八戸市議会 2019-09-12
令和 1年 9月 決算特別委員会-09月12日-02号
令和 1年 9月 決算特別委員会-09月12日-02号令和 1年 9月 決算特別委員会
決算特別委員会記録(第2日目)
─────────────────────
令和元年9月12日(木)
────────────────────
出席委員(16名)
委員長 高山元延 君
副委員長 日當正男 君
委員 山之内 悠君
〃 間 盛仁 君
〃 高橋正人 君
〃 中村益則 君
〃 髙橋貴之 君
〃 田名部裕美君
〃 岡田 英 君
〃 上条幸哉 君
〃 田端文明 君
〃 森園秀一 君
〃 豊田美好 君
〃 寺地則行 君
〃 冷水 保 君
〃 伊藤圓子 君
────────────────────
欠席委員(なし)
────────────────────
説明のため出席した理事者
教育長 伊藤博章 君
まちづくり文化スポーツ部長
原田悦雄 君
財政部長 岩田真奈 君
農林水産部長 出河守康 君
市民防災部長 秋山直仁 君
環境部長 石田慎一郎君
建設部長 渡辺昇覚 君
都市整備部長 大志民 諭君
教育部長 石亀純悦 君
総務部理事 上野統久 君
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長
前田 晃 君
まちづくり文化スポーツ部次長兼
長根屋内スケート場副館長兼国体室長
河原木 実君
長根屋内スケート場参事
辻匠 志 君
スポーツ振興課長 下村晃一 君
財政部次長兼財政課長 保坂高弘 君
財政部次長兼住民税課長
工藤浩範 君
収納課長 木村 勇 君
農林水産部次長兼農政課長
上村智貞 君
中央卸売市場長 野沢義詔 君
中央卸売市場次長 久保 伝 君
水産事務所長 茨島 隆 君
水産事務所副所長 間 英昭 君
健康部次長兼国保年金課長
山道尚久 君
国保年金課参事 関向昌子 君
市民防災部次長兼市民課長
大坪和広 君
防災危機管理課長 榊原正克 君
環境部次長兼下水道建設課長
石上勝典 君
環境部次長兼下水道業務課長
佐々木正幸君
下水道業務課参事 小泉隆浩 君
下水道建設課参事 三浦誠純 君
下水道建設課参事 原 豊 君
下水道施設課長 中村裕之 君
建設部次長 八木田満彦君
建設部副理事兼港湾河川課長
大山幹友 君
道路建設課長 佐々木秀樹君
道路維持課長 佐々木益澄君
道路管理事務所長 森 匤俊 君
南郷道路管理事務所長 中村 実 君
建築住宅課長 松田幸雄 君
建築住宅課参事 吉田信幸 君
建築住宅課参事 坂本英邦 君
都市整備部次長兼都市政策課長
畠山 智 君
都市整備部次長兼区画整理課長
元沢千寿 君
駅西区画整理事業所長 豊川雅也 君
駅西区画整理事業所副所長
舘花正義 君
公園緑地課長 石橋敏行 君
建築指導課長 玉井由朗 君
教育部次長兼教育総務課長
橋本淳一 君
教育部次長 小笠原 徹君
博物館長 古里 淳 君
学校教育課長 中村雅臣 君
教育指導課長 西山康巳 君
是川縄文館副館長 小保内裕之君
図書館長 田茂隆一 君
総務部副理事 田村勝則 君
総務部参事 金濱昌史 君
総務部参事 寺牛憲行 君
総務部参事 大野喜代治君
総務部参事 鳥谷 彰 君
────────────────────
職務のため出席した職員
事務局長 阿部寿一
次長兼議事課長 池田和彦
副参事(
議事グループリーダー)
山道隆央
主幹 知野大介
主査 見附正祥
〃 安藤俊一
────────────────────
午前10時00分 開議
○高山 委員長 これより決算特別委員会を開きます。
昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。
第8款土木費の説明を求めます。
◎保坂 財政部次長兼財政課長 おはようございます。本日もよろしくお願い申し上げます。
それでは、決算書の197ページをごらん願います。
第8款土木費につきまして御説明申し上げます。
予算現額は197億652万6216円、支出済額は174億1479万7777円、翌年度への繰越額は、継続費の逓次繰越分が
長根屋内スケート場建設事業で2億9511万2459円、繰越明許費分が新大橋整備事業、
優良建築物等民間開発支援事業など16億3376万833円、合わせて19億2887万3292円でございます。また、不用額は3億6285万5147円で、執行率は88.4%でございます。
1項1目土木総務費は、港湾河川課、道路建設課、建築住宅課等の職員の人件費のほか、次の198ページに参りまして、19節の県に対する急
傾斜地崩壊対策事業負担金が主なものでございます。
次の199ページに参りまして、2項1目
道路橋りょう総務費は、道路維持課職員の人件費のほか、11節の街路灯などの電気料金、13節の
道路台帳作成業務等委託料、
分筆登記業務委託料、次の200ページに参りまして、
防犯灯設置等事業補助金が主なものでございます。
2目道路維持費は、11節の融雪剤等購入費、13節の
除雪業務等委託料、
舗装補修等委託料、
街路樹等維持委託料、15節の
道路構造物修繕工事費、16節の
補修用資材等購入費、次の201ページに参りまして、18節の
除雪グレーダー購入費が主なものでございます。
同じく2目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした
道路構造物修繕工事費を執行したものでございます。
3目道路新設改良費は、13節の測量、調査、工事等の委託料、15節の
道路新設改良工事費、次の202ページに参りまして、19節の私道整備補助金、22節の
建築物等移転補償費が主なものでございます。
同じく3目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした
長根公園周辺道路等整備事業、くらしの
みちゾーン整備事業などに係る工事費等を執行したものでございます。
4目橋りょう整備費は、新大橋整備事業及び
橋りょう長寿命化事業に係る13節の設計等委託料、15節の
橋りょう整備工事費、次の203ページに参りまして、22節の
建築物等移転補償費が主なものでございます。
同じく4目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした新大橋整備事業、
橋りょう長寿命化事業などに係る工事費等を執行したものでございます。
5目交通安全施設費は、13節の
区画線設置委託料、15節の
交通安全施設整備工事費が主なもので、同じく5目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした歩道修繕工事を執行したものでございます。
3項1目港湾費は、19節の県への
港湾整備事業負担金が主なものでございます。
次の204ページに参りまして、4項1目都市計画総務費は、都市政策課、公園緑地課、建築指導課等の職員の人件費のほか、次の205ページに参りまして、13節の八戸駅前広場及び東西自由通路の
管理業務等委託料、15節の
八戸警察署中央交番新築工事費、次の206ページに参りまして、19節の3・3・8白銀市川環状線――尻内工区――整備等に係る県への
都市計画事業負担金、
耐震対策緊急促進補助金が主なものでございます。
同じく1目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした
湊地区まちづくり事業、
長根公園周辺道路等整備事業、
優良建築物等民間開発支援事業などを執行したものでございます。
同じく1目
継続費逓次繰越分は、
八戸まちなか広場整備事業を執行したものでございます。
2目区画整理管理費は、次の207ページにわたりますが、区画整理課、
駅西区画整理事業所の職員の人件費が主なものでございます。
3目
都市下水路管理費は、13節の除草及び浚渫清掃委託料が主なものでございます。
4目公園費は、次の208ページに参りまして、11節の既設の公園に係る光熱水費や修繕料、13節の公園樹木・草刈等委託料など、維持管理に係る各種委託料、次の209ページに参りまして、15節の公園及び園路整備工事費が主なものでございます。
同じく4目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした
長根公園西口園路改築事業を執行したものでございます。
5目八戸公園費は、11節の
こどもの国遊戯施設等の修繕料、13節の
こどもの国等指定管理料、15節の緑の
相談所耐震改修等工事費が主なものでございます。
次の210ページに参りまして、6目緑化事業費は、11節の配布用草花の購入費、13節の緑化まつり及び菊まつりの会場設営委託料が主なものでございます。
7目都市公園事業費は、13節のみなと体験学習館の
展示制作業務委託料、次の211ページに参りまして、15節の
エレベーター設置等工事費が主なものでございます。
同じく7目
継続費逓次繰越分は、みなと体験学習館の展示制作業務委託を執行したものでございます。
8目八戸新
都市開発整備事業費は、23節の
土地区画整理事業負担金立替費償還金でございます。
9目
市街地整備調査事業費は、13節の
市街地整備検討調査業務委託料が主なものでございます。
10目
屋内スケート場施設整備費は、
継続費逓次繰越分も含め、同施設の建築工事費等を執行したものでございます。
11目特別会計整備費は、次の212ページにわたりますが、
都市計画下水道事業特別会計に対する繰出金でございます。
5項1目住宅管理費は、建築住宅課職員の人件費のほか、13節の
空き家再生事業業務委託料、
市営住宅等指定管理料、次の213ページに参りまして、19節の
東日本大震災被災者の住宅再建等に係る補助金が主なものでございます。
2目住宅整備費は、14節の借上市営住宅に係る借上料、15節の
市営住宅等長寿命化事業に係る改修工事費が主なもので、同じく繰越明許費分も含め、平成29年度から繰り越しした長寿命化事業に係る改修工事費を執行したものでございます。
6項1目河川管理費は、13節の
河川調査設計委託料、次の214ページに参りまして、15節の土折川の改修工事費が主なものでございます。
2目排水路管理費は、13節の浚渫等委託料、15節の
排水路築造工事費が主なもので、同じく2目繰越明許費分も含め、平成29年度から繰り越しした
排水路築造工事費等を執行したものでございます。
第8款土木費の説明は以上でございます。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆伊藤 委員 この款では3点質問いたします。ナンバーで言えば、48番、49番、50番です。第8款5項空き家対策について、報告書156ページです。それから第8款5項住宅用支援策等について、第8款5項、報告書155ページ、市営住宅について、この3点を伺います。
まず、空き家対策についてです。
空き家の実態調査をまずはしなければならないということで、国の政策に乗りながら八戸市も実施したところでありますけれども、これは3月定例会のときに一般質問で寺地議員も取り上げ、その御答弁をいただいているところで、そことちょっとかぶるところもありますが、よろしくお願いいたします。
昨年度は2月までに調査を終了して、町内会長等々から地域の空き家状況を伺い、それをもとにして2340件の抽出をしたと。江陽地区、小中野、根城の3地区で第1次の調査が終えて、511件にこれから空き家として利活用が可能かどうかということでの抽出を図ったということでありますけれども、その後に所有者の特定作業を行って、さらには所有者と折衝して今後の利活用についての意向調査をして、さらにはポータルサイトにアップさせていいかどうかというようなことの流れの中で進めてこられたと思います。
4900万円程の支出をしまして、この結果でよかったのかとちょっと疑問も残るんですけれども、まず質問は、511件の中で本当に利活用が可能な部分なのか、それとも、2340件を調査した中で、倒壊があって危険ですぐにでも撤去しなければならないとかの区分というのはどこにされているのかを伺います。
◎松田 建築住宅課長 委員の質問にお答えいたします。ちょっとお待ちください。
まず現地調査でございますけれども、江陽地区、小中野地区、根城地区で実態調査を行いました。最終的には510件を候補として抽出しているんでございますが、その内訳ですけれども、老朽化はなく利用可能な物件が279件、一部修繕が必要な物件が223件、特定空き家候補、いわゆる危険空き家に移行する部分が7件という調査結果でございました。
実態調査に伴いまして1次調査で空き家候補を各データ等で抽出して、それから、1次調査では簡易調査といって、物件の外観その他を調査して、2次調査において詳細な調査をして、利活用可能と判定される部分が279件、一部改修して利活用可能が223件、危険空き家に移行すると思われるものが7件という調査結果を出したものでございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 ありがとうございます。このようになった後で所有者を特定していくわけですけれども、それぞれ3つに分類したところで所有者が特定できた件数はそれぞれ何件でしょうか。
◎松田 建築住宅課長 空き家候補510件のうち、所有者の特定ができた物件に関しては441件でございました。この441件につきましてさらに意向調査を行っておりまして、280件の意向調査の返送があって、最終的には利活用は101件という結果になっております。
以上です。
◆伊藤 委員 利活用をするということの101件の方たちとのやりとりの中で、1つの手段としてポータルサイトにアップするということの情報を差し上げて、そしてそれに同意された方というのは、この実態調査が終わってからどのような推移でしょうか。
◎松田 建築住宅課長 質問にお答えいたします。
昨年度調査を終えまして、最終的に空き家を利活用したい方は101件ということでございましたけれども、その後、今年度に入ってまいりますけれども、さらに相談等を含めて、設定した空き家バンクに今現在10件が登録できております。空き家相談員、その他、恐らく101件のうちさまざまな問題があると思います。このうちの10件が希望にかなう物件として登録できたということで理解しております。
以上でございます。
◆伊藤 委員 その10件に対して、これは公開されているわけですからいろんな方が見ていると思うんですけれども、それに対する反応というのはどのような感じでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 はちのへ空き家ずかんのポータルサイトを3月半ばに開設して、今現在10件を登録できておりますけれども、ポータルサイトへのアクセス数は大分あるようですけれども、具体的に業者の方から売買に向けての話が来ているというのはまだ伺っておりません。
以上です。
◆伊藤 委員 最後のほうが聞き取りにくかったのですが、売買の話は来ていないということですか。
◎松田 建築住宅課長 売買に向けての今契約、手続その他相談があるということは伺っておりません。
以上です。
◆伊藤 委員 ありがとうございました。アクセス数もかなりあるかもしれませんけれども、私も何度か調べるために見ているので、それもカウントされているかと思うんですけれども、私の調べ方が悪いのかわかりませんけれども、最近のだと10件載っかっていません。そうすると、これは動きがあるのかと捉えていたんですけれども、そうではないんでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 申しわけございません。聞き取り不足でした。10件の
空き家バンク登録物件に関して、売買に向けての動きというのはこちらで確認はできておりません。
以上です。
◆伊藤 委員 やはり大変なお金をかけてこの事業をやっているわけです。国民の税金を投入して、本来なら持ち主の方々が適切にやっていればこんな膨大なお金を全国にかけて展開する必要はないわけですので、この事業をするに当たっては、この売買にかかわる協定を結んだところの方々とのやりとりは密にしていただきたいと思います。
5000万円の予算ということでしたけれども、4900万円あたりのところで、支出の仕分けを教えてください。
◎松田 建築住宅課長 事業費の中の内訳ということでよろしいでしょうか。
◆伊藤 委員 はい。
◎松田 建築住宅課長 事業費に含む業務ですけれども、主に3つございます。空き家の実態調査及びデータベースの構築が1つ、2つ目として
空き家ポータルサイトの構築、運営保守が1つ、そして
空き家対策PR動画の制作の3つから構成しておりますけれども、それぞれ割合でいいますと、実態調査、データベースの構築に関しては全体の中の37%弱、
ポータルサイト構築、運営保守が中心になりますけれども、56.5%、それから
空き家対策PR動画の制作等が全体の6.8%となっております。
以上です。
◆伊藤 委員 PR動画は3月末には流せるというようなお話を聞いていたんですけれども、これも既に流れていて、その反響があれば。
◎松田 建築住宅課長 PR動画の反響ということでございますが、アクセス数は大分あるようですので、反響ということでは大分あると理解しております。3年間の事業でございます。また新たなPR動画もつくれると思います。はちのへ空き家ずかんをごらんいただいているかと思いますけれども、大分趣のあるPR動画等になっていると思います。
以上です。
◆伊藤 委員 PR動画というのは、これから2年間続く事業ですけれども、そのたび毎年つくり変えるということですか。
◎松田 建築住宅課長 PR動画は追加で撮影できればと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 それでは、昨年の予算額は5000万円でしたけれども、5000万円、5000万円、5000万円の1億5000万円の3カ年の計画と伺っていたんですけれども、今年度は4000万円という予算の数字はどのような経緯から4000万円となったのでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 当初上限5000万円ということで3カ年を計画していたんですけれども、2年目、平成31年度に、ポータルサイトの運営保守等に関しまして、平成30年度に対して、ポータルサイトの設営その他を減額して保守運営としております。PR動画、また実態調査等は同程度の規模となっておりますので、5000万円に対して4000万円の予算で計上したわけでございます。
以上です。
◆伊藤 委員 せっかくだから予算があったら、少しでもタイトルの空き家再生事業と、再生というところまでいけるようにこの予算をフルに使って、前年度よりももっと、またさらに実績が上がるような使い方もできたのではないかと思うんですけれども、またことしの推移を見ていきたいと思います。
ところで、ことしの調査地域と、それからまた来年度の地域を教えてください。
◎松田 建築住宅課長 今後の現地調査の予定でございます。平成30年度は江陽地区、根城地区、小中野地区でございまして中心市街地を主にその周辺ということでしたけれども、今年度、平成31年度に関しては、三八城地区、吹上地区、長者地区、世帯でいいますと約2万世帯に対しての調査、並びに、最終年度となりますけれども、平成32年度に関しては、柏崎地区、湊地区、白銀地区、同じく2万世帯を予定してございました。予算配分の中でできる限り調査をしていきたいと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 人口が集中している地区を中心ということで中心市街地ということでありますけれども、空き家対策は中心市街地だけではない問題だと思うんです。これは市全体の問題だと思います。そしてまた住宅の密集地というか、住宅が大変あるところというのは団地だったり、あるいは地域によって、中心市街地以上に空き家が問題になっているというところもあるかと思うんです。国の予算がつくからやれるというところもあるかと思いますけれども、ちょっと先になりますが、中心市街地以外で調査すべきところが私はあると思っているんですけれども、その後の市の姿勢としてはどういう方向であるかを伺います。
◎松田 建築住宅課長 まず、訂正させていただきたいと思います。
平成31年度、先ほど三八城地区、吹上、長者地区と申しましたけれども、予算上のこともあるんですが、三八城地区はことしは除いておりまして、吹上地区、長者地区と考えておりました。訂正させていただきます。
それから、3カ年でのこの地区の調査でございますけれども、多々情報をいただいております。ぜひ調査していただきたいということもありますし、その点に関して情報があれば、そこの地区というか、個別に調査できると考えておりますので、情報はいただきたいと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 今訂正されたところで、吹上、長者でも2万世帯という数字は一緒ですか。
◎松田 建築住宅課長 2万世帯は3地区合同で2万世帯というデータでした。
以上です。
◆伊藤 委員 そうすると、三八城の部分は減って2万世帯ではなくなるわけです。
いずれにしても、ことしのやり方を踏襲しながら事業を進められるかと思いますけれども、やはり一番難しいのは、調査の部分よりその後です。所有者との折衝の中でいかに利活用に結びつけていくかというところが非常に大事なところで、ここには市はどのぐらいかかわっていらっしゃるのでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 調査を行って、利活用可能な物件をポータルサイトに登録してそれ以降でございますけれども、利活用希望者、それから所有者のマッチングをまず図っていく、そこに市としてそれを促進していくような取り組みを行っていかなければならないと思っております。まずは、所有者の希望、利活用者の意向等々、市もかかわって相談に乗って、円滑な売買、また売買物件だけでなくて賃貸物件等も含めて、それを促進していくように取り組んでいきたいと思っております。
以上です。
◆伊藤 委員 3月定例会のときにも寺地議員が触れておられましたけれども、実態調査はとにかく、どういう対策をとるかというためにも絶対必要であるということはあるので、まずはこれをされたと。そして所有者を確認し、先ほどの3番目のところで、特定の住宅の指定をしてそれに対する対処もしっかりしていかなければいけないとかがあるわけですけれども、一部補修も223件ほどあるわけで、これができれば利活用ももっと進むかとも思いますけれども、ただこれもお金のかかることなので、所有者の方々は、非常にわかってはいるけれどもなかなかやれないというところもあって、時間がたてばたつほどだんだん特定のほうに近寄っていくわけです。その辺を余り進行させないためにも、何か手を打たなければならないだろうと思うんです。やはり一部修理に係る助成制度であるとか、どのぐらい国、県、市が応援をくれるのかというあたり、優遇、是正の部分とかもいろいろ出ているんですけれども、それでもなかなか進まない状況というのがあるわけで、そういう中で全国の自治体の中には、独自に補助制度、助成制度を設けてやっているところもあるわけですけれども、市としては、今後このあたりはどのように考えていかれるのでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 まず、現在、建築住宅課で空き家活用に関しての事業が、空き家活用・住みかえ支援事業がございます。空き家の利活用促進に向けての事業でございますけれども、空き家のインスペクション、住宅診断の費用、売買瑕疵保険費用、荷物の搬出費用、相続登記費用等の事業があるわけですけれども、これに加えて、利活用可能なものとしてポータルサイトにまだ登録できていないものが、委員がおっしゃっているとおりさまざまな問題があると思います。
リフォーム等の改修の問題、また、利活用希望ではあるんだけれども、さまざまな土地、また環境上の問題があると思います。それらに一つ一つまた相談に乗って、他部署の耐震性その他の市の事業もあると思いますので、そちらと連携して進めていきたいと考えております。
以上です。
◆伊藤 委員 高齢社会で今問題になっているところというのも、だんだん今度時間がたてばたつほどやりにくくなってくる状況が出てくるだろうと思うんです。先ほど言いましたように、特定のほうの件数がふえてくるのではないかとなると、逆に市も大変ですし、市民の危険度というのも非常に増してくるわけですので、調査した段階で少しでも推奨して所有者の方々の御理解をいただき、前進できるようになっていかなければ、本当のこのタイトルのごとき空き家再生事業ということにはならないのだろうと思います。調査の後が大事だと思いますので、どうぞ行政のほうも力を合わせてしっかりと取り組んでいただくことを強く要望いたします。
この件は以上で終わります。
次は住宅要支援策についてです。
住宅にお困りの方々に支援をしなければならないということになっているわけですけれども、今、市としてはどういった支援ということでされているでしょうか、伺います。
◎松田 建築住宅課長 質問にお答えいたします。
住宅に困窮している方への支援ということだと思いますけれども、一般の住宅ということでは事業としては行っておらないわけですけれども、市として公営住宅、市営住宅に関して、市営住宅そのものが低所得者、住宅困窮者に対するマッチングでございますので、これに関して幾つかお答えさせていただきたいと思います。まず市営住宅入居率は80%弱なんですけれども、確保するべき空き住戸というところでは結構余裕はあるんですが、応募が人気のあるところだけに集中してしまっておりますので、住宅に入りたいという申し込みがあっても、なかなか希望する住宅に入れない。
その中でも要支援者に対する市営住宅の提供ということですけれども、幾つかございます。特定入居ということでございます。公募によらない特定入居になるんですが、例えば災害で家を失った方とか、市営住宅の借り上げ終了、建てかえ事業で移転する方、不良住宅撤去で移転する方、その他公募によらない条件として市営住宅を確保してございます。また、目的外入居での住宅確保ということもございます。災害、被災者を含めて火事等、それからDV被害の方に向けての住宅確保という支援を行っております。それから、心身障害の方、母子、父子世帯の方、多子世帯、高齢者など、優先的に入居すべきと考える世帯の方に対して、募集戸数の3割程度を確保するということも行っております。また、精神障害等がある方についても考慮した支援を行っておるところでございます。
以上です。
◆伊藤 委員 ありがとうございました。DVを受けたりとか、あるいは子どものいじめということで、今住んでいるところから住居を変えたいというところで、やはり余り高額なところには移れないし、また子どもたちの学校、どこに行くかによってですけれども、できれば自分の希望する学校の近くに入居したいというようなこともあって、なかなかすぐマッチングできない事案もあるかと思いますけれども、やはり親身にこちらも御相談に乗っていただき、速やかな住居を提供できるようにしていただきたい。
市営住宅もずっとお入りになっていると、それも高齢化してくるわけですけれども、これは市営住宅でまた伺えばいいんですけれども、先ほど優先入居枠の中に高齢者世帯とありますけれども、高齢者世帯の場合に、2階、3階と階段を使わなければならないような市営住宅の部屋というのはやはり適切ではないかと。そのときはいいけれども、年々時間がたてばだんだんそれがつらくなってくる、無理になってくるという状況もあるので、できるだけ1階部分にとか、平家建てのところとかということがあろうかと思いますけれども、その辺の配慮というのはどうなっているんでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 お答えいたします。
確かに昭和20年代後半から建設が始まって、現在、耐用年数を迎える物件もありましたし、耐用年数の半数を迎える物件もありまして、また入居されている方もやはり高齢化が進んでおります。委員がおっしゃるように、当初中層住宅、5階程度のRC造から建設が始まって、現在は平家の木造住宅も建設がありまして、直近では松野の市営住宅が建てかえになっておりますけれども、やはり高齢者向けに考慮した住宅というのは考えていかなければいけない部分ですが、既存のストックの戸別改修、全面改修等も進めていくために長寿命化という計画を立てるのでございますが、政策空き家になっている部分、中心地に近い政策空き家もございます。これは当初建てかえではなくて、政策空き家として用途廃止ということでは計画していたんですけれども、中心地に近い部分に関しては入居率はかなり望めると思います。そこは今後、建てかえを考えて、例えば中層住宅で入居数を確保するのであればエレベーターが必須かと思います。
