八戸市議会 2019-09-20
令和 1年 9月 定例会-09月20日-04号
認定第1号平成30年度
一般会計決算並びに各
特別会計決算及び認定第2号平成30年度
公営企業会計決算について意見要望を付して賛成いたします。
初めに、認定第1号について、まず
一般会計決算では、歳入は前年度比3.3%増の約1055億3000万円、歳出は、前年度比2.6%増の約1019億1000万円となり、歳入から歳出を差し引き、かつ翌年に繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支額は約22億5000万円の黒字。
特別会計決算では、各会計全て黒字で、合計歳入は6.0%減の約658億9000万円、歳出は5.2%減の約635億4000万円で、
実質収支額は約11億9000万円の黒字。一般会計、特別会計合わせて約34億4000万円の黒字となりました。
実質収支比率は4.3%で、望ましいとされる3%から5%の範囲内にあり、おおむね適正な財政運営がなされています。
しかし、
経常収支比率は91.9%で、妥当とされる70%から80%の値を上回り、財政の硬直化が懸念されます。一般会計歳入の大宗をなす市税においては、個人、法人両市民税とも若干増収になったものの、固定資産税は地価下落等の影響により減収となり、総額303億円はほぼ近年の横ばい額となっています。一方、歳入が1000億円の大台に乗った平成27年度以降、市債の規模が大幅に増額のまま推移している状況にあります。市債は、公共施設の整備に必要な財源ではあるものの、適正な規模に管理することが重要で、注視してまいります。
近年の国際情勢下で今後の世界経済の動向にも不安材料が山積みであります。我が国においては、先進国中最悪の債務を抱えた上、人口減少、
少子高齢化による労働人口の減少に伴い、税収環境は決して楽観視できるものではないとの認識が肝要であります。
また、歳出において、扶助費の増額傾向は継続し、義務的経費の歳出性質別分類比率は膨らんでいます。今後、さらなる大型建設事業も加われば、自主事業財源が今以上に圧迫されるものと危惧されます。実質公債費比率は9.3%と、県内10市平均よりも低く推移しているが、将来世代への負荷をふやさないよう、健全な財政運営を強く求めます。
市民の多様なニーズに応える事業や未来を見据えた投資的事業の推進に当たっては、財政規律を遵守し、公平公正に優先度を精査する行政運営に努めることを要望いたします。
同時に、ますます厳しさを増す財政環境にあって、現在進行中の事業の評価による見直しは大変重要であります。その筆頭に挙げられるのが、八戸港第三魚市場A棟の事業です。計画当初から問題、課題の多かった事業です。供用開始後もトラブル続きで稼働率も低迷。利用改善計画最終年も残り半年となりましたが、目的達成の見通しは大変厳しい現状。国の補助金約5億円の返還も求められる可能性も高い。よって、これ以上ハサップ事業を継続する大義が見当たらず、方向を転換すべきと考え、英断を求めるものです。
さらに、委員会において多岐にわたる提案、要望をいたしましたが、特に以下の件につきましては、早期実現に向けて検討くださるよう強く要望いたします。
1つ、全ての小中
学校図書館への学校司書配置の拡充。
1つ、市図書館への読書履歴通帳の導入。
1つ、子どもの医療費給付事業における所得制限の緩和。
1つ、空き家調査と活用の推進。
1つ、
プラスチックごみ対策の強化による持続可能な環境に優しい町の推進。
認定第2号において、八戸市
自動車運送事業会計について。
事業収益は若干増加したものの、人件費や燃料費上昇等により費用も増加。その結果、久々に赤字に転じたことは残念でした。しかし、資金不足もなく、負債残額を前年度の1割相当を減額した経営努力を認めます。公共交通の厳しい経営環境の中で、全ての市民に安全で安心で優しい市営バスとすべく、存続を維持する努力を重ねてこられたことに敬意を表します。特にノンステップ車両の計画導入により車両のユニバーサルデザイン化を推進、ニーズに対応したダイヤ改正、バスロケーションシステム等の取り組みについて評価いたします。今後、一層の利便性等サービス向上に努めることを要望いたします。
八戸市立市民病院事業会計について。
入院、外来患者数とも前年度よりはふえているが、近年は減少傾向で推移しています。しかし、診療単価のアップで医療収益は増収を見、医療費用も増加しているが、約16億4000万円の黒字となりました。10年連続の黒字化により、未処理欠損金は、平成20年度約135億円から順次減額され、平成30年度の約16億円にまで減少させてきた経営努力を高く評価します。
市民病院は、平成9年、現在地に移転後、国内外に名立たる
救命救急医療を初め、周産期医療等高度医療を提供する県南地域等の中核病院として、市民の健康と生命を守って20年を超えました。緩和ケア病棟も加わり、命の尊厳を重んじ、一層の医療サービスの質の向上を願っております。
院内保育も拡充することで、離職を減らし、経験を積んだ人材の確保にも期待しつつ、医師、看護師等の労働環境の是正、向上に努めることを強く要望いたしまして、意見といたします。
○議長(
壬生八十博 君)中村益則議員の発言を許します。
中村益則議員
◆4番(中村益則 君)公明党を代表して意見を申し上げます。
認定第1号平成30年度八戸市一般会計及び各
特別会計決算について、認定第2号平成30年度八戸市
公営企業会計決算について、賛成をいたします。
