八戸市議会 2014-09-11
平成26年 9月 決算特別委員会−09月11日-02号
平成26年 9月
決算特別委員会−09月11日-02号平成26年 9月
決算特別委員会
決算特別委員会記録(第2日目)
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平成26年9月11日(木)
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出席委員(18名)
委員長 三浦隆宏 君
副委員長 古舘傳之助君
委員 高山元延 君
〃 高橋一馬 君
〃 田端文明 君
〃 三浦博司 君
〃 冷水 保 君
〃 工藤悠平 君
〃 藤川優里 君
〃 小屋敷 孝君
〃 森園秀一 君
〃 壬生八十博君
〃 立花敬之 君
〃 前澤時廣 君
〃 大島一男 君
〃 五戸定博 君
〃 石橋充志 君
〃 大館恒夫 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した理事者
教育長 伊藤博章 君
南郷区役所長 佐藤 卓 君
まちづくり文化スポーツ観光部長
高島 司 君
防災安全部長 高橋信幸 君
財政部長 原田悦雄 君
農林水産部長 山本 寧 君
福祉部長兼福祉事務所長
石田慎一郎君
市民健康部長 工藤 朗 君
下水道事務所長 松川茂則 君
建設部長 石黒一之 君
都市整備部長 在家秀則 君
教育部長 佐藤浩志 君
総務部理事 小向洋一 君
南郷区役所次長兼地域振興課長
岩澤昭治 君
市民生活課長 中村利昭 君
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長
松橋剛義 君
スポーツ振興課長 村山博康 君
防災安全部次長兼
防災危機管理課長
岩舘弘道 君
防災危機管理課参事 玉井由朗 君
財務部次長兼財政課長 松家敏夫 君
財務部次長兼収納課長 兼田茂人 君
収納課参事 久保貞二 君
中央卸売市場長 船田泰寛 君
中央卸売市場次長 寺地圭次 君
水産事務所長 磯嶋美徳 君
水産事務所副所長 清川定吉 君
福祉部次長兼障がい福祉課長
梅内洋子 君
高齢福祉課長 長谷川恭子君
市民健康部次長兼市民課長
日山克之 君
市民健康部次長兼介護保険課長
矢羽々 学君
国保年金課長 柴田義弘 君
下水道事務所副所長兼
下水道業務課長
後村 勉 君
下水道事務所副所長兼
下水道施設課長
田澤 修 君
下水道建設課長 中村隆彦 君
建設部次長 佐々木隆二君
建設部次長兼建築住宅課長
千葉洋正 君
道路建設課長 竹洞一則 君
道路維持課長 小杉俊一 君
都市整備部次長兼都市政策課長
澤田美智明君
都市整備部次長兼公園緑地課長
程熊義信 君
都市政策課参事 畠山 智 君
区画整理課長 丸山光則 君
駅西区画整理事業所長 小川裕司 君
駅西区画整理事業所副所長
中村裕之 君
教育部次長兼教育総務課長
澤田多嘉男君
教育部次長 嶋脇郁夫 君
学校教育課長 齋藤信哉 君
学校教育課参事 茨島 隆 君
教育指導課長 正部家光彦君
社会教育課長 田中 勉 君
総合教育センター所長
木村一夫 君
図書館長兼市史編纂室長
藤田俊雄 君
総務部副理事 大橋俊直 君
総務部参事 下館 壽 君
総務部参事 笠原孝志 君
総務部参事 亀本有逸 君
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職務のため出席した職員
事務局長 吉田幸司
次長兼庶務課長 松田哲朗
議事課長 阿部寿一
副参事(
議事グループリーダー)
田中瑞穂
主幹 鈴木 馨
主査 知野大介
〃 林 一秀
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午前10時00分 開議
○三浦〔隆〕 委員長 おはようございます。
これより
決算特別委員会を開きます。
昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。
第8款土木費の質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆三浦〔博〕 委員 通告をしておりました38番と39番ですけれども、まず、市道、歩道の整備ということで大きく2つを聞いていきたいと思うのですが、1つは、歩道の補修を計画的にされていると思ってはおります。その中でどういう方針で補修をしているのかということで、まず、今までは
マウントアップ形式ということで、そういう構造で施工していたということですけれども、段差の低い形式で、段差を緩和していくようなことが必要になってくるのではないかと思っているのです。
というのも、区画整理でできた住宅街とかは、デイサービスで在宅介護の中で私の近所でもさまざまなバスが来てくれてはいるのです。昔ながらの宅地ではそういう段差もなく、すぐ敷地の中に入ってということはあるのかもわからないですが、そういう歩道のところで低く改修していく必要があると思っておりますし、また、30年以上たった地域に計画的に補修、そして改修、また市道についても打ちかえといいますか、新しくつくっていくという方針でやっている箇所もございます。そういう意味では、歩道を今後どのような形で補修していく方針なのか、まず伺いたいと思います。
◎小杉 道路維持課長 おはようございます。それでは、委員の御質問にお答え申し上げます。
歩道の
バリアフリー化ということは、高齢者、いろいろな障がい者、また子どもさん方、一般通行者においては有効なものだとは考えております。ただ、今現状、例えば区画整理課で開発してできた道路は、旧態のほうはマウントアップという、今委員がおっしゃられましたけれども、車道よりも15センチくらい高いような状況になっております。そのような歩道に対して補修をして、
バリアフリー化を図るということになれば、
マウントアップ式の場合は宅地がその高さになっております。そうしたときに、車道との段差を少なくするために、例えばまず5センチくらいの段差をつけたときには、今度は宅地側で15センチくらいの段差がつくというようなさまざまな弊害が出てくるかと思います。
その辺で、みんなできればいいのですけれども、部分的に補修をしていくとなるとどうしても現状のままで、多少は半分ずつ、車道側を少し低くして、宅地側も少し低くするというようなちょっとした手段が出てくるわけですけれども、そうしたときには、そのような部分があることによって、歩道を歩くに当たっては今度はそこで波を打つというような状況も出てくるかと思いますので、うちのほうとしても、とりあえず歩道を直すときにはその辺を勘案して、できたら1区画の中でそのような対応をしていきたいと考えております。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございました。家の前だけだと波を打ってしまうというのは、なるほどと思います。そのような波を打たないような形で、また宅地となると家主の整備ということもまた出てくるでしょうし、まずそこは理解を得ながら、できる限り低くしていくようなことでやっていただきたいと思います。
あと、宅地に限らず市内のところで、例えば市内の路線バスなどでは車椅子対応のスロープつきの車両がふえている中で、自宅から最寄りのバス停まで歩道というところがどうしても、スロープを一度も使ったことがないという運転手さんの声もいただいております。そういうふうな形で、そこにも配慮した歩道整備ということに関してはどのようなことで取り組んでいるか、また取り組もうとしているかを伺いたいと思います。
◎小杉 道路維持課長 バス停のところの歩道ということかと思いますけれども、今のところ全部のバスが低床式という形ではないと思いますので、バス等の乗り入れの状況を勘案しないと、そこの部分だけ逆に高くした場合には、低床式では今度問題が出てくるという考えを私は今持っているので、その辺は現状のままで、とりあえずは復旧、補修という形になろうかと思います。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございました。意見という形ですけれども、老朽化で補修を行う際には、
セミフラット形式というのがあるみたいです。段差を緩和するような形で、区画区画で住みやすい、または生活しやすい環境もまた配慮しながら進めていってもらいたいと思っております。
もう1つは、市道もそうですけれども、補修、打ちかえということを市長も戦略的に数年間かけて力を入れますというようなことは言われていたわけですけれども、そこの部分を行うことに関してどのような優先順位、市内各地でいろいろお話をいただく部署で大変御苦労はされているとは思うのですけれども、どのような形で計画の優先順位を組み立てているのか、その方針を改めて伺えたらと思います。
◎小杉 道路維持課長 車道の優先順位というか、施工順序ということですけれども、うちのほうに対しては、舗装、補修の関係の要望は結構あります。早い順番というか、現地を調査した中で、うちのほうでもこれは早速手をつけなければならないというような形のものと、あとは、ことしからでしたけれども、修繕のほうに多額な予算をつけていただきまして、今、計画に乗っかってやっているところです。これは過去何年かのうちで自動車の賠償事件の件数がふえてきているというようなことで、短期集中的にまずやれるところを探そうということで、うちの課で重立った場所を既に選定しました。その中から優先度の高いところを、ことし、来年、再来年という年次計画で今のところは立てております。
ただ、生活道路に入ってくるものに関してはやはり一般住宅の中ですし、結構要望等がありますので、その辺を調査しながら、近くのものがあればできるだけ集めてやりたいとは思っていますけれども、いろいろな件数が多いもので、皆さんの要望に応えられない部分があるということです。うちのほうとしてもとりあえずは要望を受けて、優先順位は、すぐにやらなければならないところ、少し待ってもらうところをすみ分けしながら、要望者の方には何年待ってくださいというような形でお話をしている状況でございます。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございました。地域の町内会長さん、または担当職員からのお話とかでも、本当に親身に、そして丁寧に対応してくださっているということで、道路維持の分野ではなかなかすぐにはというところでも要望をちゃんと受けとめてしっかりと見通しを返してくれているということで、満足というか、納得をしながら、そういう関係性を築いているということは感じておりました。
生活道路も、交通量の多い道路のバイパスとして、信号がないからとかという中で入ってくる生活道路もあるのです。そういうところもひとつ目をかけていただいて、計画の中に入れていただきたいと。
そしてまた財源のほうも、戦略的な経済に使うような道路だけではなくて、住民の満足度にも直結するような市道、また歩道にもしっかりと起債というような形で行っていくということも、公共施設だけではなくて市債をしっかりと起債して取り組んでいくということも、もちろん検討はされていると思いますけれども、より積極的にやっていっていただきたいと。老朽化する、どうしても30年、40年とたっていくと見ばえもよくなくて、それはまた子どもたちが通ると、非行に走るというのはそれが直接の原因ではないですけれども、住宅地が豊かな景観できれいなところはやっぱり気持ちもいいものですから、そういう意味では、より一層力を入れて取り組んでいってほしいということを要望したいと思います。
最後、地元のことで恐縮ですけれども、八戸線の長苗代駅から本八戸駅に行く線路の周辺の千田町内の治水というか、水はけは、これまで長年、そこの部分の改良を何とかしようと動いているということは私も学ばせていただいているのですけれども、進捗とか方向性というものが今どうなのかということを教えていただきたいと思います。
○三浦〔隆〕 委員長 三浦博司委員に申し上げますけれども、通告と別ではないですか。
◆三浦〔博〕 委員 要は市道、歩道の整備や側溝とかにもかかわってくるので、道路維持の観点から聞いていますけれども、どうでしょうか。
◎小杉 道路維持課長 千田町の状況ですと、私が知っている限りですと、あの周辺の水がたしかJRのほうに向かって水が流れていて、反対側の区画整理したほう、石堂のほうですかね、そちらのほうに流れていくような状況になっていたかと思います。ただ、そこでJRの下をくぐらせなければ水の流れがよくならないということで、JRとの協議等が、今後何かの事業があったときにそれらをあわせた形でやれればいいかと、大変申しわけないですけれども、個人的に今のところそう思っております。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 整備しても水の流れはそれに直結するわけで、側溝の整備というのはまさに水の流れをどこに持っていくかということに起因するわけであります。そういう意味では、けさもニュースのトップで扱われておりました集中豪雨等が起きた際に、あの地域一帯が大変不安を抱えている住民の方が多いという中にあって、JRの方と改めて時間をつくって、急いで行うというようなことをぜひやっていただきたいと。これは会派の年次要望でもお伝えているところですので、そこではしっかりと、どのような計画、方向性かということを示して、水の流れをポンプ場に持っていくことも考えたりとか、そもそもポンプ場をつくろうとしている計画がそこにあるけれどもというところももちろんあるとは思いますけれども、できるところを――まず側溝はつくったけれども、流れた先の水がどこにも行かないみたいな形になっていたら住民の人たちは大変なわけで、集中豪雨のときにそこがなったときの行政の管理者責任は往々にしてあると思いますので、御対応を急ぐように意見を申し上げておきます。
次に、
バス専用レーン、優先レーンということですけれども、これはこの款でやるものなのか、自動車運送会計の運輸管理課できれいにやっていくものなのかはありますが、市道は市道で対応しているのか、そこの中身はわからないですけれども、まず、バスが通るときに、
バス専用レーン、優先レーンは当然設けられているわけですが、カラー塗装がわかりづらくなって、乗用車の方にも何でという誤解が生じて、スムーズなダイヤどおりの運行が厳しくなりかねない、またはなりつつなっているという現状があります。そこは例えばわかりやすいカラー舗装にするということで、どのような対応をされているのか。款は違っても情報共有をしているとは思うのですけれども、どのような形でやっていこうと思われていますか。
◎小杉 道路維持課長
バス専用レーン、優先レーンについてですけれども、バスレーンは道路交通法で定められておりまして、ラッシュ時に渋滞が起こりやすいところを時間帯に設定しているということと、バスレーンの決定につきましては、バス事業者、タクシー業者と公安委員会が協議して必要性を決定するというような形になっております。そういうことから言いますと、例えばカラー舗装化とかという話になってくれば、公安委員会と道路管理者と協議があるものもあるかと思います。
ただ、道路管理者としましては、バスレーンだからどうのこうのということではなく通常の管理として、例えばカラー舗装で現在なっていたけれども、それらが剥げてきて通行の支障になる、または全体を見た中でそろそろ舗装のオーバーレイ、もしくは打ちかえまで必要だということであれば、その辺は、その時々の状況によって道路管理者と公安委員会と話をしながらやっていくことはあるかと思います。ただ部分的に、例えば路面標示の中で優先と書いてあるものとか、時間帯で7時から9時、夕方の時間帯も路面標示に書いてあるものがあるわけです。そのようなものが消えているということになれば、これは公安委員会にお願いをしなければならないとは思っておりますけれども、道路管理者としては、今お話しした内容でしか答弁ができないということです。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 わかりました。その箇所の要望が来た場合、やっていらっしゃるとは思いますけれども、公安委員会を初め関係のところにその箇所をお伝えして、こういうことがありましたということで情報共有をぜひ図っていただきたいと思っております。これは改めて運輸管理課にも伝えたいと思っております。
私の通告した質問内容は以上です。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆高山 委員 おはようございます。では、私からは、通告してある40番と41番の2点についてお尋ねをいたします。
まず、東霊園と東運動公園の境界フェンスについてであります。決算書では325ページです。
東霊園には25万8000平米の周囲をフェンスをめぐらせておりますが、入り口から一番奥の緑地帯と東運動公園の境界線にも鉄製の格子状のフェンスがあります。設置以来長年の時間経過により腐食したり、あるいは故意に破壊された跡があり、通り抜けが横行し、部分的には緑地が踏み固められ、裸地となったりもしています。また、倒れた、あるいは倒されたフェンスが散乱していて危険性があると、管理する
シルバー人材センターの職員の方々が以前より指摘しておりました。
実際に現場を調査したところ、数カ所どころか、約20カ所以上も通り抜けの穴があけられ、場所によっては2メートル、3メートルしっかりと破壊され、取り払われており、あってなきがごとしの状況でした。その実情を公園緑地課に伝えたところ認識をしておりまして、早速にも調査し、その対応を図ったとのことです。昨年、東霊園に行きましたならば、きれいに境界フェンスが撤去されており、実にすっきりしてびっくりした次第です。
そこで質問ですが、公園緑地課ではその状況を調査し、対応として再設備を検討したのか、あるいは撤去するかについて双方どのように検討したのか。その判断状況や費用面の対比についてお伺いをいたします。
◎程熊
都市整備部次長兼公園緑地課長 フェンスを再設置するとなりますと相当の費用がかかります。予算措置もなかなかできないでおりましたけれども、昨年度初めに両施設の管理者と公園緑地課の我々とで、改めて公園管理面におけるフェンスの必要性等について話し合いをしております。その上で、傷みの激しい箇所は差し当たり除去しておいて、再設置に当たっての是非については、除去後の公園の利用状況を見ながら判断するということにしたものでございます。昨年のお盆前の7月に約半分の300メートルを撤去しております。それ以来、この2つの公園の歩行者の往来は自由にできるようになっております。
フェンスの除去費用についてですが、残り分も含めますと250万円ほどになります。その上で、再設置するとなればさらに2000万円ほどの工事費が必要となります。
両公園利用者の反応についてですが、取り払って、利用者の方がどう思っているかをいろいろ聞きました。我々も大変気になっておりましたけれども、まず皆さん一様に、広々として明るくなったということでの感想でございます。また、大きな
スポーツイベントの場合などでは、霊園の駐車場が大会関係者の駐車場として利用されたり、従来と比べて駐車するまでの効率が大変よくなって、大会運営に当たりよい効果が出ているとのことでございました。一方、霊園のほうですが、特に霊園の奥まった場所に墓参りする方々からは、東運動公園の駐車場からは歩く道も大変短くて済みまして、彼岸やお盆の混雑するときには本当に助かるとのことでございました。除去してから1年ちょっとたっておりますが、もとのフェンスに戻してというような要望、クレーム等は今のところは1件もございません。
除去後の効果については、先ほどお話ししましたとおり、駐車場の相互利用によって、それぞれの施設の使い勝手が従来よりよくなったということであります。また、晴天時の
スポーツイベントなどでは霊園側緑地の木陰でお弁当を広げるなどの利用もされていたり、散歩、ウオーキングなどでも1つにつながった両施設の緑地が有効に活用されております。見た目につきましても、両公園を分断していた境界フェンスが視界から消えましたので、期せずして両公園の緑がつながり、明るく広がりのあるいい景観になったと思っております。よって、我々といたしましては、フェンスを除去したことによるプラス面の効果のほうがいろいろと出てきましたので、その上で2000万円もの再設置費用も丸々必要としませんので、今後、特別な事情でも出てこない限り、フェンスを再設置することはないと考えております。
以上でございます。
◆高山 委員 東運動公園と東霊園は管轄部署は違うのですが、双方同じ行政の立場にあるということで、意見交換をしながら、そしてまた、あるいは市民にとってもその辺の垣根が取り払われたということはとてもいいと思っております。私自身も、その後何回もあの辺をいろいろと行くわけですけれども、そうすると、ジョギングをしたり、ウオーキングをしている人たち、あるいは子どもたちが弁当を広げている風景を見ていると、今、程熊次長がおっしゃられたように、いろいろな効果がかなりあると思っていました。また、あるいは費用面においても10分の1の金額で、それでいてなおかつ喜ばれているという状況です。
また、私は、もしかして再設置をしてまた頑丈なフェンスをつくったとしても、多分いつか壊されるだろうと思っています。そういう意味ではとてもいいと思いますが、ただ1つ気がかりなのは、下のフェンスを支えていた土台部分が地上面に露出しております。自由通行が可能であるということになれば、そこには子どもたちあるいはまたお年寄りたちと老若男女入りまじっての状況で自由通行となりますので、その辺の何かしら安全対策で傾斜をつけるとかという配慮などもしているのでしょうか、お尋ねします。
◎程熊
都市整備部次長兼公園緑地課長 まずフェンスが取り払われて気になったのが土台部分、布基礎、コンクリートが大分長く、地上に10センチ、20センチぐらい出ていまして、そこが草地の中に隠れているとひっかかって転んでしまうということもありますので、それを心配してまず考えたのが、今おっしゃられましたように土を両側に盛るみたいなことで、突然突起があるような形にしないということと、あとは、どこでも人が通り抜けるのではなくて、ここは危なくなくて平らで通り抜けられるというのをある程度方向づけるために車どめを2カ所ぐらいにつけまして、ここだったら安全に通り抜けられるという方向づけにすることで、1つ2つやってみました。
以上です。
◆高山 委員 もう1つは、先ほど駐車場的なことをお話しいただきました。確かに東霊園の場合はお盆、あるいはお彼岸という時節になりますとかなりの墓参者の方が集中します。そうすると、入り口付近は大渋滞をして、ある程度の緑地帯を開放して駐車場化しております。そういう中でも、東運動公園にお盆のときにはある程度の駐車場を確保して、そのときだけでも結構ですが、例えば案内板なども設置しているのでしょうか。
あるいはまたスポーツ大会、これから秋になってくると各種のスポーツ大会等も開かれます。そうすると、今度は逆に東霊園側の駐車場を開放して、スポーツ大会の来訪者、あるいはまた観客、応援する人たちも来ると思います。そういうときに東霊園側の駐車場開放、あるいはロータリー側の通路も開放して、お互いに利便性を図るというような、先ほど少し話をしましたけれども、もう少し具体的に案内板等のことをしていないのか、また、何かしら思うことがあったらお尋ねいたします。
◎程熊
都市整備部次長兼公園緑地課長 まず駐車場がどう使われているか、使えるのかが私らは大分気になっておりまして、お盆のときの8月13日に実際現場に行ってみました。東運動公園側の霊園側に近いほうの駐車場は、霊園に近いということで、もしとめるとすれば満杯で115台。8月13日の混雑しているときに私が実際見てみたのは65台ぐらい使われていました。今、委員からお話がありました、もっと案内板などをつけて周知したらどうだろうかと。確かに115台マックスでとめられるのに65台しかとめていられないでまだ余裕はあります。そうであれば、確かに案内看板などでもう少し周知すればもっと有効に使えると思っております。
スポーツ大会も霊園側の駐車場がどう使えるのかを観察してみました。中体連のときでしたけれども、霊園側の駐車場が全部使えてマックスで入るのが360台ほどと。中体連のときがどのくらい使われていたかというと、150台ぐらいとなれば半分ぐらいです。スポーツ大会関係者の話ですと、一般の人たちにも全部開放してしまうと混雑してということもあるみたいで、霊園側の駐車場は、どちらかというと大会関係者に絞って利用したということであります。ただ、もう少しうまく運用すれば、先ほどのお話のとおり周知等をもう少し工夫すればあと半分ほど使える余裕がありますので、それは今後考えていきたいと思います。
以上です。
◆高山 委員 まだ皆さんがそういうことを知らないという状況だと思いますので、その辺もいろいろと配慮していただければと思います。
最後に、先ほど程熊次長からは、視覚的な問題とかいろいろなものがありましたけれども、このことによって、何か思いもよらないような市民からの反応とか効果というものがあればお知らせいただければと思います。
◎程熊
都市整備部次長兼公園緑地課長 思いもかけない効果は、市民からというよりも、自分たちの仕事のことで思いもかけないというのが、私ら公園を作れば、フェンスは管理するために必ず必要だと常に思っていましたので、そのとおりです。ただ、今回のとおり、再設置するには相当な費用も要する。それで、たまたま行政施設、公園が2つ並んでいて、ひょっとしたら管理面で支障がないのではないかということでいろいろと検証してみたら、一般市民からの反応を聞いても必要ないみたいだとなると、今一番思いもかけずというのは、自分たちの業務の進め方というか、物のつくり方もいろいろ考えることも必要だろうと思っています。
以上です。
◆高山 委員 どうもありがとうございました。今回のフェンスの撤去というのは、あそこの利用者にとってはとてもすばらしい効果があったと私は思っております。そういう意味で、担当課の皆さんの努力を大変高く評価する次第です。そこで最後に、要望というか希望ですが、踏み固められた裸地、けもの道みたいになっているところは、当初のフェンスが壊されているところから、そこ1カ所というか、一番東霊園側、あるいは東霊園から見ると東運動公園側に向かってみんなが同じところを歩いていましたので、そこが地面が露出している状況です。そこに芝生の種をまくなりして少しでも緑地回復を図っていただければという思いがあります。そのことを要望して、この項の質問を終わります。
では、次の41番目に入ります。八戸駅東西通路での八戸の叙情歌導入についてというところの質問をいたします。
そこはとてもすばらしい空間だと私は思っています。新青森駅や盛岡駅、仙台駅、それぞれいろいろな新幹線の駅におり立ちますけれども、あそこで改札口を抜けて、あるいは改札口に向かっていくと、天井が広くてぱっとして、窓ガラスからも光が差し込んできて非常にいい空間であると思っております。これはまさに八戸駅ならではの空間だと思っていまして、ただ1つ残念なのは、あそこをいつも通り過ぎるたびに無音なのです。ですので、駅の雑踏でもいいかもしれませんが、そこに何かミュージックが流れていればいいなといつも思っているのです。
