなり結果が異なるという状況が出ております。  文化に親しんでいる方々からの答えだと、ある程度文化に対するまちづくりへの期待とか、様々肯定的なお答えをいただいてはいるんですけれども、なかなか文化に親しんでいない方からのお答えだと、やっぱり否定的というか、認知が思うように進んでいないというところが明らかになっておりますので、新しい計画のところではそれらも含めてできる限り認知を広げて、様々な方にアートを通じて地域に関わっていただけるようにできればということで現在進めているところでございます。  以上です。
    ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。多分どんなプロジェクトを進めるにしても、モチベーションが高い人と低い人がいる中で、そういうプロジェクトというのは多分うまくいかないと思うんです。やっぱり両方をうまくまとめてモチベーションを全体的に上げていくような取組をしていかないと、どんなプロジェクトもチームと一緒で上がっていかないと思うんです。  ですので、やっぱり興味が薄い人と言っていいのか分からないですけれども、そういう人たちに対して当市が考えるアートの考え方をしっかりと理解していただくとか、要は一般的には、アートと言えば、僕も最初に思ったんですけれども、芸術や美術であるのかなと思っていて、ただ、よくよく調べてみると、当市で進めるアートという意味合いというのは、まちづくりに関わる関わり合いが大変強いと。やはりパイが広いため、なかなか市民に広く伝わりにくいと思っていまして、これから新美術館もオープンが迫ってきていますし、改めて市民に対して、当市の考えるアートの方向性をしっかりと説明したり、より市民に対して方向性の理解が深まる取組が今後必要になるのではないかと考えているんですけれども、その点どのように感じていますでしょうか。 ◎佐々木 文化創造推進課長 お答え申し上げます。  委員おっしゃるとおりでございまして、これから計画をつくっていく中でも、実際にアートという言葉の受け取り方、意味する範囲というのもそれぞれで、かなり異なっているというのも実際そのとおりでございますので、そのあたりもちゃんと示していきながら計画を策定して、事業のほうも進めていきたいと考えております。  以上です。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。総合計画の大きな取組の中の一つでありますので、現状のアートに関して市民の理解があまり進んでなく行政側からの一方通行とも取れるような感じの進み方だと、アートのまちづくりに関して、将来的な展望がなかなか難しいと思いますので、八戸のアートといえばこれというような認識を市民に持ってもらえるような取組であるとか、八戸が目指すアートの方向性などを市民により理解してもらえるように再度検証していただいて、そして市民へ丁寧に発信していただきたいと思いますので、その点要望して終わりたいと思います。 ○夏坂 委員長 この際、暫時休憩いたします。        午後3時00分 休憩  ────────────────────        午後3時15分 再開 ○岡田 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。私からはナンバー77から80まで質問をさせていただきます。  まず77番の報告書186ページ、屋内スケート場の運営についてお伺いいたします。  報告書16ページの収入の部分で、予算5500万円に対して収入が1683万5000円ということで、大幅に減収になった理由をお聞かせください。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 それでは田名部委員にお答え申し上げます。  予算5500万円に対して収入1683万5000円でございますけれども、これにつきましては新型コロナウイルス感染症のため、施設の利用が減りましたということでの使用料の減でございます。  1683万5000円でございますけれども、長根屋内スケート場の使用料ということでございまして、スケートの利用でございますとか会議の利用、そういったものがもろもろ含まれているものでございます。  以上です。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。この中に世界ジュニアスピード選手権が中止になった部分も入っているのか、確認をお願いします。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 今年の2月に世界ジュニア、新型コロナウイルスの関係で入国制限がかかったということで、開催が中止になりました。これに係る収入等はここへ入って来なかったということになります。  以上です。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。また186ページに戻るのですけれども、イベント、コンベンション等開催誘致とイベント活動促進PR動画を作成したということで、私もそのPR動画を見させていただきました。  具体的に会場誘致としてどんなことをしたのか、また成果があればお知らせください。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 お答え申し上げます。  イベント、コンベンションの誘致につきましては、まず職員の体制を整えるということで、令和2年4月の機構改革によりましてイベント、コンベンションの誘致を主に担当いたします企画運営グループを新設いたしました。  その後、市役所の関係課で構成いたします庁内のイベントの誘致の検討会といったものを開催させていただいて、イベント、コンベンションの誘致について庁内で情報交換をさせていただきました。その後、まず施設を知っていただきたいということでございまして、東北管内のイベント、コンベンションの事業所様11社17名の方にお集まりいただきまして、長根屋内スケート場、併せまして八戸市公会堂、それからフラット八戸、その3施設を見学していただく合同見学会を開催させていただいたところであります。  その中でYSアリーナにつきましては、収容人員が大体9000名イベントで入れるということで、東北管内では最大級の建物ということでございまして、見学をしていただいた方々には非常に高評価をいただいてございます。やはり新しい施設であるということと、それから9000名が入るということでの施設はなかなか東北管内ではないということで、コロナが収束したらイベントの開催を検討したいというお言葉もいただいてございます。  といいましても、なかなかコロナの関係がございまして、事業所様でイベントがなかなか打ちづらいという事情も伺ってございましたので、これにつきましては、機会が許せば直接私どもからイベント、コンベンションの業者様に伺って、施設のPRといったものもさせていただいておりましたので、そういった取組については続けて対応させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。まず、コロナ禍ということでイベント誘致という部分でも難しい状況だと受け止めております。コロナ後に何か市民の皆さんが楽しめるようなイベントが誘致できればいいと思っております。  次に、昨年度の一般開放の件なのですけれども、1日300名ということで制限をして開放、日数的にはそんなに多くなかったと思うのですけれども、その300名に対して1日どれぐらいの方がいらっしゃっているのかというところをお伺いします。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 お答え申し上げます。  昨年度は新型コロナウイルス関係で1回の利用を300名ということで上限を区切らせていただきました。その中で、令和2年度につきましては37日間の一般開放をさせていただいたところでございますけれども、一般開放の利用者はトータルで2419人となってございまして、1回当たりですと66名という形になってございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。あのリンクに対して66名はちょっとどれぐらいか、想像がつかないのですけれども、例えば新井田インドアリンクではリンクに行ったりすると、すごく密な状態で滑っているので、幾らでも長根屋内スケート場に行っていただけるような呼び込みというかそういう声かけもしていただきたいと思います。  もう1点なのですけれども、屋内スケート場の水洗トイレの水がとても黄色くて気分がよろしくないという声が届いているのですけれども、その理由をお聞かせください。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 お答え申し上げます。  トイレの水、雑用水でございますけれども、そこの水につきましては、長根屋内スケート場の地下水、豊富な地下水がございまして、そちらを活用するということで地下水を活用させていただいております。  この水につきましては、鉄分が多く含まれているということでございまして、空気に触れると酸化して茶色い水になるということで御不快に思われる方もいらっしゃるということでございましたので、私どもではその茶色の水を茶色くならないような形で、いわゆる一般家庭で使うブルーレットといったもので着色をして使わせていただいているという現状にございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 黄色いものにブルーレットのような青いものを入れると何色になっているのでしょうか。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 お答え申し上げます。  