• 避難者(/)
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  1. 八戸市議会 2019-10-21
    令和 1年10月 民生協議会-10月21日-01号


    取得元: 八戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 1年10月 民生協議会-10月21日-01号令和 1年10月 民生協議会   民生協議会記録  ────────────────────────────────────── 開催日時及び場所  令和元年10月21日(月)午前10時00分~午前11時02分 第3委員会室  ────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  ● 所管事項の報告について   1 令和元年台風第19号による被害状況等について   2 市制施行90周年記念・ドクターカー10周年記念イベントドクターカー八戸物語」の開催について   3 看護師の時間外勤務調査について  ────────────────────────────────────── 出席委員(6名)  委員長  松 橋   知 君  副委員長 久 保 百 恵 君  委 員  苫米地 あつ子 君   〃   小屋敷   孝 君   〃   冷 水   保 君   〃   山 名 文 世 君
    欠席委員(2人)  委 員  高 橋 正 人 君   〃   藤 川 優 里 君 委員外議員(なし)  ────────────────────────────────────── 出席理事  福祉部長福祉事務所長      豊 川 寛 一 君  市民防災部長           秋 山 直 仁 君  市民病院事務局長         品 田 雄 智 君  総務部理事            上 野 統 久 君  福祉部次長生活福祉課長     松 橋 光 宜 君  福祉部次長高齢福祉課長     中 里 充 孝 君  健康部次長国保年金課長     山 道 尚 久 君  高等看護学院次長兼教務長     中 村 有 子 君  保健所副所長兼保健総務課長    西 村 信 夫 君  保健所副所長兼健康づくり推進課長 石 藤 フキ野 君  市民防災部次長市民課長     大 坪 和 広 君  市民病院事務局次長管理課長   工 藤 俊 憲 君  総務部副理事           田 村 勝 則 君         他関係課長  ────────────────────────────────────── 出席事務局職員  主査 安 藤 俊 一  ──────────────────────────────────────    午前10時00分 開会 ○松橋 委員長 本日の欠席通告藤川委員高橋正人委員でありますので、報告いたします。  なお、佐々木健康部長は欠席ですので、御報告いたします。  ただいまから民生協議会を開きます。  ────────────────────────────────────── ● 所管事項の報告について ○松橋 委員長 理事から所管事項について報告の申し出がありますので、これを受けることにいたします。  ──────────────────────────────────────  1 令和元年台風第19号による被害状況等について ○松橋 委員長 初めに、令和元年台風第19号による被害状況等について報告願います。 ◎榊原 防災危機管理課長 おはようございます。  それでは、令和元年台風第19号による被害状況等について、お手元の資料により御説明申し上げます。  まず、台風第19号の概要でございますが、気象庁情報によりますと、台風第19号は、10月12日土曜日の19時前に、大型で強い勢力で伊豆半島に上陸した後、関東地方を通過し、翌日13日日曜日の未明に東北地方の東海上に抜けております。  台風本体の発達した雨雲や台風周辺の湿った空気の影響で、静岡県や新潟県、関東甲信地方東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨となったものでございます。  10日木曜日からの総雨量は、神奈川県箱根町で1000ミリメートルに達し、関東甲信地方と静岡県の17地点で500ミリメートルを超えております。この記録的な大雨により、12日の15時30分に、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県の7都県に、同日の19時50分に、茨城県、栃木県、新潟県、福島県、宮城県の5県に、翌日13日の0時40分に、岩手県に特別警報を発表しております。  次に、当時の気象情報について御説明申し上げます。  警報につきましては、10月12日の18時23分に、暴風警報波浪警報が発表され、23時49分には、大雨警報土砂災害洪水警報が発表され、翌日13日の1時11分には、大雨警報土砂災害、浸水害へ切りかえられ、1時30分には土砂災害警戒情報が発表されております。その後、同日10時15分に土砂災害警戒情報が解除され、10時37分には暴風警報が解除され、16時11分には大雨警報波浪警報が解除され、19時55分には、洪水警報が解除されております。  降水量につきましては、10月12日の24時間の降水量が91.5ミリメートル、10月13日の24時間降水量が115.5ミリメートル、降り始めの10月11日の15時から10月13日の11時までの総降水量は211.5ミリメートルで、1時間最大は、10月13日の0時48分から1時47分の25.0ミリメートルとなっております。  風速につきましては、最大風速が北18.3メートル毎秒で、10月13日の7時12分、最大瞬間風速が北東29.2メートル毎秒で、同日の1時50分となっております。  次に、災害警戒本部設置状況でございますが、10月12日の9時に設置するとともに、第1回の災害警戒本部員会議を開催し、その後同日の18時に第2回の災害警戒本部員会議、翌日13日の9時に、第3回の災害警戒本部員会議を開催し、同日14時40分に災害警戒本部を廃止しております。  次のページへ参りまして、次に、避難情報についてでございますが、避難勧告等につきましては、10月12日の13時に、警戒レベル3の避難準備・高齢避難開始を発令しております。