八戸市議会 > 2013-03-13 >
平成25年 3月 予算特別委員会-03月13日-03号

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  1. 八戸市議会 2013-03-13
    平成25年 3月 予算特別委員会-03月13日-03号


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    平成25年 3月 予算特別委員会-03月13日-03号平成25年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第3日目)   ────────────────────        平成25年3月13日(水)   ──────────────────── 出席委員(34名)   委員長        壬 生 八十博 君   副委員長       石 橋 充 志 君   委員         高 山 元 延 君   〃          伊 藤 一 喜 君   〃          工 藤 悠 平 君   〃          藤 川 優 里 君   〃          高 橋 一 馬 君   〃          西 村 吉 晴 君   〃          夏 坂   修 君   〃          田 端 文 明 君   〃          冷 水   保 君   〃          三 浦 博 司 君   〃          田 中   満 君
      〃          小屋敷   孝 君   〃          森 園 秀 一 君   〃          島 脇 一 男 君   〃          三 浦 隆 宏 君   〃          大 島 一 男 君   〃          坂 本 眞 将 君   〃          松 田   勝 君   〃          下 田 保 夫 君   〃          古 舘 傳之助 君   〃          豊 田 美 好 君   〃          立 花 敬 之 君   〃          吉 田 淳 一 君   〃          松 橋   知 君   〃          前 澤 時 廣 君   〃          伊 藤 圓 子 君   〃          田名部 和 義 君   〃          五 戸 定 博 君   〃          山 口 広 道 君   〃          大 館 恒 夫 君   〃          坂 本 美 洋 君   〃          吉 田 博 司 君   ──────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        松 山 隆 豊 君   まちづくり文化観光部長              古 舘 光 治 君   防災安全部長     石 黒 一 之 君   財政部長       高 島   司 君   市民健康部長     梅 内 昭 統 君   建設部長       岩 藤 寿 通 君   都市整備部長     工 藤   哲 君   教育部長       芝   俊 光 君   総務部理事      小 向 洋 一 君   まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長              在 家 秀 則 君   八戸ポータルミュージアム館長              風 張 知 子 君   まちづくり文化推進室副室長              松 橋 剛 義 君   美術館長       山 田 泰 子 君   八戸ポータルミュージアム副館長              豊 川 寛 一 君   防災安全部次長兼防災危機管理課長              高 橋 信 幸 君   財務部次長兼財政課長 石 田 慎一郎 君   スポーツ健康課長   村 山 博 康 君   建設部次長道路建設課長              松 川 茂 則 君   建設部副理事兼港湾河川課長              齋 藤   聡 君   道路建設課参事    佐々木 隆 二 君   道路維持課長     小 杉 俊 一 君   道路管理事務所長   小笠原 武 信 君   建築住宅課長     吹 越   誠 君   都市整備部次長    石 橋 純 二 君   公園緑地課長     程 熊 義 信 君   教育部次長教育総務課長              佐 藤 浩 志 君   学校教育課長     齋 藤 信 哉 君   教育指導課長     嶋 脇 郁 夫 君   社会教育課長     船 田 泰 寛 君   図書館長       津取場 重 行 君   博物館副館長     澤 田 多嘉男 君   総務部副理事     細 越 敬一郎 君   総務部参事      大 橋 俊 直 君   〃          田 端 民 夫 君   〃          伊 藤 久 雄 君   〃          竹 原 秀 明 君   ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       池 本 伸 也   次長兼庶務課長    岩 澤 昭 治   議事課長       阿 部 寿 一   副参事(議事グループリーダー)              秋 山 直 仁   主幹         細谷地 幸 夫   主査         鈴 木   馨   〃          毛 利 誠 司   ────────────────────         午前10時00分 開議 ○壬生 委員長 おはようございます。  これより昨日に引き続き予算特別委員会を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。  御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 おはようございます。  通告してあります67番から69番まで3点質問いたします。  初めに、電柱の地中化について質問いたします。  三日町の通りには工事を進めていますという看板がありますが、電柱が今まで撤去され電線がなくなったところはすっきりとして町並みの印象も変わったように受けとめてまいりました。それで、市民からは特に三社大祭のときに山車が展開したときはとても見事で歓声が上がります。しかし、電線があるところでは山車がしぼんだように見えてちょっとがっかりするということがよく聞かれてきましたので、それは三社大祭のこととあわせて美観ということも入ると思いますが、これからの電線の地中化の計画と、範囲はこれからどこまで進めることになっているのか、お聞きしたいと思います。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 おはようございます。  田端委員にお答え申し上げます。  これからの電線地中化スケジュールということですので、現在、八戸市では、六日町のところを電線の地中化を進めるための管路の敷設工事を実施しております。これは実際は平成24年度、今年度からなのですけれども、平成26年度に地中化になるというふうなスケジュールで進んでおります。  あと十六日町も管路の敷設工事は終了しておりまして、ただ、東北電力側で工事する、その管路に電線を入れる。それと地上機器、道路上にボックスが立っていますけれども、あれは東北電力で工事をなさるということで、東北電力も3・11の関係で復興よりも復旧のほうに時間と金を要しまして、若干スピードがおくれている状況です。終了年度は東北電力も十六日町に対しましては平成26年度完成をめどに頑張るということでございます。  あとは県事業になりますけれども、いわゆる中央通り、県道妙売市線ということで、国道340号から中央通りの区間が電線類地中化の工事ということで、これも平成26年度の完成をめどにして頑張っているということです。  あとは長横町、これはちょっと地上機器を置ける場所が確保できないということで、現在の歩道整備だけで、電柱は残る整備水準になりますということで、昨年度まで片側の歩道整備を実施してまいりました。あと残りは反対側の歩道整備ということでございます。  そうすると、電線類の地中化はおおむね平成26年度には今の計画が終わります。あと、今後はどこをやるのかということですけれども、東北電力からNHKの前を通りました約350メートル区間を調査設計ということで来年度の予算案に設計を盛っています。これも実質は平成25年度から設計業務に入りますから、整備期間とすると平成25年度から平成30年度ぐらいになるのかなというふうな現在の見通しでございます。そこのNHKのあたりは今後の見通しということで回答させてもらいます。  以上で説明を終わります。
    ◆田端 委員 了解しました。  次に、68番の道路整備について質問いたします。  道路整備は市道の整備ということになります。これまで私道から土地を採納して市道に格上げをして整備してほしいということが結構来ていると思うのですが、今の時点での待機件数は何件ぐらいになっておりますか。 ◎小杉 道路維持課長 寄附採納における今までの要望箇所としましては、ことしは11カ所とりあえず終わっておりまして、来年度以降の整備の要望箇所ということになりますと、20カ所あるというようになっております。 ◆田端 委員 わかりました。私もこの問題にかかわって今何件かお願いに来ているのですけれども、5年ほどお待ちをいただきたいということですが、この5年間の件数は多分10件、20件ではないと思うのですが、数百件になるかなと予想はしているのですけれども、こちらの今までの待機件数を聞かせていただければと思うのですが。 ◎小杉 道路維持課長 今までですと、平成14年あたりからずっと残っている物件がありまして、今のところ、先ほど申しましたように、20件ということですけれども、今もまだいろいろと確定していない、要望があって、調査段階のものがあるわけです。先ほどの20件というのは、寄附採納を受ける条件として受けて整備をするという20カ所でございます。今まだ一番多いあたりで平成18年の要望とか平成22年ということも結構ありまして、今後どういうふうな形になるかというのは、長いものもありますので、二、三年かかるものもあるというようなことから、四、五年待っていただくことになっております。 ◆田端 委員 道路の予算についてですが、106ページの道路維持費は3300万円ほど減額になっていますが、こちらの主な理由はどのようなことですか。 ◎小杉 道路維持課長 ちょっと資料を確認させていただきたいと思いますので。 ◆田端 委員 わかりました。お願いします。  それでは、1つ、道路の予算についての考え方ですが、予算の盛り方について、例えばゼロシーリングとか、マイナスシーリングとか、または要望に応じて増額をするということがあると思うのですが、どのような考え方で道路の予算は盛られておりますか。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 道路予算の予算化ということでございます。道路維持経費につきましては、基本的にシーリング対象経費になってございまして、平成25年度分につきましては、平成24年度の起債と一般財源の部分を合わせてマイナスということでなくてゼロシーリングで計上させていただいているところでございます。  以上でございます。 ◆田端 委員 了解しました。市道は、生活道路というのはもちろんのことですけれども、ある方からは、生きているうちに整備をして新しい道路を見たいということも聞いてまいりました。また、県外、市外から八戸市を訪れた人たちからは、八戸は春先は土ぼこりと道路が悪いのが印象だということも聞いてきておりますので、こちらのほうも今後市民の声に応えるよう努力をしていただきたいという思いを申し上げます。  次に、69番の3・5・1の道路のことについて現状と進行ぐあいについてお聞きいたします。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 田端委員の質問にお答え申し上げます。  都市計画3・5・1号沼館三日町線でございますが、八戸市の中心街の玄関口にございまして、1日1万台以上、それから人は5000人以上が通行する本八戸駅通りでございますが、長い間事業化されることがありませんでした。当路線の整備につきましては、こういった状況を変えなければという思いから、長年にわたって地域の皆様より早期実現に向けての要望がございまして、市といたしましても、県に事業着手を長い間最重点要望として要望を続けてまいりました。こういった活動を受けまして、県は、平成22年度に事業化に向けた現況測量と街路の設計を実施いたしまして、平成22年2月に県の街路事業として国の認可を受け事業着手しております。御案内のとおり、当路線は平成11年に都市計画決定されまして、現在の線形につきましては昭和47年に計画されたものですが、七十数年を経ての事業化ということで、地元では悲願達成という状況でございました。  事業化に向けて検討の協議の中で、新たな道路が内丸地区を二分するように通ることから、単に通過の交通のための道路にならないように、それから地域のコミュニティを壊さないようにという配慮が必要ではないかということから、沿道と周辺のまちづくりを八戸市が行うこととしております。事業主体である県でございますが、今の進捗状況でございますが、平成23年度に用地測量を実施しております。今年度は用地説明会を開催いたしまして、既に個別の用地交渉に入っております。  当該事業は平成22年度から平成29年度までの7年間の事業期間で進めておりまして、現場での進捗の状況が用地取得という状況でまだ見えにくい段階ではございますが、平成25年度は今年度の倍以上の事業費を確保していると県から聞いております。今後、家屋などの移転のほかに、埋蔵文化財の調査とか、工事の竣工までには相当の時間を要することとなりますけれども、引き続き県とは連携を深めながら、早期完成に向けて事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆田端 委員 わかりました。ありがとうございます。終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 田端委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆前澤 委員 今の3・5・1とキャブ化をあわせてといいますか、前にも質問しましたけれども、長横町があのとおりキャブ化にならなかったわけです。地面は少しはきれいになったけれども、電線だらけなわけです。醜いといえば醜いです。県の事業ですからなかなか市がどうこうと言えないという事情はわかるにしても。  それで、このロータリーから旧長崎屋の、要は長横町の入り口までの通りは、これも県でやるわけなのですけれども、ここについてはぜひ皆さんのほうでぴちっとキャブ化になるように、電線地中化になるように県ともしっかり、県の事業だからということばかりではなくて、市の美観とか、三社大祭の話もありましたけれども、そういう面でぴちっと県に訴えていっていただきたいと。まずこの件、皆さんのお考えがもしありましたら。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今の御質問についてお答えします。  今決定している部分につきましてはキャブ化の設計をしております。今の設計はちょうどロータリーの手前まで680メートルぐらいの設計になっておりまして、その後についてはまた次の設計になるわけですが、地元の協力というか、調整も含めてそのようにやっていきたいと思います。 ◆前澤 委員 わかりました。強力に全てなるようにお願いをしたいと思います。  それで、新年度の予算の中にも防災減災という枠組みでの公共事業が盛られているわけですけれども、要はインフラの地中化ということで、電気、ガス、水道等を1つの共同溝にする事業というのも国はやっていこうという形になっておりますけれども、当市での考え方というか、今のキャブ化ということにひっかけてちょっとお聞きしたいのだけれども、皆さんのほうでどのように捉えられているかをお聞きして終わりたいと思います。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 前澤委員にお答え申し上げます。  防災減災という観点からキャブ化を図っていくということの御質問ですが、市としてどのように考えるかと。私どもとしては、あくまでも架空の電線類の地中化というところに位置づけて、電線地中化が図れるならばそういうふうなことで進めていきたいと考えております。  以上です。 ○壬生 委員長 先ほどの田端委員の質疑に対し、これより理事者から答弁させます。 ◎小杉 道路維持課長 先ほど田端委員から、道路維持費の3300万円の減額ということでしたけれども、道路維持費の3300万円に関しては、ここの工事費の中で南郷区分の工事費があったものを道路新設改良費に回したということでございます。  以上です。 ○壬生 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 ないようですので、以上で田端委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 通告している陸奥湊駅周辺活性化対策についてと歩道段差解消等歩道整備について、復興公営住宅について、安全安心住宅リフォーム促進事業についての4点についてお願いしたいと思います。  最初に、陸奥湊駅周辺の活性化事業についてのところで、最初に、今回の予算で400万円の調査事業費にぎわい形成検討調査事業費という名称でございますけれども、この調査事業費を盛った目的と内容について、どのような調査を行っていくのか、最初にそれをお知らせください。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 松田委員の質問にお答えいたします。  市では、平成18年5月に陸奥湊駅前地区再開発の準備組合が再開発の実現に向けて設立されたことを受けまして、平成19年3月に陸奥湊駅前地区再開発事業の推進計画を策定しております。八戸の台所として発展してきたこの陸奥湊の魚菜市場を中心とした港らしい風情を大切にした港八戸の拠点となるまちづくりを目指しての計画でございまして、平成21年度の事業着手を目指してスケジュールの検討に入っておりました。  市では、月に1度、定期で開催される再開発の準備組合の理事会に出席いたしまして事業に向けた話し合いを今も続けております。ただ、平成19年に策定した推進計画は、再開発によって建設する建物の保留床、処分床ということもございますが、新しい入居者に売却処分することによって事業費を賄うというスキームになっておりまして、収支的に相応する比較的大きな規模の事業で組み立てておりました。推進計画では、延べ面積が9500平方メートル、地上4階建て、市場や関連店舗のほかに業務施設や住宅、それにあわせて公益施設も入るという床構成がされておりまして、総事業費は18億6000万円という大きなものでございました。  経済情勢の変化等を考え合わせまして、当初の計画をそのまま進めることについて準備組合ではいろいろ検討して、保留床を売却する方法ではいろいろ課題が多過ぎるという結論に達しております。こういった経緯を経まして、平成22年度の通常総会において今までの計画を見直しまして、個人負担を圧縮した、規模を適正化した計画で再検討するということで承認されております。その後、平成23年度、平成24年度と規模を縮小した推進計画について検討を続けてきておりますが、既存施設の活用とか広場の整備など、また、再開発のエリアの設定、これらもまた新たな検討課題として噴出してきました。  平成25年度の予算でございますが、市では、平成25年度も引き続きまして準備組合と話し合いを行いまして、どのような整備の方法が実現に向かうのか、検討を行ってまいります。平成25年度の陸奥湊駅周辺地区にぎわい形成検討調査事業を計上させていただいておりますが、こういった課題の整理と検討、また周辺施設の検討に加えまして、これまで話し合いを続けてきた再開発準備組合だけではなく、魚菜市場の管理組合やテナントなど関係者からも広く意見をお聞きしまして、管理組合の管理運営の部分まで検討しまして実現に向けた計画を策定し直すという調査でございます。  以上です。 ◆松田 委員 今のお話を聞きますと、平成18年でしたか、再開発の準備組合を設立して、それから市の計画もスタートしてということで、その当時の計画からすると、私の今のお話を聞いた印象では、かなり大きな転換をするのではないかというようなニュアンスで今ちょっと聞いていたのですけれども、そこにはさまざまな事情が絡んでいるかと思うのです。  ちょっとその点でお聞きしたいのですけれども、当初からあそこの再開発については、準備組合そのものの議論もさることながら、周辺もしくはあそこで、それこそいさばのかっちゃと言われる方々も含めて御商売をしている方々の意向は非常に複雑な内容を持っていたという印象を持っているのです。  そこで、ちょっとその辺のところを聞きたいのですけれども、あそこの駅前の関係でいきますと、やはり一番中心になっているのが八戸市の市営の魚菜市場だろうと思います。観光客の方々も、あそこに来たときは、今あの中で食事をするところができておりますけれども、結構観光客の方もお見えになって、マスコミでも最近は頻繁に取り上げられておりまして注目を浴びているところなのです。ただ、見てみますと、かなりあきが目立ってきているというふうな感じを持っているのですけれども、現時点で市営魚菜市場に店を出している店舗数がどの程度あるのか、そこを最初にお聞きしたいのです。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 確かな数字ではないのですが、当初170ぐらいあったものが半分ぐらいまで減っていると聞いております。後で確認して御報告申し上げたいと思います。 ◆松田 委員 八戸市のホームページを見ると、40店舗ぐらいになっています。先ほどの事業計画をつくった平成14年当時、新幹線が開通した当時で、八戸としても観光その他で力を入れてくるのですけれども、その当時に比べると半分ぐらいではないかということで、かなり高齢化もしているし、本当に先ほどの構想を見直して、計画も見直して、これから新たな形でということなのですけれども、果たして商売をしている人たちの事業と結びついていくのかどうか、非常に心配がございます。そういう点での実態もよく把握してこれからの計画を立てていかないと、ちょっとうまくないかなというふうなことを感じているものですから、そこをちょっと今聞いたのです。  先ほどのお話ですと、今までは準備組合を中心にして毎月市の方もおいでになって検討を加えてきたと。当初のあれから言って、かなり現実的な方向に縮小といいますか、事業が変化してきていると、今回はそこの準備組合、地権者の方だけに限らずに、地域の周辺の商店の人とか、いろいろな方々の意向も聞くということなのですけれども、これについてはどこかにコンサルタントその他に委託してやるのか、その辺の計画はどうですか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 委託の件はコンサルタントに委託して調査いたします。今までは再開発準備組合を中心に、いわゆる再開発準備組合というのは、貸し店舗のオーナーさんからの意見に重点を置いていろいろ検討してまいりましたけれども、委員おっしゃるとおり、そこを使う人、そこで営む方々のどういう形でというところまで調査しながら、もうちょっと多角的に検討してまいりたいということで今回調査費を計上させていただきました。 ◆松田 委員 ここからは意見といいますか、要望もありますけれども、先ほども言いましたように、実際に再開発で主人公になっていくのはあそこで働いている、いさばのかっちゃを初めとする出店する方々です。その方々の経営なり営業がどういう見通しを持っていくのかというのは非常に大事なところかと思います。  八戸の小売先である魚菜市場の店舗数が最高時がたしか200ぐらいではなかったかなと。2階もびっしり、奥もびっしりで、あきが全然ないという中であったのですが、今は40店舗ぐらいで、今月も2つ廃業するというお話を聞いていまして、そういう中でのこれからの計画づくりなりのための調査だと思うので、現実をやはりしっかりと踏まえていくことと同時に、単にコンサルタントに丸投げするのではなくて、皆さんみずからの実感も伴った調査を行っていただきたいと思います。それが協働のまちづくり、一緒にあそこでこれから商売をやっていく人たちとのきずながつくられてどうするかというふうなところを固めていく力になるだろうと思うのです。単に市のほうで丸投げしてコンサルタントが調査をするということだけではなくて、調査そのものが事業のスタートなのだという考え方に立たないと、こういう問題はやはり成功していかないだろうと、私としてはそういう意見を持っています。  今までも準備組合の情報が周りの方々にほとんど伝わっていないのです。どういう議論が今されているのか。もう4年も5年も6年もたって、もうだめなのではないか、いろいろな憶測が飛んで、そのうちにもう諦めが出てきてやる気をなくしていくというふうな状況が最近の心境ではないかと私は推察しています。そういう気持ちも含めて、新たにここを再開発するために市としてこういう熱意を持ってやるのだという姿勢を示さないと、簡単にあそこが開発できると考えると、私はちょっと間違っていくのではないかと考えます。あくまでも再開発の中心となる人たちはあそこで働いている人たちなのだ、その人たちの活性化、気持ちの高揚をつくり出すために頑張っていただかなければうまくいかないのかなと考えています。  そういう点では、今回の調査で周りの商店の人たちも含めてやるということですので、それはそれとしてやっていただきながら、中身をしっかりとやっていただきたいという注文を申し上げて終わりたいと思います。  次に、8款の歩道段差の解消問題です。  私が今回取り上げるのは柏崎公民館のところです。裏通りの大工町のあたりまではかなり前にも段差が解消されてきております。その延長線で国道45号から柏崎公民館のところはもうかなり前に段差が解消されています。正部家さんのおうちのあたりまでが今なっています。その向かい側がそれに続いてやるのかなと見ていたのですけれども、なかなか音沙汰がないということで、地域の方々が、片一方だけなって、公民館があるから利用者の問題もあってそうなのでしょうけれども、向かい側が全然一向に手がつけられないなということで、その辺のところはどうなっているのかということでございますが、そこをちょっと先にお答えください。 ◎小杉 道路維持課長 松田委員にお答え申し上げます。  今、市内の歩道は、マウントアップと言いまして、15センチから20センチくらい高くなったものが数多いわけです。最近はバリアフリーという観点の中から、フラット式、もしくはセミフラットという段差の少ない歩道が主流となっております。  柏崎公民館のところですけれども、そこのところは、まずバリアフリーの観点からとりあえずは、側溝のほうも余りよくない状態だったので、側溝と歩道をあわせたもので整備をしておりました。  今回、反対側ということでありますけれども、まず段差の高いマウントアップ式のものからフラット式のほうに下げるに当たっては、どうしても家庭の出入り口に車道部分との段差がつくことがありまして、地域住民の方の意見も必要になってくるかと思っております。ですので、今のところ、どうしても必要だということになれば、とりあえずは地元の方とも話をしてみなければならないのかなと考えておりますので、まず時間がかかるかなと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 そのあたり、ぜひ地域の方々とのコミュニケーションをとっていただいて、どうなっているのだというような不信感にならないようにひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、復興公営住宅の問題でございますが、新聞でもこの4月から復興公営住宅がスタートするということで、これまでの問題があった雇用促進住宅での被災者の方々も含めて入居が始まるだろうと思いますが、ちょっと気になっていたのは、当初ニーズ調査をして、62戸という計画が立てられたと。実際上今決まっている、入居が確定しているのは何件か、先にお聞きしたいと思います。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えいたします。  現在入居が内定しております方は、先週の新聞報道では37世帯ということで報道されていると思いますけれども、きょう現在で38世帯でございます。  以上です。 ◆松田 委員 そうしますと、62戸ということからすると、38世帯ですから、開きが非常に気になるのですけれども、62戸にした最初の根拠はどのあたりで62戸が算出されたのか、そこをちょっとお知らせください。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えいたします。  62戸の当初の戸数については、平成23年3月11日に被災したわけですけれども、私どもで早期に事業計画を立てて国に建設事業を認めてもらうということで、それには意向調査が必要要件であります。そういうことで、調査は平成23年9月ごろ、全壊したその当時の被災、罹災した証明が出ている方240世帯において意向調査を行いました。