議案第15号 平成31年度八戸市
国民健康保険南郷診療所特別会計予算
議案第16号 平成31年度八戸市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第17号 平成31年度八戸市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算
議案第18号 平成31年度八戸市
産業団地造成事業特別会計予算
議案第44号 八戸市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について
議案第45号 八戸市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第46号 八戸市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第47号 八戸市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について
議案第48号 八戸市民生委員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議案第49号 八戸市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第50号 八戸市
幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例の制定について
議案第51号 八戸市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議案第52号 八戸市手話言語条例の制定について
議案第53号 八戸市
南郷保健センター条例を廃止する条例の制定について
議案第54号 八戸市
南郷母子健康センター条例を廃止する条例の制定について
議案第55号 包括外部監査契約の締結について
議案第56号 三戸郡福祉事務組合の解散について
議案第57号 三戸郡福祉事務組合の解散に伴う三戸郡福祉事務組合立やまばと寮の財産処分について
議案第58号 三戸郡福祉事務組合の解散に伴う財産処分及び事務承継について
議案第59号 青森県新
産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議について
第2 議案第60号 平成30年度八戸市
一般会計補正予算
議案第61号 平成30年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算
議案第62号 庁舎本館空調設備その他改修工事請負の一部変更契約の締結について
議案第63号 旧柏崎小学校校舎及び屋内運動場他解体工事請負の一部変更契約の締結について
議案第64号
小中野地区荷さばき所D棟既存上屋等解体撤去工事請負の一部変更契約の締結について
第3 閉会中の継続審査について
第4 各特別委員長諸般の報告
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本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
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出席議員(30名)
1番 久保百恵 君
2番 岡田 英 君
3番 日當正男 君
4番 中村益則 君
5番 苫米地あつ子君
6番 田端文明 君
7番 冷水 保 君
8番 三浦博司 君
9番 高橋一馬 君
10番 高山元延 君
11番 工藤悠平 君
12番 夏坂 修 君
13番 吉田淳一 君
14番 伊藤圓子 君
15番 山名文世 君
16番 古舘傳之助君
17番 藤川優里 君
18番 小屋敷 孝君
19番 森園秀一 君
20番 壬生八十博君
22番 松橋 知 君
23番 立花敬之 君
24番 前澤時廣 君
25番 田名部和義君
26番 五戸定博 君
27番 八嶋 隆 君
28番 寺地則行 君
30番 大館恒夫 君
31番 坂本美洋 君
32番 吉田博司 君
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欠席議員(2名)
21番 豊田美好 君
29番 秋山恭寛 君
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地方自治法第121条による出席者
市長 小林 眞 君
副市長 田名部政一君
副市長 大平 透 君
教育長 伊藤博章 君
総合政策部長 中村行宏 君
まちづくり文化スポーツ部長
原田悦雄 君
総務部長 大坪秀一 君
財政部長 岩田真奈 君
商工労働観光部長 磯嶋美徳 君
農林水産部長 出河守康 君
福祉部長 豊川寛一 君
健康部長 佐々木勝弘君
市民防災部長 石田慎一郎君
環境部長 佐藤浩志 君
建設部長 渡辺昇覚 君
都市整備部長 大志民 諭君
教育部長 吉田幸司 君
交通部長 村岡威伴 君