青色か緑色の間になっておるのですが、やはりそこでも、なかなか利用者の皆様にはちょっとどうなのでしょうというお声もございましたので、これにつきましては地下水を使っておりますけれども、それを水道水に、いわゆる上水です、そちらに切替えをさせていただいて、それで使用させていただきたいということで考えてございました。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。それは実際に検討しているということでよろしいでしょうか。 ◎大橋 長根屋内スケート場副館長兼国体室長 お答え申し上げます。  これにつきましては、予定といたしますれば、今月中に切替えをさせていただいて、10月から一般開放を予定してございましたので、その際には気持ちよく御利用いただける状況になればいいということで考えてございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。改善していただくということで安心をいたしました。この項目につきましては終わります。  次に、報告書161ページ、中学校部活動指導員について伺います。  先ほど山之内委員からも御質問がありました、4名から8名になったということでありますけれども、確認させてください。中学校の外部指導者というのが、スポーツ保険の部分で120名の方が登録されているということでよろしかったでしょうか。 ◎熊谷 学校教育課長 田名部委員の御質問にお答えいたします。そのように保険に加入させていただいております。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。100名以上の方が外部指導者として各中学校の部活動を担当して教えに来てくださっていることと思います。その中で、やはり顧問がついていても、顧問の先生が専門のスポーツを教えられないということで、例えばその顧問の先生が異動された後に誰も部活動指導員がいないという状況で、子どもたちも教えてくださる方がいないということで大変困っているという声をいただいております。  教育委員会としてというか、学校として専門の指導員がいないところに対してどういう関わりを持っているのか、お伺いをいたします。 ◎熊谷 学校教育課長 では、御質問にお答えいたしたいと思います。  確かに、専門の技術を持っていない教員が顧問をすることもあります。ただ、顧問も、もし周囲にそういう専門的な知識を持っている大人が助けてくれるのであれば改めて外部指導者として助けを受けたり、それから自ら様々な勉強会に出ていったり、あるいは教材等を購入して勉強をして少しでも子どもたちのニーズに応えられるようにという努力をしていると伺っております。  以上です。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。一方でしっかりと部活動指導員という方が認定されて、その中で指導を受けている部活動だったりするところと、誰も指導者がいないというところで、これも教育の格差になるのかと思うのですけれども、やはりちょっと公平性に欠けるというか、その外部指導者を見つけるという部分では大変指導者も少ない中で難しい部分なのかもしれないのですけれども、積極的に関わっていただいて、子どもたちが投げられるではないですけれども、しっかりと指導をされる環境をつくっていただきたいと申し上げまして、この質問は終わります。  次に、報告書163ページ、マイブック推進事業について伺います。  この事業の予算規模と、大体何年ぐらい続けていらっしゃるか、そしてトータルでそれが幾らになるかということを伺います。 ◎南舘 教育指導課長 田名部委員にお答え申し上げます。  マイブック推進事業は、小学生が自ら本を選び、購入する体験を通して、読書に親しむ環境をつくることを目的に平成26年度より開始しています。ですから、今年度8年目となりますが、令和2年度の決算額でいきますと約2209万円で、事業開始からおよそ同水準で推移していることから8年間の総額は、概算ですが1億7600万円ほどとなっております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。小学生に読書に親しんでもらうために市からマイブッククーポンをプレゼントするということは大変よい事業だと私も感じているのですけれども、その一方で、8年続けているということで、ずっともらい続けているということが当たり前になっているのではないかというのをちょっと感じておりまして、お母さんたちと一緒に本を選ぶのが楽しいとか、様々な意見、うれしい意見がある中で、買った本を例えば学校の図書館に寄附をするとか、クラス内でみんなで貸し合って読むとか、その本をどういうふうに扱っているかというのを把握していらっしゃったら教えてください。 ◎南舘 教育指導課長 マイブック推進事業でありますが、学校の授業等で子どもたちが持ち寄って、この本だけはシェアしてもいいというところもやっております。ただ、先ほどお話がありました図書館への寄贈は今のところ考えておりません。というのは、本事業はマイブック推進の名前のとおり、児童自らが本を選び購入し、いわゆるマイブックを所有する経験を通して読書に親しむ態度を養うことを趣旨としておりますので、クーポンで購入した本のその後の活用は個々に任されるものであると捉えており、市教育委員会では市立図書館とか学校図書館への寄贈等の活用を求めることは考えておりません。  また、昨年度実施した保護者へのアンケートからですが、その声を紹介させてください。自分だけの本となると子どももうれしいようで、ずっと手放しません。6年間温かい贈物をありがとうございましたといった回答が象徴しているように、クーポンで買った本は児童にとって宝物であると捉えております。  以上でございます。 ◆田名部 委員 実際宝物だと思ってくださっているというのは大変うれしいことだと思っております。その一方で、3歳児の小さいお子さんに本をプレゼントする読み聞かせブック事業というものが3年でなくなってしまったとかというのがある中で、これは要望なのですけれども、例えばその3歳の読み聞かせブック事業を復活させて、例えば1年生から6年生まであげ続けるのではなくて、節目節目、1年生、3年生、6年生とか、節目節目で本をプレゼントする、中学校でも何かクーポンをお渡しする、高校でもお渡しするという、刻み刻みで何か本、ブッククーポンのようなものをつくって、小さいときから、18歳、高校生を卒業するまで長く本に親しんでいただけるような形に変わっていけばいいのかなということを要望して、終わります。  最後、167ページ、中学生の不登校について伺います。  確認ですけれども、適応指導教室というところに通っている子が不登校という扱いになっているのかということを確認させてください。 ◎大坂 こども支援センター所長 報告書の167ページのこちらの不登校は、あくまで教育相談で相談のあった延べの回数でございます。ですので、適応指導教室に通っている子たちということではございません。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。そうすると、この適応指導教室授業が学校に行けない子どもたちに対して学校とは違った勉強の中でカウンセリングや集団行動を行い、学校への復帰を支援するという授業なのですけれども、不登校とはまた違った授業ということでよろしいでしょうか。 ◎大坂 こども支援センター所長 お答え申し上げます。  適応指導教室の授業は、教育相談の延長上にございまして、不登校の相談のあったお子さんのうち、まず、学校ではないですけれども、どこかの学びたい場で通いたいという意欲をお持ちのお子様、それから学校もそれで承知していて、保護者もきちんとそこは把握して承知していてという方で、こども支援センターの中に部屋があるのですけれども、こちらに設置している適応指導教室に通っている子どもたちの授業でございます。ですので、いきなり通うということではございませんで、教育相談をしながら、まずはよくなった場合に、本当に通えるかどうかということで、何回かお試しでまず通っていただいて、その上で意思を確認し、学校とも確認し、適応指導教室の正式な通室生となってございます。あくまで、適応指導教室に通っているお子さんの目指す先といいますか、そちらは学校へ復帰するということをまず目標として授業を展開しているという状況でございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。理解をいたしました。その中で相談項目、不登校、中学校が1550回ということで、もう飛び抜けて多いということを感じるのですけれども、延べ人数にすると何人ぐらいかということをお伺いします。 ◎大坂 こども支援センター所長 こちらのケースは、先ほども言いましたとおり、あくまで教育相談のトータルの回数でございますけれども、こちらですと大体本当に延べ回数でしたので、一人の方が十数回相談することもございます。時には、本当に背景が複雑で、支障の解消といいますか、解決になかなか結びつかないこともございますので、大体ですけれども1割程度、1割弱ぐらいの件数が実際の実件数ということになってございます。ですので、1500件ですから、大体140件程度のお子様が実件数になってございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。その不登校の理由として多いものを教えてください。 ◎大坂 こども支援センター所長 お答え申し上げます。  本当に相談の内容を聞いてみますと、その背景にあるものが様々ございます。相談員の聞き取っている内容ですと、まず人間関係ですとか学習の問題、それから体調の不良、原因は分からないのですけれども、学校に行きたくないということもございます。あと、鬱の傾向ですとかパニック障害、それから強迫性障害、いろいろございますけれども、起立性調節障害という診断があるお子さんもございます。ですから、ここでどれが一つの原因かということではなくて、本当は一つ一つのケース、様々な要因が絡み合っている場合が多いかと思ってございます。