◎
石丸 まちづくり文化スポーツ部次長兼
スポーツ振興課長 三浦委員の御質問にお答えいたします。
現在、
クレイコートなんですけれども、春に必ず
整地作業がございまして、その費用が100万円以上はかかってございます。その
整地に係る費用をこの砂が減った分だけ足してならすという作業になりますので、その分
管理コストについては
低減が予想されるものでございます。
あと、砂がどのくらい飛ぶかというのはまだ分からないんですけれども、
防風ネットも
設置予定でございますので、できるだけその砂の減る量については減らして、
維持管理コストの
低減を図って、御
利用者の
皆さんにとって、
整地、
管理が楽になるので、
コートを使った後の
整地も楽になるという
利便性がございます。
以上でございます。
○
中村 委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村 委員長 ないようですので、ただいまの
説明については終わります。
──────────────────────────────────────
3 新
美術館整備事業の
進捗状況について
○
中村 委員長 次に、新
美術館整備事業の
進捗状況について
説明願います。
◎
高森 美術館副
館長 それでは、新
美術館整備事業の
進捗状況について御
説明申し上げます。
タブレットの
資料を御覧ください。
本日は、改組後初めての新
美術館に関する御
説明になりますので、新
美術館整備に係るこれまでの経緯や、新
美術館の
特徴、現在の
進捗状況及び今後の
スケジュールについて簡単に御
説明いたします。
まず、1、新
美術館整備全体
スケジュールでございますが、平成28年度に
基本構想を策定し、
設計者を選定して以来これまで
基本設計や
実施設計、また
管理運営基本計画の策定など、ソフト、
ハード両面において
整備を進めてまいりまして、昨年末に建物が竣工し、現在は
美術館内に
執務室を移して
開館に向けた
準備を進めているほか、
美術館前
広場の
整備を行っております。
次に、2、新
美術館の
運営方針でございますが、平成30年度に策定した
管理運営基本計画において、種を蒔き、人を育み、100年後の
八戸を創造する
美術館~出会いと
学びの
アートファームをビジョンに掲げ、
展示、
調査研究、
収集保存の
美術館が担う基本的な
役割に加えて人々が互いに刺激し合いながら感性を高め育まれていく、共に育むと書いた共育を担う
アートの
学びと、観光や福祉、
地域コミュニティーなど、様々な分野を横断した総合的な
文化政策を担う
アートの
まちづくりを加えた3つの
役割を融合した
美術館としてまいります。
次に、3、建物の
特徴でございますが、
基本構想の内容を踏まえまして、プロポーザルで提案されました
学びの拠点――ラーニングセンターという概念を生かしまして、
美術館における
学びの循環を実現するため、ジャイアントルームという
美術館の
エントランスとしての
役割だけではなく、人々が活動する空間としての
役割も担う巨大な空間と、これを取り囲むように配置されたそれぞれの部屋の個性がある
個室群の2つの
特徴的な空間を対応させております。
次に、4、新
美術館広場等工事についてでございますが、面積は約3000平米となっており、
工事内容につきましては、
インターロッキング舗装工事や、
植栽工事、
電灯設備工事、
電熱設備工事、
屋外給水設備工事等となっております。
工期は、
令和3年3月から9月まで。
工事施工者は、
穂積建設工業株式会社。
工事費は、2億240万円かかっております。
次の
ページに参ります。
工程でございますが、現在は、
雨水排水工事や
舗装工事、
電気設備工事などを進めておりまして、
工事の
進捗率は5月末現在で約9.5%となってございます。
なお
工事の
現況写真をこちら添付してございますので、併せて御覧いただければと思います。
次に、5、今後の
スケジュール(
予定)でございますが、現在、館内の備品の購入や設置の
準備を進めておりまして、10月までには館内のしつらえを整える
予定であるほか、8月から9月にかけて
プレ事業を実施する
計画でございます。
また、9月から10月にかけて
開館記念事業の
会場設営や
開館に向けた
準備を行い、
美術館の
開館は11月を
予定してございます。
なお、
美術館の具体の
開館日につきましては、近々に決定してお知らせできるよう
準備を進めているところでございます。
11月から始まる
開館記念事業では、全館を
使用するため、
市民団体等の
一般の方の貸
館利用は
令和4年2月頃からの開始を
予定してございます。
次の
ページには、
広場も含めた
美術館の
イメージパースを掲載しておりますので、御参照ください。
以上で
説明を終わります。
○