市民病院事務局長 品田雄智 君
監査委員 早狩博規 君
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出席事務局職員
事務局長 石亀純悦
次長兼議事課長 池田和彦
副参事(
議事グループリーダー)
山道隆央
主査 知野大介
主査 見附正祥
主査 林 一秀
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午前10時00分 開議
○議長(五戸定博 君)これより本日の会議を開きます。
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諸 報 告
○議長(五戸定博 君)この際、諸報告をいたします。
市長から、地方自治法の規定に基づいて議会に対し、2件の報告がありました。
報告書は、お手元に配付してありますので御了承願います。
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△日程第1 議案34件
○議長(五戸定博 君)日程第1議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算から議案第18号平成31年度八戸市
産業団地造成事業特別会計予算まで及び議案第44号八戸市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第59号青森県新
産業都市建設事業団に委託すべき事業に関する計画の一部変更に係る協議についてまでを一括議題といたします。
予算特別委員長から委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。
藤川優里委員長
〔17番藤川優里君登壇〕
◎17番(藤川優里 君)予算特別委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
審査の内容については、後日会議録として作成いたしますので、当委員会の報告は、質疑を中心にその概要のみ申し上げます。御了承願います。
最初に、議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算及びこれに関連する議案15件について、次に、議案第4号平成31年度八戸市
国民健康保険特別会計予算から、議案第18号平成31年度八戸市
産業団地造成事業特別会計予算までの各特別会計予算及びこれに関連する議案1件について、次に議案第2号平成31年度八戸市
自動車運送事業会計予算について、次に議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算について、以上の説明を受け、各款、各会計ごとに委員から質疑が行われました。
議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算及びこれに関連する議案に対する質疑の主なる内容は、第2款総務費及び関連議案では、高齢者の
運転免許証返納支援、町内会費納入の推進対策、公共施設全体の維持管理費、新公会計、出先の10連休対策、第3款民生費及び関連議案では、人工鼻の日常生活用具給付、
高齢者等バス特別乗車証負担金、
身体障害者福祉センターの相談件数、保育園の10連休対策、民生委員等、第4款衛生費及び関連議案では、インフルエンザ及び風疹の予防接種、中心街のカラスのふん害、食品衛生監視員、フードドライブ、第5款労働費では、若年者・離職者対策事業、パートの有給休暇への対応、第6款農林水産業費では、商業捕鯨の拠点港、果樹作業料、第7款商工費及び関連議案では、八戸三社大祭の山車小屋、まつりんぐ広場の観光活用、物流費、
海外販路拡大事業費、第8款土木費及び関連議案では、
道路異状通報メール、白山台のシオンの森公園のトイレ設置、道路維持費、港湾整備事業、歩道の街路樹、
省エネ住宅エコポイント、
道路等包括管理業務等委託料、
防犯灯LED化エスコ事業等委託料、第9款消防費では、
国土強靱化地域計画、第10款教育費及び関連議案では、体育施設管理費の
施設改修等工事費、
学校図書館支援事業、
中学校体育大会派遣補助金、図書館の指定管理、学校図書館の司書増員、就学援助制度の一部単価引き上げ、小学校費の学校建設費、
八戸ブックセンター事業費の自主事業経費についてであります。
次に、各特別会計予算及びこれに関連する議案に対する質疑の主なる内容は、議案第5号平成31年度八戸市
地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計予算では魚市場A棟、第三
魚市場A棟稼働向上事業費についてであります。
議案第6号平成31年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計予算では、八戸駅
西土地区画整理事業費についてであります。