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。先ほど課長がおっしゃった中で、起立性調節障害ということで、私も友人、同じ学校に通っている保護者の方から起立性調節障害になって学校に行けなくなったというお話をすごくよく聞きます。その理由は、診断、例えばおなかが痛いとか頭が痛いということで病院に行ったりするとそういう診断をされるということなのですけれども、学校として起立性調節障害をどのように受け止めていらっしゃるかということを伺います。 ◎南舘 教育指導課長 田名部委員にお答え申し上げます。  起立性調節障害という診断があった場合でありますが、まず医師から保護者に対して、こういう手だてがいいですよというのがあると思いますので、それを受けて学校と相談しております。それで、校長のリーダーシップの下、組織的対応になるように、その児童生徒のきめ細やかな支援だったり社会的自立へ向けての支援について対応しており、その際にはスクールカウンセラーなども入って対応することもあります。  以上でございます。 ◆田名部 委員 ありがとうございます。不登校の理由は様々多様化している中で、起立性調節障害という診断も不登校の理由の中ですごく多いのかなと感じております。その中で、例えば朝起きれないのは怠けているからだとか、そういう考えを持っていただかないような指導を先生方にしていただきたいと思います。また中学校、例えば公立高校に入りたい場合は、出席日数などもいろいろ関係してくると思いますので、そういった保護者の方とか子どもに対してのサポート体制も充実していただくように要望申し上げて、この質問は終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 ナンバーの81番、通学路についてというところでお願いいたします。通学路、それも危険な通学路ということで御質問申し上げたいと思います。  ここでは、今調査に基づいてこれから危険箇所を改善させていくということになろうかと思いますけれども、従前から誰が見ても、あるいはそこにお子さんを入学させて、とにかく楽しい学校生活を送ってほしいという保護者の方も、本当に登下校大丈夫かしらということがその地域の中でもよく知られている箇所が市内に幾つかあるわけです。その一つの例として、吹上小学校のところの道路に関して例を挙げながらそういう場所の対応ということについて、御提言を加えてお伺いしたいと思っております。  とにかく危険な通路というのは歩道がまず狭い、それからその狭い上に結構、歩道という本来の広さに加えて、側溝をプラスした幅しかない、それも本当に1メートルもないぐらいの狭いところ、そういう箇所が吹上小学校の、特に正面の玄関、門から出まして、そして三差路のところを左手にパークホテルのほうに曲がったあの辺の道路ですね、あそこは私もバスに乗るときに、まだ来ないなと時間があるときに、ついついあの辺まで歩いてしまうことがあって、それでおもむろにゆっくりとその辺りを見ながら足元に気をつけて何とか歩いておりますけれども、本当に危ないと感じております。また、あの辺にお住まいの住民の方からも、何人かから、何とかならないかというお話もいただいておりましたので、今具体的に学校名も挙げさせていただいたのです。  実際に歩いてみると、狭いだけではなくて、下がぼこぼこしているし、そして、門のある側のところは、ところどころ切れておりますけれども、ガードレールというか柵のようなものがついていて、安全を確保するという意味ではあちら側は少しいいのかと思っていますけれども、その左折していくほうの道路は、少しガードレールがありますけれども、ほとんどないです。ポールコーンもあるのですけれども、それもところどころで、これが何か危険を防ぐような、そういう役割を果たすほどついていないという気がいたしております。  そこで、恐らく吹上小学校側でも大変子どもたちの交通安全に関して、登下校のときにいかに事故がないようにということでは、周囲を御父兄とも洗いながら子どもたちを守っていくために頑張っていらっしゃると思っておりますけれども、その辺は教育委員会としてはどのように捉えていたのでしょうか。 ◎南舘 教育指導課長 委員にお答え申し上げます。  児童生徒そして保護者が安心して通わせることができるよう大きく二つのことについてお答えさせてください。一点目は安全点検、もう一点目は安全指導ということで答えさせてください。  安全点検ですが、学校が主体となった安全点検、それから保護者が主体となった安全点検、そして地域が主体となった安全点検というふうにいろいろな視点から安全点検を行っております。そこで集約されたものについて、まず今のあった危険箇所をリストに挙げたり、2点目の安全指導ということについても学校では指導しております。  まず、子どもたちに写真等で具体的な危険箇所を全校集会等で見せて、そして校長先生だったり生徒指導主任の先生が安全指導をしております。また、4月、春先には警察の方をお招きして交通安全教室を行ったり、常日頃、帰りの会で気をつけて帰る約束みたいのを安全唱和しているところもありました。また、学校が危険を把握した場合には、地域連携協議会の場において情報共有を図って地域の人にも見守り等の支援をお願いしているところでございます。
     以上でございます。 ◆伊藤 委員 よく通るときバスの窓から、特に下校時に車窓から見ているのですけれども、本当に雨の日も風の日も暑い日も寒い日も、みんな車道、道路に立って旗を持って子どもたちを安全にということでの見守りをされている地域の方々のお姿を拝見しております。本当に頭が下がると思っておりました。ああいう皆様方に守られて子どもたちは今日まで事故なく来ているかと思いますけれども、昨今全国でもいろいろな交通事故、痛ましい事故が報道されます。  特に保育園、幼稚園、小学校の子どもたちの列のところに突然車が乗り上げてきたとか、あるいはつい最近、子どもたちではありませんけれども、いきなり歩道に猛スピードで突進してきたと。そして、それは運転手の体調が悪かったということもあるけれども、しかし歩道にいてそういう事故に遭う、危険な目に遭うという、そういう時代というか、高齢者の運転、みんなが悪いわけではないですけれども、その可能性もあるわけです。だから、信号を守って青いときに渡っているとか横断歩道を渡っていましたとか、歩道を歩いていましたからと言って本当に安全が守られるかどうかというのは分からない、そういうことがあるわけです。ましてや、このように狭い場所で、しかも信号機があるところで急発進をしてという場合には、本当に大丈夫かと思ってちょっと寒けがしたりするのですけれども、やはり今日まで無事で来たということは評価しながらも、これからのことを考えると、少しでも早く子どもたちの登下校に安全安心だという、通学路として改善できることは改善してしていただきたいと思っております。  それで、あそこは市の道路ならすぐ何とかやって、ただ、古くからの道路で、道路を拡張して歩道もしっかりと取っていくということがそう簡単にできる場所ではないということで、今日もあのような状態がそのままにされてきたのだと思いますけれども、これから先も大型の都市計画の中で、あの辺の拡張をしていくという計画に載っていればですけれども、それが実現するとしても、かなりの時間がかかる。その間にも危険と背中を合わせているということはいけないことだと思いますので、では道路改修ができなければ、それまでの間にはもっと何か工夫できることはないかということでちょっと御提案申し上げたいと思います。  その狭い側溝も含めて、そこをもうちょっと歩く子どもたちもですけれども、車を運転する方々にも、ここは子どもたちが非常に通学路として使っている場所だということを自覚させる意味でも、視覚的に気づきを与えるためにも舗装の色をちょっと目立つような色に塗装できないものかと思っております。例えばきれいなグリーンにずうっと、また景観上いろいろ地域の方々とかと相談をしながらやっていかなければいけないことだと思いますけれども、そういう注意を喚起するようなカラーの塗装をぜひとも子どもたちの通学路としているところに施していただければと。  それからあと、狭いのでガードレールを全部全部つけるということもまたどうかちょっと分からないのですけれども、できるところはつける、そして無理であれば、ポールコーンをもう少し間隔を詰めながら施していくということをやっていただいて、子どもたちは学校と父兄の皆様方の指導の下、結構注意しながら歩いていくと思うのです。ただし車は分かりません。どういうことがあるか分かりません。それに対して身を守ってあげるためにそういうガードをつけていくということを進めていただければと思います。これは県でしょうか。市だけでやりたいと言ってもなかなか難しいと思いますけれども、関係機関と相談しながら、できれば早めにやっていただきたい。そしてこれと似たような場所が市内にもあるかと思います。そういうところも併せて少しでも改善できるように進めていただければと思いますけれども、お考えを伺いたいと思います。 ◎南舘 教育指導課長 お答え申し上げます。  吹上小学校の子どもの通学路として伊藤委員が言ったところは色はついてませんが、同じ一中の前のところの歩道の道路側にはたしか茶色い色が塗っていて視覚的に効果的だと思いますし、ポールの名前は正式には分かりませんが、柔らかいぼよよーんというポールもあります。非常に効果的だなと思っております。  今の八街市のそれを受けましてリストアップしてもらっていますが、8月の校長会では2学期を迎えるに当たり、各学校で把握したこの通学路の危険箇所を児童生徒に注意喚起するなどして登下校時の安全指導を行うとともに、必要に応じてPTAや地域諸団体、関係機関と情報共有を図り、通学路の安全を確保するよう早急に校長会でお願いしているところでございます。  以上でございます。 ◆伊藤 委員 中学校対応とか父兄対応とか、また地域の方の御協力を得ていくというところはこれまでと同様にやっていっていただきたいし、そして今提言させていただきましたようなことをやはり道路関係の関係機関と早急に御相談申し上げながら実施していただきたいようにと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○岡田 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 通告外で2点質問します。  1点目は、是川縄文館でのヤギの除草の内容について質問したいと思っています。もう1点は、公民館でのWi−Fiの整備について質問をしてまいります。  初めに、是川縄文館でのヤギを使っての除草について私は関心を持っていたのですけれども、取組について説明をお願いします。 ◎松橋 是川縄文館副館長 それでは田端委員にお答え申し上げます。  ヤギによる除草は環境に優しい除草方法として、二酸化炭素の削減と騒音の防止という効果があるほか、見る人に癒しを与える和む景観づくりになっていることから、2015年より採用している除草方法でございます。  令和2年度の実績でございますが、金額につきましては115万5000円です。草刈りの委託料の総額については618万2000円でございますが、ヤギを使いました除草につきましてはこの金額となっております。草刈りの範囲につきましては、中居遺跡と堀田遺跡の一部としておりますが、ヤギについては中居遺跡の部分に仮囲いの電気柵を設けまして小屋を作りまして、そこに生活するような形でヤギを2頭以上という契約で実施しておりますが、実際には4頭のヤギが草刈りをいたします。面積が5900平米もございますので、ヤギだけでは不十分な場合は人力による機械による除草もできるように契約は結んでおります。  以上でございます。 ◆田端 委員 ヤギはどちらかから借りているのですか。 ◎松橋 是川縄文館副館長 ヤギにつきましては委託契約になっておりますので、今は委託契約先の森林組合の持っているヤギになっております。  以上です。 ◆田端 委員 私も古くてとても斬新で新しいことだと思っていますけれども、特に地球環境に優しいということと、見る人、子どもたちから注目を集めるようなことだと思っていますので、午前中も一度取り上げましたけれども、新聞にも載っていたということですので、これはPRもしていただきたいという意見を申し上げて終わります。  次に、市内の公民館のWi−Fiについてですけれども、こちらの整備状況はどうでしょうか。 ◎三浦 社会教育課長 田端委員の御質問にお答え申し上げます。  地区公民館は24館ございますが、Wi−Fiは全館整備しております。  以上です。 ◆田端 委員 意見を申し上げます。コロナで様々な行事が中止になっています。町内会、また体育祭や総会なども全て中止になっていますけれども、場合によってはリモート、オンラインでの会議、または集会というのがありますけれども、一部の公民館でも、事務所だけでは使えますけれども、ほかのホールや部屋では使えないということがあるように聞いていますので、全館、ホールでもどこでも使えるようにWi−Fiを整備していただきたいという意見を申し上げて終わります。 ○岡田 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○岡田 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第10款教育費の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。        午後3時58分 休憩  ────────────────────        午後4時03分 再開 ○夏坂 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  この際、お諮りいたします。  第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 御異議なしと認めます。よって、第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の237ページを御覧願います。  第11款災害復旧費の予算現額は5461万8000円、支出済額は5286万4900円、不用額は175万3100円で、執行率は96.8%でございます。  1項1目土木施設災害復旧費は、繰越明許費分の河川災害復旧工事費を執行したもの、2目都市施設災害復旧費は、同じく繰越明許費分の新都市緑地法面災害復旧工事費を執行したもの、3目小学校及び4目中学校施設災害復旧費は、豊崎小学校及び大館中学校の屋根災害復旧工事費を執行したもの、5目社会教育施設災害復旧費は、史跡根城の広場災害復旧工事費を執行したものでございます。  次の238ページに参りまして、第12款公債費の予算現額は93億9047万9000円、支出済額は93億8681万5190円、不用額は366万3810円でございます。  1項1目は元金償還金、2目は利子償還金でございます。次の239ページに参りまして、第13款諸支出金の予算現額は4億5339万6000円、支出済額は4億5274万9115円、不用額は64万6885円でございます。  1項1目公営企業整備費は、自動車運送事業会計に対する補助金及び出資金でございます。  次の240ページに参りまして、第14款予備費は予算現額5000万円でございますが、執行はございませんでした。  第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明は以上でございます。 ○夏坂 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。  以上をもって一般会計歳入歳出決算のうち、歳出の質疑は終了いたしました。  これより一般会計歳入歳出決算の歳入を一括審査いたします。  説明を求めます。 ◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の53ページを御覧願います。  歳入につきまして御説明申し上げます。  第1款市税でございますが、予算現額は298億3112万7000円、調定額は315億1635万3872円、収入済額は301億4178万5575円、不納欠損額は6942万7611円、収入未済額は13億914万6741円で、調定額に対する収納率は95.6%、収入済額を前年度と比較いたしますと、0.9%、2億7115万2567円の減収となっております。  主な税目につきまして御説明申し上げますが、1項1目個人市民税は、分離所得の減少等により、前年度比0.8%、8745万1149円の減収、2目法人市民税は、法人税割の減や税制改正による税率の引下げ等により、前年度比15.1%、3億8420万2263円の減収でございます。  2項固定資産税は、家屋の新築棟数の増等により、前年度比1.7%、2億5574万7288円の増収となっております。  次の54ページに参りまして、3項軽自動車税は、新税率及び重課税率が適用となる車両の増加により、前年度比6.4%、3771万3920円の増収でございます。  4項市たばこ税は、売渡し本数の減少により、前年度比5.0%、9210万1363円の減収でございます。  次の55ページに参りまして、第2款地方譲与税は、予算現額は7億4446万8000円、調定額、収入済額とも7億4446万9890円でございます。  次の56ページに参りまして、第3款利子割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも2186万6000円でございます。  次の57ページに参りまして、第4款配当割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4621万3000円でございます。  次の58ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも5423万6000円でございます。  次の59ページに参りまして、第6款法人事業税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも2億5416万8000円で、令和2年度から新たに計上したものでございます。  次の60ページに参りまして、第7款地方消費税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも51億8306万2000円で、前年度比20.9%、8億9563万円の増収でございます。  次の61ページに参りまして、第8款環境性能割交付金は、予算現額は4834万9000円、調定額、収入済額とも4836万6690円で、令和2年度から新たに計上したものでございます。  次の62ページに参りまして、第9款ゴルフ場利用税交付金は、予算現額は211万4000円、調定額、収入済額とも211万4560円でございます。  次の63ページに参りまして、第10款国有提供施設等所在市助成交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4億8990万2000円でございます。  次の64ページに参りまして、第11款地方特例交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも2億3211万6000円でございます。  次の65ページに参りまして、第12款地方交付税は、予算現額、調定額、収入済額とも184億9998万2000円で、震災復興特別交付税の減などにより、前年度比2.9%、5億4353万6000円の減収でございます。  次の66ページに参りまして、第13款交通安全対策特別交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも3384万5000円でございます。  