対象地域は、土砂災害警戒区域及び洪水浸水想定区域でございます。また、同日17時には、同じ対象地域に、警戒レベル4の避難勧告を発令しております。その後、翌日13日の11時に警戒レベル4の避難勧告を解除しております。対象地域土砂災害警戒区域及び大字櫛引、八幡、上野を除く洪水浸水想定区域でございます。また、同日14時40分には、大字櫛引、八幡、上野の洪水浸水想定区域について警戒レベル4の避難勧告を解除しております。  避難所の開設状況につきましては、下の表にお示ししております。避難所ごとの開設、閉鎖時刻や、最大避難者数等は記載のとおりでございます。  表の下の米印のところでございますが、開設した24カ所の最大避難者数は554人で、13日の午前4時及び5時現在となっております。  次のページへ参りまして、次に、10月17日現在の被害状況について御説明申し上げます。  人的被害につきましては、負傷が1名で、20代の男性でございます。  建物被害につきましては、床上浸水が5棟で、市川町字尻引堤下が4棟、類家字縄手下が1棟でございます。また、床下浸水が9棟で、類家字縄手下が4棟、長者二丁目が3棟、尻内町字栃ノ木が1棟、妙字滝沢が1棟でございます。  公共施設等被害につきましては、新井田公園テニスコート内の倒木、旭ケ丘市営住宅の屋根一部剥離、史跡根城の広場の板塀、工房屋根等毀損、市川町字尻引前山消防団屯所の外壁一部剥離がございました。  農業被害につきましては、農業用ビニールハウス一部破損が、大久保字大山でございました。  道路被害につきましては、高速道路の通行どめが2カ所で、八戸自動車道八戸久慈自動車道でございました。  道路冠水による県道の通行どめは2カ所で、八戸百石線と妙売市線でございました。  道路冠水道路損壊等による市道の通行どめは6カ所で、野場種差線、八太郎六丁目の管理道路十文字沢代線簣子渡見立山線簣子渡大谷地線河原木字日計管理道路、番屋線でございました。  なお、高速道路、県道、市道の通行どめにつきましては、市道番屋線を除き、解除されております。  市道の路肩崩れにつきましては、妙夏川戸1号線で1カ所ございました。  市道ののり面崩れにつきましては、熊ノ沢線で1カ所ございました。  道路冠水につきましては、2カ所で、市道長根4号線と、尻内町字尻内河原の農道でございました。  倒木につきましては、7カ所で、市道尻引第5通線、市道参勤街道大森線市道頃巻沢島守線市道島守根子久保線市道中野山内久保線島守字外妻ノ神の農道、市道籠田辰ヶ口線でございました。  河川、水路被害につきましては、土橋川、大渡川の上流、下流、松森川、土折川、矢倉川で、それぞれのり面崩れ路肩崩壊、洗堀等がございました。  また、豊崎町字下滝で水路閉塞がございました。なお、これらの河川、水路被害につきましては、港湾河川課から、いずれも周りに住家はなく、道路の通行どめへの影響もないものと伺っております。  交通機関につきましては、JR八戸線が13日運休、青い森鉄道が12日、13日一部運休、東北新幹線が12日、13日一部運休、南部バスうみねこ号が13日一部運休、シルバーフェリーが12日、13日一部運休となっております。  次のページへ参りまして、10月17日現在の被災地支援の状況について御説明申し上げます。  1つ目として、総務省、全国知事会全国市長会全国町村会及び指定都市市長会で構成する被災市区町村応援職員確保調整本部が、台風第19号により甚大な被害を受けた宮城県角田市の対口支援団体を青森県に決定したことに伴い、青森県市町村課から県内市町村に対し、職員の派遣要請があり、職員を派遣する予定でございます。  業務内容は、罹災証明書発行事務に係る家屋の現場調査で、派遣職員は1名、派遣期間は10月25日から11月1日までの予定でございます。  2つ目として、宮城県の要請により、厚生労働省DMAT――災害派遣医療チーム――事務局から青森県に対し出動要請を受け、職員を派遣しております。  派遣先は、宮城県丸森町で、派遣職員は医師2名、看護師2名、放射線技師1名、臨床工学技士1名の計6名。  活動期間は、10月15日から16日まででございます。  なお、引き続き医師1名、看護師2名、薬剤師1名の計4名を交代で宮城県へ派遣することとなっております。  3つ目として、消防庁から青森県に対し、宮城県への出動要請があり、青森県の緊急消防援助隊――青森県大隊――として職員を派遣しております。  主な活動場所は、宮城県丸森町の阿武隈川周辺河川浸水被害現場で、派遣車両は、2台、派遣職員及び派遣期間は、1次隊として2隊9名が10月13日から16日まで、2次隊として2隊9名が10月16日から18日までで、活動内容は、孤立地区の安否確認及び行方不明の捜索でございます。  4つ目として、北奥羽地区水道事業協議会の正会員であります久慈市、普代村からの応援要請に対して職員を派遣しております。  派遣車両は、久慈市に3.2立方メートルの給水タンク車1台、普代村に3.2立方メートルの給水タンク車延べ3台、2.0立方メートルの給水タンク車1台。  派遣職員は、久慈市に延べ4名、普代村に延べ14名。  派遣期間は、久慈市が10月16日、普代村が10月15日から18日までで、活動内容は、被害状況の調査、応急給水でございます。  5つ目として、大規模災害時における八戸・久慈・二戸の3圏域に係る市町村相互応援に関する協定に基づく応援要請により、物資の提供を行っております。  支援先は、久慈市と普代村で、久慈市には10月16日に土のう袋5000枚、普代村には10月17日にブルーシートを100枚、マスクを大人用、子ども用、それぞれ1000枚提供しております。  次のページへ参りまして、6つ目として、日本赤十字社青森県支部から県内の各郡市地区、各町村分区に対し、義援金受付開始事務連絡が届き、受付を行っております。  義援金名は、令和元年台風第19号災害義援金。  受付期間は、10月16日から来年3月末までで、担当は、福祉部福祉政策課となっております。  説明は以上でございます。 ○松橋 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆冷水 委員 避難所の開設は、12日の13時となっておりますが、時系列でいきますと、第1回の本部員会議が9時に開催されているということなので、当然9時に避難所開設を決定していたのかどうかということをまず第1点です。  