次に、各企業会計予算に対する質疑の主なる内容は、議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算では、看護師の勤務体系と労働環境、ドクターヘリの状況についてであります。
以上が各議案に対する主な質疑であります。
続いて、議案第1号、議案第5号及び議案第18号並びに議案第47号を採決に付した結果、賛成多数をもって原案のとおり可決されました。
次に、ただいまの議案を除く議案第2号から議案第4号まで、議案第6号から議案第17号まで及び議案第44号から議案第46号まで並びに議案第52号八戸市手話言語条例の制定についてを含む議案第48号から議案第59号までの30件の議案については、全員異議なく原案のとおり可決されました。
最後に、慎重なる御審議を賜りました委員の皆様並びに適切な答弁をいただきました理事者の皆様に御礼を申し上げ、報告を終わります。
〔17番藤川優里君降壇〕
○議長(五戸定博 君)ただいまの委員長報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(五戸定博 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
日當正男議員の発言を許します。
日當正男議員
◆3番(日當正男 君)自由民主・市民クラブを代表して意見を申し上げます。
議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成31年度八戸市
自動車運送事業会計予算、議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算及び各特別会計予算並びに関連する各議案に賛成いたします。
平成31年度国の一般会計予算は、前年度より3.8%増の101兆4571億円となり、新経済・財政再生計画としての
基盤強化期間初年度となる予算として、人づくり革命、生産性革命に重点配分し、幼児教育・保育の無償化、介護人材の処遇改善、
年金生活者支援給付金の支給など、全世代型の社会保障制度への転換に向けた施策及び地方創生、国土強靱化、女性活躍、働き方改革などとする一億総活躍社会の実現に向けた方針に基づいた編成となっております。
また、東日本大震災から8年たった平成31年度も、地方財政においては、地方が人づくり革命の実現と地方創生の推進、防災減災対策等に取り組みつつ、安定的財政運営が行われるよう、一般財源を確保し、東日本大震災分について、被災地の復興に必要な取り組みが進むよう、
震災復興特別交付税が確保されております。
このような国の動向のもと、当市の平成31年度の当初予算規模は、一般会計において通常分が前年度比6.0%増の955億2490万6000円、復興分が7.2%増の102億7509万4000円、合わせて6.1%増の1058億円であり、特別会計では前年度比3.3%増の663億4480万1000円であり、合計で5.0%増の1721億4480万1000円が計上されました。
予算編成の基本方針としては、第6次八戸市総合計画、八戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略、第6次八戸市行財政改革大綱に基づき、行政資源の最適化により市民サービスの向上を基本方針として、厳しい財政状況と経済環境を踏まえながら、市財政の健全化に配慮しつつ、市民生活の向上と福祉の充実、自律的で持続可能な地域をつくるための各種政策に反映された編成となりました。また、北東北における八戸市の拠点性の向上と災害に強いまちづくりの実現を目指し、創造的復興に向けた施策を推進し、さらには
八戸圏域連携中枢都市圏の活性化に資するための編成となり、期待できる予算編成であります。
特に厳しい財政運営の中においても、子育て支援の充実、雇用環境の充実や産業の振興、防災力の強化、保健、医療、福祉の充実、文化、スポーツ、観光の振興、都市基盤整備、防災拠点機能を備えた
屋内スケート場建設事業、新大橋整備事業、公会堂・
公民館施設整備事業など、評価するところであります。第三魚市場A棟に関しましては、国とよく協議を重ね、稼働率向上に努め、適切に運営していただくことを望みます。
あわせて、本年、八戸市は昭和4年の市制施行以来90周年を迎え、中核市、中枢中核都市、そして
八戸圏域連携中枢都市圏の中心都市として、さらには岩手県北、久慈・二戸地域との三圏域連携や北海道苫小牧市とのはちとまネットワーク連携など、人口減少社会の状況においても積極的な取り組みを評価し、さらなる発展に期待するところであります。
次に、会派各議員から予算に対するそれぞれの要望意見がありましたので、申し上げます。
第4款衛生費においては、フードドライブについて、第8款土木費においては、道路維持費について、
道路等包括管理業務等委託料について、橋りょう整備費について、第10款教育費においては、体育施設管理費の
施設改修等工事費について、
新井田運動公園内テニスコートの砂入り人工芝化及び増設について、小学校費の学校建設費について、