そういうことでちょっと調べてみましたら、全国の鉄道駅では、乗降中の利用者に発車を伝える音楽システムというのがありまして、これを発車メロディーと言うそうです。御当地ソングやその土地にゆかりのあるメロディーが流れているわけで、今回の私の質問は、JR側とか鉄道の駅のほうの発車メロディーということではなくして、東西通路にBGM的な音楽を流せないものだろうかということです。東西通路のところはJRと八戸市の共有施設だそうですけれども、JRには確かに緊急用のスピーカーは設置してあるみたいです。それを活用するのではなくして、ちょうど昨年でしたでしょうか、はちこのブースが少し大きく、そして再整備されました。そこで気づいたことがあるのです。
ということからまず第1点の質問は、東西自由通路において音楽を流すということの規制とかがあるのでしょうか、その点をお示しいただきたいと思います。
◎澤田
都市整備部次長兼都市政策課長 高山委員にお答え申し上げます。
東西自由通路で音楽を流すことに規制があるかというお話ですけれども、特段法律的な規制とかというのはないかと思います。ただ、委員おっしゃったとおり、自由通路は八戸市が所有、管理している部分とJRが管理している部分がございますので、流すとなれば協議が必要であろうかと思います。
以上でございます。
◆高山 委員 駅というものは、いろいろな人の出会いとか別れ、あるいは喜びや悲しみなどの人間模様が交差するヒューマン交差点です。それからまた、観光やビジネスで訪れる方々もたくさんおられます。そんなときそこに音楽が流れていれば、旅立ちのときの喜びが増幅したり、あるいは悲しみの人は、何か心が音楽を聞いて癒やされるということにもなるかもしれません。また、ある意味では、遠来からのお客様を歓迎する、八戸市としてのおもてなしの心ということにもなるかもしれません。
そこで、さっき最初に言いましたが、そこの空間においてはJRとの共有ということで、それは確かに御了解をいただかなければならないと思います。前に一昨年でしたが、駅長さんと少しお話をする機会がありました。そのときに、あそこに音楽というものを流せないだろうかと聞いたら、あちらではちょっとびっくりしたのですが、あちらではJRの音響設備を貸してもらいたいというように誤解をされたみたいですが、そうではなくして、もしあそこの空間に何かしら叙情歌というものが流れたらおもしろいと思いますけれどもねという話をしたら、そして、駅前のロータリーに人魚姫の噴水がありますが、あれをつくったときに、そこの歌をつくってくれた方がありました。その音楽テープを聞かせたところ、とてもいい曲ですけれども、これは新幹線ができる前のことでして、ちょっと古いですと言われました。ということで、音楽を流すということに対しては余り違和感はなかったみたいです。
ということで、JRの何かを借りてやるというとやっぱりいろいろな問題が出てくると思いますので、はちこのブースの屋根の部分にスピーカーを設置して、そしてアンプとか音響機器は、はちこの正面のカウンターのところではなくて、中のほうにそういうものを設置して、実際的に操作をはちこさんがやればいいのではないかと考えてたのです。のべつ幕なし音楽を流しているということではなくして、聞こえるか聞こえないぐらいのさわやかな音楽です。そういう感じで流して、そういう活用法ができるのかどうか、またそういうことが可能なのか、その点について明確なお答えはできないと思いますが、そちらのいろいろな見解をお聞きしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
◎澤田
都市整備部次長兼都市政策課長 お答え申し上げます。
はちこブースを活用して、その場所で叙情歌を流せないかという御質問だと思いますけれども、はちこブースに限らず、これまで観光課とかでは、三社大祭の時期などに、おはやしのメロディーをホームで、ポータブルのラジオカセット等を持っていって流していたというようなこともございますので、大々的に通路全体に響きわたるようなのはちょっと難しいとは思うのですけれども、ブースのところでラジカセなりで音楽を流すことはできるかと思いますが、それによって、例えば、四六時中でなくてもいいというお話でしたけれども、はちこが観光客の皆さんを御案内しているときなどにあると邪魔に感じるという方もあるかと思いますので、その辺は考えながら研究したいとは思います。
以上です。
◆高山 委員 そこで演歌を流せとか、AKBがどうのこうのというような音楽ではないです。要するに、耳ざわりではないように音量も抑えながら、でも何となしに、ふっと流れてきたときに聞こえる音楽というのは、先ほども言いましたが、人のそのときに聞いている人間の心ですね、いろいろなものを感じるのです。例えば四国に行くと、瀬戸の花嫁が流れています。また、瀬戸内海側のほうでも流れています。あれを聞くと、非常に流行した音楽でもあるし、なじみもありますので、私なんかが行くと一緒になって心の中で歌うのです。本物の声を出すと皆さんの迷惑になりますのでやりませんけれども、そういうふうにして癒やされるんです。
あるいは京浜東北線の蒲田駅に行くと、蒲田行進曲が流れています。すると、ああと、私自身はそれを聞くたびに、蒲田行進曲の映画を思い出したりもして、少し青春時代に戻ったような感じもします。あるいは広島県の呉市に行くと、あそこはアニメソングの宇宙戦艦ヤマトが流れたりもしています。あるいはまた、夕焼小焼を流したり、証城寺の云々というものも流れたところもあります。そのように御当地ソングとか、あるいは皆に親しまれている、そちらの土地ならではの音楽を流しております。そういう意味で、あそこに行くたびに何かしら流れていればいいなと私自身の考えから出てきた今回の質問です。
例えば、ではどういう音楽がいいかということになると、私は成人式のときに初めて聞きましたが、八戸市の市民歌、新八戸市民の歌、新しい風というのは、非常に叙情歌的でいいと思っているのです。「うみねこ舞うよふるさとの 港はちのへ北のまち」と、これを私がやると演歌になってしまいますけれども、非常にきれいな歌です。あるいは、ふるさと讃歌という、今は亡くなられましたけれども、夏堀茂さん、須川洸さんという方が作詩されたのは、花びらを浮かべて流す馬淵川、ふるさとは胸の奥でほのかな母のにおいがしているよというような、八戸のふるさとの情景をずっと歌った歌があります。みんながふるさとのことを喚起されるような歌を流してみると非常にある意味でおもしろいのではないかと思いますけれども、駅ナカ音楽ということについて、先ほどもお答えになりましたけれども、もう一度御見解があったらお願いします。
◎澤田
都市整備部次長兼都市政策課長 先ほども申し上げましたけれども、歌の種類とか、今言ったような八戸のふるさとを歌った歌とかであれば、八戸出身の方が戻ってきたときとかにはそういう情景が浮かぶこともあろうかと思います。また、ほかには逆に、観光客の方が来て知らない歌が流れている、これは八戸を歌った歌だというようなことの効果もあろうかと思います。ただ、曲の選定に当たっては対象者というのが大事になろうかと思いますのでその辺と、あとは著作権料の問題がないのかどうかというところも出てくると思います。ということで、課題はあるのですけれども、そこら辺については研究していきたいと考えております。以上でございます。
◆高山 委員 ありがとうございました。どうぞいろいろと研究していただければと思いまして、よろしくお願いします。ありがとうございました。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆石橋 委員 通告しております1点、借上市営住宅整備事業についてお伺いをしたいと思っております。
町なかで番町ヒルズ50戸ということで、平成24年3月より入居を行っております。これは第1期八戸市中心市街地活性化基本計画で主なる事業の中の1つでもあります。この事業で、1階部分には診療所と託児所を備えるということで計画をされて、地上11階、先ほど言った50戸の戸数があって、町なかにそういう形で住む方々を誘導する。八戸市の中心ということでの利便性もありますので、そういう中で住宅を備えて、人もにぎやかになってもらう意味でもこの住宅の意義があるということで建てられたわけであります。
ただ、その中で、入居者は埋まっているようでありますが、その後の診療所と託児所については今のところどのように運営されているのか、お伺いをしたいと思います。
◎千葉 建設部次長兼建築住宅課長 お答えします。
計画には、今おっしゃられたように診療所と託児所という提案だったものでございますが、託児所については入居していますが、診療所のほうはまだあいた状態という状況です。
◆石橋 委員 まず託児所のほうでは、どのような方々がどのような形で利用されるものになっているのか。というのは、町なかに住んでもらいたいということで、こういう形で借り上げ市営住宅を建てたとなると、市営住宅に住んでいる方を中心に、また近隣でもそうですけれども、そういう方が利用してほしいということを考えた際に、託児所、また、住んでいる方々にとっても、病気になっても大丈夫ですよ、何かあったときの対応ができますよということも入れた中で診療所も考えられたのではないかと思います。
ですから、そのときに、では、託児所というのはそういう人たちに対応した形のものになって、どういう方が今運営されているのか。また、今、診療所は入っていませんけれども、なぜ入らないのか、それでいて今どのようなことをやっているのか。やはり、そういうふうな部分で建てたという意味が、それを用意するということは非常に意味があったと思いますので、その点についてはどのような感じで今やられているのかをお伺いしたいと思っています。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 1つは、託児所の利用の方法ですが、あの場所に子どもさんを集めて、是川のほうの幼稚園に連れていって保育をするという使い方をしております。診療所のほうはなぜ入らないかというお話ですが、こちらにつきましては、募集をしてまいっておりますが、なかなか交渉がまとまらないと聞いております。広報紙とかメディアとか、さまざま直接な交渉も行ってきておりますが、まだ診療所のほうは医療関係の入居がまとまらないとお聞きしております。
以上でございます。
◆石橋 委員 今のところ託児所のところには、託児所としての利用ではなくて、是川の幼稚園に行くための園児の待ち合わせ場所ということで使われていると。ではその園児は何人そこで待ち合わせてそこを使われておられるのでしょうか。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 詳しいデータは今持ち合わせておりませんので、運営をやっているところからお聞きしますと、恐らくその日によって託児の状態が変わったり、月決めみたいな定期のものと、その日託児するというような形でやっていると推測されます。
◆石橋 委員 推測ということですけれども、託児所というのは、今、待ち合わせ場所ということですから、随時、朝から夕方まで職員とか誰かがちゃんとおられて、その中で託児的な部分の業務をされておられるということでいいですか。それとも、待ち合わせ場所ということですから、その時間帯だけ誰かがいる、もしくは誰もいません。少しそこの時点で待っていてください。そうすれば、そこから園児を乗せて是川まで行きますという形でそこを使われているのかというところはどうでしょうか。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 まことに申しわけないですが、詳細については把握できておりません。バスが来ているというところまで私どもは把握しておりますが、詳細の人数とかは今持ち合わせておりませんので、申しわけございません。
◆石橋 委員 では、その点については後で詳細を教えていただきたいと思います。というのも、第2期八戸市中心市街地活性化基本計画の概要版等でも、借り上げ市営住宅の整備ということは、5つぐらい重立ったことで、1期目にやった事例として挙がっている。その中でも3つ目に、借り上げ市営住宅の整備という中で、一番最後のところに、1階には託児所が併設されていますということがあるものですから、ちゃんとそういうことができているということを公の部分で答えているものですから、では、どういう形でそれが使われているのかを確認したかったということですから、後でそのことは正式にお知らせいただければありがたいと思います。
診療所を予定していたけれども、診療所に来る方がないということ。そういう部分では、市営住宅をつくる際のこの部分は、本当は病院を併設するということで、安心安全もより保たれた中で運営といいますか、建てることに意義はあったと思うのですけれども、その点はないということの中での対応のあり方ですけれども、今後はどういうふうに、このままの現状で問題はないというのか、それともその部分は再度医師会等とも相談しながらもやっていこうという考えなのか、その点はどうでしょうか。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 お答えいたします。
1つは、中心市街地活性化基本計画というところからのお話でお答えいたしますと、空き床が継続しているというのは望ましい状態ではないと考えております。診療所が入る入らないの話になりますけれども、株式会社まちづくり八戸が行う事業として進めておりまして、診療所そのものがまちづくり八戸の事業として当初から前提であったなしをも含めて、その辺はまちづくり八戸の取締役会のほうでやっていくべきものであるとも考えております。市としても、借り上げ市営住宅については今後も事業運営に積極的に関与しながら、適切に効果的に事業運営が図られるように配慮してまいりたいと思います。
以上でございます。
◆石橋 委員 その前に確認させていただきたいのですけれども、借り上げ市営住宅をまちづくり八戸で建てられて、今運営されていますけれども、そのときに募集要項には、病院、託児所等の整備というのは市が載せたものなのか、それともまちづくり八戸として、ぜひそういうのをやりたい。そういうことを入れたことによって、その部分での点数の加算といいますか、その中でより評価が高くなったということも考えられると思いますけれども、この部分の診療所については市から出たものですか、それとも向こうから自前でやりたいということで、それで来たものなのでしょうか。そこら辺はわかりますでしょうか。
◎千葉 建設部次長兼建築住宅課長 お答えします。
建設計画に関する選定基準の項目の1つとして福祉への配慮、括弧書きで高齢者支援、あるいは子育て支援の取り組みについてと、ある意味広目の表現になっております。ですから、託児所だとか診療所という具体的な項目としては出しておりません。
◆石橋 委員 具体的な項目は出していなかったけれども、子育てとか高齢者用には配慮したものということですけれども、市とすれば、その部分は病院とかの考え方がその時点では具体的にあったのでしょうか。ただそれとも、ほかの部分でも、ここは高齢者用ですからというので、何かその部分で広くそれを考えたことはなかったのですか。そこはいいです。
この時点で、お医者さんの部分で診療所も入れるというのは、各自治体の部分での借り上げ市営住宅といいますか、ほかの部分でも借り上げ住宅ですね、市営とは言いません、借り上げ住宅的なものも割と高齢者向けにデイサービスが入るとか、お医者さんが1階に入るということがあるから、それを見習う形の中できっと市もやったと思うのです。そういう発想があったと思うのです。それがまちづくり八戸さんにとってみれば診療所を入れたいということになったのかなと私の個人的な推測です。そういう形になったと。
ただ、これに当たっては、そのように入っていただきたいということは示された中で、やがて入れたいけれども、今はなっていない。でも、これは取締役会で議論していただいてということではなく、市もやっぱり主体的に関与して、指導はしていかなければならない。そういうことで出したことに対して今ができていないということになれば、それに対しては、あそこに入居している方々にとってみても、あそこにはそういうことがあるもの、できるのだなというような気持ちもあったと思いますし、そこら辺は指導していくべきものと思いますけれども、その点についてのお考えはどのように考えておりますでしょうか。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 先ほども申したとおり、どういった形であそこに診療所を設けるかというのは、診療所を設けるということで今鋭意頑張っている状況でございます。そのように進めていますが、まだ結果が出ていないという状況でもございますので、市のほうもこれから積極的に事業運営に配慮して進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆石橋 委員 わかりました。
その中でちょっと気になっているのが、町なかに借り上げ市営住宅をやった際には、入っている方々は割と高齢者だったり、いろいろな問題がある方、そういう部分を配慮されて住宅に入られているなと、その部分はよかったと感じております。その中で、よりそこには子育ての部分だったり、高齢者対応ということもあったから、そういう部分の人が入ったと。ただ、入ったはいいけれども、その後の対応がないということはちょっと残念な思いがあって今話をさせていただいているわけです。
その中で、高齢者の方々が住む要件となると、ああいうような部分では非常に交通手段もいい場所です。八戸市の真ん中にあるからどこにでも行けますからいい場所であります。そういうことを考えると、診療所ということで言っていましたけれども、よりそこら辺も広く考えてもいいのかなという私の考えもあります。デイサービス的な部分であったほうがいいのか、ならばいろいろな部分も考えた中で、よりあそこには高齢者的な方々が住むのを誘導することも1つの、というのは、孤独になってしまっても困るし、よりそういうような特化するという意味では、住宅をそういう形に向けることも1つかと思ったりもしております。
ただ、うまく使われていないということを、黙ってそちらの側ですよということはちょっといけないと思っておりますので、その中でも高齢者というような位置づけの中での考え方を示していくというお考えはないものか、その点はどうでしょうか。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 当初、診療所と託児所という形で進めてまいりましたが、今委員おっしゃる趣旨も踏まえまして、高齢者対応の施設ということで幅広く検討していくという話もあるのですが、あくまでもまちづくり八戸の運用会社の取締役会によってその部分は検討して議論していきたい。それについては市のほうも積極的に意見を申していくことを考えております。
以上でございます。
◆石橋 委員 わかりました。あとは意見を申し上げて終わりたいと思います。
託児所の部分は後でお話をいただけるということですので、その点は確認をしていただければと思っております。
その中で、診療所も実際はなかなか難しいと思っております。そうした際に、ちょっと聞きませんでしたけれども、本当にあの場所はあいて、その中で家賃とかはどうなっているのかと。そういうところも心配されるわけでありまして、市で借り上げ市営住宅という形の中でやって、それがいい効果として運営されていくことにこしたことはないわけでありまして、八戸の真ん中で非常にいい場所で、福祉的な部分の機能も兼ね備えた中での建物でありますので、より効果が上がる運営をよろしくお願いして、終わりたいと思います。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 石橋委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆前澤 委員 今、石橋委員からお話があった件で確認ですけれども、借り上げ市営住宅は、役所とすれば人が住んでいる部分だけを借りているのですか。
◎千葉 建設部次長兼建築住宅課長 お答えします。
借り上げ市営住宅は、民間事業者が建設した住宅部分を市が借り上げて市営住宅として供給しているものでございます。ですから、今お話に挙がっていますテナント部分については、こちらでは対象からは除かれております。ただ、市営住宅部分については、全て50戸分、こちらが借り上げているということになります。
◆前澤 委員 そうすると、あとはまちづくり会社がしっかり努力して、収益を上げるように頑張らなければならないということでいいということだと思うのですけれども、1つやっぱり問題が、意見といいますか、ちょっと言わせていただきたいと思いますけれども、今の9月議会でも、指定管理者のところで私は本会議で質問しました。この物件についても、番町ヒルズのところばかりではなくて公募で決めたわけです。ほかにもあったけれども、ここが一番いいだろうと。その中の条件には、診療所ができるとか、保育所ができるとかというのも1つの選定の大きなポイントになってきていたと思うのです。
そういう意味では、本会議で私が言ったように、荒唐無稽な提案をして、実際それを履行する段階でできないというようなことがあれば、プレゼンとかプロポーザルのときにいい話をした人がとると言われても、こういう結果だけを見れば、これは仕方がないことなわけです。そういう点では、これからも民間事業者が2物件ぐらい住宅、マンションになるのか、借り上げになるかはまだ皆さん決めていないでしょうけれども、これからもあり得ることですので、しっかりとそのあたりの差配を今後ともしていただいて、市民から不審の目で見られないようにやっていただきたいと要望して終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに関連質疑はありませんか。
◆田端 委員 市営住宅の共益費の減免と徴収のことについて質問したいのですが、こちらでよろしいですか。
○三浦〔隆〕 委員長 では、通告外で。
ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 ないようですので、以上で石橋委員の質疑に関する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆大島 委員 前にも市内の幹線道路が雨が降ると冠水するという箇所が五、六カ所あったと記憶していますけれども、きょうも北海道は雨が降っています。マンホールから水があふれている画面がありましたけれども、その中で1点だけ、道路管理者が違う部分についてはいいですけれども、一番気になっているのが日赤のところについては、検証していますよ、そしてどういう方向性をつかみますよという話があったのですか、その辺の今の検討段階の話をお知らせください。
◎竹洞 道路建設課長 お答えいたします。
日赤病院近くの尻内橋自体は、道路の名称で言いますと、県管理の主要地方道八戸三沢線になるのですけれども、その下の市道は周辺より標高が低くて、昨年9月の台風ですとか、その前も豪雨時に、馬淵川の水位上昇により路面の排水ができないで最大1メートル程度冠水して、長時間通行どめになってございます。市道の冠水解消の目的に、昨年度、平成25年度に市道の詳細設計を実施しております。
現在、尻内橋の左右の側道は一方通行になっておりまして、車で日赤病院に行くためには必ず橋の下を通らなければならないことになっているのですけれども、今回の設計では、左右の側道をそれぞれ対面通行として、橋の下は通行しなくてもいいような設計となってございます。この図面をもとに、今年度、関係機関、県とか警察、あるいはバス事業者等の関係者と協議をいたしまして、協議が終了した後、工事を実施したいと考えてございます。
以上でございます。
◆大島 委員 見通し的にはどうですか、いつごろ着工になって、いつごろ供用できるか、その辺は。
◎竹洞 道路建設課長 警察との協議の結果にもよるのですけれども、できれば今年度中に協議を終えて、来年度から着工したいと考えてございます。
以上です。
◆大島 委員 実はあそこを通ればわかるのですが、駅から信号まで、冬期間などは渋滞するのです。そうすると、今の考え方でいいですけれども、そのことによって渋滞がどうなるかという状況もしっかり精査しないと、渋滞がずっと続くような気がするので、そこをきちんと公安なり警察と議論して、前後の信号も含めて渋滞が起きないような方向性の精査をしながら今の事業を進めてください。みんなで期待していますので、よろしく。ありがとうございました。
○三浦〔隆〕 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆田端 委員 失礼しました。市営住宅の共益費の減免と徴収について質問したいと思っていました。
八戸市内の市営住宅の共益費についてですが、管理人や町内会の人たちから話を聞いてきましたけれども、あるところでは、家賃と共益費は別々に集めています。金額も月額800円から1200円とさまざまでした。またあるところでは、町内会費に共益費を含めて、月額で4000円徴収しているところもあって、それぞれ独自に設定しているようで全く金額も別々で、徴収についても、管理人が集めています、また別なところでは町内会の役員が集めに来ますというところがあって、徴収についても団地全てが別々だということで話を聞いてきました。
共益費の減免については、福島県の郡山市、東京の大田区、熊本県の熊本市では生活保護世帯に限って減免を実施しておりますということがありました。また、共益費の徴収については、東京の大田区では自治体が直接集めていますという例があります。八戸市の市営住宅ですが、生活保護世帯や、または被災者の方が入居しておりますけれども、共益費の減免についての考えはいかがでしょうかということを質問します。
◎千葉 建設部次長兼建築住宅課長 お答えします。
共益費の減免という御質問ですけれども、共益費の減免については現在行っておりません。家賃のほうは所得に応じて決まりますし、生活保護を受けている方にはそれなりの配慮がなされておりますけれども、共益費というと、例えば共同で使う玄関の部分の外灯とか、番町ヒルズですとエレベーターもありますのでそれの電気代とか、中層になると水道を高架水槽に上げるためのポンプの電気代といったもので、各団地でそれぞれ異なります。ですから、共益費については、それぞれの団地の自治会で入居者に負担してもらうという方式になっておりまして、集めるのも管理人さんにお願いしているところが多いです。大きい団地になりますと町内会もあるところがありまして、そこで兼務しているところもあるようですが、減免については今申し上げたとおり行っておりません。
以上です。
◆田端 委員 市内の団地に入居している方で、生活上の問題で共益費を払うのはとても大変だと、払えないでいます、また払っていないという声も聞いていますけれども、こちらの声については市のほうで把握して、何かの対策をとっているということがあればお聞かせください。
◎千葉 建設部次長兼建築住宅課長 具体的に共益費についての相談は、私のほうでそれほど多くは聞いていません。ただ、中には共益費を今度値上げするという話にはなっていると。なかなか厳しいけれどもというような話をされた方があったというのは伺っております。
◆田端 委員 では、国土交通省、政府のほうでは、公営住宅法の第20条では、徴収できないのは、民間で言う敷金や礼金は徴収しないということになっていますけれども、共益費については共同の利益になるので、徴収は自治体やら、また管理している県とかで徴収するのは私たちは禁止していませんというようになっていると認識しています。9月議会でも出ましたけれども、経済の状態はマイナス7.1%という数字が出ていました。また、生活保護世帯の件数も毎年毎年ふえてきておりますので、減免について、または徴収の方法についても今後大きな問題となっていくのではないかと考えていましたので、検討課題として進めていただくよう要望を申し上げて終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑はありませんか。
◆前澤 委員 通告外で申しわけありません。除雪についてお伺いをしたいと思います。
決算書で除雪費用委託料が7億5800万円強出ていますが、平成25年度というか、ことしの冬の雪が非常に多くて、特に大雪が続いたということもあって、除雪に対しては、道路維持課の皆さん、道路管理事務所を含めて大変な思いをされた冬だったと思います。一説で10億円を超える除雪費がかかったということで私は聞いていたのですけれども、決算書を見ると、7億5800万円強でこの冬の除雪費はおさまったという認識でいいのでしょうか。
◎小杉 道路維持課長 委員にお答え申し上げます。
補正額として、実を言いますと、1月の段階で、大して雪が降らなくても融雪剤の散布のほうで食い込んでいるものと、あとは2月の段階の中ごろには、正直な話を申しまして、除雪委託業者さんから、稼働時間等で残金のほうもいろいろと計算したのです。そうしたら、もう足りなくなるのが目に見えてきているということと、まだ2月中ごろですので、まだまだ降雪状況が把握できないというようなことと、あとはバス路線の運休等も出てきて、排雪に係る予算等も必要になってきたということから、まずうちのほうである程度の試算をした中で、7億円とかという補正を上げさせていただきました。
それで、全体からいけば10億円を超えるような予算でしたけれども、これは市の分だけですけれども、実質的に使ったお金が7億5000万円というような金額になって、あとは不用額になったということになります。ただ、3月にも3回ほど雪が降りまして、3月末日、3月31日も雪があったことで、予算があるということで大変助かりまして、業者のほうに出動をためらいなくかけさせていただいたということで、大変ありがとうございます。
以上です。
◆前澤 委員 わかりました。大変な冬だったので、ことしもこれから余り降らないことをお祈りしたいと思うのですけれども、除雪事業の今回の維持費の見直しについてお知らせいただけますか。
◎小杉 道路維持課長 昨年の雪を経験としまして、3月の議会でも御指導とかいろいろお話があったわけで、答弁の中でも、除雪の委託業者から意見を聞きながら、ことしの除雪体制に向けてどのような体制に持っていければいいのかというようなことで、4月下旬から5月中旬にかけて委託業者を12回に分けて意見交換会を行いました。新聞報道では、私は記者さんに13回と申し上げておりましたけれども、実際数えてみたら12回ということで大変申しわけないですけれども、意見交換会において皆さんのほうでおっしゃられるのが、除雪機械の維持費の負担がまず大きいよと。
あとは除雪シーズン以外に建設機械を使用しているのは、日にちでいけば30日もかかっていないというような話を受けまして、そういうこともあるので、正直なところ手放したい。ただ、除雪があるために我慢しているという意見のほか、うちのほうで待機してくださいということにもなるのですけれども、待機の現状についてお伺いしたところ、オペレーターを拘束しています。また、担当除雪区域のパトロールの結果で出動の指示や除雪路線の優先順位を指示しているという意見もありました。
除雪は、少雪でも、例えば出動がなくても除雪機械とオペレーターは準備とか待機が必要ですので、請負者の方々は人や機械を確保しています。建設業は今、不況ということから、経営体力の低下ということで、機械を保有する維持費が大変負担になるということから、撤退をしている業者さんがふえているというようなことも各市等から聞いておりますし、このような状況から、待機指示があり出動した場合は、昨年までは支払われなかった待機料を、出動を依頼したことから、出動するしないにかかわらず支払うことにいたしました。
機械維持費については、車検代、保険代を去年まではとりあえず半年分ということで、業者と折半という考え方でいたのですけれども、業者さんのほうは、先ほども意見交換会で出たように、日にち的にはもう1カ月も使っていないというようなことだったので、そうしたら1年分は市のほうで負担するのがどうなのかなということと、新設としましては、機械維持費に機械維持固定費という名前をつけまして、除雪体制を維持するために、除雪委託機関の機械を拘束すると言えば、それが合うのかどうかはわからないですけれども、それらに対しての負担をするということにして、今現在、そのような形で進めようかと思っておりました。
以上です。
◆前澤 委員 ありがとうございました。今、小杉課長から御答弁いただきました除雪事業者にすれば、長年の懸案というか、役所側との乖離が相当あって、これが要は歩み寄って、役所のほうでもこれからの除雪維持体制をしっかりと整えていくためにも必要なのだということからの英断であったと思います。雪は余り降らないほうがいいですけれども、除雪がおくれることによって大変難儀しますし、産業、生活全てに影響してきますので、少しでもこれが改善されることを要望して終わりたいと思います。ありがとうございました。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第8款土木費の質疑を終わります。
次に、第9款消防費の説明を求めます。
◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の342ページをお開き願います。
第9款消防費について御説明申し上げます。
予算現額は29億7128万8000円であり、支出済額は28億8885万102円でございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく多賀地区津波避難タワー整備事業、防災行政無線整備事業を合わせた額の5912万3000円でございます。不用額は2331万4898円で、執行率は97.2%となるものでございます。
1項1目常備消防費は、19節の八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金でございます。
2目非常備消防費は市消防団の事務委託料でございます。
3目水防費は水防関係に要した経費でございますが、15節の八戸市水防センター整備工事費が主なものでございます。
同じく3目水防費は、平成24年度から繰り越した八戸市水防センター実施設計、地質調査業務委託料を執行したものでございます。
4目災害対策費は防災対策及び防災訓練に要した経費でございますが、344ページに参りまして、13節のアーカイブシステム構築委託料、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金、346ページに参りまして、自主防災組織育成助成補助金が主なものでございます。
同じく4目災害対策費は、平成24年度から繰り越した津波避難施設整備計画策定事業費、防災倉庫建設事業費を執行したものでございます。
5目防災コミュニティセンター費は、13節の同センターの指定管理料などの管理運営経費でございます。
以上で第9款消防費の説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 原発の避難計画について質問をいたします。
東通原発の事故のときについての避難計画ですが、八戸は東通原発からは直線で60キロです。以前は避難計画は原発から半径30キロ以内とされてきておりますが、新しく出されている計画では80キロ、または風向きによっては200キロということが新しく出されておりますが、全部合わせると、日本列島が沖縄県以外は全て覆い尽くされるということに新しい計画ではなっております。市民からは、東通原発に万が一の大きな事故があったときは市で避難計画がありますかと、ないのであれば備えていかなければならないのではないかという声が出されていますので、東通原発の事故の際の避難計画について質問します。
◎岩舘
防災安全部次長兼
防災危機管理課長 それでは、お答え申し上げます。
現在、市の地域防災計画の中には、原発災害による避難計画はございません。というのは、上位計画である県の地域防災計画、これは平成25年2月25日に修正したわけですけれども、この中で原子力災害についての詳細を定めております。その中で原子力災害対策を重点的に実施すべき区域ということで、原発の中心から30キロ以内、いわゆる東通原発から30キロ以内の区域については重点的な対策をしなさいということを定めております。それにはむつ市、横浜町、六ヶ所村、東通村、加えて野辺地町の5市町村が指定をされているということで、八戸市はこの区域には指定されておりませんので、今のところ法に基づく地域防災計画の中での原子力災害についての避難計画は定めていないという状況でございます。
以上です。
◆田端 委員 今まで政府は、原発については、これからのエネルギーのメーンになるとして進めてきて、今では54基、大間の計画も含めてこれだけの数になってきておりますけれども、ちょうどきょうは3・11から3年半になる日ですけれども、福島の原発の事故以来、今でも13万5000人の人が県内や県外で避難生活をしているのです。福島の原発では、炉心の燃料棒自身が格納容器が壊れて出るという可能性が指摘されていました。そのために、この間の報道では、福島原発の元所長という方が大変なことになると、東日本全体、東北全域がだめになると思ったということが報道されていましたので、決してほかのことではないと。30キロより離れていても、何がどのような形で起こるかわからないというのが原発の事故だと思って話を聞いていました。
原発の事故の際の避難経路や手段を定めた避難計画の策定状況というのが政府から出されていますけれども、対象が135市町村になっていますけれども、対策済みは58の自治体で43%になっているということで、東通原発は策定されていないということで聞いておりました。特に私たちの暮らしの上で深刻で身近だなと思ったのは、3月11日の地震以降、4月7日に最大の余震が起こっています。このときには東通原発では、電源が3つあるのですけれども、全ての電源が失われて、原子炉が冷却されないということがあったのです。あわや福島の原発と同じ事故が県内でも起こる可能性があったということです。
私は、原発がある以上は、政府が示す指針や、または県が示す対策ということもあると思いますけれども、市でも独自の対策を持たなければならないと考えております。ましてことしの2月、3月の大雪では、避難するにもどこにも逃げ場所がないです。東通原発では、一度大きな事故が起これば、県内はもちろんですけれども、太平洋側、東北地方はもう大変なことになるなということはいつも深く思ってきましたので、対策について要望を申し上げて終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆三浦〔博〕 委員 済みません、その他ですけれども、簡潔に質問したいと思います。
消防本部の方も来ていらっしゃるのでせっかくというわけではないですが、現状を伺って、市民の要望をお伝えしたいと思っております。
未就学児童の家庭の方から多く寄せられることで、救急医療相談の窓口というところがどのようになっているのかと。深夜とか早朝とか休日のときに子どもが大きく泣いて、どうして泣いているのだろう、いつもより泣き方が違うと、苦しんでいるなというときに両親は大変慌てるわけであります。そういうときに、深夜だったら救急車が来るのも近所のあれで大変だし、できれば両親が車でそこに行ってあげるとか、またはかかりつけ医とか、何でもかんでも市民病院という形ではないようなことも必要なのかと思っているのですけれども、現状、消防本部が行っている情報提供、当番医の案内とかも含めて、どのようなことを行われているのかという現状をまず伺いたいと思います。
◎亀本 総務部参事 ただいまの質問でありますけれども、深夜、早朝であれば、輪番当番医といいまして、市民病院以外でも日赤病院、労災病院が輪番体制をとっておりまして、市民病院以外でも引き受けはできると思っております。
◆三浦〔博〕 委員 それは私が聞いたときにそう答えてくれるのでしょうけれども、窓口として市民の方からどのような体制で受け答えをしていることをやっているかという現状を聞きたいと思います。
◎亀本 総務部参事 相談窓口というのは、指令救急課の情報班に連絡をいただければよろしいのですけれども、民間での窓口というのは今のところございません。やはり消防側での窓口といいますか、消防側で連絡を受けて対応しております。
◆三浦〔博〕 委員 救急車を要請する電話番号にお電話をすると、どうしましたか、どういう状況ですかという形で、それであればあっちに行ってくださいねと、そしたら、病院紹介等の救急医療の情報提供ということを行っているのか、当番医の案内というものを現状どうしているのかということを伺いたいと思っているのですけれども、やっていないということですか。
◎亀本 総務部参事 119番以外にも案内する電話がありますので、そういう電話でありますと紹介はしております。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。そういう番号があって、それを受けたらどのような対応をして、どういうことをされているという業務の内容を伺いたいと思っているのですけれども、そういう体制はお持ちではないということでいいですか。
◎亀本 総務部参事 体制といいますか、今までですと、問い合わせが来ますと、きょうの輪番当番医、大きな病院であれば輪番3病院を紹介しております。
◆三浦〔博〕 委員 消防本部の指令センターには救急隊員の資格を持つ職員が常時勤務し、救急要請及び病院紹介と救急医療体制の提供を行っているということは私のほうでも伺ってはいるのですけれども、その内容が、119番以外の番号もありますというのは市民に伝わり切れていないのではないかというところをまずお伝えしたいのです。
そこは、例えばITとかSNSで、何かあったときにすぐ思いつくような形で市民に浸透するような周知、PRをしてほしいという意味でいるのです。私が個人的に聞いて、そのように対応していますと、ありがとうございましたと。それは今ここでは聞けるのですけれども、より多くの市民の方たちが、そういう場になったときに、消防本部として電話を受け入れる、そこで情報提供を行うという窓口があるということでいいのでしょうか。
◎亀本 総務部参事 市民にはまだPRが不足であったと思っております。これからはPRに努めて、前に広報紙にも掲載していただいたことがありますので、これからもまた継続して広報紙に掲載してもらい、PRしていきたいと思っております。
◆三浦〔博〕 委員 そうすると、119番以外の電話番号とかで周知された場合、そこにお電話をすると、電話をされた方の状況を専門家が伺い、そしてどうされましたかと、救急車を出動させますかとか、そうではないですよといったら、市内の病院がございますから、そちらにどうぞとか、または、それまでの間にこういうことをしてくださいということを伝えるような準備はあるということでいいのですね。
◎亀本 総務部参事 今後そのようにしていきたいと思っております。ただ、電話をいただきまして、うちのほうは医師とかはおりませんので、他の地区では民間で行っているところがありますけれども、当消防本部でまだそれはやっておりません。
◆三浦〔博〕 委員 そうでしたか、わかりました。では、当市の機構としては、まず市民病院、ドクターカーとか救急医療の体制を整えて内外に評価をいただいているわけですから、そことも連携を図って、そういう窓口を充実させて、万が一が起きたときに、まず安心の情報を与えられる環境があるのですよということを、さまざまな媒体を使って周知、PRを行っていただけたら、大変市民の安心と安全が高まると思いますので、ぜひ御検討してください。
以上です。
◎小向 総務部理事 御質問にお答え申し上げます。
他の消防本部では、医師を24時間待機させて医療相談窓口なるものを置いているところもございます。ただ、うちは医師とかは置いていません。ただ、救急の資格を持った者、また救急救命士もおります。ただ、医師と違い明確な判断ができません。ですから、我々としては容体を聞いて、それであればこうこうこうですよと、我々が話した段階でその方がもし重篤になったりすれば、当然のように大変なことになります。ですから、我々としては、重篤であれば一刻も早く救急車を呼んでいただいて、医師の管理下にしてあげたいと考えております。
くれぐれも我々がやっている医療相談なるものは、病院がどこどこがあいていますということしか明確にはお答えできません。なので、医者ではないと先ほど申し上げましたが、そこのところをお酌み取りいただいて、さまざまな情報は提供できますが、容体に関することについては明確にお答えはできませんので、そこのところはよろしくお願いします。
以上です。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございました。医療の専門的な知識を提供してというわけではなく、救急というお持ちの専門分野の中でそういう相談を受けて、例えば病院の紹介、救急要請などを行うようなそういう相談も持って取り組んでいただきたいと。そして市民病院とも連携しながら、ドクターカーということもございます。まず救急車に乗るというだけでも、ああいう車でなくてもいいとは思うのですけれども、今後そのような体制の中で人数がふえていくと思われますので、そこのところも研究して行っていただきますようお願いしまして、私の質問を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第9款消防費の質疑を終わります。
第10款教育費の説明を求めます。
◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の348ページをお開き願います。
第10款教育費について御説明申し上げます。
予算現額は102億6524万9990円であり、支出済額は83億3223万7038円でございます。翌年度への繰越額は継続費逓次繰越の中学校騒音防止事業と公民館建設事業を合わせた1億5668万7540円、繰越明許費に基づく総合教育センター建設改修工事費、小学校建設事業費、中学校建設事業費、児童科学館下水道切替工事費、公会堂公民館耐震診断業務委託料、仮称・多賀地区多目的運動場整備事業費及びカッコーの森エコーランド駐車場整備事業費を合わせた8億1353万8000円、事故繰越による小学校建設事業費の1億1535万480円でございます。
不用額は8億4743万6932円で、執行率は81.2%となるものでございます。
1項1目教育委員会費は、1節の教育委員及び嘱託員の報酬、教育総務課、学校教育課、教育指導課の職員の人件費、物件費のほか、350ページに参りまして、13節の用務員業務委託料、19節の田代小学校中学校組合負担金、私立高等学校助成補助金、国有資産等所在市町村交付金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。
2目指導費は、1節の心の教室相談員の報酬のほか、352ページに参りまして、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。
3目教育センター費は同センターの管理運営に要した経費でございますが、1節の教育相談員、適応指導教室指導員などの非常勤職員等に対する報酬、2節の外国語指導助手25名及び総合教育センターの職員の人件費、物件費のほか、354ページに参りまして、教育情報ネットワークシステム運用のための12節の通信運搬費及び13節の同委託料、学力調査委託料、14節のOA機器等借上料が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく同センターの改修工事費の310万円でございます。
4目特別支援教育推進費は、1節の特別支援教育アシスタントの報酬でございます。
2項1目学校管理費は、358ページにわたりますが、小学校46校の管理運営に要した職員の人件費、物件費などでございます。
2目教育振興費は、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。
360ページに参りまして、3目学校建設費は、13節の非構造部材耐震化点検等委託料、15節の八戸小学校キュービクル改修工事費などの営繕工事費、17節の仮称・第二白山台小学校用地購入費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく小学校建設事業費の4億5505万8000円でございます。
同じく3目学校建設費は、平成24年度から繰り越した八戸小学校ほかのトイレ改修工事費等を執行したものでありますが、事業進捗に不測の日数を要したため、一部事故繰越により翌年度へ繰り越ししたものであります。
362ページに参りまして、4目学校騒音防止対策費は、15節の高館小学校の防音機能復旧工事費が主なものでございます。
3項1目学校管理費は、364ページにわたりますが、中学校25校の管理運営に要した職員の人件費、物件費などでございます。
2目教育振興費は、18節の教材等に係る備品購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。
3目学校建設費は、13節の再生可能エネルギー等導入事業設計委託料、非構造部材耐震化点検等委託料、366ページに参りまして、15節の中沢中学校ほかの施設改修工事費、23節の白山台中学校の都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく中学校建設事業の2億5866万8000円でございます。
同じく3目学校建設費は、平成24年度から繰り越した第一中学校ほかのトイレ改修工事費等を執行したものでございます。
4目学校騒音防止対策費は、市川中学校の防音機能復旧事業に係る設計委託料、改修工事費などでございます。
4項1目幼稚園費は、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、第3子保育料軽減事業費補助金が主なものでございます。
5項1目社会教育総務費は、1節の嘱託員、社会教育指導員などの報酬、368ページに参りまして、社会教育課等の職員の人件費、物件費のほか、13節の南郷アートプロジェクト委託料、19節の文化協会補助金が主なものでございます。
370ページに参りまして、2目青少年対策費は青少年健全育成推進に要した経費でございますが、13節の青少年海外派遣事業委託料、19節の子ども会育成連合会等関係団体への負担金、補助金、全国童話人大会補助金が主なものでございます。
372ページに参りまして、3目公民館費は、市公民館、地区公民館、瑞豊館、南郷公民館の管理運営に要した経費でございますが、1節の館長及び非常勤主事の報酬、13節の小中野公民館建設工事監理業務などの委託料、374ページに参りまして、15節の小中野公民館防災拠点施設建設工事費、23節の白山台公民館の都市再生機構立替施行費償還金が主なものであります。翌年度への繰越額は、継続費の逓次繰越による小中野公民館建設事業費の1億5515万6000円でございます。
同じく3目公民館費は、平成24年度から繰り越した地区公民館耐震診断事業費を執行したものでございます。
4目図書館費は、376ページにわたりますが、図書館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、13節の南郷図書館等の指定管理料が主なものでございます。
378ページに参りまして、5目視聴覚センター費は、13節の児童科学館等の指定管理料、19節の青少年のための科学の祭典実行委員会負担金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費による児童科学館下水道切替工事費の817万8000円でございます。
6目博物館費は、382ページにわたりますが、博物館、南郷歴史民俗資料館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。
7目南部会館費は13節の同会館の指定管理料が主なものでございます。
8目美術館費は、386ページにわたりますが、同館の管理運営に要した職員の人件費、物件費のほか、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。
9目文化財保護費は、13節の蕪島ウミネコ繁殖地保護監視業務委託料、出土品修理委託料、388ページに参りまして、15節の復原整備工事費、19節の指定文化財修理事業補助金が主なものでございます。
10目文化財調査費は、市内の遺跡の発掘調査等に要した経費でございます。
同じく10目文化財調査費は、370ページにわたりますが、平成24年度から繰り越した新井田古館遺跡発掘調査事業費を執行したものでございます。
11目是川縄文の里事業費は、392ページにわたりますが、是川縄文館の管理運営に要した経費でございますが、常設展、特別展の開催経費が主なものでございます。
394ページをお開き願います。12目八戸南部氏庭園事業費は、春、秋に一般開放するための経費でございます。
13目史跡根城の広場費は、13節の同施設の指定管理料、15節の根城跡環境整備工事費が主なものでございます。
14目公会堂費は、13節の同施設等の指定管理料、15節の屋根補強及び舞台床補修工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費による公会堂公民館耐震診断業務委託料の2077万3000円でございます。
15目文化ホール費は、396ページにわたりますが、南郷文化ホールの管理運営に要した経費で、13節の南郷名画座事業委託料が主なものでございます。
16目市民大学講座費は、市民大学講座を実施するために要した経費でございます。
6項1目保健体育総務費は、398ページにわたりますが、1節の学校医、学校歯科医、学校薬剤師等の報酬、2節以下の職員の人件費、物件費のほか、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金、中学校及び高等学校の各種スポーツ大会補助金、20節の要・準要保護児童生徒医療給付費扶助費が主なものでございます。
2目社会体育振興費は、1節のスポーツ推進委員報酬、400ページに参りまして、13節の多賀地区多目的運動場整備に係る基本構想策定、測量、基本設計などの委託料、19節の青森県アイスホッケー連盟事業補助金のほか、各種スポーツ大会への負担金、補助金が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費による仮称・多賀地区多目的運動場整備事業費の1700万円でございます。
3目体育施設管理費は、402ページに参りまして、13節の体育館等指定管理料、南郷体育施設等指定管理料、15節の南郷野球場改修工事費、東体育館アリーナ照明器具改修工事費が主なものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費によるカッコーの森エコーランド駐車場整備事業費の5076万1000円でございます。
