議案第131
号平成27年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では公債費において
利子償還金を、歳入では
一般会計繰入金を減額し、前年度
繰越金を増額するものであります。
第2条
地方債の補正では、起債の
限度額を変更するものであります。
議案第133
号平成27年度八戸市
都市計画下水道事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では
建設費において
調査設計等委託料を、歳入では
繰入金を、それぞれ減額するものであります。
第2条
債務負担行為の補正では、公共ます
設置委託料の期間及び
限度額を設定するものであります。
議案第136
号平成27年度八戸市
農業集落排水事業特別会計補正予算の主なる内容は、歳出では
総務費において修繕料を、歳入では
繰越金を、それぞれ増額するものであります。
第2条
債務負担行為の補正では、
農業集落排水処理施設維持管理委託料及び汚水ます
設置委託料の期間及び
限度額を設定するものであります。
以上の各
特別会計補正予算は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
議案第149号は、
公営住宅における
迷惑行為の禁止に係る規定の整備をするためのものであります。
審査の過程において、
市営住宅で
ペットを飼うことができるようにする考えはないか質疑があり、
理事者から、人によっては動物が嫌いな方もおり、
野良犬等に餌づけをして迷惑だという苦情が寄せられたこともあることから、現状では
ペットについて認める考えは持っていないとの答弁があったのであります。加えて、高齢者など、癒しの役割をしてくれる
ペットを飼う人がふえており、
ペットに対応できる住宅について研究していただきたいとの意見があったのであります。
議案第152号は、さきに
請負契約を締結した中部第10
幹線下水道整備工事――四工区――について、設計変更により契約額を変更するためのものであります。
議案第156号は、
地方自治法第244条の2第3項の規定により、
油久保団地市営住宅ほか39施設の管理を行う
指定管理者を指定するためのものであります。
議案第157号は、道路法第8条第2項の規定により、吹上地区、柏崎地区、湊地区、白銀地区及び根城地区における道路整備に伴う
市道路線の認定をするためのものであります。
以上4件の議案は、
全員異議なく原案のとおり可決されました。
次に、平成27年請願第5号三協リサイクル産廃の全量撤去を求める請願については、審査の過程において、中核市移行後の対応について質疑があり、
理事者から、県は中核市移行後、周辺環境に影響が生じた場合、その対応について協議に応じる考えを示しており、万が一の場合においても県と対策について協議していくとの答弁があったのであります。また、遮水シートの耐用年数、及び万が一のことが起こらないようにするための道筋をつけていくべきではないかとの質疑があり、
理事者より、県から遮水シートは相当年数もつと伺っており、またキャッピングにより廃棄物の崩落や飛散、流出が防止され、廃棄物の影響を及ぼさない十分な効果が得られることから、環境省、財団からも適切な工法であると認められ、かつ万が一周辺環境への影響が認められた場合、市からの協議に応じるとの県の見解も示されている状況であり、現状では適切な方法であると認識しているとの答弁があったのであります。
続いて、本請願に対して意見を徴したところ、山名委員から、遮水シートで覆うことは一歩前進だと思うが、やはり早急に県が責任を持って撤去をするのが当然と考えることから採択とされたい。壬生委員から、県が実施する行政代執行は市が要望してきた全量撤去ではないが、市からの要望を受け今般、行政代執行の実施に至ったことは評価できるものであり、環境省や財団の見解、キャッピング後のモニタリングの継続、万が一周辺環境への影響が確認された場合、市からの協議に応じるという県の見解などを考え合わせると、現段階では適切な対策と思われることから不採択とされたい。伊藤委員から、現段階で適切ということは永久に適切ということではないことから、現段階から全量撤去を求めていく姿勢が必要であり、さらに議論を深めていきたいことから継続審査とされたい。
吉田博司委員から、議員全員が全量撤去という気持ちでやってきた中で、国県、財団のほうでの動きがあり、さまざまな要因を判断した結果、全量撤去を念頭に置きながら、県もしくは財団のやり方を見きわめたいことから不採択とされたいとの意見が出されたのであります。
本請願を採決に付した結果、起立少数をもって不採択と決しました。
以上で報告を終わります。
〔7番冷水保君降壇〕
○議長(
吉田淳一 君)以上をもって各
常任委員長の報告は終わりました。
ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉田淳一 君)御質疑なしと認めます。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許します。
田端文明議員の発言を許します。
田端文明議員
◆6番(
田端文明 君)議案第154号訴えの提起についてに対して反対討論を行います。
この問題は、
指定管理者と食堂利用者双方の契約上の食い違いから裁判にまで発展している問題です。市側では、レストランと
指定管理者と連携を密にし、円滑な運営を図るように指導してきているとの答弁がされてきております。では、どのような指導がされてきたのか問われることになります。今議会での答弁では、利用者が不利益を受けており、
指定管理者にかわって市が提訴するとのことです。しかし、市は直接的に不利益を受けているわけではありません。今後のことも含め、市で提訴しても根本的な解決にはならないものです。訴訟になじむものではなく、市が主導的立場で解決に向けて、あくまで話し合いで鋭意努力すべき問題です。提訴は行わないよう意見を申し上げ、討論を終わります。
○議長(
吉田淳一 君)
苫米地あつ子議員の発言を許します。
苫米地あつ子議員
◆5番(
苫米地あつ子 君)請願第5号三協リサイクル産廃の全量撤去を求める請願の
建設常任委員会での不採択に、反対の立場で意見を述べます。