かおりカップスーパーキッズレスリング選手権大会負担金について、体育施設の整備費について。
都市計画土地区画整理事業特別会計においては、八戸駅
西土地区画整理事業費についてであります。
以上、各課におかれましては十分御検討いただきますよう御要望申し上げます。
次に、議案第2号平成31年度八戸市
自動車運送事業会計予算についてであります。
バス事業は、人口減少、少子化等による利用者減少の状況下においても、公共交通機関として都市機能の重要な役割を担い、持続、経営努力していることを評価いたします。平成31年度は特に乗り合いバス13台の更新、液晶運賃表示器27台の購入を計上するなど、サービス向上にも向けた予算編成でありますので、今後とも市民の安全安心の確保、サービスの向上に努め、経営健全化計画並びに
資金不足等解消計画を引き継ぎ、経営の健全化と公共交通の使命を柱に公共交通経営をしていただくことを期待いたします。
次に、議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算についてであります。
市民病院は県南地域の中核病院として、救急救命医療、周産期医療などの急性期医療、高度で専門的な医療など、専門的医療を提供し、地域住民の生命と健康の保持増進に努めてきたこととあわせて、
地域医療支援病院として他の医療機関との機能分担による連携推進、
地域完結型医療体制づくりに努めてきた経営努力を高く評価いたします。
また、平成31年度予算は、特に緩和ケア病棟整備、医療機器購入及び施設、設備の補修経費、さらには業務運営などを加味した編成でありますので、今後も医師を初めとする職員の確保と医療提供体制の充実、強化に努め、市民のため健全な病院経営を維持、発展していただき、効率的な業務運営をしていただくことを期待いたします。
最後に、八戸市手話言語条例の制定につきましては、聾唖者と聾唖者以外の者がお互いに支え合いながら共生する地域社会の実現を目指すため、手話に対する理解の促進及び手話の普及を図ることを望み、期待したいと思います。
結びに、本年度退職されます理事者、職員の皆様方には、長らく八戸市そして八戸市民のために御尽力されましたことに感謝申し上げます。
以上で総括意見といたします。
○議長(五戸定博 君)寺地則行議員の発言を許します。
寺地則行議員
◆28番(寺地則行 君)きずなクラブを代表して総括意見を申し上げます。
予算特別委員会に付託になりました議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算、議案第2号平成31年度八戸市
自動車運送事業会計予算、議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算及び議案第4号から議案第18号までの各特別会計予算並びにそれらに関連いたします各議案に対しまして意見要望を付して、賛成いたします。
一般会計予算は1000億円を超えることになりました。その中で、
総合保健センター整備事業費、
荷さばき所D棟改築、
屋内スケート場建設事業費、公会堂・
公民館施設整備事業費、新大橋整備事業など大型のものが多く見受けられます。一方、市税収入については301億円、28.5%であり、その他合わせて自主財源は370億円で35%であります。市債は168億円で、前年度より42億円のプラスとなり、その割合は15.9%となっております。その結果、公債費も101億4000万円と、7億2000万円の増加となっております。また、
一般会計性質別歳出予算を見ても、普通建設事業費の単独部分が37億円増加で113億円と大幅にふえております。
我が会派では、前から財政の健全化と将来にわたる適正化を指摘してきておりますが、今後もそのことに留意され市政運営に当たりますよう要望いたします。
一般会計歳出につきましては、予算特別委員会での質疑での要望のほか、
八戸ポータルミュージアム費3億2400万円につきましては、経費の削減を検討することを要望いたします。また、教育費の中でのブックセンター費9600万円につきましては、
書籍等仕入れ販売返品業務など委託料2680万円、賃借料1690万円につきましては削減や見直しを要望し、その財源をほかの教育予算として有効に活用することを強く要望いたします。
議案第5号平成31年度
地方卸売市場八戸市
魚市場特別会計予算につきましては、今3月定例会におきまして、我がきずなクラブの田名部会長による代表質問、三浦議員の一般質問でも取り上げておりますが、これは大きな問題であります。第三魚市場A棟の稼働率の低迷とそれによる累積赤字の増大、会計検査院での指摘による補助金の返還のおそれもあります。改善計画の3年目ということでありますが、その兆しはあるのでしょうか。意見として、今年度中に改善のめどや将来への明るい見通しができない場合には、このハサップ事業から早期に撤退し、その責任のあり方を明確にするべきであると申し上げます。我がきずなクラブは、この問題につきましても、今後も注視してまいります。