4目学校給食管理費は、学校給食に係る学校教育課の職員の人件費、物件費のほか、404ページに参りまして、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。
5目特別会計整備費は28節の学校給食特別会計に対する繰出金でございます。
以上で第10款教育費の説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 この際暫時休憩いたします。
午前11時58分 休憩
────────────────────
午後1時00分 再開
○古舘 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
第10款教育費の質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆三浦〔博〕 委員 通告をしておりました45番の1点でございます。
先日、数カ月前でありますけれども、本八戸駅前の付近で木が倒れ、車が下敷きになったという大きな事故がございました。ちょうど私も、倒れた後の警察とかが対応されているところを横切ったわけですけれども、そういうことがもし児童生徒に及ぶようなことがあってはいけないという中でいろいろと思ったわけですけれども、樹木の数がふえ過ぎている学校も見受けられるということで、倒木というところで、子どもの安全をどのように確保していけばいいのかという視点で伺いたいと思っておりました。
もちろん山合いを利用した校庭の学校もありますし、そういう中にあって樹木というところで、腐食で空洞化になっていたりとかというのを倒れる前に見ていくということを定期的にしていく必要があると思います。そのことに対してもちろん話し合いはされていると思うのですが、対応はどのように考えているかを伺いたいと思います。
◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 お答えを申し上げます。
現在、樹木の管理等はどのような形でというのを御報告申し上げます。まずは学校のほうから、大体教頭先生になるかと思いますけれども、こちらに御連絡があって、電線にひっかかりそうだとか、通学路にだんだん邪魔になってきたということ、先ほど委員がおっしゃるとおりに、ちょっと腐ってきているのではないかという御連絡をいただけば、職員が即見に行きまして、そして安全性というか、緊急性ということがあれば、現在では即剪定、伐採を行っております。
以上でございます。
◆三浦〔博〕 委員 対応をされているということでございました。教頭先生も、学校のことをくまなく動かれて本当に一生懸命やっていると、私の学区のほう、また地区のほうでも触れるたびに思うわけです。樹木の専門家――明らかにそういうところはそのようにできるのですが、一見外からわからないというようなところで、でも実は中でそういうことが起きているというようなこともあると思いますので、例えば専門業者なのか、専門家の方に定期診断みたいなことでやるお考えがないかを伺いたいと思います。
◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 前振りになってございますけれども、平成24年度、平成25年度で緊急雇用創出事業というのがございまして、この中で小中学校の伐採と剪定をお願いいたしました。2年間で伐採につきましては本数で572本、剪定は943本行いまして、合計で約1500本は剪定してございます。委員御提案のとおり、そういう木があるかもしれませんけれども、今はまず緊急性の高いものを対応するということを踏まえながら、必要に応じて、非常に大きな木のところで危ないものがあれば、専門的なものを入れる検討をしていきたいと思っております。よろしくどうぞお願いいたします。
◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございました。私が小学生のときは、百葉箱を見に行くみたいな感じで学校の課外授業がありまして、木そのものが悪いというわけではなく、いろいろな学習にも使えると思いますし、そういう中で万が一の事故というところで、そういう診断ということも今後考えていただきたいと。例えば、根岸小学校も森林があるという部分で、そこが倒れるとか、またはそれこそ土砂の災害になるようなことのないような目配りもより一層努めていただきたいとお願いしまして、この質問を終わります。
○古舘 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆高山 委員 私は、46番、江陽公民館建設についてであります。
まず最初に、社会教育課関係の質問に先立ちまして、田中課長に、舞台俳優として、きのうは亀の熱演、まことに御苦労さまでした。私は行ってびっくりしました。初めは帽子をかぶって、ここに黒い髪がありましたので、田中課長だとは全然気がつかなかった。誰か似ているような人がいたと思ったのですが、舞台で十日市秀悦さんと取っ組み合いをしたときに帽子がぽろっと取れたのです。そうしたら今の格好がぱっと見えて、ああ、田中課長だと確信したわけでございますが、本当にきのうはありがとうございました。とても楽しかったです。というようなことで質問に入ります。
昨年12月16日、教育委員会では、市内の地区公民館の施設を対象に実施した耐震診断を発表されました。その中で、江陽、館の両公民館は倒壊の危険性が特に高いとして今年2月に両館とも閉鎖し、建てかえを決定したということでございます。そこで、江陽公民館の現時点としての担当課や地区住民との説明会、いろいろと開催されて今に至っていると思いますが、その辺の状況等をお知らせいただければと思います。
◎田中 社会教育課長 高山委員にお答えいたします。
建物は、鉄筋コンクリート造2階建てとする予定であります。これまでの総床面積は約707平米でありましたけれども、新しい建物は、この面積は最低限確保して、駐車場との兼ね合いも考えながら、できるだけふやしたいと考えております。2階建てとする理由は、江陽公民館の場所は津波のレベル2で7.1メートルの浸水想定であることから、津波に対応した建物としますと、通常の建物の3階部分に相当する高さの場所が1階部分となり、特にお年寄りには使いにくい施設となることから、津波避難所としての機能は持たせずに、公民館機能を充実させたいと考えております。
津波の際はこれまでどおり、柏崎公民館、ないしは江陽中学校を目指して避難していただくことになります。ただし、地震などの際は避難所になりますことから、避難所機能を充実させたいと考えており、今後、設計等の協議にもなりますが、自家発電か太陽光パネル、一部ではありますが、冷房設備、障がい者用トイレなど、地元から出された要望書とあわせ検討したいと考えております。
以上です。
◆高山 委員 本当に御丁重なる御答弁ありがとうございます。かなり前向きに八戸市としては建てかえ工事、地域の住民等の要望もくみしながらということを承り非常に安心した次第でございます。特に先ほど約700平米とありましたが、江陽公民館では、ちょうど裏の植栽場所のところに約50平米ぐらいの余剰地があるということで、地域住民においては、その辺のことも加味して、やはり活動とすれば少しでも広いほうがいいなという要望が上がっております。
またあるいは、あそこでは伝統工芸の南部裂織講座を伝承していく意味でも、そのようなものを活用したもの、先般、小中野公民館では、地元の郷土芸能ということで、虎舞とか小中野えんぶり組を公民館内に展示するスペースを設けております。そういうところを見てのことだと思いますが、活用方法もその辺を加味していただけるかどうかということと、さきに言いました50平米ぐらいのことはどのように思っておられるか、その点をお聞きしたいと思います。
◎田中 社会教育課長 今お話にありましたように、余剰地といいますか、土地の形状から見ても今よりはふやせると思っております。それが具体的に何平米になるのかはあれですけれども、大きくなることは確かではないかと見ております。
あと、今お話にありました伝統工芸ですが、地域は裂織とかが盛んでずっと続けていられる地域でもありますので、要望書の中にも、ガラス張りといいましょうか、見学できるようにしてほしいということでしたので、それも取り入れながらやりたいと思っております。
以上です。
◆高山 委員 ありがとうございました。
今年の6月2日に、デーリー東北のこだま欄の中に、江陽公民館の地区住民からの声が掲載されていました。それはこういう内容です。待ち遠しい公民館新築というタイトルで、その内容は、要約するならば、開館以来38年間、地域の社会教育の拠点として多くの住民に愛されてきました。今までそこに当たり前のようにあったものがいざなくなってみると、その不便さは想像以上のものがあります。幸い取り壊した後に新築されるようなので、今から落成オープンの日が待ち遠しい、このような地域住民からの声もあります。今実際にそこにないということになって、活動していないということになると、皆やはりそれが待ち遠しいものです。そういう意味で、これからのスケジュール等のお話を聞ければ地域住民の方々も安心されると思いますので、よろしくお願いします。
◎田中 社会教育課長 これからのスケジュールですが、ことし10月ころから解体工事に入りまして、約3カ月をかけて解体する予定です。それと並行いたしまして基本、実施設計に入り、今年度いっぱいかけて地元と調整しながら設計完了をしたいと考えております。その後、平成27年度に建てかえ工事に入り、平成27年度いっぱいで完成の予定と考えております。
以上です。
◆高山 委員 ありがとうございました。では、平成27年度いっぱいということで、3月ぐらいには完成のめどがつく、またそのあたりにオープンということになろうと思います。本当に住民は待ち望んでいると思います。きのうの小寺先生の追悼公演を見まして、パンフレットの中に小寺隆韶先生の演劇論というか、演劇観がこのように書いてありました。それは空間に色をということです。そういう意味で、やっぱり小寺先生の本当の心だなと思って非常に感動しました。そういう意味でも、田中課長は、恩師である小寺先生の教えをきちんと守って、江陽公民館という空間にきちんとした色をつけていただきたい。このことを要望して終わります。
○古舘 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
◆前澤 委員 私からは、47番と48番についてお伺いをしたいと思います。
まず、学校施設の非構造部材部分の耐震化についてお伺いをしたいと思います。
八戸市の学校、小中高校全て100%耐震化がもうなっております。大変御尽力に感謝を申し上げたいと思います。その中で、あとは非構造部材の部分の耐震化ということで、これも年次計画に沿ってやられていらっしゃると思いますけれども、子どもたちの教育施設の安全安心という観点から早目の完成が求められていると思うのですけれども、これまでの非構造部材の耐震化の実施状況、また、これまでの事業費についてまずお知らせいただきたいと思います。
◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 耐震化についてお答えを申し上げます。
非構造部材の耐震化につきましては、平成24年9月に文部科学省より、致命的な事故が屋内運動場、体育館の天井等で発生するということで、総点検を遅くとも平成26年度に終了して、耐震対策につきましては平成27年度までに完成を目指すような通知でございます。当市といたしましては、この通知のとおり進みたいということで、平成25年6月から9月まで、屋内運動場と校舎も含めまして、学校の先生とか、それを踏まえた報告書によって職員点検を実施いたしました。平成25年度の業者の点検は、70校を全て対応するものですから3つに分けて進めてございます。1つは、平成25年度に業者で点検委託をしてございます。25校全て点検が終わってございます。金額は893万5500円でございます。平成26年度中には点検委託は終了する予定でございます。
以上でございます。
◆前澤 委員 今の答弁でいくと、工事が全て完了するのは平成27年度末ということでよろしいですか。
◎澤田 教育部次長兼教育総務課長 工事の年度は委員おっしゃるとおりでございますが、まず最初にスタートした25校につきましては、工事は今年度中に終了したいということでございます。9月補正に計上しておりますので、よろしくお願い申し上げます。2番目にスタートしたものと3番目にスタートしたものは平成27年度で工事終了したいということで、平成27年度に完了したいと思っております。よろしくお願いします。
◆前澤 委員 わかりました。耐震化はいち早く八戸市は完了しまして、平成28年3月までには全てが完了するということで、粛々と今後とも進めていただきたいと要望しておきたいと思います。
次に奨学金制度について、本会議でもお話をさせていただきましたので、特段新しい話ではないですけれども、おかげさまで給付制度を他市町村に先駆けて行うという決断をしていただきまして本当にありがとうございました。東京にありました旧学生寮を取り壊しをして、時代の趨勢に合わせてということで、今、2区画といいますか、福祉施設とコンビニに貸していらっしゃるわけですけれども、これは要はコンビニのほうは契約がたしか10年間やって、これから再契約になるということで、この金額がぴちっとしてから高校生とか大学生とかの人数、また金額とかが決まっていくということだと思いますけれども、大体の流れだけ教えていただければと思います。
◎齋藤 学校教育課長 それではまず、今回の奨学金に当たっては大変ありがとうございました。こちらのほうからもお礼申し上げます。
それではまず、今後のスケジュールですけれども、今の学生寮の跡地の再契約については年内中に契約を完了していきたいと考えております。その後で、委員からもお話があったように、奨学金の人数とか金額といった具体的なものを検討していきたいと考えておりました。いずれにしても、8月上旬に今年度分の奨学金の面接をやりました。今回、70名余りの方々から応募いただいたわけですが、一人一人の方からお話を聞くと、大変困窮した事情があるといったところを改めて聞くことができました。我々行政サイドのほうでも何らかの手だてを講じなければならない、そして、負の連鎖といったものを断たなければならないという意味でも、今後、奨学金制度の拡充については積極的にやってまいりたいと思っておりますので、委員の皆様には、今後もまたお力添えをいただければと思います。よろしくお願いいたします。
◆前澤 委員 ありがとうございました。家庭の事情で進学できないということも事実として、今、貧困対策が1つの国の政策の流れでもございますし、それを先取りしてこのような形にしたという英断に対しては改めて感謝を申し上げると同時に、今後とも、家庭の事情によって教育の機会が失われるということがないように教育委員会としても御尽力いただきたいことを要望して終わります。ありがとうございました。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 前澤委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆石橋 委員 今の奨学金の制度について関連質疑を簡単に行わせていただきたいと思います。
給付型については賛成したいと思っておりますし、今後とも八戸の子どもたちが学習的に、家庭の環境がいろいろな場面はあるでしょうけれども、それに対してもサポートして、いろいろな部分で活躍できる部分に取り組むことは非常にいいことだと思っていますし、ぜひそういう部分での目を持ってやっていただきたいことだと思っております。
その中で確認させていただきたいのですが、今の奨学金の中で滞納されている方というのは何名ほどで、どのぐらいの金額、また、ここ数年分でもの推移はどのようになっているのかがわかるようであれば少しお知らせいただきたいと思っております。
◎齋藤 学校教育課長 今年度の9月10日現在ではありますけれども、過年度分の未収入額としては2500万円弱の金額になっております。償還率に換算すると11.8%という状況になっていました。現状は、未償還金については横ばい状態かややふえてきているというような状況があります。
以上です。
◆石橋 委員 わかりました。あとは意見だけ。今の就職状況も幾らか上向いていると報道等でも伺っておりますが、まだまだ厳しいやに聞いております。そうした背景があって、1年前であれば、たしか4人に1人ぐらいは就職できない、非正規雇用といった非常に厳しい状況もあったと。多少そこら辺が緩和されてきて就職の状況がよくなったといってもまだまだ厳しい。そうした中であって、奨学金を使って大学等に行った方々にとってみれば、そこから就職といった際に、就職できなかった場合、また、就職してもいろいろな環境があって、本当は払いたかったけれどもというのが、それが1カ月、2カ月ではいいのですが、その後少し過ぎてくる。それがちょっと大きな金額になって、半年もすれば返せない金額にまでなってしまうと思うのです。
そうした中にあって、この世代というのは、高齢化社会の中で非常に大事な世代であります。その世代がそれを背負っていくということは非常に残念というか、かわいそうだなと思うけれども、その中でも当然返していかなければならないということがあります。やはりその中で、滞納しているからそれでいいというわけではありませんし、市でもいろいろな対応をとって、今、民間とかで対応されている。でもその中でお願いしたいのは、今、給付もしていく、しかし、一生懸命現状で払っている人もいる。また、払えなくて、どうにかしようと悩んでいる人たちもいるのです。それも今みたいな社会環境もある中でいろいろある。そこら辺もわかった中で次のステップをきちんと踏んでいってほしいというところをお願いして、私の質問を終わります。
○古舘 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 ないようですので、以上で前澤委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆石橋 委員 通告しております2点についてお伺いをいたします。貸しスケートの管理についてと、土曜授業についてであります。
貸しスケートについては、長根リンク及びテクノルアイスパーク八戸のリンクにも貸しスケートがあります。以前にも貸しスケートのことについては取り上げて質問させていただいたことがあります。大体年間50足ぐらい更新をしているということをお聞きいたしました。ただ、私も自分の子どもがスピードスケート等をやっている関係もあったりして、リンクに行って、子どもたちの足元が気になって見ております。そうした際に、足首が内側に曲がってよちよちとしながら歩いて、氷に上がるのもやっとだと。その中で一生懸命滑っているというよりは、確実に痛いと言いながら、見ると足の皮はすれて、血を流しながら、後でカットバンをもらっているというようなことで、楽しさというよりは、あそこで教わるのは忍耐を教わる場所になっているのかと、だから八戸の子は強いのかなと思ったりもするのです。
それ以外にもスピードスケート連盟等でも、日曜日等でも子どもたちがスケートを滑ってほしいということで努力をされているのですが、ほとんどの子どもたちはスケートを持っておりません。見ると、リンクから貸し出しを受けてスピードスケート等、またハーフスケートを借りているのですけれども、それが非常に古い。もう30年以上前のもの。見てもわかるとおり古い。それも30年以上前で、利用回数からすれば相当回数使って、もうへたりがきている。あの状態でスケートを滑るといっても、なかなか楽しめる状況ではないという感じでいつも見ておりました。本当にかわいそうだと思って見ているのですが、では、50足のうちのどの部分が更新になったのかと見るとなかなかわからないのです。
先般、屋内スケートリンクの関係の特別委員会で新潟市に行って、ことしオープンしたリンクですので、新しいスケートを履いておりました。新しいスケート靴を履くと上手に滑るのです。足元がしっかりしているものですから立つことができる。立つと、横に蹴ると前に進む。ああ、滑れた滑れたと楽しんでいるのです。八戸の子どもたちはその前の状態でありまして、立つのがやっと、歩くのがやっと、滑るよりも転ぶのがやっとというような状態で、そういうことから始まるということで、何かスタートラインが違っているのではないかと。氷都八戸と言っている割にはその点が残念だと思いながらも、ぜひそうあってほしいと思って見ておりました。
そういうことで、今回の質問も、今更新をしているということでありますけれども、全体の貸しスケートに対してどの分更新をし、今後どのようにやっていこうという考え方があるのかをお伺いしたいと思います。
◎村山
スポーツ振興課長 お答えいたします。
現在ですが、貸しスケート靴として長根のリンクでは1372足、テクノルアイスパーク八戸では724足のスケート靴を用意しております。用意しているスケート靴の種類の内訳ですけれども、長根リンクではスピード116足、ハーフ254足、ホッケー331足、フィギュア671足、テクノルアイスパーク八戸でハーフ64足、ホッケー182足、フィギュア478足となっております。サイズにつきましても、小さいものは16センチから、大きいものは30センチまで用意しております。また、近年は、スピードスケートのスピードの靴を履く子どもたちがかなり減っているということで、ホッケーとフィギュアの靴は足首が固定されて、石橋委員が申し上げたとおり、よたよたとならないような靴を準備するように心がけているところでございます。
以上です。
◆石橋 委員 わかりました。ここは財政部に私のほうからも御要望申し上げたいのですけれども、氷都八戸ということで、屋内スケートリンクの建設もこういう形で進んできております。ただ、貸しスケートで、スピードスケートもなかなか借りる方がいないということでほとんど更新もしておりません。かといって、スピードスケートリンクをつくるのです。そのときに子どもが滑りたいと言ったときに、スピードスケート靴が足首が折れてしまって古い。昭和30年から昭和40年代のものを今でも使っているということは、氷都八戸とすれば、スケートの方々を滑らせたいし、もっと選手育成していきたいという中での底辺の部分に努力されている中で、もう少しそこら辺は支えてくれてもいいのではないかと思っております。
また、ほかのスケートの部分でも、フィギュアだったり、アイスホッケーをやってみたいという子どもに対してもスケート靴、できるだけ足首がしっかりしたもの、また、更新を毎年50足と言わずもう少し量をふやしてやってほしいと思っております。予算がかかるものでありますけれども、地域のスポーツでありますので、どうかその点、よろしくお願いしたいと思っております。
あわせて、課長からも、スケートの研磨、刃とかの細かいことですけれども、それも滑ることでは非常に大事ですので、見ると、昔から言う丸っ刃という状態で、なかなか研磨されていないなと。先輩方もそうですけれども、スケートをさわれば、ああ、全然研げていないとなると、スケートは滑りにくいこともあるので、できるだけ子どもたち、また若い方々に滑ってほしいし、楽しかった、もう一回来ようと言ってほしいと思っておりますので、くれぐれも忍耐を押しつけるのではなくて、楽しさを教えていただけるような部分で御努力をお願いして、この件については終わりたいと思います。
次は土曜授業についてお伺いをいたします。
このたび国の教育方針の転換がありまして、新学習指導要領に伴って平成25年11月から学校教育法施行規則が改正されて、教育委員会が必要と認める場合に土曜授業ができるようになってまいりました。今までは週5日制のもとに行ってきたわけで、最初はゆとりといいますか、子どものためということでありましたけれども、その一方で実は教職員の方々にとっても、週休2日を実施するという労働環境の部分もあったかと思っております。しかしながら、今の現状で土曜日の分を子どもたちが充実したものとしてそれを使えているのかというような疑問点から、今の状態では、テレビを見たり、ビデオとかDVD、ゲームをしたりといったことで、家庭だったり、地域活動なり、ゆとりを持った中で土曜日という大事な日を使えているのかなということからも、こういう部分が出てきたと感じております。
今、国が進める中で何点かあると思います。土曜授業の中で主なる部分が3点という形で出ておりました。1つに、通常の授業を土曜日に行う教育課程内の土曜授業、もう1つに、体験学習などの通常の授業でできない取り組みを行う教育課程以外の課外授業、3つ目に、地域、保護者、民間企業などが連携して多様な活動を行う土曜学習のような3タイプが土曜授業という形で挙げられていると伺っております。プラス、土曜の教育ボランティアなどの補助事業もそこに加わっていくのかもしれません。
それで、今、各自治体の教育委員会で土曜授業というのを考えられております。先般、私もPTA会長をやっておりますので、市連合PTAの中でも土曜授業についてぱっとテーマを挙げられて、各会長さん、どうですかと聞かれた場面がありました。ただ、今みたいな論点がいろいろな部分があります。そこの論点を分けた中で、もしかすればその中で絞った中で土曜授業をどう行っていくかという方向性を出してもらわなければ、なかなかそこら辺が煩雑になってしまう。保護者にとってみれば、土曜授業というのは、土曜の授業復活という部分のとり方をする方が多くいます。今のような文部科学省から掲げられている何点かという部分ではなく、土曜日の昔やっていたような授業の復活ではないかと捉えております。
そこで、今の部分で、市教委とすれば、土曜授業の議論が分かれる中で、どの部分が市として必要性として考えて進めていきたいと考えておられるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
◎正部家 教育指導課長 石橋委員にお答え申し上げます。
PTA会長の会議の席上、私も参加させていただきました。土曜授業ということに対しまして、小学校、中学校の校長先生方、そしてPTA会長に御意見を今伺っているということは、八戸は地域密着型教育というものを進めておりまして、学校の運営に関しまして、地域住民及び保護者の参画を進めていきましょうと、そして意見を反映させたいということでございます。これが大前提でございます。土曜授業ということに関しましても、学校によっても、地域によっても大変状況が違うというふうなことがございます。
11月下旬を目指しまして、教育委員会の定例会におきまして来年度の土曜授業について協議をし、決定する予定でございますが、スケジュールをまず申し上げますと、6月に校長先生方、それからPTA会長に土曜授業ということで検討を依頼し、協議を行っていただきました。そして先週、9月上旬に校長会と連合PTAの役員の皆様にお集まりいただきまして、意見の交換会を行ったところでございます。そして11月上旬には集約いたしまして、教育委員に報告しながら検討するという手順で考えてございます。
土曜授業ということでございますけれども、先ほどございました、これは文部科学省の見解でございますが、週5日制になったけれども、土曜日をどうも子どもたちが有意義に過ごせていないのではないかということ、それからもう1つは、土曜日に学校における授業や地域における多様な学習とか体験活動の機会をこれまで以上に学校、家庭、地域全ての大人の方々にも連携していただいて、役割分担しながら取り組みを充実させていく必要があるのではないかという、これは文部科学省の見解でございます。それからもう1点だけ、先ほど委員御指摘の教師の多忙化であるとか、平日において子どもと向き合う時間も少ないということもございまして、そういったところで土曜授業はどうなのだということでございます。