中村 委員長 ただいまの
説明について御質問ありませんか。
◆高山
委員 この
イメージ図のここの部分の
歩道のところが書いてあるんですけれども、ここの
歩道の部分は
グランドホテル側のほうとずっとL字型というんでしょうか、そういうような形で見えます。そういう中でここの
歩道は結構重要な
歩道であるというふうに私は個人的に思っているんです。これはなぜかというと、1つは、ここは
一般的な
駐車場がないので、それが
中央駐車場を使ったりする。あるいは往来を、ここが
にぎわい創出云々ということも考えると、ここの
歩道は、普通の
歩道より拡幅というか、広いのか、あるいは
美術館と連動して普通のような
歩道なのか、それとも
美術館らしい美術的なものにも配慮したような、そういう工夫した
歩道なのか、その辺をちょっとお聞きしたいです。
◎
高森 美術館副
館長 高山委員にお答え申し上げます。
ロータリー側のほうは県道になりますので、県のほうで
整備をしてございます。県のほうとは
協議をしておりまして、
美術館の
インターロッキングの
広場と
雰囲気を合わせた
歩道の
整備をしていただくということで伺ってございます。そこは
雰囲気が全く違わないように一体的に使えるような
整備をしていただけるように県とは
協議をしております。
一方、
グランドホテル側は市道になります。もともと今現況として
歩道がないといいますか、非常に歩きにくい
状況になっていますので、どちらかというと
美術館の建物がセットバックして、広く
道路側のほうを取っておりまして、
美術館の敷地を
歩道のように歩いていただくような
イメージで考えてございますので、
歩行者についても
雰囲気が道路と合うように配慮していただきます。
◆高山
委員 先ほどと同じようなことを繰り返すんですけれども、県道、それぞれの
歩道は県、あるいはこちらは市ということであって、
美術館というのとまた一線を画すということなんでしょうけれども、この辺をきちんと
協議して、やはり非常に
連動性を持たせたような形でやってもらって、ぜひともやはり
美術館というものをもう少し醸し出すというか、そういうことで損なわないような、あんまり普通的な
歩道じゃないほうがいいんじゃないかというふうに私自身は思いますので、その辺のことも勘案してやっていただければと、そのように要望して終わります。
○
中村 委員長 ちょっと私からも1つ。
一般の貸館ですが、
令和4年2月からということで、
一般質問でもあったと思うんですけれども、はっちの貸館とか
一般の公民館とかとの
差別化というんですか、貸し出すそういった規定みたいなものを何か設けるのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですが。
◎
高森 美術館副
館長 お答え申し上げます。
美術館でございますので、ギャラリーとか
ホワイトキューブと呼ばれる大きい
展示室を貸館の
施設の対象としてございます。基本的に、はっちの場合は
様々市民団体が
利用されていますが、
美術館でございますので、主にターゲットとしては市内で
美術関係の
文化団体とか、その辺りを考えてございます。基本的には旧
美術館でも
展示をされていたような方と、あと最近では若い
方々も
創作活動をされておりまして、そういう
方々にも貸し出すというような
イメージで思ってございます。
○
中村 委員長 ほかにありませんか。
◆
三浦 委員 アートファーマーは、今どういうふうな形で募集していくのか、どのくらいの
方たちがという目標みたいなものを教えてください。
◎
高森 美術館副
館長 三浦委員にお答え申し上げます。
アートファーマーにつきましては、新
美術館の
特徴的な
仕組みの一つでございまして、従来のボランティアという関係ではなくて、
市民スタッフという位置づけで
美術館の様々な
事業に関わっていただくことを想定してございます。ただ、概念としてなかなか理解しがたいところもございますので、今の
計画としましては、先ほどお話しした8月、9月頃に実施する
プレ事業の中で、種さがしラボというような名前で、実際ここで体験をしていただきながら、
アートファーマーの
仕組みがどういうものなのかということを
市民の
皆さんと勉強していくような場をつくっていきたいと思います。
その後、
開館後、具体的な活動ができるような
スケジュールで進めていきたいと思ってございます。
○
中村 委員長 ほかにありませんか。
◆吉田〔淳〕
委員 見学会のときに出席できなかったんですが、当初、あの中に
喫茶店ルームみたいなのという話があったんですけれども、それはできていましたか。
◎
高森 美術館副
館長 吉田委員にお答え申し上げます。
喫茶店やいわゆるレストランといった
スペースは、実は今
美術館のほうでは用意してございません。ティールームと呼んでいる