次に、自動車運送事業につきましては、厳しい状況のもとではありますが、さらなる企業努力、知恵の活用を図り、健全化に向けて鋭意努力することを要望いたします。
市民病院事業につきましては、市民に信頼される病院となりますように、今後も中核病院としての役割、機能などの向上と、救急医療体制の強化、建設中の緩和ケア病棟の活用なども踏まえ、病院事業の充実向上を要望いたします。
市政全般にわたりまして市民の負託に応え、八戸市が前進できますように御努力されますよう要望を申し上げ、総括意見といたします。
○議長(五戸定博 君)中村益則議員の発言を許します。
中村益則議員
◆4番(中村益則 君)公明党を代表して意見を申し上げます。
議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算並びに各特別会計予算及び関連する各議案、また、議案第2号平成31年度八戸市
自動車運送事業会計予算、議案第3号平成31年度
八戸市立市民病院事業会計予算に賛成をいたします。
平成31年度の国の予算は、多発する自然災害から国民を守る防災減災対策や、本年10月の消費税率引き上げに伴う景気対策など、公明党の主張が多く反映された予算編成となっております。全世代型社会保障の実現へ、消費税収を活用し、党として推進してきました幼児教育、保育の無償化が完全実施されます。教育費負担の軽減は今後の若い世代への支援として大きな効果が期待できるものと考えます。また、日本は長い間、防災関連の予算削減が続いてきましたが、先進国の中でも、インフラ整備の費用を減額した国は過去20年余りで日本しかありませんでした。しかし、昨年は全国で災害が相次いだこともあり、国民の生命、財産を守るため防災減災対策に予算を確保したことは高く評価されております。
そのような中、八戸市の平成31年度の当初予算は、第6次八戸市総合計画、八戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略、第6次八戸市行財政改革大綱に基づき、市民生活の向上と福祉の充実を図る目的として、さらには、八戸市復興計画に基づいた北東北の拠点性の向上と災害に強いまちづくりを目指し、創造的復興に向けた政策になっております。
予算の特色について、通常分では子育て支援や教育の充実、雇用環境の充実や産業の振興、防災力の強化、保健、医療、福祉の充実、都市基盤の整備など、総合的な政策に取り組んでおります。また、復興分では、防災拠点機能を備えた
屋内スケート場建設事業、新大橋整備事業、公会堂・
公民館施設整備事業など、災害に強い都市整備は重要な政策と考えます。現在進めている
国土強靱化地域計画とともに、地域の安全安心の確保に引き続き取り組んでいただきたいことを要望いたします。
新年度の要望事項として、高齢者の
運転免許証返納支援について、協賛する事業者の拡充を図る取り組み強化を要望いたします。
移住定住対策として、大学などとの連携を図り、より具体的な政策の展開を求めます。若年者、離職者対策事業として、人材の流出対策と安定した職場環境の整備の支援強化を要望いたします。
特殊詐欺対策の強化として、留守番電話機能つき電話機購入支援や機器の貸出事業、また、市のホームページに架空請求はがきを掲載し周知を図るなど、対策の強化を求めます。
教育行政として学校図書館司書の増員を求めます。
そのほかには、中心市街地の活性化として、新美術館を初め、花小路や都市計画3・5・1沼館三日町線の整備など各種事業を着実に進めていただくことを要望いたします。
また、八戸駅西地区のまちづくりについても、フラット八戸の建設とともに、スポーツによるまちづくりを推進し、地域のにぎわいのある拠点整備に努めていただくことを要望いたします。
その他、予算審査の中での要望意見についても検討していただくようお願い申し上げます。
次に、自動車運送事業会計については、少子化や人口減少などによる経営環境が厳しい中ではありますが、運行の効率化と運送収益については引き続き取り組んでいただきたいと思います。要望として、4月1日より新大橋整備事業に伴い新たなダイヤ改正が行われますが、混乱のないよう対応を求めます。路線バスは市民生活を支える重要な交通機関であり、高齢化社会が進展する中、公共交通としてのバス事業の役割はさらに重要性を増していくと考えられます。今後も安定的に運営できるよう、経営体質の強化に取り組むことを求めます。
次に、八戸市立市民病院事業会計についてですが、引き続き、県南地域の中核病院として、地域内の保健、医療、福祉機関と連携し、一般医療や高度医療の提供に努め、地域住民の命を守る拠点としての役割を果たしていただきたいと思います。経営環境に関しては、不採算医療や高度先進医療を提供する中、老朽化した設備の改修など経費の増大が見込まれ、今後も厳しい状況が続くことから、現在取り組んでいる八戸市立市民病院新改革プランをもとに、安定した経営基盤を構築していただきたいことを要望いたします。ドクターヘリやドクターカーの活躍も今後ますます重要な役割を果たしていきます。質の高い医療の提供のためにも、医師の確保と人材育成の取り組みを要望いたします。