それから、公民館とか、そういうところは避難所を開設しやすいと思うんですが、小学校2カ所が開設避難所になっているということで、その連絡体系、学校は教育委員会、学校長の管理下にあるわけですけれども、当日、連絡体系がどういう形になっているのかちょっと教えていただきたいと思います。 ◎榊原 防災危機管理課長 1点目の13時の避難所開設につきましては、お話しいただきましたとおり、12日の9時の第1回災害警戒本部員会議で説明させていただいております。  2点目の小学校の避難所につきましては、このたびの令和元年台風第19号の対応につきましては、金曜日に避難所を開設するということを想定して、全ての対象となる避難所に対して、事前に連絡をして、必要な備品とかを確認させていただいておりまして、12日の土曜日の9時の第1回災害警戒本部員会議が終わった後、直ちに、開設する旨各避難所のほうに連絡させていただいております。  以上でございます。 ◆冷水 委員 ありがとうございました。  もう1点だけお聞きしたいと思うんですが、避難所開設の要するに周知の関係なんですけれども、早い段階から、テレビのテロップで流されておりまして、なかなか広報だと聞こえなかったりということがあって、皆さん、それなりに意識があって、テロップ等を見ていたと思うんですが、避難所開設の広報をする前に、避難所の開設等についての問い合わせ等があったのかどうか、もしあったとすれば、どの程度あったのかということをわかれば教えていただきたいと思います。 ◎榊原 防災危機管理課長 お答え申し上げます。  まず、金曜日の段階から避難所開設がされるかどうか、される予定なのかどうかという問い合わせはいただいておりました。  また、土曜日につきましても、お問い合わせをいただいていまして、その際には9時に決定させていただきますので、申しわけございませんが、その後お問い合わせをいただければ回答させていただきますということで、9時以降は、その13時に開設する旨、問い合わせには回答させていただいております。  また、13時の警戒レベル3、避難準備・高齢避難開始の情報伝達につきましては、まずはほっとスルメールで、こちらに外国人登録の方も含まれております。  また、先ほどおっしゃっていただいたとおり、県のLアラートを通じたテレビでのテロップ、さらには広報車と、あと市のホームページツイッターフェイスブック、ライン、そのほかには、土曜日の9時以降、各対象地区自主防災会連合町内会民生委員の方々へ電話連絡、さらには対象地域となる土砂災害警戒区域内及び洪水浸水想定区域内の要配慮利用施設の方々へはファクス、もしくはメールで、あとは障がい福祉課のほうから聴覚障がいの方につきましてはファクスでお知らせするなどの方法をとってございました。  以上でございます。 ◆冷水 委員 ありがとうございます。  ニュースなんか見ていますと、何か見た感覚でしかわからないんですが、大したことがないんだろうというようなもう避難しなければならない人たちが、そういうすきがあったのかということが、いつの災害でも感じるんですが、ですから、例えば車がいわゆる道路を走っていって、どんどんひどくなっていって、たまたまニュースで流れたのは、田んぼに流されたということで、命まではなくさなかったということなんですが、やはり避難する人たちにもかなり心のすきがあるのかという感じを受けました。  ですから、騒ぐにこしたことはないんですが、騒いで、要するに甚大な被害につながらなければいいわけですので、そういう意味では、市民の方々に災害に対する心構えというのですか、普段からきちんと持ってもらうことが被害を少なくすることだと思っておりますので、ぜひ今後ともそういう方向で活動をお願いしたいということを申し上げて終わります。
    ○松橋 委員長 ほかにありませんか。 ◆苫米地 委員 二、三教えてください。  今回、警戒本部のその会議の様子なんかも私たちのほうにも知らせてくださったということで、とってもありがたかったと思っています。今どういう状況にあるのかというのが、わざわざ市役所に問い合わせなくてもわかったということで、皆さんにもお知らせできてよかったと思っています。そこはありがとうございました。  今、避難所の開設のところでもいろいろ広報のために工夫してくださったというお話を聞いたんですけれども、一時、ホームページがつながりにくくなっていて、ハザードマップであるとか、自分たちの地域が避難に該当するのかどうか確認しようと思って、ホームページを見ようと思ったんだけれども、見られなかったという声がちょっとあるので、そこのところについてどういうことだったのかという結果とか、どのように対応したのかというところをひとつ教えてください。  それともう一つ、福祉避難所のことなんですけれども、福祉避難所に移送するための移送チームのお知らせをいただいたところでは、庁舎内に13チーム用意して、9チーム派遣されて、いろいろ活動してくださったということだったと思うんですけれども、その福祉避難所への移送がスムーズだったのかどうか、どういう様子だったのかというのをちょっと知りたいと思います。  あとは福祉避難所に避難した方が御高齢の方なのか、障がいがある方なのかという内訳を知らせてください。  それともう一つ、3ページの下から2番目、河川・水路の被害のところに、水路閉塞と書いてあるんですが、これはどういう状況だったのか、もしわかれば教えていただきたいと思います。3つお願いします。 ◎榊原 防災危機管理課長 お答えを申し上げます。  まず、1点目の市ホームページの件でございますが、10月12日の土曜日、18時に開催いたしました第2回災害警戒本部員会議において、総合政策部のほうから報告をいただいております。内容につきましては、17時の避難勧告発令に伴いまして、市ホームページがダウンしたものでございます。アクセスが集中したためと考えられるということでございます。およそ10分後に、トップページにアクセスできるようになりましたが、ただいまお話しありましたとおり、避難情報や避難対象区域のページにつながりにくい状況が続いたことから、市ホームページを改変いたしまして、トップページ避難情報等が見られるように対応しております。  そのほか、ツイッターライン等を活用して補助的に対応している、このような報告になってございます。  2点目の福祉避難所のほうにつきましては、この後福祉政策課のほうから御説明させていただきます。  