平家の木造住宅の戸数を確保するためにはかなりの面積の土地が必要になりますので、そういう意味では、高層住宅とは言いませんけれども、中層程度の住宅もこれから考えていかなければならないかと思います。また、既存の市営住宅、3階以上の部分に関しては、やはり高齢者のことも考え、エレベーター等を考えていかなければならないかと考えております。
以上です。
◆伊藤 委員 ありがとうございました。次のところで伺おうかと思うところも御回答いただきましてありがとうございます。
旭ケ丘地域のところに平家建ての最近できた市営住宅があるんですが、そこへ行くと本当に、こんなところなら今の自分の住んでいるところよりずっとよくて、住みやすいし、広々としてとてもいいのです。だから、あそこに入れた方たちはラッキーだと、他の高層の、しかも上のほうに住んでいらっしゃる方々からは羨望のまなざしで見られております。
そういったことで、これから新築される考え方というのは、ユニバーサルデザインということを考えて最初からつくっていくということになろうかと思いますけれども、既に既存ストックの住宅に関しましては、やはり使い勝手のよい、そして安全な住宅に改修していくというところでは、エレベーターの設置等々、段差を解消するとか、いろんな対策をやっていただいて入居率を高めていただけるようにお願いしたいと思います。
この件はここで終わります。
つながるかと思いますけれども、市営住宅についてお伺いいたします。
報告書155ページを拝見いたしますと、団地ごとの状況が書かれているわけですけれども、14地区の33団地、戸数が2993戸、今、市営住宅としてストックされているわけですけれども、今入居されている全体の方々、大ざっぱで結構ですけれども、入居世帯の年代別の傾向というのをお知らせください。
◎松田 建築住宅課長 世帯別の入居者ということでよろしいでしょうか。
◆伊藤 委員 はい。
◎松田 建築住宅課長 世帯別でございますけれども、データは古くなる、古いといっても平成29年度になりますけれども、平成30年3月1日時点でございます。このときは管理戸数3011戸でしたけれども、高齢者世帯の方々の世帯数が1201世帯、率で49.3%、それから高齢者のみ、単身を含む世帯は806世帯の33.1%になります。また生活保護の方等は263世帯、10.8%でございます。高齢者の世帯の中で名義人の方が高齢者の世帯数でございますけれども、これは1076世帯、44.2%、あと、先ほど単身を含むと申しましたけれども、高齢者の単身の世帯が535世帯になって22%程度となってございます。
以上です。
◆伊藤 委員 年代別というよりも、高齢者世帯のところを詳しくお知らせいただいたんですが、これを伺っただけでも、本当に入居者の高齢化というのは進んでいるし、この数字がこれからも逆に上がってくると思うんです。ということでは、先ほど言ったように改修をどんどん進めていただき、安全で安心な市営住宅の運営をしていただければと思います。
入居率ですけれども、高い団地から3つほど、それから入居率の低い団地を低い順に3つほど教えていただけますか。
◎松田 建築住宅課長 高い順に3つほどということでしたけれども、入居率でお答えいたします。
入居戸数の一番多い住宅は231戸が3つございます。旭ケ丘市営住宅、河原木市営住宅、類家南市営住宅が231戸でございます。次に、石手洗市営住宅178戸、それから松園町155戸等となってございます。また追加で、白銀台115戸となってございます。
以上です。
◆伊藤 委員 それは各団地の市営住宅の戸数を大きい順に言っていただいたんですが、これはわかるんですけれども、現在入居されている方のストック全体からの割合、団地ごと、それで高い順に教えてください。入居率です。
◎松田 建築住宅課長 入居率100%の団地が新井田道、白銀いかずち、それから松野、番町ヒルズ、市野沢市営住宅がともに100%となってございます。あとは90%台も幾つかございます。
以上です。
◆伊藤 委員 低いほう。
◎松田 建築住宅課長 入居率の低い団地でございますけれども、南郷に若者定住の住宅がございますけれども、これは25%でございますけれども、是川三丁目は政策空き家になってございます58.09%、政策空き家でないところに関しましては、岬台68.9%、大久保市営住宅が66.67%、60%台は八重坂市営住宅67.5%となってございます。
以上です。
◆伊藤 委員 100%のところは恐らく応募数も多くて入れないという残念な方たちが結構いて、住まいに困っていても、しかしやはり市民の嗜好というか、これは誰でも考えることだと思うんですけれども、少しでも便利なところで、交通の便がよくて生活しやすい場所、そしてできれば少しでも広くてきれいでという条件があるかと思いますけれども、それにしても、今後、入居率の低いほうの対策というのは、入居率を高めるといっても、選ぶ側が選ぶわけですのでなかなか難しいところはあろうかと思いますけれども、この辺は市営住宅の運営の仕方として、どのようなことをこれから講じていかなければいけないと思っていらっしゃるでしょうか。
◎松田 建築住宅課長 お答えいたします。
入居率の高い団地、やはり中心市街地に近いところで、お家賃的にも少し高目な団地ですけれども、やっぱり周辺環境、利便性、交通事情等があって入居率は高くなっていると思います。10倍を超す市営住宅もございます。
先ほど申しましたけれども、入居率の低い団地に関しては、改善策というか、入居促進に関してストック、また長寿命化等で利便性、エレベーターを含み、3点給湯を含みで少し利便性を上げていけるような対策をとりたいと思います。また、どうしても入居率の低い市営住宅は中心市街地より若干遠い地区になってございます。中心市街地のほうの倍率が高い旭ケ丘等々10%の倍率を超える部分もございます。そこは同じ倍率、人気がございますけれども、例えば政策空き家としております熊野堂も建てかえ等をまた考慮していければよいかと考えてございます。
以上です。
◆伊藤 委員 問題は高齢化ということもありますけれども、これから大きな高齢化の波が去った後は人口減少をもろに受けていくわけです。そうすると、ストックしているものも、やはりさまざま廃止の部分も含めて、市の中にどういう配置をしていくかというあたりも非常に重要になってくるし、おっしゃるように、中心市街地にあるところは大変高い倍率であるし人気であると。これは、高齢になると足もなかなか不便になってくるので、中心街はバリアフリーが進んでいるし、買い物もすぐ目の前にあるし、いろんな意味で利便性が高いから倍率も高いという結果も出ていますので、これからのまちづくりの中で市営住宅がどういう配置であるべきかとかさまざま考慮していただきながら、長い目でやることと、それから直近でやらなければならないところを明確にしながら適切な市営住宅の運営に当たっていただきたいと要望しまして終わります。
ありがとうございました。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 関連質疑を認めます。
◆寺地 委員 伊藤委員の質問の関連をしたいと思います。
空き家再生事業についてお伺いしたいと思います。
これは地方創生推進交付金の活用ということであったんですが、委託をする際にスポーツクラブと連携をしながらこの調査に当たる業者をということで選んだと伺っておりましたが、まず理由についてお伺いしたいと思います。
◎松田 建築住宅課長 お答えいたします。
はちのへ空き家再生事業に関しまして、事業実施に当たって地方創生推進交付金の要件に、独自の取り組み、自立性、官民協働という要件がございますので、そこにスポーツチーム、PRがまず空き家等の政策課題に取り組んでいくためには、空き家のデータベース等、
ポータルサイト構築に向けての一番の活用ではないかということで、スポーツが盛んな八戸地区ということで、スポーツチームとの連携を考えて、はちのへ空き家再生事業。ただ、はちのへ空き家再生事業でどのようにスポーツチームを活用できるかということも含めて検討し、プロポーザルを展開して、そこに応募者からの提案等々もあり、こちらで考えているスポーツチームとの連携、スポーツチームのPR効果を最大限に生かして、実態調査、それからまたポータルサイト等の技術的な部分にもかかわっていただいて、そういうことでとにかくスポーツチームを大いに活用できればというような観点でプロポーザルを実施して、この事業を進めてまいりました。
◆寺地 委員 今るる説明があったんですけれども、その理由がはっきり申し上げてよくわからない。私は一般質問の中でも、地元の不動産業者とか、さまざまな売買や仲介やさまざまなことにかかわる専門的な業者の方々がやはり入ったほうがいろんな情報も集まり、その利活用も進み、その後の空き家対策にもなるのではないかという思いがあって質問もしたわけですけれども、現実にはなかなかそれが進んでいないという。先ほど伊藤委員の質問の中にも、登録件数が10件ぐらい。それも登録しているだけで、なかなかその後の進展がない、活用がないということになれば、果たしてこの調査自体が成功だったのか、八戸のためになるものなのか、少し疑問が残るのではないかと思っています。
先ほど伊藤委員の質問の中にもありましたが、やはり空き家を活用するためには、修理をしたり、またはそれを管理したり、そしてまた、それを一般の方々に示すわけですので、それなりの準備やそれなりの費用もかかってくる。その費用について全く手だてがない、または市の援助がない、またはそれを自費で行って、その後に果たして活用できるのかという疑問、不安に対する対策や考え方、また、先ほどの売買の件でもそうですが、八戸市が中に入ってそれぞれを組み合わせしながら、マッチングしながらという話ですが、果たしてそれを促進できるのでしょうか。
中には、UタウンやIターンやさまざまなことで八戸に帰ってきたり、さまざまなことで移住を促進するという話があるのも一つでありますが、果たしてそれに空き家対策が適応できるのか、今の状況では非常に難しいのではないかという感覚を受けるわけです。そうしますと、この3年間の調査、またはさまざまな経費をかけることが有効に働くかどうかということは非常に疑問を感じる。ただ単に調査をすればいいというだけの話であれば全く無駄とは言わないんですが、それだけの効果がないということになれば非常にもったいない話で、空き家再生事業という本来の目的に照らし合わせて考えればもう少しやり方や考え方があると思うんですが、その辺の所見についてお伺いいたします。
◎松田 建築住宅課長 お答えいたします。
現在、委員がおっしゃるとおり10件の登録となっておりますけれども、はちのへ空き家再生事業ということでは、もっと潜在的な物件の登録があってしかるべきかと思っております。また、売買契約等も進めるために今後いろいろ市もかかわっていかなければならないと考えております。まずは3年間の事業でできるだけデータを構築して登録物件をまずふやして、それとともに、今おっしゃっておられた空き家の再生ということに関しても、より検討して取り組んでいきたいと考えております。
以上でございます。
◆寺地 委員 大変な事業だとは思うんです。やはり今からでも遅くないので、宅建協会とか、不動産協会が2つありますけれども、その方々を呼んで協力を依頼する、または、その業者たちが持っているノウハウを生かしながらやっていくということを考えたほうがいいと思うんです。売買とかさまざまなことになってくると専門的な知識も必要ですので、私は、業者に依頼をしながら、市に協力してくれということで、売買や仲介や賃貸の部分についてはそういう業者にお願いしたり、お力をかりながらやっていくということが大事でないかと思うんです。調査は調査として当然これからも進めるでしょうから、その調査が身になるもの、調査が八戸に役立つものになるための実行ということになれば、当然専門家の知識やさまざまな情報が必要であろうと思いますので、ぜひその辺は検討しながら有効に活用できるように御要望申し上げて、終わります。
○高山 委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で伊藤委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆中村 委員 1点だけお願いします。
まちづくりについての部分で、以前から陸奥湊の再開発、これは機会あるごとに新聞報道でも進捗状況が報告されております。耐震化とか建て直しとか、また、今建っている施設を再利用するとか、さまざまな方向で検討されていると思うんですけれども、1点目としては、現時点で何か進んでいる状況があれば伺います。
もう1点は、関連して、今、第二魚市場の建てかえ、通称D棟です。これは以前の計画より縮小して少し小さい建物になってくるという状況ですけれども、それに関連する商業施設ということで、以前から市長からも検討事項として案も出されておりました。この2つの施設の可能性に向けて、現在の進行状況を伺いたいと思います。お願いします。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 それでは、お答えいたします。
まず、現在の陸奥湊地区のまちづくりの進捗ということでございます。こちらにつきましては、我々とすると、今3つのラインでまちづくりをしていこうということで考えております。1つ目は、まずは市営の魚菜市場をどうするかということでございますが、こちらにつきましては耐震診断の予算を計上いたしまして、現在契約を結びまして診断に入っているというような状況でございます。こちらの結果を受けまして、その施設をどうしていくかということは具体的に検討していく形になろうかと思っております。
また、これまで陸奥湊地区の再開発事業という形で、魚菜市場の周辺の民間の市場の方々と駅前地区の整備ということでさまざまな検討がなされてきた経緯がございます。そちらにつきましては、まずは地域の方々で、市民による地域のまちづくりの推進に関する条例という条例に基づくまちづくり協議会をつくるということで、まちづくり協議会は条例上、認定の条件がございますが、認定の条件をクリアして、現在も協議会の認定の手続をしているということでございますが、そういった地域の方々のまちづくりということの中で今後まちづくり計画を定めていきますが、その中のコア施設として、まずは民間の市場をどうしていくかを考えていこうということで進めております。こちらにつきましては、非常に重要なのは事業主体をどうするかが大きなポイントになってまいりまして、まずは事業主体をどうするかについて、市とまちづくり協議会と一緒になりながら話を詰めているというような状況でございます。これが2つ目でございます。
そして3つ目は沿道のまちづくりということで、駅前地区が魚菜市場、それから民間のコア施設の整備が進められることを契機としまして、湊地区の湊商栄会を初めとした通りの活性化をしていこうということで、こちらは先ほどのまちづくり条例に基づくまちづくり協議会が今後まちづくりの計画を定めまして、それに基づいて各店舗等の整備を進める際に市のほうで一定額の支援をしていくというような、こちらは今、内丸地区でも同様の形でまちづくりを進めておりますけれども、それに倣った形で沿道のまちづくりを進めていくというその3本の流れで湊地区のまちづくりを進めていくという状況でございます。
それから、D棟に関連する施設ということでございますが、こちらにつきましては、平成29年度から繰り越しをして調査をしておりました市場を核とした湊、小中野地区のまちづくり調査という委託業務の中で調査をしたということでございます。この調査結果を踏まえてお答えいたしますと、この調査につきましては、主たる部分は陸奥湊地区の調査ということになりますけれども、D棟の整備と合わせて、関連する漁港、あるいは漁業関連の施設ということですので、離島の周辺に物販あるいは飲食の施設を整備できないかというその可能性についてということでございます。
こちらにつきましては、昨年3月に中村委員の一般質問の際にも御答弁した経緯がございますけれども、現状においては、第二魚市場に水揚げされる魚については全て流通経路に乗って売りさばかれているという状況がございます。それから、市の所有する用地につきましては、駐車場用地がメーンになってございまして、その中に先ほど申し上げました施設をつくるということは難しいという状況がございまして、仮にそういう施設を整備する場合には、他に用地を求めるという課題があるということでございます。
そうした中で、周辺の湊地区の観光スポットということでは酒蔵があり、館鼻公園があり、また朝市があって、駅前の魚菜市場があるという中で、例えば魚菜市場で第二魚市場で水揚げされた魚を買える、あるいは食べられるといったソフトの部分での連携がとれないかということが調査の結果として、そういう連携をとることで1つの回遊性の向上、魅力向上につながるであろうということで報告されております。
したがいまして、今後はそういった方向で、施設整備の方向が決まりましたら、まずはソフトの連携で、陸奥湊で八戸に揚がった魚、あるいはD棟で揚がった魚が買える、食べられるというような仕組みが構築できないかを検討していきたいと考えておりますし、また、幸い競りが6時半から始まるということでございますが、陸奥湊地区は朝早くからやっているということで、現在の営業時間の中でも回遊して買ったり食べたりができるというような状況でございます。そういったメリットも生かしながら連携を図っていくという方向で考えております。
以上でございます。
◆中村 委員 詳しく説明いただきました。ありがとうございます。陸奥湊の開発も少しずつ進んでいるという感触を受けました。中心街は飲食店が中心となって、夜、人が結構出ているんですけれども、そういった流れをまた陸奥湊あたりでも連動したまちづくりにつながっていければと思っております。ぜひ進めていただきたいと思います。
D棟に関しても今いろいろ課題が示されましたけれども、県が持っている所有地もありますし、使っていない施設、古い施設は建ったままということで、先ほどの空き家ではないんですけれども、そういった整備も進めながら、陸奥湊と小中野が連動して、そこから中心街とも連動するような大きな流れをつくっていただきたいと思います。また、企業誘致とかを含めて、やはりそこは土地が大事になってきますので、さまざまな観点からまた研究、調査していただきたいということを要望して終わります。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第8款土木費の質疑を終わります。
第9款消防費の説明を求めます。
◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の215ページをごらん願います。
第9款消防費につきまして御説明申し上げます。
予算現額は29億8014万1000円、支出済額は29億5584万442円、翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく洪水ハザードマップ策定事業1200万円、不用額は1230万558円で、執行率は99.2%でございます。
1項1目常備消防費は、19節の八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金が主なもので、2目非常備消防費は、同事務組合への消防団事務の委託料でございます。
3目水防費は、水防センターに係る13節の指定管理料及び15節の維持補修工事費が主なものでございます。
4目災害対策費は、次の216ページにわたりますが、津波防災センターの管理運営に要した経費のほか、13節の防災無線点検委託料、国土強靭化地域計画策定支援業務委託料、次の217ページに参りまして、県防災ヘリコプター連絡協議会負担金、自主防災組織育成助成補助金及び活動支援助成金が主なものでございます。
第9款消防費の説明は以上でございます。
○高山 委員長 事前通告による質疑はありませんけれども、皆さんから質疑はありますか。
◆田端 委員 通告外ですが、1点確認したいと思います。火災があって、それで、消火栓が機能しなかったという話を聞いておりますけれども、ここは事実かどうか確認をしたいと思っておりますが、どうでしょうか。
◎鳥谷 総務部参事 ただいまの件についてお答えいたします。
火災現場において消火栓が使用できなかったということでよろしいでしょうか。うちの消防本部としては、現時点でそういうことがあったということは把握しておりません。
◆田端 委員 わかりました。私も事実は確認をしていないんですけれども、新井田地区の火災で、消防車が出動して消火栓を使うという段になって、消火栓が機能しなかったという話があったものですから、ここを確認したいという思いで聞きました。
それで、消火栓の点検の頻度について、年に何回ぐらいやられているのか、お聞かせください。
◎鳥谷 総務部参事 新井田地区の件ですけれども、新井田地区は水道管が細いということがございます。なので、同じ管に例えば消火栓が3カ所あるとして、一度に3つの消火栓につくと水量が落ちるということはございます。その辺は事前に把握しておりますので、そこの管に部署する際は1台にしなさいというような計画は立てております。
それと、水点検のほうでございますけれども、消火栓が市内には2100近くございますけれども、1年に1回、水出し点検を実施しております。
以上でございます。
◆田端 委員 ありがとうございました。終わります。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第9款消防費の質疑を終わります。
第10款教育費の説明を求めます。
◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の218ページをごらん願います。
第10款教育費につきまして御説明申し上げます。
予算現額は111億8697万3592円、支出済額は91億4736万9855円、翌年度への繰越額は、継続費の逓次繰越分が新美術館整備事業及び新井田インドアリンク改修事業で9億6873万2000円、繰越明許費分が旧柏崎小学校解体事業、公民館施設整備事業、八戸スポーツビジネス創生事業など7億710万7800円、合わせて16億7583万9800円でございます。また、不用額は3億6376万3937円で、執行率は81.8%でございます。
1項1目教育委員会費は、教育委員報酬及び教育総務課、学校教育課、教育指導課の職員の人件費のほか、次の219ページに参りまして、13節の用務員業務委託料、スクールバス運転業務委託料、17節の売市第二土地区画整理事業清算金、19節の奨学金給付金、21節の奨学金貸付金が主なものでございます。
2目指導費は、1節のスクールソーシャルワーカーの報酬のほか、次の220ページに参りまして、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。
3目教育センター費は、1節の外国語指導助手などの非常勤職員報酬及び職員の人件費のほか、次の221ページに参りまして、11節の学校図書館用図書購入費、12節の教育情報ネットワークシステム運用のための通信運搬費、13節の学力調査委託料、次の222ページに参りまして、教育情報ネットワークシステム運用委託料、14節のOA機器等借上料が主なものでございます。
4目こども支援センター費は、次の223ページにわたりますが、特別支援教育アシスト事業、特別支援教育看護支援員配置事業、教育相談・特別支援教育推進事業などに係る非常勤職員報酬など、事業の推進に要した経費でございます。
2項1目小学校管理費は、小学校の技能主事の人件費のほか、次の224ページにわたりますが、小学校の管理運営に要した経費でございます。
2目教育振興費は、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。
3目学校建設費は、次の225ページにわたりますが、15節の長者小学校ほか施設改修等工事費、旧柏崎小学校解体工事費が主なものでございます。
同じく3目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした吹上小学校ほかトイレ改修事業などを執行したものでございます。
4目学校騒音防止対策費は、下長小学校防音機能復旧事業に係る調査・設計等委託料が主なものでございます。
3項1目中学校管理費は、中学校の技能主事の人件費のほか、次の226ページにわたりますが、中学校の管理運営に要した経費でございます。
次の227ページに参りまして、2目教育振興費は、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。
3目学校建設費は、15節の東中学校ほか施設改修等工事費、23節の白山台中学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。
同じく3目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした市川中学校ほかトイレ改修事業などを執行したものでございます。
4目学校騒音防止対策費は、下長中学校防音機能復旧事業に係る調査・設計等委託料が主なものでございます。
4項1目幼稚園費は、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金が主なものでございます。
次の228ページに参りまして、5項1目社会教育総務費は、まちづくり文化推進室、社会教育課、是川縄文館等の職員の人件費のほか、13節のアートプロジェクト委託料、次の229ページに参りまして、19節の放送大学運営負担金、文化協会補助金が主なものでございます。
2目青少年対策費は、少年相談センターの運営に要した経費のほか、13節の成人式会場設営等委託料、青少年海外派遣事業委託料が主なものでございます。
次の230ページに参りまして、3目公民館費は、1節の館長及び非常勤主事の報酬など、管理運営に要した経費のほか、次の231ページに参りまして、15節の是川公民館解体工事費が主なものでございます。
同じく3目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした根城公民館駐車場整備工事費等を執行したものでございます。
4目図書館費は、次の232ページにわたりますが、職員の人件費及び施設の維持管理に関する13節の各種委託料のほか、次の233ページに参りまして、13節の南郷図書館等指定管理料、18節の図書等購入費が主なものでございます。
5目視聴覚センター費は、13節の児童科学館等指定管理料など、施設の管理運営に要した経費でございます。
次の234ページに参りまして、6目博物館費は、職員の人件費及び13節の各種委託料のほか、博物館及び南郷歴史民俗資料館の主催事業の実施等に要した経費でございます。
7目南部会館費は、次の236ページにわたりますが、13節の指定管理料など施設の管理運営に要した経費でございます。
8目美術館費は、職員の人件費及びワークショップ等の事業の実施に要した経費、次の237ページに参りまして、14節の新美術館建設推進室の執務室の借上料などでございます。
9目文化財保護費は、次の238ページにわたりますが、天然記念物蕪島ウミネコ繁殖地保護事業、名勝種差海岸保護事業、埋蔵文化財保存活用事業、無形民俗文化財後継者養成事業などの実施に要した経費でございます。
10目文化財調査費は、次の239ページにわたりますが、市内遺跡の発掘調査に要した経費でございます。
11目是川縄文の里事業費は、次の240ページにわたりますが、是川縄文館の管理及び企画展・特別展等運営に要した経費のほか、是川縄文の里整備事業に係る13節の調査・設計等委託料、17節の用地購入費が主なものでございます。
次の241ページに参りまして、12目八戸南部氏庭園事業費は、13節の樹木剪定等委託料、一般開放時の会場設営業務委託料が主なものでございます。
13目史跡根城の広場費は、13節の整備計画策定支援委託料及び指定管理料が主なものでございます。
次の242ページに参りまして、同じく13目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした史跡根城跡環境整備事業を執行したものでございます。