平成30年度予算は、第6次八戸市総合計画、八戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略、第6次八戸市行財政改革に基づき、市民生活の向上と福祉の充実を図り、自立的で持続可能な地域をつくるための各種施策に取り組むとともに、行政資源の最適化により
市民サービスの向上を目指すことを基本として編成されました。通常の事務事業と東日本大震災からの復興に係る予算として2つの内容になっており、通常分においては、子育て支援や教育の充実策として子育て世代包括支援センター事業、特別支援教育看護支援員配置事業などを展開。また、産業振興策として、はちのへ創業・事業承継サポートセンター事業、さらには、保健医療、福祉の充実策として総合保健センター整備事業に取り組んできました。また、復興分としては、防災拠点機能を備えた屋内スケート場建設事業、新大橋整備事業、みなと体験学習館整備事業など、災害に強いまちづくりの事業を推進してきました。
このような取り組みの中、一般会計及び各特別会計の歳入歳出の決算状況は、一般会計額の歳入について、前年度比3.3%増の1055億3175万3000円、歳出は前年度比2.6%増の1019億1074万6000円となりました。歳入歳出差引額は、翌年度に繰り越すべき財源13億7304万7000円を引いた
実質収支額は22億4796万1000円の黒字になりました。
特別会計決算額の14特別会計を合わせた歳入については前年度比6%減の658億9394万2000円、歳出は前年度比5.2%減の646億892万9000円となりました。歳入歳出差引額は、翌年度に繰り越すべき財源9131万7000円を差し引いた
実質収支額は11億9369万6000円の黒字になりました。
このような状況の中で、当市の財政環境は義務的経費である扶助費等の増加が見込まれ、引き続き財政健全化を図っていくことが重要になります。屋内スケート場の今後の維持管理、老朽化が進む公共施設の更新、新美術館の建設など、今後の対応策についても万全を期していかなければなりません。人口減少が続く中、市政運営については引き続き市民ニーズを把握し、生活者の声を生かした市政運営が求められます。
私たち議員も市民の声を行政に届け、課題解決に全力を尽くす一方で、市政を前進させる役割も担っております。そのためにも、当委員会で意見要望のありました小学校の部活動の指導体制については、外部指導員の人材確保と指導体制の改善について、空き家の環境対策については、所有者の管理の徹底を強化する取り組みについて、
縁結び事業については、独自の企画や回数をふやす取り組みについて、
図書情報センターの運営については、利用者の利便性向上のために開館時間の検討を要望するなど、今後の施策に生かしていただくことを要望いたします。
いよいよ来月より消費税が増税されます。安倍総理は、消費税率引き上げの狙いについて、お年寄りも若者も安心できる全世代型の社会保障へと大きく転換し、同時に、財政健全化も確実に進めていくと強調しております。
少子高齢化に伴い、ふえ続ける医療費などの社会保障の財源確保が第一の目的であります。私ども公明党は、増税に当たり、食品などを据え置く軽減税率の導入、幼児教育など教育費の負担軽減の政策を推進してまいりました。これらの政策は生活者の声を反映させたものであり、人口減少が続く中で、子育てについて教育費などの負担が大きいとの意見が全国的な声であることから、政策の実現に取り組んでまいりました。また、介護の負担、認知症対策、地域の防災減災対策、中小企業の事業承継などに対しての多くの意見要望の声も生かした政策を引き続き継続して取り組んでまいります。
次に、
自動車運送事業会計については、平成30年度の収益は事業収益全体で前年度比0.3%増の15億4694万4000円となり、費用については前年度比4.3%増の15億6000万8000円となりました。この収支の結果、純損失額1306万4000円を計上するに至りました。純損失の主な理由は、運送収益減少と嘱託職員の増員による人件費と燃料単価の上昇に伴う物件費の増加が挙げられております。
このような状況の中、利用者の利便性向上のためのダイヤ改正、デジタル映像広告の再生装置の増設など、広告収入の確保にも努めてきました。車両の更新については、人口減少に伴う営業規模の縮小から、中型バスへの移行を進めるとともに、高齢者の免許返納に伴う生活者の移動手段としての役割がより一層求められることから、利用しやすいダイヤ編成やサービス向上に取り組んでいただきたいことを要望いたします。
次に、
市民病院事業会計については、平成30年度の経営状況は、収益において入院・外来収益の増などにより、事業収益全体で前年度比4.1%増の199億1192万9000円となり、費用は事業費全体で前年度比2.3%増の182億7371万3000円となりました。この収支の結果、純利益は16億3821万6000円と、10年連続の純利益を計上しております。運営状況については、入院患者からVREが検出されたことから、対策として3カ月間入院患者の受け入れを制限したことで、患者数が減少したものの、手術件数や分娩件数が増加したことなどで収益を確保することができ、黒字に至っております。今後も、地域の中核病院としての役割を果たしていただきたいと思います。
また、平成28年から5年計画の新改革プランの基本方針では、地域医療構想を踏まえた役割の明確化、経営の効率化と再編、ネットワーク化及び経営形態の見直しの4つの基本方針を掲げて取り組んでおります。特に人材確保、育成、勤務環境等に関する取り組みについては、医師、医療技術のスタッフ、看護師、看護助手等の確保は病院全体の運営にかかわる重要な課題として改めて計画的な採用に努めていただきたいと思います。また、自然災害に対しての事業継続計画についても、災害拠点病院としての役割を果たすとともに、病院の安全確保の強化を要望いたします。