3点目の河川水路被害の豊崎町字下滝の水路閉塞でございますが、これはいわゆる田んぼとかの中にある水路が流水によって塞がってしまったということで伺っております。  私からは以上でございます。 ◎藤田 福祉政策課長 では、私のほうからは2点目の福祉避難所の関係についてお答え申し上げます。  まず、福祉避難所、今回は総合福祉会館1カ所を開設いたしました。  移送チームの件ですが、委員御案内のとおり、福祉部の職員で構成していまして13チーム、2人1組で、合計26人が移送チーム員ということで設定をしております。  今回の台風につきましては、事前に、規模といいますか、程度もかなりひどくなりそうだという話もありましたので、事前にこのチーム員に連絡をして、それなりの待機といいましょうか、出動の可能性があるということで伝えておりまして、実際に今回に出動しましたのは、9チームございました。その出動の仕方としましては、徐々に避難者の方が避難所に集まっていらっしゃるわけですけれども、その中で避難所の担当職員のほうで組みまして、通常の指定避難所では避難生活を送るのが大変そうな方がいらっしゃる場合、もちろん御本人からそういうお話があった場合の人ですけれども、そういう場合には移送チーム員がそこに行きまして、お話を伺って、福祉避難所に移動したほうがいいかというのを決めさせていただくということになっておりまして、今回もそういうパターンが1つありました。  あとはある程度20名以上ということで設定しているんですけれども、1つの避難所に20名以上の方が集まった場合には、そういう要請がなくても移送チームを派遣しまして、皆さんがどういう状況かというのを確認させていただいております。  その結果、今回につきましては、御本人、対象となる方が3名いらっしゃいまして、付き添いの方もあわせて7名の方が福祉避難所に移っていただいたということでございます。  内訳といいますか、内容でございますが、お一人は要介護度5の方、要介護度4の方がお一人、もう一人の方は車椅子を御利用の方という3名の方とその付き添いの方に移っていただいたということでございました。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 詳しくありがとうございます。総合防災訓練のときに、移送チームの訓練もしたということだったので、生かされたというか、よかったと思います。ぜひこれからもそこのところを続けていただきたいと要望したいと思います。  あとホームページのところなんですけれども、つながりにくいということで、もうそこで見るのをあきらめちゃったという方も中にはいたみたいなので、そこのとこをどうしていくのか、ダウンしないのが一番いいかとは思うんですが、私、詳しくないので、どのような対策があるのかわからないんだけれども、せっかくいい情報を流しても見られなければ何もならないという気はしますので、そこのところを今後対策を考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それと水路のことなんですけれども、塞がったということだと思います。田んぼの水路だから、水が流れて塞がったということだと思うんですが、私、見ていると、田んぼだけじゃなく普通の道路でも排水の出入口、排水溝のところに草とか、風が強ければ落ち葉がたまるということもあると思うので、そこが塞がってしまって流れにくくなっているというのが、ちょっと見受けられると思うんです。ここを普段から何かきれいにしておく、掃除をして流れをよくしておくというような方策がとられているのかどうかいつも気になっているんですが、そこのところ何か対策とられているのでしょうか。どちらから聞けばいいかわからないんですが、ちょっと。 ◎榊原 防災危機管理課長 お答え申し上げます。  現状につきましては、大変申しわけございませんが、把握してございませんので、ただいまいただいた意見を担当課のほうに伝えて、対応していただくようにお願いしたいと思っております。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 ぜひよろしくお願いします。  終わります。 ○松橋 委員長 ほかにありませんか。 ◆山名 委員 避難所の関係なんですけれども、私、石手洗ですので、通常は中居林小学校が避難所なのかと思っていましたけれども、これだけの大規模災害が起こるというような予想があるにもかかわらず、吹上公民館ということなんです。中居林小学校はなぜ避難所の指定になっていないのか、あるいは中居林にコミュニティセンターがありますけれども、そこも活用すればいいのではないのかと思いますし、吹上公民館は駐車場が非常に狭いということで、せいぜい20台とめられるかどうかということですので、今回15人だからよかったけれども、数百人規模で避難した場合は到底車がとめられなくなってしまうということですので、もう少し分散するような方法はないのかどうかということで、伺いたいと思います。  もう一つ、土のうの関係ですけれども、これは所管が違うのかもしれないですけれども、私は土のうというのは、常に砂などを袋に詰めていて準備していると思っていたんですけれども、今回も久慈市のほうに5000枚袋を送ったということでした。私の近所の方が前に、水路が流れていまして、そこがあふれて玄関にもう水が入りそうだと、何とかなりませんかということで電話が来たんですけれども、所管に電話すると、いや、袋をあげますので、自分でその土を入れてやってくださいと、こういうことなんです。であれば、災害が目の前にして、それこそ自分で詰めてどこから土を持ってくるのかもわからないというような状況の中でやらざるを得ないということなんですけれども、それらについてちょっと伺いたいと思います。 ◎榊原 防災危機管理課長 お答えを申し上げます。  1点目の開設避難所でございますが、このたびの対応につきましては、土砂災害警戒区域と、あと河川の浸水想定区域外の場所で市全体をカバーできるようまずは23カ所を開設させていただいたところでございます。お話しにもありましたとおり、この後、さらに避難所をふやす可能性もあり得るということで、その場合につきましては、おっしゃっていただいた中居林コミュニティセンターとかの活用も検討のほうはさせていただいたところでございます。  