14目公会堂費は、13節の昇降機設置等工事に係る設計業務委託料及び指定管理料、15節の高架水槽改修工事費など、施設の維持管理及び運営に要した経費でございます。
同じく14目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした耐震改修設計委託料及び衛生設備改修工事費を執行したものでございます。
15目文化ホール費は、次の243ページにわたりますが、南郷文化ホールの管理運営経費のほか、15節の施設改修に係る工事費が主なものでございます。
16目市民大学講座費は、13節の講演委託料など、事業実施に要した経費でございます。
17目ブックセンター費は、職員の人件費のほか、次の244ページに参りまして、13節のディレクション業務委託料、企画事業委託料、書籍等仕入販売返品業務委託料、14節の建物等借上料など、施設の管理運営に要した経費でございます。
18目新美術館施設整備費は、次の245ページにわたりますが、13節の新美術館整備に係る各種委託料、青森銀行八戸支店駐車場解体業務委託料、15節の旧八戸地区交通安全協会庁舎解体工事費などが主なものでございます。
同じく18目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした実施設計業務委託料、美術館解体工事費等を執行したものでございます。
6項1目保健体育総務費は、次の246ページに参りまして、学校医、学校歯科医、学校薬剤師の報酬、スポーツ振興課の職員の人件費のほか、12節の児童生徒の検査等手数料、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金が主なものでございます。
次の247ページに参りまして、2目社会体育振興費は、13節の八戸スポーツビジネス創生事業調査等業務委託料、デジタルアーカイブ作成・運営業務委託料、17節の八戸駅西地区の多目的アリーナ用地購入費、次の248ページに参りまして、19節の青森県アイスホッケー連盟事業補助金が主なものでございます。
3目体育施設管理費は、次の249ページに参りまして、13節の体育館等指定管理料、南郷体育施設等指定管理料、15節の東運動公園内受変電設備更新工事費などが主なものでございます。
同じく3目繰越明許費分は、平成29年度から繰り越しした屋内トレーニングセンター改修工事費を執行したものでございます。
4目学校給食管理費は、学校教育課職員の人件費のほか、次の250ページに参りまして、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。
5目特別会計整備費は、学校給食特別会計に対する繰出金でございます。
6目国民体育大会費は、国体室職員の人件費及び第75回青森県実行委員会負担金でございます。
第10款教育費の説明は以上でございます。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆岡田 委員 それでは私からは、51番、学校図書館支援事業について、次の52番、学校閉庁日についてお伺いします。
まず、学校図書館支援事業についてでございますが、先日、伊藤委員の一般質問でも取り上げられました。厳しい財政状況もありまして、増員できない現体制の学校司書4人のままで、新たに派遣希望のあった小中学校合わせて32校全てに派遣されているということに対しましては、敬意を表し、感謝申し上げたいと思います。成果としても図書資料の整備が進み、子どもたちが利用しやすい図書館になったとか、貸出冊数がふえたということで、大変喜ばしいことではないかと思っております。
ただ、しかしながら、そこで心配なのは1人の学校司書にかかる負担であります。これまでよりも1人当たりの担当校がふえたと思うんですけれども、そのあたりの負担感についてお伺いしたいと思います。お願いします。
◎西山 教育指導課長 岡田委員の御質問にお答え申し上げます。
昨年度は、学校司書は1人5から6校を担当しておりましたが、今年度は1人8校を担当しており、週1回程度訪問する学校を2校、月2回程度訪問する学校を二、三校、月1回訪問する学校を三、四校担当しております。
各校における業務内容は、蔵書の管理や環境整備等多岐にわたっており、昨年度に比べて担当校がふえたことにより、学校司書にかかる負担は増しております。学校図書館支援事業実施要綱では、学校司書の勤務時間を1日当たり5時間を上限として年間850時間以内と定めておりますが、限られた時間を目いっぱい使って業務に当たっている状況であります。委員御指摘のとおり、学校司書派遣校がふえ、学校現場からは喜びの声が寄せられている一方で、学校司書にかかる負担は増大し、時間的にも体力的にも大変厳しい状況にあると捉えております。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。1人当たりの担当校が2から3校ふえたということで、かなり負担感が増しているというのは切実ではないかと思います。実際に学校司書の方々のお話を聞きますと、やはり過密スケジュールの中で頑張っているという様子がうかがえます。
図書館担当の先生方の負担が軽減される反面、今度は学校司書の方々の負担感が増しているというのは本当に悩ましい問題であると思っています。本来であれば10名から14名の体制が理想でしょうけれども、何とか1名でも増員いただいて、少しでも学校司書の方々の余裕がある体制で運営をしていただきたいと思っています。また、各校には図書ボランティアの方々もいらっしゃるところもあると思いますので、その方々ともうまく連携、協力しながら、学校図書の方々の余裕も確保しながら進めていただきたいと思っております。学校司書の方々も、健康管理にしっかり十分注意されて、あわせて平等な教育環境の整備という観点からも、ぜひとも1人でも増員できるようにお願いして、この項目の質問は終わりたいと思います。
次に、学校閉庁日についてお伺いいたします。
こちらも先日の我が会派山之内議員からも教員の働き方改革について一般質問がございました。ことしの6月の報道によりますと、OECD加盟国48カ国の小学校、中学校の勤務状況が発表になり、日本の小学校、1週間の勤務時間54.4時間、中学校56.0時間と参加国中最長という結果であり、改めて我が国の教員の長時間勤務が浮き彫りとなったところであります。そのような中で、当市もこれまで校務支援システムの導入、またノー残業デーの導入、部活動休止日を設けるなどの措置をとりまして、教員の働き方改革に努力されてきたと思います。昨年度からは新たな試みとして学校閉庁日を設けていると聞いております。この閉庁日の導入の目的と概要についてお伺いします。
◎小笠原 教育部次長 お答え申し上げます。
学校閉庁日の設定の目的と概要についてですけれども、平成29年12月、文部科学省から学校における働き方改革に関する緊急対策というのが示されました。教職員のいわゆる学校の組織運営及び教職員の勤務に関する意識改革、時間外勤務の抑制等に向けた取り組みを着実に進めるようにという提言を受けていました。
そこで市教委としては、教職員は、授業がある平日は、休みをとるといってもなかなかとりにくい現実がありますので、夏季休業中等において、夏季休暇及び年次休暇等を先生方が取得しやすい環境をつくろうということで、比較的業務が少ないお盆期間中に学校閉庁日を設定しようということで始めたものでございます。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。学校閉庁日において、いろいろ多分緊急の場合とかがあると思うんですけれども、その際の保護者または生徒への対応がどうなっているのかをお伺いしたいと思います。
◎小笠原 教育部次長 お答え申し上げます。
昨年度から始めて今年度2年間実施をしてまいりました。8月の13日と14日、2日間を学校閉庁日として実施してきたところです。この2日間は、学校に対しては原則として、部活動等も含めて全部学校を閉じるようにしていきましょうということでお話をしてきました。そのため保護者、それから、学校以外の関係機関等にも事前に趣旨、概要を御説明して開始しましたが、もし13日、14日に緊急の連絡とか問い合わせ等があった場合には、教育委員会の学校教育課を窓口としますということで保護者に周知して実施してまいりました。
以上でございます。
◆岡田 委員 わかりました。教育委員会の学校教育課を窓口としているということで、実際に昨年、そしてことしと実施されたと思うんですが、緊急の連絡、または対応というのが何件ぐらいあったのかお伺いしたいと思います。
◎小笠原 教育部次長 お答え申し上げます。
初年度、昨年度につきましては、保護者から問い合わせが1件、内容は、安全情報配信システムというのがありますけれども、携帯電話の登録の仕方についての問い合わせの内容でした。それから今年度につきましては、児童相談所から子どものことに関しての問い合わせが1件入っております。ただ、昨年度、今年度ともにどちらも緊急を要するものではないということで、閉庁日明けに学校と連絡をとりながら対応したところでございます。
以上です。
◆岡田 委員 ありがとうございます。さほど件数的にも、そしてまた緊急ではなかったということで、その点に対してもまず体制をしっかりと整えていただいてというのであれば、学校閉庁日も2日だけではなく、やはり先生を休ませたいという意味ではもう1日、もしくは2日、3日でもいいと思うんですけれども、ふやしてもいいのかと考えております。そしてまた、考え方についてお伺いします。あわせて、現状で先生方は年間で休暇をどれぐらいとっているのかということもあわせてお願いします。
◎小笠原 教育部次長 お答え申し上げます。
まず最初の閉庁日を少し日数をふやしてもいいのではないかという御提言に対してですけれども、市教委としては、学校閉庁日を実施するに当たり、当初から、市連Pですとか校長会等とどの程度がいいのかというのを協議しながら、13日と14日で始めましょうという合意でスタートした経緯があります。その際に、一応2年間実施してみて、状況、あるいは課題等があればそこを検証した上で、さらに延ばすかどうかを考えていきましょうということで、当初から話し合いをしてまいりました。
参考までに、学校閉庁日は、県内40市町村ございますが、全市町村で実施されております。これは県で調査した結果ですけれども、40市町村中、13日、14日と2日間実施しているのは当市とそれからあと2つの市町、3市町というデータです。今、委員から御提案がありましたけれども、3日間、13日、14日、15日と実施している自治体が28市町村、割合にすると70%、7割の自治体が3日間で実施しております。それから4日間で実施している市町村もございます。5市町村で12.5%ということです。あと、学校ごとに決めているという自治体も一部ございますが、そこも内訳を見ると、学校ごとにやはり3日あるいは4日を実施しているということを把握しておりました。
最初にお話ししましたように、校長会、あと保護者の代表、連Pとも協議しながらここまでやってきておりますので、今年度の実施状況等を、また校長会、連Pのほうと相談しながら、また来年度、学校にとって拡大といいますか、日数を3日間にするのがいいのかどうかというところを協議した上で、来年度に向けて準備していきたいと考えております。
以上です。
◆岡田 委員 済みません、もう一つの質問で現状、先生方の休暇はどれぐらいとっているか。
◎小笠原 教育部次長 まず教職員に夏季休暇というのが制度上付与されております。教職員の場合は原則として連続する4日間を夏季休暇としてとるようにと定められているんですが、この夏季休暇について、一昨年度、昨年度と調査をした結果になりますけれども、一昨年度は4日間の夏季休暇の取得率が94%でした。それが昨年度、閉庁日を開始した年度になりますが、98.6%ということで、ほぼ99%と思っています。十数名、市内で4日間取得できなかったという職員が実際いるんですけれども、その職員も3日まではとれたけれども、あと1日何かが入っていてとれなかったという状況があっておりました。
それから、年次休暇につきましては、なかなか正確に把握するのが難しいんですけれども、一昨年度で平均すると11日から12日ぐらいになるようです。それは昨年度についても余り変化はございません。同じように10日から11日ぐらいの取得ということになるようです。よって、繰り越しも含めて40日ということで計算すると、30%ぐらいの取得率になるのかと捉えておりました。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。御答弁にあったように、県内の市町村の状況を見ますと、3日間、4日間を合わせると、ほぼまず8割を超えているというような、現状を見ますとやはり当市も2日間だけではなく、先ほど申し上げたように3日、4日でもいいのかと。全国の自治体を見ると、最長で14日とか15日をとっているところもありますので、そこにこだわらずに、やはり先生方の体も考えれば、日にちは3日、4日でもいいんですけれども、それよりとってもいいかと思っています。
現状は夏季休暇や年末年始の休暇以外は、ふだん授業もありますし、先生方は休みが本当にとりづらい状況であるというのはもう認識しております。また、先生方も一人の人間でございますので、権利というのはしっかりと尊重されなくてはならないと思っています。しっかりと休めるときに休んでいただいて英気を十分養っていただきまして、心身ともに子どもたちにはつらつとした状態で向き合っていただきたいと思っています。そのことによりまして、またなお一層すばらしい教育ができるものと信じております。
一般質問の中で、御答弁で教育長がよい環境はまさに先生であると言っても過言ではないということをおっしゃっておりました。まさにそのとおりでないかと思っておりますので、ぜひともお体を先生方は御自愛申し上げます。そして、またさらに先生方のこれからの頑張りを御期待申し上げて、この質問は終わります。
ありがとうございました。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆冷水 委員 通告をしておりました53番と54番、決算書で言うと、220ページと229ページになりますが、2項目について質問をしてまいりたいと思います。
まず最初に、いのちを育む教育アドバイザーの活動内容についてという形で通告をしておりましたが、報告書を見ますと、性に関する認識を高めるための指導をしておりまして、それぞれの中学校に1年間、1回訪問して指導しているということが書かれてありますけれども、これはアドバイザーの方々が指導するのは、教員の方々を指導しているのか、直接子どもたちを指導しているのか、まずそのことからお伺いをいたしたいと思います。
◎西山 教育指導課長 冷水委員の御質問にお答え申し上げます。
いのちを育む教育アドバイザー事業は年に1回、市内全中学校を訪問して、生徒や教員、保護者を対象に講演会を実施しています。講演の内容は、男女の性の違いや異性とのかかわり、性感染症の問題、性に関する情報の取捨選択等について、医師の専門的な見地からお話しいただいているところです。アドバイザーからは、男女の協力や家族の愛情、そして自他の命のとうとさについてもお話しいただいているという状況であります。
以上でございます。
◆冷水 委員 今のお話を聞きますと、子どもたちだけではなくて、保護者、先生、いわゆる関係者を巻き込んでいろいろな指導をなされているということで、大変いいことだと聞いておりました。ただ、主に性の関係等の指導をされているようですが、いわゆる本元となりますいわゆる命の問題です。いじめの問題を後段でお話ししたいと思うんですが、まだまだいじめと思われる案件等で子どもたちが命を絶つということが報道をされております。一向になくならないということで、私もスポーツ関係等で子どもたちを指導した経験もありますので非常に心を痛めているわけですが、そういったいわゆるみずからの命を大切にするという指導については、この教育アドバイザー活動の中では対応をしているのかしていないのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
◎西山 教育指導課長 お答え申し上げます。
先ほども御回答しましたが、自他の命のとうとさについてというところでのお話もございます。それぞれの命の大切さ、これにかかわって道徳教育も含めて、子どもたちにお互いを尊重する、それぞれの生命を尊重するというところの指導がなされているという状況でございます。
以上です。
◆冷水 委員 少子高齢化の社会になりまして、いわゆるこれからの日本を背負っていく子どもたちが少ない中で、1人でも2人でも命をみずから絶つということは、国の大もとが揺らぐと、大げさに言えばそんな感じを受けるわけですので、ぜひとも命の大切さについては、事あるたびに、教育アドバイザーだけではなくて学校教育の中でも取り組んでいただいて、できれば、みずから命を絶つ子どもたちがゼロになるように取り組んでいただきたい。もちろん八戸ではまだそのような事例は余りないようですが、ただ、今の環境を考えてみますと、子どもたちだけではなくて教員の方々も、もちろん教員だけではなくてこの社会に住んでいる我々自身がいろんな意味でストレスを感じることが非常に多い社会になってきたと感じております。
かなり前の一般質問でもお話ししましたが、村八分という言葉がありまして、私が子どものころは、八分が何で、二分が何なのかわからなくてずっと探し続けてきました。何年か前にやっとその答えを聞くことができました。それは要するに、八分はいじめるけれども、仲間外れにするけれども、二分は助ける。私なりの言い方なんですが、逃げ道の文化というのを私は自分でそうしております。いわゆる昔の言葉ですと、お葬式と火事のときは助ける。今風に言うと、火事というのは災害なのかと置きかえているのですが、そのような逃げ道がある文化を継承していっていただきたいと思っております。
今の子どもたちのいじめを見ていると、報道された中でしか私どもは感じることができませんけれども、きちんと逃げ道を閉ざしてしまってやっているような感じを受けるわけです。できればそうではなくて、どこかすき間をちょっとあけておくような社会になれればいいかと思っておりますが、ぜひそのような昔から伝わってきた日本の固有の文化だと私は思っているんですが、そのようなことをやっぱり子どもたちに伝えていかなければいけない。このような逃げ道の文化ということも私は事あるごとに話をしているんですけれども、割とわからない。
ですから、いろんな機会を捉えて、やっぱり日本固有の文化、これは神仏混交もそうだったんですけれども、明治政府がちょっと誤った政策をとりまして廃仏毀釈をしてしまった。そのような経緯もありますので、できれば昔から伝わったいい文化というものは、社会の中でも、学校の中でも伝えていってほしいということを申し上げて、この項については終わりますが、次に入りますか。入っていいですか。
○高山 委員長 次に入ります。端的にお願いします。12時前に終わりましょう。
◆冷水 委員 端的にと言われてもなかなか、一言で言いあらわせるような問題でないんですが、それでは次に、いじめ問題等に関する委員の活動状況ということで、専門委員と連絡協議会委員、それからいじめ問題専門委員会、それぞれ7名、4名の委員があって活動をなされているようですが、報酬だけから見るとそんなに年何回も会合を開いていないんだろうと思いますが、主にどのようなテーマで話をして、それが例えば学校教育の中でどのように生かされているのか、学校教育だけではなくて、一般的にこういった場面で話されたことがどのような形で生かされているのか、そのことをお聞かせいただきたいと思います。
◎西山 教育指導課長 冷水委員の御質問にお答え申し上げます。
まず、いじめ問題に関する会合は、委員がおっしゃいますとおり2つございまして、八戸市いじめ問題専門委員会と八戸市いじめ問題対策連絡協議会というものでございます。八戸市いじめ問題専門委員会につきましては、現在、弁護士、医師、臨床心理士、学識経験者2名、計5名で組織されておりまして、年1回の定例会を開催して、定例会では、当市におけるいじめの問題の現状と未然防止の取り組みについて協議して、各委員から意見を聴取しているということでございます。具体的には、各学校が行っているいじめの早期発見のためのアンケート調査や、教育相談、道徳や特別活動でのいじめ未然防止啓発のための取り組み、市教育委員会が行っているいじめ問題に関する調査や研修等の取り組みについて意見を頂戴しております。聴取した意見は、当市におけるいじめの未然防止等の対策の参考として活用させていただいております。
2つ目のいじめ問題対策連絡協議会につきましては、当市におけるいじめの防止等に関する機関及び団体で組織しておりまして、年に2回定例会を開催しております。当市におけるいじめの問題の現状と未然防止の取り組み、各関係機関や団体が行っている取り組みについて協議や情報交換をしております。昨年度は学校におけるいじめ問題についての具体的な対処やインターネットに関するいじめやトラブルについて議題にして協議してまいりました。実際、学校の生徒指導教育部会等でそういった内容の話を出し、さらに対応についての周知を図っていくということもしてございます。
以上でございます。
◆冷水 委員 学校のいじめに限ったことではないんですが、このごろも船戸結愛ちゃんの裁判のことが新聞等で報道されています。あるいは鹿児島の問題、それから沖縄の問題。本来守らなければならない親が我が子を死に至らしめるという、非常にまさしく凄惨な事件が発生していると。もちろん子どもの問題はまた学校教育の中では別の話だと思うんですけれども、非行でも、例えば早目に発見することが大事だということを委員会とか学校ではよく話をされてきたはずだと思います。私らもそのようなことで聞いてきているんですが、ただ、いじめに関してはなかなか表面に出てこないという側面がありまして、それから指導する側の先生方も、そのようなことを早く発見すればいいんでしょうけれども、自分の失点につながるというような考え方があるかどうかはわかりませんけれども、できるだけ隠したがるというようなことがあるのかもしれません。
前にもたしか教育長が一般質問の答弁でお話ししたように私は記憶しているんですが、できるだけ早く発見した教員がいい教員だという認識を持つべきだと思っております。物事が小さいうちに発見をしてやれば大げさにならない、失われなくてもいい命も助かるということにつながっていくんだと思います。ところが、今の、先ほどお話ししました子どもたちの問題についても、いわゆる警察は一時保護を児相に相談した、児相はそのような話は承っていないという、いわゆるずれがあるわけです。話をしているほうと受け取るほうの側がです。私どもから見ると責任転嫁していると言わざるを得ないわけですけれども、そのようなことがないように早く問題を見つけて対処するということが最も大事なことだと思っておりますので、ぜひともいろんな機会を捉えて、もちろん我が地域にはそのようなことが絶対あってはいけないと思うんですが、いわゆる全国の参考となるような仕組みを構築して、八戸から全国に発信していきながら、八戸でこのような取り組みしているんです。ですから、子どもたちがみずから命を絶つようなことはないんですということをやっていってほしいと思います。
ちょっと関係ないんですが、移住関係の多い少ないを見ていますと、子どもたちが安心して住めるという地域が移住、定住の人数がすごく多いという結果も出ているわけです。ですから、そのようなことも我が地域で全国的に発信していくことができれば、いわゆる移住、定住プログラムと合わせながら、単発ではなくて組み合わせながらやっていくことによって、八戸のいろんなよさを発信していけるのではないかと思います。ぜひともそのような取り組みを、委員会だけではなくていろんな部署と連携をしながら、この地域の人口減少も食いとめながら、いい地域をつくっていくために努力をしていただきたいということを御要望申し上げて、終わりたいと思います。
○高山 委員長 この際、暫時休憩します。
午後0時02分 休憩
────────────────────
午後1時05分 再開
○日當 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
第10款教育費の質疑を続行いたします。
御質疑ありませんか。
◆高橋〔正〕 委員 よろしくお願い申し上げます。私からは、決算報告書161ページに小・中学校スポーツ・文化的活動支援事業とございまして、その一文に「外部指導者に対する支援体制について確立する」と記載がございましたので、小中学校の部活動の指導体制についてお伺いいたします。
これまでも一般質問、また昨日の山之内委員からも、一般質問でこれまで何度も取り上げてこられた事項ですが、今回は小学校に特化した形でお伺いしていきたいと思っております。
小学校スポーツ活動・中学校運動部活動指針を拝見しました。既に教員主体型から保護者もしくは地域主体型へ移行する、移行している学校もあります。この指針には、今年度から段階的に移行していくと記載がございますが、平成30年度の調査では、運動部活動を行っている学校39校のうち24校が教員主体型、残り15校が既に移行されたと記載がございました。現時点における移行している学校が何校か、もし今わかれば教えていただけますでしょうか、お願いいたします。
◎中村 学校教育課長 高橋委員の御質問にお答え申し上げます。
委員御案内のとおり、指針において児童のニーズに応じた指導内容の充実を図るとともに、教職員の減少等の課題に対応するため、各学校、地域の実情に合わせて、教員主体型から保護者主体型への移行を段階的に進めているところでございます。
今年度の状況ですが、教員主体型で行っている小学校が11校、保護者主体型で行っている学校が28校となり、昨年度と比較し、保護者主体型で行っている学校が13校ふえている状況であります。
以上でございます。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。これに関しては今後確実にふえていくといいますか、全ての学校が移行していくものだろうと思います。その中で、私は今、地元の学校で外部指導者としてかかわらせていただいているわけですが、さまざまな意見、要望、また課題などもそれぞれの学校であるのだろうと思います。
その中で特に一番大きな問題点というか課題としてあるのが、外部指導者の確保ではないかと思っております。実はこの指針の中にも記載がありましたが、本当にそのとおりだと思うのですが、やはり自分の子どもが所属している間は外部指導者としてかかわっていくが、卒業と同時に外部指導者をやめていく。そうすると、次の外部指導者を見つけなければならないのですが、この見つけるということは現状なかなか厳しいだろうと。
これは、私が今バスケットボールの外部指導者をさせていただいているのですが、大変細かいお話になって申しわけないのですが、バスケットボールの環境は、今、コーチとして大会に出る場合には、コーチライセンスというものを取得しなければなりません。さらに今、オリンピックに向けてバスケットボール協会も力を入れていまして、今までは最低ランクのコーチライセンスを1日受講すれば、取得してすぐコーチとしてベンチに入れたものが、今はさらにもう1つ上のライセンスを取得しなければならないと改正されました。
ですので、単純に、やってもいいよという方に外部指導者をお願いしても、そこの学校は、実は、もしその方がライセンスを取得していなければ大会に出ることができないといった事情もあって、なかなか外部指導者が見つからないといった現状もあると聞いております。
そういった中で、この指針に定められている活動時間、また練習試合については月2回程度ということで、それなりの幅は設けられているのでしょうが、やはり外部指導者というのは、平日、仕事をしている方も多くいらっしゃいますので、もちろん指針にもあるのですが、やはり平日、なかなか外部指導者が練習に顔を出すことはできないということで、週末の時間、少し時間を長く設けて練習をしている。
これは、要は平日に外部指導者がいなければ、子どもたちのニーズに応えているのかどうかと、そもそものこの移行するに当たって、指針にも記載されているのですが、やはり教職員の方々は、もちろん経験がないスポーツであっても部活の担当をしてくださっている。そういった中で児童のニーズに応じた指導ができないといった課題もあると。これももちろんですが、そもそも外部指導者の方がいなければ、児童はそのニーズと言いますか、その指導を受けることができないといった環境にあると。