以上で、公明党を代表しての意見といたします。
○議長(
壬生八十博 君)田端文明議員の発言を許します。
田端文明議員
◆16番(田端文明 君)日本共産党議員団を代表して意見を述べます。
認定第1号平成30年度一般会計及び各
特別会計決算の認定については反対をいたします。
認定第2号平成30年度八戸市
公営企業会計決算の認定については賛成します。
消費税10%への増税がいよいよ来月へと迫りました。増税の矛盾と問題点は一層鮮明となり、参議院選挙の後も暮らしと景気の悪化は進みました。実質賃金は7カ月連続で前年同月比を下回り、家計消費は冷え込みを続けております。5年前の増税の影響は新たな増税に耐える余力がない状況を示しているのです。
今回の増税の目立った特徴は、駆け込み需要が低調なことです。自動車や住宅では、目立った需要増はほとんどありません。市民は自動車や家を買わないのではなく、買う力がないのが実態です。市民にとって10%への増税は、6000万円が新たな負担増となるもので、地域の経済、暮らしにとって不況はさらに深刻になっていくものと考えております。増税分は市民へ転嫁すべきではありません。増税を言うのであれば、大企業や一部の大株主の優遇税制を見直すこと、負担義務のない在日米軍への思いやり予算を廃止することで、増税分以上の財源を確保することができるのです。増税は政治のあり方こそが問われるものだと考えております。
平成30年度の決算についてですが、施策については、子どもの医療費助成を通院は中学生まで、入院は18歳の年度末までに拡充したこと、公契約条例の制定に向けて踏み出したこと、小中学校の保健室にエアコンが設置されたこと、合葬墓の整備が具体化されたことなどの施策については評価をいたします。
市の統計書からですが、世帯収入と消費支出は下降を続け、事業所数では、製造業、卸売業、小売業、飲食サービス業が減少し、地域経済の後退が見てとれるものです。市民生活の面では、特に子育て世代への施策は不十分と言わざるを得ません。子どもの医療費助成制度は県内8市で所得制限なし、扶養1人で年収570万円まで拡充をしております。他市から転入してきた若い親御さんからは、以前住んでいたところでは子どもの医療費はゼロでしたが、八戸に来て高いのには驚きました、所得制限をなくしてほしいとの声が寄せられているところです。所得制限をなくすことは最大の子育て支援となるものです。拡充を求めます。
学校給食費についてですが、平成25年度から1食小学校260円、中学校315円となっております。消費税の増税による値上げは考えていないとのことですが、小学生では年間4万9400円、中学生では年間5万9850円になります。定額での助成や第2子からの減額など、無償化に向けて踏み出すことを求めるものです。
国民健康保険についてですが、国民健康保険加入3万2680世帯のうち滞納世帯は5008世帯であり、15%を超えるまでになっております。短期保険証交付世帯数は2313、資格証明書は101とのことでした。市内の中小業者の間では高過ぎる国保税を払えず、やむなく世帯分離をしているところがあります。サラリーマン世帯では、保険税は年収の10%にもなり、払いたくても払えず、暮らしを圧迫するまでになっているのです。
岩手県宮古市では、子どもの均等割を免除する減免を始めました。盛岡市では、滞納世帯であっても国保加入全世帯に無条件で正規の保険証を交付しているとのことです。高過ぎる国保税にあえいでいる市民の声に応えることを求めるものです。
公契約条例についてですが、設計労務単価が3年連続で引き上げられておりますが、引き上げられた分が現場の労働者の賃金に反映されていないことが大きな問題となっております。短期間での離職、人手不足の原因となってきております。制度に向けて研究会会議が重ねられてきておりますが、賃金条項は条例の核心となるものだと考えております。若い人たちの定着にもつながるものです。その方向で検討を求めるものです。市民の日々の暮らし、健康、命にかかわるこれらの問題は、憲法に基づいて政府が責任を持って取り組まなければならないことです。しかし、後でということにはできない問題です。国がやらないのであれば自治体がやらなければならないのです。
8月26日付の地元紙では、市の財政運営が箱物中心になっていることで、維持費や老朽化が進む施設やインフラを全て更新するには、向こう35年間で約7000億円が必要との試算があること、はっちやマチニワ、また、スケート場や美術館などのことにも言及しておりましたが、維持費、管理費を全て子どもの医療費に振りかえるのであれば完全無料化を実現できるとの記事がありました。多くの市民が望んでいることです。箱物から市民の暮らし優先への市政へと転換を求めるものです。
次に、
自動車運送事業会計についてですが、老朽化したバスの更新、運賃表示器の更新を進め、イオン田向店バス停留所に朝7時台に乗り入れるようにし、他系統についても乗り入れを行い、利便性を高める努力をしてきていることを評価いたします。しかし、年間の利用客数は前年度比で1万2104人の減となり、特に高校生の利用者の減は著しく、純損失1306万円を計上しました。消費税の増税と合わせ1750万円悪化し、3050万円になるとのことです。今後、高齢者人口の増加、免許の返納など、地域の公共交通の役割はますます重要性を増していくことになります。経営を維持していくために、市内の事業所、高校、町内会などに利用拡大を働きかけること、また、繰り入れを増額することなど、全庁的に取り組んでいくことを求めるものです。