その結果、その当時はもう全然避難されている場所もわからない、連絡もとれない方もいらっしゃったので、多少そこは余裕を見るというのですか、後で入りたいということがあると大変なことになるということで、それらを勘案して62戸という建設戸数を策定いたしまして国に事業計画書を提出いたしました。  その後、62戸という戸数は認められたのですけれども、昨年の4月、5月にかけて、例えばどこの場所が、詳細にどこの地域の公営住宅、私どもが計画している4地域を選定いたしまして、どこの地域に住みたいのかということで、その辺は入居される意向をやはり尊重しなければならないということで、再度調査して、5月ごろアンケートを行いました。その時点でもおおむね62戸という数字が変わらないということでその事業は継続したものでございます。  以上でございます。 ◆松田 委員 意向調査をしたときと実際に入居、申し込みを受けるときというのは必ずしもぴたっといくということではないにしても、ちょっと開きが気になるのですけれども、課長が新聞その他では幾つか理由らしきものをお話ししておりましたが、その点でちょっと気になるのは、雇用促進住宅にとどまる方もいらっしゃると、その辺の事情はどういうことなのですか。 ◎吹越 建築住宅課長 雇用促進住宅で災害公営住宅に入居を希望されている方が私どもの調査の時点では25世帯ございました。それで、実際申し込みされた方は14世帯なのです。そうすると、約50%ということで、では、なぜ申し込みされなかったということを、私も報道機関のインタビューでお答えいたしているのですけれども、実際直接聞いたわけではないのですが、我々が意向調査をした後、国のほうで雇用促進住宅については平成26年の3月まで1年延長するということが一時入居されている住民の方に通知されたということで、一時入居の場合は、家賃とかいろいろな面で優遇を受けられる。私どもの災害公営住宅に入る場合は、通常の公営住宅と同じく家賃が発生すると、それが本当かどうかちょっとあれなのですけれども、私とすれば、それが大きい理由ではないのかなと思います。  それとあと、私どもの市営住宅も、県営住宅もそうなのですけれども、一時入居されている方で、そこがいいと、今住んでいる、一時入居されている場所がいいという方には、それはそのまま延長、そのまま通常の市営住宅の入居ということの、特定入居ということなのですけれども、そのまま認めるという手法もとっておりますので、県営住宅では12世帯の希望があったのですけれども、実際申し込んでいる方は5世帯だけということで、それらいろいろの理由ではないかなと思います。 ◆松田 委員 雇用促進住宅については、先ほどちょっと入居期限が延びたことと家賃の問題ではないかということで、確かに私も聞くと、雇用促進住宅のほうがほとんど家賃ゼロですか、ほとんどかかっていないと。新たな今回の災害公営住宅のほうは家賃が発生するのだということを言っている方もおりました。課長の言っているのと合致するお話なのですけれども、そういうさまざまな思惑といいますか、条件の関係で判断して選択しているかとは思うのですけれども。  今後の問題として、例えば入居するに当たっての条件として、敷金の問題とか保証人の問題とかを緩和しましたよね。それはぱっとやったので非常によかったかなと思うのですが、新聞を見ている方でも一般の市民の方でも顔をしかめる人も結構いまして、被災者の方から敷金3カ月分だとか保証人とかと、なかなかこれは厳しいものではないのというような話をしている市民の方も何人かおりました。それに対してはきちんと手を打たれたということなのですけれども、今後はせっかく62戸の災害の対策、被災者のためにつくった住宅についてどういうふうにこれを、満杯と言えばおかしいけれども、完成させていくのか、当初の計画をやっていくための問題があるとすればどういう点があるのか、その辺ちょっとお考えがあったらお聞きしたいと思います。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えいたします。  現在24戸あいているわけなのですけれども、この募集についてはなるべく早目に満杯にしたいなという気持ちはございます。今後、雇用促進住宅は1年延長ということでありますので、その方々には、またどういうふうな、国の政策でさらに延長になるかどうかあれなのですけれども、その辺の動向を見ながら、私どもも、実は今の私どもの災害公営住宅は特例で来年度まで、被災してから3年以内なのですけれども、収入の面とか同居の面が特例で、その条件が緩和されているのです。実は3年たつと、その特例の適用がなくなりまして、同居の要件、これは市の条例で同居ということになっているのですけれども、収入も当然高いと今度は入れないことになっております。ですから、その辺の周知も含めて、まだ申し込みされていない方に時期早々に案内を出したいと思います。  それから、被災されている県外の被災3県の仮設住宅に住んでいる方もいらっしゃると思いますので、こういうのも含めて、八戸であいていますということをホームページ上にも載せておりますけれども、県を通じても何かその辺うまく周知できれば、県外からも八戸に定住したいという人を呼び込めるのではないかなと、そういういろいろな方法を考えてぜひ62戸を埋めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆松田 委員 国のさまざまな施策との絡みもあって非常に御苦労なところが多いかと思うのですけれども、1つ気になったのは、これは地元の新聞にちょっと出ていたのは、災害公営住宅に行きたいのだけれども、住んでいたアパートが半壊で取り壊されていないために該当しないと、これは国の条件がそうなっているからだというコメントがちょっと出ていました。そういうところも含めて、やはり被災者の方々の住宅を確保していくという視点から見て、国のそういう条件だとかというような問題についてもやはり意見を申していくというふうな姿勢は非常に大事ではないのかなと思います。そういう点で、これからの努力といいますか、頑張り方、これはなかなか大変な事業でしょうけれども、やっていただいて、当初の意向調査をしたときの62戸をつくったときの条件といいますか、そういうふうなところと実際に入居が実現されていく間に横たわっているさまざまな被災者の方の条件、また国の施策の問題、枠組み、そういったものもぜひ考えていただいて、しかし、そのときには枠組みに当てはめるのではなくて、被災者の住宅を確保していくという視点でぜひ国の枠組みに対しても大いに意見を申していく必要が被災地からはあるのではないかということをお願いしておきたいと思います。  以上でこれは終わります。  それから次に、安全安心住宅リフォームの問題についてお話をしていきます。  これについては平成24年度から、いわゆる被災者の一部半壊の修繕についても適用されるということで、八戸としては非常によかったかなといいますか、歓迎する内容になったわけです。来年度の予算が1900万円ということなのですけれども、まだ3月は終わっていないのですが、平成24年度の被災者の住宅の修繕についての実績、そこら辺を先にお願いしたいと思います。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えいたします。  今年度は1月31日で受け付けを終了しておりますけれども、今年度の実績においては93件ございます。そのうち、御質問の被災された方の復旧のためのリフォームということですけれども、60件、金額にして957万9000円でございます。  以上でございます。 ◆松田 委員 平成23年までは県のリフォーム助成がほとんどゼロという状況で、被災の問題が加わって、八戸としては60件ということなのでしょうけれども、この点で私は大事だなと思ったのは、さかのぼって適用がされると、3・11の被災された時点にさかのぼっての、つまり、もう修繕が終わったものについても適用されるという点が非常によかったと思っています。しかし、それが果たしてどの程度周知されているのかという点では、まだまだ頑張ってもらわなければならないかなという感じがしております。  私も、去年の年末に市川のほうをちょっと歩いてみましたけれども、知っている人は半分ぐらいなのです。どういうルートで知りましたかというと、やはり業者の方から教えてもらって、手続も業者の人がやってくれた、領収書があればいいのだよ、契約書があればいいのだよ、できれば写真があればいいのだがというふうなことで、そういう点ではやはり業者の方々がそういう資料なりそういったものを保存したり持っていますので、そういう業者の方々が教えてくれて、手続にも協力してもらって申請してこの助成を受けましたという方もいらっしゃいました。  そういう点では、ぜひ、被災地だけでなくて、業者の方も含めて、こういう制度があって、もっと活用していただけるような周知徹底が必要、それが非常にいいのかなと。業者にしてみれば、仕事の関係でお客さんにサービスですから、これは非常にプラスになるわけなので、そういう点も含めて活用促進計画について何かございましたらお知らせください。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えします。  今年度、実は被災された方も対象ということで事業を県から受けたわけなのですけれども、私どもの応急修理という52万円の修理がございました。その方が多分ある程度対象になるのではないかなということで、まず52万円を受けた方に対しては全て郵便で周知いたしました。その後もリフォーム自体がなかなか伸びない時期があって、県のほうから、もうちょっといろいろな方法を考えてみないかということで、私どもも、メーンは被災者のリフォームということで、その辺をどうしようかということで、私どもでは、罹災証明、一部損壊以上を受けた1700の方全てにダイレクトメールで案内いたしました。そういうことで、その辺は十分周知されているのかなという気はいたしますけれども、来年度もその辺は状況を見ながら、当然広報とかホームページ上にも載せますけれども、またいろいろな方法を、先ほど言われていた工務店の方も含めて、設計事務所の方も含めて、そういう業界の方も含めていろいろな周知方法も再度検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆松田 委員 ダイレクトメールその他もやっていらっしゃるということを聞いて、非常によかったかなと感じています。一人でもそういったことを知らないで損することのないように、ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います。  これについて安全安心の問題は、単に被災者だけではなくて、例えば屋根にしても何にしてもそうなのですけれども、かなり古くなったものについての修繕にも適用されるのかなというふうな見方もしていますけれども、その辺はどうですか。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えします。
     私ども、今年度の実績は93件でございますけれども、被災された方の復旧は60件です。その次に多いのが、同じ防災の項目なのですけれども、屋根とか外壁のリフォームの17件が次に多い件数でございます。その次が省エネとかが8件、バリアフリーが7件、次に防災のということですけれども、屋根とか外壁は需要が多いのかなという気がいたします。  今年度の実績は全体ですと1500万8000円で、これは10%の補助ですから、そういう意味では地元の工務店なりそういう方々のかなりの経済効果にはなっているのかなと思います。来年度も同様な補助内容でございますけれども、そういうことで、災害だけではなくて、一般の住民の方も活用できるということを再度周知徹底して、ぜひ予算いっぱいに活用してもらいたいと思っております。  以上でございます。 ◆松田 委員 わかりました。今、被災しただけでなくて、一般の市民の方の屋根だとか壁とか、当初これが県のものの活用がほとんどなかった理由の1つに、例えば原状復帰ではなくて、いわゆる省エネだとかバリアフリーだとか住宅の価値を高めると。ですから、資材が非常に高いものを使わなければだめだとかということで、せっかく10%のリフォームの助成金をもらっても、それ以上にお金がかかるということで、これはとても進められないという大工さんもおりました。そういう点で、それとは違って、私のうちも屋根が雨漏りしそうになっているのですけれども、例えばそういうことについても手だてができるのか、その辺ちょっとお知らせください。 ◎吹越 建築住宅課長 松田委員にお答えします。  屋根の場合は、塗装だけのリフォームというのですか、補修はちょっと対象にならないのですけれども、ふきかえするということがこのリフォームの場合の対象、外壁の場合もそうなのですけれども、ただ単に塗装とかではなくて、そういうふうな防火性能を高めるというふうなことになっております。そういうことで、委員ももしあれであれば、ぜひ補助金を使ってふきかえてもらえれば、来年1件件数をふやせるかなと思います。  以上です。 ◆松田 委員 配慮いただいてありがとうございます。  それはそれとしながらも、先ほど課長もおっしゃっていましたけれども、経済効果という点ではこれはやはり捨てがたいものがあります。そういう点で、地域の活性化の力にもなっていくという点では、被災者だけでなくて、一般市民のリフォームについての要望もこれからさらに範囲を広げていただいて、ぜひ地域の経済の活性化につなげるようなものにしていきたいということを感じています。県内でもさまざまあるのですけれども、やはりまちまちで、必ずしも成功している例ばかりではないのですけれども、そのあたりもぜひ秋田県の例も含めて研究していただいて、経済効果を高める意味での対策という位置づけを持たせていただけるように、さらにお願いをしたいということで終わります。  以上です。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 松田委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆三浦〔博〕 委員 松田委員の関連質問という形で、復興公営住宅について可能性としてどうなのかなということを伺いたいのですけれども、先ほどいろいろと1年延びたというふうな中で、雇用促進住宅におられる方に対してのケアとか、または県外での岩手、宮城、福島というふうな被災者の方々にもホームページを通じて入居を呼びかけていきたいというふうなことでありました。実際福島からこっちに来て仕事を見つけて生活しているというふうな知人も私はフェイスブック上を通じて知り合ってはいたりもするのですけれども、そういうふうな取り組みをされていく中で、ある程度期限を区切って、その入居者を募集するという部分で、八戸市民全員が直接、間接問わず被災者であるというふうな形をとって考えるならば、1つの市営住宅というふうな形で募集することが、今後の話なのですけれども、ある程度期限を区切ってそういうふうな判断もしていくこともあり得るのかなというふうな感じはするのですが、その可能性についてはどうでしょうか。 ◎吹越 建築住宅課長 三浦博司委員にお答えします。  期限を区切るというのは、私どもは、被災者だから、できれば期限を区切らず、いつでも受け入れられるような体制で、ですから、災害公営住宅は、もしかすればいっぱいになるかもしれません。その場合、受け入れ先とすれば、既存の市営住宅をぜひ活用して、法律上、特定入居というのもございます。そういうことで、今も随時募集で期限を区切らず募集しておりますので、その辺は我々とすれば、八戸市とすれば、県外の方でも、これから10年ぐらいかかるということですので、県外の方をいつでも八戸も受け入れますという体制で臨んでいきたいと思います。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 ちょっと私の質問の真意というのが上手に伝えられなくて大変申しわけなかったのですが、まず、期限を区切らなくてもいいのですけれども、要は、定期的に市民に対して入居を復興公営住宅以外で市営住宅を募集しているわけですけれども、それと同じような形で、条件をフリーにして市民の人たちにも入居を呼びかけるということも最終的には考えられるのかどうかということを伺ったのですけれども、そういう可能性というのはやはりしていないものなのでしょうか。 ◎吹越 建築住宅課長 三浦博司委員にお答えします。  災害公営住宅についてはホームページ上で随時募集ということで掲載しておりますけれども、それ以外のことについても、被災者については特定入居ということで入居できるようになっておりますので、その辺もできればホームページ上で、市民の方、また県外の方もわかりやすく対応して掲載なり、あと広報等も活用しながらそういうふうな対応でいきたいと思います。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 随時募集であくまでも特定入居ということで取り組んでいきたいということでしょうか。 ◎吹越 建築住宅課長 被災者ですので、定期募集ということではなくて、あくまでも必要とする時期に速やかに住居を提供してあげるべきだと思います。これは随時募集というよりは、そういう相談窓口に来られたときはすぐあいている市営住宅を提供していきたいということで、定期募集の枠ではなくて、随時募集ということで、別な形での住宅を提供するのが一番ふさわしいのかなと思います。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 まず、ほかの河原木団地とか、そういうふうな形で定期的な募集を行って、抽せんで漏れている住宅困窮者もまた当市での被災者であるというふうな位置づけで見られた場合、この復興公営住宅に募集できる資格を持っているというふうなことが今後考えられるのかなと思いますので、とにかくまずは特定入居だということ、それは私もそのとおりだと思いますので、まずは62戸をしっかりとその対象者という方を随時という形で迎え入れていく中で、もしあくというのであれば、定期募集している他の市営住宅の抽せんで漏れて住宅困窮している市民にも門戸を開放できるというふうな可能性を考えていただきたいとお願いして質問を終わります。 ○壬生 委員長 ほかに関連質疑はありますか。 ◆大島 委員 陸奥湊駅周辺の調査事業について、私もこれは興味を持っていまして、館鼻公園が整備をされていく、測候所の跡地の利用とか、そこに向かう市道が狭いというような話の中で、平成21年と平成23年に一般質問をしてきました。その中で遅々と進まない陸奥湊の関係について、新年度の予算がついたので前に進んだのかな、準備組合の理事会のある一定の方向が出たのかなということで期待をしていたのですが、松田委員への答弁の中ではまだそこまではいっていないという話の中で、ちょっと確認の意味で質問させていただきたいと思います。  なぜまとめ切れなかったのかなということが1つなのです。  2つは、理事会のメンバーが出入りが激しいのではないのかなという気も個人的にはしているのです。  それから、これから周辺の方々を入れると、この周辺というのはどういう範囲のところまで周辺が入っていくのかということです。  それから4点目は、今の調査費を盛るのに当たって、どうなのだろう、理事会の方々に対してきちっとその辺の説明をしているのかという心配もしているのですけれども、その辺についてもし今答えられる段階にあったらひとつ答えていただきたい。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今の御質問4点についてお答え申し上げます。  なぜまとめ切れなかったのかというところのお答えでございますが、そもそも再開発というのは民間が中心になって行うものでございまして、私のほうはそれに対してのお手伝いという形でやっております。まとめる方向でいろいろやってはきておるのですが、原因を考えますと、やはり当初の私どものほうで提案した計画が大き過ぎたということだと思います。どうしても保留床、処分床を売って事業費に充てるというところで、やはり売り先をいろいろと検討してまいったわけですけれども、簡単には見つからない。  それからもう1つは、やはり港は市場で再生したいのだという組合の皆さんの思いが大きくて、いろいろな保留床を考えますと、雑居ビル的になってしまうのではないかということで、市場を中心に再生したいという思いがあったものと思います。  それから、出入りが激しいというお話でございますが、理事会に関して言えば出入りはございません。休憩というか、休んでいる方も少しいるのですけれども、私どもも毎回出席しておりまして、メンバーは変更はございません。  それから、検討の範囲でございますが、あくまでも再開発というのは地権者、権利者が中心でやるものでございまして、範囲といえば建てる範囲になるのですが、先ほどちょっと申しました、どういう方々がその中で営みを行うのかということになれば、その範囲はおのずと広がってきて、テナントの方とか関係する方々、全部広がってくると思います。これはまた必要に応じてこれから検討してまいりたいと思います。  それから、調査費について理事会への説明でございますが、これは理事会のほうでもあれをやりたい、これをやりたいという話の中で、私たちにできるところは市のほうで一生懸命やったり、理事会のほうもいろいろ手を尽くしてつくり上げてはいるのですが、やはり再開発事業的なもので言うと、本当に専門性が必要になってきて、たどり着かないというところもございましたので、今回その辺の手当てを市のほうでやりたいなという思いで調査費を上げさせていただきました。確定した暁にはきちっと説明をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆大島 委員 私がちょっときょう耳に挟んだのが、大変斬新な意見を持った方が新しく入ってなんていう話をちらっと聞いたものですから、それはないということですから、それは理解いたしました。松田委員も言ったように、やはり魚菜市場をどうつくるかという、1つのそこを中心、メーンにして行政がかかわっていかないと絶対進まないという話を言っていました。私もそのとおりだと思っていました。だから、市場をきちっとやって、道路を館鼻へ向けてどうするかという、あの周辺をきちっとやはり役所がある程度図面を描いてやってほしいなということと、それから今のコンサルに頼むのは400万円だと図面なんて引けないわけで、単純にその周辺の聞き取りだけですか。その辺だけ。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 計画の段階の構想でございまして、実は平成23年度に私ども自前で少しずつ積み重ねてきたものがございます。それら資料をベースに来年度はちょっと検討して、外注も含めて一緒にやっていきたいということで、周辺をある程度一定の範囲広げながらやっていきたいと思っております。 ◆大島 委員 平成23年の答弁では、身の丈に合った施設をつくって完了したいという話を答弁されていました。要は地域の身の丈というのはやはり八戸の顔だと思っていました。いろいろな意味で、八戸の震災以降の復興の1つの形だと思っていますので、ひとつそういう思いを大切にしながらやってください。  終わります。ありがとうございました。 ○壬生 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 ないようですので、以上で松田委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆前澤 委員 新井田川河口部親水空間整備事業から第2期中活事業についてまで3点お伺いをしたいと思います。  まず、この新井田川といいますか、八戸は海から開けてということをいつも言っているわけですけれども、漁業のまちであり、すばらしい海岸線を持っている中において親水空間というのがなくて、やっと沼館に県が親水空間的なものをつくったと。津波の関係でまだ復旧していない部分がございますけれども、また、国立公園になって蕪島周辺がそのあたりでの親水空間という面で整備されるのだろうと思っております。  それで、新井田川の河口部にこの親水空間をつくってにぎわいを取り戻そうということで数年前から計画が進んでいるかと思いますけれども、具体的になって予算が3750万円ほどついているわけですけれども、現時点での整備内容とスケジュールについて、ちょっとお願いできますか。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 前澤委員にお答え申し上げます。  現時点の整備内容でございますけれども、平成21年度のときには該当する移転補償の建物調査をやってまいりました。それと、平成22年8月ごろには必要となる用地買収を進めてまいりました。今年度の予算、平成25年度に盛っておりますのが100メートル分の工事費なのですけれども、2000万円、それと家屋移転1件分なのですけれども、1750万円、合わせまして3750万円というふうな工事内容を盛っております。  いわゆる交渉の段階で家屋のほうが事業開始から平成22年度あたりから家屋移転交渉を進めてまいりましたけれども、まだ移転に至っていないということで今年度も予算要求と。移転に至っていない理由に関しては、ちょっとその方の不幸事ということもございまして、今年度から交渉を開始してくれるということで予算要求しているということです。  あと、今後はどのような整備スケジュールになってくるかというと、下条通りを一方通行にするとか、どのような整備水準にしていくかというのは、まだ説明会等でも住民の意見等もちょっと具体化していないということで、まずその辺の進捗を見ながら住民の希望するものをうまく整備できるように対応していきたいと思っております。  以上です。 ◆前澤 委員 100メートルの整備だということですけれども、区域的に小中野側もやる予定でしたよね。港のほう、男山さんのほうに限ったことになるわけですか。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 現在地元で調整を図っておるのは男山さんのほうの小中野寄りではなくて反対側のほうです。よって、この100メートルの整備区間は下条の集会所側のほうの整備を予定しております。  以上でございます。 ◆前澤 委員 ちょっと全体のものをもう1回確認したいのですけれども、湊橋から河口部のほうに行く路線の両側ではなかったですか、どこをどう整備するのか、もう1回教えてください。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 親水空間整備事業という事業区間で言いますと、小中野側の魚菜市場側と近隣の湊橋、それから下条のほうの通りというところで全く委員がおっしゃるとおりの場所でございます。  以上です。 ◆前澤 委員 そうすると、計画どおりだとすれば、どれくらいの期間でこれは整備をする予定でいらっしゃるのですか。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 現在、下条通りのほうから優先して工事をしておりまして、そちらの地元の調整がつけば順次整備するということで、私自身、まだ何年までかかるのかなということは、ちょっと勉強不足でもありますが、認識しておりません。まことに恐縮ですが、そういうことでございます。 ◆前澤 委員 計画ですから、スケジュールが大体あってやっているものだと思って私は聞いているのですけれども、これは単費なのですか。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 地方特定道路整備事業ということで起債事業なのですけれども、この制度が去年まででございまして、ことしからは全く単費というふうなことで予算要求しております。  以上です。 ◆前澤 委員 承っておきます。  それで、要は3・11があって、今年度の予算で県がいわゆる八戸港24キロにわたって防護壁というか、どういう形になるかわかりませんけれども、1億5000万円以上の予算をたしか盛ってこれから始まるのだろうと思いますけれども、こうなってくると、親水空間部分も当然入ってくると思うのですけれども、それとの絡みというのは免れないものだと思うのですけれども、それについての考え方をちょっと教えてください。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 今回私どもの事業のところに防護ラインがかぶさってくる可能性は十分ございます。よって、来年度から県のほうも防護ラインの調査設計を実施していくということで、その中で私どもの親水空間の事業との絡み、いわゆる整備の調整並びに協議等を重ねていくことになります。  ただ、今回予算要求しております場所に関しては、家屋移転は当然道路から外れた宅地の部分ですから、事業は進めていきたいと。なおかつ、道路築造に対しては、県の設計の位置的なものも踏まえて協議して結果を出していきたいというふうに思っております。  以上です。 ◆前澤 委員 家屋移転については今の答弁はそのまま進めるということだと思うのですけれども、そうすると、県が例えばあそこも津波を防ぐために何かをそこにつくるとなったときには、この計画自体がもう無意味なものになってしまうと思うのですけれども、そういう見通しが立たない中で、確かに皆さん御努力されて個人の方の用地買収に日参なさったと思うのですけれども、全体を見たときには少し待つということも考えられると思うのですけれども、そのあたりはどうなのですか。先行きが私はちょっと見えなくなっているし、計画自体がやはり安心安全というか、あれだけの津波を浴びているわけですから、本当はそういうものがないほうが私もいいとは思っていますけれども、実際問題そっちのほうが優先になるのかなということも考えれば、少し予算執行はとめて様子を見るというのも1つ行政としてのとり方かなと思うのですけれども、ちょっとそのあたりはどうでしょうか。 ◎松川 建設部次長道路建設課長 いわゆる工事が防護ラインのためにできなくなるかということも、一応防護ラインの設計等を見ながら今後判断していかなければならないと。ただ、家屋移転するに当たっても、地権者の方々には工事費も見ていますというふうなことで前向きにつくっていきたいというふうな意向を出しながら家屋移転を進めてまいりたいと。  ただ、今の防護ラインということも計画が出てきたということも説明しながら、県と十分調整を図って事業の執行に関しては十分注意を払ってまいりたいと思っております。  以上です。 ◆前澤 委員 今話をしたとおりなのですけれども、要望をもう一度しておきたいと思いますけれども、やはり執行を自粛というか、待つというのも1つの決断でございますし、片方には交渉している方がいらっしゃって、長年用地買収とかそういうものというのは大変な苦労が伴ってきているというのは私もわかりますけれども、あくまでも税金を使うわけですので、もしかすれば無駄金になりかねないことが先に想定されるとすれば、やはりもう少し慎重にかかって――かかっているとは、慎重にしているとは思いますけれども、予算を執行しないという考え方も含めて推移を見守っていただきたいと要望しておきます。  次に、陸奥湊駅周辺については、今再質問を含めてお二人から話がございました。六、七年前になりますか、この計画が再開発ということで出てきて、私はさっき聞くまで頓挫したものだと思っていました。申しわけありません。まだ生きていたとは本当に考えてもいなかったのですけれども、あそこは八食ができて、八食のほうに移った人たちもたくさんおられて、そこから衰退が始まったのだろうと私は自分で認識しています。あと、朝市も岸壁のほうに行ったということもあるだろうし、道路が狭い、車は置くところがないということで、計画が出たときは非常に期待をしていたわけですけれども、そこの下をお店にして、上をマンションにするとか、さまざまな計画の案は見ましたけれども、なかなかこれは思うようにいかないなと思っていたものですから、まだ生きていたということについては、申しわけないけれども、死んだものだと思っていました。  あのときに、ちょっと言葉は悪いけれども、市も独自でやる事業というのがたしかありましたよね。それは駐車場の関係だったか、ちょっとそこのところをもう1回確認したいと思います。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 お答えいたします。  今お話があった計画は、平成19年度の陸奥湊駅前地区再開発事業推進計画というものでございまして、この事業では、市営魚菜市場の廃止を前提として周辺の民間市場を建てかえるということで、その廃止した場所のちょうど敷地の部分を駐車場とかにぎわいの広場に充当するというふうな全体の計画をつくっております。  今回再開発という大きな計画がなくなったということを考えますと、小さい身の丈の開発ということになりますと、改めてそのあり方も含めて今回の調査で検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆前澤 委員 先ほど大島委員もお話ししていたとおり、館鼻公園は整備をしてグレットタワーができて、あっちは整備になったわけです。たしか陸奥湊を含めた一体的な考え方ということだと理解をしています。  先ほど大変失礼な話をしましたけれども、今回400万円の調査費を盛ったと、それは数年かけて積み上げてきたものを土台にしてやるという先ほど答弁でしたので大体わかったのですけれども、一回頓挫はしたわけでございます。期待をしても、そういうふうにまた最終的に民間民間ということになってしまうと頓挫してくる可能性もある、身の丈に合った計画ということが大事かなと思いますけれども、そこはなかなか地元の人たちだけでどうにもならない部分も、特に交通体系というか、駐車場の問題とか、荷おろしをするために車が数珠つなぎに道路にとまっていて、余り歩いてこない人はここに車を置いて買いに行くかなと、自分自身考えてもなかなか駐車場も見つけにくいような形でありますし、そのあたり俯瞰した見方で捉えて、調査費を盛ったわけですから、ぜひ以前のようなことがないように何らかの形で成功するように、これがまた周辺の港を含めた再活性化につながっていく起爆剤になるかもしれませんので、ぜひ丁寧に協働して進めていただきたい、これを要望しておきたいと思います。  それから、第2期中心市街地活性化基本計画、一般質問でも取り上げましたけれども、この件について、はっちができてにぎわいが、もうやはり人通りも変わってきて三日町のほうに人がおりてくるようになった。八日町でこれから解体、そして新築工事が始まってくると思います。はっちの向かいの旧マルマツとか旧レックのところを市内の業者さんが再開発をするという予定になっています。その中で今回の3月議会の提案理由の説明のところで市長がそのような今の中心街の状況を述べながらこういうことを言っています。  このような動きの中で、私は昨年、長岡市や富山市などの中心市街地活性化の先進事例を見てまいりましたが、その中で、年間を通して雨や雪などの天候に左右されず、市民が集うことのできる、にぎわいの拠点を幾つか設けながら回遊性を高めている点は興味深く非常に参考になったところでありますというくだりがあります。市長がつくったのか、皆さんがつくったのかわかりませんけれども、非常に私も興味を引かれておりまして、富山市にも特別委員会のときでしたか、常任委員会かちょっとわかりませんけれども、行ってそういうところを見てまいりました。今のはっち、八日町ができる、そして中村さんのところの再開発ができたとすると、それぞれのパーツということではなくて、全体を結ぶ動線とか、さまざまな考え方を市はしていかなければならないと思います。事業者さんというか、やる人たちは自分たちのところがちゃんとなればいいということでしょうから、それをいかに点を線にして面にしていくかという部分ではコーディネートしていく、やはり市がぴちっとしていかないと、ぼつぼつの八戸の市内というか、ここの中心街を見れば、10階建てのビルがあれば2階建てがあって、また高い建物があって、また低い建物があるというような、どっちかというと統一されていない。それは民間のことですから、勝手にいかないというのはわかるのですけれども、今回の再開発はそれだけ中活の中においても力を入れて、今回は最後の挑戦だというか、チャレンジだと言っているわけですから、そのあたりの考え方と決意的なものが――決意と言えばおかしいけれども、考え方をちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 お答え申し上げます。  委員おっしゃるとおり、一点ではどうにもならない。次は回遊性を目指していって、面となってまちが広がっていってにぎわいをまたつくり出していくというふうに、第2期の計画ではそれを大きなテーマとしております。  今お話があった旧レック、旧マルマツということで、位置は中心市街地の中にあっても回遊の拠点となる、はっちの前でもございまして、重要な位置にあると思っております。この街区につきましては、街区の中央部を古くから花小路と言って横断するような通りもございまして、それでにぎわいを形成しようという動きもずっとやってきております。  そういった中、現在、旧レック、旧マルマツの取得した権利者の方と再開発に向けた相談を進めております。これは手法としては八日町と同じく優良建築物等整備事業を使ってやりたいと思っています。ただ、市としては、単なるビルの建てかえ、要件を満たした最低限のものを建てるのではなく、やはりにぎわい形成というところを目指した街区全体に影響するような建てかえを目指していただきたいということで、事業者にも市のほうからもいろいろと提案しながら前向きに検討を進めていただいております。  そういった中で、先進地の視察です。今お話があった富山市とかを視察してきてということですが、こういった地域でもございまして、市のほうというか、計画の中に、にぎわいの広場全体を使って、ただ駐車場を造るのではなく、駐車場よりも広場のほうがにぎわい形成のためには効果が発揮しやすくなるのではないかということで、広場の部分も提案させていただいております。視察につきましては、施設のハード面だけではなく、運営も含めたさまざまな話を直接お聞きしたりして大変参考になったものであり、今後の参考にさせていただきたいということで視察してまいりました。  視察したにぎわい広場につきましては、大屋根をかけた形となっておりまして、とりわけこういった雪が降るところでは通年活用ができるというふうな、単なる広場ではなく、付加価値をつけたということで、それも含めて広く検討してまいりたいと考えております。 ◆前澤 委員 わかりました。貴重な民間の土地ですけれども、最高の場所にあるところですから、八日町の再開発を含めて、今おっしゃったような形でにぎわいづくりの拠点となるように市もしっかりと意見を申し述べながら早期に計画が具体化するように要望したいと思います。  同時に、三元ビルの再開発のこともあります。またチーノの手前のほうのところのこともまだ具体化していませんけれども、そういうふうな動きも実際ある。そういう点で拠点と動線をどうつないで面にしていくかということもしっかりとコーディネートしながら、これからの第2期中活で八戸の中心街は変わってきたな、流れもよくなった、こういうふうに評価されるように頑張っていただきたい。要望して終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤〔圓〕 委員 4点伺います。  8款4項のところの4点です。  1つは、本八戸駅通りの地区整備について、八戸ポータルミュージアム事業費について、中心市街地活性化について、緑化事業についてです。  まず初めに、本八戸駅通り地区整備について伺います。本八戸駅通りの整備が今進んでいるかと思いますけれども、今日までどのあたりまで進んできたかの概要をお伺いいたします。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 伊藤圓子委員の御質問にお答え申し上げます。  本八戸駅通りのまちづくりということでお答えさせていただきます。この地区のまちづくりは、先ほどちょっと説明いたしました県の事業であります八戸市都市計画道路3・5・1号沼館三日町線が認可になったことに並行しまして、平成22年度から内丸地区街なみ環境整備方針を本八戸駅通りまちづくり促進協議会を初めとする地域の皆様と御意見を伺いながら一緒に策定してまいりました。その整備方針に基づきまして本八戸駅通りをこれから3・5・1街路が通過した暁には現道があきますので、そこをコミュニティ道路として歩行者優先の中心街の玄関口にふさわしい町並みに整え、中心街に続く歩いて楽しい通りを目指す、基本的には商店が建ち並ぶ通りを目指すとしております。  こういった整備方針を踏まえて人中心の道として生まれ変わるというふうな計画で今進めております。
     以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 具体的にどのあたりまで、例えばまちづくりの協定ということに関しましてはどの辺まで進んできておりますでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 協定に関しましては、本八戸駅通りの一部が協定を結んでおります。協定の区域は、駅前からちょうどフルーツパーラーおだわら、ここまでの間、この沿線の地権者で協定を締結されております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 今の通りになっているところの沿線上のところは協定が結ばれたということですが、次の段階のところはどこまで進んでいるでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今現在検討を進めておりますのは内丸一丁目の公園通りでまた次のまちづくり、協定を結ぶ動きというか、今計画を進めております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 それでは、もう少し詳しく伺いたいと思いますけれども、この公園通り地区まちづくり協定、ここは住宅地になっておりまして、地権者の方々とのやりとりを非常にきめ細かくやっていかなければならないところだというふうに思うのですけれども、この公園通り地区まちづくり協定に絡みましての寄り合いというのは、何度開かれて、また、その参加状況というのはどうなっているか伺います。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 資料をこれから用意いたしますが、今年度、公園通りのほうを次の協定区域ということで何回か開かせていただいております。今の状況を申しますと、協定の内容を皆さんでも固めて協定の作成がほぼ完成しております。回数につきましては後でまた報告させていただきたいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 ここの協定を結ぶに当たりまして、地域の方々、お住まいになっている方、あるいは地権者の方々にアンケート調査をしているかと思いますけれども、このアンケート調査の結果、どういったふうになっていますでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 アンケート調査に関しましては、本八戸駅通りの街なみ環境整備事業を行う際にやっております。そのアンケートの結果を反映したまちづくりの方針というものでつくっております。これに続くアンケートの中では、住宅地のほうは昔からのたたずまいで残していきたい。新たな大きなものが建つようなものではなくて、住宅地として残していきたいというふうなところが中心となったお答えとなっております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 このアンケートは既に回収されて集計もされていると思うのですけれども、その回収した結果、どのように地域の方々はお考えになっているか、その内容をお伺いしたかったのですけれども。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 アンケートはあくまでもまちづくり協定を前提とした、自分たちのまちづくりをどうするかという内容のものでございまして、自分たちで提示というか、つくり上げたものについて、ほぼ街なみ環境整備事業を進めることについては反対がなしという形で進めていきたいということでございました。 ◆伊藤〔圓〕 委員 アンケートは何項目かありますけれども、そうすると、今のお話だと、よいと思うというのがほとんどというか、全てと理解してよろしいのでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 この位置は実は商業地域でございまして、ビルでも何でも建つような地域でございますが、主なものとしては、景観に配慮した低層な建物がこのまま建つようなたたずまいの地域にしていきたいというふうなことを個別具体的に文章にして協定をつくっております。協定に関しては全部でき上がって締結した段階ではまた御報告させていただきたいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 もっと簡単でいいのです。要するに、このアンケートを見ると、8問の設問の中で特に答えなければいけないところが7問あるのですけれども、よいと思うとかよいと思わないとAとBの選択になっているわけですけれども、一応アンケートを返してくださった、その回収されたものに関しては、恐らく好意的にというか、自分たちのまちづくりに自発的にかかわってよいと思うという結果が出てくるのかなとは思うのですけれども、それでは、もうちょっと具体的に、回収率はどのぐらいで、そしてその回収されたものはほとんどよい、Aということなのでしょうかということです。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 ちょっと手元に資料を今持ち合わせておらなくて、拙い回答になっておりますので、ちょっとそこは調べて後で回答したいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 寄り合いに毎回参加されておられたり、それからアンケートの内容について、この趣旨をよく理解というか、自分たちの住んでいる場所をこうしたいなという思いをこういうアンケートの中にも反映されていれば、その回答にも応じてとなるかと思うのですけれども、特にそこにお住まいになっていない地権者、そういう方々はここに住んでいる方とどうしたいという思いのずれがちょっとあったりしないかなと思っているのですけれども、そういった地権者の声は現在どのように受けとめていますでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 土地の地権者を中心に全部アンケートは郵送させていただいております。そういった中で思いの違いは確かにあると思いますが、最終的にはまちづくり協定に参加するしないという決断をしていただくわけでございまして、思いの違いがそのまま参加の意思に反映されるのかなというふうには理解しております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そうすると、その最終的にというところで協定に参加するしないと。できたら100%協定に参加するということが望ましいわけでしょうけれども、どうしても自分はそれに賛同できないということで協定に参加しないということがあっても、これはこのまま進めていくということになるわけですね。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 このまちづくり協定を結ぶのが最終的な目的ではなくて、まちづくり協定を結ぶとさまざまな国の支援事業が受けられるというところまで私どもは今作業を進めております。そういった意味からして、その必要がないと考える方は最終的には参加しないというふうな形も1つの選択かと思いますが、それをそれで終わらせるのではなく、地域の中でそういった1つのまとまりの中でまちをつくっていくというふうな形で進めてまいりたいと思っております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 本当にできれば、全員まとまっていただいて地域の再生に御尽力いただき、私たちも誇れる地域になっていただきたいし、また、本当に散策しながら歩きたい道になっていただきたいと思っているわけですけれども、地権者で住んでいない方は、やはりなかなかそこにお住まいの方とは同じレベルの意識にまでいかないとは思うのです。中には、地域がどんなふうになっていくのかということについてよく理解できていないのか、説明が不足なのか、その辺が私はよくわからないのですけれども、非常に市の進め方について疑念を持っている方もおられるのです。そういった方たちにやはり丁寧に個別でも御説明していただき御理解していただく努力が必要ではないのかなと思うのですけれども、これまでにそういう事例に対してはどのような対応をされてきていますでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 内丸全体の整備方針をつくらせていただいて、これまで紙ベースの町内紙とか、ホームページとか、何回か説明会、寄り合いも開催させていただいております。平成22年度につくりました内丸地区街なみ環境整備方針につきましては、内丸地区を大きなテーマ、つながる、八戸ということでまとめております。これは市のほうが一方的につくったものではなくて、地域と一緒につくったものということで御理解いただければと思います。ちょっと御紹介させていただきますと、1つ目は、次世代へ歴史・文化をつなぐというものでございまして、中心街の玄関口としての風格、たたずまいを持たせる。八戸城跡の伝統を持つ場所性を感じさせるというものでございます。そして2つ目は、魅力的なくらしを通して、人をつなぐというものです。沿道にお住まいの方々を中心とした日々の暮らしを支えるようなまち、それから地区を訪れた方をおもてなしするようなまちということで掲げております。3つ目は、まちとまち、まちと人をつなぐというものでございます。隣接する駅やまちに連続性を与えていく、中心市街地における回遊性もこれで誘発するというふうな形のものでございます。こういったものにつきましては、全戸配布とまではいかないにしても全部つくっておりまして、周知はしております。遠くの方にも郵送するような形で全部やっておりましたので、周知はそういう形でやらせていただいています。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 昨年の12月17日から2月28日までの間に測量が入っておりますよね。対象エリアの方々の地権者の協力が進んで順調にこれは終えたということでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 昨年の測量は、今年度事業に向けた内丸地区の道路のかけかえの調査等の測量でございます。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 この地域の測量及び地質調査ということで、地権者の方々に同意を得てされたと思うのですけれども、この辺は皆さん御同意されて順調に進んだでしょうかということなのですけれども。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 もちろん測量する場合は同意を得て土地の中に立ち入りして測量しておりますので、同意を得たと理解しております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 では、確認ですけれども、地権者100%の方から同意を得てこの調査を終えたということですね。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 調査の成果品が今出てくるタイミングでございます。100%というのはどのエリアの100%なのかということになりますが。 ◆伊藤〔圓〕 委員 公園通り地区まちづくりのエリア、市当局のほうで考えているエリアがありますよね。そこに入っている地権者全てから同意を得ていますか、そして調査されましたかということです。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 測量するエリアについては同意を得て測量しております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 わかりました。要するに得られなかったところはしなかったということですよね。やれないですよね。わかりました。  それも含めまして、やはりあの辺はできるだけ同意をしていただきながら進めていただきたいと思うので、先ほどもおっしゃっていただきましたように、さまざまな紙ベースであるとか、説明会であるとか、立派な方針を皆さんに周知させるために郵送されているかと思うのですけれども、それをきちんと本当に正しく理解されているかというと、やはり御理解いただけていない方もおられると思うのです。それなので、やはり丁寧な説明をじかにしていただき、御理解いただくような努力をぜひしていただきたいと思うのですが、そこはいかがでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 これにも増して丁寧な説明をしてまいりたいと思います。 ◆伊藤〔圓〕 委員 ぜひそれはお願いしたいと思います。というのは、えっと思うような想像か、あるいはうわさかということで、あの辺はこんなふうになってくると。そうだと、自分たちはもう年をとっているし、そんなことには同意できないというようなことなど、ちょっと私もお話を伺うことがあって、そんなことにはなっていないと思いますけれどもということでいるわけです。  ですので、そういう疑念を払拭する意味でも、こういうアンケートに答えなかった方とか、あるいは寄り合いに集まってこられなかった方にぜひ丁寧に説明してあげていただきたいし、また御意見もきちんと伺っていただきたい。  それで、寄り合いの参加状況とかがわかりましたら、お願いします。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今、公園通り地区のまちづくり協定に向けた寄り合いを3回行っております。各回人数はおおむね10名ぐらいの参加となっております。アンケートは、67通発送いたしまして、回答が16名、24%という形になっております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 まず寄り合いの参加状況、これは3回やって平均10名ぐらいというのをどのように認識されていますでしょうか。また、アンケートも67通のうちの16通、24%、こういう自分たちの地域のことについて余りにも低いのではないのかなと思うのですが、この辺はどのように受けとめていますか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 寄り合いのエリアは内丸一丁目の一部でございまして、その中で町内会長さんを初め地区のいろいろお世話をしている中心となる方々が参加しているという形でおおむね10名ずつぐらいが3回ということになっています。アンケートに関しましても、回答いただいたものを受けとめるという私どもの基本的なスタンスでございます。アンケートに関しては特にこちらから回収して歩いていませんので、来たものをベースにいろいろ検討させていただいております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 住民と本当に協働でこのまちづくりをしていくのだというときに、やはり参加をどうやったら得られるのかという努力も一方ではしないと、行政指導になっていて、もういいかというふうなことで気持ちが離れている方もいらっしゃるのではないかと思うのです。これからの進め方として、もっと町内会の方とか補佐をする方とかとありますけれども、やはりそれぞれの方々の生活のエリアなものですから、10名ではなくて、ここに住んでいらっしゃる、67通出されたならば、住んでいない方は別としましても、もっと参加を求めていくような努力をしなければいけないかなと思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今後努力してまいります。町内会長さんにもいろいろ御協力いただいて参加者を募っているのですが、こういった10名がどうなのかというふうな議論はこれまでしておりませんでした。少ないという意見も含めて、ちょっと町内会長とも相談して参加者を募っていくような、私どもも動きますが、結局まちづくりは地域がやっていくので、私どもからこうやれ、ああやれといった形のまちづくりはしておりませんので、その辺御理解いただきたいと思います。 ○壬生 委員長 この際暫時休憩いたします。         午後0時00分 休憩    ────────────────────         午後1時00分 再開 ○壬生 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  第8款土木費の質疑を続行いたします。 ◆伊藤〔圓〕 委員 それでは、これで最後にいたしますけれども、やはりこのまちづくり協定というものになじんでいないというか、そういう方々にとりましたら、市と約束してどうなるかと、後で責任を負うことも大変だなとか、その辺の御理解が十分ではない方もいるかと思うのです。そういう意味でしっかりと御説明いただき、そして最終的にはこういうふうになるのだよというような像を示していただいて安心をしながら、本当に自分たちにとっていいまちづくりを一緒にやっていきましょうというふうになるように御努力いただきたいということを要望して、ここは終わります。一言それについてお答えいただければと思います。 ◎古舘 まちづくり文化観光部長 本八戸駅通りのまちづくりについて、御指摘のとおり、出席者数などが低い、それからアンケートの率が悪い、おっしゃるとおりです。恐らく内丸の中で土地について関心をお持ちの方は都市計画道路にひっかかっている方だろうと思います。しかし、大事なことは、今、内丸でやろうとしていることは八戸市にとって初めての試みです。まちづくり協定をとることによってさらに国土交通省の支援を得られることもある。そういうことも踏まえて粘り強くやっています。それこそお知らせなどは個々に入れたり、または町内会にもお願いしたりという形で配るわけですが、それでもなかなかいきません。しかしながら、これから八戸市でこういった住民主導のまちづくりを広めていくためには我々もその経験を積んでいかなければならない。そういう中でさらに各地域の皆様が自分たちの地域をつくるというときに我々が役立つ力を持っていなければならないということで、ここは頑張らせていただきますので、どうぞ皆様にも御支援よろしくお願いいたします。 ◆伊藤〔圓〕 委員 力強い御答弁ありがとうございました。本当にそれを期待して、住民も初めて、行政も初めて、しかし、協働のまちづくりのまずこれからのモデルになっていく、そういうところだと思いますので、頑張っていただきたいとエールを送りますので頑張ってください。  それでは、次に行きます。  