これは今、現状、聞いている限りでも、やはり平日、なかなか外部指導者で行くことができないといった学校があると。中には、外部指導者が見つからないので、今、外部指導者が不在であるといった学校もあると聞いておりました。そうすると、子どもたちのスポーツ環境はどんどん悪化していくということになるのだろうと思っております。
そこでですが、今この活動時間等は、4月から9月までは午後6時まで、10月から3月までは午後5時半までに退下する、それを完了しなければならないといったことで記載がありますし、現に私の地元の学校もそうしています。でも、これは従来のやり方をそのまま踏襲しているのではないかと。でも、これは実際、では、外部指導者にというか、地域に、保護者に移行していく中で、これまでのあり方をそのまま踏襲して実際に成り立つだろうかというところで、できればここは5時半、6時ということではなくて、もう少し時間を拡大していただいて、もちろん子どもたちの学習環境には影響がない範囲で、例えば午後の7時までとかであれば、外部指導者も5時に仕事が終わって、その後、練習会場へ駆けつけて、ある程度の時間を指導することができるといった方もふえるのではないかと考えておりました。
そういうことで、その活動時間を少し延ばすということについてどういうお考えをお持ちであるかを教えていただけますでしょうか。
◎中村 学校教育課長 お答え申し上げます。
本市で出した指針をもとに、各校長先生方には、各学校、地域の実情に合わせて、学校ごとの練習計画等を立てていただくようお願いしているところでございます。具体的には、それぞれの指導者の方々の実情等もあわせながら、あくまでも子どもたちの健康面のことを第1に考えて、参加しているお子さん方の保護者の方々全員、また学校と一緒に話し合った上で、練習時間等を考えていただくようお願いしているところでございます。
学校教育課でも保護者、また学校のほうからそのような相談も受けております。その際には、どうぞ学校とその辺をじっくり相談されて、子どもたちにとってよりよい活動環境になるようにとお願いしているところでございます。
以上でございます。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。本当にそういう柔軟性を持っていただいて対応していただけているということに感謝申し上げます。
あともう1点、外部指導者には傷害保険が掛けられていますが、外部指導者が不在になった場合、これは現に保護者の方が協力していただいて、子どもたちに少し指導的立場で見てくださっている方も現状あろうかと思います。実際には、見守りの方については別途保険の加入もあるのですが、スポーツ安全保険、PTA安全互助会等に加入することが望ましいということですが、そういったケースも考えられるであろうということであれば、どこかで一定の線引きはしなければならないのだと思いますが、そういったところに関してはもう少し柔軟に対応できるように、外部指導者として委嘱している方のみではなくて、この方も学校によっては外部指導者として委嘱は受けていないが、時々指導に当たってくれているという方がいれば、その方もぜひこの傷害保険適用としていただきたいと思っているのですが、私が今聞いて、地元の学校というか保護者に確認している部分では適用にならないといったことで、そこら辺についての御対応は今どういう現状であるかをお伺いします。
◎中村 学校教育課長 お答え申し上げます。
委員おっしゃるとおりで、現在こちらでやっておりますスポーツ安全保険については、校長あるいはPTA会長から委嘱を受けた指導者の方々に対して保険を加入してございます。なお、見守りの保護者については、各学校で保護者全員についてPTA安全互助会のほうに加入しておりますので、そちらの保険が適用されるものと考えております。委員から御提案のあったことについては、またこちらでも今後の保険加入について研究を進めていきたいと思います。ありがとうございます。
◆高橋〔正〕 委員 ありがとうございます。さまざまな課題がある中で、私は教職員の長時間労働の解消、労働環境の改善は、まさに今この移行によって改善は大きくされていくのではないかという意味では、すごく大賛成であって、ただ、その一方で、やはり地域によってはさまざまな課題があろうかと思いますので、その点については、また円滑に移行していく、また、移行後も円滑に運営していけるように、ぜひともさまざまな相談に対応していただければと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○日當 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆中村 委員 私からは次の項目の図書情報センターについて伺いたいと思います。
最初には、この情報センターという名称がついていますが、この役割と貸出数、利用者のここ二、三年の推移について伺いたいと思います。
◎田茂 図書館長 私から図書情報センターの役割とここ3年ぐらいの貸し出しの状況ということだと思うのですが、まず、図書情報センターは駅の中にございますので、旅行者の方とかの八戸市についての情報収集の資料とか、あとは当然地域の方、市民の方の御要望にお応えするような形での資料等の整備をしております。ですので、図書という部分もあるのですが、CDとかDVDとかいうものが3館、南郷、本館、それから駅とありますが、その中では一番多い形になってございます。
それから、最近の貸出冊数ですが、平成28年度が5万2676冊、平成29年度が5万115冊、CD、DVDも含んでということになります。そして平成30年度が4万8907冊という形になって、少々減少してきている状況になってございます。
以上でございます。
◆中村 委員 ありがとうございます。旅行者に対しての八戸の情報提供とか、その辺がメーンなのかどうかはちょっとあれですが、いずれにしても駅に付随している施設として、例えば市民の方が駅を利用する際に訪れて借りるといったケースのほうが多いのかなと思います。旅行、県外から来て立ち寄って借りるというケースはそんなに多いのでしょうか、ちょっとその辺を。
◎田茂 図書館長 先ほどの図書情報センターの役割という部分で、本館、南郷と差別化という部分で、旅行者の方への情報提供ということを最初にお話ししたのですが、図書等をお借りになる方は旅行者の方では、いらっしゃいません。
以上です。
◆中村 委員 わかりました。そういった意味では視聴覚資料が多い、冊数も一般の図書から比べれば一番多いですね。そういった意味があるということですね、わかりました。
それで、貸出数も減ってきている傾向にあるのですが、これは児童と一般と2つに分かれていますが、児童というのは小学生になって、中学生以上は一般という意味でしょうか。
◎田茂 図書館長 小中学生までが児童という形で、高校生からが一般になります。
◆中村 委員 ありがとうございます。そうすると、私がここで一番感じたのは、開館時間に関して10時から20時ということで、例えば私たちも駅を利用して出張したり、その間に寄って借りたいと思っても、10時からですよね。多分訪れる人たちは10時以降、日中、借りるという方はすごく少ないのではないかと思うのですね。時間的な貸し出しというものは把握できないと思うのですが、利用者の利便性を考えると、例えば東京へ行く場合は8時11分とか、7時台とか8時台の人が一番多いと思うのです。高校生にしてもそうだと思うのですが、そして、夜は20時までということで、これはありがたいのですが、10時から20時というこの開館時間について、ちょっと私はもう少し早くして、利用できる方の利便性を図るべきではないかと。返す時間はもっと早くてもよいと思います。そのかわり、はっちにもあるポストとかを設けて、無人でも返せる。そうすると、出張から帰ってきてそのまま返却できるというようなシステムで、そうしていくとまた利用者も使いやすかったり、その辺の工夫は今後考えていく余地はあるかどうかをちょっと。
◎田茂 図書館長 図書情報センターの開館時間ですが、本館、南郷が9時から19時までということでやっておりましたので、そして、駅のほうは結構いらっしゃる方も、旅行者の方でも遅い時間までいらっしゃるということで、一応本館よりも1時間ほどずらした形で対応しておるのですが、南郷、本館と同じ9時から19時という時間に変更したほうがよろしいのかどうかについては今後ちょっと検討してまいりたいと思います。
◆中村 委員 ありがとうございます。できれば8時台というのが私は理想ですが、運営体制もあることでしょうから、旅行から来る方は9時、10時、11時に着くのでしょうけれども、やはりここから市民の方が利用するということを考えれば、そっちに重点を置いて考えていったほうがよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎田茂 図書館長 確かに八戸市の図書館ですので、市民の方優先での考え方でやっていかなければならないものかとは思ってございました。
あと、8時台の開館というお話もちょっと出たのですが、本館でも職員が8時15分からの出勤という形で出勤して、図書の整理とか準備とかいうお時間をちょっといただいて本館、南郷でも一応9時からとなってございましたので、そうしますと、その職員の勤務時間の融通という形で対応しなければならないものですから、8時台からの開館はちょっと難しいものかとは思っております。申しわけございません。
◆中村 委員 わかりました。市民からも、やはりそういう使い勝手を改善してほしいという声も上がったり、実際に我々も、やはりそういうことも感じておりますので、よりよい運営の仕方をまた考えていただいて進めていただきたいと思います。
以上です。
○日當 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆田端 委員 私からは57番から60番まで4点、順次質問をしてまいります。
まず最初にブックセンターの収支についてですが、ブックセンターについては今議会でも取り上げられて、さまざまの数字が出されておりましたが、改めて質問をしてまいります。
まず、開館以来、事業を始めて以降の収支について、それから来場者の推移、あと売り上げの推移についてお聞かせください。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 それではお答えいたします。
ブックセンターについては平成28年12月にオープンということで、平成28年は年度途中からのオープンとなりますので、平成29年度と平成30年度の数値で御報告させていただきます。
まず歳出ですが、平成29年度は歳出9096万円となってございます。こちらは職員の人件費も含んだ数字でございます。同様に平成30年度ですが、9588万1000円となってございます。
そして歳入ですが、いわゆる事業の実施に伴って発生する歳入は、1つには書籍の販売収入で、こちらは平成29年度が1117万6000円、平成30年度が1362万3000円となってございます。
そして、もう1つがブックセンターの使用料ですが、こちらは受付で書籍の販売をしている、その販売の受託者がドリンクを提供しております。そのドリンクスタンドの使用料として場所代を頂戴しております。固定費と一部売り上げに連動した使用料となっておりますが、こちらは平成29年度が49万円、平成30年度が54万6000円という内容でございます。
その他の収入としては、臨時職員等の社会保険料等の雑入がございます。
その他大きいものでは国庫支出金ということで、社会資本整備総合交付金はハード整備のときから補助金が入っておりますが、いわゆる都市再生整備計画に位置づけられた施設ということで、まちなかの人通りの増等に効果があるであろう施設として効果促進事業ということで補助金が運営費に充てられてございます。こちらは平成29年度が200万円で、平成30年度が208万9000円となってございます。
その他、地域振興基金からの繰り入れで、平成29年度が2100万円と、平成30年度は2700万円ということで、これらの収入を合わせると、平成29年度が3703万3000円、平成30年度が4722万円ということでございます。
そして来館者ですが、平成29年度は累計で11万4599人の方に来場していただいておりまして、平成30年度は12万5983人の方に来場していただいております。1日平均で計算すると、平成29年度が368人、平成30年度が406人となってございます。
以上でございます。
◆田端 委員 売り上げについてはどうですか。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 売り上げと言いますと、先ほどの書籍の販売収入のことかと思いますので、先ほど申し上げた数字は、本のほかに一部雑貨も売っておりますので、合わせた金額になってございます。
以上でございます。
◆田端 委員 あと何点か質問をしてまいります。1節に企画運営専門員報酬が975万円あります。この内訳をお聞かせください。8節の事業参加謝礼221万円もあわせて中身を教えてください。14節は建物等借上料1534万円となっておりますが、これは家賃と理解してよろしいかどうか確認したいと思います。お願いします。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 まず1節の報酬は、ブックセンターのほう、正職員3名のほかに嘱託職員3名という形で運営をしてございます。企画運営専門員3名はこちらの嘱託職員の分の報酬で、主に本の選書のほかブックセンターの企画事業の企画と実施の担当をしているということでございます。
それから8節の報償費は、いわゆるさまざまな企画事業をした際に、講師とか、ギャラリーを使った展示の際には、その展示のためのアーティスト等を招聘してございまして、そちらの方々にお支払いしている報酬でございます。
そして14節の建物等借上料については、まさにお見込みのとおりの場所の賃貸料でございます。
以上でございます。
◆田端 委員 もう1点質問します。先ほどドリンクスタンドということで、こちらの特徴はビールを飲めることになっていますが、こちらの利用状況についてお聞かせください。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 お答えいたします。
ドリンク販売ということで、コーヒー、ゴボウ茶などのソフトドリンクから、アルコール類については、ビールは奥入瀬ビールなどの地ビール、それから、今はやっていませんが、昨年度中、下北ワインという形でワインも販売しておりまして、最近は下北ワインからオレンジワインと内容を変更してございますが、ビールとワインを販売しているということでございます。
平成30年度の販売については、売り上げが全体で1729杯ございまして、その売り上げ収入は71万4000円となってございます。これはあくまでもドリンクの売り上げでございます。
アルコールの占める割合はそのうち約10%がアルコールで、9割はソフトドリンク、主にはコーヒー等が出ているという状況でございます。
以上でございます。
◆田端 委員 では次に、多賀多目的運動場のことについて質問をしていきます。今ではダイハツスタジアムとなって全国的にも知られるようになっていますが、こちらが運営を始めてからの収支と利用状況について、あと指定管理料が5996万円、およそ6000万円ですが、状況についてお聞かせください。
◎下村 スポーツ振興課長 それでは、田端委員にお答え申し上げます。
多賀多目的運動場の指定管理料の収支についてですが、平成30年度は市からの指定管理料5996万4636円などの収入6032万4296円に対して維持管理費や委託料などの支出6092万3804円に自主事業の繰入金が112万6848円ありまして、締めて収支差額は52万7340円のプラスとなっております。
平成29年度は収入6024万1372円に対して支出6171万2897円に自主事業の繰入金が66万9444円ありまして、締めて180万2081円のマイナスでございます。
また、平成28年度から指定管理が始まるわけですが、平成28年度は10月から3月までになりますが、収入は2820万16円に対して支出2103万8726円、締めて収支差額は716万1290円のプラスでございました。
あわせて、これら指定管理料のほかのグラウンドや会議室を御利用いただき市の歳入となった使用料については、平成30年度は1032万8016円、平成29年度は942万7438円、平成28年度は344万3220円でございました。
以上でございます。
◆田端 委員 グラウンドや利用状況について、今まで大きな大会も開かれてきているのですが、その内容をお聞かせください。
◎下村
スポーツ振興課長 それでは、平成30年度のグラウンドの利用状況ですが、天然芝のグラウンド等についてはJリーグのサッカーの試合がありまして、大体利用率は9%ぐらいになっております。人工芝のほうについてはナイター照明等もあることから、約95%の利用率になっております。
以上でございます。
◆田端 委員 もう1点質問をいたします。多賀多目的運動場をつくる際に話にあったものが、市川地区ににぎわいをつくるということが言われておりました。それでこちらには1500台ほどとめられる広大な駐車場があります。これまでも大型トラックが集まるようなイベントが開かれたりしてきましたが、ほかにどのような利用がされているのか、また、利用の際は有料か無料かをお聞かせください。
◎下村
スポーツ振興課長 お答え申し上げます。
まず、地元の皆様の利用については、調理室などでの料理教室などが定期的に行われております。また、グラウンドゴルフなども利用されておりまして、それについては、利用回数等は手元にないのですが、収入等については、平成30年度で約38万円の収入になっております。
以上でございます。
◆田端 委員 では次に、是川縄文館のことについて質問をしてまいります。こちらは営利目的ではありませんが、収支、また入館者の推移について、ここ数年のことをお聞かせください。
◎小保内 是川縄文館副館長 田端委員の質問にお答えいたします。
まず、過去3年間における収支の推移ですが、歳出については、平成28年度がおよそ3億1900万円、平成29年度が3億4400万円、平成30年度が3億5500万円となっております。
歳入については、平成28年度が6800万円、平成29年度と平成30年度が8400万円となっております。なお、この歳入には入館料のほか雑入等全てのものを含めております。
次に、過去3年間における入館者の推移ですが、いずれも3万人前後で推移しております。
以上です。
◆田端 委員 了解しました。
4点目に博物館のことについて質問をしてまいります。同じくこちらも収支の状況をお聞かせください。それから同じく来館者の推移についてもお聞かせください。
◎古里 博物館長 お答えいたします。
初めに、博物館費には南郷歴史民俗資料館の分も含まれておりますので、合わせた数字でお知らせいたします。
まず歳入ですが、主に入館料と図録の売り上げですが、平成28年度が367万円、平成29年度が348万円、平成30年度が332万円でございます。
歳出のほうですが、平成28年度が1億3600万円、平成29年度が1億4200万円、平成30年度が1億5700万円でございます。
以上でございます。
◆田端 委員 来館者数もお願いします。
◎古里 博物館長 失礼しました。平成28年度が、博物館1万9100人、南郷歴史民俗資料館が2603人、平成29年度が博物館1万9461人、南郷歴史民俗資料館が4769人、平成30年度が博物館1万8486人、南郷歴史民俗資料館3496人でございます。
以上でございます。
◆田端 委員 あと、博物館のことについてあと2点質問してまいります。11節に修繕費が822万円とありますが、こちらの修繕の内容についてお聞かせください。もう1点です。全国の図書館や博物館では寄贈品と言いますが、古い漁具やら、また民芸品やら美術品とかの寄附が多くされて、しかし、収容能力に問題があって辞退しているというところも全国には数多くあるようですが、八戸の博物館の状況についてお聞かせください。
◎古里 博物館長 修繕費ですが、平成30年度、一番大きいものが空調機の修繕で、これが570万円ほどかかりまして、あとは日常の修繕でございます。
それから寄贈品のことですが、委員御指摘のとおり八戸の博物館も収蔵庫がいっぱいで、もう足の踏み場もない状況になっておりまして、小学校の空き教室を借りたりしてしのいでいるところでございます。やはり寄贈の申し込みをいただきますが、このごろは、やはり少し史料にたえられるものなどを選ばせてもらっていただくようにしております。
以上でございます。
◆田端 委員 いろいろ聞かせてもらいました。ありがとうございます。終わります。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○日當 副委員長 田端委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆寺地 委員 ちょっとブックセンターのことについて1つ聞きたいと思っておりました。ブックセンターのほうはこのような大変立派な企画事業報告書をつくっていただいて、大変参考になって、いろいろ読ませていただきました。その中で収支について、収入の部分で今年度、書籍売り上げ収入が1362万3000円ありますが、これは当然、書籍と雑貨を売ったものだと17ページに書いてあります。その割に歳出に、この本を買ったような形跡がないのですが、これはどのような理由でしょうか。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 委員が今手元にお持ちの事業報告書の記載では、歳出のBの本の販売等に係るものの中に委託料がございます。こちらに書籍等仕入販売返品業務委託料ということで2615万1000円という委託料がございます。こちらの金額は決算書にも記載してある項目でございます。この書籍等仕入販売返品業務等委託料の中に書籍の仕入れの額が入っていて、その内訳までは決算書に示されておりませんが、こちらの資料では、うち書籍の仕入れ分として1206万8000円で、あとは販売の委託業務、いわゆる仕入れとか販売に係る委託業務分として1408万3000円という内訳になってございまして、いわゆる書籍の買い入れに係る部分はこの1206万8000円の部分でございます。
以上でございます。
◆寺地 委員 ありがとうございました。ここがちょっとわからなかったのです。仕入れ返品委託料にその金額が入っているのがちょっとわからなかったものですからお聞きいたしました。我々の会派では、やはり家賃をかけたり、直営でやりながらも、ある程度いろいろ経費がかかっていること、委託をしていることなどに、その辺の是正を求める声があります。
そのことについては前々から何度もお話しし、やはり教育の部門なものですから、前からその有効利用というようなことで、同じ項目の中で、例えば学校司書の問題もあったりするので、その予算をもう少し有効に使ったらどうだろうという意見がございます。
このことについては、また後ほど時間を割きながら申し上げるとして、今回はこの仕入れ収入がはっきりしましたので、そのことで了として終わりたいと思います。ありがとうございます。
○日當 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
◆田名部 委員 田端議員の是川縄文館の運営状況について御質問を一緒にさせていただきたいと思います。
是川縄文館の本館のほうの小中学生が778人、団体のほうが296人と、ちょっと少ないように感じるのですが、例えば小学校と提携して是川縄文館へ行くような取り組みをしていらっしゃるのかをお聞かせ願いたいと思います。
◎小保内 是川縄文館副館長 今の数字は報告書ですか。
◆田名部 委員 はい、184ページです。
◎小保内 是川縄文館副館長 この表の見方ですが、実はここに書いてあるもののほかに減免で入っているものもございます。その他の米印になっているところが減免と講座等入館者ということで、実はこの中に、市内の小中学校は全部全額免除になっておりますので、それが含まれています。実際の人数としては、平成30年度であれば2500人ぐらい入ってございます。小中学校等に対しては展覧会ごとにチラシを配るとか、展覧会のたびに子ども用のワークシートのようなものをつくったり、講座等についても案内する、もちろん広報等にも載せる、そのようなことをして一応アナウンス、周知をして入館者をふやすようにはしております。
以上です。
◆田名部 委員 小中学生が2500人ということでよろしいでしょうか。
◎小保内 是川縄文館副館長 小中学生全部で、正確に言いますと3216名でございました、失礼しました。
◆田名部 委員 この数字よりも、思ったよりも多いなということで安心いたしましたが、例えば遠足なども、ちょっと子どもたち、今の小学生はバス遠足というものがなくなってきておりますので、ぜひこの予算を上げて是川縄文館のほうで取り組んでいらっしゃるので、バス遠足などで何年生かで出かけて、全部の小学生がこの施設を見学できるような状況があればと思いますので、その点御要望を申し上げたいと思います。
○日當 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○日當 副委員長 ないようですので、以上で田端委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆田名部 委員 私からは、61番の地域ジュニアサッカー強化についてと、62番の教育費、学校建設費について御質問をいたします。
まず地域ジュニアサッカー強化についてですが、これは平成26年度から1団体のみが交付を受けているという状況のようですが、どういう経緯や目的でその学校が選出されたのか、またその事業を開催した効果と1年間の開催回数、そして平均した参加人数を教えていただきたいと思います。
◎下村
スポーツ振興課長 田名部委員にお答え申し上げます。
平成26年度からジュニアサッカースクールを開催しているわけですが、まずその経緯及びその理由については、ジュニアサッカーの競技力の向上及び競技人口の拡大、ひいては当市のサッカー全体の振興を図ることを目的にスタートしているわけですが、平成23年8月に震災復興応援の一環で、当時スペインのバルササッカースクールを開催いたしました。その後、八戸学院大学のほうで女子サッカー部を創設するタイミング等もありまして、大学側でまずスペインのサッカーコーチ、特にバルサメソッドと言われる教育方法が可能なコーチの招聘につながったということ、また、八戸学院大学とは平成25年4月に連携協定を交わしておりますが、その協力事項の中には、施設及び指導者の有効活用に関する協力という項目もございます。そういった経緯から、八戸学院大学にお願いしました。内容としては、初心者のサッカー教室、サッカー指導者の派遣、またサッカークリニックという内容でございます。
実績としては、参加人数は320名、中には、数少ないのですが、指導者も参加していただいております。それに対して大学側からはスタッフ、八戸学院大学の女子サッカー部を中心に延べ190人の方に教室に対応していただいております。回数は月2回ほどで23回開催いたしました。
平成29年度についても開催件数は23回、参加人数は289名、平成28年度については24回の303名の参加になっております。
平均参加人数はこれを割らなければいけないのですが、まず先に効果をお伝えしますと、まず開催して5年、5回ほど行ったのですが、当市のみならず周辺町村の子どもたちからも、この話、うわさを聞いて、実は受講希望の問い合わせが非常にふえてきておりました。また、保護者の方々からも、これは感想になるのですが、子どもたちのやる気を大変感じているという声が上がっておりました。
また、指導する側、大学側にとっては、まずこの地域、どのスポーツにも言えるのですが、女性指導者は非常に少ないという中で、スクールに参加しているジュニアの子どもたちにしてみると、女性ならではの安心感というか、ふだんとは違う練習環境での明るさというものを感じながら、子どもたちのやる気が出ていたと。また、学生にとってみても、繰り返し、それらの状況を見て、指導者としての訓練にもつながっていたということです。
ですので、これらを踏まえて、実は本事業については今年度、事業を行っておりませんが、大学側で保護者からの声を受けて、今年度は月1回程度ですが、自主開催をしております。