市民病院事業会計についてですが、市民病院は青森県南から岩手県北地域の中核病院として、
救命救急医療、周産期医療、
急性期医療など、高度で専門的な医療を提供してきております。地域の病院や診療所との連携を進め、被災地への医師の派遣も行ってきております。多くの公立病院が赤字となっている中、経営努力で16億3820万円余りの純利益を計上しております。
私は、気になるのは消費税のことでございます。消費税の負担は今回の増税で年間7億1000万円になるとのことです。消費税の増税は、市民の暮らしだけではなく地方公営企業の経営を圧迫し、市民の命と健康を脅かす存在になっていると思わざるを得ないものです。これからも厳しい経営状況は続くことにもなりますが、市民の命綱としての役割を果たしていただくことを求めて、意見といたします。
○議長(
壬生八十博 君)上条幸哉議員の発言を許します。
上条幸哉議員
◆14番(上条幸哉 君)意見を申し上げます。
決算特別委員会に付託された認定第1号平成30年度八戸市一般会計及び各
特別会計決算の認定について、そして、認定第2号平成30年度八戸市
公営企業会計決算の認定について賛成をいたします。
歳入においては、市税の減収により一般財源総額が前年度を下回る厳しい環境のもと、歳出では、経常的な経費の節減を図りながら、第6次八戸市総合計画のもと、重要な柱として、子育て支援や教育、保健、医療、福祉の充実、さらには、文化、スポーツ、観光の振興、都市基盤の整備等に積極的に取り組まれていることを評価いたします。また、中核市移行による保健業務の円滑な運営に取り組み、八戸圏域連携中枢都市圏のさらなる活性化に取り組まれている点を評価するものであります。
また、復興分においては、震災復興特別交付税や震災復興基金などの財源を有効に活用され、防災拠点機能を備えた屋内スケート場の建設、新大橋の整備、みなと体験学習館の整備等、各種の創造的事業に取り組まれていることを評価するものであります。
なお、
決算特別委員会の中で申し上げました民生委員への委託業務内容の再考、
シルバー人材センター事業のさらなる活性化、本のまち八戸の実現に向けた民間書店の活性化、その他について鋭意取り組んでいただくことを要望申し上げます。
次に、
自動車運送事業についてであります。厳しい経営事情のもと、種々の経営努力に努められている点を評価するものであります。今後は、経営的視点は持ちながらも、特に高齢化の進展や近年の自動車免許証の自主返納者の増加を見据え、さらには、中心街から遠隔の地域の住民の足としてのニーズをしっかりと受けとめ、新たな挑戦にも臨まれることを期待いたします。
続きまして、市民病院事業についてであります。
救命救急医療への取り組みにより有能な研修医を集めることで医師不足をカバーされる等の積極的な経営的努力を高く評価いたします。一方で、今後、さらなる利用者の視点に立った心の通う対応を目指し、鋭意努力されることを御期待申し上げます。
最後になりますが、この10年間で市の年間予算は約200億円ほどふえております。国のさまざまな補助事業の増加を受けてのものでありますが、人口減少が進む今日、いま一度、経営的視点に立ち返る必要がありましょう。1つには、市民が豊かとなり、結果として税収がふえる取り組みに力を入れることが必要であり、また一方では、一つ一つの事業について、その目的と効果を精査する必要があると考えます。なお、その際は、生産年齢人口の減少や高齢化の進展、その他の社会情勢の推移に伴う、新たに生ずる、あるいは拡大するニーズと減少していくニーズとをしっかりと見きわめる目が必要となると考えます。
これまでの小林市長を先頭とする理事者各位の御尽力に心から敬意を表するとともに、新たな令和の時代を迎えた今、市民のために、また、おくれてくる子どもたちのためにさらなる御尽力をいただきますようお願い申し上げ、以上、意見といたします。
○議長(
壬生八十博 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)これにて討論を終結いたします。
これより認定第1号を採決いたします。
本決算の
委員長報告は認定であります。
本決算を
委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
壬生八十博 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、本決算は
委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、認定第2号を採決いたします。
本決算を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御異議なしと認めます。
よって、本決算は
委員長報告のとおり認定することに決しました。
────────────────────
△日程第3 議案34件
○議長(
壬生八十博 君)日程第3議案第98号令和元年度八戸市
一般会計補正予算から議案第102号令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算まで、議案第105号八戸市
公会堂条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第120号八戸市
下水道事業の設置及び経営の基本に関する条例の制定についてまで及び議案第123号仮称・八戸市
総合保健センター建設事業建築工事請負の一部変更契約の締結についてから議案第128号
東部終末処理場高圧電気棟――建築本棟――
整備工事請負の一部変更契約の締結についてまで並びに本日上程いたしました議案第129号仮称・八戸市