次の67ページに参りまして、第14款分担金及び負担金は、予算現額が1億3393万8000円、調定額は1億7192万7925円、収入済額は1億3071万9550円、不納欠損額は542万545円で、収入未済額は3578万7830円でございます。  収入済額は、幼保無償化の通年化の影響により、私立保育所費用徴収金が減となったことから、前年度比30.7%、5782万9028円の減収でございます。  次の68ページに参りまして、第15款使用料及び手数料は、予算現額が13億6543万2000円、調定額は14億1947万1899円、収入済額は13億4239万7992円、収入未済額は7707万3907円でございます。  1項使用料の主なものは、1目1節の庁舎等使用料、2目1節の総合福祉会館使用料、3目1節の看護師養成所授業料、次の69ページに参りまして、5目2節の魚菜市場使用料、6目1節の建物使用料、八戸ポータルミュージアム使用料、7目1節の道路占用料、市営住宅使用料、次の70ページに参りまして、市営住宅駐車場使用料、9目1節の公民館使用料、2節の長根屋内スケート場及びフラット八戸使用料などでございます。  2項手数料の主なものは、次の71ページに参りまして、1目1節の税関係証明手数料、戸籍、住民基本台帳、印鑑の各手数料、2目1節の食品営業許可等手数料、次の72ページに参りまして、2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、5目1節の建築確認申請手数料などでございます。  次の73ページに参りまして、第16款国庫支出金は、予算現額は539億8769万3415円、調定額は534億9274万4075円、収入済額は493億6609万897円でございます。  収入未済額は41億2665万3178円となっておりますが、これは令和3年度に繰越しした継続費逓次繰越分及び繰越明許費分の特定財源となるものでございます。  収入済額は、特別定額給付金事業等の感染症対策の実施により、前年度比137.3%、285億6473万161円の増収でございます。  1項国庫負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、障害児通所支援給付費負担金、2節の子どものための教育・保育給付交付金、3節の児童手当負担金、4節の児童扶養手当負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金でございます。  次の74ページに参りまして、2項国庫補助金の主なものは、1目1節の感染症対策の地方創生臨時交付金、2目1節の特別定額給付金事務費及び事業費補助金、次の75ページに参りまして、3節の子ども・子育て支援交付金、次の76ページに参りまして、4目1節の水産物流通機能高度化対策事業費補助金は、現年度分及び継続費逓次繰越分、6目2節の社会資本整備総合交付金、次の77ページに参りまして、同じく繰越明許費分及び継続費逓次繰越分、8目1節の公立学校情報機器整備費補助金、次の78ページに参りまして、同じく1節繰越明許費分の公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金、次の79ページに参りまして、3項委託金の主なものは、1目3節の新たな広域連携促進事業委託金、2目1節の国民年金事務費委託金、3目1節の衛生統計調査委託金でございます。  次の80ページに参りまして、第17款県支出金は、予算現額は81億3949万2000円、調定額は79億3692万1371円、収入済額は75億2990万5371円、収入未済額は4億701万6000円でございますが、令和3年度に繰越しした繰越明許費分の特定財源となるものでございます。  収入済額は、屋内スケート場建設事業費補助金の減等により、前年度比20.8%、19億7950万5915円の減収でございます。  1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、障害児通所支援給付費負担金、2節の子どものための教育・保育給付費等負担金、施設型給付費負担金、3節の児童手当負担金、4節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目2節の後期高齢者医療保険基盤安定費負担金でございます。  2項県補助金の主なものは、1目1節の重度障害者医療費補助金、次の81ページに参りまして、2節の子ども・子育て支援交付金、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金、同じく1目1節の地域密着型サービス等提供施設整備費補助金は繰越明許費分、2目1節の乳幼児はつらつ育成事業費補助金、次の82ページに参りまして、4目3節繰越明許費分の水産物供給基盤機能保全事業費補助金、次の83ページに参りまして、中ほど9目1節の地域経済対策事業費補助金でございます。  3項委託金は、1目2節の徴税費委託金、4節の統計調査費委託金が主なものでございます。  次の次の85ページに参りまして、第18款財産収入は、予算現額が1億2546万6000円、調定額は1億2864万3895円、収入済額は1億2474万524円、収入未済額は390万3371円でございます。  1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2節物品貸付収入、2目1節は次の86ページにわたりますが、各基金の利子収入や株式会社配当金、2項財産売払収入は、1目1節の生産物売払収入、3目1節の市有不動産売払収入が主なものでございます。  次の87ページに参りまして、第19款寄附金は、予算現額が5660万3000円、調定額、収入済額とも8118万4412円でございます。  1項1目の総務費寄附金から、次の88ページの8目労働費寄附金まで、各基金及び各事業に対しまして、個人、団体の皆様から御寄附を頂戴したものでございます。  次の89ページに参りまして、第20款繰入金は、予算現額は19億6876万5000円、調定額、収入済額とも18億6340万3940円でございます。  1項1目基金繰入金は、1節の財政調整基金繰入金、2節の市債管理基金繰入金、9節の奨学ゆめ基金繰入金、次の90ページに参りまして、16節繰越明許費分の地域振興基金繰入金が主なものでございます。  次の91ページに参りまして、第21款繰越金は、予算現額は38億1625万9817円、調定額、収入済額とも38億1625万9976円で、このうち、繰越明許費分、事故繰越し分及び継続費逓次繰越分は、令和元年度からの繰越事業への充当財源でございます。  次の92ページに参りまして、第22款諸収入は、予算現額が25億6887万4000円、調定額は28億3415万1632円、収入済額が25億9941万8438円、不納欠損額は982万858円、収入未済額は2億2491万2336円でございます。  諸収入の主なものでございますが、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目1節の地域総合整備資金貸付金元本収入、6節の中小企業特別保証制度貸付金元本収入、次の93ページに参りまして、2目1節の奨学金貸与元利収入、4項1目1節の後期高齢者医療健康診査受託事業収入、八戸城跡発掘調査受託事業収入、5項雑入は、3目1節の市町村振興宝くじ収益金交付金、次の94ページに参りまして、重度心身障害者医療費高額療養費等返還金、後期高齢者医療療養給付費返還金、次の95ページに参りまして、高齢者等バス特別乗車証負担金、生活保護費返還金及び徴収金、連携中枢都市圏の各種事業に係る負担金、次の96ページに参りまして、社会保険料等徴収金、八戸駅ビル保証金返還金、次の97ページに参りまして、中小企業特別保証制度補助金返戻保証料、次の98ページに参りまして、スポーツ振興くじ助成金などでございます。
     続きまして、99ページに参りまして、第23款市債は、予算現額は186億8301万6000円、調定額、収入済額とも143億7611万6000円でございます。  市債の主なものは、3目2節の総合保健センター整備事業債は、現年度分、繰越明許費分及び継続費逓次繰越分、4目4節の水産物供給施設整備事業債は、次の100ページにわたりますが、現年度分及び継続費逓次繰越分、6目1節の道路新設改良事業債は現年度分及び繰越明許費分、次の101ページに参りまして、8目3節の新美術館整備及び公会堂・公民館耐震改修等に係る社会教育施設整備事業債は、現年度分及び継続費逓次繰越分、同じく8目、繰越明許費分のトイレ改修に係る小・中学校施設整備事業債、次の102ページに参りまして、9目1節の臨時財政対策債、12目1節の減収補てん債でございます。  歳入の説明は以上でございます。 ○夏坂 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 歳入で1点だけ質問をいたします。決算書の96ページになりますけれども、ブックセンターの書籍販売収入についてというところで何点かの質問をいたします。  まず、本を選ぶに当たって、選書とも言いますけれども、本を選ぶ基準はどちらでやっているのか。また、年代別、世代別というのがありますけれども、どのような層の人を対象にしているのか。この点について質問します。 ◎佐々木 文化創造推進課長 田端委員にお答え申し上げます。  まず、ブックセンターの選書についてということですけれども、基本的にブックセンターでは市内の書店には余り置いていない分野の本に触れる機会を創出したいということで選書しております。  このため、市内の書店では置いていない分野ということで、1つは知へのいざないということで4つの棚、自然、人文、芸術、世界。そして人生について、こちらも4つの棚、どう生きるか、愛するということ、仕事の話、命の終わりといった通常市内の書店では置いていないテーマで選書をしております。