平均人数については後ほどお答えしたいと思います。
◆田名部 委員 女性指導者の育成の面とか、子どもたちのサッカー人口をふやす面からも大変効果のあった事業かと思われます。また、さまざまなスポーツがある中で、なぜこういうサッカーだけがこういった強化をされるのだろうという不公平感を感じている方もいらっしゃるかと思いますので、例えば八戸学院光星でしたら、この夏も甲子園に選手たちが出場して、もう今は、多分3年生は引退されていると思うのですが、昨年の八戸市出身の福山投手ですが、引退してから子どもたちの野球チームに戻ってきて教えたり触れ合ったりする機会もありまして、子どもたちも福山選手を目標にするという目標ができて大変喜んでいらっしゃったということもありますので、ぜひそういった面で幅を広げていただいて、スポーツの面でも低年齢化しておりますので、サッカーに限らず、バスケットや野球などいろいろな面でスポーツ振興につなげていただきたいと御要望を申し上げまして、この質問は終わらせていただきます。
◎下村
スポーツ振興課長 サッカー以外の種目についても氷都パワーアップ等をやっておりますので、また皆さんにお知らせして、その効果等も報告していきたいと思います。
先ほど参加人数、平均をお答えできませんでしたので、ここでお答えさせていただきます。まず1回当たりの参加人数は大体14人から15人になります。また、年間を通じての平均、平成28年度から平成30年度については、大体1年間通じて304人ほどの延べの参加をいただいております。
以上でございます。
◆田名部 委員 続いて決算書224ページ、227ページ、報告書は170ページの大規模営繕事業についてお伺いいたします。
今年度、大規模営繕で改修された学校が、長者小学校のほかにあと2校、どちらがあるのかと、中学校も東中学校のほかに営繕できた学校をお尋ねしたいです。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 今年度の工事ということでよろしいですね。
◆田名部 委員 他2件と書いてありましたので、その他2件をお知らせいただきたい。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 決算書のほうで昨年度ということでよろしいですか。
◆田名部 委員 はい、平成30年度です。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 わかりました、お答えいたします。
平成30年度ですと、小学校であれば多賀台小学校の屋根改修工事、それから、大きい工事ですと鮫中学校のキュービクルの改修工事、それから豊崎中学校の屋内運動場の手すり設置工事などをやっております。
以上でございます。
◆田名部 委員 小学校からいきますと、まず長者小学校、多賀台小学校、あと1件はどちらになりますでしょうか。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 済みません、そのほかに湊小学校のキュービクル改修工事を行っております。
以上です。
◆田名部 委員 その学校について、要望をされてから予算がついて、この改修工事に至るまでどれぐらいの年数、時期を要しているかお伺いいたします。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 お答えします。
修繕箇所については例年5月から6月にかけて全小中学校を対象に修繕要望のアンケートをとっております。内容としては修繕箇所、それから修繕内容、それから優先度などを調査して、7月から8月にかけてアンケート結果に基づき、教育総務課の職員が要望があった全学校の全施設の現地調査を行っております。そして全てを見た結果、年度内に既決の予算でできるものか、もしくは次年度以降に予算要求して対応するべきかを分けて行っている状況であります。
以上です。
◆田名部 委員 そして、その予算を請求されて、今の長者小学校とか多賀台小学校が実施されたというところまでどれぐらいの期間を要しているのか。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 あいにくそこまでのデータは、私のほうでちょっと今持ち合わせておりませんが、基本的に学校の修繕については児童生徒の安全性、それから緊急性、教育活動や施設利用への影響、それから周辺地域への影響ということを踏まえて、総合的に私のほうで優先順位をつけて修繕とか予算要求をしているところでございます。
以上です。
◆田名部 委員 それでは、要望のあった修繕費の予算内で、今希望されている学校の何割が修繕されているのかをお伺いいたします。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 過去3年間に基づきお伝えいたします。小中の合計でよろしいでしょうか。
◆田名部 委員 はい。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 平成28年度ですが、要望が669件あって、実施したのは323件、実施率が48.3%、平成29年度が、要望が667件、実施したのは255件、実施率が39.4%、平成30年度が、要望が704件、実施したのが205件、実施率が29.1%となっております。
以上でございます。
◆田名部 委員 実施率が大変低いことに、今ちょっと衝撃を受けているのですが、今現在、児童に危険が伴っていて、切迫して修繕しなければいけないという学校がどれぐらいあるのかをお聞かせいただきたいと思います。
◎橋本 教育部次長兼教育総務課長 例年小中学校から700件ぐらいの要望があります。平成30年の例で言いますと704件ありまして、そのうち校舎に対する要望は323件、体育館に対しては126件、プールについては73件、そのほかが182件となっております。
校舎については、雨漏り対策として屋根、外壁の改修とか、それから窓、扉等の建具があけづらい、閉めづらいなどのふぐあいへの対応、それから照明器具の交換等が主なものになっております。
それから体育館についても、雨漏り対策としての屋根や外壁の改修が挙がっております。そのほかに床の張りかえや暗幕、どんちょうの修繕が主なものとなっております。
プールについては、プールろ過器の修繕や塗装の剥がれによる水槽の改修が主なものとなっております。
その他として、学校の樹木の伐採とか剪定、それから敷地周囲のフェンスの交換や校庭の水はけ改善が主なものとなっておりまして、今のところそういう危険性というところまでには至っていないと把握しております。
以上でございます。
◆田名部 委員 私が先日、御相談を受けた件では、玄関で雨漏りがとてもひどくて、その上にブルーシートを置いて、そのブルーシートを押さえるために、玄関の上にブロック塀を置いて押さえているという現状で、それは児童にとって大変危険を伴っているのではないかと思うのですが、そのことに関しては教育委員会でも対応いただいたということで喜んでおられたのですが、先日、区民運動会がありまして、その学校に伺ったところ、まだブルーシートのままで、それをくぎで打ちつけているという現状で、その時点で喜んでおられる。危険はもう伴わないのかもしれないのですが、そういった状況でも前進したと言って喜んでおられるのは、ちょっとまた違うのかということを私は感じました。
子どもたちの環境は、私たち大人がしっかりと整えてあげないと、子どもだけではどうすることもできないので、それもまた私たち議員の仕事ですし、行政の仕事だと思っております。そして、今、まちにはたくさんの施設がどんどん建っているのですが、その一方で、子どもたちが雨漏りで、カビだらけの学校で過ごすという、ちょっと反しているような状況が、私はとても納得いかない状況ですので、そのことに関して予算を配分している財政部長から、その所見をお伺いしたいと思います。
◎岩田 財政部長 お答え申し上げます。
昨年度でしたでしょうか、下長小学校の問題、大きな問題だということで伺っておりました。また、今の議論の中でも、ほかの小学校でもさまざまな危険を伴うものもあるのかと伺っています。財政部としては教育費の中でもさまざまな需要がありますし、教育以外の需要もありますので、総合的に考え、検討しながら、予算編成過程で適切に対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆田名部 委員 さまざまな事業を行っておりまして、その成果も十分に出ていることもありますが、この子どもたちの学校施設の環境というものは、緊迫して取り組まなければいけないことだと思いますので、ぜひそのことも御要望申し上げまして、この質問は終わらせていただきます。
○日當 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆伊藤 委員 ナンバー63、64、65、66、次のページの67番まで、5点について伺います。
まず10款1項の報告書167ページの学校図書館について、それから、同じく10款5項の南部氏の御城印について、同じく図書館――図書利用マナー――について、図書館――読書履歴通帳等――について、見守り指導員等についてです。
まず、学校図書館についてお伺いいたします。学校司書のおかげで本当に子どもたちの読書環境は大きく前進した、そして楽しく図書に親しむ姿が目に見えてくるようで、うれしく思っております。さらには、その子どもたちの読書環境、そういう人的な環境とともに、やはり学校図書館の図書の充実も大事かと思います。
この学校図書館は、図書基準、これは子どもの数とか、いろいろ学校によって違うかと思いますが、総じて八戸の学校図書館の図書の標準達成度と言うのでしょうか、これはどのようになっていますでしょうか。
◎西山 教育指導課長 伊藤委員の御質問にお答え申し上げます。
学校図書館図書標準は、各学校の学級数に応じてその数が定められているというようなところであります。これまでのところの具体的な数値については、今ちょっと確認できておりませんが、各学校それぞれ学校司書の取り組みによって、古い本の廃棄作業というようなところが進んできておりまして、新しい本との入れかえ等の環境整備が進み、100%標準に達している学校数はそう多くはございませんが、稼働状況というようなことについては向上していると認識してございます。
実際の充足数、達成数というようなところについては、いま少し時間をいただいて後ほど御報告したいと思います。
以上でございます。
◆伊藤 委員 全国の小学校では66.4%、中学校では55.3%というレベルで、思ったより低いと思っておりました。やはりこの図書標準に近づけるような図書の購入をし、そして整備をしていただきたいと思っているのですが、いっとき文部科学省から来る教育費に係る予算で、図書費は、前はきちんと図書費と来ていたのですが、一般財源に入れてよいということになってからは、やはり田名部委員からも大変御指摘があったように、学校の教育環境をよくするとか、いろいろな多岐にわたる予算がいっぱいいっぱいかかるから、一般財源として使ってよいとなると、図書費は後回しになったということで、図書費がゼロということがしばらくの間続いていたという実態があったかと思いますが、近年は図書標準達成に向けて計画的な予算執行をずっとされてきていると伺いましたので、この計画的予算執行は、どれぐらいの期間設定を考えておられ、達成までこの基準を守りながら充足していくのかと期待はしているのですが、どのようなお考えでしょうか。
◎西山 教育指導課長 まず先に、先ほど御質問がありました図書標準の達成状況についてお知らせいたします。
100%達成しているのは小学校15校、35.7%でございます。中学校は3校、12.5%、市内平均で18校、27.3%となってございます。
先ほどもお話し申し上げましたが、例年、買い足している本をずっと積み重ねていけば、当然100%を達成することができるというようなことになろうかと思いますが、実際のところ破損状況とか、記載内容がもう古く、参考資料等として使用できない本などについては廃棄処分するということになっております。
そのようなところを繰り返しておりますので、100%達成を目指すということではなくて、学校の図書館の中に利用可能な、利用価値のある本をふやすという考え方で、今、図書館の整備を進めている状況ですので、何年後に100%を達成するというような目途はございません。
以上でございます。
◆伊藤 委員 先ほど申し上げた全国的な小中学校の達成度ですが、それから比べるとちょっと低いかなと思うのですが、全国の他の小中学校においても同じように、古いものは廃棄して、新しいものを入れてという、その結果だと思うのです。全部そのまま蔵書していることはないと思うので、もう少し向上に向けても頑張っていただければと思います。
それから、その後で、先ほど言いましたように、今、計画的予算執行をされていると伺っていますが、ここ数年の推移はある程度一定基準で予算が執行されてきていて、これを今後、この期間をどの辺まで延長されて、どのような考えでこの予算執行をされていくかをお伺いいたします。
◎西山 教育指導課長 予算の執行、各学校への予算配分については、各図書館の稼働状況を鑑みて、利用状況が高い、活用状況がよい学校について配分を若干ふやしながら進めていくという状況をとっているところであります。
また、やはり動きの少ないところについては、さっきから御説明申し上げている学校司書とか図書ボランティア等を活用しながら、中身の充実を図っていきながら充足率を高めていくというところにも努めてまいりたいと考えてございます。
以上です。
◆伊藤 委員 では、もうちょっと具体的に、図書の購入する時期、年に1回まとめて各学校でそれぞれ発注して求めているのか、あるいは前期、後期と2回ぐらいにまとめて購入しているのか、その購入の時期と回数、そしてもう1つは購入方法をお知らせください。
◎西山 教育指導課長 図書の購入方法については、特に期日等は指定してございません。ただし、現在在籍している児童生徒にできるだけ早く、たくさんの本に触れていただきたいということで、9月末ぐらいをめどに80%程度の執行をするようにというお話は校長会等を通じてしているところであります。
また、各学校の図書担当者等に図書の選書、それから購入時期は任せておりますので、特に本は随時新しいものが出版されるものですから、一気に全ての予算を使ってしまうと、その後新刊された本を購入できない状況にもなりますので、小分けにしながら、しかも早い時期までにということでお願いしているところでございます。
以上です。
◆伊藤 委員 購入方法ということは、図書の選定をして、まとめて学校の配分の中で余力を残しながら発注していくということですが、その発注先は、どのような経路で購入されるのかをお知らせください。
◎西山 教育指導課長 八戸市では図書館ネットワークシステムという図書の蔵書管理のシステムを導入しております。そちらを管理するTRC図書マークが入っておりまして、それが購入時に全て登録されて納入されることになり、納入されたその日から、もうすぐに図書の貸し出しができる状況になるシステムをとっておりますので、TRC、図書館流通センターを通して、八戸市の書店連盟を経由して納入してもらう形になってございます。
以上です。
◆伊藤 委員 市内の本屋のかかわりはどのような状況なのでしょうか。
◎西山 教育指導課長 市内各書店に各小中学校への教科書納入の割り振りがございます。その割り当てられている書店が、その各学校が購入した分の本を担当する形になっておりまして、実際にはオンラインでTRCに注文する形になりますが、決済はその八戸書店連盟を経由して納入されることになってございます。
以上です。
◆伊藤 委員 図書のほうはTRCが入っているということで、伺えば、確かに非常に効率のよい、納入してからすぐに貸し出しが可能であるということはスピード感があってよいとは思いながらも、かつてはこれも地元の本屋が発注に応じて納入されていたということだと思うのです。そういう中で、やはりかなりの量があったと思うので、本屋にとってみたら大変痛手ではなかったのかと思っております。
学校間の図書のやりとりとか、教育センターと学校のやりとりというところでは非常にスムーズに、このデータを利用しながら利用度を高めているというすばらしい効果はありながらも、一方では本屋が廃れるというか、本のまち八戸ということも、恐らく市長もこの本屋には、やはり元気になってほしいということはあるわけですが、一方では元気をなくしているもともとが、こういう仕組みの中でも最後まで、やはりそこもTRCの目的であったと思うのです。こういうシステムを導入しながら自分のところを経由するということで、大変うまいやり方かと思うのですが、本屋たちは嘆いております。
私は、ここの辺のやり方を、もう少し市内の本屋にメリットがあるような学校図書の整備のあり方に御配慮いただければと思うのですが、その考え方について伺います。
◎西山 教育指導課長 このシステムを導入して、もうかなりの年数になるかと思っておりますが、この間も書店の方々とは十分協議を重ねてきて、了解いただいた上で事業を進めさせていただいていると考えております。今後もこのシステム上で、学校図書館が今日まで充実してきたところを考えると、この状況をさらにより充実させていくように推進していきたいと考えております。書店とも毎年協議しながら進めている状況でございます。
以上です。
◆伊藤 委員 こうやって進めてきたので、これから方向転換することも大変なことだと思いますが、やはり現実的に本のまち八戸と言うには、本当に書店がこれだけ衰退して、本屋の数も減って、うちのまちの本屋というものはなくなってきている。そういう中で、これからも存続していくために、本当に必死で頑張っております。
そういう中で、こういう行政が、そういう地元の企業、地元の本屋が痛手をこうむるやり方というものも、私も、非常に複雑な思いで、これは非常によいシステムで、よいことはわかっているのですが、一方ではそういうことがあるということには、もう本当に市長に成りかわって、本屋に申しわけないという気持ちでいっぱいなのです。
ですので、もっともっと本屋に元気になっていただくための学校図書のあり方、あるいは教育センターの図書の整備について少し御配慮いただけるように、どんなところで配慮ができるのか、そういうあたりも検討していただきたいということを要望して、ここは終わりたいと思います。
2つ目は南部氏の御城印についてであります。私は全然知らなかったのです。そうしたら、遠野市の市長からいろいろな資料を送っていただいた中に、遠野南部氏の鍋倉城の御城印が一緒に入ってきました。あれ、何だろうと思って中身を拝見したら、これは南部氏ゆかりの7市町でかかわるお城の御城印を一緒につくろうというプロジェクトができてできたものだと伺いました。
これを送ってくださるときに、いろいろ思いを書いてくださったのですが、ごく一部ですが、先日、八戸市市制施行90周年記念式典に、とんぼ返りでしたが、参加いたしました。歴史、伝統の持つ重さを改めて感じました。約1時間半の式典は、児童生徒が主役でした。その八戸から入部し、歴史が刻まれ、遠野南部氏400年、それを本当に感慨深くして帰途についたというようなことでお手紙を頂戴いたしておりました。
その中にも、岩手日報で出されていた南部氏の御城印の販売ということでの記事も入れていただいて、これで初めてその中身についてわかったわけですが、このきっかけは、八戸市の教育委員会が呼びかけてということでしたが、この御城印の作成と販売について、きっかけと経緯をお知らせいただければと思います。
◎古里 博物館長 お答え申し上げます。
近年、全国各地のお城で、登城記念のあかしとして御城印が流行しておりまして、現在では全国100カ所以上のお城で販売しております。そこで八戸市博物館でも史跡根城跡の整備、活用の一環として、根城の御城印の作成、販売を計画したところでございます。
さらに、その南部氏にかかわる城館が所在するほかの市町と連携して、同時に発売することにより認知度、話題性向上、回遊性が高まることによる観光効果拡大を目指しまして、近隣市町村の呼びかけを行ったところでございます。
そうしたところ、青森県鰺ヶ沢町の種里城、南部町の聖寿寺館、それから三戸町の三戸城、岩手県二戸市の九戸城、それから久慈市の久慈城、それから先ほど委員おっしゃいました遠野の鍋倉城の6市町から同意が得られまして、7城の連携企画となりました。そして本年7月13日にこの7市町で一斉に発売を開始したところでございます。
根城の御城印のデザインは、南部家の紋、向かい鶴の上に根城南部家第37代の南部日実様がお書きになった根城の文字を重ねたデザインでございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 やはり全国100カ所のお城を制覇するという結構頑張っていらっしゃる方たちがいて、その方たちも八戸を訪れていらっしゃるかと思いますが、そういうこれにまつわって、やはり100カ所に選ばれたということは、こういう流れの中に乗ることもできたということで、また、その御城印というものもあわせてつくって、皆様に御購入いただくということでは大変よかったと思います。まだ始まったばかりですので、なんですが、この反響と売り上げの今までの状況をお知らせください。
◎古里 博物館長 ただいま1枚300円で、史跡根城の広場と博物館の受付で販売しております。7月13日に発売以来、昨日までで985枚販売しておりますので、約2カ月で1000枚近く販売したということになります。
以上でございます。
◆伊藤 委員 想像以上だったので驚きました。やはり訪ねたからには、そこへ行った記念ということでは、その心情はよくわかるので、私もできたら本当に全部制覇したいと思うところですが、この一部というか、維持管理、整備活用に充てられるということですが、これは大体1000枚に300円を掛けるとということで、何年たったらどれぐらいの維持費とか整備費にかけられるかということであるけれども、これは額面だけではなくて、やはりここを訪れた方、あるいは市民の方々も、そのことによってこの貴重な歴史の八戸の宝を守っていくところに、少しでも自分が寄与できればと。また、心の思いを常に関心を持って見ることができるということにつながっていく、そういう額面だけではない効果はすごくあると思いますので、私はすごくよいことだと思います。
これを初めとして、この南部氏ゆかりの7城が、これからもさまざまな連携をとりながら、何かのイベントでも合同でやったりとか、そういった双方向でいろいろと支援をし合いながら守り立てていく、そのことがまた青森県、岩手県外の方たちにも注目を浴びていくこと、これがまた観光資源としても重要なようになってくると思います。
私どもも、八戸の歴史そのものも十分にわかっているわけではないのですが、やはりこの歴史に思いをはせて、今私たちがいるのだということを知る、とてもよいきっかけをつくってくださったと思っております。非常に感謝したいと思います。ありがとうございました。これはこれで終わりたいと思います。
次に、図書館の図書利用マナーについてということです。本を借りた方から、よく図書館から本を借りている方ですが、やはり多くの市民が、特に話題性のあるものとか関心の高いものというと、貸し出しの頻度が高いというところもあるかもしれませんが、それは自然に傷むものではあるけれども、それにしても借りた人のマナーはちゃんとしないといけないという事案もあると聞いております。
例えば故意に破ったのではないと思いますが、そういう破損もあったり、あるいはブックセンターは飲食してもよろしいということだけれども、御自宅で、あるいはどこかでやって、故意ではないにしても、ちょっと汚してしまったということとか、あるいはすごく気になるのは、附箋を張っていることがあって、それを剥がした後に、そのところの活字が薄くなっているというような事案もあるとか、それから、ついついうっかりなのだかわかりませんが、夢中で読んでいると自分の本だといつもやっているからそうなると、私などもよくやるのですが、マーカーで印をつけたりとか、ペンでラインを引いたりとか、あるいはもっとあれだと書き込んでしまったりとか、そういったことも中にはあるようで、そういったことは、もう図書館の皆様方も十分いろいろな事例をおつかみになっていらっしゃるかと思いますが、この辺のことを、やはり時々お知らせしていかないといけないと思うのです。
大人の方々に貸し出しのとき、一々本を破らないでください、こうしないでくださいとは言いがたいですので、やはり市民皆さんの本ですので、マナーを守ってということで、何かさりげなくやれる方法はないのかと思っていますが、この辺の策を何か考えたことはございましょうか。
◎田茂 図書館長 伊藤委員にお答え申し上げます。
確かに借りた本をお返しになったときに、書き込みとかページ折れ、それから切り取り等がある場合もございます。まずそういうことを防止というか、そういう形にするために、一応新規登録されたときに、汚損破損に対して、紛失等しないように、チラシをつくっておるのですが、そのチラシを示しながらまず御説明をしてございます。
そのほかに、まず館内に図書の取り扱いについてのチラシを掲示して、皆様に図書の取り扱いについて気をつけてくださいというような形でのお知らせはしておるところではございます。
以上です。
◆伊藤 委員 そういうチラシを皆さんにお見せして、お渡しして喚起していただくという、それは毎回ではないので、私もいろいろ考えたときに、本を読むときに、やはりページ、ちょうど途中にしたときに、挟むしおりを、私もいろいろ集めることが好きで、今回はどれを使うかなどと選ぶこともすごく楽しいのですが、そのしおり大ぐらいのきれいな、さまざまなカラーのものを準備して、そこに、後の人のためにもきれいに使いましょうとか、何か言葉をちょっと何カ所か入れて、そして皆さんには、きれいに読んでいただいてお返しいただくということの喚起のために、そして、それはずっとしおりとして使えるので、その本をお借りしている間は、それを挟みながら読めるようにすれば、それを見ながらマーカーはつけられないのではないかとか、書き込みとか、ましてや切り込みを入れるなどということはできないのではないかと思うので、そんなに難しいことではないし、経費がそんなにかかることではないので、何らかのしおり大のもので、しおりのかわりになるような形で、何かすてきなあれだなと感じるようなデザインで、その本を借りた方々にお渡しできたら、その喚起にもつながるのではないかと私も、ない頭で一生懸命考えてみたのですが、そんなことも御検討いただき、きれいに読んでいただき、きれいに返していただくということを守っていただくことにつなげていただければと思います。いかがでしょうか。
◎田茂 図書館長 伊藤委員にお答え申し上げます。
伊藤委員から御提案いただいた案はすばらしくよいと思います。全国的にもどういう事案等があるのか、こちらでも調査して、本の書き込みとかページ折れをしないようにする注意喚起をさらにふやしていきたいと思っておりますので、今後勉強してまいりたいと思います。ありがとうございました。
◆伊藤 委員 それでは今の点はここで終わりにします。
次に、図書館で読書履歴通帳等についてということですが、この読書履歴通帳は、今回、総務常任委員会で視察した荒川区の図書館で導入されておりまして、委員長を初め、これはよい、八戸でも、そんなに難しくないので、これを導入していただいたら、特に子どもたちは、これをお金がたまっていくように、自分の読書の履歴がたまっていくということでは1つの記録にもなるし、そしてそれが楽しみで、また本を借りに来るということへつながっていく。そういう意味では読書推進に大いに寄与できるものではないかということで、ぜひ八戸も導入方考えていただきたいということで取り上げました。この件に関してお考えを聞かせてください。
◎田茂 図書館長 伊藤委員にお答え申し上げます。
読書履歴通帳、いわゆる読書通帳と呼ばれているものですが、こちらを利用する取り組みが、まず全国的に広がっているということは当館でも承知してございます。読書通帳には自動で印字されるタイプ、あとは自分で書き込むタイプ、それから貸し出し記録が印字されたシールを張りつけるお薬手帳タイプの3種類があるようでございます。
読書通帳の導入によって重複貸し出しの防止、読書意欲の促進、図書館利用の促進につながるということで一定の効果があるとは考えてございます。