給湯室のような
カウンター――
キッチンカウンターみたいなのはございますが、
固定店舗が営業するという想定でなくて、臨時にそこで誰かが出店をするとか、そういうことは想定してございますが、
美術館の館内、非常にいろいろ
展示室とか取っていくとなかなか専用の
食事スペースとか設けられなかったので、
基本設計の段階でもうそこの
スペースは、
市民の
皆さんの意見も聞きながら省かせていただきました。ただ、運用としては
広場もございますので、例えば
広場にケータリングカーに来ていただいて2階のテラスでお食事されたりとか、
あと中心街がすぐ近くにありカフェとかもたくさんお店もございますので、そちらと連携した取組とか、そういうことも考えながら、なるべく町に回遊していくような
仕組みを取っていきたいと思っています。
◆吉田〔淳〕
委員 当初、美術を鑑賞した後、くつろぎの場として、また、後で前のほうの
広場、そこへ設けるのかと思っていましたけれども、そういうことでしたか。当初、人に集まってもらうために、そして美術を鑑賞した後、くつろぎの場としてということで聞いていましたけれども。
◎
高森 美術館副
館長 カフェレストランという場所はないんですけれども、ジャイアントルームという場所に、鑑賞した後にくつろげるような場を用意いたしますので、そういうお休みをいただけるような場は用意いたします。普通
美術館ですと有料で入る
イメージがございますが、この
美術館の場合、ジャイアントルームと呼ばれるところは無料でどなたでも入れますので、美術鑑賞でなくても、例えば時間の待ち合わせで使いたいとか、何かの活動をしたいとか、そういうことでも自由に使える空間を用意していますので、くつろぎの場としては用意してございます。
◆吉田〔淳〕
委員 ありがとうございました。
○
中村 委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村 委員長 ないようですので、ただいまの
説明については終わります。
──────────────────────────────────────
4
長根屋内スケート場の
利用状況について
○
中村 委員長 次に、
長根屋内スケート場の
利用状況について
説明願います。
◎大橋
長根屋内スケート場副
館長兼
国体室長 それでは、
長根屋内スケート場の
利用状況について、
資料に基づき御
説明いたします。
タブレットの
資料を御覧ください。
初めに、
令和2年度における入場者数でございますが、13万1001名となってございます。
内訳でございますが、まず、スケートリンクの個人
利用が2万7541人、学校体育が6447人、リンクの内側の中地にあります人工芝
コート、多目的
コートの
利用が1万5931人、会議室が1万132人、ランニング走路を含むトレーニング室が3708人、その他といたしまして、大会関係者や
観覧者、2階ホワイエなどの
利用が6万7242人となってございます。
なお、
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、4月から5月、12月において、計56日間休館となっておりますほか、スケートリンクの個人
利用に含まれますシーズン券及び1か月券の
利用者につきましては、シーズン券
利用者は、購入者に
利用可能日数の8割、1か月
利用者は購入者に
利用可能日数を乗じたものでの算定としてございます。
次に、スピードスケート合宿の受入れ
状況でございますが、昨シーズンは42団体、延べ7569人となっております。
内訳でございますが、日本
スケート連盟関係者が877人、
一般、企業が302人、大学生が1978人、
高校生以下が4412人でございます。
次に、スピードスケート競技会の開催
状況でございますが、競技会の開催に当たりましては、競技会を運営する
青森県
スケート連盟と連携した
新型コロナウイルス感染症対策を実施した上で、観客を入れて開催してございます。
感染症対策といたしましては、観客の上限を1日1000人までとしたほか、観客席の間隔を空けるなどのソーシャルディスタンスの確保、入場の際の検温、アルコールによる手指消毒、館内でのマスク着用、監督、選手と観客との動線の区分などでございます。
最後に、主な競技会の開催
状況でございますが、昨年11月20日から22日まで開催されました全日本選抜競技会第2戦では、出場選手数221人、観客数1462人で、男子1万メートルで国内最高記録が出てございます。
次に、1月9日から11日まで開催されました全日本ジュニア選手権では、出場選手数265人、観客数605人で、男子5000メートルと女子総合競技において、日本ジュニア記録が出てございます。