それから、2点目の土のう袋のことでございますが、建設部のほうにお話をお伺いいたしましたところ、当課にも問い合わせがあったものですから、確認させていただいたところでは、道路管理事務所と、あと新井田川と馬淵川の水防センター、この3カ所に事前にお電話をしていただいて、とりに来ていただければ、土のうを差し上げるという対応をとっているということでございました。その旨問い合わせがあった場合には市民の方々にはお答えさせていただいていたところでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 まず、土のうの件ですけれども、私のところにも袋だけ届いたんです。要するに自分でやってくださいということなんです。家は近所ですので、それはそれでやれればよかったんでしょうけれども、私のほうはもう既に避難していましたから、ちょっと対応ができなかった。辛うじて水は入らなかったからよかったものの、やっぱりそういうときの緊急的な対応というのは常にとれるようにやっぱり連携を深めていただきたいということで要望したいと思います。  もう一つ、この避難所の件につきましても、河川の氾濫とかというのは一気に来ますので、それこそ避難する方々がどっとあふれてしまうと、吹上公民館だということでどっと行ってしまうということではもう手おくれというわけでもないだろうけれども、対応し切れなくなってしまうということにもなりますので、そういう場合にはやっぱり常に備えていて、常に避難所になっているところはやっぱりきちんと示していくということが重要なんじゃなかろうかという気がいたしていましたので、要望といいますか、指摘といいますか、終わりたいと思います。  以上です。 ○松橋 委員長 ほかにありませんか。 ◆小屋敷 委員 質問というよりもちょっと意見を申し上げたいと思います。  先ほど苫米地委員のほうからも河川のことについてお話がございました。先ほど説明をいただいたタブレットの資料の中にもありましたが、金浜に大渡川という川がございまして、地元の町内会長さんからちょっと現場を見てくれないかという話で、行ってまいりました。まさに増水をして、稲刈りが終わった後であったので、あれだったんですが、ああいう大雨の際には、前からあそこは増水をするわけです。もちろんこれはそれぞれの田んぼの所有との個々の対応ということもあるということは理解をしておりますけれども、やっぱり地域としますと、道路とかのほうには冠水はしていないんですけれども、家にもそんなに被ってはいませんが、田んぼがもうほとんどがばっと被っている状況でありました。地域といたしますと、やはりこの方向性はかなり気にしております。これは大渡川だけではなくて、恐らく今御説明をいただいたところは同じような思いを多分しているんだと思うんですね。だから、これはハードの部分ですから、港湾河川課のほうが担当すると思うんです。私、この大渡川の件に関しては、港湾河川課のほうにも相談をしてありますけれども、同じような思いをしている地域があるということの認識の中で、やはりなかなか予算の問題があったり、その対応をしていくというのはそう簡単ではないのは理解をしておりますけれども、地域全体としますと、やはり大きな問題で、毎回またかということが起きておりますので、そういう部分を認識していただいて、港湾河川課とのやりとりの中で、地域との連携をしっかりとしていただいて、示せる範囲の中で、情報提供を地域にしていただきたいと思っておりますので、要望いたして終わります。  以上でございます。 ○松橋 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶあり〕 ○松橋 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  2 市制施行90周年記念・ドクターカー10周年記念イベントドクターカー八戸物語」の開催について ○松橋 委員長 次に、市制施行90周年記念・ドクターカー10周年記念イベントドクターカー八戸物語の開催について報告願います。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 それでは、市制施行90周年記念・ドクターカー10周年記念イベントドクターカー八戸物語の開催につきまして、タブレットに配信しております資料に基づき、御説明申し上げます。  まず、1、趣旨でございます。  市民への救急医療活動の啓蒙及び中高生への医療職への興味を喚起させることを狙いとしまして、ドクターカーを支えてくれた方へ感謝を伝えつつ、ドクターカー運行10周年の歩みを紹介する機会としたいと考えてございます。  また、ドクターカー、ドクターヘリも含みますが、これらを中心とした救急医療の現在の取り組みも紹介したいと考えてございます。  2、日時ですが、令和元年11月16日土曜日、14時から16時、場所はマチニワで、入場無料、事前申し込みも不要といたしまして、どなたでもごらんいただける形式といたします。  次に、4、概要でございます。  平成22年3月に当院で運行を開始したドクターカーの立ち上げや運行に当たり、多大な御尽力、御協力をいただいた方々、例えば緊急走行に当たりまして、高速道路の使用について御協力をいただいている日本道路公団とか、それから救急車のランデブーに当たり、救急処置の場として駐車場を提供していただいているコンビニエンス各社のほか、ドクターカーがこの地域に根づくため、スタートアップ時に現場で御尽力をいただいた関係各位へ感謝状を贈呈したいと考えてございます。  また、さらに今院長からドクターカー10年の歩みを紹介するほか、ドクターヘリを含めた救命救急の現在の取り組みや、ドクターカーの出動症例の多い、脳梗塞、心筋梗塞や、周産期の各分野から担当のドクターが登壇いたしまして、現在の医療について講演を行うこととしております。  さらに、ドクターカーV3の製作を行った八戸工業大学工学部の浅川准教授にも御登壇いただきまして、これからのドクターカーについて講演いただくということになってございます。  このイベントでは、マチニワの前にドクターカー及びドクターカーV3の展示も実施することとしてございます。  最後に、5、周知でございますが、まず、広報はちのへ11月号及び市民病院ホームページにおいて当該イベント情報を掲載し、また、圏域内の小中学校、高校へ、参考で資料を添付してございますチラシを配布いたしまして周知を図っており、これにより医療の世界に興味を持つ青少年の参加も期待しているところでございます。