八戸ポータルミュージアムの事業費について伺います。この予算の中で自主事業のところで復興分というのが926万円相当あるわけですけれども、これはどんな事業か中身を考えておられますでしょうか。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 自主事業について計上しておりますが、主なものとしますと、平成25年度は八戸の美、ちょうど種差海岸の復興国立公園の指定もございますので、いろいろな八戸に潜在する八戸の美、そういうふうなものを取り上げたいろいろな事業を予定しております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そうすると、この復興分の926万円で何をするかということではなくて、この分を合わせた4300万円の事業費でもってやると、自主事業を展開していくと考えてよろしいのでしょうか。復興分と言うからには、復興に直接関係した事業としてやるのかなと思いましたけれども、八戸の美、確かに三陸復興国立公園ということでは復興に関係する、そういうことも考えられるかなと思いましたけれども。わかりました。  それでは、幾つかまたさらに伺いますけれども、各階ごとの来館者数をお知らせください。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 これは昨年度の予算特別委員会でも御質問があったかと思いますが、はっちの場合は1階から5階までございますけれども、各階ごとのカウントするようなシステムにはなっておりませんので、1階で入り口4カ所ございますけれども、そこでのカウントした数字になっております。全体的な昨年度と比較しての状況でございますけれども、平成23年度と平成24年度の4月から2月までの数字でございますが、平成23年度の場合は77万6795人となっております。あと平成24年度につきましては81万2439人、パーセントでいきますと4.6%の増となっております。  これはあとは私見になりますが、館内の見回りはフロアガイドの方とか、もちろん私たち職員も見回りを定期的にやっておりますが、そういう中では滞留時間というか滞在時間は各フロアごとに違いますけれども、最近は例えばエスカレーターの脇の壁のところに2階から4階までのものづくりスタジオの入居者の方たちの作品を掲示したり、あとはいろいろなイベント等においてしっかりとそういうような各フロアのものづくりスタジオの方たちを御紹介したり、あとはワークショップ等も定期的に開催しておりまして、そのような中では、5階はレジデンスですので別になりますが、4階までの流れは大体できてきたかなと。ただ、滞在時間につきましては目的によって違いますので、その辺の滞在時間につきましては多少差はあると思っております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 関心のある催事があったときには2階、3階と上がっていくけれども、大概1階でとか2階どまりでというような形になっているのが多いのかなと。私もよく行くのですけれども、そのような印象を受けるのです。いろいろな御努力をされているのは理解いたします。  先ほど言いましたものづくりスタジオのところなのですけれども、ここはオープン時より大変関心を持って見ていたところなのですが、やはりものづくりのところにあるものに関心があるという限定的な来館者とも言われておるけれども、この辺の今後の工夫の仕方はどういうふうに考えておられますでしょうか。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 お答え申し上げます。  今現在はものづくりスタジオの方たちのまずはホームページで各お店のいろいろな商品、そういうふうなものを紹介しております。それから昨年11月、2回目の開催となりました全国規模のクラフト展、はっち市でございますが、そちらもかなり岩手県北とか全国にも周知しましたら、一昨年を上回る1日当たり7200名、3日間で約2万2000人の入館者がございました。そのような大きな全国的なクラフト展も通じながら、また、今月は八戸地域の圏域の方たちを対象としたミニクラフト市も予定しておりまして、こちらも21店舗に参加していただきながらやっていく、そういうふうなクラフト市でいろいろなネットワークをつくっていただくと。  それから、4階の魅力づくりアップのために、新年度からは毎月第2木曜日、今ものづくりスタジオの方たちが入っておりますが、そこの空間、リビングがございますけれども、そこにまた憩い空間、カフェを出店して音楽をかけながらとか、そういうふうな形でものづくりスタジオと一体となった形でいろいろ来館される方に御紹介していきたい、そういうふうな空間を提供していきたいというふうな取り組みも考えております。  あと、通年ですと、ものラボという形でいろいろな各お店のワークショップを館内等で開催しておりまして、そういうふうな中でもしっかりとお客さんがついてきているなというのを感じております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 大変大きな空間の中でいろいろなことをやっていたときにはたくさん来るけれども、やっていないときには大体数人がぱらぱらというイメージを受けるわけです。今言っていただいたようなことを含めまして、さらに御努力いただきまして、しかも、このものづくりスタジオというのは、やはり観光の方々にとりましても大変関心のあるところだとは思うのです。だから、そういったことで上まで上がって来ていただけるように、観光の方たちの誘導の仕方というか、そこのところも御努力いただけたらなと思います。  それでは、5階のレジデンスのことについて伺いますけれども、宿泊をされながらの制作活動という目的があったわけですけれども、昨年度はここの当初目的の宿泊しての制作活動ということでの利用はどのぐらいあったでしょうか。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 一昨年に比べまして、昨年はうちのほうで招聘したアーティスト、KOSUGE1-16というアーティストユニットでございますが、その方に1年を通して八戸の伝統文芸、文化の掘り起こしとコミュニティアート、そういうのに取り組んでいただきました。ですので、件数にすれば、その方1件で、あとそれ以外にはいろいろな、例えば大学の観光とかまちづくりを専門にやっている方たちにレジデンスしていただきながら、八戸の違った視点でそういうような調査をしていただきながらワークショップを開いていただくというふうなのは2件ほどございました。  それで、レジデンスの日数にすれば、一昨年に比べれば大分減っております。ちょっと細かい数字は、済みません、きょうは持ち合わせていないのですが、大分減っておりますが、そのかわり、有効に活用していくということでは、市民の方、いろいろな踊りとか句会なんか、俳句とか、短歌、そういうような方たちの交流とか、あと会議等にもレジデンスは御利用いただくように、あいているところは早目早目に自主事業で押さえて事業を決めて、また市民の方なり、ネットでも申し込みできますので、そういうようなところをしっかりとお伝えして、レジデンスの利用自体は一昨年より上がっております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 宿泊施設を設けて、当初はもっとそのスペースが大きかったのを、そういう利用の仕方では、ちょっと空間はもったいないだろうということで縮小はされたものの、やはり余り活用されていないという意味ではちょっと当初の計画そのものも甘かったかなと思います。  それから、2階、3階にギャラリーがあるわけですけれども、1階の部分でもギャラリーに活用するわけですが、そこを利用される方の御意見なのですけれども、例えば絵画であるとか書道であるとか、そういったことを展示したりして、搬入するときにいろいろ箱に詰めたりそのほかの道具があるわけです。そういったものは展示したギャラリーのすぐそばにあるわけではないので非常に置き場に困るのだというふうなことがありました。たくさんの方々がギャラリーを利用されておりますけれども、そういった方々はどのようにされているのでしょうか。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 搬入搬出の際の置き場ということでよろしいでしょうか。 ◆伊藤〔圓〕 委員 はい。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 確かにはっちの場合は1階から3階までギャラリーがございますが、倉庫とかそういうようなバックヤードはございませんので、一部小さい部屋は中にはございますけれども、いろいろな展示の際には確かに御不便をかけていると思います。ただ、逆に荷物用のエレベーターがございますが、そちらにスペースがございますので、搬入時、込み合っているときは職員も手伝わせていただきながらスムーズな搬入搬出に努めております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 今これを言ってもしようがないのですけれども、やはりギャラリーを設けるときに、そういったものを置けるようなところもきちんと設計の中に入っていないと、スムーズな展示とか、あるいは片づけが難しいのかなと思いました。その辺は人海戦術で本当に職員の皆様方の御協力あるいはボランティアの方々の御協力も得てスムーズにやっていただきたいと思いますし、また、そういう方々の御意見もしっかりと聞いていただきたいと思います。  それから、やはりはっちの目的は中心街の活性化というところで、最終的にはそこに結びつかないと、何のためにこれだけの大型な、そして高価な建物をつくったかということになるわけで、それでも先ほど御説明いただいたように、4%を上回る入館者の実績をつくられたということは本当に敬意を表するわけですけれども、その方々が中心街に出てきて、中心街の商業活動にどれぐらい影響を与えているかというと、その辺はなかなか難しいと思いますけれども、その辺は現時点のところではどのように認識されておりますでしょうか。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 お答え申し上げます。  はっちとして捉えているところに限らせていただきますが、まず事業の取り組みとしまして、中心街と一体となった事業に取り組むと、これは5月から始まっています歩行者天国なんかもそうですし、七夕とかお祭り、この間もえんぶりがございましたけれども、そういうふうなシーズンイベントのときにはしっかりとはっちも表現していく。本当にいろいろな団体の方にも支えていただきながら、また市民の方からも御協力いただきながらやっているのですが、そういう中では、例えばはっち流騎馬打毬というのを、はっちの2周年の事業として、先ほどのアーティストを招聘した1年間の取り組みの集大成ということで2月11日に開催した際にも、商店街の41店舗の方たちに御協力いただいて、あと12街区の商店組合、その方たちからも御理解いただきながら、一体となったそういうふうな取り組み事業を行っておりまして、その中では商店街の御協力いただいた方たちの看板とかそういうなのをしっかりと御来場の皆様にお伝えしていく、そういうふうなこともやっております。  あとは、モヨッテ参道、御存じでしょうけれども、八戸で言うおしゃれして出かける、まちに行きましょうというもよる、そういうふうなところで、毎月第3日曜日が和日カフェという事業、日本文化に親しむ事業をやっておりますが、それとあわせて土日をモヨッテ参道ということで、中心街にそういうふうに着飾って行きましょうよ、そういうふうなところをお店の方たちもいろいろ御協力いただきまして、日曜日にモヨッテウォークということで、まちなかをファッションクラブの方たちとか一般参加の方も含めながら歩いていく。それから、マーブルという、市民公募しましたいろいろな年齢階層の方たちに、お店から御協力いただいて、その人を見ていろいろなコーディネートをしていただいて、それの写真展を開催したりファッションショーを実施したり、そういう中でまちなかのお店をしっかりと紹介していくというふうな形で商店街と一緒にやった取り組みの御紹介をしています。  それからもう1つ、視察のほうでちょっと感じているのが、いろいろな企業の方がはっちにおいでいただいていまして、3階に産業展示が少しございますが、そういうようなところとか、八戸全体を紹介するにははっちがすごく便利だというふうなお話もいただいていまして、企業の説明会とか、そういうなのにも御利用いただいていますし、あとはいろいろホテルを御利用された方たちがはっちにおいでいただいて、朝早くとか夕方とかごらんいただいている、そういうふうなことも効果として感じております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 はっちが一生懸命頑張ってこれだけの集客の結果を出されている、そういうことがあって、これから旧長崎屋のところとか三元のところとか、そういったところでまた新しい再開発も生まれてくるのかなと、またそこに期待もしたいところでありますけれども、一方では、やはり八戸の中心街にある大型店舗のところもお客の入りが少ないということでは、どうも余り芳しくない動きも聞いております。また、八戸フォーラムのところに入っている店舗も畳んで田向に移転するというように、この頑張りと反対にそういった店舗も外に出ていくところも現実にあって、ですので、これはまたはっちだけではなく、商工あるいは観光とともにこの辺をしっかりと成果を生むような形でやっていかなければいけないのかなと思います。  それでは次に、アドバイザリーボードについて伺います。  このアドバイザリーボードでのはっちの運営、あるいは中心街の活性化についてどのような御議論をされているのかを伺います。 ◎豊川 八戸ポータルミュージアム副館長 お答え申し上げます。  はっちの事業につきましては、館の運営、それから自主事業、総合的に皆様からいろいろな御意見をいただいております。8人の委員の方、観光面だったり、文化芸術だったり、ものづくりだったり、情報発信だったり、いろいろなそういう分野に精通している方に委員になっていただいておりまして、総合的ないろいろな御意見をいただいております。今まで開館前から含めて6回開催しておりますが、いろいろな貴重な御意見をいただいています。そういう中で、はっちも間もなく2年たちますので、今後に向けてのいろいろな中期的な展望、そういうふうなものにつきまして皆様からまた御意見を頂戴しているところでございます。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そのアドバイザリーボードの委員長さんである加藤さんでございますけれども、彼のお話を伺うチャンスも何回かあったわけですけれども、あるいは新聞報道で、そのはっちにかかわっての御意見を掲載されたものを拝見いたしますと、やはりこうして行政がかかわって本当にかゆいところにも手が届くというような運営をしていただくので、そこでいろいろなことに参加されていく方たちは、予算もついているし、そしていろいろな手もあるからとてもやりやすいし、だから、これだけの成果も出てきたのかなとも思うのですけれども、そろそろ官の手を引くべきではないかと、これは1年たったあたりから委員長さんが言われております。また、きのうの御答弁では指定管理もありだということも御答弁いただいております。2年も過ぎていくので、今後というか、そういう遠い将来ではなく、そういった方向にもそろそろ考えていかなければ、また、そうやっても大丈夫なような基礎づくりをしっかりするというところにもう差しかかっているのではないかなと思うのですけれども、その辺の考え方、館長さん、いかがでしょうか。 ◎風張 八戸ポータルミュージアム館長 市長があるときに新聞に当面はまだ直営でやっていくというふうなことを回答していることがございますが、私たちのほうでは、委員おっしゃるように、今は道筋を立てている時期だと考えております。はっちの場合は、おかげさまではっちに今現在180万人を超える方々に来館いただいておりますが、たくさんの人が来て、それでよかったなと満足する施設ではなくて、まさにそこからどうまちの中に回遊していただくか、どうまちが元気になるかということを非常に意識した取り組みをしております。  その中では、まず地域にある資源を大事に思って、自分のまちはこんなにすごくすばらしいまちなんだなということを再認識してもらうような事業、それから市民と一緒にやること、それからまちの中に回遊をしていただくこと、そのことを意識しながらさまざまな事業をしておりますが、今これは私たちが直営としてそういうことを意識しながらやっていることが結果として、空き店舗も現在37事業埋まり、まちなかの大型ビルの開発も進みつつあるというふうなところに結びついているのかなと思っております。  これについては、先ほどお話がありましたアドバイザリーボードの加藤委員長や委員の方々から、これまで見た公共施設の中でこんなに成功している事例はないので、もっと胸を張って堂々と状況を伝えていきなさいということも言われたこともございますのでこんなことをお話ししておりますけれども、そうした中での全国からの視察も実は非常に多くて、それは中心市街地の活性化の方面の方、それからアート関係の方、それから観光関係の方、ものづくり関係の方というふうなさまざまな方の御視察もいただいております。  そんなことで、今はっちは本当に全国に向けて発信するためには、今もう少し行政が主導をとって道筋をつくって、その後に安心して民間なりそちらのほうに移行するようなことはその後に検討していくべきだとは思っておりますが、今は当面は直営でやっていく時期なのかなとは考えております。  以上です。
    ◆伊藤〔圓〕 委員 本当に全国から注目されて八戸を訪れてくる1つの目的になっているというのは大変いいことだなと思っております。  あともう1つちょっと確認なのですけれども、南郷アートプロジェクトというか、今年度南郷でさまざまダンスをして地域を活性化していく、そういったことではこちらのはっちの自主事業だったかなと思っているのですが、そうだったですか。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 お答え申し上げます。  その事業については全て我々まちづくり文化推進室の事業でございます。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そこがちょっとごちゃまぜになりました。アートというとみんなはっちかなと思いまして勘違いいたしました。  そうすると、ことしはそれとは全く違うのかどうかわからないのだけれども、予算書の教育費の中に南郷アートプロジェクト関連経費として2700万円ほど計上されているわけですけれども、これは全く今年度やられたものとは違うものとして考えてよろしいのでしょうか。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 お答え申し上げます。  ことしやったものと多少形態というか、内容を変えつつやるものと……。 ○壬生 委員長 伊藤圓子委員、聞くのであれば10款のほうで。いいですか。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そういう意味ではないのです。これまではここの款でやっていた事業なので、だから、それがなぜ教育委員会のほうに行くようになったかというところを聞きたいので、教育委員会に聞いても、ちょっと私の答えにならないと思いまして。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 これにつきましては、これまでも10款でやっております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 わかりました。では、これは私の認識不足だったと思います。ありがとうございました。  それでは、また次に、中心街の活性化についても伺いますけれども、私は本当に回遊ということでは、特に最近ではおひな様の展示、皆さんにごらんいただくために更上閣とか美術館とかはっちとかということで、きょうはみんな一緒にあわせて見てきたと。しかも距離的に歩いて行けるところにということは、博物館はちょっと離れていますけれども、まちなかで来たついでにきょうはちょっと歩いてみようかなと思って一回りしてきたけれども、とてもよかったという御意見もいただいておりましたので、大変よかったなと思っています。  それとあわせまして、先ほど幾つかの回遊事業を言っていただきましたけれども、ぜひともそういうふうなことをもっと数多く、そしてまた、ここで商店街の方たちの御協力も得ているとはいっても、やはりそれぞれの商売をなさっている方々がきちんとした商売に結びつくように、そちらの御努力もいただかなければいけないと思いますけれども、どうぞその辺を喚起していただくようによろしくお願いしたいと思います。  これは以上で終わります。  次に、中心市街地の活性化というところで伺いたいと思います。  まず駐車場の問題なのですけれども、まちなかの共通駐車券とかおんでカードとかいろいろあるのですけれども、無料で駐車するための方法が幾つかあるようですよね。何かばらばらで、ここではこうだ、ここではこうだということでわかりにくいという御指摘もあるのですけれども、この辺をちょっと御説明ください。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 無料の駐車場という御質問でございますが、無料の駐車場というのは今ございませんでして、駐車場に関しましてはおんでカードという形で料金を事業者さんたちが負担する形でやっております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 済みません、私の言い方が。無料で利用できる駐車場ということで、無料駐車場という言い方をしてしまいました。おんでカード、これはどこの駐車場でも使えるのですか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 加盟している駐車場の事業者で使えるということになります。 ◆伊藤〔圓〕 委員 では、まちなかにある駐車場として経営されている中で、このおんでカードを使うというふうに登録されているのは幾つで、全体的なパーセンテージはどのぐらいでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 今ちょっと資料を持ち合わせておりません。駐車場の無料化の問題についても取り組んでまいっておりますが、中心街を活性化する早道かどうかという議論についても今いろいろ検討しているところでございます。実際の数とかについては、かつての共通駐車券というものからの移行の制度でございまして、かなりの数が入っていると考えております。 ◆伊藤〔圓〕 委員 あとは無料駐車券を配ったりとか、幾ら以上のレシートを提示すると、ある一定時間無料になるとか、いろいろな方法があるのですけれども、駐車場によってこういうふうに別々だというと使いにくいという御意見で、ついせんだっての地元紙での市民の声の中にオールフリー化してはどうかというような御意見もあったのですが、そういった御意見にはどのような感想をお持ちでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 そういった使い方ができれば、非常に使うほうもよいと思いますので、検討してまいりたいと思います。今ちょっとお話ししましたおんでカードにつきましては7款で対応させていただいているものでございまして、ちょっと資料を持ち合わせていません。申しわけございません。 ◆伊藤〔圓〕 委員 ちょっと款がまたがっていたので、済みません。要するに消費税もこれから上がってくる。そういうことでは、中心街に買い物といったときに、その上駐車料金も取られてということになると、少しでも駐車料金のかからないところでゆっくりと買い物できるように郊外に出て行ったりということもあって、ですから、やはりこの時期に駐車場のあり方、そして出てこられた方、お買い物をする方々の利便も考えて、そしてこの駐車場のあり方を抜本的に考え直していくと、今のオールフリー化も含めまして、今大変心強いというか、その趣旨に沿ったようなお答えをいただきましたけれども、ぜひそれは実施できるような方向でやっていただければと思います。  それでは次に、第2期の八戸市中心市街地活性化基本計画の策定に向けて進捗状況の資料をいただいていたのですけれども、これは更上閣賑わい広場整備事業と美術館周辺修景事業について伺いたいと思います。これまでの質問の中にも、美術館というのは非常に貧弱であるので、その辺の環境整備をしていきたいということをちょっと伺っていたのですけれども、それに当たるのかなと思いますが、ただ、美術館の周辺といっても、今の美術館の周辺をちょっとぐらいよくしてもどう変わるのかなというところがあるわけです。今の旧消防署跡とか、あるいは警察跡地とか、それらも含め、あの辺を一体化してこれからどういう構想でやっていくのか整備していくのか、今そこだけを整備しても、また無駄金になってしまわないかなという心配があるのですけれども、まず美術館周辺を平成27年度から平成29年度にかけてやっていくというのですが、それはどのような考え方をされているのでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 美術館の周辺につきましては、美術館の正面玄関の部分を少し広げまして、今までのたたずまいを少し変えて緑化したりということで拠点整備をしようというものでございます。全体を含めたエリアのところについてやるものではなくて、今回の第2期の基本計画の5年間の中でできるものをという形でそのような形で整備させていただくということにしております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 具体的なことをお示しいただきましたけれども、そうしますと、今、美術館を何とかこれだけ24万人の八戸市には欲しいのだという動きがありますけれども、その辺も考えていかないとならないと思うわけです。玄関口を多少直したとしても、市民の美術館に対する思いはそんなに変わらないのではないかなと思うのですけれども、これはここで議論するところではないので、これはこれで終わります。  それからあと更上閣の賑わい広場整備事業ということなのですが、これは更上閣別館を撤去したその後に、今スケート場の建設に絡めてあの辺の環境整備を連動してやりますよね。それとつながっての整備と考えたらよろしいのでしょうか、これはここでの単独のと考えたらよろしいのでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 更上閣の部分も今回の中活計画の中では重要なポイント、回遊性の拠点ということで位置づけております。美術館とはっちと更上閣となると、ちょうどトライアングルで三角形になって回遊できるというふうな形で、更上閣のところは取り壊しいたしましてにぎわいの広場ということで、あずまやとかちょっとした休める休憩所をつくってということになります。長根公園のプランも進んでおりますが、これときちんと整合を図るつもりで、手戻りのないような計画を一緒に協議しながら進めてまいりたいと思います。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 やはりこういったハードも含めた整備をするときには簡単に後戻りできませんので、本当にしっかりと時間を――時間といっても限られるかと思いますけれども、議論をして後悔することのない、あるいは市民からこうだったらよかったのにと言われることのないような整備計画としていただきたいと思います。  参考までに、あそこの更上閣跡に美術館をというような動きもいっときあったのです。全く市民の美術館をつくりたいという思いの方々で、そういう議論がありました。それはなぜかというと、非常に景観的にいいと、しかも今現在のスケート場のところが公園化されれば、非常に美術館の景観としてもいいのではないかというふうなことで、またさらにそういう御意見をいただいております。ですので、どーんとあずまやができてしまったら、またそれを撤去してということもどうかと思いますので、いろいろなところからの御意見を聞きながら、将来的なところに本当に結びつけた整備をしていただきたいとお願いして終わります。  それから、この計画の具体的事業の一覧をずっと見ましたときに、市長は大きいタイトルとして八戸を美しいまちづくりと、美しいというのを使っています。どれもこういうことは美しいに関連すると言われれば確かにそうなのだけれども、もっと美しいところに結びついていく具体的なものとしては、植物の植栽、花の植栽について、もっと何かこの辺の中にあってもいいのではないかなと思っていたのですけれども、一行もないのです。そのあたりはどのようにお考えになっているでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 緑ということでございますが、第2期の中心市街地活性化基本計画の中では直接取り組むべき事業ということに緑化を記した部分はおっしゃるとおりございません。ただ、掲載事業の中での、先ほどもちょっと申しました美術館の前とか更上閣のところは木を残して整備するとかというふうな形で緑をそれぞれの事業の中で整えていくことはできると思います。