しかし、導入に際しては、まず個人情報の取り扱いに細心の注意を払う必要があること、また、当市では個人情報保護の観点から、貸し出し記録を残さないシステムを採用してございますので、そのほかに読書通帳導入についてはシステムの改修、あと読書通帳機、印字するものの経費、あと配付する読書通帳などに費用がかかるなど課題はございますが、有意義な取り組みとは考えておりますので、今後検討してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 何でも新しいことを始めようとするとお金がかかるものです。しかし、費用対効果ということを考えたときに、やはり導入をするべきだと思うときには前向きに取り組んでいただけたらと思います。
そして、この総務常任委員で拝見したものは、印字されるのです。それは本当に銀行の通帳と全く同じような感じで、これは張ったり自分で書くよりも、何かやはりかっこいいなと子どもたちも思うのではないでしょうか。そういうことで、やはり印字の形での専用の通帳だったらよいと思います。
大分取り組んでおりますので、その先進事例で、セキュリティーの問題であるとか、そういったことの対応とかを十分に調査していただき、できれば早いうちに導入していただき、子どもたちの喜ぶ顔が見たいと思います。よろしくお願いいたします。これはここで終わります。
最後になりましたが、67番の見守り指導員等についてです。これは本当に世の中もここまでになったかというような痛ましい事件が大変頻発している近年ですが、その中でも川崎市多摩区の、路上でスクールバスを待っていたときの、その行列に、本当に買ったばかりの包丁を手にして、次々となぎ倒すという感じで行われた事件がありましたが、それを機に文部科学省では、来年度の予算の概算要求の中に見守り指導員というものを4000人に倍増するという記事を見つけました。
見守り指導員って何だろうと、これは当市においても、子どもたちの登下校のときに、朝あるいは下校時のあたりに見守るという形で、地域の方々が取り組まれているということはたくさんあるのですが、見守り指導員って何だろうと思いましたら、これは警察OBの方々がスクールガード・リーダーということで配置されていて、地域の安全のために日ごろから活動しているということですが、これらを増員するということなのです。
ちなみに八戸では、この見守り指導員という、スクールガード・リーダーという存在はあるのでしょうか。
◎西山 教育指導課長 伊藤委員の御質問にお答え申し上げます。
八戸市では、小中学校で保護者及び地区の防犯協会、交通安全協会等の地域諸団体の協力を得ながら登下校の見守り活動や通学路の安全点検を行って、登下校における児童生徒の安全確保に努めております。
したがいまして、今お話にありましたスクールガード・リーダー、見守り指導員というものは、現在のところ八戸市にはございません。ただ、地域学校連携協議会、地域密着型教育で行っている、各校で組織している団体ですが、その中の取り組みとして、子どもの見守りということで、先ほど申し上げた方々が、朝の登校を見守るあいさつ運動、それから帰りの安全を見守るということで活動をしている状況でございます。
以上でございます。
◆伊藤 委員 ありがとうございました。そういった地域の方々の協力によって子どもたちは見守れているということでは、この警察OBの方々の見守りのお手伝いをいただかなくても十分にカバーができていると思うわけですが、ただ、これは対岸の火ではなくて、本当に子どもたちが日々、そんなことを考えないで登下校ができる世の中になってほしいものだと思いつつも、やはり危惧されるところがいっぱいあるわけです。
これはちょっと八戸警察署あたりにもお問い合わせいただいて、この警察のOBの方々のスクールガード・リーダーというような組織を考えられるかどうかとか、そういったことで、さらにこのバージョンアップができる見守り体制ができればよいと思います。今、国にこういう動きがありますので、その辺をお問い合わせいただきながら、一緒にやれたらよいと思いますので、ぜひやっていただければと思います。
あと、やはり地域住民も、そういう組織の中に入っていないけれども、朝夕子どもたちの声がけをするということで、その時間帯にはなるべく通学路に面したおうちの方々は、その時間帯に軒先に出て、お掃除をするような、あるいは水まきをするようなことも兼ねながら、子どもたちに声がけをするという、日常の生活の中にそういうものがあって、みんなで見守る地域づくりができればよいとも思っております。
これがまた住みやすい地域づくりの一環にもなってくるし、子どもたちもたくさんの地域の方々に、大人たちに見守られているのだという安心感、そして地域の方々と顔見知りになれば、本当に健全育成の面でも大変よい効果があるのだろうと思います。
本当に何事もないことを願いながら、しかし、やはり安全のためには労を惜しまずに、さまざまな取り組みに前進させていただければというようなことを要望して、終わります。ありがとうございました。
○日當 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○日當 副委員長 伊藤委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆上条 委員 お疲れのところ済みません、手短に。先ほど伊藤委員がおっしゃった学校図書館の管理システムについてです。私もたしかこれを昔取り上げたことがあったと思って今、確認していたところですが、平成13年に、何か文部科学省の事業で、この管理システムを全国に先駆けて、いち早くこれを導入するということになって、そこから始まったシステムだと思うのです。学校図書館の管理システムです。平成13年とか平成14年とか言って、そのときにいらっしゃった方は今ここにはもうおいでではないのかもしれませんが、これは管理は非常にしやすいということで、大変すぐれものなのだということで、検索で文字を入れたら出てきますし、簡単にその本のあるところにたどり着いてということで、確かにそれはそうなのだと思うのです。
しかしながら、その一方で、先ほど伊藤委員が言われたように、地元の本屋が、それまで一定の量を毎年図書館に納めていたものが、それがなくなったということで、経営的にこれが1つの地元の書店にとっては大きな分岐点になったのだということを私も聞いたことがあります。
そういう意味では、これは私なりの持論ですが、やはりそのまちにどんな本屋があるかは、その地域のカルチャーの成熟度を象徴していると思うのです。いろいろな形でネットが展開されていて、私はまだそこに追いつけていない一人ですが、だから負け惜しみで言っているわけではないのですが、どうなのでしょうか、本のまち八戸構想という中で、地元の書店をどのように育てていくかとか、育んでいくかというようなあたりの着眼は何かあるのかどうか、ひょっとして私、勉強不足で、皆さん既にお考えのものを言っているのかもしれませんが、ちょっとそのあたりを教えていただきたいと思います。手短でいいです。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 ブックセンターの業務の中のかかわりとしてお話ししますが、まずはブックセンターの事業として、地元書店とのいろいろな連携事業をやっていこうということで、書店員の方に集まっていただいて、他都市で特徴的な書店経営をされている方を講師にお呼びして勉強会を開いたりというようなことをしております。
これは、それまでは、やはりどちらかというと、商売がたきというか競争相手であったということで、なかなかそういう一緒に勉強する機会はなかったと聞いております。そういう中でブックセンターが1つの核になって市内の書店の方々にお声がけをしてそういう本屋が経営のため、より個性的な、お客を呼べるような書店になるための1つの学びの機会という形で、そういう取り組みをしてございます。
それからもう1つは、ブックセンターの中で、いわゆる書籍の販売業務を担っていただいている事業者、これは地元の3つの本屋が有限責任事業組合八戸書籍販売という組合を組織して、本の販売を受託していただいているというところでございます。
ブックセンターのいわゆる書籍のセレクトとか、事業の展開なども、そういった機会を通して組合、いわゆる書店員の方がその構成員となっておりますので、そのノウハウ提供と言うと大げさかもしれませんが、ブックセンターの取り組みも参考にしてもらう機会として、そういった仕組みを入れているところでございます。
以上でございます。
◆上条 委員 ありがとうございます。そうなのですね、ブックセンターを立ち上げるときに地元の書店の関係者からも協力を仰いで、逆にすみ分けを上手にしよう、取り合いにならないようにということで御配慮いただいたということは私も伺っております。それは非常にすばらしいことだと思います。
実際ブックセンターについては、私も関東圏から知人が来たときに3名ほど連れて歩いたのですが、みんな驚くのです。これはなかなかよいということで、早速執筆するためのカンヅメの登録をする方もいたり、なかなかこういう空気、こういったものが北東北の一角にあるということがよい意味で非常に驚きだということで、非常に評価していただくのです。その点は私も非常にすばらしい場所だ、八戸の自慢の1つのスポットだと認識しているのですが、どうでしょうか、構想する段階で地元の書店の方々もかかわっているので、だから今さらブックセンターに対してどうこうということではないと思いますし、実際にそれは、市長も随分配慮していただいたと、地元の書店の関係者から、私は直接聞いておりますので、かなり地元の本屋を守りながらも、さらにないもの、さらに八戸として新たに必要なものをつくろうということで、さまざまにコンセプトも考えられて取り組まれたことはよく存じ上げておりますので、それはそれで、ブックセンター自体をどうこうと言うつもりは全くないのですが、ひとえに地元の本屋をもう少し元気にしてさしあげたいということで、どこかそれを我々は共通課題として一緒に持っていきたいということだけちょっとお願いをして終わりたいと思います。
本のまち八戸構想が、ブックセンターはその象徴的な役目だと思いますが、先ほど冒頭に申し上げたように、やはり地元にどんな本屋があるかは、その地域のカルチャーを非常に象徴するものですので、ぜひ何かぱっと行って手に取りたくなるような本が置いてあるような、人によってさまざまに違うとは思いますが、よい本屋があるということは、やはり何となく、何かうれしいものがありますので、ぜひ地元の本屋を育むというところをお互いに共通課題として持っていきましょうということをお願い申し上げて終わりたいと思います。
以上です。
○日當 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○日當 副委員長 ないようですので、以上で伊藤委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆豊田 委員 それでは、68番、是川縄文の里事業について、69番、決算書247ページ、仮称・伊調ロード基本構想についてお伺い申し上げます。
最初に是川縄文の里事業についてですが、北海道・北東北の縄文遺跡群が6年連続して立候補を見送られ、この7月にようやく推薦が決定されました。もう念願がかなって本当に喜ばしいことだと思っております。
この先のスケジュールとしては、来年1月に閣議決定がなされ、2月1日にユネスコに登録推薦書が提出され、そして2021年夏には登録の可否を決定となっております。ほぼ確定的とは思われますが、来年の夏ごろには諮問機関の現地調査がありますので、決して気を抜ける状況下にはないと思っております。
そこで、来年の夏までに登録決定後を想定した環境づくりをしていかねばならぬと思います。そこで、今後の参考となりますよう質問させていただきます。
最初に、是川の入館者数を知りたかったのですが、先ほどの田端委員と田名部委員の質問にて了解いたしました。
ただ、その入館者の中で、これはちょっと難しいかもわかりませんが、世代層としてはどの世代が多かったのか、また、市内外の入館者数がどれほどか、インバウンドについてもどのような傾向にあるのか、目測でも、わかる範囲内でお知らせいただきたいと思います。
◎小保内 是川縄文館副館長 ただいまの質問にお答えいたします。
まず、入館者の世代についてですが、正確には把握はしておりません。ただし、日々アンケートを実施しております。毎年700人ほどお答えいただいておりまして、3%以下ではございますが、それから読み取れる傾向としては、平成30年度では19歳以下が約40%、20代から50代が35%、60代以降が25%になっております。この割合はさかのぼっても大体同じになっております。
それと、インバウンドについてですが、英語によるガイドをしている数としては、例年200から300名ほどございます。正確な統計ではないのですが、その案内した方々を見る限り、欧米圏の方が多くて、最近は香港や台湾からも来ているであろうと想定しております。
以上です。
◆豊田 委員 次に、是川縄文館で特別展を行っていると思うのですが、今まで一番入館者数の多かった特別展の数値をお知らせいただきたいと思います。
それと、最近開催された「北の縄文世界」は推薦が決定されてから開催されましたので、こちらの入館者数についてもお知らせください。
◎小保内 是川縄文館副館長 お答えします。
一番多かったものは平成23年の当館が開館した一番最初にやった開館記念の「八戸の埋蔵文化財」になります。1万9245名の入館になっております。それから、この間終わりました「北の縄文世界」は7092名の入館となっております。
以上です。
◆豊田 委員 ありがとうございました。今の報告を受けて、この数値が登録された暁にはどのように変わっていくのか非常に楽しみでございます。今の数字をきちんと把握しておきたいと思っております。
また、この内容によって、どういう今後の取り組み方をしたらよいかという傾向なども考えていけると思いますので、このことなども今後十分に生かしていただきたいと思っております。
決算書を拝見しますと、登録推薦に係る経費ももろもろかけているようですが、ハード関係が多いので、これはこれまでの経緯で、そのようだと思いますが、それ以上に、今度準備段階に入りますと、ソフト面でも機運醸成は非常に重要かと思っております。
昨年度は、にわか仕込みでしたが、市民有志で機運醸成の一助になりたいとの思いで、マチニワで縄文フェスを開催いたしましたが、本当ににわか仕込みでどうなるのかと思ったのですが、来場者が予想以上に多くて、あっ縄文に対する関心が高いのだなということを知りました。
そこで推薦が決まって先の見通しがつきました。今後は、来年の夏に向けて、市での企画やイベントを行う必要が当然あると思います。現時点で計画的取り組みを考えていらっしゃるかどうか、多分予算が絡むことだと思いますので、今から取りかかる必要があるかと思いますので、お尋ねいたします。
◎小保内 是川縄文館副館長 これまでも開催してきておりますが、市内各所でのパネル展も引き続きやってまいります。それから世界遺産をテーマとした講座も引き続き開催してまいります。あと特別展でも、なるべく世界遺産に絡むような形での内容にしたいと思っております。その他ポスターの作成、掲示であるとか、関係団体あるいは関係自治体との連携協力にも努めてまいりたいと思っております。
以上です。
◆豊田 委員 これは是川縄文の側で、もちろん所管ですので、そちらで進めていくことだと思いますが、やはり機運の醸成を考えますときに、登録を目指していくことはもちろんですが、約1万5000年前に、争いもなく1万年を自然とともに共同体で暮らしてきたという独自のすぐれた文化芸術をつくった我々の先祖がここの地にいたということでございます。ですから、この地の文化芸術の高さは、多分そのDNAがあるのではないかと思っております。
それから、現時点でもこの地域が高い文化を持っているのではないかと思うのは、現在のニューヨーク、北京に並んで、この青森県、八戸、このあたりが北緯40度と、ほぼ同じ緯度にございます。そんなことも決して偶然ではないと思いますので、この地域がその時代より、やはり高い文化があった土地であるという、そのあたりのことを驚きを持って、やはり一人でも多くの方に知っていただきたいと思っております。そして、ここに住むことについても誇りを持っていただきたいと。それで機運醸成の中に、やはりそういう意識を持ってもらうのと、持ってもらわないのでは違うと思いますので、ただ登録を目指して通ればよいということではなくて、それより前の段階の機運醸成というものに力を入れていただきたいと思っております。
また、お伺いいたしますが、ユネスコ登録により、世界から注目される地域になります。登録決定をしたときには、もう本当に一同で喜び合えるように、ハード、ソフト面、これは教育委員会の所管ということだけではなくて、市がリーダーシップをとって、産学官民挙げて、もちろん是川地域の方たちとも一緒に取り組んでまいりますように要望いたしまして終わります。ありがとうございます。
続きまして、伊調ロード構想策定業務委託料についてお伺いいたします。
伊調ロード構想は、アテネ、北京、ロンドン、リオ・デ・ジャネイロオリンピックにおいて、女子個人として史上初の4連覇の偉業をなし遂げた伊調馨さんのその功績をたたえるため、当市として何らかのあかしとしての形をあらわしたいとのことで、沢内監督を通じて本人に打診したところ、レスリング練習のために幼少期から通っていた、今日の自分にとって大切な道路なので、何らかの形をあらわしてほしいとのことで、伊調ロード構想に至った経緯があると認識いたしております。
そして、このことを踏まえてレスリングのまち推進事業の中で、武道館に通った長根公園の一部を整備することに至っているものと思います。
その場所は、先月25日に完成式典が行われたYSアリーナ八戸に近く位置しており、そちらの施設と連動させて、国内外からの関係者や観光客、ファン等が訪れるスポーツ拠点として位置づけすべき場所と考えます。両施設を連動させることによって、中心街の回遊性にも経済効果にもつながる大きな役割を果たす空間だと期待されております。そこで、基本構想について、その内容をお伺い申し上げます。
◎下村 スポーツ振興課長 それでは、豊田委員にお答え申し上げます。
まさに本構想の目的については、今、委員からお話がありましたとおり、国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手の功績をたたえるため、伊調ロードとして整備することを目的として基本構想を昨年度、策定したものでございます。
基本構想の中において検討した項目としては、伊調ロード全体のデザインの考え方、あと導入施設、モニュメントや銘板など、あとはその全体の基本構想図を策定、検討したものでございます。
構想の中身については、まず馨選手を通じてメダリストの功績はもちろんのこと、当市のレスリング文化を広くPRするために、まずは伊調馨選手の軌跡をたどるゾーン、場所と、2つ目に、そのレスリング文化の栄光と希望のゾーン、特にここのエリアについては伊調千春さん、また小原日登美さんもいらっしゃいますので、あわせて紹介したいというもので検討したものでございます。
以上でございます。
◆豊田 委員 工期などについてはどのようになっておりますでしょうか。
◎下村 スポーツ振興課長 工期については、具体に示してはおりませんでしたが、今までも本構想については、森園委員や寺地委員からもさまざまな御提案をいただいて、当初は東京オリンピック来年度の開催をめどに整備を考えておりましたが、現時点については、まずは令和2年度から必要な手続段階としては、測量、基本計画、基本設計、また実施設計を進めて工事に着手するということになりますので、着手する時期については未定ですが、3カ年ほどはかかるのではないかと考えております。
以上でございます。
◆豊田 委員 3月の特別委員会のとき、たしか伊調ロードの整備について上がっていたと思うのですが、そのときに、もう8月下旬ですか、調査、測量に入るようなことでしたが、そうすると、その見通しはないわけでしょうか。
◎下村
スポーツ振興課長 現時点ではまだ見込みが立っておりません。ですので、今後の整備時期については、まずは伊調馨さんの御意向等もお聞きしながら、沢内会長にもいろいろと意見を伺いながら構想を進めてきたのですが、また逆に、整備をきっかけにスポーツのまち八戸につながる、例えば何か事業を始めるというようなスケジュールの設定の仕方もあるのかと考えております。
いずれにしても、市民からその基本構想等に関しては非常に期待の声を聞いておりますので、早期に将来の整備像をまずお示しできるようにしたいと考えております。
以上でございます。
◆豊田 委員 私、前段でもお話ししましたようにYSアリーナも完成して、東京オリンピック・パラリンピック開催のスポーツ熱が高まっている絶好の機に仕上げられることがベターなのかと思っておりましたものですから、何かやはり物事にはタイミングがありますし、それを失しますと効果も薄らいでくると思います。
伊調馨さんが東京オリンピックに出場できるかどうかは、今月、あさってから行われる2019年世界選手権大会で川井選手がメダルを獲得するかどうかにかかってはおりますが、東京オリンピックの出場の可否にかかわらず、史上初4連覇の偉業、そして国民栄誉賞まで受賞している実績は不動のものであります。彼女は我が郷土が生んだレガシーです。この先これだけのスポーツ選手を輩出させることはまず不可能だと思います。郷土の誇り、宝でありますこの人物を指導者として生かし、八戸を女子レスレスリングのメッカとすべきが当市の使命であると私は考えております。世界的選手が滑るYSアリーナ、そして世界的選手が指導するレスリング、名実ともにスポーツのまち八戸と胸を張って言えるすばらしいことであると思っています。
そこでお尋ねいたします。オリンピック金メダルを輩出している他都市では、私の知る範囲内では、この近くでもソフトボールの斎藤春香さんのはるか夢球場、そして見学してまいりました三重県津市のレスリングの吉田沙保里さんのサオリーナ、それぞれ命名しております。当市のようなロード整備を行っている他都市がございますでしょうか。もしございましたらお聞かせください。
◎下村
スポーツ振興課長 お答え申し上げます。
全国を詳細に調べてはおりませんが、話題になったものとしては、幾つか挙げさせていただきますと、まず三重県の伊勢市におきまして、アテネオリンピック金メダリストの野口みずき選手の高校時代のトレーニングコースを金メダルロードとして整備し、顕彰碑を置きながら、伊勢市ゆかりのほかのスポーツ選手の場所と結びつけて観光コースとして紹介している事例があります。
また、コースではないのですが、フィギュアスケートゆかりの地の沼のある場所の近くの駅に、話題になりました仙台市におきましては羽生結弦選手、荒川静香選手の功績をたたえるモニュメントを設置していたり、あと、小平選手についても、出身地ではないのですが、ローラースケートで練習したという御縁で、長野県の宮田村の運動公園にその顕彰碑が置かれたりということで、その地域のスポーツツーリズム、また地域ブランドの一環として整備している事例を最近は特に耳にしております。
また、金メダリストについては、伊調馨さんのほか、当市には小原日登美さんがいらっしゃるわけですが、小原日登美さんは当市のスポーツ大使ではございますが、お住まいの埼玉県富士見市においては、金メダルのみならず、世界選手権で8回も優勝していると、そのことの実績に対して、今年度、日登美杯埼玉県少年少女レスリング大会というものを開催しているということで、小原さんの評価も、当市のみならず他地域においてもスポーツ振興策の1つになっているということです。
今までの豊田委員の思い等々も受けて、やはり我々は震災直後の観光ポスターでも小原日登美さん、伊調馨さんには大変お世話になりましたし、また、あの熱狂的なパレードを思い返すに、やはり当市のスポーツツーリズム、シティセールスの観点からも、やはり優先的に具体的に進めていかなければいけないものだなと改めて考えております。
以上でございます。
◆豊田 委員 ありがとうございます。今、課長のお話を聞いて、小原さんもそうなのですか。愛知の大府市などは、もう金メダリストをずらっと並べて、もう伊調さんのことについても、本当に自分のところから輩出したみたいな勢いで、もうまちじゅう至るところを金、金、金で全部やっているのです。そういうことで、やはり私たちは、伊調さんにしろ小原さんにしろ、そして伊調さんのお姉さん、千春さんにしろ、すごい宝があって財産があるにもかかわらず、それを生かし切っていない。そして今回、史上初の偉業をなし遂げた伊調さんをたたえる事業としては、本事業は本当に軽過ぎる気もいたします。ですけれども、もう現在ハード事業を軒並み抱えている当市ですから、財政面での苦しさ、厳しさはもう認識しております。ただ、今これで終わるべきものではないし、これでは本当に後顧の憂いを残してしまいますし、本当に下手をしたら、この私たちの財産であります伊調さんを当市から離れさせてしまうと思っております。これだけは本当に八戸市としては、何度も言いますが、後顧の憂いのない対策をとらなければいけないのではないかと思っております。
そして今回は、ロード事業については、そんなに金額的にも、本当に大変だということではないと思いますので、ぜひとも、やはり当初の整備事業のとおり、多少おくれたとしても、そちらのほうの環境づくりをして、そして次に武道館とか体育館施設を検討するときに、またこのことについてどうしたらよいかというようなことも、大きな課題として取り上げていただきたいと思います。そのことを要望いたしまして終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○日當 副委員長 先ほどの田端委員のブックセンターの収支についての質疑に対し、理事者から発言訂正の申し出がありますので、これを許します。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 先ほど田端委員からの御質問で、ブックセンターのドリンクの販売の平成30年度の実績の数値をお知らせいたしましたが、私の表の見方が間違っておりまして、数字を訂正させていただきたいと思います。大変失礼いたしました。
ドリンクの売り上げの数量ですが、先ほどは1729杯と申し上げましたが、2477杯の間違いでございました。売り上げ金額は71万4300円と申し上げましたが、102万4550円の間違いでございました。
ちなみにアルコールの割合については1割程度ということで変更はございません。
以上でございます。
○日當 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○日當 副委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第10款教育費の質疑を終わります。
この際、暫時休憩いたします。
午後3時22分 休憩
────────────────────
午後3時40分 再開
○高山 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、委員各位にお願い申し上げます。
本日の審査は、農業集落排水事業特別会計まで行いたいと思いますので、皆さんにはどうぞ議事進行に御協力をお願いします。
なお、質問では75番、中村委員の合葬墓の進捗についてというところで、最後はお墓でございますので、どうぞよろしく、ぼちぼち行かないで、どうぞ速やかにお願いしたいと思います。
では、この際、お諮りいたします。
第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御異議なしと認めます。
よって、第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。
説明を求めます。
◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の251ページをごらん願います。
まず、第11款災害復旧費につきましては、予算の執行はございませんでした。
次の252ページをごらん願います。第12款公債費の予算現額は93億6984万6000円、支出済額は93億6730万3765円、不用額は254万2235円で、執行率は99.97%でございます。
1項1目は元金償還金、2目は利子償還金でございます。
次の253ページをごらん願います。第13款諸支出金の予算現額は7億6932万9000円、支出済額は7億6853万9434円、不用額は78万9566円で、執行率は99.9%でございます。