屋内スケート場建設事業外構工事請負の一部変更契約の締結についてから議案第135
号市立下長中学校防音機能復旧温度保持換気設備工事請負契約の締結についてまでを一括議題といたします。
各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。
総務常任委員長の報告を求めます。
高山元延委員長
〔12番高山元延君登壇〕
◎12番(高山元延 君)総務
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第98号令和元年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、徴税費において、税過誤納金還付金を増額するものであります。
第7款商工費では、
八戸ポータルミュージアム費において、一般財団法人地域創造の助成金を活用した演劇公演に係る経費を増額するものであります。
第10款教育費では、ことしの5月の暴風により損傷した本丸の板塀等の改修等に要する経費を増額するものであります。
一方、歳入予算の主なる内容は、新大橋整備事業に係る
地方交付税及び
国庫支出金を増額するものであります。
第3条地方債の補正では、道路橋りょう事業及び臨時財政対策債の限度額を変更するものであります。
本案に対して意見を徴したところ、田端委員から、森林環境贈与税は、1人当たり1000円を新たに負担させるものであるため反対であるとの意見があり、採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
議案第105号は、八戸市公会堂の延長使用時の上限時間の廃止及び利用料金の見直しをするためのものであります。
議案第106号は、八戸市南郷文化ホールの延長使用時の上限時間の廃止及び使用料の見直しをするためのものであります。
議案第107号は、八戸市文化教養センターの利用料金に冷房料を加えるためのものであります。
議案第108号は、地方公務員法及び
地方自治法の一部改正による会計年度任用職員制度の創設に伴い、会計年度任用職員の勤務条件、給与等について規定する等、関係条例について所要の改正等をするためのものであります。
議案第109号は、地方公務員法の一部改正に伴い、職員の欠格条項における成年被後見人または被保佐人に係る規定の整備をするためのものであります。
以上5件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第110号は、消費税法及び地方税法の一部改正による消費税及び地方消費税の率の改定に伴い、関係条例について所要の改正をするためのものであります。
本案に対して意見を徴したところ、田端委員から、事業者が思ったような駆け込み需要にはなっておらず、8%の増税が今でも市民生活の大きな負担となっており、今後の増税に耐える余力はないと考えられることから反対であるとの意見があり、採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
議案第111号は、地方税法の一部改正に伴い、個人市民税の非課税措置の対象への単身児童扶養者の追加、軽自動車税における環境性能割の臨時的軽減及び環境への負荷の少ない自動車を対象とした種別割の特例措置の見直し、その他所要の改正をするためのものであります。
議案第112号は、八戸市公民館の延長使用時の上限時間の廃止及び使用料の見直しをするためのものであります。
以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第129号は、さきに請負契約を締結した仮称・八戸市
屋内スケート場建設事業外構工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
議案第135号は、
市立下長中学校防音機能復旧温度保持換気設備工事の請負契約を締結するためのものであります。
以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔12番高山元延君降壇〕
○議長(
壬生八十博 君)経済常任委員長の報告を求めます。
森園秀一委員長
〔21番森園秀一君登壇〕
◎21番(森園秀一 君)経済
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第98号令和元年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の内容は、第2款総務費では、総務管理費において、森林環境整備基金積立金を増額するものであります。
審査の過程において委員から、森林環境整備基金積立金の算定対象となる森林の面積について質疑があり、理事者から、市内の対象となる私有林かつ人工林は約4600ヘクタールで、これから調査を行うため増減があり得るとの答弁があったのであります。
第6
款農林水産業費では、林業費において、森林経営管理事業業務等委託料を計上するものであります。
審査の過程において委員から、さばサミット実行委員会負担金と、みなとっとを支援する地域資源活用推進事業費補助金は毎年負担となるのか質疑があり、理事者から、さばサミット実行委員会負担金はことしのみのイベントであるため、ことしだけの支出であり、地域資源活用推進事業費補助金は八戸市を通じて全額国の補助となるが、申請して交付となるため、申請者の八戸みなと漁業協同組合次第であるとの答弁があったのであります。
第7款商工費では、商工費においてDMO推進補助金を増額するものであります。