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。  〔「なし」と呼ぶあり〕 ○松橋 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  ──────────────────────────────────────  3 看護師の時間外勤務調査について ○松橋 委員長 次に、看護師の時間外勤務調査について報告願います。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 それでは、看護師の時間外勤務調査につきまして、タブレットに配信しております資料に基づき、説明申し上げます。  まず、資料の1番、経緯でございます。  本年6月の議会一般質問におきまして、山名議員より、市立市民病院の看護師の職場環境についてと題しての質問がなされまして、これに関する実態調査を行う旨答弁をしているところでございました。  それから、これに関連いたしまして、八戸労働基準監督署の調査が当院にて6月27日に実施され、7月2日に書面にて是正勧告、指導を受けてございます。  その指摘、指導事項は、次の3点となっております。  ①労基法第37条で規定してございます時間外労働に対して、法定の割増賃金を払っていないこと。これは職員が時間外命令時間以降に、電子カルテの入力を行っていた電子的記録が散見されたことによるものであります。  ②これは労基法第109条にございますが、労働時間に関する重要な書類を3年間保存していないという指摘です。  こちらは当院では、勤務簿、時間外命令簿は3年保存としておりましたが、命令時に上司に報告するメモとして使用していた残務報告書が添付しておくべきこの補助書類と認定されたことによるものでございます。  ③上記①について、過去2年にわたって調査し、割増賃金の支給が必要な場合は支払うことという指導。  以上3点が労働基準監督署からの指摘、指導事項となってございます。  これらを受け、当院管理課が所管となりまして、調査を実施いたしております。  2、調査内容等についてでありますが、調査を行うに当たり、これら違法性の有無を念頭に置き、時間外命令の全体的な運用状況のほか、指示、命令をどのように行っていたのか、また、命令を受ける職員とその現場の状況について、職階別に聞き取りを実施しております。  まず、①看護局全体を統括する看護局管理室では、看護局長以下関係職員6名全て。  ②各部署の看護師長は、各病棟において時間外命令を管理する看護師長22名全て。  ③の現場看護師では、時間外勤務時間数と在院時間の乖離が見られる看護師のうち、各病棟から計26名を無作為で抽出し、聴取を行っております。  聴取に当たっては、(2)にございますとおり、個室において面談形式で、管理課長である私と総務グループリーダーの2名により対応しております。  この調査期間は、(3)にございますとおり、本年7月8日から9月18日にかけて、病棟勤務の合間を調整しながら実施したところでございます。  次に、3、調査結果についてでございます。  (1)看護局管理室からの指示事項やマニュアル等では、時間外勤務を行った翌勤務日において、命令時間に差異があった場合は申し出ることが明記されてございまして、また、看護局管理室においても、マニュアルにのっとった運用を行うよう指導を行っていたことから、この点については適正であったと考えてございます。しかしながら、残務報告書につきましては、当院ではメモ書きとの認識で扱っており、時間外命令簿の補助資料との認識がなかったため、各病棟における保存期間を3カ月として、その都度廃棄していたことも確認いたしてございます。  また、(2)看護師長及び一般看護師から、時間外勤務時間数と在院時間が乖離している理由について聴取したところ、これはほぼ全員から、主に各職場における委員会や係活動は、看護師の自己研さんの一環として、時間外勤務手当の対象としない長年の慣習があって申請していなかった。それから、時間外勤務命令の時間を超えて勤務した場合でも、自己責任の範囲内として、後日時間数の修正申告をしない職場の雰囲気があったという証言を得てございます。  これは看護局管理室からの指導はあるものの、看護学生のときから患者さんのため自己犠牲や研修を旨とした教育を受け、また常に最新の知識、技術を学ぶ自己研さんが必要とする看護師の職業特性から、自己研さんや命令時間を超えた業務は自己責任であり、時間外勤務手当等の権利を強く主張しないことが現場に浸透し、慣習化したものではないかと考えてございます。  次に、次ページにわたりますが、(3)看護師長が本人の確認なしに命令時間を短縮している事例についても、聴取した本人及び職場内でそのようなことを見聞き、または遭遇したことがあるかについて確認を行いましたが、聴取に当たっては、それに当たる事例は確認することができなかったところでございます。  次に、資料の4、改善措置の実施でございます。  これらの聴取を行っていく中で、改善の必要がある事項につきまして、看護局管理室と協議の上、次の措置を順次実施してございます。  まず、(1)時間外対象となる勤務内容の明確化、周知の徹底であります。先ほども申し上げましたが、看護師の職業特性上、常に新しい知識、技術を身につけるための自己研さんが必要であるというものでございますが、聴取において、勤務と自己研さんの区別が曖昧であったことが聴取でわかりましたので、資料の表に掲載しておりますように、7月から明示し、時間外勤務の参考とするようにしてございます。  次に、(2)残務報告書を廃止し、新たな時間外命令簿書式による運用の開始でございます。  聴取において、時間外命令の時間を超えて勤務した場合でも自己責任の範囲として、後日時間数の修正申請をしないということを防止するために、命令時間と退勤時間の乖離があった際は、必ず理由を申告する書式に改めることとし、8月から新しい書式による運用を開始してございます。  具体的には、新時間外命令簿の時間外命令日の行に、退勤時間を記入する欄を設けておりまして、翌勤務日に報告を義務づけることで、時間の乖離の確認が行われるようにしております。  また、時間外命令簿の保管はこれまで看護局各部署において行ってございましたが、これを院内他部署と同様に、事務局管理課で毎月受理し、確認、保管することといたしております。  