1項1目公営企業整備費は、自動車運送事業会計に対する補助金及び出資金で、繰越明許費分は平成29年度から繰り越ししたバス車両更新に係る出資金を執行したものでございます。
次の254ページをごらん願います。第14款予備費でございますが、予算額5000万円を計上いたしましたが、執行はございませんでした。
第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明は以上でございます。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。
以上をもって一般会計歳入歳出決算のうち歳出の質疑は終了いたしました。
これより一般会計歳入歳出決算の歳入を一括審査いたします。
説明を求めます。
◎保坂 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の61ページをごらん願います。
歳入につきまして御説明申し上げます。
第1款市税でございますが、予算現額は300億985万5000円、調定額は316億1856万36円、収入済額は302億6452万8951円、不納欠損額は1億1782万3495円、収入未済額は12億3838万8772円で、調定額に対する収納率は95.7%でございます。
次に、63ページに参りまして、第2款地方譲与税は、予算現額は7億2560万1000円で、調定額、収入済額とも7億2560万1111円でございます。
次の64ページに参りまして、第3款利子割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4397万6000円でございます。
次の65ページに参りまして、第4款配当割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4141万2000円でございます。
次の66ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも3313万4000円でございます。
次の67ページに参りまして、第6款地方消費税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも45億4792万5000円でございます。
次の68ページに参りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金は、予算現額は248万1000円、調定額、収入済額とも248万1920円でございます。
次の69ページに参りまして、第8款自動車取得税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも1億6416万8000円でございます。
次の70ページに参りまして、第9款国有提供施設等所在市助成交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4億8893万5000円でございます。
次の71ページに参りまして、第10款地方特例交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも1億5183万円でございます。
次の72ページに参りまして、第11款地方交付税は、予算現額、調定額、収入済額とも174億9332万5000円でございます。
次の73ページに参りまして、第12款交通安全対策特別交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも3331万8000円でございます。
次の74ページに参りまして、第13款分担金及び負担金は、予算現額は2億8437万2000円、調定額は3億2341万6424円、収入済額は2億7129万6579円、不納欠損額は497万6400円で、収入未済額は4714万3445円でございます。
1項2目1節の長生園等の老人福祉施設費用徴収金、2節の私立保育所費用徴収金が主なものでございます。
次の75ページに参りまして、第14款使用料及び手数料は、予算現額13億2052万4000円、調定額は14億1523万6531円、収入済額は13億4644万6630円、収入未済額は6879万6710円でございます。
1項使用料の主なものは、1目1節の庁舎等使用料、2目1節の老人福祉センター、老人いこいの家などの高齢者福祉施設使用料、総合福祉会館使用料、3目1節の看護師養成所授業料、5目2節の魚菜市場使用料、次の76ページに参りまして、6目1節の八戸ポータルミュージアム使用料、7目1節の道路占用料、市営住宅使用料、次の77ページに参りまして、市営住宅駐車場使用料、9目1節の公民館使用料などでございます。
2項手数料の主なものは、次の78ページに参りまして、1目1節の税関係証明手数料、戸籍手数料、住民基本台帳手数料、印鑑手数料、2目1節の食品営業許可等手数料、次の79ページに参りまして、2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、5目1節の建築確認申請手数料などでございます。
次の80ページに参りまして、第15款国庫支出金は、予算現額は216億2031万6029円、調定額は216億7579万3866円、収入済額は195億7854万9338円でございます。収入未済額は20億9724万4528円となっておりますが、これは令和元年度に繰り越しした
継続費逓次繰越分及び繰越明許費分の特定財源となるものでございます。
1項国庫負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、障害児通所支援給付費負担金、2節の子どものための教育・保育給付交付金、3節の児童手当負担金、4節の児童扶養手当負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金でございます。
2項国庫補助金の主なものは、次の81ページに参りまして、1目1節の地方創生推進交付金、2目3節の保育所等整備交付金、子ども・子育て支援交付金、次の82ページに参りまして、4目1節の水産物流通機能高度化対策事業費補助金は現年度分及び繰越明許費分、6目2節の社会資本整備総合交付金、次の83ページに参りまして、同じく社会資本整備総合交付金の繰越明許費分及び
継続費逓次繰越分、5節の継続費逓次繰越費分の防災・安全交付金、次の84ページに参りまして、8目7節の新美術館整備に係る社会資本整備総合交付金でございます。
3項委託金の主なものは、2目1節の国民年金事務費委託金、次の85ページに参りまして、3目1節の衛生統計調査委託金でございます。
次の86ページに参りまして、第16款県支出金は、予算現額は98億7403万9266円、調定額は96億6329万9355円、収入済額は93億6306万2896円、収入未済額は3億23万6459円でございますが、これは令和元年度に繰り越しした
継続費逓次繰越分及び繰越明許費分の特定財源となるものでございます。
1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、障害児通所支援給付費負担金、2節の子どものための教育・保育給付費等県負担金、3節の児童手当負担金、4節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目2節の後期高齢者医療保険基盤安定費負担金でございます。
2項県補助金の主なものは、1目1節の屋内スケート場建設事業費補助金、次の87ページに参りまして、2目1節の重度障害者医療費補助金、2節の子ども・子育て支援交付金、同じく2目1節の繰越明許費分の地域密着型サービス等提供施設整備費補助金、次の88ページに参りまして、4目4節の繰越明許費分の水産業強化支援事業費補助金、6目2節の屋内スケート場建設事業費補助金は、現年度分及び
継続費逓次繰越分でございます。
次の89ページに参りまして、3項委託金は、1目2節の徴税費委託金が主なものでございます。
次の90ページに参りまして、第17款財産収入は、予算現額が1億3371万5000円、調定額は1億4176万46円で、収入済額は1億4040万2426円、収入未済額は135万7620円でございます。1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2節物品貸付収入、2目1節は、次の91ページにわたりますが、各基金の利子収入や株式会社配当金が主なものでございます。
2項財産売払収入は、1目1節の生産物売払収入、2目1節の不用品売払収入、3目1節の市有不動産売払収入でございます。
次の92ページに参りまして、第18款寄附金は、予算現額が1億4640万8000円、調定額、収入済額とも1億5670万9832円で、次の93ページにわたりますが、各基金及び各事業に対しまして、個人、団体の皆様から御寄附を頂戴したものでございます。
次の94ページに参りまして、第19款繰入金は、予算現額は30億9292万1960円で、調定額、収入済額とも30億4685万6246円でございます。
1項1目基金繰入金は、1節の財政調整基金繰入金、2節の市債管理基金繰入金、12節の東日本大震災復興交付金基金繰入金、17節の地域振興基金繰入金、次の95ページに参りまして、2項1目特別会計繰入金は、1節の都市計画土地区画整理事業特別会計繰入金が主なものでございます。
次の96ページに参りまして、第20款繰越金は、予算現額は28億8008万3021円で、調定額、収入済額とも28億8008万2805円で、前年度からの繰越金でございます。繰越明許費分、事故繰越分及び
継続費逓次繰越分は、平成29年度からの繰越事業への充当財源でございます。
次の97ページに参りまして、第21款諸収入は、予算現額が20億9653万6000円、調定額は23億295万2417円、収入済額が20億6933万728円、不納欠損額は285万9648円で、収入未済額は2億3076万2041円でございます。
諸収入の主なものでございますが、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目1節の地域総合整備資金貸付金元利収入、6節の商工組合中央金庫貸付金元利収入、7節の中小企業特別保証制度貸付金元利収入、次の98ページに参りまして、2目1節の奨学金貸与元利収入、4項1目1節の後期高齢者医療健康診査受託事業収入、5項雑入は、次の99ページにわたりますが、3目1節の市町村振興宝くじ収益金交付金、原子力施設立地振興対策事業助成金、重度心身障害者医療費高額療養費等返還金、後期高齢者医療療養給付費返還金、次の100ページに参りまして、高齢者等バス特別乗車証負担金、生活保護費返還金及び徴収金、連携中枢都市圏の各種事業に係る負担金、次の101ページに参りまして、社会保険料等徴収金、次の102ページに参りまして、八戸駅ビル保証金返還金などでございます。
続きまして、104ページに参りまして、第22款市債は、予算現額は152億4758万1000円で、調定額、収入済額とも126億8838万1000円でございます。
市債の主なものは、1目1節の庁舎施設整備事業債は現年度分及び繰越明許費分、3目2節の総合保健センター整備事業債は現年度分及び
継続費逓次繰越分、次の105ページに参りまして、6目1節の道路新設改良事業債、2節の公園緑地等事業債、屋内スケート場建設事業債、次の106ページに参りまして、同じく6目繰越明許費分の1節道路新設改良事業債、
継続費逓次繰越分の屋内スケート場建設事業債、8目1節の小学校施設整備事業債、次の107ページに参りまして、9目1節の臨時財政対策債でございます。
歳入の説明は以上でございます。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆冷水 委員 通告をしておりました八戸ブックセンター事業費寄附金についてお伺いをいたしたいと思います。
事業費の寄附金なのでブックセンター費の財源として使用されているものだと思いますが、その内訳は法人なのか個人なのか、恐らく両方あると思うんですが、お知らせをいただきたいということと、もし法人であれば、どういった業種の方々からの寄附金なのか、そのことだけお願いいたします。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 それでは、お答えいたします。
寄附金につきましては、平成30年度153万1960円ということでございます。内訳としますと、33件の寄附でございまして、うち2件が企業からの寄附金、1件が任意団体からの寄附金、残り30件が個人からの寄附金となってございます。
ちなみに、平成29年度につきましては77万円の寄附をいただいておりますが、内訳としますと28件でございまして、全て個人からでございました。
以上でございます。
◆冷水 委員 法人の関係の、いわゆる企業からの関係の業種的なものがわかったらお願いしたいと思います。
◎前田
まちづくり文化スポーツ部次長兼
まちづくり文化推進室長 製造業でございます。
以上でございます。
◆冷水 委員 もしかすると、書店関係の方々からの寄附だったのかなと思っていましたが、全く関係ない企業からということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で一般会計歳入歳出決算の歳入の質疑を終わります。
これをもって平成30年度八戸市一般会計歳入歳出決算の質疑は全て終了いたしました。
これより平成30年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
それでは、平成30年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を審査いたします。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 それでは、平成30年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。
決算書の257ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、左側の
歳入決算額の合計は241億3349万7442円で、予算執行率は100.2%、右側の歳出決算額の合計は235億9431万1796円で、予算執行率は97.9%でございます。この結果、歳入歳出差引残額5億3918万5646円は、翌年度へ繰り越したものでございます。
次の258ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。
第1款国民健康保険税でございますが、収入済額は43億6583万6894円で、還付未済額を除いた現年課税分の収納率は90.3%でございます。
次に260ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、国保税の督促手数料が主なものでございます。
次の261ページに参りまして、第3款国庫支出金は、災害臨時特例補助金でございます。
次の262ページに参りまして、第4款県支出金でございますが、保険給付に要する普通交付金のほか、市の実績や事情に応じた特別交付金が主なものでございます。
次の263ページに参りまして、第5款財産収入は、財政調整基金の利子でございます。
次の264ページに参りまして、第6款繰入金は、保険基盤安定繰入金、職員給与等繰入金、財政安定化支援事業繰入金が主なものでございます。
次の265ページに参りまして、第7款繰越金は前年度からの繰越金でございます。
次の266ページに参りまして、第8款諸収入は、267ページにわたりますが、国保税延滞金のほか、交通事故等の第三者行為に係る医療費の納付金や、療養給付費等の返納金が主なものでございます。
次の268ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員17人分の人件費、物件費、次の269ページに参りまして、2目国民健康保険団体連合会負担金は、青森県国民健康保険団体連合会負担金でございます。
2項1目賦課徴収費は、国保税の賦課徴収に係る職員14人分の人件費、物件費、次の270ページに参りまして、2目納税奨励費は、納税貯蓄組合に対する補助金のうち、国保税に係る分でございます。
3項1目運営協議会費は、委員16人分の報酬のほか、協議会の運営に係る経費でございます。
次の271ページに参りまして、第2款保険給付費は、1項1目及び2目の医療機関の受診や調剤等に対する療養の給付、3目及び4目の補装具などの療養費、2項1目及び2目の高額療養費、次の272ページに参りまして、4項1目の出産育児一時金、5項1目の葬祭費など、それぞれの給付に要した経費でございます。
次の273ページに参りまして、第3款国民健康保険事業費納付金は、平成30年度からの国保財政運営主体の都道府県化による県への納付金で、1項は医療給付に要する分、2項は各医療保険者が負担する後期高齢者医療制度に対する支援金等の分、3項は国保加入者のうち40歳から64歳の介護保険第2号被保険者の介護保険料相当分でございます。
次の274ページに参りまして、第4款共同事業拠出金は、県単位で医療費の調整を行う事業への拠出金でございます。
次の275ページに参りまして、第5款保健事業費でございますが、1項1目疾病予防費は、13節の総合健診委託料、医療費通知委託料、19節の市民保養所利用に対する助成経費、2項1目特定健康診査等事業費は、次の276ページに参りまして、13節の特定健康診査等委託料が主なものでございます。
次の277ページに参りまして、第6款基金積立金は、財政調整基金を積み立ててございます。
次の278ページに参りまして、第7款諸支出金は、税過誤納金還付金及び療養給付費等の確定に伴う返還金でございます。
説明は以上でございます。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 通告はしてありませんが、1点だけ質問します。
八戸市の国保加入世帯の状況ですけれども、加入世帯の中での滞納世帯の数と率を教えてください。2点目ですが、短期保険証の交付数、それから3つ目ですけれども、資格証明書、今現在の発行数はどれぐらいなのか、この3つをお聞かせください。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 3点の質問でございました。
まず、納付世帯の数ということで、世帯数でよろしいでしょうか。
◆田端 委員 世帯数でお願いします。
◎山道 健康部次長兼国保年金課長 平成30年度、国保の加入世帯は3万2681世帯でございますが、滞納世帯数は5008世帯となっております。そのうち短期被保険者証が交付されているのが2313世帯、資格証明書が交付されているのが101世帯となっております。
以上でございます。
◆田端 委員 了解しました。終わります。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎間 水産事務所副所長 それでは、平成30年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の281ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は3億338万9779円で、予算執行率は99.6%でございます。続きまして、歳出の決算額合計は2億6905万8078円で、予算執行率は88.4%でございます。歳入歳出差引残額3433万1701円は、翌年度へ繰り越しいたしました。
282ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、卸売業者からの魚介類取り扱いに係る市場使用料が主なものでございます。
283ページをお開き願います。
第2款財産収入は、自動販売機設置に係る建物貸付収入及び魚市場特別会計基金の利子でございます。
284ページをお開き願います。
第3款繰入金の1項他会計繰入金は、市場整備公債費等の不足補填のため、一般会計から繰り入れをしたものでございます。
285ページをお開き願います。
第4款繰越金は前年度からの繰越金でございます。
286ページをお開き願います。
第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道料金等負担分の収入が主なものでございます。
287ページをお開き願います。
第7款寄附金は、水産振興に係る寄附金でございます。
288ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、魚市場施設の管理に要する職員10人分の人件費及び物件費でございます。
このうち、11節需用費は、各市場の光熱水費及び施設の修繕料が主なものでございます。
13節委託料は、各市場の夜間及び休日の監視業務、清掃業務及び施設管理の委託が主なものでございます。
289ページに参りまして、14節使用料及び賃借料は、荷さばき所等に係る土地借上料が主なものでございます。
18節備品購入費は、荷さばき所A棟水揚げ時使用器具等の購入費が主なものでございます。
23節償還金利子及び割引料は、貸事務室退去に伴う附属施設使用保証金の還付が主なものでございます。
2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会委員14人分の報酬と審議会の運営に要した経費でございます。
290ページをお開き願います。
第2款公債費は、災害復旧事業費、市場衛生高度化事業費、魚市場施設整備事業費の元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎元沢 都市整備部次長兼区画整理課長 それでは、平成30年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。
決算書293ページの総括表をお開き願います。
歳入決算額の合計は23億5850万676円で、予算執行率は82.4%、歳出決算額の合計は22億6949万6690円で、予算執行率は79.3%でございます。歳入歳出差引残額8900万3986円は翌年度へ繰り越しいたしました。
294ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
1款1項1目土木手数料は、仮換地証明手数料でございます。
295ページに参りまして、2款1項1目土地区画整理事業国庫補助金は、八戸駅西地区に係る社会資本整備総合交付金で、収入未済額の1億1483万8000円は、繰越明許費特定財源として令和元年度へ繰り越ししております。
296ページに参りまして、3款1項1目土地区画整理事業保留地処分金は、売市第二地区及び八戸駅西地区の保留地処分金でございます。
297ページに参りまして、4款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金で、繰越明許費分が含まれております。
298ページに参りまして、5款1項1目雑入は、売市第二土地区画整理事業清算金が主なものでございます。行政代執行費用徴収金は、収入がなかったものでございます。2項1目延滞金は、売市第二土地区画整理事業清算金の徴収金に係る延滞金でございます。
299ページに参りまして、6款1項1目土地区画整理事業債は、土地区画整理事業に充当した起債、2目減収補てん債は、八戸駅西地区の減収補てん債借換分でございます。
300ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目売市第二土地区画整理事業費は、売市第二土地区画整理事業の施行に要した費用で、主なものは、13節委託料の設計等委託料、22節補償補填及び賠償金は、売市第二土地区画整理事業清算金でございます。
301ページに参りまして、2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費は、302ペ-ジにわたりますが、八戸駅西地区の施行に要した費用で、主なものは、職員の人件費、物件費のほか、13節委託料の調査設計業務等委託料、15節工事請負費の街路築造等工事費、22節補償補填及び賠償金の建物移転等補償費でございます。差引残額のうち5億8130万円は、繰越明許費として翌年度へ繰り越ししております。
また、平成29年度からの繰越明許費分は、15節工事請負費の街路築造等工事費、22節補償補填及び賠償金の建物移転等補償費が主なものでございます。
303ページに参りまして、3款1項公債費は、土地区画整理事業に係る借入金の元金及び利子償還金でございます。
304ページに参りまして、4款1項1目繰出金は、一般会計への繰出金でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆岡田 委員 それでは、私からは71番、八戸駅西区画整理事業についてお伺いしたいと思います。
決算、予算と毎回質問させていただいておりますが、この事業も、平成9年に始まりまして、今年度で23年目となっております。平成27年に議員として初当選させていただきましてから、地域の住民から家屋の移転や区画内の安全対策、そして下水道整備等、さまざまな要望を受けながらその声を行政へと届けてまいりました。
まず初めにお聞きします。平成30年度末時点での進捗状況と、そして、今年度末の進捗率の到達予定を事業費と建物移転のベースでお伺いします。お願いします。
◎豊川
駅西区画整理事業所長 それでは、岡田委員にお答え申し上げます。
事業進捗の御質問でございますけれども、まず、平成30年度末の事業進捗でございますが、事業費ベースでは総事業費240億円に対しまして、累計事業費約192億円で、進捗率は約80%、家屋移転につきましては、移転対象戸数646戸のうち移転戸数が487戸で、進捗率は約75%になっております。続きまして、今年度末の進捗予定でございますが、今年度は予算約12億4000万円、移転予定戸数27戸となっておりまして、事業費ベースでは累計事業費約204億円となり、進捗率は約85%、家屋移転では移転戸数514戸となり、進捗率は約80%になる見込みとなっております。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。事業費につきましては、平成27年度より10億円を超える事業費で推移しております。要求どおりの予算とはいかないまでも、ここ数年、かなり重点的に予算配分をしていただいていることに感謝申し上げたいと思います。シンボルロード、そして駅前広場も完成して、駅周辺を広範囲にわたって整備いただきまして、大変歩きやすく、また景観も整ってきました。昨年度はエリアマネジメント導入検討調査を行いまして、さまざまな方向から現在建設中のフラットアリーナを核としたまちづくりを検討されたと思いますが、その成果についてお伺いします。
◎豊川
駅西区画整理事業所長 それでは、お答え申し上げます。
まちづくりの検討につきましては、市内の学識経験者等による検討委員会を設置いたしまして、まちづくりの専門家等の有識者からもアドバイスをいただき、検討を進めました。また、地区住民や一般市民などの意見を聞くまちづくり市民ワークショップを開催し、駅西地区のまちづくりについて活発な議論を行っております。これらの意見等を取りまとめ、パブリックコメントを実施し、昨年度末に八戸駅西地区まちづくり計画を策定しております。この八戸駅西地区まちづくり計画は、八戸駅西地区スマート・スポーツシティと題し、アリーナを核としたまちづくりから今後のまちづくりの進め方まで全8章で構成されております。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。地域住民、そして市民の皆さんのさまざまな意見が反映されまして、そしてまた、専門家の方々の意見も反映されたまちづくりの計画が策定されたということは大変有意義であり、しっかりとそれが実現へと動き出すことを願っております。
そこで、エリアとしてまず肝となるのが、シンボルロード沿線の活ゾーンであると思います。今後どのようなステップを踏みまして、そのまちづくりを進めていくのかをお伺いしたいと思います。
◎豊川
駅西区画整理事業所長 それでは、お答え申し上げます。