本案に対し意見を徴したところ、久保しょう委員より、森林環境整備基金積立金について、温室効果ガス削減など環境問題対策は積極的に進めていかなくてはならないのはわかるが、これらの原因をつくってきたのは企業の責任が大きいと考えられ、市民に負担させるのは問題があるため反対であるとの意見があり、採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
議案第100号令和元
年度地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では消費税を、歳入では前年度繰越金をそれぞれ増額するものであります。
本特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第113号は、蕪島物産販売施設を設置し、その管理について必要な事項を定めるためのものであります。
審査の過程において委員から、施設の使用料8万8000円をもう少し下げてくれといった声はないのか質疑があり、理事者から、事前にいろいろな方に参考意見としてヒアリングするとともに、周辺のマリエントなどの施設との兼ね合いも考え8万8000円という金額設定としているとの答弁があったのであります。加えて、使用料について相談があった場合は対応していただくよう要望があったのであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第114号は、森林環境整備基金を設置するためのものであります。
審査の過程において委員から、森林環境税の徴収方法について質疑があり、理事者から、個人住民税と同じように徴収されるとの答弁があったのであります。
本案に対し意見を徴したところ、久保しょう委員より、地球温暖化の原因をつくっているのは温暖化ガスの排出者である企業であり、その責任が大きく問われることになるため、国、企業が率先して対応するべきで、森林環境整備基金を設置することには反対であるとの意見があり、採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔21番森園秀一君降壇〕
○議長(
壬生八十博 君)民生常任委員長の報告を求めます。
松橋知委員長
〔23番松橋知君登壇〕
◎23番(松橋知 君)民生
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第98号令和元年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、市へ寄附された寄附金を総合保健センター建設基金積立金に積み立てるものであります。
第3款民生費では、児童福祉費において、保育所、認定子ども園、新制度移行幼稚園を利用している児童の利用料無償化に伴う施設型等給付費を増額するものであります。
審査の過程において委員から、プレミアム付商品券の取扱店舗数について質疑があり、理事者から、はちのへ共通商品券の取扱店舗数を上回る見込みであるとの答弁があったのであります。
第4款衛生費では、保健衛生費において、人事異動等に伴う人件費を調整するものであります。
第9款消防費では、災害対策費において、国のガイドライン改定により変更された警戒レベルを用いた避難情報発令の周知用チラシの印刷経費を増額するものであります。
本案に対し意見を徴したところ、苫米地委員より、プレミアム付商品券等の一時的な給付事業のために補正予算を組み、消費税増税をするのは本末転倒であることから、補正予算には反対であるとの意見があり、採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
議案第99号令和元
年度八戸市立市民病院事業会計補正予算の主なる内容は、収益的収入及び支出のうち支出については、手術件数の増による非常勤医師の賃金の増額に伴い給与費を増額するものであります。
審査の過程において委員から、連帯保証人代行制度の業者選定の経過について質疑があり、理事者から、現在選定中であるとの答弁があったのであります。
続いて、本案に対し意見を徴したところ、苫米地委員より、連帯保証人代行制度について、民間業者と患者とのトラブルが予想されることから、慎重な取り扱いを要望する意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
本事業会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第102号令和元年度八戸市
介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳入については、前年度からの繰越金を計上したものであり、歳出については、前年度の社会保険診療報酬支払基金交付金に係る受け入れ超過分を返還するものであります。
本特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第115号は、
災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、災害援護資金の償還金に係る支払い猶予手続、償還免除の対象範囲拡大及び収入状況の報告等について規定の整備をするためのものであります。
議案第116号は、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、連携施設の確保に係る基準を緩和するためのものであります。
審査の過程において委員から、当市において企業主導型保育事業を行う事業者について質疑があり、理事者から、当市に現在3カ所あるとの答弁があったのであります。