八戸市の方向ということで申し上げますと、土曜日の過ごし方でございますが、部活動であるとか、地域におけるさまざまな行事、体験活動等に参加している児童生徒が大変多くございます。さらには、家族と一緒にスポーツ、あるいはさまざまな体験活動に取り組んでいるという児童生徒もいるということで、八戸の場合は、週5日制の趣旨は、各家庭、あるいは地域に浸透しているものと捉えてございます。それから学力の状況につきましても、全国学力・学習状況調査も先日発表になりましたが、全国、県の平均を上回ってございますし、4月の学力実態調査におきましても全国平均を上回っているというような状況でございます。今のような状況から、校長先生方、あるいはPTA会長に、それぞれの学校により、地域により状況が違うということがございますので、その辺、御意見をお伺いしようということでここまで来てございます。
以上でございます。
◆石橋 委員 市連合PTAのときも私もちょっと話をしましたけれども、また、ほかの役員の方々からも出たのですけれども、あのときにはタイムスケジュールが出ていて、今も11月下旬を目指して教育委員会で決定していくということですけれども、それはしませんという話をされておりました。タイムスケジュールはそれに沿ったものではありませんのでという話で、市連合PTAの会長会議の際に出ていたペーパーがあって、そうではありませんのでという話を受けております。
ですので、タイムスケジュールがとなれば、タイムスケジュールでというお話なのでしょうけれども、ただ、あのときの議論もそうなのですが、土曜授業という、授業とつくと授業すると思っていること、ただ、先ほど私が話した国の3点、もしくは4点、土曜授業ということで今後期待されることに対して、今の市の学習といいますか、小中学校の環境で求められていくもの、必要とされていくものは何なのですかという議論がないままに、そこを示さないままに土曜授業をどう思いますかとただ振られても、いや、授業をやったほうがいいのではないですかと。
ある中学校は、たしかそのときにアンケート結果を持ってきたはずです。私も見せてもらいました。土曜授業はどうですかと保護者に投げかけた結果は、ほとんどが授業をやったほうがいいですという答えです。それは基礎的な部分の学力向上のためにも、学校でもやる気があるのであればやってほしいという気持ちからかもしれません。ただ、本当は土曜授業というのは、八戸的に言えば、地域とか保護者とのかかわり合いを持って、もっと土曜日を有意義に過ごそうということなのか、もっと基礎学力を上げたいということなのか、体験的な部分をもう少しふやしたいということなのか、それをはっきりさせないままに土曜授業はどうですかという話をしてみても、その部分について保護者にしてみれば、ああ、そういう話なのですかと、今の部分ではなってしまっているのではないですかということです。
だから、もう少しその点は論点を絞って、八戸的な部分で、ここの部分でもっと強くしていきたい。密着型をしているのであれば、地域学校連携協議会的な部分をもっと強くしていきましょうよと言うのであればわかるのですが、そういう部分ではなくて土曜授業で網をかけるようでは、それではちょっと論点が保護者にはわからないのではないですかという話をしているのです。その点についての認識はどうでしょうか。
◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。
やるかやらないかということをお答えとしてこちらで求めているのではなくて、今、どういう家庭の状況であるとか、学校の状況であるという実態把握をしようということで話し合いを行っているものでございます。
◆石橋 委員 実態把握と言いますけれども、例えば、今では学校週5日制の導入、これに土曜日であれば運動会とか音楽会、中学校では部活の大会とか行事が入っておりますし、今の土曜日から新人戦も入ります。もうほとんどそのような状況になれてきているということ。そのような部分で、各クラブ、例えばサッカーでもそうです。子どもたちのサッカーの部分でのクラブチームは土日を利用してのチームの練習、大会、遠征が土曜日に行われているという環境もあります。
もう1つに教職員の勤務体制から言うと、40時間という規定がある中で、土曜授業を実施した振りかえはどうなるのかと。授業が立て込んで難しい状況の中に、本来やるべき学習指導だとか生活指導が十分とれないという悩みもあるということで、密着型でも、むしろそういう部分でサポートをしていこうではないかという中であって、その中で今、土曜授業を入れたとなれば、余裕がなくなるのではないのかと不安が出てくるのは当然だと思います。それは本当に子どものためになるのかということは、私ですら想像がつくことなので。
でもその中で八戸的にどうしたいのかということです。子どもに多様な経験をさせて充実させたいとか、コーディネーターを入れて予算化してでもやりたいということが何なのかとか、そういうものがなくて多様な意見を組み入れてというような中で保護者に振ろうとするのですか。それとも、もう少し市教委ではこういう部分でという話をしたいのか、そこら辺はどう思っておりますでしょうか。教育長からでもいいです。お願いします。
◎伊藤 教育長 お答え申し上げます。
委員と同じような思いであります。1つは、土曜授業というものの定義といいますか、捉え方が、委員は大変正確に捉えていらっしゃいます。いわゆる正規の土曜授業は、委員が御承知のように、子どもたちには代休日は与えられません。先生方は労働基準がありますので、例えば夏休み等、まとめ取りをすることができます。それから土曜の課外授業というのは、希望者を対象として教育課程外で行うものですので、言ってみればふだんの強制的に出欠をとるような授業と種類が違う、希望者だけ。それから最後の土曜学習というのは、例えばNPOとか、学校以外の公的なボランティアの方々が寺子屋式に集めて勉強を教える。こういう3種類があるという定義をまず保護者と学校等にきちんと理解していただく。その上で土曜学習、土曜授業等が八戸市で本当に必要なのかと。
ただし、誤解をされてはいけないのですけれども、教育委員会でもう少しスタンスをはっきりして提示してほしいという考え方が本当にいいのかどうかという問題です。つまり、これまでは全て国から県、あるいは県から市、市から学校に、土曜授業をやるようですよと、やってくださいというような形で、これまでの行政の施策がほとんどそうなのです。このことが、今の御時世、ましてや先般の報道にもありましたように職員の多忙化というのは、私も三十数年間いて、言葉は誤解を招くといけませんけれども、職員はやや疲弊をしつつある。その中で八戸市は一生懸命頑張っている。
土曜、日曜は御承知のように部活動、あるいはいろいろな活動。これは校長のみならず一般の先生もそうなのです。そういう中に、今、5日制はリセットしないままに、新たに土曜授業も可能ですというのが出てきたわけです。それに何も保護者や先生方の意見を聞かずに、教育委員会はいいことだと、学力向上、あるいは子どもと向き合う時間がふえるいいことだからこれをやりましょうと、例えば教育長なり教育委員会がトップダウン風に学校に通知したら、学校の先生がどうなるでしょうか。そういう原点に立ち返る時期が来ている。
したがって、決して今のは、教育委員会が責任を学校や保護者に丸投げをして、責任転嫁しているのではありません。逆に、今だからこそ保護者や先生方に、本当に土曜授業が必要なのか、本当に土曜学習が八戸市で必要なのか、それを考えていただきたい。そのために、6月からPTAの方、あるいは小学校校長会、中学校校長会から意見を集めて、今、9月にこの3者の話し合いも終わりました。材料は実はそろっているのです。しかし、御承知のように、教育委員会は今の制度では執行機関です。教育委員会というあの制度の中できちんと賛否を問いながら結論を出して、来年度は八戸市はこういう形で進めたいと思いますというのが筋だと思うのです。
したがって、決して保護者や学校に丸投げではなくて、今まではどちらかというと、上からただ受けて、はい、教育委員会から通知が来ましたのでやります。私は、やらされている仕事で実りのある仕事はないというふうに現場にいたときから考えているのです。先生方みずから、保護者みずからが、これがぜひとも必要だという思いに至ったときは、私もこれはいいことだと思いますけれども、現段階は、したがって、ボールを投げた。それが返ってくる。そのことを11月の定例教育委員会でオープンに話し合って結論を導きたいと考えております。
以上です。
◆石橋 委員 教育長からも本当に教育に対する、また、新たな地域の教育を進めるためでの、保護者も各種団体とも一緒になって議論しながらも決めていくことが大事だということ、非常にわかります。ただ、その中であって私たちは、先ほど話した例えば市連合PTAでもそうです。今、国からどう動いた、何があったのかを誰が示すかとなると、やはり学校の校長先生ではなくて、教育委員会とか何かのそのような形からでの、今変わることに対して現状はこうだと言いますけれども、ではそのときに、学校の先生は今どういう環境にあるのですということがわからないこともある中で、その中で私たちは、子どもの保護者とすれば、基礎学力の定着がまず一番大事です。
この中を大事にしながらもやっていかなければならないということで、その中でどうするかというときに、いろいろな情報もまた欲しいわけです。その情報がない中でどうですかということもまた、それも各会長さんたちが悩んだのは、私一人の判断ではできませんという方が多かったのです。それだけ責任が重い内容のことですし、保護者に対してもそれだけのものを投げかけるし、そういう情報も出して、現状がどうなのかという部分をオープンにしながらやらなければこういう議論はならないものだったのではないのかという思いがあるから、ある程度は方向性といいますか、少し土台的な部分の道筋はこうではないのかなという感じで欲しかったという思いがあります。
そういう意味では、今後、そういう部分での話もする場面においても、では、そのときにいた方々はみんなそれだけ物を持って整理された中で話ができたかとなると、後になってみて、ああ、そうだったのか、実はああいう話だったのかとなってしまってもいけない大事なことなだけに、よりそこら辺を慎重に意見交換をやって、タイムスケジュール的に11月ありきではなくて、そこら辺の部分を慎重に、必要な場面で必要な方々と改めてちゃんとやった中で対応していただくことをお願いして、私からの質問を終わります。
○古舘 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 石橋委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆冷水 委員 今回の
決算特別委員会では静かにしていようということで、今回全然発言をしておりませんでしたが、教育だけの問題ではないのですが、今、教育の部分で石橋委員が発言をして、それに対して教育長から、私はあるべき姿について話がされたのかと思っております。私はもともと民間の仕事をやっていまして、40代後半になってからこのような世界に入りました。ずっと何かが違うと思い続けてきたわけです。それは何なのかということを考えますと、最近になってようやくわかったのは、まさしく今教育長が言ったみたいに、行政の仕組みとして、国とか県とか、いわゆる上からおりてくる情報に関しては、基礎自治体と言われる市町村は物すごい情報を持っているのです。ところが、逆の視点で見てみた場合、基礎自治体が市民の情報にどれだけ精通しているのかということをずっと思ってきました。
私の友達も農林水産省にいまして退職したのですが、ちょくちょく東京のほうへ出て話をすると、地方の情報が欲しいというのが口癖でした。まさしく、今、社会の仕組みというか動態が変わりつつあるのです。それはどういうことかというと、人口減少社会に向かって進んできています。そうすると、増加するときの仕組みと同じでいいはずはない。仕組みを変えていかなければならない。そのようなことを今教育の中で行われようとしているわけです。住民を巻き込んで、住民がどのようなことを子どもたちにやっていくのが今大事なのか。割と一般の住民の方々は情報に非常に疎い部分があります。ですから、その部分を一生懸命巻き込まないと大変になるという思いがしております。
ですから、今教育長が言いましたように、自分たちの子どもをどうしたいのかということをまずつかまなければいけない。改善していくためには現状を把握しなければならないわけですから、現状把握の部分だと思うのです。そのようなことをきちんとやらないと方向がちょっとずれていくのかなと。最初は小さな方向が違っても、結果としてとんでもない違いになっていくのだと私は思っています。そのような意味で、教育長は的確に物をつかんでいると思うのですが、そのことを教育長だけではなくて全体で捉えながらやっていく必要があると思うのですが、そのことについてもう少し教育長の所見をお伺いしたいと思います。
◎伊藤 教育長 ありがとうございました。先ほど石橋委員についつい興奮してお話ししましたけれども、ただ、教育委員会、あるいは教育長も含めてですが、方向を示すというところは大変難しいのです。教育長なり教育委員会が右の方向に行きますよと言うと、何となく周りも右の方向で検討しがちなのですが、大事なことは、先ほどお話の中で、ああ、そうだなと、反省点があると思ったのは、保護者とか地域の方々がどうあるべきなのかと判断するだけの材料が実はそろっていない。議員さん方は大変勉強しているからわかっているのですが、一般の方々は、保護者も含めて、先ほど申し上げた土曜授業、土曜学習との3つの違いということだけをとっても、よくわからない、混乱している方が恐らく大多数だと思うのです。
そういうところからきちんと説明をして、八戸の子どもたちの現状は今こうですよというところをお示しした後にそれぞれの単位PTAごとにでも議論をして、八戸市教育委員会ではこういうのを投げかけられたけれども、うちの単位PTAとしては、学校としてはどうあるべきなのかというのを会長さんや校長先生方を中心に話し合う。こういう材料を提供するというところが教育委員会としては足りなかったという反省は、先ほどの石橋委員とのやりとりで、ああ、なるほどと。議員さんだからここまでお勉強しているのだけれども、一般の方は、ただ土曜授業というと、土曜日、学校に出て勉強させてくれるのであればこれほどいいことはないというのは、実はいただいたアンケートの中にもあるのです。この辺が私たちの思いは思いとして、保護者の思いと教育委員会の思いが少しすれ違っている部分があるということで、もう一度。
ただ、なぜ11月にこだわっているかというと、御承知のように、来年度の教育課程を編成するのが大体12月末ごろから始まるのです。2月の初めには教育委員会に提出をしなければならない。したがって、学校が来年度の計画を練るためには11月末ごろには土曜授業というものを八戸市としてどういう方向に持っていくかというのをお示ししないと来年度の計画が立てられないということで、当初から11月末をリミットにいろいろな話をしながら、みんなの意見を聞きながら最終的な判断をしましょうと思ってきました。大変言葉足らずのところをお許しいただきたいと思います。
◆冷水 委員 大変ありがとうございました。少しだけ申し上げて終わりたいと思うのですが、この年になって、腰が痛いながらもたまに地元中学校に行ってバスケットの指導をしたりもしております。私は、先ほど言いましたように、まず自分の現在の位置をわからないと、どのような方向に導いていったらいいのかということがなかなか難しいので、子どもたちに聞くのですが、自分の長所はどこですかと、自分の足らざる部分はどこですかと聞くのですが、中学生ですと、まだその辺をよくわかっていないような気がするのです。そうすると、やっぱり我々指導者として、子どもたちの長所なり欠点を見抜く眼力を持たなければいけないということを感じました。それを見ながら子どもたちにきちんと、君の長所はこうだよ、欠点はこうだよ。長所を伸ばして欠点を克服していくことによって飛躍的に伸びるのですよという話をしているのですけれども、子どもたちに関しては、それすらもまだぴんとこないという部分があるのです。
ですから、指導者というのはそのようなところをきちんとつかむことが大事なのかと思っておりますし、それからもう1つは、最近、昔のことといいますか、昔から伝わってきた文化。私は最近は伝わらない文化だと思っているのですが、例えば、12月にお話しした江戸しぐさの部分に関してもそうですけれども、そのような過去に聞きなさいということを言っているのです。通商産業省にいた堺屋太一さんも、迷ったときとかいろいろなときは過去の事例を参考にしながら前に進んでいこうというようなことを提唱しているのですが、なかなかそういうことすらもわかっていない人たちが非常に多いのです。
まさしく教育長が言ったみたいに、勉強されている人たちは多少はそのことはわかるのですが、でも全体的に見ると、物すごい勉強されている方々は少数派なのです。ですから、言っていることがなかなか通じない部分もあるのですけれども、できればそういった部分を加味しながら、結局、子どもたちを育てていくということは我々自身に全てがはね返ってくることですから、そういったことも大事にしながら、きちんと現状を捉えて頑張っていただければということを申し上げて終わります。
○古舘 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 ないようですので、以上で石橋委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
◆大島 委員 大変やりづらくなりまして、土曜授業も大変な課題を抱えて頑張っていると、初めて私も認識をいたしました。本当に立派な御意見ありがとうございます。
大変申しわけないですが、52番と53番です。
海外研修についてお聞かせください。議員の海外研修はいろいろな御批判をいただいている昨今でございます。私は、青少年の海外研修についてはどんどんやるべきだという立場で発言をさせていただきたいと思います。目的はどういうのかはわかりますから、実感できる効果の検証についてひとつ。
◎正部家 教育指導課長 お答え申し上げます。
概要ということでお話し申し上げますけれども、昭和60年から青少年海外派遣をスタートしております。今年度で29年目でございまして、延べ646名、今年度までに派遣してございます。中国、台湾、アメリカ合衆国、ニューカレドニアに派遣しております。ここ数年ですけれども、隔年で中国への派遣、友好都市である蘭州市のホームステイということと、それから、隔年のうちのもう1つはアメリカ合衆国、ニューカレドニア、これは2班に分かれまして、姉妹都市のフェデラルウェイ、あるいはニューカレドニアはダンベアに家庭滞在をして交流を深めているところでございます。派遣事業と同時に海外からの受け入れも行っておりまして、今年度の例で申し上げますと、今週初めまでですが、蘭州市から小中学生26名がホームステイいたしまして、それから三条中学校の学校訪問も実施しております。
生徒からは、報告書という形で感想を毎年もらっていますけれども、御承知のように、文化や生活習慣の違いに対してさまざまなカルチャーショックを受けたと、それから、言葉は違っても心が通じ合えたことであるとか、英語を初め外国語をもっと勉強しなければならないとか、また、その国を訪問してみたいなどなど、視野が大きく開かれたとか、違った価値観の物差しを持つことができたということがうかがわれます。ですから、成果と検証ということでございますけれども、やはり高校であるとか大学等の上級学校を選択するとき、あるいは職業を選択するときに、その一場面ではありますけれども、大きな影響を与えているだろうということは想像にかたくございません。
初期に派遣された生徒ももう40代半ばとなっております。本人たちへの本格的な追跡調査ということは難しいと思いますけれども、ほぼ30年を迎えますので、できる範囲で、どうであったかというふうな成果と検証を機会を捉えてまとめてみたいと考えてございます。
以上でございます。
◆大島 委員 1つは、帰ってきてから、選抜されて行った子どもの思いが、例えば選ばれない学校の方々にどういう形で、それこそ共感できるような行動があるのか、その辺の実態はどうなのですか。例えば、講堂に集めてその思いをやるとか、そういうのをなさっているのかどうか。
◎正部家 教育指導課長 還元という点では、中学校2年生を派遣いたしまして、3年生だと御褒美的で遅く、卒業を迎えますけれども、ぜひ仲間に広めてほしいということで、例えば文化祭であるとか、全校朝会であるとかの機会を通じまして、保護者に対しましても報告をする学校がほとんどであると聞いてございます。
以上でございます。
◆大島 委員 私も40歳のとき、1カ月ほどヨーロッパに行きました。やはり人生観が変わったのです。ただ、今思えば、そのときの変わったのは、今あるかどうかはわからないけれども、そういう意味でどんどん出すべきだと。ですから、若いうちにやるべきだと思う。どうなのでしょうか。子どもたちが終わって、何歳かになって成人して、では、あのときに行ったのが、自分の今ある人生の中でこうだったというような考察を学校に発表させて、それを子どもたちに読ませるとか、冊子にするとか、そういう追跡的な考え方。要するに、私は海外の仕事に携わりたいという結果を得た人がいるかもしれない。また別な中で、いろいろな人生の中でそのときには役立ったという方もいるかもしれません。そういうのをまとめるようにして冊子にして、29年なら29年の歴史がわかるように海外研修の効果をきちんと享受できるようにひとつ努力してほしいということが1つ。
あと派遣先について、子どもたちの要望を受けて、もう少し違うところに行くような考え方はありますか。
◎正部家 教育指導課長 現段階では、小学校は遠野市との交流と、中学校は今申し上げた中国、アメリカ、ニューカレドニアということで3つの国を考えてございます。基本的には、海外、国内を問わず交流を深めることが、例えば1つ平和ということもあるとは思いますけれども、交流のもとであるとも考えてございます。
◆大島 委員 先ほど冷水委員も言ったように、中学生はどこまで思考力があって、どこまでものを共感できて帰ってそれを生かせるかというのは、まだ不透明な部分もあるかもしれませんけれども、今の子どもは情報はきちんと持っていますから、あとはそれをどうするかだけなのです。その辺については、研修はすばらしいことだと思いますので続けると思いますから、よろしくお願いします。
特にお願いしたいのは、私の知っている都市では、今のチャンネルをひねれば、戦争と災害のニュースばかりですよ。ですから、戦後70年に今なろうとしていますけれども、悲惨な戦争を教え伝える人たちがだんだん減っていて、いろいろな本を買ってよく読むのだけれども、子どもの年では、悲惨な戦争を実感できる場所に、要するに国内に派遣をして、そして平和に対するいろいろな思いをお互いに話し合うというようなところもあるのだそうでありまして、隣の盛岡市はやっているみたいです。ですから、そういう研修もひとつ、平和、戦争の悲惨さ、人類が生きていくそういう思いをこれからの子どもたちに早い時期に学ばせる方法をとってほしい。これは要望して終わります。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それから、次は青森県アイスホッケー連盟事業補助金について何点かお聞きいたします。
建設年度は、例の田名部記念アリーナですか、建設がいつごろで、これまでどれぐらいの大きい修繕があったかどうか、その辺がわかったら教えてください。
◎村山
スポーツ振興課長 お答えいたします。
南部山アイスアリーナですが、平成5年5月に民間のリンクとしてスタートしております。大きな修繕というのは、役所のほうが現在の補助金の支出を始める前の部分についてはわからない部分が多くて、その後、今の県のアイスホッケー連盟が運営するようになってからは、ちょっとした修繕は毎年のように行っていると、何百万円単位とか、またザンボニーの交換とかはやっているというのは伺っております。
以上です。
◆大島 委員 今までの市の補助金の累積と、今のままでいつごろまで引っ張れるかという、その辺の考え方。
◎村山
スポーツ振興課長 現在までの運営の補助金ですが、平成25年度までで1億9790万円になっております。また、リンクの継続について、田名部記念アリーナにつきましては、アイスホッケー、フィギュア、ショートトラック競技の選手の育成と競技力の向上と、さらには冬季国体等の大規模な大会の開催や、八戸市内、あと近隣地域の小学校などのスケート教室に利用されておりまして、当市のスケート振興にとりまして非常に大事な重要なリンクとなっております。
また、特にアイスホッケーについて、ジュニア、小学生から実業団、また素人のリーグまで、合わせて市内だけで約70チーム、2000人の競技人口があります。このように子どもから大人までスケートに親しむことは氷都八戸の継続につながることであり、また、それを維持していくためには、現状の市内の新井田のテクノルアイスパークと2つのリンクを維持していくべきであると認識しておりまして、田名部記念アリーナについても、現在の利用形態を継続することを基本として、施設の老朽化、また当市の体育施設の環境変化があった場合には、これに応じて対応を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◆大島 委員 当市の補助額が約2億円です。いつだか買収の話が出たときがあったのだけれども、それは別として、平成11年ごろにリンクをつくるとき、私はある資料があるのですけれども、今の長根が屋内スケート場のホッケー場をつくる。約同じ金額。こちらは200億円かかると試算したデータを私は持っているのです。ですから、2億円の金をかけたわけですから、あそこが必要であれば、買い上げて直しても5億円か何ぼでしょう。それからずっとある程度使えるでしょう。そのほうがいいのではないかと私は思います。その辺はどうですか。
◎村山
スポーツ振興課長 その前に、先ほどリンクのオープンを間違えまして、訂正させていただきたいと思います。平成2年5月オープンでございます。平成5年ではありません、平成2年でございます。大変申しわけございません。
今の質問の回答となるとなかなか難しいところがありまして、南部山のリンクをどの程度延命させるかということにつきましては大変難しいと。また、買い取って市が大規模に改修して延命させるのかについても調査してみないと、あのリンクがどのぐらいの規模の改修が必要で、どのぐらい延命できるのかというのは詳しく調査してみないと、専門家に依頼しないとわからないと考えておりまして、現在のアイスホッケーの事情を考えますと、リンクは絶対なくされないというのはもう認識しておりますので、今後、検討課題であると。
済みません、以上です。
◆大島 委員 70チーム、2000人と言うでしょう。氷都八戸、屋内スケート場がある程度めどがついた。ちょっと厳しい部分もあるけれども、ついた。しからば、競技人口の多いスケートをどうするかという話になる。例えば練習場みたいなものをつくるとすれば、幾らぐらいでできるか。今の南部山を精査して直せれば、5億円であればあと20年使えるというのであれば、その辺の調査をしっかりしてほしいと思うのですが、その辺の考え方、やりますとなりませんか。