またそれ以外にも、ブックセンターで開催しておりますトークイベントやギャラリー展などといった企画の事業と連動した書籍であるとか、あと映画館や美術館と連動した書籍であるとか、またひと棚など特定の方に選書していただいている部分もございますけれども、基本的にはブックセンターの職員が選書をしているということでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 分かりました。  次に、私は民間書店との競合を避けるための配慮ということも聞きたいと思って言いましたけれども、ただいまの答弁でそのようなことでやっているということ で受け止めました。  それで、あとは年間の売上げの目標ということについては今まで持ってやってきたのか、ここを質問します。 ◎佐々木 文化創造推進課長 お答え申し上げます。  ブックセンターをスタートするに当たっては、1日当たりの販売冊数ということで、1日当たり30冊を目安ということでスタートをしてまいりました。こちらについては開館以来、通年営業になったのは平成29年度からですけれども、ずっと上昇してきておりまして、令和元年度には29冊ということでほぼほぼ、その目安まで届くようなところまで来たのですが、令和2年度については新型コロナの影響もあって22冊に止まっているところでございます。  以上です。 ◆田端 委員 私はどうも漠然としたような質問になるかとは思っているのですけれども、市長が標榜する本のまち八戸推進の拠点ということで今まで様々取り組んでこられてきていますが、この本のまち八戸の目標は到達――達成というのですか、これはちょっと難しい聞き方ですけれども、この事業の達成というところでは、節目節目もあると思っておりますが、どのように判断されているのか、質問します。 ◎前田 まちづくり文化スポーツ部長 お答えいたします。  具体的な数字の目標ということは特に掲げてございませんけれども、本に親しむ機会を増やすということではあるわけです。  まず、スタートしたときの発端としては、なかなか地方都市においては都会のように豊富に本に出会う機会がない。そのあたりがやはり見えない格差であろうということが問題意識としてございまして、民間書店につきましては、コミック雑誌それから新刊本など売れ筋の本を中心に置かれるという中で、それ以外の書籍でもかなりいい本はあるだろうということで、そういったことに偶然の出会いを通していろいろな本に出会える機会を提供するということでブックセンターはスタートしたということでございます。  御案内のとおり、単に本を置いているだけではなくて、様々な形で市民の方に読んでもらう機会をつくるための企画ということを展開してございますので、そのあたりでいわゆる専門スタッフを雇用しているということで、これはなかなか民間の書店ではできない。当然、本につきましては、どちらかというと薄利多売の業態と言われておりまして、1冊当たりでは2割ぐらいが粗利というか収益部分になるという中で、どうしてもやはり売れ筋の本を置くという形態になっているということで、そういった地方都市においてはなかなかそれ以外の良書を置けないような状況があるというところで設けたということです。繰り返しになりますけれども、単に本を並べるだけではなくて、親しみ得る機会をいろいろなイベントを通してつくる。これはブックセンター内だけではなくて、学校の図書館との連携ですとか、あとは民間書店との連携もしながら、そういった中で方法としてはまちを盛り上げるということも目標に掲げておりますので、そういった中で様々な取組をしているということでございます。 ◆田端 委員 終わります。ありがとうございました。 ○夏坂 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で一般会計歳入歳出決算の歳入の質疑を終わります。  これをもって令和2年度八戸市一般会計歳入歳出決算の質疑は終了いたしました。  これより令和2年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  それでは、令和2年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を審査いたします。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎夏坂 市民防災部次長兼国保年金課長 それでは、令和2年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきまして御説明を申し上げます。  決算書の243ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、左側の歳入決算額の合計は233億7307万1976円で、予算執行率は100.7%、右側の歳出決算額の合計は229億5172万1450円で、予算執行率は98.9%でございます。この結果、歳入歳出差引残額4億2135万526円は、翌年度へ繰越ししたものでございます。  次の244ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款国民健康保険税は、245ページにわたりますが、収入済額は41億5115万4407円で、還付未済額を除いた現年課税分の収納率は91.0%でございます。  次に、246ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、国保税の督促手数料が主なものでございます。  次の247ページに参りまして、第3款国庫支出金でございますが、災害臨時特例補助金及び社会保障・税番号制度システム整備費補助金でございます。  次の248ページに参りまして、第4款県支出金でございますが、保険給付に要する普通交付金のほか、市の実績や事情に応じた特別交付金が主なものでございます。  次の249ページに参りまして、第5款財産収入は、財政調整基金の利子でございます。  次の250ページに参りまして、第6款繰入金は、保険基盤安定繰入金、職員給与費等繰入金、財政安定化支援事業繰入金が主なものでございます。  次の251ページに参りまして、第7款繰越金は前年度からの繰越金でございます。  次の252ページに参りまして、第8款諸収入は、253ページにわたりますが、国保税延滞金のほか、交通事故等の第三者行為に係る医療費の納付金や、療養給付費等の返納金が主なものでございます。  次の254ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員17人分の人件費、物件費、2目国民健康保険団体連合会負担金は、255ページにわたりますが、青森県国民健康保険団体連合会の負担金でございます。  2項1目賦課徴収費は、国保税の賦課徴収に係る職員15人分の人件費、物件費、2目納付奨励費は、納税貯蓄組合等に対する補助金のうち、国保税に係る部分でございます。  3項1目運営協議会費は、256ページにわたりますが、委員17人分の報酬のほか、協議会の運営に係る経費でございます。  次の257ページに参りまして、第2款保険給付費は、1項1目及び2目の医療機関の受診や調剤等に対する療養の給付、3目及び4目の補装具などの療養費、2項1目及び2目の高額療養費、次の258ページに参りまして、4項1目の出産育児一時金、5項1目の葬祭費など、それぞれの給付に要した経費でございます。  次の259ページに参りまして、第3款国民健康保険事業費納付金は、平成30年度からの国保財政運営主体の都道府県化による県への納付金で、1項は医療給付に要する分、2項は各医療保険者が負担する後期高齢者医療制度に対する支援金等の分、3項は国保加入者のうち40歳から64歳の介護保険第2号被保険者の介護保険料相当分でございます。   次の260ページに参りまして、第4款共同事業拠出金は、県単位で医療費の調整を行う事業への拠出金でございます。   次の261ページに参りまして、第5款保健事業費でございますが、1項1目疾病予防費は、12節の総合健診委託料、医療費通知委託料、18節の市民保養所利用に対する助成経費、2項1目特定健康診査等事業費は、次の262ページにわたりますが、12節の特定健康診査等委託料が主なものでございます。   次の263ページに参りまして、第6款基金積立金は、財政調整基金を積み立ててございます。   次の264ページに参りまして、第7款諸支出金は、国保税の過誤納金還付金のほか、療養給付費等の確定に伴う返還金でございます。   説明は以上でございます。 ○夏坂 委員長 これより質疑を行います。   御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 国民健康保険特別会計について4点の質問をいたします。初めに83番から85番までの質問をしてまいります。  積立金の状況についてですが、現在どのような状況かを質問します。  それから84番ですけれども、こちらの滞納状況について、滞納件数、金額、あと率にしてどれぐらいになるのか。また滞納の理由で主なところでつかんでいるところがあれば、これもお聞かせください。  85番ですけれども、資格証明書それから短期保険証の交付状況についてですけれども、こちらもそれぞれの件数と率をお聞かせください。それから資格証明書の交付については、理由というのですか、事情をつかんでいるのであれば、こちらもお聞かせください。質問します。 ◎夏坂 市民防災部次長兼国保年金課長 お答えいたします。   まず積立金につきましてですけれども、決算書の一番最後、468ページにありますとおり、令和2年度に21万60円を積み立てまして、今現在14億446万2015円の積立金となっております。  経緯といたしましては、合併のときに一度全額取り崩しまして、その後、平成21年度に1億円、平成22年度と平成23年度に各4億円、ここで9億円になりますけれども、これにプラスで平成30年度に5億円を積み立てて大体今の金額と、あとそのほかの年度は利子の分を積み立てているという形になっております。   