続いて、本案に対して意見を徴したところ、苫米地委員より、企業主導型保育事業について、保育士の雇用上のトラブルが予想されることから、慎重な対応を要望する意見を付して賛成するとの発言があったのであります。
議案第117号は、
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格要件に指定都市の長が行う研修の修了者を加えるためのものであります。
議案第118号は、住民基本台帳法施行令の一部改正に伴い、印鑑の登録に係る事項に旧氏を加えるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。
議案第119号は、住民票の除票または戸籍の附票の除票に係る写しの交付手数料及び記載事項証明手数料の額を定めるためのものであります。
議案第123号から議案第127号までの5件の議案は、さきに請負契約を締結した仮称・八戸市総合保健センター建設事業建築工事、強電設備工事、弱電設備工事、空気調和設備工事、給排水設備工事について、それぞれ設計変更により期間を変更するためのものであります。
以上10件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔23番松橋知君降壇〕
○議長(
壬生八十博 君)建設常任委員長の報告を求めます。
寺地則行委員長
〔25番寺地則行君登壇〕
◎25番(寺地則行 君)建設
常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第98号令和元年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、モビリティ・マネジメント教育推進事業等委託料を計上するほか、市へ寄附された寄附金を都市緑化基金積立金へ積み立てるものであります。
第4款衛生費では、清掃費において、業務量の増により、職員手当等を増額するものであります。
第6
款農林水産業費では、農業費において、ため池浸水想定区域図作成業務等委託料を計上するものであります。
第8款土木費では、道路橋りょう費において、除雪業務等委託料を増額するほか、国の交付金決定に伴い新大橋整備事業に係る工事費を増額するものであります。
第2条継続費の補正では、土木費において、新大橋整備事業の年割額を変更するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第101号令和元年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では、総務費において、ポンプ場管理費を、歳入では、前年度繰越金をそれぞれ増額するものであります。
第2条継続費の補正では、建設費において、東部終末処理場水処理施設増築整備事業の設定期間を変更するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第120号は、
下水道事業に地方公営企業法の財務規定等を適用するため、
下水道事業の設置及びその経営の基本について必要な事項を定めるものであります。
議案第128号は、さきに請負契約を締結した
東部終末処理場高圧電気棟――建築本棟――整備工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、本日付託になりました議案第130号は、
東部終末処理場分水槽整備工事の請負契約を締結するためのものであります。
議案第131号から議案第134号までの4件の議案は、
新大橋撤去工事、
新大橋下部整備工事、
新大橋河原木跨線橋整備工事の請負契約をそれぞれ締結するためのものであります。
以上5件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔25番寺地則行君降壇〕
○議長(
壬生八十博 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの
委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)討論なしと認めます。
これより議題のうち、議案第98号、議案第110号及び議案第114号の議案3件を一括して採決いたします。
以上の議案の
委員長報告は可決であります。
以上の議案を
委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
壬生八十博 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、以上の議案は
委員長報告のとおり可決されました。
次に、ただいま議決されました議案を除く議案第99号から議案第102号まで、議案第105号から議案第109号まで、議案第111号から議案第113号まで、議案第115号から議案第120号まで及び議案第123号から議案第135号までの議案31件を一括して採決いたします。
以上の議案は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は
委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
△日程第4 閉会中の継続審査について
○議長(
壬生八十博 君)日程第4閉会中の継続審査についてを議題といたします。
総務常任委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御異議なしと認めます。