最後に、3月6日、7日に開催されました長根ファイナル競技会では、出場選手数311人、観客数1298人で、男子500メートル、3000メートルにおいて国内最高記録が、男子1万メートルでは日本中学記録が出てございます。
以上で
説明を終わります。
○
中村 委員長 ただいまの
説明について、御質問ありませんか。
◆
三浦 委員 このYS
アリーナ、
市民に、そして県内外、世界の人から愛される
施設になってほしいと思うんですけれども、スタートして
新型コロナウイルス感染症というものにちょうど当たって、コンベンション機能とか、そういったところも生かし切れていなかったりというところがあると思うんですけれども、当初の想定でいくと大体何割ぐらいで行っているのかという感触をちょっと聞かせてもらえたらうれしいのですが。
◎大橋
長根屋内スケート場副
館長兼
国体室長
三浦委員にお答え申し上げます。
昨年は13万1001人の
利用者でございました。その前のオープンの年でございましたけれども、13万8970人ということで、大体13万人以上の方がいらっしゃっているというふうな
状況でございます。
委員御案内のとおり
新型コロナウイルス感染症の関係で人数が少ないというところもありますけれども、そこについては、今後
新型コロナウイルス感染症の
状況が改善されますと、また
利用者の
皆様も
利用していただけるかと考えているところでございます。
以上でございます。
◆
三浦 委員 まず13万人というところで当初どのくらいの人数で想定していたかということがまた改めて場所を変えて聞いていきたいと思うんですが、そういうところでより使われるような形、私たちも応援していきたいと思っております。
以上です。
○
中村 委員長 ほかにありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村 委員長 ないようですので、ただいまの
説明については終わります。
──────────────────────────────────────
5 2024
ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会の
開催地について
○
中村 委員長 次に、2024
ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会の
開催地について
説明願います。
◎大橋
長根屋内スケート場副
館長兼
国体室長 それでは、2024
ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会の
開催地について、
資料に基づき御
説明いたします。
タブレットの
資料を御覧ください。
去る6月3日に開催されましたISU――国際
スケート連盟の理事会におきまして、YS
アリーナ八戸で初となる国際大会の開催が暫定的な割当て、いわゆる内定となったものでございます。
内定となりました大会の名称は、2024
ISU世界ジュニアスピードスケート選手権大会で、
開催地は当市、会場は
長根屋内スケート場・YS
アリーナ八戸でございます。
開催日程でございますが、2024年――
令和6年3月1日から3日までを
予定しております。
次に、大会の概要でございますが、本大会は、1年に一度、2月から3月頃に開催される14歳以上19歳以下の選手を対象とした国際大会であり、競技は4種目を1人で滑り、順位に応じてポイントが付与され、その
合計ポイントで順位を決定する総合得点競技と、距離別での順位を決定する距離別競技の他、団体競技で実施されるものでございます。
参加は23から25か国程度、選手は約130人、競技役員など関係者を含めると約200人程度と見込んでございます。
国内での開催実績でございますが、これまで北海道帯広市で2回、釧路市で1回開催されており、直近では2012年――平成24年3月に帯広市で開催されております。
この大会で、平昌オリンピックチームパシュート金メダリストの髙木美帆選手が総合優勝しており、翌年の大会で連覇を果たしてございます。
最後に今後の
予定でございますが、大会開催
準備に向けまして、日本
スケート連盟や
青森県
スケート連盟をはじめとする関係機関からの御指導をいただきながら、体制、組織づくりについて調整してまいりたいと考えております。
以上で
説明を終わります。
○
中村 委員長 ただいまの
説明について、御質問ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
中村 委員長 ないようですので、ただいまの
説明については終わります。
以上で本日
予定しておりました
議題は全て終了いたしました。
──────────────────────────────────────
○
中村 委員長 これをもちまして、
スポーツ文化施設建設運営特別委員会を閉じます。
御苦労さまでした。
午前10時35分 閉会...