また、最近では民間のビルの建てかえの動きも出てきておりますが、ビルの建てかえに際しても、建築の世界でも今新しいのは緑を使った、緑と人工的なものと自然を融合させるというふうな取り組みが新しいトレンドであると聞いていますので、建てかえに際してもそういうことがもし受け入れていただけるのであれば、私のほうもそれを提案してまいりたいと思います。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 道路を新しく整備するとか建物を新しくするということではきれいなまちづくりになっていくかなと思いますけれども、私は前から言っているように、もっと中心街を花いっぱいにして、やはり八戸のまちは本当にきれいだな、中を歩くのはすごく楽しいなという雰囲気をつくる努力をしていただきたいと思います。  中心街でお花がきれいだなと思って立ちどまって見るところは、十三日町交差点のドトールのところ、それからもちろんはっちのところも季節によってはとてもきれいになっております。それから十三日町の通りのところに大きいたるのおばけのようなところにたくさんお花が植えてありますが、あのたるも大分傷んできておりますけれども、よくきれいに咲かせて手入れをされております。  そういったことで、もっともっと中心街にはああいうポットの形のものとか、あるいは八日町のようなハンギングバスケットをもっとゴージャスにぶら下げていくとか、あるいは、はっちは今植物を窓際、これはグリーンカーテンも兼ねてということかもしれませんけれども、やっておりますが、ああいうところにもっともっとお花をかざしていくというようなことで美しいまちづくりにもっと意を、あるいはお金を注いでいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 貴重な御意見としてお伺いしておきます。ありがとうございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 これは意見だけではなくて、ことし、これから春になると、お花屋さんには本当にいろいろなお花がたくさん並んできます。ですから、どうぞ花いっぱいの八戸ということで、中心街は特にそういう美しい景観をつくっていっていただきたいと強く要望して、ここはこれで終わります。  それから最後に、それと関連するのですけれども、緑化事業を伺います。これについては毎年お願いしているのですけれども、予算がどんどん削られてきてなかなか厳しいのかなと思いますけれども、昨年本当に最初の取り組みをやっていただいた産業道路の真ん中のところです。あそこにラベンダーを中心に植え込みをしていただきました。そこを通らせていただきましたけれども、本当にいつまでもゆっくり走っていたい、あるいはあそこをゆっくり歩いていたいと思うぐらい見事にやってくれたなと私は思っているのです。寒かった、厳しかった冬をラベンダーたちが無事乗り越えてことしもいっぱい咲かせてくれることを期待しているわけですけれども、それに続きまして、ことしはさらにそれを延長していくとか、あるいは別なところでもさらに進めていくとかという計画はございますでしょうか。ぜひしていただきたいのですが。 ◎程熊 公園緑地課長 まず産業道路というよりも、八食センターの前の通りです。あそこを平成23年度の3月にちょっと1キロほどやってみました。あそこをやった経緯というのが、まずは3・11もありまして、その中で何とか美しい八戸づくりということもありまして、あとは、今はどちらかというと、花配布事業は皆さんからしょぼくなってきているみたいな見方、ちょっと言葉が適切ではないですけれども、そう見られていますので、何とかここで花配布事業も頑張ってやっているのだという姿勢を見せたくて、できれば他都市からもいっぱい来られるようなところでといろいろ考えまして、八食センターのところであれば、ほかの都市からもいっぱい来るだろうということで、あそこで1キロほどやってみました。  それで、今後ですけれども、やってみてわかったのですが、やはり植物、樹木というのは継続が一番大切で、今のラベンダーを植えるときに、近隣の企業の方々140人ぐらい集まってもらって、半年後に花が咲いて、その刈り込みにも140人ぐらい集まってもらってすごい支援をいただいています。ただ、これがこれから2年、3年、4年、5年とどのくらい継続できるか、ちょっとここが不安なところがあります。それなもので、公園緑地課とすれば、ここ何年か継続していきながら、ひょっとしてこれがうまく継続できるのであれば、後々は、私が個人的に考えるには、馬淵川のところから海までとなると5000メートルぐらいあるのですが、そういうことも考えていましたけれども、それはどう継続的にできるかが問題だと思っております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 まず初年度に本当に立派に、このラベンダーというのは結構夏に弱いのですよね。暑さには余り強くないのですけれども、また刈り込みをしていただいて、またその後も咲かせてというようなことで本当に皆さんよくやってくださったと思います。今おっしゃったとおり、継続なのです。ラベンダーで有名なのはもちろん富良野でありますけれども、ああいう畑ではなくて、道路をきれいにするというところでは弘前がとても有名でありますけれども、あそこはもう何年かやって継続して定着しております。継続的に支援していただくという、その辺もどうぞ参考にいろいろ御意見を伺ってみてはいかがでしょうか。あるいは刈り込みなどに140人の企業の方々の御支援いただいたというのは、やはり八食センター関係とかその周辺の企業の方々が中心でございましょうか。 ◎程熊 公園緑地課長 この140人の方々ですけれども、周辺は住宅地ではありませんので、町内会の方ではなくて、要は八食センターさん、あとはその向かいの市のほうでやっている市場、それから卸売団地、あとは銀行なんかもありますので、その人たちが140人ぐらいということでした。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 道路の真ん中ですので、車をストップして作業するわけにはいかないので、交通安全上とても気をつけながら作業しなければいけないので、なかなか市民に御協力というのは難しいかもしれませんけれども、しかし、やはりその辺は安全性に十分に気をつけながらも、大変関心のある市民もおられるわけですので、市民の方々に、あるいは鴎盟大学に園芸部というのもあるのです。そういう方々にも御協力を呼びかけてみたりとか、広く呼びかけると割と関心を持つ方たちもいます。また、その刈り取ったラベンダーはどのようにされましたでしょうか。 ◎程熊 公園緑地課長 思いのほか大変な量で、ごみ袋40リットルのものでたしか十七、八あったと思いました。公園緑地課が最初考えていたのは、公園緑地課の職員が数人で何かポプリだとかそんなことですぐ終わるだろうと思っていましたけれども、何と、40リットルのごみ袋で17袋ぐらいあって、2トン車の後ろにいっぱいという感じになりました。それで、どちらかというと、うまく使いこなせないで、すごくもったいないことをしたなと思っていました。それで、今年度また無事うまく咲いてくれるのであれば、その活用も、できれば行政で物を考えるのではなくて、市民の皆さんを巻き込んで何かうまい活用策があれば、そちらをちょっと使ってみたいと思っています。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そうなると、本当にいい循環になっていくのだと思いますので、御期待し、そしてまた、そういったところでのボランティアをつくっていくということも1つあろうかと思いますので、そしてさらに先ほど言ったように、夢のようなではなくて、本当にすてきだと思いますので、八戸の駅からラベンダーで海のほうにいざなっていく、そして八戸においでになった方々が本当に八戸のまちはすてきだと思っていただける玄関口をつくっていただきたい。  できれば、八戸の駅前、そのあたりにもできたら今年度、こんなふうなことをやりましたということでラベンダーを中心とした、色彩が余りごちゃごちゃするよりは、やはり統一してこれでいくのだと、そして、やがては結びつけていくような感じで、まずは駅前のところに何かそういう取り組みもされることを御要望いたしておきます。  これは以上で終わりますけれども、どうぞそれに限らず、今中心街のところにもお願いいたしましたけれども、そういったことでは緑化事業の1つとして連携をしながら美しいまちづくりに御貢献いただきたいと御要望申し上げて終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆大島 委員 八日町の優良建築物等整備事業について簡単にお伺いします。  はっちの話もありましたが、はっちの建設にはいろいろな議論があってできました。そのことが引き金になっていろいろな民活が中心市街地に花開こうとしています。心から敬意を表して拍手を送りたいと思っていました。  それで、新年度の事業に解体を含めた補助が出ていましたけれども、これは今の単年度でどこまでこの事業が進むのか、その解体を終わって新ビルが完成までどのようなスケジュールになっているのか、その辺がわかったらちょっと。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 大島委員の質問にお答え申し上げます。  今年度は、年度途中からでございましたが、資金計画書の作成、それから地盤調査、基本設計、そういった建設に向けての基本的な設計業務の部分をやっております。次の平成25年度はいよいよ解体工事と実施の設計を進めてまいります。既存の建物の解体をできれば5月ごろから始めまして、来年、平成26年の2月までの予定でやっております。その後、また平成26年の5月から本体の建設工事の着工、最終的には平成28年2月の竣工を目指して進めているスケジュールでございます。  あと、周辺への波及ということでちょっとお答えしますと、中心街には今までさまざまな事情でシャッターをおろしている店とか老朽化が進んでいる店が結構あって、いろいろな事情があるにしても建てかえがなかなか進まないといったところが結構ございます。今回の八日町で使っている国の補助制度、優良建築物等整備事業を活用して同じような形で波及していければよろしいかと考えております。  以上でございます。 ◆大島 委員 前澤委員がおっしゃったように、周辺の違うビルの事業も今お答えになっていましたからわかっていましたけれども、いい意味で、どうなのでしょう、新ビル完成までに補助はどの程度くるものか、その辺わかりますか。平成28年の2月まで。 ◎松橋 まちづくり文化推進室副室長 解体から基本設計の部分は所要額の3分の2ということになっています。内訳は、国が3分の1、市が3分の1、合わせて3分の2となります。したがって、御本人の負担は3分の1で、解体までが順調に進みます。ただ、建設になりますと、補助が入るところ、入らないところがございますので、おおむね1割とか2割の間で建設費のほうは入るような形になっております。  以上でございます。 ◆大島 委員 私らは田舎で育ってまちへ行くのが楽しみでお祭りのときしか来れなかったけれども、やはりこの地域が、前にも言ったのだけれども、まちの旦那さま方がいろいろな意味でストップをかけたような気がしていました。今の駅前の通りもやはり地権者で大きく持っている人もいると思うのです。そういう方々がきちんと前に進まないとこの地域はよくならない。常々ずっと思っていました。やはり私らは尻内の片田舎で育ったから10円、20円持ってまちへ来るのが楽しみだったのです。そういうこのまちに集まる楽しみをしっかりつくってください。終わります。ありがとうございました。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 通告外ですが、お許しをいただいて1点質問をいたします。  107ページの4目で橋りょう整備費のところで新大橋の設計の委託料が計上されておりますが、こちらはもう入札は済んで業者は決まっているのですか。 ◎岩藤 建設部長 その予算につきましては新年度予算ということでございますので、御理解いただければと思っています。 ◆田端 委員 わかりました。  以上です。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第8款土木費並びに関連議案、第52号から第55号までの質疑を終わります。  第9款消防費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、118ページをお開き願います。  第9款消防費について御説明を申し上げます。  本年度の予算額は28億7631万6000円であり、前年度と比較いたしますと9.3%の増、2億4411万3000円の増額となるものでございます。  1項1目常備消防費は、水槽つきポンプ自動車、救急車購入費等を含む八戸地域広域市町村圏事務組合に対する負担金でございます。  2目非常備消防費は、消防団の事務委託料でございます。  3目水防費は、水防関係に要する経費でございますが、15節の仮称・八戸市水防センター整備等工事費が主なものでございます。  4目災害対策費は、防災対策及び防災訓練に要する経費でございますが、11節の非常用備蓄物資等購入のための消耗品費、119ページに参りまして、15節の防災無線整備等工事費、19節の県防災ヘリコプター連絡協議会負担金、自主防災組織育成助成補助金が主なものでございます。  5目防災コミュニティセンター費は、13節の同センターの指定管理料が主なものでございます。  以上で第9款消防費の説明を終わります。 ○壬生 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 通告をしております№86から88、この3点について伺います。  まず、防災行政無線整備事業費についてですけれども、これは県が津波被害想定というものを出してから、その浸水が幅広く、また広範囲にわたるという驚異的なものでありました。それを受けて、地域でも防災行政無線をもっとふやしてほしいという声をいただきます。例えば馬淵川に沿って、せめて何基か、東日本大震災においては、川を遡上して津波が地域住民に襲いかかったということもございます。そういう意味では初動でまず逃げるというときに、まずサイレンでも構わないのですけれども、そうした形で年次計画等で取り組んでいただきたいと思うのですが、そのような考えがあるか、伺います。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 屋外拡声子局増設ということでございますけれども、この事業は平成23年の12月20日から平成24年12月25日までの工期で実施いたしました八戸市防災行政無線復旧工事において、システム全体のデジタル化とともに、沿岸部39基、南郷区58基だった子局を、それぞれ沿岸部60基、南郷区63基として音達範囲の拡大を図ったものでございます。  本工事は国の災害復旧補助事業として実施されたものでございまして、既設子局が設置されていない地域への増設は基本的には認められないということでございましたけれども、できるだけ補助対象になるように認めてもらうよう努力しまして21基の増設を図ったところでございます。  一方、市勢の発展に伴いまして、工場の立地とか道路の整備などが進み、工事施工以前に子局が未整備であった場所、そういう場所についても市民生活の場が広がっているということがございまして、災害時の迅速な情報伝達などのために子局の設置が必要であると判断いたしまして、平成25年度、17基の増設を上程しているところでございます  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 まず、国のそういう補助をそこでもらいながら、何とか努力をされて増設をされていると思うのですけれども、川沿いに増設するということは含まれているのでしょうか。
    ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 基本的には海岸部で現在子局が設置されていない場所に増設ということを考えておりますけれども、今現在検討されている場所は、河原木海岸の1号埠頭から4号埠頭、あと馬淵川の河口部、あとポートアイランドのLNG基地、あとはハサップの荷さばき所、その他、沼館、江陽の中心部の内陸部と考えております。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 大変御努力されて増設を行っているというふうな印象を受けます。ただ、例えば私の住む下長地区も、まず、すぐ高いところに逃げようということで、小学校に逃げ込むんだと、3階、4階と上がってようやく逃げられるのだというふうな状況の住宅地、居住人口も市内有数の場所であります。そしてまた、馬淵川の川沿いに位置しているということで、大変大きな津波が襲ったときに被害を受けるであろう確率の高いところであるわけであります。  馬淵川に限ったことではなく、五戸川もそうですけれども、津波避難タワーをつくったとしても、初動、まず逃げるというふうなときに、いつ津波が来るのだというところで、揺れたらすぐ逃げるというふうな自助と共助という部分も大事だとは思うのですけれども、震災関連の予算、これからも知恵を出されて増設への道筋をつけていただきたいと思いますし、また、復興関連予算に限らず、当市のお金、または県の負担金をできる限り活用して、サイレンでも構いませんので増設していただきたいと思うわけであります。  私が、黒字決算のときに、そのお金、小林市政に入ってから毎年10億円以上の黒字決算、繰り越しを引いても、なお実質収支が、手元に残るお金が毎年10億円以上あると、これはどういうふうに活用されていくのですかと言ったときに田名部副市長は、補正予算、いざというときに、東日本大震災でもその復旧に大変役に立ったというような答弁がありました。まず、それだけではない、市債管理基金に積んだりとか、そういうふうな部分での補正予算での対応がその黒字の決算でのお金でなされてはいるのだろうとは思うのですけれども、そういう意味におきましても、東日本大震災、そのための防災減災、自主防災組織もふえてきているわけですから、そういうふうな中においても、この防災行政無線、サイレンでも構いませんので、川沿いにもふやしていくような取り組みを努力を続けていただきたいと、これは継続的にこれからも見て、また折を見つけて提言していきたいと思っています。そこのところ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。  次ですけれども、八戸市避難所運営マニュアルについてです。私が、去年の12月、避難所運営マニュアルの改定状況について伺ったところ、まず、改定をするということではないということでありました。つまり、震災前のときにつくったものを生かしていくのだというような答弁でした。  ただ、一方で、八戸市の復興計画で、4、防災力の強化、(1)防災体制の強化というところの③で、市避難所運営マニュアルの再検討を行いますと計画であるわけです。再検討をした結果、平成22年2月に作成した避難所運営マニュアルを利用したまま、各地域で独自に地域実情を踏まえて地域が使いやすく変えていくというふうな認識でいいのでしょうか。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 市では、東日本大震災を踏まえまして、八戸市避難所運営マニュアルを検証した結果、市のマニュアルをもとにして、それぞれの地域の特性や状況に合わせた避難所運営マニュアルに見直しする、運用することのほうが有効だと考えまして、当面はマニュアルの改定は必要ないものと考えております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 ということは、当面はまずマニュアルを変えずに、地域の実情に沿った形で地域がそれぞれ使いやすいように、それをひな形にして工夫してつくってくださいということだと思うのです。それは私はいいことだと思っていて、地区地区でやはり地域ならではのところがあるし、もちろん沿岸部はまさに津波が直撃する場所でもあるだろうし、また、内陸部では津波ではなく土砂をどうしたらいいのかとか、そういうふうなことで地域ごとにマニュアルを工夫してつくっていくということは大事だと思うのですけれども、ここで私がお願いしたいのは、この八戸市復興計画を読んで、ここにマニュアルの再検討とあるから、運営マニュアルが変わるのかな、それを待ってからうちらで考えようかという人たちがいると、そういう市民も多いというふうなことがありますので、その避難所の運営マニュアルを、今私に伝えていただいたように、例えば広報はちのへにでも、市避難所運営マニュアルの再検討をした結果、自主防災組織と連携をして、地域の特性を踏まえたマニュアル策定が望ましいということになりましたということを発表していただきたいと思います。その点どうでしょうか。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 マニュアルを地域で使いやすくカスタマイズするというふうなことにつきましては、研修会や防災講演会など自主防災組織へは周知はしております。ですが、今お話があったとおり、広報はちのへ等に掲載することも検討してまいりたいと思います。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。やはり自主防災組織の皆様に伝えるということが一番大事で、そのとおりだと思います。そして、いざ避難となったときには自助というところもありますし、そしてまた避難所に入ったときに右往左往というふうな形にならないためにも、防災意識という意味でも、広報はちのへにでも載っていれば、地域ごとに変わるのだということで、より関心の高い市民は自分の自主防災組織に問い合わせて、それを見せてくださいといったときに、いざ避難となったときの受け付けのあり方とか名前の書く欄、お年寄りが細い欄で書けるのかなとか、もっと広目にとったほうがいいのではないかなとか、1世帯当たりに5つも6つも名前を書く欄があると、今の時代、1世帯に五、六人もいるかなというふうなところでちょっと幅を広げようかとか、そういうふうになっているのだな、私も手伝おうかな、そういうふうな共助にもつながっていくのかなというふうな感じをこれまでお話を伺いながら思っていたものですから、どうぞよろしくお願いいたします。  続いて、最後、自主防災組織育成補助金について、補助金のことではなくて、これはさきの本会議でも議論がなされておりました自主防災組織についてなのですけれども、まず自主防災組織が今現在80団体で、組織率が78.9%だということでありました。ただ、私はここで思うのは、78.9%というとすごく多い、合格点に近いというふうな印象は受けるのですが、その計算式というか、要は分母というか、何に対して80団体が組織されていて、よって組織率が78.9%ですという形になったのか、その中身がすごく知りたいなと。例えば市内の町内会は468団体ぐらいあると、連合町内会は大体38団体あるという中にあって、どのような行政の狙いで自主防災組織が組織されているのか、その偏り、漏れ、抜け、実際に震災に遭ったときにその組織が有効に動くのか、実効性がどうなのかというようなところがあるのだと思うのです。  ですから、まず伺いたいのですけれども、78.9%の計算式、特に分母は何であるのかということを伺いたいと思います。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 まず自主防災の組織数でございますが、先日3月10日に大久喜の町内会が加入しまして団体数81団体となっております。答弁のときはまだ80団体でした。組織率につきましては、カバー率は79.3%になっております。このカバー率の考え方ですけれども、例えば100世帯の単独の町内であれば分母は100で、自主防災組織に加入すれば100世帯分の100世帯、世帯数でカウントしますので。ですから、連合町内会みたいに大きい5000世帯とかの連合町内会が加入すれば5000世帯がカバーされるというふうな計算式になります。ですので、3月10日現在ですと、市内の世帯数10万4000数百ございますけれども、この組織数でいきますと8万3000世帯がカバーされているというふうな計算の仕方になります。  以上でございます。 ◆三浦〔博〕 委員 数字が非常に苦手なわけではないのですけれども、どういうことなのだろうかなとちょっと理解が追いつかなくて。例えばカバーしている世帯数がそれぞれまちまちです。それが81団体分が大体8万3000世帯あると、分母は全世帯で、そこの分子は81団体をカバーしているであろう世帯数ということになるということですか。(「はい」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。理解ができました。  そこで、もう1つ整理するのですが、連合町内会が自主防災組織ということはないのですか。例えば町内会が自主防災組織としてなっているとか、聞いてもいいですか。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 どちらの場合もございます。 ◆三浦〔博〕 委員 それが連合町内会であった場合、その1つの町内会で連合町内会の世帯を全てカバーできるのかどうかというところは難しいところがあるのではないのかなと思うのです。あとは中身として、同じ連合町内会の中に構成されている町内会でも自主防災組織を持っているところもあるやに聞いています。そうなっていくと、ばらつきというふうなことが出てくるのではないかと思うわけであります。  例えば2町内をカバーしている自主防災組織と4町内をカバーしている自主防災組織と全て同じ1団体同士であるというときに、同じように何かあったときにお願いしますとなったときに、果たして有効性とかがどうなのかというふうなことも思いますし、また、避難所を抱えていないところの自主防災組織もあるやに伺っています。一時避難所もそうですし、避難所もそうですし、集会所を持っている自主防災組織はあると思うのですけれども、そこの交通整理をこれからある程度していかないと、実効性とか有効性が本当に成り立っていくのかなと。この補助金がいろいろな資材とかをもらえる補助金なので、そういう乱立の可能性がなきにしもあらずではないかと思って今回質問をさせていただきました。  そういう意味では、ばらつきがないような、または避難所を抱えている自主防災組織なのか、そうではないのかとか、同じ連合町内会の自主防災組織の中にもう1個自主防災組織があると、そうなったときにその連携はどうするのだろうかとか、そういうふうなところの議論が出てくると思いますので、そこのところのケアもしっかりされて、カバーという形での積算で世帯数の79.3%ということでそれはもうそれで素晴らしいことなのですけれども、中身をこれから注目して、補助金ありきの自主防災組織の乱立というふうなことで、結果的に避難所運営となったときのマニュアルづくりに混乱が生じないように、また運営に混乱が起きないような交通整理も1つ視点に入れていただいて、これからも100%を目指して取り組んでいただきたいと思います。  ただ、その計算式を聞くと、恐らく100%を超える自主防災組織率にもなるのかなと思うのですけれども、まずそういうことではその計算式自体ももう少し上手に整理しないと、200%ですとなったときにえっとびっくりするようなこと、びっくりはしなくてうれしい話ですけれども、そういうことにもなるかと思いますのでどうぞよろしくお願いいたしまして私の質問を終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 三浦博司委員の質疑についての関連を認めます。 ◆島脇 委員 今の八戸市避難所運営マニュアルについて、ちょっと私はわからない点がございまして、何かこれに関しては自主防災について説明するとか周知するとかというお話がございまして、実は私は地区の自主防災会に立ち上げからずっとかかわってきて、このマニュアルを一切見ていません。多分これは震度何の地震があると、公民館の守衛さん方、職員たちも行って鍵をあけて待っていると、そこに、この間の地震もそうでしたけれども、私たちが駆けつけるということであって、私たちにこのマニュアルを説明どうのこうのというのはなくても――なくてもと言えば変ですけれども、公民館と自主防災組織との関連でやりくりすればいいという話だったわけです。ですから、自主防災組織にわざわざ役所から説明がどうのこうのというのは要らないのではないか。地域の自主防災組織のほうで公民館とのやりとりで配付してもらうとか周知してもらうのでいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 どこの自主防災組織でもそのような考え方を持っていただいて積極的に動いていただければ非常にありがたいことですけれども、マニュアルそのものは全ての指定避難所に置いております。ですから、あとは自主防災組織の活動の状況にもよりますけれども、やはり自分たちの地域に合ったようなマニュアルに変えたいとか、そういうふうな話があった場合には、うちのほうと連携していただいて、より使いやすいマニュアルにカスタマイズしていただければと考えております。  以上でございます。 ◆島脇 委員 わかりました。  どうもありがとうございます。 ○壬生 委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 ないようですので、以上で三浦博司委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤〔圓〕 委員 2点お願いいたします。  9款1項のグループホームの防火対策についてと沼館地区の津波防災対策についてです。  