よって、総務常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
────────────────────
△日程第5 議会案第7号上程
○議長(
壬生八十博 君)日程第5議会案第7号
難聴学級設置による支援体制の整備を求める意見書を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。
13番三浦博司議員
〔13番三浦博司君登壇〕
◎13番(三浦博司 君)議会案第7号
難聴学級設置による支援体制の整備を求める意見書は、難聴児を持つ保護者の負担軽減や児童の学習環境の向上等を考慮し、現在、未設置である新井田川の東側地域に3校目の
難聴学級設置校を早急に整備することを要望するものであります。
なお、案文につきましては、お手元に配付のとおりであります。
〔13番三浦博司君降壇〕
○議長(
壬生八十博 君)お諮りいたします。
ただいま議題となっております議会案については、委員会の付託、質疑及び討論は省略し、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君) 御異議なしと認めます。
よって、委員会の付託、質疑及び討論は省略することに決しました。
これより議会案第7号を採決いたします。
本議会案は、原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
壬生八十博 君)御着席願います。
起立総員であります。
よって、本議会案は原案のとおり可決されました。
なお、ただいま可決されました議会案第7号は、執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求することにいたします。
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△日程第6 議員派遣について
○議長(
壬生八十博 君)日程第6議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申し出があります。
お諮りいたします。
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御異議なしと認めます。
よって、会議規則第167条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
壬生八十博 君)御異議なしと認めます。
よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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市長挨拶
○議長(
壬生八十博 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長
〔
市長小林眞君登壇〕
◎市長(小林眞 君)令和元年9月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、去る9月3日から本日までの18日間にわたり、本議会に提案しました令和元年度八戸市
一般会計補正予算など議案38件、認定2件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼申し上げます。
議決いただきました各議案の執行に当たりましては、万全を期してまいりますとともに、本議会において、議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営に当たり十分に配慮してまいりたいと存じます。
さて、去る9月9日、関東を直撃した台風15号による記録的な強風は、鉄道などの交通機関に影響を与えるとともに、長期間にわたり大規模な停電や断水が続くなど、市民生活に大きな混乱をもたらしました。また、多くの死傷者も発生しており、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に対し心からお見舞いを申し上げます。
当市では、被害を受けている千葉県に対し、市民病院からDMATとして臨床検査技師1名を派遣し、医療活動の支援を行ったところであり、今後とも、被災地において支援が必要な事態が生じた場合には、可能な限り支援に努める所存であります。また、気候変動に伴い台風や集中豪雨などによる被害が全国各地で相次いでいる現状から、当地域においても同様の災害が起こり得るということを肝に銘じ、国県等と連携しながら対策を講じてまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、何とぞ一層の御指導と御支援を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。
〔
市長小林眞君降壇〕
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閉 会
○議長(
壬生八十博 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
これにて令和元年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。
午前11時45分 閉会
署 名
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
令和元年9月20日
八 戸 市 議 会
議 長 壬 生 八十博
副議長 夏 坂 修
議 員 中 村 益 則
議 員 立 花 敬 之...