◎村山
スポーツ振興課長 ただいまの件につきましてはこれから勉強して、新しいリンクの費用がどのぐらいかかるのか、また、南部山のリンクをあと何十年使っていくためにはどのぐらい必要なのかというのは今後の私の勉強課題だと思っておりますので、勉強しておきます。済みません。
◆大島 委員 2億円使っているわけだから、しっかりやらないとだめだよ。氷都八戸が新しい展望を持って前に進もうとしているわけですから、スケートのほうはいい、ホッケーのほうとそういう流れをつくってやらないと、やっぱりやっている方々は不安なわけで夢を持てない。そういう意味では、しっかりと施設を検証してください。これぐらいかかれば大丈夫だ、あと20年大丈夫だというのであれば、それなりのものをかけたほうがいいと思います。
先ほど貸しスケートを言いましたけれども、私はしょっちゅうあそこを通るから、子どもたちが朝練をやったり、いろいろな方がやっているのを全部見ています。その中で学校の子どもたちが、アイスアリーナに学校の授業で行くのが嫌だ。何でだと思いますか。スケート靴が悪いから。そこに当たった学校の生徒は泣くのだそうです。スケート靴が悪いからだめだと泣くのだそうです。そのことも含めてきちんと調査に入って調べて、ここまで貢献してもらったアリーナにしっかりと心を注いで、具体的な方針を次に聞いたときには回答してください。以上、要望して終わります。ありがとうございました。
(「関連」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 大島委員の質疑についての関連質疑を認めます。
◆五戸 委員 先ほどの南部山アイスアリーナの件についてですけれども、確かに先ほど
スポーツ振興課長がおっしゃった、そのような大事な施設であるという観点から言えば、私は市がしっかり運営していくべきだと思っております。先般、新潟のほうに視察に行ってまいりました。同じような規模のスケート場でありましたが、そのスケート場は、今最新型のリンクをつくったわけですけれども、市の持ち出しが運営する上で一切なしだそうであります。今、毎年1400万円ずつ出しておりますが、一切市の持ち出しがなし。指定管理が受けているわけですけれども、経営そのものは市の持ち出しがゼロだそうです。15年間のあれをやっていますけれども。そういうところをしっかりと勉強しながらやって、そこは壁面、屋根、オール太陽光でやっているわけですけれども、そういう施設が実際にあるのです。
長い目で見ればそういう施設をつくるべきだと思うし、ホッケー連盟が運営していること自体が、あのときはアジア大会がありましたので、急遽そのような形になったわけですけれども、そのまま、今、経営も大変四苦八苦しているみたいですので、その辺をしっかりと考えて、そういう施設をつくれば、特に私は、スピードスケートももちろん大事ですけれども、人口からいけばアイスホッケーの選手や愛好者がすごく多いわけですから、ここをしっかりと考えて、そういう施設をぜひ研究しながら、早く連盟の苦しい状況からも開放していただくように御要望申し上げておきます。
○古舘 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 ないようですので、以上で大島委員の質疑に対する関連質疑を終わります。
以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第10款教育費の質疑を終わります。
ここで、第8款土木費の質疑において、石橋委員の借上市営住宅整備事業についての質疑に対し、答弁を一部保留しておりましたので、これより理事者から答弁させます。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 第8款、借上市営住宅整備事業での石橋委員の質問について御報告させていただきます。
まず、質問にございました番町ヒルズ1階の利用形態でございますが、利用としては子どもを一時集める場所として使っておりまして、機能的には別の場所で子どもを預かるための園児バスの待合場所ということで利用している状況でございます。園児バスでございますが、迎えが午前8時、午前7時半には職員が1名待機しているということです。帰りが午後4時から午後5時の間、この間にバスが到着いたしまして、その後、保護者に子どもさんを引き渡すということになっております。
次に、利用者数でございますが、それほど多くはない状況ということでの報告でございます。現在、町なかで発生しておりますニーズが反映されている数と認識しておりますが、今後は活性化を進める中で、必要な生活関連施設の1つとして私たちも認識しておりますので、その中で現在の形が託児所という形にきっちり運営していけるようになればということで取り組んでまいりますので、よろしくお願いします。
◆石橋 委員 済みません、後でいいですので、本当に利用している方の人数、何人利用したかだけ具体的に、やっぱり何人乗っているかというのはわかると思うのです。多くないと言いますけれども、何人乗っているとか。そのぐらいは、例えば今週でもいいです。毎日大体何人ぐらい乗っていますとか、後でいいですので、もしよければそれを教えていただきたいと思っています。
私の後にも前澤委員からもありました。ここは託児所ということで用意をしているという書き方をしてやって、今後は託児所機能ということでやっていくように努めていきたいということですけれども、本当にそういう形になるのかと。今の現状のところでは、診療所ができなかった、また託児所が来て、ただそこのところにいて運んでいるとなると、最初に出した計画から離れた状態になっているということは非常に残念に思うし、あのときに最初に評価した部分は何だったのかとなるわけで、やはり近づけるだけの努力はしていただきたいし、指導もしていってほしいと。あわせて、今後とも、そこら辺はきちんと見ていってほしいと思っておりますので、後で、先ほど言った利用状況がどういう状況なのかだけは私のほうに御連絡をいただければと思っておりますので、それで終わります。
◎松橋
まちづくり文化スポーツ観光部次長兼
まちづくり文化推進室長 今の利用者数でそれほど多くはないということでお答えしておりますが、関係性だけを説明させていただくと、借り上げ部分は住宅部分ですけれども、これは市のほうで関与しているところでございまして、1階のテナント部分、株式会社まちづくり八戸の運用の部分でございますけれども、これは関係性から見ると、まちづくり八戸のたな子という関係に今なっておりまして、そこのところの経営とか事業の状況をきちんと私たちが把握し得るかというと難しい部分もございまして、きょう、あの後聞いたところですと、それほど多くはないという数字は、毎日行っているそうですが、10人前後ということでお答えいただいております。改めてここでまた参考数値としてお答えさせていただきたいと思います。
◆石橋 委員 毎日10人前後なわけですね。わかりました。
では、最後に、この議論を余り長くしてしまうとあれなので。ただ、第2期八戸市中心市街地活性化基本計画の概要版等にも、1階には託児所が併設されていますということで、託児所機能を持った借り上げ市営住宅ですと、また、当初は本当は診療所も用意するという予定になっていたものです。それができていないということは、これはそちらの関係ですから、いや、こちらはテナント部分ですからといって、となれば、最初の部分の決め方がどうだったのですかと。何かの部分での力でも働いて、そちらに決まったのですかと疑われるようなことになってはいけないから、ちゃんとやることはやるという指導をすることを前面に出していかないとならないのではないのかなと思うからこそ確認もして、そのようにしているわけです。
ですので、ここの部分にも託児所は併設されていますと。今はここはただの待合所なわけです。やるのであれば、ちゃんと自由にそこで預かるという状態、きちんとそこをやるという部分であってほしいと思うし、そのような計画だったら、計画を認めた部分に対して、市としても運営の部分に対してもお金を出しているので、その点を使命として果たしていってほしいということを申し上げて終わります。
○古舘 副委員長 以上で石橋委員の保留に対する答弁を終わります。
この際、お諮りいたします。
第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 御異議なしと認めます。
よって、第11款災害復旧費から第14款予備費までを一括審査いたします。
説明を求めます。
◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、決算書の406ページをお開き願います。
第11款災害復旧費について御説明申し上げます。
平成25年度の災害復旧費は、平成25年9月16日に発生した台風災害による災害復旧事業分でございます。
予算現額は4570万1000円であり、支出済額は150万7800円でございます。不用額は9万3200円で、執行率は3.3%となるものでございます。翌年度への繰越額は、繰越明許費に基づく公共土木施設災害復旧事業費の4410万円でございます。
1項2目農林水産業施設災害復旧費は、種差魚港の災害復旧工事費でございます。
続いて、408ページをお開き願います。第12款公債費について御説明申し上げます。
予算現額は102億8892万6000円であり、支出済額は102億7849万6688円でございます。不用額は1042万9312円で、執行率は99.9%となるものでございます。
続いて、410ページをお開き願います。第13款諸支出金の予算現額は8億9100万5000円であり、支出済額は5億8100万5000円でございます。不用額は3億1000万円で、執行率は65.2%となるものでございます。支出の内容でございますが、自動車運送事業会計に対する補助金、貸付金、出資金でございます。
412ページをお開き願います。第14款予備費でございますが、当初予算額は5000万円を計上いたしましたが、執行はなかったものでございます。
以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの説明を終わります。
○古舘 副委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 御質疑なしと認めます。
以上で第11款災害復旧費から第14款予備費までの質疑を終わります。
以上をもって一般会計歳入歳出決算のうち歳出の質疑は終了いたしました。
これより一般会計歳入歳出決算の歳入を一括審査いたします。
説明を求めます。
◎松家 財政部次長兼財政課長 それでは、引き続き、決算書の50ページをお開き願います。歳入について御説明申し上げます。
第1款市税の予算現額は300億8298万2000円で、調定額は323億2908万1525円、収入済額は301億8084万1116円でございます。不納欠損額は1億9420万747円で、収入未済額は19億5960万7744円でございます。調定額に対する収納率は93.4%となるものでございます。収入済額を前年度と比較いたしますと1.1%、3億2501万4757円の増収となるものでございます。
主な税目について御説明申し上げます。
1項市民税のうち、1目個人市民税は、納税義務者数の増加により、前年度と比較いたしますと1.9%、1億7751万6600円の増収、2目法人市民税は、法人実効税率の引き下げに伴い、前年度と比較いたしますと12.7%、3億7884万4442円の減収となりました。
2項固定資産税は、52ページにわたりますが、土地は地価下落の影響により4.7%の減、家屋は新築分の増により1%の増となり、全体といたしましては、前年度と比較しまして2.0%、2億9976万8843円の増収となっております。
3項軽自動車税は、前年度と比較いたしますと2.7%、1116万8174円の増収、4項市たばこ税は、前年度と比較いたしますと11.1%、2億1462万582円の増収、5項鉱産税は、前年度と比較いたしますと12.2%、78万5000円の増収となったものでございます。
6項特別土地保有税は収入がなかったものでございます。
それでは、54ページに参りまして、第2款地方譲与税は、予算現額が7億1694万円で、調定額、収入済額とも7億1694万839円でございます。前年度と比較いたしますと4%、2992万782円の減収となっております。
56ページに参りまして、第3款利子割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも5760万1000円でございます。前年度と比較いたしますと1.4%、78万4000円の増収となっております。
58ページに参りまして、第4款配当割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも5945万3000円でございます。前年度と比較いたしますと112.9%、3152万6000円の増収となったものでございます。
60ページに参りまして、第5款株式等譲渡所得割交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも6436万3000円でございます。前年度比較では5916万5000円の大幅な増収となっております。
62ページに参りまして、第6款地方消費税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも24億4765万9000円でございます。前年度比較では0.9%、2103万9000円の減収となっております。
64ページに参りまして、第7款ゴルフ場利用税交付金は、予算現額は280万4000円、調定額、収入済額とも280万4480円でございます。前年度比較では3.8%、10万3040円の増収となっております。
66ページに参りまして、第8款自動車取得税交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも1億9634万円でございます。前年度比較では4.4%、827万円の増収となっております。
68ページに参りまして、第9款国有提供施設等所在市助成交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4億6559万1000円でございます。前年度比較では28.6%、1億360万9000円の増収となっております。
70ページに参りまして、第10款地方特例交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも9601万7000円でございます。前年度比較では1.9%、186万1000円の減収となっております。
72ページに参りまして、第11款地方交付税は、予算現額、調定額、収入済額とも172億5657万3000円でございます。前年度比較では10.5%、20億2526万1000円の減収となっております。減収の主な要因ですが、基準財政収入額の増による普通交付税交付額の減、東日本大震災に伴う震災復興特別交付税の減によるものでございます。
74ページに参りまして、第12款交通安全対策特別交付金は、予算現額、調定額、収入済額とも4115万8000円でございます。前年度比較では3.7%、156万5000円の減収となっております。
76ページに参りまして、第13款分担金及び負担金は、予算現額は13億663万6000円で、調定額は14億47万9407円、収入済額は13億2599万1257円でございます。不納欠損額は151万575円で、収入未済額は7297万7575円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと2.9%、3717万3502円の減収となっております。
1項負担金の主なものは、1目1節の老人福祉施設費用徴収金、2節の私立保育所費用徴収金、市立保育所費用徴収金でございます。
78ページに参りまして、第14款使用料及び手数料は、予算現額が13億1943万9000円、調定額は14億2064万6048円で、収入済額は13億5636万6216円でございます。不納欠損額は131万2588円で、収入未済額は6296万7244円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと5.7%、7290万6723円の増収となっております。
1項使用料の主なものは、2目1節の高齢者福祉施設使用料、総合福祉会館使用料、3目1節の斎場使用料、看護師養成所授業料及び入学金、5目2節の魚菜市場使用料、80ページに参りまして、7目1節の道路占用料、住宅使用料、住宅駐車場使用料、82ページに参りまして、八戸ポータルミュージアム使用料、9目1節の公民館等社会教育施設の使用料でございます。
2項手数料の主なものは、1目1節の税関係証明手数料、戸籍、住民基本台帳、印鑑手数料、84ページに参りまして、3目2節の廃棄物埋立処分手数料、廃棄物収集処理手数料、6目1節の建築確認申請手数料でございます。
86ページをお開き願います。
第15款国庫支出金は、予算現額は187億2122万4000円、調定額は180億6600万8045円で、収入済額は173億7137万104円でございます。収入未済額は6億9463万7941円となっておりますが、これは平成26年度に繰り越した繰越明許費の特定財源などでございます。収入済額を前年度と比較いたしますと0.8%、1億4091万7567円の増収となっております。
1項国庫負担金の主なものは、1目1節の特別障害者手当等給付費負担金、障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の児童手当負担金、4節の児童扶養手当負担金、5節の生活保護費負担金、6節の国民健康保険基盤安定費負担金でございます。
2項国庫補助金の主なものは、1目1節の地域生活支援事業費補助金、88ページに参りまして、2節のセーフティネット支援対策等事業費補助金、2目2節の災害廃棄物処理事業費補助金、3目1節の平成24年度から繰り越しとなりました水産物流通機能高度化対策事業費補助金、5目2節の社会資本整備総合交付金、5目1節の平成24年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源としての特定防衛施設周辺整備調整交付金、90ページに参りまして、同じく2節の社会資本整備総合交付金、92ページに参りまして、7目の平成24年度から繰り越しとなりました繰越明許費の特定財源としての学校施設環境改善交付金、8目1節の東日本大震災復興交付金、地域の元気臨時交付金でございます。
3項委託金は、94ページにわたりますが、主なものは2目1節の国民年金事務費委託金でございます。
96ページをお開き願います。
第16款県支出金は、予算現額は69億8401万1000円、調定額、収入済額とも67億8973万953円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと42.7%、50億5398万2265円の減収となったものでございます。
1項県負担金の主なものは、1目1節の障害者自立支援給付費負担金、障害者医療費負担金、2節の私立保育所運営費負担金、3節の児童手当負担金、4節の生活保護費負担金、5節の国民健康保険基盤安定費負担金、2目2節の後期高齢者医療保険基盤安定費負担金、2項県補助金の主なものは、1目1節の重度障害者医療費補助金、地域生活支援事業費補助金、98ページに参りまして、2節のひとり親家庭等医療給付事業費補助金、放課後児童健全育成事業費補助金、子育て支援特別対策事業費補助金、延長保育事業補助金、同じく1目2節の平成24年度から繰り越しとなりました繰越明許費の特定財源として子育て支援特別対策事業費補助金、2目1節の乳幼児はつらつ育成事業費補助金、2節の再生可能エネルギー等導入推進事業費補助金、3目1節の緊急雇用創出事業補助金、100ページに参りまして、平成24年度から繰り越しとなりました事故繰越の特定財源として、4目4節の漁船漁業復興事業費補助金でございます。
102ページに参りまして、3項委託金の主なものは、1目2節の徴税費委託金、5節の参議院議員選挙費委託金でございます。
104ページをお開き願います。
第17款財産収入は、予算現額が1億5919万9000円、調定額は1億7081万582円で、収入済額は1億6888万1418円、収入未済額は192万9164円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと43.7%、1億3105万8182円の減収となっております。
1項財産運用収入の主なものは、1目1節の土地及び建物貸付収入、2目1節の震災復興基金等の利子、106ページに参りまして、2項財産売払収入の主なものは、3目1節の市有不動産売払収入でございます。
108ページをお開き願います。
第18款寄附金は、予算現額が2221万7000円で、調定額、収入済額とも4456万2210円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと4.9%、209万8755円の増収となっております。
寄附金の主なものは、1目1節の社会福祉基金寄附金、震災復興基金寄附金、奨学ゆめ基金寄附金、2目1節の清掃事業費寄附金、110ページに参りまして、6目1節の商工事業費寄附金でございます。
112ページをお開き願います。
第19款繰入金は、予算現額は33億3937万4312円で、調定額、収入済額とも25億1699万75円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと2.8%、7316万7234円の減収となっております。
1項特別会計繰入金は1節の都市計画駐車場特別会計繰入金でございます。
2項基金繰入金の主なものは、1目1節の財政調整基金繰入金、2節の市債管理基金繰入金、3節の社会福祉基金繰入金、12節の震災復興基金繰入金、13節の東日本大震災復興交付金基金繰入金、同じく1目13節の平成24年度から繰り越しとなりました繰越明許費の特定財源としての東日本大震災復興交付金基金繰入金でございます。
114ページをお開き願います。
第20款繰越金は、予算現額は38億7612万6744円で、調定額、収入済額とも38億7612万7161円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと6.7%、2億7892万4074円の減収となっております。このうち、繰越明許費、事故繰越及び継続費逓次繰越分につきましては平成24年度からの繰越事業への充当財源でございます。
116ページをお開き願います。
第21款諸収入は、予算現額が33億6263万2300円、調定額は33億5108万7774円で、収入済額が31億7359万3001円でございます。不納欠損額は341万9593円で、収入未済額は1億7407万5180円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと0.6%、1795万7173円の減収となっております。
諸収入の主なものですが、1項1目1節の税滞納延滞金、3項1目貸付金元利収入のうち、1節の地域総合整備資金、118ページに参りまして、5節の八戸赤十字病院、9節の商工組合中央金庫、11節の中小企業特別保証制度、13節の自動車運送事業会計への各貸付金元利収入、2目1節の奨学金貸与元利収入、4項1目1節の受託事業収入は後期高齢者医療健康診査受託事業収入、120ページに参りまして、5項3目1節の雑入は、市町村振興宝くじ収益金交付金、122ページに参りまして、高齢者等バス特別乗車証負担金、続いて、124ページに参りまして、介護予防サービス計画費収入、社会保険料等徴収金、128ページに飛んでいただきまして、ふるさと市町村圏基金返還金、定住自立圏振興基金負担金、都市計画街路事業負担金返還金でございます。130ページに参りまして、同じく3目1節の平成24年度から繰り越しとなりました繰越明許費の特定財源としての難視対策事業費補助事業助成金でございます。
それでは、132ページをお開き願います。
第22款市債は、予算現額は110億6230万円で、調定額、収入済額とも88億4400万円でございます。収入済額を前年度と比較いたしますと8.7%、7億670万円の増収となっております。
市債の主なものは、1目1節の平成24年度から繰り越しとなった継続費逓次繰越費分の特定財源としての戸籍電子化事業債、3目1節の八戸圏域水道企業団出資債、3目2節の平成24年度からの繰越明許費分の財源としての最終処分場整備事業債、4目2節の市民の森整備事業債、134ページに参りまして、6目1節の道路新設改良事業債、2節の都市計画事業――負担金――債、同じく6目の平成24年度から繰り越しとなった繰越明許費の特定財源として、1節の道路新設改良事業債、橋りょう整備事業債、2節の公園緑地等事業債、3節の公営住宅建設事業債、136ページに参りまして、8目1節の小学校施設整備債、同じく8目1節の平成24年度からの繰越明許費分の財源としての小学校施設整備債、2節の中学校施設整備債、9目1節の臨時財政対策債でございます。
以上で歳入の説明を終わります。
○古舘 副委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○古舘 副委員長 御質疑なしと認めます。
以上で一般会計歳入歳出決算の歳入の質疑を終わります。
これをもって平成25年度八戸市一般会計歳入歳出決算の質疑は終了いたしました。
○古舘 副委員長 この際暫時休憩いたします。
午後2時52分 休憩
────────────────────
午後3時10分 再開
○三浦〔隆〕 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより平成25年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
それでは、平成25年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を審査いたします。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎柴田 国保年金課長 それでは、平成25年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の416ページをお開き願います。
予算額決算額総括表についてですが、歳入決算額の合計は273億2411万2068円で、予算執行率は101%でございます。417ページに参りまして、歳出決算額の合計は266億8170万2364円で、予算執行率は98.6%でございます。繰越明許費464万4000円は、第2款徴税費でございます。歳入歳出差引残額は6億4240万9704円で、これは翌年度へ繰り越したものでございます。
418ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款国民健康保険税でございますが、収入済額は55億4513万8990円で、還付未済額を除いた現年課税分の収納率は86.2%でございます。
424ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、国民健康保険税の督促手数料が主なるものでございます。