三協リサイクルの産廃は、青森県が許可したものですから、その責任において全量撤去をすべきと何度も提起されてきました。しかし、県はそれを、直ちに市民生活に影響を与えるものではないと、長期間放置してきました。けれども、請願趣旨にもあるように、周辺の住民の方々からは、煙のにおいで頭が痛くなったとか、井戸水に濁りや金属臭が出ているなどの声もあり、現に生活に影響が出ていると思いますし、何よりも将来にわたってどんな有害物質が流れ出るのか。県の行政代執行のキャッピングでは産廃を現場に全量残すことになりますし、もし何かあったときにそれを取り除いてくれるのかどうかという住民の方々の不安は、そこに残されたままになります。特に農家の方々にとっては、大切な水に大きな不安を残すこととなります。全量撤去ということを願ってきた住民の願い、その願いが取り残されたまま、住民の方々の不安を残したままではよくない、そう思います。住民の方々の願い、思いに応えるためにも、あくまでも県の責任での全量撤去を求めているこの請願を本
定例会で採択するべきとの意見を申し述べて、私の発言を終わります。
○議長(
吉田淳一 君)以上で通告による討論は終わりました。
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉田淳一 君)これにて討論を終わります。
これより議題のうち、議案第126号、議案第140号、議案第141号、議案第148号及び議案第153号並びに議案第154号の議案6件を一括して採決いたします。
以上の議案の委員長報告は可決であります。
以上の議案を委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
吉田淳一 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、ただいま議決されました議案を除く議案第127号から議案第139号まで、議案第142号から議案第147号まで、議案第149号、議案第150号及び議案第152号、並びに議案第155号から議案第157号までの議案25件を一括して採決いたします。
以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉田淳一 君)御異議なしと認めます。
よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、平成27年請願第5号を採決いたします。
本請願の委員長報告は不採択であります。
本請願を、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
吉田淳一 君)御着席願います。
起立多数であります。
よって、本請願は委員長報告のとおり不採択と決定されました。
────────────────────
△日程第3
議員派遣について
○議長(
吉田淳一 君)日程第3
議員派遣についてを議題といたします。
お手元に配付いたしました
議員派遣一覧表のとおり
議員派遣の申し出があります。
お諮りいたします。
議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉田淳一 君)御異議なしと認めます。
よって、会議規則第167条の規定により、
議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決されました
議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
吉田淳一 君)御異議なしと認めます。
よって、
議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
────────────────────
市長挨拶
○議長(
吉田淳一 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長
〔市長小林眞君登壇〕
◎市長(小林眞 君)平成27年12月八戸市議会
定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様には、去る12月1日から本日までの14日間にわたり、本議会に提案いたしました平成27年度八戸市
一般会計補正予算など議案32件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決いただき、厚く御礼申し上げます。
議決いただきました各議案の執行に当たりましては万全を期してまいります。
さて、ことしも残すところ2週間余りとなりましたが、議員の皆様には、この1年、市民の代表としてその重責を全うされ、市勢進展のため御尽力を賜りましたことに対し、深く感謝を申し上げます。
人口減少や少子高齢化など、我が国を取り巻く環境は依然として厳しい状況ではありますが、来るべき年においては、中核市への移行や連携中枢都市圏の形成を初め、活力創出や諸課題の解決に全力を傾注し、当市にとりまして新たな飛躍の年となるよう努めてまいる所存でありますので、一層の御支援、御協力を賜りますよう、ここに改めてお願いを申し上げます。
時節柄、議員の皆様には御自愛いただき、御健勝でよい年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。
〔市長小林眞君降壇〕
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閉 会
○議長(
吉田淳一 君)今期
定例会における議員並びに
理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。
ますます寒さに向かう時節柄、議員各位並びに
理事者の皆様には一層御自愛の上、よき新年を迎えられますよう御祈念申し上げ、平成27年12月八戸市議会
定例会を閉会いたします。
午前10時37分 閉会
署 名
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成27年12月14日
八 戸 市 議 会
議 長 吉 田 淳 一
副議長 古 舘 傳之助
議 員 苫米地 あつ子
議 員 寺 地 則 行...