まず、グループホームの防火対策なのですけれども、前にも認知症の高齢者の方が利用するグループホームの火災で大変気の毒に亡くなったという痛ましい事例もありました。それを受けてグループホームの防火対策はどうなっているかということで、点検し、また指導したという経緯もあったかと思うのですが、また最近このような事例が出てきて再度点検も必要なのかなと思っておりました。当市において現在あるグループホームのその辺の防火対策、特にスプリンクラーなどの設置、そういったことでは状況はどうなっているか、伺います。 ◎田端 総務部参事 ただいまの質問に対してお答えいたします。  八戸市の認知症高齢者グループホームは現在35施設ほどございます。そのうち消防用設備等の設置違反は1施設、これはスプリンクラー設備の未設置となっております。現在、設置工事中で、今月中に消防検査を実施予定となっております。なお、昨年の秋の火災予防運動時に訓練などの消防法令違反があった施設に対しましては8施設ほどありましたけれども、これは2月末に緊急に立入検査を実施しました。その結果、防火管理に関するソフト面に違反が2施設ほどありました。内容といたしましては、消防訓練、消防用設備等の点検の未実施、防炎物品の未使用となっております。現在、改善に向けて指導中でございます。ちなみに、スプリンクラー設備の規制のかからない275平方メートル未満の施設は市内には4施設ほどありますが、任意ですけれども、スプリンクラーは全て設置になっております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 こういう事故が報道されるたびに、やはりグループホームの設置者は、自分のところはどうかということで本当に安全を担保していただきたいと思うわけですけれども、この違反の状況のところ、指導して改善を求めているということでありますけれども、これはやはり定期的な点検をしていただき、そういうハード的なというか、スプリンクラーのようなものは設置すればいいのでしょうけれども、そうではないところの例えば消防訓練をしているかどうかとか、そういったなかなか目に見えないところのものは時々点検しないといけないかなと思いますので、その辺の御努力もあわせてお願いいたします。  これは以上で終わります。  次に、沼館地区、これは沼館地区だけではなく、城下と江陽地区も連動してというふうにも考えるのですけれども、まずは沼館地区の地域の方々から、今、県の津波の高さの想定が大分高くなりまして、なおこの地域の津波に対しては非常に逃げるとか避難などにも困難を来す地域であるということをさらに認識を強くされたところだと思います。  そこで、陳情も出されておりましたが、県の想定も決まったところで、まずはこの陳情をされたところにその後どのようにしていくかというような見通しを御説明はされていますでしょうか。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 沼館地区における生命危険時に避難できる緊急防災避難所の設置についてという陳情でございましたけれども、陳情者に対しましては、意見交換の場を設けまして、昨年の5月と12月に市の取り組みの現状について説明させていただいております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 市の取り組みの現状と、それから、12月にはこれは議会でも採択したわけで、これからこの御要望に応えてどう整備していくか、この避難施設だけではなく、やはり総合的にその辺の安全を期すための計画づくりを進めなければいけないと思いますけれども、今年度はこの地域についてどのような取り組みをしていくか考えておられますでしょうか。ちょっと予算書の中に具体的にどこにあるか見えないので御説明いただければと思います。 ◎高橋 防災安全部次長兼防災危機管理課長 特に沼館地区に限ってということではなくて、あくまでも津波避難施設整備計画の策定の中で具体的にその施設整備等について現在検討を進めております。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 全体的な計画をやる中で、さらに次はどう実施していくかというところだと思いますけれども、やはりその辺は優先順位というか、危険地域、あるいは居住者が非常に多い、あるいは逃げ場のないところをどうするか、そういった優先的なところも見えてくるかと思いますので、特にこの沼館、城下、江陽地区というのはそういうところにも当たるかなと思いますので、地元の方々が安心して寝られるように地域のためにしっかりとやっていただきたいと御要望を申し上げて、終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○壬生 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で第9款消防費の質疑を終わります。  第10款教育費の説明を求めます。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、120ページをお開き願います。  本年度の予算額は76億1687万1000円であり、前年度と比較いたしますと、15.2%の増、10億556万7000円の増額となるものでございます。  1項1目教育委員会費は、1節の教育委員の報酬、教育総務課、学校教育課、教育指導課等の職員の人件費、物件費、8節の地域密着型教育推進事業に係るコーディネーター謝礼のほか、121ページに参りまして、13節の用務員業務等委託料、19節の田代小学校中学校組合負担金、私立高等学校助成補助金、国有資産等所在市町村交付金、八戸工業高等専門学校創立50周年記念事業補助金、21節の奨学金貸付金、23節の田代小学校中学校組合に対する普通交付税の返還金が主なものでございます。  2目指導費は、1節の心の教室相談員に対する報酬、19節の児童・生徒文化活動促進費補助金が主なものでございます。  次の122ページに参りまして、3目教育センター費は同センターの管理運営経費でございますが、1節の臨床心理士、教育相談員、適応指導教室指導員及び教育相談アドバイザーの非常勤職員などの報酬、2節の外国語指導助手17人及び職員の人件費、11節の学校図書館用の図書購入のための消耗品費、教育の情報化推進に係る12節の通信運搬費、123ページに参りまして、13節の学力調査等委託料、教育の情報化推進に係る14節のOA機器等借上料が主なものでございます。  4目特別支援教育推進費は1節の特別支援教育アシスタント30人分の報酬でございます。  2項1目学校管理費は、次の124ページにわたりますが、小学校46校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護児童学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  3目学校建設費は、13節の設計等委託料、15節の城北小学校の太陽光発電システム整備、八戸・白銀小学校のキュービクル改修、田面木小学校の屋上防水等の工事費、23節の白山台小学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、125ページに参りまして、15節の高館小学校の防音機能復旧等工事費が主なものでございます。  3項1目学校管理費は、中学校24校の管理運営に要する職員の人件費、物件費でございます。  2目教育振興費は、18節の教材等購入費、20節の準要保護生徒学用品通学用品等扶助費が主なものでございます。  次に、126ページに参りまして、3目学校建設費は、13節の再生可能エネルギー等導入事業設計等委託料、15節の中沢中学校のキュービクル改修等工事費、23節の白山台中学校建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目学校騒音防止対策費は、13節の市川中学校の防音機能復旧事業に係る設計等委託料、15節の市川中学校の防音機能復旧等工事費が主なものでございます。  4項1目幼稚園費は、19節の就園奨励費補助金、私立幼稚園補助金、第3子保育料軽減事業費補助金が主なものでございます。  5項1目社会教育総務費は、1節の社会教育委員、社会教育指導員等の報酬、職員の人件費、物件費のほか、127ページに参りまして、13節のアートプロジェクト等委託料、19節の文化協会補助金、八戸小唄まつり事業補助金、演奏会補助金が主なものでございます。  2目青少年対策費は、青少年健全育成推進のための少年相談センター非常勤職員等の報酬、物件費のほか、次の128ページに参りまして、13節の青少年海外派遣事業等委託料、19節の子ども会育成連合会など関係団体の負担金、補助金が主なものでございます。  3目公民館費は、地区公民館、瑞豊館、南郷公民館の館長、非常勤主事の報酬及び市公民館を含む物件費などの管理運営経費のほか、8節の開催講座の講師謝礼、129ページに参りまして、13節の清掃業務等委託料、設計等委託料、15節の小中野公民館防災拠点施設建設等工事費、23節の白山台公民館建設に係る都市再生機構立替施行費償還金が主なものでございます。  4目図書館費は、市立図書館、南湖図書館、図書情報センターの管理運営のための職員の人件費、物件費のほか、次の130ページに参りまして、13節の市立図書館の清掃業務等委託料、南郷図書館、図書情報センターの指定管理料、18節の図書類等購入費が主なものでございます。  5目視聴覚センター費は、児童科学館の管理運営経費でございますが、13節の同施設の指定管理料、15節の下水道接続のための改修等工事費、18節の視聴覚教材等購入費、19節の青少年のための科学の祭典実行委員会負担金が主なものでございます。  6目博物館費は、博物館及び南郷歴史民俗資料館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費のほか、131ページに参りまして、13節の南郷歴史民俗資料館常設展示更新等委託料、博物館無形資料展示室の改修等委託料、15節の博物館施設改修等工事費が主なものでございます。  次の132ページに参りまして、7目南部会館費は、13節の同会館の指定管理料が主なものでございます。  8目美術館費は、133ページにわたりますが、同館の職員の人件費、物件費などの管理運営経費及び特別展、常設展の開催経費でございます。  9目文化財保護費は、13節の出土品修理等委託料、15節の蕪島ののり面整備等工事費が主なものでございます。  10目文化財調査費は、次の134ページにわたりますが、新井田古館、北熊ノ沢等市内の遺跡の発掘調査に要する経費でございます。  11目是川縄文の里事業費は、是川縄文館及び縄文学習館の管理運営経費、特別展の開催経費でございますが、135ページに参りまして、13節の受付案内業務等委託料、資料展示設営等委託料、15節の案内標識設置等工事費、19節の世界遺産登録推薦書案作成等事業負担金、是川縄文館バス運行事業負担金が主なものでございます。  12目八戸南部氏庭園事業費は、春、秋に一般開放するための経費のほか、13節の樹木剪定等委託料が主なものでございます。  13目史跡根城の広場費は、13節の同広場の指定管理料、15節の根城跡環境整備等工事費が主なものでございます。  14目公会堂費は、次の136ページに参りまして、13節の公会堂、市公民館及び南郷文化ホールの指定管理料、15節の公会堂、公民館の屋根塗装及び多目的トイレ等整備工事費が主なものでございます。  15目文化ホール費は、南郷文化ホールの運営経費でございますが、13節の南郷名画座事業等委託料が主なものでございます。  16目市民大学講座費は、市民大学講座20講座を実施するための経費でございます。  6項1目保健体育総務費は、1節の学校医、学校歯科医、学校薬剤師の報酬、スポーツ健康課の職員の人件費、物件費のほか、137ページに参りまして、12節の児童生徒等の心電図検査などの手数料、19節の日本スポーツ振興センター共済掛金、中学校体育大会派遣補助金、全国高校総体スケート競技・アイスホッケー競技選手権大会補助金、20節の要準・要保護児童生徒医療給付費扶助費が主なものでございます。  2目社会体育振興費は、1節の仮称・多賀地区多目的運動場基本構想策定委員報酬及びスポーツ推進委員報酬、次に、138ページに参りまして、19節の青森県アイスホッケー連盟事業補助金、各種スポーツ大会への補助金が主なものでございます。  3目体育施設管理費は、市の体育施設の管理運営経費でございますが、139ページに参りまして、13節の八戸市体育館等及び南郷体育施設等の指定管理料、15節の東体育館アリーナ照明器具等の改修、カッコーの森エコーランドの駐車場及び野球場の整備工事費が主なものでございます。  4目学校給食管理費は、学校給食に係る職員の人件費、物件費のほか、20節の準要保護児童生徒学校給食費扶助費が主なものでございます。  5目特別会計整備費は、学校給食特別会計に対する繰出金でございます。  以上で第10款教育費の説明を終わります。 ○壬生 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆高山 委員 5ページに当たりますが、No.101です。柔道畳の新規購入について質問させていただきます。  八戸市体育館に備えてある現在の柔道畳は、昭和62年からのものであり、今日まで26年の間、市内の柔道家や柔道競技者、そして多くの子どもたちが稽古に、あるいは練磨し、心身ともに鍛えてきた畳であります。26年の間ですから老朽化が進んでおりまして、競技場は非常に危険な状態であると聞いておりました。今般、その柔道畳について予算化し、新規購入されることは大変評価されるものであります。これについて、八戸市の柔道関係者の皆さんの喜びはひとしおのものがあると思います。
     そこで、お伺いしたいことがあります。このたびの新規購入の柔道畳についてですが、その具体的な内容、どのような畳の規格であるのか、またその枚数やそれに伴う試合場のというか、畳の広さについて教えていただきたいのですが、よろしくお願いします。 ◎村山 スポーツ健康課長 高山委員にお答え申し上げます。  来年度購入する柔道畳でございますが、競技団体からの要望などにより、現在の規定に対応した全日本柔道連盟公認の畳で、1メートル掛ける2メートルの国際規格の畳を購入する予定であります。購入枚数は、畳392枚、附属で、試合会場として畳を設置する際の畳のずれを防止するための枠60個もあわせて購入となります。この枚数は柔道試合会場4面分を確保できる枚数でございまして、全枚数を敷いた試合会場の全体の大きさは28メートル四方、784平米になります。  以上でございます。 ◆高山 委員 392プラス60というと、452枚ですね。そのような大きな規格ということになると、イメージ的に浮かべると、オリンピックとか、あるいは全日本の武道館でやるような、試合のスペースでいうと、ああいう大きさになるのですね。  では、柔道をやるときの畳をイメージすると、試合するところの色とか試合するスペース、あるいは場外というのが色の区分けとかいろいろなものがきちんとされていると思いますが、例えば場外に出ようとするときにわざをかけると、すぽんと、それも一本とれたりわざありになったりすると思いますが、そのような広さということでそういう色分けとか試合のところのスペースの畳のあれがわかりますか。 ◎村山 スポーツ健康課長 試合会場は4面分でございますが、試合の会場の間は畳2枚、2メートル分とってございます。  以上でございます。 ◆高山 委員 今、私が質問しようとしているのは、ちょっと済みませんでした。具体的な、もうちょっときちんと聞くべきでしたけれども、そのような公認畳であり、国際規格の畳ということで4面使用ということになると、県内では八戸市だけなのでしょうか、それとも他の市町村とかそういうところにもあるのでしょうか、その辺をお伺いしたいのですが。 ◎村山 スポーツ健康課長 国際規格4面分を備えた施設というと、県全体は把握しておりませんが、青森、弘前についてはございません。また、県立の武道館、また、青い森アリーナといった県有の施設でもないということであります。  以上です。 ◆高山 委員 では、八戸市だけなのですね。 ◎村山 スポーツ健康課長 はい。 ◆高山 委員 では、その新規購入についてですけれども、いつごろ完備するのでしょうか。聞くところによると、本年8月7日に八戸市で第36回の東北中学校柔道大会が開催されるということです。特殊な畳ですので、すぐ注文してもぱっと来るようなものではないと思います。結構時間がかかると聞いていますけれども、それに間に合うかどうか教えてください。 ◎村山 スポーツ健康課長 購入の時期については具体的には決まっておりませんが、8月に八戸市体育館で開催される第36回東北中学校柔道大会までには間に合うように購入する予定でございます。  以上です。 ◆高山 委員 最後に、今までのことをずっと聞いていてこう思います。八戸市の今般の購入する新規購入畳というのは、国際規格畳であるという、いろいろなところに適合するという最新のものだと思うのですが、これが今言ったように、県内を見ても八戸市だけに完備しているということはとても重要なことだと思うのです。というのは、これからも県内あるいは県外、極論するならば国際大会までが開けるということになります。その点からも、柔道競技者や関係者、それから観覧者の多くが八戸市に訪れると思うのです。そういう意味では、スポーツ振興あるいはスポーツ観光、ことしの4月1日からスポーツ振興課というのが新たなる装いをして発足するわけです。そういうことでは、私はこのことは大いに宣伝してもらいたいと思います。  特に、今度第36回の東北中学校柔道大会があると、多くの柔道競技者の方々が来られます。そうすると、八戸市はこんなにすばらしい柔道畳を完備しているということになると、たくさんの柔道関係者の方々が興味を持ってくれると思います。そういうわけで、どうぞ新しいスポーツ振興課とすれば、大わざ、小わざをかけて、柔道畳ですから、畳みかけるように――これを言いたかったのですけれども、宣伝してもらいたいと思います。  以上をもって要望して終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆三浦〔博〕 委員 通告をしております、3点について伺いたいと思います。No.96から98の3点伺いたいと思います。  まず、スクールカウンセラーの増員とスクールソーシャルワーカーの検討状況についてということであります。私が以前に質問させていただいたときに、子どもを取り巻く環境が今日的に大変ケアが必要になってきている、より一層という形の中にあって、当市では県の委託を受けてスクールソーシャルワーカーの導入を実際行い、検証しているという蓄積もある中で、その効果は大変高いということでありました。  ただ、予算の関係上、スクールソーシャルワーカーを配置するということはなかなか難しい、そういう形の中にあって、現在はスクールカウンセラー、これは県の補助を受けて取り組んでいるけれども、全部には配置されていないと。それにカバーするように当市は知恵を出されて、心の教室相談員を配置しているということでございました。  子どもを取り巻く環境をよりよくしていく、そういう心の相談もそうですけれども、また、学校の教職員の負担も減っていく、そして地域の目、また家庭の教育力、そういうふうなものにも大変役に立つというこのスクールソーシャルワーカーの検討状況と、そして、スクールカウンセラーは増員できたのかどうか、伺いたいと思います。 ◎嶋脇 教育指導課長 ただいまの質問にお答えいたします。  市教育委員会といたしましては、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーについては非常に大事なものであると認識をしております。スクールカウンセラーの増員につきましては、平成25年度青森県市町村教育委員会連絡協議会において、青森県教育施策に関する要望書の中で、配置の拡充及び派遣日数や相談時間の増加を青森県教育委員会教育長に要望しているところでございます。  スクールソーシャルワーカーの配置については、全国市町村教育委員会連合会において、平成25年度の予算に関する要望書の中で全中学校へのスクールソーシャルワーカーの配置を国に要望しております。文部科学省が公表しました平成25年度文部科学省予算案によると、いじめ問題に対する総合的な取り組みの推進の中で、スクールカウンセラー等を配置、拡充し、全ての公立中学校に配置するとなっております。また、スクールソーシャルワーカーの配置につきましても配置人数の拡充が挙げられております。この点につきまして、先ほど三浦博司委員からありましたように、国からの補助として県に来ているのですけれども、県がそれを受けると言わなければ、こちらに人が回ってこないという状況でございます。要望はしてきたところですけれども、今のところ、県ではふやすというふうなことには至っておりません。ですので、今の状況では今年度と同じ県内40人枠の中から八戸市が配分されるという形になっております。今後とも市教育委員会といたしましては、国の動向や県の動向に注意しながら引き続き検討していきたいと思っているところであります。  以上です。  〔委員長退席、副委員長着席〕 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。要望し、また、国もそれに呼応する形でいると。ただ、県が受ける、ふやす気がないというふうなことでありました。どうして県はふやそうとしないのか、非常に不思議でならないのですけれども、これはどうしてですか。 ◎嶋脇 教育指導課長 私は県の人間ではないのでよくわからないのですけれども、予算としては、補助金という形で国から3分の1、県の持ち出しが3分の2ということになっております。そういった意味で非常に財政面では厳しいところがあるのではないかな、そのためになかなか手を挙げられないのではないかなと個人的には考えております。 ◆三浦〔博〕 委員 大変ざくっとしたことを聞いて丁寧に答えていただき、ありがとうございました。その3分の2負担をするというところなのかなというふうな気持ちもありますけれども、スクールソーシャルワーカーが一番であります。というのは、質問した後、階上町でスクールソーシャルワーカーとして頑張っている方と触れ合う機会がありまして、彼の長年にわたる取り組みを伺っていくうちに、本当に心の相談、不登校、ひきこもりも含めて各家庭を訪問していきながら学校との関係をつくっていっている。そしてまた家庭の学習サポート、家庭教師みたいな形の中にあっても、そういうコミュニケーションを継続的に、また細かく戸別訪問をしているような活動に触れて、やはりスクールソーシャルワーカーというもののよさは本当にあるなと思っております。  そのスクールカウンセラーは全部に配置されていないという状況において、これはぜひ市長も、屋内スケートリンクだけではなくて、実際の教育、スポーツという、文化、スポーツというところの範疇の中にあるその一番の土台、その踏ん張れる土台の中をしっかりとつくった中でスポーツを行っていくというところがまさにその環境の100点だろうと思うわけでもありますから、ぜひ、私も、私の党の関係で県、そして国にこれを指摘していってもらいたいと思いますし、教育委員会としても、継続的に熱意を伝えていっていただきたいなと要望して、この点は終わりにいたします。 ○石橋 副委員長 この際、暫時休憩いたします。         午後2時59分 休憩    ────────────────────         午後3時15分 再開 ○石橋 副委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  第10款教育費の質疑を続行いたします。 ◆三浦〔博〕 委員 通告をしておりました続きの図書館費について伺いたいと思います。  本会議でも質問をいたしました。直営で行うと、それがふさわしいということを担当部長、また市長からお話をいただいたところであります。その理由としては、図書館というものは貸し出しというだけではなくて、保有するその3万点以上にも上る郷土資料、市文化財にもなっている八戸藩日記――591冊と言っておりましたけれども――を初めとする八戸の歴史、文化を伝える上での社会教育研究をしていく、そしてまたそれを市民に、または県内外、市内外の研究者に対してそのものをレファレンスして提供していくという本来的な機能があり、それは継続性、または専門性を担保していくためにも直営が望ましいものであるという趣旨だったと思っております。また、その専門性、継続性をしっかりと中核的業務という形で担い続けていけば、この先もおのずと直営が市民から支持され続けけると私も思うわけであります。  それに関連した形で何点か伺いたいと思うのですけれども、私が提言申しました全国出版を1970年代から1980年代は図書館はしていて、それが著名な紀田順一郎氏、評論家より全国の地方図書館の雄であるというふうな評価まで受けた図書館の一時代があったわけでありますけれども、その専門性、また、その保有している市の文化財にもなっている郷土資料、古文書、そういうものをしっかりと生かしていくというところにおいて、現在行っている事業はどういうものがあるのか、伺います。 ◎津取場 図書館長 八戸市立図書館が所有している古文書等で行っている現在の事業を伺いたいということですけれども、以前は出版とか行われておりましたけれども、現在、図書館が行っている古文書、郷土資料を利用した事業といいますと、特に目立ったものはないのですが、個々に調査研究に来る方々に対して閲覧していただくというようなところでございます。 ◆三浦〔博〕 委員 市史編さん事業というのは、図書館の郷土資料を活用した事業とは、図書館としてというものではないのですか。款が違いますけれども、どうでしょうか。 ◎津取場 図書館長 今の八戸市史編さん事業ですけれども、図書館の組織の1つとして市史編さん室がありまして市史編さん事業は行われておりますが、予算的には第2款で行っているところですが、図書館の事業ということであれば、組織として市史編さん事業を行っていることになります。  それから、さっきちょっと言い忘れましたが、八戸藩日記、591冊ありますけれども、その解読事業は現在行っております。平成8年から解読、活字化を行っておりまして、591冊のうち、6割ぐらいまで解読が進んでおります。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 その市史編さん事業はまずいつぐらいで終わるのかと、その八戸藩日記の解読というのもどのくらいで終わるのかというめどがあるのか、伺います。 ◎津取場 図書館長 八戸市史編さん事業は平成26年度まで行います。それから、八戸藩日記の解読作業はいつごろまでに終わるかということですが、あと6年、7年ぐらいかかるかと思っております。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。まず、市史編さん事業が平成26年度で終わるということ、そして八戸藩日記の解読があと六、七年はかかるということでありました。その3万点の古文書があるという中の八戸藩日記591冊ということで考えると、3万分の591冊と、市文化財という意味では優先順位で市民に触れられるような解読が進められてきたのだろうとは思います。  ただ、平成8年度というと、大変前から進められているのにもかかわらず、591冊到達するまでにもう六、七年かかるのかというふうなところでは、どういうふうな人材配置が行われてきたのかなと、そういう人材育成も含めて大変残念な気持ちを持ちます。そういう意味で、その市史編さん事業が集めた資料を終了した後生かそうとかというふうな考えはあるのでしょうか。 ◎津取場 図書館長 八戸市史編さん事業で集めました約3万点の資料がありますけれども、市史編さん事業が終われば、図書館に移行といいますか、図書館のこれまで持っていた古文書類と一緒にする予定であります。それは閲覧、公開といいますか、希望される方には見ていただきたいと思っております。  以上です。 ◎芝 教育部長 本会議のときにもお答えしましたけれども、現在、学校の跡地活用の1つの方策として、市史編さん事業で集めた郷土資料の保存管理及びそこで公開するためのスペースとして活用しようということを平成25年度に試しといいますか、試行して平成26年度以降に本格実施しようと考えています。 ◆三浦〔博〕 委員 まさに刊行物ということで一番なのが市史編さんであろうかと思いますし、その本ができるまでに3万点にも及ぶ資料という中で、より多くのファンがそれに触れながら楽しめる、そういうふうなスペースがあるということは、そのことを平成25年度より試行してみるということは大変いいことだなと思います。  その次の八戸藩日記なのですけれども、八戸藩日記を解読するという事業は平成8年度から進んでいるということなのですが、これはどういう内容なのでしょうか。日記を私も読んで読めるようなものにしているということなのか、その事業内容を伺ってもよろしいですか。 ◎津取場 図書館長 平成8年度から行っておりますけれども、最初は八戸藩日記をコピーいたしました。1枚ずつほどく形で、折った状態ですので、それを広げてコピーをするという作業が最初ありました。それでちょっと時間もかかっているかと思います。その後、そのコピーを見て活字化しております。昔の書体で書かれたものを、古文書に詳しい方、八戸古文書研究会の方ですけれども、その方に活字化してワープロに入力していただいて、それを製本してできたものから図書館に納入してもらっております。その本は図書館の郷土コーナーのところの棚に入っておりますので、見ることができる状態にはなっております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 私も知らなくて、図書館に行って見てみたいと思います。