それから滞納状況につきましてですが、ちょっと今、件数だけお伝えいたします。令和2年度末の滞納世帯数になりますけれども、こちらが4104世帯、国保加入世帯に占める割合で12.9%となっておりまして、こちらは年々減少傾向にあると捉えております。  それから、まず短期保険証ですけれども、こちらは出納閉鎖時の数字になってしまうのですが、令和2年度は1795世帯で、加入世帯に占める割合にすると5.7%となっておりまして、こちらは年々減少傾向にあると見ておりました。  それから、資格証明書ですけれども、こちらは昨年度が88世帯で、約0.3%ということになっております。また年度ごとに増減はありますけれども、大体横ばいの状態という形でございます。  資格証明書を出している理由ということでございましたけれども、納税相談の機会で来ていただきたいということで考えているわけなのですけれども、その納税相談にいらしていただけないというところで資格証明書を発行しているところが多いかというところでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 ありがとうございます。短期保険証については、コロナで現在は正規の保険証を交付していると聞いたことがあるのですが、こちらはそうではないですか。――ではないですね。 ◎夏坂 市民防災部次長兼国保年金課長 特にそういうことではございません。 ◆田端 委員 分かりました。  では、ナンバー86の減免について質問をいたします。  私も国民健康保険のことでは今まで何度か取り上げて、減免のことも取り上げて、特に岩手県の宮古市では子どもの均等割を廃止してやっているということもありましたけれども、積立金14億円を使って、これを活用して、国民健康保険の減額というのはできないものかどうか、質問します。 ◎夏坂 市民防災部次長兼国保年金課長 お答えいたします。  14億円の積立金を使って均等割を廃止できないかという内容の御質問だと思うのですけれども、この積立金14億円というのは、例えばインフルエンザの大流行とか、そういうときに活用するために積み立てているものでございますので、これを原資にして均等割の廃止、減額みたいな形にするのは、税の公平性とかいうところも考えましてもちょっと難しいのではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ◆田端 委員 分かりました。全国知事会や市長会でもこれまで8年、今年で9年目になると思いますけれども、毎年国に対して1兆円を出すように、そうすれば国保など半分になるということがよく言われておりますけれども、全国の自治体では相当苦労をして、様々なことを使って1人1万円下げるとか、また子どもの均等割やら18歳までということなどもやっているようですが、今回の特別会計の積立金だけではこれはとても今はできないということですけれども、これからも引き続いてこちらも検討していただきたいと思っております。  特に、今回のコロナのことでは、病院にかかれなくて保健所に連絡をすれば、どうにもならないから自宅で何とかしてくれと。報道では、全国で250人が自宅で変死したというものがありましたけれども、とてもとても痛ましいことで、こちらはこの国民健康保険の減免というのとは直接は関係ありませんけれども、こういうふうに命が脅かされてくるということはいつも思っていましたので、こちらも引き続いて努力をしていただきたいと意見を申し上げて終わります。 ○夏坂 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和2年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  令和2年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎高舘 水産事務所副所長 令和2年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の267ページをお開き願います。予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は2億6671万4833円で、予算執行率は99.9%でございます。  続きまして、歳出の決算額合計は2億4936万7293円で、予算執行率は93.4%でございます。  歳入歳出差引残額1734万7540円は、翌年度へ繰越しいたしました。  次の268ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、卸売業者からの魚介類取扱いに係る市場使用料が主なものでございます。  次に、269ページに参りまして、第2款財産収入は、自動販売機設置に係る建物貸付収入及び魚市場特別会計基金の利子でございます。  次に、270ページに参りまして、第3款繰入金の1項他会計繰入金は、市場整備公債費等の不足補填のため、一般会計から繰入れをしたものでございます。  また、2項基金繰入金は、魚市場特別会計基金より繰入れを行い、償還金利子及び割引料に補填したものであります。  次の271ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  次の272ページに参りまして、第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道料金等負担分の収入が主なものでございます。  次の273ページに参りまして、第7款寄附金は、水産振興に係る寄附金でございます。  次の274ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、魚市場施設の管理に要する職員10人分の人件費及び物件費でございます。
     このうち、10節需用費は、各市場の光熱水費及び施設の修繕料が主なものでございます。  12節委託料は、各市場の夜間及び休日の監視業務、清掃業務及び施設管理の委託が主なものでございます。  次の275ページに参りまして、13節使用料及び賃借料は、荷さばき所等に係る土地借上料が主なものでございます。  22節償還金利子及び割引料は、卸売業者保証金の返還金が主なものでございます。  2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会委員13人分の報酬と審議会の運営に要した経費でございます。  次の276ページに参りまして、第2款公債費は、災害復旧事業費、市場衛生高度化事業費、魚市場施設整備事業費の元金及び利子の償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○夏坂 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 私はハサップ棟と書きましたけれども、こちらでイワシの水揚げが行われておりましたけれども、こちらの実績について質問します。 ◎高舘 水産事務所副所長 今年度の8月までのイワシの水揚げは全体で7685トンで、そのうちA棟に水揚げされましたイワシは現時点で90トンとなっております。  以上でございます。 ◆田端 委員 ほかの漁港で水揚げされたイワシとA棟で揚げたイワシ等の値段、価格はどのようになっておりますか。 ◎高舘 水産事務所副所長 価格は同じぐらいなのですけれども、ちょっとお時間をいただいて、具体的な金額についてお答え申し上げたいと思います。 ◆田端 委員 私も今回の議会でも取り上げましたけれども、貨物船が事故を起こして、油の被害が広く及んで、それだけでなくて、黒潮が下降して漁場が遠くなっていると、燃料代がかかってなかなか今までの漁業とは違うということが皆さんからも言われてきておりましたが、もう今後サバの水揚げも減少傾向が続いていると思っているのですけれども、イワシもいつまで続くかは誰も何とも言えないところではないかと思っていますが、そういう漁獲やらこれからのA棟の稼働向上の見通しということで質問したいと思っていますけれども、どうでしょうか。お願いします。 ◎高舘 水産事務所副所長 稼働向上につきましては、数年前から行っているのですけれども、船主のところに直接出向いて、A棟の利用をお願いして回っております。あと、今年度からはイワシも水揚げができるようになりましたので、訪問する予定ではあったのですけれども、石巻、1軒船主を訪問しまして、その後はコロナが拡大しましたので、郵送にてイワシの水揚げはPRをさせていただいているところでございます。  あと、サバのブランドの認証に向けて、今年度、補助金を3件分予算化して、既に事業者も決まっておりまして、そちらの商品ができて、そちらの事業者もA棟のサバを使って加工品を作りたいというところが3社のうちの2社ございましたので、そういう形でA棟を利用したサバということで価値を高めていきたいと考えております。  以上です。 ◆田端 委員 A棟が竣工して10年になりますけれども、なかなか稼働、利用というところでは、長年苦しい状態が続いてきていると思っていましたので、私も一度私どもの会派では、質問でA棟の稼働は見直して中止も含めてやるべきだということを表明しましたが、今後まだまだこのような状況が長く続くのではないかと私は思っていますので、再考も求めて、意見を申し上げて終わります。 ◎高舘 水産事務所副所長 先ほどの魚価の件だったのですけれども、7月にA棟で水揚げした日に限っての話なのですが、10キロ当たり323円から320円、全体で見ますと10キロ当たり329円から318円ということで、総じて大体同じくらいの金額ということでございます。  以上です。 ○夏坂 委員長 この際、委員各位にお願い申し上げます。  本日の審査は地方卸売市場魚市場特別会計決算の審査終了まで行いたいと思います。  あらかじめ会議時間を延長いたします。