さらに、申請なく居残る職員に対しましては、退勤処理後は、電子カルテ等の操作等の一切の業務を禁止し、速やかに帰宅するよう、また退勤処理後に何らかの理由で在院している職員には、必ず時間外命令簿により業務内容を報告するよう指導徹底を図ってきております。  次に、5、今後の対応でございます。  (1)過去2年分の乖離時間の内容調査及び業務相当分の支給についてですが、八戸労基準監督署の指摘事項でもある改善措置をする前の過去2年分、具体的な時期は、平成29年1月から令和元年6月分について、看護師約700名分、これは既退職を含んでございます。この人数の時間外勤務延長事例を電子記録から調査いたしまして、本人へ確認作業を実施しております。その中で、業務と認められる事例に対しましては、事務局管理課で精査の上、現所属職員へは、10月下旬から順次支給し、既退職については、郵送による調査を行うこととしております。こちらにつきましては、ことし中の支給を予定してございます。  さらに、(2)出退勤管理システムの見直しであります。
     現在、看護局で運用している出退勤システムにつきまして、これまで申し上げてきた改善策に沿った形となるよう改修、または入れかえの検討を行ってまいります。  最後になりますが、この報告内容につきましては、10月3日に八戸労働基準監督署に対しまして改善報告書を提出し、先週16日に八戸労働基準監督署の担当監督官から内容確認、了承の旨の御連絡をいただいた上で、同内容を本協議会へ報告していることを申し添えさせていただきます。  以上で説明を終わります。 ○松橋 委員長 ただいまの報告について、御質問ありませんか。 ◆山名 委員 3月の予算特別委員会の中で、この点については指摘をしてきました。結局は6月の定例会の中での質問に対しても時間外手当の不払いはないものとこうなっているんです。アンケート調査でサービス残業したことがある声も一部確認されている、という失礼ながら、表だけの聞き取り調査の中で確認をしてきたということです。ですから、私が言っているのは、上司が残業時間を調整していると。しかも、特定ユーザーしか見られない画面があるんだということの指摘の中で、監督署が入ったと。監督署は特定ユーザーの画面も調べたのだろうと思いますけれども、そういうことの中で、本来は、私が指摘したときにきちんとした調査を行っていれば、これほど大掛かりなことにはならかっただろうと思うわけですけれども、どうなんですか、事務局で看護師長なりの特定ユーザーが調整している画面というものを見られないのですか。今まで気がつかなかったんでしょうか。まず、その点を伺いたいと思います。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 お答え申し上げます。  看護局の時間外の基幹システムは、看護局だけで運用しているものでございまして、看護局内以外の人間が見ることができる状況ではなかったということが現状でございました。  以上です。 ◆山名 委員 ということは、今は見られるのでしょうか。  もう一つには、本人の確認なしに命令時間を短縮しているという事例は確認できなかったとあるんですけれども、まさに調整画面の中でやられていれば、確認のしようがないし、一定の職員組合の要職にある方々については、私はお話を伺っていますけれども、残業時間が違いますということで指摘をすると、忙しいから間違っちゃったということで訂正されると。だから、一般の方々の看護師については、結局は改められないまま、ずっと来てしまったんだろうと思うんですけれども、この点について伺いたいと思います。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 お答え申し上げます。  勤務管理システムの部分につきましては、管理課でもどういう中身になっているかということで調査をいたしております。そこでわかったことは、一般の看護師がログインする画面と、あとはメールを出す看護師長の画面の権限で見られる範囲が違うということがわかっております。一般の看護師が見る画面の中には、時間外の命令を受けて、何時間やったという時間の計が確認できない状況になっておりまして、それはメールを出した側が見られるだけという形になっております。何時間勤務したから、何時間削られているかということを一般の看護師が自分の権限で見たときに、確認できるものでなかったということが今回の調査で出てきた中で一番の問題であると私みずから調査し感じたところでございます。  なので、先ほど報告申し上げましたけれども、システムだけに頼るのはよくないということで、そのシステムを一旦使うのをやめまして、時間外の命令に関しては、時間外勤務命令簿、看護局以外は全て本庁と同じように時間外勤務命令簿という紙の運用をしてございますけれども、そこを看護局はいち早くデジタル化したんですが、それはちょっとうまく運用できなかったという判断を、私しましたので、紙の運用をして、時間が終わった後、残っている時間があれば、それの退勤記録はデジタルで管理されていますから、その時間は必ず報告してくださいと。そうすると時間のずれがあったときには、その時間は何をやっていたのかというのを必ず報告してくださいという書式に改めております。その前までの部分を今新しく解消して、改善しているというところを御理解いただきたいと思います。  以上です。 ◆山名 委員 今指摘された点について、要するに上司の方々が、お茶を飲んでいるんだかどうなんだかよくわからないということのもとに、独自に調整してきたという部分があるみたいですけれども、それが可能であれば、前にも言いましたけれども、タイムカードを押した時間が、待機時間は何をやっていたのということにもつながろうかと思いますので、そこはやっぱり適切に対応していただかなければいけないということと、一般的な法的な部分で言うと、残業を行っているかいないかを確認しないで、それが放任されて、放置されてきたということが慣例としてあるならば、それは残業時間として扱わなければなりませんよと。要するに暗黙の了解で認めてきましたということになりますので、結局看護師長なるが、勤務時間の中で命令時間をオーバーしている場合は、もうそろそろ終わってくださいと忠告をするべきだろうし、そうしないと、今のようなケースが出てくると思われます。  もう一つは、看護師の職員組合の方からも聞けば、やはりかなり対応がよくなりましたということは聞かれていました。