その八戸藩日記があと六、七年たたないと全部そろわないと。また、その事業が市民に伝わり切れていないところも、例えば今、人が集まっているはっちとかにそういうふうな案内とか誘導があれば、やっているよというふうなところが伝わって、見てみようかなと、八戸藩の日記というのはどういうふうなことが書いてあるのだろうなというふうな興味も生涯学習の機会としてもまたあるのかなと思います。  それで、八戸藩日記以外で、今後書籍にする、全国出版をするというふうな企画とかもぜひしていただきたいと思うのですけれども、例えば侍の履歴書、勤功帳というのがある。それは侍の履歴書なので、八戸市民のルーツ、由来とか、由緒とか、先祖を調べることができる、そういうふうな資料もあるのだそうです。そういうふうなものも解読していく中で、より市民がそのルーツに触れる、歴史、文化に触れるというふうなことを全国出版するような事業もひとつ考えていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ◎津取場 図書館長 侍、士族の方のルーツ、由来がわかる資料であると、それを全国出版したらどうですかという御意見ですけれども、いい企画かと思いますので考えていきたいと思います。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。勤功帳と言うらしいのですが、それだけではない、3万点というと、私も所蔵しているところを一度見渡してみたいなと思うくらいの、どういったものなのかなと想像するだけでわくわくするような歴史のまさに文化財であろうと思うのですけれども、まずその関連の中で、今、公文書という中で県は動いていると、そして、要は行政文書をしっかりと保管していきましょうというふうな法律改正も行われてきて、記憶に新しいのは岡田外相の外交の文書を皆さんに、私たちに公開したというようなこともありますけれども、地方でもその動きが行われているのですが、私がここで聞きたいのは、郷土資料とか古文書というのは行政文書、公文書に当たるのかな、どうなのかなというふうな思いがあるのですけれども、どう考えておられますか。 ◎津取場 図書館長 公文書はどちらかといいますと行政文書のほうに入ると思います。昔からの古文書、郷土資料は公文書には含まれないかと思いますけれども、そういう資料を保存するときには、保存したほうがよい行政文書とともに古文書、郷土資料も一緒に保存していけばいいかと思っております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 本当に行政文書もまさに歴史を知る上で、たどっていく上でとても大事であり、また確認をしていくことは大事かなとは思うのですけれども、やはり図書館である本来の中核業務をしっかりと生かしていく、これが直営の意義であるということでは、郷土資料、古文書というものは市民にしっかりと触れられるような形で別に管理をしてほしいという気持ちがあります。  そういう意味で、例えば先ほど部長より、市史編さんで集まった資料は学校を利用して市民に触れるような試みを行うと言っておりましたけれども、今、図書館に保存してある古文書、また郷土資料、そういうものに市民が触れられるようなスペースというようなものを、私は触れたいなと思うのですが、どう考えているか、伺いたいと思います。 ◎津取場 図書館長 市史で集めた古文書類を市民の方が見たいという要望は当然あると思います。先ほど部長が答弁しましたが、学校の教室を利用しての公開を考えておりますので、そちらで実現したいと思います。また、人員的にも市史編さん事業に携わった司書、学芸員、嘱託職員も残っていただいて、その整理といいますか、公開に携わってもらいたいと考えております。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 そうすると、市史編さん事業で集めた資料だけではなく、八戸藩日記に代表されるような古文書もそこで触れられるような、直接触れるのはまずどうなのか、難しいところはあるのか、実際の写しなのか、これからなのかもわかりませんけれども、見ることができるということでしょうか。 ◎津取場 図書館長 市史編さんで集めた資料にさらに八戸藩日記も含む、以前から図書館で収集している古文書も一緒にして見ていただければいいのかなと思います。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。実際そこに行ったときに、やはり説明を受けたいなと、これはどういうふうな背景なのですか、内容なのですかといったときに答えられるようなスタッフがいてほしいということもありますし、そこでまた生涯学習という形の勉強会というか、そういうレクリエーションの機会を持ってほしいと思っています。そういう中にあって、より八戸藩、八戸市の歴史的な価値、そしてまたそれから派生する多くの行政サービスの裏づけにもなるような出発点だと思いますので、これからも直営と市民に支持されるように続けられるような人材育成、職員配置に努めていただきたいと思います。司書とかそういう資格を持っている職員がしっかりと図書館関係の仕事につけるような職員の配置とか、また、その人材育成という中で希望をしっかりととった形で、そういう思いのある職員が図書館に集まっていく、そして市民とまた1970年代、1980年代のような運動が広がり、21世紀に続いていくような八戸の文化の未来を今、平成8年度から歩み出して、また新たな気持ちで歩み出していただきたいとお願いをしまして、この質問を終わります。  そして、最後なのですけれども、体育施設備品購入費についてです。  まず、柔道畳とレスリングマットということでございました。私が2月の頭に八戸大学の地域スポーツを受講している学生と意見交換する機会がありまして、その受講している学生は、体育の先生とかスポーツの指導者になりたいという人たちで、三十五、六名の受講でした。その1こまを借りて、私が、スポーツ行政から始まって、体罰とかそういうふうなことの私の所感とか政治に参加する意味合いとか、そういうふうな皆さんの声をしっかりと届けますというようなやりとりもありながら、その講座をゲストティーチャーとして務めてきたわけであります。その後、受講生から感想をいただきました。その中から声を届けると言いましたので、ここで簡単にお伝えをしたいと思います。  八戸市のスポーツに要望すると、男性からです。私は県内で棒高跳びをやっています。ことし八戸大学で勉強するために八戸に来ましたが、八戸市の棒高跳びの設備は非常に悪いです。東運動公園の、特にマットですが、非常に古い規格で、通常のものよりも小さく、それにぼろぼろの状態です。棒高跳びのマットは東運動公園の備品だと思いますが、経費削減のために備品の修繕を怠るのはけが人が出てからでは遅いと思います。財政が厳しいことや予算が少ないのはわかりますが、あのマットで南部大会や中体連等の大会を行うのが怖いです。早急に新しいマットにしてほしいと思います。そういう思いが述べられているところです。  さらに、あれだけぼろぼろであるのに、大会用として練習には一切貸してくれません。もったいないからでしょうか。それともけが人が出るからでしょうか。スポーツ振興はどこへ行ったのでしょうか。八戸市の中高生が棒高跳びを練習するにはどこで行えばいいのですかと東体育館の方に聞いたら、各地の学校でマットを購入してくださいという回答でした。どこの学校でもマットは購入してくれるものなのでしょうか。青森県の棒高跳びは東北地区でも一番弱いです。また、県内の棒高跳びでも八戸地区は一番弱いです。それは環境設備が悪いからです。指導者不足というのもありますが、私が学校の教師として指導者になり、青森県の棒高跳びを強くします。八戸に棒高跳びをやりたい生徒はたくさんいます。やりたい生徒がいるのにやれない、練習できないというのはとてもかわいそうに思います。現在の県内では陸奥地区が棒高跳びは強いです。それは生徒、環境整備、指導者が全てそろっているからです。しかし、陸奥のワントップでは県内のレベルアップにはなりません。ほかの地区が強くなってむつ市の牙城を崩し、互いに切磋琢磨していかなければなりません。そのためにもまずは練習だけでもマットを貸し出してください。お願いします。  以上が八戸市の棒高跳びの現状です。この声があるのですが、このことに関する所見を伺いたいと思います。 ◎村山 スポーツ健康課長 三浦博司委員にお答えいたします。  現在の段階で陸上競技協会からの要望とかはっきり伺っておりませんので状況はまだ把握しておりません。早急に陸上競技協会とこの件について話し合いを行いまして事情をちょっと伺ってみたいと思います。  あと、指定管理者とも今のやりとり、事実だったかどうか、貸し出ししていないのかどうか、ここら辺を確認いたしまして、すぐお答えできるとは思いませんけれども、委員のほうにこれは後で御回答したいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 大変誠実なお答えに感謝します。20代の若者の純粋な思い、大変身が引き締まる気持ちであります。もう2人いるのですけれども、連続して最後にまた所見を伺いたいと思うのですが、男性の方なのですが、東運動公園のウエートルームのマシンの量をふやしてほしい。長根体育館のウエートルームのようにしてほしいですということでした。  そして次、男性の方なのですけれども、八戸市のみならず、社会人実業団チームが少な過ぎると思います、各スポーツを細かく見ると、クラブチームの名目ではありますが、全国でも余り目立たず、実業団として見ても大変少ないですと。大企業の数がそれに比例しているのかもしれませんけれども、八戸市は大変少ないと。ただ、県でバスケットチームを設立するということは聞いております。でも、個人でやろうにも、種目によってはできない人もいるし、個人で競技を続けるにも人が少な過ぎると思います。各都道府県、市町村にはシンボルとなるスポーツがあると思いますが、これは学生があってのシンボルが多くて、その子たちが大人になってやめていく、他県で続けるとなると、少子化に影響されてとは書いてありますけれども、学生があってのスポーツが県内、また当市において行われていると。ただ、それが大人になって県外に出て行ってしまうとなると、そのスポーツもいつかは廃れてしまうということを彼は心配しているわけであります。  そして、指導者の増加よりも、まずは社会人選手の存在をそばで今いる学生たちにアピールすることで1つの憧れも生まれるし、現役の人やボランティアがNPO団体としての指導も両立してお互いの存続を図れていいと思うので、実業団チームの設立をもっとふやしてほしいと思います。また、この冬の積雪では、屋外スポーツ練習場の除雪作業も行ってほしいです。学生の競技力を高めるためにも、いち早く屋外でできる練習環境を設ける必要がありますと言っておりました。このことに対して一言お願いしたいと思います。 ◎村山 スポーツ健康課長 備品のほうですが、東運動公園のトレーニング室、来年度はバイク1台購入予定ということになっておりますが、結構な額がしますので、ここら辺の部屋の広さ、また、今の備品の数は長根体育館より少ないということでございますけれども、そこら辺は今後指定管理者と協議しながら、全体の広さを確保できる場所があれば、徐々にそこら辺を検討していきたいと思います。  あと、バスケットの実業団のチームが少ないというほうですが、ちょっとそこのチーム数とかそういうのは把握しておりませんが、ナイターバスケットとかそういう愛好会でやっている方々は結構なチームに所属しながら大会とかに参加している方がいらっしゃいますので、どのレベルの競技団体に所属したいのかというのがちょっと把握できなければ、なかなか難しいのかなと。そのような実業団は、いろいろな競技において競技団体を持っているところは、八戸は少ないと思いますけれども、もしそういう競技団体のほうを調べてという御要望があれば、各競技については今後ちょっと調べていきたいと思います。  以上です。 ◆三浦〔博〕 委員 ありがとうございます。学生が指導者となって、体罰のことにも感想文が載っておりました。やはり教え育むと、まず育むというほうに力点を置くと、そこに信頼関係が生まれるということで、決して体罰をしてはいけない、そういうふうな指導者になりたいというふうなことも感想に述べられてありました。そういう意味では、今述べた代表的な3人の気持ちをこのように受けとめて回答していただいたことにありがたく思います。  そしてまた、実業団チームがあってこそのさまざまなスポーツの振興につながるということ、この意見もそうなのだなと、確かに小中高と卒業してしまうと、ぐっとその競技の人口が減っていくのかなというふうなところで、まずその地域地域で特徴のあるスポーツをという優先順位も出てくるのかなと思いますけれども、まず機構改革でスポーツという部門が市長部局のまちづくりというふうな枠の中に入っていきますので、どうかこれからも備品も含めてスポーツ振興に取り組んでいただきますことをお願いいたしまして、質問を終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 三浦博司委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆高橋 委員 三浦博司委員の体育施設の備品購入についての関連で、今現在、東運動公園のほうが施設が乏しいという意見だったのですが、実際長根体育館も、PLが制定されまして、自分たちでつくった道具を撤去しなければいけないというのがあると思うのですけれども、特に長根体育館の場合では、市民の皆様の御寄附がありまして、いろいろ鉄鋼でつくったウエートトレーニング施設があったのですけれども、この法律を執行されたもので撤去したので結構備品の数が減ったのですけれども、そういった部分で指定管理者からの備品購入の要望であったり、また使用者からの備品購入についての要望は直接市にありますか。 ◎村山 スポーツ健康課長 高橋委員にお答えいたします。  備品については、各施設、長根、新井田、東運動公園、屋内トレーニングセンター、カッコーの森エコーランドの指定管理者とともに、毎年そのふぐあいとか年数の経過による劣化、その他故障等を勘案しながら次年度の備品の購入を決定しているわけでございますけれども、現在のところ、市民から直接的にこういうのを購入してほしいというのは要望はまだ聞いておりませんが、長根の奥の部分によくあったロープとか、ああいうのは全部撤去して、あの部分のスペースがちょっとあきました。  以上でございます。 ◆高橋 委員 答弁ありがとうございます。実際私も使ったり、また周囲の方々から、急に法律のせいで、備品とかが減ってしまったので何とか購入してほしいという声を聞くのですけれども、さっき答弁にもありましたとおり、非常に機器それぞれ高価なものですので慎重な審議が必要かと思われますが、指定管理者と連絡を密にとって、備品等、市民の健康増進のためにも検討を引き続きしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○石橋 副委員長 他に関連質疑はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 ないようですので、以上で三浦博司委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  他に御質疑ありますか。
    ◆冷水 委員 私からはアートのまちづくりについてお伺いをいたしたいと思いますが、南郷アートプロジェクトにつきましては本年度がスタートの事業でございまして、当初そういうふうな事業がされるというときに、地域の人たちはアートプロジェクトというのは何をやるのだというふうな話でございました。えんぶりだとか、神楽だとか、駒踊、鶏舞、そういった郷土芸能だけがいわゆるアートだというふうなことで感じてきた地域でございますので、それ以外にも絵画なり書道なりと、アートの分野は非常に広いものがあるわけでございますが、逆に、それだけアートプロジェクトということに対して地域の方々は興味があったのかなというふうな気がいたしております。  とりあえず、このアートプロジェクトでどんな程度の活力が生み出されたのかということはまだわからないと思いますが、当初想定をいたしました人の集まりぐあいと反応がどういうふうなものであったのかということをまず最初にお伺いいたしたいと思います。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 冷水委員にお答え申し上げます。  まず、南郷アートプロジェクト、ことし1年目というお話でございましたが、平成23年度からやってございまして、平成24年度2年目、今度平成25年度3年目を迎えようということで考えております。  あと、地域の方々の集まりぐあいということでお話でございましたけれども、今年度、平成24年度につきましてはいろいろ事業をやってございまして、大きくコミュニティプロジェクトというのがございます。これは山の楽校の奥のほうのヒマワリ畑とソバの花がちょうど開花したときに、そのヒマワリ畑の中で神楽と東京のダンサーのグループが来て一緒にコラボして踊りを踊ったというもので、こちらは150名でございます。  それからあと、荒谷地区におきまして3つのセクション、荒谷のバス停と民家、それからあともう1件は山本耕一郎さんという、はっち開館のときにいろいろ八戸のうわさで御尽力いただいた方で、山本さんは今年度南郷荒谷に定住されるということで、その定住された家を使って3つの場所で、その家を使ってダンスをやったということで、6組のダンサーが3カ所で18演目をやった。こちらは140名、そのほか、タンスの中の洋服、古い洋服を使ってダンスをやりましょうという洋服ダンスコレクション、こちらに184名。そのほかに一番大きなイベントということでは、ダンス公演、ダンスバイジャズ、これも平成23年度もやってございますけれども、平成24年度は2回の公演で503名、1日約250名ということで、南郷文化ホールは304名入りますが、実際マスコミ、カメラ等が入る部分と、あとステージ前のパイプ椅子等については、そこにはミュージシャンが陣取るということで、席が実際300以下のところに、2回で600名がマックスのところに500名を超える方々が入場していただきました。その間にジャズの館においてジャズ講座等をやりまして、合わせて1200名以上の方々にお集まりをいただいております。  その反応ということですが、もちろん南郷区でやっておりますので、南郷区の方々には集まっていただきたいということで周知をいたしました。周知については、かわら版とか、あと地域の放送、その他マスコミの皆様に御協力いただき、あとは南郷区の地域協議会にも御協力いただいて御参加いただいたと思っています。その反応は、今我々が聞いている分には非常に喜んで出席いただけたのかなと感じております。  以上でございます。 ◆冷水 委員 おおむねそういうふうな評価なのかなというふうなことで私自身も感じておりますが、私は38年ぐらい前に、やはり南郷地区では生のいろいろなものに触れる機会が少ないということで、わらび座公演に取り組んで、現南郷体育館に満杯に人が集まったことを記憶しておりますし、それを見た方々が涙を流しながら演技をしていたのに感動したと、まさしく演技ではなくて、生のものを見るという感動を覚えてもらったことを今でも鮮明に記憶しておりますが、そういうふうな意味では、このアートプロジェクトというのはすばらしい事業なのかなと思っております。  平成25年度につきましては、予算の概要では、南郷アートプロジェクトということで2731万1000円の予算が組まれておりましたが、予算書で見ると、どこに載っかっているのかわからないということで事前にちょっとお伺いをいたしました。そうしたら、嘱託職員の報酬なり、嘱託職員の共済費、あるいはレンタカーの借上料、賃借料、それから備品購入費だとかというふうなことで計上されておりますが、その中で一番大きいのは委託料で約1794万4000円を計上されているということで、これはどういうふうな中身なのかということについては、イベント開催と、先ほどお話しされたような内容だと思いますが、もし平成25年度において開催されるイベント内容等固まっている部分がありましたらお知らせいただきたいと思います。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 お答え申し上げます。  まず、先ほど申し上げましたダンスバイジャズという、南郷ホールをほぼ満席にしたという、これの第3回目、これをまずやりたいと考えております。そのほかに地域交流プログラムということで、平成24年度は家ということをテーマにして実施しておりますけれども、今回は学校ということをテーマに実施したいということで、山の楽校を初め、あとは地元の小中学校を利用してワークショップや、あとはダンスパフォーマンス等をやるということを想定しております。あと、先ほど申し上げました山本耕一郎さんにもいろいろなおもしろい企画をしていただきたい。あと最後に連携プロジェクトとしてジャズの館、南郷でのジャズ講座をやるということを想定してございます。  以上です。 ◆冷水 委員 どういうふうにすばらしい芸術でも、食べ物と同じだと思うのですが、幾らおいしいものでも、3食続けて食べると飽きてしまうというようなことがありまして、やはり芸術とかそういったものもそういった類いのものだろうと思います。南郷でも、あるいは各地域でも郷土芸能発表会だとかいろいろなものが催されているのですが、毎年プログラムの中身は同じなのです。変化がない。ですから、またことしも同じなのだろうというふうなことで、少しずつ少しずつ見に行く人が少なくなっているというのが現状だと思います。  ですから、私もいろいろそういうふうな企画をする方々にお話をしているのですけれども、どうせやるのだったら、他の町村だとか他の地域だとかで交流をしながら、毎年1つか2つ違ったものをプログラムの中に入れたほうがいいと。そうすれば、ことしは何をやるのだろうな、どんなものが来るのだろうなというふうなことで楽しみがあると思います。  ですから、今お聞きすると、平成24年度と同じような内容のイベントも計画しているようですし、あるいはそれ以外のものも計画をしているようですので、これはそれでいいのかなと。先ほどの八戸駅の通りのまちづくりだとか、あるいは防災の関係でもそうなのですけれども、やはりいろいろな事業をするときには、その地域の人をいかに巻き込むかというのが成功したかしないかのバロメーターになるのだろうと私は思っています。そのためにはやはり斬新なものを、同じものをやらない、興味のあるものを開催していくと。  何に興味があるのかということについては、やはり常に情報を集めていないとわからないと思います。ですから、それはそんなに全ての人たちから聞いて情報を集めるのではなくて、何人かの人間から聞けば、こういうふうなものがいいのかなというのはおおよそわかってくると思いますので、そういうふうな地域の人たちの興味のあるようなイベントもぜひ企画をしてほしいと思いますし、たまたま去年は山本さんのところと路上と中村さんのところとでやりまして、その後、荒谷の生活館に、恐らく民間で建てた施設としては大きさとしてはそこが一番人が入るところだと思います。満杯になって、ちょっと酒を飲みながら踊ったり歌ったりというような感じで、反省会なのか、披露なのかちょっとわからないような状態でしたが、たまたま私は稲刈りをしていましてその場には行けなくて、ちょっとドアをあけて雰囲気だけ見たのですけれども、すごくいい雰囲気でやっているなと。地元の人たちだけではなくて、市内のほうからもかなり行っているのかなというふうな感じも受けました。そうすると、それはそれで交流人口がふえるわけですから、私は、遠くの地域との交流人口をふやす前に、まず域内で交流人口をふやすことから始まるのだと思っています。そういうふうな人たちが少しずつ口コミでいろいろな情報を発信することによって少しずつ少しずつ交流人口がふえる。ふえることによって地域コミュニティが活発化したり地域の活性化につながっていくのだと思います。ぜひそういうふうなことを勘案しながら、実りのあるアートプロジェクトにしていただきたいというふうなことを要望申し上げて、終わります。  (「関連」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 冷水委員の質疑についての関連質疑を認めます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 今のアートプロジェクトなのですけれども、ここの頭に復興分とついていますが、このアートプロジェクトのどこが復興なのかということをちょっと御説明いただけたらと思います。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 それでは、お答えを申し上げます。  復興の定義というところでございます。これは全体の話になりますけれども、平成25年度当初予算におきましては、全部で81事業、約34億円を復興事業として捉えてございます。それで、どういうものが復興になるかということに関しましては、平成23年9月に策定いたしました八戸市復興計画の復興施策に沿っている事業のうち、新規または拡充事業を復興ということで扱っているということでございます。  以上でございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 その説明はよくわかるのですけれども、一般的に、今、冷水委員の質問に対しての回答を聞いていますと、復興とどういう関係にあるのか、八戸市も被災したので元気を出せという意味で、その元気をつくり出す、あるいはみんなで元気になっていこうというためのプロジェクトと考えて復興というところに入れられたのかなと解釈するわけですけれども、今の説明だけでは、ちょっと一般の市民の方、あるいは八戸市でない、人が多く被災された地域でまだまだ生活が成り行かないという方たちから見たときに、こういう予算にこれだけのお金を復興という名のもとに使われるのかと言われたとき、私はどうやって説明したらいいのかなと思ってしまうのです。その辺もう少し市民にもわかりやすい言い方をするとどういうふうになるのでしょうか。 ◎石田 財政部次長兼財政課長 少し復興計画の中身で具体的に御説明いたします。  復興計画自体が4つの基本方向に基づく復興施策ということで、被災者の生活再建、地域経済の再興、都市基盤の再建、防災力の強化という大きく分けて4つの分野がございます。そして、復興施策につきまして、おのおの約17項目ほどございまして、その中の分野でいけば防災力の強化の中にありますけれども、文化、スポーツの推進という項目がございます。この中に位置づけていまして、南郷アートプロジェクト等、アートの切り口に地域課題の解決ですとか、まちの活力の創出につながるように向けていくというような位置づけで記載をさせていただいているところでございます。 ◆伊藤〔圓〕 委員 国からいただけるものを有効に使うという意味では、八戸市民ですから大いに歓迎だと思うのですけれども、もうちょっと広い目で3・11の復興を全体的にもっともっと早くスピーディーにやっていただきたいと思っている地域の方々からすると、私はその方を代弁する立場ではないけれども、ちょっと不思議に思うので質問させていただきました。  2731万円という大変巨額なお金がついたということ、この活動、アートプロジェクトがこれまで2年間やられてきて大変高く評価され、これだけの金額がつけられたのかなと思いますけれども、ちょっと伺いますが、平成23年度、平成24年度は幾らだったか、ちょっと私は記憶にないので教えてください。 ◎在家 まちづくり文化観光部次長まちづくり文化推進室長 お答え申し上げます。  ちょっと今手元に平成23年度の金額は見当たらないのですが、平成24年度につきましては2129万8000円当初予算でやっております。  以上です。 ◆伊藤〔圓〕 委員 そうすると、大体600万円増ということでは、また充実した活動が展開されるのかなと期待いたします。関係ないと言われるかわからないけれども、既に終わった7款1項のところで南郷ジャズのフェスティバルが、これは本当に長い間育ててきて今日まで来ているわけですけれども、そういう国内ジャズファンの方たちにとってみたら、南郷ジャズというのは、一地域でやっているものというよりも、本当に高い評価をもらっているところなのだけれども、今年度の予算は1000万円です。だから、そういうことから考えると本当に大変な予算だと思いますので、この成果を大いに期待したいと思います。  期待するところは何かというと、これだけかけて2年間やってきて、この後どういうふうになっていくのかなということが興味深いのです。先ほど冷水委員も言われたように、地元の方たちがやはり主体的になっていけるような企画のあり方とか進め方とか、そしてやがてはアーティストがいなくても南郷という地域は八戸のアートの地域だよとなれるぐらいまで持っていけたら、これはもうすばらしいことだと思うし、だけれども、余り関心のない南郷の方だったりすると、この予算を農業予算にくれよという人だって出てくるかもわからないです。そういうことのないように、大変いい事業を展開していき、地元の方たちを大いに巻き込んでいただきたいと御期待申し上げて、終わります。 ○石橋 副委員長 ほかに関連質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○石橋 副委員長 ないようですので、以上で冷水委員の質疑に対する関連質疑を終わります。  他に御質疑ありませんか。 ◆松田 委員 2点だけお願いしていました。