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆吉田〔洸〕 委員 私からはナンバー88の第3荷さばき施設A棟の運用状況について質問していきたいと思います。  まず、昨年度――2020年度のA棟の収支状況を教えてください。 ◎高舘 水産事務所副所長 吉田委員の御質問にお答え申し上げます。  昨年度のA棟の収支は、歳入が74万6457円、歳出が5630万6421円となっております。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。本年度までのA棟の累積赤字額が分かれば幾らか教えてください。 ◎高舘 水産事務所副所長 これまでの累積の収支なのですけれども、平成24年度からの9年間でマイナス5億2903万8000円となっております。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。A棟で使われているスラリー製氷機の電気代と、あと収入を教えていただければと思います。 ◎高舘 水産事務所副所長 まず、電気料金についてなのですけれども、A棟全体の電気料金となっておりますので、スラリーの部分についてだけというのはちょっと出しておりません。それで、A棟全体の電気料金となりますと、1688万8000円となっております。  供給量は後ほどまたお答えいたします。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。A棟が建設されてから大体今年で10年ほど経つということで、多分一般的な機械だとメンテナンスとかも今後必要になってくるのかと思われるのですけれども、今後A棟の修繕計画等があれば教えてください。  あと、修繕がもし必要であればなのですけれども、大体それが幾らくらいかかるのか、もし分かれば教えていただければと思います。 ◎高舘 水産事務所副所長 想定している修繕というのは今のところ年度年度ではないのですけれども、事前にある程度の修繕料は確保しまして、不具合が生じるたびに修繕を行っているという状況になっております。  あと、先ほどのスラリー氷の販売実績だったのですけれども、令和2年度で約35トン、12万円の収入となっております。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。昨年度のハサップ専用のまき網漁船の水揚げ実績と、また今年度の実績ももし分かれば教えてください。 ◎高舘 水産事務所副所長 隊長は惣寶丸さんになるのですけれども、そちらの船だけの水揚げ数量というのは今ちょっと手元で集計しておりません。全体になりますと、昨年度は17隻、数量は1152トンの水揚げとなっております。  以上でございます。 ◆吉田〔洸〕 委員 ありがとうございます。様々改善策とか、あとは稼働率向上に向けて努力されていらっしゃると思いますし、国に出した改善策も認められて、イワシのうろこを除去する装置を使ってイワシを水揚げしてどうにか稼働率を上げようと努力されているのは、ちょっと分かっていたのですけれども、今累積赤字額とかいろいろ聞いて、この赤字額はちょっとまずいのではないかと思って、款が違うので何とも言えませんけれども、ほかの教育関係とかも予算が足りなくて四苦八苦しているような状況ですので、やはりこれをずっと続けていくのはちょっと問題があるのではないかと個人的には思っています。  ただ、国からもそうやって改善策が認められて今頑張っている状況だと思いますので、本来A棟の目的というか本質である高度衛生管理、もちろん、イワシも衛生管理されたほうがいいのかもしれないのですけれども、やはりイワシというと、飼料とか、そういったものに多く使われるような魚ですので、どちらかといえば高度衛生管理が必要ではないのかと個人的には思っていまして、やはり本来の目的である前沖のサバをどうにか取ってA棟で出荷していければいいとは思っているのですけれども、サバの漁獲時期、一番最盛時期が10月から12月ですので、これから取れることを期待してやっていってもらいたいとは思うのですが、もしこのまま、サバの漁獲時期が過ぎたときにも現状がよくならないのであれば、やはり休止等も考えなければいけないのかなと。別に休止が悪いとかではなくて、一番悪いのは悪いのをやめないでそのままどんどんどんどん続けて、最後どうしようもなく困ってしまうところまで行くことが最悪なパターンだと思いますので、その点を念頭において、今後も努力して、そして12月のサバの漁獲時期が過ぎた段階でしっかりと慎重に判断して、今後の運用を考えていってもらいたいということを要望して終わりたいと思います。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 吉田洸龍委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆冷水 委員 自然が相手の漁なものですから、なかなか厳しい今の状況だと思います。ですから、人為的にハサップが利用されていないということではなくて、魚が取れないということが一番の原因なわけですから、今水産庁ともいろいろ協議しながら改善計画を出しているわけですが、現実問題として取れない魚を揚げろと言ったって、これはなかなか無理な話なので、やはりその辺を国と十分協議しながら、要するに取れないものは揚げられないわけですから、理解をいただいて、3年ないし5年ぐらい現実の流れを見ながら、今吉田洸龍委員が言ったみたいに、やはり決断しなければならないと思うのです。いつまでも改善しないものを続けていくということは市民感情としてもなかなか理解できないということだと思いますので、やはり正直に県国と現実を見ながら腹を割って話をして、どうすればいいのですかと、取れないのですということを話し合いながら、できればいい形でお互いが納得した形で結論を出していくことが必要だと思います。そのことを私は特に質問することではなくて、やはり方向性としてどうすればいいのかということを3者で協議をして、できればあまり累積赤字が多くならないように国にも説明しながら、先ほど吉田洸龍委員が言ったみたいに、学校なども非常に雨漏りがしているところなどもあって、そういう環境の中で勉強している子どもたちもいるので、できれば市税、それから交付金を含めて、税金を有効的に活用する方法を考えてほしいと思っています。ぜひそういうことも御検討いただきたいということを申し上げて終わります。 ○夏坂 委員長 ほかに関連質疑はありますか。 ◆寺地 委員 今ハサップの問題や魚市場の使用の問題が取り沙汰されているわけでございますけれども、最近ちょっと気になっている記事といいますか、久慈で大分水揚げが上がっているという新聞報道で見るわけですけれども、私たちにしてみれば、やはり何といっても八戸は歴史もありますし、また魚の値段も高いだろうし、日本でも名前が売れているので、久慈には負けない実績やこれまでの業績があったと思うのです。それがなぜ近年、八戸も努力しているはずなのに久慈港に水揚げがされたり、久慈の名前が水揚げで取り沙汰されているという現実。少し理解できないのですが、皆さん方はどのように認識され、話題となっているのか教えていただきたいと思います。 ◎茨島 水産事務所長 寺地委員の質問にお答え申し上げます。  最近、久慈漁港で強力に漁船誘致を展開しまして、年に1隻とか2隻程度のまき網でのサバの水揚げがあるとは認識しております。  八戸港も卸売業者が中心になって全国のまき網の船主のところへ訪問して、ぜひ八戸港へということは実施しておりますし、最終的に製品になっていくわけですので、大手のそういった加工業者さん等も訪問して、八戸港の魚を原料に加工品を作っていただくようにというお願いもしていると伺っております。  最近ですと、市としてもA棟のPRということで先ほど高舘副所長が説明したとおり、船主訪問や文書による誘致等を展開しているところでございますけれども、どうしても八戸港も、第一魚市場、A棟を含めてサバの受入れの能力の限界もありまして、そういった限界を超えた際にはどうしても他港に行ってしまうという実情もあります。これは北海道のイワシについてもそうですけれども、釧路の前沖でイワシが豊漁で釧路で受入れができないとなれば、八戸港にも道東のイワシを運んできて水揚げしてもらえるという相互にメリットもございますので、八戸港としても他港に負けないように誘致活動等を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆寺地 委員 ありがとうございました。その辺をやはり努力していただくということは大変大事なことでありまして、今後やはり魚の資源が減ってくる、これからそういう時代になっていく。それに対して、やはり高度な市場をつくり、またはその水揚げをやりやすい、または売りやすいような環境をつくってこそ、これからもうかる漁業とか先につながるような業界になっていくと思うのです。やはりそういうことをトータルで考えれば、多少久慈に揚がったからいいやということで看過できない状況になるかもしれませんので、今茨島所長がおっしゃっているような形で努力をされ、そしてまたそれが八戸の水産業界のためになるようにぜひ努力していただくことを御要望申し上げて質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○夏坂 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 ないようですので、以上で吉田洸龍委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○夏坂 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和2年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  本日はこれにて終了いたします。明日も午前10時から開きます。御苦労さまでした。        午後5時10分 散会...