前の看護師長が職員組合の方との交渉を拒んでいたということがありますので、やっぱりこういう問題をなくするためにも、積極的に交渉を持つべきだろうと私は思うわけです。そうすれば、問題解決しますし、もう一つには、内部告発的なものをきちんと受け入れる窓口を設置して、常にどういう状態になっているのかということを確認する必要があるんだろうと思いますので、考え方を聞いて終わりたいと思います。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 お答え申し上げます。  まず、時間の短縮を勝手にやっていたのではないかというお話がありましたけれども、聴取の中では、基本的には例えばおしゃべりしていて、時間内におしゃべりしていたでしょうというお話があった場合には、それは当該職員に対して指導、注意があった上で、納得づくで変更するという事例はあるという話は聞いています。ただ、全くそういうのはなしで、2時間で出ていたのに1時間は遊んでいたから勝手に1時間でという調整の仕方をしているということはないと。逆にそこは長い時間延びていたら、そこはちゃんと話を聞いて延ばしている事例もありますという話は聞いているところです。そこは1点申し上げておきたいと思います。  それから、御指摘があったところでは、我々の考え方といたしましても、組合員の皆さん方で交渉の中で、看護局の人間が少ないのはなぜかというお話でございましたけれども、基本的には人事の管理に関しては管理課が行っているという部分がございますので、ここはうちが窓口となって、交渉を担っているという姿勢でございます。  ただ、例えば今パートナーシップのシステムを導入したりとかいうところでは、担当の看護局長を同席させたりとか、そういうところで物に応じて、交渉の場には入っていただくということを今始めておりますので、そこも御理解いただければと思います。  以上です。 ◆山名 委員 私が確認したのは、本人が、残業時間が違うということについて指摘をしたと。その画面も見せていただきました。なぜその画面を持っているかというと、看護師長がかわる際に、ロックを解いたと。ロックを解いたときにチャンスとばかりに自分に移したんですということで、その画面の書類もちゃんと私は持っています。お返ししていますけれども、コピーはあります。5時間残業しているにもかかわらず2時間しかついていないということは、その方の指摘の中の調整ですので、実際には行われているということなんです。やっていませんと言うけれども、画面にはちゃんとあらわれているし、抗議もしていると。間違えましたということですので、やっぱりそこは慎重に取り扱わなければならないだろうし、なぜそういうことになるのかということもやっぱりきっちり調査してもらわなければならない。特定ユーザーしか見られない画面があって、そこでの調整が行われて、少ない残業代をずっと払ってきたんだということが大きな問題になっていると思いますので、そこのところは根本的に解決しないと、まだまだ水面下で残っていくのかという気がしますので、意見として終わりたいと思います。  以上です。 ○松橋 委員長 ほかにありませんか。 ◆苫米地 委員 ちょっとこまいことなんですけれども、教えてください。  4、改善措置の実施というところがあるんですが、とっても大事なところだと思うんです。  (1)のところに、業務と認められるもの、認められないものというその表があって、その上に、米印で参考例と書いてあるんですが、この参考例というのはどういうことなのかと。これがもうこういうふうに働いている方との間で共通認識になっていますということなのか、それともこういう例がありますので、これから話し合っていきますということなのか、もっと追加になりますとか、変わっていきますということなのか、ちょっと確認をしたいんですが。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 お答え申し上げます。  参考例とつけていますけれども、種類はもっと細かく言うと多いわけです。ただ、この中で言えることは、病院の業務として命令をするにふさわしいというんですか、その内容としてやっていいものかどうか、それじゃなくて自分のためなのかというところをきっちり分けてくださいという意味で出していますので、あくまでもこれは例示ですけれども、例示というのは、ヒアリングをしている中でも出てきている、やっている内容ですね、内容を分けて、ほぼほぼこれに当たるだろうということで例示しているものです。  ただ、今後、業務でこれはどうなのかこれはどうなのかとなるときは随時追加、もしくはどっちに当たるのかという判断をしていきたいと考えております。 ◆苫米地 委員 わかりました。これからその都度判断をしていくということですので、きちんとお願いしたいと思います。  ただ、そのときにさっきも言ったけれども、働いている方と管理される方との共通の理解の上で決めていくということですということでいいのかどうか、そこを1点だけ確認します。 ◎工藤 市民病院事務局次長管理課長 お答え申し上げます。  全員の理解が云々という話になってくるとちょっと難しいのかもしれないです。ただ、そこは、やはり病院としての業務という観点から判断してこうなりましたということで、いろいろ御相談ある中で、やはり誰かが決めていかなければ進まないところだと思います。各人の判断でこれはこうだ、これはこうだとやったのが前までの現状だと考えておりますので、そこはきっちり明示して、線を引いてというところを今示したところなので、そこを御理解いただければと思います。  以上です。 ◆苫米地 委員 はい、わかりました。慣習を改めていく、意識を変えていくというところ、難しいところだと思います。十分話し合って進めていただくことを要望して終わります。 ○松橋 委員長 ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶあり〕 ○松橋 委員長 ないようですので、ただいまの報告については終わります。  以上で本日予定しておりました理事からの報告案件は終了いたしました。  この際、その他で何かございませんか。  〔「なし」と呼ぶあり〕  ────────────────────────────────────── ○松橋 委員長 ないようでございますので、以上で民生協議会を閉じます。  大変御苦労さまでした。    午前11時02分 閉会...