426ページに参りまして、第3款国庫支出金でございますが、1項1目療養給付費等国庫負担金は、保険給付費、介護給付費納付金及び後期高齢者支援金等に対する国庫負担金、2目高額医養費共同事業国庫負担金は歳出の高額医養費共同事業拠出金に対する国庫負担金、3目特定健康診査等負担金は特定健康診査及び特定保健指導の経費に対する国庫負担金でございます。
2項1目財政調整交付金は、市町村間の財政力の不均衡を調整するために交付される普通調整交付金と特別の事情等に対する特別調整交付金でございます。
2目災害臨時特例補助金は、東京電力福島第一原子力発電所事故による警戒区域からの避難者の一部負担金免除に要した費用に対する国庫補助金でございます。
5目高齢者医療制度円滑運営事業費補助金は、高齢者医療制度の円滑かつ健全な運営を図るために交付される国庫補助金で、高齢受給者証再交付に係る経費が対象となっております。
428ページに参りまして、第4款療養給付費等交付金は、退職被保険者等の療養給付費等に対する社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。
430ページに参りまして、第5款前期高齢者交付金は、各保険者間における前期高齢者の偏在による負担の不均衡を調整するため、社会保険診療報酬支払基金からの交付金が交付されるものでございます。
432ページに参りまして、第6款県支出金でございますが、1項1目高額医養費共同事業負担金は歳出の高額医養費共同事業拠出金に対する県負担金、2目特定健康診査等負担金は特定健康診査及び特定保健指導の経費に対する県負担金でございます。
2項1目調整交付金は、都道府県が市町村の国保財政を調整するために交付する県補助金でございます。
2目健康増進保健事業費補助金は、特定健診の中の腎機能検査に対する県補助金でございます。
434ページに参りまして、第7款共同事業交付金でございますが、1項1目高額医療費共同事業交付金は1件80万円を超える高額な医療費を対象とした交付金で、また、2目保険財政共同安定化事業交付金は1件30万円を超える医療費を対象とした交付金で、ともに、一定の割合で青森県国民健康保険団体連合会から交付されるものでございます。
436ページに参りまして、第8款財産収入は、財政調整基金の利子でございます。
438ページに参りまして、第9款繰入金でございますが、1項1目1節一般会計繰入金は地方交付税で措置された事務費、出産育児一時金及び財政安定化支援事業分の繰入金、2節保険基盤安定繰入金は低所得者に対する国保税の軽減相当分及び保険者支援分の繰入金でございます。
440ページに参りまして、第10款繰越金は、前年度からの繰越金で、繰越明許費分が含まれております。
442ページに参りまして、第11款諸収入は、444ページにわたりますが、国保税の延滞金、交通事故等に係る第三者行為医療費の納付金、国保資格のなかった者に対し給付した保険給付費の返納金が主なるものでございます。
446ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員14人分の人件費、物件費のほか、19節の青森県国民健康保険団体連合会負担金が主なるものでございます。
448ページに参りまして、2項1目賦課徴収費は、国保税賦課徴収に係る職員14人分の人件費、物件費でございます。また、平成24年度からの繰越明許費分は、13節の税オンラインシステム改修委託料でございます。
2目納税奨励費は、450ページにわたりますが、納税貯蓄組合連合会及び納税貯蓄組合に対する補助金のうち、国保税に係る分でございます。
3項1目運営協議会費は、国民健康保険運営協議会委員16人分の報酬のほか、協議会運営に係る経費でございます。
452ページに参りまして、第2款保険給付費でございますが、1項1目一般被保険者療養給付費及び2目退職被保険者等療養給付費は、入院、通院等の療養給付費でございます。
3目一般被保険者療養費及び4目退職被保険者等療養費は、整骨院やコルセット代などの給付費でございます。
5目審査支払手数料は、診療報酬明細書の審査、支払い事務に要した費用を青森県国民健康保険団体連合会に支出したものでございます。
そのほか、2項高額療養費、454ページにわたりますが、3項移送費、4項出産育児諸費、5項葬祭諸費は、それぞれの給付等に要した経費でございます。
456ページに参りまして、第3款後期高齢者支援金は、後期高齢者医療費への現役世代の支援分を社会保険診療報酬支払基金へ拠出しているものでございます。
458ページに参りまして、第4款前期高齢者納付金は歳入の前期高齢者交付金に関連する納付金でございますが、前期高齢者に対する療養給付費等の額が著しく過大となる保険者の負担軽減のため、全保険者が前期高齢者の加入者数に応じて納付することとなっているものでございます。
460ページに参りまして、第5款老人保健拠出金は、老人医療費及び事務費に係る拠出金でございます。老人保健制度は平成19年度で終了しておりますが、平成20年3月以前の診療分の精算に係る経費でございます。
462ページに参りまして、第6款介護納付金は、介護保険第2号被保険者の国民健康保険税分を社会保険診療報酬支払基金に納付したものでございます。
464ページに参りまして、第7款共同事業拠出金は、1項1目の1件80万円を超える高額な医療費について、県単位で費用調整する高額医療費共同事業に対する拠出金、2目の1件30万円を超える医療費について県単位で費用調整する保険財政共同安定化事業に対する拠出金が主なるものでございます。
466ページに参りまして、第8款保健事業費でございますが、1項1目特定健康診査等事業費は特定健康診査及び特定保健指導に係る経費、2項1目疾病予防費は訪問指導看護師の人件費及び物件費のほか、13節の総合健診委託料、医療費通知委託料、468ページに参りまして、19節の市民保養所利用に対する助成経費が主なるものでございます。
470ページに参りまして、第9款諸支出金でございますが、1項1目保険税還付金は国民健康保険税の過誤納金還付金、3目償還金は過年度に交付された国庫支出金及び県支出金の確定による返還金でございます。
472ページに参りまして、第10款予備費は支出がゼロでございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆田端 委員 一般会計からの国保会計の法定外の繰り入れということについて金額と、それから、過去5年とか10年とかの傾向について、繰入金がふえているのか、または減っているのか、2つ質問します。
◎柴田 国保年金課長 田端委員に回答いたします。
まず、繰入金、一般会計から見ますと繰出金になりますが、一般会計からの繰出金については、総務省から繰り出し基準が示されてございます。具体的には人件費等の事務費分、出産育児一時金、高齢者などが多いなどの保険者の責めに期することのできない特別な事情に基づく財政安定化支援安定分、それから保険税軽減分、保険者支援分の保険基盤安定分というものがございます。これが法定で示されているものでございます。それ以外のものについては法定外繰出金、もしくは繰入金という形になります。
当市の場合、法定外繰出金につきましては、地方単独事業波及分ということで支出をしてございますが、これは市の単独事業として実施している重度心身障がい者、乳幼児、ひとり親家庭、妊産婦等の個人負担免除に係る給付については、事業に係る医療費の国庫支出金の一部が減額されております。減額部分について一般会計から繰り入れしていただいてございます。
繰入金の額でございますが、平成23年度は1億246万4000円、平成24年度につきましては1億3579万5000円、平成25年度につきましては医療費分として1億3792万1000円と、昨年度は会計検査の指摘分の6902万4000円を特別に繰り入れていただいてございます。
以上でございます。
◆田端 委員 もう1つ質問します。今までの議会で質問されてきたことですけれども、資格証明書が交付されている世帯がありますけれども、こちらで救急車で病院に搬送されたという事例をつかめているのであれば教えてください。
◎柴田 国保年金課長 今御質問の部分については私のところでは把握してございませんが、もし例えば、資格証明書で緊急に病院で治療が必要になった場合は、翌日にでも連絡をいただいて、それなりの対応をとるという形をとってございます。
◆田端 委員 では、意見を申し上げます。国保の問題では、今までも議会やら予算特別委員会で取り上げてきましたけれども、市の担当者からは、市内の国保加入世帯の8割は年収が200万円以下だということを聞いてまいりましたけれども、とても厳しいものだと思っていました。あわせて、国保のことでは、政府が昭和59年から国庫負担をずっと減らし続けてきているのです。今では半分ぐらいになっているということですけれども、そのような背景があって、年を追うごとに国保の保険料が高くなって私たちの暮らしを圧迫して、また、市の財政を圧迫するということになってきていると思いました。
また、こういう中で、市民の中では払えないと、もう負担し切れないという声が出ていて、未納や差し押さえということに発展してきていると見ていましたので、私は、市民の国保税の負担はもう限界に達しているのではないかということをいつも思ってきました。多分今のままでいくのであれば、滞納とか差し押さえは解決されるということにはならないだろうということを思ってきました。最終的には、私たち市民の命と健康にかかわることですけれども、あわせて、医療機関やまた自治体にも大きく影響を及ぼすとても大きな問題だとも思ってきましたので、解決するためには政府が国庫負担をふやすことと、また、政府が手厚くこの制度を保護していかなければ絶対解決しないものだと思ってきました。国庫負担をふやすよう労働組合や市民団体、また医療機関が請願、陳情で各議会や国にも出していますけれども、市でも市民の立場に立って、繰り返し市に要請していただきたいということを申し上げて終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎清川 水産事務所副所長 それでは、平成25年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の476ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は3億7630万9597円で、予算執行率は80.4%でございます。次のページに参りまして、歳出の決算額合計は3億4792万7978円で、予算執行率は74.3%でございます。歳入歳出差引残額2838万1619円は、翌年度へ繰り越しいたしました。
478ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、卸売業者からの魚介類取り扱いに係る市場使用料が主なものでございます。
480ページをお開き願います。
第2款財産収入は、自動販売機設置に係る建物貸付収入及び魚市場特別会計基金の利子でございます。
482ページをお開き願います。
第3款繰入金は、災害復旧事業費、市場整備公債費等の不足補填のため、一般会計から繰り入れをしたものでございます。
484ページをお開き願います。
第4款繰越金は、繰越明許費を含んだ前年度からの繰越金でございます。
486ページをお開き願います。
第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道料金等負担分の収入が主なものでございます。
488ページをお開き願います。
第6款市債は、繰越明許費分を含む魚市場施設の整備事業債及び災害復旧事業債でございます。
490ページをお開き願います。
第7款寄附金は、水産振興に係る寄附金でございます。
492ページをお開き願います。
第8款県支出金は、魚市場施設の災害復旧工事費に係る県補助金でございます。
494ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、魚市場施設の管理に要する職員8人分の人件費及び物件費でございます。
このうち、11節需用費は、各市場の光熱水費及び施設の修繕料が主なものでございます。
13節委託料は、各市場の夜間及び休日の監視業務、清掃業務及び施設管理の委託が主なものでございます。
496ページに参りまして、15節工事請負費は、荷さばき所A棟の流動海水氷プラントへのフェンス等設置工事費でございます。
18節備品購入費は、水揚げ統計システム及び荷さばき所A棟、B棟用管理備品の購入費が主なものでございます。
27節公課費の下にございます13節委託料及び15節工事請負費は繰越明許費分で、第一魚市場への上屋設置工事に係る事業費でございます。
2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会委員18人分の報酬と審議会の運営に要した経費でございます。
498ページをお開き願います。
第2款公債費は、災害復旧事業費、市場衛生高度化事業費、魚市場施設整備事業費の元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度地方卸売市場八戸市魚市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎丸山 区画整理課長 それでは、平成25年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書502ページをお開き願います。
決算額は、歳入合計11億8132万4880円、執行率89.7%、歳出合計9億3364万9401円、執行率70.9%で、差引残額2億4767万5479円は翌年度へ繰り越しいたしました。
504ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、事業中に発行します仮換地証明等の手数料収入、売市第一地区緑地の行政財産使用料でございます。
506ページに参りまして、2款1項国庫補助金は八戸駅西地区への補助金、交付金で、1目土地区画整理事業国庫補助金は現年度及び平成24年度の繰越明許費特定財源でございます。
508ページに参りまして、3款1項1目土地区画整理事業保留地処分金は八戸駅西地区の保留地売却収入、2項1目財産貸付収入は売市第一地区の保留地貸付収入でございます。
510ページに参りまして、第4款繰入金は一般会計繰入金で、市施行の区画整理事業に対する一般会計からの繰入金でございます。
512ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度繰越金と繰越明許費財源充当額でございます。
514ページに参りまして、6款1項雑入は、売市第一地区の清算徴収金が主なものでございます。
516ページに参りまして、第7款市債は、八戸駅西地区についての土地区画整理事業債でございます。
518ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目売市第一土地区画整理事業費は、清算金徴収等に係る事務経費でございます。
2目売市第二土地区画整理事業費は、予算現額1607万6000円に対しまして、支出済額87万9853円で、差引残額のうち1485万5000円を翌年度へ繰り越しいたしました。これは、行政代執行除却期限延長に伴い、設計等委託料、建築物撤去工事費を明許繰り越ししたものでございます。
520ページに参りまして、2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費は、523ページにわたりますが、予算現額9億3895万円に対しまして、支出済額5億7543万1336円で、差引残額のうち3億5816万円を翌年度へ繰り越しいたしました。これは、関係権利者との移転交渉に不測の日数を要したことにより、街路築造等工事費、建物移転等補償費などを明許繰り越ししたものでございます。
支出の主なものは、職員の人件費、物件費のほか、13節の家屋調査業務等委託料、522ページに参りまして、15節の街路築造等工事費及び整地等工事費、19節の水道管布設工事負担金、22節の建物移転等補償費でございます。
次の同じく八戸駅西土地区画整理事業費は平成24年度の繰り越しを執行したもので、15節の街路築造等工事費及び整地等工事費、22節の建物移転等補償費が主なものでございます。
524ページに参りまして、第3款公債費は、土地区画整理事業に係る借入金の元金償還金、利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
◆大島 委員 駅西の区画整理について、平成25年度までの進捗についてとりあえず教えてください。
◎小川
駅西区画整理事業所長 お答えいたします。
平成25年度までの進捗率は53%でございます。
以上です。
◆大島 委員 このペースでいくと計画年度内に完了しないと思うのだけれども、その辺についての見通しについて。
◎小川
駅西区画整理事業所長 お答えいたします。
先ほど言いました平成25年度で53%でございます。平成17年度以降、おおむね年間10億円の事業費を確保しておりますので、今後、平成27年度以降の残事業費は約100億円となっております。今後、年間約10億円ペースで推移していきますと、おおむね約10年を要するものと考えております。
◆大島 委員 計画年内に終わるということでいいのですか。
◎小川
駅西区画整理事業所長 平成27年度以降ですので、平成35年度ということになろうかと思っています。
◆大島 委員 終わらないと思います。金額も恐らくかかってくると思います。難工事の部分もわかっていますので、意見だけさせてください。早い時期に住民に情報をきちんと公開して理解を、ここまでしかできない、ここもできないとはっきりしないと、私は、年をとった人たちに大変失礼だと思っています。そういう意味では、後できちんと質問しますけれども、きょうはそのように情報公開をして、なぜ難工事なのかを含めてきちんと情報を住民に公開することを要望して、御意見を申し上げて終わります。頑張ってください。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎齋藤 学校教育課長 それでは、平成25年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の528ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は18億3097万8948円で、予算執行率は99.0%でございます。529ページに移りまして、歳出決算額は18億1734万9382円で、予算執行率は98.3%でございました。その結果、歳入歳出差引残額1362万9566円は翌年度へ繰り越しいたしました。
530ページをお開き願います。
歳入について御説明いたします。
第1款分担金及び負担金は、児童生徒の保護者が納入した給食費負担金と、南郷地区給食センター管理経費のうち、田代小中学校分を田代小学校中学校組合が納入した管理費負担金でございます。
532ページに参りまして、第2款繰入金は、給食センターの管理運営に要する事務費及び人件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰り入れたものでございます。
534ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
536ページに参りまして、第4款諸収入は、社会保険料等徴収金が主なものでございます。
538ページに参りまして、第5款市債は、給食施設整備事業債でございます。
540ページに参りまして、第6款使用料及び手数料は、東地区給食センターと、南郷地区給食センター敷地内の電柱に対する土地使用料です。
続きまして、歳出について御説明いたします。
542ページをお開きください。
1款1項1目給食センター管理費の主なものは、給食センター職員41人分の人件費のほか、7節賃金は小中学校の配膳作業員及び給食センターのアルバイト、パート調理員の賃金、11節需用費は食器類及び洗剤等購入の消耗品費、ボイラー用重油購入の燃料費、給食調理等センター運営に伴う光熱水費並びに施設設備の修繕料などでございます。
12節役務費は、給食センター電話料の通信運搬費、ボイラー性能検査等の手数料が主なものでございます。
13節委託料は、544ページにわたりますが、給食廃棄物収集運搬、廃水処理施設維持管理、給食運搬、東地区給食センター調理業務等に要した経費でございます。
14節使用料及び賃借料は給食センターのOA機器等借上料など、16節原材料費は設備機器類の部品等の購入経費、18節備品購入費は東地区給食センターの食器洗浄機や北地区給食センターのスプーン洗浄機の更新に要した経費が主なものでございます。
2目施設整備費は、新学校給食センター建設のための基本、実施設計委託料と地質調査委託料です。
546ページに参りまして、2款1項1目給食費は、学校給食用賄材料購入経費でございます。
548ページに参りまして、3款1項公債費は、給食センター施設整備のための借入金の元金及び利子償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎後村 下水道事務所副所長兼
下水道業務課長 それでは、平成25年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の552ページをお開き願います。
歳入決算額の合計は137億1176万5091円で、予算執行率は88.8%でございます。553ページに参りまして、歳出決算額の合計は136億929万6033円で、予算執行率は88.1%でございます。歳入歳出差引残額1億246万9058円は翌年度へ繰り越しいたしました。
554ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
1款1項負担金は、下水道の排水区域内で下水道を使用できる土地所有者等から建設費用の一部として徴収した下水道受益者負担金でございます。
2項分担金は、下水道の排水区域外で下水道を使用する土地所有者等から徴収した下水道受益者分担金でございます。
556ページに参りまして、2款1項使用料は、下水道の使用者から施設等の維持管理費用等に充てるため徴収した公共下水道使用料が主なものでございます。
2項手数料は、558ページにわたりますが、排水設備工事完成検査に伴う公共下水道手数料が主なものでございます。
560ページに参りまして、第3款国庫支出金は下水道施設の建設に伴う社会資本整備総合交付金で、収入未済額の7億5609万6000円は繰越明許費特定財源及び継続費特定財源として平成26年度へ繰り越ししております。
562ページに参りまして、第4款繰入金は、下水道事業に対する一般会計からの繰入金でございます。
564ページに参りまして、第5款繰越金は前年度からの繰越金で、繰越明許費分が含まれております。
566ページに参りまして、第6款諸収入は、2項1目1節雑入の馬淵川流域下水道維持管理負担金還付金及び消費税還付金が主なものでございます。
568ページに参りまして、第7款市債は、下水道施設の建設に伴う下水道事業債及び公的資金借りかえ分が主なものでございます。
570ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目一般管理費は、下水道業務課職員18人分の人件費のほか、13節使用料収納委託料、新都市開発整備事業関連公共下水道事業委託料、572ページに参りまして、19節の馬淵川流域下水道維持管理負担金が主なものでございます。
2項1目団地管理費は是川団地汚水処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員1人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場運転業務委託料、574ページに参りまして、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。
3項1目東部処理場管理費は東部終末処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員8人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、576ページに参りまして、13節の処理場維持管理委託料及び脱水ケーキ等処理業務委託料が主なものでございます。
4項1目管きょ管理費は布設済みの管渠等の維持管理経費で、下水道施設課職員9人分の人件費のほか、11節の修繕料、578ページに参りまして、13節の管きょ清掃委託料、15節の管きょ布設替等工事費、16節の原材料購入費が主なものでございます。
5項1目ポンプ場管理費は、雨水ポンプ場5カ所、汚水中継ポンプ場5カ所の維持管理経費で、下水道施設課職員1人分の人件費のほか、11節の光熱水費、修繕料、580ページに参りまして、13節の維持管理委託料が主なものでございます。
582ページに参りまして、2款1項1目建設費は下水道建設課職員31人分の人件費のほか、13節の調査設計委託料、15節の管きょ等整備工事費、584ページに参りまして、22節の地下埋設物移設等補償費が主なものでございます。
また、平成24年度からの繰越明許費分は、13節の調査設計等委託料、15節の管きょ等整備工事費が主なものでございます。
586ページに参りまして、第3款公債費は、下水道事業債の元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎澤田
都市整備部次長兼都市政策課長 それでは、平成25年度八戸市公共用地取得事業特別会計決算について御説明いたします。
決算書590ページをお開き願います。
591ページにわたりますが、歳入決算額の合計並びに歳出決算額の合計額はゼロ円、予算執行率はともにゼロ%でございます。公共用地取得等の事業実施はございませんでしたので、歳入歳出ともございませんでした。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎澤田
都市整備部次長兼都市政策課長 それでは、平成25年度八戸市都市計画駐車場特別会計について御説明いたします。
決算書598ページをお開き願います。
599ページにわたりますが、歳入決算額の合計は1億2149万3804円、歳出決算額の合計は1億797万6315円で、差し引き1351万7489円は翌年度に繰り越しいたしました。
600ページに参りまして、歳入でございますが、1款1項1目駐車場使用料は、中央駐車場、別館前駐車場、八戸駅西口駐車場及び八戸駅東口駐車場の使用料でございます。
2目総務使用料は中央駐車場の施設等使用料でございますが、指定管理者が中央駐車場5階に飲み物の自動販売機を設置している場所の行政財産使用料でございます。
2項1目総務手数料は、定期券再発行の手数料でございます。
602ページに参りまして、2款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
604ページに参りまして、3款1項1目駐車場事業国庫補助金は、中央駐車場の耐震診断事業に係る社会資本整備総合交付金で、収入未済額の328万円は繰越明許費特定財源として平成26年度へ繰り越ししております。