結びに、今期で定年を迎える職員の皆様に感謝と御礼を申し上げます。今後の御活躍を御祈念申し上げ、公明党としての代表意見といたします。
○議長(五戸定博 君)田端文明議員の発言を許します。
田端文明議員
◆6番(田端文明 君)日本共産党議員団を代表して意見を述べます。
議案第1号平成31年度八戸市一般会計予算、議案第18号平成31年度八戸市
産業団地造成事業特別会計予算、議案第47号八戸市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件の議案に反対します。ほかの議案については賛成します。
2019年度の政府予算は、10月の消費税10%への増税と史上最大の軍事費を計上し、社会保障の自然増を圧縮する予算編成となるものです。政府は1月29日に、景気回復は74カ月になり戦後最長になったと発表しました。正社員の有効求人倍率は最高となり、賃上げも連合の調査で今世紀最高水準の賃上げが実現しているとしました。しかし、各種世論調査では、82%の国民が経済成長の実感がないと答えています。総務省の調査でも、実質家計調査は6年間で25万円落ち込み、8%増税による打撃を回復するに至っていないのです。深刻な消費不況に陥っているのが現実です。実質賃金は、厚生労働省の統計では2012年から昨年末までで14万円のマイナスです。OECDの過去20年間の調査では、イギリス87%、アメリカ76%、フランス66%と伸びているのに、日本はマイナス9%となっており、主要国で唯一のマイナスになっているのです。就業者は380万人ふえたとのことですが、内訳は、年金だけでは暮らせない高齢者と高学費に苦しむ学生が大多数を占めており、改善と言えるものではありません。安倍首相は、私の政権で景気は回復し、賃金も上がっているので増税できると言ってきておりますが、根拠のないものであり、増税の前提は全て崩れ去ったと言わなければなりません。
このような中で編成された当市の新年度予算は、一般会計、特別会計合わせて1721億4480万円余りとなるものです。施策として不妊治療費助成事業の拡充、仮称・新しい形の墓地整備事業費については、市民からの要望に沿ったものであり、評価をいたします。
午前10時54分 休憩
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午前11時18分 再開
○議長(五戸定博 君)休憩前に引き続き、会議を開きます。
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議案5件
○議長(五戸定博 君)本日付託いたしました議案第60号平成30年度八戸市
一般会計補正予算から議案第64号
小中野地区荷さばき所D棟既存上屋等解体撤去工事請負の一部変更契約の締結についてまでを一括議題といたします。
各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。
総務常任委員長の報告を求めます。
古舘傳之助副委員長
〔16番古舘傳之助君登壇〕
◎16番(古舘傳之助 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第60号平成30年度八戸市
一般会計補正予算のうち、歳入予算の主なる内容は、国庫支出金及び市債を増額するものであります。
第3条地方債の補正では、農業整備事業ほか3事業の限度額を変更するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第62号は、さきに請負契約を締結した庁舎本館空調設備その他改修工事について、設計変更により期間を変更するためのものであります。
議案第63号は、さきに請負契約を締結した旧柏崎小学校校舎及び屋内運動場ほか解体工事について、設計変更により期間を変更するためのものであります。
以上2件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔16番古舘傳之助君降壇〕
○議長(五戸定博 君)経済常任委員長の報告を求めます。
壬生八十博委員長
〔20番壬生八十博君登壇〕
◎20番(壬生八十博 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第60号平成30年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第6款農林水産業費では、水産業費において、八戸漁港建設事業費負担金を増額するものであります。
第7款商工費では、蕪島地区物産販売施設整備に係る工事請負費を増額するものであります。
第2条繰越明許費の補正では、第7款商工費において、蕪島エントランス整備事業が翌年度から開始されることから、設定するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第64号は、さきに請負契約を締結した小中野地区荷さばき所D棟既存上屋等解体撤去工事について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔20番壬生八十博君降壇〕