まちづくりを推進するためには、エリアマネジメントを自律的に実施する推進体制が必要と考えております。そこで、今年度は準備段階といたしまして、まちづくりの専門家や市内大学、高専の先生方を中心メンバーとする八戸駅西地区まちづくりセンター準備会議を立ち上げ、まちづくり活動協力メンバーを募集し、高校生や一般市民等約200名を超える応募のもと、中心メンバーとともに、去る8月17日に八戸駅前西口広場で行った市制施行90周年記念イベントでの活動を行うなど、今後のまちづくりの検討を進めております。また、シンボルロード周辺関係者等に集まっていただきまして、先進地の取り組み紹介や今後のまちづくりについての意見交換を行っております。今後は、これら組織が連携しながら、まちづくりを進める体制として、まちづくり準備協議会の立ち上げを視野に入れ検討を進めてまいります。
以上でございます。
◆岡田 委員 ありがとうございます。まちづくりをするために組織を立ち上げるとなると、地権者の同意を得るなどいろいろなハードルがありまして、相当なパワーを必要とするのではないかと思っています。ここに向けられている注目度は大変大きなものがありまして、市民の方々も大いに期待を寄せているところでありますので、着実に歩みを進めていただきたいと思っています。
最後に、今年度の事業としてハード面での主な事業をお伺いしたいと思います。
◎豊川
駅西区画整理事業所長 それでは、お答え申し上げます。
今年度の主な事業としましては、三条小学校付近の都市計画道路3・4・28号上谷地内田線を整備し、今年度、全線開通させる予定でございます。また、八戸駅前から矢沢地区に延伸する都市計画道路3・4・27号松森高田線の浅水川にかかる橋梁の下部工に着手し、令和3年度の完成を目指します。また、平成27年度から整備を進めてまいりました都市計画道路3・4・28号の浅水川に係る三条未来橋が完成し、6月11日に開通させたところでございます。
以上でございます。
◆岡田 委員 引き続きハード面、そしてまたソフト面、並行しながらの事業に大変御苦労されると思いますけれども、住民の期待に応えるべく頑張っていただきたいと思っております。私もこの4年半、区画整理の経過をずっと見てまいりました。どんどん町並みが変わりまして、景色が変わっていく姿を見るにつけ、人々の思いがこうやって形になっていくのだということを改めて感動を覚えております。市民の皆さんの思いをしっかりと受けとめながら、これからも最後までこの事業にしっかりと取り組んでいただくことを御要望して、あわせて、この事業に携わる関係各位に敬意を表してこの質問を終わります。ありがとうございます。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎中村 学校教育課長 それでは、平成30年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の307ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、
歳入決算額の合計は18億8385万4449円で、予算執行率は98.5%でございます。歳出決算額は18億7061万9170円で、予算執行率は97.8%でございます。その結果、歳入歳出差引残額1323万5279円は、翌年度へ繰り越しいたしました。
308ページをお開き願います。
歳入について御説明いたします。
第1款分担金及び負担金は、児童生徒の保護者が納入した給食費負担金でございます。
309ページに参りまして、第2款繰入金は、給食センターの管理運営に要する事務費及び人件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰り入れしたものでございます。
310ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
311ページに参りまして、第4款諸収入は、消費税還付金が主なものでございます。
312ページに参りまして、第7款使用料及び手数料は、給食センター敷地内への配電設備等の設置に係る土地使用料と自動販売機の設置に係る建物使用料でございます。
続きまして、歳出について御説明いたします。
313ページをお開き願います。
1款1項1目給食センター管理費の主なものは、給食センター職員23人分の人件費のほか、7節賃金は、給食センターのパート調理員の賃金、11節需用費は、洗剤及び調理着等購入の消耗品費、ボイラー用重油・天然ガス購入の燃料費、給食調理等センター運営に伴う光熱水費並びに施設設備の修繕料などでございます。12節役務費は、電話料等の通信運搬費、ボイラー性能検査等の手数料が主なものでございます。
13節委託料は、314ページにわたりますが、給食廃棄物収集運搬、空調設備保守点検、給食センターの調理・配送業務等に要した経費でございます。
14節使用料及び賃借料は、給食センターのOA機器等借上料など、16節原材料費は設備機器類の部品等の購入経費、18節備品購入費は北地区給食センターのスタッキングカートや各学校の牛乳用冷蔵ショーケースの更新に要した経費が主なものでございます。
315ページに参りまして、2款1項1目給食費は、学校給食用賄材料購入経費でございます。
316ページに参りまして、3款1項公債費は、主に西地区給食センター施設整備のための借入金の元金及び利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 私は72番の1学年に要する給食費ということで書いておりますけれども、1点目は、小学校の1年生と6年生であれば体格は倍以上も違って、もちろんカロリーも量も全然違うと思いますけれども、低学年、中学年、それから高学年と、これはどれぐらいの給食費がかかるか、算出している数字があればお聞かせいただきたいと思っています。
◎中村 学校教育課長 それでは、田端委員の御質問にお答え申し上げます。
小学校につきましては、全学年単価は同じ260円で実施しております。それぞれ年間の提供日数を約190日として算定いたしますと、小学1年生は年間で約8388万円、中学年の小学3年生で約8900万円、小学6年生で約9270万円となっております。
以上でございます。
◆田端 委員 もう1点質問いたします。
私は今回の議会で消費税のことを取り上げましたけれども、さまざまこれから物価が上がってくると思っていました。燃料や食費はもちろんですけれども、洗剤ももちろんかかってくると思っています。また、上下水道、また電気料金も上がるのではないかと思っていますけれども、八戸の小学校、中学校の給食費は、260円、315円になったのはもうしばらく前だとと思っていますけれども、今回の消費税の引き上げで給食費の値上げについて考えているかどうか、ここを1点だけ聞かせてください。
◎中村 学校教育課長 お答え申し上げます。
消費税10%に伴ってですけれども、給食費に関する食材につきましては、購入時には基本的に軽減税率が適用されることから、直ちに大きな影響が及ぶとは考えておりません。しかしながら、製造段階等において材料費に消費税がかかることから、間接的に購入価格に上乗せが生じ、調達価格に影響することも十分あり得ると考えております。ただし、給食費の値上げにつきましては、現時点では考えておりません。消費税の引き上げにより、間接的な影響が想定されているものの、現段階では献立を工夫しながら、地元業者ともより一層情報交換を行い、おいしい食材確保に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 それでは、平成30年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の319ページをお開き願います。
歳入決算額の合計は106億4133万3814円で、予算執行率は84.1%でございます。歳出決算額の合計は106億23万1832円で、予算執行率は83.8%となり、歳入歳出の差引残額4110万1982円は翌年度へ繰り越しいたしました。
320ページをお開き願います。
歳入について御説明を申し上げます。
1款1項負担金は、下水道の排水区域内において、下水道を使用できる土地所有者等から、建設費用の一部として徴収した下水道受益者負担金でございます。
2項分担金は、下水道の排水区域外から下水道に接続する土地所有者等から徴収した下水道受益者分担金でございます。
321ページに参りまして、2款1項使用料は、施設等の維持管理費用などに充てるため、下水道の使用者から徴収した公共下水道使用料が主なものでございます。
2項手数料は、322ぺージにわたりますが、排水設備工事完成検査に伴う公共下水道手数料が主なものでございます。
323ページに参りまして、3款国庫支出金は、下水道施設の建設に伴う社会資本整備総合交付金となり、備考欄にございますとおり、収入未済額のうち3億8827万9000円は繰越明許費特定財源として、また、4億2140万円は継続費特定財源として、それぞれ令和元年度へ繰り越しております。
324ページに参りまして、4款繰入金は、下水道事業に対する一般会計からの繰入金でございます。
325ページに参りまして、5款繰越金は前年度からの繰越金で、繰越明許費分が含まれております。
326ページに参りまして、6款諸収入は、2項1目1節雑入の馬淵川流域下水道維持管理負担金還付金及び消費税還付金が主なものでございます。
327ページに参りまして、7款市債は、下水道施設の建設に伴う下水道事業債でございます。
328ページをお開き願います。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目一般管理費は、下水道業務課職員18人分の人件費のほか、13節の使用料収納委託料、新都市開発整備事業関連公共下水道事業委託料、329ページに参りまして、19節の馬淵川流域下水道維持管理負担金が主なものでございます。
2項1目団地管理費は、是川団地汚水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場運転業務委託料、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。
3項1目東部処理場管理費は、330ページにわたりますが、東部終末処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員13人分の人件費のほか、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場維持管理委託料及び脱水ケーキ等処理業務委託料が主なものでございます。
331ページに参りまして、4項1目管きょ管理費は、布設済みの管渠等の維持管理経費で、下水道施設課職員9人分の人件費のほか、11節の修繕料、13節の管きょ清掃委託料、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。
332ページに参りまして、5項1目ポンプ場管理費は、雨水ポンプ場6カ所、汚水中継ポンプ場5カ所及びマンホールポンプに係る維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の維持管理委託料が主なものでございます。
333ページに参りまして、2款1項1目建設費は、下水道建設課職員31人分の人件費のほか、13節の調査設計委託料及び公共ます設置委託料、15節の管きょ等整備工事費、そして、334ページに参りまして、22節の地下埋設物移設等補償費が主なものでございます。
また、平成29年度からの繰越明許費分は、13節の調査設計委託料及び15節の管きょ等整備工事費が主なものとなっており、
継続費逓次繰越分は、15節の管きょ等整備工事費でございます。
最後に、335ページに参りまして、3款公債費は下水道事業債の元金及び利子でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 1点だけ質問をします。
319ページですが、建設費の予算の残額が20億円余りとなっていますが、この内訳をお聞かせください。
◎石上 環境部次長兼下水道建設課長 お答え申し上げます。
予算残額についてでございました。内訳でございますけれども、まず初めに、予算残額について御説明申し上げたいと思います。平成30年度決算における予算残額は、平成30年度の当初予算に補正予算を反映させた額に平成29年度からの繰越金を加えた予算額53億61万1000円から、平成30年度中に支出された決算額32億9889万1721円を差し引いた20億171万9279円でありまして、その内訳でございますけれども、工事契約等が済んでおりまして、今年度中に全額支払いが予定されております繰越明許費が12億2819万円。それから、平成29年度からの継続費を設定して工事を進めております水処理施設の増設工事、こちらに係る逓次繰越が7億7000万円、それから、不用額が352万9279円となっているものでございます。
以上でございます。
◆田端 委員 了解しました。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎畠山 都市整備部次長兼都市政策課長 それでは、平成30年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。
決算書338ページの総括表をお開き願います。
歳入決算額の合計並びに歳出決算額の合計はゼロ円、予算執行率はともにゼロ%でございます。公共用地取得等の事業実施はございませんでしたので、歳入歳出ともございませんでした。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
続いて、平成30年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎畠山 都市整備部次長兼都市政策課長 それでは、平成30年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。
決算書343ページの総括表をお開き願います。
歳入の決算額の合計は、11億2373万5274円、予算執行率78.1%、歳出の決算額の合計は11億124万204円、予算執行率76.5%で、歳入歳出差引残額2249万5070円は翌年度に繰り越しいたしました。
344ページをお開き願います。
歳入について御説明いたします。
1款1項1目駐車場使用料は、中央駐車場、別館前駐車場、八戸駅西口駐車場及び八戸駅東口駐車場の使用料でございます。
345ページに参りまして、2款1項1目繰越金のうち、2534万1242円は前年度からの繰越金で、6万7000円は繰越明許費分の前年度からの繰越金でございます。
346ページに参りまして、3款1項1目駐車場整備事業債のうち、170万円は中央交番隣に設置いたしました代替駐車場の施設解体工事に係る市債で、8億4890万円は繰越明許費分の中央駐車場改築事業の市債でございます。
347ページに参りまして、4款1項1目駐車場整備事業国庫補助金1億432万1000円は、繰越明許費分の中央駐車場改築事業に係る社会資本整備総合交付金でございます。
348ページに参りまして、6款1項1目雑入は、消費税還付金が主なものでございます。
349ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。1款1項1目中央・別館前駐車場管理費は中央駐車場及び別館前駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料が主なものでございます。2目八戸駅東西口駐車場管理費は、八戸駅東口駐車場及び八戸駅西口駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料が主なものでございます。
3目中央・別館前等駐車場整備費は、中央駐車場改築の関連工事等に要した費用で、予算現額2317万8000円に対してまして、支出済額は464万6560円で、差引残額のうち、1853万1000円は繰越明許費として翌年度へ繰り越しいたしました。支出済額の主なものは、13節委託料の調査設計等委託料、15節工事請負費の中央交番隣に設置した代替駐車場の施設解体工事費でございます。
また、繰越明許費分の支出済額9億5326万5734円は、昨年7月に供用開始しました新中央駐車場改築に伴う15節工事請負費の駐車場施設改修等工事費が主なものでございます。
350ページに参りまして、2款1項公債費は、市債の借入金の元金、利子を計画に従って償還したものでございます。
351ページに参りまして、3款1項繰出金は一般会計への繰出金でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 1点、2点質問をしたいと思いますが、まず、中央駐車場、それから駅西口の駐車場、駅東口の駐車場のそれぞれの駐車可能台数をお聞かせください。
◎畠山 都市整備部次長兼都市政策課長 駐車場特別会計で運営しております各駐車場の駐車可能台数ということでございますが、中央駐車場は駐車可能台数が436台でございますが、公用車の139台を引きますと、一般の方が駐車できる駐車可能台数は297台となります。八戸駅東口広場駐車場でございますが、16台駐車可能となっております。西口広場駐車場につきましては40台でございます。
以上でございます。
◆田端 委員 もう1点質問をします。
一般質問でも出ていましたけれども、特に土日は駅に用事があって行くと、駐車場を使いたいと思っていても満杯でとても入れないということが出ていましたけれども、今後、駅周辺の駐車場のことで拡張など何か対策を考えていることがあればお聞かせください。
◎畠山 都市整備部次長兼都市政策課長 八戸駅周辺の駐車場ということでございますけれども、現在、満杯になるケースをまずお話ししたいと思いますけれども、東口駐車場は駐車可能台数は16台でございます。満車となるケースは新幹線が到着する時刻の前後ということで、駐車場におさまり切らない車が交差点にはみ出しているケースも見受けられますけれども、その時間以外につきましては余裕がある状況でございます。
西口でございます。40台の駐車場でございますが、満車となるケースは年末年始、それからお盆、ゴールデンウイークの時期でございまして、その時期につきましては駐車場におさまらない車が道路にはみ出しているケースも見受けられますが、新幹線が到着する前後でも比較的まだ駐車スペースに余裕がある状況でございます。
新幹線の到着時刻にはみ出しているケースがあるということでございますが、現在、駐車場につきましては、駅のユートリーの後ろに立体駐車場があるということで、我々としてはそちらのほうにとめていただいてゆっくり時間を過ごしていただければと考えておりまして、現在のところ、拡張するということは考えておりません。
○高山 委員長 この際、あらかじめ会議時間を延長しますので、よろしくお願いします。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎野沢 中央卸売市場長 それでは、平成30年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の354ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は4億7402万7959円で、予算執行率は98.2%でございます。次に参りまして、歳出の決算額合計は4億7373万5916円で、予算執行率は98.1%でございます。歳入歳出差引残額29万2043円は翌年度へ繰り越しいたしました。
355ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、卸売業者等からの市場使用料、附属施設等使用料が主なものでございます。
356ページに参りまして、第2款国庫支出金は、青果部卸売場施設整備に伴う強い農業づくり交付金でございます。
357ページに参りまして、第3款財産収入は、自動販売機14台の設置に係る土地及び建物貸付収入でございます。
358ページに参りまして、第4款繰入金は、市場整備公債費等の不足補填のため一般会計から繰り入れをしたものでございます。
359ページに参りまして、第5款繰越金は前年度繰越金でございます。
360ページに参りまして、第6款諸収入は、市場施設使用者からの電気水道使用料等の経費負担分の収入が主なものでございます。
361ページに参りまして、第7款市債は、市場施設改修等のための市場整備事業に充当したものでございます。
362ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、363ページにわたりますが、市場運営、施設管理に係る市場長以下9名分の人件費及び管理費でございます。
このうち11節は、光熱水費や施設の修繕等に要した経費が主なものでございます。
13節は、市場施設維持管理に係る委託料で、清掃業務、廃棄物運搬業務、施設警備業務などの委託が主なものでございます。
363ページに参りまして、15節は、市場施設改修の工事費でございます。
19節は、全国中央卸売市場協会等の負担金が主なものでございます。
27節は、市場使用料及び諸収入に賦課される消費税でございます。
次の2目運営協議会費は、市場運営協議会及び市場取引委員会委員報酬等、その運営に要した経費でございます。
364ページをお開き願います。
2款公債費は、市場整備事業費借入の元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎大坪 市民防災部次長兼市民課長 それでは、平成30年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の367ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は4214万9676円で、予算執行率は100.6%でございます。歳出決算額の合計は4064万3710円で、予算執行率は97.0%で、歳入歳出差引残額150万5966円は翌年度へ繰り越したものでございます。
次に、歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。
368ページをお開き願います。
歳入でございますが、1款使用料及び手数料は、返還されました墓地を新たに使用許可した62件の永代使用料及び年間の維持管理料が主なものでございます。
369ページをお開き願います。
2款繰入金は、霊園の管理運営に要する経費につきまして、一般会計から繰り入れしたものでございます。
370ページをお開き願います。
3款繰越金は前年度会計からの繰越金でございます。
371ページをお開き願います。
4款諸収入は、東霊園に整備された無縁塔に供えられたさい銭等でございますが、平成30年度はございませんでした。
372ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目霊園管理費は、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の市営霊園の管理運営にかかわる経費で、職員1人分の人件費のほか、市営霊園の指定管理料などの運営費が主なものでございます。
373ページをお開き願います。
2款1項公債費は、東霊園等の施設整備のために借り入れした借入金の元金とその利子を償還したものでございます。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆中村 委員 通告しておりました合葬墓の件です。
以前に調査費用を盛って今後の設置に向けての調査ということで進んでいると思うのですが、現時点での調査の進捗、計画の進捗をお願いしたいと思います。
◎大坪 市民防災部次長兼市民課長 合葬墓の進捗についてということですけれども、平成30年度、御承知のとおり、先進地の視察をしまして、それをもとに、整備場所は東霊園内、それから、埋蔵規模につきましては1000体程度の合葬墓を整備する方針ということで、昨年度までに固めております。今年度ですけれども、工事に向けた測量、質調査設計業務委託などを予定しておりますけれども、ここまでは石材業者、それから葬祭業者、あと仏教会などの関係団体への説明会を開催したところでございまして、委託についての発注はこれからでございます。
以上です。
◆中村 委員 具体的に進んでいるという感じを受けました。市のアンケートでも、やはり多くの市民が希望しているということだと思いますので、ぜひ早急に検討を進めていただいて、実現するように要望いたします。
以上です。
○高山 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成30年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 それでは、平成30年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の376ページをお開き願います。
歳入決算額の合計は3億6813万5885円で、予算執行率は100.0%でございます。歳出決算額の合計は3億6486万4562円で、予算執行率は99.1%となり、歳入歳出の差引残額327万1323円は、翌年度へ繰り越しいたしました。
377ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
1款1項分担金は、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者等から建設費用の一部として徴収した受益者分担金でございます。
378ページに参りまして、2款使用料及び手数料は、農業集落排水施設の使用者から施設等の維持管理費用などに充てるため徴収した農業集落排水使用料が主なものでございます。
379ページに参りまして、3款国庫支出金は、農業集落排水施設に係る機能診断調査及び最適整備構想の策定に伴う農山漁村地域整備交付金でございます。
380ぺージに参りまして、4款繰入金は、農業集落排水事業に対する一般会計からの繰入金でございます。
381ページに参りまして、5款繰越金は前年度からの繰越金でございます。
1ページ飛ばしまして、383ページに参りまして、7款市債は農業集落排水事業債でございます。
384ページに参りまして、8款財産収入は、国土交通省が実施する馬淵川改修事業に伴う一日市地区農業集落排水処理施設用地の一部売却による不動産売払収入を計上したものでございますが、こちらは国土交通省との協議により、事業の実施が翌年度に変更になりましたことから、決算額はゼロ円となっております。
385ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。1款1項1目一般管理費は、13節の固定資産調査・評価業務委託料及び会計システム構築等業務委託料、27節の消費税が主なものでございます。
2項1目処理場管理費は、一日市、豊崎、市野沢及び島守の4カ所の農業集落排水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場維持管理委託料が主なものでございます。
386ページに参りまして、3項1目管きょ管理費は布設済みの管渠等の維持管理経費で、11節の修繕料、13節の機能診断調査業務委託料が主なものでございます。
また、23節の返還金は、先ほど歳入で御説明した不動産売払収入に対応するものでございますが、補助事業により取得した施設用地の売却に伴う国及び県への返還金でございます。
387ページに参りまして、2款公債費は、農業集落排水事業債の元金及び利子償還金でございます。
最後に、388ページに参りまして、3款諸支出金でございますが、先ほど御説明した用地の売り払いに係る返還金として計上していたものでございますが、各種調整の結果、1款3項1目の管きょ管理費より支出したことに伴い、決算額はゼロ円となっております。
以上で説明を終わります。
○高山 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○高山 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成30年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
本日はこれにて終了いたします。
明日、残りの特別会計、そして各企業会計を行います。どうぞよろしく御参集くださいますようお願い申し上げます。
きょうは御苦労さまでした。
午後5時04分 散会...