606ページに参りまして、歳出でございますが、1款1項1目中央・別館前駐車場管理費は中央駐車場及び別館前駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料、14節使用料及び賃借料の駐車券発行機借上料、27節公課費の消費税が主なものでございます。また、繰越明許費の656万1000円は中央駐車場の耐震診断委託料で、国の補正予算に係る事業の年度内執行が困難なことから、平成26年度に明許繰り越ししたものでございます。
2目八戸駅東西口駐車場管理費は八戸駅東口駐車場及び八戸駅西口駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料が主なものでございます。
608ページに参りまして、2款1項公債費は、中央駐車場災害復旧事業債、中央駐車場改修事業債及び別館前駐車場整備事業債の借入金の元金、利子を計画に従って償還したものでございます。
610ページに参りまして、3款1項1目繰出金は、一般会計へ繰り出したものでございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎寺地
中央卸売市場次長 それでは、平成25年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の614ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は4億1326万6335円で、予算執行率は100.7%でございます。次のページに参りまして、歳出の決算額合計は4億673万8450円で、予算執行率は99.1%でございます。歳入歳出差引残額652万7885円は翌年度へ繰り越しいたしました。
616ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款使用料及び手数料は、卸売業者等からの市場使用料、付属施設等使用料が主なものでございます。
618ページに参りまして、第2款繰入金は、市場整備公債費等の不足補填のため、一般会計から繰り入れをしたものでございます。
620ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度繰越金でございます。
622ページに参りまして、第4款諸収入は、市場施設使用者からの電気水道使用料等の経費負担分の収入が主なものでございます。
624ページに参りまして、第5款市債は、卸売場南側に建築した荷さばき上屋の市場整備事業に充当したものでございます。
626ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、628ページにわたりますが、市場運営、施設管理に係る市場長以下10名分の人件費及び管理費でございます。
このうち11節需用費は、光熱水費や施設の修繕等に要した経費が主なものでございます。
13節委託料は市場施設維持管理に係る委託料で、清掃業務、廃棄物運搬業務、施設警備業務などの委託が主なものでございます。
628ページに参りまして、15節の工事請負費は、卸売場南側に建築した荷さばき上屋の工事費でございます。
19節負担金補助及び交付金は、全国中央卸売市場協会等の負担金でございます。
27節公課費は、市場使用料及び諸収入に賦課された消費税等でございます。
次の2目運営協議会費は、市場運営協議会及び市場取引委員会報酬等、その運営に要した経費でございます。
630ページをお開き願います。
第2款公債費は、市場整備事業費借り入れの元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆石橋 委員 通告しております使用料についてお伺いしたいと思っております。
中央卸売市場に八戸中央青果さん、北印――北日本青果さんと、あと仲卸さんとかが入っておりますけれども、大体どのぐらいの使用料が平成25年度の分であったのかをお知らせいただけませんでしょうか。
◎寺地
中央卸売市場次長 市場使用料ですけれども、売上高に係る使用料と附属施設に係る使用料がございますけれども、平成25年度で市場使用料は6846万3271円、付属施設使用料が8819万2538円で、合わせますと1億5665万5809円になります。
◆石橋 委員 その中で中央青果さんと北印さんに関しては、今、売上高払いの使用料になっていると思うのですけれども、内訳はどちらがどのぐらいなのかをお知らせいただけませんでしょうか。
◎寺地
中央卸売市場次長 取扱高は北印さんが4割、中央青果さんが6割ですので、その比率で使用料を頂戴しております。
◆石橋 委員 売上高割りの使用料というものは、市場とかでは国か何かで決まっているものですか、それとも規定的な部分で持ってきたものなのか。というのは、普通であれば施設利用料だとか、ともすれば家賃的な部分で、私たちの感覚ではそういうもので決められたりするのですけれども、卸売市場とかでは売上高割りの使用料になりますけれども、これは何かの規定とかに沿ったものになっているのか、お知らせしていただけませんか。
◎寺地
中央卸売市場次長 使用料につきましては、開設当時に国から認可をいただいて、中央卸売市場に関しては、どこの市場さんも面積割りの使用料と売上高割り使用料で徴収しているという形になっております。
◆石橋 委員 ということは、売上高割りの使用料は国からということですけれども、これは変更がきくものですか、それとも変更はきかず、ずっとこれでやらなければならないというものなのですか。ほかの自治体の卸売市場でもどういう扱いになっているのでしょうか。もしわかれば教えてほしいのですけれども。
◎寺地
中央卸売市場次長 変更できないというものではございませんが、他の市場で2つの卸売業者が入っている中央卸売市場は、大体私たちのような形で徴収しているということです。たまたま札幌市は建てかえのときに見直しをしているところもありますけれども、お話ししたように、大体はうちのほうの徴収の方法ということです。
◆石橋 委員 ある程度変更等もきくということがわかりました。その中で中央青果さんが6割、北印さんが4割ということですけれども、では、使用する面積というのは6割、4割とか、割合はどういう割合になっているのですか。今見た感じとすれば、大体同じぐらいの割合にはなっているような気がしますけれども、売り上げに対してある程度の優遇だとかがあるのですか。
◎寺地
中央卸売市場次長 全く同じような面積で使用していただいています。特別優遇して、6割売上高が上がったので、6割の使用面積をということはやっておりません。
◆石橋 委員 わかりました。というのは、市場に関係する方々からの話があって、実際のところは大体一緒と。ただ、売り上げは6割ある、片や4割。多い少ないはあるでしょうけれども、一生懸命ふやそうと思っても非常に手狭だと。逆に言えば、そちらのほうが売り上げが少ないのであれば少し使わせてほしいと。そういうので使い勝手が悪いというか、もう少し融通をきかせて、6割あるのだったら、6割分使わせてくれないかと、それを使ってもいいのではないかと。そうすれば、もう少し売れる要素もあると。そこがここの部分で切られていることによってちょっととまっているのではないかと。そのために、外の部分で投資しながらも一生懸命やっているけれども、もう少し市場の部分での考え方を融通を持ってやってくれないものかなという話があるのですが。
というのは、いろいろそういう中でほかの自治体を見たときにも、量販店だとか加工業者などもそうですけれども、大量一括でコストダウンを図っていこうという動きがあって、市場外調達の仕入れがだんだん進んでくるということが今あって、非常に危機感を持っているわけです。その中であって、これは昔から、開設当時だからというわけではなくて、今そのような部分で検討していこうというような動きがほかの自治体でも出ています。そのような形での公平感を持って、受益と負担との明確化をするという意味での検討する時期に来ているのではないかということで、各自治体でもそのように目を向けるところがあるのですが、そういうことでは、売り上げがあれば伸ばすという意味、また、その人たちの分をもっと地域の中で育てながらもやってもらわなければならない位置は大きいと思いますので、検討する必要があると思うのですが、その点はどうでしょうか。
◎寺地
中央卸売市場次長 確かに委員おっしゃるとおり、そういう部分もあるのですけれども、実際に常に手狭だという状況ではなくて、私たちが考えているのは、繁忙期、例えばゴボウとかが入ってくる時期は確かにそういう部分はありますけれども、全般的に見ますと、それぞれ北印のほうが余しているかといえばそうでもないし、そこら辺は北印さんにもっと狭く使ってくれと、中央さんにやってくれということは、実際は厳しいものがあると思います。
以上です。
◆石橋 委員 最後に意見を申し上げます。一般的な市民感覚からすると、割と面積割り的な使用料の感覚というのが強いわけで、そういう意味では、売上高割りの使用料は特殊といいますか、そこにあったものなのでしょうけれども、今、そういう流れにもまた来ているのかなというような感じのところで、ほかの自治体もそこを取り上げて議論しているところがあります。そういうことでは、そのような関係者の方々とも、今そういう思いを持っている方々もいるということを踏まえながら、今後は、市場のあり方ということはより検討していただくように御要望して終わりたいと思います。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎日山
市民健康部次長兼市民課長 それでは、平成25年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の634ページをお開き願います。
予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は4528万7671円で、予算執行率は104.6%でございます。635ページに移りまして、歳出決算額の合計は4280万9930円で、予算執行率は98.8%で、歳入歳出差引残額247万7741円は翌年度へ繰り越したものでございます。
次に、歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。
636ページをお開き願います。
歳入でございますが、第1款使用料及び手数料は、返還されました東霊園、西霊園の墓地及び南郷中央霊園の墓地を新たに使用許可した29件の永代使用料と年間の維持管理料が主なものでございます。
638ページをお開き願います。
第2款繰入金は、霊園の管理運営に要する経費につきまして一般会計から繰り入れしたものでございます。
640ページをお開き願います。
第3款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
644ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目霊園管理費は、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の管理運営にかかわる経費で、職員1人分の人件費のほか、東霊園、西霊園の指定管理料などの運営費が主なものでございます。
648ページをお開き願います。
2款1項公債費は、東霊園施設整備のために借り入れした借入金の元金とその利子を償還したものでございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎後村 下水道事務所副所長兼
下水道業務課長 それでは、平成25年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の652ページをお開き願います。
歳入決算額の合計は4億9589万5952円で、予算執行率は100.3%でございます。653ページに参りまして、歳出決算額の合計は4億8573万8980円で、執行率は98.3%でございます。歳入歳出差引残額1015万6972円は翌年度へ繰り越しいたしました。
654ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款分担金及び負担金は、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者等から建設費用の一部として徴収した農業集落排水受益者分担金でございます。
656ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、農業集落排水施設の使用者から施設等の維持管理費用等に充てるため徴収した農業集落排水使用料が主なものでございます。
658ページに参りまして、第3款繰入金は、農業集落排水事業に対する一般会計からの繰入金でございます。
660ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
664ページに飛んでいただきまして、第6款市債は、農業集落排水事業債でございます。
666ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目一般管理費は、13節の使用料収納委託料が主なものでございます。
2項1目処理場管理費は、一日市、豊崎、市野沢、島守の4カ所の農業集落排水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費、修繕料、13節の処理場維持管理委託料が主なものでございます。
668ページに参りまして、3項1目管きょ管理費は布設済みの管渠等の維持管理経費で、11節の修繕料、13節の管路清掃委託料、15節の汚水桝等移設工事費が主なものでございます。
670ページに参りまして、2款1項1目建設費は農業集落排水施設の建設費で、15節の管路施設工事費でございます。
672ページに参りまして、第3款公債費は、農業集落排水事業債の元金及び利子の償還金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎矢羽々
市民健康部次長兼介護保険課長 それでは、平成25年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の676ページをお開き願います。
歳入決算額の合計は182億6243万9465円で、予算執行率は99.8%でございます。次のページに参りまして、歳出決算額の合計は180億5874万8510円で、予算執行率は98.7%であり、歳入歳出差引残額2億369万955円は翌年度へ繰り越したものでございます。
678ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款保険料は、65歳以上の方の第1号被保険者の保険料でございます。収入済額は33億4665万460円で、還付未済額及び滞納繰越分を除いた現年度分の収納率は98.17%となっております。
680ページをお開き願います。
第2款使用料及び手数料は、保険料に係る督促手数料でございます。
682ページをお開き願います。
第3款国庫支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、介護保険給付費に対する国庫負担金でございます。
2項1目調整交付金は市町村の保険料の格差を是正するための普通調整交付金であり、交付割合は5.56%となっております。
2項2目地域支援事業交付金は地域支援事業に対する国庫補助金、2項3目介護保険システム改修事業費補助金は、介護報酬改定等に伴うシステム改修に対する国庫補助金でございます。
684ページをお開き願います。
第4款支払基金交付金のうち、1項1目介護給付費交付金は介護給付費に対する第2号被保険者の負担分、1項2目地域支援事業交付金は地域支援事業に対する第2号被保険者の負担分であり、社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。
686ページをお開き願います。
第5款県支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、介護給付費に対する県負担金でございます。
3項1目地域支援事業交付金は地域支援事業に対する県補助金でございます。
688ページをお開き願います。
第6款財産収入は、介護保険特別会計財政調整基金から生じた利息収入でございます。
690ページをお開き願います。
第7款繰入金のうち、1項1目一般会計繰入金は、介護給付費及び地域支援事業に対する市負担分のほか、事務費及び人件費に係る一般会計からの繰入金でございます。
2項1目基金繰入金は、介護保険特別会計財政調整基金積立金からの繰入金でございます。
692ページをお開き願います。
第8款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
694ページをお開き願います。
第9款諸収入のうち、1項1目第三者納付金は交通事故等による第三者行為に係る納付金、2目雑入は社会保険料徴収金及び事業所の返還金が主なものでございます。
2項1目第1号被保険者延滞金は、第1号被保険者保険料に係る延滞金でございます。
696ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
1款1項1目一般管理費は、職員20人分の人件費及び物件費が主なものでございます。
698ページに参りまして、1項2目計画等策定委員会経費は、介護・高齢福祉部会、地域密着型サービス運営委員会の委員報酬及び運営経費が主なものでございます。
2項1目賦課徴収費は、保険料賦課徴収に係る物件費でございます。
3項1目認定調査費は、介護支援専門員報酬のほか、主治医意見書作成手数料、要介護認定訪問調査委託料が主なものでございます。
700ページに参りまして、3項2目介護認定審査会費は、介護認定審査会に係る負担金でございます。
702ページをお開き願います。
第2款保険給付費は要介護及び要支援認定者へのサービス提供に係る給付費で、支出済額は173億5658万5209円であり、介護保険特別会計歳出総額の約96%を占めるものでございます。
主なものとして、1項1目居宅介護サービス等給付費はホームヘルプやデイサービス等に係る給付費、1項2目地域密着型介護サービス給付費はグループホームや小規模多機能型居宅介護等に係る給付費、1項3目施設介護サービス等給付費は特別養護老人ホーム等に係る給付費、1項6目居宅介護サービス計画等給付費はケアプランに係る給付費でございます。
2項介護予防サービス等諸費は、要支援認定者へのサービス提供に係る給付費でございます。
704ページに参りまして、3項1目審査支払手数料は、国民健康保険団体連合会に対する審査支払いに係る手数料でございます。
4項高額介護サービス等費は1カ月の利用者負担が基準額を超えた場合、5項高額医療合算介護サービス等費は介護保険と医療保険の1年間の利用者負担が基準額を超えた場合、6項特定入所者介護サービス等費は、食費、居住費の自己負担分が基準額を超えた場合、それぞれ給付されるものでございます。
708ページをお開き願います。
第3款地域支援事業費は、一次、二次介護予防事業、包括的支援事業等を行うものであり、1項介護予防事業費は訪問保健指導員の報酬のほか、在宅介護支援センター推進事業委託料が主なものでございます。
710ページに参りまして、2項包括的支援事業等費は、地域包括支援センター職員の人件費のほか、712ページに参りまして、在宅介護支援センター推進事業委託料が主なものでございます。
2項2目任意事業費は、寝たきり高齢者等介護者慰労金、介護用品助成費が主なものでございます。
714ページをお開き願います。
4款1項1目財政調整基金積立金は、後年度の財源調整を図るため、剰余金である前年度繰越金の残額等を介護保険特別会計財政調整基金積立金に積み立てるものでございます。
716ページをお開き願います。
第5款諸支出金のうち、1項1目第1号被保険者保険料還付金は、被保険者の死亡等の理由による保険料の還付金でございます。
1項2目償還金は、国、県等からの介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の返還金でございます。
以上で八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
平成25年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎中村 南郷区役所市民生活課長 平成25年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の720ページをお開き願います。
予算額決算額総括表についてですが、歳入決算額の合計は1億6453万3835円で、予算執行率は106.0%でございます。721ページに参りまして、歳出決算額の合計は1億4550万7162円で、予算執行率は93.7%でございます。その結果、歳入歳出差引残額1902万6673円は翌年度へ繰り越しいたしました。
722ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款診療収入は、内科及び歯科の外来診療収入や健康診断等の諸検査等収入でございます。
724ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、診断書等文書証明手数料が主なものでございます。
726ページに参りまして、第3款財産収入は、自動販売機設置に係る行政財産の建物貸付収入でございます。
728ページに参りまして、第4款繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。
730ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
732ページに参りまして、第6款諸収入は、各種予防接種や健康診断等の受託事業収入、予防接種の個人負担金の収入及び歯ブラシ等の物品販売収入が主なものでございます。
734ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費は、736ページにわたりますが、1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費及び施設管理に要する物件費が主なものでございます。
738ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費は、医療事務コンピュータ、在宅酸素ボンベ等の借上料が主なものでございます。
1項2目医療用消耗器材費は、内科及び歯科の医療用消耗器材の購入費及び医科諸検査等委託料、歯科義歯技工委託料でございます。
1項3目医療用衛生材料費は、医薬品や注射液等の医薬材料の購入費でございます。
740ページに参りまして、第3款公債費は、医療機器購入等に係る起債の元利償還金でございます。
742ページに参りまして、第4款予備費は、支出ゼロでございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。
平成25年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。
歳入歳出の一括説明を求めます。
◎柴田 国保年金課長 それでは、平成25年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
決算書の746ページをお開き願います。
予算額決算額総括表についてですが、歳入決算額の合計は20億9611万2683円で、予算執行率は100.4%でございます。747ページに参りまして、歳出決算額の合計は20億4617万9504円で、予算執行率は98%でございます。その結果、歳入歳出差引残額4993万3179円は翌年度へ繰り越したものでございます。
748ページをお開き願います。
歳入について御説明申し上げます。
第1款後期高齢者医療保険料でございますが、収入済額は14億5597万5000円で、還付未済額を除いた現年度分の収納率は99.2%でございます。
750ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、保険料の徴収に係る督促手数料でございます。
752ページに参りまして、第3款繰入金でございますが、1項1目1節事務費繰入金は後期高齢者医療制度の事務執行に係る経費を、2節保険基盤安定繰入金は低所得者に対する保険料の軽減相当分を一般会計から繰り入れたものでございます。
754ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。
756ページに参りまして、第5款諸収入でございますが、1項1目延滞金は滞納保険料に係る延滞金、2項1目保険料還付金、2目還付加算金は、過年度の保険料の過誤納金に係る広域連合からの還付金、加算金でございます。
3項1目雑入は、後期高齢者医療制度の周知対策のため、広域連合から受けた特別対策補助金が主なるものでございます。
758ページをお開き願います。
歳出について御説明申し上げます。
第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員10人分の人件費、物件費、2項1目徴収費は、760ページにわたりますが、保険料の徴収に係る物件費のほか、13節委託料の後期高齢者医療システム機器の保守点検委託料が主なるものでございます。
762ページに参りまして、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料等負担金及び広域連合運営経費に係る事務費負担金でございます。
764ページに参りまして、第3款諸支出金は、後期高齢者医療保険料の過誤納金還付金でございます。
以上で説明を終わります。
○三浦〔隆〕 委員長 これより質疑を行います。
御質疑ありませんか。
◆前澤 委員 通告外で申しわけないですけれども、保険料徴収について、特別徴収が9億8000万円で、普通徴収が4億6000万円ということになっているけれども、これは年金から引けない人がこんなにいるということですか。
◎柴田 国保年金課長 前澤委員にお答えいたします。
後期高齢者の保険料につきましては、年金から引き去りをします特別徴収、それから口座振替、銀行での振り込みをする普通徴収という形になってございます。徴収の割合ですが、被保険者の人数の割合でいきますと、特別徴収が81%、残り19%が口座振替、自主納付という率になってございます。それが調定額でいきますと、特別徴収が67%、残りが口座振替、普通徴収という形になってございます。
以上でございます。
○三浦〔隆〕 委員長 ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○三浦〔隆〕 委員長 御質疑なしと認めます。
以上で平成25年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
これをもって平成25年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。
以上で認定第1号平成25年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。
本日はこれで終了いたします。明日も午前10時に会議を開きます。御苦労さまでした。
午後4時35分 散会...