○議長(五戸定博 君)建設常任委員長の報告を求めます。
三浦博司委員長
〔8番三浦博司君登壇〕
◎8番(三浦博司 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
議案第60号平成30年度八戸市
一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第6款農林水産業費では、農業費において、農道保全対策事業負担金を増額するものであります。
第8款土木費では、都市計画費において、都市計画事業負担金を増額するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第61号平成30年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では管きょ整備等工事費を、歳入では社会資本整備総合交付金及び下水道事業債を、それぞれ増額するものであります。
第2条繰越明許費では、年度内の執行が困難なことから、建設費において、公共下水道管きょ等築造事業を増額するものであります。
第3条地方債の補正では、起債の限度額を変更するものであります。
本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。
以上で報告を終わります。
〔8番三浦博司君降壇〕
○議長(五戸定博 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの委員長報告に対し御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(五戸定博 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(五戸定博 君)討論なしと認めます。
これより議案第60号から議案第64号までを一括して採決いたします。
以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(五戸定博 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。
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△日程第3 閉会中の継続審査について
○議長(五戸定博 君)日程第3閉会中の継続審査についてを議題といたします。
民生常任委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
民生常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(五戸定博 君)御異議なしと認めます。
よって、民生常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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△日程第4 各特別委員長諸般の報告
○議長(五戸定博 君)日程第4各特別委員長から諸般の報告をいたしたい旨の申し出がありますので、順次これを許します。
広域連携推進特別委員長の報告を許します。
高山元延委員長
〔10番高山元延君登壇〕
◎10番(高山元延 君)広域連携推進特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。
当委員会は、連携中枢都市圏構想を推進し、広域連携による地域の一体的な発展を図ることを目的に、平成29年6月に設置されました。
委員会では、
八戸圏域連携中枢都市圏連携事業の取り組み状況、
八戸圏域連携中枢都市圏ビジョン懇談会における検討、連携中枢都市圏の形成に関する講演会、全国における連携中枢都市圏の形成状況などについて理事者から説明を受け、協議してまいりました。
また、昨年10月には委員会の調査視察を実施し、先進自治体である広島県福山市と静岡県静岡市において、それぞれ連携中枢都市圏の取り組みについて学んでまいりました。
さて、当市は、平成29年1月に連携中枢都市宣言を行い、同年3月には周辺7町村と連携協約を締結し、
八戸圏域連携中枢都市圏、愛称スクラム8を結成するとともに、連携中枢都市圏ビジョンを策定、公表し、事業を実施してきております。
事業開始以降、新規連携事業の検討や既存事業を精査し、充実を図るためビジョン変更をしてきており、平成31年3月現在では、76の事業を展開し、八戸圏域のさらなる活性化に取り組んできております。また、議会としても、圏域内の市町村議会全議員で組織する
八戸圏域連携中枢都市圏形成促進議員連盟を設立し、圏域内の振興、発展に取り組んできております。