1つは、128ページ、第10款の公民館におけるコピー機等の取り扱いについて、そして137ページ、多賀地区多目的運動場基本構想策定についての2つであります。  最初の公民館におけるコピー機等の取り扱いについてということですけれども、最近は本当に公民館活動も非常に活発で、それから地域でのさまざまな活動の拠点にもなっているということで、そういう意味では公民館の活動は地域的なバックアップを得ながら進んでいると思っていますけれども、そこの中で公民館のさまざまな機能を果たす上で、コピー機だとかさまざまな機具というものは大事な役割を果たしているかと思うのですけれども、ちょっと聞いたら、コピー機については、市の予算といいますか、市での扱いになっていなくて、それぞれの公民館協力会だとか、そういうところで必要があれば購入したり、それから、今リースですか、そういったもので自分たちで賄っているという話を聞いていましたし、それから輪転機――印刷機械です――は市からの供与だというふうなこともちょっと聞いていました。全体としてそのあたりはどういう扱いになっているのか、先にお聞きします。 ◎船田 社会教育課長 お答え申します。  松田委員おっしゃるとおり、コピー機については、公民館24館ございますが、南郷公民館はたまたま旧南郷教育事務所がありましたので、それを利用しておりますけれども、ほか23館は全ていわゆる公民館協力会、あるいは名前は違いますけれども、自治振興会とかそういった協力団体から買い取りあるいはリースという形で設置されております。なお、輪転機につきましては、リース契約で24館全ての公民館に設置されております。  以上です。 ◆松田 委員 その違いをここで聞くつもりはありませんで、そういういろいろないきさつの中でそうなっているということでしょうけれども、ただ、コピー機についても、リース契約してもそうだし、購入していても、やはり買いかえの時期だとか契約の変更の時期が参ります。そういう点では公民館協力会なり地域のところでちょっと負担になっている部分があるみたいで、市のほうで何とかしてくれ、教育委員会のほうで何とかしてくれというふうな要望も上がっているかと思うのですけれども、何かそのあたりで要望を検討しているということではないでしょうか。今どういう感じですか。 ◎船田 社会教育課長 お答え申し上げます。  当社会教育課では、地区の公民館24館には全て館長を置いております。密接な指導あるいはお互いの情報交換のために、おおよそ2カ月に1度館長会と称していろいろな会合を開いて、いろいろな事例を提供しながら、こうだったとか情報共有を図っています。その中で市に対する要求とかいろいろな話題がありまして、たまたま2月の定例館長会でコピー機のお話がありました。いろいろ当課でも調べていますけれども、地域によってどのような使い方がされているかどうか、そこら辺を鑑みて、市で処置できるものかどうか、あるいはそのまま継続して地域にお任せするのが妥当なのか、そういったものをこれから検討していきたいと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 2月の館長さんの集まりでも出たということですけれども、1回に全部23館にというようなことは大変なお金の問題もあるでしょう。計画的にいろいろ検討するということも必要でしょうけれども、やはり活動に財政面での負担をかけないという点ではぜひこれは検討する値があるのではないかなというふうなことで取り上げさせていただきました。  例えば、コピー機ですから、市庁内でもいろいろな分野なり部署で使っているかと思うので、例えば公民館で使えなくなったら、市庁内の古いのでも回すとか、そういう工夫も少し考えながら、何とか公民館の活動に負担がかからないような方法も含めて御検討をいただきたいと思っています。これは要望にさせていただきます。  次の多賀地区多目的運動場基本構想の策定の予算が今回6人分で、これは会議費だと思うのですが、26万4000円というのが今回の予算に出ておりますけれども、これは構想を策定するための会議の会議費用と理解してよろしいでしょうか。 ◎村山 スポーツ健康課長 松田委員にお答えいたします。  策定委員会の報償費でございます。  以上でございます。 ◆松田 委員 6人分の方の報酬というか、お手当みたいなものですか。 ◎村山 スポーツ健康課長 はい。 ◆松田 委員 これについては新聞でも出されたし、この間市長が記者会見して新聞に出されたのを見ても、かなり具体的に市川の北のところに人工芝グラウンド、多目的グラウンドというふうなことで、そして、避難タワーですか、そういった形で、構想というのだけれども、かなり具体的に示されておりますけれども、この6人の方で検討していく会議では、このほかにどういったものを議論して決めていくのでしょうか。 ◎村山 スポーツ健康課長 策定会議の中で、施設の規模、機能を含めた施設の詳細につきまして検討していきたいと考えておりまして、現在、多賀地区の部分10ヘクタールぐらいの場所が候補地となっておりまして、また、10ヘクタールのうち、どのぐらいというのもはっきりと決まったわけではございません。大体の施設の規模として4.5ヘクタール前後ではないかと考えておりますが、策定会議の中には、地域の住民の方の代表者とか、スポーツ競技団体関係者、また農業関係の方々ということで構成しますので、その中でいろいろなものを決めていきたいと思っております。  以上です。 ◆松田 委員 今回の案については私も初めて知ったのですけれども、これまでの中で、新聞では12月議会で市長がある程度の方向性を出しているというふうな話もちょっと出ていますけれども、この構想を策定するに至った経緯といいますか、どういういきさつでこういうふうなものに至ったのか、その辺、ちょっとお知らせください。 ◎村山 スポーツ健康課長 本事業は、震災の津波による住宅被害が最も大きかった多賀地区の震災復興及び活力の創出を図ることを目的といたしまして検討されてきたものでございます。  以上でございます。 ◆松田 委員 そうしますと、ここには復興まちづくり計画検討委員会という組織があって、委員長が八戸工業大学の佐々木先生と書いておりますけれども、その復興まちづくり計画検討委員会と今回の構想の検討委員会というのはどういうふうにかかわってくるのか、全く別な組織なのか、そのあたりちょっと。 ◎村山 スポーツ健康課長 組織的には別でございまして、まちづくりのほうの最終案を参考にしながら検討していきたいということでございます。 ◆松田 委員 そうしますと、この復興まちづくり計画検討委員会の中でも今のような多目的グラウンドの問題だとか、タワーの問題とか、そういったものはもう議論として出ていて、それをさらに発展的にまとめていくために今回の構想づくりになったということなのですか。それともほとんど復興まちづくり計画検討委員会では議論がされていなかったのですか、そのあたり、どうですか。 ◎村山 スポーツ健康課長 多目的グラウンドと避難ビル、グラウンドの管理棟と合築になるわけですが、当初はそういう計画ではございませんで、途中で合築という形になりましたので、私も復興まちづくり計画検討委員会のほうに出席させていただいて説明申し上げてございます。  以上です。 ◆松田 委員 こういうふうなことを聞くのはあれなのですけれども、やはりこういう、特に避難タワーの問題とかそういったのもありますし、例えば多賀小学校をどうするかというような問題もありますので、さまざま地域の方々とのかかわりで一緒につくっていくという視点が欠けるとうまくないかなというふうなことをちょっと感じていたものですから、今までの経緯について若干聞いたわけです。  これについて今回新聞で出された後の問題として、地域の方々の御意見なり反応は伺っていますか、どうですか、何かありますか。 ◎村山 スポーツ健康課長 まだ多目的グラウンド自体の直接的な意見等はなかなかございませんでして、また、その体育施設のほかにもこういうのをつくってくれないかとか、老人ホームを建設してくれないかとか、いろいろそういう要望は出ていたというのを聞いております。 ◆松田 委員 避難タワーなり多目的運動場の問題についても地域ではさまざま意見があるかと思いますし、やはりその地域に合った施設といいますか、地域の中での避難する場合の経路だとかいろいろなことがあると思うので、具体的にそこの皆さんと一緒にこれをつくっていかないとうまくないなということで、ぜひこれからの取り組みのスタンスとしてそのあたりを十分に踏まえて進めていただきたいと思っています。  それから、1つだけちょっと気になるのは、長根公園のサッカー場の代替地だという、つまりサッカー場を長根公園のかわりにあっちにつくるのだみたいなものもちょっと出ていますけれども、それはどうなのですか、そういう動機なのですか、それとも別なのですか。 ◎村山 スポーツ健康課長 長根公園のサッカー場とかの代替地とは全く別物でございます。  以上です。 ◆松田 委員 わかりました。そのかわりだと余りにも不十分過ぎるので、ちょっと疑問がありましたので聞きました。それはそれとしてきちんと進めてもらいたいということで終わります。 ○石橋 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆夏坂 委員 私からは、10款3項、中学校の女子サッカー部員の現状についてお伺いしたいと思います。  御存じのとおり、一昨年の女子サッカーのワールドカップでなでしこジャパンが優勝しまして、去年はロンドンオリンピックで銀メダルと、さらにはその後のアンダー20の女子ワールドカップでも銅メダルということで、今、女子サッカーがかなりブームになっていると、その活躍がブームの火つけ役になっているのが現状でございまして、一昨年の9月の議会定例会本会議でも私もその件を取り上げさせていただきまして、そういう女子サッカーの環境整備をぜひとも進めていただきたいというような思いでいろいろ発言をさせていただきました。  今その中で中学校の女子サッカーの環境は、これは青森県のみならず、全国的に非常に厳しいと、小学校のときは一緒に男子生徒とやれるのですけれども、中学校になると、もう体格差が歴然となってきて、なかなか男子と女子が一緒にやれないという問題で、せっかく小学校までやっていたのが中学校になったら女子が競技をやめるという現状もある中で、でも、意識がある女子生徒は中には一生懸命男子生徒とまじって部活といいますか、練習に参加している現状もあるやに聞いておりますが、そこで、当市の中学校における女子サッカー部員、サッカー部員でないかもしれませんが、男子生徒と一緒に部活でまじってやっているような現状がわかりましたらまず御説明いただきたいと思います。 ◎齋藤 学校教育課長 それでは、夏坂委員にお答え申し上げます。  女子のサッカー部員の現状ですけれども、これは平成24年6月に調査した結果ですけれども、現在、市内の中学校において、学校はまたがりますけれども、3校で4人、男子のサッカー部に所属しております。  以上です。 ◆夏坂 委員 それは正式にサッカー部員として所属しているのでしょうか。 ◎齋藤 学校教育課長 現在、女子のサッカー部というのは、いわゆる日本中体連の公式種目には女子サッカーというのはありません。ただ、近年、男女の区別なく広くスポーツに親しむということで、女子のいろいろなスポーツへの参入が図られている状況があります。その中でサッカーも同じでありまして、女子のサッカー部という競技はないのですけれども、男子のサッカーにまじって女子が一緒にプレーできる、そういうシステムができ上がっております。よって、中体連に登録していれば、男子と一緒にプレーができるというような現状があります。  ただ、現実は男子とまじって女子が一緒にプレーをするというのはなかなか難しい状況があるのではないかなと思っています。特に接触を伴う競技ですので。今お話しした市内の4人の選手は中体連には登録はしていません。ただ、この子たちは全てクラブチームに所属をして、そのクラブチームの中で女子の大会に出場しているというような状況であります。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。この女子生徒の今の状況、やはり4人ということは、もっとやりたいのだけれども、ちょっと勇気といいますか、なかなか男子生徒と一緒にサッカーをやるような自信がないからということでクラブチームだけ所属しているというような、本当は自分の通っている中学校とかであれば、好きなサッカーをやれるという状況はあると思うのですけれども、実際今の女子サッカーの環境をもっと充実させようという動きの中で、全国の自治体によっては合同部活動という形で設けているところがあると。例えばさいたま市なんかは合同部活動、これはしっかりと地元のクラブチームではなくて、市の教育委員会としてそういう合同部活動を設けていると。名前がEnjoy・さいたま・なでしこ・クラブという、名前はクラブなのですけれども、あくまでも市教委でそういうふうな合同部活動という場に市内から希望者を参画させて、一緒に女子生徒だけで練習しているような取り組みもしていますし、また、大阪の堺市なんかは、いわゆる合同部活動の拠点校方式で、いわゆる1つの拠点の中学校の中で部活動をつくって、そこに希望者を募って練習させているような事業を展開しているところもありますので、自治体の規模であったり、また、そこの地域のスポーツ環境の充実度によってその取り組みの仕方は違うかと思うのですけれども、あともちろん指導者の問題もありますし、練習するグラウンドとか環境整備の問題はあろうかと思います。  私は前の本会議でぜひ女子サッカー部をというようなお話もさせていただきましたけれども、実際ハードルは高いかと思いますので、なるべくそういう希望されている女子生徒の気持ちを何とか酌んでいただいて、うまくサッカーの練習ができるような、これは男子生徒と一緒に練習する分には、希望があれば、そこの学校としては当然拒否しないというか、しっかりと受け入れる体制は当市全体としては整っているのですよね。ちょっと確認です。 ◎齋藤 学校教育課長 今、夏坂委員からお話があったように、学校における運動部活動というのは、いわゆるスポーツを通じて切磋琢磨しながらたくましい子どもたちを育成する、そういう部分がもちろんあります。もう1つは、将来にわたってスポーツに親しむ、そういう心を養う、そういう部分があります。よって、ただ勝つことだけが部活動の意義ではないということを踏まえれば、子どもたちに広くいろいろなスポーツを親しませるというものは本当に大事ではないのかなと考えています。  ただ、現状として今、中体連という、いわゆる部活動の位置づけの部分なのですけれども、女子のサッカー部がないという部分が最大のポイントだなと。ここについては、これからやはり社会体育とも今後ますます連携をしながら、子どもたちがいろいろなスポーツに親しむ場面をこれからもつくっていく必要があるのかなと思っていました。  なお、今現在活動している子どもたちは、女子のほうなのですけれども、部活動の練習に参加をしたり、あるいは子どもたちが1つのクラブチームに集まって、今、千葉学園のグラウンドを使用して練習をしている、そういうことも聞いておりました。そしてまたこの部分でまた全国大会、東北大会にも合同で参加している、そういう話も聞いていましたので、どんどんそういう部分が広がっていけばいいなと考えております。  以上です。 ◆夏坂 委員 わかりました。ぜひ当市としても環境整備、女子生徒の子どもたちが未来のなでしこという思いで、結構私の知り合いの子どもさんなんかも、五戸なのですけれども、高校は強い仙台の常盤木学園に行ったりとかして、クラブチームに所属して、やはり将来は青森県から日本代表になっていこう、そういう強い思いを持った女子生徒の皆さんが今ふえているかと思いますので、ぜひ市教委としても後押しをしていただければと御要望して、終わらせていただきます。 ○石橋 副委員長 他に御質疑ありませんか。 ◆前澤 委員 私からは、史跡根城の広場についてお伺いをしたいと思います。  開園してから相当の期間がたつと思いますけれども、何年たったでしょうか。 ◎澤田 博物館副館長 今年で18年でございます。 ◆前澤 委員 開園してから18年たったということで、開園当時、八戸市の事業として大変莫大なお金もかけてやったわけですけれども、来場者も多くて大変な盛況でございました。  まず最初に、この工事請負費1100万円ちょっと盛られておりますけれども、工事はどういう事業をするのでしょうか。 ◎澤田 博物館副館長 15節の工事請負費、根城跡環境整備等工事費でございますけれども、これにつきましては、平成16年度から史跡の根城環境整備事業ということで、国の補助金を半分いただきながら、メーンは本丸なのですけれども、それを徐々に直してきてございます。当初は5年間ということで、また5年間延ばしまして平成25年度まで、今後もう少し延ばしたいということで私たちは陳情してまいるのですけれども、今ここにある、来年度計上してございます1134万円につきましては、工房という建物があるのですけれども、そのカヤを差しかえる、全面ではないのですけれども、入れて長もちをさせる工事と、外周と言って、私たちは本丸を外枠で囲んでいる、そこのところを何メートルか国の補助金等を申請を出して直していきたいという額でございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 本丸を含んだすばらしい建物群があります。時とともに修理をしながらもたせていかなければならないという部分での工事費だということだと思いますけれども、今指定管理者制度になってここはどこが指定管理をやっているのでしょうか。
    ◎澤田 博物館副館長 委員にお答えを申し上げます。  八戸観光コンベンション協会が今受託をして管理運営をしてございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 観光コンベンション協会がやっているということですけれども、ちょっとここで委託料の中で草刈り作業という部分で230万円ちょっとが盛られているのですけれども、これは指定管理料の中に入らないでこういうふうに草刈りの委託料として、あそこは広大な敷地ですから、当然草刈りはしなければならないのはわかりますけれども、これを別個にしているというのは、指定管理をしていて、そのほかにこの草刈りをまた役所のほうでほかに委託をしているというのはどういうふうに捉えればいいですか。 ◎澤田 博物館副館長 委員にお答えを申し上げます。  今、指定管理を受託しております観光コンベンション協会、2回目でございますけれども、今2回目の最終年度、スタートが平成21年度から平成25年度までなのですけれども、ちょうど今草刈りをしているところが沢里館というくくりで、その時点、平成21年度まではまだ八戸市のものではなかったものですから、その後買い求めて八戸市のものになりました。なので、直営で今私たちが草刈りをしてございます。次期につきましては、指定管理のエリアに持っていきたいと考えてございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 そういうことですか。ちょっと何かなと思ったものですから。ことしの秋ごろにまた次の公募があると思うのですけれども、新しくとったところではこれが次に指定管理料の中に入るという認識でよろしいということですね。 ◎澤田 博物館副館長 はい。 ◆前澤 委員 わかりました。  それで、当初開園した当時の入場者数と最近の入場者数を教えていただけますか。余り細かくなくていいですから。 ◎澤田 博物館副館長 お答えを申し上げます。  開園スタートは、やはり珍しいということと初めて出たということで2万1000人ぐらい、平成6年でございますけれども、スタートしてございます。一時期、まず大体1万3000人から1万4000人ぐらいになりました。今年度は2月でもかなりいい入りでございまして、2月現在、1万6900人ぐらいでございますので、近年になく上がってきたと思っています。実際東日本大震災の後、ちょっと足が遠のいたのですけれども、指定管理者が頑張って戻してきたなと思ってございます。  以上でございます。 ◆前澤 委員 大分前に私はこの件を取り上げたことがあったのですけれども、開園当初に比べて非常に入場者数が少ないということで皆さんにお話をした経緯がございますけれども、これで見ると、落ち込んだときに比べれば、今はまた盛り返してきているという状況だと思います。  ここはいわゆる小中学校の子どもたちに対しての学校教育の中で、自分たちの郷土、あそこは八戸市の歴史をひもとくには非常に視覚に訴えるという部分においていい教材になると思うのですけれども、学校教育の中で施設見学とかというのは取り入れられているのでしょうか。  〔副委員長退席、委員長着席〕 ◎澤田 博物館副館長 根城の広場とあわせて隣接しています博物館は、御存じのとおり、一緒になっていますけれども、八戸市内の小中学校は無料になってございまして、なかなか遠いところは来ないかもしれませんけれども、ある程度の学校は来て、ボランティアの説明を聞いたり博物館ではうちの学芸員が説明をして、社会科教育の一案になっているのかなと思っております。 ◆前澤 委員 あそこを子どもたちに見せるということは非常に大事なことだろうと私は思うのです。各学校に任せているということであるし、距離が離れると、さまざまな部分にお金もかかってくるということもあるのだろうと思いますけれども、ぜひ御検討をいただきたいと思います。  それから、今皆さんのところでこの来場者の増加について、第一義的にもう指定管理しているから指定管理者に任せているということにはいかないとは思うのですけれども、どのような形で入場者の増加に対しての取り組みを今していらっしゃるのか、ちょっとお知らせください。 ◎澤田 博物館副館長 もちろん入場につきましてはいろいろと工夫をしているのですけれども、指定管理者がこれがやりたいというときに、私たちもこれでいいのではないかなと確認をしながら、また、これは入っていないから交換して新しいものにしたらいいのではないかというふうなことなどは相談をしながら、また、八戸市博物館と事業の開催日がぶつからないような調整とかをしてまいってございます。自主的にはいろいろとPRとして、道の駅等々にパンフレットを配るなり、それから八戸観光コンベンション協会という業務の中で違う場所に行ったときもパンフレットを配っていただく。あとはツアーでも根城の広場に入るツアーを組んでいただいております。  以上でございます。 ◆前澤 委員 今ツアーの話がございました。それらを活用して入場者数の増加を図っていっていただければと思います。なかなか費用対効果でははかれない部分があるのは私も十分承知しておりますけれども、ぜひ少しでも入場者数がふえて財政的にも負担をかけないような形にしていく努力も、そういう視点も皆さんとしては必要なのだろうと思いますので、これからもしっかり、私も大変すばらしい施設だと思っておりますので、折々には伺ってはいるのですけれども、ぜひこれからも頑張っていただきたいと要望して終わります。 ○壬生 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 1点だけです。95番の社会科の副読本について、放射能の話、放射能についてというのが小中学校に配本されて授業で使われていると聞いていましたが、この副読本を使用するに当たって検討されたことがあればお聞きしたいと思っております。 ◎嶋脇 教育指導課長 今の質問にお答えをいたします。  小中学校における放射能教育につきましては、3・11以降は必要であるということで、子どもたちが学習するに当たって、学校の先生方が何も手元に資料がなければ学習も成立しないということで、文部科学省で2011年に作成をして、2012年から学校に配付になってございます。  これがそのコピーしたものなのですけれども、これは中身を全て教えてくださいということではなくて、放射線について学習する際に先生方が活用できるのであれば、どうぞ活用してくださいというような中身になってございます。  本当に基礎的なことなのですけれども、3・11、福島原発の事故の後も、放射能だとか、放射線だとか、放射性物質だとか、ベクレルだとか、シーベルトだとかさまざま出てきて、さまざまな言葉が並んだのですけれども、本当にそのことについて具体的にわかっているかといったら、かなりの国民の方々がわからなかったのではないかということで、そういった基礎的なこともしっかり、放射線と放射能と放射性物質の違いは何かとか、そのようなことがこれに書かれてございます。基本的には学校のほうで子どもたちに学ばせるために活用するというふうなことで、このことがいいことだとか悪いことだとかということではなくて、基本的なことを学び、それから以後、子どもたちが正しい判断力を身につけていくための一助にしたいというふうな狙いがございます。そのために、教育委員会では、特に必ず使用してくださいだとかというようなこともなく、学校の活用に任せているということになっております。  以上です。 ◆田端 委員 そうすれば、これは学校によっては使っているところと、使っていないところがあるという裁量に任せるということですね。わかりました。  それで、私はこれをずっと読んでみたのですけれども、自然界にはいろいろなところから放射線が来ているというのはもちろんです。スイセンの話がありましたし、宇宙線の話がありましたし、私たちがふだん暮らしている身近なところで墓石に使っている黒御影石からは微量の放射線が出るというのは知られていることです。また、この地域では階上岳、今線量計を持っていけば、あそこは反応するところですので。  でも、これに書かれていることは、私たちが今までふだんの暮らしの中で、また進化の中で受け入れてきた放射線なのです。特別とりたててやるというのであれば、授業の中で十分ではないかと思って。  それで、私が1つずっと思ってきたのは、いろいろがんのことが書かれてありましたけれども、がんが起こるのは放射線では特定できないものだと、因果関係は今でも証明されていないということが殊さら重ねて書かれてあるのですけれども、しかし、チェルノブイリの大きな事故があって、おおよそ30年ほどたちますけれども、今でも小児がんや白血病、それから甲状腺のがんはずっと拡大しているのです。だから、原発の事故が原因だというのは医学界、世界の常識になっているのですけれども、福島の場合も、もう2年たちますけれども、これから3年、4年以降どうなるのかということが問題になっていくと思いますが、この事故のことには触れていないというのが私はとても気になったのです。  もう1つ思うのは、国際放射線防護委員会、ICRPのメッセージを載せているのですけれども、これでは、事故が起こったら、すぐに避難するようにと、ICRPでは、この防護措置について、過大な費用と人員をかけることなく、経済的、社会的に見て合理的に達成できる限りにおいて行うべきであるというのを最後に結んでいるのですけれども、原発の事故は免罪するということに誘導するような内容になっているのではないかと私自身は受けとめました。  それで、今でも15万人以上が避難生活をして、議会でも孤立死のことが取り上げられましたけれども、小さな仮設住宅で家族が一緒に暮らしている。どういう状況になるかというのはまだ私たちはこれから誰も知らない、経験したことのないことなのです。家族崩壊、一家離散、または自殺、離婚ということがこの間テレビで特集されていたのですけれども、一度原発が事故を起こすと、私たち人間の手ではどうにもならないし、避難しても、いつ帰れるかわからないということを子どもたちに教えていかなければならないのではないかと私は思いましたけれども、そういうことには触れていないというのは、原発のことについて片手落ちではないかと思いました。  それで、今後についてですけれども、また配本というのですか、使用はこのまま続けていくということでしょうか、どうですか。今後のことについて。 ◎嶋脇 教育指導課長 質問にお答えをいたします。  文科省から出ているものはこれだけなのですけれども、教育委員会では岩手県のセンターが作成したプレゼンテーションというようなものもセンターのコンピュータの中に入っていますので、先生方はそれを活用しながら授業もできるということになってございます。  ただ、原発の事故についてというようなことにつきましては、確かにこれには十分詳しく書かれていないようなところもあって片手落ちではないかというような御指摘もそのとおりなところもあるなと思っていましたけれども、先ほども述べましたように、これは放射線ということについて基礎的なことをとりあえず小学校の段階で学ぶのだというふうな意図でつくられておりますので、具体的な細かいことにつきましては、発達段階に応じて、中学校は中学生なりに、高校生は高校生なりに積み重ねていって、その後、自分がどのような判断をするかというふうなものをつくっていくということになってございますので、これを使って学習するかどうかは学校のほうでございますし、学級担任がそのことについてどのような思いがあって授業をするかというようなことにつきましてもそれぞれ思いがあって違うというふうなところでございます。 ◆田端 委員 放射線のお話ですけれども、放射線は自然界にあるものと、全く自然界になくて人間がつくり出したプルトニウムというのがありますけれども、ここは全く分けて考えなければならないことだなと私は考えていました。  最後に、これには日本核燃料開発株式会社という事故の当事者とも言われるところが入っているのですけれども、中立という面ではどうでしょうかという思いを抱きました。また、過酷事故に向き合わない。以上のことから余り適切な中身ではないのかという意見を申し上げて終わります。 ○壬生 委員長 本日はこれにて終了いたします。  明日も午前10時に会議を開きます。御苦労さまでした。         午後4時54分 散会...