このように、行政のみならず、議会においても積極的に圏域事業の推進等に取り組んできていることで、その成果は徐々に、また着実にあらわれてきているものと実感していることからも、事業の推進や展開を継続的に実施することが必要であります。
今後迎える人口減少、少子高齢社会を視野に入れ、構成8市町村との緊密な連携のもと、ビジョンに掲げる地域の個性が輝き自立した八戸圏域の実現に向け、さらなる成果を期待するものであります。
最後に、2年間にわたりまして当委員会の活動に御支援と御協力を賜りました関係者の皆様に心から御礼を申し上げ、報告を終わります。
〔10番高山元延君降壇〕
○議長(五戸定博 君)観光振興特別委員長の報告を許します。
三浦博司委員長
〔8番三浦博司君登壇〕
◎8番(三浦博司 君)観光振興特別委員会における活動経過の概要について報告いたします。
当委員会は、平成29年6月から新たな委員により、観光事業の推進について調査研究し、その振興を図ることを目的として活動を開始いたしました。
その内容については、青森県・函館観光キャンペーン、はこだてグルメサーカス、南郷トレッキングなどの各種観光PR事業、蕪島地区整備事業プロムナード公園整備、蕪島エントランス整備事業、種差海岸トイレ洋式化、種差海岸ガイド研修会の開催などの種差海岸関連事業、東京ドームでのふるさと祭り出店を初めとする首都圏等のイベント参加、八戸三社大祭や八戸えんぶりなどの各種祭りの実績、VISITはちのへの設立準備状況や新たな取り組みなどについて、理事者から説明を受けて協議してまいりました。
また、さらなる観光振興研究のため、平成29年10月には委員会の調査視察を実施し、近江八幡市においては、近江八幡版DMO形成計画を、また、大垣市においては、ユネスコ無形文化遺産登録を契機とした観光振興への取り組みについて研修し、理解を深めてまいりました。
さて、当市では、圏域8市町村を対象とするDMO組織の設立に向け、昨年10月22日に関係3法人による合併契約締結式が行われ、本年4月1日に一般社団法人VISITはちのへが設立される予定であります。旅行商品販売などの誘客振興のみではなく、物産販売などの地域商社機能をあわせ持ち、かつ安定した運営基盤を有する八戸圏域の観光振興のかじ取り役となり、観光、物産に関する機能強化、拡充など、地域の稼ぐ力を引き出すための効果的、効率的な事業が展開されることを期待するものであります。
平成28年12月には、八戸三社大祭を含む山・鉾・屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録され、平成29年においては、登録を祝う記念祭として、例年より1日長く6日間にわたる開催となりました。期間中は天候にも恵まれ、市民及び観光客の方々の盛り上がりを強く感じるものでありました。
○議長(五戸定博 君)今期定例会の閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。
去る2月26日から本日まで、真摯に議案審議に当たられました議員並びに理事者各位の御精励に対し深甚なる敬意と感謝の意を表します。
さて、本定例会は私たち議員一同にとって任期最後の定例会でございます。顧みますと、平成29年1月、我が八戸市は中核市へ移行し、保健所の設置を初めとして、保健衛生、福祉、教育、環境など、さまざまな分野で多くの事務が移譲となり、より市民に身近な自治体に生まれ変わりました。
そうした中、我々議員は、八戸市と市議会という車の両輪となりながら、市勢発展と市民福祉の向上のため誠心誠意努力してきたところであります。さらに、今期は議会改革に取り組んだ4年間でもありました。これまでの改革の歩みを引き継ぎ、タブレット導入、政務活動費の領収書公開、議会基本条例の検証など、開かれた議会を目指し、議員全員で改革に努めてまいりました。
また、私は、議員各位の御推挙をいただき議長に就任以来、公平公正に議会運営に努めてまいりましたが、各位の御厚情と御支援により、その重責を果たすことができ、深く感謝を申し上げます。
さて、来るべき統一地方選挙に当たり、再びこの議場で相まみえるべく、挑戦される方々にあっては、それぞれの志を遂げられますことを御祈念申し上げます。
また、今期をもって御勇退される方々におかれましては、これまでの御尽力と御功績に対し衷心より感謝を申し上げますとともに、今後とも、八戸市のさらなる発展のため、それぞれのお立場で変わらざる御活躍をされますことを心から念願するものであります。
終わりに、任期中、関係各位から賜りました数々の御高配に対し、議会を代表いたしまして衷心より御礼を申し上げますとともに、皆様方の御健勝を心から御祈念申し上げまして、御挨拶といたします。
これにて平成31年3月八戸市議会定例会を閉会いたします。
午後0時09分 閉会
署 名
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成31年3月22日
八 戸 市 議 会
議 長 五 戸 定 博
副議長 工 藤 悠 平
議 員 田 端 文 明
議 員 八 嶋 隆...